【持続可能な恋ですか? 第3話 感想】『本当の愛情』とは何かを考えさせられる『じぞ恋』
颯が杏花の家に同居していると知った晴太は負けじと、息子の虹朗(鈴木楽)と共に颯の引っ越しを手伝うことに。
杏花の知らぬところで恋のバトルが勃発していた。
杏花と二人きりになった晴太は、元妻や自分について話す。
「口だけ優しい夫はいらない」と愛想尽かされて出ていかれ、シングルファーザーとなった晴太。
それからというもの、虹朗の幸せを最優先にしてきたのだ。
シングルの婚活は難しいとされる理由もここにある。
大切な子どもが、婚活の場では『お荷物扱い』される現実。自分の人生の時間も体力も、子どもに費やすだけの生活。
それでも自分の幸せを考えたときにその狭間で葛藤し、どんどん時間だけ過ぎていく。
晴太は虹朗の幸せを考えてやれていない自分を責めていた。
そんな晴太に杏花が伝えたのは、虹朗を『幸せそうな子』だと感じたことだった。
お昼を蕎麦にしようとしたとき、虹朗は蕎麦を嫌いと言った。
普通ならわがままな子という印象が先にきてしまうが、杏花は嫌いなものをちゃんと嫌いと言えたことを見ていたのだ。
嫌いと言うことは、好きなものを好きと主張するよりはるか難しいことだ。
確かにその人なりの優しさで、周りを気遣って言わない選択だってある。