グラフィックデザイナーであるやまざきももこさんが子宮筋腫の手術をしたのは2021年のこと。トイレでお股に違和感を覚えたことがきっかけでした。婦人科へ行くと子宮筋腫が子宮から飛び出してしまった状態であると告げられ、その場で切除することとなりました。大きい病院へ促され…※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 ※検診→健診/言われたなかった?→言われなかった? やまざきさんがお股に感じていた違和感の正体である、子宮から飛び出した筋腫をその場で切除。ゴルフボールほどの大きさがあったとのことですが、産婦人科医の天神尚子先生によると「ゴルフボールくらいの大きさならば麻酔なしで切除してしまいますよ」とのこと。そして、まだ子宮筋腫があるとのことで、やまざきさんは改めて大きい病院を受診することとなりました。 その後、大きな病院でMRI検査を受け、このときは「筋腫の残骸がある」とのことでやまざきさんは手術を受けることになりました。 日本産婦人科学会のホームページには、子宮筋腫の主な症状として過多月経と生理痛、貧血などが挙げられており、やまざきさんも自身の経血量の多さや、めまいなどを感じていたようです。 特に経血量に関しては、他人と比べるということはなかなかないこともあり、自身の経血量が多いのか少ないのか判断は難しいところですよね。ただ、生理用ナプキンが1時間も持たない場合や、経血にレバーのような塊が混じる場合は、一度婦人科を受診し相談してみるとよいかもしれません。また、会社での健康診断や、住んでいる地域の婦人科検診などで筋腫を早期発見できる場合もあります。ぜひ、定期的な婦人科検診も大事にしてくださいね。 監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 やまざきももこさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター やまざきももこグラフィックデザイナー/イラストレーター。創作マンガや心に残しておきたいことをエッセイマンガにしてSNSに投稿しています。ラジオとアイスとかわいいものが好き。
2023年08月28日グラフィックデザイナーであるやまざきももこさんが子宮筋腫の手術をしたのは2021年のこと。トイレである違和感を覚えたことがきっかけでした。 「健康第一」と噛み締めていたときに※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 母と父の入院を目にし、改めて「健康第一」を噛み締めていたやまざきさん。そんなとき、トイレに行くと股の間に「何かがある」と違和感が。婦人科へ行き診てもらうと、子宮筋腫であることが告げられました。このとき、やまざきさんは子宮の内側にできる粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ)が子宮口から飛び出していた「筋腫分娩」の状態。その場で切除がおこなわれましたが、心の準備が整っていなかったやまざきさんにとっては、突然のことで驚いてしまいますよね。 産婦人科医の天神尚子先生によると、「筋腫分娩はその場で取れるようであれば切除してしまう」のだそう。もちろん、痛みの度合いは人それぞれですが、麻酔などは用いないことがほとんどで、「大きく騒ぐような痛みではないので安心してくださいね」とのことでした。そして、切除は筋腫の根本を糸で縛って切除することが多いそうですが、マンガで描かれている輪のような器具で切除する場合もあると教えてくれましたよ。 子宮筋腫の症状としては経血量が多いと感じたり、生理痛がつらかったりということが挙げられます。また、天神先生曰く、「出血が止まらない」と受診された方はたいてい筋腫分娩の状態になっているとのこと。もし体に異常を感じた場合は、無理をせず婦人科を受診することが第一ですね。 監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 やまざきももこさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター やまざきももこグラフィックデザイナー/イラストレーター。創作マンガや心に残しておきたいことをエッセイマンガにしてSNSに投稿しています。ラジオとアイスとかわいいものが好き。
2023年08月27日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、おなかの針を抜く処置を受けて無事に退院した菜留子さん。多少の痛みはあるものの何とか家事をこなし、2週間後の診察を受ける日がやって来ました。★前の話無事に迎えた最後の診察日痛む傷口をかばいながら、退院当日から料理や皿洗いをしていた菜留子さん。病院から退院後の過ごし方についてきちんと説明がなかったことを気にしつつ、無理をしない範囲で車の運転もしていました。退院後は、体を動かせる範囲の制限はあったものの、高齢の母を協力して家事をこなしていました。10kgのお米を買ったのは、退院から3週間後くらい。肩で担ぐと、おなかに負荷がかからず、痛みを感じずに済みました。インターネットで「退院後は眠ってばかりいました」という人が結構いましたが、私の場合はまったく眠気はなく……。更年期の影響とかもあるのかな?と思っていました。そこから2週間後、婦人科外来を受診。内診の結果、「診察はこれで終わりです。お風呂もOK」と言われ、ついでに「性交渉もOK」と医者から言われました。もちろん「私の場合は」ですが……。そもそも彼氏ナシ独身アラフィフには関係ないですけどね(笑)!-----------------------最後の診察まで大きな問題もなく過ごせたようで、ひと安心ですね。ただ、術後の経過は人それぞれなので、体調に不安がある方は無理をしないようにしましょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「正社員は無理…?」めいっ子のために転職を考えるも出鼻をくじかれ #40代独身で突然母になる 13★関連記事:ママに見えないって褒め言葉!?今の自分を否定する言葉なのになぜ? #おばさんってダメですか? 6★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月27日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、おなかの針を抜いた菜留子さんは、無事に退院日を迎えます。退院時、退院後の注意書きなどが書かれた用紙をもらうも、簡易的な内容だったため不安を感じていました。★前の話退院後の生活に不安…手術から9日目、退院時間に合わせて母が迎えに来てくれましたが、前日に看護師さんが言っていた通り、会計まで少し時間がかかる様子。じっと待つこと40分、ようやく順番が回ってきました。さらに、あんなに退院後は家事など何もできないと言っていたのに、期待していた昼食の用意はなし……。「高齢の母に期待した自分が甘かった……」と思うのでした。退院した日、家に着いて少し横になって休んでいました。痛む傷口をかばいながら起き上がって冷蔵庫を開くと、冷やし中華があることに気付きます。退院日から料理をして皿洗いをして……。まさかこんなにすぐ家事をするとは思っていませんでした。なんとか家事もこなせたし、私は車で5分ほどのお店へ買い物に出かけることに。もちろん、傷口に響くのでゆっくり運転。そんなとき、同じような手術をした人のブログやインターネットから「退院して3週間は、運転やスポーツを控えて」といった情報を見たことを思い出します。私の場合、退院時に退院指導の用紙をもらったけれど、「下腹部の痛みや高熱が出たら受診を」くらいしか書いていなかったのです。ちなみに、先生から退院後についてお話があったのは、おなかの針を抜く処置をしていたとき。・おなかのテープは自然と剥がれるので、剥がれるまで貼っておく・腹帯は、最低3カ月は、締めておく・熱が出たら、連絡して受診する・痛いときは、市販の痛み止め飲んで・何もなければ、2週間後に受診しかもカーテン越しだったので、それ以上質問できずにいました。病院の方針なのか先生によるのかは正直わからないですが、いろいろモヤッとする入院生活でした。思ったことをガンガン言えるタイプになりたい……と、切実に思います。-----------------------手術の内容はもちろん、退院後にどんなことに気を付けたらいいのか、受診のサインなど気になることは尽きないもの。不安な方は改めて説明の場を設けてもらうなど、少しでも不安要素を取り除いておきたいですね。とにもかくにも、退院後は無理をせずにしっかりと体を休めるようにしましょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「もう少し肩の力を抜こう…」めいっ子からの手紙で前を向く決意を #40代独身で突然母になる 12★関連記事:「もう学校へは行くなよ」養母と教師の板挟みで両方から叱られ #親に捨てられたおばあちゃんの話 46★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月26日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わり、7日目におなかの針を抜いた菜留子さん。そして9日目、ついに退院できることが決まりました。★前の話待ち時間が…長い!おなかの針を抜いた前日、診察室で看護師さんたちのヒソヒソ声が聞こえてきて、「感じの悪さ」を感じていた菜留子さん。ちょっと不快な気持ちになるも、退院の日に向けて気持ちを切り替えました。退院当日、高齢の母が迎えに来てくれたのですが……!?手術から9日目、退院の日がやって来ました。退院時間に合わせて母が迎えに来てくれましたが、前日に看護師さんが言っていた通り、会計まで少し時間がかかるようでした。「待つかも……」とは聞いていたものの、なかなか呼ばれない! じっと待つこと40分、ようやく順番が回ってきました。「疲れた……こんなに待つなんて!」というのが正直な気持ちでした。母も10時に合わせてバスではなくタクシーで駆けつけてくれたのに……。事前に現金を用意する必要がないカード払いは、とても便利でした。スムーズに会計を済ませ、お世話になった看護師さんたちに挨拶し、母とタクシーで家路に着いたのでした。しかし、あんなに退院後は家事など何もできないと言っていたのに、期待していた昼食の用意はなし……。「どこかで食べる?」と聞かれるも、「疲れたから早く帰りたい」という本音が漏れてしまいました。高齢の母に期待した自分が甘かった……。そう思わずにはいられません。-----------------------迎えに来てくれるだけでうれしいものですが、退院後は「早く帰ってゆっくりしたい」と思うもの。家族だからこそ甘えて頼りたくなる分、ついイライラしてしまうこともありますよね。ともあれ、無事に退院を迎えられて本当によかったですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。★関連記事:「私たちは普通の家とは違うでしょ?」不満爆発のめいっ子の選択は #40代独身で突然母になる 10★関連記事:「それでも日本国民か」幸せな思い出の作文を皆の前で罵倒され #親に捨てられたおばあちゃんの話 44★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月24日皆さんは、妊娠していることを伝えるかで悩んだことはありますか?今回は「妊娠を秘密にしたいという夫に困った話」とその感想を紹介します。イラスト:Yukko夫の友達の家に遊びに行くことにつわりが落ち着く妊娠中期に入った主人公。夫が「友人の家に遊びに行かない?」と提案してきます。でもサプライズにしたいので妊娠のことは秘密にしてほしいと言われ困惑しますが…。ノリの悪い妻と思われそうでモヤモヤ出典:愛カツ主人公は夫の頼みを聞き入れ、妊娠のことは秘密にする約束をし、当日を迎えました。久しぶりに会ったということで夫と友達は盛り上がり朝まで飲み明かすことに。夕飯だけ一緒に食べて帰るつもりだったのに…。妊娠を知らない友達は「盛り上がろうぜ!」と主人公にもお酒をすすめてきます。妊娠について伝えられないため、断るたびにモヤモヤする主人公でした。読者の感想夫は楽しかったかもしれませんが…。ちゃんと友達に説明しない夫が悪いと思います。もう少し妻にも気を遣ってもらいたいものです。(28歳/女性)夫の気遣いのなさにイラッとしました。妊婦だということを分かっているのでしょうか?自分の楽しさ優先でしか考えていない行動に、父親としての自覚がまだまだ足りたいと感じました。(40歳/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。
2023年08月20日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。もうすぐ生まれるかなと思ったらみかんさんでしたが、子宮口の開き具合は5cmほど。ひとりで陣痛に耐えますが、心細くなって夫にLINEをしたところ、「明日生まれたら、誕生日は11月23日だよ」と返信が。みかんさん夫婦の記念日は1・2・3の組み合わせに何かと縁があるため、少しテンションが上がりました。気を紛らわせながら陣痛に耐え、出産の時を待ちます。痛みが強くなり、いきみたい!という気持ちになってきたみかんさん。まだ早いかなと思いつつ、一度ナースコールをしてみました。助産師さんが確認すると予想より早く子宮口が開いていたため、分娩に向けた準備が始まりました。そして、どのようなお産にしたいかという要望を書いたバースプランを基に、助産師さんはみかんさんに声をかけてくれます。まずは夫に電話をしますが……。 顔認証が反応しない!? 必死の思いで夫に電話 事前に提出していたバースプランに、出産のとき、夫に電話したいと書いていたみかんさん。今は出産以外のことに体力を使いたくないと思いつつ、一生に一度かもしれないし……と気持ちを切り替え、夫に連絡しました。しかし、入浴中?だったのか電話にでず。 そして、分娩室の準備が整ったので移動することに。陣痛の波がおさまっている間に移ろうとしますが、体力を消耗しているので早く動けず。しかも焦って違う方向に進んでしまい、タイムロス。廊下を歩いているときに陣痛の波が来たので、助産師さんに寄り添ってもらいながら痛みがおさまるのを待っていました。 分娩室へ移ることになったみかんさん。初産婦さんの場合、子宮口が全開大になってから移動することが多いため、このときが一番大変だったという人もいるのではないでしょうか。一方でタイミング悪く電話に出られなかったみかんさんの夫ですが、いつ生まれるか、きっとドキドキしているはず。次は電話に出られるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年08月16日みなさんは、健康診断や婦人科の検診を定期的に受けていますか?中には、定期検診で疾患が発覚する人も少なくはないようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Eさんの場合……会社の健康診断で子宮頸がん検査を受けたところ、再検査となりました。別の婦人科を受診して再検査と同時に超音波検査を行いました。そこで子宮内膜ポリープの疑いがあり、子宮鏡の検査を行いました。お医者さんから「子宮内膜ポリープ」と診断されました。元々、生理痛も重かったので、今思えばそれが予兆だったのかもしれません。どんな治療を受けましたか?3ヶ月に一度のペースで通院して、経過観察しています。ポリープの大きさにあまり変化がないので、特別な治療はしていません。ただ、お医者さんからは「妊娠を考えるなら手術をしないといけない」と言われています。世の女性陣へ伝えたいことは?婦人科の疾患は何かあってからでは取り返しがつかなくなることも。少しでも不安なことがあれば、すぐ病院を受診することをおすすめします。読者の感想は……『婦人科の病気は妊娠と大きな関わりがある事が多いので、特に若い女性は気をつけないといけないと思いました。』『気づいた時にはもう手遅れ……。そうなる前に恥ずかしがらず定期的な受診が必要だと思った。』『子宮内膜ポリープは、検診などがないと見つけにくそうなので、定期検診は大切だと思いました。』『妊娠を望むなら手術が必要と言われたら、とてもショックだと思います。検診は大事だなと感じました。』『早い段階での検診が重要だと感じたし、痛みや違和感がなくても病院に定期的に行くべきだと思いました。』など、「定期検診は大事」というコメントが多く寄せられました。不安があれば婦人科へ……会社の健康診断の再検査で子宮内膜ポリープが見つかり、「妊娠を考えるなら手術をしないといけない」と医師から衝撃のひと言があったEさん。早期発見のためにも、定期的に婦人科の検診は受けておいたほうがいいかもしれませんね。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月09日閉経して2年を過ぎたころから、腟口に圧迫感を感じることが増えました。閉経以降の体の変化として受け止めていましたが、「子宮脱」と呼ばれる病気の前兆である可能性が高いと知り予防策を講じることにしたのです。ここでは私が子宮脱にならないために始めた予防策についてお話しします。★関連記事:2人目妊娠中に腟から子宮が脱出する「子宮脱」に! 再発を予防するため、骨盤底筋体操をスタート性器を拭くと丸い何かが…52歳でで完全に閉経し、デリケートゾーンの渇きをケアするために専用のボディソープやローションを用いるようにするなど、自分なりにケアを心がけていました。そのためデリケートゾーンの保湿には問題がなかったものの、トイレで用を足した後に性器を拭くと腟口のあたりに丸く硬いものが触れるようになったのです。以前から腟が膨らむような感覚もあり、看護師の友人に相談したところ、「子宮下垂の可能性がある」と言われました。子宮下垂と子宮脱の違いとは?婦人科の取材経験がある私は、更年期の「子宮脱」に関する記事を書いたことがありました。子宮脱は多産や3,500g以上の赤ちゃんを出産した経験のある女性が、更年期以降に発症することの多い疾患で、子宮が腟から脱出するものだそうです。一方で子宮下垂は腟から子宮は脱出していないものの、下がってきている感覚がわかるというものでした。子宮下垂を放置すると子宮脱に移行することが多く、症状が悪化すると治療や手術を余儀なくされるため、すぐに予防策を講じることにしたのです。骨盤底筋体操の習慣化することにして3年前に月曜日だけごはんを食べないという月曜断食を始めて9㎏の減量に成功し、そのときは平日は一切炭水化物を食べていませんでした。現在も月曜断食を続けているものの、平日でも炭水化物を食べるようになってから、体重は微増していました。しかし肥満が子宮脱の原因になると知り、体重を少し減らして体形を維持するために食べるものを変えるとともに、運動量を増やすことに決めたのです。そこで軽いヨガと筋トレ、ウォーキングの他、骨盤底筋体操も始めました。肛門と腟に力を入れて締めたり力を抜いたりを繰り返す骨盤底筋体操は、寝ていても座っていても立っていてもおこなうことができます。骨盤底筋体操を朝晩10回ずつ繰り返すことが、子宮脱の予防につながると信じて実践しています。まとめ加齢とともに体が変化するのは、避けがたい現実です。しかし体の変調にいち早く気付いて対処すれば、大きな病気を予防することにつながります。私も子宮脱にならないよう体重の維持と骨盤底筋体操を続けていきたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。【駒形先生からのアドバイス】すでに子宮下垂の症状がある人は、骨盤底筋体操を1セット10回、1日最低3セットおこなうことをお勧めします。また、骨盤底筋体操は3カ月以上毎日続けなければ、治療としての効果は出にくいと言われています。著者/サトウ ユカコ(54歳)広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。
2023年08月07日一家の主婦として家事を一手に担っていた私が、入院・手術を余儀なくされて1週間家を空けることに。家事はおろか自分の食事を用意することすらしたことのなかった、面倒くさがりで家事が苦手な夫。子宮体がんの告知を受けた私が、入院までの2週間で夫に家事をたたき込んで手術に臨んだ奮闘記をご紹介します。果たして夫は、私の入院中に自分と猫3匹の世話をできたのか!?★関連記事:「生きていけるのだろうか」亭主関白で何もしない夫。私がいなくなったときのことを考えた結果子宮体がんで入院中、夫はどうなった?定期検査で異常を指摘され大きな病院へ更年期障害で40代後半から婦人科に通っていた私。子宮がんになる人が多いとされている50代に入っていたこともあり、半年に一度、子宮のエコー検査と細胞診をしてもらっていました。あるとき、いつもの定期検査で「子宮壁が少し厚いですね」と指摘を受け、それから3カ月たっても「子宮壁の厚み」は本来の薄さに戻らず、医師からは「念のため大きい病院に行ってみて」と紹介状を渡されたのでした。紹介状を持って市内の大学病院の婦人科に行き、改めて子宮の細胞診を受けました。それまで不正出血なども特になかったので、「きっと異常なしだ」と根拠のない自信に満ちて、後日ひとりで結果を聞きに行った私に医師は「ちょっと良くない結果で……9割方がんだと思われます」とあっさり本人に告知。「えーっ! そういうのってご家族を連れてきてくださいとかって言うんじゃないの!?」と心の中で思いながら、頭をよぎったのは「この先生で大丈夫だろうか……」という不安でした。それは、最初の診察のときから先生と相性が悪い感じがしていて、しかも若くて経験が浅そうに見え、「誤診という可能性もあるんじゃないだろうか?」と思えたからでした。不安を払拭できず、がん専門病院へ転院医師への不信は私のただの素人考えで、誤診なんてことはなかったのでしょうが、初めてのがんの不安と医師への不信感は払拭できず、「がん相談支援センター」へ相談に行ったりもして悩みに悩んだ末に、「がん専門病院へ行って、そこでがんだと言われたら納得できる!」と、がん専門病院に転院することを決意しました。再び紹介状を持ってがん専門病院へ転院。しかし、そこでもやはり「子宮体がんである」という診断は覆らず、がん専門病院でがんだと言われたらもう疑う余地はありません。それに担当の女医さんは印象も良く、手術の経験も豊富であろう立場の方だったので、「この先生に命を預けよう!」と、全摘出手術を受ける決心をしたのでした。ただ、ここで問題になったのが入院中の家事と猫3匹の世話のことです。そのとき夫ができたのは食器洗いとごみ出しくらいで、少なくとも私が入院する1週間、夫がほとんどしたことのない自分の食事の手配と猫の世話をしなければなりません。普段している人にとってはそれほど難しいことでなくても、面倒くさがりで家事が苦手な夫にとっては結構な難題と思われたのです。夫に家事と猫の世話を引き継ぎそのときちょうど緊急事態宣言中で夫は在宅勤務、3食を自分でどうにかしなければなりません。加えて老猫3匹のうち1匹が病気で通院が必要な状況でもありました。さらには家の契約・銀行・保険・年金・税金などのいっさいの事務管理を私がしていたので、全身麻酔で内臓を一つ取るという大きな手術の万が一に備えて、それらを夫がわかるように引き継いでおく必要もあるだろうと思ったのです。迫りくる2週間後の入院に向けて私は、夫にご飯の炊き方や味噌汁の作り方、ネットスーパーの注文の仕方、洗濯の仕方、猫3匹のごはんのあげ方、猫トイレの掃除の仕方、キャットフードや猫砂の注文の仕方、猫の病院への連れて行き方などなどを、レクチャーしながら実践訓練もさせて、さらには重要書類や印鑑を、のほほ~んとした夫でもすぐにわかるようにまとめ、会社を辞めるときのようにすべての引き継ぎ作業をしたのでした。これだけの業務ともいえることを2週間で教え込み、夫がひとりで回せるように仕込まなければならなかった私は、自分の手術の不安に浸る余裕もないほどに必死でしたが、苦手な家事や事務管理を覚えてできるようにならなければいけなかった夫も大変だったことでしょう。無事に手術を終え、経過も良好こうして私はどうにか家のこと全般を夫に引き継ぎ、入院し手術を受けたのでした。私のがんはステージ1aという本当に初期の初期で、すでに閉経状態であったことと卵巣への転移のリスクをなくすためか、子宮だけでなく両卵巣も摘出する「準広汎子宮全摘出術(じゅんこうはんしきゅうぜんてきしゅつじゅつ)」を腹腔鏡下でおこなう手術でした。内臓を一つ取るのですから手術直後の痛みは半端なかったですが、術後1カ月、3カ月、半年と徐々に患部の痛みは和らいでいき、1年が過ぎるころには手術をしたことも忘れていられるほど、痛みを感じることはほとんどなくなりました。がんが初期の初期であったことと転移の可能性が低いことから抗がん剤治療の必要もなく、術後1年半たった今は半年に1回の血液検査と細胞診のみで、5年間の経過観察が続く予定です。さて、家事苦手夫はどうだったのかというと、自分の食事はご飯を炊いて味噌汁を作れるようになっていましたが、お総菜はスーパーで買ったり、私が教えていない「Uber Eatsで注文する」という技を身に付けていました。まとめそしてその後、夫は術後の私を気づかってくれてはいましたが、私が徐々に回復してくるとまた家事全般と事務管理は当たり前のように私の担当に戻り、人任せでのほほ~んとしたその性格は相変わらずです。ただ、夫が猫たちの世話をひと通りできるようになり、猫関連のことをほとんどしてくれるようにはなりました。おかげで私の負担が減り、時間に少し余裕が生まれたことで念願のライター業を始めることにもつながりました。そう思うとこのできごとは、本当に大変だったけど、夫と私に変化と成長を促すための神様からの貴重な「ギフト」だったのでは?と思え、そしてこの変化は小さく思えるけれど、未来への大きな変化への一歩となったのかもしれません。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。マンガ/しおみなおこ著者/おざさお(55歳)年下外国人夫と結婚して21年。40代からは体の不調に振り回されながら猫3匹の下僕として生活を送る。念願のライター業に一歩を踏み出すも、高齢の両親のお世話も加わり、どうなる私の人生後半戦。
2023年08月05日2人目を妊娠中に子宮脱(子宮が腟から脱出してしまう病気)を経験したのですが、出産後は何かと忙しく自分の体を気にかける余裕がありませんでした。しかし、子宮脱の経験を忘れていたころに周りで子宮脱の手術をする人がいて、子宮脱予防の必要性を実感。そこで子宮脱の予防として、骨盤底筋を鍛えようとある体操を始めた体験談を紹介します。★関連記事:「おまたから内臓が出る!?」骨盤臓器脱の原因となる、やりがちNG習慣【専門医監修】妊娠中に子宮脱を経験し長期入院第二子を妊娠中に子宮脱になり長期の入院をしました。当時は26歳、まさかこの年齢で子宮脱になるとは思っていなかったので、とても驚きました。妊娠中の子宮脱は、体に対して赤ちゃんの大きさが大きくて、靱帯が伸びてしまったことが原因と産婦人科医に言われました。妊娠中はペッサリー(子宮が下がらないようにするリング)を腟内に装着して過ごし、無事予定日までおなかに留めることができました。しかし、一度伸びた靱帯は元には戻らないそうなので再発しやすく、妊娠中や出産後はなるべく重い物を持たないようにと、医師からも言われました。実際に重い物を持つと、下腹部に違和感を感じることもありました。 身内が子宮脱で手術をしたと聞き…子宮脱となった後は、重い物をなるべく持たないようにし、重い物を持たなければいけないときは膝を曲げるなどして、おなかに力が入らないように気を付けました。子宮脱を経験した20代当時、ネットで調べてみると子宮脱には、骨盤底筋を鍛えるのが有効と書いてあり、今後の予防のために骨盤底筋を鍛えなければいけないなと思っていました。しかし、子育てで忙しくなかなか自分の体を気にかけている余裕もなく、いつの間にか子宮脱のことも忘れて過ごしていました。40代となり、子宮脱を経験したことを忘れていたころ、身内が子宮脱で手術を受けたと知りました。その話を聞き、20代で子宮脱をしたときに担当してもらった医師から、年齢と骨盤底筋との関係の話を伺ったことを思い出しました。女性ホルモンが少なくなる40歳以降は、骨盤底筋の筋力が衰えて、尿漏れしやすくなるということです。子宮脱だけではなく、尿漏れも関係すると聞き、アラフォーになり骨盤底筋を鍛えようと思うようになりました。骨盤底筋を鍛えるために始めた体操骨盤底筋を鍛えなければいけないなと思っていたところ、ふと目にした産婦人科のポスターで、骨盤底筋を鍛える体操について紹介されており、この体操をおこなってみることにしました。体操は両太ももの間にクッションを入れて、クッションを強く締めたり緩めたりといった簡単なものでした。私はこの体操を、1セット10回、朝晩にするようにしています。まだ、始めて3カ月ほどなのでその成果かどうかはまだわかりませんが、少し重い物を持っても以前のように下腹部の違和感が起きにくくなったように感じています。まとめ40歳を過ぎた今、無理せず継続的におこなえる体操は、健康的な生活を送るために必要だと考えています。医師から子宮脱を経験した人は、靭帯や膜など傷が付いている場合が多いと聞いたので、いくら体調が良くても自分なりの予防策として、骨盤底筋体操を日課として続けていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/村澤綾香著者/Y.N.(44歳)大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
2023年08月04日【傍卵巣嚢腫で腹腔鏡手術をした話 第27話】レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、摘出手術を終え、無事に退院。普段の生活に体を慣らしていました。 我慢が爆発?退院して数日が経ち、おなかの傷に貼られた保護テープも外れたころ。レイラさんの中では「ある欲求」が爆発しそうになっていました。 レイラさんは万が一のことを考え、入院1カ月前から退院したこのときまで外出を控えていました。しかし体調も戻ってきた今、「出かけたい欲」が爆発。無理をしない程度で近場ならと友人に連絡をし、友人とのお茶を楽しんだそうです。久しぶりの友人との時間は、レイラさんにとってとてもいい気分転換になったことと思います。 その後、退院2週間が過ぎたころには、排卵期に出るおりものを確認。手術を経たからこそ、しっかり自分の体が働いていることを実感すると、ちょっとジーンとしてしまう場面でもありますよね。退院3週間が過ぎたころにはおなかの痛みはだいぶ和らいでいたとのことですが、うつ伏せだけはまだちょっとつらかったよう。おなかの傷が痛んでしまい、ちょっぴり後悔されたレイラさんなのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年08月01日婦人科の検診を定期的に受けていますか?中には、子宮頸がん検診を受けた結果、疾患が判明し手術をすることになった方もいるようです。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Sさんの場合……10代から20代の頃に酷い生理痛があったのですが、当時の私はそれが当たり前だと思っていました。さらに、30代になって生理痛が軽減したことで、婦人系の病気に対してより無関心に。しかし、そんなときに不正出血が!年齢的にも受けておいた方が良いと思い、子宮頸がん検診を受けることにしました。その検診で医師から「大きな子宮筋腫が見つかった」と言われ、すぐに大きな病院を紹介してもらって手術。今思えば気づくチャンスはたくさんあったのですが「自分は大丈夫!」と過信して病院から遠退いていました。「もっと早く行けば良かった……」と後悔しています。どんな治療を受けましたか?半年間、筋腫を小さくするための薬を服用。半年しか継続できない薬だったため、ギリギリまで服用してから手術を受けました。女性の医師だったので、寄り添ってくれてとても安心感がありました。口コミが良い病院を選びましたが、改めて他の方の声は大事だと実感しました。少しでも気になる症状があれば婦人科を受診してください。何かあっても早い方が良いですし、何もなければ安心を得られます。受診に対して抵抗感の強い人が多いかと思いますが、経験者としては不安を抱えたまま生活するよりも、安心を得られる方が良いと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。読者の感想は……『当たり前になってしまうと見逃しがちになってしまうと感じます。私も不正出血があり受診し筋腫がみつかりました。もし不正出血がなければ婦人科への抵抗感もあり未だに受診していなかったかもしれないと思うとゾッとします。』(40歳/主婦)『「まぁ大丈夫だろう」と思って様子を見てしまうので怖いなと思った』(24歳/会社員)『これは怖いですね。手術するとなると大変なので、定期検診を受けたりすることは大切だなと思いました。』(39歳/会社員)と、さまざまなコメントが寄せられました。気になる症状を放置せずに病院へ10代の頃から気になる症状があったものの、放置してしまったというSさん。気になる症状がある方は早めに受診すると安心かもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月31日寒いねさんの生後3週間の息子が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になって手術したときのお話です。姉妹で同日に出産して、里帰り先で楽しく育児ができると思っていた寒いねさんでしたが、息子のなつくんの吐き戻しが多く心配していました。ある日、いつもと違った茶色い吐き戻しをしたことがきっかけで、救急センターに駆け込み検査をした結果、その原因が判明します。いつもと違った茶色い吐き戻しをしたため、救急センターに駆け込んだ寒いねさんと息子のなつくん。原因は「肥厚性幽門狭窄症」と判明しました。医師からの話を聞き、今が一番成長してほしい時期であることも考慮して、大学病院へ転院して手術を受けることに。そして、ゆっくりする時間もなく急きょ手術が決まり……。 転院後、瞬く間に手術が決定…! ※2021年当時のお話です。 ※誤)沐溶室⇒正)沐浴室 大学病院への転院が決まったものの、里帰り中で車がない寒いねさんにとって、距離がネックになっていました。その話を医師にすると、まさかのドクターカーへの同乗を提案され、寒いねさんは人生で初めてドクターカーに乗ることに! 周りの車が道を譲ってくれる様子を助手席で眺めながら大学病院へと向かったのでした。病院に着いてからは、またひと通りの検査をして手術に伴うリスクの説明を受けます。ちょっと怖くなったりもしましたが、手術実績もあると言われ、同意書にサインをしました。夫も有給休暇を取って駆け付けてくれ、バタバタとしながら転院初日が終了。 そして翌日、担当の看護師さんが手術前に沐浴をしておこうと言ってくれたので、お願いして服を脱ごうとしたところ……「手術室へ向かうので、用意してください」との連絡が。慌てて準備をしてなつくんを送り出した寒いねさん夫婦。手術終了までの2時間が、やけに長く感じました。手術は無事に終了し、ミルクを飲ませる許可も下りました! 急な手術ということもあって、心の準備ができていない状態でなつくんを送りだしたと思いますが、無事に終了してよかったですね。小さな体で2時間も頑張ってくれたなつくん。今後、このまま回復していくとよいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 寒いね
2023年07月29日このお話は作者おたんこ助産師さんのご友人のエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。■前回のあらすじ専門医から、妊娠初期はみな口唇口蓋裂の状態であること、週数が進むとつながっていくと知らされる。そしてそれがつながり忘れた状態が口唇口蓋裂で500人にひとりの割合で起こると聞き驚くのだった。■原因は不明だった…■手術すれば治るの?医師から口唇口蓋裂は原因不明だと聞き、夫婦はさらに気になっていた「手術で治るのか」と質問。すると医師は「はい」と即答。術後の写真を見せてくれて、夫婦は希望を見いだすのでした。次回に続く「どうして私のおくちは割れてるの?」(全31話)は12時更新!この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者に寄せられた体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年07月27日次女妊娠時に卵巣嚢腫があると判明した、わかまつまい子さん。それから約4年ほど手術が怖くて逃げ続けたのですが、腫瘍が大きくなるにつれて次第におなかが膨らんでいき「おなかの爆弾が爆発する!と思って抱っこを拒否したら次女を泣かせてしまった」との理由で、子どものためにも手術を受けることを決意。そして4泊5日の入院生活で卵巣嚢腫の切除手術を受け、無事に退院日を迎えます。 次女の願いはゼッタイ!?退院当日、病院の外に出ると夫だけでなく長女まで迎えにきてくれていて、愛娘との久々の再会にうれしくなるわかまつさん。長女は「ママ〜!」と言いながらタタタッと駆け寄ってきてくれたのですが、おなかの傷口が開くのが怖いわかまつさんは、まだ長女を抱き締めることができません。そんな中、一向は次女を預けている義母の家へと車を走らせます。 帰りの車中では振動がズンズンとおなかに響くのがつらく、わかまつさんは「車に乗っているときって意外に腹筋使ってるんだな……」と実感したそう。 しばらくして、わかまつさんたちは次女を預けている義母の家に到着。わかまつさんの顔を見た瞬間に、次女が「ママー!」とうれしそうに駆け寄ってきてくれたのですが……わかまつさんはどうしてもまだ娘を抱きしめることができません。長女は納得してくれましたが「ママは手術しておなかが痛いの」と説明しても、次女は「抱っこ」と自分の主張を続けるばかり。漫画には描かれていないのですが、座るとかろうじて抱き締められるので、このあとは仕方なくそれで誤魔化し誤魔化し対応したそうです。 長女も次女も、数日ぶりに再会したわかまつさんに「ママー!」と駆け寄る姿はとっても愛くるしいのですが、わかまつさんにとっては「抱っこ」が苦難になってしまったよう。もともと「卵巣嚢腫が大きくなってきて次女を抱っこできなくなった」というのが、わかまつさんが手術を受けようと決意したきっかけなので、わかまつさんが愛する娘たちを思いきり抱き締められる日が、1日でも早く訪れるといいなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 わかまつまい子さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター わかまつまい子
2023年07月14日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。手術後7日目に看護師から「今日、おなかの針を抜きます」と言われました。診察時間がはっきりしないので何度か確認した菜留子さん。すると診察の際に……。★前の話針を抜くほうが抜糸より痛い!?菜留子さんは術後7日目、看護師さんから「今日、おなかの針を抜きますね」と言われました。「先生が外来終わってからになります」とのことなので、何度か時間を尋ねた菜留子さん。ようやく診察室へ呼ばれ、針を抜いてもらっていると……。下着を脱いでタオルを巻き、内診台に乗って針を抜きました。何かで「全然痛くない」と書かれていたのを見たけど、私は抜糸よりも痛かったです。ネットでは逆に「針を抜くのは激痛!」と書いていた方もいました。針を打った部位や体質にもよるのかもしれません。そんなことを思っていたら、カーテンの向こうの看護師さんから「何時になるか楽しみにしてたんだよね」との声が。楽しみなんてひと言もいってないし、表情だって楽しみにしてるようには見えなかったと思うんだけど……。そんなことを考えていたら先生が言ったことを聞き逃してしまい、今度は先生から「もし、もーしっ」という声。普通は名前を呼ぶのでは?または「大丈夫〜?」とかの声掛けでも良いのでは?イラもや〜っとしたけれど、下半身を出している状態で「今の感じ悪い」とは言いにくいし、患者の立場なので黙ってしまいました。-----------------------看護師さんは軽い気持ちで「楽しみにしていた」と言ったのでしょう。医師と患者の会話の糸口をつくるくらいのつもりだったのかもしれません。ただ、言われたほうは「一方的な決めつけ」に感じてしまうこともありますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月11日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。里帰りをして、久しぶりに実家での生活を楽しんでいるみかんさん。両親は忙しく過ごしているので、意外にもひとり時間を満喫できています。助産師さんが情報を発信している動画を見て、イメージトレーニングもしていました。そして迎えた臨月の内診では、すでに子宮口が2センチほど開いていると言われます。臨月に入ると、毎週健診に行くようになるので、内診の影響で多少の出血が見られることもあります。しかしある日、内診の影響とは思えないタイミングで出血を確認したみかんさん。「これは、いわゆるおしるし……?」と思いつつも、まだそんなにすぐ生まれてこないだろうと油断していたら、突然破水してしまい……!? 両親のカンペキなサポートに感謝! 妊娠中、いろいろな出産レポを読み漁って「予習」をしていたみかんさんでしたが、実際の出産は想定外の破水からのスタートとなりました。まだ夫も合流していないタイミングで急に病院へ向かうことになりましたが、幸いにも両親と一緒にいたときだったので、直前の荷造りはもちろん、大人用のおむつや車の汚れ対策など、完璧なサポートを受けられました。 病院へ向かう途中には陣痛と思える痛みも出始めますが、それよりもみかんさんが気になったのは、どんどん進む破水。「このままでははいていたおむつからも漏れてしまうのでは……?」。そんな不安から、とっさに車の座席に敷いていたバスタオルをつかみ、股に挟み込んで病院へと向かったのでした。 陣痛が少しずつ強くなったり、間隔が詰まってきたりする場合は心の準備がしやすいこともありますが、初産ならなおさら、いきなり破水してしまうと頭が真っ白になるのも無理はありません。お産の始まり方は人それぞれなので、ご家族が近くにいる人はサポート要請をしたり、いざというときの緊急連絡先を近くに置いたりして準備しておくと安心ですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月11日長年付き合ってきた彼氏から突然別れを告げられたら、誰しもショックを受けてしまいますよね。もしあなたの彼氏が、自分に都合のよい嘘をついて“2人の女性を同時に妊娠”させていたら……?今回は、人気クリエイターのぱるる絵日記(@palulu_diary)さんが描いた創作漫画『2人の女性を同時に妊娠させた男』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!2人の女性を妊娠させた彼彼氏のF也に“浮気相手を妊娠させた”と打ち明けられ別れた1ヶ月後、自分も妊娠していることに気づいたユナさん。1度はF也に『やっぱりユナと結婚する!』と言われた彼女でしたが、その数週間後に『やっぱり無理』と言われてしまい、F也との縁を切ります。それから数日後、とあるキッカケでF也の現在の婚約者である遊子と遭遇し、彼女の妊娠が判明した際の出来事について教えられたユナさん。なんとF也は、遊子の妊娠を疑うような発言をしていて……?反論する遊子……ここでクイズです!この後F也は、遊子に“あること”を言い返します。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントとしてF也は、遊子が自分を窮地におとしいれたと思っているようで……?F也の言葉とは……?正解は「ハメただろ?」遊子を妊娠させたにもかかわらず、その責任から逃れようと最低な発言を繰り返すF也。その後も信じられない言葉を連発するF也に頭を悩ませた遊子は、F也の母親を味方につけて結婚に至るのでした……。こんなときどうする?浮気相手の妊娠を『本当に俺の子?』と疑い、結婚の責任から逃れようとしていたF也、ひどすぎますよね……。その後のお話でユナさんは遊子と和解し、F也との結婚を完全に諦める選択をします。あなただったらこんなとき、どう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@palulu_diary)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月10日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。手術翌日にはトイレまでひとりで歩いて行き、4日目にはシャワーを浴びることができました。そして術後7日目、おなかの針を抜くことに……。★前の話交換してもらったタオルにもまた…夜中12時、同じ病室の人が見ているテレビの音で目が覚めた菜留子さん。その人はスマホもマナーモードにせずに病室で通話をするなど、周囲への気づかいがなくて困りました。そんな中、術後7日目におなかの針を抜くことに。ただ、時間がまだはっきりわからず……。術後7日目、看護師さんから「今日、おなかの針を抜きますね」と言われました。「先生が外来終わってからになります」ということなので、2時過ぎに「何時ごろになりますか?」と尋ねたところ、「まだかかりそうなの」との返事。あまり遅くなるとシャワーに入れなくなるので、再び時間を尋ねると「待ってて」との返事。そこでシャワーのことを尋ねると、「先生が来たら言っておくからいいですよ」とのことだったので、先にシャワーを浴びました。その後、診察室に呼ばれ、下着を脱いでタオルを借りようとしたところ……タオルに血が。出血がある人もいるだろうから、タオルに血がつくこともあると思い、看護師さんにタオルを交換してもらいました。ところが、新たに渡されたタオルにも血!「衛生管理は大丈夫なのかな?」とやや不安になりました。-----------------------血液は洗濯しても落ちないことがよくあるので、もしかしたらタオルにシミとして残っていたのかも。だとしても、知らない人の血液がついているのは不安なので、交換してもらって正解ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月09日穏やかな妊娠期をイメージしていた、アラサーのみかんさんによる妊娠記録です。おなかの中の赤ちゃんが男の子だとわかり、夫婦の勘は外れてしまいましたが、一気に家族が増えるということが現実味を帯びてきました。そして、このタイミングでみかんさんは夫から育休の取得をしようと思っていると告げられます。夫婦でチームとなって最初から育児に取り組みたいという自分の思いが通じたことに、とてもうれしくなったのでした。ついこの間、分娩方法や出産場所について考えていたと思ったら、あっという間に妊娠後期に入り、里帰りの日がやってきました。結婚してから初めて、長い間離れ離れになるみかんさんに、夫は手紙をプレゼントしてくれました。想定外のうれしいサプライズの手紙は、陣痛の合間に読もうと決めて大切にしまいます。迎えに来てくれていた両親とも無事に合流し、久しぶりの実家生活がスタートして……!? 赤ちゃんとの対面はすぐそこ…! 久しぶりの実家暮らしで当初は心配もあったみかんさんでしたが、両親ともに介護や仕事で忙しく過ごしていて、案外ひとりの時間を楽しんでいました。みかんさんは、助産師さんが情報を発信している動画を見て、普通分娩のいい面や陣痛から出産までのメカニズムを知ることで「ここまで来たら産むしかない!」という気持ちを高めていました。そんな風に過ごしているうちに、とうとう迎えた臨月。内診をした際、医師から「もう子宮口2センチ開いてるよ」と言われ、「なんの兆候もないのに子宮口が開いているなんてあるの……?」とビックリしたみかんさん。それを母親に伝えると、さまざまなケースを想定して、みかんさんよりも母親が焦り始めてしまい、苦笑いしてしまうのでした。 初めて迎える出産で、「すでに子宮口が開いている」と言われると、ビックリしてしまう人もいるかもしれませんね。出産予定日よりも早く生まれる可能性は誰にでもあるので、いざというときに備え、入院準備はもちろんのこと、家族や自身の心の準備も万全にして過ごしたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター もちみかん
2023年07月09日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。病室は2人部屋だったのですが、ある夜中、テレビの音で目が覚め……。★前の話昼間もイヤホンなしで…菜留子さんは生理を止める注射の副作用でもホットフラッシュが続き、いろいろな看護師に「暑い暑い」と言っていました。すると、「水枕をお持ちしますか?」と提案してくれたり、エアコンの温度を下げてくれたりと気づかってもらい、すっかり「看護師さん、好きーっ!」となったのでした。病室は2人部屋だったのですが、夜中の12時に「テレビの音が聞こえる」と思ったら……。夜中の12時、目が覚めたら同室の人がテレビを見ていてびっくりしました。隣に寝ている人がいるのにイヤホンなしで見るなんて……。昼間もイヤホンなしでテレビを見ていて、私の入院経験でそういう人は初めてでした。その人と同室になって4日目、初めて看護師さんが音を小さくするよう注意してくれたのですが「音を小さくすればイヤホンなしで良いの?」と疑問に感じました。さらに同室の人は、スマホをマナーモードにしない、病室で通話する、面会にきた人とラウンジに行かずに30分くらい病室にいるなどなど。同じ開腹手術をしたらしいので、最初はお話ししたいと思ったけれど、これらのことがあってあいさつ以外はしませんでした。今思うと、すぐに「部屋を移動したい」と言えばよかったです。同室の人は私が退院する2日前に退院し、その後すぐに別の人が入院してきたのだけど、音も出さなくてすごく静かでした。この人が先に入院していたらよかったのに〜っと思いました。-----------------------他人が立てる音って気になるものですよね。夜中の音はもちろんですが、昼間でもやはり配慮は必要。入院するときはイヤホンは必需品と言えそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月07日私は意外な理由から、43歳のときに子宮筋腫を患っていることを知りました。40代の女性では約2人に1人、子宮筋腫があると聞いたことがありましたが、私自身は自分が当てはまるとは疑いもしなかったのです……。では、なぜ、子宮筋腫を発見することができたのか? その詳細についてお伝えします。★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1目のくまの治し方を調べていたら意外なワードが!当時、私は目の横がただれる、ひどい目のくまに悩まされていました。中年に差しかかっているとはいえ、大変悩みました。ネットで、「くまの原因」「くまの治し方」など検索しまくっていると、意外な文字が飛び込んできたのです。子宮筋腫? なんと目のくまが子宮筋腫の症状の一つだというのです。驚きましたが、念のためと子宮筋腫の症状について調べてみると「貧血」「過多月経」などのキーワードが上がってきました。あれっ! そういえば、私、経血量が最近、異常に多いな! 症状が当てはまる……。最近、生理痛もひどいけれど、それも関係するのかな? さらに調べてみたところ、生理痛は子宮筋腫の症状とは基本的には関係がないようで、種類によっては激痛を起こすこともあると書かれていました。うーん。何とも言えない。だけど、不安でたまらない……。とりあえず、勇気を持って婦人科を受診しなくてはと思いました。婦人科で子宮筋腫が判明子宮筋腫があるのか、ないのか、はっきりしなくては、不安は治まらない……。自分が住んでいるところから遠すぎない、口コミが良い婦人科を検索することにしました。駅からも近いし、漢方での治療をされている婦人科を見つけ、少し怖いですが受診することを決心しました。電話で予約をして、初めて婦人科に足を踏み入れました。いい年ですが、正直緊張しました。とても若い子から私と同世代と思われる方、またもっと年齢層が上の方まで、待合室にたくさん座られていました。みんな何の病気なのだろう? 慣れない場所に落ち着かない私でしたが、順番が来て呼ばれて診察室に入ると、年配のやさしそうな男性の先生が座られていました。若い男の先生は嫌だったのでホッとしました。病院に来た経緯を話し、「目のくま」と「子宮筋腫」の因果関係は先生にもわからないようでしたが、診察台でエコーと触診で検査をすることに。「小さいのがあるな」とのことでした。やっぱり、あったのか子宮筋腫……。不安な気持ちになりましたが、先生いわく「小さいので取る必要はない」「悪性でもない」とのこと。やっと、ここで安心することができました。「子宮頸がん」の検査もついでにしていただきましたが、これも問題なし。以来、この婦人科への通院が始まりました。漢方薬が処方され、子宮筋腫は経過観察中婦人科では、子宮筋腫による月経異常を抑えるために薬を処方してもらうことになりました。今まで飲んだことのないツムラの「桂枝茯苓丸」(ケイシブクリョウガン)という名の漢方薬が処方されました。飲んでみると、正直、まずい! 嫌な苦みが口中に広がりました。ですが1カ月たって慣れた今となっては、苦みは感じなくなりました。私にはこの漢方薬は合っていたようで、生理痛も軽減しましたし、もともとひどかったPMS(月経前症候群)から来る生理前の体のほてりなどがなくなり良くなりました。現在も同じ婦人科に通院を続け、子宮筋腫の経過観察をしてもらっています。ありがたいことに子宮筋腫は育っていないようで、手術も必要ない状態のようで安心です。まとめ自分が子宮筋腫になって感じたのは、知らないことの怖さです。私の場合、子宮筋腫が早く発見できたので、経過観察ができています。発見したのが悪性で大きかったらと思うと……。私にとって、子宮筋腫の発見は、自分の症状に気が付き、病院にいくことの大切さを痛感させられる出来事でした。これからも、市などの健康診断などを利用しながら健康に気を付けたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/村澤綾香著者/山田今日子(44歳)子どもなしの更年期に悩む主婦。目の疲れや腰痛と戦いながら、日々WEBライターの技術向上を目指し、頑張っている。
2023年07月07日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。順調に回復していたものの、生理を止める薬の副作用でホットフラッシュに悩まされました。それを看護師さんに言うと……。★前の話地味に不快なホットフラッシュ手術をした部分に腹帯を巻いていた菜留子さん。毎日看護師が手術後の傷のチェックをしてくれるのですが、ある看護師は腹帯を少し持ち上げて上からのぞくだけ。明らかに傷は見えず、「確認するふりをしてるだけ?」と感じました。また、注射の副作用でホットフラッシュが出ていた菜留子さん。他の看護師にそれを言うと……。入院中、担当の看護師さんはいましたが、他にも何人もの看護師さんがケアしてくれました。私は生理を止める注射の副作用で、入院中もホットフラッシュが続いていました。ホットフラッシュって暑くなって汗が出るだけなんですが、それが地味に不快なんです。ものすごくつらいわけではないので薬は断ったのですが、「暑い暑い」と皆に訴えていた私。すると、ある看護師さんは「水枕をお持ちしますか?」と提案してくれ、他の看護師さんはエアコンの温度を下げてくれました。同じことを言っても、人によって対応が違うものですね。何かしてほしくて「暑い暑い」と言っていたわけではなかったけど、対処していただいて「看護師さん、好きーっ!」てなりました。ホットフラッシュは退院後も続いて、術後3カ月くらいでなくなりました。-----------------------入院中の困り事を相談できるのは、たいてい看護師さんです。その看護師さんたちに、ささいなことでも相談にのってもらえたりケアをしてもらえたりすると、患者としては心強いし本当にありがたいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月05日はじめての妊娠・出産は不安や驚きの連続だった、という人も多いようです。もしあなたが妊娠中、予想外の出来事に直面したら……?今回は、ママぺい(@mamapeeei)さんの体験談を描いた人気漫画『無痛分娩で出産した話』から、その後の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!無痛分娩に向けて……本格的な不妊治療にチャレンジ後、1周期目で妊娠が判明し、出産準備を進めていたママぺいさん。ついに臨月を迎えていたある日、彼女が入院グッズの準備をしていると、トイレで“おしるし”を発見します。その後陣痛がやってきたことから、タクシーで産院へ向かったママぺいさん。しかし担当医から『子宮口が開いていない』と言われてしまい……?1時間後……ここでクイズです!この後ママぺいさんは、担当医から“現在の子宮口の大きさ”を伝えられます。その大きさとは、一体どれくらいだったでしょうか?子宮口の大きさは?正解はまだ「4cm」担当医から子宮口が開いていないと言われ、診察台で1時間痛みに耐え続けたママぺいさん。その後彼女は無痛分娩の処置へと進み、ついに鬼門の“麻酔”を打たれることとなるのでした……!こんなときどうする?無痛分娩とはいっても、子宮口が開くまでは陣痛に耐えなければならないようですね……。その後お話でママぺいさんは、無痛分娩によって無事に元気な赤ちゃんを出産します。あなたのイメージしていた“無痛分娩”と、どんな違いがありましたか?※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人ひとりに合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@mamapeeei)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月05日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。術後4日目にはシャワーを浴びることができ、順調に回復していきました。今回は、そのときに会った看護師さんのお話です。★前の話もうすぐ辞めるのかな?術後3日間は血栓予防の注射を打ちつつテレビを見て過ごした菜留子さん。4日目にシャワーを浴びて病室に戻ると、汗だくのお母さんが来ていました。お母さんは夏に体調不良になることが多いので、ついイラっとしてしまいました。病院にはいろいろな看護師がいました。ある看護師は適当で……。今回は看護師さんのエピソードです。私は手術をした部分に腹帯を巻いていたのですが、毎日看護師さんが腹帯を外し、パンツをめくって傷の状態を確認してくれました。でも、ある看護師さんは腹帯を外さずにパンツもめくらず、上からのぞくだけ。パンツをめくらないと傷は見えないので、確認のフリをしているだけのように思いました。その人は血圧もちゃんと測れていなかったし……。私が勝手な想像ですが「覇気がないな。もうすぐ辞めるのかしら? だからやる気がないのかな? それとも体調が悪いのかな?」と感じました。もしくは、術後4〜5日くらいたっていたから「適当に見ておけば良いか」って感じだったのかしら?私は何も言わなかったのですが、こういう場合、はっきり言ったほうが良いのかしら?-----------------------看護師さんも人間ですから、何か事情があったのかもしれません。でも、手術跡のケアは大切なことですから、他の看護師さんに言いつけないにしても、確認はしっかりしてほしいと言ってもよかったかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月03日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。筋腫が右の卵巣と癒着していたため、右卵巣も摘出しました。術後は血栓予防の注射を1日1回、3日間打ち、そして4日目に……。★前の話病室に戻ると高齢の母が手術翌日、痛み止めの座薬を入れてもらい、トイレまで自分で歩いた菜留子さん。多くのブログに「歩くのはすごく痛い」とあったのでビビっていたのですが、意外と痛くありませんでした。術後3日間は、血栓予防の注射を打ってテレビを観て過ごし、4日目にシャワーを浴びることができました。術後3日間は、1日1回血栓予防の注射を打つほかは、テレビを見て過ごしました。テレビは、定額で見放題だったのでよかったです。術後4日目にシャワーを浴びることができました。おなかは水をかけても痛くありませんでした。縫うよりも針で止めたほうがきれいにくっつくそうで、皮膚表面だけは3日くらいでくっつくみたいです。意外と早くくっつくんですね。その後、咳が出て傷に響くのでのど飴を買って病室に戻ると、汗だくの母がいました。「顔見たいから来たんだぁ」と言っていたけど、高齢の母が体調崩すほうが怖い!母は夏に体調不良になることが多く、入院になることもしばしばあったのですだから無理して来てほしくなかったし、退院してから私がこの体で面倒を見なくちゃならなくなると思ってイラッとしてしまいました独身アラフィフ。結婚できていたら高齢の母に無理をさせることもなくて済んだのかな……と少し情けなく悲しくもなりました。-----------------------体を拭くだけでは、汚れは取れてもサッパリした感覚は今ひとつ味わえないもの。開腹手術をしても4日後にシャワーに入れるのは、手術を受けた身にはありがたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月01日3児の母であるサヤカワサヤコさん。長年、生理症状に悩まされており、末っ子の長女を妊娠する前に子宮筋腫が見つかりました。出産後改めて検査をするとなんと横幅13cmほどになっていたことが判明! 悩んだ末に子宮全摘出の手術を受けることにしたのですが、ちょうど新型コロナウイルスの感染が広がっていた時期で……。 医師の提案にある心配が手術をする意思を固め、検査日程も組んでいたものの、ちょうどそのころ新型コロナウイルスの感染拡大が始まっていました。 「こんな状況で手術はできるのだろうか……」と不安になったサヤカワさんは担当医に相談。手術日を延期することなったのですが、大きな筋腫を抱える中、自分の体力が延期した手術日までもつのがも不安で……。※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。※実際にはマスクをしている場面も、イラストでは省略しています。 更年期先取りって……。ほんと、こんなうれしくない先取りはないです。 ◇◇◇ 担当医が提案したのは「レルミナ作戦!」 レルミナとは子宮筋腫の治療薬。この薬を使うことによって、少しでも症状を抑えられる可能性があること、また子宮筋腫を小さくすることができれば、開腹手術ではなく、腹腔鏡手術ができるかもしれないということを説明されました。 ただ、副作用として「更年期症状」があり、さやかわさんはその点も心配だったようですが、「もし副作用で更年期症状が出ても、一足早く更年期を体験するみたいな感じなので、心配しないで!」と主治医。いや、ほんとそんな先取り、経験したくない……かも? 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 サヤカワサヤコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター サヤカワサヤコ
2023年07月01日学生時代から「ワキガ」に悩まされていた、むいこさん。制汗剤などを使い、なんとかしのいできましたが、社会人になってからワキガ手術をすることになりました。まずは左脇の手術を受け、経過も良好。臭いが軽減していることも実感しました。それから2カ月後、残っていた右脇の手術を受けると……? それなりの準備は必要だけれど… 左脇につぎ、右脇の手術を終えたむいこさん。少し出血が多く、左脇よりもさらに頑丈に固定され術後の生活が大変だったそうですが、無事手術が完了しました。 ワキガ手術を受けるにあたり、連続した日数を休まなければならず、会社で少々気まずい思いをしたようですが、思い切って手術をしたことでむいこさんの生活は大きく変わりました。 これまでは、制汗剤を使っても数時間後には、脇の臭いがキツくなっていたといいます。けれども、手術を受けてからは制汗剤を使う必要もなくなり、汗の量も激減!完全なる無臭になったわけではありませんが、人目を気にせず過ごせるようになったそう。 さらに、術後は脇毛がほとんど生えず、処理がとてもラクになったのだとか。長年、脇のトラブルに悩まされていたむいこさん。思い切って手術を受けたことで、いいことがたくさんあったようですね。 なかなか人に相談しにくい「臭い」や「汗」のトラブル。症状によっては、むいこさんのように保険が適用され、少ないコストで治療することも可能です。自身が「ワキガ」だと気づいてから、たくさんの葛藤を乗り越え、治療への第一歩を踏み出したむいこさん。もし汗や臭いで気になることがあるのなら、まずは医療機関へ相談に行ってみるといいかもしれません! 原案/むいこさん(note:muimuiko)作画/あさうえさい監修/黒田愛美(Zetith Beauty Clinic副院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター あさうえさい
2023年06月30日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。手術後に病室で医師から、筋腫が右の卵巣と癒着していたため右卵巣も摘出したことを伝えられました。翌日の午後、早速歩く練習をすることに……。★前の話歩くために座薬を初体験手術した日の夜、眠りながらとても暑いと感じた菜留子さん。夢か意識が混乱したのか、誰かが出産する声が聞こえた気がしました。翌朝、熱を測ると37.8度ありました。昼食は、おかゆひと口とメロンひと切れしか食べれなかった菜留子さん。その後、トイレに歩いて行くために座薬を入れ……。手術翌日の午後、看護師さんに「トイレに歩いて行ってもらうんだけど、痛み止めの座薬はどうしますか?」と聞かれました。「手術翌日に歩くのはものすごく痛い」といろいろな方のブログで読んでいたので、できることはやっておこうとお願いしました。初めての座薬でした。腸の癒着を防ぐためにも歩いたほうが良いそうです。昔、甲状腺がんの手術をしたときも、翌日から歩きました。でも、「開腹手術後、痛くて歩くのなんて無理ー!」という方のブログを見ていたので、どれほど痛いんだろー? とビビっていた私。でも、意外と痛くありませんでした。痛いことは痛いけど、過多月経で大きなレバーのような塊が出たりしていたときや、子宮体がん検査のときとかのほうがつらかったです。同じ手術でも人によって違いますね。その日の夕食は完食。その後、看護師さんが血栓予防の注射をしに来ました。血栓のリスクが高い人は打つようです。私は高コレステロールで中性脂肪も高いので、必要だったのでしょう。-----------------------開腹手術をした翌日に歩くなんて驚きです。でも、歩くことで腸の癒着などを防ぐことができるというのを聞くと、健康なときも適度な運動が大切なのだろうと感じますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年06月29日