不倫をされて離婚し、慰謝料を求め訴訟を起こした祐介さん。裁判は長引き、ようやく1年半後に判決が下りました。果たしてどのような判決が出たのでしょうか。その模様を私、野々原なつめがお送りいたします。連載【実は身近にある不倫】【実は身近にある不倫】不倫した元妻と不倫相手に勝訴求祐介さんが元妻と不倫相手の男を被告にして起こした不倫裁判の判決がようやく下りました。結果は祐介さんの勝訴。元妻と不倫相手に共同責任で143万円の慰謝料の支払いが命じられました。「正直こんなに裁判が長引くとは思いませんでした。元妻は最後まで『元夫との関係は結婚直後から破綻していた』と主張していました。しかし、下の子どもが生まれていることや、別居せず一緒に暮らしていたことにより、裁判官は『夫婦関係は良好とは言えないものの破綻はしていなかった』と判断しました」しかし、裁判には勝訴したものの祐介さんはモヤモヤが残っていました。それまでの裁判で元妻と不倫相手は慰謝料を払いたくないがために自己破産の手続きを進めていたのです。自己破産すると免責となり慰謝料を払う義務がなくなります。「以前の裁判では元妻も不倫相手も自己破産の準備を進めていると聞いていました。しかし、判決が出たのに相手方の弁護士からはその話が出てきません。これは自己破産を途中でやめた可能性が高いとこちら側の弁護士が推測しています。ただ、元妻はシングルマザーでパート勤めの非課税世帯ですし、不倫相手は生活保護を受けています。慰謝料を支払える可能性は低いのです」本来なら判決が出たらすぐに慰謝料を支払わなければいけません。そこで弁護士が提案したのが、元妻の銀行口座と給与の差し押さえでした。「弁護士からは銀行口座が使えなくなることはかなりのダメージになると言われました。ただ、差し押さえしても取れるお金は数千円だろうとも言われ、勝訴はしたけれど弁護士費用を考えると損をしています。とはいえ、元妻はこの裁判を示談にせずに判決にし、そのうえで負けたことを、今後後悔するだろうと思っています」祐介さんは元妻が慰謝料を払えないのならば元妻の親に払ってもらいたいと思っていますが、法的には親に払う義務はありません。裁判中、保証人を親にして慰謝料を払ってほしいと要望を出しましたが、元妻側から断られていました。「法律に詳しい知人から、裁判で勝訴しても慰謝料の回収が厳しい話はよくあると聞きました。差し押さえはかなりのダメージを与えることになりますが、やはり慰謝料をきちんと支払ってもらいたいです。そのために、もうしばらく弁護士のお世話になるつもりです。弁護士も今回の件は、自己破産をちらつかせたりしてかなり悪質だと言っていました」どんな理由があっても不倫をしたら制裁が待っています。子どもがいる場合は子どもたちの教育にだってよくありません。不倫は百害あって一利なしです。取材、文 野々原なつめ
2023年10月29日結婚後、近くにいる人に好意を抱いてしまうこともあるかもしれません。そして、なかにはそのまま不倫関係となってしまう場合も…。瞳子さん(仮名・34歳)も、かつて社内不倫に堕ちてしまったと言います。当時の状況を詳しく伺いました。出産からの職場復帰「私は大学卒業後、金融関係の大手企業に就職をしました。女性が多い職場で、全体の7~8割ほどを占めていました。私は28歳で結婚して、翌年に出産。産休と育休を十分にとったあと、職場に復帰をしました。その後も、時短出勤などもあり、子育てに関しても苦痛を感じることはありませんでしたね。大手だけあって、そういった制度は充実していたと思います。充実した生活を送ることができていましたが、子どもに手がかからなくなってくると、次第に退屈さを感じるようになってきたんです」同僚の告白「私には、親しくしている同僚のユリコ(仮名)という友人がいます。ユリコも結婚して子どももいて、同じような環境だったため、よく情報を交換し合っていました。ある日、久しぶりにユリコと二人で飲みに行ったとき、“上司が気になる”という話を聞かされたんです。男性社員は少ないので、誰のことかはすぐに分かりました。久しぶりの恋バナです。私は遠い昔の学生時代を思い出し、新鮮な感覚に…。そこで、話もエスカレートして、“ユリコから誘ってみたら?”と煽ってしまったんです。うちの職場はセクハラなどにもとても厳しいこともあり、男性のほうから誘ってくることはまずありません。そこで、“こっちから…”と、ユリコをけしかけるようなことを言ってしまいました」友人に触発されてしまい…「すると、1か月も経たないうちに、ユリコから報告を受けました。“二人で飲みに行くことになった”と。さらに翌日、“ホテルに行ってしまった”とまで…。一時のノリだと思って話していたので、実際にそうなるとは驚きましたが、同時に興奮もしてしまって。そして、ユリコから詳しく話を聞くうちに、私のなかの恋の導火線にも、火がついてしまったのです。実は当時私にも、湯沢くん(仮名)という気になる同僚の男性社員がいて…。何も起こらないのが当たり前だと思っていたのに、ユリコの話を聞いたことで、“声かけてみようかな”という今までにない思考が芽生えてしまいました」2組の不倫カップル誕生「しばらくして、職場の飲み会がありました。そこに、気になっている湯沢くんも参加。なるべく近くに座り、自分のほうから話しかけました。そして、飲み会終わりで私のほうから、“もう少し飲まない?”と誘ってしまったんです。二人で近くのバーに入り、いい雰囲気に…。そこで終わらせることもできました。でも、もっと先に進みたい、ユリコに何か報告したいという思いもあり、店を出てホテルへ…。湯沢くんもまた既婚者であり、W不倫という形になってしまったんです。もし不倫が発覚すれば、厳しいペナルティが課される職場です。周囲にはバレないように心がけていましたが、完全に気分は浮かれていましたね」“大手企業で不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。一人では行動に移す勇気がなくても、二人一緒なら心強い…という感覚になってしまったのかもしれません。しかし、責任は個々に降りかかってきます。厳しいペナルティが待っていることを、気分の浮かれていた当時は忘れてしまっていたのでしょう。©buritora/Adobe Stock ©metamorworks/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月27日夫の単身赴任中、子どもを通じて知り合ったパパ友と不倫関係に至ってしまった30代の夕希さん(仮名)。「バレないだろう」とたかをくくっていたものの、現実はそう甘くなかったようです。出来心から不倫をしてしまい、人生が一気に転落した30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。夫が単身赴任なのをいいことに不倫三昧の毎日不倫相手の大輝さん(仮名)とホテルに行ってから帰宅し、子どもに「お風呂のにおいがする!」と言われて肝を冷やした夕希さん。しかしその後、夫は何事もなかったようにいつもと変わらない様子で単身赴任先へ戻っていったそう。「バレなくて本当によかった」と夕希さんは安堵すると同時に、夫が赴任先へ戻ったことで大輝さんと自由にデートできる環境になったことを嬉しく思ったと言います。「それから私は、たまに子どもを実家に預けて大輝さんと密会を重ねました。独身気分でデートをできたので、あの頃は本当に浮かれていましたし、毎日がとても楽しかったです。ところがある日、夫から『明日そっちへ戻るから、子どもを預けて僕の友だち夫婦と食事しよう』と急に連絡がきて、なんだかおかしいなって思いました」夫に指定された場所に行くと修羅場が待っていた夫から結婚後にそんな誘いを受けたことがなかった夕希さんは、少しだけ嫌な予感がしたそうです。しかし断る理由もなかったため、夫に指定された待ち合わせ場所に向かいました。するとそこには、大輝さんとその妻がいたとのこと……。その瞬間から、その場は壮絶な修羅場へと化したのです。「実は夫は、私に強い不信感を抱いていて、単身赴任先に戻ってから探偵に依頼して私の素行を調べていたそうです。出てきた証拠を見て私の不倫を確信し、保護者同士のコミュニティを通じて大輝さんの妻に連絡したと聞きました。話し合いの場に私をおびき出すために、大輝さんの妻と協力して食事の席を設けたようです」その場で不倫の証拠写真を突きつけられ、夕希さんも大輝さんも言い逃れができない状況へと追い込まれたそう。そして、お互いの配偶者からそれぞれが離婚と慰謝料を請求され、さらに親権を譲ることを求められたそうです。「私はそのとき大輝さんとの不倫に溺れていたので、『これで大輝さんと再婚できるかも?』とバカなことを考えていました。ですが、その後の話し合いの場で、大輝さんの妻から『夫と不仲になったのは夫のモラハラが原因です』とハッキリ言われて、ハッと冷静になりました。よくよく考えると、たしかに大輝さんのモラハラ気質っぽいところが思い当たりましたし、彼女が嘘をついているようには見えませんでした。さらに大輝さんは話し合いの場でも無責任な態度を取り続けていて、そんな大輝さんを見ているうちに私も大輝さんに幻滅してしまい、一瞬にして恋心が冷めたのです」大輝さんの態度にイライラが止まらなくなった夕希さんは不倫を後悔しましたが、すでに後の祭り。夫からは「全部相手のせいにするな、君が悪いんだろ」と正論を言われ、何も言い返せなかったと振り返ります。「私は夫も、子どもとの暮らしも失いました。今は狭いアパートで一人寂しく暮らしています。あまりにも壮絶な修羅場を経て離婚をしたので、なかなか次の恋愛をする気にならず、もう3年以上が経ちました。将来の生活も不安ですし、前を向いて人生をやり直さなくてはいけないと頭では考えていますが、なかなか行動に移せないまま時間ばかりが過ぎていて虚しいです」不倫の末に幸せになろうとしても、そう甘いものではありません。多くの人を傷つけ巻き込んだ代償は大きく、不倫を終えたあとも人生の軌道修正に時間がかかる人は少なくないのが現実でしょう。いかなる理由があったとしても、結婚している立場で配偶者以外の相手と深い仲になることは、絶対に避けるべき行為なのです。©smile/Adobe Stock ©rrice/Adobe Stock文・並木まき
2023年10月25日夫の単身赴任中に、不倫へと足を踏み入れる女性もいるようです。子どもを通じて知り合った男性と、予想もしなかった不倫関係になってしまい、人生を狂わせてしまった経験をもつ30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫が単身赴任中に、身近な男性に恋心を…夕希さん(仮名)は、一人の子どもを育てる30代の妻で、夫は単身赴任中。毎日を淡々と過ごしていたある日、いつものように参加した保護者会で、子どもの友だちのパパである大輝さん(仮名)と親しくなったと言います。「大輝さんの妻は仕事で家を空けることが多く、学校行事は主に大輝さんが参加していると聞きました。 出会ったその日からなんとなくフィーリングが合うような気がしたんです。それからすぐに公園で子どもを一緒に遊ばせたりして、大輝さんとの交流が始まりました。私も夫が単身赴任中で、普段はなかなか男性との関わりがないこともあり、次第に大輝さんに好意を感じるようになってしまったんですよね」大輝さんと親しくなった当初は、不倫なんてまったく考えていなかったと、当時を振り返る夕希さん。しかし一緒に過ごす時間が長くなるにつれて、「この人が夫だったら幸せだっただろうなぁ」と恋心を抱き始めてしまったのだとか……。彼の相談を聞いているうちに心の距離が縮まってある日、夫が単身赴任から一時帰宅したときのこと。「僕が子どもを見ておくから、君は買い物でも行ってきたら?」と夫から提案され、夕希さんは久しぶりにフリーの時間を楽しめることになったそう。そして、夫に感謝しながら久しぶりの一人時間を満喫していると、偶然にも街で大輝さんに出会ったのだといいます。「本当にバッタリという感じでびっくりしました。その日、大輝さんは自宅で妻と喧嘩してしまい、家を出てきたとのこと。最近は夫婦仲がうまくいっていないと相談されて、話を聞くうちにだんだんと心の距離が縮まっていくのがわかりました。そして、その流れで関係を持ってしまったんです」夕希さんは大輝さんとホテルに行ったあと、何事もなかったように帰宅したとのこと。しかし、玄関で子どもに抱きつかれた瞬間、子どもに「ママからお風呂のにおいがするね!」と言われてしまい、ヒヤッとしたそうです。「子どもの声を夫に聞かれていたらホテルにいたことがバレる……と焦りましたが、夫の様子をチラリと見ると、スマホを見ていてこちらの声は聞こえていない様子で安心しました。肝を冷やしたので、今後大輝さんとホテルに行っても絶対にバレないように気をつけようと決意しましたね」パートナーと離れて暮らしていると、つい気持ちが緩み、別の人に惹かれてしまうこともあるのかもしれません。しかし結婚している身で別の相手と関係をもてば不倫です。パートナーを裏切る行為をしてしまえば、その後に甘くない展開が待ち受けていることは確実でしょう。©mapo/Adobe Stock©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2023年10月25日初めて行った場所で思いがけない出会いをして、その相手と深い関係になってしまうこともあると思います。それが不倫という場合もあるかもしれません。涼花さん(仮名・31歳)も、以前にお酒を飲みに行った先で出会った男性と不倫をしてしまい、大変な事態に巻き込まれたそう。当時の状況を詳しく伺いました。飲み会終わりにバーへ「ある日、職場の飲み会が開催されるということで、夫には帰りが遅くなると伝えていました。ただ、飲み会が1次会で終了して、早い時間に解散。このまま早く帰るのももったいないし、ちょっと飲み足りないとも思ったので、入ったことのないバーに一人で寄ってみたんです。カウンター席と、テーブル席が2つほどの小さなお店でした。私はカウンター席に座り、お酒を注文。そのとき、カウンターの向こうで仕事をしている店長が、ちょっとかっこいいことに気付いたんです」いつの間にか二人きりに「店長は40代後半ぐらいの男性で、佇まいが絵になる感じの、いわゆる“イケオジ”といった印象。名前はタロウさん(仮名)といいました。タロウさんと会話をしながら飲んでいると、いつの間にか2時間が経過していて、店内のお客は私一人になっていました。するとタロウさんに、“1杯付き合って”と言われ、バーを閉めて別のお店へ行くことに。そこでもだいぶ飲んでしまい、かなり酔ってしまって…。お店を出た後、誘われるがままホテルへ行ってしまったんです。タロウさんとホテルで過ごした後、さすがに泊まるのはいけないと思い、深夜2時ごろに家へ帰りました」LINEの返信がなく焦らされて…「翌日、タロウさんにLINEを送りました。バーの店長なら昼間の時間は空いているはず…と思ったのですが、返信がないんです。そして夜になって、ようやく返信が届きました。それから何度かやり取りをしたのですが、タロウさんからの返信は毎回遅くて。なのに甘く優しい言葉をかけてくれるので、タロウさんに会いたいという思いがだんだん強くなっていったんです。ただ、前回の飲み会の日に深夜に帰宅していたため、夫に対して負い目があり、しばらくは大人しくしていなければと思いました。ようやく時間が取れたのが1週間後。私はタロウさんに、“今日お店に行きます”とLINEを入れました。でも、やっぱり返信はなくて…」店を訪れるとカウンターには別人が…「仕事が終わり、とりあえずバーに向かいました。でも、店に入るとタロウさんがいなくて、カウンターには別の人が立っていました。あとから来るのかもしれないと思い、様子を窺っていたんですが、その気配もありません。そこで、私は思い切って、カウンターの従業員に「店長のタロウさんはいますか?」と聞いてみました。すると、「店長は私ですが」という返答が…。実は店長は海外旅行に出かけていて、先週の1週間だけは店を別の人に任せていたそう。店を1週間閉めておくのももったいないということで、知り合いに相談したところ、店をやらせてほしいという男性を紹介されたらしいのです。それがおそらく、タロウさんだろうという話でした。ただ、店長はタロウさんと直接知り合いではなく、あくまで友人の紹介。連絡を取れるかどうかは、友人に聞いてみないと分からないと言われました。それを聞いて、私は逃げられたんだと気付きました。一度きりの関係で、都合よく終わらされたのだと…。すっかりタロウさんに夢中になっていた私は、かなりショックを受けました」“バーの店長と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。お酒を飲むことは決して悪いことではありませんが、酔った結果、不倫に堕ちる可能性がある行動は慎むべきなのでしょう。©tarikkaanmuslu/Adobe Stock ©maru54/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月22日アプリで知り合った年下のイケメンと不倫をしていた30代の優香さん(仮名)。ナルシストで美意識の高い彼から、整形など美容に使うお金をねだられ、優香さんは貯金を崩して援助をしていたそうです。レス状態だった夫に不倫がバレたものの、大きな騒ぎにはならず、夫に許されたと思い安堵した優香さん。しかし夫はひそかに反撃を考えていたのです…。不倫で全てを失った30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫から慰謝料請求と離婚を突きつけられて夫に不倫を打ち明けたあと、その場で咎められることがなかった優香さんは、夫が自分のことを許してくれていると誤解したそう。しかし、現実には夫は優香さんを許しておらず、その後すぐに夫婦間に大きな問題が生じました。「夫は私の愚行を許してくれませんでした。その後夫は家から出て行ってしまい、二度と自宅に戻ってくることはなかったのです。そして夫が家を出てから1か月くらい経った頃、弁護士事務所から慰謝料請求と離婚について書かれた封書が私のもとに届きました」夫と直接話して弁解をしたくても、「すべて弁護士と話してくれ」と突っぱねられ、夫と話す機会は二度となかったとのこと。粛々と交渉を進める相手の弁護士に対して、「とてもじゃないけれど私の意見なんて通らない」と判断した優香さんは、夫の請求額どおりの慰謝料を全額支払うことに同意し、さらに離婚にも合意したそうです。実家に泣きつくも絶縁を言い渡され…「慰謝料の額はいわゆる相場でしたが、貯金がゼロになっていた私にはそんなお金を払う余裕がなかったので、実家に泣きついて借りました。お金を借りるにあたって父や母にも事情を話さなくてはならず、お金は貸してくれましたが、『そんな恥知らずな娘は絶縁だ』と言われてしまい、それからは実家にも行けなくなってしまいました。それに、不倫相手も私が離婚問題で悩んでいることを知った途端に手のひら返しで…。ある日、いきなり携帯電話の番号が変わっていて、SNSのアカウントも削除されていたんです。自宅には行ったことがなかったのでどこに住んでいるのかもわからず、彼といきなり連絡が取れなくなったことがかなりショックでした」慰謝料を払い離婚が成立した優香さんは、新生活を送ろうにも先立つものがなく、昼間の仕事に加えて現在は深夜もアルバイトをして、なんとか生活を立て直そうとしているとのこと。しかし「なかなか生活は安定しない」と言います。「結婚していた頃は在宅で短時間働いていただけなので、ほぼ専業主婦みたいな感覚でした。離婚をきっかけに就職活動をしてなんとか働くところが見つかりましたが、予想していたよりも給料が低くて…。今は学生が住むような狭いワンルームのアパートで暮らすのが精一杯。ここからまたきちんとした生活に戻れるのか不安で仕方ありません」不倫をすると、ひとときの快楽の代償として、これまで築き上げてきた全てのものを失うこともあるのです。「私ならうまくやれるはず」と思っていても、そう現実は甘くありません。気の迷いが起きても、不倫には絶対に足を踏み入れるべきではないでしょう。©Kanazawa photo base/Adobe Stock ©takasu/Adobe Stock文・並木まき
2023年10月18日イケメン好きを公言する既婚女性のなかには、顔がタイプというだけで不倫に走ってしまう人もいるようです。優香さん(仮名)も、顔がタイプの男性に出会って不倫に堕ちてしまった一人。ナルシストなイケメンとの不倫に溺れた30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。暇つぶしに始めたアプリで理想の男性と出会う優香さん(仮名)は結婚3年目のときに、暇つぶしで始めた出会い系アプリで理想的な顔立ちの年下男性に出会ったとのこと。そのころ、すでに夫とはレスの状態。子作り計画についてもあやふやになっていたことから、毎日が退屈で仕方なく、軽い気持ちでアプリを使って出会いを求めたそうです。「まさか理想のイケメンとアプリで簡単に出会えるとは思っていなかったので、彼を見つけたときは大興奮でした。すぐにメッセージを送ってみると彼からも返信があり、その翌日にはデートをすることになったんです。正直、夫の顔はあまりタイプではなく、収入で結婚を決めたようなところがあったので、不倫とはいえ、若いイケメンと出会えたことに浮かれていました」出会ったその日から不倫関係に「実際に会ってみると、彼は思っていた以上に自分のカッコよさに自信を持っているようでした。とはいえ、かなりのイケメンですし、ナルシストでも仕方ないかなと許せてしまって…。彼と一緒に街を歩けるというだけで、私にとっては幸せだったんです。体の相性も悪くなくて、ずっと夫とレスだった私は、久しぶりに“女性”である自分を思い出すことができた気がしました。不倫であることを忘れるくらいにのめり込んでいましたね」彼との不倫が始まって数週間が経った頃、優香さんは「整形したいからお金をちょうだい」と彼に言われたとのこと。不倫相手の彼は定職についておらず、アルバイトや在宅ワークをしていて、あまりお金に余裕はなかったそう。イケメンにさらなる磨きをかけてほしかった優香さんは二つ返事でこれを了承し、お金を渡したそうです。「彼に渡したお金は30万円くらいだったと思います。当時はまだ独身時代からの貯金があったので、夫にはバレずにお金を渡せました。これで彼がもっとイケメンになってくれるなら私も嬉しいな、くらいの軽い気持ちでしたね。それに、私の夫は同年代に比べると収入がいいほうだったので、それに比べて質素な生活を送っている彼をかわいそうに思う気持ちもあって…。30万円で彼が喜んでくれるなら、寄付みたいなものだと考えていました」ところが不倫相手の彼は、このあとも何度も優香さんにお金を要求するようになっていったそう。1か月に数回はまとまった金額をせびられ、そのたびに優香さんは自分の貯金を崩して彼にお金を渡したそうです。「貯金が目減りしていくのは、あっという間でした。お金を渡したときの彼の嬉しそうな顔を見ると、どうしても断ることができなくて……。だけど、やっぱり現実はそう甘くはないですね。不倫を始めて3か月目に、夫が私の様子がおかしいことに気づき、問い詰められてしまいました」嘘をつくのが苦手な性格だという優香さんは、夫から不倫を疑われたとき、正直に彼との関係を打ち明けたとのこと。そして彼にお金を渡してしまい、貯金がほぼゼロになっていることも話したそうです。「夫婦仲はラブラブとは言い難い関係でしたし、夫もクールでさっぱりした性格だったので、なんだかんだ許してもらえるだろうと思ったんです。実際に、私の告白に対して夫はしばらく沈黙したあと、“わかった”と言っただけでした。お金のことは何も解決していませんが、夫に隠し事をしていた罪悪感はなくなったので、一安心しましたね」結婚後に自分が理想とする相手に出会ってしまい、熱に浮かされたように不倫に走ってしまう人もいます。しかし、どんな事情があったとしても、配偶者を裏切ってしまえば制裁が下されても無理はないでしょう。軽い気持ちでの不倫をきっかけに、人生が大きく転落する人は決して少なくありません。©UTS/Adobe Stock©hanack/Adobe Stock文・並木まき
2023年10月18日明穂さん(仮名・28歳)は、友人の友梨奈さん(仮名)からW不倫していることを聞かされます。最初は面白がっていたものの、どんどんエスカレートしていき「彼の子どもが欲しい」という発言を聞いてドン引きしたそう。そんなある日、友梨奈さんの夫からDMが届き、夫が不倫に勘づいていると悟った明穂さんは、友梨奈さんに不倫をやめさせることを決意したそう。その後、どのような展開を迎えたのでしょうか…。友人の不倫を止めることを決意「どんどん不倫にハマっていく友梨奈を見て、一時は距離を置こうと思っていました。しかし夫である佑史さん(仮名)が不倫に勘づいているとわかってから、このまま見捨てるわけにはいかないと思うように。不倫を続ければ、友梨奈が悲惨な状況になることは目に見えています。“不倫はもうやめたほうがいい”と伝えるために、私は友梨奈と二人で会うことにしました。待ち合わせの当日、お店にやってきた友梨奈を見たとき、いつもと様子が違っていることに気づきました。普段はテンションが高めなのに、ムスッとした表情で現れたのです。そして席に着くなり、“佑史が不倫している”と言い出しました」友人の勘違い「友梨奈は、“佑史の様子がおかしい”“隠れてコソコソ誰かと連絡を取っている”と言うのです。そんなはずはないと思いました。むしろ佑史さんは、友梨奈が不倫しているのではないかと不安がっていたわけですから。さらに友梨奈はヒートアップし、“佑史と連絡を取っているのは明穂でしょう?”と、私を責め始めたんです。私は慌てて否定しましたが、友梨奈は聞く耳を持ちません。それどころか、“私、見たんだから!”と声を荒げてまくし立ててきたんです」疑惑からの決別「どうやら友梨奈は、佑史さんのスマホを盗み見したようでした。そこで、SNSでの私とのやり取りを見つけたようです。やり取りの内容は友梨奈の不倫に関することばかりだったのですが、どうやら佑史さんは私とのメッセージをほとんど削除していたよう。友梨奈は“都合が悪い内容だから消したんだ”と勘違いし、私と佑史さんの関係を疑ったみたいです。それならばと、私は自分のスマホを見せて弁解しようとしました。私のスマホには佑史さんとのメッセージがすべて残っていたので、やり取りを見せれば納得してくれると思ったんです。ですが、激昂した友梨奈は話を聞かず、“親友だと思ってたのに!”と言ってテーブルを思いっきり叩き、そのまま出て行ってしまいました。私は疑いを晴らそうと連絡をしましたが、返信は一切なし。心配しつつしばらく過ごしていたころ、再び佑史さんから連絡が来ました」音信不通となったその後「佑史さんの話によると、友梨奈としっかり話し合った末に、私と関係があるという疑いは晴れたとのこと。それだけでなく、友梨奈は上司との不倫関係を認めたそうです。友梨奈は自分がW不倫にハマっていくにつれ、同じように自分も裏切られているかも……と疑心暗鬼になり、佑史さんのスマホを覗いたようでした。もともと二人が略奪愛の末の結婚だったことも、疑心暗鬼になってしまった原因かもしれません。友梨奈とは、その後も一切連絡が取れず、音信不通のまま。騒動から半年ほど経ったころ、共通の友人から聞いた話では、友梨奈は離婚して実家に戻っているそうです」“社内不倫に堕ちた友人を持つ女性の告白”をご紹介しました。不倫により、夫だけでなく大切な友人まで失ってしまったようです。もし親しい人が不倫をしていたら、その様子を楽しんだり面白がったりするのは避けるべきでしょう。©Graphs/PIXTA(ピクスタ) ©kei907/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月15日自分の親しい人物が、不倫に走ってしまうこともあると思います。そんなときは、どのような対応をすればいいか困ってしまうこともあるでしょう。明穂さん(仮名・28歳)も以前にそんな経験をして、とても悩んだそう。当時いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。略奪婚した友人「私の大学からの友人に、友梨奈(仮名)という女性がいます。友梨奈は見た目も良くて目立つタイプ。なんとなく華があって、男性ウケも良かったんですね。大胆に行動するタイプでもあり、一緒にいて楽しかったので、卒業後もずっと交流を続けていました。友梨奈は20代半ばで結婚。相手は同じ大学出身の男性だったんですが、聞くところによると、当時はお互いに別の恋人がいたそう。要するに、略奪をして結婚したわけです。そんな大胆な行動も、友梨奈らしいなという印象でした」不倫に至った経緯を聞いて「友梨奈が結婚して1年ほど経ったころ、二人で食事に行ったんですね。そこで、“不倫しているんだ”と告白されました。相手は既婚者の上司で、W不倫をしているとのこと。優秀で仕事ができるらしく、若くして課長に出世した人だと自慢げに語っていました。友梨奈のほうからアプローチをかけて飲みに誘ったところ、すぐにカラダの関係になったそうです。正直、“相変わらずだな…”と思いました。ですが、不倫に至った経緯を聞くうちに、自分が体験したことのないエピソードばかりでドキドキしたことも事実です。私がそうやって楽しそうに聞いていたことも要因としてあるのか、友梨奈の行動は次第にエスカレートし始めました」上司との不倫旅行「しばらくして友梨奈から、“不倫相手と2泊3日の旅行をしてきた”と報告を受けました。夫にバレていないのか気になりましたが、それなりに偽装工作はしているようでした。すると今度は、“彼とおうちデートした”という連絡が。夫の出張中に不倫相手を自宅に招き、ゆっくり過ごしたそうです。さらには、“彼の子どもが欲しい”と、不倫相手との子どもを望む発言まで飛び出すように…。どんどん行動や発言がエスカレートしていく様子を見て、“さすがにヤバいのでは…”と危険を感じるようになりました」SNSに届いたDMの送り主は…「不倫にのめり込む友梨奈を見て、距離を置こうかどうか考え始めたころです。私のSNSのアカウントに1通のDMが届きました。相手は友梨奈の夫の佑史さん(仮名)。友梨奈と同じく佑史さんとも出身大学が同じであり、私は二人の結婚式にも参加していたので、親しいとまでは言えないもののSNSはつながっていました。何事かと思ったら、佑史さんはDMで“〇〇さんって知っていますか?”と尋ねてきました。それは、友梨奈の不倫相手の名前だったんです。さすがに知っているとは言えず、“友梨奈から何か聞いていないですか?”という質問にも、“何も聞いていない”と知らばっくれてしまいました。嘘をついた罪悪感がありつつ、友梨奈の不倫話を他人事だと思って楽しんでいた分、彼女の裏切りを密告することはできませんでしたね…」“社内不倫に堕ちた友人を持つ女性の告白”をご紹介しました。最初は興味本位で話を聞くことが楽しかったのかもしれません。しかし、友人の行動がエスカレートしていくうちに、恐怖を感じるようになったよう。友人が不幸になる姿は見たくないと思い、ついかばってしまうケースは少なくないのかもしれません。©TK/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月15日梨央さん(仮名・28歳)は昨年転職をして、新しい職場で上司の安井さん(仮名)と出会いました。安井さんは妻が厳しく、食事やお金に関して厳しい制限を設けられていたそう。同情を寄せた梨央さんは、家に安井さんを招いて食事を振る舞った際に、不倫関係になってしまいました。その後、状況はどう変化していったのでしょうか…。不倫相手の行動に違和感をおぼえて「安井さんと会うのは主に週末でした。平日は妻の目も厳しく、仕事が終わると速やかに帰宅するのですが、週末は妻が子どもを連れて出かけることが多く、時間に余裕もあるそうでした。しかし私は、密会を重ねる中で、安井さんの行動に少しずつ違和感をおぼえるように。一緒に買いものなどに出かける際、“財布を忘れた”と言い、タバコ代を私に借りるのです。しかし、返す素振りはなし…。しっかりしているように見えて、なんとなくだらしないと感じる一面を見るようになりました」上司の良からぬ噂「転職して3か月ほど経ち、職場内の状況、人間関係などもだいたい把握し始めました。そこで、安井さんに関する良からぬ噂を耳にしたんです。安井さんは、数年前に今の支社に移ってきたらしいのですが、異動の理由が、前の支社での不倫だったと。なんでも、途中採用で入社してきた女性に手を出し、不倫関係となった挙句、彼女は借金を重ねてボロボロになったと…。話に尾ひれはついているとは思いますが、だいたいそのような内容でした。私は、その女性の姿が自分と重なり、少し怖くなったんです」職場にやって来た不倫相手の妻「それからほどなくして、職場にある女性がやって来ました。社内を見回してキョロキョロする女性に、別の女性社員が声をかけました。すると、“梨央さんって方、います?”と尋ねる声が。私を探していたのです。そこでハッとして、女性が安井さんの妻だと気付きました。そのとき、ちょうど安井さんは出払っているタイミングでした。私たちは、奥にあるパーテーションで仕切られた部屋に移ることに。怖い人だと分かっていたので、恐ろしくて仕方ありませんでしたが、口調は意外と冷静でした。すでに私たちの関係は知っているとのこと。安井さんのスマホのLINEを盗み見て、私との関係や名前を把握したようでした。そして、“あの男のどこがいいの?”と尋ねられたんです」妻の一言で決着「そこで、安井さんが戻ってきて、部屋に入ってきたんですね。動揺した様子で、“彼女は悪くないんだ”と私を庇うような素振りを見せました。しかし妻は、“そんなことはわかってる”と一喝。“この期に及んでなにカッコつけてんだよ”と言って立ち上がり、安井さんと向かい合う状態に。そして、安井さんに向けて“ちゃんと話はまとめとけよ”と言い放ち、私に対しては“こんなのと一緒に居ても不幸になるだけだよ”と言って出て行きました。その直後、外からは“お騒がせして申し訳ありません”という声が。私は、ほんのちょっと、その姿がカッコいいと思ってしまいました。以降、私も冷静になり、安井さんとは距離を置くように。その後すぐに、安井さんはまた別の支社に異動になりました。安井さんは相当だらしない人であり、妻も厳しくせざるを得なかったのかもしれません。今となっては、安井さんの言っていたことが本当だったのかもわかりませんし、その後夫婦の関係性がどうなったのかも知りません」“恐妻におびえる上司と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。不倫相手の妻のおかげで、彼女も深みにハマらずに済んだのかもしれません。自分の不幸をエサにして、近付いてくる男性もいます。まずは相手の人となりを把握してから、同情を寄せるべきかどうかを判断したほうがいいでしょう。©naka/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月11日結婚して月日が経つと、夫婦の関係性が変わっていくこともあります。パワーバランスが崩れ、どちらかに力が偏ってしまうケースも。梨央さん(仮名・28歳)もかつて、そんな夫婦関係にある上司と不倫に堕ちてしまったそう。なぜそんな状況になったのか、詳しく話を伺いました。気になる上司「去年、私は転職をして、ある電機メーカーに入社したんです。配属先の支社で、私にいろいろ指導をしてくれたのが、上司の安井さん(仮名)。40代後半の既婚者でした。安井さんは物腰が柔らかく、丁寧に説明をしてくれる人で、おかげで私もすぐに仕事に馴染むことができました。職場も雰囲気が良く、仲がいいようで、仕事終わりに飲みに出かけることもあったんですね。何度か参加をして、ひとつ気が付いたことがありました。安井さんが一切参加していないのです。最初の歓迎会以外、安井さんが飲み会にいる姿を見たことがなく、不思議に思った私は、ほかの社員にそれとなく理由を尋ねました。すると、“家が厳しいらしい”“妻が怖い人らしい”との声をいくつか聞いたんです」上司と公園で遭遇「そんなある日、お昼休みに私が外で食事をしたあと、天気が良かったので少し散歩をして戻ろうとしていました。公園に立ち寄ると、ベンチに安井さんの姿が。何をするでもなく、缶コーヒーを片手に佇んでいたので、声を掛けたんです。お昼はいつも手作りのお弁当のようだったので、“お弁当ですか?”と尋ねると、“今日はないんだ”と。“昨日ちょっと妻とケンカしてしまって”と、作ってもらえなかったよう。さらにはお昼も食べていないようで、“節約のため”だと言うのです」妻に怯える上司の姿に…「さらに話を聞くと、妻はとても気分屋で怒りっぽく、感情に波があるとのことでした。そして、1か月のお小遣いが1万5千円しかもらっていないと。それで、飲み会にも参加していないのだと合点がいきました。さらにはお酒もタバコもやめ、唯一の趣味だった釣りもしなくなったそう。“ボーッと過ごすことが多くなった”と言う安井さんの姿を見て、なんだかとても悲しくなりました。ちゃんと食事をしているのかと尋ねると、“それは大丈夫”と言うものの、一人で食事をする際は、レンジを使うと電気代がかさむということで使わせてもらえず、冷たいまま食べているらしいのです。その日は金曜日で、“明日から妻が子どもを連れて友だちのところに行くから気分が楽”と安井さんが言いました。私は、あまりに可哀そうに感じてしまい、“よかったら私の家に来ませんか?”“食事を作ります”と誘いました」同情から不倫がスタート「翌日、土曜日のお昼頃に安井さんが部屋に来ました。私は一応料理が得意なほうで、何品か作ってふるまったんです。安井さんはそれを、“おいしいおいしい”と言って食べてくれました。“温かい料理なんて久しぶり”と、なんとも悲しい発言も…。そこで私がビールを差し出すと、安井さんが目を輝かせました。“ビールなんて何か月ぶりだろう”と言いながら、味わっていました。しばらくして、少し酔いが回ったのか、“つらい”とこぼし、安井さんが涙を見せ始めたのです。弱っている姿を見せられたら、こっちも同情しますよね。“僕を慰めて欲しい”と言うので、私は隣に座り、手を重ねました。そこから徐々に、安井さんが私のカラダに手を伸ばしてきたんです。拒むことはできませんでした。こうして、好意というよりは、完全に同情から不倫関係が始まりました」“恐妻におびえる上司と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。いくら相手の事情に同情したからといって、不倫しても解決にはなりません。それどころか、悪い方向へ進んでいってしまうのは明らかでしょう。©kapinon/Adobe Stock©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月11日楓さん(仮名・30歳)は結婚して間もなく、カフェでパートを始めました。そこに来ていたイケメンの男性客、浅川さん(仮名)とひょんなことから不倫関係に。浅川さんには自分が既婚者であることを隠し、密会を続けていたと言います。あるとき夫がカフェを訪れたことをきっかけに、浅川さんとの関係を終わらせようと思った楓さんでしたが……。その後、状況はどう変化していったのでしょうか?再び夫がパート先を訪れて「夫がカフェを突然訪れ、浅川さんとニアミスをしたことで、この関係の危険性を痛感しました。浅川さんとの関係を終わりにしようとも思いましたが、会うとやはりイケメンということもあり、気分が浮かれて切り出せず……。しばらく関係を続けていたんです。すると1か月ほど経ったころ、再び夫が店にやって来ました。しかし、その日はちょうど浅川さんが来ていなかったので、私も余裕を持って構えていました。ところが、夫の様子がいつもと違ったのです」不倫相手を呼び出すように言われて「おもむろに、“あの男はどこ?”と聞いてきました。浅川さんのことを言っているんだと分かりましたが、私はしばらくとぼけていたんです。しかし、“とぼけても無駄。全部わかってる”と言われてしまって。周りの目もあるため、“連絡するから”と伝え、夫にはいったん落ち着いてもらい、別の店で待つよう促しました。そこからは私も、気が気じゃなかったです。仕事をしながらも、どう話をまとめるかを一生懸命考えました。しかし、いい案は一切浮かばず。もう、正直に話して謝るしかないのかもしれないと思いました。とりあえず私のパート終わりで、浅川さんを呼び出しました」夫の執念の尾行「やって来た浅川さんは、何が何だか分からず戸惑っている様子でした。それもそのはず。私は自分が既婚者であることを隠していたわけですから。夫も、浅川さんの事情を知って、少し驚いているようでした。夫は、普段の私の様子から、誰か男ができたのではないかと疑い始めたよう。もしそうなら、パート先しかないと推測。そこで、ちょくちょくカフェの近くに来ては、私のパート終わりを覗いていたようです。最初はほかの男性スタッフを疑っていたようでした。しかし、すぐに浅川さんと待ち合わせて、どこかに出かける姿を目撃。あとをつけたところ、ホテル街へと向かっていったと。その様子をスマホのカメラにおさめ、写真を証拠として突きつけられました」夫にも不倫相手にも責められて「浅川さんはというと、ただただショックを受けている様子。青ざめた表情で、“なんで……”と呟いていました。いわば、浅川さんも被害者ということ。夫も最初のうちは、浅川さんへ敵意を見せていましたが、途中から怒りの矛先は、完全に私一人に向けられました。浅川さんも、私を庇ってくれるようなことはなく、二人に責められる状況に……。その後いったん話を終え、帰宅。そこで再び話し合いが始まり、夫から離婚の意志を告げられました。合わせて、慰謝料も請求されることに。浅川さんに対しては、私が既婚者だと知らなかったということで、慰謝料の請求はされませんでした。離婚後は、カフェを辞めて違う場所でパートを始め、いくつか掛け持ちをしています。もちろん、浅川さんとの関係も断絶。今は、慰謝料支払いのために抱えた借金を返しながら、ひっそりと暮らしています」“パート先の男性客と不倫に堕ちた新婚妻の告白”をご紹介しました。ほんの出来心で始めたことが、悲惨な結末を招いてしまいました。せめて、既婚者であることを相手に伝えておけば、このような事態に陥ることはなかったのかもしれませんが……。すべては、後の祭りです。©yu_photo/Adobe Stock ©lielos/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月08日新婚といえば、夫婦仲が良くラブラブなイメージがあるかもしれません。しかし、なかにはすぐに他の異性に心を奪われてしまうような状況に陥ることもあるようです。楓さん(仮名・30歳)も、そんな経験をした一人だと言います。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。結婚後にカフェでパートを始めて「夫とは、友人の紹介で出会いました。私よりも5歳上で、大手企業に勤めていて、しっかりした人という印象。やがて交際が始まり、順調に結婚へと至りました。私は、金融関係の会社で働いていましたが、職場の雰囲気があまり好きではなかったこともあり、結婚したタイミングで退職をして、しばらくのんびりとしていたんです。そして結婚後3か月ほど経ったころ。以前からオシャレなカフェで働いてみたいという夢があったので、いいお店を探してパートを始めました。週に何回かパートに入るようになり、仕事にも慣れて余裕が出てきたころ、お客さんのなかに、一人イケメンの男性客がいることに気付いたんです」男性客から紙を渡され「男性客は、職場が近くにあるらしく、仕事の合間にカフェを訪れているようでした。最初のうちは、週に一度顔を合わせるかどうかといったペースでしたが、次第にそれが増え、私が働いているときは毎回のように会うように。あるとき、名前を尋ねられたので、もしかしたら私に気があるのかもしれないと気付きました。そして後日、男性から帰り際に紙を渡されたんです。そこには名前と、LINEのIDが書かれていました。まるでドラマのような展開にドキドキしましたね。彼の名前は、浅川さん(仮名)。年齢は私と同じ。その後、私のほうから挨拶程度のLINEを送りました」イケメンからのアプローチに「LINEでのやり取りを続けるうちに、“お茶でもしましょう”という流れになりました。お茶程度であればと、私も軽くOK。二人でお店に入り、1時間ほどお話をしました。ただ、ひとつだけ浅川さんに伝えていないことが。私が既婚者であるということです。パートのあいだ指輪は外していて、浅川さんと会う際も、なんとなく外してしまっていました。そういうこともあり、浅川さんからは頻繁に誘いを受けるようになりました。イケメンからのアプローチに、私もつい浮かれてしまって……。あるとき二人で会ったあと、ホテルに行ってしまいました。私は、彼に未婚だと偽った状態で、不倫関係となってしまったんです」突然の夫の来店「ある日、仕事終わりで浅川さんと食事の約束をしていました。浅川さんは、私の仕事終わりを待つために、カフェに来ていたんですね。するとそこに、突然夫がやって来たのです。私は慌てました。すぐに近づいて、どうしたのかと尋ねると、“仕事で近くまで来たから”と。“一度どんな店か見ておきたかった”と言いました。とにかく、夫と浅川さんを会わせてはいけないと思いました。なので夫には、“職場は気まずいから”と、近くにある別のカフェで待っているようにお願いして、外に出したんです。その日は夫と帰らなくては行けなくなり、浅川さんには体調が悪いと伝え、予定はキャンセルとなりました。事なきを得ましたが、こういう危険もあるんだと実感。これ以上リスクを抱えるわけにはいかないと、浅川さんとの関係を終わらせようと思いました」“パート先の男性客と不倫に堕ちた新婚妻の告白”をご紹介しました。新しい場所に出向くと、やはり新しい出会いがあるもの。そこで、恋に落ちてしまうこともあるかもしれません。しかし、既婚者であるのなら、許されざること。気を引き締めなければいけないところだったのでしょう。©akiyoko/Adobe Stock ©One/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月08日経営者の年上夫を持ち、セレブ妻の暮らしを謳歌していた専業主婦の愛華さん(28歳)。ところが夫は激務のため、誰とも話せずに家にいるだけの日々が続き、寂しさを抱き始めます。退屈しのぎに彼女が始めたのが、Instagramでのグルメ活動でした。そんなある日、グルメ会で同い年のイケメンシェフ・慎吾さんと出会い、夫の出張中に隠れて会うようになります。愛華さんは、離婚して裕福な暮らしを手放すつもりは毛頭なく、割り切った関係を楽しんでいました。ところが事態は予想外の展開へ…。ハイスペ夫とイケメン彼氏を両方手に入れて…「慎吾との関係は、1年以上続きました。たまに慎吾が『そんな旦那、さっさと離婚して俺のところにくればいいのに』と言ってくることもありましたが、適当にかわしていました。慎吾も若手シェフとして活躍している方だと思いますが、収入は夫の足元にも及びません。夫が満足な暮らしをさせてくれるからこそ私にも心の余裕が生まれて、こうやって恋愛も楽しめるんです。だから絶対に離婚するつもりはありませんでした」不倫相手の慎吾さんは10歳年上の夫とは違って、同い年ということもあり、友達のような感覚で付き合えるのが楽だったといいます。友人との集まりに慎吾さんを連れて参加することも増えていきました。「友達からは、『愛華はハイスペ夫もいて、イケメンの彼氏もいて、本当に羨ましい』とよく言われました。特に既婚の女友達からはすごく羨ましがられましたね。みんな、夫とうまくいっていなくて、満たされない思いを抱えている子ばかりなんです」ところがしばらくして、愛華さんと夫の関係に変化が生じ始めました。心を入れ替えた妻。夫婦仲にも変化が…「夫・貴也の仕事が少し落ち着いて、それまで多かった出張がほとんどなくなったんです。夫が家に帰ってくる以上、慎吾とのお泊まりデートはできませんから、そこから彼に会う回数が一気に減りました。すると慎吾が寂しくなったのか、いきなり私を束縛してくるようになったんです。時間に関係なく電話をかけてきたり、『俺が旦那に会いに行って、離婚してもらえるように頼もうか?』なんて言ってくることもあって、かなり焦りましたね…。夫の貴也は、私が外で飲み歩いていることは知っていたけど、不倫していたとは夢にも思っていないので、その頃から『不倫がバレたらどうしよう』と不安になり出しました。それで、外に飲みに行くのはほとんどやめて、夫のために料理などの家事を頑張るようになりました」以前は家事もほとんどせず遊んでばかりいた愛華さんが変わったことで、貴也さんとの関係もみるみるうちに良好なものになっていったといいます。「貴也とはずっとギクシャクしていましたが、冷めたとか嫌いになったとかじゃないんです。私は一人ぼっちで放置されて寂しかっただけだし、夫は私が遊んでばかりいるのが気に入らなかっただけ。お互いに一緒に過ごす時間を増やすことで、私たちの関係は再び以前のように戻りました。貴也も優しくなって、旅行に連れて行ってくれたり、ジュエリーをプレゼントしてくれたりして、付き合いはじめの頃を思い出したほど。すごく嬉しかったです」夫婦仲がすっかり改善し、愛華さんも「やっぱり自分には夫しかいない。夫を大切にしよう」と心を入れ替えたそう。一方で、不倫相手の慎吾さんとは…。不倫の過去はなかったことにしたつもりが…「慎吾とはキッパリ別れることに決めました。でも不倫相手がストーカー化してしまったケースなどを聞いたことがあったので、ちゃんと話し合って、彼に納得してもらった形で別れようと思いました。慎吾は別れたくないと言っていましたが、『慎吾もお店をやっている以上、変な噂が出回っても困るよね。お互いになかったことにして再出発しよう』と説得して、なんとかわかってもらえました」こうして、不倫相手とも後腐れなく決別できたように見えました。ところが、思わぬ罠が愛華さんを待ち受けていたのです。「慎吾と別れて数ヶ月経ち、不倫の事実はなかったことにしたつもりだったのに…。貴也に、不倫がバレてしまったんです。貴也に不倫をバラしたのは、なんと私の女友達でした。しかも貴也は、私と女友達のLINEのやり取りのスクショを持っていたんです…。それは『正直、カラダの相性は慎吾とのほうがいいけど、お金があるのは貴也だから離婚はしたくない』などと私が友人にLINEした内容でした」女友達との赤裸々な会話の内容を貴也さんに見られてしまった愛華さん。不倫の証拠を握られてしまった以上、言い逃れはできなかったそうです。結局、貴也さんには許してもらえず、二人は離婚することになりました。「夫が忙しくて寂しかったからと言って、どうして不倫になんて手を出してしまったんだろう…と後悔しています。ちなみに私の唯一の趣味だったInstagramでのグルメ活動ですが、今は全くやっていません。有名店に行けるのも貴也の経済力に支えていたからこそ。離婚した今となっては以前のような贅沢は全くできず、数万人フォロワーいたアカウントは休眠状態です」裕福な結婚生活を維持しながら、恋愛は外で楽しもうとしていた愛華さん。しかし世の中、そんなに都合の良い話は存在しないのかもしれません。欲張ると、人は結局何もかもを失うことになります。例え火遊びだとしても、不倫には手を出すべきではないとあらためて感じさせられるエピソードでした。©omune/Adobe文・取材 小泉幸
2023年10月07日人はどんなきっかけで不倫をするのでしょうか?不倫経験のある女性に、不倫をしてしまった理由を尋ねると「寂しかったから」という答えが返ってくることが多いです。夫婦仲が原因で心に寂しさを抱き、それを埋めるために外で出会った男性と関係を持ってしまうのだとか…。今回は、夫とうまくいかずに満たされない思いを抱き、不倫の道に足を踏み入れてしまった愛華さん(28)のエピソードを紹介します。経営者の夫に溺愛されて、専業主婦に「夫の貴也とは、私が25歳の時に結婚しました。彼はベンチャー企業の経営者で、10歳年上です」二人の出会いは、愛華さんが派遣でオフィスビルの受付の仕事をしていた時。貴也さんが経営する会社がそのビルに入っていたそうです。愛華さんに一目惚れしたという貴也さんが、猛烈なアプローチをして二人は付き合うことになり、とんとん拍子で結婚も決まったと言います。「最初は彼から溺愛されていて、幸せだったんです。『仕事も辞めていいから、愛華は家で好きなことをして過ごしたらいいよ』と言ってくれました。実は私、料理や掃除は大の苦手なんです。だから専業主婦になることには抵抗がありました。だけど受付の仕事はストレスも多くて…。それで思いきって仕事を辞めることに決めました」こうして、結婚を機に専業主婦となった愛華さん。習い事をしたり、エステに行ったり、近所のおしゃれなレストランでランチをしたり。セレブ妻ライフを謳歌していました。ところがそんな日々は、長くは続かなかったのです。激務の夫に不満を覚えた妻は…「結婚して1年経った頃から、貴也の会社が事業を拡大することになったんです。仕事がそれまで以上に忙しくなり、出張も増えました。それで少しずつ寂しさが募ってきて…。夜遅くに夫が帰宅するまで、誰とも会話しない日が続きました。もともと私は接客業だったので、人と話すのが好きなんですよね。退屈しのぎに、Instagramをまめにやるようになりました。もともと持っていたアカウントとは別に、グルメアカウントを作ってみたんです。貴也のおかげで、予約の取れない高級店にはかなり足を運んできました。その写真を投稿していたら、どんどんフォロワーが増え始めて、グルメなインスタ友達が増えていったんです」愛華さんは、そこからインスタにハマり始めました。普通の人では決して行けない高級店や、予約困難で知られる名店に行っていることで、たくさんの賞賛コメントがつき、優越感に浸っていたそうです。「インスタで繋がった友達に誘われて、グルメ会にも参加するようになりました。私は仕事をしておらず収入がないので、もちろん支払いは貴也のクレジットカードですが…。最初は貴也も『楽しそうじゃん、行っておいで』と言ってくれていたんです。一度グルメ会に参加すると、また次も誘われて、知り合いもどんどん増えるのでお誘いも増えていきます。家にいても寂しいだけだし、誘われたらなるべく行きたくなってしまって、夜出かけることも増えてきました」夫・貴也さんとの関係がギクシャクし始めたのはその頃からでした。たまに仕事が早く終わって帰宅しても、出かけていていない妻。遊んでばかりいる妻のために、自分がお金を払うことに対して、貴也さんも不満をこぼすようになりました。「貴也の言うことはもっともです。私も反省しました。それでグルメ会に行くのは月に1回程度にすると約束して、家でおとなしく過ごすようにしていました。でも、1か月ぶりに行ったグルメ会で、出会ってしまったんです…」夫に内緒で、禁断の関係がスタート「その日訪れたビストロのシェフが、私のタイプど真ん中で…。しかも偶然、年齢も出身地も同じだったことから意気投合したんです。すぐに連絡先を交換しました」その日以来、愛華さんはシェフの慎吾さんと連絡を取るようになりました。最初はLINEで会話をするだけでしたが、夫の出張のタイミングで彼の店に行って、閉店後も二人で過ごすようになったといいます。「慎吾は見た目が好みなだけじゃなくて、カラダの相性もいいんです。夫は10歳年上ですが、慎吾は私と同い年なので親近感もあり、一緒にいてとにかく楽。人気店のイケメンシェフということもあって女性のファンも多いみたいで、彼とデートしていると得意げな気持ちになりましたね。とはいえ、慎吾のことがどんなに好きでも、夫と離婚するつもりは一切ありませんでした。稼ぎは夫の方が全然上ですから。慎吾も遊び人タイプなので、束縛されないこの関係が楽だったみたいです」経営者の年上夫を持ち、裕福な暮らしを送りながらも、同い年のイケメンシェフと刺激的な恋愛を楽しんでいた愛華さん。理想の夫と恋人の両方を手に入れたような気持ちになり、心も満たされたといいます。ところが彼女を待ち受けていたのは、衝撃の結末でした。人は、ないものねだり。他人から見たら羨むような暮らしを手に入れても、心が満たされないと、寂しさから不倫に走ってしまう人もいるようです。夫婦関係がうまくいかないからといって、他の男性で心の隙間を埋めようとしても、全く解決にはなりません。現実から目を背けて不倫に走ることだけはしないようにしたいものです。©Kapinon/Adobe文・取材 小泉幸
2023年10月07日既婚者の綾子さん(仮名・30代)は、イケメンと不倫している幼なじみへの対抗心から、自分も不倫することを決意。会社の後輩をたぶらかして不倫を始めたそうです。しかしその結果、一時の優越感と引き換えに、かけがえのない多くのものを失ってしまったそう…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫によって一瞬にして転落した女性のエピソードをご紹介します。「一度きり」のつもりがズルズルと…綾子さんは、会社の後輩である高山さん(仮名)から食事に誘われたある日、そのままホテルへ行ってしまいます。幼なじみの佳代子さん(仮名)の不倫相手よりもイケメンな男性に求められていることに、大きな優越感を覚えたそう。最初は「一度きり」のつもりでしたが、その日を境に高山さんとの不倫関係にハマっていったといいます。「久しぶりに佳代子と会ったときに、私は高山くんとの不倫について自慢しまくりました。ところが、佳代子は心ここにあらずといった様子。話を聞いてみると、佳代子は不倫相手と別れたばかりだったんです。別れた理由は『周りに知られるのが怖くなった』とのこと。しかし私は、“自分なら不倫もうまく隠し通せるのに、佳代子は臆病者だな”くらいにしか考えていませんでした。振り返ると、とても愚かだったと思います。そのときの私は、佳代子に対して不倫の隠し方を自信満々に語っていたくらいですから」不倫が社内中にバレて…その後も綾子さんは高山さんと密会を続けていたとのこと。しかし、しばらくすると、高山さんとの不倫が職場にバレてしまう事態に…。二人がホテルに入るところを同僚に見られ、噂を広められてしまったのです。「会社に不倫がバレたのは、大誤算でした。しかも高山くんからは、『綾子さんとは最初から遊びのつもりだった』『今の彼女と結婚するつもり』と、一方的に別れを告げられたんです。高山くんとの関係は私が主導権を握っているつもりだったのに、彼からそんなふうに言われたことで、私のプライドはズタズタになりました」高山さんは、会社に不倫の噂が回り始めたタイミングで早急に転職したとのこと。残された綾子さんは、同僚たちから好奇の目を向けられながら、職場でどんどん孤立していく状況に耐えたそうです。しかし最終的には、綾子さんの夫にも不倫が知られることに…。「ある日、夫が私のスマホを見たそうで、不倫があっけなくバレました。すでに高山くんとの関係は終わっていたあとだったのですが、せっかくイケメンの彼と付き合っていたのでもったいなくて消せなかった写真が、夫に見つかってしまったのです。夫からは離婚の申し出があり、3か月ほど粘ったのですが夫の気持ちが変わることはなく、離婚届を出すしかありませんでした。職場には不倫の末に離婚した人というレッテルを貼られて居づらくなってしまい、そのまま退職。今は、すべてを失ってしまいました。ハイスペな夫と何不自由ない暮らしをしていて、確かに勝ち組人生だったはずなのに…。不倫のせいでここまで転落してしまうなんて、後悔してもしきれません」人生はちょっとしたことで大きく狂うこともあります。不倫は、今まで積み上げてきたものを一瞬で壊すほどの強い破壊力がある行為です。どのような事情があったにしても、絶対に足を踏み入れるべきではないでしょう。©ah/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・並木まき
2023年10月06日かつては不倫に興味がなかったとしても、身近な友人の影響でいとも簡単に不倫へ足を踏み入れてしまう人もいるようです。些細なきっかけから不倫を始めてしまった女性の告白を、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。女友だちの影響で不倫を決意30代の綾子さん(仮名)は、“ハイスペ”な夫と結婚して順風満帆な暮らしをしており、不倫とは無縁の生活を送っていたそうです。そんなあるとき、幼なじみの女性・佳代子さん(仮名)と会ったことで、大きな変化が訪れたと言います。「佳代子は昔から地味でパッとしないタイプでした。正直なところ、彼女といると優越感に浸れるんですよね。それで、大人になってからも定期的に会い続けていました。そんなあるとき、佳代子から『実は、私いま不倫をしているんだ』と打ち明けられました。最初は『不倫なんてダサい』『冴えない夫を選ぶから、不倫に走るはめになるんでしょ』と内心で馬鹿にしていたのですが……佳代子から見せられた不倫相手の写真を見て驚いたんです。なぜなら、彼がものすごくカッコよかったから。その写真を見た瞬間に、『佳代子がイケメンにちやほやされるなんて許せない!』と、私の負けず嫌い魂に火がつきました」どうしても佳代子さんに負けたくない綾子さんは、「私のほうがモテるはず」と、まさかの不倫を決意。不倫相手に選んだのは、職場の後輩である高山さん(仮名)でした。年下の同僚をたぶらかして不倫関係に「以前から高山くんには、『綾子さんのような女性がタイプ』『綾子さんが結婚していなかったらアプローチしたのに』などと言われていましたが、私はずっとスルーしていました。顔は整っているけれど、夫のほうがハイスペックだし、年下にも不倫にも興味がないし、と思っていたんです。私に好意をもっている彼なら、ちょっとその気になればすぐに付き合えそうでしたし、何より佳代子の不倫相手よりも高山さんのほうがイケメン。“こうなったら高山くんと不倫をするしかない!”と思ったんです」そして、綾子さんは高山さんに対して思わせぶりな態度をとり始めたそう。そして徐々に、年下のイケメンが自分に夢中になっていく様が面白くなってしまったとのこと。高山さんと自然な流れで不倫関係になるようにチャンスを待っていましたが、そこまで時間がかかることなく、綾子さんの計画通り高山さんとの不倫が始まったそうです。どんな事情があっても不倫へと足を踏み入れるのは絶対に避けるべきです。しかし身近な人への対抗心から、安易な気持ちで不倫を始めてしまう綾子さんのようなケースもあるのでしょう。「周りもしているから」とモラルへの感覚が鈍ってしまうと、取り返しのつかない事態へと進んでいくリスクは計り知れません。©denebola_h/Adobe Stock ©chachamal/Adobe Stock文・並木まき
2023年10月06日既婚者の沙由美さん(仮名・29歳)は、職場の上司である柴田さん(仮名)と強い信頼関係にありました。あるとき、柴田さんの妻や子どもが夏季休暇で実家へ帰省している間、彼の自宅を訪問して食事を作ることに。ただの上司と部下の関係だったはずが、深い関係に発展してしまったそうです。沙由美さんは彼の妻に気づかれないように、部屋を完璧に掃除して証拠隠滅を図ったものの、その後に思いがけない展開を迎えたそう。いったい何があったのでしょうか……。上司の妻が職場にやってきて…「柴田さんとは、夏休みに初めて自宅に行った日から不倫関係になりました。もちろん職場にはバレないよう注意しながら、仕事終わりに何度かホテルに行くようになったんです。夏が終わり9月のある日のこと、子どもを連れた女性が職場に訪れました。見たことがある人だな……と思っていたら、その女性は柴田さんの妻だったのです。柴田さんに忘れものを届けにきたとのことでした。柴田さんが社内の人に子どもを紹介している間、彼女がスマホを構えて写真を撮っているような素振りを見かけたんです。このときは、妻の行動に対して特に意識はしていませんでしたが、これが破滅の始まりでした……」不倫がバレたきっかけ「それから数日後。柴田さんが真っ青な表情で出社してきました。体調が悪そうに見えたので、私は“大丈夫?”とLINEを送信。しばらくして返信が届き、そこには“妻に不倫がバレた”というメッセージが。バレたきっかけは、私が訪れた後の部屋の様子だったそう。キレイに片付けたつもりだったんですが、それが仇になったようでした。柴田さんが食器を使うのは当然ですが、もし洗って片付けたのなら、もっとグチャグチャになっていたはず。それが、取り出しやすい状態になっていたことから、彼の妻は、家事に慣れた誰かが家に来たのだと疑いを持ったそうです」上司の妻が職場を訪れた理由「家に誰かが来たと睨んだ妻は、親しくしている隣人に、“自分が帰省している最中に、何か変わったことがなかったか”と尋ねたそう。すると、“知らない女性が部屋に入っていくのを見た”と言われたそうです。容姿などはほとんどわからなかったものの、おそらく職場の人間だろうと予想。そこで後日、職場を訪れたのです。写真を撮っていたのもそのため。職場にいる女性社員たちが全員写るようなアングルで写真を撮り、その写真を隣人に見せて確認したそうです。そして、私に目星をつけたようでした」上司の妻からの電話「数日後、柴田さんの妻から電話がきました。“わかっていると思うけど……”と、こちらの言い訳など聞く様子もなく、淡々と話し出しました。私はもう抵抗しても無駄だと思い、関係を認めて必死に謝罪。しかし、“責任はとってもらわないと困る”と一蹴されました。彼女は柴田さんと離婚するつもりはなく、“どちらにも慰謝料は請求しない”とのこと。“ただし、あなたの夫と職場には報告させてもらう”と言われました。その後、柴田さんは異動となり、私だけが今の部署に残ることに。私の夫にも不倫が報告されて、離婚の話が持ち上がりましたが、今はひとまず別居中となっています」“信頼していた上司と不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。証拠隠滅を図ったことが、かえって不倫発覚のきっかけとなってしまったわけです。悪い意味で、忘れられない夏となってしまったことでしょう。©naka/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月04日今年も夏が終わり、季節はようやく秋へと移ってきましたね。夏に思い出をたくさん作った方も多いかもしれません。沙由美さん(仮名・29歳)は、今年ある大きな出来事があったそう。それは、上司との不倫。いったいどのような経緯で不倫関係になってしまったのか、詳しく話を伺いました。信頼している上司との関係「夫とは結婚して4年で、子どもはいません。共働きをしており、私はあるイベント会社で働いています。私の職場に、入社当時からお世話になっている柴田さん(仮名)という上司がいるんです。お互いに既婚者なのですが、柴田さんとは家庭のことなど共通する話題が多かったので、仕事だけでなくプライベートに関しても相談することがよくありました。親しくしていたといっても、もちろん上司部下の関係以上のことはありませんでした。二人で食事や飲みに行っても、ただそれだけ。柴田さんとは、強い信頼関係ができていたんです」夏休みに上司の家へ行くことに「今年の7月の終わりのことです。柴田さんと二人で仕事帰りに飲みに行ったとき、夏休みの話になりました。私は夫が仕事なので、特に予定はありません。柴田さんはというと、柴田さん以外のご家族が5日間ほど実家に帰るとのこと。柴田さんは出勤しなくてはいけない日があり、飛び石連休になってしまうので、“今回は家族との帰省を見送る”と言っていました。そこで、一人で過ごす間の自炊が心配だとこぼしていて。それを聞いた私は、冗談半分で“作りに行きましょうか?”と言いました。すると、“マジで?”と思いがけず喜ばれてしまい、本当にご飯を作りに行く流れになったんです」上司の家でカラダが触れあい…「いよいよ夏休みを迎えて、柴田さんの家を初めて訪問する日となりました。さっそく調理器具を借りて簡単なものを2~3品作ると、柴田さんは“うまい!”ととても喜んで食べていました。私は早めに帰るつもりだったんですが、その日はなぜか、柴田さんが私のことをやけに褒めてきて……。料理の味もそうですが、仕事に関してなど細かく褒めてくれるので、なんとなく帰りづらい雰囲気になったんですね。そして会話の途中、柴田さんが“最近ダーツに凝っているんだ”と言い出したので、彼の部屋でダーツをすることに。柴田さんはダーツが得意らしく、フォームなどを教えてくれました。そのときにグッと距離が近づき、手やカラダが触れあうタイミングが何度かありました。徐々に密着している状態が長くなり、ついには柴田さんにキスをされて……。そして私も拒むことはせず、流されるまま受け入れてしまったんです」完璧な証拠隠滅「1時間ほど経過して私が帰ろうとしたとき、彼の家の固定電話が鳴ったんです。相手は、柴田さんの妻でした。特に用事があったわけでなく、家にちゃんといるかどうかの確認だったようですが、その勘の鋭さに冷や汗をかきました。何か勘付かれるかもしれない、と思った私は、柴田さんに“片付けをしたい”と提案。ただ、その日はもう遅かったので、“明日も来てもいいですか?”と尋ね、掃除をする名目で翌日も柴田さんの家に来る約束をしました。そして翌日、使った調理器具や食器などをもとに戻し、ベッド周りも入念に掃除して、しっかりと部屋をキレイにしました。髪の毛なども落ちていないか確認して、徹底的に証拠を隠滅。完璧な状態にして帰りました。あれほど緊張しながら掃除をしたのは生まれて初めてでしたね」“信頼していた上司と不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。いくら信頼している上司とはいえ、家族に隠れて二人きりになるのは危険でしょう。©metamorworks/Adobe Stock ©west_photo/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月04日葉月さん(仮名・34歳)はかつて、息子を通わせているスイミングスクールのインストラクターである、年下男性の和志先生(仮名)に好意を持ちました。あるとき、美人ママ友が「子どもに水泳をやらせたい」と言うので、息子の通っているスクールを紹介。和志先生と美人ママ友が親しく話しているのを見て焦りが生じ、葉月さんから誘って不倫関係に。その後、どのような結末を迎えたのでしょうか……。ママ友たちとランチへ「和志先生と不倫関係になり、頻繁には会っていませんでしたが、連絡はマメにとっていました。でも、次第に返信に時間がかかるようになり、どこか冷たく感じるようになってきたんです。そんなある日のこと。同じスイミングスクールに子どもを通わせているママ友6人ほどで、ランチをしました。そこには、私が紹介して入会した美人ママ友も参加。和やかに食事をしていたんですが、途中でその美人ママ友が言ったんです。“スクールをやめるかもしれない”と。その理由を聞いて驚きました……」美人ママ友の告白「美人ママ友は、その理由が和志先生にあると言うのです。あるとき、和志先生に連絡先を聞かれ、子どもの情報交換もあると思い普通に教えたそう。すると、そこから個人的な連絡が来るように。不倫関係を誘うようなことも言われ、おかしいと思うようになったそうです。すると、もうひとりのママ友が、“私も……”と口を開きました。なんと、同じような経験をしていると言うのです。さらに、別のママ友まで……。6人中、なんと3人も和志先生からアプローチされた経験があるとのこと。ママ友たちが“タイプの女性には手当たり次第に声をかけているみたい”“人妻好きらしい”と噂をしているのを聞いて、ショックを受けました」インストラクターの証言「私は自分から誘って関係を持ったのに、ほかのママ友は先生から声をかけられていたわけですから、自分が惨めに思えました。そのことについてどうしても尋ねたいと思い、和志先生に連絡をしてなんとか呼び出し、直接話を聞きました。ほかのママ友たちを誘っている件について、彼は否定しませんでした。私が“関係を解消したい”と申し出ると、“分かった”とあっさり受け入れられてしまったんです。私は、スイミングスクールを移らせることも考えたんですが、息子も気に入っている場所だったので、思い止まりました。それに、夫に不審感を持たせたくなかったという理由もあります。ところが、ある日の夜。夫に、“男がいるだろう?”と尋ねられてしまったのです」夫からの宣告「夫は、“相手は分かっている”と。実は以前から怪しいと思っていて、それが最近確信に変わったと言います。夫は、たまに息子のスイミングスクールに付き添うことがあったんですね。そこで見学をしていると、背後から保護者たちの話し声が聞こえてきたそう。おそらく、以前に私がママ友たちに聞いた噂話に近い内容だったのでしょう。そこから、私と和志先生との関係に気付いたようでした。“スイミングスクールに問い合わせてもいいんだぞ”と言われ、私は不倫を認めました。“すでに関係は解消している”と泣きついて謝ったのですが、許してもらえず……。その後、私たち夫婦は別居。息子は近い距離にある夫の実家に預けられています。水泳は相変わらず好きなようで、実家からスクールに通っていて、たまに会うとそこでの話をよくしてくれるんです。和志先生はすでに辞めていて、スクールにはいないものの、息子は先生を気に入っていただけに話題にあがることも。私はそのたびに胸が痛くなり、いずれ息子が、私がしてしまったことを知ったらと思うととても怖いです」“スイミングスクールの先生と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。習い事の先生と母親との関係を知ったら、子どもは大きなショックを受けるはず。これから先、彼女はまだまだ苦しみ続けることになるのでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月29日不倫が始まるキッカケは様々です。ふとした場面に、その危険性が潜んでいる可能性も。葉月さん(仮名・34歳)も、かつて思いがけない場面での出会いがキッカケとなり、不倫に走ってしまったと言います。いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。スイミングスクールでの出会い「結婚して7年目のころ。息子が小学1年生になったタイミングで、スイミングスクールに通わせ始めました。プールまでは送迎バスが出ていて、私も付き添っていたんですね。室内プールで、ガラスの向こうから見学できるようになっていて、講習中は私もその様子を眺めていました。息子のクラスを担当するインストラクターの先生が20代の若い男性だったのですが、逞しいカラダつきのイケメンで、目の保養にもなっていて。和志先生(仮名)という男性で、子どもたちからも慕われて人気があり、講習中はとても和気あいあいとした様子でした」先生と個人的な連絡を取るように…「あるとき、息子と同じ小学校のママ友が“子どもをスイミングスクールに通わせようと思っている”と言うので、息子を通わせているスクールをおすすめしました。そのことを、講習終わりに和志先生に話したんです。そのまま入学受付の担当者に誘導されそうになったのですが、和志先生に近づきたくて、ママ友が入学を決めるまで自分が代わりにいろいろ質問したいとアピール。“練習内容についても知りたい”“ほかにも入りたいと言っている人がいる”と伝えると、和志先生が連絡先を教えてくれたんです。そこから直接連絡を取るようになりました。ただ、講習についてだけでなく、個人的な内容のLINEも送っていましたね。どんどん彼への好意が膨らんでいき、作った料理などの写真を送って自分をアピールするようなこともして、浮かれていました」美人ママ友への焦り「後日、実際にママ友の子どもが入会。そのママ友というのが、美人で若い女性で。入会した日に、その美人ママ友が和志先生に挨拶をする光景を私は遠目に見ていたんですが、和志先生が目をキラキラ輝かせ、とても楽しそうにしているように感じてしまって…。そこで急に、私のなかに焦りが生じました。彼女に先生を奪われてしまうんじゃないかと、変な妄想を抱いてしまったんです」「慰めてもらえませんか?」と訴えると…「焦った私は、なんとか和志先生の気持ちを、自分のほうに引き寄せたいと強く考えるようになりました。そして、“相談したいことがある”とLINEを送り、二人での食事に誘ったんです。そこで、育児について悩んでいると打ち明けました。子どももいない20代の若い独身男性にそんなことを相談するのも、おかしな話なんですが……。さらに話はディープな方向に。夫婦関係について打ち明け、“あまりうまくいっていない”“寂しい”と言って同情を誘うようにしました。私は、先生の手に自分の手を重ねましたが、すぐに“ごめんなさい”と手を引きました。先生の反応を見ると、悪い感じではなさそうでしたね。そこで私は思い切って、“慰めてもらえませんか?”と尋ねたんです。言葉の意味は、伝わったようでした。私たちは食事を切り上げ、ホテルへ。こうして不倫に堕ちてしまったんです」“スイミングスクールの先生と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。子どもの習いごとの先生と不倫とは、かなり危険なシチュエーションです。誰かに気付かれれば、関係は一気に広まってしまいそう。もう、破滅の臭いしかしませんね。©kei907/Adobe Stock ©sum41/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月29日茉莉さん(仮名・33歳)は、戸籍謄本を見た際に、夫に隠し子がいることに気付いたそう。夫を問いただすと、2年ほど前に不倫をしており、相手とのあいだに認知した子どもがいることを認めました。精神的に大きなショックを受けた茉莉さんは、信頼している職場の上司に相談。話を聞いてくれた上司に自分からカラダを寄せ、不倫関係になってしまったそう。その後、この一件はどんな結末を迎えたのでしょうか。上司との不倫にのめり込み…「夫の不倫、隠し子の事実を知った私は、自暴自棄になりました。課長との不倫関係にのめり込み、頻繁にLINEを送るように。仕事中に、“会いたい”と連絡を入れては、勤務終わりに待ち合わせて密会を繰り返したのです。家事も疎かになりましたが、夫は自分の蒔いた種が原因と思ったのか、何も言ってきませんでした。むしろ、掃除や洗濯などは夫のほうがやるようになりましたが、それが私への当てつけのように感じてしまい、腹が立ちました」夫に不倫の有無を問われて「課長と関係と持つようになり、2か月ほど経ったころ。私は体調に異変を感じるようになりました。調べると、妊娠をしていました。間違いなく、課長の子どもです。でも、私に焦りはありません。罪悪感もなく、むしろ私を苦しめた夫に対して、復讐を成し遂げたかのような気分でしたね。ちょうどそのタイミングで、夫が私に“話がある”と言ってきました。すでに夫は、私が誰かと不倫をしていると気付いているようでした。“男がいるのか?”と聞かれたので、素直に認め、妊娠していることも告げました。夫はしばらく黙り込んだ後、“別れよう”と言いました」信頼していた上司の反応「夫との関係はすでに崩壊していましたから、離婚の申し出は受け入れるつもりでした。そして、それらの経緯を課長に報告しました。信頼を置いていた相手であり、愛情も感じていただけに、何かしらいい反応があると思っていたんですが……それは間違いでした。課長の口から出たのは“堕ろして欲しい”、“家庭を壊すわけにはいかない”という言葉。それでも私は、苦しいときに支えてくれた課長に感謝していましたし、恨めませんでした。しかし、私と課長の不倫の噂が社内に広まってしまったのです。ほどなくして、課長に異動の辞令がくだりました」上司の妻からの慰謝料請求「夫とは離婚、課長は異動となり、これですべて終わりかと思われました。しかし、すぐに課長の妻から連絡が来て、私に対して“慰謝料を請求する”と言うのです。課長のLINEを見たらしく、そこには私とのやり取りがすべて残っていたそう。それも、ほとんどは私のほうから誘っている内容。あきらかに私に非があるとして、正当な額の慰謝料を請求されました。当然私も職場にも居づらくなり、退社。お腹の子どものことは、悩んだ末に産むことに決めました。父親はいませんから、私が愛してあげるしかありません。今は、知らない人ばかりの地に移り住み、二人でひっそりと暮らしています」“上司と不倫関係になった妻の告白”をご紹介しました。不倫相手とのあいだに生まれたとしても、子どもに罪はありません。せめて母親からの愛情を注いであげて欲しいものです。©koumaru/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月27日夫婦であっても、お互いに知らないことや隠していることもあると思います。あるときそれが突然発覚してしまうこともあるでしょう。茉莉さん(仮名・33歳)も、かつて夫の秘密を知り、それがもとで不倫に走ってしまったと言います。当時いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。海外旅行のためにパスポートを作成「夫とは、5年ほど前に友人の紹介で知り合い、結婚をしました。夫は5歳上で、真面目でしっかりしていて、収入も安定。結婚するのに申し分のない相手でした。私たちに子どもはなく、旅行にもよく出かけることがありました。私は海外にも行きたかったんですが、夫の仕事の都合がつかず、行き先は国内にとどまっていました。でもあるとき、学生時代からの友人と海外に行こうという話になりました。そこで、パスポートの期限が既に切れていたため、新しく作り直すことにしたんです」隠し子の存在「パスポート申請にあたり、必要な書類を用意するために市役所へ。そこで戸籍謄本をとりました。あまり見る機会もないものなので、なんとなく紙面を眺めていました。すると、夫の欄にやけに文字が多く書き込まれているのに気付きました。よく見ると、“認知”という文字がありました。なんと、夫には認知している子どもがいるという表記だったのです。ようするに、夫には隠し子がいるということ。認知日も記載されていて、それが2年ほど前。すでに結婚をしているときです。私は激しく動揺しました」信頼する上司に相談「私には、信頼している職場の上司がいました。私が属している部署の課長なのですが、仕事だけでなくプライベートな話もする関係で、相談にのってもらうこともよくありました。そこで、夫の件について打ち明けたんです。すると、まずは冷静になるように言われ、“事実確認をしたほうがいい”と言われました。“向き合って話すときだ”とも。そこで私は、夫が仕事から帰ってきたところで、書類を見せ、どういうことかと尋ねました。夫はすぐに、不倫の事実、隠し子の存在を認めました。いつかはこういう日が来ると、覚悟はしていたようです」上司と不倫関係に…「夫の話によれば、不倫相手の女性と関係があったのは、2年前。半年間ほどの付き合いだったそうです。しかし、女性が妊娠をしてしまい、女性の“産みたい”という意思を制止することができず、認知することにしたそう。月々の養育費も支払っているとのことでした。不倫関係も終わっていて、養育費も夫の収入から支払われているため、家計を圧迫することもありません。今更何も口出しすることができない状況でした。ただ、私がショックを受けただけ…。この話を、再び課長に伝えました。課長は話を静かに聞いてくれて、私のメンタルを心配してくれました。そんな課長に、私は自分から身を寄せ、抱き付いてしまいました。そして、その流れのまま関係を持ってしまったのです」“上司と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。上司に対して、信頼とともに好意も抱いていたのでしょう。この一件で、その思いが溢れてしまったわけです。弱った自分を受けとめて欲しかったのかもしれませんが、不倫が生んだ負の連鎖といえるでしょう。©naka/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月27日旅行代理店に勤める美弥さん(仮名・31歳)は、大学時代に交際していた元カレの遼太さん(仮名)が同じ職場に転職してきたそう。当時は美弥さんが彼をフッたものの、仕事ができる遼太さんが再び気になる存在に…。あるとき、遼太さんから“この会社に入ったのは偶然ではない”“会いたかった”と言われ、気持ちが再燃。しかし遼太さんは既婚者であり、不倫関係となってしまいます。その後、どのような結末を迎えたのか詳しく伺いました。社内に不倫の噂が広がり…「仕事ができて、職場での評価の高い遼太とヨリを戻すことができ、私はどこか優越感に浸っていました。気の緩みもあったかもしれません。あるとき、同僚の男性社員と飲みに行ったとき、遼太との関係についてつい口をすべらせてしまったのです。その同僚には、以前遼太と比べてバカにされるような発言を受けていたので、見返してやりたいという思いもあったんだと思います。すると、同僚が漏らしたかどうか定かではありませんが、私と遼太が不倫関係にあるという噂が、社内に広まり始めました」知らない番号からの電話「情報が遼太の耳にも入ったようで、私は彼に呼ばれて、別れ話になりました。今のうちに関係を断ち切っておけば、これ以上広まることはないと。ただ、私は別れたくはありませんでした。とりあえずしばらく様子を見ようと、繋ぎとめる形で落ちつけたんです。ところが、ほどなくして私の携帯に知らない番号から電話が…。出てみると、なんと遼太の妻からでした。どうやら情報が妻の耳にも入ってしまったようでした。“話がしたい”と言われ、呼び出しを受けました」不倫相手の妻と直接対決「待ち合わせたのは、とあるカフェ。遼太の妻が、彼の6歳上という話は聞いていましたが、実際会ってみると、やはりドシッと構えたかなり貫禄のある女性でした。最初のうちは穏やかな様子で会話を続けていました。でも私が彼と別れたくないあまりに、“私たちは愛し合っている”と伝えると、空気が一変。そして、“それは違う”とハッキリ言われました。私のことは、実は以前から遼太に話を聞いていたそう。大学時代に付き合っていた彼女に浮気をされ、フラれ、とても傷付いた経験があると。それで彼は、長期の海外留学を選択して日本から離れたと言うのです。実際、私は当時他の男性と浮気をして、それを咎める遼太に嫌気がさして別れを切り出したのです。そこで遼太の妻に、“彼があなたと付き合ったのは、あなたへの恨みを晴らしたかっただけだ”と言われました。それでも私が彼への思いを訴え、食い下がろうとすると、“立場をわきまえなさい”とピシャッと跳ねのけられました」妻から言われた呪いの言葉「彼の妻が、遼太は仕事を辞めさせると言うので、“私も辞める”と言いました。すると、“あなたは残りなさい”と。“残って職場に貢献することがあなたの責任だ”と言われました。何もかもが正論で、私はどんどん追い詰められていき、何も言えなくなりました。彼女は“夫には私から罰を与えるから”と言い、最後に“あなたはこれからも苦しむことになる”と重い言葉を私に投げかけて、去っていきました。すぐに遼太にLINEを送りましたが、返事は、”悪い”とだけ。何度か電話をかけ、ようやくつながったと思ったら、“妻の言う通りだから”と突き放されました。結局、私に近付いたのは、成長した自分の姿を見せつけたいという、軽い気持ちからだったようです。その後、遼太は退社。私は体調を崩し、しばらく休職。1か月ほどで復帰したものの、周りからは腫れものに触るような扱いを受けるようになり、とても居心地が悪く感じています。最後に言われた彼の妻の言葉が、今もまるで呪いのように重くのしかかっています」“職場に転職してきた元カレと不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。不倫相手の妻の言葉は、彼女の人間性を指摘した言葉だったのでしょう。どこかで変わらなければ、同じことを繰り返す可能性も。今回の一件が、自分の本質を見直すキッカケになるといいのですが……。©kei907/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月22日昔の知り合いと道端でバッタリ再会するなど、驚くような偶然が起こることもあるでしょう。美弥さん(仮名・31歳)も、かつてそんな再会を果たしましたが、それがもとで大変な事態を引き起こしてしまったそう。いったい何があったのか、詳しく話を伺いました。元カレとの再会「私は大学卒業後、旅行代理店に入社。社会人になってすぐの頃は、20代後半で結婚して子どもを産んで、余裕のある暮らしをする…というビジョンを何となく描いていました。しかし年齢を重ねるごとに、そんな上手くはいかないと実感するようになりましたね。実際、30歳になり、しばらく彼氏のいない状況が続いていました。職場でも古株の部類に入り始め、どことなく気を遣われる存在になりつつあったんです。そんなある日、うちの職場に転職してきた男性がいました。それがなんと、私が大学生時代に付き合っていた元カレだったのです」順風満帆の人生に嫉妬「彼の名は、遼太(仮名)。大学の1年生から2年生にかけて1年ほど付き合って別れました。その後、遼太は海外に長期留学。それ以来、一度も会うことはありませんでした。遼太は留学経験を活かして英語が堪能で、仕事ができ、あっという間に社内での評価を上げていました。女性社員たちからも熱い視線を送られていましたが、彼はすでに結婚していて、小さな子どももいるそう。まさに順風満帆の人生。私は自分と比較してしまい、ずいぶんと差ができてしまったと、落ち込んでしまうところがありました」同僚の言葉に憤慨「私には、親しい男性の同僚がいて、たまに二人で飲みに行くことがありました。そこで、酔った勢いで、“学生時代に遼太と付き合っていた”とポロッと言ってしまったんです。さらに、“私のほうからフッた”とも。すると同僚が、“今じゃ立場が逆転だね”なんて笑うのです。確かにその通りではあったんですが、ズバリ言われて腹が立ちましたね。でも、そこから異常に遼太のことを意識してしまうようになりました。仕事をしていても、気になって仕方がないのです。会話をすることがあっても、どこか緊張してぎこちなくなってしまっていました」思いがけない告白を受けて…「するとある日、遼太のほうから、“メシでも行こう”と言ってきました。そして、約10年ぶりに、二人きりで食事をすることに。昔の懐かしい話や、共通の友人の話などをしているうちに、私も肩の力が抜けていきました。そこで、別れたときの話題になりました。彼は“留学したのは失恋のショックから立ち直るためだった”と言うのです。私から離れ、完全に忘れ去りたかったのだと…。さらに彼が言いました。“実はこの会社に入ったのは偶然ではない”と。もともとうちの上司と知り合いで、会社を訪れたことがあり、そのときに私を見かけたらしいのです。そして、上司の誘いを受け、転職してきたとのことでした。さすがに、私に会うために転職したとは思いませんでしたが、そんなロマンチックなことを言われて嬉しくなりましたね。“会いたかったんだ”と熱っぽく言われて、まるで付き合っていた頃に戻ったような気持ちになって…。その流れのままに関係を持ってしまい、不倫に堕ちてしまいました」“職場に転職してきた元カレと不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。彼も結婚していなければ美談となったのかもしれませんが、状況としてそうはいきません。せっかくの再会も、後悔を生む結果となるのでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©hanack/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月22日節約ばかりの結婚生活に疲れていた朝美さん(仮名)は、SNSで出会った年上の男性と不倫関係に。お金に余裕のある不倫相手と、贅沢なデートを楽しんでいました。しかし、思わぬことがきっかけで、夫に密会を知られてしまったそう。不倫によって身を滅ぼしてしまった30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫から不倫の証拠を突きつけられて…「ある日、家に帰ってきた夫がものすごく怖い顔をしながら『これを見ろ』と書類を渡してきました。するとそこには、私が不倫相手とデートをしている証拠が何枚もあって…。夫から『この男性の娘さんからコンタクトがあり、君が不倫をしていることを知った』と言われました」離婚して独身になっていた年上の不倫相手には、実は近くに暮らす娘がいたとのこと。最近になって父親の様子がおかしいと感じた娘は、自身で父親の身辺を調査したあとに探偵に依頼し、不倫の確固たる証拠を集めてから朝美さんの夫に連絡をしてきたそうです。「彼に娘さんがいることも、娘さんが私たちの関係をよく思わないことも、私は微塵も考えていませんでした…。その場で夫から『君が不倫をする女性だとは思わなかった。離婚したい』と言われて、頭が真っ白になりました」不倫相手の男性と音信不通に「私は当初、“不倫相手の彼はお金持ちだから、私が夫と離婚をすると言ったら面倒を見てくれるんじゃないか”と期待していた部分もありました。でも、夫から離婚を突きつけられてからは、彼に何度連絡をしても電話に出てくれず、メールもLINEも無視され続けてしまって…。彼とは別れ話もないまま、いきなり音信不通になってしまったんです」夫から「きちんと慰謝料を払ってくれないなら、調停も裁判も辞さない」と伝えられていた朝美さんは、逃げても無駄だと観念し、請求額通りの慰謝料を支払って離婚をしたとのこと。しかし、もともと貯蓄のなかった朝美さんは、慰謝料の支払いのために借金をしたそうです。「節約ばかりの結婚生活に嫌気がさして不倫を始めたのに、最終的には自分の不倫のせいで借金まで作ってしまって…。私はいったい何をしちゃったんだろうという後悔しかありません。不倫をしていた当時の私は、贅沢なデートに浮かれていて現実が見えていませんでした。今は借金を返しながら、狭いアパートでなんとか暮らしていますが、物価も上がっているので生活は以前よりもカツカツです。あのときに戻れるなら、絶対に不倫なんてしません。節約生活が嫌だと思っていたけれど、今となってみれば夫がいて安定した生活を送れていました。目の前にある幸せが見えていなかったと後悔しかありません…」安易な気持ちで不倫に足を踏み入れてしまった結果として、悲劇的な展開を迎えるケースは決して珍しくありません。目の前にある一瞬の娯楽や快楽のせいで大切なものを見失ってしまえば、その代償は大きなものとなっても無理はないでしょう。©Shisu_ka/Adobe Stock ©Kittiphan/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月20日結婚生活に経済的な不満を抱えていると、金銭目的で不倫を始める女性もいるようです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、パパ活不倫によって人生が大きく狂った30代女性のエピソードをご紹介します。贅沢に憧れて、知らない男性とデート30代の朝美さん(仮名)は、独身の友人がパパ活をしていたことに影響され、父親よりも年齢が上の男性と不倫を始めてしまったとのこと。しかし、その不倫によって人生を大きく転落させてしまう結末に見舞われます。「結婚して3年目にパパ活不倫を始めました。同い年の夫の収入は平均的な家庭よりも下。私も働いていますが、住宅も買えなければハイブランド品やデパコスも気軽に買えず、毎日節約をしないと生活が成り立たないような家計でした。独身の友人のなかには夜の仕事やパパ活で気ままに贅沢な生活をしている人もいて、友人たちのSNSを見ていると『なんで私は、お金のない男性と結婚してしまったんだろう』と思うようになったんです」高校時代から「かわいい」と言われ続けてきたという朝美さんは、容姿には自信があり、いつも若く見られていたそう。ある日、SNSを通じて知り合った父親よりも年上の男性から食事に誘われ、魔がさしたように出かけてしまったと振り返ります。「その男性は、私がずっと行きたいと思っていた流行りの高級レストランの名前を出して、『食事に行こう』と誘ってくれたんです。節約生活に疲れていた私は“食事くらいなら…”と思い、すぐに誘いに応じました」デートと引き換えに不倫がスタート実際にその男性と会ってみると、年齢よりも若く見えたうえに話も面白くて、あっという間に時間が過ぎていったとのこと。高級レストランでの食事が嬉しくて浮かれていた朝美さんは、その男性とこれからも継続して会いたいと感じてしまったそうです。「食事が終わる頃に、相手から『毎回このくらいのデートをプレゼントするから、僕と月に何度か会ってもらえないか』と提案がありました。もちろん、彼は私が既婚者であることを知っています。彼のほうは、ずいぶん前に離婚をしていて今は独身とのこと。リッチなデートに夢中になってしまった私は、その提案に二つ返事でOKし、翌週も彼と会う約束をしてその日は別れました」その日以来、毎日欠かさずに男性から連絡が入り、他愛もない話を楽しんだという朝美さん。もともと年上の男性が好きだったこともあり、夫にはない大人の魅力に惹かれていったと言います。「会えばお寿司や鉄板焼きなど高価な食事をご馳走してくれて、食事のあとはラグジュアリーホテルの部屋でゆっくり過ごすのがデートの定番でした」そして朝美さんは、家では節約、外では優雅なデートというふたつの生活を送るようになったといいます。当然ながら、家計や結婚生活に不満があったとしても、不倫をする正当な理由にはなりません。安易な気持ちで不倫を始めるべきではないことは言うまでもないでしょう。©maru54/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月20日義母が夫にお金を無心していた事実を知った30代の沙耶さん(仮名)。義母は年下の男性と不倫をしており、不倫相手に貢ぐためにお金を要求していたと発覚します。息子夫婦にバレてもなお不倫を続ける義母に対して、沙耶さんは直談判をする決意をしました。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、義母の不倫問題と向き合った30代女性のエピソードをお届けします。不意打ちで義実家に突撃!「夫はもう義母にお金を渡さなくなりましたが、だからといって問題が解決したわけではありません。夫はもう匙を投げてしまったので、私が詳しく話を聞くしかないと思いました。事前にアポイントメントをとってしまうと、義母は私を避けるかもしれないと思ったので、不意打ちで義実家に突撃。義母は最初こそ驚いたような様子でしたが、やがて観念してポツリポツリと事情を話し始めました」義母の話によると、年下の男性とは近所の集まりで出会い、不倫関係になったそう。その男性には借金があり、日々の暮らしは義母がお金などを渡してあげていることがわかったのです。義父に知られないように、最初はパート代から引いたお金を渡していましたが、だんだんと不倫相手が求める金額が上がり、息子に頼るしかなかったと義母は涙ながらに語ったそうです。「義母は義父と離婚して、その男性と再婚したいと考えるほど入れ込んでいました。だけど私は、義母がその男性に利用されているだけなんじゃないかという気がして仕方ありませんでしたね。けれど義母にそう言っても認めないし、これからも息子からお金をもらわないと生活していけないと泣くばかり…。これでは埒があかないと思い、私は義母の不倫相手に直談判するしかないと覚悟を決めました」義母を尾行し不倫現場に突入「義母に『不倫相手に会わせてほしい』と言っても受け入れてもらえなかったので、義母に気づかれないように不倫現場を押さえるしかないと思いました。義父が不在で義母のパートが無い日、私は不倫相手とのデート現場まで尾行することに成功したのです」密会現場に突入し、不倫相手に対して“義母とどういうつもりで付き合っているのか”と、問いただした沙耶さん。不倫相手は、その場で「本気ではない」とハッキリ告げたそう。「既婚者の暇つぶしに付き合ってあげているだけだ」と言い放ち、沙耶さんは怒りしか湧かなかったと振り返ります。それならば今すぐに義母と縁を切ってもらいたいと迫ると、あっけないほど不倫相手は即答で了承したそうです。「一連の会話を横で聞いていた義母は、静かに涙を流していましたね。でも私の思った通り、相手の男性は義母を利用しているだけだったので、手遅れになる前に真実がわかって良かったと思います。さらに、結婚当初から私たち息子夫婦に無関心だったのは、不倫相手と駆け落ちをする目標に夢中で、家族のことはどうでもよくなってしまっていたと告白されました。義父には義母から正式に謝罪をしたようで、一旦は丸く収まったようです。義母がどこまで話したのか、さすがにそこまでは介入しませんでしたが…。でも、あのとき私が面倒がって義母の不倫について見て見ぬふりをしていたら、今頃はもっと深刻な問題を抱えていたかもしれません」義実家の問題に介入するだけでも勇気が必要なのに、不倫問題に切り込むとなれば、その覚悟はなおのことでしょう。しかし沙耶さんのように勇気をもって関与することで、今後起こったかもしれない深刻な問題を未然に防ぐ術につながるはずです。義実家の問題は「お節介かもしれない」とためらってしまいがちですが、必要に応じて介入すべきシーンもあると言えるのでしょう。©buritora/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月17日結婚後、義実家との関係性に悩む人は少なくないでしょう。そこにお金の問題が絡んでくると、さらにトラブルが大きくなってしまうことも…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、“夫にお金を無心する義母”と30代妻の間に起こったエピソードをお届けします。息子夫婦に無関心な義母沙耶さん(仮名)は、3歳年上の夫と交際半年で結婚しました。結婚の挨拶のために義実家を訪れたときから、沙耶さんは義母に対して違和感を抱いていたと振り返ります。「初めて義実家に行ったとき、急な仕事で義父には会えず、まずは義母に挨拶することになりました。義母に結婚をすることを伝えても『あぁ、そう』と言うだけで、息子をお願いしますとか、これからよろしくねという会話すらなくて。私はおろか息子である夫に対しても、一定の距離をとっている感じがして、すこし心配になりましたね」結婚後の義実家との関係性に不安を抱いたと話す沙耶さん。結婚の準備に関してもまったく関与してくることがなく、結婚式や新生活の準備も相談をする機会すらなかったそうです。息子にお金を無心していた事実が発覚「結婚式や新生活への義実家からの援助は1円もなく、私の実家からのお祝いと二人の貯金で新生活をスタートさせました。借金があるわけでもないし、慎ましく暮らしていけばなんとかなると思っていたのですが…。あるとき共通の友人の結婚式が重なった時期があって、夫に生活費がキツイという相談をしたら、夫は夫で『家に入れる分のお金がない』と言い出して…。その理由を聞いてみたら、義母からお金を無心されていたことがわかったのです」義母はパート、義父も働いているにも関わらず、そこまで生活に困窮しているのだろうか?と不可解に思った沙耶さん。夫を通じて義母の周囲を探ってみたところ、なんと義母は年下の男性と不倫をしていたのだそう。その不倫相手のために、お金を無心していたことが発覚したのです。「両親の生活を心配してお金を渡していた夫も、さすがに激怒していましたね。夫が義母を問い詰めて、不倫の事実を明らかにしました。義母は年下男性に捨てられたくなくて、必死にお金やプレゼントを渡していたようです。その後、義母が夫にお金を要求することはなくなりましたが、不倫相手との関係は切れていないようで…。私は義母に不倫をやめさせようとしましたが、夫は匙を投げて『放っておけばいいんじゃない?』と言うんです」結婚して早々に義母の不倫に巻き込まれてしまい、沙耶さんは「結婚する前にきちんと話し合っておけばよかった」と後悔したといいます。義実家が金銭的な問題を抱えていると、息子夫婦に影響が及ぶ場合も少なくありません。その理由が不倫となれば、息子の妻は納得いかない気持ちが強いことでしょう。義実家の話に介入するのは面倒な面もありますが、放置をして問題が大きくなる前に対処できれば、トラブルを最小限に抑えることに繋がるはずです。©kei907/Adobe Stock ©sakura/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月17日璃子さん(仮名・33歳)はある日、噂話好きで陰口の多い同僚・南川さん(仮名)に、夫の不倫疑惑について明かされます。南川さんによると、社内結婚した夫・武司さん(仮名)は同じ部署の女性と不倫しているそうですが、真相は不明。南川さんが面白がって首を突っ込んでいるように感じ、璃子さんは腹立たしさをおぼえたと言います。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか…。同僚のタレコミに嫌気がさし…「南川さんとの食事中に、夫の不倫の話を聞かされ、さらにその不倫相手の女性社員の男性関係にまで話が及びました。私が夫のLINEを覗いたとき、見た限りではその女性の名前はありませんでした。もし不倫をしているなら、分かりやすい位置に出てくるはず。適当なことを言っているんじゃないかという思いと、ずかずかと夫婦関係に踏み込んでくるような物言いに、私も苛立ってしまって。そこで私は、“夫に興味があるのはあなたなのでは?”と言い、“不倫しているのはあなたなんじゃないの?”と訴えました」不倫の真相「私の訴えに、南川さんは顔を真っ赤にして、怒りを滲ませました。そして、“なに言ってるの!”とヒステリックにわめき始めたので、これはもう収拾がつかないと思い、いったんその場は解散せざるを得ない状況に。私は夫とちゃんと話すべきだと思い、家に帰ってから、南川さんとの会話を夫に包み隠さず伝えました。すると夫は、“ごめん”と謝りました。なんと、不倫を認めたのです。南川さんの言ったとおり、相手は営業部の女性社員でした。しかし夫が言うには、関係を持ったのは“一年前に一度だけ”とのこと。職場の飲み会でかなり酔ってしまい、ホテルに行ってしまったとのことでした。それ以来お互いに距離を取っていて、一切何もないと…。確かに、それならばLINEの履歴に残っていないのも頷けました」「もう関わらないで欲しい」と断言「南川さんになぜ伝わってしまったのかというと、その女性社員が彼女に口をすべらせてしまったからだそう。情報を仕入れた南川さんが、夫に対して、“不倫したんでしょ?”とちょっかいをかけるように。冗談半分ではあるものの、“璃子さんに言っちゃうよ?”と脅されていたそうです。そして私は、別の友人を通じて不倫相手の女性社員にも連絡を取り、事実を確認。彼女の謝罪を受け入れ、それ以上追及することはしませんでした。不倫疑惑の全貌が明らかになったところで、今度は私のほうから南川さんを誘い、食事に行きました。そこで、これまでの経緯を伝えました。そして、“私たち夫婦は大丈夫だから、もう関わらないで欲しい”とハッキリと伝えました。南川さんの反応はというと、“むしろ感謝してほしい”と言ってきました。“私が不倫について教えてあげたからでしょ”と平然と言ってのける様子に、私は呆れましたね」同僚の異動が決まり…「南川さんに夫婦関係について話したことで、噂を立てられるのは覚悟していました。しかし、同僚たちのなかには南川さんを嫌っている人が多く、むしろ私の味方をしてくれる人が多かったです。南川さんが私たち夫婦について何か話をしても、冷たくあしらってくれたようでした。ほどなくして、南川さんの異動が決まりました。どうやら、人事には南川さんについての相談がたくさん寄せられていたよう。業務にも差し障りがあると、クレームが入っていたようです。当然、夫に対して監視の目を光らせていますが、一旦は平穏な日々を取り戻すことができました。ちなみに南川さんは、早速異動先でも煙たがられていると噂を耳にしています」“嫌われている同僚に夫の不倫を告げられた妻の告白”をご紹介しました。噂好きの同僚によって、危うく夫婦関係を壊されるところだったようです。やはり、噂を鵜呑みにするのではなく、しっかり相手と向き合って話し合うのが大切でしょう。©kapinon/Adobe Stock ©taka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月13日