「離乳食」について知りたいことや今話題の「離乳食」についての記事をチェック! (16/32)
保育士の中田馨さんが、赤ちゃんの部屋の暖房のつけかたや、ストーブやこたつの危険防止をお話ししてくれました。赤ちゃんに心地よい温度設定や寝ているときの温度調節などまとめて解説! こんにちは。保育士の中田馨です。12月に入って冷え込む日が増えてきました。わが家も先日から、朝起きたときはエアコンをつけて部屋を温めています。普段、何気なく使っている暖房器具ですが、赤ちゃん目線に立ったときに「私は適温だけど、じっとしている赤ちゃんにとっては寒い?」などと気になることもあります。 今回は、赤ちゃんが過ごす部屋で暖房をつけるときの使い方や、暖房器具の注意点をお話しします。 赤ちゃんにとって心地良い温度設定赤ちゃんは月齢が低いほど体温調節が未発達で、外気温によってすぐに体温が上がったり下がったりします。例えば、上着を羽織って外出から帰ってくると、熱がこもって体が温かくなり一時的に体温が上がります。上着や靴下を脱がせてしばらくすると、体温は平熱に戻ります。 室内の温度にももちろん配慮が必要です。とはいえ、基本的にはママが過ごしやすい温度で大丈夫。赤ちゃんにとっての心地良い部屋の温度は、冬の場合20~23度、湿度は50~60%が理想です。 こんなときは暑がっている? 寒がっている?「理想の温度は冬の場合20~23度」と話しましたが、赤ちゃんによっては寒がりの子もいれば、暑がりの子もいます。時々赤ちゃんの体や様子を見て、汗ばんでいたら暑い、体が冷たかったら寒いと判断します。 そして、暑い場合は暖房温度を下げて、寒い場合は上げて調節します。また、赤ちゃんが着ている衣服が厚くないか、薄くないかなども赤ちゃんの様子を見ながら調節をしましょう。 赤ちゃんが寝ているときの温度調節赤ちゃんが寝ているときの温度調節は、夏も冬も難しいと感じます。起きている大人が少し寒いと感じても、赤ちゃんは額に汗をかいているということもあります。寝ているときは体に布団を掛けるので、大人が思っている以上に赤ちゃんは暑く感じていることがあるのです。ここで、わが子の失敗談を1つ。寝ているときに布団からはみ出る息子が、風邪を引かないか心配だった新米ママの私は、毛布の生地のスリーパーを着せて寝かせていました。夜中、息子の授乳で起きると、息子は汗でビチョビチョ。風邪を心配して着せたスリーパーで、逆に風邪を引かせるところでした。 赤ちゃんは自分で脱ぎ着ができませんので、寝るときに着こみすぎるのはよくありません。着こんだときは暖房の温度を下げ、掛ける布団を薄めにするなどします。一晩中、暖房をつけていてもいいですが、乾燥が気になる場合は、寝入りばなと起きたときだけ暖房をONにするタイマー設定をしてもいいですね。 ストーブやこたつの危険防止対策暖房器具を使うときに大切にしたいことは、「安全に使うこと」です。特に赤ちゃんが寝返り、ハイハイなどで動き始める時期には注意が必要です。エアコンの場合は、壁の高い位置にあるため、赤ちゃんが直接触ることはできませんが、エアコンの風が赤ちゃんに直接かからないようにします。 また、ガスストーブや石油ストーブなどの場合は触ると熱く火傷する危険もあるので、赤ちゃんが触らないようにベビーゲートなどで囲いを作ります。こたつの場合は、こたつの中に赤ちゃんが潜り込まないようにします。使っていないときは、電源を切る習慣をつけましょう。 暖房器具は、冬の生活の必需品です。大人の快適さだけでなく、赤ちゃんの目線になって使用しましょう。 イラスト/imasaku 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年12月15日もうすぐクリスマス! 今日は、子どもと一緒に過ごすクリスマスに作りたい、1歳〜1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)から食べられるケーキを紹介します! 米粉を使った「野菜ヨーグルトのクリスマスケーキ」です♪ 野菜ヨーグルトのクリスマスケーキ 材料(1個分)・米粉 ……100g・ベーキングパウダー(アルミフリー)……4g・砂糖(無くても可)……8g・牛乳……150g・水切りヨーグルト ……1パック分・ほうれん草ペースト(ほうれん草パウダーでも可)……5g・かぼちゃパウダー ……少々・ビーツパウダー(他の野菜パウダーでも可)……少々・しぼり袋 ……3つ 作り方① オーブンを180度に予熱開始。② ボウルに米粉、ベーキングパウダー、砂糖、牛乳を入れ泡立て器でしっかり混ぜる。③ 15cm×15cmのスクエア型にクッキングペーパーを敷き生地を流し入れる。底を軽く台に打ち付け空気を抜く。④ オーブンに入れ、180度で約20分焼いて中までしっかり火を通す。焼けたら取り出しラップをかけ常温で充分に熱をとる。⑤ 水切りヨーグルトをスプーン山盛り1杯分にビーツパウダーを混ぜ、しぼり袋Aに入れる。⑥ 水切りヨーグルトをスプーン山盛り2杯分にかぼちゃパウダーを混ぜ、しぼり袋Bに入れる。⑦ 水切りヨーグルトをスプーン山盛り3杯分をしぼり袋Cに入れる。⑧ 残りのヨーグルトにほうれん草ペーストを入れ混ぜる。⑨ ④をナイフでツリー型にカットし、⑧を表面にたっぷり塗り⑤、⑥、⑦で好きにデコレーションする。作者:yutomamaさんベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,100以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんの様子を見ながら離乳食をすすめてください。また、食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしているレシピのため、アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。
2020年12月13日私の息子は卵アレルギーがあります。離乳食開始前から食物アレルギーについて調べ、慎重に進めていたつもりでした。しかし、息子のアレルギー判明後に私の進め方とは正反対な文献を見つけ、間違っていたのかも……と後悔した体験談をお話しします。 離乳食開始前の情報収集アレルギーを起こさないために、息子の離乳食は慎重に進めようと考えていました。そして雑誌や育児書、自治体のパンフレット、インターネットなど複数の媒体から集めた情報を元に、生後6カ月から離乳食を開始することに。10倍がゆ、次はにんじん、さつまいもとアレルギーの起きにくいと言われている食材から始め、大豆や肉、卵などは生後6カ月後半から7カ月にかけて少しずつゆっくり与えることにしようと考えていました。 恐れていた食物アレルギーに離乳食中期までは特に問題なく進み、小麦や乳、卵などを与えても大丈夫だと安心していましたが、当時生後9カ月だった息子に初めて蒸しパンをあげたところ、なんと卵アレルギーが判明したのです。ゆで卵を食べさせたときは問題なかったのでとても驚きましたが、幸い受診してすぐに落ち着き、以降は医師の指示のもと慣れさせる練習をしています。 私の離乳食の進め方が間違っていた?その後、アレルギー児の卵への慣れさせ方についてインターネットで調べていました。そのとき食物アレルギーの予防についての記事があり、そこには「卵は生後5カ月半ごろに極少量を与える」「与える時期を遅らせない」という記述が。息子の卵アレルギーが判明した同時期の2019年3月に、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」の改定により、卵を与える時期が変更されたのです。卵黄は離乳食初期(生後5カ月後半〜生後6カ月)となったそうです。私が息子に卵を初めて与えたのは、卵黄が生後6カ月の後半、卵白は生後7カ月になってからでした。ガイドラインで卵を与える時期が改定されているのを知り、ショックを受けました。「もしも最新版のガイドライン通り、もっと早めに卵を食べさせていたら、息子のアレルギーを防ぐことができたのかな?」と後悔が残りました。 もちろん食品を与える時期だけがアレルギー発症の有無を決めるわけではありません。けれど、離乳食の進め方が間違っていたのかな? もっと息子のために私にできることがあったのかな?という後悔は心の中に残ることとなってしまいました。今後は息子の卵アレルギー克服のために尽力していきたいと考えています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2020年12月12日もうすぐクリスマスですね♪ おうちでのクリスマスパーティーが盛り上がる、ホットケーキミックスを使った簡単に作れるカップケーキのレシピを紹介します。1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)のお子さんから食べられます!もうすぐクリスマスがやってきますね♪ 今年は家族みんなでかわいいクリスマスカップケーキで、クリスマスを楽しみませんか? 1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)のお子さんから食べられる、リースをあしらったカップケーキのレシピを紹介します。ホットケーキミックスで手軽に作れますよ! ※ココアパウダーにはカフェインが含まれているため、1歳6カ月近くになった、イベント時などにごく少量使う程度にとどめましょう。砂糖が入ってないものを選びます。【離乳食完了期】クリスマス♡リースカップケーキ 材料(約6~8個分ダイソーミニカップケーキ型使用)・ホットケーキミックス……125g・ココアパウダー……5g・牛乳……100cc・卵……1個・ヨーグルト(水切りしたもの)……適量・野菜パウダー……適量 作り方① オーブンを180度に余熱する。ホットケーキミックス、ココアパウダー、牛乳、卵をボウルに入れその都度混ぜる。② カップに①の生地を流し、オーブンで15分焼く。焼けたら取り出して冷めるまで放置する。③ ②が完全に冷めたら、表面部分を平らにカットする。④ 水切りヨーグルトと、野菜パウダーを合わせ色付けしたら小さいフリーザーバックの片隅に入れ、端を小さくはさみで切りリースを描く。 作者:yutomamaさんベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,000以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。
2020年12月11日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、離乳食の食べさせ方に関するご相談です。 Q.食べさせ方がわかりません。ちょうど生後5カ月になり、離乳食を4回食べさせてみました。本で見ると、「スプーンを下唇に触れさせてあげて、赤ちゃんが口を空けて食べてくれたら、そのまま平行にスプーンを出す」と書いてありました。わが子の場合、スプーンを持っていくと勝手に口を空けてくれるので口にスプーンを入れるのですが、そうするとぱくぱくしてしっかり口を閉じてくれません。スプーンを取り出すとお粥がまだスプーンに残っています。スプーンを上に引っ張って取り出すと、自分で食べる力が育たないと書いてありました。この場合どうやって食べさせてあげたら良いですか? 小林亜希管理栄養士からの回答スプーンを嫌がらずに口に入れられるお子さんで助かりますね。口をしっかり閉じていないことで、スプーンにおかゆが残ってきてしまうとのことですね。 こちらの動画が参考になるかなと思います。スプーンの先半分くらいを口の中に入れてあげることで、口を閉じやすくなりますよ。奥まで入れたり、書いていただいているように上にこすりつけるようにしてしまうとさらに口を閉じること、舌を使って奥に押すことが難しくなります。だんだん口をうまく閉じられるようになりますので、練習を進めていけるとよいですね。また、スプーンの材質やくぼみ等はどのようなものを使っていらっしゃいますか? シリコン製で、平らなものであると口を閉じやすいです。くぼみがあるものは生後9カ月ごろからがおすすめです。※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナーより 5~6カ月ごろ(離乳食初期)のスプーンの使い方5~6カ月ごろ(離乳食初期)に使うスプーンは深みが少なく平たいタイプで、柄の長いスプーンが食べさせやすいです。スプーンが決まったら次は、以下のようにスプーンを使って食べさせます。【1】スプーンを下唇にあててツンツンする【2】口が開いたら下唇の上にスプーンを置く【3】上唇が閉じるまで待つ【4】スプーンを水平に引き抜く スプーンの先に少量だけ離乳食を盛り口の中に入れるのですが、口から離乳食が出てきたら、すくい取って再度1~4の要領で口に入れてあげましょう。どの時期にも共通するNGなことは・スプーンを口の奥に入れないこと舌を使って食べる練習ができないため・上あごにすりつけないこと自分の唇を使って離乳食を取り込む練習ができないため 離乳食を食べさせるときに、赤ちゃんが自分で食べる練習をするんだと意識を向けることで、赤ちゃんの舌や上唇が発達します。 ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。※参考: ニュース(食・レシピ)「意外と知らなかった!こんなに変わるの!?月齢別スプーンの使い方とコツ」
2020年12月07日この記事では、ママが体験した、孫を溺愛する義父母の至れり尽くせりエピソードを紹介しています。どんなことに気をつけて義父母と良い関係を築いているのか、どんな風に孫を溺愛しているのかなどについて教えてくれました。 息子が生後10カ月ころから、私が仕事に行くときは義実家で預かってもらっていました。その義実家では、孫を溺愛する義父母がさまざまな神対応をしてくれたんです。周りのママ友からもいつも羨ましがられるほどだったので、今回はそのエピソードを紹介します。 おむつも離乳食もお任せ!最初に義実家で息子を預かってもらうことが決まったとき、「おむつを用意して離乳食も作って渡しておけば良いのかな?」なんて考え連絡すると、義母が「仕事もあるんだから何も用意しなくていいわよ」と言ってくれて驚きました。さらに「おむつはどのメーカー? サイズは?」「離乳食は何が好き?」と聞いてくれて、事前にいろいろと準備してくれていました。そして、息子を車で送り迎えしてくれていたのですが、何も言わずに専用のチャイルドシートも用意してくれていました。本当に私は見送るだけで、申し訳ないくらいでした。 キッズスペースは私よりも詳しい 最初は泣いていた息子も、快適な義実家の暮らしに慣れて、じいじ・ばあば大好きっ子になっていきました。義父母は、自らスマホで子連れスポット情報を検索し、毎日いろいろなキッズスペースなどに連れて行ってくれました。私も息子とお出かけするのが好きでしたが、知らなかったキッズスペースなど、逆に学ばせてもらうほどでした。「今度は新しくできたキッズコーナーのあるカフェに行ってくるね~」なんてメールがくることもあって、いつも息子を喜ばせようと考えてくれているのが伝わってきてうれしかったです。 義実家に専用服コーナー着替えを持たせようと思っていたら、「手ぶらでいいのよ~」と言ってくれたため、いつもお言葉に甘えてそのまま預けていました。肌寒くなってきた時期に、そろそろコートを持たせようかなと思って聞いてみると、「もう公園へ行くための専用アウターを用意してあるわよ」とすでに準備済み! 私としては、義父母にも楽しんでもらいたいという想いもあったので、あえて義父母の方針には口を出さず、着替えやアウターまですべてにおいてお任せ状態でした。それがよかったのか、とても良好な関係を築けています。あるときは、「アウターは元気が出る赤いカラーを選んでみたの! また公園で着ている写真を送るからね」と服選びをとても楽しんでくれている様子のメールが届き、私も安心していつもお任せすることができました。 「こんなに私は任せっきりで良いのかな?」とも思いましたが、すべてをお任せしたことで、義父母も孫育てを楽しんでくれました。現在、息子は保育園に通っていますが、たまに義実家に預けるときは大喜びで出かけて行くほどです。 イラスト/sawawa著者:横田みお3歳と1歳の男の子の母。美容師の資格を取得後、ヘアカラーリスト・アイリストとして活動。結婚と出産を経てライターに転向し、主に美容の専門知識や子育ての記事を中心に執筆。
2020年12月05日こんにちは、保育士の中田馨です。こだわりが強い、かんしゃくが激しいなど、子どもの困った様子を周りの子と比べると「もしかして、うちの子ちょっと育てにくいのかも?」と感じることもあるかもしれません。今回は、ちょっと育てにくい?と思う子への対応についてお話しします。 こだわりが強い子への関わり方ヨレヨレで破れていても「この靴下じゃないとイヤ!」、公園へ行くときは「いつもこの道じゃないとイヤ!」、寝るときは「お気に入りのタオルがないとイヤ!」、車を片付けるときは「まずは赤い車から!」など、こだわりを持っている子。 ママとしては「たまには違くてもいいじゃない」と思うかもしれませんが、子どもにとっては「いつもと一緒」は、自分の居場所を理解するためにも大切なのです。逆に、いつもの場所や順序が変わってしまうと、混乱してしまうのです。ママだって、パパが掃除機をいつもの場所に片付けてくれなかったら混乱することがあると思います。それと一緒です。 大切なことは、子どもの思いやペースが尊重されていることです。ママが子どものペースに合わせて、そのこだわりを尊重することで、子どもの不安は解消されていきます。親は子どもの気持ちを受け止め、子どもはその経験を積み重ねていくのです。 インターフォンを必ず自分で押したい!では、具体的にママがどんな対応や声かけをすればいいかを紹介します。 保育園のAちゃん。毎朝保育園のインターフォンを鳴らすのが日課です。だけどママが時々つい押しちゃうんです。そうすると「押したかったー!」と大泣き。ママは出勤しなくちゃいけないので、時計を見ながら「今日はもういいでしょ!また明日押そう!」と言います。でも、頑としてインターフォンの前から動かず「押したかったのー!」と泣き続けています。 こんなとき、私たち大人がよく言いがちなのは「また明日押そう!」と未来を提示する言葉。でも子どもは「今」を生きています。未来のことは言ってもあまり意味がありません。「ごめんね、ママが間違えて押しちゃった! もう一度押して」で解決します。 一度、ドアを開けた保育士も振出しに戻り、インターフォンが鳴るのを待ちます。いつもと一緒の手順ができれば、Aちゃんの涙はぴたっと止まり、安心した表情で保育園の中に入れました。 かんしゃくが激しい子への関わり方かんしゃくが激しい子は、パワーが強い子です。このタイプの子どもは意欲があり「自分でやりたい!」「自分はこうしたかったんだ!」という気持ちがたくさんあります。大人にその気持ちを共感してもらうことで安心します。 でも、ときには子どもの気持ちを受け止めたはずなのに、ちょっとしたボタンのかけ違いでかんしゃくが起きる場合があります。そのときは、安全な場所で十分にかんしゃくを起こさせてあげることが基本です。子どもがかんしゃくを起こすと「早く泣きやませなくては!」と焦ってしまうかもしれませんが、ママが焦れば焦るほど、子どものかんしゃくはヒートアップしていきますので、ママは深呼吸して心を落ち着けながら対応することも大切なポイントです。 どうしてもパジャマに着替えたくない給食を食べたらトイレに行って、パジャマに着替えてお昼寝です。たくさん遊んで、おなかいっぱいの状況で「さあ、着替えよう!」というのはなかなか面倒くさいもの。 Bちゃんはその日、トイレに行くまでは順調だったのですが、いざパジャマという段階で、「パジャマは嫌だ!!」とかんしゃくを起こし始めました。保育士が着せようとしますが、まるでタコのようにするりと袖から腕を外して着させてくれません。 こういうときはまず子どもの気持ちを受け止めることが最優先。「パジャマが着たくないんだね」と言うのです。「風邪ひくよ」「恥ずかしいよ」なんて思っているのは大人だけ。かんしゃくを起こしている子どもには、響かない言葉です。 気持ちを受け止めただけではかんしゃくはおさまりません。大の字になってひっくり返っている場合は、子どもがケガしないよう安全な場所で十分にかんしゃくを起こさせます。その間、かける言葉は「パジャマが着たくないんだね」だけでOKです。 しばらくすると子どもの泣き声が小さくなり、泣き方が変わってきます。そうしたら抱っこし「パジャマ、着られそうだったら教えてね」と声をかけます。ころ合いを見ながら、しばらく待って「パジャマ着ようか」と声かけすると、「うん」と言ってくれるはずです。 「こだわりが強い」「かんしゃくが激しい」というのは、一見、困った行動に見えますが、見方を変えると「自分の意見をしっかり主張できている」とも言えます。子どもの主張を受け止め、信じて待つだけで、「こだわりが強い」「かんしゃくが激しい」ということが困ったことではなくなりますよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年11月26日こんにちは、保育士の中田馨です。1~2歳代の子どもは、「何でも自分でしたい!」という時期です。親にとっても、子どもが自分でできる経験を積み重ね、自信をつけてほしい時期でもあります。 今回は、この時期におすすめな「自分でできた!」が増える声かけとサポート術をお話しします。 「自分でしたい!」は自立への第一歩子どもの「自分でしたい!」という気持ちの通りに、できる限り自分でさせてあげるのが理想です。とはいえ子どもに任せると、ママがするよりもはるかに時間はかかるし、ときには「大変だなあ」と思うこともあると思います。子ども自身も「こうしたい!」と思っていても、未発達な体をうまく動かせずにイライラしてしまうこともあるでしょう。でも、この「自分で!」と主張することが「自立」への第一歩なのです! ママができることは、子どもが必要なときに必要な声かけとサポートをすること。「自分でできたぞ! やったー!」という経験をたくさん積ませて、子ども自信をモリモリと育てていきましょう。 子どもの気持ちに共感した声かけをする子どもに声かけをするときに大切にしてほしいのは「共感」です。共感とは、子どもの目線に立って、子どもの感じていることをそのまま感じることです。共感することによって子どもは「ママは僕を見てくれている!」と分かり、自信を持つことができるので、心が豊かに育ちます。 具体的な声かけの例を見てみましょう。ボタンをとめたい子がいるとします。まずママは、「自分でボタンをとめたいのね」と子どものしたい行動をそのまま言葉にします。できたときには「じょうずだね」ではなく、「ボタンとめられたね」とできた行動を具体的に褒めましょう。そうすることで「これでいいんだ!」と自信を持ち、さらに新たなことにチャレンジしようとする気持ちを育てます。 手を出したくてもグッとこらえて待つ育児のコツとして、よく「子どもを待ちましょう」と書かれています。みなさんはどれくらい待つことができますか? 大人はどうしても、大人のペースで物事を進めようとしてしまいがち。でも、そのペースは子どもにとってはかなり早いのです。まずは、大人のペースと子どものペースは違うということを意識します。子どもが自分でしようとすると、大人がするよりも当然のことながら時間がかかります。ズボンを後前にはいていると、思わず「ママがやってあげる」と手を出していませんか。でも、突然手を出されると子どものやりたかった気持ちが萎縮してしまうこともあります。 きちんとできたかどうかではなく、自分でズボンをはこうとしているその体験が大切ですので、ここはグッと我慢します。もちろん「前と後ろ反対だけどはき替える?」と聞くのはOKです。もし、子どもが「これでいい」と思っているならひとまずそれでOK。はき替えるのは、次のトイレのタイミングでも構わないのです。子どものしていることを、ゆったりとした気持ちで見守りながら待ちましょう。 さりげないサポート術がカギ「待つ」ことは分かりましたが、では、いつまで待てばいいのでしょうか。靴下をはきたいけれど、まだはけない子のことをずっと待っているわけにもいきません。そこで、少しだけさりげないサポートをしてあげましょう。 サポートする方法は2つあります。1つ目は、子どもに気づかれないくらいのさりげないサポートをする方法です。ズボンをはくときにおしりまで上げにくい場合は、スッと後ろに手をまわして、子どもがズボンを上げるタイミングに合わせてさりげない力で引き上げます。 2つ目は「お手伝いしようか?」と声をかけることです。ボタンをとめたいけれどなかなかとまらない。そんなとき、「ママと一緒にしよう」と言うとイヤがることがありますが、「少しだけお手伝いしようか?」と聞くと、「うん」とすんなりOKが出ることが多いです。子どもはあくまで自分でしたいので、“ママと一緒”にはしたくないのです。 この2つのサポート術で子どもの「自分でできた!」という達成感を味合わせてあげましょう。 自分の身の回りのことが自分でできるようになるのは、子どもの自信につながります。ママの声かけとサポートで、子どものこれから伸びていく力を育ててあげてくださいね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年11月12日2018年7月生まれの女の子の母、キヨさんのゆるっと笑える育児マンガ! この連載では、キヨさんの妊娠から出産までの出来事と、子育ての様子をかわいいイラストとともに紹介します♪2018年7月生まれの女の子の母、キヨさんのゆるっと笑える育児マンガ! 第63話、娘ちゃんが急に離乳食を食べなくなる期間にキヨさんがとった対処法は…… ?こんにちは、キヨです! 離乳食も進んできた生後10カ月ごろ、娘は基本的によく食べてくれるほうなのですが、1カ月に数日ほど“食べない期”がありました。 “食べない期”に突入すると、大好きなうどんも断固拒否! 用意したその他ごはんもすべてムダに……。 幸いバナナなどの果物は食べてくれたので、食べてくれない炭水化物やタンパク質を横目に「食べないものはしょうがないから果物だけでいいか…」と果物だけをあげていました。 離乳食期は作ったごはんがムダになってしまうときがあって、なかなかしんどいものでした。 著者:イラストレーター キヨ2018年7月生まれの女の子の母。妊娠を機にデザイン会社を退職しフリーランスに。出産してから食べることが癒やし……。ゆるっと育児漫画、絵日記、イラストをツイッターで更新中!
2020年11月12日固ゆでした黄身から食べさせ始めた卵。ところがある日、私の認識の甘さから息子につらい思いをさせることになってしまいました。今回はそのお話をしようと思います。 食パンと卵を使ったパンプティングを食べさせたら息子が生後11カ月(離乳食後期)のときのある祝日。これまで特に食物アレルギーの反応もなく、その日は朝食に食パンと卵を使ったパンプティングを作りました。 しかし、できあがったものをレンジから取り出してみると、白身の塊の部分が少し柔らかいような気が。「大丈夫かな……?」と少し疑ったものの、色も白くなっているから火は通っているだろうとそのまま与えてしまいました。これが、大きな間違いだったのです。 なぜか息子が不機嫌、そして嘔吐!朝食後、しばらくしてから私はいつも通り午前の昼寝をさせるため、ベッドに添い寝をして息子を寝かしつけようとしました。しかし、この日はなぜか息子が不機嫌で、泣いてばかりで寝る気配がありません。 「どうしたんだろう?」と思った次の瞬間。息子がベッドの上にゲボッと嘔吐してしまいました。焦りつつもあと片付けをしていたのですが、息子はその後も嘔吐を繰り返し、かなりつらそうです。私はある予感を胸に、救急病院へ急ぎました。 息子の卵アレルギーが判明 救急病院での先生の診断は、私の予感通り「おそらく卵アレルギーでしょう」とのことでした。後日、改めてかかりつけの小児科を受診して検査をすると、息子は卵の白身にアレルギーを持っていることが判明しました。 今まで気付かなかったのは、白身に含まれるアレルギーの原因(たんぱく質)は、加熱すると変化しアレルギーを起こしにくくなるそうで、息子は完全に加熱した卵の場合は大丈夫だったからです。加熱が不十分な卵を与えてしまったため、アレルギー反応が出てしまい、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。 息子の場合はたまたま卵アレルギー持ちでしたが、加熱が不十分な卵を食べると食中毒になる可能性もあるそうです。私はこの日以降、息子に卵を食べさせるときは、念には念を入れて加熱するようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:上杉芽生一男一女の母。結婚を機に小売業の会社を退職。現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年11月12日私たち家族がオーストラリアで暮らし始めた時、下の子は日本でいう7~8か月の離乳食を始めた頃でした。今回は、オーストラリアで生活する中で知った、オーストラリア的離乳食のあり方と幼児食以降のスタンスをご紹介したいと思います。とても便利!お店で買えるお手軽離乳食オーストラリアのお店でまず感激したのが、離乳食の形状と種類でした。オーストラリアのスーパーなどで売られている離乳食は、日本にある飲むゼリータイプのチューブ状のものがほとんどです。瓶詰めやカップ詰め、もしくはパウチ状の日本的な市販の離乳食を見慣れていたため、はじめは戸惑いましたが、これがとても利用しやすくて便利。品質もオーガニックで良質なものがたくさん用意されていて、2歳と大きくなった今でも利用しています。日本だと瓶やパックからスプーンなどですくって食べさせることが多いですが、チューブだと外で食べるときに少し大きくなった子はそのままチューチューと吸うことができます。小さい子はスプーンの上にチューブから絞って食べさせ、残ったらキャップをするといったやり方。カフェなどでも子どもに与えている姿を多く見かけます。まったくかさばらず、お手軽です。オーストラリアのスーパーの離乳食コーナーはチューブだらけ!個人的には、チューブタイプのものにはフルーツを使ったものという印象が強かったのですが、さまざまなフルーツはもちろん、肉やチーズ入りのもの、コーンミールやライスミールで溶かれた、日本でいうおかゆ的なものもあり、種類の多さに驚かされます。対象年齢は基本的に4か月から用意されていますが、対象年齢が書いていないものも多いです。特に、フルーツタイプは離乳食が終わってからも凍らせてアイスにしたりフルーツピューレとしても使っていると聞いたことがあります。離乳食用のチューブ以外に、ほかのコーナーには、ヨーグルトなどさまざまなフレーバーのものが売られていて、手軽に味わえるチューブ飲料として子どもから大人まで利用しています。ちなみに、牛乳に変わるミルクの種類も豊富。ソイミルクをはじめ、アーモンドミルク、オーツミルク、ライスミルク、ココナッツミルクなどがあり、子どもに合わせて選ばれているようです。「One Handed Cooks」が主流の手作り事情私がオーストラリアで、離乳食についてのアドバイスを求めた時に教えてもらったのが、「One Handed Cooks」というフレーズでした。これは本にもなっているそうですが、オーストラリアのママの間の離乳食の合言葉のようなものです。つまり、片手で赤ちゃんを抱えながら料理するので、片手でできる簡単料理ということ。オーストラリアでヘルシーな離乳食を手作りするママたちでも、一生懸命時間をかけて用意するのではなく、片手間で作れるものこそ「GOOD!」と思っていることを教えてくれます。赤ちゃんのためだけに用意するというよりもそれから、手間をかけないと言う意味でも、日本でいうとりわけ離乳食のように、大人と同じものを、その場でスプーンでつぶすなどして与えることも多いようです。食事自体が、簡単なものを、労力をかけずに用意している印象で、赤ちゃん専用に、擦ったり細かくドロドロにしたものをわざわざ作って与えているというより、果物や野菜をそのまま、パスタなどはふやかして、パンはミルクなどにつけて…という感じで、本当に簡単に用意していました。日本のように、おかゆを炊いて、どろどろにした野菜などを細々と用意して、それを冷凍して小分けしてというのは耳にしませんでした。驚いたのは、日本の離乳食の指導でよく耳にする塩分や油分についてもあまり深く気にしていないような印象でした。また、温かいものを食べさせるという発想はあまり見られないようで、日本でも目にする「パン粥」でも、煮込むと言うひと手間をかけることは少なく、冷たいミルクを注ぐだけということにも驚きました。離乳食も食事も、「素材丸ごと」思考オーストラリアは、乾燥していて、平均的には暖かい気候のためか、「子どもにはフルーツを!」という国です。その証拠に、スーパーでは、子どもが無料で食べられるフルーツコーナーが必ずと言っていいほどあったり、プリスクールやプレイグループで出されるおやつはオールフルーツ(もしくはそれに加えてビスケット)であったりします。フルーツはヘルシーな食事の最たるものという考えで、小学校などで持参しなければならないおやつも、ヘルシーな果物が推奨されています。子どもは自由に無料でフルーツを食べていいよというコーナー。バナナやリンゴやオレンジを一人丸ごと一個取って食べながらお買い物していますまた、野菜も生でそのまま食べる人が多く、焼いて食べるのは芋類くらいという人もいます。トマトやキュウリはもちろん、人参なども、大人も子どもも、ポリポリそのまま食べているのをよく見かけます。子どもはもちろん、リンゴを丸かじりしながら歩いている大人も何度も見かけているくらいです。日本のように、さまざまな方法で加熱・調理したものを、偏りなく食べているということのほうが珍しいと感じる食生活です。驚きの偏食天国「それでいいの?」と思うような話も一方で、そんなに偏食でいいの?と思うような話もよく聞きます。これは幼児食に入って以降らしいですが、3食とも「肉、肉、肉」という子、ほかにも3食とも「トウモロコシがメイン」という子、毎晩「ソーセージとチキンナゲット」しか食べないという子、そういう「好きなモノばっかり食」の子が多く、日本の健診で相談したら真剣に心配されそうな内容の食事の子もかなりの数、見聞きしました。一番衝撃的だったのが、通常の夕食が「3つのドーナツの上にアイス、その上にクリームとチョコソース」だという子ども…。恐る恐る母親たちに聞くと、「子どもにはアレルギーや好き嫌いあるから、その子その子で好きなものを与えている」という返事。こういった個々の好きな物を食べるという話を聞いていると、「家族で同じものを食べる」ということ自体がもしかしたら日本的文化の一つなのかもしれないと感じたくらいです。オーストラリアでは幼稚園や小学校に入ってからも給食がなく、お弁当もおやつも好きなものを自由に持参できるので、食べようと思えば自分の好きなものばかり食べられる環境を作ることができます。それがよいか悪いかは別として、「好きなものを、好きな時に、好きなだけ食べられる文化」が強く影響して、偏食にもとても寛容なのが印象的でした。こだわりが薄くなって心理的にラクに私自身は、日本にいるときは「自分でしっかり手作りを」という意識が強く、市販の離乳食はあまり取り入れませんでしたが、オーストラリアで離乳食となった一番下の子には手軽でおいしくて安全なものが多いので、市販のものをよく利用しています。メインというよりサブ的に用いていますが、オーストラリアにきて「手軽が一番」という文化に触れて、「お母さんの手作り」や「温かいもの」、「手間ひまかけた離乳食」といったこだわりが薄くなった気がします。日本では、離乳食や幼児食のあり方が健診できっちり指導されるので、どうしても「こうでなければ」という思いが強くなりがちですが、食事も個性を尊重される文化だと、ママの心理的にはとてもラクだなぁと感じています。<文・写真:ライター結生>
2020年11月09日内祝いとしてもらって、今でも使い続けているものがあります。自分で買えるものではありますが、先輩ママにもらわなければこの便利さは気づかず、自分では買わなかっただろうなと思うだけに、本当にもらってよかったと思っています。 計量にも保存にも! 離乳食用容器 離乳食用の小さな容器。容器に目盛りがついているので、赤ちゃんの離乳食の量を計るのにとても便利です。また、離乳食を小分けに保存できるのも魅力的。離乳食がこぼれないよう、フタがしっかり閉まるようになっているところも便利です。 と、ここまではおそらく通常の使い方なのですが、離乳食の期間を過ぎてからも大活躍しています。ちょっとしたおやつを持たせるのに大き過ぎず、外で食べて、終わったあとは重ねて小さくして持って帰れます。今でも毎日のように使っています。 細長いトレーがワンプレートにできて便利 仕切りがないまっさらなトレー。これが、ごはんを食べさせる際にとても便利なのです。例えば、仕切りがある子ども用のお皿だと、入っていない仕切り部分の空きが気になります。また、大人と同じお皿を使うと多めに入れてしまったり、子どもの分量だけ入れると、なんだかお皿の余白が寂しい感じになってしまったり……。まっさらなトレーだと、子どもにちょうどいい量がなんとなく自然にわかり、かつワンプレートになっておしゃれな感じもします。1ついただいてとても便利だったので、もう1つ子ども用に購入しました。 4つの大きさの重ねてしまえるタッパー 離乳食の期間が終わって、子どもと外出した際にレストランに入ろうと思っても、飲食店のキッズメニューを食べられるまでにはまだちょっと時間がかかります。なかなか飲食店で子どもが食べられる食材で好きなメニュー、またはちょうどいい量のメニューを見つけるのが困難なためです。しっかり食べられるようになるまでは、外出の際はちょっとしたお弁当を持ち歩いていたのですが、その際に便利だったのが、4つの大きさのタッパーです。大きめのタッパーには、おにぎりや卵焼きなどのおかずを、小さめのタッパーにはフルーツを、とその時々の状況によってちょうどいいサイズのタッパーを選べるのが非常に便利です。今でも幼稚園におやつとしてフルーツを持たせる際には1番小さなタッパーが、ちょっと外出の際のお弁当には大きなタッパーが大活躍しています。どれも家にあるもので代替できてしまうものなので、もらった際は失礼ながら特に感動はなかったのですが、使っているうちに「なんて便利な物をもらったんだ!」と思いました。先輩ママのプレゼントは侮れないなと感じました。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 監修/助産師REIKO著者:ヒロコ ラメッシェ4歳女児の母。旅行雑誌編集デスク、アルバイト情報サイト編集長を経て、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。現在、モロッコ在住。自身の経験からママたちと共有したい情報を発信中。
2020年11月08日わが子が生後9カ月のころ、1週間程度ゆるい便が続いていましたが、あまり気にせずに過ごしていました。ある日外出時に急に泣きだしたので、おなかが空いたものと思いミルクを飲ませていると、急に嘔吐したのです。初めての大きな病気に驚き、後悔したエピソードをご紹介します。 ゆるい便が続く日々わが子は生まれたときから便秘知らずで、毎日しっかり排便する子でした。便秘で困るという話もよく聞くので、便通が良いのは良いことだと安心して過ごしていました。 生後9カ月ごろ、便がゆるく1日に何回か洋服を汚して着替えるということが続きました。けれど、離乳食もミルクもしっかり飲んで食べていて、元気に遊んでいたので特に気にせず、早く下痢が治ればいいのにと思うくらいでした。 突然の嘔吐に驚き…朝から出かける予定があったので、ミルクを飲ませて外出しました。普段どおりミルクも飲んでいて、その日の朝はゆるい排便もなかったので「治ってよかった」と安心していたのです。 しかし、出先のカフェで子どもが泣いたので、おなかが空いたのかと思い、ミルクをつくって飲ませていました。すると、急に嘔吐し始めたのです。少しミルクを吐くのではなく大量に吐き始めたのでおかしいと思い、急いで小児科に電話した私。「しっかり水分を摂らせて脱水にならないよう気をつけて」と言われたので、水分を飲ませることに気を配りました。 病院の休診時間だったため、昼過ぎに電話して受診できたのは夕方。その間、「もっと早く病院に行っていれば」と、何度も後悔して自分を責めました。 「ウイルス性胃腸炎」との診断小児科を受診すると、ウイルス性胃腸炎との診断でした。吐かないように様子をみながら少量ずつミルクを飲ませるようにと言われ、薬をもらいました。 次の日の夜、つらそうなわが子を看病しながら寝かしつけしようとしていたら、私自身が嘔吐と下痢を発症。体がつらくて動けなくなってしまいました。わが子が泣いているので駆けつけようとしても体が動かず、夫の帰りを待つしかなかったのです。夫が帰ってくると、嘔吐物が付いた物をきれいに洗浄してくれましたが、次の日には夫も発症。嘔吐はなかったものの動くことができませんでした。わが子は食事が摂れなかったので、小児科を受診して点滴をすることに。初めての点滴に大泣きで、1時間抱きしめながら点滴が終わるのを待つのはとてもつらい時間でした。私たち夫婦も嘔吐や下痢、熱の症状があったので内科を受診しました。医師からは、「子どもの嘔吐物に触れて、ウイルス性胃腸炎に二次感染したのでしょう」との診断。血液検査をすると白血球が正常値を大幅に超えていて、脱水症状もみられたため、点滴をすることになりました。その日は1日動かない体を引きずりながら、わが子と夫の看病で過ごすことになったのです。 私たち夫婦は比較的早く治りましたが、わが子は離乳食が再開できるまで1週間もかかり、本当につらかったです。もっと早く小児科を受診していれば、早めに対処できて軽く済んだのでは……と思うと、わが子には申し訳ない気持ちでいっぱいです。この病気になってからは、少しでも不安なことがあるときは病院に行こう、と思うようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:矢野えみ1歳男児の母。妊娠を機に、5年間続けていた介護職を退職。出産後、ハンドメイド作品販売をしながら、子育てと仕事の両立を目指してライターに転身。自身の体験をもとに子育ての体験談を執筆中。
2020年11月07日私は現在、アメリカのミシガン州で夫と1歳6カ月の娘と3人で暮らしています。娘が離乳食後期のとき、離乳食の内容にとても苦労しました。いろいろな体験談やネットの情報を見ては娘と比較して不安になるばかり。どうしたらいいのか迷った、私の離乳食最大のモヤモヤ期についてお伝えしていきます。 うちの子は噛めるよ! そんな言葉で不安に離乳食後期に差し掛かったころ、娘がちゃんと噛まずに丸呑みしたり詰まらせたりすることがよくありました。同じ月齢の子どもを持つ友人に話してみると、「うちの子は硬いものもしっかり噛めるよ!」と、どのようなものを噛めるかを聞かされ、さらに不安になってしまったのです。ネットで離乳食の記録を掲載しているブログを読んでは、同じくらいの月齢の子どもがパンなどをじょうずにちぎって食べている姿を見て、娘と比較して落ち込んでしまいました。 焦ってイライラし、詰まってはヒヤヒヤ娘はまだ前歯しか生えていなかったのですが「試してみたらうまくいくかも!」と、友人やブログの内容をまねて、野菜スティックや食パンスライスをそのまま与えてみました。結局娘は噛めずにポイッとしてしまったり、運よく一口分は前歯でかじれても丸呑みして詰まらせたり……。かなりヒヤヒヤしました。食パンを自分で口の中にグイグイ押し込んで、オエッと出してしまったときもあります。噛めないことにイライラし、むせたり詰まらせたりすることにヒヤヒヤし、私の心配は募るばかりでした。 娘の食べたいものは何? 好きなものは何?私が悩んでいると、夫から「無理に噛ませなくていいんじゃない?」と言われました。胸に痛い言葉でしたが、私も疲れてきていたので無理はやめようと思えたのでした。振り返ると離乳食を進ませることに必死で、娘が今どのようなものを食べたいのか?という大事なことを忘れていました。みんなと同じようにやらなきゃという考えから、娘の目線に立ってあげることができていなかったのです。 成長と共に娘のカミカミに大きな変化ありしばらくは様子を見ながら、うまく噛める柔らかいものを主に食事を進めました。このころは他の子どもがどのようなものを噛めるかをネット検索することもなくなりました。 1歳半で奥歯が生え始めてからは噛めるものが増えていき、手先もじょうずに動かせるようになりました。食パンを一口大にちぎる、フォークやスプーンもじょうずになるなど、噛むという能力以外の成長も見られ、ホッとするとともにうれしく思っています。 自分の娘と他の子どもを比較し、噛むことばかりに気を取られて焦っていましたが、成長と共にじょうずに食べられるようになりました。やはり食事はゆったり楽しく進めていくことが大事だなと実感させられました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家や保健師に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:岡みちこアメリカ中西部の小さな町で日本人の夫と1歳の娘の3人暮らし。アメリカの子育て事情や、自身の妊娠・出産・子育てに関する体験談について執筆中。
2020年11月03日こんにちは、保育士の中田馨です。1~2歳児のママから「お友だちを作ってあげるために、早いうちから集団に入れたほうがいいですか?」と質問を受けることがあります。特に、公園に行ったときに友だちと関わることをしようとしない子のママはそう思う傾向が強いように感じます。 低年齢児の子どもにとって「友だち」とはどのような存在なのでしょうか? 今回は、友だちと遊べる子、遊べない子をテーマに話を進めます。 1~2歳の子どもの友だちとのかかわりまず、1~2歳の子どもにとっては、信頼関係のある身近な人(親など)がそばにいて、その人との関りを十分にとることが最も重要なことです。それをせずに「友だちと遊ばせること」に意識を向ける必要はありません。信頼関係のある身近な人がそばにいて安心できる環境の中、周りに友だちがいるという環境から友だちとのかかわりがスタートします。 保育所での生活を例に挙げると、信頼できる身近な人(保育士)と一緒にブロック遊びをしていて、その周りに友だちがいるという構図から、時々友だちが関わってくるようになります。友だちのしていることをマネすることもありますし、横に並んで遊んでいるだけで、大きくかかわらないこともあるでしょう。それでいいのです。1~2歳のころは、他者と関わるための準備期間と思ってください。 早く集団生活させたほうがいいのか?では、「早いうちから集団に入れたほうがいいのか」という質問ですが、集団に入れる目的が「社会性」ならば、私は「早くなくていい」と思っています。早く集団生活をしたからと言って、社会性が育つわけではありません。 社会性を育てるために1~2歳の時期にママたちにしてほしいことは、身近な人との信頼関係の構築です。信頼関係の構築というとなんだか難しく感じますが、子どもといつも通りの関りを続けるだけで十分。一緒に遊んで、ごはんを食べて、抱っこをして「あなたが大好き」と伝えることが、この時期の子どもにはとても大切なのです。この経験を積み上げることで、3〜4歳になったときに自信をもって社会生活に踏み出せるようになります。 1歳の子どもが友だちと関わろうとしない場合同じ年ごろの子が、友だちと関わっている姿を見ると「どうしてうちの子は友だちと関わろうとしないんだろう?」と思うことでしょう。「このままで大丈夫かしら? 何か親としてできることはないかしら?」と心配になるかもしれません。ですが、先ほどもお話しした通り、1~2歳児に必要なのは身近な大人との信頼関係の構築です。なので、1歳の子どもが友だちと関わろうとしないことに悩む必要はありません。 友だちと関わっている子は、兄妹がいたり、保育所に通っていたり、他の子どもとかかわる経験がある子かもしれませんし、興味があるとすぐに行動する子かもしれません。あなたの子どもは、積極的に関わっていなくても、友だちの様子をそばで感じているだけで満足している可能性もあります。たまに集団に連れて行ってうまくいかなくても、気にする必要はありません。友人関係よりも、まずは親子で過ごす時間を大切にしましょう。 何歳ごろから友だちと遊べるようになる?自分から積極的に友だちと関わろうとし始めるのは3歳ごろからです。保育所の2歳児を見ていると、2歳前半ごとまでは先生と遊ぶことが中心だったのに、3歳に近くなるにつれ子ども同士で簡単な会話や簡単なごっこ遊びを始めたりします。ただこれも、環境や子どもの性格により、個人差があります。 例えば、私の子は2人とも友だちと本格的に遊び始めたのは4歳児で、初めて幼稚園に入ってからです。私はフルタイムで働いていますが、できる限り大きくなるまで家族で育てたい思いがあり、保育所に入ることは選択せず、日中は祖父母に保育してもらいました。ですので、公園でたまに会う子はいたものの「友だち」と呼べる存在はほぼいない状態。加えて、2人とも自分から積極的に友だちの輪の中に入っていくタイプではありませんでした。それでも幼稚園に入ってすぐ、気の合う友だちと出会うことができました。私の息子(15歳)と娘(12歳)は、友だちデビューは一般的より遅かったかもしれませんが、今でも幼稚園で出会った友だちが一番心を許せるかけがえのない存在のようです。 1~2歳のときに友だちと遊べないことが、将来の友だちとの付き合い方に影響することはほぼないと思います。大人が心配しなくても、子どもは自分の力で友だちと遊べるようになります。今、周りの大人ができることはその力を育てるための土台作りなのです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月26日もうすぐハロウィンですね♪ 今年のハロウィンは7~8カ月ごろ(離乳食中期)のお子さんから食べられる、かわいいジャックオランタンのサラダを作ってみてはいかがでしょう? 材料が少なくて簡単に作れますよ! 【離乳食中期】ジャックオランタンの簡単サラダ 材料(約4個分)・カッテージチーズ……10g・かぼちゃ(蒸したもの)……65g・ゆで卵……1個 作り方① ボウルにカッテージチーズと、かぼちゃ、卵を入れフォークで細かく潰す。② ラップに30gずつのせ、巾着の様に縛りテープや紐で留める。③ 様子を見ながら500wで2分程加熱する。④ 黒のマスキングテープなどで目や口を作って完成です。 作者:yutomamaさんベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,000以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。
2020年10月20日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳~2歳ごろによくある友だちのとのトラブルのなかには「乱暴に関わる」ことがあります。具体的には、たたいたり、押したおしたり、噛んだりです。どちらも気まずい思いをしてしまいますよね。 今回は、友だちをたたいたり噛んだりしたときに、保育士が何をしているかをお話しします。 たたいたり噛んだりすることは異常ではないまず、ママたちに知ってほしいことは、たたいたり噛んだりすることは異常ではないということです。1歳~2歳ごろの子どもは、まだ自分の気持ちを言葉で表現する方法を知りません。自分の気持ちを表現する手段として、たたいたり噛んだりするのです。よく「ストレスがあるのではないか?」などと周りに言われて、「自分の責任かもしれない」と思い悩むママもいますが、決してストレスだけが原因ではありません。 保育所でよくあるのは、下記のような場合です。・おもちゃを取られてたたいた・自分の遊びの世界に急に入ってこられてたたいた・「イヤ」と何度か言っているのにしつこくされたのでたたいたなど 子どもを見ていると、必ずたたく・噛むには何かしらの理由があります。なかには、正義感が強くて当事者ではないのにたたいたり、友だちが好きすぎて思わず噛んでしまった子もいます。でも、「友だちをたたく悪い子」というレッテルを貼らないでほしいです。これらの行為は、子どもの発達段階でよくあることとママたちみんなが理解し、その対応方法を知っていれば、子どもたちは過ごしやすくなります。 たたいたり、噛んだりしたときにしてはダメなこと友だちをたたいたり噛んだりすると、周囲のママたちから白い目で見られることもあるでしょう。「噛んではダメ」と何度伝えても、その場では分かっていても、また次もやってしまいます。そうなんです。これらは1回しかっておさまるものではないのです。繰り返し、繰り返し起きることなので、ママも友だちがいる公園や児童館などに行きにくくなることでしょう。 このときに、子どもを一方的にしかり続けないようにしましょう。そして、ママが必要以上に落ち込まないようにしましょう。した側もされた側も両方とも傷つくので、両方の理解が必要になります。もし、頻繁に友だちとトラブルが起きそうなら、少しの間は集団に入らないと決めてもいいかもしれません。 たたいたり、噛んだりしたときにしてほしいことでは、具体的に保育士がしていることを紹介します。AちゃんがBちゃんをたたいた(噛んだ)とします。 体で止めに入り短い言葉で伝えるその場面を発見したら、まず体で止めに入り、Aちゃんに「たたいたら(噛んだら)ダメ」と言います。しかるのは短い言葉でスパッと言います。ママとしてはいろいろ言いたいかもしれませんが、まだ言葉の理解が大人ほどできない子どもですので、いろいろな言葉を言うのではなく、ママが一番伝えたい言葉だけを言うのです。 気持ちに共感するBちゃんは他の先生がフォローしてくれていますので、次は気持ちの共感です。「おもちゃを取られてイヤだったんだね」と、Aちゃんのイヤだった気持ちに共感し受け止めることはとても大切です。 友だちに目を向けさせる次に友だちに目を向けましょう。「Bちゃん、痛いって泣いているね」と、友だちが悲しい気持ちになっていることを伝えます。これは、Aちゃんが泣いて落ち着かない状態で言っても言葉が届きませんので、Aちゃんの気持ちが落ち着いてから、友だちが「痛がっている」ことを伝えましょう。ここでママと一緒に「ごめんね」が言えればいいですが、強制することではありません。 まずはママが「ごめんなさい」と言っている姿を見せるところから始めましょう。また、ママが謝っている姿を子どもはきちんと見ています。そのことがどんな意味なのかもなんとなく感じ取っています。ここまでできればOKです。 友だちに噛まれたときはどうすればいい?友だちにたたかれた(噛まれた)ときはどうすればいいのでしょうか。おそらく一瞬の出来事ですので、子どもは当然のことながら、ママもビックリすることでしょう。まずは、痛くて悲しかった気持ちを共感します。そして、対応方法は上記と同じです。自分の子であれ他人の子であれ、なぜたたく(噛む)行為につながったかの気持ちを理解しましょう。 自分の子どもがおもちゃを取ったことが引き金だった場合は、たかれた(噛まれた)としても、自分の子どもに「おもちゃを取られて、友だちもイヤだったのよ」と伝えることも大切です。 最後に友だち同士のトラブルが多いときに気をつけるポイントです。・子どもの遊びから目を離さない・すぐに手の届く場所にいる・子どもとのスキンシップを今まで以上に意識する 子どもには「たたく(噛む)ことはダメなこと」という意識がまだありませんので、周りの大人がトラブルを未然に防ぐことが大切です。言葉よりも先に手が出てしまうのは今の時期だけ。子どもが「自分は悪い子だ」と思わないように気を付けつつ、感情の表現を言葉にできるようになるまで、長い目で見守っていくことが大切です。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月19日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食が進んでいくと、赤ちゃんが自分で食べ物に「触ってみたい」「食べてみたい」という気持ちが芽生えてきます。今回は手づかみ食べを含め、離乳食の後片付けがラクになる食べさせ方を紹介します。 手づかみ食べはメリットがいっぱい生後9カ月ごろの離乳食について調べると、本などには「手づかみ食べ」をたくさんさせましょう」と書かれています。手づかみ食べはその名の通り、自分で食べ物をつかんで食べること。この時期に食べ物を見て、触って、温度や感触を感じて、適切な力でつかんで口に持っていく、目と手の協調運動の経験を積み上げることが大切と言われています。 手づかみ食べをすると、手先は器用になりますし、例えば豆腐と大根などのかたさの違う食べ物をつまむ力の加減を学ぶことができます。また、手づかみ食べをしっかりした子は、スプーンへの移行がとてもスムーズです。 とは言え、手づかみ食べを毎日の離乳食に取り入れるのはなかなか勇気のいること。なぜなら、手づかみ食べをすると赤ちゃんと赤ちゃんの周りが食べ物でグチャグチャになることがあるからです。そこで、後片づけがラクになる4つの方法を教えます。 1. メニューを見直してみる「自分で食べたい」と思って離乳食に手を伸ばした赤ちゃん。触ってみると今まで経験したことのない感触でビックリ! もっと確認したい!という思いから、離乳食をグチャグチャと真剣に触り始めます。このとき、グチャグチャと触っているときの赤ちゃんの表情を見てください。すごく集中しているはずです。ただ、このグチャグチャはママにとって後片付けが大変になってしまうこともあります。 そこで、手づかみ食べに用意するメニューを見直してみましょう。おにぎりや蒸したいも・かぼちゃ、焼いた魚・肉・おやきなど、水分の少ない汚れにくい手づかみメニューを用意します。そうすることで、手づかみでグチャグチャになる汚れを軽減することができます。とはいえ、9~11カ月ごろ(離乳食後期)の食べ物のかたさの目安はバナナくらい。まだ、手指の細かい動きや力の調節ができない赤ちゃんですので、強くつかむとグチャグチャになるのは当たり前。「このメニューは汚してもいいよ!」と見守る気持ちも大切です。 2. 食べさせ方を工夫してみる次に、食べさせ方を工夫してみましょう。メニューすべてを赤ちゃんの手の届くところに置くと、赤ちゃんのいろいろ確認したい気持ちが高まります。ですので、まずは赤ちゃんの手の届くところには手づかみメニューだけを準備しましょう。 例えば、おかゆ、汁物、野菜の煮物、焼き鮭のメニューだったら、赤ちゃんには焼き鮭を目の前に置き、手づかみで食べるのは焼き鮭に限定します。そして、おかゆや汁物、煮物などの水分の多いメニューはママが食べさせましょう。もし、焼き鮭がなくなったら、汁物、煮物も具材だけを別皿においてあげると、手づかみで食べやすくなります。 3. 便利な離乳食グッズを使ってみる便利な離乳食グッズを使ってみましょう。例えば、袖つきのエプロンを使うと、服が汚れにくくなります。ポケット付きのエプロンにすると、食べこぼしをキャッチしてくれます。プラスティック製のポケット付きエプロンは、食べこぼしのキャッチ力が優秀ですので、お家に1つあるとかなり重宝します。外出時は持ち運びやすい紙エプロンが重宝します。 また、手づかみ食べをするときに手が器に当たってひっくり返すことがあります。それを防止するためには、器の裏に滑り止めがついているものを選んだり、シリコン製のシートをテーブルと器の間に敷くといいでしょう。 4. 食べる環境を整えてみる食事時の環境を整えてみましょう。例えば、赤ちゃんの椅子の下にレジャーシートを敷いてみましょう。そうすると食べこぼしてもレジャーシートを洗うだけでOK! 下に敷くのを新聞紙にすれば新聞紙を捨てるだけでOKです。 また、テーブルや椅子も汚れるので、丸洗いできる素材のものを使うと汚れてもスッキリきれいになります。また、食器をひっくり返したりすることもありますので、サッと拭けるように大きめの台拭きをそばに置きます。また、食べたあとに着替える服を準備して置いたり、すぐにシャワーができるようにしてもいいですね。 1日3回の食事すべてを手づかみ食べさせなくてもOK。まずは、ママが一番余裕のある時間帯の食事、1日1回からスタートしてみましょう。「きれいに食べてくれるようになるのはいつかしら」と感じてしまうこともあるかと思いますが、食べ物への興味関心が育っている時期です。「楽しく食べる」ことを大切にしながら取り組んでみてくださいね。 イラスト/sawawa著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月18日保育士の中田馨さんが、低月齢の赤ちゃんがまとめて寝てくれないときにできることをお話ししてくれました。赤ちゃんの寝ている環境の見直しや生活音への慣れさせ方などまとめて解説! こんにちは、保育士の中田馨です。低月齢の赤ちゃんを持つママのお悩みのなかでよくあるのが、「赤ちゃんがまとめて寝てくれない」ということ。やっと布団に寝かせてひと息ついたのに小さな物音で起きてしまったということはよくある話です。保育園でも、特に入園したての赤ちゃんにそういった傾向があります。 できれば、一度寝たらまとめて寝てほしいと思いますよね。今回は、低月齢の赤ちゃんがまとめて寝てくれないときにできるアプローチ方法を話します。 低月齢の赤ちゃんの睡眠まず知っておいてほしいことは、生まれたての赤ちゃんはまとめては寝てくれないということ。このころの赤ちゃんの睡眠時間は一定ではありません。昼夜の区別もついていないので、赤ちゃんが寝ている時間は昼間でもママも寝ると決めるなど、ママは育児に専念することが大切です。 生後1カ月ごろになると、昼間起きている時間が長くなりますが、まだ昼夜の区別はついていません。生後2カ月ごろに少しずつですが昼夜の区別がつき始め、夜にまとめて寝ることができるようになります。生後3~5カ月ごろになると昼夜の区別がつき、生活リズムが整い始め、寝る時間・起きる時間が一定になってきます。赤ちゃんの個性によって違いはありますが、このように低月齢の赤ちゃんは、寝たり起きたりを繰り返し、成長するにつれ徐々に続けて眠るようになります。 赤ちゃんの寝ている環境を見直してみる赤ちゃんが寝ているときの環境を見直してみましょう。まずは室温です。生まれたての赤ちゃんの体温は36.5~37.5度くらいですが、外気温の影響を受けやすく体温調節が未発達です。基本的にママが過ごしやすい温度でOKですが、温度でいうと25度前後に設定します。温度計は赤ちゃんの足元など、赤ちゃんに近い場所に置きましょう。 次に赤ちゃんを観察します。赤ちゃんが頭や背中に汗をかいている場合は暑いときです。衣服や寝具の確認もしましょう。分厚くないか、薄すぎないかを確認して、季節により入れ替えをします。赤ちゃんによっても、暑がりな子も寒がりな子もいますので、自分の子がどのタイプかを確かめてみましょう。 生活音などにも慣れさせていく赤ちゃんが物音で起きてしまうと、どうしても物音を立てないように生活をしてしまいがちです。「赤ちゃんが寝たら物音を立てない」という生活をしていたら、ママもパパもストレスが溜まってしまいます。そこで、徐々に生活音に慣れさせていきましょう。 まずは起きている時間に、ママやパパの話し声、ママが料理しているときの音、窓を開けたときの外の音、音楽やラジオの音など生活音を聞かせてあげます。寝ているときは、わざわざ大きな音を出すことはありませんが、普段と変わりなく生活をします。赤ちゃんが起きているときも寝ているときも、もし物音でビクッとしたら「大丈夫だよ」ということをわかってもらうために、やさしく背中などをトントンしてあげます。 寝ているときはそのまま再度寝かしつけましょう。それを繰り返しているうちに、赤ちゃんは集中してまとめて寝てくれるようになります。また、起きてしまったときに「ああ、起きちゃったのね」と目を覚まさせてしまうのではなく、もう一度寝かしつけることが集中して寝てくれることにもつながります。 起きているときにスキンシップを取り入れる赤ちゃんが起きている時間にスキンシップを取り入れ、十分に遊んで赤ちゃんを疲れさせることも集中して寝ることには重要なこと。赤ちゃんの顔やほっぺをツンツンとやさしく触れたり、手のひらをおなかや背中にふわりと当てたりなどのマッサージをするのも効果的。赤ちゃんが気持ちいい表情をする体の部位を、やさしく触ってあげましょう。 赤ちゃんが「気持ちいい」という表情をする体の部位は、寝かしつけや一度起きたときに触ることで入眠してくれます。このように、普段のスキンシップから赤ちゃんの安心する場所を探しておくと寝かしつけ時に役立ちます。ガラガラなどのおもちゃを使って、正面から左右にゆっくり動かし、目で追わせる「追視」をしながら遊ぶのもOK。 また、うつぶせ遊びも取り入れていきましょう。新生児のころは寝転んでいるママのおなかの上にうつぶせになり一緒にごろごろ遊びをします。生後1~2カ月ごろになったら、布団の上でうつぶせにします。最初は頭が上がらないのは当たり前ですので、頭を横にして息ができる体勢にしてください。嫌がったら10秒でおしまい。徐々に時間を増やしているうちに、自分で頭を上げてみようとする姿も見られてきます。うつぶせ遊びは、赤ちゃんにとってかなり疲れる遊びです。いっぱい遊んでしっかり寝てもらいましょう。うつぶせのときに寝てしまったら、そのままにはせずあお向けにして寝かせてください。 今回紹介した方法は、集中して寝れない赤ちゃん向けに、保育所で実践していることです。すべて始めるのは難しいですが、できることからスタートしてみてください。 イラスト/マメ美 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月17日発達障害の作家が描く「生きづらさに寄り添う物語」ーー漫画『僕の妻は発達障害』「大人の発達障害」をテーマにあつかった本作。漫画家のアシスタントとして働く夫と、発達障害のある妻の日常生活が描かれています。本作では、発達障害がある人の生きづらさを描くと同時に、支援者にもスポットを当てています。悪意がないとわかっていても、発達障害のある妻・知花の行動にストレスを感じてしまう、夫・悟の描写もあり、決して良いことばかりではない、リアルな2人の生活が描かれています。本作は、多様性社会の現代において、夫婦とは何か?普通とは何か?そんな重要なことを考えさせてくれる作品となっています。ぜひ、発達障害のある人、支援者の方に読んでいただきたい一冊です。子どもの「トリセツ」をつくろう!ーー『自己理解力をアップ!自分のよさを引き出す33のワーク』本書の著者は、NPO法人えじそんくらぶ代表・高山恵子さん。自分自身も知らない、多様な自分の姿を知り、うまくいかないことが、うまくいくようになる問題解決の方法を紹介しています。意外と知らない自分のほんとうの姿。その中には、まだ気づかざる才能や可能性が隠れているかもしれません。逆に、自分の苦手なことに気づかないために、大きなストレスやトラブルの種になることもあります。本書では、そんな自分のほんとうの姿をしり、自分が「うまくいく条件」を探す方法を紹介しています。本書に書かれている、サポートを受けるメインの対象は子どもたちですが、実は大人にも実践できることがたくさん掲載されています。ぜひ親子で読んでほしい一冊です。赤ちゃんが自分から食べる離乳法を紹介!ーー『手づかみ離乳食』「楽しい離乳」をテーマとした本書。著者は、たつのシティタワークリニックの院長で、昭和大学医学部の客員教授もつとめる田角勝さん。田角さんは、これまでの離乳・離乳食の常識は、大人目線で考えられたもので、もっと赤ちゃん視点で考えるべきだと言います。本書では、「離乳食はスプーンですりつぶしたおかゆを一口から」といった常識に対して疑問をぶつけながら、赤ちゃん視点の新しい離乳を提案しています。また、食べ方や量、食べむらなど、育児をするなかで保護者の方が感じるさまざまな不安に対しても、エビデンスをもとにわかりやすく解説をしてくれています。また離乳時につまづきやすいポイントについても丁寧に解説してくれているので、「子どもが離乳食を食べない」そんな悩みをかかえる保護者の方に役立つ一冊です!脳科学の知識から、発達障害を理解するーー『改訂版脳からわかる発達障害』本書は、2009年に刊行された『脳からわかる発達障害』の改訂版です。著者は、教員や指導主事として、発達障害、不登校、非行など多様な子どもの教育に関わってきた鳥居深雪さん。LD、ADHDなどがある子どもたちは、日常生活のなかでさまざまな問題をかかえることがあります。本書では、脳科学の知識をもとに、発達障害のある子どもたちが日常で抱えやすいトラブルについて解説しています。また、鳥居さんがこれまでの経験から学んだ支援のコツや具体的な事例も、紹介されています。脳科学の基礎知識から子どもの行動をわかりやすく説明した本書。子育てをしている保護者の方や、支援者など、教育・子育てに関わる方におすすめしたい一冊です。
2020年10月17日10月のイベントといえばハロウィン! 離乳食もハロウィンらしくしてみませんか? 今日は「ハロウィン」をイメージした離乳食「おばけの米粉パンケーキ」を紹介! 9〜11カ月ごろ(離乳食後期)から食べられるレシピです♪ おばけの米粉パンケーキ 材料(作りやすい分量)・米粉 ……100g・牛乳 ……150g・ベーキングパウダー(アルミフリー)……4g・砂糖 ……少々(お好みで)・フードペンまたは無添加黒ねりゴマ 作り方① ボウルに米粉、ベーキングパウダー、砂糖、牛乳を入れてしっかり混ぜ合わせる。② テフロン加工のフライパンを中火で熱し、スプーンでおばけの形に生地を流し入れる。③ フタをして、片面のみ10分弱火で焼いて中まで火を通す(もう片面は焼かない)。④ 焼きあがったらフードペン、または無添加黒ねりゴマで顔を書く。 作者:yutomamaさん牛乳を育児用ミルクに変えてもOK! 赤ちゃんと過ごす初めてのハロウィンにぴったりのおばけパンケーキ。ぜひ作ってみてくださいね。 ベビーカレンダーは管理栄養士監修・離乳食レシピ数、日本最大級!月齢別の離乳食レシピを1,000以上掲載しています。レシピ内の「作った」件数を見れば、他のママがどんな離乳食をよく作っているのかわかりますよ♪ 赤ちゃんと一緒に、いろいろな離乳食にチャレンジしてみてください! ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。
2020年10月16日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳をすぎると、周りのことを興味深く見て、触って、研究熱心に遊ぶようになります。その興味の中に、お友だちやお友だちの触っているおもちゃなどがあります。「おもしろそう!」と思って、興味津々で近づくのはいいけれど、年齢が低いほど、「貸して」「どうぞ」のやり取りができるわけではありませんので、トラブルが勃発することも……。 こんなとき、親は何ができるのでしょうか。今日は、保育現場で行っている対処法をお話しします。 子どもは基本的に自分本位このころの子どもは、基本的に「自分本位」で動いています。「欲しい」と思ったら、パッと手を出して取る。まだ、発達段階で未熟な子どもにとって、この行為は当たり前のことなのです。そんな子どもの姿を見て「私の育て方が間違っているのかしら?」と思う必要はありません。多くの子どもが通る道だと知っておきましょう。 おもちゃの取り合いやそこから起きるお友だちとのケンカは、成長に欠かせない経験です。何度も繰り返し、少しずつ我慢したり、譲ったりすることを覚えていきます。基本は、ある程度見守り、いつでも仲裁に入れるようそばにいることです。この「ある程度見守る」さじ加減が難しいところ。仲裁に入るポイントは、たたく・引っ張る・押し倒す・ひっかく・噛むなど友だちを傷つけるかもしれない行為をしそうになったとき、またはしたときです。それ以外のおもちゃの取り合いなどはある程度見守っていても大丈夫です。 おもちゃを取ってしまったときにしてはいけないこともし自分の子どもがお友だちのおもちゃを取ってしまった場合、思わず言ってしまいがちなのが「勝手にとってはダメ!」「お友だちのおもちゃを取って悪い子ね!」などと一方的に攻め立てることです。大人社会では、他人のものを借りるときは「借りるね」「いいよ」というやり取りをするのが常識です。でも、まだこのころの子どもにはその常識が身についていません。「あ、面白そう! 触ってみたい!」という好奇心が、お友だちのおもちゃを取るという行動につながっているのです。おもちゃを取ったという行動に対して、一方的に「ダメなこと」と攻め立てるのはやめましょう。じゃあ、攻め立てずにどう止めればいいのかをお話しします。 もし、自分の子どもがお友だちのおもちゃを取り、取ったらすぐにボイッと遊ぶのをやめるとき。それは、おもちゃが欲しのではなく、楽しそうに遊んでいるお友だちの姿がうらやましいのかもしれません。以前保育所に、お友だちのおもちゃを取ってはすぐに飽きるのを繰り返す子がいました。様子を見ていると、ブロックや積み木など、なんでもじょうずに遊べてしまうのです。そこでコマを渡してみました。するとちょっと難しいコマにどっぷりとハマったのです!「お友だちのおもちゃを取って困ったな」と思ったときは、子どもが熱中できる遊びを見つけましょう。 おもちゃを取ってしまったときにしてほしいことおもちゃを取った行動に対して、「ダメ!」と言うのをグッと飲み込むことが第一歩です。そのあとママがすることは、おもちゃを取った子どもを体で止めます。そして、「このおもちゃで遊びたかったのね」と子どもの気持ちに共感します。そうすると子どもは「うん」「そうなの」といった表情をするでしょう。そして、「このおもちゃ、〇〇ちゃんが遊んでいるの。遊び終わるまで待とうね」と伝えます。 最初は「待てない!」となると思います。泣いてひっくり返って怒ることもあるでしょう。でも、お友だちが遊び終わって「ハイ、どうぞ」と貸してくれた経験を積んでいくうちに、待っていれば貸してくれることが分かってきます。言葉の理解がまだあまりできていない年齢でも、同じ対応をしましょう。 お友だちにおもちゃを取られたときはどうすればいい?自分の子どもが遊んでいるおもちゃをお友だちが取った場合。とくに、その子のママが見ていない、何も言ってくれない場合は、「どうしたらいいのかしら?」と思ってしまいますよね。 おもちゃの取り合いの対応は、自分の子であろうが、他人の子であろうが同じです。「○○ちゃんも使いたかったんだね。でも今、使っているから、終わるまで待っていてね」と伝えます。自分の子どもには「○○ちゃんもおもちゃで遊びたいって。終わったら貸せるかな?」と伝えます。このときに、子どもに「貸しなさい」と無理強いしてはいけません。友だちが貸してほしいことを伝えるだけでOKです。この声かけをするだけで、意外にも遊びがすぐに終わり貸すことができたり、おもちゃを欲しかった子が別の遊びを見つけたりします。 子どもは「かして」「どうぞ」のやり取りのルールを教えられる前に、自分の気持ちを分かってほしい、認めてほしいと思っているのです。 お友だちと遊んでいると、おもちゃの取った取らないは毎回のように起きます。そのたびに子どもの気持ちを受け止めて、じゃあどうすればいいかという提案をしましょう。ママやパパはを繰り返すことが大切です。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月12日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんに果物を与えることに不安を持っているママからのご相談です。 Q.ますます果物を与えづらくなりました。生後7カ月半の息子に果物を食べさせたいのですが 一度も与えていません。理由は、市の離乳食教室で「果物はそればかり欲しくなってしまう可能性があるので単体では与えずに、薄めるか人参やトマトと混ぜましょう」と教わりました。バナナやフルーツミックスを与えたいですが、ますます与えづらくなりました。他の野菜を食べなくなってしまうのではないかと不安です。 久野多恵管理栄養士からの回答離乳食教室で教わった方法はとても良いと思います。 果物はビタミン・ミネラル源になりますので、与えること自体は問題ありません。ただ、甘味が強いものなので、頻度が多かったり、量が多かったりすると、そればかり欲しがって離乳食の進みが悪くなるということも確かにあります。 すべてのお子様がそういうわけではありませんので一概には言えませんが、果汁をスプーンで与えたり、人参やトマトなどに混ぜたり、ヨーグルトに混ぜたりという方法は良いと思います。バナナは甘みが強いですが、ヨーグルトに混ぜたり、パン粥にきな粉と一緒に加えて、きな粉バナナパン粥というメニューもおすすめです。頻度と量が多くならなければ取り入れていただいて良いと思いますよ。 また、果物は毎食必ずあげなくてはいけないものではありませんので、果物が手に入ったときだけ、時々試してみるというスタンスで良いと思います。※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナーより 【5~6カ月ごろ(離乳食初期)】なす&りんごのゆっくり煮 材料(2食分)・なす ……50g・りんご ……50g・水 ……200cc 作り方①なす、りんごはそれぞれ皮をむき、5mm程度のダイスにカットする。なすは水をはったボウルに入れてアク抜きする②沸騰したお湯に①を入れ、10分程度煮る。水加減は様子を見ながら足してください!③②をすり鉢ですりつぶします離乳食研究家YASUYOさん なすは生で食べるとりんごの味に似ているので相性バッチリ♪やさしいほのかな甘みが初期の赤ちゃんにおすすめです! ※りんごは食物アレルギー20品目食品なので、初めて与えるときはほかの食品以上に慎重に 。【7~8カ月ごろ(離乳食中期)】小松菜とみかんのホットシリアル 材料・オートミール ……15g・調製したミルク ……100cc・小松菜 ……20g・みかん ……10g 作り方①小松菜を細かく刻み、耐熱容器に入れてラップをする。電子レンジを600wに設定、1分ほどやわらかくまるまで加熱する②調製ミルクに①を入れ、ブレンダ―でなめらかになるまで回す(ミキサーでも可)③小鍋にオートミールと②、薄皮(中袋)をむいたみかんを入れ、中火でしっかりと煮詰める。とろみがついたら完成ですyutomamaさん 野菜とフルーツの色鮮やかなホットシリアルです♪お好みでみかんの量を増やしても◎【9~11カ月ごろ(離乳食後期)】スウィートなかぶなます 材料(1回分)・かぶ ……20g・にんじん ……5g・みかん果汁 ……大さじ1 作り方①かぶ、にんじんは千切りにする②どちらもやわらかくなるまで茹でておく③みかんは果汁を絞る④材料をすべて混ぜ合わせれば完成!長嶋貴代(NPO法人母子栄養懇話会)さん おせち風離乳食♡ 酢を使わないなますは食べやすさ抜群です! 【9~11カ月ごろ(離乳食後期)】食パンで簡単♡誕生日ケーキ 材料・食パン ……6枚切り1枚・ベビーダノン(ソース部分) ……適量・ベビーダノン(プレーンヨーグルト部分) ……適量・いちご ……5.6粒・ベビー用ビスケット ……適量 作り方①食パンをコップの底などで2枚丸く切り抜きます。いちごをひと口の大きさに切ります②ベビーダノンのソース部分をパンの重なる部分に塗り、いちごを並べます③パンを重ねたらサイドに薄くプレーンヨーグルトを塗り、お子さんの好きなベビー用ビスケットなどを貼り付けます④1番上の部分にもプレーンヨーグルトを塗り、いちごをかわいく飾ったらできあがり!ksm*mamaさん 食パンで簡単にできるケーキです。お誕生日にいかがでしょうか? ※ベビーダノン(ヨーグルト)に含まれる乳と、食パンに含まれる小麦は食物アレルギー7品目食品のため、初めて食べさせるときは慎重に。【1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)】たこ焼き器でバナナケーキ 材料(1人分)・薄力粉 ……80g・卵 ……40g・牛乳 ……240cc・バナナ ……200g 作り方①たこ焼き器を温めておく。バナナをフォークでしっかりとつぶしておく②ボウルに薄力粉を入れ、泡立て器でしっかりと混ぜ、牛乳を少しずつ加える③卵、バナナを入れ、しっかりと混ぜる④温めたたこ焼き器に生地を流し、両面しっかりと焼き目がつくまで焼くyutomamaさん バナナたっぷりのバナナケーキです。ひと口サイズに焼けるので、手づかみ食べにぴったり♪ ※薄力粉に含まれる小麦、牛乳に含まれる乳、卵は食物アレルギー7品目食品で、バナナは食物アレルギー20品目食品です。初めて食べさせるときは、ほかの食品以上に慎重に。フルーツは、果汁を絞ったり、煮たり、つぶしたり……と、離乳食の進み具合やレシピによって調理法を選べる食材です。カラフルさを生かして見た目にも楽しい離乳食を作ってみてくださいね。 ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。※参考: ニュース(食・レシピ)「食べやすくてアレンジ豊富! フルーツを使った離乳食レシピ5選」
2020年10月12日こんにちは、離乳食インストラクターの中田 馨です。9~11カ月ごろ(離乳食後期)ごろからぜひ取り入れてもらいたいものに「手づかみ食べ」があります。私は保育士で保育現場に長く携わっているのですが、この手づかみ食べで赤ちゃんはさまざまなことを学び、発達していくと感じています。今日は「手づかみ食べの魅力」に迫りたいと思います。 手づかみ食べに積極的な子とそうでない子保育現場で赤ちゃんたちを見ていると、手づかみ食べに積極的な赤ちゃんとそうでない赤ちゃんがいます。 手づかみ食べを積極的にする赤ちゃん手づかみ食べを積極的にする赤ちゃんは、途中から食事が遊びに変化してしまうことがあります。グチャグチャと器の中をかき混ぜて、にぎった離乳食をポイッと投げる。そんな場面を目にしたことのあるママも多いかもしれません。もし遊びが長引く場合は食事を終了してかまいません。そのときのママは凛としてくださいね! 手づかみ食べをしようとしない赤ちゃん手づかみしようとしない赤ちゃんの様子を見てみると、いくつかの理由があるように思います。よくある理由が「食べ物を手づかみするものと思っていない」「感触が嫌」という2つです。 手づかみするものと思っていない場合は、まずはママが見本を見せることから始めましょう。手で触っても大丈夫! おいしく楽しく食べようね!と、赤ちゃんに伝えることが大切です。感触が嫌な場合は、無理強いしなくて大丈夫。こちらもママが見本を見せたり、ベタベタしないメニューを取り入れることからスタートしてみてください。 赤ちゃんが手づかみ食べで学ぶこと指でつまむ、手でつかむこと大人が何気なくしている、指でつまむ・手でつかむということは赤ちゃんにとって難しいこと。つまんだ食べ物を口に運ぶこともとっても難しいことです。 食材の硬さの違いたとえば、豆腐とにんじんだったら、同じ大きさに切っても感触が違いますよね。にんじんと同じ強さで豆腐をつまんだらつぶれてしまう。逆に豆腐と同じ強さでにんじんをつまんだら落としてしまうかもしれません。そんな一つひとつの食材の感触を、赤ちゃんは感じながら手づかみをしているのです。 自分でごはんを食べる楽しさ手づかみ食べで学ぶことで、私が最も大切だと思うことは「自分でごはんを食べる楽しさ」ですね。自分で食べると食への意欲が増しますし、食に興味を持つようになります。 手づかみ食べをしっかりしてきた子は、その後のスプーンやお箸もスムーズに進んでいきます。しかし手づかみ食べが始まると、テーブル周りが汚れたり、メニューを考えたりすることにママも頭を悩ませるかもしれません。無理はせず、取り組めるときにしてみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月11日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、離乳食の味付けに関するご相談です。 Q.そろそろ離乳食に調味料を使っていくべき?もうすぐ生後9カ月になる娘の離乳食の味つけについて質問させてください。生後5カ月に入ってすぐ離乳食を始め、大きな問題はなく現在までこられたと思っています。目立った好き嫌いもなく順調に食べているので、素材の味だけで作っています。ですが、そろそろお醤油一滴などの調味料を使っていくべきなのかどうか悩んでいます。もともとは素材の味だけで食べなくなったら味をつけようと思っていたのですが、想像していたより食べてくれています。ですが味の風味を覚えさせるために少しずつ使ったほうがいいのかな……と迷うようになりました。 久野多恵管理栄養士からの回答素材の味だけでおいしく食べてくれるのであれば、あえて調味料を使用しなくても良いですが、大人の食事からの取り分けも推奨されていますので、その際は大人用に味付けされたものを取り分けて、お子様用に薄味にして与えても良いです。 例えば、味噌を溶き入れたあとの味噌汁の具材を取り出して、お子様用に食べやすい形状にして与えたり、煮物の具材を取り出して、外側の味が濃い部分だけを削り落として中の薄味の部分だけを与えたり、お湯の中で塩分を落としたりという工夫で与えても良い段階になります。 取り分けのメリットとしては、食事の準備が大人の食事と一緒にできるので、お金と時間の節約になるといこと、大人と同じものを食べられるという喜びを教えてあげられるので食育になるという事があげられます。味の風味を覚えるという視点では今後幼児期になっても充分体験できますので、ご家庭のそれぞれのご判断で調味料の使用をご検討されて良いと思いますよ。※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナーより 離乳食期は味付けではなく風味付け離乳食に調味料を使うときの考え方は「味付け」というより「風味付け」です。調味料を入れる前の味でOKなら、調味料を入れなくても大丈夫。少し風味をつけてみようというときに、調味料をつけ足してみましょう。調味料は離乳食後期からすすめています。 各時期の調味料の目安量離乳食に使う調味料の基本はしょうゆと味噌。この2つの各時期の目安量です。 ・しょうゆ離乳食後期:0.5ml離乳食完了期:0.8ml ・味噌離乳食後期:0.5g離乳食完了期:0.7g 0.5gと言われても分かりにくいですよね。たとえば、しょうゆなら1〜2滴。味噌なら小豆1/2~1粒くらいの大きさを目安にしてみましょう。これは1回の食事の全量です。つまり、おみそ汁と野菜の煮物を作ったときは、その合計の量が上記程度にしましょう。 ※しょうゆは食物アレルギー20品目食品の大豆や小麦、味噌は食物アレルギー20品目食品の大豆からできているので最初に食べさせるときは慎重に。 ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。※参考: ニュース(食・レシピ)「離乳食メニューを考えるのが大変!味付けがわからない」【著者:保育士中田馨一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事・中田家庭保育所施設長】
2020年10月08日保育士の中田馨さんが、保育園で実践している「安全対策」を教えてくれました。今回はイヤイヤ期でもある2歳児の安全対策についてです。自分でしたい、活発になる、興味関心がある時期だからこそ気を付けたいポイントを詳しく解説! こんにちは、保育士の中田馨です。「保育園で実践している安全対策」の第4回目になります。今回は、2歳児の赤ちゃんの安全対策について話します。 自分でしたい時期だからこそ気をつける2歳になると「自分でしたい!」という気持ちがグングン育ち始めます。自立への第一歩を踏み出そうとしているこの気持ちを、できる限り尊重してサポートしたいですね。でも、そんな時期だからこそ気をつけたいことがあります。 たとえば、椅子に自分で座りたがったり、トイレにひとりで行くと言ったり、手を自分で洗うと言ったり……。「ママはこないで! 自分でするの!」とサポートをさせてくれないこともあります。 踏み台などは安定したものを使用し、踏み台の端っこを踏んでバランスを崩しそうなときは、さりげなくママの足で踏み台を支えます。子どもの体に触れていなくても、いつでも支えられるように「じゃあ、ママ見ているね」と言ってそばで見守りましょう。 活発になる時期だからこそ気をつけること2歳になると、これまで以上に動きが活発になり、走って跳んでととても元気です。家の中がフローリングなら、靴下を履いていると滑って転倒することもあります。靴下を脱ぐことは大前提として、滑りにくいマットやカーペットなどを敷いて保護しましょう。テーブルや棚の角は保護してあると安心です。 また、ソファーやベッドの上で遊んでいたら転落して、そばのテーブルで頭を打ったという話もよく聞きます。安全な環境で遊ばせるようにしましょう。 興味関心が強くなる時期だからこそ気をつけること周りの物や大人が普段していることに、興味関心を強くもつ時期でもあります。たとえば、ママが毎日使っている化粧品、パパの髭剃りなどにも興味をもつので「私もやってみたい!」と思うことでしょう。特にカミソリは子どもが使ったら危険です。男性用だけでなく、女性用の眉毛そりなども子どもが触ると皮膚を傷つけてしまうこともあります。子どもに触ってほしくない物や危険な物は、子どもの手が届かないところに置くようにしましょう。 また、窓を開けて換気をしているときも要注意です。窓が開いていると、子どもはのぞき込みたくなります。安易に登ってしまえる踏み台は、窓から転落する恐れがあるので窓のそばには置かないようにします。ベランダも同様です。踏み台でなくても、植木鉢・脚立・段ボールなど、ベランダにあるものに登って、転落につながることもあります。ベランダは見落としがちになりますので、今一度、安全確認をしましょう。 2歳になったら外出先でも注意して外出先での転倒などは、大きなケガにつながることがあります。特に、交通事故は命の危険もあります。気をつけたいのは車道への飛び出しです。大人なら道を渡るときに、右左を見て確認するのが身についていますが、子どもはそうではありません。「あれ、おもしろそう!」と思ったら、一目散に向かって急に走り出します。そんな子どもの発達を知ったうえで、道路を歩くときは必ず手をつなぎましょう。 また、駐車場も油断できません。車のそばに子どもが立っていても、運転手からは見えない場合があります。車が発進したときなど大変危険ですので、駐車場でも子どもの手を離さないようにしましょう。 また、高い場所に上りたがる時期でもあります。自分の背丈よりも高い石垣に上ってみるチャレンジはとても楽しいことですが、必ず大人がすぐに支えられる距離で見守ります。「ここに登るときは、必ずママと一緒だよ」という約束もしましょう。 子どもによって興味関心はさまざまです。今回、一例としてお話ししたこと以外にも気をつけることがあると思います。子どもがケガをする前に、今考えられる大人ができる対策をもう一度見直してみましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年10月05日長男が生後5カ月になって始めた離乳食。まだひとりで座れない長男を足の上に座らせながら支え、片手で食事をすくって食べさせるのはなかなか大変でした。そんなときに出合ったのが森正洋さんデザインの「ユニバーサル多用深皿」です。離乳食から使える食器としてよかったポイントがたくさんあるのでご紹介したいと思います。 ユニバーサル多用深皿ってどんなお皿? 離乳食を始めて少したったころ、義実家で食事をする機会がありました。そのときに長男の離乳食用に貸してもらったのがこの「ユニバーサル多用深皿」でした。 「ユニバーサル多用深皿」のコンセプトは「子どもから大人まで、またケアの必要な人もそうでない人もみんながやさしく使えるようにデザインされています」とのこと。確かに、乳幼児でもスプーンを使ってこぼさず食べられました。素材に1,250度前後の窯で焼かれたニューボーン磁気が使われているため、熱や表面強度が強いのが特徴です。 そり返ったフチでこぼさずにすくえる この食器の一番のポイントは、フチが内側にそり返っているところです。このフチがあるためスプーンでこぼさずにすくうことができ、さらにフチでそぎ落としながら一口の量を調整しやすくなっています。 食べさせる私自身が使いやすいのはもちろん、長男がスプーンを使うようになったときもこのフチのおかげでこぼさずにすくうことができました。長男もじょうずにすくうことができて喜び、私にとっても食べこぼしが少なくなるのでとても助かります。 シンプルで食べ物が映えるデザイン 「ユニバーサル多用深皿」は表面がつるんとなめらかで美しく、汚れも落ちやすいです。食器洗浄機で洗えるところもポイント。同じ「ユニバーサル多用深皿」で絵柄が描かれた物もありますが、わが家では絵柄のない乳白色のシンプルなお皿を使っています。 お皿自体が主張しないので、どんな食事を盛り付けても映えるのがうれしいです。さらに余計な絵柄が描かれていないため、子どもも食べ物を認識しやすいようで、初めて自分でお皿から取って食べる「手づかみ食べ」のときも重宝しました。 豊富なサイズ展開 「ユニバーサル多用深皿」には4つのサイズ展開があり、それぞれの価格は14cm 880円、16.5cm 825円、19cm 990円、21cm 1,265円(すべて税込み)となっています。小さいサイズは5〜6カ月(離乳食初期)のころに、大きいサイズは手づかみ食べのころに大活躍。 大きくなってからは、小鉢やデザート皿、カレー・丼物用のお皿としても使いやすいです。わが家では、1歳と4歳の息子たちにそれぞれ19cmのお皿を1枚ずつメイン用に使っています。また14cmと16.5cmのお皿は、次男がスプーンを使って食べるとき、メニューに合わせて使うことが多いです。 「ユニバーサル多用深皿」を使うようになってから離乳食を食べさせるときに、片手ですくいづらいという悩みが解消され、わが家にはなくてはならない食器となりました。離乳食から使い始めた4歳の長男も、いまだに毎食使うくらい重宝しています。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。記事の内容は個人の感想です。 監修/助産師REIKO著者:山田もも子1歳と4歳の男の子の母。看護師・保健師免許保有。現在は子育てや医療のジャンルを中心にライターとして活動中。
2020年10月05日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、お料理が苦手なママからの離乳食作りに関するご相談です。 Q.料理が苦手なので離乳食作りが正直苦痛でなりません。料理が苦手なので、もうすぐ始めようと思っている離乳食作りが正直苦痛でなりません。子どものために頑張らなくてはとは思いつつ、考えただけで腹痛や頭痛が起こってしまいます。慣れるまで簡単に済まないのは重々承知していますが、こんな私でも何とかできる手段はありますでしょうか? 小林亜希管理栄養士からの回答お子さんのために頑張らなくてはと考えていらっしゃるとのこと、愛情を感じます。そこで頑張ることで、質問者さんの体調が悪くなってしまったり、負担に感じてしまうのであれば、市販のベビーフードを活用していただいてよいと思いますよ。ママも楽しいとお子さんも楽しく食事ができると思います。フリーズドライの離乳食もありますし、瓶詰めのものはそのまま食べていただくことが可能です。野菜やタンパク質を使ったものは、ベビーフードをメインに、お粥のみ手作りされているママさんもいらっしゃいますよ。余裕のあるときは、ブレンダーがあると、柔らかく煮たお粥や野菜をつぶしてなめらかにすることができるので、時間の短縮ができるかと思います。ただ、なめらかな状態にするのは、初期の2カ月くらいです。そのあとは、細かく刻む→5~8mm→スティック状などに進みますので、手作りメインに進めたいとお考えであれば、購入を検討されてみてください。ご家庭の事情もあると思いますし、ご家族とどのように進めていきたいか、話し合ってみてくださいね。※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナーより 「ベビーフード」はストックしておくと手軽に使えて便利「ベビーフード」は、離乳食初期の生後5カ月ごろから食べさせることができ、ペースト状で赤ちゃんが飲み込みやすいように作られています。7〜8カ月ごろ(離乳食中期)、9〜11カ月ごろ(離乳食後期)と赤ちゃんの月齢が進んでくるとともに、食材の形状、大きさや硬さ、味付けも変わってきます。赤ちゃんの月齢や離乳食の進み具合を見ながら、赤ちゃんに合ったベビーフードを購入しましょう。 ベビーフードは、食材が裏ごしされているものや細かく刻んであるものなど、下ごしらえが済んだ状態、または調理済みの状態でパックやビンに入っています。そのため、温めるだけで赤ちゃんに離乳食を食べさせることができ、食事の準備に手間がかかりません。 忙しいときや疲れているとき、外出時などに使うと便利なので、複数購入してストックしておくのもおすすめです。 用途や赤ちゃんの好みに応じて使い分けようベビーフードは、用途や赤ちゃんの好みに応じて使い分けるのがおすすめです。 5〜6カ月ごろ(離乳食初期)のまだ少量しか食べない時期は、ペースト状の食材が少量ずつフリーズドライされたものがおすすめ。ご飯やうどんが好きな赤ちゃんの場合は、粉末タイプの具材をお湯で溶いて、ご飯やうどんにかけたり、あえたりするだけで簡単にメインの離乳食になります。 忙しいときや、おでかけ先での食事は、そのまま食べられるパックやビン詰めタイプのものを使うなど、必要性に応じて選択しましょう。 あらかじめ小分けにしておけば冷凍できるものもあるので、注意事項をよく読んで保存方法を守り、冷凍保存しておくのもおすすめです。 ※赤ちゃんの食欲や発育・発達には個人差があります。月齢や進め方は目安です。赤ちゃんのようすをみながら離乳食をすすめてください。※食物アレルギーのない赤ちゃんを対象にしています。アレルギーのリスクが疑われる場合や診断されている場合は、医師の指導にしたがってください。※アレルギー表示は目安です。実際の食材および加工食品とは異なる場合がございます。パッケージ裏などに記載の原材料やアレルギー表示、成分表等をご確認ください。※参考: ニュース(食・レシピ)「時間がないときの強い味方!常備しておけば安心の「ベビーフード」3選」【著者:助産師 高塚あきこ保健師・看護師・アドバンス助産師】
2020年10月05日3回食に慣れた離乳食後期、献立のバリエーションを増やそうと新しいメニューに挑戦したら、初めて食物アレルギーを発症! 受診の流れと、医師から受けた食品の慣れさせ方について教わった体験談です。 順調に進んでいた離乳食当時生後9カ月だった息子は、食欲旺盛で好き嫌いや食べムラがなく、何でもよく食べる子でした。息子にいろいろな物を食べられるようになってほしい、献立のバリエーションを増やしたいと考えていた私は、レシピ本やベビーフードを参考に楽しく離乳食を進めることができていたと思います。 ただ、食物アレルギーを恐れていたので、初めての食材は平日の1回目の食事で与えると言うルールを設け、必ず守っていました。 卵は食べ慣れていたはずなのに…息子がアレルギーを発症した食材は、卵でした。しかし、卵は以前から食べていた食材。自治体の母親教室で習ったとおりに与え始め、徐々に他の食材と合わせたり、卵ボーロや赤ちゃん用クッキーなど加工品でもアレルギーが出たことはありませんでした。 しかし、その日はレンジで加熱して作るタイプの蒸しパンを朝ごはんに食べ、昼12時過ぎから虫刺されのような発疹が首を中心に出始めたのです。「これがアレルギーか?」とピンときた私は、すぐにかかりつけ小児科医の午後の診療の予約を取りました。 投薬治療とアレルギー検査朝に食べた蒸しパンのパッケージを持参し診察を受けると、「恐らくアレルゲンは卵だろうね、検査してみましょう」と言われ、その日は血液検査を受け、アレルギーの飲み薬を処方してもらい、帰宅しました。首から背中まで広範囲に出ていた発疹も翌朝にはきれいに消えており、ひと安心。 1週間後に検査結果を聞きに行くと、0〜6段階で示される食物アレルギーにおいて、息子は卵白にレベル3、卵黄にもレベル1の抗体がありました。発疹が出た日は前日までよりかなり気温が上がったことなど、さまざまな要因が重なったことが引き金になったのではないかと医師から言われました。 医師の指導のもと、ゆっくり再開その後は、医師の指導のもと、焦らずゆっくり卵を与えることを再スタートしました。医師には、「多くの子は年齢が上がるにつれて食べられる物が増えるので、あまり心配し過ぎないように。治そう治そうと考えなくて良い」とアドバイスを受けました。 離乳食で最も恐れていた食物アレルギーが出たとき、「病院が空いている時間でよかった」と強く思いました。正直、卵は食べ慣れていたので油断しており、これが病院の空いていない日曜や夜間だったらと思うと怖くなります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2020年10月05日当時、息子は生後9カ月。おすわりやハイハイ、つかまり立ちなど、できることが増え、行動範囲が広がってきました。成長をうれしく思う反面、子育てに行き詰りそうになることも。なかでも苦痛だったのが食事の時間です。今回は、ジッとしていられなかったわが子の食事に関する体験談を紹介します。 日に日に活発になってくる息子離乳食後期に入った生後9カ月ごろ、息子の活発度は日に日に増していきました。自分の意思で移動できるようになり、引き出しやリモコンなど興味のある物に一直線。行動範囲が広がり、ますます目が離せなくなりました。 この時期で一番大変に感じた日常シーンは、食事時間でした。体を動かすのが大好きな息子はジッとしているのが大の苦手です。案の定、食事中も椅子に座れませんでした。 ジッと椅子に座っていられない大人と同じ目線で食べられるよう、ハイチェアに息子を座らせていました。しかし、ジッと座って食べたことは一度もありません! 椅子の上に立とうとする、ダイニングテーブルを足で蹴るなど体を動かしていないと気がすまない様子です。 「きちんと座ろうね」と何度言ったことか……。残念ながら私の声が届くことはありませんでした。どうすれば椅子に座って食べてくれるのかが、最大の悩みでした。 ハイチェアからローチェアに変えてみた先輩ママにもらったアドバイスは、「足置きがある椅子を選ぶ」、あるいは「足が床につく椅子を使う」ことでした。そこで床に足がつくタイプの「ローチェア」に座らせてみました。 その結果、なんとある程度ジッとして食べられる時間が増えたのです。足が宙に浮いている状態で食事をしていたことも、食事に集中できない一因だったのかもしれません。 食事中は周りに興味をひくような物を置かない工夫をしました。また、絵本を読むなど、ある程度椅子に座っていられる時間もつくるように。なかなか難しいことでしたが、息子なりに少しずつ座っていられる時間が増えたように思います。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年10月01日細川珠生のここなら分かる政治のコト
私の愛すべき家族
育児に遅れと混乱が生じてる !!