いしだ壱成昨年12月、女優・飯村貴子との3年8カ月に及ぶ結婚生活に終止符を打ったいしだ壱成。東京で俳優として再起を目指したいと、ここ最近、メディア露出を増やしており、5月12日配信の『迷えるとんぼちゃん』(ABEMA)では、いしだが人気俳優から“転落”するきっかけとなった、2001年の大麻逮捕の“真相”を明かして、大きな話題になった。しかし、当時を知るマスコミ関係者の間では、「いしだの話はつじつまが合わない」と物議を醸しているようだ。90年代、『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)『未成年』『聖者の行進』(ともにTBS系)といった大ヒットドラマに出演し、人気俳優の地位を不動のものにしたいしだ。しかし、近年は、2018年4月に“できちゃった結婚”を果たした飯村との私生活ばかりが取りざたされていた。“大麻事件”の真相を暴露「人目もはばからずにイチャイチャする24歳差カップルのいしだと飯村は、一時期、バラエティ番組に引っ張りだこの存在でした。しかし、結婚を発表した翌月、いしだがTwitterで、とあるユーザーから寄せられた“頭髪イジり”のリプライに激高。『いい加減にしろや若造が』『覚悟しとけや。死ぬよ?』『トーシロは黙ってろや』など、暴言ツイートを連発し、そのままアカウントを削除。メディアからも姿を消してしまいました。しかし20年7月、いしだは『爆報!THEフライデー』(TBS系)で2年ぶりにテレビにカムバック。石川県に移住し、家族3人で家賃5万円の一軒家に暮らしていると告白したほか、子どもが産まれた半年後にうつ病を発症したものの、治療に終止符を打つことができたとも明かしていたんです」(芸能ライター)都会の喧騒から離れ、家族で田舎暮らしを謳歌しているように思えたいしだだが、昨年12月には、飯村との離婚を発表。ニュースサイト「NEWSポストセブン」では、飯村本人が離婚の理由に関して、「銀行のATMで預金残高を見るとゼロ」といった貧困状態の中、いしだが定職に就かずに浪費を続けていたため、気持ちが冷めたなどと説明していた。「その後、一部週刊誌で、飯村の不倫疑惑が浮上するなど、離婚後も何かとお騒がせだったいしだですが、ここ最近は、5月12日配信の『迷えるとんぼちゃん』や同15日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演。現在は地方を転々としているものの、拠点を東京に戻して、芸能活動を本格化させたいと展望を語っていました。そんな中、いしだは、過去の“大麻逮捕”に関して、衝撃の事実を暴露したんです」(同・前)いしだは2001年8月、大麻取締法違反(所持)の現行犯で、厚生労働省近畿厚生局麻薬取締部に逮捕されている。当時、大阪・松竹座で舞台『大江戸ロケット』に主演中の身だったこともあり、世間には大激震が走った。「『迷えるとんぼちゃん』で本人が明かしたところによると、当時、芸能活動によって精神を“やられていた”いしだは、父・石田純一による自身のギャラの使い込み疑惑をきっかけに、うつ病を発症。酒浸りの生活を送る中、クラブで知らない人から『お疲れ!』と渡された大麻を、そのまま家に持ち帰ってしまい、翌日、警察が来て逮捕されたというんです。実際には、ただ持ち帰っただけなので、『(大麻は)やってないです』と断言。番組MCの極楽とんぼ・加藤浩次から『それってハメられたってこと?』と訊かれると、『そうですね』と認めていました。ただ当時は、取り調べ中に、警察官から『お前がやったんだろオラ!』と責められ、思わず『やりました』と自供してしまったそうです」(ウェブメディア編集者)また、いしだは「牢屋」で、今回の逮捕に関して、「全部名前言っちゃうと、君の命が危なくなるから言わないけれども、まぁざっくり、大きな事務所と大きな事務所の抗争に、あんた巻き込まれたんだよ」という話を聞いたとも告白。加藤は、「怖すぎます」「しゃべりたくないです」と目を丸くし、「世の中(はこの真相を)知らなくない?」と訴えていた。しかし、マスコミ関係者の間では、当時の逮捕状況に鑑みると、「いしだの話は、まるでつじつまが合わない」と指摘されているという。所持金は「989円」「いしだは、大阪のホテルで大麻所持により現行犯逮捕されたのですが、後日、家宅捜索の結果、LSDが見つかり、麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑で再逮捕となりました。知らない人から大麻を渡されたというのなら、自宅で見つかったLSDはどう説明するつもりなのか。そもそも、警視庁やマトリ(厚生労働省麻薬取締部)は、長期間にわたって対象者をマークしているといいますし、持ち帰った翌日に逮捕というのは、ちょっと考えられないのではないでしょうか。ちなみに当時、いしだは『大麻は自分のもので、東京方面で買った。以前から吸引していた』と供述したと報じられました」(週刊誌記者)そんないしだだが、現在は、俳優業で再起を狙っており、5月14日に、東京・高円寺パンディットで行われたイベント『いしだ壱成×黒田勇樹「あの頃のドラマについて語る会」』では、芸能事務所と契約が間近であると報告しつつ、「月9で復活したい。名バイプレイヤーを目指したい」と目標を語っていたと、ニュースサイト「東スポWEB」が伝えている。「そもそも、いしだが精神を病んでしまった大元は、芸能活動でした。『迷えるとんぼちゃん』でも、人気絶頂時、『なんでも自分のしたことがブームになる』ことが、『怖かった』『なんか違和感がすごくあって、自分がついていけなかった』と回顧していましたから。こうした発言を振り返ると、今また俳優業を本格化させた場合、またしてもメンタルに不調を抱えてしまわないかと、心配になります」(芸能プロダクション関係者)また、5月15日深夜、いしだが行ったインスタグラム上での配信ライブでは、本人が「躁状態」であると明かしていたという。「滞在中のホテルから生配信をしたいしだは、東京・下北沢で購入した花柄の帽子を披露したり、おすすめの担々麺を紹介したり、終始楽しそうに話をしていたのですが、所持金が989円しかないと漏らす場面も。そんな中、ユーザーからの『躁状態?』という問いかけに対し、『躁状態なのよね、正直。薬でちょっと抑えるのもあれなんだけど、やっぱり』と話していただけに、今のいしだは本当に俳優活動ができる状態なのか。新しく契約するという事務所には、何よりもまず、いしだの体調管理を期待したいところですが……」(同・前)5月から、自身のYouTubeチャンネルへの動画投稿をスタートさせたいしだ。『太陽にほえろ』(日本テレビ系)の名物キャラ・ジーパン刑事の殉職シーンを“演じてみた”という動画のコメント欄には、いしだの演技力を絶賛する声が続出しており、「俳優・いしだ壱成」を求める人は少なからずいることがうかがえる。その才能を存分に発揮できるよう、新事務所は万全の体制で、いしだをサポートしてほしいものだ。
2022年05月19日若かりし頃のいしだ壱成離婚騒動や植毛告白など、いしだ壱成が何かと話題だ。そんな彼を“残念なおじさん”と見ている若い人も多いかもしれないが、40代以上の人はみな、心の奥底で思っている。「昔の壱成は間違いなく大スターだった」とーー。コラムニスト・吉田潮さんが綴る。「若手実力派」「フェミ男」として一世を風靡3月16日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)にサプライズ出演したのは、いしだ壱成。翌17日にインタビューで植毛、離婚、そして今後の展望を語った。「トルコで植毛2350株」「渡航費含めて80万円」「今は軽井沢のホテルで客室清掃」「アジア進出、まずはタイで音楽、それから俳優でバイプレイヤーを目指したい」。見出しとして最高というか、ぐっとくるワード(胸やけするという意味で)がてんこもりである。お若い方はいしだ壱成をほぼ知らないだろう。主に、何度か繰り返した婚姻関係や芸能一家という親族関係くらいで、残念なおじさんくらいにしか見ていない。失礼ながら、私も「昔の壱成はどこへ?」と思ったよ。ちょっと前だが、ドラマで久しぶりに姿を観たときも衝撃を受けた。『アルジャーノンに花束を』(TBS系・2015年)で、主人公(山下智久)の亡くなった父親役だったが、思わず息を呑んだ。「え、これが、あの隆盛を極めた、いしだ壱成……?!」と目を疑った。いしだ壱成、本名・星川一星は1990年代、間違いなく大スターで、時代の寵児でもあった。ちょっとあのころを振り返ってみる。壱成は綺羅星のごとく現れ、大人気ドラマ『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)に出演以降、演技力や独特の佇まいが評価され、主演作が一気に増えた。あのころ、いろいろな意味で話題を呼んだ野島伸司シリーズが代表作として語られることも多い。『未成年』(TBS系)では、優秀な兄(谷原章介)と比較され続けて、無気力でやや自暴自棄になった高校生を演じた。喫煙、飲酒、性交、いじめ、売春、妊娠、そして逃亡劇の末のたてこもり……高校生の生々しい体験と恋愛、そして熱い友情を描いた意欲作で、壱成の瑞々しさや青さが際立つ作品でもあった。兄の病弱な恋人(桜井幸子)に恋をしたものの、劣等感やコンプレックスを持て余している壱成。知的障がいのある青年(香取慎吾)に妙に懐かれるも、無下にできない優しさが根っこにある。親友(北原雅樹)やヤクザの元同級生(反町隆史)、差別意識の高い優等生(河相我聞)とつるみ、思いもよらぬ方向へ暴走していくのだが、’90年代の若者の有り余るエネルギーと大人たちや社会への不満をリアルに体現していた。同じく野島作品の『聖者の行進』(TBS系)では、知的障がい者の主人公を演じた。あまり光を当てられない障がい者の厳しい現実を描いた作品だったが、とにかくひどい仕打ちを受ける。搾取と虐待があまりに生々しく描かれたため、問題作とされた。純粋な心の持ち主をキラキラと輝いた目の壱成が熱演したし、当時大人気の広末涼子や、のちにいろいろとアレな酒井法子も共演した作品で、話題を呼んだことは間違いない。話題作に問題作、ややクセの強い作品(三上博史主演の『リップスティック』(フジテレビ系)など)にも出ていたせいか、「若手の実力派俳優」という印象が強いのだが、そのルックスも今までにないタイプとして人気を博した。当時、武田真治とならんで「フェミ男」ともてはやされたんだよね。男くさくない細身の男の子、レディース服すらオサレに着こなす男子として、『MEN’S NON-NO』(集英社)、『smart』(宝島社)、『Boon』(祥伝社)などのファッション誌に引っ張りだこ。幾度となく表紙を飾り、若い男女の間でカリスマ的な存在だったのだ。令和の今でいうと誰かな。演技もうまくて、音楽もやって、ファッションリーダーで……菅田将暉とか北村匠海とかかな。とはいえ、私自身は壱成の音楽をほぼ知らない。デビューシングル『WARNING』しか聴いたことがない。そこで、当時の壱成のファンだった友人Sに話を聞いてみることに。彼女は壱成のバンド「THE BIG BAND!!」のファンクラブにも入っていた筋金入りのグルーピー(死語)で、今でも会報誌や切り抜きを持っているので見せてもらった。恋人が撮影した写真集には…「小学生のときからとにかく壱成が載っている雑誌は切り抜いていましたね。ネットがない時代なので、ファンクラブに入って情報を入手。会報誌には壱成直筆のメッセージもライブの情報も載っていましたから」壱成は可愛らしいクセ字で、なにやら星座やピラミッドについて書いている。雑誌のインタビュー記事では「三鷹に住んでたんですけど、まだ家よりは木が多くて。当時でいうヒッピーコミューンみたいなところで共同生活してたんですよ。『ミルキーウェイ』っていう名前だったんですけど(略)」と語っている。そもそも枠にとらわれない、自由な育ち方をしたのだと想像させる文言でもある。一問一答コーナーには、「好きなタイプの女の子メーテル」「不思議な体験チャネリングでバッカスに会った」「許せないことバーター」などと書いてあったりもして。天然なのか、何かの副作用なのか……。また、雑誌のインタビュー撮影中に何かを感じた壱成のために、スタッフは盛り塩を買いに走ったとの記述もある。記事の中で壱成は「昨年は久しぶりにひとつのキーワードが浮かんできた。山、山、マウンテンって。それで実は、とうとう浅間山で遭遇しちゃったんです。宇宙人に(!)」と話しているのだ。壱成が奇天烈というよりは、’90年代はそんな時代だったんだよなと。この手の話をする人に対して、世の中が寛容だった。ましてやスターだもの、ファンも大喜びである。友人Sは青山や六本木のクラブにも足しげく通い、ライブ終わりの壱成と2ショット写真を撮ってもらったこともあるとか。バンドメンバーや関係者にデニーズに連れて行ってもらったこともあると話す。「当時はゆるくて、ファンの子たちをよく青デニ(デニーズ南青山店)に連れて行ってくれたんですよ。さすがに壱成は来なかったけれど、壱成の情報とか嬉々として聞いてました。そういえば、ライブに行ったその日にバンドメンバーのひとりが逮捕されたんですよ!帰宅後にニュースを聞いてびっくり(笑)」それでも壱成を応援する気持ちに変わりはなかったそう。たとえちょっとおかしな写真集を出したとしても……。「女優のとよた真帆さんと付き合っていた1999年に、写真集を出したんですよ、『使者』っていう。撮影はとよたさんで、もうふたりのラブラブっぷりが赤裸々すぎて。でも、そういう無邪気というか開放的な部分も、壱成の魅力のひとつでしたから」ふたりの往復書簡(壱成はポエム、とよたはエッセイ)といい、ベッドの上で全裸の壱成がタバコを吸い、その両足の間からとよたが撮影した旅先の写真といい、さながら「公開同衾」。令和の今からは想像できない自由があった。芸能人同士の恋愛やプライベート(なんなら陰毛も)丸出しがアート作品になる時代だったのだ。そして2001年、壱成は劇団☆新感線の舞台『大江戸ロケット』に出演中、大麻取締法違反で逮捕される。途中降板となり、芸能活動は停止。「驚きましたが、’90年代の壱成をずっと追いかけてきて、あのとき壱成が可愛かったのは事実であり、その思い出を捨てる必要はないと思いました。その後、結婚と離婚を繰り返したあたりで熱は冷めましたけどね。男としての格下げ感がハンパなかったから」友人Sはトルコ植毛などで話題になっている壱成を見ても、今は何も感じないという。ただ、’90年代の輝いていた壱成を一生忘れない、と話す。若者の心を掴み、一世を風靡しただけに、あの頃の壱成は多くの人の目に、心に、焼きついている。その後、芸能活動を再開したものの、女性がらみのスキャンダルで事務所から解雇された壱成。華やかなスポットライトを浴びることもないまま、「石田純一の息子」「谷原章介の嫁の元夫」「東尾理子の親戚」「すみれの異母兄」と、誰かの属性でしか語られなくなった。テレビ的な露出も激減し、騒動を起こさない限り注目されなくなった。で、現在。「スターの見事なまでの凋落」と感じているのは40代以上だ。前科に醜聞の多さ、令和では使いにくい人材となった壱成。そこは芸能界の不文律や世間が許さず、突破できないのだろうと察する。ただ、バイプレイヤーを目指すならば、植毛しなくても素のままの壱成で勝負すればいいのではないか?若さや可愛らしさではない勝負の仕方もあるのでは?壱成ならどんな役でもこなせるのでは?とも思う。一度味わった華やかなポジションと自分の絶頂期に、うっすら未練や執着があるのだとしたら、方向転換も必要ではないかと。老婆心ながら。配信映画の主演作も予定しているようだし、今後の彼の俳優業をひそかに見守っていこうと思っている、元グルーピーの友人Sとともに。吉田 潮(よしだ・うしお)1972年生まれ、千葉県船橋市出身。医療、健康、下ネタ、テレビ、社会全般など幅広く執筆。『週刊フジテレビ批評』(フジテレビ)のコメンテーターもたまに務める。また、雑誌や新聞など連載を担当し、著書に『幸せな離婚』(生活文化出版)、『くさらないイケメン図鑑』(河出書房新社)、『産まないことは「逃げ」ですか?』『親の介護をしないとダメですか?』(KKベストセラーズ)などがある。
2022年03月25日ハゲリーマンちゃんねるYouTubeより「3日前にトルコから帰ってきました。植毛しまして……」3月16日、フジテレビ系の『バイキングMORE』に飛び入り出演したいしだ壱成。手術跡が残る丸刈り頭を指差しながら、トルコでのエピソードを興奮気味に話し始めたのだった。誹謗中傷から植毛手術が実現「彼は’91年から俳優として活躍していましたが、近年は精神的な不調もあり石川県で生活していました。’18年には当時19才の女性と再再婚しましたが、相手の不貞行為が発覚して、昨年12月に3度目の離婚。現在は石川県を離れ、長野県内のホテルで暮らしているといいます」(スポーツ紙記者)2月には、クラウドファンディングのリターンを巡って金銭トラブルを起こしていたことも発覚。『週刊女性』の電話取材に対し、「病気があって一般的な仕事に就けず、(金銭面などで)自分にも落ち度があるので……。しょうがないですね」「(借金は)返せるところは、返しています……」と、力なく答えていた。苦難続きの中、突然の植毛報告となったわけだが、いったいどんな経緯で行われることになったのか。トルコでの手術に同行した『株式会社薄毛の窓口』の代表である山本祐司氏に話を聞いた。「今回の植毛手術は、今年1月に私からお声がけして実現しました。昨年末、いしださんの離婚に関するネットニュースを読んでいた際、コメント欄で彼の頭髪に関する誹謗中傷が多く、憤りを感じたんです」山本氏自身も薄毛に悩み、海外で植毛手術を受けた経験の持ち主。その過程で培った知識や海外での人脈を活かし、腕の確かな医者をコーディネートする仕事を行うようになった。日本ではあまり聞きなれない言葉だが、“植毛手術”とはどのようなものなのか。「後頭部や側頭部にある“将来も生え続ける毛根”を、頭髪と一緒に前頭部や頭頂部に移植する手術です。移植した箇所の毛が抜けても再び生えてくるので、細かいメンテナンスなどがいりません」(山本氏、以下同)トルコで手術を受けたのにも理由がある。「トルコでは“ヒゲが濃い人がイケメン”という文化があって、髪の毛を抜いてヒゲにしたりと植毛がポピュラー。そのため、手術代は安く技術力が高い“植毛先進国”なんです。日本で受けるとなると、人気の病院だと予約で2年待ちだったりしますが、トルコなら1〜2か月後に手術を受けることができます」トルコなら日本の3分の1程度の金額値段もリーズナブルだ。「今回、いしださんは毛根を2350株植えましたが、日本で同じ手術を受けると250万円を超えたりします。しかし、トルコなら日本の相場の3分の1程度の値段で受けることができる。飛行機代や宿泊費を入れても100万円以下で収まるのではないでしょうか」コロナ禍でも渡航に支障はないようだ。「トルコをはじめヨーロッパの方は、もうコロナっていう雰囲気がまったくなくて。経済が普通に回っている状況ですね。規制も緩くなってきて、徐々にビジネスマンや留学生が増えてきています。現在、戦争をしているロシアとウクライナも近いですが、特に影響は出ていません」最近は暗いニュースばかりのいしだだが、トルコでの様子はというと――。「すごく元気で明るかったですよ!いしださんは飛行機の長距離移動後、到着したその日に8時間を超える植毛手術を受けるという強行スケジュールでしたが、疲れた素振りも見せずずっと朗らかでした。空いた時間は一緒にイスタンブール市内を観光しながら、ケバブを食べたりカフェに行ったり、楽しかったです」未来への展望も熱く語っていたそうだ。「“日本だけでなく、タイでも芝居や芸能活動に力を入れていきたい“とか “自分を応援してくれる人を集めて、まだまだ頑張りたい”などと話していました。自分も髪の毛で苦労したからわかるんですけど、髪の悩みって自信とか活力にも影響しますからね。今回の植毛が役者としての仕事にプラスになってくれたら、うれしい限りです」いしだの植毛手術の報告は反響を呼び、『薄毛の窓口』への問い合わせも急増したそうだ。「薄毛を気にしている人の多くは、治療自体も伏せたいという人がほとんど。いしださんのように植毛治療を堂々と公言する人が増えて、悩みやコンプレックスを解決しようとする人が祝福されるような社会になればと願っています」身も心も強くなって、表舞台へのカムバックもすぐそこ!?
2022年03月22日《今回植毛手術を執刀して下さったブラック先生、名医さん!そして同行してくれた株式会社薄毛の窓口代表取締役の山本さん、ナイスガイ!ありがとうございました》3月15日、Instagramにこう綴ったのはいしだ壱成(47)。壱成はトルコに飛び立ち、植毛の施術を受けたというのだ。ハッシュタグには《#植毛しにトルコにいこう》と添え、絶景の夜景をバックに医師と思われる男性とのショットを公開している。壱成といえば昨年12月に、24歳年下の女優・飯村貴子(23)との離婚を発表。「女性セブン」のインタビューに離婚理由を「経済的なものです」と語り、その困窮ぶりは波紋を呼んだ。さらに壱成が養育費を月4万円支払っていくとも伝えられたが、収入源となる職がないことも明かしていた。そのような背景から今回の植毛や渡航に、《収入ないのに、その金は何処から…》《お金はどうしたんだろう》など心配の声が上がった。だがこの植毛企画は、壱成にとって立派な“仕事”のようだ。「『株式会社薄毛の窓口』という日本企業のプロモーションのようで、壱成さんはインスタライブで費用は無料だったと明かしていました。また効果が出るのは1年後くらいで、それまでは坊主頭で過ごすそうです。同社は日本よりも低価格で施術ができる、トルコやマレーシアなどの海外植毛をアテンドしています。トルコのプランだと通常は約80万円かかるようですが、壱成さんは“インフルエンサー”として抜擢されたのでしょう。早くも会社のホームページには、壱成さんの写真が掲載されています」(芸能関係者)植毛の仕事で注目を集めた壱成。ネット上ではその“成果”に期待する声が寄せられている。《全盛期を知るものからすると、最近の姿は正直見てて辛かったので、いいんじゃないでしょうか。どうなるのかちょっと楽しみです》《フサフサになると良いですね。自信が持てて、気持ちが明るくなるのならアリですよ。また俳優さんとして活躍する姿を見せて貰いたいです》《とてもいい俳優さんなので、ぜひ植毛が成功してまた俳優として返り咲いてください!》《広告塔になれたならそれはそれでよかった。少しでも稼いでお子さんにお金渡せるといいですね》ドラマ『未成年』や『聖者の行進』(ともにTBS)など、繊細な演技で90年代を一世風靡した壱成。植毛を機に、芸能界人生の危機一“髪”から脱出できるだろうか。
2022年03月16日いしだ壱成。現在は長野県内にあるホテルで働きながら、芸能活動再開の準備中「いしだ壱成さんが昨年夏に募集したクラウドファンディング(主にネット上で行う資金調達の手法)の支援者になったのですが、いつまでたってもリターン(見返り)が実現しない。そこでSNSでメッセージを送ったところ、返金すると言われたのですが、一向に振り込まれず……」憤慨した様子で『週刊女性』に告白するのは、いしだ壱成のクラウドファンディング(以下、クラファン)に支援した石川県在住の男性・Aさんだ。「私以外にも被害者はいる」昨年12月、いしだは舞台の共演がきっかけで結婚した24歳年下の妻・Bさんと、3度目となる離婚を発表。「当時19歳だったBさんと結婚した際、年齢差などを理由にバッシングを受けて、うつ病が再発。一時は生活保護を受けるほど、生活が困窮。Bさんがラーメン店などで月5万円を稼ぐも、そのうちの3万円がいしださんのたばこ代に消えていたことを取材で告白したため、ネット上では、再びバッシングを受けることに」(スポーツ紙記者)時を同じくして、石川県でクラファンをめぐるトラブルを起こしていた。「クラファンには完全寄付型もありますが、いしださんが募集したものはリターンのあるタイプでした。私が支援したのは1万5000円を払うと、Bさんもアルバイトをしていた白山市内にあるラーメン店のメニュー考案と、その商品の命名権が得られるというもの。こちらから催促して、昨年8月25日にいしださんを交えてラーメン店で打ち合わせをしたのですが……」(Aさん)試作品が完成次第、連絡をすると伝えられていたが、3か月たってもなしのつぶて。「仕方なく、いしださんのSNSにDM(ダイレクトメッセージ)を送ったところ、“僕も利用されただけ”と、責任の所在は協力したラーメン店にあるといった返事が届いたんです。そこでラーメン店にもDMを送ったところ、“試作品はできていたが、いしださんが連絡を怠っていた”と。私にはどちらが悪いかはわかりませんが、リターンのメニュー考案が叶わないのであれば返金してもらうしかないなと、再びいしださんに連絡しました」(Aさん)昨年末には支払った1万5000円を返金するといしだから連絡が届くも、振り込まれず。年明けの1月に再び催促すると、「今月25日までに振り込みます」とメッセージが来たが、振り込まれないどころか連絡も途絶えた。「同じリターンへの応募者は、私のほかにもう1人いました。その後、ラーメン店に足を運びましたが、実現されている様子がないので、私以外にも被害者はいると思います」(Aさん)そこで関わっていたラーメン店の店主に話を聞いてみると、困惑気味にこう答えた。「壱成さんには昨年末に“お店の評判が悪くなるから、キチンと返金してください”と伝えたところ、“全額返金して、謝ることにしました”と言われたので、その後はお任せしていました」クラファンのリターンでは、メニュー考案権のほか、同店の自家製焼豚なども届くのだが、それらに関してはすでに店主が対応ずみだという。無免許運転、そして元妻は寝取られて「僕としては、うつ病もあり生活に困っている壱成さんに立ち直ってほしくて、クラファンを提案しました。決して、壱成さんを使って売名をしようという気はありませんよ」(店主、以下同)『週刊女性』がいしだにインタビューした際も、この店主を含めた地元の人の支えで、ひどい生活から復活できたと、感謝の気持ちを述べていた。「以前、彼が住んでいた家は僕が貸していたのですが、家賃や光熱費を滞納するので出て行ってもらったんです。引っ越しする際にあったゴミの処理費用も僕が負担しましたしね。2年半ほど面倒を見ましたが、僕にも手が負えなくなってしまったので、壱成さんと元妻のLINEを先日ブロックしたばかりです。僕だけでなく石川県内に住む俳優の先輩も怒らせたそうで、いろいろな人とトラブルになっていますよ」続けて、驚きの情報が……。「Bさんがうちでアルバイトをすることになって、身分証明書として免許証を持ってきてほしいとお願いしても、一向に持ってこない。問い詰めたところ、石田純一さんに買ってもらった車を2人して無免許の状態で運転して、うちに通っていたんです。さすがにまずいと、車を手放してもらったのですが、それが離婚の原因になってしまった」いしだが住んでいた家は、鉄道もバスも走っていないようなエリア。そのため、元妻がラーメン店でアルバイトをする日は、ライブ配信を通じて知り合った男性に送迎をお願いしていたという。「壱成さんより少し年上の男性だったのですが、その男性に奥さんを寝取られてしまったんですよ。彼はもともとBさんのファンで、“最初から寝取るつもりで近づきました”と、後に話していたそうです。Bさんも離婚の際のインタビューでは、夫を支えていた健気な妻のように話していましたが、ラーメン店での勤務態度もまじめとは言いがたかったですし、壱成さんも彼女も話に嘘が多いですね」2人の尻ぬぐいをしたのが、父の純一だった。「壱成さんも離婚して自暴自棄になっていたので、借金を払ってもらえる状態ではないなと、純一さんに連絡をしたんです。ほどなくして純一さんが石川県まで来てくれて、僕への借金は代わりに払ってくれました」いしだ壱成とマネージャーを直撃クラファンのトラブルや離婚の真相を聞こうと、いしだ本人に電話で話を聞いた。――Aさんに、いまだ返金がされていないそうですが。「払うつもりです」――打ち合わせはしたのに、Aさんへのリターンが実現しなかったのはなぜ?「(Aさんが考案した)ピンクのラーメンの試作品を作ったということで、形の上ではリターンをしてはいるんですけれど……。僕も先方がどうしてそんなに怒っているのかわからないんです」――Aさん以外のクラファン支援者にはリターンした?「コロナ禍でできないものもあったので、これからやっていこうと思っています」――離婚の原因が、Bさんの寝取られ不倫というのは本当?「あぁ……そうですね」――不倫をした彼女に怒りは?「病気があって一般的な仕事に就けず、(金銭面などで)自分にも落ち度があるので……。しょうがないですね」子どもを引き取った元妻には、養育費として月4万円を渡しているという。――周囲の人たちに借金をしていて、返していないと聞きましたが。「返せるところは、返しています……」現在はマネージャーを務める男性とプロモーター業を営む友人を含めた3人で、長野県内のホテルの手伝いをしながら暮らしている。途中から、マネージャーが対応することに。――なぜ、長野県内のホテルに身を寄せているのですか?「壱成さんが“石川にいると心身ともに辛い”と言うので、私の知り合いのホテルで面倒を見てもらっています」――ラーメン店の店主などへ借金をしているそうですが、どのように考えている?「それについては、私が責任を取ると話しています。店主の方には確かに借金などで迷惑をかけましたが、離婚の原因などをこうしてマスコミの方に話すのは理解できません」――寝取られ不倫など、トラブルが続いていることに関しては?「壱成さんは人を疑わないので騙されやすく、悪い人たちが集まってくるんです」――今後の芸能活動の予定は?「現在、仕事が5~6本決まっているので、これからは長野と東京を拠点に活動していこうと思っています。石田純一さんには(金銭面で)頼るつもりはありません」この電話の3日後、いしだ側からAさんにクラファン代の1万5000円が振り込まれたというが……。こんなトラブル連発で芸能活動を再開できるのだろうか。
2022年02月28日2017年、新恋人について記者会見を開いたいしだ壱成いしだ壱成(47)が3度目の離婚をした。2018年に24歳下の女優・飯村貴子と「できちゃった」再々婚。しかし、食費にも事欠くような、まさに妻子を食わせられない状況に陥っていたという。雑誌では、「パワーストーンの販売やインターネットのライブ配信で収入を得ていた時期もあったのですが……」と、告白。10年前にはパワースポットだという石川県の神社の近くに引っ越したが、あまり御利益はなかったようだ。なお、ライブ配信では代表作『未成年』(TBS系・1995年)のラストシーンを再現したりしている。脚本は野島伸司だ。■いしだ壱成は“野島ドラマ”みたいな人生何しろ、この作品、出演陣がすごい。例えば、家庭教師に妊娠させられる令嬢役でまだ女優だったころの浜崎あゆみが出ている。生まれる子どもの父親代わりになるのは、河相我聞だ。実生活では「隠し子」がいたことがのちに発覚。ちなみに「石田純一の隠し子」として世に出たのがいしだである。そんないしだは、実生活で最初の子どもを手放した。最初の妻が子連れで再婚したのは谷原章介。ややこしいことに、谷原はこのドラマではいしだの兄で、憎まれ役だ。また、香取慎吾や反町隆史も出演。香取はジャニーズを辞めて『新しい地図』を立ち上げたが、反町もそもそものデビューはジャニーズJr.のユニット『平家派』だったりする。ほかにも、このあと朝ドラヒロインになったものの騒動を連発するようになってしまった遠野なぎこや、酒気帯び運転で逮捕された北原雅樹(グレートチキンパワーズ)などが。とまあ、お騒がせぶりも含め、錚々たる面々がそろうなか、主役を演じたのがいしだだったわけだ。これはおそらく、偶然ではない。ドロドロの展開で売る野島ドラマには「濃い」人たちが似合う。「濃い」といえば、のちにクスリで逮捕されるいしだと酒井法子が『聖者の行進』で共演している。いしだは逮捕直前、交際していた女優と破局。また、一般女性との二股発覚で別の女優と別れてもいる。その女優は当時がんで闘病中、一般女性は自殺未遂も報じられた。そんな野島ドラマみたいな人生を送るような人だからこそ、彼はその世界にうまくハマったのではないか。ただ、それ以外の作品では今ひとつ冴えない。しかも、人生の脚本はもっと残酷だった。かつて“フェミ男”人気を二分した武田真治が筋肉俳優として再ブレイクしたのとは対照的だ。■「まさか家族に騙されるなんて……」いしだは昨年11月に小誌で、これまでの人生を激白。人気絶頂のころ、事務所の代表でもあった父からギャラを「搾取」されていたことも明かした。事業失敗の補てんに使われていたという。「父も最初から騙すつもりはなかったと思うのですが、うつ病で思考がネガティブになっていたこともあって“まさか家族に騙されるなんて……”と、どんどんマイナス思考になっていきました」と言いつつ、離婚を告白した雑誌では「ぼくと父は何か欠落している。やっぱり“同じ生き物”な気がします」という共感的な発言も。年末年始は父のもとで過ごすと話していたいしだ。「運がよければ芸能界に戻れるかも」と、希望も口にしていた。ここから見えてくるのは、彼の今後である。アルバイトまでしてくれていたという妻に去られた以上、メディアに出て、そのぐだぐだな人生を売っていくしかないのではないか。父も一緒なら、それなりに稼げるだろう。少なくとも、陽のパワーが感じられない石を売るよりは──。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2022年01月05日先日、俳優のいしだ壱成さん(47)が3度目の離婚をしたと発表しました。原因は夫婦の経済的な困窮が主にあるとのこと。またそれによって2018年に誕生した娘の育児疲労も重なり、関係が悪化したといいます。いしださんの父親は、昭和を代表するトレンディ俳優の石田純一さん(67)。父親は離婚歴が2回あるということで、壱成さんはインタビューで「ぼくと父は何か欠落している。やっぱり“同じ生き物”な気がします」と語っています。離婚後の親権は、元妻で元タレントの飯村貴子さん(23)が持つとのこと。壱成さんは月4万円の養育費と月2回の面会を通して、父親としての役目を果たしていくといいます。まずは壱成さんが精神的にも経済的にも立ち直ることが急務であるのは明白ですが、このニュースを聞いた多くの人から「やっぱり」といった反応が上がっていました。それは結婚当初から多くの人が感じていた “無茶な勢い”だけでなく、客観的に見ると彼らの交際は当初から不安要素が重なっていたように思います。■人前での過剰なラブラブアピールがはらむ不安定さそもそも彼らの交際から結婚、そして妊娠まではハイスピードでおこなわれました。2017年に11月に交際が発覚すると、即座に事実だと認めた2人。そして翌年4月に結婚、同年9月に第一子が誕生しています。スピード婚を否定するわけではありませんが、交際発覚から妊娠までの期間はさほどなかったということになります。交際当初のカップルは盛り上がるあまり、どうしても相手の悪い部分に気づかないもの。本来話し合っておくべき大事な部分も、後回しになってしまいがちです。また壱成さん夫婦は当初からテレビでのラブラブアピールを繰り返しており、話題を呼んでいました。こうした行動も、実は不安定な側面をはらんでいたと言えなくもありません。そもそも人前で“わざわざ”仲良しなことをアピールするということは、本音の部分で「それを見せずにはいられない理由」があるものです。10代の頃なら、その理由は幼い自己顕示欲や他人へのマウンティングだったりするものです。そして大人になっても他者へのラブラブアピールをしたがる人というのは、注目されることで満足感や自己肯定感を高めようとしているケースがあります。しかしその場合はラブラブアピールがまわりに飽きられると、気持ちも冷めてしまいがちなのです。■収入の不安定は金銭感覚の不一致を生み出すまた2人の結婚には、スタート時から常に収入面での不安定さがありました。離婚理由の代表的なものの1つは「金銭感覚の不一致」です。しかしこの金銭感覚の不一致というのは、生活を共にしていくなかで合わなくなっていくケースが非常に多いのです。たとえば子どもが生まれても独身のころと変わらずお金を使い続けるパートナーに嫌気を指した……なんてケースです。これは最初こそ合っていたけど、生活パターンの変化とともに合わなくなったという典型です。壱成さんの場合はそもそも生活自体が困窮していたことに加え、子育てというプレッシャーも相まって不安が重なっていたのでしょう。ただ1つ気になったのは生活が困窮するなかでも、壱成さんの毎月のタバコ代が3万円ほどあったというエピソードです。妻は、安定的な生活のなかでの3万円なら許せたかもしれません。しかし困窮しているのであれば、話は別。以前と同じように嗜好品にお金を使う夫に対し、だんだんと金銭感覚の不一致感を募らせていくというのは一般にもありえる話です。■メンタルの不調は知らぬ間に性格の不一致を生み出すまた離婚理由の第1位はズバリ、「性格の不一致」です。本来は性格が合っていると思うから結婚をするのに、なぜ不一致になってしまうのでしょう。理由の1つは、「人は生活環境や年齢とともに、性格や価値観が変わっていく」ということにあります。また性格というのは、そのときのメンタルにも大きく左右されます。たとえばブラック企業に勤めてメンタルを壊してしまい、本人も知らぬ間に性格も変化……なんてことがあります。もちろん、根本的な気質が変わるわけではありません。ただ環境によって一時的に人の性格が大きく変化し、それによってパートナーシップにも影響が出るといのはよくあることなのです。壱成さんも子どもの誕生や移住という生活環境の大きな変化、そしてメンタル不調といった要因もあって少なからず影響は出ていたことでしょう。その結果、夫婦がだんだんと相手を許せなくなる……という流れがあっても仕方ないことなのです。ここまで、多くの人が「やっぱり」と指摘する背景にあった“3つの不安要素”について考えてみました。なにはともあれまずは壱成さんのメンタルが安定し、そして飯村さんもお子さんとの生活が安定することを願いたいと思います。(文:おおしまりえ)
2021年12月24日世の中には「ヤバい女=ヤバ女(ヤバジョ)」だけでなく、「ヤバい男=ヤバ男(ヤバダン)」も存在する。問題は「よいヤバさ」か「悪いヤバさ」か。この連載では、芸能人や有名人の言動を鋭くぶった斬るライターの仁科友里さんが、さまざまなタイプの「ヤバ男」を分析していきます。いしだ壱成第19回いしだ壱成日本テレビが長きに渡り密着しているシリーズに『7男2女11人の大家族・石田サンち』があります。人が生きていればいろいろあるのは当たり前。ましてや子だくさんの大家族なら、問題はしょっちゅう起きるでしょう。その様子をカメラは追いかけるわけですが、芸能界の石田純一サンちも大変なようです。■純一と壱成は内面も似ているのか?俳優・石田純一は2020年4月に新型コロナウィルスに感染してから、いいことがありません。不要不急の外出自粛令が出ていたのにゴルフに出かけ、その後に感染したことがバレて、猛バッシングされました。イメージダウンしたことでCMなどの仕事も減り、収入は大幅にダウン。12月7日配信の『女性自身』の記事によると、石田が知人に「離婚するかもしれない」とこぼしていたことや、豪邸を売却したのは、離婚のための財産整理の可能性があると報じられています。石田は3回結婚しており、俳優・いしだ壱成は初婚時にもうけた子どもです。壱成も結婚を3回していますが、24歳年下の妻と離婚をしていたことを12月15日に配信された『女性セブン』の記事で明かしています。原因は金銭苦。うつ病をわずらっている壱成は仕事を見つけることができず、幼子を抱えている妻との生活は行き詰ってしまったようです。純一は2回、壱成は3回離婚しているわけで、壱成は同誌に「ぼくと父は何か欠落している。やっぱり“同じ生き物”な気がします。ダメなところが似ている」とコメントしています。確かに複数回離婚しているという意味では似た者親子なわけですが、本当に内面も似ているのでしょうか?恋愛や結婚は「個人の選択」としてとらえられがちですが、心理学ではそれらを「育ってきた家庭の焼き直し」と解釈します。どういうことかというと、育った家庭によって、結婚相手はある程度決まってしまうということ。「女性はお父さんに似た人と結婚する」とか「親が離婚していると、子どもも離婚する」というような結婚にまつわる俗説を一度くらいは聞いたことがあるでしょうが、これにはある程度の論理的な裏付けがあるのです。■娘のお受験時に不倫したヤバ男・純一石田純一の人生を見ていると、「がまんできないオトコ」という印象を受けます。純一の2回目の結婚相手は女優・松原千明で、二人の間に女優のすみれが生まれました。下積みを経てトレンディドラマの常連となり浮かれたのか、石田はモデル・長谷川理恵と不倫関係に陥ります。芸能界には美しい女性がいっぱいいますから、誰かを好きになることだってあるかもしれません。しかし、私が心底呆れたのは、不倫の時期がすみれのお受験の最中だったことなのでした。娘の人生に関わる一大事の最中に不倫している父親はヤバいでしょう。すみれは2020年3月14日放送の『おかべろ』(関西テレビ)に出演した際、当時を振り返って「お受験のときに、ちょうどこの(石田の不倫に関する)記事が出ちゃって入れなかったんですよ」とお受験失敗を明かしています。不合格の理由が純一の不倫だったと断定することはできませんが、常に自分の欲望が優先で、父親としての自覚や責任は持てないヤバいタイプと言えるのではないでしょうか。お金にもだらしがないようです。『週刊女性』2021年11月16日号では、壱成本人が90年代に大活躍したころの億単位のギャラを、純一が失敗した事業の補填のために使い込んでしまったと明かしています。純一の現在の妻、東尾理子は2018年放送の『梅沢富美男のスバっと聞きます』(フジテレビ系)に出演し、純一が相談もなしに沖縄で冷麺屋をはじめ、お金が足りなくなったのか「保証人になって」と頼んできたと話していました。そんな純一と比べると、壱成は不安定で行動もわかりにくいところがあります。2017年12月11日放送の『なかい君の学スイッチ』(TBS系)に出演した壱成は、別れた2番目の妻に課していたルーティーン7か条を明かしていました。実際に挙げてみましょう。(1)毎朝コップ一杯の水を用意(2)次に白湯を用意(3)シャワー中にバスタオルと洋服を用意(4)サラダを食べるときに7種類のドレッシングを用意(5)帰宅時に45度のお風呂を沸かしておく(6)入浴中に洋服を洗濯機に入れ、カバンを部屋に運ぶ(7)カバンから領収書を取り出してまとめて精算同番組に出演した心理カウンセラーはこれらをモラハラ行為に当たると話していました。壱成曰く、これらのルーティーンは過去の彼女が作り上げたもので、自分が言い出したものではないそうです。しかし、次第に「(壱成が)ルールを課して、(相手の女性が)それに応えることが愛情表現」と思うようになったそうです。上記のルーティーンひとつひとつは、それほど難しいものではなく、手際のいい人なら数分でこなせてしまうレベルのものでしょう。それだけに、これのどこがモラハラかと思う人もいるかもしれません。ポイントはこのルーティーンを守れなかったときに相手がどんな態度に出るのかということなのです。壱成は同番組で「無言でにらみつける」などの“罰”を与えることを明かしています。ここまで行くと甘えん坊の夫と世話焼き妻という範疇を越えて、命令する人、される人という上下関係になってしまっていると言えるでしょう。また、この理論で言うと、壱成が女性に無理難題をたくさん押し付けるのは「愛しているから」となりますし、女性もそれらすべてに応じなければ「愛している」と認めてもらえなくなるでしょう。愛されれば愛されるほど女性は仕事が増えて、疲弊していく。なぜそんなヤバいことをするのか。答えは簡単で、それは愛ではなく共依存だからではないでしょうか。■壱成と妻が陥る“共依存”の関係精神科医の斎藤学氏は『家族依存症』(新潮文庫)内で、共依存を「他人に対するコントロールの欲求で、他人に頼られていないと不安になる人と、人に頼ることで、その人をコントロールしようとする人との間に成立するような依存・被依存の人間関係」と説明しています。モラハラも共依存の一種で、モラハラ夫は「愛しているなら、これくらいできるはずだ」とルーティーンを要求しますし、モラハラされる妻も必要とされることが嫌いではないので「私が〇〇しなかったから、夫は怒っているのだ」と自分を責めてしまいます。それで二人が満たされているのならいいのですが、斎藤氏は共依存について「互いに相手をむさぼりつくす」関係とし、その結果、「憎みながら離れられない」「軽蔑しながら、いないとさみしい」という、外野から見たら理解されない関係であることを指摘しています。壱成は3番目の妻とは公開キスをするなど、公衆の面前でイチャイチャを繰り返してきました。前妻にはモラハラでつらく当たったのに、なぜ今回はラブラブ?と思う人もいるかもしれませんが、これも“共依存”の一種かもしれません。特に人生経験の少ない若い女性は愛情表現が多いと「それだけ愛されている」と思って相手にのめりこむでしょう。公衆の面前でオトコとキスするオンナを口説こうとする男性はまずいないでしょうから、公開イチャイチャで女性を孤立させ、自分に依存させることができるのです。人前でベタベタする有名人カップルほど破局も早いイメージがありますが、それらが共依存によるものなら、相手を支配し、縛り付けるのが目的ですから、関係性が長続きしなくてもおかしくはないでしょう。斎藤氏は共依存の根底にあるのは「怒りとさみしさ」と解説しています。他人サマの親を悪く言う権利は誰にもありませんが、「がまんできないオトコ」純一を父に持ち、壱成は怒りやさみしさをずっと「がまんすること」を強いられてきたのではないでしょうか。親によってもたらされたさみしさから逃れるための手段がモラハラや公開イチャイチャだとしたら、誰も壱成を責められないでしょう。しかし、そうは言っても、壱成自身も子を持つ親です。いつまでも、親がああだからとは言っていられないでしょう。まずは健康を回復させて、仕事をすることが大事ではないでしょうか。「親の因果が子に報う」ということわざがありますが、今度は自分がお子さんを苦しめないために奮起を期待したいところです。<プロフィール>仁科友里(にしな・ゆり)1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に応えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」
2021年12月20日「息子のいしだ壱成さん(47)が3度目の離婚を発表したばかりですが、純一さんも今“リーチ”がかかっている状況です。純一さんの収入減によって、13年に購入した推定3億円といわれる豪邸を売りに出す話も出ています」(芸能関係者)”3度目の離婚危機”を迎えているのは、石田純一(67)。過去に2度離婚を経験するも、09年に東尾理子(46)と結婚してからは3児を授かり、芸能界屈指の“幸せファミリー”として名を馳せた。しかし今、そんな石田と東尾の間にかつてないすきま風が吹いているという。「つい先日知人と食事した際、石田さんは『離婚するかもしれない……』とこぼしていたそうです。かなり思い悩んでいる様子だったといいます」(前出・芸能関係者)真相を確かめるべく12月上旬に本誌が石田を直撃すると、「あなたたちに話すことは一生ありません!もう来ないでいただけますか!」と激高した上で、こう言い放ったのだ。「家庭は崩壊しています、はい。家庭も、すべて崩壊してますから!帰ってください!」石田から飛び出した“家庭崩壊宣言”。この件について理子は沈黙を貫いているが、12年にわたる結婚生活の中で本誌は石田の“呆れた行動”の数々を目撃してきた。女性問題やそれにともなう多額の借金など数々のトラブルを起こしてきた石田だが、理子との結婚後はそうした報道もめっきり減るように。しかし結婚から7年後の’16年7月、舛添要一都知事辞職による都知事選に突如、出馬を表明。これが思わぬ波紋を呼ぶことに。「『野党統一候補としてなら出馬したい』と表明した石田さんですが、民進党の都連会長が擁立を拒否。しかも、出馬表明によって当時出演していた番組やCMは軒並み降板を余儀なくされ、数千万円もの違約金を払うことになりました」(全国紙政治部記者)当時、「出馬しないことを願っている」と語っていた理子に対して、石田は本誌の取材でこう語っていた。「理子は、僕が出馬してボロボロに傷ついて立ち直れなくなるんじゃないかと心配しますよね。あとは『稼ぎはどうするの?』とも言われています。それはよくわかっています。でも“命を懸ける”と言うと理子には申し訳ないですけど、逃げてばかりじゃいられないんです。そこは一生懸命説得すれば理解してくれると信じています」(16年7月26日号)出馬は叶わなかったものの、その後は“家族第一”の日々を送る石田。しかし、昨年のコロナ禍が、再び一家に暗雲をもたらす。昨年4月の最初の緊急事態宣言中に訪れていた沖縄のゴルフ場で新型コロナに感染し、世間から猛批判を浴びることに。コロナ感染で一時は生死の境も彷徨った石田だが、その後無事に回復。一連の騒動で懲りたかと思いきや、“反省なき行動”に歯止めはかからなかった。本誌は退院したわずか数週間後の5月下旬、知人と高級ステーキ店で快気祝いを楽しむ石田の姿を目撃。しかも会食後にマスクもせずに千鳥足で帰路についていた。さらに8月中旬にはふたたび、都内の高級イタリアンで知人女性らと会食。このときも、石田はマスクをせずに店から自宅へと帰っていったのだ。どんなに批判を浴びても自由を謳歌する石田。この時、真意を尋ねるべく本誌が石田を直撃すると、「離婚はない」とした上で、「理子は怒ってないと思う」と断言していた。12年前、石田はかつて本誌にこう3度目の結婚にかける決意を語っている。「もう、命ある限り、家庭、家族というものに全力でいきます。僕らは、見られる立場だから、つまずいたりするほうが皆は楽しだろうけど、今度はつまずかないよ」(09年12月29日号)果たして、この“誓い”を守り抜くことができるのか――。
2021年12月19日12月16日、女優・飯村貴子(23)と離婚したことを発表したいしだ壱成(47)。その前日に配信された「NEWSポストセブン」の記事で壱成は、「食費も足りず、ずっとつらい状態にさせてしまっていた」と生活苦が離婚原因だったと語っている。’18年4月に結婚したことを機に、家族で石川県に移住した壱成。しかしネットの誹謗中傷が引き金となり、うつ病を患っていたとメディアで明かしていた。同誌のインタビューでは、「この秋口には工場のライン作業や介護士、車の内装クリーニングとか、全部で20社ほど受けましたが、ぼくの“悪評”をメディアで知っていたのか、全部面接でダメ」と定職に就けなかった苦労も打ち明けている。今回の離婚にあたって慰謝料はないものの、壱成は長女の養育費を月4万円支払っていくという。年末には自宅を引き払うようで、「今後はアルバイトでも何でもして養育費を稼がないと」と語っている。一方で、「落ち着いたら東京に戻ろうと思っています。運がよければ芸能界に戻れるかもしれないですが」と“復帰”も視野に入れているようだ。「壱成さんは90年代前半に、中性的なルックスで“フェミ男”として大ブレイク。ですが彼はルックスだけでなく、演技力にも定評があったのです。特に壱成さんが主演した野島伸司さん脚本の『未成年』『聖者の行進』(ともにTBS系)では、彼の繊細な感情表現に心を打たれた視聴者が続出。ドラマは大ヒットしました。壱成さんは最近のインタビューで、’97年放送の『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ系)の撮影時期にもうつ病を患っていたと明かしています。『(現場スタッフから)根性論を言われ続けたことで、症状が悪化していきました』と当時を振り返っていましたが、時代とともに世の中の価値観も変わりつつあります。石川県でも演技の勉強をされていたと聞いていますので、今の時代なら自分のペースで再び役者に挑戦できるチャンスがあるかもしれません」(芸能関係者)過去には様々なトラブルも経験した壱成。3度目の離婚を機に新たな人生をリスタートさせようとしている彼に、ネット上では「役者復帰を!」との呼び声も少なくない。《壱成さんの演技は唯一無二です。またやれると思います》《未成年、聖者の行進見てました。石田さんの演技、また見てみたいです。未だに心に残ってます。才能があるのに勿体ない!演技力はお父様も超えていたと思いますよ!》《本人が思ってるよりファンはたくさんいると思うそして、みんな待ってるよ立ち直って、あの演技を見せてくれそしたら養育費も払えるし》果たして、愛娘のためにも発憤興起できるだろうかーー。
2021年12月18日女優の飯村貴子(23)と離婚していたことを16日にInstagramで発表したいしだ壱成(47)。前日の15日には「NEWSポストセブン」が壱成のインタビューとともに離婚を報道。記事によると、壱成は離婚理由を「食費も足りず、ずっとつらい状態にさせてしまっていた」と困窮が原因だと語っている。一方で、「この秋口には工場のライン作業や介護士、車の内装クリーニングとか、全部で20社ほど受けましたが、ぼくの“悪評”をメディアで知っていたのか、全部面接でダメ」と勤め先が決まらなかった実情も明かしている。「’18年9月に長女が生まれてからほどなくして、壱成さんはネット上の誹謗中傷が原因でうつ病を患ってしまいました。役者として活躍していた90年代にも患っていたそうで、再発してしまったと聞きました。そのことで壱成さんが働けなくなってしまったため、飯村さんがアルバイトをするなどして家計を支えていたようです」(ワイドショーデスク)飯村が壱成と結婚した当時は、まだ19歳。24歳という年の差婚は世間から大きく注目を集めた一方で、夫婦それぞれのSNSには幸せそうな様子が垣間見えていた。本誌も’19年1月に一家が暮らす石川県で、家族で仲睦まじく買い物をする姿をキャッチしている。「壱成さんは東日本大震災の時に借りていた石川県にある家に、飯村さんの出産を機に半移住していました。当初、壱成さんは飯村さんとの生活を第一に考え、芸能界の仕事をセーブし、裏方の仕事に徹する考えだったといいます」(壱成の知人)しかし、その陰で飯村は辛い思いを1人抱えていたという。16日に配信された「NEWSポストセブン」の記事では飯村の“言い分”も掲載され、離婚は自ら切り出したと明かしている。記事によると飯村は、結婚して1年も経たないうちに銀行の預金残高がゼロ円だった日々が続いたという金銭面での苦労を語っている。働くことのできない夫を支えながらも、育児やアルバイトに奔走していたという飯村。だが次第に不眠になるなど心身に支障が生じ、最終的には夫への気持ちが「冷めてしまった」という。飯村は「NEWSポストセブン」のインタビューで、次のようなエピソードを明かしている。「私がアルバイトで頑張っても月に5万円程度。でも、いっくんのタバコ代が月に3万円もする……」結婚して3年7カ月あまり、“献身妻”として耐え忍んできた飯村。だがそれは、あまりにも負担が大き過ぎたようで、ネット上では同情の声が寄せられている。《奥さんは若いのに凄く頑張ってたと思う。タバコは家計の為に辞めるべきだったのに、何で気づかないのかな?いしだ壱成は結婚に向いてないと思う》《これまで本当によく頑張ってきたと思います。自分を責めないでほしい。病院の治療費ならともかく、タバコ代に3万は、さすがに心が折れます》《辛いしかない生活は共にできない。奥さん頑張ったね。まだ若いから娘さんのことも支えてくれる人に出会えたら良いですね。本当によく頑張ったと思う》《奥さんの月5万の稼ぎでいしだの月3万のタバコ浪費、嫁さんの稼ぎで何タバコに3万使ってんの?ムカつくんですけど》飯村との結婚を発表した’18年4月、「一生添い遂げたい」と語っていた壱成。3度目の結婚について「いま一度気を引き締めて、しっかりするべき所はしっかりしたい」とも決意を述べていたが、実現できなかったようだ。
2021年12月17日《離婚しました。これからは娘のために精一杯生きていきたいと思います》16日、Instagramにこう綴ったのはいしだ壱成(47)。18年4月に結婚した女優の飯村貴子(23)と3年7カ月で夫婦関係に終止符を打った。壱成の離婚はこれで3度目となる。15日に壱成の離婚を報じた「NEWSポストセブン」によると、壱成の定職が決まらず、厳しい経済状況に陥ったことが主な離婚原因だという。同メディアのインタビューに応じた壱成は、「食費も足りず、ずっとつらい状態にさせてしまっていた」「妻と娘と幸せになりたかったけど、実際は貧困でつらい生活から抜け出せなかったんです」と悲痛な思いを打ち明けていた。結婚当初、24才という年の差婚と壱成が石田純一(67)の息子ということもあって、連日ワイドショーを大きく賑わせていた。今回の離婚でも、16日に壱成が『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)にリモート出演し、離婚理由を語るなど変わらずの“人気ぶり”を見せていた。今後も壱成の離婚がワイドショーを賑わすことが予想されるなか、この話題を扱いにくい番組があるという。谷原章介(49)が総合司会を務める『めざまし8』(フジテレビ系)だ。「谷原さんの妻である元タレントのAさんは、壱成さんが1度目に結婚した女性です。また壱成さんとAさんの間に生まれた長男を離婚後は谷原さんと育てています。壱成さんは“谷原さんの妻の元夫”という立ち位置だけに、番組としても壱成さんの話題を取り上げると気まずい雰囲気になることが予想され、なかなか難しいと思います」(テレビ局関係者)実際、離婚報道翌日の16日の『めざまし8』で壱成の離婚は取り上げられておらず、お昼の『バイキングMORE』では壱成本人のインタビューとともにトップニュースとして取り上げた。果たして谷原が壱成の離婚に触れる日はくるのかーー。
2021年12月16日インスタライブでパワーストーンを販売するいしだ壱成いしだ壱成(47)が3度目の離婚をしていた。その回数は父の石田純一超えらしい。2018年に舞台で共演した飯村貴子(23)と電撃婚、当初は公開キスを連発するなどかなりのラブラブぶりを披露し、YouTubeで娘と家族3人の石川県でのんびりと地方暮らしする様子を発信していたが……。『女性セブン』のインタビューに答えた壱成は、離婚の理由について、「経済的な理由。食費も足りず、ずっとつらい状態にさせてしまっていた」としている。慰謝料はなし、月4万円の養育費、娘との面会は月に2回──。記者にそこまで話す必要あるのか、というほど父親ゆずりのサービス精神をみせていたが、ひとつ引っかかったことがある。それは生活費を工面するにあたり「パワーストーンの販売やインターネットのライブ配信で収入を得ていた時期もあったのですが……」と話していること。そう、パワーストーンなのだ。彼は今年に入ってからというもの、インスタグラムやツイッターを通じて『らばらば鉱石販売所』と名乗り、石の販売を始めている。■パワーストーン販売“70分”《宇宙からきた鉱石、ぜひこの機会にお求めください浄化、調整済み》(33000円)《金運爆上げパワーストーンとして業界内に旋風を巻き起こした鉱石です》(41000円)『セブン』の記事には、飯村貴子に「これ、取ってきたから書いて」と言われ、離婚届に判を押したのが12月7日とある。その3日前に彼は、インスタのライブ配信でパワーストーン販売を行なっていた。その様子はアーカイブとして今も残っている。時間にして70分。妻と子が寝静まったあと電気のついていない部屋で行われたライブ映像に、夫婦最後の時間をみたような気がした──。■石を売る“壱成のタレント力”「別に石を売ろうとしているワケではないんですけど」眠れない夜の雑談、という名目ではじまったそのライブはすぐさま即売会と化した。「まぁ〜いい石ですね。リラックス効果があります」そう言って右手に巻かれたものを画面に近づける壱成。動画の終わりにはにはブレスレットとネックレスの2点が売れた。動画のなかで彼は「あまり石で稼ぐつもりはない」「(値下げして)売上げ度外視」とのセールストーク(?)をしつつ、2万円だったネックレスを1万8000円、最終的に「今買ってくれるなら」と1万円まで値下げしていた。石の効果を否定するわけではないが、動画をみていると彼が“タレント性”ありきで石を売っていることがわかる。「僕が2〜3ヶ月大切につけていた」右手のブレスレットが1本売れると「実はあるんですよ、もうひとつ」とまた腕に装着して画面に寄せる。オマケでいしだ壱成のサインもついてくる。配信中に「好きな顔のタイプは?」との質問を受ければ、「一色紗英ちゃんかな」とかつての共演女優の名前を挙げた。懐かしい。ファンサービスがすごい。石に宿るのは、過去に築き上げたタレントパワーである。石はパソコンで検索して個人で仕入れているらしいが、それを聞いてしまうとどうも……。──配信が終わる数分前、突如、ガーン!と音がした。ドアを勢いよく閉めたか、蹴ったのかといった音。音の主は妻であろう。パワーストーンをじゃらつかせていた壱成は真顔で数秒間、固まった。そして何事もなかったかのように配信を続けたのである。ライブのなかで彼は、部屋が暗い理由について、妻が節約のために消したのだと明かしていた。SNSをたどると、妻の飯村は近所のラーメン屋でバイトをしていたとある。そして、いしだ夫婦はその店先で規格外の野菜を定期的に販売していたとも。詰め放題200円。写真をみると幸せそうだが、これでは稼げないとパワーストーンに手を出したのかと想像するとどうも切ない。何も石を販売しているのが悪いというわけではない。うつ病を患ってなかなか就職先がみつからないとも公言しているし、芸能人だけに色々と事情を抱えているというのもわかるのだが。離婚が報じられた翌日、壱成はインスタグラムを更新。娘が猫を抱く写真をアップして「これからは娘のために精一杯生きていきます」と投稿している。その2時間後にアップしたのは、ガーデンクォーツというパワーストーンだった。〈皿乃まる美・コラムニスト〉
2021年12月16日12月15日、いしだ壱成(47)が女優・飯村貴子(23)と離婚していたことが「NEWS ポストセブン」によって報じられた。記事によれば、飯村同席のもと同誌のインタビューに応じた壱成は、「離婚理由は経済的なものです。食費も足りず、ずっとつらい状態にさせてしまっていた」と告白。定職が決まらない日々が続いたといい、「妻と娘と幸せになりたかったけど、実際は貧困でつらい生活から抜け出せなかったんです」と切実な心境を語っている。’18年4月に、飯村との再婚と第1子を授かったことを発表した壱成。石川県を拠点に暮らす一家を、本誌は’19年1月にキャッチ。夫婦で子供をあやしながら、ショッピングモールで和気あいあいと買い物をする姿が印象的だった。しかしながら3年7カ月にわたる夫婦生活は、順風満帆とはいかなかったようだ。「SNSによる誹謗中傷に悩まされていた壱成さんは、一昨年にうつ病を再発してしまったと昨年に出演した情報番組で告白していました。人に会うことはもとより、電話でさえも恐怖に感じるほど追い詰められてしまったそうです。そのような状態では働くことができず、飯村さんがアルバイトをして家計を支えていたのです」(芸能関係者)■「家庭は崩壊しています」純一も3度目の離婚の危機に今回の離婚で3度目となる壱成。初婚だった元タレントの女性と’06年に離婚した後、再婚した一般人女性とも’17年8月に破局した過去がある。「一般人女性と離婚した原因は、壱成さんの“細かさ”に妻がついていけなかったそうです。飯村さんとの交際を公表した際、壱成さんは『僕は結婚不適合者だから』と漏らしながらも3度目の結婚に希望を抱いていた様子でした」(スポーツ紙記者)父の石田純一(67)もこれまで2度の離婚を経験した末に、’09年12月に東尾理子(46)と再婚を果たしている。しかし壱成によれば「向こうも3回目になりそうだ」と、またもや離婚の危機に直面しているという。「純一さんは昨年4月、緊急事態宣言中に沖縄のゴルフ場で新型コロナに感染。滞在したホテルも休館に追い込まれたことで、批判が相次ぐ事態に。さらに体調が回復してからも、飲み歩く姿が何度も週刊誌にキャッチされたのです。スポンサーたちからの信用も失い、仕事は激減。ついには家族が暮らす豪邸も手放す話まで出ていると聞きました。理子さんは出演した番組で夫の話題を遮るほど、頭を悩ませているようです」(ワイドショーデスク)今年12月上旬、本誌記者の直撃に「家庭は崩壊しています、はい。家庭も、すべて崩壊してますから!帰ってください!」と純一が激高していたのも記憶に新しい。壱成は純一にも離婚を伝えたといい、「ぼくと父は何か欠落している。やっぱり“同じ生き物”な気がします。ダメなところが似ている」と「NEWSポストセブン」で胸中を告白している。息子の3度目の離婚を、父としてどのように受け止めているのだろうかーー。
2021年12月16日石田純一、いしだ壱成《絶対ないない!すみません、はい。掘り返さないでください!》12月7日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、皇族女性が成人を迎えた際に開かれる会見で、結婚観を述べる慣例の是非を問う特集が組まれた。コメントを求められた東尾理子は、司会の坂上忍から「石田さんとの結婚の時は…」と自身の経験を聞かれると必死になって質問を遮ったのだった。というのもこの日、夫の石田純一が3億円ともされる自宅の売却を検討していることや、“知人”の話として「離婚するかもしれない」とこぼしていたことを『女性自身』に報じられたばかり。同誌が石田を直撃すると、《あなたたちに話すことは、一生ありません! もう来ないでいただけますか!》と激高。さらに、《家庭は崩壊しています、はい。家庭も、すべて崩壊してますから! 帰ってください!》と、自ら「夫婦関係の危機」を告白したのだという。この石田のブチ切れ対応に「穏やかじゃないですね」とは芸能リポーター。■“記事を憎んで人を憎まず”の石田「仕事帰りや酔っている時、深夜や早朝にかかわらず、いかなる場合や時間に声をかけられても怒らずに紳士的に振る舞うのが石田さんだったはず。これまでも週刊誌にはおもしろくないことも散々書かれてきましたが、面と向かえば“ちょっと、あれは勘弁してよ”と苦笑いしながらも応えていたのです。そんな“記事を憎んで人を憎まず”だった彼が、声を荒げて記者を追い返すとはよほど夫婦仲が切羽詰まった状況にあるのか……。心配ですね」2009年、22歳という年の差を乗り越えて入籍した石田と理子。3人の子どもを授かり、夫婦はもちろん、ファミリー総出でテレビ出演もしてきた芸能界を代表する“おしどり夫婦”だ。時に騒動を起こしながらも、なんやかんやで夫婦生活を続けてきた2人だが、コロナ禍で深刻な危機が訪れる。2020年4月の緊急事態宣言が発令された最中、妻の反対を押し切ってまで沖縄訪問しては会食やゴルフに興じ、帰京後に新型コロナの感染が判明して入院。回復後も懲りずに、たびたび深夜の飲み会参加や泥酔姿がキャッチされるなど、常識を疑われる言動を繰り返したのだった。「極め付けが、昨年8月に『週刊女性』さんが報じた“福岡出張”ですよ。4泊5日の日程で福岡を訪れては、仕事の傍で合コンにも参加していたというもの。そして石田さんが化粧品販売店勤務の25歳女性とホテルに消えていった、と。これは洒落にならなかった」とはワイドショー芸能デスク。この時も『週刊女性』の直撃に対応して約90分にわたって“浮気”疑惑を否定、あくまでも“仕事”と主張していた石田。「“黒幕組織に狙われている”などと、さすがに無理ある言い訳ばかりで今度こそ“三行半”か、と思われましたが離婚することなく現在に至っています。たしかに理子さんは“(離婚が)よぎらないことはなかった”と漏らしていたそうですが、やはり3人の子どももいますし、家庭では良き夫で良きパパだと聞きますから。それに本当に夫婦が危機にあるのなら、東尾修さんが黙ってはいないでしょう(笑)」(同・芸能デスク)理子のブログやインスタグラムには、11月15日に八ヶ岳に家族旅行に出掛けた様子、11月20日には彼女の誕生日をお祝いする一家の写真が投稿されている。もちろん、リラックスした表情の石田も一緒だ。わずか2週間後に「家庭は崩壊」発言をするようには見えない、仲良さげな夫婦の姿がある。発言は真意だったのかーー。■「家庭は崩壊」の真意とは芸能プロのベテランマネージャーは「もちろん、身から出た錆ですが」と代弁する。「“失態”を次々と報じられたことで、テレビやCMの仕事はほぼなくなっている石田さん。それを“週刊誌のせい”と思い込んで目の敵にしているのでは?おそらくはもう、相手にしたくない一心で、“勝手に書いてろ”とばかりにとっさに出たのが“家庭は崩壊”という投げやり発言だったのでしょう。それに最近も、彼が顔をしかめた週刊誌記事があったと言います。“長男”いしだ壱成による“告発”記事のようですよ(苦笑)」11月2日発売の『週刊女性』で《『ひとつ屋根の下2』のころにうつ病に。父親に裏切られて、さらに病状が悪化して……》という、いしだ壱成の独占インタビューが掲載された。かつて若手俳優としてドラマに引っ張りだこだった頃、父・石田の個人事務所に所属するも“まだ若いから”という理由でギャラが十分に支払われず、石田が資産を管理していたようだ。ところが、後に壱成が預けたお金の所在を問い詰めたところ、「事業で失敗して、(壱成の)ギャラで補填させてもらった」と、石田は使い込んだことを白状。壱成は“まさか家族に騙されるなんて”と落胆し、うつ病の症状を悪化させたことも明かしていた。実は、この告発記事の1か月前にも“一悶着”を起こしていた父子。石田が映画監督デビューを控えていることや、壱成にも出演オファーをしていることをキャッチした『週刊女性』(10月12日発売)。当の石田に話を聞くと、未発表作品ということもあってか「順調です」と言葉少なで、キャストについてはダンマリを決め込んだ。■壱成だけが“家族写真”に収まらず片や壱成に聞いてみると、《“俺が撮るんだから出てくれよ”みたいな感じで(笑)。オファーは単純にうれしかったですね。“壱成には芝居をしていてほしいから”と言ってくれました》と、オファーがあったことをあっさり認めては、他にも石田が製作に向けてスポンサーを募っていることや、ストーリーやコンセプトについても饒舌に明かしてみせた。「これは石田さんが“おいおい”とガックリするのも無理はない(苦笑)。スポンサーを募るのも苦労したでしょうし、製作に取り掛かる前にこうも全容を明かされては“破談”にもなりかねない。近年はタレント活動の比重が多い石田さんですが、かつてトレンディー俳優として一時代を築いたように、こと俳優業は真摯に向き合っている大切な部分 。ましてや長年の夢だった監督デビューが叶うかもしれないところで、ギャラの件も含めて思慮なく、週刊誌に求められるがままに話してしまった息子にご立腹なのかもしれませんよ」(前出・ベテランマネージャー)11月10日、第3子の七五三の御参りに行ったことをインスタで報告していた理子。石田ファミリーの他、東尾修夫妻、そして長女のすみれらが総出で写真に収まっていたのだが、《あと壱成君が居てくれたら、みんなだったな…》とのコメントが添えられていた。“家庭は崩壊”ではなく、“父子関係は崩壊”だったのかもしれない。
2021年12月09日すみれ11月25日、かねて交際していた2歳年上の実業家との結婚を発表したモデルのすみれ(31)。現在妊娠中で来春出産予定だという。母で女優の松原千明がすみれを産んだのが32歳のとき。結婚後の取材に「母と同じくらいの年齢で子どもを産みたかったので、ミラクルなベビーと実感」と幸せいっぱいのコメントを寄せた。父・石田純一もラジオ番組で、「(結婚には)全面的に賛成しております」と喜びを表現しつつも、「すみれが小さいときに、あまり一緒にいられなかった」とほろ苦い過去にも触れたのだった──。■結婚報告を受けたいしだ壱成はすみれが6歳のときに石田の不倫が発覚。かの有名な「不倫は文化」のコメントを残し、家を出ていくことに。「不倫が世間に表沙汰になった日は、ちょうどすみれさんの私立小学校の受験日だったんです。結局、公立の学校に通うことになったのですが、当時は“文化の子”といじめを受けていたんです。しばらくして松原さんは、彼女を連れてハワイへ移住しました」(ワイドショー関係者)その後、モデルデビューし、日本でも活動するようになると、次第に石田との関係が回復。今ではメディアでも仲よし父娘ぶりをオープンにしている。異母兄弟のいしだ壱成とも交流はあるようで、「東尾理子さんが壱成さんの誕生日会を開き、すみれさんを呼んだことがきっかけで親交が生まれたようです。今でも誕生日を祝いあう仲なんだとか。ただ、壱成さんは数年前にテレビに出演したとき、すみれさんに“お兄ちゃんとして、もっと頼ってほしい!”と訴えていましたよ(笑)」(芸能プロ関係者)そんな“お兄ちゃん”は妹の結婚についてどう思っているのか。本人に話を聞くと、「数日前に理子ちゃんから、すみれちゃんが近く結婚を発表するという連絡がありました。妊娠については聞いていなかったので、報道で知ってびっくりしましたが、素直にうれしいですね。男勝りな部分と優しい部分のバランスがいいので、ダメなものはしっかりと怒れる優しいお母さんになってくれるのではないでしょうか」すみれは一時期、心労で芸能活動を休業していた。うつ病を患っていると公表している壱成も、彼女にエールを送る。「本人から直接聞いたわけではないですが、周囲の話によるとすっかり体調もよくなったみたいです。心の病は周囲の環境が大事。旦那さんなど支えてくれる存在ができたことも回復した理由だと思うので、今後も支えてくれる家族を大切にして幸せになってほしいですね」すみれが母親になることに対する不安も、まったくないようだ。「父と理子ちゃんのところの3人の子どもとすみれちゃんは仲がよかったし、子どもが好きな印象はありますね。結婚や出産はプラスに働くと思うので今後の活躍も楽しみです。まずは健康なお子さんを無事に産んでほしいですね」こうして兄は、伯父になる。
2021年11月27日《当時は父の個人事務所に所属していたのですが、父に“まだ若いから、お金は自分が管理する”と、お小遣い程度の給料しかいただいていなかったんです》11月12日配信の「週刊女性PRIME」のインタビューで、こう語っているのはいしだ壱成(46)。しかし、父・石田純一(67)からの“金銭搾取”とも言える過去の出来事に、波紋が広がっているのだ。「壱成さんは、幼い頃に両親が離婚。その後は母親に引き取られましたが、『週刊女性』のスクープによって、石田さんの息子であることが世に知れ渡ったのです。そのことを機に10代で芸能界入りし、中性的なルックスと繊細な演技で大ブレイク。『未成年』や『聖者の行進』(ともにTBS系)といった人気ドラマにも出演しました」(芸能関係者)しかし、人気絶頂の陰では精神的な悩みを抱えていたという壱成。「週刊女性PRIME」のインタビューでは《“いしだ壱成”がひとり歩きするようになったことで、神経が摩耗していきましたね》と語っており、’97年放送の『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ系)に出演した頃にはうつ病を患っていたという。そんななか、冒頭のように石田との間で金銭問題を抱えていたというのだ。“お小遣い程度の給料”に疑問を抱いた壱成は、スタッフから「少なすぎる」と指摘されたという。そして、その原因を次のように告白している。《弁護士の方に頼んで適正価格を調べてもらったところ、億単位のギャラをもらっていないとおかしいと言われて。それで父を問い詰めたところ、“事業で失敗して、(壱成の)ギャラで補填させてもらった”と言われてしまって……》昨年10月、壱成は『バイキングMORE』(フジテレビ系)でもうつ病になった経験を語っていた。体調不良のため働くことができなくなり、一時は生活保護を受給していたとも明かしていた。「壱成さんはSNSによる誹謗中傷が原因で、一昨年にうつ病が再発してしまったのです。妻の支えもあって回復したものの、貯金は底をつき、新型コロナの影響で仕事も見つからなかったと話していました。そこで友人、知人の勧めで数カ月間、生活保護を受給することにしたそうです。父の石田さんに援助を頼まなかったことについては、『父が新型コロナに罹患したこともあって頼みづらかった』と語っていました」(テレビ局関係者)■コロナから回復後も懲りない飲み歩き昨年4月、新型コロナに感染し緊急入院した石田。だが県外移動自粛が呼びかけられていた緊急事態宣言下に沖縄へ行き、滞在したホテルも休館に追い込まれたことから強い批判を浴びた。それから約1カ月後に無事退院し、自宅で隔離生活を送っていた石田。本誌の電話取材に応じ、コロナ禍で仕事が激減してしまった窮状を次のように語っていた。「お先真っ暗ですね。入っていたイベントや講演会は、秋までの分が全て飛んでしまいました。今はまだ、将来のことは想像もできない状態です。また経営している沖縄のお店も、1日の売り上げがわずか1万円ほどになってしまいました。それでも光熱費や家賃、人件費などで毎月100万円以上はかかりますからね。かなり厳しい状況です」だが壱成が“援助を頼みづらかった”と言うほど苦しい状況に陥っても、石田がコロナ禍での外出を自粛することはなかった。石田の回復後、本誌は2度にわたって彼が“飲み歩き”する姿を目撃していた。昨年8月には記者の直撃に「出さないでもらえませんか。訴えますよ、本当に」と語気を強める一幕も。さらに東京に緊急事態宣言が出されていた今年7月下旬にも、夜遅くに会員制バーに出入りする姿が一部週刊誌に報じられていた。そんな状況下で飛び出した壱成の“告発”。ネット上では波紋が広がっている。《これはかわいそう。久しぶりに会えた父が自分の稼ぎを黙って使い込んでいたなんて、立ち直れない。自分を金を稼ぐ道具としか見てない、と思ってしまう》《これが事実だとしたら本当にひどい話……息子はうつ病が苦しんでるのに、今もお父さんは助けてくれないんだね》《細木数子さんがテレビに出てた頃、石田純一に「いっせいをしっかりと抱きしめてやりなさい!大きな愛で受け止めてあげなさい!」みたいなことを言って叱り飛ばしていたのを覚えて》
2021年11月15日いしだ壱成「『週刊女性』さんに“石田純一の隠し子”と報じられたことが、芸能界デビューのきっかけになりましたね」中性的なルックスと高い演技力、フェミニンなファッションで’90年代に“フェミ男”ブームを巻き起こしたいしだ壱成。’91年に週刊女性が報じた記事がきっかけで、芸能界に足を踏み入れることになる。「別れた父が石田純一であることは知っていたけど、離婚してからは会う機会はなかったんです。『週刊女性』の記者さんに直撃された後、父から“騒ぎになると思うから、1週間ぐらいホテルにでもいて”と久しぶりに連絡が来ましたね。報道が出てから父のコンサートを見に行った際、フジテレビの方に“どうせいろいろ取り上げられるんだから、うちからデビューしないか”と誘われて、ドラマに出演することになりました」’92年にスペシャルドラマ『悲しいほどお天気』で俳優デビュー。同年、フジテレビ系の連続ドラマ『放課後』で観月ありさの相手役に抜擢されたことでブレイクを果たす。■フェミ男でブレイク「ドラマに出てからは、自分の周りの世界が音を立てて変わっていきましたね。“フェミ男”ファッションもそうですが、僕が雑誌やテレビで身につけたものがブームになったり。フェミ男ファッションも当時、かなりのやせ型でメンズの服がダボダボで似合わないから、レディースの服を着ていただけだったんです。だからブームは他人事というか、引いた目で見ていました。“いしだ壱成”がひとり歩きするようになったことで、神経が摩耗していきましたね」そんな生活が続いたことで、’97年に出演したドラマ『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ系)のころには、うつ病になってしまう。「当時はうつ病という病気が一般的でなかったこともあり、スタッフの方にも理解してもらえなくて。不調を訴えても“甘えるな”“頑張れ”と根性論を言われ続けたことで、症状が悪化していきました。病院で診察もしてもらったのですが、原因不明のままでしたね……。それで、ドラマ撮影が終わって半年ほど休業することになったんです」そんな壱成に、追い打ちをかける事実が発覚する。■父の裏切りでうつ病が悪化「当時は父の個人事務所に所属していたのですが、父に“まだ若いから、お金は自分が管理する”と、お小遣い程度の給料しかいただいていなかったんです。でも仕事をしたスタッフに“さすがにその仕事量でその額は少なすぎる”と言われ、弁護士の方に頼んで適正価格を調べてもらったところ、億単位のギャラをもらっていないとおかしいと言われて。それで父を問い詰めたところ、“事業で失敗して、(壱成の)ギャラで補填させてもらった”と言われてしまって……」家族に裏切りに近い行為をされたことで、うつ病の症状が悪化してしまう。「父も最初から騙すつもりはなかったと思うのですが、うつ病で思考がネガティブになっていたこともあって、“まさか家族に騙されるなんて……”と、どんどんマイナス思考になっていきました」うつ病のことは公表しないまま休業したこともあり、回復後はこれまでどおり活動を再開。しかし精神的な弱さもあったのか、’01年には大麻・LSDを所持していたことで大麻取締法違反により逮捕。’09年には交際していた女優と一般女性との二股が報じられるなど、お騒がせ俳優のレッテルを貼られることに。「お付き合いしていた女優の方に愛想を尽かされてしまい、破局していたのですが、その方に“次に住む部屋が見つかるまで住まわせてほしい”と言われ、同居は続けていたんです。僕もきちんと関係を解消してから新しい彼女と交際を始めればよかったのですが、同居を解消する前に交際を始めたところ、週刊誌で二股と報じられてしまったんです。それが原因で、父の事務所の次に所属した事務所からも解雇されました」その後、新境地を開拓するため中国へ。’12年放送の中国のテレビドラマ『恕の人‐孔子伝‐』ではメインキャストで出演したが、そこでもトラブルに巻き込まれてしまう。「かなりの大作で、僕のギャラも億単位の金額が支払われていたそうですが、仲介役のコーディネーターに中抜きされて僕自身が手にしたのは400万円。知ったのは撮影現場だったのですが、その仲介役の人はそれ以来、姿を現さなかったですね。昔は怪しい業界人がたくさんいましたが、それでも騙されすぎだなと自分でも思います(苦笑)」相次ぐトラブルを経験したことで、東日本大震災が起こった’11年に石川県白山市に移住する。「DJイベントなどで訪れていて知り合いがいたのと、パワースポットとして知られる白山比め神社(めの字は口へんに羊)に惹かれて移住することにしました。最初のころは東京にもマンションを借りて、仕事のある間は東京で生活をしていたのですが、現在の妻と交際したのを機に完全移住を決意したんです」舞台で共演した女優の飯村貴子と交際をスタートさせるが、妻との年齢差でバッシングを受けることに。「当時の妻は19歳。健全な交際だったものの、未成年との24歳差交際ということで、バッシングが起こって……。結婚したときには妻が妊娠していたこともあり、東京では子育てできる状態ではないと、逃げるように石川県に移住しました」しかしネット上でのバッシングがやむことはなく、再びうつ病が発症してしまう。■働けなくて貯金がゼロに「ネットでの誹謗中傷が引き金になって、2年近く働けない状態になってしまいました。妻は出産して間もなくて子育てだけでも大変なのに、僕もうつ病になったことで、毎日のように泣いていましたね。貯金も尽き、ご飯を食べられない日もありましたが、妻が“娘の離乳食だけは切らしちゃダメ”とファストフードなどでアルバイトをして支えてくれてありがたかったです」現在は地域の人たちの助けもあり、回復。のどかな町の一軒家で家族3人で笑顔の絶えない生活を送っている。「決して裕福とはいえませんが、今がいちばん幸せかもしれません。現在はYouTubeやライブ配信のほか、占いなどを交えてポジティブな心理状態をつくることの手助けをするライフコーチングをしていますね。石川県には素晴らしい劇場も多いので、新型コロナが終息したら東京から舞台の誘致もしたいと、演出の勉強やワークショップなどを開いているところです」ドラマのような波瀾万丈な生活を送ってきたが、笑いながら芸能生活をこう振り返る。「クソほど大変でしたね(笑)。若いころは、自分のやりたいことと大人たちがやらせたいこととの間でもがいていて、それで精神的にすり減ってしまった感じがします。でも、僕がデビューしたころはバブル期で、予算も今とは比べものにならないくらい潤沢。ドラマ『未成年』のときは1シーンのためにヘリコプターを使って空撮をしたり、CGがなかったぶんお金とアイデアを出して、いかに面白いものを作れるかという情熱がすごかった。海外ロケなど、普通ならできない経験もたくさんできたので、そういう意味では恵まれていたかもしれません」適応障害やパニック障害を告白する芸能人も増えているが、同じような経験をした立場からこうアドバイスする。「精神的な病気は完治するものではないので、うまく付き合っていくしかない。今は病気と付き合っていく方法も普及しているし、周囲の理解も深まっているので、あまり自分ひとりで抱え込まずに周りの人たちを頼ってほしいですね。僕みたいに住む環境を変えるのもひとつの手だと思います。僕も妻がいなければ、もうこの世にいなかったかもしれないので、まずは身近に支えてくれる人をつくることが回復への近道だと思います」
2021年11月12日直撃を受ける石田純一(2021年)「国民のほうを見て、政治をやっていただきたいなと思います」9月30日、出演するラジオ番組で岸田文雄自民党新総裁について私見を語った、俳優の石田純一。最終的に断念したものの、’16年には都知事選出馬を表明するなど、政治に関しても何かと“お騒がせ”な人物だが、昨年11月にはある計画を語って話題を呼んでいた。「一部週刊誌の取材に対して“映画監督をやりたい”と発言。脚本を執筆中で、出演交渉をしてOKをもらっているキャストもいると話しました。全貌を語ることはありませんでしたが“撮影は、来年早々には取りかかりたい”と口にしていて、かなり意欲的な様子でした」(スポーツ紙記者)キャストの具体的な名前は伏せながらも“すごい楽しみな配役”“あっと驚くような俳優さんもいっぱい”など、意気揚々と語った石田。息子のいしだ壱成も、直後のワイドショーで自らもオファーを受けたことを明かしていたが、計画に対する世間の風当たりは強く……。「石田さんは、コロナ感染が判明した昨年4月に沖縄でゴルフをしていたことに加え、その後も外出する姿がたびたび報じられていて“危機意識がなさすぎる”と何度も批判を受けてきました。そんな中での“監督デビュー宣言”には、ネット上で《静かにしていればいいのに》《映画をナメんな》などの否定的な声が殺到。その後、作品についての情報はいっさい報じられていません」(同・スポーツ紙記者)■石田純一、映画の計画を語るいまだ謎に包まれたままの監督計画。実は、石田が映画製作を口にしたのは今回が初めてではなかった。「’07年、トークショーで“脚本を執筆中で、来年には映画の監督と演出に挑戦したい”と語っていました。’16年にも映画のイベントで“監督をやりたい”と発言。しかし、いまだ実現しておらず……今回の発言も、どこまで本気なのか不確かなところです」(映画ライター)世間からの強い逆風を受けて、またまた頓挫してしまったのか……。10月上旬、プロジェクトの現状について尋ねるため、自宅付近で石田を直撃した。─映画の計画は順調ですか?「ええ、まあなんとか」─資金集めはうまくいっていますか?「大丈夫です。うまくいっております」─内容はアクション映画?「いや、スパイ映画です」─息子の壱成さんにもオファーしたとのことですが、ほかの出演者は?「…………」─撮影は始まりましたか?「…………」詳細を尋ねると、途端に言葉を濁す。─実はボツになったとか?「いえ!順調に進んでいますので」─公開時期などの詳細は?「まだ、そこまでは決まっていないですね。とにかく、映画は進行していますので!」そう話すと、そのまま立ち去った。■息子・いしだ壱成にも話を聞いてみるとあくまでも計画は進んでいると主張した石田。さらに詳しい話を聞くため息子の壱成に尋ねると、製作現場の現在地が見えてきた。「撮影は、実は全然まだなんです。現場の動きは止まったままなんですけど、少し前に父から“スポンサーがどうにかなった”という説明は受けました。なかなか直接は会えていませんが、たまに電話で映画の話をすると、一応進んではいるようです。今は撮影の一歩手前、台本ができあがりつつあるところかなと思います」製作に向けた資金調達は順調な様子。壱成も出演するという話だが、役柄などは決まっているのか。「具体的な配役はまだ聞いていません。主役だとか脇役だとか悪役だとか、細かい話はまだですね。“俺が撮るんだから出てくれよ”みたいな感じで(笑)。オファーは単純にうれしかったですね。“壱成には芝居をしていてほしいから”と言ってくれました。アジアのマーケットも意識しているみたいで、韓国の俳優さんを雇ったなんて話も聞きましたよ」(壱成、以下同)直撃に対して内容は「スパイ映画」だと語ったが、いったいどのようなストーリーを思い描いているのか。「コンセプトはもう決まっているみたいなんですが、そのあたりの話になるとギリシャ神話がどうとか、わりと宗教的・哲学的な話も入ってくるようで……。父は昔からかなりの読書家なので、いろんなところから着想を得ているんだと思いますが“最終的にはエンターテイメントにするよ”と言っていました」なんとも重厚な作品ができあがりそうな雰囲気。ただ、“不倫は文化”発言などプレーボーイとして知られる石田には、ラブストーリーの印象が強いのでは?「そういう世間のイメージを打ち破りたい……という思いがあるかまではわかりませんが、話を聞いていると、それとはだいぶ違ったものだなと感じました。“聖書から題材を拾ってきているんだよ”なんて話も聞きましたね。聖書だったかな?けっこう話が深かったので、そこは曖昧なんですけど(笑)」かなりこだわっている様子だが、本人は出演せず、あくまで監督に徹するという。そこには、学生時代から抱き続けた長年の夢があった。「ぼくが生まれたころ、まだ大学生だった父はアメリカに渡っているんですけど、最初は映画監督になりたくて行ったそうです。俳優としての活動は、向こうで演劇学校に入ってから。その後、トレンディードラマなどで活躍したことで間はあきましたけど、実は昔からそういった夢を持っていたみたいです。今回の計画も、少年のような目で楽しそうに話していましたよ」野望に向け、ついに始動した石田。俳優としては長いキャリアを持っているが、息子から見て監督としての腕はどうなのか。「パッと思った印象で言うと、すごく怖そうだなと(笑)。演技に関しては、厳しいと思います。自分も俳優としてやってきているし、ものづくりに対する情熱はすごいだろうなと。撮影現場では、ワンカットごとにこだわって粘りそうなイメージですね。エンターテイメントなんでどっちに転ぶかわかりませんけど、最近はちょっとネガティブな報道が続いてましたから、本当に応援したいなと思っています」息子の言うとおり、近年は思わぬかたちで世間を騒がせてしまっている石田。一世一代の大プロジェクトを成功させて、夢の達成とともに汚名返上となるか。
2021年10月11日二階堂ふみ、眞栄田郷敦、岩田剛典、松井玲奈らが出演する「プロミス・シンデレラ」の9話が9月7日オンエア。菊乃には改めて怒りの声が、壱成にはその“まっすぐ”さを讃える声が、そして成吾にも「心から早梅を愛してる」などの声が送られている。夫から離婚を告げられ家を飛び出し、無一文、無職、宿無しになった主人公の桂木早梅には二階堂さん。老舗旅館「かたおか」を経営する片岡家の次男で、早梅との出会いで人間的に成長していく片岡壱成に眞栄田郷敦。壱成の兄で早梅の初恋相手、老舗旅館「かたおか」若旦那でもある片岡成吾に岩田剛典。「かたおか」に出入りする人気芸者で、早梅の夫婦仲を裂いた張本人であり、成吾と関係も持っていたうえ、早梅と成吾の10年前の恋も知っている菊乃(加賀美明)に松井玲奈。早梅の元夫で菊乃に利用されてしまう今井正弘に井之脇海。最初は早梅を快く思っていなかった「かたおか」仲居の千葉望に森カンナ。菊乃の指示で早梅に嫌がらせをしていた仲居の松野茜に堺小春。世渡り上手な仲居の坂村まひろに松村沙友理。「かたおか」の茶房で働く黒瀬洸也に金子ノブアキ、30年以上「かたおか」で働く藤田明美に友近、壱成の爺や・吉寅英二に高橋克実。旅館「かたおか」大女将の片岡悦子に三田佳子(特別出演)といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。悦子が旅行に行くことになり吉寅も同行。家に2人きりとなった早梅と壱成。そこに菊乃が現れ、花火大会で突き飛ばしたことを謝罪する。一度は許そうとする早梅だが、菊乃のスマホに正弘から着信があったのを見て、正弘に近づいた理由を問いただす。すると菊乃は成吾と結ばれて欲しいから正弘と別れるよう仕向けたことを告白。「私がどうするかは私が決める」と毅然と言い放つ早梅だが、菊乃は、早梅の周囲の人間に危害を加えることを示唆する。壱成が成吾を問い詰めると、成吾は菊乃が高校時代のクラスメートで当時は気にも留めてなかったが、菊乃は成吾と早梅の恋をずっと見ており、事故に遭って長期入院。それから姿を消し3年前、整形して別人のようになり成吾の前に再び現れたことを明かす。菊乃の策略で「かたおか」ではキャンセルが相次ぐ事態に。壱成は菊乃と“直接対決”しようと彼女を呼び出すが、そこでスタンガンで気絶させられてしまう…というのが今回の展開。「清々しいぐらい悪女だな・・・」「やはり使ってきたか強力スタンガン。」「菊乃を現行犯で逮捕してくれ、頼む」「相当こじらせてるなぁ菊乃」など改めて彼女への怒りの声が上がるとともに「ある意味、菊乃の物語だなこれ」といった声も。一方で早梅に対しストレートに自分の想いをぶつけ、菊乃を止めようと直接対決を挑んでスタンガンで気絶させられた壱成には「壱成は若さもあるけど迷いがないよね、真っ直ぐすぎて眩しいくらい」「最初はひどいやつだったけど、だんだんかっこよく見えてくるよね どストレートな感じがたまらない」など、その“まっすぐ”さを讃える声が多数。そして早梅から“フラれて”切ない表情を浮かべたのち、笑顔で「弟をよろしく」と伝える成吾にも「成吾がとにかくかわいそうすぎるなと思った...(T . T)なんも悪くない、ただ純粋に早梅が好きなだけなのに」「早梅が成吾に気持ちを伝えた時の剛典の表情が切ないなぁ本当に」「成吾に早梅を頼むお願いまでして。。心から早梅を愛してる証拠だね」など数多くの反応が送られている。(笠緒)
2021年09月08日二階堂ふみ主演、眞栄田郷敦、岩田剛典ら共演の「プロミス・シンデレラ」第6話が8月17日放送。壱成の“成長”に「可愛い」などの声が相次ぐ一方、早梅と壱成の“ハグ動画”を見て嫉妬に燃え始めた成吾にも「ゾクゾクする」といった声が送られている。夫に浮気が発覚、家を飛び出しホームレス状態となった主人公・桂木早梅が、老舗旅館の次男で、お金持ちだが性格がすこぶる悪い男子高校生・片岡壱成に目をつけられ金と人生を賭けた“リアル人生ゲーム”に付き合わされることに。しかし壱成はだんだんと早梅が好きになっていき、早梅も壱成のことが気になるように。そんななか壱成の旅館で働き始めた早梅だが、なんと旅館の若旦那で彼の兄・成吾が初恋の相手で…というストーリーが展開してきた本作。主人公、桂木早梅を二階堂さんが演じ、片岡家の次男、片岡壱成には眞栄田さん、壱成の兄で老舗旅館「かたおか」五代目若旦那、早梅の初恋相手でもある片岡成吾には岩田さん。成吾と近しい関係で、早梅との過去も知る人気芸者・菊乃(加賀美明)に松井玲奈。菊乃と浮気して早梅と離婚することになった今井正弘に井之脇海。「かたおか」の茶房で働き、壱成に“恋愛指南”する黒瀬洸也に金子ノブアキ。壱成の爺や・吉寅英二に高橋克実。「かたおか」の大女将・片岡悦子に三田佳子(特別出演)といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。壱成と喧嘩して家を飛び出した早梅は、旅館に身を寄せることに。しかし旅館に突然、元夫の正弘が現れ、早梅に謝罪したうえで「友達からやり直せないか」と言い出す。正弘と言い合いになる早梅だが、話してるうちに自分の壱成に対する想いに改めて気づく。その頃壱成は祖母の悦子と揉めて家を飛び出していた。金も持たずに家を飛び出した壱成のもとに同級生から連絡が来るが、彼らが自分の金目当てだったと知ると、貧乏人呼ばわりして連絡を絶ってしまう。そして壱成も自分にとって早梅がいかにかけがえのない存在だったかに気づく…というのが今回のストーリー。自分が必要とされていないことに寂しさやいら立ちを募らせる壱成だが、早梅から“これからも仲良くしたい”と告げられる。「壱成といるのが楽しいから、お金なんてどうだっていい」と無条件で自分を受け入れてくれた早梅の想いを知った壱成は、思わず彼女を抱きしめる。そして壱成は今までの幼かった自分と決別し成長するために、夏休みの間、かたおかの茶房を手伝うことを決める…というラストだった。そんな壱成に「早梅ちゃんにガチ恋の壱成おぼっちゃんかわいいな」「早梅ちゃんから必要とされて嬉しすぎた結果、抱きしめるって、壱成くんどんだけかわいいの!」「早梅と仲直りしてから、ころっと良い子になっちゃう素直な壱成ちゃん可愛すぎるんよ…」など“可愛い”の声が相次ぐ。一方、菊乃は早梅と壱成のハグを動画で撮影、成吾に送り付ける。それを見た成吾は今までの優し気な表情から一変、デスクの花瓶をはたき落とし怒りに燃える…「嫉妬に燃える成吾様もまた美しいものでした!」「成吾の嫉妬に満ち溢れた目が…もうゾクゾクする」「さっきの花瓶ガシャンした成吾の目つき堪らん」など、“闇”を見せ始めた成吾にも多くの反応が集まっている。(笠緒)
2021年08月18日子どもの送迎をして車に戻る石田純一(’20年9月)石田純一(67)がメディアを批判した。4月下旬、自身のユーチューブで「コロナにかかってからすごいバッシングを受けて」と切り出し、CM契約が9社から2社に減るなど「大変な目に遭ってる。ちょっと参ってますね」と愚痴ったのだ。■石田純一、メディア批判の背景また、政権批判をしたことで「たぶん(テレビから)干されてると思います」とも。この人がここまでメディアを敵視するのは珍しいことだ。というのも、石田は長年、メディアと持ちつ持たれつでやってきた。自分のことも他人のことも、なんでもしゃべることで、ネタを提供し、それによって特異なポジションを獲得。「不倫は文化」という歴史的名言も残した。いわば、騒動界のレジェンドだ。とまあ、いささかちゃかしぎみに入ってみたが、彼はちゃかされることもひっくるめて、自分が世間に面白がられることを受け入れてきた。おそらく、父親もメディアの人間(NHKのアナウンサー)だったことや役者として売れるまでに苦労したこと、さらに、役者よりもそのお調子者ぶりがウケたことが、このスタンスにつながったのだろう。ただ、レジェンドとは時に「過去の人」の別名だ。彼のやり方はとっくの昔に時代遅れになっていた。いまや結婚や離婚の発表もSNSですます時代。いちいち囲み会見にも応じないほうがスマートだったりもする。そんな時代遅れのやり方を貫くのは疲れるし、最近は都知事選出馬未遂やコロナ禍での暴走(?)への批判まで浴びてしまった。思えば、平成が始まった1989年、彼は映画『愛と平成の色男』に主演。バブル真っただ中の日本で、プレイボーイの記号的存在を担った。’88年には結婚して、’90年には子ども(すみれ)が生まれたが、’91年に最初の結婚相手との隠し子(いしだ壱成)がいたことが発覚。’96年には不倫が報じられて前出の名言が飛び出し、’97年には報道番組のキャスターに起用されたものの、不倫写真を撮られたことで’98年に降板する。’99年には、2度目の離婚をした。実に目まぐるしい10数年だが、もともと、色男とダメ男には紙一重的なところがある。昭和のプレイボーイ・火野正平が別れた相手から不思議と恨まれなかったように、そこをうまく行き来できれば、ニクめないキャラにもなれるのだ。石田がなんだかんだ言って生き残れたのも、そのあたりが面白がられたからだろう。本人もうすうす、そういう生き方を狙っていたのかもしれない。というのも、’98年、松田聖子が最初の再婚(いわゆるビビビ婚)をした際、石田はこんなことを言っていた。「すごいな、どんどん先に行っちゃうね」確かに、当時の聖子には、生涯に8度結婚したハリウッド女優、エリザベス・テイラーを思わせるような勢いがあった。いわば、スキャンダルもまた芸という、騒がれてナンボのザ・芸能人的な生き方だが、石田もそういうものにちょっと憧れているのかと感じたものだ。「先に行っちゃうね」というのは、自分も続いてみたいという気持ちなしでは、出てこない言葉だろう。実際、その後、3度目の結婚をして、子どもも誕生。母親が違う子どもたちや、孫たちの仲がよかったりするというエピソードはそれなりに面白い。彼ならではのザ・芸能人的生き方で、最近までけっこう楽しませてくれていたわけだ。とはいえ、疲れてしまったならしかたない。レジェンドの余生を静かに見守るとしよう。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2021年05月20日谷原章介新ワイドショー『めざまし8』(フジテレビ系)が始まった。小倉智昭の司会で22年間続いた『とくダネ!』の後番組だ。とはいえ、司会の谷原章介(48)は路線の継承を宣言。実際、ワイドショーから生活情報路線に変わった『ラヴィット!』(TBS系)に比べたら、すんなり受け入れられているようだ。■谷原に必要なワイドショーMCの「要素」しかし、本当に死角はないのか。谷原の持ち味は、甘くてソフトで爽やかなこと。『アタック25』(テレビ朝日系)や『うたコン』(NHK総合)でもそれが活かされている。ただ、ワイドショーにもハマるとは限らない。前出の小倉をはじめ、坂上忍や加藤浩次、宮根誠司など、成功している司会者には辛口タイプが目立つからだ。本人もわかっているようで、筑紫哲也が司会をしていた時代の『NEWS23』(TBS系)を例に挙げ「意見を戦わせることが大事」などと語っている。そんな谷原、基本的には王子様キャラである。『メンズノンノ』のモデルから俳優になり、’95年の映画『花より男子』の道明寺司役でデビューした。その2か月後『未成年』(TBS系)でドラマにも初出演。こちらは、いしだ壱成扮する主人公の兄で、主人公が恋するヒロインと付き合っていたのに捨ててしまう役だ。ちなみに、プライベートの谷原は6人の子持ちだが、妻はいしだの元妻で、子ども6人のうちひとりはいしだが実父。とまあ、ややこしい関係はさておき、『未成年』ではニセ王子みたいな役だったわけである。■大事なのは「甘さと辛さ」の使い分けつまり、王子とニセ王子は紙一重。ワイドショーの世界で本物の王子であり続けるには、甘さと辛さを使い分け、女性視聴者にうまく寄り添っていく必要がある。その点、甘さについては問題ないだろう。例えば、目標だったという帯番組の司会を始めるにあたり、「心境としては、ワクワクしつつドキドキしていて……。なんていうんでしょう。初恋のような、不思議な気持ちですね(笑)」と発言。“初恋”という女性ウケしそうなフレーズが、さらりと出てくるあたりはさすがだ。また、少女マンガのファンで、過去には『わたしのマーガレット展』スペシャルサポーターを王子様ルックで務めたことも。テディベア好きでもあり「僕はメリーソートのチーキーのファンです」とも語っている。サンドウィッチマンの漫才風に「ちょっと何言ってるかわかんない」とつっこみたいところだが、わかる人には「オジサマ可愛い!」みたいな萌えにつながるはずだ。一方、辛さについてはどうかというと「DVなどで苦しんでいる女性たちが気になりますね」と、女性が抱える社会問題に言及。実際、3月29日の初回放送でも「ジェンダー」の平等をテーマに取り上げていた。ただ、このテーマで「意見を戦わせること」は容易ではない。最近、あちこちで炎上が相次いでいるように、何が正解かわからず、たったひとつの失言が命取りになる危険性もあるからだ。極端なたとえだが、渡部建のケースのように、好感度が高かった人ほど、スキャンダルによる反動も大きくなる。とりあえず、少女マンガはあくまでフィクションにすぎないし、ワイドショーという生々しい現実空間で、王子でい続けられる保証はない。“初恋”にしても、少女マンガほど実らないのが現実の世界だ。はたして、谷原の“初恋”の行方はいかに──?PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2021年04月15日綾瀬はるかと高橋一生で話題のドラマ『天国と地獄』綾瀬の男っぷり、高橋のひたすらかわいい乙女っぷりが話題のドラマ『天国と地獄』(TBS系)。実は、これまでも多くの俳優たちが入れ替わってきたのです――。■入れ替わりドラマの歴史「綾瀬はるかに壁ドンされて涙ぐむ高橋一生、お互いが入れ替わったあとの演技力がすごい!」(テレビ誌記者)綾瀬はるか主演の『天国と地獄~サイコな2人~』が16・8%と今期ナンバーワンの初回視聴率を記録した。24日に放送された第2話も14・7%と好調を継続。「同作は綾瀬さん演じる堅物な刑事と高橋一生さん演じるサイコパスな殺人鬼の魂が入れ替わる男女逆転モノ。脚本は綾瀬さんのヒット作『JIN―仁―』、『義母と娘のブルース』(いずれもTBS系)などで知られる森下佳子さんですからテッパンでしたね」(同)本作以外にも、これまで数多くの“入れ替わりドラマ”があった。入れ替わりドラマウォッチャーの高橋幸代さんは、「古くは小林聡美さんと尾美としのりさんの映画『転校生』(’82年)からでした」明るくクラスの人気者の主人公(尾美)のもとにある日突然、転校生(小林)がやってきて、その転校生は実は幼なじみで……。入れ替わる手段として長い石段を転がり落ちるシーンが話題に。「以降、入れ替わり手法として階段落ちが最も多いパターンです。綾瀬さんの『天国と地獄』も歩道橋の階段落ちでした。『転校生』の原作は『おれがあいつであいつがおれで』という山中恒さんの児童文学で、その後数回ドラマ化されました。石野陽子さん主演の『転校生!オレがあいつでアイツがおれで』(’85年/フジテレビ系)、吉澤ひとみさんと勝地涼さん(’02年/TBS系)、蓮佛美沙子さん版(’07年映画)もあります」(高橋さん、以下同)男女逆転ものにはセオリーがある、と高橋さん。「まず女性になった男性が胸を確認する、それを男性になった女性が阻止するなどのひと悶着が必ずある(笑)。さらに女→男はメソメソ泣き、男→女はひたすら楽観的でがさつというわかりやすさ」そんな男女入れ替わりセオリーをすべて詰め込んだのが、まだ16歳だった観月ありさといしだ壱成のデビュー作『放課後』(’92年/フジテレビ)。こちらも前出の『おれがあいつであいつがおれで』を原作としているが、男女が別の高校に通うなど設定は異なる。「いしださんのデビュー作。いしださんのフェミニンな雰囲気と男女逆転が見事にはまりました。その後、いしださんを中心とした中性的な美少年のフェミ男ブームが巻き起こったほど。観月さんもガニ股で自分の胸を揉むなど、コメディエンヌとしての才能を開花させていました」■石田ゆり子や永作博美、舘ひろしも“石段落ち”で入れ替わったのが、石田ゆり子、永作博美主演の『さよなら私』(’14年/NHK)。結婚し幸せな家庭を築いた友美(永作)、独身を貫き映画プロデューサーとして活躍する薫(石田)。高校時代に親友だった2人が同窓会で久しぶりの再会を果たし、石段から落ちて入れ替わってしまう。「ほかの入れ替わりものと異なる点は、友美ががんになり、その身体に宿って死を迎えるのは薫の心、という生死をテーマにしたところ。この作品の前年に第2子を43歳で出産したばかりの永作さんが子を思う母を熱演しました。一方の石田さんは子を持たずいつまでも美しいキャリアOLと、お互いが自分の生き方を反映させているかのような役柄で、新境地を開いたように思います」父と娘が入れ替わっちゃうのは、舘ひろし、新垣結衣主演の『パパとムスメの7日間』(’07年/TBS系)「こちらは事故が原因で父と娘の人格が入れ替わりました。仲よくなかった父と娘が入れ替わったことでコミュニケーションをとるようになり、互いの年代層の独特の社会を学びながら成長していく物語。舘さんのギャル演技と当時ポッキーのCMで大人気だったガッキーのボーイッシュな演技が好評で、’08年のエランドール賞を受賞しました」意外な入れ替わりをしたのは、泉ピン子・宮崎あおいの『ちょっと待って、神様』(’04年/NHK)。「事故でこの世を去らねばならなくなった主婦(泉)が、死ぬに死に切れずに偶然その場に居合わせた女子高生(宮崎)の身体を借りて地上に舞い降りるというストーリー。なんといっても配役が素晴らしかったです。泉ピン子さんが宮崎あおいさんに乗り移ったのか、と思うほど宮崎さんは中年女性を豪快に演じました。宮崎さんはこの2年後に朝ドラ『純情きらり』、4年後には大河ドラマ『篤姫』の主演を務め、事実上この作品がNHKに認められるきっかけとなった作品だとか。脇役にまだフレッシュな塚本高史さん、勝地涼さんもいて、いま見ても面白いドラマです」中年女性と若い女の子の入れ替わりものでコケちゃったのが、川口春奈主演の『夫のカノジョ』(’13年/TBS)。夫の浮気を疑う主婦(鈴木砂羽)と、その疑惑の若い女性(川口)が入れ替わってしまうというストーリーだが、ゴールデンタイムに視聴率3%を叩き出して打ち切りに。「この2年後、砂羽さんの夫の浮気が報じられて、マジの“夫のカノジョ”を経験した鈴木さんには黒歴史に。敗因としてはタイトルから不倫モノと誤解されたこと。39歳の主婦と20歳のOLが入れ替わってもそこまで大きなギャップはないっていうこと。やはり入れ替わりドラマは男女逆転や、親子逆転などギャップが大きければ大きいほど面白い、と痛感しましたね」■入れ替わりはギャップが大事!?そんなギャップを最大限に生かしたのが、児童相談所の職員(松田翔太)とヤクザの組長(高橋克実)が入れ替わった『ドン・キホーテ』(’11年/日本テレビ系)。「虐待をやめない親、非行をやめない悪ガキ、頭の固いお役所、窮地に陥った子どもたちなどさまざまな問題を2人で解決していく痛快エンターテイメントに仕上がっています。なぜか親分(入れ替わり後の松田翔太)がみんなのヒーローとなっていくさまが面白かった。入れ替わりドラマに無限の可能性を感じました」奇想天外な入れ替わりをしたのは、宮藤官九郎脚本の『ぼくの魔法使い』(’03年/日本テレビ系)。超ラブラブな夫婦(伊藤英明・篠原涼子)がアクシデントをきっかけに何かを思い出そうとするとおじさん(古田新太)に変身するように。「篠原さんはこの後、『光とともに…』で自閉症の子どもを持つ親を好演。コメディーからの脱却に成功しました。翌年には『anego』(いずれも日本テレビ系)が大ヒット。一躍主演女優に。宮藤官九郎さんは’06年にも斉藤由貴さん主演の『吾輩は主婦である』(TBS系)で、主婦が夏目漱石の魂と入れ替わるという昼ドラを描いています。ギャラクシー賞を受賞するなど隠れた名作です!」おじさんと若い女性が入れ替わったのは、石原さとみ・船越英一郎主演の『椿山課長の七日間』(’09年/テレビ朝日系)も。「46歳で脳出血のため過労死した百貨店の課長・椿山(船越)は現世に強い未練を残し初七日が終わるまでの間だけ美女の姿で現世に逆走されるというファンタジー。映画版だと西田敏行さんと伊東美咲さんで大ヒットしました」土屋太鳳と田中美佐子の親子が入れ替わったのは、『今夜は心だけ抱いて』(’14年/NHK)。「母娘が互いの人生を体験し向き合っていく姿を描きました。太鳳ちゃんのお相手役は中川大志くん。田中さんが制作発表時に“入れ替わりの役はやってみたかった”と目をキラキラさせていました」父と息子が入れ替わっちゃたのは、遠藤憲一と菅田将暉主演の『民王』(’15年/テレビ朝日系)。原作は池井戸潤で、ひょんなことから総理大臣の武藤泰山(遠藤)と息子で大学生の翔(菅田)が入れ替わってしまう。「なんといってもコワモテ総理大臣とおバカ大学生という最大のギャップ!主演2人の振り切った演技が抜群でした。政治にまったく興味のない翔が国会答弁に苦労する様子や、泰山が就職活動で面接官を偉そうに論破してしまうシーンなどは爆笑もの。また、高橋一生さんが演じた総理大臣のクールな秘書・貝原役が人気でスピンオフ作品も生まれ、出世作となりました」のちに自らが入れ替わり役者となるのだから面白い。「入れ替わりに主演した俳優さんって必ず売れるんですよね。それは振り幅の大きい演技ができるからだと思います」(同)綾瀬・高橋ともにもう十分売れっ子だが、さらなる飛躍が期待できる!?
2021年02月07日2020年10月8日に放送されたトーク番組『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系)に、俳優のいしだ壱成さんが出演。ネット上での誹謗中傷に悩み、『うつ病』になった過去を明かしました。いしだ壱成の告白に、名倉潤「周りの理解が必要」同番組でMCを務めるお笑いトリオ『ネプチューン』の名倉潤さんは、2019年8月からうつ病のリハビリのために数か月間休養していたことがあります。いしださんが、うつ病について「目が覚めた瞬間に、死ぬことと向き合っている感じでした」というと、名倉さんは「うつになると、衝動的にバンッてなるのが分かりますよね。景色のいいところでベランダから下を見て、今飛び降りたらどうなるんやろうとか、そういうことを考えてしまう」と、理解を示しました。うつ病の治療中に働くことができなかったいしださん。その期間は妻がパートで働いたり、もともとあった貯金を崩したりして生活していたそうです。いしださんの告白に言葉を失う周囲の出演者に向かって、名倉さんはこう主張します。いやいや、働けへんって!「ちょっとしんどいだけやろ」とか「ちゃんと寝たら治るわ」とか、そんな感じ…。だから、この病気って理解なんですよね、周りの方の。じっくり聞いタロウーより引用名倉さんの言葉を、いしださんは噛みしめるようにうなずきます。そして、休養中に何よりも心の支えになったのが妻だったことを告白。いしださんの妻は、うつ病についてしっかりと調べた上で、ただそばにいてサポートしてくれたのだそうです。そんなエピソードに対し、名倉さんは自身の経験を交えて、こう語りました。それね、すっごく大きいのよ。あの…なった人しか分からんけど、やっぱり周りでなった人のために勉強したほうがいいですよね。心の病気って大切にしないと、ほんまにトンッっていってまうからね。じっくり聞いタロウーより引用いしださんが素直な気持ちを話せるように、ところどころフォローしながら、自身の考えを明かした名倉さん。ネット上では、名倉さんの発言に対してさまざまな反響が上がっています。・家族を含め、周囲の人の理解が必要なんだと、改めて実感した。・「うつ病はなった人にしか分からない」って、本当にその通りだと思う。・1年経って、名倉さんが自分で当時の心境を語る姿にグッとくる。改めて妻の渡辺満里奈さんがそばにいてよかったと思った。・知識のない人が、憶測で「気持ちの問題」などというのが一番よくない。なった人にしか分からないつらさがあるから…。名倉さんは休養中に、妻でタレントの渡辺満里奈さんが、懸命に支えてくれたことを明かしていました。きっと、いしださんの実体験を聞いて、当時のことを思い出したのでしょう。「これぞ本当の夫婦愛」名倉潤夫妻が見せたやり取りに、胸がジーンうつ病の治療には、周囲の理解を含め、家族のサポートが必要不可欠です。もしも、周囲に同じような症状で苦しんでいる人がいたら、正しい知識をもって接したいと思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月09日服もキャラも“脱皮”していく武田真治“男の顔は履歴書”などといいますが、それを顔だけでなく身体でも見せつけてくれたのが武田真治さん(47歳)でしょう。アイドルとして一世を風靡した彼が、ときの流れとともに表舞台から降りていき、このまま消えていくのかと思いきや筋肉体操で見事に復活。そして、22歳年下の歯科衛生士との電撃結婚を発表して、世の中年たちの希望の星となりました。ファッションコーディネーターで自身もモデルとして活躍する中村康介によるこの連載。どん底からはい上がった武田真治さんの変貌を追いながら、男の生きざまとその美学について考えていきましょう。私たちは年齢を重ねていくたびに人に見せたくない場所が増えていきます。特に加齢とともに代謝は落ちていきますから、脂肪が身体につきやすくなりますね。35歳以上の女性からは、身体のラインが隠れるチュニックワンピースが支持を集めることや、中年男性には、縦ストライプがしっかり入ったスリム効果のあるスーツが好まれることなども、わかる気がします。若いころはあけすけに見せていた自分のダサい所や弱い所も、年齢とともに人に見せることに抵抗を感じていくものなのかもしれません。しかし、そんな大きな流れに逆行して、服を一枚ずつ脱いでいくことにより、今まで以上に輝いていく方がいます。武田真治さんです。今回は、武田真治さんのファッションを通じて、大人の生きざまを学んでいきたいと思います。■「フェミ男」の妖艶武田真治さんは、北海道旭川の高校生だったころに、今やスターへの登竜門である「第2回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを獲得。中性的なルックスが流行っていた当時、いしだ壱成さんとともにフェミニンな男子を意味する「フェミ男」の代表格でした。ドラマや映画の出演、CMや雑誌の表紙を飾るなど、その人気ぶりは凄まじく、当時中学生だった筆者も、チビT(小さめのTシャツ)やチョーカーを買い求めて「フェミ男」を目指しました。サックス奏者としても一流の武田さんは、22歳でCDデビューも果たし、23歳ではバラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)にもレギュラー出演。俳優・タレント・サックス奏者として、まさに破竹の勢いでした。しかし、あまりに多忙な毎日の中で、大きなストレスを感じていた武田さんは、心身の不調を訴え、3年ほどの間、表舞台から姿を消し、一時は芸能界を引退することも考えられたそうです。普通の人間のメンタルでしたら、そのまま挫折してしまうところ。しかし、武田さんは、ここからが違いました。身体を鍛えていくことで、健全な肉体と健全な精神を取り戻し、見事に復活されました。2018年のNHK紅白歌合戦にサックス奏者として出演された武田さんは、今までの「フェミ男」とは全く逆のイメージ。均整の取れた筋肉に、男らしい豪快なステージパフォーマンスを披露しました。より男性的という意味で言えば、「フェミ男」に対して、マニッシュ(男性的)な男「マニ男」とでも言うのでしょうか。中性的で、妖艶な魅力を感じさせる「フェミ男」時代よりも、むしろ、ヘルシーでありながら、健全なセクシーを感じさせる「マニ男」。成熟した大人の色気を纏い、男が憧れる男へと進化していったのです。■「脱皮」したのは服だけではない「フェミ男」時代には、女性ものの服を着ていたこともある武田真治さんが、まるで「脱皮」するかのように「チビT」を脱ぎ捨て、タンクトップ一枚の「マニ男」へと見事な変貌を遂げられていました。しかし、武田さんの言動からは、外見的な変化は「脱皮」の一端に過ぎず、むしろ内面的な変化こそが、武田さんの真の「脱皮」であり、私たちが見習うべき点だと教えてくれます。「フェミ男」時代は、若手イケメン俳優として大成功されていましたが、次々に若い世代が台頭してきます。それはどの世界でも同じですよね。なかでも芸能界は特に競争が激しい世界で、ある方は「芸能界はイス取りゲーム。100席しかない席を誰もが人生を懸けて取りにきている」と言いました。年齢を重ねていけば、若手イケメン俳優というポジションに居座り続けることはできません。そんな中、武田さんは、自身の健康のために始めた筋トレによって、心と身体の健康を取り戻していき、自分に対する自信も取り戻していったのでしょう。中性的で妖艶、若者特有の危なっかしさと屈託のなさが魅力だった彼が、精神的にも肉体的にもヘルシーで、謙虚でありながら堂々としていて、一時代を築いたスターであるにも関わらず「いじられキャラ」という、突き抜けた存在へと脱皮を果たしたのです。■アラフィフの星!「守破離(しゅはり)」な生きざま武田真治さんの生きざまは、武道でいうところの守破離(しゅはり)の典型です。武道では修行に当たって、まずは師匠からの教えられた型を忠実に「守る」ところから始まります。次にその型を「破り」、自分に合った型を模索する。最後は、自分オリジナルの型を見出し、師匠の型から「離れる」ことが、最上の在り方とされています。武田さんは、ジュノンボーイとして選ばれて、まずは世間が求める像である「フェミ男」に自分を合わせていく。いわば、「人気者の型」に自分をはめていったのです。そして、サックス奏者やバラエティー番組など、今までの俳優像の型と「チビT」を同時に破っていき、最後は筋トレを通して「フェミ男」から離れ、「武田真治」という生き方を提示していくことで、唯一無二の存在となりました。プライベートでは、47歳の時点で、22歳年下の歯科衛生士でモデルでもある静まなみさんと結婚されたことについても、アラフィフ男性の希望の星とも言えます。人生100年時代に突入し、生涯活躍し続けていくことが命題である私たちにとって、年齢を重ねていくことで、服もキャラも脱却して輝きを増していく、武田真治流「守破離(しゅはり)」の生きざまは、まさにお手本ではないでしょうか。これからも、50代、60代と年をさらに重ねていく武田さんの生き方から目が離せません。中村康介(なかむらこうすけ)◎トータルファッションコーディネーター/人材クリエイター株式会社アクエリアス代表取締役社長、株式会社日本仲人連盟顧問、株式会社パートナーエージェントPACコンサルタント明治大学商学部在学中にスカウトによりモデル業を開始し、CM・雑誌・広告に数多く出演。主な出演作品としては、CM『三井住友銀行』『キリン』『SONYプレイステーションVR』ほか。現在は、【アクエリアスモデルズ】を立ち上げ、モデルとして活躍する一方、モデル事業・ファッションコンサルティング事業を展開。年間100回程度、ファッションやコミュニケーションをテーマとした婚活セミナー、ブランディングやプレゼントテーマとしたセミナーの講師として全国各地にて講演している。
2020年09月16日大麻所持で逮捕された伊勢谷友介大麻取締法違反の疑いで9月9日に現行犯逮捕された、俳優の伊勢谷友介容疑者。伊勢谷容疑者は大麻所持について「自分が吸うため」と容疑を認め、さらなる捜査が続いている。■違法薬物と芸能界の距離薬物の使用や所持による有名芸能人の逮捕は、この数年だけでも数多いが、なかでも衝撃的だったのが、昨年逮捕されたピエール瀧(3月、コカイン使用による麻薬取締法違反)と、沢尻エリカ(11月、合成麻薬MDMAを含む粉末所持による麻薬取締法違反)ではないだろうか。両者とも大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(ピエール)、『麒麟がくる』(沢尻)に出演しており、それぞれ代役を立てての収録となったことでも大きな話題を集めた。「伊勢谷容疑者も複数の待機作を抱えており、それぞれ対応を協議中の段階ですが、ピエールや沢尻のように、大きな仕事で活躍中の芸能人が、常習的に薬物を使用していたところに問題がありますね。伊勢谷容疑者も捜査の状況から常習していた可能性が高そうです。かつて薬物は、ちょっと仕事がうまくいかなくなった芸能人の心の隙間につけこむようなパターンが多かった。それなのに最近では、常習性が高く、しかも違法薬物が出回る世界が芸能人にとって身近になっているように思います」と、ある芸能ジャーナリストは言う。過去数年、薬物により逮捕された有名人は数多くいる。ざっと振り返ってみると、2000年代以降、以下のような顔ぶれが逮捕されている。<2001年>・いしだ壱成……大麻取締法違反・田代まさし……覚せい剤取締法違反(’04年、’10年、’19年にも逮捕)<2002年>・西川隆宏(元DREAMS COME TRUE)……覚せい剤取締法違反(’06年にも同容疑で逮捕)<2003年>・岡村靖幸……覚せい剤取締法違反(’05年、’08年にも同容疑で逮捕)<2006年>・大森隆志(元サザンオールスターズ)……覚せい剤取締法違反・大麻取締法違反<2007年>・赤坂晃(元光GENJI)……覚せい剤取締法違反(’09年にも同容疑で逮捕)<2008年>・加勢大周……覚せい剤取締法違反・大麻取締法違反<2009年>・小向美奈子……覚せい剤取締法違反(’11年、’15年にも同容疑で逮捕)・押尾学……麻薬取締法違反・酒井法子……覚せい剤取締法違反<2010年>・中村耕一(元JAYWALK)……覚せい剤取締法違反(’77年にも大麻取締法違反で逮捕)<2014年>・ASKA……覚せい剤取締法違反・麻薬取締法違反<2016年>・清原和博……覚せい剤取締法違反・杉田あきひろ(元歌のおにいさん)……覚せい剤取締法違反・高知東生……覚せい剤取締法違反・大麻取締法違反・高樹沙耶……大麻取締法違反<2017年>・田中聖(元KAT-TUN)……大麻取締法違反<2019年>・ピエール瀧……麻薬取締法違反・田口淳之介(元KAT-TUN)……大麻取締法違反・小嶺麗奈……大麻取締法違反・沢尻エリカ……麻薬取締法違反<2020年>・槇原敬之……覚せい剤取締法違反(’99年も同容疑で逮捕)■「作品に罪はない」論争前記の顔ぶれを見るに、薬物で逮捕された後、逮捕以前のような華やかな活躍がみられる芸能人は、ほぼいないとみていいのではないだろうか。この中に“仲間入り”となってしなった伊勢谷友介。公開前の作品は、今度どうなるのかを前出の芸能ジャーナリストに聞いてみる。「伊勢谷容疑者も初犯であり、おそらく執行猶予付きの判決が下されると思います。最近の傾向としては、観客が自分の意思で入場料を払う映画などに関しては、少し期間をおいてそのまま公開、地上波でのテレビドラマはカットし、代役を立てて再撮影というケースが多いです。ミュージシャンの場合も、店頭から作品の撤去や配信停止などの措置がとられますが、最近は『作品に罪はない』というファンの主張も多く、裁判などの経緯にともなって、徐々に再発売となるケースが多いです」実際、来年公開の伊勢谷容疑者が出演する映画『いのちの停車場』は、出演シーンをカットせず、そのまま公開することが決まった。とはいえ、今後の活動として、今までのような俳優としての仕事の減少は免れない。薬物での逮捕はイメージの回復は難しい。芸能活動に大きな影響を及ぼすと、テレビ関係者は言う。「昭和の時代では、研ナオコさん、美川憲一さん、錦野旦さん、井上陽水さんなども逮捕歴があります。相当、どん底も味わってきたはずですが、みなさんその後も華々しく活躍されています。禊次第で復帰することも可能ですが、現在はコンプライアンスも厳しく、『なんであいつを出してるんだ』と指摘され、簡単に炎上したりする時代です。そのため、あえてリクスを犯してまで出す必要はない、という判断で、逮捕歴のある人の復帰はなかなか難しいものとなりました」独自の存在感を放ち、俳優としても評価の高かった伊勢谷友介。今後、彼の演技が見られる日は来るのだろうか。〈取材・文/渋谷恭太郎〉
2020年09月11日いしだ壱成(’20年7月)7月3日放送の『爆報THEフライデー』(TBS系)に登場した、いしだ壱成。24歳下の妻と1歳の娘と、石川県で暮らしていることを明かした。久しぶりに全国放送で姿を見せた彼の髪は丸刈り。体形もふっくらし、おしゃれとはほど遠いファッションに身を包んだ姿はかつて“ピチT”を着こなした“フェミ男”とは似ても似つかない。「石川への移住は東日本大震災のあと、放射能を気にしたことが理由だそうですね」(スポーツ紙記者)自然豊かな土地を気に入り、2番目の妻と離婚後も在住。県内のローカル局で、情報番組のレポーターをしていたことも。「お昼の番組で、おすすめスイーツなどを紹介して、評判もよかった。その番組に出るようになったのは、いしださんからの売り込みだったと聞いています」(地元のテレビ局関係者)■父・石田純一は「イエスマンですから」7月上旬、テレビでは語られなかった話を聞きに、石川県白山市にある、いしだの自宅を訪ねると、笑顔で家の中へ招いてくれた。─『爆報』ではうつ病を告白していましたが、現在は?「つらかったですが、周りのサポートのおかげでよくなりました。周りの人たちが、こんなにも心配してくれたんだと思って、持ち直しました」─今後の活動は、東京ではなく石川県で?「東京でも仕事があればいいのですが、ドラマや舞台みたいに長くなるのは無理ですね。こちらのローカル番組で“ゆくゆくはレギュラーも”と言われているので」─レポーターのような?「そうですね。あと、ドラマを撮り始めたんです。ひとりではできませんが、一緒にやってくれる人もいて。プロデュース業もやろうかと思っています。海外の撮影隊を誘致して“ここで撮りませんか?”とか。そうした作品がヒットすれば、観光客も増えますし。先の長い計画ですけどね」実父の石田純一は相変わらず、いろいろなニュースで世間を騒がせている。「かわいそうだと思いますね。たまに電話をくれるんです。なんてことのない内容で“元気か?”なんて聞いてきて。元気だって答えると“こっちは元気ないんだよ”なんて言ってますが……」石田のコロナ感染は、志村けんさんの訃報後だった。「もしや!とは思いましたね。でも、タダではくたばらない人ですから(笑)」■元カノの離婚にも言及コロナ復帰後も遊び歩いたり、女性と合コンしていたといった報道もあった。「父の奥さんが怒ってるって書かれていましたが、実際に怒っているのを電話で聞いていました。“家に帰ってこないし、私のことは見てくれない”と。でも、父にも付き合いがありますし、僕はわからないでもない。合コンという感じではなくて、仕事なんだろうなと思っています。ただ、タイミングはよくない。応援してくれる人も多いでしょうから、退院したら“快気祝いしよう”と、当然なるだろうけど。いろいろ誤解もあるのかな、とは思います」─純一さんは、人付き合いを断れない人?「基本的に“イエスマン”ですから。かわいそうだなと」─東尾理子さんとは?「僕は“こっちにも遊びに来てよ”と言っていますが、子どもがたくさんいるし、だいたい電話ですましちゃう。こちらに来たことはないです」─かつて堂々と交際宣言していた坂井真紀さんが、11歳下のカメラマンと6月末に離婚したと報じられたばかりなのですが……。「だいぶ昔の話ですからね。残念です、としか言いようがないです。今後、より幸せをつかんでほしいですね」いしだにも、かつては女性問題や薬物問題など、いくつかの過ちはあった。取材は、いしだがコーヒーを淹れてくれ、横では妻が娘にカレーを食べさせているという和やかな環境で行われた。「6LDKで家賃は5万円」という自宅は愛であふれていた。
2020年07月13日木村隆志(左)、エスムラルダ(右)高視聴率作だけがドラマじゃない! 数字以上に高評価を得た名作、話題をさらった労作、物議を醸した意欲作……。平成ドラマ史において、忘れるわけにはいかない作品たちを、ドラマ通のコラムニスト・エスムラルダとテレビ解説者の木村隆志が振り返る。■シュールと情念の内館、炎上の野島&遊川木村平成前半はフジとTBSに尽きますよね。その2局はキャスティングも先に押さえていましたし。エスムラルダ(以下、エス)ここ最近はテレビ朝日が元気よね。木村テレ朝は、米倉涼子を松本清張3部作“『黒革の手帖』(’04年)、『けものみち』(’06年)、『わるいやつら』(’07年)”で育てましたよね。エス平成ドラマといわれたら、初期の内館牧子作品を推したいですね。『クリスマス・イヴ』(’90年)とか。『想い出にかわるまで』(’90年)なんてラストは家が燃えちゃう(笑)。木村それをみんなで見つめながら、エンディングにダイアナ・ロス。すごいシュール(笑)。エス姉(今井美樹)の結婚相手(石田純一)を奪う妹が松下由樹でね。木村名作ですよ。内館さんはその後の『週末婚』(’99年)でも、やはり姉妹ドロドロをやってて。エス初期のころはプロデューサーがうまく手綱を引いていたんだろうけど、『週末婚』以降は内館さんの暴走をコントロールできる人がもういなかったんじゃない?木村後期はドラマとして破綻しているものも。僕は、平成初期にハズせないのは野島伸司さん。作風がガラリと変わっていったのがおもしろい。平成は『愛しあってるかい!』(’89年)に始まり、月9の『すてきな片想い』(’90年)という超純愛。エスそして『101回目のプロポーズ』(’91年)。木村でも『愛という名のもとに』(’92年)でチョロ(中野英雄)の自殺に味をしめちゃって(笑)。PTA猛反対の炎上路線を突き進むんですよね。『高校教師』(’93年)、『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』(’94年)とか。でも、ちょっとピュアに戻って『ゴールデンボウル』(’02年)とか。その一方で木村拓哉さん主演の『プライド』(’04年)もやってるし。何でもアリ。野島さんは、もう地上波に戻ってこないだろうと言われていたのに結局、誘われて戻っちゃったところが好きです。エス昨年の『高嶺の花』ね(笑)。わりとオーソドックスでしたよね。木村結局、野島さんは純愛が書きたいんでしょうね。“究極の愛とは何ぞや”みたいな。エス野島作品だったら、『この世の果て』(’94年)がいちばん好き。木村僕も好きです。ラストが衝撃ですよね。エスまりあ(鈴木保奈美)が飛行機から飛び降りるという(笑)。木村豊川悦司も茫然ですよ(笑)。エスあと、横山めぐみ!素晴らしかったわぁ。木村硫酸!硫酸かけられるんですよね。■衝撃の“死にざま”が忘れられないエス思えば、あのころのフジには冒険心がありましたよね。木村『あなただけ見えない』(’92年)なんてとんでもないドラマも。あの三上博史の、水を得た魚のような明美の演技(笑)。エスあははは。アベクカンパニーの“ジェットコースタードラマ”ね(笑)。木村展開がめちゃくちゃ早くて、1週見逃したらおしまい、みたいな。みんな本気で見てましたよね。エス『もう誰も愛さない』(’91年)は、伊藤かずえの死にざまが最高!「海ってお金で買えないものかしらねぇ」と言った数分後には、ゴミ捨て場で死体だもん。木村しかも、生首ですからね(笑)。そしてこの作品から、山口智子は『ロングバケーション』(’96年)に行くわけですから。エス山口智子って朝ドラ『純ちゃんの応援歌』(’88年)のヒロインだったけど、いまいちブレイクしきれなくて。『もう誰も愛さない』で悪女を演じたのが、人気女優へのきっかけだったわね。木村平成初期は、まだイメージを気にする女優さんが多かったですからね。炎上つながりでいえば『女王の教室』(’05年)は衝撃的でしたね。スポンサーが撤退して、CMがなくなって。遊川和彦さんと野島さんは、平成の2大炎上脚本家(笑)。エス名作ですよね。遊川さんのメッセージ性が明確で。ちゃんと最後まで見ないと。木村あの“タメ”があるから最後の笑顔が効いてくる。『家政婦のミタ』(’11年)もそうでしたね。エス最近のドラマはタメられなくて、カタルシスが小さい感じですよね。木村人がせっかちになったんでしょうね。■“修業場”となるドラマ枠が消滅エスアイドルドラマ枠も、平成の途中まではありましたよね?『イグアナの娘』(’96年)とか『闇のパープル・アイ』(’96年)とか。木村テレ朝の月曜8時!『イグアナの娘』、最高ですよ。エス本当に。今見ても、私、毎話泣いちゃうの。川島なお美の最高傑作ね。木村イグアナもCGじゃなくて……。エスかぶりもの(笑)。木村フジも昔は「月曜ドラマランド」や「ボクたちのドラマシリーズ」があった。『白鳥麗子でございます!』(’93年)とか。観月ありさや、いしだ壱成、一色紗英が育ちましたね。エス昔は、アイドルが演技力を磨く修行場みたいなドラマ枠があって。そこから、みんな演技派になっていきましたよね。戦隊ものから、次世代イケメン俳優が出てくる流れも平成からですよね。オダギリジョー、佐藤健、福士蒼汰、菅田将暉とか。木村学園ドラマも若手俳優が名前を売る王道でした。『3年B組金八先生』でいえば、第6シリーズ(’01年)の上戸彩はすごくよかった。第5シリーズ(’99年)の風間俊介は、いまだに役名(兼末健次郎)が浮かんじゃう。エス金八先生は、みんな背負っているものが重すぎよ!木村第5シリーズには、イケてない役で亀梨和也が出てたり。エスまだ世に知られていないイケメン探しも、学園ものの醍醐味。『ごくせん』(’02年〜’08年)、『ウォーターボーイズ』(’03年)、『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(’07年)とか。男の子がわちゃわちゃしているだけで、かわいかった。木村最近の学園ドラマは熱血教師じゃなくて、スクールカウンセラーだったり、校長だったり。『3年A組−今から皆さんは、人質です−』(’19年)もサスペンスでしたしね。エス学園ものは、もう何かをかませないとダメなのかしらね。木村学園ドラマは平成の遺産として引き継いでほしいですね。■“見たくてももう見られない”作品たちエスいま思うと、平成初期はクリスマスへの盛り上げがすごかった。12月24日前後が最終回で。『クリスマス・イヴ』とか『29歳のクリスマス』(’94年)とか。木村『すてきな片想い』や『逢いたい時にあなたはいない…』(’91年)も。エス『やまとなでしこ』(’00年)も?毎年、クリスマス前に再放送されていたのに、押尾学事件後はやらなくなっちゃった。あの松嶋菜々子は素晴らしかったのに。木村『星の金貨』(’95年)の再放送も難しいでしょうね。エス“碧いうさぎ”ね。できないわー(笑)!!木村『ひとつ屋根の下』(’93年)もダメでしょうね。2まで作られましたけど。エス生ける伝説・井沢満先生の『同窓会』(’93年)はゲイ的にはエポックメーキングな作品だけど、山口達也が(笑)。木村『のだめカンタービレ』(’06年)には小出恵介がいますね。エスでも、作品に罪はないから再放送してもらえるといいですね。木村ドラマはみんなの財産でもありますしね。《PROFILE》エスムラルダ◎えすむらるだドラァグクイーン、コラムニスト。本名名義でドラマの脚本も手がける。新宿2丁目発の音楽ユニット“八方不美人”のメンバーとして『有吉ジャポン』などのメディア出演も木村隆志◎きむらたかしテレビ解説者。1日に20時間テレビを視聴(2番組同時含む)し、地上波の連ドラは全作品を視聴。“日本一PVを稼ぎ、最もYahoo!トップを獲るコラムニスト”として活躍中
2019年03月24日「2人とも変装をしていなかったので、すぐにわかりました。いしださんが赤ちゃんも乗せられるカートを押していて、奥さんといっしょに買いものを楽しんでいました」(買い物客)1月上旬、石川県のショッピングモールに意外な夫妻の姿があった。いしだ壱成(44)と妻の飯村貴子(20)だ。カートには、昨年9月に生まれた愛娘の姿もあったという。いしだといえば昨年12月発売の『女性セブン』で、うつ病治療中であることを告白。その際に父の石田純一(65)について「自分は父に捨てられたという感覚がある」と語り、「石田家で食事をしていると、どこか仮面家族っぽい感じがする」と告白。石田家との“決別宣言”ともとれるような発言が飛び出していた。「1月14日には、純一さんの65回目の誕生日が行われました。妻の東尾理子さん(43)や3人の子供たちはもちろんのこと、長女のすみれさん(28)や元妻の松原千明(60)なども集結したと報じられました。しかし、そこに壱成さんが現れることはありませんでした」(壱成の知人)それもそのはず。実は壱成夫妻、冒頭で目撃した石川県に“移住”していたのだ。「もともと東日本大震災のときに家を借りていて、飯村さんの出産を機に移ったそうです。東京の部屋も残しているので完全移住というわけではありませんが、現在は子どもが生まれたばかりなので向こうでの生活を選んでいるそうです」(壱成の知人)当初は「表に出る仕事をやめて、裏方に回りたい」とも語っていたといういしだ。現在は、仕事をセーブしているようだ。「地方復興に意欲を燃やしていましたし、昨年には知人とイベントも開催。先日も舞台のオファーがありました。しかし1カ月ほど上京しなくてはならないため、断ったそうです。今はとにかく子育てを優先したいという意向のようです」(前出・壱成の知人)たしかに冒頭で目撃したいしだは、イクメンそのもの。子どもをあやしながら、妻と100円均一のお店などをまわる。家族デートを楽しむその表情には、笑みがこぼれていた――。
2019年01月25日