およそひと月に一度訪れる生理。酷い生理痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか……?そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Iさんの場合……毎月生理がくるたびに激しい腹痛と貧血に襲われ、悩んでいました。生理痛を緩和する鎮痛薬を飲んでいましたが、20歳の頃、症状が緩和されにくくなりました。さらに、毎日欠かさず鉄分のサプリメントを飲んでいましたが、生理になると貧血になるため婦人科を受診。そこで超音波検査を行いました。幸い、子宮も卵巣も正常で、明らかな子宮内膜症や子宮筋腫はありませんでした。そのため月経困難症と診断されました。どんな治療を受けましたか?今は3週間ピルを飲み続け、1週間お休みする生活を続けています。ピルを飲み始めてからは、経血量が減ったからか貧血も改善されました。生理痛もほとんどなくなり、鎮痛薬を服用する機会も減りました。母が私を出産した婦人科を選びましたが、先生も優しいので安心して通えています。世の女性陣へ伝えたいことは?生理痛に悩んでいる方は、すぐに病院を受診してほしいです。「今まで悩みは何だったんだ!」と思うくらい生理痛が緩和されるので、心身の負担も減りますよ。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。生理痛に悩んでいる方は病院へ重い生理痛に悩まされていたというIさん。婦人科を受診した結果、月経困難症と診断され、適切な治療を受けることで症状が緩和されたようです。重い生理痛に悩んでいる方は、婦人科を受診することを検討してみても良いかもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月31日30代前半のもちなべさんは妊活をするもののなかなか授かれず、ある日婦人科を受診。検査中に医師が何かを見つけたようで「あれっ?」とうろたえ始めます。果たして医師は何を見つけたのでしょうか……? 妊活を始めて半年後、人生初の婦人科受診 ここ半年ほど、生理管理アプリで月経周期や基礎体温を記録し、真面目にコツコツと妊活に励んでいるもちなべさん。しかし、なかなか努力が結果に結び付かず、思わず「ふう」とため息をついてしまいます。 ーー年齢も年齢だし、そろそろ一度くらいは産婦人科で診てもらうか。 ネットで情報を調べたもちなべさんは、今後の通院のしやすさなども考慮し、近所の口コミ評価の良い産婦人科に足を運ぶことに。実はもちなべさん、今回が人生初の婦人科受診なのだとか。 すると、医師から「基礎体温を毎日つけるのなんてストレスだよね?」と予想外の言葉が。毎日コツコツと基礎体温をつけているもちなべさんからすると、これまでの努力を否定された気がして「えっ」と思ってしまいますよね。医師は「もし基礎体温を毎日つけるのが大きいストレスになっているのなら、無理して頑張る必要はない」と言いたかったのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年05月29日皆さんは、健康診断や婦人科の検診を定期的に受けていますか?中には、子宮頸がん検診で再検査となった方もいるようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Eさんの場合……会社の健康診断で子宮頸がん検査を受けたところ、再検査となりました。別の婦人科を受診して再検査と同時に超音波検査を行いました。そこで子宮内膜ポリープの疑いがあり、子宮鏡の検査を行いました。そこで子宮内膜ポリープの診断されました。同時に行った子宮体癌の検査でも正常。元々、生理痛も重かったので、今思えばそれが予兆だったのかもしれません。どんな治療を受けましたか?3ヶ月に一度のペースで通院して、経過観察しています。ポリープの大きさにあまり変化がないので、特別な治療はしていません。ただ、お医者さんからは「妊娠を考えるなら手術をしないといけない」と言われています。世の女性陣へ伝えたいことは?婦人科の疾患は何かあってからでは取り返しがつかなくなることも。少しでも不安なことがあれば、すぐ病院を受診することをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。不安があれば婦人科へ……会社の健康診断で受けた子宮頸がん検診で、再検査になったというEさん。再検査の結果、子宮内ポリープが見つかり、3ヶ月に一度の経過観察を続けているようです。早期発見のためにも、定期的に婦人科の検診を受けておくと安心かもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月28日お子さんを授かるために「妊活」している方もいるでしょう。「なかなか妊娠しない……」と悩んだ経験がある方もいるようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Nさんの場合……「多嚢胞性卵巣症候群」と「卵管閉塞」だと診断されました。毎月きちんと生理がきていましたが、なかなか子どもができず。結婚して1年半が経った頃から、基礎体温を記録することにしました。しかし、基礎体温グラフが明らかに正常なグラフとは異なっていたため、婦人科を受診。エコーや血液検査をした結果「多嚢胞性卵巣症候群」と診断されました。その後、何度か「タイミング法」を実践しましたが、妊娠には至らず……。卵管造影検査を行って、右の「卵管閉塞」で妊娠しにくくなっていたことがわかりました。どんな治療を受けましたか?私はすぐにでも子どもが欲しかったので、排卵誘発剤を使って卵を大きくして、排卵の時期を診てもらう「タイミング法」を試しました。「卵管閉塞」と診断されてからは体外受精を試みて、ようやく子どもを授かりました。かかりつけの婦人科が男性医師でも恥ずかしがらず、わからないことは何でも聞くことが大切だと思いました。世の女性陣へ伝えたいことは?婦人科の疾患は不妊の原因にもなり得るので、子どもを望む方にとってはとても辛いことだと思います。周りの妊娠報告に耳を塞ぎたくなることもあるでしょう。ご夫婦でたくさん話しをして、支え合って乗り越えて欲しいです!異変を感じたときはすぐに婦人科へなかなか妊娠しなかったのは「多嚢胞性卵巣症候群」「卵管閉塞」が原因だったというNさん。体外受精を試みた結果、望んでいたお子さんを授かることができたようですね。皆さんも異変を感じたときは、早めの受診を心がけると良いかもしれません。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月28日自分の体や健康状態に関して、何かしら不安や疑問を抱えている女性は少なくないのではないでしょうか。なかには、気軽に相談ができないということもあるでしょう。今回は、anan Beauty+に寄せられた質問の中から、女性の体に関するお悩みについてお話ししていきます。Q.更年期症状を軽くするためにできることはありますか?Q.更年期になる前に、更年期症状が軽くなるために何かできることがあれば教えてほしいです。 また具体的に更年期ってそもそもどんな症状があったり、どんな時に始まったと感じるのかも知りたいです。更年期症状の改善にまずおすすめしたいのは、基本的な生活習慣を整えることです。また、更年期になる前から食生活や運動習慣を見直しておくと、なお良いでしょう。例えば食生活。不規則な食生活をしていると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れも引き起こすため、毎日3食、規則正しく食事をとることを基本としましょう。余裕があれば、腸内細菌を整えてくれる発酵食品や、更年期症状に効果的と言われるイソフラボンを含む豆類を取り入れるといいですね。運動習慣では、毎日のウォーキングがおすすめです。リズミカルな運動は、「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促すことが知られています。自律神経も整えたい場合は、起床後に日光を浴びながら、15分程度のウォーキングをすると良いでしょう。Q.更年期は自分で気づけますか?Q.更年期は自分で気づけますか? 更年期障害になりにくいタイプの人はいますか?更年期になると、最初に自覚しやすいのが月経に関する症状です。具体的には、以下のような症状が起こりえると考えられます。・月経周期の乱れ:稀発月経や頻発月経・月経の持続日数の乱れ:過短月経や過長月経・月経量の乱れ:過多月経や過少月経このような月経に関する症状が現れるとともに、ホットフラッシュやのぼせ、めまいなどの血管運動性障害と言われる症状が続くケースが多いでしょう。ただし症状は個人差が大きく、疲労感や不眠、不安、抑うつ症状などが出る人もいます。更年期障害になりにくい人の特徴としては、自律神経のバランスが整っていることが挙げられます。ストレスを上手にコントロールでき、適度な運動とバランスの良い食事、十分な睡眠をとれている人の方が症状は出にくいとされています。Q.おすすめの温活はありますか?手足の冷えや腰回りの冷えなど、季節を問わず女性の「冷え」に関する悩みはよく聞きます。人によっては冷えだけでなく、肩こりや首こり、腰痛、足の痺れなどの症状が現れることも。そうした場合には、「温め」を意識した温活が有用です。そこで、おすすめの温活を3つご紹介します。1.熱すぎない温度の湯船に毎日つかる湯船に毎日つかることで、効果的に体温を上げることができます。代謝も上がって体がぽかぽかと温まるので、シャワーだけで済まさず、湯船につかる習慣をつけたいですね。2.ウォーキングや筋トレをする習慣的に体を動かすことは、巡りやすい体づくりにもつながります。また、筋トレをして筋肉がつけば、基礎代謝のアップにも。冷え知らずの体づくりにつながるでしょう。3.体を温めやすい食材をとり、冷えやすい食材を避けるショウガやニンニク、唐辛子などの食材は体を温め、代謝アップにつながる作用が期待できます。反対に、白砂糖を含むお菓子などは冷えにつながりやすいと言われています。温め作用のある食材を使った、温かいスープなどをとると効果的です。Q.子宮筋腫になりにくい食生活について教えてください子宮筋腫にはエストロゲンという女性ホルモンが関与していると考えられています。そのため、エストロゲンレベルを上げない食事がポイントになり、具体的には以下のような食生活がおすすめです。・高脂肪食を避ける・アルコールを避ける・野菜や果物を積極的に摂取する・食事や日光浴で体内のビタミンDを十分に保つただし、食事だけで子宮筋腫を予防することはできません。定期的に婦人科検診を受けた方が良いでしょう。Q.婦人科系の検診はどのくらいの頻度で受けるといいですか?婦人科系の検診は、検査の内容によって推奨される頻度が異なります。それぞれ、以下を参考にしてみてください。子宮頸がん検診子宮頸がんは20代後半から増え、40代がピークになると考えられています。そのため20歳以上の女性は、少なくとも2年に1度受けることが推奨されています。しかしながら、不正出血などの症状がある場合は、適宜婦人科で相談した方がいいでしょう。子宮体がん検診子宮体がんは、40歳代後半から増加して50~60歳代にピークを迎え、その後減少していくとされます。子宮体がんの検診は国の指針として推奨されているわけではありませんが、初期症状として不正出血を起こすことが多いため、不正出血がある場合は早めに検査をするといいでしょう。乳がん検診乳がんは女性が患うがんの中で最も多いがんと言われています。40歳以上の女性は、2年に1度検診を受けることが厚生労働省により推奨されています。また、母親や姉妹など、近い血縁者が若年で乳がんに罹患している場合には、それよりも早く検診を開始したほうがいいでしょう。経膣超音波検査経膣超音波検査は国の指針において推奨されているわけではありません。しかしながら、月経痛や過多月経など気になる症状がある場合は、併せて検査をしておくと安心でしょう。性病検査パートナーが変わったタイミングで検査を受けるのがおすすめです。もし複数の相手がいる状況であれば、定期的に検査をするようにしましょう。©︎key05/west/itakayuki/DragonImages/gettyimagesママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は14万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年05月22日皆さんには、かかりつけの婦人科がありますか?婦人科系のトラブルが起きたとき、頼れる医師がいるだけで安心できることも……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Kさんの場合……生理周期が不規則で経血量の多さが気になったため、かかりつけの婦人科を受診。医師から「大きな病院で診てもらった方が良い」と言われ、近隣の大学病院を受診したところ「子宮内膜増殖症」との診断を受けました。どんな治療を受けましたか?1泊入院して、子宮内膜の全面掻爬術を受けました。検査結果は「異形なし」だったので、一安心。紹介状を書いてくださったかかりつけ医も紹介先の医師も、どちらも信頼できる方だったので良かったと思っています。世の女性陣へ伝えたいことは?痛みなどがない生理不順は放置してしまいがちですが、子宮内膜増殖症で「異型血あり」の場合、がんになる確率が高くなるそうです。気になる症状があれば早めに受診してください。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。気になることがあれば婦人科へ生理不順や経血量の多さは「子宮内膜増殖症」が原因だったというKさん。信頼できる医師のもとで適切な治療を受けられて、一安心でしたね。生理不順や経血量の多さが気になったときは、早めに婦人科を受診するように心掛けておくと良いかもしれません。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月20日周囲の人に相談しづらい婦人科系の悩み。婦人科を受診するのにも、抵抗がある方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。Nさんの場合……20代の頃、生理の出血量が多く、タンポンを使わなければならないほどでした。たまたま読んだ雑誌に生理の特集があり「出血が多いときは婦人科を受診して」と、具体的な受診の目安が書かれていました。私の症状が該当していたため、婦人科を受診。その結果、チョコレート嚢胞であることがわかりました。どんな治療を受けましたか?まずは血液検査をして腫瘍の有無を確認してから、内診しました。初めての内診だったので、怖かったのを覚えています。生理の出血量を減らすためにピルを服用して治療していましたが、通院が大変でした。さらに、治療中に引越したため新しい病院を探さなければならず、口コミがない中で探すのにとても苦労しました。世の女性陣へ伝えたいことは?今は婦人科系の疾患について、情報が集めやすい時代です。少しでも異変を感じることがあれば、婦人科を受診することをおすすめします。若い女性はとくに婦人科に抵抗があるかもしれませんが、婦人科には若い女性から年配の女性までさまざまな年齢層の方が来ているので、構えずに受診してみてください。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。早めの受診を心掛けるタンポンを使わなければならないほど、経血量が多かったというNさん。チョコレート嚢胞と診断され、適切な治療を受けられたようですね。皆さんも何か異変を感じたときは、早めの受診を心掛けてみてください。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月20日周囲の人に相談しづらい婦人科系の悩み。婦人科を受診するのにも、抵抗がある方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Tさんの場合……元々生理不順があって経血量も多く、生理前に怒りっぽくなるPMSのような症状もありましたが「こんなものだろう」と我慢していました。しかし、今年に入ってから生理1週間前から捻れるような酷い断続的な痛みがあり、生理痛も悪化。さらに、生理前の精神状態も乱れているように思えたので、不安を解消しておきたくて婦人科を受診しました。血液検査の結果、ヘモグロビンの数値が低いことと、フェリチンの数値が1桁であることが判明し「鉄欠乏性貧血」と診断されました。さらに、MRI検査によって子宮と腸が癒着して曲がっていることがわかり「子宮内膜症」との診断も。悩んでいた不調の原因がわかってホッとしました。どんな治療を受けましたか?鉄剤とピルを処方されました。鉄剤は過剰摂取や副作用が心配でしたが、処方してもらった薬はリンの吸収を阻害して鉄の吸収を上げるタイプだったので、現在2ヶ月ほど服用していますが、ほぼ副作用はありません。ピルもジェネリックで続けやすいものを処方してもらい、注意書きと丁寧な説明があって安心でした。私はネットで近隣の病院を探しましたが、婦人科系の病気は通院が必要なものも多いので、“通いやすさ”は大事だと思います。こちらから要望しなくても血液検査をしてくれたり、副作用の少ないお薬を選んでくれたりする医師にあたって、運が良かったと思います。病院や医師が合わないようであれば、迷わずセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。世の女性陣へ伝えたいことは?「日本人の女性はあまり婦人科行かないよね」とアメリカ人の友人が言っていました。婦人科は何となくハードルが高く、正直、私も抵抗がありました。しかし、受診してみると他の病院と変わらず、身構えることはありませんでした。生理に関するトラブルは日常生活にも大きな影響を与えます。病気を早期発見することも大切なので、我慢せず、少しでも気になることがあれば婦人科を受診して欲しいです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。痛みを我慢せずに病院へ……生理前と生理中の心身の不調は「鉄欠乏性貧血」と「子宮内膜症」が原因だったというTさん。我慢せずに病院を受診して、適切な治療が受けられたようです。婦人科に抵抗がある方も多いと思いますが、不調がある方は受診してみると安心かもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月19日周囲の人には相談しにくい婦人科系の悩みやトラブル。酷い生理痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Mさんの場合……20代後半に子宮腺筋症と診断されました。生理痛がとても酷く、生理のたびに市販の鎮痛剤を服用していました。生理痛には個人差がありますが「年齢と共に体質も変わるはず……」と思って、あまり深刻に考えていませんでした。しかし、性交時にたびたび下腹部に激痛が走るようになり、もがくような痛みが5分ほど続くこともあったため、不安になって婦人科を受診。そこで子宮腺筋症だと判明しました。どんな治療を受けましたか?進行を遅らせる薬を毎日服用しました。担当医から「妊娠を希望しているのであれば、子宮腺筋症や子宮内膜症は妊娠すると治る」と言われ、ちょうど妊娠を希望していたため妊活を始めました。世の女性陣へ伝えたいことは?生理痛が重い方は「ただの生理痛」と決めつけず、一度婦人科を受診することを心からおすすめします。婦人科は敬遠しがちですが、女医さんのみの婦人科もあるため安心です。私は男性医師に抵抗があったため、スタッフも医師も全員女性の婦人科を探しました。また、昨今は“婦人科”ではなく“レディースクリニック”という名前の病院も多くなってきているので、個人的にはハードルが低くなったように感じます。「子宮腺筋症を患っていると、妊娠しにくい」と担当医に言われて落ち込みましたが、それから無事に妊娠することができました。あのとき受診していて本当に良かったと思っています。手遅れになる前に婦人科へ……酷い生理痛と性交痛に不安を感じて婦人科を受診したというMさん。子宮腺筋症と診断されましたが、希望していたお子さんを授かることができたようですね。婦人科系のトラブルは不妊症の原因にもなり得るため、異変を感じたときは早めに婦人科を受診すると良いかもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月19日皆さんはご自身の生理周期や生理期間を把握していますか?中には、生理が1ヶ月続いて婦人科を受診した方もいるようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Jさんの場合……もともと生理不順だったのですが、ある月に生理が1ヶ月ほど続いたことがあります。他の月でも1週間以上続くときがあったので、とくに気にしていませんでした。しかし、日に日に生理痛が酷くなり「さすがに1ヶ月は長いかも……」と不安に。職場の先輩に軽い気持ちで相談したところ、すぐに婦人科に行くように言われました。次の日に休みを取り婦人科で診察を受けたところ、子宮内膜症だったことがわかりました。どんな治療を受けましたか?低用量ピルを処方していただきました。小さなクリニックに行き、そこの先生が親身になってくれました。世の女性陣へ伝えたいことは?初潮を迎えたときから生理不順だったこともあり、慣れてしまっていて事の重大さに気づいていませんでした。生理不順の人はできるだけ早く診てもらった方が良いと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。生理不順にも原因が……生理不順と生理が長引いていたのは、子宮内膜症が原因だったというJさん。生理不順が常態化していたため、気づくのが遅くなってしまったというケースもあるようです。ご自身の生理周期や生理期間が正常かどうか、皆さんもチェックしてみてくださいね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月18日婦人科系のトラブルに悩んでいる方も多いのでは?婦人科で適切な治療を受けることで、トラブルが改善されることも……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Fさんの場合……元々、生理痛が重く、経血量が多いことに悩んでいました。あるとき、職場の3階までの階段の上り下りだけで、息が切れるように……。病院を受診したところ、極度の貧血だということが判明。さらに、そこで「粘膜下筋腫」という子宮筋腫と診断されました。どんな治療を受けましたか?腟内から器具を入れ、剥がし取る手術を行いました。2〜3泊の入院で済むと言われており、私は2泊で退院できました。世の女性陣へ伝えたいことは?生理痛や経血量の多さに悩んでいましたが、それには原因があることを知りました。診てもらうのに抵抗はありましたが「筋腫は誰にでもできる。筋腫を取ったら子どももできると思いますよ」と言われ、手術から1年後、本当に子どもを授かりました。私がこの手術を受けたのは20年も前のことで、それから医学も進歩しているでしょうから、現在ではもっと簡単で負担の少ない治療があるのではと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。身体の不調には原因が……体調不良と月経に関する悩みは「子宮筋腫」と「極度の貧血」が原因だったというFさん。適切な治療を受けたことによって、お子さんを授かることもできたようです。皆さんも身体に不調を感じた場合は、なるべく早く病院を受診してみてくださいね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月17日通常およそひと月に1回訪れる生理。皆さんは、ご自身の経血量や経血の状態をチェックしていますか?そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Sさんの場合……21歳の頃に子宮内膜症になりました。生理の経血量が多く、レバー状の塊が出ることも。さらに、性交痛もあったので婦人科を受診し、そこで子宮内膜症と診断されました。どんな治療を受けましたか?検査では内診と超音波検査がありました。軽い子宮内膜症とのことで、ピルを処方されました。私は話しやすい女医さんがいる病院を選びました。初めて行く病院は、事前に口コミなどを調べることも必要かと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?子宮内膜症は、経血量が多かったりレバー状の塊が出たりします。もし「何かおかしいな?」と感じることがあれば、口コミなどを見て相談しやすそうな婦人科を探し、受診してみることをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。異変を感じたら婦人科へ……経血量の多さやレバー状の塊が出ることが気になり、婦人科を受診したというSさん。軽い子宮内膜症との診断が出て、適切な治療を受けることができたようですね。皆さんも経血量や経血の状態に異変を感じた場合は、なるべく早く婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月16日皆さんは婦人科の検診を定期的に受けていますか?中には、子宮頸がん検診を受けて、疾患が見つかった方もいるようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Sさんの場合……10代から20代の頃に酷い生理痛があったのですが、当時の私はそれが当たり前だと思っていました。さらに、30代になって生理痛が軽減したことで、婦人系の病気に対してより無関心に。しかし、そんなときに不正出血が!年齢的にも受けておいた方が良いと思い、子宮頸がん検診を受けることにしました。その検診で医師から「大きな子宮筋腫が見つかった」と言われ、すぐに大きな病院を紹介してもらって手術。今思えば気づくチャンスはたくさんあったのですが「自分は大丈夫!」と過信して病院から遠退いていました。「もっと早く行けば良かった……」と後悔しています。どんな治療を受けましたか?半年間、筋腫を小さくするための薬を服用。半年しか継続できない薬だったため、ギリギリまで服用してから手術を受けました。女性の医師だったので、寄り添ってくれてとても安心感がありました。口コミが良い病院を選びましたが、改めて他の方の声は大事だと実感しました。世の女性陣へ伝えたいことは?少しでも気になる症状があれば婦人科を受診してください。何かあっても早い方が良いですし、何もなければ安心を得られます。受診に対して抵抗感の強い人が多いかと思いますが、経験者としては不安を抱えたまま生活するよりも、安心を得られる方が良いと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。気になる症状を放置せずに病院へ10代の頃から気になる症状があったものの、放置してしまったというSさん。30代で受けた子宮頸がん検診により、不正出血の原因が「子宮筋腫」によるものだったことが判明したようです。婦人科はどうしても敬遠してしまいがちですが、気になる症状がある方は早めに受診すると安心かもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月15日重い生理痛に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?同じように重い生理痛に悩み、婦人科を受診した方もいるようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Tさんの場合……私は元々生理痛が重い方でした。「運動不足が原因なのでは?」と思って運動してみましたが、改善されるどころか少しずつ悪化。生理痛の薬も効果を感じられなくなり、あまりの痛みに仕事中に動けなくなってしまったので「さすがにおかしい」と思い、婦人科を受診しました。そこで「子宮内膜症」との診断を受けました。どんな治療を受けましたか?評判の良い大きな病院に行きました。血液検査・超音波検査(断層撮影法)・子宮頸管粘液採取・細胞診などの検査をしましたが30分ほどで済みました。先生の説明が丁寧で薬の種類や副作用などのことも詳しく話してくださり、デリケートな検査ですが安心して臨むことができました。世の女性陣へ伝えたいことは?市販薬が効かなくなった方や、生理痛が酷くて悩んでいる方は「子宮内膜症」の疑いがあるかもしれません。放っておくと症状が悪くなる病気なので、勇気を出して婦人科を受診してみてください。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。 異変を感じたら婦人科を受診動けなくなるほどの生理痛は、子宮内膜症が原因だったというTさん。市販薬を飲んで生理痛が緩和されている場合でも、酷い生理痛を引き起こす原因が隠れているのかもしれません。皆さんも自分の身体と向き合って、違和感を放置せず、早めの受診を心掛けてみてくださいね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月13日生理の悩みは、人によって種類も程度も千差万別です。もしあなたが突然、生理中に倒れてしまったら……?今回は、ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんの体験談を描いた人気漫画『ピルユーザーになった話』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。生理中に倒れて……酷いPMSと生理痛に悩まされていたある日、生理中の“激しい腹痛”で倒れてしまったぴおっぷさん。自分の症状が『月経困難症』に当てはまると知った彼女は、ピルの服用を検討し始め……?母に相談すると……ここでクイズです!この後ぴおっぷさんは、婦人科に行くことを“ある理由”から嫌だと考えます。その理由とは、一体どんな内容でしょうか?ヒントは、婦人科で“されること”が嫌なようです……。婦人科が嫌な理由とは……?正解は「内診が嫌だった」婦人科受診へのハードルの高さに悩むも「生理痛が改善されるなら」と考え、婦人科へ行く決断をしたぴおっぷさん。その後彼女は病院でピルを処方され、ピルを服用する生活が始まったのでした……!こんなときどうする?婦人科を受診することに対して、ぴおっぷさんのように「嫌だな」と感じてしまう人も多いはず……。その後のお話でぴおっぷさんは、自分の体のために婦人科へ足を運び、ピルの服用を始める選択をしました。現在はオンラインクリニックでのピル処方も進んでいます。あなただったら、こんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年05月04日イラストレーター活動をおこなっている、現役大学生の「めるくれぇぷ」さん。自身のTwitterにて投稿された「PMSかと思って婦人科へ行ったら、卵巣嚢腫が見つかった」という体験談を描いたマンガが話題を集めています。 初めての婦人科は…※作中での、めるくれぇぷさんは“もちふく”というお名前になっています。 生理前に激しく気分が落ち込んだり、食欲が増えたり、体がむくんだり……。めるくれぇぷさんはPMS(月経前症候群)の症状に悩まれていて、意を決して人生で初めての婦人科へ。そこで……。 医師にPMSについて相談しためるくれぇぷさん。すると……話を聞いた医師の提案で、まずは子宮をチェックしてみることになりました。おなかにゼリーを塗って検査をする経腹エコーをおこなうと……医師としてはどこか気になるところが見つかったのでしょう。体の中にエコーを挿入しての検査を提案されました。 性交渉の経験がない場合は、腟からエコーを挿入する際に痛みを感じることもあり、肛門からのエコーを提案されることもあります。ただ、めるくれぇぷさんとしては「おしりと、お股どっちがいい?」というインパクト強めな言葉がかなり印象に残ってしまったようですね(笑)。 監修/助産師 松田玲子 めるくれぇぷさんの投稿は、ぜひTwitterをチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター めるくれぇぷ『食う、寝る、描く』が大好きな女子。Twitterなどでイラストや百合漫画載せてます!
2023年04月05日心療内科とは?精神科とは?心療内科とは、何かしらのストレスが背景にある心や体の不調を診ることを専門とする診療科です。精神疾患の中には、症状として頭痛や吐き気、めまいなどの体調不良が現れるものがあります。しかしその不調の原因が精神的なものと分からないまま対処しても、なかなか症状が改善しないことがあります。また、身体疾患でも、症状が悪化したり経過が長引いたりすることに、精神的な要因が大きく関わるものもあります。そんなとき、症状の原因となる精神的なストレスに、カウンセリングなどを通してケアも同時に行うのが心療内科です。心と体の関係を考えながら、体の不調をケアしてくれるのが心療内科なのです。参考:心療内科(心療内科)|厚生労働省e-ヘルスネット精神科は精神疾患の診断と治療を専門的に行います。厚生労働省が認定した国家資格の医師資格を持ち、精神疾患や精神障害、神経症、心身症などの診断と治療を行う場所です。主な治療の内容としては、薬物療法や心理社会的治療、精神療法などを行います。以前は、統合失調症 やうつ病が精神科受診の代表でしたが、最近では認知症や依存症、発達障害などでかかる人も増えてきました。参考:精神科医(せいしんかい)|厚生労働省e-ヘルスネットQ:心療内科と精神科に違いはあるの?行く目安や病院の選び方で大切なことは?ストレスが背景となる不調があるときには、精神科への受診をイメージする方も多いと思います。心療内科と精神科とは何が違うのか気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、心療内科と精神科の診察の対象となる病気は、現時点では明確な区別はありません。ただ、心療内科には「内科」とついていることからも分かるように「身体症状」に対する対症療法などの経験が豊富な医師が多いようです。ストレスが背景となる不調がある場合、心と体の様子を見ながら時間をかけて治療することが多くあります。心療内科、精神科いずれの場合も医師との相性を重視し、「自分にとっての良医」を探すことが大切です。そのための一つの指針として薬の「飲み心地」について話し合えるかどうかが重要です。不安なことや、悩みがある場合、気軽に相談できる病院を選べるとよいでしょう。Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンQ:頭痛や吐き気などが続いています。このような身近な症状でも心療内科や精神科を受診してもいいのでしょうか頭痛、倦怠感、吐き気などの体の不調が続くのはストレスが背景にあるかもしれません。ストレスが招く体の不調には以下のようなものがあります。・頭痛・倦怠感・めまい・不眠・過呼吸・食欲減退、過食・吐き気・胃痛、腹痛、下痢・動悸・咳、ぜん息発作・発汗・抜毛など身近な症状が多く並びます。このような不調が続く場合、その背景には以下のような疾患が隠れている可能性があるのです。Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンQ:心療内科や精神科の受診対象となる病気や障害は?Upload By マンガで分かる発達障害のキホンうつ病は気分障害の一つで、一日中気分が落ち込んでいたり、何をしても楽しめないなどの精神症状と、不眠、食欲減退、疲れやすいなどの身体症状が現れます。統合失調症は、脳のさまざまな動きがまとまりづらくなり、幻覚や妄想などの症状が起こる病気です。幻覚や妄想は本人には現実のように感じてしまうので、病気が原因だと自分自身で気づくことが難しいといわれています。うつ病の中でも、心の不調が体の不調に隠れてしまっているものが「仮面うつ病」と呼ばれています。主な症状は吐き気や腹痛、倦怠感、動悸などです。身体症状なので、精神科や心療内科ではなく内科、産婦人科などで診察を受けても異常が見つからず「単に調子が悪いだけ」と誤診されてしまうこともあります。過敏性腸症候群(IBS)は腹痛や下痢、便秘といった腸の不調が見られる病気です。日常生活への支障は痛みによる不快感だけではありません。急におなかが痛くなってトイレへ駆け込む、出勤前にトイレから出られなくなる日が多いなど、学校や仕事に影響が出ることもあります。【参考】機能性消化管疾患心療ガイドライン2014|日本消化器病学会自律神経とは、体のバランスを整える神経です。その自律神経のバランスが崩れることにより起こる倦怠感、不眠、めまい、頭痛、動悸、食欲不振などさまざまな症状の総称を自律神経失調症といいます。なお、自律神経失調症は正式な病名ではありません。参考:自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)|厚生労働省e-ヘルスネット突然息苦しさを感じ、呼吸が乱れ、息が入ってこないように感じるのが過換気症候群(過呼吸)の特徴です。動悸や胸の圧迫感のほか、手足のしびれや筋肉のけいれんを感じることもあります。突然息苦しさや動悸、冷や汗、恐怖感などを感じてパニック状態になる症状が起き、「またパニックが起こるかもしれない」と感じ、そのせいで社会生活に支障の出ている状態をパニック障害といいます。不安感が原因で外出ができず、学校や会社へ行くことができなくなることもあります。食事をうけつけなくなる「拒食症(神経性食欲不振症)」と、無謀な食べ方を繰り返す「過食症(神経性過食症)」。この両方を合わせて摂食障害と呼びます。どちらもやせ願望や肥満恐怖をもち、心身両面からの専門的治療が必要になってきます。バセドウ病に伴う動悸や発汗などの身体症状やイライラなどの症状が精神症状と間違えられることがあります。バセドウ病の確定診断と治療は、内分泌内科で行われます。脳そのものの病気や脳血管障害などの理由により、認知機能の低下が起き日常生活全般に支障が出てくる状態を指します。代表的な種類とてしてアルツハイマー型認知症などがあります。なお、認知症の診断には、頭部CTスキャンなどの検査が必要であるため、検査装置を備えた医療機関を受診する必要があります。特定の物質や行動ややめたくてもやめられず、日々の健康や人間関係、仕事などに悪影響や支障が起きている状態のことです。アルコール、ニコチン、薬物などが原因の物質依存症とギャンブルなどが原因の行動嗜癖(こうどうしへき)、うつ病、統合失調症を始め、仮面うつ病、過敏性腸症候群(IBS)、自律神経失調症、換気症候群(過呼吸)、パニック障害、摂食障害、などがあります。最近は認知症、依存症、発達障害なども増えてきましたなどがあります。生まれつきに見られる脳の働き方の違いで、行動面や情緒面の特徴が幼児期からみられます。自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、限局性学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。心療内科や精神科における治療の流れ心療内科や精神科ではカウンセリングを含めた診察、検査を経てそれぞれの症状に合わせた治療を行います。まずは医師に現状を伝えます。病歴や症状、薬を飲んでいるかなどはもちろん、原因になりそうなストレスや家族との関係、生育歴などを話します。もし同じ病状でほかの病院にかかっていた場合はそれも話しておくと良いでしょう。うまくまとめて話せないことも多いため、受診前に簡単に話す内容をまとめてメモしておくとスムーズです。話しているうちに人間関係や仕事の相談をしたくなる気持ちも出てくるかもしれません。ですが、心療内科の医師は体の不調の原因を探るために話を聞いています。悩みを聞いて答えを探してほしいという場合は、カウンセリングルームを利用するという方法もあります。じっくりと話を聞いてもらえ、一緒に考えてくれますが、健康保険が適用されません。問診のあとは体の不調の原因や程度を探るため、必要に応じて血液検査、心電図などが行われます。心理状態や性格を知るために、心理検査(心理テスト)をすることもあります。簡単な質問に答える検査のほか、カードに描かれた模様を見て何に見えるかを答えるロールシャッハテストなど、あいまいな質問で深層心理を探る検査が行われることもあります。心療内科や精神科診療にはどのくらい費用がかかる?心療内科や精神科へ行こうと思ったとき、気になるのは費用ではないでしょうか。内科と違って問診(カウンセリング)の分の時間もかかるので、高額なイメージはあるかもしれません。カウンセリングルームとは違って医療機関では健康保険が適用されます。そのため驚くような額にはなりません。ただし医療機関の診療では、初診以外は何十分も時間をとれるわけではないことも憶えておく必要があります。病院によりますが、保険適用になるため、初診で払う費用の目安は2500円~5000円程度のことが多いようです。症状によっては薬や検査代が別途かかることもあります。臨床心理士によるカウンセリングを行っている場合など、別途予約料が必要なところもあります。予約の要不要を含めて、行く前に病院のシステムを調べておくと安心です。心療内科の対象となる病気には、自己負担が1割となる「自立支援医療制度」が適用されるものもあります。利用には医師の診断書と市町村での申請が必要で、市町村や都市に指定された「指定自立支援医療機関」でなければ適用されませんが、大半の心療内科や精神科の医療機関は指定を受けています。治療に時間と費用がかかる場合は、制度の適用について医師に相談してみると良いでしょう。参考:自立支援医療(精神通院医療)の概要|厚生労働省「自分にとっての良医」を探すことが大切心療内科や精神科は、ストレスが原因と考えられる多様な症状に対応してくれます。費用もほかの診療科とそれほど変わらず、特に高額ではありません。症状の中には自覚しづらいものも多くあるので、気になる症状があれば、一人で抱え込まずに一度心療内科や精神科へ行ってみるのも良いでしょう。ストレスの内容や症状について話すことで、客観的に自分を見つめることもできます。ストレスが背景にある不調や病気などは、心と体の様子を見ながら時間をかけて治療することが多いため、医師との相性を重視し、「自分にとっての良医」を探すことが大切です。あわせて普段からストレスをためないような生活を送ることも重要です。ストレスは多くの病気の引き金になります。学校や仕事、人間関係など、ストレスと無縁に生きることはできませんが、できる限りため込まず上手に発散できると良いですね。イラスト/taekoコラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年03月28日“更年期”という言葉はよく聞きますが、実際にどのようなことが起こるのかはイメージしにくい人も多いかもしれません今回は、更年期によくある5つの症状と対策法、そして病気を見逃さないための注意点を産婦人科専門医が解説します。そもそも「更年期」って?更年期とは一般的に、「閉経前の5年間」と「閉経後の5年間」を合わせた10年間を指します。閉経というのは、卵巣の働きがだんだん弱まり、月経が完全に止まった状態のこと。ただし、閉経する前は月経周期が乱れてくることが多いため、閉経だと思っていたらまた月経がきた…なんてことも。そのため、月経が来ない状態が12か月以上続いたときに、1年前を振り返って閉経とされています。日本人の平均閉経年齢は約50歳といわれていますから、40代半ばから50代半ばの10年間くらいに更年期を迎える方が多いでしょう。とはいえ、閉経年齢には個人差が大きいので、40代はじめや50代後半で閉経を迎える方もいらっしゃいます。更年期に関わるホルモンとは女性の体の変化に大きく関わっているのが、エストロゲンという女性ホルモンです。エストロゲンは生殖機能だけではなく、骨やコレステロール、皮膚のハリ、髪の毛のツヤなど、体のさまざまな部位に働いています。このエストロゲンは、40代半ばくらいから急激に減ってくるため、心や体のさまざまな不調を来たすことが出てきます。この時期に現れるさまざまな症状の中で、他に原因となる病気がないものを「更年期症状」といい、その中でも症状が重たいものを「更年期障害」といいます。もちろん個人差があるので、不調を感じない方もいれば、起き上がるのが辛くなるほどの方もいらっしゃいます。そろそろ更年期かも? よくある5つのサイン1.月経が乱れ始める女性ホルモンは大きく揺らぎながら低下していくとされています。そのため、月経周期が短くなったり長くなったり、月経量が多くなったり少なくなったり…といった変化が起こります。今まで規則的に来ていた月経が乱れ始めたら、更年期のサインである可能性を考えましょう。2.ほてりやのぼせを感じるほてりやのぼせを感じる、異常なくらいに汗が出る、などの症状は更年期のサインといえます。これらは更年期症状の中でも比較的早期から起こる症状として知られています。3.なかなか寝つけなくなる寝つきが悪い、眠りが浅い、早く目覚めてしまうなどの症状が出てきた場合は、更年期症状のサインの可能性があります。4.疲れやすくなる更年期になると、今までよりも疲れやすいと感じる方が増えてきます。更年期の疲労は、休息をとればすっきりと回復する一般的な疲労とは違い、四六時中疲れが抜けないように感じる方もいらっしゃいます。5.性交痛や尿もれが出てくる女性ホルモンが低下すると、腟内の細菌バランスが変化したり、分泌物が減ったりすることから、性交痛を感じやすくなります。また、骨盤底筋の緩みからくる尿もれも起こりやすくなると考えられます。更年期症状の対策女性ホルモンの分泌が乱れ始める時期には、自律神経の乱れも起こりやすいです。女性ホルモンをコントロールしている脳の視床下部は、自律神経もコントロールしているため、影響されやすいといえます。更年期に女性ホルモンの分泌が乱れ始めると、その変化によって視床下部に乱れが生じ、自律神経への指令にも影響が及んでしまうのです。この時期に自分でできる対策は、生活習慣を見直していくこと。食事、運動、睡眠をしっかり整えることが大切です。例えば食事面では、更年期になってくると代謝が下がりやすくなり、今までと同じ食生活をしていたら太りやすく痩せにくくなることも。女性ホルモンの作用が期待できる大豆食品を取り入れたり、ビタミンなどが不足しないように野菜を増やしたりするほか、サプリメントで整えていくのがおすすめです。運動習慣がない方は、ぜひ1日30分程度のウォーキングから取り入れてみましょう。運動は身体機能を保つことができるだけではなく、メンタルの安定化にも効果があるとされます。長生きの秘訣でもあるので、ぜひ自分ができる運動から取り入れるようにしましょう。睡眠については、質を上げるように意識してみてください。部屋はしっかり暗くして、心地よいと感じる寝具を使用。入浴は1時間前までに済ませ、寝る前はスマートフォンなどのブルーライトを避けるようにしましょう。注意してほしいこと更年期症状が起こり始める時期は、他の病気が増えてくる年代でもあるといえます。甲状腺疾患や貧血など、更年期症状とよく似た症状をともなうものもあります。体に不調を感じたときには「更年期だから仕方ない」と決めつけないで、一度クリニックを受診してみるのがおすすめです。もし症状が重たくて日常生活に支障を来たしている場合には、自分自身でなんとかしようとするのではなく、気軽に婦人科で相談してみてくださいね。©︎mits/polkadot/プラナ/Luce/PIXTA(ピクスタ)ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の身体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は13万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年03月03日43歳になる誕生日当日。レバーのような血の塊と大量出血に見舞われ、思わず「ギャー!」と叫び声を上げた、はなうたねこさん。婦人科を受診したところ、子宮体がんだと宣告され…!? 子宮体がん手術から5年が経過し…子宮体がんになってしまい、約6時間におよぶ大手術を受けた、はなうたねこさん。病理検査の結果、子宮体がんのステージⅢCだと判明し、抗がん剤治療を開始しました。それからしばらく経ったある日、今度は『絞扼(こうやく)性腸閉塞』いわゆる腸捻転を発症! 緊急手術によって体調は良くなったものの、主治医の判断で抗がん剤治療は中止することに。 その後、子宮体がん手術を受けた1年後の健診ではがんの再発は見られず、結果は『異常なし』とのこと。さらに月日が流れ、子宮体がん手術から5年が経過した、ある日……。 子宮体がん手術から5年が経過した、ある日のこと。 カレーを食べながら、はなうたねこさんは、ふと思い出しました。 ーーあっ! ちょうど5年前の今日、手術をしたんだった。 腸閉塞になり、抗がん剤治療をやめざるを得なくなったはなうたねこさんでしたが、手術から1年後・2年後……と定期健診を受け続けるとどれも結果は良好で、5年経った今もがんの再発は見られませんでした。 ーー5年前のあのころ、不安でいっぱいだった自分に言ってやりたいなあ。5年後の今日は、元気にカレーを食べてるよって。 大変だった闘病生活を振り返り、今、元気に生活できている幸せをしみじみと噛み締めたのでした。 手術から5年後の定期健診では、主治医に 「今回も異常なしです! 大丈夫です、僕より健康ですよ」 と言われるほどにまで回復。 そして、とうとう…… 「5年目の定期健診で異常がなかったので、今日で婦人科は卒業です! 長い間、頑張りましたね。おめでとうございます!」 と、もう婦人科に通院しなくていい許可をもらったのです! 医師の言葉を聞き、はなうたねこさんは複雑な心境に。 通院の手間がなくなることに加え、がんの再発に怯える日々からようやく抜け出せたと思うと、心底うれしい気持ちでいっぱいでした。はなうたねこさん自身が、この日をずっと心待ちにしていたのです。 しかし、「ずっとお世話になってきた先生に会うのはこれで最後か……」と思うと、なぜか急に寂しさがこみ上げてきたのです。 「先生、今まで本当にありがとうございました」 なんともいえない感情の中、涙ながらにお礼を告げ、最後の病院をあとにしたはなうたねこさんでした。 この5年間、ずっと『がんと闘うこと』を人生の芯として生きてきたはなうたねこさんは、 ーーこれからの人生、何を芯にして生きていけばいいんだろう? と、大きな喪失感に襲われてしまったそうです。 とはいえ、その後は時間の経過とともに自然と喪失感は薄れていったのだとか。 がんとの闘いに勝つことができたとしても、はなうたねこさんのように、『その後の人生をどう生きるか』で悩む方は、案外多いのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 はなうたねこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター はなうたねこ40代で子宮がんが判明。子宮全摘出、抗がん剤治療、2度の腸閉塞を経て、現在がんサバイバー12年目。そのほかいろいろInstagramにて投稿しています。
2023年01月27日20代のころから小さな痔があった私。一度肛門科を受診したことがあったものの、処置をするほどの状態ではないと言われ、そのままにしていました。39歳のとき、寒さとストレスで痔が悪化。元々、便秘気味だったことも災いしたのかもしれません。以前に比べ、痔そのものの状態も悪化しており、とうとう手術することに……。そんな私の治療体験談をお話しします。★関連記事:「元に戻らない…」痔を放置していたら悪化!新婚旅行前に日帰り手術を決行【体験談】20代のころからいぼ痔持ちだった私20代のころ、便秘に悩まされていた私は排便時にいきむことがしばしば。便も固く、肛門周辺が傷だらけになっていることが、自分にとっては当たり前でした。ところが、ある日のこと肛門の外側に、これまで感じたことのない違和感が……。自分ではよくわかりませんが、どうも小さいおできのようなものができている様子でした。これまでとは違う肛門の様子に「何か悪い病気なのでは……」と急いで肛門科を受診することにしました。不安げな私に、医師は「小さないぼ痔がある」とひと言。安心感とともに、何か人には言えない秘密を抱えてしまったような、どこか不思議な気持ちになりました。幸いにもすぐに処置が必要な状態ではなく、便秘予防にこまめな水分補給をおこなうことと冷えに気をつけることを指導され、初めての肛門科デビューは幕を閉じることに。その後、再び肛門科にお世話になるとは、当時の私は知る由もありませんでした。冷えと便秘で痔が急速に進行!初めての肛門科受診から十数年。39歳になった私は、すっかりいぼ痔との付き合い方を心得ており、特にトラブルなどもなく過ごしていました。仕事にプライベートに、充実した日々を送っていた私。そんなある日、事件は起きたのです。これまでは、プライベートとも両立できていた仕事が急激に忙しくなり、毎日昼食の時間も取れないほどになりました。いぼ痔にとって大切な水分補給のタイミングさえも失っていたことに、当時の私は気付きませんでした。ストレスや便秘、冷えも重なり、気付いたときにはいぼ痔の痛みが再発。その時点でなんとなく、嫌な予感はしていました。不安になった私は、仕事の合間を見つけて急いで肛門科を受診。まさかと思っていましたが、医師からは「手術が必要です」と告げられてしまいました……。うまく付き合ってきたはずのいぼ痔が、度重なる悪条件により以前よりもさらに大きく成長していたのです。上司にイボ痔だと言えず…会社勤めをしていた私は、自由に長期休暇を取れない状況にありました。そこで思いついたのが、年末年始休暇を利用するということ。会社には早めに休暇に入る、ということにして手術のスケジュールを確保しました。男性の上司に「いぼ痔の手術を受ける」と言うのは恥ずかしく……婦人科系の手術と偽って報告しました。うそを伝えて申し訳ないという気持ちもありましたが、本当のことを言う勇気はありませんでした。手術が差し迫ってきた私をさらに悩ませたのが、生理の問題。ちょうど、手術予定日と生理が重なりそうだったのです。「手術が延期になるのでは……」と恐る恐る主治医に伝えたところ「まったく問題ない」と軽く笑われ、ほっとしたような気恥ずかしいような、複雑な気持ちを味わいました。入院した初日は、同じ病棟で手術をする予定だという女性の姿を多く見かけました。いぼ痔が自分だけではないことを知り、安心したのもつかの間。同じ病室の女性はすべて経産婦さんということを知りました。「周りのみんなは出産の副産物として治療をしているのに、私だけただ痔を悪化させてしまった……」と思うと、恥ずかしいやらショックやらで早くいぼ痔から解放されたいという気持ちがより一層強まりました。そしていよいよ手術当日。下半身麻酔ののち、手術は問題なく終えることができたのですが、問題は術後でした。麻酔が切れた後の痛みはまさに地獄そのものだったのです。特に排便時は気が狂いそうなほどの痛みに襲われました。座る行為すら満足にできず、すっかりドーナツ型のクッションが愛用品に。産後でもないのにドーナツ型のクッションが手放せない自分に情けない気持ちにもなりましたが、痛みには勝てません。術後しばらくは、ドーナツ型のクッションが私の相棒となりました。手術から数年が経過した今でも、術後の痛みははっきりと思い出せます。上司にうそをついてスケジュール調整したことや手術のしんどさ、二度と同じ過ちは繰り返したくないという思いから、手術以降は水分補給を欠かすことのないよう水を持ち歩くようになりました。そのおかげか、最近では便秘にもなりにくくなり、便通が改善されたように感じています。便秘が改善されたおかげか、あれから現在に至るまでいぼ痔は再発していません。まとめ20代のころの私は、まさかいぼ痔で手術することになるとは夢にも思っていませんでした。初めて肛門科を受診したときに受けた先生からの指導を守っていれば、上司にうそをつくことも、病室で情けない気持ちになることもなかったのに、と今なお悔やむこともしばしば……。今は二度といぼ痔を再発させないよう、こまめな水分補給と冷え対策、ストレスをため過ぎない生活を心がけています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/いけがきみく不妊治療を経て結婚7年目に待望の第1子を出産。産婦人科で務めていた経験あり。女性の気になるお悩みやリアルな体験談を執筆しています。
2023年01月20日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。久々に受診した婦人科で血液検査でホルモン値を調べることになったへそさん。検査の結果が出て、医師から告げられた言葉は……。★前の話卵巣の腫れについて不安になり、数年ぶりに婦人科を受診したへそさん。内診の結果、卵巣に問題はありませんでした。そして内診以外にも子宮頸がん、子宮体がんの検査とホルモン値を計測するための血液検査を受けました。検査の結果を聞くために病院を訪れたへそさん。女性ホルモンの数値を聞くと、驚くべき結果が出ていました。こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。私は卵巣の腫れを調べるために婦人科を受診しました。そのとき、子宮頸がんと子宮体がんの検査も一緒に受けていました。結果、卵巣に腫れはなく、がんも問題ないとのことでした。そして、気になるホルモン値はというと……。女性ホルモンであるエストロゲンの1種であるエストラジオールは血液1mlあたり5pg未満とほぼ0に近い数字で、FSHという卵胞刺激ホルモンは100mlUを超えていました!閉経前の女性であれば、エストラジオールは28〜196pg、FSHは1.5〜17mlUが基準値なのだそう。そして、エストラジオールが20pg以下、FSHが40mlU以上だと更年期と診断されるのだとか。元から更年期のような症状はあったのですが……数字で見ると何とも言えない気持ちになりました(笑)。一般的に45〜55歳、閉経前後の5年が更年期だといわれています。知らず知らずのうちに私も更年期に突入していて、更年期だと診断を受けていっそ清々しい気分です。血液検査を受けるきっかけになった手指のこわばりも、更年期が原因だったのかな? と思いました。ー--------------子宮頸がん、子宮体がんの検査結果はどちらも問題なしということで、へそさんは安心したのだそう。そして血液検査で女性ホルモンの数値を確認したところ、更年期だと診断されたへそさん。そこで悩みの一つである手指のこわばりも更年期が原因なのかもしれないと思ったそうです。自分でも気付かないうちに更年期になってしまっているなんて、少し悲しいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「アラフォーだけど矯正していいの!?」友人からの言葉で気持ちが変化! #アラフォー双子の矯正日記 2★関連記事:「その業者…大丈夫?」追加料金でトラブルってどういうこと!? #預金資産ゼロの父が倒れた話 31★関連記事:「なんか臭い!」夫の背中から異臭が!? その正体は… #アラフィフ主婦ちゃんねる 1著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2023年01月16日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。10年前に婦人科で言われた卵巣の腫れが気になり、婦人科を受診したへそさん。検査の後、今飲んでいるエクオールというサプリについて相談したところ……。★前の話婦人科で内診をしてもらったところ、卵巣に腫れは見当たらないと医師からまさかの診断結果を言われたへそさん。どういうことかと聞いてみたところ、子宮後屈が原因で影が腫れに見えたのかもしれないということでした。結果に驚きながらも、へそさんは卵巣の腫れ以外に医師に相談したかったことを相談することに。それはエクオールというサプリについてでした。へそさんがエクオールについて医師に聞いてみると、「何ですか?」とまさかの質問返しをされてしまいました。こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。私は右の卵巣が4cmくらいに腫れていると言われ、これまで捻転を起こさないよう気を付けて生活をしていました。閉経しても卵巣のう腫は成長すると聞いて、久々に婦人科を受診して検査をしてもらったのですが……まさかの腫れはないと診断されました。子宮が後ろに傾いているので、その影が腫れに見えたのではないかということなのだそう。過去に2人の婦人科医に診察してもらっていたので、私はびっくり! でも腫れていないのであればそれはそれでよかったと思いました。このころ、私はこの産婦人科と同じ病院にある整形外科にも通っていました。というのも、起き抜けに指が曲げられなかったり、痛みが出ることがあり……。関節リウマチではないと言われたものの、具体的な痛みの解決法は見つかっていませんでした。エクオールという大豆イソフラボン由来のサプリが良いと薬剤師さんから聞いたので、それを飲んでいることを医師に伝えてみました。すると、医師は「エクオールって何ですか?」とひと言! 医師なら何でも知っているという訳ではないのだなと感じました。医師は整形外科のカルテも確認し、血液検査でホルモン値を調べて治療方針を考えると言ってくれました。また血液検査か……と思ったものの、少しでも体が良くなるなら仕方がないのかなとも思いました。ー--------------卵巣の腫れ以外にも手指のこわばりについて悩んでいたへそさん。同じ病院内にある整形外科を受診するも、関節リウマチではないと言われただけで原因の解明はできていませんでした。婦人科でも手指のこわばりについて相談してみると、血液検査を受けることになりました。これまで何度も血液検査を受けていたへそさんは「またか……」と思ってしまったのだとか。血液検査を何度も受けるのは大変ですよね。。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2023年01月12日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事もあるのではないでしょうか?そこで今回は、実際に募集した“モヤモヤを吹き飛ばしたスカッと体験談”「ご婦人のスマートな仕返し」を漫画にしてご紹介します!「ご婦人のスマートな仕返し」割り込んでしておいて逆ギレ…!?するとご婦人が…かっこいい……!割り込んでおいて暴言を吐くおじさんにはドン引きです…。ご婦人のスマートな仕返しにはスカッとしました!次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。(lamire編集部)(イラスト/緋龍高弘)"
2022年12月05日ライブドアブログ公式ブロガーとして、娘・ムーコちゃん(7)、息子・ナナオくん(3)、夫・ナギさん、猫のトットちゃんとの日々を綴っているちくまサラさん。ある日、乳がん検診と子宮がん検診を受けにいったついでに、PMS(月経前症候群)やカンジダ腟炎など、抱えていた問題を相談したところ、医師からミレーナをおすすめされ……。※ミレーナとは:ミレーナは黄体ホルモンを付加した子宮内避妊器具で、重い生理症状の改善のためにも使用されます。※この漫画は実話に基づいた体験談です。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 PMS、カンジダ腟炎と婦人科系の持病を持っていたちくまサラさん。健診ついでに、これらの症状を医師に相談し、低用量ピルも処方してもらおうかと思っていました。健診が終わり、医師との面談を受けていると、おもむろに医師が「今後、お子さんをつくるご予定は?」とひと言。一瞬驚いたちくまサラさんでしたが、医師が「ミレーナって知ってます?」と続けると、その質問の意図を理解し、「聞いたことあります」と返したのでした。 ついつい後回しにしがちな婦人科系疾患。婦人科検診のついでとはいえ、医師に相談することができてよかったですね。ピルを想定していたちくまさんですが、医師から提案されたのはミレーナでした。ちなみに、ちくまさんによると「つわりがキツすぎたこと、産前産後の体の不調が凄かったこと、年齢、収入など、いろいろな理由から、子どもは2人までという話し合いは既に夫としていた」ということで、今後のお子さんの計画については先生に即答できたそうです。 監修/助産師 REIKO ちくまサラさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ちくまサラ長崎県在住、2児の母。ライブドアブログ公式ブロガー。自分のメンタルや、子供との向き合い方を考察した育児漫画、エッセイ漫画を中心に描いています。
2022年11月24日これまで生理症状に悩まされることがなかった私。しかし、社会人になると、生理期間中に重い生理痛や微熱、気分の浮き沈みやイライラなどに悩まされるようになって……!? これってPMS?社会人になってストレスを感じることが多くなったからか、イライラすることが増えた私。仕事中に同僚に当たってしまうこともあり、自分でも「こんなにも短気だったっけ?」と思うほどでした。 そんなとき、ふと振り返ると、そのイライラが強く現れるのは決まって生理前だということがわかったのです。「自分の感情をコントロールできないし、人にやさしくできない。こんなにイライラするのは病気なのかな……?」と不安になった私はインターネットで検索してみることに。すると、見つけたのは「PMS(月経前症候群)」というものでした。 初めて婦人科へ「こんなイライラした状態のままでは、自分から人が離れてしまうんじゃないか……」と切羽詰まっていた私は、すぐ婦人科を受診することに。医師に自分の生理症状を相談すると、私のほかにも同じような悩みで受診をする人がいると言われ、「私だけじゃないんだ……」と少し安心しました。診察の結果、低用量ピルをすすめられ、メリット・デメリットの説明を受けた上で私は低用量ピルを処方をしてもらうことに。対処法がわかったことにも安心しましたが、私は医師に話を聞いてもらっただけでも気持ちがかなり軽くなりました。 服用を始めると低用量ピルの服用を開始したものの、時間が不規則な仕事をしていたため、毎日決まった時間に飲み続けることに慣れるまでが大変でした。それでも、飲み始めるとビックリするぐらい気分の浮き沈みやイライラ、生理痛などの症状が和らいだのです。また、会社の先輩や同僚にも低用量ピルを飲んでいる人が多いことがわかり、気軽に生理の悩みを話せるようになりました。 当時は、若かったこともあり知識も浅かったため「ピルは避妊に使うもの」とばかり思っていました。そのため、低用量ピルに対しても最初は抵抗がありましたが、今では低用量ピルのおかげで生理がラクになり、周囲に生理の相談をできるようになりました。生理は人によって症状や程度が違うため、すべてをわかってもらうことは難しいこともあるかと思います。対処法は人それぞれなので、自分に合った生理の向き合い方を見つけられるといいなと思います。 著者/黒崎めいイラスト/ちゃこ監修/助産師 REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2022年11月21日1人目妊活中のかこさん。結婚前の健康診断で婦人科検診を受けたところ、なんと卵巣嚢腫があることが発覚!医師から「手術が必要かもしれない」と精密検査を受けたところ……。これは、妊活中のかこさんが結婚前のお話。会社での健康診断で婦人科検診を受けたところ、医師から「これは病院に行ったほうがいいわよ」と言われ……。 先輩のすすめで婦人科検診を受けると… 結婚前に婦人科検診を受けたところ、子宮頸がん検診で医師から「病院へ行ったほうがいい」と言われてしまったかこさん。 予想外の出来事に驚き、後日受診すると卵巣嚢腫が見つかってしまったのです。しかも、どうやら腫瘍のサイズが大きそうで手術の必要があるかもしれず……。さらに、このまま卵巣嚢腫を放置すると激しい腹痛や卵巣の壊死が起きる可能性があることがわかります。 先輩のすすめで受けた婦人科検診から思わぬ事態に発展し、困惑を隠せないかこさん。しかし、状況を知らないままでは卵巣嚢腫の状態が悪化していたかもしれないことを考えると、婦人科検診を受けて正解でした。 自分の体の状態を知るために、定期的な健康診断の受診がとても大切ですね。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 かこさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かこ1人目妊活中のイラストレーター。稽留流産をきっかけに転職→転職に失敗→結果退職。卵巣嚢腫(両側)、子宮内膜ポリープ手術経験有。インスタグラムで妊活の様子や過去の手術体験談などを発信しています!
2022年11月19日20代前半、初めて受診した婦人科で「子宮筋腫」があることを告げられたみりさん。子宮筋腫の発見から手術を受けるまでの体験記をご紹介します。 気にも留めていなかったけれど…※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 ある日、婦人科の受診で子宮筋腫が見つかったみりさん。妊娠と出産には問題ないと医師に言われ、経過観察をすることになったのですが、それから5年経ったとき健康診断で「精密検査」を受けるよう告げられたのです。みりさんは近ごろ、経血量が増えたり塊のような経血が出たりしていたことを思い出しました。このとき筋腫はすでに5〜6cmの大きさになっていたのです。自覚がなくても、生理中の症状に筋腫のサインが出ていたのですね。医師に相談すると、筋腫の治療としてある選択肢を与えられて……!? 第2話に続きます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 関連記事:「卵巣がパンパン!?」新婚なのに…体にある異変を感じた私は #チョコレート嚢胞 1 みりさんは、このほかにもTwitterを更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター みり自分の経験で誰かの役に立てたならと思いエッセイ漫画を作成している。「イラスト・漫画で何か発信できたら…」と模索中のアラサーOL。漫画内に出てくるキャラクターのLINEスタンプ紗凪名義で「レッサーパンダのレッサーちゃん」をゆるく販売中。
2022年11月13日ブログやInstagramにて自身の恋愛体験談マンガでつづられている山田まめさん。実は、18歳になっても初潮を迎えていなかったそうです。大学生になるというタイミングで大学病院を受診すると「子宮が小さい」ということがわかり、ホルモン剤の服用が始まりました。そして、大学生活がスタートするころには生理が! 念願の彼氏もできて、ウキウキの山田さんでしたが、彼氏とのお家デート中、ふと「自分は妊娠できるのか」「なぜ18年間も生理がこなかったのか」と不安に。母に相談しましたが、「そんなの気にしても仕方ない」と言われてしまい……。 婦人科を受診して… 恋人ができたことで、「18年間生理がなかったこと」に強い不安を覚えた山田さん。改めて調べてみると、「原発性無月経」という言葉に辿り着きました。日本産婦人科医会のHPによると、原発性無月経とは「満18歳を迎えても初経の起こらないもの」とされていますが、そもそも15 歳以上、18 歳未満で初経を迎えていない場合は「初経遅延」と定義されているよう。そのため、15歳を迎えても初経がない場合は受診をすすめています。山田さんの場合は、薬で生理がくるようになっていましたが、「自分は病気なのかも」と思うと、困惑してしまいますよね。 監修/助産師 REIKO ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 山田まめさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 山田まめインスタグラムでエッセイを描いています!現在は恋愛もの「ソフレ探しました」や「彼氏探しました」を連載中です。
2022年11月07日毎月、月経痛が辛い…!ピルを婦人科で処方してもらうという選択肢を知りながら、なんとなくためらっていて日々をやりすごしている人もいるでしょう。ピルの基礎知識や婦人科受診の目安などを婦人科医にうかがいます。ピル認知率は約9割!でも服用経験ありの割合は…?ピルのオンライン診療プラットフォーム「ルナトモ」を運営するLunatomoが、2022年8月に全国18歳~39歳の855人の女性に対して、ピルの利用実態調査を実施したところ、全体の91.7%の女性がピルについて聞いたことがあると回答しました。ピルについて知っている女性に対して「ピルを生理トラブル軽減のために検討したことはありますか?」と聞いたところ、59.2%が一度でも検討したことがあると回答。そのうち「実際に服用している・したことがある」人は34.2%という結果になりました。ピルの服用を検討した理由の上位は「生理痛を軽減したいから(59.5%)」、「生理不順を改善したいから(33.0%)」、「PMSを軽減したいから(26.9%)」となり、避妊よりも体調不良からピルの服用を考える女性が多いことがわかりました。この調査結果からは、多くの女性はピルの存在を知っていて検討はするものの、なかなか婦人科受診にまで踏み切っていない実態がわかります。ピルについての知識や受診の目安がわからないことも、原因かもしれません。ピルってどんなもの?そこでルナトモの提携院であり、ピルの処方を行っている「グレイス杉山クリニックSHIBUYA」院長で産婦人科医の岡田有香さんにピルについてお話をうかがいました。岡田さんピルは、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)という2種類の女性ホルモンを合わせてできた錠剤です。排卵を抑えてホルモンバランスを一定にすることで、月経痛の緩和や子宮内膜症予防のほか、さまざまな効果があるといわれています。ピルの服用により期待される効果避妊、経血量の減少、月経痛の緩和、月経不順やPMS(月経前症候群)の改善、子宮内膜症の発症予防、肌荒れ(大人ニキビなど)の軽減など。岡田さんピルは医師の処方せんが必要な「医療用医薬品」です。医師の診察を受け、医師や薬剤師から薬の説明を受けたうえで購入する必要があります。ピルを選択する目安とは?ーー先述したアンケートでは、ピルの検討理由で1番多かったのは「月経痛の軽減」でした。自分でできる月経痛への対処法としては、市販の痛み止めを服用したり、お腹を温めたり、ストレッチなどを行ったりする方法があるといわれています。ピルを婦人科で処方してもらう目安には、どんなことがあるのでしょうか。岡田さん月経中に痛み止めを1錠でも飲んだり、日常生活に支障をきたすほどの強い月経痛がある方は「月経困難症」という病気に当てはまります。月経困難症がある人の約70%は子宮内膜症になるといわれており、それを放置すると不妊のリスクが高まる恐れがあります。月経困難症を自覚する方は一度婦人科を受診してみてください。婦人科の待ち時間と予約への不満の対策ーーピルの処方をはじめ、月経痛改善のために婦人科を受診しても、「待ち時間が長い」「予約が取れない」などの不満があるのが実態です。Lunatomoの調査でピルを服用していると答えた女性のうち、77.7%が通院を通してピルを入手していると回答。そのうちの95.2%が病院に通ってピルを受け取ることに何らかの不便を感じた経験があると回答し、「待ち時間が長い(58.1%)」、「定期的な通院が面倒(55.1%)」という不便さを感じている人が多い結果となりました。こうした声を受けて、婦人科のなかには、待ち時間が長いことや予約の取りにくさに対して工夫をしているところもあります。例えば岡田さんが院長を務める「グレイス杉山クリニックSHIBUYA」では、待ち時間を短縮するための工夫をいくつか行っているのだそうです。岡田さん24時間、WebサイトとLINEでの予約受付を行っているほか、問診などは事前にオンラインで行えるようしています。またクリニックでの受診時には、検査結果や会計が出たらLINEで連絡するという方式を取っており、待ち時間の合間に外出もできるようにしています。また待合室には仕事できるスペースを設置しており、必要に応じて利用いただけるようにしています。ーーピルを希望して婦人科を受診する際には、このような工夫をしている婦人科を探すのも良さそうですね。オンライン診療という選択肢もーー婦人科の待ち時間や予約の取りにくさなどの対策の一つに、オンライン診療の利用があります。ピルの処方はオンライン診療でも行われています。岡田さんにオンライン診療への取り組みについてうかがいました。岡田さん自分のカラダや健康について知り、向き合うことは女性にとってとても大切なことです。残念なことに、日本では婦人科受診そのものにハードルを感じる女性も少なくありませんが、欧米では産婦人科のかかりつけ医を持つことが一般的。日本でもそうなったらいいなと思っています。その点、オンライン診療は自宅や職場にいながら、忙しい時間の合間にも診療を受けられるのがメリットです。今後も女性が安心して月経痛やPMS、月経異常などの不調を婦人科医に相談し、適切に自身のメンテナンスできる機会を支援していきたいと思います。ーーちなみに、ピルの処方をオンライン診療で受ける場合の費用は現状、ほとんどが保険が適用されない自由診療といわれています。病院やオンライン診療サービスによっても異なりますので、費用面が気になる場合は、医師に相談しましょう。月経痛に悩んでいる人は、程度に応じてピルの利用を考えてみるのも良いのでは。またピルを処方してもらうのに必要な婦人科受診方法の選択肢も広がっています。ぜひ自分に合ったものを見つけて、改善していきましょう。Information教えてくれた人…岡田 有香(おかだ・ゆか)さんグレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 産婦人科医日本産科婦人科学会専門医。2022年グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長に就任。生理の知識や妊活、卵子凍結についてInstagramでも発信中。(C)Vertigo3d/Getty Images文・椎原茜
2022年10月30日自分の月経は“普通”で、皆こんなものだろうと思っていた20代の頃。市から届いた子宮頸がん検診のお知らせを見て、なんとなく「受けてみよう」と思い、人生で初めて婦人科検診へ行くことに。軽い気持ちで受けた検診でしたが、予想外の診断結果を告げられることになりました。今回は婦人科検診での実体験をご紹介します。婦人科検診を受けたきっかけ筆者は初めて月経が来た頃から、経血の量が多いタイプ。また「お腹が痛い」「腰が重だるい」「生理前は食欲が増える」「不安やイライラなど気分が不安定」など、いわゆる生理痛やPMSと呼ばれる症状を感じていました。当時は「月経=恥ずかしいもの」というイメージがあり、痛みによる辛さや疑問をなかなか人に相談できなくて。今のようにインターネットが盛んではなかったし、フェムケア情報が少なくて、情報や知識もありませんでした。毎月のことなので、「これが普通なんだろう」「痛みや気分の不安定さも当たり前」と思い込み、皆これを乗り越えているんだろうな…と思っていたんです。自分の月経に対して疑問を感じるように社会人になった20歳頃から「かたまりのような経血が出るようになった」「過多月経かもしれない」と感じるように。さらに、先輩や友人との会話から「量が少ない人もいる」「生理痛やPMSがない人もいる」という話も聞いて、量や症状など人によってそんなに違うんだ…と驚きましたね。とはいえ、自分の月経に対してそこまで深刻には考えていませんでした。「痛みやしんどさを感じるし、量も少し多い気がするけど、月経サイクルは正常だしな…」と、婦人科を受診するほどの問題はないと思ったのが正直なところ。ですが、ちょうどその頃(約10年前、筆者が25歳頃)に女性特有の病気を公表する芸能人が多くなったと感じ、月経について考える機会が増えたんです。市から無料で婦人科検診を受診できるお知らせが届いたこともきっかけとなり、軽い気持ちで婦人科へ行ってみようと思いました。驚きの診断結果が…「何かあってからでは遅いし、何もなければそれで良し!」と思い、初めての婦人科検診へ。しかしその結果は、予想外のものでした。じつは「子宮筋腫(子宮壁にできる良性の腫瘍で筋肉が増殖したもの)」があることがわかったんです。詳しく調べてもらったところ、私の場合は現時点で大きな問題になるようなものではなく、毎年の検診で大きくなっていないかなどの様子を見るだけでいいとのこと。しかし、子宮筋腫ができた場所が悪かったり、数が多くてサイズが大きかったりする場合は、「経血量が多くなる」「不正出血を起こす」「妊娠しづらくなる」といった可能性もあるそうです。月経へのアドバイスも検診時に「なんとなく経血量が多い気がする」「かたまりのような経血が出るようになった」と医師に相談してみると、ホルモンや冷えなどが原因ではないか、とのこと。さらに「我慢せず鎮痛薬を飲んでください」とアドバイスももらいました。その日から毎日の入浴で、足先やお腹を冷やさないように気をつけるようになったんです。悩みや不安を一人で抱え込まないために婦人科だけに限らず、よっぽどの痛みや違和感がなければ病院に行かないという人は多いはず。筆者も初めて月経が来た日から「生理とはこういうもの」と思い込んでいましたし、「20代で婦人科検診は早くないかな?」と考えていました。ですが、自分の体であっても、病院で診てもらって初めてわかることもあるでしょう。検診の結果、何もなければそれでいいし、もし問題があっても早めに治療することができたら良いですよね。一番怖いのは、放置した結果手遅れになってしまうこと。自分の体や月経と向き合うきっかけにしてみてくださいね。©PeopleImages/Trevor Williams/Moyo Studio/gettyimages※この記事は個人の体験や感想をもとに執筆しています。文/寒川あゆみ
2022年10月23日