編集部:学研キッズネット編集部高校生の進路支援事業を展開するアドバンスパートナー株式会社は、コロナショックの中、高校生・保護者の不安や悩みを解決することを目的に、2020年5月20日(水)より「LINEで進路相談 by ミッケル」を開始しました。新型コロナウイルスの影響による進路行事の延期・中止世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で多くの高等学校が休校を余儀なくされています。それに伴い、進路行事が延期・中止となっています。これはつまり、自分の将来について考える機会が失われていたり、後ろ倒しになっていると言えます。実際、高校生への影響は大きく、「学校比較研究が十分にできていない」「経済状況の急変を踏まえた進路選択の必要性が新たに生じた」などの意見が高等学校より寄せられています。本サービスを通じて、高校生や保護者が感じている不安・疑問にリアルタイムに対応・解決します。「LINEで進路相談 by ミッケル」の概要「LINEで進路相談 by ミッケル」は、無料コミュニケーションアプリ「LINE」を利用し、高校生や保護者が進路についてアドバイザーに簡単に質問・相談できるサービスです。ここで言うアドバイザーとは、10年以上に渡り高校生の進路支援を行ってきた弊社の社員を意味します。長年の経験と知識を活かし、高校生・保護者の進路に関する悩みや課題を解決します。【質問例】・学校が休校中のいま、進路について考えるべきこと/やるべきことは何か・学校を比較する時のポイント・情報収集の仕方・進学前、進学後のマネープランについて【利用方法】1.「ミッケル公式アカウント」を「LINE」の友だちへ追加する2.相談したいことをチャットで送る【URLでLINEの友だちを追加】【QRコードでLINEの友だちを追加】【ミッケルについて】全国の大学・専門学校の情報を掲載した進路情報サービスです。学校の基本情報から入試情報、オープンキャンパス情報など進路に関する様々な情報を提供しています。現在、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、動画を利用した「おうちで見られるオープンキャンパス #STAYHOME」特集(も開催しています。公式サイト:【アドバンスパートナー株式会社について】会社名:アドバンスパートナー株式会社所在地:埼玉県入間市扇町屋5-6-14-1代表取締役社長:唐沢 幸路設立:2013年12月18日事業内容:・高等学校における進路行事の企画・運営・進路情報サービス「ミッケル」の企画・開発・運営会社公式サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月20日こんにちわ、エェコです。今回は前回の続き、2分の1成人式でおこったサプライズのお話です。2分の1成人式について【前編】はこちらから!■このまま参観授業が終わると思ったら?発表で終わりかと思いきや、何かまだある様子…。最初は「授業の終わりの挨拶かな?」と思ったのですが…突然はじまるサプライズ! まったく知りませんでした。私だけじゃなく、ほかの保護者の方も全員知らなかったようです。(保護者には秘密厳守というお約束がクラスでされてたらしい)■子どもたちから保護者と先生へのサプライズ代表のクラス委員が保護者と先生に感謝の言葉をのべて、後からクラス全員で続きます。感謝の言葉はクラス全員で考えたと後から聞きました。こんなことされて…泣かない親なんていないよぉぉ~!保護者からはすすり泣きが聞こえるし、先生にとってもサプライズだったらしく大号泣。(先生への感謝の言葉は子ども達が内緒でこっそり付け加えたらしい)これからもよろしくだなんて…こちらこそよろしくだよぉ~!! 出産のときも思ったけど産まれてきてくれてありがとう~!!新生児のとき、母乳のことで悩んだこと。家族での旅行が楽しかったこと。幼稚園ではじめて発表会をみて成長ぶりに感動したこと。卒園、入学…これまでの息子のさまざまなことを思い出して涙が止まりませんでした。2分の1成人式でこんなに泣いちゃって、本番の成人式ではどうなっちゃうんだろう。身体中の水分なくなっちゃうんじゃないかな?とても思い出に残る参観日になりました。
2020年04月05日専門家に質問!悩みをシェア!オンライン保護者会を実施子どもと親のみで家の中で過ごしていると、不安な気持ちになったり、不安定になっている子どもをどうサポートしていいか分からない…と感じている皆さまも多いと思います。先日LITALICO発達ナビがユーザー向けに行ったアンケートでも、子どもが不安定だという回答に続き、保護者自身もストレスを感じているという声が多くありました。Upload By 発達ナビニュース寄せられた声の中には、次のようなものもありました。「気持ちのバランスを崩し、特に寝付きが悪い。一日に何度も突然のハイテンションと突然の沈黙を繰り返したり、ADHDの困り事が急増。慣れたと思っていた社会性が必要な場への緊張感が増してしまい、自傷行為が目立つ」「課題を親が管理しなければならない。あれこれやれと言えばキレたりして物に当たる。本人もどう手をつけて良いか分からなくなっている」「兄・姉・妹トラブル。常に衝突をする。3人共に発達障害がありトラブルの連続」「暴れないかヒヤヒヤ。服薬させお腹を満たしあまり強く言わない」など、休校措置が続く中、家の中で精神的にもぎりぎりの状態で過ごしている様子が見受けられます。そこで、希望される保護者さま向けに、オンラインの保護者会を実施いたします。1回45~50分程度の開催です。臨床心理の専門家が皆さまのお悩みにこたえ、発達ナビ編集長・牟田がファシリテーターをつとめます。各回10~15名程度で行う予定です。オンライン保護者会は次のような流れで行います。なお、保護者会にはZOOMを使用いたしますので、ZOOMアプリのインストールが必要となります。1、オンライン保護者会希望フォームに入力参加希望の日程、質問したい内容、お名前、ご連絡のとれるメールアドレス等必要な情報をご入力いただきます。なお、ご質問いただいた内容について事前に専門家が確認をさせていただきます。2、ご参加いただける日程とZOOMミーティングのURLをメールでご連絡いたします。3、指定の日時になったら、アプリからミーティングにアクセスし、ご参加いただきます。他の保護者の皆さまも参加しているグループ形式のミーティングです。※ご希望多数の場合はすぐのご案内が難しい場合がございます。※開催日程は平日日中となります。※2020年3月16日~4月5日の間の開催予定となります。応募者多数の場合途中で締め切る場合があります。※ご利用方法はご参加者に事前にご案内予定です保護者アンケートで「心配ごと」1位は「子どもの学びの機会の喪失」先日実施した、発達ナビユーザーへのアンケート。その中で聞いた「心配なこと」の1位は、「子どもの学習機会が大きく減ること」でした。Upload By 発達ナビニュース発達ナビでは、放課後等デイや児童発達支援事業所などに向けて、研修・教材サービスの提供を行っています。すべて専門家監修の特別支援教材です。今回、このサービスの一部を急遽長時間開所に対応することとなった全国の事業所向けに開放することとなりました。そしてさらに、保護者の皆さま向けにも、その一部を無料でご利用いただけるようにします。ご利用いただけるのは次のカテゴリーの教材です。「3歳〜小学校低学年まで楽しめる難易度別の楽しい工作」「かず、ひらがなの楽しいプリント」「ソーシャルスキルサポートのアイテム」<参考>【無料提供】全国の児発・放デイ・学童を応援! 発達ナビの研修教材サービスを一部無料提供ご利用を希望される保護者の皆さまは、申し込みフォームへアクセスしてください。お申込みいただいた方専用のサイトから、必要な教材をダウンロードしてご使用いただくことができます。Upload By 発達ナビニュース施設向け研修教材サービスの一部無料開放についてはコチラ
2020年03月11日娘のイチコが通う幼稚園には、幼稚園のイベントで出し物をする有志の保護者の集まりがあります。歌ったり踊ったり寸劇したり。強制力はゼロ。学生時代のサークル活動のようなものです。イチコが年少、年中のときは、「仕事もあるし、二太郎も小さいしなぁ…。私も疲れるかも…」と参加しませんでした。ところが年長になった4月にイチコが…■不安だらけの幼稚園のイベント参加。しかし…と…。私の仕事の関係で延長保育が多いイチコ、弟の二太郎もいて我慢することがも多いイチコ….。集まりは週1回午前中だけ。どうせ午前中は二太郎もお昼寝しないから仕事できひんし、イチコにお願いされたら参加しないわけにはいかない…!ということで、そのサークルに参加することにしました。「仕事の具合がわからんなぁ」「二太郎と一緒で大丈夫かなぁ」「だらだら集まったりすることもあるのかなぁ」と不安だったのですが…。めっちゃ自由で、めっちゃテキパキしてて、居心地いい〜!二太郎も同じくらいの年の子と遊べて楽しそう! おやつも食べられるし。しかも集まったママ20人弱のうち、「子どもに頼まれて入った」という私と同じ状況のママも多く、みんな性格や得意分野もバラバラ!なので、前に出るのが苦じゃないママが司会して、工作得意なママが工作して、仕切るのうまいママが仕切って…。とにかくうまいこと役割分担できるんです。アイデアもいろんな角度からたくさん出ます!みんな時間内にサクサク終わらせたいから必死やし。笑そして肝心の出し物は…■保護者の出し物に子どもたちの反応は…ということで、めちゃめちゃ楽しんでます。本来お祭り好きなので、小学生のときも中学でも高校でも大学でも、運動会や学祭はめっちゃ楽しんできました。大人になってからもこんな楽しいことできるなんて!イェーイ!(ちなみに私言い出しっぺでおま○戦隊踊りました。たーのしかったぁーー!)もちろんイチコもものすご〜く喜んでくれています。発表から数ヶ月経った今でも「おかあさんおま◯戦隊踊ってたね」と言ってくれて、二太郎と2人で歌って踊ってます。うれしかわいい幸せ…!ということで、幼稚園ママのサークル活動、めっちゃ楽しんでます。ラストの出し物が3月にあるので、今はそれに向けて楽しく練習をしています!4月からお子さんの幼稚園が始まるママの中には不安な方もいらっしゃるかと思いますが、こんな楽しいこともあるかもしれませんよ!不安になりすぎず、お互い園ママを楽しみましょうね!(と言いつつ小学生母デビューにドキドキしてまーす!笑)\モチコさんの人気記事が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月24日2週間ほど前、カナダのオンタリオ州チャタム・ケントの道路脇で動物保護団体「Pet and Wildlife Rescue」が一匹の野良犬を保護した。極寒の中で震える犬を抱き上げてみると、彼女はお腹の下に5匹の子猫をかくまっていたという。保護施設の新しい住民となったこの心優しい犬はセレニティと名付けられた。もちろん、彼女に命を救われた子猫も共に保護され、早々に里親のもとへ引き取られていった。セレニティにも里親を希望する家庭からの問い合わせが殺到しているようだ。「Pet and Wildlife Rescue」はFacebookで、希望者に向けたセレニティについての説明を、彼女の“自己紹介”という体裁で投稿している。「こんなにたくさんの人が、あんまりよく知らない私の里親の申し出をしてくれるなんてビックリ!私がかわいいというのは間違いないけれど、最適なお家を見つけられるように、私自身についてお話ししますね。私は言うまでもなく猫が好きなので、猫がいるお家に行くのは問題ありません。2歳くらいなので、幼児並みの元気があります。外で走り回るのが大好きです。でも、ちょっとはしゃぎすぎちゃうので、シェルターの人たちにマナーを教えてもらっています」コメント欄は、「なんてすばらしい犬!最高のお家が見つかりますように」など、セレニティの幸せを願う人々の言葉であふれている。セレニティは12月3日に避妊手術を受けた後、本格的な里親選定の手続きに入るという。
2019年11月28日お金の使い方や予定の管理ーー必要な力の身につけ方を学ぼう『未来に飛び立て!発達の気になる子の大人になるためのチャレンジ〈学齢期編〉 』将来就職できるのか、ひとりで生活していけるのかーーなど、子どもが成長するにつれて悩みの種類が変わってきたという方も多いのではないでしょうか。大人になる前に身につけて欲しい行動はたくさんありますが、家庭でどのように教えていったらよいのでしょう。3つの章で構成される本書。第1章では中高生の親子からの相談に対してのアドバイスや、子どもへの関わり方の解説など、思春期の子どもに身につけてもらいたいスキルや親の接し方が紹介されています。そして第2章では身だしなみや家事、お金やスケジュールの管理、コミュニケーション方法など具体的な行動について、用意するもの・やり方・工夫や配慮などがイラストも用いながら細かく説明され、その後の第3章では家庭学習、ゲームや動画サイトの閲覧など、気になる人が多いテーマについてさまざまな家庭の取り組みやエピソードを紹介するなど、実践的な内容を多数取り扱っています。スキル獲得の具体的な方法を紹介しながら、保護者の悩みや子育ての難しさにも寄り添ってくれる一冊です。家族関係や結婚生活など、当事者女子の体験談『#発達系女子 の明るい人生計画 ―ひとりぼっちの発達障害女性、いきなり結婚してみました』著者の宇樹義子さんは、子どものころからいじめを受けたり、心身の調子を崩したり、社会に出てからも職場の人を怒らせてしまったりと、多くの生きづらさを抱え、32歳で診断を受けた発達障害当事者です。過去には10年にわたるひきこもり生活も経験してきた宇樹さん。そんな宇樹さんは、発達障害について自覚しはじめた年の翌年に突然結婚します。結婚後、たびたびの離婚危機を乗り越え夫婦生活を安定させていく様子も、自身の特性と絡めて分析しながら綴っています。現在は福祉系ライターとして働きながら明るく毎日を過ごす宇樹さんの、波乱万丈な人生が詰まった書籍です。家族との複雑な関係や結婚までの過程とその後の生活、抱えていたトラウマの問題など、大人の当事者だからこそかける赤裸々な体験談は、当事者が読んでも保護者が読んでも参考になりそうです。『感情や行動をコントロールできない子どもの理解と支援: 児童自立支援施設の実践モデル』本書の著者である大原天青(おおはらたかはる)さんは、ソーシャルワーク・福祉心理学・非行臨床を専門とし、実際に児童自立支援施設で子どもを自立に導く支援活動に携わり、さまざまな研修に参加して得た知識をまた現場に還元し続けています。大原さんが、感情や行動を自分自身でうまくコントロールできない子どもたちを支援するときに必要とされる、子どもの心理を読み解く理論やアプローチ方法を、仮想事例を用いて分かりやすく解説しているのがこの本です。子ども本人との向き合い方から、生活の基盤となる家族や地域環境との関わり方といった環境へのミクロアプローチ、社会システムのあり方のようなマクロ環境へのアプローチまで、児童自立支援施設で過ごす子どもたちの支援について、幅広い視点から説明されています。支援者がより質の高い支援を提供するために知っておきたい研究や実践の知見が詰まっており、児童福祉施設で働く人や心理職、教員など、子どもと関わる機会のある人に読んでもらいたい一冊です。学校で取り入れられる、吃音のある子への具体的な支援方法を紹介『イラストでわかる 子どもの吃音サポートガイド: 1人ひとりのニーズに対応する環境整備と合理的配慮』「クラスに吃音のある子がいるけどどう対応したらいいのか」「吃音のあるわが子、ちゃんと学校生活を送れているかしら」といった不安を持つ先生や保護者に向けて、学校のさまざまな場面で必要な支援や配慮がまとまった本書。著者の金沢大学教授の小林宏明先生ご自身も吃音当事者です。吃音の症状の種類の分かりやすい説明と、症状がどのようなときに出るのか、そのとき本人がどのような気持ちでいるのかがイラスト付きで解説されています。日直や国語の授業の音読、委員会活動など、学校生活の中で多くある場面に基づいた事例が多数掲載されており、支援の工夫も具体的に紹介されているので、実際の学校生活の中で無理なく実践できそうです。クラスでの支援以外に専門的な支援を提供する場についての解説、支援者が作成したい支援計画や本人の自己理解促進のために活用できるワークシートなどもついており、吃音のある子どもを総合的に支援するために必要な情報が詰まったガイドブックです。定義から最新の支援ツールまでがまとまった専門書『LDの定義を再考する』知的発達に遅れがなく、おもに「読む」「書く」「計算する」「推論する」能力のうち特定の能力の習得や使用に著しい困難さがあることをさすLD(学習障害)。本書は、日本LD学会が主宰する日本LD学会第28回次大会で企画されたシンポジウム5回分の内容が載せられており、LDに関する専門的かつ最新の情報がまとめられています。LDが定義されるまでの過程について述べられた第1章からはじまり、これまでのLDの流れからLDの未来にかかわる技術までが紹介されており、この1冊だけでLDのこれまでとこれからを知ることができるよう構成されています。また第3章では、実際にLDと診断もしくは判断したあとの対応に関する議論内容や、ICT活用方法、LDのある子への指導法が分かりやすく解説されているほか、第4章ではLDのある子どもに対する合理的配慮について、小学生から大学生にいたるさまざまな年齢にあわせながら、多面的な切り口で述べられています。LDの基礎から具体的な支援方法まで分かる、支援に携わる人が知っておきたい内容が詰まった専門書です。
2019年11月15日大阪府・茨木市を拠点に活動するレオSC。U-15の監督を務める安楽竜二さんは、47FAのチーフインストラクターを務め、昨年度まで長期に渡って関西トレセン、大阪府トレセンのスタッフを兼任するなど、育成年代の指導経験が豊富で、名古屋グランパス加入内定の児玉駿斗(東海学園大学)などのJリーガーを輩出しています。自身もサッカーをする子を持つパパでも安楽さんは、お子さんとの関わり方をどのようにしているのでしょうか?お話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之)頑張ることを促すのは必要だけど、親が先走ったり、逆に無関心になるのもダメ■子ども以上に親の気持ちが先走ってない?安楽さんに「小学生年代の子どもを持つ親として、気をつけていることはありますか?」と尋ねると、次のような言葉が返ってきました。「先日、小学生の息子をJクラブのセレクションに連れて行ったのですが、保護者の方が子ども以上に熱が入ってるんちゃうかなという光景を目にしました。子どもたちがコートを移動するたびに声をかけて、『もうちょっとワンタッチでプレーした方がええんとちゃうか』とか『なんでサイドのポジションやねん』とか。気持ちはわかりますけど、サッカー面は口出ししないほうがいいんじゃないかと思いましたね」ひょっとしたら、Jクラブに入りたい子ども以上に、親の「Jクラブに入れたい!」という気持ちが先走っているのかもしれません。「僕の子どももサッカーをしているので、親の気持ちはめっちゃわかるんです。ですが、セレクションを受けると決めたのが本人なのであれば、そこでのプレーには口を出さないほうがいいと思います」■サッカーとしつけをごっちゃにしてしまう親がいるさらに、こう続けます。「僕も子どもができるまでは、全部コーチに任せておいたらええやん、子どもと距離が近い親はしんどいなと思っていたんですが、いざ親になってみると、人に迷惑をかけたらあかん、失礼な態度はあかんとなると、口出ししたくなるんですよね。しつけは大事ですから。ただ、サッカー面としつけは分けなければいけません。そこをごっちゃにしている親が多いのかなと感じます」サッカーとしつけは分ける。それがキーワードのようです。「サッカー面で子どものプレーを見たら、気になることはたくさんあります(笑)。でも、うちの子は僕が指導者であるがゆえに、自分からは聞いてこないですね。小学5年生からゴールキーパーをしているのですが、最初はフィールドプレイヤーだったんです。でも、自分で決断してGKをやろうと決めたので、尊重したいじゃないですか。セレクションで見た保護者のように、ポジションがどうやとかは言えないですよね」「サッカーの部分はコーチに任せた方がいい」と言う安楽さん。子どもにどうやったら上手くなるの?と聞かれたときは「わからんけど、両足で蹴れた方がいいんちゃうか?ぐらいしか言いません」と笑顔を見せます。「そしたら、両足で蹴れるように練習してますね。頑張ることをうながすような声かけは必要やと思うんです。無関心でいるのも違うと思うし。僕らの頃と違って、今の子の親は難しいと思いますよ」■食事中にネガティブな話はしない家庭で気をつけることは「食事中はサッカーのネガティブな話はしないこと」だと言います。「食事は親子のコミュニケーションの大切な時間だと思います。その時間に大好きなサッカーのネガティブな話をされると、子どもにとってはしんどい時間になると思います。食事中に嫌なことを言われたら、ご飯の味も変わりますよね(笑)。それなのにアスリートは食事が大事やというのは、本末転倒やと思うんです」食事とグラウンドへの送迎。この2つは親子が密接に関わる時間でもあります。「送迎の時も、子どもの話は聞いた方がいいと思いますが、評価はしない方がいいですよね。『今日どうやった?』『あんまり調子よくなかった』と言うたら『そうか。また頑張ろうな』ぐらいでいいと思うんですよ。プレーの細かな評価やダメ出しには、ならない方がいいです。今は昔と違って、サッカーの知識のある保護者の人もいると思うんですけど、我が子のプレーを応援こそすれ、ジャッジはしない方がいいですね」サッカーの指導者として、たくさんの家庭と関わってきた安楽さん。「お父さんの関わり方が上手な家庭は、不思議と良い選手になっていきます」と振り返ります。■「察しの悪い大人」になるのも子どもの成長に必要子どものプレーをジャッジして、ああだこうだと言い過ぎないこと「多くの場合、両親のどちらかというとお母さんがお弁当を作ったり送迎したりと、絶対に関わらなきゃいけないじゃないですか。そこでお父さんが子どものプレーをジャッジするというか、ああだこうだ言い過ぎると、両方から言われる感じになってしまいますよね。できる子の親は、試合は見に来て応援はするけど、言いたいことはあっても言わない人が多いように思います」さらに安楽さんは「察しの悪い大人になってみてはどうですか?」と提案します。「例えば、こうした方がいいとわかっていても、答えを言わずにわかってないふりをする。親が先回りせず、子どもに判断、決断をさせる。そのスタンスが大切だと思います。チャレンジして失敗して、それを克服する過程で子どもは成長していくので、失敗はつきもの。『失敗しそうだな』と思っても、許容できる範囲のミスであれば、先回りをして障害を取り除かない。察しの悪い大人になるのも、子どもの成長には必要なのだと思います」次回の記事では、中学年代を指導する立場から、小学生から中学生に進むときの親子の心構えや進路の選び方などをうかがいます。安楽さんが指導をするレオSCのHPはこちら>>
2019年11月07日基本的な知識から、年齢に応じたお悩みまでがまとめられた『子どもが発達障害といわれたら』子どもの発達障害について理解し成長を支えていくために知っておきたい内容が、Q&A形式で解説された書籍です。内容は2つの章で構成されています。第1章では発達障害の種類や特性、診断方法についてなど、発達障害に関して理解しておきたい基本的な内容が10個のQ&Aでまとめられており、第2章では実際の支援における課題とその対応方法が解説されています。第2章の中では「言葉がまだ出ない」「行動の切り替えができない」などの幼児期のお悩みから、「大学に進学させたい」「仕事が長続きしない」など成人期にかけて生じる課題までが計60個あげられており、それに対して考えられる原因や子どもの成長についての解説と、関わり方のポイントなどのアドバイスが記されています。教育や福祉の支援に関する具体的な情報について書かれたコラムもあり、子どもにあった支援を考える際に参考にできる情報がまとめられた一冊です。多くの改革を行う公立中学校長の著書『麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること』東京都千代田区にある麹町中学校の校長、工藤勇一先生の著書が発売されます。麹町中学校は、公立中学でありながら他の学校にはない改革を次々と行っている学校としてメディアなどでも取り上げられていますが、その改革を進めてきたのが6年間校長を努めている工藤先生です。宿題・定期テスト・服装頭髪指導等の廃止、全員担任制の導入など新しい取り組みで学校をかえてきたのは、長年に渡る教員生活のなかで考えてきた「学校は何のためにあるのか」「子どもたちにとって一番大切なことは何か」の答えに近づける学校づくりをしたいから。そんな熱い想いをもつ工藤先生は、私生活ではふたりの息子さんを育てた父親でもあります。学校現場で多くの子どもたちと関わりながら、父親としては「悩みながら子育てをした親の一人」と表現する工藤先生が保護者に向けて書いた本書。教育のプロとしての知見を交えながらも、親子が幸せであることを一番に考えて書かれた、子育ての不安がふっと軽くなるような一冊です。親も子もいきいきと生きる子育てのためのポイントとは?『スマホをおいて、ぼくをハグして!』インターネットなど新しい技術が発達しさまざまなことが便利になった現代社会の中でこそ求められる、子どもの心をはぐくむ子育てについて、具体的な事例をあげながら書かれた発達障害専門クリニックの司馬理英子先生の著書です。「感覚過敏のASDの小学校1年生Bちゃん」「おけいこごとばかりで遊びの時間がない小学校5年生のC君」など、困りごとを抱えた子どもの例をあげて関わり方が解説されています。その子が抱えている気持ちも記載されているので、子どもの意志を尊重したより良い関わり方を考えていく際に役立てられそうです。また、子どもをかわいがるとはどういうことかが具体的な接し方をあげて説明されていたり、親自身がネットやゲームとの付き合い方において注意したいことがあげられていたりと、発達障害のある子に限らず、子育て全般において改めて考えたい内容が詰まっています。認知が広まる発達障害の正しい情報を医師が解説『誤解だらけの発達障害』発達障害についてはメディアなどでも取り上げられることが多くなり、徐々に認知が広がってきていますが、まだまだ間違った情報が流れていることも多くあると感じている医師の岩波明先生による新書です。発達障害についての知識や診断について、現在の支援について、大人の発達障害についてなど誤解されやすい内容に触れながら、正しい情報が詳細に解説されています。また発達障害とゲームやネット依存、性別違和との関係など、近年話題にあがるようになった新しい情報についても触れられており、発達障害について幅広く知ることができます。疑問に対して岩波先生が回答する形式で書かれているので、気になる項目から読み進めることができます。
2019年10月14日通知表の「保護者からのひと言」欄に何を書くべきか、悩んでしまったぐっちぃさん。最終的にたどり着いた「ひと言」とは…!?■前期通知表をもらってきましたこまめのまめの学校は三学期制ではなく、前後期制になっています。■ベストな「保護者からのひと言」とは?通知表の保護者からのひと言…悩みません?たぶん学校によって書く欄の大きさが違うんだろうけど、調べたサイトでの例文は絶対入らない量だった…!別紙に書いて貼るか、欄外にいくか…みたいなレベル。「ひと言」じゃないじゃん!たまに親に通知表を見せない子がいたりするので、その防止に「見たよ」という証拠で、「保護者からのひと言」があるらしく…。いっそTwitterやInstagramのように「見たよ」ボタンがあればいいのにって思ったよ(笑)。でも先生からしてみたら、自分が子どもたちに対して評価をしてるわけで、それを見た親の反応は気になるよね…と思い直し。成績うんぬんよりも毎日楽しく学校に通えているだけで十分ありがたいな。そういうクラスの雰囲気を作ってくれている先生には感謝しかないな…と、先生のコメントに対する返事をせず感謝のみをつづって提出してしまいました(笑)。だって4行しかないんだもん!毎日一緒に過ごしていると、悪いところにばかり目が行ってしまいがちになるんだけど、なるべく良い所を見つけてあげなきゃなって思いました。
2019年10月05日保育園、幼稚園、学校に通う子ども、そしてその親にとって、先生はとても重要な存在です。私は以前、息子が通う保育園の先生の子どもへの対応に不安を感じたことがあります。そのときの不安解消のきっかけは、「お母さん同士の会話」と「先生との懇談会」でした。先生のキツイ言い方が気になり、不安に0歳児クラスから入園した息子は、今年が保育園3年目。各クラスに3、4人の担任がつき、進級ごとに大半の担任が入れ替わります。今まで担任になってくださった先生方は基本的にとてもいい先生でした。しかし、0歳児の入園時には甘やかされていた子どもも、成長とともにルールに従うことが必要になります。ルールを学ばせるための方針・方法は先生によって違うため、時に「それでいいのかな?」と不安に思うことも。私が特に気になったのが、ある先生の子どもへの注意の仕方でした。例えば、息子の園では、部屋の出入口を子どもが開閉することは禁止されていますが、送迎で私と一緒のときに息子が開けてしまったことがあります。それを見た先生が、「こら!開けたの誰?誰かな?ねえ、ドア開けていいんだっけ?ダメって言ったよね?ドアはお母さんが開けるんだよね。今開けたの誰?」と立て続けに言われたのです。息子が涙目になるのも気に留めずに責め立ててるような言い方が心に引っ掛かりました。その後、息子やほかの子どもを注意している場面に何度か遭遇するうちに、保育園児に対する態度としては厳しすぎるのではないか、これでは子どもが萎縮するに違いない、子どもの人格形成に支障をきたしたらどうしよう、と徐々に不安が大きくなっていきました。息子本人に日中の様子を聞こうとしても、3歳前ということもあり、まだ会話がおぼつかず、ましてや自分の気持ちを言葉で表現することまだできない時期。そんな状況で「○○先生ってコワイ?」と聞くことはネガティブな気持ちを植えつけてしまうと考え、詳しい話を聞くことはできませんでした。同級生のお母さんとの会話不安が増大した私は、先生に直接抗議するか、園長先生や事務の先生に相談しようと思い、そのために事前に情報収集をしようと考えました。そこで、同級生のお母さん数名にメールすることにしました。メールの内容はとても悩みましたが、実際に見たことと、私は威圧的に感じたということを、感情的な文章にならないように注意して書きました。正直なところ、私はみんなから「同じような状況を見たよ。あの先生キツすぎるよね」という返事を期待していました。そういう意見が集まれば「やっぱり問題のある先生なんだ!子どものためにみんなで抗議しよう!」と即座に続けて行動するつもりでした。あるお母さんから「うちの子も、いっぱい怒るからキライって言ってる」との返信を受けたことで、抗議行動への気持ちはヒートアップしていきました。しかし、あるお母さんの返信が私を冷静にしてくれました。「言い方はキツイけど、言ってる内容は間違ってない」自分ひとりで考えていても思い至らない意見にハッとさせられました。さらに他のお母さん、保育士さん、知人と話すなかで、その先生について・子どもの良いところもよく見てくれている・以前から厳しいが、毎年子ども達には人気があるなど、私が気づかなかったことや、・男の子はとにかく優しい先生が好きだけど、女の子は厳格な先生を好きな傾向がある・叱るところはきっちり叱らないとクラス全体が無法化するなどの一般論もとても勉強になりました。結果として、爆発寸前だった不安は大きく減少しました。先生との懇談会で知る、思いや人柄不安は減少したものの、キツイ言い方が先生個人の感情に起因するのではないかという不安が残っていた頃、先生と親が参加する懇談会がありました。懇談会では、その先生から・この時期に子ども達が学ぶべきこと・指導するうえでの考え方・実際の指導方法などが説明されました。話の内容だけでなく、その話し方も含めて、私にはとても心のこもったものに感じられました。その様子から、今まで目にしてきた場面も一時の感情で怒ったのではなく、教育の一環として叱っていたのだと感じました。冒頭のエピソードで、私は息子が一生懸命ドアを開けてくれて嬉しいと感じていました。しかし、ドアの開閉が禁止されているのは子どもの安全を確保するため。先生は、単に言いつけを守らなかったことを怒っているのではありませんでした。日頃の送迎のわずかな時間だけでは、先生の行動のごく一部を見ているに過ぎず、その背景にある考え方まで正確に理解することは難しいです。懇談会はそれを知る貴重な機会です。また、問題がある場合には直接話し合うこともできます。私は今後も可能な限り参加していこうと思いました。今回学んだこと私が当初抱えていた不安は、お母さん同士の会話と先生からの話によってほぼ解消されました。わが子に関わることは、どうしても主観的になります。だからこそ、より一層客観的、多角的に判断するよう努めるべきだということを再認識しました。今回は不安が杞憂に終わって幸いでしたが、そうではない場合もあると思います。そのときでも、できる限り冷静に周りの人や先生との対話を積み重ねて解決していこうと心に刻みました。<文・写真:ライターnekotaaya>
2019年09月29日保護者の当番は一切なし。送迎だけお願いしているが、それすら協力してくれない状況に疲弊してしまったコーチからのご相談です。コーチ自身ボランティアで指導者とチームの代表を引き受けたのに、出場機会がなかったのにフォローがなかった、などわが子の扱いへの不満を浴びせてくる保護者にもほとほと疲れ果ててしまったそう。ですが、自分がチームを離れるとして、子どもをこのまま所属させていていいのか......とお悩みです。みなさんならどうしますか?今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、ご自身の体験と数々の取材活動で得た知見をもとに、アドバイスを送ります。「子どもたちのため」大人はどうしたらいいのか、皆さん参考にしてください。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<やる気がなさそうな長男のサッカーがしんどいのよ問題<サッカーパパからのご相談>自分は、地域のスポーツ少年団でボランティアコーチをしています。昨年からコーチ兼チーム代表をする事となり、始めはチームの為、子ども達の為と思って頑張っていましたが、保護者の方の協力が無く、チーム運営に係る雑用など全て自分が被る事になっているのに疲れてしましました。チームの選手の人数が少ない為、2学年でようやく試合に出られるような状況です。誰か休んでも試合に出られないような状況なので、保護者が送迎が出来ない選手が出れば、自分が送迎をしています。この間の試合では、9人中6人が送迎となり、もう1人の指導者と手分けをしてなんとか対応するような事態もありました。うちのチームには、保護者の当番などは一切無く、送迎だけお願いしていますが、それすら協力して頂けないような状況です。保護者総会で、その事について議題が上がりましたが、自分の負担が増えるような事に賛同する親は居なかった為状況は今後好転するとは思えません。我が子も5年生ですし、あと少しと我慢して来ましたが、余りに負担が大きく、また精神的にも余裕が無くなってしまいました。また、とある保護者から自分の子に対する扱いが悪いと苦情を受け気持ちが更に沈んでしまいました。曰く、試合中に意味なくその子が交代させられ、その後のフォローも無く辛い思いをしていたと。その日は1人で試合を引率していたので、そこまでとても出来ない状況でしたが、そう後から言われると、自分に何か出来る事は無かったか、気がつかなかったかと、更に悩んでしまいます。妻とも相談して、今年度いっぱいで自分はチームを辞めようと思っていますが、そうなるとチームに迷惑をかける事になるので、我が子をこのままチームに所属させる訳にはいかないと思っています。大人の都合で、我が子を移籍させる事にも、はたしてこれで良いかとの葛藤も有ります。今後、どのようにサッカーと向き合っていくのか良いか、アドバイスを頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします。<島沢さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。メールの文章だけでは確実とは言えませんが、この状況ですと、民間クラブなどではなくお父さんコーチがボランティアで指導する少年団なのでしょう。そうであれば、非常にレアなケースと言えるでしょう。この連載でよくご相談を受けるのは、保護者が運営や雑用を任され、長く籍を置くコーチが多少なりとも強権をふるう。子どもは委縮し、親も意見を言えず風通しが悪い、という案件が多いです。少年団(恐らく)で親が送迎も当番もなくて、それでコーチが困っているという相談は初めてです。ご相談者様のチームは、きっと以前いた保護者がそのようなやり方でそれが踏襲されているのでしょう。■保護者達が協力的でない理由「ボランティア・社会的役割への概念」さて、本題です。このようなコーナーに、つまり返事が来るかどうかもわからないコンテンツにメールをされるのは、余程切羽詰まってのことだろうと察します。そのような状況のときは、まず原点に返ることが重要です。お父さんは、何のためにサッカーを息子さんにやらせていますか? ボランティアでコーチやチームの代表まで務め、6人もの送迎を苦労して引き受けるのはなぜでしょうか?「何のためにやるか」これを考えることがとても重要です。チームの為、子ども達の為と思って頑張っていた。お父さんがそう書かれているように、わが子を含めた子どもたちのためですよね?彼らをサポートすることに喜びを感じていたのだと思います。であれば、そのことをもっとほかの保護者にも説明したほうがいいと思います。案外他の方は、例えば「好きでやっている」とか、「自分の子どもが上手いから楽しみでやっている」としか考えていないこともあります。そこに「子どもたちのために」という大義があるなどと思ってもいないのです。例えば、私の夫も息子の少年団で学年コーチを務めていましたが、毎日夜中まで働くなか、土日の練習や試合をみたあと出勤するというハードな日々でした。妻の私は少しでも夫の負担を減らしたいと考え、他の子のお父さんで時折試合を見に来る方に「コーチになっていただけないでしょうか?」とお願いしたら、「ぼくもそれは考えたのですが、コーチになると土日遊びに行けないので妻からやるなと言われています」と言われました。そんな反応になるのは無理もありません。日本では今の40、50代以降は、ボランティアの概念や経験を学校で学んでいません。地域での社会的な役割をシェアする文化も育まれていない。そこは個人の価値観(子どもたちのために)でなんとか担保されている状況かと思います。■あなただけが苦しまないで。まずはほかのコーチ、保護者にも相談をそこで三つ提案します。まず、代表やコーチを辞める前に、ほかのコーチに相談をしましょう。辞めることも考えているが、なんとか保護者に協力してもらえないか。「子どもたちのために」という大義を一緒に考えてもらいます。「みんなの、みんなのための、みんなによるサッカー少年団」を目指しましょう、と。このままコーチだけが負担を背負っていては、運営を続けていくのは不可能ではないか。次にバトンタッチする人たちのためにも、ここで仕組みを変えたいと申し出てみましょう。次に、保護者のなかにそのことを相談できる人(例えばキャプテンの親御さんなど)がいれば、話をしてみましょう。三つめ。上記ふたつが不調に終わったときにどうするか。そのときは、理由を明確にして辞めましょう。「力を尽くしたが、今の状況ではコーチや代表を務めることは心理的に負担なので辞めさせていただきます」と説明したほうがよいです。忙しすぎた保護者の代表や、他のコーチと指導法が合わずに辞めたお父さんコーチの話を見聞きしてきましたが、彼らの多くは疲れ果ててひっそり辞めていきます。理由を明確にしないため、周囲が憶測だけで噂話をし始め、それを聞き及んだ当事者の子どもが傷つくといったケースは少なくありませんでした。■親の退団と子どもがチームに残るかは別問題。その理由は......(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)同時に、お父さんの「退団」に、息子を巻き込んではいけません。「今年度いっぱいで自分はチームを辞めようと思っていますが、そうなるとチームに迷惑をかける事になるので、我が子をこのままチームに所属させる訳にはいかない」お父さんはそのように書かれていますが、一度働きかけていれば、そこで合意を得られなかったのでやめることは迷惑をかけていることにはなりません。そもそもボランティアです。指導をしてもらいたいのであれば、親たちはレッスン料を払ってコーチを雇えばよいのです。現在のチームの運営はうまくいっているとは思えません。コーチにお任せで交流もないので、コーチと親との信頼関係が育まれていないように見えます。「試合中に意味なくその子が交代させられ、その後のフォローも無く辛い思いをしていた」と親御さんからクレームを受けたとありますが、子どもは未熟なのでそういった文句を言ったりします。でも、親がコーチに対し「ボランティアなのにひとりでよくやってくれている」とか「子どものためにやってくれて良い方だ」といったリスペクトがあれば、「コーチは忙しかったんだと思うよ。なぜ交代させられたか自分でよくプレーを振り返ってごらん」とか「自分でコーチに聞いてみてごらん」などとアドバイスできるはずです。さまざまなことをもっと学び合わなくてはいけないチームに見えます。が、お父さんが去ったとしても、子どもに退団を強いるのはやめしょう。お父さん自身憂れいているように、大人の都合で移籍させることは賛成できません。新しいチームでうまくいかないことがあると、お父さんのせいにするでしょう。人は自己決定するから、粘り強く向き合うことができるんです。そこを忘れないでください。息子さんの意思に任せましょう。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2019年09月26日次男がやりたいと言って始めたサッカー。幼稚園児だけ通わせると小2の長男が暇になるからお友達も誘って長男も始めたのに、年中の次男が泣いて嫌がるようになりサッカーを辞めた。長男の学年は上手い子が多く、本人も運動は得意でなく、やる気も見えない。下の子を連れて観に行く親の方が疲れてしまっているけど、長男自身は辞めるとは言わない。こんな時、本人の意志を尊重した方がいいの?とお悩みのサッカーママからご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、ご自身の体験と数々の取材活動で得た知見をもとに、アドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<試合で起用されなくなって泣く息子をどう受け止めたらいいの問題<サッカーママからのご相談>未就園児、幼稚園、小学2年の男の子3人兄弟です。最初は次男がサッカーをやりたいと言ったことが、サッカーと関わったきっかけです。長男は全く興味が無かったのですが、幼稚園の子だけ通わせると暇になってしまうので、学校のお友達も誘ってやってみないかと話をしたところ、行ってみたいとなったので、5か月前からサッカーを始めました。しかし、1か月過ぎたころから次男が泣いてサッカーを嫌がるようになり、1か月間泣いてチーム練習に行け無くなってしまいました。まだ年中ですし、泣いてる子を無理やり行かせる自分にも疲れてしまってサッカーを始めて2か月で辞めることにしました。長男の方は、次男が辞めても「僕も辞める」とは言わないので通い続けていますが、その教室の2年生はとてもレベルが高く、長男とスクールの子たちの差は凄いものがあります。長男はもともと運動が得意ではない上に、家で練習をしようとも、練習と試合の時に一生懸命ボールを追いかけようともしません。生徒が20数人いてコーチは1人なので、初心者の長男に手取り足取り教えて貰えるわけもなく、親としても上手くなりたいと思っているようには見えません。まだ始めて5か月目ですが、下の子2人連れて練習と試合に行くのも負担になってきたのもあって、私が「どうしたものかな」と思っています。でも、本人に何度聞いても辞めないと言います。こういった場合は本人の意思を尊重した方が良いのでしょうか?<島沢さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。お母さんのとるべき道はシンプルで、二つにひとつですね。① 長男君が続けたいと言う限り、続けさせる。② お母さんから「ママはすごく大変だから送り迎えが難しい。今月限りでサッカーはやめてもらいたい」とお願いする。この二択です。■親がサポートを続けられることも大事だけど......子どもは親の庇護のもとで育っています。自身の意向で何かをしたいといっても、親の経済的、肉体的、物理的な条件がそろわなくては何もできない弱い存在です。例えば、200キロ離れたところにすごく良いサッカースクールがあって、そこに行きたいと言っても親はできませんね。そのようないくつもの条件のなかで私たち親は、自分たちのできる限りのことをして、彼らの成長を支える。それが親の役目でもあります。お母さんは「下の子2人連れて練習と試合に行くのも負担になってきた」とあります。が、頻度やスクールとご自宅の距離などは、最初からわかっていた条件ですよね。そのうえ、次男を入れるために、長男を学校のお友達を誘ってやってみないかとまで言って引き込んでいます。もし、私がご長男君であれば、お母さんからもし「送り迎えがしんどいからやめてほしい」と言われたら、「お母さん、そりゃ、ねえだろ」と食ってかかりますね。すでに何度も「弟はやめたのに、君はサッカーやめないの?」と尋ねています。長男君にすれば、こころのなかで「はあっ!?」ですよね。私なら抗議します。「誘ったのはお母さんじゃん。俺はやめたくないって言ってるのになんでそんなにしつこく言うの?そりゃ勝手すぎるだろ」と。もしそうされたら、お母さんはどうしますか?今のお気持ちを小学2年生に訴えますか?「だって、あなたはもともと運動が得意ではないうえに、家で練習をしようとも、練習と試合のときに一生懸命ボールを追いかけようともしないじゃない。生徒が20数人いてコーチは1人だから、初心者の君が手取り足取り教えて貰えるわけもなく、お母さんとしては上手くなりたいと思っているようには見えないのよ」いかがですか? ちと残酷だと思いませんか。長男君はまだ7歳や8歳です。まだサッカーというスポーツを観察しながらやっているような時期でしょう。■まだ7歳「温かい放牧」で見守ればグッと変わることも私が知っている低学年の子は1年間スクールに行っても、寝転がったり、どこかに走って行ったりしてなかなか練習に溶け込めませんでした。でも、ボールを蹴るときは楽しそうにしていて、辞めるとは言わない。コーチは叱ったりせず「おいでね~」と声掛けし、温かく見守ってくれました。したがってお母さんも、ピッチで寝転がる子を黙って1年間見守り続けることができました。結果、次の年は寝転がることも逃げることもなくなりました。彼はサッカーに目覚めたのです。その後仲間と一緒にサッカーを楽しく続けました。このように、子どもには大人から温かく見守られなくてはいけません。私はそれを「温かい放牧」と呼んでいます。結果を求めない。出来栄えで判断しない。子どもがやりたいと言うことを、親の経済的、肉体的、物理的な条件がそろえばやらせてあげてほしいと思います。ああ、島沢さんはイジワルだ。相談しなきゃよかった、と思われているかもしれません。でも、この連載をもし読んでいただいたうえでご投稿されたのならば、私が「子どもファースト」だとわかっていただけると思います。■今は頑張っているように見えなくてもこれから少しずつ変わっていく。親が信じてあげよう(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)それに、お母さんのお気持ちは痛いほどわかります。目の前で頑張っているように「見えない」息子に苛立ちますよね。私の息子も走るのが苦手なサッカー少年でした。みんなが動き始めているのに、ひとりだけ集中力が切れるのか地面を見ています。ボールから目を離しっぱなしなので、味方のキーパーからのパスが息子の後頭部に当たることなど日常茶飯事でした。ああ、いやだ。みっともない。やめてほしい。なんとかしてよ。恥ずかしい。そう思いますよね。 でも、その子を産んで育てているのは私なんです。ダメなところがあれば、成長できるよう見守らなくちゃ。中学年、高学年になると少しずつ変わっていきます。親が信じてあげましょう。せっかく、お母さんのおかげでサッカーという成長できる場所を手にしたのです。お母さん、がんばれ。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2019年09月11日以前、近隣住民から反対の声があがり、新設保育園の建設が中止になったというニュースが各地でありましたね。実はわが子が通園していた保育園でも、近隣の方とのトラブルがいくつかあり、残念ながらそれはすべて保護者が原因によるものでした。実際に私が体験したトラブルから感じたことをお伝えしたいと思います。 近隣住民から声をかけられた第二子育休後、初出勤の日の朝のことです。初出勤ということもあり、いつもより早めに登園していました。子どもたちをクラスに送り届け、足早に保育園をあとにしようとしたところ、「ちょっとすみません」と見知らぬ女性から声をかけられました。そこには怒り顔の女性と同じ園の親子の姿がありました。 その怒り顔の女性は私に対し、「こちらの保育園の方ですよね? 違法駐輪を毎日していた方がいたので注意したら『うるせーなー』と言われたのですが」と話されました。 突然のことにどう対応したらいいか焦り…保育園の駐輪場と門は離れており、園の隣にはマンションがありました。どうやらその親子は毎日そのマンションに駐輪して送迎していたため、見かねた住人の女性が注意。それに対して反論した……という最悪のパターンのようです。 当然ですが女性は大変ご立腹だったので、一度、園長を呼んで対応しようとしました。しかし、「これから通勤なので結構です。のちほど園に連絡します」と立ち去ってしまったのです。 すぐに園へ電話で連絡をするそうこうしているうちに、渦中の親子も園内へと入ってしまいました。私も通勤時間がせまっていたので、駅へ向かう間に園へ一連の内容を電話で報告しました。その後、お迎えのときに園長から、お昼過ぎごろに女性から苦情の電話があったと説明がありました。 しかし事前に報告があったので、対応策を考えることができたと逆にお礼を言われたのです。勝手に自己判断するのではなく、何かあったときはまず園に報告する大切さを実感しました。 その後も降園時の騒音、園周辺の交通マナーなど、たくさんの苦情が入り、そのたびに園側は対応に苦慮したようです。子どもたちのためにも、私たち保護者がまずマナーを守る、その当たり前のことを徹底しなければならないと感じました。著者:東慶子三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。
2019年09月04日保護猫カフェ「ネコリパブリック」など、保護猫に関わる事業を展開している株式会社ネコリパブリックが、日本初となる銭湯風保護猫カフェを大阪・心斎橋にオープンしました。テーマは「昭和の大衆銭湯」畳や、ケロリン桶などのインテリアは、まるで、昭和の大衆銭湯。昭和の時代に実際に使われていたロッカーもあり、昔懐かしい昭和の銭湯が存分に感じられます。猫と触れ合う「猫浴健康法」猫浴健康療法とは、猫と触れ合う健康療法です。森林浴、日光浴のように心を癒すことによって体も健康になる健康療法です。また、週に1回1時間程度の継続的な猫浴びがおすすめされています。ゴロゴロ療法ストレス解消、免疫力向上、ポジティブ思考に導くといわれている、猫のゴロゴロという低周波。20~140ヘルツの猫が出すゴロゴロ低周波は、筋肉を刺激して縮小させるため、骨折の治療にも期待ができるとのこと。モフモフ療法猫と触れ合うと、「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と言われている、オキシトシンが分泌されます。オキシトシンは猫の動画を見ただけでも分泌されるそう。猫とモフモフして、ストレス社会を乗り切りませんか。肉球療法肉球療法は、猫の肉球を触らせてもらって癒しをもらう療法です。むにゅむにゅした感触でストレスを軽減してもらいましょう。※嫌がる猫の肉球を触るのはご法度です。猫温療法猫温湿布すなわち、猫カイロ!慣れている猫に、おなかや背中に乗ってもらい、温めてもらいましょう。猫の体温を感じお風呂に入ってるかのように温まれます。保護猫が家族と出会える「ねこ浴場」にいる猫たちは様々な理由で保護され、家族がいない保護猫たちです。店内の猫たちは、ずっと一緒にいてくれる家族と出会うことを願っています。「ねこ浴」に通うだけではなく、ねこを家族として迎え入れたいと思う方にも最適な出会いの場です。写真スポットもたくさん!「ねこ浴場」には昔を感じさせる様々な壁画があります。銭湯の定番、富士山の他にも松や鶴、亀や日の出の壁画があります。キャットステップに猫が乗ると、猫が富士山に登頂したかのように見え、とてもユニークな写真でインスタ映えも狙えちゃえます。「ねこ浴場」に出向いて、猫たちのかわいい写真撮ってみては。スポット情報スポット名:ねこ浴場住所:大阪府大阪市中央区島之内1丁目14−29電話番号:06-4708-3889
2019年07月27日ウーマンエキサイトで人気連載中のねこおやじさんの記事 「私ってモンペ…? 保育士さんへの不満はどうすればいいのか」 では、保育士の先生の行動に疑問を持ちつつも、考え過ぎかもしれないと思い悩む様子が描かれました。子どもを保育園に送っていったとき、先生が挨拶を無視しておしゃべりに興じていたことにモヤモヤするネコおやじさん。保育園に話すのはモンスターペアレントなのか悩みながらも、子どもの不安そうな顔や子どもたちを見守ってくれるか不安になったネコおやじさんは保育園に話すことを決めます。今回は、保育施設でのトラブルについてアンケートを実施。さまざまな意見やエピソードが寄せられました。保育施設は子どもだけでなく、保護者や保育士の先生、そのほかのスタッフなど、多くの大人も集まる場所です。ルールの擦り合わせがうまくいかないことや考え方の違いがあるのは、当然のことかもしれません。■親が気になっている保育園のささいな出来事ねこおやじさんのコミックエッセイでは、保育園での朝の挨拶に関するモヤモヤがつづられています。同じように、朝の挨拶や言葉づかいなどが気になるというエピソードを紹介します。小さなことかもしれませんが、子どもって大人のすることや態度をけっこうよく見ているんですよね。親からすると、保育施設の先生のことを、子どものお手本になってくれる「保育のプロ」だと思っているからこそ、気になるポイントなのかもしれません。「まさについこの間、妹が同じことでイライラしていました。聞けば1度や2度ではないようですが、私もモンペ扱いされるようになってしまうのではないかと思い、『ひとまず様子を見るように』と言いました。妹にはママ友がいないそうで、相談する相手もなかなか身近にはいないようなので…」「私も同じく先生の態度、言葉づかいに納得できないところがありました。ほかの先生にお願いするときの言葉がきつかったり、汚い言葉使いだったり。『子どもたちが見ている前では保育者としてやめて欲しい』「ニコリともせず、子どもに対する不安要素ばかり言ってくる先生…。何が気に入らなかったのか、このような態度は1年続き、子どもも不安がるようになり本当に困りました。園長先生に相談しようかとも思いましたが、子どものことを考えやめました。いまは違う保育園にいってます」保育施設の先生も人間ですから、挨拶が聞こえないことや忙しくて余裕がないときもあると思います。だけど、親と離れることに不安を抱えながら、それでもがんばって登園する子どものことを考えると、明るく迎えてほしいというのが正直な意見…。そして時間がないなかでも手軽に相手とコミュニケーションをとれるのが「挨拶」のいいところ。先生と保護者、先生と子ども、それぞれが挨拶することで、お互いの安心感にもつながるのではないでしょうか。そして、ここで紹介した意見に共通しているのは、モヤモヤしながらも直接意見を伝えることはできなかったという点。「モンスターペアレント」だと思われてしまうのではないかという気持ちだったり、もし直接注意をして子どもが肩身の狭い思いをしないだろうかと心配したり…。でも「(先生への違和感を)言わずにいたらもっとひどくなってしまった」という意見もあり…。このような場合どうしたらいいのか、とても悩ましいですね。■現場の保育士の考え。「モンペ扱いされる人」とはアンケートには、保育園や幼稚園などの保育施設で働く保育士の方やスタッフの方からの意見も集まりました。「私は保育園で働いていました。園に寄せられる意見のなかには、あげればキリがないほど毎日のようにありましたよ〜!『挨拶がない』や『声が小さい』、『笑顔がない』、『叱り方が怖い』、『言葉が汚い』、『眠そうでヤル気がなさそう』などなど…。常に気を張って努力していました(笑)。ネコおやじさんの出来事は、私語に夢中になる先生方に非があるのでぜひ、園に伝えて欲しいです。仕事中のおしゃべりはどんな仕事でもあり得ないと思うので…」「保育士の立場から…。ぜひ、不安に思ったことがあれば、園長先生に訴えていただいたほうがいいと思います。保育士同士でも、おかしいと思うことは上に伝えていますが、なかなか問題の保育士にズバッとは注意してくれないことが多く歯がゆい思いをすることが多いのです。さすがに、父兄から訴えがあれば、注意してもらえると思うので、ひるまずどんどん言って欲しい!」コメントからも「疑問に思ったことは言って欲しい」という意見が多数でした。きっと、大切なのは伝え方。「保育士です。疑問があれば何でも言っていいと思います。ただ、その際でも『相手の意見も聞く』姿勢が大事だと思います。いわゆる『モンペ扱いされてしまう方』というのは、『文句の多い方』ではありません。『コミュニケーションがうまく取れない方』ではないかと思います。今回の件は、保育士が全面的に悪そうにも思えますが、ほかの園児や保護者の状況など、保育士にとっても保護者の方に明かせない事情があるかもしれませんから」もし違和感があり、先生に伝えると決めたとしても、送り迎えの短い時間のなかで保護者が見ていることがすべてではない「前職が保育士でした。どこの保育園も挨拶は徹底していました。それと、年度末前になると“ご意見ボックス”が置かれてアンケートを保護者さまに配っていましたよ! そういうときに、意見を提案をしてみたら保育園側にも伝えやすいのではないでしょうか」ご意見ボックスなら、面と向かって話す必要がないので、言いにくいと思っていたことも少しハードルが下がって書けそう! そんなときも、自分の感情を全面に出すのではなく事実を伝えることをメインにしながら、読む相手のことを考えて書ければいいなと思います。■保育士と保護者、手を取り合って子どもを育てたい挨拶に限ったことだけでなく、保育施設でのトラブルについてのエピソードはほかにもたくさん。「以前、通っていた保育園。保育料を袋に入れて手渡しでしたが、支払いしたのにもう一度請求されました。確認してもらうとやはり渡してたことが発覚。そこから保育園自体を信用ができなくなってしまいました」「ほかの子のお迎えのときには、日中の様子をはなすのに、私には話してくれないのが悲しいです」「先生がイライラしてるのがこちらに伝わってくるので園での様子を聞きづらい。ちゃんと聞きたいが、気を使ってしまいノートの短文で納得するしかない」「シフト制のためか、1人の先生に言ったのにほかの先生から同じことを聞かれることが多いです。先生も忙しいことはわかるのですが、伝達事項が周知されにくいなあとは思います」伝達ミスや忙しさから対応が不十分に感じたというトラブルが多い印象でした。しかしこれらの原因のひとつには保育士の人手不足などの問題も少なからず関係していそう…。また、とくに小さな子ども同士に多いけんかのトラブルについてもエピソードが寄せられました。保育施設と保護者との関係性も大切ですが、子どもの友だち、相手の親との関係もコミュニケーション不足からトラブルが起こることがあるようです。保育施設で1日を過ごす子どもには、のびのびと安心していてほしい。最後に保育士の方からの意見を紹介します。「保育士です。朝の受け入れは、本当にバタバタです。とくに子どもは正直で、『この先生はイヤ!』ってことも。だけどシフト上、止むを得ないことも多くて…。保育士も、日々悩みながら仕事しています」保護者が子育てに悩むのと同じように、「保育のプロ」として仕事する先生たちも子どもたちとの接し方をいつも考えてくれているんですね。子どもがより良い保育環境にいられるように、親も保育士の方とお互いを尊重して、手を取り合っていけたらと思います。Q1.保育園とのトラブルについて、ご意見やエピソードがあれば教えてください回答数:182アンケート集計期間:2019/3/21~4/18
2019年06月09日【今週の悩めるマダム】私は独身OL時代から「人に任せるより自分でやったほうが早い!」と考えるタイプ。いまは保護者会の役員をしているのですが、仕事量がどんどん増えて1人ではこなせなくなってきました。とはいえ、人に甘えることもできずにすべてを抱え込んで悩んでいます。(東京都在住・40代主婦)人間には限界がありますから、できるからといって何もかも自分でやっていたら身が持ちません。できるんだからあの人に任せちゃおう、という空気を生んでしまい、しかも実際できてしまうから、結果、次々に仕事が増えていくのは当然かもしれません。まず、「人に任せるより自分でやったほうが早い」という考え方をやめてみてください。実は僕も「自分でやったほうが早い」派でした。しかし、その結果、雑務ばかりが増えて集中すべきことに集中できなくなってしまい、袋小路から抜け出せなくなったことが何度かあります。本末転倒だと思ったので、早ければいいという考え方を捨てることから始めました。世界が変わりますよ。早くやる必要はない、とまず自分に言い聞かせることも大事です。「この人たちには任せられない。ちんたら遅いのが我慢ならない」という“思い上がり”も捨ててください。世の中にはみんなで取り組むからこそいい結果を生むことがたくさんあります。もし、分業した相手がなかなかできなくて困っているのならそっと助けてあげたらいいんです。学校の先生になったつもりで周囲と向き合ってください。いい教師というのはすべての子どもたちを平等に導ける人です。できる子もできない子もいます。でも、それらすべてを集めてクラスが成り立っています。いい教師が担任だとみんなの成績も上がりますし、チームワークが整うので活気も出ますよね。できない子をじっと見守ることで、できる子たちは力を合わせることを知ります。そうやって全体が向上していく時に生まれるものは「成果」や「結果」ではなく「友情」なんです。奥様が所属する保護者会が一丸となって物事に取り組むためには、きっと奥様が1人で物事をバリバリと仕切ってやり切ろうとすることじゃなく、みんなでわいわい楽しくそれなりの力を出し合って前進することじゃないでしょうか?学校でも会社でも保護者会でも社会でもあらゆるところにこの法則があてはまると思います。映画の中のスーパーマンだって、いつも最初は苦戦するじゃないですか?でも、人々の応援や愛する人の力を借りて、結集して、最後は勝利する。つまり、スーパーマン1人の力じゃないんです。周囲の人の支えがあるからこそ、スーパーマンは最強なんです。奥様がその仕事を分配してみんなで1つの目的に向かった時、奥様が所属する保護者会は世界最強の保護者会になるのではないでしょうか。そして、奥様はみんなに一目置かれることになるでしょう。いいえ、一目置かれなくとも、ちょっと楽になり、みんなといることが楽しくなるはずです。みんなと一緒に社会を作ろうという心がけは人間的な広がりを自分自身に持ち込みます。これは家族にもいえることです。僕も周りのスタッフや家族をもっと信頼したいと思います。【JINSEIの格言】スーパーマンだって、1人では何もできないんです。奥様が仕事を分配してみんなで1つの目的に向かった時、その保護者会は、きっと世界最強になれるのではないでしょうか。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年04月09日超売り手市場と呼ばれている2019年卒の就職活動。1人の学生が複数の内定を得ているために内定辞退も珍しくはなく、採用予定人数が充足しないという企業も珍しくはありません。そんな背景から、内定を出した企業側から学生へ”就職活動を終了せよ”と迫る「就活終われハラスメント(オワハラ)」や、企業から保護者への子どもの入社承諾可否を確認する「オヤカク」など新卒採用にまつわる新たなワードが話題を呼びました。さて、子どもが就職活動をするとなると放任ではいられないのが親心。就活生の親たちは子どもにどんなサポートをし、そしてどんな企業に入社してほしいと思っているのでしょうか?今回は、「就職活動に関する保護者の意識」についてのお話です。■ 子どもに働いてほしい企業の第1位は”公務員”「株式会社マイナビ」が発表した今年就職活動を終えた、もしくは就職活動中、および2018年3月に卒業した就職活動経験のある子どもを持つ保護者を対象とした「2018年度マイナビ就職活動に対する保護者の意識調査」を見ていきましょう。保護者が子どもに働いてほしい企業のトップはなんと、“公務員”、2位のトヨタ自動車を引き離して圧倒的な人気です。保護者の、「公務員は一生安泰よ!」という声が聞こえてきそうですね。Caito / PIXTA(ピクスタ)一方で就活生の人気企業ランキングを見てみると大手メーカー、航空、保険、旅行会社など各業界のトップクラスの企業が名を連ねています。誰もが知っている憧れの企業ばかりですが、保護者がプッシュする公務員はまさかのランク外。子どもに入社してほしい企業の特徴も、半数近くの保護者たちが“経営が安定している”を挙げており、”やりがいのある仕事”、”自分が今まで努力してきたことを活かす”ことを優先して就職活動する学生たちとは、人気企業や求める企業の特徴も違いがあって当然のようです。saki / PIXTA(ピクスタ)■ 母親の方が父親よりも「終身雇用」を求めている!次に、”働き方”についての保護者の意見を見ていきましょう。「新卒で入社した会社で正社員として長く勤めてほしい」が39.1%でトップ。個別に見てみると、父親は「子どもが決めたのならどんな働き方でもよい」が40.9%と最も多い結果となっていました。しかし母親は「新卒で入社する会社で正社員として長く勤めてほしい」(46.5%)が最多。一度就職したら定年まで同じ企業で働いて欲しいという”新卒終身雇用”を望む母親の強い気持ちが窺える結果となりました。まちゃー / PIXTA(ピクスタ)■ 親たちはどんな「就活支援」をしてる?最後に、子どもの就職活動の支援を見てみましょう。リクルートスーツの購入や交通費などの金銭的支援以外で保護者がサポートしているのは、「あまり気を遣わないような雰囲気や環境作り」(45.9%)がトップ。さらに、父母別で見てみると父親は「企業選びのアドバイス」を支援し、母親は「身だしなみを整える手伝い」を支援。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)それぞれ役割分担ができているように見受けられました。また、エントリーシートも自己分析も不要だった親世代の就職活動ですが、今や”就職活動=エントリーシート=自己分析”が常識。風見鶏 / PIXTA(ピクスタ)自己分析の”自分史”作りのために、保護者たちも支援していることは今の時代の表れと言っていいでしょう。いかがでしたか?学生はどうしてもCMに出てくるような誰もが知っている企業に憧れがち。社会に出たことのない学生の視野は親が思った以上に狭いかもしれません。筆者は就職活動をスタートする頃、両親から”世間には知られていないけれど業界では有名な企業”、”両親以外の大人と仕事の話をしてみること”など様々なアドバイスを受け大変役に立った記憶があります。就職活動の支援として金銭面の補助や、干渉しないことは必要ですが、”子どもの視野を広げる支援”も重要であると筆者は思います。【参加】※就活生の保護者が子どもに働いてほしい企業。1位は圧倒的得票数で「公務員」。2位「トヨタ自動車」、3位「NTT」~「2018年度マイナビ就職活動に対する保護者の意識調査」を発表~
2019年01月13日ウーマンエキサイトで人気連載中のもづこさんの記事「 パニクらない心が欲しい! 保護者会が苦手なんです… 」で「保護者会」に関するアンケートを実施しました。子どもを持つと必然的に増える“親同士の集まり”。しかし、今回のアンケートで「保護者会のようなあらたまった場に行くのは気が重い…」と感じている人が大多数であることがわかりました。とはいえ、避けてばかりもいられない保護者会。ママたちの奮闘と対処法をご紹介します。■保護者会が得意なママは少ない!Q1.保護者会などの集まりは苦手ですか?とても苦手65.3%やや苦手23.9%苦手ではない10.0%その他 0.8%もづこさんと同じく、保護者会などの集まりに苦手意識がある人がなんと89.2%も! 逆に、「苦手ではない」と答えた人は全体の1割程で少数派であることがわかりました。しかも、「やや苦手」と答えた人(23.9%)に対して、「とても苦手」という人(65.3%)が圧倒的に多く、ママたちがかなりがんばって保護者会に参加している現状が浮き彫りになりました。すらすらと意見を述べているママも、ニコニコ笑顔のママも、じつは内心ドキドキしながら出席しているのかも。ほとんどのママが何かしら不安や緊張を抱えながらも参加しているとわかったら、なんだかほっとしませんか? きっと隣に座っているママも“子どものため”という共通の思いで参加しているはず。必要以上にうまく話そうと気構えなくてもいいのかもしれません。■上手く話せない、グループの輪に入れないママも多数続いて、保護者会でのエピソードについて伺いました。多かったのが、もづこさんのように「人前で話すのが苦手でパニクってしまった」というもの。「自分の意見を言うとき声が震えて、それに気づいたら余計にパニックになり、泣きそうになった」「緊張から声がうわずったり、震えたり…。 ほかのお母さま方の落ち着いていて、よどみない話し方にただただ感心しきり」「会話について行けなくて、突然話題を振られてテンパってしどろもどろ。後悔するようなどうでもよい答えしか出てこない」なかには、接客業で普段から人と話すことに慣れていたものの、いつもと違う雰囲気に「終った後の疲労感がとてつもなくあった」という声も。やはり保護者会は独特の緊張感が漂うようです。また、いわゆる“ママ友グループ”ができあがっていて入りづらかったという意見も見られました。「役員さんを含んだプレ保育からの仲良しグループが会話の中心になっていて、そのグループに属してない私は会話のリズムが合わないと感じることが多々ある」「保活負け組(認可外→幼稚園)のワーママです。周りは専業主婦の方が多いせいもあり、気づけばグループも出来ていて何だか楽しそう。私はいまだにお友だちとママの顔さえ覚えられず、いつもアウェイ戦」「知っている人やちょっと知っている人やよく知らない人や…。仲良しそうなグループがあちこちできていたりいろんな人がいて、どう振る舞ったらいいかわからなくなる。子供の話に集中したいけど、全然できない」「小学校になると出身幼稚園別にグループが出来ていて話しかけにくい…」■保護者会は“割り切り”も大事そんななか、「そもそも深い付き合いをしない」「情報を得る場」「気が合いそうな人を数人見つける」と割り切ることで、苦手を克服しているママがいました。「わが家は保育園に預けていて、ママたちもみなさん働いているので、そこまで深い付き合いはありません。保護者会でも深く人さまの家庭事情に入り込むことはないですが、やはり少数でも仲の良い人がいるといろいろ安心。話しやすそうな方を見つけては積極的に挨拶するようにしてます。数人と連絡が取れれば、何かあっても大丈夫かなと」「保護者会で発言しないで済んだのは数回のみ。頭が真っ白になり、名前を言ってよろしくお願いします、がほとんどです。でも、他のお母さんたちは口達者で、おかげでいろいろな情報をゲットできたので参加して良かった」また、趣味について話しかけられたときの回答として、とくに男の子ママには役に立つこんな意見も。「参観日の後の懇談会で、“自分の趣味を教えて”と言うテーマで冷や汗をかきました。外国のビデオゲーム(しかもダークなファンタジー)と洋楽ロックバンドだなんてとてもいえない…。読書とか音楽鑑賞とか言うと「どんな音楽?」とさらに質問されてしまうので、“息子の好きな戦隊ヒーローと仮面ライダー俳優がイケメンだから子どもと観てしまう!”という男の子ママあるあるな回答をしたら、そこそこウケて同意も得られて助かった」保護者会が苦手な人は、何もかもうまく振る舞おうとせず“子どもにとって必要な情報を得る場”と気持ちを切り替えて参加すると、少しはラクになるかも。余裕があれば、子どもの“あるあるネタ”を1つでも用意しておくと、ふいの会話でも慌てずに済むかもしれませんね。■保護者会を楽しむコツは、メリットに目を向けることでは、そもそも保護者会を苦手と感じていないママは、何か対策をしているのでしょうか?「うちの保育園はアンケートで事前にみなさんに相談したいことを書く方式。当日はみなさんからのアドバイスを直に聞けるので、助かっています。仲良くもなれるので、保護者会は楽しみ。プライベートでもよく遊ぶようになりました」「話したことがないママさんにも積極的に話しかけます。それによって園で過ごしやすくなり、知らなかった事も教えてもらえるので私としてはメリットの方が大きいです。気取らないで自虐ネタを話すと親しみを感じてもらえますよ〜」保護者会が好きと答えたママは、“保護者会で得られるメリット”の方に目を向けている様子が伺えました。また、“プライベートでも遊ぶ”“気取らない”というキーワードから、「等身大の自分のままで参加する」というのもポイントのようです。Q1.保護者会などの集まりは苦手ですか? 回答数:465Q2. 保護者会などの集まりについて、エピソードやご意見などをお聞かせください回答数:84アンケート集計期間:2018/11/10~11/28
2018年12月11日ウォンバット母さんこと「もづこ」です。40歳過ぎてこんなこと言うのも恥ずかしいのですが、わたくし人前で話すのが苦手でして…授業中いきなり先生に指されると頭が真っ白になって、ダンマリ…もしくは見当違いの発言をして失笑される…そんな子どもでした。大人になってさすがにダンマリは無くなりましたが見当違いの発言をして場を白けさせるダメっぷりは健在です(汗)なので、できるだけそういう場面を避けてきた人生だったんですが、子どもができてからは逃げることができない状況が増えてきて胃が痛い日々です。先日の幼稚園の保護者会でもいつもは先生のお話のみで終わることの多い保護者会なんですが、その日は先生の呼びかけで近くのママさん同士でグループを作り、おしゃべりすることに…。私はひたすら薄ら笑いを浮かべるばかり。まぁ積極的なママさんが多いグループにいるから、私は喋らずに済むかもしれない…な…なんということでしょう… 一発目からいきなりのご指名しどろもどろになりつつもどうにか答えたと思ったら速攻質問が返ってきました。さすが積極的なママさん、キレが違う。手短に話そうと焦るあまり、はしょり過ぎて全く伝わらないまま会話終了…。冷静になって振り返ればそんな悩むような質問でもないのになぁ…。「ええ、娘はすごく楽しんでましたよー!でもやっぱりまだ体力無いから最後のほうでは疲れてちょっとぐずっちゃって。内容を理解するのはまだ少し難しいみたいだけど、恐竜や昆虫の標本とかに食いついてたから3歳でもそれなりに楽しめると思うしおすすめですよ~!」文字に起こしたらほんの数行のセリフがなぜ出てこない!?サラッと答えて、あわよくば「次回一緒に行こうか」なんて話にまで展開していたかもしれないのに。もはや保護者会後のこういった一人反省会が恒例となっております…。
2018年11月10日夏休み真っ最中ですが、来年度の「民間学童」への入会に向けて動き出している年長児の保護者も多いはず。民間学童では、すでに定員オーバーでキャンセル待ちになっているところもあるほど!とはいえ、数ある民間学童の中から候補を絞るのも難しいですよね。保護者たちはいったい何に関心があって民間学童を選ぶのか?いま、保護者から一番関心を持たれているテーマをお伝えします。■ これからの時代はやっぱり英語!やはり保護者のみなさんが気になっているのは、英語。いよいよ日本でも、2020年から小学校で英語が「教科」になります。また、国際化社会において日本の英語教育が遅れていることは周知の事実。そうした背景を受けて、英会話教室に通っている子も非常に多いです。小学校に入ってからで大丈夫!という考えでは授業についていけないかもと、不安になられる保護者も。民間学童ではAll English、もしくは毎日ネイティブスピーカーがレッスンを行うところも少なくありません。英会話教室とは違い、レッスンだけではなく、講師との日常会話や生活の中で英語を学べるという利点があります。日本人によくある、「聞き取れるけれど話せない」という状況を脱するため、こうしたSpeakingが自然と身につく環境が好まれています。■ 外国人との異文化交流英語を話すというだけではなく、様々な文化や背景がある人たちと触れ合う機会があるのも、大きなポイント。学童ならば、その場限りではなく職員として常駐していることが多いため、日常生活の中で自然と触れ合うことができます。国、言語、食べ物、文化など、自分たちの環境との違いを知り、人はそれぞれ違うということを知る良い経験となります。目の色、肌の色、髪の色、言葉が違っても、同じ人間です。残念ながら外国の人を見て「ガイジンだ!」と指をさす子もまだ多くいます。ですが、私たち日本人も一歩外に出れば外国人。子どもたちに人を見た目や背景で差別せず、同じ人間として当然に接することができる人になってほしいという思いで、インターナショナルの学童保育を作っているところもあります。言語だけではなく、心もグローバルであることが、これからの時代は必要となってきます。■ 国際的な思考を身につける手を挙げずに先生に当てられるまで待つ。聞かれたことに答える。言葉で意思表示をしない。インプット重視の授業形式。受け身の姿勢では、国際社会では「自分がない」と思われることもあります。アクティブラーニングの流れが来ている今、学ぶ姿勢も受け身ではなかなか身につきません。学童は塾とは違い、机での勉強よりも会話を楽しむことが主流。英語を学びながら、コミュニケーション能力も養っていきます。ただし、初めからすべて英語の環境に飛び込むと、戸惑いを隠せず英語が嫌いになってしまうことも。「何を言っているかわからない」という気持ちは、不安を増してしまいます。お子さんと相談しながら、楽しみながら英語を身につけられる環境を見つけて欲しいと思います。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?英語を話せるようになることは、大切だと思います。しかしそれ以上に、国際社会に生きる人間として、子どもたちがこれからどうすごすことが重要か。そこを重視して学童を選ぶ傾向にあるようです。良かったら参考にしてみてくださいね。
2018年08月08日春の運動会シーズンもそろそろ終わり。今回は、親が参加しなければならない保護者競技についてアンケートをしてみました。Q.運動会の保護者競技、参加したことある?1.ある 77.0%2.ない 18.6%3.今後参加したい 3.6%4.その他 0.8%77%の親が運動会の保護者競技に参加したことがあるという結果になりました。保護者競技があるのも、保育園や幼稚園、小学校までがほとんどのようです。■子どもが喜ぶし、自分も楽しいから保護者競技に参加します!何よりも子どもが喜ぶから参加するという人が多かったです。それ以外にも、自分が楽しみたいから参加する人も。ついついヒートアップしてしまう人もいるようです!「保育園からほぼ毎年出ています。今は末っ子だけになり、体力的にしんどいと思いつつ、若いママに混ざり、子どものために? いや自分が楽しむために参加しております。子どもも喜んでいますよ」(神奈川県 40代女性)「親子のコミュニケーションは運動会を通じでできます。また、地元の親たちとも交流が深まる。運動不足には一番良い機会かな」(栃木県 40代男性)「リレーでパパが相手チームを抜いて、しばらくヒーローでした。いいんじゃないでしょうか」(滋賀県 30代女性)「綱引きや借り物競走、リレーなどに出ています。ついムキになっちゃうので、怪我しない程度にがんばりまーす」(北海道 40代男性)「旦那には玉入れと綱引きに出てもらってる」(神奈川県 50代女性)「人数の少ない学校なので、運動会と地域の運動会が一緒になっていました。親子競技もPTA競技もありましたが、大人メインの競技も盛りだくさん。地域対抗で大人も頑張っていましたし、そんな親たちを見て、子どもたちの応援も熱かったです。田舎の良さですね」(香川県 30代女性)「我が家は双子ちゃん。パパが仕事で無理だったときは、2人分走ることに…。40代後半の人を2度も走らせるとは…。すごくキツかった」(千葉県 50代女性)「あります! 子どもって、親がそういうのやるの喜ぶんですよね」(神奈川県 40大女性)「大縄跳びに参加しました。そう思ったほど若くはないと実感」(鳥取県 30代女性)■運動音痴、加齢、筋肉痛など…参加しない理由とにかく運動音痴だから出たくないという人もいました。それ以外にも、参加するのが恥ずかしいという意見や、過去に参加したが出たあとの筋肉痛が辛かったという声も。「私、背が高くて痩せているので、パッと見、足が速そうに見られるのですが、恐ろしく足が遅い。運動嫌い。わかってもらえず、夫にリレーに出てもらいました。早くて驚きました!」(神奈川県 40代女性)「周りの皆さんが協力的なので、参加しなくて済んでいます。親子競技もできれば出たくない…。運動苦手なんで。」(茨城県 30代女性)「小学生以上は希望者のみなので、出ないです」(茨城県 40代女性)「綱引きは翌日の筋肉痛が病的で死ぬかと思いました。今年はどうしようかな…」(神奈川県 40代女性)■運動会を見に行くのも小学校まで!?中学生になると親子競技はなくなるし、見にいく人も激減。高校生にいたっては、親が見に行くことすら無くなるのが運動会。大変ではありますが、小学生時代だけと思うと、今しかない特別なもの…と思えますね。「幼稚園のときには、主人がクラス対抗リレーに出ました。大人の男の人って、なぜ運動会で転ぶのかしら。小学校はPTAの綱引きくらい。散々マイクで呼びかけても、ほとんど参加する人がいない寂しい時代です。中学生になると、保護者参観も半数くらいになり、高校生になると役員だけになります」(神奈川県 40代女性)「中学生からは親子競技なんてなくなるし、高校は親は見に行かないし、子どもと関われるうちがいいときですね」(千葉県 40代女性)Q.運動会の保護者競技、参加したことある?アンケート回答数:7957件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年06月27日5/26 (土)「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害」すくすく子育て×ウワサの保護者会 コラボスペシャルの内容は?Upload By 発達ナビニュース2018年5月26日(土)にEテレで発達障害特別番組「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害」すくすく子育て×ウワサの保護者会 コラボスペシャルが放送されます。幼児の子育ての悩みや疑問に専門家が答える「すくすく子育て」と、小・中学生の保護者が教育について尾木ママと語り合う「ウワサの保護者会」が初コラボ。最近は、若い親世代の間で発達障害が知られてきています。それによって、「言葉がなかなか出ない」「他の子と比べて落ち着きがない」など少しでも気になる様子が子どもにあると、「もしかして発達障害かも…?」と心配をする親も増えているといいます。しかし、発達障害は社会性や人間関係に表れる特性のため、乳幼児の間は診断ができないことが多いとされています。「様子を見ましょう」という医師の言葉に不安と期待を抱きながら過ごす時期は、心も揺れ、どう対応するべきか分からずかえって苦しい思いをしている場合も…。今回の番組は、乳幼児期から就学にかけての年齢の子どもたちを育てている保護者にぴったりな内容です。 Eテレ「すくすく子育て」「ウワサの保護者会」乳幼児期から就学にかけて…成長の段階で変わっていく不安や悩みは?Upload By 発達ナビニュース番組の前半では、乳幼児期の「もしかして発達障害?」という悩みを専門家と一緒に考えます。■発達障害のある子もない子にも共通する子育ての基本■初めての集団生活である幼稚園や保育園でできる対応などを紹介しながら、発達障害とは何かを小児科医の榊原洋一先生が解説します。後半は、発達が気になる子の就学にはどんな支援があるのか、現在の特別支援教育についてを詳しく解説。■発達が気になる子の就学、どんな支援がある?現在の特別支援教育についてなどの疑問にも答えてくれます。また、「地域の中で、他の子どもたちと関わりながら一緒に育ってほしい」「将来の自立のために、手厚い支援を受けさせて能力をのばしてあげたい」という思いを当事者の親が語り合い、発達障害のある子どもにとって、必要な教育とは、学校とはどうあるべきなのか?を考えます。どちらを選んでも感じるジレンマ。その選択は悩ましいものです。そのどちらの思いも両立する「インクルーシブ教育」に向けて、親と行政と学校が手を組んで始まっている取り組みについても、番組内で取り上げられます!同じ悩みや不安を共有するだけでなく、先進的な事例も知ることができそうです。番組の詳細はこちら!Upload By 発達ナビニュース【番組名】Eテレ「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害」すくすく子育て×ウワサの保護者会 コラボスペシャル【放送日時】2018年5月26日(土) 21:00~21:54、2018年6月2日(土)12:00~12:54【出演者】司会:尾木 直樹(教育評論家)、高山 哲也(アナウンサー)、山根 良顕(お笑いコンビ「アンガールズ」、優木 まおみ(タレント)、専門家:汐見 稔幸(東京大学名誉教授)、榊原 洋一(お茶の水女子大学名誉教授)、ナレーター:笠間 淳、鈴木 麻里子発達障害プロジェクト
2018年05月22日モト冬樹(66)の“スズメの保護”が波紋を呼んでいる。 昨年6月のブログで、カラスに襲われていた一羽のスズメを保護したと報告したモト。役所に相談したところ「飼ってはいけない」と言われたことを綴っているが、野生に返すことはなかった。さらに“チュンちゃん”と名付けて以降、“チュンちゃん”との日々を投稿。しかし今月、東京都環境局から“違法飼育”にあたるとしてモトが指導を受けていたと報じられた。モトは、現在も飼育し続けているという。 生態系維持の観点から、野鳥の飼育は鳥獣保護管理法で“違法”とされている。もともとは狩猟行為を防ぐために成立した同法だが、基本的には“保護”も禁止。もし弱った野鳥を見つけた場合は、環境局に連絡することが一番の解決策。動物病院を紹介してくれることもあるそうだ。 『とくダネ!』(フジテレビ系)でも3月14日、今回の騒動を取り上げた。モトは同番組の取材に対し、コメントを寄せた。 「みなさんいろんなこと言ってくださるんですけど、全部やってダメだったわけであって。一番大事なのは、変な話、我々のことよりもスズメのことが心配なわけで、これ以上、法律どうのこうのじゃなくて、私と都の問題で解決しようと思っております」 モトのコメントを受け、司会の小倉智昭(70)は「法律的にはよくない」としたものの「命を救ってあげて懐いたスズメでしょ?大目に見るとかさ、大岡裁きみたいなの、ないの?」と同情を寄せた。しかし同日の「スッキリ」(日本テレビ系)では大沢あかね(32)が法律で決まっているため「ぐっと耐えて、放して欲しい」と語っていた。 Twitterでも討論が繰り広げられている。“肯定派”は「スズメの命が第一」と考えているようだ。 《今後はちゃんと保護したら届けて下さいね、で良いのでは》《違法違法…って。目をつぶる部分もあるんじゃね?》 “否定派”からは「法律の意味を理解してほしい」との声が。 《密猟が横行するんだよ。善意だからいいじゃん、愛護だからいいじゃんじゃないんだよ》《「カラスに食べられそうで可哀想だから保護する」とか意味わからんカラスだって生きる為に食っとるんやろ》 いっぽうで、中立派もいる。 《弱き者を救いたいという気持ちはわからなくはないけど違法とわかっていたならこっそりすべきだったよね》 どこかに解決策があるはずだが――。
2018年03月14日あなたの街にも出張するかも?「発達ナビ保護者会」定期開催中♪Upload By 発達ナビ編集部この度、発達ナビでは「発達ナビ保護者会」と題して、発達が気になるお子さんの保護者の方々同士が交流できるイベントを定期開催することになりました。「"発達が気になる子どもの子育て"の悩みを話せる人がいない。」「地域の施設情報を知りたい」「親向けのサポートって何があるの?」「発達支援施設っていっぱいあるけど、どうやって選んだらいいの?」などのお悩みがある方に最適なイベントとなっております。興味をもたれた方はご来場ください♪スタッフ一同お待ちしております。ジュニアの公式サイトにも掲載中です♪-発達ナビ保護者会「通所施設えらびワークショップ」開催2018年3月開催のイベント情報(2018年3月5日更新)「発達ナビ保護者会〜通所施設えらびワークショップ〜」●うちの子にあった支援ってどれを選べばいいの?●施設をチェックするときのポイントって何があるの?そんな疑問を解消するためのワークシートをご用意!シートを完成させるだけで、施設選びのポイントを整理できるようになっています!初めての施設えらびに困っている方はもちろんのこと、すでに施設に通われている方も支援プランを見直すキッカケになるのでオススメ!ぜひ奮ってご参加ください☆日時・会場: 以下、応募フォームをご参照ください。募集人数: 30名程度参加費用: 500円(お茶菓子付き)募集締切: 各回、開催日の前日まで※ 参加費お支払い方法はイベント当日に受付にて現金払いとなっております。※ 応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。※ 参加可否につきましては、お申込み後1週間以内にご連絡します。発達ナビ保護者会とは?Upload By 発達ナビ編集部発達ナビ会員のうち、保護者の方々を対象とした講座・茶話会です。保護者さん同士で集まり、情報収集の場をつくることで、お子さまとの生活をより良くするきっかけを得てもらうことを目的としています。日々の生活で抱えている悩みや困っていることを話してみませんか?※他の方のお話を聞くだけでも全く問題ありません。また、お疲れになったとき用に、休憩スペースもございますので、ご自身のペースでの参加が可能です。◎通所支援施設を初めて利用する方、複数の利用を検討している方◎施設の利用方法がわからなかったり、どう選んでいいかわからない方◎周りに子育てのお悩みなどを話せる人があまりいらっしゃらない方「私は進学のことで悩んでいたので、先輩ママさんからお話が聞けて良かったです」(千葉県開催)「実際に当事者同士話ができたので有意義な時間でした」(東京都開催)「相談に真剣にのっていただけました。スタッフと相談する時間がもっとたくさん欲しい」(神奈川県開催)「皆さんのお子さまたちの事情や進み方(病院情報や施設の使い方、やり方etc)の情報が得られて良かったです。」(埼玉県開催)などなど、イベント後のアンケートにて嬉しいお声を多数いただいております。※ 参加費お支払い方法はイベント当日に受付にて現金払いとなっております。※ 応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。※ 参加可否につきましては、お申込み後1週間以内にご連絡します。よくあるお問い合わせ出典 : 参加可能です。ただし、小さいお子様のための託児スペースをご用意しておりませんので、保護者様ご自身でお子さまの様子を見ていただくかたちとなります。ご了承くださいませ。大変申し訳ございません。このイベントへご参加いただけるのは、発達が気になるお子さまの保護者の方々のみとなっております。過去開催イベントの編集部レポートほか、発達ナビの関連記事はこちら
2018年02月20日「親なきあと」に関する不安とは?発達ナビに寄せられた、保護者500名の声出典 : 年10月30日から11月8日に、LITALICO発達ナビでは「親なきあとの暮らし・お金に関する実態・意識調査」を行いました。ご協力いただいたユーザーの皆様、どうもありがとうございました。この記事では、調査結果の一部を抜粋し、お伝えします。<調査対象について>「LITALICO発達ナビ」会員へのメールから、アンケートフォームにて回答いただいた発達障害の子どもをもつ保護者:529名の回答を集計しました。(調査期間:2017年10月30日~11月8日)※設問によっては529名全員が回答していないもの、複数回答可のものがあります。※調査結果の構成割合は四捨五入をしているため、合計が100にならない場合があります。「親なきあと」の子どもの暮らしについてUpload By 発達障害のキホン「親なきあとの子どもの暮らしについて、不安はありますか?」という質問に対し「はい」と答えた保護者は94.9%、「いいえ」と答えた保護者は5.1%と、親なきあとの子どもの暮らしについて不安に思っている保護者は9割を超えました。では、保護者の皆さんはどのようなことに不安を感じていられるのでしょうか?「就職できるのか、1人で暮らしていけるのか不安を感じる」「お金の管理。人にだまされないか。」「他人とうまくコミュニケーションをとって、上手に過ごせるか 」「1人で自立して生活していけるか?社会に適応できるか?」子どもが将来、経済面・生活面・精神面で自立できるのか、社会に適応して生活できるのかといった不安を持つ人が多くがみられました。また、「就職して生きていくためのお金を稼げるか、弟に負担もかけたくはないが、なるべく兄弟助け合って生きてほしい」「自立生活の維持、兄妹が背負うかもしれない養介護」などの意見にみられるように、誰が子どもの生活や精神面のサポートするのかなど、子どもを日常的にサポートする人やきょうだいについての声も目立ちました。「親なきあと」の住まいについてUpload By 発達障害のキホン「親なきあと、お子さんはどこで暮らすと考えられますか?」という質問に対し、回答が多い順に「一人暮らし(66%)」「グループホーム(29.3%)」「施設(27.6%)」「親族・きょうだい(20.6%)」となり、「一人暮らし」という回答が最も多く なりました。また、「その他」と回答の中には「結婚出来たら良いなあ。出来なくても、支え合えるパートナーと暮らしてほしい。」「私達の家が相続出来れば今の家ですが、固定資産税等払えず管理出来ないと思うので…気の合う方に巡り会えて、新しい家庭を持ち、その方と新居を持てれば…」と、幸せな結婚をし、パートナーとともに新たな家庭を築いてほしいという声もありました。「親なきあと」のお金への備え出典 : 次に、親なきあとのお金について、どのように考えているのか、どんな対策をしているかなどについて、皆さんの回答を紹介していきます。Upload By 発達障害のキホン「子どもの将来に向けて貯蓄・資金準備はしていますか?」という質問に対して「はい」と答えた保護者は64.8%、「いいえ」と答えた保護者は35.2%となり、子どものために貯蓄・資金準備をしている保護者は約6割でした。準備をしている場合、どのようなことをしていますか?という質問に対して多かった回答として、「学資保険(36)」「貯金(31)」「貯蓄(18)」といった意見があげられました。ほとんどの保護者は預貯金か保険で備えているようです。また、行政からの手当金は、今すぐ使わず子どもの将来のために貯蓄に回しているという風に、子どものためにもらえる手当は生活費とは切り分けて、子どもの将来のための備えに回しているという回答も複数ありました。手当=貯蓄に回す、と決めることで貯蓄しやすくなりそうです。Upload By 発達障害のキホン「子どもの将来に向けた貯蓄額は現時点どの程度ですか?」という質問に対して、回答が多い順に、「~49万円(19.7%)」「200~399万円(16.3%)」「100~149万円(15.3%)」という結果になりました。Upload By 発達障害のキホンでは、みなさんはどのような方法で貯蓄・資金準備しているのでしょうか?「資金準備の方法を教えてください」という質問に対して、回答の大半を占めたのが「銀行・郵便局の預貯金(82.9%)」と「保険商品(学資保険含む」(51%)」、その他には「投資信託(NISA含む)(5.8%)」、「外貨建て商品(3.6%)」、「不動産の運用(2%)」などがみられました。多くの方は、金融機関での預貯金や、学資保険・生命保険などの保険商品を用いて貯蓄しているようです。また、生命保険信託を活用している方も、少数ですが見受けられました。また全体の6%弱は、投資信託などでも資産を殖やしていました。Upload By 発達障害のキホン利用している金融機関は、多いものから「銀行・郵便局(63.1%)」、次に「保険会社(37.4%)」、以下順に「利用していない(21%)」、「証券会社(5.5%)」「信託銀行(2.5%)」「その他(0.9%)」という結果になりました。「障害年金」について障害年金は、障害の程度に応じて一定の金額が支給される、障害のある方の生活をサポートするための制度です。この制度について、どのくらい認知されているか伺いました。Upload By 発達障害のキホン障害年金について知っている保護者は41.6%と、4割強の認知がありました。「いいえ」と答えた保護者は10.6%、「聞いたことはあるがよく分からない」と答えた保護者は47.8%となり、障害年金について聞いたことはあることはあるものの、どのような制度なのかまでは分からないという保護者も半数近くいました。障害年金がいくらもらえるかについては、81.1%が知らないという回答でした。障害年金が具体的にいくらもらえるかなど、詳細までは知らない人が多いようです。Upload By 発達障害のキホン障害年金について知りたいこととして、「もらえる条件」「金額の他、受取方法などの仕組み全般が知りたい」「一生涯不十分なく年金受給されるのか」「発達障害では、障害年金もらえないと認識している」などの意見がありました。発達障害・知的障害の度合いが軽く、「障害年金が受給できないのでは?」と危惧している保護者の声も多くあげられました。なお、発達障害でも障害の度合いによっては障害年金を受給が可能です。また、同じように「等級」という言葉を使うため混同しがちですが、障害者手帳の等級と障害年金の等級や判定は別です。どちらの等級も、重いものから1級、2級という風に等級がありますが、制度が異なるので認定基準は異なります。概ねどちらの等級も重なる内容が多いとはいえ、それぞれ状況が異なるので、相談・申請してみないことにはどの等級にあたるのかなどは分かりません。まずは実際に年金事務所や、無料相談を行っている社会保険労務士(社労士)などの事務所に相談してみることをおすすめします。詳しくは以下の記事やリンクを参照ください。「親なきあと」相談室「親なきあと」、どのように子どもへお金を渡すのか出典 : 障害のある子どものために資産をつくったり、障害年金を受給できるように制度を理解したり申請をしたりすることに加えて、どのようにしたら適切に渡していけるのか考え、備えておくことも大切です。ここでは、皆さんの意識や、対策方法などについてみていきます。Upload By 発達障害のキホン「相続について、対策していますか?」という質問に対して、「いいえ」と答えた保護者は94.5%、「はい」と答えた保護者は5.5%でした。相続対策をしていない保護者が9割以上という結果でした。では、相続対策をしている保護者はどのような対策を取っているのでしょうか?「住むところに困らないよう、自宅の土地建物を相続するようにしている」「生命保険信託と、生前贈与の形での個人年金保険」「親の死亡保険」などの意見がみられました。また、「子どもの名義で通帳に預金しているくらいで、対策すべきかどうかわからない」「具体的な行動はしていないものの、行政書士に相談することができることなどを本、ネットで調べている。」など、具体的にどうしたらいいのか知りたいという意見や、相続対策の方法について詳しく知りたいという意見も寄せられました。障害のある子への適切に資産を引き継ぐ方法として活用できる制度に特定贈与信託があります。障害の程度に応じて贈与税が一定額まで非課税となる制度ですが、認知度は3%に留まりました。Upload By 発達障害のキホン特定贈与信託とは、特定障害者(重度の心身障害者、中軽度の知的障がい者および障害等級2級または3級の精神障害者等)の親なきあとの生活を支援するための信託制度です。この制度を利用すると、障害の程度に応じて6,000万円もしくは3,000万円まで贈与税が非課税ととなるとともに、障害のある子どもへ生活費などとして定期的にお金を渡していくことができ、生活を安定させることができます。信託制度については、下記の記事をご参照ください。特定贈与信託も含め、信託制度の紹介をしています。「親なきあと」の生活やお金について寄せられた、保護者からのさまざまな声出典 : その他、「親なきあとの子どもの生活・お金に関して、困っていること、知りたいこと、社会に向けて発信したい・知ってほしいことなど、思うところ」についても、多くの声が寄せられました。「障害者の親向けの税の優遇制度があると聞いてるが、それについてもっと発信してほしい、 施設に入所するにはどの程度の費用が必要なのかを知りたい、グループホームで生活する場合、障害年金だけでやっていけるのか、実際他の人たちはどのようにしているのか知りたい」「お金を管理する方法がわからない。誰に相談したら良いか。親なきあとは、どうやって、誰に相談したら良いか。」「今回の質問項目で知らないことも沢山ありました。それがどのように有効かわかりやすく教えていただければと思います。」障害年金や障害者控除、信託などの財産管理をする方法、グループホーム(共同生活援助)を利用する場合の実情、親なきあとについての相談先などについての疑問が寄せられました。そこで、既存の記事で役立ちそうなものを、いくつかご紹介します。また、寄せられたご意見をもとに、必要とされる記事を今後さらに充実させていきたいと考えています。「手帳の交付や明らかに支援が必要な場合は、何らかの手だてがあり支援や補助の安心があるが、グレーのまま成長し、グレーな大人になった場合はどのように過ごすことができるか、自立していられるのか、親としては不安です。」「40代で知的、発達障害の子を育て始め、残りの時間を考えると、どこまで責任を持って見守りができるか。また、将来、該当児を託したいがため、兄弟にも過度な期待、プレッシャーをかけがちで、反省しつつも、やはり、強い対応をしてしまう。また、兄弟にも希望する人生があるのに、将来の職業、結婚の選択が狭まったと感じ、常に申し訳なく感じている。」「日々の生活でいっぱいで先のことなんて考えられない。」グレーゾーンにあるお子さんが適切な支援を受けられるのかといった不安や、きょうだい児への負担についての葛藤などから、日々の生活での問題の対処で精一杯で先のことを考える余裕までないといった声もありました。「もっと発達障害者を理解し働きやすい企業が増えてほしい。」「障害があるからといって、特別な目で見ないでほしい。」「ちょっとした手助けや、理解してもらうことは必要かもしれないけど、周りの人の関わり方一つで、社会人として、ちゃんとやっていけることを知ってほしい。」障害に対する偏見や障壁がない未来を願う、切実な声が多く見受けられました。障害のある子やその家族が、生き生きと暮らしていける世の中になるよう、これからも発達ナビでは、さまざまな発信をしていきたいと思っています。今回の調査結果から出典 : 今回の調査結果から、「親なきあと」に不安を感じているものの、具体的にどのような対策を取ったらよいか分からないという保護者が多いことが分かりました。発達ナビでは12~1月に「親なきあと」特集を組み、親なきあとの暮らしやお金の問題についてコラム記事を掲載していくので、ぜひ読んでいただきたいと思います。また、ママ友や障害のある子の家族会などの自助グループでの情報共有も非常に役に立ちます。保護者の皆さんが元気なうちに、さまざまつながりをつくっていくことが、親なきあとのお子さんの生活を支えることにつながるかもしれません。もちろん、日常生活だけで手一杯ということもあるかもしれません。あせらず、まずはできそうなことから、少しずつ進めていきましょう。
2017年12月25日2017年7月に放送されたNHK「あさイチ」の発達障害特集の続編として、9月24日(日)午後11:00~11:50にNHK総合テレビで 深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みSP」 が放送される。「あさイチ」とEテレ「ウワサの保護者会」のコラボ特番だ。出演は、発達障害の子を持つ一般&先輩ママ、有働由美子アナ、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さん、タレントのはなわさん。「ママ友の『大丈夫だよ~』という善意の励ましが辛い」、「夫が非協力的」、「周囲にどう伝えたらいいか?」など、発達障害の子を持つ親が抱えがちな悩みに、先輩保護者らが自らの経験で、具体的な対処法や解決のヒントを紹介してくれるとのこと。また、今回はママだけでなく、夫の本音や当事者である子どもの声も紹介するという。例えば、「悪いのはこの子ではなく、障害のせい」と「子どもと障害を別々に考える」ということで楽になったというお母さんの発言に対して、それを聞いた子どもからは意外な本音が飛び出す。子どもの生の声を放送するのは、今までほとんどなかった試み! 今回の放送は、非常に内容の濃いものになりそうだ。■同じ境遇のママと繋がることのメリット一般的に、発達障害の子育ては少数派なので、子育ての情報源が少ない。だから、こういった番組で、ママの本音や先輩ママから具体的なアドバイスが得られるのは、とても貴重なことだと思う。筆者にも自閉症スペクトラムの息子がいるのだが、以前の保育園でのことを振り返ってみると、正直、居心地の良いものではなかった。他のママの子育て話は、申し訳ないがほとんど参考にならなかったし、正直、保育士の中にも、「発達障害のことをあまり理解していない?」と思わせる先生もいた。だから、療育で同じ境遇のママ友に出会えたことは本当にありがたかった。療育では、みな似たような子育てを経験しているので、相手の気持ちは痛いほどわかるし、こちらも気持ちもわかってもらえるという安心感があった。子どものことをありのままに話せるという心地よさもあった。療育機関や小学校、病院の評判など、地域の情報が得られたり、良質な専門書について情報交換ができるのもとてもありがたかった。また、不思議なもので、「同じような境遇で頑張っている人たちがいる」と感じられるだけで、励まされ、心が強くなれた。療育ママとの座談時間は、まさに、私の癒し&パワーチャージの場であった。■療育ママだって、さまざまだが、当たり前のことだが、次第に、療育ママもさまざまなのだなと思うようにもなった。同じ発達障害でも、子どもの特性や障害の程度はさまざまだし、親の価値観や考え方も違う。子どもの障害を認めたがらないママもいたし、支援学級や支援学校に対して偏見を持っているママもいた。また、コミュニティができればできたで、その中でまた比較が生まれて、誰かが誰かの成長をうらやましいと思ってしまったり。時には、愚痴が長引いたり、悪口などのマイナス話で盛り上がってしまったり。ちょっとした違和感を感じることもあった(もちろん、こんなことは少なかったけど)。 ■自分の身近な範囲を「世界の基準」にしない同じ境遇の仲間、それは本当に心強く大切な存在だ。だが、その世界だけにどっぷり浸かっていると、自分でも知らないうちに、周囲が見えなくなってしまう危険性がある。以前 取材 した(株)アイムの佐藤典雅さんは、「発達障害児のママこそ、常に意識して開かれた視点を持つことが大切。療育だけの狭い世界に自分を閉じ込めずどんどん外の世界に出なさい」と、力説されていた。人は、自分の身近な範囲を世界の基準にし、子育てやわが子の生き方について「こうあるべきだ」と決めつけがちだ。でも、自分の知っている世界なんて、ほんのわずか。偏った価値観に縛られないためには、常に広い世界に触れる必要がある。■発達障害は、「支援すべき少数派の種族」また、以前、NHKスペシャルに出演した本田秀夫氏の著書には、自閉症スペクトラムは「治療すべき“病気”」ではなく、「支援すべき“少数派の種族”」である、という認識を持っておくことが重要 「自閉症スペクトラム10人に1人が抱える『生きづらさ』の正体」(本田秀夫 著)より一部編集して抜粋 と表現されており、なるほど! と思ったものだ。少数派の種族が多数派の種族(一般の人たち)とうまくやっていくには、まず、多数派に自分たちのことを正しく理解してもらわなければならない。そのためには、内輪で慰め合っているだけではなく、積極的に外に向けて発信していかなければならないと思うのだ。私のように、「健常児のママの悩みには共感できない」とか「自分の大変さをわかってもらえない」など、自分で壁を作って引きこもっていても、問題は解決しない。■健常児の子育てをしているお母さんにこそ、知ってほしい私は、たまたま縁あって、ウーマンエキサイトに寄稿する機会を得た。だが、今では、こうした一般の子育てサイトにこそ、発達障害の記事を掲載する意義があると思っている。「こういった子どももいるんですよ」と、普通の子育てをしているママにも、ほんの少しでいいから知ってほしいと思うのだ。私自身、上の娘(定型発達)を育てている時は、発達障害というものをまったく知らなかった。子どもというものは、親が愛情持って育てていれば、自然に優しい心を学び、真っすぐに育ってくれるものだと思い込んでいた。だから、感情の抑えられない子や暴力的な子を見ると、「親にも原因があるのでは?」などと、うがった目で見てしまったりしていた。あの時、私がこの障害のことを知っていたら、もう少し違った見方や対応ができたかもしれない。■壁を取り払うこと、隣の子育てに想像力を持つことだから、こうした寄稿を通して、発達障害の子育てを、周囲に広く知ってほしいと思っている。お互いに隣の子育てに想像力を持つことで、発達障害の子育てを一般の子育てともっと繋いでいきたいと思っている。そして、発達障害の子育てをしているママにも、一歩踏み出すきっかけになればと願っている。私自身、保育園の保護者会で息子のことを説明してからは、園での生活(私の)がずっと楽になった。児童心理学の知識があるママが役立つ情報を教えてくれたり、障害は違うけど障害児を持つママが就学相談のアドバイスをくれたり。「お兄ちゃんがそうかもしれない」と興味を持ってくれたり、「そういう子にはどう接したら負担じゃないかな?」と関わり方を知ろうとしてくれたママもいた。また、いろいろ話してみれば、健常児でも登校しぶりで悩んでいるママがいたり、お友達トラブルで悩んでいるママがいたり、離婚した元旦那と養育費でもめているママがいたり…。私は、自分の子育てばかりが大変だと思い込んでいた。でも、みなそれぞれ、いろいろな事情を抱えて生きている。壁を取り払い、隣の子育てに想像力を持つことで、見えてくる景色はずいぶんと違ってくるのだ。今回、番組の担当プロデューサーからも、「発達障害のある子を持つ親御さんに見てもらいたいのはもちろんだが、それだけではなく、周囲の人にも見てほしい。普段なかなか言えない、当事者の本音を周囲に知ってもらう意味は大きいと思っています」というメッセージをいただいた。さらに、NHKでは、今後、9月26日(火)、27日(水)に「Eテレ」ハートネットTVで「自閉症アバターの世界 1、2」が、9月27日(水)に「あさイチ」の特集で「シリーズ発達障害 どう乗り越える? コミュニケーションの困りごと」など、続々と発達障害が特集されるとのこと。今後の放送にも、注目していきたい。文:まちとこ出版社N<NHK発達障害プロジェクト 今後の放送予定>・2017年9月24日(日)午後11:00~11:50 NHK「深夜の保護者会」「発達障害 子育ての悩みSP」・2017年9月26日(火)午後8:00~8:29 Eテレ「ハートネットTV」 「自閉症アバターの世界 ①」・2017年9月27日(水)午後8:00~8:29 Eテレ「ハートネットTV」 「自閉症アバターの世界 ②」・2017年9月27日(水)午前8:15~9:54 NHK「あさイチ」 「シリーズ発達障害 どう乗り越える? コミュニケーションの困りごと」※内容は変更になる場合がありますNHK 発達障害プロジェクト 【発達障害についての記事一覧】▼大変だけど、不幸じゃない。発達障害の豊かな世界(全4回)▼「うちの子、発達障害かも!?」と思ったら(全9回)
2017年09月22日9/24(日)深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みSP」見どころは?Upload By 発達ナビニュース2017年9月24日(日)、NHK総合の特別番組、「深夜の保護者会『発達障害 子育ての悩みSP』」が放送されます。小・中学生の保護者の皆さんと教育評論家の尾木直樹さんが子育てについての悩みを共有しながら、問題解決のヒントを探していくEテレの人気番組「ウワサの保護者会」。NHKの通年企画「発達障害プロジェクト」の一環として特別バージョンでの放送です。今回は7/24に放送されたあさイチ「他の子と違う?子育ての悩み」とのコラボとして、あさイチで紹介された家庭のVTRを見ながら話し合いをしていきます。■周囲の理解が十分ではない中、子どもの発達障害・または特性を周囲に伝える?伝えない?伝えるならば誰にどう伝える?■子どもの気持ちにどうやって寄り添う?など、発達障害がある子どもを育てる上での困り事や悩み事から、「発達障害ってなに?」「子どもを丸ごと受け入れられるためにどうする?」といった深い内容まで、出演者・保護者の皆さんが本音で語り合います。番組の詳細はこちら!Upload By 発達ナビニュース◆番組名NHK総合 深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みSP」◆放送日時2017年9月24日(日) 23:00~23:50◆出演者はなわ、尾木直樹、有働由美子、高山哲哉◆サイトURL総合 深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みSP」(画像提供:NHK)
2017年09月22日園の目玉行事のひとつ、運動会の季節がやってきました! わが子の晴れ舞台だけど、実は大人の方が盛り上がっていたりして!? そんな保護者たちの勝負魂がはっちゃけてしまった瞬間を、園の先生たちに聞き、勝手に表彰しちゃいます。努力の汗が光ってますで賞■パパたちの武勇伝毎年白熱するパパの綱引き。ある年、ついに綱が耐え切れなくなり「ブチッ」!パパたちもあぜん。勝敗は仲良く引き分けでした。(東京都・I先生)■こっそり声援を送る相手は親子ダンスでかわいく踊る園児たち。一方、久し振りの運動に体がついていかず、ロボットのような動きになってしまう大人たち…。が、頑張れーっ!(東京都・N先生)■受け継がれし名物パパの勇姿保護者リレーで、犬のかぶり物&つなぎを着て走ったパパ(しかも俊足)が忘れられません。おかげで、パパたちが仮装をする伝統が園に残りました。(千葉県・N先生)応援席も戦ってますで賞■カメラマンたちの戦場大混雑のビデオ撮影席から、「わーっ」と声が上がったので何事かと振り向くと、先頭の人の三脚が傾きみんなが将棋倒しに! 必死過ぎです!(兵庫県・S先生)じぃじ・ばぁばも負けてないで賞■パン食い競走の刺客A君のじぃじ・ばぁばは、普段は優しくて上品。しかしパン食い競走になると一変し、大きな口を開けパンにがぶりっ!ナイスプレーです。(宮城県・S先生)これは笑えませんっ! お困りファミリーTOP31位:撮影禁止エリアに入るなど迷惑な撮影をする2位:下の子から目を離す3位:園から事前に知らせた決まりを守らない「運動会で、困ってしまう保護者の行動は?」と聞いたところ、先生たちが最も多く挙げたのが上の3つ。いくら撮影や応援に熱中していても、他の人の迷惑を考えない行動はNGです。他にもこんな行動はレッドカード!■自分の子どもの出番以外は携帯電話をいじっている。(神奈川県・M先生)■「どちらが先に確保していたか」など、場所取りで保護者同士がトラブルを起こす。(東京都・N先生)■親子競技のとき、なかなか入場門に来ない保護者。子どもが不安がるので困ります。(東京都・I先生)■空いている保育室に勝手に入って、下の子を遊ばせる。(千葉県・K先生)■当日は人が多く、戸惑って泣く子がいます。子どもが泣いたときは、なるべく先生に任せてほしい。あまりママが関わり過ぎると、先生が泣きやませるタイミングがなくなってしまうので。(大阪府・K先生)illustration HARANIKU Tsuyako<文:あんふぁん編集部>
2017年09月17日LITALICO発達ナビユーザーオフ会を開催!Upload By 金裕珍(発達ナビ編集部)2016年1月にスタートした「LITALICO発達ナビ」。発達が気になるお子さんの保護者の方々向けのポータルサイトとして、オンライン上で情報発信や交流の場作りをしてきました。おかげさまで、多くのユーザーさんに使っていただけるサイトに成長し、日々さまざまなご意見が寄せられます。そこで、「ユーザーさん同士がオフラインで繋がれる機会をもっと作りたい!」「編集部としてユーザーさんの生の声を聞きたい!」という想いから、「発達ナビユーザーオフ会」を企画。当日参加された20人ほどのユーザーさんは、保護者、当事者、支援者...など様々な立場の方々。子育ての相談ごとや発達ナビの使い心地などについて、盛んに意見交換をしてくださいました。今回の記事では、8月11日に実施された東京オフ会の様子をお届けします!子育ての困りごと、配慮の実践例など。みんなで解決!情報交換会Upload By 金裕珍(発達ナビ編集部)1回目のグループトークは情報交換の時間。お互いの境遇や、困りごと、地域の社会資源の使い方など、さまざまな話題について話し合いました。「今は子どもが小さいけれど、将来の進学や就学に不安がある」「ロールモデルとして大人の発達障害当事者の話を聞きたい」「うちは学校でこんな配慮をしてもらっているよ」など、お悩みや工夫を共有します。他にも、保護者同士で地元の放課後等デイサービスの評判を共有したり、支援者の人が良いデイサービスの選び方を紹介したりと、会場は大盛り上がりでした。編集長に直接提案!ユーザー目線で考える発達ナビ新サービスUpload By 金裕珍(発達ナビ編集部)次のグループトークでは、今後ほしい機能や企画を考え、発達ナビ編集長の鈴木悠平に直接提案!当日発表されたアイディアをいくつか紹介します。・就学の流れを細かく説明した記事がほしい・保護者限定、思春期の発達障害児を育てる母限定、など近い悩みを持つ人同士が繋がれるオフ会に参加したい・「就労支援の現場に潜入」など、LITALICOのほかの事業と連携した企画。普段からサービスを利用していただいているからこそ、参加者のみなさんから出る意見はどれも参考になり、発達ナビメンバーも真剣に聞き入っていました。北欧の発想で睡眠を救う!チェーンブランケット体験会Upload By 金裕珍(発達ナビ編集部)この日は北欧から福祉用品を輸入、販売しているラーゴムジャパンさんにお越しいただき、チェーンブランケットという商品の展示会も実施しました。チェーンブランケットとは、チェーンの重みによって落ち着きのある睡眠をサポートする製品です。チェーンが内蔵されているため適度な重みがあり、睡眠時に安心感を与えてくれるため不眠症だけでなく、ADHD、アスペルガー症候群、ASD(自閉症スペクトラム)の人たちにも効果が認められているそうです。詳しくはラーゴムジャパンさんのホームページをご覧ください。ラ―ゴムジャパンHPまとめUpload By 金裕珍(発達ナビ編集部)初めての東京オフ会は、保護者、当事者、支援者など、さまざまな立場の人たちが一堂に会し、積極的な意見交換をする場となりました。1つのテーマに関して複数の立場から意見を交換することが、地域での子育てについて考える上での参考になったなら幸いです。私たち編集部も参加者のみなさんの楽しそうな姿を嬉しく思うと同時に、生の声を聞くことによってたくさんの気付きがありました。今後も様々なオフライン企画を行っていくので、ぜひお気軽にご参加ください!9月のイベントのお知らせ: 発達ナビ保護者会(東京・神奈川・埼玉・千葉)発達ナビ会員のうち、保護者の方々を対象とした情報交換会・茶話会が開催決定!保護者さん同士で集まり情報収集の場をつくることで、お子さんとの生活をより良くするきっかけを得てもらうことを目的としています。「“発達が気になる子どもの子育て”の悩みを話せる人がいない。」「辛いとき、他の人はどうしているのだろう?」「通所支援施設はどうやって選べばいいの?」など、悩みや困っていることを話してみませんか?ぜひお気軽にご応募ください!「発達ナビ保護者会〜地域資源活用セミナー〜」日時・会場:以下、応募フォームをご参照ください。9月は、東京・神奈川・埼玉・千葉にて開催予定です。募集人数:30名程度参加費用:500円(お茶菓子付き)募集締切:各回、開催日の前日まで*プログラム予定*・講義: 地域資源や支援施設の選び方、活用方法について・講義: 保護者を取り巻く環境・困りごとについて・グループワークを通した情報交換・フリートーク・活用できる支援機関の紹介など※ 参加費お支払い方法は後ほどご案内いたします。※ 応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。※ 参加可否につきましては、お申込み後1週間以内にご連絡します。
2017年08月30日こんにちは、佐原チハルです。子どもがお世話になっている保育園。「感謝してもしきれない!」という保護者さんも多いことかと思います。しかし子どもたちが園で日頃どのように過ごしているのかはなかなかわかりませんし、様子が気になったり不安になったりすることもありますよね。そこで重要な機会になるのが「保育参加」と「保育参観」です。今回は、保育参加と保育参観について、気をつけておきたいポイントをまとめてみました。●保育参加と保育参観の違いとは?名前が似ていますが、この2つには違いがあります。保育参加は“参加”の文字通り、保護者が保育者として園生活に参加し、保育士の補助 のようなことをします。『すごく緊張して参加しましたが、保育参加の最中は、子どもたちが「パパ先生」って呼んでくれて楽しかった。子どもたちに助けられました』(30代/4歳の子のパパ)一方で保育参観は、園で子どもたちが保育されている様子を観察する機会 のことです。小学校などでの参観日を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、保育園の場合はそれとは違って、保護者は姿を隠していることが多いです。保護者の存在を隠すことで、より“いつも通り”の様子が見られるようにという配慮のようです。●保育参加で気をつけておきたいこと『保育士らしくというか、自分の子どものことだけじゃなくて「みんな公平にしなきゃ」って思ってたんだけど、ある程度は自分の子ども優先でも大丈夫みたい』(30代/3歳の子のママ)お子さんが2歳のときに保育参加したこちらのママさんによると、やはり自分の親が“ママ先生”になると子どもたちは喜び、一緒に遊びたがったり園のことを教えて親を助けてあげたがったりするのだそう。それをないがしろにしてしまうのはあまりいいことではないようです。筆者の子が通う園の担任保育士からも、「保育参加の目的は園でのお子さんの様子を知ってもらうこと」であり、保育士の補助としての仕事を期待しているわけではない ので、緊張しないで大丈夫ですよ……というようなことを言われたことがありました。気負わずに参加しても大丈夫そうですね。なお必ず守ってほしいのは、「動きやすい服装・靴を用意すること」「アクセサリー類は全て外すこと」だそう。その点には気をつけて参加しましょうね。●保育参観で気をつけたいこと『保育参観については“譲り合いの精神で”としか言えない……。夫婦で来て自分たちばっかり2人して最前列に陣取ってるお家とかもあって、内心すごくイライラした』(30代/4歳の子のママ)保育参観では、保護者は姿を隠していることも多いです。室内活動をしている様子を観る際、たとえば部屋のガラス戸には模造紙で覆いがされるなどして、廊下で参観している保護者の姿が見えないようにされているのです。保護者たちは模造紙に開けられた小さな穴から室内を覗きます。パーテーションで隠され、ほとんど声しか聞こえない……というようなパターンもあるようです。いずれにせよ、覗ける・参観できるスペースはごく限定的で、窮屈であることも少なくない ようです。「自分の子どもの姿をもっと見たい!」という気持ちがあるのはみんな同じ。譲り合いの精神は大事にしたいですね。なお写真撮影の可否など、後のトラブルに発展する可能性のある事柄については、事前にルールを確認できておいた方がいいですね。気になることがあれば、できるだけ参観日より前に質問しておく方が安心です。----------保育参加は「無料で保育を手伝わせたいだけなのでは」「参加を強要されるような言い方をされたことがある」など、賛否が分かれることもあります。もちろん参加は任意 で、強制のような雰囲気があってはいけません。しかし園での様子が気になっている保護者にとっては、保育参観と同様、貴重な機会になることも多いです。お仕事の都合をつけるのが難しい場合も少なくないかと思いますが、参加を検討してみることをオススメします!●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2017年07月05日