動画配信サービス・ビデオマーケット(VideoMarket)が26日、今週の視聴ランキング(集計期間:1月19日~25日)を発表し、ドラマ部門で前週2位だった『99.9-刑事専門弁護士-』が1位になった。『99.9-刑事専門弁護士 - SEASONII』の舞台挨拶に出席した馬場園梓、片桐仁、香川照之、木村文乃、マギー、岸部一徳(左から)この続編となる『99.9-刑事専門弁護士 - SEASONII』が現在、TBS系で毎週日曜21時より放送中。主演は嵐の松本潤が務めており、個性的な刑事専門弁護士たちがぶつかり合いながらも逆転不可能と思われる刑事事件に挑む姿を描く。平均視聴率が第1話15.1%、第2話18.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調の「SEASONII」は、同ランキング・ドラマ部門で5位。その勢いのまま、前シリーズを1位に押し上げた。■映画部門1.君の膵臓をたべたい2.昼顔3.猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)4.キングスマン5.ジョン・ウィック:チャプター26.22年目の告白-私が殺人犯です-7.映画「兄に愛されすぎて困ってます」8.ザ・サークル9.映画「銀魂」10.ザ・ウォール■ドラマ部門1.99.9 ‐刑事専門弁護士‐2.雲が描いた月明り3.花郎<ファラン>4.アンナチュラル5.99.9 -刑事専門弁護士-SEASONII6.逃げるは恥だが役に立つ7.シンデレラはオンライン中!8.私のキライな翻訳官9.三国志 ~趙雲伝~10.トドメの接吻■アニメ部門1.怪盗グルーのミニオン大脱走2.宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち3.劇場版 「ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール」4.君の名は。5.魔法使いの嫁6.この世界の片隅に7.カーズ/クロスロード8.シリーズセカンドシーズン9.斉木楠雄のΨ難10.モアナと伝説の海
2018年01月27日アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が主演を務める映画『羊の木』(2月3日公開)に出演する役者陣が、メガホンを取った吉田大八監督の演出方法についてコメントを寄せた。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。関ジャニ∞の錦戸亮が主演、松田龍平、木村文乃らが出演する。『桐島、部活やめるってよ』(12)で日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞をダブル受賞、『紙の月』(14)では同優秀監督賞を受賞し、注目される吉田監督。元殺人犯という難役を演じた役者たちは、そろって吉田監督の演出の細やかさ、的確さを口にした。無邪気で好奇心が強い、謎めいた宅配業者を演じた松田は、「自分でも制御できない凶暴性と子どものような純粋さという、極端な二面性を抱えて生きてきた人だと思うんです。その二つの間で彼がなにを考え、どう揺れていくか。現場では監督の丁寧な演出に助けられて、そのポイントを細かく探っていきました」と感謝する。北村一輝は、クランクイン前に「吉田監督に「僕の演出はネチッこいですから」って何度も言われたんです(笑)」と振り返るが、「実際ご一緒したら、全然そんな感じはなかった。むしろ微妙な声のトーンだったり台詞の間だったり、役者が一番知りたい匙加減を的確に示してくださった。おかげで単にチャラチャラしただけじゃない、大事な何かを造形できた気がしています」と語った。色っぽい介護士を演じた優香は「演じるに際しては単純なエロティックさだけじゃなく、彼女の人生から漂う匂いが生々しく伝わればいいなと思いました。正直、難しかったです」と撮影時の心境を吐露。「どうしても悩んでしまう部分は、表情から台詞の温度感まで吉田監督に細かく教えていただいて……何とか乗り切りました(笑)」と、吉田監督の手腕に助けられたという。市川実日子は「監督が他の役者さんに細やかな演出をされているのを現場で見た時、うれしい気持ちになりました」と意外な一言。「もともと持っている何かを引き出しながら、違う面にも光を当てているような……」と、その演出を絶賛していた。
2018年01月24日主演に錦戸亮(「関ジャニ∞」)を迎え、木村文乃、北村一輝、松田龍平ら豪華キャストが出演する心揺さぶる衝撃と希望のヒューマン・サスペンス『羊の木』。元受刑者の男女6人を受け入れたことをきっかけに、町の日常が変化していく様を描いた本作から、このほど2種類のTVスポットが解禁となった。到着したのは、「衝撃の感動に震える」「待ち受けるのは、絶望か、希望か」と、それぞれキャッチコピーが添えられた【ドラマ編】【サスペンス編】2本のTVスポット。どちらも、錦戸さん演じる思いがけず元受刑者の受け入れ担当者になってしまった市役所職員・月末一が不安な表情を浮かべ、翻弄されている様が垣間見える。■TVスポット【ドラマ編】■TVスポット【サスペンス編】劇中では、月末が想いを寄せる木村さん演じる同級生や、松田さん、北村さん、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯が扮する個性的な元殺人犯たちの間での戸惑いや揺れを見事に表現している錦戸さん。「様々な過去を抱えた登場人物たちの中で翻弄されていく月末を演じるのは、とても刺激的な体験でした」と話し、「これから日本では魚深市のような町が現実に増えていくかもしれません。正解がわからないまま“他者”を信じ、裏切られ、折り合いを付けなきゃいけない状況も出てくるような気がする。もしそれが自分だったら──?ご覧になった方の、そんな心の扉をノックしてくれる映画になっていると思います」とコメントしている。『羊の木』は2月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月24日日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士-SEASON II』のヒロインに抜擢された、女優の木村文乃さん。撮影の裏側や意気込みを聞きました。「とくに監督などから言われたわけではないんですが、役作りとして、自ら髪を切ってみました」思い切ったショートヘアで現れた、木村さん。日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士-SEASONII』のヒロインに抜擢され、気持ちはすでに、元裁判官の尾崎舞子だ。「舞子は、プライドが高く、物言いが上からだったり、つっけんどんな態度が目につく女性。ある事件がきっかけで裁判官を退官してから、法律の世界に戻るかどうかを決めかねているという微妙な立場や、気難しい部分がミルフィーユの層みたいになっている人で、それを表現するのはなかなか難しいです。ただ、いろんなことが鼻につく嫌な女性として映ってしまったら、愛されるキャラクターにならないと思うので、でも嫌いにはなれないんだよね、っていうどこか憎めないチャーミングな女性に見せたいと考えています」前作のシーズン1は、同クールの中でも最高視聴率をマークした人気作。そこに新たに加わることについて、最初は怖さを感じていたという。「私の新しいキャラが、前作のドラマが好きだった人たちにすんなり受け入れてもらえるのかどうか不安だし、しかも、役者陣のチーム感もすでに出来上がっているので、これは早くなじまなくてはと思いました」そんな気持ちを察してなのか、主人公の深山を演じる松本潤さんの呼びかけで、撮影前に出演者たちが集まって、食事会が開かれたのだそう。「その時、印象的だったのが『続編ではあるけれど、前作の11話、12話の感覚でやってしまったらだめだと思う。僕たちがまず新しい気持ちで作らないと』という松本さんの言葉。その後、現場に入るとみなさんが、できないからダメ、じゃなくて、できなかったら一緒にみんなで作っていこうというスタンスで、すごく熱い現場で。香川(照之)さんをはじめとした芸達者な先輩役者さんたちが、たったひとつのセリフに時間をかけて、ああでもないこうでもないと試行錯誤されていて、そんな様子を見ていると、私も、家でも台本が手放せないですね」シーズン2の見どころを伺った。「前作ではまだ解き明かされていなかった過去の話などが、前半からかなりスピーディに展開していくので、この作品を初めて観る人でも人物像がわかると思います。逆に、前作からのファンの方は、知りたかったことがやっと明らかになるので、いきなり見どころ満載。それから、99.9といえばの“オヤジギャグ”も、前回からさらに進化しているようです。私、そのギャグをすでに見て知ってるのに、本番ではゲラゲラ笑っちゃうし、今思い出しても笑える(笑)。新参者だけにそこに対する免疫はまだできていなくて、松本さんから『舞子、すぐ笑うんだもん。俺だって本当はゲラなんだから(笑)』って怒られちゃいました」そんな木村さん、普段から、何事にも99.9%まで粘るのだそう。「いつもギリギリで物事を決めるタイプです。0.1%のさじ加減で、その後の未来が大きく変わると、私は思ってるから」きむら・ふみの1987年10月19日生まれ。女優。出演した映画『火花』『伊藤くん A to E』が上映中。映画『羊の木』は2月3日より全国ロードショー。日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士-SEASON II』、毎週日曜21時~放送。個性的な刑事専門弁護士たちが、ぶつかり合いながらも、逆転不可能と思われる刑事事件に挑む、痛快リーガル・エンターテインメントドラマ。※『anan』2018年1月24日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・石邑麻由インタビュー、文・若山あや
2018年01月23日きゅっと口角の上がった笑顔がまぶしい。「でも笑顔はあんまり好きじゃないんです。って言っても、超笑ってますよね。いまも笑ってる」と、照れくさそうに微笑む。思わずまじまじと見つめてしまうほど端正な顔立ちなのに、やわらかい表情と言葉が、ぐっと彼を近くに感じさせた。誰もが傷つきたくないけれど、誰かを傷つけているそんな岡田将生が、うるわしいルックスをフル活用して挑んだのが、映画『伊藤くん A to E』の「伊藤くん」役だ。1月12日に全国165スクリーンで封切られた今作は「登場人物、全員無様!」というキャッチコピーが、胸をざわざわさせる。かつての売れっ子脚本家・矢崎莉桜(木村文乃)は、伊藤というどうしようもない男について悩む、A~Dの4人の女性からの恋愛相談をヒアリング。新作脚本のネタにしようと話を聞き続けるうち、偶然にも「女たちが語る伊藤は同一人物?」と気づく。しかも伊藤は、莉桜が主宰するシナリオスクールの生徒だった。やがて莉桜は、みずからも「5番目の女=E」として伊藤に翻弄されていく。自己中で無神経な「伊藤」の言動。しかし、伊藤として過ごす時間が増えるにつれ、演じる岡田には不思議な感情が芽生えはじめる。「言動自体はクズなんだけど、伊藤は自分の意志で純粋に生きている、と思えるようになってきたんです。伊藤としての人生をまっとうしている、というか。傷つきたくないって誰もが思っているし、そのために自分の世界で生きるのは悪いことじゃない。それによって相手を傷つけているかもしれないけれど、誰も傷つけないように生きていくのは不可能だ、とも思うんです。伊藤を演じるうちに『こういう生き方もいいなぁ』とか『こんな生き方ができたら、違う世界が待っているんだろうな』と考えたりするようになりました。だから、いまでは伊藤のなにが“痛男”なんだろうって、わからなくなってきています(笑)。もちろん、近くにいたら関わりたくないし、近寄りたくはない。でも、2017年の夏をとおして、一番好きになったキャラクターであることは間違いないですね」“自分らしく生きること”はきっと、人と違う道を選んだり、ひとりになるのをいとわないことでもある。岡田が言うように、誰かとぶつかってしまうときもあるだろう。思っていることを口に出せる伊藤が、まぶしい物語のなかで、伊藤は自分の生き方をつらぬくために、容赦なく人を傷つける。なかでも印象深いのはクライマックス。木村文乃演じる莉桜と、お互いの意見を叩きつけあうシーンだ。「莉桜は莉桜で、伊藤の言葉にへこんだり傷ついたりしていて、自分自身と戦っているような感じ。でも『伊藤は伊藤で、莉桜に言っているようで自分自身にも言っている。自分を肯定するために、自分の身体を使って言っているんだ』と、監督に言われたんです。だから、莉桜と会話をしているのに、自分と会話をしているような感じでもあって……すごく不思議な感情でした。このシーンからラストに向かって、莉桜は前に進んでいきます。でも、伊藤はやっぱり“自分は自分”。普通は物語のなかで主人公が変化したり、成長していくのがセオリーなのに、彼は最後までまったく変わらないんです」映画のなかの伊藤はある意味、本当に清々しい。そんな伊藤のことを、岡田はすこしまぶしそうに語る。「伊藤くん役では、普段なら絶対に言わないようなことを、散々言わせてもらいました。自分だったら絶対にストップをかけることでも、役だからそのハードルを越えていける。A~Eの女性たちのことをたくさん傷つけたけど、こんな役はあんまりないから、なかなかできない体験でしたね」演じている役に影響されて、自身の言動が変わることはありますか?と尋ねてみた。すこし考えて、あまりない、と答える。そして彼は、一度はずした視線をまっすぐに戻しながら、言う。「でも、思っていることをはっきり言うことは、すごく大切だと感じました。日本人はなかなか言えないタイプの人が多いけれど、伊藤の思考は海外に近いと思えば、すごく納得できる。無駄なストッパーがないのは、素敵なことですよね。僕は、すごくストッパーがある。本当は、なんでも言えたらいいなとは思いますけど」しかし、さまざまな言葉や思いを自分のなかに溜めているからこそ、どんな芝居にも奥行きが生まれているというのは、考えすぎだろうか?そう思わせるくらい、彼の演じる役はいつも色とりどりの感情をまとわせて、そこに“存在”している。自分と向き合い、人と関わりながら、光を増していく俳優として、すでにキャリアは充分。代表作といえるドラマや映画をいくつも持ち、等身大の役からアクの強い役まで、さらりとやってのける。正統派の二枚目なのにちゃんと人間くさくて、ヘタレでも愛されるキャラクターを演じるのは、いまや岡田将生の独壇場ではないだろうか。しかし彼は、昔から前に出るタイプではない、と言う。「今回の映画は、7年前に『雷桜』でご一緒した廣木監督の現場。そのころから知っているスタッフさんには『大人になったね』なんて言ってもらったりしましたが、演じていくなかで『前に出ろ』とか『人に気を遣うな』と言われるのは、昔と同じでした。自分のそういうところは好きじゃないし、変えたいと思っているけれど、なかなか変えられない。いつも『今日も言えなかったな……』って反省して『明日は頑張ってみるか』って思う」明日になってもまたできなかったりするんだけど、と、眉を寄せて笑う。自分とまっすぐ向き合うことは、それだけでも難しい。岡田が多くのファンだけでなく、俳優仲間や監督たちにも愛される理由が、その素直な姿勢にも垣間見えた。「でも、みんながみんな前に出る必要もない。僕の中身を汲み取ってくれる人もいるし、汲み取らないことですごくいい方向に進めてくれる人もいる。そういう“人と人とのバランス”を楽しめばいいのかな、って最近は思えるようになってきました」自分の内側から、言葉を探るように話す。変わらないことも、変わりたいと思うことも、変われないことも、悪くない。いまの自分を受け入れながら、周りの人と丁寧に関係を築いていけばいい。みずからの意志をつらぬくことだけが、自分らしさではないのだろう。誰にも影響されることなく生きる伊藤でさえ、人との関わりのなかで、自分の声に耳をかたむけ直した。もしかしたら“自分”の一面は、誰かとのコミュニケーションから見えてくるものなのかもしれない。岡田がいつも見つめている「自分自身」と、私たちが見ている「岡田将生」。彼らは絶妙に混ざり合って、これからもその魅力を増していく。取材+文:菅原さくら撮影:池田博美映画『伊藤くん A to E』絶賛公開中!出演:岡田将生 木村文乃 / 佐々木希 志田未来 池田エライザ 夏帆 / 田口トモロヲ・中村倫也 田中 圭監督:廣木隆一配給:ショウゲート ©「伊藤くん A to E」製作委員会公式サイト:
2018年01月19日「嵐」松本潤が型破りな弁護士を演じて主演を務めた日曜劇場「99.9」の続編となる「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」が1月14日からスタート。松本さん演じる深山大翔の“おやじギャグ”にファンからは「帰ってきた」と歓喜の声が続々寄せられている。本作は個性的な刑事専門弁護士たちが、ぶつかり合いながらも逆転不可能と思われる刑事事件に挑んでいく新感覚の痛快リーガル・エンターテインメントドラマ。松本さんが99.9%有罪とみなされた案件でも、残された0.1%の事実を自らが納得するまでとことん追及する刑事専門弁護士・深山大翔を、香川照之が敏腕弁護士・佐田篤弘を演じて続投、今シーズンからは木村文乃が元裁判官の新ヒロイン・尾崎舞子役で参加する。第1話では深山らがとある殺人事件の弁護依頼を受けることになるが、付き添いでやってきた依頼人の友人である舞子が、元裁判官の経験からこの事件は有罪であり無実を証明するより情状酌量を求めるべきという立場で深山らと対立。一方、舞子の経歴を知った佐田は今回限りという条件で舞子を弁護士として雇用する…という展開。前作で話題となった深山や佐田の“おやじギャグ”は今回も健在。深山がサンドウィッチを食べる際に「いただきマングース」と言う場面が流れると「待ち遠しかった!!」「めっちゃ反応しちゃった」「帰ってきたーーーーー」などのツイートが多数投稿され、本作の放送を待ちわびていた視聴者の歓喜の渦がネット上に巻き起こる。また被疑者に接見するためタクシーに乗ろうとする深山が舞子に「手持ちある?」と聞く場面にも「「手持ちある」再び~~」「手持ちある?のくだり榮倉奈々ちゃんと全く同じでわろた」など、前作からのファンが喜びのツイート。新シリーズの始まりを祝福する。おやじギャグやダジャレが多数作中に登場する本作だけに1話にゲスト出演した新妻聖子にも「え、新妻さんカラオケ王99.9点出すから99.9に出てるの?」というコメントが来るほど。またプロレスネタが豊富なのも本作の特徴。「田口ジャパンが会社名で出たり印刷会社の名前にプリンス・ディビットの名前をモジってブッこんだところを密かに評価したい」と細部のこだわりに気付いたファンからの反応も。ラストにはプロレスラーのオカダ・カズチカもゲストで登場。オカダさんといえば声優の三森すずことの真剣交際が報じられたばかりで、このタイミングでの出演に「確かにイケメンだ」「ウワサの人がw」「オカダさんが出てきたのタイムリー過ぎでは」などタイムラインも大きく沸いていた。真実を解き明かすリーガルドラマとしての面白さは踏まえつつ、おやじギャグやダジャレにシリーズとしての継続性を持たせ、タイムリーなゲストで視聴者の注目を集めた「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」。舞子の回想シーンに出てきた佐藤勝利演じる“謎の人物”や、笑福亭鶴瓶演じる裁判官と深山との対立にも注目が集まる中、ラストでは深山の過去にまつわる事件の存在も示唆され、次回のテーマになる模様。来週も見ずにはいられない終わり方に思わず期待が高まる。「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(笠緒)
2018年01月14日俳優の岡田将生が1月13日(土)、都内で行われた主演作『伊藤くん A to E』の公開記念舞台挨拶に登壇。今年の目標は「毒を吐く」と宣言したが、この日は喉を傷めた状態で「こんな大切な日に、喉が痛いなんて!」と自分に毒を吐く“人の良さ”を披露していた。柚木麻子の傑作小説を原作に、容姿端麗で自意識過剰な無神経フリーター=伊藤くん(岡田さん)が、“都合のいい女”、“自己防衛女”、“愛されたい女”、“ヘビー級処女”、そして崖っぷちの女性脚本家の運命を狂わせる恋愛ミステリー。複数の女性をふり回す、無神経なクズ男を演じた岡田さんは、「すごく挑戦した作品で、自分にとっても大切」と深い思い入れを語り、「自己中な男ですが、自分の世界を持っている部分はあこがれる。だから、演じがいがありました」とふり返った。この日は岡田さんをはじめ、ダブル主演の木村文乃、共演する佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、廣木隆一監督が勢ぞろい。女性陣からは「演じながら、本当に最低だなと思った」(佐々木さん)、「この人、気持ち悪いと思った」(志田さん)と伊藤くんに対する嫌悪丸出しコメントも飛び出し、当の岡田さんはタジタジだった。そんななか、木村さんは「どの登場人物も、どこか自分にあてはまるところがあるし、とても人間らしい愛すべき存在。私は好きだなと思いました」と擁護。田中さんも「映画を見ながら、伊藤くんは気持ち悪いし、腹立つと思ったが、もちろん、岡田くんとは全然違うし、本人はすてきな人。だからこそ、あれだけの伊藤くんを作り上げたのがすごい」と俳優魂を絶賛していた。今年の目標については、「ストイックに、いい意味で空気を読まない1年にしたい。いい伊藤くんを目指します」(中村さん)、「髪を伸ばしたい」(夏帆さん)、「去年は家にいる時間が多かったので、今年はまず家から出て、日本からも出る挑戦をしたい」(池田さん)と話していた。『伊藤くん A to E』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2018年01月13日映画『伊藤くんA to E』(1月12日公開)の公開記念舞台挨拶が13日に都内で行われ、岡田将生、木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、廣木隆一監督が登場した。同作は柚木麻子による同名小説を映画化。容姿端麗だが自意識過剰で無神経すぎる痛男・伊藤誠二郎(岡田)と、伊藤に人生を振り回される4人の女達、そして伊藤にまつわる恋愛相談をネタに新作ドラマで再起を図る脚本家・矢崎莉桜(木村)の姿を描く。作中で「伊藤くん」に振り回されることになった女性陣は、それぞれ華やかな格好で登場。木村は大人な赤でシックに決め、佐々木はシースルーでさりげなく肌を見せる。夏帆は赤のロングシャツワンピースで個性を発揮し、池田は女神のような白ワンピースで美脚見せ、志田はフリルのついた甘めの衣装で若々しさを見せた。それぞれ2018年の抱負を聞かれると、佐々木は「失敗を恐れず、当たって砕けたい」と語る。また志田は「髪の毛を伸ばします。ここくらいまで」と胸のあたりを示した。夏帆は「私も髪を伸ばしたいなと思って。伸びてくると我慢できないんですよ。切っちゃう」と苦笑。2人で髪を伸ばそうと誓い合っていた。「2017年は書評やコラムで執筆する仕事が多かった」という池田は、「家にこもっていて全然インプットできていない」と危惧し、「海外に行きたい」と希望を明かした。木村は「2017年は忙しくさせていただいて、できないこととできることがはっきりとわかった」と振り返る。「今まで守ってきたものってたくさんあったんですけど、2018年は思いっきり無様になってもいいのかな」と心境を明かし、それぞれが決意を見せるイベントになった。
2018年01月13日俳優の岡田将生が13日、都内で行われた映画『伊藤くんA to E』(1月12日公開)の公開記念舞台挨拶に、木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、廣木隆一監督とともに登場した。同作は柚木麻子による同名小説を映画化。容姿端麗だが自意識過剰で無神経すぎる痛男・伊藤誠二郎(岡田)と、伊藤に人生を振り回される4人の女達、そして伊藤にまつわる恋愛相談をネタに新作ドラマで再起を図る脚本家・矢崎莉桜(木村)の姿を描く。岡田の"痛男"姿に、佐々木は「本当に、最低だなと思って。伊藤くんが最低すぎて、『木村さんにもっともっといけ! 頑張れ、負けるな!』という気持ちになりました」と爽やかな笑顔で言ってのける。佐々木が「撮影中は低姿勢な方で」とフォローしたものの、少し落ち込んだ様子の岡田を見て、木村は「岡田さん今日、喉が不調なので、皆さん温かい目で見守ってください」と会場に語りかけた。志田も「伊藤くんにストーキングされて、公園で『どうなっても知らないからな』と言われるシーンがあって、その時に本当に心から『この人、気持ち悪い』と思った」と告白すると、岡田は弱々しい声で「ちょっと待って待って、悪口言う集まり?」と動揺。志田は「全速力で、素で逃げました」と振り返った。また中村が「腹抱えて笑ったのは、夏帆ちゃんがベッドに飛び込んで、将生がとりあえずまたがるも、壊れた遊園地のロボットみたいな動きで……」と再現する。岡田が弱々しい声で「あ、そのシーンですか?」と応じると、その声の様子に中村は「新たなジャンルに入った!」と驚いていた。言われたい放題だった岡田だが、2018年の目標を聞かれると「毒を吐き続ける。結構自分の中で溜め込んでしまう対応なので、溜めないように」と衝撃発言。田中が「すげーやだ、それ」、中村が「毒を吐き続ける!?」とつっこみ、岡田はその場で毒を吐いてみることに。しかし「なんでこんな大事な日に喉やっちゃったんだ!」と自分に対しての毒だったため、「反省だ」「いい人だ」と周囲からつっこまれ、「少しずつやろうかなと思います」と苦笑した。
2018年01月13日俳優の岡田将生と木村文乃がW主演を務める映画『伊藤くんA to E』(公開中)の特別映像が12日、公開された。同作は柚木麻子による同名小説を映画化。容姿端麗だが自意識過剰で無神経すぎる痛男・伊藤誠二郎(岡田)と、伊藤に人生を振り回される【A】〜【D】4人の女達、そして伊藤にまつわる恋愛相談をネタに新作ドラマで再起を図る脚本家・矢崎莉桜(木村)の姿を描く。今回公開されたのは、岡田演じる伊藤と、中村倫也演じる脚本家の"クズケン"がホテルで口論するシーン。夏帆演じる【D】の女・実希は、自分が処女だから重たい女だと思われ、伊藤から振られたと思い、大学の先輩であるクズケンをホテルに呼び出し、覚悟を決める。そこへ伊藤から実希に電話がかかってきて、伊藤がホテルへ来ることに。伊藤が「はあ? 童貞じゃないし!」と叫ぶと、バスローブ姿のクズケンが「あんたには経験と想像力がないんだ。だから平気で人を傷つける」と冷静に対応し、実希を抱き寄せ「俺たち、 これから楽しむんで」と言い放つ。動揺する伊藤は「童貞じゃないし! だって、俺、君の友達の相田聡子(池田エライザ)と寝た!」と爆弾発言。自慢げに語る伊藤に、実は実希にずっと思いを寄せているクズケンは激しく怒り、伊藤の胸ぐらを掴むという、緊迫の場面となっている。
2018年01月12日俳優の岡田将生と木村文乃が10日、東京・田中千代ファッションカレッジで行われた、映画『伊藤くんA to E』(1月12日公開)"伊藤くんの日"公開直前イベントに登場した。同作は柚木麻子による同名小説を映画化。容姿端麗だが自意識過剰で無神経すぎる痛男・伊藤誠二郎(岡田)と、伊藤に人生を振り回される4人の女達、そして伊藤にまつわる恋愛相談をネタに新作ドラマで再起を図る脚本家・矢崎莉桜(木村)の姿を描く。和装で登場した2人に、集まった110人の観客は「かっこいい!!」「かわいい!」と歓声をあげる。「ちょっとペンキのかかってる、モダンな感じをイメージ」(岡田)、「スタンダードとは違う感じで攻めていこうかという話でした」(木村)とそれぞれの着物のポイントを明かした。イベントでは観客から「過去の痛い恋愛経験」を募り、「付き合っていると思って関係もあったのに『遠距離の彼女いるから』と言われた」「相手が引くほどの長文メールを送ってしまった」などの経験談が飛び出した。木村は「口下手な方なんでしょうね。直接会って言えないから、書いてしまう。割と私も書きがちなんですよ。わかります」と共感を見せていた。岡田が反応したのは、「相手が自分の家を勝手に調べて、急にケーキを持ってきた」というエピソード。会場で似たような経験をした女性が「電車を変えても毎日ついてくる人がいた」と語ると、「俺もあった! 中学生のとき! どんだけ時間変えて車両変えても絶対いたもん。怖いですね」と自身の恐怖体験を振り返る。しかし、インパクトのあるエピソードに「なんで今、言っちゃったのか……後でこっぴどく怒られる」と反省していた。また、記念日協会により1月10日が「伊藤くんの日」に認定されたこともサプライズ発表。2人は認定証を手に、くす玉でお祝いをした。
2018年01月10日「SEASON I」が大きな反響を呼んだドラマのセカンドシーズンにあたる「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」完成披露試写会が1月7日(日)、都内にて行われ、出演する松本潤、香川照之、木村文乃、片桐仁、マギー、馬場園梓、岸部一徳が舞台挨拶に登壇した。チームワークのよさも話題に上る「99.9」だが、演者陣は正月休みを返上して「台本読み」のために集まったという。声かけをした主演の松本さんは、「皆さんに“台本読みをやりませんか?”と言ったら、集まってくださいまして。役者陣だけで集まり自主的にやりました。すごく、このチームのいいところ」と笑顔を向けると、登壇した岸部さんは、「(役者だけの台本読みは)初めて聞きましたね。あり得ないと思う」と目を丸くしていた。そのシーンでの撮影がなかったという岸部さんと、仕事が入っていた馬場園さん以外、全員参加したという異例の台本読み。本シリーズから参戦となった木村さんは、「これがうわさに聞いていたチーム感か、と思いました。その熱量、このドラマならではだなって。だからと言って、入ってくるなというのも全くなく“きてよ!きてよ!”という空気なので入りやすくて」と楽しんだことを告げた。香川さんも「本台詞をリハしているかと思いきや、本台詞の後ろにガヤがあって、ガヤをどうするかを本気で決めるんです。松本さんがセンスを妥協しないで追求するので、ついていくのが楽しかった」と、熱いまなざしを松本さんに送った。そんな松本さんと香川さんは、シーズンI以降、結束力を固くしてプライベートでもかなりの頻度で会うという。馬場園さんが「香川さんに“芸能界の中で一番仲がいい人、誰なんですか?”と聞いたら“潤くんかな”って言ったんです。信頼しているのがドラマに出ているんだろうな」と打ち明けると、香川さんもうなずいた。松本さんと香川さんが「どれだけ会っていたかね」、「プライベートでね」と言い合い、「2カ月に1回くらいは、ごはんを食べていましたよね」と仲睦まじい様子をさらすと、マギーさんが、「現場でもずっといちゃいちゃしていますよ!」とさらなるタレコミを寄せていた。「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」は超型破りな弁護士・深山大翔(松本さん)と敏腕弁護士の佐田篤弘(香川さん)の名コンビが、ぶつかり合いながらも、0.1%に隠された事実を解き明かす痛快リーガル・エンターテインメント。2016年4月期に放送されたSEASON Iは全話平均視聴率17.2%(同クール内でトップ)をたたき出し、TBSの日曜劇場枠としては6年ぶり2回目となる異例のシーズン化となった。日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」は1月14日(日)より毎週日曜日21時~TBSにて放送(初回25分拡大スペシャル)。(cinamacafe.net)
2018年01月07日映画監督の吉田大八が、メガホンを取った映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の企画を進めた理由について、井手陽子プロデューサーとともに明かした。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。関ジャニ∞の錦戸亮が主演、松田龍平、木村文乃らが出演する。井手プロデューサーは「奇抜な設定の中で繰り広げられる真の人間物語、その結末がどこに向かっていくのか、この目で確かめたいと思いました」と原作に惚れ込んだことを告白。「架空な設定でありながら、現代社会の様々な問題を内包する原作は、フィクションとリアルが地続きで繋がっていました。映画の中で、この架空のプロジェクトを一緒に体験できるようなものになれば」と構想を練っていたことを語った。井手プロデューサーが原作を吉田監督のもとに持ち込んだのは「吉田監督が描く人間は、どんな人間であっても、強さと弱さを合わせ持つ。いわゆる常識的には悪い人であったり、理解の範疇を超えていたりする人も、皆等しく、どこか愛しく感じられる人ばかり」という点に注目したからだという。吉田監督の視点を「常識や偏見に囚われず様々な角度から、フラットに人間と向き合う」と評し、「複雑な人間たちが一同に集まる作品だからこそ、吉田監督の視点が必要だと思いました」と人選について明かした。一方、吉田監督は「作品自体のパワーがすごかった」と振り返り、「山上さんの原作が持つエロスむき出しの人間模様と、近年のいがらしさんの突き抜けたタッチとが混じり合っていて……。怖いけれど、でも笑ってしまうような、独特の世界観が構築されていました」と衝撃を表す。「ここから出発すれば、映画としてもオリジナリティのあるサスペンスが作れるんじゃないかと」と映画化に踏み切った時の思いを吐露。そこから脚本に3年の月日をかけたが、吉田監督は「さいわい両先生からは『好きに変えてもらって構わない』と許可もいただけた。ただ、実際の作業はものすごく大変でした」としみじみ振り返る。吉田監督は「結局、基本的な世界観と設定を借りつつ、ストーリーもエンディングも完全に映画オリジナルのものになっています。僕らなりに原作のスピリットは生かせたと思っているのですが、これまで関わってきた脚本の中では、一番難産だったかもしれない(笑)」と、同作の難しさについて語った。
2018年01月06日「嵐」松本潤主演で贈る日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」が、いよいよ1月14日(日)より放送スタート。新ヒロインを演じる木村文乃や笑福亭鶴瓶ら今作からのキャストが発表される中、この度、新たに「Sexy Zone」佐藤勝利の出演が決定。なお、松本さんとは初共演となる。本作は個性的な刑事専門弁護士たちが、ぶつかり合いながらも逆転不可能と思われる刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンターテインメントドラマ。前作で描かれた「弁護士」と「検察官」の攻防という世界観のみに留まらず、今作では新たに「裁判官」の視点を加えることによって、より見応えのある日本の司法のトライアングルを表現する。橋本環奈とW主演を務めた『ハルチカ』や、「49」などに出演し、2013年からは舞台で座長も務めるなど、その演技力に注目が集まっている佐藤さん。そんな彼がTBS連続ドラマ初出演となる本作で演じるのは、第1話から物語の中に挿入される回想シーンのフラッシュバックに登場する“謎の人物”で、今シーズンから加わった「裁判官」というテーマに大きく関わっているキーパーソン。第1話後も、本格的な登場となる第6話に向け、徐々にその“謎”の詳細が明らかになっていくという。日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」は1月14日より毎週日曜日21時~TBSにて放送(初回25分拡大)。(cinemacafe.net)
2018年01月06日部屋に入ってきた瞬間、空気がパッと華やいだ。こう言っては失礼かもしれないが、隣りのお兄さんのようないい意味での普通っぽさが持ち味だとイメージしていた。だが、『伊藤くん A to E』完成披露試写の舞台挨拶を終え、スーツ姿で取材場所に現れた田中圭は身のこなしも優雅。表情や仕草に余裕があり、写真撮影ではジョークで周囲の緊張をほぐしてくれる。その振舞いは、スランプに苦しむ女性脚本家や関わる女性たちを翻弄しまくるイケメン“痛男”伊藤くんたちが繰り広げるドラマを見守るプロデューサー、田村という劇中の役どころと重なるようにも思える。10代でデビューしてから17年、着実にキャリアを積み重ねてきた田中さんに、演技について、女性観について聞いた。――本作は映画化発表後、昨夏にドラマも放送されました。ドラマは脚本家の矢崎莉桜(木村文乃)視点、映画は伊藤くん(岡田将生)と彼女の関係が中心になっていますね。田中:ドラマは3人の監督が撮って、それぞれの違いもあるし、僕も含めていろいろな俳優が“伊藤くん”を演じていました。映画は、廣木監督の演出ワンカットが多いこともあって、テンポといい、全然違いましたね。5人の女性が殻を脱ぎ捨てて、ちゃんと変わっていこうとするというか、開放されていくのがすごく丁寧に描かれていたので、いい映画だなと思いました。――撮影はドラマと映画とほぼ同時期でしたか?田中:ほぼ同じですね。前半はドラマだけで、2、3か月後にもう一回撮るような形でした。ドラマでやったことと同じシーンを映画用に全部撮り直してるから、映画の台本を読んだときに、「え?ドラマと一緒やん」とまず思うんですよ。でも、シーンは同じでも、監督が違うから、毎回段取りしたり、芝居を変えたり、セリフも微妙に違ったり。――いままでになかった経験だと思いますが。田中:ないですね。――ある種のやりにくさを感じたりは?田中:それが意味をなしていれば、やりにくかったとしても、やる必要性はあると思うし、そういう意味ではしんどかったですけど、楽しかったし。それぞれの監督のやりたいことが分かるから、楽しめたのもあります。――廣木監督とのお仕事は今回が初めてですが、いかがでしたか?田中:僕はワンカットの芝居が大好きなので、撮影はすごく楽しかったです。一連のお芝居ができるのは、緊張感はもちろんあるけど、やっぱり好きなので。長いシーンでも一連でいくのは潔いなって思うし。――今回演じた田村は、伊藤くんと5人の女性たちの織りなすドラマをちょっと引いた立場から見ています。彼について、どう思いますか?田中:演じてるときから思っていたのは、なんで莉桜と結婚しなかったのかなということ。莉桜との恋を終わらせて、違う人と結婚したのか。いまはプロデューサーとして莉桜を見てるけど、たぶんそれだけじゃない、特別な感情は絶対的にあって、応援もしていて、信頼関係もあって。でも違う女性と結婚してる。逆に、なぜだろう?とずっと思いながら演じていました。――恋を終わらせても、プロフェッショナルな意識で接するという田村の心理には共感できますか?田中:ちょっと違うかもしれないですけど、プロフェッショナルとして、というと、僕ら俳優なんて擬似恋愛ばかりですから。本編中で演じるには、恋愛ものなら特に、絶対に相手を好きになったほうがいい。ただ、実際ほんとに好きになるわけじゃない。そこの気持ちの整理のつけ方とかは、たぶん、通じるところがきっとあるんだろうなと思います。――ほとんどのシーンが莉桜役の木村文乃さんと2人でのお芝居ですが、一緒に共演していかがでしたか。田中:文乃は事務所の後輩なんです。共演も何回かしてましたが、こんなにがっつりお芝居で絡むのは初めてだったのかな。だから、文乃ってこういう台本の読み方をするのか、とか、こういう現場のいかたするんだとか、見てましたね。――事務所の先輩、後輩という関係性は田村と矢崎莉桜に重なるように思えます。田中:それは絶対的にあると思います。役柄ともリンクしやすい部分でもある関係性なので。――そんな2人に関わってくるのが、岡田将生さん演じる伊藤くんです。容姿端麗だけど自意識過剰で無神経。モンスター的なキャラですが、伊藤くんという人物どう思われます?田中:僕は嫌いですね。伊藤くんの良さは、イケメンだっていうとこくらいじゃないすか(笑)?イケメンじゃなかったら、たぶん、誰も彼を好きにならないんじゃないかな。ああいう人が実際いたら単純に嫌ですけどね、僕は。――その伊藤くんについての田村の見解は「なんだかんだ言って、彼女たちを開放してますよね」というものですが。田中:彼女たちが恋とか嫉妬とか、自分だけじゃない、相手がいる状況での感情に対して葛藤していた中で、伊藤を通して自分と向き合い始めて成長していく話だと僕は思っているんです。ある意味、反面教師だったり、自分自身を映し出しているのが伊藤という存在なんですけど、それも彼女たちが自分で気づいていくこと。伊藤が気づかせてるとかそういうことじゃ一切ないですよね。――田村はドラマのプロデューサーですが、田中さんがこれまでのキャリアを通じて見知った経験を参考にされましたか?田中:ここでの田村の仕事はドラマ作りのごく最初の部分を矢崎先生とやってるので。僕が知ってるドラマのプロデューサーたちの仕事の段階とは違いますね。――むしろ小説家と編集者に近いような雰囲気に見えました。田中:どっちかというと僕もそのイメージですね。田村はまだ若いですよね。それで大ヒットしたドラマプロデューサーなら、もっとブイブイいわせてもいい気がするんですけど、全然そうじゃなくて、すごく丁寧で真摯。ただ、矢崎先生と2人でドラマをヒットさせた以降の彼の仕事については描かれないから、矢崎先生との関係性だけを考えて演じました。――確かに田村についての背景はほとんど描かれませんが、それでも本当に頼りになる存在として描かれています。女性中心のストーリーで鍵になるキャラクターを演じられることが多いですが、そういう作品で描かれる女性像も含めて、いまの若い女性について、どう思われますか?田中:この作品の女の子たちはみんなすごい一生懸命。でも、どこをどう一生懸命になればいいか分からない。でも、それは年齢に関係なくみんなそうだと思うんです。僕もそうだし。本当はもっとこうしたいとか、いろいろ悩むけど、学校の勉強のように明確な答えはないし、いい俳優になるためのテキストみたいなものも一切ないから。じゃあどうするんだ、というと自分と向き合うしかないと思う。そういう意味で『伊藤くんA to E』の5人の女性に共感できるんです。完成披露試写会の舞台挨拶で『登場人物全員クズだとほっとします』と言いましたが、ほんとにクズだけが出て、クズのまま終わってたら、全然ほっとしない。でも、それぞれ違った駄目なやつらでもやっぱり生きてるし、変われるし。すごく駄目なやつでも誰かに気づかせてあげたり、ふとしたときに誰かを救ってたりする。そういうものがこの作品のテーマだと思っています。――30代になって、出演作での役どころも、渦中であがく若者たちを見守るようなポジションになってきたように思います。田中:いや、俺全然、渦中入りたいですけどね(笑)。でも、現場によって立場が違うし、役によって作品における割合も当然違うし。ただ、あんまり落ち着きたくはないなとは思います。俳優としても、イメージとしても。『こいつがいると、まとめてくれるよ』みたいな、安心感キャラを求められるのはすごく光栄に思っているし、このままずっといまのポジションでいられたら、たぶん死ぬまで食べていけるだろうなとは分かってる。ただ、自分自身はそこで落ち着きたくはないという思いがあるから。新しいことがきたら迷わずやりたいです。(text:Yuki Tominaga/photo:You Ishii)
2018年01月05日岡田将生×木村文乃のW主演で、柚木麻子の傑作小説映画化する『伊藤くん A to E』。豪華キャストが共演することで話題の本作だが、今回は映画公開に先駆けて放送されたドラマ版での怪演が話題を呼んだ中村倫也に注目してみた。中村さんは、今年ベネチア国際映画祭 オリゾンティ・コンペティション部門で正式上映された『愚行録』から始まり、『3月のライオン』『先生!、、、好きになってもいいですか?』など計6本の映画に出演。ドラマでも「スーパーサラリーマン左江内氏」「新宿セブン」などレギュラー出演は6本。来年も1月スタートのドラマ「ホリデイラブ」に出演するほか、映画にドラマにいま引っ張りだこな実力派俳優だ。また中村さんは、長年舞台俳優として経験を積んできており、コミカルな役からシリアスな役まで、幅のある役柄を演じ分け、その演技力も高い評価を受けている。例えば、『あさひなぐ』ではコミカルな先生を、「スーパーサラリーマン左江内氏」では太鼓持ちの警察官役と、テンション高めなキャラクターを魅力たっぷりに演じ、ドラマ版の「伊藤くん A to E」では、木村さん演じる主人公の“妄想の中の伊藤くん”として、【Bの女】志田未来を追い掛け回す、恐ろしいストーカー男を怪演。ネット上では「キモい」「もはやホラー」「ヤバイ」などと反響を集めていた。そんな毎回違った顔を見せ、際立ったキャラを演じることが多かった中村さんが今回本映画で演じるのは、久住健太郎(通称:クズケン)という等身大の男。“クズケン”は本作において重要な役どころで、かつて大ヒットしたドラマ「東京ドールハウス」を手掛けた莉桜(木村さん)を師匠として慕う売れっ子脚本家。また、夏帆演じる【Dの女/神保実希】に密かに片想いし続けている、ピュアな部分も持ち合わせた人物。「クズ」しかいない本作の中で、唯一「いい人」キャラなクズケン。実希が伊藤くん(岡田さん)に振り回される度に心を痛め、さりげなく彼女のフォローに回るという、まさに中村倫也史上最高にカッコイイ役!スランプに陥り新作を書けずにいる先輩・莉桜に対し、クズケンが彼女のことを想い怒りをぶつけるシーンは見どころの一つだ。『伊藤くん A to E』は2018年1月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月04日毎週土曜日関東ローカルにてレギュラー放送中の「関ジャニ∞クロニクル」が、来年1月3日(水)に「関ジャニ∞クロニクル ぶち上げろ2018正月SP」としてスペシャル版が全国ネットで放送されることが決定。今回は人気企画に女優・桐谷美玲や岡田将生らがスペシャルゲストとして出演することが明らかになった。「関ジャニ∞」が“原点回帰”を目指し、ロケやコント、スポーツ、トークなど、様々な企画にチャレンジする番組「関ジャニ∞クロニクル」。通常放送のほかにも、これまでスペシャル版として4回放送されてきた。そして今回5回目のスペシャル放送となる「ぶち上げろ2018正月SP」では、いきなりドッジSP、スゲーなのに図鑑SPとレギュラー放送の中でも人気の企画がずらり。桐谷美玲&ザキヤマ、関ジャニとドッジ!「いきなりドッジ」にてスペシャルゲストとして登場するのは、現在公開中の映画『リベンジgirl』で主演を務める桐谷美玲と、“ザキヤマ”こと「アンタッチャブル」山崎弘也。山崎さんは、「今日は関ジャニ∞さんの家に遊びにきた気分でリラックスしちゃいます」と言い、その発言通りおせち料理を囲みながら、和気あいあいとした雰囲気に包まれる。「関ジャニ∞」メンバーとは、映画やドラマで共演したこともある桐谷さんは、演技しているときとバラエティー、またステージでの彼ら様子の違いを明かすなど、うっかり出てしまう本音トークが展開。今回ゲームでは、トーク中に様々なところからドッチボールが現れ、それを当てられたらそのボールに書かれている罰ゲームを行わなければならないというルール。中には「山崎指導のもと“変なおじさんの顔まね・フリまね”を再現する」というミッションや、桐谷さんは激痛足ツボマッサージを受けるという指令の餌食に…。そんな桐谷さんが主演を務める映画『リベンジgirl』は、12月23日(土・祝)より全国にて公開。本作で桐谷さんが演じるのは、性格以外はパーフェクトな“イタイ女”。フラれた相手を見返すために、女性初の総理大臣を目指す型破りなヒロインを演じる。岡田将生、意外な素顔が明らかに…!?そして、いまをときめくその道のプロや企業の話題の秘密や意外なギャップ=なのにを探る「スゲーなのに図鑑」では、木村文乃とW主演を務めた『伊藤くん A to E』の公開を控える岡田将生がスペシャルゲストに。思わず「スゲー」と言いたくなる様々なギャップ、すなわち「なのに」を図鑑のようにこと細かく紹介し、クイズにしてスタジオメンバーで答えていくこの企画。バラエティー番組でのトークがものすごく緊張してしまうと言う岡田さん。彼に「なのに」を聞いていくと意外な素顔が明らかに。「関ジャニ∞」メンバーも大盛り上がりしたその発言とは…?そして今回は、横山裕と安田章大が「料理家なのに」ということで、料理研究家・平野レミと嫁姑関係にある料理家・食育インストラクターの和田明日香の「なのに」を調査。平野さんの驚きの「なのに」エピソードも登場。さらに「なのにな正月料理」と題して、おせち料理で余りがちなある食材を、驚きの簡単料理に変身させてしまうレシピを紹介。すると、なんと平野さんが突然の乱入!嫁姑の本音が飛び出す。岡田さんと木村さんがW主演を務める映画『伊藤くん A to E』は、柚木麻子の同名小説を原作に、岡田さん演じる容姿端麗だが“痛男”な伊藤くんが、“都合のいい女”、“自己防衛女”、“愛されたい女”、“ヘビー級処女”、そして崖っぷちの女性脚本家の運命を狂わせる恋愛ミステリー。『伊藤くん A to E』は2018年1月12日(金)より全国にて公開。「関ジャニ∞クロニクル ぶち上げろ2018正月SP」は2018年1月3日(水)23時30分~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年12月24日岡田将生と木村文乃がW主演を務める映画『伊藤くん AtoE』(2018年1月12日公開)の場面写真が19日、公開された。同作は柚木麻子による同名小説を映画化。容姿端麗だが自意識過剰で無神経すぎる痛男・伊藤誠二郎(岡田)と、伊藤に人生を振り回される4人の女達(佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆)、そして伊藤にまつわる恋愛相談をネタに新作ドラマで再起を図る脚本家・矢崎莉桜(木村)の姿を描く。今回公開されたのは、岡田演じる伊藤くんの"柄シャツ"写真。完璧なイケメンの伊藤は、彼自身もその自負がある自意識過剰なキャラクターで、自分を中心に世界が回っていると思っているため、自己プロデュースを欠かさない。伊藤のこだわりモテコーデの基本は、オシャレシャツ。長身で手足も長く、シャツがとにかく似合うことを自覚して、劇中では様々なバリエーションのシャツ姿を披露している。ドット、ペイズリー、千鳥格子、スターなどあらゆる柄のオシャレシャツを着こなし、勝負の日には、黒猫をちりばめたシャツで挑む。衣裳合わせでは、20着を超えるシャツから、シーンごとの"伊藤くん"の心情に合わせて廣木隆一監督と議論を重ねて選定。トレードマークのシャツから"伊藤くん"像を作り上げていった。シチュエーションごとに衣裳が変わるため、実は5人の女性たちよりもそのバリエーションが多く、岡田も「伊藤くんなりのメッセージをこめているので、超注目してほしいところです!」と、熱を込めてコメントを寄せた。(C)「伊藤くん A to E」製作委員会
2017年12月19日国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第72回毎日映画コンクール」の各賞のノミネート作品、ノミネート者が発表!菅田将暉&ヤン・イクチュンW主演作『あゝ、荒野』が最多11ノミネート、次いで石橋静河&池松壮亮W主演作『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』が8ノミネートされたことが分かった。なお、発表は1月下旬となっている。毎日映画コンクールは、戦後間もない1946年に開催されて以来、国内で2番目に歴史のある映画賞として、俳優陣の演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などの映像スタッフ、日本映画史を代表する女優・田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けている。72回を数える今回は、今年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上劇場公開された映画(アニメーション、ドキュメンタリーは完成または上映した作品)を対象に選出。日本映画大賞・日本映画優秀賞には、『あゝ、荒野』『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』をはじめ、「モントリオール世界映画祭」で審査員特別賞を受賞した『幼な子われらに生まれ』や、『花筐/HANAGATAMI』『バンコクナイツ』が。外国映画ベストワン賞には、クリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』、浅野忠信ら日本人も参加した『沈黙-サイレンス-』、『立ち去った女』『パターソン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『わたしは、ダニエル・ブレイク』が候補に挙げられた。また、男優主演賞には浅野忠信(『幼な子われらに生まれ』)、生田斗真(『彼らが本気で編むときは、』)、池松壮亮(『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』)、菅田将暉(『あゝ、荒野』)、女優主演賞には蒼井優(『彼女がその名を知らない鳥たち』)、長澤まさみ(『散歩する侵略者』)など。さらに、アニメーション映画賞・大藤信郎賞には、人気シリーズ『傷物語<3 冷血篇>』や、高畑充希や満島真之介が声の出演を果たした『ひるね姫~知らないワタシの物語~』、そして『BLAME!』『夜明け告げるルーのうた』などがノミネートされた。「第72回毎日映画コンクール」主なノミネート【作品部門】・日本映画大賞/日本映画優秀賞『あゝ、荒野』『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』『幼な子われらに生まれ』『花筐/HANAGATAMI』『バンコクナイツ』・外国映画ベストワン賞『立ち去った女』『ダンケルク』『沈黙-サイレンスー』『パターソン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』『わたしは、ダニエル・ブレイク』【俳優部門】・男優主演賞浅野忠信生田斗真池松壮亮菅田将暉ヤン・イクチュン・女優主演賞蒼井優瀧内公美長澤まさみ水原希子満島ひかり・男優助演賞西田敏行松坂桃李役所広司ヤン・イクチュンユースケ・サンタマリア・女優助演賞木下あかり木村文乃田中麗奈筒井真理子橋本愛広瀬すず・田中絹代賞樹木希林白川和子寺島しのぶ風吹ジュン水野久美【アニメーション部門】アニメーション映画賞/大藤信郎賞『AEON』『怪物学抄』『癇癪だま』『観戦』『傷物語<3冷血篇>』『きみの声をとどけたい』『げんばのじょう―玄蕃之丞―』『こんぷれっくす×コンプレックス』『Cで失神』『地獄めたもる』『染色体の恋人』『大丈夫だよ』『ひるね姫~知らないワタシの物語~』『BLAME!』『Helpless void』『松が枝を結び』『闇の絵巻』『YUMTOPIA』『夜明け告げるルーのうた』(cinemacafe.net)■関連作品:映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 2017年5月13日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースにて先行、5月27日(土)より全国にて公開(C) 2017「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会
2017年12月15日女優・タレントの優香がが13日、都内で行われた映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の完成披露試写会に、錦戸亮(関ジャニ∞)、木村文乃、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。色っぽい元受刑者・太田を演じた優香は「むき出しにする色気ではなくて、隙のある色気、出てしまう色気と言われた」と役作りについて語る。「生々しさを大切にしながら演じました」と明かし、「すごく難しかったんですけど、大八さんのおかげで、終えました」と笑顔を見せた。清掃員をしている元受刑者・清美を演じた市川は「極度の人見知りの役なので、ほぼ人とコミュケーションをとっていない、だから唯一錦戸さんか……」と、作中で接するものについてネタバレになるのか判断がつかない様子。錦戸から「説明受けました? 観る前の人たちだから」と突っ込まれると、市川は錦戸にこっそり内容を語り、OKをもらった。気を取り直した市川が「清美は何か死骸に会ってしまう。だから接したのは錦戸さんか、死骸だったんですけど、とても死骸が苦手で。がんばりました!」と語ると、客席からはザワザワが止まらなくなる。不思議がる市川に、錦戸は「情報がゼロの中に、死骸ですから、『死骸!?』ってね。でも観てくれたらつながると思うので!」と苦笑しつつ説明した。
2017年12月13日俳優の松田龍平が13日、都内で行われた映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の完成披露試写会に、錦戸亮(関ジャニ∞)、木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。役作りについて聞かれた松田は「割と何も考えないでやった」と回答。松田とのシーンが多かった錦戸は「お仕事をするのも会うのも初めてだったんですけど、年は一個上ですもんね、龍平くんの方が。だからまあまあ、探り探りですよ」と明かした。さらに錦戸は「何度か飲みに行かせていただいたり、そういうのを重ねていくうちに、今は緊張せずに話せる」と語り、「撮影当初は緊張してました」と告白した。すると松田も「僕も緊張してて、探りながら」と互いに緊張していたことを明かし、「映画の中でもファーストシーンで、戸惑いがいい感じで出てたなと思った」と、結果的に初対面のシーンにぴったりだったと満足げにしていた。そんな2人に挟まれた木村は「すごい不思議な空気感で」と苦笑する。「3人が初めて顔を合わせるシーンで突然、台本には書いてないのに松田さんが小躍りし出して。宮腰(松田)はこういう人だし、この人に振り回されるんだろうなという気がした」と役にもつながるアドリブだったと振り返った。また、衝撃のある同作にちなんで「衝撃的なできごと」を聞かれた松田は、「さっき説明を受けた時に、『驚くエピソードを用意します』と言ってくれたのかと思って。楽しみにしていたら、自分が言うんだった」と天然発言で会場を笑わせる。「何も考えてなかったから、自分のことばかり考えてたんですけど、結局見つからなくて」と困惑すると、錦戸も「今、衝撃受けたんですからね」とフォローしていた。
2017年12月13日山上たつひこ、いがらしみきお原作による異色コミックを実写映画化した『羊の木』の完成披露試写会が12月13日(水)、都内で行われ、主演の錦戸亮、木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督が出席した。さびれた港町の市役所職員・月末一(錦戸さん)は、自治体が身元引受人となる“新仮釈放制度”により、殺人歴をもつ6人の元受刑者を受け入れることに。この事実は誰にも知られてはいけないが、彼らと閉鎖的な住民との間に、不協和音が生じるのに時間はかからなかった…。■錦戸亮、“一番普通な人間”をどう演じた?元受刑者たちと住民の板挟みになる主人公を演じる錦戸さんは、「僕は僕として、思いきり翻ろうされてやろうと思った。一番普通の人間なので、観客の皆さんのナビゲーターになれれば」と役作りを回想。ネタバレを気にする松田さんや市川さんが、言葉に詰まると「皆さんが元受刑者だってことは、お客様も分かっていますよ」「(舞台挨拶について)説明受けましたよね?」などとフォロー&ツッコミを入れて、場を和ませていた。■木村文乃がずっと気になっていたことは?衝撃的な展開が見どころの本作にちなみ、「現場で起こった衝撃的事件は?」と問われた木村さんは、「ファンの皆さんはご存知かもしれませんが…」と前置きし、「錦戸さん、すっごく長い福白髪(ふくしらが)があるんですよ」と指摘。当の錦戸さんは「どこ?どこ?」と驚いた様子で、「抜いて、気持ち悪い」と大慌てだった。■錦戸亮×松田龍平、初共演の感想は?同世代である錦戸さんと松田さんは、本作で初共演を果たし「お互いに探り探りというか、ちょっとずつしゃべったり、セリフを交わしつつですね。現場では緊張していましたが、何度か飲みにも行かせていただき、いまでは緊張せずにいられる」(錦戸さん)、「僕も緊張していて…。探りながらですけど、その戸惑いが(役柄の関係性に)いい感じで。演じる上では、えっーと、いやー、何も考えず」(松田さん)。そんな二人の様子について、木村さんは「すごく不思議な空気感。松田さんがアドリブで“小踊り”し始めて、それがすごく可愛くって」とふり返っていた。『羊の木』は2018年2月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月13日アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が13日、都内で行われた主演映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の完成披露試写会に、木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。出演者はそれぞれ衝撃を受けたエピソードを披露したが、木村は「撮影中からずっと気になってることがある」と告白。「役柄的にずっと他の人を見てる時間が長くて、月末さん(錦戸)のこともずっと見てたんですけど、すごい長い、福白髪がある」と回答すると、錦戸は驚く。木村が「撮影の時もあって、横向くと、ほわ〜って」と、錦戸の右顎のあたりを指すと、錦戸は「抜いて! 気持ち悪い! これ!? なにこれ!? 毛生えてるんですか!?」と絶叫。木村が「2年くらい滞在してる」と指摘すると、錦戸は「ダサくないですか!? ええ〜恥ずかしい!!」と引っ張ったものの、まだ少し毛が残っていた。「"福白髪"だから抜かない方がいいのでは」という指摘に錦戸は、「切れただけなんで抜いてはないです」と言いつつ、「引っ張って! 引っ張って!」と共演者陣に訴える。最終的には司会者から「楽屋でやっていただいてもよろしいですか?」とつっこまれていた。また、水澤は「錦戸さんと車で2人のシーンがあるんですけど、錦戸さんと僕がですよ? 運転席と助手席の密な空間にいるという衝撃!」と語り、「やっぱりおならはできないじゃないですか! 我慢してたという、僕の思い出」と振り返る。結局「窓が開いた時にスーって」とおならをしたことを告白すると、錦戸は「ちょ、なに言ってんすかマジで!!」と驚いていた。
2017年12月13日柚木麻子の小説を原作に、関わる女たちの人生を翻弄する前代未聞の“痛男”を岡田将生、彼の存在に迫っていく落ち目の脚本家を木村文乃が演じ実写化する『伊藤くん A to E』。この度、“痛男”にふり回されていく女たちのひとりを演じる、佐々木希の本編映像が到着した。容姿端麗だが自意識過剰で無神経すぎる、“痛男”伊藤誠二郎(岡田さん)に人生をふり回される【A~D】の女たちの姿が描かれる本作。今回到着した映像は、その中でも佐々木さんが演じる【A】の女・島原智美が登場。智美は誰もが認める才色兼備の女性でありながら、5年間一方的に付き合っていると信じ込んでいる“伊藤くん”と一度もSEXをしたことがなく、いつもぞんざいに扱われてしまっているという切ない役どころ。いつも伊藤の気まぐれにふり回されうんざりしながらも、たまに呼び出されるたびに「もしかしたら…」と期待してしまう典型的な“都合のいい女”だ。演じている佐々木さんは、「世界で最も美しい顔100人」ランキングに6度ランクインし、世界も認める美女。映像には、そんな佐々木さんが上目遣いでホテルに誘うも断られ、最後にはダッシュで逃げられてしまうという、ほかでは決して見ることの出来ない姿が収められている。久々に伊藤に呼び出されたことにはしゃいで飛んでいく智美だったが、連れていかれたのはラーメン屋。その上、彼に「好きな人ができたから応援してくれ」と言われてしまい、ただの都合のいい女でしかなかったことをようやく自覚。そこで、伊藤に尽くしてきた5年間が無駄でなかったことを証明するため、意地でも伊藤に抱いてもらおうと捨て身の覚悟で伊藤にすがるのだが…と、智美の痛々しくも切実な想いがこのシーンから感じ取れる。『伊藤くん A to E』は2018年1月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月13日岡田将生と木村文乃がW主演を務める映画『伊藤くん AtoE』(2018年1月12日公開)の本編映像が13日、公開された。同作は柚木麻子による同名小説を映画化。容姿端麗だが自意識過剰で無神経すぎる痛男・伊藤誠二郎(岡田)と、伊藤に人生を振り回される4人の女達、そして伊藤にまつわる恋愛相談をネタに新作ドラマで再起を図る脚本家・矢崎莉桜(木村)の姿を描く。今回公開されたのは、佐々木希演じる【A】の女・島原智美が、伊藤に迫るシーン。尽くす女・智美は、誰もが認める才色兼備の女性でありながら、5年間一方的に付き合っていると信じ込んでいる"伊藤くん"と一度もSEXをしたことがない。智美は久々に伊藤に呼び出されたことにはしゃいで飛んでいくが、連れていかれたのはラーメン屋で、そのうえ彼に「好きな人ができたから応援してくれ」と言われてしまう。伊藤にとって自分は彼女ではなく、用事があるときだけ呼ばれる、ただの"都合のいい女"でしかなかったことを自覚。そこで、意地でも伊藤に抱いてもらおうと捨て身の覚悟でホテルに誘うも、ダッシュで逃げられる、といったシーンだ。伊藤は、最初は「ごめんな」と言いながら良い男を装い智美の頭をぽんぽんするが、引き下がろうとしない智美を見て、腕を思いっきり振り払い、おびえた様子で走り去ってしまう。「世界で最も美しい顔100人」ランキングに6度ランクインしている佐々木が、「ねえ、待ってよ!」「もっと一緒に居たい!」と悲壮感たっぷりにすがりつく映像となっている。
2017年12月13日俳優の菅田将暉と桐谷健太が30日、都内で行われたW主演の映画『火花』の大ヒット御礼舞台挨拶に登場した。同作は又吉の芥川賞受賞作で、単行本の部数は253万部を突破。お笑い芸人で映画監督の板尾創路がメガホンをとり、芽の出ないお笑い芸人・スパークスの徳永(菅田)は、先輩芸人・あほんだらの神谷(桐谷)に魅了され、「弟子にしてください」と申し出る。木村文乃が神谷の恋人でヒロインの真樹を演じる。観客から感想と質問を募ると、「主題歌を歌ってもらえることってできますか?」と、2人で歌う主題歌「浅草キッド」の生歌唱という無茶振りが。即歌い始める桐谷に「早い早い!!」とつっこむ菅田だったが、司会から「せっかくなら全部……」とリクエストされ、「なんかあるんですか? 音源とか、歌詞カードとか」とやる気を見せた。音源と歌詞を準備している間に他の質問を募ると、6歳の幼児が「感想はなんですか?」と意外な質問を発した。会場からも「かわいい」と笑いが漏れていたが、菅田が「いや、これすごい深いですよ。『感想ってなんですか?』という」と別の方向に話の舵取りを行うと、桐谷も「感じると想うって、本来バラバラなはずじゃん、みたいな!?」と驚く。最終的には幼児に「歌って?」と催促されていた。準備が整うと、歌詞カードを見ないで歌おうとする桐谷に、菅田は「俺は見る!」と力強く宣言。菅田が歌詞カードをくわえて、ペットボトルの水を開けようとする姿に歓声が上がると、桐谷は対抗してポーズを決めて水を飲んでいた。また発声練習を始めた桐谷が、司会から「行っちゃっていいですか?」と言われ「海の声?」とぼけると、すかさず菅田が「海の〜」と歌い始め、2人で「海の声」を歌う一幕もあった。その後仕切り直した2人は、「浅草キッド」を熱唱。歌唱中には桐谷がエアギターからのエアチューニングを行い、菅田が「今直してるんですか!?」とつっこむ余裕も見せたが、最終的には2人で肩を組み、熱いハグを交わした。桐谷は「レコーディングで2人で向き合って歌った以来」としみじみ。「途中でギターのチューニングを直すというハプニングもありましたけど」とボケていたが、会場は2人の生歌唱の余韻に浸り、熱い拍手に包まれていた。
2017年11月30日映画『火花』(11月23日公開)の初日舞台挨拶が23日、都内で行われ、菅田将暉、桐谷健太、川谷修士(二丁拳銃)、三浦誠己、板尾創路監督、原作の又吉直樹が登場した。同作は又吉の芥川賞受賞作で、単行本の部数は253万部を突破。お笑い芸人で映画監督の板尾創路がメガホンをとり、芽の出ないお笑い芸人・スパークスの徳永(菅田)は、先輩芸人・あほんだらの神谷(桐谷)に魅了され、「弟子にしてください」と申し出る。木村文乃が神谷の恋人でヒロインの真樹を演じる。11月23日、”いい兄さんの日”にちなんで、尊敬する“兄さん”について聞かれると、桐谷は「リアルに兄貴おるんで。相当影響を受けてますけどね」と語る。一方、菅田は「桐谷さんも含め、小栗(旬)さんとか、山田孝之さんとか、あの辺の方々は兄さんな感じですかね」と俳優として第一線で活躍する先輩たちの名前を挙げた。現在、生田斗真と舞台『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』に出演中だが「斗真くんと同じ世代の人がいっぱい観に来るんですよ。そういう日は気合い入ります。兄さん方に見られてると思うと、緊張しますね」と心境を吐露した。また、川谷は板尾監督から同作のオファーを受け、初めて「見ててくれる人が絶対いるんやという実感」を得たという。板尾は東京に出てきて苦戦している二丁拳銃をずっと見ていたと明かし、今作も「一番最初に修士のキャスティングを決めた」と、先輩としての愛を見せた。元芸人の三浦は、千原ジュニアの名前を出す。さらに「千原ジュニアさんが兄さんと思ってたのは板尾さん、だから孫みたいな」と語ると、板尾も千原ジュニアの雰囲気を桐谷の役に投影したと言い、三浦は桐谷について「一緒に漫才やりながら、僕も俳優として兄さんみたいに思ってる」と表した。板尾監督は「松本(人志)さんもそうですし、浜田(雅功)さん、(島田)紳助さんもそうですけど、今僕にとって兄さんというたら、アホの坂田師匠ですかね。神様やと思ってますから」と回答。「死んだら剥製にしたいんですよね」と野望を語った。又吉は「修士さんと三浦さん、僕たまたますごいお世話になってまして」と明かし、川谷がMCとして助けてくれたこと、三浦が千原ジュニア宅の鍋で、所在なさげにしていた又吉に「お箸を配る」などの軽作業を与え、仕事をしているように見せてくれたことに感謝。出演者それぞれの”兄さん”との意外な交流が明かされた。
2017年11月23日菅田将暉と桐谷健太、映画『火花』に主演する2人の人気俳優が、11月22日(水)今夜放送の「TOKIOカケル」にゲスト出演。おなじみのトークのほか、より“大阪の心”を持っているのは菅田さんと桐谷さんのどっちか?“大阪男子”である2人の対決も見ものだ。本番組は「TOKIO」城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也の5人が毎回ゲストを迎え、さまざまなゲームやトークを展開。今回、菅田さんと桐谷さんを迎えて行うのは人気の「生まれて初めて聞かれました」。これは「TOKIO」の5人が事前に考えたゲストがいままで聞かれたことがないであろう質問をカードに記入し、ゲストはそれらのカードを1枚ずつ引き、そこに書かれた質問に答えていくというもの。ゲームやフリートークから見えてくるゲストの新たな一面も見どころだ。さらに今回は菅田さんも桐谷さんも大阪で生まれ育った“大阪男子”ということで、大阪男子に必要な能力をもつのはどちらかを競う「火花を散らせ!大阪男子対決!!」もお届け。より“大阪の心”を持つのは菅田と桐谷のどっちなのか、対決の行方もお楽しみに。そんな菅田さんと桐谷さんが出演している映画『火花』は11月23日(木・祝)より全国東宝系にて公開。原作は「ピース」又吉直樹による大ベストセラーとなった芥川賞受賞作。同作を監督に又吉さん同様芸人でもある板尾創路を迎えて映画化。若手コンビ「スパークス」としてデビューするも、まったく芽が出ないお笑い芸人の徳永(菅田さん)が、営業先の熱海の花火大会で4歳上の先輩芸人・神谷(桐谷さん)と出会い、神谷の常識の枠からはみ出た漫才に魅了された徳永は神谷に弟子入りを申し出る。神谷はそれを了承して「俺の伝記を書いて欲しい」と頼む。その日から徳永は神谷との日々をノートに書き綴る。その後、徳永は拠点を大阪から東京に移した神谷と再会し、神谷の同棲相手である真樹(木村文乃)とも仲良くなり、仕事はほぼないが才能を磨き合う充実した日々を送るようになるが、いつしか2人の間にわずかな意識の違いが生まれ始める――という物語が展開。菅田さんと桐谷さんの“大阪男子”対決も楽しみな「TOKIOカケル」は11月22日(水)23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年11月22日俳優の岡田将生が21日、都内で行われた映画『伊藤くん AtoE』(2018年1月12日公開)完成披露試写会に共演者の木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、そしてメガホンをとった廣木隆一監督とともに登壇した。原作は2013年に出版された柚木麻子氏の連作短編集で、第150回直木賞候補にも選出された作品。容姿端麗だが自意識過剰の無神経な"痛男"伊藤誠二郎(岡田)と、伊藤に振り回される女たちを毒づきながらも自身もだんだん伊藤に追い詰められていく"毒女"矢崎莉桜(木村)が繰り広げる恋愛ミステリー。岡田と木村のダブル主演作となっている。これまで岡田が演じてきた役の中で、伊藤というキャラクターはかなりのクズ男。イメージを覆すような役柄となるが、岡田は「こういう役を望んでいたので、いいタイミングでラッキー。思っていた以上にヤバイ男」といい、「いままでと違う役をやりたかった。こんなにクズでダメなアホなやつとこの夏過ごせたので気持ちよかった」とご満悦だった。伊藤に振り回される女を演じた女優陣は、それぞれ「この野郎って思っていたよ」(木村)、「すごく嫌な気持ちになりました」(佐々木)、「圧迫感がすごい」(志田)、「関わりたくない」(池田)、「傷つきました、すごく…」(夏帆)と"口撃"。岡田は「カットがかかるたびに、皆さんが小さな声で『きもちわりっ!』って言うんですよ。心が『うっ!』ってなるんですが、伊藤であって俺ではないと言い聞かせていました」と苦笑しながら振り返った。"痛男"にちなみ、舞台挨拶では痛いエピソードを披露した岡田。「休みの日に車を運転していて、細い道を走っていた。そしたら10人くらいの小学生に囲まれて『見たことある!』『出てきて!』って言われて。『名前なんだっけ?』と聞かれたのでずっと下を向いて、すごく小さな声で『岡田将生です…』って言いました。本当に悲しかったですよ…」と泣き出しそうな顔で振り返っていた。また同作で岡田は、木村と初共演。互いの印象を聞かれると「クランクイン前に監督やスタッフを交えての食事会があって、その時にお互いマンガが大好きでずっとマンガの話をしていた。それで仲良くなりました」と告白。木村も「今日も顔合わせてからずっとマンガの話していました。岡田さんが私がおすすめしたマンガ読んでくれたり」とうれしそうに話した。
2017年11月22日俳優の岡田将生が11月21日(火)、都内で行われた主演作『伊藤くん A to E』の完成披露試写会に出席。複数の女性をふり回す、無神経なクズ男を演じ「こういう役を望んでいた」「出会えて本当に良かった」と強い思い入れを示した。柚木麻子の傑作小説を原作に、容姿端麗で自意識過剰な無神経フリーター=伊藤くん(岡田さん)が、“都合のいい女”、“自己防衛女”、“愛されたい女”、“ヘビー級処女”、そして崖っぷちの女性脚本家の運命を狂わせる恋愛ミステリー。完成披露試写会には岡田さんをはじめ、ダブル主演の木村文乃、共演する佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、廣木隆一監督が勢ぞろいした。「こういう役を望んでいた」とふり返る岡田さんだが、いざ撮影が始まると「思った以上にヤバイやつだった」と少々あきれ顔。それでも「いままでと違う役をやりたかったし、クズでダメでバカでアホな伊藤くんとこの夏を過ごせて気持ちよかった」と清々しい表情を見せていた。そんな伊藤くんについて、共演した女優陣からは「この野郎と思っていた」(木村さん)、「なんでこんな男を好きになったんだろうって。ふり回されて、イヤな気持ちになりました」(佐々木さん)、「圧がすごかった」(志田さん)、「もう関わりたくない!」(池田さん)、「傷つきました」(夏帆さん)と総スカン!これには岡田さんも「現場で心がキューっと痛くなりましたね。まあ、伊藤くんであり、おれのことじゃないからと、役を全うした」と苦労を語った。“痛い”伊藤くんにちなみ、最近体験した痛い経験を問われると、佐々木さんが「最近流行っていますけど、アニサキスにかかってしまって…。ものすごく痛かったです。皆さんもお刺身には気を付けてください」と明かしていた。『伊藤くん A to E』は2018年1月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月21日SNS依存夫の裏の顔
そのピエロは帰ってくる
夫婦の危機