早稲田大学文学学術院は、変体仮名の読解能力をゲーム感覚で身につけられるスマートフォンアプリ「変体仮名あぷり」Android版をリリースした。iOS版は近日中にリリース予定。共同開発者のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)によって英語版「The Hentaigana App」もリリース予定。いずれも無料アプリだ。本稿では、リリースに際して行われた、記者発表会の様子をお届けする。「変体仮名あぷり」は、明治時代以前の文献に用いられる字体統一前の平仮名「変体仮名」を、スマートフォン上で学習できるというもの。基本の学習機能は単語帳のような形式で、変体仮名と字母・読み方をタッチ操作で切り替え、一文字ずつ学んでいく。アプリ画面に現れた変体仮名を理解度に応じて左右にスワイプすることで正答率をカウントし、文字ごとの理解度を把握する表も搭載。苦手な文字を指定して集中的に練習する機能や、指で動かせる変体仮名辞典も付属する。開発は、UCLA アジア言語文化学部所属の日本文学研究者で、早稲田大学訪問准教授でもあるマイケル・エメリック准教授と、早稲田大学文学学術院 十重田裕一教授、陣野英則教授ら日本古典文学研究者が中心となって実施した。ちなみに、このアプリの開発は、ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長・柳井正氏の寄付を受けて早稲田大学とUCLAが取り組んでいる「柳井正イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト」の一環として行われている。このアプリの開発経緯について、エメリック准教授は、自身が修士課程で「十帖源氏」を学んだ際、読解のために変体仮名の単語カードを自作して猛勉強したエピソードを語った。自身が教える立場になり、同じ苦労を学生にさせたくはないこと、そして今や日本人の多くも読むことは難しい変体の面白さを、より多くの人々に知ってほしいという意図を語った。多くの人が触れるアプリというコンセプトから、背景デザインの美しさやシンプルなインタフェースなどに気を配ったという。同アプリの素材には、同大学が所蔵する室町時代~近世までの貴重な写本の中から、変体仮名のサンプルを1文字ずつ選び、抽出したものを用いた。これらの仮名に対して、「字母」(変体仮名の元となる漢字)を同大学職員で書家の渡部大語氏が付し、変体仮名と元の漢字および読みを学習可能とした。なお、同アプリの開発を手がけたプログラマーのファーゴ・マット氏によれば、同アプリは変体仮名・字母などの文字情報をクラウド上から読み込んで表示しているため、今後のアップデートによって、異なる時代の変体仮名なども学習可能な拡張性を持っているという。ちなみに、リリース後に行われることが決定しているアップデートとして、実際の文献で見られるような、続けて書かれた変体仮名の読み方を学習できる「続き書きモード」を実装するということだ。
2015年10月29日国立がん研究センター(国立がん研)は10月29日、「国際がん研究組織(IARC)」が、ソーセージなどの加工肉や豚や牛などの肉(赤肉)などに発がん性がある、との報告を10月26日に行ったのを踏まえ、日本人における赤肉および加工肉の摂取量と大腸がん罹患リスクについての見解を公開した。IARCの実施した今回の評価は、10カ国、22人の専門家によるもので、その評価は全世界地域の人を対象とした疫学研究(エビデンス)、動物実験研究、メカニズム研究からなる科学的証拠に基づく総合的な判定となっている。結果としては、加工肉について「人に対して発がん性がある(Group1)」と、主に大腸がんに対する疫学研究の十分な証拠に基づいて判定されたほか、赤肉については疫学研究からの証拠は限定的ながら、メカニズムを裏付ける相応の証拠があることから、「おそらく人に対して発がん性がある(Group2A)」との判定がなされた。こうした判定は2007年にも世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究協会(AICR)が、赤肉、加工肉の摂取が確実に大腸がんのリスクを上げるとの評価報告を行っており、赤肉は調理後の重量で週500g以内、加工肉はできるだけ控えるように、と勧告していた。IARCの評価の基となった全世界地域の論文の赤肉摂取の範囲はおおむね1日あたり50~100gで、中には200g以上と高い地域もあったが、2013年の国民健康・栄養調査による日本人の赤肉・加工肉の摂取量は1日あたり63g(うち、赤肉は50g、加工肉は13g)で、世界的に見ても摂取量の低い国の1つにあたるという。同センターでも2011年に、国内の45~74歳の男女約8万人を対象に赤肉・加工肉摂取量と大腸がん罹患リスクについて追跡調査を行った結果を発表している。結果の内容としては、例えば、女性では毎日赤肉を80g(調理前の重量。調理後は20%程度重量が減少)以上食べるグループで結腸がんのリスクが高く、それ以下の摂取量ではリスク上昇はみられなかったほか、男性では鶏肉も含む肉全体では摂取量の最も高いグループでリスク上昇がみられましたものの、赤肉では特に関連はみられなかったとしている。また、加工肉については男女ともに関連はみられなかったともしており、結論として、大腸がんの発生に関して、日本人の平均的な摂取の範囲であれば赤肉や加工肉がリスクに与える影響は無いか、あっても、小さいと言えるとしている。また、同センターにて、さまざまな生活習慣とがんとの関連について日本人を対象とした研究を基にIARCやWCRF/AICRによる報告書の手法を準用して評価を行ったところ、加工肉と大腸がんとの関連については、「可能性あり」との判定であり、海外に比べて弱い判定結果となるとする。今回のIARCの判定は、あくまで大腸がんを主体としたものであり、健康全般を考慮した場合、赤肉はたんぱく質やビタミンB、鉄、亜鉛といった健康維持にとって有用な成分をたくさん含んでいるほか、飽和脂肪酸も摂りすぎは動脈硬化、その結果としての心筋梗塞のリスクを高めるものの、少なすぎると脳卒中(特に、出血性)のリスクを高めることも分かっており、日本においては心筋梗塞より脳卒中の罹患率の方が高いことから、総合的にみても、今回の評価を受けて極端に量を制限する必要性はないと言えると同センターではコメントしている。なお、同センターでは、生活習慣要因の判定結果を基に、現状において推奨できる科学的根拠に基づくがん予防法「日本人のためのがん予防法」を提示しており、そこで定められた健康習慣全般に気を配ることが大切であり、食事要因については「塩蔵品を控えること」「野菜・果物不足にならないこと」「熱い飲食物をとらないこと」を目標に定めている。
2015年10月29日理化学研究所(理研)は10月23日、多能造血前駆細胞を生体外で増幅させる新しい培養法を開発したと発表した。同成果は理研統合生命医科学研究センター 融合領域リーダー育成(YCI)プログラムの伊川友活 上級研究員、京都大学再生医科学研究所 再生免疫学教室の河本宏 教授らの共同研究チームによるもので、10月22日付けの米科学誌「Stem Cell Reports」オンライン版に掲載された。伊川上級研究員らはこれまでの研究で、転写因子E2Aを欠損するとB細胞への分化が初期段階で停止し、B前駆細胞が多能性をもつ造血前駆細胞としての特長を示すことを明らかにしていた。今回の研究では、E2Aの阻害タンパクであるId3を導入したマウスの造血幹細胞群を、B細胞への分化を誘導する条件下で培養すると、前駆細胞段階で分化が停止し、多能造血前駆細胞が増幅することがわかった。この細胞は約1カ月で1万倍まで増殖し、培養を続ける限り増え続けた。また、この前駆細胞をマウスに移植したところ、リンパ球や顆粒球などの白血球を作り出したほか、同様の方法を用いてヒトの臍帯血の多能造血前駆細胞を増幅することにも成功した。同研究グループによって「iLS細胞」と名付けられた同細胞は、生体内では増えないため造血幹細胞とは異なるが、体外で無限に増やせる特性を利用すれば、がんに対する免疫細胞療法へ応用できると考えられている。同研究グループは今後、ヒトの造血幹細胞の増幅効果がマウスに比べて低いことや、遺伝子導入のためにレトロウイルスを用いている点などを克服することで、実用化につながることが期待できるとしている。。
2015年10月23日理化学研究所(理研)は10月15日、小児慢性疲労症候群(CCFS)の患児の脳では、2つ以上のことを同時に進行するときに前頭葉が過剰に活性化し、非効率な脳活動状態となっていることを明らかにしたと発表した。同成果は理研ライフサイエンス技術基盤研究センター健康・病態科学研究チームの渡辺恭良 チームリーダー、水野敬 上級研究員らと、大阪市立大学、熊本大学、兵庫教育大学、および生理学研究所との共同研究グループによるもの。9月10日付けのオンライン科学誌「Neuroimage: Clinical」に掲載された。慢性疲労症候群は原因不明の疲労・倦怠感により半年以上も正常な社会生活が送れなくなる病気で、主に20~50代の患者が多いことが知られている。一方、CCFSは不登校児童や生徒に多く、3カ月以上持続する疲労・倦怠感、睡眠リズム障害などの症状が現れる。今回の研究ではCCFS患児15名と健常児13名を対象に、平仮名で書かれた物語を読ませ、母音の拾い上げと物語の内容理解の同時処理を要求する仮名拾いテストと呼ばれる注意配分課題を実施し、二重課題および一重課題(母音拾い上げ、または内容理解のどちらか一方)遂行中の脳活動状態をfMRIで測定した。その結果、CCFS患児と健常児いずれも二重課題遂行中は一重課題遂行中に比べて前頭葉の一部である脳の左側の下前頭回背側部と頭頂葉の一部である左側の上頭頂小葉が活性化しており、2つの部位が二重課題の遂行に必要な脳領域であることがわかった。また、疲労と脳の活性化の関係を調べたところ、健常児では疲労度が高いほど左側下前頭回背側部の活動度が高く、また物語の内容理解度が低い場合も活動度が高いことがわかった。これは、疲労していると脳の活動が活発化するものの、それが課題成績には結びつかないことを示す結果だという。一方、CCFS患児と健常児の脳活動を比較すると、二重課題および、一重課題のいずれにおいても、CCFS患児では右中前頭回が特異的に活性化しており、その活性度は内容理解度と正の相関関係にあった。さらに、二重課題では右中前頭回に加え前帯状回背側部と左中前頭回も健常児に比べ、特異的に活性化していたことから、健常児の場合は疲れていても疲れていなくても、注意配分時に左下前頭回のみの活性で情報処理するのに対し、CCFS患児の場合は右中前頭回と前帯状回背側部を活性化させ、内容の理解度を高めようとすることがわかった。これらの過剰な神経活動は、前頭葉の非効率な活動状態を示すだけでなく、精神的な負荷となって疲労増強の原因となる可能性がある。同研究グループは、CCFS患児は疲労により脳が活動しにくくなっているというよりも、脳の機能低下を補うために脳を過剰活動させていると考えており、今後、健常児の疲労およびCCFSにおける慢性疲労により引き起こされる前頭葉の過活動が疲労回復または治療により低減するかどうか研究を続けていくとしている。
2015年10月16日国立遺伝学研究所(遺伝研)と理化学研究所(理研)は10月14日、脳の神経細胞の樹状突起に存在する「スパイン」と呼ばれる棘状構造の形態形成に「a2キメリン」というタンパク質が関与していることを発見したと発表した。「スパイン」の形態は脳機能に重要な影響を及ぼすと考えられている。同研究は国立遺伝学研究所形質遺伝研究部門 岩里琢治研究室の岩田亮平 研究員と、理研脳科学総合研究センター行動遺伝学技術開発チームの共同研究によるもので、10月7日(現地時間)に米科学誌「The Journal of Neuroscience」オンライン版に掲載された。これまで、マウスを用いた研究により記憶が形成される際にその記憶に使われるスパインの大きさと数が増大し、逆に使わない回路のスパインが小さくなり数が減少することがわかっている。また、自閉症や統合失調症患者の脳の多くで、スパイン形態の異常が発見されている。しかし、スパインの形態を制御している分子や、子供の時(発達期)のスパイン形成が大人のスパインにどのくらい影響を与えているのかはわかっていなかった。一方、脳で広く発現するαキメリンは、試験管レベルでは「細胞形態の制御」に関わることが示されていたが、生体でどのような役割をするかは解明されていなかった。同研究グループはこれまで、運動系神経回路では同タンパク質が神経細胞の軸索の形態を制御することで、神経回路の形成や動物の行動を制御していること、海馬依存的学習能力の向上は大人でのαキメリンの欠損ではなく、発達期での欠損によって引き起こされていることなどを明らかにしていた。今回の研究では、α2キメリンノックアウトマウスの海馬を解析した結果、αキメリンがスパインの大きさと数を抑制していることが判明。また、マウスが大人になってからα2キメリンをノックアウトしてもスパインの形態異常がみられなかった一方で、胎児期および子供の時期にα2キメリンをノックアウトしたマウスではスパインの形態異常が発生したことから、同タンパク質が子供の時期にはたらくことで、大人でのスパイン形態を制御していることが示唆された。また、さらに詳しく調査したところ、αスパインが子供の海馬ではたらくことで、大人になってからの海馬のスパイン形態と、海馬を用いる記憶能力を適度に保つ働きを担うことがわかった。同研究成果は今後、脳発達の理解や、自閉症などの病態解明にも役立つと期待される。
2015年10月14日マイナビは14日、2016年卒業予定の学生を対象とした「就活テーマ曲ランキング」の結果を発表した。同ランキングの実施は今年で3年目。調査期間は2015年9月25日(金)~2015年9月30日(水)。回答は1,397名(文系男子276名、理系男子438名、文系女子305名、理系女子378名)で、Web上のアンケートフォームにより調査を行った。1位となったのは、3年連続で「負けないで」(ZARD)。昨年5位だった「栄光の架橋」(ゆず)が2位に、昨年4位だった「終わりなき旅」(Mr.Children)が3位にそれぞれランクアップした。上位3曲は、調査開始から3年連続で5位以内に入っており、テーマ曲として学生の中で定番化している。5位以下には2014年4月以降に発表された曲が4曲入った。また、「GUTS!」「サクラ咲ケ」と、嵐が2曲ランクイン。「サクラ咲ケ」は2005年、「GUTS!」は2014年発売と開きがあるにもかかわらず、どちらも応援歌として就活生に定着していることがうかがえる。また、昨年2位だった「レット・イット・ゴー~ありのままで~」(「アナと雪の女王」主題歌、2014年)はトップ10には入らなかった。○選曲理由1位「負けないで」(ZARD)・就職活動がうまくいかなくて落ち込んでいるときに歌詞を読むだけでも元気になれました。(岡山大学/農学部/理系女子)・精神的に参りそうになった時などにこの曲を聴いて明日は違った日になるさ!と気持ちを切り替えていた。(日本大学/生物資源科学部/文系男子)・就職活動という競争において、面接で気持ちで負けてしまうことがありそうと感じ、気持ちで負けないようにすれば行動、言動に対して自信がつくと感じたため。(京都薬科大学/薬学部/理系男子)2位「栄光の架橋」(ゆず)・不採用の通知が来て落ち込んだ時に、この曲を聴き次の選考の土台とするんだと自分に言い聞かせた。(兵庫県立大学/経済学部/文系男子)・歌詞が就活の大変さとその先にある希望に重なるものがある。(横浜市立大学/生命医科学研究科/理系男子)3位「終わりなき旅」(Mr.Children)・昔から壁にぶち当たったときに聞いており、受験もこの曲で乗り越えて来たので就職活動もこの曲に励まされた。(小樽商科大学/商学部/文系女子)・自身の限界を決めず、歩き続ける力をもらえた。(東京農業大学/国際食料情報学部/理系女子)・就活を頑張れる気になるところ。 終わりはあると自分自身に言い聞かせられる。(慶應義塾大学/システムデザイン・マネジメント研究科/理系男子)4位「何度でも」(DREAMS COME TRUE)・不採用通知が多く届く中でも、就活への意欲を落とさないで頑張る力になったから。(岡山大学/経済学部/文系男子)・自分の本意に沿わない結果になっても曲を聞くと前向きになれる。(金沢大学/自然科学研究科/理系男子)5位「あとひとつ」(FUNKY MONKEY BABYS)・歌詞にとても勇気をもらえたからです。 又、インターンシップでお世話になった会社の説明会(3月2日)にてこの曲が流れており、就活開始初日に聞いたという点で印象に残っていることも理由のひとつです。(立教大学/法学部/文系女子)・勇気づけられる歌詞だから。(慶應義塾大学/法学部/文系男子)5位「GUTS!」(嵐)・応援歌だから。 明るい曲調で前向きな気持ちになるから。(北海道大学/経済学部/文系女子)・励ましてもらっていた曲だから。(東京薬科大学/薬学部/理系女子)7位「サクラ咲ケ」(嵐)・中学の時から大事な試験の前に必ず聴くと決めているから。(九州大学/薬学部/理系女子)・応援ソング。 元気になる。(立教大学/コミュニティ福祉学部/文系女子)7位「Beautiful」(Superfly)・歌詞が等身大の自分を肯定するようなものだったため、不安な自分を後押ししたから。(一橋大学/商学部/文系男子)・就活中に周りの人と自分を比べて落ち込んでしまったとき、この曲を聴くとすっきりしてマイペースになれたから。(岡山大学/文学部/文系女子)9位「全力少年」(スキマスイッチ)・忙しくモチベーションの維持が難しい時に励ましてもらった。(関西学院大学/総合政策学部/文系男子)9位「NIPPON」(椎名林檎)・応援ソングとして発表された曲なので単純に聞いてるだけで応援されている気になり、頑張ろうと思えるため。(武蔵野大学/環境学部/理系女子)・まさに歌詞が応援歌という感じで、自分を鼓舞することができた。(横浜市立大学/生命ナノシステム科学研究科/理系男子)9位「らしさ」(SUPER BEAVER)・就職活動をしてて、自分が何をしたいとか何になりたいとかわからなくなった時期がありました。その時に自分らしさを大事にしようと改めて感じるようになったから。(広島大学/経済学部/文系男子)・周りに流されず、自分らしさを前面に出して就職活動したいという思いと、曲の歌詞がマッチングした。(青山学院大学/教育人間科学部/文系男子)
2015年10月14日合コンや婚活において、イケメンで高収入な男性“優良物件”は、人気が集中してしまい激戦必至。適齢期を迎えて焦りが募りつつ「イイ男がいない……」となげいていませんか?それは自然界にもいえることで、あのヤドカリも同じ。「イイ貝殻」が少ないのです。“住み替えの達人”と呼ばれる彼らですが、環境変化によって深刻な貝殻不足にさらされているといいます。当然、“優良物件”を手にできるのは一握りの強者のみ。戦いに敗れたものは、なんとペットボトルや缶などで妥協せざるを得ない過酷な環境にあるのだとか。そうした現状を重く見て、立ち上がったのは、リクルートが運営する不動産・住宅情報サービスと海洋生物の専門家である東京海洋大学増殖生態学研究室。共同プロジェクトとして、ヤドカリに新居を提供する「『ヤドカリ』引っ越しプロジェクト『Shell We Move?』」が実施され、その一部始終を収めた動画を9月30日より公開しました。動画では、彼らの開発風景からヤドカリが新居に移るまでをドキュメンタリータッチで描いています。中でもヤドカリが貝殻から出て新居に引っ越しする瞬間は必見!また、その新居は、貝殻形状ではなく「繭型形状」を採用し、通常の貝殻より内部が広く軽量化を実現するなど、ヤドカリにとって理想の住居を追求したといいます。同プロジェクトに参加した東京海洋大学増殖生態学研究室・濱崎准教授は「生態系のバランスの問題など、議論が必要な部分もありますが、今回のプロジェクトは、将来的にはオカヤドカリ類の宿不足を解決していく第一歩になったと思っています」と確かな手ごたえを感じた様子。今回の研究の皮切りに、ヤドカリの宿不足が少しでも解決に向かえば、いつの日か戦いに敗れたヤドカリも、等しく快適な生活が送れる日がやってくるかもしれません。そして、迷える女子にも救いの手を……こちらもいつか実現を願いたいところです。プロジェクト動画
2015年10月07日生理学研究所(生理研)は10月2日、脊髄損傷後のサルの運動機能回復の早期において、やる気や頑張りを司るどる脳の領域「側坐核」が、運動機能を司る「大脳皮質運動野」の活動を活性化し、運動機能の回復を支えることを脳科学的に明らかにしたと発表した。同成果は、同研究所の西村幸男 准教授、京都大学大学院医学研究科大学院生(研究当時)の澤田真寛氏(現・滋賀県立成人病センター 脳神経外科)、理化学研究所・ライフサイエンス技術基盤研究センターの尾上浩隆グループディレクターらによるもの。詳細は米科学誌「Science」に掲載された。これまでの研究から、患者がなんらかのリハビリを行う際、意欲を高く持つと回復効果が高く、うつ症状を発症すると、機能の回復に遅れが生じることが知られていた。しかし、実際に脳科学的に、そういった高い意欲であるやる気や頑張りといった心理状態が、運動機能の回復にどのように結びついているのかはよく分かっていなかった。そこで研究グループは、今回、サルを用いて、やる気や頑張りを司る脳の神経核である「側坐核」を不活性化させることで、運動機能を司る「大脳皮質運動野」の神経活動がどのように変化するのかを調査。その結果、脊髄損傷後の運動機能回復の初期において、側坐核による運動野の活性化がリハビリテーションによる運動機能回復を支えていることを突き止めたとする。また、脊髄損傷前と完全に運動機能回復した後では、側坐核の活動は大脳皮質運動野の活動や手などの運動に関与していないことも確認されたことから、研究グループでは、実際の患者のリハビリにおいては運動機能を回復させることそのものも重要だが、脳科学や心理学などに基づく心理的サポートも重要であることが示された、とコメントしている。
2015年10月02日日々の生活に馴染み深い毎日の暦。特に星や月との関係が深いようです。これまで、流星群を見逃してきた人も、秋のお月見で十五夜を逃してしまった人もチャンス到来だといいます。一体、どういうことなのか、運命学研究家のC.I.さんに伺いました。■今年ほどの好条件は稀!忘れられない思い出に。よく話題に上がる流星群は3つあります。1月初頭のしぶんぎ座流星群、8月中旬のペルセウス座流星群、12月中旬のふたご座流星群です。今年は特に12月13~15日のふたご座流星群の観測条件が最上で、ほとんど流星を見たことがない人には絶好のチャンスです。放射(輻射)点は東の空にありますが、そこから遠いほど尾の長い流星が見られる傾向があるため、なるべく全体が見渡せて、街明かりや車のライトに邪魔されない場所を選びましょう。観測は気長にするものなので、理想はマットなどを敷いて寝転がることですが、体を倒せて首の疲れないアウトドア用チェアでも可。なによりも防寒対策は十分に。天候に恵まれなければ、無理に粘らず早めに切り上げることも大事です。■中秋の名月を見逃した?大丈夫、十三夜があるよ!普通、お月見といえば「中秋の名月」ですね。これは旧暦8月15~16日夜半にかけて見る十五夜お月様のことですが、台風の多い時期でもあり、見たくても見られないことがよくあります。でも、ご心配なく!日本には十五夜の「後の月」と呼ばれる「旧暦9月の十三夜」があります。この頃になると台風の襲来も減るため、天候に恵まれやすいのも好条件。今年の場合は新暦10月25日で、夜9時半頃なら日本の各地でほぼ真南に月が見えます。実はこの十三夜、暦学的には「婚期に遅れた人」を暗示しますが、十四夜で「恭しく嫁ぐ」のです。旧暦8月の満月に象徴される適齢期は過ぎているものの、幸いこの十三~十四夜の月見は、そうした方に対して結婚の吉兆をもたらすものなのです。◇しーあい運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術などの運命学を学び、ブログ(With the I Ching)やツイッターを通じて日頃の考えを発表中。海外のスピリチュアル思想の紹介も行っている。※『anan』2015年10月7日号より。イラスト・角 裕美
2015年10月02日何百年も前から日本人の生活の一部だった暦。そこには昔の人の知恵がたくさん詰まっています。でも、現代ではあまり馴染みがないのが現実で、理解していない人も多いのでは?今回は、そんな暦を理解すべく運命学研究家のC.I.さんに教えてもらいました。■二十八宿古代中国で生まれた星座群です。月をはじめ、太陽や惑星が巡る軌道を28分割したもの。インドでは月宿として27に分けられ、それが日本に宿曜道として伝わりました。暦解説では「象徴的人物や解決策」の指標としています。■選日九星・十二直・二十八宿・六曜・七曜(日曜~土曜)といった主要素以外の暦注。その多くは干支や旧暦を引き合いにして求めます。以下は、この記事で出てくる6つの選日です(暦注下段と呼ばれるものも選日に含めています)。■六曜冠婚葬祭や引っ越しなどの日柄選びに用いる人がいるためか、慣例的に多くのカレンダーに記載されています。ただ、当初の形が崩れてしまっており、暦としての実用性には疑問が残ります。「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」のことです。■干支甲・乙・丙…の十干と、子・丑・寅…の十二支の組み合わせで、自然界の目に見えない法則性を表したもの。2015年は乙未年、来年の立春(2/4)からは丙申年となります。暦解説では「その日の性質」を干支で読み取っています。■九星縦・横・斜めの和が15になる「3×3の魔方陣」をご存じですか?九星とは、その9つの数字に込められた意味やエネルギーを読み解いたものです。実際の星ではありません。暦解説では「その日の課題」を九星で読んでいます。■十二直北極星を回る北斗七星の柄の方角が基準となって生まれた暦注(吉凶占い)。こう書くと難しく思えますが、内容は簡単で、江戸時代の庶民にも親しまれていたそうです。暦解説では「その日の行動指針」を十二直で読んでいます。◇しーあい運命学研究家。易・四柱推命・西洋占星術などの運命学を学び、ブログ(With the I Ching)やツイッターを通じて日頃の考えを発表中。海外のスピリチュアル思想の紹介も行っている。※『anan』2015年10月7日号より。写真・小川朋央
2015年10月01日理化学研究所(理研)は9月25日、電機エネルギーを直接利用して生きる微生物を特定したと発表した。同成果は理研環境資源科学研究センター生体機能触媒研究チームの中村龍平 チームリーダー、石居拓己 研修生(研究当時)、東京大学大学院工学系研究科の橋本和仁 教授らの共同研究チームによるもの。9月25日付のオンライン科学誌「Frontiers in Microbiology」に掲載された。一部の生物は生命維持に必要な栄養分を自ら合成するが、そのためにはエネルギーが必要となる。これまで、二酸化炭素から栄養分を作り出し食物連鎖の出発点となる生物は、太陽光をエネルギーとする光合成生物、水素や硫黄などの化学物質のエネルギーを利用する化学合成生物のどちらかだと考えられてきた。一方、同研究チームは2010年に、太陽光が届かない深海熱水環境に電気を非常によく通す岩石が豊富に存在し、その岩石が触媒となり海底下から噴き出る熱水が岩石と接触することで電流が生じることを発見。これらを踏まえ、海底に生息する生物の一部は光と化学物質に代わる第3のエネルギーとして電気を利用して生きているのではないかという仮説を立ていた。今回の研究では電気で生きる微生物の特定を目指し、鉄イオンをエネルギーとして利用する鉄酸化細菌の一種であるAcidithiobacillus ferrooxidans(A.ferrooxidans)に着目し、鉄イオンが含まれず、電気のみがエネルギー源となる環境で細胞の培養を行った。その結果、A.ferrooxidansは細胞が体外の電極から電子を引き抜くことで電子伝達体物質「NADH」を作り出し、二酸化炭素を取り込み糖を合成する「ルビスコタンパク質」を介して二酸化炭素から有機物を合成する能力を有していることがわかった。さらに、0.3V程度の小さな電位差を1V以上までに高める能力も持ち、微弱な電気エネルギーの利用を可能としていることも判明した。同研究チームは、この結果は電気が光と化学物質に続く地球上の食物連鎖を支える第3のエネルギーであることを示すと同時に、二酸化炭素の固定反応に関わる微生物代謝の多様性を示すものとしており、微小電力の利用という観点からも新たな知見を提供するものだとしている。
2015年09月25日○人工知能という鉱脈ソフトバンクが発売したロボット「ペッパー」。ユーザーの感情を理解するという触れ込みに、「そんなものは存在しない」と指摘をするのはKDDI総研のリサーチフェロー小林 雅一氏。ネットメディアの連載で、ペッパーを「チャットボット」と分類します。問いかけた内容に応じて返事をする「ボット」のようなものだというのです。ソフトバンク VS KDDIの代理戦争かと邪推の一つもしたくなりますが、「感情」の定義には哲学的なテーゼが残され、私は小林説を支持します。一方で、テレビ東京の子供向け番組「おはスタ645」で、お笑いトリオ「ロバート」と上手に絡むペッパーの実力も評価しています。それぞれ「AI(人工知能)」への解釈や、期待度の違いといっても良いでしょう。人と同等以上の知能を求めるのか、擬似的で良いとするのかです。AI研究における世界の主流は前者で、「ディープラーニング」により研究は加速しています。しかし今、日本の「AI業界」に暗雲が垂れ込めています。○中国に持って行かれる自動運転や介護ロボ、より便利なスマホOSなど、AIへの期待は、多くの産業で高まっています。AIの研究は古く、コンピュータが開発された当初からスタートしていました。当時のアプローチは、あらかじめ「考え方」を与えておくか、ボットのように多くの「解答例」を用意するものでした。これらは良くも悪くも、人間の想像の枠内に収まり、「知能」と呼べるかという議論もありました。「ディープラーニング」はまったく別の発想です。語弊を怖れずにひと言で説明するなら、コンピュータ自身が「考え方」を見つけ出すというアプローチです。認識方法や評価基準といった「考え方」そのものを見つけ出すので、より人間に近づく可能性どころか、平成57年(2045年)には、人工知能は人間の知能を越えると囁かれております。そして現時点のAI研究において、日本は世界に劣っている訳ではありません。特許の数では米国に負けても、コンピュータ開発におけるノウハウがあり、それを支える人材がいるからです。ただし、現時点です。○東ロボくんまでが9月18日の日経新聞2面に見つけた見出しです。中国も「東大合格ロボ」開発デッサンの狂ったドラえもんが確認される「石景山遊園地」のように、中国得意のコピー商品かと思いきや、「東大合格ロボ」の開発を手がける教授 新井 紀子氏に誘いがあり、中国との連携を決めたというのです。2011年より開発が始まった「東ロボくん(愛称)」は、大学入試センター試験の合格を、AIが目指すというもので、発表当時は失笑が漏れるほど荒唐無稽と思われたプロジェクトでした。これが今では8割の私大で合格可能性が80%に越えるまでに成長しています。そして中国との連携。日経新聞は理由の一つに「お金」を挙げます。新井教授が勤める国立情報学研究所から、割り当てられる研究予算は年間数千万円であるのに対し、中国側の予算は30億円で桁が二つ違います。○お詫びと訂正当初、「国立情報学研究所」を「国立情報科学研究所」と誤記していました。また、「中国側の(新井氏らへの)オファーは30億円」としていましたが、ただしくは中国の研究開発費の予算が30億円の誤りでした。お詫びして訂正します。文部科学省も手をこまねいている訳ではなく、来年度予算の概算要求でAI研究計画を打ち出し、100億円を投じて研究施設を整備すると記事は続けますが、読了後、ある社長を思い出します。○第二、第三のありまぁすWeb制作の新規事業を立ち上げようとした運送会社のI社長。まず、手がけたのは、新規事業用の部屋の増設。「箱を作れば、中身はあとからついてくる」という発想は、トラックを買えば仕事が入り、仕事を請けてから勉強を始めても、どうにかなったバブル期に創業したI社長の経営哲学。社内でWeb制作ができる人物は、営業マンとして中途入社してきた新人のただひとり。面接で語った趣味の「Web制作」に白羽の矢を立てたのです。素人同然だという抗弁も「勉強すれば良い」で却下されます。いわば「研究員」のような立場ながら、営業マンとしての仕事は免除されません。営業マンとしての業務と両立させるため、「研究員」は寝る間も惜しみますが、営業マンは「裁量労働制」の契約のため、残業や早朝、休日出勤への割増賃金が支払われることはありません。そしてなんとか一人前のWeb制作者になったとき、研究員はそっと辞表を置いて会社を去りました。より良いオファーがあったからです。彼は言います。「場を与えられたことには感謝している。しかし、技術は自分の努力で身につけた」社内に技術は残されず、増設された部屋は物置となります。文科省の取り組みに同じ影を見つけます。予算要求にある「AI研究の拠点」とは、埼玉県和光市の「理化学研究所」。あの「ありまぁす」といった女性のためだけに、ピンクに塗られた研究室を用意したあの「理研」です。騒動を経てもなお、日本最高水準の研究機関ではあります。しかし、「2位じゃダメなんでしょうか?」と蓮舫氏が問うたスーパーコンピュータ「京」も理研の施設内にあり、AIの研究に高機能のコンピュータは不可欠。のはずなんですが、「京」があるのは神戸市の理研「計算科学研究機構」。果たして100億円は研究のためだけに使われるのでしょうか。「ハコモノ0.2」「適材適所 0.2」の匂いがします。先の研究員は、当時をこう締めくくりました。「誰も助けてくれなかったし、理解もしていなかった。そして結果だけを求められた」○エンタープライズ1.0への箴言まず、箱物という発想がダメ宮脇 睦(みやわき あつし)プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。営業の現場を知る強みを生かし、Webとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供している。コラムニストとして精力的に活動し、「Web担当者Forum(インプレスビジネスメディア)」、「通販支援ブログ(スクロール360)」でも連載しているほか、漫画原作も手がける。著書に「Web2.0が殺すもの」「楽天市場がなくなる日」(ともに洋泉社)がある。最新刊は7月10日に発行された電子書籍「食べログ化する政治~ネット世論と幼児化と山本太郎~」筆者ブログ「ITジャーナリスト宮脇睦の本当のことが言えない世界の片隅で」
2015年09月24日■コミュニケーション面で要注意!『水星逆行』とは?2015年9月18日~10月9日の間、水星の逆行が起こります。水星の逆行は年に3回あり、これが2015年最後の逆行になります。水星はコミュニケーションを司っているので、逆行中は特にコミュニケーションの行き違いや誤解に注意しましょう。また、交通機関の乱れ、データの喪失なども起こりやすくなります。今回の逆行は天秤座で起こるので、天秤座の人や水星に天秤座のある人は特に気を付けてください。■忍耐の星・土星は射手座へ移動土星は6月15日から逆行して蠍座に居ましたが、9月18日に再び射手座に移行します。そして、これから約2年間は射手座に留まります。土星は制約や忍耐、努力の方向を表すので、自分の弱点を改善するのにいいでしょう。土星の射手座は、色々なことに手を付けるのではなく、一つのことを極めることが大切だと、私たちに教えています。■12星座別の影響は?【牡羊座】あなたが今まで学んだことに明確な優先順位を付けるときです。どれか一つを選び、出来る限り知識を深めて行きましょう。あなたしかできない強固な世界を築きあげるチャンスです。また土星との位置もいいので、いつもより我慢強くなるでしょう。【牡牛座】もし借金、税金、遺産などの問題があるなら、問題回避せずに現実的な対処法を考えましょう。経済的な基盤を固めるチャンスです。先延ばしにしている問題を直視し進むことで、あなたも大きく解放されます。【双子座】パートナーとの関係には注意しましょう。相手に多くを望むのではなく、あなたが相手にできることを考えましょう。そのことで二人の結びつきがより強まります。また契約などにも現実的な目を持つことが大切です。【蟹座】自分の健康に目を向け、ストレスをためないようにしましょう。生活に運動を取り入れ、血液の循環を良くすることが大切です。食生活を見直すことで大きく変化できるときです。職場の人間関係では相手に厳しくなりがち。まずは自分に目を向けて。【獅子座】趣味の世界を充実させましょう。どれか一つに絞り込むことも効果的です。また恋愛面では相手への要求が多くなるとき。ついつい欠点ばかりに目が行ってしまうこともありそう。まずは自分が少しでも魅力的になる努力を。一途な気持ちが強まるときです。【乙女座】プライベートと仕事とのバランスを考えましょう。家族との関係を見つめるチャンスです。自分の基盤となる住環境を整えることも、この時期はとても重要です。自分が心からしたいことは何なのか、そして今後どうしていきたいのかも熟考しましょう。【天秤座】周囲とのコミュニケーションにスポットが当たります。責任感のある言動が好感を生みます。自分のコミュニケーションパターンにも目を向け、欠点があれば改善するチャンス。新しい学びより、すでに知っていることを深めるのにいいときです。【蠍座】土星が射手座に抜け、長くのしかかっていた暗雲から解放される気分でしょう。ここ2年ぐらい停滞していたことがあるなら、前進させるチャンスです。土星を潜り抜けたあなたは自分の強みをいよいよ発揮できます。経済的な安定に向けても動きましょう。【射手座】土星は今後約2年間射手座に留まります。あなたの弱点にスポットが当たります。ただしそこから逃れず、改善する努力を続けると大きな収穫があります。今は自分の出来ることより、出来ないことに意識を向けて、バージョンアップしていきましょう。【山羊座】表面化していない問題にスポットが当たります。自分でも気付かなかったことが見えてきます。解決するチャンスです。物事があなたの知らないところで進行することもあるので、相手に直接確かめることが大切です。瞑想などを生活に取り入れることで、精神が安定します。【水瓶座】今までの交友関係で、本当に大切な人が見えてくるとき。また心から深い結びつきを感じられる人にも出会えるでしょう。自分の望むことを相手に要求するのではなく、自分が相手に何ができるか考えると、人間として大きく成長できます。【魚座】仕事面ではプロフェッショナルとしてさらにステップアップできるとき。責任感が強くなり、周囲からの信頼も深まるはず。色々な仕事を手掛けるより、できれば一つに集中した方がスムーズに運びます。自分一人で背負わず、周囲の協力を得ることが大切です。黒澤美姫東京生まれ。占星学研究家。現在アストロリレーションの代表を務め、様々な場面での人間関係に役立つアストロセミナーを開催している。各種国際占星学学会のメンバーであり、また、米国の心理カウンセリングで最もポピュラーなNLP(神経言語プログラミング)のマスタープラクティショナーでもある。運命をただ告げるだけではなく、前向きにとらえ改善していくための助言を行っており、特に対人関係を中心とした占術で幅広いファンを持つ。【PCサイト】曖昧さ絶無!“一目瞭然の超的中解析”運命を切開く占星学×黒澤美姫西洋占星術×心理学の独自理論で運命を的確に切り開く!世界各国で活躍する占星学研究家、黒澤美姫が提唱する、“アストロ・カウンセリング”は、西洋占星術と心理学の知識を掛け合わせた独自の鑑定法です。“自分自身を深く知る”→“自分を最大限に開花させる”→“人間関係を改善する”→“人生でのタイミングを知る”、という手順で鑑定を行っていき、良い点悪い点を曖昧にせずはっきりとお伝えします。【スマートフォンサイト】「月と太陽」12星座別2015年下半期あなたの運命の日【無料占い】
2015年09月17日東京工業大学は9月4日、半金属であるビスマスを薄膜化すると、その電気的な性質を半導体に変えられることを実証したと発表した。同成果は東京工業大学大学院理工学研究科の平原徹 准教授、東京大学の長谷川修司 教授、自然科学研究機構分子科学研究所の田中清尚 准教授、木村真一准教授(現大阪大学教授)、お茶の水女子大学の小林功佳 教授らの共同研究によるもの。9月3日に米国物理学会誌「Physical Review Letters」で公開された。ビスマスはシリコンなどの半導体中の電子より高速に移動できるディラック電子を有している。1960年代にこのビスマスを薄膜にすることで半導体化できることが理論的に予想されていたが、実験ではこれまで確認されていなかった。今回、同研究グループは分子科学研究所の放射光施設UVSORで、偏光可変の低エネルギー角度分光電子分光装置を用いて、高品質のビスマス薄膜を観測。その結果、ビスマス薄膜が半導体になっていることが確認された。また、理論では予想されていなかった表面や界面の電子でが関係した新しい現象も発見したという。同研究グループは今回の成果について「今後はビスマス内部の高移動度のディラック電子を利用した高速デバイスの開発、さらにビスマスの表面や界面に存在する電子を利用した極薄ナノデバイス開発という応用研究へと進展することが期待できる。」としている。
2015年09月07日横浜ゴムは9月3日、理化学研究所(理研)、日本ゼオンとの共同研究により、バイオマスからイソプレンを合成することに成功したと発表した。イソプレンは自動車タイヤなどの原料として使用される合成ゴム(ポリイソプレンゴム)の原料として使用され、現在はナフサ熱分解の副生成物として生産されている。同研究では、理研・環境資源科学研究センターの細胞設計技術ならびに植物科学技術を活用。コンピュータで微生物の代謝経路をゲノムスケールで設計する「in silico代謝設計技術」を用いて人工代謝経路を設計し、イソプレンの新規合成法を見出した。ポリイソプレンゴムは化学構造が天然ゴムに類似するため合成天然ゴムとも呼ばれ、新技術の開発によって、化石燃料使用の低減だけでなく、気象条件によって生産高が変動する天然ゴムの補填原料としても期待される。なお、横浜ゴムは新技術を2020年代前半目標に実用化するとしている。
2015年09月04日広島大学は8月27日、理論的に予言されていた液体ビスマス中の原子が等間隔に整列した構造(パイエルス歪)の実証に成功したと発表した。同成果は、同大の乾雅祝 教授、梶原行夫 助教、宗尻修治 准教授、熊本大学の細川伸也 教授、慶應義塾大学の千葉文野 専任講師、高輝度光科学研究センター(JASRI)の尾原幸治 研究員、筒井智嗣 主幹研究員、理化学研究所(理研)のアルフレッド・バロン准主任研究員らによるもの。詳細は米国科学誌「Physical Review B」(オンライン版)に掲載された。ビスマスは安定な元素の中で最も原子番号が大きく、各原子が3本の短い結合と3本の長い結合で結ばれた歪んだ立方構造をとる半金属として知られており、その構造はパイエルス歪が形成されることで実現されている。融点が271℃、沸点が1551℃と約1300℃の温度範囲にわたり液体状態を示すことでも知られており、近年の科学演算の性能向上により、液体中の原子や分子が、協調的に集団運動することによって生まれる縦波音波(粗密波)や横波音波である「音響モード」が10nm-1以上の運動量の大きい領域まで残存し、励起エネルギーが運動量に依存しない一定値になる特異な領域が現れることが予言されるようになっていた。今回、研究グループは、SPring-8を用い、運動量の小さな領域で広い範囲の励起エネルギーを測定したところ、液体ビスマスの音響モードを表す非弾性散乱ピークの振る舞いが理論による予言と一致することが証明されたとするほか、ナノオーダーの領域で見た場合、パイエルス歪を伴う結晶の原子配列が形成されていることが示唆されたとする。この結果について研究グループは、液体中には、原子間にはたらく力を忠実に反映した規律のある構造がナノメートル程度の範囲にわたって形成されていることが示されたことから、原子間に働く力を制御することでナノ構造をデザインできることが実験的に明らかとなったと説明しており、今後、液体母合金からの新物質創成やナノテクノロジーなどの分野に、大きなインパクトを与えることが期待されるとしている。
2015年08月28日理化学研究所(理研)は8月22日、炭素が60個集まってできるサッカーボール状のフラーレン分子の結晶が、アルカリ原子が挿入されることで、約40Kの転移温度を持つ高温超伝導体になる仕組みを解明したと発表した。同成果は、理研創発物性科学研究センター計算物質科学研究チームの酒井志朗 研究員、有田亮太郎チームリーダーと、東京大学大学院工学系研究科野村悠祐大学院生(研究当時)、イタリア国際高等研究所マッシモ・カポネ教授らで構成された国際共同研究グループによるもの。詳細は米国の科学雑誌「Science Advances」に掲載された。フラーレン固体中の電子は強いクーロン斥力を受けながら運動していることが知られており、それにより原子の振動を利用した超伝導は阻害されるため、フラーレンは従来型の超伝導体としては理解できず、その発現メカニズムの解明が求められていた。今回、研究グループは、電子と原子の運動を精密に考慮してフラーレン固体の超伝導に関わる低エネルギー電子状態を表す理論模型を構築する方法論を新たに開発。コンピュータ解析の結果、結晶構造以外の実験情報は用いずに相図中の金属相、超伝導相、強相関絶縁相の相境界を誤差10K未満の精度で決めることに成功したとする。特に超伝導相においては、電子-格子相互作用とクーロン斥力が協力的に働く特異的な状況にあることが示され、これが高温超伝導発現の鍵になっていることが示されたとする。なお研究グループでは、これまで、超伝導発現に電子相関が絡むような従来型とは異なる超伝導体について、今回のレベルの精度で実験相図を再現した例はないことから、今回の成果がフラーレン固体の超伝導発現機構の解明のみならず、方法論開発などにおいても、新超伝導体の物質設計の可能性を開く成果となることが期待できるとコメントしている。
2015年08月28日理化学研究所(理研)は8月28日、皮膚で痛みを感じる「痛覚」や自分の関節の位置や動きを感じる「固有感覚」といった異なる種類の感覚を、脊髄で放出される脂質「LysoPtdGlc」が、各感覚を分けることで、脊髄以降、脳に至るまで混線することがなくなることを発見したと発表した。同成果は、理研 脳科学総合研究センター神経成長機構研究チームの上口裕之チームリーダーと神経膜機能研究チームの平林義雄チームリーダー、東北大学 大学院薬学研究科の青木淳賢教授、東京大学 大学院総合文化研究科の太田邦史教授らによるもの。詳細は米国の科学雑誌「Science」に掲載された。さまざまな感覚は、それを伝える神経細胞の突起(神経突起)が脊髄の特定部位を通り、最終的に脳へ投射されることが知られていたが、これまでの研究では、この神経突起の分別を行うタンパク質などは発見されておらず、研究チームは、この分別がタンパク質の働きだけでは説明が難しいことから、脂質によって制御されているのでは、と考え、その検証作業を行ったという。その結果、脊髄を構成する神経細胞以外の細胞(グリア細胞)が、特定の部位で脂質を産生し、その代謝産物が痛覚神経突起のみを反発して固有感覚神経突起から分離させる役割を担っていることを突き止めた。また、その分子メカニズムとして、Gタンパク質共役受容体「GPR55」が受容体であり、これを介して痛覚神経突起を反発することで、痛覚と固有感覚の神経突起が混線することなく別の目的地へ投射できることを突き止めたとする。なお研究グループでは、今回の成果を受けて、脳脊髄の発生メカニズムの理解が深まり、損傷した神経回路の修復技術の開発が進むことが期待できるとコメントしているほか、GPR55は痛覚神経細胞だけでなく骨細胞・脂肪細胞・免疫細胞・がん細胞などにも発現していることから、これらの細胞が関与する疼痛・骨疾患・肥満・炎症・がん転移など各種疾患の病態解明と治療法開発に役立つ可能性があるとしている。
2015年08月28日京都大学は8月20日、ウシ体細胞から生殖系列細胞を含む全ての組織・器官に分化するiPS細胞の作製に成功したと発表した。同成果は同大学大学院農学研究科の今井裕 教授と川口高正氏(現小野薬品工業研究員)、農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所の木村康二上席研究員(現岡山大学大学院環境生命科学研究科准教授)、同研究所の松山秀一 主任研員らの研究グループによるもの。8月19日(現地時間)に米科学誌「PLOS ONE」オンライン速報版に掲載された。iPS細胞などの多能性幹細胞から、生殖系列細胞や組織・器官形成へと細胞分化を誘導するには、ナイーブ型と呼ばれる細胞株が必要となる。これまで、マウスの体細胞ではナイーブ型多能性幹細胞の作製に成功していたが、マウス以外の哺乳類では生殖系列細胞への分化能力が低いプライム型と呼ばれる細胞しか作製することができていなかった。今回の研究では、ウシ妊娠胎仔から得られた羊膜細胞に、マウス由来の多能性関連転写遺伝子を4種類導入し、3種類の薬剤を添加した培養液で培養することによりナイーブ型のiPS細胞を樹立することができた。このナイーブ型iPS細胞を導入したキメラ胚を雌牛に移植し、妊娠90日目に胎仔を回収したところ、脳、心臓、生殖原基などを含むさまざまな組織にiPS細胞の寄与が認められた。また、このナイーブ型ウシiPS細胞は胚体外細胞系列へも分化しうることが示されたことから、体を構成するすべての細胞に分化する能力を有していると考えられるという。同研究グループは今後、ウシ以外の動物種でもナイーブ型のiPS細胞の樹立を試みていくとしている。
2015年08月20日東北大学、物質・材料研究機構(NIMS)、広島大学は8月18日、生命誕生前の地球の海洋に隕石が衝突する際に起こる反応を模した実験を行い、無機物からDNAおよびRNAの構成物質が生成することを明らかにしたと発表した。生命が生まれる前の地球における遺伝物質の新たな供給源を示唆する成果だという。同成果は東北大学理学研究科の古川善博 助教、NIMSの小林敬道 主幹研究員、広島大学大学院理学研究科の関根利守 教授らの研究グループによるもので、8月17日公開の欧州科学誌「Earth and Planetary Science Letters」に掲載された。生命の遺伝情報はDNAに記録されており、その情報はRNAを介してタンパク質の合成に使用され、タンパク質は生体内のさまざまな反応をコントロールしている。これらの物質を構成する核酸塩基やアミノ酸、リボースなどの有機物は生命起源にとって不可欠とされているが、生命誕生期の地球でこれらの物質がどのように誕生したのかはわかっていなかった。これまでの研究で、鉄を含む隕石の衝突によって有機物が生成するという仮説が提案されており、古川助教らの研究グループは、この仮説に基づき2009年に隕石の衝突によりアモルファス炭素を炭素源として、最も単純なアミノ酸であるグリシンが生成することを突き止めていた。しかし、隕石の衝突を含めた他の環境でも、当時の地球で利用可能な無機物から核酸塩基を生成する反応や地質学的イベントはこれまで報告されていなかった。今回の研究では、当時の地球大気の主成分である二酸化炭素が海洋に溶解して生成する重炭酸に炭素源を変更し、生命誕生前の地球海洋に鉄を含む隕石が衝突する過程を模した超高速衝突実験を実施し、生成分子を分析した。その結果、鉄、水、重炭酸、アンモニアなどの無機物から衝突反応により、最大2種類の核酸塩基および最大9種類のアミノ酸が同時に生成することがわかった。今回の実験のような衝突反応により生成された核酸塩基が最初の生命の遺伝情報の蓄積や伝達に使われるようになった可能性があり、同成果は地球上で最初の遺伝物質がどのように生まれたかという問題を解決する重要な手がかりとなることが期待される。なお、全容の解明や当時の地球での生成量の詳細な見積りには今後の研究の進展が必要となる。
2015年08月19日8月もいよいよ半ば。皆さん、夏を満喫してますか?今年まだ何もいいことがない…という、そんなあなたに朗報です。実は2015年8月11日に、「幸運の星」といわれる木星が乙女座に移動します。それによって、もしかしたらあなたの運気がこれから上がるかもしれません。というわけで、今後の運勢について、世界各国で活躍する占星学研究家・黒澤美姫先生に占っていただきました!【全体の天体予報】木星は約1年間ひとつの星座に留まります。ですから、自分の星座に戻ってくるには12年かかることになります。木星は幸運を司ることから、木星の力をいかに生活に取り入れていくかが、運を掴む上では大切なポイントとなります。自分の星座に木星が来た乙女座のみなさんにとっては、これからの1年はとてもラッキーな年となります。では、そうでない人はどうしたらいいのでしょう。まずは生活に「乙女座の大切にしていること」を取り入れていきましょう。例えば、いつもより物事の細かな点に目を向けること、謙虚さ、完璧を目指すことがキーワードとなりそうです。これらを意識することで、あなたも運を掴むことができるでしょう。★牡羊座:生活を見直すタイミング自分の仕事のやり方やパターンを見直すとき。いかに効率を上げるかに目を向けましょう。職場の人間関係からも収穫が多いようです。恋愛面では同業者に縁がありそう。不規則な生活を改めるのにもベストタイミング。★牡牛座:待っていないで自分から動いて!乙女座の木星は、同じエレメントである牡牛座にとっても幸運なとき。恋愛面に幸運が訪れそうな1年です。ただし待っているだけではダメ。自分から探すつもりでいてください。また、余暇の時間をいかに有効に使うかも大きなテーマとなります。新たな趣味に挑戦してみるといいでしょう。★双子座:自分の原点に気付くかも家族との関係や自分の基盤をしっかり固めるのにいい時です。仕事とプライベートな時間のバランスも大切。自分が本当にしたいことは何かよく考えてみて。同窓会や級友から新しい縁が生まれそうです。自分の原点に気付くかもしれません。★蟹座:SNSを活用すると○コミュニケーション力が増す時期です。多くの人に発信するのにも向いているので、SNSの活用も考えてみるといいでしょう。好きな人にもマメに気持ちを伝えることが大切です。学びにもいい時なので、新しい勉強を始めるにはベストタイミングといえます。★獅子座:長期計画を立ててみてついこの間まで木星が獅子座にいたという余韻を楽しみながらも、次に進むとき。まずは経済的なことです。収入を増やすチャンスなので、乙女座の細かさも取り入れて長期計画を立ててみて。恋愛は自分を押し出すより、受け身の方がチャンスが広がるでしょう。★乙女座:12年に一度の幸運を活かして12年に一度の幸運期。木星の力を借りて、様々なことにチャレンジしてみて。この1年は種を沢山蒔くことが大切です。ただ待っているだけでは、木星の力は活かせません。全てにおいて自分から動くことがポイントでしょう。★天秤座:サポートすることで自分も成長できる目に見えない何かの力で助けられることが多いとき。人をサポートすることで、自分も大きく成長できるはずです。宇宙との繋がりを意識したり、瞑想なども取り入れてみて。あなたの気付かないところで、あなたに好意を寄せている人がいそう。★蠍座:人が集まる場所へ積極的に参加してコネクション作りに最適なとき。会合などには積極的に参加を。仲間との共同プロジェクトにも向いているので、アイディアを形にして。恋愛面でも友達からの紹介や様々な人との出会いに期待できそう。★射手座:仕事仲間から恋愛のチャンスが?仕事面で認められることが多いとき。何かアイディアがあるなら、今こそ仕掛けて。自分の進むべき道も明確になるので、一つのことに集中した方が良さそう。恋愛のチャンスは仕事仲間にありそう。★山羊座:海外に関するものが幸運につながる乙女座の木星は同じエレメントの山羊座にも幸運なとき。今ある知識を深めるのにも最適。また海外からも幸運が入ってくる時なので、海外旅行や海外の情報にもアンテナを張って。恋愛面では外国人に縁があるかも。★水瓶座:セックスアピールが高まるとき先延ばしにしていたことがあるなら、今こそチャンス。一気に片付けて。また借金など金銭の問題も解決のチャンス。セックスアピールも高まるときなので、異性との出会いが増えそう。相手を見極める力が必要。★魚座:人気運上昇で仕事も恋愛も好調へ周囲から認められることが多いとき。仕事ではあなたに協力してくれるパートナーも現れるかも。人気も高まるので、物事がスムーズに進むはず。結婚運も高まってくるので、未婚の人には大チャンス。幸運の星・木星が与える影響は人それぞれですが、意識的に行動に移さなければ、せっかくのチャンスもムダになってしまうのは皆同じ。自分の運勢を意識して、ここから1年間を過ごしてみてくださいね。そして乙女座の方々、12年に一度の幸運期を有意義なものにしてください!黒澤美姫東京生まれ。占星学研究家。現在アストロリレーションの代表を務め、様々な場面での人間関係に役立つアストロセミナーを開催している。各種国際占星学学会のメンバーであり、また、米国の心理カウンセリングで最もポピュラーなNLP(神経言語プログラミング)のマスタープラクティショナーでもある。運命をただ告げるだけではなく、前向きにとらえ改善していくための助言を行っており、特に対人関係を中心とした占術で幅広いファンを持つ。【PCサイト】曖昧さ絶無!“一目瞭然の超的中解析”運命を切開く占星学×黒澤美姫西洋占星術×心理学の独自理論で運命を的確に切り開く!世界各国で活躍する占星学研究家、黒澤美姫が提唱する、“アストロ・カウンセリング”は、西洋占星術と心理学の知識を掛け合わせた独自の鑑定法です。“自分自身を深く知る”→“自分を最大限に開花させる”→“人間関係を改善する”→“人生でのタイミングを知る”、という手順で鑑定を行っていき、良い点悪い点を曖昧にせずはっきりとお伝えします。【スマートフォンサイト】「月と太陽」12星座別2015年下半期あなたの運命の日【無料占い】
2015年08月10日朝からしっかり食事をすることが健康につながると信じている人に対して、「それは大きな間違いです!」と真っ向から異論を唱える本が出ています。『朝だけ断食で、9割の不調が消える!』(鶴見隆史著、学研パブリッシング)がそれ。酵素栄養学の権威であるクリニック院長が、未病で悩む患者に向けて書いた一冊です。朝食を抜いて半日断食をすると体の不調がなくなり、腸内環境が整ってダイエットにも有効なのだとか。いいことずくめの朝食抜き生活は、どう成立するのでしょうか。■現代の朝食時間は古来の生体リズムと合っていない!いまの日本は、街も人も24時間休むことがなく、夜中でもコンビニや飲食店が営業しています。しかし人間の内臓には太古の昔から体に刻みこまれている生理的なリズムがあり、それを守って生活しないと「排泄・消化・吸収」のバランスが崩れてしまうのだそうです。なお、24時間のなかでの人体の生理リズムは、3つに分けられるといいます。(1)正午から午後8時までは「栄養補給と消化」の時間(2)午後8時から午前4時までが「吸収と代謝」(3)残りの午前4時から正午までを「排泄」の時間このリズムを崩さないためには、食事の時間や就寝、起床の時間をある程度決めて、それを守るようにするのがポイント。睡眠を気にする人は多いものの、食事のリズムを守っている人は少ないと著者は説きます。普段私たちが朝食を摂っている時間帯は、「排泄」の時間。本来よい排便や発汗をする時間帯に朝食を摂ってしまうと、健康を維持するために重要な酵素が充分に働かず、消化不良を起こすというのです。ちなみに、夜遅くに食事を摂ると太りやすいのも、夜8時以降は体が「吸収モード」になっているから。これには納得せざるを得ません。また著者は、朝からしっかり食べることは、起きてすぐにフルマラソンをするくらい体に大きな負担をかけている行為だと警鐘を鳴らします。■朝食は目覚めていない内臓に食べものを無理に入れる行為体は、夜中から朝にかけて吸収と代謝を行っており、眠っている間にも健康な体がつくられています。朝は胃や腸を活動させ、吸収できなかった余分なものを便や尿などの老廃物として排泄させます。そんな状態の体に、しっかり噛むことすらしない朝ごはんが入ってきたら、消化活動を活発に行わなくてはなりません。しかし酵素や胃腸もまだ完全に目覚めきっていない状態なので100%の力を発揮できずに、消化不良を起こす原因となります。また、朝食を摂ることで血糖値の乱高下が起こり、さらなる空腹感で昼も夜も食べすぎてしまうことにもなります。つまり、「朝食を摂ると酵素不足を招き、不健康な体に一直線。健康になりたいなら1日2食を基本とし、朝は水だけで十分だ」ということ。■朝食を食べないだけで体に素晴らしいことばかり起きる!栄養補給と消化に適しているのは、生体リズムでは正午から午後8時まで。ちょうどここで食事を摂っておくことが大事です。午後8時までに夕食を済ませ、翌日の正午まで食事を抜くと、16時間食事を抜くことになり、約半日の断食になります。食べものが消化されないうちに、次の食べものが体に入ってくるリズムを断つのです。“朝だけ断食”は実質的に半日の断食をすることになります。消化器官を休ませ、酵素も本来働くべき代謝活動に時間を割くことができるということです。フランスでは断食を「メスのいらない手術」と呼んで、病気の治療として高く評価されています。断食の効能はさまざまあります。・潜在酵素が温存される・内臓を休ませ、腸内をきれいにする・血液がきれいになり、血流が良くなる・免疫力が上がる・体に溜まった毒素の排泄・体のコリや痛みが取れる・呼吸器、循環器の働きがよくなる・眠りが深くなり、目覚めがよくなるそもそも、いまでは1日3食が当たり前となっていますが、それは江戸時代の中期ごろ以降、つまりここ300年ほどの習慣なのだそう。それまでは昼と夜の1日2食が一般的で、戦前戦後は食糧不足もあり、しっかりと朝食を摂れるような時代ではありませんでした。つまり「健康のためにしっかりと朝食を!」といわれはじめたのは昭和40年を過ぎてから。そのころ一般的になった栄養学は、当時肉体労働をする人の1日摂取カロリー目安を4,000kcalともいわれていたのです。現在の倍近い数値で、明らかに食べ過ぎ。こんな食生活では、健康を害してしまいます。みなさんも、体に負担のかからない食事法や食事の時間帯を見つめなおしてみては?(文/中田蜜柑)【参考】※鶴見隆史(2015)『朝だけ断食で、9割の不調が消える!』学研パブリッシング
2015年08月08日国立情報学研究所(NII)は8月6日、コンテンツ科学研究系の越前功 教授らが開発した、カメラなどによる顔認識を不能にして着用者のプライバシーを守る眼鏡型装着具「プライバシーバイザー」が商品化されることを明らかにした。今回、製品化を手掛けるのは「めがねのまち さばえ」を掲げる福井県鯖江市の企業である、眼鏡用資材を扱う総合商社のニッセイ。これまでの開発において公開されていたプライバシーバイザーは、3Dプリンタを利用した樹脂フレームで作られていたが、量産化にあたっては、ニッセイの強みであるチタンを活用したフレームを採用することで、通常のメガネに比べて湾曲が大きい形状を実現したとする。また、フレームにチタンを採用して量産化することで金型や治具、加工費などのコストが高くなるため、同社では今後、鯖江市が実施・運営しているクラウドファンディング事業「FAAVO(ファーボ)さばえ」を活用して製作費の一部を調達するとしており、この商品化事業に投資した支援者には、支援金額に応じて初回限定モデルやチタン加工技術を活かした記念品などが提供される予定だという。一方、プライバシーバイザーそのものは、スマートフォンや監視カメラなどで撮影された画像に意図しない人が映り込んでしまい、それが別の事柄に用いられたり、誰が、いつ、どこにいたのか、といったことが暴露される可能性があるといった、新たなタイプのプライバシーの侵害問題を解決することを目的に開発が続けられてきたもの。メガネのように着用するだけで、カメラの顔認識で用いられるような特徴の抽出を困難にさせることが可能となるほか、電子部品や特殊素材も利用しないため、安価に実現することができるとする。なおNIIでは今後も産業界などと連携して研究成果を社会にフィードバックし、情報学による未来価値創成に取り組んでいきたいとコメントしている。
2015年08月07日東京工業大学は8月5日、3Dプリンタを用いた超小型大気圧低温プラズマジェットの開発に成功したと発表した。同成果は東京工業大学大学院総合理工学研究科の沖野晃俊 准教授と神戸大学大学院医学研究科の東健 教授によるもので、7月31日米国物理学協会の学会誌「AIPアドバンス」で発表された。大気圧低温プラズマは室温~100℃の低温ながら高い活性力を持つ活性種を生成でき、表面親水化による接着性向上、細菌やウイルスなどの殺菌、血液凝固、植物の成長促進などの効果が報告されている。従来は金属や樹脂を旋盤やドリルなどで加工し、プラズマ生成部を作成していたが、小型化や設計の自由道に限界があり、微小かつ高強度なプラズマ装置を製作することは困難だった。これに対し、沖野准教授らは金属3Dプリンタを用いることでこの課題を克服し、直径3.7mm、重さ3.5g、チタン製の大気圧低温プラズマ源の開発に成功した。同グループが開発した大気圧低温プラズマジェットはプラズマ生成部が微小であることから、従来の手法では製作できなかった複雑な構造や屈曲した構造を持つプラズマ装置の開発が可能となる。また、3Dプリンタを用いた今回の手法を用いることで、用途に合わせたプラズマ生成部の構造を短時間かつ安価に設計・作成できるため、産業応用だけでなく医療用機器としての利用も期待できる。
2015年08月06日大阪大学、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、京都大学は8月3日、研究プラットフォーム用アンドロイド「ERICA」を開発したと発表した。同成果はERATO石黒共生ヒューマンロボットインタラクションプロジェクトの石黒浩 研究総括(大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授、国際電気通信基礎技術研究所 石黒浩特別研究所 所長・ATRフェロー)、京都大学大学院情報学研究科の河原達也 教授によるもの。「ERICA」は、姿形をコンピューターグラフィックスで合成している点が特長で。鼻と口とあごが一直線上に並ぶというビーナスラインの法則など、多くの美人顔に見られる共通的な特徴を持たせながら、全体としてバランスの取れた顔の造形となっている。また、顔の左右は対称で、日本人とヨーロッパ人のハーフとして見られるように、彫りの深さや鼻の大きさ、高さを調整した。CGで作成した姿形であるため肖像権を持たない点も、研究プラットフォームに適しているという。機能面については、大阪大とATRで開発されたアンドロイド制御システム、音声に基づく動作生成システム、マイクロフォンアレイ技術、京都大学で開発された音声認識システム、対話生成システムを実装。発声から唇の動きや頭部の動きを自動的に再現することで、発話と一致した自然なしぐさを生み出すことができる。音声認識技術は、「Julius」というオープンソース音声認識エンジンにディープラーニングを導入することにより、多様な発音の音声を認識することを可能とした。音声については、HOYAサービスの協力のもと、「ERICA」のイメージに合う声優の音声を20時間以上収録し、録音した声を音素に分解し、再合成することで、人間らしい音声を追求した。「ERICA」の身長は立位時で166cmで、頭部を中心に埋め込まれた19本の空気圧アクチュエーターにより、滑らかな動作を実現している。アクチュエーターは2年後に30本まで増やし、腕を含めた上半身が人間らしく動くように改良していく予定だ。この空気圧アクチュエーターの制御に用いる回路はほぼ無音の新しい回路で、大きさも従来の半分以下であることから、アクチュエーターの数を増やしても、アンドロイドの外見に影響を与えることなく、体内に埋め込むことができるという。同アンドロイドは現在、研究室の来客と対話し、自己紹介をするという限定された状況において、人間の動作や音声を認識し、しぐさを交えて自然に対話することができる。今後、「ERICA」をプラットフォームとした研究により、要素技術を統合的に進化させ、より多様な状況で違和感の無い自然な対話を実現することが期待される。
2015年08月03日話題の断食本「朝だけ断食」が発刊最近話題になっているダイエット法といえば「断食・ファスティング」。食べない健康法とも呼ばれ、ダイエットやデトックス効果を得られると評判だ。7月29日、学研ホールディングスは、「朝だけ断食で、9割の不調が消える!」を出版したと発表した。「正しい朝食の抜き方」を伝授断食・ファスティングの方法にはいくつかあり、週末断食や半日断食、プチ断食などがある。モデルも愛飲しているジュースクレンズも断食・ファスティングの1種だ。興味があってもなかなか始められないのなら、手軽に始められる「朝だけ断食」に挑戦してみてはいかがだろう。しかし、ただ朝食を抜けばいいというわけではない。一定のルールを守ることが肝心で、同書では著者で医師でもある鶴見氏が「正しい朝食の抜き方」を伝授する。「酵素」が活性化、免疫力もアップ正しく朝食を抜けば、健康なカラダに欠かせない「酵素」が活性化し、さらには腸内環境も改善。免疫力もアップするなど良いこと尽くし。これからの季節は食欲が落ちがちだ。最近体調が優れないと感じているのなら、「朝食は大事」と無理して食べるより、「朝だけ断食」で胃腸を休めてみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・学研ホールディングス プレスリリース(PR TIMES)
2015年08月02日東京工業大学(東工大)と東京医科歯科大学(東京医科歯科大)、両大学発のベンチャー企業であるリバーフィールドの3者は7月31日、空気圧駆動型内視鏡ホルダーロボット「EMARO」を開発し、8月より販売を開始すると発表した。価格は1500万円(税別)で、3年間で100台の販売を目指す。なお、販売はホギメティカルを通じて行う。「EMARO」は、東工大精密工学研究所の只野耕太郎 准教授と、東京医科歯科大生体材料工学研究所の川嶋健嗣 教授の研究成果を活かして開発された内視鏡手術支援ロボット。執刀医が頭部に装着したジャイロセンサーによって、執刀医の頭の動き検知し、頭の動きに合わせて内視鏡を空気圧で動かすことができる。空気圧駆動は、動きが柔らかく滑らかで、安全性が高いということに加え、直径約10mmの小さなシリンダーへの空気の出し入れだけで大きな出力を得ることができるため、装置の大幅な小型化・軽量化を図ることができるというメリットがある。動く自由度は、内視鏡の抜き差し(前後)、上下、左右、回転の4つがあり、頭部の動きに加えて足元のスイッチで操作を行う。高度な精密制御が求められる手術関連のロボットの動作を空気圧で制御することは困難とされていていたが、東工大の香川利春 教授の流体計測制御技術研究をベースに、只野准教授と川嶋教授が空気圧駆動系の厳密なモデル化と独自の制御技術を導入したことで精密な空気圧制御を実現した。内視鏡手術は患者に負担が少ない手術として普及が進んでいるが、従来の方式では、助手が執刀医の指示に従って内視鏡を操作するため、コミュニケーション面や手ぶれの発生などが問題となっており、「EMARO」はこうした課題を解決するロボットとして期待されている。また、「EMARO」を用いることで、医師不足で助手の確保が難しい中小規模の病院でも内視鏡手術が行えるようになる。手術支援ロボットの市場についてリバーフィールドの原口大輔社長は「(規模は)現在世界で5000億円。毎年2-3割のペースで拡大し、2030年には10兆円市場に達する見通し」とし、成長市場である事を強調。現在、海外展開を視野に入れた新しい手術支援ロボットを開発中で、2017~2018年に「EMARO」の次世代機を、2019年に空気圧駆動型のロボット鉗子システムを上市する予定だ。
2015年07月31日無理しないで、ストレスもなく、健康になりたいと思いませんか?『10日間で人生が変わる食べ方』(柏原ゆきよ著、学研パブリッシング)は、たった10日間で、無理なく、負担なく、おなかいっぱいに食べられて、誰でも簡単に心と体が健康になれると説いています。心身ともによい体になるためには、いろいろな制限や、無理な課題があります。また、世のなかには、仕事をしながら、普通の生活をしながらでは、とても実践できないものがたくさんあります。「あれはダメ」「これはダメ」「食べるならコレ」「食べる分量」「時間帯」、ときには食べる順番まで決まっているものもあり、継続するのは困難なものも少なくありません。しかし、柏原さん推奨の“がんばらなくてもできる3つのルール”を実践するだけで、誰でも簡単に美しく、健康にしかも、幸せになれるのです。■1:食べちゃいけないものはない!まず大切なのは、「食べるものに“悪者”をつくらない」ということ。悪者をつくると、かえって体によくない状況をつくってしまうからです。もし、とんかつが食べたくなった場合、誘惑に負けて食べるか、我慢して違うメニューを食べるか、2つの方法があります。前者の場合、食べたあとに罪悪感が生まれます。さらに、脳科学でも立証されていることですが、とんかつは「体に悪い」「太る」とイメージしながら食べると、脳もそのように体に指令を与えるため、体が拒絶することになります。同じメニューを食べるなら、「おいしいなあ」と思った方が、体の細胞も喜んで受け入れるので結果的によいのです。また、我慢して違うメニューを頼んでも、もし違うお客さんが自分の食べたいメニューを食べていたら、「あっちにすればよかった」と後悔するかもしれません。その場合、我慢が大きなストレスを生むことになります。決して暴飲暴食がいいといっているわけではなく、本能に従って体が求めるもの(食べたいもの)を食べた方がいいということです。ダイエットをしているなら、ずっと甘いものを食べないでいるとストレスになります。それよりも、一週間に一度ご褒美にケーキを食べた方がダイエットはうまくいくのです。■2:「禁止」「制限」「がまん」をしない健康になるため、やせるために、なにかを我慢したり、禁止したり、食べることを制限したり、食べるものを限定したりすることがあります。しかし、「禁止」「制限」「がまん」などのネガティブなワードは、ストレスと大きなダメージ(不安や恐怖のような感情)を与えます。だから、できるだけ排除しましょう。基本の食事をきちんと摂れば、体も素直に反応して余計なものを欲しがりません。自分の心に素直になって食べたいものを、「満足」と感じるまで食べていいのです。ここで注意するべきことは、「あ~、苦しい、満腹」と感じるまで食べるのではなく、“程よい心地よい満足感”を目指すところです。また、カロリーの数値を計算することではなく、自分の体調に合わせることも大切です。■3:細かいことに神経質にならない「塩分は?」「添加物や農薬は?」など、食事をするたびに気にしていたら、おいしく食べられません。「子どものために」と神経質になっていては、逆効果になってしまうこともあります。食品にネガティブなイメージを持っていたら、それが子どもにも伝わってしまいます。子どもにとっては、親自身が楽しんで食べ、笑顔でいることの方がずっと大事です。「お菓子を減らさなきゃ」と意識するよりも、「ご飯をしっかり食べよう」と意識すべき。ネガティブな「食べない」という行動から、ポジティブな「食べる」という行動に変えていきましょう。もうひとつ大切なのは、食事を「日常食」と「非日常食」に分けること。「日常食」は、基本となる食事で、ご飯とみそ汁中心のシンプルで毎日実践しやすい食事。「非日常食」は、外食や旅行など特別な日に、好きなものを食べるごちそうです。このときは、カロリーのことや、添加物のことなど、悪い意識の考えを捨てて、思う存分幸せを感じて食べましょう。やっぱり、「~してはいけない」「~はダメ」と制限をしたり、我慢をしたりするから苦しくなり、続けられません。その制限を外しただけで、気持ちが楽になり続けられますよね。詳しくは、『10日間で人生が変わる食べ方』でチェックしてみてください。(文/Jeana)【参考】※柏原ゆきよ(2015)『10日間で人生が変わる食べ方』学研パブリッシング
2015年07月28日学研ホールディングスは13日、学研グループが運営するWebサイト「マイガク」旧サイト、「保育CAN」「保育CANカタログ」「ママノート」にて、第三者による不正アクセスが発生したと発表した。現在サイトを一時停止し、流出の可能性がある情報の調査を行っている。同社は7月8日14時10分頃に第三者調査機関から上記サイトに関する情報流出について指摘を受け調査したところ、不正アクセスの痕跡を確認。7月10日15時7分までに、対象サイトのサービスを停止した。流出の可能性がある個人情報は、学研教育出版が提供している高校生対象のe-ラーニング教材「マイガク」利用者のうち、旧サイトに登録のあるユーザー22,108人の情報。2012年4月9日~2015年4月27日の期間に登録したユーザーが被害を受けた。流出した可能性のある情報と人数は、学校・塾名/管理者および受講者の氏名(カタカナ)が22,034人、学校・塾名/学年/クラス/管理者および受講者の氏名(カタカナ)/「マイガク」旧サイト閲覧認証用ID/パスワードが13人、学校・塾名/管理者および受講者の氏名(カタカナ)/メールアドレスが38人、個人受講者の氏名(カタカナ)/「マイガク」旧サイト閲覧認証用ID/パスワードが23人。個人の住所や電話番号、成績などの情報は含まれておらず、個人情報のネット上での拡散といった被害も確認していない。また、「マイガク」以外のサイトでは、記事・写真情報の流出の可能性はあるが、サイトの改ざんは行われていないという。同社は対応策として、個人情報が流出した可能性のあるユーザーおよび学校、塾などに連絡するほか、「お客様窓口」を設置する。また、システムの脆弱性対策など、再発防止策を強化する。
2015年07月15日ドイツのフランクフルトで開催中のISC 2015において、ビッグデータ処理の性能を測定するGraph500ベンチマークで、理化学研究所 計算科学研究機構(理研AICS)の京コンピュータが1位となったことが発表された。これは、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業CRESTの九州大学(九大)の藤澤克樹教授の率いるグループの成果である。このグループには、九大の他に、東京工業大学(東工大)、京コンピュータを運用している理研AICS、京コンピュータを開発した富士通などが含まれている。京コンピュータは、2014年6月のGraph500で1位となったが、2014年11月のGraph500では米国ローレンスリバモア研究所のSequoiaに抜かれて2位に後退していた。それを今回、アルゴリズムの改良で処理データ量を減らして約2倍という性能向上を達成し、1位に返り咲いたものである。Graph500では、例えば、1億2000万人の日本人が、1日平均16回通話したとする。そして、誰から誰に通話したかという1億2000万×16=19億2000万件の通話記録を入力データとして受け取る。そして、1人の人から、通話のあった人をすべて見つけ、次に、それらの人と通話のあった人をすべて見つけ、さらに、それらの人と通話のあった人全員を見つけるということを繰り返して、通話記録に含まれるすべての人を出来るだけ短い繰り返し回数で見つけるというビッグデータの問題を解く。また、Twitterの個々のフォローの集合を入力として、1人の元となる発言者から、第1次のフォロワー、第2次のフォロワーというようにたどって行って、何ステップで何人にたどり着けるかという解析も同様の処理である。このような解析から通話やフォローの多い人のグループを見つけ出すというように、関係性の高いものを見つけ出すことができる。しかし、入力データが膨大なので、京コンピュータの場合は82,944台の計算ノードに分散してデータを配置する。このため、計算ノード間で多くの通信が必要となり、高い処理性能を実現するのが難しい問題である。このデータは、人間と人間を通話という関係でつないだ形になっており、グラフの世界では、人間をノード、1回の通話をエッジとして表す。今回、京コンピュータが解いた問題は、2の40乗ノード(約1.1兆ノード、前の1億2000万人の通話の例のおおよそ1万倍のデータ)、17.6兆エッジのグラフを調べるものであり、38621.4GTEPS(Giga Traversed Edge Per Second)、毎秒38兆6214億エッジの接続を調べるという処理速度を達成して1位となった。なお、2014年11月には、Sequoiaが23751GTEPSで1位、京コンピュータは19585.2GTEPSで2位となっていたが、今回は、京コンピュータが38621.4GTEPSと性能を伸ばしたのに対してSequoiaは前回のスコアに留まっており、京コンピュータが再びトップに立った。
2015年07月14日