睡眠不足でも頑張れる、睡眠不足に慣れている人の方が、強く体力があるようにみられがちです。しかし、睡眠不足である以上、パフォーマンスが落ちているのには変わりありません。しっかり睡眠を取るのがベストではないでしょうか?睡眠不足に強い方が有利な社会?毎日遅くまで働いて、朝もしっかり定刻には出社し働き続けるスーパーマンのような人を見たことはありませんか? 仕事ができるのかどうかは置いておいて、古い考えの日本企業などは特にそういった人が出世していく仕組みになっています。遅くまで働く人を良しと考え、定時退社を良く思わない人もまだまだ多いものです。その場合、睡眠不足に弱い人は完全に不利です。睡眠不足に弱い人は、夜になると作業効率が落ちていってしまい、集中力も落ちていきます。だからと言って睡眠不足に強くなれと言っているわけではありません。睡眠不足に弱くても大丈夫睡眠不足に弱い方が、実は社会では得をしているのではないかという発想です。睡眠不足に強い人々は何かを犠牲にしています。気付かないうちに身体を壊してしまったり、心を壊してしまったりと、何かしらマイナスな影響を受けています。睡眠不足に弱いということは、自分の意思とは違ったとしても、そういったリスクヘッジが事前にできているということです。ですので、身体や精神を壊すリスクが低いと考えられています。また社会の考え方も変わりつつあるので、睡眠不足に弱くても全く問題はないのです。パフォーマンスを最大化させるためには作業効率をあげるためには、やはり睡眠時間をしっかりと確保することが重要です。そのためには、始まりの時間・終わりの時間を計って、コントロールする癖をつけていくことをおすすめします。ダラダラとやるのはよくありません。何を何時までに終わらせ、何時間睡眠に当てるといった1日の計画を始めに立てるといいでしょう。生活がテキパキし、作業効率があがります。また、そういった人間が評価される社会へと変わりつつあります。ぜひ、自分のやり方を確立させ、社会で評価される人間を目指していきましょう。Photo by Max Khokhlov
2015年05月20日毎日なかなか布団から起き上がれない……。日中眠気が絶え間なく訪れる……。そんな悩みに日々さいなまれている人は意外と少なくありません。その中には睡眠不足症候群により、慢性的に眠気を抱えている人もいる可能性もあります。睡眠不足症候群とはいったいどんなものなのでしょうか?その症状と対策などを紹介していきます。睡眠不足症候群とは。あなたはチェックポイントにいくつ当てはまる?睡眠不足症候群とは、本人の自覚がないまま睡眠障害に陥っていることを指します。この障害の場合には、下記のような症状が出ます。≪睡眠不足症候群チェックリスト≫・3か月間以上、昼間強い眠気を感じている・特に14時~16時頃に強い眠気を感じる・休日寝だめをしようと思っている(実際にしている)・睡眠が不足しているが、それに対処していない・身体がだるいことが多い・胃腸の調子が悪かったり、便秘・下痢を繰り返したりする・集中力が持続しないなど昼間強い眠気を感じる病気は、睡眠不足症候群以外の病気でもあり得ます。ナルコレプシーや睡眠時無呼吸症候群などの病気ではないかもチェックしましょう。以上の項目の中で、過半数が当てはまるようでしたら、睡眠不足症候群を疑ってみましょう。睡眠不足症候群があまり自覚できないのはどうしてか?睡眠不足症候群は、あまり本人が認知していないケースが多いです。「単なる疲れで日中眠いんだ」や「何だか身体がだるいな~」と思っている方が少なくないのです。まさか自分が睡眠障害にかかっているとは思っていないという状況です。自覚症状がないため、事態が悪化するまで気づかないこともあります。心身共に擦り減った状態になったり、睡眠不足によりうつ病などのさまざまな疾病を引き起こしてしまったりする可能性があるのです。一般的には、几帳面で完璧主義の方が陥りやすいといわれています。仕事を早く終わらせなければ……と睡眠時間を削って働いてしまうからでしょう。また、仕事と育児両方に追われている女性もかかりやすいといわれています。睡眠不足症候群を改善していくには?「ひょっとして睡眠不足症候群かも……」と思った際には、睡眠外来でお医者さんに相談をしてみるとよいでしょう。睡眠不足の症状は、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなどでも引き起こされます。また、自分自身で睡眠の質を変えていきたいと考えている方には、睡眠日誌をつけることをお勧めします。睡眠日誌は、自分の体調と睡眠の関係性を掴む上で非常に有効です。細かく記入しようとすれば、食事のタイミングや運動量、ストレス量なども記していくべきなのですが、日誌をつけることで睡眠の時間を削っては意味がありません。まずは、起床の時間と就寝の時間を記していく程度でよいでしょう。そこから、何時に寝付くと深い眠りに就ける、また何時起きだと体調が良いなどの様子がわかってくるはずです。それを積み重ねていくことで徐々に睡眠時間を確保していくことができます。目標としては、23時台には就寝するようなリズムができてくるとよいでしょう。Photo by ali anne
2015年05月19日犬や猫を飼っている人は、この子たち本当によく寝るなぁと思うことがありますよね。同じ哺乳類でも1日の睡眠時間は全く異なるのに、類が違ったら、睡眠というのはどのぐらい異なるものなのでしょうか? 気になったので調べてみました!睡眠も進化した人間はレム睡眠(浅い睡眠)とノンレム睡眠(深い睡眠)を交互に繰り返しながら眠っています。それでは、人間以外はどうなのでしょうか? 魚類も両生類も爬虫類もすべて同じなのでしょうか?面白いことに、たとえ微生物であっても昼夜に対応した活動と休息の周期がみられると言われています。そこで今回は、生物の類ごとの睡眠の実態に迫ってみたいと思います。生物の歴史を見ていくと、微生物にはじまり、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類と進化してきたと考えられています。この間に形態だけでなく、睡眠も共に進化してきたそうです。レム・ノンレム睡眠があるのは?レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返す睡眠をとるのは、恒温性の高等脊椎動物だけと言われています。つまり、哺乳類や鳥類だけで、ほかの生物は異なる睡眠のスタイルをとっています。爬虫類の睡眠は「中間睡眠」と呼ばれるもので、脳波を計測するとレム・ノンレム睡眠に近いものがあるそうなのですが、はっきりとしたものではないと言われています。魚類や両生類の睡眠は「原始睡眠」で、覚醒しているときと異なる脳波は計測できないそうです。このように見ていくと、魚類や両生類から爬虫類へと進化する過程で、睡眠も哺乳類や鳥類に近づいているということがよくわかりますね。ノンレム睡眠が文明を築いたレム睡眠とノンレム睡眠の役割は正反対で、レム睡眠は大脳を活性化させ、ノンレム睡眠は大脳を休息させるそうです。私たち人類はノンレム睡眠を得たことで、大脳が発達し、現在のような文明を築くことができたと考えられています。起きているときに脳ミソがフル回転するのは、ノンレム睡眠でしっかりと大脳が休んでいるためと考えられていて、ノンレム睡眠がなければここまで大脳は発達しなかったのだそうです。睡眠の世界は本当に奥が深いですね。みなさんも、今日は頭が疲れてボーッとしていて働かないなぁというときはしっかり睡眠をとって、ノンレム睡眠中に大脳を休ませてあげましょうね!Photo by c-reel.com
2015年05月18日毎日よく眠れない……、息苦しくて目が覚めることがある……、こんなことはありませんか?睡眠の質が悪いのにはいくつかの原因があります。大きな要因としては、鼻の不具合にあるといわれています。睡眠と鼻の健康にはどんな関係があるのでしょうか。鼻と睡眠の関係性とは?鼻がつまると睡眠が悪化するのかアレルギー性鼻炎や花粉症など鼻づまりで悩む人は多いです。実は、これは日本だけの問題ではなく世界規模で急速に増加、深刻化しているといいます。現在では先進国の20~40%の人がアレルギー性鼻炎の症状があるそうです。そんな鼻づまりに悩んでいる人の多くが睡眠にトラブルを感じていると答えています。慢性鼻炎の人の70%、花粉症の人の50%が睡眠障害を感じているのです。鼻がつまっているのであれば、口で呼吸をしていれば問題ないと思われがちですが、口呼吸にすると「免疫力が下がる」「いびきをかくようになる」などのデメリットがあります。鼻が起因する睡眠障害とはどんなものかそして鼻をすっきりさせる方法とは?鼻がつまり、口呼吸ばかりになると、どうしてもいびきが悪化し、ついには睡眠時無呼吸症候群にまで至ることもあります。また、息苦しさから悪夢を見るようになり、中途覚醒や熟眠障害に陥る人もいるようです。すなわち、睡眠の質が悪化する根底に鼻づまりがあるケースが少なくないのです。睡眠の質が悪化すると、朝なかなか起床することができない人も出てきます。仕事中も集中力や注意力の低下が見られ、イライラすることも多くなるでしょう。一言で睡眠不足といっても、ただ日中眠気を感じるという弊害だけにとどまりません。仕事にも大きな影響を及ぼしがちです。良質な睡眠を確保していくことは心身を健康に保つためにかなり重要なことだといえるでしょう。鼻づまりを改善する方法とは?そんな、睡眠を阻害する危険性の高い鼻づまり。いったいどのように対処していくと改善されるのでしょうか。まずは、原因の特定をお勧めします。自身の鼻づまりの原因は、アレルギー性鼻炎なのか?花粉症なのか?もしくは、慢性的な鼻炎なのか?これらの特定は耳鼻咽喉科で行うことができます。重度の鼻づまりの場合は、睡眠時の死亡リスクなども高めますからレーザーで手術をするようなこともあります。これは日帰りないし、1泊でできる比較的簡単な手術とされています。投薬にも手術にも抵抗感があるという方は、鼻うがいや鼻呼吸をサポートするアイテムを使用してみてはいかがでしょうか。鼻呼吸だと自律神経のバランスが保たれやすくなるといわれています。きちんとしたメンテナンスをして呼吸できるようにし、快眠を手に入れてください。Photo by Alessandro Valli
2015年05月17日シーツはどのくらいの頻度で洗っていますか?睡眠環境は清潔に保っておきたいものです。シーツを含め、寝具はどう洗濯するのがいいのでしょうか?正しい睡眠環境の整え方をご紹介します。シーツの洗濯頻度で睡眠環境が変わる!忙しくてシーツを何日も洗っていない……なんて方もいるのではないでしょうか?シーツはパリッとして新しいと、気分もよくなり、ゆったり眠りにつくことができます。睡眠環境を良くするためにも定期的にシーツを洗濯することが必要です。夏場は週に1回、冬場は2週間に1回洗うといいでしょう。やはり夏場は汗をかきやすいのでより頻度を上げて洗濯することをおすすめします。またシーツには加齢臭などの臭いがつきやすいので、気になったら洗っていくようにすると清潔を保っていくことができます。シーツの洗濯方法は?シーツを洗濯するのは意外と大変です。洗濯機に丸めて入れてしまうと、しっかりと洗濯されません。また繊維の一部を傷つけることになります。洗濯機に入れる際には縦に三つ折りにして入れましょう。そうすることにより、シーツを長持ちさせることができます。また、洗剤にもこだわりましょう。刺激の弱い中性洗剤や石鹸などをおすすめします。干す際には直射日光を避けるようにしましょう。紫外線で繊維が弱くなってしまいます。直射日光で干すことで太陽のパワーでふわふわになるようなイメージがありますが、実は逆効果です。シーツの色で睡眠環境をチェンジ!あなたのシーツの色は何色ですか?シーツの色により、睡眠環境は大きく違ってきます。一番質の高い睡眠をもたらす色は青色だと言われています。青色や緑色にはリラックス効果があり、眠るときには最適です。ぜひ青を取り入れてみてください。逆に睡眠環境に適さない色とは何色でしょうか?紫色は精神を刺激する色と言われており、睡眠環境には適していません。また、グレーや茶色もネガティブな感情を起こしやすい色と言われています。あなたの睡眠環境はいかがですか?寝心地に悩んでいる方は、ぜひ寝具の色も変えてみてください。Photo by Mazzali
2015年05月15日ランドセルを卒業し、中学の制服に袖を通したときは「ちょっと大人になった気分」になりませんでしたか? 実際に、中学校は大人の生活へと変わっていく入口の役割を果たしています。そこに順応できる子とできない子の違いとは?中学生が睡眠不足に?小学6年生と中学1年生――年齢の差はたった1歳ですが、この1年は大きな変化が生まれる1年といってよいでしょう。たとえば、睡眠時間。ある調査によると、平均睡眠時間は小学6年生が8時間26分、中学1年生が7時間45分と、41分の差が生まれています。その理由の1つが環境の変化です。部活動が本格的にスタートして朝練や放課後の練習が行われたり、定期テストもはじまるため勉強の時間が増えたりと、中学生になると小学生のときとは異なる環境で生活することが求められます。それにうまく順応できる子は問題ないのですが、なかには順応できずに睡眠不足に陥ってしまう子もいると言われています。その原因とは?ちょっと想像してみましょう。A君は中学校に入り、厳しいと評判の野球部に入部したとします。すると、平日には朝練と放課後の練習があり、土日にも練習または試合があります。部活動だけではなく、合唱コンクールや体育祭などのイベントとその準備もあり、さらに定期テストの前にはある程度、集中して勉強することが必要になるでしょう。大人が考えても「結構大変そうだな」と思うスケジュールを、1年前には小学生だった子どもがこなしていかなければいけなくなるのです。そのため、最初は時間配分をうまくできない、または生活サイクルに対応できないという子が現れても当然かもしれませんね。小学生のうちから準備を!そこで大切だと言われているのが「小学6年生のうちから少しずつ準備をする」こと。以下のようなことを保護者の方が意識して、小学生のうちから養ってあげるとよいそうです。・計画的に物事を進める練習をする(宿題など)・効率よく短時間で学習する方法を学ぶ(ダラダラやらない)睡眠時間が年齢とともに少しずつ減っていくのは、成長の証でもあるので、「以前と同じ睡眠時間を確保する」ことよりも、体を壊さないような生活スタイルを早く身につける、ということが大切なのかもしれませんね。Photo by stevetulk
2015年05月14日今の子どもは昔の子どもよりも外で遊ばなくなって、よく勉強しているなと感じませんか? 実際にそうなのかはわかりませんが、現在、子どもが塾や部活動に追われ、睡眠不足になる、なんていうケースが増えているそうです。その実態に迫ります。睡眠不足の子どもが増えているとにかく朝、ちゃんと起きられなかった子ども時代を過ごした人もいるのではないでしょうか。最近の子どもはどうなんだろう、と思って調べてみたところ、朝起きられない子どもが増えているみたいです。現在はなんと、年間延べ3,700人の子どもが睡眠の悩みを訴え、病院を訪れるそうです。その原因は一体何なのでしょうか。体質の変化? それとも環境の変化? 気になったのでさらに調べてみました。真面目な子どもほど睡眠不足に?ある調査によると、大きな原因として考えられるのは「塾」と「部活動」なのだそうです。しかも、皮肉なことに、これらに対して真面目に打ち込めば打ち込むほど、睡眠障害になりやすいのだとか。私たち大人であれば、「今日はちょっと体がキツイから早めに上がろう」「これは明日にまわそう」などと、過去の経験から調整をすることができますが、真面目な子どもたちは一心不乱に目の前のことに打ち込むため、それによって1日のリズムが乱れてしまうそうです。学校に行って、放課後は部活動で体を動かして、夜は塾に行って、家で予習・復習をして、翌朝は早くから朝練。こんなスケジュールは大人でも厳しいものがありますよね。「眠育」で子どもの睡眠を守る!そこである地域では、子どもの睡眠を守るために「眠育」と呼ばれる活動をはじめているそうです。具体的には、子どもに「睡眠表」をつけさせて、寝た時間と起きた時間を記入することで睡眠のリズムに乱れがないか確認をするのだとか。確かにこのように可視化すれば、リズムが乱れていることに周囲の大人が気づき、それを指摘することができますし、子どもも「この日は睡眠時間が短かったな」と自覚できますよね。やはり子どもの睡眠はある程度、大人が主導となって見るべきなのかもしれません。みなさんのお子さんにも「眠育」を取り入れてみてはいかがでしょうか?Photo by Thiago Marques
2015年05月13日今の時代は、インターネットがあって、コンビニなどのお店も24時間やっているので、起きていると何か楽しいことがありそうだと思うようになっているのかもしれません。でも、それが大人だけでなく子どもにも飛び火しているとしたら、どうしますか?幼稚園児が睡眠不足に?幼稚園児(年中さん)に必要とされる1日の睡眠時間はどのくらいだと思いますか? (1)8時間、(2)10時間、(3)12時間、さぁどれでしょうか?――正解は一般的には最低10時間は必要だと言われています。しかし、現在は睡眠不足の子どもたちが増えているのだそうです。その理由の1つと言われているのが、親の夜型生活化。夫婦共働きや24時間いつでも楽しめるインターネットの普及などによって、親の就寝時間が遅くなり、それに合わせて子どもの就寝時間も遅くなっていると言われています。ただ、これは日本国内だけに限った話ではないようです。親の夜型化が原因に台湾でも多くの幼稚園児が睡眠不足に陥っていると言われています。ある調査によると、1日10時間以上の睡眠をとっている幼稚園児は約1割で、8割以上の子どもが21時以降に就寝しているということが判明したそうです。これには親の経済状態も大きく影響していると考えられていて、比較的、高収入の家庭の子どもは睡眠状態が良好な場合が多かったのだとか。その理由の1つとしてあげられているのが「子どもを寝かしつける時間をとれるか、とれないか」で、収入の少ない親の場合、労働時間も多く、十分にその時間をとれないためとも言われています。早寝早起き&10時間睡眠で、元気な子!睡眠時間が足りていないとどのような影響があるのでしょうか。その1つと言われているのが体力の低下で、握力テストをしたところ如実にその差が現れたというデータもあります。このデータで興味深いのは、同じ10時間睡眠をとっていても、21時前に就寝している早寝早起きグループと21時以降に就寝している遅寝遅起きグループでは、前者のほうが明らかに握力が強い傾向がみられたという点です。やはり子どもには、21時前に就寝させて、10時間以上の睡眠をとらせるというのが健康的な体をつくるためにはとても重要なことなのかもしれませんね。Photo by Giandomenico Ricci
2015年05月12日近年注目されている睡眠調節という考え方。これまで、眠気は身体が一日の労働に疲れた結果生じるものだと捉えられてきました。しかし、近年の睡眠研究ではもっと睡眠は主体的なものであるということがわかってきています。つまり、脳や身体の動きが疲労によって鈍くなったから眠るのではなく、睡眠に向けて睡眠を司る脳の部位が活動をするというのです。これは、睡眠に向けて脳や身体が調節を始めたということ。そうした、睡眠調節について、具体的に解説していきます。睡眠調節の仕組み 睡眠への悩みはどうして起きるの?「眠りなさい!」と、脳の睡眠を司る部分が活発化するのは、2つの機構からなるといわれています。その2つを指して、睡眠調節といいます。(1)睡眠恒常性維持機構疲労を回復させるための脳の仕組みのことをいいます。脳が感じている疲労度に応じて休息させようという働きです。(2)体内時計機構毎日太陽が沈むと眠くなり、太陽が昇ると目が覚めるという身体に刻まれたリズムのことです。人間には体内時計が搭載されていると見ることができます。この2つの機構が働き、睡眠調節が正常に機能します。しかし、現代人はこの2つの機構のバランスを取りながら、正常に機能させることがなかなかできていません。これが、不眠の原因の一つとなるのです。睡眠調節機能が正常に働かないとどうなるのか?昼間は仕事や運動などの活動をして、夜になって眠るという一般的なサイクルを守っていれば、体内時計機構が連携し、機能しているといえます。これにより、脳や身体の疲れを取る良質な睡眠を確保することができます。しかし、現代人においては、このサイクルを守れていない場合も少なくありません。夜勤の仕事で昼間眠って夜働いている、日中はお昼頃に目を覚まし夜通しあそぶなど、人間の睡眠調節から外れる生活をしている人が少なくないのです。このような人は、夜間活動しているので睡眠恒常性維持機構から脳は疲労回復のため眠りたがっているが、体内時計機構からは昼間には眠気が訪れないメカニズムとなっているため安眠できないという、睡眠に対して問題を来すことになります。こうした生活スタイルが続くと、2つの機構が連動できなくなっていき、どんどん眠りへの満足度が下がることとなるので注意が必要です。睡眠調節機能を整備するための方法不眠などの睡眠の問題を抱えている方は、睡眠調節機能を整えることが大切です。それには具体的にどんな方法があるのでしょうか?睡眠調節は、まず朝きちんと目覚めることから始まります。それには「光」は欠かせない要素。特に、太陽光は体内時計機構を整えるので、カーテンを少し開けて寝るなどして、陽の光で目が覚めるようにしておくとよいでしょう。夜、入眠をスムーズにするために、日中脳と身体を適度に動かすことも大切です。激しい運動をする必要はありませんが、夜の時間とは異なる活動的な動きをしましょう。睡眠調節機能を整備して睡眠へのトラブルを解消し、良質な睡眠を心がけましょう。Photo by Send me adrift.
2015年05月10日寝る前に何か食べないと眠れないという人は少なくないかもしれません。でも、これは注意が必要みたいですよ。今回は誰もが経験したことがあるであろう就寝前の食事が体に及ぼす影響と、オススメ深夜食についてです。寝る前の食事に要注意!夜遅くの食事は当然ながら睡眠にも影響してきます。胃に食べ物が残った状態のまま眠ると消化に時間がかかり、胃が働き続けるため熟睡できません。それだけでなく、逆流性食道炎などの病気にもなりやすくなると言われています。みなさんも寝る前にラーメンなど食べていませんか? 食べる前にこのことを思い出してくださいね!睡眠と食事の密接な関係睡眠と食事というのは、本当に密接な関係にあるようです。たとえば、徹夜をしなければならないとき。深夜にどうしても炭水化物が欲しくなることがありませんか?これは自然の摂理とでも言うべきもので、睡眠がとれないということは私たちの体にとっては大きなストレスになるため、グレリンと呼ばれるストレスホルモンが分泌され、食べたくなってしまうというわけです。「じゃあ、体が生存するために本能的に求めているってことだよね。しょうがないじゃん!」とはいきません。やはり、こちらも肥満の原因になると言われているのです。睡眠不足が肥満の原因に睡眠不足の状態が続くとグレリンが増えるだけでなく、レプチンという代謝を高めるホルモンが減少してしまうそうです。つまり、食べたくなるけれど、カロリー消費率は低下するという悪循環。これではデブまっしぐらそのものです。「でも、食べたいのに食べられないストレスを抱えるのも体に毒じゃん!」という意見もごもっとも。徹夜をしないのが体にとってはベストかもしれませんが、いろいろな大人の事情でそうもいきませんよね。そんなとき、ラーメンなどの脂っこくて糖分が高いものはNG!どうしても……というときは蕎麦やささみ、ヨーグルトなどがよいそうですよ。脂肪分が少ないものを選ぶのがポイントです。Photo by Corie Howell
2015年05月09日もしかしたら自分は不眠かな、睡眠障害を抱えているのかなと思っても、なかなか腰が重くて病院にまでは…という人も多いのではないでしょうか。もしかしたら、将来は自宅でチェックをできる日がくるかもしれません。睡眠センサー「安心ひつじ」昨年、医療機関向けに新たな睡眠センサーが開発され、販売がスタートしました。その名も「安心ひつじ」。これはマットレスや敷布団などの下に置くことで、睡眠中の体の動きや呼吸数・心拍数を測定できるというものです。高齢化社会を迎える日本では、高齢者の不眠が大きな社会問題となっています。介護の問題もあります。介護する側も1日中ずっと見守っていられるという環境は極めてまれで、働きながら、家事をしながら、というのが現実ではないでしょうか。この睡眠センサーはインターネットにつなぐことができる環境であれば、パソコンでデータを見ることが可能なので介護側の負担軽減にも役立つと考えられています。想定される4つのシーンこの睡眠センサーの活用法は具体的としては、以下4つのシーンが想定されているようです。(1)病院や介護施設普段から睡眠の状態を把握しておくことで、異常が起きた場合にスムーズに対応できる。看護師やスタッフの夜間見回りの負担を軽減。(2)在宅介護日中は仕事で離れなければいけないというような場合も、パソコン上で状態をチェックできる。(3)ホテルなど宿泊客の異常にいち早く気づくことができる。睡眠環境など、サービスの改善に役立てることができる。(4)その他一人暮らしの高齢者をはじめとして、睡眠状態を把握することで、異常を早期発見できる。睡眠障害の早期発見に呼吸数を確認することができるため、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の発見にも役立てられると言われています。科学の進歩によって、誰でも簡単に睡眠障害の有無を調べられるようになったらありがたいですよね。この睡眠センサーは日本大学工学部と総合南東北病院の協力のもとで研究・開発されました。今後も呼吸数・心拍数などのデータを集積・分析し、新たな医療製品の開発に取り組んでいくそうです。また、睡眠障害の発見や治療などに役立つものが発売されたら、ここで取り上げたいと思います!Photo by Elisa Paolini
2015年05月08日ロジカルシンキングのメリットって?仕事をしているときに、相手に伝えたいことがあるのにうまく伝えられない、ということはありませんか?この原因の多くは、伝えたい事項を頭の中でうまく整理できていないため。正しく伝達ができなかったために認識が食い違ってしまう、といったこともあるでしょう。物事を伝えるときに大切なのは、頭の中で論理的に物事を整理できる力……つまり、ロジカルシンキング(論理的思考)です。この能力を鍛えることで、伝達の行き違いがなくなったり、問題解決までの流れがスムーズになったりと、さまざまなメリットをもたらしてくれます。さらには、ロジカルに物事を説明できるようになることで、相手からの理解や信頼も得られやすくなるんですよ。睡眠不足とロジカルシンキングの関係ロジカルシンキングは思考力が問われるため、脳がしっかり働いていることが大切です。せっかく高い能力を身に付けても、体調が優れないときだと、そのパフォーマンスを最大限に引き出せないこともあるんです。仕事に熱意を注いでいるビジネスマンの中には、寝る間も惜しんで働こうと考える方もいるかもしれません。でも、睡眠不足はロジカルシンキングを低下させる要因のひとつです。実際、健康な成人の場合、起床後12~13時間を過ぎると作業能率や生産性が下がるとされていて、さらに、17時間以上起きていると、飲酒運転時と同じくらいまで作業能率が下がると言われているんです。「仕事を頑張らないと」という気持ちとは裏腹に、睡眠不足が原因でどんどん作業が非効率になってしまうこともあるので、注意しましょう。ぐっすり眠ってデキるビジネスマンを目指そう!正確に、効率良く仕事をこなすためには、充分な睡眠が欠かせません。脳が健康な状態を保っていれば、冷静に物事を判断できるようになり、ヒューマンエラーも減るはず。また、営業先で論理的に物事を説明できれば、相手からの信用が得られて仕事を増やすきっかけにもなるかもしれません。さらに、プライベートのシーンでも、自分の考えを正確に伝えられるようになることで、今まで以上にコミュニケーションが円滑になることもあるでしょう。このように、ロジカルシンキングはさまざまなシーンで役立ってくれます。この能力を常にいい状態で引き出すためにも、睡眠時間をたっぷりとるよう心がけましょう!Photo by Jere Keys
2015年05月05日動物にとって不可欠な睡眠。生きる上で大変重要ですが、まだ明らかになっていない領域も少なくありません。しかし、睡眠に問題を抱える人が増えたことにより、睡眠の科学的な分析が目覚ましい発展を見せています。今回は睡眠研究の歴史を振り返ります。睡眠研究のはじまりに迫る現代の科学的な睡眠研究の礎となった研究は、1926年にまで遡ります。この年、睡眠と覚醒のメカニズムを脳の働きから解き明かす調査結果が発表されました。続いて、ネコやイヌの睡眠を研究することで、レム睡眠が発見されます。1990年代になると、各睡眠段階において脳のどの部分が働いているのかが明らかになっていきます。睡眠中は、脳も眠っていると思われていましたが、そうではなく、睡眠中は起床時とは違う働きを脳が行っているということが明らかになったのです。脳と睡眠のメカニズムが解明されてくると、睡眠障害の存在についても明らかにされるようになりました。このような知見の積み重ねで、現在の睡眠研究が生み出されたのです。睡眠研究の現在の状況とは?その進歩を知る現在睡眠の研究は、脳との関係性だけでなく、歯科、耳鼻咽喉科、循環器科、精神内科などのさまざまな専門家からアプローチされ研究が進められています。これは、近年睡眠が多くの病気とつながっていることがわかってきたためです。具体的に言うと、睡眠不足は病気になるリスクを高めることがわかってきています。精神疾患だけでなく、癌や婦人科系の病気との関連性も議論されているのです。また、さまざまな疾病が原因で、睡眠障害を引き起こすこともわかっています。以上のような理由から、医学のプロたちが、睡眠と健康との関係性を追究しているのです。睡眠の大切さを認める流れも主流になり、睡眠外来など睡眠の専門医も登場しています。現在睡眠障害といわれる、睡眠にまつわる疾病は下記の通り多数存在します。これらの診察で睡眠外来は混雑している状態だといいます。【睡眠障害の種類】・睡眠呼吸障害・概日リズム睡眠障害・むずむず脚症候群・周期性四肢運動障害・睡眠時随伴症(睡眠時遊行症、睡眠時驚愕症、レム睡眠行動障害など)睡眠研究の知見をどう生活に生かしていくかこのように積み上げられてきた睡眠研究。私たちはどう生かしていくとよいのでしょうか?健康になるために、睡眠をどう生活に位置づけていくかを考えていくとよいでしょう。どのくらいの睡眠時間を確保すると体調がよいのかは、人によって異なります。そこでまずは、睡眠研究から睡眠の重要性を知り自分の意識を高めていくことが重要なのです。また、睡眠学会などが行っているシンポジウムなどに参加すると最新の研究成果を知ることができます。例えば、・寝る子は育つと言われてきたが、無理やり寝させすぎるのは逆効果・運動量が多ければ睡眠も訪れやすいといわれてきたが、激しすぎる運動は逆効果などです。それらの研究成果を自身のライフスタイルに落とし込んでいくことで、睡眠から健康な体をつくる足がかりにしていくことができるのです。Photo by Sara V.
2015年05月03日残業が続くと、疲労やストレスが溜まってしまうものだと思います。睡眠不足が続くと不眠がちになってしまい、健康にもよくありません。自分や部下がぐっすり眠れるよう、管理職が率先して、残業を削減できる方法を考えてみましょう。残業は部下の睡眠不足や離職を招く仕事が忙しいと勤務時間が増えてしまいますが、あなたの会社では、残業対策をしていますか?残業が慢性化すると、自分の仕事がある社員はもちろん、そうでない場合でも仕事をしないといけない雰囲気が蔓延してしまいがちです。残業時間軽減を目的に、自分の仕事が終わったらすぐに帰るよう、部下に指示を出す管理職の方もいると思います。しかし、人間関係の輪を乱すのではないかと不安に感じ、なかなか言い出せないケースも珍しくありません。部下という立場は、残業時間が長くなるとストレスを抱えてしまうとか、不眠がちになってしまうといった可能性があります。すると、業務のパフォーマンスが落ちたり、仕事が大変なせいで退職したりするかもしれません。残業時間軽減への取り組み事例部下の作業能率の低下や離職率の上昇を防ぐには、残業を少なくすることが大切です。そこで、部下が早く帰れる職場を作るためには、まず残業をさせない空気を作ることがポイント。そのために、どのような対策が行われているか、いくつかの事例を紹介します。厚生労働省『時間外労働削減の好事例集』によると、「従業員間の労働時間平準化」や「残業の事前承認制度」、「従業員の能力開発」を実施する職場が多いです。また、「ノー残業デーやノー残業ウィークの導入」により、早い時間に帰宅するよう促すケースもあるといいます。残業対策に取り組む職場ほど、実労働時間の短縮に成功しているようです。そのため、管理職や経営陣の方は、早急に残業を削減できるように手を打ちましょう。残業時間削減に取り組んで健全な職場を作ろうあなたの職場は残業時間が多いでしょうか?もし、残業が多いのに何も取り組んでいない場合、心身ともに負担が増え、ぐっすり眠れない日々が続いているかもしれません。その結果、睡眠不足に悩まされる従業員が増え、職場の空気が悪くなってしまうことも考えられます。今回ご紹介したように、残業時間削減対策は、一定の効果が見られるものもあります。残業が慢性化している職場は、決して少なくありません。全員が定時に帰れる職場を作るには、管理職や経営者側から、積極的に残業時間削減に向けて整備を進めることが一番です。きっと、従業員も充分な睡眠時間を確保でき、健全な職場になるはずです!
2015年04月30日「1日が24時間じゃ睡眠時間が取れない…」そう思ったことがある人は多いはず。特に仕事、子育て、家事とこなしてるお母さんや残業続きの会社員、受験生は睡眠時間はとっても少ないのではありませんか?そんな方々に朗報です!何と2時間の睡眠で8時間以上の睡眠をとったかのようなパフォーマンスが発揮できるアイマスク「Neuro:On」が米国のIntelclinic社から発売されるというのです。一体どんな製品なのか見ていきましょう。睡眠ポリグラフ診療所並みの正確さで生体信号を監視「Neuro:On」は、市販製品では世界で初めて眼球運動、脳波、心拍数、筋肉の緊張、血液循環の生体信号をプロの睡眠ポリグラフ診療所並みのレベルの正確さで監視することができるデバイスです。それらを監視することによって、単相睡眠から多相睡眠に切り替えられます。単相睡眠とは、夜から朝にかけてまとめてとる約7時間の睡眠のことです。逆に多相睡眠は、小分けにして睡眠をとることです。1日の睡眠時間が減っても、8時間以上眠ったかのような満足感が得られるというのです。「分割して睡眠をとるだけなら同じじゃないか!」と思われた方もいらっしゃると思います。「Neuro:On」の場合は、装着者が眠りの浅いレム睡眠に入ったことを察知し、一定の休息時間をとった後に少しずつ目覚めさせてくれるというもの。このパターンを30分なら4回、20分なら6回繰り返した、最後のレム睡眠の後に起こすことで、2時間睡眠で8時間眠ったかのような爽快感を得られるのです。スマホアプリとの連携で目覚めの瞬間を最適化さらに、「Neuro:On」が多相睡眠を監視し、必要な時に体内時計をスケジュールに同期することが可能です。ユーザーの睡眠から集めたすべてのデータは、アナログ値からデジタル解析に変換し、低エネルギーBluetoothを通じて、スマホのアプリに送れます。アプリは、AndroidとiOS共に対応しています。「Neuro:On」アプリは、睡眠データを記録するばかりか、目覚めの瞬間を楽しんでもらうために、睡眠を分析し、最適化することも可能です。近日中にダウンロードできます。どうやら日本に代理店はないようですが、公式サイトで事前予約ができるとのこと。気になるお値段は、$299。短い睡眠で仕事や勉強などの効率がアップするなら、「安い」と思う方は多いかもしれませんね。Photo by Lauren Steffen
2015年04月27日「睡眠不足は体に良くない」ということはなんとなくわかっていても、実際に何がどのように良くないのかはあまりわからないもの。今回は、そこのところを紹介したいと思います!NK細胞とは?ナチュラル・キラー細胞(以下、NK細胞)――なんだかとてもかっこいい名前の細胞ですが、私たちの体内で何をしている細胞か、おわかりになりますか? じつはこの細胞、決して名前負けしないぐらい、すご~く大切な役割を担っている細胞なのです。NK細胞は名前の通り「生まれながらにして殺し屋」な細胞で、私たちの体内に存在する悪いウイルスやガン細胞などをやっつけてくれるリンパ球のことを指します。血液中のリンパ球の1~3割がNK細胞だと言われているのですが、この細胞は非常に優秀で、悪い細胞だけを攻撃し、正常な細胞を攻撃することはないようになっているのだそうです。睡眠不足が悪影響を与える?私たちを害悪から守ってくれているNK細胞ですが、弱点もあります。その1つが睡眠不足で、NK細胞はその状態になると機能が低下すると言われています。生活習慣の乱れもNK細胞に悪影響を与えるそうです。ストレス過多な状態や不規則な生活を続けていると風邪をひきやすくなるというのも、NK細胞の機能低下が一因かもしれません。さらに60歳以上になるとNK細胞の働きが弱まると言われているので、高齢の方はより一層、睡眠をよくとって、規則正しい生活をすることが健康でいる秘訣といっても過言ではなさそうです。黙々と働くNK細胞に感謝を睡眠不足は次の3つの悪影響を体に与えると言われています。(1)体内に常に存在しているウイルスが活性化する(2)ガン化した細胞がなくなりにくくなる(3)体内にウイルスが侵入・増殖しやすくなるこれらを防ぐためにNK細胞が存在するわけですが、睡眠不足や生活習慣が乱れていると十分に真価を発揮できずに病気になってしまう…なんていうことも考えられるので注意したいですね。私もこれからは、いつも体内で黙々と頑張ってくれているNK細胞クンに感謝して、なるべく迷惑をかけないように気をつけたいと思います!Photo by lintmachine
2015年04月26日睡眠不足は身体の疲れがとれないだけでなく、お肌にも悪影響を与えると言われています。でも、どんな影響があるのか、よく知らないという人もいるはず。実は、お肌の修復サイクルが乱れ、乾燥肌の原因にもなっているそうなんです。睡眠不足がもたらす肌の不調元気なお肌と睡眠が密接な関係にあることは、多くの人がご存じかと思います。睡眠不足になると、お肌のターンオーバーが乱れて、古い角質がいつまでもお肌に残ってしまい、シミやシワの原因になることは聞いたことがあるかもしれません。実は、お肌は睡眠不足が原因で、保湿機能も弱まってしまいます。春は意外と乾燥しがちな季節なので、スキンケアに気を遣う人も多いはず。でも、ケアをしてもなんとなくメイクのノリが悪かったり、お肌がカサついていると感じたりするのであれば、睡眠時間を見直すことが大切かもしれません。睡眠不足が肌の保湿機能を弱める!?お肌の構造は、表皮と真皮、皮下組織の三層になっています。そのうち、真皮のなかには、線維芽細胞というものがあり、コラーゲン線維、エラスチン、ヒアルロン酸などを作って、お肌の調子を整えているそうです。でも、睡眠不足になると、線維芽細胞の働きが低下してしまいます。すると、お肌の保湿機能が弱まって乾燥肌になってしまい、ぷるるん肌が作れなくなってしまうんです。線維芽細胞は、睡眠不足解消のほかにも、禁煙や紫外線対策など、さまざまなケアによって元気になります。睡眠をしっかりとるとともに、生活習慣を見直してみるとよいかもしれません。睡眠不足を解消して肌の保湿機能を守ろう!乾燥肌の人は、春も保湿ケアが欠かせません。特に、高気圧に覆われた日に晴れると、湿度が下がりやすいといわれています。睡眠は、コラーゲンやヒアルロン酸など、保湿成分を作る重要な時間帯。言い換えれば、睡眠をおろそかにしてしまうと、カサカサしてメイクもひび割れてしまうかもしれないのです。お肌のなかにある線維芽細胞が元気に働けるよう、睡眠時間をしっかりとる習慣を身に付けましょう。特に季節の変わり目になると決まって肌の調子が悪いという人は、睡眠習慣を見直してみることをおすすめします。Photo by Maria Morri
2015年04月25日毎日寝付けなくてつらい、朝は起きられないので会社をやめたい……。睡眠にまつわる悩みは、人のライフスタイルに大きな影を落とします。日本では5人に1人が、睡眠についての悩みを抱えているという報告もあります。こんな睡眠の悩みを解決するツールとして今注目されているのが、カーテンです。え? 睡眠とカーテンにどんな関係があるの? と不思議に思われた方に解説していきます。快適な睡眠を得るためのカーテン活用法とは?人は光を浴びると目が覚める習性を持っています。それは人間がまだ自然のなかで暮らしていた頃のリズムが体内に刻まれているからです。この習性を理解してカーテンを選ぶことで、快適な睡眠につながっていきます。まず、あなたが住んでいるお宅の窓の外は夜でも明るいような環境でしょうか? 夜に明るい光を浴び続けると、睡眠のリズムが崩れてしまいます。そのため、遮光性の高いカーテンを選ぶ必要があるでしょう。また、あなたはすんなり目覚めることはできるでしょうか? できない場合には、カーテンを数センチ開けて眠ると、朝、太陽光が部屋に入り爽やかに目覚めることができます。カーテンを上手に使うことで、ある程度、眠りの質をコントロールできるのです。意外と知らないカーテンの選び方太陽光を上手に取り入れるカーテンの組み合わせは?一人暮らしを始める時になってカーテンの選び方がわからないことに気づく方も少なくないと思います。カーテンを選ぶ際には、まず下記のポイントをチェックしましょう。・素材多くはポリエステルの合成繊維でできていて、洗えたり防虫効果があったりと、手入れが楽で機能的に優れているという利点があります。また、やや値ははりますが、麻(リネン)などの天然繊維は太陽光を通しやすいという特徴があります。・枚数レースのカーテンを付けておくと、太陽光を柔らかく部屋に取り込むことができます。カーテンを開けて寝たいけど外から丸見えになるのは困るという方は、カーテンを2枚付けにすると良いでしょう。・サイズ・幅面倒なようでも窓の大きさを正確に計って、カーテンを発注する必要があります。カーテンの横幅について、「●倍」といった表示を目にすることもあるでしょう。これは窓幅の何倍の生地を使っているかということで、1.1倍はカーテンがほとんどピンと張るタイプ、2倍はカーテンを閉めたときにもたっぷりとひだがある優雅なタイプとなります。カーテンを活用した睡眠ライフモデルカーテンを上手に睡眠に利用する方法を夜から朝の流れで見ていきましょう。<夜>帰ったらカーテンを閉めて、外の喧噪をシャットアウトしましょう。部屋の中は暖色系の灯りで満たすと良いでしょう。寝る際には、厚手のカーテンの隙間をあけておきましょう。その際、レースの薄いカーテンを閉めておくと、覗かれる心配はなくなります。<朝>薄手のレースカーテンごしに朝日がさすので、目覚まし時計いらずで目が覚めます。起き上がったら、カーテンをすべて開けて太陽の光をたっぷりと浴びましょう。<昼>なるべく外に出て、運動や仕事などの活動をしましょう。一日部屋から出たくないという気分のときは、カーテンを開けた窓辺で太陽の光を浴びながら音楽を聴いたり読書をしたりするとよいでしょう。朝~昼間に太陽の光を浴びることで、夜はぐっすり眠れるようになります。曇りの日でも、太陽の光には強いパワーがあります。そのため、カーテンの開け閉めをこまめにして、自然の光を活用した健康的な睡眠を確保してください。Photo by Michael Yan
2015年04月24日お菓子やお料理に使われるアーモンドオイル。最近では、アロマオイルやコスメなど、美容情報に敏感な女子の間でも話題になりました。そのうえ、睡眠にも効果があるというウワサが。では、どうして睡眠に効果があるのでしょうか?アーモンドオイルは万能!?みなさんは、お料理にアーモンドオイルを利用したことがありますか?ビタミンEを多く含み、ドレッシングからフライの揚げ油まで、さまざまなお料理に使えるオイルなので、使った経験があるという人もいるかもしれません。また、アーモンドオイルはスキンケアオイルとしても人気。日本アロマ環境協会によると、肌に塗るだけで効果が得られるらしいという研究結果が発表されたそうです。メラニンの生成を抑制するそうなので美白効果も期待できると言われています。そんなアーモンドオイルが、実は睡眠にも効果があるというウワサが。ここからは、ぐっすり眠れるといわれる理由を見てみましょう。アーモンドオイルで睡眠の質が改善できるかも!アーモンドオイルの原料であるアーモンドに、セロトニンやメラトニンといった眠りを促すホルモンを作り出す成分・トリプトファンがたっぷり。食事でしか摂取できない栄養素なので、積極的に摂取したいですね。アーモンドには100gあたり200mgのトリプトファンが含まれています。この数値は、一般的にトリプトファンが多いとされるお魚やお肉などと同じくらいです。アーモンドを一度にたくさん食べるのは難しいと思いますが、お料理にアーモンドオイルを使えば、他の油を使うよりも、ぐっすり眠れるようになるかもしれません。良質な睡眠のためにはアーモンドオイルを摂取してみては?アーモンドオイルを使ったお料理を食べると、トリプトファンはセロトニンやメラトニンに変化。すると、気持ちが穏やかになり、ぐっすり眠れるようになります。気持ちを落ち着けるリラックス効果や鎮静作用も期待できるので、ストレス社会にもピッタリなんです。なかなか寝つけないという方は、お料理を少し工夫して、アーモンドオイルを使ってみるとよいかもしれません。Photo by Jonas Foyn Therkelsen
2015年04月23日睡眠不足による素肌のトラブルは?スキンケアと生活環境関連調査の結果株式会社 資生堂が運営するベネフィークは「スキンケアと生活環境」に関連する調査を実施した。全国20歳代~40歳代までの女性が調査対象で、調査の方法はインターネット方式だ。調査では睡眠不足が引き起こす素肌トラブルや、どんなスキンケアをしているのかなど美容に役立つ調査結果となっているので、気になる人は参考にしてみては。最初に「自分が睡眠不足だと感じるか?」について、【感じることがある】を選んだ人は44.7%いた。次いで【日常的に感じる】が27%で、全体的に睡眠不足を感じる人は71%以上になる。次に「睡眠不足による素肌トラブルは?」について、1位【クマ】2位【くすみ】3位【吹き出物やニキビ】が上位3位までに入っており、以下【乾燥】【ごわつき】【たるみ】【毛穴の開き】【シワ】【シミ】などがランクインした。スキンケアで取り入れるのは?さらに「冬に、クリームによるケアをスキンケアに取り入れているか?」とたずねたところ【日常的に取り入れている】が57%、【たまに取り入れている】が40%で、全体的には97%が冬シーズン、クリームによるケアを、スキンケアに取り入れていることが判明した。一方「夏シーズン、クリームによるケアをスキンケアに取り入れているか?」については【日常的に取り入れている】人は26%と、冬よりも割合が低下している。夏にクリームを敬遠する理由は、【素肌のベタつき】などの声が聞かれたが、【夏に使用しやすいクリームがあれば使ってみたい】という人が83%もいることがわかった。同サイトでは夏にも使用しやすい美白美貌クリームマスク商品を紹介しているので試してみては。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社 資生堂 プレスリリース (PR TIMES)・株式会社 資生堂 ベネフィーク
2015年04月22日睡眠に悩みを抱える人であれば、「安眠効果あり」という方法があればどんなことでも試してみたいと思いますよね。今回は、ミストサウナが睡眠に与える影響に迫りたいと思います。果たして効果はあるのでしょうか?ミストサウナとドライサウナの違いとは?サウナって気持ちいいですよね。サウナと言えば、高温のドライサウナを思い浮かべる人もいるかもしれません。ドライサウナと水風呂の交代浴は交感神経が刺激され、活動的になる効果があるようです。これに対してミストサウナとは、低温かつ高湿度でゆっくりと体を温める入浴方法のこと。ドライ系のサウナよりも体への負担が少ないと言われています。ミストサウナと睡眠の関係を調べた実験があるので、見ていきたいと思います。ミストサウナと睡眠の関係実験は、10人の被験者がミストサウナのみと通常の入浴を10日間ずつ実施し、その間、脳波の計測や眠気尺度の評価、アンケート票の記入をするというもの。被験者は睡眠障害ではないが、寝つきが悪い、熟睡感を得られないなどの睡眠に悩みを抱える人たちです。この研究ではミストサウナのほうが通常の入浴よりも眠りの深さを示す値が高く出たそうです。また、実験期間中、最後の3日間は目覚めの感覚に関して、ミストサウナのほうがよい結果も見られました。ミストサウナが睡眠によい理由実験した人の感想では就寝時、身体が温かくなる感覚もあったようです。実は、人の身体は深部体温が下がることでスムーズに入眠できるしくみになっています。それには、眠る前に身体を温めて放熱すること。身体の芯から温まるミストサウナは就寝前のプロセスに加えるとよさそうですね。Photo by Loé
2015年04月22日小顔は美人の絶対条件と考えている人は多いはず。美容のために小さな顔になりたいと思うのは、自然なことかもしれません。顔の大きさを決めるのは、肥満やむくみが関係していることがありますが、睡眠不足を解消するとフェイスラインがスッキリするケースもあるそうです。顔がむくんでしまう原因は睡眠不足も一因私たちの身体の中の水分は、血管内と細胞の内側、外側で一定のバランスで保たれているんだとか。この身体の中の水分のバランスが、何らかの原因によって崩れてしまうことによってむくみが引き起こされてしまうそうです。体内の水分のバランスが崩れてしまう原因は、いくつか考えられます。血行不良や塩分の過剰摂取、ストレスやホルモンの影響など、生活習慣に関係したものが少なくないようです。また、その他にも睡眠不足は、むくみを引き起こしやすくなる要因とも言われています。では、どうして睡眠とむくみが関係するのでしょうか。むくみのメカニズム普段、私たちが生活しているときは、常に身体に重力がかかっています、しかし、眠る時は横になるため、全身に均等に重力がかかっている状態です。昼間の間にむくみが発生しても、寝ている間に体内の水分は全身に分散されるので、たいていは眠っている間に解消されるといわれています。しかし、睡眠不足になったり、椅子などで寝てしまったりすると、むくみが解消されにくくなってしまうのだとか。その理由は、睡眠の質が悪く、疲労が蓄積されることによって、血液やリンパの流れが悪くなってしまうからだそうです。睡眠不足になると、顔がむくんでしまう理由は、筋肉が少なく血行が悪いから。そのため、ぐっすり眠ることが大切なんです。ぐっすり眠ってむくみ解消とダイエット効果を!ちなみに、睡眠不足を解消すると、食欲を刺激するホルモンの分泌が抑えられるそうです。食べ過ぎを予防することができるので、もしかしたら、ダイエットにもなるかも。結果的に、ダブルの効果で小顔を手に入れられる可能性があるんです。むくみを解消して憧れの小顔になりたいと思うなら、まずは睡眠習慣を見直すこと。ぐっすり眠って小顔美人を目指しましょう!Photo by Eve
2015年04月21日資生堂の化粧品専門店ブランド「ベネフィーク」はこのほど、全国の20代~40代女性618名を対象に「生活環境とスキンケア」について調査を実施し結果を発表した。調査は1月にインターネットで行われた。○20~30代女性の71.7%が「睡眠不足」女性に「睡眠時間だと感じますか?」と質問したところ、「感じることがある(44.7%)」「日常的に感じる(27.0%)」と、7割超の女性が「感じる」と回答した。肌状態が良くないとわかっていても、しっかりと睡眠時間やお手入れの時間を確保することが難しい現実が判明した。○睡眠不足による3大肌トラブルとは次に、女性が睡眠不足による肌トラブルの症状を教えてもらったところ、1位は「クマ(57.3%)」だった。続く2位は「くすみ(47.9%)」、3位「にきびや吹き出物(39.3%)」と続き、20代~40代の女性たちを悩ませる3大肌トラブルが明らかとなった。○女性44%が、夏は「クリームによるスキンケア」はしてない肌トラブルケアの必須アイテムであるクリームの使用状況について調べた結果、「冬」にクリームによるケアを日常的に行っている女性は57%と、半数を超えた。しかしながら、夏に日常的に使用している女性は26%と、冬の半数以下という結果となった。夏にクリームの使用を敬遠する理由としては、「肌のべたつき」や「テクスチャーの重さ」が挙げられたが、その一方で多くの女性が「夏にも使いやすいクリームがあれば使ってみたい(83.3%)」と回答。夏にもクリームでのスキンケアに関する意向は高いことが伺えた。
2015年04月21日大阪市立大学は、糖尿病の血糖コントロールが悪化することで睡眠の質の劣化を伴う睡眠障害が引き起こされること、ならびに睡眠障害が早朝高血圧を起こすことで糖尿病の心血管障害の原因となることを明らかにしたと発表した。同成果は、同大大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学の稲葉雅章 教授らによるもの。詳細は4月14日付でオープンアクセスジャーナル「PLOS ONE」に掲載された。糖尿病患者は、肥満に伴う閉塞性睡眠時無呼吸症候群を除いた場合でも一般人に比べ約2倍の不眠が見られると言われており、さまざまな原因が検討されてきた。また、近年の研究から、睡眠時間が短くなると糖尿病の有病率が上昇することや、睡眠障害を有する患者では2型糖尿病の発症確率が有意に高くなることから、睡眠障害による糖尿病増悪の可能性が示唆されていたものの、直接的な関与はよくわかっていなかった。今回、研究グループは、63名の2型糖尿病患者に対して脳波計を用いた精密な睡眠の質判定を実施。その結果、血糖コントロール指標であるHbA1cの増悪につれて、深睡眠の程度を示すレム睡眠潜時が短縮すること、ならびに血糖コントロール増悪により深睡眠の徐波睡眠相が減少することなどが判明したとするほか、深睡眠の障害が動脈硬化進展につながる可能性も示唆されたとする。これらの結果を受けて研究グループは、現在、睡眠障害により特異的に有効とされるオレキシン阻害薬を用いることで睡眠障害を改善させ、それによりどのような効果が得られるのかについての解析などを行っており、予備段階の研究では、睡眠障害による交感神経系の活動性低下や血糖コントロール改善が認められているとのことで、今後、患者数を増やして睡眠障害に対する治療の位置づけを確立することを目指した研究を進めていく計画だとしている。
2015年04月16日遊びたいさかりの若者が遊びを我慢するだけでなく、睡眠までも我慢してやらなければならないものとは何でしょうか。成長期に睡眠は欠かせないもの。大人が現状をしっかり把握し、改めて見つめ直す必要があるかもしれません。韓国の中高生が睡眠不足になる原因韓国青少年政策研究院が2013年に実施した「2013年児童・青少年人権実態調査統計」によると小中高生の一日の平均睡眠時間は7時間6分とのこと。4年前の調査と比べても減少していたそうです。一日のうち小学生は平均8時間19分、中学生は7時12分で、全体の平均睡眠時間が下がったのは高校生の5時間27分が原因のようです。高校生の睡眠時間が短い理由は大学入試のための勉強。いかに、受験戦争が苛烈なものかということを物語っていますよね。今後、さらに競争が激しくなったら、どうなってしまうのでしょうか。実際に、追い詰められている児童や生徒も少なくないようで、「ここ1年間で自殺を考えたことがある」という回答が4割弱もいたそうです。小学生は別の問題も……さすがに小学生は8時間睡眠を上回っている子が多かったそうです。その一方で、小学生の睡眠不足の原因として問題になっていることが「成人向けサイトの閲覧」なのだとか……。韓国では成人向けサイトを閲覧している小学生の割合は非常に高く、6割に及ぶそうです。昼間、学校がある児童や生徒がそのようなサイトを見るのは夜がほとんどではないでしょうか。パソコンやスマホから発せられるブルーライトを夜浴びると、睡眠ホルモン・メラトニンが正常に分泌されず、睡眠障害に陥る場合もあります。韓国のインターネット依存に対する対策とは!?誰でも、どこからでもアクセスできるのがインターネットの強みですが、これにはしっかりした対応が必要かもしれません。韓国では16歳未満の青少年の深夜におけるゲーム時間を制限する 「シャットダウン制」など国をあげての対策も進んでいるようです。ネット依存レベルを判断する「Kスケール」もそのうちの一つ。インターネットの使用で学校の成績が落ちていないか、計画していたことができなかったことがないかなど、いくつかの設問に答えて依存度を割り出すテストのようなものです。日本でも小中高生の睡眠不足が深刻化し、その主な原因がインターネットによるものとなれば、このような取り組みが積極的に行われるかもしれませんね。Photo by Sano Rin
2015年04月07日タンパク質摂取不足タンパク質摂取不足は皮膚機能の老化現象を招き、肌水分量の低下やコラーゲン合成が減少することが知られている。日本人はタンパク質の摂取量が不足しており、高齢者においては健康維持に最低限必要とされる量も摂取できていない人がたくさんいることが指摘されている。研究の背景牡蠣(かき)は「海のミルク」と呼ばれるようにタンパク質、グリコーゲン、ビタミン、タウリンや亜鉛などを豊富に含んでいることから滋養強壮効果があることが知られている。牡蠣の美容効果に対してはあまり注目されていなかったが、近年同様に滋養強壮効果の高いスッポンの美容効果が注目され、スッポンエキスを含む健康食品が美容のために売り出されている。東洋新薬は広島県産牡蠣エキス「まるごと濃縮かきエキス」を販売している。牡蠣のむき身を酵素分解により、濃縮エキスとしたもの。滋養強壮成分を豊富に含み、亜鉛の含有量が高いのが特徴。亜鉛の吸収促進作用も有している。研究成果マウスを使った動物実験において、タンパク質摂取不足による、皮膚の老化機能、肌水分量の低下、コラーゲン合成低下をまるごと濃縮かきエキスが抑えることを明らかにした。研究内容は日本薬学会第135年会(2015年3月25日~28日:神戸)で発表がおこなわれた。【参考】・東洋新薬プレスリリース
2015年04月01日「一昨日のランチは何を食べた?」と質問をされて、思い出せない人がたくさんいると聞きます。これは食事が軽視されている、または仕事などが忙しすぎるということの現れかもしれません。睡眠不足の原因に?ハンバーガーにサンドウィッチ、フライドチキンに牛丼など、体にはあまり良くないのかな…と思っていても、ついつい食べてしまうのがファストフードの特徴かもしれません。このファストフード、じつは不眠の原因にもなるという説があるのをみなさんご存知ですか?ファストフード=短時間ですむ食事。たとえば、サンドウィッチはイギリス貴族の伯爵がトランプに熱中するあまり、ゲームをしながら食べられるということで考案された食事だというのは有名な話です。睡眠よりも熱中するものがあると…なぜ、「短時間ですむ食事」だと不眠になるの? と思われるかもしれませんね。逆に、「食事が短時間ですむのだから、そのぶん睡眠にまわせるじゃん!」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、ウィンドウズを世に生み出したビル・ゲイツはトランプに熱中した伯爵のように、いつもハンバーガーを片手に食事だけでなく眠る時間も惜しんで仕事をしていたと言われています。読者の方の中にも残業をする際、ファストフードを食べながら仕事をしているという人は少なくないのではないでしょうか?スローフードの時代を見直す何かをしながらの食事は満腹感が得られにくく、かえって食事の量を増やしてしまう傾向があるそうです。また、手軽に食べられるファストフードには塩分や糖分、脂肪分が多く含まれ、夜遅くに食べると胃腸に負担をかけ、睡眠に影響が出てきます。寝る暇もゆっくり食事をする暇も惜しんで何かに集中するのは素晴らしいことかもしれません。でも、睡眠不足になってしまって、さらには体も壊したなんてことになったら元も子もありませんよね。ファストフードもたまにはよいですが、この機会に食事の時間、仕事の時間、睡眠の時間を区切る生活スタイルに改めてみてはいかがでしょうか?Photo by Adam Tuttle
2015年03月31日一度眠りはじめると何があっても起きない人、少しの音などですぐに起きてしまう人など、睡眠には個性があります。この個性がもしかしたら、私たちの睡眠不足と深い関連があるのかもしれません。アメリカ人も寝だめする週末に寝だめをして睡眠不足を解消しようと思うのは、日本人だけでなくアメリカ人も同じようです。ちなみに、英語で「寝だめ」はSleep Banking、「どか寝」のことは「Sleep Binge」というそうですよ。寝だめがBanking(貯める)なんて、面白いですね。さて、一般的にこの寝だめやどか寝には効果がない、むしろ健康に悪影響を及ぼす、なんていうことを聞いたりしますが、実際のところはどうなのでしょうか。アメリカの睡眠専門家によると、「寝だめは計画的に実施すれば効果はある」そうです。計画的とは一体??睡眠不足の解消に効果的?数日後に体力を使うイベントがあるとします。たとえば、マラソンなどの運動や引っ越しから出産に至るまで、体力を使うものは多いですよね。その特定の日の数日前からいつもより少し長めに寝るようにすると、体が元気な状態で臨めると言われています。普段は1日7時間であれば、数日間は9時間ぐらい眠るというわけです。ある実験でも夜更かしをする前に多く睡眠時間をとると、その後、睡眠不足になりづらいというデータが得られているそうですよ。ポイントは、睡眠不足になった後ではなく、事前に寝だめをするということのようですね。睡眠には型がある私たちは誰もが「睡眠の型」を遺伝子レベルでもっていると考えられています。朝型、夜型、中間型と、先天的にどこかに属しているのだそうです。例えば数日間は生活が乱れても結局は朝型に戻っているなら朝型と言えるでしょう。それが一番体に合っている、楽だと感じるんですね。みなさんはいかがですか? このタイプというのは結構重要で、睡眠不足解消の際には1つの目安になるようですよ。Photo by Michael
2015年03月30日毎日、仕事が忙しいあなたにとって、睡眠や休息をとるのは急務。けれど、現実はそううまくはいかないものですよね。休まなきゃ、眠らなきゃと思ってはいるものの、仕事の都合でどうも実践できないという方は、一度客観的に自分を捉えなおしてみるのもいいのでは?「不眠症」になりやすい環境とは?「明日は大事なプレゼンがあるから早く寝ないといけない。けれどまだ準備が完璧でない」「週末の休みでしっかり寝たはずなのに、なぜか心身共に疲れがとれない……」。そんな毎日のプレッシャーと、休むチャンスがあってもしっかりと休めないという八方ふさがりの中で生活していませんか?そんなあなたはすでに睡眠不足に陥っているかもしれません。さらに進むと睡眠障害や不眠症になる可能性も。それらの症状は、仕事のスタイルや環境によって差が出てくるようです。例えば、早く寝床につくけれど、頭が覚醒してしまいどうしても眠れず、明け方頃にようやく眠れているというケース。しっかり睡眠時間を確保しているのにもかかわらず、熟睡感が得られない。夜中に一度目が覚めるとその後眠れない。朝早くに目覚めてしまう。日中、会議や仕事中に強烈な眠気に襲われるなど、仕事のスタイルや環境によってさまざまなタイプがあります。無限のループ!仕事が睡眠不足を引き起こし、さらなる過労を引き起こす睡眠に何かしら問題があるのは、仕事や家庭のことからくるストレスや悩みが原因となることが多いでしょう。特に「また今夜も眠れないのではないだろうか」という不安を抱えることで、睡眠がさらにプレッシャーになってしまい、睡眠不足を増進させるといわれています。この疲れがなかなか解消しないことから、イライラしたり、ミスが増えたりして、そのうち働く意欲が損なわれてきます。こうしてどんどん疲れがたまり、過労がさらに睡眠不足を引き起こすという無限のループに陥ってしまいます。多忙による睡眠不足対策は?眠れない原因は主に交感神経の緊張が考えられます。まずは興奮を抑えましょう。自律神経失調症うつ病ナビ「ココカラ」によれば、興奮を抑える対策として、以下を紹介しています。・昼間に興奮しすぎない・怒ったり、怨んだり、怖がったりしない・カフェインをとらない・寝る3時間前にテレビやパソコンの画面を見ない・部屋の電気を消す・ゆっくりとぬるめのお湯につかる・寝る前にストレッチをするこのときに、アルコールを飲んで眠ろうとすると、さらに入眠を妨げる結果に。以上のように生活習慣を変えても改善しない場合は、速やかにお医者さんに相談しましょう。Photo by lauren rushing
2015年03月27日ショートスリーパーに憧れている人はとても多いでしょう。実際、多忙につき、睡眠時間を削らなければ仕事や勉強が処理できない状況にある人もいるのでは?確かに短時間睡眠は実利性がありますが、きちんと寝たほう方が成功へはつながりやすいといわれています。そこで、寝ることが脳の活動に大きな意味がある、その理由をご紹介します。短時間睡眠にはリスクがある1日に3~4時間程度の睡眠で、問題なくパフォーマンスが発揮できる人は、7~8時間寝ないと体がだるいという人にとっては羨ましいもの。けれど、必要な睡眠時間は、人それぞれ。日経新聞の記事によれば、必要睡眠時間は、遺伝的影響を受けているともいわれています。残念ながら、7時間睡眠が必要な体質の人は、7時間寝るしか道はないようです。短時間睡眠で、睡眠不足になると、基本的に能率が下がります。睡眠には、ただ疲れをとるという休憩的な意味だけでなく、脳が活性化される意味もあるからです。寝たほうが脳にはいい!脳は、眠っている間にも活動しています。よく、寝る前に何かを暗記すると、寝ている間に情報整理がされ、脳が活性化されると聞いたことはありませんか?Diamondオンラインによれば、ノーベル医学・生理学賞をとったオーストリアの脳科学者が、夢の中で浮かんだアイデアをきっかけに実験したところ、画期的な結果が生まれたという事例が紹介されていました。寝る前にした学習を、寝ている間に脳が整理して定着させるというのは本当のようです。この脳科学者の例も、寝る前に考えていたことが、夢の中で整理されてすごいアイデアとして表れたといってもいいようです。成功を勝ち取るには寝ること!ビジネスマンは、成功を手に入れたいものです。そのためには睡眠が絶対に必要なのです。睡眠をしっかりとっていくことで健康を維持し、長生きできるだけでなく、出世にも響いてくるといわれています。いくら睡眠時間を削って一時的に業績を上げたとしても、最終的に残るのは体を壊さなかった人。結局、無理をしてきた人は、50代頃になると息切れしてダウンする傾向が!あとで後悔しないためにも、眠れるときに眠っておいたほうが「勝ち組」になれる可能性が高いでしょう。短時間睡眠への憧れは無意味!きちんと寝て、長い目で見た出世競争に勝ち残りましょう!Photo by Alex France
2015年03月26日