今田耕司とモデルで女優の中条あやみがMCを務め、毎回ゲストが自分だけの第2の故郷“アナザースカイ”を訪れる日本テレビ系「アナザースカイ」。その9月7日(金)今夜放送回に映画『愛しのアイリーン』で主演を務める俳優の安田顕がゲスト出演する。大泉洋、戸次重幸、音尾琢真、森崎博之と組んだ演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーとして多数の舞台経験を持ち、「みんな!エスパーだよ!」や『HK 変態仮面』『女子ーズ』などでみせるキャラクター性と「下町ロケット」『不能犯』などでみせる重厚な演技まで巧みに演じ分け、多くの作品で存在感を放つ安田さんは、なんとファン暦30年、レコード、CDは全制覇という熱狂的ビートルズファン。今回はビートルズファンの安田さんにとって“心の故郷”でもあるイギリスへ。ジョンとポールが出会った場所に名曲「ペニー・レイン」の舞台、伝説のアビーロードまでビートルズゆかりの地を巡る旅を繰り広げる。そして北海道での「TEAM NACS」メンバーとの出会いから、役者として歩む“その先”まで。安田さんにとって憧れの場所であるイギリスで見つけた夢の答えと涙の理由をお見逃しなく。また番組MC・今田さんとの共演秘話もお楽しみに。今回のゲスト、安田さんの最新作となる『愛しのアイリーン』は9月14日(金)から全国公開。新井英樹の傑作漫画初の映画化となる本作、原作「愛しのアイリーン」を“最も影響を受けた漫画”と公言し、『ヒメアノ~ル』で日本を震撼させた吉田恵輔がメガホンを取り、安田さんのほか木野花、伊勢谷友介、フィリピン人女優、ナッツ・シトイらが共演する。久方ぶりに岩男(安田さん)が帰省すると、死んだことすら知らなかった父親の葬儀中。しかも岩男はフィリピンで買ってきた嫁、アイリーンを連れていた。42歳まで恋愛を知らずに生きてきた岩男に無邪気にまとわりつくアイリーン。騒つく参列者たちの背後から現れたのは、ライフルを構えた喪服姿の母親ツル。いま、戦慄の来訪記が幕を開ける――感動のラブ&バイオレンスが展開する。「アナザースカイ」は9月7日(金)23時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:愛しのアイリーン 2018年9月14日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開Ⓒ 2018「愛しのアイリーン」フィルムパートナーズ
2018年09月07日北海道出身の5人組演劇ユニット・TEAM NACSの森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真が6日、公式サイトのダイアリーなどを更新し、同日3時8分ごろに北海道で発生した地震についてコメントした。大泉は「いま北海道にいない私には、なんと書いて良いのか、本当に言葉になりません」と書き出し、「でもこのダイアリーを読んでくれてる人には、伝わると信じて、書き込みます。なんとか頑張って下さい」とメッセージ。「少しでも早く停電がおさまると良いのですが。明るいうちに出来る準備を出来るだけすすめて下さい。皆さんのご無事と、少しでも被害が小さくおさまることをひたすら祈っております」とつづった。戸次は「大変な事態に、心を痛めております。まず親戚友人にメールして全員の無事にほっとしているところですがまだ余震もあることから、こちらも今後も気が抜けません」とコメント。「停電もまだまだ続いてる地域が大半とのこと。改めて、電気の大事さ通常の日常のありがたさを感じてしまいます。被害に遭われている方々今後もくれぐれもお気を付けください」と呼びかけた。安田は「言葉が出てこず、すみません。言葉を選ぶ前に、書き込まずにいられません。東京にて。ざわざわしてます」と心境を吐露。「停電、断水等、大変不便な生活の中、とにかく、的確な情報を」とつづった。森崎は「午前3時過ぎに、これまでで一番大きな地震を体験しました。ウチは家族全員無事でしたが、みなさま大丈夫でしょうか?」と心配し、「また直後から続く停電に不安を感じています」と吐露。「まだ続く余震のなか、信号も点灯していないとか。サイレンの音もずっと聞こえます。子供達は休校になりましたね。病院やコンビニも閉まっているところが多いとか」などとつづり、「これ以上被害が広がりませんように。少しでも早く復旧できますように。みなさまのご無事を心よりお祈りします」と記した。音尾は自身のツイッターで、「北海道にこの震度、、、皆さん大丈夫でしょうか、、、」と心配。「余震も気をつけて下さい」「停電のところが多い様子。慌てず、、備えましょう」と呼びかけ、「復旧目指して作業する皆さん、応援してます!」とメッセージを送った。
2018年09月06日「嵐」がゲストとともにトークやゲームで盛り上がるバラエティー「嵐にしやがれ」の8月11日(土)今夜放送回に女優の吉高由里子と俳優の音尾琢真が登場。ほかにも「King&Prince」の平野紫耀と岩橋玄樹、村上佳菜子ら豪華なメンバーがゲスト出演する。2008年公開の『蛇にピアス』でみせた体当たり演技で話題をさらうと「美丘-君がいた日々-」で連ドラ初主演。『GANTZ』や『婚前特急』『僕等がいた』などへの映画出演を経て人気シリーズとなった「ガリレオ」、そして連続テレビ小説「花子とアン」でその評価を不動のものに。最近では「東京タラレバ娘」や「正義のセ」も話題を呼んだ吉高さん。演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーであり、今年前半だけでも『祈りの幕が下りる時』『サニー/32』『ラブ×ドック』『孤狼の血』と立て続けに出演作が公開された音尾さん。映画『検察側の罪人』で二宮和也と共演した2人がゲストに登場。真夏に食べたい旨辛グルメをかけたデスマッチに参戦する。爆笑珍回答を連発する吉高さんと相葉雅紀に注目。また『検察側の罪人』撮影現場秘話なども明かされる。またジャニーズの後輩で先日CDデビューを飾った「King&Prince」平野さんと岩橋さんは「MJ倶楽部」に初登場。今回は究極のチョコミントアイス作りに挑戦する。世界的ジェラート職人の液体窒素パフォーマンスも必見だ。そのほか「出張隠れ家ARASHI」では櫻井翔と村上佳菜子が各界の“スジ筋美女”と地獄のトレーニングに。櫻井さんは過酷なトレーニングにどんな反応をみせるのか、注目を。今夜のゲスト、吉高さんと音尾さんが出演する映画『検察側の罪人』は8月24日(金)全国公開。「犯人に告ぐ」の雫井脩介が発表した2013年の同名小説を原作に、時効、冤罪、そして司法制度への考察とともに「正義とは何か?」という深遠なテーマを描き出す。エリート検事の最上を木村拓哉が、若き検事・沖野を二宮さんがそれぞれ演じ、日本を代表する2大トップスターが夢のW主演を果たす。「嵐にしやがれ」は8月11日(土)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:検察側の罪人 2018年8月24日より全国東宝系にて公開(C)2018 TOHO/JStorm
2018年08月11日特攻隊に志願した兄弟と彼らを囲む人々の姿を描く舞台『大きな虹のあとで~不動四兄弟~』が、8月3日に開幕。それに先がけ公開ゲネプロが行われた。【チケット情報はコチラ】昨年の初演が好評を博し、わずか1年での再演となった本作。芸能事務所・研音の若手俳優が出演する作品で、初演に続き市川知宏と入江甚儀、今作から上杉柊平と瀬戸利樹が四兄弟を演じる。そのほか女学生役は矢作穂香、桜田ひより、喜多乃愛が続投、山賀琴子は舞台初挑戦となる。また彼らを見守る大人たちを演じるのは津枝新平、愛原実花、合田雅吏。演出は秦秀明(TEAM DD)、脚本はニイボシアタル(TEAM DD)。物語の舞台は戦時中。特攻隊として日々訓練に励む不動四兄弟の月(市川)、空(上杉)、大地(入江)、草太(瀬戸)は、戦況下にありながらも、彼らの父が遺した"不動家家訓"のお陰で、月は笑い、空は夢、大地は恋に生き、草太はそんな兄達を心から慕う毎日。彼らの叔母(愛原)の茶屋で女学生たちと交流したり、上官の詩の朗読に悶絶したり、彼らの周りには笑いの絶えない“奇跡のような時間”が流れていた。しかしそんな四兄弟に、ついに出撃の命令が下る――。重くなりがちな戦争ものだが、コミカルな芝居、テンポのいい掛け合いでストーリーが進む本作。序盤で描かれる大地の恋に奮闘する姿や兄弟でじゃれる姿は、今を生きる若者たちと差はなく、だからこそ時折まざりこむ「今の戦況で人を好きになってる場合じゃないんだけど」という言葉や、叔母が彼らを気遣う言葉など、戦時中ならではの“当たり前の考え”がショッキングに浮かび上がってくる。出撃命令が下ってからの時間は、死を目の前にした兄弟をはじめ女学生や大人たち誰もが熱演。残り少ない時間のなかで、それでもなお人を思いやること、大切にすること、愛すること……無駄だと言ってしまえばそうかもしれないことと必死で向き合う彼ら。そこに込められた想いがなにを残すのかということが、まっすぐに届く時間だった。切なく思わず涙が出るようなシーンもあるが、この作品はそれを“舞台上の出来事”にしないところが印象的。彼らの台詞や芝居によって観客に“自分たちは今、舞台上と地続きの時間に生きている”と認識させる瞬間が何度もあり、それにより“泣ける話”で終わらせず、“かつて懸命に生きた彼らからの問いかけ”として作品が存在していると感じた。その問いかけへの答えは観た人それぞれで違うはず。ぜひ劇場で見つけてほしい。公演は8月7日(火)まで東京・シアターサンモールにて上演中。取材・文・撮影:中川實穗
2018年08月03日アイドルグループ・AKB48 Team 8の小田えりな、大西桃香、佐藤栞、山田菜々美の4人が、25日深夜に放送されるラジオ番組『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送/毎週水曜 25:00~)にて、パーソナリティを務めることが明らかになった。AKB48 Team 8は「会いに行くアイドル」をコンセプトにしたAKB48のチームであり、今年で活動5年目に突入。毎年8月8日は「エイトの日」としてイベントを実施しており、今年は東京・豊洲PITで「8月8日はエイトの日 夏だ!エイトだ!ピッと祭り2018」を開催する。今回の放送では、「エイトの日」を目前とし、小田、大西、佐藤、山田の4人がトークを展開していく。
2018年07月24日俳優・大泉洋が、ミニオンを生み出したイルミネーション最新作『グリンチ』の主人公グリンチの声を務めることが明らかに。日本公開日も12月14日(金)に決定した。イルミネーションが満を持して贈る今回の最新の長編アニメは、偉大な絵本作家ドクター・スースの名作が原作。アメリカでは、サンタクロースに並ぶ“クリスマスの代名詞”ともなっている国民的キャラクターだ。グリンチは、小さい頃は純粋で可愛かったが、オトナになったら超いじわるなヤツに。常に不機嫌で周りの村人たちに意地悪をはたらくという、超ひねくれ者。少しぽっちゃり気味で全身緑の身体に、トレードマークである赤いマフラーを巻き、ふてぶてしく歩く姿は、どこか愛らしく憎めない。本国版では、ベネディクト・カンバーバッチがグリンチの声を担当することが決定している。■“正直でピュア”な大泉洋、吹き替えオファーに「なぜだろう?」そして今回グリンチの日本語吹き替え版キャストに決定したのは、演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーで、『探偵はBARにいる』シリーズなど数々の作品で主演を務め、映画のほかにも大河ドラマやバラエティ番組など、幅広く活躍する大泉さん。ハリウッド映画での吹き替えは本作が初となる大泉さんは、「グリンチのキャラクターにぴったりということでオファーを頂いたそうなのですが、“正直でピュアな大泉洋”としましては、『なぜだろう?』と不思議に感じております!」と自身はキャスティングに疑問を感じている(?)ようだが、「でもこれがまた憎めない部分もある本当にユニークなキャラクターなので楽しんで演じ切りたいと思います!」と意気込みを語っている。また、大泉さんについて、配給会社の担当者は「グリンチというキャラクターに出会った瞬間、真っ先に大泉洋さんを連想しました。大泉さんをもしアニメキャラ化したら、きっとこんな感じだろうな…と。いえ、決してひねくれているところが似ているという意味ではないです。違います」と、熱烈オファーの理由を明かしている。さらに今回、大泉さんの吹き替えシーンも入った日本版予告映像も到着!寂しそうな表情のグリンチの子ども時代から始まり、大人になっていじわるする姿が…。“超ひねくれ者”グリンチが考えついた、”クリスマス”を盗むという、とんでもない計画の行く末を期待して待っていて。『グリンチ』は12月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年07月13日TOKIOの長瀬智也が主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』(公開中)の脚本家・林民夫が、同作についてコメントを寄せた。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。SNSでは「組織と闘う一人の男の葛藤、勇姿が描かれていた。痺れました。 久しぶりに飽きない2時間だった」「高い技術と誇りを持って立ち向かっていくプロのおっさん達の姿は、本当にかっこよくて惚れる」とクチコミが広まり、現在大ヒット中の同作。矢島孝プロデューサーも「キャスティングよりもまずは脚本だと思った」と語る通り、丁寧ながらもテンポの良い展開で、濃い2時間となっている。今回は、気になる部分について林がメールで回答を寄せた。○アメリカのネットドラマをイメージ――池井戸作品初の映画化作品である『空飛ぶタイヤ』の脚本依頼があった際、どのような印象を受けましたか?読み始めたらぐいぐいと引き込まれ、一気読みしました。社会派でありながらエンターテインメントとして成立しているのが素晴らしいと思いました。初めての映画化だったのはその時は知りませんでした。この作品にとってどうか、この物語にとってどうか、ということを最優先事項に考えました。――脚本を執筆するうえで意識したことや、苦労された点は何でしょうか?2時間におさめることです。まず、タイヤの脱輪事故から始まる、ある種の巻き込まれ型の物語としてとらえました。脱輪事故がなければ、主人公の赤松は別の人生を歩んでいたはずだからです。だから脱輪事故を冒頭早い段階で起こし、赤松がどういう人間であるかということを、それに対処する行動で描いていきました。他の登場人物も同じで、自分語りを極力排し、非常時に対する行動、リアクションで人間を描きました。アメリカのネットドラマのように、背景をあまり描かず、物語で転がしていくイメージです。ある状況に対し、怒るのか、あきらめるのか、自分を守るのかで、人間が現れてくると思ったのです。観客の想像力を信じ、行間を駆使し、時には台詞のないリアクションで人間を描くという方法です。それでも登場人物があまりに多く、2時間ではおさまりきりません。赤松とホープ自動車の狩野(岸部一徳)は最後まで会うことはありません。最終的な闘いは刑事の高幡と狩野です。別軸で闘っていた井崎(高橋一生)を赤松は存在すら知りません。でもそれこそが巨大な敵と闘うリアリティにあふれていて、赤松にとって本当の敵は、顔が見えないのです。主人公なんだから赤松と狩野が最後は直接対決しよう、などという物語のための決着は最初から考えませんでした。敵は顔が見えないけれども、どこかで顔の見えない誰かが自分なりの方法で共に闘ってくれているシーンが物語を豊かにしてくれていると思いました。多くの登場人物がこの物語には必要なのです。必要ならば描いていくしかありません。シークエンスでいろんな人物をさばきながら、うねるように観客を巻き込むことだけを考えました。それでも脚本は140枚近くになり、本木監督の職人ような的確な演出がなければ2時間ではおさまらなかったでしょう。○原作の精神に則ったラストシーン――原作では描かれなかったラストシーンを入れたのはなぜでしょうか?赤松がホープ自動車の人間で接するのはほぼ沢田(ディーン・フジオカ)だけです。彼には最初、沢田=ホープ自動車に見えている。でも沢田は単なる一社員で、しかも会社の中でこの事故に関して一番動いてくれているのが彼なんです。それを知らない赤松は、沢田に怒りをぶつける。その2人の関係が僕には、すごく面白かった。だから2人を軸に物語を考えていきました。最初は沢田は電話にもでない。沢田は実在してるのかとさえ赤松は思う。ロビーですれ違う。電話で初めて話す。そして直接会う。1億円の補償金を境に2人の人生は別方向に歩みだす。子供の文集を切っ掛けに再び邂逅する。そんな2人のある種のバディものととらえて、彼らがときには争い、最後は一瞬心を通い合わせて別れていく姿を縦軸に描いていきました。別軸の井崎には「人、1人が死んだんですよ。どうしてそんな会社を助けなくちゃいけないんですか」という直接的な台詞を一言だけ言わせていますが、つまりはそういう話なのではないかと思ったのです。すべてが解決しても命は戻ってこない。人、1人が死んでいる。そのことを痛感している2人がいる。だからあのラストシーンが必要だと考えました。原作の精神と同じだと思います。――完成した作品をご覧になった感想や、長瀬さん、ディーンさん、高橋さんたちの演技はいかがだったでしょうか?素晴らしかったです。長瀬さんは台詞を言っていない時の苦悩の表情も素敵です。父親のあとを継ぎ、10年苦労してきた社長に本当に見えました。おさえた演技もとても魅力的です。ディーンさんは、大企業の社員、一筋縄ではいかない世界を、巧妙に自らの立場を保持しながら、正義のためにも立ち上がる、という難しい、ある意味人間らしい役を繊細に演じていただきました。沢田のどこへ行くのかわからない行動が、物語のいいフックになっていると思います。井崎が唯一会社で私的な言葉を吐くのが「人、1人が死んだ」という台詞です。そこの高橋さんは特に素晴らしかった。高橋さんは自分の演技を見てくれというような過剰な芝居をしないのに、存在感のある、好きなタイプの役者さんです。――最後に本作を手掛けた脚本家として、作品の見どころを教えてください。池井戸さんの原作。長瀬さんの主演。サザンオールスターズの主題歌。本木監督の演出。どんなきっかけでもいいから、劇場に足を運んで観てもらいたいです。1人でも多くのみなさまに観てもらうことを願っています。■林民夫1966年、神奈川県出身。『ルート225』(06)で劇場用映画を初執筆。以後『フィッシュストーリー』(09)、ゴールデンスランバー』(10)、『白ゆき姫殺人事件』(14)、『予告犯』(15)などで、中村監督作品を執筆。その他の作品に『藁の楯 わらのたて』(13/三池崇史監督)、『永遠の0』(13)、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17)、『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(17)、舞台TEAM NACS本公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」(18)など。
2018年06月23日MTV視聴者をはじめとするファンの投票によって、受賞作品が決まる全米最大級の映画とTVの祭典「2018 MTV Movie & TV Awards」。現地時間6月18日に結果が発表され、『ブラックパンサー』(映画部門)と「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(テレビ部門)がそれぞれ最多4部門を獲得した。昨年より、従来の映画各賞に加え、新たにテレビ部門を新設、また各部門のノミネートがジェンダーレスになるなど、オリジナリティあふれるアワードに進化した本アワード。昨年は男女に分かれていない初の最優秀俳優賞を、『美女と野獣』のエマ・ワトソンが受賞した。今年は、マーベル・スタジオの『ブラックパンサー』が「最優秀作品賞」「最優秀演技賞」「最優秀ヒーロー賞」「最優秀悪役賞」の4部門を獲得。本作で主演を務めたチャドウィック・ボーズマンは「ファンの皆には感謝の気持ちでいっぱいです。この作品を愛してくれてありがとう」と喜びを語るとともに、4月にテネシー州ワッフルハウスで起こった銃撃戦で銃撃犯からライフルを奪い取ったジェイムズ・ショー・ジュニア氏を壇上に招き、「ヒーローを演じて賞をもらったのは素晴らしいことだけど、現実の世界にもヒーローがいるんだって思えるのはもっといいことだと思うんだ」と語り、彼の勇気を称えた。TV部門では、Netflixオリジナルシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」が、「最優秀作品賞」「最優秀演技賞」「最優秀怪演賞」「最優秀ミュージック・シーン賞」を受賞。「最優秀演技賞」を獲得したイレブン役のミリー・ボビー・ブラウンは、ビデオメッセージで受賞の喜びを語ると共に、最近の自身のSNSでの経験からいじめを黙認してはいけないという力強いメッセージを発信。また、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でまもなく来日を控えるクリス・プラットが、特別賞である「ジェネレエーション・アワード」を受賞、持ち前のユーモアあふれるトークで会場を沸かせた。なお、アワードの模様は7月14日(土)18時よりMTVにて放送される。受賞結果一覧<最優秀作品賞(映画部門)/BEST MOVIE> 『ブラックパンサー』<最優秀作品賞(TV部門)/BEST SHOW> 「ストレンジャー・シングス 未知の世界」<最優秀演技賞(映画部門)/BEST PERFORMANCE IN A MOVIE>チャドウィック・ボーズマン 『ブラックパンサー』<最優秀演技賞(TV部門)/BEST PERFORMANCE IN A SHOW>ミリー・ボビー・ブラウン 「ストレンジャー・シングス 未知の世界」<最優秀ヒーロー賞/BEST HERO> チャドウィック・ボーズマン『ブラックパンサー』<最優秀悪役賞/BEST VILLAIN> マイケル・B・ジョーダン『ブラックパンサー』<最優秀キスシーン賞/BEST KISS>『Love, Simon』(原題)ニック・ロビンソン&キーナン・ロンズデール<最優秀怪演賞/MOST FRIGHTENED PERFORMANCE>ノア・シュナップ(ウィル・バイヤーズ)「ストレンジャー・シングス 未知の世界」<最優秀チームワーク賞/BEST ON-SCREEN TEAM> 『IT/イット "それ"が見えたら、 終わり。 』<最優秀コメディ演技賞/BEST COMEDIC PERFORMANCE> ティファニー・ハディッシュ 『Girls Trip』(原題)<名脇役賞/SCENE STEALER> マデライン・ペッチ 「リバーデイル」<最優秀バトル賞/BEST FIGHT>『ワンダーウーマン』ガル・ガドット(ワンダーウーマン)vs.ドイツ軍<最優秀ミュージック・ドキュメンタリー賞/BEST MUSIC DOCUMENTARY>『レディー・ガガ:Five Foot Two』レディー・ガガ<最優秀リアリティ・シリーズ賞/BEST REALITY SERIES/FRANCHISE>「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」<最優秀ミュージック・シーン賞/BEST MUSICAL MOMENT>「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherIT/イット “それ”が見えたら、終わり。 2017年11月3日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年06月20日世界中が熱狂するサッカー「2018 FIFA ワールドカップ」(W杯)ロシア大会が、ついに開幕。そこで今回は、どんな局面においても圧倒的実力と安定感で期待以上のプレーを見せてくれる世界各国の名脇役=バイプレイヤーたちに注目。彼らがいるからこそ、値千金の“ゴール”が生まれる!いずれも、映画界には欠かせない名優たちばかりがそろった。<イングランド>まずはサッカー発祥の地から『レディ・プレイヤー1』での名アシストぶりも記憶に新しいサイモン・ペッグは、『スター・トレック』シリーズのほか、『ミッション:インポッシブル』シリーズでスーパースター、トム・クルーズ扮するイーサン・ハントの右腕ベンジー役としておなじみ。最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でもその活躍が楽しみだ。今夏はマーゴット・ロビーと共演した『アニー・イン・ザ・ターミナル』も控えている。『ミッション:インポッシブル3』にも出演し、主演作『おみおくりの作法』でも知られるエディ・マーサンは、『デッドプール2』で火の玉少年ラッセルがいたミュータント養護施設の理事長を怪演中。ロバート・ダウニー・Jr×ジュード・ロウによる『シャーロック・ホームズ』シリーズのレストレード警部でもある。女優では、『ハリー・ポッター』シリーズのベラトリックス・レストレンジ役で知られるヘレナ・ボナム=カーターがピカイチ。『アリス・イン・ワンダーランド』など元パートナーのティム・バートン作品の常連でもあり、豪華女優の競演が話題の『オーシャンズ8』では“何かをやらかしそうな”クセ者のファッションデザイナーを演じている。<アイルランド>親子鷹のグリーソン親子ほか技巧派多数残念ながらW杯には出場が叶わなかったが、アイルランドもまた名優の宝庫。『ピーターラビット』でウサギと激闘を繰り広げるドーナル・グリーソンは、『スター・ウォーズ』シリーズのハックス将軍から『アバウト・タイム』の好青年まで役の振り幅はお見事。実父ブレンダン・グリーソンと『ハリー・ポッター』シリーズにも出演している。ブレンダンは『パディントン2』では、強面封印(?)で刑務所のコック担当ナックルズを好演。また、「SHERLOCK/シャーロック」で人気のアンドリュー・スコットは『007 スペクター』、「ゲーム・オブ・スローンズ」のエイダン・ギレンは『メイズ・ランナー』シリーズへの参加でも知られる実力派。ジェシカ・チャステイン主演『モリーズ・ゲーム』のクリス・オダウドは、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でも演じたようなちょっぴり情けないオジサンがハマり役。<スウェーデン>北欧からはあの“最強一家”のパパ長男アレクサンダーが“現代のターザン”、四男ビルが“世界最恐のピエロ”として一躍有名になった名優ステラン・スカルスガルドは、北欧を代表する最強芸能一家の司令塔。『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』シリーズといった娯楽大作から、コメディ、社会派までこなせるキャリア50年超えのベテラン。今年は『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』で引き続き“三賢人”の1人を演じるほか、主演を務めた大人のラブストーリー『男と女、モントーク岬で』が現在公開中。<アメリカ>クセが強すぎ!?ハリウッドの名脇役たち『スリー・ビルボード』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたウディ・ハレルソンは、近年では『ハンガー・ゲーム』シリーズや『猿の惑星:聖戦記』など超大作が続いており、次回作は『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。新星オールデン・エアエンライク演じる若きハン・ソロと師弟関係になるベケットという大役を担っている。また、『スター・ウォーズ』俳優にして、『アベンジャーズ』シリーズから『キングスマン』、タランティーノ監督作品まで、数多くの作品で変幻自在の姿を見せるのがサミュエル・L・ジャクソン。ディズニー/ピクサー『インクレディブル・ファミリー』では前作に引きつづき、Mr.インクレディブルのヒーロー仲間フロゾンの声を務めるなど、声優の仕事も数多くこなす。ディズニー実写版『美女と野獣』で声を務めたスタンリー・トゥッチは、『プラダを着た悪魔』でもお馴染み。『トランスフォーマー』シリーズ、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどの大作からアカデミー賞受賞作『スポットライト 世紀のスクープ』などまで幅広く活躍、最近はジェフリー・ラッシュ×アーミー・ハマーの『ジャコメッティ最後の肖像』で監督業も務めた。アカデミー賞といえば、本年度作品賞『シェイプ・オブ・ウォーター』にノミネート作の『君の名前で僕を呼んで』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と3作品の重要な局面に登場し、バイプレーヤーとして一躍知られるようになったのがマイケル・スタールバーグ。海外ドラマの「ボードウォーク・エンパイア」やユアン・マクレガー主演「FARGO/ファーゴ」シーズン3で目にした方もいるかもしれない。『ペンタゴン・ペーパーズ』には、“マット・デイモン似”俳優として知られ、「FARGO/ファーゴ」シーズン2で共演したキルスティン・ダンストと結婚したジェシー・プレモンスの姿も。『バトルシップ』『ブラック・スキャンダル』や海外ドラマ「ブレイキング・バッド」など、数々の作品で存在感を発揮している。さらに、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、その後、『ドリーム』『シェイプ・オブ・ウォーター』と2年連続で同賞にノミネートされた名バイプレイヤーといえば、オクタヴィア・スペンサー。『gifted/ギフテッド』でも好演を見せており、目的に向かって突き進む主人公へのフォロー力は世界トップレベル。南米からは<メキシコ>弁の立つお調子者&<ブラジル>超絶イケメン両親がメキシコ移民で、米シカゴで生まれ育ったマイケル・ペーニャは、『オデッセイ』や『アントマン』などでの口達者な(?)キャラクターが印象深い。もちろん、この夏の『アントマン&ワスプ』では、アントマンことスコット・ラング(ポール・ラッド)の仲間ルイス役で名コンビぶりを再び発揮してくれるはず。また、『ラブ・アクチュアリー』の草食系同僚男子から『300』シリーズの筋骨隆々な金色の王までこなすのが、ブラジル出身のロドリゴ・サントロ。歴史大作『ベン・ハー』(2016年版)ではイエス・キリスト役を演じたほか、『フォーカス』では詐欺師たちのターゲットになる大富豪、海外ドラマ「ウエストワールド」でも重要な“ホスト”を演じており、カリスマ性あふれる姿で観る者を釘付けにする。<オーストラリア>悪役もハマる実力派ばかりオージーからは“攻守”の切り替えが見事な2人をチョイス。スティーヴン・スピルバーグという“名将”たっての起用だった『レディ・プレイヤー1』、さらに『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』での悪役で知られるベン・メンデルソーン。その一方で、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で吃音症を克服した英国王ジョージ6世を演じた姿は新鮮だった。ジョエル・エドガートンは、『レッド・スパロー』では妖艶なスパイに翻弄されるCIAを演じたかと思えば、Netflixオリジナル映画『ブライト』では“オーク”の警官に、『ラビング 愛という名前のふたり』では平穏な結婚を望む朴訥な夫に扮した。ホラー作品『ザ・ギフト』で監督や脚本家としても実力を発揮、ニコール・キッドマンやラッセル・クロウが出演する新作も待機する。<韓国>層が厚く、名優ぞろい圧倒的な層の厚さを誇る韓国勢では、まず映画『焼肉ドラゴン』のキャスト陣に注目。真木よう子、井上真央、桜庭ななみの父親を演じるキム・サンホは『ビューティー・インサイド』『海にかかる霧』など、母親役のイ・ジョンウンは『母なる証明』『哭声/コクソン』『オクジャ/okja』などで知られる名脇役。また、『新感染 ファイナルエクスプレス』での活躍で大きな注目を集めたのが、マ・ドンソク(国籍はアメリカ)。今年は「SHINee」ミンホと共演した『アンダードッグ 二人の男』、マタニティコメディ『グッバイ・シングル』、アツい刑事役で主演した『犯罪都市』と3作が公開され、人気上昇中だ。そして、名優ソン・ガンホ主演で1980年に実際に起こった光州事件を描いた『タクシー運転手』、ヒョンビンの相棒を務めた『コンフィデンシャル共助』などのユ・ヘジン。昨年は日本映画『鍵泥棒のメソッド』を原案にした主演作『LUCK-KEY ラッキー』が本国で大ヒットした。<日本>新世代のバイプレイヤーたちに注目サッカーを愛した大杉漣をはじめ、遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊らの「バイプレイヤーズ」が人気を博した日本では、今回、その次の世代たちに注目。「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」でディーン・フジオカに復讐される“小物男”を演じた新井浩文は、『葛城事件』から『百円の恋』『バクマン。』『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』など、その振り幅には定評がある。松田龍平主演『泣き虫しょったんの奇跡』では、ちょっと“うっとうしい”棋士を演じるというから楽しみ。『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』が公開中の安田顕もまた、大泉洋らの「TEAM NACS」のメンバーでありつつ、ドラマ「正義のセ」の検察事務官・相原から『銀魂』の村田鉄矢まで、ジャンルを問わず縦横無尽の変身を見せ、常にインパクトを与えてくれる存在だ。元モデルで、飄々とした独特の存在感が売りの渋川清彦は、コミカルな役柄はもちろん、「モンテ・クリスト伯」でのような悪役もこなせることで知られる。何と今年は、主演作2本に加え、『パンク侍、斬られて候』『ルームロンダリング』『菊とギロチン』『泣き虫しょったんの奇跡』などが続々公開に。『ピンポン』のアクマ役や「西遊記」(’06年版)の老子役が印象深く、これまで様々なキャラクターを演じてきた大倉孝二は、池松壮亮主演『君が君で君だ』でなんと坂本龍馬に扮する。『空飛ぶタイヤ』や『劇場版ポケットモンスターみんなの物語』『検察側の証人』など出演作が目白押しだ。『空飛ぶタイヤ』では、4歳のときから子役として活動し、名バイプレイヤーへと成長した浅利陽介がすべての始まりとなるトレーラー脱輪事故の被害者家族を熱演。この夏の最注目日本映画の1つ『劇場版コード・ブルードクターヘリ緊急救命』でも、さらに成長した姿を見せてくれるはず。ここに挙げた俳優たちは、まだまだほんの一部。あなたのお気に入りのバイプレイヤーは見つかった?(text:Reiko Uehara)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会パディントン2 2018年1月19日より全国にて公開© 2017 STUDIOCANAL S.A.S All Rights Reserved.マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 2018年8月24日より全国にて公開ⓒ Universal Picturesハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 2018年6月29日より全国にて公開© 2018 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reservedミッション:インポッシブル/フォールアウト 2018年8月3日より全国にて公開© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.焼肉ドラゴン 2018年6月22日より全国にて公開© 2018「焼肉ドラゴン」製作委員会泣き虫しょったんの奇跡 2018年秋より全国にて公開予定©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社ピーターラビット(2018) 2018年5月18日より公開アントマン&ワスプ 2018年8月31日より全国にて公開©Marvel Studios 2018デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2018年06月19日映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』(6月8日公開)で夫婦役を演じた女優の榮倉奈々と俳優の安田顕が考える、夫婦にとって大切なこととは?「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」(4月19~22日)期間中に開催地の沖縄でインタビューし、作品の魅力や共演秘話、そして作品に登場する“夫婦”について語ってもらった。2010年に「Yahoo!知恵袋」で話題を呼んだ投稿を映画化した同作は、結婚3年目の夫婦の一風変わったコミュニケーションを描いたハートフル・コメディ。結婚3年目のある日、夫のじゅん(安田)が会社から家に帰ると、妻のちえ(榮倉)が死んでいる!?「妻が突然、死んだふりを始めました」。あるときは、名誉の戦死を遂げ、あるときはワニに喰われ・・・。じゅんは、なぜ妻がそんな行動を続けるのか答えを見つけ出そうとし、物語は感動のラストへとたどり着く。○行間に感じた作品の魅力――とてもユニークな作品ですが、出演が決まったときはどう感じましたか?榮倉:まずはタイトルに衝撃を受けました。「本当に映画のタイトル!?」と。安田:そうだね。長いしね。――演じる役やストーリーに関してはどう思いましたか?榮倉:脚本がほんわか素敵だなと思いました。行間から感じることも多くて、とても好きな脚本でした。安田:本当に、作品に行間があることに安心しました。榮倉:コミカルだけで通してしまうとちえさんは少し不思議に見えてしまうかもしれませんが、李(闘士男)監督が作品への思いをしっかり持った方だったので、とてもいい作品になったと思います。安田:全体を通して榮倉さんがチャーミング。痛々しく見えないんだよね。そして、見どころの一つとして“死んだふり”があるけれど、もっともっと大切な見どころがたくさんあって、素敵な作品になっています。○“死んだふり”は本気度が伝わるように――榮倉さんは15パターンもの死んだふりを披露されています。死んだふりをするというのはなかなかない経験だと思いますが、いかがでしたか?榮倉:“死んだふり”は初めてでした(笑)。撮影はハードだった記憶があります。安田:一気に死んだふりのシーンを撮影したんですけど、4日間くらいだったと思います。地獄だったよね(笑)榮倉:1日3~4パターンずつ、撮り続けました(笑)――一番大変だった死んだふりは?安田:全部大変でしたけど、ドラキュラとかすごい時間がかかりましたね。榮倉:あとは、宇宙人とか・・・。安田:榮倉さんが一番印象に残ったのは、ウルトラマンだったみたいです。「なぜ私はウルトラマンの格好をして『ぜあ!』って言ってるんだろう・・・」って(笑)榮倉:もはや死んでいないので!(笑)――死んだふりのシーンで意識したことを教えてください。榮倉:ちえさんは「驚かせたい」「心配させたい」という意図のある仮装なので、その本気度が伝わるように意識しました。――安田さんは、死んだふりをされる夫としてこだわったことはありますか?安田:何もない! 監督のおっしゃるようにやるしかないし、もう極端に言うと、やけ! それがうまく重なって、いい具合にやけっぱち感が出ていると思います(笑)○ちえさん&じゅんさんとの共通点――演じられた役とご自身の共通点はありますか?榮倉:自分の要素は入っていると思いますが、共通点はなかなかないと思います。自分の身近にもいない人です。安田:僕とじゅんさんは、じゅんさんの方がいいんじゃないですかね。じゅんさんの方が理解力があると思います。僕はダメです。どうしようもない(笑)榮倉:死んだふりに付き合ってはくれますか?安田:付き合えない! (笑)――お互いの印象はいかがでしたか?安田:そういえば、榮倉さんに「撮影中、心を開いてくれなかった」って言われてショックでした(笑)榮倉:心を開いてくれないといいますか、本当は言いたいことがあるのかな、と思っていました。安田:榮倉さんはスパッと言うタイプ。心が男で見ていて気持ちいい! 僕はじめじめって。榮倉:そんなことないですよ!(笑) 本当にそう思ってるかな? と思うことはありましたが・・・(笑)。後は気遣いをとてもされる方です。安田:無駄な気遣いと低姿勢(笑)。そこはじゅんさんと似ているかもしれないです。――リアルな世界で、ご自身の結婚相手がちえさん、じゅんさんだったらいかがですか?安田:僕は絶対嫌です! 死んだふりでメッセージとか面倒くさい。だから3年目で離婚していると思う。相手にするなんて僕にはできないですよ(笑)榮倉:自分の周りにもちえさんみたいな人はいないので、こういう人もいるんだなといろいろ想像して演じました。ただ、ちえさんのクリーニング屋さんへの思いなど、みんなが共感できる面もたくさん持っていたので理解することができたのだと思います。――じゅんさんについては、包容力が素敵だなと思いました。榮倉:いいですよね! たぶん、じゅんさんはちえさんと向き合える人なので、じわじわゆっくりというのに付き合えるタイプの人なんでしょうね。○夫婦にとって大切なこと――夫婦について考えさせられる作品ですが、作品を通してお二人は夫婦にとって大切なことは何だと思いますか?榮倉:なんでしょう・・・。夫婦っていいものだなと思います。安田:一人じゃないっていうのがまず良いですよね。でも、榮倉さんは環境も変わって今は自分のことは全然できてないんじゃない?榮倉:できている方だと思います。沖縄にも来させてもらっていますし(笑)安田:なるほど。僕はこの映画でいいなと思うのは、家族の在り方ではなく、夫婦の在り方を描いていること。「夫婦って何だろう」って漠然と思っていただけているのは、すごくいいなと思っています。――この作品と出会って、夫婦についての考え方で変わったことはありますか?安田:人はそう簡単には変われないですよ(笑)。ただ、なんとなく漠然と考えさせてもらったということだと思います。榮倉さんは、夫婦にとって体力、行動力、忍耐力、どれも必要だけど、一番はどれだと思う?榮倉:忍耐力は必要だなと思いますが、忍耐と思っているうちはまだダメだなとも思います。でも、感謝する気持ちがあれば大丈夫なのかなと思います。安田:自分のエゴを上回る思いがあるっていうことが大事だよね。榮倉:それが大事ですね!■プロフィール榮倉奈々1988年2月12日生まれ、鹿児島県出身。2004年にドラマ『ジイジ~孫といた夏~』(NHK)で女優デビュー。その後、『ダンドリ。~Dance☆Drill~』(06/フジテレビ)でドラマ初主演、『渋谷区円山町』(07)で映画初主演を務め、連続テレビ小説『瞳』(08/NHK)のヒロイン役で注目を集めた。その他の主な出演作に、映画『僕は妹に恋をする』(07)、『余命1ヶ月の花嫁』(09)、『アントキノイノチ』(11)、『のぼうの城』(12)、『図書館戦争』(13)、『わたしのハワイの歩きかた』(14)、『娚の一生』(15)、『図書館戦争 THE LAST MISSION』(15)、『64(ロクヨン)』(16)や、ドラマ『Nのために』(14/TBS)、『99.9 -刑事専門弁護士-』(16・18/TBS)、『東京タラレバ娘』(17/日本テレビ)などがある。安田顕1973年12月8日生まれ、北海道出身。森崎博之、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真と共に演劇ユニット「TEAM NACS」を結成。以後、『俳優 亀岡拓次』(16)など、映画、ドラマ、舞台とさまざまなジャンルで活躍する。その他の主な出演作に、『映画 ビリギャル』(15)、『HK/変態仮面』(16)、『聖の青春』(16)、『追憶』(17)、『銀魂』(17)、『不能犯』(18)、『北の桜守』(18)や、ドラマ『下町ロケット』(15/TBS)、『重版出来』(16/TBS)、『嘘の戦争』(17/カンテレ)、『小さな巨人』(17/TBS)、舞台『日の本一の大悪党』(16)、『DISGRACED』(16)、『スマートモテリーマン講座』(17)ほか。現在、ドラマ『正義のセ』(日本テレビ)に出演中。さらに主演映画『愛しのアイリーン』が今秋公開ほか、2019年度前期NHK連続テレビ小説『なつぞら』に出演予定。(C)2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会
2018年06月07日映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』に出演している女優の榮倉奈々と俳優の安田顕が、6月5日(火)深夜オンエアされる日本テレビ系「ウチのガヤがすみません!」にゲスト出演。ガヤ芸人たちの“おもてなし”に2人の反応は!?本番組はヒロミと「フットボールアワー」後藤輝基の2人が司会を担当し、総勢50名を超えるガヤ芸人たちがゲストを個性あふれる“おもてなし”で迎える新スタイルトークバラエティ。連続テレビ小説「瞳」や「メイちゃんの執事」、『余命1ヶ月の花嫁』で注目され、『アントキノイノチ』『図書館戦争』シリーズなどで女優としての実力を磨き、「Nのために」「99.9 -刑事専門弁護士-」シリーズ、「東京タラレバ娘」などの作品で活躍する榮倉さん。大泉洋、戸次重幸、音尾琢真、森崎博之とともに演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーで、『HK 変態仮面』や「アオイホノオ」などでみせる個性的でインパクトのある役柄はもちろん、「下町ロケット」『聖の青春』『不能犯』など幅広い作品でその演技力を発揮、現在は「正義のセ」にも出演中の安田さん。今回はこの2人の豪華ゲストを迎え、ガヤ芸人の「ガチバトルSP」をお届け。料理、筋肉、衝撃写真による“おもてなし”に榮倉さん、安田さんの反応は!? 「ガヤ芸人ギャップランキング」ではギャップ芸人第1位の衝撃写真にスタジオ中が揺れ、「料理対決」では敗者の罰ゲームも。本格的トレーニングにハマる榮倉さんへの、ガヤ芸人からの“おもてなし”大爆笑トレーニング方法も必見。ガヤ芸人流“映画成功祈願”もお楽しみに。榮倉さんと安田さんがW主演を務める『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』は6月8日(金)より全国にて公開。結婚3年目の夫婦が、“死んだふり”を通して互いを見つめ直し、たどり着いた“本当の夫婦”になるための答えとは――。泣いて笑って、観た後には最高に愛おしい気持ちになれるハートフル・コメディとなっており、大谷亮平、野々すみ花らも出演する。「ウチのガヤがすみません!」は6月5日(火)24時09分~日本テレビで放送。(笠緒)■関連作品:家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 2018年6月8日より全国にて公開© 2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会
2018年06月05日「演劇を身近にする」という大きな目標を掲げて、福岡を拠点に活動中の演劇ユニット・TEAM LOCO。メンバーは雑誌やCM、ショー、役者やタレントとして個々に活躍している5人の男性モデル。モデルとは言えもちろん芝居も本気で向き合い、徐々に実力、知名度ともにアップさせてきた。今回は9作目にして史上最大キャパの福岡・サイエンスホールに登場する。【チケット情報はこちら】「“役作り”が自然に身につき、CMや他の仕事でも非常に役立っている」と語るのは、TEAM LOCOの立ち上げメンバーでリーダーの町田悠宇。そのほかのメンバーも「沖縄弁の修正に始まり、演技の基礎も教わって、今の僕があるのはLOCOのおかげ」(比屋根和太)「仲間ができたし、支えてくれる人もできた。個での活動とは違う広がりが魅力」(柳鶴マコト)「学生をしながらのモデル活動で中途半端だったけど、LOCOで舞台を重ねていく内に自信がついた」(東ヨシアキ)「自分たちで作ってるので、モノを考えるチカラがついた。こうしたら良くなるのでは?という俯瞰的な見方が他の現場でも助かる」(ジェフ太郎)と、それぞれLOCOの活動で得るものが多いと語る。モデルとしてはライバルでもあるため「オーディションを皆で受けた時は結果待ちの時の探り合いが半端ない(笑)」と話すメンバーも。ライバルでありながらチーム。そしてチームでしか成し得ない演劇という魔力にハマり、また続けてきたからこそ、気がついたら個としても成長していた。単純に外見だけのカッコ良さではない、人間的魅力も深みを増している彼らだけに、新作への期待も高まる。そんな新作『FIT LIKE A GLOVE』のテーマは脱獄。全員がハマったという海外ドラマ『プリズン・ブレイク』の話で盛り上がっているうちに「LOCO流脱獄劇」をやってみようと決まった。メンバーはそれぞれ囚人役。普段とは全く違うキャラクターを演じることになり、プレッシャーと共にその変化が楽しいと笑う。これまでは作、演出ともに自分たちで行なってきたが、今回初めて外部の演出家(藤原珠江)と組むという新たなチャレンジと共に、ギンギラ太陽’sなどでお馴染みの福澤究、グレコローマンスタイルの山下晶ら実力派客演陣との化学反応も楽しみだ。刑務所で出会う囚人たち。誰かが言い出した「脱獄」に本気で取り組むが、その先には思いがけないシチュエーションが…。結末はぜひ、会場で体感してみては。6月9日(土)福岡・サイエンスホール(福岡市科学館6F)で上演。チケットは発売中。
2018年05月30日映画『恋は雨上がりのように』(5月25日公開)の公開初日舞台挨拶が25日に都内で行われ、小松菜奈、大泉洋、清野菜名、磯村勇斗、葉山奨之、松本穂香、山本舞香、永井聡監督が登場した。同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。小松が印象的だったシーンとして、大泉と、TEAM NACSのメンバーである戸次重幸が共演したシーンを挙げる。小松は「親友との和やかな空気で、店長の顔、明るさが違っていて、すごく素敵だなと思いました」と語った。大泉は「若い人たちに囲まれておりましたので、若干緊張していたんですけど、悔しいかな、メンバーの彼が来るとちょっとホッとしたところがありまして」と撮影を振り返る。「最近はどう? どこ痛い? という話で盛り上がって。肝臓の数値が、とか」と苦笑しつつ「悔しいけど、あいつがいるときにはホッとしていたところがありました」と戸次に信頼を置いている様子。「本当に設定通りですからね。大学時代からの友達という。悔しいけど、助かりましたね」と明かした。永井監督は「若い世代の勢いがある俳優さんたちの中にキャリアがある大泉さん。現場でも大泉さんがいい意味で浮いてる。入りづらいような、でも入ろうとしているような」と撮影の様子を説明。永井監督が「それってまさにこの映画そのもので、関係が良かったですね」と讃えると、大泉は「私はそうは思ってないんですけどね?」と不満を見せつつも、「たまに若い子たちで盛り上がって『これはもう入れないな』って時はあったんですよ」と結局肯定する。大泉は「あとはもう、戸次が来るのを待つばかり。早く来ねーかなって」と、戸次を心待ちにしていたことを語った。
2018年05月25日「フットボールアワー」の後藤輝基と羽鳥慎一がMCを務め、“旬なニュース”を「得か損か」というシンプルな視点で学ぶ「得する人損する人」。その5月24日(木)放送回に女優の小松菜奈と俳優の大泉洋がゲスト出演。2人が驚愕した一流シェフの得ワザとは!?『近キョリ恋愛』や『黒崎くんの言いなりになんてならない』などの“胸キュン”映画から『バクマン。』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』などの“ジャンプ”コミックの実写映画ほか、主演作『溺れるナイフ』や『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』では繊細な演技力を披露し、女優としてその才能を覚醒させた小松さん。人気劇団「TEAM NACS」の“顔”であるとともに、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した『探偵はBARにいる』や『駆込み女と駆出し男』『アイアムアヒーロー』など数々の映画から連続テレビ小説「まれ」などドラマまで、幅広い分野で活躍する大泉さん。今回2人は番組の名物企画「シェフなんとかして!」コーナーに登場。カップ焼きそばの美味しい食べ方を教えてもらうために、ラーメン界の異端児といわれる「GENEI.WAGAN」の入江瑛起シェフのもとを訪問。出汁やドレッシングなど、どこのご家庭にもあるものを使って簡単に真似できる格上げワザを披露する入江さんのカップ焼きそばを試食し驚愕の声を上げる。「いや~凄い!食べたことがない食感です」という大泉さん、「カップ焼きそばとは思えない」と驚く小松さん。2人が食べたカップ焼きそばに駆使された“得ワザ”に注目。さらに新レギュラーになった水野美紀も、麻婆豆腐をもっと美味しくするためのワザを教えてもらうべく、ミシュラン二つ星の中華料理店へ…今回も知って得する「シェフの得ワザ」が満載だ。小松さんと大泉さんが“年の差”恋愛を繰り広げる映画『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。小松さん演じる陸上の夢を怪我で絶たれてしまった主人公の女子高生・橘あきらがバイトを始めたファミレスで、大泉さん演じるバツイチ子持ちで、ずっと年上のサエない店長・近藤正己に恋してしまう…というストーリー。「得する人損する人」は5月24日(木)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月24日「ネプチューン」「くりぃむしちゅー」「チュートリアル」という3組7人の芸人がMCを担当する人気バラエティ「しゃべくり007」の5月21日(月)放送回に、俳優の大泉洋と女優の小松菜奈がゲスト出演。2人が共演した映画『恋は雨上がりのように』の撮影秘話などをトークする。大泉さんといえば、長年出演してきた北海道テレビの深夜番組「水曜どうでしょう」で、地方局の深夜番組ながら番組と共に全国的な注目を集めるように。さらに、所属する演劇ユニット「TEAM NACS」を超人気劇団に成長させ、北海道から全国区へとその人気を広げてきた。さらに、舞台やバラエティだけでなく「救命病棟24時」や「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」「ハケンの品格」などにドラマ出演する一方で、『千と千尋の神隠し』『ブレイブ ストーリー』では声優を務めるなど活動の幅を広げ、主演作『探偵はBARにいる』シリーズや『アイアムアヒーロー』がヒットを記録するなど、近年ますます存在感を増している。そして、もう1人のゲストである小松さんは、モデルとして活動したのち、映画『渇き。』で主人公の娘を演じ女優デビュー。山下智久と共演した『近キョリ恋愛』や『バクマン。』など様々なスタイルの作品に出演、『溺れるナイフ』では菅田将暉とともに主演を務め『沈黙』ではハリウッド映画出演を果たすなど、いまや日本映画界の次世代を担う存在へと成長を遂げた。そんな2人は『恋は雨上がりのように』で共演。番組では、大泉さんが映画の撮影秘話を暴露するほか愛娘に贈った傑作絵画を初披露し、その腕前にしゃべくりメンバーが仰天。また小松さんのミステリアスさの裏に隠された素顔に迫るトークも。“催眠術VS小松菜奈”では驚きの結果に注目。そして大泉さんも認めた「頭蓋骨マッサージ」とは!?今夜もしゃべくりメンバーのトークが冴えわたる。『恋は雨上がりのように』は眉月じゅんの人気コミックを実写映画化した“年の差恋愛”ムービー。陸上の夢を怪我で絶たれてしまった主人公の女子高生・橘あきらを小松さんが演じ、あきらが恋するバイト先のバツイチ子持ちで、ずっと年上のサエないバツイチ中年の店長・近藤正己を大泉さんが演じる。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。「しゃべくり007」は5月21日(月)は22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月21日5月19日(土)放送のNHK総合「SONGS」は「SONGS×大泉洋スペシャル」と題してお届け。この4月で12年目を迎えた本番組が初となる“番組の顔”として大泉さんを起用。番組の“責任者”としてアーティストの素顔や想いを伝えていくことになる。大泉さんは北海道学園大学演劇研究会から生まれた演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーとして1996年の「LETTER~変わり続けるベクトルの障壁」から公演を重ね続け、大泉さんが作・演出を手がけた「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」が全国6都市64ステージで53,000人を動員するなど同ユニットを人気劇団へと成長させた。また北海道テレビの深夜番組「水曜どうでしょう」にも出演、地方局の深夜番組ながらその面白さが評判を呼び番組は大きな人気を博するようになったほか、「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」や「ハケンの品格」NHK大河ドラマ「龍馬伝」などのドラマで全国区の注目を浴びるようになった。また2011年公開の『探偵はBARにいる』では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。その後同作は人気シリーズとなりこれまでに3作が製作されたほか、『清須会議』『駆込み女と駆出し男』『アイアムアヒーロー』など主演作も次々と公開され、いまや日本を代表する個性派俳優の1人として知られている。そんな大泉さんが「SONGS」の“顔”となることが決定。今後は番組に毎回登場し、上質な音楽や映像をたっぷりと届けながらそのトーク力で楽しく、柔らかい番組にしていくという。ただ大泉さんは「司会」や「ナビゲーター」ではなく番組の「責任者」ということで、具体的にどんな立場で番組と関わっていくかについては先週の放送と本日の放送で明かされるとのこと。今夜の「SONGS×大泉洋スペシャル」では今後の放送ラインナップを映像で確認、責任者として果たすべき“お題”が次々と振られるなかで大泉さんが「こんなことまで責任者の責任なの!?」とボヤく場面も。新たに生まれ変わる「SONGS」に注目だ。「SONGS」は5月19日(土)23時~NHK総合で放送。(笠緒)
2018年05月19日5月18日に放送されたフジテレビ系「ダウンタウンなう」の「本音でハシゴ酒」に女優の安達祐実、俳優の音尾琢真がゲスト出演。SNSには「顔変わらない」「本当にかわいい」など安達さんの美しさに対する感動の声が続々寄せられている。「本音でハシゴ酒」は「ダウンタウン」と坂上忍の3人がゲストたちとお酒を飲みながら本音で語り合う番組の人気企画。2014年に再婚し、現在2人の子どもの母となった安達さん。カメラマンの夫とは20~30代になる時期に2年半ほど撮影してもらったことがきっかけで出会ったという。最後の撮影で「これで会えなくなっちゃう」と思った時“好きだ”と思ったのだとか。旦那さんは結婚後のいまも毎日安達さんの写真を撮っており、その枚数は約3万枚、アルバム117冊分あるそう。これには坂上さんも松本さんも「旦那さん変態だ」と驚きの表情。ただ坂上さんは「監督と女優がデキて上手く行くときは相手を女として見ず女優として見てる。それと同じことじゃないか」と旦那さんの心境を慮っていた。そんな旦那さんから番組に「怒りがMAXになると金髪に絡めて暴言を吐く。女優さんが本気で腹から声を出して怒ると本当怖い」というメッセージが。そこで旦那さんと同じ金髪ヘアの松本さんを夫役にして兄弟ケンカを再現してもらうことに。「この金髪野郎、そんな金髪だから頭の中も黄色くなってんだよ」と叫びをみせる安達さんに松本さんもタジタジ。そんな安達さんの姿に「あれで12歳の子持ちとか…あれで36歳とか…もはや私は同じ人間ではない」「この見た目で36は嘘だろ」と、その美しさに驚愕するツイートが相次いで投稿。「ほんとにかわいいし36歳とか信じられない」「まじで顔変わらないなすげーわ」などSNS上には安達さんの美貌を讃えるコメントが溢れかえる。さらに番組の後半には音尾さんが登場。音尾さんは「TEAM NACS」のメンバーで大学の先輩でもある大泉洋に対して「自分の手柄にしたがる」などその素性を“暴露”、映画『孤狼の血』の白石和彌監督からの「ムチャぶりへの対応が上手い」というコメントなどが紹介された。「TEAM NACS」の“裏話”の数々には「琢ちゃんからナックス話聞くの、やっぱりうれしいな」という反応が。さらに「縦社会と言っておきながら先輩のネタを言うときに1番イキイキしててなんだかんだ好きなのが伝わる可愛い可愛い末っ子ちゃん」「ディスりたいのか愛を叫びたいのかどっちなんだ」など、NACSファンからの声援も多数寄せられていた。(笠緒)
2018年05月19日5月18日(金)今夜放送のフジテレビ系「ダウンタウンなう」に、女優の安達祐実、手塚理美、俳優の音尾琢真がゲスト出演。「ダウンタウン」と坂上忍、フジテレビアナウンサー・山崎夕貴とともに番組でおなじみの「本音でハシゴ酒」で語り合う。浅草橋を舞台に繰り広げられる今夜の「本音でハシゴ酒」。1軒目のゲストである安達さんは12歳で主演したドラマ「家なき子」が大きな話題に。最近では『花宵道中』に主演したほか月9「海月姫」など幅広く出演。プライベートでは2005年に井戸田潤と結婚、その後離婚し、2014年に再婚、2児の母でもある安達さんが離婚と再婚の裏側や学生時代の悩みまで知られざる闇の歴史を語る。特に4年前に再婚したカメラマンの夫について出会いから付き合うきっかけまでを赤裸々告白。さらには松本人志相手に夫婦ゲンカの様子を再現。松本さんも圧倒された芸歴34年の安達さんの迫真の演技をお見逃しなく。また大河ドラマ「花燃ゆ」や日曜劇場「陸王」、映画『日本で一番悪い奴ら』『関ヶ原』『祈りの幕が下りる時』など数々の作品で活躍、「TEAM NACS」の最終兵器とも呼ばれる音尾さんも登場。日本で最もチケットが取れない劇団と言われる人気の「TEAM NACS」は縦社会だそうで、その裏側から大泉洋はじめメンバーへの不満までをぶっちゃけトーク。「(大泉さんは)自分の手柄にしたがる!趣味が悪い!」など学生時代から仲が良い先輩&後輩だからこその“歯に衣着せぬ愚痴”は必見。さらに朝ドラ「ハイカラさん」のヒロインに抜擢され80年代を代表するトップ女優に。芸能生活50周年を迎え2016年には吉本興業に移籍した手塚さんは「一度に5人と付き合える!」「一妻多夫制がないのはおかしい!」と“持論”を展開。新婚の山崎アナも「私には無理」と呆気にとられる。さらに手塚さんの次男・日南人さんが合流、超厳しい育児を告白。恋愛暴露ネタから、母としての素顔まで手塚さんのイメージを覆すトークに注目。安達さんが出演する映画『ゼニガタ』は2018年5月26日(土)より全国公開。大谷亮平が映画初主演を務め、安達さんのほか、升毅、渋川清彦、小林且弥、佐津川愛美、田中俊介らが出演。表向きは居酒屋経営者だが裏では10日で3割の超暴利で金を貸しつけ、苛烈な取り立てで債務者を追い込む闇金屋・銭形富男を主人公に、金と欲望に翻弄される人々の転落を描いていく。音尾さん出演の映画『孤狼の血』は全国公開中。役所広司が主演を務め松坂桃李、江口洋介、真木よう子ら豪華俳優陣が集結。昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島を舞台に役所さん演じる暴力団との癒着をうわさされる刑事・大上章吾と、松坂さん演じる“キャリア組”新人刑事・日岡秀一を中心に、刑事、やくざ、そして女が、それぞれの正義と矜持を胸に、生き残りを賭けて戦う生き様を描く。「ダウンタウンなう」は5月18日(金)今夜21:55~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年05月18日ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』インコンサートが12日、東京・東急シアターオーブで行われ、特別カーテンコールに中川晃教、藤岡正明、中河内雅貴、伊礼彼方、海宝直人、矢崎広、福井晶一、Spi、演出の藤田俊太郎が登場した。同作はフランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズの名曲と物語で、トニー賞最優秀ミュージカル賞やグラミー賞などを受賞し、2014年にはクリント・イーストウッド監督による映画化も好評を博したミュージカルのコンサート公演。2016年に初演を迎え、数々の賞を受賞した日本版が9月から凱旋&全国ツアーを行うことを記念して、世界初のコンサートバージョンが公演されることとなった。初演から続投する中川、中河内、海宝、矢崎、福井、初演キャストの藤岡、新キャストの伊礼、Spiが一堂に会する貴重な公演に、観客はオリジナルペンライトを振って盛り上がった。フランキー・ヴァリ役の中川は「このフランキーの声は、自分の声ではない声を発見する。それが始まりとなりました」と振り返る。「9月の再演に向けて、2年間調整してきた」と明かし、「音楽を通してたくさんの方々に夢や希望を届けていく作品に携われて幸せです」と喜びを表した。「およそ2年ぶりに再演、復活を果たす。そこに僕はいません」と嘆いていた藤岡は、中河内が「アッキーさんが居心地のいいように、癒やしとなる存在でいつもいたいなと思っております」と語ると、「僕が癒してないみたいじゃねーか!」とツッコミ。中河内が「このホワイトチームは本当に温厚な人達ばかり。言われたことをすんなりやる人たちなので」と返したことで、TEAM WHITE(中河内、海宝、福井)と、TEAM BLUE(伊礼、矢崎、Spi)のプロレスが勃発する。伊礼が「僕らはホワイトチームみたいにイエスマンじゃないので、いろいろクリエイティブにやっていこうと思います」とニヤリとすると、海宝が「ホワイトチームは穏やかに。前回と同じメンバーということで」と返す。また、「初のコンサートでした」という矢崎が「なぜかこのメンバーといると、初めてのことが全然怖くなくて。力強くて、おっかなくて、頼り甲斐があって」と褒めつつ「大変そう」とTEAM BLUEについて話していると、抗議するような様子を見せていた伊礼がなぜか矢崎の頬にキスをするという展開になり、観客も歓声をあげていた。福井は「唯一の40代、頑張ります」と意気込み、Spiも「『ジャージー・ボーイズ』最高! 超楽しい! 一生できる!」と気持ち良さを語る。演出の藤田も「お客様の背中を見て、強い熱気を感じていました。お客様の幸せな背中に、僕もすごい幸せな気持ちになりました」とコンサートバージョンの成功を喜んだ。最後に中川は「これからまた今まで通りやっていくことで、『ジャージー・ボーイズ』の血となり肉となり感動となって、みなさまと共有できるその日まで、頑張っていきたいと思います」と9月からの再演に向けて誓った。
2018年05月12日映画『恋は雨上がりのように』(5月25日公開)でW主演を務める小松菜奈と大泉洋が10日、大泉の母校である北海道・北海学園大学で特別講義を行った。同作は眉月じゅんによる人気同名コミックを実写化。「このマンガがすごい!」「マンガ大賞」「全国書店員が選んだおすすめコミック」など各賞にランクインしている。陸上の夢を怪我で断たれた女子高生のあきら(小松)が、冴えないファミレスの店長・近藤(大泉)の優しさに触れ、28歳差の片思いをする。2人が教室に入ると、学生たちは大歓声で出迎える。今回、会場となった60番教室は、大泉が25年前に授業を受けていた場所で、満席の場内に「60番教室がこんなに埋まったのを初めて見た」と感激していた。北海道は2度目という小松は、「大泉さんの出身校に来られるのをとても楽しみにしていました。それから、お昼ごはんに大泉さんが用意してくれた海鮮丼がとても美味しかった」と感激した様子。大泉はさらに北海道のおすすめとして、みよしの餃子と、びっくりドンキーを挙げた。会場の学生について「直属の後輩なので、弟みたいな気持ち」と言う大泉は、「学校はすごく楽しかった。授業はほとんど出なかったけど。お芝居ばかりやってました」と振り返る。学生時代に所属していた演劇研究会の、現役メンバーも参加しており、学生が「現在、70人以上所属しています。(メンバーが多いのは)NACSのおかげ。私もTEAM NACSにあこがれて演劇研究会に入りました」と明かすと、大泉は大喜びだった。大泉がテレビ番組でよく訪れていた村出身の学生が「自分の村は過疎化が激しいので、村に戻ってゆくゆくは村長になって、村を市にしたい。人口1万人を目標にしたい」という夢を語ると、大泉は「バンバン映画を誘致しよう。大ヒットさせて、村に人を呼ぼう」とアドバイス。その学生から「(映画に)出てくれますか?」と誘われると「出るよ」と約束、小松も「出ます」と宣言し、会場は大盛り上がりだった。最後に大泉は、「この大学でやりたいことを少しでも早く見つけ、そこに向かってまい進してください。勉強も大事だけど、人とのつながりを大事にして、自分の好きなことを見つけてください」と学生たちにメッセージ。小松も「大泉さんの出身校に来られて、楽しい大学生活だったんだろうな、という話をたくさん聞けてよかったです。夢に向かって頑張ってください。私もパワーをもらいました。私もがんばります」と決意を新たにした様子だった。
2018年05月11日大ヒットコミックを実写映画化した『恋は雨上がりのように』で、W主演を務めた大泉洋と小松菜奈が、5月10日(木)、大泉さんの母校である北海道・北海学園大学で、340人の学生を前に特別講座を行った。大ヒットコミックを実写映画化した『恋は雨上がりのように』で、W主演を務めた大泉洋と小松菜奈が、5月10日(木)、大泉さんの母校である北海道・北海学園大学で、340人の学生を前に特別講座を行った。原作は、2014年に連載開始されるや、登場人物たちの繊細な心情を描いたストーリーが共感を集め、第63回小学館漫画賞一般向け部門を受賞した眉月じゅんの同名コミック。本作で大泉さんはバツイチ子持ちのさえないファミレスの店長・近藤を、小松さんは近藤に密かな恋心を抱く女子高生のあきらを演じている。■大泉洋、学生当時を振り返る!大泉さんの母校、北海学園大学が主催する教養講座の記念すべき第50回に、特別講師として招かれた大泉さんと小松さん。大泉さんも講義を受けていたという教室に足を踏み入れるや、講義のために集まった学生の大歓声があがり、大泉さんは満席の場内に「この教室がこんなに埋まったのを初めて見た」と感嘆。そして、「学校はすごく楽しかった。授業はほとんど出なかったけど。お芝居ばかりやってました」と、学生当時を振り返った。さらに、大泉さんが所属する演劇ユニットTEAM NACSが生まれた演劇研究会が、当時の20名弱から、現在では70名以上にまでメンバーが増えたという話に驚き、「(メンバーが多いのは)NACSのおかげ。私もTEAM NACSにあこがれて演劇研究会に入りました」という現役メンバーの声に喜びを爆発させた。■小松菜奈は北海道グルメに舌鼓一方、北海道は2度目という小松さんは、「大泉さんの出身校に来られるのをとても楽しみにしていました。それから、お昼ごはんに大泉さんが用意してくれた海鮮丼がとても美味しかった」と、早くも北海道グルメを堪能し感激しきり。そんな小松さんに、大泉さんがさらに「みよしの餃子」と「びっくりドンキー」をすすめ、会場は笑いに包まれた。また、恋や夢と向き合う主人公たちの姿を描いた本作にちなんで行われた、学生たちの夢を応援するスペシャルティーチインコーナーでは、大泉さんがテレビ番組でよく訪れていた村の出身だという学生から「自分の村は過疎化が激しいので、村に戻ってゆくゆくは村を市にしたい」という夢が。それに対し、大泉さんが「バンバン映画を誘致して、村に人を呼ぼう!」と提案すると、学生が「(その映画に)出てくれますか?」と訊ね、大泉さんも小松さんも「出るよ」「出ます」と、その映画の出演を約束した。■学生たちに力強いエール最後に、大泉さんは「この大学でやりたいことを少しでも早く見つけ、そこに向かってまい進してください。勉強も大事だけど、人とのつながりを大事にして、自分の好きなことを見つけてください」と、いわば直属の後輩に当たる学生たちに向けてエール。小松さんも「大泉さんの出身校に来られて、楽しい大学生活だったんだろうな、という話をたくさん聞けてよかったです。夢に向かって頑張ってください。私もパワーをもらいました。私もがんばります」と語り、終始笑いに包まれた講義を締めくくった。『恋は雨上がりのように』は5月25日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋は雨上がりのように 2018年5月25日より全国東宝系にて公開Ⓒ 2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会© 2014 眉月じゅん/小学館
2018年05月11日小説家・池井戸潤の『七つの会議』が実写映画化され、狂言師の野村萬斎が主演を務めることが10日、明らかになった。2019年の公開を予定している。同作は池井戸による企業小説を実写化。都内にある中堅メーカー・東京建電で起きたパワハラ騒動をきっかけに、想像を絶する秘密と闇が明らかになっていく。野村は営業一課の万年係長でぐうたら社員の八角民夫を演じる。『私は貝になりたい』『祈りの幕が下りる時』などを手掛け、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』と池井戸作品とともに歩む福澤克雄がメガホンを取る。営業部長・北川に香川照之、うだつが上がらない営業課長・原島に及川光博、営業成績トップでありながら突如パワハラで訴えられてしまう坂戸に片岡愛之助、零細ねじ工場の社長・三沢に音尾琢真、新進気鋭のねじ製造会社社長・江木に立川談春、そして御前様と呼ばれる親会社の代表取締役社長・徳山役に北大路欣也と、実力派キャストが揃った。野村は「ようやくめぐり合えた池井戸作品。そして、福澤監督とのお仕事に心から喜びを感じています」と喜びを表す。「私自身、初のサラリーマン役。それでいて、八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」と意気込んだ。また、共演者について「特に、香川さんは、芝居と古典芸能の両側の世界で生きる者として、"気""間合い"のような独特の感覚が互いにあるように感じています。共演が本当に楽しみですね」と期待を寄せた。ドラマ『半沢直樹』の土下座シーンも話題となった香川は「池井戸潤・福澤克雄の両巨頭が組む作品カラーはすでに国内に幅広く浸透しているという点では、そこに出演する私に求められる役割はほぼ確定していると言ってもいいのだが、主演の野村萬斎という鬼才と福澤との融解、あるいは彼と池井戸ラインとの化学反応こそは、私が現場で土下座してでも盗み見たい最大の焦点だ」と語る。及川も「『半沢直樹』以来の池井戸作品の出演となります。いただいた脚本がとにかく面白く、今作の一部として機能できることにワクワクしています」と期待を表した。同じく『半沢直樹』で独特の存在感を見せた愛之助は、「野村萬斎さんとはプライベートで仲良くさせて頂いておりますが、仕事をご一緒するのは初めてです。同じシーンが多いのでリラックスして撮影をすることができております。香川さんは歌舞伎の舞台でご一緒することがあるので、いろいろなお話ができ楽しませて頂いております」と印象を明かす。TEAM NACSの音尾は、「『陸王』に続いて、池井戸先生の作品にまた出演できて幸せです」、北大路も「『半沢直樹』以来、久しぶりの福澤監督演出になります」と、池井戸作品のオールスターが集結。立川は「狂言師、歌舞伎役者、アーティスト、ちょっぴり落語家も。あいかわらず福澤組のキャスティングは一筋縄ではおさまりきりませんね」と驚きを語った。福澤監督は「今作は『会議』を舞台にした物語。今まで見たことのないような映像表現に挑戦し、極限まで追い詰められた人間の心情と行動を、ドラマチック、且つダイナミックに描ければと思います」と構想を明かした。撮影は4月30日から始まり、6月上旬のクランクアップを予定している。
2018年05月10日女優・広瀬すずが連続テレビ小説初出演にしてヒロインを務める、2019年度前期連続テレビ小説「なつぞら」。この度、新たに岡田将生、松嶋菜々子、「TEAM NACS」の戸次重幸、安田顕、音尾琢真ら計14名の出演者が発表された。記念すべき連続テレビ小説100作目となる本作は、戦争で両親を失ったヒロイン・奥原なつ(広瀬さん)が北海道の大地で癒され、たくましく育ち、やがて上京。当時はまだ“漫画映画”と呼ばれていたアニメーションの世界に挑戦、アニメ草創期を支えた女性アニメーターとして活躍していく様を描く。そして今回、「北海道・十勝編」に出演するキャストが発表。広瀬さん演じるなつの陽気な兄・咲太郎役には、連続テレビ小説初出演の岡田将生。母としてなつを育てる柴田富士子役を松嶋菜々子、その夫・剛男役を藤木直人。2人の子ども、照夫と夕見子役を清原翔と福地桃子。富士子を男手ひとつで育てた父・泰樹を草刈正雄。さらに、大人気演劇ユニット「TEAM NACS」から3人が出演!連続テレビ小説初出演の音尾琢真は、のちに照男の後見役となり柴田牧場の発展に大きく貢献する戸村菊介役。安田顕は、帯広に和菓子屋を構える小畑雪之助役。そして戸次重幸は、戦後北海道に入植する山田正治役を演じる。そのほか、柴田牧場の従業員で泰樹の右腕的存在、戸村悠吉役に小林隆、雪之助の母・とよ役に高畑淳子、雪之助の息子・雪次郎役に山田裕貴、正治の息子でなつに絵心を教える天陽役に吉沢亮、天陽の母・タミ役に小林綾子が決定した。2019年度前期連続テレビ小説「なつぞら」は2019年4月~9月、NHKにて放送(全156回)。(cinemacafe.net)
2018年04月27日スタートするドラマ「正義のセ」から主演の吉高由里子、共演の広瀬アリス、原作者の阿川佐和子がゲスト出演、MC陣とトークを展開する。今回は「トリオ THE いろいろ遅咲きな女」と題してお届け。いま最も輝くこの3人が実は“遅咲き”だったという意外な一面を大公開してくれる。『蛇にピアス』で衝撃的な演技を披露、連続テレビ小説「花子とアン」のヒロイン役などでいまや国民的女優となった吉高さんだが人と関わるのが“遅咲き”だったという。吉高さんの謎の「1人遊び」や愛しすぎて止まらないという生ガキに大興奮する吉高さんは必見。文化勲章を受章した作家・阿川弘之を父に持ち、慶應義塾大学を卒業後、エッセイストとしての作家活動と共にキャスターや「とと姉ちゃん」「陸王」などで女優としても活躍する阿川さん。昨年63歳で“遅咲き婚”を果たした阿川さんの婚活エピソードとは!?また20代の頃のカジュアルすぎるお見合い写真も初公開してくれる。日本一の“美人姉妹”の姉として朝ドラ「わろてんか」出演で一気に注目度が急上昇中の広瀬さんが、女子力ゼロだったスカウトされた当時の写真を初公開。さらに“広瀬ポリス”がSNSで気になる「許せない女」を逮捕!?広瀬さんの許せない女とは!?阿川さんの原作小説を吉高さん主演でドラマ化する「正義のセ」は4月11日(水)22時~、本番組終了後に放送開始。吉高さん演じる仕事も恋もあきらめない駆け出し検事・竹村凜々子が周りを巻き込みながらも、まっすぐに事件に取り組み、検事として、そして女性として成長していく姿を描く痛快お仕事ドラマで、凜々子とバディを組む検察事務官・相原勉役に「TEAM NACS」の安田顕、凜々子に何かと厳しく当たる先輩検事・大塚仁志役に三浦翔平、同じく検事で明るい性格の関西人、徳永太一役に「ドランクドラゴン」塚地武雅、凜々子の父・浩市役に生瀬勝久、母・芳子役に宮崎美子、広瀬さんは実家の豆腐屋を手伝っている凜々子の妹・温子役で出演する。「今夜くらべてみました」は4月11日(水)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年04月11日演劇ユニット・TEAM NACSの森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真が14日、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われたTEAM NACS第16回公演『PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて』の初日前会見に登場した。同作は戦争直後の北海道を舞台に、武装解除した孤島にソ連軍の大部隊が攻め入ってきた時の兵士たちの葛藤と戦いを描く。同ユニットの公演としては、2015年7月の『悪童』以来約3年ぶりとなる。演出を務めた森崎は「TEAM NACSの演出をするのことは非常に重たい勇気が必要となる」と明かす。「4人が全国のドラマとか映画とかに出演している俳優。重圧もあるし、申し訳なさもあるけど、そこは20年を超えた5人のチームなので、楽しもうという気持ちで」と心境を表し、「期待以上の物語になってくれたし、役者として素晴らしい人たち」だと語った。大泉は「森崎博之じゃなければ得られない満足感がある」と絶賛。安田も「一つ一つの言葉にもやりがいのある言葉がいっぱい並んでいます。よくぞここまでまとめあげられたなと思います」と同意した。役作りについて聞かれた音尾は「髪型ですかね。今回のために11ミリにしっかり切り揃えました」と坊主頭を見せる。安田が「あなた、違うドラマでも同じ髪型」とドラマ『陸王』について触れると、音尾は「あの時は1cmに切ってますから。今は11mm」と告白し、「ちょっと伸びただけだろそれ!」と指摘されていた。途中、会場にくしゃみが響き渡り、戸次が吹き出してしまうハプニングも。戸次は「うちの事務所のお偉いさんがくしゃみしてる」と苦笑しながら弁解した。またレポーターから「舞台では北海道弁は?」と聞かれた森崎は「そだね〜」と答え、「思いっきり乗っかりましたね」(大泉)、「あの方たちが言うからかわいいんだから」(安田)とつっこまれていた。すでに大阪、愛知、札幌、仙台、福岡での公演を終えており、東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて3月14日〜4月1日。全56公演で8万人を動員、4月1日14時の公演は全国47都道府県の映画館でライブ・ビューイング開催を予定している。
2018年03月14日職場での人間関係の“困った”は、こう解決!職場でよくある人間関係のお悩みをピックアップ。一つ対処法を間違えばこじれてしまいそうな局面での、上手な切り抜け方を教えます。教えてくれたのは、オリエンタルランド在籍時代、ディズニー流のおもてなしの極意をキャストに根付かせてきた経験を持つ人材トレーナーの櫻井恵里子さん。また、TEAM NACSの音尾琢真さんからもアドバイスをいただきました。Q.上司から急な仕事を振られたけれど、いま手いっぱいなので、うまく断りたい。A.現状の仕事内容を説明し、引き受けた場合の納期を話す。最初から断ることを前提に話せばカドが立つもの。まずは、現在の仕事状況を正直に。そして、「◯日でよければ」や「△△のところまでなら」など引き受けた場合の可能な納期などを伝えて。音尾’s VOICE実直ささえ伝われば、断ったとしても、相手も納得するのでは。それでも無理なら、「僕より◯◯の方が仕事が早いと思います」と、別の同僚に仕事を振っては(笑)。Q.後輩が、まだ仕事を覚えきれてないみたい。なのに、質問をしてくる様子もなく、モヤモヤします。A.何気ない会話のなかで、自身の失敗談を交えながらアドバイス。現状どういう手順で進めているのかを聞き、頭ごなしに否定しないこと。自分が過去にした似たような失敗談を引き合いにしてのアドバイスが最適。間違っても命令口調でしゃべらないこと。音尾’s VOICE僕の場合、さりげなく「大丈夫そう?」って聞いたりします。ただ、監督や演出家など言うべき人に任せる場合も。それに、失敗して学ぶこともある。失敗させるのも先輩の役割かなと。おとお・たくま末っ子気質の愛されキャラ。個性の強いTEAM NACSメンバーのなかでバランサー的役割も。撮影現場でも、全方位に気を配り、良好な関係を築くコミュニケーション上手。そんなスキルを発揮し、アドバイスしてくれました。櫻井恵里子さん著書に『「一緒に働きたい」と思われる心くばりの魔法 ディズニーの元人材トレーナー50の教え』『3日で変わるディズニー流の育て方』(共にサンクチュアリ出版)。※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・九(Yolken)ヘア&メイク・横山雷志郎(Yolken)イラスト・山中玲奈取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年03月04日人生相談をぶった斬る。教えて、TEAM NACS!結成21年目、チームナックスのメンバーに人生相談をしました。果たして5人の答えは…?“好みのタイプ”にまつわる悩み「すごく気の合う親友がいるのですが、気が合いすぎて男性の好みのタイプがまるかぶり。合コンに行っても、同じ人を気に入ってしまうので、忖度し合って結局何もせぬまま終わるパターン。困っています」(25歳・生保)音尾琢真:この人は互いに気を遣い合っていると言ってるけど、もしかしたら友達は抜け駆けしているかもしれないよね。大泉 洋:で、何が問題なの?戸次重幸:好きになる相手が友達とかぶっちゃうってことでしょ。でも、自分がアプローチしたいと思っていて、抜け駆けしたくないんなら、彼女に「私、行こうと思うんだけど」って言ったらいいと思うんだよね。安田 顕:俺なんか、譲っちゃえばって思ってるけど。森崎博之:えっと…どういうこと?安田:俺の場合、譲ったらその女の人への興味はなくなるから。戸次:そうそう。もしかしたら友達も、安田さんみたいな考えの人かもしんないじゃん。大泉:でも、そうもいかないんじゃないの?友達と彼がうまくいくのを見てるのも、それはそれでツラいんじゃないの?戸次:じゃあ、合コンに行く前に決めておいたら?「今日はあなたが行っていいけど、次の合コンは私が行くからね」とか。話し合えばいいんです。森崎:それだけ気が合うってことは、その友達とは一緒にいても楽しいんでしょうから、話し合うことが一番の解決になるのではないでしょうか。大泉:結局は、ふたりとも幸せになりたいわけじゃないですか。だったら、いい友情もいい恋愛も諦めずに追い求めていいんだと思います。いまは悩んでいるかもしれないけれど、どちらも諦めずに、いい方向にさえ向いていれば、そのうち解決法が見つかるはずです。安田 顕さんA型、2人兄弟の弟。お酒と音楽をこよなく愛する。音尾琢真さんO型、2人兄弟の弟。ヘアメイクの所要時間は最短。カレー好き。森崎博之さんO型、妹を持つ長男。今も北海道在住。家庭菜園で野菜を栽培。戸次重幸さんO型、姉を持つ弟。測量士補の資格あり。メンバー内で最後に結婚。大泉 洋さんB型、2人兄弟の弟。猫嫌いの海老アレルギー。娘を溺愛中。写真右から、大泉さん・ニット¥20,000(SCOTCH&SODA/SCOTCH&SODA Harajuku TEL:03・6712・6919)戸次さん・ニット¥20,000(lot holon/lot holon〈wjk base〉TEL:03・6418・6314)森崎さん・ニット¥14,500(SCOTCH&SODA/SCOTCH&SODA Harajuku)音尾さん・ニット¥41,000(BOGLIOLI/BOGLIOLI Tokyo TEL:03・6256・0297)安田さん・ニット¥14,500(SCOTCH&SODA/SCOTCH&SODA Harajuku)その他はスタイリスト私物※『anan』2018年3月7日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・九(Yolken)ヘア&メイク・西岡達也(ラインヴァント)白石義人(ima.)横山雷志郎(Yolken)文・望月リサ撮影協力・AWABEESUTUWA(by anan編集部)
2018年03月03日大学時代、北海道で結成されてから20年余り。メンバーそれぞれに、さらなる進化を続けているTEAM NACS。そんな5人に、それぞれのナックス愛を語っていただきました!森崎博之りんと通る声に、熱いまでのリアクション。言葉の端々には、裏表のないキャラクターがにじみ出る。個性的な面々が集まるチームナックスのリーダーを務める、森崎博之さん。「まとめない、引っ張らない、すごくない、の“3ない”リーダーですよ」と、自身を茶化しつつ、「でも、誰よりもナックスを愛しているんです」。そう、言い切る。メンバーの中でひとり北海道に拠点を置き続けるのも、「そこが僕たちの原点だから。フィールドに出る仲間の後ろで陣地を守る、ゴールキーパーのような存在でありたいんです」原案と6年ぶりの演出を手がける今回の公演にも、故郷への深い思いが。終戦の混乱時、北海道で実際にあった戦いを元にした物語は、「10年以上前から形にしたいと思っていたもの。骨太なテーマですが、みんな40代になった今、全員で向かい合うことに。もちろん、チームナックスらしさも忘れていません。誰もが観たいナックスを演出します」結成20年を過ぎ、ひと区切りの意味も?「とんでもない。一番年下の音尾が80歳になるまで全員続けますから!これ僕だけが言ってますが(笑)、でも、あいつらならできる気がするんです」安田 顕5人でいるときの安田顕さんは、賑やかなメンバーの中で一歩引いているような雰囲気。「主張しないほうだと思いますよ。僕がやいのやいの言っても、誰かしら何か言ってくるから(笑)。それに、たとえば稽古で煮詰まっても、本番までに何とかするやつらだってことは長年の付き合いでわかっているし。信頼しているんです、口には出しませんけどね」そんな安田さんにとって、チームナックスは“素”に戻れる場所なのだそう。「個人で他のカンパニーに行くときは、毎回、新しい自分と出会える感覚。でもここ(ナックス)では、変わらない自分でいられる。ナックスの舞台は、3年に一度くらいのペースでやっていますが、ちょうどいいサイクルで根本に立ち返ることができるんです」ファンも心待ちにしている今回の舞台では、壮絶な戦争体験により、泣くことができなくなってしまった男・桜庭仁平を演じる。「いつもそうあるべきだと思うんですけど、とくにこの作品は、『“いたこ”になりたい』という思いが強い。これまであまり知られていなかった史実を、自分の体をとおして、エンターテインメントという形でお客様にきちんと届けたい。やる意義は大きいと思います」戸次重幸結成して21年目となる今年。「チームナックスにとって、すごくいい時期がきたと思っています」と笑顔で明言する、戸次重幸さん。「メンバー全員が男40代。人生にはいろんな時期があるけれど、今はみんな、川の下流にある石みたい。角が取れ、丸く、ツルツルとした状態になっています。発破直後の岩石のように尖っていた頃は、“自分と合わない”とかメンバーの嫌な部分に目がいっていたけど、最近は、いいところを見るようになりました。“こいつのここが好きだ”と思いながら過ごすほうが、やっぱり、いいですよね」一緒に仕事をするのも安心感があるそう。「一人のときは“いい評価は自分のおかげ、悪いのは自分のせい”という、わかりやすい方程式がありますよね。それが、チームの場合には“評価がよかったらこいつらのおかげ、悪かったらこいつらがなんとかしてくれる”となる。野球と一緒で、たとえ自分が打てなくても、誰かが打てば勝てるんです」チームだからこその目標も胸に抱いている。「いつか、ナックスで映画を撮りたいんです。多くの人の目につかなくてもいい。登場人物は5人だけ。観た後には何も残らないけど、面白かったと思えるコメディがいいですね」大泉 洋大泉洋さんは、かつて、“ナックスの客寄せパンダ”だという自覚でいたのだそう。「でもそれでよかったし、ナックスが大きくなるためだったら、できることをいくらでもやろうと思っていました。ナックスというのは、僕が大学に入って、“腐っていてはいけない!”と踏み出したときに出会った、特別な仲間なんです。しかもとにかく面白く魅力的な奴らなので、その魅力を世の中の人にわかってほしいという思いがあったんですよね。だから、“『水曜どうでしょう』の大泉洋”というキャラで客が呼べるなら、という感じでした。でも今やナックスは、全員がパンダ状態(笑)。ナックスとして認められたいと思っていた僕的には、本当に嬉しい限りです」公演中の舞台は、第二次大戦後の北海道で起きた史実を元にした作品。これまでの彼らにはない、シリアスな内容となっている。「数年前だったら、“そんなテーマ、重いんじゃない?”って断っていたかもしれないですが、僕らも40代半ばに差し掛かり、下の世代に何かを残したいと考えるようになったんですかね。楽しく笑ってもらう芝居もいいですが、今回は、観てくれた人の心に何かを残せるような舞台になるよう、頑張ります」音尾琢真学生時代の先輩後輩で結成されたチームナックスで、一番若い音尾琢真さん。「何年経っても、学年の上下関係は変わらないんでしょうね。良くも悪くも(笑)」と苦笑するが、強烈な個性で突き進んでいく4人を静かに見守る、穏やかで冷静な、調和の人だ。「もともと受け身なんだと思います。ただ、納得しないことには首を縦に振らない。芯は頑固で、それを囲むようにして、柔軟な素材をいろいろ取り揃えている感じです」その芯にあるものとは、芝居への情熱だ。「演出家の飴屋法水さんや小川絵梨子さんを筆頭に、芸術のために人生のすべてを注いでいるような方々と一緒に仕事をして、自分もそっちに行きたいと思ってしまったんですよね。ただ、そこについていくためには、一切の嘘も妥協も許されない。生半可な覚悟はダメなんだと学ばせてもらいました」目前に迫った3年ぶりとなるナックスの公演も同様。相応の覚悟をもって臨んでいる。「他の作品と違うのは、メンバーやスタッフに対しての評価も全部ひっくるめて、自分のこととして感じるんです。それだけに覚悟の度合いは強まりますよね。21年かけて培ってきたものを見せられたらと思っています」チームナックス北海学園大学時代に結成された演劇ユニット。第16回公演『PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて』は4月1日まで全国6か所を回り、上演中。もりさき・ひろゆき1971年生まれ。北海学園大学時代にチームナックスを結成。リーダーを務め、多くの作品の脚本・演出を担当。2008年よりHBC『あぐり王国北海道NEXT』に出演。やすだ・けん1973年生まれ。2008年放送のNHK連続テレビ小説『瞳』に出演し、注目を集める。今年は映画『不能犯』や『北の桜守』『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』などに出演。とつぎ・しげゆき1973年生まれ。映画やドラマ、バラエティ番組を中心に活躍。現在、『電影少女‐VIDEO GIRL AI 2018‐』(テレビ東京)に出演中。映画『恋は雨上がりのように』は5月25日に公開。おおいずみ・よう1973年生まれ。3月には海賊船船長役で声の出演をした『映画ドラえもん のび太の宝島』が、5月には主演映画『恋は雨上がりのように』が公開。他、多数映画の公開が控えている。おとお・たくま1976年生まれ。大学在学中にチームナックスに最年少メンバーとして参加。昨年末のドラマ『陸王』や公開中の映画『祈りの幕が下りる時』など話題作に次々出演している。写真左から、安田さん・スリーピーススーツ¥94,000(麻布テーラー/麻布テーラープレスルーム TEL:03・3401・5788)森崎さん・すべてスタイリスト私物大泉さん・ジャケット¥57,000パンツ¥28,000(共にCalvin Klein Platinum/オンワード樫山 お客様相談室 TEL:0120・586・300)戸次さん・スーツ 参考商品(HIROKO KOSHINO homme collection/RENOWN PRESS PORT TEL:03・4521・8190 )音尾さん・スーツ¥82,000(サイコバニー/ジョイックスコーポレーション TEL:03・3486・1573)その他はスタイリスト私物※『anan』2018年3月7日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・九(Yolken)ヘア&メイク・西岡達也(ラインヴァント)白石義人(ima.)横山雷志郎(Yolken)文・新田草子保手濱奈美重信 綾河野友紀望月リサ(by anan編集部)
2018年03月03日人生の先輩方であるTEAM NACSの5人に、ぜひ聞いてみたいお悩みを読者から募集。小さな“困った”をどう解決すべきか、ゆるくお答えします。“LINE”にまつわる悩み「あまり親しくない人からLINEのアカウントを聞かれた時、教えたくないのに上手に断ることができません。カドを立てずに切り抜けるためのアイデアを教えてください」(39歳・自営業)安田 顕:そもそも僕はLINEをやってないんです。なくてもやっていけるので。“既読”が付くのに返事しないと失礼になるし、それを面倒だと感じてしまうから、やらないほうがいいや、と。戸次重幸:やらないっていう選択肢も確かにあるし、いいとは思うんだけど、この場合、すでに始めちゃってるわけだから…。大泉 洋:じゃあシゲは聞かれた時にどうしてるの?戸次:教えますよ。で、こっちからは連絡しなけりゃいいんじゃない?向こうから連絡が来たって、無難に返事しておけばいいだけだし。それくらいのストレスは、社会で生きていくために必要だと思ってください。音尾琢真:僕も聞かれたら教えちゃうタイプですね。こっちから能動的に連絡しないでいれば、そのうちなんとなーくフェードアウトしていくんじゃないですか。大泉:LINEの連絡先を教えても、電話がかかってくることってほぼないじゃない?メッセージが何度か来るくらいだったら、適当に返せばすむし、そこまで面倒じゃないだろうから、教えちゃえばいいんじゃない?森崎博之:いまの話を聞きながら気づいたんだけど…俺、音尾とLINEが繋がってるのに、ほとんど連絡来たことないんだよね。ひょっとしてって思っちゃった。音尾:…はい。リーダーに聞かれた時は迷いましたけど、とりあえず教えるだけならいいか、と思って…。森崎:と、音尾君のようにうまくやればいいんじゃないでしょうか(涙)。安田 顕さんA型、2人兄弟の弟。お酒と音楽をこよなく愛する。音尾琢真さんO型、2人兄弟の弟。ヘアメイクの所要時間は最短。カレー好き。森崎博之さんO型、妹を持つ長男。今も北海道在住。家庭菜園で野菜を栽培。戸次重幸さんO型、姉を持つ弟。測量士補の資格あり。メンバー内で最後に結婚。大泉 洋さんB型、2人兄弟の弟。猫嫌いの海老アレルギー。娘を溺愛中。写真右から、大泉さん・ニット¥20,000(SCOTCH&SODA/SCOTCH&SODA Harajuku TEL:03・6712・6919)戸次さん・ニット¥20,000(lot holon/lot holon〈wjk base〉TEL:03・6418・6314)森崎さん・ニット¥14,500(SCOTCH&SODA/SCOTCH&SODA Harajuku)音尾さん・ニット¥41,000(BOGLIOLI/BOGLIOLI Tokyo TEL:03・6256・0297)安田さん・ニット¥14,500(SCOTCH&SODA/SCOTCH&SODA Harajuku)その他はスタイリスト私物※『anan』2018年3月7日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)スタイリスト・九(Yolken)ヘア&メイク・西岡達也(ラインヴァント)白石義人(ima.)横山雷志郎(Yolken)文・望月リサ撮影協力・AWABEESUTUWA(by anan編集部)
2018年03月01日人間は、他人と関わり合いを持たなければ生きていけない。とはいえ、人間関係は複雑で、時に面倒なもの。コミュニケーション力を上げ、人間関係を円滑に環境を快適にしていく方法をTEAM NACSの音尾琢真さんと共に探ります。一日のうち職場で過ごす時間は結構長い。だからこそ、仕事上の付き合いと割り切れないことも。「一番の近道は、“一緒に働きたい”と思われる人になること。難しいように感じますが、意識をほんの少し変えるだけなんです」とは、人材トレーナーの櫻井恵里子さん。オリエンタルランド在籍時代、ディズニー流のおもてなしの極意をキャストに根付かせてきた経験を持つ。「多くの人から愛される人に共通するのは、自分中心にならずに、周りに心配りができる人。それにはまず、立場の上下にかかわらず、周りの指摘や助言に耳を傾けられる“素直さ”を持つこと。嫌な感情を持たれにくく、自然と味方を増やします。そして、相手を信頼する“頼る力”を持っていること。他人を頼れるのは、人を信頼して認めることのできる人の証拠。誰でも頼られれば、自分が認められたと感じ、その相手が困っていれば手を差し伸べたくなります」コミュニケーション力UPのプログラムを2つご紹介!“聴き上手”になってみる。自分はコミュニケーションをとっているつもりでも、相手に伝わらなければ意味がない。「大事なのは聞く姿勢。“聴き上手”には、どんな人も心を開くし、話しかけやすいですよね」。それには、ちょっとしたコツをつかむこと。「相手の目を見て、話に細かく頷いたり、時には驚いたり、話に共感しながら適切なリアクションを返すこと。仕事の場では、メモを取る習慣をつけておくといいですよ。うっかりミスも減るし、前向きな姿勢も伝わります」音尾’s VOICE自分が思うより少し大げさに“聞いている感”を出してもいいのかも。さらに過剰にリアクションして、相手から「お前、聞いてないだろ!」とツッコまれるのを待つ、という上級なやり取りを楽しむのもアリです。同僚の仕事を積極的に手伝う。職場とは、同じ目標に向かって働く人の集合体。ただ、部署によって役割が違い、それぞれの立場の相違から優先順位も変わってくる。そのせいで、時には意見の相違や対立が起きることも。「同僚が、何を考えどんな仕事をしているか知っておくと、歩み寄れることも。忙しそうな時や困っているのを見かけたら、手伝いを申し出てみましょう。別の視点から見ることで相手の立場も理解できるし、自分が手いっぱいの時には、きっと向こうが手を貸してくれるはずです」音尾’s VOICE自分の芝居に迷った時、周りの人がセリフをどう言うかを考えることがあります。そうすると自分がどう返したらいいかが自然と見えてくる。相手の立場を知ることで、自分の役割が明確になることってありますよね。おとお・たくま末っ子気質の愛されキャラ。個性の強いTEAM NACSメンバーのなかでバランサー的役割も。撮影現場でも、全方位に気を配り、良好な関係を築くコミュニケーション上手。そんなスキルを発揮し、アドバイスしてくれました。櫻井恵里子さん著書に『「一緒に働きたい」と思われる心くばりの魔法 ディズニーの元人材トレーナー50の教え』『3日で変わるディズニー流の育て方』(共にサンクチュアリ出版)。※『anan』2018年3月7日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・九(Yolken)ヘア&メイク・横山雷志郎(Yolken)イラスト・山中玲奈取材、文・望月リサ(by anan編集部)
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