いつまでも悩みを抱えてしまう人がいるけれど、そういう人には共通点があります。自分をしっかり見つめることができないのね。自分のことは、自分がいちばんよくわかっている、そんなふうに思いがちですが、わかっているようでわかっていないのが自分自身…。他人と同じ目線で自分を見つめることができる人は、案外、少ないのよ。人間は自分を正当化したがるところがあって、失敗を認めたがりません。自分の問題をだれかや、何かのせいにして責任転嫁したほうがラクだし、「自分は悪くない」と思うことでメンツを保つことができますからね。ただし、悩みを解決したい、しあわせな方向へ進みたいと思うのなら、態度を改めなければダメ。その問題の責任が自分自身にもあることを自覚しなくてはいけません。もちろん、すべての悩みに当てはまるわけではなく、まったく落ち度がないのに突然理不尽な目に遭わされた場合などは別ですよ。ただ、家族や恋人など身近な人間関係で悩んでいるケースでは相手を責めるだけでなく、自分を振り返ることが重要ね。たとえば、子どもの問題行動に悩む父親がいたとしましょう。その父親が、「自分は一生懸命仕事して妻子を養ってきた、家のことは妻に任せてあったのだから俺には関係ない」という態度でいたらどうなるかしら?悩みが解決するどころか、ますます子どもの問題行動は深刻になっていくでしょう。問題を自分の責任として引き受ける覚悟が欠けていますよね。この父親は、自分の問題として妻や子どもの悩みを受け止めるべきでした。それだけでなく、いままで自分が親として子どもとどんなふうにかかわってきたのか、じっくり考えてみる必要があったはず…。なのに、仕事にかまけて子どもとロクにかかわってこなかった自分の姿を、このお父さんはまったく省みていません。妻と子どもばかりに目がいってしまって、自分の姿がまるで見えていないのね。ここでは、いちばんわかりやすい例として親子の問題を紹介しましたが、夫婦の問題にしろ、恋人同士の問題にしろ、基本的には同じです。相手を責めているだけでは、いつまでたっても堂々巡りで、悩みの解決とはほど遠い状態になってしまうのね。いま目の前にある悩みをなんとかするには自分が変わるしかありません。そのためには、いままでの自分のあり方、態度を振り返ることが、どうしても必要になってきます。 それがわかったうえでないと、変わりようがないでしょ?いまの自分の姿と、いま起きている問題を切り離して考えることはできないのよ。「自分の問題は、自分がつくり出したものなんだ」そういう視点、責任感が必要になってくるのね。まずは、他人の目を通したつもりになって自分を見てみる、それができれば問題は少しずつ解決する方向へ動いていきます。そういう客観的な視点を忘れず、「自分は悪くない」一辺倒で問題を片づけないことが大事なのね。いま抱えている悩みは、いまの自分を映し出すカガミのようなもの…。それを自覚したうえで、どう変わっていくべきなのかを考えて行動していきましょう。それができれば頭の痛い悩みごとも、確実に解決する方向へ進んでいくはずですよ。 今どうすべき? 恋/仕事/人間関係/お金◆しあわせな未来のために
2018年04月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分の人生に自信が持てない」という、はるさん(30歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■はるさんのお悩み自分を好きになれず、他人をうらやましがったり、人からの目を気にしたりしてばかりいます。「こんな自分だから異性とも付き合えないし、結婚ができないのでは」と心が痛くなります。周りは結婚して、子どももいて、マイホームもあって、専業主婦。一方の自分は結婚もせず、彼もいない、仕事も事務職で低所得。これからの将来が不安ですし、すべてがうまくいっていない気がして、「やはりそれは自分のせいなのではないか、自分がダメだから」と気持ちがグルグルしています。どうすれば自分を好きになり、自信を持って「他の人は他の人」と割り切り、自分の人生を好きになれるのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の大竹公子さんよりはるさん、ご相談ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。ちょうど周りが結婚や出産ラッシュで、ついつい比較してしまう時期なのかもしれませんね。はるさんは「それは自分のせいなのではないか、自分がダメだから」と書かれていますが、それは「どんな自分」だから、そう思うのでしょうか?例えば、女性としての魅力がない自分。特別な能力のない自分。ネガティブでつまらない自分。そんな〇〇な自分だから、〇〇な自分ではダメだから、自分のことを好きになれないし、結婚もできないし、すべてがうまくいかない…。そう思ってはいませんか?そういう状態のまま、たとえ結婚して、子どもができてマイホームを持ったとしても、何かしら『不足』の部分を探し出し、「やっぱりうまくいかない」「自分のことを好きになれない」と考えてしまうのです。結婚して、子どもがいて、マイホームをお持ちの専業主婦の方でも、ご自身のことを嫌いな方はいます。逆に、未婚で子どももいなくて賃貸に住んでいる方が、ご自身のことを大好きであることもあります。つまり「結婚しているかどうか」などは、自分のことを好きになるのに一切、関係がないということです。 はるさんは、どうして「〇〇な自分ではダメだ」と思うようになってしまったのでしょう?過去に誰かから、〇〇な自分を否定された。○○な自分を出したら怒られた。○○な自分でいたら、いじめられた。そのような経験があると、「〇〇な自分ではダメだ」と思うようになってしまいやすいですよね。けれど、それは「たまたま」起きた出来事。はるさんがダメだから、ではないのです。だから、「〇〇な自分でもいい」。そう何度もつぶやいてみてください。「どんな自分も許す」と決めてください。それから「結婚して子どもがいて、マイホームがあって専業主婦」な人のほうが素晴らしく、「未婚で彼氏がいなくて低所得」な人は不幸。そんな決めつけをしていませんか? 勝手に優劣をつけていませんか?どちらが上で、どちらが下。どちらが幸せで、どちらが不幸。そんなジャッジをしていると、「今」の自分を認められなくなってしまいます。そのジャッジは本当に正しいのか、一度じっくり考えてみるといいかもしれませんね。「どんな自分も許す」と決めることには、そうしたジャッジをやめることも含まれています。事実、許されてるのですから。はるさんが「すべてがうまくいっていない気がする」のは、決してはるさんがダメだからではありません。考え方が偏っていただけ。ありのままのはるさんを許し、認めればいいだけなのです。そして、ご自分のやりたいこと、好きなことに集中する。そうすると、他の人のことが気にならなくなりますよ。はるさんを心から応援しています! ・このカウンセラーのブログを読む (編集/外山ゆひら)
2018年04月17日春は変化の多い季節。家族間の変化でいうと、夫の単身赴任などで家族が離れ離れになってしまうという人もいるかもしれませんね。夫との間に物理的な距離があいてしまう時、心の距離まで開いてしまわないようにするためにはどうしたらいいのでしょう。今回は、夫と分かれて暮らす際の距離の埋め方、また同居中でも気持ちが離れてしまった時の対処についてお話していきましょう。■夫が単身赴任! 物理的な距離に負けない心の距離の縮め方期間限定の単身赴任はそれほど心配いりませんが、特に期限が決まっておらず夫と物理的な距離が空いてしまう場合は、「気持ちが離れる可能性がとても高い」という危機感を持っておくようにしましょう。もし、お互いが不在の生活に慣れてしまい、何もアクションを起こさないままというのは、浮気などの危険性がとても高くなります。そうした状態を回避するには「メールではなく、1日1回電話する」といった、互いの存在を認識し合うコミュニケーションが非常に有効です。家族と離れた生活は、どんな男性でもさみしくなることはあります。それを埋めてくれる家族以外の存在を作りたくなってしまうこともあるでしょう。けれど、妻と密なコミュニケーションが日常的に行われていれば、夫はほったらかしにされているさみしさを感じにくくなります。また、子どもを電話口に出させたり、手紙のやりとりをさせたりするのも効果的。「俺には家族がいる」「子どものために頑張ろう!」といった責任感を芽生えさせ、家族のつながりをあらためて感じさせることができるはずです。一方、“亭主元気で留守がいい”とよく言われますが、妻は「いないほうが何かと楽である」ことを夫自身に悟られないようにすることも大事です。「俺がいないほうがいいんだな」という気持ちを抱かせてしまうと「頑張ろう」「早く一緒に暮らしたい」という気持ちがなくなってしまうのでくれぐれも注意しましょうね。■夫のことは嫌いではないけれど…同居中でも心が離れてしまったら?「同居していても夫と気持ちが離れてしまう…」という場合は、どうすればいいのでしょうか。気持ちが離れてしまうには、その理由が必ず存在します。まずは、どうして気持ちが離れてしまったのか、自分の心に問いかけてみたり夫と話すなどして、その理由を探してみましょう。自分の主張、夫の主張が見えてきたら、どれだけ相手に歩み寄れるかを考えてみます。自分の主張を曲げてまで、夫と心の距離を縮めたいと思えるかどうかも重要です。「夫のことは嫌いではないけれど、わざわざ結婚している意味が分からない」という場合は、将来に向け、夫婦共通の目標を持ってみるのもひとつの方法です。「子どもたちが自立したら世界一周でもしよう」「小さくても良いからお店を持ってみたいね」といった夫婦2人の夢を持つことで、「自分1人だけ」の未来のビジョンが「夫婦2人」のものとなり、すでに開いてしまった心の距離を埋めるキッカケとなるかもしれません。 ■「妻から離れがちな夫」「夫を離さない妻」のタイプとは?世の男性のなかには「奥さんがいないと何もできない」タイプもいることでしょう。料理などしたことがない。家事も人任せ。これまで自分ひとりで生活してきたことがなく、結婚してからも妻にすべてを依存している夫の場合、単身赴任で「浮気に走りやすい」傾向があります。その理由は、できないことだらけの自分ひとりの生活に嫌気がさし「妻の代わりになってくれる存在」を探してしまうからです。夫の身の回りや家のことすべてを切り盛りする“できた妻”は要注意! 「家のこと、何もできないから心配…」と送り出した単身赴任の夫が、わずか数カ月で“妻の代わり”を見つけてしまうケースは少なくありません。一方、物理的な距離が開いても夫の心を離さないタイプの妻も存在します。それが“夫に(表面上だけでも)頼りきっている妻”です。妻に頼り切っている夫は単身赴任中、他の人に目がいきやすいと前述しましたが、その逆の場合、妻が夫に頼り切っている場合は離れていてもうまくいくケースが多いです。というのも、“夫頼り妻”は意識せずとも夫と密なコミュニケーションをとろうとするため、夫は妻の存在を常に意識しています。どんな男性もさみしくなることはあります。そのことを意識して、お互いの存在を意識させる時間を持つようにしましょう。そうすれば、例え距離が離れていても、いつも夫を近くに感じることができるかもしれませんね。
2018年04月16日結婚したら、パートナーができたら、幸せになれる。そう信じて探しているのに「いいパートナーが見つからない」とお悩みの方はいませんか? 心屋認定講師の石川稀月さんが、パートナー探しに悩むあなたへの処方箋を紹介します。■パートナーが見つからないわけパートナーが欲しいと思っているけれど、本当はひとりが気楽だと感じてはいませんか? 親が望んでいるから、皆がそうしているから欲しい気がしているだけで、「自分自身、本当はパートナーを望んでいない」場合があります。あるいは、「本当の自分を知られたら去られてしまう」「最後は悲しい思いをすることになる」といった「自分でも気づかない恐怖」がある場合もあります。実は”幸せ”は小さな不幸や不安とセットになっているもので、リスクを負う覚悟が必要でもあります。「素晴らしいパートナーを見つけることで、自分の価値を上げたい」と高望みしすぎて、相手が見つからない場合もあります。この場合、本当に欲しいものはパートナーではなくて、人の承認や注目です。本当に望んでいれば、パートナーはすぐ見つかるもの。趣味やサークルなど自分が楽しめる異性のいる場所に行って、まずは友達として一緒に過ごしたり、話をしたりする時間を作ってみましょう。 ■欠点で愛される「欠点があったら愛されない」と思って、完璧な人を目指していませんか? 「俺がいなくてもおまえは大丈夫だろ?」などと言われたことがありませんか?「放っておけない」「ちゃんとできるか心配になる」など、欠点があることやリラックスできる雰囲気を持っていることも、実は魅力のひとつです。「ちゃんとしなさい、しっかりしなさい、人に迷惑をかけてはいけない」としつけられて育ってきた人は、完璧すぎて近づきにくかったり、相手を緊張させたりしてしまうことが、パートナーができない理由になることもあります。「俺がいないとダメなんだな」と思われたら、しめたものです。そのようなあなたが頑張るポイントは、「自分が素晴らしくなる」ことではなくて、「周りの人を活躍させる」「周りの人の素晴らしさを見つけてあげること」。自分が既に持っている素晴らしさもたくさん見つけること。そしてまた、どんなに素晴らしくても、あなたを大切にしない人とは関わらないことも大切です。■おとぎ話のその後パートナーができたら幸せになれると思いますか? 白雪姫やシンデレラは、その後はどうなったと思いますか? 実際には嫁姑問題、浮気問題、価値観の違い、時間の使い方、金銭感覚、興味趣向が違うなど、仲良くなってみたらみたで、悩みのネタはてんこ盛りです。違う人と人が関わっていくのだから、ケンカになったり、違和感を感じたりするのは普通のことです。「え! ありえない!!」と思った方はチャンスです。今までにない考え方や、やり方をインストールして、新しいステージを体験できるチャンスです。縁側で幸せそうにお茶を飲むおじいさんとおばあさんも、つかみ合ってケンカしたり、許せないことをあきらめたり、許したり、すり合わせたり、もしかしたら心の整理がつかないこともあるまま、一緒に過ごしているのだと思います。時には、お別れという経過もあるかもしれませんが、どんな道筋を歩いても、その先はちゃんと”幸せ”につながっています。時間がたてば「あんなこともあったけど、大丈夫だったな」「あのことがあって、かえって良かったな」などと思えるようになるので、驚いたり、怒ったり、もめたりしながらも、幸せな時間を楽しんでいきましょう。■本当に欲しいものは何だろう? パートナーを見つけられたら、手に入ると思っているものはなんですか? ワクワクでしょうか? 安心? 関心を持ってもらうこと? お金? 人からの称賛? あなたの本当に欲しいものは「それ」で、「パートナー」ではありません。「パートナーにしてもらえそうな、うれしいこと」を、まずは自分が自分に与えてみましょう。自分自身を喜ばせる、大切にする、「かわいいね」と声をかけてあげたり、「魅力的だな」と思ってあげたりする。そんなことがあなたの心を潤し、あなたの輝きをアップさせていきます。自分が自分を愛すること、大切にすることが愛されること幸せになることへの早道なのです。■パートナーをゲットする魔法の言葉をつぶやこう「私、もう幸せだった」「私は欠点で愛されてる人」「私は何をしてても、幸せになれる人」「合わないと感じるのは、仲良くなったから」「私はすてきで、魅力的な人」「私といる人は、必ず幸せ」「私にはいつも幸せが待っている」「パートナーができなくてもいい」「『あなたに会いたい、一緒に来て、手伝って』で喜ばれる」「自分をすてきにしてもいい」「幸せになってもいい」「失敗してもいい」「私が幸せなら、皆も幸せ」など。ピンとくる言葉を、何度もつぶやいてみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む (編集/外山ゆひら)
2018年04月12日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「定期的に落ち込んでしまう時期がある」という、ほうめぐさん(29歳・介護士)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■ほうめぐさんの悩み定期的に落ち込む時期(元気が出ないこと)があります。しかし落ち込む姿や元気のない姿は、人にはあまり見せたくありません。気を遣わせてしまったかなと後で落ち込みますし、「人には迷惑かけるな、努力しろ、素直が一番」という、亡くなった大好きな父に言われたことをずっと守っています。介護士になり、小規模施設のリーダーを任されてからは、「心ここにあらずだよ」と友人たちによく心配をされていました。大先輩ばかりの職場で、もっとうまく人に頼めないかと悩みましたが、任された仕事はきちんとこなし、周りの方もついてきてくれ、ありがたかったです。今はリーダーを辞めてスッキリしましたが、次は友人たちに子どもができて焦っています。妊活をして半年以上がたちますが、なかなか授からず、仕事も忙しいので「妊婦さんになって早く辞めたいな」と思ってしまいます。夫の「将来、必要だから」という意見により、今は妊活を中断して苦手な車の運転に取り組んでいます。上達するとは言ったものの、私の望みを後回しにされていることがとても悲しいです。今より気分が晴れやかになるには、どうしたら良いでしょうか。よろしくお願いします。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりほうめぐさん。はじめまして。心屋マスター講師のひらいなずです。ずっと気分が晴れない状態が続くというのは、つらいですね。ご相談内容から、とても気になったことがあります。それは、ほうめぐさんが「常に問題を探している」という点です。小規模施設のリーダーになった際、いろいろと心配事もあったようですが、実際にはきちんと仕事をこなされて、周囲の人たちも、ほうめぐさんについてきてくれていた。にも関わらず、その自分を評価していないように感じられるのです。そして、次は妊娠の心配。「妊娠しない自分はダメだ」と責めていると、旦那さんにもなかなか自分の本音を言うことができなくなります。ほうめぐさんは、自分ができていないこと、人よりも劣っていること、人と違うことをずっと気にして、”できないところ”を見つけては、「まだまだ」「もっともっと」「ここが問題」と自分を見張るクセがあるのではないかと思います。実際は「できていない」「ダメだ」と思う裏側に、できているところもたくさんあるはずなのです。常に自分の”できないところ”にフォーカスするクセを、できているところを見る視点に変えてみてくださいね。そして、「自分の本音を言うこと」も、とても大切です。人に落ち込む姿や元気のない姿を見せたくないということは、本音を隠して元気なふり、落ち込んでいないふりをし続けているということ。ご相談内容だけではわかりませんが、ほうめぐさんは小さい頃から、自分が思ったこと、したいことや嫌なことが言えなかったり、泣いたり騒いだり、だだをこねたりすることが少なかったのではないでしょうか?自分の気持ちを言えずに遠慮してばかりいると、感情が自分の中にどんどんたまって重くなり、気分が塞ぎ込みやすいです。ほうめぐさんが気分が晴れないのは当たり前のことなのです。ところで、ほうめぐさんが「自分の気持ちを言わない」と決めたのはなぜなのでしょうか? 大好きなお父さんの言葉にその理由のヒントがあります。「迷惑かけるな。努力しろ。素直が一番」相手の気持ちを考えて行動すること。わがままを言わないこと。自分のことは自分でやれるようになること。そんなふうに生きることが正しいと思って、これまで生きてきたのではないでしょうか?特に「素直が一番」という言葉を、ほうめぐさんは「お父さんの言うことを受け入れ、守ること」=「素直」だと勘違いしてしまったのかな?と思います。大好きだからこそ、お父さんの言葉に従うことで素直な自分をわかってもらおうと思ったし、お父さんの理想の娘になりたかったのではないかと思います。でもお父さんが本当に望んだのは、自分の気持ちを隠し、自分自身を偽って生きるほうめぐさんでしょうか? 私にはそうは思えないのです。お父さんが望まれたのは、ほうめぐさんがほうめぐさんらしく生きることだと思います。素直とは、自分の気持ちに正直であること。自分の気持ちを隠さないことです。落ち込んだら、落ち込んでいていいのです。元気がでないときは「今日はちょっと元気ない」「しんどい」と言っていいのです。そうやって自分を表現していいのです。もちろん、自分の本音を出せば断られたり、受け入れてもらえなかったり…ということも起きてきます。気分が落ち込むこともあるでしょう。しかし一方で、これまで思ってもみなかったうれしいことや、愛されていると思うこと、楽しいことも増えていきます。そうした気持ちの上がり下がりの”揺れ”を体感することが、自分を生きるということです。これまで気分が晴れない毎日を送ってきた一方、人の意見や気持ちを優先することで、ひどく落ち込んだり悲しんだりするような事態を避けてきたのではないでしょうか。それをやめること。気持ちの上がり下がりを、そのままに受け入れ、出していくこと。それを続けていくことで、本来のほうめぐさんが現れてきます。お父さんの価値観から卒業して、「自分らしく生きていく」をぜひスタートさせてくださいね。旦那さんとの関係や妊活の状況も、その過程できっと変化していくと思います。ほうめぐさんの人生が豊かさにあふれることを祈っていますね。 ・このカウンセラーのブログを読む (編集/外山ゆひら)
2018年04月10日子育て中もオシャレを楽しみたい! 高い洋服は買えないけれど、できれば質のいいものを選びたい。そんなおとめ心を満たしてくれるブランドといえば「ユニクロ」ではないでしょうか。そんなユニクロアイテムを大人かわいくアレンジしているのが、人気ブロガーのHanaさん。今回はそんなHanaさんのブログからホワイトカラーを上手にとりいれたコーデをご紹介します。万能カラーのホワイトは淡いトーンの多い春カラーにも合わせやすそうですね。■ギンガムチェックで大人のモノトーン「白のハイウエストシフォンプリーツスカート」「大人っぽく見えるモノトーンですが、今年トレンドのギンガムチェックやドットなどは 大人かわいいイメージになります」と、柄物シャツとふんわりスカートで甘さを上手にとりいれているこの日のHanaさん。モノトーンカラーは地味にまとまりがちで… と敬遠している人も、Hanaさんのように柄や素材感のあるものを組み込めば「かわいらしさ」をプラスできるよう。これなら地味見えも回避できますね。 シャツはすべてウエストイン!「きっちり全部入れてからバンザイ。ウエスト部分に余裕を持たせて背中側を少し引っ張りだし、バランスを取りました」とおしゃれなウエストインの魅せ方も教えてくれています。ボトムスはシフォン素材のハイウエストシフォンプリーツスカートを着用。適度な透け感とホワイトカラーがコーデを軽く見せてくれていますね。こちらのスカートは標準、長め、短めなど自分好みの丈を選ぶことができます。「ロング丈のスカートはサンダルに引っかかるのでわずらわしいときも。でもこれはくるぶしが見える長さで快適」と足さばきの良さを評価する声や「グリーンやネイビーがあるのが良い。甘すぎを絶妙にセーブしてくれる」とカラー展開に魅力を感じている人もいました。■デニムで甘すぎセーブ! 透け感がかわいい「白のシフォンギャザーワンピース」インナー付きなのでそのままワンピースとして、前ボタンを開けて羽織ものとしても着まわせるワンピースコーデを披露してくれたHanaさん。シフォンワンピと聞くと着こなしが甘すぎてしまいそうですが「ワンピースとして着るにはかなり甘い感じですが、羽織として デニムと合わせると爽やかなイメージになると思います」とのこと。白と黒の2色展開で最初は黒が欲しかったといいますが、生成りっぽいホワイトが素敵で白を選んだそうです。 気温があがってくると昼間はアウターを脱いで行動することも多くなってきますよね。でも手持ちするとかさばるから最初から薄着で出かけたい。でもまだトップス1枚で出かけるのは心許ない…。そんなときの羽織ものとして大活躍してくれそうです。この日はトップスのコットンカシミヤクルーネックセーターも白をチョイスしたHanaさん。半袖ニットはなかなか着る機会がないという人も多いかもしれませんが、懇談会や保護者会など子どもの学校の集まりや、きちんと見せたいお仕事の場など活躍の場は意外とあるかもしれません。■デザイン性高め! 1枚でサマになる「3DコクーンシルエットVネックセーター」家族旅行最終日だったこの日「デザイン性があり、1枚で着てもシンプルになり過ぎない」という3DコクーンシルエットVネックセーターを使ったコーデを見せてくれたHanaさん。「春にぴったりな綿100%素材。着痩せシルエットといいとこ取りなアイテム」と話すように、前後のVネック、七分袖、特殊な立体編みなど着痩せポイントがたくさんあるセーターとなっているよう。ユニクロ公式サイトの口コミでは着丈が短めであることを考慮しつつ、Vネックの開きがすっきり見えるもの… となると、ジャストよりひとつ上のサイズを選ぶ人が多いようです。ただワイドパンツと合わせるときはコンパクトなジャストサイズが良い、という人もいました。普段のワードローブと照らし合わせて選んでみると良いかもしれませんね。ホワイトはどんな色とも相性が良い万能カラーですが、淡い色が映える春カラーと合わせることで女性を上品に、かわいらしく見せてくれます。大人スウィートな着こなしを存分に楽しんでみてくださいね!<Hanaさんプロフィール>上下ユニクロのコーディネートを日々発信し、Ameba公式トップブロガーランキングでは常に上位の人気ブロガー。ブログでは、プチプラに見えないのに日常にとりいれやすく、参考になるコーディネートを提案。2人の男児を持つ。UNIQLOコーディネート日記
2018年04月08日今回はしあわせになるための心構えについて考えてみましょう。まず、みなさんに知っておいてもらいたいのが、しあわせは人から与えられるものではなく自分で見つけるもの、ということなのよ。とくに、いまは不景気のせいもあって世の中全体が暗く、なにかにつけて悪いことばかりを強調しがち…。たしかに厳しい時代だけれども、こういうときだからこそ積極的に明るい面を見ていくことが重要です。悪い話は聞きたくなくても勝手に聞こえてくる世の中ですからね。それに引きずられマイナス思考になるのではなく、自分の中にあるプラス面に目を向けることが大切なのではないかしら。そもそも、しあわせは自分が決めるもので、人に決めてもらうものではありませんからね。他人が考えるしあわせと、あなた自身が思うしあわせが同じとは限らないでしょう?人の基準に合わせたしあわせをいくら追い求めても、本当のしあわせにはつながらないことが多いもの…。日常生活で自分なりの小さなしあわせを見つけるクセをつけて自分がどんなときに、しあわせを感じるのかよく観察してみてください。これを習慣づけていけば、あなたにとって本当のしあわせとは何なのかが少しずつ見えてくると思いますよ。しあわせをだれかに与えてもらおうとするのではなく、自分で見つける、それも他人が考えるしあわせではなく、自分自身が心から望むしあわせを探していくことが重要なのではないかしら。とくに、いまの若い人は周囲にどう思われているかをものすごく気にするから、自分のしあわせを見失いがちかもしれませんね。周囲からしあわせだと思われることが大事で、自分がしあわせを感じているかどうかは二の次、なんてことも…。もちろん、これはオーバーな言い方ですけどね。 でも、さっきもいったように他人の基準に合わせたしあわせをいくら追い求めても、満足感は得られません。自分の基準でしあわせをつくっていくことが何よりも大切なことなのよ。周囲の空気を読むことが悪いわけではありませんが、自分が本当はどう感じ、どうしたいのかも合わせて考えないといけませんね。いまは厳しい時代といわれているけれど、逆にいえば、明るい未来に生まれ変わろうとしている準備期間なのかもしれませんよ。お金や、便利さ以外の価値も見直されてきていますからね。若い人が地元で働き、そこで新しい家庭をつくり、故郷に根を張る生き方が増えているようです。みんながみんな都会に価値を置く時代じゃなくなっているのね。人の価値観に合わせるのではなく、自分のしあわせを追及しやすい時代といえるのではないかしら。みんなも自分の基準で、しあわせを探していってくださいね。 これで良かった?【あなたの人生】そして今後の仕事/お金/恋/結婚
2018年04月06日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「パートナーにいつか捨てられるのでは…と不安」という、パンダさん(29歳・介護・子供関係)に、心屋塾上級認定講師の小野美世さんからアドバイスをいただきました。■パンダさんのお悩み今、9歳下で20歳の方とお付き合いをしていますが、「いつか捨てられるのではないか」と怖くて、不安でたまりません。元彼とは7年ほどに別れ、6年間ひきずりました。また、あんな思いするのが怖いのです。もうひとつ前の恋愛では、最初から2番目か3番目だと分かってたので、「いつか捨てられる」と割り切れていました。元彼で初めて”1番”の立場になり、どうしていいかわからず、不安で自分から別れを告げた挙げ句、6年間ひきずりました。今の彼に出会ってからも、何度か別れ話をしてしまっていますが、彼が止めてくれました。とても良い方だし、信じたいのですが…怖いです。年が離れてるのも不安です。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小野美世さんよりパンダさん、こんにちは。心屋塾認定講師の小野美世です。ご相談ありがとうございます。今、お付き合いしている彼に、いつか捨てられるのではないかと不安でいらっしゃるのですね。ご相談を読むと、パンダさんの中に「私は、いつか捨てられる人」という前提が強くあるのを感じます。以前の恋愛では、2番目か3番目の位置にご自身を置いておられたとのこと。そういう経緯ですと、ご自身が彼にとって1番目の存在になったとき、とっても怖かったことでしょう。「お別れはいつくるの? どうせ来るんでしょう? いつなの? いつなの?」と気になって、お付き合いを心から楽しめなかった部分もあったのではないでしょうか。「私はいつか捨てられる」「好きになった人は離れていく」「私は好きでも、相手は私を1番に選ばない」「私は選ばれるはずがない」これらの前提は、おそらく初めての恋愛をする前に、すでにパンダさんの中にあったのかもしれませんね。小さい頃、家族の中にいたときに、すでにこの感覚を持っていたのではないでしょうか。パンダさんは今、これまでずっと握りしめてきた「私はいつか捨てられるんだ」を、少しずつ手放していく時期にいらっしゃるのです。現在の彼は、パンダさんがそれを手放すのをサポートしてくれるお相手、または、手放すところを側で見守ってくれるお相手なのかもしれません。年齢差のことを気にしておられますが、「年上の女性が好き」「そのほうが居心地がいい」と感じている男性は、本当にそう感じているので、どうぞご心配なさらないでくださいね。そして、最後にひとつご提案です。「私はいつか捨てられる」を手放すひとつの方法として、彼に不安を話すよりも、こんなふうに言ってみていただきたいのです。「私もう、お別れはイヤなの」「前に別れてつらかったから、もうお別れを経験したくないの」「長く一緒にお付き合いしたい」こうしたストレートな言葉を、彼に伝えたことはありますか? おそらく、ここまでストレートな形で言ったことはないのではと推測します。でも、パンダさんの心の中にある気持ちを入念によくよく見ていくと、このような気持ちがありませんか? もしも、そうかもしれないと思われるなら、「一番の存在になって、どうしていいかわからない。信じられない。不安になっちゃう、お別れしましょう」とお話するより、上記の言葉たちを、彼に差し出してみてください。きっと口に出しながら、「ああそうだ、私、本当はこう思っているんだ」と思える言葉ではないかなと思います。パンダさんの心を強くしてくれる言葉になると思います。これからもどうぞ、彼とお幸せに。応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む (編集/外山ゆひら)
2018年04月05日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「周囲にマイナスな感情をぶつけられやすく、疲弊している」というゆりさん(25歳・飲食)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■ゆりさんのお悩み優柔不断で気弱な性格のせいか、家族や身の回りの人間から、機嫌が悪いときなどにマイナスな感情をぶつけられやすく、「ゴミ箱」のようにされることが多いです。そのたびに相手はスッキリしているように思えますが、私は惨めで悲しい気持ちになります。和を乱したり、揉め事になったりするのが昔から苦手な為、喧嘩はできず、相手の言うことをただ我慢して聞いているだけ。とても心が疲弊していますが、解決方法がわかりません。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりゆりさん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。今、変わりどきですね! どうしていけば良いか、アドバイスさせていただきます。「ゴミ箱のように扱われる人」。残念ながら、これが今のゆりさんの自己イメージです。だから嫌だと思いながらも、どこかで、周囲からそう扱われることも仕方がない、と許している自分がいます。そしてともすると、それが自分にできること、誰かの役に立つ方法だとも思っている節があります。「私さえ我慢すれば、うまくいく」。そんなふうに思ってはいませんか? そこから卒業する時が来ているようですね。今までは、ずっと悲しみの中にいたことでしょう。それは先ほども触れたとおり、ゆりさん自身がそのポジションにいることに甘んじ、「どうにもできない」「そうでなくなるなんて思えない」と強い諦めを感じていたからです。しかしこうしてアドバイスを求めてこられたのは、ゆりさんの中で何かが変わってきた証拠。ゆりさんに芽生えてきたものがあるはずです。今、感じてほしいのは、怒りです。どんどん怒ってください! 「私はそんな扱いを受けるような人じゃない!」「大切な私に何してくれてんだよ!」「私は姫だよ!」と、ひとりで叫んでみてください。まずは、自分が自分を舐めないこと。失礼な扱いをする周囲の人たちと、それを許す自分自身に怒ってください。「こんなのもう、嫌だ!」と心底、怒ってください。それがエネルギーになります。それから、自分で自分は”姫”なのだと自覚して、姫として大切に扱ってみてください。そして次に、これまで避けてきたことを覚悟しましょう。つまりそれは、「和を乱してもいい」「揉めてもいい」「喧嘩になってもいい」「相手の言うことを聞かなくていい」「もう我慢しなくていい」ということです。その覚悟を持って、周囲の人たちに「私に当たらないで」「そうされると、ゴミ箱扱いされているようで嫌なんです。やめてください」と真剣に伝えてみてください。初めは、ただ喚くだけで精一杯かもしれません。うまく言葉にならなくても構いません。泣いてもいいです。感情的になる人は嫌いかもしれませんが、それでも「感情的になってもいい!」と思って、とにかく自分を表現してみてください。今までそれをしてこなかったから、周りは「そうしてもいいんだ」と勘違いして、ゆりさんを”許してくれる人認定”してきてしまったのです。だから皆、最初はびっくりするかもしれません。でも、それでいいのです。新たな関係性を築いていくために、一旦壊すくらいの覚悟でいきましょう。「今度そんなことがあったら言うぞ♪ カモン!」くらいの気概があれば、それだけで望まない扱いをされなくなることも十分期待できますよ。もしかすると、「ゴミ箱役」のゆりさんだけを欲していた人は離れていくかもしれません。でも、そんな人には離れていってもらっていいのです。そうじゃない人と繋がりたいですよね! 必ずいますから、大丈夫です。嫌なことは嫌、嬉しいことは嬉しい(プラスの方も)と喜怒哀楽を出して、意思表示をする練習をしていきましょう。新たな関係性の中で、凛々しく楽しく生活するゆりさんを応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む (編集/外山ゆひら)
2018年04月03日今年小学校に入学するお子さんをお持ち方は、入学式を控え、親子ともに少しソワソワとする日々を過ごしているのではないでしょうか。わが家の長男も入学式を前に、小学校への期待でソワソワと落ち着きがなくなっています。本人は「こんな机がほしい」「部屋のここに机を置いて、ここにはランドセル」と妄想をふくららませていますが、まだ購入する机も決定できていないママ・パパは「どうしようか」とヒソヒソ相談をしているところです。新入学を目前に控えた今、子ども部屋を小学校モードに切り替えるポイントをご紹介しましょう。■“リビング学習”全盛の今、「学習机は必要か?」入学を前にまず考えたいのが学習机を購入するかしないか、ということです。「入学前にはランドセルと机を買って…」と当たり前のように考えてしまいますが、「リビングで宿題をするから、ほとんど机は使わない」という家も意外と多いようです。私のまわりの先輩ママたちからも「机は買っていないけど今のところ問題ない」「買ったけど結局、物が積み重ねているだけで使っていない」という声をよく耳にします。とはいえ、子どもはやはり“自分の机”に憧れを抱くもの。わが家の長男もそうですが、「机がほしい」と言われたら買ってあげたくなるのが親心です。迷った時には、いわゆる“ザ・学習机”ではなく、高校生〜大学生くらいになっても使えそうなシンプルなタイプを購入するのがおすすめ。その場合、成長に合わせて机の高さを変えられるタイプか、標準タイプの机に高さ調節できるイスを組み合わせるか、どちらかを選ぶことになるでしょう。高さ調節ができるイスなら、リビング学習にも使えるので便利です。イスを選ぶ際、ポイントとなるのは、「足を置く場所があるかどうか」。座っている時に足がプラプラと遊んでいる状態だと集中しにくいため、しっかり足がつけられる台などがあるイスを選びましょう。 ■絵本ばかりだった子どもの本棚「教科書仕様」にシフト机の次は、本棚の切り替えです。これまでは、絵本や図鑑のみだった本棚にこれからは教科書を入れるようになります。教科書は大きさもさまざまで、毎年増えていくため保管場所に悩むものです。まずは、1年生の教科書が入るように子どもの目線に合わせて一番手に取りやすい段を空っぽにして教科書を迎える準備をしておきましょう。また、学校へ行くようになると教科書のほかにノートやファイル、プリントなどさまざまなものを保管する必要もあります。手を付けるのは入学後、教科書を持ち帰ってからでいいので、ファイルケースなどを上手に組み合わせて、子どもでも片づけやすい空間作りを。お子さんと一緒に相談しながら整理していくと、親子で物の定位置が決められるので、プリントやノートが迷子になりにくくなります。■意外と多い小物の収納場所も用意しておこう学校へ通うようになると、鉛筆や消しゴム、定規、名前ペン、道具箱など、小物も増えていきます。小さくなくしやすい文房具などは、机の引き出しなども有効活用して、収納する場所も決めておきましょう。また、鍵盤ハーモニカや絵の具道具など、少し大きめの学用品も増える一方なので、こちらの置き場所確保も大切でです。あとから、「これだけしまえなかった…」と片付けられないものが出てくると、とりあえず床に置いてそのまま…なんてことも。子どもが、学校からどんなものを持ち帰ってくるかをあらかじめ把握しておき、追加で何か増えても対応できるよう、「少し広すぎる?」と思うくらい余裕をもった収納スペースを確保しておくと安心です。幼稚園や保育園とは異なり、「義務教育」の場、つまり通学し勉強することが義務付けられている小学校への入学は、親子ともども身の引き締まる思いですね。スムーズに学校生活に入れるよう、まずは家の中から小学校モードへ切り替えましょう!
2018年04月02日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「すぐにイライラし、周りの人が敵に見えてしまう」という、さちさん(25歳・フリーター)に、心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんからアドバイスをいただきました。■さちさんのお悩み最近自分でも「どうしたんだろう」と思うほどイライラしてしまいます。イライラで終われば良いのですが、周りが全員“敵”に思え、人を見下して怨んでしまいます。通りがかった人と目が合ってもイライラして舌打ちしたり、この前は職場でひとりになった時、外にまで聞こえる勢いで、さんざん文句を叫んでしまいました。そんなことをした後には、こんな自分が嫌で嫌悪感で泣いてしまいます。どうしていいかわからず泣いてしまいます。傷つけたくなかった人を傷つける自分がとにかく悲しいです。■心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんよりさちさん、ご相談ありがとうございます。はしぐちのりこと申します。さちさんの、非常にしんどそうな様子が伝わってきました。周りが全員敵に見えてしまうというのは、目に入ってくるもの全てが疎ましく、攻撃したくなる存在に見えてしまうということでしょうか。そうであればいつでもどこでも“臨戦態勢”の状態。気が休まる暇がなく、常にイライラ、神経が緊張しておられるのではないかと思います。少しでもいつものさちさんを取り戻して、安心して過ごせる時間が持てるように、さちさんの心を一緒に紐といていきましょうね。さちさんにとって、周りの人は具体的に「どんな敵」に見えているのでしょうか。さちさんのことを攻撃してくる人でしょうか? それとも無関心で、自分のことしか考えないような非協力的な人でしょうか? 「人を見下して怨んでしまう」と書かれてありますので、能力の低い、役に立たない人たちに見えているのかもしれませんね。まずは、その敵(周りのひと)に言ってやりたい言葉を、紙に書き出してみてほしいのです。汚い言葉でOKです。罵詈雑言、普段は口に出して言えないような言葉で書いてみてください。溢れ出てくるままで大丈夫。自分の中からこれ以上言葉が出てこないほど、空っぽになるまで書きましょう。ひどい言葉、たくさん出てきましたか? 出てきたら今度はひとりになって、その書いたものを口に出して言ってみてください。涙が溢れてきたら、そのまま、流れるままにしましょう。「こんなこと言ってはダメだ」という気持ちが出てきても、止めないください。そこに書いたことが、正真正銘、「敵」にぶつけたい、あなたの本当の気持ちです。ちゃんと声に出して、あなたのお腹の中にある声を言葉にして全部出してあげてください。言えましたか? 言いながら嫌な気分になったかもしれません。怒りや恨みが大きくなったかもしれません。その時はもう一度書いた言葉を口にしてみましょう。人は「こんなこと言ってはいけない」と思うと、その気持ちは「認めろ」と言わんばかりに余計に大きくなっていきます。相手は目の前にいません、安心して口に出してみてください。そして言い尽くした時、さちさんの中で新たな気持ちが湧き上がってくると思います。それを感じてみてください。その上で、ここで、「あー、さみしいなぁ」 と言ってみてほしいのです。いかがでしょうか。どんな気分になるでしょうか。「周りが全員が敵に見える」ということは、「自分の味方は誰もいない」と思っているということ。「自分の気持ちをわかってくれる人は誰もいない」「自分はひとりぼっちだ」「自分はひとりで戦っている」そんな気持ちがさちさんの中に渦巻いていないでしょうか。周りが自分の気持ちをわかってくれないから、ひとりぼっちになるのだと思うかもしれません。でも実は逆なのです。さちさんが「私はひとりぼっちだ」とどこかで思っているから、周りが敵に見えてしまうのです。人が孤独感を感じる時、それは「ひとりで頑張り過ぎ」のサインです。さちさん、あなたは本当にひとりぼっちなのでしょうか。ひとりぼっちになるように、誰にも頼らず、ひとりで頑張ってしまってはいませんか? 誰にも迷惑かけないように、一生懸命頑張って、仕事ができるひとになろうとしていませんか? 自分ができる人になればなろうとするほど、周りにはできない人が集まってきます。さちさんが「頼りにならない敵」と思っている人は、実はさちさんを“助ける機会”がないだけなのかもしれません。さちさんがひとりで頑張りすぎることで、その機会が訪れないだけなのかもしれません。私たちはひとりで頑張ろうとする時、心の中では、必ず自分を叱咤激励しています。その言葉は、最初に書いてもらった「周りのひとに言ってやりたい言葉」と同じだったりします。「こんな私ではダメだ」「もっとできる人間であれ」そんな厳しい言葉を自分に投げかけていたりしていませんか?もしそうであれば、その自分にかけている厳しい言葉をゆるめましょう。そしてひとりで頑張るのをやめてみてください。周りを頼って「助けて」と言ってみましょう。さちさんが先に手をのばすことで、「自分はひとりではない」と気づくことができれば、周りへの見え方もイライラも変わってきますよ。勇気をもってやってみてくださいね。ありがとうございました。 ・このカウンセラーのブログを見る
2018年03月29日だれだって、しあわせな人生を送りたいと思っています。人間は、しあわせになるために生きているはず。人として生まれたからには、しあわせになる権利と義務があるんですね。そもそも、しあわせって何でしょう。人それぞれ違うけれど、大きくいえば満足感だと思うのよ。自分の生活や、自分自身に満足できている人は幸福感も大きいし、満足できてない人は不幸を感じやすい…。そこで思い出してほしいのが、人間にはしあわせになる「権利と義務」があるということなの。幸福になるための権利もあるけど義務もあるということを知っておいてほしいのよ。ひとりひとりがしあわせになることは、社会全体から見てもいいことですからね。みんながしあわせに暮らしていれば、犯罪も起きないだろうし、おたがいを思いやるやさしい社会になるでしょう?つまりね、勝手にしあわせになるための努力を放棄してはいけないんです。しあわせになるには努力が必要ですからね。しあわせが天から自分のところに降ってくる、なんてことはありません。自分が、幸福に向かって努力してこそ手に入るものなのよ。よく、「どうしたら、しあわせになれますか?」とか「どうやったら、お金持ちになれますか?」なんて聞く人がいるのだけど、そんなことをいわれても困っちゃうのね。だって、しあわせは自分の手でつかまなくちゃ。 しあわせになるため、お金を稼ぐため、一生懸命努力して、その結果がうまくいかなくて相談にくるのならわかりますよ。でも、具体的な行動はもちろん、そのための筋道さえ考えずに簡単にしあわせになる方法なんてないのよ。占いというのは、その助けを借りて、どんどん自分で運を開いていくものです。本人の努力なしには、何も始まらないのよ。逆にいえば、地道な努力を続けてがんばっている人は必ず、しあわせになれるといえるわね。近頃は、しあわせをつかむ努力をしないで、不運を人のせいにする人が多い気がするわ…。しあわせも不幸も自分次第なのよ。しあわせになる方法は、ただひとつです。誰かにしあわせにしてもらうんじゃなくて、あなた自身がしあわせに向かって、ひたすら努力をしていくしかないのよ。その権利と義務があるということを忘れないでくださいね。 【伝説級の奇跡的中】あなたの“結婚/貯蓄/老後まで”◆豪華人生鑑定
2018年03月23日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「家事の手を抜けず、毎日疲れ果てています」という、お子の木さん(50歳以上・事務)に、心屋塾認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■お子の木さんのお悩み日々の生活に疲れています。 一日の時間が足りず余裕がありません。年齢を重ね、以前と同じ事をしているのに時間がかかるようになりました。いろいろな所が痛くなり体も思うように動きません。無理のきかない年齢になったと実感させられます。それでも、やることをやらないと気になるので寝る時間を削ってでもやりきります。手を抜く方法がわかりません。「ま、いっか」と思うことができません。週末の休みも、平日できない家事に追われて終わってしまいます。休日の方が忙しいようなものです。疲れた体で一週間が始まり、この繰り返しです。これでいいわけないとわかっているのに、どうしたらいいかわかりません。家事はたまるとしんどくなるので、ためたくなくて日々やりきります。きれい好きだとは思いますが、潔癖症ではないと思います。毎回、同じこと同じ場所ばかりに手をつけ、隠れている押入れや食器棚の奥とかはほとんど気になりません。もっと、時間を有効に使いたいです。休みの日は友達にあったり、お祭りに行ったり、実家に顔出したい。何より、休みの日は休みたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の野田和美さんよりお子の木さん、こんにちは。心屋塾認定講師の野田です。ご相談ありがとうございます。お子の木さんは、だいぶお疲れがたまっていらっしゃるようですね。「何より、休みの日は休みたい」と書かれていることがそれを表していると思います。今、お子の木さんの一番にしたいことは、「休む」「何もしたくない」ということではありませんか。もしもこのままのやり方を変えないで続けていたら、一日が48時間になっても、お子の木さんの身体の疲れも、家の中の状況も変わっていくことはないでしょう。なぜなら、年齢的な原因もあるかもしれませんが、お子の木さんがひとりで何もかもしようと、頑張ってらっしゃるからです。誰にも頼らず、誰にも甘えず、家事をぜんぶ自分でしようと、ずっとずっと頑張っていらっしゃったから今のような状態になってしまったのです。では、このままの状況が続いていったら、お子の木さんはどうなると思いますか。思うように身体が動かなくてしんどいのに、休まないでいたらどうなってしまうと思いますか。寝る時間を削ってまでもやり続けていたら、お子の木さんの心も身体も壊れてしまうのではないでしょうか。時間は有限です。有効に使いたいと思うのなら、心身ともに健康でいることが一番です。そして、健康でいるためには、今の状況から何かを捨てなければならないでしょう。もしも健康を害してしまったら、好きなこともできないしですし、好きなところへも行けないのですから。ところでお子の木さんは、ご自分のことを「誰も助けてくれない」「どうせ手伝ってもらえない」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。心の奥底で自分のことを「助けてもらえない人」と思い込み、「家事は主婦がすべてやるべき」と決めていると、それを証明するような現実が目の前にやってきてしまいます。お子の木さんにとっての「手を抜く」とは、「やめる」ことです。「やらない」ということです。お子の木さんにとっての「まっ、いっか」とは、「家事をしないで寝てしまうこと」です。怖いかもしれませんが、汚いままにして寝てしまってください。どんな困ることが起きるのか、やってみてください。やってみないと現実は何も変わらないのです。そうすると、家族の誰かがやってくれるかもしれないですし、そのままの状態かもしれません。そのままだったら、便利家電を買う、家事代行サービスを頼む、など次の方法を見つければ良いのです。でもその前に、怖いでしょうけれど一番現実が変わる方法があるかもしれないですね。それは…、身近にいる人に「助けて」と勇気を出して伝えることですよ。世界はあなたが思っているより優しいです、きっと。「もうダメ」「疲れてできない」と、あなたの弱さやダメさをさらけ出したとき、あなたはもう「ひとりで頑張る人」から卒業できるのです。もっと周りの人を信じてみてください。もっと周りの人の力を使ってください。あなたが頑張れば頑張るほど、周りの方の力は小さくなっていきます。お子の木さんが、ご自身を信じること、そして周りの人の力=他力を信じることで、毎日の家事がラクになるだけでなく、人生が好転していくはずです。あなたの身体が動かないということは、そのチャンスが来ていることを、あなたに教えてくれているのです。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2018年03月22日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「遅刻癖が治らない」という、わたりさん(18歳以下・高校生)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■わたりさんのお悩み小学生の頃から遅刻癖が治りません。現在高校2年ですが、年々悪化しています。理由は、ヘアセットも服装も何もかも完璧に仕上がらないと行けないから。遅刻しては元も子もないと分かってはいますが、いざ朝になると、見た目のほうを優先してしまいます。絶対に間に合わないとわかると、後から授業に入る気まずさもあり、「○限目から行こう」とのんびりしてしまうことも。ずるずると行く時間を延長し、結局休んでしまうこともあります。 週に4〜5回遅刻しており、先生から単位が危ないとも言われました。 そんな自分が嫌で、泣くほど後悔する日もあります。このままではいけないと早起きもしてみましたが、早起きしても遅刻するときはするし、寝坊しても見た目を整えられたら遅刻せず行けます。両親が働いたお金で行かせてもらっている学校ですし、本当はしっかり勉強したいです。このままでは将来どうなるんだろうと不安です。 大切な約束の時に遅刻してしまったら……と想像すると怖いです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりわたりさん、こんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。今高校に通われていて、頻繁に遅刻してしまうことに悩んでいるのですね。遅刻の理由が「ヘアセットも服装も何もかも完璧に仕上がらないと行けない」ですから、周りの人、特にご両親や先生にはなかなか理解してもらえないだろうと思います。でも心配しないでください。自分の外見に興味を持つのは、とても素晴らしいことです。それは、わたりさんが「大人になる」という過程において、ものすごく必要で、大切なことなのです。「自分が何者か」「自分とは、どういう人なのか」と自分に興味を持ち始めている。それは「ちゃんと大人になろうとしている」という証拠でもあるのです。程度の差はあれ、わたりさんの年齢ならば、誰でも外見のことは気にしています。しかし、周りの大人は「さっさと学校行きなさい」「遅刻する人は社会に出たら信用されないよ」「外見をそんなに気にする必要はない」「人は外見よりも中身の方が大事」などと、色々なアドバイスをしてきますよね。それらのアドバイスがなんとなく正しそうに聞こえるので、わたりさんは、自分が間違っているような気がしてしまっている。しかし実は、それこそが大きな問題なのです。「なんとなく自分が間違ってる」と感じてしまうことが、一番の問題。わたりさんにとって、遅刻すること自体はそれほど問題ではありません。この先どんな未来が待っていようと、遅刻することで好きな人と結婚できない、好きな仕事ができない、人生を楽しめない……ということはありません。遅刻しても大抵のことはなんとかなりますし、おそらく年齢を重ねるうちに遅刻の回数や時間も減っていくでしょう。遅刻したときの対処法も身につけていけるはずです。それよりも、わたりさんが「遅刻してしまう私はダメな人間」だと思ってしまうことのほうが、よっぽど問題です。「周りの人の意見」は自分が楽しくなったり、自信が出たり、自分を好きになれると思ったりしたとき、どんどん参考にし、採用していけばいい。しかし、わたりさんが苦しくなったり、しんどくなったりしてしまうような意見については、「あーそういう考え方もあるのね」と受け流しても構わないのです。この先わたりさんは、両親や先生以外の”大人”にたくさん出会っていくでしょう。大人の人たちの「なんとなく正しそうな意見」をすべて取り入れていたら、どうなるか。自分はどうやって生きていくのか、どうやったら自分らしく生きられるのか、わからなくなってしまいます。それは、とても勿体ないことです。なぜならこの先わたりさんには、今想像している以上に楽しくて、ロマンチックで、ステキな人生が待っているからです。たかが遅刻ぐらいではビクともしないくらい、夢が詰まった最高の人生が待っています。ぜひそんなふうに、未来の自分に期待してみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年03月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「異動先の仕事を好きになれない」という、gyokuhakuさん(43歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■gyokuhakuさんのお悩み全く経験のない部署へ異動して5年が経ちましたが、どうしても今の業務を好きになる事ができません。そもそも異動自体、納得のいくものではなく、かといって断ることもできず、異動を拒めば退職するという道しかありませんでした。泣く泣く異動し、猛勉強し、ひと通りの業務をこなせるようになりましたが、そのことが私の評価に影響を及ぼしてはいません。大企業の子会社なので潰れる心配はありませんが、殆どの社員がゆるく適当に仕事をこなし、上司に気に入られれば上に上がれる、といった職場です。私は上司にゴマをすれない性分のため、入社10年、給料は殆ど上がっていません。子どもにはこれからお金がかかるため、正社員の立場は貴重ですし、年齢的にも転職はたやすいものではありません。この職場で何とか納得しながら仕事をしていくために、どのような気持ちと考えでいればよいでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の大竹公子さんよりgyokuhakuさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。納得のいく異動でなかったにもかかわらず、「猛勉強し、ひと通りの業務をこなせるようになった」とのこと、素晴らしいですね!さて、ご質問には「この職場で”何とか納得しながら”仕事をしていくために、どのような気持ちと考えでいればよいでしょうか」と書かれていますね。つまり、gyokuhakuさんは今の状況に「納得をしていない」。自分の意にそぐわない異動も受け入れ、頑張っているのに評価してもらえない。それなのに、ゆるく適当に仕事をこなしている人が、上司に気に入られれば上に上がれる。そんなの納得いかない!と腹も立ちますよね。おそらく、gyokuhakuさんが最も納得できる形は、「上司にゴマをすることができない性分」のまま、上司から評価されることなのだろうと思います。ただそれを叶えるのは、今の職場では不可能だとgyokuhakuさんも分かっていらっしゃる。「他人と過去は変えられない」と、心理学でもよく言われていますよね。私が以前、会社員だった頃、同じ状況を体験したことがあります。「上司に気に入られれば上に上がれる」という状況に遭遇し、納得いかないと感じていました。当時は「こんなに私は頑張ってるのに、なんであの人の方が評価されるの?」とイライラしていました。結局、羨ましかったんですね、評価されている人のことが。私も評価されたかったし、気に入られたかったのです。そして、逆だったのです。「頑張ってるのに」評価されないではなく、「頑張っているから」評価されない、だったのです。当時の私の「頑張る」は、「上司にゴマなんてすらない!」「仕事は誰にも頼らない! 迷惑かけない!」でした。私の「頑張ってるのに!」というイライラオーラは、今思えば、さぞかし周囲に迷惑だったと思います。心屋を学び、そういう自分を直視した私は、評価されている人のマネをすることにしました。上司に相談する、頼る、感謝する。同僚にも相談する、頼る、感謝する。そうしているうちに、肩の余分な力が抜けて、仕事がラクに上手くできるようになっていることに気付きました。それに比例して、評価もされるようになりました。評価されると、イヤだった業務も不思議と楽しくなっていました。gyokuhakuさんが今の職場で楽しく働けるようになるために、私のお恥ずかしい過去の経験が少しでも参考になったら嬉しいです。心から応援しています! ・このカウンセラーのブログを読む
2018年03月13日街中がチョコレート色に染まったバレンタインデーから1カ月。お返しをするホワイトデーがもうすぐやってきますね。「わが息子はチョコをもらえるだろうか…」のドキドキ感や、無事もらえた時のホッとした安心感もつかの間、男子ママは「何を返せばいいの!?」と悩むのがホワイトデーです。聞くところによると「ホワイトデーは倍返しが普通」といううわさもチラホラ。お返しに悩む男子ママの憂うつと対応策をご紹介しましょう!■「あれ、誰からもらったんだっけ?」チョコをもらった子の名前を再確認!もらったチョコがひとつだけなら、「誰からもらったんだっけ」と悩むこともありませんが、数人からもらうと「あの子とあの子と…あれ? 誰だっけ?」となりがち。うっかり忘れてしまうと、ホワイトデー前日にママがあわてることになります。実際に、モテモテ男子のママが「メモをしておかないとホワイトデーで渡しそびれそうで怖い。息子に聞いても忘れたって言われるから困っちゃう…」と話していました。その子は5個以上受け取っていたので納得でしたが、意外に、それほど付き合いのない女の子が突然くれることもあります。2、3個もらった場合でも、油断は禁物。わが子がチョコをもらったら、自分で考えてお返しできるような小学校高学年くらいになるまでは「誰から何をもらったのか」メモをするなどで親が把握しておき、ホワイトデーのお返しもれがないようにしておくことをおすすめします。■男子ママを悩ますうわさ「ホワイトデーは倍返しが普通なの?!」賛否両論ありますが、ホワイトデーのお返しにかける金額は「倍返しが普通」とよく耳にしますよね。ただ、これは幼稚園児や小学生の場合には、あまり気にしなくていいのではないかと私は思います。“普通”がどうかはさておき、できればいただいたものと同額程度でお返しをしたいところ。市販品であれば、「どのくらいかかっているのか」をさり気なくリサーチしておきたいところです。ただ、手作りのものやいくらなのかどうしてもわからない市販品もありますよね。金額がわからないからと、高額なものをお返しするのも、逆に相手に負担と思わせてしまうかも。そういった時には、ホワイトデーのお返しアイテムがたくさん並んでいるショップでリサーチするのも手です。大体300〜500円程度の価格帯のものが種類豊富にそろっているので、そのあたりが“一般的なお返し”なのかもしれません。ある程度金額を決めて対応するといいでしょう。 ■「女の子はどんなものが好き?」男子ママのセンスが問われる“お返し選び”幼稚園〜小学校低学年くらいまでであれば、ママがお返しを用意することは、女子ママもわかっています。お互いに負担をかけたくない気持ちは同じなので、高額になり過ぎると恐縮されてしまう可能性があります。かわいい文房具などもいいですが、女の子は男子以上に“好きなもの”へのこだわりが強い子が多く、「かわいいけど、あまり好きじゃない…」と言われてしまう危険もあります。お菓子であれば消えものですし、アレルギーだけ気をつけていれば、家族が代わりに食べることもできるので安全策です。大切なのは、「ありがとう」の気持ちを込めること。そんなに高額なお返しではなくても、子どもが書いたカードなどを添えて渡すのもステキなホワイトデーになります。また、お返しの数が多い時は、かわいいパッケージの大袋チョコやお菓子はいかがでしょうか? 子どもと一緒に小分けにして、中が見える透明なクリアバッグに入れてラッピングするのもおすすめですよ。わが息子たちは、長男だけバレンタインデーの翌日にひとつもらって帰ってきました。中身は手作り、初めてのバレンタインです。ママ同士が仲の良い子からだったのでホワイトデーにはあまり悩んでいませんが、これがたくさんあったらと思うとドキドキしてしまいます。それでもチョコをもらえてうれしそうな子どもの顔を見たら、「ホワイトデーの準備、面倒…」とは口が裂けても言えないものですよね。「ありがとう」の気持ちと一緒にお返しして、笑顔で過ごせる日にしましょう!
2018年03月11日「仕事と子育てに追われていると、ゆっくりコーヒーを飲む時間もない」なんて方は多いはず…。でも、ほんのひとときでも贅沢なコーヒータイムを満喫できたら、心が癒され、気分もリフレッシュしますよね。そんなブレイクタイムをより豊かにしてくれる…と評判なのが、「CHEMEX」(ケメックス)のコーヒーメーカー。「眺めているだけで幸せ気分」「コーヒーを飲む時間が楽しみになる」…と噂のその魅力に迫ってみました! ■コーヒーのある風景が好きになる、美しいデザインダイニングテーブルやキッチンに何気なく飾っておいても絵になると評判の「ケメックス」。コーヒー好きに絶大なる人気を誇っています。憧れのライフスタイルと美しい写真が人気のブログ、 「KAZOKU no JIKAN -photographer-」のtomoさんも「ケメックス」を愛用するおひとり。エキサイトブロガー tomoさんのブログ『 【ウェブマガジン「ハレタル」★ケメックスが格上げしてくれる、私のコーヒー時間】 』より以前から憧れていたというケメックスのコーヒーメーカー(3カップ用)を購入したtomoさんが、とくにお気に入りだという点は、シンプルながら洗練されたデザインだといいます。「まるで実験用の三角フラスコと漏斗(ろうと)を一体化させたような美しいフォルムにうっとり。アクセントとなるウッドクリップに革ひもも美しく、どこに置いておいても絵になりますね。もともとコーヒー党でしたが、ケメックスを手に入れてから、私は今まで以上にコーヒーを飲む時間が好きになりました」と tomoさん 。サーバーとドリップを一体化させたこの“理科的”なフォルムは、ケメックスが1940年代にアメリカの科学者によって「おいしいコーヒーを淹れられるように」と開発されたそうですが、tomoさんもまさに機能的で美しい、そのスタイリッシュなデザインに魅了されたそうです。エキサイトブロガー tomoさんのブログ『 【ウェブマガジン「ハレタル」★ケメックスが格上げしてくれる、私のコーヒー時間】 』より「職人の手仕事で作られているから、ガラスの質感や色味にもどことなく温もりを感じますね」ともいいます。ひとつ気になるのはケメックスの特徴として、専用フィルターでないとうまくコーヒーを淹れられないという点。一般的なフィルターと比べると少々割高…。専用フィルターは折り紙のように畳んで折り、コーヒーメーカーにセットするので、それが難点と思う人もいるかもしれない…というtomoさん。「ただ、この専用フィルターを使ってきちんとコーヒーを淹れるとおいしいです。おしゃれなカフェや喫茶店での一杯も最高ですが、お気に入りの道具で丁寧に淹れるコーヒーもまた最高。お湯を沸かし、豆を挽き、フィルターを折り、ドリップする。時間にしておよそ10分です。ほんの少し手間だと感じるかもしれないけれど、淹れる工程を楽しむことも、おいしさを楽しむ時間につながっている」といいます。エキサイトブロガー tomoさんのブログ『 【コーヒー好きにはたまらない♪機能美】 』より「忙しい日々のなかでも、お気に入りのケメックスに、ゆったりとした気持ちでお湯を注いでいると、自然と気持ちも落ち着いて、少しだけ日常の喧騒を忘れることができるのがうれしい」とのこと。ほんの10分の手間をかけるだけでそんな気持ちに包まれるなら、ぜひ体験してみたいですね。また、人気インテリアブログ「WITH LATTICE」の Na~さんも、「インテリアの一部にもなるその風景をただただ眺めていたくて、憧れのケメックスを手に入れた」というおひとり…。エキサイトブロガー Na~さんのブログ『 憧れのCHEMEXがついに... 』より休日のゆっくり時間がある日には、豆から挽いてケメックスでコーヒーを淹れ、ご主人とブラックコーヒーを楽しんでいるそうですが…。「わたしの場合はおいしさがわかる、というよりは、お気に入りのケメックスでコーヒーを淹れるだけで気分的に満たされる気がします。豆を挽いて、ゆっくりお湯を落としている時の風景と香りに癒され、幸せな気分にひたれる…。そんな特別感があるのがケメックスの魅力といえるかもしれませんね」とNa~さん。「つい最近まで仕事と育児に追われていたような気がしますが。子どもたちも少しずつですが手が離れ、毎日とはいきませんが、朝からコーヒーを淹れ、ひと息…なんてこともできるようになりました。お気に入りアイテムと一緒に、幸せなコーヒータイムを持てるなんて夢のようです」といいます。エキサイトブロガー Na~さんのブログ『 憧れのCHEMEXがついに... 』よりNa~さんのお宅では3人用のほかに、6人用のハンドルタイプも手に入れたそうですが、ハンドルタイプのほうはお手入れもラクちんで使いやすいといいます。「これからずっとずっと大事に使っていきたいので、割らないように...いつも慎重に扱っています」と、とても大切にされているようです。エキサイトブロガー Na~さんのブログ『 ケメックスは素敵だけど、悩みがひとつ & お洒落なスイーツ店! 』よりおふたりとも子育て中の働くママですが、たしかに、コーヒータイムを幸せな気持ちに包んでくれるケメックスは、慌ただしい日常を忘れてほんのひととき癒しの時間を約束してくれる、うれしいアイテムといえそうです。■まろやかでやさしい味のコーヒーがおいしい!「ケメックスで入れたコーヒーはおいしい!」という評判を耳にしますが、その味はどんな感じなのでしょうか。いつもおいしいコーヒーを淹れてくれるカフェのマスターから、「ケメックスのコーヒーメーカーをおすすめされて手に入れた」という、ブログ「えんぴつオオカミ」の meritojo さんの感想をご紹介。エキサイトブロガー meritojo さんのブログ『 CHEMEX -- ケメックス 』より「そのお味はというと…おいしい! 今まで使っていたコーヒーメーカーでは味わったことのない、なんだかとてもマイルドなやさしい味で、コレが雑味がないってことかなぁと思いました」といいます。 「ケメックスを使ってコーヒーを淹れるとたまの息抜きもいつも以上にリラックスできるような気がします」と、そのおいしさに癒されているようです。エキサイトブロガー acousticscさんのブログ『 寒くなりました 。 Pコートなど ・・・ 』よりまた、「ケメックスのまわし者でもなんでもありません…」と前置きしてから、「噂で聞いていましたが、噂以上のおいしさにびっくりしました」というのは、 ブログ「acoustics2F」のacousticscさん。 「とがりのないまろやかなコーヒーを楽しめます。牛乳を混ぜれば混ぜたで…、こんなにこの牛乳って高価だったっけ? と思うような上等なカフェオレに早変わり。きっと…自分が上手に入れているわけではなく、まちがいなくケメックスのおかげだと思います」といいます。やさしくまろやかな味わいになるのはケメックスの専用のフィルターとそのかたちにあるそう。専用フィルターは濾紙として理想的な形で、濾過される時に渋みの原因となる酸味や脂肪分を取り除いて、コクのある珈琲本来の旨みを引き出してくれるそうです。砂糖もミルクも入れないブラック派だけど、渋みのないまろやかなコーヒーが好きという方、ミルクたっぷりのカフェオレが好きな方はおいしくいただけそうですね。■使いやすい機能面にも注目!最後に、おしゃれなデザインや機能面についてはどうでしょうか。ブログ「かわいいものをひたすらたたえるブログ」のottohoeflerさんは、ケメックスの使用レポを6つの項目にまとめてご紹介してくれています。エキサイトブロガーottohoeflerさんのブログ『 ケメックスのコーヒーメーカー(使用感のレポート) 』より1)思っていたより持ちやすい取っ手がないので、 つるっと手を滑らせないかな? と気になっていたそうですが、くびれの木の部分がちょうどいいひっかかりとなり持ちやすいそうです。「全体的に安定感がでてきて、ものすご~く扱いやすかったです」2)注ぎやすいフラスコの奥から、コーヒー用の道が刻まれているので、その道にそって、すっきりとコーヒーを注ぐことができるそう。「こういうのが工業デザインの秀逸さなんでしょうね。美しいし、実利的。ふだんは意識してませんが、いいものを使ってみて、改めて実感しました」3)専用ペーパーじゃなくてもOK専用ペーパーではなく、市販のカリタ用ペーパーを試しにセットしてみたそうですが、かぽっと下には落ちず…。「他社メーカーのペーパーを使って、コーヒーをおいしく淹れることができて大満足」4)フタはあった方がベター専用フタが別売で売っていますが、冷めてしまうことを考えると、フタは何かしらあったほうがいいと思ったそうです。5)洗うときは洗浄棒で3カップ用は奥まで手を入れて洗うことはできないので、専用洗浄棒が売っているそうです。でも、「スーパーで売ってるのでも十分ですよ」とアドバイスされたので、試してみようかなと思っているそう。【総 評】とにかく機能的に優れているので、1人用&少数来客用として、この3カップ用は最高のコーヒーポットだと思いました(ottohoeflerさん)子育て中のママも、家族よりひと足早く起きた朝や、お子さんが寝ている時間などをうまく活用して、ほんのひととき、ケメックスでくつろぎの時間を満喫しながら、心をリフレッシュしてみていかがでしょう。お気に入りの音楽やスイーツとともに、贅沢なコーヒータイムが楽しめれば、自宅にいながらすてきなカフェ気分も味わえそうですよ。今回ご紹介したエキサイトブロガー・「KAZOKU no JIKAN -photographer-」の tomoさん ・「WITH LATTICE」の Na~さん ・「えんぴつオオカミ」の meritojo さん ・「acoustics2F」のacousticscさん ・「かわいいものをひたすらたたえるブログ」のottohoeflerさん
2018年03月11日頭のなかで考えていることは、現実世界でも起こりえるという「引き寄せの法則」をご存知でしょうか? 「こうなったらいいな」と日ごろから思い続けていると、それが現実化する法則で、実践している人も少なくありません。なんだかスピリチュアルな話のように思えますが、実は、心理学的にもこれは理にかなっています。人は「こうなればいいな」と一心に思い続けていると、無意識のうちに自分の願いがかなう方向を選び行動するため、実現する可能性が高くなるとか。けれど、その一方で「毎日こうなればいいと願っているのに何も変わらない」という人もいます。どうして、同じように思い続けているのに、願いがかなう人とかなわない人がいるのでしょうか? その理由のひとつに、「ネガティブ思考は悪」という強い思い込みが邪魔をしている場合があります。■「ネガティブ思考はダメ」という思い込みを捨てるイヤなことがあった時、皆さんはどう感じますか? とことん落ち込む、気分転換をする、原因を考える…。人によって、いろいろな感じ方がありますが、なかには「そんなイヤなことなんて考えてはダメ。いつもポジティブでいなければ」と考える人もいます。ポジティブは「いつでも前向き」、反対にネガティブは「暗くて後ろ向き」。そんなイメージがありますよね。どちらがいいかといえば、ポジティブであるほうがいいに決まっています。しかし、人は「イヤなことを考えてはいけない」と思えば思うほど、実はそのネガティブな感情に縛られ続ける生きものです。「今の状況は理想ではない」→「やっぱりうまくいかない、ダメだ」→「いや、そんな風に思ってはいけない! ポジティブに考えなくては」と思うほど、「うまくいかない、ダメだ」と感じている部分が心の中でクローズアップされていくのです。前述した願いがかなう人とかなわない人との分かれ道は、まさにそこなのです。ポジティブになろうとするあまり、ネガティブな思い(「うまくいかない、ダメだ」)をよけいに強化してしまっているのです。ネガティブな思いを無視して、「良いことだけ考えていればうまくいく」という他力本願なポジティブ思考は、理想からどんどん離れてしまうのではないでしょうか。この世にネガティブな部分がまったくない人はいません。後ろ向きなネガティブ思考を頭から否定するのではなく、その本質を見つめて「仕方ないよね」と認めることが大切です。「私は今、ネガティブになっている」と認め、そこからどうするかを考えて、初めて次の一歩へと進めるわけです。ネガティブになるのは仕方のないことで、必ずしも悪いことではない。「ネガティブ思考はダメ」という思い込みを捨ててみると、グンと気持ちが軽くなり、次のステップへ進むことができるでしょう。■ネガティブになる状況「で、どうする?」が好転のチャンスネガティブになるのは現状を「良くない」ととらえられているからこそ。裏を返せば、ネガティブ思考になっている今は「成長の伸びしろ」「成長するチャンス」と置きかえることもできます。例えば、上司から「文句ばかり言われてイヤだなあ」と感じているとしましょう。こういうタイプの人には、どう対応するのが良いのだろうと考え、少し対策を練ってみます。すると、その行動は少なからず自分の対人スキルにつながっていくはずです。また、夫に対して「もっと仕事で成果をあげてほしい」と思うなら、どんなサポートが夫の意欲を引き出すのかを考えてみます。お茶でも出してゆっくり話を聞いてあげれば、気持ちに余裕を持ってもらえるかも。そう考えるだけで夫への接し方が変化し、夫婦関係の安定につながることもあるかもしれません。逆に、「どうするか」の方法の一つに、この問題にこれ以上かかわらない、あるいは一定の距離や時間をおくという考えもあります。待つ、逃げる、否定を認めるというのは、マイナスイメージを持たれがちですが、あくまでも手段のひとつ。ネガティブな行動ではありません。 ■「自分に必要なものは何か?」ポジティブ思考との付き合い方ネガティブの逆といえば、ポジティブ。では、ポジティブ思考とは、どのように付き合っていけばいいのでしょうか? まずは第一に、「すべてにおいてハッピーに」を目指す必要はないと考えましょう。例えば、誰でも他人からは「好かれたい、良い人と思われたい」と願うでしょう。でも、万人に対して「良い人」になるのは現実的にとても難しいものです。「誰にとって」良い人なのかによって、良い人の定義は180度変わるからです。例えば、先日亡くなった野村沙知代夫人を例に挙げてみましょう。悪妻の代名詞のように言われた彼女ですが、夫の野村克也さんにとってはまったく違いました。世界中が敵に回ったとしても、唯一自分の味方でいてくれる、かけがえのない存在だったのではないでしょうか。同じように部下から「頼りがいがない」と思われていても、子どもから見たらとことん遊んでくれる「良いパパ」であったり、上司から「融通がきかない」と思われていても、友人からは「信頼できる良い人」と思われていたり。万人に良い人であろうというのは、無理が生じるわけです。それは、ポジティブ思考にも通じます。100%ハッピーなポジティブ思考でいようと思うと、正直疲れますよね。自分は一番、何に対してポジティブでありたいのか。そこさえおさえておけば、すべてハッピーを目指す必要はありません。自分にとって必要なものに、ハッピーであれば良いと私は思います。■子育て・夫育てに応用できる「ネガティブ・ポジティブ」自分の中のネガティブ思考、ポジティブ思考を見つめ、理解し、コントロールできるようになれば、子どもや夫との関係にも生かすことができるでしょう。例えば、子どもには良い学校に進学してもらいたい、夫には出世してほしい、もっと夫婦仲を深めたいといった理想があるとしましょう。でも、今はその理想とはほど遠い状況。となると、不満は募りますよね。そういった場合、「今は理想に向かっている過程、その途中にある」と見方を変えてみるのです。すると、未来を心配してネガティブ思考におちいる心配もありません。逆に、「夫や子どもがネガティブ(ポジティブ)思考なんですが…」というご相談を受けることもあります。わが子が「どうせできないよ」「僕はダメなんだ」といったネガティブ発言が多ければ、まず「そうか、そうか」と受けとめてあげてください。そして「大丈夫」「私は応援するよ」と声をかけ、自信を持たせてあげてみましょう。「私はいつでもあなたの味方だよ」ということを伝え続けることです。反対に「どうにかなるよ!」と常にポジティブ思考の夫というのも、逆に心配ですよね。「そうだね」「すごいね」と受けとめながらも「こうなる可能性もあるんじゃない?」と、それとなくリスクや注意すべき点をあげましょう。夫の考えを否定せず、あくまでも一つの考え方として提案すれば、夫も受け入れやすくなります。その言葉に反応してもらえれば、思わぬ失敗を未然に防ぐこともできるかもしれません。インスタグラムやブログなど個人発信のSNSなどを見ると、全員が全員、100%幸せでキラキラなポジティブライフを送っているように見えますよね。でも、見えているのはほんの一部だけで、実際はどうなのか誰もわかりません。そういった他人のキラキラアピールに飲み込まれて、不安になる必要はないのです。ネガティブ思考は決してダメなことではなく、ポジティブとは表裏一体。だから、どちらの思考にかたよっても、決して恐れる必要はありません。そう心の隅にとめておくだけで、ポジティブ思考に固執することも少なくなるのではないでしょうか。
2018年03月10日「たのしい手づくり子そだて」の著書である良原リエさんは、忙しい毎日でも無理のない「手づくり」をお子さんと楽しんでいます。 前編 では子育て中でもできるリメイク・アイディアを伺いました。後編では、手づくりを通した子どもとの遊び方やコミュニケーションのとり方について聞いてみます。■興味を持ったら“子どものペース”に合わせる「子どもと一緒に何かをりたい」と思うけど、現実は子どもが思い通りにやってくれなくて、だんだんイライラ…。良原さんは、どんなふうに楽しんでいるのでしょうか? 「子どもが思い通りにやってくれないことはしょっちゅうです。でも、私がやりたいことがあるように、子どもも他にやりたいことがあるかもしれないし、違うやり方がいいのかも。だから、一緒に何かを作るときは、無理強いはしません。やりたくなさそうなら、まずやらせないのも、大切かもしれません」(良原さん)「たとえばこのスクラップブック作り。私がひとりでもくもくと真剣に取り組んでいると、気づけば電車で遊んでいたはずの息子が近くにやってきて眺めるようになり、そのうち一緒に参加し始めました。一緒にやり出したら、息子のペースに合わせます。せっかく興味を持ってくれたのだから、面白い、と思えるように同じペースで、同じ目線で、やるようにしています。そして、『こうしたほうが素敵だと思うな』などとアドバイスはしますが、こちらの思惑と違うことをやっても、いいね! と褒めて、受け入れるようにしています。なにかを作るってアートですから、そもそも正しい答えや完成形ってないものですよね。だから、なんでもありだと思うんです」(良原さん)興味を持ってほしいと思うことがあるならば、まずはお母さんやお父さん自身が、うんと楽しんでいる様子を子どもに見てもらう。それが近道のようです。■年齢ごとに“何ができるか”を見極める3歳の誕生日には、数字の「3」に親しんでもらおうと、いろいろなアイディアを考えたそうです。数字の型抜きクッキーに、事務用スタンプの「3」を押したラッピングペーパー、段ボールで切り抜いた「3」に折り紙をぺたぺた貼ったディスプレイなど。「子どもとのクッキー作り、粉は飛び散るし、あたりは汚れるし…大変ですよね(笑)。子どもと何かを作るときは、その子が今、何ができるかを考えて下準備をするとストレスなくできると思います。たとえば、2~3歳でクッキーをつくるなら、生地が仕上がったところで声をかけて、そこから一緒にやります。4歳頃からは、計量するところから一緒に。数字を覚え始めているからです。5歳の今は力もついたので、食材を出したり選ぶところから。つまり最初から最後まで一緒にできるようになりました」(良原さん)■子どもに“お母さん、助かるよ”を伝える「それでも粉がいろんなところに飛び散ったり、すべてが思うようにはいきません。でも手伝ってくれたことをちゃんと褒めます。そして粉は飛び散らないほうが助かることも伝えて、お掃除もなるべく一緒にやります。5歳には、全部まとめてクッキー作りだよ、と伝えます。(もちろん2歳だったら言いませんが)『こうしてくれると助かる』という言葉は息子によく響くようです。お母さんの役に立ちたい、とう気持ちは、少なからず子どもはみんな持っているのかもしれません。『助かるよ』『助かった』『ありがとう』この言葉で、やってほしいことへ導けることは、多くある気がします」(良原さん)■お母さんの「心の栄養」になることを最後に良原さんに、子育てについての思いをお聞きしました。「今、息子は5歳になりました。4歳を過ぎたころからは、ひとり遊びや自分でできることも増え、子育てはずいぶんラクになりました。子どもを通して過ごした時間はとても刺激的です。新しく知った世界がたくさんありました。でもその反面、からっぽになっている自分にも気がついたのです。それもそのはず。振り返ってみると、自分のための時間はほとんどありませんでした。出産前には当たり前のようにあった、好きな音楽を聴く、ライブや映画を観る、美術館へ行く、本を読む、旅に出る、美味しいものを食べに行く、友達と遊ぶ…。仕事を再開するための、子育て以外のインプットがちっともできていなかったんです。自分の時間を持つこと、好きなことのインプットをする時間は、仕事の質をあげるだけでなく、心の余裕にもつながると思います。「自分の時間=心の栄養」です。しっかりとらないと、お母さんがつらくなります。お母さんがつらくなると、子どもとの時間がつらくなるかもしれません。お母さんたち、どうか頑張りすぎないでください。私はちょっと頑張りすぎたなあと思います。まわりの力を頼って、お金の力を使ってでも、自分の時間を確保すべきだったと、今振り返ってみて思います。自分がいっぱいいっぱいの中で、「手づくりしてあげられない」なんて思う必要はありません。手づくりも、やりたい!という気持ちが大切です。子どもに何もしてあげられていない。そう悩んだり、自分がへとへとになってしまう前に、まずは休んでみてくださいね。そうして、心に余裕ができたら、何かを作りたい気持ちが湧いてくるかもしれません。そんな時にこの本が役に立てれば嬉しいなと思っています」(良原さん)「たのしい手づくり子そだて」の中には、手づくりや遊びのアイデアと一緒に、それにまつわる良原さんの子育てエピソードが添えられています。手づくりハウツー本としてはもちろん、子育てにちょっと疲れたときに、パッと開いたところから1つ、2つと読むだけで、ちょっと元気をもらえるかもしれません。その元気が、「手づくりしてみたいな」「子どもと一緒にこんなことして遊びたいな」そんなふうに思える一歩になりそうです。 『たのしい手づくり子そだて』 良原リエ (アノニマ・スタジオ) 古着や端切れを利用した「リメイク術」や、子どもと一緒に楽しむ「手づくり遊び」を紹介した一冊。「手づくりをしたいけれど、時間がない」という著者自身の体験から生まれた、時間や手間をかけずにできる実用レシピが満載です。「誕生日」「クリスマス」「お正月」など、子どもとのかけがえのない時間を楽しむ、季節の行事を手づくりで彩るアイディアも多数掲載しています。良原リエさんプロフィール音楽家。アコーディオニスト、トイピアニスト、トイ楽器演奏家として、映画「コクリコ坂から」(スタジオジブリ)「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」(KADOKAWA)をはじめ、TV、CM、アニメ、ミュージカル、コトリンゴなど他アーティストとの演奏、制作に様々なジャンルで関わる。出産後は料理や庭、インテリア、子育てなど暮らしまわりが雑誌やWEBメディアで紹介され、ライフスタイルすべてが活動の場に。自身の暮らしや手づくりのものを紹介しているインスタグラムも人気。著者に『音楽家の台所』(コノハナブックス)、『たのしい手づくり子そだて』(アノニマ・スタジオ)、『トイ楽器の本』(DU BOOKS)など。HP: instagram: @rieaccordion
2018年03月09日「子どもに手づくりのものを作ってあげたい」そんなふうに思いながらも、家事や育児、仕事に追われ慌ただしい毎日…。音楽家の良原リエさんも、働きながらわんぱく盛りの男の子を育てるお母さんのひとりです。でも、暮らしの中には「手づくり」があふれ、それが子育ての息抜きにもなっているそう。「たのしい手づくり子そだて」の著者でもある良原さんに、育児の合間の少しの時間でチャレンジできる、簡単なリメイクのアイディアやコツについて伺いました。良原リエさんプロフィール音楽家。アコーディオニスト、トイピアニスト、トイ楽器演奏家として、映画「コクリコ坂から」(スタジオジブリ)「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」(KADOKAWA)をはじめ、TV、CM、アニメ、ミュージカル、コトリンゴなど他アーティストとの演奏、制作に様々なジャンルで関わる。出産後は料理や庭、インテリア、子育てなど暮らしまわりが雑誌やWEBメディアで紹介され、ライフスタイルすべてが活動の場に。自身の暮らしや手づくりのものを紹介しているインスタグラムも人気。著者に『音楽家の台所』(コノハナブックス)、『たのしい手づくり子そだて』(アノニマ・スタジオ)、『トイ楽器の本』(DU BOOKS)など。HP: instagram: @rieaccordion ■“並縫い”ができればOK!子どものための手づくり、そう聞いただけで身構えてしまう人はいませんか?「不器用でお裁縫が苦手なんです」という話は、ちらほら耳にします。でも安心してください、と良原さん。「手づくりで何かを作る、というとまずはミシンだと思いがちですが、苦手な人なら一番簡単なのはやっぱり手縫い。ゆっくり確認しながら縫えるし、もし間違ってもほどきやすいからです。手縫いの方法もいろいろありますが、家庭科の授業で習った“並縫い”さえできればたいていのものはOK。まず初めは、縫う距離が短いものを選べば時間をかけずに仕上がりますし、なにより仕上がった時の“満足!”を感じれば、また作りたいという気持ちにつながるかもしれません」(良原さん)■“もとの服のかたち”を、とことん活かす!型紙を取って、大きな布を広げて裁断して…。そんな手間をかけないのも良原さんスタイル。「お母さんの負担をできるだけ少なく」との思いから、なにより良原さん自身が時間のない中で作ってきたアイテムは、短時間でできるものばかり。こちらの「ニットの袖で作ったベビー帽子」もあっという間にできるそう。「これはとても簡単。伸びる生地を使うので“ニット”としていますが、Tシャツの袖から作るのが手軽でおすすめ。Tシャツの袖を身頃(胴体の部分)から外すように裁断し、切り口を並縫いで縫い、縫い終わったらぎゅっと絞って縫い留めれば完成!縫うのはわずか15センチほど。最後にぎゅっと絞るので、少々曲がっても全く分からなくなります。帽子の縁にあたる部分は、Tシャツの袖口を利用するので、もう縫ってあります。すでにある縫い目や形をとことん利用しよう!というのが、私のリメイクのコンセプトです。縫いものに慣れている方なら数分で、慣れていなくても10分ぐらいでできますよ」(良原さん)■“ハギレ”だけでも素敵になるそれでもやっぱり自身がないという人なら、こんな小さなリメイクはいかがでしょうか。手縫いだけで短時間でできるうえに、「自分だけ」の目印に喜ぶ子どもの顔が浮かびます。「まだ名前が読めないときに、子どもの幼稚園グッズにつけた目印です。すべてお父さんのチェック柄のシャツを使ったので、“この柄は自分のもの”と、息子も分かりやすかったようです」(良原さん)本の中では、揃えたい道具や縫いしろの始末の仕方など、きれいに仕上げるためのコツとポイントも掲載。写真入りで詳しく説明されているので、手づくり初心者でも安心してチャレンジできそうです。■“ミシン”は曲がっても気にしない!ミシンはまっすぐ縫えないから苦手、という人もいるかもしれません。もちろんきれいに縫えるに越したことはありませんが、「そうでなくてもいい」と良原さんは話します。「実は私も、まっすぐ縫うのはとても苦手。でも、たいていの縫い目って、裏側に隠れてしまう部分にあるんです。だから少々曲がっていたって、誰にも気づかれません。裏返しにした途端、縫った本人も気にならなくなるかも!(私がそうですから、笑) だからどうぞ細かいことは気にしないで、どんどんトライしてほしいです」(良原さん)■“リメイク”は思い出を引き継ぐ家に眠っている服やシーツ、好きな布で作れるリメイクは、とってもリーズナブル。子どものサイズアウトやわんぱくさにだって、どんと構えていられるでしょう。良原さんのリメイクの利点は、そんな物理的な面だけではありません。お気に入りだったけれど、もう似合わない、着られない。でも捨てられない。そんな洋服はありませんか? この柄を見たら実家の風景がよみがえる、キッチンに立つ母の姿を思い出す、そんなエプロンがあるかもしれません。「たのしい手づくり子そだて」に集められたリメイクアイデアは、大切な思い出を一緒に受け継ぎ、そこに新しい思い出を重ねることができます。後編では、良原さん親子の手づくり遊びのアイデアを通して、もっと子どもとコミュニケーションを楽しむ秘訣を伺います。 『たのしい手づくり子そだて』 良原リエ (アノニマ・スタジオ) 古着や端切れを利用した「リメイク術」や、子どもと一緒に楽しむ「手づくり遊び」を紹介した一冊。「手づくりをしたいけれど、時間がない」という著者自身の体験から生まれた、時間や手間をかけずにできる実用レシピが満載です。「誕生日」「クリスマス」「お正月」など、子どもとのかけがえのない時間を楽しむ、季節の行事を手づくりで彩るアイディアも多数掲載しています。
2018年03月08日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「待つべきか別れるべきか。彼との今後に悩んでいます」という、あいさん(28歳・事務職)に、心屋塾上級認定講師のあいさんからアドバイスをいただきました。■あいさんのお悩み交際5年になる彼のことで悩んでいます。当初から遠距離で、月1回は会うようにしていました。「もうそろそろいい年齢だし、結婚したい」と言うと「そうだね」との返事あったので、プロポーズ待ちをしていましたが、いくら待っても気配がないので、先日「する気あるの?」と尋ねました。すると彼は「今はしたいと思わない。お前とはしたいと思うけど、俺がいつ結婚したくなるかわからない。待たせるわけにもいかないから別れた方がいいのかな、でも好きだから別れたくないとも思ってる」と。さらに彼の浮気も発覚したので、問い詰めて「別れたい」というと「嫌だ!離れたくない!」と言われ…。「結婚するか別れるか決めて!」と伝えて待っている状態なのですが、正直なところ、待つべきか、今すぐ別れるべきか悩んでいます。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりあいさん。はじめまして。心屋塾マスター講師・ひらいなずです。ご相談内容を読ませていただいて、あいさんはとても優しい方なのだろうなと思いました。彼の状況や気持ちを尊重しながら、遠距離恋愛を続けてきたようにお見受けします。彼にとっても、あいさんは何よりも安心できる、気を使わない相手なのだと思います。あいさんご自身も、そんな彼の気持ちを「愛情」と受け取って、2人の関係を育んできこられたのでしょうね。でも、もうそろそろ、あいさんの中で、彼の気持ちを「愛情」と受け取ることに無理が生じてきたのではないかと思うのです。その無理とは「自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先して、相手に合わせること」。ご相談内容を見る限り、あいさんは彼からのプロポーズを待っていたり、結婚か別れるかの結論を迫ったり、今後の2人の関係を常に「彼だけ」に決めさせよう、選択させようとしています。「そんなことはない! 私は自分から結婚したいと言った」という反論が聞こえそうですが、彼のほうは、それをあいさんの意思表示と受け取ってはいない。どちらかと言うと、彼の意思を遠回しに確認され、試されたと感じたのでは…とも思うのです。 彼もあいさんと同様、優しい方なのだと思います。あいさんをがっかりさせたくない思いもある。もちろん嫌いではない。けれども、具体的に結婚の話を進めるのはためらわれる…。そんな葛藤のなかで出した答えが「今、結婚したいとは思わない。お前とは結婚したい」という答えになったのだと思います。それは彼なりの愛情なのかもしれません。実際、あいさんはこれまで、それを「彼からの愛情」と理解して関係を続けてきましたね。しかし冒頭でも述べたとおり、そこにもう無理が来ているのです。この無理=自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先して、相手に合わせることが、あいさんを悩ませる根源です。そこから開放されるには「彼の気持ちがどうなのか?」から「自分はどうしたいのか?」へ視点を変えること。「自分がこうしたいを選択できていないこと」に気づくこと。その癖が、恋愛の問題として浮上しているのです。あいさんが本当に望んでいることは何ですか? 「結婚して家庭を築くこと」でしょうか? それとも「彼と一緒にいること」ですか?その答えによって、彼と別れるのか、そうでないのかは自ずと見えてきますよね。そしてどちらをとっても、なんらかの損をすることになります。彼との別れを選択したら、もしかすると、この先、交際相手が見つからないかもしれない。彼と一緒にいることを選択したら、このまま彼が結婚する気にならないかもしれない――。「別れる、別れない」の選択をしたときに、それぞれに起きる「怖いこと」が何なのかを書き出してみてください。その怖いことが起きそうで、あいさんは「選択できない」のです。でも、それは本当に起きることなのでしょうか? それを疑ってみてほしいのです。 「選択しない」というのは心の癖なので、練習すれば直すことができます。その第一歩目として「いつその癖がついたのか」を考えてみてください。もしかするとご両親から、色々なことを厳しく制限されてきたのかもしれません。「あれをしてはダメ」「そんなことをしたらうまくいかない」「もっとこうしなさい」。そんなふうに、自分がやろうとすることや、決めたことを否定されるような経験をたくさんしてきたのかもしれませんね。もしくは、過保護と言われるほど愛され、大切にされて、「人に任せておけばラク」という経験をしてきたのかもしれません。その経験が、「自分で決めると間違う」「自分のすることは迷惑をかける」「人に合わせておけばよい」という前提を作りあげています。その前提を書き換えること。「自分で決めていい」「こうしたいとはっきり言っても大丈夫」「わがままを言っても嫌われない」などと自分に言ってあげてみてくださいね。そして、普段の生活の中で「決める」練習をしてみましょう。恋愛のことだけではありません。家から駅まで歩くのか? バスに乗るのか? タクシーにするのか? そんなことも「お金がないから、時間がないから」ではなくて、「自分がどうしたいのか?」で決めてみましょう。「ランチに何を食べるか?」などもいい練習になります。つい同僚と同じものでいいとか、カロリーの低いもの、値段の安いものといった理由で選んでいませんか? それを「私が食べたいものは何か?」と自分と相談しながら選んでいくようにしてみてほしいのです。最初は自分が何を望んでいるか分からず、戸惑うことも多いと思います。決めるのにも時間がかかるでしょう。それでも、諦めずに続けてみてくださいね。それが、あいさんの幸せなパートナーシップへと繋がっていくと信じています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年03月06日いつくるかわからない地震や天災。備えはしっかりしておきたいけれど、何を、どのくらい用意すればいいか悩ましかったり、置き場所に困ったりしているご家庭もあるかもしれません。今回は、3人のお子さんのママで整理収納アドバイザーの本田和さん宅の、非常用グッズ&備蓄品」を拝見。日頃から、モノを増やす前に、使うシーンや家族の導線を念入りにシミュレーションし取捨選択されている、本田さんならではの工夫がたくさんありました。■非常用グッズ「何を、どのくらい備えている?」5人家族の場合もしも、大きな地震や災害が起きたら、まずは安全な場所に避難し、落ち着いた頃に自宅での避難生活を送ることが想定されます。そこで、本田さん宅では非常時の備えを、以下の2つを軸に用意されています。・一時避難用の持ち出し袋・自宅での避難生活用の備蓄品では、どんなものを用意されているのか、具体的に見せていただきました。<一時避難用の持ち出し袋(大人用)>大人の持ち出し用バッグがこちら。中には、以下のグッズを入れています。・絆創膏、ガーゼ、消毒綿、テープ、常備薬・ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、マスク・カイロ、アルミの保温シート・携帯用トイレ・水、お菓子「備えはじめると、あれもこれもあった方がいい、とつい詰め込みたくなりますが、私の場合は迅速に動けることを最優先にし、持ち出し用バッグには最低限必要なものだけ入れています」と本田さん。また、持ち出し用袋はリュックではなく、あえて斜めがけバッグを用意。「夫が家にいない時に、私ひとりで3人の子を連れて避難するケースを想定すると、3歳の子と5歳の子はおんぶと抱っこで連れ出すことになるかもしれないと思っています。そうすると、リュックより斜めがけバッグの方がいいだろうと考えました」(本田さん)斜めがけバッグには、すぐに使えるようにヘッドライトもセットしています。両手をふさがず、子どもも一緒に素早く避難できるよう、工夫されているのです。<一時避難用の持ち出し袋(子ども用)>本田さん宅では、7歳の長女用の持ち出し袋も用意。・大人用とほぼ同様のものを少しずつ・ホイッスル・懐中電灯ちなみに、まだ下の子がオムツをしていた頃は、オムツやおしりふきを子ども用持ち出し袋に入れていたそう。ある程度大きいお子さんなら、負担にならない程度の非常グッズを入れた専用の持ち出し袋を用意しておくのも一案です。これらの持ち出し用グッズは、玄関横のシューズクローゼットのすぐに手が届くところにセット。いざという時、どこからどうやって避難するかは家庭によってそれぞれなので、わかりやすく、手に取りやすい場所をあらかじめ家族と話し合い、共有しておくと安心です。■自宅で避難生活…もしもの時に備えたペットボトルは○○本次に、自宅で避難生活を送ることになった場合の備えです。本田さん宅では、5年間保存できる非常食の1週間分セットを2つ、水は500mlのペットボトルを約100本ストックしています。「面倒くさがりな私でも楽に管理できるよう、セットのものを用意しています。セット品なら賞味期限がほぼ同時期なので、頻繁にチェックせずにすみます。ケースにも賞味期限を記したシールを貼っておけば、よりわかりやすくなります。水は、2Lのペットボトルにするか迷いましたが、コップに移さず直飲みできる点と、賞味期限が近くなった時に、おでかけ用などに使い回せる点を考え、500mlで用意しました。ただ、これだけの量の水を保管するには、けっこうなスペースが必要になります。もし、置き場所に困るようなら、使用頻度の少ないスーツケースやトランクの中で保管するのもひとつの手です。その場合も、マスキングテ―プなどに賞味期限を書いて貼っておけば、うっかり忘れを防止できますね。また、家族にも『ここに水が入っているよ』と共有しておけるといいですね」(本田さん)日常的に食べているものを多めにストックしておくローリングストックについては、こんなアドバイスをいただきました。「火を通さなくても食べられる食品が中心になるかと思いますが、非常用にと普段食べないものを用意すると、結局食べないままムダになってしまうことがあります。ローリングストックには、あくまで『いつも食べている、加熱の必要がないもの』を多めにストックするのがおすすめです」(本田さん) ■夜、地震が起こったら…? 暗闇でも対応「寝室の防災グッズ」就寝中に大きな災害が起こり、停電となった場合、真っ暗な中避難することになります。そんなもしもの備えとして、本田さんが寝室に用意しているものがこちら。・防災ソックス・ホイッスル・ランタン型ライト「暗がりでも左右を気にせずさっと履けて、脱げにくいものを、と考えて防災ソックスにしました。いざという時、どっちが夫ので、どっちが私の? とあわてなくていいように、男女兼用サイズのものを2足用意。置き場が省スペースですむのも、ソックスタイプを選んだ理由のひとつです」(本田さん)また、寝室とリビング、玄関といった要所には、震度4以上の揺れを感知すると自動点灯するライトを設置。「普段はコンセントにさしたままですが、コンセントから外しても自動点灯するので、懐中電灯としても使えます」(本田さん)今回は、本田さん宅の非常時の備えを見せていただきました。本田さんのお宅でも、昨年までは用意していた下の子のオムツが今年は不要になっているように、家族構成やお子さんの年齢、住環境、ライフスタイルによって、必要な備えは変わってきます。「整理収納も、自分や家族がよりスムーズに動くにはどうすればいいかな? と考えながら進めていきます。災害への備えもこれと同じで、いざその時、起こりうることに対し、どんな行動が必要になるかをじっくりシミュレーションすることが大切だと思うのです」(本田さん)せっかく用意した非常用の備えも、いざその時にすぐ手にできるところになかったり、使い勝手がよくなかったりすると、意味がなくなってしまいます。そういえば最近、非常用グッズの中身を確認していないな…と心当たりがある方にとって、防災意識を見つめなおすきっかけになれば何よりです。<お話をうかがったのは…>▼本田 和さんパーソナルスタイリングサロン「フルリール」主宰。整理収納アドバイザー1級、ルームスタイリスト1級。自宅を開放してのお片づけセミナーや、骨格、パーソナルカラーに基づいたパーソナルスタイリングを手掛ける。7歳、5歳、3歳のお子さんのママ。HP: フルリール
2018年03月04日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「『名前のない家事』からの解放! 夫も子どもも気軽にできる片付け術」 で実施したアンケートで、多くのママが家事の分担について夫にモヤモヤしていることが浮き彫りになりました。■家事を家族で分担できている?ウーマンエキサイトで実施したアンケート「家事を家族で上手に分担できていますか?」から、64%の家族で家事の分担ができていないという意見が集まりました。Q.家事を家族で上手に分担できていますか?できている 7%ややできている 29%全然できていない 64%専業ママの家庭、共働きの家庭ではこの割合はもしかしたら変わってくるかもしれません。でも多くのママが家事の分担ができないことにイライラしていることがわかってきました。どうして家事の分担ができないのか。どうすればママたちの不満は解消できるのか考えていきます。■ママしか気づいていない「名前のない家事」最近メディアでも取り上げられる「名前のない家事」。夕食作り、お風呂洗い、洗濯といった名前のある家事ではなく、日常に確実に存在し、少しずつ時間がかかるけど、その作業をだれも「家事」だと認識していないようなもの。これらを「名前のない家事」といいます。ちゅいママさんは、「妻の私は毎日の家事が『やってもやっても終わらない』イメージなのに対して、夫はそうじゃない。」といいます。その正体こそが名前のない家事。しかもこの家事のやっかいなことは、「やっている本人(ママ)しか気づいていない」という未確認生物なみの存在にあります。名もなき家事、わかります!醤油(しょうゆ)は、勝手に増えないし。ゴミ捨ても、捨てるまでの道のりがあるのです! ゴミを捨てる日の把握もありますし。お互い働いていたり、専業主婦だとしても育児があるならば、家事は絶対に分担しないと、いつか大爆発してしまうと思います。基本的に、「快適な生活」というモノを営むためには「名前のない家事」って本当に必須ですよね。でも、それに気づいて、みずからやってくれるような子どもや夫って、ほんとにわずか。「ゴミ捨ては、集積所に持っていくだけじゃないのよ~。家中のゴミを集めて、汚れたゴミ箱拭いて、新しい袋かぶせて、集めたゴミ袋の口を結んで、やっと集積所に持っていけるのよ~。」って先日娘に説教したばっかり。「名前のない家事」っていうか、「気づかれない家事」…多いですよね、本当に。気が向いたときだけ食器を洗ったり、浴槽だけを洗ったりして、旦那は家事を半分以上やってるつもりになっています。日々の片付け、カビ取り、加湿器の洗浄、枕カバーや寝具の洗濯なんて 知りもしないんだと思います。シャンプーの入れ替え、トイレットペーパーの交換、ゴミ袋のセット、回覧板をまわす…。普段あまり認識していない地味な作業ですが、意外にこれらの作業がじわじわとボディーブローのように家事の量を増やし、ママたちのストレスとなっていくのかもしれません。■夫は気がつかないという生き物だった!?妻が「家事が大変!」と訴えても、「毎日、家事に追いまくられて自分の時間がないの」と嘆いても、気がついてくれないのが夫という生き物なのでしょうか。おそらく会社では上司の空気を読み、クライアントの要求をヒアリングしているはずなのに、家ではなぜかその能力は発揮されないようです。「気がついた人がやる」と旦那は言いましたが、旦那は気がつかない生き物です。空き缶がたまろうが、トイレが汚れようが、ポストに郵便物がたまろうが、まったく気がつかない。結局私がやりますが、やったことに気がつくはずもなく…。たまに申告しますが、「で? 褒められないと家事もできんの?」と地獄に突き落とされます。こちらがやったことにはまず気づきもしないが、自分がやったことには気づいて一言欲しいと言う。「やって欲しいなら、『やって欲しい』と言えば?」と、基準が常に二番手なのがムカつく。あなたも、子どもも、この家にいてこの家を汚し、散らかす一員でしょう? ちょっとくらい手伝うのは間違いじゃないでしょうよ! なんで、母であり妻であり、専業主婦だからとすべてのあと片付けを私1人がやならければならないのか!!でも夫が「気がつかない」のは、夫だけの責任ではないと答える人も。そもそも、育てられた環境がダメ!男の子跡取りだからと、何もしなくてもご飯が出てきて、洗濯物は、あたり前のように畳まれタンスに片付けられている。一方、女の子は、兄弟の分まで母のお手伝いを小さい頃からするのがあたり前で育った年代は、いくら言っても無理! 共働きだろうが「なんで俺がしないとダメなの?」と。そうやって育てた親の責任だ! と旦那を見て思います(笑)。■専業主婦は家事分担は言ってはいけないのか?「家事を分担しよう」とは、ただでさえ言い出しづらいセリフ。とくに専業ママは、「一日中家にいるんだから時間あるでしょ?」という伝家の宝刀を夫に抜かれたら、返す言葉を失いがちです。「専業主婦は、片付け含めすべてするのがあたり前」これが夫含め周りの身内の考えです。この記事にある「名前のない家事」をやってくれなんて、そんなハードル高いことだれも期待してない! でもせめて、『使ったタオルは洗濯カゴにいれるとか、そったヒゲが散らばってたら流すとか、それくらいしろよ!』と夫に言いたくなります。夫はもう死ぬまで家事ができないと思うが、息子には家事分担の意義を伝え続けたい。私自身、専業主婦。主人は朝早くから夜遅くまで働き、休みは日曜日だけ。主人には感謝していますが、主人が忙しい分、家事は100%私の仕事になっています。先日、子どもたちに「ママ忙しいからこれやってくれたら助かるんだけど~」と言うと、「ママはずっと家にいるんだから忙しくないでしょ。本当に忙しいのはパパだよ! 私も幼稚園行って疲れてるんだから!」と言われ…。私ってなんなんだろう…何も報われず感謝もされず…虚しくなりました。夫ならずも子どもにまで「家事はママがやるのが当たり前」と言われてしまったら、そのショックはかなり大きかっただろうと思います。ママは「家族のため」と思ってがんばったとしても、その分の見返りはないし、家族のだれからも評価されないことが、よりママたちを暗たんたる気持ちにさせるのかもしれません。またなかには「専業主婦だから何も言えない」と、ママみずからが家事分担を放棄していることもあるようです。■こんな工夫で夫に家事してもらっているママたちママたちが「名前のない家事」にモヤモヤしているなか、ちゅいママさんは「ついでに何かを手に持つ」作戦を実行しました。これは家の中を移動するとき、必ず何かを持つ(たとえば転がっているおもちゃを持って片づける、玄関に落ちているゴミを拾う)ことで、所定の位置にモノを戻させるというものです。アンケートでも、家事分担が「できている」「ややできている」と答えた人は、36%。世の中には、家事をしていない夫ばかりではないのです。ちゅいママさんのように、作戦を実行しているママからの意見もありました。わが家は、夜洗濯物を干すのを夫とやるようにしました。リビングにいると夫はスマホいじりを止めないので、私が必死に何か話していても上の空なのです。洗濯物を干しながらスマホはいじれないので、大事な話は洗濯物を干しながらするようにしています。5.3.1歳のお母さんです。私は旦那に食器洗いだけはすべてやってもらっています、平日も。これだけ絶対してもらうだけで、負担が少し軽くなりますし、旦那がどんなに飲み会が多かろうが少しは目をつぶることができます。なかには「死ぬほど洗濯物が嫌い」というママは、夫に洗濯物だけやってもらえればOKという人もいました。このように「キッチリ分担」ではなく、「お互いが得意とする家事を行う」という方が、真似しやすいかもしれません。いっそのこと「名前のない家事」で、だれも気がつかないんだったら、やることを止めてみちゃうというのもひとつの手かも。ただ、結局耐え切れなくなってやってしまうママが多そうなのですが…。■正しい夫婦のカタチはなんですか?ただ「家事を夫婦で分担する」というのは、正しい夫婦のカタチなのでしょうか? 「家事の分担を明確化すると、相手がやらないことに余計イライラするのでは?」という意見もありました。分担というのは、お願いしなくても進んでやることだと思うのですが、夫はお願いしないとやってくれません。お願いすれば、文句言わずやってくれるだけマシなのかもしれませんが、これはお手伝いであって分担ではないし、いちいちお願いするのも気が引けてきて、結局自分でやってしまいます。分担したいけれど、旦那が休みなく働いていると思うと頼みにくい。それに、「あーその干しかたじゃだめ」と、気になって仕方ないので、結果自分でやる方が気が楽だったり。夫が仕事で忙しく家にいる時間が少ない場合、「家事の分担」というのは現実的に難しいという家庭も多いことでしょう。ママのモヤモヤの正体は、家事の分担なのでしょうか。家事は「やってもストレス」「やらなくてもストレス」というところがあります。そこには「家事」を毎日こなしているにも関わらず、感謝されないことにあるのではないでしょうか? ましてや「名前のない家事」はやっていることすら気づいてもらえていない状態…。だとしたら解決方法は、「家事の分担をキッチリすること」ではなく、「その家庭ごとのスタイルづくり」なのかも。どんなに「夫が家事に非協力的だ!」と訴えても、現実に時間がなく、家にいることが少ない夫の場合には、ソレは難しいのですから。この家庭ごとのスタイルづくりをするうえで最重要となってくるのは、夫婦の話し合い。なぜなら「夫が『家事は女の仕事だ』って言う」「妻が『小遣いは1万』と命令する」…。不満で爆発寸前だとしても、相手はその不満にすら気がついてないのかもしれません。だとしたら、まず自分が何を不満に思っていて、どういう形で解決できるのかを言葉にして、相手に伝えることが必要。ただ、そもそもコミュニケーション不足の夫婦がいきなり「話しあいましょう」というのは、難しいと思います。まずは信頼関係を取り戻すために、相手の状況を気にかけること「最近、どう?」と、感謝することをこころがけてみるというのは、いかがでしょうか? 「仕事がんばってくれてありがとう」「夕食作ってくれてありがとう」。お互いいたわりあうことができれば、まずはモヤモヤが少しだけ解消して、次の一歩が踏み出せるのではないかと思います。Q.家事を家族で上手に分担できていますか?アンケート回答数:642Q.家事分担についてご意見をお聞かせくださいアンケート回答数:78(アンケート集計期間:2018/2/22~2018/2/26)
2018年03月01日気遣いもできるし、親切で、みんなを大切にしてる。それなのに、なぜか嫌われたり、嫌な思いをしてしまうことありませんか? 心屋認定講師の石川稀月さんが、優しい素直な性格なのにうまくいかないあなたへの処方箋を紹介します。■優しいということ私たちは「優しくしなさい」と教えられて育ってきました。だからほとんどの人は「優しくしないといけない」と感じていると思います。「優しい」とは、どのような状態を言うのでしょうか。一般的には『自分の事を後回しにして人のために尽くす』と捉えている人が多いように感じます。誰かを大切にすることはとても素敵なことなのですが、自分が後回しになってる状態とも言えます。 あなたが優しければ優しいほど、他人優先になってストレスがたまります。あなたが素直でいればいるほど、誰かが言ったことを聞き入れて、誰かにとって都合のいい人になってしまうのかもしれません。その結果、あなたの周りに、自分中心の人、あなたを都合よく使おうとする人が集まってしまって、あなたは悪くないのに理不尽な扱いをうけるようになっていきます。■「嫌」を表現しないから、うまくいかない状態が続く優し過ぎる人の心の根底には、「ありのままの自分ではうまくいかない」という不安があり、優しさや素直さで魅力を補おうとします。問題はこの「自分はうまくいかないんだ」という気持ちです。あなたは何をしてもうまくいく人です。ありのままで愛される人です。少し性格が悪かったり、従わなくてもちゃんとうまくいきます。嫌だな? なんでこんな扱い受けないといけないの? 続けてるの辛いなあ…そう感じるなら、勇気を出して、やめてください。「嫌です」「やめます」「お断りします」などの断る言葉をちゃんと言いましょう。あなたが嫌な思いをしてしまうのは、性格が良すぎて、我慢強く、機嫌悪くなったり、反撃してきたりしない、都合のいい人だからです。■自分を大切にする習慣をつけよう他人を優先して我慢し続けると、「自分を大切にする」ということがわからなくなります。そんな時は、普段の生活から、自分はどうしたいのかを意識し、口に出す練習をしましょう。 例えば友達と食事に行く時に、自分は何を食べたいのか、どこに行きたいのか、を言ってみること。できたら自分の言い分を通してみる、なんていう小さいことから始めてみましょう。あなたのわがままを聞いて、幸せにしたいと思っているのに、ちっとも活躍させてもらえなくて寂しい思いをしている人もいます。自分を後回しにして、人に優しくする姿を痛々しく感じて、もっと自分を大切にしてもいいのにと思っている人もいます。あなたが自分を優先することで、あなたを大切にしていない人とは縁が切れていきます。自分を大切にしてくれる人(厳しくしたり、素の自分を見せたり、いろんな大切にする方法があります)とだけ付き合っていく覚悟をしましょう。やっていても楽しくないこと、むくわれないと感じることもさっさとやめてしましましょう。■魔法の言葉をつぶやこう自分が我慢していたこと、自分がしたいこと・やめたいこと、人にしてほしいこと・やめてほしいことなど、素直につぶやいてみましょう。きっと徐々に、自分を大切にすることができるようになります。さびしいよ、優しくして、私を優先して、おいていかないで、ずっと一緒にいてくれるよね、お母さん私にも優しくして、お母さん私ここにいるよ、私の話を聞いて、やめて、やめます、嫌だ、関わりたくない、もう疲れたよ、どうして他の人ばかり大切にするの、私優しくしてもらいたいから優しくしてたんだ、断ってもいい、嫌いになってもいい、私はありのままでうまくいく愛されてる人、不機嫌になって怒ってもいい、自分を一番大切にしてうまくいく、みんなが私に優しくしたい、尽くさない女が愛される、私は冷たい頑固者です、私優しくしなくても充分優しい、人に優しくしなくても優しくされる大丈夫飽きるまでつぶやいてみてくださいね。きっと楽になって、今までとは違う現実が創られていきます。 ・このカウンセラーのブログを見る
2018年03月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「緊張せずに自分の意見を言えるようになりたい」という、まぁちゃんさん(50歳以上・主婦)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■まぁちゃんさんのお悩み自分の意見を話さなければならない場面で、緊張もあり、話すことができません。小さい頃からあまり親に逆らうことがなく育った影響もあるのか、そういった場面では思考停止してしまいます。後から「ああ言えばよかった」と後悔することも多々。せめて必要な場面では、緊張せずに自分の思いを言えるようになりたいです※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりまぁちゃん、ご相談、ありがとうございます。高橋かのんです。「自分の意見を言えようになりたい」との思い、しかと受け止めました。まず、まぁちゃんが意見が言えないのは、「緊張」よりも「怖さ」という表現がぴったりだろうと思います。 (緊張しないための魔法の言葉は、こちら())まぁちゃんのような悩みを持った方は、沢山いらっしゃいます。そんな皆さんの参考に少しでもなれば嬉しいです。まず、どうしてそのような傾向を持つようになるかをお話ししますね。まあちゃんも感じているように、小さい頃の環境が強く影響しています。自分の意見が言えないのは、いわゆる「いい子」でいた方の傾向です。そのまま、大人になっても周りに対して「いい子」でいる状態です。「いい子」は相手の望むことを察して期待通りに動く、相手に合わせる、人の顔色を伺う傾向が強い。それが人とうまくやっていく方法だと学び、信じています。その自分で好かれても、本当の自分ではないので虚しくなりますが、それで好かれているので、本当の自分がますます出せなくなるのです。なぜ「いい子」になったのか。それは「いい子でいることで、親に可愛がられる」と思ったからです。誰かを見てそう学ぶこともあれば、何度か逆らったり、自分の意見を言ったりしたけれど、怒られた、あるいは言ったところで耳すら傾けてもらえなかった――。そのような悲しい体験をすると心の傷となり、「もう言わない」を選択して「いい子」になります。つまり、裏を返せば「いい子でいなければ、可愛がられない」のであり、結果、「自分の意見を言わないこと」に安心感があり、言うことが怖くなってしまうのです。さらに長年いい子でいると、自分を押し殺す癖がつき、自分の意見がわからない、意見がない(自分がない)という状態に陥ってしまいやすいです。そのような場合、自分の希望を察して動いてくれる人が周りにいるときはいいのですが、いない場合、自分ばかりが一方的に合わせることになり、理由不明のモヤモヤやイライラが募ります。そして、ある日突然に「なんで私ばっかり!」「こんなに頑張ってるのに!」と爆発する……なんてことも。そうすると周りからは「わがままだ」と言われ、さらに「いい子」になろうとします。悪循環ですよね。これまで我慢しすぎた結果、そうなってしまうのです。 どうやったら自分の意見を言えるようになるのか。それには、2つのステップがあります。1つ目は「自分の意見を自分でわかるようになる」こと。2つ目は「それを伝えること」です。これまで「言わないようにしてきた」、さらに「わからないように麻痺させてきた」分、意見を言う経験値が極端に少ないのが現状です。逆に言えば、ただの経験不足。だから、今から練習するつもりで取り組んでくださいね。自分を育て直すリハビリです!練習は次のようにしていくといいでしょう。まずは、1つ目のステップから。生活の中の小さいことからでいいので、自分の意見をまず自分に聞いてあげましょう。例えば、ランチを決めるにしても、皆がどうかではなく「私は何が食べたいか」「飲み物は紅茶がいいのか、コーヒーがいいのか」。そこから始めてみてください。テレビなどを見ているときにも「心の中で言っている意見」にも耳を傾けてみましょう。続いては、2つ目のステップ。意見が言えないのは、心の底にある「怖さ」がブレーキになっています。ですから、まずは自分に許可を出してあげること。「自分の意見を言ってもいい」「私の意見をみんなも聞きたがってる♪」と呟いてみてください。そして、いい子とお別れするために「人の期待に応えなくていい」「人に合わせなくてもいい」「人の機嫌を取らなくていい」の魔法の言葉も言ってみてください。それから、「意見を言うことで起こるかもしれないと恐れていること」を引き受ける魔法の言葉。「嫌われてもいい」「否定されてもいい」「揉めてもいい」など。相手の反応よりも、意見を言えた自分を褒めてあげてください。始めから上手に言おうとしなくて構いません。意見を言うときは、「否定されること」に敏感になってしまうかもしれません。しかし、反論があっても、相手もただ単に自分の意見を言ったにすぎないケースが殆どです。意見が違っているとわかれば、そこから「じゃあ、どうしようか」の話し合いがようやくスタートするのです。そうしたやり取りも含め、意見は一方的に一度言って終わり…ということはほぼありません。意見に対して相手も何かを言って、その意見に対して自分も…とキャッチボールになるのが普通です。もちろん、すぐにはそうした対応力を発揮できないと思いますが、それでオッケーです。後から「ああ言えばよかった、こう言えばよかった」と思うかもしれません。でもこれは「後からでも自分の意見がわかる」ということなので、途中段階として順調ということ。そのうちにその間隔がどんどん短くなり、瞬時に言えるようになります。そう思っておいてくださいね。後からでも「本当は何と言いたかったのか」をしっかり考えることは、次へ向けてのいい練習です。次に言える機会があるかもしれませんし、どうしても言い直したいことがあれば、自分から切り出してもいいわけです。最後にひとつだけ。「せめて必要な場面では自分の意見を言いたい」という記述もありますが、これが「怖さ」マックスの最終到達点だと思っておいてくださいね。そこでだけ言おうと思うと練習は進みません。まずは、どうでもいいところから自分の意見をどんどん言ってみてください。そして「言っても大丈夫なんだ」を体験してください。自分の意見を伝えれば伝えるほど、「本当のまぁちゃん」と相性ぴったりの方々が周りに集まってくることと思います。応援していますね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年02月27日インターネットやSNSなどのコミュニケーションツールの発達で、外国がより近いものになってきましたが、子どもには実際に肌で感じてグローバルな感覚を身に着けてもらいたい。しかし、頻繁に外国に行くことはなかなか難しいものです。日本にいながらにして子どもが異国の文化に触れられる機会を与えてあげることはできないでしょうか。外国人留学生を受け入れるホストファミリーはよく知られていますが、今回は少し違った受け入れ方をご紹介しましょう。有機農家が働き手として外国人を受け入れるシステム「WWOOF(ウーフ)」を通じ、海外のボランティアワーカー「WWOOFer(ウーファー)」を受け入れているファミリーに体験談を聞きました。■海外ボランティアワーカー「WWOOF」って何?「World Wide Opportunities on Organic Farms(世界に広がる有機農場での機会)」の頭文字を取ったWWOOF=ウーフ。有機農家などが働きたい人を受け入れ、作業を手伝ってもらう代わりに、食事と宿泊を提供するシステムです。京都府綾部市で農業と農家民泊を営む水田裕之さんは、2009年からウーフのホストをスタートし、奥様と8歳になるお嬢さんと一緒にウーファーを迎えています。ホストを始めた理由は、「小さくとも世界に開かれた農場でありたい」という思いでした。「私が農業を始めたいと思った頃はウーフのことを知らず、あまり研修などをせずに経験不足、技術不足のまま就農したので、ウーフのように気軽に体験や研修ができる仕組みは素晴らしいと思います」と、手伝いながら農業を知る機会をウーファーに提供しています。「ウーファーの手伝う内容は、季節によって異なりますが、わが家は田植えや稲刈りなどが中心。特に人手が必要な時に来てもらっています。田んぼや畑の仕事以外では、イベントなどの出店準備なども手伝ってもらっています」■受け入れ人数延べ100人! 日本にいながら世界を感じるウーフ・ホスト今まで水田さんが受け入れたウーファーは、年間5~10人、延べ人数は100人ほど。出身国は、台湾、香港、シンガポール、タイ、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、フランスなどアジアや欧米が多く、日本人のウーファーもいるそうです。「アジアの方は旅行がてら日本を体験、楽しみたいという方。欧米の方は環境や食事、農業に関心のある方が多い気がします。日本の方はこれからの生き方を探している人が多いようです」と、ウーファーにより目的や思いはさまざま。初めて会う人と、いきなり生活を共にする。ハードルが高いことのように思えますが、水田さんに不安はなかったそう。むしろ「家族の一員のように食事を共にして、話したり作業したりすることはいつも新鮮な喜びです」と返ってきました。「うちでは、日常の暮らしと仕事がはっきりと分かれていない部分があるので、公私はあまり意識はしていないです。もちろん、日が暮れてその日の作業が終われば部屋で話したり、食事をしたりします。海外の方であれば、お互いの国のことをいろいろたずねあったり。日本の方だと、人生の話をすることも多いですね」1週間から10日程度、寝食を共にするウーファー。帰国後もSNSで連絡を取り合ったり、年賀状を出したりして交流を続けています。なかには、水田さんのところが気に入って再びやってくる人もいるそう。「いつか、来てくれたウーファーの国々を周りたいです」と水田さんの夢は広がります。 ■中学英語で大丈夫! 「認める・受け入れる」子どもの変化ウーファーとの会話は基本的に英語。「私は、中学校で学んだ程度の英語をなんとか駆使して、意思疎通ができている感じです。家内は英語がまったくだめ、娘はまだ英語は話しません」と言いながらも、ウーファーと楽しい時間を過ごしている水田さんご家族。お子さんにとっては、小さな頃から外国人が身近にいるという生活環境。すぐにウーファーと仲良くなり、遊んでもらえることを楽しみにしているそうです。「もともとの性格なのか人見知りはあまりせず、来てくれたウーファーにはすぐになつきます。自分が子どもの時の性格とは違うなと感じますね(笑)」ホストを始めてよかったことは、「広く世界の方々と交流できることです。草の根の国際交流で、人と人の相互理解につながると思います」と水田さん。それは、水田さんのお子さんにとっても同じ。さまざまな国のさまざまな人が訪れる環境で、「小さな頃から個々の違いを認めることができる」ように育っているそうです。「娘は、髪の色や肌の色など違ういろいろな方とも意識することなく接して、仲良く過ごしています。日本はまだまだ海外の人と交流する機会が少ないので、普段、外国人と出会った時に、違和感をもってしまうことがあるかもしれません。小さな頃から、人は皆違うということに慣れておくのは良いと思います。先日、日本の方ですが、耳の不自由なウーファーがいらっしゃったんです。娘は知っている手話を使い、楽しそうにコミュニケーションを取っていました」そんなお子さんの成長する姿を水田さんは「どんな人とも分け隔てなく優しく接することができる人、そして、多くの人に喜びを与えられるような人になってくれるとうれしいですね」と優しく見守っています。さらに、「お米や野菜をなるべく自給できるようにしているため、季節ごとの新鮮な食材があり、日々、安心安全な食事を心がけられること。良い自然環境に触れる機会が多いこと」と、有機農家で子育てをするメリットはたくさんあると語ります。「就農前にウーフの存在を知っていれば、きっとしていたと思います」と水田さん。ウーフのホストになるには、水田さんのように、まず有機農業を始めなければいけないのでハードルが高いですが、ウーファーなら簡単に体験できます。中には、親子で数日間からと、家族で短期間の受け入れをしてくれるホストもいるので、長期休暇を利用し、国内や海外でお子さんと一緒に農業と異文化を体験してはいかがですか? きっとお子さんの見ている世界がぐんと広がることでしょう。プロフィール 『水田家の食卓』 毎日食べるお米や野菜をできるだけ自分たちで作ってみたいと京都府綾部市で農業をスタート。農薬や化学肥料を使わない栽培を心がける。収穫した農作物は無農薬野菜の宅配や農産加工品としてオーガニックマーケットで販売。農家の暮らしをまるごと体験できる農家民泊も運営している。 ・WWOOF ・WWOOF ジャパン 取材・文/河部紀子写真提供/水田家の食卓
2018年02月26日料理をするときに切り落とす、野菜の根や葉っぱ部分。生ゴミとして捨ててしまいがちなこれらの「野菜くず」の中には、簡単に再生栽培できるものもあります。野菜が育っていく様子を観察すれば親子でも楽しめる、何よりエコ。子どもと一緒に野菜くず栽培にチャレンジしてみませんか?■水につけておくだけでぐんぐん伸びる「万能ネギ」野菜くずの再生栽培の中でも、手軽に試しやすいのが万能ネギ。次の手順で、挑戦してみましょう。1. 根元から3~5cmくらいを目安に切り落とし、根の部分が浸るくらいの水を入れたコップなどの容器に入れておきます。2. ネギがグラグラするときは、切り込みを入れたスポンジに差すと安定します。3. 4~5日たつと新しい芽が伸びてくるので、先の方からカットして使います。キッチンに置いておいて、みそ汁の薬味など必要な分だけハサミでカットすれば便利ですね。また、観葉植物の鉢などに差して時々水をやると、何度も収穫が楽しめます。 ■スープの彩りや炒め物に「大根やニンジンの葉」いつもなら切り落として捨ててしまう、大根やニンジンのヘタ。水につけておくと、へたからニョキニョキと葉が生えてきて、料理の彩りに一役買います。1. 大根やニンジンはヘタの部分を1~2cmほど残して切り落とします。2. 水を張った平らな容器にへたを入れます。その時、へたに水がかぶらないように注意。少し深さのある皿や、カットしたペットボトルを使うのがおすすめ。3. 1週間ほどたって新しい葉が出てきたら、手で摘み取るかハサミでカット。若葉は柔らかく、クセもあまりないので、スープやみそ汁の彩りとしても楽しめます。成長して葉が大きくなってくるとかたくなるので、その場合はごま油と塩でサッと炒めると◎。■鍋料理に欠かせない野菜も再生「三つ葉」冬においしい鍋料理に欠かせない野菜といえば、三つ葉。これも、簡単に再生栽培が可能です。1. 買ったばかりの三つ葉の根を、5~6cmを目安に茎を長めに残しカットします。2. 根についているスポンジはそのままで、カップなどの容器へ。根が浸るくらいの水を入れて置いておきましょう。3. 4~5日で新しい芽が出てくるので、料理に使いましょう。少量使いなら茶わん蒸しやお吸い物などのほか、みそ汁の仕上げに三つ葉を散らすと上品な香りに。たくさん育った場合は、サッとゆでておひたしにしてもおいしいですよ。野菜くずの再生栽培は、食べたり観察したりして楽しめるほか、ちょっとしたインテリアにもなります。野菜が苦手な子どもも、自分が育てた野菜ならおいしく食べてくれるかも!? 水質が悪くならないように、冬は2日に1度、夏は毎日水をかえるようにしてくださいね。
2018年02月17日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分の気持ちに蓋をして、笑顔でいることがつらい」という、 迷い羊さん(18歳以下・高校生)に、心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんからアドバイスをいただきました。■迷い羊さんのお悩み昔、親にこう言われたことがありました。『お前は男なんだから辛い気持ちを押し殺してでも頑張るんだ』と。今は辛い気持ちを抑えて笑顔で過ごしています。けどそれが何の意味になるのかと考えることがあるんです。もしかしたら自分がこうして辛い気持ちを我慢しているのも、周りの人はわかっているのかもしれない。我慢しなくてもいいかもしれない。でも、いざ振りまいてる笑顔をやめて本当の自分をさらけだしたら…? それで周りが自分から離れてしまったら?そう思ってしまうんです。素の自分を知ってもらうべきか、仮面を被って笑顔を振りまき続けるか。最近はそのことで勉強も手がつかず、気がつけばポロリと涙が出ることもあります。どうすれば、自分にとっても周りにとっても辛くない結果になるのでしょうか?■心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんより迷い羊さん、はじめまして。はしぐちのりこと申します。ご相談を読ませていただきました。長い間、親に言われたことを守り、自分のつらい気持ちを抑えてがんばってこられたのですね。気がつけばポロリと涙が出るほど、そのことで勉強も手につかないほどとのこと。とても苦しそうな様子が伝わってきました。もうそれは迷い羊さんにとっての「限界」であり、「次の選択に進んでいいよ」のサインではないでしょうか。結論から申し上げますね。どうか素の自分をさらけ出して生きていってください。「つらい気持ちを押し殺すのをやめて、本当の自分をさらけ出して生きていく」というのは、迷い羊さんにとって、親に背いて生きていくような気がするのかもしれません。男らしくなくなってしまうという恐れもあるのかもしれません。書いてくださっているように周りのひとが自分から離れていくという怖さもあるでしょう。いままで自分が守っていた均衡を崩して新しい世界で生きるわけですから、たくさんの怖さが出てくるのも当然かと思います。怖いままでいいです。その怖いままで、迷い羊さんには次の一歩を踏み出して頂きたいのです。迷い羊さんの人生です。親に背いたっていいじゃないですか。親に言われた生き方は、親御さんがそうやって生きてこられたのだと思います。そしてそれがたまたまうまくいったから、迷い羊さんにもそう言っているだけかもしれないのです。でもそれは親自身の生き方であって、迷い羊さんの生き方の正解ではありません。迷い羊さんご自身も書いておられますよね。「それが何の意味があるのか」もうその言葉が答えです。答えは迷い羊さんの中にすでにあるのです。いざ振りまいてる笑顔をやめて本当の自分をさらけだしたら? 安心してください。笑顔の迷い羊さんだけが好きだった人は離れていきます。でもそれでいいのです。笑顔仮面をかぶった自分を好きでいられると、それを裏切れなくなりますから、この先の人生ずっと笑顔仮面でいなくてはいけません。それは自分の感情を押し殺す行為です。私達の中には、悲しさや怒りといった、いろいろな感情が沸き起こってくるもの。それをまるごとひっくるめて、ひとりの人間です。たとえ一部であっても、感情を押し殺すことは、まるごとの迷い羊さんを殺すことと同じなのです。ちなみに押し殺された(悲しさや怒りの)感情は、残念ながらなくなることはありません。認めてほしいと迷い羊さんの中でくすぶり続け大きくなって、何かのタイミングで出てきます。その期間が長ければ長いほど、心の底では大きく重たくなり、現実での苦しさは増すだけになってしまうのです。つらい気持ち、弱いところ、ぜひ見せてください。男性がふと吐く弱音って何よりも魅力的なんですよ。ずっと笑顔でいるひとってなんだか嘘くさいじゃないですか。心からの笑顔ではなく、何かを押し殺して無理している笑顔って、やっぱりバレるもの (そう書いてくださっていましたよね)。笑顔ばかりのうちは、怒らない、当たり障りのないひとと思われているかもしれません。そうすると、自分の周りにも当たり障りのないひとばかりが集まり、どこか上辺だけのような人間関係になってしまうのです。笑顔の素敵な迷い羊さんも、弱音を素直に吐ける迷い羊さんも両方出してみましょう。そうすると、その両方を見せてくれる迷い羊さんをまるごと好きだと感じてくれるひとが集まってきます。それは今までそばにいた人とは違う人かもしれません。でもそうして、一緒に怒ったり、悲しんだり、楽しんだり、喜び合ったり、いろんな気持ちを共有しながら、人間らしい生き方をしてみませんか。そこには苦しさはありません。ただ気持ちを感じ、感情を共有しながら生きていくことが、自分にとっても相手(周り)にとっても幸せな生き方なのです。人は、「わかってもらいたい」生き物です。自分の中に沸き起こってくる気持ちをまるごと認めて、感じて、表現して、人間らしく生きてみてください。まずはその勇気を出すだけ。最初の一歩として、迷い羊さんの中にある辛い気持ちを「辛いんだ」と、そっと差し出して周りに見せてみてください。自分にとっても周りにとっても、今までとは違う方向に人生が回り始めますよ。応援しています。 ・このカウンセラーのブログを見る
2018年02月15日お下がりをたくさんもらった、テーマパークやイベントなど貴重なチケットを譲ってもらった、買うと高いものを貸してもらった…など、子どもを通したお付き合いから、ママ友やご近所さんにちょっとした「プチギフト」を渡す場面は多いですよね。そういった時に役立つ「お返し」アイデアを、筆者の経験談をもとに予算別でご紹介しましょう。■【予算500円】ワンコインなら気をつかわせない・気の利いた「消えもの」をご近所さんやママ友などに、ちょっとしたお礼で500円ぐらいのものを…という場面は結構ありますよね。このくらいの金額なら、受け取った相手に気をつかわせないことがポイント。気張ったものより、万人受けしやすい「消えもの」が無難です。クッキーやフィナンシェなど日持ちする焼き菓子など、予算的に家族分は買えない場合でも「寝かしつけ後のお茶タイムに」などとメモを添えて渡せばOK! お酒が飲める人に缶ビールを2本セットにして「晩酌にどうぞ」とするのも喜ばれますよ。ちなみに筆者は、あらかじめこういう場合に備えて、帰省時に地元の特産品をいくつか余分に買ってストックしています。日持ちするものに限られますが、お菓子や調味料などをアソートにして、ラッピングしておいても便利です。 ■【予算1000円】自分では買わないけどもらったらうれしい「ちょっと上をいく雑貨」1000円ギフトって、すご~くセンスを試される気がしませんか? 案外迷うことが多いので、筆者は以下のどれかにしています。1)いくつあってもうれしい実用品ティータオルやハンドソープなど。色合いやパッケージデザインがシンプルで大人っぽいものにするとなお良し!2)普段使いのものより“少しだけ上等・おしゃれ”なモノ上質な毛の歯ブラシ、デザイナーズのマスキングテープなど。セレクトショップやバラエティショップなどを要チェック!特に。2)の“少しだけ上等・おしゃれ”なモノは意外性があるようで、後日話が弾みます。近くにいいショップがない、わざわざ買いに行くのも…という場合や、金額がバレても大丈夫な気のおけない関係なら、大手コーヒーチェーンで使えるオンラインギフトもおすすめです。メールやSNS経由で相手に届けられるので、時間がないときに便利ですよ。■【予算3000円】いくらあっても困らない「モノ」、負担に感じない「おもてなし」このぐらいの予算なら、菓子折りなど選択肢はぐっと広がりますね。何に対するお礼かにもよりますが、筆者の場合はお下がりをたくさんもらったお礼として、先方の子どもさん用にロンTを用意しました。次シーズンに着れそうな、少し大きめサイズのボーダー柄。お下がりをもらっているので、ある程度、相手の洋服の好みがわかっていたから選べた一品でした。何枚あっても使えるアイテムで喜んでもらえましたよ。ミシンが得意な友だちが園グッズの裁縫をしてくれた時は、「お礼なんてナシで~」と先手を打たれてしまったのですが、後日評判のいいランチのお店を探し、「一緒にどう?」と誘い、相手がお手洗いに立った時にお会計をすませておきました。時々会える間柄なら、モノだけでなく一緒に過ごす機会をつくるのもいいですね。お礼の気持ちを直接伝えられたのもよかったです。いかがでしたか。お礼に困った時、参考にしていただけるとうれしいです!
2018年02月14日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「息子が学校へも行かずオンラインゲームばかり」という、ろばくんさん(50歳以上・主婦)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■ろばくんさんのお悩み50歳主婦の情けない悩みです。21歳になる大学生の次男が、4ヶ月前から大学も行かず、毎日オンラインゲームに夢中になっています。夜中に大きい声を出すなどして眠れませんし、翌日の昼近くまでやっていることも。夫は長期出張で不在。私が何を言ってもだめです。どうしたらいいのでしょうか。解決法がありましたら教えてください。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりろばくんさん、こんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。息子さんがオンラインゲームに夢中で大学にも行かず、将来が心配なのですね。確かにこのまま10年20年とゲームばかりをやり続けていたら、就職もしないかもしれない。ずっと家にこもりっきりでは経済的にも不安ですし、何のための人生か、わからなくなりますよね。さて「解決法」を知りたいとご相談されていますが、ろばくんさんは、何をもって「解決した」と判断されますか? 大学に通い出したら解決ですか?それとも大学を辞めて、息子さんが自分の好きな道を歩き出したら「解決」になりますか? オンラインゲームに興じる息子さんがどうなったら「解決」になるのでしょうか?おそらく、息子さんが何をしても「解決」には至りません。息子さんがどんな状況になろうとも、たとえ大学を無事卒業して一流企業に勤めたとしても、「リストラされたらどうしよう」「働きすぎて過労で倒れたらどうしよう」などと、心配が尽きないことでしょう。息子さんがどうなっても、おそらくろばくんさんは「解決した」とは感じないのです。そうはいっても、このままでは不安で仕方ないですよね。オンラインゲームにはまってしまった息子さんの「解決法」を伝授いたします。息子さんがオンラインゲームをしてしまうのは、他でもないろばくんさん、あなた自身に理由があります。息子さんがオンラインゲームをやるよう仕向けているのは、何を隠そう、お母さん本人なのです。本当にオンラインゲームが憎くてしょうがないなら、ゲームをできなくする方法はいくらでもあります。インターネットを解約したり、電気を使えないようにしたり、課金できないようにお金を渡さないようにしたり。本気でオンラインゲームをできなくする方法は、いくらでもあります。それをあえてしないのは「怖いから」です。オンラインゲームができなくなった息子さんが怖いから。何をしでかすか、わからないから。怖い息子さんと向き合いたくないし、見たくもないからオンラインゲームをやらせてしまっている…。怖いならば、長期出張中の旦那さんに一時的にでも戻ってきてもらえばいい。遠慮する必要はありません。”いいお母さんのフリ”をやめるときが来たのです。本当にオンラインゲームのやりすぎでダメになると思ったら、息子を一人暮らしさせればいい。もちろん仕送りなんて一切せずに、です。そうすれば息子さんは、嫌でもバイトくらいするでしょう。それができないから、オンラインゲームをやらせて自分の手元に置いているだけなのです。大学に行かなくなったとか、オンラインゲームを夜通しやっているとか、それは問題ではありません。ただ、お母さんが息子さんと本気で向き合うときが来ただけの話。そして本気で向き合えば、息子さんも次へ進むべき道が自分で見つけられます。大丈夫です。あなたの息子です。ぜひ信じてあげてください。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年02月13日