仕事や職場で一人前の大人になるために必要なものは、様々な経験を積むことでわかることも多い。テレビやラジオの第一線でずっと活躍してきたアナウンサーの赤江珠緒さんに、働く大人に大切なことを聞きました。***仕事において大切なのは、共に働く人同士のコミュニケーション。赤江さんの場合、番組ごとにスタッフが異なるという環境だ。「仕事ですから議論もあるし、当然意見の相違もある。でもそのときお互いの人格を認め合っていれば、理解し合えると思うんです。そのために私は、常に自分という人間を仕事相手に開示しますし、相手のことも知りたいと思う」大人の仕事術として一番大事なことは何ですか?と聞くと…。「相手に恥をかかせないということは、いつも気をつけています。これは働く場に限らずですが、特に仕事では、意見が対立したり、言いたくない部分にまで踏み込まなければならないことも。でもそのとき、相手を最終的なところまでは追いつめない。それは、個人でのやりとりはもちろん、国と国の外交のような大きな仕事でも同じだと思います。相手に恥をかかせずに、自分の意見をいかに伝えるか。そのために言葉を尽くしたり、言い方を考えたり、自分なりの知恵と努力が必要になる部分だと思います。それができるようになってやっと、一人前の大人の仕事なのではないでしょうか」そんな赤江さんの大人としての仕事の振る舞い、実際の現場で探ってみました!■スタッフ全員が楽しいと思える雰囲気を心がける。ラジオ『たまむすび』の生放送。ブースの中はもちろん、スタッフにも笑いが絶えない温かい雰囲気。「“この仕事に携われて幸せ”と、私も思いたいし、スタッフにも思ってほしい。常にそう思って皆さんと接しています。そのためにはお互いに交流し、理解し合うことが大事。ですから、飲み会にも積極的に参加してます(笑)」■万年筆&手書きの文字で、一期一会を縁に繋げる。幼少時代、母親が使う万年筆を見て、憧れを感じたそう。38歳のとき、一念発起で万年筆を購入。以来、手帳への書き込みからお礼状まで、すっかり万年筆派。「文房具が好きなので、カードなども常に携帯し、いつでも書けるようにしています。差し上げたとき、“万年筆でわざわざ…”と喜んでもらえるのが嬉しいですね」◇あかえ・たまおフリーアナウンサー。1975年生まれ。'97年に朝日放送に入局し、'07年にフリーに。現在はTBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』(月~木曜13:00~)でパーソナリティを。またTBS『この差って何ですか?』では司会を務める。◇ニット¥31,000(ジョン スメドレー)パンツ¥18,000イヤリング¥7,000(共にデミルクス ビームス)靴¥45,000(バルダン)以上ビームス ハウス 丸の内TEL:03・5220・8686※『anan』2016年10月5日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・武政ヘア&メイク・yoco(MASH management)
2016年10月01日宮藤官九郎さんが作・演出を手掛ける、抱腹絶倒のシリーズ『大パルコ人』に、清野菜名さんが参加する。「宮藤さんの作品って、笑いの着目点が本当にしょーもなくて、すごく愉快。そこにくすぐられるんです。以前にご一緒した現場でも、毎日が楽しすぎて、ずっと爆笑してたんで、今回も楽しみで仕方ないです」以前の現場とは宮藤さんの監督映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』。あれ?清野さん出てた?と思った方もいるはず。映画での、終始真っ赤な顔色の鬼メイクで中指をおっ立て過激に挑発しまくる邪子の姿と、目の前の清野さんとのギャップ…激しすぎます。「そうですよね。何も知らずに観に行った友達が、最後まで私だと気づかなかったくらいですし(笑)。でも、ああやって素顔が出ないほうが自分らしいというか、恥ずかしがらずにはっちゃけられるというか…」とはいえ、もともとティーン誌の専属モデル出身。正統派美少女として恋愛作品へのオファーもあるはず。「なんででしょう…。ちょっと変わった役が多いのは、きっと自分はそっちじゃないってことなんだと思います。いま映画で普通の女子高生をやっていますが、面白くやらなくて平気かなって心配になるくらい」多少戸惑いつつも、笑いに果敢に挑もうとするアグレッシブさが、宮藤作品と相性がいいのかも!?「1幕目だけ台本を読んだのですが、元気で何でもすぐ信じちゃう、いい意味でバカな役。まるで友達と会っている時の自分みたいで、仕事場でしかご一緒してないのに宮藤さんに見透かされている気がしました。あまりにバカで衝撃的なシーンもありますけど、戸惑いよりどうやろうかっていう期待のほうが大きいです。お芝居している時、相手と見えない感情のぶつかり合いができる瞬間がときどきあるんですよ。どんな役でもどんな作品でも、それができた時が今すごく楽しいんです」◇せいの・なな1994年生まれ、愛知県出身。'14年の映画『TOKYO TRIBE』で注目され、『ウロボロス』や『コウノドリ』など、数々のドラマに出演。10月公開の映画『金メダル男』にも出演。ブラウス¥16,000(Antigravite TEL:03・3461・2807)◇かつて“サンバイザー兄弟”として恐れられた兄(増子直純)と弟(瑛太)。逮捕されていた兄が恩赦で釈放され、組を立て直すためにふたりはバンドを組むことになり…。11月13日(日)~12月4日(日)池袋・サンシャイン劇場作・演出・出演/宮藤官九郎音楽/上原子友康(怒髪天)出演/瑛太、増子直純(怒髪天)、三宅弘城、皆川猿時、清野菜名、少路勇介、よーかいくん、篠原悠伸、上川周作、りょうS席9500円A席8500円ヤング券5500円(25歳以下対象、要証明書)すべて税込みパルコ・ステージ・インフォメーション TEL:03・3477・585812月8日~18日に大阪、21日~23日に仙台公演あり。※『anan』2016年10月5日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・末吉久美子ヘア&メイク・細野裕之(PUA NA PU)インタビュー、文・望月リサ
2016年09月28日「何年も前から蓬莱(竜太)さんに“一緒にやりましょうよ”と言い続けて、今回ようやく実現したんです」そう向井理さんが話すのは、4作目の主演舞台『星回帰線』のこと。向井さんが出演した’08年の映画『ガチ☆ボーイ』の原作が、蓬莱さんが脚本・演出を手がける劇団の舞台だったことから、「共演者に誘われて観に行くように」なり、かれこれ7~8年。「劇団公演の打ち上げに参加して、少しずつ蓬莱さんとの距離を縮めていった」とか。スマートな物腰からクールな印象を受けるけれど、じつは熱い人なのかも!?「自分と同じ方向を向いてくれそうな方…それが監督やスタッフさんでも、そういう人と出会うとうれしくなっちゃうんですよね。それで“こういうことやりたいですよね”って話したり。結局その人と仕事をするのが好きってことなんですけれど」蓬莱作品に惹かれる理由は、「わかりやすくないところ」だとか。「日常の延長線上にある物語なのに、誰も気づかないうちにちょっとずつ、でも確実に物事が掛け違っていって、気づいたら後戻りできないところにきている。その日常が破綻していく様が会話劇で繰り広げられるんですけれど、丁寧に描かれていて見事なんですよ。ただ、演者としてはセリフを着実に積み上げていかなきゃいけないし、観る側としても一瞬たりとも目が離せないだけに覚悟がいる。そういうヒリヒリした時間が味わえるのも好きなんですよね」そんな向井さんにあてて蓬莱さんが書いたのは、真っすぐな心を持った青年。しかし、彼のその正直さが、周りの人々の悪感情を引き出し、人間関係が崩壊していく。「物語は普通じゃない方向へと展開していくんですが、そこに描かれているのは、人間であれば誰しもが身に覚えのある、普通のエゴを持っている人たちなんです。この物語が、どうなるか、いまから楽しみです。ただ期待値が高いぶん、プレッシャーもあるんですよね。あんなにやりたいって言ってたくせになんだよ、って言われないかって(笑)」舞台出演は、なんと3年ぶり。「本当は1年に1回くらいはやりたいんですけどね。というか、やらなければいけない気がするんです。僕のようなタイプの俳優は、自分で自分に負荷をかけないとダメなんだろうな、と。毎回、幕が開くたびに、もう二度とやらないって思うくらい怖い。なのに、千秋楽が終わると達成感を覚えて、またやりたくなるんです。まあ、なんだかんだ言いながらも、結局好きなんでしょうね」◇むかい・おさむ俳優。1982年生まれ、神奈川県出身。'06年にデビュー。近作にドラマ『神の舌を持つ男』(TBS系)、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK)。バンドカラーシャツ¥22,000Tシャツ¥11,000(共にFACTOTUM/ファクトタム アパルトメントTEL:03・5459・9779)◇家業を継ぐことに悩んだ三島(向井理)は、かつての恩人・藤原(平田満)に誘われ、北海道の工房を訪ねる。理想的なスローライフに思えた生活は、次第に崩れはじめ…。10月1日(土)~30日(日)作・演出/蓬莱竜太出演/向井理、奥貫薫、野波麻帆、高橋努、岩瀬亮、生越千晴、平田満池袋・東京芸術劇場 シアターウエスト全席指定7500円U-25チケット4000円(25歳以下対象、要証明書)パルコTEL:03・3477・5858愛知、札幌、新潟、京都、広島、北九州、鹿児島公演あり。※『anan』2016年9月28日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・イトウケンタヘア&メイク・外丸 愛(SOF)インタビュー、文・望月リサ
2016年09月22日場末のスナック『アムール』を、ママとして一人切り盛りする、主人公の映子。ある夜、彼女の店に、疎遠になっていた昔の親友・滋子が現れる。傍らに連れているのは、5歳になる一人息子の大滋(たいじ)。気づけば滋子は置き手紙を残して姿を消していて、映子と大滋の、ママゴトのような共同生活が始まる。松田洋子による同名漫画のドラマ化『ママゴト』で映子役を務めるのは、安藤サクラさん。「原作の映子さんには、近づこうとしても、自分では追い切れない魅力があるなと感じていて。でも、ならばドラマ版での新たな魅力が見つけられたらいいなと思いました。大滋役の小山春朋くんや、滋子役の臼田あさ美さん、共演者の方々と新鮮な気持ちでお芝居をし、コミュニケーションをとりながら、役を深めていきました。物語もまた、そうして人と触れ合いながら進んでいくので」映子は、大滋と関わることを避けようとする。それは映子がかつて我が子を自身の不注意で亡くしてしまったという過去のため。大滋の存在は映子のトラウマを呼び起こし、その一方で、隠し続けてきた傷に、少しずつ癒しをもたらしていく…。そんな大滋を可笑しく、切なく、全身で表現する小山くんの演技も、見どころのひとつ。「春朋くん自身が持っている、いい意味での“人間くささ”。それが、このドラマをいっそう魅力的にしてくれているんじゃないかなって思います。私にとって彼は、一緒に作品を作っていく仲間。7歳の彼が、こうしてすばらしい作品、現場に出合ってどんな大人になっていくのか、それこそ私も映子さんのような気持ちで、これからもこっそり見守っていきたいです」全8話の撮影は、すでに終了。作 品を通して、安藤さん自身の中にも、強く残った思いがあるそう。「撮影が終わったのが、ちょうどお盆だったんです。それもあって、家族を含めて周りにいる人や、もういないけれど、自分の心に残っている人…。そうした人たちと関わったり、心の中で思うことで、自分は多くを 学んでいる、学ばせてもらってきたのだということを、強く感じました。もういない誰かに手を合わせ、その人を思うこと。目の前にいる人に対しては、思うだけでなく、気持ちを言葉にしていくこと。そうしたことを、大切にしていきたい。この作品を経て、改めて、そう思いました」◇あんどう・さくら女優。映画『0.5ミリ』『百円の恋』などで受賞多数。待機作には『島々清しゃ』『追憶』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(すべて2017年公開予定)が。◇ブラウス¥21,000(トリコ・コム デ ギャルソン/コム デ ギャルソンTEL:03・3486・7611)イヤークリップ¥18,000(プティローブノアーTEL:03・6662・5436)シューズ 参考商品(クリスチャンルブタン/クリスチャン ルブタン ジャパンTEL:03・6804・2855)その他はスタイリスト私物◇スナックを営む主人公・映子と、その親友の滋子の息子・大滋との、共同生活を描く。主題歌はTHE BLUE HEARTSの「ナビゲーター」。毎週火曜23:15~、NHK BSプレミアム。次回第4話は9月20日放送(全8回)。※『anan』2016年9月21日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・須貝朗子ヘア&メイク・津田雅世
2016年09月14日日常になんの不満もないのに、たまたま入った美容室で、たまたま担当についた美容師の青年への執着が増していく――。一介の主婦に忍び寄る心の闇を描いた映画『だれかの木琴』。そのなかで美容師・海斗(かいと)を演じているのが池松壮亮さん。「演じてみて、美容師って際どい職業だなと思いました。何がって、すごく相手と近いんです。髪に触れていると、いま心を閉ざしたなとか、話をしていくうちに心が解放されていく様とか、相手の気持ちの変化が手に取るようにわかるんです」撮影の前に美容師の所作を学んだというが、手さばきが板についているだけでなく、池松さんの鏡越しの視線、髪に触れる指が何だかとても官能的で、常盤貴子さん演じる主人公・小夜子の、常軌を逸した行動にも妙に納得させられてしまうほど。「サスペンスだとか不倫というような部分がクローズアップされがちな作品だと思うんです。でも、監督の東(陽一)さんが描きたいのはそこじゃなくて、人間は全員が孤独なんだってところだと思うんですよね。海斗は小夜子のことを受け入れずとも、拒絶もしない。それは、彼自身、小夜子の抱えた満たされなさみたいなものに、自分も覚えがあったからじゃないかなって。いままで孤独を否定する作品はたくさんありましたけれど、この映画では、登場人物全員に孤独を味わわせて、でもけっしてそれを否定せずに、むしろ肯定していく。もはや神みたいな視点に行き着いている東さんをすごいなって思ったし、まだ映画でこんなことができるんだって見せつけてくれた81歳の監督に完敗でした」と言うのも、東監督は池松さんにとって特別な思い入れを持つ存在。「19歳の頃、大学の授業で東さんの『絵の中のぼくの村』という映画を観て、ものすごい衝撃を受けて、そこから東さんの作品を観続けてきたんです。その魅力をどんなふうに言葉にしたらいいかわからないけれど、映像表現のなかにある、思想のようなものが好きだったんです。映画の豊かさを感じさせてくれるというか。今回、現場でご一緒して、あらためて“映画”への監督のこだわりを感じました。おそらくずっと、何かの瞬間や想いを、写し取って残すことと格闘し続けてきたんだろうと思うんです。いくらやっても正解が出ないなか、それでも映画を撮り続けている姿に、僕は希望を感じました」静かな淡々とした口調。しかし、そこに池松さん自身の映画に対する強い想いがのぞいた。「それは自分が通ってきた大きな道が、たまたま映画だったからですよね。映画がなかったら、いまの自分がないってくらい救われたこともあるし。どこかで僕も映画の可能性をまだ信じているんだと思います」◇いけまつ・そうすけ1990年、福岡県生まれ。10月には『デスノート Light up the NEW world』『永い言い訳』、11月には『続・深夜食堂』と出演映画の公開が相次ぐ。パンツ¥58,000(ファセッタズムTEL:03・6447・2852)その他はスタイリスト私物。◇主婦の小夜子(常盤)は、引っ越し先で見つけた美容室で美容師・海斗(池松)に髪を切ってもらう。何気ない海斗との会話を糸口に、彼女は海斗の自宅を探り当て、やがてはその家の呼び鈴を押す。9月10日全国公開。(C)2016年『だれかの木琴』製作委員会※『anan』2016年9月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・梶 雄太ヘア&メイク・矢口憲一文・望月リサ
2016年09月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「自動運転車」です。***年々進化する自動車。自動ブレーキを備えた車は日本でも増えてきました。人工知能の発達とともに、自動運転車の技術も目覚ましく進歩してきました。ところが今年の5月、自動運転初の死亡事故がアメリカ・フロリダ州で起きてしまいました。事故を起こしたのは、テスラモーターズの「Model S」。車線変更をしたトレーラーを感知できず、衝突したのです。自動運転は、画像を解析する技術で成り立っています。強い日差しの反射により、近づいてきたトレーラーの白い車体が識別できなかったのが原因ではないかといわれています。テスラモーターズは、運転の責任はあくまでも運転手にあり、自動運転は必ずしも万全ではないと話しています。あくまで「半自動運転モード」、手はハンドルの上に、運転手の目視が必要と伝えていました。ところが、亡くなった運転手は、運転中にDVDを観ていた可能性があったようで、警察が詳しく捜査をしています。自動運転車だけが走る道路ならば安全なのですが、人間は予測不能な行動を起こすので、自動運転車と普通車が入り交じる場所は危険を伴うのですね。将来的には自動運転車専用レーンができるようになるのかもしれません。完全自動運転車の走行が可能になったとき、最大のメリットは人件費のコスト減です。たとえば過疎地域。自分で運転ができない少数の高齢者のために、バスや電車を走らせるのは大変ですが、自動運転車で対応できたら便利になりますね。他にも、観光バスなどにも大いに利用できそうです。自動運転車は、車というより、もはやIT機器なんですね。テスラモーターズはシリコンバレーの自動車メーカーですが、CEOのイーロン・マスクはPayPalを開発したIT出身者。他にもGoogleが自動運転車を開発しています。自動車は優秀な情報収集機器なんです。カメラをつければ周囲の情報を集め、地図機能とセットで人々の行動のマーケティングが可能に。車がグルメサイトと一体化して、車に食べたいものや予算を伝えれば、自動で希望通りのレストランに連れていってくれる、なんてこともいつかできるようになるかもしれません。◇堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年9月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・赤間 幸ヘア&メイク・山本美紀インタビュー、文・望月リサ
2016年09月12日旬の「お胸美人」である、女優の吉岡里帆さん。さらなる美乳を目指し、どのような努力をしているのか直撃しました!「憧れのバストは、やわらかくて、表面にふんわりベビーパウダーを纏ったような胸。食べ物に例えるなら…そう、“羽二重餅”に近いイメージかも。つるんとしているけれど、サラサラした質感のカラダには憧れますね」NHKの連続テレビ小説『あさが来た』や、『ゼクシィ』のCM出演などで注目を集める女優・吉岡里帆さん。色白で、ふっくらと形のいいバストは、その華奢なボディからは想像できないほど。「首まわりや肩のあたりに筋肉が付きやすいので、たくましく見えないように普段から気をつけています。例えば重い荷物は肩にかけず、手にぶら下げて持ったり、首まわりをほぐすために、整体に通ったり。毎日必ず取り組んでいるのは、自宅でできるボイストレーニング。腹式呼吸で横隔膜が鍛えられて、ウエストとバストが自然と引き締まるんです。それと、普段から水分はしっかり摂るようにしていて、特に好きなのは薬草系のお茶。最近は、たんぽぽ茶で老廃物をデトックスしています」体にとって巡りのいい状態を作ることが、バストの豊かさにも繋がる、と吉岡さん。「完全に女性目線ですけど、あまり押しつけがましくなく、奥ゆかしさや内気な感じが滲みでているカラダに魅力を感じます。そこに行きつくためには、きっと“何もしない”ではダメ。きちんと自分で健康を管理した結果生まれる、“努力の見えるもっちりバスト”が私の究極の理想です」◇よしおか・りほ女優。1993年1月15日生まれ。京都府出身。10月クールの連続ドラマ『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(フジテレビ系)に出演。研修医の田丸綾香を演じる。キャミソール¥20,000(エリン/デミルクス ビームス 銀座 TEL:03・5524・7661)パンツ¥49,000(レイチェル コーミー/アメリカンラグ シー 渋谷店)※『anan』2016年9月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・George文・瀬尾麻美
2016年09月10日笑顔のかわいい愛らしい美少年のイメージだった濱田龍臣さんもなんと16歳、現在高校1年生。今回、映画『ハイヒール革命!』で、性同一性障害で性転換した女性という難役に挑戦している。この数年の間に2度の大事な出合いを経験し、いままさに子役から大人の俳優への転換期を迎えている濱田さんにお会いしてきました。――今回の映画では、性同一性障害の役を演じていますが、戸惑いはなかったですか?濱田:はっきり言って、俳優というお仕事をさせてもらうなかで、長い間やっていても演じられるかどうかわからない貴重な機会だと思うんです。そういう役に選んでいただいたことが嬉しかったです。――役を演じる上で、これまでとの違いはありましたか?濱田:違いはそんなになかったです。撮影の時に台本を読み込んで、自分だったらと考えて、その感情で動くようにしてみたら、そんなに難しくはなかったですね。――仕草ひとつひとつが本当に女の子みたいでかわいかったです。濱田:僕が演じた真境名(まじきな)ナツキさんとは、撮影に入る前にお会いしました。髪をかき上げる仕草ひとつとっても自然で、歩き方も普通の女性より女性らしいんで、そこは意識しました。ただ、自分でお化粧するシーンは難しかったですね。メイクさんにビューラーの持ち方から教わったりして。女子ってこんなこと毎日してるんだって思うと…すごいですよね。尊敬します。――LGBTの問題に役として向き合ってみて、いかがでした?濱田:最初は、どこか暗いイメージを持っていたんですけれど、お会いした真境名さんがとても明るくてびっくりしました。たぶん周り…とくにお母さんに支えられているからなんでしょうね。その心の余裕が、あの明るさに繋がっているのかなと思いました。――そもそも、このお仕事を始めたきっかけは?濱田:祖母がエキストラの事務所に入っていて、2歳の頃にその事務所に僕を入れたのがきっかけです。――じゃあ、物心つかないうちから芸能界にいたわけですね。濱田:そうですね。いつの間にかこの世界にいて…。――覚えている一番古い記憶っていうと、どんなお仕事ですか?濱田:幼稚園の頃に、オロナミンCのCMに出させていただいたことです。当時、ウルトラマンが好きで、そのソフビ人形を持って現場に行っていたんですけれど、共演の上戸彩さんに「ウルトラマンが好きなんだねー」って頭を撫でてもらったことを覚えています。――注目度がぐっと上がったのは『龍馬伝』だったと思うのですが、当時、10歳の濱田さんには、どう見えていました?濱田:決まりました、って連絡をもらった時はパニックですよ。家族でテンションが上がって、その日はお寿司を食べに行ったのを覚えています。やっている間も、あの大河ドラマに出て、しかも福山さんの幼少期を自分がやっているのが不思議でした。ただ、撮影の記憶はあんまりないんです。とにかくセリフを言うのと、言われた通りに動くので精一杯で。――出演作を見て、家族から何か言われることはありますか?濱田:ちょっと前まではありましたけど、それも中学校の頃までで、最近はなくなりました。目の前で見られるのも恥ずかしいので、いまはいい距離感…かな(笑)。――友達に言われるのはどう?濱田:意外にうれしいです。ありがとう、っていう気持ちかな。最近は、いついつ出るから見てね、って言ったりします。――学校ではどんな生徒?濱田:そこそこうるさくて、休み時間にテンションが高い生徒ですね。――好きな教科はありますか?濱田:歴史が好きなので…。――そういえば、『三国志』が好きだとプロフィールにありました。濱田:父親が持っていた北方謙三さんの『三国志』を読んで興味が出て、中学の頃に図書室にある別の『三国志』も読んで比べたりもして…。――好きな武将は誰?濱田:無難ですけれど趙雲(戦に長けた武将として知られ、男らしく義理に厚い)です。劉備の息子の劉禅を体を張って守るんですけれど、そこがカッコよくて惚れました。――日本史には興味はないの?濱田:嫌いじゃないですが、いま興味があるのは神話です。きっかけは、ゲームなんですけど。いろんな神様が出てくるゲームがあって、名前を調べてくうちに、面白いなって思うようになって。――ゲームがお好きなんですね。濱田:大好きです。1日に3時間くらいやっちゃいます。休みの日とか、ごはんを食べる時間以外、ずっとやってる日もあるくらい。親はもう言っても無駄だと呆れてます。――ところで、モテますよね。濱田:いやいやいやいや…(ずっと手で否定し続ける)。普段はメガネで、髪の毛とかも全然いじらないので…というか、いじれないんです。お洒落とかに疎くて。――でも、学校に濱田龍臣がいる、ってなったら、教室まで見に来る女の子たちも多いのでは?濱田:それも入学して1~2日くらいです。一回見たら十分みたいで。――お洒落には興味はないの?濱田:(頭をひねって)うーん…どうすればいいのかわからないんですよ。お仕事でいい感じにしていただくんで、普段はまあいいかってなっちゃいます(笑)。もう、引きこもりみたいな風貌ですよ。――とはいえ、年齢的にもかっこいいって言われると、うれしい年頃ですよね?濱田:正直言うと、「かわいい」より「かっこいい」の方がうれしいですが、どういう形であれ、関心を持っていただいてるのはありがたいです。――ただ、注目されると、それはそれで普段大変だったり、面倒なこともありますよね。濱田:たまに家族でショッピングモールに行くんですけれど、気付かれて「あれ、濱田龍臣じゃない?」ってなることがあるんです。でも、「そんなはずないよ。こんなところにいるはずないよ」って言われたりして…。じゃあどこにいればいいんだ、って(笑)。◇はまだ・たつおみ2000年8月27日生まれ、千葉県出身。NHK大河ドラマ『龍馬伝』で注目を浴びる。おもな出演作品にドラマ・映画『怪物くん』、映画『HOME 愛しの座敷わらし』『きいろいゾウ』などがある。11月26日には出演映画『疾風ロンド』の公開も控えている。ブルゾン¥16,800Tシャツ¥5,500パンツ¥11,000(以上スーパーサンクス/バンプロTEL:03・6455・4131)リング¥10,000ブレスレット(4本セット)¥12,000(共にアティース/チャコールグリーン トーキョーTEL:03・5410・8186)シューズはスタイリスト私物◇濱田さんが出演する映画『ハイヒール革命!』は、9月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほかにて順次全国公開。現在、タレントとして活躍する真境名ナツキさんが、自身の性への違和感をいかに乗り越え、自分らしい生き方を手に入れたかを、本人や周囲へのインタビューと再現ドラマによって描き出す。※『anan』2016年9月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・赤間 幸ヘア&メイク・山本美紀インタビュー、文・望月リサ
2016年09月07日世界で活躍するDJ/プロデューサー・石野卓球さんがアルバム『LUNATIQUE』を発売。そこで作品の話を伺ったのですが…。「音楽ページで音楽の話をする“つまんねーやつ”と思われたくないので、セックス特集号ですし、アルバムのテーマが“官能”なのでエロい話でも。僕は性欲が強くニッチな性癖があり、しかも、気になることを突き詰める性質です。そして、2年前から生活の中心のひとつにセックスを置きました。すると、不特定多数じゃ物足りなくなったんですよ。初対面のスタジオミュージシャンとジャムれないのと同じ。キース・リチャーズとミック・ジャガーみたいな、瀧と卓球でもいいですけど(笑)、とにかく波長の合うセックスをしたいと」衝撃の性生活トーク…!でも、そんな性生活の変化が、テーマの“官能”につながったのでしょうか。「収録曲の元になっているのはぜんぶ6~7年前の曲で、アルバム制作のために作ったけど、結局使わないままになっていたもの。それを今年の頭に聴いてみたら、寝かした甲斐があり、今の気分と合ったんですよ。100曲以上のなかから、DJがセットを決めるように10曲を選びました。そのテーマが“官能”です。先ほども話したように、僕は今、セックスのことばかり考えて過ごすという夢のような場所=“エロトピア”に本籍地を移したエロトピアン。もともとエロに興味があったけど、あらためて、生きる原動力となる性欲をもとにした曲だけのアルバムを作ろうと思ったんです。『LUNATIQUE』は、英語では“狂気”、仏語だと“気まぐれ”という意味。その違いがいいと思ったのと、どの曲も架空の女性をイメージして作っていて、その象徴が月(Luna)なので。みなさんもぜひ、セックスするときに流してください」パートナーと楽しんでほしいと。「というか、セックスレスカップルはダメですよ。そうなるってことは、パートナー選びの時点で失敗してる。…って俺、何様なんですかね(笑)」◇いしの・たっきゅう1989年に電気グルーヴを結成。1995年にソロアルバム『DOVE LOVES DUB』を発売し、DJ 活動を本格的にスタート。プロデューサー、リミキサーとしても活躍。◇『LUNATIQUE』¥2,500全10曲入り、約70分収録。アートワークは盟友である美術家・宇川直宏。ジャケットは1978年発行の成人向け雑誌『漫画エロトピア』の表紙に“ハードコアレタッチ”を施して再構築。(Ki/oon Music)※『anan』2016年8月17・24日号より。写真・小笠原真紀文・重信 綾
2016年08月19日一昨年のセックス特集で、女性モデルとの美しくも濃厚なヌードを披露してくれた松坂桃李さん。「あれがなかったら、こういうオファーは来なかったと思います(笑)」と話すのは舞台『娼年』のこと。石田衣良さんの小説が原作で、ボーイズクラブで働く主人公・領が松坂さんの役。「これまで触れてこなかったテイストの作品だけに、興味を惹かれたんです。ある程度先が読めるものじゃ、いつまでたっても自分の壁は越えられないと思うので。どうなるのか想像もつかないものに挑戦することで、また違った見え方が生まれるのを期待しているんですよ」それにしても、よくぞ決心したと思う。領は、娼夫としてさまざまな女性たちの相手を務めていく。体を介して彼女たちの欲望とともに心までも解放してゆく過程は、原作ではかなり赤裸々に描かれている。「観る方によっては最初はかなり衝撃を受けるかもしれません。ただ、石田さんの書くセリフや描写はキレイでイヤらしさを感じさせないんですね。脚本も、そういう原作の世界観そのままという印象で。性的なシーンは何度もありますが、演出の三浦大輔さんがおっしゃっていたのは、性描写に対して感覚が麻痺した先に何を見せられるかということ。この作品の登場人物は皆、愛情に溢れた人ばかりなんですよ。それぞれが自分のなかに弱さやコンプレックスを抱えているんだけれど、体と体で向き合った時に、すごく純粋なところに身を置いて影の感情の部分に明かりを照らすことができて、心を解(ほど)いていく。そういう瞬間を描こうとしているのかなと思います。ただ、その過程が重要なぶん、舞台の上でどこまでやるのか、どう見せるのか気にはなりますけど(笑)」言葉は、時に自分を飾り嘘もつく。しかし体は、人間の本能に直結しているぶんだけ正直だ。「言葉で表現できずに伝わらないことも、接することで感覚的にわかるということってあるんです。一昨年のアンアンの撮影は相手のモデルさんが外国の方でしたけど、言葉が通じないぶん、すごくお互いの感覚的な部分を大事にしていた気がします。そのうち、ふっと言葉じゃない何かが湧き上がって噛み合う瞬間というのが何度もありましたから」穏やかな口調で淡々と話してはいるが、「自分でも、本当にやるんだって思ってますよ」と本音もチラリ。「一人じゃ壁は登らないですけど、周りの人の手を借りながらだったら乗り越えられる気がするんですよ」◇まつざか・とおり1988年生まれ、神奈川県出身。8月に『秘密 THE TOP SECRET』、9月に『真田十勇士』、10月に『湯を沸かすほどの熱い愛』と、出演映画公開が相次ぐ。◇生きる目的を見いだせずにいた領(松坂桃李)はボーイズクラブのオーナー・静香(高岡早紀)と出会い、娼夫として働き始める。次第に仕事にやり甲斐を見つけていくが…。8月26日(金)~9月4日(日)池袋・東京芸術劇場プレイハウス原作/石田衣良脚本・演出/三浦大輔出演/松坂桃李、高岡早紀、佐津川愛美、村岡希美、安藤聖、樋井明日香、良田麻美、遠藤留奈、猪塚健太、米村亮太朗、古澤裕介、須藤理彩、江波杏子全席指定9800円(税込み)ホリプロチケットセンターTEL:03・3490・4949www.shonen.jp/大阪、久留米公演あり。◇シャツ¥20,000(トローヴTEL:03・3476・0787)Tシャツ¥7,500(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿TEL:03・3470・6760)パンツ¥18,000(イルク・アダム エ ロペ/ジュンカスタマーセンターTEL:0120・298・133)※『anan』2016年8月17・24日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・竹井 温(&‘s management)インタビュー、文・望月リサ
2016年08月17日甘く優しい顔立ちをしたジェームス・ジラユさん。実は、タイで俳優&歌手として大ブレイク中の国民的スターで、インスタグラムのフォロワー数は330万人超え!そんな彼が、ついに日本デビュー。「日本は、20 回以上訪れている大好きな国。だからデビューが決まったときは嬉しかったです。せっかく日本の方に聴いてもらうのだから、日本語で歌いたいと思っているんですけど難しくて、まだ自信がない。去年2か月ほど東京に滞在して、言葉や文化を学んだばかりなんです」デビュー曲「Loving you Too much」は、聴くだけで気持ちがワクワクしてくる曲。「歌詞も音楽もかわいいポップソングなので、楽しんで聴いてもらえると思います。いつか、ソウルやミュージカル系の曲も歌ってみたいですね。憧れは福山雅治さん。俳優としてもアーティストとしてもカッコいい。僕も自分で作詞作曲をするので、本当に尊敬しています」ジラユさんの曲に出てくる男性は、みんな一途。「僕も曲どおり爽やかで一途ですよ(照れ笑い)。日本の女性は、みんなオシャレでカワイイ。そんな素敵な人たちに、僕の曲を気に入ってもらえたら嬉しいです!」以下では、ジラユさんに一問一答をぶつけてみました!Q:好きな日本料理は?A:しゃぶしゃぶ、鮨、焼き肉、大好きです!Q:好きなタイ料理は?A:グリーンカレー!Q:好きな女性のタイプは?A:…会ってみないとわからない(照れ笑い)。Q:趣味は?A:カメラです。インスタにアップしてるので見てください!Q:日本のファンに何て呼んでほしい?A:ジラユで!タイ語で長生きという意味なんです。Q:ご自身のチャームポイントは?A:目と笑顔!◇ジェームス・ジラユ1993年生まれ。ドラマ『Suparburoot Jutathep』で俳優としてブレイク。近年は「東京ガールズコレクション」にモデルとして登場するなど日本でも活躍。◇Debut single『Loving you Too much』¥1,200同名のリード曲は日本語詞をつんく♂さんが担当。本人主演のタイドラマ『君だけILove You』(BS-TBS)エンディング曲の日本語版セルフ・カバー「君だけI Love You 」を同時収録。(UNIVERSAL MUSIC)※『anan』2016年8月17・24日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・重信 綾Tシャツ¥9,800(ディーゼル/ディーゼルジャパンTEL:0120・55・1978)ジャケットはスタイリスト私物
2016年08月13日女性の勝負下着に関して、男性はどんな意見を持っているのでしょうか?一般男性100人に「女性の下着、どんなものに興奮しますか?」と聞いたところ、こんな結果になりました。「興味ない」34%、「スケスケなセクシー系下着」29%、「真っ白の下着」15%、「かわいいレース系の下着」13%、「黒い下着」7%、「その他」2%。“勝負下着”を用意している女性はがっかりするかもしれませんが、“見てない”人がいちばん多い結果に。続いて票を集めたのはセクシー系。綾部祐二(ピース)さんと井上裕介(NON STYLE)さんのお2人に下着について本音で語っていただきました。■勝負下着、チェックしてますか。綾部:俺はすっごい見る。井上:僕は見てないわ。興味ない。綾部:ウソでしょ?“かわいい、かわいくない”“エロい、エロくない”とか、めっちゃ見てるよ。井上:なんでもいいわ。上下別でも何とも思わないし、飾り付けみたいなものですから。綾部:衝撃なんだけど!え、女の子が下着だけの姿でいる状態とか、興奮しない?だから俺、シャワーを済ませた状態でセックスを始めるのが好きじゃないの。服を脱がして、下着姿を堪能して、その先に進みたい。井上:そもそも、暗いところでしかHしないですから。下着は見えてない。綾部:え、セックスするとき真っ暗にするの?なんでよ!井上:暗いほうが好きだから。月明かりとか間接照明くらいの明るさしか必要ないんで。綾部先輩は違いますよね。綾部:俺はもう、煌々とした灯りのなかで恥ずかしがっている顔も全部見たいタイプだから。それで、相手に“ほら、さっきまで恥ずかしがってたのに、こんなに…”とか言うのが好き。井上:僕にはわかりませんけど。綾部:おい!じゃなくて、下着の話ね。多分、ファッションが好きかどうかが大きく関係してると思いますよ。僕は服好きだからな。でもね、自分の下着はダサいの。僕が昔からずっとやり続けているネタがありまして。“こんなにカッコつけてオシャレしてるのに脱いだら下着はダサい”という。だからお父さんのトランクスみたいなパンツはいてます。井上:もういいやろ?そんなフリ、誰もしないし(笑)。綾部:いや、自分がその呪縛からどうしても逃れられなくてさ…。H後の下着の扱い方には十分に注意すべし!井上:僕の場合、Hが終わってからの重要アイテムですね、下着は。Hしたあとにダラダラ過ごすじゃないですか。そのときに下着が変だと気になる。綾部:その発想はなかったわ。H後の話でいうと、ずっと裸でいる子はちょっとな…。いかにタイミングよく布団の奥にやった下着をはくかどうか、そういうことが大事。井上:あ、下着に興味がないと言ってましたけど、ヌーブラだけは無理かもしれんな。普段つけてるにはまったく気にならないけど、エロいことすると分かっている日には、避けたほうがいいんじゃないかな。綾部:俺、経験ないんだけど、胸に貼りついてるってこと?それはたしかにダメかもな~。痕とかつきそうだし。井上:ほら、ヌーブラってプニプニしていて気持ちがいいから、ヘタしたら“胸より気持ちいい”って、そっちばかり触ってしまいそうやん?それは女の子に悪いから…。綾部:そんなわけねーだろ(笑)。◇あやべ・ゆうじ「ピース」のツッコミ。カメラマンデビューを果たしたグラビア写真集『神室舞衣ファースト写真集photo by 綾部祐二 BED GAME』(集英社)が発売中。◇いのうえ・ゆうすけ「NON STYLE」のツッコミ。“ブサイクなのにポジティブ”キャラで大ブレイク。『マイナスからの恋愛革命』(ヨシモトブックス)が好評発売中。※『anan』2016年8月17・24日号より。写真・小笠原真紀取材、文・重信 綾撮影協力・EASE
2016年08月10日「撮影は毎日がイベントみたいで、本当に楽しい。今日もこれから深夜のプールで撮影です!」と話すのは、現在放送中のドラマ『時をかける少女』に、時間を自由自在に行き来するタイムリープ能力を持つ女子高生・芳山未羽役で出演している黒島結菜さん。「正直いうと、これまではタイムリープしたいと思ったことがなくて。過去に戻ってやり直したいこともないし、未来を知るのも嫌だし。でも、今は撮影前に戻りたいです。学生時代には決して経験できないような青春を仕事で体験でき、すごくいい時間を過ごしています。幼なじみの翔平(菊池風磨)と吾朗ちゃん(竹内涼真)を演じる2人との距離感も近すぎず離れすぎずでほどよく、バランスがとれているなと感じますね。あと、芳山家のシーンが大好き。お母さん役の安蘭けいさんは、私が懐中電灯で顔の下からライトを当てて“わ~!”ってするとノって、一緒に“わ~!”ってやってくださる(笑)。そんなユルい空気感が、居心地いいです」原作は、何度も繰り返し映像化されている大人気同名小説。「きっと、みんな青春やSFっぽいものに憧れがあるんでしょうね。未来人も、多分いないんだけど、“もしかしたら…”と思うとワクワクするじゃないですか?そういう絶妙なドキドキ感を体験できるのが、愛されている理由なのかなって」ちなみに黒島さんの青春は?「私は未羽とは違ってテンションも高くないし、みんなの中心にいるタイプでもなかった。そんな本当に地味な高校生活だったんですけど、学校の5階に長い廊下があって、そこからは海が見渡せて。沖縄の高校ならではなんですけど。そこに机を引っ張り出して、海を見ながらお昼ごはんを食べるのが好きでしたね。グラウンドにはサッカーしてる男の子がいて、“あ、イケメンがいる!”とか言いながら(笑)」ドラマは今週、最終回を迎えます。「ここまでは王道の青春ものですが、最終話は真剣に見入ってしまうヒューマンドラマになっています。それぞれが青春を終えて成長していく姿が描かれているので、ご自身の青春時代を思い出しながら、楽しんでもらえるとうれしいです」◇くろしま・ゆいな女優。1997年3月15 日生まれ。沖縄県出身。映画『オケ老人!』(今秋公開)やNHK土曜ドラマ『夏目漱石の妻』など、出演予定作品がめじろおし。◇『時をかける少女』ある日、理科実験室でラベンダーの香りをかいだ芳山未羽は、時を自在に越える能力を身につける。それから、不思議な出来事が起こるようになり…。8/6 、21時~最終話放送。※『anan』2016年8月10日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・重信 綾
2016年08月07日約2年5か月ぶり、13枚目14曲入りのフルアルバム『ゅ13‐14』が完成したユニコーン。メンバー全員が作詞作曲し、歌い、さまざまな楽器を演奏する彼らならではの、強烈な個性と遊び心が凝縮された作品だ。今回のインタビュー写真にも使っているリアルフェイス(立体お面。ジャケ写用に製作したそうです…)からも、彼らならではのおふざけモードが大爆発!手島:飲み会にみんなでデモテープを持ち寄るところから制作が始まって。テーマとかも決めませんし。ABEDON:5人分のパートを考えて、メンバーが歌ったり弾いたりする姿を想像しながら作るんです。そうしてメンバーを意識することが、自然とユニコーンらしさになっているのかな、とは思います。奥田:でも、あんまり、きっちりとは決めすぎないようにはしてますけどね。阿部(ABEDON)のデモテープなんて、楽器で演奏しないで全部のパートを口で言ってるし(笑)。ABEDON:今回の曲も全部そう。川西:レコーディングスタジオに入って、みんなでいじっていくうちに面白くなることもありますからね。ABEDON:そうして、自分の想像と違うエッセンスが入ってくるのが、バンドの面白いところ。曲順を決めるのは“曲順キング”こと、奥田民生さん。奥田:直感で、今作は5分くらいで決まったかな(笑)。曲の最初とケツをどんどんつなげていくの。そうして3曲目まで決めたところでボーカルが全員違うことに気づいて、5曲目まで全員違うボーカルにしようと。EBI:こんなこと初めてで、記念すべき作品!でもさ、2曲目の手島さんの「オーレオーレパラダイス」(昭和ナイトクラブ調の曲)は衝撃的。1曲目との落差もすごい。奥田:俺の長年の勘がそうさせた。1曲目でもよかったけど。手島:ダメよ、聴く気が萎えちゃう。“飲んでしまった”感を出すために、カラオケ屋で録音したふうにする曲なんて。衝撃的といえば、「TEPPAN KING」も革新的。ABEDON:“WOWWOW”が“魚王(うおおう)”に聴こえて、誰かが“わしらは鉄板の~♪”って歌い出して、あの歌詞に(笑)。奥田:…アンアン読者の方々はさ、自分のお父さんを“お父さん”としてしか見てないと思うんですけど。本当はこういうくだらないことを考えているんだと知ってほしいですね。このアルバムを聴けば、大人の男が考えていることがわかります。手島:「すばやくなりたい」(1曲目)ってね(笑)。◇右から、手島いさむ、EBI、ABEDON、奥田民生、川西幸一。1987年に『BOOM』でデビュー。活動休止後、2009年から再始動を果たす。ユニコーンツアー2016「第三パラダイス」が9/3~スタート。◇『ゅ 13‐14』【5000セット限定!完全生産限定豪華BOX】¥15,700全14曲入り。【初回生産限定盤】(CD+DVD)¥3,600【通常盤CD】¥3,000【完全生産限定盤】(カセットテープ)¥3,600など5形態で8/10発売。(Ki/oon Music)※『anan』2016年8月10日号より。写真・小笠原真紀文・重信 綾
2016年08月07日好きな彼との距離を縮めたいなら、まずは血液型からアプローチしてみては。フォーチュン・カウンセラーの三田モニカさんに、AB型男子の性格を解説します。AB型男子の意見として、お笑い芸人の山里亮太さんも直撃しました!■AB型男子は…「クールでドライ。非合理的なことを嫌う」コミュニケーション能力が高くて、少々理屈っぽい、合理主義アーティストタイプのAB型。「人当たりがよく、誰とでもうまく付き合えるのでモテるのですが、八方美人といわれることも」自分がいちばん賢いと心のなかで思っているうえ、センスがよいので、上から目線で周りの人や物事を観察する傾向が。「分析力抜群ですが、批判精神も旺盛で、よく嫌みを言います。ただし争いごとは苦手なので、あまり口を挟もうとしません」男女平等主義者で、女性にも常に対等であることを求める、現代的価値観の持ち主。「恋人同士になっても、相手を尊重して、いいパートナーでい続けることができるでしょう」■AB型男子に直撃!お笑い芸人・山里亮太さんAB型の少々厄介な性格を、自分でも熟知している山里さん。「合理主義アーティストタイプって、すごく聞こえがいいですけど、単に心に余裕がなくて時間にケチくさい、勘違い野郎なんですよ!オブラートに包んだこの表現は、僕らの悪いところを助長するだけだと思うんですけどね」効率重視ではあるけれど、あくまでも自分のものさしで効率の良し悪しを測るから、人の意見を受け入れがたいのだと、分析好きのAB型らしい論理を展開する山里さん。そんなAB型をいい気分にさせる手っ取り早い方法は、やはりセンスをほめること。それもちょっと角度の違うほめ方だとなおよし、なのだそう。「見る目が違う人にほめられる俺ってやっぱりセンスがいいなって結局、全部自分に返ってくるんですけどね(笑)」女性に知性を求めるというAB型の特徴にもドンピシャで、山里さんの場合はインテリジェンスな肩書にとにかく弱い。「この人と付き合ったり、結婚したときに、メリットがあるかどうかを常に考えちゃうんです。自分にない目線を持っている人と付き合ったら、もうひとつ武器が増えるっていう考え方ですね」好意的に言い換えれば、自分を成長させてくれる女性、ということなのかもしれないけれど…。「だから『仕事よりもデートを優先して!』などと、僕が大事にしていることを妨げるようなワガママを言う子はちょっと…。優先順位が僕よりも仕事であってほしい。僕のことを最優先するような人は、安っぽく思ってしまうんです。おこがましいですけどね!」AB型男子を落とすのはやはり難しそうだけど、それ自体が見かけ倒しで、しかも思い込みが激しいからこそ騙されやすく、実はとっても簡単らしい。その言葉、信じちゃっていいですか!?◇やまさと・りょうた南海キャンディーズのツッコミ担当。『JUNK山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)、『スッキリ!!』(日本テレビ系)などレギュラー多数。◇三田モニカフォーチュン・カウンセラー。主な著書に、『A型人間の頭の中』シリーズ(青志社)。無料サイト「三田モニカの占いカフェ」運営中。※『anan』2016年8月3日号より。写真・小笠原真紀文・兵藤育子
2016年07月30日好きな男の子を落としたいなら、血液型から攻めてみるのも手。今回はフォーチュン・カウンセラーの三田モニカさんが、O型男子の性格を解説します。O型男子のひとり、ミュージシャンで俳優の浜野謙太さんにも、恋愛観を聞いちゃいました。■O型男子は…「陽気でバイタリティ抜群!」さっぱりとした親分肌で、「オレについてこい!」と威張っていても、どこかかわいげがあって憎めない。そんなところが母性をくすぐる、永遠のガキ大将タイプ。「大雑把な部分がB型と混同されがちなんですが、O型は人情に厚く、人間関係を重視します」家族や仲間を大切にして、すぐに団結したがる、“ファミリー感”大好き人間。「信頼」や「絆」という概念にめっぽう弱く、ケンカをしても尾を引かないのは、心を許しているからこそ。「一方で約束を破られたり、プライドをつぶすようなことを言われると、自分を否定されたような気持ちになり傷ついてしまいます」個性を重視して、自己主張が強いという一面も。■O型男子に直撃!ミュージシャン・俳優・浜野謙太さん「頼られる人でありたいです!」O型らしく、男気たっぷりの浜野さんは、女の子から恋の相談をされると俄然張り切ってしまうところがある。男女問わず、好きな人とベタベタしたがる性格も、まさにO型そのもの!「メンバーの村上啓太とは高校の頃からバンドをやっていたんですけど、俺はこいつと一緒にいれば大丈夫、と思える友だちで、いつもベタベタしてたんです。そしたらある日、『ちょっと距離取らない?』って言われて(笑)。ふてくされてその後は星野(源)くんとベタベタするようになりました」O型といえばロマンティストなのが特徴だが、浜野さんも例外ではなく、デートのコースは念入りに計画。サプライズも大好きだそうで、とっておきのこんなエピソードを披露してくれた。「結婚前、妻の誕生日に部屋から東京タワーの見えるホテルを予約したんです。プレゼントは、彼女が好きだと言っていた『ドラえもん』の『のび太の結婚前夜』というDVDでした。それを一緒に観ながら、0時近くなって『東京タワーを見ようよ』と誘ったんです。そして彼女が感動している隙に金庫から指輪を取り出して、0時を回った瞬間、『結婚しよう!』って言おうと思ったら、節電で東京タワーの電気が消えて真っ暗になっちゃいました(笑)」最後のアクシデントはご愛嬌だが、これだけ一生懸命考えるわけだから、相手の反応が薄いとそれなりに凹んでしまうそう。「ロマンティックな演出が好きなだけに、実は女の子からサプライズされたらイチコロですよ!」O型男子に贈り物をするときも、「思いつかないから、好きなものを教えて!」とストレートに尋ねるのは、むしろ逆効果。彼のことを思っている気持ちをアピールすることが、いちばん喜ばれるプレゼントなのかもしれない。◇はまの・けんた在日ファンクのリーダー。ドラマ『好きな人がいること』(フジテレビ系)出演中。映画『ディアスポリス-DIRTY YELLOW BOYS-』が9月3日公開。◇三田モニカフォーチュン・カウンセラー。主な著書に、『A型人間の頭の中』シリーズ(青志社)。無料サイト「三田モニカの占いカフェ」運営中。※『anan』2016年8月3日号より。写真・小笠原真紀文・兵藤育子
2016年07月30日片思い中の彼ともっと距離を縮めたい!デートはするものの、ここからどうツメていったらいいのかわからない…。そんな悩める女子に向けた、タイプ別の男子攻略法を伝授。今回はB型男子の攻略法を、フォーチュン・カウンセラーの三田モニカさんが解説します。B型男子代表として、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんにも話を聞きました。■B型男子は…「マイペースのお天気屋」自分の力でいろんなことを成し遂げてきたという自負があり、結構強気な中小企業の社長タイプ。しかしながら、型にはめられるのが嫌いで、どこまでも自由を愛するポジティブくん。「好奇心旺盛で興味の対象が広く、凝り性の面もあります。ただし、熱しやすく冷めやすいところも。ざっくばらんで、明るくエネルギッシュな性格は親しみやすく、友だちは多いほうです。また、マイペースの気分屋で、けじめがあまりないので、周囲を困らせてしまうこともあります」お調子者&お天気屋で、周りのことを振り回しながら、実は周囲の反応を気にしている繊細さも。単純なようでいて、なかなかつかみにくいところが魅力といえそう。■B型男子に直撃!ミュージシャン・鬼龍院翔さん「今の事務所に所属が決まったとき、社長にまず血液型を聞かれたんです。僕と喜矢武豊がB型なんですけど、『同じプロジェクトにB型がふたりいると成功しない』って言われまして。今となっては、あの発言をぜひ撤回してほしいと思っています!(笑)」そんなこともあって(?)、血液型はあまり気にしないという鬼龍院さん。しかしながら独創的なバンドのボーカルにはB型が多いらしく、「常識的でなくてもいい」と背中を押されている気持ちになれるのだそう。「自分のやりたいことを表現するっていう意味では、マイペースだと思います。型にはまるのが大っ嫌いなんですよ。明日はどうなるかわからないジェットコースターみたいな毎日のほうが、濃い人生を送れると思っているので」安定嫌いは恋愛にもいえることで、B型らしく「振り回されたい」願望が。「なんか僕、騙されたいんですよね。コントロールのきかない存在のほうが、ドキドキできますし。小悪魔系とか、どこに行ってしまうかわからない、野良猫みたいな人が好きなんです。ひょいと簡単に手に入っちゃうとつまらないし、円満になると、無意識にほかのことを考えだしてしまうような気がします。だから家に好きな人がいる必要がない。できることなら会いたくないときは、彼女の電源を切って、押し入れに入れておきたいくらい」付き合う時間が長くなるほど、マンネリは避けがたいものだが、安定させないための努力も怠らないところは、さすが!「ドラマティックに結ばれると、下り坂が急激になってしまうので、告白は特別すぎないほうがいいし、恋愛にはなるべくピークを作らないようにしています。って僕、B型の特徴にめちゃくちゃ当てはまっているのかも…!?」◇きりゅういん・しょうゴールデンボンバーのボーカル。8月29日、「お台場みんなの夢大陸2016 めざましライブ」に出演予定。全国ツアーを展開中。◇三田モニカフォーチュン・カウンセラー。主な著書に、『A型人間の頭の中』シリーズ(青志社)。無料サイト「三田モニカの占いカフェ」運営中。※『anan』2016年8月3日号より。写真・小笠原真紀文・兵藤育子
2016年07月30日気になる彼にアプローチしたいなら、血液型から攻めてみるのも手かも。今回はA型男子の特徴を、フォーチュン・カウンセラーの三田モニカさんに聞きました。A型男子代表として、プロレスラーの本間朋晃さんのコメントもご紹介します!■A型男子は…「場の空気を読むのがうまく忍耐力抜群」学級委員、あるいは管理職のような真面目タイプで、曲がったことが嫌いな四角四面のA型くん。「人付き合いでは細やかな気づかいができて、場の空気を読むのが上手な人です。察しがよくて、さりげない思いやりもあるでしょう。マメなタイプですし、律義で誠実なので、恋人になっても安心してお付き合いできると思います」(三田さん)ただし、緻密で忍耐力抜群な完璧主義者であるため、本人としては気苦労が絶えず、ストレスを溜めやすい弱点も。「付き合うときはこちらのペースを強要せず、秩序を重んじる彼のスタイルを尊重して、リラックスさせてあげる工夫が必要です」■A型男子に直撃!プロレスラー・本間朋晃さん「ずっとO型だと思って生きてきたんですけど、18歳で上京して初めて献血をしたときにA型と言われたんです。途中で血液型が変わったんだと思うんですけどね」…という笑撃告白から始まった本間さんのインタビュー。途中で変わったかどうかは別として、A型とO型の性格を兼ね備えていると自覚しているそう。計画性がなくて飽きっぽい部分はA型の典型から外れているが、詳しく話を聞いてみると、その飽きっぽさにも、どうやら偏りがあるようで。「同じものをずっと食べていられないんですよ。ひと口ふた口食べると、すぐに飽きてしまって…。結局我慢して食べるんですけどね。だけどプロレスは20年続けていますが、まったく飽きない。キャリアを積むとしんどいと思ったりするらしいのですが、僕は毎日でも試合をやりたいくらい」細やかな気配りができるところにも、A型らしさが表れている。「僕自身は普通に接しているつもりなんですけど、気づかいができるとはよく言われます。日常で気苦労を感じることは…、出かけるときに鍵をかけたかどうか心配になることくらいですかねえ(笑)」意外にも、恋愛ドラマ好き。ただしハラハラドキドキのかけひきは、見るだけで十分なのだそう。「基本的に積極性がないので、ある程度仲よくなって、お互いを知ってから付き合うのが理想です。脈がありそうだと思えたら、グイグイ行きますけど、そこまでは結構よそよそしいかもしれません」思いがけず告白された場合も、いきなり付き合ったりせず、まずはお友だちから始めたいタイプ。そんな折り目正しいA型を落とすのに効果的なのは、やはり…。「相手が満足している姿や感謝の言葉に、グッときます。試合もそうですけど、自分よりも相手、つまりお客さんが喜んでくれれば、それが一番なんですよね」◇ほんま・ともあき新日本プロレス所属。独特のハスキーボイスで、バラエティ番組などでも活躍。新日本プロレス真夏の祭典「G1CLIMAX26」にも出場中!◇三田モニカフォーチュン・カウンセラー。主な著書に、『A型人間の頭の中』シリーズ(青志社)。無料サイト「三田モニカの占いカフェ」運営中。※『anan』2016年8月3日号より。写真・小笠原真紀文・兵藤育子
2016年07月30日次々と新たなショーがオープンし、クローズしていくNYブロードウェイにあって、今年で20年目というロングランを続けているミュージカル『シカゴ』。日本でも何度も上演されている人気演目だけど、一昨年に制作された宝塚歌劇OGによるバージョンは、歴史的にも初の女性キャストのみのプロダクションとして大きな注目を集めた。振付や演出を本場のクリエイティブチームが務め、メインキャストの3役を演じたのは、すべて宝塚歌劇の元トップスターたちだ。このOG版『シカゴ』が、なんと今年、本場NYで公演し、話題を呼んだばかり。日本凱旋公演を前に、ヴェルマ役の和央ようかさんに、作品の見どころを伺いました。殺人を犯しながら、名声を得てのし上がろうとするふたりの悪女、ヴェルマとロキシー。そして彼女らの代理人を引き受け、汚い手段で無罪を勝ち取る悪徳弁護士のビリー。「出てくるのは、皆悪人ですが、ネガティブな人はひとりもいなくて、したたかだけど必死に生きようとする姿が、見ていてスカッとします。私の演じるヴェルマもセクシーな悪女なのに、ロキシーに出し抜かれたりとドジなところも。憎めない登場人物ばかりです」と和央さんはいいます。『シカゴ』といえば、退廃の匂いを感じさせる妖艶なボブ・フォッシー振付のダンスが有名。’75年の初演以来、何度もリニューアルしながらも、このフォッシースタイルはずっと受け継がれてきている。「体の一部分だけを動かすフォッシー流のダンスは、一見簡単そうですが、すごく難しいんです。でも顔はあくまでも何事もないようにクールにオシャレに、が振付のこだわりだそう。宝塚歌劇OGならではの呼吸の合い方、一体感もすごいです」作曲を手掛けたジョン・カンダー&フレッド・エッブは、ブロードウェイを代表するヒットメーカーコンビ。「冒頭にヴェルマが歌う『オール・ザット・ジャズ』は、“何でもあり”の作品の世界観を象徴する曲。素晴らしい名曲ですから、『シカゴ』をご覧になったことがない方でも、耳にしたことがあるはずです。これ以外の曲もどれもが素晴らしく、クールでカッコいいものばかり。音楽を聴いているだけでも楽しめる作品です」また、男役のキャストについては、「宝塚の男役は衣装や補正で男性的なシルエットを作りますが、この作品では衣装も露出が多いため、男性パートはかなり苦労されているはず。それでも、現役当時の感覚を思い出すのではなく、新たに男役に取り組もうとする姿勢は素晴らしい。私を含め、元男役の面々も容赦なくぶつかっていくので、迫力ある対決が見られるはず。物語は結構過激ですが、どこか品があるのは宝塚ならではですよね」とのこと。終演後には日替わり企画も。要注目!◇わお・ようか'88年に宝塚歌劇団に入団し、'00年より6年半、宙組トップスターとして活躍。一昨年、世界的作曲家、フランク・ワイルドホーン氏との結婚を発表したことでも話題に。◇ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇OGバージョン浮気相手を殺害し収監されたロキシーは、悪徳弁護士のビリーの画策で世間の同情を集めることに成功する。ヴェルマは自分から世間の注目を奪ったロキシーを苦々しく思うが…。8月10日(水)~21日(日)有楽町・東京国際フォーラム ホールCS席1万3000円A席9000円B席5000円U‐25(当日引換券、25歳以下対象、要証明書)5000円シカゴ事務局 TEL:0570・08・9940(10:00~18:00)8月25日(木)~31日(水)に大阪・梅田芸術劇場メインホールでも公演あり。※『anan』2016年8月3日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・林 智子インタビュー、文・望月リサ
2016年07月27日デビュー10周年を迎えた絢香さんがその心境と最新作のベストアルバムについて語ってくれました。「好きな歌を10年間歌ってこられて、なんて幸せなんだろうと感謝で胸がいっぱいになりました。とくにデビュー曲『I believe』を歌ったときは、こんな大きな会場でコンサートができていることを、10年前の私が見たらどう思うだろうなと、またその景色に感動してしまいました」とは、絢香さんがデビュー10年目の日に代々木第一体育館で開催されたメモリアルライブのステージに立ったときの気持ち。ファンと共に幸せな10周年を迎え、その集大成ともいえるベストアルバム『THIS IS ME~絢香10th anniversary BEST~』をリリース。それぞれSun盤、Moon盤、Wind盤と名付けた3枚のCDには、大ヒット曲から未発表の新曲まで37曲が収録され、絢香さんの過去と未来を行き来するような素晴らしい作品になった。「Sun盤には昼、太陽の出ている時間に聴きたい曲、Moon盤には夜、ひとりでしっとり聴きたい曲を入れました。選曲も曲順もすごく悩みましたが、結局リリース順に並べたものが、いちばんしっくりきました。改めて聴いてみると、声も曲もアレンジもミックスも変化してゆくのが分かり、私自身10年間の成長を感じることができたので、聴いて下さる方もそういった部分も楽しんでもらえるんじゃないかと思います」タイトル曲になった新曲「THIS IS ME」の“今の私にしか歌えない歌があって”というフレーズは、とくに印象的に響くはず。そう言い切れるに至るまでの、彼女の悩みや葛藤など、今まであまり語らなかった正直な心情が垣間見られるエモーショナルなナンバーなのだ。「10代の私は、強くいなければいけない、という思いばかりが強くて…。この濃い10年間で悩んだり、立ち止まったり、いろんなことを経験して今の私がある、と改めて感じています。強いだけじゃないよ、と正直に出せるようになり、この曲が生まれました」10年間で最も嬉しかったことは、「ライブ会場で私の歌を、みんなと一緒に歌っている場面です。届いていることが実感できるし、いちばん楽しい時間」と言う。9月からはアリーナツアーも始まり、再び感動する場面を重ねていくのだろう。「10周年を迎えた今、ここからの10年をすごく意識しています。もっとみなさんに喜んで、驚いて、感動してもらえる作品を、どんどん作っていきたいって、強く思っています」◇あやか2006年『I believe』でデビュー。『三日月』や『みんな空の下』など数々のヒットを記録。2年間の活動休止を経て2012年に復帰を果たす。9月から絢香自身では最大規模のアリーナツアーを開催予定。バングル×リング¥61,000(Maison Margiela/boutique W TEL:03・5778・3433)その他はスタイリスト私物◇『THIS IS ME~絢香 10th anniversary BEST~』Sun盤、Moon盤、Wind盤と銘打たれた3 枚のCD で構成。表題曲など新曲も2曲収録。【初回生産限定盤3CD+DVD】¥3,500【通常盤3CD】¥3,000(avex)※『anan』2016年7月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・岡本純子ヘア&メイク・竹下あゆみ文・北條尚子
2016年07月24日猫好き有名人のひとり、前田敦子さん。そんな彼女の、ちょっぴりやきもちを焼いてしまうほど相思相愛の様子、覗かせてもらいました。ずっと犬派だった前田敦子さんが猫好きに変わったのは、一匹の猫との出会いがきっかけ。「ひとり暮らしを機に犬を飼おうと思って出かけたペットショップで、ラグドールの子猫にひと目惚れ。実家にはすでに犬が数匹いたのですが、連れ帰ったら母も猫の虜になってしまい、以来、たくさんの猫を迎えてきました」現在、実家に7匹(!)、前田さんの自宅にも3匹の猫がいる。3匹の中でもとくに思い入れがあるのが、今回登場してくれたポッツちゃん。優しい顔立ちと美しい毛並みの、ノーブルなお嬢様だ。「可愛いでしょう?小さい時から美人なんですよ」おっとりした性格だけれど、他の猫に寄りつかないクールな面も。家では前田さんを独占したがる弟格のシャム猫・ロジャーくんに遠慮し、たいていキッチンのカウンターの上でじっとしているそう。「でも、ふたりだけになるとめちゃくちゃ甘えてくるんです。お風呂の前で私をずっと待っていたり、私に寄り添って座って、『なでて』と手をとんとん、と触ってきたり。普段とのギャップがいじらしくて、抱きしめたくなります」彼女のさりげない愛情表現に、日々癒されている前田さん。「犬がきょうだいで、猫はもっと親密な、恋人みたいな関係かな」◇まえだ・あつこ女優、歌手として活躍。6月に1stアルバム『Selfish』をリリース。愛猫たちとの写真集(弊社刊)も予定している。ポッツアメリカンショートヘア、メス、3歳。胸の部分はアメショー特有のタビー柄がなく、真っ白。「珍しいし、すごくキレイ。そこもチャームポイントなんです」(前田さん)※『anan』2016年7月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・清水けい子(SIGNO)ヘア&メイク・高橋里帆(Three Peace)取材、文・新田草子
2016年07月23日スマホアプリ「comico」の人気コミックを実写化したドラマ『こえ恋』。主人公に大抜擢されたのは、連続ドラマ初主演の永野芽郁さん。初主演映画についてその胸中や撮影の裏側をお話ししていただきました。「今もまだ自分が主演という実感がないんです。でもやっぱり出番が多いので、その点では、今までご一緒した主演の方々の苦労が初めてわかったような気がします(笑)」永野さんが演じる吉岡ゆいこは、紙袋をかぶった謎のクラス委員長・松原くんの“声”に恋する役どころ。「松原くんは紙袋をかぶっているので、表情がわからないんです。自分が何を言っても返ってくるのは言葉だけなので、最初は戸惑いました。松原くん自身も表情が見えないぶん、心の動きを声や体だけで表現しなきゃいけないので、そういう部分はこのドラマならではの大変さであり、見どころでもある気がします」そんな松原くんの声を担当しているのは、大人気声優の櫻井孝宏さん。「初めて櫻井さんの声を聞いたときは、“キャー”って叫びました。本当に鳥肌が立つくらいかっこよくて、女性陣みんなで大盛り上がり(笑)。こんなイケメンボイスで電話がきたら、そりゃ恋するわ!って、ゆいこにとても共感してます」永野さんは、声に恋した経験は?「ないです、ないです。声で人を好きになった経験はないですけど、この人の声、かっこいいって思うことはあります。私は、男の人の落ち着いた低音ボイスが好きですね」本作をはじめ、映画『俺物語!!』のヒロインやカルピスウォーターのCMなど、今まさにスター街道を驀進中の永野さん。その心境は?「とくに変わったことはないんです。でも、学校で友達に“電車の中でポスター見たよ”って言ってもらえたり、街で声をかけてもらえる回数は増えたかもしれません」◇ながの・めい1999年生まれ。2009年デビュー。映画『俺物語!!』やカルピスウォーターのCMなどで注目され、9月9日公開の映画『キング・オブ・エジプト』で日本語吹き替えに挑戦。◇高校入学初日から1週間、風邪で欠席していた吉岡ゆいこのもとに、クラス委員長・松原くんから電話が。その声に恋するも、登校すると、彼はなぜか頭に紙袋をかぶっていた。『こえ恋』毎週金曜24:52~、テレビ東京ほかで放送中。(C)どーるる/comico/「こえ恋」製作委員会※『anan』2016年7月27日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・菅野綾子
2016年07月22日舞台や映画を観たとき、「この作品のテーマって?」とか「この作家のメッセージって?」と考える。そういう“知の好奇心”を刺激されるのもエンタメの面白さだけれど、成海璃子さんと賀来賢人さんが出演する舞台『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』は、まんまサブタイトルの通り。小難しい解釈も深淵な主題もなし。劇作家で演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチさんと俳優の古田新太さんが仕掛ける、潔いほどくだらなくて、バカバカしさ満載のナンセンス企画。そこに参加するおふたりの心境とは。賀来:ナンセンスな笑い自体、僕らの世代には馴染みがないから、おふたりが前回やられた『奥様お尻をどうぞ』を観たときは衝撃でした。成海:15歳の頃にKERAさん監督の映画『罪とか罰とか』に出演してから、いつかまた一緒に、とは話していたんですよね。ただ、喜劇でももっと大人っぽいシニカルな作品もKERAさんはやられているなかで、まさか自分がこっち側に呼ばれるとは思いませんでした。賀来:読んでて面白いけれど、当たり前のように笑いが続いてくると、だんだん頭がおかしくなってくるんです。真面目にやると面白くないし、かといって狙っちゃっても面白くない。繊細な塩梅っていうのがあるんでしょうけど、難しくて。古田さんをはじめ共演の方々は、ちゃんと楽しみ方をわかっているというか…そこの感覚が本当にすごいんですよね。成海:本当に皆さん面白くて、自分の出番以外では、ずっと笑ってます。賀来くんも役柄からして面白いですよね。本読みの段階でセリフを聞きながらテンションが上がりましたから。私は逆に、あまりに自分が何もできてないんで毎日落ち込んでます。賀来:そうなの?そんなふうには見えなかった。KERAさんからのトンでもない要求にも普通に応えているし、おかしなセリフも淡々と言ってて、そこが面白かったけど。成海:そもそも舞台自体が2作目なうえに、これまで言われたことがないような演出ばっかりなんで…。賀来:でも、バカバカしい笑いを、じつはすごくシステマティックに構築しているよね。ワンシーンごとに、KERAさんがすごく丁寧に演出をつけてくださるからありがたくて。成海:いまはただただ、言われるがままやってる感じですけどね。賀来でも、くだらないことを、ベテランの俳優の皆さんが本当に真剣に覚悟を持ってやってるじゃない?そこはすごくかっこいいよね。成海:うん。この状況を私も早く楽しめるところまでいきたいです。◇なるみ・りこ1992年生まれ。'05年にドラマ『瑠璃の島』に主演し注目される。近作に映画『無伴奏』。出演映画『古都』は冬公開予定。舞台は'13年『鉈切り丸』以来2作目。◇かく・けんと1989年生まれ。近作にドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』、舞台・劇団☆新感線『五右衛門vs轟天』。現在、出演映画『森山中教習所』が公開中。◇ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~7月24日(日)~8月21日(日)下北沢 本多劇場作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演/古田新太、成海璃子、賀来賢人、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコ、山西惇全席指定7400 円(税込み)キューブTEL:03・5485・2252www.cubeinc.co.jp北九州、大阪、新潟公演あり。※『anan』2016年7月27日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・SHUTARO(vitamins/賀来さん)インタビュー、文・望月リサ
2016年07月21日密かに囁かれるビジネスカップル説を一蹴するかのように、カメラが回っていないところでも「ぺこりん、アイホールの色変えた?かわいい♪」などと、終始ラブラブだったぺこさんとりゅうちぇるさん。正真正銘、いま最もホットでイケてるカップルのお二人に、気になることを全部聞いてきました!――とても仲が良さそうですが、喧嘩とかしないんですか?りゅうちぇる(以下、R):仕事のことではしないんですけどぉ、「大好きって言ってぇ~!!」みたいな喧嘩なら全然あります。――それ、喧嘩じゃない(笑)。ぺこ(以下、P):でもそういうことから話が大きくなっていって、どなり合いとかになったりします。――例えば?R:「トイレに流すぞ!!」とか、「ハブに噛まれて死ぬよ!!」とか。あとぺこりん、普段はりゅうちぇるって呼ぶのに、喧嘩になると「りゅうじ」って言うんですよ。だから「うるさいテツコー!!」って。本当、りゅうじとテツコってなかなかやばいですよね。何が今どきカップルだよってね。P:で、そのうちだんだん笑えてくるんですよ、お互い。R:だから喧嘩してもすぐ「今後は気をつけようね♪むぎゅ♪」ってして笑って終わりです。――今お二人は一緒に住んでるんですよね?家事の分担とかはどうしてるんですか?P:とくに分担はしてないんですけど、うまいこと、得意分野が分かれてるんです。私は洗濯とか洋服を片付ける系で、りゅうちぇるはゴミ集めとか…。R:ゴミ集め?って趣味みたいじゃん!やめてよぉ~やだぁ!!P:でもほんまにそうやん(笑)!ペットボトルのラベルはがしとか大好きやん!R:大好きなんて言ってない!!――(笑)。でも本当に、家でもお仕事でも一緒って、なかなかできることじゃないですよね。P:私も今までは同じ人と一日中毎日一緒にいるなんて絶対無理って思ってたんですよ。むしろ一人の時間が大好きだったくらいなのに。りゅうちぇるだけは特別です。R:僕も楽しいこと、幸せなこと、そのすべてを共有したいって思えるのはぺこりんだけです。――お互い一番好きなところは?R:やっぱり、素の自分を見せられるところですかね。お互い末っ子同士で似ているとこも多くて。P:笑いのツボもブラックなツボも全部一緒だから、すごい居やすいんですよね。R:お仕事でストレスがたまらないのもぺこりんが居てくれるからで、イヤなことがあっても、家に帰ればぺこりんが愚痴を聞いて「頑張ろうね」って励ましてくれるんです。お互いの存在があるから頑張れてるところはあるよね。――ご結婚のご予定は?R:絶対したいです。近いうちに。P:私、遅くとも25歳までには子供産みたいんで。男の子ひとりと女の子ひとり、ね!!R:うん♪それでかわいいピンクのおうちに住んで、かわいいダルメシアンを飼って、キラキラした生活をするのが夢です♪◇ぺこ1995年6月30日生まれ、大阪府出身。SNSから人気に火がつき、原宿ガールたちのカリスマに。ファッションアイテム&ショップ『PECO CLUB』もプロデュース。◇りゅうちぇる1995年9月29日生まれ、沖縄県(ちぇるちぇるらんど)出身。ぺこの彼氏として雑誌やテレビに登場。そのユニークなキャラクターがウケ、一躍大ブレイク。◇ぺこ&りゅうちぇるとして、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)などに不定期出演中。ぺこさんの公式ブログはameblo.jp/tetsuko-1995/りゅうちぇるさんの公式ブログはlineblog.me/ryuchell/ぺこ・りゅうちぇるが審査委員長を務めるモデル・タレントオーディションが開催中。詳細はへ。※『anan』2016年7月27日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・菅野綾子
2016年07月20日舞台「レディエント・バーミン」は若い夫婦が観客に語りかけるところから始まる。それはある日、彼らの元に舞い込んできた無償で家を提供するという話。さっそく引っ越したふたりは、家を理想の形へとリフォームしてゆくが、夢の暮らしの裏にはある犠牲を伴っていて―。「このホンに書かれているのは、人間の本質だと思います。どんなに欲望に意志の力で立ち向かおうとしていても、実際に目の前に突きつけられると、すぐに揺らいでしまう。作者のフィリップ・リドリーは、そういう人間の曖昧さをすごく厳しい形で描いているんだけれど、それが上から物を言うわけじゃなく、観客と同時に自分自身に向けても問いかけている。そんな優しさを感じます」リドリー作品への出演は、これが2作目の高橋一生さん。そのどちらも演出は白井晃さんが手がけている。「白井さんは、俳優の本質みたいなものを見ている演出家だと思うんです。心の動きを見逃さず、ここでこんな想いを表現したいんだろうなということを読み取って尊重してくださる。白井さんとは4回目になりますから、僕の体を通じて何を表現したいと思っているかもわかるので、お互いに連携を取りやすいですし、単純に白井さんの作る世界観が好きだっていうのもあります」今作で白井さんから求められているのは、「人間の心の弱さと愚かさと、優しさなんだと思う」と話す。「僕の演じるオリーは、心根はいい人なんだと思うんです。実際に家族をとても思いやっているし。いい人で、家族のため、子供のため、ってなると、悪も肯定されてしまいがちです。でも、だからこそ怖い。その優しいからこその罪を要求されているのかなと思います」その柔和な雰囲気のままに、善人も悪人も、些細なことで善人から悪人へと振れてしまう人も自在に演じる高橋さんは、まさに適役。「普段から自分というものがないんだと思うんです。役を演じるって、人格を探っていくプロファイリングに近いと思うんですが、いろんな人格を追っていくと、自分がどんな人間なのかわからなくなるんです。いまこうしてしゃべっている俺、どの役だっけって(笑)。自我はあるけれど、自分の個性や主張みたいなことに対しては投げちゃってるんです」“この役はこんな人だろう”という自身の見解をできるだけ排除して、台本にあるものだけで表現していく。「なるべく芝居で説明しないように、とは思っています。人が本当のことを言うときってすごく少ないと思うんです。年齢を重ね、経験を経て、むき出しの本心や本質を、オブラートに包んで柔らかく伝えるようになるんだと思っています。セリフも僕にとっては一番ではなく、それ以上に行間を大切にしています。喋っているとき以上に、その人の人間性が出てくると思っているので」◇たかはし・いっせい1980年12月9日、東京都生まれ。数々のドラマ、映画、舞台で活躍。近作にドラマ『民王』『僕のヤバイ妻』が。7月22日からドラマ『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』(テレビ朝日系)がスタート。シャツ¥24,000パンツ¥28,000(共にイッティビッティ/ストライプスデザインTEL:03・5768・2401)◇「レディエント・バーミン」ミス・ディー(キムラ緑子)と名乗る女性から、無償で家が持てると持ちかけられたオリー(高橋一生)とジル(吉高由里子)。若き夫婦の夢の家には残酷な秘密があった―。上演中~7月31日(日)作/フィリップ・リドリー演出/白井晃出演/高橋一生、吉高由里子、キムラ緑子一般7000円(税込み)当日券あり。世田谷パブリックシアターチケットセンターTEL:03・5432・1515(10:00~19:00)8月3日、4日に兵庫公演あり。撮影・二石友希※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・秋山貴紀ヘア&メイク・佐伯憂香インタビュー、文・望月リサ
2016年07月19日美しく重厚なゴシックの世界に、ダークなミステリーとコメディの要素を加えたミュージカル『黒執事』。昨年に引き続き、優秀な執事にして悪魔セバスチャンを演じる古川雄大さん。「もともとミステリーは好きなジャンルではあるんですが、そこにポップだったり笑える描写もあって、最後に心にメッセージ的なものを残してくれる、とても面白い原作でした。とはいえ、セバスチャンは悪魔で、感情を見せない存在。自分が演じるにあたって、どこからキャラクターを構築していくか、自分は役としてどう居たらいいのか、最初はかなり悩みました。でもその試行錯誤も含めて楽しかったですね」台本と原作を何度も読み返したそう。「セバスチャンの立場で読んでいると、いつしか共感する部分が生まれてきて、そこを取っ掛かりに、自然にすっと役が入ってくるんです。だから、仕草を忠実に真似ようとは考えなかったですね。ただ、ファンの目線で読みながら、ぐっとくるポイントだけは、敢えて意識して取り入れましたけど」コミカルな場面もある作品ながら、古川さんの演技はあくまでも冷静で、異界の者としての存在感を感じさせた。「以前にも悪魔を演じたことがあるんですが、こういう役、似合うよねって言われるんです。たぶんそれ、褒められていないと思うんですけど(笑)」秋に上演される新作は、子供の失踪事件をめぐって、真相を突き止めるべくサーカス団に潜入する物語だ。「前作は以前にも上演された作品でしたから、今回、自分で一から作れるのは楽しみです。背景にあるテーマが重い作品ですから、そこの重厚感を僕が担えたらと思っています」◇ふるかわ・ゆうた1987年7月9日生まれ。ミュージカル『テニスの王子様』などを経て、'12年にミュージカル『エリザベート』のルドルフ役に抜擢。高い歌唱力で注目され、『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』『1789』などにも出演。◇ミュージカル『黒執事 ~NOAH’S ARK CIRCUS~』19世紀の英国。ファントムハイヴ家の若き当主・シエルは、女王の命を受け、執事のセバスチャンとともに、裏社会で起きる血生臭い事件の解決に奔走していた。そんななか、立て続けに子供の失踪事件が起き…。11月18日(金)~27日(日)水道橋・TOKYO DOME CITY HALL福岡、兵庫、愛知公演あり原作/枢やな脚本/竜崎だいち、毛利亘宏演出/毛利亘宏出演/古川雄大、内田蓮生、玉城裕規、田野アサミ、三津谷亮、小手伸也、姜暢雄、三浦涼介ほかゴーチ・ブラザーズTEL:03・6809・7125(C)2016 枢やな/ミュージカル黒執事プロジェクト※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2016年07月18日'13年からミュージカル『美少女戦士セーラームーン』でタキシード仮面を演じている大和悠河さん。「宝塚を退団してから男役も卒業したつもりでいました。でも、お話をいただいて、武内直子先生の漫画を見たとき、自分が宝塚で培ってきたものを使えて、女の私だからこそ作り上げられるものがあるんじゃないかと思ったんです」それまでは、若い男性俳優が演じてきた役。しかし、宝塚でトップスターとして男役を極めた大和さんの、こなれたタキシードの着こなしや美しいマント捌きは、まさにそのまま少女漫画の世界が舞台に現れたようだった。「宝塚では、メイクや衣装、髪型や立ち方ひとつにしても、自分のいいところと欠点の全部を把握して、どうしたら美しく見えるかを、誰もが自分で考えて、自分でプロデュースしていかなくちゃいけない。だから男役時代には、自分の体型に合ったカッコいいスーツのラインを必死に研究していました。タキシード仮面を演じるならば、武内先生の描く、あのカッコいいシルエットに近づけたいじゃないですか。そのためには、それこそ1ミリ2ミリの調整が重要で、そこにはこだわらせていただいています。幕が開いてから、お客様がどんどん作品にのめり込んできてくださるのがわかって、それがとても気持ちよかったですね」高い美意識を持ちながら、素顔は気さく。タキシード仮面も、カッコいいのに妙にチャーミングなのだ。「昔から、よく下級生から『悠河さんって、カッコかわいいです』って言われていたんです。自分ではわからないんですけど、それが味であるならば、大切にしていけたらなと思います」◇やまと・ゆうが1995年に宝塚歌劇団入団。早くから注目され、'07年に宙組トップスターに就任。'09年の退団後は舞台を中心に活躍。7月にはブロードウェイミュージカル『CHICAGO』に主演のロキシー役で出演、NYでの公演も決まっている。◇ミュージカル『美少女戦士セーラームーン‐Amour Eternal‐』高校生になった月野うさぎ。ある日、皆既日食が起き、デッド・ムーン・サーカス団を名乗る船が現れる。そんななか、地球を守護する聖地エリュシオンの祭司から、地球存亡の危機を知らされ、立ち上がる。10月15日(土)~23日(日)渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo福岡、大阪公演あり原作/武内直子脚本・演出/平光琢也音楽/佐橋俊彦出演/野本ほたる、大和悠河ほかネルケプランニングTEL:03・3715・5624(祝日を除く月~金曜11:00~18:00)(C)武内直子・PNP/ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会2016※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2016年07月17日いまや世界に誇る日本のカルチャーに成長した、漫画やアニメ、ゲームですが、その舞台化作品もまた、大きな注目を集めています。そのきっかけともなったミュージカル『テニスの王子様』の魅力について、原作モノ舞台に造詣の深い、佐藤ちまきさん、岸野恵加さん、臼井祥子さんが語り合います!***――いまや、漫画やゲームの舞台化作品は、原作ファンも巻き込んでの大きなムーブメントになってます。きっかけになったのは、'03年4月から始まったミュージカル『テニスの王子様』(以下、テニミュ)だと思いますが。臼井:確かにテニミュの盛り上がり方はすごかったです。初めの頃は、原作のファンの方が、期待半分不安半分で観に来ている感じでした。それが回を追うごとに、客席が熱を帯びていって、'05年の氷帝公演の頃に大ブレイクした感じです。岸野:あの氷帝公演には、斎藤工さんや加藤和樹さんも出演していましたね。臼井:いまにして思えば豪華なメンバーですよね。彼らを見つめる観客の熱量にも感動しました。何と言うか、アイドルのライブのような…。岸野:テニミュはもともとアイドル好きのお客さんも多いですし、客層も従来の演劇ファンというよりは、アイドルのファンに近いところがあるかもしれません。佐藤:私が観始めたのは2ndシーズンからですが、ツイッターが浸透してきた頃だったこともあって、あっという間に噂が拡散して熱狂に変わっていく様を肌で感じましたね。――でも、そこまでテニミュがファンに支持されたのはなぜなんでしょう?岸野:やっぱりキャラクターの再現度の高さは大きいと思います。ヘアメイクも、脚本や演出も、舞台に携わっている方々の原作に対するリスペクトの強さを感じますよね。キャストも、ひとりひとりが原作を読み込んで自分の役をすごく研究しているし。臼井:本当に皆さん真面目に取り組んでいらっしゃいますよね。佐藤:キャラクターを通じて俳優さん自身が成長していく姿が見られるのもテニミュの楽しさですよね。青学7代目の部長・手塚を演じた多和田秀弥さんは、すごく努力家で、その全力で向かっていく姿がほかのメンバーを触発していって、結果的にいいチームができあがったんです。物語のなかと、リアルとが重なる瞬間があるんです。――テニミュで初舞台という俳優も少なくないだけに、最初は観ていてハラハラする方もいるんですが、何十公演と場数を踏むうち驚くほど成長して、皆さん立派になるのがすごいです。臼井:キャラクターの成長と同時に、舞台に立っている俳優たちの成長も垣間見える。テニミュの根強い人気の秘密はそこなんだろうと思います。佐藤:「コンサートDream Live」(テニミュのキャラクターのままで行うコンサート)のような場だと、普段はキャラクターとして立っている俳優の、素の部分が一瞬、見えることがあるじゃないですか。クールなキャラを演じている俳優が照れ屋だったり。そのギャップも楽しいです。キャラクターを通じて俳優のファンになって、俳優の魅力を知ってさらにキャラクター愛が深まる。相乗効果はかなり大きいです。◇佐藤ちまきさん漫画家。'07年に『りぼん』でデビュー。現在、観劇サイト「最善席」で、エッセイ漫画を連載。連載をまとめた書籍『観劇女子オペラちゃん』(双葉社)のほか、LINEスタンプも好評発売中。◇岸野恵加さん音楽、映画、お笑いなどのカルチャーを幅広く取り上げるニュースサイト「ナタリー」に所属。「コミックナタリー」と、今年2月にスタートした「ステージナタリー」の編集、執筆に携わる。◇臼井祥子さん演劇&エンタメ系WEBマガジン「omoshii」を運営。雑誌の編集も手がけており、『omoshii mag vol.4』(アンファン)では2.5次元舞台を特集。最新刊のvol.5ミュージカル特集も好評発売中。◇ミュージカル『テニスの王子様』初演は'03年春。初日には目立っていた空席が、口コミでじわじわと集客を伸ばし、千秋楽に立ち見も出た盛況ぶりは、いまや伝説のように語られている。地区大会から全国大会へ、一作ごとに対戦校を変えて上演を続け、主役の青学メンバーは卒業という形で代替わりをするシステムを確立し、常に作品をブラッシュアップ。現在、作品は3rdシーズン、青学は8代目を数えるが、その人気はいまだ衰えず。(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト(C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2016年07月17日自分らしく突き進む女性の“幸せの鍵”とは何か。春香クリスティーンさんが、マルチに大活躍するヨガインストラクターのジュリ・エドワーズさんに、幸せをつかむコツを伺いました。***春香さん(以下、春):今、お住まいはハワイだとか!ジュリさん(以下、ジ):そうです。ハワイに住んで約9年です。春:ハワイに住んだきっかけは?ジ:高校の途中まで日本にいて、カリフォルニアの高校・大学に通い、卒業後に何となくハワイに。ハワイは日本と距離も近く、遠く離れていても親が安心する場所ですし。サーフィンが好きなので、思う存分できる場所、それがハワイでした。そして現地で夫と出会い結婚し、今に至ります。春:職業はなんですか?ジ:ひとつには絞れないのですが、メインはフリーのヨガインストラクターです。あとは、ハワイで『シャカジュース』というコールドプレスジューススタンドを夫と共に経営したり、最近はヨガウェアブランド『ルルレモン』のプレスとしての仕事も。春:ジャンル内容問わず、色々なお仕事をされてますね~。ジ:「今これがやりたい!」と思うことはすぐに行動に移したくなるんですよね(笑)。コールドプレスジューススタンドの経営も、趣味からの派生なので。春:もともとコールドプレスジュースが好きだったんですか?ジ:そうですね。ロサンゼルスなどに旅行に行った時に、ジューススタンド巡りをするのが日課で。ハワイではそういうお店がなかったので、知り合いにそのことを話すと「じゃあやってみる?」とトントン拍子に話が進んで、気が付いたら昨年オープンしていました。春:「Share Your Hearts」というチャリティ活動も行っているとか。ジ:大学時代、インドに5か月短期留学をした時、村に住んで英語を教えるインターンをしました。発展途上国の人たちから学んだことは本当に多く、日本の人たちに伝えるためにインドの写真展を開いたんです。現地の人へは、お返しとして教育の大切さを伝えたいと思い、その象徴である鉛筆の寄付を募って、その村とその村周辺のNGOに持っていきました。春:素晴らしい経験ですね!ヨガウェアブランドのプレスは最近始めたのですか?ジ:今年からですね。日本にそのブランドが上陸するタイミングで1年間アンバサダー兼プレスをやってくれないか、という話がきて。ハワイで私がヨガイベントをやっていた時に偶然、そのブランドの人が来ていて声をかけられたのがきっかけでした。楽しそうだから受けてみようかな、と。で、実は今、1年の期間限定で日本に滞在しています(笑)。春:行動力に脱帽です……。興味があることを形に変えていくのがすごい!失敗したらどうしよう、と思ったりはしないのですか?ジ:どんなことにも、失敗という意識はないんです。間違っていたらすぐに軌道修正すればいい。限りある人生だもの。悩んで行動できない時間がもったいない!春:ポジティブ!私も見習いたいです。ジ:私も気持ちが落ちそうな時はもちろんあるけれど、そんな時は運動!体を動かすことで、自分の中のエネルギーがポジティブに変わる気がするんです。気持ちが沈んだら、多少疲れていても運動するようにしていますね。春:具体的に何をされてますか?ジ:インストラクターをしているヨガはもちろん、サーフィンもランも好き。トライアスロンの大会にも出ています。春:体、動かすこと苦手です(笑)。ジ:運動って、文字通り「運を動かすこと」、ということを昔教えてもらったことがあって。春:運を動かす!まずはヨガから始めてみようかな(笑)◇春香クリスティーンさんスイス・チューリヒ生まれ。24歳。父が日本人・母がスイス人。趣味は国会議員さんの追っかけ、男性アナウンサーウォッチング。◇昨年、念願だったコールドプレスジューススタンドをオープン!◇インドのNGOでインターンをしていた頃。貴重な経験でした。◇ハワイのホテルで100人以上の受講者が集まったヨガレッスン!※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・池田木綿子(Luna Luz/春香さん)ヘア&メイク・田 有伊(春香さん)文・薮内加奈
2016年07月17日ストレスケアやひらめき力の向上を狙って、グーグルなどの世界的な企業も研修に取り入れているマインドフルネス。そのメソッドに精通している、浄土宗光琳寺副住職の井上広法さんと、マインドフルネス・ヨガ講師の山口伊久子さんが実践法を教えてくれました。■マインドフルネスって何のこと?→今この瞬間に心を寄せありのままを観ること。井上:マインドフルネスは、ごく最近に考えられた新しいメソッドだと思われることがよくあるのですが、実は、2500年前に生まれたブッダの教えがベース。山口:ヨガの根本の考えにも多くの点で共通するところがあります。井上:その仏教やヨガが、原点に気づき始めたきっかけでもあるのが、マインドフルネスなんです。山口:学会の定義は、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」。ありのままの今の自分に意識を向けることなんですよね。井上:そう、現代社会は、情報が多くて、いつもあちこちに考えが飛んで、今がおざなりになりがち。けれど、今を重視することができれば、ここぞというときに最大限のパワーを注ぎ込める。世界の企業が目をつけているのも、そこなんです。山口:今この瞬間に起こっていることに意識を向けると、自分のネガティブな感情とも折り合いがつくので、ストレスとの向き合い方も変わってきます。井上:例えば、嫌なことがあっても、ありのままの状況判断ができ、悪い想像が膨らまない。すると、辛さの本当の原因ときちんと向き合える余裕が生まれるんです。山口:嫌なことはなくそうとしても次から次に生まれるものです。そういう自分が存在することを認めてあげることでもあります。井上:さらに、身の回りのことがよく見えて整理がつくようにも。マインドフルネスを始めると、必要なものがはっきり取捨選択できるので、より心地よい生活や環境へ整えたくなる人が多いようです。■どうして幸せに繋がるの?→すべての体験の充実感が増すからです。井上:今に意識を向けることができるようになると、まず、それまで見過ごしていた小さなことにも気づけるようになりますよね。山口:お茶を飲む行為ひとつとっても、動作や感覚を丁寧に観察してみると、体がどう感じ、心がどう受け止めているかに気づき、いたわることができるように。井上:自分と同じように、他者に対しても目を向けるようになって心遣いできるようになり、人間関係が良好になります。山口:マインドフルネスを得ることで、いろんなことに対して思いやりや好奇心が持てるのです。井上:そうすると、いつもやっていることで満足でき、そこに幸せを見出すことができます。既に物質的に満たされている日本人は、もう、物を補うことでは幸せを感じられない。とすれば、時代に見合った幸せの見つけ方のひとつではないかと思います。■どうすればできる?→考え方次第で、日常で実践できます。井上:方法としては、浮かんだ考えをそのまま流して、今に引き戻す、瞑想が定番としてあります。山口:いつもの行動も意識して行えば、マインドフルネスのトレーニングになります。以前、職場で嫌なことがあったときにトイレに行き、ただ歯を磨くということに意識を向けて呼吸とともに行うことをしていたのですが、それだけで自然に冷静になってきました。まさにそういうことです。井上:ほかにも、普段の生活で取り入れられるチャンスはたくさんあります。ひとつの食べ物をじっくり味わってみる、家事を丁寧に行ってみる、通勤時間の姿勢に目を向けてみるなど。山口:言葉で言うと難しく聞こえるかもしれませんが、まずは、実践してみることが肝心です。自分に合った方法を選んで、試してみてください。◇井上広法さん浄土宗光琳寺副住職。テレビ出演のほか、お坊さんのQ&Aサイト「hasunoha」主宰として活動。著書に『心理学を学んだお坊さんの幸せに満たされる練習』(永岡書店)が。◇山口伊久子さんマインドフルネス&ヨーガネットワーク()主宰。マインドフルネス瞑想やヨガの講座を開催。日本マインドフルネス学会理事。※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・小林良子
2016年07月16日