子どもの食べこぼしや床の髪の毛、ほこりが気になるけど、「そのたび掃除機を出すのが面倒くさい」なんてこと、ありますよね。そんなときにあると便利なのが、コードレス掃除機。なかでも人気なのが、マキタのコードレス掃除機です。「いつでもささっと使えて掃除がラクちん」「便利すぎる!」と多くのブロガーさんの間で評判の人気の理由に迫ってみました。■コードレスだからとにかく手軽!(mkさん)みなさんは週に何回ぐらい掃除機をかけていますか? ふだんは忙しいし、掃除機って重くてホースやコードもあって煩わしいから、出すのが面倒で…。「掃除機がけは週末にせいぜい1回ぐらい」なんて方も多いのではないでしょうか。そんな方でも掃除機がけが好きになり、思いたったら毎日でも掃除がしたくなると評判なのが「マキタ」の充電式コードレスクリーナー。エキサイトブロガー mkさんのブログ『 マキタさまさま 』より人気インテリアブログ「IEbiyori」のiebiyoriさんことmkさんも、「私も含め、掃除が苦手な人って、掃除機の出し入れや、長いコードを気にしたり、2階に運ぶのが嫌だったり、コンセントの差し替えが面倒だったりして…。掃除機をかける作業自体、ちょっとハードルが高いと感じているんですよね」といいます。でも、「マキタのコードレスハンディクリーナーなら、こうしたストレスをすべてクリアしているので、使い始めてみたら、掃除嫌いな私でも頻繁に掃除機をかけるようになりました」とmkさん。「『買ってよかった家電ナンバーワン』に君臨しちゃいました」というほどお気に入りだといいます。とにかく軽くていつでもさっと使えるので、面倒だと思っていた掃除がラクちん。今では家じゅうをマキタで掃除しているそうです。「やっぱりハンディクリーナーの最大のポイントはその手軽さでしょうね」とmkさん。エキサイトブロガー mkさんのブログ『 マキタのその後 』より「階段の掃除もまったくストレスを感じませんね。とにかく、コードレスというだけで、掃除機を稼動させる回数が数倍以上はねあがりました!」といいます。吸引力にもまったく問題を感じないとか。むしろ、15年ほど使っていた古い掃除機にも負けていないぐらいパワーがあるそうです。少し気になったのは音だとか。「レビューの中に、ダイソンと同じくらいの音…とあり、最初はたしかにうるさく感じましたが、使っていくうちに慣れてきました」といいます。夜中に掃除することはないので、そのへんは気にならないそうです。エキサイトブロガー mkさんのブログ『 マキタのその後 』よりひとつだけ難を言えば…、掃除機のスイッチを入れるのと同時に、LEDライトが点灯してしまうところだとか。このLEDライトは、車内や暗い部屋などを掃除する際に、足元を照らすためについているそう。使う方によってはそのライトが「重宝している」という声もありますが、mkさんは日中の明るいときに掃除機をかけるので、なくてもよかったと思ったそうです。「でも、総合的にみて、やっぱりマキタ、大好きです。『掃除機をかけるのは面倒だから、あんまり掃除しない』という方にはおすすめです」といいます。■お手頃価格でコスパ良し!(そらまめさん)長年愛用した掃除機が壊れ、家電販売店やネットで探した結果、新しくマキタの掃除機を手に入れたのは、人気ブログ「そらまめのおうち」のそらまめさん。「楽天で12,800円の『マキタのコードレスCL100DW』を買いましたが、届いて以来、毎日快適に使用しています」といいます。エキサイトブロガー そらまめさんのブログ『 買って大正解過ぎたマキタの掃除機 』より2万5000円ぐらいするタイプと2種類あったそうですが、こちらのお手頃価格のタイプでも十分な予感がしたそう。その予感は的中し、「買って大正解だった」そうです。ほかのメーカーから出ているコードレス掃除機だと、ある程度の性能を誇るものとなると2~3万円台、さらに高性能のものは5万以上するものなどがあります。その点、マキタの掃除機は1万円台というお手頃価格でも満足度が高い、ということから、そらまめさんも「コスパの良さ」が気に入ったようです。エキサイトブロガー そらまめさんのブログ『 買って大正解過ぎたマキタの掃除機 』よりさっそくマキタを使った印象については、「スリムでコンパクトなボディ。小回りが利きまくる軽〜いヘッド、そして何といってもストレスフリーなコードレスがいい!」といいます。カーペット用のヘッドは別売りだそうですが、そらまめさんのお宅は毛足のないラグなので、通常のヘッドで十分キレイになるそう。エキサイトブロガー そらまめさんのブログ『 買って大正解過ぎたマキタの掃除機 』よりそして、なんといっても感動したのは、狭いトイレの掃除だったとか。「超狭いのに内開きという残念な構造もなんのその。今までの掃除機は本体をなかに入れるとトイレの扉が閉まらないし、扉を開けたままだとヘッド部分が扉裏に届かないしで、もう掃除機は諦めていました。トイレだけほうきでの掃き掃除をしたりしなかったり…でしたが。とにかく、掃除するのがラクになりました!」といいます。エキサイトブロガー そらまめさんのブログ『 買って大正解過ぎたマキタの掃除機 』より使い終わったら充電池を外して充電器へカチッと装着、フル充電50分で12分間使用可能だそう。買う前には、「え!12分しか使えないの?」と思ったりもしたそうですが、「よく考えると掃除機をかける時間って、実はそんなに長くないことに気づきました。とりあえず、2LDKのわが家にはまったく問題なく使えています」といいます。エキサイトブロガー そらまめさんのブログ『 買って大正解過ぎたマキタの掃除機 』より「わが家にはピッタリの大満足のお品なのでした」と絶賛しています。そらまめさんのように、マキタの掃除機を家じゅう掃除するメインの掃除機として使っている方が多いようですが、これだけの満足度なら、たしかに「コスパは最高」といえそうです。■シンプル&レトロなデザインが魅力(Yukoさん)ある方の本で、マキタのある暮らしの風景を目にしてから、「ずっと憧れていた念願のマキタを手に入れた」というのは、暮らしの系の人気ブログ「キラキラのある日々」のYukoさん。マキタでもいろいろなバージョンが出ていて、「デザインをとるか、使い勝手のよさをとるか」迷ったそうですが、Yukoさんはレトロなデザインの定番人気のタイプにしたそうです。エキサイトブロガー Yukoさんのブログ『 マキタの充電式クリーナー 』よりマキタのよさは快適さやコスパのよさに加えて、デザインもお気に入りという方が多いようですが、Yukoさんもそんなおひとりでした。「収納場所が十分にないおうちなので。リビングの一角に…、資源ごみを入れているブリキバケツの横で待機してもらうことにしました」というYukoさん。とてもシンプルなデザインなので、何気なくリビングに置かれていても、さまになりますね! 色もシンプルなオフホワイト一色なので、白い壁に立てかけてあっても邪魔にならず、むしろ風景に溶け込んでいます。エキサイトブロガー Yukoさんのブログ『 マキタの充電式クリーナー 』より思った以上に安定感はあるようですが、倒れると危ないので、こうして引っ掛けてあるそうです。フック付きなので、好きなところに掛けられるのも便利!こうして、フックに掛けながらいつでもリビングでスタンバイしているので、思いたったらいつでも手軽に使えるのはいいですね。こちらの製品も一度の充電で12分間連続稼動ができるのですが、最初は「ちょっと少ないのでは?」と思っていたそうです。「でも、試してみたら…、『トリガースイッチ』といって、使うときだけスイッチを押す方式なので、電気の無駄遣いもなく、一度の充電でおうち全体を余裕で掃除することができました」といいます。エキサイトブロガー Yukoさんのブログ『 マキタの充電式クリーナー 』より「おかげで、今までみたいに重たい掃除機をえんやこらと出してくる必要もなくなり…。週末だけになりつつあった家のそうじも、平日のちょっとした時間でささっとこなせるようになりました」とすっかり気に入っているそうです。エキサイトブロガー Yukoさんのブログ『 マキタの充電式クリーナー 』よりコンパクトサイズにもなるので、こんなふうに小さくすれば、狭いところの掃除もラクラク。「車の中の掃除機がけも簡単にできちゃいます」とYukoさん。悩みに悩んで買ったものは大成功だったそうです。■3.11の震災時、ガラスの破片も吸引(charlandさん)最後にもうひとり、とても重宝しているという方の感想をご紹介。「テーブルの下には子どもの食べこぼしたパンくずが広がっていて…。デスク周りは埃だらけ。でも掃除機をかける時間がない…」というときに便利なのが、マキタの掃除機だというのは、ブログ「はれのちうたた寝」のcharlandさん。「通販生活オリジナルのものはすごくパワーがあると聞いて、数年前に購入しました」というcharlandさんですが、とくに大活躍だったのが、あの震災のときだったそうです。エキサイトブロガー charlandさんのブログ『 出番の多いお掃除グッズ そしてマキタの威力 』より「3月11日の震災ですべての電力が落ちたときに、床に散らばったガラスの小さな破片をこの掃除機が全部吸い取ってくれました(泣)。2歳児を抱えてどんなに助かったことか!!」と当時を思い出して語ってくれました。たしかに充電式なので、いつでもしっかり充電さえしておけば、地震や災害などで停電したときでも大活躍してくれますね。「ガラスの破片を吸引するぐらいの威力があるので、フローリングのパンくずなんて1分もかかりません。洗面所の床に落ちている髪の毛だけに大きな掃除機を出すのが面倒…なんてときにも最適です」とcharlandさん。「わが家では圧倒的にダイニングテーブル付近で必要なので、すぐに出せる冷蔵庫の横に引っ掛けています。こうして引っ掛けることができるのもポイント高いなーと思いました」ともいいます。エキサイトブロガー charlandさんのブログ『 出番の多いお掃除グッズ そしてマキタの威力 』より家や車内のいつもの掃除はもちろん、小さなお子さんの食べこぼしや、ペットの抜け毛もささっとキレイにできるマキタのコードレス掃除機。その手軽さを体験したら、毎日掃除をするのが楽しくなりそうですよ。■みんながマキタに惚れこむ理由・コードレスの快適さ・早い充電 (※機種によって充電時間は変わります)・軽さ・パワフルな吸引力・シンプルで機能的なデザイン・高すぎない価格・省スペース今回ご紹介したエキサイトブロガー・「IEbiyori」のmkさん ・「そらまめのおうち」のそらまめさん ・「キラキラのある日々」のYukoさん ・「はれのちうたた寝」のcharlandさん
2018年02月11日開催まで2年を切った東京2020オリンピック・パラリンピック。自国開催だからこそ、親子で関わりたいと思う人は多いはず。そんな願いが叶うのが「東京2020参画プロジェクト」。今回はそのなかのひとつ「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」をご紹介します。■不要になったあなたのスマホが、東京五輪のメダルに!?オリンピック・パラリンピックで、各競技の頂点に立ったアスリートたちに贈られる金、銀、銅の入賞メダル。東京2020オリンピック・パラリンピック(以下、東京2020大会)では、その原材料に使用ずみの携帯電話、スマートフォン、パソコンやデジタルカメラなどの小型家電から抽出したリサイクル金属を使うことが決定しました。すでに、2017年4月より「都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト」としてスタートしています。東京2020大会で必要なメダルの数、金属の量はどれくらいかわかりますか? 実は、メダルは全部で約5000個! そのために、金10kg、銀1,230kg、銅736kg、合計約2tの金属が必要となります。製造工程で発生する材料ロスを考慮すると、実際に必要となる量は約8tだそう。そこで目を付けたのが、不要となった携帯電話、スマホ、パソコン、デジタルカメラなどに使われている金属でした。2019年春頃まで、全国約2,400のドコモショップでは携帯電話、スマホ、タブレットが、またプロジェクトへ参加している全国1,262の自治体(累計6023カ所/2017年12月時点)では携帯電話、パソコン、ビデオカメラなどを含む小型家電を回収。リサイクル率100%を目指しています。国際オリンピック委員会(IOC)は環境重視を宣言。持続可能な大会、つまり環境に負荷をかけず、自然との共生、さらに社会や経済も含む広い意味での持続可能な取り組みの重要性を強く打ち出しました。2012年のロンドン大会で初めて「近代五輪史上、最も持続可能な大会」というビジョンが掲げられ、2016年のリオ大会では、壊れた鏡や廃棄された“はんだ”から銀を抽出するなどして、入賞メダル全体の30%にリサイクル金属を使用。そして迎える、東京2020大会。国民が参加する形で、メダルに必要な金属量をリサイクルで集めるという試みは、オリンピック・パラリンピック史上初となります。すでに、ドコモでは約240万台の携帯電話などを回収、自治体では1,874tの小型家電を回収しています(2017年12月時点)。 ■私たちのスマホ、どうやってメダルに生まれ変わるの?回収された携帯電話やスマホ、小型家電などは、プロジェクトに参加している小型家電リサイクル法の認定事業者により分別・選別などの処理がされ、精錬事業者により金・銀・銅が抽出。それを原料として、メダルが作られます。例えば、携帯電話には金、銀、銅、パラジウムなどの金属が使われています。ドコモで回収された携帯電話は、基板とプラスチックに分けて解体された後、基板を溶かして金や銀を精製。また、熱分解処理をしたプラスチック部分からは燃料用油を生成し、残った不溶物から銅が精製されるそうです。それらが、リサイクル原料となって、五輪メダルへと生まれ変わります。■2019年夏頃に発表! 東京2020大会の「メダルデザイン」夏季大会のオリンピックメダルの表面には、規定の構図があるのをご存じですか? 勝利の女神・ニケがパナシナイコスタジアムに降り立ち、勝者を祝福する様子があしらわれていますが、既定のない裏面とパラリンピックのメダルは、開催都市が自由にオリジナルのデザインを用いていいことになっています。東京2020大会では、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」に込められたみんなの想いをメダルとして形づくるため、立体造形物の制作、発表実績のあるプロのデザイナーやデザイン専攻の学生からデザインを募集しました(2018年1月でエントリーは締め切り)。専門家や有識者からなる「東京2020大会入賞メダルデザイン審査会(仮称)」で審査を行い、メダルデザインは2019年夏頃の発表が予定されています。もし、アスリートの胸に輝くメダルに、自分のスマホが使われたとしたら…。そういった話を子どもたちとしながら使用ずみ携帯電話・スマホを提供してみませんか? 東京2020大会がきっと、観戦するだけでは得られない特別な親子の思い出となるにちがいありません。使用ずみ携帯電話やスマホなどをドコモショップ・自治体に持っていくだけでできる簡単なアクション。早速、引き出しやクローゼットに眠っているものがないか、探してみてはいかがでしょうか。※自治体によって回収品目・回収方法等は異なりますので、あらかじめご確認をお願いいたします。 ・「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」について 取材・文/河部紀子
2018年02月11日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「言っても言わなくても後悔してしまう」という、トムさん(40歳・主婦)に、心屋塾認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■トムさんのお悩み人間関係で必要以上に悩んでしまいます。人に言いたいことを言った時には、言いすぎてしまったと後悔し、言わないでやり過ごした時には あの時しっかり言っておけばよかったと後悔します。過ぎたことをいつまでも悔やんでも仕方ないのはよく分かっているのですが、何度も思い返してしまい、なかなか前に進めません。また、人との関係が、私が何か言ったことによって、希薄になってしまったりすると、さみしく思います。 アドバイスお願いします。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の野田和美さんよりトムさん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。トムさんのご相談を読ませていただき、かつての私も同じだったことを思い出しました。言いすぎてしまったことを後悔し、しっかり言えなかったことも後悔してしまう。どんなときの自分にもOKが出せない、これで良いと思えないのはつらいですね。なぜならトムさんのこのような状況は、今の自分を認めていないというだけでなく、ダメな自分を責めていることにもなっているのですから。では、トムさんが望む人間関係とはどのようなものでしょうか。この問いに答えようとするとき、無意識につくられた「人との関係はこうあるべき」という価値観や思い込みが、トムさんの心にきっと浮かんでくると思います。もしかするとトムさんは、いつも良い娘・良い人で生きることを自分で決めて生きてきませんでしたか。あるいは、お父さんやお母さんは、親密で熱いくらいの人間関係が、良いものだと話していませんでしたか。おそらくトムさんは、自分の思いを思い切り表現してこなかったのではないかと思います。あるいは、表現したことを否定されたり拒絶されたりした経験があるのかもしれません。その結果「私は人との関係をうまく築けない人」という「自分」を決めて生きて来られたのだと思います。そのような「自分」を「セルフイメージ」といいますが、そのセルフイメージが心の奥底にあるために、人は無意識にそれを確認するような行動に出てしまうのですね。そして、それを繰り返すことによってますますそのセルフイメージを強力なものにしてしまい、その過程で自分を否定し、どんどん嫌いになり、寂しく感じたり悲しく感じたりしてしまうというマイナスのスパイラルに入ってしまうのです。では、このスパイラルから抜けるにはどうしたらよいでしょうか。それは、トムさんが人との関係がうまく築ける自分になろうとしないことです。人との関係の良し悪しで自分の価値を決めないことです。つまり、今のままの「人との関係がうまく築けない自分」にOKを出す、ということなのです。トムさんは何を言ってもいいですし、何も言わなくてもいい。どんなあなたでも、価値があると認めてください。人はある条件が満たされたら愛される存在になるのではなく、また愛することができる存在になるのでもありません。同時に、人には良い面も悪い面も、できるところもできないところも両方あって、まるごと一人の人として「今このとき」完全完璧な存在なのです。「どんな私でも大丈夫!」「私は何を言っても言わなくても関係なく、この世で唯一無二の愛される存在です」トムさん、ぜひこの言葉を口にしてみてください。最初は抵抗があるかもしれません。しかし、抵抗がありながらも、「信じてみようかな」と素直に行動される方は、このようなセルフイメージがいつのまにか当たり前のものになって、同じ現実でも見え方や受け取り方が変わってくるのを実感されるのです。トムさん、後悔よりも「今」に目を向けて、自分を受け入れることから始めてみませんか。小さな積み重ねがあなたの自信をつくっていきますよ。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2018年02月08日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「些細なことで、すぐイライラしてしまう自分が嫌」という、かおりんごさん(41歳・保育士)に、心屋塾上級認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■かおりんごさんのお悩み小さいことで、すぐにイライラしてしまいます。人に優しくしたいのに怒ってしまいます。すごくズボラで適当なのに、人によく思われたいために、よくしようとしてしまいます。自分もそれほど勤勉なわけでもないのに、ちゃんとやっていない人を見ると不快になります。自分でも何にムカついているのかわかりませんが、不安なときにイライラしていることが多い気がします。どこかすっきりしないで、生きている気がします。「それでいいんだよ」と誰かに言ってもらいたいだけなのでしょうか。今の自分でいいと思えませんし、自信がありません。イライラせず、心穏やかに、人に優しくして生きていきたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の大竹公子さんよりかおりんごさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。小さいことにイライラしてしまうのですね。すぐイラついてしまうのは、疲れますよね。私も以前はそうでした。「イライラ」って、何かをガマンしてると発生するのです。かおりんごさんは、「人に優しくしたいのに怒ってしまう」のですよね? 本当の自分は怒りを感じてるのに、「人には優しくしなきゃダメだ!」と考えるから、イライラは表しても、本当に感じていることはガマンしてしまう。本当の自分は「ズボラで適当でいたい」のに、「良い人でいなきゃダメだ!」と考えるから、そんな自分をガマンしてしまう。本当の自分は「ちゃんと」ではなくユルユルと自分のペースでやりたいのに、「ちゃんとやらなきゃダメだ!」と考えるから、そんな自分の気持ちをガマンしてしまう。本当の自分の気持ちがあるのに、それを「こうしなきゃいけない」「こうするべき」という思考で抑えようとするから、イライラしてしまうのですね。人に優しくできなくてもいいのです。ズボラで適当でも、ちゃんとやらなくてもいいのです。そのままで、かおりんごさんのままで、いいのです。「それでいいんだよって誰かに言ってもらいたいだけなのか」と書かれてますよね? その言葉は、かおりんごさんが、かおりんごさんに言ってあげて欲しいのです。自分が「自分の本当の気持ち」を許していないから、ガマンするから、イライラしてしまう。自分が「自分の本当の気持ち」を許していないから、周りからも許されていないように思うだけ。怒りを感じる自分、人に優しくできない自分、ズボラで適当な自分、そんなに勤勉でない自分。何ひとつ問題ないです。それでいいのです。「怒ってもいい。人に優しくできなくてもいい。ズボラで適当でもいい。そんなに勤勉でなくてもいい。だって人間だもの」。そんな魔法の言葉を、毎日ブツブツと呟いてみてください。許してあげてください。そうしたらきっと、今よりも「イライラ」が減っていることに気付く日がやってきますから。かおりんごさんを、心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年02月06日もうすぐ2月14日、バレンタインデー。甘酸っぱい青春時代には「好きな人にあげたい!」とドキドキする日でしたが、結婚して子どももいる今となっては“自分のイベント”という感覚がなくなっているママも多いのでは?そんなバレンタインですが、子どもが幼稚園や保育園に通いだすとまたソワソワドキドキするイベントとなります。これは、チョコをあげる女の子ママだけでなく男子ママも同じです。普段から会話のなかに女の子の名前が出てくることなんてない息子であっても、「わが子はもらえるのか?!」とドキドキしてしまうものです。今回は、バレンタインを前にソワソワしてしまう男子ママの不安と期待に寄り添います!■「もらえる側」と「もらえない側」、その線引きは?バレンタインでは、チョコを“もらえる側”の男子と“もらえない側”の男子が存在します。その境界を決めてきた元女子であるママも、男子のママになった途端、わが息子がどちら側にいるのかでドキドキすることに…。普段は虫歯にならないよう、どちらかと言えばチョコはあまり食べないでほしいと思っていることも棚にあげて、「息子がチョコをもらえるのか」は気になるんです!ちなみに、わが家の長男は、今年で幼稚園生活3年目。1年目の年少時には「もらえるのかな」とドキドキしていました。「仲の良い女の子はいない」ということはすっかり忘れて、長男は(あくまで母目線で)やさしいしイケメンだから、たくさんもらっちゃったらどうしょう…なんて考えてソワソワしていたことを覚えています。結果は、まさかの0個! チョコを一緒に食べる気マンマンだった(笑)母はがっかりでしたが、本人はその日が女の子からチョコがもらえる日とも知らず、いつも通り過ごしていました。息子は“もらえない側”だったんですね…。ちなみに年中だった去年は“もらえる側”男子の隣にいたら、“ついでに”手作りのチョコをもらえました。母は「余ったから◯◯(長男)にもあげる」と言われていたのを聞き逃しませんでしたが、「初めてのバレンタイン!」とちょっとうれしかったのも事実です。その時も長男は意味など知らず、「お菓子ゲット!」と喜んでいました。 ■バレンタインの意味を子どもに伝える? 伝えない?年少のころには、母の勝手な一喜一憂を横目にバレンタインの意味を知らない子どもは何も気にすることなく過ごせていましたが、「もし知っていたらショックを受けていたのかな…」と後から心配になりました。年少くらいなら、バレンタインの意味を伝えたところできちんと理解はできずに、チョコをもらっても「やった! お菓子もらった!」程度の男子が多いかと思います。しかし、年中・年長になってくると徐々に「どうやら女の子たちは、あげる男子を選んでいるぞ」ということに気がつき始めます。ただ、私は本人が聞いてくるまではあえて伝えなくてもいいかなと考えています。聞かれたら正直に答えるつもりですが、その日は今のところまだやってきていません。■食物アレルギーやルール違反に要注意!幼稚園や保育園、小学校によっては、バレンタインであってもお菓子の持ち込みや交換はしてはいけないというルールになっているケースも多くあります。特に、アレルギーなどの心配があるため、乳製品などが含まれている可能性の高いチョコは扱いに注意が必要な食品です。どうしても息子にバレンタインでチョコをもらう経験をしてほしいと仲の良い女子ママに頼む、という手もありますが、ルール違反にならないかの確認は必ずしておきましょう。もらったらもらったで、ホワイトデーのお返しに悩むし、もらえないとそれはそれで寂しい…と男子ママにとっては一喜一憂のイベントとなるバレンタイン。もらいすぎて悩むケースもよく耳にしますし、チョコをもらったけど、甘いものが苦手な子はママが食べることになって大変という話も聞いたことがあります。もらってこないのも、ある意味ホッとできるかもしれませんね。たとえもらえなくても「きっと女子ママが、お返しのことを気にしてくれたんだな」とポジティブに気持ちを切り替えて、2月14日は明るく過ごしましょう!
2018年02月05日都会で慌ただしく子育てしていると、「もっとゆっくりと過ごしたいな」と感じることはありませんか? 子どもたちのためには、のびのびと暮らせる地方での暮らしは大きな魅力ですよね。しかし、地方での子育てにも良し悪しがあり、実際に移住する前の下調べが重要です。今回は地方に移住するとき、何を基準にして決めればいいか考えてみたいと思います。■20~40代の地方移住希望者が増加中!NPO法人「ふるさと回帰支援センター」の統計によると、地方移住について相談者のうち、20~40歳代の割合は年々増えていることがわかります。2008年約30%だった地方移住の20~40歳代相談者が、2016年には約68%に! ひと昔前のいわゆる定年退職後に地方移住を検討する人が多かった時代から、現役で仕事をする世代が移住を考えるという変化が起こっています。それを裏付けるような調査結果も。「NTTデータ経営研究所」が行った調査によると、都市部に住む6歳未満の子だけを持つ親たちの41.2%が「地方への移住や転職をしたい」と回答。4割もの人たちが現在住んでいる都市部に何かしらの物足りなさを感じ、地方への移住を希望しています。■子育て世代は、何を求めて移住するのかでは、都市部で暮らす子育て世帯は、何を求めて地方への移住を検討しているのでしょうか? 先ほどの「NTTデータ経営研究所」の調査によると、地方への移住や転職を考えるきっかけや、移住先の保育園・幼稚園として魅力について次のようなことが挙げられています。●子育てのために自然環境が豊かなところ、地域コミュニティが豊かな地域で暮らしたい●自然環境を活かし、子供の五感、生きる強さ、主体性を育成する保育・教育のある環境都市部での子育てにおいて、子どもの自然経験が不足していると感じ、それを地方での暮らしに求めている人が多いようですね。■都会に出てきて驚いたこと。地方暮らしメリットとは実際に、筆者は昨夏まで人口20万人未満の地方自治体で暮らしていました。2人の子育てを約4年半地方で行い、その後都会に引っ越してきたことで、地方のメリットとデメリットが見えてきました。地方と言っても、その特色はさまざまなので一概に言うのは難しいですが、筆者が感じたことをまとめてみました。<地方暮らしのメリット>●手をつけられていない豊かな自然を体感できる●お金をかけないでも十分遊べる、かかるお金もわずか●人との付き合いが親密で距離が近い●車での移動が気軽で楽にできる●住居費や食費などの生活費も安く抑えられる都会に出てきて一番驚いたのは、何をするにもお金がかかる、そしてその金額も高いこと。地方から都会に出てきて、月々にかかる外出費用はかなり膨れ上がりました。自然を体験したいと思ったら、レンタカーを借り、高速代を支払って、さらに施設への入園料などもかかるため、かなりの出費です。さらに生活費も都会に出てきてから上がり、とくに住居費は同じ広さの家賃でも2倍ほどになってしまいました。地方で暮らすと、生活にかかるお金を減らせるというのは言えそうです。■地方生活のデメリットは子育て世帯には致命的か?筆者が考える地方暮らしのデメリットは、次のようなものがあります。<地方暮らしのデメリット>●整備されていない自然もあるため、危険も伴うことがある●仕事が少なく、職探しに難航する●人が少ないためコミュニティが狭くなりがち●公共交通機関が都市部ほど充実していないため、車での生活が必須仕事が少なくて職探しに苦労するのは、地方の生活で致命的な部分でもあります。子育て世帯は、子どもを養わなければならないので、職無しというわけにはいきませんよね。さらに、仕事が見つかっても、その賃金は下がることが多いです。生活にかかるお金が減らせても、収入自体が下がることが多いため、結局地方にいても都会にいても、残るお金は同じになる可能性が高そうです。このため地方移住を検討する場合には、費用よりほかのことを重視した方がいいかもしれません。■住みたい田舎ランキング1位の超充実支援策地方の自治体が子育て中の移住者に対して行っている支援策について見ていきましょう。茨城県常陸太田市は、いち早く子育て支援策に取り組んできました。今年1月に『田舎暮らしの本』が発表した「2018年版 住みたい田舎ベストランキング」の人口10万人未満の市町村で子育て部門で1位になり、注目を集めています。この市では、若い世帯への費用の助成が大変充実しています。<常陸太田市の若い世帯向け助成(抜粋)>・結婚して3年以内の新婚夫婦に最大で3年間家賃の補助として、一世帯当たり月2万円を助成・子育て世帯や子育て世帯と一緒に住むために家を購入した人に最大20万円が助成(住宅取得促進助成金)・1歳未満の子を持つ親へのおむつ購入費用2万円が助成・保育園では3人目の保育料の無料化などさらに費用の助成だけでなく、「こども夜間診療」という平日の午後6時から10時まで、持ち回りの病院に診察してもらえる取り組みもしています。このように、地方の自治体では子育て世帯の移住を増やそうと、税金と手間をかけた真剣な取り組みが進められています。子育て世帯が移住してくれるということは、その子どもや孫の世代まで住み続けてくれる可能性もあるため、その地方の未来にかける投資ということになるのでしょう。ここまで読んでみて、どう感じましたか? 理想の場所で子育てしたいと思いながらも、実際はなかなか踏み切れないという人もいると思います。大切なのは、「自分と家族の価値観を守るためにどこに住むか」ということですよね。自分が大切にしていることを実現するために、都市部と地方、どちらが適しているのかしっかりと考えたうえで、地方への移住も視野に入れてみるといいかもしれません。【参考文献】・ NPO法人ふるさと回帰支援センター ・NTTデータ経営研究所: 「都市地域に暮らす子育て家族の生活環境・移住意向調査」 ・ 「2018年版 住みたい田舎ベストランキング」 (宝島社『田舎暮らしの本』2月号)・ 子育て上手 常陸太田(茨城県常陸太田市)
2018年02月03日2月はバレンタインシーズン。女の子から男の子へのプレゼントのほか、仲良しの女の子同士でチョコを交換する「友チョコ」も一般的になってきました。最近では、小さいうちからバレンタインを楽しんでいる子も多いようです。でも、そんなチョコレートのやりとりが、思わぬトラブルを生んでしまうことも!?■「聞いてないよー!」禁止のはずが、降園後にチョコ交換会に「入園して初めてのバレンタイン。園には『食べ物の持ち込みは禁止』というルールがあったので、チョコレートのやりとりもないだろうと安心していました。でも当日、お迎えのママたちがみんなチョコを持参していて、園を出た途端にチョコ交換会に。何も用意していなかったうちの娘は参加できず、寂しい思いをしました」(30代・4歳女の子のママ)保育園や幼稚園では、「園内へのお菓子の持ち込みは禁止」と決められている場合がほとんどです。ただし、園によっては「バレンタインは降園時のチョコ交換OK」など、暗黙のルールが存在していることも。気になる場合は、仲のよいママなどに前もって相談しておくと安心かもしれません。■ホワイトデーのお返し相談、ほかの男の子ママには“地雷”かも「クラスの女の子からチョコをもらったので、『ホワイトデーのお返しどうする?』と男子ママグループに相談したら、何だか微妙な空気に…。実は、チョコをもらっていたのはうちの子だけだったんです。他のママからは『うちの子とちがって○○くんはモテモテでうらやましいわ』などと言われてしまい、気まずい雰囲気になってしまいました」(30代・5歳男の子のママ)子どもがチョコをもらった場合、つい「ほかの子ももらっているだろう」と思ってしまいがちですが、そうではないことも多いもの。ホワイトデーの相談をするなら、「同じ子からチョコをもらっている」と分かっている相手のみにしましょう。ハッキリしない場合は、職場のママや学生時代の友人など、園とは無関係の人に相談するのが無難です。 ■自分の子だけチョコがもらえなかった…上手なフォローは!?「バレンタイン、うちの息子はチョコゼロ。しかも、普段仲良くしている男子グループの中で、うちの子だけ誰からももらえなかったことが判明。本人はあまり気にしていないようですが、親の私がちょっと落ち込みます」(40代・7歳男の子のママ)お友だちの中で、わが子だけチョコがもらえなかった…となると、ママとしては少し落ち込んでしまいますよね。でも、落ち込んだそぶりは本人には見せず、そのぶん愛情たっぷりのチョコをわが子にプレゼントしてあげてください。もし子ども本人が気にしているようなら「○○くんを好きな女の子は、きっと恥ずかしがり屋さんでチョコを渡せなかったんだと思うよ」などとフォローしてあげて。■子どもの手作りチョコ、一番大変なのは「手伝うママ」「バレンタインは大量の友チョコづくりで大変。キッチンはぐちゃぐちゃになるし、ラッピング代も合わせるとお金もかなりかかります。『市販の安いチョコでいいじゃない』と思いつつも、子どものお友だち付き合いのため…とあきらめてます」(30代・7歳女の子のママ)小学生くらいまでのバレンタインは、「好きな男の子にチョコを渡す」というより、友チョコの交換がメイン。数も多くなりがちなので、手作りとなると、手伝うママにとっても負担が大きくなることも。「年に一度のことだから」と目をつぶるママも多いようですが、「自分でキッチンを片付ける」「ある程度の費用はおこづかいでまかなう」など、子どもの年齢に合わせて約束事を決めてもいいかもしれませんね。子どもにとってはチョコのやりとりも楽しいイベントの一つ。せっかくのバレンタインがトラブルによって残念な思い出にならないようにしたいですね。
2018年02月02日今週の土曜日は節分。そろそろ豆を準備しておきたいところ。 「豆まき」は平安時代に中国から伝わった、悪鬼を追い祓う「追儺(ついな)の儀式」に由来します。それが広まって、厄よけを願う行事として定着したのだとか。こういった昔ながらの季節の行事、大切にしたいですね。さて、豆まきの鬼役は誰ですか? やっぱりパパ? 毎年パパというのも、ちょっとお気の毒な気も…。今年はちょっぴり愛嬌のある鬼を、お子さんと一緒に手作りしてみませんか? 風船を使って簡単にできますよ!■「鬼ふうせん」の作り方<材料>風船 1つ毛糸 7mくらい色画用紙(角部分) 1枚型紙(胴体部分) 1枚15cm長の定規黒マジック、色鉛筆、セロハンテープ<作り方>1、風船をふくらまし、黒マジックで鬼の顔を描く。2、色画用紙に半径8cmの半円を描いて切り取り、さらに半分に切る。 3、2の色画用紙を角の形に丸め、端をセロハンテープで留める。これを2つ作る。 4、3の角を、顔を描いた風船の上側にセロハンテープで固定する。5、型紙に胴体の絵を描いて切り取り、色鉛筆で色を塗ってから、風船の下側にセロハンテープで固定する。6、毛糸を15cm長の定規(型紙を切って代用してもOK)に往復23回くらい巻きつける。 7、定規を抜き取り、巻き付けた毛糸の中央部分を、ぶら下げる長さに応じて別にカットした毛糸で束ねる。 8、毛糸を風船の角の間にセロハンテープで固定し、ぶら下げて出来あがり。 赤、黄、青など風船の色もさまざまに、いくつか鬼を作って並べても楽しそうです。ぶら下げる場所は、豆まきしやすいところを選びましょう。鬼は夜にやってくると言われているので、豆まきは日が暮れてから、家族全員で集まって始めるのが習わしです。本来は年男か一家の主人が豆をまく役目なのですが、家族のイベントという意味合いも強いので、みんなでまきましょう。そして豆まきが終わったら、それぞれの年の数よりもひとつ多い数の豆を食べて、新しい1年の無病息災を祈ります。今年の節分は「鬼ふうせん」で、パパは鬼役卒業!? ぜひ、家族みんなで豆まきを楽しんでくださいね。そして、たくさんの福がやって来ますように。
2018年02月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもに友達を作ってあげられない」という、ななこはるさん(40歳・専業主婦)に、心屋塾認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■ななこはるさんのお悩み子どもにお友達を作れない母親は、子どもにどうしてあげたらいいでしょうか。「自分が母親じゃなければ」とか、「自分自身いなければ良かったのに」と、プライベートで遊ぶ人たちを見ると、死にたいくらい辛いです。助けてほしい。誰か助けてほしい。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の福田とも花さんよりななこはるさん、ご相談ありがとうございます。子どものお友達が、親子で幼稚園以外の時間も約束をして一緒に遊んでいる様子を見ると、「私がお友達を作ってあげられないせいで、ごめんね」と罪悪感を感じてしまうお気持ち、とても良く分かります…。私も少し前までは、子どもの夏休み前などに、ほかのママ達が約束をしている会話を聞き耳を立てては、心が凍りつき、落ち込むことの繰り返しでした。けれど、ななこはるさんも、そんな辛さから必ず抜け出すことが出来ますよ!それでは早速ですが、ななこはるさんが幼稚園生ぐらいの子どもに戻ったつもりで、口に出して次の言葉を言ってみて下さいね。「お母さん、私お友達がいなくて寂しいよー」「お母さん、私が寂しい気持ちに気付いてー」「お母さん、お友達ができないようなダメな子でごめんね」「お母さん、寂しい顔を見せて、心配させてごめんね」「お母さん、こんな私でガッカリさせてごめんね」言ってみて、どんな気持ちが湧いてきましたか?子どもの頃のななこはるさんは、お友達を自分からたくさん作ることができていましたか? もしかしたら、人見知りだったり、数少ない決まったお友達とだけ遊んでいたのではないでしょうか?自分からお友達に声をかけるのが恥ずかしかったり、怖かったりした時、本当はお母さんにどうして欲しかったですか? 何て言って欲しかったですか?こちらのご相談にも『死にたいくらい辛いです。助けてほしい。誰か助けてほしい。』と書かれているように、ななこはるさんは、死にたいくらい辛くならないと、人に助けを求めてこなかったのではないでしょうか。小さい頃に、お母さんにちょっとした事ですぐに助けを求めてしまうと、どんな顔をされそうで怖いですか? 何て言われそうですか?・迷惑をかけてしまいそう?・心配をかけてしまいそう?・嫌がられてしまいそう?・甘えるなって怒られそう?子どものななこはるさんは、自分だって寂しかったのに、そんな自分の気持ちより、お母さんに迷惑をかけたくないとか、心配をかけたくないという、お母さんの気持ちの方を優先させてきたのかもしれませんね。いつもいつも、自分は後回し。そして「友達を作れない自分がいけないのだから、寂しいだなんて助けを求める価値なんてない!」と、寂しがる自分さえも責めていたのではないでしょうか。そんな寂しさや自分を責めて苦しかった小さな自分と、目の前のわが子が重なって見えるから、「あの時の自分と同じ思いを味わわせたくない!」「助けてあげたい!」「助けなければ!」と、死にたくなるぐらい必死に自分を追いつめているのかもしれませんね…。『子供にお友達を作れない母親は、子どもにどうしてあげたらいいのでしょう』と書かれていましたが、助けてあげるべきは、目の前の子どもではなく、ななこはるさん自身なのかもしれませんね…。それではひとつ、ワークをしてみたいと思います。お友達をうまく作れなかった、子どもの頃の自分を、お水を救うようにして手の平に乗せてみて。そして、大人のあなたから手の平の子どもの自分に、こう話しかけてみて下さいね。「お友達が作れなくて、寂しかったね。」「お友達の輪に入って行くのは、怖かったね」「そんな寂しさや怖さに、気付いてあげられなくてごめんね」「こんなに寂しいのに、お母さんに心配かけさせないようにと、助けてと言わせてあげなくてごめんね」「あなたに我慢させ続けて、ごめんね」「助けて欲しかったら、助けてと言ってもいいよ」「もう一人きりで頑張らなくていいよ」「あなたの気持ちを、教えてくれてありがとう」手の平の子どもの自分は、どんな表情になりましたか?お友達が欲しいのは、もしかしたら目の前の子どもというよりは、ななこはるさんの方なのかもしれませんね。ななこはるさんが、ひとりきりで頑張らなくてもいいのだとしたら、どうしたいですか? もし、助けを求めてもいいのだとしたら、もし寂しいと言っていいのだとしたら、誰に何て言いたいですか?今、頭に思い浮かんだその人に、とっても勇気が要るし、とっても怖いと思いますが、小さい頃の自分が言えなかった言葉を、大人になった自分が今、自分のために言ってみてあげませんか?お子さんは自分のために、ママがママ自身を責めて苦しむことを、望んでいないのではないでしょうか。まずは、ななこはるさんが「寂しい」と言ってみましょう! 「助けて」と言ってみましょう!ママが一人きりになることを終わらせると、子どももママの背中を見て学び、子ども自ら助けを求め、声を上げられる子どもになります。ママが子どものためにできることは、自分で自分を幸せにする姿を見せてあげることです。幸せなママの背中を見せてあげることです。ななこはるさんが、周りの人から愛され助けられながら、親子で幸せに過ごされることを、心から応援しています。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2018年02月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「輝いている人を見ると、自分は劣っていると落ち込んでしまう」という、Mikiさん(28歳・セラピスト)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■Mikiさんのお悩み学生の頃、人に嫌な言葉を言うなどして孤立してしまい、引きこもりになりました。男性との問題などもあり、異性の声や人の目も怖くなりました。5年間経ったある日、思い立って働きだして今に至ります。今は好きなことも見つかり、やりたかったことも形になっています。ですが、自分よりも輝いてる人や容姿のキレイな人を見ると、どうしても「自分より幸せになる」「私は幸せになれない」と思ってしまい、嫉妬したり、その人が苦手になったりします。私がしたいことや起きてほしいことが起きている人を見ると、友達なら一緒に喜べるのに、友達でない人や苦手な人だと比べてしまいます。人と比べて「自分は劣っている」と思い、落ち込みます。恋愛もしていましたが、どの相手も遊びでした。最近では、初めから分かっているので傷つかないと思い、明らかに遊びと分かっていた人を好きになりました。とても楽でしたし、最後もさっぱり終われました。私は依存的でコントロールが下手で、自信があるのにない。とっても矛盾しています。 私が幸せな恋愛をしたり人間関係を築いたりするには、どうしたらいいですか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりはじめまして。心屋塾マスター講師のひらいなずです。ご相談内容を読ませていただいて、Mikiさんがご自分のことを「自信があるのにない」と思われているのが、とても印象に残りました。あくまでも想像ですが、きっと小さい頃から成績もよく、かわいらしい女の子だったのではないでしょうか? 何をしてもそこそこできるけれど、ナンバー1にはなれない。そんなことが多かったのかなぁと思うのです。なぜならば、お悩みの内容がすべて人との競争のことだからです。例えば「人に嫌な言葉を言って」という部分。相手が嫌がる言葉を言いたいときは、大抵の場合「相手を打ち負かしたい」「負けたくない」「自分が正しいということを納得させたい」といった思いがあるときです。友達ではない人、苦手な人より劣っていると落ち込むのも「自分が負けた」と思うから。常に人との競争の中で、自分の価値を決めているのですね。 このように他者との比較の中で、Mikiさんが常に抱えている「自信があるのにない」という葛藤。ここに大きな勘違いが隠れているように思うのです。Mikiさんにとって、自信とは何を示すのでしょうか? もしかするとそれは「負けられない」というプライドであり、「負けなかった」もしくは「負けたとしても、プライドを傷つけないうまい言い訳がついた」という結果なのではないでしょうか?もしそうだとすれば、それは残念ながら、本当の意味での自信とはいえません。本当の自信とは、たとえ負けてもその自分を肯定することができる、自分を信じる力です。ご相談内容を拝見する限り、Mikiさんは負けられないというプライドがあるけれども、「どんな自分も信じる」ということができずにいるようにお見受けします。Mikiさんがおっしゃる「自信がない」というのはこの部分で、「油断したら負けてしまうダメな私」という前提があり、そんな自分が許せていないのだと思います。「負けたら価値のない自分」という前提は、いつ、どこで生まれたものなのでしょうか?ヒントは、ご両親の価値観と関係しているように思います。例えば「いい成績をとりなさい」「あんな子みたいになっちゃダメ」「お姉ちゃん(お兄ちゃん)みたいにやりなさい」「妹(弟)はできるのに」など、物質的な価値観や比較があったのかもしれません。Mikiさんが小さな頃、ご両親からよく言われた言葉はなんでしょう? 思い出してみてほしいのです。そこに「負けられない。負けたらダメ」というプライドと「負けてしまうかもしれないダメな自分」という前提を作り上げた元があるはずです。その恐れの元をみつけて、「それは親の価値観であり、自分の存在価値とはまったく関係ないんだ」と気がつくことが大事です。そして、もうひとつ、大事なことがあります。それは「とことん負けてみる」を体験すること。これまで、Mikiさんは負ける勝負はしてこなかったはずです。恋愛にしても、遊びの恋をすることで傷つかないように自分を守ってきましたね。そうやって落ちないように落ちないように、安全と思えるところだけを歩いてきて、結果的に身動きがとれなくなってしまった。恋愛も人間関係も幸せだとは思えないのは、本当の意味で「自信をつける」ということを今までしてこなかったからです。上述もしたように、本当の自信とは「負けても、その自分を肯定することのできる自分を信じる力」です。それは負けない限り、手にすることができないものなのです。負けるとは傷つく覚悟のことです。フラれるとわかっていても、好きならぶつかっていく覚悟。失敗するかもしれないけど、やりたいからやってみる覚悟。それは、自分の本音に素直になるということでもあります。これまで負けたくなくて、傷つきたくなくて、隠してきた本当の自分の気持を出してみてください。結果を恐れず「本当にやりたいこと」をやってみてください。そして、「負けるのを恐れて、我慢しながらやってきたこと」をやめてみてください。安全の枠の外に、思いきって出てみること。とことん傷ついてみること。その先で「傷ついても大丈夫なんだ」ということが実感できたとき、人間関係でも恋愛でも、素晴らしい出会いが待っているのではないかと思います。Mikiさんの勇気を応援していますね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年01月30日肌のうるおいのためにも、家族の風邪・インフルエンザ予防のためにも、冬場の乾燥には気をつけたいですよね。室内の乾燥対策の定番は加湿器ですが、中には「子どもが加湿器を倒しそうで使えない」などの声も。実は、加湿器を使わずに、部屋の湿度を上げる簡単な方法があります。特に、赤ちゃんや小さい子がいる家庭が取り入れやすい安全安心な加湿の裏技をご紹介しましょう。■加湿の裏技その1:寝室におすすめ「塗れタオル干しっぱなし作戦」夜寝るときの乾燥が気になっても、朝まで加湿器をつけっぱなしというわけにはいきませんよね。そんな時におすすめなのが、塗れたタオルを部屋に干しておく方法。タオルを水で濡らし水滴が落ちない程度に絞ったら、ハンガーにかけて干しておきましょう。「いちいちタオルを濡らすのが面倒」という場合は、入浴後、使ったバスタオルを部屋に干しておくだけでも効果的です。この加湿法は、乾燥が気になるホテルの部屋などでも有効ですよ。■加湿の裏技その2:加湿と掃除の一石二鳥「フローリング床を水拭き作戦」部屋の床がフローリングなら、かたく絞った雑巾で水拭きすると、室内の加湿に役立ちます。気になるホコリもきれいになって一石二鳥ですね。ただし、フローリングの材質によっては水拭きNGなものもあるので事前に確認を。その場合は床ではなく、窓やテーブルを水拭きするようにしてみましょう。 ■加湿の裏技その3:大きな葉ほど効果的?「観葉植物で湿度アップ作戦」お部屋のインテリアとして気持ちをいやしてくれる、鉢植えの観葉植物。実は、観葉植物を室内に置いておくだけでも、加湿効果があるのだそう。植物には「蒸散作用」という働きがあり、水分を根から吸い、葉から蒸発させています。そのため、加湿効果を狙うなら葉の大きい植物を選ぶとよさそうですね。毎日同じくらいの時間帯に葉に霧吹きで水をかけると、さらに加湿効果がアップします。■加湿の裏技その4:高い場所でも使いやすい「ペットボトル加湿器作戦」「加湿器を床に置くと子どもが倒してしまいそう」というママにも使いやすいのが、ペットボトル式の加湿器です。水を入れたペットボトルに取り付けて使用するため、子どもの手が届かない棚の上など、高い場所でも使いやすいのがポイント。電源はコンセントやUSBタイプもありますが、電池式を選べば置き場所を選びません。加湿力が高いのはスチーム式ですが、加湿器内の水が熱くなるため、子どもが触れるとヤケドの恐れも。心配な場合は超音波式を使うとよいでしょう。■番外編:「それでも、一般的な加湿器」という場合に気を付けたい注意点3つ注意点その1:一般的な床置きの加湿器を使う時、子育て家庭でもっとも気をつけなければいけないのがヤケドです。吹き出し口から熱い蒸気が出るスチーム式加湿器は、赤ちゃんが触れてヤケドをしてしまう危険性が。スチーム式加湿器を用いる際は、子どもが近づくことができないようゲージなどで囲い、使用中は目を離さないように気をつけましょう。注意点その2:加湿器本体に触れなくても、子どもがコンセントに引っかかって加湿器が倒れると、中のお湯が体にかかってヤケドをしてしまうことがあります。設置する時はコードの位置にもしっかり気を配り、地震が起きた時なども考えて、高所に置く場合は倒れないように対策をしておきましょう。注意点その3:できれば、子どもが小さいうちは、熱い蒸気が出ない気化式やハイブリッド式の加湿器を選ぶと安心です。加湿器があっても、すべての部屋に用意するのは難しいケースもありますよね。身近なアイテムを使って手軽に加湿する方法を知っておけば、冬の乾燥予防に大いに役立ちそうです。
2018年01月29日もう過ぎたことだとはわかっているのに、あの時、なんであんなことしちゃったんだろう? あんなことしなければよかった… など、いつまでも後悔してしまい、心が苦しい時はありませんか? 心屋認定講師の石川稀月さんが、後悔せずに今を快適に過ごせるようになる処方箋をご紹介します。■後悔より、素敵な未来をイメージしよう後悔したり、反省することは一般的に、自分を省みるという点でいいこととされていますが、実はうまくいかなかったことに焦点を当て「うまくやれない自分」というイメージを強めて、自信や自己肯定感を揺るがせてしまいます。後悔とは、自分で自分を責める行為。うまくいかなかった上に責められては、やる気が出なくなる、明るい見通しができなくなる、不安になるのは自然なことです。自分を責めるために使ってる時間と力は、自分のいいところやうまくいっているところ、素敵な未来をイメージするために使った方が有効です。■違う選択肢を選んだら、うまくいったの?「なんであの時?」と後悔しますが、その答えは「こうなることはわからなかったから」です。時間が経過して結果が出たから、違う選択肢の方がよかったと思うのです。人は何かを決める時、その時その時で「最高の決断」をしています。自分が不幸になるように決断をする人はいないのです。例えば、たくさん食べてしまって体重が増えて後悔してしまう場合でも、それは、自分を満足させる、気分良くさせることを優先して決断した結果なのです。違う選択肢にしたらうまくいった、などという確証はないことを、覚えておきましょう。■“最高の決断”をした過去の自分を認めてあげよう自分がどうしてその決断をしたのか、思い出してみましょう。素敵な未来を創りたくて決断して、頑張ったり、努力したりしたはずです。ぜひ自分をうんとほめたり、ねぎらってあげてください。「よく頑張ったね、思ったような結果にならなかったけど、次はきっとうまくいくよ、また一緒に頑張ろうね」など嬉しくなる言葉を、自分を抱きしめながら言ってあげましょう。■「現実」は、自分の心の中の「材料」で創られるうまくいかなかった原因は、「たまたま」だったりします。どんな人にもうまくいかない時があるのです。小さい頃から、○○だからダメ、××しないと、△△でいないと、□□になったら終わりだ、などと教育されます。たまたま起きたつらい出来事から、自分で学習して自分なりの決め事を作って守り通していたりもします。その心の中の材料に影響されて、辛い努力をしてしまったり、恐れていることを実現してしまいます。 大切なのは「材料」です。「好きなことをしていつもうまく行っちゃう人」「ありのままで人も自分も幸せにする人」「物事はうまくしかいかない」など、嬉しくなる、やる気の出る魔法の言葉を何度もつぶやいていい材料を心の中に入れておきましょう。うまくいかなかったのはたまたまで、次はきっとうまくいくと思え楽になっていけるでしょう。■後悔は「自分をもっと大切にして」というメッセージ 未来や他人にいい評価をもらうために我慢して、今を犠牲にしてしまうから、望んだ結果にならなかった時、損した気持ちになるのです。過去の我慢した辛さが実を結ばなかったことが悔しいのです(この悔しさが嫌いで頑張らない人たちもたくさんいたりします)。後悔はあなたからの「自分をもっと大切にして」というメッセージなのです。■後悔しないためにできること他人軸をやめて自分の機嫌を大切にしましょう。自分は「本当は」どうしたいの? 自分は「本当は」どうしてもらいたいの? 何をわかってもらいたい? どんな気持ちでいるの? 我慢しすぎてない? 疲れてない? をちゃんと気にかけましょう。今この瞬間の自分の機嫌がよければ、どんな過去でも「あんなことがあってかえって良かった」と思えるようになります。どんな状況も出来事も「しあわせのたね」として扱っていきましょう。今感じている我慢やがんばりすぎは、本当に必要な物なのでしょうか? 好きなことをしていてもうまくいくとしたらどうしますか?なにかを決める時は、「後悔しない」「自分を責めない」ことも込みで決める。自分を大切にして、今の自分をちゃんと幸せにしていきましょう。 ・このカウンセラーのブログを見る
2018年01月25日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分を好きになりたいのに、母親そっくりな自分が嫌い」という、ドーラさん(50歳以上・看護師)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■ドーラさんのお悩み50歳にして、未だに「自分のことを好きな人」になりたい、という夢が捨てられません。私は、ガミガミうるさくて意地悪で被害者ぶっている実の母親が大嫌いです。ですが、最近自分が母親に似ていることに気付いて愕然とし、ますます自分が嫌いになっています。心屋の考えに触れ、”自分の中の小さい子ども”に声をかけてあげていますが、その度に泣けて泣けて…。母親そっくりの「ガミガミうるさくて意地悪で被害者ぶる自分」を好きになれる日は来るのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりドーラさん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。「自分を好きになりたい」と心屋に触れ、自分に向き合っていらっしゃるとのこと。素敵だなぁと思いました。ぜひ好きになっていただきたいですし、なれますよ!ただ、もしも「どんな自分も好きと言えなければいけない」と思っているのだとしたら、それを叶えるのは苦しくなっていくことでしょう。なぜなら、それが”完璧主義”な考え方だからです。欠点もあるけれど、なぜか憎めず、その不完全さが逆に安心感や親近感を生み出している人が、ドーラさんの周りにもいませんか? 欠点も時に顔を出すけれど、「好きな部分もたくさんある」と許せる――。「自分を好きな人」というのは、そんなイメージだと思ってみてくださいね。「出来が悪いほど可愛い」になったら最高です(笑)。ですから、ガミガミうるさいところ、意地悪なところ、被害者ぶっちゃうところが時々顔を出して、「嫌だな」と思う瞬間があってもいいのです。そうした自分の欠点もわかっているからこそ、それでも一緒にいてくれる人に感謝も湧いてくるもの。相手に悪かったなと思ったら、素直に謝ってみてください。そして、必要以上にその自分を責めず、「そういう自分もいていいよ(そういうときがあってもいいよ)」と許してあげてください。「自分の嫌なところ」は、目につきやすいですよね。目につくと、時々しか顔を出さないのに、「それが私という人間」だと極端に捉えてもしまいやすいです。でも、そんな自分を撲滅しようとも思わなくていいのですよ。ドーラさんには、ガミガミうるさくない穏やかなときも、意地悪でなく優しいときも、被害者ぶらないときもありますよね? ともすると、本当はそういった時間のほうが多くを占めているのではないでしょうか。そんな時間のドーラさんのいいところや好きな部分を、もっと好きになってもいいのです。なぜ「自分の嫌な部分」をそんなに嫌うのか。それは、ドーラさんも気づいているとおり、お母様の嫌いな部分にそっくりだからです。小さい頃から、お母様のその部分を嫌ってきたからこそ、自分も嫌いだと思ってしまう――。(※)「自分はそうならないつもり」がなってしまう仕組みについては、 こちらのページ も参照してみてください。お母様のその嫌な部分のせいで、ドーラさんも嫌な思いをしてきたことと思います。ですが、その「被害者」も、もう終わりにするときが来ているのかもしれませんね。そのお母様を許すことは、自分を許すことでもあり、一石二鳥です。お母様が目の前にいるイメージで、こんな言葉を、上から目線で言ってみてください。「お母さん、大嫌い! ガミガミうるさくて意地悪で被害者ぶっているとこが大嫌い。そのせいで私、嫌な思いをいっぱいしてきたよ。なのに、私もそんな人になっちゃった。だから、お互い様ってことで許してあげる。私の被害にあった人に感謝してよね。でも、その嫌いな部分以外は大好きだよ。お母さん、大好き!」と。そして、こんなふうにも呟いてみましょう。「お母さんみたいになってもいい。っていうか、もうなってるし!」「たまには、人に私のような思いをさせてもいい」。私が好きなインドの言葉に、「人は生きていれば、迷惑をかけあうもの。だから、あなたも許しなさい」という趣旨の言葉があります。「社会全体で、お互い様」ということで、それが「許し合う」ということなのでしょうね。この許すには、「自分を許す」も入っていると私は思っています。ドーラさんが、いろんな自分との関係を良好にしていくことで、人間関係も良くなり、楽しく過ごされていくことを応援しています! ・このカウンセラーのブログを読む
2018年01月23日新しい年の始まりは、一年の運勢が気になりますね。実は、私も占いは大好き。その時々で結果を楽しんでいます。でも、未来の自分をすべて占いにゆだねてしまう人も、世の中には少なからずいるようです。「どうなるか分からない未来が不安。だから占いに答えを教えてもらいたい」その気持ち、よくわかります。今回は、占いをちょうど良く楽しむためのコツについてお話ししましょう。■頼りすぎる傾向にあるのは「自分を信じていない人」占いに頼りすぎる人は、「頼りやすい」環境に身を置いている場合が多いといえます。例えば、ミスが許されない立場にある、あるいは失敗できないと本人が思い込んでいる環境にあるなど…。また、これまでがあまりに物事がうまくいきすぎたせいで、かえって自分の弱みを家族を含め誰にも見せられない状態になっていたり、ということもあります。気持ちの部分で、自分のことをどこかで信頼していなかったり、自分を無力だと思ってしまっている人。こういう人は、占いに左右されてしまう傾向が強いといえます。■「自分の声を教えてもらった」占いをほどよく楽しむ秘訣「何人も占い師さんに聞いてみたけど、みんなバラバラで迷ってしまう」という人がいます。それもそのはず、占い師さんは自分の声の代弁者でもあります。自分の心の声に気づかせてくれるわけです。だから、自分の心が迷っていれば、占い師さんの答えもバラバラになるのは当たり前。占いを適度に楽しむなら「自分の心の声を代弁してくれている」と思うことが大切です。もし、占いの結果が悪かった時は、自分のネガティブな声を教えてもらったと受け取りましょう。「今は運気が悪いからやらないほうがいい」と言われたら、今自分はやりたくないと思っていると考えればいいのです。それに対して「それでもやってみよう」と思うのか「今はやらない」と決めるのかは、自分次第。占いに対して「心の声を代わりに言ってくれてありがとう」と受け止めれば、もっと気楽に楽しめますね。 ■「ただの占い好き」との境界線は?「ただの占い好き」と「占い依存」の違いは、どこにあるのでしょうか?あなたは、困った時、不安に思った時に「あの人ならどう言うだろう」と占い師さんを思い浮かべたことがありますか? その時は、要注意。自分ではなく、他人に決めてもらおうと思っていること自体が、占いという「他者」への依存傾向が強くなっているサインでもあります。答えを自分で決めるのは、とても心を消耗する作業ですし、自分と向き合うのはしんどいですね。でも、自分と向き合い、努力しない限り、これまでの流れを延々と繰り返すしかありません。「どうして私はこうなっているのだろう?」と自分自身を見つめ直すチャンスととらえましょう。■家族への不満度を知るサインかも当事者ではなくその夫から「妻が占いばかりしている。どうしたら良いか」という相談が持ちかけられるケースもあります。その場合、妻が「家族」そのものに対して悩みを抱えていることが多く、妻の悩みをもちろん夫は気づいていません。そういった事例では、これまでの経緯や事実の中から、その悩みのきっかけを探していくことになります。事実をあげていくと、「おそらくこれが原因では?」という妻が抱いている不満、悩みがぼんやりと浮き上がってきます。そうなれば、そこからは夫婦での話し合いが必要となります。妻がもし占いばかりしていると感じたら、「何か不満を抱えているのかな?」と心の内を気にかけてあげましょう。そして、妻にきちんと向き合って話し合う機会を持つ、妻の不満に共感するということが大切になってきます。企業の経営者などは、さまざまな結果を想定して悩み抜き、すべての責任を負う覚悟で物ごとを決定します。けれど、最後の最後、もうひと押し欲しい。そんなとき、神社やパワースポットに行ったり、占いをしたりするそうです。思いを貫く時、その原動力のプラスαとして何か、例えば、占いを頼りにすることは良いことだと思います。自分と向き合う、そのひとつのきっかけとして、占いを楽しみましょう。
2018年01月19日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「交際相手に八つ当たりをされてばかり」という、はなさん(39歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■はなさんのお悩み交際3年になる彼は家庭のある身で、いつか彼と一緒になることを目指して過ごしています。彼とは僅かな時間しか会えないのに、その時間すら彼は全く楽しくなさそうに、イライラと私に当たります。イライラの理由は仕事なのか家庭なのか分かりませんが、「私の存在がウザイ。気持ち悪い。触るな、近づくな、もう終わりにする、終わりにすればいいだろ!」などと、私に暴言を吐き続けます。私の心の在り方が原因と考え、心屋さんの本を読み、講演会にも参加させていただきました。とても沢山泣いて笑いました。その翌日、彼が来てくれたときには幸せを感じられたのですが、その後もまた私への対応が悪化していき、以来、会いに来てくれてもいません。「どうせ愛されてる」と思っていた私は、ひとりで勘違いをしているのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりご相談ありがとうございます。つらいですね。はなさんは今、ご自分を幸せにしてあげるレッスンの最中なのかもしれません。そんな視点からお伝えさせてくださいね。今彼との間で起こっていることは、自分の心の中の「思いグセ」もしくは「セルフイメージ」が現実に投影されている可能性がある。そう考え、現状を落ち着いて観察してみてください。つらい恋愛が続いたり、繰り返したりしてしまう人は、「私は粗末に扱われても仕方ない」もしくは「愛してもらうためには相手を理解し受け止めるなど頑張らないといけない」「ありのままの自分は愛されるはずがない」などの罪悪感やセルフイメージをぎゅっと握り締めていることが多くあります。すると、そのセルフイメージを強化するような現実やパートナーを選び、「やっぱり私は愛されない」と確認する…。そのようなループに迷い込んでしまいがちです。相手との苦しい現実に悩む人は、問題そのものよりも、まず「自分が頭の中でどんなことを信じていて、どんなことを勘違いしているか」、そこに気づくだけで現実が変わることがあります。はなさんはどんなセルフイメージを持っているでしょうか。「どうせ私は○○だし」。この○○にどんな言葉が当てはまりますか? これで今のセルフイメージを簡単にチェックすることができます。そしてこのセルフイメージを簡単にひっくり返す方法が、心屋の伝えている「どうせ愛されてるし」です。はなさんも、この考え方に出会ってくださったのですね。「どうせ愛されてるし」と実際声に出してつぶやくことで、あなたが何もできなくても、何も持っていなくても、それでも愛されている存在で、あなたは確実に愛で満たされている…という現実がたくさん見つかります。愛されている証拠集めをしているうちに、古いセルフイメージが実際に書き換わっていきます。冗談みたいですが、これで人生が変わった人がたくさんいますので、騙されたと思って引き続きやってみてくださいね。ただ注意点もあります。この方法は、特定の誰かの愛を自分に向けたいから、他人を変えたいから自分が変わろう…と期待しても効果はありません。他人の心は誰にもコントロールできないからです。もしも今の状況が変わらないとして、それでも、はなさんは魅力も才能も愛情も全て持っていて、存在自体が世界から愛されているとしたら、どんな選択をしますか? それでも誰かにぞんざいに扱われる自分を許しますか? それとも、安心しあえる人たちと心から笑いあって暮らしますか?その答えを心の軸に置いた状態で、今この瞬間からひとつひとつ選択していった先に、見たかった景色が広がっていることでしょう。「自分を幸せにする」と心から決めるだけで、その後は「豊かさ」しか巡ってこなくなることにも、やがて気づいていくかもしれません。はなさんは今この瞬間も、たくさんの愛が注がれているはずです。誰かのおかげで美味しいご飯が食べられる。あったかいお布団で眠れる。このように質問の回答に選ばれることも、愛されている証拠のひとつなのでしょう。まずは、あなたの周りの「ある」をたくさん見つけてみると、自ずとあなたの幸せにふさわしい、本当の「愛」を選んでいくことができると思います。はなさんの幸せを心より応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年01月16日「将来のことを考えると不安でしかたがないんです…」、「年をとるのが恐ろしい…」。こんなことを言う若い人がいます。でもね、まだ二十代の人がそんな先のことを考えてもしかたないと思うのよ。遠い将来を考えれば考えるほど、自分を不安にさせるだけですからね。だからといって何も考えず、刹那的に生きなさいなんて言いませんよ。やはり先を考えながら行動することも必要ですからね。そこで大事になってくるのが「少し先」を見据えること。二十年、三十年先の遠い未来じゃなくて、五年先くらいまでの近い将来を考えるんです。その中で目標を決めて、少しずつ達成していけばいいと思うのよ。近い将来のことなら、具体的な計画も立てやすいでしょ?それにね、何十年も先の自分を想像すると、どうしても悲観的になりやすいの。だって、そんな先のことなんてだれにもわかりませんからね。どんな想像だってできるんだから、悪く考えようとすればいくらだって悪く考えられる…。もちろん、いいほうへ考えることができる人もいるかもしれません。でも、人間なかなかそうはいかないものなの。自分が二十年、三十年と年を重ねた姿を想像すると、どうしても不安のほうが大きくなってしまうのね。その点、少し先の自分なら年を重ねているにしても、まだ想像の範囲内…。肉体的に衰えてはいるだろうけど、悲観するほどではないはずよ。 逆に、五年後の衰えに備えて「いまから心身ともに鍛えておこう」なんて、前向きな考え方をする人もいるでしょう。よりよい自分になるため目標に向かって生きていれば、人生にハリが出てきます。どうなっているかわからない二十年後、三十年後のことを考え不安になるより、よっぽどいいと思わない?考えてもしょうがないことは考えない。ずっと先の将来より、目の前のやるべきことを考えましょう。それにはいまより進歩している、ちょっと先の自分の姿を想像することです。そうなるためにはどうすればいいのか、きちんと目標を立てることも大事ね。重要なのは、ずっと先ではなく、ちょっと先を見つめることです。 1年グラフ付【2018年~2019年/恋愛・結婚・仕事・財・転機】新宿の母
2018年01月12日新しい年を迎えると「今年こそ日記をつけよう」と思う人も多いかもしれません。最近ではスマホで簡単につけられる日記アプリも多く出ていますが、「やっぱり紙で残したい」という声も多いようです。でも、仕事や家事、育児で忙しい毎日の中では、なかなか日記を続けるのは難しいことも。無理せず長く続けられるように、工夫をしてみてはいかがでしょうか。■毎日のプレッシャーが原因? 「日付入りの日記帳」は使わない日記に挫折してしまう理由の一つに、「毎日書かなければいけない」というプレッシャーがあるのではないでしょうか。毎日忙しくしていると、ときには日記を書く時間が取れない日もあるかもしれません。そうやって空欄のページができてしまうと、「もういいや」とやる気を失ってしまう…ということも。こんな挫折を防ぐには、日付入りの日記帳や手帳はあえて選ばないのがおすすめ。日付欄がフリーのタイプや、罫線だけが入ったノートなどを選べば、毎日書けなくても「白紙のページが気になる」なんてこともありません。■良かったことだけ書く「ポジティブ日記」のすすめいざ日記をつけようと思っても「何を書けばいいか分からない」というのも、よくある悩みです。そんな時は、まずテーマを決めてみてはいかがでしょう。子どものことや、その日の食事、読んだ本の感想など、なんでもよいでしょう。中でも、あとで読み返して楽しいのは「その日あった良かったこと」です。「良い天気で気持ちよかった」「通勤電車で座れた」など、どんな小さな出来事でもOK。その日あった良かったことを思い出して書くことで、気持ちもきっと前向きになれますよ。 ■書くことが思いつかない時は「子どもに代筆」をお願い「どうしても書くことが思いつかない」「今日は日記を書いている時間がない」という時は、子どもに書いてもらうのも一つの方法です。まだ、字が書けない年齢の子どもなら、自由にお絵かきをしてもらいましょう。色鉛筆などを使えば、ページもカラフルになりますね。子どもの成長記録の一つとして、見返した時にきっとすてきな思い出になるのではないでしょうか。■子どもの字や作文の練習にも「親子で交換日記」子どもが字を書けるようになってきたら、ママやパパと交換日記をするのもおすすめです。普段、仕事と家事、育児を両立していると、園や学校での話を子どもからゆっくり聞く時間もなかなか取りにくいかもしれません。「今日こんなことがあったよ」と交換日記に書けば、親子のコミュニケーションツールになりますね。ママやパパからお返事が来ることで、子どものモチベーションもアップ。日常的に文章を書くことで、平仮名や漢字、作文の練習にもなりますね。日記は、日々の記録としての役割のほか、書くことで自分の行動や気持ちを整理できるメリットもあります。年の初めは新しいことをスタートするチャンス。自分に合った方法で、無理なく続けていきたいですね。
2018年01月02日思い出したくない、思い出すと辛い気持ちになる。誰にでもそんな「イヤな記憶」があるものではないでしょうか。忘れたいのに、いつまでたっても忘れられない。精一杯目をつむり、見ないようにすることで距離をとっていくしか方法はないのでしょうか。でもイヤな記憶は、持ったままで幸せになることはありません。新しい年の始まりを迎え、イヤな記憶と決別するには、ちょうどいいタイミングかもしれません。■イヤな記憶にとらわれてしまうのはどうして?思い出したくない思い出。カウンセリングを受ける患者さんたちのそういった記憶をひも解いてみると「小さい時の不快な経験」である場合が多いようです(事故や事件に巻き込まれた記憶など、原因が明確である場合を除きます)。「誰かとつながっていたい」という所属の欲求、そして「認めてほしい」という承認の欲求、これらが満たされなかったときに、イヤな記憶は生まれやすいといわれています。例えば、子どもの時、お母さんから「うるさい!」と言われると「自分はうるさいんだ、嫌われてしまう」という思いを抱き、欲求が満たされずにイヤな記憶として残ってしまうことがあります。あるいは「おはよう」とあいさつしたのに無視された…。大人なら「今、忙しいのかな?」とこれまでの経験からいろいろなケースを考え、忘れることができますが、子どもは圧倒的に経験が少なく、快・不快といった両極端な感情しかないために、イヤな記憶として残りやすいのです。■「親に愛されなかった」思いがイヤな記憶にイヤな記憶とはそもそも、所属、承認の欲求が何らかの出来事で満たされなかったと、自分で認識してしまったものです。一般的には、成長するにつれて「これはできないけど、これはできる」といった経験を積んでいき「自分は認められている」ことを学び、イヤな記憶は徐々に消えていきます。けれど、自分が大事にしていることで気持ちが満たされなかった場合は、大人になってもずっと残ってしまうことがあります。特に多いのは、親に対する思い。「満たされなかった」という思いは最後まで強く残ります。そのため、自分が子育てをする立場になった時、「親から愛されなかった記憶から、わが子を溺愛する」ケースや「自分がつらかったから、子どもを攻撃する」ケースなど、自分の代わりを子どもに求めてしまうことがあります。では、イヤな記憶にとらわれてしまう人、そうでない人との違いはどこにあるのでしょう。それは「過去の記憶を認めているか、いないか」の違いです。自分自身の性格や、人間的に優れているか、劣っているかといったことは、あまり関係がありません。 ■イヤな記憶を自分の糧に「過去の記憶と向き合う」方法イヤな記憶にとらわれている人に一番伝えたいのは、「イヤな記憶は決して悪いものではない」ということです。「過去の記憶を認める」というのは、「イヤな気持ちを感じた自分と向き合い、その感情を受け止めている」ということです。「こんなイヤなことを考えている自分はダメだから考えないようにしよう」などと目を背けず、イヤな記憶は自分の思考グセを教えてくれるものととらえましょう。「幸せになるために、これから変えていったほうがいいよ」というサインだと考えてみるのです。心理学の世界では、過去の記憶と向き合うためにいろいろな方法があります。ここでは、ご自身でできる簡単な方法をご紹介しましょう。1.イヤな気持ちを感じた時、過去にも同じような気持ちになったことはないか思い出す。2.その時の様子を紙に書き出してみる。3.それが「事実」なのか、自分の「感情」なのか、自分の「意見」なのかカテゴライズする。「むかついた」「恥ずかしい」など、イヤな気持ちを持ったときは、同じような気持ちを過去にも抱いたことがある場合が多いようです。例えば、子どもを叱りつけ泣かせてしまった自己嫌悪を、過去にも同じように感じたことはありませんか? 仕事で部下に言わなくてもいいこと言ってしまい落ち込んだ時は、もしかして以前、同じことを上司から言われたことがあるのではないでしょうか。頭で考えることは時間がたつと消えていってしまいますが、紙に書いて視覚化することで自分の気持ちがどんどんクリアになってくるはずです。そして事実、感情、意見に分けて考えることで、新たな側面を発見することがあります。以前、カウンセリングを受けた方で、仕事も結婚も子育ても順風満帆なのに、なぜかいつもモヤモヤする、という患者さんがいました。過去をたどってみると子どものころ「100点をとっても親に褒めてもらったことがない」という記憶を持っていることが分かりました。でも、記憶をご紹介した方法で整理していくと「親せきに(娘が)100点をとったことを自慢していた」ことを思い出しました。「親に褒められたことがない」というのは事実ではなく、実は思い込みだった…というケースもあるのです。イヤな記憶が事実ではなく、感情からきていたときは自分の思考グセを変えるチャンスです。「イヤな記憶」は自分の中にあってもいい。その記憶を認めて、自分の考え方を見つめ直すことで「イヤな記憶にとらわれる」ことは少なくなっていくでしょう。
2017年12月31日子育てをしていると思い通りにならないことも多く、ついついイライラしてしまいませんか? 仕事や家事で手一杯だと気持ちに余裕もなくなり、ますますイライラしがちです。そして、そんな自分に余計落ち込む負のループに陥ってしまいます。そんな時、手軽で簡単なセルフケアを知っていれば、イライラも解消できるかも。いつも自分のことが後回しになってしまいますが、たまには自分をいたわってみませんか? 子どもだってママが元気で笑顔なのが一番のはず! 2児のママでもある鍼灸(しんきゅう)師の高橋みど里先生にイライラを解消するお手軽ケアを教えてもらいました。■魔法のツボ その1:まずはよどんだ「気」をめぐらせる、足の甲にある「太衝」イライラが日常化している場合は、体内で「気」がうまくめぐらず停滞している「気滞(きたい)」の状態になっている場合が多いそう。気持ちの緊張状態が続き、体内にたまったよどんだ気は、心だけでなく体にも大きな負担がかかるそうなので、まずは気を上手にめぐらせてイライラを解消しましょう。例えば、カッ―と頭に血がのぼってついつい子どもを怒鳴りつけたくなる時。足の甲で、親指と人差し指の骨が交わるところにある「太衝(たいしょう」というツボをイタ気持ちいいくらいの強さで押しましょう。ここは、「気」と「血(けつ)」の流れをスムーズにするツボなので、イライラした気持ちを静めてくれます。■魔法のツボ その2:心に余裕がない時はさすってみよう、胸の間の「鳩尾」「ストレスがたまっているなあ」と感じたら、胸の真ん中あたりを手のひらでさすったり押したりしてみましょう。そのあたりには精神安定に効果的な「鳩尾(きゅうび)」というツボがあるので、やさしくさすることで心が落ち着きます。 ■魔法のツボ その3:疲労から来るイライラには足の指を広げようイライラの原因は、「気滞」による気のよどみだけでなく、心身ともに疲れて元気の出ない「気虚(ききょ)」からくる場合もあるそうです。体が疲れていると「いつもは気にしないのに…」と思うようなことでもついイライラしてしまいます。そんな時は、足の指をグッと広げるのが効果的。ペディキュアを塗る時に使う足の指を広げるグッズなどを利用すると便利です。足の指を開くと、足の裏がしっかりと大地につき、足裏の「湧泉(ゆうせん)」というツボから大地のエネルギーを吸い上げることができます。■番外編:嗅覚からリラックス! 香りもイライラ解消に効果的ちょっと強めの香りも、よどんだ気をめぐらしてくれるのに効果的です。いつもの食卓にちょっと香りをプラスしてみませんか? 例えば、サラダにグレープフルーツを足したり、香りの強いコショウをふってみたり、吸い物にみつばを入れたり……。それ以外でも、レモンなど柑橘系は料理にも取り入れやすく、気のめぐりをよくしてくれるのでおすすめです。お気に入りの香りを生活に取り入れてみてはいかがでしょう?子どもは可愛いけれど、子育ては本当に大変で、時にはイライラしてしまうもの。そんな時に効果的なツボ押しなどのケアを知っておけば、「あっ、今イライラしそう…」と思った時に、すぐ気持ちを落ち着かせることができますね。逆に、「あれ? なんか子どもがイライラしているな」と思った時にやってあげるのも効果あり。ぜひ試してみてください。もちろん、子育てに家事に仕事に…とがんばり過ぎず、「ちょっとさぼる日」を作ってみるのもおすすめです。参考図書: 「子育てをラクにする魔法のツボ」 (Kindle版)高橋みど里著。今日から簡単に自宅でできる、子どもの心と体を元気にするケアを紹介した一冊。親子の心と体を元気にする、手軽な東洋医療ケアを使った育児の入門書。高橋みど里 プロフィール鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師。国家資格取得後、オーストラリアや日本国内で鍼灸マッサージに従事。現在は障がい児向けの訪問医療マッサージ『cocoroll』も手がける。著書に『お灸で冷えとり』『子育てをラクにする魔法のツボ』、共著に『とつきとおかの安心ママ手帳』がある。イラスト:すずきあさこ
2017年12月31日仕事でミスをした時、パートナーとすれ違ってしまう時、子育てがうまくいかない時。「なんだか最近うまくいかない…」とため息をついてしまうことはないでしょうか。悲しいこと、辛いことがあっても、できればいつも明るく、幸せを感じていたいものですよね。いつもニコニコしている人には不幸なことなんて起こっていないように感じてしまいますが、実はそうではなくもともと「幸せになりやすい人」であることが多い気がします。ネガティブな気持ちをすぐに切り替えて、前を向ける。一度そんな考え方を身に付けてしまえば、いつも幸せでいることはそう難しくはありません。■不幸になってしまう原因、それは「偏り」でした幸せになりやすい人は、ひと言で表わすと中庸、つまり常に「気持ちが真ん中にいる」人ではないでしょうか。十字に交わった線を思い浮かべてみてください。左端に「自己犠牲」、右端に「自己中心的」という要素があるとします。上の端は「人への羨み」、反対の下の端には「人への蔑み」となります。「あの人が羨ましい」「辛いけど、もっとがんばらなくちゃ」「どうして思い通りにならないの?」。このように、人はどこかに気持ちが偏るものです。特に、ワーキングマザーで多いのは「自己犠牲」に偏りがちな人。誰かのために…という気持ちが積み重なってしまうと、いつか爆発してしまうこともあるでしょう。気持ちは、偏るのが普通です。しかし、偏った気持ちをすぐに十字の真ん中、中庸の位置に戻せる人が、幸せになりやすい人といえまるでしょう。反対に、幸せから遠ざかってしまう人は、気持ちの軸がずっと偏ったままの人。「私って不幸だなぁ」と感じている人は、気持ちを「真ん中」に戻すことを意識しましょう。図で例えれば、自己犠牲でも自己中心的でもなく、人を羨むことも蔑むこともない「無」の気持ちを心がけることで、不幸を感じにくくなると思います。■偏る気持ちの意識改革で不幸のスパイラルから脱出「どうしてかわからないけど、モヤモヤして、なんだかイヤ…」と感じたときこそ、気持ちに偏りが出たときです。考え方を変えるチャンスが来た! と思いましょう。自己中心的な気持ちに偏りがちな人は「ありがとう」と言われることも、言うことも少なく、周囲への感謝が足りない傾向にあるのかもしれません。人は自己成長したい、他人の役に立ちたいという欲求を本来持っているもの。だから「ありがとう」と言われることをしたり、実際に「ありがとう」と口にするよう意識してみましょう。自己犠牲に偏りがちな人は、ほかの人のお世話を焼いてばかり。そんな自分に疲れたなと感じたら、その中のお世話のひとつを、自分のためにしてみましょう。例えば、家族の食事を作るとき、一品だけ自分の好きなおかずを作ってみるのです。まずは自分、その次にほかの人という順番で考えるよう意識してみませんか?誰かを羨ましく感じてつらくなることが多ければ、自分もいつかはそうなれる可能性を持っていると考えてみてください。他人は自分を映す鏡。羨む相手と自分に共通点がひとつもなければ、そもそも、羨ましいとも思わないはず。いつかは、自分も羨む相手と同じことができるはず、同じようになれるはずと思うようにしましょう。同様に、誰かのことを「どうしようもない人ね」と蔑む気持ちが強いときは、その人と同じようなイヤな面を自分も持っているといえます。「自分が嫌っている相手は、たいてい向こうも自分を嫌っている」と聞いたことはありませんか? 他人に対して感じている蔑みの気持ちは、ほかの人が自分に対して抱いている感情かもしれない。そう思えば、自然と人を蔑む気持ちも生まれにくくなるでしょう。 ■あなたの幸せが家族の幸せ、幸せになりやすい親子・夫婦の関係は?あなたは、夫や子どもたちと幸せな毎日を送っていますか?「私を幸せにしてくれる夫」「勉強ができる自慢の子ども」など、自分の願いを家族にかぶせてしまう人は、それが思いどおりにいかなかったとき、失望し相手を責めて関係をこじらせてしまうことがあります。幸せになりやすい親子・夫婦とは「良い意味で期待せず、協力体制をとる」関係です。例えば、子どもが「学校をやめて、バンドマンになる!」と宣言したら、どうですか? 将来どうなるかわからない道を選ぶ子どもに、「ダメ」「無理でしょ」と頭ごなしに言いたくなりますよね。でも、まずは「それはどうやってなるの?」と聞いてみましょう。答えが返ってきたら「そうなんだ。それはすごく時間がかかるかもしれないね」とアドバイスし、協力の姿勢を見せるのです。内心、「それはちょっと…」と思うこともあるでしょう。そんなときは「それもいいけど、こんな情報もあるみたいよ」と、自分の気持ちを代弁するような情報をアドバイスの間に忍ばせてみるのも、私はアリだと思います。基本は、あくまで自分で気づかせ、選ばせる(あるいは選んでいるように思わせる)協力体制を意識すること。その過程で「可能性があるかどうか、見極めてみたら?」と自らジャッジする機会を与えてみましょう。夫に対しても、同様なスタンスで接するのがいいでしょう。あとは、親が幸せで、それを子どもに言葉や態度で伝えること。例えば、おやつを食べているだけでも「おいしい! 幸せだね~>」と話しかけると、子どもは「こういう状態が幸せなんだ」という知識が蓄積され、幸せな状態を具体的に感じやすくなります。これは共感力に乏しい夫にも同じ効果があります。子どもがいじめられて帰ってきたとしても、話を聞いて「大変だったね。じゃあ、おいしいものでも食べようか」とお母さんが笑顔でいること。そうすれば、子どもは「家は幸せだ」と思えてきますし、外でもがんばれるのではないでしょうか。何を幸せと感じるかは人によって違いますし、家の文化もそれぞれ。その中で、お母さんにやって欲しいのは「幸せ」と口に出して生活すること。そうやって、家庭それぞれの幸せの形を教えていってあげれば良いと思います。
2017年12月30日日ごとに寒さが増し、鼻水が出たり、せきをしたりと、少し体調を崩すお子さんもでてくる頃。インフルエンザや感染性胃腸炎の予防にも気をもんでいるママも多いのではないでしょうか?手洗いやうがいも大切ですが、今年の冬はおうちでできる、体を温める簡単ケアで免疫力をアップさせてみましょう。身近にあるものを使った温めケアの方法を、二児のママでもある鍼灸(しんきゅう)師の高橋みど里先生に教えていただきました。 ■「子どもは風の子」は昔の話、冷やす要素が多い現代は意識的に温める冬でも半ソデ短パンで過ごす子がいたり、寝ている時にすぐにふとんをけとばす子が多かったりすると、「そもそも子どもって、温める必要があるの?」と思ってしまいそうです。高橋さんによると「子どもはもともと東洋医療の陰陽で考えると、『陽のかたまり』と見られています。ただ、陽の比率が高すぎるのは、同時にバランスの崩れやすい状態でもあります。活発に動いてたくさん汗をかいた後に外気にあたり続けると、あっという間に体が冷えるなど、バランスを崩しやすいのです」。現代の生活は、体を温める要素よりも冷やす要素に囲まれているそう。そのため、意識的に子どもの体を温める生活をすることは大切だそうです。■大事なところはしっかり温め、マイナス1枚くらいがちょうど良い温める、と聞くとたくさん着こませてしまいそうですが、むやみに厚着をさせるのではありません。むしろ、服装は「1枚足りないかな」と思うくらいにしながらも、おなかや腰、首回りなど大事な場所をしっかり温めることが大切だそう。そうすることで、子どもの体に「自分で温める力」が育つそうです。体を温める熱を大きく分けると、暖房などの乾いた「乾熱(かんねつ)」と湯たんぽのように湿度を含んだ「湿熱(しつねつ)」の2種類があります。「乾熱」は体の表面にしか広がらず、内側に浸透しにくいのに対して、「湿熱」は水分を含んでいるので、湿度と共に体の深部まで温めてくれるそう。今回は、湿熱で手軽にできる4つのケアを教えていただいたので、ぜひお試しください。■温めケアその1:ペットボトル湯たんぽ空いた温かい飲み物用のペットボトルにお湯を入れるだけで手軽にできるのが「ペットボトル湯たんぽ」。<方法>1.お湯を入れても変形しないペットボトルにお湯を入れ、手ぬぐいで包む。2.お湯の温度は40~42度くらいとして、低温やけどに注意。冬の夜にふとんの中に入れるのはもちろん、それ以外にも1年中使える優れモノです。勉強中の子どもの足元に置けば「頭寒足熱」になりますし、風邪をひきそうな時に首の後ろを温めて予防するなどさまざまなシーンで大活躍します。エアコンの熱と違い、肌の水分を奪わないので、肌を保湿する観点からも子どもの温めにおすすめだそうです。■温めケアその2:こんにゃく湿布昔ながらの知恵として簡単にできる健康法である「こんにゃく湿布」の熱も、湯たんぽと同じように湿熱の代表。水分を保った温かさで体の内部までじんわりと温めてくれます。<方法>1.袋から取り出したこんにゃくを10~15分湯せんで温める。2.こんにゃくの水気をふきとり、手ぬぐいで包む3.表面の温度を確認して出来上がり!特に冷えている場所や痛いところがあれば、その上にしばらくこんにゃく湿布を置きましょう。子どもを仰向けに寝かせて肝臓のあたり(右のわき腹)やおへその下あたり、うつぶせ寝で腎臓(左右の腰のあたり)の上に置いて温めると養生になるそうです。ただし、使用後のこんにゃくは、体の毒素を吸収しているので食用にはおすすめできないよう。 ■温めケアその3:スプーンお灸赤ちゃんや子どもにもできる、手軽なお灸としておすすめな「スプーンお灸」。金属は熱の伝導性が高く、熱がツボにじんわりと伝わり、硬くなった筋肉をほぐし、血のめぐりをよくします。<方法>1.50度くらいのお湯を入れたカップにスプーンを入れて温める。2.スプーンの水気をふき取り、やけどをしないくらいのほど良い温度になるまで、大人の手の甲にあてて温度調節。3.スプーンの丸い部分を、子どもの体のツボや冷えているところにあてる。ただし、金属アレルギーのある子どもへの使用は控える必要があるので、事前にパッチテストをするなどしてお子さんの体質を確認してから使用してください。■温めケアその4:足湯で風邪予防ちょっと風邪をひいてしまったかな、という時におすすめなのが足湯。服を着たまま、洗面器や桶さえあれば場所を選ばずにできて手軽な養生法です。 <方法>1.洗面器や桶に入浴温度より少し高めのお湯をはる。2.くるぶしまでお湯につけて15~20分くらい温める。3.お湯が冷めてきたらさし湯をする。(子どもの足にさし湯がかからないように注意)東洋医療では頭部が涼しく、下半身を温かくする「頭寒足熱」の状態がいいと考えられています。しかし、体が冷えている時はだいたい頭部が熱くなり、下半身が冷える「上熱下寒」の状態に。そこで、足湯をして下半身を温めると、「上寒下熱」つまり「頭寒足熱」の状態を作り出せるのです。子どもにも大人にも使える、手軽な4つの「温めケア」。今年の冬は「湿熱」で乗りきってみませんか?参考図書: 「子育てをラクにする魔法のツボ」 (Kindle版)高橋みど里著。今日から簡単に自宅でできる、子どもの心と体を元気にするケアを紹介した一冊。親子の心と体を元気にする、手軽な東洋医療ケアを使った育児の入門書。高橋みど里 プロフィール鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師。国家資格取得後、オーストラリアや日本国内で鍼灸マッサージに従事。現在は障がい児向けの訪問医療マッサージ『cocoroll』も手がける。著書に『お灸で冷えとり』『子育てをラクにする魔法のツボ』、共著に『とつきとおかの安心ママ手帳』がある。イラスト:すずきあさこ
2017年12月30日どんなことに対しても、気持ちを込める。これができれば、知らず知らずのうちにしあわせになれます。ただ、実際に日常生活でこれをやろうと思っても、なかなか難しいと思うのよ。もちろん、自分の好きなことなら自然と気合いが入るでしょう。やる気に満ちているんですからね。一生懸命、心を込めて行うことができるはずよ。たとえば、料理好きの人がいたとしましょう。こういう人は、たいがい料理をつくるのも食べるのも、そして人にふる舞うのも好きよね。料理に手間をかけることをいとわず、せっせと楽しみながらつくります。きっと、ニコニコ笑顔で手を動かしていると思うのよ。そう、ここが肝心なところです。ちょっと想像してみて。あなたに料理を振る舞ってくれる人が、こんな風だったらどんな気分がする? とっても気持ちが温かくなって、こっちまで嬉しくなっちゃうわよね。気持ちを込めて行動すると本人はもちろん、周囲の人たちも明るくすることができるのね。当然、そういう人の周りには同じように気持ちのよい明るい人たちが集まってくるため、自然としあわせになれるんです。いっぽう自分がやりたくないことは、どうでしょう。気分ものらないことは、つい面倒くさがったり、投げやりになったりして、適当に終わらせてしまうことが多いと思うのよ。 気持ちを込めるどころか、いかに手を抜くか、どうやってラクをするかに意識が向いてしまうことも…。いちばんわかりやすいのが仕事かもしれませんね。つまらないと感じている仕事や、やりたくないと思っている仕事に気持ちを込めるのは難しいでしょう。イヤイヤながら、しかたなくやることになりがちです。でも、こういうときこそ気持ちが大事。そこで心を込めながらがんばることができる人は、必ずしあわせな方向に導かれます。さっきも話したように、周囲の人を気持ちよくさせますからね。どんな仕事でも、きちんと丁寧に対処する人は周りを明るくし、その光はやがて自分に返ってくることになるんです。ただ実際に、日常生活すべてに心を込めるのは至難のワザ。特に、やりたくないことに丁寧に向き合うのは本当に難しいわよね。でも、努力することはできると思うのよ。少しずつ、「気を入れて」行えることを増やしていきましょう。気持ちを込めて生活していけば、必ずしあわせになれるということを忘れないでね。 占歴58年の“極み縁結び”▼ふたりの出逢い/結婚/晩年▲特別極密鑑定
2017年12月29日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人の行動や考えに流されやすく、自分がありません」という、ゆーきさん(18歳・学生)に、心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんからアドバイスをいただきました。■ゆーきさんのお悩み私の悩みはいつも周りを気にしてしまうことです。人のペースや考えにのまれやすく流されやすく、人の目や、人がやってることがとても気になります。ほかの人が褒められたり自分本意に生きていると、自分が取り残されている気がして、焦りと嫉妬で自分のことを冷静に見れなくなってしまいます。また、仲のいい友人と一緒にいても、友人の良い所をみて嫉妬してしまったり、勝手に競って「負けたくない」と思って弱みを見せず、意地を張っている自分がいます。また、そんなことばかり考えているからか、自分がどうしたいのか、何をやるべきなのかがいつもわからなくなってしまいます。この他人を基準にしてしまう考え方は、どうしたらいいんでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんよりゆーきさん、はじめまして。ご相談ありがとうございます。はしぐちのりこと申します。いつも周りを気にしてしまい、人の目線や行動がとても気になるとのこと。ゆーきさんの意識はいつも自分以外の誰かに向いてしまうのですね。自分はこの世にひとりだけですが、その他はすべて、自分以外の他人。そんなたくさんの人に対してアンテナを張って、常に意識し続けていらっしゃるのであれば、自分の持っているエネルギーをそちらに使うばかりでとてもしんどいのではないかなと思います。一方、自分に対して考えるエネルギーは残り少なくなってしまいますから、自分を充分見てあげる余裕もなく、書いてくださっているように、どうしたいのかがわからなくなってしまっても当然かもしれません。そこをゆるめられるように一緒に考えていきましょう。まず、人のペースや考えにのまれて流されて生きていくのはそんなに悪いことではありません。ゆーきさんのように人に同調して生きていけるひとがいるからこそ、ほかの誰かの主張が通る場面があるわけです。自分の主張を通せたひとにとっては、ゆーきさんの存在は、とてもありがたいことだったりします。ですので、ご自分の今の状態をそんなに嫌わないであげてほしいのです。そんな場面があってもいい。一方で、自分の主張を通したい時は通せる場面があってもいい。どっちでもいい。そう受け止めていただいた上で、次を読んでみてください。焦りや嫉妬や負けたくない気持ちが出てくるとのこと。その焦りや嫉妬は、実は「自分もあんな風になりたい」と思っている憧れのサインです。自分もそうなれることをどこかで知っている、その要素が自分にあることを知っているからこそ出てくる気持ちです。焦りや嫉妬がでてきた時には、「ああ、私もああなりたいと思ってるんだなぁ」「私もああなれることを知っているんだなぁ」と、まず声に出してつぶやいてみてください。いかがでしょうか。意識が他人ではなく自分に向いていくのを感じていただけるのではないでしょうか。そして気持ちが少し落ち着いてきませんか。ザワザワしたり、焦ったり、不安になったり、苛ついたり。こういった感情はもちろんあっていいものですが、「自分を見てあげていない」サインとして捉えてみてほしいのです。そして気づいたらその都度、自分に視点を向けるようにしてみてください。そして「自分が何をしたいかわからない」のも、自分の気持ちとつながっていない、自分をみてあげていない証拠なのです。これはもう練習というか場数だと私は考えています。日常の行動のひとつひとつから「自分はどうしたいのだろう?」と一度止まって考える癖をつけてみてください。今日の朝ごはんは何を食べたいだろう? 昼はどこでどうやって過ごしたいだろう? そしてそれをひとつひとつ行動に移してみてほしいのです。何も考えず、冷蔵庫にあるものでごはんを済ませていたりしませんか? 友人と喫茶店に入った時、みんなが珈琲を頼むからと、自分も自動的に珈琲を頼んでいませんか? 「自分がどうしたいのかわからない、自分は何が好きなのかがわからない」そうご相談に来てくださる方は、実はたくさんいらっしゃいます。そんなみなさんに共通しているのは、今まで常に“誰かの意見を尊重”して生きてきたということ。それは元をたどると自分の“親”であることが多いです。幼い頃から親の言うことが絶対で、自分の意見は聞いてもらえなかった。わかってもらえなかった。そんな経験を繰り返しているうちに、自分が考えることはいつも間違っていて、ほかの人の意見が正しいに決まっているのだ…。そんな思い込みをしている方は少なくありません。自分がどう思っているかを考えることすら諦めているひともいます。もし、ゆーきさんもそう思っていらっしゃるのであれば、それは勘違いです。親や他人の言うことをきかないと生きていけない時代があっただけ。大人になった今は自分の意見を大事にしても主張しても誰も文句は言わないのです。「私はもう自分の気持ちを大事にしていい」そうつぶやいて、自分の気持ちとつながる時間をできるだけとってみてくださいね。そうしていくことで、自分を自由に表現できる、自分中心の生き方に戻っていけますよ。 ・このカウンセラーのブログを見る
2017年12月28日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「存在価値がないと感じてしまう自分を変えたい」という、みらいさん(34歳・教師)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■みらいさんのお悩み昔からの夢で、海外で仕事をしていますが、職場は想像していたものとはかけ離れており、自分がどんどん存在価値がなく思えて仕方がなくなっています。もともと自分の話をするより人の話を聞いているタイプでしたが、それが間違っているように感じ、上司にまったく存在を感じてもらえていない孤独を感じます。自分を変えたくて今の場所へ来たのに、自分の選択が正しかったのか、自分は何なのかもわからない日々を過ごしています。このような自分を変えるためのアドバイスをいただきたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりみらいさん、海外で仕事をする夢を叶えたのですね。おめでとうございます! その行動力、素敵です!その職場が想像と違っていたとのこと。せっかく「夢を叶えた!」だけに、悲しい思いをしていることと思います。けれど、みらいさん、そのお悩みは「その職場だから」ではなく、これまでの考え方が顕著に露見した結果なのではないか…と私には思えるのです。きっと、今が”向き合いどき”なのでしょうね。一緒にひも解いてみましょう。まずは思い出してみてください。そもそも、みらいさんはなぜ、海外で仕事をしたかったのでしょう?その仕事内容が海外でなければできない、あるいは、海外でなら日本と違ってこんなふうにできるから…など、「したい仕事」がそこにあった印象が、投稿からは残念ながら伝わってきません(書いていないだけなら、ごめんなさい)。ご自身でもおっしゃっているように、海外で仕事をしたら、自分が変われると思った。けれど、変われなかった…ということなのだと思うのです。 みらいさんは、海外で仕事をしたら、どんな自分になれると思っていましたか?おそらくですが、「そうなりたいのになれない」悩みは、今にも始まったことではなく、日本にいた頃から持っていたのではないでしょうか。存在感がない、存在価値がないと、日本でも同じように感じていませんでしたか。それを払拭したくて行ったのに、海外では自己主張がより必要とされるために、さらに強くその悩みを実感する結果となったのかもしれません。海外に行ったことで、日本にいる知り合いには一目置かれ、希望を叶えられた部分も多少あるのかもしれません。それでもやっぱり、満たされない――。 確かに、「新天地で心機一転、自分を変える!」ことの成功例はたくさんあります。それはどんな場合かと言えば、「周囲から持たれている自分のイメージ」に自分を押し込め、息苦しさを感じていた人が、環境を変え、自分を全く知らない人たちのなかで「本来の自分になれた」というケースです。けれど、みらいさんのように、今の自分が嫌で変わりたくて、「◯◯すれば、きっと変われる」と信じて行動した場合は、残念ながら変われないことのほうが多いです。なぜなら、それは「幻想」だからです。本当の問題は、そこにはないからです。せっかく努力したのに変われなかったことで、その方法が間違っていたのだと落胆し、そう信じていた自分さえも、責めてしまう。「それなら、何をすれば変われるのだろう?」と次の◯◯を探す…。そうした旅は、とても苦しいです。では、どうすればよいか。みらいさんはこれまで、周りに存在を認めてほしい。存在意義を感じてほしい(役に立ちたい)と強く思ってきたことと思います。けれど、みらいさんに今一番大切なことは、人から認めてもらうことでも、そのために何かの行動をすることでもありません。自分の存在を、他の誰でもなく、みらいさん自身が認めてあげることです。他の人は、みらいさんが自分を扱うように扱ってくれるのですよ。みらいさんへの魔法の言葉は、「ダメなところがあってもいい」「間違ってもいい」「人の役に立たなくてもいい」「必要とされなくてもいい」「このままの、ありのままの自分で愛されている」です。これを、たくさん呟いてみてくださいね。人に認められようと頑張ってきたことを辞め、その代わり、自分が喜ぶことをしてあげてください。そして、人に助けてもらってください。誰かに助けてもらうことは、存在価値がなくなることではありませんよ。逆です。誰だって、誰かを助けられたら嬉しい。助けてもらうことで、「人に存在価値を与える人」としての存在価値が生まれるのですよ!私たちは一人ひとり、違うDNAを持って生まれてきます。過去に同じDNAの人がいなければ、未来にもいません。この世には、未来永劫「私」だけ。だからもともと、私たちは唯一無二のすごい存在なんです。その自分が「自分を大切に、自分らしく生きる」を全うすること。それが大きな、そして大切な存在意義だと私は思っています。みらいさんがどこにいても、自分でいることを楽しんでいられますように。応援しています! ・このカウンセラーのブログを読む
2017年12月19日12月に入るといよいよ年末年始の準備を始める人も多いのではないでしょうか。年末といえば大掃除。最近では、ちょこちょこ掃除で済ませて大掃除をしないという人もいるようです。そこで、パパママ世代に大掃除をする時期について聞いてみました。Q.年末の大掃除、いつから?1.すでに行っている 19.3%2.12月に入ってから行う 32.9%3.年末にまとめて行う 30.4%4.行わない 5.6%5.わからない・未定 11.9%12月に入ってから行う人と、年末にまとめて行う人がどちらも30%と多いようです。5.6%と少数派ではありますが、大掃除を行わないという人もいました。■年末に特に大掃除を行わない人特に大掃除をしないという人もいました。年末の寒い時期の掃除をするのが嫌という理由が多いようです。日々の掃除ができていれば大掃除の必要はないのかもしれません。「私は毎日1ヶ所づつやっているので、大掃除をしなくても大丈夫」(千葉県 30代女性)「年末だからということは、あまり考えていませんので、家はいつも通りの掃除をするだけです」(神奈川県 40代男性)「年末の寒い時期にやるのが嫌だから、15分だけタイマーをかけてちょこちょこやっています。大掛かりな大掃除はやらないです。いつもより丁寧にやる程度です」(茨城県 40代女性)■まとめてやる人は子どもも巻き込むのがコツ年末にまとめてやるという人は、お子さんと一緒に掃除ができるというメリットを挙げてくれました。ある程度大きくなれば、お手伝いとして大掃除をしてもらうのもいいアイデアかも。「冷蔵庫は早めにやります。子どもが冬休みに入ると食材が増えるのでその前に。窓ガラスと車掃除は、子どもと一緒にできるから冬休みになってからやるようにしています」(茨城県 40代女性)「なかなか時間が作れないので、いつも年末にまとめてやります。やりきれずに終わることもあるので、今年は空き時間に掃除を目標にしたい。子どもたちも大きくなったので手伝ってもらおうかな」(静岡県 40代女性)「子どもたちの部屋は自分で掃除させます。我が家は家族全員で掃除をして、大掃除の大変さを子どもにも感じてほしいし、大人も子どももお疲れさまって言い合いたいですね。日本人ならではの風習を絶やさないためにも」(青森県 30代女性)■自分がやろうと思ったときが掃除どきなかには、自分のやる気スイッチが入ったときにするという人もいました。嫌々やるよりは、時期にこだわらずに自分の気合が入ったときにするほうが効率的ですね。「自分のスイッチが入った日に特定の場所を大掃除。換気扇は3ヶ月前に大掃除しました。昨日は外壁を漂白してピカピカに。床のワックスもある日突然頑張ります。働いているので、こんなペースが重荷にならず私にはいい感じです」(神奈川県 40代女性)Q.年末の大掃除、いつから?アンケート回答数:3603件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年12月18日小さい頃は純粋な気持ちでサンタさんを待っていたのに、ある日ポロッと「サンタさんって、本当にいるの?」と聞いてくる子ども…。世のママ・パパがいつかは直面するプチ試練です。ついドギマギしてしまうこの質問に、どう答えればいい? スタンダードから変化球まで、「サンタさんって、本当にいるの?」問題に立ち向かったママたちのエピソードをご紹介します。■パターン1:「君はどう思う?」と逆質問で、自分で考えさせてみたまずは小5の男の子と2歳の女の子のママ、Yさんのエピソードから。「昨年、当時小4だった長男から『友だちも言っているけど、サンタさんって本当はパパとママなんでしょ?』と言われました。肯定するのも違うかな、と思い、『君はどう思うの? もちろん、パパとママがサンタさんだって思うならそれでもいいけど、ママはサンタさんはいるって信じているよ』と返しました。すると息子は、うーん、と考え込み始めました。きっと、サンタさんは親なんじゃないか、と思う気持ちと、本当にいるって信じたい気持ちが半々なんでしょうね。今年はまだサンタの正体についての話題は出ていないので、まだ考え中なのかな?」(Yさん)肯定も否定もせず、子どもが自分で考えるようにうながす作戦をとったYさん。自分で出した結論なら、子ども自身のハラオチ度も高そうです。■パターン2:サンタクロースの“存在”自体をぼやかしてみた小3の女の子のママ、Uさんは、最初からちょっと変わったアプローチを取られています。「いずれくるそのときに備え、わが家では娘が小さい頃から『サンタさんは、いろんな姿でやってくるらしい』と話していました。先日、いよいよサンタさんの正体について聞かれたので、『ママも見たことないからわからないけれど、こういう姿でやってくることもあるみたいよ』と、緑の服を着た小人がブタに乗ってプレゼントを配っている北欧のポストカードを見せました。娘は一瞬『えっ…』となりましたが、おなじみの赤い服のおじいさんよりは信ぴょう性が高かったのか、『小人ならどこからでも入れるもんね』と納得していました」(Uさん)サンタさんのイメージ自体をふわっとさせておけば、もしパパがプレゼントを置く場面を見られても、「パパの姿に変身したんじゃない?」とごまかすこともできそう! ■パターン3:サンタさんの真実を、やんわりカミングアウトしてみた次は、現在中3の男の子と小5の女の子のママ、Tさんのエピソードです。「長男が小5のとき、『うちには煙突ないけど、サンタさんどこから入ってくるのかな…』と真顔で聞いてきました。まだ純粋に信じているんだ! とうれしい一方で、ただでさえ内気な息子が、まだサンタさんを信じていることで友だちにバカにされたらどうしよう…と不安にもなってしまって。散々迷いましたが、『気づいていたかもしれないけど、実はプレゼントはパパとママが用意しているんだよ』とカミングアウト。すると長男は動揺した様子で『…やっぱり? 知ってたよ!』と。本当は気づいていなかったのに強がっているのがバレバレで、なんともいえない気持ちに…!」(Tさん)ちなみに、現在小5の妹さんには、まだカミングアウトしていないそう。その理由をたずねると「妹はマイペースな性格だし、お友だちにもおだやかな子が多いので、からかわれることはなさそう」とのこと。同じ兄妹でも、その子の性格や環境に合わせて対応されているのですね。このほか「サンタさんはこの時期はとても忙しいから、プレゼントはママたちが用意するように頼まれているんだよ、と答えました」というママもいました。■パターン4:子どものほうが大人? 言わずとも察する子どもたち最後に、今回ヒアリングしたママたちの回答でもっとも多かった「子が察する」パターンを、2つご紹介。現在、中1の男の子がいるKさん宅のやりとりからどうぞ。「うちの場合、とくにサンタさんの正体について問い詰められた(?)ことはありません。ただ、昨年はパパのところに息子から『サンタさんに、これが欲しいって伝えといて』と、Amazonの商品URLが送られてきました。パパとふたりで苦笑い。察していても口には出さないあたり、大人になったなあ、としみじみ思うと同時に、小賢しさも感じてなんだかモヤっとしました(笑)」(Kさん)続いて中2、小4の姉妹のママ、Mさんの談。「プレゼントをどこで購入したかわからないようラッピングし直したり、英語で書いたサンタさんからの手紙を添えたりして周到に準備してきたからか、長女も中学に入るくらいまでは信じていたみたいです。でも、今年は『プレゼントより、現金が欲しいな〜』とか言い出して…。ついに気づいたか! とがっくり。妹はまだ信じているので、今年も自作自演のお手紙はやめられず、それを英語がわかる長女に読まれると思うときまりが悪いったらない!」(Mさん)真実には気づいているけれど、親をがっかりさせたくないからはっきりとは言わない。でも、欲しいものはちゃっかり要求。そんな駆け引きに子どもの成長を見てとれますが、やっぱりさびしさやら複雑な感情も入り混じるものですね。今回は、「サンタさんって、本当にいるの?」問題へのママたちの対応を大きく4つのパターンでご紹介しましたが、どれが正解! ということではありません。お子さんの性格や環境、親子関係などによって、対応の仕方も十人十色。愛情が込められていれば、子どもたちはきっとママとパパの気持ちを受け止めてくれると思います。何はともあれ、もうすぐクリスマス。どうぞみなさん、楽しいひとときを!
2017年12月17日自分なりにがんばっていたり、自分の好きなことで成果をあげたりしているのに、親や周りの人がダメ出しばかりで認めてくれない。「そんなことではダメだ」「もっと頑張りなさい」など理解のない言葉に疲れてしまうことはありませんか? 周りの人の言葉に振り回されず、好きなように自分の人生を歩むための処方箋を、心屋認定講師の石川稀月さんがご紹介します。■親や周りの人が正しいとは限らない人から言われると、ついつい自分が間違っているのではないか? いけない事をしているのではないかと不安になりますね。でもよく考えてみてください、あなたの周りにいる人は神様ではない、みんなただの人なんです。自分が正しいと思っていることをただ伝えてきているだけで、言うとおりにしたらうまくいく保証はひとつもありません。特に、言ってる人がうまくいっているかどうか? 幸せそうかどうか? をよく観察してみるとおもしろいですよ。■あなたの人生はあなたが決めていい人は子どものころから、「従うように」「変わったことをしないように」しつけられて育ちます。子どもの頃は分別もないので、従うこと、協調することが安全で命を守るすべになりますが、大人になった今は違います。親不孝、変わり者、不適合者などなど、人と違ったことをしている人にはいろいろな呼び名がありますが、困っているのは本人ではなくて、周りの人だということにも注目してみてください。「面倒見てもらわないと困る」「ちゃんとしてもらわないと困る」「自分だけうまい汁吸われたら嫌だ」そんな思惑がチラチラしています。大人になったあなたは、周りの人にどう思われても、自分の人生を自分の好きなように生きていいのです。■自分の機嫌を自分がしっかりとろういろいろ言われて疲れてしまうあなたは、誰かをいい気分にしたり、波風立てないように気を遣うよりも、「自分の気分がいいか」「大変じゃないか」「我慢しすぎていないか」を大切にする習慣を持ちましょう。嫌な人には会わない、聞きたくないことは聞かない。誰がどんなことを言ってきても、自分の味方でいること、自分を肯定していくと決めましょう。自分が思っていることに合わせて、現実が作られていきます。最後の責任は、どんな人も自分で取るしかないのです。■もしかしたら自分にも迷いがあるのかも?何かをしようとして、何か言われてできなくなってしまう場合は、自分も迷っている場合があります。もちろん迷っていていい、ゆっくり考えていいんです。「本当に大切なことなの?」「 本当にやりたいことなの?」誰かに見せるためとか、誰かに復讐するため、誰かを喜ばせるために無理してにやろうとしてませんか? 自分の気持ちにとことん向き合ってみましょう。やると決めたら、後悔しないこともついでに決めて、踏み出しましょう。■子ども時代にできた考え方のクセを終わらせよう人の脳は、自分の身を守るために、危なかったこと、嫌だったことなど、否定的なことをよく覚えています。そのせいか自分に対しても、ダメな人、愛されない人、必要ない人、どうでもいい人、邪魔な人、嫌われる人、人を嫌な気分にさせる人、などの間違った認識を持ち続けてしまいます。たまたま親が機嫌が悪かった、たまたま毒舌だった、たまたまダメ出しして育てるしか方法を知らなかった、など、あなたが傷ついたのは、あなたのせいではない場合がほとんどです。人はみんな役に立ったり立たなかったり、愛されたり嫌われたりしながら生きています。あなたはどんな人でいたいですか? 人からどんな人だと思われたいですか? たとえば「魅力的で愛されている、かけがえのない存在」だったとしたら、その言葉を書いたシールを携帯電話に張りつけて電話を見るたびに自分に言ってあげてください。だんだんその気になってきて、言葉とおりの現実が作られていきます。ドリカムのある歌にもあるように、思ったとおりに叶えられていきます。「親(あいつ)の言うことは間違ってる」この言葉もつぶやいてみてくださいね。きっと昔からの考え方のクセから解放され、自分の人生を歩みはじめることができると思います。 ・このカウンセラーのブログを見る
2017年12月14日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「ひとりで生きていくと思うと、気が遠くなる」という、ラッキー7さん(45歳・福祉職員)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■ラッキー7さんの悩み心屋さんの書籍を何冊か読んでいます。5年前にプロポーズされ、「裕福でなくても、二人でささやかにやっていこう」と思っていた矢先に破局。相手からの一方的な断りでした。やっと幸せになれると喜んでいた矢先だったので、誰も慰められないくらいに落ち込みました。そして時間が過ぎ、子どもを得る年は超えて、自暴自棄になり、何もかもを諦めるようになりました。元彼は色々な女性を渡り歩いた挙句うまくいかなかったようで、突然、私に「結婚しよう」と言ってきました。5年前の私なら喜んで受けたでしょうが、寄りかかりたいためだけに言われている気がして、お断りしました。他に誰がいるわけではないですが、その気になれず、気が付けば「今の生活を大事にしたい」と言っていました。また、ひとりです。このまま結婚することもなく、ひとりを生きるのかと思うと気が遠くなります。複雑な自分の心がわからず、呆然としています。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりはじめまして。ひらいなずです。書籍を何冊か読んでくださって、心屋の考え方やあり方を実践いただいてとてもうれしいです。きっとこれまでも、たくさんのバンジーやパターン崩しをされてきたのではないかと思います。ご相談を読ませていただき、私が最も気になったのは、ラッキー7さんが「今の生活を大事にしたい」と思っていながら、「ひとりでを生きるのかと思うと、気が遠くなる」と感じている点です。「結婚しない今の生活がこのまま続くと、気が遠くなる」と感じているのであれば、今の生活に満足していないということ。満足できない生活を大切にしている、ということですね。ここにラッキー7さんの苦しさがあるのだと思います。本当は納得していない。本当は今の生き方が自分の望むものではない。けれども、それ以外の生き方を望んでも「しょうがない」。そんな諦めが心の底辺に流れているように感じるのです。では、そのような「諦め」は、いつから生まれたのでしょうか? そしてその「諦め」の正体は何なのか? それをこれから一緒に紐解いていきましょう。まず、ラッキー7さんは「一方的に振られ」「子どもを得るチャンスを奪われ」ひどい目にあった自分をどう感じていますか? どんな自分だから、こんな事が起きたと思っていますか?「気が利かない」「魅力がない」「家事ができない」…など、どんどん書き出してみると、自分のことを自分がどう思っているのかが視覚化できるので、おすすめです。そして、もうひとつ。ラッキー7さんにとって、本当に「裕福でなくても、二人でささやかにやっていく結婚生活」が理想なのでしょうか? 心のどこかに「結婚とはそういうもの」という諦めや、「結婚とはそうあるべき」という正しさがありませんか?もしかすると、小さい頃から「コツコツと頑張れ」「無駄遣いはいけない」「でしゃばるな」などと言われたり、ご両親が「つつましく生きること」がモットーで、そのような結婚生活を送っていらっしゃったのかもしれません。「彼との結婚がダメになったのは、どんな自分だから?」という問いかけに出てきた”○○な自分”も、実はご両親から怒られたりした自分、あるいはお母さんと比べてできない点だったりはしないでしょうか。ご両親の言葉や生き方を見て、その価値観のなかで生きよう、とこれまで頑張ってきたのではないかと思うのです。そうやって両親の期待に応えようとしてきた。なぜならば「そうしないと愛されない」と思っていたから――。ラッキー7さんが諦めたのは、「結婚すること」ではなく「そのままの自分で幸せになること」。「どうせ愛されないのなら、もう幸せにならなくていいや」とすねているのです。それが、彼との結婚を通して「結婚生活が手に入らないのなら、もうひとりでいいや」という現実となっただけ。ひとりの生活を大事にすることで、「本当はそんな諦めと我慢の毎日はイヤだ」という自分自身を、なんとか説得しようとしているのです。本音を押し殺そうとしているのだから、気が遠くなって当たり前です。もしも誰かに愛されるとしたら、「今の自分で幸せになっていい」と自分を許したら、ラッキー7さんは結婚がしたいですか? それともひとりで自由に生きていきたいですか? 結婚したいとしたら、本当はどんな結婚生活がしたいのでしょうか?本当の望みを探し出すヒントは、「小さい頃に我慢していたことは何か」を思い出すこと。例えば、本当は派手なお洋服が着たかった。贅沢をしたかった。わがままが言いたかった。だけど、できなかった――。そんな自分がいるとすれば、その望みを今叶えてみましょう。ご両親の価値観に合わない願望を持ってしまう自分を許してあげてください。それが「自分は幸せになっていい、と許可する」ということです。そして、その自分で「私が望む幸せってどんなことか?」を、1から考えてみてほしいのです。もしかすると、これまで蓋をしていた、思いもしない”私の幸せ”が飛び出してくるかもしれませんね。ラッキー7さんが、自分の人生に夢をもって生きていけるよう、心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年12月12日ウーマンエキサイトで人気連載中のモチコさんの記事 「自分の時間がほしい! 育児中のひとり時間の作り方」 で実施したアンケート。1,800件以上集まったその回答を覗いてみると、ママたちの「自分時間」確保を阻む敵の正体が見えてきました!Q.あなたの自分時間は夜ですか?朝ですか?1.夜子どもが寝た後 65%2.朝子どもが起きる前 2%3.昼子どもがいない間 18%4.自分時間はない 15%モチコさんは子どもがひとりだったときは、寝かしつけ完了後の夜を自分時間にしていたそう。同じくアンケートでも65%ものママが「子どもを寝かしつけた後を自分時間」としていました。モチコさんは二人目ができてからは「朝型」に変更。体験談からは「私も朝型に変えたい!」という意見もチラホラ見られましたが、実践するのが難しいのはアンケートの結果を見てもわかります。なかには「子どもたちってなぜか私が早起きした日に限って一緒に早起きするんですよね…なぜ?笑」なんて意見も。■「自分時間」確保の最大の敵とは?今回のアンケートで「自分時間」を夜に確保しているママが多いことがわかりましたが、その最大の敵も明らかに! それが「寝落ち」。多くの体験談からは「何もできず寝落ちすることが多い」という答えが返ってきました。一日、家事に育児にフル回転で動き、さらに授乳中だったり、夜泣きがあったりと、満足に睡眠時間を確保できないのもママの悩み。だからこそ子どもと一緒に寝てしまうことが多くなります。そこで寝落ち対策をしているママの意見を集めてみました。<寝落ち対策>・主人に頼んで22時ごろに起こしてもらいまう・いかに早く寝かしつけて、寝落ちしないことを心掛ける・夕方からコーヒーを飲んで寝落ちを防止する<寝落ちの意識改革>「やれることややっておかなければいけないこと(家事や提出物の記入、保育園の準備など)はできるだけ寝る前にすましておくと、寝かしたあと起きてからより自由に時間を使えます。寝落ちしても最低限のことはやってあるので、朝起きて焦ることも少ないです」「うちは9時半くらいに二人子どもを寝かしつけしていますが、それまでにすべてすませるようにします! お皿洗い洗濯お風呂掃除明日の準備etc…。すべて整えておくと寝落ちしてしまってもやらなきゃ! と夜起きることもなくノンストレス!」「あえて子どもと一緒に寝てしまいます。そうすれば「寝落ちした!?」という罪悪感もありません。「寝落ち」は疲れているママにとっては、大切な睡眠確保のための体が発するアラートかもしれません。無理しないことが一番ママにとっては大事かもしれませんね。■夫に協力してもらうためのあまーいお願い「自分時間」を作るための協力者は、やはり夫! 夫に寝かしつけをお願いするというママの意見が多く集まりました。そんな夫へのお願い方法について、ママがしている爆笑&ステキエピソードをご紹介します。「夜、子どもたちが寝たあとできるだけ早く家事を終わらせるために、「家事が終わったらふたりの時間だね♥」と旦那に甘い言葉をかけ家事を手伝ってもらい、効率を2倍にします」「旦那に家事を手伝ってもらう。その代わりに旦那には趣味に没頭する時間をプレゼント」「夫に対してややオーバー気味に疲れたとアピールして、子守りを頼み、リフレッシュする時間を作ります」「どうしても確保できず、やりたいことがあるときはすごい形相で夫に頼む」「夫の育成」と言い切ったママもいて、夫がどれだけ協力してくれるかが「自分時間確保」のキーとなるよう。「最初から夫を寝かしつけ担当にしてしまった」という意見にもあるように、夫と協力して育児できる体制を整えたいというのがママの本音かも。 ■スーパー社長並み!? 忙しいママの時間管理術アンケートに書かれた体験談を紐解くと、「時間を作る」ということは、「時間を無駄にしない」と同義語なのかもと思わずにはいられません。育児中のママがしている超多忙な社長並みの時間管理術をご紹介します。「起きたら朝食、旦那弁当、晩御飯すべてを同時進行。どこかで待ちの時間が必ず出るので、パンを焼いてる間に卵焼き作ったり、赤ちゃんのミルクのお湯が沸く間に洗濯機回して自分の着替えをしたり。1秒たりとも無駄にせず、昼前には洗濯物の片付けまですべてが終了!」「各家事(洗濯、洗い物、ゴミ集め、雑巾掛け等)にかかる時間を分単位で大体把握しておくと「あー●●やらなきゃー」とめんどくさく思っても「●分で終わる!」とわかっていると割とはかどる」「一つの家事にかかる時間と子どもがお昼寝した時、オモチャに気を取られてる時などの時間を把握する。それぞれ確保できる時間が違うのでそれに合わせて動く。確保できない時はやらなくても死にはしないと諦めるのが重要!」さらに多くのママしている工夫としてあげられたのが、「あらかじめ自分時間にすることを決めておく」というもの。1日の中でやりくりして、ようやく作った「自分時間」だからこそ、大事に使いたいというママの強い思いが伝わってきますね。■子どもはママの「ひとり時間」を奪う存在?でも、子どもはいつまでもママの「ひとり時間」をうばってばかりの存在ではありません。モチコさんもイチコちゃんが幼稚園に入ったら、自分時間ができたと話します。成長した子どもが、ママの時間づくりに協力できるようになってくることがアンケートからもわかります。「子どもが寝てからではなく起きてる時間に家事をする。家事を見せると言う意味もこめて」「娘が食べ終わったお皿を片付けたがるので、遊びながら皿洗い! これが娘の動きに合わせてさっさと終わらせなければならず、なかなかの時短になります。…皿を割らなければ…(泣)」思いどおりに使える自分時間が欲しい! これはママの切実な願い。でも子どもはあっという間に大きくなっていきます。最後にこんな体験談をご紹介します。「二人育児になった今はけっこうヘトヘトで、母親の私がぶっ倒れたらみんなに迷惑かける! と思い、寝る間も惜しんで何かをやるというのはやめてなるべく寝るようにしてます。もう10年もしたら嫌でもひとりの時間ができると信じて…(笑)」「まだ子どもが小さいときは朝早く起きて時間作ってましたね。いまは中学生、休みの日も友だちと出かけるので自分の時間がいっぱいです! あの頃が懐かしい~♪」Q.あなたの自分時間は夜ですか?朝ですか?アンケート回答数:1862件
2017年12月11日年末は大掃除の季節。普段掃除をしないところも、一気にきれいにしてしまいたいですよね。でも、ママからは「子どもがいるとなかなか掃除に集中できない」という声もあるようです。そんなときには子どもにも上手にお手伝いをしてもらって、親子で家中ピカピカにしてしまいましょう。■専用のお掃除グッズをそろえて子どものやる気アップ子どもに楽しみながらお手伝いをしてもらうコツは、大掃除を「イベント」にしてしまうこと。「この日に大掃除をしよう」と予定を立てたら、まずは子ども専用の掃除グッズをそろえましょう。子ども用のエプロンやマスク、雑巾なども、最近では100円ショップにもかわいらしいものがたくさんそろっています。ぜひ親子で一緒に買い物に出かけて、子どもにお気に入りグッズを選ばせてあげてください。自分専用グッズを持つことで、子どもも、大掃除への興味がぐっと高まります。道具の使い方なども、この機会に教えてあげられるとよいですね。■小さい子には、掃除の基本・ふき掃除から未就学の子どもでも取り組みやすいのが、ふき掃除です。まずはテーブルや棚など、ふきやすいところからお手伝いをお願いしてみましょう。ふき終わったら「きれいになったね!」とたくさんほめてあげて。ふき掃除が上手になったら、窓ふきや床の雑巾がけをしてもらいましょう。窓や床のふき掃除はきれいになる様子が分かりやすいので、子どもも達成感を得られるはず。掃除の前に、雑巾に顔を描いておくのもおすすめです。「雑巾さんは、顔が黒くなるとうれしいんだよ」などと声かけすると、雑巾さんを喜ばせようと、ふき掃除を頑張ってくれると思いますよ。■小さな手だからピカピカになる窓のサッシホコリがたまりやすい窓のサッシは、子どもの小さな手なら狭い溝も掃除しやすいので、軍手をはめてこするとピカピカに。指でそっとなでるだけでOKなので、小さな子でも取り組みやすいですね。「ママやパパの手では大きすぎてできないんだ。○○ちゃんにしか頼めないんだけど、いいかな?」などとお願いすれば、きっと張り切って掃除をしてくれるはず。 ■小学生には水回り掃除もおすすめ小学生くらいからは、お風呂場や洗面所など水回りの掃除も任せられるでしょう。子どもが掃除をしている間、ママはほかの場所の掃除に集中できるのもいいですよね。でも、壁や天井など手の届かないところまできれいにしようとして、子どもがすべって転んだりしては大変。「床と浴槽を洗ってね」など、あらかじめお願いしたい場所をきちんと伝えておきましょう。掃除に使うスポンジも、動物型やカラフルなものを選んでおくと、楽しみながらお手伝いをしてくれます。■子どもと一緒のお掃除には重曹&クエン酸子どもに掃除のお手伝いをさせるときは、洗剤の安全性にも気を配りたいですよね。おすすめは簡単に手作りできる重曹スプレー。水100mlに対して小さじ1杯の重曹を溶かし、スプレーボトルに入れればOKです。重曹は食品用のものを使えば、より安心ですね。浴室や洗面所のシンクなど、水回りの掃除にはクエン酸スプレーもおすすめです。目安は水100mlに対してクエン酸が小さじ1/2杯。もしクエン酸がない場合は、食用酢でも代用できます。子どものやる気をアップさせるには、とにかくほめること! お手伝いをしたら、「すごくきれいになったね」「助かったよ」と、少し大げさなくらいほめてあげてください。「ママやパパに喜んでもらえた」と、大掃除だけでなく、日常のお手伝いも進んでやってくれるようになるかもしれませんね。
2017年12月10日