■前回のあらすじ「俺に考えがあるから任せてほしい」そんな夫の提案を受け入れてみたものの…。逆にゲームを推奨しだした夫。一体どうなってしまうのか? まったく先が見えない展開に。 >>1話目を見る 私は、ママ友たちの意見を聞いてみることにしました。 次回に続く(全5話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ふくみみ
2022年05月01日■前回のあらすじゲームは1日1時間。そう決めたのに、息子は宿題そっちのけで、なかなかゲームをやめられない。やっぱりゲームはまだ早かったのか? 由里のいらだちはつのるばかり。 >>1話目を見る 次回に続く(全5話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ふくみみ
2022年04月30日■前回のあらすじ小学四年生の大和へ、義母が勝手にゲーム機を買い与えてしまい、困惑する由里。さっそくゲームに夢中の大和。嫌な予感しかしないのだが、どうなることやら…。 >>1話目を見る それで夫の言うとおり、ゲーム機で時間を制限してやらせることにしたのですが……。次回に続く(全5話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ふくみみ
2022年04月29日私は由里(ゆり)。子育てしながらパートタイムで働いている主婦です。一人息子の大和(やまと)は小学4年生。少し前まで母親の私にべったりでしたが、最近は学校の友達と放課後に遊ぶようになりました。そして友達の影響でゲームに興味を持ち始め……。次回に続く(全5話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ふくみみ
2022年04月28日わが家の春休み。息子は幼稚園のため、預かり保育を自粛すると1カ月近いお休みという、在宅ワーカーな母にとっては、とてもヘビーなものでした。そんな中、テレビゲームでひとり時間をつぶしてくれる、4つ上のお姉ちゃん…。■長い春休みの救世主は…テレビゲーム!何を隠そうわが家はゲーマー、一家。パーティゲームが好きな夫、のんびりスローライフなゲームが好きな娘、そして、家族が寝静まった後にこっそりゲームしたいけど最近ドライアイがつらくてなかなかできない私。休みの日は夫が主導してパーティーゲームをするような家族です。そんな家族の影響もあり、息子もテレビゲームをやりたがるようになりました。テレビゲームは、“ボタンを押せば音がでる”というシンプルなものではなく、ボタン操作がテレビ画面上のものを動かす、という不思議なものです。最初は見よう見まねで操作に苦戦していた息子も、一緒にやりたい一心で練習を重ね、気付けばパーティーゲームの仲間に入れるようになり…。家族の指示が通るように!私はこの時点で感動していました。だって、右も左もわかっている。このボタンを押せばこうなるって、わかっている。ある意味、療育でお世話になったスイッチ遊びのようなものです。ちゃんと理屈を理解しながらも楽しそうにプレイする息子に、夫も私も成長をひしひしと感じていました。 ■実況動画のマネが言葉の発達に…また、ゲームの実況動画のマネをして、おしゃべりをしながらゲームをするわが家の姉弟。いつのまにそんな言葉を覚えたの!? という感じで、子どもたちは実況してくれます。ただでさえ私はゲームをするにしても何をするにしてもだんまり集中タイプなので、しゃべりながらできる、というマルチタスクっぷりに感動していたのですが、言葉の遅かった息子も“アイコンタクトも指さしもできないゲームプレイ中”という窮地の中、それが起爆剤になっているかのように、どんどんと言葉が発達していきました。三語文が出てきたかな!? というところだった息子が「〇〇だから、●●しゅるね~」という説明をしながら、アクションゲームでお姉ちゃんのフォローをしているのです…。すごい…!好きこそものの上手なれ、とは言いますが、まさに楽しく好きなことをすることで、息子もぐんぐん成長していきました。■ゲームとも動画とも、上手に付き合えるように…もちろん、視力への影響や、のめり込みすぎることへの危険性は身をもって体験しているので、時間もほどほどに、区切りの良いところでいつも終了させるようにしているものの、今のところ二人とも「もっとやりたいー!」はないので、助かっています。それが出てくるこれからが、本当の勝負になるかもしれませんが、悪影響がクローズアップされることが多いテレビゲームや動画鑑賞。でも、それで子どもたちが成長できたり、コミュニケーションの味方になってくれる部分もあるのだということは忘れずに、仲良く付き合っていけたらと思っています!
2022年04月27日アニメとコラボした客室や、推し活グッズを用意するなど、非日常空間で推し活を楽しめるホテルステイが注目の的!自分へのご褒美や、大画面でアニメ観賞を楽しみたい時、はたまた推しの誕生日祝いなどにもホテルは利用価値大。夜通しアニメ三昧!推しと一緒に眠る幸せ。アニメ作品の世界観に浸れたり、推し活を応援するプランを実施し、一晩中大好きなアニメを楽しめるホテルが続々登場している。なかでもアニメ好きを虜にしているのが、クールジャパンの一大発信地「ところざわサクラタウン」に完成した「EJアニメホテル」。アニメなどの人気作品とのコラボルームをはじめ、全客室に150インチのプロジェクターと高音質スピーカーを完備。さらに1600万色を超える色彩表現を自由に操れるスマートLED照明など、最新設備を導入した空間で宿泊体験ができる。部屋全体を推し色に包み、推しの祭壇などで部屋を飾り、一日中推し活を楽しみたいアニメファンの予約が殺到。DVD&BDプレーヤーをレンタルできるだけでなく、アニメ専用チャンネルも見られるので、好きなだけアニメ観賞ができる。コラボルームでは、専用スマホを使ったゲームを用意し、ミッションをクリアすると、オリジナルのキャラクターボイスが聴けるという、うれしいサービスも。アニメや声優のイベントなど、推しに会える機会が減っている今こそ、ストレスフルな日常を離れて、スペシャルな空間で推し活を思う存分楽しむホテルステイがおすすめ。同じものを愛でる者同士で情報交換したり、魅力を語り合ったり、テンション上がりまくり。モチベーションもアップし、さらに推しへの愛は増すばかり!ところざわサクラタウン日本最大級のポップカルチャーの発信拠点として話題を集める新スポット。ミュージアム、神社、ホテル、イベントホール、ショップ&レストランなどが集まる。埼玉県所沢市東所沢和田3‐31‐3TEL:0570・017・396営業時間・定休日は施設によって異なる【EJアニメホテル】好きな作品とともに過ごせる、細部にまでこだわり抜いたホテル。“好きな物語に、泊まる。”を理念としたコンセプトホテル。人気声優の声で案内されるエレベーターをはじめ、アニメやコミック、ゲームなどの作品の世界観をさまざまな形で演出。スーペリアや和室といった客室は、映像音響照明設備が整った全6タイプ。大人気のイケメン悪魔調教ゲーム『Obey Me!』のコラボレーションプラン(~6月8日)など、人気作品とコラボし、作品の世界観を反映させた客室やフルコースのディナーが人気。1泊¥21,780~。EJアニメホテル「Obey Me!」コラボルーム ©2019‐2022 Obey Me! Official. All rights reserved.客室のプロジェクターは、色鮮やかな4K相当の高画質の映像が楽しめる。【武蔵野坐令和神社】アニメファンが足を運ぶ、アニメ聖地88か所の一番札所。天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚命(すさのおのみこと)が御祭神。二柱を総称し、映画やアニメ、コミックなど、全てのコンテンツに宿る神威を尊称して「言霊大神(ことだまのおおかみ)」と呼ばれている。アニメツーリズム協会が選定するアニメ聖地88の一番札所インフォメーションスポットで、聖地巡礼に向かう旅行者の安全祈願も行ってくれる。『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターデザインを手がけた天野喜孝さんによる拝殿の天井画も必見。10:00~16:30火曜休(祝日の場合は翌平日休)神社も隈研吾さんがデザイン監修。境内にはアニメ聖地88に選ばれているアニメ作品のタイトルが書かれたのぼり旗が並ぶ。右・パステルカラーの「木製御朱印帳‐七宝‐」¥3,800。左・〆柄が印象的な「締切守」¥800。【角川武蔵野ミュージアム】日本が世界に誇る、アニメの企画展も随時開催。アート、文学、博物のジャンルを超え、あらゆる知を再編成したミュージアム。「グランドギャラリー」「EJアニメミュージアム」では、多彩な企画展を随時開催。常設の「本棚劇場」「マンガ・ラノベ図書館」でもイベントが催され、メインカルチャーからポップカルチャーまで多角的に文化を発信。隈研吾さんが手掛けた建築も。スタンダードチケット¥1,200。10:00~18:00(金・土曜~21:00、最終入館は閉館の30分前)第1・3・5火曜休(祝日の場合は翌平日休)作品を取り巻くエンターテインメント全体を紹介する「EJアニメミュージアム」。©2021 異世界みゅーじあむ KADOKAWA約8mの本棚が圧巻の「本棚劇場」。©角川武蔵野ミュージアム「マンガ・ラノベ図書館」の所蔵は3.5万冊以上。【東京ドームホテル】東京ドームが見える部屋で、推し活ホテルステイ。コンサートの聖地とも呼ばれる東京ドームに面した客室に、プロジェクターとBlu‐rayプレーヤーを完備。ミラーボールやペンライト、窓枠の装飾用のワイヤーなども用意しているので、存分に推し活が楽しめる。「推し色デコレーションケーキ」も別料金で注文可能。1日6室限定。5月末まで。1泊1名¥8,900~。東京都文京区後楽1‐3‐61TEL:03・5805・2222【東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル】『トイ・ストーリー』一色のホテルが、4月5日オープン。日本で5番目のディズニーホテルは、ディズニー&ピクサー映画『トイ・ストーリー』シリーズがテーマ。映画の第1作に登場するアンディの部屋をイメージした、全595室の客室数を誇る。おもちゃの世界に入り込んだような遊び心ある作りが随所に感じられる。1泊1室¥26,500~(3月18日時点)。千葉県浦安市舞浜1‐47TEL:0570・00・1928©Disney©Disney/PixarSlinky(R) Dog © Just Play LLCMr. Potato Head(R) and Mrs. Potato Head(R) are registered trademarks of Hasbro, Inc. Used with permission. © Hasbro, Inc. All Rights Reserved.ETCH-A-SKETCH- ©2021 and (R) Spin Master, Ltd. All Rights Reserved※『anan』2022年4月6日号より。写真・森山祐子漫画・ウラモトユウコ取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2022年04月02日『バイオハザード』は、なぜ私たちの心を掴み続けるのか?お笑い芸人でゾンビ愛好家のトム・ブラウンみちおさんが、その魅力を語ります。シリーズすべてハズレなし!バイオ愛は誰にも負けません。――バラエティ番組の他『トム・ブラウンのニッポン放送圧縮計画』(オールナイトニッポンPodcast)のパーソナリティも務めるトム・ブラウン。みちおさんは知る人ぞ知るゾンビ愛好家だ。「ゾンビ作品は巨匠ジョージ・A・ロメロの作品をはじめ、小説、ゲームなんでも大好物です。当然、『バイオハザード』は僕のための作品と言っても過言ではありません。そのくらい好きなんです!」――バイオハザードには多数タイトルが存在しますが、どの作品がお気に入りですか?「全部です!甲乙つけられません。ファンの中にはいろいろベストがあると思いますが、僕にとってはシリーズ全作品が神ゲーなんです。例えば、バイオ4はアクション強めでらしくない。とか、バイオ6はイマイチ、と言うファンの方もいますが、僕目線からすると、バイオ愛が足りないのでは?と言いたいです。なんならMOBキャラで出演したいくらいです。いや、洋服を着替えれば何度でも登場できそうなので、むしろMOBキャラでお願いしたいです」――MOBというのは、その他大勢のいわゆる雑魚キャラですよね。「そうです。バイオはホラー映画の中に入って遊べる。そのコンセプトをはじめて作った素晴らしい作品です。でも、プレイしてはじめて遭遇するのは即倒されるMOBキャラのゾンビです。そして、MOBキャラは様々なバリエーションが存在するのも魅力です」――特に印象的なMOBは?「やっぱりシリーズ1作目の冒頭に登場する、死体をむさぼる振り向きゾンビは印象的ですね。それと、バイオ4のチェーンソーで襲ってくる男は怖かった」――操作する主人公もシリーズ通しての魅力だと思いますが。「もちろん好きです。特にレオンはルックスもカッコイイし、台詞も皮肉が効いてて面白い。あと、作中登場する謎のエージェントのエイダとの恋愛関係?今後あの二人がどうなっていくのか気になります」――では、好きなレオンがゾンビになって、それでプレイできたら最高なのでは?西部劇モチーフのゲーム『レッド・デッド・リデンプション』のボーナスコンテンツで主人公がゾンビ化したように。「あーそのゲームやりたかったんです…。やりたいゲームや観たい映画がありすぎる。僕はお金がなくてゲームもできなかった時期がけっこう長いんです。最近、ようやく好きなゲームで遊べる余裕ができたので、昔できなかった分を取り戻している最中なんです。青春をやり直している感じですね」――ちなみにゲーム以外でやってみたいことはありますか?「夢はゾンビ映画を撮ることです。でも、その前にMOBキャラのゾンビ役でバイオハザードシリーズに出演したいです。カプコンさん、よろしくお願いします!」みちおさんイチオシの作品『バイオハザード4』主人公レオンの魅力を堪能できる名作。シリーズ第2作で初登場のレオンが本作でも主役を務める。ゾンビではない新たな脅威の出現も話題に。「弱いアシュリーを守りながら戦う場面もあり、イライラするんです。でも、それも含めて最高!」と、みちおさん。『バイオハザード6』シリーズの人気キャラクターが勢揃い。「レオンとクリスが遂に同じタイトルで絡む。ファン待望の一本ですよ」と、みちおさんイチオシの本作。シリーズの顔ともいうべきキャラクターが共演。そして、宿敵だったウェスカーの息子ジェイクやエイダも登場。みちお合体漫才で人気のお笑いコンビ、トム・ブラウンのボケ担当。芸人活動のほか、自身初となる異世界ファンタジー小説「異世界巨大生物VS元アスリート」を発表。※『anan』2022年2月9日号より。写真・中島慶子取材、文・川上浩平©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.(by anan編集部)
2022年02月08日サバイバルホラー・ゲームの原点にして頂点。これまでに146作品、全世界累計1億2000万本を超える『バイオハザード』シリーズ。今年で26年目を迎える大ヒットシリーズを世に生み出したゲームクリエイターの二人を直撃。今から26年前にカプコンからリリースされた、サバイバルホラー・ゲームの原点『バイオハザード』。このゲームの初代ディレクターであり、最新作『Ghostwire:Tokyo』を発表し世界中で注目を集めている三上真司さん(Tango Gameworks代表)。そしてバイオハザードシリーズの開発に長年携わってこられたカプコン開発トップの竹内潤さん。現在ゲーム業界を牽引するトップクリエイター二人の夢の対談が実現。かつての先輩と後輩という関係、これまでの開発エピソードやその経緯。あらためて『バイオハザード』について深掘りするとともに、その魅力に迫ってみた。三上真司:「ホラーを作れ!」と、当時(カプコン時代)の上司の指示から始まったんです。でも、資料も何もないし、ゼロからのスタートだったので、苦労したことしか思い出せないですよ(笑)。竹内潤:僕はそれを横目で見ていて、大変そうだな~って思っていました。もちろん、初期から携わっていましたが、一本丸々開発を担当する責任者と、開発スタッフとして関わるのとではぜんぜん違いますからね。ホント大変なんです。三上:それでも自信はあったんです。根拠はありませんが、手応えみたいなものはありました。いま見返すと恥ずかしい点やアラは多々ありますが、ホラー映画の中に入る没入感みたいなものはできていたので。口コミで広がり大ヒットシリーズへ。竹内:実際、その恐怖体験が口コミで徐々に広まり、セールス面でも成功しました。動画配信やSNS全盛ではない時代だったので大健闘だと思います。以降、このヒットがあってシリーズ化され、現在220の国と地域で楽しんでもらっています。ホラーそのものは映画や小説などで既存のジャンルとしてはありましたが、実際にゲームでプレイするものとして、エポックな作品だったと思います。三上:でも、恐怖って人それぞれ捉え方や感じ方も違うし、難しい。自分の中で怖いと感じていたのは心霊もので、開発当初の1か月は心霊っぽいものを企画として出していました。でも、よくできたホラーゲームをつくっても、それだけでは売れないのはわかっていました。なので、映画のジョーズやグリズリーのようなモンスターが人を襲う要素を入れたりとかね。それと、ゾンビから逃げるだけでなく、倒す爽快感があって、それらがシリーズならではの味付けになっているんじゃないかな。竹内:僕は当時グラフィックを担当していたんですが、見た目のインパクトは大きかったですよ。それ以前のゲームにはなかったものだったので、その点でも革新的だったと思います。三上:そうね。いま見ればそうでもないんだけど、当時のお客様目線で見れば確かに綺麗で緻密。竹内:当時は1枚の絵を仕上げるのに、機械から出力するだけで1日半かかる時代でした。大変でしたよね。三上:でも、まだ1作目はそれでもマシなほうで、シリーズ2作目になるとそれ以上に大変だった。竹内:そうそう、そうでした。非常に高価なPCを24時間フル稼働で酷使していたんですが、メーカーからしたらそんな使い方は想定外なので、当然、頻繁に壊れるんです(笑)。時間がないのに壊れるわで、本当に大変でしたね。三上:その上、人に対してPCの数が足りていなかったので、夜勤と日勤の2交代制でつくっていました。あの頃はスタッフで家族持ちも少なかったし、夜勤のほうが人気はありましたけど……とにかく忙しかったです。竹内:そうでしたね。三上:でもね、そうして苦労してつくり終えた後は、実際に販売店に足を運んで様子を見るんです。データではなく、体感で得られるものがあるので。竹内:僕も発売直後は店舗に行きます。『バイオハザード5』の時もそうでしたし、けっこう最近でも行っているほうだと思います。でも、発売直後の話でいったら、三上さんが特に気にしていた作品って『バイオハザード4』じゃないですか?僕はその時は一切携わっていなかったんですが、あの時、評判をかなり気にしていたようにお見受けしたんですが。三上:確かに気にしていたと思う。当時、これってバイオハザードじゃなくてもいいよね?っていう方向性で取り組んでいたこともあったし。でも、その後のシリーズ展開を考えた時に間違ってはいなかったのかなと。自分的には次に担当する人がやりやすいようにしたつもりなんです。例えば、アクション性を強めて、それが(バイオハザード)らしくないとなったら、次で戻せばいいわけですしね。竹内:傍で見ていた僕からすると、全然(バイオハザード)っぽくないのに、きちんとバイオハザードとして成立していたので正直驚きましたけど。三上:それでも、その頃だとシリーズの大ファンを自負するスタッフも入社していて、試遊させたんだけど、翌日には3ページくらいのレポートが上がってきて。そこにはね「こんなのバイオハザードじゃない!」って、そうした恨みつらみが延々と書かれてあったんだけどね。竹内:当初はそうした声があったのも事実ですが、一方で、シリーズ最高傑作と言うファンも多くいましたよ。三上:ファンを怒らせるかも?という点で言えば確信犯的なところもあったけれど、ゲームとしては面白いものをつくれた自負はあったし…でも、自分の心が弱かったら途中で折れていたと思う。竹内:初期から開発に関わってきて、これまでを知っている僕からすると、この時(『バイオハザード4』)の大きな変化は三上さんにしかできない。そう思いましたけどね。実際、感想を尋ねられた時にも直接三上さんに「イケてますよ」って言いましたよ。三上:そうだったっけ?ごめん。全然覚えていない(笑)。で、竹内自身の場合はどうだったの?竹内:僕は急遽『バイオハザード5』を引き継いで、その後の『バイオハザード7』の時もシリーズの立て直し的な意味合いで統括させていただきました。それまでバイオハザードらしさみたいなものってスタッフの中では漠然としたものしかなかったんですよ。三上:らしさってホラーでしょ?竹内:そう、そうなんですけど、ただ、これから先の10年を考えた時に、4、5、6と続いたアクション性に振った方向で続けていいの?というのは正直ありました。なので、『バイオハザード7』を開発するタイミングでリニューアルし、原点である恐怖にフォーカスし、もう一度怖いものをつくろうと。時代でいろいろ変わってもホラーだけは変わらない。三上:シリーズ5、6はある意味呪縛だったしね。7ではピュアホラーに振り切ったことで時代やお客様のニーズにもマッチしたよね。加えてVRとの相性も良かった。でも、7とヴィレッジ(8)は主観(一人称視点)にしているけど、シリーズは今後もこの方向性でやっていくの?竹内:プレイする視点に関してはあんまりこだわっていないです。より良いものがあれば、視点に限らず取り入れていきたいです。三上:そうだね。時代に応じていろいろ変えていいんだよね。それがバイオハザードブランドの特徴なんだと思う。竹内:ですね。ただ、ホラーという部分だけは例外。ここだけはシリーズを通してこれからも守っていきたいですね。ところで、三上さんの新作(『Ghostwire:Tokyo』)の進捗状況は、どんな感じなんですか?三上:えっ、それをいま聞くの?竹内:当然、聞くでしょ。三上:一言で“イケメン”の出来。大事な要素であるルックが抜群。そして、2022年に出します!竹内:おっ、言質頂きました!楽しみにしています。『バイオハザード』ホラー映画をプレイする!全ホラー・アクションの原点。26年続くシリーズの原点。ホラー映画の中に入り、実際にプレイするという革新性で大ヒット。後にホラーゲームが多数輩出されるきっかけにもなった。2002年にはリメイク作品も発売されている。『Ghostwire:Tokyo』オカルト集団に口裂け女? 怪異が東京を襲う。ファン待望の三上作品の最新作が遂にこの春リリースが決定!舞台は謎の般若面の人物によって一瞬にして人々が消失してしまった東京。主人公は未知なる怪異と対峙し、真相を追求し、東京を救うという一人称視点のアクションアドベンチャー。PlayStation5、PCで発売予定。©2022 Bethesda Softworks. All Rights Reserved.三上真司さん(一枚目写真右)Tango Gameworks代表。エグゼクティブ・プロデューサー。ゲームデザイナー。1990年にカプコンに入社。’96年にディレクターとして『バイオハザード』をリリース。以降、数々のヒット作に携わり、2022年春には最新作『Ghostwire:Tokyo』をリリース。竹内 潤さん(一枚目写真左)カプコン常務執行役員。CS第一開発統括。ゲームクリエイター。1991年カプコン入社。これまで『ロストプラネット』『バイオハザード5』を手掛け、『バイオハザード7』『バイオハザードヴィレッジ』では開発総責任者。※『anan』2022年2月9日号より。写真・中島慶子土佐麻理子取材、文・川上浩平©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.(by anan編集部)
2022年02月06日『メタルギア』で、攻撃よりも隠れて行動することに基軸を置いたステルスゲームを確立。『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』では、人との緩やかな繋がりを感じられる世界を描くなど、常に新しいゲームを作り、世界中の注目を集め、プレイヤーを魅了する小島秀夫監督。意外なことに、ゲーム業界へと足を踏み入れたのは「夢破れた結果でした」と話す。「美術に明るい家庭で育ち、もともと絵や彫刻が好きでした。毎年のように市のコンクールで賞をとり、叔母は画家で、子どもの頃からそういう仕事をしたいという気持ちがありました。妄想癖があり、物語もよく空想していましたね。それが、中学2年生の時に突然、父が亡くなり、美大に行く夢が閉ざされ、就職の堅い経済学部に進学することに。友だちはいましたが、自分の夢を語れる相手はいなかった。父母親戚が薬関係の仕事をしていたので、そうした企業の内定はもらっていたものの、行くつもりはなく。そんな時にファミコンが登場したんです。当時のゲームは物語がなく撃ち合いをするだけとシンプルでしたが、何十年後かにはすごい娯楽になると直感でわかり、可能性を感じて飛び込みました。周りには止められましたけど(笑)。ゲームの黎明期、市民権はなかったけれど、だからこそ僕でも入れたんだと思います」そして1986年、コナミに入社。「そこには、元バンドマンやグラフィックデザイナーになれなかった人など、同じように夢破れた人たちがたくさんいて、すごく楽しかったんです。物創りが命という人たちばかりで、人生で初めて話が合うという経験をしました」これまでを振り返り、思い出されるのは、3つのターニングポイント。「1つは、きつかった入社1年目。当時の彼女に振られ(笑)、“仕事があるからええわ!”と思っていた数日後に、新人ばかりで作ったゲームがボツになったんです。そうして心が折れているドン底の時に作っていたのが、『メタルギア』です。『メタルギア』がヒットしてからは、協力してくれる人も増え、すごくやりやすくなりましたよ。評価は大事で、僕が“この指止まれ”をした時に、“この人と一緒にやったほうが得だ”と思ってもらえるかどうか。誰にも生活がありますから。ただ、そういう人は、自分で指を上げることはないんですよね。2つ目はプレイステーションの登場です。ゲームのイメージが大きく変わりました。開発者がクリエイターという肩書になり、『パラッパラッパー』など現役のミュージシャンやアーティストが携わり、そこからゲームがサブカルチャーになったんです。ソニーという、それまでゲームを作っていない企業の血が入ったことが大きいです。そして3つ目は独立し、コジマプロダクションを設立したこと。結果論ですが、自身のブランドであり、社員もいますから、失敗できないじゃないですか。それまで物創りで不安になることはなかったですが、独立後は立ち止まって後ろを振り向くようになり、自分でも驚きました」大事にしているのは、真摯な気持ちで作ること、そして、人の記憶と歴史に残る作品を目指すこと。「ゲームは、その人の人生の何%かを奪い、変な方向へとレールを敷いてしまうことがあります。だから、ただ時間を忘れさせるだけでなく、負の道には引きずり込まないよう、慎重に、一生懸命作るようにしています。あと、難しいですが、とんがりつつも、楽しんでプレイしてもらえて、収益的には赤にならず、歴史に残る作品。同業者とアーティストに褒めてもらえ、ユーザーにとって消費するのではなく、体の中に溜まるエンタメになることを狙っています。『デス・ストランディング』も売れましたが、空前の大ヒットではない。それも最初からわかっていました。売れている既存の作品のセオリーに従い、少し内容を変えた方が売れますが、それは僕の役割ではないので。人は、新しいものに対して最初は拒絶反応を起こし、呑み込みづらいけれど、結果、一生モノになったり、人生を変えることがあります。でも、本当に受け入れられないと歴史に残らないし、次の作品を繋げることはできません。“なんだこの味!”と言いながらもまた食べたくなる料理のような、映画監督でいうとデヴィッド・リンチとジェームズ・キャメロンの間あたりのポジションを狙っています(笑)。幸い、僕は周りから“クリエイターとしてまだイケる!”と言われているので、大丈夫かなと。職業監督みたいな存在にはなりたくないんです。自分で言うのはカッコ悪いですが、最近、『メタルギアソリッド』をプレイした人が監督や俳優、アーティストになり、ファンでしたと言ってくださることもあって。すると、仕事がやりやすいんですよね。『デス・ストランディング』をプレイした人が10年後、どんなゲームを作るのかということも楽しみだし、それまでに僕は死んでいるかもしれませんが、いま種をまくだけまいておきたいと思っています」こじま・ひでお1963年生まれ、東京都出身。コジマプロダクション代表。’87年に初監督作『メタルギア』でデビュー。『創作する遺伝子 ―僕が愛したMEMEたち―』(新潮文庫)など、著作も多く手がけている。「パイロンチェア」¥858,000「メルトLEDシャンデリア」スモール¥814,000(共にTom Dixon/TOM DIXON SHOP TEL:03・5778・3282)「リップルズ」カーペット¥515,900(moooi/トーヨーキッチンスタイル TEL:03・3400・1040)※『anan』2022年2月9日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)プロップスタイリスト・長山智美ヘア&メイク・青木理恵取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2022年02月06日■ゲームしつつセルフゲーム実況!とにかくすんごく騒がしい5歳アクションゲームをプレイして育った夫に聞いてみたところ「本当にうるさいけど、泣きながらも続ける諦めない力は物凄いと思う」とのこと。私も授業中に落書きをして育っているので、とりあえずこれも長所と捉えて見守ってみようかなと思います…。■ひらがなが読めないのにRPG!?破天荒すぎるプレイ内容!!破天荒すぎてかなりヒヤヒヤさせられましたが、分からないなりに頑張って進めていました。お姉ちゃんの時は大苦戦の末、私にボス戦を任せてきたので、息子はやはり執念がすごい…!ゲームの次回作リリースまでに、ひらがなの勉強頑張ってね…。(次回作をひそかにすんごく楽しみにしている母より)
2022年02月02日子どもの頃から食べているロングセラーお菓子をモチーフにしたおもちゃや、手作りキットが登場!みんなで遊んでワイワイ楽しもう。チョコレートトイきのこの山VSたけのこの里オセロ3ゲームスあの因縁の対決がオセロに…!かわいいルックスにも注目を。国民的お菓子である「きのこの山」と「たけのこの里」。「どちらのほうが好きか」という論争が知られているが、そのバトルをオセロで楽しめるのがこちら。きのこの山とたけのこの里を模したリアルなコマをくっつけたものを石とし、相手の石を挟んでひっくり返す。自分の推しを選んで行うバトルは、白熱すること必至です!「きのこの山VSたけのこの里オセロ3ゲームス」はさみ将棋や四目並べでも遊べる。オセロ石の台座を離すと、きのこの山、たけのこの里がそれぞれ一つのコマになるので、それを使用する。¥1,980(メガハウス TEL:03・3847・1757)©meijiTM&©Othello,Co.and MegaHouse小枝こえ~ダ!?ショックゲーム小枝が飛ぶかもしれないスリルに思わずハラハラ、ドキドキ…!サクサク感がおいしい「小枝」にそっくりなアクションゲーム。ケースに入った“小枝スティック”を順番に引き(やや強めに引くのがおすすめ)、ハズレを引いたらアウト。中のスティックが容赦なくバーン!と飛び出す。小枝スティックの裏に書いてある指示を実行する「小枝コマンドゲーム」など、全4種の遊びができます。「小枝こえ~ダ!?ショックゲーム」小枝スティックの裏に書いてある数字をポイントとして足し、小枝が飛び出した時に一番獲得数の高い人が勝つ「小枝ポイントゲーム」やおみくじも楽しめる。¥1,980(メガハウス)©MORINAGA CO.,LTDコアラのマーチてづくりキット〈おやつ王国〉チョコで作って、遊ばせて!ファンシーでかわいい世界に夢中。おなじみのコアラたちを自作の王国で遊ばせる、「コアラのマーチてづくりキット〈おやつ王国〉」が登場。抗菌加工紙のパーツで馬車などを組み立てたり、また、溶かしたガーナを接着に使ったり、トッポをすべり台のパーツにするなど、ほかのチョコも活用。子ども向け商品ながら作りごたえは抜群!かわいい世界が好きな人とトライを。「コアラのマーチてづくりキット」公式サイトでは、商品には入っていないほかのパーツをダウンロードすることが可能。写真の「おやつ王国」のほかに「世界の動物めぐり」バージョンもあり。¥324(ロッテ TEL:0120・302・300)※『anan』2022年1月19日号より。写真・多田 寛取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2022年01月16日年末年始にやりたい「アナログゲーム」や、その他いろいろなゲーム関連コラムをご紹介年末年始、ゆっくりと過ごす時間の多いこの時期はご家族でゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか?発達障害のあるお子さんと一緒にやりたい、コミュニケーション能力を伸ばせる「アナログゲーム」やすぐに真似できそうなお手製カードゲームなどを紹介。オンラインプログラミングでのゲームつくり体験や、YouTube配信、休み期間だからこそ親子で考えたい「テレビゲームとの付き合い方」なども。気になるコラムはぜひリンクをクリックして読んでみてくださいね。「アナログゲーム」でコミュニケーション能力を伸ばす!ゲームを楽しみながらコミュニケーション能力を伸ばせる「アナログゲーム療育」をご紹介。伸ばしたいスキル別、年齢別など分かりやすく分類されているのでお子さんの特性に合わせたゲームを選ぶことができます。質問力が身につく!療育でも使われているカードゲームお子さんが楽しみながら「質問する力」を身につけられるカードゲーム「わたしはだあれ?」。年齢の離れた子ども同士で遊ぶこともできるので、きょうだいや帰省先のいとこたちと一緒に遊ぶのにもオススメです。子どもの「視覚優位」を活かしながら遊べるカードゲームドイツAMIGO社の「虹色のへび」は、美しい色のカードを並べてヘビを完成させるゲームです。そのカラフルさは自閉スペクトラム症のあるお子さんの特徴である視覚優位性を生かし、心を掴むのに最適です。お仕事カードからさまざまな仕事を知り、「なりたい自分」について考える!『7歳からできるみんなのハローワークゲーム』『7歳からできる みんなのハローワークゲーム』は、仕事をテーマにしたカードゲーム。105枚の「お仕事カード」と42枚の「とくちょうカード」、そして1〜3位の「順位カード」を使って行うゲームは、さまざまな職業との出合いと自分の興味に気づくきっかけになるのではないでしょうか。子どもの語彙力を伸ばすために。お手製のカードゲームで楽しくトレーニング2歳7ヶ月のときから1ヶ月に1回ほど言語訓練に通い始めたあーさん。おうちでもトレーニングを!と思いSAKURAさんは絵カードを作成。発達に合わせて絵カードの使い方が変わっていく工夫の様子が素敵です!ゲームについて親の悩みはさまざまで…寺島さん一家は家族そろってゲームが大好き!兄のタケルくんや妹のいっちゃんのゲーム遍歴など、寺島家のゲームとの付き合い方をご紹介いたします。ADHD息子とテレビゲームの付き合い方を考える5歳でテレビゲームデビューした、ADHDと自閉スペクトラム症のあるむっくん。ウチノコさんはむっくんの特性を考えて最初に「ゲームを楽しむためのルールつくり」を始めます。小1、ASDミミくんの初めてのゲームづくり体験!オンラインプログラミング教室で初めてゲームつくりを体験したミミくん。集中できる?楽しめる?ゲームは完成する!?その様子をtaekoさんにレポートして頂きました。発達凸凹きょうだい、なんとyoutuberデビュー!情報を得たり、ケンカトラブルを減らせる一方で、子どもたちが熱中しすぎてほかの活動の妨げになってしまうなど、悩みのタネになる面もある「YouTube」。そんな中、パパの提案で親子でYouTube配信を始めたスガカズさん一家。前半は配信のためのルールつくりや保護者のやるべき環境調整について、後半は配信で得られた変化や成長などを振り返っています。ゲームで家族のコミュニケーションをさまざまなゲーム関連のコラムをお届けしました。年末年始はご家族みんなでゲームなどをして、楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年12月31日今年はどんなコト、モノが人気だったのか、そこにはどんな背景があったのか、カルチャー好きの「SHOWROOM」代表の前田裕二さんとフリーアナウンサー・宇垣美里さんの2人が考察。その魅力をたっぷり紹介します。今年はどんなカルチャーが人気だったのか。まずは、トレンドの動向にも敏感な「SHOWROOM」代表の前田裕二さんに、ご自身が注目したことについて伺うと、「個人的にインパクトが大きかったのは、韓国カルチャーです。昨年から『梨泰院クラス』や『愛の不時着』など、エンタメの勢いはすごいものがありましたが、今年も9月から配信が始まった『イカゲーム』(すべてNetflixオリジナルドラマ)が、Netflixで過去最高の視聴者数を記録。僕の会社でも、『smash.』でBTSのコンテンツを立ち上げ、その反響の大きさを実感しています。ただ、これは韓国カルチャーに限ったことではなく、今年のトレンド全般に言えることですが、ヒットするコンテンツに共通しているのは、“顧客目線”をこれでもかというくらいに徹底的にやりきっているところ。受け手の感動に関して半端じゃないくらい研究している。また、設定が小難しくなく、間口が広いこともポイントです。特にこの一年の映像作品やゲームのヒットにはこの傾向を顕著に感じます」人気の秘訣は、いかに「ハラハラドキドキ」をやりきるか。映像作品では、映画『東京リベンジャーズ』や、Netflixオリジナルドラマ『今際の国のアリス』など、「渋谷」を舞台にした映像作品が目立った一年に。「妻夫木聡さんが出演していて日本でもヒットした中国映画『唐人街探偵 東京MISSION』にも渋谷が出てきましたよね。私の大好きな漫画『GALS!!』は、渋谷のギャルの物語ですが、原作と東京ガールズコレクションがコラボするなど人気です。渋谷はこれまでも注目されてきた街ですが、今年はなぜかな…。『東京2020オリンピック・パラリンピック』が開催されて、東京に注目が集まり、なかでも渋谷は象徴的な街だからかもしれませんね。特に駅前のスクランブル交差点は、関西出身の私も上京する前から知っていましたし、海外でもあの光景を見れば東京だとわかる人は多いと思います。“画”としての強さが、選ばれる理由なのでは」(フリーアナウンサー・宇垣美里さん)また、渋谷の雑多なイメージが、今どきヒットする作品のムードにハマりやすいと、前田さんは感じている。「『今際の国のアリス』でいうと、登場人物が、歩きスマホをしたり、吸ったタバコを道にポイ捨てするんです。TVでは扱えないような表現ですよね。渋谷は、そんな一種の危うさや、社会的に必ずしも許容されがたい人間の業や荒削りさも内包されている街。ちょっとハラハラする街です。デスゲームを軸とした『イカゲーム』しかり、最近人気になるコンテンツに共通しているのは、共感できるベースシナリオの上に、ピュアなハラハラドキドキが乗ってくるところ。そういう刺激的な描写と相性がいい街なんですよね。僕は以前から、渋谷が併せ持つ危うさの側面と希望の側面という一見相反するエネルギー、いわば、どこかベンチャー的な性格が大好きです。大きなリスクを張って勝負しに来て、ぺしゃんこに潰されちゃうかもしれないけれど、一方で何かすごいことが起こりそうな、えも言われぬ期待もある。僕の会社も渋谷にありますが、そういう常にドキドキと向き合えるところに惹かれて、ベンチャーが多く集まるのかなと思います」今年はコロナ禍も2年目となり、カルチャーを摂取する場は家の中が基本という人も多かったはず。インドアな娯楽の代表格ともいえるゲームでは、バトルロイヤル系の『Apex Legends』や、宇宙を舞台にした人狼ゲーム『Among Us』など、前田さんの話ともつながるハラハラドキドキ系タイトルがトレンドに。「僕が今年よくやっていたのは、『グランド・セフト・オート V』という、プレイヤーが街で車を盗むなど、かなりの悪事を働くゲームで、現実の世界では体験しないことの連続です。ちょっと悪さをするとすぐ警察が追いかけてきますが、捕まらないように逃げるというハラハラを一瞬で味わえます(笑)。『Apex Legends』や『Among Us』はオンライン上でプレイヤーが殺し合うゲームですが、今はまったり楽しむということより、こうした現実とはかけ離れた刺激がバーチャル空間で求められていると感じます」(前田さん)その理由には、昨今のユーザー側の志向の変化が影響していると考えられるという。「ある大ヒットネット配信ドラマの脚本を友人が手がけていたのですが、物語の開始5分で“事件”を起こす、つまり早い段階で刺激を作ることを意識していたと言っていて、これは面白いと思いました。配信ドラマでは、映画館と違って、ドキドキしない単調な流れに直面すると視聴者がすぐに離脱できてしまうからです。サクッと体験できるインスタントな刺激を提供することが重要なのでしょう。1.5倍速での再生が増えているのも、サクサク進んでほしいからだと思います。これはゲームにも言えることで、ヒットゲームに共通することは、実況映えすること。つまり、プレイ実況動画がたくさん上がるゲームは流行ります。最近は面白い実況を見て、自分でもプレイするという人がかなりいると思いますが、では、どうやったらたくさんプレイされるか?それは、「リアクションがとりやすい」ことです。つまり、ここでもやはり“刺激”です。『うわあびっくりした!』などリアクションをとれないと実況が面白くならない。となると、必然的に刺激的な展開が次々起こるゲームがプレイされますよね。FPS系(プレイヤー視点のシューティングゲーム)の、人を銃で倒し、倒される世界はまさに刺激の巣窟です。また、今年人気を集めたのは、最後の一人になるまで殺し合うなど設定がシンプルで初心者でも入りやすい、かつAPEXなど初心者でも熟練者に勝ちやすいタイトルでした。これらのわかりやすく始めやすいゲームが、コロナ禍を機にゲームを始めたライトゲーマー層を多く取り込んだのだろうと思います」(前田さん)現実世界では癒しやエンパワーメントを感じたい!ほかにもカルチャー系で話題だったものといえば、ストップモーションアニメの『PUI PUI モルカー』が印象的。羊毛フェルトでできたモルモットの姿の車“モルカー”は、SNSで話題となり、日本はもちろん台湾など海外でも大人気に。「私が出演している『アフター6ジャンクション』のパーソナリティの宇多丸さんが、『PUI PUI モルカー』放送開始前の記念イベントに参加されていたこともあり、私も最初から見ていて大好きでしたが、まさかこれほどブレイクするとは!まずはもふもふと丸いフォルムがめちゃくちゃかわいいのと、トコトコした動き…。たまらないです!なのにストーリーにはシュールなところがあって。そこも含めて楽しめたのが、多くの人の心を掴んだ要因だったのではないでしょうか」(宇垣さん)もふもふしたフォルムで、かわいいだけじゃないというのは、個人のクリエイターが手がけ、販売すると争奪戦になるという一点もののユニークなぬいぐるみのブームにも共通する模様。「余白というか、突っ込みどころがあるというのも愛される理由だと思います。人は誰しも矛盾やいびつさを抱えながら生きていると思いますが、そんななか、剛速球ストレートど真ん中みたいな、ただ純粋にかわいいだけ、というキャラは、劣等感すら覚えてしまう。その点、たとえばモルカーの場合は、行動も良い意味でツッコミどころが多いですが、そもそも“モルモットが車になる”なんて、ある意味、設定が狂気じみているところがむしろいい(笑)。しかも、モルカーも最近流行りの韓国ドラマの主人公も、原則弱い人の目線に立って寄り添います。こうしたキャラクターが報われる過程で心打たれるし、共感できる。コロナ禍で弱い立場に置かれた人が多い今、優しい弱者の勝利に自分を投影しやすいのかもしれません」(前田さん)もふもふつながりでいうと、上野動物園に双子のパンダが生まれたことも話題に。「ぬいぐるみに触ったり、うちにはワンコがいるのでその子を抱っこしたり、もふもふに触れて癒されていますが、家で動物の赤ちゃんの動画を見ているだけでも、ほっこりできる。直接会いに行きづらい今、動物園の職員さんが以前にも増して動物の動画をネットで配信してくれるので、それを私のようにありがたく享受している人はたくさんいると思います」(宇垣さん)一方、エンタメ作品では、昨年、アカデミー賞4部門受賞した映画『パラサイト 半地下の家族』など、社会問題が盛り込まれた物語がヒットする傾向が続いているが、今年は女性たちが自らの生きづらさを解消するために連帯するシスターフッドもののドラマや映画が豊作だった一年でもある。「私も今年、『17歳の瞳に映る世界』や『モロッコ、彼女たちの朝』『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』などシスターフッドが感じられる作品をたくさん観ました。私はシスターフッドものが好きで以前からよく観ていましたが、最近は作品数が増えているなと思います。『#MeToo』運動からの価値観のアップデートが目覚ましく、幸せな関係性の象徴として描かれてきた恋愛も、今はそれだけがすべてではないということが浸透し始めているからかもしれませんね。女性同士の連帯からは、すごくエンパワーメントされますし、女性特有の辛い現実があるからこそ、シスターフッドものが響くところはあると思います」(宇垣さん)「それこそ優しい弱者の勝利ではないですけど、難局を乗り越えるために弱い立場の人同士が手を取り合うのは、現実でもフィクションでも今の時代、とても必要とされている。それに、愛のカタチは恋愛だけじゃないという価値観は、確かに広がっていますよね。世の中には男女の恋愛ありきという風潮に息苦しさを感じている人もいて、そういう人たちが生きやすい社会にしたいと活動する人が増えると、そこを目掛けてコンテンツを作る人も多くなる。シスターフッドのような作品は、今後ますます増えていくと思います」(前田さん)まえだ・ゆうじ1987年生まれ、東京都出身。「SHOWROOM」代表。日本テレビ系『スッキリ』火曜コメンテーター。著書『メモの魔力 The Magic of Memos』(幻冬舎)がロングヒット。愛読者による“メモ魔会”も開かれている。うがき・みさと1991年4月16日生まれ、兵庫県出身。フリーアナウンサー。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』火曜パートナー。『週刊プレイボーイ』(集英社)などでコラムを連載中。著書に『愛しのショコラ』(KADOKAWA)ほか。ニット¥35,200ワンピース¥39,600(共にドレステリア/ドレステリア 京都店 TEL:075・211・0213)ネックレス¥20,900リング¥18,700(共にココシュニック TEL:03・5413・5140)クオーツリング¥19,580(ステラハリウッド TEL:03・6805・0390)シューズ¥56,100(ザ・グランドインク〈ロランス〉/ザ・グランドインク TEL:03・6712・6062)※『anan』2021年11月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・滝沢真奈(宇垣さん)ヘア&メイク・山下智子(宇垣さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年11月13日新型コロナウイルスの影響で、これまでに比べて子どもが家にいる時間が長くなる傾向があります。そうなると気になってくるのはついつい長くなりがちなゲーム時間。それぞれの家庭では、一体どのような対策をとっているのでしょうか?今回はアンケートを元に、子どもとゲームとの付き合い方について、考えてみたいと思います。■6割が「ゲーム時間を決めている」と回答アンケートでは、子どもがゲームをする時間を決めているかどうか聞きました。その結果、「決めている」と答えた人が62.5%となり、6割を超えました。ただ、そのうち32.5%は「守られていない」と回答していて、約半数の家庭では、ゲーム時間の取り決めが形だけになってしまっていることがわかります。一方で、25.7%は「決めていない」と回答しました。そして、約1割に当たる10.1%の人は、「ゲームをしない」と答えています。Q.お子さまのゲーム時間、決めている?決めているが守られていない 32.5%決めている 30.0%決めていない 25.7%ゲームをしない 10.1%その他 1.8%■「ゲーム時間を決めても守ってくれない…」まずは、もっとも回答が多かった「決めているが守られていない」という声を見てみましょう。「決めても聞かないので無法地帯です。あまりにひどいときは、電源コードを隠したりコントローラーを隠したりしています」(静岡県 40代女性)「決めていますが、ステイホームでどんどん時間がのびちゃってます。宿題してたまにお手伝いしてくれたらOKってことになってます」(神奈川県 40代女性)「去年の緊急事態宣言の時に自由に使わせてしまった事を後悔してる。どんどん時間が増えて睡眠不足が激化。担任の先生に相談したら、うちの家だけじゃない、クラスのほとんどの子が抱えている問題だって言われた」(佐賀県 30代女性)「やめる10分前から声掛けを始めますが、『セーブしてない』『新しいところ始まっちゃった』など、時間になっても言い訳ばかり。本人にやめる時間を決めさせてもダメで、強制的にやめさせると不機嫌に…」(神奈川県 40代女性)アンケートでは、決めたゲーム時間を守れないという悩める親たちからの声が多く寄せられました。なかには新型コロナの感染拡大によって続く自粛生活によって、ゲームのルールが守れなくなったというコメントもあり、外出することがままならない中、子どもたちのゲーム時間が増えている現状が読み取れます。さらに、「思春期の息子がゲーム依存症になってしまい大変でした。この世からゲームがなければと、何度思った事か…」というつらい体験談も寄せられていました。筆者自身は、小3と年長の男の子がいますが、ふたりともゲームが大好きです。1日に45分までと決めて毎回アラームをセットしているものの、プレイの途中で鳴ると「今はやめられない」、「あとちょっとだけ」と、長引いてしまうことも少なくありません。なかなかゲーム時間をきっちりと決めて生活することは難しいなと、日々感じています。■ゲーム時間のルールどうしてる?また、「ゲーム時間を決めている」と答えたのは、30.0%でした。どうやってゲームのルールを決めているのでしょうか。「朝の支度が終わり、学校行くまでの短時間で毎日10分くらいですが、今のところ不服はなさそうです」(神奈川県 30代女性)「ゲームは学校が休みの週末のみの1時間と決めています。もちろん、金曜日に出た宿題や月曜日の用意まで全て済んでから、という約束で」(宮崎県 30代女性)「平日も休日も、1日1時間15分ゲームをやっていい事に決めています。時間がくると自動で電源スリープになるようにしていて、残り15分の通知が出ると、終わりへと向かうので、文句やイライラする事もありません」(神奈川県 30代女性)「朝早起きして勉強したら朝7時までゲームOK。帰ってきて学校の宿題と習い事の学習をしたら1時間。ただし夜9時までには寝ることと決めたら、朝6時に起きて勉強するようになりました」(福岡県 40代女性)「ゲームの時間を決めても守らないので、勉強の時間を決めています。勉強の時間に合わせて遊ぶので、結果的にはゲームの時間を制約できています」(三重県 40代女性)コメントによると、時間を決めている家庭の多くは、ゲームをする時間帯も決めているようです。早起きして朝にしたり、夜寝る前にするなど、それぞれの生活リズムに合わせて、ゲームの時間とタイミングを定めていることがわかります。また、それを子どもたちもルールを守りながら上手にゲーム時間をとっていることが伝わってきますね。■時間制限はなくてもルールはあり!一方で、ゲームの時間を「決めていない」と答えたのは25.7%のパパやママたちです。どうやら、そこにはさまざまな事情が隠されているようです。「時間を決めても、共働きのため常に見張っていられないので決めていません」(鳥取県 40代男性)「制限時間は決めてないけど、『やる事をやってから自由時間』というルールだけは決めました」(神奈川県 40代女性)「時間は特には決めていません。宿題と自主学習はすることと、30分くらいで一度目を休めるようには伝えています」(北海道 40代女性)「ゲームの制限は特にありませんが、きちんと宿題や自学をしてからプレイすると本人が決めているようです。うちの子は、縛りがない方がゲーム依存しないような気もします」(千葉県 40代女性)「やることやって、寝る時間さえ守ればOK。うちは父子で同じゲームを楽しんでいるので、コミュニケーションも取れるし問題ないかなと思ってます」(神奈川県 30代女性)「共働き家庭でなかなか目が届かない」という意見は、おそらく多くの共働き家庭で同じ悩みとして持ち上がっていることと思います。寄せられた声を読むと、多くの家庭ではゲーム時間は決めておらずとも、何かしらのルールは決めているようです。「やることをやったら」とか、「寝る時間を決めたら」など、条件付きでゲームができるようにすることで、ゲーム時間を制限していることがわかります。またゲームを長くやるために勉強に早く取り組むなど、モチベーションの上昇にも一役買っているといえそうです。■ゲームをしない家庭の理由とはここまで、ゲーム時間の制限についてパパとママたちのコメントをみてきましたが、約1割程度は、「ゲームをしない」と答えていました。「そもそもゲームを持たせていません。寝る前に、親子で読書タイムを設けています」(長野県 40代女性)「近年のゲームは高額過ぎて手が出ないです。今は小1なので基礎を固める大事な時期。宿題や読書をコツコツやる方を優先したいです」(岩手県 40代女性)「ゲームをする暇がありません。そんな忙しい毎日ですが、子どもたちは生き生きとしています」(京都府 40代女性)ゲームがなくても、読書などの楽しみを見つけて、生き生きとする子どもたちの様子が思い浮かびますね。■ゲームと付き合う上で大切なことアンケートの結果からは約9割がゲームをしていると思われる中、どのようにすれば親子でゲームと上手に付き合っていけるのでしょうか。「小学生の姉妹がいます。月曜に充電したら次は金曜まで充電できないルールを決めました。次の充電日を楽しみにしながら、時間を気にしてくれるようになりました」(青森県 40代女性)「ゲーム時間は決めていません。自分の大切な時間の使い方の話をしているので、おのおの考えているようです。遅くまで起きていたら、朝起きれないし、ゲームばかりしていたら勉強できない。生きている時間の使い方を伝えています」(神奈川県 50代女性)「大人だってスマホを手放せないんだもの、子どもになんか守るのは難しいですよね。近くにいる大人がいろいろな引き出しを持ち、常に新しい情報を更新して、子どもとともに悩んでルールを決めていきたいです」(茨城県 40代女性)「ゲームで友だちと会話ができるみたいで、不登校のお友だちと仲良くゲームしてたら元気に学校行けるようになったらしい。 悪い事もあるけどいい事もあると思う」(静岡県 40代女性)「コロナ禍の今の世の中は、友だちの家にも行けなくて、あれもこれも ダメで、子どもがかわいそうだと感じます。いっそのこと、子どもにルールを決めさせてあげればいいのではないですか?もう少し、暖かい目で見てあげてください」(北海道 50代男性)ゲームは使い方によっては、親子や友だちでの大切なコミュニケーションツールになりえるという意見も多く目にしました。確かに我が家でもゲームに関する会話をすることが多く、「もう少ししたら攻略できるから頑張る」、「友だちと好きなゲームが一緒だった」などと、日常の中でゲームは子どもの大切なアイデンティティになっていると感じます。大切なのは、家庭内でルールを決めて、そのルールの範囲内でゲームと付き合っていくことなのではないでしょうか。また、そのルールも親が一方的に決めるのではなく、子どもの意見を聞きながら話し合って決められるといいのかもしれませんね。最後に、このようなコメントも紹介させてください。「我が子は『スクリーン依存症』のチェック表のほとんどに該当してしまい、子どもと何とか直そうと話し合っているところです。与える側の父親と管理する側の母親の考え方がなかなか一致せず、夫婦仲が悪くなりやすい傾向にも…。慎重に取り組んでいます」(岩手県 40代女性)「高校生の子どもたちは小さい頃からルールを決めてやらせてきたので、今では注意をされることがほとんどない。一番ひどいのは夫。休みの日は一日中横になってスマホゲーム。一番守れてないのは子どもではなく夫」(千葉県 50代女性)コメントをみていると、ゲームとの関わり方において、夫婦間で意見が違うという声や、パートナーのゲーム時間の長さに対して不満を抱いている人がいることがわかりました。子どもも、親の方針が定まっていないと、戸惑うし、自分にとって甘い対応に従ってしまうでしょう。もし、ゲームとの付き合い方に悩みを抱えている場合では、子どもよりも先に、パートナーや祖父母など、子どもの周辺にいる大人たちで話し合うことから始めてみることが大切といえそうです。ゲームをするかしないか、時間制限をするかしないかなど、親子によって正解の形は違うことでしょう。家族でもしっかりとコミュニケーションをとって、納得できる落とし所を探す必要があるのかもしれませんね。Q.お子さまのゲームの時間、決めている?アンケート回答数:5809件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2021年11月02日ゲーム好きなら知らない者はいない、世界中に多くのファンを持つクリエイターである小島秀夫さん。新作のお話や、ゲーム界の変化、今後、目指していることなどを直撃しました!間接的なつながりを今作を通じて感じてほしい。Camera Press / Charlie Clift / BAFTA1987年に発売された初監督作品『メタルギア』でデビューして以来、第一線を走り続ける世界的ゲームクリエイター・小島秀夫さん。2015年末にはコジマプロダクションを設立、‘19年に独立後初となるPlayStation4用ソフト『デス・ストランディング』を世に放ち、大きな話題を呼んだ。舞台となるのは、タイトルにもなっているデス・ストランディングと呼ばれる怪現象によって、人々が分断された世界。“伝説の配達人”と呼ばれるサム・ポーター・ブリッジズは、孤立して動けなくなった人々のために、未来を運ぶ任務に就くことになる。今作の大きな特徴の一つとなっているのが、人との緩やかなつながりを感じられること。オンラインでの協力プレイなどとは違う、新しい距離感を体験できる。「今作を作り始めた時、(ドナルド・)トランプ前大統領が壁を作ったり、イギリスがEUを抜けたりと、世界的に分断が進んでいる兆候がありました。それと同時に、リアルタイムで世界とつながるという素晴らしいテクノロジーを持ちながらも、匿名で人を中傷したりと、共闘もしくは、互いに戦うようなことが起こっている現実もあって。ゲームの世界においても、いまだ、棒で殴り合うような内容のものばかりで、昔から変わっていない。そうした現実がある中で、“一歩引いたコミュニケーションとは何か”ということをゲームで感じてもらう、最先端のテクノロジーを使って距離を置いた間接的なコミュニケーションを体験してもらうことが、このゲームが目指したところの一つです。スマホなどですぐにリアルタイムでつながる今とは違い、昔は一回の電話を逃すと連絡がつかなかったりしたでしょう。電話がない頃は、いつ読まれるのかわからない、読まれない可能性すらある手紙でコミュニケーションをとっていた。その時に必要なのは、お互いの思いやりなんですよね」その手紙のような装置として、今作では、他のプレイヤーの痕跡が登場する。オンラインでプレイすると、別のプレイヤーが作った橋や梯子、バイクやブーツといったアイテムなどを共有できる。また、助けてもらった感謝の気持ちを込めて、「いいね」をすることも。圧倒的な孤独の中で世界を救おうとする主人公、つまりプレイヤーに、温もりを感じさせる。「今作は、強い寂寥感が生まれるように作っています。プレイヤーが、“こんなに苦労をして世界をつないでも誰ともハグできないし、なんでやねん!”と思っていると、ゲームの中に足跡や梯子をかけた跡など、痕跡を見つけるわけです。すると、自分と同じような人がいること、間接的につながっていることに気づくことができる。ゲームって、孤独な人がやるという側面もあると思うんですよ。こっち(現実)ではうまくいかない人が、架空の世界では主人公になれ、人とつながることだってできる。『デス・ストランディング』は、そういうメッセージも含めたゲームなんです。ただ、最初はその構造がわからないから、そこに至る前にやめようとする人もいると思うんですよね。とはいえ、ゲームは、プレイヤーが自分で物語を紡いでいくのが基本です。自分が何もせずとも話が進む状態になるのもきつい。そのバランスはすごく難しかったです」痕跡は、ゲーム内だけでなく、現実の世界におけるつながりを意識する装置にもなっている。「山登りに行くと、“これ、誰が作ったんだ”と思うような、丸太でできた橋とかがあるでしょ。それが本当に助かるわけです。同じ山でも、低い場所にあるのより高い場所にある自販機のほうがドリンクの値段が高かったりするけど、それも誰かがそこに持ってきてくれたから飲める。その視点で見ると、道路もコンビニも誰かが作ってくれたから利用できるし、そういう社会で自分は生きてきたとわかるはず。ゲームにおける足跡や建造物は、それに気づくギミックでもあるんです。間接的につながり、群れることで、人類は生きていけるんですよね」プレイした人の力になれる作品を作りたいんです。©2019 Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONSまるで映画のように美しく、リアリティあふれる映像も、小島監督作品の魅力の一つ。今作では、ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセン、レア・セドゥなど世界的な俳優が登場。本人の動きをモーションキャプチャーによりスキャニングしている。なぜそこまでこだわりを見せるのか。「たとえば、プレイヤーがAからB地点に行きたいけど、その間に敵がいて倒すというのが40年前の『スペースインベーダー』をはじめとするゲームです。でも、なぜ、そうしなければいけないのか理由がわからないですよね。僕は映画や小説好きでもあるので、それがちょっと嫌なんです。プレイヤーに目的意識を持たせ、プレイしたいという興奮状態にさせ、動機を与えるためにドラマが必要なんです。正直、デモとして長く見せるのは、あまり頭がいいアプローチではないですが(笑)、僕のような映画や音楽、小説が好きな人に向けてやっていることでもあります(笑)。あと、今作では、ゲームの中で歩いていると突然、音楽が流れ、カメラのアングルが下にガーッと下りる場面がありますが、これは、テレビドラマシリーズなどで、いいタイミングで音楽がかかったり、コラージュが出てくるという演出をゲームでやってみたかったんです。カメラも替わり、自分が操作しているけれど映画を観ているような気持ちになり、音楽とともに風景を楽しめます」強い没入感を得られることで、キャラクターとの一体感にとどまらず、ゲームの世界を体験できるところも小島作品の特徴の一つ。「ゲームが暇つぶしになることは重要ですが、バーチャルで体験したことを現実の世界に持って帰ったり、その人の力になれる作品を作りたいんです。僕自身、映画や小説などの作品に背中を押してもらった、学校では教えてくれないことを学んだ、という恩がありますから。いろんなゲームがあっていいけれど、たとえば戦争のゲームであれば、その背景や戦争の悲愴さを、遊びながら理解させるべきだと思うんです。ゲームは昔の漫画のように、自然と学びが頭に入りやすいメディアだと思うので」9月24日には、PlayStation5用ソフト『デス・ストランディング ディレクターズカット』が発売される。ディレクターズカットと謳っているが、新しい要素が多く追加されたものに。「マップを大改造して行けなかったところに行けるようになったり、“こういうのがあったらよかった”という武器や装備、イベントを追加しました。基本的には発売後にユーザーからもらった反響や反応を取り入れています。敵と戦う練習ができる場所やレース場も追加。歩いている時に流れる音楽の種類も増やし、ディレクターズカットではなく、エクステンディッド(拡張)バージョン、『デス・ストランディング1.5』という感じです。PS5では、上下は切らずに左右を広げ、その分を新たに作り直しました。情報量が増え、既に見た風景も違って見えます」『メタルギア』では、隠れることに基軸を置いたステルスゲームを確立。その後も常に新しい試みを続けている小島さん。今後、ゲームをどんなふうに進化させていきたいかと尋ねてみると。「僕がやりたいのは、リアルタイムで変わっていくゲームです。せっかく全世界のいろいろな年齢、職業の人が同じゲームをやっているのに、みんながみんな、同じようにプレイしている。そうではなく、住んでいる場所や、その人の感覚で変化していくものですね。以前、『ボクらの太陽』というゲームを作りました。持ち運びができるゲームボーイアドバンスに、さらに太陽センサーと時計をつけたものです。太陽の光量をゲームに反映させてバンパイアを倒すので、遊ぶ場所や時間によってゲームに変化があるわけです。そんな仕掛けが、人が作ったシステムをリアルにつなげてくれるんです」また、「遊ぶ側がクリエイティブになっている」と、受け取る側の大きな変化も感じている。「これまでは作る側とプレイヤーと批評家がいる世界でしたが、今はプロゲーマーとゲーム実況者がいて、さらに最近では、ゲーム内カメラマンまでいますから。著作権の問題をクリアしないといけませんが、僕にはさらにその先のアイデアがあるんです。まだ、作れていないですけど(笑)。でも、作り手としては、ゲームを作って遊んで終わりじゃないのは、嬉しいですよ。お金は入ってこないですけどね(笑)。僕が運動場を作り、そこでみんなが遊んでいる。野球の九回裏が終わっても運動場を潰さずに、いろいろな人が引き継いで楽しんでくれている感覚です」ゲームにおけるテクノロジーの進化は、小島さん自身にも嬉しいつながりを生んだという。「最初、ゲームは二次元だったんです。音楽も奏でられなくて、ピープー音で。色も16色くらいからスタートしました。メディアがCD‐ROMになった時はすごく嬉しかったし、声優さんを使えるようになった。プレイステーションやセガサターンなどで、ポリゴンが表現できるようになった時は、“これだ!僕が作りたかったものができる!”と興奮しました。モーションキャプチャーは1999年くらいから使われるようになり、今や、俳優さんと仕事をしているわけです。テクノロジーの進化のおかげで、これまでつながることがなかった俳優やアーティスト、そのほかの職業の人たちとつながり、一緒に一つの目標に向かっていける。それが一番、感動します。今回、ananからインタビューがきたこともそうですよ。普段はゲーム雑誌ばかりですから(笑)。デスストには、“ベリーイージー”という簡単なモードがあり、頑張れば進めるようになっているので、普段、ゲームをしないというアンアン読者の皆さんも、ぜひプレイしてみてください。ネットフリックスを見る感覚で、映像を楽しんでもらってもいいですし。きっと、“小島秀夫すごいわ~!”と、思ってくれるんじゃないでしょうか(笑)」©2019 Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS『DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT』9月24日発売予定。パッケージ版、ダウンロード版 各¥6,490PlayStation5/ソニー・インタラクティブエンタテインメント ©2021 Sony Interactive Entertainment Inc. DEATH STRANDING is a trademark of SonyInteractive Entertainment. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS.こじま・ひでお1963 年生まれ、東京都出身。コジマプロダクション代表。‘87年に『メタルギア』で監督デビュー。『スナッチャー』『ボクらの太陽』など、数々の名作を手がけている。※『anan』2021年9月15日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年09月11日■前回のあらすじ私が中学生になると母はびっくりするほどゲームについて何も言わなくなりました。妹も無事にゲームデビューを果たし…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。短いようで長かったような、連載も本日で最終回です。ぜひ、最後までお付き合いいただけるとうれしいです。■大人になった私は夜な夜なオンラインゲームを楽しむように…なんだかんだでゲームが大好きなまま大人になった私。働き始めるも、実家に住んだままだった上に、ガンガン飲みに行こう! といった職場でもなかったたため、大好きなゲームにじゃんじゃんお金を注ぎ込む日々でした。とはいえ、もちろん、ある程度は貯金しながら…とは考えておりました。オンラインゲームのおかげで夫さんと知り合い、いまでは二児の母になりました。子どもたちを連れて帰省した際に母は、「夫さんと知り合って、しかも孫が二人も見られるなんて、ゲームが嫌いだ! って言えなくなってきちゃった」と笑って言っていました。母は「ゲームを好きになれないのは、単に世代が違うからかも」とも感じているようです。たしかに、そういう部分もあるかもしれません。なんとなくですが、ようやくこのタイミングで、私と母とのゲームに対する気持ちのズレを解消できたのでは、と思います。 ■私がたどり着いた「ゲームは悪なのか?」の答えは…!?そんなわが家は、おうち時間が多くなったことをキッカケに、息子もゲームデビューを果たしました。しかし、やはり長時間ゲームをやっていると目が悪くなってしまうので(経験者は語る)、制限時間をきっちりと設けた上で家族でゲームを楽しんでいます。母のゲーム嫌いは直りそうにありませんが、いろいろあったこの数十年、やっとお互いに穏やかな気持ちで向き合えるようになったと、私は思います。夏休みが始まったご家庭も多いと思いますので、子どもとゲームの関係性に悩む、お父さんやお母さんの参考に少しでもなれば幸いです。
2021年07月20日■前回のあらすじ小学校の卒業式でA君のお母さんからお礼を言われた母。そこから母のゲームに対する意識が少しずつ変わっていきます…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。今回は、前回で意外な展開のあった母と私のその後について書きたいと思います。■中学に入ると母は何も言ってこなくなった中学に入学すると、母がびっくりするほど何も言ってこなくなったことに気づきました。母が何も言わなくなったのは、中学生になると、親同伴で出かける機会が少なくなったことに加え、「手がかかるタイプの妹の誕生」と、「もう1から10まで親の監視下に置くのが不可能になった」からなのでは、と思っています。さらに当時を思い返すと、勉強を学校のほかに毎日5〜6時間やっても、驚くほど結果がついてこず、むしろ坂を下るように成績が落ちていき、勉強漬けの毎日に疲弊して、明らかに私の表情が暗くなったことも、影響しているかもしれません。私の記憶が正しければ、学年順位のワースト2位まで成績が落ち込んでいたことがあります。主要5教科をすべて足しても70点くらいの時もあった記憶が…。われながら恐ろしいですね。当時は、何も言われなくなった=もう諦められた、と思っていましたが、ようやく母も私もお互いに“なんとなく自由になれたタイミング”だったのかもしれません。とはいえ、母はすべて見放したわけではなく、私が調子に乗って朝方までゲームをしていて、学校に行く時間に起きられないと、全力で叱ってくれました。この頃から、母と私は、お互いにとって良い距離感が保てるようになったのだと思います。 ■自分が親の立場になって気づいた「母」のことそんな生活がずっと続き、ある日、母に「それ(ゲーム)楽しいの?」と聞かれたことがありました。私は少しビクビクしながら答えたのを覚えています。その頃になると、妹もシレッと私のゲーム機のスイッチを入れて、勝手にゲームデビューを果たしましたが、母は何も言いませんでした。正直、「なんで?」とは思いましたが、やはり母には聞けませんでした。怖いから。しかし、母が妹に対して甘く見えてしまうのは、私をものすごく必死に育ててくれていたからなのだと思います。子どもの頃は、まったくそれに気がつきませんでしたが、自分が子どもを持つ立場になってから、当時の母の気持ちがようやくわかるようになりました。母はただ一生懸命だったんです。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月19日■前回のあらすじ絵に描いたような優等生だった母。娘の教育に対する意識も高く、幼稚園の入園が決まってからも、まるで難関校の受験生のような生活が続いたが…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。今回は、前回から時が進み、私の小学校編をお送りいたします。■ゲームの話は友だち作りに大いに役立ったつらかった小学校受験期を終え、どうにか母の希望通りの小学校へと進学することになった私。母の希望に添うことはできましたが、依然として私と母とゲームの関係性に変化はありませんでした。しかし、まだゲーム全盛期だった小学校時代。ゲームの話は友だち作りのきっかけに大変役立ちました。それまでA君とはクラスが違ったので、関わりがありませんでした。ですが、いざ会話をしてみると非常に大人っぽい子で、彼と話すきっかけになったゲームのことは今でも忘れません。そこから再び時は流れて、小学校の卒業式での出来事。ここで母と私に転機が訪れます。 ■A君のお母様から感謝された卒業式の合間に、私の母とA君のお母さんが初めて対面しました。A君のお母さんは、A君と私がゲームのおかげで意気投合して友だちになり、卒業まで仲良くしていたことに、とても感謝してくださりました。今思い返すと、A君はクールな一匹狼タイプで、ギャーギャー大騒ぎする子どもっぽい私とは真逆のタイプでした。A君は遠足や学校のイベントも一人で過ごすことが多かったように思います。A君のお母様が涙ぐみながら、母にお礼を言ったことで、母の「ゲームなんて悪いものだ!」という意識は、ここから徐々に変わっていきます。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月18日■前回のあらすじファミレスでゲームから得た知識を披露してしまったところ、その日、母は私と口を聞いてくれなくなりました…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。前回でも母の熱血教育っぷりに少し触れましたが、今回はそんな母について掘り下げて書きたいと思います。■学生時代から何もかもが完璧だった母学生時代、運動神経抜群かつ成績優秀で高身長という、漫画キャラの設定か? と思うほどに完璧だった母。以前、祖母の家で母の学生時代の通知表を見せてもらったところ、まるで冗談のようにオール5の成績表でした。しかも休みもなく皆勤賞。私が子どもだった頃は、母が体調を崩して寝ている姿をほぼ見たことがなく、体も丈夫な人でした。しかし、時代とともに流れていくことができない、という部分が母の唯一の弱点でした。「携帯電話はひとりに1台」の時代になってからも「子どもにそんな高価な物はいらない」の一点張りで、学校のクラスで私一人だけが携帯電話を持っていない状況になったあたりで、「もうそろそろ不便だよねー」と、ようやく買い与えられました。なので、常に世間とのタイムラグが3~4年ある母だったと言えます。余談ですが、母は今ではよくある「お試しで数話無料で読める漫画サイト」などを「海賊版のやばいサイト」だと思っていたそうです。(そんなことはない)ただ、そんな母の教育に対する意識を高めてしまったのは、私の発達のはやさが一因になったと思います。発達が目覚ましかった私に「最高級の教育をしよう!」と思い立った母は、複数の幼稚園の見学に行きました。勉強に力を入れている幼稚園はもちろん、由緒ある歴史的な幼稚園や、英語や音楽の教育に重点を置いている幼稚園など…。中には通園に電車で1時間以上かかるところもありました。しかし、今親になった私の視点で考えてみると、通園に1時間以上ってとてつもないな…! と思います。家族みんなが5時起床になるなんて、ちょっともう、想像がつかないです…。 ■まるで難関校の受験生のような生活が続いた幼稚園の入園が決まってからも、それまでやっていた習い事(プール・ダンスなど)は継続。さらに、小学校受験対策の幼児塾にも通い始め、いつも幼稚園の帰りは眠くてたまらなかった記憶があります。とはいえ、この過密すぎるスケジュールに付き合う母もすごかったんだなと思います。しかし、学生時代に運動部だった母の体力はこの頃も健在で、のちに母から「もちこがゲームする時間を削れば全然いけるスケジュールだと思っていた」と言われました。トイレにABCの表やあいうえおの表が貼ってあったり、習い事と習い事の合間は、母に見張られながらファミレスで幼児用テキストをやる、という難関校の受験生のような生活が続くのでした。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月17日■前回のあらすじ私が3~4歳の頃、まさにテレビゲームのれい明期にして全盛期でした。しかし、ゲームが大嫌いな母はこのテレビゲームブームに非常に否定的でした…。みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。前回に引き続き、今回も「ゲームと私と母」についてのお話です。■ファミレスで起こった忘れられない事件幼稚園と幼児塾の間は、中途半端に時間が空いていたので、よく母とファミレスで時間をつぶしていました。ちなみに注文したものが運ばれてくるまでは、塾にむけてドリルの復習です。そして、この海老グラタンをめぐって、忘れられない事件が起こります。父とゲームをしながら漢字の読み方を教えてもらうことがあり、大好きな“海老”という字を覚えていた私。ここぞとばかりに母に知識を披露しました。喜んだ母でしたが…知識の仕入れ元が大嫌いなゲームだと知るや… ■母から「二度とゲームをするな」と言われている気分になった「ゲームの話ならどうでもいい」と言うかのように流されてしまいました。完全に地雷を踏んだ! と子どもながらに思いましたが、時すでに遅し。口から出た「ゲーム」という単語を取り消すことはもうできません。母はよほど「ゲームで得た知識」が嫌だったのか、その日はこれっきり私と口を聞いてくれませんでした。正直、私の勉強の仕方や生活態度によって、口を聞いてくれないことは日常的にあったので「ああ、いつものやつね」と、あまり気にしませんでしたが、この時はあまりの空気の冷えっぷりに「二度とゲームをするな」と言われてるように思えて…肝が冷えました。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月16日みなさま、いつもお読みいただきありがとうございます。mochiko.です。今回、育児中のみなさまにお伺いしたいことがございまして、全5話のコミックエッセイを描きました。題して「ゲームって悪だと思いますか?」です。なぜこんな質問をみなさまにしているかといえば、私の幼少期にさかのぼりながらお話しようと思います。夏休み直前の今、ゲームとお子さんの関係にお悩みの方もいるのではないでしょうか。■母はゲームそのものに否定的だった私が3~4歳の頃、まさにテレビゲームのれい明期にして全盛期でした。ビッグタイトルはもちろん、どんなゲームでも発売されればたちまち大盛り上がりになり、テレビアニメとアニメの間のCMはゲームCMで埋まっていた記憶があります。しかし、ゲームが大嫌いな母はこのテレビゲームブームに非常に否定的でした。私は新作ゲームが売られる現場中継や、テレビゲームを極めた人たちの大会を見るのが大好きだったのですが、母の反応は“冷たい”の一言では片づけられないほどのものでした。母が、そのような放送を目にすると「ゲームは悪だ。頭が悪くなって人生が終わるんだ」と私に言いました。 ■教育熱心な母による幼児塾・複数の習い事が本格化! 唯一の癒やしは…そのころの私は、教育熱心な母による幼児塾・複数の習い事が本格化。就学前だというのに、1に勉強、2に勉強、345もすべて勉強という難関校の受験生のような生活の中で、私の唯一の癒やしといえば…父のやりかけのゲームでこっそりと遊ぶことでした。しかし、ゲームそのものに否定的な母は、そんな私の姿を快く思うはずがありませんでした。これが原因となり、私と母の関係が悪化していきます。次回に続く(全6話)毎日14時更新!
2021年07月15日ピースを積んでいくだけのシンプルなものやレトロゲーム、頭を使う心理戦系と、個性あふれるゲームが大集合!家で過ごす時間が増えた今、お楽しみのひとつにどうぞ。パンを置く瞬間はドキドキ!キュートなバランスゲーム。ふくよかなパン屋さんの両手に、クロワッサンやパイ、ケーキを順番に積み上げていく。バランスを崩して落としてしまったプレイヤーが負けとなる。木製ならではのほっこりした雰囲気に癒されます。¥2,750(キッカーランドジャパン)子どもの頃を思い出すアナログなゲームに、ついつい熱中!コンパクトボディながら、テトリスやレーシングゲーム、ピンポンなど、23種類ものアーケードゲームを楽しむことができる。それぞれレベル10まで用意されているので、とことん挑戦できる。¥1,540(キッカーランドジャパン TEL:03・5724・7012)思うままに椅子を積み上げる。完成した姿はオブジェにも。スペインの村で1979年に創業した木製ゲームブランドのもの。ルールはなく、発想力が刺激される。椅子を倒れないように積み上げるバランスゲームとしても。完成時の趣ある姿をお楽しみに。¥16,060(PICO PAO/フェリシモ TEL:0120・924・213)美しい青磁のコマと桐製の盤が、なんともぜいたく。江戸時代、献上品を作るために生まれた鍋島藩窯の技法で作られたリバーシ。澄んだ色合いをした駒は白い磁器製で、片面に青磁釉がほどこされている。インテリアにも。¥33,000(KOSEN/中川政七商店)美しくも曖昧なカードのイラストと鬼がゲームを翻弄。プレイヤーが多重人格者・DANYの人格となり、「抽象記憶像カード」を使って協力しながらお題を当てる。プレイヤーの1人は不正解へ導く鬼となるため、悩ましい展開に。DANY¥2,640(グーアゲームズ/すごろくや TEL:03・5327・4568)※『anan』2021年6月9日号より。写真・多田 寛スタイリスト・野崎未菜美文・重信 綾(by anan編集部)
2021年06月03日こんにちは。7歳の双子と4歳の末っ子の三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。最近、わが家では週末に家族全員でトランプゲームをするのが恒例になってきています。きっかけは外出自粛期間に、100円ショップでパパがトランプを見つけて買ってきたことです。■ルールを簡略化したブラックジャックを楽しんでいるブラックジャックっていうと、カジノでやっているあれ? ってイメージがあるかと思うんですが、わが家では子どもたち向けに少しルールを簡略化しています。 ■家族で良いこと尽くしのトランプゲーム最近、放っておくと、YouTubeばっかりを見ていた子どもたちですが、このトランプゲームをするようになってからは、自分たちから「トランプやりたい!」と声をかけてきてくれるぐらい夢中です。ほぼ勝敗は運に左右されるので、子ども相手だからといって手を抜く必要もなく、老若男女問わず楽しめます。ゲームをしながら会話を通じて家族のコミュニケーションをとることもできるし、計算の練習にもなるので良いこと尽くしです。
2021年05月17日長引く家ごもり期間に、きちんと向き合いたい子どもたちのゲーム時間。健康のことはもちろんですが、時間と生活のメリハリも気がかり。遊んだおもちゃを片付けて、休憩をとる。考えてみれば当たり前のことですが、規則正しい暮らしを営むということはとっても大切なことですよね。片づけてリセットし、他のことにもしっかり集中できるリビングに。今の暮らし方には、そんなメリハリづくりのできる環境が必要とされているように思います。今日は収納で少しだけお手伝いを。子どもたちが進んでゲーム機を片付けられる収納方法をご紹介します。片づけやすいゲーム収納おうち時間に、だらだらとゲームをしてしまう子どもたち。度々怒るよりも、収納で仕組みを変えて片づけやすくしてあげることで、お互いのストレスを軽減できるといいですよね。きちんと片づけて、他のことにもしっかり集中できるようメリハリのあるリビング空間に。ゲーム機は、テレビボードの引き出しに収納しています。ここを開けると、ゲーム機がずらり。子どもたちはゲーム時間になると、楽しそうにここに集まります(笑)収納は、取り出しやすさ以上に、片付けやすさを意識しました。インボックスでアイテムごとに一つずつの部屋を。■コードが絡まらない収納■1アクションで放り込める収納引き出しの中に仕切りをつくるだけで、子どもたちは何も考えずに放り込めるし、放り込んだだけで勝手に片付いたように見えるんです。switchのコントローラーを収納するのには、仕切り付きのボックスを使用。1つにコントローラーを6つまで収納できますよ。アイテム1つずつにお部屋を与えることで、子どもたちも片付ける時に「あれ?ピンクがない!」と、気づくように。最後まできちんとお片付けできるような仕組みが整うのです。ダウンロードよりソフト派のわが家。どんどん増えるソフトは、既製品のソフト専用ケースに頼っています。もともと入っていた箱から出してこれにひとまとめに収納することで、子どもが箱をあちこち広げることを防止。片付けのアクションを減らせます。省スペースで収納できるので、これに頼り、箱はストックルームなどで別に保管しておくのがおすすめです。引き出しには入らないリングフィットは、テレビ裏の壁を利用してフック収納に。押ピンタイプのフックを壁に挿すだけで、リビングから隠して収納することができますよ。カードゲームもテレビボードに収納おうち時間が増えて、家族で遊べるカードゲームも増えました。UNO、トランプ、ことばあそびカード。子どもたちも大好きで、家族で盛り上がるカード遊びは、リビングで過ごす家族時間にも大活躍。カードゲームは、もともと入っていた箱から出し、箱は処分。収納アイテムを統一することで、省スペースでコンパクトに収めることができますよ。クリアポーチに収納すれば、中身が透けて見えるからラベリングの必要もなし。適当に入れるだけで子どもでも簡単に片けられるので「片づけないなら出さないで~!」という心の声も解消。カードをきれいに揃えて箱に収めるのは、大人でも面倒。その面倒さも省いてくれます。また、オープンタイプのテレビボードでも、ボックスを使えば、奥のものも取り出しやすい引き出し式収納に変身できます。家具に合った収納アイテムを選ぶことで、使いやすい収納にしてみてくださいね。まずは仕組みづくりから。遊び終わったらきちんと片付けて、空間も時間も気持ちも上手にリセット。メリハリのある暮らしづくりのヒントになればうれしく思います。 ■暮らしのはなし 連載:整理収納アドバイザーのお片付けノート nami sasaki整理収納アドバイザー。夫と三兄弟と5人暮らし。毎日の暮らしを楽しむ工夫探しが好き。収納で暮らしを心地よく。
2021年02月21日スマホゲームにハマった、ぐっちぃさん。「ゲーム無課金主義」な夫に自慢されたこととは…?■ 矛盾だらけの「無課金」説得力皆無。ガチャするためにお金を消費するだけが「課金」じゃないんだぞ!(笑)ちなみに、「そのタブレットに私のアプリも入れてよ」ってお願いしたけど、「●ドラ(ゲーム名)のためだけのタブレットだからダメ」って言われた。ゲーム専用機、あったほうがいいのかなぁ…?
2020年10月31日発売から約半年後の今、さらなる盛り上がりを見せるNintendo Switch用ゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』。そんな『あつ森』の中で使うスマホにはカメラ機能があり、島での暮らしを撮影することができます。そこでここでは、フォトグラファー・内田紘倫さんに、アングルやフィルターの使い方など、“ちょっとこなれた”写真を撮るコツを教えてもらいました。今作では、カメラアングルを変更したり、フィルター加工ができるなど、カメラ機能の自由度が格段にアップしたことも話題となっている。そこで、ビギナーでも簡単に雰囲気のある写真が撮れる方法を、プロの目線から紹介してもらいました。「斜めから撮影をすることで立体感を演出したり、光がどこから差しているかを考えて撮るといいと思います。これは、僕が普段の撮影で意識していることでもあります。種類の豊富なフィルターも、選び方次第で雰囲気がガラリと変わるので、自分が表現したい世界観を考えて選んでみましょう」自分好みのシーンを切り取り、SNSに気軽に投稿できるところも大きな魅力に。早速、トライ!1、斜め効果で立体感を出す「正面から撮った時にくらべ、被写体を斜めからとらえると、写真に立体感が生まれます。自宅や島民たちの家の中では、アングルを360度動かすことができるので実践を」(内田さん)。家の外では正面からしか撮影できないが、ポストを開ける時に画面が斜めになる特性を活かして斜めのアングルで撮る人も。2、光の方向を意識して影を活用『あつ森』内の時間は現実の時間と連動しているため、時間帯で光の差し方や当たり具合が変化する。「影を活用すると写真の表情が豊かになります。光がどちらの方向から当たっているかをチェックして、影の長さや色の濃さを見極めましょう。あえて逆光にするのもいいし、木などの影も演出に使えます」3、写真に状況を落とし込む「生活の一場面を切り取りたいと思った時には、写真に状況を落とし込むとうまくいきます」。顔を正面に向けると“撮りました”感が出やすいので、横や後ろを向いた“何かをしている”ことが伝わる瞬間を撮影してみてください。島の生活を覗き見しているような感じが演出できると思います」4、ライトとフィルターを使い分けフィルターは全8種。「『くっきり』は、コントラストがつくので海辺などでパキッとした写真が撮りたい時におすすめ。『ポップ』は彩度が高く、柔らかな『ふんわり』は冬の景色に合いそうです。家の照明も雰囲気を変え、温かみのあるオレンジはウッディ調、白い光はインダストリアルな雰囲気を演出します」5、ピンボケを狙うインテリアや植物など、何かしらのモノ越しに撮影することで、こなれた雰囲気に仕上がる。「この時、思い切り引きから撮るのではなく、対象に少しだけズームして、手前の部分をぼやかすようにすることがポイントです。こうしてピンボケを狙うことで、より、リアルで自然な雰囲気が漂う写真を撮影できますよ」うちだ・ひろみちフォトグラファー。The VOICE MANAGEMENT所属。小誌をはじめ、さまざまなファッション誌や広告、カタログなどの撮影を担当している。ゲーム好き。※『anan』2020年9月30日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・重信 綾©2020 Nintendo(by anan編集部)
2020年09月26日発売から約半年後の今、さらなる盛り上がりを見せるNintendo Switch用ゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』。そんな『あつ森』に多大なる愛と時間を日々、注ぎ込んでいる中田クルミさんに、ついつい夢中になってしまう理由や、島の見どころを教えてもらいました!今年3月20日の『あつまれ どうぶつの森』の発売を、待ちに待っていたという中田クルミさん。「人生で初めて買ってもらったゲームが、ニンテンドー ゲームキューブの『どうぶつの森+』でした。その時から、ずっとファンです!虫や魚の名前、生息地など『どうぶつの森』シリーズで覚えたこともあります。今作も、発売されるのをずっと楽しみにしていましたし、手に入ったらすぐにやり始めました。最初は、いかに早く島を整えるか、たぬきちのローンを返済するかということを頑張って、カブ(株のようなもので日と時間によって価格が変動する)を売るために、通信プレイで他の人の島に行くことも。今は仕事の空き時間にやっています。総プレイ時間は…、385時間(笑)」それだけ時間をかけて作り上げた島は、家の中も外も凝った作りになっている。「住民のキャラクターに合わせた家具選びをしたり、自宅のインテリアを部屋ごとにテーマの違うものにしたりしています。作る時は、何かソースや目指すものがあったほうがやりやすいですね。自分が住みたい家や部屋の画像を探し、それに近づけるように家具を集め、配置し、再現していきます。以前、ココ・シャネルのアパルトマンを意識して作ったことがあり、すごく楽しかった!本来の使い方とは違う家具やアイテムを別のものに見立てて使うのも面白いです。なかでも汎用性が高く、遊び手から“見立て家具の三大巨匠”と呼ばれているアイテムが、パイプオルガン、クライミングウォール、サイロです。あと、好きなマイデザイン(自分で描いたオリジナルのドット絵や模様をゲーム内で使える機能)を貼れるシンプルなパネルの白い色のタイプは便利に使えるので、手に入ったら複数持っておくといいかも。私の島には、サウナやととのい部屋を再現した場所もあるのですが、“こういうものを作ろう!”と思ったら、工夫次第で何でも作れるところが楽しいポイントのひとつです」イベントを開いてくれるたぬきちに感謝です!クルミさんの島は、マイデザインをふんだんに取り入れている。「以前は自分で描いていたのですが、最近は『#マイデザイン』などでSNSを検索して、素敵なデザインを使わせてもらっています。立体的だったり、高低差を感じるような道などをマイデザインで描く方もいて、“世の中にはすごい人がいるな”と、尊敬します。今は、自然の風景や緑の多い場所に馴染むマイデザインを作っている人も。『あつ森』を始めたばかりの人も、マイデザインを十分に楽しめると思います」島で行われるイベントが多いことも、『あつ森』の魅力のひとつ。「8月は毎週日曜日の夜に、花火大会が開催されていて本当に楽しかったです。海で泳いだり、花火を見たり、住民から告白されたりして、私の今年の夏は、『あつ森』の中にありました(笑)。たしかにローンの返済は大変だけど、いろいろなイベントを用意してくれるたぬき開発には、感謝しかないです!みんなを楽しませてくれるコンテンツ作りに投資する姿勢は素晴らしいと思います。秋にもいろいろなイベントがあるといいな。アップデートが楽しみです」目標は、奥行きを感じる島作り。最近は、“島をもう一度最初から作ってみたい”という願望が湧き上がることもあるそう。「秋は、まつぼっくりやどんぐりを素材にして作る『きのみ家具』が作れるようになるのですが、自然に合いそうだなと。緑のあるエリアをもう少し残しておけばよかったな、と後悔することもあります。いろいろな方の島を見て“あんなふうにしたいな!”と思うことも多いですね。今は、奥行きを感じる島作りが目標のひとつです。あと、季節ごとに変わる限定家具を集めることも、楽しみになっています。こんなにプレイしているのに、まだ手に入れていないものがある、未知の世界がまだまだ広がっている感じがすることに、ワクワクします」あらためて、『あつ森』にこんなにも夢中になる理由を聞いてみると。「“こうすればクリア”という、明確なゴールがないことですかね。島にとたけけさんというアーティストを呼んでライブを開催した時にスタッフクレジットが流れるので、もしかするとそこがゴールなのかもしれませんが、むしろ、ここが始まりのようなものだと私は思っています。それに、『あつ森』の中では、好きな服を着ておしゃれをすることができるし、通信機能を使えば、島を行き来して友だちに会うこともできる。以前、島内で運動会のようなことをしている人たちを見たことがあり、いろんな遊び方があるんだなと思いました。島に、私のもうひとつの生活がある感じですね。平和な日々に、癒されています」地下にはゲーセンも!部屋ごとにテーマの違うおうち。各部屋ごとに違う世界観を追求しているクルミさん。「お気に入りは、ゲームセンターっぽく仕上げた地下室で、花火の壁紙を貼っています。ヤンキーっぽいファッションが似合いますよね(笑)。『あつ森』には和風の家具がたくさんあるので、ひとつは和室に。アンティーク系やウッディなテイストで統一した部屋もありますよ」アバター名:おはぎ、島名:ひゃくしゃくかん島なかた・くるみ1991年12月21日生まれ、栃木県出身。女優、モデル。映画『事故物件 恐い間取り』などの話題作や、10月スタートのドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)に出演。大のゲーム好きとして知られている。※『anan』2020年9月30日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・新井克英(e.a.t…)取材、文・重信 綾©2020 Nintendo(by anan編集部)
2020年09月23日自宅で気軽に子どもに英語を触れさせることができるグッズとしておすすめの海外のカードゲームやボードゲーム。たくさん種類がありすぎて、どれを選んだらよいか分からないという声をよく聞きます。私が英語講師を務めている幼児クラスのレッスンでも使いますが、日本のものよりも色鮮やかで、子どもの興味をひきやすく、体感でプレイできるものがたくさんあります。今回はその中からおすすめのゲームをいくつか紹介したいと思います!選び方のコツは、説明書を読まなくてもできるもの英語がちょっと苦手…という場合、できるだけ説明書を読みたくないのでは?日本語訳がついていればまだいいのですが、英語の説明書はハードルが高い気がしますよね。そんなときは、日本にもあるルールのゲームだったり、ルールにこだわらずいろいろな遊び方もできるというものだったら、始めやすいのではないかと思います。・BrainBox AGO ブレインボックス AGO編英語教材ベストセラー「AGOカードゲーム」と、全世界で有名な10分脳トレゲーム「BrainBox」がコラボしたゲームで、最近、児童英語教師の間ではちょっとした話題です。このゲームが面白いのは、決まったルール以外にも年齢や英語レベルに合わせて、たくさんの遊び方ができること!箱の中には、さまざまなシーンのイラストが描かれたカードが入っています。簡単なものだと例えば、PetsやColorsなど。このカードを子どもたちに見せて裏に書いてある質問に答えていくというゲームです。カードを数分見せて、隠してから質問してもいいし、小さい子は見せながら質問してもいいと思います。裏の質問がまだ難しいようなら、もっと単純に「What’s this?」「What’s color is this?」と単語をどれだけ言えるかというゲームでもいいですね。対戦形式にすれば、子ども達は俄然やる気を発揮します。時間を計る砂時計もついていますので、時間を計って行っても盛り上がります。・VerbishVerb=動詞という意味です。日本語だと「動詞カードゲーム」として紹介されています。このゲームのいいところは【英語が書かれていないこと】。つまり英語の読み書きができる、できないにかかわらずゲームを楽しめるということになります。基本のルールは、同じイラストのペアを集め、集めたカードのポイントがもっとも多いプレイヤーの勝ちなのですが、そのほか、かるたのように使ったり、トランプの神経衰弱ゲームのように使うことも可能です。私は、1枚ずつカードを取って、出た動詞のアクションをして、その単語を言えた子がカードをゲットできるという遊びもよくやります。幼児クラスだと、泣く=「cry」だけでOKですが、小学生低学年だと「I cry.」と文を作らせたり、高学年だと「I cried yesterday.」と時制の勉強をしてみたりと年代やレベルに合わせて長く使えるのでとてもおすすめです。フライングタイガーで発見!インテリアとしてもかわいいカードゲームデンマークを中心に世界各国で雑貨店を展開する「フライングタイガーコペンハーゲン」。家庭用品、文房具、食品などが取り揃えられていますが、幼児におすすめののカードゲームやボードゲームも販売されているので、ぜひチェックしてみてください。こちらは、「Who am I?」というゲーム。同じイラスト絵を2人が持って、片方はどれか1匹を選んで印をつけておきます。その後、もうひとりが質問をしながら何番の動物を選んだか当てるゲームです。イラストがキュートなので、おうちに飾ってあるだけでかわいいのも魅力です。このゲームでは、例えば「Are you wearing glasses?」というように質問をしますが、難しい場合には、「glasses」や、「color」など単語だけでもいいと思います。他にもお店に行くたびに新しくてかわいいゲームに出合えるので、お買い物がてら探してみてくださいね。フォニックスを学べるボードゲームも!・SCRABBLE juniorスクラブルジュニアは、アルファベットピースを使ったボードゲームです。イラストをヒントに手持ちのピースをボードの文字に重ねていって、単語を完成させた人が得点コインをもらえます。慣れてくると、置けるピースがあってもパスしたりして駆け引きができます。とにかく、コインやピースなどジャラジャラしたグッズは子ども達が大好き!そして、ゲームに勝つためには、単語を覚えなくてはならないので、意識的にフォニックスを使って、単語を覚えようとします。はじめのうちは、l/i/o/nなど音のヒントをあげて、単語を完成させる手伝いをしてあげるとよいと思います。フォニックスを覚えるには、パズルや、積み木もどんなものでもよいですが、3つくらいに分かれていると音を推測しながら繋げる遊びができるのでおすすめです。大切なのは、英語に触れるきっかけ作り英語のゲームを選ぶうえで一番大切なのは「無理なく楽しめること」だと思います。英語に触れさせたいあまりに英語で話すことを強要しすぎてしまっては逆効果なので、お子さんのレベルよりも少し簡単なものを、あるいはルールを少し簡単にして取り入れるのがいいですよ。ゲームを通じて英語が楽しいと感じてくれれば大成功!ぜひ試してみてくださいね。■■■■<文・写真:ライターよこも>
2020年09月05日クロスプラス株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:山本大寛)は、自宅で過ごす時間「おうち時間」が増える中、ゲームやスマホでの動画観賞がしやすく、そのまま“寝落ち”ができる今までにない新しい形の枕「NeOchiPillOw(ねおちピロー)」を開発。2020年8月13日(木)にクラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」にて限定販売を開始しました。ゲームやスマホでの動画観賞のスタイル(姿勢)は「仰向け」「うつ伏せ」「横向き」「座って」と人さまざまですが、長時間の利用により腕や首が疲れてしまいます。NeOchiPillOw(ねおちピロー)は「うつ伏せ」での長時間のモバイルタイムのストレスを解消する製品です。この製品はうつ伏せでのゲームやスマホ利用時に体重がかかりやすい腕の負担をカバーする形状と硬さを考慮しており、一般のクッションや枕に比べ、胸や腕にかかる負担を軽減する構造です。また、ゲームやスマホ観賞に疲れたらそのまま“寝落ち”できるように本体の中心に円形の穴が空いているデザインも大きな特徴です。NeOchiPillOw(ねおちピロー)は流動性の高いビーズを使用し身体へのフィット感考えた立体構造です。発案者でもある洋服デザイナーのアイディアで、直接肌に当たる表面部は肌ざわりと通気性に優れた素材を選定。体重を支える側面部や底面部と肌が触れる面の表面部で生地素材を変えることで、身体を支えるフィット感と肌への快適性を実現しています。クロスプラス創業69年のレディースアパレル開発のノウハウを他分野に応用できないかと、社員公募で新商品開発のアイディアを募集し、今回のNeOchiPillOw(ねおちピロー)の製品開発を決定。プロジェクトに共感・応援を頂き、ものや体験を購入する応援購入サービスであるクラウドファンディングサービスMakuake(マクアケ)にて販売することになりました。●Makuake(マクアケ)NeOchiPillOw(ねおちピロー)応援購入ページゲームがしやすい。スマホが見やすい。長時間でもスゴク楽。優しく包む『うつ伏せ枕』プロジェクト期間:2020年8月13日(木)10:00~9月16日(水)18:00●NeOchiPillOw(ねおちピロー)オフィシャルインスタグラムNeOchi PillOw(ねおちピロー)オフィシャルインスタグラム■商品特徴・長時間のうつ伏せでも腕や肩が疲れにくい形状。・枕の中心に穴があり、そのまま寝落ちができるデザイン。・支える面と肌が触れる面の素材を変える事で通気性と気持ちの良い肌触りを実現。・洋服デザイナー発案により体の動きや形を考えた立体構造。・流動性の高い極小ビーズを使用する事で体を包むように優しくフィット。・カラーバリエーションはインテリアに馴染む無地4色に花柄2色を加えた6色の展開。■商品情報・商品名:NeOchiPillOw(ねおちピロー)・素材:表面素材ナイロン85%、ポリウレタン15%、側面・底面素材ポリエステル100%・サイズ:幅60cm、奥行46cm、高さ23cm・カバー取り外し:不可・カラー:ピーチブロッサム、ミント、ミッドナイトブルー、コーヒー、ピンクフラワー、ブルーフラワー計6色展開<クロスプラスについて>服づくりから、売場づくりまで、スタッフ200名を超える充実の企画チーム体制で、レディス、メンズ、キッズの衣料品からファッション雑貨を年間5000万枚以上企画・生産し、専門店をはじめとした様々なチャネルへのODM・OEM販売する総合アパレルメーカーです。社名に表している通り、社員一人ひとりの個性や能力をクロスし、お客様にプラスアルファの価値をご提供し続けてまいります。■本件に関するお問い合わせ先クロスプラス株式会社〒103-0007東京都中央区日本橋浜町3-3-2メールアドレスe.matsumoto@crossplus.co.jp※大変恐れ入りますが、メールでのお問い合わせのみとなりますので、ご了承ください。企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年08月20日トップアスリートがゲームで真剣勝負する“eスポーツ”に日本サッカー協会(JFA)が本格参戦!日本代表プレイヤーも誕生したということで、JFAのeスポーツ担当・森田恭平さんに詳しくお話を伺いました。現役サッカー選手とコラボで早くも話題に!4月、日本サッカー協会(JFA)は、新たな日本代表のカテゴリー「サッカーe日本代表」に2名を選出した。2人は自粛期間中にオンラインで開催されたJFA主催や協力の大会やイベントに参戦し、元日本代表の岡崎慎司選手とタッグを組んだり、なでしこジャパンの岩渕真奈選手と対戦したりして、多くの視聴者にその華麗なテクニックを印象づけた。「彼らは本来なら5月に開催予定だった国際サッカー連盟(FIFA)主催の国別対抗eスポーツ大会『FIFA eNations Cup』に出場するために選ばれました。2人とも世界に通用する実績を持つ凄腕。ランクでいうなら日本サッカーと同じくらいの位置にいると思います。コロナ禍において大会は中止となりましたが、今回のオンラインイベントで素晴らしい活躍をしてくれました」と、JFAのeスポーツ担当・森田恭平さん。有名選手と一緒に出場したことも収穫だったという。「昨年の同大会を視察したのですが、eスポーツの強豪であり先進国のフランスでは、サッカーe代表がエムバペ選手など世界的なスター選手と対戦し、それをSNSで発信してe代表をアピールしていました。いずれe日本代表も広く知ってもらえたらと考えていたので、ちょうどいい機会になったと思います。今後も代表選手×サッカーe日本代表でできることを模索していきたいですね。また、オンラインの国際試合や、いずれはオフラインの全国大会開催も考えています。そして、リアルのサッカー代表戦の前座のような立ち位置で、試合前に同カードのゲーム対戦をやるのも面白いかなと。サッカーe日本代表の新しいイメージを作っていきたいですね」FIFA eNations Cup 2019(ロンドン)森田さんが視察した、FIFAによる初の国別対抗eスポーツ大会。20か国が招待された。©Getty Images森田恭平さんJFAマーケティング部所属。「eスポーツの魅力は性別や年齢、障害のあるなしに関係なく楽しめること。女性でも仮にサッカーで彼氏に勝てなくても、eスポーツなら勝てます!」※『anan』2020年7月15日号より。取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2020年07月16日