「クランクアップを迎えて『おつかれさまでした』って声をかけられたとき、思わずワンワン泣いちゃったんですよ」――。それは東出昌大というひとりの俳優が誕生した瞬間だった。10代の頃からモデルとして活躍し、3度にわたってパリコレのランウェイを歩くなど世界の舞台で戦ってきた。そんな彼が23歳にして俳優に転身し、初めて臨んだのが映画『桐島、部活やめるってよ』である。初めての演技の中で24歳のルーキーは何を感じ、何を手にしたのか?映画の公開を前に胸の内を語ってくれた。俳優としての道、その“覚悟”「小説すばる新人賞」を受賞した朝井リョウのデビュー小説を映画化した本作。学校の人気者・桐島がバレー部を退部したといううわさが校内を駆け巡り、友人、カノジョ、果ては桐島と全く接点のなかった者まで様々な視点で青春が切り取られていく。東出さんが演じたのは桐島の親友の宏樹。多くの役がオーディションとワークショップで決まったが、中でも宏樹は最も多くの候補者が集められた役でもあった。そんなこととはつゆ知らず、当時まだモデル事務所に所属していた東出さんは軽い気持ちでオーディションに足を運んだという。「最初からあきらめていたというのも変ですが、『まさか自分が役者なんて』という気持ちが強かったんです。マネージャーが先方に『東出は芝居をしたことないし、できないですよ』と伝えていたくらいで、そんなやりとりがあった後だったので興味を持っていただけるとも思ってなかったんです」。1次選考で吉田大八監督と初めて顔を合わせ「すごく面白い方で、この人と仕事ができたらいいなぁと思った」と言うが、それでもまだ「まさか」という気持ちの方が勝っていた。だが選考が進むにつれて自身の中での気持ちが変化していくのをひしひしと感じていた。「モデルの場合、オーディションはあっても2次までなんです。だから3次選考に呼ばれたと聞いて『マジで?これはもしかするかも…いやいやいや!』って感じでしたが(笑)、だんだん躍起になっていき、その次になると『ここまで来たからには絶対に受かりたい』という気持ちになってました。そこで、また次があることを聞かされて、その頃にはほかの俳優のみなさんとのセリフのやりとりもあったりして、ハードルがどんどん上がっていくんです。意地もあったし、やりがいも感じたし、できないことも増えていったけどそれを面白いって感じるようになってましたね」。最終選考が終わったとき、吉田監督に改めて「これから役者一本で腹を括れるか?」と俳優の道に進む“覚悟”を問われたという。「別室に呼ばれて監督に『どうだった?』と聞かれて素直に『精一杯でした』と答えたんです。『いま、宏樹役を東出くんで考えてる』と言われたんですが、宏樹は原作でも中心人物の一人だったし出番も多い。現場に入ってから心が折れて『やっぱりできません』というわけにはいかないので、あのとき監督は覚悟を決めて『できます』と言える人にしか役は与えられないと最後に確認したんだ思います」。その言葉通り、“元パリコレのモデル”という肩書もプライドもかなぐり捨てて、撮影を通じて「とにかくできることは全てやろうという気持ち」で喰らいついていった。「監督からは『(宏樹がつるむ)帰宅部のみんなで一緒にご飯に行ってこい』と指令が出されたんですが、そういうところで『俺、今回が本当に初めてで』と最初から自分を全てさらけ出したんです。みんな年下ですが、本当にしっかりしてるし『いいものを作ろう』っていう情熱が伝わってくるんです。だから恥ずかしいとかそういう気持ちを抱くことなく『芝居ってどうしたらいいの?どういう風に考えてどう役作りしていくの?』ってどんどん聞いて、台本の読み方を教えてもらうところから始まり、勧められたことは全てやりました」。宏樹はかわいい彼女と陽気なクラスメイトに囲まれた“上”のグループの学生。放課後は帰宅部の仲間とバスケに興じるなどワイワイと高校生活を過ごしつつも、心のどこかに自分でもよく分からない不安やいら立ちを募らせている。それは映画のクライマックスでの映画部の前田(神木隆之介)とのシーンへと帰結していく――。東出さんはかつて高校時代に自身が感じた感情を引き出しつつ、宏樹の内面を作り上げていったと明かす。「僕自身、どちらかというとうるさいグループで『お前なんて悩みないだろ』って思われてたかもしれないけど、確実にモヤモヤした気持ちは抱えてました。モデルの仕事をしてはいたけどそれで一生とは思ってなくて、漠然と大学行くのかなとか。そういうときに美術部や軽音部の連中から『美大に行く』『音楽で生きていく』なんて話を聞かされると雷に打たれたような衝撃を受けたり。それはまさに宏樹と前田のやりとりですよね。限界に近づいていた宏樹が、カッコつけつつも最後の最後で心の声に正直になった結果があのシーンなのかな、と思うとすごく理解できました」。俳優業は「マイペース」、女性には「甘えさせてほしい」オーディションで覚悟を固めた東出さんだが撮影、そしてクランクアップ時の“号泣”を経て、俳優を一生の仕事とするという思いはますます強くなっているようだ。「これまで仕事のことで泣いたことなんてなかったし、ましてや23歳(当時)にもなって自分がそんな反応を示すなんて思ってなかったんですが…(苦笑)。その後、ロケ地の高知から東京に戻って年が明けてもふと『あぁ、もう『桐島』の撮影はないんだな』という思いがよぎってポカンとしてしまうこともあって…。それだけこの仕事にのめり込んでたんだなというのを改めて強く感じました。理想の役者像ですか?人間性を伴った俳優でありたいと思っています。身近なところでいいから幸せになって、それが反映されるような役者になれたらいいですね」。最後に映画ともこれまでの話とも全く関係のない自身の恋愛観についての質問を投げかけると、少しだけ頬を緩めつつこんな答えを返してくれた。「俳優の仕事って“勉強”という一言で片づけちゃうけど、釣りに行ったり慣れないボウリングをやったり、寄席や演劇に行くことも読書も全てが仕事なんですよね。だからそういう部分を理解してもらえないと付き合えないかなと思います。あと良くも悪くもマイペースでないとやっていけない部分もあると思うので柔軟に甘えさせてくださる方がいいですね(笑)」。(photo/text:Naoki Kurozu)特集:年下のカレ■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年08月06日ある日突然、学校のスターである「桐島」というひとりの人物が部活を辞めるといううわさに振り回される周囲の高校生たちの人間模様を瑞々しく描いた、新たなる青春映画『桐島、部活やめるってよ』。主演の神木隆之介や橋本愛、大後寿々花を始め、600人を越えるオーディションを勝ち抜いた若き原石たちの活躍する本作で、映画デビュー作ながら一際存在感を放つ新進俳優、東出昌大の“男泣き”映像をシネマカフェが先行入手!数々の映画賞を受賞した『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』など、群像劇を得意とする吉田大八監督の真骨頂とも言うべき本作。姿を見せない「桐島」という人物を中心に、学校内でのグループの棲み分けや将来への葛藤、違和感、そして淡い恋心など、10代ならではの感情をまるで本物の学校を覗き見しているかのように、リアルかつ重層的に描き出している。監督独自の選択眼によって、600人以上が参加するワークショップ形式のオーディションで選ばれた若きキャストたちは、経歴もキャラクターもバラバラ。高知県で行われた1か月以上に及ぶ合宿生活で臨んだ撮影現場には、映画同様の“ガチ”の青春が渦巻いていたとか。シネマカフェに到着した東出さんのインタビュー映像は、昨年12月、まさにその撮影のオールアップを迎えた後で撮られたもの。吉田監督自らが最も時間と労力をかけて選び抜いた人物とあって、劇中でも一際スター性を感じさせる彼。モデルとしてパリコレクションなど海外でも活躍している、まさに原石であるが、初めての映画、それも倍率の最も高かった役どころということに対してプレッシャーもさぞかし大きかったのだろう。全ての撮影を終えて解放されたのか、堪えていた涙があふれるのも構わず、本作に賭けていた思いを口にする。こちらの映像のほかに、若きキャストたちの素顔や本音を垣間見れるメイキング映像をそのまま映し出した映像や、彼らがキャラクターとしてインタビューに答える“フェイクインタビュー”の映像で構成された5種類のスペシャルテレビスポットが、WOWOWのみで既に先行放送されている。映画『桐島、部活やめるってよ』公式サイトでも公開予定なので、ぜひほかの映像も合わせてチェック!『桐島、部活やめるってよ』は8月11日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年07月31日注目の新鋭作家・朝井リョウのベストセラー小説を映画化した『桐島、部活やめるってよ』の公開に先立ち、日本映画界初!? となる“太っ腹”な招待企画が決定した。その他の写真本作は学校一の人気者である男子生徒・桐島が部活をやめたことから、校内の微妙な人間関係に変化が生まれていく様を追った青春群像劇。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『パーマネント野ばら』などの吉田大八監督が、本物の学校を覗き見しているようなリアルかつスリリングな演出で、少年少女たちの複雑な心模様を映し出す。神木隆之介、橋本愛らフレッシュな顔が揃ったキャスト陣にも注目の一作だ。今回決定した招待企画は、“全国一団体限定”でメンバー全員分の劇場鑑賞券をプレゼントするというもの。“沢山の人に映画を観て欲しい”という想いに端を発し、吉田大八監督と佐藤貴博プロデューサー発案でチケット代はふたりのポケットマネーから賄われることとなった。劇中にバレー部、映画部、バドミントン部、吹奏楽部といった数多くの部活が登場することにちなんだ企画だが、クラブ活動に限らず、サークル・同好会などによる応募も可能で、学生に限らず一般からの応募も受け付けるという。さらにはクラブの人数も不問。応募方法は団体名・団体が所在する都道府県名・活動内容とPRを記載のうえ、“メンバー全員の集合写真”を提出するだけと、いたって簡単なもの。吉田監督と佐藤プロデューサー自らが選考にあたる。名門高校の野球部ともなると部員が100人を超す場合もあることから、最大でひとり当たり10万円近い負担となる可能性もあり、選考結果にも注目が集まる。また、選ばれた団体の写真と団体プロフィールは公式サイトなどで発表される。応募期間は7月27日(金)から8月8日(水)まで。詳細は公式ホームページに掲載中だ。『桐島、部活やめるってよ』8月11日(土)より、新宿バルト9ほかにて全国ロードショー文:渡部あきこ
2012年07月27日7月1日に全国ホールツアーを終えたばかりの高橋優が、早くも秋に全国ツアーを開催する事が決定した。アーティスト情報はこちらこれは7月1日に行われたホールツアーの最終日に、本人の口から発表されたもので、タイトルは「高橋優秋の全国ツアー~高橋は雨男?晴れ男?はっきりさせようじゃないか2012」。10月12日(金)神奈川県民ホールを皮切りに、12月12日(水)中野サンプラザホールまで14都市での公演を予定している。8月8日(水)にはシングル『陽はまた昇る』をリリース。表題曲『陽はまた昇る』は今夏公開の神木隆之介主演の青春映画「桐島、部活やめるってよ」の主題歌となっており、映画とともに話題を集めそうだ。また、こちらのシングル初回プレス版には秋の全国ツアーの特別先行受付抽選案内が封入されている。■高橋優秋の全国ツアー~高橋は雨男?晴れ男?はっきりさせようじゃないか201210月12日(金) 神奈川県民ホール10月19日(金) 栃木市栃木文化会館10月23日(火) 札幌市民ホール10月25日(木) 新潟市民芸術文化会館・劇場11月2日(金) 名古屋国際会議場センチュリーホール11月9日(金) 広島アステールプラザ 大ホール11月11日(日) 福岡市民会館11月13日(火) 熊本県立劇場 演劇ホール11月16日(金) アクトシティ浜松大ホール11月18日(日) 東京エレクトロンホール宮城11月21日(水) 金沢市文化ホール11月24日(土) 大阪 オリックス劇場11月25日(日) 大阪 オリックス劇場11月28日(水) 秋田市文化会館 大ホール12月11日(火) 中野サンプラザホール12月12日(水) 中野サンプラザホール★以下のリンクより「高橋優」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2012年07月03日映画『桐島、部活やめるってよ』の完成披露試写会が6月25日(月)に都内劇場で開催され、神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、東出昌大、清水くるみ、山本美月、松岡茉優、落合モトキ、浅香航大、前野朋哉、鈴木伸之、太賀、吉田大八監督の総勢13名が舞台挨拶に登壇。さらに特別ゲストとしてサッカー日本代表の槙野智章(浦和レッズ)と吉田麻也(VVVフェンロ)も来場し、大ヒット祈願のパフォーマンスを繰り広げた。現役早大生作家として第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説を『腑抜けども、悲しみに愛を見せろ』、『クヒオ大佐』の吉田監督が映画化。バレー部のキャプテンで高校の人気者の桐島が突如、部活をやめたというウワサが校内を駆け巡り、恋人や友人、果ては関係のないはずの者たちまでがこのウワサに翻弄されていく。タイトルにちなんで、監督とキャスト一同は、8月11日(土)の映画公開日までの期間限定で「○○をやめる」という願掛けを発表!吉田監督は食事のときによく食べるというキムチを断つことを宣言した。神木さんは、夏到来を前に「冷房を断ってうちわを使います!」とエコな願掛け。モデルから俳優に転身し、本作で初めて演技に挑戦した東出さんは「苦手意識を持つことをやめます」と誓った。やはり一番多かったのは食べ物にちなんだ答え。「パンが子供の頃から大好きなんですが、パンの“やや食べ過ぎ”をやめます」(大後さん)、「しょっぱいものが好きなのでイカの塩辛を8月11日まで食べません」(松岡さん)、「ワサビが食べられないんですが、恥ずかしいので“サビ抜き”をやめます」(浅香さん)、「この夏はスイカなしでいきます」(鈴木さん)、「居酒屋でホッケの骨をしゃぶるのをやめます」(落合さん)など、好物や嗜好に合わせてそれぞれに“封印”を誓った。ほかには「メガネをやめてこれを機にコンタクトにします」(前野さん)、「大好きな深夜アニメをリアルタイムで見るのをやめて早く寝ます」(山本さん)、「起きたら夜という堕落した生活をやめます」(太賀さん)、「泣き虫で、撮影中もみんながクランクアップするたびに泣いてたんですが初日まで泣き虫やめます」(清水さん)とユニークな願掛けも。橋本さんは「橋本、やめることないってよ」と何もやめないことを宣言。その代わりに「映画のヒットのために死ぬほど宣伝がんばります!全国を飛び回ります」と誓い喝采を浴びていた。スペシャルゲストとして登場した槙野選手と吉田選手もそれぞれ映画のヒットと日本代表の躍進を祈って願掛け。吉田選手は「あごヒゲを伸ばすのをやめて爽やかになります」と宣言。一方の槙野選手は「試合前にロッカーでテンション上げすぎて、声が枯れて試合中に指示が出せなかったりするので(苦笑)、テンションを上げすぎないように…踊ったりするのをやめます」と誓った。ちなみに吉田選手は以前から山本さんの大ファンであることを公言しており、自身のブログでも何度も言及してきた。映画の中の山本さんについて「僕も高校のときにこういうコがいたらもっと青春が華やかだったと思いました」とその素晴らしさを熱弁。さらに槙野選手から「さっき控室で山本さんに『17歳の頃から応援してます!“こいつは来るぞ”と思ってました』って言ってました」と暴露され、照れ笑いを浮かべていた。また槙野選手と言えば、プレーもさることながら得点後のパフォーマンスでファンを楽しませてくれることでも有名。映画を観て「誇りを持ってそれぞれが立ち向かっていく姿に高校時代を思い出した」と語り、その思いをパフォーマンスとして形に。キャスト陣、そして観客までも巻き込んで、映画のヒットを願ってのパフォーマンスを伝授し、会場を大いに盛り上げた。『桐島、部活やめるってよ』は8月11日(土)より全国にて公開。■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年06月25日『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が、小説すばる新人賞を受賞したベストセラー小説を映画化した『桐島、部活やめるってよ』の無料試写会が7月3日(火)に早稲田大学で実施されることが決定した。その他の写真『桐島、部活やめるってよ』は、成績優秀で彼女は校内一の人気者というバレー部のキャプテン桐島が、ある日突然、部活を辞めたことで、歪みはじめる人間関係を描いた青春映画。神木隆之介を主演に迎え、橋本愛、大後寿々花らが出演する。今回の試写会は、原作者の朝井リョウ、吉田監督、プロデューサーの枝見洋子氏が早稲田大学出身であることから実現。当日は上映後に、吉田監督と枝見氏、映像作家としても知られる安藤紘平教授が登壇し、Q&Aが行なわれる予定だ。参加希望者は事前受付不要で、当日、直接会場に来場すれば、定員 1100人まで無料で入場できる。学生だけでなく、一般の観客も参加できるため、当日は多くの観客が足を運ぶことが予想される。映画『桐島、部活やめるってよ』公開記念特別試写会&Q&A日時:7月3日(火)16:00開場/17:00開映※上映後Q&Aあり19:00~19:40会場:早稲田大学大隈大講堂(定員1100名)登壇者:吉田大八監督、枝見洋子プロデューサー、安藤紘平教授対象:学生・教職員・一般(事前受付不要/当日直接会場へ)『桐島、部活やめるってよ』8月11日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年06月08日結婚してから一番変わったことは何か? 人にそう訊かれたら、僕は「子供がかわいいと思えるようになった」と答える。自分でも驚くような心境の変化だ。正直、独身時代は子供に興味がなく、親戚や友達の子供と接する機会があっても、一緒に遊びたいなどとは思わなかった。それどころか、得体の知れない子供の心がまったく読めないため、そういう謎の生き物に対して、どんな表情及び口調をしていいかもわからなかった。だから、どうせ戸惑うぐらいなら「触らぬ神に祟りなし」の精神で、子供とは距離を置いたほうがいいと考えていた。子供も子供で、そんな僕の割り切った胸中が読めるのだろう。目線を下げないオジサンには無理に近寄らない、つまり懐いてこない。かくして、独身時代の僕と子供の間には、米ソ冷戦のような微妙な空気が流れていたのだ。誤解を恐れずはっきり書くが、造形としての子供(ヴィジュアル面)に関しても、僕の中に「かわいい」という感情はほとんどなく、友達に自分の子供の写真を嬉しそうに見せられても、リアクションに困っていた。いつだったか、仕事でお世話になっている方の家で、子供の運動会のDVDを延々2時間見せられたときは、生き地獄を感じたものだ。あのころの自分を思えば、まさに劇的な変化だ。結婚という二文字は、未熟で自由気ままな独身男に一家の主たる自覚を芽生えさせるのか、昨年の夏ぐらいから僕の中に少しずつ、だけど着実に自分だけの家族、すなわち「子供のいる家庭の風景」を求める気持ちが湧いてきた。平たく言えば、最近の僕は子供が欲しくてたまらないわけだ。ただし、欲しいからといってすぐに授かれるほど簡単ではなく、また後先考えないで無鉄砲に子供を作ってしまうのもどうかと思うため、現段階ではなるべく冷静かつ慎重に考えている。いずれにせよ、新米夫婦にとってはデリケートな問題である。そうなってくると、人間とは一方的な想いだけがますます膨らんでいくもので、最近の僕の頭の中は子供に対する渇望と羨望にすっかり支配されている。かつてはあれだけ興味がなかった子供の造形にも胸がときめくようになり、それはすなわち、他人の子供のことも心の底から「かわいい」と思えるようになったということだ。たとえば電車の中で子供たちがはしゃいでいる光景に出くわすと、思わず目尻を下げて相好を崩してしまう。たとえば近所の幼稚園の小さなグラウンドで大勢の子供たちが遊んでいる光景を見かけると、思わず立ち止まって柵越しに眺めてしまう。もちろん、変な意味ではございません(念のため)。けど、通報されないように気をつけます。中でも我ながら一番大きな変化は、テレビの中の子役たちに対する気持ちである。かつての僕は子役というものにまったく興味がなく、子役が出るバラエティ番組やドラマ、CMなどに目が留まることもなければ、数年前に大ブームを巻き起こした加藤清史郎くんや大橋のぞみちゃんに対しても、どこか冷ややかだった。以前、仕事の関係で子役時代の神木隆之介くんと接したことがあるが、そのときも前述の冷戦的な対応に終始した。ところが、である。恥を承知で、あえて稚拙な表現をするが、最近は芦田愛菜ちゃんや鈴木福くんといった今が旬の人気子役のことが、もう本当にかわいくて、かわいくて、テレビの前で無意識にデレデレしてしまうのだ(気持ち悪いですね、ほんと)。そんな僕のデレデレぶりは妻のチーも呆れるほどで、テレビに芦田愛菜ちゃんが出演しているCMが流れれば、思わず目が釘付けになり、鈴木福くんがバラエティ番組で愛嬌を振りまけば、無意識に「かわいいなあ」と呟いてしまう。マルモリダンスもおおいに結構だ。いやはや、我ながら気持ち悪い。いよいよカウンセリングが必要かもしれない。したがって、昨年ごろから増えてきた、二人に対する”アンチファン”の存在が気になって仕方ない。テレビで人気者になると、アンチが増えるのは世の常だが、それは子役に対しても容赦がないようで、やれ子供らしくない、やれ完璧すぎて不自然だ、やれ優等生を強いられているようで気の毒だ、などといった批判的な意見も少なくない。子供特有の無垢な笑顔と愛嬌が最大の魅力である一方で、インタビューの受け答えなどで見せる子供らしからぬ対応力と語彙力に、いちいち冷や水を浴びせているわけだ。正直、そういうアンチファンは無粋だと思う。ニーズを理解し、それに的確に応える姿は、確かに子供らしくないかもしれない。しかし、そもそも間違ってはいけないのは、彼らは人気”子供”ではなく、人気”子役”なのだ。つまり、役者としてメディアに登場しているわけであり、したがって公の場では世間(この場合、クライアントが中心)から求められる理想的な子供を演じていると考えるのが妥当だろう。立派な演技力だ。また、子供にまでわざわざアンチ精神を出さなくていいじゃないか、という不快感もある。余計な詮索をすることなく、「なんでもいいじゃん、かわいいじゃん」といった直感的な言葉だけで子役を語るほうが粋というものだ。テレビ・芸能は表の文化であり、大義的には広告メディアだ。人気子役は、完璧すぎる表の子供でいいわけだ。なんだかとりとめもなくなってきたので、このへんで終わりにする。昔は子供に興味がなかった人間が急に子供好きになると、こんなに盲信的になるのか。自分が怖い。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月20日人気ドラマの劇場版となる『劇場版 SPEC~天~』が4月7日(土)に公開を迎え、主演の戸田恵梨香、加瀬亮を始め、竜雷太、神木隆之介、浅野ゆう子、福田沙紀、椎名桔平に堤幸彦監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇。また、人気海外ドラマ「HEROES」のキャストとしておなじみのマシ・オカのプロデュースにより、本作のハリウッドでの連続ドラマ化の企画が進行していることも明らかになった。“SPEC”と呼ばれる特殊能力を持つ人間により引き起こされる犯罪の真相を究明する「警視庁内の公安部公安第五課 未詳事件特別対策課(通称:未詳)」の当麻(戸田さん)&瀬文(加瀬さん)の最強コンビがスクリーンで復活。SPECを持つ者たちと彼らを抹殺しようとする組織の戦いはついに最終局面を迎える。映画を観終わったばかりの観客の大歓声に迎えられた戸田さんは「2年も当麻に携わることができて幸せでした」と満面の笑み。連続ドラマの「起」に先日放送されたスペシャルドラマ「翔(=承)」と今回の劇場版「天(=転)」にと来て、起承転結の「結」を期待する声も聞こえるが、戸田さんは「このまま盛り上げて『結』に行けたら。みなさんが盛り上げてくれれば可能性はあると思います」とさらに期待を煽っていた。加瀬さんは「こんなに長く同じ役を演じたのは初めての経験。役も作品も成長し、観てくださるお客さんもどんどん増えていって嬉しく思います」と晴れ晴れとした表情で語った。撮影中はもちろんのこと、全国を巡るキャンペーンでもずっと戸田さんと行動を共にしてきたが、当麻と戸田さんの重なる部分を尋ねられ「福岡からの帰りの飛行機が一緒で、2人とも疲れて寝てたんですが、戸田さんは起きてすぐに弁当を平らげててすごいなぁと思った」と暴露。戸田さんは「普通じゃないですか!」と抗議しつつ「こないだも餃子を3人前食べて、朝起きたら結構臭くて反省しました(笑)」と劇中の当麻そのものの生態を自己申告し、会場の笑いを誘っていた。ちなみにファンの間でアンケートを取ったところ、神木さん演じる一(にのまえ)が持つ、時の流れをコントロールするSPECが最も高い人気を集めたという。もしもこのSPECを使えたら?という質問に神木さんは「桜の季節なので、桜が散る瞬間に時を止めて眺めたい」と風流な答えで会場を沸かせた。戸田さんは「意外にロマンチストですね」とニヤニヤ。加瀬さんは、神木さんとの共演シーンではピタリと動きを止めていないといけないなどかなり苦労が多かったそうで、神木さんの見事な答えに対し八つ当たり気味に「何か腹が立ちますね」とつぶやき会場は笑いに包まれた。そして重大発表として司会者から、本作のハリウッドリメイクが進行中であることが明かされると客席からはどよめきが。堤監督は「このメンバーは出られないの?どうかひとつ、私だけは…」とアピール。戸田さんも「何で(キャストが)私たちじゃないのか不思議です」と不満げだったが「世界に認められて出ていくというのは嬉しい。どういう風に見られるのか興味深いですね」と期待を口にした。当麻&瀬文役を誰が演じるのかなども気になるところだが、加瀬さんは「アーノルド・シュワルツェネッガーみたいな筋肉のある人がいい」と意外なマッチョ願望を明かすと監督からすかさず「全然、違うじゃん」とツッコミが入り、再び会場は笑いに包まれた。『劇場版 SPEC~天~』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:俳優・加瀬亮を形づくるピース、新たなるピース、変わらず愛し続けるもの雨にも負けず風にも負けず、SPEC祭り決行!戸田&加瀬も「高まる~~~」!?当麻&瀬文が復活!『劇場版 SPEC~天~』特製スノードームを2名様プレゼント戸田恵梨香の「この映画は餃子の映画かも」発言に加瀬亮がすかさずツッコミ!加瀬亮&戸田恵梨香がドレスアップしたお互いにツッコミ合い!
2012年04月09日人気連続ドラマの続編として4月1日(日)にスペシャルドラマが放送され、4月7日(土)より劇場版が公開される『劇場版 SPEC~天~』に主演する戸田恵梨香と加瀬亮が、3月30日(金)、映画の中に登場する流しそうめんならぬ“流し餃子”に挑戦した。スペシャルドラマ「SPEC~翔~」では昨年10月から12月に放送された連続ドラマの最後に残された謎が明かされ、『劇場版 SPEC~天~』ではスペックホルダーと非スペックホルダーの最終決戦が描き出される。ドラマ版のときから戸田さん演じる当麻紗綾の大好物として登場してきたのが“餃子”。この日のイベントが行われた赤坂サカスでは先日より劇中の味噌餃子を再現した「SPEC 中部日本餃子のCBS 赤坂サカス店」が期間限定でオープン。すでに6千食超を売り上げるなど人気を博している。映画の中ではこの餃子がさらに進化する形で“流し餃子”として登場。この日は、劇中の9メートルのセットのおよそ5倍となる43メートルの流しセットが組まれた。巨大セットを前に戸田さんが「この映画は餃子の映画なのかもしれませんね」と言うと、すかさず加瀬さんから「餃子の映画ではありません(苦笑)!」とツッコミが…。そう言う加瀬さんもSPEC餃子については「ソースとマスタードで食べるのはクセになる味です」とお気に入りの様子。ちなみに映画の中での流し餃子のシーンは一見、ギャグのように見えて、実は連続ドラマで死んだはずの宿敵で、時の流れを操るという最強のスペックを持つ一(にのまえ/神木隆之介)が登場し、当麻と語り合うという重要なシーン。時を止めるスペックを映像で表現するため、“タイムスライス”と呼ばれる撮影が行われたが、戸田さんは「すごく時間がかかる撮影なんですが、魅力的な緊張感のあるシーンに仕上がっていると思います」と満足そうにふり返った。そしていよいよ流し餃子本番。大階段の上から熱湯と共に流された餃子はおよそ30秒で戸田さんと加瀬さんの元へ。戸田さんは、猛スピードで流れる餃子を一度は取りこぼしそうになるも見事にキャッチ!会場は拍手に包まれた。「SPEC~翔~」は4月1日(日)21:30より放送。『劇場版 SPEC~天~』は4月7日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:加瀬亮&戸田恵梨香がドレスアップしたお互いにツッコミ合い!ファンなら必食!戸田恵梨香も太鼓判の“SPEC餃子”が食べられるチャンスヒットメイカー堤幸彦がエンタメ性を封印!モノクロ映画『MY HOUSE』画像公開ドラマと映画を繋ぐ、戸田×加瀬主演「SPEC~翔~」早くもDVD発売決定!加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」
2012年03月30日『劇場版 SPEC~天~』の完成披露会見が21日に都内で行なわれ、主演の戸田恵梨香と加瀬亮、福田沙紀、神木隆之介、椎名桔平ら出演者と堤幸彦監督が登壇した。その他写真本作は、不可解な事件を扱う警視庁公安部の未詳事件特別対策係、通称:未詳(みしょう)の捜査官である当麻紗綾(とうまさや・戸田)と瀬文焚流(せぶみたける・加瀬)が、“SPEC”と呼ばれる特殊能力を悪用する犯人に立ち向かう物語。会見には、シリーズ初参加となる栗山千明、伊藤淳史、浅野ゆう子も駆けつけ、総勢9人のキャストが勢揃い。ドラマ版に続いての参加となる椎名は「破天荒なキャラクターが勢揃いした奇抜なストーリーに、これ以上どうやってエンターテイメント性を足していくのかと思ったが、さすが堤監督の無茶ぶりはすごい!」とコメント。「作品を赤字にしないSPECがほしい」と発言した堤監督は、本作を“人類の進化”をテーマにしたような映画だと説明し「みんなが同じ概念ではなく、観る人と1対1の作品」とPRした。加瀬は「ドラマの頃から『SPEC』はたいへん生意気な作品で、愛着を持ってやってきました。今回は映画という形でより多くの方に観ていただければ」。戸田は「映画『天』は、きっと点と点を繋げるまたひとつの点なんだろうと解釈しています。今までの謎が解決され、また新たな謎が生まれる。新しい魅了がひとつ加わった作品になった」と笑顔を見せた。『劇場版 SPEC~天~』4月7日(土)全国東宝系公開
2012年03月21日映画『劇場版 SPEC~天~』の完成披露試写会が3月21日(水)に都内で行われ、映画上映前に行われた記者会見に戸田恵梨香、加瀬亮、栗山千明、浅野ゆう子、伊藤淳史、竜雷太、神木隆之介、福田沙紀、椎名桔平ら主要キャスト9名と堤幸彦監督が出席した。2010年10月よりTBS系にて放送され話題となった連続ドラマの続編で、4月1日(日)に放送となるスペシャルドラマを挟んでの待望の劇場版となる。“スペック”と呼ばれる特殊能力者たちを巡る攻防、死んだはずの一(にのまえ)との宿命の対決が描かれる。劇中では左腕に三角巾を巻き化粧っ気のない姿が印象的な戸田さんだが、この日はシックな黒いドレスで登場。この日の午前中から一緒に取材を受けていた加瀬さんは、「最初に出てきたとき見違えるようでビックリしました」とその変身ぶりに驚いた様子。戸田さんは「加瀬さんに『おぉっ!』と言われ、その反応を見て私も『おぉっ!』となりました」とニッコリ。さらに仕返しとばかり、ジャケットでキメた加瀬さんについて「加瀬さんの今日の衣裳もビックリですよ。いつもは部屋着で来たのかという感じのユルい衣裳なので、今日は襟がついてて『おぉっ!』って思いました」と語り、仲の良い様子を伺わせた。だが、撮影はかなり大変だったようで、ドラマからの続投となった椎名さんも「堤監督のムチャぶりはすごかったです」とふり返るほど。加瀬さんは「神木くんが(特殊能力で)時間を止めるたびに僕らはずっと止まってなくちゃいけなくて、その中を自由に動き回る神木くんを見てたら『あぁ、時を止める能力っていいなぁ』と思いました」と過酷な撮影の一端を明かした。福田さんは自分が欲しい“スペック”を尋ねられると、「加瀬さんにイジられてもうまい具合に返せる能力がほしい」と現場での加瀬さんによる“イジメ”を告白。戸田さんからの「イジメてたんですか?」という厳しい叱責に、加瀬さんは「すいませんでした(笑)」と平謝りだった。浅野さんは若い頃から堤監督と一緒に仕事をしてきたが、今回の映画に関しては「『通行人Aの役でいいから出してほしい』とささやき続けてこの役をいただきました」と明かす。神木さんや伊藤さんと一緒の撮影のシーンが多かったが、現場では同じく50代の堤監督と、自分たちの世代にしか分からない話題で盛り上がったそうで「監督の時代に逆行する能力はすごいです」とユーモアたっぷりに堤監督を絶賛!堤監督もキャスト陣の中でスペックを持っていそうな人物として浅野さんの名を挙げ「いつまでも変わらぬお姿の秘密が知りたい」と語るなど、ぞっこんの様子だった。スペシャルドラマ「SPEC~翔~」はTBS系にて4月1日(日)21:30より放送。『劇場版 SPEC~天~』は4月7日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:ファンなら必食!戸田恵梨香も太鼓判の“SPEC餃子”が食べられるチャンスヒットメイカー堤幸彦がエンタメ性を封印!モノクロ映画『MY HOUSE』画像公開ドラマと映画を繋ぐ、戸田×加瀬主演「SPEC~翔~」早くもDVD発売決定!加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」戸田恵梨香インタビュー自分に素直になること。女優としての覚悟の瞬間
2012年03月21日佐藤健、賀来賢人、三浦春馬、神木隆之介をはじめ、大手芸能事務所アミューズの若手俳優が一堂に集うファン感謝祭『SUPERハンサムLIVE 2011』のライブ・ビューイングが決定。毎年恒例となっているこのイベントだが、今年は新たに会場をパシフィコ横浜 国立大ホールとし、同イベント最大規模の12月26日、27日、28日の3日間4公演が行われる。歌あり、ダンスあり、ゲームありで普段ドラマなどでしか見ることのできない俳優たちの普段の姿を見れるとあって、チケットは既にソールドアウト。そこで今年も一夜限りの劇場同時生中継イベントを開催。なんと劇場でのお土産にはパシフィコ横浜のライブ会場と同じものが配布される。遠方の方も、お近くの映画館の大画面で会場の熱気を体感してみてはいかが。『SUPERハンサムLIVE 2011』ライブ・ビューイング開催日:2011年12月28日(水)start.19:00(約3時間予定)出演者:青柳塁斗/猪塚健太/植原卓也/賀来賢人/風間由次郎/神木隆之介/桜田通/佐藤健/戸谷公人/野村周平/平間壮一/平埜生成/松島庄汰/三浦春馬/水田航生/栁澤貴彦/吉村卓也/渡部秀会場:全国の映画館詳細は こちら をご確認下さい。料金:全席指定¥3,000(税込・お土産つき)チケットは11月20日(日)12:00よりイープラスにて発売、または全国のファミリーマート店内のFamiポートにて発売。問い合わせ:イープラス tel.0570-07-5050(10:00~18:00 オペレーター対応) 「SUPERハンサムLIVE 2011」公式サイト
2011年11月19日世は空前の子役ブーム。ドラマに映画、CMで、かわいいだけでなく、しっかりとした演技力を備えた子供たちが広く支持を集めている。古くは美空ひばりに吉永小百合、90年代以降も安達祐実や神木隆之介など、人気の子役はこれまでも存在した。だが、特にここ1〜2年の史上空前の子役ブームのきっかけになったのは間違いなく、加藤清史郎の出現である。NHK大河ドラマでは“子役”などという区分が必要ない、大人の俳優たちに引けを取らない存在感を見せつけ、その後もCMやドラマで引っ張りだこに。そんな清史郎くんがアニメとして長年親しまれてきた『忍たま乱太郎』の実写版で映画初主演!学業と仕事で忙しい合間を縫って、撮影の思い出やお気に入りのシーンを明かしてくれた。怖い?優しい?鬼才・三池監督の印象は…?ドラマで見せる表情や大人顔負けの舞台挨拶などでの印象そのまま、インタビューでも9歳とは大人びた雰囲気を漂わせているが、小道具の手裏剣を見つけると一気に子供らしい表情に。カメラに向けて愛らしい笑顔でポーズを決めてくれた。「幼稚園の頃からアニメの『乱太郎』は見ていて、将来の夢が『忍者』だったんです。小学校に入ってからは(夢が)変わっちゃったんだけど…(笑)。だから最初に出演が決まったときはすごく嬉しかったです。友達にはすぐには明かせなかったんだけど、家族は『よかったね』って言ってくれました」。アニメでもおなじみの青い“忍たま”の装束を初めてまとい、丸いメガネをかけたときは「鏡を見て『あ、乱太郎だ』って思いました(笑)」。アニメのイメージが強いので、できるだけ忠実に再現しようと工夫を重ねた。「乱太郎は、(親友の)きり丸やしんべヱや仲間たちを仕切るんですよね。『まあまあ』ってみんなを抑えたり。現場でもそういうことをしようと考えてました。あと、乱太郎は自分のことを『わたしは』って言う。僕は『僕』なので(笑)、自然にちゃんと『わたし』って言えるように気を付けました。でも1回間違えて『ぼっ…』って言いかけたことがありました(笑)」。監督は三池崇史。これまで「実写不可能」と言われてきた作品を数多く手がけてきた鬼才である。鬼才…というか鬼のようなあの風貌、ガタイ、目つき…「最初に会う前は『怖い監督なのかな?』、『怖いのかな?』ってすごく不安でした」と清史郎くん。当然であろう。では実際会って、仕事をしてみての感想は?「会ってすぐにイメージが変わりました。本当に優しくて、面白くて、撮影中もすごく細かく指導してくれる監督でした」。監督から教えられて印象に残っているのは「走り方」。「かっこいい忍者の走り方を教えてもらいました。手をシャシャシャって動かすあの走りをやってくれって言われて。そしたら実際に走るのが早くなりました(笑)。普段の鬼ごっこでも強くなったし、50メートル走のタイムも上がりました!」と“忍たま効果”にご満悦だ。映画の中には激しいアクションシーンも!そこはさすが三池組、清史郎くんにもかなり高い要求が。特に苦労したのは乱太郎たちが崖をよじ登るシーンだったという。「あそこは本当に岩を登ってるんです。結構、高いところまで登ったんですけど忍者のわらじだと滑って、砂がぽろぽろ落ちていく。(安全用の)ヒモとかは特に付けていなくて、登るのは自分で登って、下りるときは危ないから(スタッフが)迎えに来てくれました」。名演の秘訣は「役の気持ちになること」演技をするときに何より心がけていることは「役の気持ちになって演じる」ということ。「ちゃんと役の人を演じる。その気持ちにならないと涙も出てこないし、演技もイマイチなんです。演じることの楽しさは、いろんな役になれることとたくさんの人に会えること。いろんな大人の人と会って、緊張することは…あります(笑)。でも、役者同士仲良く、それが一番大切です」。ちなみに、幾度となく変更されているようだが、いま現在の“将来の夢”は?「野球選手か俳優、それから忍者(笑)。役で野球選手やれたら嬉しいけど、本物のプロ野球選手になりたいです」。では最後に、この映画の清史郎くんオススメの見どころポイントをどうぞ!「僕が出てないところでもいいですか(笑)?鹿賀(丈史)さんのミュージカルシーンと学園長(平幹二朗)が手裏剣をよけるシーンは、小さい子供も大人も笑えると思うのでぜひ観てほしいです!」学校と仕事を両立させる生活も「結構、友達と遊ぶ時間はあるし、『(仕事を)休みたい』って思うことはないです。仕事というよりも、お芝居が楽しくてやってるので」と自然体でありつつも、しっかりとプロ意識が備わっているところはさすが。くれぐれも体に気を付けて!(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:忍たま乱太郎 2011年7月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 実写版「忍たま乱太郎」製作委員会■関連記事:三池監督が語る『忍たま』見どころは松方×平幹二朗の特殊メイクガチバトル!忍たまたちが大暴れ!『忍たま乱太郎』試写会に10組20名様をご招待古田新太がおばちゃんソックリに!『忍たま乱太郎』に豪華俳優陣が特殊メイクで参戦中村玉緒&杏が二人一役!『忍たま』美人“くの一”先生で変身の術披露『忍たま』学園長&八方斎に特殊メイクで大変身したのは…あのベテラン俳優陣!
2011年07月21日『時をかける少女』、『サマーウォーズ』などの名作を世に送り出してきたアニメーションスタジオ「マッドハウス」の最新作『とある飛空士への追憶』。本作の主人公とヒロイン役の声を神木隆之介と竹富聖花がそれぞれ務めることが明らかになった。2008年に発売され、“2008 Amazonエディターランキング”、“「新世紀エンタメ白書」2009ブックランキング”などで1位を獲得した犬村小六による長編小説を映画化した本作。中央海と呼ばれる海を挟んで、神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上の両国が絶えず激しい戦いを繰り広げる世界を舞台に、身分違いの許されぬ恋に身を焦がす男女の物語が展開する。『千と千尋の神隠し』をはじめとするジブリ作品にマッドハウス制作の『サマーウォーズ』など、俳優業と共に数多くの声優の仕事をこなしてきた神木さんが今回演じるのは狩乃シャルル。敵対する天つ人の母とレヴァーム人の父を持つ混血(ベスタド)で、神聖レヴァーム皇国の空挺騎士団に所属し、身分は低いが騎士団一の操縦技術を持つ。そんな彼が、任されたある重大な任務、それは次期皇妃のファナを乗せ、婚約者であるカルロ皇子の元へと送り届けるというもの。それは、身分違いの恋の始まりだった――。シャルルが恋に落ちる、公爵の一人娘でレヴァーム皇国の皇子の婚約者ファナ・デル・モラルの声を演じるのは、雑誌「Ray」(主婦の友社刊)の専属モデルとして脚光を浴び、堀北真希主演で現在放送中のドラマ「生まれる。」(TBS)にも出演している新鋭・竹富聖花。『時をかける少女』の仲里依紗に『サマーウォーズ』の桜庭ななみなど、マッドハウス作品のヒロイン役を演じた少女はその後、確実にブレイクすると言われるが、竹富さんはオーディションを経て、ファナ役を勝ちとった。スタッフ陣も、先述の『時をかける少女』、『サマーウォーズ』の脚本を担当した奥寺佐渡子が本作でも脚本を手掛けるほか、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズで知られる人気アーティスト松原秀典がキャラクターデザインを担当するなど、注目のクリエイターが集結!原作ファンはもちろん、映画ファン、アニメファンにとっても間違いなく注目の作品となりそうだ。敵の領域を突破する12,000キロの旅路の果てに2人の恋はどのような結末を迎えるのか?『とある飛空士への追憶』は今秋、全国にて公開。■関連作品:とある飛空士への追憶 2011年秋、全国にて公開© 犬村小六・小学館/「とある飛空士への追憶」製作委員会
2011年05月19日スタジオジブリの最新作『借りぐらしのアリエッティ』が7月17日(土)に公開を迎え、都内劇場で初回上映後に舞台挨拶が行われ、米林宏昌監督、志田未来、神木隆之介ら声優陣、そして主題歌を歌うセシル・コルベルらが登壇した。鈴木敏夫プロデューサーからは、1,200万人を超える観客を動員した前作『崖の上のポニョ』を超える観客動員数を目指すとの言葉も飛び出した。舞台挨拶に先立って、フランスから来日中のセシルが、主題歌「Arietty’s Song」をハープを弾きながら生で歌い、映画を観終えたばかりの観客を、その透き通るような美しい声で魅了した。ジブリ史上最年少で監督を任された米林監督は、少し緊張した表情を見せつつ「ジブリでは“麻呂”と呼ばれています(笑)。みなさんの力を借りて何とか完成しました。床下に3人、床上に3人プラス1人という、登場人物の少ない作品ですが、そこでキャラクターにしっかりと存在感を与えてくれたのはここにいるキャストのみなさんの力です」と感謝を口にした。自身が演じたアリエッティを彷彿とさせる赤いワンピースで登壇した志田さんは声優初挑戦。「画に(セリフを)合わせるタイミングが難しかったです。緊張しましたがスタッフのみなさんや神木くんに助けてもらいました」と笑顔で語った。ジブリ作品で声優を務めるのは本作が5作目となる神木さんも「相変わらず緊張しましたが、ジブリのスタッフの方はみなさん優しくて、家族のようなんです」と柔和な笑みを浮かべて頷いた。大竹さんは、司会者から、今日が誕生日だと指摘されると「そうなんです。ありがとうございます」と、少し照れくさそうに言いつつ「ハッピー・バースデイー…」とノリノリで自分のために歌まで歌い出し、会場は笑いに包まれた。自身が演じたコミカルなアリエッティの母・ホミリーについて「想像していたより年取ってるな、と。一瞬『どうしよう?』と思った」と苦笑い。アリエッティ一家が住み着いている家の家主・貞子の声を演じた竹下景子は「家族みんなが(出演を)喜んでいて、少し株が上がりました。“貞子”というと有名な映画の登場人物がいますが(笑)、これからは貞子さんといえば『アリエッティ』となるのではないでしょうか」と役が大層気に入っている様子。鈴木プロデューサーは「僕はプロデューサですから目標がある。宮崎駿がこの場にいないので言いますが『ポニョ』の観客動員数を超えたいんです」と意気込みを語った。『借りぐらしのアリエッティ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:借りぐらしのアリエッティ 2010年7月17日より全国東宝系にて公開© 2010 GNDHDDTW■関連記事:神木隆之介志田未来の秘密暴露「しゃべりだしたら止まらず最後に“うん”」もこみち元ユニバース宮坂の胸を凝視し「鼻血出そう」ジブリ最年少監督に神木隆之介「あ、カオナシだ!」ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5友達にしたいアニメのキャラクターは?『アリエッティ』小人たちの世界の最新画像が到着前売りは『ポニョ』超える好調ぶり
2010年07月17日映画『借りぐらしのアリエッティ』の女子中高生限定試写会イベントが7月9日(金)、東京・新宿明治安田生命ホールで行われ、声優を務めた女優の志田未来、俳優の神木隆之介がサプライズで登場した。2人は代表の女子中高生6人の質問に応じ、お互いについて知っている秘密を教えて、と聞かれ、志田さんは「神木さんは華奢に見えて結構食べる。お昼とかお弁当を2個食べるんです」と暴露。神木さんは「よく食べますね。お腹が空くので。よく寝ますし。成長していたらいいですけど」とはにかんでみせた。同じ質問に神木さんは「(志田さんは)一見、おとなしそうな雰囲気ですが、よくしゃべる、しゃべり出したら止まらない。で、最後に自分で『うん』って言う」とお返しで暴露した。本作は、ある人間の古屋敷から物資を調達しながら隠れて暮らす小人一族の一家の14歳になる娘のアリエッティ(志田さん)と、病気療養のため古屋敷にやってきた12歳の少年・翔(神木さん)の交流を描く物語。もしアリエッティになったらやってみたいことは? の問いに石田さんは「味噌汁の中に入りたい。大好きなので浸かりながら飲めたらいいな」と無邪気な笑顔。現実世界で小人に遭遇したら?との問いに、神木さんは「仲良くしようよ!ってグイグイいきますよ」と興奮気味。志田さんから「それじゃダメ、見て見ぬフリをしないと仲良くできない」と諭されても「仲良くなりたい気持ちが先走りますね〜」と執着心タップリ。会場の笑いを誘った。この日、2人はサプライズで登場。あるサイト上で募集された女子中高生300人は、「かっこいい!」、「かわいい!」、「隆くーん!」と終始、大興奮だった。『借りぐらしのアリエッティ』は7月17日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:借りぐらしのアリエッティ 2010年7月17日より全国東宝系にて公開© 2010 GNDHDDTW■関連記事:もこみち元ユニバース宮坂の胸を凝視し「鼻血出そう」ジブリ最年少監督に神木隆之介「あ、カオナシだ!」ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5友達にしたいアニメのキャラクターは?『アリエッティ』小人たちの世界の最新画像が到着前売りは『ポニョ』超える好調ぶりスタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』試写会に15組30名様ご招待
2010年07月09日TBS系7月期新ドラマ「ハンマーセッション!」の制作会見が7月4日(日)、神奈川・藤沢市の片瀬東浜海水浴場で行われ、W主演の速水もこみちと志田未来、ドラマ初出演のお笑いコンビ、フルーツポンチの村上健志らが出席した。「週刊少年マガジン」(講談社刊)で再連載中の同名人気コミックを原作に、逃亡中の詐欺師が教師になりすまし、詐欺師ならではのテクニックを生かして“衝撃的授業=ハンマーセッション”をくらわせ、生徒たちの根性をたたき直していく一風変わった学園ドラマ。ハンマーセッションとは、メキシコ系ギャングが使う俗語で、新入りが来たときに、しきたりや掟を脳天に叩きこんで教える、との意味。“教師役”初挑戦の速水さんは、「学園モノって普通、教師が生徒に正義をたたき込みますが、今回、罪を教えていく。新しい切り口で面白い」と意気込み。見どころのひとつが「エロ。なぜか裸で出るシーンが多い。『ハンマーセッション!』のために、ここ何か月かで12キロ落としましたよ」と告白。元ミスユニバースの宮坂絵美里演じる「保健の先生がいる保健室を訪ね、胸を凝視するんですけど、いつも鼻血が出そう。保健室のシーンになると、男性スタッフが集まってくるので異様に男臭い」と苦笑い。だが「1話では恥ずかしくて見られなかったんですが、こんなことは2度とないので、2、3話からタップリ見させていただいています」と鼻の下を伸ばしデレデレ。TVドラマ初挑戦の宮坂さんは「ドラマ初挑戦だけでも緊張しているのに、大勢の方の前で演技するのでさらに緊張しています」と頬を赤らめた。生徒役の志田さんは、速水さんから「俺の裸、どう?」と聞かれ、「いつも聞くんですけど、何て答えていいか困るんですけど」と初々しく恥じらい顔。国語教師役で教師役初挑戦の比嘉愛未は「私は保健室のシーンで速水さんたち2人が絡んでいるところに『何やってるんですか!』って入っていく役。いつも速水さんが裸で目のやり場に困っていましたが、いまは慣れちゃいました。でも速水さんの裸が見どころです」とサラリとPRしていた。「ハンマーセッション!」は7月10日(土)放送開始(土曜19:56〜/初回は20分拡大)。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:借りぐらしのアリエッティ 2010年7月17日より全国東宝系にて公開© 2010 GNDHDDTW■関連記事:ジブリ最年少監督に神木隆之介「あ、カオナシだ!」ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5友達にしたいアニメのキャラクターは?『アリエッティ』小人たちの世界の最新画像が到着前売りは『ポニョ』超える好調ぶりスタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』試写会に15組30名様ご招待
2010年07月05日スタジオジブリの最新映画『借りぐらしのアリエッティ』の大ヒット祈願イベントが7月1日(木)、東京・港区の増上寺で行われ、ジブリ最年少監督を務めた米林宏昌、ジブリの鈴木敏夫プロデューサー、声優を務めた女優の志田未来と俳優の神木隆之介が参加した。宮崎駿監督が企画・脚本を担当し、『崖の上のポニョ』で原画を務めるなどの手腕を認められて宮崎監督に抜擢された現在36歳の米林さんが、ジブリ最年少で監督を務めた作品。英国の児童文学作品「床下の小人たち」(メアリー・ノートン著/岩波少年文庫刊)を原作に、床下に住む小人一家の身長10センチの少女・アリエッティ(志田さん)と人間の12歳の少年・翔(神木さん)の交流を描く物語。鈴木プロデューサーは初号試写を観た宮崎監督の反応を「初号って普通、暗い内から拍手が起こるものですが、明るくなってもシーンとしていた。というのも宮崎監督の反応をみんな気にしていたから。明るくなって最初に宮崎監督が立ち上がり、麻呂(米林監督のニックネーム)の左手を掴んで上げて『よくやった!麻呂』って言った。それでスタッフがみんな安心して拍手をした」と報告。米林監督は「試写のときに後ろに宮崎さんがいて、怒っているんじゃ?と心配でしたが、最後に笑っていたのでホッとしました」とふり返った。また米林監督は『千と千尋の神隠し』に登場するカオナシのモデルとなったことでも、業界内では知られる人。鈴木プロデューサーは「打ち上げがあったんですが、麻呂の歩き方を見て、宮さんが『あ、カオナシに戻っている』って言ってました」。ジブリアニメの常連声優で『千と千尋』でも主人公の千尋を助ける美少年・ハクの声を務めた神木さんも「カオナシのモデルになった人、と聞いていたので、お会いしたときは『あ、カオナシだ!』と思いました」と“カオナシ”との初対面の喜びをふり返った。一方、志田さんは本作で声優に初挑戦で「緊張しましたがみなさんにアドバイスをもらおうと思って、何も考えずに現場に行きました」と潔い心意気をチラリ。鈴木プロデューサーから「アリエッティはほんのちょっとわがままなんですよね、父親の言うことなんて聞かないんですよ。志田さんにピッタリでしたね」と微妙な褒め言葉を送られ「なんですか?そんなことないですよ」と元気に反論し、取材陣の笑いを誘っていた。『借りぐらしのアリエッティ』は7月17日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:借りぐらしのアリエッティ 2010年7月17日より全国東宝系にて公開© 2010 GNDHDDTW■関連記事:ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5友達にしたいアニメのキャラクターは?『アリエッティ』小人たちの世界の最新画像が到着前売りは『ポニョ』超える好調ぶりスタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』試写会に15組30名様ご招待
2010年07月01日昨年、ファッションモデルとして彗星のごとく登場して以来、歌手、女優…と次から次へとその活躍の場を広げているIMALU。そんな彼女が、フランスの巨匠リュック・ベッソンが手がけるファンタジー・アドベンチャー『アーサー』シリーズ3部作の第2章である『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』で、声優としてデビューした。150センチの小さな体に、たくさんの可能性を秘める彼女が目指すものとは?公開前に話を聞いた。IMALUさんが本作で演じるのは、ファンキーでちょっと厄介(?)なミニモイの国の情報屋・リプレイ。オリジナル版では、人気アーティストのファーギーが演じている。「演技すること自体慣れていないし、ましてや声優だなんてまた新たなチャレンジだったので、すごく緊張しましたね…すごく難しかったです。(オリジナル版を観てから演じたが、)ファーギーの声を聞くとちょっとかすれてるんですよね。だからといって同じように低くしたりとか特に意識しないでやりました。『もっと元気にやって』ってよく言われてたので、とにかく元気にやりましたね」。演技に臨むのは、昨年放送されたTVドラマ「リアル・クローズ」に続きこれが二度目。相次ぐ女優としての抜擢に、どんな気持ちなのだろうか?「ドラマをやらせてもらったときは、最初は、怖くて不安だし、初心者なのにいきなり香里奈さんや黒木瞳さんなど大先輩の方に囲まれて『出来ない!』って思って。でもすごく勉強になりましたね。カメラの前で立って演技をするということは、音楽でもPVを撮ることに繋がってたりしていて。今思うと、とてもありがたい環境にいたんだなーと。やって良かったと思います」。芸能界入りしてからまだ1年弱ながら、揺らぐことのない自身のペースというものを感じさせるIMALUさん。「好きだと思い続けていたら、自然にその道に導かれていくんだと思う」という言葉には、中学生のときから夢見ていた“音楽”への強い思いが込められている。「中学のときにバンドをやっていたときがあって、日記みたいに思ってることをノートに書いていました。と言ってもそれをメロディに乗せたりしたことは全然なくて、下積みがずっとあったわけでもないので、何もかも初めてなのですが、音楽がただ好きでずっとやりたかったので、いまはそれを一生懸命やるだけですね」。ちなみに、憧れのミュージシャンは「クリスティーナ・アギレラですね。とにかく彼女の全部が好きです!」とのこと。そんなIMALUさん、本作では声優以外にも歌手として日本版主題歌「Uh Uh」の書き下ろしにも挑戦!彼女らしい、ポップな楽曲に仕上がっている。「ミニモイって小っちゃいじゃないですか。私も人間の世界では小さいので、小さい子の目線の歌が書けたら『アーサー』に合うんじゃないかなと思って。なるべくキャッチーだったりかわいい感じだったり、曲の世界観に合わせて詞を書きました」。では最後に、IMALUさんがもし主人公アーサーやリプレイと同じように“身長2ミリ”になったら、どんな世界を見てみたい?と尋ねると、いたずらな笑顔を浮かべた。「すごく怖いと思うんですけど、ミニモイになったらやっぱり人の生活を覗き見したい。友達に自分の話をされているときとか、机の上で聞いたり、あと友達の日常を見たいですね。見えないと思うので透明人間的な感じで、(魔王)マルタザールのように(笑)」。■関連作品:アーサーと魔王マルタザールの逆襲 2010年4月29日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP–TF1 FILMS PRODUCTION–APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONSImages et Effets 3D–BUF photos:Daniel Smith © 2009 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONS■関連記事:『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』神木隆之介「3年間の成長がすごく生きた」IMALU、幼少時の珍映画体験を告白「父が洋画の字幕を全部アフレコ」虫から見た人間は東京タワー2塔分!?『アーサー』“虫体験”ワークショップ開催クマとの共演もへっちゃら?フレディ・ハイモア『アーサー』インタビューをお届け!アーサーたちがお弁当に!ママさんキャラ弁ブロガーのお弁当の画像&レシピを公開
2010年04月28日少年が身長2ミリに変身し、地下王国の危機を救うというワクワク感たっぷりの世界観で子供から大人まで魅了した『アーサーとミニモイの不思議な国』。それから約3年、3部作となる本シリーズ第2章『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』がまもなく公開となる。監督リュック・ベッソンのラブコールを受け、前作からの続投で主人公・アーサー役の日本語吹き替えを担当するのは神木隆之介。俳優のみならず、16歳にして声優としてのキャリアも豊富な彼だが、その素顔とは?公開前に話を聞いた。前作でフランスを代表する監督、ベッソンの大抜擢を受けてから約3年。満月の日を待って久しぶりに<ミニモイの国>へと舞い戻るアーサーと同様に、本作のアフレコ現場に戻ってきた神木さんは「最初はすごく難しかったんです」とふり返る。「映画の中で(アーサー役の)フレディくんも成長していて顔も大人っぽくなっているし、僕も声が低くなっているし、お互い成長していたので、最初はそこが釣り合うようにバランスをとるのがすごく難しかったです。でも徐々にやっていくにつれて、違和感なく出来るようになりました。アーサーという男の子が1作目からどう変わっているのかというのをしっかり見ながらやれたのは、3年間の成長がすごく生きた部分なのかなと思いました。そしてもっと彼のことを知りたいと思いました」。この3年という時間は、長かったような、あっという間のような…人それぞれ感想は異なるだろうが、神木さんにとってどんな3年間だった?「3年…長いですね。まずやっぱり中学から高校に上がったというのがすごく大きかったし、周りの環境も全く違うところだったし、それに慣れるまでもすごく長く感じましたね。その中ですごく成長できたこともあったし、一人で悩んでたこともあったし、やりたいことは全部出来て有意義に過ごせた3年でした。これは最近のことですが、『風のガーデン』(フジテレビ系)に出演してからすごく役を追求するようになってきて、具体的な芝居の形が見え出してきたんです。役者として、そういう意識が高まってきたことが一番『成長したな〜』と思う部分ですね」。本作の見どころは、たくましく成長したアーサーの姿ともうひとつ、彼とミニモイの国の王女セレニアの恋模様の進展。アーサーに再会できる満月の日に向けて一生懸命、歌を特訓するセレニアの乙女心が何とも愛らしいが、神木さんの率直な感想は?「かわいらしくて、すっごく好きですよ!いつもは強気で引っ張ってくれそうなのが、すごく弱気になったりするところがあるじゃないですか。それを素直に表現してくれるところがすごくかわいいと思います」。幼少期から数々の映画、ドラマの現場を踏んできた貫禄を漂わせる一方で、プライベートの話になると、等身大の16歳の素顔も。高校では軽音部に参加しているそうだが、幼少期からの鉄道好きの一面も健在のようだ。「まだ本格的な活動が始まってないのですが、いまギターを練習していて、クラスの人たちも楽器が出来る人が多かったので、もうバンドやるしかないでしょ!ということで軽音部に入りました。発表会があるので、ぜひみんなの前で弾きたいなと思ってます。(鉄道も)もちろん好きですよ!隠してるだけです(笑)。ある日、友達に鉄道のことをこうこうこうなんだって話してたら、引きつった顔をされたので、一方的に話すのはやめようと…」。3部作の待望の第2章となる本作について「大切なものを守る人の強さというのを教えてくれる、しかもキレイで素直な形で教えてくれる映画」と語る神木さん。ずばり、お気に入りのシーンは?「今回は、ミニモイの国の大通りが出てくるんですよ。本当に数え切れないキャラクターがいるので、何回観ても『あれ!?こんなやついたっけ?』と思いますよ」。それでは最後に質問。神木さんがアーサーと同じように“身長2ミリ”になったら、どんな世界を見てみたい?「自分の部屋を探検したいですね。日常にあるものも見る角度が違うだけで全然違うと思うんですけど、いまの僕の身長から見た部屋を、小さくなって見たときにどう思うんだろうと興味があって。隙間に落ちた物も拾えるしいいかなと(笑)」。■関連作品:アーサーと魔王マルタザールの逆襲 2010年4月29日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP–TF1 FILMS PRODUCTION–APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONSImages et Effets 3D–BUF photos:Daniel Smith © 2009 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONS■関連記事:IMALU、幼少時の珍映画体験を告白「父が洋画の字幕を全部アフレコ」虫から見た人間は東京タワー2塔分!?『アーサー』“虫体験”ワークショップ開催クマとの共演もへっちゃら?フレディ・ハイモア『アーサー』インタビューをお届け!アーサーたちがお弁当に!ママさんキャラ弁ブロガーのお弁当の画像&レシピを公開『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』サイン入りプレス&特製グッズを11名様プレゼント
2010年04月27日歌手でモデルのIMALUと俳優・神木隆之介が4月21日(水)、キッザニア東京で行われた、声優を務める映画『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』の親子向け試写会に出席した。同所は、子供が様々な仕事を体験できるテーマパーク。IMALUさんは両親との映画体験を聞かれ、父・明石家さんまから愛情を注がれたユニークな体験を告白。「洋画の字幕がまだ分からなかったから、父が全部、横でアフレコしてくれました。私の耳元で、女の役でも全部ひとりで演技しながら、2時間ぶっ通しで」。ハスキーなあの声のアフレコで映画に集中できた?と聞かれ「私は大丈夫だったんですけど、いとこが『すごいうるさかった』と言っていました」と取材陣を笑わせた。2人は、記者に扮した子供たち8人と質疑応答のやりとりをして、4つの質問に回答。生まれ変わったら何になりたい?との問いに、神木さんは「僕自身でいたい。自分が好きなので」。IMALUさんは「アンジェリーナ・ジョリーになりたい。女優としても人間としても素敵な方だと思うけど、顔が大好き。あの唇と大きい目になりたい」。いま、会いたい人を、神木が「ジョニー・デップ。憧れているので、一生に一度でいいから会いたい」。IMALUさんは「マツコ・デラックス。仕事の相談をしたい」。仕事で大変なことについて聞かれると、IMALUさんが「女優さんやモデルさんは、みんなキレイで細いから、太らないようにしている。本当は甘いものが好きですが、食べないようにしている」とコンプレックスを口に。両親は好き?という問いには揃って「好き」と答えていた。『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』は4月29日(木・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アーサーと魔王マルタザールの逆襲 2010年4月29日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP–TF1 FILMS PRODUCTION–APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONSImages et Effets 3D–BUF photos:Daniel Smith © 2009 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONS■関連記事:虫から見た人間は東京タワー2塔分!?『アーサー』“虫体験”ワークショップ開催クマとの共演もへっちゃら?フレディ・ハイモア『アーサー』インタビューをお届け!アーサーたちがお弁当に!ママさんキャラ弁ブロガーのお弁当の画像&レシピを公開『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』サイン入りプレス&特製グッズを11名様プレゼントGACKT初舞台眠狂四郎に南野陽子、嶋田久作ら出演
2010年04月21日フランスの鬼才リュック・ベッソンが3部作で贈る大ヒットアニメファンタジー『アーサーとミニモイの不思議な国』待望の第2章、『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』が4月29日(木・祝)に公開される。本作で日本語吹き替えに初挑戦したIMALUが、これに続き主題歌も担当ことが明らかとなった。先日の声優発表で、前作から続投することになった神木隆之介、GACKTに加え、オリジナル版でアメリカのヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」のファーギーが演じた新しいキャラクター、リプレイ役で吹替えデビューすることが発表されたIMALUさん。アーティストとしての活躍めざましく、先日3月3日(水)には2枚目のシングル「そんな名前 欲しくないよ」が発売されたばかりだが、自身3枚目のシングルとして本作の日本版主題歌「Uh Uh」を担当することが決定、4月28日(水)にCDがリリースされる。今年1月に歌手デビューして3か月足らずでの映画主題歌初挑戦となった同曲で、IMALUさんは、主人公アーサーとミニモイの国の王女・セレニア姫の恋模様を表現した歌詞を自ら書き下ろしている。劇中の2ミリサイズのミニモイたちのような“かわいいワード”をパズルのように組み合わせ、映画のようなポップでキュートな世界観に仕上げたというIMALUさん。彼女独自の言葉選びで綴った歌詞は、かわいい中にもちょっと痺れる毒も?同曲について、本人からは「アーサーの世界観にピッタリな楽しくてかわいい曲で、でもいままでの曲とも少し違ったポップな楽曲です!アーサーとミニモイたちのように小さい子たちから見える目線が裏テーマとなってる歌詞にも注目してほしいです。子供たちにも覚えてもらえたら嬉しいですね」とのコメントが寄せられた。また、IMALUさんの才能に期待を寄せるベッソン監督からも、今回の決定について「フレッシュなアーティスト・IMALUに担当してもらえて光栄です。日本語と英語をミックスさせたオリジナリティあふれる歌詞に、映画の世界観が見事に表現されています。彼女のかわいらしくて伸びやかな歌声が、映画のエンディングに華やかな色を添えてくれました。この曲を聴いて僕が感じた興奮と幸せを、日本のみなさんにも感じてもらえることを祈ります」と喜びの声が届いている。劇中では元気いっぱいの声を披露しているIMALUさん。歌では、どんな世界観を披露してくれるのか?『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』は4月29日(木・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アーサーと魔王マルタザールの逆襲 2010年4月29日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP–TF1 FILMS PRODUCTION–APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONSImages et Effets 3D–BUF photos:Daniel Smith © 2009 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONS■関連記事:IMALU声優デビュー!さんま&しのぶに「10年間は褒めてもらえない」神木隆之介&GACKT、ベッソンのラブコール受け『アーサー』続編キャストに続投フレディ・ハイモア主演『アーサー』続編が仏で大ヒットスタート!日本公開も決定
2010年03月05日歌手兼タレントのIMALUがリュック・ベッソン監督最新作となるフランス映画のシリーズ第2弾となる『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』の日本語吹き替え版で声優デビューを飾ることになり、このほど都内スタジオで、同じく声優を務める俳優の神木隆之介とアフレコ収録を行った。少年・アーサー(神木さん)が身長2ミリに変身して繰り広げる冒険を描くファンタジーシリーズ3部作の第2章で、前作で身長2ミリのミニモイ族が住むミニモイの国を救ったアーサーがミニモイかららしきSOSを受け取り、再び旅立つ物語。IMALUはミニモイの大都会の愛嬌あふれる住人・リプレイ役を担当。オリジナル版ではアメリカの4人組ヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」のメンバー、ファーギーが演じており、歌手としても活躍するファンキーな声を買われて抜擢された。初アフレコを終えると「いや〜もう緊張しました。画面を見て口を合わせて、しかも演技して、声だけだからオーバーにやらないといけない。私には難しかった」と大きく息を吐き出した。ベッソン監督からは「ボイスサンプルを聞いたらとてもチャーミングだし、お父さんは有名なコメディアン、お母さんも才能のある女優さんだというので、きっと大丈夫だと思ってお願いしたいと思った」とサラブレッドであることにも期待が寄せられたが、「両親からアドバイス?もらってないですね。報告もしていませんが周りから伝わっちゃったみたい」と肩をすくめる仕草。両親に褒めてもらえそうな出来?との問いには「仕事で褒めてもらえることは10年間はないですね。厳しいので、仕事には」と苦笑いだった。自身の声には「低いからだと思うんですけど、よくテンションが低い、もっと元気に、と言われるんです、すごく元気にやっているのに。それがコンプレックスでいろいろ表現できないから直したい」と困り顔。一方、『千と千尋の神隠し』、『サマーウォーズ』などを経て今回、声優作品10本目の神木さんは「これ以上、声が低くなってほしくない。カラオケで歌える歌がなくなるし」と声優のキャリアを心配(?)していた。『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』は4月29日(祝・木)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アーサーと魔王マルタザールの逆襲 2010年4月29日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP–TF1 FILMS PRODUCTION–APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONSImages et Effets 3D–BUF photos:Daniel Smith © 2009 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONS アーサーとミニモイの不思議な国 2007年9月22日より丸の内プラゼールほか松竹・東急系にて公開©2006 EUROPACORP - AVALANCHE PRODUCTIONS - APIPOULAI PROD■関連記事:神木隆之介&GACKT、ベッソンのラブコール受け『アーサー』続編キャストに続投フレディ・ハイモア主演『アーサー』続編が仏で大ヒットスタート!日本公開も決定フレディ・ハイモア、最新主演作のN.Y.プレミアに豪華な顔ぶれの共演者と共に出席Gacktが「声優過ぎず俳優過ぎず」に演じたキュートな悪役『アーサーとミニモイ』「常に違ったタイプの映画に出たい」『アーサーとミニモイ』のフレディ・ハイモア
2010年02月17日鬼才リュック・ベッソンが手がける、CGアニメと実写を融合させたファンタジー・アドベンチャー『アーサーとミニモイの不思議な国』(’06)待望の第2章『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』が日本でも4月に公開を迎える。このほど、本作の日本語吹き替え版キャストを、前作に続き、神木隆之介、GACKTが務めることが決定した。本作は、冒険好きな少年・アーサーが身長2ミリの“ミニモイ”に変身し、地下王国の危機を救うため果敢に戦うという物語。前作でミニモイの国の勇者となったアーサーだったが、ミニモイからのSOSを受け、再びこの国に舞い戻る。前作から3年の時を経て、数々の作品で活躍、16歳に成長した神木さん。オリジナル版でも前作に続き、フレディ・ハイモアが名子役から逞しく成長を遂げた姿が話題となったが、「日本のアーサーは隆之介しかいない」というベッソン監督の熱いラブコールに応え、神木さんは声優として記念すべき10作目に挑む。また、そのアーサーの宿敵マルタザール役での続投が決まったのは、近年役者としても活躍めざましいGACKTさん。オリジナル版では、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのフロントマンとして名を馳せた、アメリカを代表するロックミュージシャン、ルー・リードが好演している。その成長した姿が期待される神木さんは、「すごくうれしいです!前回よりももっと繊細なCGになっていますし、アーサー自身も成長しています。子供から大人まで、みなさんに楽しんでいただけるように全力でアーサーを演じますので、楽しみにしていてください!」と意気込み。GACKTさんも「僕の続投を強く希望してくれた監督の気持ちにもしっかり応えたいと思う。音楽とはまた違う声優としてのGACKTを期待していてください。普段の僕の声とは印象の違うアプローチも面白いと思うよ」と期待を集めるコメントを寄せている。2人のバトルに注目だ。そして、2年前の前作のプロモーションの際に2人と対面したベッソン監督は、神木さんに向けて「今回は、主人公のアーサーの成長を見せたかったんだ。隆之介も大きくなったんだろうね!現在製作中の最終章(3作目)にも出てもらいたいと思っているよ」と早くも3作目へのオファー。さらにGACKTさんに対しても、「GACKTの声は威厳があって日本の“サムライ”のようなイメージ。今回も参加してもらえて本当にうれしい。マルタザールは悪の帝王だけど、今回はちょっと憎めないシーンもあるんだ。GACKTの新しい顔も見られると思うから、女性ファンは必見だよ!」と語っている。前作とは違う、2人の新たな面が見れそうな『アーサーと魔王マルタザールの逆襲』は、4月29日(木・祝)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アーサーと魔王マルタザールの逆襲 2010年4月29日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP–TF1 FILMS PRODUCTION–APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONSImages et Effets 3D–BUF photos:Daniel Smith © 2009 EUROPACORP – TF1 FILMS PRODUCTION – APIPOULAÏ PROD- AVALANCHE PRODUCTIONS■関連記事:フレディ・ハイモア主演『アーサー』続編が仏で大ヒットスタート!日本公開も決定
2010年02月06日筒井康隆の原作に斬新な脚色を加え、「アニメの枠を超えた」とまで言われるほど高い評価を得た『時をかける少女』の細田守監督の最新作『サマーウォーズ』。神木隆之介に桜庭ななみ、谷村美月など旬の若手俳優陣を声優に迎え、注目を集める本作が、8月5日(現地時間)よりスイスで開催されるロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが正式に決まった。カンヌ、ヴェネチア、ベルリンの3大国際映画祭に次ぐ権威ある国際映画祭といわれるロカルノ国際映画祭。1946年より始まり、邦画では1970年には実相寺昭雄監督の『無常』が、そして近年では小林政弘監督の『バッシング』がそれぞれ、最高賞に当たる「金豹賞」を獲得しているが、日本のアニメーション作品がコンペティション部門に選出されるのは、今回が初めてとなる(邦画以外では2004年に香港の『マクダルパイナップルパン王子』が出品)。細田監督は「とても嬉しく思います」と短いながらも喜びのコメントを寄せた。主人公の健二の声を担当した神木さんは「ノミネートおめでとうございます。このような作品に参加することができて役者として光栄です。これをきっかけに世界中の人々に観ていただければと思います」と喜びを語ると共に、「監督、しまっていこう!」と、現地入りする細田監督に激励のメッセ−ジを贈った。『時をかける少女』はシッチェス・カタロニア国際映画祭のアニメーション部門最優秀長編作品賞を始め、国内外で22の賞を受賞したが、今回はそれを上回るか?まずはロカルノでの受賞に期待がかかる。『サマーウォーズ』は8月1日(土)より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開。■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS■関連記事:神木隆之介が先輩いじり?桜庭ななみを「“ななみ先輩”は天然で癒やしキャラです」細田守監督最新作『サマーウォーズ』試写会に25組50名様をご招待山下達郎、34年目にしてアニメ映画主題歌に初挑戦大きく普遍の愛を歌う神木隆之介、谷村美月、桜庭ななみ、仲里依紗が東京アニメフェアに浴衣で揃い踏み15歳の神木隆之介、『時をかける少女』監督最新作で等身大の高校生役に抜擢
2009年07月16日2006年、単館公開からスタートし、口コミで徐々にうわさが広がりロングランヒットを記録、国内外の多数の映画賞を獲得した『時をかける少女』の細田守監督の最新アニメーション・ムービー『サマー・ウォーズ』。8月1日(土)の公開に先駆けて7月7日(火)に本作の完成披露試写会が行われ、細田監督を始め、声優を務めた神木隆之介、桜庭ななみ、富司純子による舞台挨拶が行われた。神木さんは、高校2年生の主人公・健二の声を担当したが「健二は普通の…もしかしたら普通よりも目立たないくらいの男の子。“普通”の部分をどう表現しようかと考え、自分自身を参考にしました」と語った。ちなみに、神木さん自身もこの春から高校生(この事実が知らされると場内にざわめきが!)。報道陣から高校生活について尋ねられると「赤点だけは取らないように…」と苦笑い。ちなみに得意科目は理科だそう。桜庭さんとの共演に話が及ぶと「(桜庭さんを)“ななみ先輩”と呼んでいるんですが(笑)」と明かし「ななみ先輩とは、最初は緊張していて話せなかったんですが、徐々に打ち解けていきました。(桜庭さんは)ちょっと天然で会話してて楽しいですし、現場では癒しキャラでした」と暴露した。映画については「家族の絆、あきらめないこと、何かを全力で守る、というメッセージを感じていただければ嬉しいです!」と力強くアピールした、はじめにオファーが来たとき、「『何で私なの?』と思いました」という富司さん。陣内家の当主で90歳の栄の声を担当したが「武家の血を引く気骨のあるおばあちゃん。初めての経験でもあり、魂を入れるのは難しかったです」とふり返った。富司さんは神木さんと桜庭さんとの共演について「2人ともいとも易々となさるので、圧倒されました。監督に励まされ、若い人たちに支えられて楽しくできました」と笑顔を見せた。健二の高校の先輩に当たる夏希を演じた桜庭さんも、今回が初めての声優挑戦となったが「どのマイクにどの距離で話せばいいのかも全く分からず、キャラクターの口の動きに合わせるのも大変でした」とふり返った。富司さんとの共演が相当嬉しかったようで「近くで拝見して、すごく勉強になりました」と興奮気味に語る。「おばあちゃんが手紙を読むシーンが大好き。富司さんの声が本当に素敵なんです!」と語った。この日は、七夕ということで一同、浴衣姿で登場したが、舞台挨拶の最後に、それぞれに七夕の願いごとを発表してもらった。神木さんは「いつまでも家族円満!」、富司さんは「全ての人が幸せでありますように」と書いた短冊を掲げた。そして桜庭さんはというと「また細田監督とご一緒できますように」としっかりとアピール!これには細田監督も嬉しそうに、満面の笑みで「またお願いします」と応じた。『サマー・ウォーズ』は8月1日(土)より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開。■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS■関連記事:細田守監督最新作『サマーウォーズ』試写会に25組50名様をご招待山下達郎、34年目にしてアニメ映画主題歌に初挑戦大きく普遍の愛を歌う神木隆之介、谷村美月、桜庭ななみ、仲里依紗が東京アニメフェアに浴衣で揃い踏み15歳の神木隆之介、『時をかける少女』監督最新作で等身大の高校生役に抜擢
2009年07月09日2007年に公開されロングランヒットを記録したアニメ『時をかける少女』の細田守がこの夏放つ最新作『サマーウォーズ』。8月1日(土)の公開に先立ち、本作の主題歌に、来年でデビュー35周年を迎える大御所、山下達郎の新曲『僕らの夏の夢』が決定した。山下さんといえば昨年3月、話題のドラマ主題歌としてリリースしたシングル「ずっと一緒さ」が大ヒット。さらに同12月より今年の5月まで27都市50公演という大規模で行われた全国コンサートツアー「Performance 2008-2009」は全てチケットが完売し、6年ぶりのツアーで人気の健在ぶりを見せた。そのツアー後半の時期に、細田監督から直々に山下さんへ主題歌の書き下ろしが依頼があったというが、タイトなスケジュールにもかかわらず、「大きくて普遍的な愛の歌が必要」という監督の熱い願いに応えるべく、楽曲の製作を開始したという。これまでも『東京タワー』(’04)や『ジュブナイル』(’00)などの映画主題歌を手がけたことはあるものの、長編アニメ映画の主題歌を書き下ろすのは、34年間の音楽キャリアの中で初となる。本作にすっかりハマってるという山下さんは、「古き良き日本の原風景と、めくるめくサイバー・バーチャル・ワールドの乱れ打ちに、思わず仕事モードを忘れて見入ってしまいます。こんな素敵な作品のテーマソングを担当させていただき、本当に幸せです。作品の素晴らしさをより一層引き立てることが出来ればと、がんばって作りました」と喜びのコメント。また、後日この曲を聴いた細田監督は「これは“素晴らしい”ではなく、“素敵”ですね」と感涙を浮かべたという。同主題歌を収録したシングルCDは8月中旬にリリース予定。映画『サマーウォーズ』は8月1日(土)より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開。■関連作品:サマーウォーズ 2009年8月1日より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2009 SUMMER WARS FILM PARTNERS■関連記事:神木隆之介、谷村美月、桜庭ななみ、仲里依紗が東京アニメフェアに浴衣で揃い踏み15歳の神木隆之介、『時をかける少女』監督最新作で等身大の高校生役に抜擢
2009年06月10日兄の連れてきた婚約者は…
妻は看病してもらえないのが普通ですか?
モラハラ夫図鑑
自身の『卒業コンサート』を目前に控えた乃木坂46の山下美月が、8日にニッポン放送『乃木坂46 山下美月のオールナイトニッポン』を放送することが決定した。毎週水曜深夜1時からレギュラー放送する『乃木坂46のオールナイトニッポン』では同グループの久保史緒里がパーソナリティを務めているが、8日放送回は山下がパーソナリティを担当する。先日リリースされた乃木坂46の35枚目シングル「チャンスは平等」をもって、グループからの卒業を発表した山下。約7年半の乃木坂46としての活動の集大成として、5月11日・12日には、東京ドームにて『乃木坂46 山下美月卒業コンサート』が開催される。山下はグループ卒業前、最後の『乃木坂46のオールナイトニッポン』への出演となる。ゲストには、5期生から五百城茉央・一ノ瀬美空も登場し、先輩の卒業に花を添える。また番組内では、卒業コンサートの話はもちろん、現在発売中の山下美月2nd写真集『ヒロイン』についても語る。■山下美月コメントこのたび、「乃木坂46 山下美月のオールナイトニッポン」を放送させていただくことになりました。私自身、ラジオパーソナリティというものを経験したことが無く、卒業コンサート前の、最後の大仕事に今から背筋が伸びる思いです。アイドルとしての最後を迎える前に、こうして言葉を発信できる場所をいただけてとても光栄に思います。どんな一晩が生まれるのか、少しだけお付き合いいただけたら幸いです。よろしくお願いいたします!
2024年05月02日俳優の前田拳太郎&奥智哉が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(毎週水曜 深0:15※一部地域を除く)の第2話が5月1日に放送された。今回、“ミュージカル・舞台界のトップ俳優”佐藤流司が鮮烈な登場をはたした。水曜深夜の『スーパーバラバラ大作戦』枠に誕生する“シン・時代劇ドラマ”である本作は、日本漫画史に燦然たる功績を残した手塚治虫氏(※塚は旧字体)の隠れた名作『新選組』を初映像化。幕末という混沌の時代を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散った隊士たちの青春をいまだかつてない視点とスタイルでエモーショナルに描く。第2話では、新選組の前身“壬生浪士組”に入隊した鎌切大作(前田)と深草丘十郎(奥)が波乱の共同生活をスタートするも、丘十郎が憎き仇・庄内玄悟(上野凱)に遭遇し、絶体絶命の窮地に陥る。庄内に斬り殺されそうになった丘十郎を救ったのが、右耳にピアスをつけた“謎の男”。彼は目にも止まらぬスピードで丘十郎と庄内の間に割って入ると、「やめちょきや。怪我じゃすまんぜよ」と、余裕と凄みを感じさせる土佐弁で庄内をけん制する。演じる佐藤は、『仮面ライダーフォーゼ』(2011~2012年)の佐竹輝彦役でデビューして以来、ミュージカル『刀剣乱舞』加州清光役や、舞台『呪術廻戦』虎杖悠仁役など数々の舞台で活躍し、近年では『仮面ライダーギーツ』(2022~2023)にもゲームマスター・ジット役で出演。“ミュージカル・舞台界のキング”とも評されている。佐藤は「てっきり新選組のメンバーを演じるのかなと思っていたので、まさかの役柄で衝撃でした。でも挑戦しがいのある役ですし、役者冥利に尽きるなと思い、すごくうれしかったですね」と謎の男というキャラクターをワクワクしながら演じていると告白。若いキャストが多いこの現場ではベテランの立ち位置だが、主演の2人とは「“ホテルの近くにウマい店ありますか?”と聞いたら“おいしいラーメン屋さんがあるんですよ!”って教えてくれました」と、率先してコミュニケーションを深めていた。「お互い気持ちよくお芝居ができるよう、私も現場にたくさんの“引き出し”を持ちこんでいきたい」と先輩も後輩も関係なく、切磋琢磨していく覚悟を語っている。■佐藤流司(謎の男役)コメント全文――出演が決まった際の率直な感想を教えてください東映京都撮影所にまたお邪魔できることが、単純にうれしかったです。てっきり新選組のメンバーを演じるのかなと思っていたので、まさかの役柄で衝撃でした。でも挑戦しがいのある役ですし、役者冥利に尽きるなと思い、すごくうれしかったですね。――ご自身の役柄の印象や、演じる上で意識していることを教えてください私が演じる“謎の男”は、豪放磊落で竹を割ったような性格。カラッと明るくて複雑な感情が見えないタイプなので、腹に一物を持たないようなお芝居になるように心がけています。その結果、人をひきつける魅力がある男に見えたらいいかなと思っています。ただ、方言が本当に難しくて大変!間違ってNGを出さないよう、必死に頑張っています。――時代劇ならではの難しさ、面白さはどのようなところでしょうか?所作が崩れると時代劇からかけ離れてしまう気がするので、そこは大事にしたいなと思っています。立ち回りのシーンはまだ撮っていないのですが、この謎の男は相当な剣の使い手という設定。流派を構えで表現するとともに、華やかな立ち回りを見せたいですね。――撮影現場の雰囲気はいかがですか?和気あいあいとしています。主演のお2人に「ホテルの近くにうまい店ありますか?」と聞いたら「おいしいラーメン屋さんがあるんですよ!」って教えてくれました。京都のラーメン、何軒かめぐったみたいですね。たくさん参考にさせてもらいました(笑)。お互い気持ちよくお芝居ができるよう、私も現場にたくさんの“引き出し”を持ちこんでいきたいですね。
2024年05月02日映画『ミッシング』(5月17日公開)の大阪プレミア試写会が1日に府内で行われ、石原さとみ、青木崇高、吉田恵輔監督(※吉はつちよし)が登場した。同作は、吉田恵輔監督によるオリジナル作で、とある街で起きた少女の行方不明事件を描く。娘が行方不明になった母・沙織里(石原)はネット上で誹謗中傷の投稿や、夫・豊(青木崇高)との温度差に追い詰められ、次第に言動も過剰になり、メディアが求める“悲劇の母”を演じてしまうようになる。一方、地元テレビ局の記者・砂田(中村倫也)には局上層部の意向で、視聴率獲得の為に世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。この度、関西初となる試写会が実施され、オフィシャルレポートが届いた。○■映画『ミッシング』大阪プレミア試写会 オフィシャルレポート関西では初となる本作の試写会。満員の観客を前に、主演の石原さとみ、共演の青木崇高、監督・脚本を務めた吉田恵輔監督が登場すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。まずは石原が「5月17日公開なんですが、一足早く皆さんに見て頂けることがすごく嬉しいです。最後に一筋の光があります。優しい気持ちを持ち帰って頂いて、感想を伝えて頂ければ嬉しいなと思います」と来場者に感謝を伝えると、次に青木は「八尾出身の青木崇高です! さっき前室で差し入れのたこ焼きを食べて、やっと、ああ、大阪だ・・・と感じております。大阪の皆さんに見て頂けるのは本当に嬉しいです。今日は楽しんでください!」と会場を盛り上げた。そして監督は「大阪にキャンペーンで来るのは6年ぶりぐらいですね」とコロナ禍以降、リモート取材が増え、実際に足を運んでの機会が減っていたため、大阪での舞台挨拶に喜びをかみしめていた。大阪での舞台挨拶が久しぶりとなる石原は、「実は3年ぶりくらいに大阪に来ました。大阪にしか売っていない椅子があったので、そのためだけに来て、大阪名物を食べてかえりました」とプライベートでの大阪エピソードを明かした。また地元での舞台挨拶となる青木は「ゆっくり時間があるなら、監督もさとみちゃんとも皆で、まず京橋の立ち飲みに行って、あ、やっぱり今日は雨なので天六でお寿司を食べて、鶴橋で焼肉も食べて、そのあと新世界で串カツを食べて、そこからディープな感じのカラオケに行って、最後には天満に戻って立ち飲みとか行きたいですね」とこの大阪が堪能できるスペシャルコースを監督・石原にオススメし、大阪出身ならではの回答に会場は大盛り上がり。続いて作品に関して、石原にとっては念願かなっての吉田恵輔監督作品の出演となる本作ということで、作品への出演が決まった時の心境を聞かれると「7年前に直談判し、その3年後に脚本をいただき飛び跳ねるぐらい嬉しかったです。台本を読むと苦しい中にも最後は考えさせられる温かさがあり、本当に辛い撮影になるかもしれない」とその当時の気持ちを語った。続けて「私が妊娠と出産を経て母親になってから初めて母親役を演じさせていただき、撮影は本当に苦しかったけど涙が出るくらい幸せな時間でした」と観客に映画がようやく届くことを幸せに感じていた。吉田監督に本作に出演したいとラブコールを送っていた理由を聞かれると、「学ばないといけないという思いから映画を観ることがストレスに感じていた中で、監督の作品は没入感が強く、この世界に入りたいとそう強く思ったからです」と答えた。それに対して監督は「気持ちいいですね~! もっと言ってほしいよ~!」と石原に褒められ思わず笑みがこぼれた。今作で石原と夫婦役を演じた青木は、出演が決まった時の心境を「吉田監督の作品が大好きで声かけて下さって本当に嬉しかったです」とコメント。撮影に臨んでみて「僕も一人の父親であるので、僕なりの覚悟をもって撮影に臨み、細かく描写が描かれている台本を読んだときに溢れる感情を止めることができなかった」と撮影の取り組み、様子を語った。また演じる上でかなり難しい沙織里役の石原に対して青木は「母になって子育ても大変な時期に石原さんが役に逃げることなく作品に向き合う姿やキャリアを磨く上で未知な体験をし、監督と一緒に作品を作り上げる姿に感動しました」と石原の撮影現場での姿に刺激を受け、現場に参加できた喜びを語った。劇中では、お芝居ではなく、まるでドキュメンタリーを観ているようなリアルな夫婦を演じている石原と青木。演じる上での役作りに関して問われると、石原は青木に対して「当て書きかな?と思うぐらい豊が豊を演じていた」と答えると、続いて監督も「すごい勘が当たった!実際に奥さんに尻に敷かれていそうなイメージで(笑)、2人の関係を見ていると映画から飛び出てきた感じ!」と自慢のキャスティングだったことを伝えた。また演出に関して監督は「石原さんはすごく野性味あふれる感じなので、テイクごとに熱量が違ったりしたが、青木さんが臨機応変に対応していた」と答え、石原・青木の夫婦役を絶賛していた。石原は「本作のような映画の役に挑戦したく、学びが多かったです」とかけがえのない母として挑んだ宝物の作品になったようだ。ここで、石原、青木よりお世話になった監督に用意したものがあると、バースデーソングとともに、ケーキが舞台中央に登場! 大阪での舞台挨拶ということで、たこ焼きケーキがプレゼントされた。プチシューを円錐状に積み上げて作るフランスの伝統的なお菓子・クロカンブッシュが見事にたこ焼き風にアレンジされたケーキに、4日後の5月5日に誕生日を迎える監督も「タコがいるー!」と大盛り上がり。「いやあ、もうアイドルになった気持ちです!」と嬉しそうに監督がコメントすると、会場は笑いに包まれ、青木からは「ごっつええやん? 素敵やん!?」と関西弁でコメント。会場はさらに笑いが起こり、暖かい雰囲気に包まれた。最後に、石原が本作をこれから観る観客に「できる限り、時間がある限り、宣伝させていただきたいという気持ちでこの数カ月走ってきました。大げさではなく、命がけで取り組んだ、そして挑戦した作品です」と作品に対する心からの熱い思いを語り、「感動という言葉で表すのは難しく、苦しいけれど温かくて優しい作品です。皆さんに受け取ってもらえたら、その思いを誰かに届けてほしいです」と少し涙ぐみながらメッセージを伝えると、会場からは拍手が起こり、舞台挨拶は感動に包まれて幕を閉じた。(C)2024「missing」Film Partners
2024年05月01日