劇団☆新感線41周年興行 秋公演 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』の製作発表が行われ、中村倫也、吉岡里帆、向井理、中島かずき(作)、いのうえひでのり(演出)が登場した。同作はいのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇で、2020年春の『偽義経冥界歌』から約1年半ぶりの“いのうえ歌舞伎”となる。「狐の子」を名乗る陰陽師・晴明(中村)と、陰陽師に化けた九尾の狐(向井理)が、手練手管の頭脳戦を繰り広げる。中島は同作について「安倍晴明の話を20年くらい前からやりたかった。倫也くんとやることが決まって、安倍晴明がいいなと思いついて、キャスティングをしていく中で、向井くんがライバルに。一見陰陽師に見えて実は狐という役で、烏帽子が似合っていいな、と。烏帽子の似合う2人で」と、2人の役どころについて説明する。『SHINKANSEN☆RX Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』以来の出演となる中村は「昨日、読み合わせをやって、すごい楽しかったんですよね。色んな妖怪が出てきて嬉しかったし、すごい楽しいものになるんじゃないかなあ」と期待。『髑髏城の七人』Season 風以来の出演となる向井は「2度目というのは、1度目で嫌われてなかったんだなと思うのが、よかったという思いが強くて」と心境を表しつつ、「ほとんど何も聞いてない中でオファーをいただいて、快諾したんですけど、ちょっと想像以上に大変そうなので、後悔し始めてる」と苦笑する。「前回は本当に鍛えられまして、劇場の作りも(360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」で)不思議な作りでやらせていただいたのもあって、経験したのないお芝居というかエンターテインメントをやらせていただいて勉強になりましたし、やってなかったことがいっぱいあったんだという気づきもありました」と振り返った。劇中では頭脳戦を繰り広げる2人だが、約15年前に共演しており、中村は向井のことを「おさむっち」と呼ぶ仲。向井は「倫也が18歳とかだったもんね」としみじみとし、中村は「戦争映画で一緒で、全然(向井が)『のだめ』とかやる前、世間に見つかる前。当時からす〜ごい目立ってて、戦争映画なのにすごいシュッとしてる人がいるわ、みたいな。懐かせてもらってた」と明かす。向井は「あの時の小生意気なガキがここまで大きくなった」と笑わせ、「皆の弟みたいな感じでしたから。最年少でもありましたし、でもそのときから生意気でしたよ、いい意味で」と語る。「懐かしさもありますけど、お互い十数年という期間、演劇も含めてお芝居の世界でどっぷりやってきてますので、また刺激し合えればいいと思います」と意気込んだ。撮影:田中亜紀
2021年07月17日●神木&中村の起用理由「ピュアさ」「フラットさ」『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化。夫婦で監督・脚本を務め、新たな物語を加えた映画『100日間生きたワニ』がついに9日、公開を迎えた。このたび上田監督&ふくだ監督夫妻にインタビューし、主人公・ワニ役を演じた神木隆之介をはじめとするキャストの起用理由や演出について話を聞いた。原作に込められたメッセージに強く共感し、映画化を熱望した上田監督が、妻のふくだ監督と初の共同監督・脚本で作り上げた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。脚本開発中にコロナ禍に直面し、日常と価値観の変化に戸惑う気持ちを登場人物たちに重ねて構成を練り直し、より心の響く物語を作り上げた。主人公・ワニ役を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴、ワニが恋するセンパイ役を新木優子が担当。また、ネズミやモグラと交流を重ねる映画オリジナルの重要なキャラクター・カエル役を山田裕貴が演じた。――声優キャストをどのように決めたのか教えてください。上田監督:自分たちだからこそ作れるアニメにしようと思ったので、声優の方で固めるのではなく、俳優の方々を中心に配役するべきではないかという全体の方向性がありました。アニメは一般的に、バキッと声を当てるものが多いと思いますが、そうではなく日常的な、ちょっと生っぽさがあった方がいいなと。また、邦画のようなアニメを作ろうというコンセプトもあったので、俳優の方々をメインに。その上で、一人ひとりキャラクターに合う人は誰か、話し合って決めていきました。――ワニ役の神木さんの起用理由を教えてください。ふくだ監督:ワニくんを誰にしようと考えたときに2人とも第1希望が神木さんでした。素朴さと素直さとピュアさとまっすぐさという、私たちがイメージするワニくん、そして失ったときの喪失感が大きそうというか、失いたくないと思うネアカ感を神木さんに感じていたので、ワニくんをお願いしました。――ネズミ役の中村さんは?ふくだ監督:ネズミとワニくんは幼馴染で仲がいいので、演じるお2人の関係性も近い方がいいなと思っていて、神木さんと仲のいい中村さん。そして、中村さんはすごくフラットな方で、いろんな役をいろんな幅で演じられる方。いろんな役をニュートラルに演じられる印象があり、ネズミのクールさ、フラットさ、3人でいるときもちょっと引いた俯瞰で見ているようなところが中村さんと重なる部分があるなと思いました。●“カエル”山田裕貴の声を聞いて確信「この映画は大丈夫」――映画オリジナルの後半部分で重要なカエルを演じた山田さんの起用理由も教えてください。ふくだ監督:山田さんは演じてきた役はかっこいい系が多いと思いますが、バラエティに出ている山田さんを拝見したときに、すごくチャーミングでお茶目で愛されキャラというか、いじられキャラというか、そういう素の山田さんを拝見した時に、カエルっぽいなあと思い、実際にお会いした瞬間も「めちゃめちゃカエル!」という印象を受けました。上田監督:中村さんとかからも会った瞬間いじられていましたから(笑)。「なんですか!」みたいな感じでやりとりしていて。ふくだ監督:ご本人はすごく不安を感じながら演じていたというのをあとから聞いたのですが、こっちとしてはカエルの第一声を聞いて、「あ、大丈夫!」って。私たちがこの映画で描きたかったことや、カエルに託したことが、しっかりカエルとして返ってきたので、これでもうこの映画は大丈夫だなと、確信が持てました。――キャストの方たちには普段の会話のようなイメージで演じてほしいとリクエストされていたそうですが、どのように演出されたのでしょうか。ふくだ監督:キャラクターを作り込んでバキッと演じるというより、ご本人のパーソナルが乗っかるような役がいいなと思っていたので、しっかり作り込まないようにしてもらいました。もちろんいろいろ考えて演じてくださっていますが、キメキメな演技にならないようにしてもらいました。――ワニ役の神木さんとネズミ役の中村さんの掛け合いも、とてもしっくり感じました。上田監督:そうですね。やはり距離感って大事ですよね。実写でもそうですが、演じる者同士の距離感がある程度できていないと遠慮とかが出てしまうので。――キャラクターたちの声に関しても、お二人のイメージ通りに仕上がったわけですね。ふくだ監督:キャストの方々が本当に素晴らしくて、皆さん100点満点以上を出してくださったので、本当にこの方々で良かったなと感じています。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月11日俳優の中村倫也が9日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に出席。定期的に欲するものを聞かれ、「バナナマンのコントライブ」と答えた。舞台挨拶には、主人公のワニを演じた神木隆之介、ワニの親友ネズミを演じた中村、ワニが憧れるセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして夫婦で本作の監督・脚本を務めた上田慎一郎監督とふくだみゆき監督が登壇。本作でワニたちが定期的に欲するものとしてラーメンが登場することにちなみ、キャスト陣が「定期的に欲するもの」について語った。神木は「いつも毎日ですが、ゲームのコントローラー」と回答。「ゲームのBGMを聞くとわかるんです、いまどこを戦っているとか。頭の中に入っているので。ゲームのサントラを聞くのが好きなんですけど、それを聞きながら指が動く」と語った。中村は「バナナマンのコントライブ」と答え、「バナナマンさん好きで、(バナナマンのコントライブのDVDが)全部家にあるんですけど、午前中、家にいられるときとか、自然と、とりあえずディスク入れるっていうのをやっています」とバナナマン愛あふれるエピソードを披露。「コントのセリフだったり、音楽だったり、音を聞いているだけでここだってわかるんですよ」と神木の話を受けたトークで笑いを誘った。本作は、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化したもの。100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた。
2021年07月09日俳優の神木隆之介、中村倫也が9日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に登壇した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。舞台挨拶には、主人公のワニを演じた神木隆之介、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也、ワニが憧れるセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして夫婦で本作の監督・脚本を務めた上田慎一郎監督とふくだみゆき監督が登壇した。先月20日に行われたオンライン ヒット祈願イベントには、中村はスケジュールの都合でVTR出演のみ。逆にワニの親友・モグラ役を演じた木村昴が参加していたが、この日は木村が欠席となり、冒頭で中村は「こんにちは! 木村昴です」とあいさつして笑いを誘い、中村の小ボケに神木がすかさず「違う違う。そんながたいよくないでしょ」とツッコんだ。新型コロナウイルスの影響による公開延期を経てようやく初日を迎え、神木は「なんやかんやありましたけど、今日を迎えられてうれしいですし、今後もいろいろ大変だと思いますけど、少しでもみなさんの心に届いたらいいなと思っています」と心境を告白。中村は「いろいろあって、公開延期したことすら、あったなという記憶になりつつありますけど、作品は見てもらって完成すると思うので、愛でていただけたらと思います」と呼びかけた。
2021年07月09日●『100ワニ』で意義を感じた“続く”というテーマドラマや映画に引っ張りだこの俳優・中村倫也(34)が、昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメ映画化した『100日間生きたワニ』(7月9日公開)で、主人公ワニの親友・ネズミ役を演じた。つかみどころのない不思議な魅力のある中村だが、クールに見えてお調子者な一面もあるネズミと重なる部分があると自己分析。また、「工夫」が自身の性格において大きなものを占めていると話してくれた。原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で監督・脚本を務めた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が務めた。声優決定の発表の際に、「オファーをいただいた時『流行ったからって映画化してぇ~』と勘ぐってしまいました。しかし映画版オリジナルの展開やそこに込めた想い、また改めて原作に触れた時に、これは意義のある作品になると強く感じると同時に、自分の先入観を反省しました」と正直に打ち明けていた中村。意義のある作品になると感じたポイントを聞くと、「この作品が香り立たせようとしているものは1,000年後も通用する話。別れ、命、そして、残された人たちのその後というのは、“続く”ということがテーマにあるなと。それは、1,000年後だろうが、1,000年前だろうが、世界中のどこにいても通用するものだと思います」と答え、「いきものがかりさんが歌う主題歌のタイトルも『TSUZUKU』ですが」と加えた。そして、完成した映画を見て「小さい子たちに見てほしい」と思ったと告白。「生きているとこういうことがあるのは確かなので。そして、ちょっとだけ光が差したような終わり方をしているので、いろんな人を明るく照らすというか、ちょっと気持ちが晴れるんじゃないか」と話した。また、「キャラクターたちを見ながら身近な人が思い浮かんでくれたらいいなと。最後まで染みるものがあるような作品になればいいなと思っていたんですけど、うまいことできていました」と仕上がりに満足。「特別、何って言わない作品ですが、香り立ってくる。原作もそういう余白があったからこそ膨らんだ部分があったでしょうし、後半のオリジナルの部分を加えたことで、映画としての芯がより明確に通っている」と魅力を語った。●絵本動画で自分のイズムを表現「生きるって工夫次第」本作もSNSから生まれた物語だが、最近はSNSでいろいろな作品が誕生している。中村もコロナ禍に所属事務所の木村佳乃、佐々木希、杏、尾上菊之助と協力して絵本動画『つきのくらしは』を制作。事務所の公式YouTubeで公開された。中村がストーリーを手がけた『つきのくらしは』は、月に住むウサギ、カニ、女の子が桜の苗を植えるが月では育たず、ピンクの毛糸などを使って桜の花を咲かせる物語。3人のようにちょっとした工夫で日々の生活を楽しくすることができるのだと、そう感じられる心温まるストーリーを届けた。中村は「あの絵本は、新型コロナウイルスによる自粛期間で、親御さんたち大変だろうなと思い、『ちょっとこれ見てなさい』と言って子供がおとなしくなったり、寝かしつけの道具になったらいいなと思って作りました」ときっかけを説明し、「月にいるキャラクターで何かをしようとしているという設定と登場人物だけ決めて携帯で書いたのですが、15分くらいでできました」と明かした。そして、ストーリーについて、「自分が脚本を書いたので、自分のイズムでしかないんですけど、生きるって工夫次第なところがいっぱいあるなと。“工夫”というのが結果的にこの絵本の1つのキーワードになりました」と述べ、「書き始めて最後にたどり着いた行動が“工夫”だった。自然とそこに収まっていたので、自分の性格や考え方の中で大きな割合を占めているのだと思いました」と、“工夫”が自身にとっていかに大事なものなのか再確認できたと語る。そう自己分析する中村だが、演じたネズミとも似ているという。ネズミの性格を「クールな感じもあるけれど、このメンツでいるとお調子者になる」と捉え、「ネズミと僕の性格、仲間内のポジションなどが重なり、すんなりと入ることができました」と共通点を説明。「台本を1、2回読んで現場に行っただけでした。素の感じを求められる作品だったからというのもありますが、驚くほど今回、芝居をしていない。声も変えていません」と話した。ワニ役の神木とは、『3月のライオン』『屍人荘の殺人』に続き3度目の共演。普段の2人の関係性が、ワニとネズミの親友同士の掛け合いににじみ出ているが、中村自身も演じやすかったという。「信頼関係がありますし、呼吸のタイミングもお互いわかっている感じがあるので、初めましてで芝居するより、知っている町にもう1回来たなという感覚でした」。中村が素のまんまで演じたネズミ、そしてワニらとの掛け合いを楽しみつつ、中村が本作で感じた“光”を受け取ってほしい。■中村倫也1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年、俳優デビュー。2014年、初主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。2019年にはエランドール賞新人賞を受賞。近年の出演作は、ドラマ『初めて恋をした日に読む話』、『凪のお暇』(19)、『美食探偵 明智五郎』、『この恋あたためますか』(20)、『珈琲いかがでしょう』(21)、映画『台風家族』、『屍人荘の殺人』(19)、『水曜日が消えた』、『人数の町』、『サイレント・トーキョー』(20)、『ファーストラヴ』『騙し絵の牙』(21)など。また、3月18日に初のエッセイ集『THE やんごとなき雑談』を発売した。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月09日6月24日に「FRIDAYデジタル」で年下の研修医との“巣ごもり”熱愛が報じられた本田翼(29)。所属事務所は「プライベートについては本人に任せております」とコメントし、交際については肯定も否定もしなかった。研修医とはオンラインゲームで知り合ったというが、実家は会社経営で、英語と中国語も話せるトリリンガルという“ハイスペック”にネットは大いに沸いた。熱愛発覚後の今、本田はどんな心境なのだろうか。彼女の知人はこう語る。「落ち込んでいないか心配でしたが、彼女は報道をまったく隠すことなく『撮られちゃった』と自ら触れてくるほど元気だったので安心しました」まだ本田自身が公で交際相手についてコメントすることはないものの、前出の知人はこう続ける。「親しい人が本田さんに『185センチ超えのイケメン研修医なんて、ハイスペック彼氏だ!』と話しかけたら、彼女は『《中村倫也さんを少しワイルドにしたような雰囲気の、塩顔イケメン》と記事に書かれていたけど、そんなイケメンなわけない。中村倫也さんに申し訳ないよ……』とひたすら謙遜していたそうです」熱愛が報じられた3日後、6月27日に本田は29歳の誕生日を迎えた。「誕生日当日は撮影中のドラマ現場で、バースデーケーキのサプライズとともに祝ってもらったと言っていました。新型コロナの影響でドラマの打ち上げや飲み会が1年以上もできていないので、こうやってスタッフさんとワイワイできるのが嬉しいと喜んでいました」(別の知人)今回の報道を機に、本田のキャラはどう変わるのだろうかーー。
2021年07月08日2020年3月。一匹のワニの人生が、日本中を感動で包み込んだ。あれから1年あまり。ついにあの物語がスクリーンで甦る。声の出演を果たした中村倫也は「オファーをいただいたときは、流行ったから映画化かな?と思ったんですよ」とさらりと本音を口にする。隣で聞いていた山田裕貴も「俺もまったく同じこと思った」と頷く。だけど、決して流行りに乗っただけの作品ではない。そう感じ取ったから、ふたりはこの有名すぎる物語の登場人物として生きることを決めた。7月9日(金)公開の『100日間生きたワニ』。これは、今生きていることを慈しむ気持ちになれる、この時代にふさわしい映画だ。『俺のイタリアン』に日常のいとおしさを感じました――映画を観ながら、ささやかな日常の美しさを感じました。おふたりが日常のいとおしさを感じる瞬間はどんなときですか。山田風が吹いてるとか。中村お。山田鳥が鳴いてるとか。中村(他には?という目で促している)山田お風呂に入った瞬間とか。中村(それから?という目で促している)山田今日10時入りだから、もうちょっと寝れるなってときとか。中村(まだあるでしょ?という目で促している)山田あとは初めて食べてみたデリバリーのお店の「これうまい」に出会えたときとか。最近だと『俺のイタリアン』がうまかったです。中村じゃあ、今、裕貴が言ったこと、原稿では全部俺が言ったことにしてください。山田えー(笑)。――じゃあ、すみません、山田さん、今度は自分の分を…(笑)山田えっと…セミが鳴いてるとか。桜が咲いたなとか。人が笑ってるとか。中村あ、それ、NGワード。言っちゃダメ。山田え、自分のものにしたいからですか。中村そうそう。山田(笑)。中村切り札だったのに。もう1回こっちに来るだろうなと思っていたから、そのときのためにとっておいたのに全部言う、この人。先輩つぶしにかかってるわ。山田そんなわけないでしょ(笑)。中村怖いですね〜。――じゃあ、改めて中村さん、日常のいとおしさを感じる瞬間はどんなときですか。中村(即答で)お金を稼げたときです。山田さすがですね。一個上のジョークで来ますね(笑)。裕貴は、痛みを知っているやつな気がする――中村さんは、ワニの親友のネズミ。そして、山田さんは映画オリジナルキャラクターのカエルを演じます。お互いのキャラクターについてどんな印象を抱きましたか。中村カエルが身近にいたら、ウザいですよね(笑)。山田(笑)。中村僕の演じるネズミは、例えるなら山登りをするときにいちばん後ろにいるタイプ。全体を見ながら、ふざけるときはふざける、気遣い屋なんだろうなと思いましたね。僕も17、8ぐらいのときに言われたことがあるんですよ、山登るとき後ろにいるタイプだって。そういう性格なんでしょうね。山田倫也さんのいいフレーズを引用させてもらうと、カエルは山登るときにいちばん前を歩いてるタイプ。みんながついてきてないのにも気づかず、ズンズン先に行きすぎて、「なんで来ないの?ねえ!」となってるような。中村誰も頼んでないのに「あそこまで行ったら休憩しよう!」とか言ってそう(笑)。山田そうそうそう。中村ひとつふたつエンジンをかけすぎちゃってるんだよね。周りはみんな「いいんだよ、そんな音量で喋らなくても」ってなってるけど、本人は気づかないという。生活の中でもいるじゃない?そういうギアが入りすぎている人って。でも、そういう人を見ると、僕なんかは何かあるんだなと思うんですよね。昨日盛大にスベったから今日は逆に元気いっぱいで来ているのかな?みたいな。ネズミがどこまで感じていたかはわからないですけど、僕から見たカエルはこういうところあるよなと思う“緑”でした(笑)。山田ネズミは落ち着きがすごくいいですよね。しっぽりお酒を飲みながら話を聞いてくれそうな“仏感”がある。思いやりがベースにあって、でも楽しめるところは一緒にはしゃいで楽しめる。なんか、いい生き方をしているなと思います。倫也さんみたいな人ですよね。中村でも、人がしっぽり飲もうとしてるのに。この人はカラオケでミスチルの真似をはじめるから。山田ははは。そうでしたね。中村しかも、あんまうまくねえなあっていう。裕貴のまんまじゃんって(笑)。山田そういうノリをしたくないんですけど、しちゃうんですよね。中村裕貴は人間としていいやつなんですよね。すごいまっすぐですし、繊細ですし。痛みを知っているやつな気がする。これからもっともっと周りに年下も増えていくと思うんですけど、きっとどんどん人としても優しくなっていくと思うし。なんか一緒にいて楽しいですよ。山田うわ〜。うれしいです。中村ただ心配なのは、すごく不器用だから。そこの石つまずかなくてもいいのにというところの石にわざわざ足を伸ばしにいくところがありそうな。山田確かに。そこで言うと、倫也さんは何かあったときにそばにいてほしい人ですね。中村そう?山田さっきも「最近忙しいの?」という話になって。「まあ、パツパツではありますね」と言ったら、「これ超えたら楽になるから頑張りな」と言ってもらえたのがすごいうれしかったです。2〜3作品縫うこと(作品を掛け持ちすると)とか、ひとつの作品が終わって次の作品に入るまで1日あるかないかみたいなスケジュールが続いて。本当にありがたいことですけど、クオリティだけは落としたくないという気持ちでいっぱいいっぱいになっていて。そんなときに、自分の前を歩いている人に「これ超えたら楽だよ」って言われると、すごい救われますね。「人間を生きないと」って言われてハッとしましたーー落ち込んでいるワニをネズミがさりげなくツーリングに誘ったり。改めて友情っていいなとも思いました。おふたりは友達に励まされた思い出はありますか。中村俺、励ますことは多いけど励まされることないな。何でかって言うと、自分がヘコむこととかあんま人に喋んないんですかね。山田なんかできそうと思っちゃうのかも。倫也さんなら自分で解決できそうって。中村だからあんまり自分から相談するということはないですけど。ただ、何にも話さずに、何にも聞かずに、一緒に飲んでくれたりとかね、カラオケ付き合ってくれたりとかね。そういう思い出はありますね。山田それいいですね。中村一緒になって上脱いで尾崎(豊)歌ってくれたりとかね。――中村さんにもそんな時代があったんですね。中村そう。そんな時代もあったねと。山田それは中島みゆきさんです(笑)。――山田さんは友情に厚いイメージがあります。山田人並みだと思うんですけど、友達が落ち込んでいるときに支えてあげられたらいいなとは思います。でも、みんな最終的に自分の人生は自分で選択していくわけですから、僕にできることってそんなないとは思う。自分から「あれ、どうなったの?」と聞くタイプではないけど、相手から「聞いてよ」と言われたら、ちゃんと聞ける人でありたいですね。――おふたりにとって、親友と言うと誰が浮かびますか。中村生田斗真と、小中高ずっと一緒の幼なじみですね。その幼なじみは、メイクの仕事をやっているんで、たまに現場にも来ています。山田僕も地元の友達ですね。芸能界で言うと、吉沢亮と福士蒼汰。中村そこ仲良いんだ?山田僕が『海賊戦隊ゴーカイジャー』をやっているとき、ふたりは『仮面ライダーフォーゼ』をやっていて、仲良くなりました。あ、そうだ、この間、蒼汰から「裕貴、仕事ばっか頑張りすぎてもダメだよ」と言われました。「人間を生きないと」って。それは、めっちゃハッとさせられましたね。死の前後を描くことで救われる人がいると思った――では、最後に改めてこの『100日間生きたワニ』への想いを聞かせてください。中村オファーをいただいたときは、流行ったから映画化かな?と思ったんですよ。でも、監督や製作陣の想いにふれて、改めて偏見なく原作を読んだときに、どうしたって死というものが真ん中にあるこの作品の前後を描くことで、もしかしたら救われる人もいるだろうし、改めて見つめ直すこともあるだろうなと思って。今ってどんどん価値観が変わっていってるじゃないですか。僕自身、年齢もあるのかもしれないですけど、「ありがとう」とかちゃんと言えるうちに言おうみたいなことが変化としてあって。そんなふうに生きていく上で大切なものがほんのりと匂ってくる作品になっているんじゃないかなと思います。山田僕も流行ったから映画化したんだろうなと、最初はまったく同じこと思ったんですよ。でも倫也さんの言う通りで、台本を読むと日々のこととか生きることとか考えさせられて。今、30歳で、デビューから10周年経って、出演作品も100作を超えて。僕は何のために生きているのかということを最近すごく考えるようになったんですね。もちろん観てくれる人のために映画なりドラマなり作品に参加しますけど、それで自分が幸せかどうかなのかを考えたときに、ずっと作品や人のことばかりを考えて、僕自身のことを考えられていなかったことに気づいて。そんなときにこの作品のお話をいただいたことにご縁を感じたというか。もっと僕は僕のために生きていいのかもしれないと、アフレコをしながらそんなことを考えていました。観ている人にも何かそんなことを少しでも感じてもらえたらうれしいですね。映画『100日間生きたワニ』は7月9日(金)より全国公開!撮影/友野雄、取材・文/横川良明中村倫也さん・山田裕貴さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=f6d8bd0a-d265-43a3-9360-73b08b6dfe50&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。ぴあアプリでは、もっとおふたりの写真が見られます。
2021年07月08日昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメ映画化した『100日間生きたワニ』(7月9日公開)より、新たな場面写真が5日、公開された。原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で監督・脚本を務めた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。監督夫妻は、脚本開発中にコロナ禍に直面し、劇的に変わってしまった日常と価値観の変化に戸惑いながらもその気持ちを登場人物たちに重ね、新たに構成を練り直し、ワニの現れなかった“お花見の日から100日後”の、残された仲間たち、そして新たな登場人物であるカエルとの交流を描くことにより、より深いメッセージのこもった作品を作り上げた。映画化にあたり新たな物語が付け加えられたことについて、主人公のワニを演じた神木隆之介は「僕はワニを演じ、ワニに共感する人なので、その後のことについては少し他人事のような気もしているのですが、倫くんや昴くんたちが、時間がある意味で止まってしまったところからどう向き合うのか、そしてその時間がまたどうやって溶けていくんだろうというのを楽しみにしています」とワニを演じた神木だからこその感情を語った。また、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也は「映画になるということは、何か物語の芯が必要だと思うんです。原作にもそれはありましたが、映画になったことによってその深度は増したのかなと思います」、おなじくワニの親友モグラを演じた木村昴は「監督が作品を作るにあたっての想いをアフレコ前に伝えてくださったんですが、コロナ禍を経て人々の価値観も変わってくるなかで、新しく脚本を書き直したいと。時代を、今を生きる物語なんだなというところに改めて魅力を感じた。そのなかで、映画である醍醐味がより出てきたと思う」と監督から受け取ったの作品への想いを明かしまた。ワニが思いを寄せるバイト先のセンパイを演じた新木優子は「最初に原作を読んだ時に、個人的にその先の物語が気になっていたので、映画で(その後の物語が)描かれると聞いて嬉しかったし、自分が想像していた以上にワニの気持ちに寄り添うことができて、一読者として嬉しかったです」と新たなストーリーとの出会いの喜びを語りました。公開された場面写真にはワニとネズミ、モグラ、センパイ、イヌが仲良く集合写真に写っている場面をはじめ、“お花見から100日後”に街にやってきたカエルの姿などが映されている。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月05日神木隆之介、中村倫也、木村昴、杉田智和、山田裕貴らが声で出演するアニメーション映画『100日間生きたワニ』より、新たな場面カットが到着した。社会現象を巻き起こした4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」を、豪華キャストたちがキャラクターに声をあて、アニメーション映画化した本作。キャスティングの際、監督・脚本を務めた上田慎一郎とふくだみゆきから、“ワニ役”候補の希望として最初に名前が挙がったのは、神木さんだったそう。「純粋で素直で人懐っこい奴で、テンションが高いところは高く、子どもっぽくはしゃいでみたりする場面がいっぱいありました」と無邪気なキャラクターについて語る神木さん。「クールなネズミやぶっきらぼうなモグラといった仲間たちが付き合ってくれるようなワニの人柄を表現できたら良いな、というお話を監督としました」とアフレコ前に監督から説明を受けていたことも明かした。そんなワニの親友であるネズミ役の中村さんは「クールな感じもあるんですけど、このメンツでいるとお調子者になる」と性格について監督とのやりとりがあったという。同じく、親友のモグラの声を担当したのは、「ドラえもん」シリーズのジャイアン役でおなじみの声優・木村さん。監督からは「この3人のなかではガキ大将っぽく」という指示があったようで、「ちょっとぶっきらぼうで、この中で一番やんちゃなキャラクターだよ、というご説明をいただいた」とふり返っている。『100日間生きたワニ』は7月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:100日間生きたワニ 2021年7月9日より公開©2021「100⽇間⽣きたワニ」製作委員会
2021年06月30日きくちゆうきの漫画『100日後に死ぬワニ』を監督、脚本を上田慎一郎とふくだみゆき、主題歌をいきものがかりが担当したアニメーション映画『100日間生きたワニ』が、7月9日(金)より全国公開される。この度、場面写真とキャストのコメントが公開された。桜が満開の3月、みんなで約束したお花見の場に来なかったワニ。今回の映画は、その100日前と100日後、そして新たな出会いが描かれる。引っ越ししてきたばかりで積極的なカエルに戸惑いを隠せないネズミたちの状況など、変わってしまった日常と続いていく毎日が映し出される。声の出演は、神木隆之介、中村倫也、木村昴などが担当。上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督のふたりからワニ役候補として一番に名前が挙がったというのが、神木だったという。自身が演じるワニについて神木は、「純粋で素直で人懐っこい奴で、テンションが高いところは高く、子どもっぽくはしゃいでみたりする場面がいっぱいありました」と無邪気な役柄について説明。「クールなネズミやぶっきらぼうなモグラといった仲間たちが付き合ってくれるような、ワニの人柄を表現できたら良いなというお話を監督としました」と、監督から説明を受けたことを明かした。ワニの親友、ネズミの声を担当する中村倫也は「クールな感じもあるんですけど、このメンツでいるとお調子者になる」と語る。同じく親友のモグラの声を担当する木村昴は、監督から「この3人のなかではガキ大将っぽく」という指示があり、「ちょっとぶっきらぼうで、この中で一番やんちゃなキャラクターだよ、というご説明をいただいた」と振り返った。公開された場面写真は、そんな3人が演じたワニ、ネズミ、モグラの姿が見られるシーンが切り取られた。『100日間生きたワニ』7月9日(金)より全国公開
2021年06月30日俳優の中村倫也が出演する、ブルボン「ルマンド」の新WEB CM「宇治抹茶カカオとの出会い」編が29日より公開される。中村を起用した「#ルマンド男子」シリーズの新WEB CMとなり、#ルマンド男子が、新商品「贅沢ルマンド宇治抹茶カカオ」を「お抹茶はいかがですか?」という優しく上品な言葉でおすすめする内容となっている。これまでルマンドカラーに身を包んできた#ルマンド男子は、今回初の和服姿に。和服の濃い緑色は宇治抹茶色で、「贅沢ルマンド」 シリーズのパッケージをイメージした白い布が重なる不思議な空間の中で、優雅に上品に「贅沢ルマンド宇治 抹茶カカオ」を味わう。
2021年06月29日映画『100日間生きたワニ』(7月9日公開)の脚本・監督を務めた上田慎一郎&ふくだみゆき夫妻が20日、都内で行われたオンライン ヒット祈願イベントに、神木隆之介、木村昴、ファーストサマーウイカとともに出席した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が演じた。監督・脚本は、原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で担当。上田監督は、本作について「我が子。信じている我が子なので、信じているんですけど、声が届いてくるまでドキドキです」と心境を打ち明け、ふくだ監督は「自分たちのやりたいことを許していただいて、ギリギリまで粘らせていただいたので、楽しくもあり大変でもありました」と語った。原作の漫画を「2日目から見ていた」という上田監督。「最初は実写映画として考えていた。ワニの被り物をしてとかではなく、人間に置き換えて映画化したいと思っていた」と当初は実写化を想定していたことを明かし、「東宝さんから、福田と一緒にアニメにするのはどうですか? と言われて」と経緯を明かした。そして、上田監督は「試写の感想が飛び込んできたときに、作ってよかったなと福田と話したときがあり、早くみなさんに見ていただきたいと思いますし、みなさんに語っていただきたいなと思っています」とコメント。ふくだ監督は「この映画は世界を救うような派手な映画ではないですが、きっと誰かの世界を救うというか、そっと寄り添うような映画になっていると思います。ぜひワニくんたちに会いに来てください」とメッセージを送った。
2021年06月20日俳優の中村倫也が20日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』(7月9日公開)オンライン ヒット祈願イベントに、VTR出演した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。イベントには、主人公・ワニを演じた神木隆之介、モグラ役の木村昴、イヌ役のファーストサマーウイカ、メガホンを執った上田慎一郎監督&ふくだみゆき監督夫妻が集合した。ワニの親友・ネズミ役を演じた中村はVTR出演。「どうも~中村倫也です。そっち行きたかったんですけど都合がつかなくて。でもなんとかこうやって参加できてよかったなって」と話し、「ちょっと電波悪い。はいカット」と中継しているかのようにVTRを終わらせた。そして、キャスト陣が完成した映画の感想を述べたタイミングで再び中村のVTRが流れ、「試写を見て、すごく身近な気分になりましたね。想像はしていたし、そういう風に思ってもらえたらなと思って芝居していたんですけど、思っていたよりグッとくる瞬間が多かったですね。見てくださった方は、最後のいきものがかりさんの曲の最後まで、ずっといろんな思いが続く作品になっているんじゃないかな」と感想を語った中村。再び、「電波悪いですか? しょうがないな。はいカット」と終わらせ、木村は「ちょけながらちゃんといいこと言う」と笑った。イベントの終盤には、今月29日に31歳の誕生日を迎える木村へのバースデーサプライズが行われ、最後の挨拶のタイミングで再びスクリーンに登場した中村は「そろそろお別れの時間ということで、改めて言いますけど、本当に木村昴さんの声の表現、僕もほしいなと思っています」と木村に言及。そして、「ということで、7月9日公開です。みなさんぜひ、お近くの映画館でご覧くださいませ」と呼びかけ、「私からは以上です、切ります」と最後も自分でカットをかけて締めくくった。
2021年06月20日菅田将暉主演、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音らが共演した「コントが始まる」が6月19日の放送でフィナーレを迎えた。マクベスの3人の“最後のじゃんけん”と、里穂子の“推しへの感謝の言葉”に視聴者から感動の声が送られている。「俺の話は長い」で第38回向田邦子賞を受賞した金子茂樹が脚本を担当、20代後半の若者たちの生き様を描いた青春群像物語となる本作。お笑いコンビ「マクベス」の高岩春斗を菅田さんが演じ、美濃輪潤平に仲野さん、朝吹瞬太に神木さん、中浜里穂子に有村さん、里穂子の妹・つむぎに古川さん。岸倉奈津美に芳根京子、マクベスのマネージャーの楠木に中村倫也。鈴木浩介、伊武雅刀。松田ゆう姫、明日海りおらも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ついにマクベスが解散し、3人はそれぞれの新たな人生を歩むため引っ越しすることに。荷物を整理していると冷蔵庫を誰が持っていくかを巡ってじゃんけんが始まる。なかなか勝負が決まらないなか、春斗は“じゃんけんが終わったら、もうこんな時間は二度と訪れない”と心の中でつぶやく。勝負がついた後、息を切らし涙を流す春斗の姿に「どんな状況下にあってもマクベスにとってのじゃんけんの時間は素の三人でいられる時間だったもんな…」「ドラマ史上一番尊いじゃんけんなのでは…」「こんなくだらない時間が泣けるなんて」「ちょっとでも言葉発したら泣いてまいそうになるのわかる」「ドラマ史に残るじゃんけん」などの声が送られる。その後春斗は1人で里穂子のファミレスを訪れる。里穂子もまた就職が決まりきょうが最後のアルバイトだった。里穂子は帰路につく春斗を待ち伏せし、「今後どんなに面白い方たちが現れても、私にとってマクベスのお三方だけは特別。解散しても精魂込めて作ったコントはこの世から消えることはありません。ファンの記憶のなかにしっかりと残り続けていきます。私はこれからもあなたが書いたコントに、何度も助けてもらうことになるでしょう」と、改めてマクベスに対する想いを伝える。その言葉に対し春斗も里穂子のおかげで、マクベスとしての10年間の努力が無駄じゃなかったと思えたと感謝の言葉を返す…。このシーンに「そうよ、100人のにわかファンより、1人のガチファンよ」「推しのおかげでがんばれる。ファンのおかげでがんばれる。相思相愛。これぞ推し活」「生きる希望と活力を与えてくれた推しは特別よ…解散しようが何があろうと一生推しであるのは変わらない」「好きな人や作品に対する感謝の思いを直接伝えられる喜びが中浜さんから溢れていてとても共感」と、改めて里穂子の想いに共感する声がSNSに続々と投稿。放送後も「大好きな人、作品があることで豊かな日々になり、頑張れるようになったこと。気付かせてくれて感謝」「中浜さんにとっての救いがマクベスだったように、このドラマが視聴者にとっての救いになるように、丹念に沢山の伏線とメッセージを織り込んで届けてくれた事に本当に感謝」など、本作に対する感謝の言葉が途切れることなくタイムラインを流れ続けている。(笠緒)
2021年06月20日シネマカフェが5月に実施した読者アンケート「2021年好きな春ドラマ&キャラクターは?」から、先日発表した“好きなドラマランキング”に続き、今回は春ドラマの好きなキャラクターランキングが決定した。約3,000人から回答を得た今回。シネマカフェ読者の熱い声と共に第1位~第10位と、順にご紹介。人望に厚い探偵・風真尚希!今回、最も票を集めたのは、新時代の探偵物語「ネメシス」より、櫻井翔が演じるポンコツだが人望に厚い探偵・風真尚希!天才すぎる助手・アンナとの凸凹バディのコミカルで笑えるやり取り、2話で見せた“カザラップ”などが放送中話題に。コミカルな面も多かった風真だが、「さぁ、真相解明の時間です」とアンナの助けを借りながらも、事件解決へと導いていく謎解きシーンは本作の見どころ。そんな風真にシネマカフェ読者からは「ポンコツに見せかけているけど、実はかなり優秀で人望もあってチャーミング。しかも過去の事件に関わっていたりと謎も一番多くて奥が深い」「コミカルな演技とシリアスな演技をしっかり演じているから見ていて引き込まれる」「人間味があり、表情豊かで魅力的。 ポンコツ具合は可愛く、謎解きシーンはカッコいい」といった声が寄せられた。不器用な緒原紘一が愛おしい!続く第2位は、「リコカツ」から永山瑛太扮する緒原紘一。自衛官一家の長男である紘一は、絵に描いたようなカタブツ人間であり、純粋でマジメすぎるアツい男。出版社に勤務する主人公・咲と運命的な出会いをし、“交際ゼロ日婚”するも、早くも離婚へと話が進んでいく…。ストーリーの面白さから、“好きな春ドラマランキング”では第3位にランクインした「リコカツ」。今回紘一に寄せられた読者からのコメントでは、「昭和な価値観と、令和の価値観をうまく表現されて、笑えるけどぐっとくる。頑固で不器用なりに優しく、素直で、愛らしいキャラクター」「無骨で純で、でも咲の気持ちに少しずつ寄り添って行く様子に胸が熱くなります」「堅物で真面目で時代遅れな面もあるけど、咲さんに対する優しい思いが伝わってきます!」「不器用ながらもピュアでアタフタしてるトコが大好き」「とにかく気持ちを伝えるのが不器用なとこがもどかしくも愛おしくもあります!」とその真っ直ぐなキャラクターに多くの視聴者が魅了された。幅広い世代の女性をキュンキュンさせたマイペースな料理人・藤野駿そして第3位は、ランキング<作品編>では第1位となった「着飾る恋には理由があって」より、横浜流星演じる藤野駿がランクイン。ルームシェア生活を送る駿は、主人公“着飾る女”真柴くるみのお隣さん。キッチンカーで自由気ままに好きなときだけ営業する、マイペースでミニマリストな料理人だ。真柴との胸キュンシーンや、バチバチの三角関係も話題となった。読者からは「過去の挫折もあり、自分の価値観を大切にして生きる姿に、不器用感も感じつつ、共感できる」「天真爛漫なのに、ふとした時に甘やかしていたり待っていたりとかっこよすぎる」「ツンデレ具合いが最高」「キュンキュンさせてくれる」「不器用だけど好きだよ表現が可愛いです。 臆病なところもあるけど好きな仕事に対しての愛情、仕方。生き方素敵です」といったコメントが寄せられた。第4位~第10位は以下の通り。第4位:大豆田とわ子(松たか子)/「まめ夫」「大豆田とわ子と三人の元夫」の主人公。バツ3・子持ちの住宅建設会社の社長で、元夫たちに振りまわされながら日々奮闘する、明るく、お茶目なキャラクター。-読者コメント-・人間味があって、自由で、頭が良くて、あげたらキリがないけど好き。・自分の考えはしっかり持ちつつ、大豆田とわ子なりに言うべき時には言い、引く時には引き、常に愛情を持って生きているところ・三人の元夫を包み込むやさしさ、社長としてのすばらしさ、日常の人間らしさがいとおしい。第5位:青山一(中村倫也)/「珈琲いかがでしょう」移動珈琲店「たこ珈琲」店主。行く先々で人々の心を癒していく青山は、爽やかで飄々とした王子様のようだが、その裏にはある秘密が…。-読者コメント-・マンガの実写で、これほどのシンクロ率は、かつてないと思います。・倫也くんが青山さんにしか見えない。おだやかな癒しの青山さんもやさぐれた裏の顔の青山さんもひとつぶで何度もおいしい青山さんです。第6位:入間みちお(竹野内豊)/「イチケイのカラス」自由奔放で異端な刑事裁判官。お堅い裁判官のイメージとはほど遠く、みちおはゆるい空気をまとい、とぼけた発言をすることもしばしば。また、元弁護士という異色な経歴の持ち主でもあり、物語が展開するにつれ、みちおの知られざる過去が次第に明らかになっていく。-読者コメント-・自由奔放そう見えて実は真実と1番向き合っていてかっこいい・揺るぎない信念も持ってて、なおかつ坂間さんとのやり取りも面白い!第7位 :桃地のぞむ (松坂桃李)/「あのキス」「あのときキスしておけば」の主人公。とにかくポンコツで何かと不運な32歳独身男性。スーパーで働き、出世願望や恋愛願望は特になし。憧れの漫画家・蟹釜ジョーこと唯月巴と出会い、“友だち以上恋人未満”の関係になるが…。ドラマでは、桃地の心の声や「SEIKAの空」のアテレコも話題に。-読者コメント-・とにかく可愛い、可愛いすぎる。・ポンコツなのだけど、憎めない周りに好かれる人。心がピュアで一途なところが可愛いです。・地味にノッてる感じを出したり言動がもうツボ。面白いです。第8位:緒原(水口)咲(北川景子)/「リコカツ」ファッション雑誌の優秀な編集者。現代的で自由な家庭で育った自分に正直な女性。緒原紘一と運命的な出会いをし、スピード結婚するが…。-読者コメント-・真面目で誠実で努力家かつ思い遣りに溢れている。魅力的なキャラクター。・咲ちゃんの紘一さんを想う気持ちが切ない。こっちまで毎回キュンとして切なくなって涙してます。第9位:真柴くるみ(川口春奈)/「着飾る恋」少し背伸びしつつも頑張り屋な“着飾る女”。インテリアメーカーの広報課に勤めており、宣伝を兼ねて始めたSNSでは、5年間、毎日1日3回の更新を欠かさず、10万人近くのフォロワーを持ち、インフルエンサーとしても活躍。それゆえ、身につけているファッションも注目を集め、Instagramは29万人超え、RakutenFashionとのコラボも展開されている。-読者コメント-・自分と似ている所があるなと思いました。辛くてもひたすら頑張っている姿を見て、自分も頑張れば良いことがあると勇気をもらっています。・自分の居場所や必要性を模索しながら、一生懸命仕事に向き合っている20代後半の等身大なOLの姿が自分に重なり、応援したくなる。・お洋服はもちろん、いろいろ参考になります。・おしゃれで仕事に一生懸命で応援したくなる。第10位:美濃輪潤平(仲野太賀)/「コントが始まる」売れないお笑い芸人トリオ「マクベス」のメンバーのひとり。高校時代、春斗に誘われて芸人の道へ。大企業で働く奈津美と10年間付き合っており、高校時代、潤平が奈津美に告白するシーンも話題となった。-読者コメント-・ユーモアさとなんとも言えない孤独さ感・優しくて一途で、笑わせてくれて真面目で友達想いなところ。・面白いし 熱い、純粋で、彼女を心から大切に思っているところが かっこいいです。「2021年好きな春ドラマのキャラクターは?」シネマカフェ読者アンケートTOP10第1位:風真尚希(櫻井翔)/「ネメシス」第2位:緒原紘一(永山瑛太)/「リコカツ」第3位:藤野駿(横浜流星)/「着飾る恋には理由があって」第4位:大豆田とわ子(松たか子)/「大豆田とわ子と三人の元夫」第5位:青山一(中村倫也)/「珈琲いかがでしょう」第6位:入間みちお(竹野内豊)/「イチケイのカラス」第7位:桃地のぞむ (松坂桃李)/「あのときキスしておけば」第8位:緒原(水口)咲(北川景子)/「リコカツ」第9位:真柴くるみ(川口春奈)/「着飾る恋には理由があって」第10位:美濃輪潤平(仲野太賀)/「コントが始まる」投票期間:5月18日(火)~5月31日(月)23:59※5月10日時点で、初回放送がすでに始まった作品を対象としてラインナップしています。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(cinemacafe.net)
2021年06月15日シネマカフェでは、4月期放送のドラマにおいて、「2021年好きな春ドラマ&キャラクターは?」と題して、読者アンケートを5月に実施。今期は、キャストの豪華さが話題となった「コントが始まる」や、坂元裕二オリジナルの「大豆田とわ子と三人の元夫」、「ドラゴン桜」の続編、きゅんきゅんなラブストーリー「着飾る恋には理由があって」&「恋はDeepに」などが放送された。今回実施したアンケートでは、約3,100人から回答を得ており、その結果を読者コメントと共にランキングを発表!まずは、TOP3をご紹介。駿派?シャチ派? 毎話ラストまで見逃せない“うちキュン”「着飾る恋」が1位!今期、ダントツ1位だったドラマは、「逃げ恥」「恋つづ」「わたナギ」と、近年注目を集めるTBS系火曜ドラマ枠で放送中の「着飾る恋には理由があって」。主人公の“着飾る女”真柴くるみ(川口春奈)が、ひょんなことから知らない人たちとルームシェアを始めるところから物語はスタート。メンバーは、マイペースでミニマリストな料理人の藤野駿(横浜流星)、カウンセラーの関西人・寺井陽人(丸山隆平)、アーティストの卵・羽瀬彩夏(中村アン)、そして真柴を引き入れた人気フードスタイリスト・早乙女香子(夏川結衣)。着飾ることで自分の居場所を得ていたヒロインが、価値観の違う人々と暮らしながら、“着飾る”という鎧を脱ぎ捨て、自分らしく生きる姿を描く“うちキュン”ラブストーリーだ。アンケートでは、「横浜流星の新しいタイプの役が最高です」「新しい流星君がとても新鮮」と横浜さんのまた新たな役柄が好評。また、冷蔵庫キスや毛布くるみのバックハグ、駿と葉山(向井理)の恋のバトルなど、毎話、様々なシーンがSNSで話題となる本作。「ジワリと染みる言葉が沢山散りばめられていて、観ていると元気になる」「キュンキュンしっぱなし!」「40代のおじさんですが、恥ずかしながらキュンキュンが止まりません」と、幅広い世代の視聴者を胸キュンさせている様子。さらに本作は、ラストに映し出される“駿目線”のサイドBシーンも大きな注目を集めており、「エンディングの回想シーンがまた来週もみたくなるような感じでキュンっとさせられます」「ラストの駿目線のシーンは新しくて素敵だと思う!」「残り5分がかなりヤバいです」といった声も。ほかにも、インフルエンサー・真柴のファッション、星野源による主題歌などに対するコメントも多く寄せられた。天才助手×ポンコツ探偵! 個性キャラ揃いの推理ドラマ「ネメシス」第2位は、映画監督・入江悠が仕掛ける完全オリジナル脚本のミステリーエンターテインメント「ネメシス」。広瀬すずと櫻井翔が演じる、天才すぎる助手・アンナとポンコツ探偵・風真の凸凹バディが、事件を次々と解決していく“1話完結の事件”と、“20年前の謎”が複雑に織りなす物語となっており、最終回に向けて衝撃の展開を迎えることになる。シネマカフェ読者は「魅力的なキャラ、楽しい謎解き、そして縦軸のミステリアスな謎。少しずつ真相に近づくのがドキドキワクワクで、毎週続きが気になって仕方ありません」「コミカルで重すぎないミステリーエンタテインメントなドラマが楽しい」「1話から最後まで繋がる縦軸の謎解きを、ワクワク、ドキドキして、視聴者も一緒に考察しながら観れる、回を重ねる毎に惹き込まれていくドラマです」と、ドキドキ・ワクワクしながら楽しんでいる様子。また、広瀬さんと櫻井さんに加え、アンナと風真のいる探偵事務所「ネメシス」のボス役を江口洋介が演じるほか、大島優子、上田竜也、勝地涼、中村蒼、富田望生、橋本環奈らが個性的なキャラクターを演じているのも見どころのひとつで、「個性豊かな登場人物が良い!」「登場人物のキャラもたっていて楽しいし面白い」「探偵事務所ネメシスの3人の雰囲気がサイコーです」「名だたる俳優さんたちが多彩なキャラクターを演じていて面白い!」といった意見も。全員、離婚家族!?「リコカツ」放送前に行った「春ドラマ期待している作品は?」アンケートでは、TOP10入りしなかった「リコカツ」が、今回見事、第3位にランクイン。本作は、北川景子演じる出版社に勤務する編集者・咲と、永山瑛太演じる自衛官一家の長男・紘一が、運命的な出会いをし、“交際ゼロ日婚”するも、早くも離婚を決意。しかし、周囲になかなか離婚の決意を切り出せず、水面下で離婚に向けた活動、“リコカツ”を始める、離婚から始まるオリジナルラブストーリー。シネマカフェ読者からは「とにかく面白い!」「放送終了間際にいつもキュンとさせられる!」「もどかしさがたまらない」「ストーリーが面白くてハマっています」「久々に笑えて、泣けるラブ・ストーリー 俳優さんたちの演技力に引き込まれてしまう。毎週、金曜日が待ち遠しい」「笑って、キュンキュンして、考えさせられる良い作品」「毎回ぐっとくる」などとそのストーリーを絶賛する声や、永山さん扮する紘一のキャラクター性、米津玄師の主題歌とのマッチングの良さなどにも多くの意見が寄せられた。そして、第4位~第10位は下記の結果に。第4位:「大豆田とわ子と三人の元夫」松たか子と坂元裕二、「カルテット」の2人が再びタッグを組んだ本作は、松さん扮するバツ3の独身女性・大豆田とわ子が、3人の元夫たち(松田龍平・角田晃広・岡田将生)に振り回されながら日々奮闘する、たまらなく愛おしいロマンティック・コメディー。テンポの良い掛け合いやエンディング、伊藤沙莉によるナレーションなどが話題に。-読者の声-「小ネタも入っていて、会話が最高におもしろい。エンディングの歌が毎回ラップを入れる人が変わるのもよい」「とにかく面白い。テンポがよくて小気味良い。それぞれの言葉が全て胸に刺さる」「内容が濃いのにコミカルに進んでいく展開が好き。見ていて楽しくなる。挿入歌やエンディング曲、ナレーションなども絶妙」「坂元さんの個性が存分に出ているドラマ。冒頭、終わりに主人公がタイトルを言うドラマは見たことがない。キャラも話も勿論いい。一番好きなのは、エンディングテーマ。見事」第5位:「恋はDeepに」海を愛する魚オタクの海洋学者・渚海音役の石原さとみと、御曹司・蓮田倫太郎役の綾野剛のW主演ドラマ。巨大マリンリゾートの開発をめぐって出会う、海を守りたい女と、その計画に人生をかける男は、やがて運命的な恋に落ちるが、彼女にはある“ヒミツ”があって――。海音の正体について様々な考察が飛び交い話題となった本作。2人の恋模様はもちろん、蓮田三兄弟の物語、豪華声優陣による魚たちと、毎話、様々なシーンが注目を集めた。-読者の声-「ファンタジーっぽい話の内容をドラマにしたのが、すごいワクワクする!役者さんも好きだけど、シンプルにこの脚本と海音や倫太郎といったキャラクターが好きすぎる」「毎回キュンキュンしてます」「仕事から帰って現実を忘れてほっとしたい時に見るにはピッタリなドラマで、石原さとみさんと綾野剛さんという実力派俳優さん達が真剣に役を生きているのに心を動かされます。ファンタジーで他にはなかなかない設定な所もこのドラマの魅力です」「ファンタジーなので現実逃避できるから楽しいです」「日常を忘れて見入る。癒やされる」第6位:「コントが始まる」菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀が売れないお笑い芸人トリオ「マクベス」を、有村架純と古川琴音が姉妹役で出演する青春群像ドラマ。毎話、ドラマのトップシーンを「マクベス」のコントで始まり、これが残りの物語の重要な伏線として繋がる、という構成でドラマが紡がれていく。メインキャストには豪華俳優が集結したことで、放送前から大きな話題となっていた本作。放送中は、里穂子のヲタクっぷり、つむぎの“心の声”などに共感し、分かりみが深すぎるという声が多数上がっていた。-読者の声-「演技力に定評のある若手同士で紡がれる会話劇はとても見応えあります」「脚本がおもしろい。また、世界観も身近に感じられるから」「リアルな群像劇かつ、想像を超える感動」「毎回笑って泣いて、切なくて。みんなが本当に愛しくて、終わった後がいつも温かいです」「毎回心に刺さって切なくなる」第7位:「ドラゴン桜」阿部寛が桜木建二を演じる「ドラゴン桜」の第2弾。前作ドラマの原作の15年後を描く続編「ドラゴン桜2」が基となっているが、ドラマでは、いまの時代の日曜劇場でやるべきエッセンスを入れた、ドラマオリジナルの展開となっている。阿部さんのほかにも、前作で生徒だった長澤まさみ演じる水野直美が、桜木と共に新時代の高校生に立ち向かっていくほか、“東大専科"生徒役として、鈴鹿央士、加藤清史郎、平手友梨奈、「King & Prince」高橋海人が出演。受験生だけでなく、大人たちからも大きな支持を得ている。-読者の声-「現代の生徒の悩みを上手く捉えていると思うから」「受験だけでなくこれから生きていくための術や人生観について深く考えさせられるから」「桜木先生の言葉が響く!このドラマを見るとやる気が出てきます!」第8位:「イチケイのカラス」法曹界の中にもファンが多いという浅見理都の同名コミックを原作とした、刑事裁判官が主人公の爽快リーガルエンターテインメントドラマ。竹野内豊演じる主人公に振り回されながらも、真実をつかもうと奔走する黒木華、新田真剣佑、小日向文世、中村梅雀、桜井ユキ、水谷果穂らイチケイメンバーの活躍をコミカル&ビターに描く。-読者の声-「裁判物だけど堅苦しくなくしっかりと事実を見極めて正しい判決を出す。安心してスカッとします。何度見ても飽きない」「入間みちおと板間千鶴のコンビが面白いから」「演技力の有る配役がはまっている。裁判ドラマの一話完結が心地よく、伏線、間を埋めるセリフやアニメーションを使った説明等々小技も効いて満足感が高い」第9位:「珈琲いかがでしょう」「凪のお暇」で知られるコナリミサトの漫画「珈琲いかがでしょう」を『かもめ食堂』の荻上直子がドラマ化。中村倫也演じる移動珈琲店「たこ珈琲」店主の青山が、行く先々で、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく、幸せを運ぶ珈琲物語。以前から原作ファンの間では青山が「中村倫也にしか見えない」という声も挙がっており、ファン待望の実写化だ。-読者の声-「ストーリーの面白さに加え、中村倫也さんの演技に震えます!」「ほのぼの癒され系ドラマかと思いきや、不穏な空気もちらりと感じるミステリアスな展開にぐんぐん引き込まれ、後半は青山さんを巡る魅力的なキャラクター達の人間関係にグッときてキュンとして優しい気持ちになれる不思議な素敵なドラマでした」第10位:「あのときキスしておけば」恋愛ドラマの名手・大石静の完全オリジナルとなる本作は、スーパーの従業員・桃地(松坂桃李)は大好きな漫画の作者・蟹釜ジョーこと唯月巴(麻生久美子)と出会い、いい関係までになるが、ある事故から、巴は清掃員・田中マサオ(井浦新)と入れ替わってしまう…という、衝撃の“入れ替わり”ラブコメディ。-読者の声-「ももちとオジ巴の可愛さよ。 松坂桃李さんが持つ可愛い部分の魅力を最大限に引き出しているお芝居に魅了。新さん、麻生さん、桃李くんと演技が確かな方のコメディがこんなに面白い事を再認識させてくれています」「単なる憑依物でなく、コメディ部分あり、泣かせる部分ありでいつもあっという間に終わるくらい夢中で観てます」今回の<作品編>に続き、<キャラクター編>も後日、ランキングを発表します。「2021年好きな春ドラマは?」シネマカフェ読者アンケートTOP101位:着飾る恋には理由があって2位:ネメシス3位:リコカツ4位:大豆田とわ子と三人の元夫5位:恋はDeepに6位:コントが始まる7位:ドラゴン桜8位:イチケイのカラス9位:珈琲いかがでしょう10位:あのときキスしておけば投票期間:5月18日(火)~5月31日(月)23:59※5月10日時点で、初回放送がすでに始まった作品を対象としてラインナップしています。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(cinemacafe.net)
2021年06月14日菅田将暉主演の青春群像劇「コントが始まる」の9話が6月12日オンエア。神木隆之介演じる瞬太の“負けは失敗ではない”という言葉と、有村架純演じる里穂子が春斗から送られた“最後のお礼”に感動や共感の声が続々と送られている。高校時代にお笑いコンビ「マクベス」を結成した高岩春斗に菅田将暉。春斗とマクベスを組む美濃輪潤平に仲野太賀。2人の友人でプロゲーマー引退後マクベスに加入する朝吹瞬太に神木さん。人生のどん底にいた時代にマクベスと出会いオタクになった中浜里穂子に有村架純。瞬太と交際している里穂子の妹・つむぎに古川琴音。高校時代から潤平と付き合ってきた奈津美に芳根京子。マクベスのマネージャー、楠木に中村倫也。春斗たちの高校時代の担任、真壁権助に鈴木浩介。瞬太がアルバイトをする焼き鳥屋の大将、安藤友郎に伊武雅刀。松田ゆう姫、明日海りおらも出演する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は潤平が奈津美の父親に挨拶することになる。奈津美の実家に行き奈津美の父(でんでん)に日本酒を渡す潤平だが、奈津美の父は酔っていて…。その頃、春斗と瞬太は真壁からバーベキューに招待される。そこで2人は真壁の息子・太一から「夢って、追いかけないほうがいいの?」と質問される…というのが今回のストーリー。質問した理由を「失敗した後、大変そうだなぁと思って」と語る太一に、「俺達、失敗なんかしてないよ」と答え、解散するのは「時間切れだよ。サッカーも試合時間ってあるだろ」と答える春斗。「ずっと続けてる人もいる」とさらに問いかける太一に「そういう人はずっと試合に勝ち続けてる」と春斗は返答。瞬太も「負けたってことが、失敗したってことじゃないと思う」と続ける。このやり取りに「うわ、、、このスポーツの例えめちゃくちゃ沁みる」「引退をサッカーの試合に例えるとか上手いこと言うなあ」「失敗じゃなくて時間切れという説明はいいな」と春斗の返答に感心する声や、「負けたってことが失敗ではない。すごい言葉だな」「負けたってことが失敗したって事じゃないと思う。私もそう思うよ」「負けたって事が失敗じゃない。何かつらいことや挫折はあっても、生きていくとそれが糧になる」と瞬太の言葉に共感する声も多数。そして春斗、潤平、瞬太はファミレス「メイクシラーズ」でマクベスとして最後の打ち合わせをする。朝まで語り明かし、名残惜しそうな表情を見せながらもレジに向かう3人は、レジの里穂子に“最後のお礼”をする。その言葉を涙ぐみながら聞き、これまで来店してくれたことを感謝する里穂子。特に春斗の「中浜さんの淹れてくれたコーヒーがネタ作りの活力になっていた」と言う言葉には、「推しに自分がネタの活力だったとか言われたらもう嬉しさしかねえよな」「応援している芸人さんにこんなこと言われたら泣いちゃうよ」「これは、中浜さんうれしいよねファンとして、店員として」など、里穂子に感情移入した視聴者からの喜びの声が多数届けられている。(笠緒)
2021年06月13日8月21日から東京の寺田倉庫 G1ビルで開催される『バンクシーって誰?展』のアンバサダーに、俳優の中村倫也さんが就任。その記者発表会が行われ、ananwebでもインタビューをさせていただきました!中村倫也さんがアンバサダー!【女子的アートナビ】vol. 209中村倫也さんがアンバサダーを務める『バンクシーって誰?展』は、この夏開幕する注目のイベント。世界各都市で開かれた『ジ・アート・オブ・バンクシー展』の傑作群が展示される予定で、リアルな街並みを再現した映画セットのような空間で作品を楽しむことができます。ストリートアート界の人気作家、バンクシーの出身地は英国ブリストル。しかし、名前も年齢も顔も隠して活動を続けており、謎に包まれた存在です。2018年には、オークションに出品された《風船と少女》が1億5千万で落札された直後、シュレッダーで作品が切り刻まれる事件が発生しますが、これはバンクシー本人が仕組んだこと。このニュースは世界中で報道されました。さらに都内でも「バンクシー作品らしきネズミの絵」が見つかり、2019年には都庁などで公開。日本でも彼の知名度は急上昇中です。本展では、ストリートや美術館では見ることのできないプライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品も多数出展される予定で、バンクシーをさらに深く知ることができる貴重な機会です。中村さんにインタビュー!今回、展覧会のアンバサダーに就任した俳優の中村倫也さんにインタビューを実施。展覧会の楽しみ方やバンクシーの魅力など語っていただきました。――アンバサダーのお仕事を打診されたとき、どう思われましたか?中村さんバンクシーだったので、おもしろそうだなと思いました。バンクシーって、生では見られない場所にばかり描いていますよね。イスラエルの壁とか。そういう現地にある作品を生で見たことがないので、なんかおもしろそうだな、自分も見たいな、と思いました。――バンクシーを最初に知ったのは、いつごろですか?中村さんあのオークションで作品がシュレッダーにダーッとかけられてしまったというニュース。こんなおもしろいことをやっている人がいるんだなぁと。そこから自分でも作品をいろいろ調べてみました。でも、どこからどこまでが彼の作品なのか、よくわからないんですけどね。バンクシーが自分で「これを描いた」といっているものがそんなに多くはないので。彼自身、描いたことを忘れているようなものも、あるかもしれないですよね(笑)。彼の作品は一つひとつがシニカルで、目線が鋭くておしゃれでセンスがいい。アウトプットの仕方がすごくおもしろいと思うんですよ。作家本人も謎めいていますし、とても魅力的だなと思います。トリップできる場所――展覧会で楽しみにしている作品はありますか?中村さんバカでかい子猫の作品も再現するらしいですよ。壁に描かれている巨大な子猫の作品なんですが、何を意味しているのかな。どんなメッセージ性があるのかわかりませんが。――今回は体験型の展示になるそうですね。中村さん見に行ったら異世界に没入できそうですよね。美術館や展覧会というのは、空間そのものがけっこう異世界で、日常の喧騒を忘れられる瞬間になっている。そういう意味で、今回のように映画セットみたいにつくりこんでいる展示は、トリップできる場所になるんじゃないかなと思います。――この展覧会には、どんな人と出かけたいですか?中村さん僕はひとりで行きたいですね。基本、美術館にはひとりで行くタイプです。ゆっくり眺めて好きな絵があれば、その前で立ち止まるという感じ。直感で見て「これ興味ないな」と思ったらスルーしたり。今まで人と一緒に美術館に行ったことはないです。――好きな画家とかはいますか?中村さん特別に好きな画家とかもいなくて。でも旅先にある美術館は見ておこうかなと思って、ふらっと入ってみることはよくありますが、何かを目がけていくという感じではないです。バンクシーがうらやましい!?――バンクシーは神出鬼没で正体も明かしていませんが、そんな謎の多い活動スタイルをどう思いますか?中村さんどこまでバンクシーが自分で手を出してセルフプロデュースしているのか、よくわからないですよね。けっこう、画商の人が有能らしいですよ。うらやましいです。――うらやましい?中村さん謎のほうが楽しいです。自分の「中村倫也」というのは、どうしたって顔も名前も出す仕事なので、隠しようがない。隠したら商売にならないかもしれないし。でも、例えば、顔と名前が一致している役者が誰も出ていない映画を見ると、例えばヨーロッパの作品とか見ると、役者が誰か知らないですよね。そうなると、すっごい世界観に入り込めたりする。なんかちょっと、そういう“うらやましさ”みたいなものはありますよね。謎があったほうがおもしろい――中村さんも、ご自身のセルフプロデュースは意識なさっていますか?中村さんそこまで意識しているわけではないです。だけど、もともと昔から「よくわからない人」と周りからいわれているので、放っておいても自分自身は「謎」があるのかなと思うのですけど(笑)。でも、例えば「中村倫也ってこういう人だよね」とパキッとわかりやすい存在で、それが世に浸透してしまったら、作品を見ても「なんかマジメな顔しているよ、あんな奴なのに」という入り口がちょっとある気がします。それは作品にとって邪魔だなぁと思うので。そのためにも、よくわからない奴でいたほうが、役者は安心。作品を見て、本当にこういう人なんじゃないかと思ってもらったほうが、役が本当にそこに存在するという感じで、説得力が増します。やはり謎があったほうがおもしろい。自分が客として作品を見るときも、そう思います。体験に勝るものはない――では、中村さんご自身にとって謎の存在は?中村さん謎なのは……昆虫。あの人たちは、わけがわからない(笑)。特に蝶。彼らはサナギの中で溶けているんですよ。イモムシからサナギになって、ドッロドロに溶けて、体の組織をもう一回組み換え直しているんです。最初から成虫で出て来いよ、がんばれよって(笑)。成虫になるためのエネルギーが足りないから、イモムシになって葉っぱを食べるらしいです。謎でおもしろいです。――昆虫の生態もお詳しいですね。最後に、読者のみなさまにメッセージをお願いします。中村さんバンクシーの名前は、みなさんも一度は聞いたことがあると思います。今、世の中便利で、ネットでいろいろなことを調べて知ることもできますけど、体験に勝るものはないので、やはり展覧会で見たら楽しいと思います。展示手法もユニークですし、生で接することができる貴重な機会です。それに、今回の展示は、すごくインスタ映えすると思います。『バンクシーって誰?展』は「バンクシーって映え展」です(笑)――ステキなキャッチコピーもいただきました。ありがとうございました!音声ガイドも担当!また、中村さんは『バンクシーって誰?展』の記者発表会にも出席。展覧会の音声ガイドも担当するということで、「作品にはこういうメッセージがある、という目線を語ることになると思うので、作品を見るうえでの手助けになる」とコメント。「一回は自分の眼で見て感じて、二回目に音声ガイドを手に取っていただければ」と笑顔でアピールしていました。取材を終えて取材中は終始とても気さくな雰囲気で、撮影のときもカメラマンに向かって「ananだったら笑顔のほうがいいかな」と自らステキな笑顔を見せてくれた中村さん。用意された答えではなく、一つひとつ考えながら穏やかな表情で話されていましたが、役者について語るときだけは、真剣な表情をされていたのが印象的でした。そんな中村さんがアンバサダーをつとめる『バンクシーって誰?展』は8月21日から開催。公式サイトでは現在前売券が発売中です。ぜひチェックしてみてくださいね!Information会期: 2021年8月21日(土)〜2021年12月5日(日)会場: 寺田倉庫 G1ビル開館時間: 11:00〜20:00 (金・土・祝前日は21:00まで)※最終入場は閉館時間の30分前休館日:10/5(火)、10/12(火)、10/19(火)※混雑緩和のため、土日祝は日時指定となります。チケット情報の詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。衣装協力:コート¥52,800 (HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / ISSEY MIYAKE INC.)シューズ¥19,800(オニツカタイガー / オニツカタイガージャパン お客様相談室)その他、スタイリスト私物スタイリスト中井綾子(crêpe)[問い合わせ先] ISSEY MIYAKE INC.(03-5454-1705)オニツカタイガージャパン お客様相談室(0120-504-630)写真:山本嵩(中村倫也)
2021年06月12日元テレビ誌編集者で、地上波では全クールの作品&動画配信のドラマなどもチェックしている、テレビウォッチャーでライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。今回から、毎月1本、注目のドラマをお届けする【テレビっ子の窓】をお届けします。連載第1回は、『コントが始まる』をオススメします。「マクベス」と仲間が選んだもの【テレビっ子の窓】vol. 1現在放送中の菅田将暉さんが主演する土曜ドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系 毎週土曜 午後10時)は、同枠で2019年10月期に放送された『俺の話は長い』で「第38回向田邦子賞」を受賞した、金子茂樹さんによるオリジナル脚本の青春群像劇です。ドラマでは、高岩春斗(菅田)、朝吹瞬太(神木隆之介)、美濃輪潤平(仲野太賀)が、売れないお笑い芸人のトリオ「マクベス」を演じています。そんなマクベスがネタ作りにいつも集まるファミリーレストラン『メイクシラーズ』のウェイトレス、中浜里穂子(有村)と妹のつむぎ(古川)とともに、姉妹はマクベスの3人と次第に縁が深まっていきました。6月12日放送の第9話は、コント『結婚の挨拶』。ステージには、プロレス実況役の春斗、チャラい若者役の瞬太、頑固オヤジ役の潤平がコタツを囲みます。春斗が実況する中、雲行き怪しい結婚の挨拶は「娘さんと結婚したいんすけど」という瞬太。マクベスによるコントの前フリが始まります。里穂子とつむぎの就職祝いのため、マクベス開幕の聖地「ポンペイ」に集まる春斗たち。潤平は奈津美(芳根京子)とともに参加していましたが、奈津美の実家への挨拶を控えて緊張気味。さらに潤平は、奈津美の元彼氏で新進気鋭の実業家として活躍する小林勇馬(浅香航大)とのこじれた関係が気がかり。一方、春斗は、ひきこもりを脱して印刷会社で働くようになった兄の俊春(毎熊克哉)と再会。そして、春斗と瞬太は高校の担任の真壁(鈴木浩介)の家にバーベキューに招待され、真壁の息子の太一から「夢」について、ある問いかけをされるのですが……。若者たちのリアルな感情を繊細に描く毎回、ドラマの冒頭はマクベスのコントから始まり、そのコントが残りの物語の重要な伏線としてつながっていくという、異例の構成で繰り広げられる『コントが始まる』。菅田さん、有村さん、神木さん、仲野さんという、実際に全員が93年生まれという同世代俳優のみなさんが、実年齢と同じ28歳の役を演じるのも興味深いところです。また、劇中で有村さんの妹役を演じる古川琴音さんは現在、24歳。この20代の5人のキャストが、現代の若者の生きざまを体現。人生の岐路に立つ若者たちのリアルな感情の揺れを巧みに描いている点が、このドラマの魅力です。これまで今作を観続けている視聴者のみなさんはもちろん、観ていない方にもおすすめしたい理由はいろいろありますが、まずひとつはマクベスや彼らを取り巻く人たちの言動が人生を見つめるヒントになっていること。苦悩の末、解散することになった、マクベスの3人。偶然入った居酒屋でマクベスと出会い、後にマネージャーとなった楠木実籾(中村倫也)。里穂子からのふとしたひと言で、本当に芸能事務所のマネージャーを志望して就職したつむぎ。会社案内のパンフレットに見事な生花が飾ってあったことで、会社を選んだ里穂子。マクベスの3人も思い描く未来をつかむために闘っていましたが、彼らと関わり合うなかで、まわりの人たちもそれぞれがちょっとした瞬間の行動やふいの言葉にヒントを得て、前へ進んでいきます。わたしたちにも、ありますよね。うんと思い悩んでいる最中に答えを出せないのに、ふとしたきっかけで、まったく違うギアが入ること。生きることに不器用な人たちばかりが登場するからこそ愛らしく、今作を観ていると、共感できる場面がたくさんあるように感じます。また、マクベスの大ファンである里穂子のオタクっぷりにも注目。当初、働いていたファミレスに集まる彼らがいるため仕事に精を出すようになり、さらには隣のマンションに彼らが住んでいることを知り、1週間かけて自力で彼らが「マクベス」という名前のお笑い芸人であることを突き止めます。以降は何かとマクベスを心の支えにし、マクベスの名付け親の奈津美と一緒に記念撮影したり、マネージャーの楠木から、マクベスの第1回単独ライブのチラシをもらって「一生の宝にします!」と歓喜したり(2回以降の単独ライブのチラシもおねだり)。大阪出身でお笑いが大好きな筆者は、ダウンタウンさんが好きで学生時代によく劇場へ足を運んでいましたが(菅田さんも大のダウンタウンさん好きなことは知られていますが)、『コントが始まる』はお笑い芸人がメインとなるドラマというだけでも大変興味をそそられましたし、冒頭のコントが物語にも絡んでくるなんて、金子さんの脚本にうなるばかりなうえ、演技力の高いキャストがそろい、見どころしかありません。さて、これから最終回に向けて、いよいよ壊れた過去に向き合い、止まっていた時間が動き出します。マクベスの解散ライブまで、残りわずかとなりました。夢に敗れた若者たちの先にあるものは、いったいなんなのか。見逃せない展開となる『コントが始まる』。彼らの喜劇的な人生を、あなたも一緒に見守りませんか。Information出演:菅田将暉、有村架純、仲野太賀、古川琴音、神木隆之介ほか脚本:金子茂樹演出:猪股隆一、金井紘(storyboard)、瀬野尾 一(トータルメディアコミュニケーション)チーフプロデューサー:池田健司プロデューサー:福井雄太、松山雅則(トータルメディアコミュニケーション)主題歌:あいみょん「愛を知るまでは」(unBORDE / Warner Music Japan)制作協力:トータルメディアコミュニケーション製作著作:日本テレビ©日本テレビ文・かわむらあみり文・かわむらあみり
2021年06月12日「コントが始まる」の8話が6月5日放送。中村倫也演じる楠木がマクベスに渡した「解散ライブのネタ順」に「ゾワってなった!」「そこも伏線だったのか」と驚きの声が続出。里穂子への“チラシ”の渡し方にも「流石マネージャー!」などの反応が上がっている。「俺の話は長い」で第38回向田邦子賞を受賞した金子茂樹による20代後半の青春群像ドラマとなる本作。お笑いコンビ「マクベス」の高岩春斗に菅田将暉、美濃輪潤平に仲野太賀、朝吹瞬太に神木隆之介、マクベスオタクのファミレス店員・中浜里穂子に有村架純、里穂子の妹・つむぎに古川琴音。潤平の彼女・奈津美に芳根京子、マクベスのマネージャー・楠木に中村倫也、伊武雅刀、鈴木浩介、松田ゆう姫、明日海りお、小野莉奈、米倉れいあ(821)らも出演する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。瞬太が働く焼き鳥屋「ボギーパット」を久々に訪れた楠木は、5年前初めてマクベスに会ってから、懸命に3人の売り込みをしてきた日々を振り返る。「ボギーパット」でライブのチラシをもらい、その後彼らからマネージャーになって欲しいと頼まれた楠木。3人とファミレスで徹底的に話し合い、朝までネタ合わせに付き合い、4人目のマクベスになったつもりで頑張ったその時間は彼にとって“青春時代に戻ったような熱い時間”だった。しかし3人との距離は徐々に広がっていった。ラストで楠木はファミレスで打ち合わせ中のマクベスのもとを再び訪れ「解散ライブのネタ順」を渡す。「あくまでたたき台だと思って」と言う楠木に、春斗は「これでいいと思います」と返答。「ちゃんと見ててくれたんだなぁ」と口にする…というのが8話の展開。「楠木マネがほんとにいい人でまじで胸がギューってなった」「楠木さんは仕事としてマクベスとクールな関係だと思っていたらめっちゃ熱い人だった」など感動の声が上がるなか、楠木が渡した“ネタ順”に「楠木さんのネタ順が1話からの順だったのマジで鳥肌すぎるそこも伏線だったのかーー」「楠木さんの提案したネタ順見たとき、ゾワってなった!」といった反応も。さらにファミレスを出る際、レジで楠木は里穂子に「そういえば事務所にこんなものがあった…」とマクベスの第1回単独ライブのチラシを渡す。クリアファイルに2枚のチラシを入れて渡す楠木の“計らい”に「つむぎが前にチラシを貰って来た時。一枚だけで折り畳んでいて…里穂子があり得ないと、オタクらしく怒った事があったな。楠木さん流石マネージャー!」「きれいなチラシ2枚をクリアファイルに入れてきてる楠木さんも、他のチラシもないか貪欲に尋ねる中浜さんもオタク的に最高」といった投稿も多数。またつむぎが瞬太と付き合っていることを聞いた里穂子が、つむぎに放った「ファンの妹はファンよ」というセリフや、奈津美がマクベスの名付け親だと知り、一緒に写真を撮って欲しいと懇願。驚く奈津美に「マクベスの名付け親である方が横にいるのに写真を撮って帰らないとは、逆にファン失格なのではと」とその理由を伝える姿に、改めて「中浜さんって崇高なファンだな」「気持ち分かる!お笑いファンとしては同じ考え!」「中浜さんのオタクぶり、本当に良い」「本当に筋金入りのヲタクしてて素晴らしいな」といった感想も続出している。(笠緒)
2021年06月06日「雑誌で連載を始めたのがちょうど、僕自身、役者としての評価や立場が大きく変わった時期でした。この2年で自分の心のあり方みたいなものが変わったと思います」そう語るのは、エッセイ集『THE やんごとなき雑談』(KADOKAWA)を出版した中村倫也(34)。多忙な俳優業のかたわら、文芸雑誌で毎月2,000字の連載をみごとに完遂した。「自分でも常人じゃないと思いますよ。連載の後半は、朝5時に起きて書いていました。目が覚めた瞬間にパッと頭に浮かんだワードがめちゃよかったりして(笑)」人気俳優の日常が率直につづられた今作。自分の内面をさらけ出すことに抵抗はなかったのだろうか。「書くこと自体、面白くもあれば、恥ずかしくもあり、不安もありました。でも、それを全部ひっくるめても、これを読んでくれた人の“何か”になればいいと、それだけ。その夢のためにあくせくとやってきました。結局、たくさんの人を笑顔にすることが自分の癒しになり、僕の幸せなんです」本著では独り身の寂しさから“婚活をすべきか、ペットを飼うべきか考えている”と告白している中村。気になる婚活は?「自分が惚れっぽくないんで(笑)。だから、生まれ変わったらなりたいものの1つに、“惚れっぽくなりたい”っていうのがあるんです。あと、デリカシーのない人になりたい。この本を読んでもらえばわかりますけど、ちっちゃいことでウジウジやりおるじゃないですか、こいつ。気づかなくていいことまで見えちゃうとか、本当疲れるんですよ(笑)」人生初のエッセイ集は現在3回重版され、7万7,000部の売り上げを記録。次回作の構想はある?「日記みたいなものを書きたいですね。ただ、2作目となると、自分でハードルを上げちゃうのでなかなか挑戦しようってならないかも(笑)」
2021年06月06日2021年劇団☆新感線41周年興行 秋公演 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』が、2021年9月に東京・TBS赤坂ACTシアターで、10月に大阪・オリックス劇場で上演される。主演は中村倫也が務め、吉岡里帆や向井理なども出演する。「劇団☆新感線 」とは?1980年に大阪で旗揚げされた「劇団☆新感線 」は、いのうえひでのりが主宰する劇団。映画やドラマでも活躍する古田新太や橋本じゅんをはじめ、個性豊かな役者が所属している。また、コンサートばりの照明・音響を駆使した“ド派手”な演出も見所の一つとなっている。“伝奇ファンタジー“『狐晴明九尾狩』劇団41周年となる2021年秋は、神話や史実などをモチーフにした同劇団の王道シリーズ“いのうえ歌舞伎”を上演。座付作家・中島かずき描き下ろしによる、アクション、歌、ダンス、笑いを盛り込んだ伝奇ファンタジー『狐晴明九尾狩』を届ける。陰陽師・安倍晴明にフォーカス『狐晴明九尾狩』でフォーカスするのは、小説や漫画、映画、ゲームと数多くの作品で取り上げられてきた平安時代の陰陽師・安倍晴明。本作品では「狐の子」を名乗る晴明と、陰陽師に化けた“九尾の狐“との頭脳戦を描く。中村倫也&吉岡里帆&向井理が共演主役の安倍晴明を演じるのは、『ファーストラヴ』『人数の町』などに出演し、作品ごとに様々な表情を魅せてきた中村倫也。“中村倫也が安倍晴明を演じたら“という発想から誕生した同作品で、どのような晴明を演じるのか期待が高まる。また、『見えない目撃者』『泣く子はいねぇが』など、数多くの話題作に出演してきた若手実力派女優・吉岡里帆が同劇団の作品に初参加し、九尾の狐と因縁のある狐霊を演じる。さらに、陰陽師に化け、日の本の支配を企てる九尾の狐役には、2017年に上演された同劇団の作品『髑髏城の七人』Season風以来2度目の参加となる向井理を起用。その他、浅利陽介、竜星涼、早乙女友貴、千葉哲也や、劇団員の高田聖子、粟根まことらも参戦する。詳細2021年劇団☆新感線41周年興行秋公演いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』作:中島かずき演出:いのうえひでのり出演:中村倫也、吉岡里帆、浅利陽介、竜星涼、早乙女友貴、千葉哲也、高田聖子、粟根まこと、向井理、右近健一、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、インディ高橋、山本カナコ、礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、保坂エマ、村木 仁、川原正嗣、武田浩二、藤家剛、川島弘之、菊地雄人、あきつ来野良、藤田修平、北川裕貴、紀國谷亮輔、下島一成、鈴木智久、武市悠資、山﨑翔太、渡部又吁、小板奈央美、後藤祐香、鈴木奈苗、森加織■東京公演上演時期:2021年9月会場:TBS赤坂ACTシアター住所:東京都港区赤坂5-3-2 赤坂サカス問い合わせ先:サンライズプロモーション東京TEL 0570-00-3337(平日12:00~15:00)■大阪公演上演時期:2021年10月会場:オリックス劇場住所:大阪府大阪市西区新町1-14-15問い合わせ先:キョードーインフォメーションTEL 0570-200-888(11:00~16:00/日・祝日は休業)<あらすじ>ときは平安時代の中頃。貴族たちが雅な宮廷生活を送る京の都。そこで宮廷陰陽師として仕える安倍(あべの)晴(せい)明(めい)(中村倫也)。人並み外れた陰陽道の才能ゆえに「人と狐の間に生まれた」と噂され、“狐晴明”と呼ばれている。ある夜、九つの尾を持つ凶星が流れるのを見た彼は急いで参内する。それは唐の滅亡以降、大陸を戦乱に陥れた九尾の妖狐が日の本に渡ってきた印であった。しかし、宮廷からうとましく思われている彼は退けられ、九尾の妖狐退治は、大陸で学問を修めて戻った陰陽師宗家の跡取り、賀茂(かもの)利風(としかぜ)(向井 理)に命じられる。だが、すでに九尾の妖狐は利風を倒し、その身体を乗っ取り内裏に侵入していた。それを見抜いた晴明は、九尾の妖狐を倒さんと動き出す。しかし妖狐も利風の記憶や術を利用して、晴明の息の根を止めようとする。晴明には大陸から妖狐を追ってきた狐霊のタオ(吉岡里帆)たちが加勢。だが、タオとの因縁を逆手に取った妖狐の策略に翻弄されてしまう。混沌とする戦いは逆転、また逆転の連続に……!狩られるのは妖狐か、それとも晴明か。術と頭脳、そして陰陽師の誇りを懸けた死闘が今、幕を開ける――!
2021年06月04日菅田将暉が主演を務め、有村架純、仲野太賀、古川琴音、神木隆之介らと織りなす20代後半の青春群像ドラマ「コントが始まる」。明日6月5日(土)に放送される第8話で、中村倫也が演じている「マクベス」のマネージャー・楠木の過去や、彼らへの熱い思いが明かされることが分かった。解散まで残された時間はわずかとなってきた春斗(菅田将暉)、美濃輪潤平(仲野太賀)、朝吹瞬太(神木隆之介)の「マクベス」。今回は気になる第8話から、マクベスのマネージャーである楠木実籾(中村倫也)と春斗らが一緒に焼き鳥屋ボギーパットで飲んでいるシーンが到着。楠木実籾はマクベスの3人と出会う前からボギーパットの常連客で、ほぼ毎日通っていたのだが、なぜマクベスが所属事務所「パソリブレ」に所属することになったのかが、明らかになる。マクベスのマネージャーとなってからは、ボギーパットに通うことはほぼなかったが、マクベスの解散を目前に控え、実籾は久々に顔を出すことに。ボギーパットのトイレに貼ってある演歌歌手のポスターは、なんとパソリブレ所属の歌手ばかりだったことも判明。第8話では、マネージャーである楠木目線で、瞬太が加入してからの5年間のマクベスの活動をふり返っていく。いままであまり明らかにされていなかった楠木の過去や、マクベスに対する熱い想いも明かされる、必見回となりそうだ。土曜ドラマ「コントが始まる」は毎週土曜22時~日本テレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2021年06月04日森見登美彦の小説『夜は短し歩けよ乙女』が、「ヨーロッパ企画」上田誠の脚本・演出、歌舞伎界の中村壱太郎と乃木坂46の久保史緒里のW主演で舞台化され、6月6日(日)から東京・大阪にて上演される。“先輩”役の中村壱太郎と、“学園祭事務局長”役の白石隼也に話を聞いた。演じても観ても楽しい“ゴチャゴチャ感”──昨日は初めて通し稽古をやられたそうですが、いかがでしたか?壱太郎いやあ、もう一回やりたいですね。白石ははは!壱太郎めちゃくちゃ緊張しちゃって。「春」「夏」「秋」「冬」と物語が進んでいくのですが、あっという間に「冬」になった気がしました。僕が演じる“先輩”は、「冬」に布団の中にいるシーンがあるんですけど、布団の中でずーっと反省していました。白石(笑)。でもまだ段取りの段階で、お芝居の演出がついていないからさ。──お芝居の手前の段階だったんですね。白石はい。ただこの座組は、熟練の舞台俳優の方々がいらっしゃるので、「この短期間で!?」というクオリティで横にいてくださってなんとかできちゃったっていう感じでした。皆さんすごかったよね。壱太郎すごいですよ……。昨日はさらにひとつギアが上がっていた気もしました。それに圧倒されつつ、感じることの多い時間でしたね。──この作品は次々とシーンも変わりますし、描かれていることも幻想的ですし、やることが多そうだなと想像しています。舞台『夜は短し歩けよ乙女』メインビジュアル白石やることたくさんありますよ! 主演のおふたり以外のキャストは本役以外に2~3役ありますし、セットも出演者が動かしますし、途中とんでもないテンポ感でいくところもありますしね。これをまとめていく作業ってとても難しいだろうと思うんですけど、でも完璧にやり切ったら、すごいショーになりそうだなという気配を昨日感じました。壱太郎ほんとそうだね。この作品って、この作品のポスターが醸し出している通りのゴチャゴチャ感がある。キャストもいろんなジャンルから集まっていますしね。そのゴチャゴチャ感が観ていても演じていても楽しいところなので。──原作小説は独特なムードがありますが、それは舞台版でも同じですか?壱太郎言葉遣いは森見さんの世界感そのままですよ。だけどよりワンダーランド感が増してると思います。そこが素敵なところ。生の舞台でやるからこその空間が広がるんじゃないかなと思います。白石いろんなものがあの手この手で具現化されているもんね。──ちなみにSNSで作・演出の上田誠さんは「巨大感情絵巻」とおっしゃっていました。壱太郎すごい!そうだと思う。白石まさにそんな感じです。いろんな感情が次々と出てくるから。お客様もどこに目を向けていいかわからないと思いますよ。まず登場キャラクターの数からすごいですし。壱太郎しかも「この人は重要な登場人物なのかな」と思ってもそんなことなかったりするし(笑)。一回観ただけじゃ気付けないことが多々あって、何度も観たくなる作品になるんじゃないかなと思います。──衣裳が150着あるという情報をもらいました。壱太郎150着!?うそでしょ!?でもその中にはきっと5秒くらいしか出ない衣裳もあるよね。白石あるね(笑)。──白石さんは何役も演じていかがですか?白石楽しいし、難しいです。初めてやります。壱太郎僕は自分の役しか演じないので、「みんな大変そうだな」と思いつつも、「ちょっと面白そう」という気持ちにもなるよ。白石大変は大変だよ。でも稽古場で隣の席が玉置(玲央)さんでさ、いろんな役「やりたい!やりたい!」って感じなのよ。俺はまだ自分の役でいっぱいいっぱいだから、できればやりたくないんだけど……(笑)壱太郎はは!白石隣の席で「やりたい!」って言うからさ、「僕もじゃあ……」って感じでやっちゃう(笑)。壱太郎(笑)。玉置さんすごいもんね。別のお仕事でお稽古に来られない方の代役が必要な時とか、ほぼほぼ玉置さんが代役で立ってくれる。白石尾上さんもそうだしね。今回は、演劇が好きで好きでしょうがない人たちの集まりって感じ。僕自身、これまであまり共演したことがないタイプの人たちなので、すごく刺激を受けています。久保史緒里さんはただものじゃない──“黒髪の乙女”役の久保史緒里さんはどうですか?白石佇まいや声の質感がとても上品で、古風な雰囲気もあって、役にぴったりなんですよ。すごくナイスキャスティングだと思う。壱太郎それでいて緋鯉背負っていてもあんまり違和感ないんだよね。白石なのにインテリ感もあるし。壱太郎夏目漱石の小説読んでそうだもんね。そう。摩訶不思議なのにインテリ感もあるって、おもしろいよね。それにすごい舞台魂も感じる。ただものじゃない感じがするんですよ。先日、乃木坂46の「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」を拝見して、輝きとか、見せ方とか、立ち居振る舞いとか、本当に素敵で圧倒されました。共演できて嬉しいです。久保史緒里「なんとも愉快な現場です!」 舞台『夜は短し歩けよ乙女』インタビュー()──壱太郎さんは、“先輩”役を演じていてどうですか?壱太郎実は稽古に入るまで、なかなかキャラクターが落ちてこなかったんです。僕はどちらかというと“黒髪の乙女”のような好奇心の持ち主なので、性格が真逆なこともあって。でも今皆さんと芝居をしているうちに、「こんな感じなのかな」というのがだんだん見えてきているところです。──そもそも壱太郎さんは普段は歌舞伎の世界で活躍されている方で、今回のようなタイプの舞台作品は初めてですよね。壱太郎そうです、初めての環境です。歌舞伎の稽古って新作でない限り80%は巻き戻さずお稽古が進むんですよ。「このシーンを返します(=繰り返して稽古します)」ということがあまりない。稽古が4日間だとしたら4回しか通さないし、その日の課題は翌日までの宿題になるんです。白石そうなんだ!舞台はその場ですぐだもんね。壱太郎そう、だから新鮮。その場その場の対応力も試されているなって感じです。──歌舞伎が生かされるシーンもあるそうですね。壱太郎劇中劇で歌舞伎のシーンがあります。僕は歌舞伎では女方を演じることが多いので、女性役のシーンもあるんですよ。白石上田さんは役者それぞれが持っているものを活かしてくれている感じがします。──楽しみです。白石さんは“学園祭事務局長”の役はどうですか?白石すごく難しいなと思っています。──役柄がですか?白石いえ、芝居がです。この作品は展開が怒涛なので、その中で感情を呼び起こして、発散して、次のシーンにいって、別の感情で、みたいなことがたくさんあるんです。さらに別の役もありますし。そこの切り替えが今はまだ難しい。頭ではわかっていても、心が乗ってこないんですよね。──現状、どうしようと思われていますか?白石いったん忘れてみようかなと思います。動きは覚えたので、いったん立ち戻って、これから新たに試行錯誤していこうかなって。これからですけどね。──ちなみにおふたりは生年月日が同じだそうですね。壱太郎そうなんです。「同い年だから敬語はやめてくださいね」って僕のほうから言ったのに、結局僕だけ敬語なんですよ。白石そうなんですよ。僕だけため口で距離を感じる……。壱太郎距離を感じないで(笑)。大丈夫、今、徐々に変化してるから!白石(笑)壱太郎くんは背中で語るタイプの座長──稽古場での印象は?壱太郎(白石は)抜け感というのかな、そういうものがあるなと思います。事務局長の芝居もカッコいいんだけどそれだけじゃない。そういうところが見ていて面白いし、素敵です。白石ありがとう。壱太郎くんは本当にストイックでまじめです。その姿勢がキャラクターに滲み出て、今、“先輩”は壱太郎くんにしかできないものになってきていると思います。いわゆる“それっぽい芝居”もできるような役だと思うんですけど、壱太郎くんは自分が感じるままに演じていて、「彼がやるとこういうふうになるんだ!」という面白さを感じる。それは僕にとっても新鮮です。初めての環境で苦労していると思うけど、初日から台詞がちゃんと入っていることとかもそうですし、背中で語るタイプの座長で、自然と「みんなで支えていこう」という雰囲気になっています。その雰囲気が“先輩”をみんなで応援している感じにもつながっていますね。壱太郎ありがとうございます。本当に不安でね……ありがたい。白石でも俺もマジで不安よ!?──白石さんの不安はなんですか?白石俺にはできない!と思って。壱太郎そんなことないじゃん(笑)。白石皆さんすごいんですよ。うまい人ばかりだから。「向いてないな」と思う時がある。みんな稽古場で、いろんなアイデアをパッと出すじゃん。はって思う。壱太郎しかもその役に合った案が出るからね。すごいことだよね。白石そう……。でも焦らずに、開幕までに持っていけばいいと思って今はやっています。壱太郎それはほんとそうだね。上田さんにすべてを託して。白石稽古場で脚光は浴びたいけどさ。壱太郎ええ?(笑)白石こんなアイデア持ってきたぜ!って脚光を浴びたい気持ちもあるけど、その欲に惑わされずにやっていこうと思う。まずは真面目につくっていけばいいと思うんだよね。真面目にやってるうちに余裕が出てくるはずだから。そしたらアイデアも出せるはず。壱太郎ああ、本当にそうだよね!いや、昨日すごく落ち込んでいたからさ。今この話できてよかった。ありがとう。──では最後に、開幕に向けておふたりが楽しみにされていることを教えてください。白石僕はこの作品が、劇場でどんなふうになるのかが楽しみです。セットも豪華絢爛だろうし、映像も使われるし、転換もあるしで、まだ想像しきれていない部分も多いんですよ。特に僕はスクリーンの前でお芝居するところがあるので、劇場に入ってやっと見えてくるところもあるはず。そこが楽しみですね。壱太郎僕は、この作品はきっと何度も観たくなるものになると思っているから、そういう反応を見られるのが楽しみです。「あれ?あの人あの時どうしてたんだろう」とか、観た後にふと気になったりすると思うんですよ。それでまた観たくなると思う。映像だったら誰かのアップになるようなシーンでも舞台は全部が見える、その面白さが味わえる作品だと思いますし、そういう芝居にしていきたいです。取材・文:中川實穂撮影:森好弘舞台『夜は短し歩けよ乙女』原案・原作:森見登美彦劇作・脚本・演出:上田誠出演:中村壱太郎 / 久保史緒里(乃木坂46)玉置玲央 / 白石隼也 / 藤谷理子 / 早織石田剛太 / 酒井善史 / 角田貴志 / 土佐和成 / 池浦さだ夢 / 金丸慎太郎 / 日下七海 / 納谷真大鈴木砂羽尾上寛之 / 藤松祥子 / 中村光 / 山口森広 / 町田マリー竹中直人【東京公演】2021年6月6日(日)~2021年6月22日(火)会場:新国立劇場 中劇場【大阪公演】2021年6月26日(土)・2021年6月27日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールチケット情報
2021年06月04日春ドラマの中でも、存在感を際立たせている恋愛ドラマ。理想的過ぎないリアルな恋の描写に、「共感の嵐」「癖になる」と大きな反響が集まっています。そこで今日は、いま注目の作品をまとめてピックアップ!共感度の高いラブストーリーを、一緒に振り返っていきましょう。仕事も恋も、SNSに翻弄されがちな現実「着飾る恋には理由があって」キレイに着飾ることで自分の居場所を得ていたヒロイン・真柴くるみ(川口春奈)が、シェアハウス生活での価値観のぶつかり合いを経て、自分らしく生きる道を取り戻していく“うちキュン”ラブストーリー。SNSの反応や人の目が気になりがちな現代において、シンプルを追求するミニマリスト・藤野駿(横浜流星)がきょとん顔で呟く「そのままでいいのに」「Beforeの方がいいのに」というストレートな言葉が胸を射抜く注目のドラマとなっています。<第7話のあらすじ>(6月1日放送)真柴は「やりたいことは、やれ」という駿のアドバイス通り、以前から気になっていたランプの買い付けをするため、生まれ育った故郷・初島へ向かう。しかしランプ工房の主人に提案を拒否され、真柴は落胆する。そんな中、なぜか祥吾(向井理)が真柴を訪ねて初島にやってきて…。対応に追われる真柴だったが、真柴の母・すみれ(工藤夕貴)は、真柴と祥吾の仲を疑い始める。離婚=別れじゃない、斬新な四角関係が話題「大豆田とわ子と三人の元夫」バツ3の独身社長・大豆田とわ子(松たかこ)が、3人の元夫たち(松田龍平/角田晃広/岡田将生)に振り回されながらも日々奮闘する姿がたまらなく愛おしいロマンティック・コメディー。籍を抜いた後も、とわ子を慕う元夫たち――お互いの良い所も悪い所も深く理解しているからこそ続く不思議な四角関係は、いつしか離婚という言葉のネガティブさを払拭してくれることでしょう。失敗を恐れることなく、「また恋に挑戦してみたい」と思わせてくれる一作です。<第8話のあらすじ>(6月1日放送)しろくまハウジングの買収責任者で“企業買収の悪魔”と呼ばれる人物が、最近親しくなったばかりの大史(オダギリジョー)だと分かり、驚きを隠せないとわ子。ところが、社長のとわ子に退任要求を突きつける一方で、ビジネスとプライベートは別だと言い切る大史。仕事以外では、いままでと変わらずとわ子と親しくしたいという。とわ子もまた、大史と過ごした楽しい時間を忘れられず、その申し出を受けることにするが…。令和の新しい逆襲劇!ルッキズムに反響続々「ブラックシンデレラ」ABEMAの新作オリジナルドラマとして注目を集める本作は、学園一の美男美女を決めるミスコンを舞台に、平凡な女子高生・神谷愛波(莉子)が織り成す切ないラブストーリー。やっとの思いで参加したコンテストの直前、彼女は顔に大きな傷を負ってしまい…。取り巻く世界が一変。御曹司でモデルのワケ有りイケメン・橘圭吾(神尾楓珠)やミステリアスな転校生・島村空(板垣瑞生)、学園一の美女と謳われる百合(愛花)らの複雑な思惑が交錯する中、“本当の美しさ”を模索していく斬新な逆襲劇。学園内に色濃く残るルッキズム=外見主義に果敢に立ち向かう主人公の姿に視聴者からは、「愛波の恋を応援したい!」「自信のない気持ちに共感の嵐」と多く反響が集まっています。<第7話のあらすじ>(6月3日放送)圭吾(神尾楓珠)に「ミスコンに出るの?」と問われた愛波(莉子)は戸惑うが、その2人を百合(愛花)は激しく責め立てる。しかし、そこに杏(円井わん)が登場し、その告白に会場は騒然となる。また、圭吾は愛波にちゃんと気持ちを伝えられない。そんな圭吾の前に空(板垣瑞生)が現れ「これ以上、愛波への気持ちを抑えとかないよ」と告げる。そんな中、香澄慶子(雛形あきこ)は愛波をミスコンに誘うが、百合がまたも愛波の前に立ちふさがり、愛波の気持ちは不安定に揺れる。そんな愛波の前に、空が現れる。最高にキュートな恋の物語「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」仕事熱心だけど自分自身には手を抜きがちなオタク女子・和子(吉川愛)×メーク&ファッションを自由に楽しむジェンダーレスな外見の周(板垣李光人)。お互いの存在を確かめ合うことで少しずつ成長し、2人を取り巻く世界が明るくカラフルに変わっていく、可愛すぎるカップルのラブストーリー。好きな人が自分を認めてくれることが、何よりの力になる――恋愛の有るべき姿を提唱してくれる、純度100%な作品に仕上がっています。<第10話のあらすじ>(6月3日放送)周は芸能事務所社長の奥田(塩野瑛久)から、ささめ(草川拓弥)とのユニット・ユニコーンボーイズでデビューするなら和子と別れるようにと命じられる。ささめは、和子と別れるのかと周を問い詰める。周は、和子と別れるつもりはなく、ユニコーンボーイズも続けたいと正直な思いを話す。しかし、両立させるにはどうすればいいか、周にもまったく分からなかった。一方の和子も、子会社の社長に就任するあさひ(水野美紀)から、一緒に来て新雑誌を立ち上げる仕事をしてほしいと頼まれ…。大切な人の幸せを願うからこそのジレンマ「コントが始まる」結成10年の節目を前に解散の決断を迫られたお笑いトリオ・マクベス(菅田将暉/仲野太賀/神木隆之介)、訳あって会社を辞めざるを得なかった里穂子(有村架純)、その妹でスナック勤務のつむぎ(古川琴音)――ひょんなことから出会い、互いの人生に深く関わっていく彼らの愛あるやり取りに胸を打たれるこのドラマ。互いを想い合うからこそのジレンマに、愛の本質を見ることができるおすすめのドラマです。<第8話のあらすじ>(6月5日放送)久々に瞬太が働く焼き鳥屋を訪れたマクベスのマネージャー・楠木(中村倫也)は、5年前初めて「マクベス」に会ってから、懸命に3人の売り込みをしてきた日々を振り返っていた。コントの構成やネタの選定に至るまで、マクベスと共に必死に過ごしたその時間は楠木にとっても掛け替えのないもので…。しかしそんな日々も、時を重ねるうちに色褪せ、3人との距離は、徐々に広がっていた。一方、つむぎ(古川琴音)が瞬太と付き合っていることをマクベスの3人から聞いた里穂子(有村架純)は、つむぎの引っ越しを間近に控え、些細な言い合いから冷戦状態に突入してしまう…。そして、未だ「マクベス」後の道を何も見つけられない春斗は解散ライブに向け、新たなネタを考えていた。ファミレスで一人、思考を巡らしていると何気ない一言が気になりノートに一行、ある題名を書き込む。そして、酒屋を継ぐため実家に帰る日が多くなった潤平は弓子(木村文乃)ら家族と跡継ぎに対する現実と立ち向かうことになる。そして物語は終盤、残り少なくなったファミレスでのネタ打合せの場所となり…。いよいよ後半戦に突入する春ドラマ――中でも反響の大きな恋愛ドラマまとめでした。気になる恋の行方を、見守ってみてはいかがでしょうか。(text:Yuki Watanabe)
2021年05月31日菅田将暉、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音ら出演「コントが始まる」の7話が5月29日オンエア。神木さん演じる瞬太の元プロゲーマーらしい“サプライズ”と“不意打ちキス”、菅田さん演じる春斗の涙に多くの視聴者から反応が寄せられている。高校時代にお笑いコンビ「マクベス」を結成した高岩春斗に菅田さん。一流企業を辞めファミレスでバイトするマクベスヲタクの中浜里穂子に有村さん。春斗に誘われマクベスとなった美濃輪潤平に仲野さん。春斗と潤平の同級生でプロゲーマーからお笑いに転身した朝吹瞬太に神木さん。瞬太行きつけのスナックで働く里穂子の妹、中浜つむぎに古川さん。潤平と10年間付き合ってきた奈津美に芳根京子。また中村倫也、鈴木浩介、小野莉奈、米倉れいあ(821)らも出演する本作。春斗と潤平が高校時代に結成し、その後瞬太も合流したマクベスだが、10年を経て解散が決まる。一方マクベスの熱狂的なヲタクになった里穂子は、妹のつむぎが瞬太と知り合いだったことでマクベスの3人と親しくなっていくが、マクベスの解散を機に里穂子とつむぎも新たな人生を歩みだすことに…というのがこれまでの展開。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。引っ越し先の家具を選ぶため瞬太と共にインテリアショップに訪れたつむぎは、ソファの色について相談する。自分で決めればいいと答える瞬太につむぎは「私のこと妹みたいに思ってるんじゃないの?」と問いかける。「そうだよ」と返す瞬太に「ならお兄ちゃんの意見聞くのがそんなに重たいこと?」と怒りをみせ、その場を立ち去ってしまう…。良枝、うららから“つむぎが瞬太のことを好きだ”と指摘された瞬太は、2人で行ったゲームセンターでプレイしたぷよぷよに“メッセージ”を記す…。ゲーム機に上位得点者がイニシャルを残せる仕組みを利用して“S O F A B L A C K”というメッセージを伝える瞬太。プロゲーマーならではの“サプライズ”に視聴者からは「アーケードゲームの表示でメッセージを伝えるって何か昭和っぽくていいなあ」「つぐみがゲーム画面を見るかはカケだし、適度にロマンティストで、適度に下手くそで佳き」「アーケードゲームの表示から何から何までこんな最高に粋なサプライズあるかね」と絶賛の声が上がる。それに対しつむぎは“キスガロクモシタワ”とメッセージを返信。その後つむぎと会った瞬太は「キスが6回もしたい」と書いてるのかと思ったと話し、「そんな女いやでしょ」と笑うつむぎにキスする…「キス来るかもってわかってながらもエッて声出た」「やばい!最高すぎた!!間違いなく令和一のキス!」など、瞬太の“不意打ちキス”にも多くの反応が。一方、マクベスが解散することになり、瞬太は自分の愛車を売りに出すことを決める。春斗、潤平とともに車を洗車しながら思い出話で盛り上がる3人。すると春斗はこの車にマクベスの歴史が全部詰まってる。“4人目のマクベス”だったと号泣する…。そんな春斗の想いに「車とさよならするとき 恋人と別れる以上に辛いときある」「車とお別れする時切ねーんだよな」「いざ手放すとなると思い出とか蘇ってくるよなぁ…」といった共感の声も続々と寄せられている。(笠緒)
2021年05月30日ストリートを中心に表現を続け、世界で最も注目を集める覆面アーティスト・バンクシー。その謎多き活動の軌跡を辿る『バンクシーって誰?展』が東京を皮切りに名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡で開催される。東京展は8月21日(土)より、天王洲・寺田倉庫にて開幕。アンバサダーに俳優・中村倫也の就任が発表された。「アンバサダーって何? -って思いましたが(笑)、おもしろそうな展覧会だったのでお受けしました。モネとかマネの絵は美術館に行けば観られるけど、バンクシーの場合美術館では観ることができないので。会場で体感したいです。」とコメント。同展では、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、 日本オリジナルの切り口で紹介。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品が展示されるほか、神出鬼没にその足跡を残してきた “ストリート” に焦点を当て、撮影OKの映画のセットのような街並みが登場。パレスチナ郊外に描かれた5mの作品《ラヴ・イズ・イン・ジ・エア》が原寸大で再現されるなど、倉庫を生かした体感型 没入空間が創出される。ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるキース・ヘリングやバスキ アの次世代として、いま世界で最も注目を集める現代アートのフロントランナーのひとり、バンクシー。その活動の意味を会場で体感したい。『バンクシーって誰?展』バンクシー《コンジェスチョン・チャージ》2004年ポール・スミス蔵バンクシー《ノラ》2008年個人蔵モンキー・マスクのバンクシー Banksy, Monkey Mask Session (Tag) 2003年© Photographed by James Pfaffバンクシー《ラフ・ナウ》2003年個人蔵【開催概要】『バンクシーって誰?展』会場:寺田倉庫G1ビル(天王洲)会期: 8月21日(土)〜12月5日(日)時間:11:00〜20:00 (金・土・祝前日は21:00まで)※最終入場は閉館時間の30分前休館日:10月5日(火)、10月12日(火)、10月19日(火)※2021年12月以降、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回予定公式サイト( )
2021年05月27日俳優の中村倫也が27日、都内で行われた「バンクシーって誰?展」記者発表会に出席。街中で人に気づかれることがないと言い、「顔バレちょっとくらいしたい」と話した。8月21日に開幕する同展のアンバサダーに就任した中村。謎に包まれて秘密の多いバンクシーにちなみ、自身の秘密を聞かれると、「僕の秘密…あんまないんですけど、『秘密が多そうだよな』ってよく思われます。10代から言われていて、自分としてはすごくオープンに生きているつもりなんですけど、『つかみどころがないです』とか。そのおかげで勝手に、いいように解釈してもらったりもしていて」と答えた。そして、「よく『弱点何ですか?』とも聞かれる」と言い、「高いところが怖い、暗いところが良く見えない、ゆで卵の殻がむけない」と弱点を紹介。「それは思いついたんですけどね。痛いのは嫌いですし、うまいこと答えられない質問も怖いですし、だから今ちょっと“せな汗”(背中の汗)が止まらないです」と笑いを誘った。また、「もし顔バレしなかったらやりたいことは?」と質問されると、「僕、顔バレしないんですよね。自分が舞台やった帰りに電車に乗ったりして、舞台の感想を言っている人の横にいたこともあるくらい」と驚きのエピソードを明かし、「今も普通に歩いている。逆に顔バレちょっとくらいしたいですね。『いや、ここでは静かに』って、それがやってみたいです」と顔バレへの憧れを明かした。「バンクシーって誰?展」は、ストリートを中心に表現を続け、世界で最も注目を集める現代アート界のフロントランナー、バンクシーの活動の軌跡を辿るもの。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品に加え、活動の主戦場である“ストリート”に焦点を当てたリアルな街並み再現で、その活動の意味を体感できる。8月21日~12月5日に東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催。また、12月以降、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回予定。
2021年05月27日俳優の中村倫也が27日、都内で行われた「バンクシーって誰?展」記者発表会に出席。8月21日に開幕する同展のアンバサダー就任が発表された。中村は「アンバサダーです」とあいさつ。「バンクシーの作品と僕が出会ったのが、シュレッダーのやつ。ネットニュースなどで取り上げられて『何してるんだ? この人は』と思って、調べたら素性も謎だし、アートもセンスのあるものを残されていて興味が湧いた」と話し、「今回、バンクシーの魅力を伝えられるアンバサダーになりたいと思っています」と意気込みを語った。また、アンバサダー就任の心境を聞かれると、「『アンバサダーって何!?』って思いました。アンバサダーって何ですか?」と素朴な疑問をぶつけ、司会者から「代表して伝える人」と言われると、「あ、よかった。なんとなくニュアンスは知っていたんですけど」と笑った。さらに、「アンバサダー(上がるイントネーション)ですか? アンバサダー(下がるイントネーション)ですか?」と発音についても質問していた。自身も絵を描く中村。インスピレーションはどういうときに湧いてくるのか聞かれると、「大した絵を描いているわけではないんですけど、現場とかで特徴的な顔立ちの人を見ると、むくむくっと描きたい気持ちが湧いてきます」と答え、「1回その人を描いたら次から見ずに描いて、現場のいろんなところに貼るっていう、ストリートアートを僕も。それを自分では名乗らないんです。バンクシーってますね」と笑った。「バンクシーって誰?展」は、ストリートを中心に表現を続け、世界で最も注目を集める現代アート界のフロントランナー、バンクシーの活動の軌跡を辿るもの。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品に加え、活動の主戦場である“ストリート”に焦点を当てたリアルな街並み再現で、その活動の意味を体感できる。8月21日~12月5日に東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催。また、12月以降、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回予定。
2021年05月27日女優の新垣結衣と俳優の中村倫也が出演するアサヒ飲料「アサヒ十六茶」の新CM「自然に、 健康。夏編」が27日、公開された。前作「自然に、健康。春編」の続編という設定の今回のCM。日本のとある村で暮らす新垣と中村が、涼やかな大自然の川べりでキュウリや「アサヒ十六茶」を体に取り入れる様子が描かれている。「今日は隣のお兄さんに会ってない?」と少年に尋ねる新垣と、少年から「さっきまでお姉ちゃんいたよ!」と告げられ、「えっうそ!」「その辺にいるかな? 走るよ!」と答える中村。二人がお互いを気に掛けるCMのラストにも注目だ。さらに、CM楽曲は前作に引き続き、久石譲氏の書き下ろし楽曲が使用されている。CM撮影中、少年役の斎藤汰鷹と和気あいあいと微笑ましいやり取りを交わした新垣と中村。 撮影終了後、「じゃあね〜」と名残惜しそうに声をかける斎藤に、中村が優しく微笑む様子も印象的だった。
2021年05月27日