20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。経過も順調で病院での診察は終了となりました。開腹手術後の傷の痛みもだいぶ軽減してきて……!?★前の話痛みはだいぶ軽減したけれど退院2週間後くらいのとき、お風呂に入って体を洗っていると背中に違和感を抱いた菜留子さん。鏡越しに確認すると、腰あたりに硬膜外麻酔の際に貼ったと思われるテープが付いているのが見えました。これは床擦れ防止テープだったようで、硬膜外麻酔をする際に貼ってもらっていたものでした。退院から3週間後、傷の具合はと言うと……。退院から3週間後、傷を留めていたテープが剥がれてきました。つい傷口を観察してしまう私。このころになると痛みはだいぶ引いていましたが、まだ赤みがあるところがあって「傷のくっ付き方にムラがある?」と気になっていました。どのくらいで赤みが消えたか、もう覚えていないのですが、数年たった現在では赤みはすっかり消えました。ただ、入院時より4kgほど太ったのもあり、おなかを上から見ると傷の部分が食い込んだ感じに見えます……。でもまぁ、ビキニになるわけでもないし、最近は温泉にも行かないし、「別にいっか!」ぐらいで考えていました。あとで知ったんですが、術後に傷に塗るクリームがあるようで、できることなら傷口もきれいに治したいと思っていたので、傷痕が目立たなくなるなら使ってみたかったなぁというのが本音。病院で取り扱っていないとか、私には適用しないとかなら仕方ないと思うんですけどね……!-----------------------開腹手術後の傷に赤みが出ていると、元に戻るのか不安になってしまいますよね。ただ、菜留子さんは「早く手術がしたかった」とのことで、後悔はしていない様子。今では傷痕は目立たなくなり経過も順調のようで、本当によかったですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:最後のメッセージになるなんて!採用先に連絡したらまさかの展開! #50歳からのアルバイト大作戦 16★関連記事:「頭に何かついてる?」疎開の子どもたちの食事の会で見たものは #親に捨てられたおばあちゃんの話 50★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月30日グラフィックデザイナーであるやまざきももこさんが子宮筋腫の手術をしたのは2021年のこと。婦人科へ行くと子宮筋腫が子宮から飛び出してしまった状態であると告げられ、その場で切除することに。その後、大きな病院で改めて検査をしたところ「筋腫の残骸がある」とのことで手術することとなりました。緊張の入院当日…※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 ※点滴の際、輸液容器から滴下筒、クレンメと繋がっていますが、イラストでは省略されています。 子宮筋腫の残骸があるとのことで、手術を受けることとなったやまざきさん。子宮の入り口から器具を挿入して切除する子宮鏡下手術でおこなわれることとなりました。子宮鏡下手術の場合、子宮の入り口から器具を挿入するため、子宮頸管拡張器(やまざきさんの場合は、ラミナリア桿を用いたとのこと)と呼ばれる細い棒状の医療器具を用いて子宮口を広げていきます。子宮頸管拡張術は出産の際に用いられることもあり、実際やまざきさんの母も経験したことがあったそう。母から「痛かった」という感想を聞き、手術のことよりも「子宮の入り口を広げる痛さ」のほうに恐怖や不安を抱いていたそうです。 この子宮頸管拡張術の痛みも人それぞれで、何かが挟まっている違和感程度の方もいれば、チクリとしたりズーンとしたりといった痛みを感じる方もいるそう。やまざきさんの場合は、「何をされているかわからなかった」とのことでしたが「何かが入っている異物感はすごかった」とのことで強い痛みはあまり感じなかったようですね。 その後、全身麻酔で眠っている間に手術は終わり、経過も良好で無事に退院。手術の際、子宮内にポリープの見つかり併せて切除されたとのことでした。そして、子宮筋腫がもう2つあることもわかったそうですが、手術が必要な大きさではなかったことから現在も経過観察中とのことです。 子宮筋腫の場合、小さく無症状の場合は手術などの必要はないとされています。ただ、だからこそ自分の体の状態を把握しておくためにも早期発見は大切なこと。やまざきさんもこの経験を通して、改めて早期発見や検診の大切さを実感されたそうです。自分の体とは長く付き合っていくからこそ、健康の「ありがたみ」もいっそう強く感じられたのではないでしょうか。 監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 やまざきももこさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター やまざきももこグラフィックデザイナー/イラストレーター。創作マンガや心に残しておきたいことをエッセイマンガにしてSNSに投稿しています。ラジオとアイスとかわいいものが好き。
2023年08月29日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、無事に退院した菜留子さん。2週間後の診察日では、経過も順調で診察終了となりました。★前の話お風呂で気付く違和感退院後は、体を動かせる範囲の制限はあったものの、高齢の母を協力して家事をこなしていました。そこから2週間後、婦人科外来を受診。内診の結果、「診察はこれで終わりです。お風呂もOK」と言われ、ついでに「性交渉もOK」と医者から言われました。退院2週間後くらいのとき、お風呂に入って体を洗っていると背中に違和感がありました。鏡越しに確認すると、腰あたりに硬膜外麻酔の際に貼ったと思われるテープが付いているのが見えました。2週間以上も貼ったままとは……。それは薄い透明のシートで、5cm×10cmほど。まったく気付かなかったことに少し驚きました。かぶれたりかゆくなったりしなかったので、「まぁいいか」ぐらいの感覚でした。医療用だからか、毎日シャワーを浴びていても剥がれないのがすごいなぁと思いつつ、シートの存在くらい教えといてよ!と思ってしまいました。ただ、後日メモを見付けたのですが、これは床擦れ防止テープだったようで、硬膜外麻酔をする際に貼ってもらっていたものでした。そのときに「あとで剥がしてね~」と言われていたようでしたが、私はまったく覚えておらず……(笑)。-----------------------床擦れの防止や外部の汚染物質から皮膚を保護する目的で、床擦れ防止シートを使用することがあるようですね。その他、体を丁寧に拭き取ったり、冬場は乾燥によって床擦れが生じやすくなるため、クリームなどで保湿したりするのも有効のようです。必要に応じて医師に確認するようにしましょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「なんで休めないの…?」体調不良でも仕事に行く大人が不思議で #40代独身で突然母になる 15★関連記事:「モテママ!?誰からモテる想定…?」現役ママがモヤッとするワケは #おばさんってダメですか? 7★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月29日グラフィックデザイナーであるやまざきももこさんが子宮筋腫の手術をしたのは2021年のこと。トイレでお股に違和感を覚えたことがきっかけでした。婦人科へ行くと子宮筋腫が子宮から飛び出してしまった状態であると告げられ、その場で切除することとなりました。大きい病院へ促され…※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 ※検診→健診/言われたなかった?→言われなかった? やまざきさんがお股に感じていた違和感の正体である、子宮から飛び出した筋腫をその場で切除。ゴルフボールほどの大きさがあったとのことですが、産婦人科医の天神尚子先生によると「ゴルフボールくらいの大きさならば麻酔なしで切除してしまいますよ」とのこと。そして、まだ子宮筋腫があるとのことで、やまざきさんは改めて大きい病院を受診することとなりました。 その後、大きな病院でMRI検査を受け、このときは「筋腫の残骸がある」とのことでやまざきさんは手術を受けることになりました。 日本産婦人科学会のホームページには、子宮筋腫の主な症状として過多月経と生理痛、貧血などが挙げられており、やまざきさんも自身の経血量の多さや、めまいなどを感じていたようです。 特に経血量に関しては、他人と比べるということはなかなかないこともあり、自身の経血量が多いのか少ないのか判断は難しいところですよね。ただ、生理用ナプキンが1時間も持たない場合や、経血にレバーのような塊が混じる場合は、一度婦人科を受診し相談してみるとよいかもしれません。また、会社での健康診断や、住んでいる地域の婦人科検診などで筋腫を早期発見できる場合もあります。ぜひ、定期的な婦人科検診も大事にしてくださいね。 監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 やまざきももこさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター やまざきももこグラフィックデザイナー/イラストレーター。創作マンガや心に残しておきたいことをエッセイマンガにしてSNSに投稿しています。ラジオとアイスとかわいいものが好き。
2023年08月28日グラフィックデザイナーであるやまざきももこさんが子宮筋腫の手術をしたのは2021年のこと。トイレである違和感を覚えたことがきっかけでした。 「健康第一」と噛み締めていたときに※子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。30~40代の女性に多く、生殖年齢にある女性の20~30%にみられると言われています。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、大きくなると過多月経、月経困難症、不妊、圧迫症状など、さまざまな症状が現れるため、早めに診断・治療を受けることが大切です。 母と父の入院を目にし、改めて「健康第一」を噛み締めていたやまざきさん。そんなとき、トイレに行くと股の間に「何かがある」と違和感が。婦人科へ行き診てもらうと、子宮筋腫であることが告げられました。このとき、やまざきさんは子宮の内側にできる粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ)が子宮口から飛び出していた「筋腫分娩」の状態。その場で切除がおこなわれましたが、心の準備が整っていなかったやまざきさんにとっては、突然のことで驚いてしまいますよね。 産婦人科医の天神尚子先生によると、「筋腫分娩はその場で取れるようであれば切除してしまう」のだそう。もちろん、痛みの度合いは人それぞれですが、麻酔などは用いないことがほとんどで、「大きく騒ぐような痛みではないので安心してくださいね」とのことでした。そして、切除は筋腫の根本を糸で縛って切除することが多いそうですが、マンガで描かれている輪のような器具で切除する場合もあると教えてくれましたよ。 子宮筋腫の症状としては経血量が多いと感じたり、生理痛がつらかったりということが挙げられます。また、天神先生曰く、「出血が止まらない」と受診された方はたいてい筋腫分娩の状態になっているとのこと。もし体に異常を感じた場合は、無理をせず婦人科を受診することが第一ですね。 監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 やまざきももこさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター やまざきももこグラフィックデザイナー/イラストレーター。創作マンガや心に残しておきたいことをエッセイマンガにしてSNSに投稿しています。ラジオとアイスとかわいいものが好き。
2023年08月27日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、おなかの針を抜く処置を受けて無事に退院した菜留子さん。多少の痛みはあるものの何とか家事をこなし、2週間後の診察を受ける日がやって来ました。★前の話無事に迎えた最後の診察日痛む傷口をかばいながら、退院当日から料理や皿洗いをしていた菜留子さん。病院から退院後の過ごし方についてきちんと説明がなかったことを気にしつつ、無理をしない範囲で車の運転もしていました。退院後は、体を動かせる範囲の制限はあったものの、高齢の母を協力して家事をこなしていました。10kgのお米を買ったのは、退院から3週間後くらい。肩で担ぐと、おなかに負荷がかからず、痛みを感じずに済みました。インターネットで「退院後は眠ってばかりいました」という人が結構いましたが、私の場合はまったく眠気はなく……。更年期の影響とかもあるのかな?と思っていました。そこから2週間後、婦人科外来を受診。内診の結果、「診察はこれで終わりです。お風呂もOK」と言われ、ついでに「性交渉もOK」と医者から言われました。もちろん「私の場合は」ですが……。そもそも彼氏ナシ独身アラフィフには関係ないですけどね(笑)!-----------------------最後の診察まで大きな問題もなく過ごせたようで、ひと安心ですね。ただ、術後の経過は人それぞれなので、体調に不安がある方は無理をしないようにしましょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「正社員は無理…?」めいっ子のために転職を考えるも出鼻をくじかれ #40代独身で突然母になる 13★関連記事:ママに見えないって褒め言葉!?今の自分を否定する言葉なのになぜ? #おばさんってダメですか? 6★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月27日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術後、おなかの針を抜いた菜留子さんは、無事に退院日を迎えます。退院時、退院後の注意書きなどが書かれた用紙をもらうも、簡易的な内容だったため不安を感じていました。★前の話退院後の生活に不安…手術から9日目、退院時間に合わせて母が迎えに来てくれましたが、前日に看護師さんが言っていた通り、会計まで少し時間がかかる様子。じっと待つこと40分、ようやく順番が回ってきました。さらに、あんなに退院後は家事など何もできないと言っていたのに、期待していた昼食の用意はなし……。「高齢の母に期待した自分が甘かった……」と思うのでした。退院した日、家に着いて少し横になって休んでいました。痛む傷口をかばいながら起き上がって冷蔵庫を開くと、冷やし中華があることに気付きます。退院日から料理をして皿洗いをして……。まさかこんなにすぐ家事をするとは思っていませんでした。なんとか家事もこなせたし、私は車で5分ほどのお店へ買い物に出かけることに。もちろん、傷口に響くのでゆっくり運転。そんなとき、同じような手術をした人のブログやインターネットから「退院して3週間は、運転やスポーツを控えて」といった情報を見たことを思い出します。私の場合、退院時に退院指導の用紙をもらったけれど、「下腹部の痛みや高熱が出たら受診を」くらいしか書いていなかったのです。ちなみに、先生から退院後についてお話があったのは、おなかの針を抜く処置をしていたとき。・おなかのテープは自然と剥がれるので、剥がれるまで貼っておく・腹帯は、最低3カ月は、締めておく・熱が出たら、連絡して受診する・痛いときは、市販の痛み止め飲んで・何もなければ、2週間後に受診しかもカーテン越しだったので、それ以上質問できずにいました。病院の方針なのか先生によるのかは正直わからないですが、いろいろモヤッとする入院生活でした。思ったことをガンガン言えるタイプになりたい……と、切実に思います。-----------------------手術の内容はもちろん、退院後にどんなことに気を付けたらいいのか、受診のサインなど気になることは尽きないもの。不安な方は改めて説明の場を設けてもらうなど、少しでも不安要素を取り除いておきたいですね。とにもかくにも、退院後は無理をせずにしっかりと体を休めるようにしましょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。★関連記事:「もう少し肩の力を抜こう…」めいっ子からの手紙で前を向く決意を #40代独身で突然母になる 12★関連記事:「もう学校へは行くなよ」養母と教師の板挟みで両方から叱られ #親に捨てられたおばあちゃんの話 46★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月26日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わり、7日目におなかの針を抜いた菜留子さん。そして9日目、ついに退院できることが決まりました。★前の話待ち時間が…長い!おなかの針を抜いた前日、診察室で看護師さんたちのヒソヒソ声が聞こえてきて、「感じの悪さ」を感じていた菜留子さん。ちょっと不快な気持ちになるも、退院の日に向けて気持ちを切り替えました。退院当日、高齢の母が迎えに来てくれたのですが……!?手術から9日目、退院の日がやって来ました。退院時間に合わせて母が迎えに来てくれましたが、前日に看護師さんが言っていた通り、会計まで少し時間がかかるようでした。「待つかも……」とは聞いていたものの、なかなか呼ばれない! じっと待つこと40分、ようやく順番が回ってきました。「疲れた……こんなに待つなんて!」というのが正直な気持ちでした。母も10時に合わせてバスではなくタクシーで駆けつけてくれたのに……。事前に現金を用意する必要がないカード払いは、とても便利でした。スムーズに会計を済ませ、お世話になった看護師さんたちに挨拶し、母とタクシーで家路に着いたのでした。しかし、あんなに退院後は家事など何もできないと言っていたのに、期待していた昼食の用意はなし……。「どこかで食べる?」と聞かれるも、「疲れたから早く帰りたい」という本音が漏れてしまいました。高齢の母に期待した自分が甘かった……。そう思わずにはいられません。-----------------------迎えに来てくれるだけでうれしいものですが、退院後は「早く帰ってゆっくりしたい」と思うもの。家族だからこそ甘えて頼りたくなる分、ついイライラしてしまうこともありますよね。ともあれ、無事に退院を迎えられて本当によかったですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。★関連記事:「私たちは普通の家とは違うでしょ?」不満爆発のめいっ子の選択は #40代独身で突然母になる 10★関連記事:「それでも日本国民か」幸せな思い出の作文を皆の前で罵倒され #親に捨てられたおばあちゃんの話 44★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年08月24日みなさんは、健康診断や婦人科の検診を定期的に受けていますか?中には、定期検診で疾患が発覚する人も少なくはないようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Eさんの場合……会社の健康診断で子宮頸がん検査を受けたところ、再検査となりました。別の婦人科を受診して再検査と同時に超音波検査を行いました。そこで子宮内膜ポリープの疑いがあり、子宮鏡の検査を行いました。お医者さんから「子宮内膜ポリープ」と診断されました。元々、生理痛も重かったので、今思えばそれが予兆だったのかもしれません。どんな治療を受けましたか?3ヶ月に一度のペースで通院して、経過観察しています。ポリープの大きさにあまり変化がないので、特別な治療はしていません。ただ、お医者さんからは「妊娠を考えるなら手術をしないといけない」と言われています。世の女性陣へ伝えたいことは?婦人科の疾患は何かあってからでは取り返しがつかなくなることも。少しでも不安なことがあれば、すぐ病院を受診することをおすすめします。読者の感想は……『婦人科の病気は妊娠と大きな関わりがある事が多いので、特に若い女性は気をつけないといけないと思いました。』『気づいた時にはもう手遅れ……。そうなる前に恥ずかしがらず定期的な受診が必要だと思った。』『子宮内膜ポリープは、検診などがないと見つけにくそうなので、定期検診は大切だと思いました。』『妊娠を望むなら手術が必要と言われたら、とてもショックだと思います。検診は大事だなと感じました。』『早い段階での検診が重要だと感じたし、痛みや違和感がなくても病院に定期的に行くべきだと思いました。』など、「定期検診は大事」というコメントが多く寄せられました。不安があれば婦人科へ……会社の健康診断の再検査で子宮内膜ポリープが見つかり、「妊娠を考えるなら手術をしないといけない」と医師から衝撃のひと言があったEさん。早期発見のためにも、定期的に婦人科の検診は受けておいたほうがいいかもしれませんね。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月09日閉経して2年を過ぎたころから、腟口に圧迫感を感じることが増えました。閉経以降の体の変化として受け止めていましたが、「子宮脱」と呼ばれる病気の前兆である可能性が高いと知り予防策を講じることにしたのです。ここでは私が子宮脱にならないために始めた予防策についてお話しします。★関連記事:2人目妊娠中に腟から子宮が脱出する「子宮脱」に! 再発を予防するため、骨盤底筋体操をスタート性器を拭くと丸い何かが…52歳でで完全に閉経し、デリケートゾーンの渇きをケアするために専用のボディソープやローションを用いるようにするなど、自分なりにケアを心がけていました。そのためデリケートゾーンの保湿には問題がなかったものの、トイレで用を足した後に性器を拭くと腟口のあたりに丸く硬いものが触れるようになったのです。以前から腟が膨らむような感覚もあり、看護師の友人に相談したところ、「子宮下垂の可能性がある」と言われました。子宮下垂と子宮脱の違いとは?婦人科の取材経験がある私は、更年期の「子宮脱」に関する記事を書いたことがありました。子宮脱は多産や3,500g以上の赤ちゃんを出産した経験のある女性が、更年期以降に発症することの多い疾患で、子宮が腟から脱出するものだそうです。一方で子宮下垂は腟から子宮は脱出していないものの、下がってきている感覚がわかるというものでした。子宮下垂を放置すると子宮脱に移行することが多く、症状が悪化すると治療や手術を余儀なくされるため、すぐに予防策を講じることにしたのです。骨盤底筋体操の習慣化することにして3年前に月曜日だけごはんを食べないという月曜断食を始めて9㎏の減量に成功し、そのときは平日は一切炭水化物を食べていませんでした。現在も月曜断食を続けているものの、平日でも炭水化物を食べるようになってから、体重は微増していました。しかし肥満が子宮脱の原因になると知り、体重を少し減らして体形を維持するために食べるものを変えるとともに、運動量を増やすことに決めたのです。そこで軽いヨガと筋トレ、ウォーキングの他、骨盤底筋体操も始めました。肛門と腟に力を入れて締めたり力を抜いたりを繰り返す骨盤底筋体操は、寝ていても座っていても立っていてもおこなうことができます。骨盤底筋体操を朝晩10回ずつ繰り返すことが、子宮脱の予防につながると信じて実践しています。まとめ加齢とともに体が変化するのは、避けがたい現実です。しかし体の変調にいち早く気付いて対処すれば、大きな病気を予防することにつながります。私も子宮脱にならないよう体重の維持と骨盤底筋体操を続けていきたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。【駒形先生からのアドバイス】すでに子宮下垂の症状がある人は、骨盤底筋体操を1セット10回、1日最低3セットおこなうことをお勧めします。また、骨盤底筋体操は3カ月以上毎日続けなければ、治療としての効果は出にくいと言われています。著者/サトウ ユカコ(54歳)広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。
2023年08月07日一家の主婦として家事を一手に担っていた私が、入院・手術を余儀なくされて1週間家を空けることに。家事はおろか自分の食事を用意することすらしたことのなかった、面倒くさがりで家事が苦手な夫。子宮体がんの告知を受けた私が、入院までの2週間で夫に家事をたたき込んで手術に臨んだ奮闘記をご紹介します。果たして夫は、私の入院中に自分と猫3匹の世話をできたのか!?★関連記事:「生きていけるのだろうか」亭主関白で何もしない夫。私がいなくなったときのことを考えた結果子宮体がんで入院中、夫はどうなった?定期検査で異常を指摘され大きな病院へ更年期障害で40代後半から婦人科に通っていた私。子宮がんになる人が多いとされている50代に入っていたこともあり、半年に一度、子宮のエコー検査と細胞診をしてもらっていました。あるとき、いつもの定期検査で「子宮壁が少し厚いですね」と指摘を受け、それから3カ月たっても「子宮壁の厚み」は本来の薄さに戻らず、医師からは「念のため大きい病院に行ってみて」と紹介状を渡されたのでした。紹介状を持って市内の大学病院の婦人科に行き、改めて子宮の細胞診を受けました。それまで不正出血なども特になかったので、「きっと異常なしだ」と根拠のない自信に満ちて、後日ひとりで結果を聞きに行った私に医師は「ちょっと良くない結果で……9割方がんだと思われます」とあっさり本人に告知。「えーっ! そういうのってご家族を連れてきてくださいとかって言うんじゃないの!?」と心の中で思いながら、頭をよぎったのは「この先生で大丈夫だろうか……」という不安でした。それは、最初の診察のときから先生と相性が悪い感じがしていて、しかも若くて経験が浅そうに見え、「誤診という可能性もあるんじゃないだろうか?」と思えたからでした。不安を払拭できず、がん専門病院へ転院医師への不信は私のただの素人考えで、誤診なんてことはなかったのでしょうが、初めてのがんの不安と医師への不信感は払拭できず、「がん相談支援センター」へ相談に行ったりもして悩みに悩んだ末に、「がん専門病院へ行って、そこでがんだと言われたら納得できる!」と、がん専門病院に転院することを決意しました。再び紹介状を持ってがん専門病院へ転院。しかし、そこでもやはり「子宮体がんである」という診断は覆らず、がん専門病院でがんだと言われたらもう疑う余地はありません。それに担当の女医さんは印象も良く、手術の経験も豊富であろう立場の方だったので、「この先生に命を預けよう!」と、全摘出手術を受ける決心をしたのでした。ただ、ここで問題になったのが入院中の家事と猫3匹の世話のことです。そのとき夫ができたのは食器洗いとごみ出しくらいで、少なくとも私が入院する1週間、夫がほとんどしたことのない自分の食事の手配と猫の世話をしなければなりません。普段している人にとってはそれほど難しいことでなくても、面倒くさがりで家事が苦手な夫にとっては結構な難題と思われたのです。夫に家事と猫の世話を引き継ぎそのときちょうど緊急事態宣言中で夫は在宅勤務、3食を自分でどうにかしなければなりません。加えて老猫3匹のうち1匹が病気で通院が必要な状況でもありました。さらには家の契約・銀行・保険・年金・税金などのいっさいの事務管理を私がしていたので、全身麻酔で内臓を一つ取るという大きな手術の万が一に備えて、それらを夫がわかるように引き継いでおく必要もあるだろうと思ったのです。迫りくる2週間後の入院に向けて私は、夫にご飯の炊き方や味噌汁の作り方、ネットスーパーの注文の仕方、洗濯の仕方、猫3匹のごはんのあげ方、猫トイレの掃除の仕方、キャットフードや猫砂の注文の仕方、猫の病院への連れて行き方などなどを、レクチャーしながら実践訓練もさせて、さらには重要書類や印鑑を、のほほ~んとした夫でもすぐにわかるようにまとめ、会社を辞めるときのようにすべての引き継ぎ作業をしたのでした。これだけの業務ともいえることを2週間で教え込み、夫がひとりで回せるように仕込まなければならなかった私は、自分の手術の不安に浸る余裕もないほどに必死でしたが、苦手な家事や事務管理を覚えてできるようにならなければいけなかった夫も大変だったことでしょう。無事に手術を終え、経過も良好こうして私はどうにか家のこと全般を夫に引き継ぎ、入院し手術を受けたのでした。私のがんはステージ1aという本当に初期の初期で、すでに閉経状態であったことと卵巣への転移のリスクをなくすためか、子宮だけでなく両卵巣も摘出する「準広汎子宮全摘出術(じゅんこうはんしきゅうぜんてきしゅつじゅつ)」を腹腔鏡下でおこなう手術でした。内臓を一つ取るのですから手術直後の痛みは半端なかったですが、術後1カ月、3カ月、半年と徐々に患部の痛みは和らいでいき、1年が過ぎるころには手術をしたことも忘れていられるほど、痛みを感じることはほとんどなくなりました。がんが初期の初期であったことと転移の可能性が低いことから抗がん剤治療の必要もなく、術後1年半たった今は半年に1回の血液検査と細胞診のみで、5年間の経過観察が続く予定です。さて、家事苦手夫はどうだったのかというと、自分の食事はご飯を炊いて味噌汁を作れるようになっていましたが、お総菜はスーパーで買ったり、私が教えていない「Uber Eatsで注文する」という技を身に付けていました。まとめそしてその後、夫は術後の私を気づかってくれてはいましたが、私が徐々に回復してくるとまた家事全般と事務管理は当たり前のように私の担当に戻り、人任せでのほほ~んとしたその性格は相変わらずです。ただ、夫が猫たちの世話をひと通りできるようになり、猫関連のことをほとんどしてくれるようにはなりました。おかげで私の負担が減り、時間に少し余裕が生まれたことで念願のライター業を始めることにもつながりました。そう思うとこのできごとは、本当に大変だったけど、夫と私に変化と成長を促すための神様からの貴重な「ギフト」だったのでは?と思え、そしてこの変化は小さく思えるけれど、未来への大きな変化への一歩となったのかもしれません。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。マンガ/しおみなおこ著者/おざさお(55歳)年下外国人夫と結婚して21年。40代からは体の不調に振り回されながら猫3匹の下僕として生活を送る。念願のライター業に一歩を踏み出すも、高齢の両親のお世話も加わり、どうなる私の人生後半戦。
2023年08月05日2人目を妊娠中に子宮脱(子宮が腟から脱出してしまう病気)を経験したのですが、出産後は何かと忙しく自分の体を気にかける余裕がありませんでした。しかし、子宮脱の経験を忘れていたころに周りで子宮脱の手術をする人がいて、子宮脱予防の必要性を実感。そこで子宮脱の予防として、骨盤底筋を鍛えようとある体操を始めた体験談を紹介します。★関連記事:「おまたから内臓が出る!?」骨盤臓器脱の原因となる、やりがちNG習慣【専門医監修】妊娠中に子宮脱を経験し長期入院第二子を妊娠中に子宮脱になり長期の入院をしました。当時は26歳、まさかこの年齢で子宮脱になるとは思っていなかったので、とても驚きました。妊娠中の子宮脱は、体に対して赤ちゃんの大きさが大きくて、靱帯が伸びてしまったことが原因と産婦人科医に言われました。妊娠中はペッサリー(子宮が下がらないようにするリング)を腟内に装着して過ごし、無事予定日までおなかに留めることができました。しかし、一度伸びた靱帯は元には戻らないそうなので再発しやすく、妊娠中や出産後はなるべく重い物を持たないようにと、医師からも言われました。実際に重い物を持つと、下腹部に違和感を感じることもありました。 身内が子宮脱で手術をしたと聞き…子宮脱となった後は、重い物をなるべく持たないようにし、重い物を持たなければいけないときは膝を曲げるなどして、おなかに力が入らないように気を付けました。子宮脱を経験した20代当時、ネットで調べてみると子宮脱には、骨盤底筋を鍛えるのが有効と書いてあり、今後の予防のために骨盤底筋を鍛えなければいけないなと思っていました。しかし、子育てで忙しくなかなか自分の体を気にかけている余裕もなく、いつの間にか子宮脱のことも忘れて過ごしていました。40代となり、子宮脱を経験したことを忘れていたころ、身内が子宮脱で手術を受けたと知りました。その話を聞き、20代で子宮脱をしたときに担当してもらった医師から、年齢と骨盤底筋との関係の話を伺ったことを思い出しました。女性ホルモンが少なくなる40歳以降は、骨盤底筋の筋力が衰えて、尿漏れしやすくなるということです。子宮脱だけではなく、尿漏れも関係すると聞き、アラフォーになり骨盤底筋を鍛えようと思うようになりました。骨盤底筋を鍛えるために始めた体操骨盤底筋を鍛えなければいけないなと思っていたところ、ふと目にした産婦人科のポスターで、骨盤底筋を鍛える体操について紹介されており、この体操をおこなってみることにしました。体操は両太ももの間にクッションを入れて、クッションを強く締めたり緩めたりといった簡単なものでした。私はこの体操を、1セット10回、朝晩にするようにしています。まだ、始めて3カ月ほどなのでその成果かどうかはまだわかりませんが、少し重い物を持っても以前のように下腹部の違和感が起きにくくなったように感じています。まとめ40歳を過ぎた今、無理せず継続的におこなえる体操は、健康的な生活を送るために必要だと考えています。医師から子宮脱を経験した人は、靭帯や膜など傷が付いている場合が多いと聞いたので、いくら体調が良くても自分なりの予防策として、骨盤底筋体操を日課として続けていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/村澤綾香著者/Y.N.(44歳)大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
2023年08月04日子宮頸がん他、婦人科疾患の早期発見、治療を目指し定期検診を推進し、診察環境改善に向けて、婦人科検査用使い捨てパンツの取り扱いを推進しているNPO団体NIJI.RIBBON(理事長:伊藤 由美)が、「アーユルヴェーダ・ディヴァーナ」オーナー竹内 ゆり氏(2015年インドにてDr.マノジ&ヨギタに師事。アーユルヴェーダセラピストコースを修了)主催のヨガイベントとコラボしました。今後注目される検査用使い捨てパンツの各方面への周知とアプローチの一助となれば幸いです。NIJI.RIBBON運動ポスター■「アーユルヴェーダ&ヨガイベント」当日の様子*イベントした時の様子健康に対して意識が高い方が来場しており、参加者全員がNIJI.RIBBONブースにお立寄り下さいました。男性の参加者も含めて、子宮頸がん検診率の低さや、死亡率に驚かれていましたが、特に受診時の格好や格好に対する女性の抵抗感に驚かれ、NIJI.RIBBONの活動に対して大変理解を示してくださいました。アンケートに答えてくださり、全国への周知や受診環境への改善を応援します。とのお声をいただきました。アーユルヴェーダ・ディバーナから売り上げの一部をNIJI.RIBBONの活動にご寄付いただきました。*来場者・参加者の人数約80名の方にご来場いただきリーフレットを手に取って、アンケートにお答えいただきました。企画の中では検査用使い捨てパンツを実際に手に取り、現状の婦人科検診に一言メッセージを書いていただき、本音やご意見を伺うことが出来ました。*企画の中で盛り上がったポイントInstagram投稿用のバルーンなどで装飾した写真撮影コーナーでは、思い思いにポーズをとって皆さんに盛り上がっていただきました。Instagramフォローやタグ付けで検査用パンツをプレゼントさせていただき、瞬く間に人だかりが出来ました。イベントでの啓蒙活動の様子■参加者のコメント「下半身裸が普通で、みんなが我慢しているから自分も我慢するのが当たり前だと思っていたが、この使い捨てパンツがあれば使用したい。」「辛い検診環境なので変わってくれたら嬉しい。」「自分は我慢しても、娘に現在の検診環境は望まない。」など、使い捨てパンツの使用を推奨するご意見が多数寄せられました。時代の流れから婦人科検診にも「心を尊重する」といったことが求められていると感じました。大腸検診には検査用パンツがあるように、婦人科検診にもそのような配慮があって然るべきかと思います。検査用パンツ着用スタイル(1)■開催概要イベント名 : 「アーユルヴェーダ&ヨガイベント」“Hitakar”開催日時 : 7月2日(日)12:00~16:00会場 : 北海寺(ほっかいじ)(〒060-0053 北海道札幌市中央区南三条東4-1)来場者数 : 約80名主催 : アーユルヴェーダ・ディヴァーナお問い合わせ: ayurvedadivana@gmail.com ■団体概要商号 : NPO団体NIJI.RIBBON理事長 : 伊藤 由美所在地 : 〒063-0001 北海道札幌市西区山の手1条12丁目6-13-202設立 : 2023年1月活動内容: 子宮頸がん他、婦人科疾患の早期発見、治療を目指し定期検診を推進し、診察環境改善に向けて婦人科検査用使い捨てパンツの取り扱いを推進する団体URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】NPO団体NIJI.RIBBONTEL : 090-9518-0486MAIL: niji.ribbon.japan@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月02日「いつもと違う」と体の変化に気づいたことはありますか?急な体重変化や下腹部にしこりなどの症状も出てきたときは、注意が必要かもしれません。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。主婦Bさんの場合……子宮頸がん検診を受けた際に筋腫が見つかりました。相当な大きさだったため、早い段階で医師から「要手術」と診断されました。振り返れば急に腹部に、しこりのようなものがあったりと思い当たる症状があったものの、痛みはなかったため気づけませんでした。どんな治療を受けましたか?筋腫を小さくするために半年間薬を飲みながら、定期的な検診を受けていました。その後手術を受けました。新しい病院を選んだので最新機器があり、院内も清潔で安心できました。また、女性の先生であったことも心強かったです。世の女性陣へ伝えたいことは?婦人科受診はとても抵抗感が強いと思います。私もなかなか受けず、気づいたときには手術するまでになってしまいました。病院を治す・安心感を得るための受診なので、大事にならないためにも定期的な受診をしてください。読者の感想は……『婦人科受診はどうしても勇気がいるし、恥ずかしいこともあり、つい敬遠しがちですが、健康診断などはしっかり受けようと思いました。』(35歳/会社員)『痛みがなく進行していくのはとても怖い病気だと思いました』(44歳/会社員)『私も婦人科の病気になったことあるので気持ちわかる』(匿名)『つい面倒に感じ健診をおろそかにしてしまいますが、ちゃんと健診を受けることはすごく大切なことですね。』(47歳/主婦)など、さまざまなコメントが集まりました。体に変化を感じたら婦人科へ体重増加やしこりは、筋腫が原因だったというBさん。読者からは、「定期的な検診の大切さを改めて感じた」という声が多く寄せられました。「何かおかしい」の気持ちを大切に、異変がある場合はなるべく早いうちに婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月01日【傍卵巣嚢腫で腹腔鏡手術をした話 第27話】レイラさんに卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)が見つかったのは、2021年のこと。会社の健康診断で婦人科検診を受けた際でした。その後、摘出手術を終え、無事に退院。普段の生活に体を慣らしていました。 我慢が爆発?退院して数日が経ち、おなかの傷に貼られた保護テープも外れたころ。レイラさんの中では「ある欲求」が爆発しそうになっていました。 レイラさんは万が一のことを考え、入院1カ月前から退院したこのときまで外出を控えていました。しかし体調も戻ってきた今、「出かけたい欲」が爆発。無理をしない程度で近場ならと友人に連絡をし、友人とのお茶を楽しんだそうです。久しぶりの友人との時間は、レイラさんにとってとてもいい気分転換になったことと思います。 その後、退院2週間が過ぎたころには、排卵期に出るおりものを確認。手術を経たからこそ、しっかり自分の体が働いていることを実感すると、ちょっとジーンとしてしまう場面でもありますよね。退院3週間が過ぎたころにはおなかの痛みはだいぶ和らいでいたとのことですが、うつ伏せだけはまだちょっとつらかったよう。おなかの傷が痛んでしまい、ちょっぴり後悔されたレイラさんなのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 レイラさんは自身のイラストをInstagramなどにアップされています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター レイラ
2023年08月01日子宮頸がんだけでなくさまざまな癌を予防するHPVワクチン。「女性以外にも無償接種できるようにすることに賛成」が84.8%。すべての人が公費接種で「自分もパートナーも守りたい」の声。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営・開発する社会デザインプラットフォームSurfvoteで、2023年5月8日から7月31日までの期間、女性以外のすべての人をHPVワクチンの公費接種対象にするべきかユーザーの意見投票を行いましたので、その結果をこちらにお知らせいたします。 投票詳細イシュー(課題):国は女性だけでなく全ての人をHPVワクチン定期予防接種の対象にするべきか?実際のイシュー問題提起の背景:子宮頸がんを発症する原因にもなるHPVウイルスは性別や年齢を問わず性感染症やさまざまな癌を発症させるリスクを持つ。現在は、「子宮頸がんワクチン」という名前で適正年齢の女性のみ公費で接種ができるが、女性以外は摂取できる種類が限定されており且つ自費であるため主流ではない。適正年齢のすべての人が定期予防接種(無償)を行えるようにするべきかを問うた。調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス) 調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー投票期間:2023年5月8日〜2023年7月31日有効票数:66票選択肢:◆HPVワクチンを女性以外にも無償接種できるようにすることに賛成◆HPVワクチンを女性以外にも無償接種できるようにすることに反対◆その他◆わからない投票結果実際の投票結果画面各選択肢のコメント紹介(一部抜粋、コメントなしの選択肢は未掲載)HPVワクチンを女性以外にも無償接種できるようにすることに賛成男女ともに関係のある話だから。息子がいるので、将来の大切な人のためにも、本人のためにも受けさせたい。(賛同数28)HPVワクチンを女性以外にも無償接種できるようにすることに反対女性の場合は妊娠出産へ大きなリスクが生じるため、公費で無償接種することに賛成しますが、男性の場合は癌化する可能性が低くなるだけで、他に対策が必要な理由もないと思います。(賛同数27)Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月01日婦人科の検診を定期的に受けていますか?中には、子宮頸がん検診を受けた結果、疾患が判明し手術をすることになった方もいるようです。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Sさんの場合……10代から20代の頃に酷い生理痛があったのですが、当時の私はそれが当たり前だと思っていました。さらに、30代になって生理痛が軽減したことで、婦人系の病気に対してより無関心に。しかし、そんなときに不正出血が!年齢的にも受けておいた方が良いと思い、子宮頸がん検診を受けることにしました。その検診で医師から「大きな子宮筋腫が見つかった」と言われ、すぐに大きな病院を紹介してもらって手術。今思えば気づくチャンスはたくさんあったのですが「自分は大丈夫!」と過信して病院から遠退いていました。「もっと早く行けば良かった……」と後悔しています。どんな治療を受けましたか?半年間、筋腫を小さくするための薬を服用。半年しか継続できない薬だったため、ギリギリまで服用してから手術を受けました。女性の医師だったので、寄り添ってくれてとても安心感がありました。口コミが良い病院を選びましたが、改めて他の方の声は大事だと実感しました。少しでも気になる症状があれば婦人科を受診してください。何かあっても早い方が良いですし、何もなければ安心を得られます。受診に対して抵抗感の強い人が多いかと思いますが、経験者としては不安を抱えたまま生活するよりも、安心を得られる方が良いと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。読者の感想は……『当たり前になってしまうと見逃しがちになってしまうと感じます。私も不正出血があり受診し筋腫がみつかりました。もし不正出血がなければ婦人科への抵抗感もあり未だに受診していなかったかもしれないと思うとゾッとします。』(40歳/主婦)『「まぁ大丈夫だろう」と思って様子を見てしまうので怖いなと思った』(24歳/会社員)『これは怖いですね。手術するとなると大変なので、定期検診を受けたりすることは大切だなと思いました。』(39歳/会社員)と、さまざまなコメントが寄せられました。気になる症状を放置せずに病院へ10代の頃から気になる症状があったものの、放置してしまったというSさん。気になる症状がある方は早めに受診すると安心かもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月31日寒いねさんの生後3週間の息子が肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)になって手術したときのお話です。姉妹で同日に出産して、里帰り先で楽しく育児ができると思っていた寒いねさんでしたが、息子のなつくんの吐き戻しが多く心配していました。ある日、いつもと違った茶色い吐き戻しをしたことがきっかけで、救急センターに駆け込み検査をした結果、その原因が判明します。いつもと違った茶色い吐き戻しをしたため、救急センターに駆け込んだ寒いねさんと息子のなつくん。原因は「肥厚性幽門狭窄症」と判明しました。医師からの話を聞き、今が一番成長してほしい時期であることも考慮して、大学病院へ転院して手術を受けることに。そして、ゆっくりする時間もなく急きょ手術が決まり……。 転院後、瞬く間に手術が決定…! ※2021年当時のお話です。 ※誤)沐溶室⇒正)沐浴室 大学病院への転院が決まったものの、里帰り中で車がない寒いねさんにとって、距離がネックになっていました。その話を医師にすると、まさかのドクターカーへの同乗を提案され、寒いねさんは人生で初めてドクターカーに乗ることに! 周りの車が道を譲ってくれる様子を助手席で眺めながら大学病院へと向かったのでした。病院に着いてからは、またひと通りの検査をして手術に伴うリスクの説明を受けます。ちょっと怖くなったりもしましたが、手術実績もあると言われ、同意書にサインをしました。夫も有給休暇を取って駆け付けてくれ、バタバタとしながら転院初日が終了。 そして翌日、担当の看護師さんが手術前に沐浴をしておこうと言ってくれたので、お願いして服を脱ごうとしたところ……「手術室へ向かうので、用意してください」との連絡が。慌てて準備をしてなつくんを送り出した寒いねさん夫婦。手術終了までの2時間が、やけに長く感じました。手術は無事に終了し、ミルクを飲ませる許可も下りました! 急な手術ということもあって、心の準備ができていない状態でなつくんを送りだしたと思いますが、無事に終了してよかったですね。小さな体で2時間も頑張ってくれたなつくん。今後、このまま回復していくとよいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 寒いね
2023年07月29日このお話は作者おたんこ助産師さんのご友人のエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。■前回のあらすじ専門医から、妊娠初期はみな口唇口蓋裂の状態であること、週数が進むとつながっていくと知らされる。そしてそれがつながり忘れた状態が口唇口蓋裂で500人にひとりの割合で起こると聞き驚くのだった。■原因は不明だった…■手術すれば治るの?医師から口唇口蓋裂は原因不明だと聞き、夫婦はさらに気になっていた「手術で治るのか」と質問。すると医師は「はい」と即答。術後の写真を見せてくれて、夫婦は希望を見いだすのでした。次回に続く「どうして私のおくちは割れてるの?」(全31話)は12時更新!この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者に寄せられた体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年07月27日『エクストリーム・ジョブ』のリュ・スンリョンとドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」のヨム・ジョンアが初共演する『人生は、美しい』が11月3日(金・祝)より公開されることが決定した。典型的な亭主関白の夫・ジンボンと、思春期真っただ中の生意気盛りな息子と娘。そんな家族に時にうんざりしながらも、健気に尽くしてきた平凡な専業主婦のセヨン。だがある日、自分の命が残りわずかと知らされる。突然の余命宣告に激しく動揺したのも束の間、何かが吹っ切れたセヨンは、自身のおそらく最後となる誕生日プレゼントに、学生時代の初恋相手との再会を熱望する。夫に、初恋の彼を一緒に探してほしいと頼み込み、夫婦の奇妙な最後の旅が始まるのだった…。不愛想で不器用な夫を演じるのは、『7番房の奇跡』(14)、『エクストリーム・ジョブ』(20)などでヒットを飛ばす国民的俳優リュ・スンリョン。シリアスからコメディまで硬軟自在の高い演技力で、今回も不器用ゆえに愛おしい夫・ジンボンをユーモラスに演じ切る。死期が迫るほどに美しく輝きだす魅力的な妻・セヨンに扮するのは、ドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」(19)、『完璧な他人』(19)などに出演する実力派俳優ヨム・ジョンア。近年は日本でも人気バラエティー番組シリーズ「三食ごはん」で注目される彼女が、ときにコミカルに感情豊かなセヨンを熱演し共感を呼ぶ。若かりし頃のセヨンの初恋相手ジョンウ役には、大人気K-POPグループ「Wanna One」出身のオン・ソンウ。『ソウル・バイブス』(22)など俳優としても注目され、現在兵役中の彼にとって、本作は実質記念すべきスクリーンデビュー作となる。ほかにも、若き日のセヨン役にパク・セワン、若き日のセヨンの親友・ヒョンジョン役にシム・ダルギなどフレッシュかつ個性的なキャスト陣が揃う。監督は『国家が破産する日』(19)をヒットに導いたチェ・グクヒ。『完璧な他人』、『エクストリーム・ジョブ』などの脚本を担当したペ・セヨン、そしてソン・ガンホ主演の『タクシー運転手約束は海を越えて』(18)の制作会社=ザ・ランプがタッグを組んだ本作は、韓国なら誰もが知る懐かしのヒット曲が続々登場し、俳優陣が歌い踊るミュージカル映画でもあり、セヨンの初恋相手探しの旅にポップな彩を添えていく。公開情報と併せてポスタービジュアルも解禁。ヨム・ジョンア演じるセヨンの生き生きとした表情と渋々付き合う夫リュ・スンリョンの表情が対照的だ。“不器用な夫と共に、生きているうちにやりたいことを叶える旅に出る!”という思いは叶うのか。そして、道中次第に浮き彫りになっていく夫婦の歩んできた道のりと、家族の愛の姿…。感涙必至の感動作だ。『人生は、美しい』は11月3日(金・祝)よりシネマート新宿、ヒューマントラスト有楽町ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月24日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。コロナ禍も落ち着き、ゴールデンウィークに実家へと帰省したへそさん。翌週、母親と電話をしていると、母親が15年ほど前に子宮頸がんになっていたことが判明! 今までずっと知らなかった事実に驚いたへそさんでしたが……。★前の話サクッと手術をしていた母15年ほど前、出血が起こったことがきっかけで病院へと行ったへそさんの母親。すると、子宮頸がんだったことが判明したのです。しかし、へそさんはその事実をまったく知らず……。母親は娘に病気だったこと伝えていませんでした。こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。夫とお祭りに行った話をしたことで判明した母の病気。15年間、何も知らされずにいたことにただただ驚くばかりでした。母は子宮頸がんだったそうなのですが、正確には子宮脱で子宮を全摘した後の検査で子宮頸がんだったことが判明したとのこと。たしかに昔、母から子宮脱で1週間入院したと連絡があり、急きょ帰省したことがありました。子宮頸がんが判明したのはその後だったのですが、子宮を全摘して年に1回の検査で大丈夫だと言われたこともあり、私には連絡しなかったのだとか。もう大丈夫だと言われてもやはり娘としては連絡して欲しかったな、と思います。今も検査を受けているようですが、ひとまず異常はないとのことでひと安心。母の話を聞き、婦人科系のがん検診はやっぱり毎年受けなきゃいけないんだなあと改めて思いました。--------------「親の心子知らず」という言葉がありますが、その逆もまたしかり。子どもも親の様子を心配していたりするものですから、大丈夫な状態であっても報告くらいはして欲しいものですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2023年07月12日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。手術後7日目に看護師から「今日、おなかの針を抜きます」と言われました。診察時間がはっきりしないので何度か確認した菜留子さん。すると診察の際に……。★前の話針を抜くほうが抜糸より痛い!?菜留子さんは術後7日目、看護師さんから「今日、おなかの針を抜きますね」と言われました。「先生が外来終わってからになります」とのことなので、何度か時間を尋ねた菜留子さん。ようやく診察室へ呼ばれ、針を抜いてもらっていると……。下着を脱いでタオルを巻き、内診台に乗って針を抜きました。何かで「全然痛くない」と書かれていたのを見たけど、私は抜糸よりも痛かったです。ネットでは逆に「針を抜くのは激痛!」と書いていた方もいました。針を打った部位や体質にもよるのかもしれません。そんなことを思っていたら、カーテンの向こうの看護師さんから「何時になるか楽しみにしてたんだよね」との声が。楽しみなんてひと言もいってないし、表情だって楽しみにしてるようには見えなかったと思うんだけど……。そんなことを考えていたら先生が言ったことを聞き逃してしまい、今度は先生から「もし、もーしっ」という声。普通は名前を呼ぶのでは?または「大丈夫〜?」とかの声掛けでも良いのでは?イラもや〜っとしたけれど、下半身を出している状態で「今の感じ悪い」とは言いにくいし、患者の立場なので黙ってしまいました。-----------------------看護師さんは軽い気持ちで「楽しみにしていた」と言ったのでしょう。医師と患者の会話の糸口をつくるくらいのつもりだったのかもしれません。ただ、言われたほうは「一方的な決めつけ」に感じてしまうこともありますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月11日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。コロナ禍も落ち着き、ゴールデンウィークに実家へと帰省したへそさん。翌週、母親と電話をしている中で帰省中に行ったお祭りの話をしました。すると、母親から衝撃の事実が明かされて……!?★前の話娘、15年間も母の病気を知らずゴールデンウィークの翌週、少し遅くなったものの母の日のプレゼントを送ったと母親に電話したへそさん。その流れで、夫と浜松まつりに行った話になりました。浜松まつりの話をしていると、母親が15年ほど前のことを話し始めました。その話の内容にへそさんはびっくり仰天!こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。私はゴールデンウィークのとき、夫と一緒に帰省しました。実家に寄った後、浜松まつりという地元のお祭りへ。コロナ禍の厳しかった制限がだんだんと解除されたこともあり、お祭り会場は激混み! それでもコロナ禍前のようにお祭りが開催できるようになったことはうれしいものでした。浜松まつりではたこ揚げがあり、色とりどりのたこが空に浮かぶ姿はとてもきれいなものです。母は15年ほど前にたこ揚げを見に行ったそうなのですが、そのときに出血があったのだとか。様子がおかしかったのですぐ病院に行ったそうなのですが……まさかの子宮頸がんだったのです!たしかにそのころ、母が入院したとは聞いていました。ですが子宮頸がんだなんてまったく知らず……。母は「大したことじゃないだでw」と笑っていましたが、いや、大したことだよ!娘はその事実を15年も知らずに過ごしていたなんて、他人行儀過ぎやしないか? と思ってしまいました。--------------母親が子宮頸がんだったことが判明したへそさん。しかし、それは15年も前の話だったのだそう。いきなりがんだったなんて言われたらびっくりしてしまいますよね! 皆さんは親から衝撃告白を受けた経験はありますか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2023年07月10日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。手術翌日にはトイレまでひとりで歩いて行き、4日目にはシャワーを浴びることができました。そして術後7日目、おなかの針を抜くことに……。★前の話交換してもらったタオルにもまた…夜中12時、同じ病室の人が見ているテレビの音で目が覚めた菜留子さん。その人はスマホもマナーモードにせずに病室で通話をするなど、周囲への気づかいがなくて困りました。そんな中、術後7日目におなかの針を抜くことに。ただ、時間がまだはっきりわからず……。術後7日目、看護師さんから「今日、おなかの針を抜きますね」と言われました。「先生が外来終わってからになります」ということなので、2時過ぎに「何時ごろになりますか?」と尋ねたところ、「まだかかりそうなの」との返事。あまり遅くなるとシャワーに入れなくなるので、再び時間を尋ねると「待ってて」との返事。そこでシャワーのことを尋ねると、「先生が来たら言っておくからいいですよ」とのことだったので、先にシャワーを浴びました。その後、診察室に呼ばれ、下着を脱いでタオルを借りようとしたところ……タオルに血が。出血がある人もいるだろうから、タオルに血がつくこともあると思い、看護師さんにタオルを交換してもらいました。ところが、新たに渡されたタオルにも血!「衛生管理は大丈夫なのかな?」とやや不安になりました。-----------------------血液は洗濯しても落ちないことがよくあるので、もしかしたらタオルにシミとして残っていたのかも。だとしても、知らない人の血液がついているのは不安なので、交換してもらって正解ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月09日まぶたのたるみが気になり、眉下切開手術を受けることを決意。ところが美容外科のカウンセリングに行ったところ眼瞼下垂(がんけんかすい)と診断されたため、眼科を受診しました。自費治療と保険治療、美容外科か眼科か。悩んだ末に保険治療を選択。保険治療の眼瞼下垂手術を受けた私の体験談です。★関連記事:何げないあの行動が原因に…まぶたがぼてっと下がってしまう「眼瞼下垂」って?【医師監修】保険治療の眼瞼下垂手術に決めた理由アラフィフの私は、まぶたのたるみがとても気になっていました。化粧品ではたるんだ皮膚を縮めることはできません。根本的な解決を!と決意したのが、まぶたの皮膚を切り取る眉下切開でした。ところがいざ意を決して美容外科のカウンセリングを受けてみると、眼瞼下垂という診断を言い渡されました。眼瞼下垂ならば眼科での治療が良いのではと思い、眼科を受診したところ、やはり眼瞼下垂と診断され、保険での手術が可能ということに。顔にメスを入れるのを誰に任せるのかというのは、人生の岐路の一つでした。自費治療の美容外科と保険治療の眼科、両方のメリットとデメリットを考慮し、最終的に保険治療での手術を決めました。執刀される医師を信頼できると思ったことが何よりの決め手です。手術の1週間前に眼球やまぶたの状態を確認、手術にあたって心配なこと、切開ラインのシミュレーションなどの最終確認をしました。私が一番心配だったのは、どのくらいまぶたが腫れて社会復帰まで何日くらいかかるかということ。どれくらい腫れそうか質問すると、医師は少し苦笑いをされ「まぶたが分厚いから、腫れるかな」と答えました。いざ、手術! 手術中の痛みは…いよいよ手術の当日。手術室で仕上がりイメージを手鏡を持って確認しながら、医師が二重の切開線のデザインをしていきます。これは、デザインの通りに切開するため、とても大切な作業とのこと。質問やデザインの希望を伝えられる最後のチャンスです。医師にお任せするのではなく、自分の希望をしっかり伝えました。痛みは最初に麻酔を打つときが最も痛く、その後は手術中に鈍い痛みもありましたが、その都度麻酔を足してくれました。手術中は、起き上がって目の開き具合などを確認してはまた横になって施術の続きをするという作業を何度も繰り返しました。そして医師に「よし。明日腫れます」と言われて、手術は終了。手術後にすぐ鎮痛剤を飲んだおかげか、手術後の痛みはありませんでした。病院を出て最初に感じたのは視界が広いこと! 手術後の腫れがあるにもかかわらず、眉毛を上に上げなくても視界を確保できるのです。これには感動しました。また、手術当日はコンタクトが使用できないため、眼鏡、手術後の顔を隠す帽子、手術後にすぐ薬を飲むための水は必須アイテムでした。手術後の腫れと合併症は人それぞれ眼科の医師によると、手術後の腫れはまぶたの形や厚みなどによって人それぞれ違うそうです。私はまぶたに厚みがあり、術前から腫れやすいと言われていたため覚悟はしていました。できるだけ腫れないようにするためには、手術後48時間はとにかく冷やすことがポイントだそうです。私はひたすら保冷剤で冷やしましたが、その努力もむなしくネットでよく見る経過写真とは比べものにならないくらい腫れました。私の腫れのピークは2日目から3日目。抜糸は10日目におこない、人前に出られる腫れの状態になるまで2週間ほどかかりました。現在、手術後1カ月が経過しました。まつ毛の上の二重部分はまだ赤みがあり感覚も鈍い状態です。アイラインやアイシャドウをするのは難しいため、目の周りのメイクはほとんどせずに、伊達眼鏡でごまかしています。また、私は左まぶたの腫れが強く、目の開き具合に左右差が出ています。1カ月検診のときに、今後左右差は改善するのかを医師に質問したところ、医師の経験上、腫れが引けば左右差は緩和される可能性が高いが、もし左右差が残る場合は手術後6カ月以降に再度左まぶただけ調整をするとのこと。完治までもう少し時間がかかりそうです。まとめただのたるみだと思っていたまぶたの悩みが病気であり、保険適用での治療ができるということは大変勉強になりました。手術費用が52,420円、1カ月検診までの診察費が6,920円で、合計59,340円かかりましたが、手術を受けたことで目の開きが良くなり、格段に視界が良くなりました。今回のことを通して、体の症状を自己判断せず適切な専門家に見せること、自分がどうなりたいのかによって病院と医師を選び、ネットの情報はあくまで参考だと思うこと、心配なことは医師に確認することなど、多くのことを学びました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/村澤綾香著者/トラノコ(48歳)23歳と5歳の子を持つバツ2のシングルマザー。子宝に恵まれたが、結婚生活が上手にこなせない。お姑さん達とは今でも仲良し。現在、子どもたちと気楽に暮らしている。
2023年07月09日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。病室は2人部屋だったのですが、ある夜中、テレビの音で目が覚め……。★前の話昼間もイヤホンなしで…菜留子さんは生理を止める注射の副作用でもホットフラッシュが続き、いろいろな看護師に「暑い暑い」と言っていました。すると、「水枕をお持ちしますか?」と提案してくれたり、エアコンの温度を下げてくれたりと気づかってもらい、すっかり「看護師さん、好きーっ!」となったのでした。病室は2人部屋だったのですが、夜中の12時に「テレビの音が聞こえる」と思ったら……。夜中の12時、目が覚めたら同室の人がテレビを見ていてびっくりしました。隣に寝ている人がいるのにイヤホンなしで見るなんて……。昼間もイヤホンなしでテレビを見ていて、私の入院経験でそういう人は初めてでした。その人と同室になって4日目、初めて看護師さんが音を小さくするよう注意してくれたのですが「音を小さくすればイヤホンなしで良いの?」と疑問に感じました。さらに同室の人は、スマホをマナーモードにしない、病室で通話する、面会にきた人とラウンジに行かずに30分くらい病室にいるなどなど。同じ開腹手術をしたらしいので、最初はお話ししたいと思ったけれど、これらのことがあってあいさつ以外はしませんでした。今思うと、すぐに「部屋を移動したい」と言えばよかったです。同室の人は私が退院する2日前に退院し、その後すぐに別の人が入院してきたのだけど、音も出さなくてすごく静かでした。この人が先に入院していたらよかったのに〜っと思いました。-----------------------他人が立てる音って気になるものですよね。夜中の音はもちろんですが、昼間でもやはり配慮は必要。入院するときはイヤホンは必需品と言えそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月07日私は意外な理由から、43歳のときに子宮筋腫を患っていることを知りました。40代の女性では約2人に1人、子宮筋腫があると聞いたことがありましたが、私自身は自分が当てはまるとは疑いもしなかったのです……。では、なぜ、子宮筋腫を発見することができたのか? その詳細についてお伝えします。★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1目のくまの治し方を調べていたら意外なワードが!当時、私は目の横がただれる、ひどい目のくまに悩まされていました。中年に差しかかっているとはいえ、大変悩みました。ネットで、「くまの原因」「くまの治し方」など検索しまくっていると、意外な文字が飛び込んできたのです。子宮筋腫? なんと目のくまが子宮筋腫の症状の一つだというのです。驚きましたが、念のためと子宮筋腫の症状について調べてみると「貧血」「過多月経」などのキーワードが上がってきました。あれっ! そういえば、私、経血量が最近、異常に多いな! 症状が当てはまる……。最近、生理痛もひどいけれど、それも関係するのかな? さらに調べてみたところ、生理痛は子宮筋腫の症状とは基本的には関係がないようで、種類によっては激痛を起こすこともあると書かれていました。うーん。何とも言えない。だけど、不安でたまらない……。とりあえず、勇気を持って婦人科を受診しなくてはと思いました。婦人科で子宮筋腫が判明子宮筋腫があるのか、ないのか、はっきりしなくては、不安は治まらない……。自分が住んでいるところから遠すぎない、口コミが良い婦人科を検索することにしました。駅からも近いし、漢方での治療をされている婦人科を見つけ、少し怖いですが受診することを決心しました。電話で予約をして、初めて婦人科に足を踏み入れました。いい年ですが、正直緊張しました。とても若い子から私と同世代と思われる方、またもっと年齢層が上の方まで、待合室にたくさん座られていました。みんな何の病気なのだろう? 慣れない場所に落ち着かない私でしたが、順番が来て呼ばれて診察室に入ると、年配のやさしそうな男性の先生が座られていました。若い男の先生は嫌だったのでホッとしました。病院に来た経緯を話し、「目のくま」と「子宮筋腫」の因果関係は先生にもわからないようでしたが、診察台でエコーと触診で検査をすることに。「小さいのがあるな」とのことでした。やっぱり、あったのか子宮筋腫……。不安な気持ちになりましたが、先生いわく「小さいので取る必要はない」「悪性でもない」とのこと。やっと、ここで安心することができました。「子宮頸がん」の検査もついでにしていただきましたが、これも問題なし。以来、この婦人科への通院が始まりました。漢方薬が処方され、子宮筋腫は経過観察中婦人科では、子宮筋腫による月経異常を抑えるために薬を処方してもらうことになりました。今まで飲んだことのないツムラの「桂枝茯苓丸」(ケイシブクリョウガン)という名の漢方薬が処方されました。飲んでみると、正直、まずい! 嫌な苦みが口中に広がりました。ですが1カ月たって慣れた今となっては、苦みは感じなくなりました。私にはこの漢方薬は合っていたようで、生理痛も軽減しましたし、もともとひどかったPMS(月経前症候群)から来る生理前の体のほてりなどがなくなり良くなりました。現在も同じ婦人科に通院を続け、子宮筋腫の経過観察をしてもらっています。ありがたいことに子宮筋腫は育っていないようで、手術も必要ない状態のようで安心です。まとめ自分が子宮筋腫になって感じたのは、知らないことの怖さです。私の場合、子宮筋腫が早く発見できたので、経過観察ができています。発見したのが悪性で大きかったらと思うと……。私にとって、子宮筋腫の発見は、自分の症状に気が付き、病院にいくことの大切さを痛感させられる出来事でした。これからも、市などの健康診断などを利用しながら健康に気を付けたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/村澤綾香著者/山田今日子(44歳)子どもなしの更年期に悩む主婦。目の疲れや腰痛と戦いながら、日々WEBライターの技術向上を目指し、頑張っている。
2023年07月07日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。順調に回復していたものの、生理を止める薬の副作用でホットフラッシュに悩まされました。それを看護師さんに言うと……。★前の話地味に不快なホットフラッシュ手術をした部分に腹帯を巻いていた菜留子さん。毎日看護師が手術後の傷のチェックをしてくれるのですが、ある看護師は腹帯を少し持ち上げて上からのぞくだけ。明らかに傷は見えず、「確認するふりをしてるだけ?」と感じました。また、注射の副作用でホットフラッシュが出ていた菜留子さん。他の看護師にそれを言うと……。入院中、担当の看護師さんはいましたが、他にも何人もの看護師さんがケアしてくれました。私は生理を止める注射の副作用で、入院中もホットフラッシュが続いていました。ホットフラッシュって暑くなって汗が出るだけなんですが、それが地味に不快なんです。ものすごくつらいわけではないので薬は断ったのですが、「暑い暑い」と皆に訴えていた私。すると、ある看護師さんは「水枕をお持ちしますか?」と提案してくれ、他の看護師さんはエアコンの温度を下げてくれました。同じことを言っても、人によって対応が違うものですね。何かしてほしくて「暑い暑い」と言っていたわけではなかったけど、対処していただいて「看護師さん、好きーっ!」てなりました。ホットフラッシュは退院後も続いて、術後3カ月くらいでなくなりました。-----------------------入院中の困り事を相談できるのは、たいてい看護師さんです。その看護師さんたちに、ささいなことでも相談にのってもらえたりケアをしてもらえたりすると、患者としては心強いし本当にありがたいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月05日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。術後4日目にはシャワーを浴びることができ、順調に回復していきました。今回は、そのときに会った看護師さんのお話です。★前の話もうすぐ辞めるのかな?術後3日間は血栓予防の注射を打ちつつテレビを見て過ごした菜留子さん。4日目にシャワーを浴びて病室に戻ると、汗だくのお母さんが来ていました。お母さんは夏に体調不良になることが多いので、ついイラっとしてしまいました。病院にはいろいろな看護師がいました。ある看護師は適当で……。今回は看護師さんのエピソードです。私は手術をした部分に腹帯を巻いていたのですが、毎日看護師さんが腹帯を外し、パンツをめくって傷の状態を確認してくれました。でも、ある看護師さんは腹帯を外さずにパンツもめくらず、上からのぞくだけ。パンツをめくらないと傷は見えないので、確認のフリをしているだけのように思いました。その人は血圧もちゃんと測れていなかったし……。私が勝手な想像ですが「覇気がないな。もうすぐ辞めるのかしら? だからやる気がないのかな? それとも体調が悪いのかな?」と感じました。もしくは、術後4〜5日くらいたっていたから「適当に見ておけば良いか」って感じだったのかしら?私は何も言わなかったのですが、こういう場合、はっきり言ったほうが良いのかしら?-----------------------看護師さんも人間ですから、何か事情があったのかもしれません。でも、手術跡のケアは大切なことですから、他の看護師さんに言いつけないにしても、確認はしっかりしてほしいと言ってもよかったかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月03日20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。子宮筋腫を取る手術が無事に終わった菜留子さん。筋腫が右の卵巣と癒着していたため、右卵巣も摘出しました。術後は血栓予防の注射を1日1回、3日間打ち、そして4日目に……。★前の話病室に戻ると高齢の母が手術翌日、痛み止めの座薬を入れてもらい、トイレまで自分で歩いた菜留子さん。多くのブログに「歩くのはすごく痛い」とあったのでビビっていたのですが、意外と痛くありませんでした。術後3日間は、血栓予防の注射を打ってテレビを観て過ごし、4日目にシャワーを浴びることができました。術後3日間は、1日1回血栓予防の注射を打つほかは、テレビを見て過ごしました。テレビは、定額で見放題だったのでよかったです。術後4日目にシャワーを浴びることができました。おなかは水をかけても痛くありませんでした。縫うよりも針で止めたほうがきれいにくっつくそうで、皮膚表面だけは3日くらいでくっつくみたいです。意外と早くくっつくんですね。その後、咳が出て傷に響くのでのど飴を買って病室に戻ると、汗だくの母がいました。「顔見たいから来たんだぁ」と言っていたけど、高齢の母が体調崩すほうが怖い!母は夏に体調不良になることが多く、入院になることもしばしばあったのですだから無理して来てほしくなかったし、退院してから私がこの体で面倒を見なくちゃならなくなると思ってイラッとしてしまいました独身アラフィフ。結婚できていたら高齢の母に無理をさせることもなくて済んだのかな……と少し情けなく悲しくもなりました。-----------------------体を拭くだけでは、汚れは取れてもサッパリした感覚は今ひとつ味わえないもの。開腹手術をしても4日後にシャワーに入れるのは、手術を受けた身にはありがたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/菜留子20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。
2023年07月01日