2015年に俳優・池田純矢が立ち上げた企画“エン*ゲキ”。「演劇とは娯楽であるべきだ」という理念のもと、あらゆる世代が楽しめ、笑い、感動できる王道エンタテインメントを追求するステージで、池田自身が脚本・演出も手がけている。その第3弾となる『ザ・池田屋!』が、4月に東京・紀伊国屋ホール、5月に大阪・ABCホールにて上演される。エン*ゲキ#03「ザ・池田屋!」チケット情報『ザ・池田屋!』のモチーフは、幕末の京都で起きた「池田屋事件」。江戸幕府に叛旗を翻す長州藩士のひとり吉田稔麿(としまろ)を主人公に、ハイテンポ、ハイテンション、コメディで贈る。ぴあ関西版WEBでは、池田純矢と出演の松尾貴史のインタビューを掲載中!()公演は4月20日(金)より東京・紀伊国屋ホール、5月12日(土)より大阪・ABCホールにて上演。チケットぴあでは、1月21日(日)までプレリザーブ受付中。一般発売は1月27日(土)午前10時より。
2018年01月15日ポイントメイクのなかで、トレンドが刻々と移り変わっていくパーツのひとつが眉。少し前までは太めな眉が旬でしたが、太めでもなく、細めでもない「やや太め」な眉が最旬に。いまの時代に合った美しい眉、美眉をつくる方法をご紹介する本連載では、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに眉メイクの基本から、なりたいイメージに合う眉メイクを伝授していただきます。第10回では「2018年の流行り眉」をご紹介します。2018年の流行り眉は「スマートアーチ眉」眉メイクの流行りやトレンドを導き出す前にしていることがあります。それは、海外の2018SSのコレクションをウォッチして、パリやミラノでどんな洋服が流行るのか、トレンドをつかむこと。『VOGUE』や『ELLE』などのファッション誌にも、さまざまなコレクションが掲載され、傾向をチェックすることができます。多くのブランドはカッコいい系の洋服も、フェミニン系の洋服も、一シーズンのうちに両方出していて、それぞれでメイクを変えています。流行するであろう洋服やそれに合わせられたメイクをしっかり見た上で、トレンドの洋服に合う眉メイク、メイクはいったいどんなものかを割り出していきます。2018年SSは、とくにパフスリーブやバルーンスリーブ、フリルなど袖コンシャスの流れが続きます。レディライクで、ボリューム感のある洋服が多いです。それをそのままかわいらしく着こなすのではなく、ワイドパンツを合わせてカッコよく見せるなど、アイテムはスイートだけどハンサムに着こなすスタイルが旬になることが予想されます。洋服はフェミニン系、でもハンサムに着こなす。そんなふたつの観点から、「スマートアーチ」眉が2018年の流行り眉になるでしょう。2018年の流行り眉「スマートアーチ眉」のつくり方一般的なアーチ眉は目に沿う形の眉頭〜眉尻まで、最初から最後までやわらかなアーチを描いた、上品でかわいらしい印象です。対して、スマートアーチ眉の特徴は、フェミニン+ハンサム。ベースはアーチですが、直線的な部分もあり、どこかハンサムな感じがあります。顔に意志の強さや凛とした雰囲気を宿らせて、ハンサムに見せるのが直線眉の特徴。直線眉とアーチ眉のあいのこ、とも言えるスマートアーチ眉なら、レディライクなファッションをハンサムに着こなせます。以下のポイントを意識すると良いでしょう。・全体的に長め・太さはやや太め・眉頭は太め・眉頭〜眉山までは直線的に描く眉を長めにすると華やかさが出ます。色もしっかり乗せるようにします。アイブロウパウダーだけだとカジュアルな印象になるため、アイブロウペンシルも使って。眉山〜眉尻にかけてはペンシル、ほかはパウダーを使うのがおすすめです。■眉メイクのやり方〜基本編■「美眉レッスン」連載一覧はこちら写真提供/玉村麻衣子構成/池田園子
2017年12月15日ポイントメイクのなかで、トレンドが刻々と移り変わっていくパーツのひとつが眉。少し前までは太めな眉が旬でしたが、太めでもなく、細めでもない「やや太め」な眉が最旬に。いまの時代に合った美しい眉、美眉をつくる方法をご紹介する本連載では、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに眉メイクの基本から、なりたいイメージに合う眉メイクを伝授していただきます。第9回では「知的に見せる眉メイクのやり方とコツ」をご紹介します。知的に見せる眉メイクの特徴「知的」な印象を与えたい――では、どんな眉メイクをすれば、知的な雰囲気をつくれるのでしょうか。芸能人でいうなら、天海祐希さんや吉田羊さん、ホラン千秋さんなどが、知的に見える素敵な女性の代表格。どこかハンサムで、きりりとした印象を持つ方たちです。彼女たちの眉に共通するのは、直線的で眉山から角度がついた眉であること。以下に眉メイクの具体的な方法をご紹介します。1.眉尻は細めにする眉尻はペンシルでキュッと細く描きます。太くボサッと見えると、知的というよりもカジュアル感が強くなったり、幼い印象に見えたりします。2.色はしっかりめに乗せる知的に見える眉は、色がしっかり乗っているのが特徴。それだけで意志を感じさせる、きりりとした眉に。「眉メイクのやり方〜基本編」で、眉の色は「髪色よりもワントーン明るい色」をおすすめしてきましたが、知的に見える眉はそれよりも気持ちしっかりめに色を乗せて。ただ、眉全体を気持ち濃い目にすると、ベタッとした海苔のような印象の眉になります。気持ち濃くするといっても、眉中央の濃くて太い毛が生えた部分のみと意識して。眉を一通り描いた後、黒目の真上、眉中くらいに色をオンするくらいで良いでしょう。眉頭と眉尻は色を乗せすぎないようにします。メリハリを意識することで、立体的に見える眉になります。3.上下のアウトラインを直線にする眉のアウトラインは直線を意識して描きます。直線になるようにブラシを動かすのがコツです。4.眉山に角度をつける眉山にはしっかり角度をつけます。アイブロウペンシルで角度がつくように描くと簡単です。眉のタイプはストレートとアーチ、大きくふたつに分かれます。ストレートは上と下のアウトラインが直線的で、カッコよくメンズライクな印象。直線と角度を意識して、きりりとした仕上がりを目指してくださいね。■眉メイクのやり方〜基本編■「美眉レッスン」連載一覧はこちら写真提供/玉村麻衣子構成/池田園子
2017年12月13日ポイントメイクのなかで、トレンドが刻々と移り変わっていくパーツのひとつが眉。少し前までは太めな眉が旬でしたが、太めでもなく、細めでもない「やや太め」な眉が最旬に。いまの時代に合った美しい眉、美眉をつくる方法をご紹介する本連載では、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに眉メイクの基本から、なりたいイメージに合う眉メイクを伝授していただきます。第8回では「大人かわいく見せる眉メイクのやり方とコツ」をご紹介します。大人かわいく見せる眉メイクの特徴「大人かわいい」印象を与えたい――では、どんな眉メイクをすれば、大人かわいい雰囲気をつくれるのでしょうか。芸能人でいうなら、佐々木希さんや白石麻衣さん、深田恭子さんなどが、大人かわいいの代表格。誰もが認める、大人っぽさもありながら、どこかキュートな印象を持つ方たちです。彼女たちの眉に共通するのは、やや太めで曲線的な眉であること。以下に眉メイクの具体的な方法をご紹介します。1.目幅の3分の2くらい、やや太めに描く目幅の3分の2くらいの太さを意識して描きます。目幅の2分の1くらいの細さにすると、大人かわいいというよりも、色っぽい雰囲気に仕上がります。2.短めに描く大人かわいい眉は気持ち短めに描くのがコツ。若々しく見せたいときは太め・短めな眉と覚えてください。短めな眉の目安は、口角と目尻を結んだ延長線上に眉尻がきます。描き終わってそれよりも長いと感じたら、綿棒で余分な部分をとって、短くしてください。注意点は目安よりも短くしないこと。眉を短くしすぎると、眉〜生え際までの余白が大きくなり、顔が大きく見えてしまいます。※綿棒の使い方は、「美眉づくりに欠かせない道具の選び方・使い方」でもご紹介しています。3.上下のアウトラインをアーチ型にする大人かわいい眉は、アーチ型にするのがポイント。眉のアウトラインはアイブロウペンシルではなく、眉の内側から色を乗せた後、ブラシに残ったパウダーでふんわりと描き足すようにします。淡い色でぼかすイメージです。4.眉頭をぼかす眉頭はブラシに残ったアイブロウパウダーをなじませ、スクリューブラシでぼかします。■眉メイクのやり方〜基本編■「美眉レッスン」連載一覧はこちら写真提供/玉村麻衣子構成/池田園子
2017年12月12日ポイントメイクのなかで、トレンドが刻々と移り変わっていくパーツのひとつが眉。少し前までは太めな眉が旬でしたが、太めでもなく、細めでもない「やや太め」な眉が最旬に。いまの時代に合った美しい眉、美眉をつくる方法をご紹介する本連載では、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに眉メイクの基本から、なりたいイメージに合う眉メイクを伝授していただきます。第7回では「大人きれいに見せる眉メイクのやり方とコツ」をご紹介します。大人きれいに見せる眉メイクの特徴「大人きれい」な印象を与えたい――では、どんな眉メイクをすれば、大人きれいな雰囲気をつくれるのでしょうか。芸能人でいうなら、井川遥さんや吉瀬美智子さんなどが、大人きれいの代表格。誰もが認める、大人っぽく落ち着いた、しっとりした印象を持つ方たちです。彼女たちの眉に共通するのは、やや長めの直線的な眉であること。以下に眉メイクの具体的な方法をご紹介します。1.目幅の2分の1の細さで描く大人きれいな眉は、やや細めなのが特徴です。目安は目幅の2分の1程度の細さ。細めに描くことで色っぽさを演出できます。2.やや長めに描く大人きれいな眉、特徴その2はやや長めなこと。最近人気の短め眉を目指す場合、眉尻は「小鼻と目尻の延長線上」に来るのがバランスが良い、とされていますが、それよりも眉尻を気持ち長めにすることで、大人っぽく、華やかに見せることができます。3.眉山をしっかりつくる昨今、眉山の角度が小さい「平行眉」が流行っています。大人きれいに仕上げたいなら、眉山をつくり、眉山から眉尻を斜め下に降ろすのがコツ。きちんと角度をつけます。角度がついた下の空間に、大人の余裕が漂います。4.眉尻は細く描く眉尻をキュッと細くすることで、大人きれいに見えます。眉尻が太めなのと細めなのとでは、印象が大きく変わります。眉尻が太めだと野暮ったい印象に。綿棒で余分な眉を削って、シャープな印象の眉尻に仕上げてください。※綿棒の使い方は、「美眉づくりに欠かせない道具の選び方・使い方」でもご紹介しています。■眉メイクのやり方〜基本編■「美眉レッスン」連載一覧はこちら写真提供/玉村麻衣子構成/池田園子
2017年12月11日ポイントメイクのなかで、トレンドが刻々と移り変わっていくパーツのひとつが眉。少し前までは太めな眉が旬でしたが、太めでもなく、細めでもない「やや太め」な眉が最旬に。いまの時代に合った美しい眉、美眉をつくる方法をご紹介する本連載では、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに眉メイクの基本から、なりたいイメージに合う眉メイクを伝授していただきます。第6回では「やわらかい雰囲気に見せる眉メイクのやり方とコツ」をご紹介します。やわらかい雰囲気に見せる眉メイクの特徴眉メイクレッスンに来られる方たちから、「キツそうに見られてしまうんです……」という悩みを聞くことは多いです。皆さんにどう見せたいかと尋ねると、「話しかけやすそうな人」「やさしそうな人」などとおっしゃいます。やわらかい雰囲気に見せたい、と感じていらっしゃるんですね。芸能人でいうなら、森絵梨佳さんや宮崎あおいさん、佐々木希さんなどが、やわらかい雰囲気の顔立ち。柔和な表情が印象的です。彼女たちの眉に共通するのは、眉頭がやや離れ気味であること。以下に眉メイクの具体的な方法をご紹介します。1.左右の眉頭をやや離す左右の眉頭が顔の中心に近ければ近いほど、力が入った顔立ちに見えます。逆に、眉頭が離れていると、やわらかな顔立ちに。ただし、眉頭同士を離しすぎると、間の抜けた表情に見えてしまうのでご注意を。目頭の真上またはやや内側に眉頭を持ってくるのがコツです。2.眉頭の位置を上げる(眉頭が鼻筋に入り込んでいる場合は)眉頭を1〜2ミリ上げます。方法は簡単。鼻筋に入り込んでいる不要な毛(眉頭の下ライン)をカットするだけでOK。余白をつくる感覚です。一方、眉頭がもともと上がっている方は、さらに上げてしまうと、自信なさげな下がり眉になってしまいます。もともと上がっている方は、眉頭周りをいじる必要はありません。3.眉の輪郭はボカし気味に眉の輪郭をきっちり描きすぎると、やわらかい雰囲気の眉からは遠ざかります。「輪郭がけっこうはっきりしているかも……」と思ったら、ブラシでボカしてください。4.眉マスカラで眉色を和らげる仕上げに眉マスカラで眉全体の色を和らげると、よりやわらかい雰囲気の眉になります。親しみやすい、話しかけやすい雰囲気に見られたい方は、やわらかい雰囲気に見せる眉メイクを試してみてください。■眉メイクのやり方〜基本編■「美眉レッスン」連載一覧はこちら写真提供/玉村麻衣子構成/池田園子
2017年12月09日ポイントメイクのなかで、トレンドが刻々と移り変わっていくパーツのひとつが眉。少し前までは太めな眉が旬でしたが、太めでもなく、細めでもない「やや太め」な眉が最旬に。いまの時代に合った美しい眉、美眉をつくる方法をご紹介する本連載では、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに眉メイクの基本から、なりたいイメージに合う眉メイクを伝授していただきます。第5回では「ふんわり眉メイクのやり方とコツ」をご紹介します。ふんわり眉メイク、最初にすべきは毛の描き足しふんわり眉を目指す上で避けたいのは、眉の輪郭がくっきり出ることです。「いかに描きました」というように、色が濃い目に乗ってしまうと、ふんわりした印象には見えません。自眉の「ふさっと感」を意識して仕上げるのがコツ。とくに毛がまばらに生えている方は、アイブロウリキッドで眉を足すところからスタートして。毛がないところに、アイブロウパウダーやアイブロウペンシルでふんわり眉メイクをしようとすると、色をたくさん乗せることになります。そうなると、ふんわり眉からはかけ離れた、しっかりした眉になってしまいます。アイブロウリキッドでは、あたかも毛が生えているかのように、生えていない部分を1本1本描き足していきます。この時点で眉の「形」を作るのがコツです。眉が比較的しっかり生えている方も、「このあたりの毛は薄めかな」と感じる部分には、アイブロウリキッドで毛を足してください。ここまでが一番大事な行程です。違いは明らか。ふんわり眉メイク向きな、チップ式のアイブロウパウダー眉の形ができあがったら、続いてアイブロウパウダーをブラシに取って、眉の真ん中に色を乗せます。パウダーの量は少なめに、優しい色でやわらかく乗せるのがポイントです。と、ここで写真に見慣れないアイテムがある、と感じた方へ。今回使用するアイブロウパウダーはチップタイプのもの。最近のアイブロウパウダーには、チップタイプも登場しています。チップタイプを使うと独特のふんわり感が出るのでおすすめです。ある程度、色が乗ったタイミングで、ブラシに残ったパウダーで眉のアウトラインを軽くなぞります。ふんわり眉で大事なのは、眉のアウトラインの印象を薄くすること。そのため、アウトラインは、ブラシに残ったパウダーで軽くなぞる程度でOKです。最後に眉頭をボカして仕上げます。■眉メイクのやり方〜基本編■「美眉レッスン」連載一覧はこちら写真提供/玉村麻衣子構成/池田園子
2017年12月07日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載です。■プロレスファンにとっての「初詣」1.4東京ドームの楽しみ方をレクチャーおぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!いよいよ「WRESTLE KINGODOM 12 in TOKYO DOME」(以下、通称の「1.4東京ドーム」)まで1カ月を切った。今回は1.4東京ドームを初めて観にいく人向けに、俺様なりの楽しみ方をレクチャーするぜ。最初に押さえておいてほしいのが、プロレスと他の競技との違いだ。プロレスは「相手の技を受ける」んだな。ぶつかり合うのを前提としたスポーツなんだ。でも、あえてよけることもある。基本的にはぶち当たっていく。でも、すかすこともある。選手同士の「読み合い」があるんだ。その予想や予想の違いを目の当たりにしてみると面白いと思うぜ。ただ、やっぱり、初めて観るならシンプルに、体のデカい人間がぶつかり合うのを生で観てほしい。光る汗が飛び散る様子とか、打ち合う音とか、テレビの画面だけじゃ伝わらないものを、現場で自分の目で観て、心がどう動くのか、楽しんでほしいね。1.4東京ドームはその名の通り、東京ドームで行われる。新日本プロレスにとって、年間で一番規模が大きな試合だよ。会場の大きさもハンパない。俺たちプロレスラーは、ドームの中央に設置したリングに立つ。客席との距離は他の会場と比べると、かなり遠い。ただ、一番上の席に座っている人にも伝わるプロレスを、俺は心がけている。大きなモニターでも観えるけどね。当日は音楽ライブやフェスに行っているような感覚で、大声出してストレスを発散してほしい。広い会場で、応援している選手に大きな声援を送って。かなりスッキリするし、戦う選手たちから元気をもらえること間違いなしだ。新年からの仕事も気分よくスタートを切れるはず!絶対に観にこいよなッ!■真壁刀義さんがおすすめする、12月の手土産さて、DRESSから「12月の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のウィンター・スイーツをお見舞いしてやるッ!!ノワ・ドゥ・ブール「焼きたてフィナンシェ ヘーゼルナッツキャラメル」今回紹介するのは、ノワ・ドゥ・ブールの「焼きたてフィナンシェ ヘーゼルナッツキャラメル」だ。ある日の仕事帰り、スイーツ探訪をしていて、出会っちまった。この店の焼きたてフィナンシェは何種類かあるんだ。でも、俺はそのなかで、ヘーゼルナッツキャラメルが1位だな。なんでかって?このナッツ感がすごくいいんだ。ごろごろしたナッツが丸ごと入っているから、噛めば噛むほど味わいが出るわけよ。リズムを刻む感じもある。ナッツの食感と中のほどよいやわらかさの対比が絶妙にしても、こんなにナッツが散りばめられてると、こっちまで楽しくなるよな(笑)。この噛みごたえがたまんない。おっ、やるじゃねぇか、って思うよ。プレーンなものより、カリッとした食感があるほうが、確かな存在感があって俺好みだ。表は硬くて、中はやわらかい、っていう風に、ひとつで2種類の食感を楽しめるのもいいよな。もっと詳しく言うと、外見はサクサクした感じなんだけど、中がエアー系というか、ほどよくやわらかいんだ。単純に硬い、やわらかい、っていうんじゃなく、きめ細やかに考えられて、作られてるんだと思うよ。ぬれ煎餅みたい、というのが近いかもな。仕事をする上で忘れてはならない「きめ細やかさ」「きめ細やか」って話で思い出すのは、昔、蝶野正洋さんから受けた指導。若いときはよく、「練習でもきめ細かくやれ」と先輩たちから言われてきた。例えば、首を鍛えるトレーニングに「首押し」がある。ひとりは仰向けに寝転がって、ひとりは相手の頭の側に座って、相手の頭を押さえ込む。寝ている側は首の力を使って、首から頭を上に上げる。頭を押し込む側は、もちろん相手の首の力や鍛え具合に合った押し方をしないといけない。じゃないと、相手の首にダメージがかかるからだ。ただ闇雲に強く押せばいい、ってわけじゃないんだな。この首押しのトレーニングをしているときに、若手時代の俺は、蝶野さんから注意を受けたことがある。「ガムシャラに行くだけでは試合には勝てない。相手に合わせてやらないとダメだ」と。何でもきめ細やかにやる、というのは蝶野さんから学んだね。当時からずっと俺の頭にある。どんな仕事においても大事なことだと思うよ。■商品情報ノワ・ドゥ・ブール「焼きたてフィナンシェ ヘーゼルナッツキャラメル」アーモンドプードルとバターで作る、中はしっとり、外はカリッとした食感が美味しいフィナンシェ。一つひとつ丁寧に焼き上げている。303円(税込)。「ヘーゼルナッツキャラメル」は12月26日までの期間限定。真壁 刀義(まかべ とうぎ)1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「WRESTLE KINGDOM 12 in TOKYO DOME」日時:2018年1月4日(木)15:30開場 17:00開始会場:東京・東京ドーム構成/池田園子写真/タカハシアキラ
2017年12月07日モデルで女優の池田エライザが主演を務める映画『ルームロンダリング』が、2018年公開決定。共演には、渋川清彦、健太郎、光宗薫、オダギリジョーらを迎えることも分かった。あらすじ5歳で父親と死別した八雲御子(池田エライザ)。その翌年には母親が失踪してしまった。その後は祖母に引き取られた御子だが18歳になると祖母も亡くなり、天涯孤独となってしまった。度重なる不幸に自分の殻に閉じこもってしまった御子のところに、母親の弟である雷土悟郎(オダギリジョー)が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれた。そのアルバイトとは“物件を浄化する=ルームロンダリング”だった。「1K・4万円・自殺」新たな部屋に越してきた御子。夜、風呂場へ行くとそこには春日公比古(渋川清彦)の幽霊がいた。自分の姿が見える御子に驚く公比古だが、御子は公比古に驚かない。ルームロンダリングを始めて以来、幽霊が見えるようになっていたのだ。奇妙な共同生活を送る2人だが、あるとき、公比古は自分の演奏が収録されたデモテープを見つける。そのテープこそレコード会社に送ろうと思って送れなかったまま亡くなってしまった後悔の産物。いまからでも送って欲しいと公比古から頼まれる御子。そんな折に悟郎からの連絡。新たな物件への引っ越しが決まる。「2K・10万円・刺殺」引っ越した先の幽霊・千夏本悠希(光宗薫)は見知らぬ男に殺されたOLだった。隣人の虹川亜樹人(健太郎)は事件当時、異変には気付いたが何も出来なかったことを悔いていた。そこへ、居るはずのない公比古が現れる。御子がまだ送っていないカセットテープへの執着から現れたようだ。幽霊同士語り合う公比古と悠希。悠希の恨みを晴らしてあげたい御子は似顔絵描きで犯人を探そうと思いつく。御子の書いた似顔絵を元に、警察へ連絡した亜樹人だが、なんと偶然にも連絡を受けた警官こそが悠希を殺した犯人であった。一方的に殴られ続ける亜樹人の絶体絶命のピンチを御子の決死のアイディアで救い出し、さらには犯人逮捕へと至るのだった。母親の深月にも幽霊が見える能力があり、そのことで精神を病んだのだと悟郎から聞かされた御子は、悟郎に頼み込んで深月の居場所を聞き出す。そこはかつて一緒に暮らした区営住宅の跡地であり、そこに深月は確かにいたのだが…。ハートフルなオカルトファンタジーが誕生!本作は、新たな映像クリエイターの発掘を目的としてプロ・アマを問わず広く企画募集を行うコンペティション「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015」にて準グランプリを受賞、企画提出者であり脚本を手掛けた片桐健滋と、共同で脚本を手掛けた梅本竜矢が居酒屋での語り合いから生み出したオリジナルストーリー。いわくつきの“訳アリ物件”転々とすることになった主人公・御子は、部屋に居座る幽霊たちが見えるようになり、会話出来る能力が開花。そんな御子と様々な幽霊たちとのふれあいは、多忙を極める現代人に立ち止まることや、人を思いやることの大切さを再認識するきっかけとなるかもしれない…。切なく哀しくも可笑しい、ハートフルなオカルトファンタジーがここに誕生する!主演・池田エライザ「愛おしいと思える台本に出会えた」いわくつき物件ばかりに引っ越しを繰り返す八雲御子役を演じるのは、『みんな!エスパーだよ!』『オオカミ少女と黒王子』『一礼して、キス』などに出演する池田さん。「愛おしいと思える台本に出会えたことが素直に幸せだと感じました」と本作への出演を喜んだ池田さんは、「御子として様々な人に出会い影響を受けていくことが、わたしにとってとても有意義な時間であり、とても大切な時間でした。誰に出会い、何を思い、何を大切だと思うか。それが人の心を育てていくということを、命の垣根を超えて教えてくれる作品になりました」とコメント。「小さな女の子がぬいぐるみを抱えるように、優しい気持ちで見てもらえると思っています。ちょっぴり可笑しなキャラクターたちをよろしくお願いします」とメッセージを寄せている。また、御子の母親の弟・雷土悟郎をオダギリジョー、引っ越し先の幽霊役として渋川清彦(春日公比古役)と光宗薫(千夏本悠希役)、悠希の隣人を健太郎が演じる。■キャスト&スタッフからコメント到着オダギリジョー(雷土悟郎役):残念ながら、いまの時代、オリジナルの脚本を映画化することは容易ではありません。そんな中でTSUTAYAさんのこうした取り組みは素晴らしいと思いますし、微力ながら応援したい気持ちでこの企画に参加することにしました。そしてもちろん、想いの詰まった脚本がとてもユニークでしっかりと魅力のある世界観を感じさせてくれたことも、参加したいと思った大きな理由でした。片桐健滋(監督・脚本):日々の暮らしの息苦しさとか孤独をどうやってコメディーにできるかと頭ばっか悩ましてましたが…いざ始まったら!素敵なキャストの皆さんが動き出して、大好きなスタッフのみんなが頭の中の妄想を叶えてくれました。最後には、書いたことなんて忘れて「ルームロンダリング」のファンになってました…撮影で感じた楽しいがきっとスクリーンから溢れ出していると思います!ぜひ、劇場でご覧ください!宜しくお願いします!梅本竜矢(共同脚本):大好きすぎるキャストの皆さんと頼れるスタッフの皆さんが、片桐監督と僕の「こんなこといいな、できたらいいな」を、各々の不思議なポッケで叶えてくれました。本当に有り難うございます。この映画は、職場や学校や家庭の中で居場所を探している人たちに勇気を贈る物語です。『ルームロンダリング』という題名ですが、皆さんの日々の荒んだ気持ちもロンダリング(浄化)する仕様になっておりますので、まずは劇場でお試し下さい。なお、本作は羽生生純によるコミカライズも決定。12月12日(火)発売の月刊「コミックビーム1月号」にて表紙&巻頭カラーで連載スタートする。『ルームロンダリング』2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年12月07日ポイントメイクのなかで、トレンドが刻々と移り変わっていくパーツのひとつが眉。少し前までは太めな眉が旬でしたが、太めでもなく、細めでもない「やや太め」な眉が最旬に。いまの時代に合った美しい眉、美眉をつくる方法をご紹介する本連載では、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに眉メイクの基本から、なりたいイメージに合う眉メイクを伝授していただきます。第3回では「眉メイクに必要な道具と使い方」をご紹介します。今っぽい美眉に欠かせない道具を揃えて、選び方や使い方も改めておさらいしましょう。今回取り上げるのは、ブラシ、スクリューブラシ、コーム、綿棒の4点です。パウダーブラシ個人的には、柄の長いパウダーブラシがおすすめです。アイブロウパウダーに付属したブラシも使えますが、柄が短いのが難点。眉を描きながら鏡を見ると、眉に指がかかってしまい、今どの部分をどう描いているか、確認しづらいなと感じることはありませんか。柄の長さが変わるだけで驚くほど、パウダーブラシが動かしやすくなります。1本持っておくと眉メイクの仕上がりが変わります。ブラシの先が細く、毛にコシがあるもの(ある程度硬いもの)を選ぶのが◯です。眉尻を細くきれいに描けますし、眉のアウトラインも描きやすくなります。スクリューブラシスクリューブラシは、スクリューブラシ単体を使うも良し、アイブロウペンシルの後ろに付属したものを使うも良し。描いた眉をボカすのが得意な道具です。どんな眉であっても眉頭は必ずぼかすため、美眉つくりに欠かせない道具のひとつといえます。スクリューブラシは、眉全体をぼかすのはもちろん、濃く描きすぎたアウトラインをぼかすことも可能。色を乗せすぎたときも少しぼかすことで、余分なパウダーがとれて、ナチュラルな印象の眉に仕上がります。コーム眉メイクをする前に、毛流れに沿ってコームで梳かしておくと、自眉の形がはっきりして、眉メイクしやすくなります。そのほか、眉マスカラを付けた後、余分なマスカラを取り除くとき、眉カットをするときにも使える、案外出番の多い道具です。綿棒綿棒は眉の形を簡単に整えることができる優れもの。太く描いてしまった眉尻を細くしたいときは、綿棒で余分な部分を取り除くだけで、細く美しい眉尻になります。眉下のラインを1ミリだけ削りたい――綿棒さえあればそんな微調整も、消しゴムで消すような感覚でサッとできるんです。まずは一度お試しください!写真提供/玉村麻衣子構成/池田園子■眉メイクのやり方〜基本編■「美眉レッスン」連載一覧はこちら
2017年12月02日ポイントメイクのなかで、トレンドが刻々と移り変わっていくパーツのひとつが眉。少し前までは太めな眉が旬でしたが、太めでもなく、細めでもない「やや太め」な眉が最旬に。いまの時代に合った美しい眉、美眉をつくる方法をご紹介する本連載では、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに眉メイクの基本から、なりたいイメージに合う眉メイクを伝授していただきます。第2回では「眉メイクに必要なコスメと使い方」をご紹介します。今っぽい美眉に欠かせないコスメを揃えて、選び方や使い方も改めておさらいしましょう。今回取り上げるのは、アイブロウペンシル、アイブロウパウダー、眉マスカラ、アイブロウリキッドの4点です。絶対に欠かせないのはペンシルとパウダーで、マスカラとリキッドはなくてもOK。出番があるのは時と場合による、と考えてください。アイブロウペンシル眉尻を細く描きたいとき、眉の輪郭をきれいに取りたいときに欠かせないアイブロウペンシル。パウダーとは違い、ペンシルは狙った場所に色をしっかり乗せることができます。毛を1本ずつ描き足すのにも適しています。一口にペンシルと言ってもいろいろなタイプがあります。大きくは、自分で削る必要がある「鉛筆タイプ」に、ペン先が丸くて細い「繰り出しタイプ1」、先が楕円・きしめん型になっている「繰り出しタイプ2」の3種類に分かれます。とくに使いやすいのは、ペン先が細くて丸い「繰り出しタイプ1」。削る必要がないのが魅力です。使う度に削る(*)のが面倒でないなら、「鉛筆タイプ」も描きやすくておすすめ。*美眉をつくりたいなら、鉛筆は使用前に必ず削ること。先が細い鉛筆を使うことで、狙った部分を細くきれいに描けて、ラインを足したいときも簡単です。ペンシルの色を選ぶときは、「髪色よりもワントーン明るい色」を意識します。色の系統は大きくは赤味寄りのブラウンと黄味寄りのブラウンに分かれます。具体的には、ピンクブラウン/イエローブラウン/アッシュブラウン/オレンジブラウン/ナチュラルブラウンなど。自分の髪色の明るさだけではなく、ペンシルの色の系統も把握して選ぶと、眉の色が浮くことはありません。髪色が黄味寄りなのか、赤味寄りなのかわからないときは、ナチュラルブラウンを選ぶと間違いなし。ナチュラルブラウンは最も平均的で、誰にでもしっくりくる安心の色です。アイブロウパウダーパウダーもペンシルと同じで、「髪色よりもワントーン明るい色」を選ぶのがコツ。おすすめなのは、3色程度入っているパウダーです(やわらかいブラシと硬くてコシがあるブラシ付きだとなお良し)。3色入りのパウダーを使うメリットは3つあります。(1)複数の色を混ぜて使うことで、髪色に合わせて調合できる(2)場所によって濃淡をつけることができる眉中には色をしっかり乗せたいため、一番濃い色を使うのが基本。一方、眉頭に一番濃い色を乗せると、不自然な印象になります。眉頭には中間の色を乗せるのがナチュラルに見せるコツ。いずれもコシがある方のブラシを使います。3色あると、このように色の使い分けができます。(3)一番薄い色はノーズシャドウとして使える3色中、1色は薄いベージュが入っているケースが多いです。この一番明るい色を眉頭と鼻筋をつなげるようにして、やわらかい方のブラシで乗せると、目元がくっきりした印象に見えます。ちなみに、一番薄い色は、全体の眉色をやわらかくしたいときにも活躍します。眉全体にベールをかけるように、やわらかい方のブラシでふわりと乗せるだけでOK。眉マスカラ眉の黒さが目立つ自眉が濃い人は、仕上げに眉マスカラを乗せると、眉色がやわらかくなります。眉1本1本が細い猫っ毛タイプの人、ふさっとした雰囲気がほしい人にも眉マスカラはおすすめです。眉山〜眉尻、眉中には毛流れに沿って乗せるように動かします。眉頭はジグザグと上に動かします。仕上げにコームで眉全体を梳かすと、付きすぎたマスカラが取れ、眉の1本1本がきれいにコーティングされた状態になります。アイブロウリキッドアイブロウリキッドは、眉の一部が生えていない人(毛がまばらになっている人)、毛が薄い人などが、眉を書き足したいときに役立ちます。ない眉をあるように見せる優れたコスメ。色の選び方はペンシルやパウダーと同じです。アイブロウリキッドは2017年秋、各社から続々と発売しています。カラーも豊富。使い方のコツは、色をベタッと乗せるのではなく、ないはずの毛を書き足すように、毛を1本1本乗せていくこと。ビフォーアフターを比べてみると、毛がうっすら生えているように見えます。このように、ペンシルなどで眉を描く前に、毛がない部分に毛を描き足してから、いつも通り眉メイクの基本プロセスを進めていきます。写真提供/玉村麻衣子構成/池田園子■眉メイクのやり方〜基本編■「美眉レッスン」連載一覧はこちら
2017年12月01日ポイントメイクのなかで、トレンドが刻々と移り変わっていくパーツのひとつが眉。少し前までは太めな眉が旬でしたが、太めでもなく、細めでもない「やや太め」な眉が最旬に。いまの時代に合った美しい眉、美眉をつくる方法をご紹介する本連載では、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに眉メイクの基本から、なりたいイメージに合う眉メイクを伝授していただきます。第1回では「眉メイクのやり方(基本編)」をご紹介します。アイブロウペンシルとアイブロウパウダー、スクリューブラシのご用意を。1.眉山〜眉尻をペンシルで描く眉の中で最初に描くのは、「眉山〜眉尻」です。ペンシルを使ってキュッと細く仕上がるように描いていきます。大人は眉尻を細くした方が、横顔がきれいに見えたり、目元や口元に締まりが出ます。逆に眉尻が太いと目元の印象がぼやけたり、垢抜けない雰囲気に見えたりも。<ポイント>眉を左右対称に見せたいなら、必ず眉山から描いてください。片方の眉山の位置を「目尻と黒目の間」などと把握できると、もう片方もそれと同じ位置から描き始めることができます。2.眉上下のアウトラインをパウダーで描く眉山〜眉尻をペンシルで描き終えたら、パウダーに持ち替えて、眉の上下のアウトラインをブラシで描きます。3.眉の内側にパウダーで色を乗せるブラシでパウダーを取り直して、眉の内側に色を付けていきます。このときにブラシは毛と毛の間を埋めるように小刻みに動かすのがコツ。ただ毛流れに沿って動かすだけだと、色が乗らない部分が出て、ムラができているように見えるためご注意を。4.ブラシに残ったパウダーで眉頭を描く眉頭を描くのは最後です。というのも、眉頭は描けば描くほど、不自然に仕上がってしまうパーツだから。最初に眉頭から描くと、濃い色をボンッ!と乗せてしまうことになります。眉頭は、ブラシに残ったパウダーをなじませて、少し色を乗せるくらいに、できるだけ自眉を活かして自然に仕上げます。眉の内側に色を乗せたときのように、ブラシにパウダーを取り直して描くと、眉頭が濃くなって不自然に見えます。5.眉頭をスクリューブラシでなじませる仕上げにスクリューブラシで眉頭をぼかします。ブラシを鼻側へ数回動かしたら完成。「基本の美眉」完成写真提供/玉村麻衣子構成/池田園子
2017年11月28日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、池田学の『池田学《誕生》が誕生するまで』。東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)によるご紹介です。■『池田学《誕生》が誕生するまで』池田学池田学はペン先が1mmにも満たないペンで壮大な世界を描くアーティストだ。本書は彼がアメリカで約3年もの時間をかけて描き、日本で熱狂的なフィーバーとなった《誕生》の生まれた経緯、3m×4mに及ぶ絵の細部を自ら解説している。この作品を目の前にすると細部のメッセージ性など知らずとも、そのエネルギーに圧倒される。そして、作品に近づき細部を見ていくとさらにその世界に引き込まれる。池田は東日本大震災をカナダ・バンクーバーにてニュースで知る。「表現者としてこの災害とどう向き合うか」と考え《誕生》の製作に至ったと話す。‘‘この作品は絵と外観とタイトルからして「東日本大震災への復興の願いを込めて」と表現されることが特に多いが、それは必ずしも意図することではない。’’と本書に記している。作品制作過程の自らの様々な出来事を反映させ、悲しみや恐ろしさだけでなく喜びや希望、未来を描いたのだ。美術批評家の布施英利、《誕生》の制作場となったチェゼン美術館の館長ラッセル・パンチェンコ、池田が所属するミヅマアートギャラリーのエグゼクティブプロデュ―サー三潴末雄の文章も必見だ。カバーを外し広げると、《誕生》の拡大図が見られる。それを見ながら本書を読み進めると、よりわかりやすく楽しめる。【書籍情報】『池田学《誕生》が誕生するまで』著者:池田学出版社:青幻舎言語:日本語、英語ソフトカバー/205ページ/B6判発刊:2017年8月価格:1,800円
2017年10月19日「完成」「成熟」といった言葉が似合うプロレスラーがいます。彼らの洗練された試合を観戦するのはもちろん楽しい。一方で、彼らと比べると経験が少ないせいか、「未完成」「荒削り」な印象を与えるものの、今後必ず素晴らしい選手になると感じさせてくれる、次世代のプロレスラーを見つめ、応援するのもとても楽しい。プロレス観戦歴1年半と短いですが、そんな楽しみ方を見つけた、DRESS編集長/DRESSプロレス部 部長補佐の池田です。今春より私が注目する若手選手のひとり、全日本プロレス所属の野村直矢選手をインタビューしました。■プロレスを見るのが好きな少年時代――幼い頃からプロレスラーになりたいと思っていたんですか。プロレスラーを志したのは10代の終わりで、それまでは単に、プロレスが好きな子どもでした。父がプロレスファンだったこともあって、僕も幼稚園くらいからプロレスに興味を持って、昔の映像をビデオで見ていましたね。小3くらいから、夜中に放送されるプロレス番組を見るようになりました。夜更かし型な小学生だったんです。土曜の新日本プロレスで長州力さん、日曜のプロレスリング・ノアで小橋建太さんを見て、カッコいいなと憧れました。これぞレスラーだ!という印象で、はまっていきました。――生観戦もするようになりましたか。初めて生で試合を観戦したのは中2の頃です。僕の地元は金沢で、あるとき偶然、全日本プロレス金沢大会のポスターを見かけて、これは行きたい!と夏休みに見にいきました。地方での興行は東京と比べると全然少ないので、行けても年に1回くらいのペースでしたね。――当時、生でプロレスラーや戦いを見て、どんな感想を持ちましたか。ものすごい迫力でした。休憩中にトイレに行ったとき、外国人レスラーと出くわして、「でけぇ……!」とびっくりしたのを覚えています(笑)。「この人、プロレスラーだ」と、ひと目でわかる大きさだったんです。■実は戦略的?全日本プロレスに入った理由――そうやってプロレスにはまっていくなかで、プロレスラーになろうと明確に決意して、動き始めたきっかけは、なんだったんですか。高3の夏に進路を考えるとき、軽い気持ちでAO入試を受けて、仙台の私大に進学したんです。でも、せっかく大学生になったのに、勉強をだらけてしまい、授業についていけなくなって、悶々としていました。そんなときに、読んでいたプロレス雑誌で、全日本プロレスが「練習生募集」の広告を出しているのを見て、大学1年の終わりに応募してみたんです。――なんと……。運命的な出会いですね!いえ、そんな感じでもなく、打算的な気持ちが働いていました(笑)。当時、全日本プロレスは所属選手の離脱が続いていたので、他の団体よりも若手選手を欲している印象があったんです。だから、中学では陸上部、高校ではラグビー部と、格闘技経験がまったくない僕でも、入団できるチャンスはあるのではと思い、入団テストを受けにいきました。――プロレス団体の入門テストは、非常に厳しいと聞きますが、どうでしたか。正直、テスト内容は全然こなせませんでした。でも、意識して大きな声を出すとか、プロレスをやりたい、という気持ちは示すようにしていましたね。キツいメニューでも途中で投げ出さず、とにかくやりきるようにもしました。そういう姿勢を見せていたので、「まぁ仕方ない。合格にしてやるか」という感じで、入団させていただけたんだと思います。■入門からデビューまでの半年――現在(2017年9月末時点)、新生・全日本プロレスの生え抜き第1号が野村選手だと思います。入門後の思い出を教えてください。先輩たちとの合同練習は、入門テストとは比べ物にならないほどキツかったです。毎回つぶれていた記憶があります。ただ、僕ができるようになるまで、先輩たちが見てくれたのが大きくて、おかげでできることが少しずつ増えていきました。とくにマット運動はとても苦手で、倒立もろくにできないほどだったんですが、練習を続けるうちにできるようになって。練習をすればするほど、できることが多くなっていて、嬉しかったですね。――デビューは入門から約半年。とても順調な滑り出しに見えます。正確に言うと、デビューさせていただいた、という感じです(笑)。金沢大会開催(2014年3月30日)に向けて、なんとか間に合わせようと、先輩たちにも力を貸していただき、なんとかデビューしました。――初めてリングに上がって、地元のお客様の前で戦ったその日のことを覚えていますか。デビュー戦の内容はさっぱり覚えていません。ただ、めちゃくちゃ緊張したのは確かです。今でも試合前は緊張しますが、「絶対に勝ってやる」という思いが、気持ちの大部分を占めています。デビュー戦のときは、ただ緊張して「どうしよう……どうしよう……」という思いであふれていましたが(笑)。とりあえず、思いっきり戦おう、という気持ちはありましたね。懐かしいです。――野村選手の表情を見ていると、良い意味で緊張しているように見えないです。これもポジティブな意味ですが、若干のふてぶてしさを感じさせ、大物になる感を醸し出しているので。ありがとうございます(笑)。意識して、緊張を見せないようにしています。堂々としているように見せる、というか。入場曲が流れると自分のなかでスイッチがオンになり、ぱっと切り替えられています。それと、試合前には誰とも話さず、ひとりになる時間を作っています。集中力を研ぎ澄ませたり、勝ちにいくぞという気持ちを高めたり、どんな戦いをするかシミュレーションしたりする大事な時間です。■相手の技を受け切った後、自分の技を出し切って勝ちたい――野村選手の試合で惹かれるポイントのひとつに、相手の技を受けて受けて受けまくる、受けっぷりの良さがあると思います。毎回気持ちを揺さぶられるんです。どうしてこんなにボコボコになっても立ち上がれるのか、と。相手の攻撃から逃げたら負けだと僕は考えてるんです。それに相手の技をとことん受けた上で、自分の技を出し切って勝つ――そんなプロレスラーになりたい、と思うので。だから、どんなに技を受けようと、意地でも倒れないというか、立ち上がり続けて、「自分は負けない」「まだ余裕があるからな」と相手にもお客様にも伝えたいです。――かなり負けず嫌いなタイプですよね。自分ではそうは思わないんです。むしろ、負けず嫌いになろうとしている、というのが正しいかもしれません。「やられたらやり返す」のを常に意識しています。やり返すためには、いくらやられても、立ち上がらないといけないですからね。――そのメンタルの強さはどこからくるんですか。折れない心を持つ方法を知りたいです。方法というほど大層なことではないですが、あまり先のことは考えない、深刻に考えすぎないようにはしています。考え込んでもいい方向にはいかないので、考えすぎないことです。すごいシンプルですね(笑)。――最後に、野村選手が思うプロレスの魅力や面白さについて教えてください。もしまだプロレスを見たことがない方がいたら、まずは一度見てほしいです。生で見ると、その“非日常っぷり”に、きっとはまると思います。たとえば、プロレスラーの体の大きさや厚み、技、表情の変化……現実で目にしないことが多いですから。「表情」もすごく面白いポイントだと思います。見ていて、「えっ、そんなに怒る!?」と驚くこともありますし、ものすごくふてぶてしい顔をして戦う人もいます。僕自身はがむしゃらな感じが伝わる表情かなぁと思います。僕が所属する全日本プロレスは、体の大きい選手が多いのが特徴のひとつです。そういう男たちの戦いを生で見ると、迫力や音がものすごいし、スッキリするはずです。9月30日にはパートナーの青柳優馬とアジアタッグ王座を獲りました。僕らのような若い世代の活躍も見せていきたいです。――ありがとうございました!最近寮を出て、ひとり暮らしを始めた野村選手。プライベートは自称「地味で、そんなに面白味がない」。試合で各地を巡り、東京でゆっくり過ごすオフは少ないプロレスラーの生活ですが、少ないオフはゆっくり寝るか、目的を定めずに出かけるか、ごはんを食べにいくか、といった暮らしだそう。個人的には試合後のマイクパフォーマンスで、以前と比ると「ぐいぐい前に出る感」が出ているのが気になっています。聞くと「自己主張をしないとお客様には伝わらないのかな、と最近考えるようになった」とのこと。表現や伝え方はまだまだ勉強中だという野村選手。これからの活躍がますます楽しみです。野村直矢さんプロフィール1993年10月26日、石川県生まれ。2013年10月、全日本プロレスに入門。練習期間を経て、2014年3月に青木篤志を相手に、地元金沢にてデビューを果たす。185cm、95kg。Twitter( @nomuraajpw )野村直矢さんが所属する全日本プロレスの大会情報「2017 旗揚げ記念シリーズ [最終戦] ~秋山準&大森隆男デビュー25周年記念大会~」日時:2017年10月21日(土)16:00開場 17:00開始会場:神奈川・横浜文化体育館構成/池田園子試合写真提供/全日本プロレス
2017年10月16日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載です。■真壁刀義さんがおすすめする、10月の手土産おぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!俺様・真壁刀義の昨日は……不二家にて、黄栗のクリームとマロンブラウンクリームがハーフ&ハーフになった「Wクリームモンブラン」を買って帰ってやったんだッ!!(C)新日本プロレス「ケーキはいつものモンブラン以外、食さん!」みたいな母ちゃんに、冒険させてやろうじゃねぇかと思ってな。って、どんだけ頑固なんだッ!!クリームが2種類あるから、ウマさも2倍だろ?って俺は思ってて。初めてWクリームモンブランを食べた母ちゃんの反応も良かったな。……わかりゃいいんじゃい(笑)!!DRESSから「10月の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のオータム・スイーツをお見舞いしてやるッ!!真壁刀義少年、モンブランに目覚める俺とモンブランの思い出は12〜13歳頃まで遡るッ!そもそもその頃は、ケーキなんてめったに食えなかったんだ。近所の喫茶店は大人の世界で立ち入りできないし、お金もなかったから、ケーキ屋もただ目の前を通りすぎるだけだった。そんなワケで、ケーキを食べられるのは、家族の誕生日とか「記念日」くらいだった。親父と母ちゃん、兄貴と俺だから、チャンスは1年でだいたい4回ある。誕生日というと、デカいデコレーションケーキを買うイメージもあるけど、そんなにたくさんは食わないから、小さいケーキをひとり2個くらい買う、って選択肢もある。選べるのって嬉しいよな。選べるっていっても、親父はショートケーキ、母ちゃんはモンブランって決めていた。いつも同じなんだ。俺はチョコケーキやフルーツが乗ったケーキとか、毎回楽しみながらいろいろ選んでたよ。でも、あるとき急に、モンブランに注目したんだ。「母ちゃんがこよなく愛するモンブランって、いったいなんなんだ?」って。それまで全然関心がなかったんだ。モンブラン=栗=栗きんとんみたいなもんだろ?みたいな意識だった(笑)。でも、毎回モンブランを選ぶ母ちゃんを見てると、なんか特別なウマさがあるんだろうと思って、一口もらったらなんだこれ、ウマすぎるぞ……!って気づいたんだよ。なめらかなモンブランクリームが口のなかに広がって、今度、誰かの誕生日が来たら、丸ごとひとつ食うぜ!と決意するくらい、ハマったんだ(笑)。不二家「モンブラン」そんな俺が生まれて初めて食べたモンブランは、不二家のモンブランだった。とくに思い出深いのが「マロンモンブラン」だ。今もどこかへケーキを持参するときは、不二家へ寄っていろいろな種類のケーキをランダムに詰めつつ、マロンモンブランは多めに入れることにしてんだよ。俺も絶対に食いたいから、モンブランだけは必ず、余裕を持った個数で買う(笑)。不二家のマロンモンブランがなぜ、俺をここまで惹きつけるのか……。ちょっと真面目に考えてみたら、モンブランクリームだけじゃなく、中に入っているカスタードクリームもめちゃくちゃウマいからなんだ。俺流の食べ方は、(1)表側のモンブランクリームだけ先に味わう、(2)中のカスタードクリームを食べる、というもの。こうすれば、ウマさを追い込めるぜッ!モンブランクリームで1回満足して、さらにカスタードクリームで大満足するんだわ。ヴィタメール「モンブラン」ここまで長く不二家のモンブランについて語ってきたけど、今回、DRESS編集部が持ってきてくれたのは、「あえて」という理由らしいが(笑)、俺が食べ慣れている不二家のじゃなくて、ヴィタメールのモンブラン。フォルムからしてこだわりを尽くして作られているのがわかるぜ。食ってみたら……ものすごく優しいんだよな、これが。ふわっと広がる栗の香りは、これまで食ってきたどのモンブランよりも強めな気がしたよ。後味の広がりもGoodだッ!とろけるような口溶けも良くて、まろやかなモンブランクリーム全体を味わっている感覚がある。モンブランクリーム特有のねっとりした食感を楽しむというより、香りや味わいを堪能する、大人にぴったりなモンブランだと思う。食感を楽しみたいなら、てっぺんに乗っている栗だな。俺は今回、栗を最後に食べた。栗にこのモンブランの「終着点」があると感じたからだ。ショートケーキの上のいちごなど、乗っているものを先に食べることもあるけど、今回の栗はセンターにどんと陣取っていて、スペシャルな「宝物」感があった。だから、無意識のうちに最後まで残していたんだと思う。この食べ方で、大正解だったぜ。モンブランクリームやケーキの生地を味わい尽くした後、栗の歯ごたえを楽しんで、完璧に満足。上品な大人に愛されるタイプのモンブランだよ。■商品情報不二家「モンブラン」マロンクリーム、シャンテリークリーム、スポンジの一体感が楽しめる、定番商品の「マロンモンブラン」は300円(税込)。2種類のクリームが贅沢な味わいの「Wクリームモンブラン」は388円(税込)。ヴィタメール「モンブラン」取材時(8月末)のモンブランとは商品が一新し、栗とショコラの贅沢な味わいの秋限定のモンブラン「ショコラ・モンブラン」として展開中(9月1日〜11月30日)。フランス産のマロンペーストを使用したショコラマロンクリームを絞っています。681円(税込)真壁 刀義(まかべ とうぎ)さんプロフィール1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「KING OF PRO-WRESTLING」日時:2017年10月9日(月・祝)15:30開場 17:00開始会場:東京・両国国技館構成/池田園子写真/小林航平
2017年10月04日ペンを使って超細密画を描く注目のアーティスト、池田学さんの展覧会が日本橋高島屋ではじまりました。開幕に先立って行われたプレスプレビューには池田さんご本人が登場!作品制作の背景や秘話なども語ってくださいました。『池田学 展 The Pen ―凝縮の宇宙―』スタート!【女子的アートナビ】vol. 84この展覧会は、池田さんの20年にわたる画業を紹介する初の大規模個展。2016年に完成した大作《誕生》をはじめ、世界の美術館やコレクターたちが所蔵する作品約120点をまとめて見ることができる貴重な機会です。池田学さんは、1973年佐賀県生まれ。東京藝術大学を卒業後、2011年には文化庁芸術家在外研究員としてカナダのバンクーバーに滞在。その後はアメリカで制作活動を続けられています。作品の特徴は、リアルな細密画。道具はペンを使われています。細かい線を重ねて絵を埋め尽くしていく描き方で、しかも全体の下絵もつくらず考えながら描きすすめるとのことで、1日に仕上げられる面積は約10センチ四方。大きな作品の場合、完成するまで1年以上かかるそうです。池田さんが作品解説!開幕初日に行われたプレスプレビューでは、池田さんによる作品解説が行われました。まずは、1998年の作品《巌ノ王》について。この絵は、藝大の卒業制作で描かれた作品とのことですが、よく見ると9枚のパネルが組み合わさって1枚の絵になっています。なぜ、このような形になっているのでしょう?池田さん最初に描いたのは、この一番上の真ん中にあるパネルです。藝大の山岳部にいたので、登った山の記憶や想像した世界を、日ごろ使っていたペンで細かく描いていました。その時は、作品になるとは思っていなくて。とりあえず描いてみて、卒業制作のアイデアになるのではと思っていました。そのパネルを担当教官の中島千波先生に見せたところ、「これだけでおもしろいから、どんどん継ぎ足して大きくしてみたら?」といわれ、それから左右や下に絵をつけ足していき作品になりました。ペンを使って描く今のスタイルの元となった作品です。超細密なサムライも登場!続いて解説されたのは、2×2メートルの大作《興亡史》。お城の中で大勢のサムライが戦っていたり、滅びたりする様子が描かれている壮大な作品です。離れて見ると人間の姿に気づかないかもしれませんが、近づくと……サムライたちがいっぱいいます!オドロキの細かさです。しかも、どの人物もなぜか真っ白。池田さんこれは、紙の白を残して描いています。白にする理由のひとつは、背景が細かいので人間も描きこむと見づらくなるから。また、特別なキャラクターを限定せず白抜きにすれば見る人が自分を投入できると思ったのです。この作品では、竜巻が近づき人間世界を壊そうとしている様子も描きました。人間同士の戦いだけでなく、人間と自然の二者による戦いも表現しているのです。最新作には『あまちゃん』も登場!?最後は、最新作《誕生》について。この絵は、アメリカ・ウィスコンシン州マディソン市にあるチェゼン美術館の制作スタジオで2013年から3年3カ月かけて挑まれた作品。大きさは3×4メートルもあります。テーマは2011年に起きた東日本大震災。左下の方から描き始めたそうで、下の段には津波や自然災害で破壊された世界が表現されています。池田さんは、最初に全体の構図を決めるのではなく、描きながら考えていくとのこと。この作品でも、下の段を描いているうちに「真ん中には木を入れよう」と思いついたそうです。中段から上段には生き残った人が生活を再建しているシーンや満開の花も描かれ、再生を感じることができます。池田さんでも、実はこの木自体には一輪も本物の花は咲いていないのです。花びらをよく見ると“がれき”だったり放射能のマークだったり。右の方では、仮設住宅を象徴するテントでできた白い花びらの真ん中で大人たちが赤ちゃんを迎え入れている様子も描きました。いろいろな花が満開になっていますが、全部かりそめ。実はまだ何も再生していないのです。本当にこの木が花を咲かせるのには何百年もかかる。そうして回復していくのではという思いが込められています。池田さん最初は大震災をテーマにスタートしましたが、3年のうちに個人的な出来事がいろいろ起きてきます。二人の娘が生まれたり、高校の時からの親友がガンで亡くなったり、スキー事故で自分の右手がまったく動かなくなったり……。この絵の左側にある枝の部分は3カ月かけて左手で描いていました。そのうちに少しずつ右手の神経がよみがえっていく感じがして、全く動かなかった右手が動き始め、なんか枝の形が神経の形にも似ていて。だんだん再生していく自分の体と絵がリンクして絵の中身が変わっていき、いろいろな意味を込めて「誕生」と名づけました。絵の中には、池田さんの娘さんたちなど身近な方々やマディソン市のガソリンスタンド、美術館の名前なども描きこまれています。また、制作当時には『あまちゃん』も見ていたそうで、おなじみ三陸鉄道の車両もありました。池田さんが解説された作品のほかにも、会場では動物たちを描いたかわいい作品や静かな波や森の絵、さらに制作過程を記録したタイムラプス映像やインタビュー映像なども見ることができます。特にタイムラプスには《誕生》が仕上がっていく過程や、左手で描いている様子なども記録されているので、ぜひぜひご覧になってみてください。さらに作品が味わい深いものになると思います。同展の会期は10月9日まで。短めですので、お早めにお出かけくださいね。Information会期:~ 10月9日(月・祝)※会期中無休時間:10:30 ~ 19:00 (19:30閉場)※最終日は17:30まで(18:00閉場)会場:日本橋高島屋8階ホール料金:一般 800円/大学生・高校生 600円/中学生以下無料
2017年10月02日世界的に注目を集める鬼才・園子温の代表作にして、日本映画史に残る問題作『愛のむきだし』。その幻のファーストカット6時間バージョンをもとに、全編が脚本通りに再構成された完全版「愛のむきだし【最長版 ザ・テレビショー】」が9月27日(水)にリリースされる。このほど、Blu-ray映像特典の中から、誕生10周年を迎えて初めて語られる園監督の特別インタビューの一部が到着した。「愛のむきだし」は、敬虔なクリスチャン一家に育ったユウ(西島隆弘)が主人公。神父の父(渡部篤郎)に懺悔を強要されたユウは、父の期待に応えようと、懺悔のために毎日“罪作り”に励むうち、気づけば女性ばかりを狙う盗撮魔のプロとなっていた。そんなある日、運命の女子高生・ヨーコ(満島ひかり)と出会い、ユウは生まれて初めて恋に落ちる――。「AAA」のリードボーカルのみならず、俳優としても活躍する西島さん、いまや実力派女優としての地位を確立した満島さんや安藤サクラの躍動に加え、ベテランの渡部篤郎、渡辺真起子、板尾創路の力演、その後『新宿スワン』で園監督と運命の再会を果たす綾野剛や、若手女優の筆頭株・松岡茉優の初々しい姿も見どころとなる本作。今回は、全10話のTVシリーズ仕様となり、映像も“4K”完全リマスターを施し、高精細・高解像の映像美で生まれ変わった。劇場公開時の上映時間は約4時間、今回のリブートの【最長版】で5時間弱という超大作(最初の編集版は6時間)だが、その撮影スケジュールは実質6週間ほどと、タイトな撮影期間だったという本作。園監督は「相当きつかったと思います。あんなにハードな映画はその後もないです。1日の撮影スケジュールが書かれた香盤表っていうものがあって、普通は1日分の予定は用紙1枚で十分収まるんですが、『愛のむきだし』のときは1日3枚から4枚あってホッチキスでとめて配られていました。さらに最後のほうは、“その他”とまで書いてあるくらいの恐ろしい撮影日程でした」と、驚愕の撮影スケジュールをふり返る。さらに、「ユウ役の『AAA』の西島隆弘くんは、『撮影が終わって家に帰って、玄関で靴を脱ごうとした途端に睡魔に襲われて、ハッと目を覚ましたらもう出かける時間だった。靴を履いたままでよかった』なんてことを言っていました」と、衝撃のエピソードも激白!そんな過酷な現場で、見事主演を務めあげた西島さんは、初の映画出演・主演にして第83回キネマ旬報ベスト・テン「新人男優賞」と第64回毎日映画コンクール「スポニチグランプリ新人賞」を受賞、鮮烈な映画デビューを果たした。また、今回の特典映像には、撮影のクランクアップ直後の映像も収録されており、いまや伝説の作品となった本作が、園監督自身にとってどんな存在だったか伺い知ることができる。映像の中で作品の出来を聞かれた監督は、「うまくいったところもそうでないところもある。作らなければよかったとも言えるね」と複雑な心境を明かし、「作品をひとつ作ると自分の心が傷つく。『愛のむきだし』は相当心が傷ついた。毎日が苦痛ですごく自虐的で…何度もつくらなければよかったと思った。こんなに現場が楽しくない映画は初めてだった」と、心情を吐露。傑作誕生の裏側には、心身ともに想像を絶する過酷な状況にさらされた背景があったことが見てとれる。この園監督の特別インタビュー「誕生10周年の真実!?」はBlu-rayに特典映像として収録。当時のキャスティング状況や、困難を極める撮影、さらに個々のキャストに対する想いなど、各話ごとの裏話を、10年目にして余すところなく語ったファン必見の1本になっている。「愛のむきだし【最長版 THE TV-SHOW】」は9月27日(水)よりBlu-ray発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛のむきだし 2009年1月31日より渋谷ユーロスペースほかにて公開(C) 愛のむきだしフィルムパートナーズ
2017年09月24日モデルの"みちょぱ"こと池田美優が16日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2017 AUTUMN/WINTER」に出演した。池田は「GYDA」ステージで、レザーのミニスカートにキャミソール、ニットのアウター、ニーハイブーツという白と黒でまとめたコーディネートを披露。美脚と胸元を露出し、お腹もチラ見せしたセクシーな衣装で、色気を漂わせながらランウェイを歩いた。同ステージは、emmaがトップバッターを飾り、超ミニのデニムスカート×キャミソールで大胆に肌を露出。滝沢カレンや香川沙耶、Niki、藤井サチ、朝比奈彩、トリを務めたラブリらも、キャミソールやミニスカートなどで美ボディを披露した。「GirlsAward」は、2010年から年2回、東京・代々木第一体育館を拠点とし、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催してきた日本最大級のファッション&音楽イベント。16回目となる今回は、同イベント初となる幕張メッセに場所を移して開催し、モデル151人、アーティスト14組(130人)、ゲスト31人が出演、観客3万1,000人が駆けつけた。撮影:蔦野裕
2017年09月18日「スイーツ真壁」の呼び名で知られる、新日本プロレス所属のプロレスラー、真壁刀義さん。スイーツ大好きプロレスラーとして、メディアでもひっぱりだこ。バラエティ番組やNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演など幅広く活躍する中で、スイーツを差し入れしたり、されたりする機会も多々あります。自身のブログやTwitterでは、新作からお気に入りのスイーツまで幅広く取り上げ、自らスイーツをプロデュースすることも。そんな真壁刀義さんに、必ず喜ばれるスイーツの手土産をご紹介いただく連載がスタート!■真壁刀義さんがおすすめする、9月の手土産おぅッ!!お前ぇらぁーッ!!何してヤがんだぁーッ!!俺様・真壁刀義の昨日は……毎度そうしているように、実家の親と兄貴の子供に、スイーツを買って帰ってやったんだッ!!俺様は今や「スイーツのおじさん」かッ!!DRESSから「秋の手土産にぴったりなスイーツを紹介してくれ」って頼まれたからよ、お前ぇらに俺様渾身のオータム・スイーツをお見舞いしてやるッ!!ありあけ「横濱ハーバー ダブルマロン」横濱ハーバーはガキの頃から、俺にとって身近なスイーツだったんだ。昔住んでいたところの近くにありあけの工場があったんだよな。そんなこともあって、うちにやって来るおばちゃんたちは、かなりの高確率で横濱ハーバーを手土産に持ってきてくれてたんだッ!今年で45歳の俺は、それこそ40年近く前から、横濱ハーバーに馴染みがあるんだよ。当時の横濱ハーバーは銀紙にくるまれてて、表面のカステラ生地が付くから、指ですくって食ってたわ。あの頃からマジで美味かった。でもよ、あるとき突然、横濱ハーバーがなくなったんだ。店で取り扱われなくなったのかな、って思って、気づいたら俺も大人になってたよ。そこから急に話が飛ぶけど勘弁なッ(笑)!!いつだったか、ありあけの公式Twitterアカウントが、俺のTwitterフォロワーになったんだ。いきなりだぜ。「横濱ハーバー、食ってます」ってつぶやいたら、「真壁さん、ありがとうございます!」ってリプライが来た(笑)。面白いよな。思い出深いスイーツの公式Twitterから、今になってフォローされるんだからよ。16年前のキツかった話横濱ハーバーと俺が“再会”を果たしたのは、ここ数年のことなんだよな。いつ復刻したのか調べてみたら、2001年、今から16年前だってよ。その頃、俺は何してたんだッ!?って思い出してたら、海外遠征から帰国したばかりで、毎日が苦しくてストレスしかなくて、もがいていた時期だったんだわ。心も荒んでて、家族にも友達にも胸を張って会えないくらい、プロレスラーとしてうまくいかない、上に上がっていけない時期だった。今みたいに実家に立ち寄って、みんなで飯を食うこともなかった。そんな心の余裕なんかなかったんだよ。愛犬にだけちょっと顔を見せて、「じゃあ帰るわ」って言ってたのを思い出したわ。家族に顔も見せず、愛犬にだけ会うって、どんだけ病んでたんだ、俺(笑)。まぁ、そんなこんなで、スイーツどころじゃなかったんだよな。心に余裕がないときだったから、まさか横濱ハーバーが復活を遂げてたなんて、知る由もなかったわけだ。和洋折衷スイーツの魅力は、大人だからこそわかる横濱ハーバーは昔と比べて、いろいろな種類が出てきたけど、俺がとくに好きなのはダブルマロンだ。当時からある定番商品で、薄くてやわらかいカステラ生地に、刻んだ栗と栗餡がたっぷり包まれてるんだよ。外は洋菓子なのに、中には餡が入ってんのが特徴だ。俺、ガキの頃、解せなかったんだよな。なんで中にクリームが入ってねぇんだ!?こういう場合はクリームだろッ!?って(笑)。なんで餡なんだよ、っていつも考えてたな。でも、大人になった今は、この和洋折衷が面白いし、美味いって感じるんだよ。和洋折衷の良さは大人にしかわかんねぇんだよな。■商品情報ありあけ「横濱ハーバー ダブルマロン」横浜で生まれて60年余のお菓子。船と港町横浜を愛してやまない柳原良平画伯でお馴染のオリジナルパッケージで、船の形をかたどった人気のマロンケーキ。単品では¥178(税込)。真壁 刀義(まかべ とうぎ)さんプロフィール1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。新日本プロレス所属。181cm、110kg。96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。97年2月15日にデビュー。IWGPヘビー級王座、IWGP ヘビー級タッグ王座など多数のタイトルを獲得。「スイーツ真壁」としてお茶の間にも幅広く知られている。■真壁刀義さんが所属する新日本プロレスの大会情報「KING OF PRO-WRESTLING」日時:2017年10月9日(月・祝)15:30開場 17:00開始会場:東京・両国国技館構成/池田園子写真/小林航平
2017年09月11日このランジェリーは特別――。そんな1枚に出会うと、人生の幸福度が上がるような気がします。というのも、ランジェリーは服よりも先に、自分の肌にふれるものだから。服よりも自分と近いランジェリー。だからこそ、お気に入りのランジェリーを1枚1枚、ていねいに集めていきたいものです。そんな思いで、ランジェリーをこよなく愛す女性たち5名に集まっていただき、ランジェリーをテーマに座談会を開催しました。日常、仲間内で案外話題にのぼらないランジェリー。それゆえ制限時間がなければ、何時間でも話し込んでしまう雰囲気すらあった、ランジェラーたちの座談会。中編「愛しいランジェリーは女のストレスを吹き飛ばす」に続き、後編をお届けします。■ランジェリー座談会の参加者(写真左から)庭野さん(開業医)ランジェリーを買うのは「月2〜3枚まで」と決めている。ランジェリーは「趣味」。柏崎さん(アパレルセレクトショップ/マーケティング担当)海外へ行く機会も多く、現地で出会ってときめいたランジェリーを買うことも度々。山田さん(料理教室主宰)インポートランジェリーも好きだが、普段使いは国内ブランドのランジェリーが多め。桜井さん(会社経営)年代によって好みの色が変わり、近年は濃い目の色が好みに。パープルやネイビーを選ぶことが増えた。石川さん(DRESSでもおなじみ。ランジェリーアドバイザー)DRESSをはじめ、さまざまなメディアでランジェリーの魅力を伝えている。■旅先で出会うランジェリーは一期一会。これは!と思ったらマストバイ石川:皆さんはどういうときに、ランジェリーを買いたくなりますか?私は職業柄、社割などもあるので、すぐ買いたくなって、実際に買っちゃいます。明らかに買いすぎているタイプですね(笑)。柏崎:そういう状況だと……嬉しいような、つらいような、なんとも複雑な感じですね(笑)。私は新年を迎える前には、必ず買うようにしています。秋頃から探し始めて、新年のラッキーカラーを意識することも。「◯年はピンクがラッキーカラー」と言われていると、ピンクは買っちゃいますね(笑)。石川:何セットくらい買いますか?柏崎:2セットは必ず。新年以外でも、好きなハワイに旅行にいくと、大抵買いますね。バイヤーをしていたときは、ヨーロッパに行くと必ず百貨店に立ち寄るので、日本にはないようなカラフルな色合いのものを購入していました。山田:ヨーロッパを訪れると、素敵なランジェリーに出会う率が高くて、これは!と思うと買ってしまうんですよね(笑)。柏崎:出会っちゃうともう……(笑)。引き寄せちゃう、というんでしょうか。探してたタイプのランジェリーに出会うと、直感で判断し、買うことが多いです。桜井:洋服よりも先に素肌に身に着けるもの、ということもあって、おろしていない新品のランジェリーが少なくなってくると、また買いたくなります。石川:桜井さんも海外旅行によく行かれますよね?やっぱりそのタイミングでも買いますか?桜井:現地のブティックでの出会いですね。物欲は歳を重ねるにつれて、どんどん少なくなっているんですが、ランジェリー欲だけは変わらず高いんです(笑)。石川:わかります。ランジェリーって、ご褒美的な要素がありますよね。桜井:だから「自分用のお土産としてランジェリー」(笑)。先日ハワイに出かけたときは、素敵なマダムが経営するブティックに立ち寄って、ランジェリーをいくつか手に入れてきました。そのときにマダムと交わしたランジェリー談義も、お土産のひとつです。■ランジェリーを「誰」から買うか、が重要石川:今の時代、モノがいいのはあたりまえで、そのモノを売る人が誰なのか、というのが重要視されている気がしています。山田:プラスアルファの価値がないと、魅力を感じにくいかもしれません。例えば、私が石川さんのお店に行って、ランジェリーを買うのも、石川さんという信頼できる方から買いたいから。庭野:同感です。お店の方にランジェリーの相談をして仲良くしていただいて、「ああ、この方信頼できるな」と実感した結果、継続的に購入することはよくあります。神戸のとあるランジェリーショップの方とは一度もお会いしたことがないにもかかわらず、インスタからのネット通販で相談したことがきっかけで、今ではLINEで連絡を取って、結構な頻度で購入しています。また、石川さんのお勤めのSPLASHはネット通販でのスタッフの方の着用感の記述が具体的でわかりやすいのでよく購入しています。モノだけじゃなく、ブランドや作り手への共感があるかないかは、リピートするかどうかに、大きく関わってくるのかも。石川:皆さん、本当にありがとうございます!山田:私自身は、客室乗務員をしていた頃は、世界各地でランジェリーを自分の目で見ることができたんですが、今は海外へ行く回数も少なくなって、ランジェリーを見る機会が減りました。だから、信頼できるお店にピンポイントで行く、という感覚でしょうか。石川:山田さんは季節の変わり目に、来店してくださることが多いですよね。山田:そうですね。ランジェリーを買うタイミングは、基本的には季節ごとですね。夏前だとこれから薄物を着ることもあって、ベージュ系のランジェリーを探しにいきます。服を先に買っている場合は必ず、その服に合うランジェリーを見つけに。やっぱり服とランジェリーふたつで、組み合わせて考えるんですよね。もちろん最初に話したような、一目惚れして買っちゃって、出番が少ないランジェリーもありますが(笑)。■ランジェリーを買いたいから、他の分野は節約志向庭野:私も同じく、季節が変わるタイミングでランジェリーを買います。ただ、地方に住んでいるので、東京に来る機会はそんなにないのが正直なところ。年2回ほど、プライベートで上京するタイミングで、東急プラザ 銀座のHINKA RINKAに行ったり、伊勢丹のランジェリー売り場に行ったりして、ランジェリーを楽しみ尽くします。個人的にはランジェリーから発せられるオーラみたいなものを“浴びて帰る”感覚があるかも(笑)。石川:浴びる……(笑)。普段、ネットでもランジェリーを買いますか?庭野:試着しないで買えるベビードールやスリップなどは、ネットで買うことが多いです。新商品が入荷しているかどうか、空き時間を使って、ありとあらゆるサイトでチェックします(笑)。ほしい新作に出会うと、我慢するのがつらいんですけど。柏崎:わかります。これほしい、と心を奪われた1枚に出会うと、買わずにはいられないかも……。庭野:そうなんです。でも、さすがに全部買うわけにはいかないので、「月に◯枚まで」みたいに制限を設けています。石川:それでも庭野さんが買うようなランジェリーって、1枚2〜3万円。決して安くない(笑)。どうやってランジェリーにかけるお金を捻出していますか?庭野:ランジェリー以外は節約してるんです(笑)。例えば、自分のクルマは持たない、なるべくバスや電車、徒歩で移動、みたいに。それに、バッグやジュエリーもあまり高額なものは持っていなくて、興味の中心がランジェリーなんですよね。ある意味で、メリハリのあるお金の使い方をしているかも。■いつまでも好きなランジェリーを堂々と着こなせる自分でありたい石川:素敵だと思います。自分好みのランジェリーと末長く付き合っていくために、心がけていることはありますか?私の場合は、美意識の高いお客様が多いので、かなり良い影響を受けています。自分も小ぎれいにしよう、きちんとした格好をしよう、と感化されるんですよね。山田:私も自分の主宰する料理教室で、意識の高い生徒さんが多いので、同じような感覚があります。自分を高める気持ちを忘れないで、好きなランジェリーを自信を持って着こなせる自分でい続けよう、と気合いが入ります。柏崎:せっかく素敵なランジェリーを身につけるのだから、それが似合う自分でいたいなと思っています。似合わなくなったら悲しい。そう思うので、あまりストイックではないですが、日常生活でできる限り、気をつけるようにしています。暴飲暴食はしないとか、趣味のダンスなどで体を動かすとか。桜井:今の自分にしっくりくる、本当に似合うランジェリーとの出会いは、驚くほどの幸福感をもたらしてくれます。そういった豊かな気持ちを維持し続けたいので、好きなランジェリーが似合う自分で、そして美しいものに響く感性も成長させ続けたいな、と意識しています。庭野:ランジェリーのことを考えて体づくりをしています。とくに食べるものは体を作るので、何を食べて、何を食べないかには、一番気を配っているかもしれません。インスタグラムで70代のカッコいいマダムを見かけて、こんな風な年の重ね方をしたいな、とお手本にしています。石川:そろそろ時間なのでまとめに入りましょうか。ランジェリー好きな仲間が集まると、話が尽きませんね。山田:ここまでランジェリーについて人と話したのは初めてです(笑)。庭野:なかなかない機会でしたね。本当に楽しかったです。桜井:この会議室を出て、続きは近くのカフェで(笑)。柏崎:賛成です!(完)Text/池田園子
2017年09月05日トレーニングとは心身を整えること。明日からのきれいと健康を作ること。しなやかに生きる美しい人に、「きれいと健康のためにしているトレーニング」を聞きました。■毎晩5分ずつ。ストレッチとヨガで体を調整3年くらい前からヨガが習慣になりました。4年前、香港に駐在していたときに、毎日ヨガをしていたルームメイトから影響を受けたんです。今は、ヨガインストラクターkiela_beautyさんがインスタグラムで紹介している「#寝る前にできる3分ヨガ」を見て、毎晩2〜3ポーズとっています。必ずすると決めているポーズはダウンドッグ、プランクなど。毎日会社で8〜10時間デスクワークすることもあって、夜はふくらはぎを中心に、下半身全体がむくんでいます。それを解消してから眠りにつきたくて。ヨガがルーティンになってから、自分の体の変化に対し、敏感になったと感じています。例えば、「今日はけっこうむくんでるな」とか「ちょっとお肉がついてきた?」とか、気づきやすくなりました。早めに察知すると、すぐに何らかの対処ができます。ストレッチも毎晩5分ほどしています。後でお話しするマラソンで使うおしりの裏の筋肉や筋を中心にしっかり伸ばします。中高大の間ミュージカルをしていたので、当時の基礎運動の中から今の自分に必要なものを取り入れることも。「今日は面倒だな」と感じたら、ヨガもストレッチもをせずに寝る日もあります。例えば、若干酔っ払って帰宅して、もう動きたくない……なんてとき(笑)。やる気がないときにポーズをとっても、体に効いていないと思うので、そういうときはスキップしてもいい。習慣として長く続けるコツは「サステナブル(持続可能)であること」だと思うんです。無理をしすぎて、途中で嫌になってやめてしまうともったいない。自分の心に素直に従うのが一番です。■週2回の筋トレで、マラソンのために下半身を鍛える会社の隣のビルにトレーニングジムが入っています。昼休みに30分だけ抜けて、パワープレートを使ってプランクしたり、ボスボール(バランスボールを半分に切ったような形状のもの)の上でスクワットをしたり、ゴムバンドでおしり周りの筋トレをしたり……と、走るのに必要な下半身を中心にトレーニングしています。昨年、パーソナルトレーナーをつけていたときに、作ってもらったメニューを実践しています。筋トレで言えば、友人で以前「きれいな人のトレーニング #1」に登場していた井戸本結実さんが、インスタグラムで紹介している動作を真似することもありますね。筋トレは仕事でストレスが溜まったときなど、良い気分転換になります。最初は「あの資料まとめなきゃ」「あのメールまだ返してない」など、仕事絡みの雑念が次々と浮かんできますが(笑)、いつの間にか頭の中が空っぽになり、筋トレが終わったときは、心身がすっきり。筋肉とメンタルは似ています。使わないと弱くなって、使うと強くなるんです。筋肉は変化がわかりやすいですよ。仕事で忙しいときは予定通り通えない週もありますが、月曜日に1回、週半ばに1回行くことに決めています。■土日どちらかに5キロ走るランニングを始めたのは約4年前です。夫と付き合い始めたのをきっかけに走り始めました。昔は「運動なんてできればしたくない」と考えるタイプだったので、彼と出会っていなければ、ランニングはしていなかったでしょうし、食べることは好きなので、今頃すごく太っていたと思います(笑)。当時は運動不足だったこともあって、1キロすら走り切れませんでした。750メートルくらいでダウンして、「先は長いぞ……」と感じた記憶が残っています(笑)。その後、ランニングが習慣化したのは、今から2年前、2015年頃です。当時は週3回、4キロずつくらい走っていましたが、今はそこまでハードには走っていません。「土日のどちらかに5キロ走ろう」と、ゆるやかな決まりごとを設けています。無理はしすぎず、天候を見て走る日を決めていますね。日中の日差しが強いなかで屋外を走るときは、日焼け止めを塗るなど、準備が少し面倒……。そんなときは、マンション内に併設されたジムのランニングマシンで走ったり、日が落ちた夕方〜夜間に走ったりします。■月1回、会社から走って帰宅会社から自宅までの約6.5キロの区間をランニングしながら帰る日もあります。今は月1回くらいの頻度ですが、以前はそれにハマって週1回くらい実践することもありました。勤め先が外資系企業なので、夜7時をすぎるとランウェアに着替えて、走って帰る人もけっこう見かけます。私も彼らと同じようにランウェアに着替えて、Suicaとお金だけポケットに入れた身軽な格好で会社のゲートを出て、そのまま自宅まで走り続けます。他の荷物は同じ会社に勤めている夫に「持って帰って」とお願い(笑)。20分以上走ると、幸せのホルモンとされる「エンドルフィン」が分泌され、うつ状態などが解消されると言われます。私のペースでは20分=約3キロで、それくらい走っていると「嫌だな」と気分が落ちていても、「なんとかなるかも!」とポジティブな気持ちになります。4年前の私のように、運動とは縁のない生活を送っているけれど、ランニングを始めたい方がいらっしゃったら、まずは2キロ、3キロ……と少しずつ距離を上げていって、走り切ったら「あの洋服を買いに行く」とか「あの店のケーキを食べる」など、気分が上がる目標を掲げてみるのをおすすめします。だんだん走れるようになったら、マラソンの予定を入れてみてください。本番の日程が決まったら逆算して、「1週間前には10キロ走らないと」など、自分で調整できるようになるはずです。ときには自分を追い込んで備えることも大事です。■まとめ約2年前からランニングが日々の習慣となり、2015年にはフルマラソンを初完走した松本さん。翌年2016年には5回のフルマラソンに出場、今年も2月に東京マラソンを走り切りました。フルマラソンへ備えるため、ハーフマラソンの予定も定期的に入れています。走ることが「日常」になって、嬉しい変化がたくさんあった、と話す姿が印象的でした。例えば、体が丈夫になって、風邪をほとんど引かなくなったこと。「美味しいものを食べたら運動する」と決めているから、食でストレスがたまらなくなったこと。「旅行がてらマラソンに出ることも多く、夫と一緒にご当時グルメを楽しんだり、美味しいレストランを予約したり、マラソンの前後に食べたいものを思いっきり食べられるのは幸せ」。そんな言葉も飛び出しました。「美味しいものを食べたら走る」「美味しいものを食べたらトレーニングする」――そういった習慣ができていれば、食べることに罪悪感も持たずに済み、かつ走ったりトレーニングしたりするときのことを考えて、食べすぎることもなくなりそうです。結果的に、好循環が生まれるのではないでしょうか。松本恵子さんプロフィール2015年の香港マラソンをきっかけにランニングが生活の一部に。旅行ラン、美味しいものを食べること、無理をしないトレーニングを続けて、physically & mentallyが健康でいることを心がけている。Instagram(ID: hapyton)Text/池田園子
2017年08月30日ランジェリーは基本的に自分だけが見て、触れて、身に着けるもの。親密な関係の相手に見られる機会もあるけれど、自分の肌に最も近く触れるものだからこそ、自分が一番心地よく感じるものを選んで、いつもまとっていたい。ランジェリーに興味はあるけれど、まだ「これ!」という運命の一枚に出会ってない人も、すでにランジェリーの虜になっている人も、ランジェリーの楽しみ方や奥深さ、そのパワーにふれてほしい。そんな思いで、ランジェリーをこよなく愛す女性たち5名に集まっていただき、ランジェリーをテーマに座談会を開催しました。日常、仲間内で案外話題にのぼらないランジェリー。それゆえ制限時間がなければ、何時間でも話し込んでしまう雰囲気すらあった、ランジェラーたちの座談会。前編ランジェリーは女に自由を与えるアイテム【ランジェリー座談会 #1】 に続き、中編をお届けします。■ランジェリー座談会の参加者(写真左から)庭野さん(開業医)ランジェリーを買うのは「月2〜3枚まで」と決めている。ランジェリーは「趣味」。柏崎さん(アパレルセレクトショップ/マーケティング担当)海外へ行く機会も多く、現地で出会ってときめいたランジェリーを買うことも度々。山田さん(料理教室主宰)インポートランジェリーも好きだが、普段使いは国内ブランドのランジェリーが多め。桜井さん(会社経営)年代によって好みの色が変わり、近年は濃い目の色が好みに。パープルやネイビーを選ぶことが増えた。石川さん(DRESSでもおなじみ。ランジェリーアドバイザー)DRESSをはじめ、さまざまなメディアでランジェリーの魅力を伝えている。■コレクターに近い?中には「鑑賞して満足」なランジェリーも石川:今日は皆さんにランジェリーをお持ちいただきました。各自、どういうところが気に入って買ったか、順に紹介していただけたら。山田さんからどうぞ。山田:これはアメリカの下着専門店でセールのときに買った、「Chantal Thomass(シャンタル・トーマス)」のランジェリーです。石川:かわいい……!かなりの年代物じゃないですか?山田:そうですね。実用性には欠けますが、デザインのかわいさに屈しました(笑)。買った当時は、「パッドを入れて着けようかな」と考えてましたが、服に響くタイプなのでなかなか出番もなく……。石川:そのときに着る服や着るシーンを選んでしまいますね。山田:セールじゃなかったら、買ってなかったと思います。目で楽しむ、というか、持ってて嬉しいシリーズのひとつですね。ランジェリーボックスにしまっておいて、ときどき存在確認して満足する、という感じです(笑)。桜井:靴好きな人とランジェリー好きな人って似た傾向があると思います。例えば、浜崎あゆみさんは靴が大好きで、「買って鑑賞する」のを楽しんでいるそうです(笑)。山田:近い感覚があるかもしれません(笑)。石川:私も「いつかは着てみたい」と、かつて憧れだったラ・ペルラのランジェリーをいくつか持っていますが、鑑賞専用のものもけっこうありますね。桜井:ランジェリーが好きで、いろいろと買うものの、手元に置いているだけで満足できるんですよね。私も今日持ってきたランジェリーの「Verdissima(ヴェルディッシマ)」や「Maríe Meili(マリーメイリ)」など、購入してしばらく経つけど、お気に入りは着ないで「眺めているだけ」のものも(笑)。山田:日頃身に着けているものも持ってきました。レースでおしりを優しく包み込んでくれるタイプのショーツです。年を重ねるにつれおしりが下垂してくるので、食い込みがキツいタイプのショーツはもう履けないなと。石川:変な段差ができちゃうこともありますよね。山田:そうなんです。でも、このタイプならデザイン性も高いですし、股上浅めなのでパンツを履いたときにもきれいにキマります。■イライラした日、お気に入りのベビードールを着て寝ると心が安らぐ柏崎:私はカラフルなランジェリーがとくに好きで、今日持ってきたもののひとつが、フランスのブランド「オーバドゥ」のもの。石川:オーバドゥの細やかなカッティングには、職人さんの並々ならぬこだわりを感じます。素晴らしいですよね。私も今日、オーバドゥのコレクション「ROMANCE A KYOTO」を持ってきました。「フランス人が見た日本」をテーマに作られたもので、最近身に着けていないんですが、大切にしまっています(笑)。柏崎:観賞用ですね(笑)。こちらはカラフルなプリント柄に一目惚れしました。続いては、オーバドゥのベビードールです。これ、自分が初めて買ったベビードールなんです。ベビードールってガーリーになりやすいアイテムで、買うのをためらっていたこともあるんですが、これは大人の女性が着ても違和感のないかわいさで、気に入っています。庭野:どういうときに着てますか?私は寝るときに、その日の気分に合うものを選んで着てます。イラッとすることがあった日の夜、クローゼットの前で「今日はどれを着て寝ようかな」と考えていると、自然と心が穏やかになっていきます(笑)。石川:家族にランジェリー姿を見られるの、気になりませんか?庭野:誰にも見せられない格好だと思ってます(笑)。家族全員別々の部屋で寝ているので、自分のテンションを上げる目的で、自室にいるときだけ着て楽しんでますね。柏崎:私も自宅にいるときに着てますね。ひとり暮らしなので、どんな格好をしようと自由(笑)。さすがに冬は寒くて無理ですが、普段寝るときに着ると心地よいですよね。レースのスリップにレースのガウンを羽織ると、ゴージャスな気分になって、テンションも上がります(笑)。■熟練の技術をもって作られたランジェリーをまとうと「芸術品だ」と感じる桜井:えんじ色のランジェリーも素敵ですね。柏崎:ありがとうございます!上質なシルク素材は着ていて気持ちいいんですが、洗濯が少し面倒なときがありませんか。庭野:わかります。柏崎:このスリップとガウンは、洗濯のしやすさに惹かれて買いました。クリスマスの時期にH&Mでリーズナブルなお値段で手に入れて、着用後は手洗いではなく、洗濯機で洗ってますね。桜井:続いて、私もベビードールから紹介します。しばらくグリーン系のベビードールを探していたんですが、なかなか「これ!」というものと巡り会えなかったとき、ポーランドのSawren(サブレン)との出会いが。庭野:お揃いですね(笑)。石川さんのお勤め先で買いました!桜井:同じくです(笑)。このグリーンのベビードールは、爽やかな色合いが素敵なのと、バックに太いリボンがついてアクセントになっているのがいいですよね。何よりレースが幾重にも重なっていて、異素材感と多色感を楽しめます。1枚のレースの中に織りが違う部分と刺繍もあって、そこに自分の肌が重なることで、アートになると思うんです。ヨーロッパの素晴らしい技術に感動!ですね。庭野:インポートランジェリーも大好きですが、今日は日本発ブランドのを多めに持ってきました。「Albâge(アルバージェ)」と「MEMAI(メマイ)」はお気に入りのブランドのひとつです。Albâgeのランジェリーは、バッククロスのデザインで、背中が美しく見えるのが好きです。鏡に背中を映したときにすごくきれいに見えます。赤いワンピースを着るときに着てますね。(後編へつづく)Text/池田園子
2017年08月21日夜、眠る前にすることは、翌朝のきれいにつながること。明日からのきれいを作ること。美しく生きる人に、「きれいのために夜していること」を聞きました。JUMII TOKYO代表・前島ゆみさんがきれいのために朝していること■ていねいにクレンジングするクレンジングにはメイクやスキンケアよりも時間をかけています。クレンジング後に洗顔をしないので、落とすべきものを一度に落とし切る必要があります。そのため、クレンジング剤はケチらず、たっぷり使うのがこだわりです。目元のメイクをしっかりめにしたときや、毛穴の詰まりが気になるときなどはジェルタイプ、軽いメイクのときはミルクタイプ、とクレンジング剤と使い分けています。マッサージしている感覚で顔にしっかりなじませて。秋冬の時期は、ピュアヴァージンココナッツオイルを使ってクレンジングすることもあります。肌が乾燥しやすい季節に、余計なものを落としつつも、肌に潤いを与えてくれます。■お風呂でもオイルが大活躍湯船には毎晩必ず浸かります。アロマオイルを数滴垂らし、リラックスした状態で、ストレッチをするのが日課です。アロマオイル以外にも、オイルはいろいろと使います。たとえば、ボディウォッシュも、オイルで泡立たないタイプのものを使用。体を洗い上げながらマッサージもできて、かつ保湿もできる、という風に1本で大活躍してくれます。お風呂からあがった後のボディケアは、まずミスト状の化粧水で保湿した後、オイルを塗るのが基本。どうしても時間がないときは、お風呂から出る前にオイルをさっと塗って、タオルで水気を軽くオフする時短ケアをします。■保湿重視でスキンケア途中までは、オイル→化粧水、というように、朝のスキンケアと同じ行程ですが、その後は美容液→クリームとしっかりしたものを重ねます。美容液はヘレナ・ルビンスタインの「フォース C. 3」が優秀で、何本もリピートしています。■アロマを焚くせっかちな性格のためか、いつも脳が興奮状態にあって、夜になっても休まらなくて、睡眠をとっても疲れたまま……という状態に悩んだことがあります。それに関連し、呼吸も浅くなりがちで、なんとかしたいなあと思っていました。そんななか、出会ったのがアロマ。焚いてみると、とても心地よくて、その後NARD JAPAN認定メディカルアロマテラピストの資格を取得したほど、アロマに魅了されました。香りは脳に直接働きかけ、日中しっかり働いてくれた脳をリラックスさせてくれます。その日の状況や気持ちによってアロマを選んだり、数種類をブレンドしたりして、頭を休めています。アロマではないのですが、日中に自宅で仕事をするときなどは、お気に入りの香りのルームフレグランスを室内にシュシュッとします。気持ちのスイッチは香りで切り替わるので、香りをうまく活用するのはおすすめです。■夕食後にヘーゼルナッツオイルを飲む抗酸化作用があるヘーゼルナッツオイルを夕食後、スプーン1杯飲んでいます。顔やボディに塗って体の表面をケアするだけではなく、体の内側からも良質なオイルを摂取するよう心がけています。■寝る前はバランスボールでストレッチ直径60cmほどの大きなバランスボールを自宅に置いていて、息子と遊ぶのも兼ねてストレッチをしています。「どちらが長い間乗っていられるか」みたいな勝負をして、盛り上がることも(笑)。自分の時間は、息子が眠った21時半くらいから2時間ほど。その間は本を読んだり、仕事が残っていれば仕事をしたりしています。ひとりの時間はあまり取れないのが正直なところ。それでも何らかの運動や体を動かすことをしたいな、と思ったとき、息子と一緒にするなら、息子としっかりコミュニケーションできますし、私も体をケアできますし、一石二鳥なんですよね。■良質な睡眠をとるために、頭の中を空にするインドネシア・バリ島、中でもウブドが大好きで、定期的に行っています。そこで出会った方から、「ゆみさんは常に仕事のことなど、いろいろと目まぐるしく考えているタイプなので、メディテーション(瞑想)をしたほうがいい」とアドバイスされ(笑)、さらに「仏像」までいただきました。今自宅にその仏像を置いています。けっこう大きくどっしりした仏像の前で、眠りにつく前に「何も考えない時間」を設けます。「あのメール返さなきゃ」「あれ、まだ手をつけてないな」など、とくに仕事に関する雑念があふれてきて、頭を空っぽにする、無にする練習って難しいな……と感じます。でも、「今はその時間じゃない。一回置いておこう!」と、意識を切り替えて、雑念を頭の外に追い出すんです。そうやってできるだけ、脳内を空っぽにしようとしていると、気づくとクールダウンできています。今では、落ち着いて眠るために欠かせない時間になっています。■最低6時間、質の良い睡眠をとるしっかり寝ないと頭が働かないので、「絶対に6時間は眠る」と決めています。基本的に毎朝5時半に起きて、息子と朝の運動をするため、23時半までには就寝。平均的には23〜23時半にはベッドに入っています。良質な睡眠を最低6時間とって、翌日も元気に過ごすために大事にしているのは、睡眠環境を完ぺきな状態に整えること。半年に一度のペースで、シーツや枕カバー、タオルケット、バスタオルなどを一式、西川で買い替えます。アロマを焚いたり、ストレッチをしたり、瞑想をしたり……そういった睡眠への準備行動も効いているのか、ベッドに入ると1〜2分で寝付けて、翌朝はすっきりした目覚めなので、質の良い眠りになっているのかなあと思います。前島ゆみさんプロフィールJUMII TOKYO代表。ビューティプロダクトプランナー。20代で益若つばさプロデュースブランド「CandyDoll」や、モデル愛用率NO.1のカラーコンタクトブランド「AngelColor」のコスメブランドの立ち上げ及びディレクションを行う。30代に入りオーガニックコスメに興味を持ったことから、ミランダ・カーやジゼル・ブンチェンなど多くのセレブリティーも愛用するNY発ナチュラルコスメブランド「rms beauty」の日本上陸立ち上げに参画し、その後フリーに。現在は、美容製品を中心にジュエリーなど女性向け製品のブランドのコンセプターや製品企画・イベントのプランニング・ディレクションを手掛ける。7月25日、JUMII TOKYOから新作を発売。プライベートでは小1の男の子のママ。/池田園子
2017年07月25日朝、起きてすることは、その日のきれいにつながること。今日からのきれいを作ること。美しく生きる人に、「きれいのために朝していること」を聞きました。■早起きして、息子とサッカー&ランニング毎朝5時半に起きて、小1になる息子と近所の公園に行って、サッカーとランニングをするのが習慣です。自宅から5分ほど歩く間に、上半身のストレッチをして、ウォームアップ。起き抜けに作った水素水を持参し、水分補給もしっかり行います。朝から体を思いっきり動かすことで、心身ともにシャキッとしますし、テンションが上がる良い効果も。■フラワーエッセンスを入れた常温水を飲む花から抽出したエッセンスを用いた、無添加・無香料の水「フラワーエッセンス」を水素水やミネラルウォーターに2〜3滴垂らして飲みます。フラワーエッセンスの種類は豊富で、改善したい感情や気持ち、そのときの心の状態に合ったものを選べるんです。せっかちで、常にくるくると動き回るタイプの私は、気持ちをトーンダウンさせてくれる効果が期待できるエッセンスをチョイス。3週間ほど飲み続けると、気持ちが安定してきたのを感じています。■朝食に豆乳バナナジュースを飲む朝食はいつも同じで、豆乳とバナナだけで作る、シンプルな豆乳バナナジュースと決めています。朝からたくさん食べないのは、私の場合、お腹がいっぱいになると、頭の回転が鈍くなってしまうからです。代わりに夜はしっかり食べます。■洗顔は「水」だけ石けんや洗顔フォームは使わず、水で50回くらい洗顔します。ぬるま湯ではなく、冷たい水が私の肌には合っているみたいです。昔は石けんなどを使っていましたが、洗いすぎて必要な成分まで落としてしまったせいか、肌が乾燥し、肌荒れがひどくなったり、フェイスラインににきびが出たりと、悩んだ時期もあります。思いきって、石けんをやめて水だけで洗顔するようにしてみると、肌荒れに悩むことがなくなり、メイクのりも良くなったんです。以降はずっと水洗顔。ただ、肌の調子が悪いかもとときどき感じたら、自作の水素水を使って洗顔します。気になる毛穴がきゅっと締まるのを実感しますね。■顔の水気はティッシュでとる洗顔後、顔の水気をとるのは、タオルではなくティッシュ。タオルだとつい肌を擦ってしまい、変に刺激を与えて、肌荒れにつながることも……。そこで大判のティッシュに変えたところ、刺激も少なく、気持ちよくて大正解。加えて、自宅のタオルは家族と兼用なので、息子がきちんと洗った手を拭いているかも正直怪しい(笑)。一方、新しいティッシュなら確実に清潔な状態ですから安心です(笑)。■スキンケアではオイルを最初に使うオイルが大好きで、そのときどきの肌状態に応じて、3種類を使い分けています。肌がしぼんできたときは「一発逆転オイル」と呼んでいるヘレナ・ルビンスタインの「プロディジー セイクリッドオイル」。ヘアワックスが有名なブランド、ザ・プロダクトの「REHX 美容オイル」は、さっぱりしているので、朝の肌に使いやすいのが気に入っています。バナナエキスを用いたオーガニックエイジングケアブランド、カダリスの「プレジール&ソワン プレシャス ニュートリティブオイル」も、軽めな質感が夏にぴったりです。洗顔後にオイル→化粧水の順にケアするのが基本パターン。その後、乳液をつけることもあります。肌の調子が良くないときは、化粧水の後にオイルで再度、蓋をすることも。オイルは本当に優秀なアイテムで、冬はリキッドファンデーションに混ぜたり、ツヤ肌っぽくしたいときには、クリームチークに混ぜたりします。■アイテムを厳選し、「5分できちんと」ナチュラルメイクメイクは5分ほどで完了します。早いですか(笑)?スキンケアの後、下地やリキットを手でばーっと塗り、眉は眉ティント(眉の色・形を1週間ほどキープできる、眉の肌部分を染めるコスメ)を使っているので、眉尻だけ描き足します。アイライナーは上まぶたにペンシルライナーを引いた後、リキッドライナーを目尻だけ引きます。リップとチークはリップチークひとつで対応。使うアイテムを厳選しているので、5分という短時間で済むのだと思います。■朝のスキマ時間にネイル息子に洋服を着替えさせている時間など、朝のスキマ時間にネイルを塗ることが多いです。私が起ち上げたネイルポリッシュブランド「JUMII TOKYO」のネイルは、一度塗りだと約1分、二度塗りだと約3分で仕上がる速乾性にこだわって作っています。さっと塗れて、さっと乾くため、仕事や育児などで忙しい女性にも使ってもらいやすいネイルだと思います。一度塗りでしっかり発色させるネイルが多いなか、あえてそうしなかったのには理由があります。一度塗りだと薄塗りの上品な質感、二度塗りだとパッケージ通りのカラーを楽しめる、というように、そのときどきの状況によって、使い方を調整できるようにしたかったんです。7月25日には新作も登場するので、サイトをご覧いただけたら嬉しいです。JUMII TOKYO代表・前島ゆみさんがきれいのために夜していること前島ゆみさんプロフィールJUMII TOKYO代表。ビューティプロダクトプランナー。20代で益若つばさプロデュースブランド「CandyDoll」や、モデル愛用率NO.1のカラーコンタクトブランド「AngelColor」のコスメブランドの立ち上げ及びディレクションを行う。30代に入りオーガニックコスメに興味を持ったことから、ミランダ・カーやジゼル・ブンチェンなど多くのセレブリティーも愛用するNY発ナチュラルコスメブランド「rms beauty」の日本上陸立ち上げに参画し、その後フリーに。現在は、美容製品を中心にジュエリーなど女性向け製品のブランドのコンセプターや製品企画・イベントのプランニング・ディレクションを手掛ける。プライベートでは小1の男の子のママ。/池田園子
2017年07月24日夜、眠る前にすることは、翌朝のきれいにつながること。明日からのきれいを作ること。美しく生きる人に、「きれいのために夜していること」を聞きました。■石けんでやさしくメイクを落とす朝の洗顔はシンプルですが、夜はきちんとメイクを落とします。使うのはクレンジング剤ではなく、ココナッツオイルでできた石けん。肌にやさしいのはもちろん、肌に必要な成分を落としすぎないので、安心なんです。小鼻周りなど、角栓のざらつきが気になるような箇所は、石けんを泡立ててていねいにマッサージ。肌がなめらかになるような気がします。リップやしっかりアイメイクしたときの粘膜部分などのメイク落としには、ココナッツオイルが活躍します。とくにデリケートな部分なので、安心安全なものを使いたいなと思うんです。■湯船にココナッツオイルをひとさじ入れるバスルームにはココナッツオイルの瓶をひとつ置いています。ココナッツオイルは美容に幅広く使えるので、バスルームに常備しておくのがおすすめです。一番簡単な使い方は、湯船にココナッツオイルをひとさじ入れること。加えた瞬間、お湯の表面にオイルの膜が浮かぶのがわかるはずです。湯船から出たときに、全身がココナッツオイルを薄くまとった状態になり、その時点で肌がしっとり、もちもちします。バスタオルで水気を軽くとるだけでOK。お風呂上がりにボディクリームやオイルなどを塗って保湿する手間もかかりません。究極の時短美容かなあと思います(笑)。■白湯(水)を飲む眠っている間は水分が不足した状態になるので、眠る前に常温の水をグラス1杯飲むことにしています。秋冬など寒い季節は水ではなく、ココナッツオイルをひとさじ入れた白湯を飲んで、体を温めます。■寝具やナイトウェアは心地よいものを選ぶ寝具にはこだわっていて、上質な寝具を取り扱うECショップ「ホテルライクインテリア」で、良いものを少しずつ買い足しています。頻繁に買い換えるものではないので、多少値段がはっても、良い眠りにつながるものを使いたいなと思うんです。たとえば、ベッドや布団のシーツは、糸の密度を示す数値・スレッドカウントが高いものを選びます。一般的にスレッドカウントの数値が高いほど、生地表面がなめらかになり、生地と直接接する肌も心地よく感じられるようです。同様にナイトウェアの質感も大切にしていて、素材はシルクやオーガニックコットンのもの、と決めています。キャミソールタイプやオフショルダーなど、女性性を意識できるデザインで、かつ着ていて心地よく、気持ちが満たされるものを選びます。会食がある日やとくに忙しい日はそうはいきませんが、基本的には娘と一緒に22時くらいには寝て、7時に起きる、というように、睡眠時間はしっかり確保していますね。■眠る前にストレッチ+αのリラックスタイムを設ける朝にする腸(おなか)をひねる運動と同じように、夜は娘と一緒にストレッチをしています。開脚して体を前にぺたっとつけるなど、本当にごく簡単なものです。無理をしないからこそ、続けられているのかなあと思います。最近、娘のリクエストもあり、ストレッチと「瞑想」がセットになりました(笑)。それに加え、この半年ほど、キャンドルをつけた状態で、娘と1日の振り返りをするようになりました。その日1日を無事に過ごせたことや、ヒト・モノ・コト……さまざまなつながりに感謝することを教える目的です。眠る前に心身を落ち着かせる、大事なひとときになっています。荻野みどりさんプロフィール株式会社ブラウンシュガーファースト代表取締役。「わが子に食べさせたいかどうか?」を基準に食材を厳選する手作りの菓子店として2011年に創業。「有機エキストラバージンココナッツオイル」を筆頭に、「有機ココナッツシュガー」「有機アップルソース」など、支持される食品を提供し続けている。/池田園子
2017年07月23日朝、起きてすることは、その日のきれいにつながること。今日からのきれいを作ること。美しく生きる人に、「きれいのために朝していること」を聞きました。■腸(おなか)をひねる運動をする起床後は娘と一緒に、「出す習慣」として、脚をクロスするようにして、おなかをひねって、腸に刺激を与えるポーズをとっています。腸が活性化されて、お通じが良くなるような気がします。■洗顔はぬるま湯で朝の洗顔は30〜35度くらいのぬるま湯だけ、と決めています。石けんを使わなくなって5〜6年経ちます。前の晩にきちんと落として、清潔な肌で眠るため、朝は落としすぎないようにしています。洗顔後のケアもシンプルです。ココナッツオイルを少量塗った後、「ネロリラ ボタニカ」のミストをシュシュッとしておしまい。冬場にかさつくときなどは、「CERAPLE(セラプル)」の美容液を塗ることも。昔は「冬だけ乾燥肌」体質で、冬には顔の一部が粉を吹いたり、腕や脚がかさついたりしていましたが、今はまったくなくなりました。体の外側と内側両方からココナッツオイルを摂取しているおかげだと思います。■オリジナルドリンクを作るアンチエイジングなどの健康効果が注目される、有機アップルサイダービネガーのほか、有機レモン・有機生姜や有機ココナッツネクターを配合した、当社の商品「有機スウィッチェルコーディアル」をベースにしたドリンクを作って飲んでいます。有機スウィッチェルをミネラルウォーターで希釈し、その中にレモンやシナモン、カルダモン、クローブなど、その日に摂りたいフルーツやスパイスを好みで放り込むだけ(笑)。なかでもシナモンは普段から積極的に摂っています。カルダモンは気温が高い時期に、体を冷ましてくれたり、クローブは胃腸を整えてくれたりする効果が期待できるスパイス。茶こし付きのストローをさして飲み、午後には半分以上なくなります。量が減ってきたら水を足して、1日飲んでいますね(笑)。味がおいしいのはもちろん、生姜のおかげで体が芯から温まり、アップルサイダービネガーのおかげで空腹感を抑えられる、いろいろな点で嬉しいドリンクです。■朝食はゆる糖質制限2カ月くらい前から糖質制限を始めました。理由は、そろそろ娘とプールに行く季節になり、ビキニを着たいなあと思ったから(笑)。会社にも糖質制限中のメンバーが多く、皆で励まし合いながら続けています。社員からは「顔がシャープになった」と言われました!朝食として摂っているのは、野菜と厚揚げ、鶏肉、豚バラ肉などのたんぱく質を炒めたもの。娘にはごはんと味噌汁を用意して、炒め物をシェアしています。■ココナッツオイルを飲む朝早い時間にココナッツオイルをスプーンひとさじでも飲むと、頭がシャキッとして、脳が活発に動き出す感覚があります。朝はコーヒーに入れることが多いですね。1日に大さじ3は摂取しているでしょうか。■有機アップルソースを食べるこちらも自社商品ですが、「有機アップルソース」(りんごのペースト)を食べています。そのままいただくのも美味しいですが、ヨーグルトに加えたり、フリーカパフと混ぜて食べたりすることもあります。ひと瓶で6個分のりんごを使い、カリウムをたっぷり含んでいるのが特徴。体の中で滞っているものを、水分として排泄する効果が期待できます。■プロテインを飲むお昼ごはんまでの間に空腹を感じるときは、ホエイプロテイン(*)を飲んでいます。プロテイン=たんぱく質。体を作るもとになるみんなに必要な栄養素なので、子どもたちにも安心して飲ませることができて、かつ美味しいプロテインを開発中です。それもあって、今サンプルがたくさん手元にあるので、機会を見つけては試飲中(笑)。プロテインにはホエイ以外にも、植物性のものなど、さまざまな種類がありますが、いろいろと飲み比べた結果、一番美味しいと感じたホエイプロテインを作ることにしました。基本的に、「空腹を感じたときは、これを食べる!」というものを、明確に決めておくのがおすすめです。つい、近くにあるものを食べてしまいがちですが、それでは太ってしまう可能性も。私の場合はプロテインか、当社の「ココナッツオイルサプリメント Fujicoco(フジココ)」を食べるように決めています。*ホエイ牛乳(乳)から乳脂肪分やカゼインなどを除いた水溶液のこと(「きれいのために夜していること」につづく)荻野みどりさんプロフィール株式会社ブラウンシュガーファースト代表取締役。「わが子に食べさせたいかどうか?」を基準に食材を厳選する手作りの菓子店として2011年に創業。「有機エキストラバージンココナッツオイル」を筆頭に、「有機ココナッツシュガー」「有機アップルソース」など、支持される食品を提供し続けている。/池田園子
2017年07月21日Amazon プライム・ビデオ配信のオリジナルドラマで、園子温監督によるヴァンパイア・アクション「東京ヴァンパイアホテル」の完成披露試写会が6月16日(金)に開催。園監督、主演の夏帆、満島真之介が登壇した。園監督にとって初のオリジナル脚本によるドラマシリーズで、ドラキュラ伝説で知られるルーマニアでの撮影も敢行した本作。人類滅亡を図る吸血族と人類の死闘を描き出す。ドラマ「みんな!エスパーだよ!」以来の園作品出演となった夏帆さんは「もう呼んでもらえないと思っていた」と再タッグを喜ぶが、撮影はかなり過酷だったよう。「撮影当初、台本が最後まで完成してなくて、撮影しながら監督が書き進めていき、現場で生まれたものを大事にやっていきました」とふり返る。自身初の本格的なアクションにも挑戦しているが「刀もろくに持ったことがないところからのスタートで大変でした…」と明かす。満島さんは、上京直後の10代の頃に園監督のスタッフをしていたことがあり、それから年月を経て、メインキャストでの出演に感慨深げ。「18歳で沖縄から出てきて、園さんの雑用、助監督をやってたんです。一緒に脚本作りをしたり、夜な夜なパンクを聴いてたり、まだ当時は役者になるなんて考えてなかったです」と懐かしそうに述懐。本作は園監督の地元の愛知県豊橋市でも撮影が行われたが、以前、園組スタッフとして映画撮影で豊橋を訪れており、今回は俳優として凱旋したが、奇抜な役柄だったのもあって「商工会議所のおばちゃんたちがきて、あの扮装を見て『満島くん、ホントに変わっちゃったね』『芸能人だからすれて、おかしくなっちゃって』と言われて『いやいや、こういう役だから!』って言いました…」と苦笑していた。園監督は夏帆さんについて「初めてのアクションを体当たりでやってくれました。ずっと1カットの長いのも自分でやっているので注目してください」と語る。ルーマニアでの撮影では、ルーマニア語でのセリフもあったが、夏帆さんは「聞いたこともないし難しかったです。しかも、(現地に)行く4日くらい前に台本が来て…(苦笑)」と語るが、園監督は「現場に入ったら全然、問題なくて、素晴らしかった」と絶賛!一方、満島さんについては「顔がドラキュラっぽいから」と起用の理由を説明。ちょっと風変わりなキャラクターと衣装となったが「衣装合わせでドラキュラっぽい格好をすると、ハロウィン(の扮装)みたいだったので、ひと癖ある感じにしました。すごくハッチャけてくれて、見たことない感じができたと思う」とこちらも称賛していた。満島さんは、監督の言葉を逆手に(?)「今年のハロウィンで『東京ヴァンパイアホテル』の格好の人が出てきたらいいなと思ってます!」とアピールしていた。「東京ヴァンパイアホテル」はAmazon プライム・ビデオにて全9話独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年06月16日夏帆と満島真之介が共演する、園子温監督初の完全オリジナル脚本ドラマ「東京ヴァンパイアホテル」。この度、本作の新たなキャストとして中川翔子、斎藤工、松井玲奈の出演が決定。また主題歌にはMIYAVIの「Bumps in The Night」に決定し、この楽曲を使用した本予告編も到着した。22歳の誕生日を迎えるマナミ(冨手麻妙)。彼女を付けねらう謎の吸血鬼たちから、強大な力を持つK(夏帆)は彼女を怒涛の戦いの中で救おうとする。吸血族から狙われるマナミ、そして不思議な力を持つKはいったい何者なのか。物語は怒涛のアクションと銃撃戦で幕を開ける。その日、若い男女ばかりがホテル・レクイエムに招待される。山田(満島真之介)という謎の男と、奇怪な女帝(安達祐実)とエリザベート・バートリ(神楽坂恵)がこのどぎつく美しい宮殿のようなホテルに住み、ホテルを取り仕切っている。招待された人々は、ホテル内で山田が主催する全国合コン大会に参加する若い男女たちだ。突如山田が明日世界は滅び、このホテル内にいる人間だけが助かる道が残されていると宣言をする。どよめく人々。信じられない人々。「ここにいる者たちが生き残る!我々の餌となって!」ホテルの下には広大な地下空間が広がり、人間はそこで愛を営み、人類を繁栄させ、女帝と山田ら吸血鬼コルビン族から永遠に食らわれ続けるしか存続の道がないのだという。集められた若者一同は、完璧なシェルターであるホテルで地球と人類が滅亡するのを目の当たりにする。ホテルの外は死の灰で覆われた。絶望する者、ホテルの外へ出ようとする者、コルビン族の支配を覆そうとする者。そして、その支配に甘んじる者。そこへ、マナミを奪取しようとするKがコルビン族を滅亡させるべく乗り込んでくる。かくして、人類そして吸血鬼たちの存亡をかけた戦いが始まる。人類は生き残り続けることができるのか。マナミは何故コルビン族とドラキュラ族から狙われるのか?そしてKの運命は――。「東京ヴァンパイアホテル」は、地球と人類の滅亡を図る吸血族と、人類の戦いが描かれるドラマシリーズ。激しいアクションパートのほか、シリアスから洒脱な演出まで園監督の全てが込められている。主演は本作が初の本格アクションとなる夏帆さん、そして満島さん、冨手麻妙、安達祐実、神楽坂恵ら実力派キャスト陣が集結。また撮影は日本のほか、ヴァンパイアの故郷ルーマニア・トランシルヴァニア地方の古代の地下道や、ドラキュラ伝説にまつわる城、地下の広大な空間サリーナ・トゥルダなどでロケが敢行されており、壮大なスケール感が期待できそう。今回新たに出演が発表されたのは、冨手さん演じるマナミの彼氏役の斎藤さん、ギガ役の中川さん、怪しい女役の松井さん。さらに大方斐紗子、吹越満、筒井真理子、高月彩良、IVAN、渋川清彦がゲスト出演することが明かされた。斎藤さんは、「園さんには兼ねてからヴァンパイアの歴史だったり一般解釈とは違った根深い闇の世界の話しを伺っていた。そしてそれらは我々の住む現代と地続きでもあると言うことも誰もが超えられなかった“その垣根”を本作にて園さんはついには超えてしまうのだなとゾクゾクしながら参加させて頂いた」とコメント。『TOKYO TRIBE』『ラブ&ピース』に続く園監督作品となる中川さんは、「ずっとやってみたいと思っていた“殺人鬼”を演じることができて、最高に気持ち良かったです。いままで見たことない衝撃的な私の姿を、ぜひたくさんの方々に見て欲しいです」と出演した喜びを語り、松井さんは「作品の全体に怪しさや緊迫感が漂っていますが、そんな中私は撮影当日に手渡された謎の献立表のメニューを覚えることに必死でした。不気味な役どころに注目していただけたらと思います」とメッセージを寄せた。また主題歌「Bumps in The Night」が流れる予告編では、中川さん演じるギガが店内で銃を乱射する姿や、若者たちがホテルに集められる様子、激しいアクションが繰り広げられるシーンなどが映し出されている。「東京ヴァンパイアホテル」は6月16日(金)よりAmazonプライム・ビデオにて見放題独占配信(全9話)。(cinemacafe.net)
2017年05月23日モデルの池田美優が3日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された「GirlsAward 2017 SPRING/SUMMER」に出演した。「GYDA」のステージに登場した池田は、デニムのミニスカートにデニムジャケットというコーディネートを披露。美脚をあらわにランウェイを歩き、白のインナーから胸の谷間ものぞかせ、色気を漂わせた。また、「one spo」のステージでも、白のボトムに赤のキャミをあわせたコーディネートで、胸元やお腹を露出したセクシーな姿を披露。ダメージ加工されたボトムからは網タイツをはいた美脚をのぞかせた。「GirlsAward」は、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに2010年から開催されている日本最大級のファッション&音楽イベント。15回目となる今回は「Girls! Girls! Girls!」をテーマに、「女の子の、女の子による、女の子のためのParty」をイメージ。人気モデルによるファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開し、会場には約3万1,000人が詰めかけた。撮影:宮川朋久
2017年05月05日「スター・ウォーズ/最後のジェダイ"STAR WARS DAY"TOKYO」イベントが4日、都内で行われ、女優の山本舞香、モデルの池田美優らが出席した。シリーズ1作目にして伝説の始まりとなった『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の全米公開から40周年を迎えるアニバーサリー・イヤーとなる本年。「エピソード4」以降作品中で使われている有名なセリフ「May the FORCE Be With You」にちなみ、5月4日(May the 4th)に制定されたスター・ウォーズの日に、日本でも同シリーズを盛大に祝うイベントが開催された。同イベントでは、ファッションライブとミュージックライブが行われ、ファッションライブでは、『フォースの覚醒』で人気爆発したドロイドBB-8を筆頭に、ストームトルーパーやR2-D2、C-3POのほか、日本初お披露目となるダース・ベイダーを受け継ぐ存在のカイロ・レンも登場し、ステージを盛り上げた。さらに、レディー・ガガに衣装提供した世界的デザイナー・森永邦彦氏制作のドレスを身にまとった池田と山本も登場。カイロ・レンをイメージした黒いドレス姿で登場した池田は「頭にもLEDを仕込んだりしているんですけど、この日のためだけに作っていただいたみたいで、貴重な体験で、こういうのも着たことがなかったので、カイロ・レンになりきれた気がして楽しかったです」と満足気な表情を見せ、対してBB-8をイメージした白いドレス姿で登場した山本は「私は普段、黒ばかりで真逆なんですけど、いいですね。パンツとスカートでデザインの差もあったりするのでカッコいいですね」と目を輝かせた。また、スター・ウォーズ初心者という2人だが、好きなキャラクターを聞かれると、池田は「やっぱりカイロ・レンが好き。私、黒い人が好きなので」とコメントして会場を沸かせ、山本は「R2-D2も好きなんですけど、BB-8が1番好きです。戦いのシーンの間に入ってくるBB-8の可愛いカットに癒されますね」とニッコリ。実際にBB-8が登場すると、山本は「あー!可愛い!!」と甲高い声で喜んだ。さらに、ファッションライブ後に行われたミュージックライブには、女性に圧倒的な人気を誇る女性6人組ダンス&ボーカルグループのFlowerらが駆けつけ、スター・ウォーズの日を音楽で彩った。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国公開。
2017年05月04日