東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。次男・こうたくんはトランポリンで遊んでいて、膝にヒビが入ってしまいました。そのときの検査でペルテス病が判明。 何カ所も病院を通い、こうた君にとって最善の治療法を探すかおりさんでした。東京の病院で診察を受けると、こうたくんのペルテス病は自然治癒しているため、「半年に一度の経過観察で問題ない」とのこと。 検査結果に安堵したかおりさん一家は笑顔で、病院を後にしました。それから半年が経過し、長男のかんたくんは幼稚園の年長に、こうたくんは年少になりました。 どうして!?うちの子たちが ※発生率は文献によると1万人0.04人~2.9人と幅があります。また、人種差があり、日本の報告よると10万人に0.9人とされています。なお、男児のほうが発症しやすいと言われています。これは衝撃の大きい反復運動に起因している可能性があります。約10%の症例は家族性でありますが、原因となる遺伝子異常は同定されていません。 日常生活に支障はなく、少年団のサッカーチームに入団するなど元気に過ごしていたこうたくん。 しかし、今度はかんたくんが足の痛みを訴えます。日によって痛みがあったりなかったり、痛む場所も変わるので様子を見ていましたが、こうたくんのこともあったので整形外科に行くことに。 検査の結果、かんたくんも「ペルテス病です」という診断を下されました……。医師から装具治療が必要であると言われ、頭が真っ白になるかおりさん。その日は「夫に相談して、考えさせてください」と言い帰宅しました。 サッカーを楽しめるほどに回復して本当によかったですが、今度はかんたくんの病状が心配です。突然の診断や治療方法を聞かされ、混乱してしまうのも仕方ありません。新たな困難を家族で乗り越えっていってほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月23日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。次男・こうたくんはトランポリンで遊んでいて、膝にヒビが入ってしまいました。そのときの検査で、ペルテス病が判明。 突然の診断にショックを受けるかおりさんでしたが、とりあえずインターネットでペルテス病について調べてみることに。 インターネットで病気や病院について検索していると、名医がいるという大学病院を発見。すぐに予約をして、診察を受けることにしました。 うちの子の病気、治るかな… ※激しい運動や高いところから飛び降りるなど、一部運動を控えるよう指示を受ける可能性があります。 名医と言われる医師の診察を受けると、「ペルテス病ですね。背骨も病気かもしれません」と新たに病名を告げられました。 心配、不安、不信感、イライラ……など様々な感情に襲われるかおりさん。親の直感で「この先生は違う、別の病院に行こう」と思い、新たに東京の病院への紹介状を依頼するのでした。 後日、東京の病院で診察を受けた際、背骨の病気について話すと、「問題ないよ」と医師。その医師によると、こうたくんのペルテス病は自然治癒しているため、半年に一度の経過観察で問題ないとのこと。検査結果に安堵したかおりさん一家は笑顔で、病院を後にしました。 多くの病院に通い、不安な毎日を送ったかおりさん一家でしたが、大事に至らず本当によかったです。経過観察ということで、油断はできませんが、1日でも早く日常が戻るといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※ペルテス病について股関節にある大腿骨頭への血行が何らかの原因で途絶され、骨が壊死してしまう病気です。骨の強度が弱くなり、放置すると骨がつぶれて変形してしまう可能性があります。はっきりとした原因はわかっていません。本人の体質も関係していますが、高いところから飛び降りるなど、股関節に負担がかかることが多い活発な男児が発症しやすいとも言われています。走るのが少し遅くなる、夕方になる片足を引きずる、夜になると股関節が痛くなるなどの症状が出ることが多いです。早期発見と治療が重要になるので、痛みなど症状が現れた場合は速やかな整形外科への受診をおすすめします。 <参考>国立特別支援教育総合研究所/病気の子どもの理解のために 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月22日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。長男・かんたくんと次男・こうたくんと地域の子育てセンターに遊びに行きました。トランポリンでピョンピョン跳ねて遊ぶこうたくんでしたが、急に足を痛がったのです。 近所の整形外科に行くと、「膝にヒビが入っていますね。全治1カ月です」という診断が。さらに医師から「壊死してます」と衝撃的な診断結果を告げられます……。医師によると、「ペルテス病」の可能性があると、診断をされたのでした。 母としてしてあげられることは…!? ※発生率は1万人に1.5人とも言われている。発症年齢は4~9歳で7歳くらいに好発する。 医師に「膝のヒビが治ってからペルテス病の治療をしましょう」と言われたかおりさん。突然の診断に頭が着いて行けずに、とりあえずインターネットでペルテス病について調べてみることに。 ペルテス病とは股関節にある大腿骨頭への血行が何らかの原因で途絶され、骨の壊死してしまう病気。はっきりとした原因はわかっていないなどの情報が出てきました。 調べていくうちにどんどん暗くなり、「もっと早くに病院に行けばよかったのかな……。私が健康に生んであげられなかったから……」と自分を責めてしまいます。検索すると実家の近くに名医がいる病院があることが判明。ただ通院することを考えると近所のほうがいいと思い、後日別の小児整形外科に行ってみることに。そこでは名医がいるといいう大学病院の紹介状を書いてもらうのでした。 親ができることは寄り添い、心の支えになること以外に、最善の病院に通わせてあげることぐらいかもしれません。お母さんが自分を責めてしまう気持ちもわかりますが、病気は誰のせいでもありません。無理せず、家族みんなで向き合っていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 <参考>神奈川県立こども医療センター/ペルテス病 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月21日東京から夫の実家がある地方に引っ越したかおりさん一家。体を動かすことが大好きな息子2人をのびのびと育てられると喜んでいました。しかし、ある日突然、元気だった息子に異変が! とある病気が判明し、急に歩けなくなってしまったのです。 元気だった息子の様子が!? 長男・かんたくんと次男・こうたくんと地域の子育てセンターに遊びに行きました。トランポリンでビョンビョン跳ねて遊ぶこうたくんでしたが、急に足を痛がったのです。 とても痛がっていたため近所の整形外科に行くと、「膝にヒビが入っていますね。全治1カ月です」という診断が。そして、膝が反り気味の「反張膝(はんちょうしつ)ですね」と言われたのです。 こうたくんの病状が心配で仕方がないママ・かおりさんでしたが、追い打ちをかけるように「壊死してます」と衝撃的な診断結果を告げられます……。医師によると、「ペルテス病」の可能性があると、診断をされたのでした。 いきなりの診察結果にショックを受けてしまうかもしれませんが、今まで気づかなかった病気が判明したことは不幸中の幸いかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※ペルテス病について股関節にある大腿骨頭への血行が何らかの原因で途絶され、骨が壊死してしまう病気です。骨の強度が弱くなり、放置すると骨がつぶれて変形してしまう可能性があります。はっきりとした原因はわかっていません。本人の体質も関係していますが、高いところから飛び降りるなど、股関節に負担がかかることが多い活発な男児が発症しやすいとも言われています。走るのが少し遅くなる、夕方になる片足を引きずる、夜になると股関節が痛くなるなどの症状が出ることが多いです。早期発見と治療が重要になるので、痛みなど症状が現れた場合は速やかな整形外科への受診をおすすめします。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年08月20日息子を連れて、一度も参加したことのない町内行事に緊張しながら参加した星田さん。そこで突然知らないおばさんからズケズケとキツイことを言われてしまい……。おばさんは、初対面である星田さんの気持ちを考えることもなく、「おっぱいは済んどるんか」「なんや紙おむつかいな」と育児を否定するかのような言葉をかけてきました。 ご近所さんのまさかの行動に混乱し嫌な予感がした星田さん。さっさと手伝って早めに家に戻ろうとしたのですが、「あんたはええよ、家帰っときぃ」「こん子はあたしらが借りとくし」と宣言されて……。 「ちょ……ちょっと意味がわからないんですが……」 困惑する星田さんに対し「かわいい赤ん坊、独り占めはズルイやろ」と謎理論で返してくるおばさん。 それでも「困ります!」と言うと、「何やもう。しつこいなぁ!」と息子を抱いてスタスタと立ち去ってしまったのです! おばさんは、家の裏の並びに住んでいる野崎さんという人とのこと。 さらに隣人の福島さんまで「年寄りの頼みは聞いといたらええんよ〜」と言い出しい出し、星田さんは1人家に戻されてしまいました。 助けないと……。にぃくんが……連れ去られた……。早く行かなきゃ、でも……。 心の大半は、「母親として助けなければ」と思う使命感が占めている。 でも、開放感に似た感情もあることに気付いてしまった星田さんは、なんとか支えてきた心の柱が一瞬で崩れ落ちたように感じ、動けなくなってしまったのです。著者:マンガ家・イラストレーター 星田つまみ
2023年08月11日息切れや動悸に悩まされていませんか?なかには、歩けないほどの状態になり、病院を受診した方もいるようで……。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Eさんの場合……「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」に苦しみました。30代前半のとき、毎日疲れやすさを感じ、少し歩くだけで息切れや動悸が。しばらくは体調の変化を年齢によるものだと思い込み、放っておきましたが、ある日突然動悸と疲労感がひどくなり、窓際まで歩けないほどの状態に。受診した循環器科で甲状腺機能亢進症を疑われ、専門科を紹介された結果、バセドウ病と判明。治療を受けて一度寛解した後に再発し、現在は寛解に向かって回復中です。どんな治療を受けましたか?投薬治療を行いました。メルカゾールとヨウ化カリウムなどのお薬が使用され、病状によってバランスを考慮して処方されました。徐々に薬の量を減らし、寛解へ向かっています。伝えたいことは?バセドウ病は若い女性に多い病気ですが、30代になってから発症する場合も。とくに「バセドウ病眼症」と呼ばれる眼球突出の症状に気を付けることも重要です。体調に変化を感じたら、若くないから仕方がないと諦めずに、受診しましょう。早めの治療開始が症状進行を防ぐことにつながるかもしれません。違和感があるときは早めに専門家へ皆さんも、体に異変を感じたら早めに専門家に受診してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年07月31日皆さんは理不尽に怒られて困った経験はありますか? 今回は、電車の中でのトラブルについてのエピソードを紹介します。イラスト:どてらいぬ怒鳴られて泣く息子幼い息子を連れて電車に乗っていた主人公。息子に対し、突然乗客の男性に「うるせーな!」と怒鳴られてしまいました。怒声に驚いた息子は号泣。泣き止ませないと…と主人公が焦っていると、1人のお兄さんが声をかけてくれました。「ええもんやるわ」と、息子にシールをくれた関西弁のお兄さん。泣いていた息子もご機嫌になり、主人公はお兄さんにお礼を言いました。そしてお兄さんは、怒鳴っていた男性の元へ。「うるさいのはそっちやん!」関西弁のヒーローが登場!出典:lamire男性に説教してくれたのです。泣いている息子をあやしてくれただけでなく、怒鳴ってくる男性に『ビシッと』注意してくれたお兄さん。主人公はとてもスカッとした気持ちになりました。迷惑客から助けてくれた一方的に怒鳴られると、どうすればいいか困ってしまいますよね。正論で一喝してくれたお兄さんに助けられた、感激エピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年07月06日おとなしい息子は、公園でやんちゃな男の子にいつもおもちゃを取られていました。ある日、公園に行きたくないと言い出した息子。息子の様子が気になり、保育士の姉に相談したところ、目から鱗のアドバイスが……。 息子のおもちゃを巡って公園でトラブル勃発! これは息子が3歳のときの話です。当時、近所の公園へ連れて行くのが日課になっていました。おとなしい息子は、滑り台やブランコではなく、家から持参したバスのおもちゃを走らせて遊ぶのが大好き。いつも公園には4~5組の親子が来ていてにぎやかでした。 いつものように遊んでいると、ほかの子どもが来て、息子のバスを取って行ってしまいました。その子のママは「貸してってちゃんと言いなさい!」と注意してくれたのですが、子どもは知らんぷり。私は「いいんですよ」としか言えず、息子には「貸してあげようね」と声をかけました。その後、ママが子どもを説得してバスはなんとか返してもらえましたが、この日からバスを取られる日が続きます。 ある日、いつものように公園にいこうとすると、息子は「行きたくない」と答えました。「どうしたの?」と聞くと、どうやら自分のおもちゃを取られるのが嫌だった様子。「でも、あの子も意地悪じゃなくって遊びたかっただけだと思うよ」としか言ってあげられず、息子は納得のいかない表情をしていました。 数日後、何事もなかったように、息子は「公園行きたい」と言い出し、いつも通りバスのおもちゃで遊びました。一方、「公園に行きたくない」と言われたことを気にしていた私。後日、保育士の姉に公園でのいきさつを話すと「息子が今遊んでいるから聞いてみるね! 遊び終わったら貸すね! と言って守ってあげたほうがいいよ」と言われたのです。 公園のお友だちと仲良くしてほしいと思い、簡単におもちゃを貸していた私。その後は「今遊んでいるから、貸してもいいか聞いてみるね」と仲裁に入るように。息子が少しでも貸したくなさそうなときは、まず「そうね。今は貸したくないね」と息子の気持ちを受け止め、その後お友だちに貸してあげ「どうぞ」を自然にできるよう頑張っています。息子の気持ちを考えてあげられてなかったことに気づき、反省した出来事でした。 作画/mosu著者:山下ゆか
2023年06月29日ある日、同学年の子どもが集まるイベントに参加した1歳5カ月のたまお君とママ。ひとりだけ様子が違うたまお君を見て、だんだん心配になってきました。息子の発達に不安を覚えたママが療育に通う決断をするまでの体験談マンガです。2度目の療育センターでの面談で、ついに医師に診察してもらえることになったたまおくん。たまおくんの足を確認した医師から「通常よりは遅いかな~」と言われてしまいました。 今後の方針について聞いてみると、「たまおくんの今後についての方針が決まりましたらご連絡します。3カ月ほどかかります」と言われ、事が進まないことにまたしてもイライラするママ。 またしても不安な日々を過ごすママでしたが、1歳半健診から1カ月が経ち、再検診を受けることに……。 やっぱり息子が立たないなぁ…※再検査 ※兄弟児→きょうだい 1歳半健診で「1カ月後に様子を見てみましょう」と言われていたママとたまおくん。再検査の日がやってきますが、たまおくんはこの日も立てませんでした。 「大きな病院で検査してもらう?」と医師に言われ、地域の総合病院に行くことに。しかし、今回も予約は1カ月先で「ここでもか……」とママは疲弊してしまいます。 すると、療育センターから1本の電話が! 予約のキャンセルが出たため、早めに通えることになり、少しだけホッとしたママでした。 ◇◇◇ 原因がわからない以上、親がしてあげられることといえば病院などに連れて行ってあげることなどサポートのみ。早めに療育センターに通えることになって、本当によかったです。1日でも早くママの肩の荷が下りる日が来るといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター くら
2023年06月24日子どもを亡くしていないはずなのに、警察から息子が万引きしたと突然連絡が!?スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「私の息子の正体は!?」を紹介します。35歳・会社員のパニ子。37歳の夫のサトシとは結婚して13年。結婚から13年経った今でも仲良く暮らしていますが、実は、パ二子夫婦にはとても辛い過去がありました。 息子を亡くし抜け殻だった日々夫のサトシとは22歳のときに結婚し、すぐに男の子を授かったパ二子。しかし7年前、当時6歳だった息子は交通事故に遭い、亡くなってしまいました。当時のパ二子は、やり場のない怒りと悲しみで、抜け殻のような毎日を送っていました。 それでも、明るく前向きに生きようと努力していたパ二子夫婦でしたが、息子のことを思うと、再び子どもをもつ気にはなれずにいました。 そんなある日、警察から1本の電話が……。いないはずの息子が万引き…!?警察の人からの電話で「あなたの息子が万引きをした!」と言われ、「え?」と戸惑うパ二子。「私に息子はいませんが……」と否定するも、「そんなに怒らずに迎えに来てあげてください」と言われます。 「そもそも、なんでウチの電話番号を……?」と、不思議に思って警察に向かうことに。そこには、見知らぬ中学生がいました。 「あなたは誰?なぜ私の連絡先を知っているの?」と聞いてみると……。「俺は、サトシ(夫)さんの息子です」 動揺を隠せないパ二子。同時に夫の浮気が発覚してショックを受けます。しかも、その男の子は亡くなった息子と同い年だったのです。 すると、男の子が「俺、母さんと父さんが許せなくて……」と、夫への仕返しに協力することを提案してきたのでした。 男の子と夫への復讐を開始!夫への反撃を決意したパ二子は、普段通りの生活を装いながら証拠集めに奔走します。そしてある日、「そろそろ子どもが欲しくない?」と夫にけしかけ、動揺するサトシに「そうよねぇ、もういるものね」と言葉を続けます。 「ずっと浮気しているでしょう!?」 サトシの前で証拠を広げ、問い詰めるパ二子。そこへ呼び出された浮気相手も登場し、修羅場と化します。 10年以上も浮気しているくせに、「気の迷いだった」と言い訳するサトシ。浮気相手は、負けじとサトシに結婚を迫ります。「無理!」と断固拒否するサトシは、実はパ二子の両親が経営する会社に勤めていたのです。 すべての真実が明るみになり、パ二子とサトシは離婚。高額の慰謝料を払うことになった挙句、会社をクビになったサトシは、すべてを失ってしまうのでした。 男の子とは今でも連絡を取り合っているパ二子。亡き息子の面影を重ねながら、幸せに生きてほしいと願うのでした。 真実を受け止める覚悟があれば、知りたくなかった……と思うような結末でも、強く前を向いて歩んでいけるものなのかもしれませんね。 パニコレ記事をまとめて読む▶著者:ライター パニコレ
2023年06月12日一度目の結婚では、長男が生後9カ月のときに夫と死別。当時、私は26歳で夫は38歳でした。突然の事故死に悲嘆に暮れる毎日でしたが、小さな息子の存在が私を奮い立たせ支えてくれました。そして現在、シングルマザーを経て再婚をし、幸いにも娘に恵まれ楽しい毎日を送ることができています。そこで今回は、夫を亡くしてから再婚までの道のりについてお話しさせていただきます。 子どもが生後9カ月で訪れた、突然の別れいつも通りに出社した夫が、ある日二度と帰ってくることはありませんでした。交通事故でした。私は悲しみに打ちひしがれ、「これからどうしたら……」と呆然と立ち尽くすことしかできませんでした。 そんななか、当時生後9カ月の息子はニコニコと私に笑いかけ、おなかが空けば泣き、眠たければぐずり、日常を思い出させてくれる大事な存在でした。 「私がしっかりしなきゃ!」と、それからは気持ちを切り替え、息子に寂しい思いや悲しい思いをさせないようにとシングルマザーで頑張っていこうと決意したのです。 ささいなことにありがたみを感じる息子のお風呂は、夫がいつも入れてくれていました。私ひとりでは慣れるまでが大変で、そのたびに涙が出てしまいました。 もっと「ありがとう」って言えばよかった……。ちょっと物を取ってもらう、雑だけど掃除をしてくれる、ささいなことが本当にありがたく感じました。 しばらくして就職をしたのですが、天国の夫が見守ってくれていたのでしょう、私の状況に理解のある会社に勤めることができ、息子もすんなりと保育園に慣れてくれました。息子がお誕生日を迎えるごとに「こんなに大きくなったよ」と報告するのが誇らしかったです。 「パパがほしい」と書かれたお手紙息子が5歳のクリスマス。サンタさんへのお手紙を一生懸命書いていました。寝静まったあと、そっと見てみると「パパがほしいです」と覚えたてのつたない字で書いてありました。 息子は、パパがいるお友だちをうらやましく思っていたのです。シングルマザーでやっていこうと決めていた私は、息子に申し訳ない気持ちになってしまいました……。 しかし、なんとその後、同じ職場で現在の夫との出会いがあったのです。子どもがいるので、中途半端な気持ちでお付き合いすることはできないと伝えて、「結婚を前提に」と慎重にお付き合いを始めたのでした。 少しずつ家族に自分で「パパが欲しい」と思っていたとはいえ、やはり子ども心に複雑な気持ちもあったようです。普段は聞き分けの良い息子も、彼を前にすると急に不機嫌になったり、わがままを言ってみたり、悩まされることが多々ありました。私も後ろめたさを感じてしまったり……。 「いきなり家族にはなれないよ。亡くなったご主人にも勝てないよ」という言葉とともに、私たちを見守ってくれた現夫。その温かくやさしい想いがうれしくて、次第に私も「彼と家族になりたい」という気持ちが強くなっていったのでした。 息子の姓が変わることに抵抗があったので、息子が小学校へ上がるタイミングで入籍しました。ほどなくして娘を授かり、お兄さんとなった息子。現在、小学3年生になっていっそうお兄さんらしくなった息子は、「お父さん! サッカーしよう!」といつの間にか「お父さん」と呼び、最近では何やら私に内緒の男同士の話もあるようです。何の変哲もない日常が愛おしく感じます。 作画/はたこ 著者:倉田りこ一男一女の母。社会福祉士として児童養護施設での勤務経験がある。一度目の結婚で夫と死別、現在は再婚しステップファミリー。自身の体験を中心に執筆中。
2023年06月11日3歳までこだわりや癇癪がほぼなかった息子。でもこだわりのタネは少しずつ芽を出し始めていて…赤ちゃんのころから反応が少なかった息子。癇癪・こだわりも例外ではなく、特に産まれてから3歳あたりまで「どうしてもこうしたい!!」という息子からの強い思いはほぼありませんでした。たとえば、おもちゃで遊んでいても目の前からなくなるとすぐにあきらめて違うおもちゃで遊びだすので、児童館でお友達と取り合いになるようなこともなく…というか全てのおもちゃ・遊びに対して興味が薄く、夢中になることがほとんどなかったように思います。親としては「もっと熱くなれよっ!!」と言いたくなるくらい、物事への執着を感じることがありませんでした。Upload By 海乃けだまうちの子はもしかしたらこのままこだわりや癇癪が少ないタイプなのかもしれない…そう思っていた矢先、4歳を過ぎたころから何気ない日常生活で積み重ねた「いつもの習慣」が突如地雷となって爆発する日がやってきたのです(恐怖)。ある日、何の前触れもなく突然現れたこだわり。まるで地雷!!日常生活がサバイバル!?それはある晩のこと…毎週土曜日の夕飯は祖父母の家(義実家)でつくっていただいているのですが(とてもありがたい)、わが家の玄関を出て左の階段が正門、右の階段が車庫に続いており、その日は車に置き忘れた物を取りに行ってから祖父母宅へ向かおうとしていました。息子に「ちょっと車に忘れ物したから取りたいねん」と一声かけてから手を引いて車庫の方へ歩きだすも…息子はピクリとも動きません。「どうしたの?」そう声をかけようとした途端、『ごっぢー(こっち)』ととんでもない声量で叫び出したのです(唖然)。それこそ知らないうちに積み重ねていた"いつもと同じ通路"が息子の中でこだわりとなっていたことを知った瞬間でした。Upload By 海乃けだまこの出来事があってから、今までの間に次々とこだわりという名の地雷が発掘されております(白目) 。誰得‼︎祖父母宅関連の息子のこだわり一覧・必ず玄関を出て左の正門から・祖父母宅へ行く専用の靴下・祖父母宅へ行く専用のサンダル・家の前の道路を横断する際の左右確認←妹・パパママたちもちゃんとしてるかチェックされます(笑)・息子専用のお皿・スプーン・フォーク・息子専用のコップ・ストロー、そしてティースプーン←(お茶を混ぜるため)一つひとつは取るに足らない小さなこだわりなんですが、数が多くなってくるとなかなか大変です…。一方で、こだわりがいい方向に働くことも…息子は今ミニカーに激ハマりしているのですが、そこから派生して道路標識にも興味を持ち始めています。交通ルールに関して教えると、必ずそのルールを守ってくれます。道を渡るときは車が来ないか左右確認、手を挙げて渡る、交差点の歩行者の止まれマークは必ず止まる。そして横断歩道があればその白線の上を必ず歩く。Upload By 海乃けだまパパやママ、そして妹もしっかりとルールを守っているかチェックされます。息子の「交通ルールを守る」こだわりは、スーパーの駐車場なども例外ではなく…たとえ目の前にスーパーの入り口があったとしても、横断歩道があるところまで遠回りしていく徹底ぶりです。Upload By 海乃けだまこだわりのタネになると困ることは避けているつもりでも…もともとの息子の性格上、何時間でも泣き続けるような強いこだわりというのはないのですが、どんな毎日の習慣がこだわりのタネになってしまうか分からないので、今日はAの日、別の日はBの日など変化を持つように意識しています。しかし、無意識で毎日同じ行動をしていることもあり、息子の「ママはいつも○○なのー?」や「〇〇に行くから右から出る!(車)」などの言葉で習慣化していることに気づかされます。ちょっとした脳トレと思いながら、日々過ごしております (※ただし、余裕のあるときのみ) 。執筆/海乃けだま(監修:藤井先生より)息子さんのこだわりの内容の詳細がよく分かるコラムをありがとうございます。ASDのあるお子さんで、言葉で自分の気持ちをうまく表現できない場合、どうして癇癪を起こすのか分からないままのこともあります。癇癪の理由が分からない場合もありますが、(小さな)こだわりの積み重なりによることもあると想像できますね。こだわりを強化しないように、変化を持つように意識しているとのこと、とても良いことだと思います。ルーティンは持ちつつ、緩められるところは緩めて、行動の幅を持たせられると良いですね。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年05月19日Instagramにて息子・みるくくんとの日常や子育てについて発信しているしるくさん。2023年現在、みるくくんは4歳。幼少期からの性教育について発信している投稿をよく目にするようになったと言うしるくさんは、みるくくんへの性教育を考え、まずは「生理について」を伝えてみることにしました。 お風呂後にナプキンを見せていたら… 普段、生理中もみるくくんとお風呂に入るしるくさん。しかし、生理で体がつらいときなどは、夫・らるくさんにお願いするときもあるかもしれません。そんなとき、みるくくんに「ママが一緒にお風呂に入れない理由」を、ちゃんとわかってもらえるよう、性教育の第一歩として生理についてを伝えることにしました。 みるくくんがトイレについてきたとき、みるくくんと一緒に買い物へ行きナプキンを購入した際などに、生理についてを少しずつ話すことに。時には脱衣所で実際にナプキンの着け方を見てもらうこともあったようです。らるくさんが脱衣所に入ってきて驚かれてしまった……ということもあったそうですが、お風呂の際など、「子どもがなぜ?」と思いやすいタイミングで教えてあげるというのは、子どもも素直に聞いてくれそうですね。皆さんはお子さんへの「性教育」で意識されている点、工夫された点などはありますか? 監修/助産師 松田玲子 しるくさんの投稿は、このほかにもInstagramにて投稿されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しるく
2023年05月11日皆さんはどなたかと同居生活をしていますか?今回はどんな同居にまつわる話「家事を義母に任せる嫁」を紹介します!(イラスト/モナ・リザの戯言)息子が突然結婚して…!?夫に先立たれてから、息子と2人で暮らしていた主人公。そんなある日、息子の恋人が妊娠したと息子が報告してきたのです。息子は結婚し、主人公と共に同居することになったのですが…嫁はつわりがひどく…!?つわりがひどい嫁出典:モナ・リザの戯言つわりがひどく動けない嫁の代わりに、家事は全般的に主人公がすることに。あまりにも家事をしない嫁が少し気がかりだったものの、主人公は孫の誕生を楽しみにするのでした。つわりのつらさは人それぞれ同居すると家事の分担は難しいものです。妊娠中だとなおさらですが、主人公が引き受ける方でよかったですね。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年04月23日毎日楽しそうに幼稚園に登園していた5歳の息子が、ある日突然幼稚園に行くことを嫌がるようになりました。 朝になると大泣きして登園を嫌がります。普段は幼稚園まで通園バスで通っていますが、毎日大泣きしながらバスに乗ることを拒否するため、車で送迎する毎日。 現状を打破できないかと先生と試行錯誤し、ある方法で解決しました。毎日登園を拒否する息子に私もヘトヘト夏休み前までは毎日楽しそうに幼稚園に登園していた息子ですが、夏休みが明けて少し経つと、「幼稚園つまらない。行きたくない」と言うようになりました。初めは幼稚園に行きたくないとつぶやく程度だった息子も、次第に大泣きで登園バスに乗るときに暴れて拒否するように。 毎日激しく暴れ、大泣きする息子に、ときには私の心も折れそうになり、もう今日は幼稚園を休ませてしまおうかなと弱気になっていました。ですが先生に、「ここで休ませてしまうと癖になるから、遅くなっても大丈夫なので登園させたほうがいい」と言われました。そこで、行きたくない気持ちをいったん受け止めてから、毎日泣いて暴れる息子を幼稚園につれていくという日々を約2カ月間送っていました。 幼稚園に行きたくない理由とは息子が幼稚園に行くことを嫌がる理由は2つありました。幼稚園に行きたくないきっかけとなった1つ目の理由は、仲良しだったお友だちが夏休みに入る前に退園してしまいつまらないということ。2つ目の理由は、家にいるときの空いた時間に見せていたYouTubeが楽しくて、幼稚園に行かないでYouTubeを見ていたいということでした。 息子が泣いているときに「幼稚園つまらないから行きたくない。ママと一緒にいたい」と言っていたのですが、あるとき「YouTubeを見てるほうが楽しいからおうちにいたい」とポロっと本音が出て判明しました。 なんとか解決!?約2カ月間大変な日々を過ごしていましたが、ようやく解決の糸口が見つかりました。それは、先生が考案した「きちんと静かに幼稚園バスに乗って登園できたら、息子の好きな虫のシールを台帳に貼ってあげる」というものでした。俗にいうごほうびシールです。 今までたくさん抱っこしたり、物で釣ろうとしたりしてもまったくダメだった息子が、楽しそうにバスに乗るようになったのでビックリしました。ごほうびシールを使って1週間ほど登園していましたが、翌週からはごほうびシールがなくても幼稚園バスに乗れるようになりました。息子の気持ちを受け止め続けてあげたのも、もしかしたらよかったのかもしれません。 また幼稚園で楽しく遊べるように無事に幼稚園に通えるようになってからの息子の様子は、虫が好きなお友だちと虫捕りや観察をしたり、鬼ごっこをしたりと、充実した日々を送っているようです。 退園してしまったお友だちがいない生活にもようやく慣れてきたようで、新しいお友だちと毎日楽しく遊んでいます。 また、新しいお友だちができるとそのつど私に報告してくれるようになり、以前のように幼稚園で安定した日々を過ごせるようになって私も安心しました。 約2カ月間登園拒否をしていた息子ですが、ごほうびシールをきっかけにバスに乗れるようになりました。きっかけはシールでしたが、「幼稚園に行きたくない」という息子の気持ちを、しっかり正面から受け止めて寄り添うことが必要だということも感じました。なかなか大変な2カ月間でしたが、息子と真剣に向き合うことの大切さを学んだ出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:千葉 里美6歳、5歳、3歳、1歳の4児の母。約7年間総合病院で医療事務として勤めていたが、結婚を機に退職。現在は育児に専念しつつ、ブログで育児やハンドメイドの記事を執筆。趣味は読書やドライブ。
2023年04月02日ある日、夫と息子と3人で温泉旅行に行くことに。しかし当日の朝、なんと生理が始まっていたのです。温泉に入ることをあきらめ、息子に伝えるとある質問をされて……!? 家族で温泉旅行へある日、私と夫と4歳になる息子の3人で、たまには家族旅行へ行きたいねという話になりました。「ゆっくり過ごしたい」という夫の希望で、宿泊する旅館にある温泉に入ることに。家族みんなで予定を合わせて日程を決め、宿泊地を選び、温泉旅行に行くことをとても楽しみにしていました。 当日の朝、まさかの生理に!そして、待ちに待った旅行当日の朝。私は荷物の最終確認をし、準備が完了していることを確認してから、出発直前にトイレに行きました。しかし、トイレで下着を見てびっくり。なんと、予定日より早く生理がきていたのです! 「生理になったから温泉には入らないほうがいいよね」「せっかく計画した家族旅行での温泉だったのに残念」と、とても悲しい気持ちに……。タンポンを使って温泉に入ることも頭をよぎりましたが、このとき家にタンポンがなく買いに行く時間がなかったことと、もし入浴中に経血が漏れてしまったらほかのお客さんの迷惑になってしまうという気持ちがあったため、温泉に入ることはあきらめて、今回は宿泊先の部屋のお風呂に入ることにしたのです。 息子からの質問温泉に向かう道中、タイミングを見計らって「生理がきて、温泉に入れなくなってしまった」と夫に伝えると、夫は「そっか、わかった。温泉に入れないことは残念だけれど、仕方ないね」と言いました。そして宿泊先に到着し、温泉に行く時間に。夫と息子が温泉に向かおうとしていたため、私は息子に「ママは部屋で待っているね」と伝えました。すると息子が、キョトンとした様子で「なんで、ママは温泉に入らないの?」と聞いてきたのです。私は、息子からの突然の質問に思わずアタフタ。「ちょっと理由があって……」とごまかそうかとも思いましたが、正直に理由を話したほうがいいと思い「ママは今生理というものになっていて、体から血が出ているの」「だから今日は温泉には入らないんだよ」と伝えました。最初は「なんで?」「どうして?」の連続だった息子も、最後まで話を聞き終わるとなにか事情があって温泉に入れない、ということはわかった様子でした。 生理の話は息子にとっても大切な話。あのとき、ごまかさずに話してよかったと思っています。今回の話が、今後の息子の人生において役に立つといいなと思っています。 著者/nanoka22イラスト/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年03月15日お風呂に入りたがらない息子さんとパパさんの体験談を紹介しています。ママに呼ばれてもなかなかお風呂に入ろうとしなかった息子さん。パパのあるひと言を聞いた途端に……?テレビに夢中になってなかなかお風呂に入ろうとしない息子と父の会話です。何を言えば息子はお風呂に入るのかと考えたのですが……。 お風呂に入りたがらない息子が… こうなることをわかって言ったんだと思いますが、実際にそうなると悲しいものです(笑)。そんなに嫌がらなくても……と思ってしまったのでした。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター かいさんち
2023年03月15日私の息子は、2歳になるころからトイトレを始めました。大好きなキャラクターのトレーニングパンツで息子はやる気満々になり、少しずつトイレへ行けるように。しかし、あるときからトイレではなく、トレーニングパンツを履いたままおしっこやうんちをしてしまうことが増えました。あんなに順調だったのにどうしてだろうと困惑する私。しかし、原因は私にあったのです……! 幸先よくスタートしたトイトレ私には幼稚園に通う息子がいます。2歳になるころから「トイレに行ってみる?」と声をかけたり、絵本を見せたりしてトイトレをスタートしました。大好きなキャラクターのトレーニングパンツでやる気がアップし、順調にトイレでおしっこができるようになった息子。 私は成長がうれしくて、「すごいね!」「かっこいいね!」と高いテンションで息子をほめていました。3歳になり、幼稚園の満3歳クラスへ入った息子は、幼稚園でのトイレも問題なくクリア。先生に「たくさんほめてあげてくださいね」と言われ、私は「幼稚園でもできるなんて、本当にすごいね」と息子をほめたたえました。 トイレを嫌がるようになり…息子はうんちもすぐにトイレでできるようになり、私は毎日たくさんほめてあげました。このまま夜のおむつもとれるだろうと思い、意気揚々と普通のパンツも購入。しかし、入園してから2カ月ほどたったころ、息子はトイレへ行かずトレーニングパンツのままおしっこやうんちをしてしまうことが増えてしまいました。 トイレを嫌がるようになり、私はあんなに順調だったのにどうしてなのかと困惑。幼稚園の先生に相談すると、幼稚園ではきちんとトイレへ行けているとのこと。「入園して、環境や生活のリズムが変化した疲れが、今出ているのかもしれないですね」と言われました。 「だってママ」息子の言葉そんなある日、幼稚園から帰ってきた息子が「トイレ行く」と言い、きちんとおしっこができたので、私は「じょうずだね! トイレ行けたね!」と拍手をしながら言いました。そして「なんで行けないときもあるのかなぁ」と言うと、息子が、「だってママ、うるさいんだもん」とぽつり。 私はまさかの答えにびっくりしました。良かれと思ってしていた行動が、実は逆効果だったのです。たしかに、トイレは落ち着いて静かに入るところだよね……と私は大げさにほめていたことを反省しました。 ほめることはもちろん必要なことだと思いますが、あまり大げさすぎたり騒がしかったりするのは息子には合わなかったようです。それからは、トイレへ行く息子をそっと見守り、ほめるときもほどほどにすることを心がけ、無事にトイトレを完了することができました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2023年02月16日海外ドラマ「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポールが主演、実在の人物をモデルにした映画『もう、歩けない男』から場面写真が解禁となった。本作は、順風満帆な人生を送っていた主人公アダムが、ある日、突然障がいを抱えることになるが、様々な人との出会いにより自分の人生を取り戻していく姿を描いた、実話を基にしたヒューマンドラマ。解禁された場面写真では、主人公アダムが障がいを抱える前の人生を謳歌する姿、事故後に車椅子で生活する姿が見てとれる。車椅子に乗り、湖で意味ありげに1人佇むアダムの姿からは彼の苦悩を感じ取ることができる。「ブレイキング・バッド」では周囲の人々・環境に翻弄され続けていたジェシー・ピンクマン役でブレイクしたアーロンだが、本作でも事故前後で表情、生活が一変する役柄を丁寧に演じきっていることが伝わる場面写真となっている。『もう、歩けない男』は2月23日(木・祝)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:もう、歩けない男 2023年2月23日よりシネマート新宿ほか全国にて公開©2019 Right Angle Productions, LLC
2023年02月01日息子のイヤイヤ期で特に私が困っていたのが歯みがきタイム。逃げ回って泣きわめく息子に疲弊していた私ですが、そんな私と息子を見かねた夫が突然意外な行動に出たのです! 私には思いつかなかった斜め上の発想に、とにかく驚いてしまいました。歯みがきタイムは口を開かない息子との闘い2歳半ごろからひどくなった息子のイヤイヤ期。とにかく何をするにもまずは「嫌!」でしたが、その中でも特に手を焼いていたのが、歯みがきの時間でした。逃げ回る息子を追いかけ、やっと捕まえたと思ったら今度は頑なに口を開かず悪戦苦闘。 あと歯みがきさえ終えれば寝かしつけられる……と自分を励ましながら、泣きわめく息子の口をこじ開ける、というのが私の日課になっていました。 夫に相談してみたら突然、裸踊りがスタート保育園から家に帰るのも嫌、ごはんも嫌、お風呂も嫌……と続いてさすがに疲れた私は、夫が早く帰ってきた日に歯みがきに苦戦していることを相談。すると、逃げ回ってから泣きわめくまでの息子の様子をしばらく見ていた夫が、何か思いついた様子で立ち上がりました。 そしておもむろに服を脱いだかと思うと、あっけにとられている私と息子の前で、裸踊りを始めたのです! これにはイライラも飛んでいってしまい、私は大爆笑。息子もゲラゲラ笑ってくれたおかげで口が開き、その隙に歯みがきを終えることができました。 夫なりのイヤイヤ期対策に目からウロコ!3人でおなかがよじれるほど笑ってから息子を寝かしつけ、なんで裸踊りをしようと思ったか夫に聞いてみた私。夫は私と息子の攻防を見て「泣かせずに口を開けさせる方法はないか」と一生懸命考えたらしく、息子が笑えば口が開くのではと思ったそう。 もともとひょうきんな夫ですが、毎日怒ってばかりだった私にとって「笑わせてみる」という発想にはびっくり。確かにその日は久しぶりにしっかり口の中が見られたうえに息子もご機嫌で、楽しく寝かしつけまで終えられたので私も大助かりでした。 その後、夫がいる日の歯みがきタイムは夫のお笑いライブショーになり、いない日はできるだけ私が息子を笑わせられるように頑張ってみることに。おもしろいことを一生懸命考えていたおかげで私もイライラすることが減り、歯みがきタイムは楽しい時間と認識したのか、息子も逃げ出さなくなりました。イヤイヤ期を乗り切るためには、楽しい雰囲気作りも大切だと夫から学んだ出来事でした。 イラストレーター/きょこ著者:大瀬木あさみ炭水化物と漫画があれば生きていける1男1女の母。1人目妊娠でうっかり退職してしまい、産後は職を転々としていたが、現在はライターとして漫画・アニメや子育て、グルメなど興味がある分野を中心に執筆中。
2023年02月01日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!怒鳴られていた息子幼稚園児の息子を連れて、スーパーで買い物をしていたときの話です。私は妻に頼まれた商品を探して、棚を見ていました。すると突然、女性の怒号と子どもの泣き声が…。見ると、40代くらいの女性に怒鳴られ、息子が泣いていました。その女性いわく、息子がぶつかってきて、かごの中の卵が落ちて割れたとのこと。「どんな教育をしてるの!」「弁償しろ!」と、高圧的な態度で叱りつけられました。出典:lamire現場を見ていなかったので、息子に本当かどうか聞いたのですが、怒鳴りつけられた息子は泣きじゃくっており、状況を説明することなど到底できず…私も息子が悪いと思い込み、ただただ平謝りしていました。すると、店員さんが寄ってきて、息子は悪くないと教えてくださいました。正しくは、息子が棚を見ていたところ、息子のことが目に入っていなかった女性がぶつかってきて、かごが息子の後頭部にあたり、その衝撃でパンパンだった中身が散乱して卵が割れたとのことでした。ぶつかってきたのは女性で、息子はむしろ被害者だった様子。念のため防犯カメラの映像まで確認してくださりました。女性は顔を真っ赤にして出て行きました。完全に女性の話を鵜呑みにしてしまっていたので、息子よごめんと思いつつ、毅然とした態度で女性を制してくれた店員さんに感謝でした。(男性/会社員)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?店員さんのナイスフォローにスカッとしましたね!このような非常識な行動をとる人は反面教師にして、自分の行動を省みたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2023年01月25日息子が生後5カ月のときのことです。その日は息子を連れて、バスで隣町まで出かけていました。すると突然、それまでご機嫌だった息子の様子が急変して……。出先での急なトラブルに、不安と恐怖でいっぱいになったエピソードです。お出かけ中、息子の様子が急変して… それまで機嫌良く過ごしていた息子の体調が急変し、とても恐怖を覚えた体験でした。この日以降も、出かける日は必ず医療証・保険証を持ち歩くことは徹底しています。また、万が一の場合の対応についても、夫と話し合うきっかけになりました。 監修/助産師 松田玲子著者:あむち1歳児の母。会社員をしながら空いた時間で執筆をおこなう。目まぐるしい日々の中で感じたこと・出来事を忘れないよう、漫画に残しています。
2023年01月20日「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポール主演のヒューマンドラマ『もう、歩けない男』(原題:ADAM)が2月23日(木・祝)より公開されることが決定。日本版予告映像とビジュアルが解禁された。保険会社の営業マン、アダム。仕事では出世を果たし、一目惚れした女性と付き合い始め、婚約。立派な一軒家を購入するなど順風満帆な日々を過ごしていた。だが、新居祝いパーティー中、酔っぱらった勢いで池に頭から飛び込んだアダムは脊髄を損傷し、障がいを負ってしまう…。休職を余儀なくされ、彼女からの連絡も途絶えたアダムは何もかもを失った悲しみから自暴自棄に。そんな中、リハビリ施設の仲間や敏腕ホームヘルパーとの出会いから、障がいに関係なく、幸せを掴むためには努力が必要だと気づいていく。周囲に支えられながらどん底から這い上がった、実在の人物をモデルにしたヒューマンドラマ。主演を務めるのは、大ヒットテレビシリーズ「ブレイキング・バッド」のジェシー・ピンクマン役で知られるアーロン・ポール。共演には、レナ・オリン、セリア・ウェストン、ポール・ウォルター・ハウザー、トム・サイズモア、トム・ベレンジャーらベテランや実力派の俳優が脇を固める。監督は、「glee/グリー」「アメリカン・ホラー・ストーリー」などにも参加したマイケル・アッペンダール。解禁された予告映像は、保険会社に勤めるエリート、アダムが仕事に恋に順風満帆な様子から映し出される。全てを手に入れたはずだったが、ある日突然湖に落ちて脊髄を損傷し、障がいを負ってしまうアダム。全身が麻痺し、歩くこともできず、トイレもひとりではままならない。そんな絶望に陥っているアダムが周りの人々に支えられ、再び人生を歩み出すことはできるのか…。併せて解禁された日本版ポスタービジュアルでは、「それでも彼は歩み出した」というキャッチコピーとともに、絶望の中に僅かな希望を見出したアダムが、力強く歩み出そうとしている瞬間が捉えられている。『もう、歩けない男』は2月23日(木・祝)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:もう、歩けない男 2023年2月23日よりシネマート新宿ほか全国にて公開©2019 Right Angle Productions, LLC
2023年01月12日まめねこさんのフォロワーさんであるHさんが体験した、息子の熱せん妄のお話です。高熱がでたHさんの息子は、寝ているかと思ったら、突然「うわぁ!」「いやぁー!!」と叫び出しました。Hさんが慌てて駆けつけると、そこには布団の上で何かに怯えて暴れている息子の姿が!体を震わせる息子は、抱きしめても叫び続けて大泣きしていました……。熱せん妄を知っていますか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ある日、Hさんの息子が40度近い熱を出しました。病院を受診し、午前中に解熱剤を飲み、一時熱が下がりました。そしてお昼前になると眠ってしまいます。 すると、突然 「わあっ! いやぁー!!」 と突然息子の叫び声が! Hさんが驚いて様子を見にいくと、布団の上で息子が暴れていました。そして、 「音が怖い!」「音が怖い!」 と何度も叫ぶのです。抱きしめても叫び続けて大泣きしていましたが、しっかり目が覚めると何ごともなかったかのようになりました。 しかし夜、 「うわぁ!!」 再び息子が叫びます。翌日受診すると、熱せん妄と言われ、「赤ちゃんの夜泣きのようなもの」と説明を受けました。Hさんは、息子の叫ぶ姿を見たとき、息子がどうかしてしまったのではないかととても恐ろしく感じたと言いました。 ◇◇◇ 高熱によって、ないものが見えたり聞こえたりしてしまうことがあるのですね。高熱だけでも心配なのに、怯えて、震え、泣き叫ぶわが子を見たら大丈夫なのだろうかと、ママやパパはとても不安になってしまいますね。けれど知識があれば、とっさのときに落ち着いて判断ができるかもしれません。いざというときのために、テル先生のアドバイスを参考にしてみてくださいね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ4歳差男子2人のママ。クセの強い長男と、自我芽生えまくりの次男、ふわっとした夫、ブッサかわな愛犬とで5年前から山奥暮らしを満喫中。Instagramでは日々の知育あそびや、フォロワーさんのお悩みをマンガ化して投稿しています。
2022年12月31日3歳6カ月で入園した息子は幼稚園が大好き。上の子のときのように、別れ際に泣いたり行き渋ったりすることは一度もなく、同級生ママたちからは「スムーズに園の門でバイバイできてうらやましい」と言われるほどでした。しかし、わが家の場合は幼稚園に到着するまでが大変で、壮絶な登園トラブルに初日から悩まされていたのです……。 家を出た瞬間から「もう歩けない」息子は自宅から500mほどの距離にある幼稚園に徒歩で通っています。起伏もなく整備された歩道なので、子どもでも歩きやすいはず。それなのに息子はほぼ毎朝、マンションのエントランスを出た瞬間からしゃがみこみ「もう歩けない」と言い出すのです。 息子は寝起きもよく、朝食もしっかり食べます。朝からどうしてそんなに?というくらい元気にあふれているのに、家を一歩出ると毎朝飽きることなくうずくまって歩かなくなりました。 遊びを取り入れていろいろ試したものの幼稚園自体は大好きで、早く行って先生やお友だちと遊びたい気持ちはある息子。厳しく叱りつけて嫌な気持ちで登園させてしまうと、せっかくの「幼稚園大好き!」な気持ちが損なわれるかもしれないと思った私は、なんとか叱らずに歩かせようと知恵を絞りました。長めのひもを用意して電車ごっこをしたりかけっこをしたり、「歩くとカッコイイよ」とおだてたり、「そこの電柱まで歩いてみようか」と励ましたり、考えつく限りの工夫をして歩かせる努力をしたのです。 もう諦めるしかない?ママ友や幼稚園教諭をしている友人にもアドバイスをもらいながらあれこれ試す日々が続きましたが、入園から2カ月経っても状況は変わりませんでした。とにかく「歩かない」「抱っこ」の一点張り。時には道路にひっくり返って泣き叫んで抱っこを要求することも。同じクラスの女の子が、お行儀よくママと手をつないで登園する姿がまぶしくてたまりませんでした。結局は少しだけ抱っこしてまた少しだけ歩く、というのを繰り返し、徐々に歩く距離を伸ばしていきました。最終的にスムーズに歩けるようになったのは、入園から半年以上経ったころでした。 見守ってくれた人たち幼稚園が大好きな一方で朝は少し不安な気持ちもあり、その思いが「抱っこして」という甘えになっていることは理解しつつも、毎朝のことなので「いい加減にしなさい!」と声を荒らげてしまうこともありました。 また、「どうして他の子は当たり前にできることがこの子はできないのだろう」という虚しさを感じることもありました。でもそんなとき、道ですれ違うお散歩中の人や地元のお店の人に「頑張ってるね!」「今日も元気だね!」と声をかけてもらい、そのやさしさが胸に沁みました。 わが家は上の子も徒歩通園でしたが「歩かない」というトラブルは一度もなかったため、まさか「手をつないで一緒に歩く」、ただそれだけのことがここまで大変だとは想像もしていませんでした。育児の「大変さ」は人それぞれであること、またどんなときもやさしい眼差しで見守ってくれる人がいることを実感した息子のイヤイヤ期でした。 監修/助産師 松田玲子作画/ぐら子著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。
2022年12月30日1歳になって息子がひとりで歩けるようになってから、行動範囲がぐっと広がり遊べる場所がとても多くなりました。今回は、息子の行動範囲が広がったからこそ、気を付ける必要があるということを実感した出来事についてお話しします。 公園の遊具から転落2歳になった息子は外で遊ぶのが大好き。その日は近所のよく行っている公園で遊んでいました。そこで息子は使い慣れた遊具で遊んでいたのですが、年上の子のまねをして狭い足場から足を踏み外して地面に落下! 遊具から落ちた直後の息子は大泣きしており、すぐにかかりつけの小児科に連れていきました。触診を受けて息子は肩を痛がるそぶりを見せましたが、様子を見る限り脳などは直ちに心配はないと診断されひと安心……。しかし、帰宅後も息子は肩を痛がっていたので、翌日に整形外科に行くことにしました。 骨折が判明! 治るまでの生活受診した整形外科で、息子は鎖骨を骨折していることがわかりました。集団生活は骨折が治るまでNGということで、息子は保育園には行けず自宅療養となりました。お医者様は「自分から痛がるようなことはしないから、肩を引っ張ったりしなければ大丈夫」と。 実際、当の本人は痛みを感じる行動を本能的に避けていたようで、意外にもほぼいつも通りに生活ができました。そして、折れ方がきれいだったことも幸いしたのか、骨折した3週間後には息子は保育園に通えるようになっていました。 油断してはいけない息子が遊具から転落したとき、私自身は手の届く距離にいましたが、遊び慣れた公園で油断もあったのだと思います。一瞬の出来事だったので、私は息子を支えたり、受け止めたりといったことは一切できず、息子が落ちるのを眺めているだけでした。 打ったのが肩だったので骨折で済みましたが、これが頭だったらと思うと……。子育てに限ったことではないですが、慣れから来る気の緩みは恐ろしいものだと実感しました。 骨折しても元気だった息子を見て安心するとともに、重大な事故を防ぐためには親が気を付けておく必要がある、ということを今回の出来事で痛感しました。息子は日々成長し、活発さが増していますが、人の話をだいぶ聞けるようになってきています。そのため、事故を防ぐために行動を制限するだけなく、何が危険であるかということも、しっかりと伝えていければと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:松本 コウ3歳男児のパパ。生後半年~1歳時にママと交代して育児休業を取得し、ワンオペ育児を経験。「育児に男も女も関係ない」と考えており、イクメンという言葉が大嫌い。自身の育児経験を中心に執筆する副業ライター。
2022年12月14日夫に突然、離婚を突きつけられたカナコさん。亀裂の始まりは、ある日突然、仕事を辞めると夫が言い出したことがきっかけでした。離婚の意味を知った息子は「さんにんいっしょがいい!」と夫とカナコさんに仲直りを促します。カナコさんは息子の気持ちに応えたいと思いつつも、この先も夫と一緒にいる自信はすでになく…。そんな不穏な雰囲気の中、夫からは驚きの言葉が飛び出します…!?両親が「離婚してしまう」と知り、2人を仲直りさせようとする息子。「おててつないで!仲直りして!」と懇願する息子にカナコさんは…。「りこんしちゃだめ!」カナコさん夫婦を繋ぎとめるのは最愛の息子…! 両親が離婚するかもしれないと知った息子は、2人の手を取って、仲直りさせようとします。小さな子どもが「パパとママと一緒にいたい」と願うのは当然のことですよね。涙を流しながら訴える息子の気持ちを汲み取ったカナコさん自身も涙が止まりません。 「息子のことを思えば仲直りしたいけれど、もう夫と一緒にいる自信がない…」カナコさんの心は揺れ動きます…。これからも長く続く結婚生活だからこそ、簡単には決断をできなかったのでしょうね。ところが夫は息子の気持ちを聞くや否や「離婚しない!」と勝手に仲直りを宣言。離婚を言い出した張本人があっさりと意見を覆したことに、カナコさんは驚きを隠せませんでした。悲しくはありますが、夫に響いたのはカナコさんの声ではなく息子の声だったんですね。 これまでの夫の身勝手な言動には、あまり賛同できるような部分はありませんでした。しかし、その夫の考え方をあっさり覆させたのですから、それだけ親にとって子どもの存在、影響は大きなものだということがよくわかりますね。カナコさんがこの先どんな選択をするかはわかりませんが、カナコさんが言うように離婚はあくまで親の都合。子どもに悲しい思いをさせない選択肢を、2人には模索してほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 黒田カナコWEBブログやInstagramで、元夫との壮絶な離婚エピソードを綴る漫画家。息子と暮らすシングルマザー。好きなことは、毎晩の晩酌と~?
2022年12月09日夫に突然、離婚を突きつけられたカナコさん。亀裂の始まりは、ある日突然、仕事を辞めると夫が言い出したことがきっかけでした。再就職についての話し合いの最中に突然出て行ってしまった夫。夫が家を出てしばらくすると、カナコさんのもとに1本の電話が入ります。電話の相手はカナコさんの母親。何を考えたのか、夫はカナコさんの両親に離婚宣言をしに行っていたと言うのです…!ひとまず、きちんと話し合うよう母親に諭されたカナコさん。電話を終えると、話を聞いていた息子から「りこん」の意味を聞かれます。離婚の意味を知った息子は、夫が帰って来るや否や2人に仲直りすることを求めてきて…。夫が出て行ってからしばらくすると、ある人物から電話がかかってきます。それは、なんとカナコさんの母親!母親からの電話は驚くべき内容でした…!え!離婚!?まさかの第三者から聞かされる離婚宣言… 夫が出て行ってしばらくすると、カナコさんの電話が鳴り響きます。電話の相手はカナコさんの母親。話を聞くと、夫はカナコさんの実家に「離婚する」ことを宣言しに訪れたそう!まさか第三者から、自分たちの離婚を聞かされるなんて、カナコさんが驚くのも無理はありませんね。 電話の会話が聞こえたのか、カナコさんは息子からは「離婚」の意味を尋ねられます。カナコさんは幼い我が子にもわかるよう「パパとママが一緒にいられなくなることだよ」という説明をしますが、説明を聞いた息子はだんまり…。自分の大好きなパパとママが離れ離れになると聞かされれば、頭の中をいろんなことが巡ってしまいますよね。きっと「どうしたらいいんだろう」「なんで離れ離れになるんだろう」といろいろな思いが巡ったのではないでしょうか。 そうこうしているところに夫が帰宅。すると息子はカナコさんと夫の手を繋がせ「仲直りして!3人一緒がいい!」と訴えかけます。大人としては今後の人生にも関わってくる一大事ですが、子どもからしてみればただのケンカに見えたのでしょうか。手を繋いで仲直りすれば、いつものパパとママに戻ってくれると思ったのかもしれませんね。少しでも、息子の気持ちがカナコさん夫婦に届くことを願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター 黒田カナコWEBブログやInstagramで、元夫との壮絶な離婚エピソードを綴る漫画家。息子と暮らすシングルマザー。好きなことは、毎晩の晩酌と~?
2022年12月08日lamireの大人気コンテンツ”連載漫画”の中から、編集部のおすすめ漫画記事をピックアップします!今回は、YouTube漫画モナ・リザの戯言さんの、「育児を義母に任せる嫁の末路」のあらすじやイチオシシーンをご紹介します♪急に嫁と同居することに…!?出典:lamireある日、夫に先立たれ、2人で暮らしていた息子に突然結婚と同時に同居を告げられたクルミ。さらに、息子の嫁であるヒサメは妊娠しているようで…。妊娠しているヒサメはつわりがひどいよう…出典:lamire妊娠してるヒサメはつわりが辛い様子。両親がいないヒサメ、家事はクルミが率先して行うようになりました。妊娠中の体調不良の辛さは本人しかわからない…そう思うものの、家事を一切しないヒサメにクルミは少しモヤっとするように…。そんなこんなで赤ちゃんが生まれたものの…?出典:lamireそして無事赤ちゃんを産んだヒサメ。しかし、出産後もヒサメは体が辛いのを理由に、クルミに家事だけでなく育児も任せっきりになり…。そして孫がすくすく育つものの…?出典:lamireそんなこんなで、孫が3ヶ月、8ヶ月とすくすく成長するも、まだ義母であるクルミに家事を任せっきりのヒサメ。クルミが説得するも何かと理由をつけスマホを見たり、友達と遊びに行ったりしてしまいます。そんなある日、クルミが庭で洗濯物を干しているとき、ヒサメはスマホに夢中で子どものことを見ていませんでした。ヒサメよりおばあちゃんであるクルミになついている子どもは、クルミのもとまで向かってしまいます。突然の子どもの鳴き声に顔を上げると…?出典:lamire子どもが縁側から落下してしまいました…!「どうして目を離すんですか!」すぐ子どものもとに駆け寄り、すぐに義母クルミを責めるヒサメ。そこに、騒ぎに駆け付けた夫が現れます。しかし、夫はそのときの様子を察し、義母のせいにするヒサメを責めます。それでも謝らないヒサメを見て、クルミは「世話を焼きすぎたのいけなかったのよ。新婚生活を邪魔して悪かったわね。」と言い、家を出ていきました…。全て義母のせいにする嫁に怒り心頭…!家事だけでなく、育児まで義母に任せるヒサメに呆れてしまいますね…。子どもが本当の母親ではなく、おばあちゃんになついてしまうのもわかります。読者の感想結婚の挨拶もままならなかったのに、すべての家事、育児をこなしていた義母さん、さぞ大変だっただろうなと思いました…。最後、自分の家から出ることになってしまったのはモヤモヤしました。(34歳/主婦)とんでもないお嫁さんですね…。息子は何も言ってくれなかったのでしょうか?よく非常識な義母の話を目にしますが、お嫁さん側も非があるときもありますよね…。(31歳/主婦)(lamile編集部)(イラスト/モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年11月18日ベビーカレンダーにて、育児マンガや保育園での出来事のマンガを掲載しているたぷりくさん。今回ご紹介するのは、たぷりくさんの息子さんが小学校2年生のときに学校で起きた事件のお話です。ある日、たぷりくさんの息子さんは、家に帰ってくるや否や「先生に、めちゃくちゃ怒られた」「やってないのに、やった」とたぷりくさんに言い出し……。息子の発言に、母は混乱…ある日、息子が学校から帰ってくると「あのねー」と突然、話だし……。 学校から帰ると、いきなり 「あのね、おれとユウキとソウタとルイくん」 「先生にめちゃくちゃ怒られて…」 「やってないのに、やったって言ってしまった」と語る息子。 あまりの突然のことに、理解ができず、母は息子の話を詳しく聞くことに。 息子によると、同じ登校班の1年生のTくんが事の発端のようで……。 たぷりくさんの息子さんのように、小学生の低学年の段階では、自分の状況を理解して、大人にわかるように説明するのは、とても難しいことですよね。 みなさんがたぷりくさんと同じ立場なら、お子さんからどのようにして詳しい話を聞き出しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター たぷりく2011年生まれのすー太郎、2014年生まれのいーちゃん、2017年生まれのくー太郎の2男1女、はちゃめちゃな3きょうだいを子育て奮闘中の保育士ママ。保育園や育児の体験談マンガでママの心を掴み、Instagramではフォロワー約7.9万人と人気(2022年10月時点)。
2022年10月25日