こんにちは、ペンコです。このお話は、義母との同居の話が出てから自分なりに考え、悩み、夫とも話し合いながら今後の方向性を決めたことについてのお話です。■大好きな義母だけど…■同居についての話が出たきっかけは…本当に話しやすいお義母さんで、何より私への配慮や気遣いが手厚く、とても良くしてもらっていました。ある時、いくつかの理由から引越しをすることになったのですが、それをきっかけに同居の話がではじめ…。今後悩んでいくこととなります。次回に続きます。
2021年03月19日『夫を捨てたい。』第15話。第二子妊娠後も、日ごろの不満が爆発し夫婦喧嘩が勃発! 夫に「大嫌い!」と言うと、ドン!と押されてしまった……! 妊娠してるのに! 怒りと悲しみで泣きながら、夫を職場近くに捨てました。夫と夫婦喧嘩をして悲しみに暮れていたいくたさん。消えてしまいたいという感情のなかで、支えになったのは? 『夫を捨てたい。』第15話 最近つらくて泣いてばかり。 プロポーズのとき、「どんなときも笑わせる」って言ったのに……うそつき。 消えてなくなってしまいたい……そんな負の感情に押し潰されそうになるものの、子どもたちの存在が唯一支えになってくれたのでした。 著者:マンガ家・イラストレーター コミックエッセイ作家 いくた はな3男1女、4人の兄妹の母。コミックエッセイ作家。書籍『夫を捨てたい。/祥伝社』。夫婦関係や子育ての体験談マンガが共感を呼び、Instagramのフォロワーは23万人超!(2021年6月時点)
2021年02月16日彼氏と長く付き合っていれば、仲違いすることも当然あるでしょう。「喧嘩をするしない」にフォーカスするのではなく、その後の「仲直り」が重要です。喧嘩は悪く捉えられがちですが、彼の本心を知るいいきっかけにもなります。喧嘩のたびに適切な仲直りができれば、交際のマンネリ防止にも役立ってくれることでしょう。今回は付き合っている彼氏と喧嘩してしまったときの最善な対処方法をみてみましょう。■ 彼氏の悪いところばかりを伝えない「悪いところばかり指摘されると、さすがに落ち込んでしまいます。いいところも伝えてくれたうえで“ここは直すといいと思う”と冗談めかしく伝えてくれると嬉しいですね」(Mさん・21歳男性/大学生)どんな人だって、自分の悪いところを指摘されれば「否定された」と感じるものです。否定されるような出来事が長くつづけば「彼女と一緒にいていいのか」と悩む男性も出てくるでしょう。彼氏の悪いところばかり指摘するのではなく、いいところも併せて伝えられるようにしたいですね。■ 自分の悪いクセを直すように努力する「人に言っておいて、自分は悪いところを直さない人もいると思います。どちらか一方が我慢する関係はすぐに終わりが見えてくると思います。“私もこういうところあるから直すね”と伝えてくれる女性がいいです。“一緒に頑張って行こう”と思えますもんね。自分ばかりの努力は辛いです」(Hさん・34歳男性/美容師)自分の悪いクセも直すように努力しましょう。「人に言っておいて、自分は何もしない」と思われるような言動は慎みましょう。そのためには「遅刻しない」「約束は守る」など人としての基本的なマナーを守るようにしましょう。■ すぐに喧嘩口調にしない「話し合いの姿勢が保てている女性ならいいのですが、臨戦体勢で“どういうこと?”とすぐに不機嫌になる女性は嫌ですね。日頃から穏やかな女性に言われるから、ことの大事さがわかるというか。いつも怒ってばかりいる女性は嫌です」(Aさん・32歳男性/アパレル)感情に任せて話したことは、相手を傷つけます。冷静に話し合えるようにしましょう。自分に好意を抱いてくれていることが分かっているうえでの忠告なら耳を傾けることはできますが、頭ごなしに否定されては落ち込んでしまう男性も多くいます。日頃から友好的な関係を築いておきたいですね。■ 一緒にいて楽しいことを前面に出す「愛してるからこそ、一緒にいるための努力をするものだと思っています。一緒にいて楽しくなさそうにされたうえ、さらに“ここ直してくれない?”と言われるのは、ちょっと辛くなっちゃいますね」(Kさん・29歳男性/公務員)一緒にいて楽しいということは前面に出しておきましょう。楽しくなさそうにされていれば、それだけで傷つく男性も多くいます。喧嘩をしたときでも「いつもはあんなに仲がいいのだから」と仲良しのきっかけになることはよくあります。日頃からラブラブであることが、仲直りを早めるのです。■ 喧嘩してもすぐに仲直りできるようにしておくこと交際も長いベテランカップルは、喧嘩をすることはあるもののすぐに仲直りできる特性があります。悪いことばかりを指摘されれば、誰だって嫌な気持ちがするものです。相手に「直してほしい」と伝えるぶんだけ、「こういうところが好きだよ」といいところも伝えられる関係でありたいですね。(東城ゆず/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年02月10日長引く夫婦喧嘩ほど疲れるものはありませんよね。誰もが、夫婦喧嘩なんてしたくないのが本音だと思います。しかし、他人同士が家族となって一緒に生活するわけですから合わないこともあるでしょう。それをチクリと言ったら、夫も虫の居所が悪くて喧嘩に発展し、仲直りのきっかけがなくズルズル無視…。夫婦喧嘩をしなくてすむ方法はあるのでしょうか? また、長引く夫婦喧嘩を早く収める方法は? それには、人間関係を体系化した心理療法が役立ちます。■なぜ「夫婦喧嘩」は起きるのか?できれば夫婦喧嘩なんてしたくないけれど、他人同士が家族となって一緒に生活するわけですから合わないこともあるでしょう。しかし、夫か妻、どちらかが一方的に怒って、片方は黙って聞いているのは夫婦喧嘩とは言いません。それは、単なる愚痴や文句であり、一通りはき出してしまえばガス抜きとなるので喧嘩にならずに終わるでしょう。もしくは、我慢している方が限界にきたとき、いきなり離婚を言い出すか…。夫婦喧嘩は、どちらも同じテンションで怒って言い合う状態をさします。では、なぜ夫婦喧嘩は起こるのでしょうか?夫婦喧嘩の理由はさまざまですが、共通しているのは「どうしてわかってくれないの?」という夫婦なのに理解してもらえない怒りです。ただし、その怒りの出し方が、男性と女性では大きく違います。女性は「今だから言うけど、あの時も本当に傷ついた」など、何年も前のことを引っ張り出して怒り始めるのが特徴です。それは、女性の場合、感情と記憶が結びつきやすいからです。女性は嫌だった出来事は10年前だろうが昨日だろうが、まとめて同じ「嫌なことフォルダ」にしまうため、同じようなことが起こるとまるで現在進行形のように怒りがこみ上げてきてしまうのです。一方、男性は嫌だったことは事実として次から次へと終わっていくので、その時は嫌だったとしてもどんどん忘れてしまいます。例えば、喧嘩になったとき、女性は昔の腹が立ったエピソードまで持ち出し、「私はこんなにつらかった」と感情に訴え、共感してもらおうと責め立てます。しかし、男性は「君が嫌だったことなんて覚えていないし、そのとき言えばいいじゃないか」と感情ではなく理屈で責めてくるため、共感は決してしません。そこで、夫と妻とでは平行線となってしまうわけです。一番理解してほしい夫・妻につらかった気持ちを受け入れてもらえない、理解してもらえない不満から夫婦喧嘩もヒートアップ。すると、相手を納得させる、言い負かすことに焦点が移り、何に対して怒っていたのかブレ始めます。喧嘩の最中に相手の言葉つかいや言い方が気に入らないなど、最初の問題から脱線したところでも怒りが増して、「じゃあ、離婚だ!」となってしまうのだと思います。■夫婦喧嘩は悪いことではない夫婦生活を続けるうえで、夫婦喧嘩をするのは決して悪いことではありません。以前、 「『うちの夫婦は仲良い? 悪い?』明暗分ける 5つのチェックポイント」 でご紹介したように、夫婦喧嘩で言いたいことが言えるというのが良い夫婦の定義となっています。前述したように、片方だけが怒りをぶつけて、もう片方は我慢して黙っているというのは夫婦喧嘩とは言えません。また、お互いが気をつかって不都合なことから目を背けあって何も言わないというのも健康的な関係を築いているとは言えないでしょう。喧嘩は、夫婦が本音を言い合える絶好の場で、お互いの気持ちや考えを知る機会でもあります。ネガティブな感情をぶつけ合うのが苦手な人はついつい喧嘩を回避して我慢をしがちですが、それではいつまでたっても相手に本当の気持ちは伝わらないし、理解されないままです。まずは、前提として夫婦喧嘩は決して悪いことではなく、相手に自分を理解してもらう良い機会であることを心に留めておきましょう。■夫婦喧嘩を早く収める、仲直りする方法夫婦喧嘩は決して悪いことではありませんが、感情的になりすぎて長引いてしまうのはメリットよりデメリットの方が上回ってしまいます。問題を解決しつつ、夫婦喧嘩を早く収める、早く仲直りする方法はあるのでしょうか。アメリカの精神科医エリック・バーンによって提唱された心理学パーソナリティ理論に「交流分析」というものがあります。これは、人には3つの心(自我)があり、相手をほめたりねぎらったりする親の心(P)と、状況を判断をする大人の心(A)、天真爛漫に振る舞ったり、頼ったりする子どもの心(C)に分けられます(日本交流分析協会 交流分析士(TA)とは」 より)。この3つのうちのA、「大人の心を持って状況を冷静に判断し、相手と接すること」が、夫婦喧嘩を早く収める早道と言えるでしょう。怒っている時はお互いの心が激しく動いてるときなので、相手の言葉に乗って売り言葉に買い言葉と感情的になってしまうと、喧嘩はいつまでたっても収まりません。感情を一旦引っ込めて、Aの心、フラットな気持ちで相手に接するように意識しましょう。具体的には、「あなたはこう思ったんだね」「そういうことがあったんだね」と事実だけを話すようにします。事実だけを冷静に言葉にするだけで、相手に共感する必要はありません。人間は、Aの心で接されると、自分もAの心で返すようになる習性があります。もともと、男性はAの心が強い傾向にあるため、妻が率先してAの心に戻ることで、ヒートアップした感情が落ち着き、冷静さを取り戻していきます。そこで、どうして喧嘩になったのか、改めて事実だけを整理して伝えるようにすれば、Aの心が強い男性は共感までいかなくても「そうだったのか」と理解するようになります。ただし「感情を抑えてAの心で接する」というのは言うのは簡単ですが、怒りで感情が高ぶっているときはなかなか難しいですよね。そういうときは一旦、どちらかがその場を離れるブレイクタイムを設けましょう。これは「タイムアウト」と呼ばれる方法で、カッとなって子どもを怒ってしまうときにも使える方法です。短時間でもその場を離れることで、脳が切り替わり、感情のクールダウンがうながされます。夫と離れたところで深呼吸して、落ち着いたら「私は何に対して怒っているんだろう」と本題を整理。それから、改めてAの心で夫に伝えることで喧嘩の長期戦は回避できるようになるでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年01月16日産後、急激に夫婦仲が悪くなる「産後クライシス」を乗り越えた先には何が待っているのでしょうか。産後クライシスの実情を見てきた前編に続き、今回は、その後夫婦がどんな道を歩んでいるのか、ウーマンエキサイトに寄せられたアンケートを元に考えてみたいと思います。■産後クライシスを機に別れを選んだ夫婦たち産後クライシスをきっかけに、夫婦がそれぞれに別の人生を歩むことにしたというコメントも寄せられていました。「産前より抱えていた問題が、産後の生活リズムの変化により噴出。何もかもがすれ違い、修復不可になりました。離婚調停の手続きを経て離婚。今は実家で両親子どもと4人暮らし、つつましく平穏な生活を送っています」「わが家は、産後も夫は何かと理由をつけて、毎週末深夜まで飲みに出かける人でした。産後6ヶ月目で、夫が家計の貯金を使い込んでいた事や、結婚前からの隠し借金が発覚。うそつきで反省せず責任転嫁ばかりの不誠実さにあきれて離婚しました」「ウチも『家事育児は女の仕事でしょ』と言い切り、時短で仕事再開してからも、家の事は一切何にもしない夫だった。たまに保育園のお迎えを頼んでも、『俺と同じだけ稼いだらやってもいいけど』と言ったので離婚した。周りに助けられ、夫と暮らしていた時のストレスがなくなり。今は幸せです」「出産して退院後、『夜泣きがうるさいから2階で寝る』と言われ、何も手伝ってくれなかった。子どもが泣き出したら『泣いてるよ』と私に報告に来る。離婚しました」産後クライシスになり、相手の許せない一面が見えて、別れを選択する人もいるようです。育児についてのお互いの認識が、修復できるくらいの小さなズレならなんとかできても、大きければ大きいほど、尾を引くことがわかります。■「話し合いをしてから協力してくれるように!」夫婦仲が改善した人もまた、「その後夫婦仲が改善した」というコメントも寄せられていました。「産後娘が旦那に懐くまで、よくケンカしていました。しっかりケンカして不満を口にすることで夫婦の絆はとても強くなりました」「産後、旦那のモラハラとも取れる言動に悩まされました。子どもが8ヶ月になり、少しずつ私の辛さなどにも目を向けるようになってくれました。まだ憎しみや腹立たしさは残っていますが、子どものために夫婦として頑張っていこうと思っています」「産後、腱鞘炎になり、泣いている子どもを抱っこもできず、追い詰められていた。寝ている夫に我慢の限界で怒鳴ってしまったら『自業自得、アホ』と言われ、張り詰めていたものが壊れ、1ヶ月半実家に帰った。怒りしかなかったが、相手を許す事、認める事を課されたと思い直した」「初めての出産が双子でした。私のおなかの調子が悪く、トイレに行ったり来たりを繰り返してる時に授乳の時間。双子はギャン泣き、主人はうたた寝。私がパニック寸前のところで起きた主人に『授乳が終わったら耳かきして』と言われたときは、悲しさと怒りでどうにかなりそうでした。その翌日、帰ってきてから話し合いをして、それから協力してくれるようになりました。今は結婚して10年。子どもたちも大きくなってパパ大好きです」産後クライシスを乗り越えて、夫婦の絆を強くした人たちもいるようです。お互いに、悪気なくひどい態度をとってしまっている場合もありますが、話し合うことで解決できたというコメントもありました。話し合うことでお互いのズレを認識し解消していく、この積み重ねがとても大切なようです。また、どちらか一方だけが我慢している場合もあるようですが、気持ちの落ちつかせ方はとても参考になります。次のページでは、どんな方法で乗り越えているのか、みなさんのコメントから具体的な方法を見ていきましょう。■産後クライシスを軽やかに乗り越えるためにできることそれでは、産後クライシスを迎えてしまった場合、どうすれば深刻化せずに、乗り越えることができるのでしょうか。参考にできそうなコメントが多く集まっていました。「お互いの認識や気持ちがズレる前に、毎日の出来事を共有して話し合いを重ねる。あとは、具体的な仕事を振る。うちは育児はママ担当、家事はパパ担当なので、23時に帰宅して、頑張っています」「夫だ、父親だと思うからイライラするので、私は、夫を親戚のおじさんと思うようにしています。親戚なら、育児はしないのは当たり前、何か手伝ってくれたら、最高に嬉しくて、『ありがとう』と素直に言えます。これで、私は気持ちを保っています」「旦那にも産後の女性の変化を知ってもらい、少しずつわかってもらっていました。2人目が生まれたときには、先に『イライラするから』と伝え、なるべくため込まないようにしていました」「自由すぎる旦那に私の気持ちを伝えて、日曜は半日私に自由時間をもらうことにした。1人の時間を手に入れたことで、リセットする時間ができて、優しくできるようになった気がします」「あまりにも育児に関わらないので、我慢の限界で子どもが1歳半を過ぎてから土曜にパートに出ました。そんな娘も4歳になり、パパが大好き! 1人で面倒を見る事で、パパも自信がついたようです」「子どもができても生活を変えない夫との間にズレが生じ、衝突しました。『24時間体制、日勤夜勤の連続勤務で、生命を相手にしています。そろそろ疲労からのミスや、過労による精神状態の悪化が考えられます。私の休暇はいつですか?』と、状況を仕事に置き換えて伝えたところ、理解を得ることができました」そもそも、夫婦は他人からのスタートで、身体的にも精神的にも溝がある状態から始まっていますよね。産後クライシスを迎えた場合、その溝がさらに深まるか、そこから再び絆を深められるかは、夫婦によってさまざまなようです。もし、夫が育児や家事を手伝ってくれず、ワンオペ育児でつらい思いをしているならば、行政が家事代行サービスの補助を出してくれる場合もあるので、それを頼るのも一つの手です。お住まいの自治体でそういった支援があるかどうか、確認してみましょう。コメントにもありましたが、ママがリフレッシュして心の余裕を持つことが大切です。また、気分の落ち込みやイライラについては、ホルモンの影響も考えられ、本人にはどうしようもできない場合もあります。必要に応じて、医療機関や自治体の子育て世代包括支援センターや地域の保健センターなどで相談して、今の自分の状況を相手に説明することが必要かもしれません。夫からしたら、「妻が突然変わってしまった」と、戸惑い不安に思うかもしれませんが、事前に説明することで、すれ違いが減り理解が深まって、最悪の状態を回避することができるかも。どんな時も大切なのは、子どもが健やかに育ち、親である夫婦も心身ともに健やかであることです。産後のお母さんたちは体力的につらい状態で、いっぱいいっぱいになるのが当たり前です。頼れる人に助けを求めながら、夫婦で力を合わせて産後を乗り越えていってほしいと思います。前編はこちら 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >> 旦那も、地獄の新生児編 この連載の全話を見る >>
2021年01月06日産後に急速に夫婦仲が悪化する現象を「産後クライシス」と言います。仲が良かった夫婦が、産後不仲になってしまうのはなぜなのか、ウーマンエキサイトに寄せられたアンケートから考えてみましょう。■「なんで寝ていられるの!?」変わらない夫に怒り多く寄せられたのが、子どもが生まれても、父親としての自覚を持たない夫のエピソードです。「離乳食を開始して間もなく、夫が自分の食べているチャーハンを子どもに食べさせようとしたので止めたら、『僕の子どもにご飯を食べさせて、何が悪い』と怒り、食べさせてしまった。すると、子どもの口や顔が腫れ、卵アレルギーを起こした」「東日本大震災の前日に出産し、ただでさえ産後のつらさと地震の怖さと子どもを守らないといけない使命感で押しつぶされそうだったのに、『子どもの夜泣きがうるさいから』と別室で寝られ、夫は今までと何も変わらないような生活を続け、私が体調を崩して仕事を休んでほしいとお願いしても休んでくれず、とうとう私は病気で入院した」「『育児は女のすること』と言い、子どもが泣いても、夫は隣で熟睡していました。夫に数分間みてもらったことはありますが、膝の上にのせて、ゲームをしていました」「夫は単身赴任で、娘が生まれてしばらく完全ワンオペでした。毎日娘の世話と寝不足との闘いで、精神状態はギリギリ。最初は毎日テレビ電話をしていた夫ですが、次第に回数が減り、たまにこちらからかけると、飲み会中だったり、趣味のサッカーをしていたり、自分はやりたい放題。離婚を考えました」「出産後、出生届の提出を夫に頼んだら、市役所が混んでいることに腹を立てたり、ひどいことをメールしてきてすごくショックだった。出産したばかりで不安定だったので、幸せな気持ちになれなかった。夫も大変だったんだと自分に言い聞かせているが、今もモヤモヤしていて、夫婦の亀裂になっていると思っている」出産を終えた女性の体は、疲れ切っていて、サポートが必要な場合もあります。そんな中で新生児のお世話をするのは、並大抵のことではありませんよね。もし初産であれば、初めてのことばかりで戸惑ってしまうでしょうし、2人目以降だとしたら、上の子のお世話もあって、目が回るような日々が過ぎていきます。そうした日々の中で、一番支えてほしい相手である夫の態度や行動に傷ついているママが多くいるようです。■「夫がバイキンに見える…」変わってしまった妻たち一方で、産後、妻が変わってしまったという夫からのコメントや、妻自身が自分の変化について認識したというコメントも寄せられていました。「ずっと旦那に対してイライラしていました。外から帰ってくる旦那がなぜかバイキンに見え…。いろんなことに余裕がなくなって爆発していました」「産後、主人のイビキと歯ぎしりが我慢できなくなり、イライラして同じ部屋で寝られなくなった。帰る前の電話も、子どもが起きてしまいそうでイライラするし、勝手に帰ってこられると玄関を開ける音にイライラ。主人の音が全部嫌」「第1子の産後、赤ちゃんが神聖な存在すぎて、洗濯はもちろん別なのですが、干すのでさえ、大人のものとは距離をあけて干していました。今思うとピリピリしすぎてたなと思いますが、そういうのが態度に出て、不穏な空気でした」「産後寝不足、初めての育児の緊張感、でも家事はちゃんとやらないとと気を張りすぎて、たぶんノイローゼでした。旦那がスマホを触ってるのも、テレビをみて笑うのも、都合のいい時だけ子どもをかわいいとあやすのも、イビキをかいて寝てるのも全てにイライラして私が毎日けんか腰。この人はいない方がいいと思いました」「妻が出産後、産後うつというかガルガル期に入り、それが一年弱続いた。モラハラと感じられるような罵声を浴びせられ続け、夫である自分が突発性難聴、自律神経失調症にまでなり、限界を感じ別居に至りました」妻たちが産後、心の余裕をなくしている実情が伝わってきます。子どもを守りたいと言う気持ちが強くあるがために、夫に対して攻撃的になっている様子もうかがえます。自分自身が変わったと認識している人もいましたが、夫たちからの悲痛なコメントをみていると、いかなる理由があっても、夫の人格自体を否定するような言葉を発してはいけないと、改めて感じます。■なぜ夫婦間でズレが生じる?ここまで、夫と妻のそれぞれの産後の様子について、みてきました。多くの場合には、どちらか一方だけに原因があるわけではなく、お互いの認識のズレが原因となっていることが多いように感じます。「子どもができて関係性が悪化した。妊娠による体と心の変化にお互い勉強不足だった。私はねぎらってもらえないことに不満を募らせ、夫は私の変化についていけず、私以上にイライラし私に当たった。 出産後も赤ちゃんのお世話は夫の仕事ではないと言われ、孤立した」「旦那も子どものことを考えて行動してくれるのですが、今してほしいことと、後でしてほしいことの優先順位にズレがあって私がイラッとしてしまったり機嫌が悪くなることがありました」妻は母性が強まって夫より子どもを優先させる、対する夫は父親になった自覚がなかなか芽生えにくい場合もあり、それに伴い育児への参加も少ない、そこにギャップが生まれてしまい、放っておくとその溝はどんどん深くなっていくように感じます。産後クライシスを迎えた夫婦は、それからどのように歩んでいくのでしょうか?後編に続く 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >> 旦那も、地獄の新生児編 この連載の全話を見る >>
2021年01月05日彼といつも同じような喧嘩をしている。いくら言っても分かってもらえない。実はそれ、喧嘩の仕方、怒りの伝え方に問題があるかもしれません。喧嘩は2人の親密度をアップさせるチャンス!ぜひ良い喧嘩のしかたを覚えていきましょう。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 102恋愛が良くなる喧嘩と、悪くなる喧嘩の違い彼に対してイラッとした時、あなたはどんな風に話し合ったり喧嘩をしたりしますか? 感情をきちんとぶつけていく。お互い時間がたって話し合えるまで待つ。収まるまでだんまりを貫く。などなど、喧嘩のやり方もカップルごとに違うと思います。でも喧嘩って、2人の関係を壊すことも深めることもできるチャンスだったりします。それには、関係が深まる“良い喧嘩”をする必要があり、どういったアプローチをしていくと喧嘩が良い恋愛につながっていくのか、ご紹介していきます。喧嘩のコツは感情と要望を混ぜないこと喧嘩をするとき、だいたいの人が感情をワ―ッと出してしまい、相手に怒っている意図が伝わらないってことはありませんか? 喧嘩を建設的なものにするには、「感情」と「要望」を混ぜないで伝えることがポイントです。例えばやりがちな失敗として、彼の遅刻に苛立った彼女が「時間通り来ないのに、連絡の1本も入れられないとか、本当ありえない!」みたいにプリプリ怒っていたとします。でもここには、感情と要望の2つが混ざっています。感情:連絡が来ないで遅刻されたことに、不安と怒りを感じている要望:遅れるなら1本連絡をきちんと入れてほしい。or そもそも遅れないでほしいこれらを同時に伝えると、彼からすると要望を叶えられるか検討すればいいのか、それとも感情が出きるまで待てば良いのか、判断に迷います。感情と要望をごっちゃにしたままだと、いくら時間をかけて言葉にしても、相手とのコミュニケーションの改善にはつながりにくいのが現状です。よく男性が「あいつは怒りだしたら収まるまで待つしかない」と言っているのは、要望なのか感情なのか、どっちにどう対処したら良いかわからないからとりあえず放置なんです。まずは彼と喧嘩になったり自分がイラっとした際、相手にしてもらいたい事と自分の中にある感情、それぞれを意識し、そして彼に伝えるなら別々に伝えるようにしてみましょう。あなたはどう? 悪い喧嘩に共通する10項目では、自分たちがよくやる喧嘩は、良い喧嘩と悪い喧嘩、どっちに当てはまっているでしょう。今回悪い喧嘩に共通する10個の項目をご紹介します。該当すればするほど、喧嘩をきっかけに関係がよくない方向に進んでいる可能性があります。ちょっと振り返ってみましょう。悪い喧嘩喧嘩の際はどちらか一方がずっと言い分をしゃべっている喧嘩が起きても話し合いをせず、数日たったら何となく一言謝って戻ることが多いいつも同じような理由の喧嘩を繰り返している気がする喧嘩の際、片方だけが泣いたり落ち込んでいたりすることが多い口喧嘩の際負かす or 負かされたと感じることが多い怒ると彼 or 自分が、その場から避難して話し合いにならないことが多い怒ると彼に直接話すのではなく、友達に不満を聞いてもらうことが多いいくら思っていることを言っても相手に伝わっている感じがしないもともと自分は不満を溜め込みやすい性格だと思う彼氏との喧嘩別れを、過去に複数回したことがあるいかがでしょう。この10個の項目は、先程ご紹介した悪い喧嘩によくある具体的な行動です。感情と要望をごっちゃにしている人もいれば、そもそも不満をアウトプットせず、その場から立ち去ってしまう人もけっこういます。また、喧嘩は本来理解を深め合う機会なのですが、それを勝ち負けで考える人もいます。というか、筆者は過去そんな喧嘩をよくしていたような(笑)。こうなるといかに相手に自分の主張を理解させて通すかがゴールになりますが、いつもそれをしていたら良い関係に発展することは難しくなります。自分と彼、それぞれのクセを振り返ってみましょう。相手と自分の境界線を意識すると、喧嘩は愛を深めるきっかけになる喧嘩は親密な関係であるほど、避けられないことです。できればフラットに対応できる自分になれたら、良いですよね。そこでひとつ意識しておくとよい、彼と自分の対話の距離が変わるコツをご紹介します。それは「アサーション」という考え方です。アサーションとは、人には自分の思っていることや要望を伝える権利があり、また相手にも同じ権利があり、また受け取ることも受け取らない権利も持っているという考え方です。つまり、「こうしてほしい!」と伝える権利はあっても命令権がないことを理解したうえで、お互いを思いやって気持ちを伝えていくのがアサーションです。先程待ち合わせに遅れる彼に、彼女がプリプリ怒った事例で解説します。この時伝えるべきは「不安でイライラした」という感情と、「遅れるなら一報が必ずほしい」という要望です。しかし、これも「遅れるなら絶対事前にLINEを入れて!」と命令することはできません。要望を伝える権利があなたにあるように、聞き入れるかの権利は彼が持っています。あくまでも彼の責任範囲なので、逆に聞き入れられないといった場合は彼の考えを聞いてみると良いでしょう。「遅刻するって思うと、怒ってるのがわかるから連絡できない」とかって本音が実はあるかもしれません。このように、感情や要望をお互いが伝えあっていくことを繰り返すと、2人の関係は喧嘩を通してより親密なものになっていきます。これが恋愛にプラスになる良い喧嘩の仕組みなのです。不満や怒りを覚えた時の反応って、自然と身につけていると思われがちですが、人それぞれ特徴があります。出す人、隠す人、はたまた感じてないと思い込む人。どれが正解とかはありませんが、感情の取り扱いがうまくなると恋愛も今よりも良くなっていくものです。ぜひ彼との喧嘩の仕方を、ちょっとだけ見直してみませんか。おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Vincent Besnault/Gettyimages©franckreporter/Gettyimages©JAG IMAGES/Gettyimages©Uwe Krejci/Gettyimages
2020年12月31日お付き合いをしていれば、ほとんどの人が避けては通れない、恋人との喧嘩。当然、喧嘩が原因で別れるカップルもたくさんいます。今回は、恋人と喧嘩したときに仲直りしたエピソードを紹介します。どのように喧嘩を解決すべきか悩んでいる、知っておきたいという人は参考にしてみてください。■ 酔いが覚めてから話し合った夕方から22時すぎまで、彼氏と一緒にお酒を飲んでいたところ、酔った勢いで口論になってしまったというAさん。喧嘩のなかで「別れよう」という言葉も出ましたが、「酔った勢いで決めるのはよくない」となり、翌日電話で話し合うことになったそうです。いざ素面で話し合いを始めてみると、そもそもの喧嘩の発端が「彼が冗談でキスを拒んだ」といった些細なことだったと判明。お互い、感情的になって相手を責めてしまったことを謝り合い、仲直りしたそうです。このように、お酒を飲んだ状態で喧嘩になったときは、なるべくすぐ解散し、翌日に持ち越すのが正解でしょう。■ 2週間ほど冷却期間を置いた彼氏と喧嘩して、一時は「許せない!」「別れたい!」となるまでヒートアップしたというBさん。しかし、彼から「後悔するのは嫌なので、少し考える時間がほしい」と言われ、2週間の冷却期間をおくことに……。冷却期間も、これまでどおりLINEをしたり、電話をしたりし続けたそうです。すると、だんだん怒りの感情が薄れていき、「もっと一緒にいたい」と思う気持ちが強くなっていきました。結局、冷却期間明けにお互いの反省点を伝えて謝り、仲直りすることになったようです。この場合、仲直りの鍵は連絡を絶やさなかったことかもしれませんね。■ お互いの主張を紙に書き出した同棲中の彼氏と、家事の分担に関して揉めてしまったというCさん。口論がヒートアップし、だんだんと怒鳴り合いに近くなってきたため、いったん生産的な話し合い方を考えることに……。自分は何が嫌だと感じているのか、具体的に相手にどうしてほしいのか、お互いの主張を紙に書き出してみることにしたそうです。その結果、彼とCさんとの間に認識のズレがあったことが判明し、擦り合わせをすることで、2人の納得できる解決方法が決まったのだとか。課題の解決が仲直りに欠かせない場合は、紙とペンを用意してみるのも一つの手かもしれませんね。■ 結論を出す前にクールダウンしよう!どのエピソードにも共通しているのが、「別れる」という取り返しのつかない結論を出してしまう前に、「時間をおいてクールダウンしている」という点。もし相手の合意が得られるようなら、喧嘩をした際は、一度冷静になるまで待つといいでしょう。感情的にならずに、落ち着いて話し合えば、後悔の少ない選択に近づけるはずですよ!(オルカ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年12月13日前回のあらすじ(全5回)仕事が忙しくなったとき、またしても妻が習い事の迎えを勝手に増やしてきて…。「俺はお前の奴隷じゃない!」と限界を感じ始めていた。妻に「俺はお前の奴隷じゃない!」とどなって以来、気まずい生活が続いていました。そんなある日、息子をサッカーに迎えに行くと…コーチの言葉をきっかけに、父親としてできること、子どもの習い事について考えてみることに。そしてもう一度妻と話し合うべきだなと実感した俺が取った行動は…。平日はお迎えにいけなくなることを伝えると、案の定、大激怒の妻。そんな妻を説得するために、俺が準備していたのは…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案:ウーマンエキサイト/作画・ 田辺ヒカリ
2020年12月09日子どもが独立してからは、夫婦2人で仲良く暮らしていけると思っていた私。子育て中の意見の相違もなくなり喧嘩も少なくなると楽しみにしていましたが、現実はお互い感情を遠慮なくぶつけてしまったり、ちょっとした言葉に引っかかってしまったりなど、夫婦円満とはほど遠いイメージとなってしまいました。そんななか、夫婦仲を改善するための2つのキーワードを意識したところ、驚くほど良い関係になったという体験談です。いつもギクシャク、喧嘩も派手に! 私はアラフィフ、子どもは独立して夫との2人暮らしの熟年夫婦です。私のなかでの熟年夫婦とは結婚生活が長く、子どもをしっかりと育て上げ、お互いを理解し合うことのできるすてきな夫婦というイメージがありました。でも、現実はちょっとしたことで夫婦間はギクシャク。 2人きりなので子どもがいたときのように喧嘩を抑えることもなく、逆に喧嘩も派手になってしまい、そのまま何日も口をきかないことも。せっかく2人暮らしの熟年夫婦となって、すてきな関係になるだろうとイメージしていたのに、熟年離婚という言葉さえ頭に浮かぶほどになってしまっていたのです。友人に相談すると、意外にも友人のところでも同じような状況が起こっていることを知り、自分のところだけではないのかなと思いました。しかし、このままでは冷めた夫婦になってしまうのではないかという焦りを感じていたのです。2つのキーワードを意識して仲良し夫婦に友人のところでは、ペットを飼ったことで夫婦喧嘩が減ったとのことでした。そこで、夫も動物は好きだったので、相談した上でペットショップからかわいい子猫を家族の一員に迎えることに。 たしかにかわいいペットが増えただけで、2人の関係は以前より和むことが多くなりました。それでも、もっとしっかりと夫婦仲をより良くしたいといろいろ意識していたところ、夫婦円満のコツは“褒め言葉”と“感謝の言葉”を言うことだと書かれているコラムをネットで偶然目にしたのです。半信半疑でしたが、それなら簡単にできるので次の日からは「いつもありがとうね」というような感謝の言葉を意識的に1日1回以上言うようにしました。また、歯の浮くような褒め言葉はあまり好きでなかった私ですが、朝は夫の出勤前に「そのネクタイよく似合うよ」とか、「パパは結構年取ると渋くなるタイプね」など自分的には少し無理矢理感もあったものの、これも1日1回以上必ず言うように頑張ったのです。こんなに簡単だった!“褒め言葉”と“感謝の言葉”何事にも三日坊主の私ですが、まずは1カ月間続けて言葉の効果を見たかったので“褒め言葉”と“感謝の言葉”を意識して言うようにしてみました。すると、たった数日間言い続けただけで、夫の雰囲気が柔らかくなってきたと実感できるように。もちろん機嫌の悪いときもありましたが、今までより私に感情的に当たることが確実に減ってきました。そうなると、私もイラっとすることが減り穏やかになります。それによって夫はますます穏やかになり、私もやさしくなれました。このように2つのキーワードを意識したことで、良い循環が2人の間に生まれてきたのです。その上、かわいい子猫ちゃんが家族に加わり、ますます2人の関係は良い状態になったと感じられました。今では2つのキーワードを試してみて本当によかったと思っています。“褒め言葉”など最初のうちは口で褒めていても、心では「ちょっと褒め過ぎだなあ」なんて思っていましたが、だんだん本気で褒めていることに気付きました。あんなに悩んでいた夫婦仲の問題が、この2つのキーワードを意識するだけで、こんなに簡単に改善するとはうれしい誤算でした。まとめペットを飼うことは、夫婦関係に良い影響があるかも知れないと想像していたとおりでした。しかし、 “褒め言葉”と“感謝の言葉”の2つのキーワードを意識的に使用することが、こんな効果があるとはまったく思っていなかったので本当に驚いています。 しかし、私が “褒め言葉”と“感謝の言葉”を意識的に使っていたことを知らないからこそ、夫の心に大きく響いたのだと思います。これからもこっそりとこの方法を実践し、夫の気持ちをしっかりつかんですてきな熟年夫婦になりたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月06日新型コロナウイルスの影響で最初の緊急事態宣言が発令された4月から5月にかけて、自粛生活を送っていたわが家。用事があるとき以外はあまり出かけませんでした。その後、自粛規制もだいぶ緩和されてきたころ、久しぶりに少し遠出をすることになりました。 午前中は順調だった久々のおでかけということで、6歳と2歳の娘たちだけではなく、私たち親もとても楽しみにしていました。ドライブして公園に行き、ランチを食べたあとは鍾乳洞に行くというプラン。 滑り出しは好調で渋滞もなく、最初の目的地である自然公園につきました。その辺りでは有名な規模が大きい公園で子どもたちはハッスルし、お昼過ぎまで楽しく遊びました。 夫婦喧嘩が勃発!おなかもすいたので、調べておいたレストランに行くことに。子どもたちは疲れと空腹もあり、かなりうるさくしていて、夫は怒りをつのらせていました。そしてイライラしていた夫は、ナビの入力に手間取るというちょっとしたミスをした私に怒鳴ったのです。八つ当たりもいいところ! その場で言い返すことはしませんでしたが、お昼を食べている間も私はふてくされていました。そんな態度をみて夫は車に戻るや否や「いつまで怒ってるの。しつこいよ」と言い放ちました。そこから夫婦喧嘩勃発です。 車内が嫌な空気に子どもたちが見ていることはわかっていましたが、私たちは言い合いを止めることができず。車中の子どもたちはうつむいてしまいました。楽しい旅行を私たち親がこんな空気にしてしまうなんて……と、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 本当はまだ夫に対して言いたいことがたくさんありましたが、次の目的地である鍾乳洞についた時点で気持ちを切り替えよう、子どもたちが楽しめるよう明るく振る舞おうと心に決め、何ごともなかったように振る舞うことに。すると子どもたちは不安な顔から一転、笑顔に戻ってくれました。 子どもの前で仲直り子どもたちには、喧嘩をしたら「ごめんね」と伝え、仲直りしようねと教えています。私は喧嘩をしてしまったあとに仲直りするところを見せるのも大事かなと思い、子どもたちの前で夫に「怒りすぎちゃってごめん」と謝りました。 すると、夫も私に「八つ当たりをしてごめん」と謝ってくれたのです。そして、子どもたちにも「喧嘩をしてしまってごめんなさい」と伝えたところ、「いいよー」と許してくれました。 子どもたちの前で夫婦喧嘩をして怖がらせてしまい、本当に申し訳ないことをしてしまいました。しかし、子どもたちの前でちゃんとお互い謝り、仲直りすることができことは良いことだったかなと。これからも悪いと思うことをしてしまったらきちんと謝れる親でいたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:小川恵子6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年11月27日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、夫とケンカにもならないほど会話レスの34歳人妻。三松先生が、離婚でもなく修復でもない、仮面夫婦の新しい関係の築き方を伝授します!文・三松真由美【レスなひとびと】vol. 97華江(34歳)夫婦喧嘩レスで円満に見えてるが内心ざわつく仮面夫婦朝9時過ぎ、史彦が先に家を出る。リモートワークになってからは週2度の出社。華江はホッとして濃いめのコーヒーを淹れ、BON JOVIとQUEENのライブ動画を続けて大音量で流す。「やってらんない。史彦と毎日顔つき合わせて同じ空気吸うのなんて…」華江は、派遣社員をしているが現在は仕事が少なく休職中。自宅で翻訳の在宅ワークをしている。ネットで単発の仕事が見つかる、便利な世の中だ。と心でつぶやきながらも、熊のぬいぐるみをソファに投げつけ、「あたしは不便なんだよ!!」と叫ぶ。史彦とは社内恋愛で結婚。5年目に突入。会話が少なくなったのは3年前のこと。史彦が高性能カメラを買って、写真に凝りだした頃。自然を撮りたいと、休日になると奥多摩や房総半島にカメラ抱えて出かけてしまう。最初のうちは華江も同行したものの、なんだか退屈。やがて史彦はひとりで自由気ままに出かけるように。趣味の話は通じない、仕事の話も共通項がない。華江の好きなロックを史彦は嫌がる。史彦はチクリと嫌味を言うようになったのが不便な、寂しい生活の始まりだ。「ロックなんて聴いてると心が荒れるぞ」「僕の計画ではきみも僕と同じくらいの給料になって財布を別にする時期なんだけど」「アメリカの政治の仕組みがわかってないの? 日本の制度はわかってんのか」反論できない嫌味なので、黙っているうちに史彦は声をかけてこなくなった。夫婦喧嘩にもならない。圧倒的に史彦に分がある。給与、知識、実家の家柄。優勢な史彦に楯突いても無駄だと、華江は気持ちを閉じてしまった。つまり夫婦喧嘩はまったくない。それなのに、会社の同僚が遊びに来たり、マンションの自治会に参加するときの史彦の態度は別人だ。「いやあ、華ちゃんが家事得意なんで、頭があがりませんよう」「今度、華ちゃんをモデルに蓼科で写真撮ろうかと思ってます」とういう具合だ。「はあ? 二人のときは名前なんか呼ばないくせに」華江は悟った。『仮面夫婦』という状態に。ロック番組を見たあとは興奮しすぎてムラムラするが、もちろんセックスレス。セクシーな動画を流しながらむなしくひとりエッチ…。生活費を使うときには遠慮しなくちゃいけないし、夫の留守中しかロックは流せないし、声かけていいタイミングがわからないし。そんでもって子どもはほしいし。私達この先、どうなるの? 不便で寂しい仮面夫婦生活に、果たして光は差し込むのか。【三松さんからのコメント】華江さん夫婦のような状況、我が国ではアルアル案件です。先日Abemaプライムに出演した時、“仮面夫婦”がテーマでした。番組リサーチでは2割と出ましたが夫婦仲相談を日々している私からすると、その倍の4割はいるっしょ、という感覚です。会話も喧嘩もなくなって、淡々と暮らす二人。むなしくないのか、と周りは思いますが、結婚生活を継続するほうがメリットがあり、しかたないと考えるひとがいて当然です。経済面、子どものこと、世間体etc.。天秤にかけて結婚継続をチョイス。華江さんも、本心は現状打破したいと悩んでいます。もちろん、仲良し夫婦に戻るのが一番安泰。しかし、こじれた関係、薄れた愛情の復元はかなり難しい。元に戻るというより、「新しい関係を作ろう」と動くのが正解かなと思うのです。お互い頼りたいところを整理して、そこは頼る。家事も5割ずつでなくていいので、7割3割で分担する。週一回は、昔行った店で外食する。こんなルール作りを提案するだけで、風の流れが変わります。ニューノーマル志向の世の中。仮面夫婦かな、と感じてる方々は仮面夫婦なりの新しい関係を編み出そうというのが私のアドバイスです。「仮面夫婦の行く末は熟年離婚か、わびしい老後。気づいた時に大きく舵を切るべし。ニューノーマルの動きを発揮するのは今だ!」三松 真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©fizkes/Gettyimages
2020年11月26日いくら好きな男性でも、一緒にいる時間が長くなると喧嘩になることもあるでしょう。でも、そこで喧嘩の仕方を間違えると、取り返しのつかないことになるケースも……。今回は、好きな男性とやってはいけない喧嘩を紹介します。■ 意見を「押しつける」「こうするべきでしょ!」「絶対に私の言っていることが正しい!」「こうしないからダメなんだよ!」。そんな風に頭ごなしに意見を押しつけられたら、まともな話し合いはできなくなります。いくら頭にきているとはいえ、お互いに相手を尊重する気持ちは持ち合わないと、すれ違いやわだかまりは大きくなる一方です。自分の意見だけをぶつけるのは、ただのわがままでしかないので、相手の考えも受け入れたうえで、ふたりで話し合うことが大切ですよ。■ 「過去の不満」を持ち出す女性によくありがちなのが、喧嘩をしたときに過去の出来事を持ち出すこと。女性の中ではまだ終わっていない問題なのかもしれませんが、男性はなかなかそうは受け取ってくれません。過去の不満や過去の喧嘩を入れ込んでしまうと、ごちゃごちゃでわけがわからなくなり、男性はもう喧嘩をする気にさえなれなくなるかも。また、過去の男性の失敗を再度責めるようなことをすると、余計なイラ立ちを生むだけので、基本的には今の喧嘩では今の話をすることに集中したほうがいいでしょう。■ いつまでも「不機嫌である」一緒にいる時間が長くなれば、ときには喧嘩が起こってしまうことだってあるでしょう。ただ大事なのは、無駄に長引かせずに、言いたいことを言い合ったあとは、ちゃんと気持ちを切り替えること。いつまでも不機嫌な状態でいると、ずっと重苦しい空気が流れたままで、最悪の場合、取り返しのつかない状態にもなるかも。時間が経てば経つほど仲直りはしにくくなるので、できればその日のうちに終わらせるというのを、喧嘩の暗黙のルールにしておいてくださいね。■ 「極端なこと」を言う喧嘩をして頭にきてカッとなると、思わず暴言や極論のような発言をしてしまいがち。「私たちもう終わりだね」「全部私が悪いんでしょ」「私がいなくなればいいんでしょ」。そんなことを言われたら、男性としてはもうやりようがなくなり、お手上げ状態になるだけです。怒りが大きくなったときこそ、一旦言葉を飲み込んで心を落ち着けないと、すべてを壊すような言葉を発してしまう危険性は高いですよ。■ おわりに不満を溜め込むのはよくないですが、怒りをただただぶつけまくると、男性には引かれてしまうだけ。ふたりの関係性をよくしていこうという思いを持って喧嘩をしないと、状況は悪くなる一方ですよ。(山田周平/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年11月21日こんにちは、どすこい母さんこと、ケイコモエナです。今年もはや11月ですねー。もう私の周りでもクリスマスの話がちらほら出だしています。と言うのも、スイスもコロナ第二波が来ており、今のところ10人以上の集まりは自粛となり、毎年と同じように親戚全員で集まってできるかどうか、できない場合は誰を誘うか、そんな話題で持ちきりです。さて、そんな話とは全然違う話なのですが、今回は夫との食カルチャーの違いにびっくりしたと言うエピソードです。日本人同士でも家庭や地域による味や食べ方の違いで、友達間や夫婦間でバトルになった経験をされた方もおられるのではないでしょうか?うちも最初の頃、食べ物のカルチャーの違いが多くて、喧嘩に発展することが多かったです。今回はほんの一部のお話です。注:スイス人がみんなこうではありません(笑)夫の場合、食べ物に関する固定観念が強いのと、好き嫌いが激しいのとが重なって、熱くなるマヨネーズが許せなかったり、お酢はサラダにかけるもの、ましてやお肉が入っている熱い餃子につけるなんてーーー!って固定観念が口を開けて叫んでいましたよ(笑)他にも語りだしたらキリがありませんが、私もチーズフォンデュを最初に作ってくれた時は、材料の少なさに驚きでした。最初は驚いて、好きでもないピクルスを食べまくって、「ケイコはピクルス好き」と大きな勘違いをされてしまいました(笑)その後、まあ毎日がチーズフォンデュではないから大丈夫かな、と思えるようになったのですが。しかし子どもが生まれて、チーズフォンデュを食べられる年齢になった時に、心の葛藤がまた出て、温野菜を並べてみたりしたのですが、私以外手をつけるものはおらず(笑)だけど、さすが半分はスイス人の子どもたち。翌日、心配していた腸の調子は抜群でした。年に数えるほどしか食べることはないので、最近では「まあいいか」って感じになっています。温かいお茶の話は、スイス人は大マジです。みんな揃って、チーズフォンデュのときには子どもたちにも必ず温かいお茶を飲ませてます。本当のところ、カチカチになるかは謎の所です(笑)最後まで読んでいただきありがとうございました!ではまた次回に!※スイスでは、チーズフォンデュと冷たい飲み物は食べ合わせが悪いと言われています。
2020年11月17日毎日何かしら喧嘩している子どもたち。喧嘩の原因の多くはおもちゃを取った、取られたです。私が仲裁に入って仲直りをして、「やれやれ……」と思ったのも束の間、またしても喧嘩勃発です。さっきの仲直りはなんだったのか……。私も頭を悩ませていた、そんなきょうだい喧嘩の救世主となってくれたのは意外な物でした。 毎日のきょうだい喧嘩。その理由は「取り合い」4歳の息子、3歳と2歳の娘の3人きょうだいの毎日には喧嘩が付き物のようで、ささいなことですぐに争いになります。ママの取り合いで喧嘩になったり、ごはんを取られたなど……。でも喧嘩の原因、堂々の第1位はおもちゃの取り合いです。 なるべく喧嘩にならないように同じものを3つ用意しても、なぜかひとつのものを取り合ってしまいます。気付いたら取り合いではなく、仲直りをしておもちゃをシェアして遊べることもあるのですが、基本のパターンはいつも同じ。はじめは仲良く遊んでいても、3人全員が大号泣で「ママー! 助けてー! 〇〇がおもちゃ取ったー!」という展開です。 きょうだい喧嘩を止めるのにぐったり1つのきょうだい喧嘩が終わったと思ったら、次はまた違う喧嘩が勃発。「やめなさーい!」と叫ぶのに毎日疲れていました。喧嘩の理由を聞くと、毎回同じ。1人が遊んでいたおもちゃをもう1人が横取りして、さらにもう1人も取り合いに参加をして喧嘩になるというストーリーです。 「貸して」をして「いいよ」と返事があったらおもちゃを借りられるというルールを設立しましたが、遊びに夢中になってくるとなかなかそれもできなくなってしまうようで、困り果てていました。 救世主はタイマー!?おもちゃの貸し借りがなかなかうまくいかずに困っていたときに閃いたのが、「タイマー作戦」。これぐらいなら子どもたちも納得するかな?という時間をタイマー設定し、「これがピピピッてなったらおもちゃを貸してあげようね」と説明しました。 わが家の場合は4分で設定してみると、なんとなく遊べた感じがあったようで満足して貸してあげることができたのです。借りるほうも4分くらいだとすごく待った感じはないのか、「あ! もういいの?」という表情をしていました。 毎日、きょうだい喧嘩が絶えずに子どもたち本人も見ている大人も疲れてしまっていましたが、私が注意するよりもタイマーがきょうだい間の争いの1つを解決してくれました。このまま他の喧嘩も減ったらいいな……と思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO 著者:三上美咲3人の未就学児年子の母。営業職でほぼ不在の夫と5人暮らし。育児をはじめとするさまざまなジャンルについてライターとして活動中。育児については主に自身の体験談を元に執筆している。 イラスト制作者:イラストレーター しおみ なおこフリーランスイラストレーター。女性向け媒体をメインに、「大人かわいい」テイストのガールズイラストを描いています。夏とワインが好き。
2020年11月15日私の父親は、気に入らないことがあるとすぐに怒鳴り散らしたり暴力をふるったりする人でした。特に子どもに求める学力のレベルが高く、勉強が原因で叩かれることが当たり前の家庭で育ちました。自分が親になってみて、反面教師にしようと思うことがたくさんあります。 年齢以上のレベルを求める父父自身は家庭の事情でレベルの高い学校に通うことができなかったため、子どもである私と弟に過剰な期待をかけていたようです。 5歳になってひらがなが読めるようになると、新聞を毎日読み上げさせるようになりました。大人が読む物ですから、もちろん漢字にふりがなはふっていません。漢字の読み方がわからないと1度は教えてくれますが、2度目に同じ漢字が読めないと頬を平手打ちです。小学校4年生くらいまで続いたと思います。つらくて泣きながら読みました。 弟への罪悪感私は女の子だったので、まだ手加減していたようです。男の子には容赦がなく、2歳下の弟は私よりも高い学力レベルを要求され、さらにひどい暴力をふるわれていました。恐ろしいのはそれが当たり前になってしまっていたことです。 私は進学し、弟よりも先に家を出ました。私がいなくなった家では、父のターゲットは弟ひとり。どんなにかつらい目にあったことだろうと思います。しかし、当時の私は進学できた安心感と家を出られるうれしさで、弟のことなど考えていませんでした。その罪悪感は、今でも持ち続けています。 母親との喧嘩がつらい一方、母は子どもに声を荒げたことがなく、とてもやさしい人でした。父と母の立場は対等だったようで、父は子どもには日常的に手を上げましたが、母を叩いているところは見たことがありません。母はよく父と大きな声で口喧嘩をしていましたが、それでも子どもへの暴力を止めることはできませんでした。慣れてしまっていたのだと思います。 子どもの私は、両親の喧嘩が嫌でたまりませんでした。2人は「親の責任」を果たすために、ののしり合いながらも一緒に生活し、弟が成人したあとに離婚しました。子どものせいにしないで、自分たちの責任でさっさと別れたらよかったのにと思います。 親ですから尊敬できる部分もあります。しかし、しつけと称して暴力をふるったこと、子どもへの過剰な期待、毎日のように起こる夫婦喧嘩という点に関しては、確実に毒親だったと思います。私は子育てに関して、何があっても絶対に暴力をふるわないこと、子どもの前で夫婦喧嘩をしないことの2つだけは、絶対に守ろうと思っています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ著者:武田沙季子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月08日あと2年で、結婚20年。先を歩く友人たちから聞いていたとおり、結婚生活はまさに山あり谷ありでした。10年ほど前に夫が独立して個人事業主になったこともあり、突然一緒に働いたりもして、お互い見たくない顔を見せ合う場面も多々。そんなこんなで、今ではすっかり会話の少ない夫婦に。パンドラの箱がそこらじゅうにいくつも転がっているのにお互い喧嘩するのが嫌で見て見ぬふりを続けてきたわけですが、新型コロナウイルスの影響による自粛期間をきっかけに、少しずつ関係が変わってきたという体験談です。出会って20年すっかり変わった夫婦関係共通の趣味を通じて知り合った私と夫。初めて会ったのは25歳ぐらいでした。当時の私はやりたかった職に就いて充実した日々を送っており、しばらくは友人関係のまま発展することはありませんでした。その後、20代後半にさしかかり、婚期を意識するようになったころに再会し、そこからは結婚まではトントン拍子で30歳の秋、ゴールインしました。よく「結婚はゴールじゃない。始まりだ」と言いますが、今振り返るとまさにその言葉のとおり。もうすぐ20年を迎える私たちの間にも、実にさまざまなことが起きました。2人の子どもも授かりましたし、夫が独立開業をして、個人事業主になったことも私たちにとっては大きなできごとでした。夫婦で経営するとなると、だんだんと話すことはお金の話、税金の話、ローン返済の話と、どれもあまり楽しくないネタばかり。私は現実路線、夫は理想論と価値観の違いも露呈してお互い譲らず、徐々にお互いの口数が減っていきました。話しても無駄。そんな気持ちがだんだんと大きくなっていったのです。自粛期間中に不眠や動悸がひどくなり…そんなどこかピリッとした夫婦関係のまま、新型コロナウイルスの影響による自粛期間に突入しました。夫は現在はフリーで働いているので、勤務日数が減るとその分収入も減ってしまいます。週6日働いていたのが週2日に減り、ほかは自宅待機となりました。この先、一体どうなるのか。先の見えない現状への不安をなんとか軽くしようと、私はいつもの倍以上の仕事を引き受けて、朝から晩まで机の前にかじりつくことになりました。子どもたちの世話はしますが、それも最低限。とにかくお金をなんとかしなくてはと焦る気持ちでいっぱいでした。そのころから不眠になっていき、やっと仕事を終えてベッドに入ってもなかなか寝付けなかったり、夜中にふと目が覚めて、そこから夜明けまで眠れなかったりする日々が続きました。当然朝が来ても疲れは取れず、気持ちも沈みがちになり、急に動悸がすることもしばしば。ふと離婚の二文字が頭をよぎるときすらありました。そんなある日、いつものように机に向かっているときに、やはりわが家の屋台骨は私ではなく夫なのだと気付いたのです。一緒に働いていたときも正義はこちらにあると信じ、夫の考えにじっくり耳を傾けることができず、常に批判的だった私の態度が今の夫婦関係を作ったのだ。体力的にも精神的にも限界に達した瞬間、唐突にそう自覚したのです。自粛期間を経て少しずつ関係に変化がずっと微妙に距離を置いてきた夫婦でしたが、このままではいけない。恐らくそれは夫も感じていたのでしょう。なんとかしようと1日中机から離れない私の様子を見ているうちに思うところがあったのか、その日「夕飯はどうするの?」と毎夕様子をうかがいに来る時間になっても夫は現れず、気付いたらキッチンに立ってスマホを片手にレシピを見ながら夕飯を作り始めていたのです。私たち夫婦の場合、ひざを突き合わせてとことん話をすることで変わったわけではありませんでした。ですが、お互い限界を迎えたこの日、偶然にも同じ方向に向けて舵を切ったのだと思います。それでも夫とはその後、自粛期間中に2回ほど大喧嘩をしました。自粛期間で収入が不安定になったせいで精神的に追いつめられ、不眠や動悸に悩まされていると思っていましたが、実際にはその不安を誰ともわかち合うことができずにいたことが、私を追い詰めていたのです。どちらもきっかけはささいなことでしたが、普段言えなかったことをお互いに全部吐き出したことも関係改善へのステップになりました。まとめまだ時々夜中に目を覚ますことがありますが、おおむねよく眠れるようになりましたし、原因不明の急な動悸も徐々になくなってきています。最近は、毎朝夫がコーヒーを淹れてくれます。「どうぞ」「ありがとう」から始まる新しい朝の習慣は、いつまで続くのかわかりませんが、夫が淹れてくれなくなったら、今度は私が2人分淹れようとひそかに思っています。まだまだこの先もいろいろなことが起きることでしょう。それでもこの自粛期間で得た気付きは、さまざまな場面で思い出すだろうと思います。肉体的にも精神的にも相当にきつかった代わりに、得たものは大きかった。あうんの呼吸の夫婦になれるよう、これからも努力していきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月27日濱田岳、水川あさみ出演の映画『喜劇 愛妻物語』が、9月11日(金) より全国公開される。この度、激しい夫婦喧嘩勃発で、水川あさみが怒りの雄たけびをあげる本編映像が公開された。『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた足立紳が、自身の夫婦生活を赤裸々に綴った自伝的小説を自ら監督・脚本を務めて映画化した『喜劇 愛妻物語』。いつまで経っても売れる見込みがない、年収50万円の脚本家の豪太と、そんな情けない夫に絶望している酒好きの妻チカ。結婚10年目にして倦怠期の真っ只中にいるセックスレス夫婦の痛快な愛憎劇だ。家計が苦しい中、香川県に住んでいる「高速でうどんを打つ女子高生」の企画プロットを書くために、取材旅行に旅立った家族、豪太(濱田)、チカ(水川)、アキ(新津ちせ)。この度公開された映像は、何とか現地にたどり着き、女子高生の家族にもてなしを受けるも、すでに彼女を題材にした別の企画が進行中であることが発覚……。計画が頓挫してしまい、激怒したチカが豪太に対し帰りの車内で罵詈雑言を浴びせかける場面。さらに、女子高生の家族と食事をした際に豪太がお酒を飲んだことにも詰め寄り、酒好きなのにドライバーのため飲酒が出来ないチカの「おぉぉぉ酒が飲みたかったんだよぉ!!!!!!!!」という魂の叫びが爆発。水川が振り切った演技を見せている。『喜劇 愛妻物語』9月11日(金) 新宿ピカデリー他全国ロードショー
2020年09月10日ウーマンエキサイトのみなさまこんにちは。ぐっちぃです。結婚して10年以上も経つと、わたしたち夫婦もそこそこ落ち着いてきたのですが、たまにポロっと声が漏れてしまうことはあります。その中でも「あー言ってしまった~」って反省した話をひとつ、ご紹介しますね。それは数年前、夫が健康診断に引っかかってしまったときのこと。健康診断…心配ですよね。夫ももう少しで40代半ばになるので、何かひとつやふたつ体に不調があってもおかしくない年齢。なので、初めて再検査の通知を受けたときは「とうとう来たか」と思いました。と、同時に「もしも、万が一」があった場合のことも、脳内でパパーっと考え始めるんですね。それで思わず「家のローンがなくなるー」と口から出てしまい…後から反省しました。■その後の夫の変化 結局、再検査は大丈夫だったんですが、夫が検査前より体を気遣うようになりました。つい「夫の体の心配」より、「万が一のこと」を先に口走ってしまったわたし。結果的に、夫が健康を意識するようになったので(もしかしたら検査のときに医者に言われた可能性も)よかったの…かな…?(汗)
2020年08月31日■前回のあらすじ「育休漫画を描いて欲しい」夫の提案にされ戸惑っていましたが、夫のある思いを知りこの漫画を描くことを決意したのでした。そして夫の育休が終り…夫の育休中はモヤモヤしたこともたくさんあったけど、それを乗り越えて夫婦の絆が深まったように思います。我慢しないで相手に伝えることの大切さも実感しました。そして、完全に想定外だったのですが、「絵を仕事にする」という夢も持つことができました。離婚の2文字が頭をよぎったときは、こんな結末が待っているなんて思いもよりませんでした。試行錯誤しながら進めてきましたが、この漫画が悩んでいる誰かの参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2020年08月22日■前回のあらすじ夫から育休のことを漫画で描いてほしいと提案され…。良いことも悪いことも描いていいと言われても…、正直とても迷いました。自分と同じような状況の人に、この話が役に立つかもしれない?このモヤモヤしていた日常を、必要としている人がいる?「育休漫画を描いて欲しい」と言った夫の気持ちを知り、私はこの漫画を描き始めました。次回、最終回です。 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2020年08月21日■前回のあらすじ「育児漫画」を描くことを提案してくれた夫。好きなことができる時間は幸せでした。しかし、夫の一言によって、ただ「楽しい時間」だけではなくなっていくのです。「育休のことを漫画にして欲しい」という夫からの提案。すべてを描けば、夫のことを否定してしまう気がする…。正直描きたくないと思いました。次回に続きます。 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2020年08月14日■前回のあらすじ夫と私の見えている世界は全く違っていました。このまま話し合いをしなかったら、一生すれ違ったままだったかもしれません。私との約束を守ってくれた夫。ようやく私の心も落ち着きました。そして夫の提案してくれた「絵を描くこと」は私の息抜きになりました。しかし夫のある一言で、楽しいだけではなくなっていったのです…。次回に続きます。 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2020年08月08日■前回のあらすじ出産~床上げまで、とても頑張ってくれた夫。いつもニコニコしていたから全然気づけなかったけど、そのときの夫の気持ちを初めて聞くことに…。引き続き、夫目線のお話です。今回のことで改めて思ったのですが、「一緒に暮らしていても夫と私では見えている景色が全く違っていた」ということです。育休中ですからゲームのやり過ぎはもちろん良くないのですが、床上げまで頑張ってくれた夫に感謝の気持ちもあったし、床上げ後もいろいろ頑張っている姿は見ていたので…、リフレッシュの時間も必要なのかなと思ってゲームを勧めました。でも今考えると、どちらか片方がリフレッシュするのではなく、お互いがリフレッシュできるようにすべきだった。話し合いって大切だなと、本当に思います。次回に続きます。8月8日公開予定! 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2020年08月07日■あらすじ夕飯を用意したのに報われなかった日々、いつか言おうと思っていた「悲しい」という私の気持ちをこのタイミングで夫に伝えてみたら…。8年前の話に、付き合ってくださってありがとうございました。最近喧嘩をしたので、過去の自分を応援するつもりで描いていました。つくづく思うけど「産前産後の恨み」みたいな思い出は、割といつまでも鮮明に覚えてるな、と。でも恨み続けてるわけではないけれど、この時期はやっぱり心穏やかに過ごせるに越したことはないなと思います。最近の喧嘩は、ものの数分で言いたいことを言い合ってお開きになりました。あっさりしているけど、言いたいことをお互い言い合ってスッキリしました…、いや、スッキリした事にしました。でも伝えるのって不器用な形でも大切だと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました!\「天国と地獄 結婚式と悪阻物語」&「夫を泣かせた話」が書籍化!/9月発売予定。ご予約は こちら からいくたはなさんのブログ: いくたの前向記後向記 【同じ作者の連載はこちら】 いいから黙ってだいてくれ! この連載の全話を見る >> 4人目と5人目の話 この連載の全話を見る >>
2020年07月28日■あらすじ夫が私のことを考えて作ってくれた夕飯、私から出た一言は「いらない」でした。次に続きます。\「天国と地獄 結婚式と悪阻物語」&「夫を泣かせた話」が書籍化!/9月発売予定。ご予約は こちら からいくたはなさんのブログ: いくたの前向記後向記 【同じ作者の連載はこちら】 いいから黙ってだいてくれ! この連載の全話を見る >> 4人目と5人目の話 この連載の全話を見る >>
2020年07月27日■あらすじ大喧嘩した後眠ってしまい、目が覚めるとトイレやお風呂はピカピカに掃除され、そして料理をしている夫がいました。次に続きます。\「天国と地獄 結婚式と悪阻物語」&「夫を泣かせた話」が書籍化!/9月発売予定。ご予約は こちら からいくたはなさんのブログ: いくたの前向記後向記 【同じ作者の連載はこちら】 いいから黙ってだいてくれ! この連載の全話を見る >> 4人目と5人目の話 この連載の全話を見る >>
2020年07月26日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。うちの夫は基本的に温厚なので、めったにケンカにならないのですが、それでも時々はケンカします。私は言いたいことを言い合って、お互いすっきり解決! というのが理想なのですが、そうはいかないことも多いのです。この日のケンカは、(些細なことだったけど)夫が原因で、いつも通りだんまりの夫に対し、私の怒りは全然収まりませんでした。この日ばっかりは、夫が何かアクションを起こしてくるまでは絶対私からは折れない! と心に決めていました。(大人げないのは見逃してください)きっと反省はしていたんでしょう。ずっと謝るタイミングを計っていたのだと思います。それでもなかなか動けず…反省の気持ちを行動で示した、ということでした。最初それに気づいたときの脱力感といったら…!素直になれない夫に笑いをこらえつつ、大人げなかった私もちゃんと謝ることができました。反省=家事だったのでその日は非常に楽でしたが、やっぱりケンカもきついので、なるべく避けていきたいものです。(でもコンビニスイーツは美味しかったのでまた食べたい)
2020年07月25日■前回のあらすじ言い過ぎたと感じたもののどうしていいのかわからなくなり、疲れもあったためひとまず寝ることに…。次に続きます。\「天国と地獄 結婚式と悪阻物語」&「夫を泣かせた話」が書籍化!/9月発売予定。ご予約は こちら からいくたはなさんのブログ: いくたの前向記後向記 【同じ作者の連載はこちら】 いいから黙ってだいてくれ! この連載の全話を見る >> 4人目と5人目の話 この連載の全話を見る >>
2020年07月25日■前回のあらすじ怒りを爆発させた私は夫に「私一人で充分やっていける、出て行って」と言ってしまい…冷静さを取り戻したものの、その後どうしていいのかわかりませんでした。次に続きます。\「天国と地獄 結婚式と悪阻物語」&「夫を泣かせた話」が書籍化!/9月発売予定。ご予約は こちら からいくたはなさんのブログ: いくたの前向記後向記 【同じ作者の連載はこちら】 いいから黙ってだいてくれ! この連載の全話を見る >> 4人目と5人目の話 この連載の全話を見る >>
2020年07月24日