「下半身太り」が起こるメカニズムエクササイズをご紹介する前に、下半身太りが起こるメカニズムに触れておきましょう。下半身太りの原因として「血液とリンパの流れの不良」が挙げられます。血液やリンパの流れが悪くなると、老廃物や不要な水分が排出できなくなるため「むくみ」が生じます。不要な水分が体内に留まると冷えやすくなります。冷えやすくなると脂肪が蓄積しやすくなり、更には「セルライト」が形成されるようになります。セルライトとは、主にお尻周りや太ももに見られる、老廃物や水分を取り込んで肥大化した皮下脂肪組織のことです。出典:byBirthこのようにして下半身太りは引き起こされると言われています。下半身痩せに効く3つのエクササイズそれでは下半身太り解消に効果的なエクササイズをご紹介しましょう。先ほど、「下半身太りの原因として『血液とリンパの流れの不良』が挙げられる」とお伝えしました。血液とリンパの流れが悪くなる背景の1つに、「筋肉のポンプ作用の低下」が考えられます。筋肉には「運動を起こす」という働き以外に、血液やリンパ液を送り出すポンプ作用というそれもあるのです。筋肉量が少なく、またその働きが弱いと、筋力だけでなくポンプ作用が低下してしまいます。すると血液とリンパの流れが悪くなり、下半身太りに繋がると考えられます。そこで下半身痩せには、下肢の筋肉を強化するエクササイズを行っていきます。ここで1つ注意したいことがあります。それは、下半身痩せ目的で下半身のエクササイズを行う場合、大腿四頭筋のエクササイズは避けるようにすることです。何故ならば大腿四頭筋は刺激を受けやすく、また太くなりやすいと言われているからです。下半身痩せを目的とする場合は、内ももの筋肉やお尻の筋肉、そしてふくらはぎの筋肉を強化するエクササイズを行っていきます。1. ワイドスタンス・スクワット出典:byBirth肩幅よりも広めに足幅をとり、つま先を外側に向けます。左右の足を結ぶ線を底辺とする正三角形を作るようなイメージです。両手を頭の後ろに組んで胸を張り、目線は正面に向けます。上の写真のように、息を吸いながらお尻が膝のラインよりもやや下の位置になるまでゆっくり上体を下ろして股関節を外に開き、息を吐きながら股関節を閉じる動作を繰り返すことで、内ももの筋肉に効かせることができます。10回を1分程度の休憩をいれながら3~5セット行いましょう。ポイント股関節の「開いて閉じる」という動きを意識することで、内ももの筋肉に効かせることができます。注意すべき点エクササイズ中は、膝とつま先は同じ方向を向くようにしましょう。違う方向に向いてしまっていると、膝を傷めてしまう可能性があるからです。2. ボール挟みエクササイズ出典:byBirth太ももに小さなエクササイズボールを挟み、かかとをくっつけてつま先をできるだけ外側に向けるようにします。息を吐きながら、太ももに挟んだエクササイズボールを潰すように内ももを閉じて3秒間キープし(写真矢印参照)、息を吸いながら緩めていきます。10~15回を1分程度の休憩を挟みながら3セット行います。内ももとお尻の筋肉に効かせることができます。両手は写真のように腰に当てるとよいでしょう。エクササイズボールの空気の量で強度が変わります。空気が入っているほど強度が高くなります。小さなエクササイズボールがない場合は、それに変わる挟みやすいもので行っても構いません。ポイントつま先をできるだけ大きく外側に向けるようにすることで、お尻の筋肉にも効かせるもことができるようになります。注意すべき点エクササイズ中は呼吸が止まらないように気をつけましょう。3. カーフレイズ出典:byBirth腰幅程度に足幅をとり、つま先は正面に向けて立ちます。息を吐きながらかかとをできるだけ高く上げて、ふくらはぎの筋肉が最大限に収縮したところで3秒間キープし(写真左)、息を吸いながらかかとを床スレスレまで下ろしていく動作(写真右)を繰り返すことで、ふくらはぎの筋肉に効かせることができます。15~20回を1分程度の休憩を挟みながら3セット行います。もちろん何かにつかまりながら行っても構いません。ポイントかかとをできるだけ高くあげることが、ふくらはぎの筋肉に効かせるポイントです。注意すべき点エクササイズ中は、膝を伸ばしたままで行うようにしましょう。下半身痩せ効果を高めるためにエクササイズと合わせて心がけたいことエクササイズは週2、3回行うようにしましょう。下半身痩せ効果をよりアップさせるために、エクササイズと合わせて行っておきたいことがあります。それはカリウムの摂取です。何故ならカリウムには、体内の塩分を外に排出する効果があるからです。血液中の塩分濃度が高くなると、身体は水分をため込もうとします。これが表面化したものが「むくみ」です。そこでカリウムを摂ることで塩分と水分が排出され、むくみの解消に繋げることができると言えるからです。そのためエクササイズと並行して、普段の食事の中からカリウムを摂るように心がけてみましょう。カリウムを含む食品として、バナナ、ホウレンソウ、サツマイモ、納豆などが挙げられます。出典:byBirth以上をヒントに、下半身痩せに取り組んでみてくださいね!
2020年06月09日「腹筋エクササイズ」をしてもお腹痩せ効果が得られない理由「腹筋エクササイズをしているけれど、お腹痩せ効果を感じない…」。そんな声をよく耳にします。なぜお腹痩せ効果が感じられないのか、考えられる理由として、行っているエクササイズがお腹痩せ目的に適していない筋肉に効かせることができていないという2つのことが考えられます。1. 行っているエクササイズがお腹痩せ目的に適していないお腹痩せには「腹横筋」や「腹直筋下部」を刺激するエクササイズが必要です。なぜならこれらの筋肉が緩むと、下っ腹がポッコリと出る「ポッコリお腹」になりやすくなるからです。出典:byBirth腹横筋は文字通り腹部を横断し、腹腔内圧を高める働きをします。この筋肉が緩むとベルトが緩んだような状態となり、内臓が下垂したり脂肪が蓄積しやすくなったりするため、ポッコリお腹になりやすいと言われています。一方、腹直筋は一般的に「腹筋」と呼ばれているもので、腹部表面にあり縦に覆っています。この腹直筋の中でも特に下の部分は弱くなりやすく、この部分が弱くなると骨盤が開きやすくなるため、やはりポッコリお腹をもたらすと言えます。そのためお腹痩せ目的で腹筋エクササイズを行う場合は、腹横筋や腹直筋下部を刺激するエクササイズを選んで行うとよいでしょう。2. 筋肉に効かせることができていない腹横筋や腹直筋下部を刺激するエクササイズを行っているけれど、お腹痩せ効果が感じられない場合は、筋肉に効かせることができていないことが考えられます。筋肉に効かせることができていない場合、その原因としてエクササイズフォームが間違っているということが考えられます。筋肉に効かない場合のほとんどが、これに当てはまると言っても過言ではありません。そのためターゲットとする筋肉に効いていない場合は、まずはエクササイズフォームを見直してみましょう。出典:byBirth以上のことから、腹筋エクササイズでお腹痩せ効果に繋げるには、腹横筋、腹直筋下部を刺激するエクササイズを、適切なフォームで行うことがポイントとなります。それでは具体的にお腹痩せにはどのようなエクササイズを、どのように行えばよいのかお伝えしていきましょう!腹筋エクササイズの効果がグンとアップする!2つのストレッチエクササイズを行う前に、エクササイズ効果を高めるストレッチをご紹介しましょう。腹筋に効かせるには骨盤を後傾させることが前提条件ですが、骨盤後傾の動きが制限されてしまうと腹筋への効果がダウンしてしまいます。そこで腹筋エクササイズを行う前に、確実に腹筋に効かせることができるようにストレッチを行う必要があるのです。ストレッチは2つ行います。1つは「腸腰筋へのストレッチ」です。太もも付け根前面にある腸腰筋には「股関節を曲げる」という働きの他に、「骨盤を前傾させる」というそれもあります。そのため腸腰筋の緊張が強くなると骨盤の前傾が強くなり、後傾の動きが制限されてしまいます。そこでまずは、骨盤後傾の動きの制限因子となっている腸腰筋をストレッチでクリアにさせていきます。もう一つは「骨盤後傾方向への動きを高めるストレッチ」です。骨盤後傾の動きの制限因子をクリアさせても、骨盤後傾方向への動きは低下したままです。そのため、動的ストレッチで骨盤後傾方向への動きを高めていくようにします。(1)腸腰筋へのストレッチ出典:byBirth両脚を前後に開いて前脚の膝を立てて後ろ脚を伸ばし、立てた膝の上に両手を乗せます。重心を上体の真下に下ろして、骨盤を後傾させることで後ろ脚の腸腰筋がストレッチされます。心地よく伸ばされていることが感じられる強度で、20~30秒間伸ばし続けましょう。ポイント腸腰筋へのストレッチ効果を高めるポイントは「骨盤」にあります。骨盤を後傾させ、更に正面に向けるようにしましょう。目線をお腹に向けることで、骨盤は後傾しやすくなります。注意すべき点反動や弾みをつけたりしないようにしましょう。(2)骨盤後傾方向への動きを高めるストレッチ出典:byBirth四つん這いになり、腰を軽く反らせて骨盤を前傾させてから(写真上)、腰を丸めて骨盤を後傾させる動作(写真下)を10回繰り返します。ポイントゆっくりと、少しずつ骨盤を後傾させる動きを大きくしていくようにすることで、可動域を広げることができます。注意すべき点腰を反らせる際、強く反らさないようにしましょう。お腹痩せに効果大!手軽にできる「腹筋エクササイズ」お待たせしました!お腹痩せに効果的なエクササイズを2つご紹介しましょう。今回ご紹介するエクササイズも、トレーニングツール不要でおうちで手軽にできるものです!(1)腹横筋を強化し腹囲を縮める「ドローイン」出典:byBirth立位の体勢で左右のかかとをくっつけてつま先を外に開き、内ももを閉じるようにします(写真左)。肩甲骨を内側に寄せて胸を張り、一方の手をおへそに当て、その手から遠ざけるようにお腹を凹ませます(写真右)。※写真ではもう一方の手を腰に当てていますが、お腹部分を見やすくするためです。実際は身体の横に下ろして行います。お腹を凹ませた状態を30秒キープし、1分程度の休憩を挟みながら3セット行います。ポイントおへそをできるだけ凹ませるようにすることで、お腹痩せ効果を高めることができます。注意すべき点呼吸を止めないようにしましょう。(2)下っ腹を引き締める「リバースクランチ」出典:byBirth仰向けになり、膝と股関節を90度に曲げて左右の膝と足をくっつけます。両手は手のひらを天井に向けて身体の横に「ハの字」に構えるか、頭の後ろに組みます。下腹部を軸に息を吐きながら骨盤を起こし、息を吸いながらゆっくり下ろしていきます。15~20回を1分程度の休憩を入れながら3セット行います。ポイント凹ませたい下っ腹を軸にして骨盤を起こすようにすると、下っ腹痩せに効果的です!動作中は、左右の膝と足が離れないようにしっかりとくっつけるようにしましょう。そうすることで内ももの筋肉である股関節内転筋群にも効かせることができ、ポッコリお腹の原因である骨盤の開きの改善に繋げることができるからです。注意すべき点骨盤を起こし過ぎないようにしましょう。起こし過ぎてしまうと下っ腹に効かなくなってしまうからです。お尻に「尾骨」という骨がありますが、尾骨が床から離れるところまで起こすようにします。理想のお腹周りを目指すために…前回ご紹介した肩甲骨エクササイズと合わせて、この2つの腹筋エクササイズを行えば確実にお腹痩せできます!エクササイズは毎日行いたいところですが、最低でも週3回は行うようにしてみましょう。理想のお腹周りを目指して、是非ご参考にしてください!
2020年06月07日肩甲骨を整えるとお腹痩せ効果に繋がる3つの理由一見関係なさそうな「肩甲骨」と「お腹痩せ」ですが、なぜ肩甲骨を整えるとお腹痩せに繋げることができると言えるのでしょうか?その理由として3つ挙げることができます。理由1:「ポッコリお腹」の原因となる「猫背」が改善されるから下っ腹がポコっと出る「ポッコリお腹」の原因の一つとして、猫背が挙げられます。猫背の姿勢になると、肺や心臓などを取り囲んでいる「胸郭」という組織が下に落ち込みます。すると内臓が下垂し骨盤が開きっぱなしになるため、「ポッコリお腹」を引き起こすと言われています。そこで肩甲骨を整えることでポッコリお腹の原因となっている猫背の姿勢を改善させることができ、お腹痩せに繋げることができると考えられます。理由2:腹筋エクササイズ効果がアップするからまた、猫背になると腹筋の力が入りにくい状態になるので、腹筋の筋力低下を招いてしまいます。腹筋が弱くなると、骨盤が開きポッコリお腹へと繋がります。この状態でいくら腹筋エクササイズを行っても腹筋がうまく使えない状態なので、エクササイズ効果も低いものとなってしまいます。そのため肩甲骨を整えて猫背の姿勢を改善すると、腹筋に力が入りやすい状態となり、エクササイズ効果がアップすると言えます。出典:byBirth理由3:脂肪燃焼効率がアップするから猫背の姿勢になると、骨盤が開いて腹筋の筋力が低下するだけではありません。脂肪燃焼効率もダウンしてしまいます。猫背の姿勢は胸郭が落ち込む上、狭くなります。そうなると取り込むことができる酸素の量が少なくなってしまうため、脂肪燃焼効率がダウンしてしまうのです。脂肪を燃焼させるには大量の酸素が必要となります。そこで肩甲骨を整えて猫背を改善させることにより、胸郭が広がりたくさんの酸素を取り込めるようになるため、脂肪燃焼効率を高めることができます。以上の理由から、お腹痩せには肩甲骨を整えて猫背を改善することも必要と言えるのです。「肩甲骨エクササイズ」の効果を高めるために行っておきたい!簡単ストレッチ肩甲骨エクササイズをご紹介する前に、エクササイズ効果を高めるために「猫背改善ストレッチ」を行っておきましょう。このストレッチを行うことで胸椎の強い後弯をニュートラルに改善することができるので、猫背改善に有効です!このストレッチでは「テニスボール」を使いますが、誰でも簡単にできるものです!猫背改善ストレッチ出典:byBirthテニスボールを肩甲骨の間にセットして両膝を立てて仰向けになり、両腕は手のひらを天井に向けて身体の横に構えます。息を大きく吸いながら両腕を開くように、下から頭上に向かってゆっくりと大きく動かし(写真上)、息を大きく吐きながら両腕を閉じるように、頭上から下へゆっくりと大きく動かします(写真下)。これを3回繰り返すだけです!ストレッチ前後に床に仰向けになって寝てみることをお勧めします。するとストレッチ効果が実感できますよ!ポイントなるべく大きな円を描くイメージで、ゆっくりと動かしていくことです。猫背を改善してお腹痩せにも効くエクササイズそれでは猫背の姿勢を改善し、お腹痩せ効果に繋がる肩甲骨エクササイズをご紹介しましょう。猫背は、胸椎の後弯が強くなり肩甲骨が外に開いた状態になります。すると肩甲骨を内側に寄せる筋肉である肩甲骨内転筋群の筋力が低下した状態になります。そこで猫背改善エクササイズとして、「肩甲骨内転筋エクササイズ」を行います。肩甲骨内転筋エクササイズ出典:byBirthうつ伏せになり、両腕を肩のラインに伸ばし、親指側を天井に向けます(写真上)。胸を床から離し、その体勢をキープしたまま息を吸いながら肩甲骨を内側に寄せる動きで両腕を上げて3秒間キープし(写真下)、息を吐きながら上げた両腕を床スレスレまで下ろす動作を繰り返します。15~20回を、1分間の休憩を入れながら3セット行います。ポイントこのエクササイズのポイントは、親指を天井に向けることです。そうすることで肩への負担が少なくなる上、肩甲骨内転筋である僧帽筋に効かせることができます。注意すべき点注意すべき点として2つ挙げられます。1つは、腰を反らさないようにしましょう。腰を反らしてしまうと、肩甲骨内側の筋肉ではなく腰の筋肉に効いてしまうばかりか、腰への負担が大きくなってしまうからです。あくまでもエクササイズ中は、胸を床から離した体勢を崩さないようにします。もう一つはアゴを上げすぎてしまうと頚椎への負担が大きくなってしまうので、アゴを上げすぎないように注意しましょう。「肩甲骨エクササイズ」を効果のあるものにするためには…ご紹介した肩甲骨エクササイズは、最低でも週3回は行うようにしましょう。どんなに効果のあるエクササイズでも、やはり続けなければ効果は得られません!1回に費やすトレーニング時間は20分程度でもよいので、トレーニングを生活習慣の中に組み込むようにしましょう。続けていけば必ず効果は現れます!出典:byBirthまた、肩甲骨エクササイズは、腹筋エクササイズと合わせて行うことでお腹痩せ効果を確実なものにすることができます。お腹痩せに効果的な腹筋エクササイズについては、次回ご紹介しましょう!
2020年06月06日エクササイズを安全かつ効果のあるものにする「動的ストレッチ」運動前に行うべきストレッチは、動きを伴う「動的ストレッチ」です。動的ストレッチとは、関節を回したり、曲げ伸ばし動作を繰り返したりするストレッチのことです。動的ストレッチの効果動的ストレッチを行うことで得られる効果として、主に2つ挙げられます。1つは、柔軟性の向上です。筋肉には「一方の筋肉が収縮すると、その反対側にあるもう一方の筋肉は弛緩する」という性質があります。動きを高めたい方向へ関節を動かす動作を繰り返すことにより、関節可動域を高めることができます。また、筋の伸縮動作を繰り返すことで、交感神経が刺激されて筋温を高めることができ、筋の硬度が低下し、筋の伸張性の向上につながると言われています。出典:byBirthもう一つは、筋出力の向上です。「筋出力」とは文字通り、筋肉が出すことができる力のことを言います。筋温が上昇すると神経伝達速度が向上し、その結果筋出力が向上します。そのため、動的ストレッチを行うことで、筋肉が本来持っている100%に近い力を発揮できるようになると言えます。以上の2つの効果が得られることから、動的ストレッチは運動前に行うべきストレッチで、エクササイズを安全かつ効果のあるものにすると言えます。運動前に行っておきたい動的ストレッチ5選では具体的にどのようなストレッチを行えばよいか、ご紹介していきましょう。1. 股関節回しストレッチ出典:byBirth開いて閉じるように股関節を10回回したら(写真左側)、今度は逆に股関節を外に向かって開くように股関節を10回回します(写真右側)。もちろん何かに掴まりながら行っても構いません。得られる効果このストレッチを行うことで、股関節全体の動きを高めることができると言えます。股関節は球関節で、「曲げる」「伸ばす」「開く」「閉じる」「内側に捻る」「外側に捻る」といった6通りの動きをしますが、その全ての動きが、「回す」という動きの中に網羅されているからです。2. 股関節曲げ伸ばしストレッチ出典:byBirthももを上げるように股関節を曲げたら(写真左側)、膝が股関節(太ももの付け根)よりも後ろにくるまで股関節を伸ばす動作を10回繰り返します(写真右側)。骨盤をできるだけ動かさないようにしましょう。このストレッチも何かに掴まりながら行っても構いません。得られる効果スクワットやバックランジは、股関節の曲げ伸ばし動作の繰り返しとなりますが、特に伸ばす動作が重要になります。股関節を曲げた状態から伸ばす動作を繰り返すことで、伸ばす動作を高めることができ、ターゲットとなる大殿筋に効かせやすくなります。3. 肩回しストレッチ出典:byBirth肘で円を描くように肩を前に10回回したら、後ろに10回回します。必ず前回しをしてから後ろ回しを行うようにしましょう。そうすることで胸を張った状態で終わらせることができるからです。得られる効果肩全体の可動域を高めることができ、肩のケガの予防につなげることができます。4. 肩甲骨内転ストレッチ出典:byBirth顔の前で前腕部を合わせて肩甲骨を外側に開いた(外転)状態から(写真左側)、胸を開くようにして肩甲骨を内側に寄せる(内転)動作を10回繰り返します(写真右側)。得られる効果スクワット、ランジ、腕立て伏せなど、エクササイズのほとんどが肩甲骨を内側に寄せた状態で行います。そうすることで、スクワットやランジならば背中のラインをまっすぐにさせることができ、腕立て伏せでは胸の筋肉である大胸筋に効かせられるようになります。そのため、このストレッチで肩甲骨を内側に寄せる動きを高めることで、エクササイズ効果アップにつながると言えます。5. 腕振りストレッチ出典:byBirthその名の通り、腕振り動作を行うだけです。無理のない範囲で少しずつ可動域を広げていきましょう。左右交互に20回行います。得られる効果肩の上げ下ろし動作を高めることができる上、心拍数を高めることができます。ストレッチ効果を高めるポイントストレッチの効果を高めるポイントは2つあります。1つは、動きはゆっくりと、そして少しずつ大きくしていくようにしましょう。ムリなく少しずつ大きく動かしていくことが、安全に可動域を広げていくコツです。もう一つは、ストレッチをする前に、軽く汗ばむ程度に有酸素運動を行うとより効果的です。ウォーキングをしたりエアロバイクを漕いだりなどといった有酸素運動を、軽く汗ばむ程度に行います。出典:byBirth個人差はありますが、10分程度行うとじんわりと汗が出てくると思います。そうすることで体温が上昇し筋肉が伸ばしやすくなり、更に柔軟性を高めやすくなります。ストレッチを行う上での注意点最後にストレッチを行う上での注意点を2つお伝えしておきましょう。1つは、ストレッチを行うにあたり、周りに障害物がないように安全を確保しておきましょう。ご紹介したストレッチは、全て畳一畳分のスペースさえあればできるものです。しかし、「ストレッチ中に障害物にぶつけて思わぬケガをしてしまった…」ということがないように、安全を確保した上で行うようにしましょう。もう一つは、関節を動かしていて違和感がある場合は、すぐに中止するようにしましょう。無理に動かし続けてしまいますと、関節を傷めてしまう可能性があります。以上をヒントに、エクササイズを更に効果のあるものにしていきましょう!
2020年05月21日ママが気になる子どもの姿勢 Q&Aごはんを食べる時、絵本を読んでいる時など、「背中をピンとして!」と言っても、なかなか続かない…。あんふぁん読者の約8割が気になっている「子どもの姿勢」。その原因や対処法について、野井真吾さんに聞きました。イラスト/杉浦さやかお話を聞いたのは野井真吾さん日本体育大学体育学部教授。子どものからだと心・連絡会議 議長。学校保健学、教育生理学、発育発達学、体育学を専門領域として、保育・教育現場の先生や子育て中の親の実感をもとに、子どもの“からだ”にこだわった研究活動を行っている。著書に『新版からだの“おかしさ”を科学する』(かもがわ出版)などあんふぁんママに聞きました※2020年2/5~3/3にWebで読者アンケートを実施。有効回答数461Q.最近、姿勢が悪い子が多いって本当?A.5年に1度、保育・教育現場の先生に子どもの“ からだのおかしさ”についての調査をしていますが、2010年は幼児・小学生ともに「背中ぐにゃ」が3位に。多くの先生が子どもの姿勢の悪さが目に付くと回答しました。なお、調査を始めた1978年は小学生の1位が「背中ぐにゃ」(44%)。つまり、姿勢は長年の問題と言えます。順位だけ見ると昔の方が注目されているように思えますが、割合で見ると昔は4割程度のため、今の方が注目度は高まっています。「からだの“おかしさ”を科学する―すこやかな子どもへ6つの提案」から、2010年の調査Q.姿勢が悪くなる原因は?A.姿勢の良し悪しにはいわゆる「体幹」が関わっていますが、運動をしているのに姿勢が悪い子も多く見られます。実は、脳の発達や生活習慣など、複合的な原因があるのです。こんな姿勢は要注意座っている時・背中が曲がっている・浅く座って背もたれに寄りかかる・頬づえを付く・筆記時に文字をのぞき込む・脚を投げ出す・足を組む・机の上に突っ伏す立っている時・顎が出ている・首が前に出ている・背中が曲がっている・おなかが出ている・手がももの前にある・膝が曲がっている・脚が曲がっている原因1背筋力の低下人間が重力に逆らって姿勢を保つための筋力を「抗重力筋」といい、体を支える「体幹筋力」もその一つです。そのうち、腰からお尻にかけての力を「背筋力」と言います。小学校の体力・運動能力調査(スポーツテスト)の結果によると、年々背筋力が低下しています。今の子は昔よりも体が大きいにも関わらず、筋力が低下し続けていることも分かっています。原因2「元気の素」の不足原因1で触れた「抗重力筋」をしっかり働かせるためには、体内の「セロトニン」が必要です。セロトニンは、抗重力筋に緊張を与えるのに必要なほか、イライラを抑えたり、緊張をほぐしたりする「元気の素」。セロトニンは太陽光を浴びると増えるため、日中にしっかり太陽光を浴びないと、セロトニンが不足して抗重力筋が十分に機能しません。原因3“そわそわ型”の脳姿勢には脳の働きも影響しています。大脳の前頭葉はやる気や集中力、コミュニケーションなど人の心を司る部分で、「興奮」と「抑制」をコントロールしています。働き方によって下の5つのタイプに分けられ、もっとも幼い「そわそわ型」から、最終的に活発型に変化すると考えられています。ところが、最近その変化の速度が遅く、小学校に入学しても「そわそわ型」の子どもが増えています。そのため、集中力が続かずだらけたり、そわそわしてきちんと座れなくなったりするのです。大脳前頭葉の5つのタイプ● 不活発(そわそわ)型興奮も抑制もともに十分育っていないタイプ(幼児タイプ)● 興奮型興奮も抑制もある程度の強さはあるが、興奮が優位なタイプ(子どもタイプ)● 抑制型興奮も抑制もある程度の強さはあるが、抑制が優位なタイプ(良い子タイプ)● おっとり型興奮と抑制の強さ・バランスはいいが、切り替えが苦手なタイプ(おっとりタイプ)● 活発型興奮と抑制の強さ・バランス・切り替えも上手なタイプ(大人タイプ)便利な社会が姿勢にも影響している長年、教育現場で子どもの〝心とからだ〞について調査してきた野井真吾さん。姿勢の悪さの背景には、社会が便利になったことも一因にあると言います。「テレビゲームが登場して外で遊ばなくなったり、エレベーターやエスカレーターなどの移動手段が増えたり、社会が便利になった反面、日常的に体を動かすことが少なくなりました。その結果、身のこなし方が分からなくなり、〝からだのおかしさ〞を訴える子が増えています」子どものころに身のこなしをつかむために大切なのが、「遊び」なのです。「遊びは〝からだと心〞の素地を作ります。イヤイヤやらせるのはダメ。やる気を持つことが発達につながるので、子どもの興味があることを楽しみながらやることが大切ですね」正しい姿勢になるために合言葉は“光・暗闇・外遊び”原因を解決することが姿勢を良くするための道。そのキーワードは「光・暗闇・外遊び」です。【光】朝、「元気の素」を作る朝起きたらまず太陽光を浴びて、セロトニンを増やしましょう。セロトニンが分泌されると体内時計がリセットされて、生活リズムも整います。朝ごはんを食べることも大切です。Point● 窓のそばにベッドを置く● カーテンは開けておく※防犯や街灯が気になる場合は無理しないように【暗闇】夜は明かりを落として「眠りの素」を作る日中に増えたセロトニンは、夜になると眠りの素となる「メラトニン」を作ります。しっかり寝ることで生活リズムが整い、健康な体づくりにつながります。光による刺激が与えらるとメラトニンの分泌が抑えられるので注意しましょう。Point● 夜は部屋の照明を暗めにする● 「明日は○時に起きる」と決めると、寝る1時間半前から眠るのに必要なホルモンが出る【外遊び】公園遊びで脳に刺激を「そわそわ型」から成長するには、興奮で刺激を与えることが大切。遊びでワクワクドキドキすると脳に刺激を与えられます。公園など外で遊べば太陽光も浴びられます。思いっ切り体を動かすことで、運動能力もアップ。散歩など歩くだけでもOKですよ。Point● 大きな声を出すことで深呼吸になり、心の安定につながる● 滑り台やジャングルジムなど、同じ動作を繰り返す遊びは体幹筋力アップにも※遊具の使用については十分注意してください姿勢良く座るには、机・椅子選びも大切多くのママが気になっていた「座る姿勢」。正しい高さの机と椅子を使うことも姿勢を良くするポイントです。高さ調節や新たに購入するのが難しい場合は、クッションを挟むだけでも変わります。机と体の距離も近付けましょう。[椅子から机までの高さ] 座高の1/3の高さ[椅子の高さ] 座面とひざの高さが同じで、ひざが直角に曲がっている※座高とは、椅子に座った時の椅子の面から頭頂までの上体の高さのこと野井さんから思いっ切り遊んでよく寝る、当たり前の生活が正しい姿勢に姿勢を良くする方法は、当たり前の生活を送ること。規則正しく・元気いっぱいに過ごせば、自然と姿勢も良くなります。大人にも効果的なので、親子で一緒にやってみると子どもも取り組みやすいと思いますよ。また、椅子に座っていられなくて動き回ってしまう子もいますが、それは無意識に脳を「興奮」させようとしているのかもしれません。「今、変わろうとしているんだな」と思えばイライラも収まり、ゆったりと見守れるでしょう。
2020年05月20日ステイホーム・スマイルエクササイズとは?新型コロナウイルスの影響で「ステイホーム」が続く中、ママ・パパ・赤ちゃんが家で笑顔で過ごせるように、さまざまな企業が働きかけています。育児ブランド「アップリカ」がベビーモデルトレーナーの野田純子さんと協力して提案しているのが「ステイホーム・スマイルエクササイズ」です。赤ちゃんとママ・パパがリズムと呼吸をあわせて遊ぶことで、笑顔をシェアできます。赤ちゃんの成長にあわせて、楽しくて簡単な遊びが紹介されているので、日々のコミュニケーションに取り入れてみましょう。妊娠中のママがお腹の赤ちゃんとリズムを共有できるエクササイズもありますよ。※この記事はアップリカ「ステイホーム・スマイルエクササイズ」を参考に作成しています。ねんね期の赤ちゃん(生後0~6ヶ月頃)ねんね期の赤ちゃんは自分で動きまわることはできませんが、視覚や味覚、触覚など五感をとぎすましている時期です。ママやパパは積極的にコミュニケーションを取ってあげましょう。初めての笑顔はぜひ写真を残してあげてくださいね。どこまで追いかけられるかな?ラトルや鈴など、音の出るおもちゃを赤ちゃんの顔の40〜50cm先で揺らしてみましょう。シャンシャン音を鳴らしながら、右から左、上から下などゆっくり目線を誘導していきます。337拍子などのリズムを付けたり、掛け声をあわせたりすると、さらにスマイルになりますよ。月齢にあわせて距離や速度を調整すれば、寝返りの練習にもなります。赤ちゃんが自分の力で首や腕を動かすことで、筋肉をほぐすことができます。また、目の周りの筋肉も使うので、安眠効果も期待できますよ。足裏ギュッギュ!赤ちゃんが足を動かし始めたら、ママ・パパの手のひらと赤ちゃんの足裏をあわせてみましょう。赤ちゃんの足の動きに合わせて、そっと押して優しく圧をかけます。ギュッギュッと足裏で遊んだ後は、足の付け根から足首に向けてマッサージしたり、足の裏を優しく親指でトントンしてあげたりすると喜びますよ。足の筋肉を使って踏ん張ることで、赤ちゃんの血流促進につながります。自分の力で筋肉を動かすことで、姿勢が変わり赤ちゃん自身もスッキリしますよ。ハイハイ期(生後6~12 ヶ月頃)首が腰がすわってハイハイができるようになると、赤ちゃんの行動範囲は一気に広がります。この時期の赤ちゃんは、パパやママが大好きでいつも後をついて回るように。安全を確保しながら遊んであげましょう。一緒に「ポーン!」ボールを持って投げる動作ができるようになったら、動きにあわせてママ・パパが擬音をつけてあげましょう。「ポーン」と声をかけてあげれば、赤ちゃんはきゃっきゃっと喜んで何度も遊びたくなるはずです。「ぱちぱち」や「バイバイ」など、赤ちゃんの動きにあわせて言葉をかけてあげるのも良いですね。パパ・ママの共感が赤ちゃんの幸せにつながります。笑顔でたくさんハイハイできる環境を作ってあげることも大切です。リズムや歌にあわせてママ・パパが一緒にハイハイしたり、カラフルなおもちゃで誘導したりしてあげたりしましょう。赤ちゃんと同じ動きを共有することで、みんなに笑顔があふれます。ハイハイはタッチやあんよに移行するための基盤づくりにもなるので、ぜひ試してみてくださいね。あんよ期(生後12ヶ月~)よちよち歩きの赤ちゃんは、身体を使った遊びが大好きです。体力も増えるころなので、パパやママも一緒に動きながら楽しく遊びましょう。運動能力の向上にもつながりますよ。お部屋でアスレチックママ・パパの助けがあれば、お部屋の中でもアスレチックを楽しむことができます。子どもの「やりたい」という好奇心を引き出すきっかけにもなりますよ。まずは段ボールでお部屋に大きな遊具を作ってみましょう。跳び箱やトンネル、小さな滑り台などいろいろなものができそうですね。パパが参加できれば、さらにダイナミックな遊びも可能です。大きいバスタオルでハンモックやブランコ遊びもできますよ。枕やクッションを飛び石状に並べるだけでも、お家で石渡りが楽しめます。距離や高さは、成長に合わせて調整してあげましょう。掛け声をあわせて一緒にジャンプすれば、笑顔が広がりますよ。想像力と工夫次第で、さまざまなアスレチックが楽しめます。身体全体を使って遊べる安全な環境を作ってあげてくださいね。プレママ期(妊娠7~8ヶ月で胎動を感じ始めたら)胎動を感じ始めたら、お腹の赤ちゃんとコミュニケーションを取ってみましょう。赤ちゃんが生まれる日がより待ち遠しくなりますよ。お腹の中でもリズム共有赤ちゃんの胎動を感じるようになったら、プレママ期だけのスマイルエクササイズを楽しみましょう。赤ちゃんの胎動のタイミングに合わせて、そっとお腹をトントンします。胎動を感じた位置で返したり、同じリズムで返したり、お腹全体をマッサージしたりしましょう。心地良いリズムは、赤ちゃんにも伝わっていきますよ。赤ちゃんはママやパパの声も大好きです。優しく話しかけながらリズムをとったり、歌ったりしても良いですね。ゆったりした呼吸を意識しながら、赤ちゃんとの一体感を実感してみましょう。楽しく遊んで笑顔をシェアしよう!外出を控えたいときは、公園に行ったり買い物に行ったりしなくても、さまざまな楽しみ方があります。ご紹介したエクササイズも、おうち時間の楽しみ方のひとつとして参考にしてみてください。月齢にあわせたエクササイズを一緒に楽しんで、ママ・パパ・赤ちゃんと笑顔をシェアしていきましょう。家時間が楽しいものになれば、赤ちゃんとの絆も深まりますよ。※この記事は2020年5月時点の情報をもとに作成しています。
2020年05月13日骨盤の前傾が強くなる原因は「ハイヒール」?!そもそもなぜ骨盤の前傾が強くなるのでしょうか?骨盤の前傾が強くなる一因として、「ハイヒール」が考えられます。出典:byBirthハイヒールを履き続けていると、重心がつま先寄りになります。すると骨盤が前へ倒れるかたちとなり、前傾が強くなると考えられます。なぜ骨盤の前傾が強いと「ポッコリお腹」や「垂れ尻」になるのか?骨盤の前傾が強くなることで、下っ腹がポコっと出やすくなったり、お尻の筋肉が垂れやすくなったりしてしまいます。その理由は、骨盤が前傾し過ぎることで、腹筋群とお尻の筋肉である大殿筋の筋力が低下しやすくなるからです。これらの筋肉は、骨盤が後傾することで機能します。骨盤の前傾が強くなると、腹筋群ではなく脊柱起立筋(背筋)が、大殿筋ではなく腸腰筋が優位に働くようになるのです。出典:byBirth前傾し過ぎた骨盤をリセットする2つのストレッチそれではストレッチから紹介していきましょう。まず行っていくストレッチは、「腸腰筋へのストレッチ」です。なぜ腸腰筋をストレッチするのか?骨盤の前傾が強くなると、腸腰筋の緊張が強くなるからです。腸腰筋というのは腰椎から骨盤前面をまたがって太もも付け根に停止している筋肉で、「股関節を曲げる」という働きの他にも、「骨盤を前傾させる」というそれもあるのです。そのため骨盤後傾の動きにブレーキをかけている腸腰筋の緊張をストレッチで緩めていきます。しかし、腸腰筋の緊張を緩めただけでは不十分です!なぜなら骨盤後傾の動きは低下したままだからです。そこで次に「骨盤後傾方向への動きを高めるストレッチ」を合わせて行うようにします。1. 腸腰筋ストレッチ出典:byBirth脚を前後に大きく開き、前脚の膝を立てて後ろ脚は伸ばすようにします。両手は立てた膝の上に乗せて、重心を真下に預けることで後ろ脚の太もも付け根前面にある腸腰筋がストレッチされます。心地よく筋肉が伸ばされていることが感じられる強度で、20~30秒間行うようにしましょう。効果を更に高めるために、以下のポイントと注意点を踏まえておきましょう。ストレッチ効果を高めるポイント腸腰筋へのストレッチは、2つのポイントを心がけることで効果はグンとアップします!1つは骨盤を後傾させることです。目線をお腹に向けると後傾しやすくなります。もう1つは骨盤を正面に向けることです。腸腰筋が硬いと、ストレッチをする際、どうしても伸ばしている側の方向に開きやすくなってしまいます。するとストレッチ効果がダウンしてしまうので、骨盤を正面に向けるようにしましょう。注意点よくある間違いとして、重心を前にかけてしまうことが挙げられます。そうするとストレッチ効果がダウンしてしまいます。2. 骨盤後傾方向への動きを高めるストレッチ出典:byBirth四つん這いになり、腰を軽く反らして骨盤を前傾させてから(写真①)、腰を丸めて骨盤を後傾させる動作(写真②)を10回繰り返します。ストレッチ効果を高めるポイント動きはゆっくりと、少しずつ大きくしていくようにすることが可動域を高めるポイントです。注意点骨盤の動きを高めることがねらいなので、目線は床に向けたまま行うようにしましょう。「ポッコリお腹」やO脚でお悩みの方におススメ!骨盤改善エクササイズ2つのストレッチを終えたら、エクササイズを行いましょう。骨盤の前傾が強いと、特に腹直筋下部の筋力が特に弱くなります。そこで骨盤を後傾させながら腹直筋下部を強化させる、「リバースクランチ」というエクササイズを行います。このエクササイズには骨盤の開きを改善する効果も期待できるので、ポッコリお腹やO脚でお悩みの方にお勧めです!リバースクランチ出典:byBirth仰向けになり、両腕は身体の横に「ハの字」に構え、手のひらを天井に向けます。そうすることで骨盤を起こす際、手の反動が使いにくくなります。膝と股関節をそれぞれ90度に曲げ、膝から足をしっかりくっつけて、息を吐きながら下腹部を軸に骨盤を起こします。お尻の下の部分が床から離れるまで起こしたら、息を吸いながら骨盤を下ろしていきます。2と3の動作を繰り返します。エクササイズ効果を高めるポイント動作中、膝から足のラインをしっかりくっつけるようにしましょう。そうすることで太もも内側の筋肉である股関節内転筋群も使われるようになる上、腹直筋下部に効きやすくなるからです。股関節内転筋群も腹直筋も共に恥骨に付いているため、股関節内転筋群が使われると腹直筋下部も使われやすくなると考えられます。注意点骨盤を起こし過ぎないようにしましょう。起こし過ぎてしまうと、腹直筋下部に効かなくなってしまうためです。お尻の下の部分が床から離れるまで起こすように心掛けましょう。以上のポイントと注意点を踏まえた上で、15~20回を1分程度の休憩を入れながら3セット行いましょう。ストレッチとエクササイズを効果のあるものにするために…今回は、お腹痩せやヒップアップ効果をダウンさせてしまう前傾し過ぎた骨盤をニュートラルにするストレッチとエクササイズをご紹介しました。ストレッチとエクササイズは、しっかりとポイントを踏まえた上で、最低でも週3回は行うようにしましょう。続ければ続けるほど効果が実感できますよ!
2020年05月07日ストレッチとエクササイズを行う前に心がけておきたいことこれからご紹介するストレッチとエクササイズは、ご自宅で、しかも畳一畳分のスペースがあればできるものです!しかし、周りに障害物がある中でストレッチとエクササイズを行ってしまいますと、思わぬケガをしかねません。そこでストレッチとエクササイズを安全に行うことができるように、まずは周りに障害物がないようにしておきましょう。また、フローリングの上で行う場合は、ヨガマットやそれに代わるもの(大きめのバスタオルなど)を敷いて行うことをお勧めします。たった3回で猫背をリセット!簡単ストレッチそれでは早速、猫背をリセットし、誰でも簡単にできるストレッチをご紹介していきましょう。ここでは「テニスボール」を1つ用意します。猫背リセットストレッチ出典:byBirthテニスボールを左右の肩甲骨の間にセットして仰向けになり、両膝を立てておきます。両腕はカラダの横に構え、手のひらを天井に向けます。そこから息を大きく吸いながら両腕を大きく開いていき(写真上)、頭の上まで両腕を開いたら、息をゆっくり吐きながら両腕を閉じていきます(写真下)。この動作を3回繰り返すだけです!できるだけゆっくり、大きく動かすことがストレッチ効果を高めるポイントです。このストレッチを行うことで、強く後弯した胸椎部分をリセットさせることができ、前回お伝えした背骨の「緩やかなS字状の弯曲」を取り戻すことができます。猫背解消に効果が高い肩甲骨エクササイズストレッチで一時的に姿勢をリセットさせることができますが、残念ながらそれはあくまでも「一時的」なものです。なぜなら姿勢を支える筋肉は弱いままだからです。そのため、良い姿勢が一時的なものとならないように、エクササイズで弱くなっている筋力を強化する必要があるのです。背中が丸くなり猫背になると、肩甲骨内転筋群(僧帽筋中部線維や菱形筋など肩甲骨内側の筋肉)や、脊柱起立筋(背筋)の上部などの筋力が低下した状態となります。そこで、これらの筋肉を同時に強化できるエクササイズを行っていきます。肩甲骨内転筋群エクササイズ出典:byBirthうつ伏せになり、両腕を肩のライン上に伸ばし親指側を天井に向けます。そうすることで肩への負担が少なくなります。そこから更に胸を床から離します(写真上)。息を吸いながら、肩甲骨を内側に引き寄せる動きで両腕を上げていきます。上げきったところで3秒止めて(写真下)、息を吐きながら両腕を床スレスレまで下ろしていく動作を繰り返していきます。注意すべき点が2つあります。1つは、あくまでも胸から上だけを起こすようにして、上体を起こし過ぎないようにしましょう。上体を起こし過ぎてしまうと、ターゲットである肩甲骨内側の筋肉と脊柱起立筋上部ではなく、脊柱起立筋下部を刺激してしまうからです。また、腰への負担が大きくなるので、腰痛のリスクも高くなってしまいます。もう一つは顔を上げないようにすることです。顔を上げてしまうと、頚椎への負担が大きくなるからです。顔を上げないように心がけて、目線は上目遣いで斜め前方に向けるようにしましょう。以上の注意点を踏まえた上で、15~20回を1分程度の休憩を入れながら2~3セット行います。やってみるとキツいかもしれませんが、キツい分効果を得ることができます!ストレッチとエクササイズを行ったら、もう一度姿勢をチェック!ストレッチとエクササイズを終えたら、もう一度前回ご紹介した壁を使った姿勢チェックを行い、効果を確かめてみましょう。壁にかかと、お尻、肩(肩甲骨)、そして頭を付けて立ちます。出典:byBirthいかがでしょうか?背中と壁がピッタリとくっつくような感触が実感できるかと思います!次に両腕を上げてみましょう。ストレッチとエクササイズを行う前と比べて両腕が上げやすくなり、壁と腰の隙間も狭くなっているのではないでしょうか。姿勢が変わるだけで、これだけ腕の動きも変わってくるのです。トレーニングで効果を得るコツこのようにご紹介したストレッチとエクササイズは、猫背の姿勢を改善するのに有効です。しかし、週1回行っただけではすぐに元の悪い姿勢に戻ってしまい、姿勢改善効果は期待できません!どんなに効果があるものでも、やはり続けなければ効果は得られません。そのためストレッチとエクササイズは、最低でも週3回は行うように心がけましょう。最低でも週3回は行い続けることで、2ヶ月ほどで姿勢改善効果が現れてきます。「継続は力なり」と言いますが、長く続けることこそがトレーニング効果を得るコツです!出典:byBirth今回ご紹介したストレッチとエクササイズは、5分あればできてしまうものです。ですから、どんなに時間がない方でもご自宅で続けることができます。お風呂に入る前でも良し、毎日の“スキマ時間”でも良し、出勤前でも良し、ご自身の都合の良いタイミングで行ってみてください!
2020年05月03日姿勢が悪くなると脂肪燃焼効率も悪くなる?!まずは姿勢が悪くなると脂肪燃焼効率が悪くなる理由についてお伝えしていきましょう。理由をお伝えする前に、意識して悪い姿勢を作ってみてください。おそらくほとんどの方が、下の写真のように背中を丸めたのではないでしょうか。出典:byBirth日頃からスマホやパソコンに向き合う機会が多いと思いますが、このように背中を丸めて向き合っている場合がほとんどではないでしょうか。しかも、1日のうちのわずかな時間ではなく、長い時間このような姿勢をとり続けていることになります。次に背中を真っ直ぐにしてみましょう。出典:byBirth背中を丸めた時と比べてどう違いますか?そうです!呼吸が違います。背中が丸くなると、呼吸が浅くなるのです。背中が丸くなった姿勢、いわゆる「猫背」の姿勢になると、肺や心臓を囲んでいる胸骨、肋骨、胸椎から成る「胸郭」という組織が下がる上、狭くなってしまうからです。そうなると、換気量が低下し、取り込むことができる酸素の量が少なくなってしまうのです。脂肪を消費するには大量の酸素が必要です。脂肪は糖質と比べて、その中に含まれている酸素の量が少ないので、それを燃焼させるにはたくさんの酸素が要求されるのです。したがって、姿勢が悪くなると取り込むことができる酸素の量が少なくなり、脂肪の燃焼効率がダウンしてしまうと言えるのです。体脂肪を減らすのに有効な運動と言えば「有酸素運動」ということは多くの人に知られていますが、背中が丸くなった状態でいくら有酸素運動を行っても、取り込むことができる酸素の量が少ないので、脂肪燃焼効果が低いと思われます。「有酸素運動を一生懸命続けているのに、体脂肪がなかなか減らない…」という方、心当たりありませんか?超簡単!どこでも誰でもできる姿勢チェック法どの程度姿勢が崩れているのか、姿勢の現状を客観的に把握するには、姿勢をチェックする必要があります。チェックとなると何か難しそうに思われがちですが、ここでは簡単にできる姿勢チェック法をご紹介しましょう。安心してください!特別な道具も、特別なスキルも不要です!必要なのは壁だけです。壁さえあれば、どこでも誰でも、いつでもできるチェック方法です!下の写真のように、壁にかかと、お尻、肩(肩甲骨)、そして頭を付けて立ってみましょう。出典:byBirth「頭が付きにくかった」という方、いらっしゃいますか?猫背で姿勢が崩れている可能性大です!次に両腕を上げてみます。先程のチェックで頭が付きにくいと感じなくても、両腕を上げにくく感じたり、両腕を上げると腰と壁の隙間が大きくなったりする場合も、やはり姿勢が悪くなっている可能性があります!背骨は本来、横から見ると緩やかなS字状の弯曲を描いています。緩やかなS字状の弯曲を描くことで、背骨にかかる荷重を分散させることができるのです。「緩やかなS字状の弯曲」を描いている場合、耳、肩、股関節、膝関節の中心点よりやや前方、そして外くるぶしのやや前方を結ぶラインが一直線になっています。「姿勢が悪くなる」ということは、このS字状の弯曲が崩れることです。すると姿勢チェックで頭が壁に付きにくかったり、両腕を上げると腰と壁の隙間が大きくなったりといった不都合がみられるのです。ご自身の姿勢の状態が把握できましたか?おそらく思っていた状態とは違っていたのではないでしょうか。この姿勢の状態でこれまでエクササイズを行っていたのです!ボディメイクの第一歩は「姿勢を整えること」悪い姿勢のままエクササイズをすると、ダイエット効果が期待できないだけではありません。関節への負担が大きくなってしまうので、腰や膝などを傷めてしまう可能性も高くなってしまいます。例えば、「スクワット」という下半身の筋肉に限らず、ダイエットにも有効なエクササイズがあります。背中が丸まった姿勢を改善しないままスクワットを行ってしまうと、いくら正しいフォームを心掛けていても、腰を下ろした際、骨盤が後傾しやすく背中が丸くなります。するとターゲットであるお尻の筋肉や太ももの筋肉に効きにくくなるばかりか、腰や膝への負担が大きくなるため、腰や膝を傷めてしまう可能性も十分に考えられます。出典:byBirth確かにどんなにダイエットなどに効果のあるエクササイズでも、続けなければ効果は期待できません。しかし、効果が感じられない上、腰や膝などを傷めてしまうとなると「効果がないし、却って腰を悪くするから…」という理由で続かなくなってしまいます。そのため、エクササイズを安全かつ効果のあるものにするために、まずは姿勢を整えることから始めるべきと考えます。姿勢を整えることは、ボディメイクの第一歩と言っても過言ではありません!しかし「姿勢を整える」といっても、何を、どのように行えばよいかわからないですよね。ということで次回は、具体的に猫背の姿勢改善に効果的なストレッチやエクササイズをご紹介していきたいと思います。
2020年04月29日何気なく子どもの様子を見たときに、「なんだか姿勢が悪いような気がする」と感じたことはありませんか?猫背や頬杖をつくなどの悪い姿勢は見た目にも良いとはいえず、さまざま弊害が生まれることもあります。今回は、子どもの姿勢を正しく保つことの大切さについて紹介しましょう。正しい姿勢で子どもが伸びる!?正しい姿勢を保つことが習慣化すると、見た目が美しいだけでなく、学習面や運動面、身体面にもメリットが生まれ、子どもの能力を伸ばすことにつながります。病気や不調の治癒や予防を目的としたヨガセラピーの指導に従事している神田玲子氏いわく、以下のようなステップで座ると正しい姿勢がとりやすくなるそう。Step1.椅子に深く腰かけ、膝を90度に曲げて、膝下を床に垂直に下ろすようにそろえて座る。その際、机と体の間は握りこぶしひとつぶんくらい空けておく。Step2.背筋をぴんと伸ばし、お尻を後ろに引くように意識して背筋を伸ばす。胸を張らないように注意しながら、お腹もまっすぐ伸ばす。Step3.やや二重顎になるくらい顎を引き、頭は前に出ないようにして、リラックスしながら体をまっすぐに保つ。正しい姿勢を保つことのメリット正しい姿勢を保つと、以下のようなメリットがあります。勉強編正しい姿勢を保つと、集中力が増し、思考や記憶に影響を与える空間認知能力が鍛えられます。脳医学者の林成之先生によると、姿勢が悪いと体軸が傾き、目線も傾いてしまうそう。すると、左右の目から入ってきた情報にズレが生じ、脳が左右の情報をひとつにまとめる作業が必要になるため、脳が疲れやすくなるのだとか。しかし、正しい姿勢を保つと、情報をまとめる作業が不要になるぶん、左右の脳が同時に働くために疲れにくく、集中力がアップするといいます。スポーツ編正しい姿勢は、スポーツを行なううえで大切な判断力アップにもつながります。前出の林先生いわく、姿勢の悪さによって目線が傾き、入ってくる情報にズレが生じることは、体を動かすタイミングにも影響するとのこと。正しい姿勢で目線を水平に保つことで、ものがよく見え、判断力が上がるそう。食事編正しい姿勢で食事をすると、内臓がスムーズに働いて消化吸収が良くなったり、歯並びや噛み合わせが良くなったりするメリットがあります。一般社団法人・日本青少年育成協会理事の池上公介氏によると、食事の際に片肘をついたまま食べたり、脚を前に投げ出して体をななめにしながら食べたり、茶碗を持たずにテーブルに覆いかぶさるようにして食べる「犬食い」をしたりすると、内臓が圧迫されて消化吸収が悪くなるそうです。また、アリビオ矯正歯科クリニックによると、足をブラブラさせる悪い姿勢で食事をすると、しっかりと噛むことができないため、顎の発達に悪影響が及び、歯の並ぶスペースが不足して、歯並びが悪化する可能性も出てくるそう。子どもの姿勢を良くするためのポイント子どもの姿勢を良くするためには、以下を実践してみてください。腹式呼吸をする理学療法士の田舎中真由美氏いわく、人は正しい姿勢でいると胸が開いた状態になり、自然と深い呼吸=腹式呼吸をしているそう。腹式呼吸を続けることで、体が正しい姿勢をキープできるようになるのだとか。お腹が膨らむまで鼻から深く息を吸ったあと、お腹をへこませながら、口からゆっくり息を吐くのが正しい腹式呼吸です。子どもに教えながら親も一緒に行なえば、親子で正しい姿勢を手に入れられますよ。声がけを工夫するフリースクール・パーソナルアカデミー代表の谷圭祐氏によると、子どもの姿勢を良くしたいあまり、毎日のように「姿勢を良くして!」と注意していると、親子ともに疲れてしまうそう。そうならないためにも、姿勢についての声がけは1日1回程度にし、「本からもう少し目を離してみたら?」「疲れているみたいだし、少し休憩したら?」など、姿勢を正すというよりは、長時間悪い姿勢で過ごさないことを促す内容にすると良いとのこと。太陽の光を浴びる機会を増やす日本体育大学教授の野井真吾氏いわく、子どもの姿勢を良くするためには、日中に太陽の光をしっかり浴びて、夜はぐっすり眠る、生活リズムを整えることが大切なのだそう。セロトニン神経は、良い姿勢を保つポイントとなる背筋などに、緊張を与える役割を持っています。そのセロトニン神経をしっかり働かせるためには、日中に太陽の光を浴びることが重要です。しかし現代の子どもたちは、外遊びの時間が少ないなどの理由から太陽の光が不足しており、セロトニン神経が弱くなっている傾向があります。セロトニン神経が弱ると、背筋などがしっかり働かなくなるだけでなく、夜に体温を下げて眠りを誘うホルモンであるメラトニンが生成されにくくなることから、寝つきや朝の目覚めが悪くなるなどして生活リズムが狂ってしまうのです。***姿勢を正しくすると、見た目が良いだけでなく、学習面や運動面、健康面など幅広いメリットがあり、まさに良いこと尽くし。日々のちょっとした工夫や心がけで、親子で正しい姿勢を手に入れましょう。文/田口 るい(参考)ベネッセ教育情報サイト|幼児からできる!授業を聴ける心と体づくり【前編】姿勢が悪くなっている原因とは?ベネッセ教育情報サイト|成績もアップ!?正しい姿勢で勉強するメリットベネッセ教育情報サイト|我が子の姿勢が悪い…良い姿勢をキープさせるためにしたいことAERA dot.|子どもの姿勢がすぐによくなる、たった2つの改善法とは?PHPファミリー|姿勢がよくなると勉強もスポーツもぐんぐん伸びる理由幻冬舎ゴールドオンライン|食事中・学習時の「姿勢」が成績に直結する理由アリビオ矯正歯科クリニック|食事の姿勢が子どもの歯並びに影響するって本当?
2020年04月22日ふつうの腹筋エクササイズでは、お腹痩せはできても「くびれ」をつくることができません。まずは姿勢を改善し、脇腹に効くエクササイズをすれば、女性らしい曲線美を実現。美しいくびれをつくって、メリハリボディを手に入れましょう!メリハリボディに欠かせない「くびれ」が欲しい!出典:byBirthメリハリのあるボディラインは女性らしさの象徴。美しいくびれがあればファッションを自由自在に着こなせて、自分にも自信が持てますよね。とはいえ、忙しい生活の中で運動を日課にするのは大変。そのため日頃から体を動かさない人は、年齢とともにお腹に脂肪がたまりやすくなります。今回ご紹介する腹筋エクササイズは、ぽっこりお腹を解消するだけでなく、美しいくびれをつくる効果があります。1日1種類でも取り組めば、少しずつボディラインが変わってきますよ。お腹痩せしても「くびれ」をつくれない理由「ダイエットしているのに、くびれができない」と悩んでいませんか?食事制限や有酸素運動、ふつうの腹筋エクササイズだけではくびれをつくれません。その理由は、おもに「姿勢の悪さ」が原因。姿勢が悪いと「肋骨」と「骨盤」の間が狭くなり、ギュッと押しつぶされた状態になるため「くびれ」ができないのです。つまり、日頃から姿勢を良くするだけで「くびれ」をつくりやすくなります。さらに、お腹を伸ばすストレッチをすれば、肋骨と骨盤の間が広くなって効果的にくびれをつくれますよ。お腹を伸ばすストレッチ出典:byBirth両手を組み、頭の上で伸ばします。お腹を伸ばすようにストレッチするのがポイント。息を吐きながら、ゆっくりと左右に上体を倒します。3セットほどくり返しましょう。くびれをつくるエクササイズとともに、お腹を伸ばすストレッチにも取り組んでみてください。これだけでもくびれ効果が期待できます。くびれをつくるには「脇腹」に効く腹筋エクササイズが必要くびれをつくるには、前述の「お腹を伸ばすストレッチ」に加えて、脇腹に刺激を与えるエクササイズが必要です。ふつうの腹筋エクササイズは、おもにお腹の前側の筋肉にしか効きません。そのため、いくら腹筋を頑張ってもくびれをつくることができないのです。美しいくびれをつくるには、「脇腹」に効く腹筋エクササイズが必要。しっかりと脇腹の筋肉を刺激して、メリハリボディを実現させましょう。くびれをつくる腹筋エクササイズでは、くびれ効果のある腹筋エクササイズをご紹介します。脇腹を効果的に刺激して、くびれをつくっていきましょう。ひねりエクササイズ出典:byBirth壁を背にして、足を肩幅に開いて立ちます。かかとから壁までの距離は20センチ程度。ゆっくりと体をひねり、壁のほうに振り向き両手をつきます。このとき、かかとが浮かないように注意。反対側も行い、交互に10回くり返しましょう。脇腹に効かせるには、ひねりエクササイズがオススメ。腸の働きが活発になり、便秘解消にも効果的です。ツイストクランチ出典:byBirth仰向けになり、両膝を立てます。両手を頭につけて、右肘と左膝を近づけます。息を吐きながら行うのがポイント。息を吸いながら元に戻します。今度は、左肘と右膝を近づけます。これを20回くり返しましょう。反動をつけずにゆっくりと行うことで、インナーマッスルを鍛える効果があります。インナーマッスルを鍛えるとお腹の脂肪が燃焼しやすくなり、くびれ効果も期待できます。サイドプランク出典:byBirth両足を伸ばし、横向きに寝ます。肩の真下に来るように、下の肘を床につきます。上の手を腰に当て、お尻を持ち上げます。頭からかかとまでが一直線になるように30~60秒キープ。これを3回くり返します。腹式呼吸を意識すると、よりお腹の脂肪を落とす効果がアップ。脇腹に効いているのを感じながら行いましょう。お腹痩せしたい女性は「骨盤のゆがみ」を解消する出典:byBirthくびれエクササイズを3つご紹介しましたが、お腹痩せしたい女性にとって大切なことがもう1つあります。それは、骨盤のゆがみを解消すること。腹筋エクササイズをいくら頑張っても、骨盤にゆがみがある状態ではお腹まわりに脂肪がつきやすくなってしまうのです。そのため、骨盤のゆがみを解消するストレッチも取り入れてみましょう。丸めたバスタオルを骨盤の下に置き、その上に仰向けになります。両腕は頭の上に伸ばして、両手を重ねます。足の親指同士を重ねます。そのまま1~3分間キープ。5分以上は、やらないように注意。そのまま起き上がらず、ゴロンと横に体を転がしてから起き上がりましょう。骨盤のゆがみを解消すると、お腹痩せはもちろん、足のむくみを解消する効果もあります。スタイルアップには欠かせないストレッチなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。くびれをつくって女性らしいメリハリボディへ!お腹痩せだけなら食事制限やふつうの腹筋エクササイズでも効果がありますが、くびれが欲しいなら脇腹に効く腹筋エクササイズを取り入れてみましょう。どれも自宅で簡単にできるエクササイズです。1日1種類でもOKなので、ぜひ日課にしてみてくださいね。くびれストレッチや骨盤ストレッチも並行して行い、日頃から姿勢を良くしておくこともポイントです。くびれをつくって女性らしいメリハリボディを実現させましょう!
2020年03月14日見るたびに、ため息が出そうになる羽生結弦(25)の優雅な立ち姿。だが、それは名伯楽の秘密のレッスンあってのものだった。「美姿勢をつくるエクササイズ」で、ゆづのように美しい姿勢を手に入れようーー。「結弦がつねに心がけているのが美しい姿勢です。ふだんの姿勢の悪さは、試合でのジャンプの出来にも大きく影響します。美姿勢を保つことも、彼の戦いなんです」そう語るのは、羽生結弦(25)が小学校2年生の時から、体のケアをしてきた元専属トレーナーの菊地晃さん(63)。2月7日、韓国・ソウルで行われる「四大陸フィギュアスケート選手権」で人類初の4回転半ジャンプに挑む羽生。なぜ姿勢がそれほどまでに大事なのか?「結弦のジャンプがほかの選手と違うのは、回転軸がぶれずに高速で回れること。そのためには、頭のてっぺんが糸で引っぱられているように背筋が伸び、骨盤が適度に前傾している美しい姿勢を維持しなければなりません。結弦のように、長い手足を持つ選手は本来軸がぶれやすい。でも、ふだんから正しい姿勢をとることで、試合の激しい動きの中でも、ほとんど意識せずに、軸を安定させられるのです」(菊地さん・以下同)日常からの“美姿勢”があの素晴らしい演技の秘密なのだ。“でも、私はゆづのようにアスリートでもないし、関係ないわ”と思ったそこのあなた、美姿勢は一般の人にとっても、生活を豊かにしてくれる大切なものだ。「背筋を伸ばすだけで見た目が10歳以上若く見えます。逆に姿勢が悪い状態が続くと、全身の血流が悪化し、肩こりや腰痛、疲労などさまざまな不調を招く。美しい姿勢は、体の外も内も美しくしてくれるのです」実際に羽生が行ってきたもののなかから、美姿勢をつくるのに役立つ運動を、“ゆづの思い出”と共に、菊地さんに教えてもらおう。美姿勢のためには、体幹の強化が欠かせない。■美しい姿勢を保つ「体幹アップ・スクワット」(1)壁を背にしてまっすぐ立つ。両足は肩幅に開き、頭、腰、かかとは壁につける。(2)息を吐きながら、壁を支えにひざが120度になるところまでゆっくり腰を下ろす。息を吸いながら元の体勢に戻す。1日10回を目安に。■体幹をしなやかにする「自転車こぎ腹筋」(1)あおむけになり、両手を後ろに組む。(2)息を吐きながら、自転車をこぐように両足を交互に伸ばしながら、ゆっくりと上げる。真上にきたところで、息継ぎをして、息を吐きながらゆっくりと下げる。5秒ほどで1セット。1日3回。「おなかの中心をコルセットのように取り囲んでいる腹横筋や、背骨を固定させる多裂筋など、体の深部にある筋肉を鍛えることで、背中が丸まるのを防げます。ジュニア時代の結弦が実践していたのが『体幹アップ・スクワット』と『自転車こぎ腹筋』のトレーニング。『きついよ!』と文句を言いながら、いつまでも続けていました」姿勢は、疲労や長時間座っていることなどでも、すぐに乱れる。そんなときは、次の運動が効果的。■頭を正しい位置に持っていく「姿勢矯正ストレッチ」(1)背筋を伸ばして椅子に座る。(2)頭を後ろに傾け、首を伸ばす。(3)首を伸ばしたまま、頭をひっぱり上げられるようにゆっくり立ち上がる。(4)ゆっくり首を戻す。立ったまま、ふたたび首を後ろに傾けて伸ばす。その状態で椅子に座り、首を戻す。この一連の動作を1日7回ほど行う。「試合会場に向かうバス移動だけで、姿勢が歪むことがあります。そのままでは演技のキレがなくなり、本来のパフォーマンスを十分発揮できません。ソチ五輪の本番前、結弦に姿勢の乱れがあったので、『姿勢矯正ストレッチ』をさせました。結弦は『なんで?』という顔をしていましたが『だまってやれ!』と(笑)。姿勢が悪くなると、首が本来の位置ではなく前に傾きます。そのため首の筋肉が硬くなります。そのコリを解消しながら、首を正しい位置に戻すのです」羽生の精神力の強さにも「美姿勢トレーニング」が生きていると、菊地さんはこう語る。「不安だったり、逆に意気込みすぎたりすると、骨盤が後ろに倒れてしまい姿勢の悪化を招きます。2連覇がかかった平昌五輪では、結弦の骨盤の位置が少しずれていました。本番前の結弦に指示したのが『菊地流腹筋』の運動です。本人もちょっとした体の異変を感じていたようで、黙々と続けていました」■骨盤の歪みを解消する「菊地流腹筋」(1)テーブルなどに手をつき、背筋が伸びるように、足をテーブルから離す。手の幅は肩幅に。(2)息を吐きながら、足を内側にねじりながら引き上げる。同時にひじを曲げる。息を吸いながら、最初の姿勢に戻る。右足と左足を交互に、計4回ほど行う。「体を大きくねじることで骨盤の位置が整い、背筋がスーッと伸びます。気管が広がり呼吸が深くなるリラックス効果もあり、自信をもって演技に臨めたのです」あんなジャンプはできないけれど、菊地さんの「エクササイズ」で、ゆづの美姿勢を手に入れよう。「女性自身」2020年2月18日号 掲載
2020年02月07日陰山英男先生監修による人気の学習机が、「K-model2」として新しくなりました。学習姿勢を正すことから学力向上のサポートを考えたデスクです。陰山英男先生監修による人気の学習机が、「K-model2」として新しくなりました。学習姿勢を正すことから学力向上のサポートを考えたデスクです。傾斜天板で姿勢を正しく保てます。学習時に猫背になりがちな子どもの姿勢を正しく導いてくれるのが傾斜天板です。無理のない正しい姿勢をとることで脳へ酸素が行きわたり、学習意欲も高まります。効率アップアイテム透明トレー!引出しに乱雑に収納しがちな教材も、中身が見える透明トレーなら整理整頓も効率よく収納できます。必要なものを机の上にサッとだせば勉強の準備はOK!片付けの習慣も身につきます。横長、広々。上棚がなく奥行が短いので集中力を妨げるものは置かないようになります。必要な学習用具を横に並べられるため、効率よく短時間の集中がしやすくなります。新春!学習デスク・ザ・バーゲン日石横浜ホールで1月25日、26日の2日間、2020年モデル学習家具の展示販売を行っております。人気の学習机を格安でお求めいただける絶好のチャンスです。是非、お気軽にお越しください。新春!デスク・ザ・バーゲンの詳細はこちら
2020年01月20日仕事や家事に追われてトレーニングする時間もないとお悩みの方におすすめ。今回は忙しい方も気軽にできる運動を2つ続けて行うエクササイズをご紹介していきます。時間がなくてもダイエットや筋肉量アップのためのトレーニングができる時短エクササイズなので、ぜひやってみてください。短時間で筋肉量アップ「コンパウンドセット法」1つ目は、ある1つの筋肉のエクササイズを2つ続けて行う「コンパウンドセット法」という方法です。例えば、お尻と太ももの筋肉のエクササイズである「スクワット」を10回行ったら、休まずに続けて同じ筋肉のエクササイズである「フォワードランジ」を10回行います。これで1セットです。短時間で筋肉量アップ「スーパーセット法」もう1つは、表側の筋肉を刺激するエクササイズと、その裏側の筋肉のそれを2つ続けて行う「スーパーセット法」という方法です。例えば胸の筋肉のエクササイズである「腕立て伏せ」を10回行ったら、やはり休まずに背中の筋肉のエクササイズである「ダンベルローイング」を10回行います。これで1セットです。特にコンパウンドセット法は筋肉量アップに有効と言えます。同じ筋肉のエクササイズを続けて行うので乳酸を蓄積させやすく、成長ホルモンの分泌が促進されやすいからです。セット数は3セットを目安に行うとよいでしょう。たった5分でもボディメイクは可能どんなに効果のあるエクササイズでも、続けなければ効果は期待できません。トレーニングが、途切れ途切れの“点”にならずに“線”になるように心がけることで効果に繋がります。トレーニングが続かない理由としてよく挙げられるのが、「時間がない」ということです。確かにスポーツクラブに行って全身の筋トレと有酸素運動をすると、2時間近い時間を要することもあります。しかし、たった5分でもお腹痩せのトレーニングをすることは可能です。時間がなくてトレーニングできないという方、時間がないことを理由にせず、本気で体を変えたいと思ったら、どんなに時間がなくてもトレーニングタイムをつくりましょう。トレーニングが続かないという方は、逆にトレーニングを行わないことで体はどうなるのか、このまま続けなくなるとどうなっていくのかを考えてみるものよいでしょう。関連記事『くびれ&歪み解消!』美ボディになれちゃう時短エクササイズ♡時短エクササイズでトレーニングしよう今回は時間がなくてもできるエクササイズ法をご紹介しました。繰り返しますが、トレーニングは短時間でも続けることで効果に繋がります。体を本気で変えたいと思うのであれば、まずはほんの僅かな時間でもよいので、トレーニングを習慣づけるように心がけましょう。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2020年01月18日太ったわけではないのに、お腹のラインが崩れてきた気がする、ダイエットをして痩せたのにお腹だけは変わらない。そんなときは姿勢の崩れが影響しているかもしれません。お腹周りだけ気になる。そんな方に姿勢を整える方向からアプローチできるケアをご紹介します。骨盤後傾の猫背姿勢になっていないかチェック痩せているのにお腹だけが気になるときは、ご自身の姿勢をチェックしてみましょう。背中が丸まり、骨盤が後ろへ倒れていてお腹周りに力が入らない姿勢をしていませんか?猫背姿勢が定着すると、背中やお腹の筋力が萎えてしまいます。骨盤は床に対して真っ直ぐ、または少し前傾した姿勢でいることが理想です。背中やお腹を筋力が自然と支えて、上半身がすっと上方へ伸ばしやすくなります。筋トレなどハードなダイエットが苦手な方は、猫背姿勢を定着させてしまう体の硬さをケアしていきましょう。関連記事猫背の解消法!背筋を鍛えるより早くて効果的なエクササイズ姿勢を整えてお腹にアプローチするストレッチ骨盤が後傾してしまう要因となる股関節周りの硬さや、体側の縮みをしっかりと伸ばしていきましょう。step1床に座り左脚を横に伸ばして、右脚は膝を曲げて踵を会陰(えいん)に寄せましょう。両手を前方へおき、腰が丸まらないように伸ばします。腰が伸びにくい場合は伸ばしている左脚の膝を曲げ、開いている角度を狭めるなどして腰が伸びるように調整しましょう。step2右手を後頭部におき、息を吸いましょう。息を吐きながら上半身を左方向へ倒していきます。右の体側が気持ちよく伸びるように左肘を後方へ引き、胸を開いて5呼吸キープしたら姿勢を戻します。これを3セット行いましょう。反対側も同様に行います。step3続いて上半身を左脚の方向へ向け、両手をつきます。腰から上半身の向きを変えるように意識しましょう。このときも、腰が後方へ倒れる場合は脚を開いている幅を狭めるか、伸ばしている左脚の膝を曲げて調整します。step4息を吸い、そして吐きながら上半身を床に近づけていきましょう。左脚の付け根からの伸びを意識して、無理に押し込まず、上半身の重みで自然に脚が伸びる程度の力で行います。息を吸うときに少しポーズを緩め、息を吐くときにポーズを深めるようにしながら無理をせずに20秒ほどキープしましょう。反対側も同様に行います。姿勢の崩れを整えようポイントは、力づくで無理やり伸ばさないことです。吸う息のときに少しポーズを緩め、吐く息のときにポーズを深めていくようにして呼吸と体の動きを連動させてみてください。少しずつ伸ばすのが楽になってきたら、その都度深めていくようにしてみてください。yuukaヨガインストラクター、ボディセラピスト、ラジオパーソナリティ
2020年01月12日姿勢の緩みなどで引き起こされるタレたお尻や、太もものラインは後ろ姿を老けさせます。後ろ姿は自分で見えないからこそ意識してほしいです。今回は後ろ姿こそ自信をつけたい人におすすめの、ヒップラインや太ももの引き締めエクササイズをご紹介します。猫背の姿勢で緩む下半身いつの間にか崩れていく姿勢のライン。スマートフォンを見続けている姿勢やデスクワーク、ヒールを履くときの歩き方などで、気がつかないうちに姿勢が崩れて背中が丸まっていませんか?お腹や背中の筋力が萎えてしまうと、下半身もどっしり重たくなりがちです。美しい姿勢を保つためには体の後背部を意識した生活を心がけるのがポイント。後頭部を背中のラインに揃えて立つ、歩くだけでも普段とは違う筋肉が刺激され、姿勢を整えてくれます。関連記事これってむくみ太り?内腿のもったり感をスッキリさせる方法お尻と太ももの後ろ側を引締めよう丸まった姿勢が定着すると、お尻や太ももの後ろ側の筋肉が使いにくくなります。後背部の筋肉を整えるときには、お尻と太ももの後ろ側を鍛えていきましょう。関連記事痩せないのは姿勢のせい?下半身太りの理由とむくみ撃退ストレッチバッタのポーズで後背部を引き締めるstep1うつ伏せの姿勢になり、両腕を体の下に入れましょう。手のひらは床の方へ向け、両手は重ねないようにしてください。両脚は揃えておきましょう。step2呼吸を整えます。息を吸いながら左脚を、脚の付け根から引き上げるように意識しながら持ち上げます。3秒キープします。脚を下ろして、右脚も同様に行います。左右を1セットとし5回ほど行いましょう。step3両脚を下ろして揃え直し、呼吸を整えます。息を吸いながら両脚を脚の付け根から引き上げます。5呼吸を目安にキープしましょう。step4両脚を下ろしたら、楽な姿勢で休みます。エクササイズで下半身を引き締めよう脚を持ち上げるときに、脚の付け根から引き上げる意識をするとお尻にも刺激が入りやすくなります。持ち上げた脚は後方へ引っ張るようにするとより良いでしょう。息を止めて力まないように注意しながら、チャレンジしてみましょう。yuukaヨガインストラクター、ボディセラピスト、ラジオパーソナリティ
2020年01月12日日本人女性の8割は、O脚と言われています。O脚の大半が生活習慣によるものと考えられています。またO脚になると、太ももやふくらはぎがむくみやすく、脚太りの原因になりやすいのです。今回は、寝る前のO脚改善エクササイズについて美容鍼灸・整体師である筆者、横内稚乃が伝授します。O脚とはO脚とは、両膝が外側に曲がった状態で、両足や左右の内くるぶしをくっつけても、左右の膝の内側が開いたままのことです。O脚の原因になる生活習慣床であぐらや正座をする時間が長いあぐらや正座は、脚が歪む原因になりやすいので、イスに座った方がO脚を予防できます。膝が曲がったまま歩いているヒールの高い靴を履いていると、膝が曲がりやすくO脚の原因になりやすいのです。長い距離を歩く時は、ウォーキングシューズなどヒールがない靴を履くとO脚を防止できます。イスに座るときに脚を組んでいる脚を組んで座ると、骨盤や膝の関節の歪みの原因になりやすいのです。両膝をぴったりとくっつけて座ると、太ももの内側の筋肉が鍛えられて、O脚を予防できます。O脚を改善するメリット膝や股関節の痛みを予防できるO脚のまま生活していると、内股になりやすく、膝や股関節に負担がかかりやすくなってしまいます。O脚を完全して、脚がまっすぐになると、膝や股関節をスムーズに動かせるようになるのです。太ももやふくらはぎがむくみにくくなるO脚を改善することで、膝窩リンパ節や鼠径リンパ節のでリンパの流れが良くなり、血行も促進することで、余分な水分が体外へ排出され、むくみが解消し、脚がほそくなりやすいのです。スリムジーンズを着こなせるようになるO脚を改善することで、スリムジーンズなど、スタイルが良くないと着こなせない服をモデルのように、着こなせるようになります。寝る前の1分でOK!O脚改善エクササイズSTEP1:両膝を曲げてあお向けになりましょう両膝をぴったりとつけて、両脚を左右に10回ずつ倒してください。骨盤の位置が整いやすくなり、脚の歪みも解消しやすくなります。STEP2:両脚を伸ばしてあお向けになりましょう左脚を右方向へ曲げてください。反対側も同様に、右脚を左方向へ曲げましょう。10回繰り返すことで、太ももや膝が内側でくっつきやすくなり、O脚を改善へと導けます。STEP3:立つ姿勢で太ももの内側にクッションをはさみましょう太ももの内側でクッションをはさみながら、かかとの上げ下げを20回繰り返してください。太ももの内側の筋肉の内転筋や、ふくらはぎの筋肉、腓腹筋、お尻の筋肉、大殿筋などが鍛えられて、両脚が引き締まります。O脚を改善して美脚にO脚は、日常生活で脚を組まない、脚をまっすぐに伸ばして歩くなどして、予防することが大切です。またO脚改善エクササイズを寝る前に行うことで、脚が細くなりやすいのです。O脚を予防し、エクササイズすることで、スラリ美脚になりましょうね!横内 稚乃鍼灸師、整体師、エステティシャン
2020年01月10日デスクワークが多かった日や歩き回った日になど毎日の生活の中で自然にしてしまう姿勢。それが全身の疲れを増長させているかもしれません。毎日の無意識な姿勢の癖は歪みにつながります。毎日の歪みの癖はその日のうちにリセットしておきましょう。背骨を動かそう前屈みの姿勢や、立ちっぱなしのしんどさから片足重心になってしまったり、座る時に腰を丸めてしまったりなど、普段の何気ない姿勢は、体を固めてしまいがちです。最近腰が疲れやすい。背中やお腹周りにお肉がついた気がする。心当たりがある人は、姿勢が悪くなっている可能性があります。上半身が凝り固まって疲れが蓄積していませんか?そんな凝り固まった上半身をほぐすためには、首から尾てい骨まで続く背骨をしなやかに動かすようにしましょう。普段意識して動かしたりしない背骨は、意識してストレッチするだけで、上半身全体がほぐれやすくなります。関連記事猫背の解消法!背筋を鍛えるより早くて効果的なエクササイズ背骨を動かす姿勢「リセットストレッチ」step1床やベッドの上に座り、両膝を曲げて両足の裏を合わせます。このとき、腰がまっすぐ上に伸びる位置に足をおきましょう。かかとを無理に会陰の方へ引き寄せる必要はありません。脚の間の空間が菱形になる程度に余裕を持ち、両手はひざあたりに置きます。step2腰を立てて背中を上に引き上げながら息を吸います。息を吐きながら骨盤を後ろに倒して、背中を丸め、頭を前に倒して上半身全体を丸めましょう。step3息を吸いながら、お腹の力を意識して骨盤を先に引き起こし、そのあとに上半身がついてくるように起こしていきます。そのまま骨盤を前に倒し、背中から頭をそらしていきます。その際の目線は斜め上へ向けましょう。step4息を吐きながら、再び骨盤を後ろへ倒し、上半身を丸めていきます。この一連の流れを1分程度繰り返していきましょう。少しずつ動きを大きくしていくのがポイントです。日々の姿勢の歪みはこまめにリセットしよう背骨はそれぞれ、独立したブロックのようなものが積み上がってできています。そのブロックのズレを丁寧に整え、動きの悪くなっている位置を確かめるようなイメージでストレッチしていきましょう。終えた後、体が軽くなっている感覚がしたら楽な姿勢で休みます。もう少し続けたい場合は、さらに1分ほど続けてみてみましょう。yuukaヨガインストラクター、ボディセラピスト、ラジオパーソナリティ
2020年01月08日こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。特に何をしたわけでもないのに、股関節の中に詰まったような違和感があったり、股関節を動かしにくかったり(片方だけなど)することはありませんか?一言で言ってしまえば、無意識のうちに股関節周りの筋肉が緊張しているからなのですが、その緊張に気づき、緩める簡単なエクササイズをご紹介します。股関節が硬くなる原因股関節が硬い、詰まる、コキコキいうと感じる時、股関節周辺の細かい筋肉に余計な力が入っていることが多いです。日常生活で、不自然な股関節の体勢(太ももの骨を内側にねじったまま長時間いるなど)を取り続けることも、一部の筋肉を不自然に緊張させます。多くは無意識のうちに緊張させているので、本人は原因に気づきません。硬くなった股関節を緩めるには股関節の詰まり・硬さを取り、リセットするには、まず股関節周辺の余分な緊張に気づき、緩めていくことから始めます。急激で大きなストレッチなどは、詰まりや硬さがある場合、かえって筋肉の緊張を高めてしまうことがあります。筋肉の緊張を緩められるようになってから、リラックスをした状態で股関節のストレッチをするといいでしょう。股関節の硬さを取る「リセット&リラックス」エクササイズ<やり方>STEP1:あおむけになり、両膝を立てます。脚同士はこぶし一つ間に入る間隔で、膝は90度程度に曲げます。STEP2:できるだけ足腰の力を抜いて、右ひざを外側へ倒します。リラックスしたまま右脚を前に伸ばし、股関節から内またにします。STEP3:内またのままかかとを引きずるようにして膝を手前に曲げて、元の位置に戻します。STEP4:繰り返し10回程度行った後、元の位置で足腰の筋肉がリラックスして、緊張がゆるんで温かくなった変化を味わいましょう。STEP5:右ひざの力を抜いて左側(内側)へと倒し、左ひざにぶつかります。STEP6:脱力したまま前に脚を伸ばし、股関節を外ねじり(がに股)にします。STEP7:がに股のままかかとを床で引きずるようにして膝を曲げてきて、膝を起こして元の位置に戻します。STEP8:繰り返し10回程度行った後、元の位置で足腰の筋肉がリラックスして、緊張がゆるんで温かくなった変化を味わいましょう。左脚でも同様に行います。両脚とも行って、股関節周りの筋肉の緊張がゆるめられるようになったら、片脚ずつあぐらをかくような形で、両手ですねを下から抱えて胸に引き寄せるストレッチをするのもいいでしょう。股関節の緩みを実感してみよういかがでしたか?エクササイズによって、股関節周りの筋肉がリラックスした状態を実感できたのではないでしょうか。実感できると、普段の生活で余分な力を入れていることに気づきやすくなります。気づいて、ゆるめることができれば、詰まりや硬さが起こりにくくなります。快適な生活へどうぞお役立てください。美宅 玲子ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター
2019年12月29日脚痩せエクササイズや筋トレを続けてもなかなか効果が出ないそんなあなた。逆に脚がゴツくなってしまい後悔していませんか?脚をスッキリさせたいなら、股関節周りの萎えを鍛え直すことが脚痩せの近道です。今回は股関節を鍛えて、脚痩せをしやすくするエクササイズをご紹介します。股関節の筋力を取り戻そう「年々姿勢が悪くなってきているような気がする」「ヒールを履くと脚が痛くなりパンパンにむくむ」など女性なら気になるのが脚の悩みです。人によって悩む部位も違ったりします。脚は歩くたびに筋トレをしているようなものです。休むことがない部分なので脚を細くしたいからといって筋トレをしすぎると、逆にゴツ脚をつくってしまう可能性もあるのです。必要なのは太もも周りの筋トレではなく、萎えてきた股関節周りの筋力を取り戻すことが大切になります。関連記事股関節の柔軟性アップ!下半身をスッキリさせる快感ストレッチ♡姿勢にも影響する股関節周りの筋力が萎えてくると、下半身全体がもったりした印象になりやすくなります。それは姿勢の崩れからくる下半身への負担が原因です。特に股関節周りは、骨盤をまっすぐに立てるのにも重要な部位で、ここが萎えてしまうと骨盤が歪みやすくなっていまいます。股関節周りの鍛えようstep1正座の姿勢で座ります。step2息を吐きながら体を丸めて下ろし、両手を前方に伸ばします。step3息を吸いながら右足を右手の外側へ置き、右足の裏で踏ん張りながら腰を沈めます。背骨は伸ばし、前方を見ましょう。step4息を吐きながら右足を戻し、一つ前の姿勢に戻ります。step5息を吸いながら、今度は逆の左足を左手の外側へ置き、腰を沈め、背骨は引き伸ばすように意識しながら前方をみます。step6左右で1セットとし、5〜10回繰り返したら正座の上体で上半身を寝かせ、両腕を体側に下ろして休みましょう。股関節を鍛えて美脚を目指そういかがでしたか。このエクササイズは、脚を前にだし足の裏でしっかり床を踏みしめて股関節を意識して動くのがポイントです。筋力と柔軟性を同時に養い、スッキリとした美脚をつくっていきましょう。yuukaヨガインストラクター、ボディセラピスト、ラジオパーソナリティ
2019年12月29日痩せやすい冬という季節を活用して、心まで身軽になるエクササイズに挑戦してみませんか?そのエクササイズとは、ずばり「ウィンタースポーツ」です。楽しいイメージのあるウィンタースポーツですが、実際は運動量が多く、ダイエットに最適なスポーツなのです!そこで今回は、ダイエットにおすすめのウィンタースポーツを4つご紹介します。冬ならではのエクササイズで、理想の体型を手に入れましょう!冬は太りやすい or 痩せやすい?出典:byBirth冬は忘年会や新年会など、なにかと飲み会が増えるため「毎年太ってしまう…」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?美味しいお酒と食事が並んでいると、つい飲み過ぎたり、食べ過ぎたりしてしまいますよね…。そのうえ寒い冬は外に出るのも億劫になり、身体を動かす機会も減っていきます。その結果、仕事始めに「ちょっと太った?」と言われてしまうのですよね…。しかし、実際は冬は痩せやすい季節だといわれており、ダイエットに最適な時期なのだとか!その理由は、私たちの身体にあります。人間は、寒い冬に体温を維持しようとすると、熱を作り出すためにどんどんカロリーを消費していきます。こうして代謝がアップすると、脂肪燃焼が促進されて痩せやすい身体になるそうです。つまり「冬は太りやすい」というのは、理屈からいえば間違いなのです!このように、動けば動いた分だけダイエット効果が期待できる冬という季節を活用して、今年はウィンタースポーツでダイエットに挑戦してみましょう!ここからは、ダイエットに最適なウィンタースポーツをご紹介したいと思います。スキー出典:byBirthウィンタースポーツといえば、まずスキーを思い浮かべる人も多いでしょう。スキーは山の斜面を滑るだけなので一見ダイエットに効果があるようには思えないかもしれませんが、バランス感覚を要するスキーは普段あまり使わない筋肉を使うため、代謝アップに最適なスポーツなのです!とくにスキー初心者の場合は、1日滑っていると翌日に筋肉痛に襲われることがあります。滑っているときは楽しいスキーに夢中になって気付きにくいものですが、その筋肉痛こそ筋肉や関節を使っているという証拠なのでしょう。スキーは滑り方や自身のレベルによって消費カロリーが異なります。ぜひお気に入りのウェアを着用して、仲良しメンバーや家族、恋人とゲレンデに出掛けてみて!スノーボード出典:byBirthストックがない分、スキーと比べると運動量が多くなるスノーボード。スキー以上に腹筋や背筋を使ってバランスを取ることになるので、ダイエット効果は大きくなります。スキーと同様に、滑り方や自身のレベルによって消費カロリーは異なり、有酸素運動に近い疲労感が得られるでしょう。ただし、スキー以上にバランス感覚や全身の筋力が必要になるスノーボードは、それだけ怪我のリスクも高まるので要注意…。まずは小さなスロープから練習して、徐々に難易度を上げていきましょう。アイススケート出典:byBirth自力で前に進まなければいけないアイススケートは、スキーやスノーボード以上のダイエット効果が期待できます。地域によっては毎年11~12月になると、駅周辺やショッピングモールにイルミネーションとともに屋外スケートリンクが設けられ、気軽にアイススケートを楽しめるようになります。道具もスケート靴と手袋があればOKなので、比較的身近なウィンタースポーツといえますね!ただし、アイススケートは滑り方によっては不要な部位に筋肉が付いてしまう場合があるので注意しましょう。雪山トレッキング出典:byBirthスノーシューを履いて雪山を歩く雪山トレッキングは、言わずもがなかなり大きいダイエット効果を得られるウィンタースポーツです。スキーやスノーボードに比べるとマイナーではありますが、ツアーも組まれているほど人気を集めているのだとか!雪の上を脚を高く上げ、数十分歩く雪山トレッキング。中盤からは息が上がり、寒さも忘れてしまうほどの疲労感に包まれます。それでも、美しい白銀の世界に疲れが吹っ飛んでしまうから不思議…!ダイエット効果抜群のウィンタースポーツに挑戦しましょう!出典:byBirth楽しいだけでなく、ダイエット効果が期待できるウィンタースポーツ。「ダイエットを始めたいけれど、ジムで走ったり筋トレしたりするのは辛い…」と悩んでいる方は、今年はウィンタースポーツに挑戦してみませんか?
2019年12月25日ふと鏡を見ると猫背になっている自分に気づく。そういえば最近背中のお肉が気になっているかも…。意識をして胸を張るようにしてもなかなか背中がスッキリしないのは何故?実は、姿勢改善には胸を張るだけでは解消されない理由があるのです。後ろ姿は綺麗な方が魅力的!正しい姿勢と背中のたるみの関係何気なく撮られた写真を見て、自分の姿勢が気になったという話をお客様から聞くことがあります。とくに年齢を重ねてきた方のほうが、その割合が高い傾向にあると感じています。ふとしたときに猫背になっていたり、今までなかった部分に余分なお肉がついていたりしたらショックですよね。例えば、前を歩いている女性が猫背だと魅力が半減してしまいます。印象は良くないし、はつらつとしているように感じられないのではないでしょうか。体は動かしていない部分に余分なお肉がつきやすいものです。姿勢の良い人と悪い人の差はここがひとつの要因です。もし一時的に胸を張ったとしても、それを維持できなければ意味がありません。そして、胸を張って良い姿勢をとるためには他の部分も整えていく必要があるのです。良い姿勢を無理なく保つことができれば、気になる贅肉も使うことで見た目もスッキリとするでしょう。背中痩せで得られる効果肩や背中のコリが解消される猫背など背中を丸くする姿勢の場合、多くは頭が理想とされる位置よりも前に出ています。頭は5kgくらいの重さがあり、その影響で首から肩や背中にかけて凝り固まる可能性が高くなります。背中がスッキリして姿勢が整えば、負担のかかる割合が減るので楽になります。後ろ姿の印象が良くなる後ろから見て背中が丸くなっていると太って見えます。それだけでなく、老けた印象になるかもしれません。背中には広背筋・菱形筋など、姿勢良く背すじを伸ばすために必要な筋肉があります。背中を丸めた状態ではそれらが休んでいるので脂肪もつきやすくなります。女性であれば、下着からお肉がはみ出ているのは好ましくないはずです。背中がスッキリすることで筋肉が引き締まり、服を着た時に着痩せして見えるでしょう。基礎代謝が上がって痩せやすくなる良い姿勢は肩甲骨の位置も関係しています。通常は背骨と肩甲骨の間は7.5cmくらいが理想です。それよりだいぶ離れている場合は改善をおすすめします。その理由は、褐色脂肪細胞の働きが弱くなるからです。これは肩甲骨の辺りにあるものなので、背中をスッキリさせることで基礎代謝が上がりエネルギーを消費しやすく痩せやすい体質になります。自律神経を整える自律神経は背骨周りにあり、交感神経と副交感神経がバランスよく働いています。姿勢が悪くなるとその働きが乱れ、ストレス・体温調節・不眠など体に影響を及ぼします。精神面でも気分が沈みがちになったり、やる気が起こらなかったりすることもあります。また、胸が圧迫されることで呼吸が浅くなることも考えられます。自律神経の乱れによるそれらを解消させ、影響を受けないためにも背中はスッキリさせておきたいです。「ペルビックチルト」のやり方骨盤が後ろに傾いたままだと猫背になりやすいです。ポイントは骨盤の傾き。骨盤を立て前に傾けた状態で腰の自然なカーブを描きましょう。STEP1:手を下腹部に当てる下腹に手をあて、指先を股関節に添えます。脚は腰幅に開いておきます。STEP2:股関節を曲げて背筋を伸ばす膝を少し曲げ、お尻を突き出すように股関節を曲げます。腰を緊張させすぎず、胸を張り下腹に力を入れておくようにします。このようにして背すじを伸ばす意識を高めます。「上体反らし」のやり方骨盤を前に傾けることで背中をスッキリさせることを助けてくれます。背すじを伸ばすためにも、骨盤を前に傾けてお尻を突き出せる柔軟性が必要です。STEP1:つま先を立てながら膝立ちに脚を腰幅に開き、膝を立てます。足の指は立てておきます。STEP2:両手でタオルを持ち上げて壁に当てる膝を立てて座った状態で10cmくらい壁から離れます。タオルを肩幅より広く持ち、斜めにバンザイをしたまま壁に当てます。STEP3:お尻を突き出し、上体を壁に近づけるお尻を突き出し、タオルで壁をこするようにバンザイをします。この時、胸と顔を壁に近づけるようにします。後ろから見た様子はこちらバンザイをした時の後ろから見た姿勢はこのようになります。背中への意識を高めよう目で見える情報の方が多く、背中は見えない分なかなか意識ができなかったりします。だからこそ繰り返しエクササイズを行い、普段から背中を柔軟にするための意識を高めることが必要です。そうすれば姿勢が変わり、背中をスッキリと保つ力が維持されて余分なお肉がつきにくくなります。そして、体がスッキリしてくると心も軽やかで笑顔が増えていくでしょう。そうすれば好印象でより魅力的になるはずです。金子 由美ボディワークトレーナー
2019年12月25日こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。夢中でパソコンやスマホなどの画面を見続けていて、気づけば数時間経っていることも珍しくない方、どうしても首や肩が不自然に固まってしまう方は多いのではないでしょうか。今回は、そうして目を使うことで首肩が硬くなってしまう人が、イメージを使って動く方法で、すぐに筋肉がゆるんでリセットされるのを実感できるエクササイズをご紹介します。目を酷使することで起こる体への影響家の中ではテレビやパソコン、外へ出ても広告、ネオン、スマホ…私達の生活は、目を酷使する誘惑がいっぱいです。目を使うと、前にある見る対象に意識が奪われるため、頭や肩、腕が前に出てきます。いわゆる猫背の状態ですね。目を使っていると、猫背になるだけでなく、呼吸も浅くなり、表情筋まで硬くなってしまう方も珍しくありません。重たい頭を前に出したまま長時間いることによって首の前側や鎖骨周り、胸やみぞおち周りの筋肉が、縮こまったまま硬く凝ってしまいます。首コリを緩めるポイント前にある対象を見続けることで縮こまってしまう、首の前側や鎖骨周り、胸やみぞおち周辺の筋肉の緊張をゆるめるためには、後ろ側の筋肉を使う、意識することがポイントになります。例えば肘を曲げる時、力こぶの筋肉が固くなりますが、その際力こぶの裏側の二の腕の筋肉はゆるんでいます。逆に言うと、力こぶの筋肉の緊張を緩めようと思ったら、腕を伸ばす時に使われる二の腕の筋肉を意識的に使うといいのです。前を見ることで縮こまった体の前側の筋肉は、後ろを見る・後ろの気配を感じるようなイメージによって後ろ側の筋肉を活性化することで、ゆるめていくことができます。首コリを解消するイメージエクササイズそれでは、後ろ側を意識することで、前側の縮んだ筋肉がゆるむことを実感してみましょう。私たちの目は、顔の前側についていますが、その180度後ろ側に目がついているとイメージしてみます。後ろ側の目で後ろを見てみましょう(イメージです)。後ろの目で上を見てみます。あごがゆっくりと下がるでしょう。後ろの目で下を見てみます、あごがゆっくりと上がるでしょう。後ろの目で右を向いてみます。顔がゆっくり左を向くでしょう。後ろの目で左を向いてみます。顔がゆっくり右を向くでしょう。後ろ側の目を意識することで、後ろ側の筋肉がほどよく活性化され、前側の縮んでいた筋肉はゆるみます。リラックスした無理のない、ゆっくりした動作になり、首や肩がすぐに楽になることが感じられます。辛い首コリを緩めて楽になろういかがでしたか?まるで魔法のように一発で筋肉がリラックスして、本来の楽な状態を取り戻すことができます。デスクワークの合間に、疲れそうな時に、ぜひお試しください。美宅 玲子ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター
2019年12月24日気になるお腹周りに効くさまざまな腹筋エクササイズがありますが、ポイントを押さえないと効果を感じにくいものです。今回は、気になる下っ腹をなんとか引き締めたいという方におすめの腹筋エクササイズと、そのポイントについて詳しくご紹介していきたいと思います。下腹痩せエクササイズ「リバースクランチ」下腹痩せには「リバースクランチ」という腹筋エクササイズがおすすめです。これは以前ご紹介したアブドミナルクランチがミゾオチを軸に上体を起こす動作を繰り返すのに対して、リバースクランチは下腹部を軸に骨盤を起こす動作を繰り返します。それにより腹直筋下部に効かせることができ、下腹痩せ効果が期待できます。<リバースクランチのやり方>1. 仰向けになり、膝と股関節を90度に曲げます。この時膝と足は閉じるようにし、両腕はカラダの横に、そして手のひらを天井に向けるようにしましょう。そうすると、手を使ってカラダを起こすことができなくなります。2. 息を吐きながら、下腹部(おヘソの下あたり)を軸にお尻の下の部分が床から離れるまで骨盤を起こし、息を吸いながらゆっくりと起こした骨盤を下ろしていきます。骨盤を起こす際は反動をつけないようにしましょう。15〜20回を、1分程度の休憩を挟みながら3セット行います。関連記事腹筋下部を鍛えて引き締まったお腹に!簡単筋トレをご紹介リバースクランチ」で下腹痩せ効果を高めるポイントリバースクランチで下腹痩せ効果を高めるポイントは「内ももの筋肉」にあります。内ももの筋肉である股関節内転筋群が機能すると恥骨が閉じるため、やはり恥骨に停止している腹直筋が使いやすくなるからです。そのためリバースクランチを行う際は、必ず膝と足を閉じるようにします。腹筋エクササイズは続けることが成功のポイント今回ご紹介したエクササイズは、最低でも週3回ペースで3ヶ月続けてみましょう。そうすることで個人差はありますが、−2〜3㎝のお腹痩せ効果が見込まれます。どんなに効果のあるエクササイズでも、続けなければ効果は期待できません。続けることこそがボディメイク成功のコツになります。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年11月24日腹筋エクササイズをすると、お腹周りではなく太ももの付け根辺りに効いてしまうと感じる方は以外と多いです。なぜ、太ももの付け根辺りに効いてしまうのでしょう。今回は太ももの付け根に効くその理由と、とっておきの腹筋エクササイズについてご紹介します。腹筋エクササイズ効果が出ない理由なぜエクササイズが、腹筋ではなく太ももの付け根に効いてしまうのでしょう。腹筋エクササイズが太ももの付け根に効いてしまう理由として、腹直筋よりも太もも付け根にある腸腰筋(ちょうようきん)の働きが優位になっていることが考えられます。腸腰筋は、股関節を曲げたり骨盤を前傾させたりする働きをもつ筋肉です。それに対して腹直筋は脊柱(背骨)を曲げる働きの他、骨盤を後傾させる働きがあります。そのため腸腰筋の働きが優位になっていると、骨盤は前傾方向に作用するため腹直筋の力が抜けやすくなってしまうと考えられるのです。関連記事下腹部ダイエットには呼吸法が効果的!忙しい人にもおすすめ腹筋に効く「オープンニー・アブドミナルクランチ」それではエクササイズをご紹介しましょう。今回ご紹介するのは両膝を開いた状態でアブドミナルクランチを行う「オープンニー・アブドミナルクランチ」というエクササイズです。両膝を開くことで腸腰筋のかかわりが減少するため、腹直筋に効きやすくなります。<エクササイズのやり方>1. 両膝を立てて仰向けになり、両手は耳の後ろに添えて立てていた両膝を開きます。両膝の開き具合は、無理なく開くことができる程度で構いません。2. 息を吐きながらミゾオチを軸に上体を起こし腹直筋が収縮していることを感じたら、息を吸いながらゆっくり上体を下ろしていきます。15〜20回を1分程度の休憩を入れながら3セット行いましょう。腹筋エクササイズでお腹痩せをしようアブドミナルクランチでお腹の筋肉に効かなかった方でも、たった両膝を開くだけで腸腰筋のかかわりが減少し腹直筋への効果が感じやすくなります。ぜひ、お試しください。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年11月24日「腹筋エクササイズを続けているけれど、腹筋に効いた感じがしない」「腹筋エクササイズをすると腰が痛くなる」などといった声をよく耳にします。なぜ腹筋エクササイズをしても効果を感じられないのでしょうか。今回は効果がでにくい理由とその改善法についてご紹介していきます。腹直筋上部に効く「アブドミナルクランチ」写真は「アブドミナルクランチ」という腹筋エクササイズになります。一般的に「腹筋」と呼ばれている筋肉は、腹直筋、内・外腹斜筋、腹横筋の4つです。このエクササイズはミゾオチ辺りを軸に上体を起こす動作を繰り返すことで、腹直筋上部に効かせることができます。このエクササイズをしても「腹筋に効いた感じがしない…」という場合に考えられる理由として、主に3つ挙げることができます。関連記事ウエストの引き締めに効果的!腹筋を鍛えられる体幹トレーニング【理由1】肘が開いていない写真のようにアブドミナルクランチを行う際、肘を閉じた状態で行ってしまうと、腹直筋ではなく腕の力で上体を起こしやすくなってしまいます。肘を開いた状態で行うと、腕の力に頼らず腹直筋の力で起こすことができるようになります。【理由2】首を曲げてしまっている首を曲げてしまうと、首の筋肉を使って起こしてしまいます。みぞおちから、頭頂部に一本の棒が通っていることをイメージして、腹直筋上部から起こすようにしましょう。【理由3】上体を下ろす時にお腹の力が抜けてしまっている腹筋エクササイズをすると腰が痛くなるという場合、考えられる原因がこのケースになります。腹直筋の力が一気に抜けてしまい、腰の反りが強くなってしまうからです。写真のように、上体を下ろすときこそ、お腹の力を抜かないように心掛けることで腹直筋への効き具合も格段にアップする上、腰への負担も少なくなります。正しい腹筋エクササイズでスリムな体を目指そう腹筋エクササイズで効果を感じない3つの理由をご紹介していきました。いかがでしたか?心当たりのある方もいたのではないでしょうか。是非、今回の内容をヒントに改めてアブドミナルクランチを行ってみてください。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年11月24日正しい姿勢を保つとすぐに疲れてしまう、なんて経験はありませんか?今回はよくある悪い姿勢の癖や、それぞれに合った「正しい立ち方・座り方・歩き方」のアドバイスについて、美姿勢インストラクターの美宅玲子先生に教えていただきました。「立つ」「座る」「歩く」の正しい姿勢立つ前から見た時に、頭頂部・鼻先・胸の中心・へそ・両脚の間が延直線上を通る姿勢が正しいと言えるでしょう。また横から見た場合には、頭頂部・耳・肩先・骨盤前後の幅の中心・膝前後の幅の中心・くるぶしが延直線上を通るようになります。座る前から見た時に、頭頂部・鼻先・胸の中心・へそ・両脚の間が延直線上を通り、横から見た時に、頭頂部・耳・肩先・骨盤前後の幅の中心が一直線上を通る姿勢が正しい姿勢です。歩く前から見た時に、頭頂部・鼻先・胸の中心・へそ・両脚の間が延直線上を通り、横から見た時に、頭頂部・耳・肩先・骨盤前後の幅の中心が一直線上を通る姿勢が歩く際の正しい姿勢と言えます。正しい姿勢を保つために必要な体の機能抗重力筋を適切に働かせている抗重力筋とは、重力に対して体を支える筋肉のことを指します。例えば、ふくらはぎ、ももの裏、お尻、大腰筋、体幹のインナーマッスル、背骨回りの筋肉などのことです。このような骨を垂直に立たせておくために使われる筋肉が、バランスよく働くことが大切です。呼吸が深くできている呼吸のために働く呼吸筋(横隔膜、腹横筋、肋間筋、骨盤底筋群など)は、体幹の形を保つのに働き、姿勢を維持し、バランスをよくさせてくれます。正しい姿勢を保つと疲れを感じる人の特徴背もたれなどに寄り掛かることが普通になっている人骨盤が後ろに傾き、背もたれなどに寄り掛かることが普通になっていると、何も支えがないところでは不安定で姿勢を維持することができないので、姿勢を維持するために余分な努力が必要になり、疲れを感じてしまいます。片脚に体重をかけて立つ、反り腰など、体重をどこかに偏ってかける習慣がある人両脚にバランスよく体重をかけるのではなく、片側に体重をかけたり、お尻を横や後ろに突き出すようにして、体重をそちらへスライドする立ち方をしていると、腹筋など姿勢をまっすぐ保つために使う筋肉が使われない・休んでしまっているので、いざまっすぐな姿勢を取ろうとしたときに、疲れを感じてしまいます。正しい姿勢とは、緊張する姿勢だと思っている人正しい姿勢は、体全体を緊張させて維持すると考えている人は、疲れてしまいます。実際はそうではありません。原因別・疲れやすい体の部位背もたれなどに寄り掛かる癖がある人腰や背中、立っている場合には脚も疲れると感じるでしょう。上半身の重みを上半身で支えていないからです。電車などで立っているときも、壁に寄り掛かって立っていませんか?片脚に体重をかけて立つ、反り腰など、体重をどこかに偏ってかける癖がある人骨盤を前や横にスライドして立っていませんか?腰が反り、お腹を突き出していませんか?そういう姿勢は、腹筋を中心として、必要なコアの力が抜けています。コアの力が入らない分、背筋や肩などに力みが入り、疲れると感じてしまいます。姿勢を良くしようとすると、過剰に胸を張ったり、背中や肩甲骨を緊張させている人背中や腰、肩甲骨周りが疲れると感じてしまいます。本当は頑張って胸を張る必要はないのです。原因別・正しい姿勢を保つためのアドバイス背もたれなどに寄り掛かる癖がある人手のひらに乗せて立てた傘のように、全身で前後左右のバランスを取り続けて立つようにしましょう。手のひらに傘を立てて乗せると、ぐらぐらするので、手を前後左右に動かして、バランスを取ろうとします。人間も同じように、重心を常に前後左右バランスを取りながら立っているのが本来です。立ったばかりの赤ちゃんをイメージしてもいいかもしれません。どこかに寄り掛かって姿勢を固定するのではなく、バランスを取って立つイメージです。片脚に体重をかけて立つ、反り腰など、体重をどこかに偏ってかける癖がある人足指やかかとにバランスよく体重をかけて立つようにしましょう。またお尻と脚にバランスよく体重をかけて座りましょう。立つときは地面についている10本の指とかかとにバランスよく体重を乗せて立ち、座っているときは座面と地面についているお尻と足裏に、前後左右均等に体重をかけることを意識してみてください。姿勢を良くしようとすると、過剰に胸を張ったり、背中や肩甲骨を緊張させている人頭を高い位置に置くようにしましょう。ろうそくの炎や煙のように、自然と天の中心に向かって高く昇っているものをイメージして頭を高い位置に置きます。頭を高くするだけで、余分な肩や腰などの力を入れなくても背筋は伸びますし、必要なお腹の力が入りながらもリラックスしながらまっすぐ立って(座って)いることができます。正しい姿勢をキープできるように普段の姿勢が悪い人ほど、正しい姿勢を保とうとすると疲れてしまいやすくなります。まずは自分の立ち方や座り方の癖を知り、今回ご紹介したアドバイス意識しながら生活するように心がけてみてください。始めは大変かもしれませんが、段々と体が正しい姿勢を覚えてくれるはずです。美宅 玲子ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター
2019年11月13日お腹周りも気になるけれど、毎日つらい肩こりの悩みからも解放されたいと思っている方も多いのではないでしょうか。今回はたった1つのエクササイズで、肩こりとポッコリお腹、2つの悩みを同時に解消させる方法について詳しくご紹介していきます。肩こりとポッコリお腹の原因は「猫背」エクササイズをご紹介する前に、肩こりとポッコリお腹の原因を明らかにしておきましょう。これらの原因は共通していて、猫背が原因と考えられます。猫背の姿勢は上背部の後弯が強くなり、頭の位置が前にある状態です。すると頭の重さは倍以上に膨れ上がってしまい、それを首の周りの筋肉が収縮し続けることで支えることになります。筋肉は強い緊張を起こし血行不良となった結果「肩こり」が生じます。猫背になり胸椎、肋骨、胸骨から成る胸郭が下がると、内臓も下垂するため「ポッコリお腹」になると言われているのです。関連記事肩こりは筋トレで改善!トレーニング方法を専門家がご紹介!猫背解消に効果的なエクササイズ肩こりやポッコリお腹をもたらす猫背の姿勢は、肩甲骨を内側に引き寄せる肩甲骨内転筋群の筋力が低下した状態です。そこで猫背解消には肩甲骨内転筋群を強化するエクササイズを行います。1. うつ伏せになり両腕を肩のライン上に伸ばし、親指側を天井に向けます。2. 胸を床から浮かせた体勢をとり、息を吸いながら肩甲骨を内側に引き寄せる動きで両腕を上げて3秒間キープし、息を吐きながら両腕を下ろします。この時、両腕は完全に下ろし切らないようにします。このエクササイズで注意すべき点は上体を起こし過ぎないようにすることです。上体を起こし過ぎてしまうと、肩甲骨内転筋群ではなく腰周りの筋肉に効いてしまうからです。あくまでもみぞおちから上の部分を起こすようにしましょう。また、顔を上げてしまいますと頚椎への負担が大きくなってしまうので、顔を上げないようにします。15〜20回を1分程度の休憩を入れながら3セット行いましょう。肩こり解消するとお腹痩せ効果も期待できるいかがでしょうか?実際に行ってみると結構キツいと感じた方が多いと思います。このエクササイズを続けて行い、余裕が出てきた頃には肩こりとポッコリお腹、両方の悩みから解放されている方もいるでしょう。効果を感じるまで、ぜひ続けてみてください。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年11月13日意外と油断しがちな背中のぜい肉。あなたの背中は大丈夫ですか?今回は背中ダイエットに焦点を当てて、脂肪のつきにくい正しい姿勢や背中の脂肪の落とし方、ダイエットのポイントなどについてボディワークトレーナーの金子由美先生に教えていただきました。背中の脂肪が落としにくい理由後ろ姿をふと見た時、「知らぬ間に脂肪がついている!」とハッとしたことはありませんか?脂肪がつく原因は、その部分を使っていないからなのです。体は、その部分を筋肉で支えていなければ脂肪が燃焼しにくくなりますし、たるんできてしまいます。姿勢の問題背中の部分は後湾といって丸みのある骨の配列をしていて肩がやや前にあります。それによって猫背になりやすく、背中の筋肉(広背筋など)を意識して使わないことが考えられます。また、背中の筋肉よりも肩をすくめる首から肩にかけてある筋肉(僧帽筋)の方が力を発揮しやすいので、無意識に肩が上がってしまうケースもあります。基礎代謝の低下加齢と共に筋肉の量が減り、基礎代謝も低下していきます。意識をして運動をしないと皮下脂肪を溜めやすく、燃焼しにくくなります。背中の脂肪をたまりにくくする方法背中の脂肪を溜めないためにも動かすことが必要不可欠です。そのためには、腕を肩より上に挙げることや後ろに引くことがもっとも効果的といえるでしょう。腕を肩より上に挙げる動作で一番簡単なのはバンザイをすることです。頭の上で手を組み、手のひらを上にしてグーッと伸びをしてみましょう。理想は耳の横まで腕がくることです。もしそこまでいかないのであれば、脇の下を揉み解し息を大きく吸いながら行って少しずつ動かせるようにしましょう。また腕を引く動作で一番簡単なのは後ろで手を組むことです。腕を後ろに回し手を組み、斜め下に向かって腕を伸ばしていきます。この時、腰を反らさず背中の力を入れることが大事です。可能であればそこから組んだ手を離し、背中の力で10秒くらい保つようにします。正しい立ち方立った時の正しい姿勢を横から見てみます。ポイントは各パーツの位置です。自分ではチェックすることが出来ないので、写真を撮ったり誰かに見てもらう事をお勧めします。〈正しい姿勢のチェック〉・つま先を前に向け、脚はこぶし幅に開く・横から見て、くるぶし・膝の中心・骨盤の中心・肩・耳たぶが同じライン上にあるかを見るすでに付いてしまった背中の脂肪を落とす方法脂肪を落とすためには肩甲骨を動かすようにすることがお勧めです。なぜなら肩甲骨の間には褐色脂肪細胞というものがあり、そこを刺激することで体温を上げ脂肪燃焼しやすくなるからです。例えば猫背の場合、肩甲骨は外に開いていて褐色脂肪細胞に刺激が入りにくくなっています。このままでは腕は上がりにくく、後ろへも回しにくいでしょう。そのため、日頃から常に正しい姿勢を心がけるようにします。始めは持続することが簡単ではないかもしれませんが、意識をしていくことで持久力がついていくはずです。また、両腕を羽のように横に広げ、肩甲骨を寄せながら背中の筋肉を使うエクササイズをするのもお勧めです。背中の脂肪を落とすポイント背中の脂肪を落とすためには、筋肉を動かすことが大事です。脂肪を燃焼させるには筋肉を動かすことで基礎代謝を上げていきます。ただ、それだけではなく食事の管理も必要ですので、それにプラスして食事で脂肪を溜めない工夫もしましょう。大事なポイントは脂質を摂りすぎないこと。脂質を摂りすぎないために気をつけたいことは3つあります。選び方例えばお肉を食べる場合、鶏・豚・牛の順に脂質が多くなります。もちろん部位によっても違いはありますし、ウインナーやミンチなど加工肉の方が脂質が多くなります。調理法脂質の少なめなものを選んだとしても、調理に油を多く使うことで脂質の摂りすぎになります。揚げ物を控え、少量の油で調理をしたり酸化した油を使わないようにしましょう。乳製品意外と気にしない乳製品ですが、脂質は思ったより多いです。例えば、市販のプロセスチーズ1つはから揚げ2個弱、牛乳1杯はから揚げ3個の脂質が入っています。ダイエット中で乳製品を食べたい場合は、低脂肪や無脂肪を選ぶと良いでしょう。運動と食事でスッキリ背中を手に入れよう自分では気づきにくい部分でも、人からはよく見られている背中の脂肪。なかなか落とすのが大変な部位ではありますが、まずは脂肪を溜め込まないよう日頃から気をつけ、運動や食事の管理で脂肪燃焼させるよう心がけてみてください。金子 由美ボディワークトレーナー
2019年10月25日今回はジムに行かなくても、家で簡単にできるエクササイズをご紹介します!運動不足を解消したい方やダイエット中の方など、家での隙間時間を見つけて是非チャレンジしてみてください。さらに歯磨きをしながらでもできる「ながら運動」も。家でできるエクササイズ家でできるエクササイズとして、腹筋運動などの体幹エクササイズに加えて、スクワットや腕立て伏せなどがお勧めです。これらは自重でできる上、多くの筋肉を動員するのでダイエット効果に繋げることができると言えるからです。「イスを使ったスクワット」のやり方スクワットは運動不足解消にもお勧めできるエクササイズです。ただし、これまであまり運動していなかった人がいきなりスクワットを行っても、キツい上にフォームが崩れやすくなるため効果が期待できません。そこでまずは「イスを使ったスクワット」から始めるとよいでしょう。<やり方>STEP1:足を肩幅もしくは肩幅よりもやや広めに開き、つま先と膝はやや外側に向けます。STEP2:目線は正面に向けて胸を前に突き出し、息を吸いながら軽く後ろに突き出したお尻をイスに触れるまでできるだけゆっくり下ろしていきます。STEP3:続けて息を吐きながら立ち上がる動作を繰り返します。POINT:左右の足を結ぶ線を底辺とする正三角形をイメージし、その頂点にあたる部分にお尻を下ろすようにします。このお尻を下ろす位置にイスをセットするようにしましょう。両手は慣れないうちは前に伸ばし、慣れてきたら写真のように頭の後ろに組んで行ってみましょう。10回を1分間の休憩を入れながら3〜5セット行います。家で使えるおすすめの運動器具家でトレーニングをする際、ジムにあるようなトレーニングマシンなどを用意する必要はありません!また、トレーニングツールも数多くいろいろありますが、置く場所をとらずに5,000円前後で購入できるバランスボールが1つあれば十分です。バランスボールがあれば、バリエーションに富んだエクササイズが可能となる上、エクササイズの強度変換が可能となるからです。例えばヒップアップに効果的なエクササイズであるヒップリフトも、膝を伸ばしてバランスボールの上に足を乗せて行うと、強度の高いエクササイズになります。家でできる「ながら運動」のやり方家事やハミガキ、テレビを見ながらできる「お腹痩せエクササイズ」をご紹介しましょう。これはお腹を凹ませ続けることでお腹痩せ効果が期待できるエクササイズです。<やり方>STEP1:立位の体勢でつま先は外に開き、内ももを閉じるようにします。STEP2:そこからできるだけ肩甲骨を内側に引き寄せて胸を前に突き出しながら、30〜60秒間お腹を凹ませ続けます。POINT:おへそ辺りを凹ませるようにすることがポイントです。このエクササイズは、もちろん座った状態でもできます。その場合はかかとと左右の膝をくっつけて、同じように胸を前に突き出しながら30〜60秒間お腹を凹ませ続けるようにします。呼吸が止まらないように注意しましょう。家で運動する際の注意点家でトレーニングを行う際、安全にトレーニングを行えるように滑りにくく、かつ段差のない平らな床の上で行うようにしましょう。また、家で行うことができるエクササイズは、いずれも畳一畳分のスペースさえあれば行うことができるものですが、エクササイズを行う際には周りに障害物がないことを確認した上で行いましょう。家で簡単エクササイズ!ジムや外に行かなくても、自宅での運動でダイエットやトレーニング効果を得ることはできます!今回はエクササイズ初心者さんに向けての「イスを使ったスクワット」とテレビを見ながらでもできる「お腹痩せエクササイズ」をご紹介しました。運動を始めたいけど何から始めていいかわからない方は、まずは家でのエクササイズから挑戦してみてください!町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年10月04日