登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『ちょっぴり出てきたお腹』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。電車と恐竜に夢中。最近の乗りたい電車は『京とれいん』こまめ:2021年冬に生まれた我が家の長女。とてもよく寝る。足が強い。前回のあらすじ妊娠糖尿病での入院生活もようやく終わり、苦労半面良かったこともいろいろありました。そして旦那さまからのまさかの言葉に嬉しさが…。育休取得について話を…編集後記こまめちゃんを出産する2ヶ月前、おかめさんは育児休暇取得について、旦那さまへどうやら相談をしていたようですね。そこで、在宅勤務や1週間のお休みが取れることを聞き、少し安心をした様子のおかめさん。しかし、出産を終え退院し自宅へ帰ると、旦那さまの育児休暇取得や在宅勤務ができなくなった事実を知ることに。急な出来事に、おかめさんにはさまざまな感情がこみあげてきたかと思います。必死で謝る旦那さまと困るおかめさん。この光景に共感をするママも多いでしょう。また、同じような経験をされたことがあるママも多いのではないでしょうか。まだまだ夫の育児休暇取得が難しい現状ではありますが、少しずつ進み、家族の時間もより増えていくと良いですね。(ままのて編集部)妊娠糖尿病に関する漫画はこちらおかめさんからのメッセージ今回、なぜ育休や産休ではなく、退職を選んだかについてお話します。実は一人目のおまめのとき、保育園に入れたいと考え、当時の職場を休職扱いにしてもらいました。ですが、自身の住んでいる場所が保育園激戦区に加えて、引っ越しや里帰りなどで忙しく、保活の準備ができないまま出産となりました。休職明けの仕事の忙しさなども積み重なった結果、かなり出遅れての保活スタートになってしまい、当然入園することができませんでした。保活失敗によるストレスでかなり落ち込み、今でもトラウマのようになっています。今では、産後でヘトヘトななか無理して園見学や説明会、役所への相談に行かなくても良かったのではないかと思うこともあります。おまめのときにわたしには産後すぐに保活をする体力が無いのだとわかったので、今回は休職ではなく退職を選びました。育児と仕事・保活の板挟みを避け、少しでも心に余裕を持って保活を始めたいと考えています。今のところは下の子も年少の時期に幼稚園へ入園させて、そのタイミングでまた求職活動をしようと考えています!上の子との2人育児にもなるので、自分が一番どうしたいかを選択しました。妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2021年04月26日女性と比べて、男性の育児休暇取得率は低いと言われていますよね。妻としては夫には育児休暇をどれくらい取得してほしいと思っているのでしょうか。そこで今回は、女性限定で「夫に育児休業をどれくらいの期間取得してほしいですか?」というアンケートを実施しました。以下、実施したアンケートの内容・集計期間です。【女性限定】夫に育児休業をどれくらいの期間取得してほしいですか?(実施期間:1月5日~3月31日)■ 第3位:2週間(177人・14.5%)女性1,105名に、「夫に育児休業をどれくらいの期間取得してほしいのか」を調査したところ、3番目に多かったのは「2週間」でした。「夫が、仕事の関係で育児休暇を取得できなかったんです。初めての出産だったし、育児も不安で毎日泣き出しそうになっていました。私の場合は幸い、友人が近所に住んでいたので、何かとサポートしてくれたので助かったのですが、せめて産後2週間くらいは夫にそばにいてほしかったですね」(30代/女性)じつは、産後に精神的不安を抱える女性は多いもの。その理由としては、ホルモンバランスの乱れ・子育てへの不安等が挙げられます。現代は核家族が多いため、日常的に祖父母の助けを借りられないケースも少なくありません。そのため、せめて産後2週間は夫にも育児に専念してほしいと感じている女性も多いのでしょう。■ 第2位:不要。育休を取るよりもお金をたくさん稼いできてほしい(180人・14.8%)2番目に多かったのが、「不要。育休を取るよりもお金をたくさん稼いできてほしい」という回答です。「私は、この夏に出産をひかえています。うちの場合は、夫の両親と同居しているので育児に不安はないですね。それよりもこれからかかるお金の方が心配なので、夫にはこれまで通りバリバリ働いできてほしいです」(20代/女性)育児そのものに対する不安よりも、子育てにかかる費用や家族の生活費に不安を感じる女性も少なくないようです。育児休暇の取得で受け取れる「育児休業給付金」は給料の全額を保証してくれるものではないですからね。共働きでない場合は、なおさらかもしれません。■ 第1位:1カ月(187人・15.3%)1番多かったのが、「1カ月」という回答です。「出産をして、もうすぐ1ヶ月なんです。産後に『1ヶ月検診』という検診があって、この検診で問題がなければ、少しずつ通常の生活に戻っていけるんですね。なので、夫には産後1ヶ月の育休を取ってもらいました」(20代/女性)出産後、すぐに今まで通りに動けるようになる訳ではありません。子宮や、出産時に切開した傷の経過など、母体の回復を見てもらうのが「1ヶ月健診」です。そのため、産後の節目の1つとなるこの「1ヶ月」まで夫が育児や・妻の生活のサポートをしてくれれば、とても助かるという声も多いようです。■ 「育児休暇」は夫と話し合って結果から、育児休暇を取得してほしい女性とそうではない女性の割合。また、どれくらいの期間取得してほしいのかが分かりました。早めの段階で、夫は育児休暇を取得するのか・どれくらい取得するのかを話し合っておくのが理想的かと思いますよ。参考:厚生労働省「育児休業給付」(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年04月23日ななささ(@7733_poyopoyo)さんは、職場であった出来事をTwitterに投稿。多くの反響が寄せられました。ある時、ななさささんの職場にいる男性社員が、「妻の出産後、3日間育児休暇を取りたい」と上司に相談していたそうです。すると、上司は「理解できない」とぴしゃり。ななさささんは、男性が育児に参加することに批判的な上司なのかと思ったといいます。しかし、上司は続けて、こんなひと言をいったそうです。「3日だけ休んでどうなるんだ。そんなにすぐ子供は育たない」男性社員が「もうすぐ子どもが産まれるので産後は3日育休を取る」って言ってたのを男性上司が「理解できない」っていうから「なんだ?男性の育児批判か?お?」と思ったら「3日だけ休んでどうなるんだ。そんなにすぐ子どもは育たない」という「もっと休め」な「理解できない」だった。— ななささ (@7733_poyopoyo) March 22, 2021 「もっと休め」のほうの「理解できない」だった…!産後の育児の大変さを理解していた上司は、男性社員にもっと休むようすすめてくれていたのです。投稿を見た人たちからは称賛の声が相次ぎました。・理解ある「理解できない」だったんですね。こういう人が増えていってほしい。・制度があっても、男性は取得する申し訳なさを感じるので、力強く押してくださる上司は最高です。・素晴らしい。うちの夫は半年間の育休を申請したけど、上司に反対されて1か月になりました…。それでも大変助かったけどね。育児休暇は性別に関係なく利用できる制度ですが、男性が取得したくても、周囲の理解を得られないといった声はよく聞かれます。取得できても、その後の査定や昇進への影響を心配し、最初から諦めている人たちもいるでしょう。しかし、父親が育児に参加できないために、その負担を1人で抱え込み、大変な想いで子育てをしている母親は多くいます。育児休暇を取ることを、性別関係なく当たり前とする価値観が、広まってほしいと願うばかりですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月24日育児休暇、生理休暇、介護休暇など、会社によって異なるものの、さまざまな『休暇』が導入されています。…しかし!現代社会を生きる社会人が本当に必要としている休暇が、まだ導入されていないのではないでしょうか。ロート製薬株式会社がTwitterに投稿した、嘆きともとれるツイートが共感を集めています。ロート製薬が提唱する新時代の休暇とは?アルガード担当者がどうしてもいいたいことがあるようなのでお知らせです。そうコメントをつけて投稿されたのは、目薬の『アルガード』を担当する社員の心の叫びがつづられた1枚の貼り紙でした。アルガード担当者がどうしても言いたいことがあるようなのでお知らせです pic.twitter.com/zXHbWcvakz — ロート製薬公式アカウント (@eyecare_cp) February 25, 2021 本日、私アルガード担当者Nは『カフン休暇』いただきます。つらい。つらすぎて仕事なんか手につかない。カフンで苦しむ人の想いを代弁するつもりで、勝手にいわせてもらいます。「花粉で休んだっていいじゃん!」正直、花粉対策目薬アルガード担当の私が、一番頑張らないといけない時期ですが…笑上司も2つ返事でOKしてくれたのでいただきます!花粉で苦しむ人のための休暇、『カフン休暇』を!これが世の中に出る2月25日。本当に会社休みます!今や、2人に1人が発症してるといわれている花粉症。くしゃみ、目のかゆみ、鼻水など、花粉症の症状に苦しめられている人は少なくありません。薬や目薬などで症状が抑えられるのであればまだしも、効果が見られず、日常生活に支障をきたしている人もいるといいます。ロート製薬の投稿は反響を呼び、「本当に欲しい」「よくぞいってくれた」と共感の声が相次いで寄せられました。・重度の花粉症で、熱が出て寝込むくらいなので、本当に広がってほしい。・カフン休暇どころか、カフン休職したいくらいつらいです。・アルガードがないと安心して外出できないこの時期…とても共感します。現代社会に暮らす人々を苦しませる花粉。この問題に決着がつく日はくるのでしょうか…!また、反響の大きさは、それほど花粉症に頭を悩ませている人の多さの証明といえます。『カフン休暇』が全国的に導入される日は、近い…かもしれません![文・構成/grape編集部]
2021年03月08日女性にとって10歳頃から始まる月経(通称:生理)。近年では、男女ともに生理への理解はこれまでより深まっているものの、まだ実態をよく知らないという人もいます。現在、『生理休暇』が導入されている企業はまだ多くありません。ネット上では、『生理休暇』を導入するべきか否かの声が上がっており、さまざまな意見が交わされています。実際の生理休暇は…みみん(@mmmiii___n)さんは、生理を知らない人が想像する生理休暇と、実際の生理休暇をイラストにして投稿。共感の声が寄せられ、反響が上がりました。生理の実態をよく知らない人が想像する生理休暇がこちらです。ソファに座り、ゆったりと温かい飲み物で身体を冷やさないようにリラックスしている女性。そこまで体調はつらくなさそうに見えるかもしれません。しかし、実際に生理休暇をとっている女性はこのような状態だといいます。←生理知らない人が想像する生理休暇→実際の生理休暇 pic.twitter.com/HXIRcGVeGn — みみん (@mmmiii___n) February 25, 2021 暗い部屋で、ベッドに潜り込み、痛みに耐えているのでしょう。とてもリラックスしているとはいえない状態です。一般的に生理は、月に1回、1週間ほど続くものですが個人差が大きくあるもの。実際には、月に2回以上きたり、1週間以上続いたり、まったく生理がない月があったりする『生理不順』に悩む人もいるのが事実です。さらには、生理前にPMS(月経前症候群)や、PMDD(月経前不快気分障害)などで精神的、身体的に不調が現れることもあります。「身近な女性は、そんな風に見えない」と思うかもしれませんが、女性の中にはそのような症状を隠して日常生活を送っている人もいるのです。頭痛や腹痛、食欲の低下、ささいなことで涙が出てしまったり、不安が募ったり、毎月現れる症状が違うこともあるでしょう。みみんさんは、このようにコメントをしています。男女関係なく体調不良で休める社会になってほしい。それが前提で、身体の構造上、女性には月に1~2週間体調不良が現れるから、考慮してほしいです。男女の差はなく「知ってるか知らないか」の違いしかないと思う。男性は生理がないから知らない、生理が軽い女性も体験していないから知らない。逆に、男性で知ってる人もいるし、生理が重い女性は自分が体験してるから分かるだけ。だから教育って大事だなと思います。生理は、年齢を重ねるとともに症状が変わってくる人もいるようです。周りの環境によって変化が出るパターンもあるのだとか。投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。・生理前の症状なのか、謎の罪悪感に苛まれるのがつらいです。・ただ寝ているように見えるかもしれないけれど、激痛に耐えているんです…。・本当に千差万別です。『男性』といわず『生理を知らない人』と表現しているのがいいですね。20万件以上の『いいね』が寄せられた、この投稿。人によって生理の症状が違ったり、経験をしていないから分からなかったりすることもあるでしょう。生理問わず、体調が悪い人が近くにいた場合は、優しく気遣い、すぐに休暇をとれるような環境になることを願います。[文・構成/grape編集部]
2021年02月27日’21年1月、「改正育児・介護休業法」が施行された。コロナ禍であまり注目されないが、育児・介護と仕事の両立には欠かせない法律だ。読者世代に関わりの深い介護を中心に、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■より利用しやすくなった介護休暇まず基本を確認しましょう。働きながら介護を行う方は、「介護休業」と「介護休暇」という2種類の休日が取得できます。介護休業はまとまった期間の休業です。介護される方1人につき通算93日間を、最大3回に分けて取得できます。たとえば、自宅の改修や介護施設の選定など、まとまった期間が必要なときに利用できます。いっぽう、介護休暇は単発で取得するものです。介護される方1人につき年5日まで、通院の付き添いやケアマネジャーとの打ち合わせなどに利用できます。今回の改正法では、介護休暇について2点が変わりました。1点目は、これまで介護休暇は半日単位でしたが、今後は1時間単位で取得できるようになります。たとえば1日6時間働く方は、1時間の介護休暇なら6回、2時間なら3回とると、1日分とカウントされます。これまでは半日単位だったので、年5日間は回数にすると年10回。毎月通院する付き添いには足りませんでしたが、1時間単位だと、1回を短時間にし回数を増やすこともできるので、使い勝手がよくなったと思います。また、1日の就業時間がまちまちで決まっていない方は、年平均を基準にし、1日の就業時間が7時間30分など1時間未満の端数がある方は切り上げて、8時間で1日分とカウントされます。ただし、勤務時間の途中で職場を離れる「中抜け」は、認められていません。介護休暇は始業時間を遅くするか、終業時間を早くする形で取得するもの。たとえば10~17時まで勤務の方が13~14時といった途中の時間帯では取得できません。なかには、社内規定によって中抜けOKの会社もありますので、ご確認ください。法改正の2点目は、これまで1日の勤務時間が4時間以下の労働者には介護休暇がありませんでしたが、今後はだれでも取得可能になりました。介護休暇は原則として、パートでも介護休業制度のない勤め先でも取得できます。ただ、正社員であっても雇用期間が1年未満の方や週の労働日数が2日以下の方は、労使協定によって対象外となることがあります。最後に、介護休業・介護休暇とも、給料は出ません。有給の介護休業制度がある会社もありますが、有給休暇もあわせて介護休暇の取り方を工夫してください。新型コロナウイルスの感染を恐れて、介護サービスの利用を減らす方もいるようです。ますます介護する家族の負担は重くなりますが、介護休暇・介護休業などを駆使して、なんとか離職しないで済む方法を考えてほしいと思います。「女性自身」2021年2月2日号 掲載
2021年01月22日不倫関係の場合、関係を公にすることができないため、長い間一緒に過ごすことは難しいでしょう。では、比較的2人のゆっくりした時間が作りやすい長期休暇があったとき、不倫カップルたちはいったいどのように過ごしているのでしょうか。そこで今回は、“長期休暇中に取りがちな行動”について、不倫経験のある男女に話を聞きました。文・塚田牧夫大胆に旅行へ「職場の後輩である女性社員と不倫していたことがあります。お互いにスノーボードが趣味で、休みも一緒ということもあり、1泊2日でスノーボード旅行へ行きました。妻には、“職場の人たちと行ってくる”と言っていましたね。まあ、嘘ではないので、気分も楽でした」タモツ(仮名)/34歳職場が同じであれば、休みも同じことが多いです。そのため、不倫相手と予定が合わせやすくなるのでしょう。すると、なかには旅行などの大胆な行動に出る不倫カップルもいるようです。たまった映画を一気見「彼は既婚者なので普段のデートでは2人で会える時間は短く、2~3時間程度です。そのため、映画などを一緒に見ることができないんですよ。だから、見たいと思った映画はとっておいて、長時間一緒にいられるときに2人で一気に見ています」マユ(仮名)/26歳不倫関係の場合、時間の制限があるため、普段は映画を見るほどの時間がないようです。そのため、長期の休みを利用し、予定の合う日に一気に見るという楽しみ方をする不倫カップルもいます。会えないのをじっと我慢「彼は家庭がある人なので、長期休暇のときは家族にベッタリなんです。会えないどころか、連絡すらもままならないほど……。逆に、私は1人で過ごすことが多いですね。“会いたいけど会えない……”という時間を、じっと我慢して過ごすこともあります」サトミ(仮名)/29歳長期休暇があったとしても、不倫相手が家族と過ごすことになると、デートはできません。その場合、普段よりも会う時間が減るようです。イライラしてケンカ「以前、お互いに家庭のある身ながら、不倫をしていた経験があります。長期の休みがあり、やっと2人で長い時間を過ごせる日がありました。最初は、嬉しくて2人とも楽しく過ごしていたんです。ただ、ずっと一緒にいると、相手のダメな部分も目につくようになって……。だんだんとイライラしてきて、ケンカになったりしていました。だから、不倫相手と会う時間は短いほうがいいのかもと思っています」ヤス(仮名)/35歳一緒にいる時間が短いと、相手のいい部分だけを見ている場合も……。その場合、長時間一緒にいると、相手の粗が見えてしまうのでしょう。それがストレスやイライラに繋がり、ケンカに発展してしまうようです。“不倫カップルの「長期休暇の過ごし方」”をご紹介しました。一緒に出かけたい気持ちも分かりますが、やはり許されざる関係。これ以上人を巻き込んで、傷付けるようなことは避けてほしいものです。©jacoblund/gettyimages©Westend61/gettyimages
2021年01月10日福利厚生に組み込まれている「生理休暇」。しかし実際の取得率はなんと1%以下だそう。この生理休暇の取得率の低さの理由は、生理への理解不足が原因の1つだと思うんです。それを実感したエピソードをお話ししたいと思います。先輩看護師が「生理の重さは人によって程度が違うから仕方ない、救急車を呼ぶ人もいる」と話しても、男性看護師は「生理痛で救急車呼ぶの? その人おかしくね?」と……!!!こんなにも生理や生理休暇に理解がないのか……と悲しくなりました。 症状の程度も個人差があるということを男性にも理解してほしいと思ったできごとでした。 そして、働く女性たちが「生理休暇」を後ろめたさなく取得できる環境になっていけばいいなと思います。 原案/おかゆさん作画/まっふ
2020年11月21日多くの女性が子供を出産後、「ちゃんと育ていけるだろうか」と不安な気持ちに悩まされるといいます。子供を育てながら、日常の出来事を漫画にしているえぴたふ(@epi_taphe)さんも、産後、いいようのない不安に襲われたのだとか。『こちら側の世界』ハイじゃあ今からひとりで育児やってください!ってなった時の産後ザコメンタルでプロットを書いたものです(暗いです) #育児漫画 #育児絵日記 pic.twitter.com/Si8nD0zuGt — えぴたふ3m (@epi_taphe) October 21, 2020 えぴたふさんは、育児休暇を取った夫とともに子育てに励んでいました。しかし、夫の育児休暇が終了後、1人で子供を世話することになると、急に先の見えないトンネルに足を踏み入れてしまったような不安に襲われたといいます。「ちゃんと子育てができるだろうか」と考えた瞬間、あまりに不安で涙があふれたのです。投稿には、さまざまな声が寄せられました。・出産後って本当にいいようのない不安が押し寄せてきますよね。底無し沼のような。・私も夫の育児休暇が終わるのがすごく怖かったです。「明日から娘と2人きり…?」みたいな絶望感。今は慣れましたが!・すごく不安になって心がしぼんじゃうんですよね。とても共感しました。ちなみに、えぴたふさんは現在、産後に感じた不安について「子育てに対する不安は完全になくなったわけではないけど、時間が経ち、慣れてきたおかげでかなり気楽にできるようになった」と語っています。産後、大きな不安に悩む母親の多くが、えぴたふさんの経験談に共感し、励まされたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年10月23日自然ときめくリゾート地ロケーションの豊かな自然に恵まれたリゾート「休暇村」を運営する一般財団法人休暇村協会は、全国に37か所ある休暇村に宿泊しスタンプを集めると豪華景品がもらえるビンゴスタンプラリー「美味しい和色めぐり」を9月1日からスタートします。スタンプは、休暇村に1泊2食付きで宿泊するともらえ、集めたスタンプのビンゴの列によって、近江牛がプレゼントされるお得なスタンプラリーです。自然を活かしたその土地ならではの魅力を感じることができる休暇村に宿泊してみませんか。ビンゴになれば必ずもらえる賞品スタンプラリーの参加方法は、「美味しい和色めぐり」対象食事コースまたはその他の1泊2食付きコースでご宿泊すると休暇村で配布している「和色めぐり」ビンゴカードにスタンプがもらえます。実施期間中(2020年9月1日~2021年3月31日)に、ビンゴになると列数に応じて近江牛が必ずもらえます。パーフェクトビンゴであれば、近江牛全5種類各2セット、3列ビンゴ:近江牛全5種類、2列ビンゴ:近江牛すき焼きセット・切り落とし・焼き肉の計3種類、1列ビンゴ賞:近江牛すき焼きセットがとなります。Go Toトラベルキャンペーンを使って休暇村へ休暇村は、北海道から鹿児島県まであります。Go Toトラベルキャンペーンは、旅行代金35%割引に加えて旅行先で利用できる地域共通クーポン15%相当分が発行され、旅行にかかる費用が実質半額なります。これをチャンスに、休暇村を活用して日本一周旅行に出かけてみるのも面白いかもしれません。(画像はプレスリリースより)【参考】※一般財団法人休暇村協会のプレスリリース※一般財団法人休暇村協会の公式サイト
2020年08月20日皆さんは生理のために仕事を休むことをどう思いますか? 私の職場には生理休暇というものがあり、申請すれば年次有給休暇の日数を減らされずに特別な休暇として休むことができます。でも、男性もいる職場で生理休暇を申請するのは、なかなか恥ずかしかったり言い出しづらい気がしますよね。これは私が職場で実際に体験した、そんな生理休暇にまつわるエピソードです。 生理休暇申請に男性だけでなく女性からも非難の声が就職して1年目、私は事務職で人事給与の担当をしていました。ある日、職員が提出してきた休暇の申請用紙をチェックしていると、生理休暇を申請している人が。 へー、よっぽど生理痛がつらい人なのかなぁと思って処理していると、同じ部署の40代男性が「この人、毎月のように取るんだよー。いいよな、毎月1回は休めて」って言ったんです。それだけでなく、50代女性が「よく取れるよねー。そもそも本当に生理なの?」と。 制度に則って取得した生理休暇が、男性だけでなく女性にも理解されず、非難の対象となっていたのです。 生理痛がひどくても非難されるなら取らないせっかく女性のつらい時期をサポートするための休暇なのに、悪口のネタになっているのです。すごく悲しい気持ちになりました。 自分も生理痛がひどくて青ざめるくらいなので、生理休暇はありがたい制度だなと思っていましたが、こんなに非難される可能性があるならば取るのはやめようと、心に決めました。 生理休暇が当たり前に取れる思いやりのある社会にこのように、生理はまだまだ理解されないことが多く、差別やいじめのネタになることまであるということが言えます。 自分自身も、生理休暇が当たり前に取れる社会になればいいのにと願う半面、悪口を言われたくないから取るのはやめておこうと思ってしまうのです。 そんなことでは生理休暇が当たり前の世の中なんていつ来るのやら……。男性、女性の特性としてだけでなく、もっと他人の痛みやつらさを素直に認めてあげられる、思いやってあげられる社会になっていけばいいなと願っています。 文/辛井よう子
2020年05月30日福利厚生に組み込まれてい「生理休暇」。しかし実際の取得率はなんと1%以下だそう。この生理休暇の取得率の低さの理由は、生理への理解不足が原因のひとつだと思うんです。それを実感したエピソードをお話したいと思います。 先輩看護師が「生理の重さは人によって程度が違うから仕方ない、救急車を呼ぶ人もいる」と話しても、男性看護師は「生理痛で救急車呼ぶの? その人おかしくね?」と…!!!こんなにも生理や生理休暇に理解がないのか……と悲しくなりました。 女性である以上避けては通れない生理。症状の程度も個人差があるということを男性にも理解してほしいと思った出来事でした。 そして、働く女性たちが「生理休暇」を後ろめたさなく取得できる環境になっていけばいいなと思います。 原案/おかゆさん作画/まっふ
2020年04月05日働く女性たちにとって、毎月訪れる生理は大きなストレスです。生理前・生理中の体調不良は男性社員に理解されないことも多く、職場でいやな思いをした経験がある人も少なくないのではないでしょうか。 そういった問題を減らすべく、労働基準法では「生理休暇」という生理日に休める権利が定められています。しかし、産休や育休などに比べると馴染みがうすいのも事実。実際に生理休暇をどのくらいの人が使っているのか、本当に必要なものなのか? 女性たちの本音を調査してみました。 ※調査概要調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方調査期間:2020年2月26日~2020年3月1日調査件数:2,663件 生理休暇ってどんな人が使えるの?「生理休暇」とは労働基準法68条で定められた権利で、「使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない」とあり、女性労働者であれば雇用形態を問わず誰でも行使することができます。生理が重くてつらい日は無理せず休んでもいい、と法律で決められているのです。ただし、有給・無給の規定はなく、ただの欠勤扱いになることもあります。 企業によって定められた日数までは給与が発生する場合もあるようなので、一度お勤め先の就業規則を見直してみるといいかもしれません。 実際にみんな生理で休んでるの? 「生理休暇」は女性労働者であれば誰でも取得できますが、無給扱いになる場合は、そもそも就業規則に記載されていないことが多いようです。そのため、「そんな権利があるなんて知らなかった」ということも。実際にどのくらいの人が知っていて、使っているのでしょうか。 「生理休暇はない」と答えた人が36%、「生理休暇はあるが、活用したことがない」と答えた人が33%と、約70%の人が知ってはいるようです。しかし、「生理休暇を活用したことがある」人は5%と、実際に使ったことがある人は非常に少ない結果になりました。なお、厚生労働省の雇用均等基本調査(平成27年度)によると、生理による休暇を有給としている事業所は30%以下です。そういった状況では、休みたくても休めない人が多くて当たり前ですよね。 生理休暇って必要?不必要? それだけ多くの人が休んでいないという結果を見ると、そもそも生理休暇って必要なの? という疑問が湧いてきます。そこで、「生理休暇は必要かどうか」についても聞いてみました。 こちらは「生理休暇は必要」という人が74%と圧勝という結果に。その理由として、下記のような意見が挙げられています。 「与えられた権利は行使すべき」「風邪よりもつらい症状の日がある」「仕事の効率を考えるとひどい日は休んだ方が良い」といった声が大半を占めていました。それに対して、「生理休暇は必要ない」と答えた人は、このような理由を挙げています。 そもそも生理痛が軽く不便がない人もいますが、症状がひどい人でも「男性の上司や同僚に言いづらい」「生理とバレたくない」といった意見が多く、昨今議論を呼んでいる「生理は隠すもの」という社会の風潮が根強い理由になっていることが分かりました。そのため、生理とは言わずに病欠として有休を取得している人も多いようです。 気軽に休める世の中になれば無問題!男性に理解してもらえなかったり、周りに生理だとバレるのが恥ずかしかったりするのも問題ではありますが、全体を通して見ると、そもそももっと気軽に休みが取れる環境になれば、「生理」と言って休みを申請しなくても済むのではないかと思います。女性だけに限らず、体調が悪いときに仕事を休んでも気まずくない世の中になっていくと良いですね。
2020年03月22日彼と別れて落ち込んでいる女性もいますよね。しかし、今こそ自分磨きをするチャンス!そこで今回は、恋愛休暇期間中にすべきことを伝授します!なぜ別れた?過去にけじめをつける恋愛休暇期間中は、過去のことをきちんと振り返り次の恋愛に備える準備期間となります。そこで、辛いかもしれませんが、過去ときちんと決別するために別れた原因を徹底的に分析してみましょう。何がきっかけだったのか、性格のズレはなかったかなどを丁寧に思い出して、次は二度と同じ過ちをしないように努めます。もし、自分に非があった場合でも、同じことをしないよう胸に留めておくことも大切です。なぜなら、自己理解を深めることは、必ず自分の成長につながるからです。次こそはさらに素敵な恋愛ができるよう、内面もきちんと磨いておきましょう。新しいことにチャレンジしてみる自分の内面と向き合ったら、次は新しいことにチャレンジしてさらなる磨きをかけていきましょう。例えば、新しい趣味を見つけたり、新たな出会いの場に行ってみることも自分を成長させる第一歩。つまり、新しいことにチャレンジするということは、今まで見ていた世界を広げることです。視野が広がれば、また新たな発見と出会えて自分の知識も増えますし、さらなる魅力に繋がります。とにかく、まずは自分の好きなことや興味のあることから始めてみましょう。そうすれば長続きしますし、一生続けていきたい趣味に出会うかもしれません。ダイエットに励む恋愛休暇期間中は、落ち込んでついついダラダラしてしまう…なんて女性もいるかもしれません。しかし、次に繋げる大切な期間だからこそ、見た目を美しく変えるための努力をしてみましょう。そこで行うのがダイエットです。ダイエットは、やればやるだけ変化を実感しやすく外見も変わる他、ここまで頑張れたという自信もついて内面的にも素敵な女性に生まれ変わります。もし、この恋愛休暇期間中にダイエットをして無理なく健康に痩せることができたら、友人の中でも注目度1位になること間違いなしです!周囲を驚かせるくらい頑張って、綺麗な自分で次にアタックしましょう。
2020年02月25日小泉進次郎環境相が日本の現役閣僚では初めて育児休暇を取得して話題になっています。しかし、男性の育児休業取得率は女性に比べてまだまだ低く、政府内では「男性の育休取得義務化」に向けた提言も出てきています。こうした動きを、働く主婦はどのように捉えているのでしょうか。「しゅふJOB総研」が働く主婦に行った『男性の育休取得義務化』のアンケート結果をお伝えします。■ 8割強が「主に収入を支えるのは夫」。男性育休のネックは経済的不安?Kazpon / PIXTA(ピクスタ)働く主婦に対して行ったアンケートの有効回答数は715件。このうち、86.9%が「家庭の収入を主に支えているのは配偶者またはパートナー」と回答しました。男性の育休が「取得しにくい」理由の1つとしてよく言われるのが、「収入面の不安」です。大黒柱の夫が育休で仕事を休むと、その間の収入が減ってしまいます。また、休業することで会社での立場や、出世への影響がないのかも気になります。フリーコメントでは、・育休をとって会社復帰後、前のように働けるの?(40代:今は働いていない)・育休をとることで、復帰した時に降格とかしたり、これ以上給料が減るのは困る(40代:パート/アルバイト)・出勤してる時と変わらない収入保証があって、ちゃんと家事育児を率先してやる人だったらアリだと思う(40代:パート/アルバイト)・妻としては取得して欲しい反面、会社生活で影響が出るのではないかという不安もある(40代:今は働いていない)という声も寄せられました。■ 「男性の育休取得の義務化」肯定派が過半数「男性の育児休業取得を義務化すべき?」という質問では、「思う」が21.3%、「どちらかというと思う」が31.0%、「どちらかというと思わない」が17.1%、「思わない」が10.6%、「どちらとも言えない」が20.0%で、義務化に肯定派が否定派を若干上回る結果になりました。回答者の年代別にみると、年代が下がるほど肯定的な人が多くなっています。若い年代ほど子どもが幼く、育児に手がかかるため、男性の育休取得を必要としているのかもしれません。また、家庭の収入の主な支え手が「自分」と回答した層は、そうでない人に比べて肯定派が多くなりました。■ 肯定派、否定派の胸の内とは?kou / PIXTA(ピクスタ)フリーコメントから「男性育休取得の義務化」に対する肯定派と否定派の両方の思いを見てみましょう。肯定派・義務化をしない限り、世の中全般の育児に対するスタンスが変わることはないと思う(40代:正社員)・取りたくても取れない人も多く(うちの夫もそうでした)、その場合は国が介入しある程度法律にしないと難しいのかな、と(30代:派遣社員)・男性も子育ての大変さを知るべきだと思う。女性の産後鬱が軽減されるのではないかと思う(30代:パート/アルバイト)・自分が取ることさえ、第二子目は言い出せず、退職した。男性もその苦しみを実感して欲しいと思う(50代:派遣社員)・長期間は無理だが一週間程度を何回か等取得しやすい日数を取れれば良いと思う(50代:今は働いていない)否定派・義務化は必要ないと思うが、取りたい人が気持ちよく取れる社会になるといいと思う。・必要に応じて単発で取れると良いとは思うが、それなら有休でも良いのかな、と思う(50代:パート/アルバイト)・家庭も個人もそれぞれなので義務化はおかしい(50代:フリー/自営業)・(子どもが)居ない家庭の人からみたら育休は会社を長期サボるための口実ネタ(50代:派遣社員)・男性が育休を取得しても実際に家事育児をするとは限らない(40代:派遣社員)・育休を取らなくても、子育てに参加できる時間があれは良いと思う(50代:パート/アルバイト)・育休とったから育児してると勘違いしてほしくない。育児はそれから20年くらいかかるもの(30代:派遣社員)・男性の育児より育児を助けてもらえる制度をもっと増やした方がいい(30代:パート/アルバイト)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)「どちらとも言えない」を選んだ人の声・義務化まではいかなくても、気持ちよく育休が取れる環境を整えて欲しいと思う(40代:パート/アルバイト)・仕事の特殊性、内容によって取得可能なものとそうでないものがあるので、一律に義務化するのは無理がある(40代:フリー/自営業)・義務化するのではなく、各家庭で話し合って自分達のスタイルを決め、職場はそれを認めていけばよい(50代:派遣社員)・自分の子どもに対してどう育てたいかは個人の自由。男性、女性と分ける事が既に差別と思う(50代:派遣社員)・キチンと育児をすればいいが、育児もせずただ休むだけで育休を取得している人もいる(40代:パート/アルバイト)・私は4週間だけ夫が育休を取ってくれたが、あまり役に立たなかった。というより、負担が増えた(40代:今は働いていない)・一年ほど取らないと意味はない(30代:派遣社員)・そうでない人もいるとは思うが、基本的に男性は育児に関して他人事と感じる(50代:派遣社員)・本心で子育てに関わりたい。とか、妻の負担を減らそうと思うのから良いと思う。義務や見栄だったらいらない(40代:パート/アルバイト)プラナ / PIXTA(ピクスタ)男性の育休取得で夫婦間の子育ての協力が進む一方で、「育児に関して夫に期待していない」「子どもがいない家庭とで不公平感がでる」などの意見も見られました。中には「男性も育休でキャリアが中断すれば平等になるのではないか?という思いがある(40代:公務員/団体職員)」など、ドキッとする意見も…。女性たちの「怒り」とも受け取られる声も散見され、仕事と育児の両立の難しさを感じます。誰もが働きやすく子育てしやすい環境をどのようにつくっていくのか、これからも取り組みが進んでいくことでしょう。【参考】※ 働く主婦は、男性の育休義務化をどう思っているのか?「義務化すべき」52.3%「義務化すべきと思わない」27.7%
2020年02月17日小泉進次郎環境大臣が通算2週間の育児休暇を取得する考えを表明したことで改めて話題となった、「男性の育休」。ベビーカレンダーは、 3,239名のママ・プレママを対象に『パパの育休』に関するアンケート調査をおこないました。調査・分析の主なポイントは下記のとおりです。 男性の育休、約8割が賛成!パパに育休を取得してほしいママは約6割。収入減が不安という声も…3,239名のママ・プレママに男性の育休取得についてどう思うか質問したところ、約46.7%のママが「とても賛成」、約33.4%のママが「まあ賛成」と回答しました。約8割のママが男性の育休に賛成の意を示しています。 続いて、実際にパパに育休を取得してほしいと思うか(思っていたか)を質問したところ、約37.1%のママが「とてもそう思う(思った)」、約27.4%のママが「まあそう思う(思った)」と回答。約6割のママがパパに育休を取得してほしいと思っている(思っていた)ことがわかりました。 男性の育休取得に賛成派のママは8割にのぼる一方で、実際にパパに育休を取得してほしいと思っている(思っていた)ママは6割ほどと、結果に差が出ました。男性の育休取得には「とても/まあ賛成」と回答したものの、実際にパパに育休を取得してほしいとは「あまり/まったくそう思わない(思わなかった)」ママは301名おり、下記のような意見がありました。 ・収入が減ることが心配だったから ・(パパの会社が)育休を取得できるような会社ではなかったから ・自営業のため代わりがおらず休めなかったから ・里帰りしていたことと、自宅に戻ってからも義実家のサポートが十分にあったため必要性を感じなかったから ・父親が自分で何をすべきか考えて自主的に行動できる人でないと、母親の負担が増えるだけだから ・仕事から帰宅後や休日に手伝ってくれるだけで十分だと感じたから それぞれの家庭事情によって、必要性を感じなかったという意見もある中で、最も多く挙がったのは「収入が減ることが不安」という声でした。 育休中は、育児休業給付金などの育休手当が支給されますが、支給率は給与の67%(6カ月以降50%)と、育休を取得せずに働いた場合に比べて収入が減少してしまうことがほとんど。子どもが生まれたことでますますお金が必要になっていく中で、育休を取得してもらうよりも、仕事を続けて稼いでもらうほうが安心と感じるママも多いようです。また、自発的にママをサポートしてくれなければ、ママの負担が増えるだけという「とるだけ育休」を懸念する声も見られました。 金銭的な余裕があれば、パパの育休は不要?→多くのママの答えは「NO」!次に、金銭的な余裕があれば家事・育児を外部に依頼し、パパが育休を取得する必要はないと思うか質問したところ、約6割のママが「あまり/まったくそう思わない」と回答しました。「お金の問題ではなく、パパが子育てに参加することが大切なので育休は必要」「外部に依頼することで父親としての自覚を持ちにくくなってしまいそう」という意見が多く、「金銭面が余裕ならば、むしろ育休を長く取得してもらいたい」といった声もありました。 一方で、約2割のママが「とても/まあそう思う」と回答。理由としては、「プロに任せたほうが安心だから」という声が一番多く集まりました。なかには、「育児は外部に任せたくないが、家事は外部に依頼して育児に専念したい」「パパ以外に話し相手がいるだけで気分が変わると思う」という意見も見られました。 この結果から、パパの育休に対して、物理的な家事・育児のサポートだけでなく、父親としての自覚を持つためや、新生児期の子どもと触れ合うために必要な時間だと考えているママが多いことがうかがえます。 約2割の家庭でパパが育休を取得または取得予定!パパの育休に「満足」だったママは約8割実際にパパが育休を取得したか、またはこれから取得する予定かどうかを質問したところ、「取得した(取得する予定)」と回答したママは約20%でした。実際に取得した家庭のみに絞ると、全体の約16%という結果に。厚生労働省が平成30年度に発表した男性の育児休業取得率は6.16%であったことから、今回の調査では比較的多くの家庭で、パパが育休を取得したことがわかりました。 実際にパパが育休を取得したと回答したママ(505名)に、パパの育休取得についての満足度を尋ねたところ、44.5%が「とても満足」、36.0%が「まあ満足」と回答。約8割のママがパパの育休取得に満足したということが明らかになりました。 半数以上のパパが「育児休業制度」を利用!育休の取得期間は「1日〜1週間程度」が多数実際にパパが育休を取得したと回答したママに、パパは育休を取得するにあたり、育児・介護休業法で定められた「育児休業制度」を利用したかどうか質問したところ、60.8%が「育児休業制度を利用した」と回答しました。「制度は利用せずに、有給休暇や会社が独自に設けている特別休暇を利用した」という家庭は33.7%でした。「その他」の回答の中には、「育児休業制度と有給休暇や会社独自の特別休暇を組み合わせて取得した」という家庭もありました。 続いて、パパの育休取得期間を尋ねたところ、最も多かった回答は「1日〜1週間程度」(45.1%)、次に多かった回答は「2週間〜1カ月間程度」(30.6%)という結果に。パパが半年間以上の育休を取得した家庭は11%にとどまりました。育児休業制度では、原則として子どもが1歳の誕生日を迎える前日まで育休を取得することができますが、制度の利用者は多い一方で、1年間の育休を取得したパパは少ないことが明らかになりました。 小泉進次郎氏が表明した2週間の育休取得について、約5割のママは「短いと思う」男性の育休取得が改めて注目されたきっかけとして、小泉進次郎氏が、第1子誕生後に通算2週間の育休を取得する考えを示したことが挙げられます。環境省広報室によれば、男性閣僚としては史上初であるとのこと。 3,239名のママ・プレママに、小泉進次郎氏の育児休暇について、2週間という期間は短いと思うか、長いと思うかを質問したところ、17.4%が「とても短いと思う」、32.0%が「やや短いと思う」と回答しました。約5割のママ・プレママが2週間の育休は短いと感じたようです。「2週間では育児の本当の大変さがわからないと思う」「育児に慣れる前に育休が終わってしまう気がする」「国を改革する立場として、長期で育休を取得し、その必要性を発信してもらいたかった」などの意見が見られました。 一方で、45.1%は「適度な長さだと思う」と回答しており、理由としては「大臣という代わりのいない職務とのバランスを考えると適切な長さだと思うから」「現職の大臣として賛否両論あるなかでは適当な長さだと思う」といった声が多数でした。 「育児“休”業(暇)」の名称についてどう思う?もし名称を変えるなら…小泉進次郎氏は実際に育児休暇を取得した感想として、「『休む』という言葉が入っていますが、全然休みなんかじゃないですね。子どもを育てる大仕事をやっているということの理解をさらに広げていきたい。きついこともあるが、喜び、感動、かけがえのないものがある」と述べました。この感想に対し、多くのママ・プレママから「その通りだと思う」と共感のコメント集まり、具体的には下記のような声も。 ・育休は休むというわけではないことを、世間とお父さんたちにもっと伝えてほしい ・立場のある人の発言はとても影響力があると思う。すべての人が育休を取得しやすくなればいいなと思う ・実際に産休に入る前に「休みの間せっかくだからいろいろ勉強してきて」と言われて、そんな時間があると思われていることに残念な気持ちになった ・休暇という文字が入っているが故に、職場の人から「休暇は楽しんでいるか」と聞かれたことがあり、とても腹立たしい思いをした 育児休業・育児休暇に「休」という時が入っていることについては、世間でもさまざまな意見がありますが、今回のアンケートでは、「実際に仕事を休んでいるので、現在の名称に違和感はない」「名称そのものは問題ではなく、実際には休みなく育児に専念していることを社会全体が理解していくことが大切」という声が多く挙がりました。 また、もし育休の名称を変えるならどういったものがよいかを尋ねたところ、「子育て期間」「育児専念期間」「育児週集中期間」「育児参加期間」などのアイデアが集まりました。 今回の調査から、パパの育休取得率は約16%、これから取得予定の家庭も含むと約20%と、比較的多くのパパが育休を取得していることが判明しました。しかし、厚生労働省が平成30年度に発表した男性の育児休業取得率は6.16%です。政府は「2020年までに男性の育児休業取得率13%」を目標として掲げていましたが、現状はまだまだ低迷が続いており、男性が育休を取得しやすい環境づくりの推進が求められています。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方 調査期間:2020年2月1日(土)~2020年2月3日(月)調査件数:3,239件
2020年02月17日令和元年8月に結婚した小泉進次郎環境大臣とフリーアナウンサーの滝川クリステルさん。令和2年1月17日、お二人の間に、第一子となる男の子が生まれました。小泉環境大臣は、先日、育児休暇を取得すると表明したばかり。そこでベビーカレンダーでは、4回に渡り「男性の育休」についてシリーズでお送りしていきたいと思います。今回は、パパの育休にまつわる体験談をまとめてみました。 パパが育児休暇を取って大変だったこと1つ目は、育児休暇を取得するということに対して上司の理解がなかなか得られず、良い印象を持たれなかったことです。これまで、男性が育児休暇を申請したことがない会社だったので、上司に育児休暇を取りたい、と伝えたときは「奥さんに任せればいいよ」と言われ、なかなか理解してもらえませんでした。2つ目は、同僚の負担が増えてしまうことについて、理解が得られなかったことです。育児休暇を取ると、スタッフが1人減り、その状況の中で業務をこなしていかなければなりません。負担が増えることを望むスタッフはおらず、私の会社では理解してもらうことが難しかったです。3つ目は収入が減ってしまったことです。出費が増えるときに収入が減るのは非常に困りました。 パパが育児休暇を取ってよかったこと1つ目は、「子どもとの時間がたくさん持てた」ということです。育児休暇を取ると毎日一緒に過ごすことができるので、日々の成長を身近に感じることができました。2つ目は、「ママの負担を減らすことができた」ということです。そこで私が育児休暇を取得して家事や育児を分担したことで、ママの負担が減り、気持ちとしても余裕が出てきたようです。3つ目は、「パパとママがお互いにひとりの時間を持つことができた」ということです。 育休取得当時はダメダメだったパパだけど…私の夫は、私が妊娠する前から「絶対に育児休暇をとる!」と息巻いていました。しかし、赤ちゃんが生まれた直後、夫の知られざる本性が露わになったのです……。部屋の片づけをお願いしていたのですが、夫は何もしていませんでした。これには私も大激怒。ところが、「何をどこにどう置くのか、一つひとつ教えてくれないとわからない」と夫はブツブツ文句を言います。私が産後1カ月半で仕事に復帰するころには、夫ひとりで赤ちゃんのお世話ができるようになっていました。しかし、赤ちゃんを無理矢理、長い時間お昼寝させて惰眠を貪り、相変わらず掃除などの家事は手抜き。私が仕事から帰ってくると、赤ちゃんを押し付けてぐうたらしていました。それなのに、「育児休暇をとったイクメンパパ」と言われ、鼻高々の夫……! 「その辺の父親よりは育児もできるし、家事もしている」と言って開き直っていた夫でしたが、私が過労でうつ病になったことによって病院の先生や看護師さんの指導を受け、育児はもちろん、家事も真面目にこなしてくれるようになったのです。 育休取得はできなかったけれど…私は上の子2人が帝王切開での出産で、次の子も帝王切開が決まっていました。パパはおおよその日程がわかった時点で、会社側に「この日あたりで出産になるので、産後も含めて何日か休みたい」と伝えていたようで、そのおかげで早くから仕事の調整をしてくれました。出産日から産後10日目までは有給を取ることができましたが、その間にどうしても出社してほしいと会社から連絡が入った日がありました。上の子2人は未就園児で預け先がなく、また、私も帝王切開後2日目で動くことができなかったため、産院にも連れて来ることができませんでした。そこで、仕方なく子連れで出社をしてもらいました。パパが仕事に励んでいる間は事務員さんが子どもたちの相手をしてくださり、何とかなったそうです。 男性の育休について、4回に渡ってお送りしてきました。男性の育休取得に関して、男性本人だけでなく周りの人や企業の理解もまだまだ……というのが現状かと思います。政府は男性の育休取得をすすめるための制度改正の他、企業への働きかけとして「イクメンプロジェクト」を推進しています。ベビーカレンダーでも、男性の育休取得に関して今後もさまざまな情報を発信していけたらと思っています。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年01月20日令和元年8月に結婚した小泉進次郎環境大臣とフリーアナウンサーの滝川クリステルさん。令和2年1月17日、お二人の間に、第一子となる男の子が生まれました。小泉環境大臣は、先日、育児休暇を取得すると表明したばかり。そこでベビーカレンダーでは、4回に渡り「男性の育休」について、シリーズでお送りしていきたいと思います。 そもそも育児休暇って何?「育休」「育児休暇」というワードを聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか? 育児休暇は、育児・介護休業法によって 「子が1歳に達するまでの間(子が1歳を超えても休業が必要と認められる一定の場合には、子が最長2歳に達するまで)、育児休業をすることができる」と定められています。※「一定の場合」とは「保育所等への入所を希望し、申込をしたが入所できない場合」、「配偶者が養育する予定だったが、病気等により子を養育することができなくなった場合」を指します。 育児休暇は、働く女性はもちろん男性も取得可能もともと育児休業に関しては、女性公務員の一部を対象とした育児休業法(1975年制定)がありましたが、一般的なものとして〈育児休業等に関する法律〉が1991年成立、翌年4月に施行され、労働者は男女を問わず育児休暇が取得できるようになりました。そしてこれまでいくつかの改正がおこなわれています。 現在の男性の育児休暇は、①夫婦で取得すると、1歳2か月まで休業できる。(パパ・ママ育休プラス)②妻の産休中に夫が休業した場合、夫は2度目も取得できる。③配偶者が専業主婦でも休業できる。などの特徴があります。 そして育児休業中は、以下のような経済的援助も受けられます。●育児休業給付雇用保険に加入している人が育児休業をした場合に、原則として休業開始時の賃金の67%(6カ月経過後は50%)の給付を受けることができる。 ●育児休業期間中の社会保険料の免除事業主が年金事務所又は健康保険組合に申し出ることにより、育児休業等をしている間の社会保険料が被保険者本人負担分および事業主負担分ともに免除される。小泉環境大臣は「公務に支障をきたさないこと」「危機管理を万全にすること」を条件に育、最も母親の負担が大きいと言われる出産から3カ月間のなかで時短勤務やテレワークを取り入れながら、「2週間分」取得したいとしています。小泉環境大臣の育休取得に関してはさまざまな意見があるようですが、これも1つのケースとして見守れたらいいなと思います。 参考:厚生労働省「育児休業は、男性も取得できます!」 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年01月17日忘年会や新年会など、外食の機会やお酒を飲む機会が増える年末年始は、いつの間にか太ってしまいやすい期間でもあります。年末年始に太ってしまう理由と、休暇太りを防ぐポイントをご紹介します。年末年始に太りやすい4つの理由1.だらだらと食べ続けてしまう食事パターンが普段と一変し、お雑煮やおせち料理などをだらだら食べ続けてしまうことが太る原因のひとつです。たとえ少量ずつであっても、長時間食べ続けていると、気づかぬうちにいつもより多くの量の食べてしまうことも。2.糖質を摂りすぎてしまう摂り過ぎた糖質は、体内で脂肪として蓄えられてしまいます。年末年始は、年越しそば・お雑煮など、糖質の多い食事を口にすることが多くなります。おせち料理にはれんこん・里芋など糖質の多い根菜類が多用されているだけでなく、栗きんとん・伊達巻きといった甘い味付けをした物も多く、糖質摂取量が増加しやすくなります。3.お酒を飲み過ぎてしまうお酒を飲むと、食欲が増して食べ過ぎてしまう傾向があります。また、お正月に飲む機会が多い日本酒は、糖質量が多め。おせち料理やおつまみを食べながら飲み続けると、糖質の摂り過ぎにつながりやすくなります。ビール・甘いカクテルも糖質量が多いので注意が必要です。(※1)4.睡眠不足になり、ホルモンバランスが乱れてしまう夜更かしなどで寝不足の状態(4時間睡眠)が2日間続いただけで、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌が減少し、食欲を高めるホルモン「グレリン」の分泌が増加してしまうことが分かっています。(※2)休暇太りを防ぐ!年末年始の対策3つ1.メリハリのある生活を心がける「今日くらいはいいかな」という行動が積み重なると、だらだら食べや寝正月につながります。時間が空いたときは、ごろごろしたり何かを食べたりするのではなく、カラダを動かしてみましょう。 忙しくて普段は運動ができないという人こそ、ストレッチやウォーキングなどを実践するチャンスです。運動習慣がある人は、早朝ランニングなどにチャレンジしてみるのもおすすめです。食欲が増進してしまうのを避けるため、十分に睡眠をとることも忘れないでくださいね。2.糖質の摂り過ぎに注意する主食と主食を組み合わせた力うどん(お餅入りのうどん)などは避けた方が無難です。お餅を食べるなら、野菜たっぷりのお雑煮にしたり、納豆や大根おろしなどと組み合わせたりしてみましょう。お餅を間食にしたら、次の食事の主食(ご飯・パン・麺類)を減らすことも大切です。 お酒を飲むときは、焼酎やウイスキーを選ぶと糖質摂取量を抑えることができます。水・お茶などをチェイサーとし、お酒を飲み過ぎないようにするのもよい方法です。3.よく噛んで食事をとる早食いは食べ過ぎの原因になります。お正月のご馳走もよく噛んで食べましょう。ひと口につき30回くらい噛み、箸を置きながら食べるのが早食いを防ぐコツです。また、野菜や汁物から先に食べるべジファーストを実践すると、食べ過ぎを防ぎ、血糖値の上昇を抑えられます。 生活リズムが崩れやすい年末年始ですが、ちょっとした心がけで、休暇太りを抑えることができますよ。 【参考】(※1)e-ヘルスネット アルコールとメタボリックシンドローム〈〉(最終閲覧日2016/12/25)(※2)e-ヘルスネット 睡眠と生活習慣病の深い関係〈〉(最終閲覧日2016/12/25)
2019年12月22日共働き家庭が増えたことによって、女性だけでなく男性も育児休暇を取得する人が少しずつ増えつつあると聞きます。そんななか、男性の育児休暇を義務化を目指す動きも見られ始めています。今回は、男性の育児休業について、考えてみたいと思います。■育児休業の義務化には半数以上が「賛成」アンケートでは、男性の育児休業義務化に賛成かどうか聞きました。その結果、「賛成」と答えた人が50%を超え、半数以上のパパやママは男性の育児休業義務化を前向きに捉えていることがわかりました。一方で、「どちらとも言えない」、「反対」と答えた人を合わせると5割弱となり、簡単には結論が出ない問題だということがわかります。Q.男性の育児休業義務化、賛成? 反対?賛成 53.9%反対 10.0%どちらとも言えない 36.1%2016年10月から2017年9月までの間に妻が出産した男性において、2018年10月までに育児休暇をとった人は、全体の6.16%となっています(※1)。10年前は、同様の結果が1.23%だったのに比べると、上昇していることがわかります。この背景にあるのは、共働き家庭の増加。2017年には共働き世帯1219万世帯、専業主婦世帯600万世帯となっていて、共働き世帯は専業主婦世帯の2倍にもなっています(※2)。ただ、女性の82.2%が育児休業を取得しているのに比べると、男性の育児休業取得率は、6.16%という数字は高いとは言えません。そこで、近頃提案されているのが、「男性の育児休業義務化」。今年6月に永田町の有志議員が、男性の育児休業取得の義務化を目指す議員連盟を発足させたことで、注目を集めています。■賛成派意見その1「夫にも育児の大変さを理解してほしい」では、まず賛成派の意見から見ていきたいと思います。「うちは帝王切開だったので、術後熱が出たりで動きづらかったので、1週間でしたが夫がお休みをもらえたときはとても心強かったのを覚えています。おむつ替えもミルクもここで覚えました」(神奈川県 30代女性)「人生のうち何度もあるものではないのだからやってみるといいと思う。子どもを産むことはできなくても子育てを母親だけの仕事という思いを変えるにはいい機会」(茨城県 40代女性)「二人目が生まれたときに1ヶ月とってもらいました。自分の体と赤ちゃんの世話だけで大変な時期なので、上の子の保育園の送迎や買い物、洗濯を心おきなく任せる事ができ、大満足でした」(静岡県 40代女性)「わが家は共働きではなく専業主婦だったので、子育て家事は私がメインでした。産後1ヶ月休暇を取ってもらえたら子育ての大変さがわかってもらえると思うのでお互いに優しくなれそうな気がします。何より子どもの成長を一緒に見られるのは宝です」(宮城県 40代女性)これらの意見の裏側にあるのは、「子育ては夫婦で行うもの」という思いです。また、「かわいい時期を共有することで夫婦関係もよくなるのではないか」という声も集まっていました。たしかに、産後のママは身体的にも精神的にもかなり追い詰められた状況になるため、何らかの助けを必要とすることが多いでしょう。里帰り出産をした場合でも家に戻ってたった一人で育児をすることの怯えからも、頼れる相手のパパがいてくれることは、どれほど心強いことかと思います。■賛成派意見その2「義務化しないと取得率はあがらない」また、制度はあってもなかなか利用が進まないため、義務化すべきだという声も多く集まっていました。「実家が近かったり不要な家もあるとは思うけど、必要な家でも休めないという家が多い。義務化しないと、そういった家が休めないなら、該当の家はすべて休んだ方が幸せな家族が増えると思う」(神奈川県 40代女性)「有休すら取りづらい職種だと、そうでもしないとまとまった休みなんてお互い取ろうとしないので賛成です。2人目出産のときは、私が入院している間夫に休みを取ってもらいました。地味な家事も淡々とこなしてくれたので本当に助かりました」(鹿児島県 30代女性)「仕事ばかりで育児に協力できていませんでした。悔いても取り返せません。ぜひ、義務化を」(千葉県 40代男性)たしかに、職場の環境によってはなかなか育児休業の取得を申し出づらい場合もあるでしょう。先述した議連が目指しているのは、本人からの申請がなくても、企業側から休暇の取得を促すことを義務付ける仕組み。個人からは言いにくくても、企業側から促してもらえることで、制度を利用しやすくなるという側面は大いにありそうです。■反対派意見その1「夫がいてもワンオペ改善にならない」一方、「反対」、もしくは「どちらとも言えない」と答えた人たちの思いを探ってみたいと思います。「あくまでもうちの場合ですが、夫が家にいても私の負担が増えるだけ、ストレスが増えるだけなので嫌だな」(東京都 30代女性)「夫の職場は、生まれてから1ヶ月の休暇制度ができて、二人目のときに夫も休暇をもらった。上の子のときは手伝ってくれなくても、仕事で疲れているから仕方ないと思えた。だけど、『休みなのになんでなにもしないの?』ってイライラするだけだったし、夫は邪魔でしかなかった」(東京都 30代女性)「義務化で休んでもらっても家事や育児を安心して任せられない。仕事に行っててくれた方が安心して自分のペースで子育てができると思う」(広島県 40代女性)「育児休暇はいいが、実際あまりなにもできない。男性は母乳が出ないのが、一番きつい。離乳食時期くらいからならいいと思うが」(神奈川県 40代男性)ほかにも、「ただのお休み状態でのんびり、ぐーたらされたら、大きい子どもが増えただけでイライラしそう」という意見も。たしかに、なんとなく育児休暇に入ってしまったら、パパ自身も手持無沙汰になってしまい、ただの休暇のように過ごしてしまいかねなさそうです。パパからの「実際あまりなにもできない」というコメントには、切なさも感じてしまいます。ここにあがったような夫への辛らつな意見から制度が整うだけでは、夫婦で共同の育児参加、男女での協業体制は難しいように思えます。■反対派意見その2「給料減額、復帰後の待遇悪化が怖い」また、「反対」という考えの裏側には、給料が下がる、待遇が悪くなることへの切実な思いもあることがわかってきました。「サラリーマンの生涯年収は3億とか。私は絶対に稼げません。私はがんばって3人育てていますが、夫だって激務をがんばっています。お互いの役割を果たす時期、私は育児と家事に専念します。私は夫の負担を考えると育児休業は望みません。激務をこなして働いてくれる事こそが育児だと思ってます」(神奈川県 40代女性)「育児休暇を長くとって、会社から不当な人事にあったという記事を見ると、育児休暇を取ることに賛成しかねてしまいます。夫の育児は休日に存分に参加してもらう方が、意外とお互いにありがたみを感じるような気がします」(神奈川県 50代女性)「40代男、3歳の子がいます。 気持ちとしては賛成ですが、夫側の収入の方が高く、家計のウェイトが大きいご家庭もあるでしょうから、一概に義務化と言うのは疑問が残ります。職業や賃金の面ではまだ男性優位の日本社会においては、先にそこを見直さなければ、男性の育児参画も進まないと考えます」(神奈川県 40代男性)ほかにも、「妻も減給、夫も減給されたら、家計はつらい。お金がないとより家庭はギスギスする」というコメントも寄せられていました。夫婦でダブルで育児休暇をとった場合には、2人とも減給となり、生活が立ち行かなくなってしまう場合もあるでしょう。日本ではまだまだ男性の給料の方が平均的に高いため、どうしても夫の給料に頼らざるを得ないという家庭が多く、義務化されたら困るという意見があるようです。また、「復帰後の待遇が不安」という声からは、取得すればいいのではなく、その先までしっかりと見通すことの重要性を実感させられます。■男性の育児休業、どう変わればいい?それでは、男性の育児休業については、現在の状況からどのように変わればいいのか、コメントをもとに考えてみましょう。<その1、父親としての自覚を持ってほしい>●妻の気持ちを受け止め、寄り添ってほしい。女性の自分の時間がないほどの大変さを感じて欲しい●子どもにとっても父親の存在は大きい。子どもを愛おしいと思ってほしい●男性には、「父親」として自覚を持ってほしい<その2、育休よりも継続的に休める制度へ>●出産前後に1週間、健診や予防接種で14日分など休める日を作って欲しい●子どもの風邪や病気で使える看護休暇が欲しい<その3、会社や環境が変わる必要あり>●会社が育休を取りやすい雰囲気に。現在、暗黙で「取ってはいけない」空気、復帰後の冷たい態度、嫌がらせがある●給料や立場が悪くなる状態ではなく、取得した方がより良い方向になる仕組みにしてほしい<その4、夫婦それぞれが役割を果たす>●夫婦でしたいこと、夫に期待するフォローをきちんと話し合わないと、男性にとってはただの連休になる可能性がある●性別関係なく得手不得手がある。女性が家事育児というレッテルを貼らないとうまくいくのでは<その5、上司が育休を後押しする>●自分は育児休暇が取れなかった。だから部下が申し出たときに承認欄には印鑑を押すここまで、男性の育児休業義務化について、さまざまな意見を見てきました。そもそもこの記事でも「男性の」育児休業という言い方をすること自体に、男女差があることをあらためて実感させられたような気がします。こうした議論をしなければならないこと事態にも、改善の必要性があるように思えます。女性の就業状態や、実家や義実家の協力度合い、子どもの人数や住んでいる地域など、さまざまな要因から、夫の育児休業取得の賛否は、家庭ごとで異なるでしょう。またコメントからもわかるとおり義務化しただけで何もかもが解決する問題ではないように思えます。男性側がただの連休となってしまわないようにするためには、意識改革も必要になるでしょう。そのためには男性の家事育児能力の向上のための教室などが必要かもしれませんし、妻としても、どうすれば夫が育児参加をしやすくなるのか十分にコミュニケーションをとる必要があると思います。とくに育児で主導権を握りがちな妻が夫にダメ出しばかりしてしまうと、育児へのモチベーションも下がってしまうかも。さらに育児休業中の給付金、パタハラ(パタニティ・ハラスメント/男性の育児休業制度などを利用で 上司・同僚がいやがらせをすること)が起こらない組織づくり、女性の収入面向上など、問題は山積みのように思えます。でも夫婦でお互いにできることとできないことを再確認して、補い合うことができれば、この先も同じ方向に協力しながら歩いていけるように思えます。子どもたちの大切な一瞬しかない幼い時期を、できれば夫婦どちらかが1人で抱え込み過ぎず、夫婦でいっしょに乗り越えていけるといいですね。Q.男性の育児休業義務化、賛成? 反対?アンケート回答数:6400件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ <参考サイト>※1厚生労働省: 平成30年度雇用均等基本調査 [PDF:4,784KB]※2独立行政法人労働政策研究・研修機構: 専業主婦世帯と共働き世帯の推移1980年~2018年
2019年09月22日「ニュージーランドなら(育児休暇取得は)当たり前。早くああなればいい」9月20日、記者会見でこう述べた小泉進次郎環境大臣(38)。世界で初めて首相在任中に産休と育休取得したニュージーランドのジャシンダ・アーダーン大統領と会談したことを受けての発言だった。8月に滝川クリステル(41)と結婚した小泉氏。2020年初めに、第一子が誕生予定であることでも世間を驚かしたが、9月11日にはご祝儀とばかりに環境大臣として初入閣。以来、福島第一原発の汚染水放出問題での発言や、台風15号の被害を受けた千葉県への訪問など、その一挙手一投足が報じられて注目を集めてきた。だが、そんな小泉氏をもっとも悩ましているのは原発でも台風でもなく、「育児休暇」問題なのかもしれない。結婚発表後時から小泉氏は育児休暇の取得を検討していることを明言してきたが、直後から賛否が別れた。たとえば小池百合子知事は9月13日に「堂々と取るべきだ」と賛意を表明。「男性の育休『義務化』を目指す議員連盟」会長の松野博一元文科大臣も「社会意識変革の大きな推進になる」と歓迎した。さらに作家の乙武洋匡さんはTwitterで《制度は整っているのに空気的に取れないという方も多くいるなか、小泉議員のような方が取得することで、そうした“空気”の打破につながる》とその意義を説明している。一方で、批判の声も多い。9月9日には国民民主党の泉健太政調会長が「育休を取りたくても取れない人がたくさんいる。国民が先」と語れば、日本維新の会の代表で大阪市の松井一郎市長も、育休中に議員報酬が満額でることを問題視。9月11日、小泉氏の入閣直後に「もう内閣の一員になったんだから、育休を言っている場合じゃなくなった」と語った。問題が問題なだけに表立って批判する者は少ないが、9月14日の朝日新聞では「大臣の仕事はそんなに甘くない。国家の仕事が最優先でしょう。それができないなら、大臣をうけちゃだめだ」という自民の閣僚経験者の声も紹介されている。Twitterでも《税金で奉仕させてもらってる身なんだから、国民に対する裏切りなんじゃ?》《議員になった以上、自分の事や家族は三の次》《一般の仕事じゃなく、任期があるんやから一旦政治家を辞めるべき》など育休取得を批判する声は多い。また作家の百田尚樹氏の《子供が成人するまで、休んどけ》と揶揄する声も……。取得しても、取得しなくても批判を受けそうな小泉氏の育休問題。じつは国会議員には育児休暇の規定がないことが問題を複雑にしている。政治部記者からは「現実的には数日から1週間程度休んで、“育児休暇を取った”とするのが落としどころ」という声も上がっている。仮に小泉氏が育休取得を断念したり“かりそめ”の育休に終わったりした場合に懸念されるのが、世の中への影響だ。小泉氏と同様、来年度に育児休暇の取得を予定している男性はこう懸念を示す。「もし小泉さんが職責を理由に育休取得を断念するとしたら、“職責が重い人は育休を取るべきではない”というメッセージを世に発することになります。また“育休を取れる人間は楽な仕事をしている”というイメージも生みかねない。仮に数日や数週の休みで“育休を取った”とした場合でも、男性の育児休暇はそういうものという印象を世に広めることになる。育児において女性と同等の責任を負おうとするなら、数日や数週の休みでは足りませんよね。“小泉進次郎は〇日だったけど、お前はそんなにとるのか”と言われるような男性も出ると思います。断念したり中途半端に取ったりするなら、男性の育児参加を阻害したことになる。そんなことをするくらいなら、初めから育休なんて言い出さないでほしい」批判も多い国務大臣の育休取得。だが世の男性のためにも、小泉大臣には長期間の育児休暇を堂々と取得してほしいものだ。
2019年09月21日最近は、「イクメン」という言葉が世間で浸透しています。妊娠した際は、パパに育児休暇を取ってもらおうと考えるママも少なくないのではないでしょうか? 私は、妻が第2子を出産したときに、社内の男性で初めて育児休暇を取得しました。今回は実際に育児休暇を取得して感じた3つの大変だったことについて紹介したいと思います。 上司に良い印象を持たれなかった1つ目は、育児休暇を取得するということに対して上司の理解がなかなか得られず、良い印象を持たれなかったことです。私の会社の上司(40〜50代)の場合、「男は働き、女は家庭を守る」と考える方が多かったのです。 これまで、男性が育児休暇を申請したことがない会社だったので、上司に育児休暇を取りたい、と伝えたときは「奥さんに任せればいいよ」と言われ、なかなか理解してもらえませんでした。 同僚の負担増加について理解が得られなかった2つ目は、同僚の負担が増えてしまうことについて、理解が得られなかったことです。若い世代は比較的育児に協力的でしたが、男性側が育児休暇を取ってもいい、という制度があることさえ知らない人もいました。 育児休暇を取ると、スタッフが1人減り、その状況の中で業務をこなしていかなければなりません。当然他のスタッフの業務負担が増えてしまいます。負担が増えることを望むスタッフはおらず、私の会社では理解してもらうことが難しかったです。 収入が減ってしまった3つ目は収入が減ってしまったことです。育児休暇を取るということは仕事を休むことなので収入がなくなります。ただ、国の制度を活用すると収入が減ることはあってもゼロになることはありません。最初の6カ月は基本給の67%、後の6カ月は50%が支給されます。 それでも、子どもが生まれるとおむつ代やミルク代、洋服代などいろいろと出費が増えてしまいます。一部でも支給されるだけありがたいのかもしれませんが、出費が増えるときに収入が減るのは非常に困りました。 パパが育児休暇を取得すると、ママの負担が減ったり、パパと子どもの関係性が作りやすいというメリットがあります。しかしその反面、会社の上司に理解してもらえない、収入が減ってしまうなどのデメリットもあるように感じました。夫婦の考え方や置かれている状況で選択は異なりますが、それでも私たち夫婦は、話し合って一番良い方法を選んだと思っています。 著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2019年07月29日日本では共働き世帯が増え、子育ても女性ばかりではなく男性も参加しようという声が聞かれるようになってきました。でもその実態は、いまだに家事育児は女性主体で、夫は「家事は手伝う」といった意識であるようです。しかし男性側も「男性は稼ぐことに専念した方がいいのでは?」「仕事が忙しくて思ったように参加できない」「育休取ったら出世に響く」などの悩みも深いのではないでしょうか。そんな男性に向けて、「装談#020 ファッション業界の働き方~パパ編~」が2019年6月27日(木)に開かれます! ■令和時代のママは一歩踏み出そうとしている!「パパ編」が開催される一足前に「ママ編」が5月12日日曜日の母の日に開催されました。そこではプレママ、ママ起業家、ママ研究者、ワンオペママから、それぞれの立場でのワーママ観やリアルな現状が語られました。>> 「リアルママたちが語り合った! ワーママの働き方ってどうなの?どうなるの?」 そこでママたちから出された声は、「育児に対する夫とのズレ」。育児休暇を女性のみが取得することによって、男性が育児に参加するタイミングが遅れることや出産後の大変さを理解しづらくなるという問題。さらに女性が時短勤務を選ぶことによって起こる「育児も家事も女性に負担がきちゃう問題」も提議。妻は「夫のほうが稼いでいる」、「自分は時短勤務」…と女性自身が声を上げづらいという現実もあるようです。また家事面でも、日本の男性の家事育児時間は1時間程度、家事育児時間0分というパパも7-8割という調査データが示す現実から、「家事育児は自分の仕事ではない」と考える男性の意識を変えることの難しさが浮き彫りになる面も。それでも「ママ編」での最後では、夫との対話によって、「子育て体制」の構築を取り、働き方を柔軟に変えながら、「ママは誰かに何かをしてもらうのを待つのではなく、少しずつ進む!」と締められました。令和時代のママたちは、働くこと、ママになること、そして固定概念を手放すことの第一歩を踏み出そうとしています。■子育てするパパは、働き方、育児への参加をどうすればいいのか子育てパパの働き方をめぐっては、企業での関わり方などもクローズアップされてきている昨今。「子育てをするパパの働き方について考えよう」というのが今回のテーマです。そんな今回の「パパ編」に登壇されるのは、三越伊勢丹にご勤務されていて半年間の育休をとられた青木慎吾さん、育児をするために会社を立ち上げ、育児中のパパ・ママに寄り添う「パパっと育児@赤ちゃん手帳」アプリを開発された服部伴之さん、そして前回に引き続き、『ワンオペ育児』著者である明治大学教授の藤田結子さん。さらに、ママ編に出演されたファッションテックデザイナーのOlgaさんが無事出産され、1児のパパとなったパートナーの松岡竜太さんが新米パパとして質問役を担います。<注目の登壇者>●青木慎吾株式会社三越伊勢丹1981年生まれ 学習院大学経済学部経営学科卒業後、2003年三越伊勢丹に入社。新宿店婦人服のバイヤーとして本館2階TOKYO CLOSETの立ち上げを始め、解放区やリ・スタイルの責任者の他、ルミネとの合同イベント「ルミタン」や「REAL HAWAII」などをプロデュース。2018年半年の育児休業を経て、現在、新規事業、定期宅配ISETANDOORの責任者。『三越伊勢丹ブランド力の真髄』(PHP新書、2015) ●服部伴之株式会社ファーストアセント代表取締役1998年、東京大学大学院工学系研究科を修了。株式会社東芝にて研究者として従事 2001年より、IT系ベンチャーのシステム責任者を数社歴任 2005年、株式会社エンターモーションにて取締役CTOに就任 2011年、株式会社tattvaの取締役に就任 2012年、株式会社ファーストアセントの代表取締役に就任 ●藤田結子明治大学商学部教授英ロンドン大で博士号を取得。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。編著書に『ザ・ファッション・ビジネス』(明治大学商学部編、同文舘出版、2015)、『ファッションで社会学する』(成実弘至・辻泉との共編、有斐閣、2017)。 ●松岡竜太Sartoria Mare 代表取締役London college of fashion,文化服装学院卒業後、オーダースーツの麻布テーラーで10年勤務。銀座店店長を務めたのち独立。昨年オーダースーツ店「sartoria mare」を有楽町に設立。先日、第一子が産まれ、子育て絶賛格闘中。トーク内容は、「ママ編」と同じく、パパにも気になるこちらの悩み。・社会や企業の現状・当事者からのお話・これからどうするべきかファッション業界だけではなく、プレパパ、育休を取得したいと考えている人、家庭と仕事の両立で悩んでいる人にはぜひ参加してほしいイベントです。もちろん女性の方、プレママ、これから結婚を考える若い人たちの参加も大歓迎。ぜひみんなで令和時代のパパの姿について考えてみませんか?<イベント詳細>ファッション業界の働き方~パパ編~■日時2019年6月27日(木)19時30分~21時30分■場所ワールド北青山ビル 2F〒107-8526 東京都港区北青山3丁目5番10号■会費無料 ファッション業界の働き方~パパ編~詳細はこちら お申し込みは上記の「ファッション業界の働き方~パパ編~詳細はこちら(Peatix)」からお願いします。「Peatix」がご利用できない場合は、「装談#020 ファッション業界の働き方~パパ編~の件」と明記していただき、下記のメールにてお問い合わせください。contact@fashionstudies.org※当日、会場でも参加できます。※注意事項 当日は記録・広報等のためトークの模様を映像で記録し、 後日ウェブ上にて公開予定です。▼株式会社ワールドの「インスタグラムT/W/O」でセミナーレポートを6月下旬に掲載予定!》 「インスタグラムT/W/O」 とは?ワールド北青山ビルを拠点にファッション・カルチャー・ビジネス・社会貢献など様々なフィールドで、新たな視点を創造する人やトピックを取り上げています。
2019年06月13日産休や育児育休中にボーナスが近づいてくると支給されるのか気になる方も多いのではないでしょうか。仮に育児休暇中にボーナスを貰えた場合、育休手当や出産手当金の受給額にも影響するのでしょうか?この記事では、産休・育児育休中のボーナスについてその他の税金などと絡めて解説していきます。育児休暇中にボーナスはちゃんと支給されるのでしょうか。この記事では、ボーナスを貰うことによる育休手当の減額、課税、控除について解説していきます。育児休暇中にボーナスは支給される?育児休暇中にボーナスが支給されるかどうかは、在籍している会社の就業規則によって異なります。そのため、会社によってはもらえたりもらえなかったりするということになります。毎月の給料は会社側が支払うことを法律で義務付けられているのですが、ボーナスは義務付けられておらず、会社独自の制度という位置づけになっています。ボーナスに関する規則を把握していない場合は就業規則を確認しておきましょう。ただし、ボーナスに関する規則は誰に与えるかという条件の他に「どのように算出するか」に関しても記載されているはずです。ボーナスをもらう権利は与えられている場合でも実際に支給されるとは限りません。●そもそもボーナスの定義と算出方法とは?簡単に前述しましたがボーナスは会社独自の制度と定義されており、経営陣で自由に設定することができますが、基本的にはボーナスの支給額を決めるための査定期間(対象期間)が存在します。夏と冬に2度ボーナスが支給される会社であれば査定期間も2クールに分かれており、査定期間中にずっと産休・育休により会社を休んでいた場合はボーナスがもらえないことがあります。逆に査定の全期間中に産休・育休中でもボーナスを支給する会社もあるので状況はそれぞれです。詳しく気になる場合は自分の会社の就業規則の「賞与の支給条件」を確認しましょう。査定期間(賞与の対象となる期間働いている)受給条件(勤務日数や勤務形態等の会社が定めた受給条件)就業規則は社員であれば誰でも閲覧が可能です。保管場所は会社によって異なりますので、在籍している会社の人事部や総務部の人に聞いてみてください。●育児休暇中のボーナスの支給は就業規則とタイミングで変わる?育児休暇中のボーナスの支給は、就業規則の他にもタイミングも関係しています。就業規則をチェックして「賞与は休業中の者には支給なし」とあった場合でも、査定期間中に働いた分は支給されます。ただし、「賞与は、会社の業績と個人の成績を勘案し各人ごとに決定する」との記載がある場合は支給なしとなることがあります。育児休暇中にボーナスをもらうと育休手当に影響する?結論から言えば、ボーナスをもらっても育児休業給付金は減りませんので心配いりません。育児休業給付金の算定は毎月の給与を基に計算されているので、会社独自の制度であるボーナスの額は無関係となります。育休中にボーナスを貰った場合の課税や控除育休中にボーナスを貰った場合の課税や控除はどうなるでしょうか。「産前産後休業保険料免除制度」を申請すると、育休中の保険料は免除されますが、育休中のボーナスは保険料が免除されるので、健康保険料と厚生年金保険料はかかりません。健康保険料と厚生年金保険料は比較的高額なので、ボーナスから天引きされないのは嬉しいポイントと言えます。●保険料育児休業中は、毎月の給料から引かれる健康保険料と厚生年金保険料は免除されます。社会保険料の免除手続きは会社が手続きを行いますので、会社の指示に従い対応しましょう。●所得税育休手当には所得税は課税されませんが、育休中のボーナスには通常の給与と同じように所得税がかかります。ただし、給与とは所得税の算出方法が違います。育休中は前月の給与がゼロの場合があるので、ボーナスの所得税は前月の給与を基に算出されます。ボーナスから所得税が徴収されていることを確認しておきましょう。●雇用保険料ボーナスには雇用保険料はかかります。一般的な職種の場合、保険料率は3/1000となり、雇用保険料は金額×3/1000で算出することができます。雇用保険は健康保険等と違って免除制度がないのが残念ですが、それほど高額ではないので育休中も雇用保険料を納めましょう。●年末調整年末調整は産休・育休中に入る前に会社が行うことが多いです。会社によっては対応が異なる場合があるので年末調整の前に会社に確認しておくと安心です。育児休暇中のボーナスまとめ育休中にボーナスがもらえるかどうかは、就業規則の中の「賞与の支給条件」を確認しましょう。タイミングによってはもらえるケースともらえないケースがあるので注意が必要です。また、ボーナスをもらっても育休手当が減額したり、もらえなくなったりすることはないので安心してください。●ライター/高須 亮
2019年06月05日私は第2子が誕生してから、会社で初めて男性の育児休暇を取得しました。私や妻の周囲ではそれまで育児休暇を取得したパパは1人もおらず、どのような日々だったのか聞くことができませんでした。 そこで今回は、実際に育児休暇を取得して感じた3つの良いことについて紹介したいと思います。 子どもとの時間がたくさん持てた 1つ目は、「子どもとの時間がたくさん持てた」ということです。育児休暇取得前、休日は子どもと長い時間過ごすことができても、平日はせいぜい子どもが寝るまでの2時間くらいしか一緒に過ごすことができませんでした。その状態では子どもの成長を日々感じることは難しかったです。 でも、育児休暇を取ると毎日一緒に過ごすことができるので、日々の成長を身近に感じることができました。 ママの負担を減らすことができた 2つ目は、「ママの負担を減らすことができた」ということです。それまでママは平日いつもの育児に加え、家事のほとんどをひとりでしてくれていました。 そこで私が育児休暇を取得して家事や育児を分担したことで、ママの負担が減り、気持ちとしても余裕が出てきたようです。それにママが明るくなると、家庭全体が明るくなりました。一緒に過ごす時間が増え、会話が増えると夫婦の仲も深まりました。 ママがひとりの時間を持つことができた 3つ目は、「パパとママがお互いにひとりの時間を持つことができた」ということです。育児は365日24時間休むことができませんが、特に子どもが小さければ小さいほど、授乳などでママの負担が大きくなっていました。泣いたときに私が抱っこしても泣き止まず、なかなか助けることができなかったのです。 しかし、育児休暇を取ることで私と子どもの関係も深まり、泣いてどうしようもないときにあやすことができるようになりました。そうなると私と子どもの2人で過ごせるので、ママが子どもから離れてひとりでゆっくり過ごす時間を持つことができるようになりました。 育児休暇を取ってからは、それまでよりずっと身近に子どもの成長を感じることができました。私の周りには、育児休暇を取ったパパはいません。でも、わが家ではパパが育児休暇を取ることでママにも良いことがたくさんありました。今後もし子どもが増えることがあったら、また育児休暇を取りたいと思います。著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2019年05月27日長期休暇みなさんはいかがお過ごしでしょうか。彼と二人でどこかに出かけている方もいるでしょう。しかし、彼がほかの女と予定を入れているなんてことも……。そういった危ない期間でもあります。そこで、“長期休暇中に浮気をしている男の言動”について、経験者である女性たちに語ってもらいました。文・塚田牧夫「寝てた」が増える「去年のGWです。彼は実家に帰ってたんですね。なので、よくLINEでやり取りをしていました。ところが、返信がないことが多かった……。“返事遅いね”と送ると、“寝てた”と。でも、彼は地元の友だちが多く、しょっちゅう出かけてるはずなんです。夜なんて寝てるとは思えなかった。こっちに戻って来てから問い詰めたら、やっぱり毎晩のように飲みに行ってたらしい。そこには女性もいたと……。何もないとは言うものの、怪しいものです」マオ(仮名)/28歳実家に帰ってもやることがなく、寝てるしかないというのはありがちな状況。しかし、頻度によっては怪しむべきかもしれません。部屋が綺麗になっている「元彼の話です。彼は普段から掃除なんてまるでしない人でした。それがある連休中に彼の部屋に行ったら、めちゃめちゃキレイになってるんです。“休みだから片付けた”と言うんだけど、なんか怪しいと思ったんですよね。しかも、それからというもの、こまめに掃除をするようになりました。あとで分かったのは、女を連れ込んでいたということ。ちょうど連休中に知り合い、それから関係が続いていたらしい。思った通りでした」ユウキ(仮名)/29歳普段まったく掃除をしないような人が、連休だからといってやるはずがない。むしろもっと怠ける可能性もある。何かあったからとしか思えませんよね。SNSに異変「去年の夏休みです。私は友だちと海外旅行に行っていました。そこで撮った写真なんかをSNSにアップしていたのですが、ふとタイムラインを見たとき、彼がタグ付けされた投稿が目に入りました。彼はSNSをほとんどやらない人なので、そこにいた女子がアップしたものでした。男女何人かで楽しそうに飲んでるんです。で、彼に“どこか行ったの?”とLINEで聞いたら、“ずっと家にいた”と嘘をつくんです。怪しいでしょう?彼のSNSの友だちの欄を見たら、変な女が加わってる。しかも、数日後に見返したら、彼がタグ付けされた投稿が消えてるんです。もう、アウトでしょう。実際、アウトでした」ミホコ(仮名)/30歳SNSのタグ付けなどで、浮気が発覚するケースは多いようです。普段あまり手を付けていない人は、そういった部分に隙が生まれやすいのです。“長期休暇中に浮気をしている男の言動”をご紹介しました。できれば未然に防ぎたいところですが、なかなか事前に気付くのは難しい。最小限の被害で食い止められるよう、注意しておきたいですね。© Jelena Danilovic / shutterstock© FXQuadro / shutterstock© Ink Drop / shutterstock
2019年04月29日今の時代、「キャリアも結婚も諦めたくないし子どもも欲しい!」と思う女性は多いはず。あるいは「専業主婦になりたいけど、経済的事情で出産後も働く予定」という女性もいるでしょう。そんな女性たちにとって気になるのが「育休」と「保活」の問題。最近問題となっているのは、最初から育休延長をしたくて人気がある保育園に入園申請し、わざと落選を狙う「落選狙い」の家庭が多いことだとか。そこで今回は、『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研が650人を対象に実施した「育休2年と落選狙い」の調査結果をご紹介します!■ 保活の結果に関係なく「2年間育休が欲しい」は3割!OrangeMoon / PIXTA(ピクスタ)日本では2017年10月より、改正育児・介護休業法で育休が2年まで取得できるようになりましたが、実際に働く女性は2年間の育休を取得しようと考えているのでしょうか?そこでまず、「もしあなたが育休をとるとしたら、2年まで延長したいと思いますか?」と尋ねると、最も多かったのが「保活の結果に関係なく思う」という意見で32.8%。次いで、「わからない」(30.9%)、「保活がうまくいかなければ思う」(22.8%)、「思わない」(13.5%)という結果でした。保活の結果にかかわらず、「許されれば2年間の育休を取りたい」と思うのは意外にも3割と少数派。「なるべく早く仕事に戻りたい」と希望する人もいるでしょう。ABC / PIXTA(ピクスタ)しかし、はっきりと「思わない」と回答し、早く仕事に戻ることを希望する人以外は、「落選すれば2年育休が取れる……」と心が揺れる場合も多いかもしれません。もしそう思っても、もちろん誰もが実際に「落選狙い」の行動を起こすわけではありません。主婦たちがこの「落選狙い」についてどう思っているのかを検証してみましょう!■ 「落選狙い」の原因は育休2年取得のルールが問題?makaron* / PIXTA(ピクスタ)「育休の延長を目的に、いわゆる『落選狙い』が起きていることについてどう思われますか?(複数回答)」という質問では、最も多かった回答は「落選しなければ育休延長できないルールが問題」(60.2%)。「落選すれば育休を延長できる」と考える人が出てきても仕方がないシステムだと問題視する女性が多いことが分かりました。次いで多かったのは、「本当に保育所に入りたい人に迷惑をかけている」(47.2%)。そして、「自治体が保育所を十分提供できていないことが問題」(31.7%)と、こちらも政府や自治体を責める声。maroke / PIXTA(ピクスタ)一方、「育休延長するためには致し方ない」という人も14.9%いることが判明。しかし、これでは本当に職場に戻りたかったのに、保育園に落選してしまった人にしわ寄せがくることにもなりかねません。■ 政府の「落選狙い対策」は適切?調査では次に、女性たちに「育休延長のための“落選狙い”対策として、政府では申し込み段階で事前に保育ニーズの高さを把握する方法を検討しています。あなたのご意見をお聞かせください」と尋ねました。すると「わからない」と答えた人が最も多く41.4%という結果に。次いで「適切な対策だと思う」が30.8%、「適切な対策だとは思わない」が27.8%でした。Graphs / PIXTA(ピクスタ)「適切な対策だと思う」と答えた人からは、「公的なお金がかかわるので公平性が必要だから」(50代SOHO/在宅ワーク)「本当に保育を必要としている人の当選する確率が少しでも上がると思うから」( 40代パート/アルバイト)「どうしても保育園に預けなればいけない事情の人を優先すべきだと思うので、職場で育休が延長出来るなら譲るべき」(50代パート/アルバイト)などという意見が寄せられました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)逆に、「適切な対策だと思わない」という人からは、「育休の延長は可能だが今回保育園に入れたい、という場合も不利になってしまうから」(40代契約社員)「人それぞれ事情が違うので、どういう基準で保育ニーズの高さを決めるのか疑問」(40代今は働いていない)「希望する時期に復職できるよう全入を保証してほしい」(30代正社員)「育休延長が可能かどうか確認する公平な方法なんて無いと思うから。うまく誤魔化す人はいると思うから」(40代パート/アルバイト)という声が聞かれました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)以上、育休と落選狙いについての調査結果をご紹介しましたが、いかがでしょうか?何事も肝心なのは事前のプランニング。妊娠・出産を考え始めたら、保活がしやすい自治体を事前に調査して引っ越しを考えたり、会社と国の育休制度をよくリサーチしたり、自宅で働くオプションを考えたりするなど、準備を整えてみるのも一手です!【参考】※育休延長のための“落選狙い”について、働く主婦層に意識調査 “いまのルールが問題”60.2% ― ビースタイル
2019年03月20日今年4月からの「働き方改革」で、パートも有給休暇の取得が義務化。守らない企業に罰金が科せられることも。そんな「働き方改革関連法」について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。昨年6月に成立した「働き方改革関連法」によって、今年4月から、有給休暇の年5日間取得が義務化されます。有給休暇と聞くと、正社員の特権のように感じる方もいるかもしれませんが、実は、パートの方が有給休暇を取る権利は、これまでもありました。しかし実際には、有給休暇を取りづらいと感じたり、なかには「パートには有給休暇がない」と思い違いをしている方もいたと思います。4月からは、権利より重い義務になりますから、皆さん、休めます。今回の義務化は、働く方の権利をうたうものではなく、社員に年5日以上は有給休暇を取得させる義務を、会社に負わせるものです。もし有給休暇を取得していない社員がいたら、会社側が社員の希望を聞いて「◯月◯日は有給休暇を取って休んでください」と、取得日を指定しなければなりません。また、会社の規模に関係なく、すべての会社に義務化が適用されます。そのうえ、この法律を守らない会社には、従業員1人につき30万円以下の罰金を科すという、会社側に厳しい法律なのです。とはいえ、労働者に聞いたアンケート調査では、約64%の方が「有給休暇を取得するのに、ためらいを感じる」と答えています(’17年度・厚生労働省)。また別の調査では、有給休暇の取得義務化を約24%の会社が「知らない」と回答。従業員50人以下の会社に限ると、「知らない」会社が約34%に増えます(’19年・日本・東京商工会議所)。特に、小さな会社に勤めるパートの方は、会社が義務化を知っているのか、本当に有給休暇が取れるのか、不安な方もいるでしょう。そこで、法律の施行前である今のうちから、それとなく根回しを始めてみてはいかがでしょう。「来年度からパートの有給休暇も義務化されますね」などと、新しい法律を会社側に知らせることが大切です。罰則があることなども触れておくといいかもしれません。有給休暇は働く方の権利です。パートの方もしっかり有給休暇を取って、ゆとりのあるワークライフバランスの実現を目指したいものです。
2019年02月22日今年4月からの「働き方改革」で、パートも有給休暇の取得が義務化される。そんな「働き方改革関連法」について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。昨年6月に成立した「働き方改革関連法」によって、今年4月から、有給休暇の年5日間取得が義務化されます。有給休暇と聞くと、正社員の特権のように感じる方もいるかもしれませんが、実は、パートの方が有給休暇を取る権利は、これまでもありました。しかし実際には、有給休暇を取りづらいと感じたり、なかには「パートには有給休暇がない」と思い違いをしている方もいたと思います。4月からは、権利より重い義務になりますから、皆さん、休めます。詳しく見ていきましょう。有給休暇の義務化の対象は、正社員やアルバイト、パートなどの区別なく、「1年間に有給休暇を10日間以上持っている方」です。フルタイムで働く正社員や契約社員なら、入社後6カ月以上たつと対象になります。いっぽうパートは、1週間に働く時間や日数によります。まず、週30時間以上働くパートは、フルタイムと同様、入社後6カ月以上たつと対象になります。次に、週4日働くパートは、入社後3年半以上たつと、また、週3日働くパートは、入社後5年半以上たつと、それぞれ、有給休暇が年10日となり、取得義務化の対象になります。勤務日が週2日以内のパートは残念ながら、対象ではありません。有給休暇は働く方の権利です。パートの方もしっかり有給休暇を取って、ゆとりのあるワークライフバランスの実現を目指したいものです。
2019年02月22日休暇中は、家族や友人などと会食や旅行に出かけて、おいしいものを食べる機会が増えることが多いはず。お休み明けに体重計に乗ってみると、増えてしまった体重に思わず深いため息をついたことはありませんか?増えてしまった体重は早急にリセットすることが必須。ここでは休暇明けの体重リセット法をご紹介していきます。 栄養士が教える休暇明けの体重リセット法しっかり噛んで、腹八分目の食事を心がける暴飲暴食が続くと慢性的に食べる量が多くなるので危険です。まずは食事を腹八分目に抑えることが大切です。そして満腹感を感じやすくするために、よく噛んで食べること。噛むことで満腹中枢が刺激されるので、自然と食べる量を減らすことができます。1口30回噛むことを意識して、ゆっくり時間をかけて食べましょう。 野菜中心の食事をバランス良く食べる単品ダイエットや断食などの偏った食事法は、栄養バランスが悪くなるだけでなく、ストレスからの暴飲暴食に陥る危険も。体重リセットに大切なのは、野菜をたっぷり摂れるバランスの良い食事をすること。食物繊維が豊富な野菜やきのこ・海藻類は、低カロリーなのに満腹感を得ることができます。代謝に欠かせないビタミン・ミネラルもたっぷり含んでいるため、積極的にとり入れましょう。 調理法を工夫する【蒸す・焼く・茹でる】といった調理法は、低カロリーに仕上がります。逆に揚げ物や炒め物は脂質が多く高カロリーになりやすいので、極力控えましょう。またソースやマヨネーズなども意外と高カロリーなので、塩・酢・香辛料などを使った素材の味を楽しめる料理を選びましょう。 水分補給をする水分が不足するとカラダが乾燥するだけでなく、脂肪燃焼効率が悪くなるためダイエットの足かせに。新陳代謝を高めて老廃物を排出するためにも、しっかり水分補給を行いましょう。冷たいお水は内臓機能を弱めやすいため、常温もしくは白湯(40~50度位)がおすすめです。カラダを温めることで、内臓の働きも高まります。 こまめにカラダを動かすまとまった運動でなくても大丈夫。通勤時間を利用して一駅分を歩いたり、エレベータやエスカレータを避けて階段を利用したりするなど、こまめにカラダを動かしましょう。仕事の合間のストレッチや、ランチに遠方のお店に行くなどもおすすめです。歩くときは歩幅を7cm大きくして早歩きをするだけで、消費カロリーがアップします。(歩行3メッツ→速歩4メッツ) 増えた体重は、栄養バランスの良い食事と適度な運動で集中的にリセットすることが大切です。体脂肪として蓄積する前に、今日からできることをさっそく始めましょう。 【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2019年01月06日