女優の広末涼子、井川遥、斉藤由貴が主演を務めるフジテレビ系スペシャルドラマ『かもしれない女優たち2016』が、10日(21:00~22:48)に放送される。このドラマは、バカリズムが脚本を手がけ、3女優たちが「自分自身のターニングポイントで違う道を選んでいたら、果たしてどんな人生を送っていただろうか…?」という設定の物語を、本人役で演じるというもの。竹内結子、真木よう子、水川あさみが出演した昨年に続く、第2弾となる。今回は、3女優たちが「全く売れなかった」という人生の中、そこからの大逆転を描く物語。「あのとき『ビーチボーイズ』に出演してなかったら?」という設定で、女優を諦めきれず、ハウスキーピングなどのバイトをして食いつなぐ、30代半ばの売れない女優を演じる広末は「バカリズムさんの脚本で演じさせていただくのは初めてなので、ワクワクしながら脚本を読みました」と語る。井川は「あのとき写真集(『グッドバイブレーション』)を出してなかったら?」という設定で、癒やし系モデルとして芽が出ないまま、アラフォーで無謀にも女優への転身を図る役。「バカリズムさんの世界観にしっかりと浸かりながら、関監督のもと、このパラレルワールド楽しんでいきたいです」と意気込んだ。そして、清純派アイドルのイメージを壊すのが怖くて『スケバン刑事』に出演せず、一発屋アイドルのままで終わってしまったという役を演じる斉藤は「心情を丁寧に追っていく会話劇なので、テンポなリズム感を大切に、なるべくちゃんと本を読み、セリフをきちんと覚えたい」と演じる上での意識をハナシている。バカリズムは「僕の勝手な妄想です。笑いながら気楽にお楽しみください」と予告。共演には、広末が同い年で嫉妬している売れてる女優役で竹内結子、井川の恋人役で藤木直人、斉藤がママを務める夜のバーの常連客としてやってくる売れてる女優として夏帆も登場する。
2016年10月03日直木賞作家・黒川博行氏の小説『後妻業』を映画化した本作は、病弱な資産家老人を次々とだまくらかしては莫大な財産を奪い続ける毒グモ女・武内小夜子をめぐる物語だ。毒グモ女といえばゴールデンボンバーだけど、歌に登場する毒グモ女なんて可愛いもの。あれはちょっと可愛いキャバ嬢に失恋する男の話だもんね。毒グモ女としてプロ中のプロである小夜子は、命も含めて、全部を奪うかなり怖い女だ。彼女はまず婚活パーティで「武内小夜子、63歳。若くして夫を失いました。趣味は読書と星を見上げること。尽くすタイプです」とあどけなく自己紹介。これはだましのプレリュードで、ターゲットを定めるや攻めは一気に加速。あるときはツンデレ女、あるときは世間知らずの未亡人、そしてセクシー熟女といった具合に狙った男性の好みに合わせて自由自在に変身するのだから、寂しい老年男性はもうイチコロ。ただ男をメロメロにして、結婚に持ち込んでも終わりじゃない。言葉巧みに「財産・土地家屋をすべて妻に譲る」という公正証書遺言を作らせて、あとは夫となったターゲットの死を待つ。そして、なかなか死ななかったら、それなりの手段を講じる。後妻業には協力者は必要だし、夫の遺族との確執も待ち構えている。小夜子の場合はさらに怪しい探偵との戦いも加わって、事態が紛糾!大金を手にするためとはいえ修羅場を何度も乗り越えるには度胸と図々しさが必要なのね~と観ながら小夜子リスペクト。用意周到な悪女のはずなんだけど、「男をだまして何が悪い」とばかりに開き直っているのが逆に痛快に感じもする。モラル的には遺族側に同情すべきでも、小夜子役の大竹しのぶが魅力的なので思わず彼女に感情移入するから不思議だ。タバコをぷかぷか吸いながら自分に都合のいいことばかりをまくしたてる小夜子は多分、実際にいたら相当にいけ好かない女のはず。夫の子供に高額な葬儀代を要求するわ、自分の息子に平然と「死ね」と言い放つわ。豊川悦司演じる結婚相談所所長も、相棒なのに「いちばん嫌い」と言うほど。でも大竹の天性の人たらしぶりが炸裂し、どこか憎めないというか、脆さを隠すために強面武装しているのが伝わるのだ。17歳の家出少女時代から60代までを演じてもまったく違和感がないのは大竹が童顔のせいもあるが、やはり抜群の演技力があるから。小夜子と戦う義娘役の尾野真千子をはじめ、津川雅彦や笑福亭鶴瓶、永瀬正敏といった豪華共演陣の好演も見逃せないアンサンブル映画ではあるが、大竹の吸引力はダイソンの掃除機100台に匹敵するほど。彼女なしでは成立しない、まさにハマり役だ。もちろん黒い話をコミカルにまとめ、人生の悲喜こもごもを浮かび上がらせた鶴橋康夫監督の手腕も素晴らしい。◇監督/鶴橋康夫出演/大竹しのぶ、豊川悦司、尾野真千子、長谷川京子、水川あさみ、風間俊介、余貴美子、笑福亭鶴瓶、津川雅彦、永瀬正敏ほか8月27日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開。※『anan』2016年8月31日号より。文・山縣みどり(C)2016「後妻業の女」製作委員会
2016年08月30日映画『後妻業の女』が8月27日(土)に公開を迎え、主演の大竹しのぶをはじめ、豊川悦司、笑福亭鶴瓶、津川雅彦、永瀬正敏、長谷川京子、水川あさみ、鶴橋康夫監督が舞台挨拶に登壇した。直木賞作家・黒川博行の小説「後妻業」を原作に、高齢の富裕層の遺産を狙う“後妻業”に精を出す女を通じて、金と欲望に溺れていく人間の本性を描き出していく。映画を観たばかりの観客の拍手に迎えられた大竹さんは「(観客が)いらしてくださるか心配でしたが、こんなにたくさんの方とスタートが切れて、感謝でいっぱいです」とホッとした表情を見せた。“後妻業”の社長を演じた豊川さんは、観客に向け「我が社で後妻業をやってみたい人はぜひ、受付に申し込み用紙がありますので、記入の上にスタッフにお渡しください(笑)」と営業活動。水川さんは豊川さんの言葉を受け「後妻業のエースのしのぶさんがあんなにキラキラしてるなら、私も将来、やっていいかなと思います(笑)。あとで、申込用紙に書こうかと…」と乗り気のよう。長谷川さんは背中の大きくあいたセクシーな黒の衣裳で登場!登壇した男性陣の中で、騙しやすそうなのは?という質問に戸惑いつつ「鶴瓶さんかな?監督も。情にほだされやすそう」と笑みを浮かべて回答。同じ質問に水川さんは「監督ですかね?本当はできることなら豊川さんを騙したい!でも無理そう(苦笑)。しっかりと自分がぶれずにある方なので」と語ったが、豊川さんは「あさみちゃんになら騙されてもいいかなって思います(笑)。かわいい妹なんで」とデレデレ。そして“エース”大竹さんは「誰でも騙せます!」と自信満々に語り、会場は大きな拍手に包まれた。舞台挨拶で、思わぬ“暴走”を見せて共演陣を慌てさせていたのが津川さん。本作を「男のセックスへの欲望を描いている!」と強調し「品よくしてる男ほどエッチなんですよ」と持論を展開する。劇中、大竹さんのお尻をつかむシーンについて「男の衝動」と表現し「いま、話題になっている22歳の…」と“地雷”を踏みかけたところで鶴瓶さんが慌てて「いらんこと言うなや! もうよろしい!」と止めに入った。その後も、大竹さんと鶴瓶さんのベッドシーンについても、津川さんは「テレビで“前”を出したがる男がお尻を出しても面白みがない!」と鶴瓶さんのかつての露出事件を蒸し返し「もう忘れてくださいよ、その話は」と鶴瓶さんを苦笑させるなど、76歳にして言いたい放題!一方、鶴瓶さんも、大竹さんの劇中での流暢な大阪弁について絶賛し「誰に習ったの?」とニヤリ。ここでも、大竹さんが答える前に津川さんが「さんまちゃんに決まってる!」と口をはさみ、さらに男たちを次々と騙していく大竹さんの演技について「さんまちゃんに聞いたら『あれは地です』って言ってた(笑)」と語り、会場をわかせていた。『後妻業の女』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月27日女優の大竹しのぶが8月1日(月)、都内で行われた主演作『後妻業の女』の完成披露試写会に出席。遺産目当ての“魔性の後妻”を演じ「皆さんからピッタリと言われますが、全く嬉しくありません!」と適役だと絶賛する声に対し、笑顔で不服を申し立てていた。死期が迫った裕福な独身男性に近づき、妻の座を手にし、死後の財産までも奪う“後妻業”を営む小夜子(大竹さん)と、彼女にターゲットを紹介し、裏で操る結婚相談所所長の柏木。そんな2人の悪事を、遺族や裏社会の探偵が暴き出そうとするが…。直木賞作家の黒川博行によるベストセラー小説「後妻業」を映画化。舞台挨拶には大竹さんをはじめ、豊川悦司、笑福亭鶴瓶、津川雅彦、永瀬正敏、尾野真千子、水川あさみ、風間俊介、鶴橋康夫監督が出席した。大竹さんの本音とは裏腹に、“相棒”柏木を演じる豊川さんも「この役は大竹さんしかいないと確信した」と太鼓判。ラブシーンを演じる鶴瓶さんは「キスのシーンで、この人(大竹さん)歯をグーッとして、全然キスさせてくれないんですよ」と裏話を明かした。また、大竹さんと尾野さんは劇中で壮絶なバトルを繰り広げており、「ビンタが入った瞬間、『良し決まった』と思いましたね」(大竹さん)、「お尻を蹴られることなんて、なかなかないですし」(尾野さん)。さらに尾野さんが「くそばばあ!」と大竹さんを罵るシーンもあり、「あのときは、我を忘れていたよね」(大竹さん)、「この場を借りて、お詫びします」(尾野さん)と“和解”していた。また、この日は津川さん&鶴橋監督の“76歳コンビ”が大暴走!津川さんが自身が演じる役柄の顛末を上映前の観客に明かしたかと思えば、鶴橋監督にいたってはラストシーンをしゃべってしまう無双ぶりで、鶴瓶さんがマイクを奪い取る場面もあった。『後妻業の女』は8月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月01日国分太一と真矢みきがMCを務める平日朝の情報番組「白熱ライブ ビビット」。このほど、3月28日(月)より放送2年目に突入する本番組の人気企画「密着!ビビット」に、先日最終回を迎えたばかりの金曜ドラマ「わたしを離さないで」や映画『僕だけがいない街』に出演する人気子役・鈴木梨央が登場、ギターの弾き語りなどプライベートの姿をテレビ初披露していることが分かった。金曜ドラマ「わたしを離さないで」は、綾瀬はるか×三浦春馬×水川あさみという豪華キャストで、英国の作家カズオ・イシグロのベストセラー小説を舞台を現代の日本に移してドラマ化。人里離れた場所の隔離された施設・陽光学苑で育った主人公たちが、将来、臓器移植の“提供者”となる宿命に抗おうとする姿を切なく描き出し、鈴木さんは綾瀬さん演じる恭子の“子ども”時代を好演した。また、NHKの朝ドラ「あさが来た」ではヒロイン・あさ(波瑠)とあさの娘・千代(小柴風花)の幼少時代の二役で登場して注目を集めたほか、吉田羊と親子に扮しているポカリスエットのCMなどでもお馴染みだ。今回の「密着ビビット」では、現在公開中の映画『僕だけがいない街』の初日舞台挨拶の裏側に潜入!鈴木さんは、藤原竜也が演じる主人公・藤沼悟の小学校のクラスメイトで、母親の恋人から虐待を受け、連続誘拐殺人事件の被害者ともなる雛月加代という難役を熱演中。藤原さんや有村架純、石田ゆり子、及川光博ら錚々たる共演者たちが顔をそろえた、その舞台裏に完全密着する。さらに、今回は鈴木さんの貴重なプライベート姿も初公開。乗馬に初挑戦する模様をはじめ、行きつけの寿司屋で“梨央流”の食べ方を披露するほか、ギター教室で練習中の「ヒカリへ」(miwa)の弾き語りをテレビで初披露!これまでのドラマや映画ではなかなか見ることなかった鈴木さんの素顔を紹介する。「白熱ライブ ビビット」は3月28日(月)8時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月28日綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみら日本のドラマ界を牽引する実力派俳優が出演するTBS金曜ドラマ「わたしを離さないで」。本日18日(金)いよいよ最終回を迎える。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられて育てられてきた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)。子どもらしい生活、教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる…。本作は、カズオ・イシグロの同名小説を原作としており、世界初のドラマ化に注目を集めている。物語は“コテージ編”から最終章“希望編”へ移り、ついに最終回を迎える本作。最終回である第10話は、唯一の希望であった猶予がないことが分かり、塞ぎこんでしまった友彦。そして、そんな友彦に3度目の提供通知が届く。なんとか友彦を元気づけることはできないかと考えていた恭子は、ある日ばったりと龍子(伊藤歩)と再会。落胆し、無気力となった友彦の様子を聞いた龍子は、少年サッカーの試合観戦に友彦を連れ出そうと提案する。一度は諦めた夢に再び熱くこみ上げるものを感じる友彦。そんなとき、「希望」に満ちた真実を知らされることになる…。そんな第10話に出演することが決定したのは、「かもめんたる」の槙尾さん。近年「新・牡丹と薔薇」「スペシャリスト」などにゲスト出演するなど活動の幅を広げる槙尾さんが今回演じるのは、少年サッカーチームに所属する男の子の父親役。その親子には“ある秘密”が隠されており、その秘密は、恭子、友彦、龍子の「希望」へとつながるものであり、彼ら提供者が生まれてきた意味を問いかけるものであるという。最終回にして重要な役どころとなった槙尾さんは、「以前から非常に考えさせられるドラマだなと興味深く拝見していたので、今回関われることになりとてもうれしいです」と喜びを語り、「撮影を通して、とても丁寧に作られている作品なんだなと参加してみてあらためて感じました。観終わった後、改めて自分の人生と向き合う機会を作ってくれる素敵なドラマだと思います」と本作について語った。本音を打ち明け合い、初めて分かり合えた親友・美和との別れ。そしてようやく一緒になることができた友彦と恭子。しかし唯一の希望“猶予”が存在しないことを知り、さらに友彦との別れが近づく中で、恭子は何を思うのか…。最終回も目が離せない。「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)■関連作品:わたしを離さないで 2011年3月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開(C) 2010 Twentieth Century Fox
2016年03月18日現代人が抱える苦悩と希望を、寓話性を用いたストーリーと多彩な演出を取り入れて表現し、注目を集めている舞台芸術集団・地下空港。第16回公演となる『ポセイドンの牙』は、映画『告白』での抜擢以来、映像を中心に活躍する藤原薫や、舞台『激動』(水川あさみ主演)でもメインキャストを演じた原嶋元久ら、実力派若手俳優たちを客演に迎えた意欲作。地下空港で脚本と演出を担当する伊藤靖朗と、主演を務める藤原、昨年に続いての地下空港への出演となる原嶋に意気込みを聞いた。地下空港『ポセイドンの牙』チケット情報とある海洋都市、オトガメ市。水産高校に通う須永宇宙期(ソラキ/藤原)、クリスチャンの道井磨多井(原嶋)、貝類オタクの葛先賢人(猪野広樹)、エロで頭がいっぱいの生方英(平田雄也)、お坊ちゃんな萩原安打尊(佐野勇斗)の通称"スイサンズ"は、今日も女の子の話で盛り上がっている。そんな中、自治体が資金難に陥り、水産高校が防衛人材育成高校に変わる計画が持ち上がる。スイサンズは岬の海底に眠るという〈黄金の釣針〉を手に入れることで、その計画を阻止しようとするが……。物語は謎の怪物カルナ(兼崎健太郎)やドローナ(中村龍介)、正体不明なポセイドン(滝川英治)、さらにはオトガメ市の土地を買い占めようとする企業の社員(渡辺和貴)らも登場し、壮大なスケールで展開する。「海と命、そして戦争と未来を書きたかった」という伊藤は、「そう言ってしまうと、壮大すぎるかもしれませんが(笑)。原発事故以降の海洋汚染だったり、世界中で絶滅危惧種の動物が増えていたりすることへの不安は、今では誰もが感じていること。だからこそ子供たちに未来をどう託していけばいいのか考えたいと思った」と語る。とはいえ「固いテーマでも表現は楽しく」という伊藤らしく、スイサンズの日常は、どこにでもいるバカで愛すべき男子高校生のそれだ。藤原は「戦争のことはまったく知らない世代ですけども、伊藤さんの脚本の意味を一つひとつ理解して演じたい。等身大の高校生を演じつつ、物語の後半で海の神と対決するギャップを見せることで、同世代のお客さまにも戦争の意味を伝えられれば」と表情を引き締める。隣の原嶋から「伊藤さんの稽古は体力勝負だよ」と聞かされるも、「負けず嫌いなところがあるので、そこはたぶん大丈夫」と笑顔を見せる頼もしい一面も。また原嶋演じるクリスチャンの道井役は、「欧米映画の多くがそうであるように、僕も神話や聖書をメタファーにしているところはあります」(伊藤)というだけに、物語のカギを握る役どころだ。「伊藤さんの舞台は熱くて緻密なので大変だけど(笑)、やりがいは抜群です。小道具にまで意味が込められているので、ぜひ舞台の隅々まで観てほしいですね」と原嶋も気合い充分。ふたりの瑞々しい実力が存分に発揮されるだろう本作。その開幕が今から楽しみだ。公演は6月1日(水)から5日(日)東京・紀伊國屋ホールにて。チケットの一般発売は3月13日(日)午前10時より。取材・文佐藤さくら
2016年03月11日現代人が抱える苦悩と希望を、寓話性を用いたストーリーと多彩な演出を取り入れて表現し、注目を集めている舞台芸術集団・地下空港。第16回公演となる『ポセイドンの牙』は、映画『告白』での抜擢以来、映像を中心に活躍する藤原薫や、舞台『激動』(水川あさみ主演)でもメインキャストを演じた原嶋元久ら、実力派若手俳優たちを客演に迎えた意欲作。地下空港で脚本と演出を担当する伊藤靖朗と、主演を務める藤原、昨年に続いての地下空港への出演となる原嶋に意気込みを聞いた。地下空港『ポセイドンの牙』チケット情報とある海洋都市、オトガメ市。水産高校に通う須永宇宙期(ソラキ/藤原)、クリスチャンの道井磨多井(原嶋)、貝類オタクの葛先賢人(猪野広樹)、エロで頭がいっぱいの生方英(平田雄也)、お坊ちゃんな萩原安打尊(佐野勇斗)の通称"スイサンズ"は、今日も女の子の話で盛り上がっている。そんな中、自治体が資金難に陥り、水産高校が防衛人材育成高校に変わる計画が持ち上がる。スイサンズは岬の海底に眠るという〈黄金の釣針〉を手に入れることで、その計画を阻止しようとするが……。物語は謎の怪物カルナ(兼崎健太郎)やドローナ(中村龍介)、正体不明なポセイドン(滝川英治)、さらにはオトガメ市の土地を買い占めようとする企業の社員(渡辺和貴)らも登場し、壮大なスケールで展開する。「海と命、そして戦争と未来を書きたかった」という伊藤は、「そう言ってしまうと、壮大すぎるかもしれませんが(笑)。原発事故以降の海洋汚染だったり、世界中で絶滅危惧種の動物が増えていたりすることへの不安は、今では誰もが感じていること。だからこそ子供たちに未来をどう託していけばいいのか考えたいと思った」と語る。とはいえ「固いテーマでも表現は楽しく」という伊藤らしく、スイサンズの日常は、どこにでもいるバカで愛すべき男子高校生のそれだ。藤原は「戦争のことはまったく知らない世代ですけども、伊藤さんの脚本の意味を一つひとつ理解して演じたい。等身大の高校生を演じつつ、物語の後半で海の神と対決するギャップを見せることで、同世代のお客さまにも戦争の意味を伝えられれば」と表情を引き締める。隣の原嶋から「伊藤さんの稽古は体力勝負だよ」と聞かされるも、「負けず嫌いなところがあるので、そこはたぶん大丈夫」と笑顔を見せる頼もしい一面も。また原嶋演じるクリスチャンの道井役は、「欧米映画の多くがそうであるように、僕も神話や聖書をメタファーにしているところはあります」(伊藤)というだけに、物語のカギを握る役どころだ。「伊藤さんの舞台は熱くて緻密なので大変だけど(笑)、やりがいは抜群です。小道具にまで意味が込められているので、ぜひ舞台の隅々まで観てほしいですね」と原嶋も気合い充分。ふたりの瑞々しい実力が存分に発揮されるだろう本作。その開幕が今から楽しみだ。公演は6月1日(水)から5日(日)東京・紀伊國屋ホールにて。チケットの一般発売は3月13日(日)午前10時より。取材・文佐藤さくら
2016年03月11日衝撃のラストまで残すところあと2話となった綾瀬はるか主演ドラマ「わたしを離さないで」。世界で初めてドラマ化された本作の結末に注目が集まる中、今週11日(金)放送の第9話に国際弁護士・八代英輝が出演することが明らかとなった。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられて育てられてきた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)。子どもらしい生活、教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる…。物語は“コテージ編”から最終章“希望編”へと移り変わり、美和が“天使”となってようやく一緒になることができた恭子と友彦。物語も終盤に入り、いよいよ残すところ2話となった本作だが、八代さんが出演するのは11日放送の第9話。出版社で働く男性編集者・古井役として登場する。古井は恭子が触れ合う数少ない外界の人間の一人であり、“介護人”として働く傍ら、友彦と唯一の希望である“猶予”を獲得するにあたって、恵美子(麻生祐未)との再会の架け橋となる重要な人物だ。終始緊張した面持ちながらも、自分の手帳を持参して役作りをするなど、入念な演技プランのもと撮影に臨んでいた八代さん。本業の弁護士としてはもちろんのこと、講演会やラジオ・恵俊彰と共にMCを務める「ひるおび!」のテレビ出演など、様々な分野でマルチに活躍する八代さんは、今回の出演について「自分に声がかかるとは考えてもいませんでしたし、夢にも思っていませんでした。重厚なテーマのドラマなので、お断りしようかという気持ちも何割かあったのですが、こんな機会はそうそうないことだと思い、チャレンジさせていただくことにいたしました」と明かす。また現場では、歩くときに手と足が同時に出てしまうぐらい緊張していたそうだが、綾瀬さんとの共演について「女優・綾瀬はるかをこんなに見つめて許されるのだろうかと心配になりました(笑)。いつもは番宣のときぐらいしかお会いする機会がなく、そのときは明るくスタジオに来られるので、今回のように役柄に入られた姿を見るのは初めてでした。美しいと思うと同時に、プロの女優としての迫力を感じました」と振り返った。提供という責務を果たし、“天使”となった美和の想いを胸に、恭子と友彦は“猶予”を勝ち取ることができるのか?そして、再開した恵美子の口から語られる衝撃の事実とは?放送を楽しみに待ちたい。「わたしを離さないで」毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月10日国際弁護士の八代英輝氏が、TBS系ドラマ『わたしを離さないで』(毎週金曜22:00~)の第9話(11日放送)に出演することが9日、わかった。本作は、英国で100万部を超える大ヒットとなったカズオ・イシグロ氏の同名小説の初ドラマ化作品。綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみ演じる"提供"という使命を抱えて生きる3人の男女の数奇な運命を、愛情と友情、絶望と希望、生と愛を絡めながら描く。昼の情報番組『ひるおび!』(平日11:00~13:52)で司会を務めている八代弁護士が演じるのは、出版社で働く男性編集者・古井。恭子(綾瀬)が触れ合う数少ない外界の人間の一人で、友彦(三浦)と猶予を獲得するにあたって、恵美子(麻生祐未)との再会の架け橋となる重要なキャラクターだ。八代弁護士は終始、緊張した面持ちながらも、手帳を持参して役作りをするなど、入念な演技プランのもと撮影に臨んだ。そんな八代弁護士は、「自分に声がかかるとは考えてもいませんでしたし、夢にも思っていませんでした」とオファーを受けた際を回顧。その上で「重厚なテーマのドラマなので、お断りしようかという気持ちも何割かあった」と率直に吐露しつつも、「こんな機会はそうないことだ」との思いに至り、挑戦した。それでも当初、現場では「歩くときに手と足が同時に出てしまうぐらい」緊張したようで、キャストやスタッフが空気を和らげてもらったという。共演した綾瀬については、対面するシーンを思い返して「こんなに見つめて許されるのだろうかと心配になりました」と笑い、「美しいと思うと同時に、プロの女優としての迫力を感じました」と称賛。また、「命の大切さが丁寧に描かれている、とても見ごたえのある作品」と本作を表しながら、「ドラマオリジナルの結末を楽しみにしていただければ」と呼びかけている。(C)TBS
2016年03月10日駆け引き上手で周囲の男性を翻弄し、気に食わない女性がいたら平気で蹴落とす“悪女”。あなたの周りには、そんな願わくばお近づきになりたくない女はいませんか?知らないうちにライバル視され、修羅場に巻き込まれたことがある人もいるかも?それともあなた自身が悪女…?◆あなたはどんな悪女?現在放送中の『わたしを離さないで』(TBS系)で、水川あさみさんが演じた美和の悪女ぶりが「すごすぎる」「イライラする」と話題に!(先日、悲しい別れを迎えてしまいましたが…)そこで今回はドラマにちなみ、みなさんの中に眠る“悪女のタイプ”や、怖いけど憎めない“悪女な魅力”のポイントを12星座別にご紹介します。【牡羊座】行く先を阻み陥れる悪女あなたの中に眠るのは、火に属し火星に支配された「行く先を阻み陥れる」悪女。男性的で欲望に忠実。狙ったら先手必勝、絶え間なくあの手この手で打って出ます。例えば、周りのみんなが憧れる男性がいたら…あなたの中に眠る悪女は「即効でカレと仲良くなれ」と囁くでしょう。好きになるのは後でもいいから、手を出そうとする女を阻止しなさいと。周りは「いつの間にー!?」とあなたに賞賛の嵐。憎めないのはその満足そうな笑みと瞬発力。あまりの速さに誰もが圧倒されてしまいます。【牡牛座】性でムッツリ陥れる悪女あなたの中に眠るのは、土に属し金星に支配された「性でムッツリ陥れる」悪女。女性的で欲求は激しめ。無関心を装い、甘い顔をしてスッポンみたいに食らいつきます。例えば、タイプの男性がいたら…あなたの中に眠る悪女は「カレが欲しいの?」と囁きます。欲しいなら奪え、諦めるなと。そしてあなたの性を目覚めさせるでしょう。周りが、普段はおとなしいあなたの豹変ぶりに「いつから…?」と驚愕。だけど憎めないのは、愛犬が飼い主に甘えるようなその上目遣い。気づかれずに所有するテクも抜け目がありません。【双子座】目撃者を陥れる悪女あなたの中に眠るのは、風に属し水星に支配された「目撃者を陥れる」悪女。男性的で遊び好き。頭、手足、使えるモノ全てを使って面白そうな匂いを嗅ぎつけます。例えば、ちょっと気になるカレを発見すると…あなたの中に眠る悪女は「周りを操作してカレに接近せよ」と囁きます。あなたとカレはお似合いって噂を流せばいいと。周りが「そんな噂あった?」と呆気にとられても、あなたは「だよねっ」と知らん顔をすればOK。憎めないのは、あまりに無邪気で楽しそうだから。恋の駆け引きで右に出るモノはなし。【蟹座】ハケ口を見つけ陥れる悪女あなたの中に眠るのは、水に属し月に支配された「ハケ口を見つけ陥れる」悪女。女性的で時々ツマミ食い。誰かの手からおいしいモノがこぼれ落ちないかと願っています。例えば、恋をするなら…あなたの中に眠る悪女は「友人や仲間内で手を打て」と囁きます。それが友達の彼氏や既婚者であったとしても…。当然、周りは「信じていたのに…」と驚きますが、それでも憎めないのは正直で親切だから。あなたはあくまでも被害者を装い、周囲の同情を買うでしょう。そして何度も同じことを繰り返すのです。【獅子座】鳥かごを用意して陥れる悪女あなたの中に眠るのは、火に属し太陽に支配された「鳥かごを用意して陥れる」悪女。男性的で支配欲が強め。華やかなステージには自分ありきと本気で思っています。例えば、憧れの男性がいたら…あなたの中に眠る悪女は「ワナを仕掛けろ」と囁きます。取り巻きを側に置き、カレが関心を示して入り込んだスキを狙えと。周りは「カレもついに…」と成り行きを見守るのみ。憎めないというより、あなたの視界に入って恨みを買いたくないのかも。そんな空気を読むことなくあなたは平然としているでしょう。【乙女座】罰を与えて陥れる悪女あなたの中に眠るのは、土に属し水星に支配された「罰を与えて陥れる」悪女。女性的ですが、かわいらしさには欠ける部分が。隅から隅まで目を配り、嫌なモノを徹底的に排除します。例えば、デリカシーに欠ける女子が恋バナをしたら…あなたの中に眠る悪女は「早く黙らせろ」と囁きます。言い逃れできない事実を見つけて、手をゆるめずに追求せよと。それでも憎めないのは一理ある正当性ゆえ。とはいえ、どこからどう見てもダメな男に入れ込み、正論をさらっと上書きしてしまうおバカなところもあるでしょう。【天秤座】余裕しゃくしゃくで陥れる悪女あなたの中に眠るのは、風に属し金星に支配された「余裕しゃくしゃくで陥れる」悪女。男性的で誘惑を好み、決して心を乱すことなく静かにタイミングを計ります。例えば、マンネリ化したカレとの関係に…あなたの中に眠る悪女は「手を切るタイミング」だと囁きます。もっとスリリングで気の利いたカレに乗り換えなさいと。周りはあなたの調子の良さに「ズルい」と一言。来る日も来るも尻尾を捕えようとしますが、逃げ足が速くて捕獲は不可能。憎めないのはピンチを察知して適応するその能力。おみごとです。【蠍座】周りを固めて陥れる悪女あなたの中に眠るのは、水に属し冥王星に支配された「周りを固めて陥れる」悪女。女性的で周到に奪うタイプ。ジリジリと近づきジワジワ攻めて、最後はガブリと飲み込みます。例えば、忘れられない元カレに新しい彼女ができたら…あなたの中に眠る悪女は「カレと彼女を後悔させたくない?」と囁きます。二人が辟易するまで執拗にマークし続けろと。周りは容赦のないあなたに「トコトンやれば」と味方として参戦。それもそのはず、あなたには憎めないほど本気で奪う覚悟があるから。たとえ心が疲れて破壊されようとも…。【射手座】ジャジャ馬根性で陥れる悪女あなたの中に眠るのは、火に属し木星に支配された「ジャジャ馬根性で陥れる」悪女。男性的で熱狂的。高望みでも行きすぎでも、目に留まれば何をしてでも射止めます。例えば、あなたに真剣交際中のカレがいても…あなたの中に眠る悪女は「恋愛は宝クジと同じ」だと囁きます。手に入れなければ始まらない。飽きたらゴミのように捨てればいい…と。浮気は甲斐性。周りは「どうせ今だけ」と認識。憎めないのは今始まったことじゃないから。周囲が騒ぐ頃には、次の宝クジを選びつつ元サヤに収まっていたりするでしょう。【山羊座】ヒステリックに陥れる悪女あなたの中に眠るのは、土に属し土星に支配された「ヒステリックに陥れる」悪女。女性的ですが、かわいらしさには欠けるほう。基本的にネガティヴで恨みつらみを引きずります。例えば、親友があなたが片思い中のカレと仲良くしていたら…あなたの中に眠る悪女は、あなたを哀れみ、「片思いを諦めたら」と囁きます。誰でも自分がかわいいいし、平気で嘘をつくし、親友だって魔が差す生き物なのだと。周りはあなたに「勘違いでは?」とアドバイス。けれど思い込みは一層増すでしょう。憎めないのは、落胆が激しく真面目で不器用だからです。【水瓶座】溜まったストレスで陥れる悪女あなたの中に眠るのは、風に属し天王星に支配された「溜まったストレスで陥れる」悪女。男性的で刺激好き。アップダウンが激しい感情や異常性を隠すため、広く浅く付き合います。例えば、恋人にしたい男性が他の子を好きになったら…あなたの中に眠る悪女は「プライドが傷つくよね?」と囁くでしょう。カレかその子に対してキレるか、早々にお仕置をしなさいと。周りはよくわからないまま応援。それもそのはず、あなたは小悪魔的で憎めない人だから。あなた自身は遊び相手で気を紛らしながら、溜まったストレスを使って計画を実行に移します。【魚座】酔いしれ陥れる悪女あなたの中に眠るのは、水に属し海王星に支配された「酔いしれ陥れる」悪女。女性的で誘惑に弱いタイプ。とりとめのない態度で存在を曖昧にし、責任は上手に逃れます。例えば、好きな人に彼女がいたら…あなたの中に眠る悪女は「タイミングがズレただけ」と囁きます。カレと付き合えば二人の秘密を共有できるし、誰も邪魔しない恋だよと。周りはそのことに気づかず、「合コンに行こう」と誘ってくるでしょう。万一、周囲にカレとの関係がバレても、憎めないのは不幸を自覚していないから。もっといい人がいれば、その時はその時だとも思っている部分もあります。いかがでしたか?この原稿を書いていて、星座別のキーワードがポンポン頭に浮かぶたび、筆者もどこかで自分の悪女ぶりを発揮しているのでは?と少し心配になりました。これらは飽くまで内側に眠るモノ。ドラマか夢の中だけで終わらせたいものですね。でも、恋愛で窮地に陥り、後にも先にも進めなくなった時には、ほんの少しだけ悪女になってみてもいいかも!?(文=はゆき咲くら)【プロフィール】土と陽の独自メソッドで占い。新宿、町田、東京タワーの占い処に不定期で出没中✴略歴:相性研究家・プロ占い師。メディア&雑誌多数連載。昭和レトロな商店街生まれ。お風呂から見上げる宙とタロットと猫と格安ランチが大好き♡
2016年03月10日映画化・舞台化を経て世界初のテレビドラマ化となった「わたしを離さないで」。先週26日放送の第7話からいよいよ最終章“希望編”に突入し、物語も佳境に入ってきた本作の撮影現場に、劇中歌の作曲を担当したやまだ豊と、劇中歌を歌うジュリア・ショートリードが激励訪問したことが分かった。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられて育てられてきた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)。子どもらしい生活、教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある氏名を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる。今夜4日放送の第8話では、美和の希望で陽光のあった場所へ訪れた恭子たち3人。そこでなんと幼少期の恭子に瓜二つの少女(鈴木梨央)の姿を発見し、3人の関係が大きく変化する――。撮影も佳境に入り、まさにラストスパートに差し掛かった撮影現場。そんな中、やまださんとジュリアさんが激励に訪れた。やまださんは「マルモのおきて」「東京喰種トーキョーグール」など様々な音楽を担当しており、本作ではドラマの音楽全般と劇中歌を作曲。劇中歌の作詞と歌を担当しているジュリアさんは、カナダと日本のハーフで、モデルや歌手として活動しており、『海街diary』の挿入歌やCMなどでも出演や歌を披露しいま注目を集めている。いままでにもドラマの現場に訪れたことがあるやまださんは「今回のように控え室が用意されていたのは初めてで(笑)。今日は作品のいちファンとして撮影を見守らせていただきました」と語り、ジュリアさんは「裏でこんなにもたくさんの人が動いていて、多くのセットがあることに驚きました」と初めての撮影現場に目を丸くした。そして主演の綾瀬さんと三浦さんとの初対面については「本当に緊張しました。今回のお話を聞いたときにすごく興奮してしまって。その時から緊張するだろうと予測はしていたのですが、今までテレビの中でしか見たことのなかった2人に会うことができて感激です」と喜びを興奮気味に語った。残り3話となったドラマに対し、本作のファンでもあるという2人は「見ていて本当に毎週心が苦しいのですが、恭子と友彦が提供を免れ、いち市民として結ばれてほしい」とやまださんは心境を吐露。またジュリアさんは「映画と原作を見ているので、どこかで結末がよぎる時があります。でも、もしかしたらドラマでは違う結末があるかもしれないと期待しながら見たい」と期待のコメントを寄せていた。「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月04日本日26日の第7話からついに「最終章・希望編」に突入する綾瀬はるか主演「わたしを離さないで」。この度、綾瀬さん演じる恭子の幼少期を演じた鈴木梨央が、来週放送の第8話で再び登場することが分かった。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられて育てられてきた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)。子どもらしい生活、教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある氏名を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる…。物語は“コテージ編”へと移り、恭子たち3人の関係も徐々に変化をし始めていた。使命である「提供」が開始されるまでのわずかな期間の自由が許されている彼らは、自分たちがこの世に創り出された「意味」を求めようとしていた――。第7話からついに舞台を現代に移し、「最終章・希望編」に入る本作。再び動き始めた恭子、友彦、美和の3人の歯車、終末に向かって進む3人の先に“希望”はあるのか?結末に向けて、初のドラマ化に挑んだ本作にさらなる注目を集めている。そんな本作の第1、2話で「陽光学苑編」にて幼少期の恭子役を好演した鈴木さんが、3月4日放送の第8話に再登場する。現代の恭子役を演じているのは綾瀬さんだが、そんな2人がまさかの共演。しかも、回想としてではなくあくまで現代という時制の中での対面。なぜ自分の幼少期とそっくりの少女がいるのか、誰なのか。残りわずかとっなった本作もますます見逃せない。「わたしを離さないで」毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年02月26日アーティスト・清川あさみの15周年新作個展「ITOTOITO」が、4月2日から5月25日まで東京・表参道にあるGYRE3階のEYE OF GYREで開催される。同展は、創作活動15周年を記念して出展される全ての作品を新作とした実験的な個展。そのうち「1:1」は、Instagramの写真をポジ色からネガ色に反転させ糸にプリントし、アクリルに閉じ込めたりキャンバスに糸を重ねあわせることで生み出した作品。同じく新作の「TOKYOモンスター」は、90年代の東京のファッションカルチャーを振り返りつつ、個性というもの、コンプレックスというものの本質を探った14年より発表している作品シリーズから。今回は、ディオール(Dior)やシャネル(CHANEL)といったブランドとのコラボレーションでも知られる西陣織の老舗・細尾とタッグを組み、現在の若者たちの写真を伝統的な西陣織で織り上げた。また、2015年のミラノサローネで発表され日本では未発表の、90年代のファッションスナップを作品にしたものも展示される予定。その他、100冊ほどの大量の書物の一部にドローイングしてモンスター(個性)が出来上がっていく様を描いたインスタレーション作品「わたしたちのおはなし」なども登場する。【イベント情報】「ITOTOITO」会場:EYE OF GYRE住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3階会期:4月2日~5月25日時間:11:00~20:00
2016年02月26日早いもので、気がつけば2016年1月クールも後半戦に突入です。皆さんの視聴フィルターには、どんな作品が残っていますか?今回の【ドラマニア】では、中でも特に女性からの注目度が高い3作品をピックアップ。まさに“運命の悪戯”としか言いようがない、切な過ぎる愛の行方を考察していきましょう。■心に抱えた、それぞれの事情女たちが「自分自身と向き合う」時――何かが変わるまずは、とっても月9らしい!若き男女たちの群像劇「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ)から、現代を象徴する3人の女性をご紹介。今という生きづらい時代に真っ向勝負を挑む果敢な後ろ姿は、決して涙無しには見られません。本作に登場する女性たちは、いずれも心に大きなコンプレックスを抱えてながら生きています。だからこそ、「好き」という気持ちだけで行動を起こすことができない。中でも特に、有村架純さん演じる主人公・音は、その典型的なタイプ。常に周りの人の気持ちを優先してしまうため、空気を読み過ぎて自分の幸せに貪欲になれない。その優しさが、見ていて非常にもどかしいですよね!また同様に高畑充希さん演じる木穂子も、見ていて一緒に苦しくなってしまうくらいリアルな女性。傷つくことを極端に恐れ、自分を嘘という鎧でコーティングする癖を持っています。リスクを軽減しているように見えて、本音とのジレンマに葛藤する姿に共感する方も多いのではないでしょうか。森川葵さん演じる小夏も、田舎から東京へ出て、夢を叶えることの難しさに直面。自信を失った彼女は、恋愛にも怖気づいてしまいます。友人の助言を経て見た目を磨くことに全力を注ぐ小夏…しかしながら、磨けば磨くほど、心が荒んでいくのはいったいなぜなのか。過去が邪魔をして、トラウマが邪魔をして、プライドが邪魔をして――抱えている事情は違えど、共通して言えるのは、心にそれぞれ「素直になれない」壁があるという点です。これが世の女性たちの共感を呼ぶ一番のポイントと言えるでしょう。3人が自分自身と本当の意味で向き合うことができた時、物語は大きく動き始めるはず!いよいよスタートする第2章はぜひ、その辺りにも着目してみてください。■女にしかわからない「絶対の関係」親友を思う“愛”に導かれた――究極の選択「もしも自分の親友が同じ悩みを抱えていたら?」そう妄想せずにはいられない、木10ドラマ「ナオミとカナコ」(フジテレビ)。本作で描かれる選択は到底現実的なものとは言えませんが…それでも思わず「わかる!」と共感してしまうのは、主人公2人の友情が女性独特の奇妙な契約感を醸し出しているからでしょう。大学時代同じキャンプサークルで仲良くなったという、広末涼子さん演じる直美と、内田有紀さん演じる加奈子。劇中では最初、久しぶりに再会した2人はどうにも拭えない“ライバル心”をむき出しにしていました。仕事も恋も順調なフリをする直美。一方の加奈子も、家庭円満、まさに今幸せの絶頂にいるという笑顔を作り振りまいていた記憶があります。そんな嘘まみれの関係、世の男性からすれば「親友とは呼べないだろう」という意見がちらほら。しかしながら女同士の友情とは不思議なもので、「お互いが嘘をついていた」とわかった瞬間――初めて本当の“親友”になるのかもしれません。2人は今まで以上により強固な絆で結ばれ、加奈子が「水を美味しい」と感じられる日が来るように…夫のDVを止めるため、ついには殺害を計画するに至ります。自身もかつて父親から暴力を受けていたという過去から、加奈子の心の傷に寄り添うことを人生の目的として定めた直美はとにかく強い!家族や恋人とは一味違う、友情という“愛”が彼女の背中を押しているのか。加奈子もその気持ちに答えるように、少しずつ一人の女として、人間として強くなっていきます。果たして、憎しみの連鎖が行き着く先は…!?ジェットコースターのようなめくるめく展開から、最後まで目が離せません。■決して逆らうことのできない“運命”限られた命ゆえ――女たちの「独占欲」が溢れ出すラストはこちら!週の終わりに、どっぷりと神妙な世界に浸らせてくれる「わたしを離さないで」(TBS)。原作は、カズオ・イシグロさんの同名イギリス小説。これまでに日本をはじめ、世界各国で映画化や舞台化が成されている話題作です。本作で描かれる“女の戦い”と言えばもちろん、綾瀬はるかさん演じる恭子と、水川あさみさん演じる美和による激しい心理戦。最初は極々普通の「クラスに一人はいそうなリーダー格の女の子」だった美和が、自身が他者のために作られた臓器提供用の人間であるという衝撃的事実を知ることで、親友・恭子への独占欲を日に日に強めていく様が実に狂気的で…背筋の凍る展開がひとつの大きな見どころとなっています。決して逆らうことのできない“運命”に翻弄されていく子どもたち。美和が執拗に、恭子の初恋の相手・三浦春馬さん演じる友彦にちょっかいを出し始めるのも、全ては強い独占欲ゆえ。純粋な恋愛感情ではなく、恭子に「自分のことを少しでも気にして欲しいから」こそ、事あるごとにひどい悪戯を仕掛けていきます。第三者として視聴している分には、赤子のような可愛さがありますが…恭子本人はやるせない気持ちでいっぱいでしょう。しかし、段々と彼女自身もその執着に「自分の存在を実感する」ようになっていき――まさにズブズブの三角関係が出来上がってしまいます。そんな中、否応なしに迫ってくる臓器提供の順番。限られた命の中で、人がどのような感情に時間を割いて生きていくのか。彼女たちの“愛”の使い方をしっかり見届けていきましょう。およそ1年ぶりに復活させていただきましたコラム【ドラマニア】、いかがでしたでしょうか。嬉しいことに、このところドラマへの関心が再び強まってきている気が致します。ぜひ、次回の更新もご覧くださいませ。(text:Yuki Watanabe)
2016年02月22日綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみを迎えて贈るドラマ「わたしを離さないで」。この度、第7話に、柄本佑、水崎綾女の出演が決定。柄本さんは綾瀬さんと2004年の同枠ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」以来、実に12年ぶりの共演となった。2005年の発表直後から話題になり、英国で100万部を超える日系英国人作家のカズオ・イシグロによるベストセラーを基に描く本作。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられ育てられてきた恭子、友彦、美和。子どもらしい生活、子どもらしい教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる。本日19日(金)放送の第6話では、思わず友彦(三浦春馬)に好きだと言ってしまった恭子(綾瀬はるか)だったが、美和(水川あさみ)の知らないところで友彦と秘密を共有することに内心興奮していた。一方、友彦は龍子(伊藤歩)からの手紙によって「陽光出身者で、ある条件を満たせば提供が始まるまで3年間自由に過ごせる“猶予”を得ることが出来る」といううわさが本当で、それは絵を描くことでもらえるものだと確信し、恭子との猶予を獲得するため嫌いだった絵を描くことを決意する。そんなある日突然、真実(中井ノエミ)が恭子のもとへやって来た。「恭子の顔を見に来ただけ」と笑う真実だったが、普段との様子の違いに恭子は不安を覚える…。2月26日(金)放送の第7話に登場する柄本さんが演じるのは、綾瀬さん演じる恭子が介護人を務める提供者・加藤。すでに提供が始まっており、提供者としてある意味で達観している男。ほかの人には話せないような心のうちも不思議と加藤には話せてしまうなど、恭子にとって心のよりどころとなる人物だ。一方、水崎さんは三浦さん演じる友彦と新たに関わることになる女性・中村彩に扮する。陽光学苑とは別の施設で育ち、劣悪な教育環境だったものの、すれることなく心優しく友彦に寄り添う闊達な女性を好演する。三浦さんとは映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』以来の共演となる。柄本さんは綾瀬さんとの12年ぶりとなる共演に「綾瀬さんとお会いするのはほぼ『セカチュー』以来なのですが、何も変わらずに関係が続いていたかのようで、ちょっと同級生に再会した感じに似ていました。とても楽しいです」。さらに今回の役柄についても「監督から加藤は恭子が父性を感じるような男だと言われたので、それを意識しながら演じています。難しいテーマであり、なおかつ途中からの参加なのですが、なんとかドラマの世界に馴染めるよう頑張ります」と気合十分の様子。また水崎さんは、「ドラマは愛や友情など人間としての普遍的なテーマを根底に描きつつも臓器提供に関しても扱うお話です。重くとられてしまうかもしれませんが、生きる上で目を背けてはならないとても重要なテーマのドラマだと思いますので、私も生に向かって懸命に生きる彩という役を精一杯演じたいと思います」とコメントを寄せた。一度は途絶えたはずの恭子、友彦、美和の運命の歯車が再び動き出す、重要な回となりそうな第7話。柄本さん、水崎さんが新たに出演し、数々の謎が明らかになっていく最終章・希望編に注目だ。「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日昨年6月大好評だったanan「にゃんこLOVE」特集の第2弾!熱いアンコールにお応えして、「猫さま大賞」が冬バージョンになってかえってきました。ここでは、部門賞「多頭わちゃ賞」を受賞した猫たちを紹介します!数匹の猫が同居する家は、いつだってわちゃわちゃ。おもしろ&しあわせな瞬間づくしです。猫好き著名人のコメントもご紹介。【ルンタロウ、のりたま、ブラン】一見、完璧なフォーメーションと思いきや、左下の猫さま、進行方向が逆。三毛さんが好きなのね。「猫の輪!もっともっと広がっていけー!」(水川あさみさん)【ソナ、ノア】ノアが大好きで、いつも乗っかってペロペロするソナ。ノアはなすがまま(無)。「うちの実家の猫は、おのおの好きな場所にいる感じだったなぁ。だから、こうして2匹がくっついているのはうらやましいですね」(パンサー・菅さん)【きんちゃん、ちゃーたん】「みんなの前だからやめて」とイチャイチャ。◇みずかわ・あさみ女優。アメリカンショートヘアのニコと暮らし、猫モチーフのさまざまなグッズも収集。現在、連続ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系列)に出演中。◇パンサー・かん吉本興業所属。パンサーのメンバー。実家にはラグドールのラグ、ロシアンブルーのアン、ノルウェージャン・フォレスト・キャットのノルの3匹が。※『anan』2016年2月17日号より。文・野尻和代
2016年02月12日フカフカ、モフモフ。冬は猫さまたちのさわり心地も愛らしさも倍増する最高の季節です。昨年初夏に発表し大反響を巻き起こした猫さま大賞の中から厳選したモフ賞の猫さまを発表します!特別審査委員の女優・水川あさみさん、モデル・真間玲奈さん、「SUNDAY ISSUE」ディレクター・太田メグさんからのコメントも合わせてご紹介いたします。今回も、猫さまたちにときめき、笑い、癒されてください!(【】内は猫の名前です)【はっさく】まるでハムスターのような……。ほっぺがはみ出しすぎ!!「このマズル(口まわり部分)感…たまらない!」(水川あさみさん)。【ちょんこ】あったかくなるとすぐにコロンと仰向けに。「おなか撫でさせてあげるよ~」。【あずき】「おなか撫でて~」。ここにもモフボディをくねらせておねだりする猫さまが!「見事なカーブ!両足の脱力感と毛割れ具合もいいですね~。そして、こんなポーズでもカメラ目線を忘れない。プロ意識を感じます」(太田メグさん)。【きなこ】安定感たっぷりの立ち姿がお見事!何か(きっとおやつですね)を追い求める目線に、ここぞという時の猫の集中力が宿っています。【オスカー、ポーラベア、ミー、チコ】箱の中で眠る4匹のモフモフたちはご兄弟?◇みずかわ・あさみ女優。アメリカンショートヘアのニコと暮らし、猫モチーフのさまざまなグッズも収集。現在、連続ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系列)に出演中。◇まま・れいなモデル。ananをはじめ、さまざまなファッション誌、ファッションショーなどで活躍。里親募集で引き取ったツナ、とうふ、もずくの3匹の猫と同居。◇おおた・めぐ「SUNDAY ISSUE」ディレクター、「Cat’s ISSUE」主宰。『アフタヌーンティー・リビング』とのコラボブランド『Cat’s Nap Time』の商品も全国で発売中。※『anan』2016年2月17日号より。文・野尻和代
2016年02月12日2016年冬の猫さま大賞、準グランプリに輝いたのはキラキラの瞳が美しいこの猫さまたちでした!大賞に引き続き、特別審査委員は女優・水川あさみさん、お笑い芸人パンサー・菅さん、モデル・真間玲奈さん、フォトグラファー・山口明さん、漫画家・猫嬢ムームさん、「SUNDAY ISSUE」ディレクター・太田メグさん、猫×クリエイターのWEBマガジン「ilove.cat」主宰・服部円さんです。■ストリート生まれの幸運の女神、ビビさん。ふわふわの三毛の長毛に、大きな緑色の瞳。ゴージャス美女として審査員一同を虜にしたビビさんですが、実は4年前の冬に保護された野良出身。現在の姿からは想像できないほど、当時はガリガリで目つきも悪かったのだとか。今も野良気質が抜けきれず、神経質で人に媚びないビビさんですが、保護以来、飼い主さん宅にいろんな幸せを呼び込み、幸運の女神と言われています。その後、里親募集で引き取った妹分の猫のニコも加わり、楽しく暮らしているそうです。■みなさんからのひとこと。「個人的にすごくタイプ♪まんまるでぽってりがたまらない」(水川あさみさん)、「いろんな猫のかわいい要素を詰め込んでる」(パンサー・菅さん)、「変柄の三毛で長毛……私のグランプリ!」(真間玲奈さん)、「錦鯉のような模様と金魚のような愛くるしい瞳。高級感あります」(山口明さん)、「まんまるおめめとおヒゲがチャーミングね」(猫嬢ムームさん)、「珍しい柄と毛並みの組み合わせ!」(太田メグさん)、「キレイすぎて陶器の置物に見えました」(服部円さん)。■ふわふわもふもふ、ギャップも楽しい♪うさこさん。もっふもふのお腹に「さわりた~い!」の声が続出!まるでぬいぐるみのような癒し系のルックスのうさこさんですが、飼い主さん曰く「変な子」とか。ラグドールらしくぼけ~と穏やかな性格なのに、何かの拍子に狂ったように突然走り回ったり、しつこいくらい弟分の桃太郎の毛繕いをしたり。某メーカー製のごはんをもらうために「ワン!」と鳴いたり、意外と左手の猫パンチが強力だったり。そんな見た目とのさまざまなギャップも、うさこさんの魅力なのです。■みなさんからのひとこと。「お願いだから顔うずめさせて!」(水川あさみさん)、「雲海のようなお腹に飛び込みたい」(パンサー・菅さん)、「わーモフりたい!匂い嗅ぎたい!」(真間玲奈さん)、「瞳と絨毯の色を合わせて、外国の写真のようで素敵」(山口明さん)、「豊・満!!まるで白い密林よ。かなわないわ」(猫嬢ムームさん)、「顔面でボフーッといきたくなる見事なモフモフ具合」(太田メグさん)、「世界中のみんなが腹毛に顔をうずめたら、きっと争いはなくなると思うの」(服部円さん)。◇みずかわ・あさみ女優。アメリカンショートヘアのニコと暮らし、猫モチーフのさまざまなグッズも収集。現在、連続ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系列)に出演中。◇ぱんさー・かん吉本興業所属。パンサーのメンバー。実家にはラグドールのラグ、ロシアンブルーのアン、ノルウェージャン・フォレスト・キャットのノルの3匹が。◇まま・れいなモデル。ananをはじめ、さまざまなファッション誌、ファッションショーなどで活躍。里親募集で引き取ったツナ、とうふ、もずくの3匹の猫と同居。◇やまぐち・あきらフォトグラファー。ananをはじめ、さまざまな雑誌、広告等で活躍。大阪の自宅では愛猫のパンチョに加え、昨年11月より弟分のガバチョが仲間入り。◇ねこじょう・むーむマンガ家・今日マチ子さんの家で暮らす、耳折れ猫のお嬢様。『Kiss 』(講談社)で連載中の私がマンガになった『猫嬢ムーム』の単行本1巻が3月11日発売よ!◇おおた・めぐ「SUNDAY ISSUE」ディレクター、「Cat’s ISSUE」主宰。『アフタヌーンティー・リビング』とのコラボブランド『Cat’s Nap Time』の商品も全国で発売中。◇はっとり・まどか猫×クリエイターのWEBマガジン「ilove.cat」主宰。猫にまつわる記事の執筆やグッズの企画も手がける。自身も愛猫スカイと暮らす。※『anan』2016年2月17日号より。文・野尻和代
2016年02月12日昨年初夏に発表し大反響を巻き起こした猫さま大賞が、冬バージョンとしてアゲイン!今回もたくさんの素敵な猫さま写真をご応募いただき、本当にありがとうございました。その中から厳選した栄えあるグランプリを発表します!猫愛あふれる特別審査委員は、女優・水川あさみさん、お笑い芸人パンサー・菅さん、モデル・真間玲奈さん、フォトグラファー・山口明さん、漫画家・猫嬢ムームさん、「SUNDAY ISSUE」ディレクター・太田メグさん、猫×クリエイターのWEBマガジン「ilove.cat」主宰・服部円さんです。■まっしろ、コロコロの愛嬌たっぷりのイクメン。グランプリは広島県のマリンさんに決定!マリンさんは3歳のスコティッシュフォールドの男のコ。白いぷくぷくの体型、お餅のような丸顔、貫禄あるスコ座り、背筋を伸ばして座椅子で寛ぐ姿、窓辺でおどける姿……。愛嬌のあるさまざまな写真で魅了してくれました。そんな彼は6匹の猫と同居中。妹分の花と弟分の麦の夫妻に子猫が生まれたときには、血縁でもないのに産箱に入ってお世話をしていたのだとか。子猫たちが大人になった今でも慕われる、おおらかで面倒見のいい猫さまです。■みなさんのひとこと。「さすがの貫禄。まなざしが違う」(水川あさみさん)、「この子のためにはなんでもしなきゃ」(パンサー・菅さん)、「人間みたいな佇まい」(真間玲奈さん)、「態度、まなざし、写真からも気品が伝わります」(山口明さん)、「人間がこの布団に寝にやってくるのは、きっとあなたが魅力的だからね」(猫嬢ムームさん)、「下界を見下ろしているようなこのまなざし、拝みたくなります」(太田メグさん)、「悟りが開けています。おもわずひれ伏したくなるお姿」(服部円さん)。◇みずかわ・あさみ女優。アメリカンショートヘアのニコと暮らし、猫モチーフのさまざまなグッズも収集。現在、連続ドラマ『わたしを離さないで』(TBS系列)に出演中。◇ぱんさー・かん吉本興業所属。パンサーのメンバー。実家にはラグドールのラグ、ロシアンブルーのアン、ノルウェージャン・フォレスト・キャットのノルの3匹が。◇まま・れいなモデル。ananをはじめ、さまざまなファッション誌、ファッションショーなどで活躍。里親募集で引き取ったツナ、とうふ、もずくの3匹の猫と同居。◇やまぐち・あきらフォトグラファー。ananをはじめ、さまざまな雑誌、広告等で活躍。大阪の自宅では愛猫のパンチョに加え、昨年11月より弟分のガバチョが仲間入り。◇ねこじょう・むーむマンガ家・今日マチ子さんの家で暮らす、耳折れ猫のお嬢様。『Kiss 』(講談社)で連載中の私がマンガになった『猫嬢ムーム』の単行本1巻が3月11日発売よ!◇おおた・めぐ「SUNDAY ISSUE」ディレクター、「Cat’s ISSUE」主宰。『アフタヌーンティー・リビング』とのコラボブランド『Cat’s Nap Time』の商品も全国で発売中。◇はっとり・まどか猫×クリエイターのWEBマガジン「ilove.cat」主宰。猫にまつわる記事の執筆やグッズの企画も手がける。自身も愛猫スカイと暮らす。※『anan』2016年2月17日号より。文・野尻和代
2016年02月11日現在TBSにて放送中のカズオ・イシグロの長編小説をドラマ化した「わたしを離さないで」。綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみといった豪華キャストをメインに繰り広げられる本作だが、この度、来週12日放送の第5話に大友康平が出演することが明らかとなった。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられて育てられてきた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)。子どもらしい生活、教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある氏名を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる…。物語は“コテージ編”へと移り、恭子たち3人の関係も徐々に変化をし始めていた。使命である「提供」が開始されるまでのわずかな期間の自由が許されている彼らは、自分たちがこの世に創り出された「意味」を求めようとしていた。そして来週12日の第5話では、街で美和によく似た女性を見かけたという情報を元に、その女性がもしかしたら美和の「ルーツ」かもしれないというかすかな望みを抱いて、恭子たち3人とそしてコテージの住人たちはその女性を探しに行く。体の一部を提供するためだけに創り出された彼らは、親を持たないが、この世界のどこかに自分と同じかたちの「人間」が存在するはずなのだ…。この回に新たに出演することが決定したのは、歌手でありながら「フリーター、家を買う。」「牙狼<GARO>」などドラマや映画にも多数出演する大友さん。本作では、これまで閉ざされた世界で生きてきて外の人との関わりの少なかった恭子と友彦が、初めて温かさに触れるという象徴的なシーンで登場する元ロカビリーシンガーの古着屋の店長役を演じるという。還暦を迎えて初めてのドラマ出演となる大友さんは「テレビドラマにて再びこの問題作を世に問いかける。ある意味すごい冒険だと思います、先行きが不透明な時代に敢えて波紋を投げかけるアプローチには勇気をいただきました」と語った。また、この回のみの出演とはいえ、今後のストーリーにつながる重要な場面での登場となった大友さんは「元ロカビリーシンガーというキーワードを教えていただき、普通の社会に収まりきれず生きてきた、いわばアウトロー的なイメージがあります。偏見や色眼鏡で見ることをしない人なのだろうと思いました。シーンの中で“カード”を見て“彼ら”だと気づきますが、すぐに平静を取り戻し、しかも感謝の意を表すあたりは“本当の自分”ではなかなかできないことです。素敵な店長だと思います」と今回の役どころについて語った。さらに、初共演となった綾瀬さんと三浦さんについては「三浦さんとは全くの初対面でした。真面目な方なのだろうと思いました。とにかくリラックスな雰囲気が作れればいいかなと思い、軽くぼけたりしてしまいました。三浦さんにギャグを拾っていただき感謝です(笑)。綾瀬さんとは一度偶然お会いしたことがありました。まあ天然な方だったという印象があります。お母さんと俺が同学年で、俺が『昔“ホットドッグ”というバンドをやっていたんだよ』と話したら、すぐにお母さんに電話して『ねえ、ホットドッグってバンド知ってる?』には流石にびっくりしました」と2人についてのエピソードも語った。共演したスタッフとも和気あいあいと撮影が行われたという今回。物語の重要なシーンに抜擢された大友さんがシンガーという共通点のある役柄をどう演じたのか注目したい。「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2016年02月05日カズオ・イシグロの原作を、綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみら出演でドラマ化する「わたしを離さないで」。このほど、ドラマの世界観を表現した特別美術展の開催が決定した。英国で100万部を超える大ヒットを記録したベストセラー作家カズオ・イシグロの原作を、イギリスから日本に舞台を置き換えて世界で初めてドラマ化する本作。病気やケガをした外の人間に、自分の体の一部を“提供”するという“特別な使命”を抱えて生きる男女を、綾瀬さん、三浦さん、水川さんらが演じ、人間としての普遍的なテーマを現代投げかけるヒューマンラブストーリーに仕上がっている。ドラマは高い注目度を誇り、第1話放送直後の1月16日(土)には、「Amazon.co.jp 書籍売り上げランキング」にてカズオ・イシグロの原作本が1位を獲得。その後も売り上げをじわじわと伸ばし、2月1日(月)付の「オリコン週刊文庫ランキング」にて2位を獲得し、累計発行部数は50万部を突破した。さらに、ジュリア・ショートリードが歌う劇中曲「Never Let Me Go」が、配信開始翌日の1月30日(土)付「iTunes サウンドトラックランキング」にて1位を獲得。2月2日(水)付の同ランキングでも2位につけるほどの人気ぶりだ。そしてこの度、本ドラマの特別美術展の開催が決定。劇中で出演者が実際に着用していた衣装や、ドラマの写真の展示のほかにも、「美術」がキーワードになっている本作にちなみ、募集して寄せられた視聴者からの数多くの「わたしを離さないで」をテーマにした作品の中から、ドラマプロデューサーが選考した優秀作品が展示される。ドラマの世界観を味わうことができる、貴重な美術展になりそうだ。そしてドラマはいよいよ第2章「コテージ編」に突入。新たな舞台で繰り広げられる三人の複雑な三角関係の行方は?彼らが幼少期を過ごした陽光学苑にも、さらに大きな謎が…!? 今後のドラマ版オリジナルの展開に注目したい。「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送。「わたしを離さないで」特別美術展は、TBS放送センター1Fスペースにて2月11日(木・祝)~29日(月)開催。(平日8:30~20:00、土日祝10:00~19:00)(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日綾瀬はるかが主演を務めるTBSにて現在放送中のドラマ「わたしを離さないで」。この度、第4話から登場する立花浩介役に、ミュージカル俳優の井上芳雄が出演することが明らかとなった。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられて育てられてきた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)。子どもらしい生活、教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある氏名を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる…。本作は、イギリスで100万部を超えるベストセラーとなったカズオ・イシグロの衝撃作を世界で初めてドラマ化したもの。2010年にはキャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ主演で映画化され、2014年には多部未華子主演により舞台化もされた。1月15日の初回の放送では、主人公の恭子たちが“他人に自らの臓器を提供するために創り出された存在”ということが明らかになった第1話。自分たちに課せられた過酷な使命を知った彼らだが、しかし、自分たちの運命のすべてを知らされないままに成長、やがて生まれ育った陽光学苑を卒業していく。生活の場を「コテージ」と呼ばれる一軒家での共同生活に移し、自分たちと同じく“提供者”となる先輩住人たちと暮らすことになった恭子、友彦、美和は学苑では教えられなかった自分たちの進むべき道を知ることになる――。今回明らかとなった井上さん演じる立花浩介は、2月5日放送の第4話から、恭子たちが「コテージ」にやってくるそのコテージのリーダー的人物。カップルとなった友彦と美和の行動や、美和の言動に振り回され、次第にコテージで孤独を深めていく恭子たちのいびつな三角関係を察し、浩介の存在が3人の関係に新たな波紋を生み出していくという新たな展開を見せていく重要な役どころだ。現役大学生ながらミュージカル「エリザベート」でデビューして以来、舞台・ミュージカルを中心に活躍し、“ミュージカル界のプリンス”と呼ばれ、その存在感を示している井上さんは、「普段は舞台をやっていることが多く、長い期間ドラマに出られる機会が少ないので、一部分だけでも参加させていただけるというお話をいただいたときはうれしかったですね。ただ面白いだけの話ではなく、『これが自分だったら』と考えたときに、そこからの日常が変わってしまうぐらい力のある作品です」と語り、「そんな作品を連続ドラマでやるのはすごく意義があることだと思うので、僕が演じる浩介という役を通して、見てくださっている方々が何かを考えるきっかけになれば嬉しいです」とファンにメッセージを贈った。また、同じくコテージの住人として、白羽ゆり、阿部進之介、川村陽介、松岡恵望子、そしてコテージの管理人として梶原善が出演することも決定した。第1話から衝撃な内容の本作。日本のドラマ界を牽引するこの実力派俳優に加え、ミュージカル界のプリンスがドラマではどういった演技をみせてくれるのか、さらなる話題を集めそう。「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年01月21日綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみが1月11日(月・祝)、TBSの新ドラマで英国の作家カズオ・イシグロの名作を実写化した「わたしを離さないで」の完成披露試写会に出席し、作品について語った。英国で100万部を超えるベストセラーとなり、映画化もされた衝撃作を、舞台を日本に置き換えて連ドラ化。世間から隔絶された施設で、良質な教育を与えられてきた子どもたちが大人になり、自分たちが背負ったある特別な運命を知り、もがきながらも自分たちが生まれてきた意味、生きる意味を模索していくさまを描く。綾瀬さんは、自身が演じる恭子、三浦さん演じる友彦、水川さんが演じる美和らについて「ある残酷な運命を背負っている」と説明するが、それが何かは物語の核心でもあるため、話せないとあって、もどかしそう。綾瀬さんは、イギリス在住のイシグロさんに会うためにロンドンに飛び、いろんな話をしたというが「どうしてこの小説を書かれたのか?ドラマ化についてどう思っているか?それぞれの役について…質問してきました。『(ドラマ化で)新しい扉が開くのが楽しみです。自信をもってやってください』と言っていただけました」と明かす。このほかロンドンでは「公園にリスがたくさんいて、追っかけ回してました」と笑顔を見せた。三浦さんが演じる友彦はサッカー好きという設定で、三浦さんも元サッカー部だが「リフティングが3回しかできなくて…。これは迷惑をかけることになると、正月3が日は練習してました」と秘密特訓を明かした。水川さんは、自身が演じる美和を「わがまま」なタイプと評するが、この3人の中で、普段最もわがまま、もしくはマイペースなのは誰?という問いに、水川さん、三浦さんは迷わず綾瀬さんを指し、これには綾瀬さん自身も納得のよう。水川さんは「迷惑をかけるマイペースではなく、和みます!」とポジティブに語り、三浦さんも「現場に良く作用してます」とうなずいた。綾瀬さんについては、スタッフから、座長として現場を引っ張っているという評価も聞こえるが、自身は「全然(座長という意識・自覚は)ないですけど…(笑)」とまさにマイペースな様子を見せ、笑いを誘っていた。他にも、現場の様子について話が及ぶと、水川さんが「春馬くんが、誰かれ構わず『今年やめたいこと』『やりたいこと』を質問しまくってた」と暴露し、綾瀬さんもその様子を「怪しかった」とうなずく。これは、三浦さんがTBSの「王様のブランチ」でのインタビューにおける「現場で盛り上がっていること」という質問に答えるための“伏線”だったそうだが、綾瀬さんからは、そんな三浦さんの行動について「いやらしいですね(笑)」と非難(?)の声も挙がり、会場は再び笑いに包まれていた。綾瀬さんは最後に改めて本作について「設定は不思議で特別ですが、運命に向き合い、もがきながら人を愛すること、友情、何が自分に大事かと問いかけていて、普遍的でみなさんに共感してもらえると思います。心震えることを突きつけます」と仕上がりに自信をのぞかせていた。「わたしを離さないで」は1月15日(金)、22時より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2016年01月12日綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみという豪華キャストにより、1月15日(金)からスタートする金曜ドラマ「わたしを離さないで」。このほど、綾瀬さんたっての希望で、英国のベストセラー作家にして最高の文学賞「ブッカー賞」受賞作家でもある本作の原作者カズオ・イシグロ氏との対談がロンドンで実現していたことが分かった。世間から隔離された施設・陽光学苑で“良質な”教育を与えられ、育てられてきた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)の3人。子どもらしい生活、子どもらしい教育を享受し、“普通の子ども”であったはずの彼らはある日、生まれながらにある使命を与えられた“特別な子ども”であると教えられ、自分たちの“本当の運命”を知らされる…。キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、そしてキーラ・ナイトレイという英国の若手実力派俳優が集結し、2010年に映画化もされた「わたしを離さないで」。イシグロ氏によるこの原作は、英国で100万部を超えるベストセラーとなっており、本作が世界で初めてのドラマ化となる。「生まれてきた意味・生きる意味」を問いかけるテーマとあって、出演者・スタッフとも真摯に物語に向き合いたいとクランクイン前から準備を進めてきたという本作。主演を務める綾瀬さんが「この作品を、この役を、より深いレベルで理解したい」と考えていることを知ったプロデューサーが、イシグロ氏とコンタクトを取ったところ、「ぜひロンドンへいらっしゃい。会って話をしましょう」と返事をもらい、綾瀬さんは急遽、初めてのロンドンへ。以前、イシグロ氏が来日した際に、ごく簡単な挨拶を交わしていた2人だったが、その後、イシグロ氏が綾瀬さんの出演作品を観て彼女に興味を持ったのだという。こうして、1週間のスケジュールがほぼ決まっているという超多忙のベストセラー作家と、日本の国民的女優の奇跡の対談が実現した。「イシグロ先生に聞きたいことがたくさんある」という綾瀬さん。「わたしを離さないで」が生み出された経緯やキャラクターの作り方などを次々と質問し、イシグロ氏もその想いに応えて、熱いトークが繰り広げられた。「キャシー(ドラマでは恭子)のキャラクターについてイシグロ先生はどう思っていらっしゃるのですか?」との質問には、「映像作品は(脚本の)森下さんやはるかさんのそれぞれの解釈が合わさってコラボレーションで作ることがエキサイティングなところ」と語りながらも、「キャシーは現実の人物に近いんじゃないかな」と具体例を挙げて説明。また、綾瀬さんがこの作品の持つメッセージ性について質問をすると、執筆過程の秘話を明かした上で、「人生は短いということを書きたかった。すべての人は死を迎える。その短い人生の中で避けられない死に直面したときに何が重要なのか、そういうテーマについて書きたいと思った」と話し、それを聞いた綾瀬さんがじっと考え込むような様子も見られた。一方で、イシグロ氏もすでにドラマの脚本を読んでおり、「森下さんが原作の中から新しい部分を探し出して、まるで、そこにあった開けていなかった新しいドアを開けて、何かを探してくれているようだ。それぞれの役に、役者さんが自分の解釈を加えて新しいものにしていく、というプロセスが映像作品の面白さ」と、世界で初めてドラマ化される今回の「わたしを離さないで」への期待感を伝えた。また、日本での短い対面の後、綾瀬さんが出演した「JIN-仁―」(’09)のVTRをわざわざ取り寄せて見たというイシグロ氏は、その演技力を絶賛。「時代設定という制限のある中で、医師に対する言葉にならない愛情を表情やボディランゲージでうまく伝えてらっしゃったところは綾瀬さんの演技力の素晴らしさだと思った」と話すと、綾瀬さんが「Thank you very much.」と照れた表情を浮かべる場面も。さらに、ドラマの話題から“役者と作家という表現者としての違い”など深いテーマにも対談は及び、最後は、綾瀬さんがどうしても聞こうと思っていたという、「わたしを離さないで」というタイトルにこめられた意味をイシグロ氏が明かし、予定時間を大幅に超える4時間にも及んだ対談は終了した。対談後、綾瀬さんは「充実したお話ができて、来てよかったです。“自分が思うようにやってください”とイシグロ先生がおっしゃってくださったので、自分が思う恭子という役を素直に演じられたらと思います。ロンドンは初めてだったのですが、街並みや公園もとても落ち着いていて、すごく好きな街です。また来たいと思いました」と嬉しそうに語り、撮影に向けて確かな手応えを感じた様子だった。綾瀬さんとイシグロ氏の対談の模様は、1月8日発売の月刊「文藝春秋」(2月号)、またドラマのメイキング番組内で放送されるという。「わたしを離さないで」は2016年1月15日(金)より、毎週金曜22:00~TBS系にて放送(初回は15分枠大)。(text:cinemacafe.net)
2015年12月23日日系英国人作家のカズオ・イシグロによる「わたしを離さないで」がTBSで連続ドラマ化されることがこのほど決定。綾瀬はるかが主演を務め、三浦春馬、水川あさみが共演することが分かった。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられ育てられてきた恭子、友彦、美和。子どもらしい生活、子どもらしい教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらに ある使命を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる…。2005年の発表直後から話題になり、英国で100万部を超えるベストセラーを記録した原作の初のテレビドラマ化に挑む本作。2010年にはキャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイが共演し映画化されたが、今回ドラマ化にあたって舞台をイギリスから日本に置き換え、物語が展開していく。主演を務めるのは、「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」「JIN―仁―」など、多くのTBSドラマ出演歴のある綾瀬さん。TBS連続ドラマの単独主演初となる本作では、かつては人望も厚く非常に優しい素直な少女だったが、大人になり、疲れとあきらめに満ちてしまっている保科恭子役を演じる。そんな恭子と共に、不器用に希望を追い求める土井友彦役を、『永遠の0』『進撃の巨人』と注目作への出演が続く三浦さんが務め、恭子や友彦と一緒に陽光学苑で過ごし、勝ち気で他人を支配下に置きたがり、誰よりも強く愛を求める酒井美和役を水川さんが演じる。ほかにも、学苑の子どもたちの現実を知るに従って悩みを深めていく教師・堀江龍子役に伊藤歩、しばしば学苑を訪問する正体不明の“マダム”役に真飛聖、学苑の理念の実現のために熱心に子どもたちを指導する教師・山崎次郎役に甲本雅裕、陽光学苑の校長で子どもたちを厳しく管理する神川恵美子役を麻生祐未と、実力派俳優陣の出演が脇を固めている。脚本を手がけたのは、2017年放送のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」を手がけることも決定している森下佳子。カズオ・イシグロによる原作をどのように描き直すかに注目が集まる。<以下、キャストコメント>■綾瀬はるか(保科恭子役)(原作を読んで)静かに穏やかに心に問いかけてくるのですが、受ける衝撃はとても強くて、それは物語の中で運命に翻弄されていく人たちの思いが響いてくるんだなと思いました。 私が演じる恭子はシリアスな役どころで、私自身もとても楽しみにしています。■三浦春馬(土井友彦役)原作を読み終えたとき、“生きることは常に欲求だ”と伝えられた気がしました。 そしてその欲求は、残酷で生々しく、とても美しいことだと僕は感じました。 そんな世界観を共演者、スタッフの皆さんと支え合いながら作っていきたいです。■水川あさみ(酒井美和役)台本を読んで、絶望に満ちた話でなかなか感情がザラつき心が重たくなりますが、残酷な中に描かれる希望 というものはより一層輝かしく美しく目に映ると思いました。良くも悪くもそれぞれの未来が尊く詰まった内容です。このドラマは、いまこの時代に当てはまる普遍的なストーリーだと思います。綺麗事ではなく命の尊さや、未来の為に今日を生きる意味、大切なテーマが詰まった、しっかりと皆さんの心に届くドラマにしたいと思います。■カズオ・イシグロこの物語が私の生まれた国で、新しくより広い範囲の視聴者に楽しんでいただけるということで深い満足感を覚えます。原作の背景は現代イギリスの悲観的な別世界を想定していますが、この物語を書いているときに私の作品の中でも最も『日本的』な話だとよく感じていました。ドラマという形式がどのような新しい要素を原作から引き出してくれるのか大変興味があります。このTBSのドラマは物語の中でこれまで光の当たっていなかった部分、奇妙で興味をそそるような角やくぼみ、時々はこれまで気づいていたけれども開けたことのなかったドアを開けて新しい部屋をまるまる見つけるような、原作の新しい部分を発見して、光を当ててくれると自信を持って言えます。「わたしを離さないで」は2016年1月TBSにてスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年11月19日ファンタジー超大作『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』日本語版の完成披露試写会が10月15日(木)、都内で行われ、若き日のフック船長を演じる成宮寛貴、タイガー・リリー役の水川あさみが舞台挨拶に立った。『ハリー・ポッター』シリーズのワーナー・ブラザースが、永遠の少年ピーターパンの出生に秘められた愛と冒険を描いた本作。劇中ではフックとタイガー・リリーが織りなす“ロマンス”が描かれており、水川さんは「淡くてドキドキするんですよ」と乙女心全開。さらに「声のトーンを使い分けて、武骨で不器用なフックを見事に演じている。さすがだと思った」と成宮さんの声優ぶりにホレボレしていた。一方、水川さんの言葉に照れくさそうな成宮さんは、「映像も音楽もすばらしい作品で、演技も普段の3倍くらいテンションをあげないとハマらなかった」とコメント。司会者から、映画の感想を求められ、「どこまで話したらいいか…」と思案顔を見せると、水川さんから「(ストーリーを)全部言っちゃダメだからね」とツッコミも。成宮さんも「わかってるよ!」と応戦し、役柄さながらのコンビネーションの良さを披露していた。全米での公開がスタートしたばかりの本作については、「誰もが知る物語に通じる内容で、ピーター・パンの出生の秘密が明らかになります。キャラクター同士の関係性もリアルなので、ぜひ楽しんでください。きっと、魔法にかかるはず」(成宮さん)、「誰も傷つかず、見れば心が豊かになる映画。夢、希望、そして愛が詰まっている」(水川さん)とアピールしていた。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~ 2015年10月31日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年10月15日10月31日公開の映画『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』のアフレコ取材が17日、都内のスタジオで行われ、本作の日本語版吹替えを担当した俳優の成宮寛貴、女優の水川あさみが出席した。本作は、大ヒットシリーズ『ハリー・ポッター』の制作スタジオがおくる、普通の少年がピーターパンになるまでの秘められたドラマを描く感動のファンタジー。日本語版吹替え版では、成宮寛貴が若き日のフック船長、水川あさみがカラフルでキュートなファッションに身を包む戦うプリンセスのタイガー・リリーの声を担当している。この日はアフレコ収録が行われ、ワンシーンを披露した成宮と水川。成宮が「こんなにたくさん報道陣の方がいるところでやらないので緊張しましたよ」と苦笑いを見せ、水川は本作で初めて声優に挑戦することになったが「全く別のお芝居をしているのを見て、その温度を感じながら声で表現するのは、改めて難しいと思いました」と語りつつ、「自分の声の幅を知れて勉強にもなりました」と充実した表情を見せた。また、お互いのアフレコの感想を聞かれ、成宮は「僕は水川さんの声が大好きです。僕より先にやられた声を聞きながら収録したんですけど、すごくやりやすかったですね」と絶賛すると、水川は「うれしいです。そんなに褒められるとは思わなかったので(笑)」と照れ笑い。成宮のアフレコについては「初めて成宮くんのアフレコを聞いたんですけど、すごく声が伸びやかでフック船長のちょっと骨太な感じやいい加減さの両方を兼ね備えた声だと思いながら聞かせてもらいました。でも、褒め合いは恥ずかしいですね」と話していた。映画『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』は、10月31日より3D/2D 字幕版/日本語吹き替え版で全国公開。
2015年09月18日ファンタジー超大作『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』の日本語版公開アフレコが9月17日(木)、都内で行われ、若き日のフック船長を演じる成宮寛貴、タイガー・リリー役の水川あさみがマイクに向かった。『ハリー・ポッター』シリーズのワーナー・ブラザースが、永遠の少年ピーターパンの出生に秘められた愛と冒険を描いた本作。成宮さんは「キザな兄貴分という役どころで、声が低いんですね。でも、ボリュームは大きめなので調整が難しかった」といい、公開アフレコでは、あまりの熱演でマイクの音が割れてしまう場面も。実際には、スタジオ側の技術的な問題が原因だったが、いったん中断したため、成宮さんは恐縮しきりだった。一方、水川さんは声優初挑戦で「ふだんのお芝居とは全然違うので、緊張しましたね。自分の声の幅を知ることができて、勉強になりました」。劇中では『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラが同役を好演しており、「彼女の温度を感じながら、達観した母性を意識した」と話していた。お互いの声の印象は「とってもかわいかったですよ。僕、水川さんの声が大好きなので」(成宮さん)、「伸びやかで骨太な印象」(水川さん)。映画について「子どもの頃から大好きなキャラクターなので、自分の思い出を投影しながら、最後は泣いちゃいました」(成宮さん)、「私も子どもの頃は、ピーターパンに恋していた。とても素敵なお話で、映像にも圧倒されました」と太鼓判を押していた。日本公開を前に、ネバーランドを牛耳る海賊“黒ひげ”役のヒュー・ジャックマンと、母との再会を果たすために夢と希望のネバーランドへ旅立つ少年ピーターを演じるリーヴァイ・ミラー、監督のジョー・ライト(『プライドと偏見』『つぐない』)の来日が決定している。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~ 2015年10月31日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年09月17日俳優の成宮寛貴と女優の水川あさみが、実写版ピーターパン『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』(10月31日公開)で日本語吹き替え版声優を務め、成宮が若き日の"フック船長"を、水川が戦うプリンセス"タイガー・リリー"の声を担当することが24日、明らかになった。同作は、『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオが贈る、今まで語られることのなかったピーターパンの秘められた過去の物語。少年ピーターが、夢と希望のネバーランドへと旅立つところから始まり、若き日のフック船長やタイガー・リリーら仲間たちとの出会いや、ネバーランドを牛耳る海賊・黒ひげとの戦いを描く。成宮が声を演じるのは、ピーターと仲間だったという驚きの過去を持つ、若き日のフック船長。自由を求める陽気な若者で、ピーターが来る前から海賊・黒ひげが牛耳るネバーランドにとらわれており、そこから抜け出すことだけを考えて暮らしている。そして、ピーターが特別な存在とわかると、彼を利用して抜けだそうともくろむが、旅を共にし、ピーターの母親に会いたいという純粋な気持ちや仲間との絆に、次第に心が変化。本編では俳優のギャレッド・ヘドランドが演じている。成宮は「正直、自分自身と自分の知っているフック船長が違いすぎるので、イメージにあった声色や迫力が出せない気がして、務まらないのではと思いました」とオファーを受けた時の心境を告白。「フック船長といえばピーターパンの宿敵かと思いますが、皆が知っているその彼の"皆が知らない"新たな面を演じることができて、とてもうれしく思います。しかも今回は、格好良くてそれにピーターの仲間ということで、どんな展開になるか楽しみです!」と話している。一方、水川演じるタイガー・リリーは、カラフルでキュートなファッションに身を包む森のプリンセスかつ不屈の魂を誇る美しき戦士で、本編では女優ルーニー・マーラが演じている。ピーターの出生の秘密を握っている人物で、彼の正体に気づくと彼を守るべくして、ピーターと共に母親と再会するための旅に出発。かわいい容姿とは裏腹にぶっきらぼうな性格で、かなりの剣の腕前を持つ。声優初挑戦の水川は「声のお仕事は以前から興味があったのでうれしく思っています」と喜び、「彼女の強さ、りりしさ、はかなさ、愛らしさを声だけで表現することは未知ですが楽しみたいです」とコメント。声優を務めることは「とてもチャレンジ」と言い、「私の声は特徴的ですし、それを生かす部分、なくす部分、しっかり持って務めたいです」と意気込んでいる。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年08月25日右手に指輪をする夫
兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい