こんにちは、婚活FP山本です。現在の日本全体の平均年収は441万円とされています。これはこれで一つの正しい数字なのですが、社会には男性もいれば女性もいますし、若年者から高齢者もおり、さらに最近では正規・非正規の別もありますから、本当にさまざまです。ぜひさまざまな角度で年収を知り、活かしていきましょう。そこで今回は、さまざまな日本人の年収別の割合分布についてたっぷりとお伝えします。あなたの人生に、お役立てくださいませ。日本全体の分布:男性は400万円台、女性は100万円台が最多まずは早速、日本全体の年収分布についてお伝えします。国税庁の平成30年「民間給与実態統計調査」によると、平成30年の男女別の年収分布は以下のとおりです。日本全体の年収分布では、男性は400万円台、女性は100万円台が最多となっています。そして男性なら年収600万円以下が約7割、女性なら年収300万円以下が約6割、年収400万円以下で約8割を占めているのが実情です。まずは、このような大局観を知っておきましょう。最近の給与所得者は男性でも正規・非正規で全然違うこの調査によると、正規・非正規別の平均給与は以下のようになっています。男性…正規560万円、非正規236万円女性…正規386万円、非正規154万円このように、最近の給与所得者は男性でも正規・非正規で全然違うのが実情です。また先ほどの分布でも、約2割の男性は年収300万円以下でしたが、まさに男性の非正規率は2割程度になっています。「男性なら稼げて当然」ではない時代ですから、十分に注意しましょう。平均年収が高い業種ほど「高額所得者」が多い?次は、高額所得者の割合が高い業種と平均年収の関係についてお伝えします。先ほどの調査によると、もっとも年収が高い階級である「年収800万円超」の業種別の人数割合は以下のとおりです。なお、右端が業種別の平均年収ランキングの順位になります。多少の変動はありますが、おおむね平均年収が高い業種ほど、そのまま高額所得者も多いという結果です。逆に平均年収が低い業種であれば、大きく稼ぐことも難しいといえる結果になります。平均年収が低い業種の方は、別業種への転職を検討すべきかもしれません。統計による国内データで「業界傾向」を把握しよう個別に見れば、お店や会社もさまざまです。最下位の宿泊業や飲食サービス業などでも、大きく稼いでいる人は稼いでいます。とはいえ、稼げる人が少なく、稼ぎにくい業種といえるのが現実です。もし今から業種を選べるのなら、なるべく上位の業種をおすすめします。特に「転職を考えるとき」には、このような統計による国内データで業界傾向を把握しておくことが大切です。平均年収の低い業種間で仕事を変えるよりも、平均年収の高い業種・仕事を求めましょう。【年齢別】30代の年収分布は300万円台が最多!ここからは統計を変えて、年収分布についてお伝えします。民間のdodaによる2018年9月~2019年8月の集計結果によると、30代の年収分布は以下のとおりです。300万円未満:14.9%300~400万円:27.4%400~500万円:25.0%500~600万円:15.6%600~700万円:8.7%700~800万円:4.1%800~900万円:2.1%900~1000万円:0.9%1000万円以上:1.2%年齢別に年収分布を見ると、30代は300万円台が最多となっています。ちなみに30代全体の平均年収は452万円で、男性は487万円、女性は382万円という結果です。30代で年収600万円を超えるような人はほとんどいません。しっかり覚えておきましょう。30代でも会社員の3分の2が年収500万円に届かない先ほどの年収分布をじっくり見てみると、30代でも会社員の3分の2の方が年収500万円にも届いていません。男女混合の集計とはいえ、専業主婦などは入っていませんから、少し残念な結果といえます。ただ働いても報われない時代ということでしょうか……。30代といえば「結婚」というイベントを控え、しかも最近は女性でも年収を求められる時代です。できれば、20代のうちから何らかの対策を取っておきましょう。【年齢別】40代の年収分布は300万円台と400万円台が接戦今度は、40代の年収分布についてお伝えします。先ほどと同じくdodaの集計結果によると、40代の年収分布は以下のとおりです。300万円未満:12.4%300~400万円:20.7%400~500万円:20.9%500~600万円:16.5%600~700万円:11.3%700~800万円:7.1%800~900万円:4.4%900~1000万円:2.4%1000万円以上:4.2%40代で見ると、300万円台と400万円台が接戦している結果になっています。そして全体的に、年収の低い層が減り、年収の高い層が増えている結果です。ちょっとは救われる結果ともいえる一方、40代でも年収の低い層がまだまだ多いといえるかもしれません。給料の低いサラリーマン比率は40代でも大きく変わらない30代では3分の2、67.3%の人が年収500万円未満でしたが、40代では54%に改善されています。しかし逆に見れば、約13%の人しか改善されていません。給料の低いサラリーマン比率は、40代でも大きくは変わっていないという結果です。そういえば、最近では大手でも40代でリストラが横行しています。年収が低い、つまりは出世できなかった人ほどリストラにも遭いやすいです。十分に警戒しておきましょう。[adsense_middle]【貯金額別】年収1000万円世帯でも1割は「貯金がない」ここからは、さらに統計を変えて年収分布についてお伝えします。知るぽると(金融広報中央委員会)の令和元年「家計の金融行動に関する世論調査」によると、既婚世帯の貯金額別の年収分布は以下のとおりです。なお、表の数字はパーセント表記になります。※「無回答」は省略。年収1200万円未満と1200万円以上を合算やはり貯金が少ない世帯ほど年収も低い傾向にあり、年収が高い層ほど貯金額が多い世帯が多いというのが見て取れます。その一方で、年収1000万円程度の層であっても、1割程度の世帯は「貯金がない」という結果です。そもそも人口パーセントが少なくブレやすい最初の国税庁の統計によると、そもそも年収1000万円を超える層は、男性で約8%、女性なら1%程度です。そして対象となる人が少ないほど、個々人のことが色濃く統計結果に反映されます。つまり、年収が高い層ほど人口パーセントが少なく、結果がブレやすいです。とはいえ、多少の前後はあっても「1割程度は貯金がない」という傾向に変わりありません。自分の年収なら、みんなはどの程度の貯金をしているものなのか、しっかり把握しておきましょう。【貯金額別】年収が低いほど貯金額も低い、その一方で……今度は、単身世帯(独身世帯)についてお伝えします。先ほどの調査によると、単身世帯の場合の貯金額別の年収分布は以下のとおりです。なお、同じく表の数字はパーセント表記になります。※「無回答」は省略。年収1200万円未満と1200万円以上を合算既婚世帯以上に、貯金額が少ない世帯ほど年収が低く、貯金額が多い世帯ほど年収が高いという顕著な結果になっています。その一方で、独身でも年収1000万円程度の方の1割程度は貯金がないという結果です。ひとまず、年収とともに貯金額についても気を回しておきましょう。既婚世帯の約2割、独身世帯の約4割は無貯金この調査を貯金額かつ「年代別」に見た場合、すべての年代において既婚世帯なら2割程度、独身世帯なら4割程度の世帯は貯金がないという結果になっています。年収が高くても貯金がない世帯もありますが、ちょっと怖いところかもしれません。それこそ新型コロナで職を失った声も多かったですが、いつ誰が職を、収入を失っても不思議はないといえます。もし貯金できない理由を探しているのであれば、それより「貯金する方法」を考えましょう。「年収が低い、待遇が悪い」なら転職すべきか?ここからは、自分の年収を考える際のポイントについてお伝えします。まずは転職についてです。一般的に「年収が低い、待遇が悪い」と感じている人ほど、転職を考えます。しかし多くの場合、その転職先は「同程度の規模の同業他社」です。今までの経験を活かせるうえに転職できる可能性が一番高いのは確かといえます。しかしそのような転職は、仮に転職できても待遇もほぼ変わらず、むしろ下がることも多いです。どうせ転職するなら、より規模の大きい会社か、そうでなれば別業種をおすすめします。転職する目的が「人間関係」ということも多いですが、それも含めて同程度の同業他社なら変わりません。隣の畑が青く見えるのは錯覚ですから、冷静に転職すべきかどうか考えましょう。ただ真面目に働くだけでは足りないのが今の日本令和元年には「老後資金2000万円問題」が起こりました。しかし先ほどの貯金額別の調査を見ると、2000万円を超える貯金ができているのは本当に「一部の人」です。もちろん、みんなができていないから貯金できなくても大丈夫ではありません。2000万円では足りないことも多いです。もはや、ただ真面目に働くだけでは足りないのが今の日本といえます。なんとも厳しい時代ですが、「平均程度の年収があるから大丈夫」ではありませんから、ぜひ何らかの対策を取っていきましょう。[adsense_middle]よい勤め先がないときこそ「起業」を視野に入れよう最後に、自分の年収に悩むときの対処法についてお伝えします。一般的には、年収を上げる方法といえば出世以外では「転職・副業・投資・起業」です。どれを選ぶかは当人次第ですし、理想的には全部をおすすめしますが、ここは特に「起業」をおすすめします。というのも、自分の年収で悩むときというのは往々にして転職が難しく、また副業程度では足りないことが多いです。十分な貯金がないことも多いので、それなら残るのは起業しかありません。そして起業なら何歳でもできますし、仕事によっては大きなお金も不要です。むしろ、大きなお金が要らない職種での起業を目指せば問題ありません。起業は最初にリスクを感じるものですが、よい勤め先が見つからないときこそ起業を視野に入れましょう。「会社員のリスク」にも備えておくのがおすすめ会社員の最大のリスクといえば「定年」です。その手前でのリストラの可能性もありますし、人間関係に悩むどころかセクハラ・パワハラなどで困ることも多いといえます。年齢や実力によっては転職できないこともありますが、このような「会社員のリスク」への備えは大丈夫ですか?いざとなれば起業できるほどの実力や経験を身につけておくことは、そのまま会社員のリスクへの備えにもなります。実際に起業するかは別にして、ひとまず数年後の起業を想定して準備に励んでおきましょう。最近の日本は年収が低い人の割合が大きい!最近の日本は、年収が低い人の割合が大きいです。同時に貯金額が少ない人の割合も大きくなってきています。その一方で年収が高く貯金額も多い人も増えてきており、格差が拡大中です。老後資金を考えれば平均程度では足りませんから、それを上回る年収・貯金額を目指しましょう。
2020年08月04日エイジングケアブランド「ブライトエイジ」売上本数500万本を達成提供:第一三共ヘルスケア株式会社ブライトエイジは、第一三共ヘルスケアの研究成果を集結したエイジングケアブランド。肌悩みそのものではなく、症状の根本原因と真正面から向き合う、医薬品ならではの視点により、簡単2ステップ(導入化粧水・乳液状美容液)の基本ケアのみで、乾燥・毛穴・シミ・シワ・たるみなどの年齢肌悩みに複合的にアプローチすることを可能にした画期的な商品を発売し、忙しい大人女性から絶大なる支持を得ています。そして、その人気を証明するように、なんと発売3年でシリーズ売上本数500万本という快挙を達成。これを祝したPRイベントが開催されました。「500万本突破記念 ブライトエイジPR発表会」開催ブライトエイジアンバサダー2年目・本上まなみさん登場提供:第一三共ヘルスケア株式会社本イベントには、ブライトエイジアンバサダー2年目を迎える本上まなみさんが鮮やかな赤のワンピース姿で登場。「改めて500万本と聞くと圧倒されてしまいます。私のように、自分の肌が気持ち良いと思い信頼し、リピートしていらっしゃる方がたくさんいるんだなと思います」と、その快挙についてコメント。アンバサダー2年目を迎えることについては、「本当に嬉しかったです。昨年このお話を伺い、(ブライトエイジの)化粧品ができるまでやこだわりを学び、商品にかける思いを伺って、さらに使って『自分に合うな』と思っていた商品だから、2年目を迎えることを嬉しいと思うと同時に『まだ2年目なんだな』という驚きもあります。それくらいこの1年ですでに生活の一部になりました」と喜びを露わに。500万本突破の理由「信頼度の高さ」とは提供:第一三共ヘルスケア株式会社では、ブライトエイジがこんなにも多くの方から信頼される理由はどこにあるのでしょうか。それは、「製薬会社ならではの安心感と効果への期待なのではないか」と、第一三共ヘルスケア株式会社 マーケティング部 BM第二グループ グループ長の遠藤貴子さんは分析します。製薬会社として様々な試験を行い厳しい基準を設けることにより、品質の管理を徹底していることが安心感へ。そして、必ず作った製品の効果を試験して確認しながら作り、根本的な対処まで考えてものを作る努力が効果へと繋がり、このような評価を得ているのではないでしょうか。また、導入美容液と化粧水の効果を持った「リフトホワイト ローション」、化粧水と乳液の効果を持った「リフトホワイト パーフェクション」のわずか2品で4品分のケアが叶う手軽さも、忙しい現代女性が無理なく継続できる理由だと考えられます。上記の理由から、本上さんのように、ブライトエイジが生活の一部となり、迷うことなく毎日使い続けている人の存在が、「500万本」という数字へ現れたのでしょう。ブライトエイジの効果を体現!本上まなみさんの驚きの肌年齢提供:第一三共ヘルスケア株式会社イベント後半には、ブライトエイジの商品を日頃から愛用している本上さんの肌年齢を会場で発表するという演出も。「毎日の肌の波を感じるように手で『リフトホワイト ローション』を顔全体へ塗布し、それがなじんだら同じく手で『リフトホワイト パーフェクション』を塗布。その後乾燥が気になる目元などの部分のみに『リフトホワイト パーフェクション』を再び重ねています。1日3分~5分×2で終わる簡単なケアです」と話す今年45歳を迎える本上さんですが、そんな彼女の肌年齢はなんと…、提供:第一三共ヘルスケア株式会社34歳!!!!実年齢よりも11歳若い数字には、自身も「嬉しい」と大喜びの様子。「普段は川で魚を取ったり木に登ったりと、他の人よりも紫外線を浴びるアクティブな生活を送っているため、不安だったのですが、ブライトエイジのおかげです」と、アンバサダーとして最高の数字を示せたことに安堵を見せる姿も。遠藤さんも、「ブライトエイジ担当として嬉しい。一朝一夕ではでなく、本当に素晴らしい肌」と、この結果はもちろんのこと本上さんのお肌を見て、大絶賛をしていらっしゃいました。意識することなく普通に使うだけで、年齢を重ねることが楽しくなるスキンケアを目指して提供:第一三共ヘルスケア株式会社ブライトエイジの目標は、「意識することなく普通に使うだけで年齢を重ねる不安が消える」そんな日々を過ごせること。本上さんも、自分の肌年齢の結果を見て、「改めて、信頼がおけるものが身近にあることの安心感を覚えました。年齢を重ねると様々な肌悩みが出てくるけれど、これを使い始めたことで、悩みが1つクリアになって、慌ただしい日常を毎日笑顔で過ごせるようになりました。まさに、お守りのようなスキンケアです」と、改めてブライトエイジの存在の頼もしさに言及。2ステップでハリ・美白・高保湿を叶える全方位エイジングケアブランドならば、時間をかけることなく年齢悩みを忘れさせてくれ、本上さんのようなお肌を目指せるかもしれません。発売わすが3年で500万本を売り上げる、その数字こそがリピーターの多さと確かな効果を証明しています。『ブライトエイジ』商品一覧クリア ミルククレンジング(医薬部外品)120mL/通常価格3,000円クリア クリーミーウォッシュ(医薬部外品)100g/通常価格3,000円リフトホワイト ローション(医薬部外品)120mL/通常価格5,000円リフトホワイト ローション ライト(医薬部外品)120mL/通常価格5,000円リフトホワイト パーフェクション(医薬部外品)40g/通常価格8,000円オーバーナイト ヴェールクリーム30g/通常価格6,000円リフトホワイト UVベース CC(医薬部外品)25g/通常価格4,500円クリーミープレミアム マスク(医薬部外品)27mL×4枚入り/通常価格4,000円肌磨きコットン45枚入り/通常価格450円オールビューティイン(清涼飲料水)10本入り・1本50mL/4,000円※すべて税抜き表記です。
2020年07月14日こんにちは、婚活FP山本です。20代のうちは誰もが似たり寄ったりですが、30代になるとバラつきが出てくるのが年収といえます。そして「年収が低い」と感じている人ほど、周囲や他人の年収が気になるあまり、平均年収や中央値などが気になるのが実情です。このような情報は「転職の目安」にもなりますから、ぜひ知っておきましょう。今回は、さまざまな角度で30代の年収中央値についてお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。日本の統計では基本的に「平均」が使われているまずは、そもそもの「中央値」の基本についてお伝えします。中央値とは、ある対象を順番に並べて「中央の人がどうなのか」を示す数字です。ちなみに似た数字に「平均」というものがありますが、こちらはすべての数字を足して人数で割った数字になります。学校のテストなら100点などの上限がありますが、貯金額や年収などは高い人はどこまでも高いため、平均では数字が大きくなりやすくなる点がネックです。大きく見せたい場合は有効でしょうが、実態を把握するには不向きなため、中央値が重要視されています。ただし、日本の統計では基本的に「平均」が使われているため、多くの中央値は「予想・推計」でしかありません。このような中央値の意味を理解しつつ、以後の数字を活用していきましょう。「中央値」のほうが体感的に正しい?たとえば、「1・10・20・30・40・50・1000」という数字の場合、平均なら164で中央値なら30になります。あなたから見て、どちらのほうが実態に近いと感じますか?一概にはいえませんが、一般的には中央値のほうが体感的に正しいと感じることが多いです。また、このように経済的な数字の場合、一般的に中央値は平均よりも数字が小さくなる傾向にあります。このため何らかの平均数字を見るときには、「実態となる中央値はもう少し低いはず」と捉えておきましょう。30代の平均年収は男性499万円、女性315万円次に、30代の「平均年収」を男女別にお伝えします。すでにお伝えしたとおり、年収については明確な中央値の統計がないためです。そのうえで、国税庁の平成30年「民間給与実態統計調査」によると、以下のような結果になっています。30代前半男性:470万円30代後半男性:528万円30代全体男性:499万円30代前半女性:315万円30代後半女性:314万円30代全体女性:315万円先ほどのとおり、実態となる中央値は少し低い可能性が高いです。また、この統計には非正規の方も含まれていますから、より実態とは違ってくる可能性が高いといえます。しかしそれでも、これ以上に正しい数字は日本にありませんから、これはこれでしっかり知っておきましょう。男性も女性も正社員と非正規では収入が倍以上も違う同調査によると、正社員と非正規の平均給与は以下のようになっています。男性も女性も、正社員と非正規では収入が倍以上も違うのが現実です。また、特に女性は非正規のほうが多いので、平均で見ると大きく実態とは違ってくる傾向にあります。このような数字の裏側・内訳なども気にしつつ、少しでも正しい情報の収集に努めましょう。30代の年収中央値は男性462万円、女性360万円?ここからは参考までに、統計を変えて30代の年収中央値についてお伝えします。国の統計ではないのですが、民間のdodaが自社のサービス利用者10万人の正社員を対象にした2012年の集計結果によると、以下のとおりです。なお、少し情報が古いですが、ここ10年の平均年収はほぼ変わっていないため、この視点で参考に見ておきましょう。この中央値の平均を取れば、30代の年収中央値は男性462万円、女性360万円となります。先ほどの平均年収統計では、男性499万円、女性315万円でしたから、中央値や非正規雇用などの事情を考えれば、より実態に近い数字かもしれません。しっかり覚えておきましょう。いまだ女性の3割は専業主婦、半数超は非正規「女性の社会進出」が一般的になりつつある現在でも、既婚女性の約3割は専業主婦になっています。また、働く女性の半数超が非正規雇用での労働です。男性の非正規は2割程度ですから、特に女性の場合は正規・非正規で年収上の格差が大きくなっています。そしてこのため、どうしても「統計の取り方」によって女性の数字はブレやすくなる傾向です。あまり直接的な年収にまどわされることなく、自分の年収を考えていきましょう。全国の地域別・男女別の年収中央値について今度は、全国の地域別に年収中央値をお伝えします。先ほどの調査によると、2012年の都道府県別の年収中央値は以下のとおりです。ただし、これは年代別の要素はありませんから、都道府県ごとの傾向として見ておきましょう。やはり大都市ほど年収中央値も高い傾向にありますが、一方で地方と呼ばれる県でも相応に高めなところもあるのが実情です。年収が低いと感じている場合は、県をまたいだ引っ越しや転職をするのもよいのかもしれません。都会と地方は収入とともに支出も違う!都会と地方は収入とともに支出も違うという点には注意が必要です。たとえば東京などは、確かに収入は高い傾向にあるものの、特に家賃を筆頭に支出も大きくなりやすいといえます。このため、必ずしも大都市のほうが生活しやすいとはいえない点に注意しましょう。もっとも、だからといって「地方のほうが生活しやすい」ともいえません。その人の考え方や性格・相性にもよりますから、引っ越しや転職をする場合は総合的に考えて判断しましょう。[adsense_middle]給料は手取り額だけでなく額面額も気にしようここからは、年収を考える際の注意点についてお伝えします。まずは「手取り額と額面額」についてです。一般的なサラリーマンの方なら、給料は実際に手元にくる「手取り額」を気にする方が多いといえます。ちなみに手取り額とは、基本的に額面額から諸々の税金や社会保険料などを差し引いた残額のことです。手取り額が気になるお気持ちは分かるものの、実際に何をいくら差し引かれるかは会社によります。そして、どうあがいても手取り額が額面額を上回ることもありません。統計や求人などで使われている数字も基本的に額面額ですから、自分の額面額を正しく把握しておきましょう。また、手取り額は、たとえば生命保険に加入するなどの一定の対策を取ることで相応に増やすことも可能です。今後は手取り額を増やす努力に励む一方で、額面額を上げる努力にも励んでいきましょう。ボーナスや昇給・退職金や各種手当も大切目先の毎月の給料額も大切ですが、それだけで自分の労働環境を考えるのは危険です。たとえばボーナスの有無も会社によりますし、昇給具合も会社次第になります。将来的な退職金制度があるかないかもさまざまですし、毎月の給料に加算される各種手当も本当に会社次第です。他社のほうが高い給料を掲げていたので転職したところ、手当やボーナスがなくてかえって収入が減ったという話もよく聞きます。分かりやすい給料以外についても、しっかり目を向けましょう。「構造的に年収が上がらない業種」には注意が必要次に、「構造的に年収が上がらない業種」についてお伝えします。どんな仕事でも、がんばれば収入は上がって当然と思いたいところですが、実際には違うのが現実です。国税庁の平成30年「民間給与実態統計調査」によると、業種別の平均年収は以下のようになっています。会社規模や営業戦略などにもよるので一概にいえませんが、それでも下位の業種であるほどに「構造的に年収が上がりにくい仕事」といえます。非正規労働やアルバイトということも多いため、なおさらです。できれば、平均年収が高い業種への転職を目指しましょう。年齢30歳頃の給与によっては転職を意識しようこの統計によれば、平均年収は20代前半から後半にかけて、一番上がっています。逆にこの時代に年収が上がらないようであれば、その後の年収上昇も望みにくいかもしれません。年齢30歳ごろの給与によっては転職を意識することもおすすめです。ただ、転職しても同業では年収が上がりにくい事情が変わらないかもしれません。他業種への転職は簡単ではありませんが、できれば平均年収が高い業種での正社員を狙いましょう。収入が上がっても支出まで上がっては意味がない?ここからは、ライフプラン上の年収に関するポイントについてお伝えします。まずは、「収入が上がっても支出まで上がっては意味がない」という点です。多くの方は高い年収を得れば豊かな暮らしができると考えますが、本当にそのような暮らしをすれば自殺行為になります。というのも、サラリーマンの年収というのはほぼ確実に定年で落ちるのが普通です。しかし、年収が落ちても生活水準は簡単には落とせません。このため、実は年収が高い人ほど生活水準が高い傾向にあるため、かえって老後破産しやすいのが実情です。年収は上げても生活水準は変えず、差額は貯金などに回すのがライフプラン上は理想的といえます。「給料は死ぬまでは入ってこない」という現実を、早めに理解しましょう。老後資金も2000万円で足りるかはさまざま令和元年には老後資金として2000万円必要といわれました。しかし2000万円で足りるかはさまざまで、むしろ一般的には倍の4000万円は必要です。少なくとも「2000万円も要らない」は多くの場合で間違っています。贅沢な暮らしをしていて貯められそうですか?30代なら今後は結婚、そして住宅ローンや教育費という高額な支出も待ち受けています。収入が上がっても安易に支出に回すことなく、先々のために貯蓄に励んでいきましょう。[adsense_middle]日本人のサラリーマンにとっては当然だった終身雇用は崩壊中最後に、「終身雇用」についてお伝えします。30代の方ならまだ少し他人事かもしれませんが、日本人のサラリーマンには当然だった「終身雇用」は崩壊中です。大手企業でも40代でのリストラが横行していますし、中には30代後半でリストラ対象になる会社も出てきています。もしリストラされたら、あなたはどうしますか?一般的に40歳前後ともなれば若いとはいえず、相応の実力や経験をともなっていなければ転職も簡単にはできません。一度でも非正規労働になれば、一気にライフプランも狂います。リストラされない保証など誰にもありません。この時代に大切なことは、「起業家精神」です。実際に起業するかは別にして、いざとなれば起業できるだけの実力と経験を身につけておけば、リストラも怖くありません。厳しい時代ですが、ぜひ自分で明るい未来を切り開きましょう。「雇う側」になれば定年すらなくなる!リスクばかりがいわれる起業ですが、実はそれに見合うメリットもたくさんあります。一番のメリットは「定年がない」という点です。理不尽な上司もいませんし、満員電車もサービス残業も休日出勤もありません。有能かつ気の合う人を雇うことさえできるようになります。当面の収入が怖いところかもしれませんが、そこさえ乗り越えれば経営者として相応しい収入を得ることも可能です。盲目的に起業を避けるのではなく、まずは自分の身を守るためにも前向きに考えてみましょう。30代で中央値程度の年収があっても油断は禁物学生時代なら、平均点を取れているか否かが1つの安心の目安だったでしょう。しかし社会人の場合、30代で中央値程度の年収があっても油断は禁物です。むしろ中央値程度の年収だけでは足りないことも多いので、支出面や今後のライフプランを踏まえた家計管理をしていきましょう。
2020年07月14日こんにちは、婚活FP山本です。社会に出たての20代なら、まだあらゆることが分からないものですが、真っ先に知りたいこととして「周囲の年収」が挙げられるのではないでしょうか。特に「給料が安い」と感じている人ほど、給料が高そうな別の職場を求めるものですから、余計に気になるのが一般的です。ぜひ、この機に知っておきましょう。今回は、20代の平均年収や関係する情報をたっぷりお伝えします。あなたの人生に、お役立てくださいませ。20代の男女別の平均収入は男性344万円、女性288万円まずは早速、20代の平均年収についてお伝えします。国税庁の平成30年「民間給与実態統計調査」によると、20代と30代の男女別の平均年収はそれぞれ以下のとおりです。20代前半男性:284万円20代後半男性:404万円30代前半男性:470万円30代後半男性:528万円20代前半女性:249万円20代後半女性:326万円30代前半女性:315万円30代後半女性:314万円20代だけを取り上げ、前半と後半を合算して割ると、20代の男女別の平均収入は男性344万円、女性288万円となります。これは非正規の方も加えた数字なので一概にはいえませんが、正社員なのにこれより給料が安いなら、転職を考えるのもよいかもしれません。なお、統計上もっとも平均年収が高くなるのは男性なら「50代後半」で、全体的に年功序列の名残が残っています。一方の女性は総じて300万円少々です。まずは、このような数字を知っておきましょう。20代前半から20代後半にかけて一番収入が上がる?あくまで統計上の話ですが、平均年収は男性も女性も20代前半から20代後半にかけて一番上がっています。ここで十分な年収上昇が見込めるかどうかが、その後の年収を図るうえで大切なのかもしれません。上がらないようなら、会社や業種を変えるのもよいでしょう。なお、女性の平均年収が上がらないのは、本当に年収が上がらないのではなく、結婚などを通して専業主婦やパートになる方がまだまだ多いためです。この点には気を付けましょう。業界相場はライフライン・金融・保険・ITが強い!次に、業界相場としての平均年収をお伝えします。同じく国税庁の平成30年「民間給与実態統計調査」によると、業界・業種別の平均年収は以下のとおりです。特に平均年収が高いのは、上位3つに該当する業種でしょうか。逆に下位6業種は、平均年収より給料が低い仕事ということになります。業界相場として年収が安いなら、20代のうちはおろか今後も年収アップは望みにくいのが実情です。逆に平均年収が高い業種なら、今後の年収アップも望みやすいといえます。このような業界的な平均相場をもとに、今後のことを考えていきましょう。同じサラリーマンでも正規・非正規で全然違う同じサラリーマンでも、正規・非正規で年収は全然違うという点には注意が必要です。先ほどの統計によると、それぞれの平均年収は以下のようになっています。男性:正社員560万円、非正規236万円女性:正社員386万円、非正規154万円このように正規・非正規で倍以上の開きがあるのが現実です。一度でも非正規になると簡単には正社員になれないという声も多いですが、諦めるのも問題といえます。何とか正社員になれる方法を模索しましょう。20代男性367万円、20代女性319万円という情報もある今度は、統計を変えて20代の平均年収をお伝えします。dodaの2018年9月~2019年8月の年齢別集計によると、20代の平均年収は男性367万円、女性319万円という結果です。またその内訳は、以下のようになっています。300万円未満 :31.9%300~400万円:38.5%400~500万円:19.4%500~600万円:6.9%600~700万円:2.1%700~800万円:0.6%800~900万円:0.3%900~1000万円:0.1%1000万円以上:0.2%およそ9割程度の方が年収500万円以下、400万円を超えていれば十分に勝ち組水準といえるのが20代の年収事情といえます。ちなみに年代が上がるほどにバラつきが出てきますから、20代のうちは少々の差など気にしなくてもよいのかもしれません。立場が同じなら男性・女性の性差はなくなりつつあるどちらの統計を見ても、少なくとも同じ立場で働くなら、男性・女性の性差はなくなりつつあるといえます。一方で、まだまだ女性からは、産休や育休のとき、またはシングルマザーなどの仕事と家庭の両立の際に、働きにくさを訴える声も多いのが実情です。20代なら、職場の先輩を見れば「自分の未来」も想像しやすいのではないでしょうか。残るべきか、早めに転職すべきか……ぜひ早くから考えておきましょう。業種別では総合商社・メーカー・IT・金融が上位!次は、20代に限った業種別の平均年収についてお伝えします。dodaの集計によると、20代の業種別の平均年収は以下のとおりです。20代に限れば全体的に大きな違いはないものの、それでも総合商社やメーカー、ITや金融などが上位となっています。逆にサービス業や小売業・外食あたりは先々を含めて、見通しが暗いのが実情です。何か、「武器にできる専門的な技術や知識」を身に付けましょう。働き方とともに「働き先」にも注意を払おう先ほどお伝えしたとおり、正規・非正規という働き方で年収は大きく違います。非正規の方なら、まずは正社員を目指すのもおすすめです。その一方で、たとえ正社員であっても業種・業界の構造上的に年収が上がりにくいところもあるのが現実といえます。どんなにやりたい・やりたかった仕事であっても、延々と年収が上がらない状況が続けば耐えられなくなることも多いです。ぜひ「働き先」にも注意を払いましょう。[adsense_middle]都会と地方の給料格差は確かに存在するここからは、自分の年収を考える際に大切な補足情報をお伝えします。まずは、都会と地方の「給料格差」についてです。厚生労働省の平成30年「賃金構造基本統計調査」によると、各都道府県の男女別の平均賃金は以下のようになっています。やはり一番、平均年収が高いのは男女ともに「東京」です。100万円以上も違ってくる地方もあります。一方で、地方といってもさまざまですから、「細かな差」については無視するのもおすすめです。大きめに違う場合は、引っ越しや転職も視野に入れていきましょう。額面的な給料・基本給とともに「支出面」も考えよう当然ながら、誰もが給料・年収は高いほうがうれしいです。しかし額面的な給料・基本給とともに、「支出面」も考えることをおすすめします。たとえば、確かに東京は平均年収では1位ですが、家賃を筆頭とした支出面も極めて高額です。必ずしも住みやすいわけではありません。一方で、地方のほうが住みやすいとは言い切れず、都会にはなかった人間関係などに悩む声もよく聞きます。一部分だけを見るのではなく総合的に考えて、最終判断をしていきましょう。「大手ほど給料が高い」は紛れもない現実次に、大手と中小の給与格差についてお伝えします。国税庁の平成30年「民間給与実態統計調査」によると、従業員数で区分した平均給与は以下のとおりです。ひとまず男性なら、「大手ほど給料が高い」は紛れもない現実といえます。また女性も、大手ほど非正規という可能性が高まりますが、男性と同じく正社員なら同じく年収も高くなるのが基本です。どうしても同じ仕事がしたいなら、せめて大手への転職を目指しましょう。ここ10年の「平均給与」はほぼ横ばい合わせて押さえておきたいのが「平均給与の推移」です。この統計によると、ここ10年の平均給与は以下のように推移しています。平成21年:406万円平成22年:412万円平成23年:409万円平成24年:408万円平成25年:414万円平成26年:415万円平成27年:420万円平成28年:422万円平成29年:432万円平成30年:441万円ここ2年は上昇基調ですが、それでも10年スパンで見れば35万円しか上がっていません。1年あたりなら3.5万円、月々なら3000円程度です。一部の大手を除いて、今は本当に「年収が上がりにくい時代」ということをしっかり理解しておきましょう。[adsense_middle]究極、20代でやるべきは「ライフプランの作成」ここからは、ライフプランの観点から20代の年収についてお伝えします。結論からいえば、20代なら「少々の年収差よりライフプランの作成を意識すべき」です。あなたは今後の人生において、仕事やプライベートをどのように充実・発展させていきたいでしょうか。ここまでお伝えしたとおり、今は年収が上がりにくく、業種による格差も顕著です。「ただ真面目に働くだけ」では、明るい未来は望みにくいといえます。仕事での不調はプライベートにも直結しやすく、男女ともに結婚できない人も増えているのが実情です。「平均年収の高い業種の正社員」以外の方は、特に大切といえます。今後の人生をじっくり考えて、その先に未来がなさそうなら「歩みを変える努力」に努めていきましょう。転職も結婚も「30代半ば」が1つのリミット例外もありますが、基本的に転職も結婚も「30代半ば」が1つのリミットです。20代ならば、色んな意味で十分にやり直しができます。非正規やブラック企業、平均年収の低い業種や若いうちしかできない環境で働いている方は、人生を見直すなら今のうちです。すでにそのような気力を失っている方も多いかもしれませんが、嘆いていても変わらず、未来を変えられるのは「あなただけ」といえます。若さは若者の最高の武器ですから、存分に活かしていきましょう。日本人には当然だった終身雇用が失われつつある最後に、もう1つの大切なポイントをお伝えします。結論からいえば、「今は終身雇用が失われつつある」という点です。日本人には当然だった終身雇用ですが、今や大手企業でも40代でリストラが横行しています。新型コロナで、さらに加速するかもしれません。この時代に大切なのは「起業家精神」です。実際に起業するかどうかはともかく、いざとなれば起業できるだけの経験や実力を身につけておく必要があります。仕事によっては起業しにくいものもありますから、それも含めて仕事を選ぶことも重要です。まずは平均年収が高い業種での正社員を目指すのもよいのですが、さらにその先を見据えることも大切といえます。ぜひ20代のうちから、しっかり未来を見据えて動きましょう。「独立しない・できないリスク」は思ったより大きい?独立・起業というと、多くの方がリスクを考えて避けようとします。その気持ちは分かるものの、「独立しない・できないリスク」も思った以上に大きいかもしれません。劣悪な環境の勤め先しか見つからないのなら、覚悟を決めるのも大いにアリではないでしょうか。もっとも一般的に独立や起業というのは、思い立ったらすぐにできることではありません。数年後の独立・起業を目指して、今のうちから準備に励んでおきましょう。20代のうちは少々の年収差より未来を考えよう!20代の平均年収は、男性なら344万円、女性なら288万円です。一方で正規・非正規の格差は大きく、業種による差もかなり大きくなっています。さらに今は終身雇用が失われつつありますから、20代のうちに今後のライフプランをしっかり考え、計画性のある行動を心がけましょう。
2020年07月09日歌手・米津玄師のYouTube公式チャンネル登録者数が6日、500万人を突破した。登録者数500万人は、日本人アーティストとして1位の記録。動画の総再生数は、28億回と圧倒的な数字を誇っている。また、現在同チャンネルにアップされているMVでは、「Lemon」が日本人アーティスト最多となる5.8億回、次いで「アイネクライネ」2.5億回、「LOSER」2.4億回をはじめ、「ピースサイン」「灰色と青(+菅田将暉)」「Flamingo」「orion」「馬と鹿」「パプリカ」などが1億再生を超え、全ての動画が日々再生数を伸ばし続けている。8月5日にリリースされる5thアルバム『STRAY SHEEP』には、「Lemon」「Flamingo」「パプリカ」「馬と鹿」を収録。「アートブック盤」には、MV6作品のほかに「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」フル尺ライブ映像の収録を予定しており、音源だけでなく貴重な映像作品も堪能できる内容となっている。
2020年07月06日婚活で気になるのが男性の年収です。いくらいい人であっても、お金が全くないと一緒に結婚して生活していくことはできません。共働きをするにしても、旦那の収入が少ないと育児や老後に不安が残ります。かといって年収が高い男性を求めても婚活がうまくいかないことも多いです。年収が高い男性は女性を選びますし、競争相手も多いからです。そこで今回は、30代女性におすすめの現実的な男性の年収はいくらなのか解説します。目安は年収450万円現実的におすすめの目安は年収450万円です。いかがでしょうか。少ないと感じますか?それともこんなものかなと感じますか?自分である程度稼いでいる人は少ないと思うかもしれませんね。この450万円という数字は、30代の平均年収に近い数字です。つまり、450万円は、決して高望みではないし、かといって低すぎるという数字でもないんです。目安としてはちょうどいいでしょう。妥協して年収600万円は欲しいと言う人もいますが、年収600万円は平均よりもだいぶ上の稼いでいる男性です。もちろんそれで婚活がうまくいくのなら何も問題ありません。しかし、もしもなかなかいい男性と会うことができないのなら、妥協したつもりでもまだ現実的に高望みしていることになるのかもしれませんね。20代なら200万円~350万円が目安皆さんの中には、20代の若い男性と結婚したいという人もいるでしょう。その場合は平均年収は下がり、20代前半なら200万円代、後半なら350万円が一つの目安です。20代は入社して日が浅いので、年収が少ないのが一般的です。男なのに400万円もいかないの?と思うかもしれませんが、これが現実の数字なのです。もちろん年収350万円前後の男性を狙えとは言いません。平均がこれだけなのでもっと稼いでいる男性はいるわけですから。ただ現実的におすすめなのが350万円を目安にして探すことなだけです。平均は満たしていますし、数も多いですからね。自分の年収を目安にしてもいいが…自分である程度稼いでいる人は、自分よりも稼げない人を夫にするのは嫌だと思うでしょう。その場合は、自分の年収を目安にしてもよいでしょう。しかし、あなたの年収が高すぎると、条件に当てはまる男性が少なくなり、婚活が難しくなるリスクがあります。どうしても婚活がうまくいかないというときは、前述の平均年収を参考にして、条件を少し緩めて男性を探すことをおすすめします。30代女性におすすめの現実的な婚活男性の年収は450万円です。当てはまる男性が多く、平均は稼ぐ力があるわけですから、決して悪い条件ではないはずです。なかなか婚活がうまくいかない人は、今回の内容を参考にして、男性に求める年収を考え直してみてください。
2020年06月30日※この漫画はウーマンエキサイト読者の方からお寄せていただいたコメントを元に作成しています。結婚してまもなく、健はキレやすい性格だということがわかりました。レストランでも料理が出てくるのが遅かったりすると、すぐイライラするのです…。もちろん高収入という条件だけで健と結婚したつもりではなかったのですが、自分より早く結婚して華やかな生活を送る友人を羨ましく思ったり、母親の期待を裏切りたくない気持ちがあり、私が結婚を焦っていたのは事実です。だからこそ、結婚前に感じた違和感を見ないようにしてきたのかもしれません…。健が些細なことでキレるたびに、「私が健に合わせていかないと…」と思い、なるべく健の機嫌を壊さない努力をしたのですが…どんどん夫婦の会話はなくなっていきました。それどころか、健の私への冷酷な態度はどんどんエスカレートしていくのでした…。次回、インフルエンザにかかった私に、健が放った衝撃の一言に愕然。健の態度が変わった原因も明らかに…?→次回(6/18UP!)に続きます\「モラハラ夫図鑑」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは ※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。
2020年06月15日男性なら誰でも、気になる女性からは、一番かっこよく見られたいと思っているものです。でも、「年収」が自分よりも女性のほうが多ければ、恋愛面ではどう感じるのでしょうか?正直な気持ちを男性たちに聞いてみました! 自分よりも年収が低い男性にアプローチするときは、役立ててみてくださいね。■ 対等に扱ってくれるとうれしい「年収の違いは、行くお店や買うものでわかりますよね。でも、差があったとしても対等に接してくれるなら好きになれる。たとえば、高級店での食事で『この前出してくれたから、今日は私が出すね』とか。そういう気持ちがあるのが理想的です」(25歳・男性・会社員)女性の収入が男性よりも高い場合、お店のランクなどについ気を使いがちですが、下手に金額を合わせようとしなくてもいいのかもしれませんね。プレゼントしたい、美味しいものを食べたいなどの気持ちを素直に伝えられるまっすぐな気持ち。そして、何よりも一緒にいる時間を楽しむことが、彼に年収を気にさせないポイントなのでしょう。■ 年収と恋愛感情は別「年収格差には情けなく感じることもありますが、それは自分の問題。魅力的な女性を目の前にすれば、年収関係なく好きになります。年収の低さでフラれたら価値観の問題。そんなの気にせず、ひとりの人間として見てくれるならきっと素敵な人でしょう」(29歳・男性・フリーランス)気にならないと言えばウソになる……というのが男性の本音かもしれません。でも、一緒にいたいと思う気持ちと、年収は関係ないのも事実。むしろ、そういう価値観を共有できる女性なら、上手くやっていけると考えている男性も多いようです。■ 健全な交際ができそう「年収が高いということは、その人が頑張って勝ち得たもの。男性に依存するようなことも少ないでしょうし、逆に健全な交際ができる気がします。『パワーカップル』になりたいなら年収の高い男性を求めるでしょうし。そうでないなら魅力のある男性を求めるはず」(32歳・男性・飲食店勤務)男性にとって、年収の高い女性のイメージとは、「こういう人がいい」という希望をしっかりもっている人なのかもしれません。たしかに、年収が高ければ、生活の地盤はしっかりしていますよね。でもそれ以外の部分で、女性が求めていることがハッキリわかれば、男性側も、自分がそれにどれだけこたえられるかがわかりやすくなるので、自信をもって恋愛関係になれるのでしょう。■ おわりに自分よりも年収の高い女性に対して、少し抵抗や不安を感じるものの、良い面を感じている男性も少なくないようです。自分より年収が低い男性とお付きあいする場合は、自分の求めていることをできるだけ早く、相手にハッキリ伝えてあげるといいかもしれませんね!(橘 遥祐/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年06月04日こんにちは、婚活FP山本です。年収が低い方の多くは「もっと年収を上げたい」と考えるものですが、意外と年収が高い方でも何らかの不満を抱えていることも多いといえます。昨今ではワークライフバランスが言われていますが、では実際どの程度の年収の方が、一番幸福度が高いのでしょうか。そこで今回は、年収と幸福度の関係について様々な角度でお伝えしつつ、合わせて注意点もお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。アメリカの調査では比例関係にない?まずは、年収と幸福度の関係についての基本をお伝えします。これはアメリカでの45万人を対象にした調査結果になるのですが、それによると以下のような結果です。年収4万ドル以下:年収が上がるほど幸福感が上がり、ストレスは下がる年収7.5万ドル以下:年収が上がるほど幸福感は上がるが、ストレスは同じ年収7.5万ドル以上:いくら年収が上がっても、幸福感もストレスも変わらない2020年3月のレートでいえば、日本円で4万ドルは約440万円、7.5万ドルは約830万円になります。年収830万円で幸福度が頭打ち……少し意外に感じる方もいるかもしれませんが、これも一つの結果です。ひとまず、必ずしも年収と幸福度は比例関係にない点を知っておきましょう。昇給するほど仕事が忙しくなる!先ほどの結果は、理屈としては理に適っています。お金は必要性や使い道がなければ稼いでも大きく喜べず、むしろ多忙による疲労やストレスのほうが勝るものです。昇給するほど仕事が忙しくなるのは当然ですし、中にはお金を使うヒマがないという方も意外と沢山います。それに、贅沢はたまにするから贅沢であり、日常になれば普通です。贅沢を追い求めて破滅する年収の高い方も、想像以上に多いのが実情といえます。逆に、日常さえ不十分な方なら安定した日常を送れるだけで充実の日々です。ぜひ、このような大局観も知っておきましょう。日本の統計でも満足度・幸福度は頭打ちしている次は、日本の統計結果についてお伝えします。内閣府の令和元年「満足度・生活の質に関する調査」によると、世帯年収で「2000万円以上3000万円未満」までは比例上昇しますが、その後は年収が上がるほど満足度・幸福度が下がる結果です。同様に「世帯の金融資産残高別」の調査によると、頭打ちは「1億円以上3億円未満」で、それより増えると満足度が下がっています。それより増えると、相続や税金対策などに頭を悩ませる方も多いですし、経営者なら後継者に悩むことも多いですから、納得の結果です。世帯年収で2000~3000万円なので、共働きを前提にすれば個人単位では年収1000~1500万円といえます。これは一般的なサラリーマンの限界年収ですから、結局のところ「普通が一番」なのかもしれません。労働はお金や幸せとともにストレスも稼ぐ労働はお金や幸せを稼げる反面、ストレスや苦痛も稼ぐことが多いです。特に最近では、会社員の「職場の人間関係によるストレス」を本当によく見聞きします。たとえ一般的にホワイト企業と呼ばれる会社からでも同じことを聞きますし、本当にバランスを取るのが難しい問題です。とはいえ、ほとんどの人は年収1000~1500万円に到達していませんから、これはむしろ幸せなことなのかもしれません。あなたの幸福度を上げる余地は十分あります。ぜひ、まだまだ年収を上げる努力に努めていきましょう。幸福度は年々減少、厳しい家計が影響している?今度は、幸福度の推移についてお伝えします。内閣府の平成26年「人々の幸福感と所得について」によると、この半世紀で幸福度は減少傾向にあるという結果です。最低だったのは就職氷河期で有名な2000年頃ですが、バブル崩壊で日本の幸福度は低いままになっています。また、なぜ幸福度が低くなったかといえば、特に「家計の状況」において「自分の理想との比較、将来への期待や不安」が原因という結果です。まだまだ裕福だったバブル世代の常識が基本・根底にあり、どうしても比較してしまったのかもしれません。家計の厳しさというのは、今や至るところで聞くようになりましたから、この結果も十分に納得できるものといえます。最近では老後破産はおろか、非正規労働の方を中心に現役世代でもお金に苦しんでいる方も多いのが現実です。何とか、少しでも将来への期待を持てるよう自助努力に励んでいきましょう。OECD加盟国中21位、悲観論も多い同調査によると、現在の日本の生活の質はOECD(経済協力開発機構)加盟国34ヶ国中21位という結果です。未だに経済大国と言われる日本ですが、けして幸せとは言えない国になってしまったのかもしれません。そして今後の見通しも、悲観論のほうが多い結果です。見れば見るほど厳しい結果ばかりとなりましたが、少なくとも全ての人が不幸になる訳でもありません。実際、7人に1人くらいは「良い方向に向かっている」という結果ですから、ぜひ諦めず励んでいきましょう。年収1000万円以上の人の割合は男性7.7%、女性1.2%今度は、実際の「幸福な人」の数についてお伝えします。先ほど日本の幸福度は年収1000~1500万円で頭打ちとありましたが、国税庁の平成30年「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円以上の人の割合は男性7.7%、女性1.2%という結果です。つまり、ほとんどの人は頭打ちと感じるような年収に到達していません。見方を変えれば、「幸福になれる余地がある」とも言えます。とはいえ、年収が上がるほどストレスも上がることになりますし、やはり感じ方・考え方は様々ですから、柔軟に考えていきましょう。ちなみに先ほどの調査によると、全ての年代において男性より女性のほうが、幸福度が高い結果が出ています。平均年収が低い女性のほうが、幸福度が高い訳ですから、考え方次第な側面も大きい問題かもしれません。分岐点以下でも意外とみんな幸福?先ほどの内閣府による10点満点調査によると、4点以下の方が少ない一方で9点以上の方も少なく、多くの方が「5~8点」の幸福感があると回答しています。大きな幸福感は得られていないものの、そこまで大きな不幸を感じている方も少ないのが実情です。ほとんどの人は年収1000万円という分岐点以下ですが、意外とみんな相応の幸福状態にあるといえます。不幸と思いたくない、普通と思いたい要素も見受けられますが、周囲の人も同じと思えれば、このような結果になるのかもしれません。[adsense_middle]年齢が上がるほど下がり、定年後に急上昇?今度は、お金と仕事に関する興味深い情報をお伝えします。先ほどの内閣府の令和元年の調査によると、幸福度は男女ともに年齢が高まるほどに低くなり、60歳を過ぎると急上昇しているという結果です。60歳を過ぎるということは、つまり定年を意味します。若い頃は夢や希望に満ち溢れていたものの、実際の仕事をするほどに幸福感は薄れていき、そして定年によって仕事から解放されると一気に満たされる……そのような結果です。これが仕事というより、会社員が感じる「お金と仕事の実態」なのかもしれません。そういえば、よく会社員からは「早期リタイアしたい」という声を聞きます。少なくとも会社員にとって仕事は、幸福感を得るより「お金を稼ぐだけの目的」なのも一つの見方です。少なくとも、無理に仕事に幸福感ややりがいを求めなくても良いのかもしれませんね。「会社勤め」のストレスは想像以上かも?年収の頭打ちや幸福度の流れを見ると、会社勤めのストレスは想像以上と言えるものかもしれません。しかし一方で、サラリーマンにとって起業はハードルの高い行為ですし、他の十分な収入を得る手段も中々持てないのが実情です。未だに女性の3割は専業主婦希望ですし、最近では男性でも主夫になりたがる声が増えつつあります。その背景には、それほど会社勤めに対する不満やストレスがあるのかもしれません。ぜひとも、会社員の方を労わる姿勢で接していきましょう。現代は2極化の流れが加速中!最後に、大切な補足情報をお伝えします。現在はワークライフバランスが推奨されていますが、実際には2極化が進んでいる時代です。もっと言えば、一部の方に過労死するほど仕事が集まり、他の多くの方は餓死するほど仕事がないか低収入な状況になっています。しかも、むしろ2極化の流れは加速中です。この状況下で年収を適度な水準で保つのは、かなり難しいといえます。どちらかと言えば、仕事に幸福度を求めるのではなく、むしろ仕事は収入を得るためと割り切って、早期リタイアを目指すのも対処法の一つです。今はなかなか年収も上がらない時代ですが、これが方向性としては一つの正解といえます。先ほどの統計でもありましたが、長引くほどに気力体力や幸福度を奪われるだけですから、少しでも若いうちに大金を稼ぎ、早期にリタイアする方向性で努めていきましょう。お金はあっても困らないが、ないと困る年収を上げても幸福度は頭打ちがありますが、年収が下がるほどに不幸度が増すのも現実です。結局のところ、お金はあっても困りませんが、ないと困ります。幸せになるためではなく、不幸にならないために仕事をする、仕事に励むのも十分にアリな考え方です。そもそも今は「老後資金2000万円問題」もあります。これは多くの方がムリと感じている問題です。そして、この問題への対処法は、やっぱり仕事をしてお金を稼ぐのが基本となります。幸せを追い求める一方で、不幸にならないためにも改めて仕事に励んでいきましょう。まずは幸福度を高めるためにも年収を上げよう!頭打ちはあるものの、多くの方はその水準を稼げていません。このため、まずは幸福度を高めるためにも年収を上げていくことが大切です。一方、年収は下がると不幸を感じますから、不幸を感じないためにも仕事に励むことが大切といえます。幸せになるためと不幸にならないため、その両面を考えて、また明日から仕事に励んでいきましょう。
2020年04月02日こんにちは、婚活FP山本です。年収700万円の方というのは一般的に高年収な部類に入り、仮に独身なら婚活でも人気が高い存在といえます。しかし、実際の年収700万円の経済水準がどの程度なのかについては、いまいちピンとこない方も多いのが実情です。ぜひ年収700万円の現実を知り、自分の人生に役立てていきましょう。今回は、年収700万円の手取りや生活費・貯金などの実態をお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収700万円の手取り金額は530~550万円まずは、年収700万円の手取り額についてお伝えします。結論から言えば、年収700万円の手取り額は530~550万円程度です。仮に年2回、1回あたり1.5ヶ月分のボーナスがあるとすれば、手取り月収は35~37万円程度になります。なお、年収500万円の手取り額は約380~400万円で、ボーナスを同様に考えれば手取り額は月25~27万円です。年収ベースで言えば200万円も上になりますが、月収で考えれば10万円程度しか違いがありません。「月10万円違えば全然違う」と感じる方も多いですが、考えようによっては簡単に使えてしまう金額でもあります。ひとまず、年収700万円の手取り額について相場観を知っておきましょう。手取り月収はおおむね平均35~37万円だが……年収700万円の手取り月収はおおむね平均35~37万円ですが、必ずしもそうとは限りません。ボーナス割合が大きいこともありますし、年棒制という可能性もあります。また会社によっては、独身でも様々な名目で差し引かれるお金があることも多いです。何より「当人の貯金意識」によって、実際の生活水準や金銭感覚は大きく違うのが一般的といえます。少なくとも、年収700万円でも様々な人がいるという点を忘れないようにしましょう。貯金額は平均1570万円、生活費は月30万円?今度は、年収700万円の貯金額と生活費についてお伝えします。知るぽると(金融広報中央委員会)の令和元年「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)」によると、年収500~750万円の方の貯金割合は以下の通りです。15.7%:貯金ゼロ10.7%:100万円未満16.3%:100~500万円未満18.2%:500~1000万円未満15.2%:1000~2000万円未満9.6%:2000~3000万円未満12.7%:3000万円以上平均額:1570万円中央値:600万円1000万円以上の貯金がある人が37.5%、およそ3人に1人いる一方で42.7%、つまり同じくらいの割合の人が500万円も貯金がありません。なお、同じ調査によると24.7%、およそ4人に1人は500~750万円の年収があっても「貯金しなかった」という回答です。また、この年収の方の平均貯金割合は17%となっていますから、月収36万円と考えれば月の貯金額は約6万円、ひいては平均生活費は約30万円となります。年収500万円の方の手取り額すら上回る水準です。ぜひ、年収700万円の生活費相場も知っておきましょう。家賃を筆頭に誰もが平均水準とは限らない点に注意!生活ギリギリ水準の年収の方なら、誰もが収入の大半を生活費に使い、中々貯金などできません。しかしなまじ年収に余裕のある方ほど、それを生活費に使うか貯金に回すかは様々です。また使うにしても、日常生活や趣味・異性関係など「何に使うか」は本当に人それぞれといえます。特に家賃や物価は地域差もありますから、少なくとも誰もが平均水準とは限りません。少なくとも、先入観で考えるのだけは控えましょう。年収700万円台の割合は男性6.4%、女性1.5%今度は、年収700万円台の方の割合についてお伝えします。国税庁の平成30年「民間給与実態統計調査」によると、年収700万円台の方の割合は男性で6.4%、女性で1.5%という結果です。何とも「狭き門」という印象を持ってしまう結果かもしれません。なお、「700万円以上の方」という見方をすると、男性は21.3%、女性は3.8%という結果になります。女性は変わらず低い印象がありますが、男性はおよそ5人に1人が該当です。普通とは言えませんが、そこまで珍しい存在ではないと言えるかもしれません。もっとも、逆に言えば5人中4人は年収700万円未満ですから、年収700万円は男性でも間違いなく勝ち組の部類といえます。こんな年収700万円の大局観も知っておきましょう。20代・30代・40代と上がるほど割合も増える?すでに年功序列は崩壊したと言われますが、同調査によると男女ともに「勤続年数が上がるほど年収も高くなる」という結果が出ています。また同調査によると、勤続25年を超えた男性の平均年収が750万円という結果です。高い年収を得る実力を身に付けるには、やはり相応の時間が必要なのが普通といえます。20代・30代・40代と上がるほど年収700万円の方の割合も増えるでしょうから、諦めず年収アップに励みましょう。年収が高いほど結婚率が高い?今度は、年収700万円の方の結婚事情についてお伝えします。労働政策研究・研修機構の2014年「若者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」によると、年収700万円の男性が結婚している割合は、以下の通りです。20代後半:54.9%30代前半:74.5%30代後半:78.0%20代後半で約半数の方が結婚し、30代後半頃には8割程度の方が結婚しています。年齢が高くなるほど独身が減るとも言えますから、年収の高い男性と結婚したい女性は婚活を急ぐべきかもしれません。ちなみに同調査によると、基本的に年収が高い男性のほうが結婚している割合は高い一方、一番割合の高い「年収800~900万円未満」の男性でも、一割程度の方は結婚していません。男性の結婚しない・できない事情も理解しておくことをおすすめします。年収が高いほど離婚しにくいものの……年収が高い男性ほど結婚しやすい一方、様々なアンケート結果によると年収が高い男性ほど離婚しにくいという結果もあります。しかしその理由を掘り下げると、「お金のため」という理由の女性が多く、少なくとも年収が高い男性と結婚しても幸せになれるかどうかは未知数です。もっとも、年収が低い男性ほど結婚しにくく離婚しやすいので、年収も確かな判断材料の一つといえます。これから婚活をする方は、相手にいくらの年収を求めるか考えておきましょう。[adsense_middle]年収は簡単に変わるが金銭感覚は中々変わらない!最後に、年収700万円の方へ大切な補足情報をお伝えします。まず大切なのは、やはり「年収は簡単に変わる」という点です。特に上げるのは大変ですが、下がる時は簡単に下がります。今どき大手企業の正社員でも、いつリストラされるか分からない時代です。また、「金銭感覚は中々変わらない」という点も大切といえます。例えば定年やリストラで年収が下がったとしても、長年の生活習慣からくる生活水準は簡単には落とせません。年収が高いほど生活水準も高い傾向にありますから、より一層の注意が必要です。そして、年収700万円の方との結婚を望む方は、そういう事情も共有することになる点への理解が必要といえます。そのうえで、豊かな生活を楽しんでいきましょう。「年収が下がった時」を想定しよう年収700万円の当人も年収700万円の方との結婚を望む方も、「年収が下がった時」を考えておくことをおすすめします。年収が下がっても十分に生活できるのか、年収が下がっても結婚生活を続けたいと思えるのか……。年収ゼロは極端でも、年収300万円になったらどうしますか?定年やリストラで再就職を果たしたものの、年収が300万円程度になるのは「普通にある事」です。最低限、本当にそうなる可能性も踏まえて日頃は貯金に励んでおきましょう。年収700万円の独身者は人生を選べる!愛情を除けば、最近の結婚は「生きる手段」とも考えられます。特に年収の低い方なら尚更です。しかし年収700万円で独身の方なら、結婚するかしないかも含めて人生をどう生きるか、自由に選べます。年収700万円の方は自由を謳歌する一方、それ以下の方は年収700万円を目指してみましょう。
2020年03月27日「財務省が’20年度の『国民負担率』を公表しましたが、過去最高の44.6%となる見通し。これは昨年10月に消費税が10%に引き上げられたことが大きな要因です。国民負担率とは、税金と、年金や健康保険などの社会保険料が所得に占める割合のこと。負担率が上がれば、使えるお金が減ることになります。実は、’12年12月に第2次安倍政権が発足して以降、国民負担率は上がり続けています」そう語るのは「暮らしと経済研究室」主宰の山家悠紀夫さんだ。’12年には39.7%だった国民負担率は、’20年には44.6%に。なんと12%も増えたことになる。実際に、税金と社会保険料を引いた後の手取りである“可処分所得”を「生活マネー相談室」家計コンサルタントの八ツ井慶子さんに試算してもらった。「年々、可処分所得は減っています。いま年収500万円の人は、’12年に同じ年収をもらっていた人に比べて、自由に使えるお金が年3万3,000円も減っているのです」■税負担(※財務省「国民負担率の推移」、八ツ井さん試算の可処分所得より。世帯主47歳、配偶者控除なし、扶養控除〈高校生1人〉あり、生命保険料控除〈旧〉ありとして試算)【国民負担率】’12年:39.7%→’20年:44.6%【年収500万円の人の可処分所得】’12年:396.4万円→’20年:393.1万円さらに、お金を使うときにかかる消費税は、’12年には5%だったが、現在は10%であることを忘れてはならない。負担が増えただけではない。給料そのものが安倍政権のもとで減り続けていると語るのは、京都大学大学院教授の藤井聡さんだ。「物価の上がり幅に、賃金の上昇が追いつきません。物価の影響を考慮した『実質賃金』は年々、下がっているのです。昨年10月の消費税増税のために、実質賃金はより下落します。今年のサラリーマンの実質賃金は、’12年と比べて10%近く減ることになるでしょう」■賃金(※厚生労働省「毎月勤労統計調査」より。’15年を100とした値。実質賃金額は’15年の現金給与総額31万円3,801円〈月額、事業所規模5人以上〉をもとに本誌が計算)【実質賃金指数】’12年:104.5%→’19年:99.9%【実質賃金額(年収/イメージ)】’12年:393.5万円→’19年:376.2万円政府が発表している「実質賃金指数」でみると、昨年の時点で、’12年と比べてすでに5%近く落ち込んでいる。しかも、昨年発覚した“不正統計”によって、実際はもっと大きく落ち込んでいる可能性も高いのだ。「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載
2020年03月17日国税庁の「2018(平成30)年民間給与実態統計調査」によると、1年を通して働く給与所得者の平均年収は441万円(男性545万円・女性293万円)。その倍以上である年収900万円の人はどのような生活をしているのでしょうか。実際の手取り収入や生活レベルについて見ていきます。年収900万円の人の割合や職業ふるさと納税サイト・ふるさとチョイスふるさと納税は自分の選んだ自治体に寄付という形で納税し、さまざまな返礼品が受け取れることで人気の制度。年収900万円の人の場合、単身世帯で約15万円、子どものいる世帯で約13万円までは実質負担2,000円で寄付(ふるさと納税)が可能です。控除上限額については、ふるさと納税サイトで簡単に試算できます。節税にはなりませんがお得であり、ぜひ活用したい制度です。年収900万円・独身世帯の生活レベル内閣府収入が給与収入のみの場合、所得制限により支給額が減額となる収入の目安は次の通りです。出典:内閣府(*1)手当を受け取る人の前年(1月~5月分の手当の場合は前々年)12月31日時点での税法上の扶養親族等の数。税法上の扶養親族等の数とは、税法上の同一生計配偶者と扶養親族、扶養親族等でない児童で前年の12月31日時点で監護・養育した児童の数。配偶者が専業主婦で子ども2人であれば、扶養親族等の数は3人。高校授業料無償化(高等学校等就学支援金制度)の対象から外れる収入の目安高等学校等就学支援金制度は、高校授業料相当額の支援金を支給し教育費負担の軽減を図る制度のこと。この制度の適用を受ければ、公立高校であれば授業料は実質無料、私立高校であれば年間最大29万7,000円の補助が受けられます。文部科学省モデル世帯(夫婦のどちらか一方が働き、高校生1人、中学生1人の世帯)の場合、年収約910万円を超えると対象から外れ、支援金を受け取れません。配偶者の収入が多くなると本人の税負担が増える場合も配偶者の年間所得が48万円(給与所得控除55万円をあわせ103万円)を超えた場合、配偶者控除が適用されなくなります。配偶者の年間所得が133万円までは配偶者特別控除の対象となり控除は受けられますが、控除額は所得額に応じて段階的に減少していき、133万円を超えると控除はなくなります。合計所得金額給与収入のみの場合の合計所得金額は、額面収入から給与所得控除額を差し引いた金額。本人の額面年収が900万円の場合、配偶者控除減少による税負担の増加額は最大11万円強。配偶者が扶養から外れ、社会保険に加入する場合には、配偶者の収入から社会保険料が差し引かれるため、社会保険に加入する境となる年収(106万円または130万円)を超える付近では収入が増えても手取り収入が減るケースもあります。年収900万円・4人家族・共働き世帯の生活費の例製薬企業の研究職として働く38歳のBさん。奥さんと小学生2人の子どもの4人家族で、都内近郊の一戸建てで生活しています。特に目立った贅沢はせず、Bさんのおこづかいは月5万円ですが、奥さんがパートに出なければ毎月の収支は赤字の状況。ボーナスから毎年150万円を貯金や投資に回せている点は評価できるものの、子どもの進路として中学から私立を希望しているため、あまり余裕はありません。年収900万円の人の手取り・割合・生活レベルに関するまとめ年収900万円というのは自分は収入が多いと感じる人が多く、生活水準を上げてお金を使い過ぎてしまいがちです。ただ社会保険料や税金の負担も大きく、収入に対して手取り額は思ったよりも少ないため、家計管理の意識が低いとお金が貯まらない人も少なくありません。そのような人はまず家計簿をつけて何にどのくらいお金を使っているのか正確に把握することから始めてみましょう。
2020年03月06日こんにちは、婚活FP山本です。FP相談の折には、基本的に年収確認のために源泉徴収票を持ってきてもらうのですが、意外と多くの方が見方を知りません。中には、大きめに自分の年収を勘違いしている方もいるほどです。特に手取り年収となると多少の計算が必要になりますから、尚更かもしれません。そこで今回は、源泉徴収票の見方とともに、手取り年収の計算方法などについて詳しくお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。「年収・給与所得・手取り年収」の違いを理解しようまずは、年収の基本的な種類についてです。普段はさほど意識しないものですが、実は年収というのは大きく以下の3種類があります。年収:税金などを差し引かれる前の額面年収給与所得:税金計算上の(給料での)年収手取り年収:実際に手元に来るお金の総額日常的に気にするのは「手取り年収(月収)」という方も多いですね。もちろん、普段はそれで問題ありません。とはいえ、残り2つの年収についても意識するほどに、肝心の手取り年収を増やせる可能性も出てきます。ちなみに、この3種類の年収すべてを確認できるのが源泉徴収票です。ぜひ一度、年末ごろにもらったであろう自分の源泉徴収票を確認してみましょう。総額の金額である「年収」を使うことが多い?自分が気にするのは手取り年収であることが多いですが、就活や婚活などで「他人に伝える時」には、総額の金額である「(額面)年収」を使うのが基本です。なぜなら、手取り収入は当人や勤め先の事情で変わってきますからね。それに、手取り年収は額面年収より少なくなりますから、自分の年収を大きく見せる効果もあります。どちらを使えばいいか迷った時には、基本的に「(額面)年収」を使っていきましょう。源泉徴収票に書かれている内容と見方!次は、源泉徴収票に書かれている内容と見方についてお伝えします。源泉徴収票は細かく色んな情報が載っていますが、基本的な「見るべきポイント」は以下の4ヶ所です。支払金額:この数字が(額面)年収給与所得控除後の金額:この数字が給与所得源泉徴収税額:所得税の確定額。源泉徴収された額との差額が還付される。社会保険料等の金額:健康保険料や厚生年金保険料などの本人負担分の総額「給与所得控除後の金額」とは、年収から給与所得控除というものを差し引いた後の金額です。給与所得控除とは簡単にいえば「税金計算上の経費」で、給与所得者だけが差し引ける特権といえます。税金計算をする際には、この数字を確認しましょう。また支払金額には、通勤手当など非課税なものは含まれていませんから、厳密に言えば実際の年収とは少しズレます。ひとまず、これらの見方はしっかり押さえておきましょう。税金の控除方法についても学んでいこう!源泉徴収票には他にも色々な情報が載っていますが、これらは基本的に「所得控除」に関する情報です。先ほど給与所得控除というものを年収から差し引く話がありましたが、当てはまるものがあれば同様に差し引け、その総額が「所得控除の額の合計額」の欄に記載されています。最終的には「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」を差し引き、残額に税率を掛けることで「源泉徴収税額」に記載された所得税額が計算できる流れです。今後は税金の控除方法についても学んでいきましょう。手取り年収の計算方法は「年収-(税金+社会保険料)」今度は、源泉徴収票での手取り年収の計算方法についてお伝えします。結論から言えば、以下がその計算式です。支払金額-(源泉徴収税額+社会保険料等の金額)簡単に言えば、「年収-(税金+社会保険料)」ですね。なお、厳密に言えば実際の手取り年収を計算するには「住民税」も考える必要があります。しかし、住民税額は源泉徴収票に記載がないどころか、そもそも「前年の所得分を今年支払う」という性質のものです。このため、なるべく厳密に計算したい場合は、給与明細の住民税欄にある数字を12倍するか、「住民税決定通知書」の数字を見る必要があります。どちらか簡単な方法で住民税額を確認して、より正確な「手取り年収」を把握していきましょう。慣れてきたら給与明細でも確認してみようより正確な手取り年収を……という場合には、やはり給与明細が大切といえます。給与明細がボーナス分も含めて一年分あれば、それを全て合計すればいい訳ですからね。とはいえ、そこまで正確な手取り額を知る必要があるケースは滅多にありません。その一方、やはり給与明細の内容を理解しておくことも大切です。概算的な手取り額の把握に慣れてきたら、給与明細についても少しずつ確認してみましょう。[adsense_middle]手取り年収を増やしたいなら控除を増やそう!ここからは、手取り年収について補足情報をお伝えします。まず、手取り年収を増やしたい場合は「所得控除を増やす」ということが重要です。先ほども少し触れた通り、使える所得控除を増やせれば税金計算上の年収が下がることになり、総じて納める税金額も下がることになります。ちなみに所得控除は現在14種類あり、家族や災害など自分の意志で簡単には増減できないものも多いものの、以下の控除なら場合によっては増額可能です。医療費控除:病院に行った、薬を買った等。確定申告が必要。寄付金控除:ふるさと納税をした。事前申請すれば確定申告不要。小規模企業共済等掛金控除:iDeCo(個人型確定拠出年金)をした。社会保険料控除:家族の年金保険料を肩代わりした等。生命保険料控除:一定の生命保険に加入した。3種類アリ。地震保険料控除:地震保険に加入した。一番ハードルが低いのは「生命保険料控除」でしょうか。最近では、ふるさと納税やiDeCoも人気が高いといえます。これらは全て会社員でもできる税金対策です。ぜひ少しずつ税金についての勉強も重ね、少しでも手取り年収を増やしていきましょう。ムリな支払いは「ただの無駄遣い」!考えてしよう所得控除を増やすということは、それに対応する「支払い」が基本的に必要になります。またiDeCoは掛金を下回る可能性がありますし、多くの控除には「限度額」もあるため、とにかく増やせばいいというものでもありません。ハッキリ言って、ムリな支払いは「ただの無駄遣い」です。しっかり税金のことを学んで考えて、そのうえで使えると判断した時にこそ所得控除を増やしていきましょう。税引前の税込年収を上げることも大切!今度は、税引前の税込年収(額面年収)を上げることも大切という点です。節税して手取り年収を増やすことも大切なのですが、けして手取り年収は額面年収を上回ることはありません。どんなに節税しても、あくまで額面年収の範囲でしか増えない訳です。それに、年収(給与所得)が増えるほどに税率も高まるからこそ、同じ節税行為でも節税効果が高まることにも繋がります。現代は中々年収が上がらない時代ですが、それなら「副業」という手段だってアリです。十分な経験や実力を身につけて「転職」するのもアリといえます。あなたの源泉徴収票に書かれた年収は、何らかの平均年収と比べていかがでしょうか?そもそも年収が低いと感じているのであれば、ぜひ今後は上げる努力にも励んでいきましょう。年収が高いほど税金額も増えるものの……稀に勘違いしている方もいるのですが、税金というのは稼いだ利益の一部を納める行為です。けして、「増えた年収分を上回る税金が発生した」ということはありえません。年収が高いほど税金額も増えるものの、やはり年収が高くなるほど手取り年収も増えます。もし万一、「年収を上げたら損」と考えているのであれば、それは完全な誤解です。今後、様々なことにお金が必要になるでしょうし、存分に稼いでいきましょう。[adsense_middle]「手取り年収-昨年の貯金額」で生活水準も分かる!最後に、手取り年収の応用的な使い方についてお伝えします。実は、「手取り年収-昨年の貯金額」を計算すると、当人の生活水準も計算可能です。理屈は簡単で、手取り年収から去年貯金できた分を差し引いた残りは、すべて生活に使ってしまったことになりますよね。さらにこの数字と、将来的な自分の年金額とを差し引きすれば、「老後生活一年あたりの予想貯金取り崩し額」が分かります。そしてその数字を35年分程度考えれば、60歳頃に必要な自分の老後資金額の目安が分かってくる訳です。なお、「定年後は生活水準も下がる」と考える方も多いですが、実際には下がらないことも多いといえます。甘めに考えるのではなく、むしろ厳しめに考えて、準備をしておきましょう。老後資金は2000万円では足りない?実際に先ほどのような計算をすると分かるでしょうが、老後資金は2000万円では足りないことが多いです。一般論で言えば「倍の4000万円程度」は必要で、それ以上になることもよくあります。国のいう2000万円とは、最低限という意味合いで捉えておいた方が無難です。お金は足りない分には困りますが、ありすぎて困ることはなく、余ったなら子供や兄弟姉妹を相続を通して助けることになります。ぜひ存分にお金を稼ぎ、そして老後に備えていきましょう。なお、老後資金は必ずしも現金や貯金で備えるものでもなく、資格取得や起業、資産運用などで備えることも可能です。そして「健康」も重要になってきます。いずれにしても、定年を迎えてからでは遅いですから、少しでも早くから準備を始めましょう。源泉徴収票で自分の年収を正しく知っておこう!源泉徴収票があれば、自分の年収を正しく知ることができます。概算的にですが、手取り年収だって計算可能です。そして、手取り年収を増やす努力とともに額面年収を上げることも重要といえます。自分の状況を客観的に理解し、そのうえで前進する材料にしていきましょう。
2020年02月27日年を通して働く給与所得者のうち年収500万円以上を稼いでいる人は3割いますが、女性に限るとその割合は約1割にまで減ります。女性の中でも高収入の年収500万円のシングルはどんな暮らしをしているのでしょうか。気になる生活レベルの実態について解説します。年収500万円の独身女性の仕事・職業は?美容費に関しては、美容院やエステなどに通う頻度や使う化粧品の見直しにより改善の余地があります。外からのメンテナンスに偏らず、食生活や運動、睡眠など内面から身体を整えることも大切です。趣味娯楽費Aさんは海外旅行が趣味で年2回海外旅行に行っており、1回あたりに約20万円。趣味娯楽費としては、旅行のための積立月約3万円とそのほかのレジャー費をあわせ月4万円を使っています。理想としては現在の半分、月2万円程度までは抑えたいところ。旅行の時期をずらしたり、パッケージツアーではなく自分でホテルや航空券を手配すれば旅費を抑えることができます。手間はかかりますが、自分で旅行プランを考えるのも旅行の楽しみでもあります。貯蓄・投資Aさんは手取り収入をほぼ使い切ってしまっており、月に1万円しか貯蓄や投資に回せていない状況。収入が高いため黒字ではありますが、転職などで収入がダウンしたり、急な出費があればすぐに赤字になってしまいます。一人暮らし・独身の場合、手取り年収の30%(年収500万円・手取り年収390万円であれば年間約120万円)以上を貯蓄や投資に回すのが理想です。Aさんの場合、被服費や美容費、趣味娯楽費への出費が平均に比べかなり多く、これらを抑えれば理想的な割合にだいぶ近づきます。貯蓄や投資を行う際の基本は「先取り」。残ったお金を貯蓄や投資に回すのではなく、最初に貯蓄や投資に回すお金を確保し、残ったお金で支出をやりくりするのがポイントです。年収500万円・独身女性の理想的な支出割合年収500万円・独身女性の理想的な支出割合は次の通り。大きく乖離している支出項目があれば、その項目にお金を使い過ぎている可能性があります。生活スタイルや価値観、住んでいる場所などによって何にどのくらいお金がかかるか、お金を使うかは当然違ってきますが、家計を見直す際の目安にはなります。実家暮らしであれば家賃や水道光熱費がなく、食費などの負担も減ります。浮いたお金は家にも入れつつ、残った部分を貯蓄や投資に回せば、手取り収入の50%以上を貯蓄や投資に充てることも十分可能です。年収500万円の独身女性の暮らしに関するまとめ年収500万円の一人暮らし独身女性の場合、平均的な生活をしていれば月10万円程度の黒字となり、家計には比較的余裕があります。とはいえ少しの贅沢ですぐに使い切れてしまう金額でもあり、家計管理を意識しているかによって資産額には大きな差がついてしまいます。現在の生活を楽しみながら思い描く将来を実現するためにも、貯めるお金をしっかり確保した上で、メリハリのあるお金の使い方をしていくことが大切です。
2020年02月25日こんにちは、婚活FP山本です。今は本当に年収が低くて上がらないと言われることが多いですが、一方でドンドン年収が上がっている方もいます。この年収格差には様々な理由や原因があるのですが、意外なほどに年収が低い人ほど嘆くばかりなのかもしれません。しっかりと原因を突き詰めて、対処していきましょう。そこで今回は、年収が低い業界や職種、給料が安い人の理由や特徴などをお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。業界別の平均年収ランキング!年収が低いのは……?まずは、業界別の平均年収をランキング形式でお伝えします。平成30年の国税庁「民間給与実態統計調査」によると、以下の通りです。1位:759万円…電気・ガス・熱供給・水道業2位:631万円…金融業、保険業3位:622万円…情報通信業4位:520万円…製造業5位:502万円…建設業6位:498万円…学術研究・専門・技術サービス業、教育・学習支援業7位:446万円…不動産業、物品賃貸業8位:445万円…運輸業、郵便業9位:437万円…複合サービス事業10位:397万円…医療・福祉11位:383万円…卸売業、小売業12位:363万円…サービス業13位:312万円…農林水産・鉱業14位:251万円…宿泊業、飲食サービス業全体平均:441万円全体平均を基準に考えると、下位6業界が「年収が低い」と言えそうです。逆に上位3業界は100万円以上上回っていますから、相対的に「年収が高い」と言えるかもしれません。そして、1位と最下位を比べれば3倍もの開きがあるのが特徴的でしょうか。あなたの年収と比べていかがですか?もし、この統計よりも年収が低いようであれば、別の転職先を探すのもアリかもしれませんね。業種として年収が低いなら自然と低いもの業界の景気・不景気というのは、企業規模にもよりますが、それでもある程度は同じです。業界・業種として年収が低いなら、どうしても自然と低くなりがちといえます。転職を考える際は、つい同業で探しがちですが、場合によっては業界を変える姿勢も大切です。もっとも、どうしても転職では「年齢」を問われますから、早期の決断が大切といえます。その上で、未経験ではありますが改めて一から全力で物事を覚えていきましょう。職業・職種別平均年収ワーストランキング!次は、職業・職種別の平均年収をワーストランキング形式でお伝えします。マイナビ転職の2019年版「職種別モデル年収平均ランキング」によると、ワーストランキングは以下の通りです。1位:308万円…マッサージ師・柔道整復師・鍼師・灸師2位:328万円…通訳3位:350万円…消防士4位:365万円…管理栄養士・栄養士・フードコーディネーター5位:375万円…ファシリティマネジャー6位:376万円…医療事務・医療秘書7位:379万円…マーチャンダイザー8位:390万円…児童相談員9位:398万円…品質管理・保証(建築・土木・プラント・設備)10位:399万円…フォトグラファー予想通りですか?それとも予想外でしょうか?個人単位を見れば違っていても、ひとまず平均年収としては低いのが上記のような職業です。そして平均年収として低いのなら、その職業の人は総じて「年収が低い人が多い」と言えるでしょうね。これらの職業を目指そうとしている人は、それなりの覚悟が必要かもしれません。これらの職業を夢とする方なら良いようにも思えますが、どうしても年収が低いと辛くなってきます。最低限、年収のこともちゃんと考えたうえで仕事を探しましょう。会社や仕事によっても評価基準は違うが……就労現場からは、よく「正当に評価されない」という声を聞きます。がんばっている人ほど、この点に不満を抱きがちです。しかし、経営者もお金が無ければ支払えませんし、そもそも会社や仕事によっても評価基準は違います。しかも、おおよそ自己評価と他者評価は違い、他者評価のほうが低いものです。どうしても不満を解消できないのであれば、さらに実力を高めるか転職することをおすすめします。「非正規雇用」が理由になることも多い!今度は、さらに別角度で年収が低い理由をお伝えします。間もなく「同一労働同一賃金」が始まりますが、その元となった正規社員と非正規社員の格差も理由になりがちです。実際問題、非正規雇用の方との年収格差は以下のようになっています。男性:正社員559万9000円、非正規236万円女性:正社員386万円、非正規154万1000円現在のところ、働く男性の約2割、働く女性の約6割は非正規雇用です。分かりやすいアルバイトの方もいる一方、中には正社員と同じ仕事をしていても年収が違うことも多いといえます。だからこその今回の法改正ですが……どこまで変わるでしょうか。ちなみに非正規雇用は、非正規雇用である・あった事を理由に正社員になれないという更なる悪循環を生み出していることもあります。あるいは、うつ病や引きこもりなど別の悪影響がでることも多いです。何とも悲しい問題ですね。男性・女性の差は無くなりつつあるが……統計上は残っているものの、一昔前に主流だった男女間格差は無くなりつつあります。ただし、それはあくまで会社制度の話であって、肝心の「人間心理」はまだまだ格差が残っているかもしれません。男尊女卑な男性も多いですし、女性の3割は未だ専業主婦希望です。しかし一方で年収の低い男性も増え、しっかり働く女性も増えましたから、時間の問題かもしれません。ひとまず、このような統計を通した現実だけはしっかり知っておきましょう。[adsense_middle]給料が安い人の特徴は「自分で考えて動けない人」?次は、給料が安い人の特徴についてお伝えします。これは諸説ありますが、おおよそまとめれば「自分で考えて動けない人」かもしれません。特に何もせずグチや文句ばかり、何かをしていても明後日の方向を向いている方、指示や指導がないと何もできない人も多いです。最近では副業をしている方も多いですが、友人の副業セミナー主催者に聞くと、参加者の多くは「相応のところに勤める高学歴な方」と言います。逆に、年収が低い女性ほど年収の高い男性との結婚を夢見がちですが、その割に婚活に励んでいる方は本当に一握りです。自分の低い年収を上げるにはどうしたらいいか、あなたは真剣に考えた事はありますか?できない理由を並べているヒマがあったら、代わりに上げる方法を考えていきましょう。大卒でもダメな人もいる一方、ドンドン中途採用される人もいる少し余談ですが、必ずしも年収と学歴はイコールではありません。大卒でもダメな人もいる一方、学歴は高卒や中卒でもドンドン中途採用される人もいます。一概には言えないものの、突き詰めれば「どうしたらいいか自分で考えて動けたか否か」の違いです。どうしても自分で考えられないなら、誰かに相談して知恵や知識を借りることもできます。現代ならネットで調べてもいいかと。頓珍漢な行動をしてもダメですから、まずは存分に考え抜きましょう。平均給料が安い仕事の特徴は「単純労働か結果主義」今度は、平均給料が安い仕事の特徴についてお伝えします。これは結論から言えば、「単純労働か結果主義」が基本です。前者は誰でもできる簡単な仕事が多く、後者は一部の勝ち組に利益が集中しますからね。先ほどの職業統計でも、何となくイメージできるのではないでしょうか。逆に平均給料が高い仕事の特徴は、やはり「知的労働か独占業務」です。先ほどの業界別統計でも、顕著に表れています。つまり年収を上げたいのなら、稼げる方向性で十分な勉強をするか、あるいは相応の会社に就職するかが近道といえます。少なくとも、「特に何もできませんし、したくもありませんが、高い給料下さい」は通りません。年収を上げたいのなら、まずは「自分の市場価値」を高めていきましょう。製造業や病院あたりは代表例。総務は様々あまり統計には表れていませんが、実は給料が安い仕事の代表例は、製造業や病院が当てはまることも多いです。製造の現場はアルバイトということも多く、病院は乱立による過当競争で苦しんでいるところも多くなっていますからね。ケースバイケースなのは「会社の総務」でしょうか。花形部署ということもあれば、雑用ということもあります。どうせなら、ぜひ平均給料が高い仕事を選べるようになっていきましょう。[adsense_middle]給料が安い人に訪れる未来は絶望的?最後に、給料や年収が安い人にとって大切なことをお伝えします。そもそも年収が低いだけで普段の生活が苦しいでしょうが、それ以上に苦しいのが「老後生活」です。老後の年金は現役中の年収と連動していますから、年収が低ければ年金も低くなります。また令和元年には「老後資金として2000万円必要」と言われました。年収が低い人は生活水準も低いことが多く、2000万円も要らないこともありますが、相応の貯金が必要な現実は変わりません。貯金できなければ、「働けるうちは働く」という極めて刹那的な人生になるでしょう。残念ながら人間には健康寿命がありますから、死ぬ直前までは働けません。働けなくなった後を想定し、ぜひ早いうちから年収を高める行動を取っていきましょう。初任給から大して変わってないなら転職しよう人間は、基本的に変化が苦手です。たとえ年収が低くても、変化を嫌って低い年収を受け入れてしまう傾向にあります。このため年収を上げたい場合は、変化を嫌う意識改革も重要です。その上で、勉強や転職活動などの「新しい行動」を取ると良いでしょう。年収は、その行動目安にもなります。初任給から大して変わっていない、あるいは平均年収より大きめに安いのであれば、できれば転職に向けて取り組んでいきましょう。年収が低いのなら上げていこう!結局のところ、嘆いていても低い年収は上がりません。どうやったら上がるかを真剣に考え、具体的な行動を起こす必要があります。年収が上がる保証はありませんが、けして努力はムダにはなりません。むしろ年収が上がるまで努力してこその「努力」ですから、まずは懸命に励んでいきましょう。
2020年02月24日こんにちは、婚活FP山本です。一般的な学校では税金のことを学ばないため、自分の年収にかかる所得税がどれくらいか分からないという方も多いといえます。特に会社員の方なら、税金のことは何となく年末調整すれば済みますから、尚更かもしれませんね。とはいえ思わぬ損をするかもしれませんから、最低限のことは知っておきましょう。今回は、年収と所得税の関係や基本的な税金の計算方法をお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。日本の所得税率は年収が高まるほど高くなる!まずは、そもそもの所得税の基本についてお伝えします。日本の所得税というのは累進課税制度が採用されており、簡単にいえば「年収が高いほど所得税率も上がる」制度です。現在の所得税率は年収によって7段階に分類されており、最高税率は45%になっています。ちなみに累進課税制度は、「担税力」が背景にある制度です。年収が高いほどに、高い税金を負担できますよね……という考え方になります。同じ税率でも年収が高いほどに税金額も高まる訳ですが、この制度によってさらに税金額が高まる訳です。年収が高い人にとってはイヤな制度でしょうが、文句を言っても税率や制度は変わりません。特に年収が高い人ほど、まずこの基本については押さえておきましょう。所得税は累進課税制度、住民税は一律計算と違う前述の通り、所得税は累進課税制度によって年収が高まるほど税率も高くなります。しかし、もう一つの住民税については一律10%で計算する制度です。年収の低い人には厳しい制度とも言えますが、十分に所得税で恩恵を受けている訳ですから、喜んで受け入れましょう。合わせて、税金初心者の方は2つの違いを知っておくことが大切といえます。税率以外にも少しずつ違いがありますが、まず初心者の方は所得税をしっかり理解しましょう。税金の目安となる一覧表!分岐点を押さえておこう次は、所得税の税率と税金額の目安についてお伝えします。結論から言えば、以下が目安です。なお、税金額の計算方法は「課税所得金額×税率-控除額」になります。また現在は、東日本大震災からの復興のためとして、「復興特別所得税(基準所得税額の2.1%)」も必要です。基準所得税額とは、普通に所得税額のことと考えておけば問題ありません。ひとまず、税率が変わる分岐点については押さえておいて頂きたいところです。同時に、自分はどの程度の所得税を支払っているのかも押さえておきましょう。年収と課税所得の違い、関係性にも注意を!税金を計算する際には、年収と課税所得の違い、関係性にも注意が必要です。例えば会社員なら給料(給与所得)を貰いますが、この場合は年間給料(年収)から以下の「給与所得控除」を差し引いて課税所得金額を先に計算します。なお、給与所得控除は変更の流れになっており、令和2年分の計算時にはまた変わる予定です。数字の変更には注意しつつ、「年収-控除=課税所得」という関係性を覚えておきましょう。税金の計算方法は、単なる割合算出ではない今度は、税金の計算方法において大切な控除についてお伝えします。まず、簡単にいえば税金の全体的な計算方法は以下の通りです。収入-経費(控除)=利益(課税所得金額)利益(課税所得金額)×税率=税額そして、経費とは収入を得るために必要だったものだけでなく、以下のような個々人の事情に合わせたものも経費化できます。なお、以下はその一部です。基礎控除:誰でも差し引ける。38万円。2020年分から変更予定。配偶者控除:配偶者がいる場合。1~38万円。年収要件アリ。医療費控除:医療費を支払った場合。金額は医療費次第で、最高200万円。社会保険料控除:社会保険料を支払った場合。金額は全額。生命保険料控除:生命保険料を支払った場合。3種類あり、合計最大12万円。税金の計算方法は単なる割合算出ではないため、同じ年収でも最終的な税金額は個々人で違ってきます。あくまで「自分の場合はどうか」で考えましょう。控除額を積み上げ、税率パーセントを下げようすでにお気づきかもしれませんが、税金は控除額をどれだけ積み上げられたかが勝負です。その分だけ、最終的な税金額が下がりますからね。ついでに税率パーセントも下げられると、割高な税率部分の税金支払いをしなくてよくなりますから、よりお得といえます。税率が変わる分岐点あたりの年収の方は、特に意識すべきです。存分に使える控除を考え、税金の引き下げ(節税)を図っていきましょう。[adsense_middle]会社員でもできる税金対策も色々ある!今度は、会社員でもできる税金対策についてお伝えします。先ほどの通り、税金対策は「〇〇控除」の積み上げが基本です。しかしそれ以外にも色々あり、最近の代表例としては「iDeCo(個人型確定拠出年金)」が挙げられます。これなら節税しつつ、老後対策も可能です。他には「ふるさと納税」も有名といえます。これは直接的な節税にはなりませんが返礼品がもらえますから、そういう意味で一種の税金対策です。ちなみにふるさと納税は、以前は確定申告が必要でしたが、現在は一定条件の元で不要となっています。さらに、事情によっては「子供などの国民年金保険料を肩代わりする」のもおすすめです。会社員だからと諦めず、何か方法はないのか模索してみましょう。平均的なコツコツ支出は資産形成にも最適!先ほどのiDeCoのような「平均的なコツコツ支出」は、資産形成にも最適です。余った分を貯金するような方だと、中々お金も貯まらないのではないでしょうか。節税とは資産形成のためという側面もありますが、純粋な資産形成の方への意識も大切です。ただでさえ年収が上がらない時代ですから、節税を通して資産形成も図っていきましょう。「年収を上げたら損」という訳ではない!最後に、大切な補足情報をお伝えします。結論から言えば、「年収を上げたら損という訳ではない」という点です。年収を上げても税率も上がりますから、最終的な手取り額は大きく変わらないと感じる方もいます。これ自体は、けして間違っていない感じ方です。しかし、それでも「上がった年収を上回る税金を取られる」という事はありません。また不必要な経費アップは、最終的に手元に残るお金が少なくなる行為です。結局、年収アップに励み、必要な範囲で経費を増やすという「普通の姿勢」が一番といえます。あまり極端に考えず、日ごろは仕事に励みましょう。将来的に必要な金額は莫大!年収アップを!先般、老後資金2000万円問題が取り上げられましたね。年収アップを考えず、またムダ使いをして、この金額を貯められるでしょうか?一方、だからこそ節税も重要です。年収が高い人ほど節税は大切ですが、年収が低い人は低い人で少しでも手取り額を上げる必要があります。将来的に必要な金額は莫大だからこそ、平均的にコツコツ努力を重ねていきましょう。年収を上げつつ所得税は下げる努力をしていこう所得税は年収が高まるほどに高くなります。一方で税金には様々な対策方法があり、一部は会社員の方でも活用可能です。普段は年収を上げるために励まれているでしょうが、一方で今後は所得税を下げる努力をしていきましょう。
2020年02月21日もしも結婚を考えている彼よりも年収が高い場合、言うべきか迷う人も多いようです。そこで今回は、彼より年収が高いことをいうべきかどうか、そのタイミングなどを紹介します。合理的に考える男性は許容するケースが多い一般的に男性よりも女性の方が年収が高いと、男性のプライドを傷つけてしまうのではないかと思われがちですよね。実際には男性の多くが女性の方が年収が高くても良いと考えており、家計が楽になるなど収入が安定することに安心感を感じる人も少なくないと言われています。これは共働きの家計が増えてきていることも理由の一つで、女性が思っているよりも合理的に考えている人が多い傾向があるのです。男性の考え方や性格によっては要注意ただ注意しなければいけないのが、結婚を考えている男性の考え方や性格によっては女性の年収の方が上だという事実にコンプレックスを抱えてしまう可能性がある点です。例えばプライドが高い男性や女性を軽視する考えを持っている男性の場合、自分よりも相手の方が年収が高いという事実にショックを受けたり嫉妬してしまう可能性がありますよね。ほかにも何でも自分が一番でないと気が済まないという傾向がある男性の中にも、女性の方が年収が上だと許せない人もいます。このため、結婚を考えている相手の考え方や性格によっては年収が高いことを伝えるのは避けた方がいいという意見もあるようです。伝えるタイミングはいつがいい?結婚を考えている彼よりも自分の年収が高いことをいつ言えばいいのか、迷っている女性は多いですよね。言うタイミングとしては、結婚についての具体的な話が出た頃が良いと考えられています。将来設計に関する話をする中で自身の年収と相手の年収を照らし合わせて検討することは大切ですし、お互いの価値観のすり合わせをするタイミングとしても効果的です。プロポーズをされた後だと男性側は「騙された」と思ってしまう可能性もあるため、タイミングを慎重に見極めることが大切だと言われています。言わないまま結婚するのはあり?言わないまま結婚する女性も多いと思いますので、特に否定はしません。ただ、家計のやりくりをしていく中で、大体の貯金額を決めるタイミングや、こどもができたら保育園の申請時に収入を提出しなければいけない場合もあったりと、旦那さんの方に知られてしまうタイミングはあると思います。女性の方が年収が高くても構わないという考え方だったとしても教えてくれなかったことに不信感を抱えてしまう男性がいるようなので、男性の性格に合わせて事前に言うか言わないかを決めていくといいと思います。
2020年02月15日家計の支出の中でも特に大きな割合を占める家賃。どれくらいの家賃が適正なのか気になる人も多いのではないでしょうか。今回は年収400万円の世帯における家賃の適正相場について解説します。年収400万円の人の手取り収入は約300万円ホームメイト「全国標準(相場)家賃データ」【年収400万円・独身世帯】の家賃と生活費年収400万円(手取り年収300万円・ボーナスをならして月収換算25万円と仮定)、独身一人暮らし世帯の家賃とそのほかの生活費、貯蓄・運用資金の割合(適正額)の目安は次の通り。年収400万円・独身一人暮らし世帯では6万円弱が家賃の目安です。[adsense_middle]一人暮らし世帯の生活費&貯蓄の割合(適正額)の目安独身の一人暮らし世帯の場合、しっかりやりくりすれば手取りの3割弱を貯金や運用に回すことは十分可能です。しかし家計にそれほど余裕があるわけではありません。外食代や趣味などにお金を使い過ぎていたり、特に浪費したつもりがなくても支出が理想的な割合を少しずつオーバーしたりしていると、すぐ赤字になってしまいます。赤字が出ている場合はもちろん、貯金ができない状況が続いている場合には早急に家計の見直しを行うようにしましょう。*合計額は便宜上カッコ内の割合、金額で計算。【年収400万円・4人世帯】の家賃と生活費年収400万円(手取り年収300万円・ボーナスをならして月収換算25万円と仮定)、小学生の子供が2人いる4人家族世帯の家賃とそのほかの生活費、貯蓄・運用資金の目安は次の通り。年収400万円・4人家族世帯では約7万円が家賃の目安です。ここでは児童手当(小学生1人あたり月1万円、3人目以降は月1万5,000円)をそのまま貯金(または運用)に回すと想定し、割合には含めていません。4人家族(夫婦・子供2人)の生活費・貯蓄の割合(適正額)の目安夫婦と子供が2人の4人家族世帯の場合、年収400万円(手取り300万円)では家計に余裕はありません。手取りの1割以上を貯金や運用に回せれば理想的ですが、それが難しい場合には、少なくとも児童手当には手を付けず貯金に回すように努力しましょう。*合計額は便宜上カッコ内の割合、金額で計算。月7万円の住宅ローンで購入できる物件の目安家賃を払い続けるよりも家を購入したほうがいいと考える人もいるでしょう。家賃と同じ返済額で住宅ローンを組むとすると、どのくらいの家が購入できる(ローンが組める)のでしょうか。住宅ローンの審査では、一般的に年収に占める年間返済額の割合(返済比率)が20〜40%以下であることが条件となっており、返済比率の条件は借入希望者の年収や金融機関によって異なります。フラット35の場合、税込年収400万円未満の人は返済負担率30%以内、税込年収400万円以上の人は返済負担率35%以内が条件となっています。月7万円の返済で借りられる金額(フラット35・元利均等返済の場合)年収400万円の人の適正家賃である7万円で借入できる金額を試算すると次のようになります(フラット35を利用する場合)。借入金利1%の35年ローンであれば、借入可能額は約2,500万円。ただし借りられる金額が必ずしも返せる金額ではないということに注意しなければなりません。返済計画に無理がないか、慎重に検討した上で購入を判断することが大切です。金融機関の提供する住宅ローンの借入可能額はフラット35より少ない金融機関の提供するフラット35以外の住宅ローンの借入可能額は、フラット35の借入可能額よりも通常少なくなります。これはフラット35の審査が実際に適用される金利を使って行われるのに対し、それ以外の住宅ローンの審査は審査金利(金融機関により3〜4%程度)を使って行われるためです。毎月返済額7万円、借入金利1%の35年ローンを組む場合、返済比率の条件が同じ35%以下であれば、フラット35を利用すれば2,479万まで借りられます。それに対し、民間の住宅ローン(審査金利3%の場合)を利用すると1,818万円までしか借りられません(返済比率の条件をフラット35よりも高い40%以下に設定している金融機関も多く、その場合の借入可能額はこれより多くなります)。金利が返済期間中変わらないフラット35と、より低金利の変動金利型や固定期間選択型などがある民間の住宅ローン。どちらが優れているということはありません。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、あなたに合った住宅ローンを選ぶことが大切です。住宅購入後にはローン返済以外の負担もある住宅を購入するとローンの返済以外に、火災保険料や税金(固定資産税・都市計画税)、将来の修繕費の備えなど保有するためのコストがかかります。返済額が今の家賃と同じでもこのコスト分だけ負担は増えるため、借入額と毎月の返済額はその点を踏まえて決めなければなりません。年収400万円の家賃の目安に関するまとめ年収400万円(手取り約300万円)の場合、独身1人暮らし世帯では月6万円弱、家族のいる世帯では月7万円が適正な家賃の目安です。住んでいる地域や個別の事情によって適正額以下の物件を見つけられない可能性もあり、その場合には他の支出項目や通勤・通学の利便性などを考慮しながら家計をやりくりしなければなりません。すべて理想通りにはいかないかもしれませんが、家計のバランスを保つための指針として活用していただければ幸いです。
2020年02月14日確定申告は、前年の所得を申告して税額を確定させる手続きのこと。会社員の場合、給料から税金が天引きされて、年末調整で清算されているので関係ないと思いがちだが……。「じつは会社員にも確定申告が必要な人がいます。年収2,000万円を超えた人、20万円を超える副業の所得がある人です」そう語るのはファイナンシャルプランナーの大江加代さんだ。年金収入とは別に、年20万円を超える所得のある年金生活者も確定申告をする必要がある。正しく行わなかった場合、後から多めに税金を取られることにもなるのだ。【確定申告を必ずやらないといけない人】□サラリーマンで「年収が2,000万円を超えている人」年末調整が行われなくなるので、確定申告する必要がある。□サラリーマンで「2カ所から給与をもらっている人」年末調整は1つの会社でしかできない。もう片方分は確定申告する必要がある。□サラリーマンで「副業で20万円を超える所得がある人」必要経費を差し引いた所得が20万円を超えると申告しなければならない。□年金生活者で「公的年金以外に20万円を超える収入がある人」必要経費を差し引いた所得が20万円を超えると申告しなければならない。そんなめんどうくさい確定申告。「しかし、する義務がなくても、申告すれば払いすぎた税金が戻ってくることがあるんです」サラリーマンは給料から、所得税が源泉徴収されている。この税額が“正しい税額”よりも多い場合、その差額が還付されるのだ。「所得税額は、収入から基礎控除や給与所得控除、配偶者控除など、各種控除額を引いた金額である課税所得に、その額に応じた税率をかけて、導き出されます。つまり、控除額が大きく、課税所得が小さくなれば、税金は少なくなるのです」じつはサラリーマンの給与から源泉徴収されている所得税はその年の“見込み額”。年に1回、12月に年間の収入が確定した時点で“年末調整”で清算して、本来の税額との差額分を、会社員に還付したり、追加徴収したりする。「配偶者控除や扶養控除、各種保険控除などは年末調整で申請できます。しかし、そこで申請し損なった場合や、医療費控除や寄付金控除など年末調整で処理できない控除は確定申告をしないと、課税所得に反映されないのです」新しい課税所得で計算し直した所得税の額と、すでに払った額の差額が還付されることになる。この申告を還付申告という。「確定申告の時期は、今年は2月17日〜3月16日ですが、還付申告に関しては、年明けから受け付けています。4月ごろまでには還付金が振り込まれるはずです」さらに、住民税は前年度の課税所得によって決まるので、還付申告することで、こちらの税額も安くなる。国税庁によれば、’18年に確定申告した2,221万人のうち、約6割の1,305万人が還付申告をしていて、4年連続増え続けている。「ふるさと納税の誕生は大きかったかもしれません。主婦の方にも、控除の手続きをきちんとすればお得なことがあるという認識が広まっていると感じます」はたして、自分も還付申告できるのか。税理士の二橋祐多哉さんが解説してくれた。「配偶者特別控除は、サラリーマンの場合、年末調整で申請します。しかし、妻が該当するのに、申請をしていないというサラリーマン家庭はじつは多いのです。以前は年収141万円までの配偶者しか特別控除の対象者にはなりませんでしたが、’18年に女性の社会進出を後押しするために、『201万円まで』に引き上げられたのです。この制度変更を知らず、手続きをしていない人が多くいます」たとえば、夫の年収が500万円で、妻のパートの年収150万円ほどの世帯だと、配偶者特別控除の申請をすれば、夫の所得税の還付と住民税の減額で、およそ7万円得することになる。逆に、制度変更を知らず、申請をしなければ、7万円を損したことになる。「多くの家庭に関係ありそうなのは、医療費控除でしょう。病院で払ったお金だけではなく、通院のための交通費や、介護費用も計上できます」仮に、年収500万円ほどの人が20万円の医療控除を申告した場合、約1万円が還付。住民税の減額とあわせると、2万円の得になる。インターネットはもちろん、スマホでも確定申告ができるようになった。また、この時期は無料の相談会が、税務署や市役所で開かれていることも多い。うちはサラリーマン家庭だから、年金暮らしだから確定申告は関係ないと思っていると、意外な損をしているかも……。「女性自身」2020年2月18日号 掲載
2020年02月06日年収300万円台ボーナスなしで年間100万円の貯金を継続している3児のママ、Nagomyさん(@nagomy39)。これまで、家事の手間を少しでも減らすために断捨離を続け、ついに衣替えをしなくても良い画期的なシステムが出来上がったそうです。 被服費の節約にもなり、家事の時短にもなり、毎朝コーデに悩む無駄な時間もなくなり、いつでも快適に過ごせるようになったという、Nagomyさん流の「被服費0円サイクル」を教えてもらいました♪ 衣替えをなくす洋服の手放し方「自分が一番似合う服だけに絞ってみよう!」 私はインスタグラムなどでキラキラしているおしゃれさんではありません。少しでもおしゃれさんに近づけるように、いろいろ試して流行を追ったこともありましたが、毎日コーディネートに悩み、悩む時間も長く、一生懸命考えてコーデした割にあんまりおしゃれに見えない……。 また、流行を気にして購入した洋服は、次のシーズンには流行遅れになっているし、手持ちの洋服とは合わせづらいのでトータルコーデで購入することになり、どんなにプチプラのもの買ったとしても結局かなりのお金がかかってしまっていました。 そして、やっと気が付いた。一番おしゃれに見えてしっくりくるのは定番コーデなんだ、と。 服を断捨離するとき、「何を手放したらよいのかわからない」という方は、まずはNagomyさんがおすすめする下記の方法で、“自分に似合う服だけ”に絞り込んでみましょう! ①パーソナルカラー診断で自分に似合う色を知ろうある日、鏡に映った自分を見て率直に思ったこと。「わたし、黒が全然似合わない……」 そんなときに、自分に似合う洋服をどう選べば良いのかネットで検索していると、パーソナルカラー診断というものがありました。 きちんと調べてくれるサービスや書籍も多数販売されていますが、私が利用したのはネット上で無料でできるものです。私は「スプリング」タイプです。いくつかの無料診断で試してみましたが、スプリングタイプと出ることが多く、おすすめの色を見ても、自分でも一番似合うと思って好んで買っていた色とばっちり一致していたので、これは間違いない!と思いました。 パーソナルカラーとは、その人が持って生まれた肌や髪、瞳などの色と雰囲気が調和する色、つまりその人に“似合う色”のことです。自分のパーソナルカラーを知っておくことで、服選びの際に色で迷うことがなくなり、断捨離のときには似合わないと感じるものを手放すことができますね。 ②骨格診断で似合うスタイルを知ろう次に実践したのが、骨格診断。私は体育会系出身。水泳、柔道、水球とやってきたおかげで、今も素晴らしい二の腕がご健在(泣)。 それなのに、上半身がタイトでボトムスがワイドなものを着ては「なんかしっくりこないなぁ」とモヤモヤ……。 パーソナルカラーを診断していると、合わせて骨格診断も検索結果に出てくることが多かったので、一緒にやってみることに。 私は、「ストレートタイプ」。首や胸元が縦にすっきり見えるものが似合うとのこと。確かに、シャツを着て胸元まで開けて中のシャツやタンクトップを見せるように着ているときが、自分でも一番しっくりきていたのです。 骨格診断では、太っている、痩せているなどに関係なく、生まれ持った骨格を体の質感やラインの特徴などから、3つの骨格タイプに分類します。自分の骨格タイプがわかれば、自分の体形をきれいに見せてくれるファッションアイテムを見つけられるようになるのです!こちらもネットで検索すると、無料で診断できるサイトが多数出てきます。 ③似合わないアイテムは処分しよう自分に似合う服がわかったところで、自分に似合わないイマイチなものは処分しましょう。「イマイチだな~」とか、「この洋服、コーデしづらいんだよな~」と思っている洋服は、どんどん処分した方がいいと私は思います。 クローゼットやタンスに入っていると、毎日目にするので「着ないともったいないよな~」という気持ちになります。でも、着ても結局、自分に似合わなくて1日モヤモヤ……。モヤモヤした気持ちでいると、1日の家事・育児・仕事のパフォーマンスは悪くなる一方だと思います。逆に、お気に入りや似合う服を着ているときって、やっぱり気分も晴れ晴れウキウキするし、仕事がはかどるものです。 自分に似合わない服がわかったら、勇気を出してどんどん断捨離!自信を持って着こなせるアイテムだけが手元に残ると、コーディネートで失敗することもなくなり、なんだか心強い気がしますね。 「私服を制服化」して衣替えいらずに!洋服の手放し方がわかったら、次は「私服の制服化」に挑戦です!まずは、1週間毎日違う服を着られるように7パターンに絞ると良いと思います。 1週間毎日違う服を着られる7パターンということは、トップス7枚+ボトムス7枚。アレンジ次第で最大42パターンは作れるので、1カ月間、毎日違うコーデを楽しむことだって可能です。 そのうち、よく着るコーデとあまり着ないコーデが出てくるので、あまり着ないものをまた減らしてみる。そしてどんどん一番お気に入りのものだけに絞り、最終的には3パターンで足りることに気付くと思います。ジーパンやホワイトパンツは年中着られるので、ボトムスの数はトップスよりも少なくて済みます。 わが家ではこうしてパターン化することを【私服の制服化】と呼んでいます。 写真提供/@nagomy39さん 写真提供/@nagomy39さん 最終的に、定番の3コーデをローテーションで着ることで、毎朝コーデに悩む時間が短縮されます。これで「私服の制服化」が完了! Nagomyさんいわく、一気に3セットまで洋服を減らしてしまっては、リバウンドもしやすいとのこと。まさに、ダイエットと同じで、一気にやり過ぎるとストレスを感じて物欲が大爆発してしまい、減らした分と同じだけ洋服を衝動買いしてしまうことも……!? 断捨離にストレスに感じないよう、無理なく少しずつ手放していくのがコツだそうです。 被服費0円サイクルここまでくれば、「被服費0円サイクル」の完成も目の前! 洋服の買い方定番コーデが決まったら、あとは同じ系統のものを買い替えるだけ!白シャツに不具合が出てきて、そろそろ買い替えかな~と思ったら、同じ白シャツを買い替えれば良いだけ。 ジーパンが擦れてきたな~と思ったら、ジーパンを買い替えるだけ。あれこれ流行を追って疲れることもないですし、定番の自分に一番似合うが分かっているので無駄に神経をすり減らすこともありません♪ 不用品はフリマアプリで売却私服の制服化によって衣替えがなくなりましたが、衣替え時期に家中の不用品を見直してはフリマアプリで売却しています。 その売却益を使って、洋服を買い替えれば家計からの持ち出しはゼロ! 衣替え時期は、フリマアプリ各社がいろいろなキャンペーンをおこなう時期でもあります。販売手数料が無料になったり、新規登録者にポイントプレゼントがあったりと、よりたくさんの方が購入を考える時期でもあるので、かなり売れやすいです。 写真提供/@nagomy39さん こうして、断捨離→不用品を売却→売却益で必要な服のみを購入という「被服費0円サイクル」が出来上がります。 「私服の制服化」Q&AQ.冠婚葬祭用の服は?A.ドレス1着、礼服1着あればOK 結婚式用にドレスを1着、お葬式・入学式・卒業式などあらゆる場面で着れるブラックフォーマルの礼服1着さえ持っていれば十分です。「喪服と、入学式などおめでたい場面で着る礼服って同じでいいのかな?」と疑問だった私。どうやら、礼服という大きなくくりの中に「喪服」というカテゴリーがあるということらしく、兼用でもなんら問題ないようです。 入学式などでは、明るい色のコサージュやブローチ、ネックレスなどの小物で華やかさを足せばOK。H&Mで大きなお花のコサージュなどが売られているのでおすすめですよ♡ Q.3パターンで洗濯は間に合う?わが家では毎日洗濯しているので、3パターンでも追いつかないということはありません。雨の日は部屋干ししたり、梅雨や花粉の時期は浴室乾燥機を使います。 ただ、3パターンに絞ると管理がラクになる反面、すべての洋服の着用回数が多いので洗い方には気を使っています。 ・ランドリーネットに入れる・裏返して洗う これをするかしないかの違いだけで、洋服の傷み具合も全然違うので、多少面倒くさくても裏返すかネットに入れるかは必ずおこなうようにしています。 毎日違う服を着る必要はない昔は、毎日違う服を着ていないと、周りから「あの人また同じ服着てる」って思われるかも……と感じて毎月のように洋服を買っていました。 でも、あるとき気が付いたんです。「他人は、自分が何を着ているかなんて大して見ていないし気にしていない」ということに。 また、「あの人いつも清潔感があるな」って思う人は、・小物使いがじょうず・シワがない(きちんとアイロンをかけている)・毛玉がない・自分に似合う服を着ている・へアレンジをしているな人でした。 同じ服を着ていても、ヘアアレンジを変えていたり、付けるピアスやベルトを変えて違った雰囲気にしていたり。 自分に似合うものを知れば、迷走してあれこれ買って散財することもありません。「私服の制服化」で、あれこれ悩む時間も洋服にかけるお金も衣替えも断捨離して、毎日ご機嫌で過ごしましょう♡ 私服を制服化することで衣替えも不要になって、お金も時間も節約できるNagomyさんの被服費0円サイクル。思うように断捨離できず悩んでいる方や、毎日コーデを考える時間がもったいないと感じている方は、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか? このほかにも、皆さんが実践している被服費の節約方法があれば、ベビーカレンダーサイトのコメント欄でぜひ教えてください♪ この投稿をInstagramで見る Nagomy 年間100万円貯金(@nagomy39)がシェアした投稿 - 2019年11月月8日午後10時49分PST ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 協力/Nagomyさん(@nagomy39)
2020年01月27日「ここ数年の田中さんは振り切れたキャラクターから、バラエティやドラマに引っ張りだこ。写真集の大ヒットもあり、昨年の年収はTBSでの局アナ時代から20倍以上にもなったと聞いています。また持ち前の美貌で女性からも圧倒的な支持を得ています。期間限定でインスタグラムアカウントを開設しましたが、田中さんが紹介した洋服や化粧品が軒並み売り切れているそうです」(出版関係者)大ブレーク中のフリーアナウンサー・田中みな実(33)。12月に発売した初写真集が発売1カ月で発行部数50万部を突破するという、異例のヒットを記録した。そんな田中の影響力について、SNSマーケティングに詳しいLIDDELL代表取締役の福田晃一さんはこう語る。「田中さんのインスタを見ていると、商売ではなく、“本当に好きなものを紹介する”ために使っています。そのため信頼性も高く、商品も売れるのでしょう。広告に換算した場合、フォロワーの多さや期間限定アカウントということからみて、1投稿あたりの経済効果は200万円ぐらいの価値があると言えます」そんな田中の奮闘を支える原動力となっているのが“元カレ”だという。「田中さんに言い寄る男性はあとを絶たないそうですが、いざ付き合うと田中さんの強すぎる愛に男性が引いてしまうことが多いとか。3年半交際したオリエンタルラジオの藤森慎吾さん(36)からもフラれたといいます。田中さんはそうした経験をバネに『絶対に見返したい!』と仕事に打ち込んでいるようです」(芸能プロ関係者)快進撃を続けている田中。そんな彼女の未来の“野望”を予見していた人物がいた。TBS時代の先輩・安住紳一郎アナ(46)だ。田中は新人研修中に安住からかけられた言葉を明かしている。「研修のノートに、言われたことや自分が思ったことを何でも書き連ねていたんですが、それを見た安住さんが『あなたは将来、政治家になるね』って。(中略)疲れが見えてきた時だったのですごく肩の力が抜けました」(『スポーツ報知』’18年4月21日付)田中の政界進出もあながち夢ではないようだ。「田中さんがレギュラーを務めた『サンデージャポン』(TBS系)では爆笑問題の太田光さん(54)も『女性が活躍する時代の象徴』と絶賛していました。フリーアナウンサーとしての活躍にとどまらず、政界から出馬オファーが来る可能性は十分あるでしょう」(テレビ局関係者)“みんなのみな実”のキャッチフレーズはその布石だった!?「女性自身」2020年1月28日号 掲載
2020年01月16日「扶養から外れないよう、年収130万円以上は働きたくない!」と気にする方は多くいます。扶養に入れる基準は「年収130万円」だけではありません。また130万円を超えると本当に損なのか。生涯受け取れる年金額と併せて確認しましょう。扶養になれる人の範囲社会保険で扶養される人(被扶養者)になれる範囲は次のとおりです。被扶養者…扶養される人。”会社員の夫と専業主婦の妻”であれば妻のこと。厚生年金:夫・妻のみ厚生年金で扶養できるのは「配偶者」、つまり夫か妻です。親や子などは、健康保険で扶養になる場合でも、公的年金には自分で加入して保険料を払う必要があります。健康保険:わりと広い健康保険では、厚生年金と比べて広い範囲の人を扶養することができます。生計維持関係があればOKの人直系尊属(父母、祖父母、曾祖父母…)配偶者(事実婚も可)子(養子も可)孫兄弟姉妹生計維持関係とは、後に述べる「年収の基準」のことです。生計維持関係+同一世帯が条件の人そのほか3親等内の親族(叔父叔母、甥姪…)事実婚の配偶者の父母・子亡くなった事実婚の配偶者の、父母・子これらの人は、年収の条件をクリアすることに加えて「同一世帯」である必要があります。ここでいう「同一世帯」とは、被保険者と「家計も住居も」同じにしていることです。被保険者…社会保険に加入している本人。”会社員の夫と専業主婦の妻”であれば夫のこと。別居している場合や、同居していても家計が別の場合は、被扶養者になれません。扶養に入れる人の収入金額被扶養者になれる人の範囲は前述のとおりです。これらの人が被扶養者とされるには”生計維持関係”が認められなければいけません。簡単に言うと「被保険者に生計を支えてもらっています」ということです。その判断をする年収の基準に「130万円」が登場します。年収130万円未満であればOKではなく、次の2つの条件をいずれも満たす必要があります。①130万円or180万円の限度額あり年収が130万円以上あると、被扶養者になれません。60歳以上もしくは障害者の場合は、金額が180万円に緩和されています。②被保険者本人の年収とのバランス年収130万円未満であれば誰でも被扶養者になれるのでしょうか。たとえば、妻が収入120万円でも、夫の年収が110万円という場合。この時に、夫が妻の生計を維持している…とは言いづらいですよね。年収の上限に加えて、次の条件を満たす必要があります。同一世帯の場合:被保険者の年収の2分の1未満同一世帯でない場合:被保険者からの援助額(仕送り)よりも年収が少ない収入には何を含めるの?収入は、給料だけを指すものではありません。税金がかからない”非課税収入”も、扶養を判断するときには収入とみなされることがあります。また、手取り額ではなく、税引き前の総支給額でチェックすることにも気を付けましょう。年金生活者の場合年金収入も含めて収入とします。障害年金や遺族年金は、所得税がかからない収入です。しかし被扶養者になれるか判定する際には、障害年金や遺族年金も収入とみなされます。失業者雇用保険の基本手当(いわゆる失業手当)も、同様に収入に含めます。「給与収入=源泉徴収票の金額」でもない年末調整のあと会社からもらう「源泉徴収票」には、年間収入の額が書いてありますが、ここには非課税になる通勤手当は入っていません。被扶養者の判断をする時には、非課税通勤手当も収入とみなされます。退職金は除いてOK退職金などの”一時的な収入”は、収入に含めません。扶養を外れる3つのパターン収入が増えて社会保険の被扶養者でなくなるのには「年収106万円」から「年収130(180)万円」まで3つの段階があります。[adsense_middle]①106万円を超えて働いたこの基準は、特定の企業に勤めている場合のみあてはまります。従業員数が501人以上の企業か、501人未満であって「短時間労働者も社会保険に加入させる」と申し出ている企業が対象です。例えば、次のような場合を検討します。従業員600人の会社に勤務時給1,000円のパート週22時間勤務1カ月の収入は92,400円、年収は約110万円です。この場合、年収130万円未満ですが、勤務先で自分が「被保険者」になるため、被扶養者にはなれなくなります。年収だけではなくて、勤務時間など次の条件を全て満たす場合に被保険者になります。週の所定労働時間が20時間以上1年以上雇用が見込まれる月給8.8万円以上学生ではない正確には年収で判断するのではなく「月給8.8万円以上」の人を対象にしています。②正社員の4分の3以上働いた週30時間以上働く人が対象になることが多いです。収入の額は判断基準になっておらず、月に決まって働く日数が正社員の4分の3以上週に決まって働く時間が正社員の4分の3以上をどちらも満たすと、勤務先で社会保険に加入しなければならず、被扶養者にはなれません。週30時間働いた場合の年収はというと、時給800円であれば年収約120万円、時給1,000円であれば年収約150万円になります。③収入が130万円(180万円)以上になった年収が130万円以上(60歳以上・障害者の場合は180万円)になると、被扶養者にはなれません。給与以外の収入、失業手当や年金も含めて年収が130万円以上かどうか判断しましょう。改正で…130万円の壁より106万円の壁?現在は主に従業員501人以上の大企業に”106万円の壁”が存在していますが、この企業規模を改正して「全ての会社を対象に」「51人以上の会社を対象に」などの案が挙げられています。もし、すべての会社が対象になると、収入130万円未満かどうかではなく、給与収入106万円未満かどうかで扶養に入れるか判断するようになります。将来は年収130万円未満で働いても、扶養には入れない可能性があるのです。配偶者控除が受けられるかは別問題年末調整の時、税金が安くなる配偶者控除。年収130万円未満だと、配偶者控除が受けられるのでしょうか?いいえ、社会保険で扶養かどうかと、税金を計算するとき扶養であるかは別の話です。例えば、妻の年収が50万円しか無くても、夫の年収が1,000万円を超えていると、夫は配偶者控除を受けられません。また、妻の年収が130万円以上の場合であっても、150万円以下であれば、配偶者控除と同額の「配偶者特別控除」が使え、夫の所得税・住民税が安くなります。(夫の年収が900万円以下の場合)扶養を外れたときの対応は?では、社会保険の扶養の範囲を超えて働いたときには、収入はどう変わるのでしょうか。勤務先で社会保険に加入するため、扶養ではなくなった時給与から社会保険料を支払うようになります。厚生年金保険料は18.3%、健康保険料はおよそ10%で、会社と従業員が半分ずつ負担します。月収10万円であれば「標準報酬9.8万円」とグループ分けされ、年金・医療を合わせた保険料は月13,818円(R元年度/東京都/40歳未満の例)です。年収130万円未満を満たさず、扶養から外れる時市区町村役場の窓口に行き、国民年金・国民健康保険に加入する手続きをします。国民「年金」保険料は給与に関わらず一律です。令和元年度の保険料は月16,410円です。国民「健康」保険料がいくらになるかは、お住いの市区町村に確認してみましょう。扶養でいるメリット・デメリット[adsense_middle]扶養でいることのメリット被扶養者でいるメリットは、社会保険料が抑えられることです。1人の被保険者が、3人を扶養していても、5人を扶養していても、負担する健康保険料は1人分のままです。家族がいると、会社が「扶養手当」「配偶者手当」などを支給してくれることがありますが、家族の収入が増えると支給してもらえなくなる場合もあります。扶養でいることのデメリット手取り収入だけを見ると、扶養でいることはメリットのようにも思えますが、勤務先で自分が社会保険に加入することと比べてデメリットも沢山あります。ケガをしても傷病手当金がもらえない(健康保険)産休のとき出産手当金がもらえない(健康保険)いくら働いても老後の年金に反映されない(厚生保険)もし障害状態になっても、3級だと年金はもらえない(厚生年金)社会保険料の負担がかからないように収入を抑えて、いっぽうで毎月多額の生命保険料を支払っている…というのはもったいない話です。社会保険に加入するほうが、リスクに手広く備えられるかもしれません。扶養を外れると働き損なのか?手取り額を回復するためには160万円まで稼ぐ年収130万円の場合、負担する社会保険料はおよそ15%、年間約20万円です。ここから雇用保険・所得税・住民税がさらに引かれますが、年金・健康保険料ほどは高くありません。つまり、年収110万円で働く場合と、年収130万円で働く場合では、手取りがあまり変わりません。年収150~160万円まで働けば、手取り収入が130万円ほどの水準になります。手取りを回復しなくても、年金額とトータルで考えようしかし、130万円以上働き、年間の手取りが20万円減ったからといって、必ずしも損するわけではありません。先ほど述べた「社会保険に入っていると受けられる保障」が受けられるようになります。もちろん将来の年金額にも反映されます。年金はいくら増えるのか実際に老後の年金額を計算してみましょう。年収5万円、1カ月に4,000円分ほど多く働いて、扶養を超えた場合を考えます。(※金額は全て概算)毎月の収入だけ見ると「収入が減った…」と思っても、生涯で受け取れる額には変わりがないかもしれません。年金は終身受け取れますから、この例であれば90歳、95歳と生きると収支はプラスに転じます。(ただし、後述する「加給年金」が受け取れなくなるなど、一概に年金が増えるとは言えないので注意しましょう。)もちろん、ケガや病気、出産の際には、先ほど挙げた保障も受けられます。年金にも”扶養手当”があるんじゃないの?配偶者をずっと扶養していた場合は「配偶者加給年金」がプラスされます。これが”扶養手当””配偶者手当”などと呼ばれることもあります。年齢によって加算される額も含めると、年間約25~39万円です。昭和18年4月2日以降に生まれた人は、最高額の約39万円を受け取れます。しかし加給年金が受け取れるのは、被保険者が年上の場合のみ。5歳差であれば5年間、1歳差であれば1年間のみ受け取ることができ、被扶養者が年上の場合は受け取れません。加給年金の受け取りが終わると、今度は被扶養者だった人の年金に”振替加算”がプラスされますが、昭和41年4月1日以前生まれの人だけが対象です。つまり加給年金は、生年月日や夫婦の年齢差によって受け取る額が大きく違います。「扶養していると、年金にも扶養手当がつくからラッキーだよね」とも言えないのです。社会保険の扶養の範囲に関するまとめ扶養を超えると、どんな変化があるかイメージが湧いたでしょうか。扶養でいるために収入を調整する、という働き方は今後変わってくるかもしれません。自分は「何のために」扶養の範囲で働いているのか。保険料を抑えて手取りを増やしたい…というだけなら、実は損をしているかもしれません。目指すものは何なのか、キャリアアップなのか、家庭や趣味に時間を割くことなのか…その希望によって「扶養に入るかどうか」の方向性は変わります。今一度、自分の希望に合った働き方なのかを考えてみましょう。
2019年12月22日こんにちは、婚活FP山本です。一般的には「年収が高いほどに幸福度も高い」と考えますね。年収が低い人ほど、そのように考えて年収を上げようと励むのが普通です。しかし、必ずしもそうとは言えないという声があることをご存じでしょうか?年収を上げて不幸になるなら本末店頭でしょうし、ぜひ前もって知っておきましょう。今回は、年収と幸福度の関係について基本や統計、筆者の見立てをお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収と幸福度は比例関係ではない?まずは、冒頭の「そうとは言えない」の根拠についてお伝えします。これは2015年にアメリカの有名な教授が発表した内容ですが、結論からいえば「800~900万円以上は年収と幸福度が比例しにくくなる」というものです。ちなみにこれは具体的な調査結果に基づいています。逆にいえば、800~900万円までは年収が上がるほどに幸福度も高まる訳ですが……あなたはどう思いますか?ちなみに年収900万円を超える人は、日本では男性で9.8%、女性で1.3%です。まぎれもなく「勝ち組の層」とは言えるでしょうね。ひとまず、これはアメリカでの話ですから日本での関係は一概には言えません。しかしそれでも、数千万円を超える年収を狙おうとしている方は、参考にしておいた方がいい結果でしょうね。年収900万円で幸せ生活は頭打ち?あくまで調査結果は「比例しにくくなる」というものです。けして、それ以上は年収が上がるほどに不幸を感じる訳ではありません。しかし幸福度が上がらない、変わらないなら、あえて年収アップを狙わない方が良いという考えにも繋がるのではないでしょうか。年収を上げるということは、その代わりに「失うもの」もある訳ですからね。成功を夢見る方には酷な結果かもしれませんが、「幸せ生活の頭打ち」については理解しておきましょう。日本の内閣府が出したグラフや論文でも似た結果が次は日本の場合についてです。実は日本でも似た調査が内閣府によってされています。内閣府の令和元年「満足度・生活の質に関する調査」によると、「世帯年収2000~3000万円」までは相応に比例して満足度が上がりますが、それを超えると下がっていくというグラフ・論文結果です。具体的には、以下のような結果になります。100万円未満:5.01100万円以上300万円未満:5.20300万円以上500万円未満:5.68500万円以上700万円未満:5.91700万円以上1000万円未満:6.241000万円以上2000万円未満:6.522000万円以上3000万円未満 :6.843000万円以上5000万円未満:6.605000万円以上1億円未満:6.51億円以上:6.03世帯年収で2000~3000万円ということは、仮に夫婦共働きなら一人1000~1500万円でしょうか。ちなみに筆者感覚での年収1500万円というのは、「中流階級の最上位」という位置づけです。つまり、それを上回る上流階級になると、むしろ満足度が下がる事になります。世帯年収700万円程度の人と1億円以上の人の数字が変わらないというのは、興味深い結果ですね。ある意味で「普通が一番」ということなのかもしれません……。年収900万円は手取り650万~700万円アメリカの結果では年収900万円でしたが、これの手取り額は650~700万円程度です。ボーナスが3ヶ月分と考えれば手取り月収は43万円程度になります。一方、仮に日本では年収1500万円とするならば、手取り額は約1000万円、月収は70万円程度です。多くの方にとっては到達していない水準の年収ですが、上回る年収を狙っている方は注意が必要かもしれませんね。ひとまず、このような結果もしっかり参考にしておきましょう。年収が高いデメリットとは?次は、年収が高いデメリットについてお伝えします。まだ年収が低い人にはピンとこないかもしれませんが、年収が高くなると以下のようなデメリットも出てくるのが実情です。とにかく仕事が忙しくなる(家族との交流や家事・育児ができなくなる)高額なサービスを使う頻度が高まる(時間をお金で買い、支出が高まる)節約生活ができなくなる(生活水準は一度上がると簡単に下げられない)簡単にいえば、年収さえ高ければ、お金さえあれば幸せとは言えない……という事でしょうか。このような事情もありますから、先ほどの2つの統計も、私には実に納得できる結果といえます。無さ過ぎても困りますが、ありすぎても困るということを覚えておきましょう。満足度の低いお金持ちもかなり多い筆者の元には、実際に満足度の低いお金持ちも多く相談に来られます。一般の方にもイメージしやすい事といえば「相続」でしょうか。相続財産があるほどに相続税や分割でモメますよね。年収が高い裏側にある事情も踏まえて、今後を考えたほうが無難かもしれません。とはいえ、何をもって幸せなのかは人によります。「お金が全て」という価値観だって全然アリです。ただ、それでも裏側も見据えて「こんなはずじゃなかった」という人生だけは避けていきましょう。[adsense_middle]年収が低いメリットとは?今度は、年収が低いメリットについてお伝えします。「年収が低いことにメリットなどあるのか?」と思われるかもしれませんが、実は以下の通り、年収が高い方の裏返しがメリットです。時間的に融通が効きやすい(家族とも交流しやすく、家事育児もできる)余計なサービスを使わなくていい(時間的にも能力的にも自分でしやすい)節約生活が自然と身につく(生活水準を上げなくても耐えやすい)「年収が低い」も様々な水準があり、長時間労働やブラック労働、非正規労働の問題もありますから一概には言えません。しかしそれでも大局的に考えて年収の高い方と比べれば、十分なメリットといえます。何事も「考え方・捉え方次第」ですから、少し考えてみましょう。低いほうがいい訳ではないので注意をたまに勘違いする方もいるのですが、けして「年収は低いほうがいい」訳ではありません。高すぎても満足度が下がりやすい一方、一定水準までは低いほうが満足度も低いのが現実です。年収が低いと感じているのであれば、年収を上げる努力は大切といえます。ただ、年収が低いことにも一定のメリットもあるのが実情です。年収が低い方は盲目的に高い年収を求めがちですから、少し注意しておくことをおすすめします。直接的な相関関係より「変化」に警戒をここからは、年収と幸福度を考える際の注意点についてお伝えします。まず、直接的に「年収〇円が一番幸せ」などと相関関係を考えるのではなく、「年収や感情、考え方などの変化」に注意が必要です。どんなに年収が高くても、サラリーマンならクビや定年で年収が下がるのは最たる例といえます。また婚活では女性なら年収の高い男性を狙いがちですが、実際に結婚すると価値観が変わって「年収以外の理由」で離婚しがちです。趣味などに興味を失ったり持ったりして、元々の生活水準が変わることもありますね。もっとも、何らかの変化というのは避けて通れないのが現実です。このため、そのような変化も想定した上で幸福度・幸福感を考えた方が無難と考えていきましょう。必要に迫られてからでは手遅れ年収というのは簡単には上がらない一方、下がる時は急激に下がります。逆に生活水準は、上げる時には年収の範囲内で急激に上げられますが、下げようと思っても簡単には下がりません。「年収が下がったら生活水準も下げればいい」というのは、あまりに非現実的です。少なくとも、先ほどの変化への対処というのは、「必要に迫られてからでは手遅れ」といえます。周囲の目や現状に惑わされることなく、「自分の価値観」で幸せを考えましょう。「格差婚」も実は危険な結婚次は「格差婚」についてです。実は格差婚も、危険な結婚なのが現実といえます。一般的な女性は年収の高い男性との結婚を望みがちですが、女性側の年収が低いほどに以下の可能性に注意しましょう。浮気や略奪婚家事・育児の押し付けや不在離婚時の経済的な反動先ほども少し触れましたが、本当に年収だけで男性を選び、上記の理由で離婚した、離婚して不幸になった女性は極めて多いです。しかも大半の女性は「こんな人とは思わなかった」「こんな風になるとは思わなかった」と口を揃えます。盲目的に「年収が高い人と結婚したほうが幸せなはず」と考えた結果……でしょうね。必ずしも間違っているとは思いませんが、年収が高い人と結婚しても幸せとは限らない現実を、しっかり知っておきましょう。高年収男性にとってお金はプライドの源人間は、誰もが「自分の長所」で自分や他人を図りがちです。その方が、勝てて優越感に浸れますし、物事を優位に考えられますからね。このため、高年収男性なら「年収やお金」で図りがちです。だからこそ、格差婚の多くは年収の低い妻が虐げられやすい特徴があります。ただでさえ男性にとって年収とはプライドの源です。年収が高い男性ほど、亭主関白やモラハラに繋がりやすいといえます。そんな格差婚に幸せを求めるのが本当に正しい事なのか……じっくり考えてみましょう。[adsense_middle]幸福度が最も高いのは年収500万円×2?ここからは、筆者の見解をお伝えします。まず、筆者が考える幸福度が最も高く、また実現しやすい年収ラインは「500万円」です。最近の男性は年収300~400万円台が一番多いですから、その少し上のラインになります。最も労が少なく幸福感を味わえるでしょう。さらに結婚を考えると、女性の年収も500万円だと、ちょうどパワーバランス的に釣り合いが取れると考えます。女性の年収500万円というのは上位一割に入る水準ですが、男性との釣り合いを考えると仕方ない水準です。少しでも年収を上げるように励んでいきましょう。見方を変えれば、現代の結婚生活で幸福度を高めたい場合は、「女性の経済的努力が肝」と言えるかもしれません。男性にも努力を促す一方、女性も負けずにがんばって下さいね。男性に頼りたい女性は要注意女性がお金の面で男性に頼りたいと思うのは、一種の本能ですから、何らおかしい事ではありません。しかし現代は、その本能のまま動いても幸せになりにくい時代といえます。むしろ最近では、男性のほうが理性的に考えて年収の高い女性を婚活で狙っています。つまり結婚するためにも、今は女性の経済的努力が必須です。もちろん女性にとっても、年収を上げることは簡単ではありませんけどね。結婚して男性に頼ることを前提にしてきた女性には酷な話かもしれませんが、時代に合わせて自分を変えていきましょう。現在の幸せより生涯の幸せを考えよう最後に、肝心なことをお伝えします。結論からいえば、「現在の幸せより生涯の幸せを考えることが大切」です。簡単にいえば、最終的に老後破産したとしても「自分の人生幸せだったな」などと感じられるでしょうか?普通に考えれば、誰もが過去を後悔するでしょうね。幸福度をお金で考えるのなら、誰もが多く使ったほうが幸せを感じるはずです。安物より高級品のほうが嬉しいですよね。ですが、高級品を選ぶほうがお金の消耗も激しく、将来的に生活が苦しくなる可能性が高まります。あなたは、どんな人生を最後まで歩みたいですか?基本的に高い年収は永遠には続かず、お金にも限りがあります。つまりは幸福にも限度があるという事です。人間の欲望は無限大ですが、叶えられない程に不幸を感じます。ぜひ「追い求める幸せ」も計画的に考えていきましょう。お金がない幸せは非現実的だが……年収と幸福度に一定の関係があるのは事実です。そして人間は、「周囲よりも上か下か」で判断しがちといえます。周囲よりも下と感じて幸せと感じる人は滅多にいませんし、お金がない幸せは非現実的です。ただ、それは生涯スパンで考えることが大切ともいえます。将来的に周囲が老後破産している隣で普通に暮らせれば、それはそれで幸せなはずです。年収や目先の幸せも大切ですが、できれば将来の幸せも見据えてお金のことを考えていきましょう。年収と幸福度の関係に関するまとめ夢や幸せとは、叶えてしまえば何も感じなくなり、更なるものを求め飢えるものです。そう考えると、実は「年収や幸せを求めて励んでいる時」が一番幸せな瞬間なのかもしれません。幸福度を高めるために年収を高める努力に励む一方、今この瞬間の幸福も、ぜひ感じながら毎日を楽しんで頂けますと幸いです。
2019年12月15日こんにちは、婚活FP山本です。家賃というのは、多くの方が悩むポイントといえます。一般的には「年収の〇割程度」と言われる事もありますが、本当にそれが正しいのか分からなくて悩む方もいるのが実情です。また年収と比べて家賃を抑えているにも関わらず、生活が苦しい方もいますから、本当に難しい問題かもしれません。そこで今回は、年収と家賃の関係性やお金のバランスについて基本をお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。適正家賃の平均相場は年収の3割以下?まずは、適正家賃の平均相場に関する一般論をお伝えします。結論からいえば、適正家賃の平均相場は「年収の3割以下」です。正確に言えば3割でも少し高いことも多く、実際には年収の25%程度とするケースもあります。ざっくり、25~30%程度と言えるでしょう。30%を前提に、ざっくり一覧にすれば以下の通りです。できるだけ、これを上限と考えて物件を選ぶと良いでしょう。年収300万円:90万円(月75,000円)年収400万円:120万円(月100,000円)年収500万円:150万円(月125,000円)ただし、必ずしも上記の範囲なら生涯大丈夫という訳ではありません。あくまで目安でしかありませんから、最初の判断根拠程度に考えて下さいね。なお、理屈の上では「低ければ低いほどに良い」のが住居費ですから、最後は良いところに住みたい気持ちとの折り合いを考えていきましょう。あくまで目安だがバランスの妥当性もある先ほどの25~30%は、確かにあくまで目安です。しかし、一定のバランスの妥当性もあるといえます。どうしても家賃は割高なお金がかかるものですし、下げるにも限度がありますからね。家賃以外の生活費も考えると、まぁ妥当な線と言えなくもありません。少なくとも何も考えずに物件を選ぶよりは、家賃を抑えられるのでおすすめといえます。判断に迷った時は、ひとまず年収の3割以下かどうかで考えていきましょう。プロの計算方法は「家賃以外」がポイント次は、より正確な適正家賃の計算方法についてお伝えします。これは結論からいえば「家賃以外のお金」がポイントです。先ほどは3割が家賃目安とお伝えしましたが、残り7割の使い方は様々といえます。将来的に必要な貯金額だって人によって色々です。特に今は、老後資金として60歳までに2000万円が必要とされています。あなたの年齢から逆算して、一年あたりに必要な貯金額はいくらでしょうか?その上で貯金額と必要な生活費を差し引けば、いくらなら家賃にお金をかけても大丈夫でしょうか?そもそも2000万円を貯められそうにないなら、家賃にお金をかけることはできませんね。さすがにゼロには中々できませんが、少しでも安いところを探す必要があるでしょう。適正家賃は、こんな風に家賃以外に必要なお金を差し引いた残額と考えるのが基本です。年収や給料と賃貸料の比率だけで考えない事!繰り返しですが、3割というのは目安に過ぎません。特に今は多様性の時代であり、年収もお金の使い方も本当に人によります。このため、年収や給料と賃貸料の比率だけで考えるのは極めて危険です。最低限、老後資金2000万円を考えに入れて家賃を考えましょう。加えて、もし子供がいるなら将来的な教育費も考えに入れて頂きたいポイントです。他にも様々なことにお金は必要ですから、できる限り家賃以外のお金を考えて年収から差し引き、最終的な「自分の適性家賃」を考えましょう。身の丈に合わない物件は引っ越すべき?今度は、適正とは言えない物件に住んでいる場合の考え方をお伝えします。これも結論から言えば、「今後のライフプラン次第」が正解です。「いつまで住むつもりなのか」とも言えるでしょうか。そう遠くない将来に引っ越すつもりなら、その時に適正化を図りましょう。逆に長く住む場合は、ずっと悪い状況が続いてしまうことになるので、早めに適正なところへ引っ越すのがおすすめです。なお、中には他の生活費を減らして調整しようとする人もいますが、一般的に家賃を一万円下げるより生活費を一万円下げる方が困難なので、おすすめしません。最近はクビや転職も当たり前のようにある事ですから、意外と家賃の適正化も難しくなっているのが実情です。できれば、そういった事情も想定したうえで適正家賃を考えていきましょう。全ては自己責任、家族がいるなら慎重に結局のところ、どんな部屋に住むかは自己責任の元で、本人の自由です。ただ、独身なら本人の問題で済みますが、家族がいるとそうはいきません。年収の3割以内の賃貸なら大丈夫ともいえず、身の丈に合わない賃貸料が原因で教育費が足りなくなることもあります。あまりにボロい住居には住みたくない一方、将来的な貧困・困窮も避けたいものではないでしょうか。ぜひ人生全体でも、お金に関するバランスを取るよう心がけましょう。マンション価格を考える時も住宅費以外を考えようここからは、家賃に似た「購入」についてお伝えします。家賃と同じくマンション価格や住宅ローンの適性額を考える時も、実は住宅費以外が重要です。特に最近は、身の丈に合わない住宅ローンを組んでしまったばかりに教育費が不足する事も多くなっていますからね。販売現場では「現在の家賃と比べたローン額」で、支払えそうかどうかを考えさせるケースも多いです。あるいは、ここでも3割の目安と比べてどうかで考える方も多いといえます。しかし肝心なのは住居費以外ですから、ここは慎重に考えましょう。特に購入の場合は、賃貸と違って引っ越しや売却が簡単ではありませんから、尚更です。賃貸以上に慎重に考えて、適正な金額の不動産を購入していきましょう。理想はライフプランを立てての実行がおすすめ賃貸でもそうですが、購入の場合は生涯で一番大きなお金が動きますから、失敗すると致命的といえます。このため、できればしっかりとしたライフプランを立てて実行することが理想的です。近くのFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談・依頼してみましょう。なお、「住居費以外に必要なお金とは何があり、いくら必要か」自体、一般の方には考えたり調べたりすることも困難です。そういう意味でも、購入時はプロの力を借りることをおすすめします。[adsense_middle]購入時は税金など他の支出もしっかり考えて最後は、購入時の注意点についてお伝えします。先ほども触れましたが、住宅購入時は「現在の家賃と住宅ローン額との比較」のみで考えがちです。その方がシンプルに考えられますし、簡単ですからね。しかし住居費以外は当然に、そもそも家賃と住宅ローンが違いますから注意が必要です。具体的には、家賃と比べて以下のような支出が増える事になります。固定資産税火災保険共益費や管理費初期費用(登記や手数料)家賃でも必要な場合もありますが、基本的に購入時のほうが金額も大きいです。それに毎月は小さな違いであっても、数十年も続けば大きな違いになります。ぜひ、将来的な視野を持って考えていきましょう。最低限、ローンが終わる頃まで想定しよう一般的な住宅ローンは35年返済で組みます。ということは、35年先まで考えるのが基本です。人生は何が起こるか分からないとはいえ、何も起こらなかったなら大丈夫なのでしょうか?仮に住宅ローンの支払いは大丈夫であっても、その他の支出に影響が出ることも多いです。最近では退職金がない・少ないことも多く、定年後も住宅ローンが残ることも多いので尚更といえます。最低限、ローンが終わる頃まで想定して購入を考えていきましょう。昨今の年収は2極化、家賃も柔軟に考えよう昨今は格差社会と言われ、年収も2極化傾向にあります。このため、家賃も住宅ローンも柔軟に考えることが必要です。3割を上回っても大丈夫なこともある一方、下回っていても家計破綻することもあります。年収以外に、住居費以外のお金や将来に必要なお金を考え、適正な家賃を考えていきましょう。
2019年12月13日今回のテーマは「年収3000万円」です。さて、皆様どのようなイメージをお持ちでしょうか?とにかく高収入で、タワーマンションの高層階に住み、日本の人口のほんの一部しか存在しない「お金持ち」というイメージを持たれる方が多いと思います。では、その実際はどうなのでしょうか。早速、概算の手取り額や家族形態などから、実際の生活レベルについて検証していきます。年収3000万円の割合国税庁「民間給与実態統計調査」によると、年収3000万円の世帯は全給与所得者の内0.2%以下であることがわかります。この調査は、年収を100万円~200万円で階級別に区分けし、その階級における人数と全体に対する割合を示していますが、残念ながら年収2500万円以上は人数も割合も少なすぎるため一括りにされています。つまり「0.2%」は年収2500万円以上の全体の数値であり、内訳として年収3000万円がどの程度含まれているかまでの詳細な数値は不明です。国税庁「民間給与実態統計調査」とは、自営業者や国家公務員などの公務員を除外し、給与所得者(サラリーマン)の給与を企業の規模や従業員数などで区分し、さらに年齢や勤続年数など細かなデータから調査しているものです。年収3000万円の手取り額は?日本は累進課税制度を導入しており、稼いだら稼いだ分だけ納税額も増えます。簡単に言うと、給料に見合った額の税金を納めなければいけないシステムとなっています。さらに社会保険料なども引かれますから、年収3000万円の方であれば、だいたいこの内の3〜4割程度を引かれた後の額が手取り額です。つまり、手取り額は概算で1800万円~2000万円あたりであると推測されます。給与所得者の平均年収である年収500万円前後の場合は、手取り額が年収の2割程度引かれた後の額が目安です。たとえば年収500万円の場合、手取り額は約400万円あたりであるとわかります。手取り月収は約160万円前後手取り年収が1800〜2000万円とした場合、単純に12月分で割ると手取り月収が160万円前後とわかります。これにボーナスを含めていませんので、ボーナスも含める場合は手取り月収が130万円前後になる場合もあります。いずれにしても手取り月収が100万円を切ることは考えにくいので、やはり高収入であることには変わり有りません。年収3000万円の方の手取り月収は160万円前後とわかりましたが、これは年収200万円の方の手取り年収とほぼ同額です。つまり、年収3000万円の方の一カ月の手取り額で、年収200万円の方の一年分の生活費になるということですから、手取り月収160万円がいかに大きい額であるかご想像いただけるのではないでしょうか。年収3000万円の税金年収3000万円という高所得者の場合、税制の優遇が受けられない場合があります。ここからは、優遇を受けられる控除と、受けられない控除を紹介します。適用される税金の控除年収に関係なく控除や優遇を受けることが出来るものの一例は以下の通りです。基礎控除小規模共済等掛金控除(iDeCoなど)医療費控除生命保険料控除寄付金控除(ふるさと納税など)制限のある税金の控除年収基準に抵触し、税制の優遇を受けることが出来ない、又は制限のある代表的な控除は以下の通りです。配偶者控除児童手当高等学校等就学支援金制度住宅ローン控除は使えない?住宅ローン控除は「年間の所得が3000万円以上」である場合には優遇を受けることができません。しかし、ここで注意なのは「年収3000万円」ではなく「年間所得3000万円」が基準であることです。年収3000万円から、給与所得控除などを引いた残りの額を「所得」といいますので、少なくとも年収3000万円の方は、それよりも所得が低くなります。つまり年収3000万円の方の所得は3000万円以下という事になりますから、住宅ローン控除を受けられるということです。[adsense_middle]年収2000万円以上は確定申告が必要!通常、サラリーマン(民間給与所得者)は勤務先によって年末調整が行われるため、住宅の新規購入時の初回のみや医療費控除など特殊な場合を除いて、確定申告をする必要はありません。しかし、サラリーマンであっても年収2000万円以上になると年末調整を行うことが出来ない決まりになっています。従ってご自身で確定申告をする必要があります。この際は、上記の控除などを参考に、控除の申請漏れのないように努めましょう。年収3000万円の代表的な職業年収3000万円を生み出す職業とは、どんなものがあるのでしょうか?一般的には「医者」「弁護士」「税理士」などの難関国家資格を保有している職種が挙げられますが、このような特別な資格が無くてもサラリーマンで年収3000万円を稼いでいる方も一部には存在します。具体的にどのような職種があるのでしょうか。外資系企業勤務の場合外資系企業に勤務して役職についている方はもちろんですが、エンジニアやセールスマンとして現場の最前線で働いている職種でも、年収3000万円を稼いでいる方が居ます。証券会社や大手有名企業がほとんどですが、国内企業よりも外資系の方が年齢的に若くして年収3000万円に到達する場合が多いようです。国内企業の営業職の場合国内企業勤務で自動車販売、金融関係、不動産関係の営業職の方でトップセールスの場合、年収3000万円を稼いでいる方もいます。営業職の給与システムとして、一部固定給で、あとは営業成績に応じてドンドン上乗せされていく場合がほとんどです。つまり、給料の上限がありません。資産家のお客様や法人向けの大きい契約が決まった場合などは、かなり給料に反映されます。ただし営業職の場合は「成果主義」なので、年収3000万円を毎年キープするのは大変な労力となります。一部上場企業の役員など国内企業でも、上場企業の役員の場合は職種にもよりますが年収3000万円を超えている場合もあります。ただし、かなりの大企業であることが予想されますから、上に書いたような「国内企業の営業職」の場合よりも遥かに人数として少ないと推測されます。年収3000万円の仕事傾向ここまでで、どのような職業が年収3000万円であるかを検証しましたが、これらにはある傾向があります。各職業の内容から、年収3000万円を生み出す仕事についてまとめていきます。個性を生かす仕事の場合が多い医者や税理士、弁護士など、難関国家資格を保有しているだけではなく、そこから個々のやり方で仕事を切り開いていく方がほとんどです。また、年収3000万円の例として、文化人や著名人も挙げられますが、これこそ「個性を生かす仕事」です。サラリーマンで年収3000万円の場合は営業職であることがほとんどですが、営業もやはり同じ傾向で、大いに個性を生かしていく仕事です。このことから年収3000万円といえば、他に真似のできない、その方だけのスキルで仕事をしている場合が多いようです。年収3000万円世帯の住居費通常、日本の平均年収500万円前後くらいであれば、月収の2割以下の住居費であれば生活費全体とのバランスが取れて理想である目安とされています。この目安の計算にあてはめると、年収3000万円で手取り月収160万円の場合、月に30〜40万円程度であれば住居費として出費しても他の生活費に影響を与えないということになります。[adsense_middle]住宅ローンの上限は?住宅ローンの上限額は、各金融機関のHPにて無料で試算することが出来ます。前年の年収と、住宅ローン以外の借入額などを入力するとすぐに借り入れ上限の目安がわかります。例として、年収3000万円で他に借り入れがないとし、期間30年の住宅ローンを組むとした場合、借り入れ上限額は1億5000万円~2億円という試算結果でした。上限2億ともなれば、高級住宅街や一等地の高層マンションを購入できる金額です。年収3000万円の生活水準年収3000万円は、もろもろを差し引いたら2000万円前後で生活していく計算になります。生活水準という観点からひも解くと、自家用車は高級普通車または有名外国車を保有している世帯が多く、住居形態でいえば一等地に購入している方がほとんどではないでしょうか。ここからは、世帯形態別に詳しく生活水準を紹介していきます。独身世帯独身で年収3000万円とは、かなり裕福な暮らしが可能です。車も外国産の人気車を保有できますし、都心の人気エリアにマンションを購入することも可能です。ただし、年収3000万円の方の交友関係も同レベルであることがほとんどでしょうから、遊興費など一回当たりの出費がどうしても大きくなってしまうことが懸念されます。このことから収入は大きくてもなかなか貯金が出来ない方が多いのも事実です。長生きの時代に突入しましたので、老後の為にも少しでも多くの預貯金を残すために、先取り貯金をすることをオススメします。あらかじめ毎月決まった額を自動振替で貯金に回す制度を利用して、たとえば銀行の定額預金やNISAなどの投資信託をスタートし、資産運用しながら貯めていくなど「手元にお金が入る前に毎月定額を必ず貯金する」という工夫をしていきましょう。結婚生活ご夫婦ともに働いていて、世帯年収として3000万円なのか、世帯主のみが働いていて年収3000万円なのか、いずれかによって結婚生活の内容が変わってきます。共働き夫婦で世帯年収3000万円の場合、いわゆる「パワーカップル」に該当します。パワーカップルの場合、それぞれが仕事上で昇格するなどで、現在年収3000万円でも今後はもっと増えることも考えられます。退職後の生活レベルを現役世代からなるべく落とさないためには、いくら年収3000万円という高所得であっても、やはり老後のために貯金をしておく必要があります。パワーカップルとは、それぞれが高所得者である共働き夫婦のことを指します。パワーカップルの概念は色々ありますが、一般的には「夫婦のどちらも年収700万円をこえていること」や「夫婦の合計所得が年収1400万円をこえている」などが挙げられます。子供にかけるお金の考え方年収3000万円世帯では、税金についてのまとめの項でも書きましたが、子どもに関する税制上の控除や公的な手当を受けることが出来ません。高所得ゆえの唯一のデメリットと言えます。しかし、それを補えるだけの十分な収入がありますから、教育費にお金をかけることに関してあまり気にならない方も多いでしょう。年収3000万円で生活をしているご家族であれば、教育費をかける事に抵抗が無く、早い時期から海外へ留学させるなど高度な教育を受けさせている方がほとんどです。年収3000万円の割合・手取り・生活レベルに関するまとめいかがでしたか。年収3000万円とは、給与所得者の内0.2%以下しか存在せず、代表的な職業も難易度の高い仕事ばかりでした。年収3000万円のハードルはかなり高そうですが、税制優遇の面でいえば全世帯の平均年収(約500万円)くらいの方が多く優遇を受けることが出来ます。今すでに年収3000万円の方は預貯金をしっかりすることと、一般の金銭感覚を失わない努力をしていきましょう。現役世代で年収3000万円の裕福な生活を送っていると、リタイア後にいきなり生活水準を落とすことは酷なものです。老後もゆっくりお金の心配をせずに暮らせるだけの預貯金をすることは十分に可能ですので、是非若い内から資産運用も取り入れながら効率の良い貯金をしていきましょう。いずれの方々にも参考になりましたら幸いです。
2019年11月07日国税庁の調査によると、自営業者や公務員などを除く民間企業に勤務している方の内、実に半数近くの方が年収300~400万円です。そのような中、今回のテーマである「年収1500万円」とは一体勤労者の何割程度を占めているのか、そして手取りの年収や税金などはどうなっているのか等を項目別にわかりやすく検証していきます。記事中、国や公共機関のデータも紹介しながら進めていきますので、より具体的にイメージできるかと思います。データから見る年収1500万円年収1500万円とは、かなりの高収入であることは容易にわかると思います。この高収入をより具体的に理解するために、あらゆる角度から年収1500万円に関するデータを紐解いていきます。今回は国税庁の調査結果を主に利用します。国税庁・民間給与実態統計調査(平成30年分)この調査報告書の20ページ目に【給与階級別分布】がまとめられています。簡単に言うと、年収を100万円区切りで階級に分け、その階級にどの程度属しているかを人数と割合で表示しています。この中で年収1500万円が該当するのは男女合計の【1000万円超〜1500万円以下】です。調査結果として、年収1500万円前後の方は、割合で言うと全給与所得者のうち3.6%に当たるということです。同調査では直近5年分の推移を表にまとめて確認できますが、この年収の階級は3%台を推移しているということがわかります。企業規模別の給与階級別構成割合同調査のうち、別の角度から年収1500万円について知ることができます。調査報告書22ページに【企業規模別の給与階級別構成割合】という結果がありますが、これは企業の資本金や個人またはその他の法人など、企業の構成別に年収をまとめています。ここでは、どの業種だと年収1500万円の人が多いのか参考にすることが出来ますが、一番多いのは【資本金10億円以上の企業】に勤務している方ということが調査結果よりわかります。ただし、一番多いとはいえ、そもそも年収1500万円の方の割合は勤労者の内の3%程度ですので、非常に少ないという事だけ覚えていただくと良いでしょう。資本金10億円の会社とは「大企業」「大会社」のことです。厳密には資本金5億円以上(または負債合計200億円以上)のことを大企業・大会社と呼びます。年収1500万円の職業とは?年収1500万円を超える職業として一般的に挙げられるのは「医師」「弁護士」「公認会計士」「税理士」などです。商社勤務や金融機関勤務でも年収1500万円の方も当然いらっしゃいますが、企業の資本金や規模によって大きく差があります。さらに勤続年数も長く、何かしらの役職についている場合がほとんどでしょう。会社員の中でも1500万円を目指すことは可能で、不動産会社や金融機関に勤務するサラリーマンの内、営業職の方で1000万円~1500万円の年収の方は多くいらっしゃいます。年収1500万円の手取り額は?年収1500万円だけに限らず、年収からだいたいの手取り額を知るには「年収の2割程度を差し引いた金額くらい」と考えると良いでしょう。この後、税金のことは詳しく紹介しますが、日本の税制は累進課税制度というシステムを取り入れているため、年収1500万円の方は年収が高い分、引かれる税金も高額となります。従って年収1000万円以上の高収入の方の場合、手取り額の目安としては「年収の3割程度が差し引かれる」と考えた方が無難です。つまり、年収1500万円の手取り額は1000万円前後であると推測されます。手取り月収は約84万円手取りの年収が1000万円程であるとした場合、単純に12月で割ると一か月あたり約83万円ということになります。ただし、均等に割っただけであり、ボーナスは加味していません。夏冬ボーナス分を引いた場合は、だいたい手取り月収が70万円前後になると推測されます。独身世帯の場合独身で年収1500万円というと、かなり贅沢な暮らしができると推測されます。その方の年齢にもよりますが、独身で1500万円の年収があれば早い段階でマンションや自家用車を購入しているのではないでしょうか。また、これからご結婚などを考えるにあたり、少なくとも金銭面の不安はほぼ無いと考えて良いのではないでしょうか。[adsense_middle]住宅ローンの計算もし独身の内にマンションや一戸建てを購入するとした場合、住宅金融支援機構のウェブサイト内「フラット35」のページにて、現在の年収や希望借入金額などから各種シミュレーションをご活用ください。同シミュレーションにて年収1500万円でいくら借り入れできるか計算してみたところ、フラット35の借入上限額8000万円に達してしまい、それ以上は計算できませんでした。(金利1.2%として、他の借り入れが無いものとした場合)その他のローン額によって借入額が変わるフラット35のシミュレーションでは、他の借り入れ状況を入力する欄があります。ここに現在の借り入れがある場合は具体的に入力しましょう。そのことで、シミュレーション結果がより具体的になります。その他のローンには、自動車ローン、教育ローン、他社での住宅ローン借入額などが含まれます。既婚・ファミリーの場合既婚の方で世帯主のみが働いていて年収1500万円だとしても、夫婦またはご家族で特に不自由なく生活を送ることが出来るでしょう。ただし、この後の税の項目でも詳しく書きますが《児童手当》《保育料無償》などの一部が利用できませんので、ご自身の家計の中から捻出しなければなりません。このことから、お子様の人数や年齢によっては、大幅に生活レベルが高い暮らしをしているとは言えない場合も考えられます。パワーカップルとは近年「パワーカップル」という言葉を耳にする機会も増えてきました。一般的なパワーカップルの定義として、夫婦共働きで世帯収入として1000万円超であったり、夫婦それぞれの年収が6〜700万円を超えているご夫婦のことを指します。昭和から平成に入り、女性の働く環境が著しく改善しつつあることなどが、このパワーカップルが近年増えている背景にあります。年収600万円でも、日本の平均年収500万円程度を大きく上回っており、十分に高収入の部類に入ります。子育てにかかるお金子育てにかかるお金は、オール国公立だとしても大学卒業までに1000万円は最低でも必要です。私立進学や他県での一人暮らしの場合は、さらに1000万円〜2000万円は教育費として必要となってきます。これは年収に関係なく、子ども一人当たりに換算しています。年収1500万円世帯の子育てで考えられることは金銭的に不自由がない場合が多いので、教育費に関して出費が増えるご家庭も多いのではないでしょうか。お金をかけて良質な環境を整えることは、お子さんの将来の選択肢を限りなく広げることになりますから、家計に負担のない範囲でご家族の意思通りに進められても良いと考えます。税金の注意点ここまでにも書きましたが、年収1500万円は紛れもなく高収入の部類に入ります。税の基本的な考え方は「累進課税制度」といって、給料に応じた額の納税額が所定の計算式で決まりますから、高収入の方は比例して高い税金を納めることになります。この際いくつか注意点がありますので、以下で確認していきましょう。[adsense_middle]使える控除や優遇に制限あり年収が高すぎると、いくつかの税控除や優遇制度が使えません。代表的の例はこちらです。配偶者控除児童手当高校無償化児童手当年収制限がない所得税の控除年収が高くてもどなたでも平等に受けることが出来る控除の代表的な物は以下のものです。年収1500万円世帯の方も積極的に控除を活用しましょう。住宅ローン控除医療費控除(セルフメディケーション税制も可)生命保険料控除個人年金保険料控除小規模企業共済等掛金控除(iDeCo利用時など)ふるさと納税を利用して「寄付金控除」を受けることもできます。具体的な上限額はお住まいの地域やご本人を取り巻く環境によって変わります。昨今ふるさと納税については非常に注目されており、民間のホームページも多くあります。ほとんどのホームページにて返礼品の比較検討もできますし、控除シミュレーションを無料で行うことが出来ます。是非活用してご自身の控除額上限を調べてみませんか。【参考】保育料無償化も適応対象保育料無償化に関して所得制限があるのは、0~2歳までのお子さんをお持ちの方のみです。この場合は住民税非課税世帯などの制限があります。しかし3~5歳のお子さんをお持ちの場合は住民税によって制限がありません。つまり年収制限がないということですから、年収1500万円世帯の方でも、お子さんが3~5歳に該当すれば保育料無償化の対象になるということになります。貯金や保険、資産運用はどうする?年収1500万円で、手取り1000万円前後である方も、貯金や保険は必要なのでしょうか?日本の平均年収は約500万円位ですから、およそその3倍の年収の方々は、どのように貯金・保険・資産運用を考えていったらよいのか、項目別に検証していきます。貯金の目安年収1500万円の方でも、やはり貯金はしておくに越したことはありません。特に自営業で年収1500万円の方は、社会保険や厚生年金がありませんので、万が一の際の生活費として、最低でも年収と同額程度は貯金しておくと安心でしょう。サラリーマンの方でも、退職後に現役世代から生活レベルを落とさずに老後生活を楽しむためには、やはりできる限り貯金はしておきましょう。生命保険はどうする?生命保険とは、月々負担のない掛け金を支払うことで、万が一の際の大きな保障を持つことが出来る仕組みです。たとえば働く世帯のうち大半を占める年収300〜400万円世帯の方が、万が一の死亡保障として3000万円の準備をしたい場合、加入時の年齢などにもよりますが、掛け捨てであれば毎月数千円の掛け金で収まります。3000万円貯めることは決して容易ではありませんが、月数千円なら払うことが出来ます。基本的には生命保険不要一方、年収の高い世帯の方で、既に預貯金が3000万円あるとした場合、少なくとも月数千円の死亡保険に入らずとも、その金額がそのまま遺族に残りますから生命保険は必要ありません。基本的に生命保険は、預貯金などの備えがあるのであれば加入する必要はありません。年収1500万円の方が生命保険の加入を検討される場合は、現在の保有資産残高なども念頭に置いて決断されることをおすすめします。個人事業主の方で、お子さんがいらっしゃらない場合は、配偶者の遺族保障として預貯金以外にも生命保険の形でお金を遺すことをおすすめします。国民年金のみ加入の場合で世帯主に万が一のことがあった場合、遺族基礎年金の受給権が発生しますが、その条件は【子、または子のある妻】です。お子さんの居ない自営業のご夫婦の場合は、配偶者に対する遺族保障は自助努力で補う必要がありますのでご注意ください。資産運用は慎重に資産運用をする場合、生活に支障を来たさない額で運用することが鉄則です。しかし年収1500万円の方の場合「生活に支障を来たさない額」が高額である場合も考えられます。いくら生活には影響のない額であったとしても、資産運用の大原則である【分散投資】は守るようにしましょう。いくら年収が高くても、大きなお金の資産運用の結果、損害が出てしまっては身も蓋もありません。是非ここは慎重に運用していきましょう。年収1500万円の手取り・割合・生活レベルに関するまとめいかがでしたか。年収1500万円は給与所得者のうちの3%というかなり少ない割合の方ですが、暮らしていく上での注意点はその他の年収の方と然程変わりません。唯一のデメリットとしては、年収が高いことによって使えない税控除や公的扶助があることです。また、累進課税制度により年収が高ければ高いほど納める税金が高いのは当然ですが、年収制限がない控除を漏れなく申請するなどして賢い消費者として知恵を絞っていきましょう。
2019年10月30日今回の記事のテーマはズバリ「年収300万円」についてです。年収300万円とは、非常に身近に感じる数字ではないでしょうか。なぜなら、日本のサラリーマンの内半数近くの方が年収300万円〜400万円という国税庁のデータがあります。年収300万円についてもっと身近に理解していただけるよう、あらゆる角度から掘り下げていきます。どうぞご参考になさってください。データから見る年収300万円厚生労働省「各種世帯の所得等の状況」の結果によると、一世帯当たりの平均所得は約560万円、高齢者世帯で318万円、子どものいる世帯で約740万円ということです。以下の数値は全て同調査結果を根拠として筆者がまとめたものです。平均所得以下は6割にのぼる平均所得は560万円ということですが、実際にはその所得以下の世帯が全体の6割超であることも数字で確認できます。その6割の内訳でもっとも多いのが、今回のテーマである300万円〜400万円世帯の方です。【補足】生活意識の状況これは年収300万円の方だけではなく全世帯の方への生活意識の調査結果ですが、現在の生活を「苦しい」と思っている方が全体の5割程度を占めています。「大変苦しい」「やや苦しい」も含めて全体の半数ほどが、現在の生活が思うようにいかないと感じている方であるという結果です。一方「普通」と感じている方は4割弱で、ゆとりがある生活だと感じている方は5%程度ということでした。結果の推移としては「苦しい」と答えた方は3年連続低下しているということです。年収300万円の手取り額とは?年収300万円だけに限らず、実際の年収(あるいは月収)の額面金額から約2割程度が社会保険料や税などであらかじめ差し引かれて、残りの金額を手取り金額として受け取ります。つまり、年収300万円の場合ですと、手取りは約240万円前後が目安となります。手取り月収は?手取り年収が240万円とすると、純粋に12月で均等に割ると手取り月収は20万円ということになります。しかしサラリーマンの方の場合、季節ごとのボーナスがありますが、手取り20万円とした場合に賞与分をあらかじめ差し引いていません。ボーナスも含めて年収300万円の場合は、20万円よりも更に手取り月収が減るという事になります。あらかじめご注意ください。税金と社会保険料などが差し引かれる給与から差し引かれる税金その他の金額は、勤務形態や扶養家族の有無によって違いますが、一般的には以下のようなものがあります。所得税住民税社会保険料(厚生年金・社会保険など)雇用保険料世帯別・生活費の内訳同じ年収300万円でも世帯が違えば暮らしも違います。また、どの経費が一番家計の負担になっているか等、支出のバランスも異なってきます。そこで、ここからは年収300万円について世帯別に詳しく生活費の内訳を見ていきます。[adsense_middle]単身世帯単身世帯で年収300万円といえばごく一般的な生活レベルであると考えられます。冒頭にもお伝えしました通り、サラリーマンのうち半数近くが300〜400万円の年収であるという結果も出ていますし、よほど毎日贅沢をしない限りは金銭的に困窮するような事も考えられません。しかし同じく年収が300万円であっても、20代・30代・40代と年代が上がるにつれてお金に対する考え方を変えていく必要があります。具体的には以下の通りです。20代・30代の場合この年代の場合、実家暮らしの方も多いのではないでしょうか。ご家族と共に実家で生活しているとはいえ、毎月いくらかはご家族に生活費として納めている方がほとんどでしょう。よく「実家暮らしはお金が貯まらない」といいますが、これはあながち間違いではありません。いずれご自宅を出てお一人住まいをされる時のためにも、家計管理は今のうちからしっかりしておきましょう。原始的ですが有効なのは家計簿です。最近ではスマホの無料アプリで手軽にお金の管理ができるものもありますので、是非活用されてください。40代以降の場合40代以降の場合、お勤めされている方は「定年まであと何年あるか」を想定し逆算して老後対策をしていく時期です。このまま年収アップが望めず、更に今の暮らしを変えたいと思っている方は思い切って転職するラストチャンスの時期に差し掛かります。先にも書きましたが、単身世帯の方であれば、年収300万円で多少は余裕のある暮らしが可能です。現状のままの年収が続いてもサラリーマンの方であれば厚生年金もあり老後は安心です。一方フリーランスや自営業者の方は注意が必要です。例えば今後も年収300万円であるとした場合、だいたいの勇退時期を設定し、逆算して老後対策を練っておくと安心です。生命保険のポイントとして、単身世帯の方は死亡保障は薄く、医療保障は手厚くすることをオススメします。死亡保障とは「遺族に遺すお金」という性質のものです。医療保障は「ご自身の病気やけがに備える」性質のものです。簡単に言うと死亡保障は生存中に自分に還元されませんが、医療保障は生存中に自分に還元されます。既にご加入の生命保険の内容を確認していただき、必要のない保障は見直すと良いでしょう。夫婦のみ世帯夫婦のみ世帯で世帯主だけが働いている場合は、年収300万円で二人分の生活費をまかなう必要があります。これまでに年収300万円の単身世帯について書きましたので「二人で300万円で暮らせるのかな?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。しかしご安心ください。工夫次第で十分な生活が可能です。ここから実際に住居費や食費の工夫を紹介します。住宅ローンと家賃で差があるの?住宅ローンを組むか、一生家賃を払い続けるかについては、専門家の意見は分かれるところです。筆者もFP業務を主としていますが、お子さんのいらっしゃらない夫婦のみの世帯であれば、必ずしも住宅購入にこだわる必要もないのではないかと考えます。家(またはマンション)を購入すると、ローンが終わってからも固定資産税や修繕費、マンションであれば管理費など、住居費として結局は継続的な出費があります。返って賃貸住まいの方が経済的に負担がない場合も多いようです。食費を工夫しよう!お二人分の食費に関しては、食材の買い方の一工夫が効果的です。ディスカウントショップなどでは野菜が大量に袋に詰められて販売されるのをよく見かけます。しかし二人分の食事であれば、そんなに大量にはいりません。安いからと言って大量購入したものの使いきれず、食べられる時期を逃す方がもったいないですよね。そこでオススメなのは、大手のチェーンストアでは玉ねぎやじゃがいも等、一個ずつバラ売りされています。大量購入する場合と比べて一個当たりの単価は高いですが、必要な分だけを買う方が新鮮ですし食品ロスを抑制することができます。子育て世帯子育て世帯で世帯収入のみが年収300万円の場合、自由な生活ができない場合も想定されます。ただし、この後詳しく解説しますが、子どもにかかるお金は近年いろいろな形で公的な補助が拡充されつつあります。お子様の医療費に関しても、お住まいの市町村によっては「未就学児無料」であったり、一カ月の上限額を数千円までと定めて、それを超えた分は不要となるなど安心できる体制が構築されています。お子様の成長がひと段落したら、配偶者の方も復職やパート勤務をするなどで、お子様が大きくなって教育費が高額になっていく前には世帯年収の底上げを目標にすると良いでしょう。結婚したらどうなる?20代の場合年収300万円の方が今後結婚を考える際、現在の年齢や勤務先に大きく左右されます。現在20代の方であれば、今後勤続年数に応じて年収が増えていくことが予想されます。また、住宅購入を検討する場合でも住宅ローンを組むにあたって、定年までに十分な期間がある為、月々の返済額も負担のないものに抑えられます。40代以降で結婚の場合一方現在40代以降の場合、これからどの程度年収が上がっていくのか考慮する必要があります。既にお相手の方もお仕事をお持ちで、結婚後も二馬力で働いていくなら良いですが、世帯主だけの給与でこれから結婚をして二人分の生活費を賄い、更に住宅購入なども考えるとしたら、かなり生活はひっ迫することが考えられます。これまでに十分な預貯金があればそれを頭金にして月々の返済額を抑えることも可能ですが、住宅ローンの期間が定年年齢を大幅に超えてしまう可能性が高く、老後資金の面から考えても熟慮することをおすすめします。子供にかかるお金幼稚園から大学まで全て国公立で親元から通う場合でも、お子様一人当たり1000万円はかかります。さらに塾や習い事に通わせた場合、県外の大学に進学する場合等はもっと上乗せされますし、高校や大学で私立に通うことになれば大学卒業までに2〜3000万円かかることもあります。年収300万円のご家庭の場合、教育費は一体どうなるのでしょうか。ここからはその検証を行っていきます。[adsense_middle]高等教育・幼保無償化も適応対象年収300万円で、父子家庭や母子家庭の場合や、住民税非課税世帯などの細かい要件に該当すると、幼稚園保育園や高等教育(大学進学)に関して無償あるいは減免措置で進学させることができます。これは近年の改正ポイントで、特に高等教育の場合では、学費を理由に進学できない人を限りなく減らす目的があります。詳細については内閣府のホームページにてご確認ください。子供がいても心配無用今後、日本は少子高齢化に突入することは紛れもない事実であり、そのことからお年寄りや子どもに対する公的な補助が充実していくことが考えられます。お年寄りに関して言えば、現行の後期高齢者医療制度では本人負担1割です。子どもに関しては上記のような教育費の無償化や減免措置も新設されました。贅沢は出来ないかもしれませんが、少なくともお金がないことで教育をあきらめるようなことにはならないように国が全面的にサポート体制を強化しています。住民税非課税世帯や、3歳未満のお子様がいるご家庭は「プレミアム付き商品券」の発行・購入の対象世帯となっています。対象世帯には既にお住まいの市町村からお知らせの封書が届いています。対象世帯の方は、最高25000円分の商品券を20000円で購入できますのでかなりお得な制度となっています。詳細は政府広報HPまたはお住まいの市町村広報などでご確認ください。年収300万円・貯金の目安総務省統計局「家計調査報告・貯蓄負債編」の中に「世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況」という調査結果がまとめられています。この中で特に「年間収入五分位階級,貯蓄・負債の種類別貯蓄・負債現在高」という項目があり、ここで年収別の貯蓄高を知ることが出来ます。年収の2〜3倍を目安に同調査は年収表記が100万円区切りではない為、だいたい年収300万円が含まれているあたりの数値を割り出すと、約1000万円弱は貯蓄している世帯が多いようです。これは年収の3倍程度にあたりますが、現金預金だけでなく生命保険や資産運用商品も含めた総額です。現在の年齢にもよりますが、少なくとも30代後半以降であれば、年収の3倍程度の貯蓄額は目標にすると安心です。少額でも良いので先取貯金を年収300万円では、一部の単身世帯の方以外は様々な工夫をして生活をしている方が多いと思います。この場合、貯金に関しては非常に難しい問題で、特にお子様のいるご家庭では突発的な出費も想定され、なかなか毎月定額の貯金を出来ている方は少ないのではないでしょうか。効率的に貯金するには、お勤め先で社内預金や企業年金制度がある場合は大いに利用しましょう。毎月の給料からあらかじめ貯金額を差し引いてくれますので効果的です。NISA商品を毎月積立型で契約する等しても有効です。少額でも良いので毎月貯金はする習慣をつけましょう。年収300万円の割合・手取り・生活レベルに関するまとめいかがでしたか。年収300万円でも単身世帯の場合はごく一般的な水準の生活ができるのに対し、子どもさんがいる場合や、夫婦二人世帯でも配偶者の収入がない場合などは、思うような生活が出来ない場合もあるようです。節約して生活を切り詰めることにも限度がありますので、どうしても生活費が足りない場合は転職なども視野にいれた方が良い場合もあるでしょう。いずれにしても思い立って早急に動くのではなく、長い目で人生を考えたときに先々どうなっていくのかを熟慮したのちに行動に移すことををオススメします。今回の記事がお役に立てますと幸いです。
2019年10月27日この9月に国税庁より発表された【平成30年分民間給与実態調査結果】によると、民間企業に勤務している方の平均年収は約441万円ということです。この平均年収より少し高い年収600万円の世帯の方は、実際どのような生活水準の暮らしをしているのでしょうか。様々な公共のデータを用いながら、本記事では詳細について紹介していきます。現在の年収が600万円に近い方はもちろん、年収600万円を目標としている方も是非こちらの記事をご参考にされてください。国税庁データの算出根拠今回の記事の中で用いている数値や各種データの根拠となる【国税庁・民間給与実態調査結果】の調査対象は、以下に該当する方です。民間の事業所に勤務している給与所得者(非正規も含む)国税庁・民間給与実態調査とは、総務省の(日本標準産業分類)に基づいた広い業種へ向けて調査を行っているものです。平均年齢は45歳前後平均年収とともに、給与所得者の平均年齢は45歳前後であるということも発表されています。詳細データを見れば細かい数値の違いはありますが、だいたい45歳前後ぐらいの方の平均年収が441万円くらいであると考えると良いでしょう。これを基準に、30代・40代の方はそれよりも少し少なめの平均年収であり、50代以降リタイア前の方はこれより上回ると考えられます。公務員などは調査対象外ひとつ注意点として、国家公務員・地方公務員など官公庁等に勤務している方はこちらのデータには含まれていません。あくまでも民間企業に勤務しているサラリーマンの方の年収がどのくらいなのかを調べています。また、民間企業に勤務していれば従業員の所得税の納税の有無も関係ない調査対象となっていますので、このデータの調査対象はかなり幅の広いものとなっており、様々なスタイルで勤務されている方の目安となります。平均年収の男女別内訳平均年収は約441万円であると紹介しましたが、内訳として男性は約545万円、女性は約293万円となっています。国税庁HPでは、平成20年度分から最新のデータである平成30年度分まで過去10年分を時系列で見ることができます。これによると平均年収は前年度比で男性は2.5%、女性は2.1%の増加であるということです。正規・非正規の内訳最新のデータでは、正規従業員の年収は約504万円・非正規は179万円であるということです。これらはいずれも前年より増加しており、正規では2.0%、非正規では2.2%のアップとなっています。【補足】給与所得者の数について同調査では、1年を通じて働いた給与所得者の数の総計も知ることが出来ます、平成30年の結果によると、その人数は5026万人であり、内訳として男性2946万人、女性2081万人であるという結果になっています。男女いずれも前年より増加しているということです。さらに、正規労働者と非正規労働者の別について、正規労働者3322万人、非正規労働者1167万人ということです。正規及び非正規に関しても、前年比増加となっています。年収600万円もらう人って何人ぐらい?同じく国税庁の民間給与実態調査の結果によると、年収600万円の方は250万人程度いらっしゃるとの事です。内訳として男性約220万人、女性約36万人ということです。ちなみに同調査によると、年収300万円及び400万円の方が給与所得者の年収割合のうち半数近くに上っています。年収600万円の手取り額は?年収600万円といっても、そこから社会保険や各種税金を引かれると実際に受け取っている額面はこれよりも150万円前後低くなります。つまり年収600万円の方の手取り年収は約450万円前後であると推測されます。年収から差し引かれる項目は以下のものがありますが、独身か扶養家族がいるかどうかで控除金額は変動します。給与から控除される項目社会保険料(健康保険・厚生年金など)雇用保険料所得税・住民税年収600万円の月収ってどれくらい?ここまでで、年収600万円の手取り額は450万円前後であるとわかりました。この手取り額を「可処分所得」と呼び、稼いだ年収の内、必ず支払わなければならない税金などを差し引いた後の実際に使える金額のことです。実際に使えるお金「可処分所得」=年収ー(社会保険料+各種税金)[adsense_middle]額面上の月収は約35万円前後年収600万円の方の月収は約35万円前後です。これは夏冬の賞与を省いて12月で割った概算の数値です。厚生労働省のデータによると、賞与一回あたりの平均は月収の約2.5倍であるということで、ここから逆算すると月収35万円前後であるという結果になります。厚生労働省【年末賞与の支給状況】によると、賞与(ボーナス)は一回あたり月収の約1.5~2.5倍であるということです。当然、企業の全従業者数や業績によって賞与額は変動しますが、月収からだいたいのボーナス額を測ることができます。年収600万円の手取り月収は約28万円前後一つの目安として、月収または年収の2割分くらいが大体の控除額であるとされています。つまり、2割を引いた残りの額が実際に使える手取り月収(可処分所得)であるとわかります。このことから、月収35万円の場合の手取り月収は28万円前後とわかります。年収600万円以上の業種とは?同調査では、業種別の平均年収も確認できます。今回のテーマである年収600万円を超えている業種は以下の通りです。カッコ内の金額は平均年収です。金融業・保険業(約631万円)電気ガス水道などライフラインに関する業種(約759万円)情報通信業(約622万円)年収600万円以上の業種の特徴この調査からわかることは、年収600万円以上という高い水準の給与をもらえる業種は、全国どこで勤務しても、あまり給料の差が少ない業種です。地方でも都心でも、そこまで大きな給与差がありません。なおかつ金融業(銀行)、ガス会社電力会社などライフラインに関する業種、情報通信業いずれも生活に密着した業種であることがわかります。暮らしになくてはならない業種が高収入であると言えます。【年収600万円に関する各種データからのまとめ】年収600万円は、全給与所得者の中でもかなり高い年収であるとわかりました。職業や世帯形態によって年収や月収から控除される額は違いますが、実際の生活費に充てられる手取り金額として、年間で約480万円・ボーナスを省いた月間で約28万円が一つの目安となります。いよいよここからは実際の住居費や生活費について詳しく見ていきます。購入?賃貸?住居費の目安はコチラ生活費を考えた際に、衣食住にかかる費用は生きていく上で必ず必要です。まずは住居費について見ていきましょう。購入し住宅ローンの契約を検討する際の目安や、賃貸の目安について紹介していきます。[adsense_middle]購入時「フラット35」の年収基準とは?住宅購入を考えた際に一般的に使われる住宅金融支援機構の「フラット35」では、年収に占める年間平均返済額の基準が設けられています。年収400万円未満の場合=30%以下年収400万円以上の場合=35%以下年収600万円の場合は、年間返済額が210万円以下であればフラット35を利用できるということになります。この場合の「年間返済額」には、フラット35ではない他の住宅ローンや各種ローン(マイカーローン、教育ローンなど)も含めます。更にカードローンやクレジットカード使用による購入代金も含まれます。住宅ローンを組む際に、例えば配偶者などと合算して世帯収入として住宅ローンを契約をする場合は、この年間返済額も当然合算することになりますのでご注意ください。シミュレーションを活用しよう住宅金融支援機構の「フラット35」HP内では様々な条件からシミュレーションを行うことができます。一例として、年収600万円で他にマイカーローンとして月5万円、ボーナスで10万円支払っている場合の借入可能額の目安は3,768万円ということです。(適用金利は1.110%、元利均等返済としています)賃貸の目安額は年収の2割程度賃貸の場合、概算で年収の2割〜2.5割以内だと他の生活費に影響を与えない範囲の住居費であると言われます。年収600万円を当てはめてみると、年間120~150万円、月にすると10~12.5万円までなら住居費に充てても十分に生活が成り立つ計算になります。年収600万円・結婚している世帯の水準結婚している家族世帯の場合、世帯主が年収600万円であれば生活水準として一般的なレベルよりもかなり上であると考えられます。ただし、お子様の年齢や人数によって変わってきますが、乳幼児に対する各種手当や控除などを考えると、そこまで大きな負担にはならない場合がほとんどでしょう。家族世帯の生活費総務省統計局が算出した統計によると、4人家族の場合の平均的な生活費は約32万円であるそうです。これまでに、年収600万円の手取り月収が約28万円前後であるという数値をご紹介しましたが、この手取り月収が全て生活費になるということになります。住居費や教育費、共働き夫婦であるかどうかなど前提条件の違いはありますが、もし世帯主だけが働いていて年収600万円である場合、4人家族で十分に生活していけるレベルであることがわかります。年収600万円・独身世帯の水準独身の方で年収600万円となると、かなりの高収入で高いレベルの生活が可能であると言えます。先にもまとめていますが例えば住居費を考える際、10万円~15万円程度のマンションを借りるにしても単身向けの間取りであれば、駅に近く、広くて築浅な部屋を借りることも十分可能です。逆に、住居費を少し抑えて浮いたお金を貯蓄に回すこともできます。いずれにしても独身で年収600万円とは、かなり自由な生活ができそうです。独身世帯の生活費総務省統計局のデータによると、独身世帯の生活費の平均は約10万円前後であるという結果になっています。年収600万円の手取り月収が約28万円前後であることから、独身の方は普通に生活をしても随分手元に残るようです。生命保険に関してもあまり多くかける必要がありません。単身者の場合は遺族保障を高く設定しなくてよい場合がほとんどですし、必要最低限の入院・医療保障など「ご自身が生きている間に受けられる保障のみ」に加入すれば安心です。生活費があまりかからない上に、出費も最低限に抑えることで、かなりの金額を趣味に当てたり、老後資金対策として資産運用に回すことが可能です。年齢によっても差があるこれまでに、家族世帯か単身世帯かに分けて生活費の内訳見てきましたが、これはご本人(世帯主)の年齢によって大きく差があります。例えば、同じ単身世帯であっても20代と50代では、年収600万円のうち「何に対しての出費が一番大きいか」は全く違います。50代といえばリタイアを目前に控え、これまで遊興費に使っていたお金を、少しでも老後資金のための貯金に回したい方が増えてきます。生活費の工夫で安心年齢によって差があることに付随して、社会保険料の観点から、40代以降になると一律介護保険料も引かれることになります。つまり同じ年収600万円であっても、年収から控除後の可処分所得が変わってきます。たとえ可処分所得が減ったとしても、その際は家計の見直しをして、その世代に応じた調整をすればよいだけです。例えば可処分所得が減った時期に、ちょうどお子さんの教育費がかからなくなる時期であれば、むしろ家計全体に与える影響としてプラスになる場合もあります。先のことを恐れず、その都度臨機応変に対応していけば大丈夫です。年収600万円の割合・手取り・生活レベルに関するまとめいかがでしたか。年収600万円は、民間企業に勤務する方の年収のうち、かなり上位層であるとおわかりいただけたと思います。そこから深堀りして、生活費や住居費など詳しく見ていくと大体の生活レベルの目安になったのではないでしょうか。もちろん年齢や家族形態、住んでいる地域によって生活費などの出費は大きな差がありますが、本記事の内容は全国平均としてお考えいただければと思います。皆様のお役に立てましたら幸いです。
2019年10月17日こんにちは、婚活FP山本です。会社員をしていると、基本的に年収を問わず税金のことは会社任せになりがちと言えます。このため、毎月何気なく税金を取られていることも多いのですが、理屈を知れば少しは節税できるかもしれません。無用な損を防ぐためにも、少しは知っておいたほうが無難ではないでしょうか。そこで今回は、所得税の基本や計算方法、手取り額や注意点についてお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。所得税の税率は年収額による累進課税まずは、税金のことを知る目的の一つをお伝えします。これは結論から言えば、「税金額を減らして手取り額を増やすため」です。つまり知るほど得になる可能性がありますから、ぜひ理解していきましょう。そもそも、日本の所得税の税率は「年収額による累進課税」です。具体的には、以下のようになっています。年収と課税所得金額は違いますが、年収を元に課税所得金額は計算しますから、年収が上がるほどに税率も上がるのが基本です。「年収が低い」という水準であっても違いがありますから、しっかり税金を知って得をしていきましょう。ただし、あくまで税率が上がるのは「課税所得超過分だけ」です。たとえば課税所得が500万円なら、195万円までの分には5%、195~330万円には10%、そして残りの170万円に20%をかけます。一方、このような計算は年収が高まるほどに煩雑で面倒になるので、省略のために「控除額」が用意されているわけです。念のため、正しく覚えておきましょう。課税所得金額が500万円の場合195万円×5%=9.75円、(330万円-195万円)×10%=13.5万円、(500万円-330万円)×20%=34万円、9.75万円+13.5万円+34万円=57.25万円500万円×20%-42.75万円=57.25万円※330万円×10%+9.75万円=42.75万円給与は総合課税、株など一部は分離課税税金は大きく、他の収入も合算して税金を計算する「総合課税」、その収入単独で税金計算する「分離課税」に分かれています。それぞれ代表例は、総合課税は会社員の給料、分離課税は株式投資での利益が対象です。ひとまず会社員は、総合課税を知っておきましょう。ちなみに最近では会社員でも「副業」が流行っていますが、副業収入は「総合課税」の対象になります。投資を除けば、一般の方が分離課税を考えるのは「退職時・相続時」が多いでしょうか。あとは「自宅など不動産を売却する時」も関係するので、分離課税もしっかり学んでいきましょう。年収が高額なほど「所得控除」で得しよう次は「課税所得」についてお伝えします。税金は年収にイキナリ税率をかけるのではなく、一定の「所得控除」を差し引き、残った金額である「課税所得」に税率をかける流れです。所得控除は14種類あり、代表的なものは以下になります。基礎控除:38万円(誰でも差し引ける)配偶者控除:1~38万円(配偶者の年収次第)医療費控除:最大200万円(医療費次第)社会保険料控除:社会保険料の全額生命保険料控除:最大12万円(加入状況次第)最近では「ふるさと納税」の関係で、「寄付金控除(寄付した額のほぼ全額)」も有名です。また会社員は、特別に「給与所得控除」も差し引けます。これらの所得控除を差し引けるほどに課税所得が下がり、総じて最終的な税金額も下がることになるわけです。累進課税制度の関係で、年収が高額なほど所得控除は効果が高まります。存分に使えそうなものがないか、考えてみましょう。税率の関係では小さな違いで大きく変わる一つ一つの所得控除は、決して効果が大きいわけではありません。しかしそれでも、使えるなら使うべきでしょう。また、特に所得控除は「使うことで税率が変わる関係の時」に、最も効果が高くなります。わずか1万円程度の小さな違いで、超えた部分は大きく税率分だけ変わることになるわけですからね。たとえば積極的に寄付するなど、時には意図的に所得控除を作り出し、税金を抑えていきましょう。所得税の計算方法は「所得の種類次第」今度は、所得税の計算方法についてお伝えします。簡単に言えば、所得税の計算方法は以下の通りです。収入-経費=利益(所得・課税所得)×税率=税金額先ほどの所得控除は、「税金上の経費」の意味合いです。また総合課税の場合、他の収入も合算するわけですが、給料の場合は「給与所得控除」という経費を差し引くように、それぞれの収入に対する経費を差し引いてから足します。そういう意味では、所得税の計算方法は「所得の種類次第」です。会社員が関わりそうな他の所得としては、やはり「雑所得(副業収入)」が代表例でしょう。日本では基本的に、全ての利益に税金が発生します。お金を手に入れた時には、税金がどうなるかを気にしましょう。年間収入は同じでも納付額は違いが出る!所得税の計算方法は所得の種類次第だからこそ、仮に年間収入は同じでも税金額や納付額は違いが出てくるわけです。また、たとえば先ほどの副業収入は基本的に雑所得に該当しますが、やり方次第では有利な「事業所得」に当たる可能性があります。根本的な収入の得方とともに、税金のことも考えて動ければ、さらに得できることもあるのが実情です。しっかり全体を理解し、少しでも得を増やせるよう考えて動きましょう。手取り額は所得税と住民税、社保料を引いた残り?ここからは税金に関係する注意点についてお伝えします。まず、一般的に言われる手取り額とは、年収から所得税と住民税、各種の社会保険料を差し引いた金額です。しかし、特に税金の所得控除は「各個人次第」で変わるので、総じて手取り額も個々人で違うのが基本になります。一方、勤め先や当人次第で、上記以外にも色々と差し引かれるのが実情です。代表例としては、交通費や持ち株、生命保険料などが挙げられるでしょうか。これらがいくら差し引かれるかは様々なので、総じて余計に手取り額は個々人で違ってきます。実際に、年収300万円の方と400万円の方でも、手取り額が変わらないことも多いです。このような年収と手取り額の関係性には注意しておきましょう。一概に割合で考えられないから「年収」も大切!一般的な会社員なら「(自分の)手取り額はいくらか」で、収入を考えます。しかし手取り額は税金や個々人次第で変わりますから、とりわけ「他人に伝える時」には年収のほうを使うのが基本です。つまり、一概に年収からの割合で考えられないので年収も大切と言えます。ちなみに他人に伝える時とは、主に転職時、または婚活時ですね。税金を気にする時には付随して、年収そのものの大切さも理解しておきましょう。[adsense_middle]税金がいくら上がるかより年収を上げよう!もう一つは「年収を上げること」です。たとえば「〇万円の壁」などとよく言われますが、税金や社会保険料を気にする方は、これらにばかり気を回し、肝心な年収を上げる努力をしないことがあります。むしろ損すると考えて、年収を上げないようにすることすらありますね。もちろん、年収が上記の壁や税率の変わり目程度の時には下げたほうがいい時もあります。しかし社会保険料とともに税金も、絶対に年収以上には取られません。また最終的には老後資金などで多額の貯金が必要になりますから、積極的に年収を上げていきましょう。年収が中々上がらないからこそ……という事情だからこそなことも多いですが、節税は限界もありますから尚更です。何とか、がんばりましょう。投資利益の税率は一律20パーセント!理不尽に感じる方も多いのですが、実は所得税は累進税率として年収が上がるほどに高くなる一方、株などの投資利益の税率は一律20パーセントになっています。仮に労働と投資で同額が入ると仮定すると、約700万円以上になれば投資利益のほうが有利です。また最近の投資は、様々な節税効果があるものも増えています。相応に税金を勉強したあとは、収入アップや節税のためにも、投資の勉強をするのもアリかもしれませんね。年収が上がるほど税金も気になるもの?一般的には、年収が上がるほどに税金が気になるものですが、年収を上げるためにも税金を気にしたほうがいい側面もあります。節税に励み、税金を減らせた分を投資に回せれば理想的です。年収が上がった時のためにも、今のうちから勉強を始めておきましょう。
2019年10月03日こんにちは、婚活FP山本です。年収や貯金に関する統計の話において、何度か「中央値」という言葉を目にしたことは無いでしょうか?多くの方は、学生の頃から「平均」なら馴染みがあるでしょうが、中央値はちょっとピンとこない方もいるでしょうね。中央値を知っておけば、今後の社会に対する理解がしやすくなるでしょう。今回は、年収中央値の意味や計算方法、男女の違いや重要ポイントをお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。年収中央値の意味は「中央の人は?」まずは、年収中央値の基本的な意味についてお伝えします。簡単に言えば、中央値とは文字通り「中央の値」という意味です。もう少し言えば、対象となる値を順番に並べて、中央の(人の)数字がいくらかを表しています。意味合いとしては、極めて単純と言えるでしょう。たとえば、「1・2・4・8・9」という数字が並べば「4」となり、「1・9・50・100・500」という数字が並べば「50」が中央値ということになります。この理屈を年収で当てはめて計算したものが「年収中央値」です。また貯金で当てはめたものが「貯金中央値」になります。平均などとは違って、むしろ中央値は一定の計算ではなく「単純な集計」で出てくる数字です。拍子抜けした方もいるかもしれませんが、ひとまずしっかり知っておきましょう。サラリーマン給与の動向・推移把握に役立つ日本の社会人は、多くが「サラリーマン」です。中央値を使えば、そんな多くのサラリーマンの給与などの動向や推移について、簡単に把握することができるようになります。ついでに自分の年収などと比べて、大まかな「自分の立ち位置」を知ることにも役立つでしょう。使い方そのものとしては、学生時代の「テストの平均点」と同じと言えます。ただ、統計には極めて沢山の種類がありますから、どのような統計なのかを把握しつつ中央値を見ていきましょう。平均年収を計算するよりも正確……?次は、中央値が存在する理由についてお伝えします。たとえば先ほどの「1・2・4・8・9」なら、中央値は4ですが平均なら「4.8」です。しかし「1・9・50・100・500」なら、中央値は50ですが平均なら「132」となります。後者のほうは、平均の倍以上の数字ですよね。学生のテストなら、基本的に100点という上限があります。しかし年収や貯金額は青天井であり、高い人はとことん高いです。すると平均の計算方法では数字が大きくなってしまい、実態や体感との大きなズレが出やすくなります。このため、中央値が生み出されたわけです。平均年収を計算するよりも年収中央値のほうが正確……とは言い切れませんが、一つの指標になるのは確かと言えます。平均年収とともに、年収中央値も把握するようにしましょう。日本全国と地方でも違ってくる最低賃金でも明らかですが、そもそも年収は地域差があります。都心部と地方でも相応に違いますから、おのずと日本全国を対象にしたものと地方限定のものでは統計結果も違って当然です。他にも統計には、年収別・男女別・ゼロ対象を入れるか否かなど、色々あります。必要とする状況や当人次第で、どの統計結果を参考にするかは様々です。ただ、できる限り事情に合うものを参考にしたほうが無難と言えます。少なくとも、低い数字のものを見て安心するような使い方は控えましょう。男性の最新の年収中央値は約450万円ここからは、具体的な年収の中央値についてお伝えします。実のところ、明確な年収の中央値に関する直接的な統計は存在しません。日本の統計は、基本的に「平均表示」で統一しています。しかし理屈は前述の通りですから、既存の統計から予測することは可能です。そのうえで、国税庁の平成29年「民間給与実態統計調査」から予測すると、ざっくり「年収450万円程度」が当てはまります。なお、同じ統計で示している男性の平均年収は、532万円となっていますから、十分に中央値とのズレを感じられるのではないでしょうか。年収が100万円近くも違えば、全然違うと感じる方も多いでしょうね。言い換えれば、400万円少々の年収があれば十分に「平均水準」とも言えますから、自信に繋げましょう。正社員、非正規社員でも給与は大きく違う男性の平均給与でも、正社員・非正規社員で分けると大きく結果が違います。正社員なら548万円、非正規社員なら229万円という結果です。非正規社員の給与は、正社員の半分もありません。非正規社員の給与を中央値で考えれば、さらに少ないのが実情と言えます。ちなみに男性の場合、総務省統計局の平成30年「労働力調査」によると、最新の非正規社員の割合は男性でも2割を超える結果です。男性でも少しずつ増えてきましたね……。女性の最新の年収中央値は約250万円次は女性の年収の中央値についてです。こちらも明確な統計はないのですが、同じ統計から同じように推測すると、女性の年収中央値は「250万円程度」になります。平均年収は287万円ですから、やはり女性も差は小さいものの、少し低くなってくるのが実情です。ちなみに女性については、全体のおよそ56%が非正規雇用となっています。そして女性の平均年収は、正社員では約377万円、非正規社員では約151万円という結果です。正社員と非正規社員のちょうど中間に来るような数字が中央値なので、分かりやすいかもしれませんね。ひとまず女性の場合は年収250万円程度、毎月20万円程度を稼げていれば「普通・人並み」と言えるでしょう。男性同様、ひとまずの安心に繋げていくと良いでしょうね。企業の営業職などなら男性とも大差ない?同じ統計によると、女性の平均年収は「最大の5000人以上の会社でも272万円」、「最大の10億円以上の資本金の会社でも328万円」という結果です。そもそも女性の8割が年収400万円未満という結果なので、本当に一部の方の年収で、平均が押し上げられていると言えるでしょう。「女性の社会進出が目覚ましい」などと方々で言われ、確かに女性の就労者数も増加傾向ですが、まだまだ実態はこの程度です。上記の一部の方とは、企業の営業職になれたような方で、そして成功した方が基本と言えるでしょう。まだまだ女性には厳しいのが世の中の現実かもしれません。社会人の中でも就職氷河期世代は……ここからは、中央値に絡む重要ポイントについてお伝えします。まずは、最近よく言われる就職氷河期世代についてです。知るぽると(金融広報中央委員会)の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)」によると、各世代の貯金額は以下の結果となっています。20代:平均貯金額…128万円、中央値5万円30代:平均貯金額…317万円、中央値40万円40代:平均貯金額…657万円、中央値25万円50代:平均貯金額…1043万円、中央値100万円平均で見れば年齢とともに貯金額も順当に増えていっているように感じますが、中央値で見ると現役社会人の中で40代だけが下がっていますね。また内閣府の平成30年「40代の平均賃金の動向」によると、40代の賃金だけが下がっている結果です。中央値で見たら……どうでしょうね。これらの結果も踏まえて、最近では統計の基本も「平均」ではなく、中央値を基本とする議論もされているようです。また昔は「国民皆中流」でしたが現代は「格差社会」となっています。同じ社会人でも正社員と非正規社員を比べて明らかな格差がありますから、今後はこの点でも変化があるかもしれませんね。巡り巡る負担増には警戒すべき?就職氷河期世代に関することについては、他の世代の方は無関係と考えることもあります。しかし就職氷河期世代の多くが自分で生活を賄えなくなれば、おのずと生活保護などの社会保障費が上がるわけです。つまり全ての世代が、巡り巡って負担増を負うことになります。そしてそんな実情は、平均で考えていては見えにくく、中央値を通してこそ見えてくるのが現実です。とりわけ男性の年収でも分かりやすく違いがありましたが、改めて平均と中央値の違いを理解していきましょう。たとえ中央値の年収があっても足りない?もう一つの重要ポイントは、「たとえ中央値の年収があっても足りない」という点です。平均でも中央値でも、基本的な使い方は「自分と比べてどうか」でしょう。そして似たような数字なら「周囲と同じ」と安心するのが普通です。中央値なら平均より数字が下がりやすいので、喜ぶ方も多いかもしれませんね。しかし先般、国が老後資金として2000万円必要と発表しました。先ほどの統計通り、貯金額は平均で考えても50代で約半分の1043万円であり、中央値なら限りなくゼロです。中央値の年収で、2000万円が貯まるでしょうか?平均年収でも大きく変わらないでしょう。年収も貯金額も、人と比べてどうかに大きな意味はなく、最終的に足りるかどうかが重要です。気になるお気持ちは分かるものの、たとえ中央値の年収を超えていても励んでいきましょう。年収中央値は最初の目標にしよう!人と比べてどうかに大きな意味はないものの、まったく意味がないわけでもありません。最終的なゴールが重要な一方、ゴールに向かうまでの順序や段階だって相応に大切です。年収の中央値にすら届いていない方は、まずは最初の目標にしてみてはいかがでしょうか?ちなみに年収中央値は、企業の正社員にさえなれば十分に男女とも達成可能な数字と言えます。その次に(できれば年齢に見合った)平均年収を目指し、少しずつ年収を上げていきましょう。年収中央値を通して世の中を知ろう!年収中央値は、平均よりも実態を表していることが多いと言えます。そして統計は、自分と比べる以外に、客観的な事情を知ることにも役立つ情報です。学校と同じく、勉強はどこで役立つか分かりませんし、特に「お金や投資」が絡む時は必須となります。ぜひ時には中央値で実態をつかみ、役立てていきましょう。
2019年10月02日