ムロツヨシ(43)が10月12日放送の「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)で、「松本潤のTHIS IS MJ」のコーナーに登場。松本潤(36)や綾野剛(37)と「ボトルキャップチャレンジ」「人間テーブルクロス引き」、ARを使った次世代スポーツ「HADO」で勝負した。3人は熱い勝負を繰り広げたものの、ムロが最下位という結果に。罰ゲームとして、松本が撮影したムロの写真を宣材写真として1週間限定で公式HPに掲載することとなった。だが、その写真はほとんど顔が見えないもの。にもかかわらず、ムロの公式HPは一時的にサーバーダウンするほどネットで話題となっている。《ムロツヨシさんの宣材写真…なんだこれ(笑)滲み出る陽気な人柄、MJナイス撮影です!》《ムロさんの宣材写真www 顔、分からんやんw》《ムロツヨシの新宣材写真が顔すらちゃんと見えないの、宣材の意味を成してなくて最高でしかない》ムロの宣材写真が変更されたのは今回が初めてではない。さかのぼると、松本がムロの宣材写真を「イケメンすぎる」と指摘したことが発端だった。まず16年5月、ムロが松本との勝負で負けた際に初めて写真を変更。また同年9月にも、ムロは松本に敗北。そして松本が撮影した写真を一週間限定で掲載した。その苦い経験から、ムロはリベンジすべく「2回負けてるけど3回目勝つ姿が見たいのよ、日本人は」と大きく意気込んでいた。だが、今回も結果は敗北。三度目の正直とはならなかったが、そんな彼に再び挑戦して欲しいという声も上がっている。《やっぱMJ対決はムロさんだよね! 最高だわ。毎週5分でいいからやってくれ!笑》《MJ対決には、やっぱムロさんが必要!いつか勝ってほしい!》ムロが松本に勝利する日はやってくるのだろうか!?
2019年10月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「幼児教育・保育の無償化」です。無償化が先か全入化が先か。親が働ける環境を。10月より消費税が10%となり、増えた税収は、未来への投資として、「幼児教育・保育の無償化」が始まることになりました。対象になるのは、すべての3~5歳児と、住民税非課税世帯の0~2歳児。認可外の保育施設やベビーシッターもこれに含まれます。歓迎すべきことですが、いくつか問題もあります。まず、保育所などに入っていない子供たちは対象外。都市部ではまだ、待機児童問題が根強くあり、入園を諦めていた家庭が、無償になるのならと、新たに申請が増える可能性があります。そのため、無償化よりも、全員が入園できるように、待機児童問題を先に解決するべきではないかという声もあがっています。ただ、全入化のために保育所の数を増やす、というのも容易にはいきません。なぜなら、今後子供の数は減っていきます。保育所を新設したものの、利用者が減り、将来、保育所が余ってしまう心配もあるからです。保育所設置の規制を緩和して、会社のなかに保育所を置く、「企業主導型保育」を増やす案もあります。しかし、満員電車に小さな子供を連れて通勤できるものでしょうか?最も不安視されているのは保育の質です。保育士の数は慢性的に不足しており、待遇もよくありません。数が足りていないと、保育士1人当たりの面倒をみる子供の数が多くなり、安心して預けることができません。これだけ働き方改革、一億総活躍が謳われるのであれば、安心して子供を預けられるよう、保育士の待遇や保育環境の改善をしっかりやらないといけないのではと問題提起もされています。長期的な計画になりますが、雇用の流動性を高めて、在宅ワークやワークシェアリングをもっと進め、働きながら、家で子供も育てられるようにする、というのも一つの解決策になるのかもしれません。子育ては日本の将来に関わる問題です。自分に子供がいる、いないにかかわらず、社会全体で子供を育てるという姿勢は必要だと思います。無理して保育所などに預けなくても、必死に働かなくても、安心して子供を産める、子育てだけはできる、そんな国であってほしいと思います。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げる。9月、3つ目の新会社「わたしをことばにする研究所」を設立。※『anan』2019年10月9日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年10月07日「松潤からカレーと飲み物2本を手渡され、握手してもらいました。つらかった気持ちが一挙に吹き飛びました!」(参加した高校生)9月22日、嵐の松本潤(36)、KAT-TUNの亀梨和也(33)、関ジャニ∞の丸山隆平(35)、NEWSの小山慶一郎(35)らジャニーズ事務所のタレント8人が、台風15号で被災した千葉県館山市をサプライズ訪問。キッチンカーでカレーの炊き出しを行った。「亀梨くんからトレイを、小山くんからスプーンを、カレーライスを松潤から受け取りました。ふだんはダメらしいんですが、この日は気軽に記念写真にも応じてくれました」(参加学生)招待された園児や小中学生のなかには感激のあまり泣き出す子も。「温かいものはありがたいです」とお礼を口にする保護者もいた。「9月27日にジャニーズ事務所副社長に就任した滝沢秀明さんは今回の炊き出し前から自ら館山に出向き、ガレキ撤去に連日精を出していました。これらは昨年7月に同事務所が立ち上げた『Johnny’s Smile Up! Project』の活動の一環として行われているもの。本業のエンタテインメント活動とともに“みんなが笑顔になるための社会貢献活動を継続的に続ける”というプロジェクトなのです」(イベント関係者)今回は松潤が参加していたが、嵐は東日本大震災の復興支援の一環として11年から「嵐のワクワク学校」を開催していた。「同イベントは、電力不足が社会問題となった中で、被災地の役に立てることはないかと考え、通常よりも“省エネ”で実施できるイベントとして始まりました。収益金の一部を東日本大震災の被災地へ寄付するとともに、 実際に被災地にも出向き、翌12年には、宮城県と福島県において無料招待を実施。また、17年には熊本地震で被災した小中学生とその保護者を無料招待しています。炊き出し翌々日の24日に相葉雅紀さんが千葉県庁を訪問し、義援金6千万円の目録を贈呈しました」(前出・イベント関係者)昨年7月にも、大雨に見舞われた広島と愛媛の避難所を松潤、岡山を二宮和也(36)がそれぞれ激励訪問。松本は感激する被災者へ「(嵐の)メンバーも本当に気にしてますし、何か皆さんの力になれることがあったら、ぜひ力になりたい」と呼び掛けていた。「今後『嵐のワクワク学校』は後輩に引き継がれますが、11~18年までの寄付総額は約20億円にも達しています」(前出・イベント関係者)松本は“一区切り”にあたり、こんな心境を明かしていた。「まだまだ大変な思いをされている方はいらっしゃると思います。今後も僕らが寄り添えることは続けていけたらと思っています。そしてこの『ワクワク学校』は後輩たちが意志を継いでもらえたらうれしいです。これまで関わってくださった全ての人たちに感謝しています」嵐の“愛の精神”は、後輩たちへと受け継がれる。
2019年10月03日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「8050問題」です。100万人以上の人がひきこもりになっている時代。ひきこもり状態が長期化し、50代のひきこもりの子供を80代前後の親が養い続ける事態が起きています。子供だけでなく、高齢になり、精神的・経済的に限界を迎えた親も孤立。これを称したのが「8050問題」です。5月に起きた川崎市登戸通り魔事件や、元官僚がひきこもりの息子を刺殺した練馬の事件をきっかけに、世間で広く注目されるようになりました。ひきこもりの定義は「自宅にひきこもり、社会参加をしない状態が6か月以上持続し、精神障がいが、その第一の原因とは考えにくいもの」です。ひきこもりは、2000年代から継続的に調査されていたのですが、調査対象が15~34歳だったため、若年層の問題のように捉えられていました。しかし、近年の調査で、中高年層のひきこもりの実態が明るみになり、2019年3月時点で、40~64歳の中高年のひきこもり人口は61万3000人。若年層も合わせると日本には100万人以上のひきこもりがいる計算になります。親が健在なうちは、50代の子供も働かなくても、実家暮らしで生活は成り立ちますが、将来、親が他界したあとが問題です。ひきこもりの支援団体の中には、「精神の問題だ」と、恫喝して強制的に外に連れ出し、立ち直らせようとするところもあります。しかし、そのやり方は当人の尊厳を傷つけますし、間違った行為だと思います。いまの社会慣習の枠に無理やり当てはめることは正しい解決法とは思えません。もう一つ大きな問題は、5月の事件もそうですが、報道で「加害者はひきこもりでした」「8050問題です」と言われることで、ひきこもりが犯罪者の予備軍かのようなレッテルを貼られてしまうことです。そのことが余計に、ひきこもりやその家族を孤立化させ、問題を深刻化させてしまいます。家から出なくても、オンライン上で仕事をしたり、社会活動に参加できるかもしれません。また、定義からすれば、職場になじめず退職し、半年ほど実家で休養するうちに働く気力がなくなり家にこもった状態にある人も、「ひきこもり」になります。本人の自覚がなくても、多くの人がひきこもりになり得る時代になってきているんです。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年9月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年09月20日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「政党の広告戦略」です。SNSを使った政党の広告手法。気軽に流されないで。今年は選挙イヤー。春に統一地方選挙があり、夏には参議院議員通常選挙が予定されています。投票可能な年齢が20歳から18歳に下がり、いずれ行われるかもしれない国民投票も視野に入れながら、各政党は若年層をとりこもうと広告戦略に余念がありません。まず3月に共産党がTikTokに公式アカウントを開設したことがニュースになりました。自民党は令和が始まると同時に「#自民党2019」プロジェクトの特設サイトをオープン。安倍首相ら自民党の7人を描いた屋外広告を街中に展開。動画CMでは10代のアーティストらを登場させ、話題を呼びました。与党の自民党は予算があるため、クオリティの高い広告を大量に作っていますが、どの政党も様々な手法で宣伝しています。皆が話題にあげ、SNSで拡散されることを狙っているのです。ただ、イメージの良い政党=自分の希望する社会を作る政党、とは限りません。広告では具体的な政策は語られず、スローガンを謳うだけです。「現実的な政策を広告で述べたところで、国民は耳を傾けてはくれないだろう」というのが政党側の意見です。イデオロギーを人の心に植え付けるとき、声高にメッセージを掲げるのではなく、美しい、かっこいい、悲しいなど、感情に訴え、知らず知らずにそう思わせるのがプロパガンダ(大衆操作)です。戦時中、ナチスはワーグナーの音楽やかっこいい映像を使い、ドイツが特別な国家だと国民に思わせましたし、アメリカはディズニーのドナルドダックを反ナチス映画に使いました。政治家がアートやスポーツをプロパガンダに利用する歴史は連綿と続いています。ですから、「なんとなくいいな」と思ったときには、誰かがそう思うように感情に訴えたのかもしれないと肝に銘じてください。そして、「なぜ、自分はよいと思ったのだろう?」と冷静に自問することが大事です。10年後20年後、どんな社会であってほしいですか?自分はどうありたいですか?具体的なビジョンを描けなければ、政策の是非も判断できません。イメージで選んだ政治の、その先の民主主義は足元が脆いと思います。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年7月10日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年07月08日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「米中貿易摩擦」です。アメリカも中国も譲らない状態がまだまだ続きそう。先日福岡で開催されたG20財務大臣・中央銀行総裁会議で、多くの国から、アメリカと中国の貿易摩擦が激化すれば、世界経済に大きなリスクを負わせるのではという意見が出ました。関税を巡る米中の貿易摩擦が表面化したのは昨年からです。トランプ大統領は就任前から、アメリカの貿易赤字を問題視しており、輸入品に高い関税をかけ、自国製品が売れるようにしたいと考えていました。昨年7月、中国製品に高い関税をかけ始めたところ、中国は反発。アメリカからの大豆や牛肉などに高い関税をかけ、対立が加速したのです。今年になり、アメリカは、「中国製の携帯電話はアメリカの技術を盗み取ったもの」と、中国の特定企業との取引を停止させました。対する中国は、半導体の元となる「レアアース」のアメリカへの輸出制限を示唆。アメリカは中国からの輸入品のほとんどの関税を引き上げましたが、さらに3000億ドルに相当する品目も、最大で25%まで引き上げるかどうか、6月末に決めると発表しました。『ウォール・ストリート・ジャーナル』の記者は、両者の勝負はしばらく膠着状態だろうと見立てており、中国研究の第一人者・遠藤誉さんは、「GDPで世界1位になるまで中国は退かないだろう」と話していました。中国外務省は先日、「米国が貿易摩擦を激化させたいのであれば、断固たる決意で対応する」と強い態度を示しました。いま中国は一帯一路構想により、アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカまでの巨大貿易ルートを確保しようとしています。各国に巨額の支援や融資を施し、中国側に引き入れようと画策。例えばカンボジアのフンセン政権は、中国の支援に対し、プノンペンに中国人のための街を建設。強制退去させられた地元の人々の不満が募っています。アメリカもまた、中東地域の戦争や、自国内でも不法移民問題で人権を抑圧。人々の不満が積もれば、いつかほころびを見せるのではないでしょうか。いまこそ日本には、目先の利益にとらわれず、人権を守る協調体制が求められます。アメリカや中国、その他の国々との橋渡し役になることが、長期的には自国を守る術にもなるでしょう。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年7月3日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年06月28日「FIFA 女子ワールドカップ フランス 2019」が開幕! なでしこジャパンの司令塔であるミッドフィールダー(MF)・長谷川唯選手と、頼もしいディフェンス(DF)・清水梨紗選手にお話をうかがいました。明日6月14日のグループステージ第2戦を前に、彼女たちのあふれる魅力をご堪能ください!写真・黒川ひろみ 文・伊藤順子今春大学を卒業、プロになりました!写真左・長谷川唯選手、右・清水梨紗選手。ともに日テレ・ベレーザ所属、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)。取材させていただいたのは5月中旬。少しだけ傾いた日差しのもと涼風に吹かれながら、MF・長谷川唯選手とDF・清水梨紗選手は、カジュアルな私服で登場。時折弾ける笑顔を見せながら、終始穏やかな表情で、いろいろな質問に答えてくれました。ーーおふたりとも、この春大学をご卒業ということで、おめでとうございます!清水・長谷川両選手 ありがとうございます!ーー生活はどのように変わりましたか?長谷川選手 午前中は筋トレなど体のケアに費やすことができています。そこから、取材があれば受けて、17時くらいから練習です。サッカーと向き合える時間が増えましたね。清水選手 私も同じです。今まで日中は授業があって、その後もレポートに追われることが多かったのですが、それがなくなったぶん、午前中は、いまはW杯に向けての体作りのほかに、サッカーの映像を観たりと、本当に好きなこと(サッカー)ができていると実感しています。あと、飼い犬のリキ(ミニチュアダックスフンド)と戯れる時間が増えました(笑)。部屋で遊んでいるだけですけれど、とても癒されます。長谷川選手 サッカー以外では、ドイツ語の勉強をしています。大学で専攻していたのと、以前ドイツのクラブの練習に参加したことがあり、親しみを感じて続けています。英語のほうがわかりやすいですが、ドイツ語を聞くのが好きなんです。例えば、「ダンケシェーン」(ありがとう)とか……。清水選手 「ビッテ シェーン」(どういたしまして)とか。(笑)長谷川選手 そうそう(笑)。そういった言葉の響きが好きなので、チーム内でもたまにドイツ語を言い合っていますね。ーーなんとなく言いたくなる音ですよね(笑)。サッカーをする時間が増えたということですが、サッカーはどんな点が面白いと思いますか?長谷川選手 自分はMFで前にいる人間なので、自分がミスしても後ろ(守備)の選手が取ってくれたりと、ひとりのミスを全員でカバーできるのが魅力だと思います。また、駆け引きの楽しさが醍醐味ですね。駆け引きというのは、なんていえばいいかな……。清水選手 例えば、唯(長谷川選手)が右に行くと相手に見せかけて、実際は左に行くとか。自分は、唯の一連の動きを察して動くんです。そうすると、またそこに別の駆け引きが生まれるので、意外とボールのないところでも騙しあいのようなものはたくさんあるんですよ。ーー1対1の戦いが実はあちこちで行われているのですね。清水選手もサッカーの面白い点というと、それになりますか?清水選手 あと、サッカーって1点の価値が重いので、得点が入ったときの喜びは、爆発的なものがありますね。そんなとびきりの嬉しさを味わえるのが、サッカーならではと思います。また、チームスポーツなので、仲間と支えあいながらプレーすることがすごく楽しいです。ーーそれだけサッカーがお好きだと、サッカーがない生活なんて考えられない?長谷川選手 そんなの想像できないくらいサッカーしかやってきていないので、どうだろう。大学に行って、サークルに入って、バイトをして……と、そんな生活になると思いますが、一度もそうなりたいとは思ったことがないですね。清水選手 私も同じですね。好きで選んだコトなので、それを取ったらなんて考えられません。ーー清水選手は失礼ながら、サッカー選手っぽくないというか、すごく女の子らしい雰囲気を感じます。長谷川選手から見て、清水選手とはどんな方ですか?長谷川選手 サバサバ系女子ですよ。さっぱりしていると思います。サッカーをやっている人はそういうタイプが多いと思いますが、梨紗(清水選手)ももれなく該当しています。(清水選手:うんうん、と頷く)清水選手 唯はすごく明るくて、笑い声がうるさい(笑)。笑い過ぎて泣いちゃうくらい笑い上戸です。だから、唯がいるとチームの雰囲気が明るくなりますね。「かわいい」と言われたいけど…ーー撮影ではおふたりの息の合ったショットをお撮りできたと思います。普段からとても仲良しなのが伝わってきましたし、本当にかわいい! と思いました。この「かわいい」は、女子サッカー選手の方にとっては嫌だったりしますか?長谷川選手 なかなか言われないという点で、抵抗ありありです。(笑)清水選手 「かわいい」は誉め言葉ですね。言われると嬉しいです。ただ、サッカーをやっているときは、「カッコいい」がいいですね。自分は、すごい眼差しでやっているはずなので、プレー中に「かわいい」と言われてしまうのは、自分的にダメだと思います。(笑)ーーでは、いまは安心して「かわいい」と言わせていただきますね。おふたりともとてもかわいいですが、どんな男性が好きなのですか?長谷川選手 心の広い人がいいです。自分は、かまってほしいというか、相手にちょっかいを出すタイプなので、それを受け入れてくれて、一緒にふざけあえる人を求めますね。ルックスは、昔から言っているのですが、東京ヴェルディの井上潮音選手のお顔が大好きです。清水選手 話が面白い人、一緒にいて笑いあえる楽しい人が好きです。見た目でカッコいいと思う人はたくさんいますが、Jリーグ選手だと、浦和レッズの杉本健勇選手が好きです。以前、東京ヴェルディにいらしたときに、しっかり目を見て挨拶をしてくれて、キュンとしました。それ以来、取材で聞かれたときは、杉本選手と言い続けています。芸能人だと、新田真剣佑さんがいいですね。ーーどちらも、かなりのイケメン! ひょっとして理想が高い?清水選手 いえ、その方々はあくまでもかっこいいと思う人で、現実は変わってきます。長谷川選手 ちゃんと現実を見てるよね。(笑)清水選手 はい、性格重視です。でも、ある程度はカッコいい人がいいかな。(笑)ーー井上選手のことも、杉本選手のこともずっと前から「好き」と公言されていて、なにか進展はないのですか?長谷川選手 井上選手とは練習場も同じですし、ご本人にも届いていると思いますが、接点がないというのと、私は顔が好きと言っているだけなので、何もないですね。清水選手 私も何もないです。杉本選手にまたお会いできたら嬉しいですが、想像するいいイメージのままの人でいてほしいので、遠くで見ていたい気持ちもあります。恋愛よりも、いまは断然サッカー!ーー20代前半というと、一般的に恋愛真っ盛りのイメージがありますが、おふたりはいかがですか?清水選手 恋愛は、頭の中を全然占めていないです。生活の中心にサッカーがあるので、サッカーから離れられないですね。長谷川選手 自分もサッカーのことばかり考えていますね。オフは、友人とボウリングやダーツを楽しんでいます。ダーツは今年から始めて、マイブームですね。清水選手 自分は、お買い物が大好きなので、よく服を買いに行きます。今日はパンツですが、スカートも履きますよ。好きなブランドは特になくて、いろいろなショップを巡って、着たいと思ったモノを選んでいます。最近は、季節的にもうすぐ着れなくなってしまいますが、ひと目惚れで黒のブルゾンを買いました。長谷川選手 梨紗はおしゃれですよ。同じ系統ではなく、キレイめ、カジュアル、スポーティといろいろな服を着ていますね。自分は、大きめのトレーナーにスキニーを合わせた、スポーティな梨紗が好きです。ーーおふたりともコーデがとても似合うのは、サッカーで培われたスタイルの良さもあるからだと思います。最後に、おふたりのプレースタイルと、W杯への意気込みをお願い致します!長谷川選手 自分はたくさん動くので、運動量とゴールに直結するプレーを見てほしいです。W杯は、もちろん結果的に優勝は狙いたいですが、観てくれる方々が元気になるようなひたむきなプレーを心がけたいですね。それが結果につながるといいと思っています。清水選手 私もよく走る部分と、DFなので、相手に抜かれない粘り強さを見ていただきたいですね。一戦一戦を大事に戦って、その結果が優勝になればいいと思います。目の前の相手に負けない一心で挑もうと思います。ーー「W杯の結果が、現在観客数減で苦しむ『なでしこリーグ』の起爆剤になれるといい」とも話してくれた両選手。とてもキュートながらも、おふたりともご自身のことを「私」ではなく「自分」と言うところに、芯の強さと、アスリート魂を感じた取材陣でありました。世界の頂に立った2011年のW杯から8年、令和最初のW杯にふさわしい勝利を手にしてくれることを祈ります! 第2戦はもう間近! 仕事も家事もとっとと済ませて、テレビの前でぜひとも声援を送りましょう!なでしこジャパン twitter日テレ・ベレーザHP東京ヴェルディ/日テレ・ベレーザ公式Facebook東京ヴェルディ/日テレ・ベレーザ公式Twitter東京ヴェルディ/日テレ・ベレーザ公式Instagram公式youtube『Verdy TV』/『Beleza TV』日テレ・ベレーザ 公式LINE[/hidefeed]日テレ・ベレーザ試合インフォメーション6月23日(日)vs日体大FIELDS横浜16:00キックオフ@Shonan BMWスタジアム平塚
2019年06月13日俳優の長谷川博己(42)が2020年大河ドラマ「麒麟がくる」のクランクイン取材会に明智光秀の衣装をまとって登場し、ファンから好感を示す声が相次いでいる。6月4日、大河ドラマ「麒麟がくる」の取材会に登場した長谷川は、「馬子にも衣装の長谷川博己です」とあいさつをして会場を和ませた。取材会で長谷川は「いままでの僕の俳優人生のすべてが出るんじゃないかな、と日々引き締めてやってかなければならないな、と昨日思いました。きょうは、どう思うかはわかりません」と笑いを誘いながらも、「とにかく頑張ります」と、大河ドラマ主演に対する意気込みを語った。今回、明智光秀の衣装を手掛けたのは日本を代表する衣装のデザイナーの黒澤和子。空色の直垂を装い、稲葉山城のセットの前に立つ長谷川からは知的で凛とした雰囲気が漂っていた。これを見たファンからは「本当に麗しくて鳥肌が立ちます」「なんて凛々しい」「鳥帽子が似合う~」など光秀に扮した長谷川に好感を示す声がぞくぞくと上がっている。そのほか、今回の取材会には帰蝶(濃姫)役の沢尻エリカ (33)、望月東庵役の堺正章(72)などが登壇した。
2019年06月04日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「留学生失踪」です。留学生を経営難の私大の水増し要員にしてよいのか?東京福祉大学では、昨年度だけで約700人の留学生が所在不明となり、この3年間で不明者はおよそ1400人に上ることがわかり、問題になりました。正規の留学生には定員があり、試験に合格することが必須です。ところが同大学では2016年度から「研究生」という枠組みで募集、3年間に留学生の定員の約6倍、5700人が入学していました。なかには日本語が全くできない学生も。これにより学費収益は12億円増加。収益を上げるために、受け入れを拡大していた可能性があり、文科省で調査を進めています。少子化により、厳しい経営状態に追いやられている私立学校は増えています。日本私立学校振興・共済事業団によると、大学・短大を運営する660法人の17%・112法人が経営困難な状態であることが判明。そのうち21法人は経営改善をしないと2019年度末までに破綻する恐れが出てきています。昨年から、18歳人口が減少期に入っており、経営環境の悪化が懸念されています。これに対し留学生の数はうなぎ上り。日本学生支援機構によると、2018年5月時点で大学院、大学・短大、専門学校、日本語学校などの留学生は29万8980人。10年前と比べ約2.5倍に膨らんでいます。東京福祉大学の研究生枠は、日本に出稼ぎに来たい外国人にとって、簡単に受け入れてもらえる受け皿になっていたともいえます。ここまで極端でなくても、ほかの私学でも似たケースはあり得ると思います。最初は学ぶつもりで日本に来た留学生も、学費と生活費を稼ぐためにアルバイトに明け暮れ、そのうちに勉強する意欲を失い、学費も支払えなくなり、失踪してしまう。もしかしたら、人手不足のコンビニを支えているのは、こういう学生たちなのかもしれません。しかし、単に労働力のみを求めるのではなく、外国人の若者たちをどのように教育し、コミュニティの一員として機能してもらうかを真剣に考えなければなりません。政府はいま、大学教育の無償化を掲げていますが、経営能力もなく外国人で水増ししているような学校まで無償化となると、大学行政も根本から考え直す必要があると思います。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年5月29日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年05月24日2020年放送の大河ドラマ「麒麟がくる」で明智光秀を演じる長谷川博己が、滋賀県・西教寺を訪れ、これからの撮影に向けて思いを語った。今回長谷川さんが訪れた西教寺は、明智光秀の菩提寺となっており、明智一族の墓や光秀の妻・熙子のお墓参りをした。長谷川さんは「去年の夏にも西教寺にお墓参りをしたのですが、今回また西教寺に来ることになり、明智光秀に呼ばれたんだなと思います」と言い、墓前では「『私が明智光秀をやらせていただきます、よろしいでしょうか』とお伝えしまして、きっと許してくださるのではないかなと思います。『必ず良いものにします』と念を込めました」と明かす。また、光秀直筆の書状なども見学。「光秀の字から繊細さがすごく伝わってきました」と感想を語り、「明智光秀については、まだハッキリとした正体はつかめないところがありますが、今日ここに来て、書状などを見せていただき、何か少し近づけたなという気がしました」と話す。さらに、「明智光秀を演じることがとても楽しみで、今からすごく興奮している」と語る長谷川さん。今後の撮影に向け「できるだけ平常心で、あまりまだ作り込まず、自分をからの状態にして、お墓参りなどしていろんなことを経験して、少しずつその容器を埋めていければといいなと思っています」とコメントしている。大河ドラマ「麒麟がくる」は2020年1月~NHKにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年05月20日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「景気回復」です。景気実感を得るには、新しい仕事を自分で生み出さないと。政府は、4月の月例経済報告にて、「輸出や生産の一部に弱さも見られるが、緩やかに回復している」と発表。日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、企業の業況判断指数が、大企業・製造業でプラス12。昨年12月から7ポイント悪化しています。景気の問題が頻繁に取り上げられている理由は、豊かさがなかなか実感できず、不安感が広がっているからです。実質賃金は横ばいかやや下降が続いています。安倍政権はデフレから脱却するため、物価を上げたいと思っていますが、日銀が設定した2%の物価上昇率は達成されず、賃金は下降。世界的に、原材料や資材価格は高騰。人手不足で人件費も上がり、企業は収益を給与に反映できずにいます。このまま進むと、賃金は上がらないにもかかわらず、物価は上昇する「スタグフレーション」という最悪の事態を引き起こしかねません。しかし、企業からすれば、リーマンショックのように突発的に景気が悪くなることに備え、資金を会社に留保しておきたいのです。空前の人手不足だから、そのうち賃金も上がるだろうと楽観視する人もいますが、日本はこの春から外国人材の受け入れを拡大しています。日本に働きに来る外国人が増えれば、賃金が抑えられた状況は続くでしょう。いま、景気を底上げしているのは、株や為替など金融資産を持つ人たちです。金融取引により蓄財を増やしていますが、それができる人は一部。SMBCコンシューマーファイナンスの意識調査によると、30~40代で貯蓄額が0万円の人は23.1%。1万~50万円の人が24.6%。約半数の人たちが、投資を始める余裕がありません。与野党も、納めた税金が社会保障として還元される仕組みを作ろうと言っていますが、具体策は見えてきません。私たちが実感を得られるような景気回復は、待っていても起こりません。誰も気づいていないニーズを掘り起こし、新しい仕事を開拓していかないと厳しいでしょう。一つの勤め先だけに頼るのではなく、あちらこちらで仕事をしていく。一人一人が自分自身で新たな付加価値を生み出す、創造的な働き方が求められています。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年5月22日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年05月17日「長谷川さんはここ1年くらい、ご実家によく帰ってきていましたね。お父さんが亡くなられた後も、しばらくはいらしたみたいです」こう語るのは、長谷川博己(42)の実家近くに住む主婦だ。4月17日、長谷川の実父で建築史家の長谷川堯さん(享年81)が、がんのため都内の自宅で亡くなった。「堯さんは武蔵野美術大学の名誉教授でもあり、大学内では“ギョウさん”と呼ばれて慕われていました」(大学関係者)そんな偉大な父と長谷川の“不仲説”が一部で報じられていたが、実際は近所でも評判になるほど昔から仲の良い父子だったという。「記事には、長谷川さんが会社員を辞めて俳優を志したことにお父さんが猛反対したと書いてありましたが、まったくそんなことはありません。お父さんは夢を追う長谷川さんをずっと応援してきました。息子の活躍をテレビで見ることが、何よりも闘病の支えになっていたと思います。20年のNHK大河『麒麟がくる』で長谷川さんが主演に抜擢された際、『息子さん、大活躍ですね!』と声をかけたら、普段はあまり感情を表に出さない性格なのに、嬉しそうに微笑んでいましたよ」(一家の知人)大黒柱を失った実家には現在、長谷川の母と妹が住んでいる。長男である長谷川は今後、父に代わって母と妹を支えていかなければならない。「お母さんはいまのところお元気ですが、ご主人を亡くしてかなり憔悴しており、長谷川さんも心配しているみたいです。亡きお父さんが利用していたのかもしれませんが、ご実家の前には、介護施設のデイサービスの車がよく停まっていました。ゆくゆくは、長谷川さんがお母さんを引き取ることも考えていると思います」(前出・近所の主婦)実は、本誌が交際継続を報じた鈴木京香(50)も、長谷川とまったく同じ境遇なのだ。02年に父を亡くしている京香。一部では、彼女が高齢の母を都内の自宅に呼び寄せて介護していると報じられていたが――。「いまもお母さんは仙台で1人暮らしを続けていると聞いています。でも、京香さんは心配して、頻繁に里帰りをしているそうです。お母さんは数年前から体調を崩してしまい、京香さんは“できる限りのサポートをしてあげたい”と周囲に漏らしているそうです」(京香の知人)今後、2人はお互いの母の介護問題に直面することになる。2人をよく知るテレビ局関係者は彼らの“結婚の可能性”についてこう語る。「長谷川さんが主演する大河ドラマ『麒麟がくる』が放送される20年1月までに入籍する方向で、水面下で動いていたようです。しかし、長谷川さんのお父さんが亡くなったことで2人は結婚の時期などを含め、いろいろと考え直さざるをえない状況になってしまいました。京香さんは同じ悩みを以前から抱えてきただけに、“どうすればお互いの家族みんなが幸せになれるか”を模索しつつ、落ち着いたときにゆっくり話し合いの場を持とうと考えているようです」夫婦カウンセラーの河村陽子さんは、カップルの“W介護問題”についてこう分析する。「再婚や中高年の結婚では、介護が必要な親を抱えるケースはよくあります。共働きの40~50代の夫婦では、デイサービスの利用や親に施設に入所してもらう形が一般的です。結婚する場合、双方の親に同じ施設に入ってもらうのがおすすめです。介護をしながら、“夫婦2人だけでいられる場所”があるといいのではないでしょうか」長谷川が幼少期を過ごした東京郊外の実家は築40年で、母と妹の2人暮らしにはいささか広く見えた。今後、家族の話し合いが行われるのだろうか。本誌は3月、京香が密かに長谷川との“愛の巣”として京都に別宅を借りたことを報じている。そこは、公私ともにのしかかる重圧を癒してくれる“2人だけでいられる場所”として、まさにうってつけだろう。京香は最近のインタビューで、恋愛観についてこう語っている。《大人同士だからこそ、浮ついた気持ちだけでは付き合えないですし、お互いに傷つけないように、迷惑をかけないようにと考えてしまうこともあります》(『ステラ』19年1月25日号)若い頃と違って、好きな気持ちだけで突っ走るわけにはいかないのが“大人の恋”。“令和婚への逡巡”のすえ、2人はどんな結論を出すのだろうか――。
2019年05月03日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「コンビニの時短営業」です。コンビニの問題から自身の働き方もぜひ振り返ってみて。セブン‐イレブンの東大阪南上小阪店が、スタッフを確保できず夜中の営業を中断したところ、本部から契約解除と違約金1700万円を請求されました。メディアで問題視され、請求はすぐに取り下げられましたが、コンビニエンスストアの時短営業について、各所で議論されるようになりました。現在、コンビニスタッフの人手不足は深刻な問題になっています。結果、オーナー家族に負荷がかかり、心身を壊すという事態が起きているのです。いまやコンビニは、モノを売るだけの場所ではありません。ATMがあり、公共料金の支払いや宅配便の窓口でもあり、各種チケットの発券、コピーやプリンターなど行えることは多岐にわたります。地方では、夜間の町の防犯の意味でも大事な存在になっています。とても便利で私たちの生活は助けられていますが、本当に24時間営業が必要なのかどうか。ヨーロッパなどで、ほとんどの店が日が暮れたら閉まる光景を目にすると、日本の経済活動の過剰さを痛感します。24時間店を開けるということは、商品や電力、資源もそのぶん消費しているということです。ローソンの統計によると、2017年度の売れ残り食品は1店舗あたり1日9.2kgでした。食品廃棄物のうち40%以上はリサイクルをしているそうですが、それでも少なくはない数字です。コンビニ大手も人手不足対策を相次いで打ち出しています。セブン-イレブンとローソンでは、「セルフレジ」を年内に全店で導入することにしました。時短営業もセブンの一部の店舗で実験的に行われています。ただ、「24時間営業」が前提の経営スタイルなので、簡単には時短営業店舗が広がっていくという流れにはならない模様です。4月5日には経済産業省がコンビニ8社に対し、オーナーの不満を解消する行動計画を出すよう指示。今回の件は、オーナーによる訴えに対してメディアが反応し、企業側も反応し、社会が問題を注視するようになった、示唆に富む出来事でした。無理を強いられているのはコンビニに限りません。働き方改革は様々な形があります。自分の働き方を見直し、権利を守ることに意識が向けばいいなと思います。堀潤ジャーナリスト。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年5月1日‐8日合併号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年05月02日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「中枢中核都市」です。地方の都市に集中させる目論見だが、理想通りには…。昨年12月18日に内閣府は82の市を“中枢中核都市”に選びました。人口が東京、神奈川、千葉、埼玉の東京圏に集中するのを抑えるためになされた地方創生政策のひとつです。2018年に東京圏に転入したのは約14万人。2020年時点で、東京圏と地方の転入・転出が均衡を保てるようになることを目標にしています。選ばれたのは、北海道ならば、札幌、函館、旭川。福島県では福島、郡山、いわきの3市。1県に1市のみのところも数多くあります。東京圏以外の、政令指定都市や県庁所在地、中核市。つまり、ある程度大きな街です。自治体の財政が厳しいいま、地方全体を活性化させるのは難しい。そこで、“地方創生推進交付金”の上限を引き上げ、企業誘致や住宅団地の再生などを支援し、地方のなかで、潜在的な成長が見込める都市に、人も仕事も集めて活性化させようという計画なのです。しかし、日本には792の市、東京都の特別区が23、743の町、183の村の合計1741の自治体があります。そのうち東京圏を除いた約1500からたった82市に絞り込んだわけですから、将来的には、数多くの田舎町が切り捨てられることになるでしょう。しかし、この政策を成功させるのは難しいのではないかと僕は思います。同じ県内でも、習慣や言葉、文化が異なります。いくら交付金を出し、「さあ、ここに集まってください」とお膳立てしても、あくまで東京目線。地方創生は、地方発信で進めないかぎり、壁にぶち当たるのではないでしょうか。平成の中頃までは地方分権の機運があり、地方は自分たちで支え、国と県とは対等の立場で緊張関係を持とうとしていました。そんななか、大阪府では橋下徹知事が出てきました。しかし、安倍政権になり霞ヶ関の中央官庁出身の配下を地方の知事に据えたため、地方と国のパイプが強くなり、中央主導が基本の関係になってしまいました。各州が独立して独自の法を持ち、その土地の文化を守っているアメリカのように、北海道や九州が独立して、“日本合衆国”になるくらいドラスティックに変わらないと、本当の意味での地方創生は実現しないのかもしれません。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年2月27日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年02月26日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「水道民営化」です。水道管の再整備が必要な時期。不透明なところも。昨年12月に「改正水道法」が成立しました。これにより、上下水道事業が民営化されやすくなります。改正の動きは数年前からありました。地方の自治体の財政基盤が弱っており、全国隅々まで水道インフラを維持するには、効率よく経営できる民間に任せたほうがいいという判断からです。日本の水道インフラは、主に高度成長期に整備を進めていきました。水道管の耐用年数は約40年のため、いままさに再点検が必要な時期なのです。昨年6月に起きた大阪北部地震では、老朽化した水道管が破裂し、高槻市や箕輪市で約9万戸が一時期断水に追い込まれました。今後こういう被害は増えていくだろうといわれています。実は水道料金は全国一律ではありません。破損した水道管を修理するにも、住民の数により負担額は変わります。平成28年4月の水道料金を見ると、全国平均は月額3227円。最も安いのは兵庫県赤穂市の853円で、最も高いのは北海道夕張市の6841円と、約8倍の格差があります。水道法の改正により、「コンセッション方式」といい、水道施設の所有権は自治体にあり、運営権のみを民間に売却できる仕組みを取り入れることになりました。民営化した場合の問題は、水道料金が高くなること。フランスは1980年代にコンセッション方式で水道民営化を実施しましたが、3か月後には水道料金が値上がりし、25年間で倍以上に高騰したため、2010年に公営化に戻りました。民営化でもうひとつ懸念されるのは、インフラの維持・管理。災害などが発生した場合に復旧されるのか?日本には、水メジャー(上下水道事業を担う巨大な国際企業)はありませんから、フランスのヴェオリア社やスエズ社、アメリカのGE社などが参入することになるでしょう。それらの海外企業が、災害で水道管が破損した際の費用負担をするのか。そもそも老朽化した水道管をまず整備しないことには、商売も始まらないのでは?という疑問も。ヨーロッパでは公営化に戻す動きが主流ななか、日本のこの、水道民営化に移行しようとする流れは、実は不透明なところもあるのです。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年2月20日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年02月15日『サザエさん』の作者である長谷川町子がつくった「長谷川町子美術館」にて、記念展覧会「エイケン50周年展~アニメサザエさんと共に~」を開催する。期間は、2019年4月20日(土)から6月23日(日)まで。エイケンは、『サザエさん』をはじめ、『鉄人28号』、『エイトマン』『忍風カムイ外伝』、『キャプテン』、『UFO戦士ダイアポロン』、『ガラスの仮面』、『クッキングパパ』、『コボちゃん』、『ぼのぼの』など数多くのアニメーションを手掛けてきたアニメ制作会社。「エイケン50周年展~アニメサザエさんと共に~」は、2019年3月10日に同社が創立50周年を迎えることを記念して開催される展覧会だ。会場では、エイケンが50年に渡って制作してきたこれら作品に纏わる貴重な制作資料の数々を展示する。スペシャルサポーターとしてサザエさんが登場し、来館者を案内していく。【詳細】エイケン50周年展~アニメサザエさんと共に~期間:2019年4月20日(土)~6月23日(日)場所:長谷川町子美術館住所:東京都世田谷区桜新町1-30-6TEL:03-3701-8766開館時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)休館日:月曜日(祝日の場合、その翌日)展示替期間、年末年始入館料:一般 600円/大高生 500円/中小生 400円※20名以上の団体・65歳以上、および障害者手帳提示者とその付添1人各100円引。©光プロダクション・エイケン ©平井和正・桑田二郎/TBS ©白土三平©エイケン ©長谷川町子美術館 ©1976 雁屋哲・エイケン ©ちばあきお・エイケン ©美内すずえ/エイケン ©植田まさし/植田プロダクション・エイケン ©うえやまとち/講談社・エイケン ©いがらしみきお/竹書房・フジテレビ・エイケン
2019年01月26日彫刻家のイサム・ノグチと、画家の長谷川三郎、2人の芸術家の交友に焦点を当てた展覧会「イサム・ノグチと長谷川三郎―変わるものと変わらざるもの」が、2019年1月12日から3月24日まで横浜美術館で開催される。イサム・ノグチ《書》 1957年、イサム・ノグチ財団・庭園美術館(ニューヨーク)蔵©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York/ARS-JASPAR Photo: Kevin Noble日米の血を受け継ぎ、洋の東西を越えた世界的視野から芸術を再び人々の生活の中に根付かせようとした彫刻家イサム・ノグチと、画家として戦前日本の抽象美術をリードする一方、理論家として西洋近代美術の潮流と古い日本の芸術文化に通じ、両者の共通項を抽象芸術に見出した長谷川三郎。1950年5月、連合国軍による占領末期の東京でイサム・ノグチと長谷川三郎は出会う。「古い東洋と新しい西洋」の関係に関心を抱いていた2人はすぐさま意気投合し、日本美の本質を見極めるべく、京都、大阪、奈良、伊勢を旅した。同展は、この2人の芸術家の交友に焦点を当て、彼らが何を見、何を考え、何を目指したのかを、ふたりが共に歩んだ1950年代を中心に、ノグチ作品約50点、長谷川作品約70点を通して明らかにしようとするものである。長谷川との旅のあとに制作されたノグチの陶や金属、石の作品、長谷川の墨や拓刷による絵画から、戦後の日本美術が進むべき道を切り拓こうとした彼らのヴィジョンに迫る。イサム・ノグチ《顔皿》 1952年、イサム・ノグチ財団・庭園美術館(ニューヨーク)蔵©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York/ARS-JASPAR Photo: Kevin Noble日本の国公立美術館が所蔵する長谷川の墨、木版、拓刷による代表作が一堂に揃う他、ノグチの石の代表作で、日本で制作され、アメリカで発表された後、長らく門外不出であった《庭の要素》(1958年)や、長谷川の知られざるフォトグラムや渡米後に制作された墨画など、日本初公開作品を多数紹介。絵画、彫刻、版画、写真、墨画など、約120点におよぶ作品を通して、ノグチと長谷川、2人の交友と創作の軌跡を辿る。なお、《庭の要素》(1958年)は、同展にさきがけて2018年11月後半より横浜美術館グランドギャラリーに展示されている。長谷川三郎《無題》 1954年、ティア&マーク・ワッツ・コレクションPhoto: Kevin Nobleまた、ニューヨークのイサム・ノグチ財団・庭園美術館と横浜美術館による共同企画展である同展。出品作の大部分は横浜開催後、ニューヨークのノグチ美術館とサンフランシスコのアジア美術館に巡回されるが、横浜美術館ではこれまで関東地方で紹介される機会の少なかった長谷川三郎の、日本における抽象美術のパイオニアとしての功績を代表する《蝶の軌跡》(1937年)を始めとする抽象作品や写真などを独自に加えて展示。また、近年公開されたノグチの石膏モデル《広島の死者のためのメモリアル》(1951-52年)、同館所蔵のノグチ作品もあわせて紹介する。会期中は、「学芸員によるギャラリートーク」や、「日本美とモダンの接点を求めて・・・展覧会鑑賞と作品制作を通じてノグチと長谷川の神髄に迫る」と題して長谷川が用いた拓本技法による作品制作を体験できるワークショップ、横浜美術館ボランティアが展覧会の見どころをコンパクトに解説する「展覧会・ココがみどころ!」の他、オープニング・リレートークや記念講演会など関連イベントも多数開催予定。また、同展に合わせて2つのカタログが制作される。詳しくは、展覧会ウェブサイトにて。【展覧会情報】イサム・ノグチと長谷川三郎―変わるものと変わらざるもの会期:2019年1月12日〜3月24日会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1時間:10:00〜18:00(3月2日は20:30まで) ※入館は閉館の30分前まで休館日:木曜日(3月21日は開館)、3月22日料金:一般1,500円(前売1,300円、団体1,400円)、大学・高校生900円(前売700円、団体800円)、中学生600円(前売400円、団体500円)、小学生以下無料、65歳以上1,400円(要証明書、美術館券売所でのみ対応)
2018年12月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「自己責任論」です。仕掛けられた議論。大衆の意識の低さにも問題が。3年4か月にわたり、シリアで武装勢力に拘束されていた、フリージャーナリストの安田純平さんが無事解放されました。ところが帰国後、テレビやネットなどの日本のメディアで多くとりあげられたのは、シリアの情勢や安田さんがどんな取材活動をしてきたのかよりも、“自己責任論”でした。危険な地域での人道支援やジャーナリストの取材に対して、“自己責任”という言葉が使われるようになったのは2004年、3人の日本人の若者が、イラクで武装勢力の人質になったときです。「危ないといわれているところにあえて行くのは、自分自身の責任の部分が多い」と、当時の小泉政権の閣僚が言い、広まっていったのです。自衛隊のPKO派遣と重なった時期で、3人の行動により国の政策を変えるわけにはいかず、政府批判が高まらないように政府が作った官製用語でした。安田さんの帰国以降、日本のメディアでは主に、「自己責任なのだから、危険地帯に行った人は死んでも仕方がない」という話か、それゆえ「危険な地域には行くな」という2元論しかされていません。しかし、「危ないから取材には行かない」ということだと、日本にとって情報の空白地帯が生まれてしまいます。「シリアなんて遠い国の話は日本に関係ない」と思う方がいるかもしれませんが、それは違います。中東が混乱し、石油が手に入らなくなったら、私たちの生活は根底から覆される可能性があります。また、日本は貿易国。輸出で収益を得ており、世界中とつながっていますから、情勢を知らなくていい地域などないと思います。自己責任論のなかには、「国に迷惑をかけるな」という意見も挙がりましたが、国が邦人を保護するのは当たり前の話。それは、急性アルコール中毒で倒れた人を“自己責任”だからと、救急車が乗車拒否をすることはないのと同じことです。今回の自己責任論は、メディアによって仕掛けられた議論でした。本来伝えるべきシリア情勢よりも、感情に訴えかける大衆受けのするコメントを流し、議論をショーアップしていきました。しかし、メディアは社会を映す鏡です。メディアにそうさせたのは、果たして誰なのでしょうか。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年12月12日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年12月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「パワーハラスメント」です。職場のパワーハラスメント(パワハラ)とは、同じ職場で働く人に対して、地位や人間関係などの優位性を使い、適正な範囲を超えた精神的・身体的苦痛を与える行為をさします。2010年からの5年間で、過労が原因でうつ病などの病気を発症して労災が認められたケースが2000人。そのうちの368人は過労自殺でした。2000人のうち、30代が3割以上。20代も加えると5割以上になります。少子高齢化で労働不足になっている日本にとって、若い世代が心を病んだり自殺に追いやられているというのは、もはや国難です。2017年度に「心の病」が労災認定された506人のうち、パワハラが原因の人は88人。前年度より14人増え、2年連続で原因別の最多となりました。パワハラは、起こしている本人にその自覚がないケースが多く、トラブルになっていますが、受ける側もそう捉えていないことに根深い問題があります。僕自身、今にしてみれば、上司からパワハラを受けていたと思うことがあります。しかし、当時の僕は、「厳しく指導してもらったおかげで成長できた」と思い込んでいたのです。手に震えが出るなど、体に変調を来していたのに、上司も自分も、それが問題だとは感じていませんでした。上司の失点になってはいけないと、部下が自らタイムカードを適度な時間に打刻し、帰社したことにして、会社に申請せずに長時間残業をする。部内全体で、それを無言のうちに強いるというのも、一種のパワハラです。「受けている本人がパワハラと認識しなければ、パワハラではない」とされていますが、それは違います。業績を上げることや効率を最優先する会社の価値観に染まり、知らないうちに負担を強いられ、心を病むこともあります。あなたの会社の常識は、世の中の常識とは違うかもしれません。厚生労働省は、企業にパワハラ防止措置を義務付ける、法の整備を検討し始めました。嫌だなと思うことに、NOと言える環境や、その職場に問題があれば、我慢せずに、20代30代でもほかの職に移ってもいいという風潮も、広げていく必要があると思います。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年11月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年11月24日「『まんぷく』が始まってからというもの、寝ても覚めても長谷川さんのことを考える日々です。『あぁ、安藤さんになりたい……』と何度思ったことかわかりません」(40代・女性視聴者)10月1日より放送開始された朝の連続テレビ小説『まんぷく』(NHK総合)。視聴率は連日20%超えを記録し、既に大ヒットの兆しを見せている。なかでも注目を集めているのが、長谷川博己(41)だ。ヒロイン・安藤サクラ(32)演じる福子の夫・萬平役で、真面目だけどどこかちゃめっ気のある天才発明家を好演している。冒頭のようにこの長谷川の役どころに魅了される視聴者が後をたたない。ツイッターでは、“萬平萌え”現象が連日巻き起こっているのだ。《急に萬平さんが気になりはじめた!》《朝から何回もリピートしてしまう!萬平さあああん!》《すべての男性に萬平さんを見習ってほしい!》しっかりしているけど、どこか守ってあげたくなる雰囲気。そんな長谷川にとって、今回の萬平はまさにはまり役のようだ。「一途に安藤さんを想う姿に、みんなメロメロです。10月23日放送回では、萬平が福子を『おいで』と抱き寄せるシーンが話題になりました。それまで福子には敬語で頼りなかったのに、急に見せた男らしさに視聴者も大興奮。ネットでは『おいで砲』と呼ばれ、ちょっとしたブーム状態です。そんな長谷川さんの演技が『まんぷく』の高視聴率を支えているのは間違いないでしょう」(ドラマ評論家)社会現象といえるほど視聴者を惹きつける長谷川。実は現場でも“萬平萌え”の炎が燃え上がっているという。「女性スタッフはすっかり虜になっています。再来年の大河ドラマでも主役を務めるなど超売れっ子の長谷川さん。それなのにまったく偉そうな素振りを見せず、スタッフにも優しく接してくれるんです。さらに全国各地から取り寄せる差し入れも好評で、その心配りのおかげで女性スタッフたちの士気も上がりまくり。みんなから“ハセヒロ”の愛称で親しまれています」(NHK関係者)そんな長谷川に、“妻”の安藤も例外なく魅力されていた。現場では、まるで長年連れ添った夫婦のような仲睦まじい姿が目撃されている。「長谷川さんは安藤さんと初共演ということもあって、クランクイン当初はよそそよしく“安藤さん”と呼んでいました。それが今や、カメラが回っていない場所でも劇中と同じように“福子”と呼んでいます。最近も安藤さんが『イケメンなのに言うことがおじさんですね』と冗談を言うと、長谷川さんが『18歳を演じたときも可愛かったですが、おばあちゃん姿も可愛いですね』と返答。お互いにからかい合った後、いっしょに笑っていました。実は安藤さん、もともと長谷川さんのファンだったんです。撮影が終わって私服になった長谷川さんを見て、『カッコいい!』と黄色い声を上げていました」(前出・NHK関係者)こうした雰囲気が滲み出ているような二人の演技が人気を呼んでいるのだろう――。
2018年11月01日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「日ロ平和条約」です。70年以上平行線だった問題。いま何を選択するか?9月にウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムの席で、プーチン大統領はいきなり「日ロ平和条約を年末までに、前提条件なしに締結しよう」と発言し、波紋を呼びました。1951年、第二次世界大戦を終結させるサンフランシスコ講和条約にソ連(現ロシア)は調印しませんでした。その後、1956年の日ソ共同宣言により国交は回復したものの、ロシアとの間では、戦争は終わっていないことになっています。平和条約締結を阻んでいるのは、領土問題。日本は、歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の4島返還を条約締結の条件にしています。ところが、ロシアは歯舞、色丹の2島のみ返還という姿勢を崩していません。鳩山一郎内閣のとき、2島返還、平和条約締結ののちに残りの2島の交渉を続けるという方針で決まりかけましたが、いったん返還を認めてしまうと、残り2島は二度と戻らないかもしれないという強い反対意見があり、条約締結は棚上げされました。このとき、アメリカのダレス国務長官が「2島返還を認めるなら、アメリカは沖縄を領土とする」と脅したともいわれています。返還する島には米軍基地を置かないことなどの条件があり、交渉が進まない理由にもなっていましたが、今回は「前提条件なし」。ロシアは日本との平和条約締結に焦っているのです。ロシアの国内経済は落ち込み、プーチンの支持率も下がってきているため、ここで日本の支援を受け、経済成長を狙いたい。日本にとっても、ロシアと協力体制をとることは安全保障面からも大きな意味があります。唐突に感じられたプーチンの年内締結の提案ですが、僕は、これまで何度も首脳会談を行っている仲の安倍首相との間で、すでに話がなされていたのでは?と考えています。4島返還に固執するのか。まず2島、で手打ちにするのか、日本は選択を迫られています。世界的にみると、ロシアは、クリミア半島に侵攻したり、シリアに激しい空爆を仕掛けるなど、非人道的な行為を重ね、経済制裁を受けています。自国の利益のためにロシアと手を組むとなれば、アメリカや欧州から日本が孤立する可能性も実はゼロではありません。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年10月31日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年10月27日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「災害とインフラ」です。被災後に想定されるリスクを平時から確認して。西日本豪雨、北海道地震と災害が続いています。先日は台風が日本を縦断し、停電や交通機関がストップするなど各地で混乱をきたしました。インフラがストップすると、台風や地震がおさまっても、生活の不都合は続きます。まず、長期間停電が続くと、充電もできないのでスマートフォンが自由に使えなくなります。北海道地震で被災したある地域では、携帯基地局の電力災害がダウンし、エリア一帯が圏外になりました。そうすると、どこで何が起きているのか、被害の大きさや支援の状況もまったく把握できなくなります。断片的な情報により、デマにのせられることも。こういうとき唯一頼りになるのが、乾電池で動く防災ラジオです。また、学校や公民館が被災してしまい、避難所を開設できなくなるというケースもしばしば起こっています。近所の避難場所に指定されている施設と、そこまでの経路は2つ以上、チェックしておいたほうがよいでしょう。大きな災害時には、人命救助や消火活動を行う緊急車両が円滑に動けるように、交通規制が敷かれます。東京の場合、環八から都心方面は交通抑制。環七から内側方向へは通行禁止、首都高、主要な国道などの幹線道路は緊急自動車専用路になります。車で都外には出られなくなると思ってください。いま、関東で30年以内に震度6弱以上の地震が起こる確率は、千葉市85%、横浜市82%など各地で高い数値が予想されています。また、富士山の噴火リスクも高まっており、神奈川、山梨、静岡の3県では合同で定期的に避難訓練をしています。もし火山灰が数cm積もったら、それだけで東海道新幹線、東名高速、飛行機はストップしてしまいます。雪と違い、灰は撤去しないかぎりなくならないので、長期間、東京への物流はストップしますし、家に閉じ込められるような状況になります。いつ、どこで何が起きるかわかりません。被災しても自力で生き延びられるよう、最低1週間分の水や食料を蓄えるようにしておきましょう。普段、当たり前にしていることができなくなります。スマホや電力、コンビニに頼れなくなったら、どうなってしまうか、みなさんも想像してみてください。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年10月24日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年10月20日日本ジーンズ協議会による、第35回ベストジーニスト2018が発表され、「一般選出部門」では中島裕翔と菜々緒が、「協議会選出部門」では荻野目洋子、高橋一生、長谷川潤が受賞した。10月15日(月)、表参道ヒルズにて行われた第35回ベストジーニスト2018発表会では、過去最多となる総数226,192票にもおよぶ投票の結果、「一般選出部門」において男性部門では2年連続で中島さんが60,313票を獲得し受賞、女性部門では菜々緒さんが60,313票を獲得し、3回目となる受賞を果たした。菜々緒さんは今回で殿堂入りを果たし、「私自身1度でも受賞できるものとは思っていなかったので、今回の受賞で殿堂入り出来たことを凄く嬉しく思っています。ジーンズのように長く愛される人間になりたいなと思います」とコメントし、菜々緒ポーズで喜びを表現した。中島さんは2度目の受賞に関して、「非常に嬉しいです。2年連続で受賞することができて、投票してくださった方に本当に感謝です。平成最後のベストジーニスト賞に平成という名のつくグループの私が取れて、とても嬉しく思います。ありがとうございます」と語った。また、ベストジーニスト選考委員会によって選考し決定する「協議会選出部門」では、荻野目さん、高橋さん、長谷川さんが選出された。荻野目さんは受賞に関して「歌の仕事と違いこういった賞を頂くのは初めてなので、とてもびっくりしています」と感動と驚きをあらわにした。高橋さんは「自分が10代の頃からTV、メディアで度々見てきた賞なので、まさか自分がここに登壇させて頂いているっていうのは、感慨深いです」と語った。長谷川さんは「洋服の中で1番好きなアイテムがジーンズで、本当に心から愛しているので、こんな素敵な賞を頂けて本当に嬉しいです」と感謝の意を述べた。さらに、2018年度より新たに設置された「Amazon Fashion Week TOKYO× 協議会選出部門」では、日本生産のデニムを活用してコレクションを発表している日本ブランド「FACTOTUM(ファクトタム)」のデザイナー有働幸司さんが受賞した。(text:cinemacafe.net)
2018年10月16日モデルの長谷川潤が15日、都内で行われた「第35回ベストジーニスト2018」発表会に出席。俳優の高橋一生、歌手の荻野目洋子と共に、「協議会選出部門」に選出された。「第35回ベストジーニスト2018」発表会に出席した長谷川潤長谷川は、今回の受賞に「びっくりしています」と驚き、「本当に毎日ジーンズをはいている。ジーンズをはいていると一番自分らしくいれて、自分らしく子育てができて、自分らしく仕事の場で表現ができる、本当に人生に欠かせないものです」とジーンズ愛を告白。「動きやすい、はきやすい、じゃぶじゃぶ洗える…最高なものですし、子育てのときはカジュアルに着るんですが、ドレスアップもできる」と魅力を語り、「おばあちゃんになるまでデニムを着こなせる女性でいたいです」と語った。この日は、大胆にスリットの入ったジーンズで美脚を披露。「普段スキニージーンズをはくことが多いんですが、最近ちょっと太めのジーンズが気になっていて、それを着たいなと思いました。そして、ちょっとひとひねりがほしかったのでスリットを入れたものを選びました」と説明した。日本ジーンズ協議会が主催する「ベストジーニスト」は、最もジーンズが似合う有名人を選出する賞。1984年から35回目を数える今年は、一般投票で選ばれる「一般選出部門」の男性部門に2年連続受賞となるHey! Say! JUMPの中島裕翔、女性部門に3年連続の菜々緒を選出。また、同協議会が選出した「協議会選出部門」に荻野目洋子、高橋一生、長谷川潤が選ばれた。
2018年10月15日俳優の高橋一生が15日、都内で行われた「第35回ベストジーニスト2018」発表会に出席。歌手の荻野目洋子、モデルの長谷川潤と共に、「協議会選出部門」に選出された。高橋は「自分が10代の頃から耳にし、目にしていたベストジーニスト賞をいただけて大変うれしく思っています」と喜び、「自分にとってジーンズは肌の一部、生活の一部というところがあるので、選出していただいたのはとても光栄なことと思っています」と感激。「これからもジーンズを愛し続けたいと思います」と語った。この日のコーディネートについて聞かれると、「コーディネートというか、今日このあと現場なので、『普段の格好で来ていただきたい』ということで、これ全部普段です」「日常の格好。このままスタジオに行きます」と普段着だと説明。「一般選出部門」の男性部門を2年連続で受賞したHey! Say! JUMPの中島裕翔が思わず「普段が超かっこいい」と声を上げた。また、高橋は「デニムのジャケットを着ることが多いですね。レイヤードできるので」と明かし、メガネも普段からかけているとのこと。同賞受賞については「周りの人には言ってないです」とまだだれにも報告していないそうで、「ちょっと黙っていようかなと。言われるのがうれしいので」と笑った。日本ジーンズ協議会が主催する「ベストジーニスト」は、最もジーンズが似合う有名人を選出する賞。1984年から35回目を数える今年は、一般投票で選ばれる「一般選出部門」の男性部門に2年連続受賞となるHey! Say! JUMPの中島裕翔、女性部門に3年連続の菜々緒を選出。また、同協議会が選出した「協議会選出部門」に荻野目洋子、高橋一生、長谷川潤が選ばれた。
2018年10月15日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔が15日、都内で行われた「第35回ベストジーニスト2018」発表会に出席。「一般選出部門」の男性部門を2年連続で受賞した中島は、コーディネートを披露するためにターンを求められると、マイケル・ジャクソンのターンを披露した。中島は、2年連続受賞に「非常にうれしいです。投票してくださった方に本当に感謝です」と感謝。「平成最後のベストジーニスト賞に、平成という名のつくグループの私がとることができてとてもうれしく思います」と喜んだ。さらに、「本当にうれしいです。自分がジーンズが好きだということが伝わっているとという表れでもあると思うので、投票してくださったみなさんありがとうございます」と感激。「僕らと同じくらいの世代にも『ジーンズってこんなに最高なんだぜ』って、かっこよく着れるし、家でゆったりも着れるし、そういうのを伝えていける役になれたらと思います」と笑顔で語った。司会者から、コーディネートを見せるために「回ったり、決めポーズを…」とリクエストされると、「今年もターンで」と昨年同様にターンしようとした中島。ところが、女性部門で3年連続受賞を果たした菜々緒から「ファンのみなさまは別の感じの方がいいと思います」と言われると、「じゃあ、リスペクトしている“キング・オブ・ポップ”の回り方で…」とマイケル・ジャクソンのターンを披露した。華麗なターンに、会場から「おー!」と拍手が。中島は「恥ずかしい!」と照れていた。そして、この日の衣装については、「トラッドスタイルでジーンズを合わせてみました。横から見るとテーパーどされていて、きれいにジーンズをはくのも僕が好むタイプの一つでもあるので」と説明。「あと、今、弁護士ドラマをやらせていただいているので、スーツということでジャケットをあわせて着てみました」と、フジテレビ系月9ドラマ『SUITS/スーツ』も意識したことを明かした。日本ジーンズ協議会が主催する「ベストジーニスト」は、最もジーンズが似合う有名人を選出する賞。1984年から35回目を数える今年は、一般投票で選ばれる「一般選出部門」の男性部門に2年連続受賞となるHey! Say! JUMPの中島裕翔、女性部門に3年連続の菜々緒を選出。また、同協議会が選出した「協議会選出部門」に荻野目洋子、高橋一生、長谷川潤が選ばれた。
2018年10月15日「第35回ベストジーニスト2018」発表会が15日、都内で行われ、「一般選出部門」の女性部門をモデルで女優の菜々緒(29)が受賞した。今年で3回連続受賞となり、“永久ベストジーニスト”として殿堂入りとなった。菜々緒は「一度でも受賞できるものと思っていなかったので、3度目の受賞で殿堂入りできてすごくうれしいです」「平成最後、20代最後にこういう賞をいただけたというのがすごくうれしいです」と喜び、「ジーンズのように長く愛される人間でありたい」とコメント。金色の盾にも「輝きがすごい」と感激し、「家宝にしたい」と語った。衣装については「今年はシンプルに。一番好きな全身オールブラックできめてみました」と説明。そして、報道陣から“菜々緒ポーズ”をリクエストされると、「みなさまへの感謝を込めてやらせていただきます。3年連続ありがとうございます」と、右手で“V3”を表現した“殿堂入り”バージョンの“菜々緒ポーズ”を披露した。最後に、「これからもジーンズをこよなく愛し、日々ジーンズをはいたり、衣装でもはいたり、みなさんにジーンズの良さをたくさん広められたらいいなと思います」と、ジーンズの魅力発信を誓った。日本ジーンズ協議会が主催する「ベストジーニスト」は、最もジーンズが似合う有名人を選出する賞。1984年から35回目を数える今年は、一般投票で選ばれる「一般選出部門」の男性部門に2年連続受賞となるHey! Say! JUMPの中島裕翔、女性部門に3年連続の菜々緒を選出。また、同協議会が選出した「協議会選出部門」に荻野目洋子、高橋一生、長谷川潤が選ばれた。
2018年10月15日「第35回ベストジーニスト2018」発表会が15日、都内で行われ、「一般選出部門」の男性部門を、2年連続となるアイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔が受賞した。中島は「非常にうれしいです。2年連続でとることができて、投票してくださった方に本当に感謝です」と喜び、「平成最後のベストジーニスト賞に、平成という名のつくグループの私がとることができてとてもうれしく思います」と照れ笑いを浮かべながらコメント。また、「諸先輩方がとられてきた賞でもあるので憧れの一つ。まさかそのステージに2回立たせていただけるというのは、本当に光栄なことだと思っているので、僕の歴史の中に残る賞でもあります」と、同賞への思いを明かした。3年連続受賞での殿堂入りにも「とらせていただけるのであれば。平成をジャンプしたいと思います」と意欲。「Hey! Say! JUMPももっと知っていただけるように、ジーンズのように愛されるグループになれればなと思います」と語った。日本ジーンズ協議会が主催する「ベストジーニスト」は、最もジーンズが似合う有名人を選出する賞。1984年から35回目を数える今年は、一般投票で選ばれる「一般選出部門」の男性部門に2年連続受賞となるHey! Say! JUMPの中島裕翔、女性部門に3年連続の菜々緒を選出。また、同協議会が選出した「協議会選出部門」に荻野目洋子、高橋一生、長谷川潤が選ばれた。
2018年10月15日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「北朝鮮の実情」です。予想外に開かれた平壌。互いに知ることが重要では?8月に平壌を視察してきました。想像以上に発展しており、現地の新聞や雑誌には、新しい工場建設の見出しが日々躍っていました。また、街なかでは外国人が多く歩いていました。北朝鮮と国交を断っている先進国はアメリカとフランスと日本のみ。世界の98%の国とは交流があるので、決して閉ざされた国ではないんですね。北朝鮮の人たちの話を聞くと、彼らの希望はとにかく経済発展させること。これまで国家予算は核開発にあてられ、国民は厳しい生活に耐えてきましたが、核兵器が完成して、ようやく生活や科学技術の向上を望めます。農村部との格差をなくすために、AR(拡張現実)技術を使って遠隔操作で教育を施すなど、教育にも力を入れていました。非核化に関しては、「アメリカが核を持っているかぎりは難しい」とコメント。ただ、9月9日の軍事パレードで大陸間弾道ミサイルの展示はなく、それは、米朝間交渉を円滑に進めるための配慮だといわれています。経済制裁のダメージは受けていて、ある女子学生は「おしゃれな雑貨が入ってこなくなった」と話していました。最新医療現場では日本やドイツ製の医療機器も置かれており、すべてを自国製で賄うのは難しいため、一刻も早い国際社会との連携を願っています。拉致問題について学生に意見を聞いてみると、そんなことが自国であったことに衝撃を受けた、と話していました。でも彼らの主張は、それよりもまず戦時賠償解決のほうが先立つんですね。交流を断っているため、お互いに50年くらい前のイメージのまま止まっています。これは両国政府の反日、反北朝鮮プロパガンダが浸透しているといえます。北朝鮮の方々は、過去の日本に対しては厳しい認識を持っていますが、日本の国民性や技術力に対しては期待を抱いており、互いに協力したいという声もたくさん聞きました。北朝鮮も日々変化しています。外交官同士が雑談レベルで話せる関係を持ち、互いの最新のニーズを知ることが大事だと思います。韓国や中国との間にある問題と同様、対立する道具にするのではなく、知恵を出し合って、解決する機運を高めていきたいですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年10月17日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年10月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「エドテック」です。教育格差や不登校、地方創生など、諸問題の解決にも。エドテック(EdTech)とは、Education(教育)とTechnology(科学技術)を組み合わせた造語で、教育分野にイノベーションを起こそうと、世界中に広がっている取り組みです。アメリカでは、貧困問題、教育格差を解消するために、10年以上前に政府が貧困地域にノート型パソコンを配布し、授業カリキュラムを配信しました。現在では、スタンフォード大学やハーバード大学がインターネットで授業を公開するなど、遠隔地に高等教育を届ける仕組みを作っています。エドテックの最たるものとして、人気を集めているのが、アメリカのミネルバ大学。この学校にキャンパスはなく、全寮制なのに授業はすべてオンライン。サンフランシスコを皮切りに、学期ごとに学生は世界の7都市を巡って授業を受けます。世界中の教師が参加し、オンライン・ミーティングの形で授業を進行。学生の発言はすべて記録され、AIによって個々の弱点などを検出。一人一人に適切な指導が行われるのです。教室内で生徒のレベルに差があることや、不登校や引きこもりの問題は日本でも深刻化しています。平成28年度の不登校を含む引きこもりは、小学生で約7万人。中学生は約14万人、高校生は約8万人です。ニートの大人の2割は元引きこもり児だったという統計もあり、減少する労働人口を補う上でも、インターネットを使って、家にいながら安心して学べる仕組みを作ることは重要です。ネット環境さえ整えば、都市の学校に行かずとも、離島でもどこでも最新の授業を受けられますから、地域による格差もなくなり、地方創生にも一役買うことができるでしょう。これからは単純な仕事はAIやロボットが担いますから、暗記した知識より、それらに適切な指示を与えられる、そんな人材が必要になります。そこで、経済産業省はIT企業やNPOと協力し、「未来の教室」という名を掲げ、効率的な知識習得と、課題の発見・解決能力を育成する学習プログラムの開発を行っています。エドテックは学校教育にとどまらず、人生100年時代のリカレント教育、ITや医療などの専門分野の学習にも生かされています。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年10月10日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年10月09日モラハラ夫図鑑
あの日、私はいじめの加害者にされた
右手に指輪をする夫