年の近いきょうだいがいると、毎日のようにケンカをしませんか?「ケンカするほど仲がいい」という言葉があるように、きょうだい間でケンカが勃発することは総じて普通のことなのですが、親からすると「うるさーい!」と言ってしまいたくなりますよね。そこで、心理カウンセラーであり、3人の子どもをもつ母でもある私が、きょうだいゲンカが早く収束するようになった方法をお伝えします。子どものケンカは子ども同士で…では解決が難しいわが家には8歳の長男、5歳の長女、1歳の次男がいます。1歳児に関してはまだケンカに参入することはありません。問題は上の子2人です。「おもちゃを貸してほしいのに貸してくれない」「ぶつかってきたのに謝らない」「やめてって言っているのにやめてくれない」など、子どものケンカあるあるは限りなく、いつもわが家ではどちらかが泣くという結末を迎えていました。ケンカが始まると、2人とも親に告げ口をしてくるタイプだったので、片方が「おもちゃを貸してくれない」と言ってくると、もう片方が「だって、まだ使い始めたばっかりだから!なのに邪魔してくるんだよ!」と言ってくる。子どものケンカは子ども同士で解決してほしいと思っていた私は、「それは2人の問題だから2人で解決して」と間には入ろうとしなかったのですが、最終的にはこじれるばかり。考えてみれば、まだ人生数年しか過ごしていない子どもにとって、自分の主張を通そうとするのは当然のことです。解決できるようになるためには、自分の気持ちを伝えたり、相手のことを考えるという感覚が必要です。しかしながら、「あなただって、反対の立場だったらイヤでしょう?」という言葉は、小さい子どもにとっては理解しにくいところ。子どもは多くを体験から学びます。言葉だけで想像しろというのは、非常に難易度の高い問題なのです。介入ではなく、気持ちの確認作業を行うそこで私は、それぞれが「相手の気持ちがわかる」ようにするにはどうしたらよいか考えました。私がとった作戦は「きょうだいゲンカが起こったときには、2人の話を聞き、相手の前でどんな気持ちなのかを聞かせる」というもの。例えば妹が「お兄ちゃんがおもちゃを貸してくれない」と言いにきたら、私は「そっか、おもちゃを貸してくれないから悲しくなったんだね」。兄が「だって、まだ使い始めたばっかりだから!なのに邪魔してくるんだよ」と言えば、「遊んでいるのに邪魔されるから、イヤだったんだね」という具合です。このあとに続くのは、たいてい妹の「でも私は1回も遊んでないよ!」です。ここにも反応するようにします。「1回も遊んでないから、遊びたいんだね」。そうなると兄は「僕が遊び終わったら貸してあげるよ」となるため、「貸してあげるつもりだから、待っていてほしいんだね」と話します。「でも今遊びたいの!」と妹。そこで私は「今遊びたいから、お兄ちゃんが今使っているのがイヤなんだね」と声をかける。こうして話をしているうちに、兄が「もういいよ、じゃあ3回使ったらまた貸してね」とおもちゃを妹に貸してくれます。いやいや、そんなにうまくいかないでしょ、と思われるかもしれませんが、たいていはこの時点ですでに2人とも落ち着いており、ケンカは収束しています。このやりとりの中には、2つのポイントがあります。言葉のオウム返しと感情の代弁ひとつ目は、子どもの話をよく聞くことです。話を聞いてもらうことで気持ちがスッキリすることは、大人でもよくあるのではないでしょうか。相手が何をしてくれるわけでもないのに、聞いてくれるだけで気持ちがラクになる。これは大人でも子どもでも同様なのです。スッキリする理由は、自分の気持ちをアウトプットすることで、自分自身が抱えている感情を整理することができるから。自分が何に対して怒っているのか、悲しんでいるのか、自分自身で何に悩んでいるのかを理解することができます。具体的に親が子どもに行うときには、①子どもの言った言葉をオウム返しにする②感情を代弁するオウム返しは、親は子どもの話をちゃんと聞いているというサインになります。子どもも話を聞いてもらっているとわかれば、落ち着きを取り戻すことができます。そして感情を代弁すること。子どもは心に湧き上がる感情に対して、相手にうまく伝えることができません。それを親が言葉にすることで、子どもは「自分の気持ちを理解してくれている」と安心することができ、さらにケンカしている相手に対して、感情を伝えることができます。どちらが悪いかの判断はせず、双方の気持ちを聞く2つ目は、どちらか片方だけの気持ちを聞くのではなく、双方に対して行うということです。親としては、きょうだいゲンカを見る限り、どちらが悪いか判断したくなることもあるでしょう。しかし親はどちらか一方の肩をもつのではなく、気持ちを確認し、代弁するだけです。大変そうに感じるかもしれませんが、これを繰り返すことで、同じようなケースが起こったときや反対の立場になったとき、相手の気持ちを理解することができるようになり、「じゃあどうしようか?」と、解決するためにどうすればいいかを考えられるようになっていきます。実際にわが家では、1年ほど前には「1日に何度ケンカするのだろう」と思っていたのが、今ではケンカをする回数が減り、1日平和に過ごす日も珍しくありません。ケンカになっても、自分たちで解決するので、親が入ることも少なくなりました。ちなみに、私は親は基本的に子どものケンカに介入すべきではないと考えていますので、子どもが親を必要としないケンカの場合には、危険が及ばないようにだけ見守っていけばいいと思います。親が止めに入ったり、ケンカ両成敗にするのは、子どもに不満を残すだけでなく、社会性を身につけるチャンスを奪ってしまうことになります。子どもはケンカを通して、相手の気持ちを考えたり、解決法を見出したりできるようになります。子どもの成長を阻害することのないよう、親としての役割を果たしていきたいところですね。<文・写真:ライター沖田かへ>
2019年10月10日こんにちは、かたくりこです。わが家の姉妹・長女こむぎ(3歳)と次女きなこ(0歳)の日常をお届けする「こむぎときなこ」の第4回です。幼いきょうだいがいる家はケンカが絶えないと言いますが、わが家の姉妹も例外ではなく、こんなことになっています。ケンカの原因はほとんどが物の取りあいです。とくに長女は、自分のおもちゃや道具を妹が無断で使うことが許せません。次女が手に取ったものを次々と取りあげて、泣かせてしまいます。「貸してあげて?」と諭しても「イヤ!!」のの一点張り…。しかし、次女も負けていませんでした。長女の本を破り、長女が丁寧に並べていた人形をなぎ倒し、おままごと道具をひっくり返して長女を泣かせます。こんな争いが1日数回ならまだしも、秒単位で起こるので親はたまりません…!そこでベビーサークルを用意して、それなりに一緒に遊べる年齢になるまで、別々の場所で遊んでもらうことにしました。ベビーサークルには長女が入ってるんですけどね(笑)机とイスをベビーサークル内に設置し、ねんど・リカちゃんセット・タブレットなどのおもちゃを一式揃えて「ここ、こむぎの部屋ね」と言うと、喜んでベビーサークル内に吸い込まれていきました。同じ部屋で遊んでいると細かいパーツのおもちゃを次女が口に入れてしまうこともあったのですが、それもある程度避けられるようになって良かったので、しばらくこのままでいきたいと思います!
2019年09月28日10月スタートの金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」で、4きょうだいの“末っ子”を演じる横浜流星の23歳の誕生日を、きょうだい役の福士蒼汰、菜々緒、桐谷健太がサプライズで祝福した。原作は、小学館の新人コミック大賞(青年部門)で大賞を受賞したキリエによる同名漫画。福士さんが、手を重ねた人の“死の運命”が視えてしまう特殊能力を持つ救急救命士・花巻みことを演じ、菜々緒さん演じる命の期限が1年後に迫った義姉・沙羅との恋を切なく描くラブストーリー。親の再婚を機に、沙羅と共にみことの義理の兄弟となった長男・廉を桐谷さん、末っ子・藍を横浜さんが演じる。この日、マリーゴールドのデコレーションと劇中の愛犬・シロとの2ショット写真がプリント加工された特製ケーキが登場すると、横浜さんは「すごい!」と目を輝かせて感激。だが、皆がバースデーソングを歌う前にろうそくの火を吹き消してしまい、桐谷さんから「早い早い!(笑)」とツッコミが入る場面も。“長男”桐谷さんが再びろうそくを付けて仕切り直し、バースデーソングでお祝い。“兄”と“姉”から愛情たっぷりの祝福を受けた横浜さんは「23歳ですがしっかりと高校生らしく、料理も一生懸命がんばります!」と笑顔で意気込み。「撮影が始まったばかりでまだまだ先は長いですが、最後までお願いします!」と頭を下げる“末っ子”を温かく見守る福士さん、菜々緒さん、桐谷さん。異色の組み合わせで早くも話題を呼ぶ本作で、“きょうだい愛”あふれるサプライズバースデーとなった。「4分間のマリーゴールド」は10月、毎週金曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年09月17日きょうだいゲンカ、止める?止めない?あんふぁんWebの「どっちだポン!」コーナーで「きょうだいゲンカ、止める?止めない?」と聞いたところ、約6割は「止める」、約4割は「止めない」と回答。それぞれの理由を聞きました。激しくなっていくので【止める】■ 姉妹ですが、最後には下の子が噛む、叩くなどして、いつも乱闘状態へ。激しくなりそうなら、止めに入ります。(ドドリゲスさん/36歳)■ きょうだいゲンカは難しいですよね。兄は口で攻めるから、弟は結局手を出す。叩き合っても取っ組み合いになっても基本的には止めませんが、物を使い出したらストーップ!!!です。ケガする前に一回止めています。あとはさりげなくケンカさせる環境も作ったりしています(笑)。きょうだいゲンカはたくさんしていい!と思ってる母なので。そのかわり、仲のいい時はほほえましいほど仲良しです!(まいまいさん/34歳)■ 姉(5歳)と弟(2歳)の2人兄弟です。弟がだんだんと凶暴化してきて、遊びがヒートアップすると暴力に発展してしまいがち…。一方、姉はマイペースで暴力は絶対にふるわないタイプなので、やられっぱなしで弟に泣かされることが多く悩んでいます。弟がひどいようなら止めに入っていますが、やられっぱなしの姉にどう教えたら良いか悩んでいます。(Tさん/42歳)■ どちらかが泣くか、どちらかが手を出した時点で止める。(ゆうけんさん/41歳)■ お友達にはなかなかハッキリと言えない性格の娘。 きょうだいゲンカくらいはさせたいと思っています。でも、ついこちらに余裕がない時は、うるさい!と怒鳴りつけて、止めてしまうことも…。自分達で解決できるようになってほしいのですが、なかなかうまくいきません!(アヤコさん/35歳)■ 9歳男の子、7歳女の子、5歳男の子の3人。 いつまででもケンカを続けるのでとりあえず、「うるさいーい!」で、止めてからそのあと理由を聞きます。(くみさん/33歳)■ 止めます。自由なことと、しつけがなっていない、ガマンがきかないことは別だと思うので。(すいすいさん/38歳)■ 13歳、10歳、6歳がガチでケンカします。それぞれ理由はあるかもしれないけど、ひたすらうるさい。ので、「うるっさーーーい!」で止めます。うるさいことや、人にケンカの声を聞かせて嫌な気持ちをさせることが悪いから止めるというのも充分止めるに値する理由だと思ってます。(ゆう子さん/41歳)■ 叩いたり手を出した時点で声がけする。泣いても助けない。当人同士でなんとかさせる。基本兄弟大好きな子たちだから、ひどく叩いたりしないし、泣いたら慰めるから声かけだけですんでるかな。(SAKIさん/35歳)■ 悪いことに気づかないので、ひと言助ける。下の子にも上の子にも平等にしてるつもりも、上の子に当たりやすい私。(むらさんさん/38歳)疲れるし、キリがないから【止めない】■ あまりにもヒドくなったら止めるけど、ある程度は静観します。(ゆうちょりんさん/33歳)■ どちらかが泣き出すまで止めない。途中で止めてもやめないし、こっちも神経質になるのは疲れるしキリがない。(ちーさん/40歳)■ 男の子きょうだいで毎日のように大ゲンカ。 やられてやり返して、痛さを覚えて加減を覚えていくものかと止めずに見ています。 さすがに腕や指を折りそうになったら止めますが。でも最終的には襖を壊して全員正座です。 (mieさん/36歳)■ 基本きょうだいゲンカは止めません。きょうだいのどちらかが親に言いに来ない限りは、子どもたちにまかせています。(きなこもっちさん/40歳)■ 長女9歳、長男4歳、次男3歳。男同士が、叩いた、蹴った、取った、取られた…でいつもやりあっています。基本、私は静観。なぜならキリがないから…。最後はママより怖い長女の喝!で終了(笑)。長女よ、いつもありがとう!(れいにいさん/40歳)投票期間/2019年7月31日〜8月21日<あんふぁんWeb編集部>
2019年08月26日だいすけお兄さんで親しまれる横山だいすけが、世界の名作をユーモアたっぷりに届けるミュージカル・コンサート『だいすけお兄さんの世界迷作劇場パート3 2019-20』の全国ツアーが幕を開けた。「横山だいすけ」チケット情報「皆と一緒に名作を旅したいと思うんだ。おいらの名前は孫悟空!」と、横山の元気のいい掛け声で、1部のミュージカル『西遊記』が始まった。他人の肉まんまで食べてしまうお調子者の孫悟空(横山)が、お猿のポーズを決めながら歌い、所狭しと舞台を駆け回り、客席を盛り上げる。いたずらが過ぎて、修行の旅にお供することになった孫悟空は、三蔵法師や豚の猪八戒、カッパの沙悟浄とともに珍道中を繰り広げる。驚かされるのは、横山をはじめとするキャスト全員の歌のうまさだ。横山の澄み切った伸びのある歌声は一段と会場に響き渡る。それに加え、大作ミュージカルに出演経験があるというのもうなずける、ほかのキャストも負けてはいない。特に孫悟空、三蔵法師、猪八戒、沙悟浄がアカペラで歌う「トルコ行進曲」のハーモニーは迫力満点だった。「世界迷作劇場の3回目になる今作は、歌のシャワーで音楽があふれています。セリフの量よりも歌のほうが多く、ミュージカルのイメージが強い。子どもたちが西遊記を知らなくても、僕らの表情や動きを見たら伝わると思いますし、音楽があるので、そのエッセンスが必ず届くはずです」と、横山も自信を見せる。孫悟空がにょい棒をマイクスタンドにしてロックンローラーのように歌う童謡「アイアイ」では、客席が大いに盛り上がった。「ロック調の歌は、今回、振り切った大きなチャレンジですね。会場中の子どもたちや大人に声を出してもらう。あの曲だけバーンと出たら、たぶん、子どもたちはびっくりしちゃう。でも、物語が積み重なっていく上での必然性のある曲なので、受け入れてもらえたと思います」自由気ままで、失敗ばかりしていた孫悟空が、人を助けるために奮闘していく。「歌の随所に『どんなことでも失敗を恐れずやってみよう』という言葉が入っているんです。僕だけではなく、色んなキャストがそれを歌っている。終演後、皆さんが『何かにチャレンジしてみようかな』と、前向きな気持ちになってもらえればうれしいですね」第2部のコンサートでは「地球ぴょんぴょん」「ぼよよん行進曲」などおなじみの曲に会場中が飛び跳ね、大きくジャンプする。その一体感に皆の笑顔があふれた。休憩なしで全速力のノンストップの公演に、横山は最後に舞台上で倒れ「もう思い残すことはありません」とおどける。「迷作劇場は、歌や舞台セット、照明、何もかもがパワーアップしすぎていて、手ごたえを十二分に感じた」という。この夏、ぜひ、体感してほしい。取材・文:米満ゆうこ
2019年08月06日きょうの鉄分葉酸ヨーグルト アロエ登場「きょうの鉄分葉酸ヨーグルト アロエ」が2019年7月23日(火)よりオハヨー乳業株式会社より発売された。数量限定発売の商品となっており、価格は税抜き110円。沖縄県を除く全国のファミリーマートで販売中だ。オハヨー乳業では今年3月、「みんなの保険ノート カラダと鉄分の話し」を公益財団法人 日本学校保健会の協力の下、全国の学校に無償配布する活動を行っている。また、過去に鉄分を売りにした商品を販売するなど、鉄分の大切さを積極的に広めている。きょうの鉄分葉酸ヨーグルト アロエの特長「きょうの鉄分葉酸ヨーグルト アロエ」は成人女性が1日に必要な鉄分と葉酸を補える商品となっており、現代人が抱える鉄分不足を解消してくれる。また、汗をかくことにより、鉄分やミネラルが排出される夏場、毎日の習慣として摂取しやすい、ライチ風味のフルーティーな味わいとなっている。アロエの葉肉も入っており、食感も楽しむことが可能だ。簡単に1日に必要な鉄分と葉酸を摂取できる「きょうの鉄分葉酸ヨーグルト アロエ」。朝の食卓やおやつの時間に活躍することが期待される。(画像はプレスリリースより)【参考】※オハヨー乳業株式会社のニュースリリース
2019年07月25日こんにちは!3人きょうだいの母、ニタヨメです。休日、夕食の準備をするまで時間があったのでゆっくり過ごしていました。すると次女からだるまさんがころんだのお誘いが。 もうちょっと休ませて…と、思いつつ一緒に遊ぶ事にしました。目次 1 親子で楽しく家遊び2 バッチリ決めポーズ、苦しそうなウインクと共に3 いつのまにか長男も参加4 自由すぎる2人5 ニタヨメさんのその他の記事はこちら!親子で楽しく家遊び 次女はダッシュで位置について 「おかーしゃんオニね!」と、嬉しそうです。あぁかわいい…!数分前、めんどくさいと思った自分を殴りたい! ずっと見ていたいその笑顔に背を向けて はじめることにしました。「だるまさんがころん〜…だ!!」バッチリ決めポーズ、苦しそうなウインクと共に振り向くとキメッキメの決めポーズ!!ウインクが上手に出来なくて表情が険しい。吹き出しそうになりつつも、また続けました。いつのまにか長男も参加その様子を見ていた長男もいつのまにか参加! ちらりと見ると、次女はまだポーズを決めています笑自由すぎる2人そしてまた振り向くと、 長男はサングラスをかけて決めポーズ!なぜ?! 次女はというと、動いてたのでツッコミが追いつかない状態でした。ルール完全無視なだるまさんがころんだでしたが楽しく遊べました。ライター/ニタヨメニタヨメさんのその他の記事はこちら!●ライター/ニタヨメ
2019年06月24日6月17日、横山だいすけ(36)がブログを更新。「ヨコヤマ革命を起こせ」というタイトルで、最新シングル「ハレルヤルーヤ」のMVを公開した。MVでの“ハードボイルド”な横山に、《全くもって歌詞が頭に入りません》《だいすけお兄さんやりやがったな》《家族に衝撃!!》とファンが騒然となっている。MVで横山は角刈りにサングラス、赤マフラーといった姿で刑事を熱演。“てるてる坊主刑事”として、晴れを願う子供のために奔走している。爆破や銃撃戦を盛り込んだ迫力満点なシーンは、まさに昭和の刑事ドラマを彷彿させる出来栄えとなっている。横山といえば、2008年から2017年までNHK教育テレビ(現:NHK Eテレ)「おかあさんといっしょ」で11代目「うたのおにいさん」を務めた。そんな横山が俳優転身後に出演したドラマは刑事ドラマ。「警視庁いきもの係」(フジテレビ系)や「刑事ゼロ」(テレビ朝日系)では爽やかな警察官を演じている。今回のMVでも振り切った刑事役を演じた横山。ファンからは《爆笑した》《2歳息子は真剣にずっと観てました》《子ども一緒にみて大笑い》《最高です!》と絶賛の声が続々と寄せられた。
2019年06月19日「上戸さんは3人きょうだいということもあって、第1子誕生後も『この子にも、なんとかきょうだいを産んであげたい』と熱望していました。そのため、事務所も徹底サポートを決断。『絶対に情報が漏れないように!』と“かん口令”を引いたほか、仕事もできるだけセーブするようにしていたそうです」(芸能関係者)6月11日、上戸彩(33)の第2子妊娠が発表された。来月には出産予定だという。上戸といえば、12年にEXILEのHIRO(50)と結婚。15年には、第1子となる長女(4)が誕生していた。それから4年。実は、上戸の願いをかなえたのは意外な“妊活”だった。上戸の知人がこう語る。「彼女は“子宝の秘湯”に通っていたそうです。14年に公開された映画『テルマエ・ロマエ2』で、ロケ地のひとつに群馬県の『宝川温泉』がありました。そこには“子宝の湯”と呼ばれる温泉があるのですが、撮影翌年になって上戸さんが本当に長女を出産したんです。彼女は、もともと休みになると温泉宿を訪れていたほどの“秘湯好き”。しかし、映画出演以降はさらに温泉への思いが強まったのでしょう。全国各地には宝川温泉以外にも別の“子宝の湯”がありますが、そこへ“願掛け”の意味も込めて出かけていたと聞きました」『テルマエ・ロマエ2』がきっかけで“子宝の湯”をめぐり、第2子を授かった上戸。さらにはママ友たちとの交流会も積極的に行うことで、情報交換も行っていたという。「HIROさんの手掛ける飲食店で、月1回ほど “ママ会”を開いているみたいです。お店の邪魔にならないように一般のお客さんのいない早めの時間を選んで、お会計もきちんと彼女が支払っているそうです。ママ会に来る友達のなかには、2人以上子どもを授かっている人も。そうした人たちから子育てについてアドバイスをもらっていたため、2児ママになるための“心の準備”も万全のようですよ」(音楽関係者)出産後は、赤ちゃんも連れて家族仲よく温泉旅行に出かける姿が見られるかも!?
2019年06月18日私は物心が付いたころから、母親からのきょうだい間の対応の差を感じていました。私はずっと「私は親からきょうだい差別を受けている」と思っていました。でも、大人になってからは「あれは、区別だったのかも」と思うことも。しかしどちらにしても、私にとってはつらい経験でした。 幼いころから感じていた「差」私は幼いころから、私と弟に対する母の対応に差を感じていました。例えば、おもちゃ。おもちゃ箱の中には、弟のプラレールやトーマスのおもちゃがたくさん詰まっていました。でも、私のおもちゃはないのです。弟のおもちゃで遊んだ記憶はあるのですが、自分のおもちゃで遊んだ記憶はありません。 私に向けられたものは、本棚に立てられた幼児教育の教科書だけでした。写真を見ても、これは私の記憶違いではなさそうでした。 弟は褒められるのに、私は…少し成長してからは、「弟は褒めてもらえるのに、私は褒めてもらえない」と思うことが多くありました。 例えば、学校のテスト。私が90点台を取ると、「どうしてこんな問題を間違えたの!? ちゃんと勉強しなかったからでしょ!」と怒られました。一方、弟が50点台を取ると、「ここも、ここも、できたね! 頑張って勉強したからだね! すごいね!」とやさしく褒められていました。それを見た私は大ショックです。私のほうが良い点数なのに、なぜ私は怒られるのか。なぜ弟は褒められるのか。 とてもつらかったことを覚えています。 母は私のことが嫌いなのだと思ったなぜ母は「きょうだい差別」をするのか。幼い私が考え出した答えは、「ママは私のことが嫌いだから」でした。「ママは弟のほうが好きなんだ」「私はいらない子なんだ」そんなことを考えると、つらくて悲しくてたまりませんでした。 しかし、今になって考えると、あれは「差別」ではなく「区別」だったのではないかと思うこともあります。母は私に「あなたは何でもひとりで、じょうずにできた。でも弟は何をやらせても遅いし、下手だった」と言っていたことがあるからです。 平等に接してほしかったもしかしたら母は、こう考えたのかもしれません。「姉には遊びより教育を与えたい。弟には教育より遊びを与えたい」「もし50点で良いと姉を褒めたら、姉がそれで良いと勘違いして怠けてしまうかもしれない。逆に、90点を取れないからと弟を叱るのは、弟には酷だ」 確かにその子の個性、その子の個性に合わせた対応をすることは大切なことです。しかし子どもの私にとって、それはとてもつらい出来事だったことに変わりはありません。 私も親となった今、子どもへの接し方の難しさがわかるようになりました。でもやはり、あからさまにきょうだい間の対応を変えることは、子どもの心を傷付けることに繋がると感じています。 子どもの個性に合わせた対応をした結果、傷つく可能性があるくらいなら、みんな同じように接してあげたいと感じます。私は現在第二子妊娠中です。第二子が生まれたあとは、自分のつらかった経験を思い出し、どちらも「差別されている」と感じないよう、平等に接してあげたいと思っています。著者:丸川朋一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在第二子妊娠中。
2019年05月09日我が家は長男長女の高校生と、次男次女の小学生の4人きょうだいで大きい子と小さい子が混在しています。(末っ子次女と長男は12歳差があります!)そんな4人きょうだいの中の第一子、長男の卒業式での出来事です。長男は先に登校しているので、夫婦で高校へ。ついこの間、入学した気がするのにな~ぁ…とにかく可愛かった幼少時代。宿題忘れまくってた小学時代。反抗期がものすごくて家の中が嵐のようだった中学時代。そして高校生…それももう卒業です。しんみりしつつ式を見ていると…うとうとしてる長男発見!ほらほら~毎晩夜遅くまでゲームしてるから~~心底ホッとしたと同時に湧き上がる思い…一気に老け込んだ気分!!!長男は就職で春から家を出ます。ってことはもう社会人になるわけで…育児ひと段落と思ったらああ~~~なんか自分老けたわ~~~ってなっちゃいました(笑)。まだ長女・次男・次女がいるわけですし、もうしばらく頑張らないと!老けてる暇はないぞ~。私の母親業はまだまだつづくのです。
2019年03月09日兄弟姉妹のいる家庭では、子ども同士それぞれに秘めた思いがあるものです。「お姉ちゃん(お兄ちゃん)はいいのに、どうして自分はダメなの?」「長女(長男)だからって、どうして自分ばっかり我慢しなきゃいけないの?」といった言葉が、子どもの口から出てくることもあるでしょう。ママのなかには「もしかしたら私の接し方が、きょうだい差別を感じさせているのかも…」と不安になる人もいるでしょう。今回は、子どもたちにきょうだい差別を感じさせないための声がけ法について考えてみたいと思います。■ドキッとする子どもの言葉「きょうだい差別を感じさせているかも…」兄弟姉妹がいると「愛情に偏りが出ないよう気をつけている」というお母さんも少なくありませんよね。ただ、以下のような言葉を子どもが口にしたら、「不平等な扱いをしたつもりはないのに…」と不安になってしまうこともあるでしょう。・「お姉ちゃんばっかりひいきして、ズルい!」・「なんでお兄ちゃんはいいのに、私はダメなの?」・「弟なんていらない!」・「妹になりたい」子どもは、親の何気ない言葉を聞き逃さず、「ほかのきょうだいと自分は扱いが違うのだ」と敏感に感じることがあります。例えば、こんな言葉を子どもにかけたとしましょう。「お姉ちゃんはかわいいからモデルになれるかもね。あなたはパパに似たけど…」容姿について、直接的な優劣をつける言葉ではないので、ママに悪気はなかったのかもしれません。しかし、姉妹を持つ母としては少々デリカシーのない言葉といえるでしょう。こう言葉をかけられた子はどんな気持ちを抱くのでしょうか。言われた側は、容姿の優劣はもちろん「私よりママはお姉ちゃんが好きなんだ」という感情を抱くでしょう。何気なく放ったひと言でも、子どもは敏感にきょうだい差別を感じ取ります。そんな出来事が過去になかったでしょうか? 先に紹介した言葉を子どもが口にするようなら、ママ自身の言葉かけが間違っていたのかもしれません。■親子の「感情のズレ」あって当たり前と自覚するあるママは「お姉ちゃんは髪を結んだほうがかわいいけど、下の子はおろしたほうがかわいい」と思い、下の子の髪は結ばなかったそうです。親は良かれと思ってしたことでしたが、下の子はそのとき「私も結んでほしいのに、どうして?」と悲しい気持ちを抱いていたそう。このような感情のズレから、子どもに悲しみや寂しさを感じさせてしまうこともあります。また、きょうだいがいるママのなかには「長女だから我慢ばかりさせられた」「いつもお姉ちゃんばかりほめられた」といったきょうだい差別を感じて育った人もいるでしょう。その場合、「自分が長女でたくさん我慢してきた」と思っている人は、長子に対して甘くなってしまう傾向があります。また、「兄(姉)ばかりほめられた」という気持ちを抱いたことのある人は、無意識のうちに長子をほめることにブレーキをかけてしまうケースも。そんなあなたの態度に対して何も言わないからといって、子どもに不満がないわけではありません。かつての自分がそうであったように、子どもは何も言わず我慢をためています。ですから、「自分の子ども時代の感情を満たすために付き合わせてごめんね」と自覚し、反省することもときには必要です。きょうだい差別を感じさせてしまうのは、こうした親と子の感情の行き違いが引き金になっているケースも多いようです。■子どもの不満別、きょうだい差別をはねのける3つの方法わが子がきょうだい差別を感じているようなメッセージを発したら、どのような対応をすればよいのでしょうか。今からできることは「子どもの気持ちに意識を向け、望むとおりにする」ことです。わが子の言葉から何を不満に感じているかを読みとり、子どもの要望にこたえてあげるのです。それが、不満解消の近道となるでしょう。子どもの不満別に、以下のような声がけ、働きかけを試してみてください。【生まれ順についての不満】例:「お姉ちゃん(お兄ちゃん)になりたい!」「弟(妹)になりたい!」上の子になりたい、下の子になりたいと言うなら、まずは子どもがそう思う理由を探してみます。たいていは上の子だけにしがちなこと、下の子だけにしがちなことが原因のようです。例えば、「お姉ちゃんみたいになりたい!」と言うときは、上の子にしていることをそっくりそのまましてあげます。同じ髪形にしてあげたり、同じ洋服を買ってあげたり、同じ習いごとをさせてあげるのも良いでしょう。また、我慢することが多い上の子に「お姉ちゃん(お兄ちゃん)が欲しかった」と言われたら、我慢させることを一切やめ、思いきり甘えさせてはいかがでしょうか。【性差についての不満】例:「お兄ちゃんみたいに、男の子っぽい服が着たい!」妹が兄の服装やいで立ちを好み「自分も同じようにしたい」というときは「女の子なのに…」と考えず、好きなようにさせてあげます。黒い色を基調としたコーディネート、トレーナーにズボンなどのカジュアルな服装も満足するまで着させてあげます。また弟が「お姉ちゃんみたいな人形遊びがしたい」といったときも「男の子のくせに」とは言わず、まずはやらせてあげましょう。【外見を含めた個性についての不満】例:「お姉ちゃんみたいにかわいくないから」「弟みたいにできないから」もし、わが子がほかのきょうだいほど評価されていない、比べられて低く見られていると感じたら、「あなたはかわいい」「あなたはできる」と何度も口にしましょう。周囲から評価されなくても、ママさえ認めていれば、子どもがきょうだい差別を感じる度合いは薄まります。また、例えば上の子が「お兄ちゃんは足が速いからリレーが楽しみね」などと周囲から期待されていたとします。それを聞いた下の子が「お兄ちゃんばかりほめられる」と感じているようなら、「あなたの運動会も楽しみだね」「早く応援したいな~」と声がけをしてみましょう。そうすることで「ママは僕のことも気にかけてくれている」という気持ちが生まれ、きょうだい差別を意識しにくくなるはずです。「子どもの要求を何でも聞くわけにはいかない」と感じるママもいるでしょう。でも、ときには子どもがやりたいということを「うのみ」にし、思いっきりやらせてあげることも大切です。子どものやりたい気持ちは一時的な場合が多く、やってみたらどんなものかが分かり、満足して気がすむことがほとんどです。大切なことは、子どもの言葉を認めること、実際に一度経験させることだと思います。
2019年03月07日人気イラスト作家shirokumaさんの連載「おねーちゃんとおとーと」。きょうだいのほっこりする日常の一コマをお届け! お子さんたちのかわいいやりとりや仕草、表現に癒されちゃいます。 こんにちは。shirokumaです。 当時3歳の幼稚園児の娘と、0歳の息子のお話です。 なんでも一緒にやりたいおねーちゃんとおとーとは、最近……。 息子の体を後ろで支えてあげなくても、一緒に歩けるようになり、嬉しそうな2人です。 でも相変わらず、おもちゃは一緒に遊べません(笑)。 著者:イラストレーター イラスト作家 shirokuma2児の母。第一子の娘が1歳になった頃から子どもの日常を描きはじめる。第二子の息子が生まれた現在も、娘と息子との日常を描き続けている。
2019年01月16日子どもの性格は生まれ順だけで決まるものではありません。ただ「お兄ちゃんの気持ちが分かりにくい」「妹の方がちょっとズルい性格に思える」などのお悩みを解決するヒントのひとつが、生まれ順の違いにあるかもしれません。わが子に当てはまるかどうか、楽しむ気持ちで気軽に読んでくださいね。まじめな慎重派「長子」■特徴まじめな頑張り屋さん。ずるいことや卑怯なことが思い浮かばない、真っすぐな性格。常に下の子に追われている意識があるため、慎重派で失敗を怖がる。プライドがあるのでいばりんぼうに見えることも。「すごいね」ではなく「楽しいね」「うれしいね」を大切に「弟や妹よりもえらくなきゃ」「すごい自分でいなきゃ」というプレッシャーを常に抱えている長子。「◯◯すべき」を優先して行動するので、大人になってから「◯◯したい」が分からない人もいるようです。「◯◯してうれしいね」と声をかけ、自分の気持ちを大事にしようというメッセージを伝えてください。平等の国に住む合理主義者「中間子」■特徴幼いころから手際が良く、手がかからない。自分が損をしてでも平等を重んじる。上の子や下の子に対して常に「ずるい」という思いがあるため、皮肉屋な一面も。すねてしまったときは子どもの意見をとことん聞いて長子や末っ子に比べて、目をかけてもらうことが少ないと感じている中間子。いつもは我慢していますが、限界に達するとすねてしまったり、聞き分けがなくなることも。まずはママと二人きりの時間をつくり、「どうしたの?」「◯◯が嫌だったのかな」と、話をとことん聞きましょう。ママに受け入れてもらえることが分かれば、次第に落ち着いてくるはずです。サバイバル精神溢れる戦略家「二人きょうだいの下の子」■特徴アイデアマン。人付き合いがうまく、目上の人にかわいがられる。真っすぐな性格の長子と競い合う中で、自然と戦略的になるので、ずるく見えがち。上の子と比べずその子の個性を認めて褒めて「上の子と比較されている」という意識を持っており、特に同性のきょうだいの場合はその傾向が強くなります。褒めるときも叱るときも、上のきょうだいを引き合いに出さないように。子どもの方から「お姉ちゃんと私、どっちが好き?」と聞いてきたら、「お姉ちゃんは優しくて好き。あなたはかわいくて好き」と個性を褒めましょう。争い事を嫌い平和を愛す「末っ子」■特徴争い事や、怒っている人を見るのが苦手で、家族の平和を守ろうとする。甘え上手なタイプと、負けず嫌いなタイプに分かれるが、どちらもいつの間にか人にやってもらっている状況になりがち。「きっとできるよ!」でノリの良さを引き出してここぞというところには強いこだわりを見せる一方、日常のどうでもいいことは人に頼る末っ子。ただ、心配性の長子や一人っ子と違い、ノリが良いという長所もあります。「自分でやりなさい!」ではなく、「やってごらん、きっとできるよ!」と後押しを。また、できないことを先回りするのではなく、「ママと一緒にやってみようか?」と声を掛けることも大切です。心優しいマイペース「一人っ子」■特徴自分の世界を持っていて、発想もユニーク。一方、マイペースの度が過ぎて要領が悪い面も。特に幼いうちは、周りに対して気が回らなく見える。「おかげで助かったよ」で気配りの大切さを実感させて自分がどんなことをすると相手が助かるのかを伝えましょう。お手伝いの後には必ず、「おかげで助かったよ」の一言を。また、親の生まれ順の影響を一番強く受けるのが一人っ子の特徴。ママが長子だと末っ子らしい性格に、ママが末っ子だと長子らしい性格になるので、それぞれのタイプのアドバイスも参考に。ママの生まれ順×子どもの生まれ順・個性によって相手の見え方はどう変わる?「相性が良くないといけない」のではなく、個性の違いを知ることが、お互いハッピーに過ごせる第一歩。「子ども」の欄を自分の両親や、パパに置き換えても使えますよ。ママに関心を持ってもらうための戦略が個性として現れます生まれ順によって個性が出るのは、ママに関心を持ってもらうための作戦が変わるから。同じ生まれ順でも、きょうだいの性別や年齢差によって微妙な違いが出るのはそのためです。成長と共に、友達の中での立ち位置などもその子の性格に影響していきますが、ママが世界そのものである幼児期は、生まれ順による違いが最も強く現れる時期なのです。どの子も自分の色を持ち鮮やかに生きています例えばあなたが赤のサングラスを掛けていたら、緑色はくすんで見えるでしょう。緑のサングラスを掛けていればその逆で、赤い色がくすんで見えます。下の表で紹介している「相手の見え方」とは、この例えのようなもの。人は自分と似た戦略を持って生きる相手のことは安心して見ていられますが、自分と違う生き方をする相手は欠点が目立ち、心配になります。でも、子どもたちはそれぞれに鮮やかな色を持って生きているのです。だから、ママと違う生き方をする子どものことを心配する必要はありません。ましてや自分の望む通りの生き方に合わせるのは論外です。「この子の考えを理解できない」というときは、その子と同じ生まれ順の家族や友人に相談してみてください。「きっとこう思っているんだよ」と、その子を理解するヒントがもらえるはずですよ。子どもが「長子」● ママが「長子」互いに主張が強いため、ママが「教えてあげよう」という姿勢だとぶつかり合うことも多い。しかし根本的なところでは分かり合える● ママが「中間子」「年齢によって差をつけてもらえるのが当然」と感じる長子にとっては、常に「同じ」を重んじる中間子ママに違和感を持っているかも● ママが「二人きょうだいの下の子」ママからすると、慎重派なあまり、要領が悪く見える。生きづらそうだと感じ、何かとわが子のことを心配しがち● ママが「末っ子」しっかり者のわが子を頼もしく思う反面、長子が下の子にきつく接したときは、「いばりんぼうで優しくない子だ」と思うことも● ママが「一人っ子」上の子っぽい性格のママにとっては、ぶつかり合うことも。下の子っぽい性格のママにとっては、子どもが頼れる存在に子どもが「中間子」● ママが「長子」何事も真っすぐな長子ママにとっては、物事を斜めから見る中間子の考えが分かりにくいが、しっかり者なので心配しなくて大丈夫● ママが「中間子」何かと意見が合い、しっくりくる。年齢によって差をつけたりせず、文字通り平等に接するママのやり方に、子どもも納得がいく● ママが「二人きょうだいの下の子」何でも自分でやってしまう中間子に対し、さみしいと感じる面もあるが、たいていは頼もしい存在だと思える● ママが「末っ子」特に思春期は、わが子の考えが分かりにくいと感じる面も。家族やママ友など、周りの中間子に相談してみて● ママが「一人っ子」中間子は小さいころから自立心が強く、手際が良く、手がかからないので「この子は大丈夫」と安心できる子どもが「二人きょうだいの下の子」● ママが「長子」わが子に「うまくしてやられた」と思うことが多い。長子と比べると戦略家でずるく見えるが、子どものアイデアを面白がろう● ママが「中間子」子どもが「中間子」と「末っ子」の間くらいの相性。しっくりくる面もあればずるく思える面もあるが、大目に見られる● ママが「二人きょうだいの下の子」長子に対してとは真逆に、幼いうちから「この子は、将来も上手に世の中を渡っていける」と安心できる● ママが「末っ子」もともと人に頼りがちな末っ子ママから見ると、自信があり、わが道を突き進んで行く子どもは頼もしく思える● ママが「一人っ子」上の子っぽいママは「長子ママと二人きょうだいの下の子」を、下の子っぽいママは「末っ子ママと二人きょうだいの下の子」を参考に子どもが「末っ子」● ママが「長子」ママが子どもに使われがち。何かやってほしそうなときは、先回りして手を出すのではなく「お口でお願いして」と声掛けを● ママが「中間子」中間子ママにとって、一番ずるく思えるのが末っ子。「自分でやりなさい!」と叱るのではなく、「ママと一緒にやろうよ」と誘って● ママが「二人きょうだいの下の子」突っ込みグセがあるのが、二人きょうだいの下で育ったママ。特に末っ子はかわいい反面、からかいたくなるので、やり過ぎに注意● ママが「末っ子」家族の平和を守ろうとする末っ子同士。どちらも争い事や怒りの感情を嫌うので相性は良いが、相手の戦略が見えてしまう一面も● ママが「一人っ子」一人っ子ママも、自ら争いの火種はまかないので、争い事や怒りの感情を嫌う末っ子の気持ちがよく分かる子どもが「一人っ子」● ママが「長子」よく気がつく長子ママから見ると、まるで気が利かなく思える。お手伝いなどを通じて、「今の行動が助かったよ」と伝えて● ママが「中間子」ママの影響を受け、一人っ子であっても中間子らしい性格になるため、お互いにしっくりくる相性となる● ママが「二人きょうだいの下の子」サバイバル精神溢れるママからすると、マイペースな一人っ子は頼りなく、また怖がりに思いがちだが、子どものペースを信頼して● ママが「末っ子」上のきょうだいに気を使いながら生きてきた末っ子ママにとって、一人っ子の言動は率直過ぎて思いやりが足りないと感じることも● ママが「一人っ子」「一人っ子はわがまま」など、よくないイメージを聞かされて育ったママは、自分と似ないか心配しがち。一人っ子の良い面を見つめてお話を聞いたのは:中垣俊子さんなかがき・としこ/認定心理士。女性のためのカウンセラー「コルネット」主催。民間学童保育「アドラーこども学校」校長。著書に、生まれ順別の言葉掛けを紹介した「子どもとの信頼関係をきずく言葉かけトレーニング」(学事出版)、「子どもが伸びるいいわがまま心を荒らすわるいわがまま」(PHP研究所)など。illustrationSHIBATA Keiko
2019年01月10日大掃除、進んでいますか。わが家では毎年、子どもがいないスキに私が少しずつ掃除していましたが、上の子は来年小学校入学。掃除に慣れるよいきっかけなので、今年は大掃除に参加させました。お姉ちゃんのマネが好きな弟(4歳)も一緒にがんばります。まずは一番身近な風呂掃除からスタートまずは、いつもは濡れたら面倒だからとさせない風呂掃除にトライ。掃除用具が足りないとケンカになるので各自使えるように、ブラシ2つ、スポンジ2つを用意しました。私はブラシやスポンジに風呂用洗剤をつける係。掃除の様子を見守っていたところ、高い壁はお姉ちゃんで低い壁は弟、滑りやすい浴槽はお姉ちゃんで滑りにくいタイルは弟と、担当分け。掃除グッズも「ここが終わったら、次交換ね」と仲よく使いまわして、初めてのお風呂掃除は無事完了しました。私がお願いしていない壁も掃除してくれたことに感心!最後にシャワーの水で洗い流すことと、鏡棚の下のカビなど子どもたちが見落とした箇所の仕上げ掃除を私が担当しました。玄関は水で濡らした新聞紙ですっきり玄関は、毎日家族を見送り、迎える大切な場所。人目につく場所なので、きれいにしたいですよね。まずは、子どもたちが靴を玄関の外に出します。その後水に濡らして丸めた新聞紙を何個か敷いてホウキがけを。ホコリやゴミが新聞紙につくので、子どもでもホウキがけがしやすいですよ。子どもが使いやすいホウキとしておすすめなのが、100円ショップ「ダイソー」のホウキ。チリトリと別売りなのですが、合わせて200円でも買う価値はあります。腰を屈めず、テーマパークの清掃員のようにササッと使えます。今回は、上の子、下の子とホウキ、チリトリを使い分けていました。最後は自分たちの身のまわりのものを今までずっと、金曜日に持ち帰り、月曜日にはピカピカになっていた外履きと上履き。いつもは何気なく使っていたものも、今年の大掃除をきっかけにきれいにしてもらうことに。初めての靴洗いなので、私が事前に粗洗いして泥や砂などは落とし、洗濯石けんを全体につけました。小さなイス、水を張ったオケを準備して子どもたちを集合させます。使う道具は使い古しの歯ブラシ。物を大切に使いまわすことも伝えました。子どもたちは使い慣れた歯ブラシを楽しそうに動かし、初めてとは思えない仕上がりでした。大掃除の後に感想を聞くと娘は、「ドキドキしたけど、きれいになってうれしかった」とのこと。息子は「掃除大好き!またやりたい」と言って、その後も掃除を手伝うようになりました。今回の大掃除を通して、いつも使っている場所や物がきれいなのは当たり前ではないことに少し気づいた様子の子どもたち。イベント感覚で楽しみながらやれるので、おすすめですよ。<文・写真:フリーランス記者ふたえにじ>
2018年12月25日きょうだいの多い親としての悩みの種は「きょうだいゲンカ」。きょうだいだからこそケンカすることもありますね。友達とはケンカなんてめったにしないわが子たちも、家ではきょうだいという甘えもあって小さなケンカは絶えません。特に小さい時期やケガをしそうなときは、親が仲裁や注意をしていますが、最近のわが家では、親は話は聞くけれど「ノータッチ」をベースに対応しています。きょうだいケンカの仲裁は、年齢や年齢差にもよるので、わが家の場合のうまくいった対応を紹介します。3歳までの対応…落ち着くまで引き離す3歳までのきょうだいケンカはモノの取り合いが圧倒的に多かったのですが、そんな時に有効だったのが「気をそらす」こと。3歳以下同士の場合、落ち着くまで引き離すのが一番。どちらに味方することなく、まさしく「仲裁」ということで、「まぁまぁ、まぁまぁ、落ち着いて」と間に入ってなだめることが多いです。結果、子どももその方が安心するようです。幼稚園児時期の対応…状況の確認と解説幼稚園時期の子どもの場合、「状況を確認して、解説する」ようにしました。まずは子どもの話を聞きますが、うまく伝えられないことの方が多いです。細かいことは置いておいて、状況をざっくり把握したら、「こうだったんだね」と状況を確認し、その上で「相手は痛いんだよ、相手はほしいんだよ、相手はこうだと思うんだよ」と相手の思いを説明するようにしています。3歳以下と幼児の場合は、上の子にお兄さん、お姉さんとしての対応をお願いしてみることも多いです。まだ、下の子は幼稚園にも入れないくらい小さい子なんだということを説明します。幼児同士の場合も、年長と年少の場合は、下の子はまだ「幼稚園に入ったばかりの〇〇組さんなんだよ。〇〇組さんのほかのお友達だったら、そういうことしていいのかな」と「年齢差」があるということを特に上の子に自覚してもらうようにお願いしてみます。その時は納得できなくても、あとで「〇〇(下の子)ちゃんはまだ小さいもんね!」と思いやりの言葉や態度につながることもありますよ。小学生時期の対応…本人たちに任せる小学生になれば、わが家の場合「ノータッチ」が基本です。話は聞いて「アドバイスはする」けれど、仲裁や親の判断を告げるようなことはほぼありません。といっても、言い合いが多いので、「うるさい」と伝えることはありますが。幼児と小学生の場合は、幼稚園時代と同様、上の子に下の子はまだ小さいのだということを認識してもらいます。また、小学生同士の場合は学年は違っても「本人たちに任せる」ようにしています。それは、小学生になればすでにお互いに学年の違いを認識しているということに加えて、私自身が上の子で「お姉ちゃんだから我慢しなさい、お姉ちゃんが悪い!」とケンカは上の子が折れるべきという親の対応で傷ついてきた経験もあるからです。小さい時は差が激しく、上の子に譲歩してもらわないと仕方がないことも多くあります。だからこそ、下の子が小学生になったなら、両成敗もしくは、どっちの味方もせず、本人にお任せを貫いています。こうすることで、今のところ上の子は「いつも自分ばかり叱られている感」は持っていないようです。年の差による対応の違い1歳差の場合は対等な対応になることも多いでしょうが、2‐3歳差の場合、この子は下なんだという意識を持ってもらうことで、上の子にお兄さん、お姉さんな対応を「お願い」してみることが多いです。4‐5歳差の場合は、未就園児と小学生ほどに離れているので、やっぱり上の子を「諭す」ことになります。6歳以上の年の差の場合になると、ケンカというより「モノを取られて返してくれない」「いたずらされた」という上の子の被害の訴えが多くなります。わが家では、あらかじめ、きちんと下の子が届かないところに自分が管理するべき・配慮するべきと教えていますので、上の子への注意となります。もちろん下の子にも、「ダメなこと」として教えますよ。きょうだいケンカへの親の介入は、後々に子どもの心にわだかまりを残すようなこともあると思うので、わが家では必要最低限にしています。ママ友同士できょうだいゲンカについて話してみると、いろいろとナイスな対応を聞くことができるかもしれませんね。<文・写真:フリーランス記者小柳結生>
2018年12月15日専門家・プロ:かたおか まなみ小学2年生(みらい)と5年生(はるか)の女の子2人とパパに囲まれたまま子さんの毎日をつづる“すがおのまま子”。男の子が生まれて3人のママとなったまま子と子どもたちの日常は?一番手がかかる末っ子こうちゃんの世話で、まま子は手いっぱい。まだ2歳ですからね。みらいちゃん、ちょっとさみしかったのかな……。かたおかまなみ(かたおかまなみ)かたおかまなみ 画家・イラストレーター静岡県在住。児童、育児、教育に関する媒体向けイラストが多く、主な挿絵の作品に『ナツカのおばけ事件簿シリーズ(全14巻 以下続刊 斉藤洋 作/あかね書房)』がある。趣味は霊場巡りとヨガ、スパイスやハーブを日々使うこと。かたおかまなみWEB SITE
2018年11月20日ときに過酷なきょうだい育児さえも、爽快な笑いに変え、世のママたちに癒しと励ましを与え続ける人気コミックライターtomekkoさん。インスタグラムでは多くのフォロワーを持ち、ウーマンエキサイトでの連載 『笑いあり涙あり 男子3人育児』 も公開されるたび、大反響を得ています。そんなtomekkoさんのインスタグラムでの作品に描き下ろしイラストを加え書籍にまとめたのが、 『きょうだい観察記』 (赤ちゃんとママ社)。育児についてはもちろん、夫とのなれそめ、出産、母としてのtomekkoさんの想いをつづった大充実の1冊です。そこで今回は、ページをめくるたびに笑いがとまらず、そして心がじんわり癒されていく本書の魅力を思う存分皆さんにお届けしたいと思います。tomekkoさん神奈川県在住。現在6歳のおっとり長男と2歳のもっちり次男に加え、2018年5月に生まれた三男を育てる3兄弟の母。育児の合間にこそだて絵日記をインスタグラムに公開するや、多くのママたちから共感を呼び、いまやフォロワー16万人以上の人気コミックライター。■辛いも楽しいも全部つまった母の愛情日記現在、フリーのライター、イラストレーターとして活動するtomekkoさん。実は、上の子が3歳になるまでは、ワーキングマザーとして会社と保育園、自宅をあわただしく往復する日々を送っていたそう。毎朝なだめる余裕さえもなく、引きずるように息子を保育園にあずけ、毎日お迎えの時間にピリピリ…。子どもが体調を崩せば、自分主催の会議であっても途中退席して帰宅せざるを得ないという働くママならではの洗礼を浴び、心も体も常にギリギリラインだったと振り返ります。会社と家族、どちらにも罪悪感が増すなかで、tomekkoさんが大きな決断するきっかけとなったのが、息子の幼いながらの訴えと夫の一言。「幸せは電卓たたいても計算できない」夫の力強い言葉に背中を押され、tomekkoさんは会社を退職することを決断します。そして同時に、長年の夢だった「絵を描く」という道に進むことを心に決めるのです。育児記録を兼ねた趣味の育児日記は、あっという間に話題になり、今や人気コミックライターとして活躍するtomekkoさん。本書のなかにおさめられている作品では、何気ない育児の現場を圧倒的な笑いでもって描いています。しかし笑いと同時に感じるのが、母が子に向ける無限大の愛情。写真には残せないこの一瞬を切り取り、決して後戻りできない時間を大切に刻んでいく母の愛が本書の根底に流れているからこそ、なぜか読者の心もじんわりと温まるのです。■個性上等! 違いすぎる兄弟育児を楽しむ母の目線本書の主要人物として描かれるのが、“おっとり長男”と“もっちり次男”の2人の兄弟。全く異なる2人のキャラクターが各々の個性を全開に発揮し、ときに母を振り回す姿はきょうだい育児では、あるあるの場面なのかもしれません。しかし、本書の2人の場合、何よりそのキャラの立ち具合と対極さ加減がとにかくすごい!おっとり、慎重派のピュアボーイ長男くんと、豪快かつ食べることには果てしなく貪欲なビッグな次男。兄弟の性格が違いすぎると、単なる母の都合や主観でどちらかを正解・不正解でジャッジをしてしまいがちなのですが、tomekkoさんはひとあじ違う!2人の個性をフラットな目線で眺め、その違いさえもとことん楽しんでいるようにもみえるのです。兄弟に優劣をつけるのではなく、2人の持ち味を引き出し、それぞれを認める母の目線。ありあまるほどの個性を笑いで包み込み、思う存分わが子を描き切る母の筆力には、思わず心揺さぶられてしまうほど。そして、知らぬ間に備わっている“自分”という素質を自由にたずさえ、のびのびと成長していく長男次男2人の姿は、なんともたくましく、いとおしさすら感じます。■“ロマンチックが止まらない”乙女な長男くんとにかく発言がロマンチックで、その感性に乙女が宿っているかのような長男くん。ホタルを見ては、「お星さまでできてるのかなぁ?」とつぶやいてみたり、保育園の交流体験でおとずれた中学生のお姉さんに「好きなお月さまの形は何ですか?」と質問してみたり、本書内でも「おっとり長男語録」として数々の名言が紹介されています。なかでも、母乳の役割を終えた母のおっぱいに向けた長男くんの言葉。いや~、母にはしみる言葉ですね。もはや夫の口からも聞かれなくなる甘い言葉を発する長男くん、最高に癒されます。さらに本書におさめられた、豪快な弟くんにたまに悩まされながらも、兄として愛情を見せる2人のやりとりは、ほっこり心温まること間違いなしです!■わが道を行くビッグベビーな次男くん対して、食に貪欲な食欲魔人のもっちり次男くん。なにごとも体当たりで、踏まれても立ち上がるほどの圧倒的なたくましさが光る存在!母でさえも驚く、そのパワーと食欲は、とどまることを知らないレベルなのです。家族が食事中、食卓をくまなくチェックして、食べたいものを要求する”食卓監視員”と化したり、はたまたお友達がママにゼリーを食べさせてもらっている後ろに順番待ちのように並んでみたり…。コントのような次男くんの行動に、ページをめくるたび、大笑いさせられます。そんないつも前のめりで、行動の一つ一つがなんだか笑える次男くんのエピソードは、本書には目白押し。次男くんらしい独特な動きや行動は笑いを誘うものばかりですが、何より母tomekkoさんの視点や切り口が秀逸なのです。そんなとある日の次男くんを描いたイラスト。シュールすぎて、もう笑うしかないですよね。まさかの「極妻」切り口。パジャマや腹巻、おもちゃの包丁が微妙なバランスで、“ちっさい極妻”を作り出している様がなんとも滑稽に描かれています。そのほかにも、長男を抱っこしていると近づいて円陣を組みに来たり、持ち主の兄がいない間に大事なおもちゃの剣の刃先をこっそりなめる必殺仕事人風の姿などなど、ここではご紹介しきれない珍エピソードが本書では思う存分楽しめます。■大変な分だけ幸せをかみしめられるのも母の特権きれいごとだけでは語れないのが、育児。子どもとの日常に幸せを感じつつも、同時に一筋縄ではいかない育児に落ち込んだり、ぐったり疲れてしまうことだってあります。本書のなかの母tomekkoさんも、数々の事件に巻き込まれ(?)ながらも、怒涛のような毎日を必死で乗り越えていく姿が育児をするママたちにとっては、共感を覚えるもの。大変すぎて、いちいちすべてを記憶できないくらい日々色んな事件が勃発するのですが、その苦労の裏には、母ならではの幸せがたくさんつまっています。そんな母のうれしい悲鳴を描いた一枚がこちら。何をしていても、どこにいても、常にママを求めてやってくる子どもたち。“始終からだのどこかに子どもの存在を感じる”とtomekkoさんが表現するように、わが身の一部と化したようなわが子の存在に悩まされつつ、幸せを感じるのも母の特権でもありますよね。本書は、母が日々かみしめる幸せを大切に拾い集め、笑いとともに贈る子どもの成長日記。どの家庭でも起こっているような一見当たり前な育児の光景のなかには、笑顔や幸せをもたらしてくれる大切な宝物がたくさんちりばめられているということに思わず気付かせてくれるような一冊なのです。■tomekkoさんからのスペシャルコメント『きょうだい観察手帳』で待望の書籍化を果たしたtomekkoさん。現在のお気持ちやその後の子育てについて伺いました。この本が世に出た後、わが家は家族としての大きな節目を迎えました。三男の誕生です。可愛くて癒されて…赤ちゃんのお世話はたまらなく幸せ。だけど、それに伴い今まで以上にインスタ映えしない…どころか、目も当てられないドタバタな日々を怒涛のように駆け抜けております。平日の夕方なんてもう、自分がもう1人か2人、なんとかして細胞分裂できないかと切に願うほど。3人全員泣いたり怒ったり大騒ぎで、もうこのまま泡吹いて卒倒するんじゃないかという瞬間が何度もあります。それでも意外にも前向きに毎日が楽しいと思えているのは、やっぱり育児絵日記を描いて、そしてそれをたくさんの方に見ていただいて笑ったり共感したりしてもらえているからです。三男のお世話をしていると、よく「あぁ、次男もこれやってたな。絵日記にはあんな風に描いたな…」と嬉しく振り返ることがあります。同時に、「長男の時はどうだったかな、あぁ、長男が生まれた時から描いていたら良かったなぁ!」と悔しくもなります。単純に時間が経って覚えていないだけではなく、毎日山のように撮り続けていた写真よりも、ワタシの場合は実際の様子を自分のフィルターを通して絵にした方がしっかりと心に焼き付いているんですね。楽しいこと、可愛かった様子はもちろん、時には失敗談や育児の愚痴、悩みなど、ちょっと時間を置いて描き出すとなぜか笑いに変えられる育児絵日記は、ワタシの心の支えです。将来の子どもたちというよりも、むしろ彼らが子育てする立場になった時にこそ、パートナーといっしょに読んでもらいたい、なんて思いながら描きためています。おっとり、もっちりときて、今のところ「すっきり」な三男の登場も増えてきたわが家の日常風景を、これからも楽しんで見守っていただけたら嬉しいです。 『おっとり長男 もっちり次男 きょうだい観察手帳』 tomekko著(赤ちゃんとママ社)1,000円(税抜)Instagrmで16万人以上のフォロワーをもつ、tomekkoさんの人気の育児絵日記が待望の書籍化! ! 主人公は、5歳のおっとり長男と1歳のもっちり次男。真逆な性格のきょうだいが繰り広げる日常を、母であるtomekkoさん目線で描いた、たまらなく愛しい日々の観察記です。コラムやマンガ、絵日記レッスンなど今回の書籍のためだけに描き下ろしたイラストもたっぷり収録しています。●tomekkoさんのInstagram: @tomekomet ●tomekkoさんのブログ: tomekkoの凸凹(でこぼこ)きょうだい観察記 ●tomekkoさんのウーマンエキサイトの連載: 『笑いあり涙あり 男子3人育児』
2018年11月16日神奈川県内の2世帯住宅で母(89)と3歳上の兄と暮らす新田恵利さん(50)。1階は母と兄の居室、2・3階は新田さん夫婦のスペース。もともとは母と夫婦の3人で暮らしていたところ、’14年9月、骨粗しょう症だった母が背骨を圧迫骨折したことがきっかけで介護が始まった。「入院して10日ぐらい過ぎてから、幻覚や錯覚を見る『せん妄』の症状が出たので、このまま病院に寝かせたままではいけないと退院。すぐに、役所の福祉課を訪問すると、地域包括支援センターに相談するように指示されました。30分後にはスタッフが来て、介護用のベッドなどの手配をしてくれました」(新田さん・以下同)母は要介護4。すぐに受け入れてくれるデイサービスはなく、訪問リハビリなどのプランを立ててもらったが、1人では限界がある。そこで、当時離れて暮らす兄に相談すると、同居を受け入れてくれたという。「働いていた飲食店をやめて私の家の近くで仕事をみつけて、一緒に母の面倒をみてもらっています。母の体調もよくなり要介護3まで改善し、車いすなら1人でトイレに行けるようになりました」きょうだいで話し合うとき、ある程度、役割を分担したほうがうまくいくと語る。「病院の主治医やケアマネジャーさんと、どんな介護サービスを利用するのかといったことなどを相談する“キーパーソン”は兄に任せるようにしました。月1度のケアマネジャーさんとの面談や通院も兄にお願いしています。その代わり私は兄が仕事に出かけている夕方までにはなるべく帰宅して食事を作る。このほかにも、母の介護に関する金銭的なことも負担しています。役割を分担したおかげで、仕事を続けていられるのだと思います」お互いを尊重し、相手のやり方に口出ししないのが、介護を長続きさせるコツという。「兄も私も自分のペースで介護をし、適度に息抜きもしています。母を無事に看取るまで、このままきょうだいで力を合わせて在宅で介護を続けていきたいと思っています」
2018年10月27日歌手で俳優の横山だいすけ(35)が24日、自身のブログを更新し、“プチギックリ腰”になったことを報告した。横山は「ビキッビキーーーッ」と題して更新。「みんなーーーーーげんきーーーーー!!!??」とおなじみの挨拶をしてから、「だいすけお兄さんは…プチギックリ腰~!」と明かした。続けて、「ふふふ…明け方のトイレで、ビキーーーッ!!と来ましたよ…」と当時の状況を説明し、「プチでよかった…まだ動ける笑」「今日はロボットのような動きかもしれませんが、たのしんで行きたいと思います!」とつづり、ガッツポーズ写真を公開した。ファンからは「しんぱい…」「悪化しませんように」「お仕事終わったら、安静にゆっくり過ごしてくださいね」「無理しないで下さいね」「プチでも辛いですよねー!」「お大事に…」「プチでも無理しないで」「届け~元気パワーーーーーーーー」と心配する声などが寄せられている。
2018年10月24日発達障害のある子と定型発達の子の子育ては、天と地ほどの差がある私は息子が生まれてすぐに、発達障害のある子どもと定型発達の子どもの子育てには天と地ほどの差があると知りました。・抱っこしても海老反りせず身を任せてくる・発語のない0歳の時でもこちらの言っていることは解っている・長時間泣かない・外出時、自ら手を握ってくる定型発達の子どもを育てている親御さんには当たり前のことでも、1人目の子どもが発達障害だった私にはすべてが新鮮でした。そして「世間一般の人が体験する子どもの夜泣きや迷子、発語の遅さはこの程度なのか。何て楽なんだろう」と感じたものでした。まだ小さいのに、気遣いができるなんて!息子にとって「お姉ちゃん」は生まれたときから「傍にいて当たり前」の存在でした。小さいころはゲームの取り合いなどで喧嘩もよくしましたが、自分より知識があり色々なことを教えてくれる姉を尊敬していました。息子が小学校に上がったころからでしょうか、娘が近くに来ると、それまで私の横に座っていた息子が遠い席に移動するようになりました。後で理由を聞くと、「僕とお母さんが仲良くしているとお姉ちゃんが寂しく思っちゃうから」と言いました。小学校低学年なのにそんな気遣いをするものなのかと、驚いたものです。息子8歳、高校生の娘は反抗期真っ盛り娘が高校生だったころ、何を言っても全否定!という時期がありました。いつものように、私と娘がバトルをしていたときのこと。息子が険悪な母娘の横で、お笑い番組をつけたのです。Upload By 荒木まち子息子がテレビをつけたことで、娘は気持ちの転換ができ、落ち着いたのでした。息子に話を聞くと…Upload By 荒木まち子息子10歳、深刻そうな顔をして…息子が深刻そうな顔をして、話しかけてきました。息子「今日、学校で友達が『障害者ってウザいよね』って言ったんだ。その言葉がすごく嫌だったんだけど、俺そのとき、黙っちゃったんだ」私「そうなんだ」息子「ムキになって『そんなことない』って言うのもどうかと思ってさ。でも友達のその言葉が心に突き刺さってホント嫌な気持ちになったんだ」私「うん、その気持ち分かるよ」息子「…お姉ちゃんってさ、障害あるんだよね?検査とかしてるの?」私「発達検査のこと?しているよ」息子「してたんだ。診断名は何?」私「自閉症だよ」息子「ふうん、自閉症か。俺、実は本とかで調べたんだ。いつからそうなの?」私「生まれたときからだよ。小さいころから周りの子と違うと感じてたんだ」息子「へぇ、お母さんは分かってたんだ?俺、ずっと気づかなかったよ。何が原因なの?」私「脳の伝達機能の問題らしいけど、まだはっきりとは解明されていないんだよ」息子は娘が病院に通っていることを知っていましたし、私が娘と進路や将来のことなどを話すのを聞いていました。でも生まれてからずっと一緒に暮らしてきた彼は・計算は苦手だけど絵が得意・本が好きで色々なことを知っている・泣いたり怒ったりもするけど、一緒に笑ったり冗談を言い合える・不器用だけどサボらず真面目・寂しがり屋で優しいという“個性”を持つ姉として彼女を受け入れていました。成長するにつれ、姉が自分や周りの友達と違うことに気づき始めた息子は、内緒で図書館やネットで姉の症状について調べたのでしょう。思春期の入り口に立った息子に私は息子の話を聞き彼の気持ちを受け止めます。質問に答えます。でも私は娘に関することについて「息子にはこうして欲しい」などの要望は言わないようにしています。なので、この日私は息子に「5、6年になると、そういうこと口にする子もいるよね」「それってどうなんだろうね」とだけ言いました。初めての発達障害児の子育ては分からない事ばかりです。それは、きょうだい児の子育ても同じです。私がしていることが正しいのかは分かりません。先日私は会話の中で息子にあるヒントを出しました。「私が『障害者の親の会』に参加しているのは知ってるでしょ?そこで私は経験した人にしか分からない悩みや情報を共有したり、笑い話をしたりして元気をもらっているんだ。世の中には他にも『認知症の親を持つ子の会』とか『がんの当事者会』とかいろいろな会があるんだけど『きょうだい児の会』っていうのもあるんだよ」障害がある子の親がそうであるように、きょうだい児にはきょうだい児にしか分からない悩みや苦労があるはず。苦しくなったり、壁にぶち当たったり、一人で抱え込めなくなったとき。そこに足を運べばきっと気持ちが楽になる、そんな場所があるんだよ、と。これから本格的な思春期を迎える息子の悩みが少しでも軽くなれば良いな、という願いを込めて。
2018年10月19日「発達障害の子に手がかかって、きょうだいに我慢を強いているのではないか?」「障害のあるなしに関わらず、きょうだいで平等に扱わなければいけないのに、それができてない」など。発達障害児と健常児のきょうだいを持つお母さんで、健常児のきょうだいとの関係に悩んでいるお話を時々耳に挟みます。発達障害児の子育てでは、発達障害児とお母さんにスポットが当たることが多いのですが、最も近しい存在である、発達障害児のきょうだいはどう感じているのか? また、きょうだいへの対応はどうしたらいいのか?きょうだい児(=病気や障害を持った子のきょうだいのこと)について考えるべく、法人マーブル代表・国沢真弓さんにお話をうかがいました。国沢さんは、健常児の娘と自閉症の息子、2人のお子さんのお母さんでもあり、ご自身の経験やさまざまな相談事例をもとにお話してくださいました。■発達障害児よりも難しい?「きょうだい児の対応」――今回は、発達障害児への対応法ではなく、発達障害児をきょうだいに持つ、きょうだい児の対応法についてお伺いしたいと思います。国沢真弓さん(以下、国沢さん):発達障害児については、その子の特性がわかれば、ある程度、接し方のコツを学ぶこともできるのですが、きょうだい児の場合はそう簡単にはいきません。きょうだい児のタイプ、発達障害児のタイプ、きょうだい児の性別・順序・年齢差・人数、友人関係、両親の性格、家庭環境などで対応もガラリと変わるので、むしろ、発達障害児への対応よりも難しさがあるかもしれません。どんなお子さんにも効く「魔法の杖」のような回答はないという前提で、私の経験や相談事例などをもとにお話させていただければと思います。――本当、その通りだと思います。ただ、それでも、きょうだい児について共通に浮かび上がってくる課題のようなものがあるようにも感じます。例えば、私の周囲では「発達障害児に手がかかり、きょうだい児に我慢を強いてしまっているのでは?」と、お母さんがきょうだい児に罪悪感を持ってしまうことが多いように感じています。国沢さん:そのように感じてしまうお母さんは多いと思います。こういうお悩みは、きっと専門家に相談すると、「きょうだい児とだけの時間を持つようにしてください」とか「きょうだい児に『あなたのこともちゃんと見ているよ』というメッセージをしっかり伝えてください」などとアドバイスをされると思います。もちろん、そのアドバイスは正しいですし、私も同じように思います。ただ、お母さんの立場を考えると、少し心配な思いもあります。――心配な思いというのは?国沢さん:お母さんの課題がどんどん山積みになってしまうという点です。発達障害児の子育てだけでも、専門家などから「こうした方が良い」という課題で日々大変なのに、きょうだい児の子育てまで専門家からアドバイスをもらうことで、山積みの課題を前に疲れ果ててしまう…。「そうした方が良い」と頭ではわかっていても、お母さんも一日24時間しかない。これは私も経験ずみなのでよくわかるのですが(苦笑)、「あれもやらなくちゃ、これもやらなくちゃ」と奮闘し過ぎて、燃え尽きてしまうお母さんも少なくないのです。――確かに、日々の忙しい暮らしの中で、専門家のアドバイスを忠実に実践していくのはなかなか簡単ではありませんよね。国沢さん:たとえ時間が取れなくても、「あなたの〇〇なところがすごい良いと思うよ」とか「いつも〇〇してくれてありがとう。すごく助かっているよ」などと、きょうだい児の存在意義や感謝の気持ちを言葉や態度で伝えることだけでもずいぶん違ってくると思います。また、「ママが時間とれたらどこに行きたい?」と、きょうだい児の希望を3つくらい聞いて書きとめておき、時間がある時に実践するのもおすすめです。この時、書きとめておく姿をきょうだい児に見せることがポイント。お母さんは聞き流さず、ちゃんと気にしていることが伝わると思います。そして、お母さんの「時間」と「気力」と「経済面」などがすべてOKになった時に、「ずっと待たせてごめんね! 今日この3つの中で〇〇だったら行けるかも!」と誘ってみてはどうでしょう?――課題の山に追いたてられるのではなく、「時間がある時に実践する」くらいのゆるさが必要ということですね?国沢さん:きょうだい児のケアはもちろん必要ですが、お母さんが余裕のないなか無理して時間を取ると、敏感なきょうだい児は「お母さん、本当に楽しんでいるのかな?」「休みたいんじゃないのかな?」と気にしてしまう子もいるようです。きょうだい児のケアと同じく、お母さん自身も「自分の時間」をとって、自分をケアし、ねぎらってあげることも必要です。そして、そのことに罪悪感を持たないこと! 頑張っている自分にご褒美をあげるつもりでいいと思いますよ(笑)。また、最初は難しいかもしれませんが、障害がわかってから何年か経っていくと、専門家や周囲のアドバイスのいいとこ取りができるようになり、自然ときょうだい児との時間も取りやすくなってくると思います。そして、きょうだい児もいろいろな意味で成長して、また違った関係性になっていくのだと思います。■きょうだいの発達障害「友だちにからかわれた」親はどうする?――国沢さんは自閉症の息子さんの5歳上に健常のお姉さん(現在は成人)がいますが、お姉さんが子どもの頃はどんな風に感じていたのでしょう?国沢さん:今回、きょうだい児の取材を受けるうえで、娘の意見も聞いてみました。娘によると、そもそも「きょうだい児に我慢させている」なんて思わないでほしいとのこと。そう思われるのは、自分の存在が負担になっているようでイヤだと言われました。――お母さんが罪悪感を持つこと自体が、子どもにとって負担になるということですね?国沢さん:娘が8歳の頃、よその人から「お姉ちゃんは弟君に障害があって大変だね。お姉ちゃんはいっぱい我慢していてえらいね」と言われたことがあります。その時、娘は「我慢しているとか、そういう言い方はしないでください。私はかわいそうな子じゃないから」と言って、相手をドン引きさせたことがあります(汗)。きっと、相手は親切心から言ってくださったのだと思いますが、娘にとって、こういった言われ方は、自分が哀れに思われているようで、イヤだったそうです。――頼もしいですね(笑)。そんなしっかり者のお姉ちゃんでも、つらかった時はあったのでしょうか?国沢さん:娘が子どもの頃、一番つらかったのは、弟がパニックになっている時だったそうです。お父さんとお母さんが弟のパニックをおさめるために集中していて、周囲の人が冷たい目で見ているのに、自分はなにもできずに傍観者となっている時。成長して、一緒に弟のパニックを抑える側になってからは、楽になったと言っていました。ちなみに、娘の方が息子のパニックを収めるのは、私より上手かもしれません(笑)。社会人になった娘は今、「弟のおかげで、私はリスク管理能力が半端ないほど身についた」と自負していましたよ。強い…(笑)。――自分が協力者側になってから、つらい思いがなくなったのですね?国沢さん:きょうだい児について、たくさんの相談を受けてきた中で感じたことがあります。きょうだい児には、私の娘と同様、気持ちが強いタイプと、ナイーブなタイプと、2パターンあるということです。ナイーブなお子さんの場合、例えば、発達障害児のきょうだいのことを、お友だちにからかわれたことがきっかけになり、学校に行きづらくなったり…。あるいは、「お母さんに甘えたい」という思いを伝えられず悩んでいたことが、あとでわかる…といった相談もよく聞きます。――発達障害児のきょうだいのことをお友だちにからかわれてしまった時などは、親はどう対処したらいいのでしょう?国沢さん:娘も、学校でお友だちに弟のことをからかわれて、泣いて帰ってきたことがあります。入学式のシーンとした状況で、弟が大きな声で歌ってしまって、お友だちから「おまえの弟うるさかった」と言われてしまって。私の場合は、その日の夕方、娘の担任の先生にお話しに行きました。先生への伝え方で気をつけたのは、まず、お友だちが言ったことは事実なので、その子を責めるつもりではないということ。ただ、セレモニーなどで緊張すると大きな声を出してしまう子がいるということ、また、たとえ事実だとしても指摘されるときょうだい児は悲しく思うこともある、ということをわかってもらえたら…と伝えました。――わが子を守るためと思うと、親はついヒートアップしてしまいがちですが、非常に冷静であたたかい対応ですね。国沢さん:余談ですが、娘が泣いたのは、言い返せなかった自分に腹が立ったからだそうです。その後も、同じ学校の支援学級にいる弟のことで、時々からかわれることがあったようですが、たくましく言い返していましたよ(笑)。――頼もしいですね(笑)。でも、お姉ちゃんのように言い返すことができない子はどうしたらいいのでしょう?国沢さん:ひとつの方法として、「きょうだい児の会(きょうだい児を支援するための団体)」に参加してみることをおすすめします。同じような立場のきょうだい児と出会って話をすることで、なんらかの解決法が見えてくるかもしれません。「自分だけじゃない」と孤立感を減らしたり、「自分の気持ちを素直に言っていいんだ」と思えるようになったり、そういった経験の中で「感情表現」のスキルを磨いたり、日常生活の工夫を学んだり…そうしているうちにプクプクと浮上してくる子もいます。また、障害児がいると普段は行きにくいようなアミューズメントパークなどに連れて行ってもらうなど、きょうだい児の体験不足を補う活動をしているところもあります。■発達障害児のこと「きょうだい児になんと説明したらいい?」――きょうだい児が小学生くらいになると、自分のきょうだい(発達障害児)について疑問に思うことも出てくると思うのですが、親はどう説明したらいいのでしょう?国沢さん:わが家には子ども向けの専門書もたくさんあったのですが、そういった学説が文字で書かれたものより、娘は、『光とともに…』(自閉症児の育児を描いた漫画。全15巻。戸部けいこ著/秋田書店)という漫画が一番わかりやすかったと言っていました。ヒカル君という人物像や日常生活での困りごと、パニック時の突飛な行動、お父さんとお母さんの苦労、周囲の人たちの言動など、発達障害の特徴を抽出して説明するような専門書と違い、発達障害児を取り巻く生活全般がつかめて、すごくわかりやすかったみたいです。また、小さい頃は、発達障害児の苦手な部分だけではなく、得意な部分とセットで伝えていくと、悪いイメージだけに引っ張られないと思います。ついでに、「あなたもここは得意だけど、ここはちょっと苦手だよね」などと、みんな同じように凸凹があるということを認識してもらう。そして、「その困りごとを少なくするために、今、療育で練習しているんだよ」と、なにもしてないわけではないことも伝えると、「お母さんも、〇〇も頑張っているんだな」と感じてもらえると思います。――程度の差はあれど、誰もが凹凸を抱えていることは知っておいてほしいですね。国沢さん:きょうだいに発達障害児がいるのは、大変なことも多いかもしれません。ですが、娘を見ていると、大変なことだけではなく、良い面もあると感じています。きょうだい児は親よりずっと小さい頃から、発達障害児と一緒に育ちます。きっと親以上に、多様な「価値観」や「対処の力」が育まれるでしょう。また、障害にとらわれずに人を見ることができたり、自分のきょうだいだけでなく、ほかの障害を持つ人たちにも寛容な心が育ったり…。それは「効率」や「生産性」ばかりが優先されがちの今の世の中で、とても大切なことだと思います。わが家にも、国沢さんと同じきょうだい構成の、きょうだい児がいます。娘が成長していく中で、弟の障害をどう受け止め、自分との関係を整理し対応していくか、そして困難をプラスに変えていける心を育てるために、親として家族として何ができるか、模索し続けたいと思います。国沢真弓さん プロフィールフリーアナウンサー、自閉症スペクトラム支援士、一般社団法人 「発達障がいファミリーサポートMarble」 代表理事<役職>ペアレント・メンター、三鷹市相談支援事業「ママサロン」相談員 、三鷹市知的障害者相談員、三鷹市発達障害児親の会「モンブランの会」会長、社会福祉法人「清陽会」評議員、社会福祉法人「みたか福祉会」評議員、児童発達支援施設「すこっぷ」家族支援アドバイザー、「三鷹市教育支援推進委員会」委員、「三鷹市社会福祉協議会」地域支援部会長。<経歴>都立新宿高校、聖心女子大学文学部歴史社会学科を卒業。富士通株式会社を3年勤務後、アナウンサーに転向。NHKテレビ「きょうの料理」「婦人百科」等の進行を約10年務めたほか、多数のテレビ・ラジオ番組に出演。海外特派員、番組企画構成も担当。ナレーション・司会は各500回以上務め、厚生労働省主催「世界自閉症啓発デイシンポジウム」の総合司会を毎春担当。「3歳までの子育ての裏ワザ」「こんな時どうする?子どもの友達・親同士」(PHP出版)など共著多数。<現在の活動>一般社団法人「発達障がいファミリーサポートMarble」代表理事として、「発達障害」や「伝える力UP」といったテーマでの講演を、全国で行っている。また、「ペアレントメンター」として保護者や支援者の相談に応じるほか、障害児の家族が気軽に参加できるイベントやお喋り会の開催等を行い、家族の元気を応援している。(詳しくはホームページをご覧ください)。取材・文/まちとこ出版社N
2018年10月02日広汎性発達障害の娘と弟の関係が変わってきた!広汎性発達障害の娘に弟ができて、もうすぐ2年が経とうとしています。生まれた当初は、ひたすら泣く息子と、赤ちゃんの泣き声が苦手な娘の間で、頭を抱えることもありました。しかし、その泣き声にも娘はすっかり慣れ、弟を気にかける優しい姉になってくれました。ところが今、そんな2人の関係が、ちょっと変わってきたのです。Upload By SAKURA仲良し姉弟で穏やかな日々…と言いたいところですが、現在、7歳と1歳という歳の差姉弟の娘と息子は、毎日バトルを繰り広げるようになってきました。Upload By SAKURA「私はお姉ちゃんだから…」我慢する娘にアドバイス温厚な娘とは違い、息子は気性が荒く、とにかくやんちゃ。おまけにイヤイヤ期も重なって、親である私たちも手がつけられません。発語もどんどん出て、姉に対し、ガンガン攻める…。そんな弟に姉は、言われっぱなし、やられっぱなし。気が優しい娘は「赤ちゃんだから仕方ない」と息子のわがままに耐えていました。Upload By SAKURAそんな我慢をし続ける娘に私は、「そんなに我慢しなくていいんだよ。」と言いました。Upload By SAKURA分かりやすく言い返さないと、幼い弟には伝わらない!「我慢しなくていい」と私が話してから、娘は息子に言い返すようになりました。元々自己主張が苦手な娘。しかも、相手は1歳児。自己主張、言い分も分かりやすく言わなければ、伝わりません。「自分が思うことを、相手に伝わるように話す」ということが苦手な娘ですが、必死に身振り手振りで、弟に伝えようとしています。自己主張の塊のような息子に立ち向かう姿は、以前の娘からは想像できないものでした。Upload By SAKURAけんかの技術から学んで欲しい!?コミュニケーション実は、息子が生まれて、私が期待していたことの一つが、「姉弟間の喧嘩」でした。もちろん姉弟の仲がいいに越したことはないのですが、喧嘩も大事。喧嘩の中には、お互い学ぶことがたくさんあるはずです。自己主張、譲り合い、我慢、協調…娘の課題であるコミュニケーションが山ほど。娘は、毎日の喧嘩の中で、知らず知らずのうちに学んでいるのです。Upload By SAKURA仲良し姉弟だから…けんかの相乗効果、期待してます♡嫌だと思ったことを伝えるようになった娘ですが、弟のことは大好き。理不尽な態度を取られても、たびたびバトルを繰り返しても、弟のためを思って行動してくれる優しい姉です。わがまま極まりないイヤイヤ期の息子も、なんだかんだ言って姉が大好き。姉と同じものを望み、いつも姉の言葉や行動を真似します。お互いに大好きなのです。Upload By SAKURAこれから、二人の関係がどうなっていくかわかりませんが、成長の相乗効果を期待しつつ、親として姉弟喧嘩を見守っていきたいと思います。
2018年09月26日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「両親の教えに縛られてきた人生にむなしさを感じている」という、たいようさん(33歳・主婦)に、心屋塾認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■たいようさんのお悩み私は妹弟のいる長子です。幼い頃から、両親から口癖にように言われてきたのは「妹弟と仲良くしろ。血の繋がった家族なんだから大切にしろ」でした。両親は「子どもは皆、平等に育てる」と言い、長子だからといって優遇や優先をされたことはありません。しかし自分が2人の子を育てる親になった今、幼い頃の親の教えに対してさまざまな疑問が出てきました。そしてそれが、これまでずっとふたをしてきた自分の気持ちなのだと気づき始めました。「平等に育てる」と言われ続けてきたものの、実際には下の子優先で、不公平感が満載だったこと。私の習い事希望は通らなかったのに、妹弟には習い事をさせていたこと。親に意見することは許されず、なにかあっても我慢してきたこと。「しょうがない、これでいいんだ。親も大変だから」という思考の癖が根深く身についていること。ずっと親の顔色をうかがいながらビクビクして生きてきたこと。怒られるのが嫌で「ほめられよう、いい子でいよう」と生きてきたこと。常に誰かの視線を気にして、本心を吐き出したことがないこと…等々。それらを思い出し、「これまでの自分の人生はなんだったのだろう」というむなしさで心が埋め尽くされ、涙が止まらなくなってしまいます。家族といると神経が張りつめ、その場を楽しめず、常に気をつかっている自分に気づき、今は距離を置いています。それで心は軽く晴れているのに、時々モヤモヤとした気持ちに心が支配され、また、幼少期の出来事を思い出しては涙が止まらなくなってしまいます。こうした幼少期の出来事をどのように整理したらいいのでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の大竹公子さんよりたいようさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。「時々モヤモヤとした気持ちに心が支配され、また、幼少期の出来事を思い出しては涙が止まらなくなってしまいます」とのこと。それはつらいですね。私も妹のいる長子で、たいようさんと心情や思考の癖がとても似ていたので、思わずペンを取らせていただきました。涙が止まらなくなるということは、まだまだ子どもの頃のたいようさんが悲しんでいらっしゃる、ということだと思います。その子を癒やしてあげるところから始めていきましょう。ご自宅など、どこかひとりきりになれる場所で、以下のようなイメージワークをしてみることをおすすめします。イメージワーク1:目の前にイスやクッションを置き、その上に子どもの頃のたいようさん(以下「子どもたいようさん」と表現します)が座っているところを想像してみてください。その「子どもたいようさん」は、親に習い事をしたいといってもダメだと言われたとき。自分の習い事の希望が通らなかったのに、妹弟は習い事をさせてもらえてて悲しかったときのたいようさんです。それは、何歳頃でしたか?次に、その頃の自分自身を思い出してみてください。どんな気持ちで、どんな表情をして、どんな洋服を着て、どんな態度をしているでしょうか。それを、「子どもたいようさん」に具体的に投影して、思い浮かべてみてください。そして、そのときの「子どもたいようさん」が本当に言いたかったことを、想像の中で聞いてあげましょう。例えば「私も習い事をしたかったのに!」「なんで私の話は聞いてくれないの?」「下の子優先で、悲しい!」等々。どんなことを言いたかったのでしょうか? たくさんたくさん、聞いてあげてください。イメージワーク2:「子どもたいようさん」の話を聞き終えたら、今度はそのイスやクッションに、今現在の自分(以下「大人たいようさん」と表現します)が実際に座ってみます。座ったら、「大人たいようさん」は「子どもたいようさん」になったつもりで、「子どもたいようさん」と同じ表情をしてみてください。それから、目の前にそれを言いたかった相手、つまり両親が立っていると想像してください。その相手に対し、「子どもたいようさん」になりきって「あのとき言いたかったこと・出したかった感情」を言葉や態度で出してみましょう。これらのワークをやってみて、どんな気分になりましたか?心屋塾には「言えたら癒える」という言葉があります。これは、昔抑えていた本音を口に出して言ってみると、心が癒される…ということをさします。「親も大変だったんだから仕方がない」という思考で、無理やり自分の気持ちを押さえつけようとしないでくださいね。まずは最初に、「子どもたいようさん」の気持ちをとことん出してあげること。そうすると、無理やりではなく、自然と「親も仕方なかったんだなぁ」という気持ちになっていくことが期待できます。そうした気持ちに達することができれば、幼少期の出来事に対するモヤモヤした感情を終了させることができ、「親も自分と同じ不完全な人間である」ということが、スッと腑(ふ)に落ちてくるかと思います。不完全な人間の言動は、「自分の価値」とは全く関係がありません。誰からどんな言動をされようとも(それが親からだとしても)、たいようさんは変わらず価値ある人間で、ありのままのたいようさんでいいのです。今までたくさんたくさん我慢されてきて、しんどかっただろうと思います。だからこそ、もう終わらせてあげましょう。幼少期の悲しかった気持ち、つらかった気持ち、寂しかった気持ち、悔しかった気持ち。全部全部、外に出して、終わらせてしまいましょう。そして自分の人生を生きましょう。だってあなたには、それだけの価値が十分にあるのですから。たいようさんを心から応援しています! ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月25日食後のデザートにリンゴを出した日のこと。小分けにせず大皿に盛って出しました。おいしそうに食べる子ども達。あっという間にお皿が空になったのですが、そこで長女が一言。人数分ちゃんと数えて出したはずなのに、なぜか長女の分がひとつ足りません。おかしい…。もしかして…。ある程度見当がついていた私は、早速三男に質問しました。食べていないと言い張る三男。指折り数えたその手には…しっかりと4本の指が(笑)その後、兄たちの目撃情報により、三男がひとつ多く食べたことが判明しました。
2018年09月19日こんにちは。トイトレ次男のオムツをビッグより大きいサイズで買うかすごい迷っているtomekkoです。以前お伝えしたように、三男の登場に対して次男の赤ちゃん返りは意外に穏やかで、赤ちゃん/お兄ちゃんスイッチの唐突な切り替えに大人が翻弄(ほんろう)されるにとどまっています。その要因は、実は長男のおかげなんです。■次男が母に甘えられないときの一番のよりどころ4歳離れているわりに、長男と次男はいつも一緒に遊んでいて、喧嘩もしょっちゅうだけどなんだかんだで次男はいつも長男にまとわりついているし、見ていても大好きなのが伝わってきます。手伝いにきてくれる両家のおばあちゃんへも上手に使い分けて甘える次男ですが、母に甘えられない時の一番のよりどころになっているのは、長男のようです。とてもありがたいことですが、ワタシは実はちょっとこの2人の様子を見ていて気になることがありました。■長男と次男のくだらない喧嘩をやめさせるには?子どもの4歳差って身体的にも精神的にも結構な差があると思います。でも、この2人、実質2歳差ぐらいの感じで、同じおもちゃを、それも次男ぐらいが対象年齢のものを本気で取り合っていたりするんです。男の子は比較的精神年齢も低めとは聞いているけれど、それにしても小学1年生の遊び方ではないような、ちょっと幼すぎるのでは? と心配していました。ただ、「お兄ちゃんだから譲ってあげなさい」「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」このセリフだけは言うまい、と心に決めていたので、じゃあこの頻繁に起きるくだらない喧嘩をどうやめさせたら良いか…と考えて、こんな声かけをしてみました。案外すんなり納得した様子の長男、すぐに次男の元へ言って何事か言い聞かせています。そしてどうやら決まったらしいルールがこちら。「順番に遊び、待っている間は後ろで踊る」ちょっと待って。そんなくだらないルールに次男が乗るわけ…乗ったぁーーー!!しかもめっちゃ楽しそうーーーー!!一本取られた気分でした。きっかけさえ投げかければ、兄のアイデアで子ども同士で上手に折り合いをつけることができました。このやり方、毎回うまくフィットするわけではないので、もちろん喧嘩はゼロにはなりません。でも長男が「お兄ちゃんだから」をポジティブな意味で捉え、自分が主導してコトをうまく運ぶことで自信もつけていく、といういい流れができそうなので、ときどきここぞというところで声かけをするようにしています。ところで、別の日にこの二人が遊ぶ様子を見たママ友から「長男くん、ちゃんと次男くんに合わせて遊んであげてて優しいねぇ」と言ってもらって、自分のひねくれた見方にも気づくことができました。事実はどうかはわかりません。本当に長男が幼くて2歳児と同レベルで遊んでいるだけかもしれないし、もしかしたらママ友の言うように次男にできる遊びを見極めて付き合ってあげているのかも…でも、正解がどうであっても、それを解明しようするのではなくて、長男の今の行動を素直に肯定的に受け止めて、認めていくことが本人の自信にも成長にもつながっていくんですよね。それ以来、折を見て長男に「いつも次男に優しくしてくれてありがとね」「とても助かっているよ」と声を掛けるようにしています。実際、長男が高度な遊びをする代わりに、邪魔になる次男を無視したり邪険にしていたら、きっと次男のイヤイヤも赤ちゃん返りももっとひどかっただろうと思います。夕飯の支度もできないくらい母の方にまとわりついて困っていたかも…そう考えると、親の方もきょうだいの恩恵を受けているわけですもんね。子ども自身の成長の外で、親もまた子どもの姿や信頼できる周りの大人によって日々育てられていることを実感した一件でした。
2018年09月18日7歳長男、3歳次男、1歳長女のいる我が家では、上2人は4歳差で、下2人を2歳差で出産しています。4歳差と2歳差では、大きな違いがありました。今回は4歳差で感じたメリット3つとと注意点1つをご紹介します。待っていてもらえる2歳差だと似たようなお世話が重なることが多いため、1人のお世話をしている間に、もう1人には待っていてもらう必要があります。しかし乳幼児期の0歳と2歳では、「待っていて」と言っても通じません。待っている間に泣かれたり、じっとしていない上の子からは目が離せなかったりと、気が抜けませんでした。一方で4歳差だと、1人で身の回りのことをできるくらいには成長していますし、待っていてもらうことも可能です。我が家の次男は毎日2時間ほど黄昏泣きをする子でしたが、その間、長男は一人遊びやテレビを見たりして待っていてもらいました。上の子と育児ができる4歳離れていると、成長した上の子が頼りになります。たとえば次男のイヤイヤ期には長男は小学生になっていたので、「またイヤイヤしてるね」と話したり、長男が気をそらして泣き止ませてくれたりすることもありました。相談や話し相手になってくれるだけで、1人で子育てしていた時よりも下の子のお世話が楽に感じました。今は7歳と3歳なので、お兄ちゃんと一緒に男子トイレに行ってくれるので助かっています。こういった物理的な面でも助かります。4歳差でも遊べる4歳差では年が離れすぎていて一緒に遊べないかと諦めていましたが、親の心配をよそに兄弟で遊んでいます。大人しい兄と自由奔放な弟という正反対な性格の兄弟ですが、レール遊びをしたり、公園で走り回ったり、2人でテレビを見るのも楽しそう。その分、兄弟喧嘩も対等にしています。赤ちゃん返りに注意!一方で、大変だと感じたのが上の子の心のケアです。我が家では長男が一番甘えん坊で、人と一緒に遊ぶことが好きです。下の2人の方がアッサリしていて、一人遊びも長くします。長男は「ママとの時間が少ない」と怒ったり、拗ねたりして、時々対応の難しさを感じています。周囲からは、「一人っ子時代が長かったから長男に一番ケアが必要なのかもしれない」と言われます。4歳以降だと赤ちゃん返りや寂しさのアピールが複雑なこともあるので、よく見極め、ママと2人の時間をしっかり作ってあげた方がいいでしょう。何歳差で出産するかは、ママの性格によっても好みが分かれますよね。筆者は1人目がどう育つのか、ある程度把握してから次の子が欲しかったので、4歳差は向いていたと感じました。参考にしてみてくださいね。PHOTO/Fotolia
2018年09月11日TVドラマも映画もイケメンなしには楽しめない!今回、ご紹介するのは、『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』のゲスト声優を務めた “だいすけおにいさん” こと横山だいすけさん。2017年春にNHK Eテレ『おかあさんといっしょ』のうたのおにいさんを卒業。現在は歌手のほか、俳優、バラエティ番組のMCなどをこなし、活躍の場をどんどん広げている横山さんにお話をうかがいました。写真・角戸菜摘 文・田嶋真理【イケメンで観る海外ドラマ&映画】vol. 11ピュアな笑顔で魅了する、爽やかイケメン1959年10月に開始し、2018年で放送60年目を迎える、『おかあさんといっしょ』。子どもの時、親になった時、孫ができた時、“人生で3回出会う番組” と称される国民的子ども番組が、ついに初映画化! 映画は、『おかあさんといっしょ』のお兄さん、お姉さんたちが不思議な町で大冒険を繰り広げる実写パートと、人形劇『ガラピコぷ~』をアニメ化したアニメパートで構成。アニメパートでは、チョロミー、ムームー、ガラピコたちがしずく星を飛び出し、ツムリ星へお出かけ。ツムリ族のお姫様・イオと親友のロボット・ゴムリを仲直りさせ、ツムリ星の危機を救おうと奮闘します。横山さんは入念な役作りで、ゴムリの優しさや悲しみを声で表現しています。ーーこの映画のオファーを受けたときのお気持ちは?横山さん 『おかあさんといっしょ』で9年間、うたのおにいさんを務めさせてもらって。卒業後も初めての映画という素晴らしいタイミングで関わることができ、とても嬉しく思います。「映画で帰ってきました!」という気持ちです。ーーファンは「おかえりなさい!」と言いたい気持ちでいっぱいだと思います。ゴムリは、横山さんの普段の声と全く違っていて驚きました。役作りとして行ったことは?横山さん ロボットのお手本として、人形劇『ガラピコぷ~』の映像をたくさん観ました。実際に完成したアニメを観ながら自分の声を合わせて行く時は、スタッフの方々と感情の入れ具合を相談しながら演じました。ロボットの声を演じるのは、とても難しかったです。ーーアニメパートでは、イオとゴムリの仲直りが描かれています。温厚な横山さんですが、ケンカや仲直りのエピソードがあれば教えてください。横山さん 僕と母親は干支、誕生月、血液型が同じで、性格が似ていて。それに加えて、僕はいたずらっ子で、言うことを聞かなかったり、片付けをしなかったり……門限までに家へ帰らず、遊んでいる場所に親が迎えに来たこともありました。僕は3人きょうだいの一番上なので、「お兄ちゃんがちゃんとして妹に教えてあげて」と言われて、よく怒られていました。ーー怒られた後に仲直りするコツは?横山さん ケンカを長引かせないことです。最初は僕もふてくされていますが、1日以内で謝って仲直りをしていました。ケンカを次の日に持ち越すことはなかったですね。ーー映画のタイトルにちなんで、最近の “はじめての大冒険” は?横山さん 番組のロケで、初めてハワイに行きました。海外に行った経験があまりないので、異文化に触れることで、まだまだ知らない世界があるんだなと新鮮な気持ちになりました。高所恐怖症なのに、パラセーリングにも挑戦して、約300mまで空高く上がっちゃいました。そのときは足の先がピーンと伸びましたね(笑)。この映画を観た後、子どもたちが新しい冒険や挑戦をしたいという気持ちになってくれたら嬉しいです。ーー横山さんが子どもの頃に観た映画の思い出を教えてください。横山さん 僕が初めて映画館で観たのは、アニメ映画『リトル・ニモ』(1989年)。主人公の少年がベッドの上に乗って空を飛ぶシーンが、すごく印象に残っています。幼い頃に観たので、「飛んでいる!」と、衝撃すら覚えました。家で観た映画で思い出深いのは、ウィーン少年合唱団を描いたディズニー映画『青きドナウ』(1962年)。5歳ぐらいに観た後、親に「僕は目は青くないし髪も黄色くないけれど、この人たちと一緒に歌いたい」と言ったらしく、親を驚かせたようです。歌いたいという欲が出たのは、その時が初めてでした。僕の原点になっている映画です。ーー将来、お父さんになったら子どもと一緒に映画館に行きたい?横山さん 行きたいですね! 僕は映画が大好きで、子どもの頃から親と映画館によく行っていました。自分も結婚して子どもができたら、いろいろな作品を一緒に観に行きたいです。ーーどのような女性に惹かれますか?横山さん 僕は自分の中で笑顔をすごく大切にしています。笑顔が素敵で、よく笑う方には魅力を感じますね。ーー最後に、『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』の見どころを教えてください。横山さん この映画は小さな子どもが安心して観れるように、音量や照明を配慮しています。実写パートのお兄さん、お姉さんたちが映画ならではのいろいろな世界に連れて行ってくれ、映画館で出会ったみんなと一緒に声を出して楽しむことができます。ネタばれになってしまうので詳しくは言えませんが、おなじみの曲がミュージカル調のアレンジで登場するシーンもあります。家族で映画の楽しさを共有していただけたら嬉しいです。インタビューのこぼれ話映画のPRイベントで共演した関根麻里さんが、舞台の階段を下りるとき、すかさず手を差し伸べていた横山さん。“だいすけおにいさん” が画面から飛び出したような優しさと気配りは、インタビュー時も健在。感動すら覚えた取材でした。Information『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』9月7日(金)よりシネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマほか全国公開配給:日活、ライブ・ビューイング・ジャパン©2018「映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険」製作委員会
2018年09月08日きょうだいの形はそれぞれ。長子、中間子、末っ子といった位置づけには多くの人が見るイメージがあるものですね。例えば、長子は弟や妹など下の子の面倒を見る機会が多そうだから「しっかりもの」、反対に末っ子は上の兄姉たちにくっついてまわる「甘えんぼ」など、多くの人が想像する共通のイメージがあるものではないでしょうか。一方、きょうだいのいない1人っ子のイメージもさまざまにありますが、「かわいそう」と思われたり、言われたりすることが多いように感じます。では、なぜ1人っ子だとかわいそうというイメージを持たれやすいのでしょうか?今回は1人っ子について抱かれがちなイメージとその実態について考えていきましょう。■1人っ子が言われがちな「もやもやワード」は?1人っ子というと、どんなイメージがわきますか? よく耳にするのが「わがまま」「自己中」「マイペース」といったイメージです。あまり良いイメージの言葉ではないせいか「かわいそう」という言葉がよく上がるのかもしれません。きょうだいがいる子と比べ、なぜ 1 人っ子だと「かわいそう」と思われてしまうのでしょうか? それはおそらく「子どもは多ければ多いほど良い」という昔からの「多産が良し」とされてきた考え方が残っているからでしょう。家族は少ないより多いほうが良いに決まっている。そんな古い考えをずっと持ち続けている人が「かわいそう」という発想に行き着くのかもしれません。実際、1人っ子に対して「かわいそう」という言葉をかけるのは、 50 代以上の年配者が多いように私も感じています。また、将来きょうだいがいないと周りに身寄りがいなくなるので心配…といった思いもあるのでしょう。子ども自身のことを気づかう気持ちから出た「かわいそう」である可能性もあります。医者であり、ウィーンで教育改革に従事し児童相談所を設けるなど、子どもの精神成長に関心の高かった心理学者のアルフレッド・アドラー。日本では「嫌われる勇気」(岸見一郎著)で紹介されたことでも有名ですが、この中で「アドラーは1人っ子家庭について、 1人しか子どもが持てない経済背景があり、親がその自分の状況にビクビクしていて、子ども本人ではなく親自身のそうした状況が1 人っ子の成長に影響を及ぼしていると考えていた」とあります。確かに、アドラーがそう考えていた20世紀初頭は、 1 人っ子となった背景は貧困と深く結びつき、「かわいそう」と思われていた部分があったのかもしれません。しかし、今は昔と状況が大きく異なります。考え方も生き方も多様で、必ずしも「1人っ子=かわいそう」ではありません。■1人っ子の子育て「メリット・デメリット」イメージされがちな「わがまま」「自己中」「マイペース」といった特性は、本当に 1 人っ子に当てはまるのでしょうか?実際、 1 人っ子は親の愛情を 1 人占めできるので、わがままや自己中心的になりがちではあります。きょうだいがいないことで、多少のわがままは許してしまっているかも…と振り返る1人っ子ママも少なくないでしょう。親の立場から見ても、子どもが 1 人だけだと、気持ちも注意も集中してしまいがちです。親自身が気をつけていても、ついつい子どもの生活に必要以上に干渉してしまう恐れもあるでしょう。 こういったデメリットもある一方で、 1 人っ子だからこその大きなメリットがあるのも確かです。そのひとつに、「自己理解が深まる」ということが上げられるでしょう。1人っ子はふだん、同世代で会話する相手が近くにいません。すると、自然に自分自身と対話する機会が増えます。お人形ごっこも絵を描くのも常に 1 人なので、自分のなかだけで像をつくったり、さまざまな役を演じ分けたりします。そうした遊びを通じて、自分がどう感じなにを考えているかが理解しやすくなるのです。このように1人っ子は自己理解を深めやすくなるだけでなく、創造力、想像力といった力も養われていくといえるでしょう。■1人っ子は増加「実は5分の1が1人っ子家庭」の現実厚生労働省が設置した国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、夫婦の完結出生児数(最終的な出生子ども数とみなされる値)の平均値 は、前回調査に続いて 2 人を下回った( 前回 1.96 → 1.94 人 ) ことが分かりました( 2015 年実施調査)。また、一人っ子の割合が前回(2010年)の調査で15.9%だったものが、今回18.6%に上昇しています。このデータと照らし合わせれば、5組のうち1組は一人っ子家庭ということになりますから、決して「珍しい」ことではないといえますよね。今後、1人っ子の持つ稀少性が薄れれば「かわいそう」というワードも出てこなくなるのではないかと思います。 1 人っ子はきょうだい間でもまれることがないため、他人の気持ちをおもんばかる機会は少ないかもしれません。逆に言えば、きょうだい間でよく起こる理不尽な扱いや、我慢をしたりさせられたりといった経験も少ないため、劣等感や卑屈な気持ちを持ちにくいというメリットもあります。もし親が、他人にもまれる機会の少なさをデメリットと感じるようであれば、なるべくたくさんの子どもたちと接する機会をつくればいいのです。例えば、保育園や児童館、習い事など、子ども同士の交流の場はいくらでもあります。1人っ子の持つ特性を尊重しながら、デメリットと感じる部分を解消するのは難しくありません。 1 人っ子は孤独に強く、小さいころから内省の習慣がつきやすいともいわれています。少子高齢化が進み、大家族が少なくなっている現代。1 人っ子はむしろ、この時代に生きやすいメンタルの持ち主と考えられるのではないでしょうか。参考: 国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」
2018年09月04日我が家にはちょっぴり(というか、だいぶ!?)天然な7歳の娘と、大人顔負けの発言を連発する精神年齢高めの5歳の息子がいます。毎日2人のやりとりに笑わされている筆者ですが、その中でも特に印象に残っている姉弟間でのいたずらエピソードを3つご紹介します。~娘2歳半・息子生後1ヶ月~まだ息子が生まれたばかりの頃、ふと気付くと息子のおでこに何かがくっついていました。何だろう? と近づいてみると、それは娘が持っている着せ替え絵本についていた帽子のシール。弟の髪がまだ薄くて頭が寒そうだと思いお姉ちゃんが貼ってあげたのかな…と、おでこの真ん中にペタッと貼られた小さなシールと、自分の身に何が起こっているのかさえ知らない息子の顔を見て思わず笑ってしまいました。~娘4歳・息子2歳~食が細く、いつも夕飯を食べ終わるのにものすごく時間がかかっていた娘。ある日娘が夕飯中に席を立ちトイレへと向かいました。するともう食べ終わってリビングで遊んでいた弟がスーッとやってきて、当たり前のようにお姉ちゃんのイスに座り、残っているご飯を食べだしたんです。↑盗み食いとは思えないほど豪快な食べっぷりを見せる息子。そしてお姉ちゃんがトイレから出てくる前に、まるで何もなかったかのようにリビングへ戻って再び遊び始めたのです。娘は自分の夕飯が少なくなっていることに気付いたのか一瞬お皿を見て固まっていたけれど、少なくなっていてラッキー♪ という心の声が聞こえてきそうな笑みを浮かべていたのを母は見逃しませんでした。~娘7歳・息子5歳~つい先日繰り広げられていた、姉弟の会話です。弟「おれポケモン本当に見たことあるよ。」姉「え、本当にって、この世界で?」弟「うん。ピカチュウは1回しか見たことないけど、イーブイやピジョンは何回か見たことある。」姉「ねぇ、ポケモンってあれ、絵なんだよ。テレビの中の絵だから実際にいるわけないじゃん。」弟「知らないの? テレビでもやってるけど現実にもいるよ。草むらとかに。」姉「…ずるい! 私もポケモンに会いたい! なんで私の前には現れてくれないの!?」弟の嘘にまんまと騙されてしまう、純粋な姉です。こういった期間限定のかわいいやりとりはいつまで経っても忘れたくないものですね。毎日言い争いばかりの姉弟ですが、喧嘩をしつつも、この先もずっと仲良くいてほしいなぁと願う母なのでした。PHOTO/Fotolia
2018年08月28日