【持続可能な恋ですか? 第3話 感想】『本当の愛情』とは何かを考えさせられる『じぞ恋』
「大事なのは心に誰が住んでるかということなんじゃないでしょうか。家族も一緒に住まわせてくれる方と結婚することをお勧めします」
明里は誰かに、止めて欲しかった。
簡単に大事な家族を手放せと言われたにもかかわらず、手放すことなんてできないはずなのに、焦って、答えが出せなかったのだ。
思わず涙する明里に、そっと、ストールをかける林太郎。
寒いわけないはずなのに、「寒くなってきたので…」と涙する明里を人目から隠す。
火曜10時枠のドラマではおなじみの、『大切な人の涙を誰にも見せない』イケメンムーブである。
何に対しても堅物な林太郎が自然に見せる大人な優しさに胸がときめいた瞬間だった。
誰かと一緒に住むということとは
沢田親子にますます惚れた第3話。
誰に対してもまっすぐ向き合う素敵な杏花と不器用ながらも頑張る林太郎の恋路をこれからも見守っていきたいと思う。
そして『突然始まる同居生活』などは、ただ恋愛模様を盛り上げるものとして王道な展開であるが、『じぞ恋』にはそれに留まることないテーマがある。
誰かと一緒に住むということ。それは同時にお互いの時間を奪うこと。でも嫌なことだけではない。