映画『泣きたい私は猫をかぶる』が2020年6月5日(金)の劇場公開を延期し、6月18日(木)よりNetflix全世界独占配信。『ペンギン・ハイウェイ』のスタジオコロリドによる長編アニメーション映画第2弾だ。『ペンギン・ハイウェイ』のスタジオコロリド最新作スタジオコロリドの最新作となる映画『泣きたい私は猫をかぶる』。前作『ペンギン・ハイウェイ』で第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、ファンタジア国際映画祭 今敏賞(ベストアニメーション賞)を受賞した新進気鋭のアニメーションスタジオのオリジナルストーリーの新作とあり、公開前から期待が高まっている。「猫に変身できる」少女が主人公主人公は、中学2年生の笹木美代。学校では“ムゲ(無限大謎人間)”というあだ名で呼ばれているちょっと変わった女の子だ。ムゲが“変わっている”のはクラスだけではない、とある日を境に「猫に変身できる」ように…。猫に変身できる不思議なお面を手にしたムゲは、猫になって好きな人へ会いにいく。“大好きな君に会える魔法”を見つけたムゲの恋、その先に待っているものとは…。ストーリー私はあなたの力になりたい。好きって言われたい―笹木美代は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった…。それは、猫の姿になって大好きな日之出に会いにいくこと。実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには近づけるふたりの関係。ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、≪人間≫を捨て≪猫≫として生きるよう迫られる…このままずっと、あなたのそばにいたい。でも、≪私≫に戻ることができなくなる――自分が誰に支えられているのか。大切なものに気がつくとき、二人の世界が変わり始める。登場キャラクター主人公・笹木美代(ささきみよ)クラスメイトから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれる少女。学校でも家でもいつも明るく元気いっぱい。熱烈な恋に落ち、クラスメイトの日之出賢人に毎日果敢にアタックを続ける。不思議なお面を手にし、猫に変身できるように。ムゲ役を演じるのは、『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』などスタジオジブリの長編アニメーション映画で声優を担当した、志田未来。映画、ドラマ、舞台と第一線で幅広く活躍しる志田が、自分の気持ちをまっすぐに表現する女の子を演じる。日之出賢人(ひのでけんと)ムゲの恋の相手。思っていることを全面に出せない男の子だが、意思がだんだん変わっていって、一人の少年から青年のような気持ちに移り変わっていく。もう一人の主人公日之出賢人役には、「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役や「東京喰種 トーキョグール」アニメシリーズの主人公・金木研 / 佐々木琲世役の実力派・花江夏樹。誰もが感じたことがきっとある、思春期独特の感情を声で表現する。猫店主主人公・ムゲを「猫」世界へと導く猫店主。物語のカギを握る。声を担当するのは山寺宏一。楠木先生ムゲや日之出の学校の担任。生徒思いのマイペースな性格。『マダガスカル』のキツネザル役で高評価を得たお笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明が演じる。『泣きたい私は猫をかぶる』の演出家が大ファンという理由で、あらかじめ小木をイメージして作られたキャラクターとなっており、本人そっくりのビジュアルにも注目だ。深瀬頼子(ふかせよりこ)明るく快活な主人公・ムゲに寄り添う友人。『けいおん!』や「プリキュア」シリーズ、『響け!ユーフォニアム』といった話題作に出演し、声優ユニット・スフィアとしても活躍する寿美菜子が演じる。伊佐美正道(いさみまさみち)思春期特有の悩みに揺れ動く日之出の良き友人として行動を共にする。演じるのは、アニメに留まらず映画やドラマ、舞台でも存在感を発揮し、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主役も務める小野賢章。その他の登場人物笹木洋治:ムゲの父親(声優:千葉進歩)水谷薫:ムゲの父親の恋人(声優:川澄綾子)斎藤美紀:ムゲの実の母(声優:大原さやか)坂口智也:日之出の家が営む焼き物の工房で働く青年(声優:浪川大輔)人気クリエーターが作る“魔法のような美しい”アニメーション監督は、人気クリエーターがタッグを組む。「美少女戦士セーラームーン」シリーズ、「ケロロ軍曹」シリーズなども手掛けた佐藤順一と、スタジオジブリで『千と千尋の神隠し』に携わった新進気鋭のクリエイター柴山智隆がコラボレーションし、“まるで魔法のような美しさ”のアニメーションを届ける。脚本は岡田麿里。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』、『空の青さを知る人よ』の脚本を担当した人物だ。キャラクターの繊細な心情の描写に定評がある岡田麿里は、この「本当の自分」を見つける物語をどう描くのか。主題歌はヨルシカによる書き下ろし主題歌は、これまで一切顔出しをしていないにも関わらず、MV総再生回数が3億回を突破しているネット系ブレイクアーティスト・ヨルシカによる書き下ろし「花に亡霊」。また3月4日(水)にリリースされ、ミュージックビデオ公開から1ヶ月で再生回数300万回超えを果たした楽曲「夜行」も挿入歌として採用されている。ヨルシカは、ボーカルを務めるスイ(suis)の透き通った歌声や、まるで小説を読んでいるかのように綿密に築き上げられた世界観が人気。「2020年 ネクストブレイクランキング」の10代・20代部門でキングヌー(King Gnu)に次ぐ2位を獲得、「第34回日本ゴールドディスク大賞」でベスト5・ニューアーティストを受賞する他、『君の名は。』『天気の子』の監督・新海誠も注目しているという話題の2人組バンドとなっている。【作品情報】映画『泣きたい私は猫をかぶる』公開日:2020年6月18日(木)よりNetflix全世界独占配信※2020年6月5日(金)の公開を予定していたが延期となった。出演:志田未来、花江夏樹、寿美菜子、小野賢章、千葉進歩、川澄綾子、大原さやか、浪川大輔、小木博明、山寺宏一監督:佐藤順一、柴山智隆脚本:岡田麿里制作:スタジオコロリド企画:ツインエンジン配給:東宝映像事業部
2020年02月02日志田未来と花江夏樹が主演を務める「スタジオコロリド」長編アニメーション映画第2弾『泣きたい私は猫をかぶる』の公開が決定。特報映像とティザービジュアルも到着した。ストーリークラスで「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれる、自由奔放でちょっと変わった中学2年生の笹木美代。ムゲは熱烈に想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人に毎日、果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には、誰にも言えないとっておきの秘密があった。大好きな日之出のそばにいられる唯一の方法、それは猫になって会いにいくこと。人間のときには距離を取られてしまうが、猫のときには日之出に近づける日々。猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになっていく。このままずっと、彼のそばにいたい。でも、“私”に戻ることができなくなる――。「スタジオコロリド」最新作『ペンギン・ハイウェイ』で第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、ファンタジア国際映画祭 今敏賞(ベストアニメーション賞)を受賞した新進気鋭のアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」が贈る本作は、奔放で繊細な主人公・ムゲが、恋するクラスメイト・日之出と唯一素直に向き合える魔法と出会う、ちょっと不思議な物語。今回、「美少女戦士セーラームーン」シリーズの佐藤順一と、スタジオジブリで『千と千尋の神隠し』に携わった新進気鋭のクリエイター・柴山智隆がW監督。脚本は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の岡田麿里。キャラクターの繊細な心情の描写に定評がある岡田さんが、渾身のオリジナルストーリーで物語を鮮やかに描き出す。志田未来×花江夏樹が共演主人公のムゲこと笹木美代、猫・太郎を演じるのは、『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』などスタジオジブリの長編アニメーション映画で声の出演も果たしている志田さん。もう一人の主人公・日之出賢人は、「ダイヤのA」小湊春市役や「四月は君の嘘」有馬公生役、「東京喰種トーキョーグール」金木研役など数々のキャラクターを演じてきた実力派声優の花江さんが務める。演じるキャラクターについて「本当に明るくて、まっすぐな女の子」と印象を明かした志田さんは、「今時珍しいくらい自分の気持ちを素直に出す子なので、観ていてすごく気持ちのいい子です。ただ、周囲からの愛に気づけていない幼い部分があったり、学校などで見せる外の顔と自分の部屋にいる時に見せる内の顔にギャップも見られます」と魅力を語る。花江さんは「すごく雰囲気がいい作品というか、日常をきりとっているんですけど、すごくファンタジーがあって、そこの絶妙な感じがすごく素敵」と作品の印象を話し、日之出については「日之出は思っていることを全面に出せない男の子で、将来の夢とかこれから先の未来をどう進んでいくか、まだ決めかねている。中学生らしいといえばらしいのですが、ムゲから日之出に向けられた気持ちに、なかなか気づいてあげられなかったりとか。そういう思春期真っただ中の、男の子だなと、思います」とコメントしている。「本当は――」猫にも注目の特報映像猫のお面を持って落ちていくムゲのシーンから始まる本映像。あることから猫に変身できる不思議なお面を手にしたムゲは、猫になって大好きな日之出に会いに行く。日之出の部屋に行ったり、胸に飛び込んだり、愛情を全身で表現する猫・太郎。しかし、魔法のような時間は長くは続かず…。映像美も覗ける映像となっている。クリエイター陣コメント佐藤順一監督もし猫だったらもっと楽に生きられるかもしれない。まわりにあわせて自分の心にふたをしたり元気なふりをしたり、笑顔をはりつけたりしなくていいから。うまくやれなくて波立つ心を絶えず隠して陽気にふるまう少女を志田未来さん、波立つ心を自ら押さえつける少年を花江夏樹さんが、自然さとヒリヒリした痛みが同居する二人を鮮やかに演じてくれました。柴山智隆監督「ムゲと日之出と猫たちを、煙突の立ち並ぶこの街にありありと描きたい。まだ見ぬ”となりの世界”も」佐藤監督をはじめ、信頼できるスタッフと試行錯誤しながら少しずつ積み上げていく作業は面白く、スリリングな毎日でした。ムゲたちが生きる世界と時間を少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。脚本・岡田麿里佐藤監督の匠の技と、柴山監督の作品への深い愛情、スタッフひとりひとりの日々の情熱により、どこか懐かしい作品が生まれました。主人公のムゲというあだ名は、無限大謎人間の略です。謎の多い状況のなか、謎と思われているムゲの成長を、劇場でご覧いただけたら幸いです。『泣きたい私は猫をかぶる』は6月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:泣きたい私は猫をかぶる 2020年6月5日より全国にて公開© 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
2020年01月28日『ペンギン・ハイウェイ』のスタジオコロリド、第2弾長編アニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』が、6月5日(金)に劇場公開されることが決定。あわせて、キャスト、スタッフが発表され、特報映像が公開された。『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』など、スタジオジブリの長編アニメーション映画で声優として活躍した志田未来。アニメ『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)役や、『東京喰種 トーキョグール』アニメシリーズで主人公・金木役を務めた花江夏樹が、それぞれ本作の重要な役を演じる。監督を務めるのは、『美少女戦士セーラームーン』シリーズ、『ケロロ軍曹』シリーズなども手がけた佐藤順一と、スタジオジブリで『千と千尋の神隠し』に携わった気鋭のクリエイター柴山智隆。脚本を『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『空の青さを知る人よ』の岡田麿里が務める。志田が演じるのは、クラスで「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれる、ちょっと変わった中学2年生、笹木美代。彼女はまっすぐで熱烈な恋に落ちている。思いを寄せるクラスメイトの日之出賢人(花江)に毎日、果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。それでもめげずにアタックを続ける彼女には、誰にも言えないとっておきの秘密があった……。公開された特報映像は、ゆれ動く気持ちと不思議な世界が交差する内容。ひょんなことから猫に変身できる不思議なお面を手にしたムゲは、猫になって日之出のところへ会いに行くことに。猫の姿だと一心に愛でてくれる日之出に対して幸せな気持ちを募らせていくムゲは、日之出の部屋まで会いに行ったり、胸に飛び込んだりと愛情を全身で表現する。果たしてムゲは“本当の自分”を見つけることができるのか?キャスト、スタッフのコメントは以下の通り。■志田未来(笹木美代、猫・太郎役)●出演が決まった際の感想今回、ムゲ役をやらせていただけると聞いて、びっくりしました。 さらに花江さんとご一緒させていただけるということで、すごくプレッシャーも感じましたが、本当に嬉しかったです。●演じたキャラクター“ムゲ”について本当に明るくて、まっすぐな女の子だなと思いました。今時珍しいくらい自分の気持ちを素直に出す子なので、観ていてすごく気持ちのいい子です。ただ、周囲からの愛に気づけていない幼い部分があったり、学校などで見せる外の顔と自分の部屋にいる時に見せる内の顔にギャップも見られます。 そんなムゲの全てが魅力的に描かれていると思いました。●観客へメッセージこの作品は、一歩踏み出す勇気をあたえてくれる作品になっていると思います。ムゲが猫になった姿もとっても可愛いらしいので、是非楽しみにしていてください。■花江夏樹(日之出賢人役)●出演が決まった際の感想すごく雰囲気がいい作品というか、日常をきりとっているんですけど、すごくファンタジーがあって、そこの絶妙な感じがすごく素敵な作品だなと思いました。結構猫が出てくるんですけど、僕すごい猫がめちゃくちゃ好きなので、これは運命的な作品かなと思いまして、すごく演じられるのが楽しみでしたし、志田さんとこうして共演することもすごく光栄だなって思いました。●演じたキャラクター“日之出”について日之出は思っていることを全面に出せない男の子で、将来の夢とかこれから先の未来をどう進んでいくかって、まだ決めかねている。中学生らしいといえばらしいんですけど、ムゲから日之出に向けられた気持ちに、なかなか気づいてあげられなかったりとか。そういうちょっと思春期真っただ中の、男の子だなと、思います。そこが彼の良さでもあるのですが、そこからどう気持ちが変わっていくかとか、意思がだんだんかわっていって、ひとりの少年からだんだん青年みたいな気持ちに移りかわっていくところが、魅力的だなっていう風に思います。●観客へメッセージこの作品には、コミュニケーションをするときに、あと一言言えたらどれだけ楽になれるかという、誰にでもある気持ちやメッセージが込められています。日常をきりとったきれいな映像の中で、猫の世界に行ったり、猫になってしまったりという現実離れしたファンタジーの要素も加わったすごく面白い作品なので、是非楽しみにしていてください。■監督:佐藤順一もし猫だったらもっと楽に生きられるかもしれない。まわりにあわせて自分の心にふたをしたり元気なふりをしたり、笑顔をはりつけたりしなくていいから。うまくやれなくて波立つ心を絶えず隠して陽気にふるまう少女を志田未来さん、波立つ心を自ら押さえつける少年を花江夏樹さんが、自然さとヒリヒリした痛みが同居する二人を鮮やかに演じてくれました。■監督:柴山智隆「ムゲと日之出と猫たちを、煙突の立ち並ぶこの街にありありと描きたい。まだ見ぬ“となりの世界”も」 佐藤監督をはじめ、信頼できるスタッフと試行錯誤しながら少しずつ積み上げていく作業は面白く、スリリングな毎日でした。 ムゲたちが生きる世界と時間を少しでも身近に感じていただけたら嬉しいです。■脚本:岡田麿里佐藤監督の匠の技と、柴山監督の作品への深い愛情、スタッフひとりひとりの日々の情熱により、どこか懐かしい作品が生まれました。主人公のムゲというあだ名は、無限大謎人間の略です。謎の多い状況のなか、謎と思われているムゲの成長を、劇場でご覧いただけたら幸いです。『泣きたい私は猫をかぶる』6月5日(金)より公開
2020年01月28日エイサ・バターフィールド演じる“童貞のセックス・カウンセラー”が世界中を魅了した英国発大ヒットドラマ「セックス・エデュケーション」。エイサといえば、幼い頃から子役として活躍、『ヒューゴの不思議な発明』や『エンダーのゲーム』など数々の超大作に出演。本作では現場経験豊かなエイサが周囲の演者にもアドバイスするなど座長としての立場を全うし、頼れる演技派俳優としても成長していたことが明らかになった。英国出身のエイサは7歳から演技を学び、11歳で『縞模様のパジャマの少年』の主演を務め、映画賞にもノミネート。その後、マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』では14歳で主演に抜擢、『エンダーのゲーム』でも主演を務めてハリソン・フォードと共演、ティム・バートン監督の『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』にも出演するなど、若くしてハリウッドのレジェンドたちと仕事を共にしてきた。高い演技力はもちろん、ベビーフェイスや澄んだブルーの瞳で世界中のファンを魅了。スタジオジブリ好きを公言するなど、親日家としても知られる。主人公オーティスは「色々な点で二面性を持っている」現在22歳となり、子役を卒業して爽やかな演技派俳優へと成長を遂げたエイサは、本作について「僕が演じるオーティスは賢明で思いやりがある少年。その反面、考えすぎて落ち込むこともある。そして自分の性的な気持ちは抑圧されているんだけど、性的な知識だけは豊富。オタク的で幼い面もあれば、賢くて大人な面もある。彼は色々な点で二面性を持っているんだ」と、複雑なキャラクター性をしっかり捉えたうえで演じていたことを明かす。続けて「本作は『縞模様のパジャマの少年』とはかなり違うね。子役時代はシリアスな作品専門だったけど、ここ数年はいくつかコメディにも出演する機会ができたよ。それに今回は自分にとって新しい挑戦となるシーンもあったんだ」と、これまで出演してこなかったジャンルの作品により俳優としての幅を広げていることに言及。成長し演技に磨きがかかったエイサだが、それだけでなく、作品の座長という立場でも成長していたようだ。メイヴ役エマ・マッキーが絶賛「質問すると何でも答えてくれた」オーティスのセックス・カウンセリングの“相棒”メイヴ役のエマ・マッキーは、「エイサとの撮影は素晴らしかったわ!彼は色んな作品での経験があるから、テクニックをたくさん知っているの。私は全然知らないから、質問すると何でも答えてくれた。同時に冗談も好きで、ふざけたりするときもあるの」と、数ある経験をもとにアドバイスしつつ、現場を楽しく盛り上げていたエイサを大絶賛。さらにオーティスの親友エリックを演じるンクーティ・ガトワも「エイサはとても落ち着いていて、僕が熱くなりすぎたりすると気を落ち着かせてくれるんだ。色々とアドバイスもしてくれた。仲も良いし楽しい撮影だったよ」と語り、エマと同じく、頼りがいのあるエイサに太鼓判。エイサは、キャストからの信頼を得た本作について、「キャラクターもしっかり練り上げられていて、本当に素晴らしい内容になっているよ!」と出来栄えに強い自信を覗かせている。シーズン2は、なんと母ジーンがオーティスの高校に性の専門家として登場!さらに迎えた新学期、転校生のオラといい雰囲気のオーティスについに童貞卒業のチャンス到来と思いきや、なんと双方の親同士の衝撃的な情事に遭遇してしまい大ショック。さらには学校内で性病が蔓延してしまう大騒ぎが発生、メイヴのオーティスへの想いも見え隠れ、2人の恋の行方にも新たな変化が!?2人による“性の悩み相談クリニック”は再始動されるのか、シーズン2の展開に期待高まる。Netflixオリジナルシリーズ「セックス・エデュケーション」シーズン2は1月17日(金)より独占配信開始、シーズン1は独占配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年01月18日国民的キャラクター「ドラえもん」50周年に全く新しいオリジナルストーリーとして登場する『映画ドラえもん のび太の新恐竜』。この度、木村拓哉がゲスト声優として『映画ドラえもん』に初参加することになった。最近は、高視聴率を記録したドラマ「グランメゾン東京」や「教場」での熱演が話題を呼ぶなど、長年に渡り幅広い層から絶大な人気を集める木村拓哉。2004年にスタジオジブリ・宮崎駿監督『ハウルの動く城』のハウル役で鮮烈な声優デビューを果たし、今作はその後の『REDLINE』に続き10年ぶり3度目のアニメ映画出演となる。木村さんが演じるのは、白亜紀という時代に存在するはずのない“猿”の姿をした謎の男・ジル。「謎の島」に関する秘密を握っており、のび太たちの行動を監視している、運命のカギを握る大切な役どころとなっている。情報解禁に合わせて行われた取材では、「ドラえもんの横に立つとなったら、やっぱり色は合わせたいでしょ!」と、ドラえもんカラーである青色の服で登場した木村さん。今回のオファーに、「もし『映画ドラえもん』の出演依頼が来たら、木村拓哉はどんな反応をする?」というドッキリ企画かと思ったほど「驚きました(笑)」という。幼少の頃から「ドラえもん」の漫画を読み育ち、「僕たちが弱気になった時、『ドラえもんが助けてくれたらなぁ~』と想像するだけで、一瞬でも寄りかかれるような存在でした。僕たちが歳をとっても、彼らは不変です。慣れ親しんできた、僕ら日本人のDNAの中にあるような感じ」とその思いをコメント。小さい頃から大の恐竜好きで、『のび太の恐竜』(’80)も観たという木村さんは新しい恐竜の物語を描く『のび太の新恐竜』に巡り合ったことに、運命を感じている様子。40作目の今作が掲げたテーマは、さらなる未来へ向けた「進化」。長年エンターテインメントの第一線を走りながら、先日ソロアルバムをリリースするなど、常に新しいことに挑戦し「進化」を続ける木村さんとの強力タッグに注目だ。『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は3月6月(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画ドラえもん のび太の新恐竜 2020年3月6日より全国東宝系にて公開© 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
2020年01月16日俳優の松坂桃李(31)が、柊あおい氏を原作とする『耳をすませば』の実写映画版で主演・天沢聖司役に抜擢された。またヒロイン・月島雫役には清野菜名(25)が松坂とダブル主演を務め、9月18日から全国公開される。原作は高校受験を控えながらも小説の執筆に励む雫と、ヴァイオリン職人を目指す同級生の聖司との恋模様を描いた物語だ。同作品は95年にスタジオジブリが長編アニメ映画化し、大ヒット作となった。各メディアによると、実写映画版は原作で描かれた青春時代に10年後のオリジナルストーリーが加えられるという。出版社で児童小説の編集者になった24歳の雫(清野)と、夢を追い続け海外で暮らす聖司(松坂)の“現在”が描かれる。ネットでは同作の実写映画化に注目が集まるとともに、松坂の主演抜擢に歓喜の声が上がっている。《なんとまたまた嬉しいニュースジブリ好きな桃李さんならきっと素敵な作品になるはずツナグの平川監督なんですね》《娼年や新聞記者を経た松坂桃李の演技が楽しみすぎる!》《桃李くんこのオファーは嬉しかったんじゃないかな~ 『耳をすませば』好きだもんね!むか~しブログで書いてた!w10年後の聖司…ピッタリすぎる!!》いっぽうで、アニメ映画版は当時15歳だった高橋一生(39)が聖司役の声優を務めたことでも名高い作品だ。そのため、往年のファンからは高橋を推す声が続出。Twitterでは松坂と高橋の名前が連なってトレンド入りするほどだった。《いままで実写化は「それはそれ」っていう精神でいたけど 耳をすませばの実写で高橋一生を使わないのは見過ごせねぇ… 彼はまじで天沢聖司なんだよ…》《「耳をすませば」の実写映画化発表で高橋一生さんの名前がトレンド入りするのもよく判る(笑)実写化があと10年早ければ》《耳をすませばの実写化。聖司じゃないならバロンで高橋一生に一票》果たして、高橋のカメオ出演といったサプライズもあるのだろうか!?
2020年01月14日清野菜名&松坂桃李のW主演で名作「耳をすませば」(漫画:柊あおい)が実写映画化されることが決定。あの名作に、10年後のオリジナルストーリーも加えて製作。撮影はこれから、2月中旬にクランクイン予定だという。――名作「耳をすませば」原作は、1989年、柊あおいが「りぼん」(集英社)で発表した青春恋愛漫画「耳をすませば」。読書が大好きな中学生・雫が夢に向かって生きる聖司に想いを寄せていく姿に心を惹かれ、多くの女性たちのバイブルに。そして1995年には、この漫画をスタジオジブリがアニメ映画化。当時14歳、人気俳優・高橋一生が聖司役で声の出演を果たした本作は、大ヒットを記録した。新しい「耳をすませば」が誕生そんな様々な世代にいまも愛される「耳をすませば」が2020年、10年後のオリジナルストーリーも加え新たに実写映画化。原作の世界観を忠実に再現する【あの頃(過去)】と、オリジナルで加わる【10年後(現在)】を二重構造で描き、切なくピュアな青春ラブストーリーが誕生する。“現在”10年後の雫&聖司役は…恋も夢も中途半端なまま大人になった雫。そんな大人になったいまの雫を演じるのは、連続テレビ小説「半分、青い。」の裕子役が話題となり、「今日から俺は!!」、「やすらぎの刻~道」などに出演、現在放送中の「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」では主演を務めている演技派女優・清野菜名。雫が想いを寄せる大人になったいまの聖司を、「この世界の片隅に」「パーフェクトワールド」『娼年』『新聞記者』など話題作が続き、先日発表された主演ドラマ「微笑む人」にも注目が集まる松坂桃李が演じる。“学生時代”の雫や聖司、そのほかの登場人物には個性豊かなオールスターキャストが集結。そんな物語を彩るキャストは後日発表予定だ。清野菜名コメントこの度、映画『耳をすませば』で、月島雫を演じることになりました。誰もが大好きな名作『耳をすませば』の世界に雫として存在出来ること、とても嬉しく光栄に思っております。あれから10年。雫はどのようにして大人になっていったのか、彼女の思いに寄り添いながら、雫の持っているピュアな心を大切に、丁寧に演じていきたいと思っています。松坂桃李コメント「耳をすませば」はアニメーション映画で何度も見た作品です。学生生活の日常にある歯痒さや微妙な距離感で感じる甘酸っぱさ。あの頃にしか感じられないものが詰まっていて素敵だなと思っていました。あの物語の“その後”を想像した方もいらっしゃるのではないでしょうか。僕もそうでした。月日を経て描かれる“その後”の物語に関われることを嬉しく思います。平川監督とは初主演の作品「ツナグ」でガチガチに緊張していた僕にムチを打ちながら支えてくださった方。監督のお陰で走りきることができました。その平川監督ともう一度組む事ができる喜びと緊張感を噛み締めながら、撮影に臨みたいと思います。監督は平川雄一朗本作の監督は、「白夜行」「JIN-仁-」「義母と娘のブルース」『ツナグ』などを手掛け、もうすぐ公開を迎える山田涼介出演の『記憶屋 あなたを忘れない』でもメガホンをとった平川雄一朗が務める。平川雄一朗監督コメントストーリー読書が大好きな中学3年生の月島雫は、同級生・天沢聖司と出会う。最初の印象は最悪だったが、夢を追う聖司に次第に惹かれていく雫。聖司も小説家になるという雫の夢を知り、彼女に想いを寄せ始める。そして2人は「お互いきっと、夢を叶えよう」と誓い合う。そして、10年の月日が流れ24歳になった雫は、出版社で児童小説の編集者になっていた。小説家になる夢はあきらめ、本を売るために必死な毎日。一方、夢を追い続けて海外で暮らす聖司との間には、いつの間にか距離が生まれていて――。『耳をすませば』は9月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年01月14日1995年にスタジオジブリがアニメ映画化した青春ラブストーリー『耳をすませば』が、俳優・松坂桃李と女優・清野菜名のW主演で実写映画化(9月18日公開)されることが14日、明らかになった。本作は、漫画家・柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した同名漫画を原作に、『ROOKIES 卒業』(09)、『ツナグ』(12)、『記憶屋 あなたを忘れない』(19)などで知られる平川雄一朗監督がメガホンを握る。原作の世界観を忠実に再現するあの頃(過去)に加え、10年後の現在がオリジナルストーリーとして二重構造で描かれる。読書が大好きな中学3年生の月島雫は、同級生・天沢聖司と出会い、最初の印象は最悪だったが、夢を追う聖司に次第に惹かれ始める。聖司も、小説家になるという雫の夢を知り、彼女に思いを寄せ始め、2人は「お互いにきっと、夢を叶えよう」と誓い合う。そして10年の月日が流れ……。10年後の雫を演じる清野は、「誰もが大好きな名作『耳をすませば』の世界に雫として存在出来ること、とても嬉しく光栄に思っております」と喜びを伝え、「あれから10年。雫はどのようにして大人になっていったのか、彼女の思いに寄り添いながら、雫の持っているピュアな心を大切に、丁寧に演じていきたいと思っています」と意気込む。一方、同じく10年後の聖司を演じる松坂は、「『耳をすませば』はアニメーション映画で何度も見た作品です」と相当な思い入れがあるようで、「学生生活の日常にある歯痒さや微妙な距離感で感じる甘酸っぱさ。あの頃にしか感じられないものが詰まっていて素敵だなと思っていました」と回顧。さらに、「あの物語の“その後”を想像した方もいらっしゃるのではないでしょうか。僕もそうでした。月日を経て描かれる“その後”の物語に関われることを嬉しく思います」と感謝し、「平川監督とは初主演の作品『ツナグ』でガチガチに緊張していた僕にムチを打ちながら支えてくださった方。監督のお陰で走りきることができました。その平川監督ともう一度組む事ができる喜びと緊張感を噛み締めながら、撮影に臨みたいと思います」と気合をみなぎらせる。本作は、2月中旬にクランクインし、3月クランクアップ予定。学生時代の雫や聖司、その他の登場人物のキャストは後日発表される。■平川雄一朗監督のコメント『耳をすませば』という沢山の人達が知っている原作の10年後を描くという実写映画化に大変な緊張感とプレッシャーを抱えていますが、主演の2人を始めとするスタッフキャストの力を集結させ、原作の空気感をそのままに心温まる映画となるよう邁進したいと思います!■西麻美プロデューサーのコメント私も大好きな作品「耳をすませば」を実写映画化しようと考えた時、とても悩みました。ですが、実写映画の形を探る中で、原作にある中学生時代に加えて10年後の大人になった雫と聖司を描いたらどうだろうと思いつきました。そして、雫役に清野菜名さん、聖司役に松坂桃李さんというお2人が決まったことで、これは素敵な作品にできると確信しました。中学生時代と大人時代を描く実写版『耳をすませば』、楽しみに待っていただけたらと思います。(C)柊あおい/集英社(C)2020『耳をすませば』製作委員会
2020年01月14日様々な人物に密着、その中から“深くてイイ話”を紹介するバラエティ「人生が変わる1分間の深イイ話」の12月23日(月)放送回は、年末2時間SPをオンエア。女優の桐谷美玲ら豪華なゲストを迎え、女優の高橋惠子一家や今年デビューした「日向坂46」らに密着する。今回は「美女と野獣、どっちが幸せなのか?」をテーマに2時間にわたりオンエア。ゲストにはティーンに人気のファッション誌「SEVENTEEN」のモデルから「NEWS ZERO」のキャスターを務め、『暗殺教室』『ヒロイン失格』『リベンジgirl』などの映画や、月9「好きな人がいること」や「人は見た目が100パーセント」などのドラマなどで女優としても活躍する桐谷さん。また池田美優、奥菜恵、鈴木紗理奈、吉田明世、「チュートリアル」福田充徳、「フットボールアワー」後藤輝基らもゲスト出演する。今回は、小学生の頃はおっちょこちょいで高校時代は野球部所属、明るいキャラで大ブレイクした有名人の娘を当てる密着クイズ企画や、スタジオジブリ作品の楽曲を数多く手掛けてきた作曲家・久石譲の娘で歌手の麻衣さんに密着。また15歳で映画デビュー、来年で芸歴50周年を迎える女優・高橋さんにも密着。孫が5人という大家族のおばあちゃんとなっている高橋さん一家をカメラが追う。さらに「よしもとブサイクランキング3年連続1位」と「よしもとイケメンランキング1位」という凹凸コンビ「アインシュタイン」。その人気の秘密に迫るほか、今年CDデビューすると女性アーティストの1stシングル初週売上歴代1位となり紅白初出場も決定。来年の12月には東京ドーム公演も決まった大ブレイク中の「日向坂46」へのテレビ初密着もオンエア。今回のゲスト、桐谷さんの魅力が詰まったスタイルフォトブック「zukan」は現在好評発売中。「人生が変わる1分間の深イイ話 美女と野獣、どっちが幸せなのか?」2時間SPは、12月23日(月)21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年12月23日「精霊の守り人」シリーズの作家・上橋菜穂子による、2015年本屋大賞受賞小説『鹿の王』がアニメ映画化。『君の名は。』の作画監督を務めた安藤雅司が初監督、「ハイキュー!!」シリーズでも知られる岸本卓が脚本を務め、映画『鹿の王 ユナと約束の旅』が2021年9月10日(金)に全国公開となる。2015年本屋大賞受賞作、ファンタジー小説「鹿の王」がアニメ映画化「小さなノーベル賞」と言われる「国際アンデルセン賞<作家賞>」を2014年に受賞した「精霊の守り人」シリーズをはじめ、数多くの作品を手掛けてきた作家、上橋菜穂子。そんな彼女の新たな代表作であり、2015年の本屋大賞に輝いた作品が、今回映画化される小説「鹿の王」だ。同作は、シリーズ累計190万部を突破した人気作で映像化が望まれていながら、壮大かつ複雑な世界観がゆえに映像化は不可能とも言われていた。「鹿の王」では、強大な帝国が支配する世界を舞台に、謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かいながら旅を続ける血の繋がらない父と娘、そしてその病から多くの命を救おうとする医術師の“絆”と“出会い”の物語が描かれる。緻密な医療サスペンスと感動のストーリーを組み込んだ、唯一無二の冒険ファンタジーは、これまでも多くの人の心を掴んできた。Production I.G制作、日本を代表する3人のアニメーターが集結この壮大な世界をアニメ映画[『鹿の王 ユナと約束の旅』で実現するため、立ち上がったのは「PSYCHO-PASS サイコパス」や「黒子のバスケ」、「ハイキュー!!」といった人気テレビアニメ、『蒼穹のファフナー THE BEYOND』などの人気アニメ映画を世に送り出してきた制作スタジオ「Production I.G」。原作者である上橋も「Production I.Gさんが制作なさると聞いて安堵しました。I.Gさんなら原作に囚われ過ぎず、アニメとして面白い映画を創ってくださるでしょう。」と期待のコメントを寄せている。また、安藤雅司をはじめ日本を代表する3人のアニメーターが、今回の映画化に向けて動き出した。『もののけ姫』『君の名は。』の作画監督、安藤雅司が初監督監督を務める安藤雅司は、25歳の若さでスタジオジブリ制作の映画『もののけ姫』で作画監督を担当し、その後『千と千尋の神隠し』、新海誠監督作品『君の名は。』でも作画監督を務めた。邦画の歴代興行収入上位4作品のうち3作が、安藤の携わった作品だ。映画『鹿の王 ユナと約束の旅』は、初監督を務めるだけでなく、キャラクターデザイン、作画監督も同時に担当する。「ハイキュー!!」シリーズの岸本卓が脚本共同監督として共に映画を作り上げていくのは、『千と千尋の神隠し』では監督助手を、『伏 鉄砲娘の捕物帳』で映画初監督を務めた宮地昌幸。脚本は「ハイキュー!!」シリーズや「僕だけがいない街」など、話題作を数多く手がける脚本家・岸本卓が担当する。声優キャストに堤真一、竹内涼真、杏また、声優として豪華キャストが集結。物語の主人公・生き残った孤独な戦士ヴァンは、意外にも声優初挑戦となる堤真一が演じる。もう1人の主人公・謎の病の治療法を探す天才医師ホッサルには、竹内涼真。竹内涼真もアニメーションの声優は初となる。さらにヴァンを追う謎の女戦士サエは、杏が声を担当する。〈登場人物〉ヴァン(堤真一):物語の主人公。かつて<独角(どっかく)>の頭として、巨大帝国・東乎瑠(ツオル)を相手に戦ったが敗れ、岩塩鉱で奴隷となっている。山犬が岩塩鉱を襲撃した時に生き残り脱走した。ホッサル(竹内涼真):物語のもう一人の主人公。東乎瑠(ツオル)帝国の支配階層に名を轟かせる天才的な医術師。謎の病・黒狼熱(ミツツァル)の治療法を探す。サエ(杏):<跡追い(あとおい)>と呼ばれる狩人の中でも凄腕の女性。ヴァンの行方を追う。ストーリー飛鹿(ピュイカ)に跨り戦った最強の戦士団<独角(どっかく)>。その最後の頭であったヴァンは、強大な帝国・東乎瑠(ツオル)を相手に戦ったが敗れ、奴隷となり岩塩鉱に囚われていた。ある夜、ひと群れの不思議な山犬たちが岩塩鉱を襲い、死に至る謎の病<黒狼熱(ミツツァル)>が発生する。山犬に噛まれながらも生き残ったヴァンは、一人の幼い少女ユナを拾う。伝染する死に至る病―。東乎瑠(ツオル)の民だけが病にかかると噂が広がる王幡領では、天才医師ホッサルが、懸命にその治療法を探していた。孤高の戦士と抗体を求める天才医師、出会うはずのなかった二人は旅に出る。誰のために生きるのか。何のために生きるのか―。しかし、世界に広がる謎の病の背後には、想像を絶する思惑と、過酷で雄大な自然、そして巨大な陰謀が渦巻いていた―。【詳細】鹿の王 ユナと約束の旅公開日:2021年9月10日(金) 全国公開制作スタジオ:Production I.G監督:安藤雅司、宮地昌幸脚本:岸本卓キャラクターデザイン・作画監督:安藤雅司原作:上橋菜穂子『鹿の王』(角川文庫・角川つばさ文庫/KADOKAWA刊)出演:堤真一、竹内涼真、杏配給:東宝製作:「鹿の王」製作委員会
2019年12月13日もうすぐ新橋演舞場にて上演される宮崎駿の漫画「風の谷のナウシカ」の歌舞伎化が、来年ディレイビューイングとして映画館で上映されることが決定した。12月6日(金)より公演が始まる新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」は、1984年にアニメ映画化され、世界中で愛されている宮崎駿の名作漫画を基に、映画版では描かれなかった全7巻の壮大な物語全てを新作歌舞伎化。キャストには、ナウシカ役を尾上菊之助、ナウシカと対する皇女クシャナ役を中村七之助。ほかにも、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、尾上右近、中村種之助らが出演する。脚本は、「ゲド戦記」「借りぐらしのアリエッティ」など数々のスタジオジブリ作品を担当した丹羽圭子と戸部和久(松竹)、演出は新作歌舞伎「NARUTO-ナルト-」も手掛けたG2が担当する。そんなチケット即日完売となった本作が、上演からわずか2か月でディレイビューイングし、より多くの人たちに届ける今回の企画。新橋演舞場にて昼の部・夜の部通しで上演される本作を、映画館では昼の部を前編、夜の部を後編として公開する。『新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」ディレイビューイング』は前編:2020年2月14日(金)~、後編:2020年2月28日(金)~東劇・新宿ピカデリーほか全国にて各1週間限定上映。※一部映画館では上映期間が異なる場合あり(cinemacafe.net)
2019年12月05日スタジオジブリ制作、宮崎駿監督の映画『天空の城ラピュタ』が、2020年2月14日(金)から3月8日(日)まで開催される映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2020」の一貫として、イオンシネマ シアタス調布でスクリーン上映される。スタジオジブリの名作が、最新音響&大スクリーン上映スタジオジブリ映画『天空の城ラピュタ』は、監督・宮崎駿、プロデューサー・高畑勲、音楽・久石譲で1986年に公開された劇場版長編アニメーション。空に浮かぶ伝説の島“ラピュタ”を発見した父をもつ、見習い機械工のパズーが、空から落ちてきた少女シータと出会い、空に浮かぶ伝説の島“ラピュタ”を目指す冒険のストーリーだ。公開から30年以上の時を経て、今もなお、日本のみならず世界で愛されている。その名作をスクリーンに蘇らせる今回。「映画のまち調布 シネマフェスティバル2020」では、幅約20メートルの大型スクリーンの高画質映像と、イオンシネマ独自の4ウェイ立体音響システム「ULTIRA(ウルティラ)」を組みわせた、臨場感あるサウンドと迫力満点の映像で、壮大な『天空の城ラピュタ』の世界に浸ることができる。話題作や過去の名作も一挙上映さらに同イベントは調布市文化会館たづくりや調布市グリーンホールも開催会場となっており、映画の作り手にスポットを当てた映画祭として多数の催しを用意。日本映画人気投票の中から選ばれた、『キングダム』『日日是好日』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『翔んで埼玉』『新聞記者』『アルキメデスの大戦』『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』をはじめ、アカデミー賞作品賞『グリーンブック』や、新海誠監督の過去の代表作『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『雲のむこう、約束の場所』といった作品が多彩な作品が上映される。制作陣のトークショー付き上映会も中には映画制作の技術スタッフ、監督によるトークショー付きの上映会も用意されているので、ファンの人はお見逃しなく。先行特別上映会で映画『Fukushima 50』公開先行特別上映会では、東日本大震災時の福島第一原発事故を描く映画『Fukushima 50』を公開。同作は、世界中が注目した現場では本当は何が起きていたのか―、何が真実なのか―、東日本壊滅の危機が迫る中、死を覚悟して発電所内に残った人々の知られざる“真実”を明らかにしつつ、人間の強さと弱さを描いた物語だ。【詳細】『天空の城ラピュタ』上映期間:2020年2月29日(土)~3月8日(日) ※上映時間はWEBサイト参照会場:イオンシネマ シアタス調布 スクリーン10 ほか(全席指定)料金:大人、大学生 1,100円 / 小学生~高校生 1,000円 / 幼児 900円※各種割引、無料鑑賞券、ACチケットの使用は不可。チケット販売日時:2019年12月23日(月) e席リザーブ0:15~ 劇場窓口8:00~■映画のまち調布 シネマフェスティバル2020詳細開催期間:2020年2月14日(金)~3月8日(日)開催会場:調布市文化会館たづくり(東京都調布市小島町2丁目33−1)、調布市グリーンホール(東京都調布市小島町2丁目47−1)、イオンシネマ シアタス調布(東京都調布市小島町2丁目61−1 C館 トリエ京王調布)・人気投票作品上映会(トークショー付き予定)スケジュール:2020年3月1日(日)10:30『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』、15:30『キングダム』3月6日(金)10:30『日日是好日』3月7日(土)10:30『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』、15:30『翔んで埼玉』3月8日(日)10:30『新聞記者』、15:30『アルキメデスの大戦』チケット販売日:2020年1月24日(金)料金:前売り500円、当日800円・特別上映会(トークショー付き予定)スケジュール:2月29(土)10:30『羅生門』3月5日(木)10:30『太陽を盗んだ男』会場:調布市文化会館たづくり くすのきホール(全席指定)チケット販売日:2020年1月24日(金)料金:前売り500円、当日800円・特別上映会(トークショー付き)新海誠監督作品上映会『雲の向こう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』スケジュール:3月8日(日)10:30~会場:調布市グリーンホール 大ホール(全席自由)ゲスト:川口典孝(プロデューサー)チケット販売日:2020年1月24日(金)料金:前売り500円、当日800円 ※3作品通し券・特別上映会スケジュール:2月14日(金)~20日(木)『Shall we ダンス?』『いつでも夢を』2月21日(金)~27(木)『グリーンブック』『若おかみは小学生!』会場:イオンシネマ シアタス調布(全席指定)チケット販売日:1月24日(金)料金:大人、大学生 1,100円/小学生~高校生 1,000円/幼児900円・映画賞「第2回映画のまち調布賞」授賞式+先行特別上映会『Fukushima 50』日時:2月29日(土) 授賞式17:00上映会18:10会場:イオンシネマシアタス調布スクリーン10(全席指定)チケット販売日:1月24日(金) 料金:1,400円司会:金児憲史(俳優)、楊原京子(俳優)ゲスト:2月発表予定※詳細情報は、「映画のまち調布 シネマフェスティバル2020」公式HP参照。
2019年12月04日ワーナーメディアが来春スタートするストリーミングサービス「HBO Max」が、スタジオジブリの作品の放映権を獲得した。これにより、『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』などの作品を配信することが可能となる。「HBO Max」のCCOケヴィン・ライリーは、「スタジオジブリの作品は、視覚的に息を呑むような素晴らしさで、夢中になるような体験ができます。わくわくさせ、魅力的。そして人情味あふれる数々の作品が、世界中の人の心をつかんできました。HBO Maxという利便性の高いプラットフォームを通して、より多くのファンにジブリ作品をお届けできることをうれしく思います」と語っている。「HBO Max」は子ども&ファミリー向けの番組に重点を置き、今月初めにはこのセクションを担当する重役を発表したばかり。また、長寿番組「セサミストリート」が「HBO Max」を“ホーム”とすることも決まり、シーズン51が配信されることも明らかになっている。(Hiromi Kaku)
2019年10月18日株式会社日本取引所グループ(JPX)によるクラシックコンサート「JPXコンサート2020」が2020年3月25日(水)に東京・オーチャードホールで開催される。【チケット情報はこちら】JPXは東京証券取引所、大阪取引所等を運営しており、このイベントは、取引所利用者への日頃の感謝の気持ちを示すとともに、取引所をより多くの人達にもっと身近に感じてもらいたいという思いから毎年開催。今回は初めてチャリティー形式として実施し、チケットの売上金は、社会貢献活動の支援として寄付される。演目は、第一部がブラームス作曲のヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77。第二部がドヴォルザーク作曲の交響曲第9番 ホ短調「新世界より」作品95。誰もが1度は耳にしたことのある作品で、クラシックに馴染みがなくとも楽しめる選曲となっている。指揮は、2011年から2019 年3月まで名古屋フィル正指揮者をつとめていた円光寺雅彦。東京フィル指揮者、仙台フィル常任指揮者、札幌交響楽団正指揮者を歴任し、国内のほとんどのオーケストラに客演している。海外での実績も多く、プラハ響定期演奏会、BBCウェールズ響、ベルゲン・フィル、フランス・ブルターニュ管弦楽団に客演。深い音楽性と的確な指揮で、多くの聴衆を魅了してきた。ソリストに迎えるのは、ヴァイオリニストの千住真理子。2歳半よりヴァイオリンをはじめ、12歳のときにNHK交響楽団との共演でデビュー。コンサートが開催される2020年は、デビュー45周年となる。2017年にはブラームス没後120年記念「ドラマティック・ブラームス」をリリースし、スーク室内オーケストラと全国ツアーを行って好評を博した。管弦楽を担当するのは、新日本フィルハーモニー交響楽団。『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』などのスタジオジブリ作品でも管弦楽を担当した団体で、今回も壮大かつ繊細なサウンドを奏でる。春の夜、一流の演奏者によるすばらしい音楽に心ゆくまで酔いしれたい。取材・文:MUTA HARUKA
2019年10月10日東京・三鷹の森ジブリ美術館の企画展「手描き、ひらめき、おもいつき」展が、2019年11月16日(土)から2021年5月まで開催される。宮崎駿の絵やメモで振り返る「三鷹の森ジブリ美術館」「手描き、ひらめき、おもいつき」展は、今まで三鷹の森ジブリ美術館で行われてきた企画展示や、三鷹の森ジブリ美術館設立に至る経緯、建物の構想などを、第一室と第二室の2つスペースで明らかにする展示。三鷹の森ジブリ美術館という建物を建て、展示物をコツコツと作ってきたその作業内容を、宮崎駿監督自身の描いた絵や文章を中心とする約640点の膨大な数の資料と共に紹介する。第一室 - 企画展の構想やスケッチ第一室では、第1回目の企画展示『千と千尋の神隠し』をはじめ、宮崎駿が携わった企画展示について紹介。どのようにして企画が生まれ、何を考えて修正し、伝えたいものに近づけていったのか、という創作のプロセスに、当時描かれた企画書やスケッチなどの資料を通して迫っていく。展示物制作への力の入れ方は様々だが、宮崎監督が自身の伝えたいことを形にする際には、主に下記の4つの傾向があるという。1.“展示内容”や“展示したい物”が頭の中で確立している時は、イメージボードにてその詳細を丹念に描き、展示スタッフに制作の指示を出す。2.“企画のテーマ”の内容や伝え方が難しいものは、思考の過程が伝わりやすい、漫画にて表現する。3.“言葉での表現”が最も伝わりやすい時には、執拗に言葉を紡ぐ。4.“補足”につけるイラスト1枚においても、面白さを追求した絵を描く。例えば2002年の企画展示「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」は、宮崎監督自らが『天空の城ラピュタ』という映画を生んだ“発想の原点”を披露したものとなったが、その中では、映画に登場させた乗り物や炭鉱の町で起こった追撃騒動、空に浮かぶラピュタなどのイラストを新たに作り、さらには短編の映画までをも作って解説している。その中でも宮崎監督が特に興味を注いだのが乗り物だろう。19世紀のイギリスで蒸気機関の発明と共に生まれた初期のSF小説を愛する宮崎監督は、その中に登場する“生き物”の雰囲気を残した珍妙奇妙な乗り物に多大な影響を受けているという。前述の傾向では「1」に該当するものだが、この展示において宮崎監督は、自身の“空想の力”で作り出した乗り物や機械達を、緻密なイラストに描きおこしている。第二室 - 美術館創設の経緯やアイディア一方の第二室では、スタジオジブリが美術館を作ろうと思い立った経緯や、アイデアが描きとめられたイメージボードを展示。中でも特に注目したい展示物は、完成したジブリ美術館の作りが一眼でわかる立体模型だ。その立体模型の周りには、美術館の設計図面にまで修正を入れる宮崎駿の「建物」への思い入れが見て取れる図面や、構想段階のイメージボード、各展示エリアのアイディアを描いた資料などが展示されており、その姿を比較しながら見ることができる。その資料の数々は、何度も何度も試行錯誤を重ねたものから、一瞬の“ひらめき”や、ふとした“おもいつき”で生み出されたものまで様々だ。純粋に“おもしろいもの”、“人々の喜ぶ笑顔”を追求する宮崎監督の創作における楽しさはもちろん、その苦悩までをも感じ取れるような展示内容となっている。開催概要「手描き、ひらめき、おもいつき」展 ~ジブリの森のスケッチブックから~会期:2019年11月16日(土)~2021年5月(予定)場所:三鷹の森ジブリ美術館住所:東京都三鷹市下連雀1-1-83入場方法:日時指定予約制(10:00~/12:00~/14:00~/16:00~)※2019年11月入場分のチケットは、10月10日(木)より全国ローソンにて発売。入場料金:大人・大学生 1,000円、中高生 700円、小学生 400円、幼児(4歳以上) 100円チケット予約TEL:0570-084-003(24時間・各入場時間まで受付・自動音声対応)※Lコード が必要。 ※一部携帯・PHS等は使用不可。※チケット発売初日のみ特別電話予約TEL:0570-084-633(受付時間:10:00~23:59)【問い合わせ先】TEL:0570-055777(9:00~18:00/休館日は休み)【チケットに関する問い合わせ先】TEL:0570-000-777(10:00~20:00・オペレーター対応)
2019年10月04日三鷹の森ジブリ美術館では、11月16日(土)より新企画展示「手描き、ひらめき、おもいつき」展の開催がスタートすることが分かった。2001年10月に開館したジブリ美術館。“お客様に面白いものを提供し、楽しんでいただく”という考えのもと、建物を建て、展示物をコツコツと作ってきた同美術館だが、今回の新企画展では、その作業の内容を宮崎駿監督自身の描いた絵や文章で紹介する。まず第1室では、第1回目の企画展示『千と千尋の神隠し』を皮切りに、宮崎監督が携わった企画展示を紹介。どのようにして企画が生まれ、実現していったのか。当時描かれた企画書やスケッチなどの資料を展示する。そして第2室では、スタジオジブリが美術館を作った経緯やアイディアが描きとめられたイメージボードを展示。設計図面まで修正を入れる宮崎監督の“建物”への思い入れが見て取れる図面も初公開される。また、ジブリ美術館の各階層がひと目で分かる立体模型も設置。構想段階のイメージボードと現在の完成した姿が見比べられる。なお、同美術館の入場は日時指定の予約制。11月入場分のチケットは、10月10日(木)より全国のローソンにて発売される。「手描き、ひらめき、おもいつき」展は2019年11月16日(土)~2021年5月の期間で三鷹の森ジブリ美術館にて開催予定。(cinemacafe.net)
2019年10月01日映画『ルパン三世 カリオストロの城』4D版が、2019年11月8日(金)から11月21日(木)までの期間限定で上映される。映画『ルパン三世 カリオストロの城』とは?1979年にアニメ「ルパン三世」の劇場用長篇第2弾として公開された『ルパン三世 カリオストロの城』は、スタジオジブリ設立前の宮崎駿が監督・脚本を手がけたアニメーション映画。興行収入の面では前作を上回ることはなかったものの、TV放送や口コミでその評判が広がり、多くの映画人にも影響を与えたとされる迫力あるアクションシーンと、後世に語り継がれる名シーンの数々で、今なお多くのファンに愛される作品となっている。カーチェイスや時計塔での激闘をよりダイナミックに今回はそんな名作を、通常の劇場にはないシートの動きや、煙、振動、風、ストロボなどの特殊効果を駆使して、映画の持つ臨場感を引き出したアトラクションスタイルの映画上映システム「4DX」で上映。特に冒頭のカーチェイスや思わず力が入る「カゲ」との戦闘、名場面の一つとして知られる屋根から屋根への大ジャンプ、時計塔での激闘シーンなどは、4D上映ならではのダイナミックな演出で、より一層印象深いものとなりそうだ。あらすじとある国営カジノから五十億の札束をまんまと盗み出したルパンと次元だが、実はそれはゴート札と呼ばれる偽札だった。その偽札を製造し、世界経済の裏側で暗躍していると伝えられるカリオストロ公国をターゲットにしたルパン達は、その過程でカリオストロ伯爵の妻にさせられようとしている公女クラリスに出会う。彼女を救うため、そして国の秘密を暴くため、ルパンとその仲間たちはカリオストロ伯爵との戦いに挑む。上映情報映画『ルパン三世 カリオストロの城』4D版上映期間:2019年11月8日(金)〜11月21日(木)上映劇場:・4DXユナイテッドシネマユナイテッド・シネマアクアシティお台場ほか全58スクリーン・MediaMation MX4DTOHOシネマズ 新宿ほか全8スクリーン※詳細は公式WEBサイトより。入場料金:2,200円均一【作品情報】映画『ルパン三世 カリオストロの城』原作:モンキー・パンチ監督:宮崎駿脚本:宮崎駿、山崎晴哉作画監督:大塚康生音楽:大野雄二美術:小林七郎製作・著作:トムス・エンタテインメント<声の出演>ルパン三世:山田康雄峰不二子:増山江威子次元大介:小林清志石川五ェ門:井上真樹夫銭形警部:納谷悟朗クラリス:島本須美カリオストロ伯爵:石田太郎 他
2019年09月18日8月24日、25日の全国映画動員ランキングは、公開6週目の『天気の子』(全国359館)が先週2位から順位を上げて再び首位を飾った。公開3週目の『ライオン・キング』(全国374館)は先週1位から2位に、田中圭主演の人気ドラマを映画化した『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(全国314館)は初登場3位になった。そのほか新作では、エルトン・ジョンの半生をタロン・エガートン主演で描いたミュージカルファンタジー『ロケットマン』(全国321館)は初登場6位。『レイトン』シリーズの日野晃博、スタジオジブリ出身の百瀬義行監督、音楽家の久石譲がタッグを組んだアニメーション『二ノ国』(全国320館)は初登場7位になった。次週は『ガーンジー島の読書会の秘密』『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』『トールキン旅のはじまり』『ハリウッド1969シャロン・テートの亡霊』『引っ越し大名!』『ブルー・ダイヤモンド』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『天気の子』2位『ライオン・キング』3位『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』4位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』5位『トイ・ストーリー4』6位『ロケットマン』7位『二ノ国』8位『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』9位『ペット2』10位『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』
2019年08月26日アニメーション映画『二ノ国』が先週末から公開をスタートした。本作は『レイトン』シリーズなどを手がける日野晃博、スタジオジブリ出身の百瀬義行監督、日本を代表する音楽家のひとり久石譲がタッグを組んだ大作で、現実(一ノ国)と魔法の世界“二ノ国”の間を行き来しながら壮大な冒険が描かれる。かつて『二の国』と題したゲームソフトが発売され人気を博したが、ゲームを手がけた日野、百瀬、久石が再び集結して完全オリジナルの物語を描いたのが映画『二ノ国』だ。同じ高校に通うユウと、ハル、そしてハルの恋人でもあるコトナは親友として穏やかな日々を送っていたが、ある日、ユウとハルは現実ではない不思議な世界“二ノ国”に迷いこみ、そこでコトナにそっくりのアーシャ姫に出会う。どうやら、一ノ国と二ノ国の間には不思議な関係があり、どちらかで尽きてしまうはずの命を救うと、もう一方の世界が代償を支払うことになるという。そこでふたりはアーシャ姫に呪いがかけられていることを知る。もし、アーシャ姫を助ければ、一ノ国のコトナが代償として命を失うことになるだろう。姫に惹かれたユウと、恋人を守りたいハルは対立する。親友だったふたりが下した決断とは?本作で製作総指揮と原案、脚本を手がけた日野が率いるレベルファイブは『妖怪ウォッチ』『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』などゲーム、アニメ、コミックなどを多角的に計画・展開して、作品をより深く、長く楽しめるように活動しているスタジオだが、今回の映画はゲームと同時期に計画されたものではなく、本作のために改めて執筆された物語を描いている。そこで描かれるのは、剣や魔法、愛らしい生き物が登場し、息をのむほど美しい世界が広がるファンタジックな世界だが、主人公たちは現実の世界(一ノ国)との間を行き来することで、“遠い世界の危機”ではなく、自分たちにとって切実な問題や試練に立ち向かうことになる。幅広い年齢層が楽しめるように創作しつつ、絵空事ではないメッセージを盛り込む……レベルファイブがこれまで手がけてきたゲーム、アニメと同様の魅力が本作にもつまっている。なお、山崎賢人が主人公ユウの声を演じるほか、新田真剣佑、永野芽郁、ムロツヨシ、伊武雅刀、宮野真守、津田健次郎、坂本真綾、梶裕貴、山寺宏一ら豪華キャストが集結しているのも注目だ。『二ノ国』公開中
2019年08月26日この夏、圧倒的な世界観で観客を魅了する「青春×ファンタジー」アニメーション映画『二ノ国』が8月23日に全国公開。本作は最高のクオリティのアニメーション映画を全世界に届けるべく、日本を代表するドリームメーカーが集結した話題作となっており、この夏一番の超大作として期待が高まっている。制作総指揮/原案・脚本に、ゲーム界の巨匠、日野晃博。監督にスタジオジブリの鬼才と謳われた百瀬義行。音楽は映画音楽界の巨匠、久石譲。声の出演には、頭脳明晰で、心優しい秀才のユウ(主人公)役に山崎賢人。活発で負けん気の強いバスケ部のエースハル役に新田真剣佑。ハルの恋人コトナとエスタバニア王国のアーシャ姫の二役に永野芽郁。3人とも初めて声優に挑戦したことでも話題となっている。同じ高校に通う幼馴染の3人は、かけがえのない親友だった。ある日突如ユウとハルが迷い込んだ見知らぬ場所、そこは想像を超えた魔法の世界『二ノ国』。現実(一ノ国)と隣合わせにある、この美しく不思議な世界で、2人はコトナにそっくりなアーシャ姫と出会う。どうやら二ノ国には、一ノ国と命が繋がっている“もう一人の自分”がいて、二ノ国で尽きるはずの命を救えば、一ノ国の人間がその代償を払わないといけない“残酷なルール”があることを知る。二ノ国ではアーシャ姫が、一ノ国ではコトナが死の呪いにかけられていた。明るく健気なアーシャ姫を助けたいユウと、コトナを助けたいハルに突き付けられた残酷なルールを前に、2人はどんな選択をするのか。山崎賢人と新田真剣佑は、今回で3回目の共演になる。共演が決まった時の心境を新田はこう語る。「共演も3回目だし、相手役は賢人だから心配はなかったです。今回は声だけだし、普段のお芝居とは違うから、ここが難しいね、あそこが大変だねってことは話していました」(新田)声だけのお互いの演技を聞いて、山崎は新たな新田を発見したという。「1日だけ一緒にアフレコする日があったんですが、その時は真剣佑の声だなって思っていたんですけど、映画をみると、ハルとしての真剣佑の声だなっていうのを凄く感じて。ハルって人物になっているなって思いましたね」(山崎)2人はこの作品で初めて声優に挑戦したが、どういうところが難しかっただろうか?「声優は、ひとつの部屋で物凄いシーン数を続けて撮っていくので、集中力を維持するのが大変でした。普段、体も使って表現しているので、声だけで表現するのはやっぱり難しいんだなって実感しましたが、それでも気持ちが大事なんだなって思えたのは良かったです」(山崎)「普段出している声とは違う声を出さないといけないので、未経験なところが沢山ありました。収録する環境も違いますし」(新田)今回、ユウとハルのキャラクターを演じるうえで、大切にしたことはどんなところだろうか?「芯がしっかりしているというのを大事にして演じました。一ノ国の世界では、コトナとハルが付き合っていて、一歩引いた視線から見ているんですけど、コンプレックスというか、本当はコトナのことが好きで遠慮している部分もあるけど、本当は芯は強い。ユウが色んなことに悩んだりとかしているんですけど、決めたらそこに力は全力で注ぐので、そういう部分は凄く共感できました」(山崎)「ハルはすごく勇敢で、そういうところが魅力的なので、キャラクター性を大事にしました。もちろん2人とも芯は通っていて、何が何でも曲げないという強い心の持ち主の2人だったので、そういったところは大切にして、役の考え方を尊重してやらせてもらっていました」(新田)劇中では親友の役の2人だか、プライベートでも仲がいい。お互い尊敬している間柄だという。「初対面の時から気があっていて、神木隆之介君と3人で抱き合っていました(笑)。これまで2作品一緒に撮っていますし、それこそ長い間ずっと一緒にいたんで、もう特別何をするとかじゃなくて、一緒にいると楽しいんです。それこそご飯とか食べたり、遊びに行ったり、カラオケに行ったり。そういう何気ない遊びが楽しかったりしますね」(山崎)「賢人主演の作品で2回も共演させてもらって、この人のために最高の芝居をしたい、この人のために頑張りたいと思わせてくれる人。他の人とは違うすごいものを生まれ持っている人だなって思います。賢人が皆から愛される理由が分かります」(新田)最後に映画『二ノ国』を見たい人へメッセージをもらった。「本当に夢のようなすごい方々と一緒に、声優という初めての形で挑戦させていただいて、とにかく全力で頑張りました。『二ノ国』の素晴らしい世界に自分も行くような気持でワクワクしながら、映画館に観に来てもらいたいなと思います」(山崎)「この物語は、もちろん命の選択や友情など、色んな方に共感して頂ける要素が沢山つまっています。僕の役ハルは、恋人を助けるために戦いますが、恋人だけじゃなく、家族の方や友達と見ても、色んな見方が出来る作品になっていますので、より多くの方々に観てもらいたいです」(新田)取材・文/若村幸江※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記『二ノ国』8月23日(金)より全国公開
2019年08月23日「金曜ロードSHOW!」がこの夏贈る「3週連続 夏はジブリ」企画。第2夜となる8月23日(金)今夜は『崖の上のポニョ』が登場。宮崎駿監督が“原点に立ち返り”手描きでのアニメ制作にこだわった本作を今回もノーカットでオンエアする。1995年に「CG制作室」を開設したスタジオジブリは、『耳をすませば』や『もののけ姫』でCGを本格的に導入。その後、CGはジブリ作品だけでなくTVアニメまで幅広く取り入れられアニメーションの幅を広げる。宮崎監督も『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』でCGを多用してきたが、2008年に公開された本作ではアニメーションの原点に立ち返って、手描きの躍動感を重視。その結果、生き生きとした描写も大きな話題を呼んだ。人間を辞めて海の住人となった魔法使いの父・フジモトと海なる母・グランマンマーレの間に生まれた真っ赤なさかなの女の子・ポニョは、ある日冒険の旅に出る。クラゲに乗ってたどり着いた海辺で出会ったのは、老人ホームに勤める母のリサとともに、船乗りの父・耕一の留守を守る5歳の男の子・宗介だった。宗介のやさしさに触れ彼を大好きになってしまったポニョだが、人間の悪いところをたくさん知っているフジモトはポニョを海の中に連れ戻し、魔法の力を使って閉じ込める。それでも「宗介に会いたい」というポニョの気持ちは止まらず、妹たちに協力してもらってフジモトが開発中の強い魔法の液体を海に解き放ち再び地上へ向かう。しかしポニョがばらまいた魔法の液体のおかげで原始の力を取り戻した海は、巨大なうねりとなって宗介の町を飲み込んでしまう…というのが本作のストーリー。宗介の母・リサにはNHK連続テレビ小説「なつぞら」や「監察医 朝顔」も好評の山口智子。父・耕一にはバラエティでみせる自由なキャラが人気の長嶋一茂。フジモトには『トイ・ストーリー』シリーズで声優としてもお馴染みの所ジョージ。グランマンマーレには『チア☆ダン』「緊急取調室」シリーズの天海祐希。さらに柊瑠美、矢野顕子、吉行和子、奈良岡朋子らも声優として参加、柔らかな世界観に彩りを加えている。「3週連続 夏はジブリ」企画、3夜目となる次週8月30日(金)は『天空の城ラピュタ』をオンエア。こちらもお楽しみに。金曜ロードSHOW!『崖の上のポニョ』は8月23日(金)今夜21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:崖の上のポニョ 2008年7月19日より全国東宝系にて公開© 2008 二馬力・GNDHDDT
2019年08月23日この夏も日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では「3週連続 夏はジブリ」と題してスタジオジブリ作品を連続オンエア。8月16日(金)今夜は、2001年に公開され日本のみならず世界を席巻した『千と千尋の神隠し』が登場する。『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』『もののけ姫』に続いて公開された宮崎駿監督の長編アニメである本作は、国内歴代興行収入第1位に現在も輝き続けるほか、第75回アカデミー賞長編アニメ映画賞、第52回ベルリン国際映画祭金熊賞など世界の映画賞も受賞。今年6月には中国での公開が実現し大ヒットしたことも記憶に新しい。主人公は10歳の少女・千尋。千尋は引っ越しの途中、お父さんとお母さんと一緒に不思議なトンネルに迷い込んでしまい、たどり着いた街で出会った少年・ハクから、すぐに元の世界に戻るよう言われるが、千尋の両親は街の屋台で勝手に飲食。ブタに姿を変えられてしまい、さらに戻るための道も水の中に沈んでしまう。千尋は神々の集う湯屋「油屋」で働くため、ハクから教えられた通り、薬湯の調合を担当する釜爺の助けを借りて「油屋」を取り仕切っている魔女・湯婆婆のもとで、新たに「千」という名で働くことになる。千尋が先輩たちからも少しずつ認められるようになってきたある日、「油屋」に謎のいきもの・カオナシが現れる。「油屋」を訪れる神々と平等に対応してくれた千尋に導かれるように「油屋」に入り込むカオナシ。湯婆婆は異変を察知するが、同時に強烈な臭いを発するまでに汚れてしまった神が「油屋」にやってくる…。主人公の千尋の声は本作の後も「野ブタ。をプロデュース」『コクリコ坂から』などで女優、声優として活動する柊瑠美。ハクを「おそ松さん」『聲の形』など人気作で活躍を続ける人気声優の入野自由。お父さん役には大河ドラマ「花燃ゆ」などの内藤剛志、お母さん役には「科捜研の女」シリーズの沢口靖子。湯婆婆役には「中学聖日記」にも出演した夏木マリ。釜爺役には『仁義なき戦い』の菅原文太。また坊役で「集団左遷!!」『フォルトゥナの瞳』など俳優として数々のヒット作に出演するほか、邦画歴代2位の興収を記録した『君の名は。』でも声優を務める神木隆之介が出演している。「3週連続 夏はジブリ」はこの後も8月23日(金)に『崖の上のポニョ』、8月30日(金)に『天空の城ラピュタ』を放送予定。金曜ロードSHOW!『千と千尋の神隠し』は8月16日(金)今夜、通常より1時間早い19時56分~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年08月16日東京の中央線西荻窪駅から徒歩3分。信用金庫のビルの4階に「ササユリカフェ」はある。白で統一された店内は清潔感にあふれ、半アーチ形の天井もオシャレだ。テラス席には色とりどりの花が咲き乱れ、見上げれば青い空。そこは、空の広さと風を感じる居心地のよい場所だった。店内のテーブルには、放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』(月〜土)の台本がうずたかく積まれている。この店のオーナー・舘野仁美さん(58)は、『なつぞら』のアニメーション監修だ。朝ドラ100本目の本作は、戦災孤児の奥原なつ(広瀬すず)が、北海道の酪農一家に愛情深く育てられ、やがてアニメーターを目指して上京。日本アニメの黎明期を支える女性に成長していく物語。オープニングのタイトルバックは、朝ドラ史上初の全編アニメーション。その肝となる監督・原画・作画監督を担当した刈谷仁美さん(22)を発掘し、抜擢したのも、舘野さんだった。「刈谷さんは、もともとカフェのお客さんだったんですよ」と、舘野さんは目を細めた。「卒業制作もここで構想を練っていました。ヒロイン・なつもドラマ劇中でよくやっていたように、刈谷さんもこのカフェで、身ぶり手ぶりで手足の動きを確認しながら、絵コンテを描いていたんです」舘野さん自身、宮崎駿監督率いる「スタジオジブリ」で27年間働いた、ベテランアニメーターだ。ジブリを退職した年に、貯金と退職金を注ぎ込んでオープンしたこのカフェを、訪ねて来たのがNHKの制作統括・磯智明さんだった。’17年10月のことだと磯さんは振り返る。「アニメの歴史に沿ったさまざまなタイプのアニメーションを、柔軟に作り分けられる人がいないと、このドラマは成立しません。ところが、大手の制作会社を当たってみると、どこも2〜3年先まで予定が埋まっていたんです」そこで、舘野さんの著書『エンピツ戦記誰も知らなかったスタジオジブリ』(中央公論新社)を読んでいた磯さんは、舘野さんに白羽の矢を立てたのだ。「舘野さんなら、日本のアニメ制作の歴史を肌で知っている。アニメ業界にも顔もきく。『うん』と、引き受けてもらうまでは帰らないという決意でした」『なつぞら』には、日本アニメ界の伝説のアニメーターを思わせる人物が何人も登場する。なつの才能をいち早く見抜いた仲努役の井浦新さんはこう話す。「舘野さんからは、仲のキャラクターの参考となった森康二さん(アニメの神さまと呼ばれ、『白蛇伝』の作者)のお話をたくさんうかがいました。森さんの次の世代に、高畑勲さん、宮崎駿さんがいて、舘野さんはその次の世代。『どれだけ私たちが森さんのことを信頼し、好きだったか』というお話を聞いて、役作りにもすごく生かせたんです」井浦さんは「高畑勲展」(東京国立近代美術館)にも足を運んだ。「高畑さんの仕事を見て、『そうか、ドラマで言ったら、高畑さんは坂場一久(中川大志)のような人か〜』と(笑)。高畑さんは絵を描かないので、高畑作品の原画マンたちの原画や絵コンテが展示されているんです。そのなかに舘野さんの名前もあり、うれしくなってしまいました」舘野さんは’60年12月13日、福島県南相馬市生まれ。高校卒業後、上京しデザイン専門学校のアニメーション科に。卒業後は小さなスタジオに入り、仕事の初歩を教わった。1年ほどでフリーになり、個人外注の仕事をもらって自宅で動画を描き始めた。「動画1枚160〜180円でしたね(苦笑)。30分で1枚描けるものもあれば、群衆シーンなどが来ると何時間もかかる。家から仕送りしてもらっていた時期もあります。下井草のアパートも、友人とのルームシェアでした」アニメーターの作画担当には、基本となる絵を描く原画マンと原画と原画をつなぐ絵を指定された枚数で描き、動いているようにみせる“中割り”の作業をする動画マンがいる。個人外注は動画の仕事だったが、続けるうちに欲も出てきた。「もっと勉強しないとダメだ」と、つてをたどって、大塚康生さんに会い、テレコム・アニメーションフィルムの入社試験を受けた。大塚さんは東映動画時代、宮崎さんを育てた人だ。入社試験の面接官は大塚さん、高畑勲さん、宮崎さんと、そうそうたるメンバーだ。テレコムには入社できたが、そこで自分の限界を感じてしまう。「私には、原画は難しいかなと。テレコムには、絵のうまい人ばかりいます。私は動画をきちんとやることだけで精いっぱいだな、とひしひし感じていました」舘野さんは23歳になっていた。次の目標は“一流の動画マン”。動画マンの先輩から、叱られ、直されたりしながら、辛抱強く動画の腕を磨くうち、先輩女性アニメーターから声がかかった。「今度、私、『となりのトトロ』という作品の動画チェックをやるんだけど、補佐やらない?」’87年、動画をチェックする動画チェッカーとして、スタジオジブリの『トトロ』班に参加。これは線の美しさや動き方をチェックして、よくないところは描き直し、作品のクオリティを高める仕事だ。以後、数々のジブリ名作アニメに携わり、宮崎さん、高畑さんという巨匠の作品づくりを目のあたりにすることになった。「宮崎さんは、誰よりも仕事をする。有言実行で、怒ると怖いけど、自分の家の周りのゴミは拾うし、ぜいたくしない。深酒もしない。本当に人として尊敬できます」舘野さんは、ジブリの制作部門解散を機に、’14年12月、退職。これまでとは全く別の道を歩もうと開いたカフェだったが、店でアニメの展示や個展などを開くうち、アニメファンや制作者、アニメーターを目指す若者たちが集まってくるようになっていた。磯さんが『なつぞら』の台本を抱えてやってきたのは、そんなタイミングだった。「絵コンテを描いてほしい」「監督をお願いしたい」「タイトルバックだけでも」と、熱心に通ってくる磯さんに、舘野さんの心が動いた。「最初は、辞退したんです。ただ、私には原画は描けないけれど、制作を請け負って、演出、原画、動画、美術、仕上げ、撮影と、ふさわしい人を集めたら、素敵なものができるかもしれないというふうに考えるようになりました。新しい才能を見つけて、アニメの世界に入れてあげられたらいいな。そういう形のアニメーションへの恩返しもあるのかなって、いまは思っています。アニメーション監修なんて、考えもしなかったけれど、ジブリで体験したことが、全部、肥やしになっていたんだなぁって」刈谷さんの仕事を見て、舘野さんは思う。「とても素敵な絵コンテや原画を描いてきてくれて。手だれの完璧さはないけれど、とても若々しい。その危うさも魅力です。ジブリのころは、完璧さを求めてキリキリしたけれど、いまでは細かいところにこだわりすぎない豊かさを、私が逆に気づかされました。完成品はとても心ひかれるものになりました」舘野さんは、アニメーター役の俳優たちの技術指導も担当した。鉛筆の持ち方、線の引き方、紙を指でパラパラとめくって、動画の動きを確認する練習もした。「広瀬さん(なつ役)は集中力のある方で、仕事が丁寧で線がきれいでした。線には人が出るんです」磯さんは言う。「宮崎駿さんのような天才アニメーターを頂点に、1つのチームでアニメーションを作るやり方もあります。でも、個性的なアニメーターが集まって、それぞれの適材適所を見極め、面白いものを作っていくやり方もあると思います。そういう新しい可能性を舘野さんが中心となって切り拓いてくれたら、日本アニメの未来は、もっと素敵なものになると思います」周囲の期待は大きいが、舘野さんは謙虚だ。「もしかしたら、『なつぞら』は今までの苦労に対する私へのご褒美なのかな。『もう一度、アニメの現場に戻ってごらん』ってアニメの神様が言ってくれたのかな。ご褒美って、忘れたころにやってくるのかもしれませんね」宮崎さんや鈴木敏夫プロデューサーは、『なつぞら』を見てくれているのだろうか?「ご覧になっているかわかりませんが、怒っていなければうれしいです」
2019年08月16日東京の中央線西荻窪駅から徒歩3分。信用金庫のビルの4階に「ササユリカフェ」はある。店内のテーブルには、放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』(月〜土)の台本がうずたかく積まれている。この店のオーナー・舘野仁美さん(58)は、『なつぞら』のアニメーション監修だ。朝ドラ100本目の本作は、戦災孤児の奥原なつ(広瀬すず)が、北海道の酪農一家に愛情深く育てられ、やがてアニメーターを目指して上京。日本アニメの黎明期を支える女性に成長していく物語。オープニングのタイトルバックは、朝ドラ史上初の全編アニメーション。その肝となる監督・原画・作画監督を担当した刈谷仁美さん(22)を発掘し、抜擢したのも、舘野さんだった。「刈谷さんは、もともとカフェのお客さんだったんですよ」と、舘野さんは目を細めた。「卒業制作もここで構想を練っていました。ヒロイン・なつもドラマ劇中でよくやっていたように、刈谷さんもこのカフェで、身ぶり手ぶりで手足の動きを確認しながら、絵コンテを描いていたんです」舘野さん自身、宮崎駿監督率いる「スタジオジブリ」で27年間働いた、ベテランアニメーターだ。ジブリを退職した年に、貯金と退職金を注ぎ込んでオープンしたこのカフェを、訪ねて来たのがNHKの制作統括・磯智明さんだった。’17年10月のことだと磯さんは振り返る。「アニメの歴史に沿ったさまざまなタイプのアニメーションを、柔軟に作り分けられる人がいないと、このドラマは成立しません。ところが、大手の制作会社を当たってみると、どこも2〜3年先まで予定が埋まっていたんです」そこで、舘野さんの著書『エンピツ戦記誰も知らなかったスタジオジブリ』(中央公論新社)を読んでいた磯さんは、舘野さんに白羽の矢を立てたのだ。「舘野さんなら、日本のアニメ制作の歴史を肌で知っている。アニメ業界にも顔もきく。『うん』と、引き受けてもらうまでは帰らないという決意でした」舘野さんは’60年12月13日、福島県南相馬市生まれ。高校卒業後、上京しデザイン専門学校のアニメーション科に。卒業後は小さなスタジオに入り、仕事の初歩を教わった。1年ほどでフリーになり、個人外注の仕事をもらって自宅で動画を描き始めた。「動画1枚160〜180円でしたね(苦笑)。30分で1枚描けるものもあれば、群衆シーンなどが来ると何時間もかかる。家から仕送りしてもらっていた時期もあります。下井草のアパートも、友人とのルームシェアでした」アニメーターの作画担当には、基本となる絵を描く原画マンと原画と原画をつなぐ絵を指定された枚数で描き、動いているようにみせる“中割り”の作業をする動画マンがいる。個人外注は動画の仕事だったが、続けるうちに欲も出てきた。「もっと勉強しないとダメだ」と、つてをたどって、大塚康生さんに会い、テレコム・アニメーションフィルムの入社試験を受けた。大塚さんは東映動画時代、宮崎さんを育てた人だ。入社試験の面接官は大塚さん、高畑勲さん、宮崎さんと、そうそうたるメンバーだ。テレコムには入社できたが、そこで自分の限界を感じてしまう。「私には、原画は難しいかなと。テレコムには、絵のうまい人ばかりいます。私は動画をきちんとやることだけで精いっぱいだな、とひしひし感じていました」舘野さんは23歳になっていた。次の目標は“一流の動画マン”。動画マンの先輩から、叱られ、直されたりしながら、辛抱強く動画の腕を磨くうち、先輩女性アニメーターから声がかかった。「今度、私、『となりのトトロ』という作品の動画チェックをやるんだけど、補佐やらない?」’87年、動画をチェックする動画チェッカーとして、スタジオジブリの『トトロ』班に参加。これは線の美しさや動き方をチェックして、よくないところは描き直し、作品のクオリティを高める仕事だ。以後、数々のジブリ名作アニメに携わり、宮崎さん、高畑さんという巨匠の作品づくりを目のあたりにすることになった。「宮崎さんは、誰よりも仕事をする。有言実行で、怒ると怖いけど、自分の家の周りのゴミは拾うし、ぜいたくしない。深酒もしない。本当に人として尊敬できます」宮崎さんは仕事に対して非常に厳しかった。「アニメーターの勘は、ものの観察から生まれる」「自分の目で見たもので描け」宮崎さんの言葉は簡潔に本質をついたものだったが、聞く人にとって理解が及ばないことも多々あったという。たとえば『魔女の宅急便』のとき。動物の絵が上手な原画マンの絵を見て、宮崎さんが怒りだした。「俺が言ったのと違うだろう!」何がどう違うのか、舘野さんにはさっぱりわからない。ところが、その数年後、奈良に社員旅行に行ったときのこと。猿沢池のほとりで、降りてくる鳥を見ていた宮崎さんが、こうつぶやいた。「おまえ、下手だねぇ。飛び方、間違ってるよ」そのとき、舘野さんはハタと気づいた。「本物の鳥に『飛び方下手』って言っていて、ただのリアルじゃダメなんだ。リアルのなかにもうまい、下手があったんだ、と」“ジブリのこころ”は、そんなふうに体験を通して、ゆっくりと舘野さんのなかに染み込んでいった。30代になると、動画チェックだけでなく、「カット出し」も任された。複数の動画マンに、担当するカットを振り分ける仕事だ。舘野さんは効率よく仕事を回すために、スタッフの技術力を考慮して、適任者に振り分けた。「それがうまくいっていないと、動画チェックの段階で、修正箇所が増えてしまうんです」チェックした動画は仕上げに回り、そこで彩色をして、背景と一緒に撮影。編集、音響を入れると、アニメーションが完成する。動画チェックの仕事が遅れると、後に続く作業が滞る。完璧主義の舘野さんは、ささいなミスも直したいが、時間は限られている。そのうえ、動画スタッフのリーダー的な役割を担っていた彼女は、多方面からせっつかれ、いつもピリピリしがちだった。「遅れると、最終的な部署の人に『動画のせいでスケジュールが遅れた』って言われたこともあって。原画の方の中にものんびり仕事をしている人がいるんですよね」思い余って、その原画マンに注意すると、「生意気な女」「感じ悪い」という視線が飛んでくる。「遅れがちな原画の人には、制作が注意してくれたらいいのに、気を使ってハッキリ言えないんですよ。中間管理職の悲哀です(苦笑)」’88年の『トトロ』以降、数年ごとに新作を公開していたジブリ。公開する年の正月が明けると、舘野さんはフル回転。食事はおにぎりなどでササッと済ませ、トイレ以外はずっと仕事。そんな日々が公開直前まで続いた。’98年、父親が余命宣告を受け、夏休みに帰省した舘野さんはそのまま看病に当たった。舘野さんは『ホーホケキョとなりの山田くん』(’99年)の動画チェックを辞退して、帰省していたが、父親を看取って、10月半ばに仕事に復帰した途端、鈴木敏夫プロデューサーに呼び出された。「『山田くん』の動画チェックをお願いします。そしてこの作品を終わらせてください」制作は、遅れに遅れていた。「絶対に、公開予定に間に合わない」と、誰もが思っていた。舘野さんは自分を奮い立たせた。「間に合わせることができたら、私の勝ちだ」遅い人のカットを取り上げ、別の人を指名するなど、徹底的に仕事の手順を見直した。クビを覚悟で、言いにくい人にも厳しいことを言いまくった。風当たりはそれまで以上に強かった。「『また、あの生意気な女が』と思った人もいたでしょう。きつかった。苦しくて、独りぼっちだと思っていたら、父がヘリコプターで助けにきてくれる夢を見ました」過酷だった『山田くん』の仕事から解放されたとき、舘野さんは、「お話ししたいことがあります」と、宮崎さんにお願いした。制作期間中にため込んでいたうっぷんについて話しているうちに、抑えていた感情があふれ出し、涙が止まらなくなってしまった。すると、宮崎さんは、ズボンのポケットからハンカチを出し、そっと差し出してくれたのだった。その後も、宮崎さんは『風立ちぬ』(’13年)まで、動画チェックを舘野さんに依頼し続けた。舘野さんは、ジブリの制作部門解散を機に、’14年12月、退職。『エンピツ戦記』は、退職後の彼女がジブリの広報誌に寄せた、ジブリでの27年間の回顧録をまとめた著書。連載のきっかけをくれた鈴木プロデューサーからは、「『私は宮崎駿のせいで結婚できませんでした』という書き出しではじめてください」と依頼された。その連載がはじまることについて、宮崎さんはこんなことを言っていたという。「舘野さんはずっと下級管理職として耐えてきた人です。涙あり、歯ぎしりあり。舘野さんのなかには恨み節が渦巻いているんです」面と向かって褒めなくても、宮崎さんにはわかっていた。舘野さんの頑張りを。アニメーションに対する真っすぐな愛情を——。カフェをオープンしたときも、「4階で飲食業は厳しいし、家賃も高いから、やめなさい」と、言いながらも、お祝いにオリーブの木を1鉢、贈ってくれた。「宮崎さんが『たくさん実りますように。元気に育ちますように』と、念を込めてくださって。そうしたら、ほかの方から頂いた2つの鉢より元気なんですよ」
2019年08月16日「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」が、2019年9月16日(月祝)まで、三重県総合博物館にて開催される。「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」では、高畑勲・宮崎駿から厚く信頼を寄せられた日本屈指のアニメーター・近藤喜文を特集する。アニメ制作の第一線で活躍するとともに、その丁寧で繊細な絵は、多くのアニメーターに影響を与えてきた。近藤喜文は、高畑勲が手掛けた『赤毛のアン』『火垂るの墓』など、日本のアニメーション史に残る名作において作画監督やキャラクターデザインを担当。1995年には『耳をすませば』で初めて長編アニメーション映画の監督を務めた。会場には、スタジオジブリの全面的な協力のもと、アニメーションの原画やイメージボード、スケッチなど、500点以上が集結。企画だけで成立しなかった作品のラフスケッチや、『魔女の宅急便』のイメージボード、『紅の豚』や『もののけ姫』などの原画、『耳をすませば』の絵コンテ、キャラクター設定、セル・背景原画など、作品の裏側を感じられる、貴重な資料を揃える。その他、原画をパラパラできる体験コーナーや、撮影コーナーなども設置される。【開催概要】この男がジブリを支えた。近藤喜文展会期:2019年7月6日(土)~9月16日(月祝)観覧時間:平日9:00~17:00、土日祝日9:00~19:00(ただし入場は閉場30分前まで)休館日:毎週月曜日(9月16日は開館)会場:三重県総合博物館(MieMu:みえむ)住所:三重県津市一身田上津部田3060観覧料:一般1,300円、大学生800円、小中高生500円、ペアチケット(2枚1組) 2,300円※未就学児童は入場無料※身体障がい者手帳等持参者とその付添1名は観覧料無料。※各種割引の併用不可。【問い合わせ先】三重県総合博物館TEL:059-228-2283
2019年08月09日『妖怪ウォッチ』シリーズで知られるレベルファイブの人気ゲームを映画化した『二ノ国』の舞台挨拶が8月23日(金)と翌24日(土)に行われることが決定した。本作は、ある事件がきっかけで現実の世界と隣り合わせにある“二ノ国”に迷い込んでしまった少年たちの冒険を描いた作品で、スタジオジブリで活躍してきた百瀬義行が監督を、レベルファイブ代表の日野晃博が脚本を務め、山崎賢人、新田真剣佑、永野芽郁、、宮野真守、坂本真綾、梶裕貴、津田健次郎ら超豪華声優陣が集まっている。舞台挨拶は、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー、横浜ブルク13など各所で行われ、会場によって登壇者が異なる。舞台挨拶の先行受付は8月10日(土)11:00より「ぴあ」(アプリ)にて実施される。『二ノ国』舞台挨拶詳細日時:8月23日(金)会場:イオンシネマみなとみらい料金:全席指定/2,000円18:00の回上映後に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、日野晃博(製作総指揮)会場:横浜ブルク13料金:全席指定/2,000円18:50の回上映前に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、日野晃博(製作総指揮)日時:8月24日(土)会場:ユナイテッド・シネマ豊洲料金:全席指定/2,000円、プレミアペアシート6,400円(2名様)10:50の回上映後に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、梶裕貴、津田健次郎、日野晃博(製作総指揮)会場:丸の内ピカデリー料金:全席指定/2,100円12:10の回上映後と14:50の回上映前に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、梶裕貴、津田健次郎、日野晃博(製作総指揮)会場:新宿ピカデリー料金:全席指定/2,100円14:10の回上映後に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、梶裕貴、津田健次郎、日野晃博(製作総指揮)会場:新宿ピカデリー料金:全席指定/2,100円17:10の回上映前に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、坂本真綾、梶裕貴、津田健次郎、日野晃博(製作総指揮)先行受付の詳細は、ぴあ(アプリ)に掲載中
2019年08月09日俳優やタレントたちが旅人=アートトラベラーとなり、美術や建築の秘密やそれを生み出したアーティストの人生に迫っていく「新美の巨人たち」。8月3日(土)放送回では、俳優の井浦新がアニメーション監督・高畑勲の遺作『かぐや姫の物語』に迫っていく。本番組は「美術鑑賞は本来自由なもののはず」という考えのもと、旅人=アートトラベラーが毎回作品が展示されている美術館や建築物、ゆかりがある場所などへ足を運んで、作品の秘密やアーティストの人生に迫ることで、より豊かな美術鑑賞の旅に視聴者を誘い、アートトラベラーたち独自の見方・見え方にも注目していくというもの。今回のアートトラベラーは、ファッションモデルとして国内外で活動。是枝裕和監督作『ワンダフルライフ』で俳優業に進出すると『ピンポン』や『20世紀少年』シリーズなどに出演。「アンナチュラル」「健康で文化的な最低限度の生活」などのドラマで注目を集めると、この春からは連続テレビ小説「なつぞら」でアニメーター役を演じている井浦さん。そんな井浦さんが『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『思い出のマーニー』など大ヒットアニメを生み続けるスタジオジブリを訪問。革新的な手法を次々と編み出し昨年逝去したアニメーションの巨人・高畑勲監督の遺作『かぐや姫の物語』の秘密に迫る。製作期間8年、作画枚数24万枚という破格の労力と時間をかけ、通常とは違う余白を残したラフな作画技法を駆使して描かれた同作で「セルアニメをもうちょっと壊したい」と考えた高畑監督の譲れない思いと、この映画で出した答えとは?井浦さんが鈴木敏夫プロデューサーにも話を聞く。今夜のアートトラベラー・井浦さんが声優を担当する『ドラゴンクエストユア・ストーリー』は全国東宝系にて公開中。「ドラゴンクエストV天空の花嫁」(1992年発売)のストーリーを原案に、山崎貴が総監督・脚本を担当したフル3DCGアニメーション作品となり、佐藤健が主人公リュカを演じるほか、“リュカの2人の運命の相手”ビアンカに有村架純、フローラに波瑠。王子・ヘンリーに坂口健太郎、リュカの父親・パパスに山田孝之。井浦さんは謎に包まれた最恐の魔王“ミルドラース”を演じる。「新美の巨人たち」は8月3日(土)22時~テレビ東京で放送。(笠緒)■関連作品:かぐや姫の物語 2013年11月23日より全国にて公開© 2013 畑事務所・GNDHDDTK
2019年08月03日1992年から2016年まで、スタジオジブリが手掛けたプロモーションフィルムやミュージッククリップ、企業 CM、WEBアニメーションほか数多くの貴重な映像が収録された短編作品集『ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート 1992-2016』が7月17日(水)よりリリースされる。作品を描くのは、宮崎駿をはじめ、百瀬義行、稲村武志、田辺修らスタジオジブリを支える監督・アニメーターたちだ。いまの日本アニメーション界を牽引し、多彩な作品を世に送り出す彼らの技やこだわりが“ギュッ”と凝縮された短編の数々は、長編作品とはまた違った見どころが満載!ジブリの短編はいかにして誕生したのか? 制作の裏側をスタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫が語った。スタジオジブリが短編を制作する理由とは?制作時のポイントは“好きなように作る”1985年に株式会社スタジオジブリが誕生して以降、『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』とアニメーション映画制作を主としてきたスタジオジブリ。初めて短編作品を手掛けたのは、1992年、日本テレビ開局40年記念スポットとして放映された短編作品「そらいろのたね」だ。その後、CHAGE&ASKAの楽曲「On Your Mark」のプロモーションフィルムや「金曜ロードショー」のオープニング映像を経て、『千と千尋の神隠し』が公開された2001年頃から、スタジオジブリでは幅広く企業CM映像なども制作するようになる。その流れにはどういった心境の変化があったのか?「映画を作るときは、現場のスタッフもさることながら、企業の方やその他いろんな方のご協力を得ているんです。ある時、そういう方たちから『CMを作ってくれないか』と頼まれまして。断りにくいですよね(笑)。とは言いつつも、断ってきたんですよ。でも次第に断り切れないという状況が出てきた…というのが一つ。あと、ジブリにもいろんなアニメーターがいて、腕があって優秀ではあるんだけど、社員でありながらなかなか仕事をやってくれない人たちがいるんですよ。その方たちに“ジブリにいる言い訳”を作る絶好の機会かな、と。つまり、『CM制作で稼いでいるから会社に貢献している』と周りに言い訳できるじゃないですか」。「もう一つ考えたのは、若い人たちの勉強の機会として捉えよう、と。それでCMをやろうか、という動きになったのが実情ですね。日頃、やってみたいと思っていてもできなかった企画をやることができて面白かったし、CM(ショートショート)は意味があったかなと思っています」。アニメーションとしての面白さを追求しつつも、企業CMであれば企業側の要望とのバランスを取る必要がありそうだが、「それは簡単ですよ」と鈴木さんは答えた。「最初から制作の条件に入れるんです、“好きなように作る”って。『注文に応じるのが苦手なので』って丁寧に謝るんですよ(笑)。企画会議なんて絶対やらないんですよね。まずは好きなようにやらせてもらってダメだったらやめましょうって。態度でかいですよね(笑)。だからこちらで出したアイディアで色々ボツになったものとかありますよ。僕らとしては良いと思ったものが、ご理解いただけないこともありました(笑)」。短編制作ならではの“実験精神”が新たな映像表現の追求を可能にするこれまでプロデューサーとして長編を手がけてきた鈴木さん。いざ短編のプロデュースをやってみてわかったことがあるという。「作品を作るとき、まずキャラクターを作らないといけないでしょ。状況設定によって大道具や小道具も決めないといけない。音楽も作る、声も入れる…15秒の作品でも2時間の作品でも、やらなきゃいけないことは一緒なんですよ。“これ効率悪いな!”と思ったことがあるんですよね(笑)。“短いから早くできるだろ”なんて嘘ですよ。やらなきゃいけないこと同じなんだもの(笑)」。だからこそ短編制作をやる理由は、アニメーターの“やってみたい”を実現するための実験的要素が強いという。「ジブリでやっちゃいけないことって公序良俗に反するってことでしょ。でも作品って公序良俗に反したほうが面白いんですよね。そこが難しいですよね。多くの人に観てもらわないといけない。そうすると収まるところに収まる」。「僕らの作品ってお金も時間もかかる。そうすると回収が大変でしょ。とがった作品を作るのは非常に難しいんですよね。そういうところでいうと、短編は“実験精神”でちょっととがったことに挑戦することができる。そういう違いはあるんじゃないですかね」。実際、百瀬ヨシユキ(義行)と中田ヤスタカのコラボレート・アニメーションとして制作された、capsuleの楽曲「ポータブル空港」のミュージッククリップでは“実験精神”が大いに活かされたようだ。「当時、お付き合いのあったYAMAHAさんの所属だった中田くんのプロモーションビデオをジブリで作れないだろうかという話が来たんですよ。ちょうどその頃、手書きだったアニメーションにCGというのが始まったんですよ。百瀬さんという方は早くから、CGで作ったアニメ作品に関わっている人なんですよね。中田くんの音楽を考えると、ジブリでCGを実験するいい機会かなと思ったんです。それで引き受けた記憶がありますね」。「結果としてジブリと肌合いが違う作品が出来上がるというのは、最初から覚悟していました。そこでやったことが未来を切り開けばいいな、と考えていたんです。そういうところで思考実験をやっていますね。なかなかそういう練習ってできないんですよ」。さらに鈴木さんは短編制作において自身の想いをこう語った。「そもそもアニメーションの究極って何か?というと、四角や三角のものを動かすとか、そういうシンプルなこと。モノに命を吹き込んで動く楽しさって、ものすごく単純なものになってくるんですよね。分かりやすいモノを動かして楽しかったら素敵でしょ。多分子どもが一番喜ぶと思うんです。だから本当は、ショートショートでそういうことをやりたい。凝りすぎたものを作ってもしょうがないんじゃないかって、僕はどこかで思っているんですよね」。鈴木敏夫とアニメーターたちの関係――「アニメーターは“役者”」本作には、宮崎駿をはじめ、近藤喜文、百瀬義行、稲村武志、田辺修、橋本晋治、大塚伸治、近藤勝也、宮崎吾朗とトップクリエイターが集結している。鈴木敏夫プロデューサーが思う「優秀なアニメーターの条件」とは?「アニメーターって、実写の世界で言うと“役者さん”なんですよね。ごはん食べるとか歩くとかいろんな動きが的確というか。例えば近藤喜文という人は、リアルな芝居が上手なんです。『となりのトトロ』には4歳の女の子が出てくるじゃないですか。実際にその年齢の子どもって、歩くときに真っすぐ立って歩く子はいない。前のめりか、後ろのめりで歩くんです。宮崎駿は漫画のアニメーションが基本だから、あまりそういう描写をやってこなかったんですよ。ところが近藤喜文はそれができるアニメーターだった」と明かす。「要するに“芝居ができる”人。日ごろいろんな人の行動を観察して、観察したものを作品の中に活かす。そういうことができる人が優秀だと思いますね」。確かに、“アニメーションの動き=芝居が魅力的なキャラクター”にはどこか惹きつけられる。そんなキャラクターの数々は、鈴木さんのイラストが元になっていることが多い。本作品集収録作品の中では、日清製粉グループ企業CMの猫キャラクター「コニャラ」や、スタジオジブリにプロデューサー見習いとして参加するドワンゴの川上量生をモデルにしたキャラクターの顔、伊藤園WEBアニメーション「となりのおにぎり君」に登場するキャラクターたちも鈴木さん自身が描いた。「僕の絵はいたずら書きで、それを立派にしてくれるのがアニメーターなんです。やっぱりキャラクターを描くよりも芝居(動き)を重視しているんですよ。そこに基点を置くから、キャラクターは誰かが描いてくれた方が良いという人が多いんですよね。上手な人ほどそうです」。鈴木さんの味のある“いたずら書き”が、芝居上手なアニメーターたちの手によってより魅力的なキャラクターに仕上げられ、登場人物たちの動きから目が離せなくなるようなチャーミングさと、ワクワク感を兼ね備えた短編ができ上がっているようだ。「もともとは新人研修に役に立つかなと思ったんだけど、短いものは世間の目が厳しい。やっぱり上手な人に頼まなければならなくなる。若い人に作ってもらったこともあったんですけど、やっぱり見栄えがしないんですよね。結果として腕扱きのアニメーターが制作を担当しました」。様々な制約がある長編制作と違い、短編では短ければ短いほど、とことん制作できる環境が用意できるという。“優秀なアニメーターたちが、とことんまで突き詰めて表現した短編”…それが一挙に堪能できる本作は、真に贅沢な作りだと言えるだろう。「凄腕のアニメーターが“とことんやる”仕事」っぷりを、本作から感じてほしい。発売情報:「ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016」2019年7月17日(水) 発売ブルーレイ:4,700円+税、DVD:3,800円+税(C)2019 Studio Ghibli(text:cinemacafe.net)
2019年07月17日9月6日(金)から8日(日)まで大阪・HEP HALLにて赤星マサノリのプロデュース公演「映像投影パフォーマンス StarMachineProject」の新作公演が開催される。StarMachineProject『Scene2 はじまりの かんじょう そうこう』チケット情報今回はダンサーやラジオDJといった役者以外で活躍する各ジャンルのスペシャリストが結集し、舞台が回転するなどエンタテインメントに溢れた作品となる。そんな今回の公演の主題歌・挿入曲に、なんとシンガーソングライター・つじあやのの楽曲提供が決定!演出の赤星がかねてよりファンであり、今作の世界観を表現できるであろうことからオファーしたことがきっかけとなった。主題歌は赤星が書いた戯曲を元に、作詞・作曲する完全オリジナル楽曲。やわらかなウクレレの音色とのびやかな歌声でステージが彩られること間違いなし。小劇場公演としては異例づくしのStarMachineProjectの新作舞台『はじまりの かんじょう そうこう』。ぜひ会場に足を運び、感情を研ぎ澄ましてほしい。チケットは7月13日(土)10:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、7月12日(金)23:59までプロジェクトメンバーチケット先着先行、先行先着プリセール実施中。■ストーリー朝が来ない森の中をずっと歩いている。月明かりを頼りに似たような道を歩いている。私と私と私、たちはとてもよく似ているね。と私は思う。歩き方だったり、指の形だったり、雨が好きだったり。私たちの人生はきっと、レコード針みたいなもので繰り返し溝を辿っているのね。と私は言った。何処かから来たあの星は軌跡だけを残して消えていく。それを見ながら、私、たちは祈る。この夜はいったいどこで終わるんだろう。朝が来ないとは思わないけど、まだ来ないのはなんとなくわかる。繰り返される音楽とまどろみ、私と私と私、たちはその鳴り止まない音楽を口ずさみながら、回転するレコードの上で踊り続けている。■つじあやのプロフィールシンガーソングライター。京都市生まれ。高校時代からミニライブや作詞作曲活動を開始。1999年、『君への気持ち』でスピードスターレコーズよりメジャーデビュー。2002年に公開されたスタジオジブリ映画『猫の恩返し』の主題歌『風になる』の大ヒットでも知られ、近年はCM、映画などに多くの楽曲を提供するなどマルチクリエーターぶりを発揮。
2019年07月12日阿川佐和子がMCを担当する「サワコの朝」の7月13日(土)オンエア回に話題の俳優・高橋一生がゲスト出演。大親友の「V6」岡田准一との高校生活秘話をはじめ、高橋さんの素顔に迫るトークが繰り広げられる。8歳の時に児童劇団に入り子役としてデビュー、スタジオジブリのアニメ『耳をすませば』の声優などを経験し、大河ドラマ「軍師官兵衛」や「民王」が話題を呼ぶと、2017年には「カルテット」で大ブレイク、また大河ドラマ「おんな城主 直虎」に朝ドラ「わろてんか」、月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」と立て続けにヒット作に出演、超人気俳優の仲間入りを果たした高橋さん。先日まで放送された「東京独身男子」も好評のうちに放送を終え、この7月からは新金曜ドラマ「凪のお暇」も控えている。そんな高橋さん、阿川さんと「初めまして」の挨拶を交わすと、「ありがたいです。主演をさせていただかないとわからないことがある」と主演級の登場人物を演じるようになった最近の活躍について語る。映画好きな祖母の影響もあり幼少期から多くの作品に触れたという高橋さんが、俳優を続ける上で原動力になっていると言う祖母とのエピソードとは?また演技の道へ進む決意を固めたジブリ作品『耳をすませば』との出会いなど高橋さんが自身の人生にとっての“転機の時”について明かす。さらに「デキてる!?」と周囲が湧いたほど仲良しな大親友・岡田さんとの親密過ぎる高校生活の思い出や、「あんなに心地良い空間を体験できることはなかった」とふり返るドラマ「カルテット」の撮影秘話。「嫁にしたい」と言われたこともあるという私生活でのエピソードまで、高橋さんの素顔が見える30分をお届け。高橋さんが出演するこの夏の新ドラマ「凪のお暇」は“真面目で気が弱く優しい”良い人代表の女性・大島凪が主人公。凪が幸せになるために仕事も恋も全て捨て突然失踪、追いかける元カレと新しく出会う人たちに囲まれながら人生をリセットする物語が描かれる。大島凪役を黒木華が演じ主演。高橋さんは凪の元カレで同じ会社で働く営業部のエース、会社では完璧な男でも凪に対しては恐ろしく不器用で嫌われてしまう我聞慎二を演じ、中村倫也が凪が引っ越したアパートの隣の部屋に住む男で、出会う全ての女子が彼を好きになってしまう、人たらしのイベントオーガナイザー・安良城ゴンを演じる。「凪のお暇」は7月19日(金)22時~TBS系で放送開始。「サワコの朝」は7月13日(土)7時30分~MBS/TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年07月12日