■前回のあらすじ義母の影に怯える冬子は、浩之たちとのキャンプも断ってしまった。そんな冬子を心配した浩之は「何かあったんだろ?俺ができること…ない?」そう言ってくれたのだが、「普通の母親」に悩む冬子は簡単に頼ることができなくて…。 >>1話目を見る 元夫は結婚するまでとても優しく、尽くしてくれるいい人だと思っていました。しかし結婚して子どもが産まれると「女のくせに」「母親だろ?」といった発言が増えてきて…。それでも子どものためにと耐えてきましたが、度重なる浮気癖に愛想がつき、ほぼ逃げるような形で離婚しました。だからお義母さんには「突然息子を置いて家を出た嫁=他に男がいる男好きの嫁」として映っているようです。もし「男好きの元嫁が、大事な孫を育てている!男好きの証拠もこんなにある!」と弁護士を立てて戦われたら、何の証拠もない私に勝ち目はあるのか。裁判費用も私だけでまかなえるのか…。不安は尽きませんでした。私が「ちゃんとした母親」じゃないから、ヒカルを取られてしまうのか…。そんな思いでぐちゃぐちゃになっていました。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月17日■前回のあらすじ冬子のスマホに、大量の隠し撮り写真が送られてくる。義母はそれを証拠にヒカルの親権を奪い取ろうとしているようだった。しかも写真は冬子の勤め先にまで送りつけられて…。「母親なんだから」そうたしなめる同僚に冬子は…。 >>1話目を見る お義母さんが職場にも盗撮写真を送りつけてきてから、私はヒカルが連れていかれてしまうのではないかと、気が気ではありませんでした。そのため、ヒカルにはGPSを持たせ、仕事で学童まで迎えに行けない日には実家で預かってもらっていました。母には心配をかけたくないので、特に相談していませんでした。何も聞かずに協力してくれた優しさに感謝しています。離婚して実家に戻っていた浩くんは家も近いことから私の母と話す機会もあったらしく、心配して会いに来てくれたようです。その優しさが嬉しくはあるものの、義母に盗撮された事実が頭をよぎり、今頼るわけにはいかないと思っている自分もいて…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月16日■前回のあらすじ息子のヒカルも一緒に遊ぼうと浩之が言ってくれたことで、幼なじみたちが冬子の家へ遊びに来ることに。家へ来たのは浩之だけではなかったのに、そこを義母のカメラが狙っていて…!? >>1話目を見る 離婚してから家も職場も変えていたのに、盗撮された写真を見るとお義母さんはずいぶん前から私たちの居場所を特定していたようでした。それでも嫌味のメッセージのみだったのが、今になってこうして動き出したというのは、証拠が揃ったということなのでしょうか…。だとしても、私は何も悪いことも、恥ずべきこともしていない。そう思っていたのに…「普通の母親」はそんなことしないと野上さんに言われ、私は「普通」じゃない、そこまで言われるほどダメな母親なのかと思い始めてしまったのです…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月15日■前回のあらすじ幼なじみの浩之から「みんなで飲みに行こう」とメッセージが。ふたりきりで会うわけではないけれど、周囲に知られたら何を言われるのか…。そう悩みながらもOKする冬子。楽しい時間を過ごすことができたが、それだけでは終わらなくて…。 >>1話目を見る 先日の楽しい時間が忘れられず、今度は私の家でヒカルも一緒に遊ぶことに。何度か集まりヒカルもみんなとすっかり打ち解けていたところで、事件は起きました。お義母さんから送られてきたのは、浩くんと私とヒカルだけに切り取られた写真。あたかも私の家に浩くんだけが遊びにきていたかのような…。他の幼なじみたちが先に出ていってから、まるでそのタイミングを狙っていたかのように撮られたその写真は、何枚も何枚も送られてきました。私を非難するメッセージと一緒に…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月14日■前回のあらすじ母親だったら恋愛しちゃいけないの?そんな疑問を抱える冬子に、思いがけない再会が訪れる。相手は幼なじみの浩之だった。再会を喜び合い、お互いの近況を話すふたりだったが、そこを見られてはいけない相手に見られてしまっていて…。 >>1話目を見る 久しぶりの友だちとの会話はそれはもう楽しくて…! 小学校に入るとママ友付き合いもめっきり減って、いつもヒカルか職場の人と話すのみだったため、プライベートで大人と話せるのが嬉しくてたまりませんでした。ヒカルも大きくなってきたし、こうやって自分の時間も取れるといいな…と思っていたのですが…まさかあの人に見られていたなんて…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月13日■前回のあらすじ職場の上司たちはシングルマザーの冬子には恋人を作るべきでないと言っておいて、シングルファザーの社員には相手を探そうとしている。納得のいかない冬子が思わずつっこむと、男と女は違うという答えが返ってくるのだった。 >>1話目を見る 浩くんは小学校から地元が一緒の幼なじみ。高校が別になっても、大学に行ってからもみんなでよく遊んでいましたが、結婚してからは疎遠になっていました。浩くんも結婚してからは奥さんの実家の近くに引っ越しており、なかなか会える機会もなかったため、今回の再会は思いがけないものでした。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月12日■前回のあらすじ離婚した元夫の母親からは、たびたび「男好き」など脅迫めいたメッセージが送りつけられていた。義母は離婚原因が冬子にあると思い込んでおり、冬子に親権を手放すようしつこく言ってくる。そこで冬子は同僚の野上さんに相談するのだが、野上さんまで義母の肩を持つようで…。 >>1話目を見る 「ちゃんとした母親」は独り身であっても彼氏なんて作らないという野上さんたち。しかしその理屈でいえば、「ちゃんとした父親」も相手は作らないのでは?子どものためには母親が必要と言うけれど、そこには男と女の役割への古い価値観があるようにしか思えませんでした。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月11日■前回のあらすじ冬子はひとり息子を育てるシングルマザー。息子とふたりの暮らしを支えるため必死に働く日々の中、違和感を覚えることがあった。それは周囲から向けられる悪意のない偏見。「母親だから恋人を作ってはいけない」そんなふうに言われると息苦しく感じてしまって…。 >>1話目を見る 同僚の野上さんはよく私たち親子の心配をしてくれており、よく話をしていました。時折出てくる「母親だから」という価値観は相容れないなと思いながらも、さすがに盗撮されている私よりもお義母さんの肩をもつとは思っていなくて…。何より見た目でそう判断されるというのは、納得がいきませんでした。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月10日職場は皆さん良い人なのですが、「男は外で稼ぐべき」「女は家と子どもの面倒を見るべき」という価値観の方が多く、働いている女性たちもほとんどがパートさんでした。そんな会社も時代に合わせて変わっていくべき、という方針で私は離婚後に正社員で雇用されていたのですが、やはり社風はなかなか変わらず、シングルマザーだからという偏見もあるようで…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月09日子どもたちが高校生や大学生になると、教育費の負担が増えてきました。その分、仕事を増やして教育費をねん出することに。しかし、仕事量をこなせず家族とクライアントに迷惑をかけることになってしまったアラフォーでシングルマザーの私の体験談を紹介します。★関連記事:猛烈な睡魔との闘い!家事と仕事の両立のため無理なく続けられた体づくり1日分の家事と仕事の両立ができない大学生の娘たちの教育費や生活費などが必要となり、副業を増やしました。会社員の収入だけでは、生活できないのでWebライターの副業を増やせばいいと簡単に思っていたのです。しかし、実際は思った以上にスムーズに副業の仕事をこなせず、家事がおろそかになりました。副業を増やして娯楽の時間を削っていたのですが、それでも間に合わず。体力が思った以上になく集中力がなかなか保てませんでした。仕事をしていても気付けば寝ていて、慌てて起きて仕事をするのですが完成度がいまいちとなったこともあります。私の家事がおろそかになり、少しイライラしているのが子どもたちにも伝わり、これではいけないと生活を見直すことにしたのです。教育費とデート費用が負担となる少し仕事をセーブして家事もできるようになったのですが、新型コロナの影響で会社も休業となり収入が減り、また副業を増やそうかと迷いました。しかし、子どもたちにまた負担をかけてはと思い、しばらくはそのままの生活を送りました。数カ月してから新型コロナの感染拡大が本格的となり、いよいよ生活も厳しくなってきたので副業を増やしました。起きている時間は仕事している時間といった生活となり、家事も最低限のみとなってしまいました。子どもたちとの会話も減り、すっかり私は家庭でひとりぼっちに。とても寂しかったですが、子どもの教育費のためと割り切って仕事を続けていたのです。また当時交際していた人とのやり取りのために、私自身のおこづかいが欲しく仕事を増やしたことも理由の1つです。子どもたちも私が交際していることを知っていました。だから、彼に私を取られたと思い、寂しい思いをさせてしまったことをとても後悔しています。そんな生活を送ること数カ月、子どもたちは私と話をしなくなりました。話しかけても冷たく、反抗期だから仕方ないと諦めて、仕事に没頭する日々に。ごはん中も無言で、食べ終わったら逃げるように自分の部屋へ戻りました。そして、とうとう私の体も限界が来て、夕食後にパソコンに向かうものの、しばらくすると寝てしまうといった状態に。副業の仕事も後回しになり、すべてがうまく回らなくなったのです。体はつらいけれど最低限の家事と副業をこなし、さらには教育費を何とかしないといけないと必死でした。副業を増やしたものの迷惑をかけてしまう子どもたちは私が忙しくて、なかなか構ってあげられないことのほかに、家事をおろそかにして今までの私とは違う母親になってしまったことに、少し戸惑っていました。私自身は家事がおろそかになった程度に思っていたのですが、子どもたちからしてみると人が変わってしまったように映ったのでしょう。「ママはどうせ私たちよりも、他のことが優先でしょ」と子どもたちが言うようになり、寂しい思いをさせていると思いました。私が彼との交際のためにお金を稼いでいると思われ、子どもたちはお金のない生活に不安を抱えていました。それに加えて、いつ給与が入るのか、いつ私の仕事が安定するのかと気にしていました。そんな状況を抜け出したく、まずは経済的に落ち着かせようとあれこれと仕事を抱えたのです。しかし、私が忙しくするばかりに子どもたちとの時間を削りコミュニケーションが減りました。そして、子どもたちとの関係にヒビが入ってしまいました。とても不安なときこそ、話してあげられる環境を作れず後悔しています。これからは、少しずつ改善して子どもたちの信用を取り戻せるように努めたいと思っています。また、仕事面でもクライアントさんに迷惑をかけないように、仕事に真摯(しんし)に取り組みたいです。まとめコロナ禍で会社が休業となり生活に不安がある中、子どもたちとクライアントさんに迷惑をかけました。仕事量と教育費のバランス、家事とのバランスに苦労したことを思い出し執筆いたしました。まだこれらのバランスは修復途中ですが、家族との時間をしっかりと作り、副業は余った残りの時間をあて、無理のない範囲でしたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/サトウユカ著者/Y.N.(44歳)大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
2022年11月19日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。息子である太郎くんの授業参観へと行ったまゆんさん。うまく発表ができず、固まってしまった太郎くんの元にクラスメイトが近寄ってきて……。★関連記事:「見るのきついな」授業参観で息子が黙ってしまって… #看護師でシングルマザーな私の話 42こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。普段、太郎は特別支援クラスと交流クラスを行き来しています。この日は交流クラスで「20歳の自分」というテーマの作文を発表することになっていました。しかし、場面かん黙と緊張症を持つ太郎にとって発表はとても大変なことでした。固まってしまうだろうなあと思いながら授業参観に参加しましたが、やはり固まっている太郎を見るのはつらいものがありました。頑張らなくていい。太郎に対してそう思っていると、数名のクラスメイトが太郎の元へと駆け寄りました。その子たちは太郎の作文を一緒に読もうと声をかけてくれたのでした。太郎が少し口を開いたのを見た私は、思わず「頑張れ!」と心の中で叫んでしまいました。結局太郎は作文を発表できませんでした。その後、合唱の時間になっても席から動くことができず……。すると、太郎が発表する前に「話す内容を忘れた」と発表でつまづいてしまった男の子が先生に何かを言っていました。その男の子が太郎に声をかけると、太郎は席から立ったのです!そのまま太郎は合唱に参加して、その日の授業参観は終わりました。その男の子は自分が発表でつまづいたから太郎の気持ちがわかると言ったそう。そのことを聞いたとき、なんてやさしくて温かい世界なんだと思いました。太郎がこんなにもすてきなクラスメイトに出会えてよかったと思いました。ー--------------まゆんさんは太郎くんのクラスメイトの温かさに感涙してしまったそう。これからもまゆんさんと太郎くんの周りにやさしい人が集まりますように。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年10月20日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。まゆんさんの息子である太郎くんは、特別支援クラスと交流クラスを行き来しています。4年生のとき、交流クラスで授業参観がおこなわれて……。★関連記事:「あああ!♡」かわいすぎる年下の先輩に思わず胸キュン! #看護師でシングルマザーな私の話 41こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。息子の太郎は学校など人前でうまく話せなくなってしまう場面かん黙と緊張症がありました。授業参観など人前で発表をすることになると目元が鋭くなって、口元にぎゅっと力が入ってしまいます。私は太郎のその表情を見ることがつらくて……無理に人前で話さなくていいと思っていました。4年生のとき、授業参観で「20歳の自分」という作文を披露することになりました。先生から太郎も発表させていいかと聞かれ、私は太郎が固まることを覚悟しながらOKを出しました。案の定太郎は固まってしまいました……。なのでもう発表をすることは難しいと思いました。しかしそのとき、数名のクラスメイトが太郎の元へと駆け寄ってくれたのです。ー--------------人前で固まってしまうという太郎くん。大勢の前で何かを話すことは勇気が必要になりますよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年10月13日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。長年勤めた病院を退職し、別の病院へと再就職したまゆんさん。新しい病院で教育係としてまゆんさんのサポートをしてくれている年下の先輩が話しかけてきて……。★関連記事:「新しい職場が決まったよ」内定が出て涙する私に息子が… #看護師でシングルマザーな私の話 40こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。私は人間関係や自分の立場に悩み、長く働いていた病院を退職しました。別の職種に就くことも考えましたが、やはり看護師という仕事が好きでまた別の病院で働き始めました。以前の病院では私が教育係でしたが、今は新人なので年下の先輩が教育係として私についてくれていました。私みたいに年上で経験ある頭の固い看護師の教育係に任命されるなんて……少し申し訳ない気持ちがありました。ある日、彼女が私に難しい顔をしながらイレギュラー対応をしていた話をしてくれました。大変だなあと思いながらその話を聞いていると「まゆんさんが居たので癒やされました」とかわいい笑顔でひと言!な、なんていい子なんだ! と胸キュンしてしまいました(笑)。私の存在が癒やしだと言ってくれたのですが、むしろ私のほうが癒やされてしまいました……。彼女は今では仲良しで良き相談相手になっています。ー--------------年下の先輩と良好な関係を築いているまゆんさん。年齢に関係なく仲良くなれる人がいるのはすてきなことですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年10月06日日々、何かと戦いながら生きているなか、誰もが思い通りにいかない世の中に対して怒りを感じてしまうこともあるのでは?そこで、そんなときにオススメしたい話題の1本をご紹介します。『ドライビング・バニー』【映画、ときどき私】 vol. 522妹夫婦の家に居候しているバニー、40歳。ある事情から、娘とは監視付きの面会交流しかできずにいた。それでも、明るい笑顔と気の利いたトークで、車の窓拭きをしながら必死に働いている。そんなバニーの夢は、娘の誕生日までに新居へ引っ越し、家族水入らずの生活を再開させることだった。ところがある日、妹の新しい夫ビーバンが継娘であるバニーの姪トーニャに言い寄る光景を目撃。カッとなってビーバンに立ち向かうも、それが原因でバニーは家を追い出されてしまう。すべてを失ったバニーは救い出したトーニャと一緒に、ルールもモラルも完全無視して、家庭支援局に立てこもることに……。第20回トライベッカ映画祭で審査員特別賞に輝いたのをはじめ、各国の映画祭や米批評サイトのロッテントマトで絶賛の声が相次いでいる本作。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。ゲイソン・サヴィット監督ニュージーランド在住の中国人であるサヴィット監督。カメラマンとしてキャリアをスタートさせたのち、テレビCMディレクターを経て、本作で長編映画デビューを果たしています。今回は、自身の経験やニュージーランドが抱える深刻な問題、そして日本の女性たちに伝えたいメッセージについて語っていただきました。―本作には原案としても携わっているそうですが、物語が生まれたきっかけから教えてください。監督もともとは脚本家から全然違うストーリーを提案されたのですが、そのときにはすでにバニーというキャラクターは存在していました。彼女は社会的にはみ出しそうなところに立っていて、逆境に置かれてはいますが、そういうところに私が惚れ込んだのが始まりです。特に、このストーリーを考えていた10年ほど前はニュースとかでもこういったシングルマザーの話は取り上げられていましたし、私自身もシングルマザー。さらに、親が1人しかいない友達も周りに多かったので、リアルな形でこの物語を描けるのではないかという思いもありました。あとは、ほかの国を舞台にしたものはあっても、ニュージーランドでこのテーマを描いたものはまだなかったから作りたかったというのも大きかったです。“社会の底辺”にいる人々が、大きな影響を受けている―おそらく多くの人がニュージーランドには自然豊かで大らかな国民のイメージを持っていると思うので、本作で描かれているリアルなニュージーランドの姿には驚かされるのではないかなと。さまざまな問題があるなか、早急に対処すべきことは何だとお考えですか?監督不平等やインフレなど、私たちはたくさんの問題を抱えていますが、国としてはみなさんが思い描くようなイメージを押し出しているので、そう感じられるのだと思います。そのなかでも深刻なのは、劇中でも取り上げている住宅問題。一時よりは少し落ちついてきたものの、住宅購入価格の平均は100万ニュージーランドドル(日本円で約8230万円)と言われているほどです。そのせいで住宅不足が蔓延し、バニーのような人たちが巻き込まれて、住居をまったく見つけられないという状況に陥ってしまいました。しかも、物価も高くなっているので、“社会の底辺”にいる人々は大きな影響を受けています。―また、ニュージーランドがここまで格差社会であることも想定外でした。監督格差に関しては、ニュージーランドでも非常に根深い問題です。システムの問題でもあるため、個人で何かするというのはなかなか難しいですが、私としては、国でも企業でも団体レベルでも、誰がそのトップにいるのか、というのが大きく影響するのではないかと考えています。つまり性別にしても人種にしても、ひとつのタイプに偏るのはよくないことなのではないかなと。まずは、それぞれの共同体をリードする人たちのバランスをよくしていくことから始めるべきだと思います。日本が大好きで嫌いになる理由がない―そしてもうひとつ、本作に関連する情報で衝撃を受けたのは、2020年発表の「子どもの幸福度」ランキングでニュージーランドが先進国38か国中ワースト1位、日本が2位という結果。こういった現状を生み出したのは、何が要因だと思われますか?監督ニュージーランドのような美しい国で何を落ち込むことがあるのか、と思われるかもしれませんが、実はニュージーランドでは若者の自殺率が非常に高いことが問題となっています。周りで起きていることと自分が切り離されているように感じてしまっているところがあるようにも見えますが、自分の感情とうまくコミュニケーションを取れない国民性も関係しているのではないかなと。さらに、家父長制がとても強い社会で、ラグビー選手のようなタフさを求められるので、自分のもろさを出してはいけないと感じている男性も多い気がしています。そんなふうに、精神的な葛藤を周りに伝えることができないので、健康的な人間関係を育むことができないのではないでしょうか。もちろんこれだけが原因ではありませんが、自分が成功する姿が見えない社会のなかで生きていることに難しさがあるのだと思います。―そこは日本の若者にも通じるところがあるかもしれません。ちなみに、監督は日本に対してはどのような印象をお持ちでしょうか。監督2018年頃に初めて日本を訪れ、滞在期間の関係で東京にしかいられなかったのですが、日本は大好きで嫌いになる理由がありません。ファッションやアート、食、伝統といったことはもちろん好きですが、なかでも金継ぎという概念が面白いと思いました。傷ついてもそれを治してまた歩いていく本作のバニーをはじめ、私が描く人物には金継ぎみたいなところがあるキャラクターが多いように感じています。ただ、私はこれまであまり日本の映画には触れてこなかったので、それはぜひこれからのミッションにしたいですね。特に、最近は女性監督が活躍していると聞いているので、そういった作品から観てみたいと考えています。自分を自分にしてくれるものを大切にする―劇中のバニーやトーニャのように、生きづらさを感じて悩んでいる女性は日本にもいますが、そういうなかで監督自身が心がけていることがあれば、お聞かせください。監督私が個人的にしているのは、できる限り女性を応援すること。それは映画業界だけでなく、自分がいるコミュニティのなかでも女性がリードしているいろんな団体があるので、さまざまな活動に参加するようにしています。とはいえ、あまり意見を前に押し出すことをしないアジア系の女性たちにとっては、そのなかで自分の声を見つけて、表現していくのは簡単なことではないですよね?特に、アジアの文化では一歩引くことが自然と身についているので、真逆のことをするのに居心地の悪さを感じることもあるかもしれません。でも、自分の場所を自分で作ること、そして自分で自分を応援することは大切だと思っています。―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。監督映画やアート作りをしている人にたとえてお話をしますが、まずは自分のビジョンを手放さないことがすごく重要だと思います。おそらく制作過程では、妥協しなければいけないことや削られてしまうこともあるでしょう。ただし、伝えようとしている真実が他人の意見によって薄まってしまうことなく、自分が言いたいことを世の中に出すことが大事です。そして、自分をユニークにしてくれるものを決して失ってはいけません。たとえそれが自分の“醜い部分”だと感じても、そういう側面も自分自身の一部なのです。そもそも私たちはみな不完全な存在なので、その不完全さもしっかりと受け止めつつ、自分を自分にしてくれるものを大切にしてください。後ろは振り返らずに、走り続ける!家なし、金なし、仕事なしのどん底に突き落とされても、そこにわずかでも可能性がある限り諦めることなく果敢に立ち向かう主人公バニー。その生き方から、もっと大胆に人生を突っ走ってもいいんだと勇気をもらえるはずです。取材、文・志村昌美感情を揺さぶる予告編はこちら!作品情報『ドライビング・バニー』9月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開配給:アルバトロス・フィルム️©2020 Bunny Productions Ltd
2022年09月28日35歳で出産してからの子育て期間中、私は自分のためにはお金や時間を一切使わず、子どものためだけに費やしてきました。そして私が50歳のときに子どもの義務教育が終わり、今までの押し殺していた欲求を取り戻すかのように、自分のために少しずつお金と時間を使い始めました。★関連記事:「夫が急死…」一夜にして大黒柱を失い生活が一変!節約と収入源、今後の人生を考えた【体験談】38歳で夫が病死。必死で子育てをして…生活費を稼ぐために奮闘する日々子どもが産まれて間もなく夫が病死をしました。そのとき、私は38歳。予想外にも、私は自分ひとりで子どもを育てなければならなくなったのです。夫が亡くなった場合、残された妻や子どもには遺族年金が支払われるのが一般的だと思いますが、わが家の場合、亡くなるまでのしばらくの期間、闘病していた夫を妻である自分の社会保険の被扶養者としていました。 そのため、夫の扶養を受けていたわけではないということで、夫が亡くなっても遺族年金が支給されないという事態となりました。それからというもの、私は生活費を稼ぐために必死で働き、乳飲み子を抱えながら夜中まで残業もこなし、時間的にも体力的にも非常にきつい思いをしながら、必死で子どもを育ててきました。どんなにきつくても、私が倒れてしまったら他に子どもの親はいない。絶対に自分が倒れるわけにはいかないので、体調を崩しても早めに薬を飲んだり病気休暇を取ったりしながら、なんとかやり過ごしてきたのです。そんなわけで、この15年間、自分自身に対してはまったくといっていいほどお金も時間もかける余裕がなく、貴重な時間とお金はすべて子どものために費やしてきました。子どもを立派に育てることに専念した15年私は、夫が亡くなる時点で決心をしました。「父親がいないからあんなふうになったと子どもが後ろ指をさされることのないように育てよう、むしろ、父親がいなくてもあんなに立派に育っていると言われるように、責任を持って育てよう」と。子どもが少なくともひとりで安心して行動できるようになるまでは、せめて義務教育が終わるまでの15年間は……と思って、自分が費やせるだけの時間とお金をすべて子どものために使いました。自分のことは一切後回し。自分の物は必要最低限だけあれば良い。それでも金銭的に厳しいときには、夫から買ってもらったブランド物のバッグや貴金属を泣く泣く売って、子どもの習い事や塾代に充てました。金銭的余裕もなければ時間的な余裕もありませんでした。平日はフルタイム勤務にワンオペでの育児と家事に追われ、休日は平日にやり切れなかった家事をこなしつつ、子どもの習い事の付き添いや大会の準備など、どこの家庭でもおこなっていることかもしれませんが、シングルマザーの私の場合、すべてひとりでおこなうので自分の時間なんてまったくありませんでした。子どもが手を離れて自分の時間を取り戻す子どもの義務教育も終わり高校生になると、子どもの交友関係も行動範囲も広がって、親との関わりよりも友人との関わりを重視するようになってきました。そこで、それなら私も自分のために時間を使おうという気持ちが芽生えてきました。しかし、あまりにも自分で自分のために時間を使うということを長い期間おこなってこなかったので、何をして良いかすぐには思い浮かびませんでした。試行錯誤した挙句、昔していたことを1つずつ思い浮かべて、できそうなものから試してみることにしました。そして、健康作りとして体を動かせるようなものということでランニングを、芸術系のものを1つということでピアノを、海外旅行で楽しめるようにということで英会話を始めました。昔少しかじっていたものばかりですので取っ掛かりやすく、なんでもハマリやすい私は一気にそれらにかける時間が増え、もはや家事や子ども関係のことにかける時間が足りなくなってしまいました。これまでとは一変して、自分の趣味の合間、もしくは睡眠時間を減らして家事や子ども関係の用事をするようになってしまったのです。でも、もう手を広げてしまった以上、止められない状態になっています。まとめ子どもが生まれてから義務教育が終わるまで、子どものためにお金も時間も費やしてきたおかげで、子どもはひとり親でもしっかりと育てくれました。あとは子どもの自主性を育てるためにも、今までとは違って少し遠くから見守ろうと思っています。一方、あまりにも長い間、自分を後回しにして生きてきたので、自分自身の人生としては空白の15年間になっていました。今、スポンジが水を吸収するかのように、自分の時間を取り戻そうとしています。子どもが成人するまでは引き続き子どもにも時間とお金をかけつつも、これからは、自分のためにも時間とお金をうまく使っていけるよう、試行錯誤をしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/山口がたこ著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2022年09月25日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。看護師としての再就職先を探して、2社の面接を受けたまゆんさん。就職サイトの担当者から内定のメールが届き、思わず涙するまゆんさんに息子の太郎くんは……。★関連記事:「大切にしているものは」今までになかった質問に私は… #看護師でシングルマザーな私の話 39こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。面接をした会社から内定が出たというメールが、就職サイトの担当者さんから届きました。その会社からは「印象がとてもよかった」とうれしい言葉をもらいました。その言葉に何だか涙がこみ上げてきて、少し泣いていると太郎が側へ寄ってきました。「お母さん、泣いてるの!?」と少し驚いていたので、新しい職場が決まってうれし泣きしていると説明しました。太郎は「また看護師ができるんやね!」「よかったね! お母さん!」と私の周りをくるくる回ってお祝いしてくれました。私は以前の職場で「自分は必要ない」と感じることが増え、それが苦になって退職を決意しました。看護師から離れて別の仕事をすることも考えていたので、看護師として内定をもらえたことや太郎がよかったねと言ってくれたことはとてもうれしいことでした。これからまた、看護師として働けることがとても楽しみです!ー--------------無事に再就職先が決まったまゆんさん。就活のゴールを迎えたときのうれしさはひとしおですよね。★関連記事:「母よ、なぜですか…?」実家の台所は調理器具にあふれていて… #くそ地味系40代独身女子 67★関連記事:「俺、今の仕事辞めようかな」お盆休みの最終日に突然旦那が… #旦那がブラック企業から転職 3★関連記事:「失礼しま~す」冷たくあしらわれないか不安に思いながら病院へ… #アラフィフ主婦ちゃんねる 16著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月19日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。再就職を目指しているまゆんさんは、2社の面接を受けることになりました。2社目の面接で面接官からの質問に対してまゆんさんの答えは……。★関連記事:「疲れた…」リモートでの面接中にまさかのハプニング発生! #看護師でシングルマザーな私の話 38こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。再就職にあたり、私は2社の面接を受けました。1社はリモートでの面接で、手応えよりも疲労を感じていました。もう1社の面接は対面でおこなわれ、3人の面接官の方が面接してくれました。以前の職場を辞めた理由や志望動機など、面接の内容はリモートでの面接とあまり変わりませんでした。休日について説明があったので、そのとき太郎のことを話しました。太郎は自閉症スペクトラムで病院へ通っていたので、月に1〜2回はその受診のために平日に休みが欲しかったのです。すると、面接官の1人が「生活で1番大切にしているものは何ですか?」と私に質問してきました。それは今まで受けたことがなかった質問でした。就活をしている中で私が大切にしていたのは家族でした。ただそれは就活だけではなく、普段の生活からも大切なものでした。面接官の方は何も言わず、微笑みながらうなずきました。違う方が「平日に休んでも大丈夫ですよ」と答え、そのまま面接は進みました。たったそれだけなのですが、この職場のやさしさに触れられた気がしました。ー--------------面接官の質問で職場の良さを感じたまゆんさん。面接時のふとした質問で職場の印象が良くなったり悪くなったるすることってありますよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月15日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。就職活動中、コロナ禍の影響でリモートでの面接を受けることになったまゆんさん。緊張しながらも面接をしていると、とあるハプニングが発生して……!?★関連記事:「ぽ」就職サイトの担当者の言葉に心のランプが点灯! #看護師でシングルマザーな私の話 37こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。看護師として復職するために就活をしていた私。最終的に2社の面接を受けることになりました。その内の1社は履歴書や職務経歴書はデータで提出し、面接もリモートでおこなうという会社でした。履歴書は絶対手書き! という時代にしか就活をしたことがなかった私には驚きの進化。コロナ禍ということもあるし、今はこのやり方が主流なのかな?リモートでの面接中、飼い猫が乱入してくるハプニングがあり……いつもは鳴かない子なのですが、この日は画面の向こうにいる面接官の方に向かって鳴いていました(笑)。そんなハプニングもあったからなのか、リモートでの面接が終わるとドッと疲れが出てきました。コロナ禍でも患者さんと対面しながら働いていた私にリモートは向いていないのかもしれません。ー--------------リモートでの面接に苦戦したまゆんさん。コロナ禍でリモートが増えましたが、皆さんはどんなことに苦労しましたか?著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月12日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。看護師として働ける再就職先を探しているまゆんさん。なかなか条件に合う職場がなく前途多難の中、就職サイトの担当者がまゆんさんにかけたひと言が……。★関連記事:「私は稼ぎ頭」意気込んでみるも条件の合う職場は…!? #看護師でシングルマザーな私の話 36こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。再就職へ向けて、私は就職サイトを利用していました。そこで私の就活をサポートしてくれている担当者の方がいました。その方は私の話を親身に聞いてくれたりして、以前から良くしてくれていました。今回も、条件に合う職場が数えるくらいしか見つからず弱気になってしまった私を励ましてくれて……。「今までの経験があれば大丈夫」「息子さんとの関わりも自己アピールにしていきましょう」と言ってくれ、弱気な私は勇気を持つことができました。この担当者の方を見ていて、信頼はこうやって獲得していくんだろうな〜と思いました。私も信頼を得られる人になりたいな。ー--------------就活サイトの担当者といい関係を築けているまゆんさん。不安なとき、親身になってサポートしてくれる人がいると心強いですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月08日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。まゆんさんは看護師として復職するために就活を始めました。理想の職場を探して希望を出してみるも、なかなか思い通りの職場には出会えず……。★関連記事:「みんなに無理のないように」独身時代の就活と違うことは… #看護師でシングルマザーな私の話 35こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。家族へ負担がかからないように働くと言っても、わが家の稼ぎ頭は私でした。むしろ私しか働ける人間がいない状態。太郎の今後などを考えると収入は多いほうがいいのですが、私はそれ以外にも希望することがありました。特に太郎が体調不良になったりしたときのことを考えると、休みが取りやすい職場のほうがよかったのです。あとは残業や通勤時間など、さまざまな希望を出してみると……私に合う職場は数えられるくらいしか見つかりませんでした。やる気に満ちあふれたモリモリマッチョな気持ちが急にガリガリの子鹿になってしまうほど、大きな不安を感じてしまいました……。ー--------------自分自身に合う職場を探すことは難しいと思ったまゆんさん。何にこだわって、何を妥協するのか、後悔のない選択ができるといいですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月05日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。再び看護師として働こうと思ったまゆんさん。そこで独身時代と今の就活でまゆんさんが違うと感じたことは……。★関連記事:「必殺技・傾聴!」自分が使っていた技にまさかの効果が!? #看護師でシングルマザーな私の話 34こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。看護師から離れたいと思い病院を退職したものの、太郎の言葉に後押しされて私はもう一度看護師として働きたいと思いました。そこで就職サイトを利用して就活を始めました。履歴書なんてもう何年も書いていないので戸惑いましたし、証明写真を撮ったら老けた自分にショック……。独身時代であれば自分の好き勝手に働く、ということができたのですが、今はそうではありません。私が無理をしていたことを母は知っていましたし、太郎のことを考える必要もありました。何を大切にして働くかということを考えたとき、私の中には「みんなに無理のないように」という考えがありました。以前の職場で働いていたときは母にも太郎にも我慢をさせてしまっていたので、次はそういうことのないように働きたかったのです。やはり家族の存在は私の中で大きく、譲れないものでした。ー--------------これまでの経験から家族とのバランスを考えながら就活を始めたまゆんさん。家族の誰かに大きく負担がかかるような働き方は避けたいですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年09月01日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。看護師という職業から離れたいと思っていたまゆんさん。しかし、息子の太郎くんの言葉に後押しされてまた看護師として働きたいと思ったそう。そこで、再就職に向けて本格的に動き出したところ……!?★関連記事:「続けたい」看護師から離れたかったのに…私の心には #看護師でシングルマザーな私の話 33こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。看護師を辞めたものの、「人に必要とされる仕事がしたい」と思った私は、また看護師として働くことを決めました。気持ちの方向性が決まった私は、お世話になっていた転職サイトの担当さんへ連絡をしました。私と同世代の女性の方で、親身になって私の話を聞いたり相談に乗ってくれたりしました。看護師は患者さんの話を丁寧に聞いて、看護のやり方を考えたりします。「傾聴」というのは、私が仕事をする上での1つの技でよく使っていました。担当さんもその技を使うのがうまく、私の心には傾聴がすごく効果的に働いていました! 聞くことばかりしていた私にとって、聞かれるという経験はあまりなく……聞いてもらうことも大切なのだと気付かされました。ー--------------まゆんさんはこのことで口に出すことは、自分の気持ちの整理にもつながると知ったそう。考えがまとまらないときはアウトプットして整理してみることが効果的ですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月29日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。心が折れてしまったことで退職したまゆんさんは、看護師という仕事から距離を置きたいと考えていました。しかし、そんなまゆんさんは息子の太郎くんの言葉をきっかけに考え方が変わって……。★関連記事:「必要ない人間なんだ」息子のひと言で嫌な記憶が蘇って… #看護師でシングルマザーな私の話 32こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。「(職場で)必要ないって言われたの?」という太郎の言葉をきっかけに、私は働くなら自分を必要としてくれる場所で働きたいと思うようになりました。でも、その気付きと看護師として再就職するかは別の話でした。というのも、このころの私は働くどころか家族以外の人に会うことが嫌になっていて……外に出ることすらしんどく感じていました。太郎は家の中が1番安心だと言うのですが、その気持ちがよく理解できました。そんなふうに閉じこもっていた私にとって、太郎の言葉は心に刺さりつつも背中を後押ししてくれるエールにもなりました。人に必要とされる仕事ってなんだろう。そう考えたとき、私は思いました。看護師としてまた働きたい、と。ー--------------つらいことがあってもまた看護師として働きたいと思ったまゆんさん。一度離れたいと思った仕事に戻るのは勇気が必要なことですよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月25日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。看護師を辞め、家で過ごしていたまゆんさん。そんなまゆんさんを見た息子の太郎くんは「お母さん、何で仕事に行かないの? 必要ないって言われたの?」と言いました。必要ないという言葉にまゆんさんは看護師時代のことを思い出して……。★関連記事:「必要ないって言われたの?」息子の純粋な言葉がグサリ! #看護師でシングルマザーな私の話 31こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。看護師という仕事柄、私は今まで太郎と一緒に家にいる時間があまりありませんでした。仕事を辞めて、毎日学校へ行く太郎の見送りや出迎えができるのをいいなと思っていました。太郎からすれば、私が仕事に行かず家にいる=職場で必要ないと言われた、という認識だったようで退職したとは思っていないようでした。太郎に「必要ないって言われたの?」と真っすぐ言われてしまい、看護師として心が折れてしまった日のことを思い出しました。看護師をしていたころ、主任という立場も相まっていろいろな所からの圧力を感じていました。そういったつらいことがフラッシュバックしてしまい……。でも、太郎のその言葉のおかげで「私は必要とされたい」と思っていたことに気付けました。太郎の言葉は胸にグサリと刺さる言葉でしたが、最高のエールにもなりました。ー--------------働くなら自分を必要としてくれるところで働きたいと思ったまゆんさん。たしかに、自分を必要としてくれる人の元で働くほうがモチベーションも上がりますよね!著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月22日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。職場でさまざまなことが重なり、心が折れてしまったまゆんさん。看護師という職業から離れ、家でゆっくり過ごしていたある日、息子が……。★関連記事:「辞めてくれてよかった」退職してから知った母の我慢と本音 #看護師でシングルマザーな私の話 30こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。私は長年看護師として病院で働いていました。私には息子である太郎もいるので、太郎のことを考えると安易に仕事を辞めるわけにもいかなかったのですが……あるときぽっきりと心が折れてしまい、看護師を辞めることにしました。母にも「仕事を辞めてくれてよかった」と言われるほど、私の心には負担がかかっていました。その折れた心を修復するため、すぐ就職先を探すことはせず、家でゆっくりと過ごしていました。看護師は夜勤もあり、どうしても生活が不規則になりがちです。なので、今までは毎日太郎に「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と見送りや出迎えをしてあげられませんでした。ですが、仕事を辞めると毎日太郎の様子が見れるようになり、うれしく思っていました。ただ、太郎は私がずっと家にいるのが不思議なようで、「何で仕事に行かないの? 必要ないって言われたの?」とひと言。図星のような、そうでもないような……でもそういうことだよなあ、と太郎の真っすぐな言葉が胸にグサッと刺さりました。ー--------------仕事を辞めたまゆんさんに「必要ないって言われたの?」と手厳しい言葉をかけた太郎くん。子どもの純粋な言葉って胸に刺さりやすいですよね……。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月18日『ボルベール〈帰郷〉』『ペイン・アンド・グローリー』以来、7度目のタッグとなるペドロ・アルモドバル監督と主演ペネロペ・クルスの黄金コンビが贈る『パラレル・マザーズ』。この度、予告編と場面写真が解禁となった。待望のアルモドバル監督最新作では、ライフワークでもある母の物語に戻り、同じ日に母となった2人の女性の数奇な運命と不思議な絆、そしてこの困難な時代における生き方を描き、新たなアプローチで深く広く多様な世界観を作り上げた渾身の1作。解禁となった予告編は、ジャニス(ペネロペ・クルス)の出産シーンから始まる。娘と対面した父親に、「DNA検査をしたほうがいい」と言われたことで状況が一転。「心配事をなくすため」と、自分に言い聞かせながら娘の検体を採取する様子や、「最愛の娘は、他人の子でした」という衝撃のナレーションにのせて激しく動揺するジャニスの表情が映し出される。同じ日に母となった17歳のアナ(ミレナ・スミット)に「娘さんの父親はどんな人?」と聞くと、アナは「誰かわからない」と返す。そして突如、「娘が亡くなった」と打ち明けるアナの姿や、「かわいい子」「あなたを愛している」と涙ぐむジャニス。またその中で、年老いたジャニスのおばが「私の夢は家族がいつかひとつになること」と願うシーンも見受けられる。併せて解禁となった場面写真では、切なく悲しげな表情で赤ちゃんを見つめるジャニスとアナのショットや、妊婦姿のペネロペなどが切り取られている。そのほか、料理をしながら楽しそうに話すジャニスとアナのカットも。2人のシングルマザーがどのような運命を辿っていくことになるのか、注目だ。『パラレル・マザーズ』は11月3日(木・祝)よりヒューマントラスト有楽町、Bunkamura ル・シネマ、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラレル・マザーズ 2022年11月3日よりヒューマントラスト有楽町、Bunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテほか全国にて公開© Remotamente Films AIE & El Deseo DASLU
2022年08月18日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。長年勤めた病院を辞め、看護師ではなくなったまゆんさん。ある日、まゆんさんの母が「辞めてくれてよかった」とひと言。その理由とは……。★関連記事:「ポキッ」のし掛かる圧力に心が折れてしまって… #看護師でシングルマザーな私の話 29こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。病院を辞めたものの、次のことは何も決めていませんでした。私は心が折れて退職したので、まずはその傷から治す必要がありました。それには時間が必要で、今までにないくらいゆっくりと過ごしていました。ある日、母がみかんを持って私の元へやってきました。母は、私が仕事を辞めてくれてよかったと言いました。私は何で? と思いながら、母の話を聞きました。すると、「この半年のまゆんのため息の多さに、こっちまでまいりそうになっていた」と。私は母に我慢をさせてしまっていたのです。普通なら「ため息つかないで、こっちまでおかしくなりそう」と言いそうなものなのに……母は私のため息の理由をわかっていたからこそ、何も言わないでいてくれたのです。母に申し訳なく思う半面、ありがたくも思いました。我慢していたのは自分だけじゃなかったんだ。そう思わされました。ー--------------何も言わずに娘を見守っていたまゆんさんの母。ふとしたときに気付く親の愛情ってありますよね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月15日1人娘を持つシングルマザー・田島さん(34歳)。毎日仕事と育児で大忙しの日々ですが、娘の担任のイケメン保育士にひそかに片思い中♡自身の魅力を武器に先生にアタックを仕掛けるも、ことごとく効かずモヤモヤ。と思いきや、いきなり先生に呼び止められた⁉もしかして求婚されちゃう…!?...意中の先生が結婚することになり大ショック…と落ち込んでいたら、新たな出会いが!早速巨乳をアピールする田島さん、立ち直るスピードは超特急です。シングル同士、大人の恋愛が始まるかもしれませんね。巨乳ママ・田島さんの恋愛奮闘記は続く…!?原作:mamagirlWEB編集部作画:タバタユミあわせて読みたい🌈【実話】美人ママの秘密を大暴露!実は〇〇してるんです
2022年08月13日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。病院で主任として働いていたまゆんさん。転職について考えていたものの、まゆんさんの心は音を立てて折れてしまい……。★関連記事:「中間管理職ってきつい」その言葉を身をもって体験して… #看護師でシングルマザーな私の話 28こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。私は看護師として患者さんと関わったり、主任として上司と部下の間に入ったりして日々忙しく過ごしていました。そんな中でも息子の太郎のことを考えたり、転職について悩んだりしていました。職場が決まるのか、人間関係はどうなるのか。他にも有給休暇や通勤時間のことなど、考えることはたくさんありました。それ以外のことでも考えたり、悩んだり、迷ったり。とにかく思案する余裕がありました。ただ、主任というポジションにいた私はいろいろな人の間挟みになっていることもあり、何だか圧力を感じるようになりました。日に日に大きくなる圧力にいつしか何も考えられなくなってしまい……。ある日、心が「ポキッ」と音を立てて折れてしまいました。このことがきっかけで、私は「看護師を辞める」という選択をしました。ー--------------自分の心のことを考えて病院を辞める決断をしたまゆんさん。退職をするのはなかなか難しいですが、自分の心身は大切にしたいですよね。★関連記事:「何か怒らすようなことしたか…?」恐る恐る夫が問いかけてきた理由は… #デブス女の修羅場 23★関連記事:「どんだけ!」正直なめていた! 粉瘤摘出手術のスケジュールとは? #アラフィフ主婦ちゃんねる 4★関連記事:「どうする?」コミュ力がポンコツなアラフォーのあいさつ問題 #アラフォーの気にし過ぎな毎日 25著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月11日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。長年勤めていた看護師という職業から離れたまゆんさん。中間管理職だったまゆんさんが思うこととは……。★関連記事:「何を中心に考えるか」私が退職するまで考えていたこと #看護師でシングルマザーな私の話 27こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。私は以前働いていた病院では主任を任されていました。いわゆる中間管理職で、上司と部下の間に挟まれていて……。よく中間管理職は板挟みになってきついと言われますよね。知ってはいたものの、いざ経験してみると想像を超える苦労のあるポジションでした。学生時代はバレーボールをしていたのですが、このときのポジションはセッター。セッターはチームの司令塔のような役割があるポジション。思えば当時も、攻撃と守備の間で中間管理職のようなことをしていたのかもしれません(笑)。ー--------------中間管理職の役割をになっていたまゆんさん。上司と部下の間を取り持って関係性を構築すると思うと、計り知れない苦労がありそうですね。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年08月08日義父母がシンドイんです!
うちのママは過保護なの?
家事分担離婚