男性の育児休業取得率はわずか2.3%(2015年厚生労働省調べ)。期間も2週間未満の短期間が半数以上だという現実。なかなか出会うことのなかった育児休業取得パパ。とうとう見つけました!長くて短い3カ月今年2016年4月から3カ月の育児休業を取得した上田千秋さん。復職して1カ月もたたない7月に、お散歩コースの商店街で待ち合わせをしました。1歳になったばかりの娘のNちゃんと一緒です。47歳でパパになった上田さんが“育休”を取得したきっかけは「疲れた妻をサポートして彼女のストレスを軽減したかったから」。温厚だった奥さんが、産後から少し強い口調になり、厳しい表情を見せ始めたことが気になっていたのだとか。マスコミ関係の仕事をされている上田さん自身も、約2年前に育休について取材。制度を知っていくうちに、実際に使ってみたいという気持ちが芽生え、実際に取得するに至ったそうです。では、取得してみてどうだったのでしょうか?変化や気づきなどを聞かせてもらいました。パパの気付き“世の中のお母さんはなんて大変な仕事をしているのだろうか・・・”「頭ではわかっていたんですよ、大変な仕事だって。でも実際にやってみて“実感”としてわかりました」と上田さん。朝起きて食事を作り、食べさせてから子どもを連れて散歩。合間に洗濯、掃除に買い物。育休中は料理にも挑戦したそう。「育児だけでなく、次から次へと迫ってくる“家事”と“雑事”。読書やランニングの趣味も少しは楽しめるかと期待していたのですが、甘かったです」育休前も休みの日は子どもと過ごしていた上田さんですが、それはただの“いいとこ取り”でしかなかったと言います。「もう1つ誤解していたのは、働いているママだけが大変だと思っていたこと。でも実際はそうではなくて、専業主婦のママもものすごく大変だと知りました」育休に入ってから、大人との会話がめっきり減った上田さん。上田さんの場合は専業主婦の妻が家にいたことで、孤独を感じることはなかったそう。でも妻は毎日、朝から晩まで子どもと1対1。仕事という別の世界、逃げ場のない主婦がひとりで育児と家事をこなすのはとても大変なことだと体感したと言います。「この3カ月でお母さんを見る目が変わりましたね。自分の母親も含め、妻にもより感謝するようになりました」。母親代表の一人として、私まで感謝されている気分になる、うれしい言葉でした。「それと“虐待”などは一部の特別な人がすることだと思っていましたが、問題行動の裏には必ず何かがある。そしてそれは特別なことではなく自分たちの日常にも普通にありうることなのだと、実感しました」。この3カ月で以前より視野が広くなった、と話してくれました。ママの感想“週末のお楽しみ子育てから、一緒に子育てをするスタンス”に変化「育休取得前は、夫にとって子育ては週末のお楽しみ!で細かいことは私におまかせでしたが、育休に入ってからは“一緒に子育てをする”スタンスに変化しました」と妻のYさん。成長著しい1歳前の3カ月間を子どもと一緒に過ごすことで、通常だとパパが見逃してしまいがちな“はじめての○○”を、たくさん見てもらえてよかったと、Yさんもうれしそう。以前から食事の準備以外の家事はやっていた上田さんですが、育休中は料理もがんばりました。クックパッドなどでレシピを調べ、パスタ、煮物、中華も作れるように。「『大きくなったら食べてくれるかな』と、将来娘のために料理を作ってあげたいという思いがあふれていて、微笑ましかったです」。Yさんがパパの変化を一番感じているのかもしれません。同時に「子どもがグズる中での料理が、いかに大変かを知ってもらえてよかった」と、強調。実はどれだけ大変でわずらわしいことかを体感してもらうために、料理中の上田さんの足にNちゃんがまとわりつくよう、あえて放置してみたのだとか!口で伝えるよりも実際に感じてもらう作戦です。これからパパになる後輩たちにメッセージを「育休を取得するかどうか迷っているのなら、取った方がいい。しかし20代30代、私はそういう考えを持たなかったし、正直持つ余裕がなかったです。だから後輩たちに“取るべきだよ!”と大きな声では言えないな...」と上田さん。ある程度の年齢になり、人生を振り返る時期だったからこそ育休を取得できたのかもしれないと。「たとえ育休を取得しなくても30分早く家に帰る、お皿洗いや洗濯物を干す、朝は子どもの世話をしてから出勤するなど、男性がやれることはまだまだいっぱいあります」。会社帰りに居酒屋店に立ち寄ったり、マージャンに興じていた自身を振り返ってのコメントでした。「育休は男性も取るべき!どんどん取りましょう!」というメッセージを期待していたので、この返答に驚きを隠せなかった私。確かに働く男性として、会社での立ち位置や仕事内容もいろいろあって、簡単には言えないでしょう。それに妻の立場としても夫に無理を言えないのは私も同じ。まだまだ男性の育休取得は社会に浸透していないのです。最近は保育園の送迎にもパパの姿を多く見るようになりました。育休取得とはいかなくても、毎日子どもの世話や家事をしているパパの存在、そして上田さんのように勇気をもって育休を取ったパパの存在、こうして取材に気持ちよく応じ表に出てくれたこと、これらの小さな積み重ねにより世の中の流れは少しずつ変わっていくはず。そう信じて、今後もパパ取材を続けていきたいと決心したのでした。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年08月18日台所にいる飼い主になにやらおねだりしている猫の動画。【動画はこちら→】みことんさん(@miko_rin_ko)がTwitterに投稿した動画には、料理中のお父さんと、その後ろから服をつかんで魚をねだる猫のチルくん(16歳)の姿が映っています♪ほほ笑ましい光景ですが、この後、飼い主のお父さんに悲劇が襲いかかろうとは誰も予想していなかったでしょう。----------おねだりするチルくんと、それをあしらうお父さん。よほど食べたいのか、鳴きながら何度も要求します。なかなか聞いてくれないお父さんの腰をグイッ!諦めません。と、次の瞬間……チルくんが足を滑らせバランスを崩してしまい……短パンがきれいに滑り落ち、パンツがあらわに!横たわるチルくんも、いったい何が起こったのか分からなかったはず。かわいらしいチルくんのおねだりから、お父さんに訪れたハプニングの一部始終は、関連記事の『【おもしろパパ動画】おねだりする猫を無視し続けた結果、飼い主に悲劇が…』からご覧ください♪お互いにビックリしている様子が絶妙な空気感を醸し出していますね♪●文章/パピマミ編集部
2016年08月10日こんにちは。ファイナンシャルプランナーのyossyです。結婚した後にお小遣い制になった、という家庭は多いかもしれませんが、皆さんはどれくらいの金額をもらっているのでしょうか。また、それに対して納得感はありますか?夫婦の間でも、お小遣いにおけるモメ事は起こりがちですよね。ここでは、新生銀行の『2015年サラリーマンのお小遣い調査』を参考にしながら、お小遣いの金額やお小遣い制の是非に迫ります。●子育て中の世帯は支出が増える分お小遣い減?新生銀行の調査によれば、男性会社員のお小遣い金額は、全体では月に3万7,642円 という結果でした。これを、ライフステージ別に見るとどうでしょうか。・未婚……4万3,573円・既婚、子どもなし(共働き家庭)……4万1,962円・既婚、子どもなし(専業主婦家庭)……3万9,408円・既婚、子どもあり(共働き家庭)……3万1,620円・既婚、子どもあり(専業主婦家庭)……2万7,006円やはり未婚家庭が最も多いですね。結婚後に少し減る傾向がありますが、子どもがいる世帯は特に顕著にお小遣いの金額が少なくなるように見えます。住宅資金や教育費等、支出が増えますので、当然の結果ともいえるでしょう。●パパは大丈夫? お小遣い制の不満お小遣い制は、無駄遣いを抑える効果や、貯蓄する分のお金を確保しやすいメリットがあります。そのため、特に支出が多く、使えるお金が限られる世帯にとって合理的な方法と言えるでしょう。ただし、一方でパパの不満が溜まりやすい というデメリットがあります。『自分だけ制限されているようで気分が悪い』『自分が働いて稼いだお金が自由にならないことが気に入らない』『稼ぎが増えても一定額だとモチベーションがあがらない』といった声がよく聞かれるように思います。不満がたまると夫婦喧嘩に発展することもありますから、しっかり話し合いながら慎重にお小遣い制の中身を考えていきたいですね。●不満の元はなんなのかをしっかり突き止めて一口に「お小遣い制が不満」と言っても、不満の裏に潜む原因はさまざまです。原因によって対処法も変わってくるでしょう。上に挙げた不満について、それぞれ原因や対処法をご紹介します。●「自分だけ制限されているようで気分が悪い」場合このケースでは、“自分だけが大変” と夫が感じているのかもしれません。妻や子どもだけが贅沢していて、夫だけ我慢しているのであれば、それはやはりやり方を変えたほうがいいですね。一方で、妻だけが家計管理している場合、夫が家計の内情を知らずに不満をつのらせているケースもあります。家計簿を見せて論理的に説明すれば、「意外と家計が切迫していたんだ」とわかり、解決することも。●「自分が働いて稼いだお金が自由にならないことが気に入らない」場合これに関しては、そもそも、“何のために”お小遣い制にするのか 、その理由に立ち戻ったほうがいいでしょう。結婚・出産して支出が増えれば、自由になるお金が減るのは当たり前のこと。その支出項目・金額に納得感があれば、不満も減るはずです。実は、単に「妻に主導権を握られるのが嫌だ」と感じているケースもあるかもしれません。金額の決め方や管理の仕方を検討し直すのも手です。●「稼ぎが増えても一定額だとモチベーションがあがらない」場合この場合、お小遣い額を一定にするのではなく「収入の○%」 と決めるのもいいでしょう。月収が一定ならば、ボーナスで変動させるのです。----------パパの不満がたまりやすいお小遣い制。夫婦間のトラブルの引き金になることもあるかもしれませんが、支出を抑えるために効果的なのは事実。ぜひ、導入する場合にはお互いに不満がたまらないようにしっかり方法や金額について話し合いたいものです。【参考リンク】・「2015年サラリーマンのお小遣い調査」結果について | 新生銀行(PDF)()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年07月16日「将来パパのお嫁さんになるっ!」。かわいい娘にそう言われてデレデレしたのも遠い昔。今では「ちょっとパパ、臭いんだけど」などと思春期の娘に邪険に扱われているパパは少なくないのではないでしょうか。また、「一生あなたのそばにいるわ」と瞳をうるませていた妻が、今では「家にいると邪魔だから出かけてくれない?」などと冷たくあしらうようになったという人もいるでしょう。悲しいかな、ママや娘にとって“パパ”という存在は軽んじられる傾向にあるのです。そこで今回は、実際にパパたちが経験した「ママや娘によるイジメ(?)」エピソードについてご紹介します。●(1)娘がLINEでしか会話してくれない『昔はあんなに私になついていた娘ですが、思春期とともに嫌われるように……。今では口もきいてくれず、会話もLINEを通して必要最低限 という感じ。一度目の前で食事をしているのにLINEしてきて、しかも内容が「明日友達んち泊まっていい?」だったことがあり、そのときはさすがに注意しました。普通に話してよ!』(46歳男性/15歳の娘のパパ)父親と携帯電話を通してしか会話しないという思春期の女の子は意外と多くいるようで、同様のことで悩んでいるパパは多く見られました。それにしても、別々の部屋にいるならまだしも、目の前にいるのにLINEしてくるなんて精神的にけっこうキツいですね。ママや友達とはよく話すのに。なぜ思春期の娘たちは父親を前にすると岩のように沈黙を貫くのでしょうか。●(2)休日に置いてけぼりにされる『GWや夏休みなどは家族みんなで旅行に行きたいのですが、娘やママから「一緒に歩きたくない」と言われるので、一人寂しく家で過ごしています 。ちなみに、ママと娘は一緒に買い物などに出かけて楽しそうです。ここだけの話、時々泣いてます』(52歳男性/17歳の娘のパパ)こんな悲しい出来事があっていいのでしょうか。普段は家族のためにあくせく働き、その汗が臭いと言われ、ウザいと無視をされながらも頑張った結果、家で孤独な休日を過ごすなんてあんまりです。趣味でも見つけて気を紛らわせるしかありません。●(3)妻に「犬小屋並みに臭い」と罵倒された『妻とは一緒の寝室、一緒の枕で寝ていたのですが、ある日枕が二つに増えていました。理由を聞くと、「だってあなたが寝た後の枕、犬小屋並みに臭いんだもん 」と痛烈な返しをされました。悪臭を放っている自分が悪いとはいえ、悲しい気持ちでいっぱいでした』(46歳男性)男性の加齢臭は、枕に最も残ると言われています。そのため、奥さんは毎晩その悪臭に耐えていたのだと思いますが、「犬小屋」はあまりにも厳しいですね。男性の心って意外とガラスのように繊細ですから、もう少しオブラートに包んで伝えてほしいですね。●(4)「今度彼氏家に連れてくるからどっか行ってね」『以前、娘が彼氏を家に連れてきたことがあるのですが、そいつがあまりにもチャラチャラしていたので、思わず「お前に娘はもったいない。帰れ!」と追い返したことがあります。それ以来、口をきいてくれない娘ですが、ある日久しぶりに話しかけられ「今度彼氏家に連れてくるからどっか行ってね」 とだけ言われました。たしかに前の対応は悪かったと思いますが、そんな言い方しなくても……』(39歳男性/18歳の娘のパパ)父親たるもの、娘に変な虫がつかないように気を配るのが義務ですが、その気持ちが強すぎて空回りしてしまうこともありますよね。娘を思うがために、娘に嫌われる……なんとも切ない構図です。とはいえ、「今度彼氏家に連れてくるからどっか行ってね」は辛辣ですね。“パパよりも彼氏の方が大事”感がにじみ出すぎていて窒息しそうになります。頑張れパパ!----------いかがでしたか?どんなに職場でブイブイいわせてるデキるパパでも、妻や思春期の娘の前では「臭い汚いウザい」のひと言で片付けられてしまいます。パパは家族のために頑張っているから臭いのです。これを読んだママは今日から少しでもパパに優しくしてあげてくださいね。●文章/パピマミ編集部
2016年06月18日【パパからのご相談】先日、妻が産後2週間の里帰りを終え自宅に戻ってきました。家族3人での新たな生活がスタートしたのですが、育児に加えて家事も頑張ってくれている妻に、短時間でも外出などができる自由な時間を過ごしてほしいと思っています。でも、子どもはまだ生まれたての赤ちゃんで、何をしても無反応です。赤ちゃんと2人きりで過ごすとき、正直どう触れ合っていいのか分かりません。なにか遊びのいいアイデアはありますか?●A. 赤ちゃんに優しく触れ合ったり、語りかけたりしてみて。ご相談ありがとうございます。ママライターのなかやまあぽろです。赤ちゃんのいる生活はいかがでしょうか。今は不慣れなことも多いと思いますが、ご相談者様の優しい気持ち、全国のママたちが応援していますよ!生まれたての赤ちゃんは、まだ昼夜の区別はついておらず、飲んでは寝るというサイクルを繰り返しているころです。感情も未発達。快と不快から始まり、2〜3か月ごろからあやされて喜んだり満足したりなどの複雑な感情が芽生えてきます。感情がないといって、生まれたての赤ちゃんを抱きながら常にスマートフォンとにらめっこ、とはもったいない話です。生まれたときから、赤ちゃんとパパ・ママとの信頼関係の形成は始まっています。優しく触れたり、たくさん語りかけたりしてあげると赤ちゃんは安らぎ、心地よい気分になります。感情に表せなくても、赤ちゃんはちゃんと受け止めている のです。今回は、県の医師会監修の月齢別コミュニケーションの取り方をまとめてみました。これを読んで、パパもイクメン目指して頑張ってくださいね!●0~1か月の赤ちゃんは、優しい声をかけながら触れ合って●(1)ほっぺをつんつんしてみましょう生まれたての赤ちゃんは、特に肌の刺激に敏感 です。優しく触れられたり、抱っこされたりすることによって心地よさを感じます。このころはまだ視力もあまりありませんが、顔を近づけて目と目を合わせ、ほっぺを指でつんつんしてみましょう。笑顔で語りかけたり、オリジナルの歌を作って歌いながら触れ合ったりするなど工夫してあげると、赤ちゃんとの信頼関係も自然に育っていきます。●(2)おなかの上に乗せて、ゆったりと赤ちゃんが一番安心するのは、パパやママと密着すること。どの月齢の赤ちゃんとでも、親子のきずなを育むのにぴったりな方法と言われています。ゆったりとした気持ちでパパやママが仰向けになり、おなかの上に赤ちゃんを寝かせるようにして抱っこしてみましょう。このころの赤ちゃんは首がまだ座っていないので、首は横向き に寝かせてあげましょう。頭を支えながらゆらゆらとそっと揺れてみるのもおすすめです。●(3)抱っこしながら、歌でゆらゆら横向きで優しく抱っこし、童謡などをゆっくり歌ってあげながらリズムに合わせてゆらゆらしてみましょう。パパは慣れていない抱っこに緊張するかもしれませんが、肩の力を抜いて赤ちゃんを包み込むような形 で抱っこしてあげてくださいね。歌は恥ずかしいというパパもいるかもしれませんが、優しいメロディーのCDなどをうまく使ってみてください。また、抱っこしているときは首をしっかり支えましょう。激しく揺らすのは危険です。CDなどをかける場合も、音量には十分注意しましょう。●2~3か月の赤ちゃんは、お散歩で新しい刺激を●(1)おなかに口を当て、ブーッと息を吹いてみましょう赤ちゃんに「今からおなかにブーするね」などと話しかけながらおなかに口を当てて、初めは優しくブーッと息を吹きかけてみてください。「くすぐったい」という感覚と音が、赤ちゃんの脳や心を発達させる そう。これは2~3か月以降のどんな月齢の赤ちゃんも楽しめるスキンシップの一つです。また、パパもママも一緒に楽しむことが赤ちゃんに楽しさが伝わるポイントです。●(2)五感を使った遊びを始めましょうどのご家庭にもあるレジ袋や紙袋を、丸めたりこすったりしてさまざまな音を聞かせてあげましょう 。皮膚に当たる感覚も育つころなので、積み木をほっぺにペタンと当ててみたり、でこぼこしているものを触らせたりしてみましょう。赤ちゃんにとっては全てが新しくて不思議なことばかり。声をかけながら遊んであげましょう。●(3)お散歩で世界を広げて2~3か月の赤ちゃんは、特に音に関心がある とされています。一歩外に出ると、鳥の鳴き声や風のそよぎ、花の香りなど刺激がいっぱい。大人が普段気にもとめないことが、赤ちゃんの世界をどんどん広げてくれます。パパもママも注意深くそれらをキャッチしながら、「風が気持ちいいね」「小鳥さんの鳴き声聞こえるかな?」などとたくさん語りかけてあげるのがポイントです。赤ちゃんの反応を待つのではなく、親子で触れ合いながら、「赤ちゃんの感情や親子のきずなを育てる」という気持ちで赤ちゃんとコミュニケーションをとることができたらいいですね。【参考文献】・『パパスイッチオン! ぎふイクメンへの道』岐阜県医師会・監修●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年06月12日【パパからのご相談】先日、子どもの育て方について話しているときに妻とけんかになりました。妻は、「私はいろんな人から育児の情報を聞いている」「○○ちゃんのパパもそう言ってた」「あなたも人に聞いてみれば!」などとキレられました。子育てについて他の人に聞いてみたいなという気持ちはあるのですが、実は周囲に育児のことで話せる人がいません。公園で子どもの友達の親と会ってもあいさつをする程度なんです。こういうのはよくないでしょうか?父親は友人と育児の話をするものなのでしょうか?●A. 父親の多くは子育てについて話せる友人がいません!ご相談ありがとうございます。子育て研究所代表の佐藤理香です。「自分には子育てについて話せる友人がいないなあ」と改めて実感すると少し心配になりますよね。毎日仕事で忙しくしていると、育児の話をのんびりしている時間もないと思います。「妻と自分の子どもの話をするのがやっと」というところではないでしょうか。実際、父親が子育て話をする友人がいないことは、珍しいことではありません。そこで今回は、父親が子育ての話をする友人をどのくらいの割合でもっているのか、そういった友人と知り合うきっかけは何かについてお伝えしたいと思います。●子育てについて話せる友人がいない父親は、50.2%ベネッセ教育総合研究所が父親に行った調査によると、子育てについて話せる友人がいると回答した父親は49.8%、いないと回答した父親は50.2% となりました。また、子育て話をする友人がいると答えた父親の平均的な友人の数は4.3人でした。このことから、半分以上の父親が子育て話をする友人がいないことがわかります。そして、友人がいる父親は平均して4人以上もいるので、話せる友人がいるのといないのでは、両極端であることがわかります。●子育てについて話せる友人と知り合ったきっかけでは、子育てについて話せる友人がいると回答した父親は、どこで、何がきっかけで友人と知り合うことができたのでしょうか?調査結果をみると、上位5位は以下のようになっています。・1位:仕事上での関わりを通じて……(60.0%)・2位:過去の学生時代(小学校・中学校・高校・大学等)に一緒で……(45.3%)・3位:自分のための趣味を通じて……(22.3%)・4位:園・小学校で子どもを通じて……(13.9%)・5位:配偶者の友人だったことをきっかけとして……(8.3%)ダントツ1位は、やはり職場関係 。毎日顔を合わせて付き合っている関係で、自然に子育ての会話が出てくるものと思われます。2位が学生時代の友人。意外だったのが3位と4位。園や小学校で子どもを通じて友人ができることのほうが多いかなと思うところですが、それよりも約10ポイントも上回って“自分のための趣味を通じて”友人と知り合ったという方が多いことがわかります。父親の趣味も、子育てに通じているのですね。実は、子育てについて話せる友人がいるか、いないかによって、父親の子育て意識に差がみられることがわかりました。友人のいる父親のほうが、子育てに肯定的な感情をもつことが多く、否定的な感情は少ない ことがわかったのです。近年では、父親が子育てに関与することが求められています。子育ては、日々の小さなことの積み重ね。疑問や不安なども湧いてはなくなり、湧いてはなくなりで尽きることはありません。そのため、ちょっとした子育て話を直接会って話せるという友人の存在が、父親にも求められているのかもしれませんね。【参考リンク】・『第3回乳幼児の父親についての調査 速報版』 | ベネッセ教育総合研究所(PDF)()●ライター/佐藤理香((株)子育て研究所代表)
2016年06月09日外では仕事を頑張ってくれるパパですが、家の中では散らかしっぱなし、いつでもマイペース…。そんなパパに対して、思わずキツい言葉を言ってしまうことはありませんか? でもそれでは、パパが傷つくだけでメリットはないようです。ママが自慢したくなるパパになってもらうためのヒケツを池内ひろ美さんに聞きました。お話を聞いたのは池内ひろ美さんいけうち・ひろみ夫婦・家族問題評論家。著書に「読むだけで『いい夫婦』になる本」(講談社文庫)など多数。「妻によるDV」を扱った著作のほか、離婚から結婚、恋愛、夫婦・家族・親子、教育に関わる作品を発表し続けている。6つのシーン別言いがちNGワードをチェックその一言がパパをめげさせているかも?イラッときたときこそ、言葉遣いを改める良いチャンスです!シーン1ママが忙しいのにテレビやゲームゴロゴロしていられていいよね!嫌みではなく理想の姿を言葉にしてパパをその気にさせる嫌みを言われてもパパは反省しません。「そんなに言うなら、意地でもゴロゴロしてやるさ」、これがパパの心境です。パパの頭には、自分のプライドを傷つけた「ゴロゴロしている」という言葉が残り、その姿を実現する方向にいってしまうんですね。この特性を逆手に取って、理想の姿を口にしてみましょう。例えば、「ママ友にあなたのこと、〝休日でもポロシャツ姿で、さっそうとしてるわね〞って言われちゃった!」と言えば、パパの脳内は「俺ってさっそうとしてる」モードになります(笑)。その姿を実現するため、自然と行動が伴うはずです。シーン2片付けない、服を脱ぎっぱなしだらしない! 片付けてよ!片付けは自分のためと割り切って手を抜くのも夫婦円満のヒケツパパが片付けないのは、散らかっていても平気だから。一方、ママが片付けたいのは、自分にとってきれいな部屋が快適だからですよね。「家族のために片付けてるのに、私ばかり苦労している」と思うから腹が立つので、「片付けは自分のため」と捉えてみませんか。そこまで割り切るのはなかなか…と思うかもしれませんが、これも夫婦円満のヒケツ。「自分のため」と思えば、忙しいときや疲れているときは手を抜くことができます。自分が手を抜けば、人の手抜きを許せる余裕ができます。自分にも相手にも完璧を求めず、許し合える関係でいきましょう!シーン3たまに手伝うとすごくエラそう私はいっつもやってますけど!「ありがとう」と言ってパパの承認欲求を満たせば自然に回数が増えるはずたいていの男性は、母親が家事をし、父親が仕事をする姿を見て育っています。「家事は女性の役割」と思っているパパにとっては、10回のうち、たった1回手伝っただけだとしても、これは偉業。誇らしい気持ち・褒められたい気持ちでいっぱいになっています。「私はいつもやってるのに」「それくらいで偉そうに」と言いたい気持ちはぐっと我慢して、まずはそのサービス精神にお礼を言いましょう。パパの承認欲求を何より満たしてくれるのは、ママからの「ありがとう」です。手伝うたびにいい気持ちになれば、自然と回数も、2回、3回…と増えると思いますよ。シーン4複数のことを同時にこなせないどうしてできないの!?やり方を具体的に伝えてパパに新しい行動パターンをインプットする私たち女性は、子どもを抱っこしながら電話に出て、やかんが沸いたら火を止め、宅配便が来たらハンコを押して…と、同時に複数のことをこなせます。けれど男性は一度に1つのことしか処理できません。子どもを抱いている間に宅配便が来たら、「誰か来たぞー」と、ママを呼ぶはめになってしまうんです。そんな時は、できないことを怒るのではなく、「子どもを抱っこしながら出て」と言いましょう。取るべき行動を具体的に言葉にすることで、パパの中には「抱っこしながら出ればいいんだ」という新しい行動パターンがインプットされていきます。シーン5何回教えても家事のやり方が違う何度言ったら分かるの?プライドを傷つけずにパパが自分で気付ける方法で伝える例えば、パパに食器洗いを任せたとき。終わった後の流し台がビショビショになっていたとしても、まずはお礼を言いましょう。その上で、ママの満足いくやり方をどう伝えるかですが、毎回直されるとやる気が下がってしまうので、3回のうち2回はこっそりママが拭きます。そして残りの1回は、あえてパパの見ている前で拭くことで、「俺がビショビショにしちゃったんだな」と気付けます。子どもに対するのと同じように「何もかも教える」という姿勢はパパのプライドを傷つけるだけ。頼りにされるからこそ、頼りがいのあるパパになっていくのです。シーン6子どもより自分を優先させるちょっとは子どものことも考えてよ!ママがパパのことを優先させればパパは子どもを優先させる少し厳しい言い方になりますが、これは普段、いかにママがパパを優先していないかの現れ。ママは子どもに対しては、「すごい!」「できたね!」と褒めるのに、パパのことは褒める必要がないと思っているからです。けれど、パパだって手伝ったら褒められたいし、疲れていたらいたわってもらいたいもの。けれど、誰も自分のことを褒めてくれないから、自分で自分を優先せざるを得ないんです。ママにはぜひ「おうちの中ではパパが一番」という姿勢でいてもらいたいですね。そうすれば、パパの方にも自然と子どもを優先させる余裕が生まれるはずです。Q1パパに対してキツい言動を取ることがありますか?Q2子どもの前でパパを否定する言葉を言いますか?<あんふぁん読者アンケート>※2016年3月2日~4月12日WEBアンケート、有効回答数1019人パパへの陰口と収入へのダメ出しは絶対禁句前ページで6つのNG例を紹介してきましたが、一緒に暮らしていれば、腹が立つことがあるのは当然。ダメと分かっていても、ついキツい言い方をすることもあると思います。ただ、絶対に避けてほしいのは、次の2つです。1つは、子どもの前でパパの陰口を言うこと。ママとパパはもともと他人ですが、子どもは、ママとパパから半分ずつ血を分けている存在です。例えば、「パパってうそつきね」というセリフは、子どもには「あなたの体の半分はうそつきだ」と言われているのと同じことです。このように育っては、自己評価が低くなり、自尊心も育ちません。もう1つは、パパの給料や収入にダメ出しをすること。「だらしがない」や「子どものことを考えない」という言葉はまだ、パパにとっては逃げ道のあるダメ出しです。なぜなら、「だって片付けや子育てはママの仕事でしょ」という言い訳が成り立つから。でも、給料が安い・収入が低いという指摘は、パパの本分へのダメ出しになります。あなたが働いていてもいなくても、パパの誇り・存在意義をも深く傷つけるので、決して口には出さないでください。夫婦はお互いの鏡「ありがとう」の気持ちを忘れずにここまで読んだママの中には、「私が家事も育児も頑張っていることに対しては、パパは当たり前と思っているのに、私だけパパを気遣うなんておかしい」と思う方もいるかもしれません。それでは質問ですが、ママはパパの給料日に「ありがとう」と言っているでしょうか?給料が入るのは当たり前と思っていませんか。夫婦は鏡のようなもの。「パパがお礼を言ってくれれば、私だってお礼を言うわよ」とママが思っているとしたら、パパの方も同じように思っていると考えてください。だから、「パパ、いつもお仕事ありがとう」と言えば、「ママも、家事・育児ご苦労さま」と返ってくるはず。文句や嫌みを言うのはエネルギーを使うし、眉間にシワが寄って、確実に〝ブサイク〟になっているはず(笑)。笑顔で「ありがとう」と言えば、5文字で済んで簡単だし、美容にもいい。出し惜しみしているのはもったいないですよ。結婚前は誰だってサービス精神旺盛な男性だった「うちのパパは何もやってくれない」と思っているママは、結婚前を思い出してください。パパはあなたを振り向かせるため、必死にサービスをしてくれませんでしたか?あなたはそれに対して「ありがとう」の言葉を惜しみなく言いませんでしたか?それがいつからか、ママからのお礼がなくなり、パパのサービスは空振りに終わり、結果「うちのパパは何もしてくれない」という事態になっているわけです。あなたが結婚相手に選んだ人なんですから、パパのサービス精神は隠れているだけです。その意欲を引き出すのはママ自身。やってもらったら「ありがとう」とお礼を言うこと。頼むときは「ごめんね、お願い」と添えることです。最後にもう1つ、私が夫婦円満のコツだと考えているのは「関心を持って、干渉はしない」こと。関心というのは、「仕事が大変そうだね」とねぎらったり、パパの趣味を一緒にやってみたりすることです。一方、仕事の内容にまで余計な口を挟んだりするのが干渉です。大事なのは、相手の問題と自分の問題とをきっちり分けつつ、相手への気遣いは忘れないこと。夫婦円満な家庭を築いていきましょう!監修/西東桂子(あんふぁんサポーター)illustration/HARANIKU Tsuyako
2016年06月08日毎年5月の“母の日”は世間的にも認知度が高く盛り上がるイメージがありますが、対する父の日は比較すると盛り上がりに欠ける気がします。小さい子どものいる家庭の父の日事情はどうなっているのでしょうか。意外と知らない!?父の日のこと意外と正確に知らない人が多いですが、「父の日」は6月の第3日曜です。母の日は5月の第2日曜ですよね。また、シンボルとなっている花は、母の日はカーネーションですが、父の日は白いバラとなっています。両日共にアメリカで始まった習慣ですが、母の日の方が父の日よりも数年早く始まっています。男手1つで6人の子どもを育てたものの早くに亡くなった父を称えるために、その子どもが、「母の日があるのなら父の日もつくってほしい」と教会に申し出たことが始まりです。母の日を参考にして定められているのですね。子どもからパパへ 手作りプレゼント幼児がプレゼントできるものとなると手作りのものになると思います。単純に似顔絵でも、パパの顔を描くという機会はあまりないと思うので、喜んでもらえると思いますよ!他にもこんな物はいかがでしょうか?★手作りネクタイ紙や布で作ったネクタイにリボンなどをつけて実際に首にかけられるようにした“手作りネクタイ”。実際に子どもから首にかけてあげれば、パパも大喜び間違いないですね。さらに、カードをYシャツの形に折った“シャツカード”も、ただの手紙として贈るよりも父の日らしさが増して喜んでもらえるでしょう。シャツカードには、紙で作ったネクタイを添えるとさらにいいですね。シャツカードの作り方はこちらをご参考にどうぞ★手形足形を活用字や絵だけのカードではなく、子どもの手形や足形などを添えたカードにすると、後に見た時に成長を感じることができて思い出深いプレゼントになるでしょう。足形をパパの顔に見立てて似顔絵にする、というアイデアもありました。布用インクなどを使用して、手形足形をスタンプしたオリジナルTシャツを作るのもいいですね。★料理をしてあげるママと協力して、料理を作ってあげるというケースも多いようです。意外だったのは、手作りクッキーを作るという子が多いということ。親子で楽しく作れますし、頑張れば似顔絵クッキーなどにもできるというアレンジ力の高さが魅力なのかもしれません。パパの好きなメニューを作り、子どももできるところはお手伝いする、というのも喜んでもらえそうですね。最近は、シングルマザーが増えていることを考慮して父の日は大々的に行わないという風潮もあります。逆に、私の園では母の日のイベントはありませんが父の日は土曜日に参観を行っています。大々的にしないとしても、パパがいる家庭では是非親子で協力して父の日をお祝いしてあげたいですね。普段お仕事で家にいなくて存在感が薄れてしまいがちですが、こういう日がパパの育児参加へのきっかけになるというケースもあるかもしれませんよ!
2016年06月02日【パパからのご相談】お天気の良い休日は、できるだけ子どもを公園などに連れて行って遊ばせています。いつも妻から「水筒を持って行って!」と言われるのですが、よく持っていくのを忘れてしまいます。喉が渇いたら、外でジュースなどを買って飲ませているのでわざわざ持っていかなくてもいいのではないか……と思ってしまいます。家に帰ると妻はとても怒っているし、正直面倒に思ってしまいます。なぜ、荷物になる水筒がそんなに大事なのでしょう?●A. 熱中症対策について、パパとママの温度差があるというのが原因。ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。パパが休日に公園へお子さんを連れて行ってくれることは、ママにとって非常にありがたいことです。日頃ゆっくりできない家事を一気に片付けることもできるし、たまには子どもと離れている時間も必要なのです。本当は、とても感謝しているのです。しかし、感謝の言葉より先に「なんで水筒を持って行かなかったの?」と怒られてしまう。せっかくのパパの頑張りが報われないばかりか、「面倒だからもう行きたくないな」と思ってしまっても仕方がないかもしれません。パパさんも“熱中症”はご存じですよね?では、「子どもは大人に比べて熱中症にかかりやすい」 ということはいかがでしょう。このご相談で問題なのは、パパとママの熱中症に関する認識の違いが生む温度差が原因であると予想します。そこで今回は、子どもの熱中症についてお話ししていきます。パパも少し熱中症に関する知識を深めて、ママとの温度差を縮めてください!●子どもが熱中症にかかりやすい理由3つ●(1)自分で自覚症状を訴えることができないから大人であれば、「めまいがする」「頭が痛い」「喉が渇いた」と周囲に伝えることができます。しかし、子どもは言語能力が未発達ですから、大人に自分の体調不良を訴えることができない のです。●(2)子どもは体の水分量が多いから成人の水分量は60%ですが、乳児は80%、幼児は70%と成人に比べて体の水分量が多いです 。また、成人に比べ細胞外液の割合も高く、体重あたりの必要水分量も多いので、脱水症状を起こしやすいのです。●(3)熱中症対策を自分ですることができないから大人は自分で喉が渇いたら水分補給ができますし、直射日光が当たる暑い場所に長時間いることのないよう、自分で日陰の涼しい場所に移動できますが、子どもはそれができないのです。そのため、周囲の大人が気付いて対策をしてあげなくてはなりません。●ママは子どもの熱中症に敏感また、世間のママたちがいかに子どもの熱中症対策に対して努力しているか、という裏付けになるアンケートがありますのでご紹介します。象印マホービン株式会社が行った、子どもの熱中症に関する意識調査のアンケート結果です。アンケート結果によると、「あなたのお子さんの熱中症予防や対策をしているか?」という質問に対し、「積極的にしている」と「している」を合わせて82.5%の母親が何らかの熱中症予防や対策をしている と答えました。また、お子さんに熱中症予防や対策をしている母親に対し、どのような予防や対策をしているかを聞いたところ、「こまめに水分をとらせる」が一番多い回答で96.9%、続いて「外出時には水分補給のために水筒を持たせる」が78.3%と続きました。熱中症予防として「水分補給だけでなく塩分(ナトリウム)補給も必要と知っているか」という質問に対し、「理由も含めてよく知っていた」が39.3%、「知っているが、理由は何となく知っている程度」が47.1%、「知っているが理由はわからない」が10.3%、と合わせて96.3%の母親が知っていると回答しました。----------いかがでしょうか?ママがなぜ水筒を持たずに出かけたパパをそんなに怒るのか、少しご理解いただけましたでしょうか。外でジュースを買って飲ませるとお子さんはとても喜ぶでしょうけれど、実は水分と同時に塩分が補給できるスポーツドリンクや麦茶が最適であること、パパはご存じではなかったかもしれませんよね。玄関に用意してくれていた水筒の中身は、もしかしたらスポーツドリンクだったのかもしれません。ママのお子さんへの愛情と、体調への細かい気配りが水筒の中に込められている ということ、ママ目線でのアドバイスで恐縮ですがパパにも気がついてもらえたらうれしいです。次回からは、ぜひ忘れずに持って出かけてください。そして、よくお子さんの様子を観察して、体調の変化に気を配ってください。【参考リンク】・子どもの熱中症に関する意識調査 | 象印マホービン株式会社()●ライター/あしださき(元モデル)
2016年05月23日こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。育児中のママさん、パパさん。今日はイライラやクヨクヨしていませんか?このイライラやクヨクヨ、育児中なら多少は当たり前ですが、その程度が過ぎると育児にも生活そのものにも影響を及ぼして、 すべてが悪い方へとゴロゴロ転がっていってしまうこともあります。そんな悪循環へと陥る前に、ちょっとした家庭内育児休暇を取るだけで育児はもっと気楽なものになることが、育児経験者へのインタビューで分かりました。●イライラは寝不足からもちろんそれだけではありません。でもこれが要因のひとつであるのは確かです。3人の娘を持つ50代のママIさんは、「とにかく寝る時間が取れなくてつらかった」と教えてくれました。特に2人目のお産が重く、産後の体調がすぐれなかったというIさんは、ご主人と話し合い週の半ば1日の夜から朝までと、土日のどちらかの朝から夜までを、ママの完全自由時間 にすることに決め、寝だめしたり学生時代の友達と女子会をしたりして過ごすことで、育児から離れる時間を作ってイライラをスッキリさせたそうです。「多少の罪悪感はあったけど……」というIさんですが、自分が上機嫌でいることやお土産を買って帰ることで、子どもも夫も機嫌が良くなることに気づき、心置きなく自由時間を満喫したそうです。育児中のパパママにとって、睡眠時間の確保は意外と後回しになりがちですが、これこそが最重要課題なのです。パパとママ、またはジジやババ、時には保育所などの助けを借りてでも“ぐっすり”を満喫する日を確保しましょう。それだけで、精神的にずいぶんと楽になります。●クヨクヨは大人の会話不足かわいい子どもとマンツーマンで過ごす時間であっても、それが長すぎると“会話”をする機会が減ってしまいます。赤ちゃんや幼児も話し相手になってはくれますが、大人同士の会話と違って一方通行の場合がほとんど です。仕事を休職し専業主夫として一人息子を育てる30代のパパUさんは、子どもと24時間体制でくっついていると気分がダウンしてくることに気づき、大学の講師として家計を支える妻に相談。「最近、表情が暗いと思っていた」という妻の提案で、土日のどちらかを“大人のつきあい”にあてることにしたそうです。あるときは飲みに出かけ、あるときは深夜映画を見に行き、またあるときは講演会などに参加することで脳内のバランスを取るよう心がけたそうです。また、夫婦二人でDVDを見る時間を持つことで、子どもから離れた共通の話題 を持つようにもしたとのこと。学生や社会人時代の仲間など、育児から離れた関係を持つ大人の知人と大人の会話をする時間を持ったり、夫婦間の会話でも、子どもの話題から離れて趣味や仕事など大人同士のおしゃべりを楽しむよう心がけたりすることで、知らぬ間に気分転換ができるわけですね。●育児鬱を発症する前にストップをかけることが大事イライラやクヨクヨが募っていくと、育児鬱を発症してなかなか気分を上昇させることができなくなったり、本格的な治療が必要になったりすることもあります。だからこそ、ちょっとした「イラッ」や「クヨ」の段階での対処が大切です。「もっと頑張ろう」や「まだまだ頑張れる」もいいのですが、「気楽にいこう」くらいが育児にはピッタリ 。大人の会話を楽しんだ後にはぐっすりと眠る。そんな正味10時間程度の家庭内育児休暇を、育児に携わる人が順番に取っていこうと考えられれば、育児鬱の発生率はグンと下がりそうです。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年05月21日こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。国会議員の育児休暇取得に関する報道の盛り上がりを機に、育児休暇取得の是非や可不可がよく話題に上っています。法律的にも世間一般でも一応は認められている育児休暇ですが、実際に取得している男性はそれほど多くありません。その原因は、育児休暇取得になんらかのマイナス面があるからだと想像できます。せっかくの制度が十分に運用されないのは何故なのか?育児休暇取得の前に立ちはだかる壁と今後の課題についてまとめてみました。●男性の育児休暇取得を阻止するのは、パタハラと家族からの反対パタハラとは、父性を意味するパタニティにハラスメントをプラスした造語。平たくいうと、上司の理解や同僚の協力を得ることができず、育児休暇を取得できない・しにくい環境が作られている状態をいいます。「男は外で働き、女は内を守る」 という考えがまだ日本社会に根強くはびこっていることを思い出させてくれます。では、“家族からの反対”とは何か?夫が育児休暇を取れば、妻からは「経済的な不安」、親や兄弟といった親族からは「男なのに?」というパタハラと「出世に響くのでは?」という心配の声があがり、育児休暇取得を後押しするどころか、反対される ことも少なくないようです。●女性の育児休暇取得を阻止するのは、“復帰保証”が不十分だから男性の育児休暇が数週間から2、3か月といった短期間であることが多いのに対し、女性の育児休暇は半年から1年以上と長期間になることが多いです。育休を取得させる企業側としてはその間の穴埋め人事が必要となり、取得する本人が戻りづらい状況に陥りやすいという特徴があります。また、育児休暇から職場復帰した後も子どものための“休暇・遅刻・早退”や“時短勤務”が必要となりますが、それを理解してくれる企業は多くはありません。そのため、育休を取りたい人は「取得前と同じポストに戻れるのか?」 「取得前と同じだけの仕事内容をこなせるのか?」と不安を感じて取得を断念する傾向もあります。●パパの90%近くが育児休暇を取得するスウェーデンの例ちなみに、男女ともに育児休暇取得率の高い国スウェーデンでは、育児休暇は「取得するため」の制度として受け入れられているため、国民たちは法律で定められている夫婦で合わせて480日間という育児休暇を、「取らなきゃ損」と考えています。そう、彼らにとって、育児休暇は公的サービスや税金還付のように“当然の権利” なのです。スウェーデン人たちがそう考えるように至った経緯には、政府が“あの手この手”で後押しを続けていることが関係しています。480日間のうち男性だけが取得できる日数を設定することで、男性の取得を進め、取得期間も子どもが8歳になるまでと長期的視野に立っています。このような、政治的な決定という後押しが取得者数を押し上げ、その結果社会全体が「育児休暇を取得すべきだ」という風潮へと流れていく好循環を作りだしているのです。●日本の問題は育児休暇取得者例の少なさにあるこのように、日本で育児休暇が取りにくいという問題の根っこにあるのはシンプル極まりない事実、“ 育児休暇取得者数が少ない” ことにありそうです。日本政府もそれなりの後押し政策を考えていますが、スウェーデンに比べるとまだまだです。日本政府には、さらに強力なリーダーシップとパフォーマンスとで、育児休暇取得を盛り上げてもらいたいものです。そして、子どものいる親は育児休暇を取得するのが当然の社会が育てば、上司も同僚も親族も育児休暇を取得する可能性が高く、職場ではお互いに協力して穴埋めをするのが当たり前になってくるはずです。【参考リンク】・男性の育児休暇の取得に関する意識調査結果 | ユーキャン()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年05月08日最近増えている赤ちゃん連れの“おひとりさまパパ。”いわゆるイクメン。抱っこひもで赤ちゃんを抱っこし、スマートにお出かけしている姿に感心しつつも、驚きを隠せない私。そんなパパの生態を探るべく、思い切ってインタビューしてみました!訪ねたのは北区にあるの子どもの絵本屋さん「青猫書房」。9カ月のHちゃんとお出かけ中だった犬塚英貴さんに話を聞きました。定番の抱っこひもに背中には荷物の入ったリュック、なんとも慣れた雰囲気のおひとりさまパパ。育休中のママはその日は勉強会に参加ということで、一人で準備をして外出してきたのだとか。赤ちゃんはとても落ち着いているし、パパもあわてることなく時間をみてはミルクを作って飲ませ、おむつを替えている。その様子から日常的にお世話をしているのが感じられました。妊娠前から家事共有は当たり前共働きの犬塚さん夫婦は、妊娠前から家事を分担してきたそうです。パパの担当は掃除機かけ、洗濯干し、休日は食器洗い。最近はお風呂掃除と入浴後の赤ちゃんのお世話もしているそう。最初に一人で赤ちゃんを連れて出かけたのは、産後3カ月頃。ママに一人の時間をあげるために、近くのスーパーに買い物へ。たとえ30分でも、ママを一人にしてあげたいというパパの気持ちがうれしいですね。後日ママにもインタビューさせてもらうと、「休日はかなり面倒をみてくれています。二人で出かけてくれると家事に専念でき、とても助かります」とのコメントが。双方のお話から、やらせている感・やらされている感が全くなく、夫婦のコミュニケーションもよくとれているのが伝わってきます。大切なのは情報共有とコミュニケーション妊娠の健診も一緒に通った犬塚さん、出産はもちろん立ち会い出産でした。「里帰り出産ではなかったので、産後すぐに自宅で一緒に子育てをスタートできたのも良かったです」と振り返るママ。「夫に当事者意識が生まれたのも、妊娠中の私の変化や不安を共有できたからかもしれません」。産後9カ月になった今も、ワークライフバランスを考える講座やパパ向けのベビーマッサージ講座など、夫婦で積極的に参加しているそうです。それと産前に夫婦でしっかりと話し合い、産後のイメージを共有していたことも大きかったよう。奥さんが妊娠中に読んだ本の1冊に『産褥期』(KADOKAWA吉田紫磨子著)がありました。パパもその本を読み、奥さんが“産後うつ”になってしまわないかと、とても心配したそうです。出産はもちろんですが、産後の女性は肉体的にも精神的にも大変!産んだ直後から休む間もなく育児がスタートします。昼夜を問わない授乳とおむつ交換、そして夜泣き。睡眠も不規則なうえにホルモンバランスはガタガタ・・・このような変化にさらされるママの現実を知ることで、夫婦で同じ方向に向かい、産後の態勢を上手に整えられたのかもしれません。「パパに任せる?」それはちがう・・・かも。「お子さんをパパに任せるコツは?」の質問に、「パパに任せる、任せられるという感覚がちょっと違うかな~」とお二人。「そもそも“任せる”ということは育児が妻主導。二人で子育てしていくと思っているので、私たちにはその感覚はありません」ときっぱり。これには私も驚きました!夫婦関係にもよるのでしょうが、40代の我が家とひと世代違う犬塚夫妻とでは、こんなにも感覚が異なるものなのですね!ママ自身に”任せる感覚がない”のも新たな発見でした。実際、犬塚さんは主体的に子どもの世話や家事に関わっていて、任されている感覚は全くない様子。最近はHちゃんのベビースイミングも楽しんでいるのだとか!頼もしすぎます!!パパ特有のこだわりは妥協して、パパを味方に!育児グッズに関しては、やはりスペックを重視する男性。ベビーカーもパパの希望のものを購入、今はベビーチェアを検討中なのだとか。スペックに関してはそれほど気にしない女性も多いと思いますが、パパがハッピーな気持ちで育児に関わってくれるのならどんなチェアを選んでも許せる気がします。核家族が主流の現代、助け合える最強のパートナーは夫。そのことに改めて気づかされたインタビューとなりました。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年05月05日子どもを育てながら、働こうと考えているママにとって、保育園選びは最重要課題。起きている時間のほとんどを、保育園で過ごすことになるわけだから、保育園は慎重に選びたいものですね。でも、しっかり見て選んだつもりでも、入園してから「ここを見ておけばよかった」と後悔したという声も。今回は、案外見過ごしがちな、保育園選びのポイントを紹介します。「認可」「無認可」「認証」の違いは何?初めての保活では、認可保育園、無認可保育園、認証保育園の違いがわからない場合も多いですよね。簡単に解説します。認可保育園認可保育園とは、国が定めた、広さや職員数、保育内容等の基準を満たしている施設。公立と私立に分けられますが、保育料は世帯収入に応じて決められているため、どちらも変わりません。私立の場合には園服や指定の体操着等で、公立より費用がかかることがあります。無認可保育園無認可保育園とは、国の基準に満たない保育園のこと。基準に満たないからといって全てが良くないわけではなく、保育園によっては教育面を充実させていたり、独自のカリキュラムで人気を集めている園も存在します。「認可外」だからといって最初から選択肢から外すのは、もったいないかもしれません。認証保育園認証保育園は、都市部の事情にあわせて、東京都独自の基準を満たした施設。個人が経営する場合と、民間事業者が経営する場合で基準が分かれます。自治体によっては、認証保育園に通う場合に補助金が出る場合もあります。上記のような、保育園の種類にも注目しつつ、全体の条件をよく見比べて、保育園選びをしていきましょう。立地や金銭面だけを重要視していませんか?働くママにとって「駅から近いこと」「自分の給料に対して保育料ができるだけ安いこと」は大切な条件です。しかし、こればかりに気を取られてしまうと、もっと大事なことを見過ごしてしまうかもしれません。特に注意するべきは次の3つ。1.園庭の有無や、外遊びの内容は?成長期の子どもにとって外遊びはとても大事です。でも、駅近を重視すると、見過ごしてしまいがちなのが、まさにこの「外遊び」。都内で駅近の保育園だと、外遊びをさせる「園庭」がなかなか確保しにくいのです。園庭の代わりに屋上があったり、毎日近所の公園にお散歩に連れて行ってくれるなど、外遊びはしてくれますが、問題はその内容。駅から近いし、毎日公園に連れて行ってくれるならいいかなと思っていたら、公園に滞在する時間が実はとても短かったり、お散歩のコースが危険だったりと、安心できない場合も。実際の外遊びにさく時間数やコースについても、確認しておくことをおすすめします。逆に園庭がある場合でも、マンモス園の場合は、クラスごとに日替わりで園庭遊びをするため、毎日は出られない場合もあります。また、園庭で植物を育てるなどの活動も、園により異なるため、活動内容は確認しておくと、判断基準になるかもしれませんね。2.ベビーカー置き場はありますか?0歳クラス、1歳クラスの送迎では、ベビーカーを使用したいママもいますよね。そんなとき、園にベビーカー置き場がなかったらどうしますか?自宅が近ければ持って帰ってから通勤できますが、駅と反対側に自宅がある場合、持って帰るのは大変ですよね。園庭があって、一見敷地に余裕がありそうな園や普段は自転車送迎でも、ベビーカー置き場を用意していない園はとても多いです(特に都市部)。雨の日の送迎でベビーカーを使いたいときもあるでしょう。ベビーカー置き場の有無は確認しておきましょう。3.朝のお支度、ママの負担はどうですか?一般的に、認可園は認証園や無認可園と比べて、保育料は安いことが多いです。しかし、この料金の差はサービス面に出ることも。たとえば、朝の登園時の支度。認可園の場合は、着替えやオムツ、ゴミ袋を指定の場所にセットすることも保護者の役目。朝8時から開門する園でも、実際に預けられるのは準備が終わった8時10分過ぎが最短、ということも。その点、認証園や無認可園の中には、荷物一式を園の玄関で先生に手渡せば、そのまますぐに出勤できる保育園も少なくありません。その他にも「おむつは1つずつ記名」「お昼寝布団にシーツをかける」など、保護者がどの程度の作業をするのかという点も、確認しておくべきですね。見学時は育休中で「このくらいの作業は大したことない」と感じても、実際に働き出すと、案外負担を感じるものです。4.アレルギー対応や、おやつの内容は?アレルギーのある子どもにとって、給食のアレルギー対応は重大な問題ですよね。「アレルギーがあるならお弁当を持ってきてください」という園もあれば、細かく個人のアレルギーに対応してくれる園もあります。見学の時点で、対応の状態や、在園時にそうした子がいないかどうか、確認しておくと安心ですね。また、おやつについては、まだ1歳なのに市販の大人用のおせんべいを食べさせてしまう園もあれば、毎日手作りのおやつを提供してくれる園もあります。毎日のことで、子どもの味覚も左右されてしまうため、食事の内容には気をつけて、保育園を選びたいですよね。5.テレビばかり見せていませんか?園庭がない園や、園庭があっても外遊びの時間が少ない園の場合、保育園内でテレビを見せる習慣がないかどうかを確認しましょう。園によっては、夕方のお迎えの時間帯にテレビを見せている園もあるようです。一日のうちわずかな時間なら、仕方ないのかもしれませんが、長時間にわたって見せてしまう園ではないか、気になる方はチェックしてみましょう。テレビに限らず、1日の生活スケジュールを、先生からざっくり聞いて記録しておくと、あとから「外遊びの時間」「食事にかける時間」など、お世話のカテゴリごとに見直すことができて、便利です。6.急な残業や、有給休暇時に柔軟に対応してくれますか?復職すると、パパもママも急な残業がある場合もありますよね。そんなときの対応も、園によって大きく異なります。認可園は保育料が月額固定になっていて、延長保育は別途申し込むことになっているケースが多いです。延長保育を申し込んでいない場合でも、少々の遅れを大目に見てくれる園もありますが、基本的にはNG。延長保育は別料金で月額払いしているため、飛び込みで入ることはできないのです(延長保育の申請も高倍率の場合が多い)。その点、認証園や無認可園では、日によって都度払いで延長保育してくれる園や、軽い夕食を提供してくれる園もあります。こうしたサービスは、急な残業のある保護者には助かりますよね。保育園で夕食を食べてきてくれると、家に帰ってからのコミュニケーションタイムも、多く取ることができます。また、有給休暇に対する考え方もそれぞれで「有給休暇なら基本的に子どもはお休みさせてください」という園と、「パパママの休養のために預けてもらって構いません」という園とに大きく分かれます。実際に働きだすと、有給休暇でも子どもを預けて休みたいと感じたり、家事を片付けたいと思うことも多いもの。そうしたときの保育園の対応は、実はとても重要なポイントなのです。チェックリストを作成し、じっくり検討を保育園選びは、パパママにとって、何が正解かがわかりにくい、難しい問題ですよね。しかし、2人でよく話し合い、重要と感じるポイントを、一目でわかるチェックリスト化して見学をすると、優先順位や、比較ポイントがわかりやすくなるかもしれません。子どもが毎日を過ごす、大切な居場所「保育園」。子どもが楽しく過ごせ、パパやママも安心して預けることができる園を、じっくり選んでいきたいですね。<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年05月02日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。子どもが夜しっかりとぐっすりと眠れるかどうかは、子どもの成長や心と体のバランスを保つために大切な要件です。それと同時に、ママやパパの翌日の体調にも影響を与える重大案件でもあります。なぜなら、子どもがよく眠れなければ大人だって眠っていられないから。子どもが睡眠不足になる原因といわれるのが夜泣き と夜驚症 です。特効薬はなく、医師も「大きくなれば治る」ということの多い症状ですが、漢方が優しくなだめてくれるかもしれません。●夜泣き・夜驚症ってどんなもの?子どもの多くが0~2歳くらいのあいだに夜泣きを、そして1~5%程度が3~8歳くらいのあいだに夜驚症を経験するといわれています。小学校に上がるころまでの多くの子どもとそのママ・パパが睡眠不足に陥っていることが分かりますね。夜泣きは不安や不快からくると考えられています。一人で長く眠っている、お腹がすいた、お尻が気持ち悪いなどが原因になります。夜驚症には特別な原因がない といわれていますが、睡眠中に突然奇声や叫び声をあげて起き上がり、泣きわめいたり歩き回ったりします。ある程度大きくなった子どもに起きるため大人のほうがビックリしてしまうことも多いのですが、本人はまったくの無意識で、しばらくして眠りに戻れば翌朝にはすっかり忘れてしまっています。●解決策はないの?特効治療法や治療薬はなく、親しい人が一緒に眠ったり、早寝早起きや日中にしっかりと体を動かして疲れさせたりするなど生活習慣を改めることが、症状を減らしたり軽くしたりするといわれています。それでも、完治するには時間がかかることもあり、子ども本人は無意識でも毎晩起こされるママやパパにはつらい日々となります。そこで試してみたいのが漢方です。気持ちを落ち着かせる作用のある漢方や、心身のバランスを整える漢方などが、過敏に反応しがちな神経を落ち着かせて深い眠りへと導いてくれます 。●まとめとして漢方薬は必ずすぐに効くわけではありませんが、小さな子どもの胃に負担が少なく、優しく作用するという特徴を持ちます。漢方ということで、苦みなどで飲ませにくいのではと考えがちですが、顆粒タイプでジュースやお茶に溶かしてスポイトで飲めるものもあり、西洋薬となんら変わりありません。また、一つの漢方が効かなくても、違う種類を試すこともできます。ママやパパとしても、何の対応もできずに心配と寝不足でイライラし続けるよりは、漢方を試すという選択肢がある と思えるだけでも不安が少しは減るのではないでしょうか?漢方薬の使用は、かかりつけの小児科医や漢方医と相談の上でご利用ください。【参考リンク】・夜泣き・かんの虫・寝ぼける子供の漢方 | 水戸部クリニック()・夜鳴きと夜驚症 | 京都南病院グループ()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年04月29日【ママからのご相談】41歳主婦です。15歳の反抗期の息子がいます。息子は、主人が注意しても無視しています。知人のお宅の息子さんは、お父さんにひと言注意されると効果テキメンだと聞きます。わが家の主人は、叱るときに大声で怒鳴るわけではなく、私が「たまには叱ってよ」と言うと面倒くさそうです。もっと頼りになる父親になってもらいたいのですが、どうしたら良いでしょう。●A. 父子関係を少しずつ築いていくことから始めましょう!ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。最近は、叱り方を知らないお父さんが増えているとよく耳にします。お母さんが頼もしくなってきていて、子育てに関してお父さんが口をはさむ必要がなくなってきているとも考えられますね。ただ、お母さんとお父さんの叱り方は大きく違います。お母さんは子どもと長く接している分、冷静さを欠いた感情で叱りつけてしまう場面も出てきます。そんなときに、お父さんの一声が効いてくるものですよね。●男の子の成長に必要なエディプスコンプレックス男の子は、母親を間に挟んで父親と敵対する関係になる……そんなアンビバレントな心理状態をフロイトがギリシャの『オイデプス』にたとえて“エディプスコンプレックス” と名付けました。本来であれば、父親は息子にとって“壁”のような存在でなければなりません 。それを乗り越えよう葛藤しながら、だんだん成長していくものなのですよね。ところが、最近ではお父さんが“壁”ではなくなってしまい、男の子にとって乗り越えるべき存在がなくなってしまいました。●近頃のお父さんが男の子の“壁”になれない理由3つ・子どもの反発を嫌い、友達のような関係を築こうとしてしまう・日頃仕事で忙しくしているため、休日はなんでも買い与えるなど聞き分けがよくなる・お父さんが親に強く叱られた経験がないので叱り方を知らない本来であれば、この時期に子どもの心に道徳観を植えつけるのも父親の役目。それができないということは、しっかりとした大人に育ちにくいということです。相談者さまが悩んでおられるのも、まさにその部分ですね。旦那さまは、息子さんに嫌われたくないので大声を出したりしたくないというわけです。また、大声を出すほどの親子関係を築けていない ことも考えられます。●お母さんができること・旦那さまを「頼りになる存在」だと少しずつ意識づける・父と息子の会話ができるように持っていく相談者さまの役目は、あくまでもご主人さまを“立てる”こと。ご主人さまに話をして現状を少しずつ変えていくよう協力を仰ぎましょう。また、お母さんの口から「パパは頼りにならないんだから!」などというグチをお子さんの前で言うことを、控えていくように注意が必要ですね。【参考文献】・『「心が強い子」は母親で決まる!』和田秀樹・著●ライター/渦マキ(フリーライター)
2016年04月27日【ママからのご相談】3歳と2か月の兄弟のママをしています。下の子どもがまだ小さく手がかかるので、どうしても家事まで十分手が回りません。わが家のリビングは常に物が散らかり放題の状態です。特に3歳の子どものミニカーや新幹線、 電車のおもちゃの収納がうまくいかず、こちらが「お片付けしようね」と声をかけても自分でお片付けができません。これから先、下の子どもがハイハイしてもいいようにスペースを確保したいので、おもちゃのために大きな家具を買い足すことは考えていません。既存の収納を活かして、子どもが自分でお片付けができるようにするにはどうしたらいいでしょうか。●A. お片付け達人になる方法を3つご紹介します。ご相談ありがとうございます。ママライター、インテリアコーディネーターのあしださきです。子どものおもちゃの収納でお困りとのこと、ご相談者様のお気持ちよくわかります!わが家は男の子2人を含む3人の子どもたちがおり、お片付け問題は常に頭を悩ませるテーマです。『株式会社フェリシモ』が2015年4月に実施したアンケートをご紹介します。子どもを持つ既婚女性218名に「家の中で片付けたい場所はどこか」を調査したところ、64%がリビング・ダイニングと答えています。小さい子どもがいる家庭では、一日のほとんどをリビング・ダイニングで過ごしますので、お子さんのおもちゃのお片付けスペースもリビングの一角に必要となることでしょう。また前出のアンケートで、子どもを持つ既婚女性196人に「片付けたくてもできない理由は何か」を調査したところ、48%が「時間がない」 と答えており、「子どもが散らかすから」と「家族が協力してくれない」の2つを合わせて69% という結果が出ました。このアンケートから、リビング・ダイニングを上手にお片付けするためには、・短時間でできること・子どもが自らお片付けできる工夫・普段家に居ることの少ないご主人でも分かる、シンプル収納の3つのコツで乗り越えることができるということが言えると思います。●(1)短時間で片付けたい短時間で片付けるために必要なひと工夫をご紹介したいと思います。お子さんのおもちゃは買ったときの箱から出し、そのおもちゃがすっぽりと入る大きさの浅いバスケットなどに入れてカラーボックスなどに収納すると、出すときもしまうときも箱に元通りに入れる作業が省けるのでおすすめです。以前、わが家ではレールをつなげてその上に電車を走らせるおもちゃや、木製レールのパーツと汽車のセットなどを、買ったときの箱のままリビングの小さなクローゼットにしまっていました。見た目にはすっきりと片づきますし、箱に入れるのが当たり前だと思っていました。しかし、遊びたいときは親が手伝わないと出すことができず、また出すのにもしまうのにも時間がかかる ことに気がつき、その収納方法を改めたところ大幅な時間短縮につながりました。●(2)子どもが自分でお片付けできる工夫まず、「リビングのおもちゃスペースはここ」と決めたら、そのスペースに置けるだけのおもちゃを厳選して選ぶこと。絶対数を減らすことで、子どもが自分のおもちゃはこれだと理解してくれるでしょう。置ききれないおもちゃは、将来の子ども部屋に置くか別の部屋に置いておき、時々リビングのおもちゃと入れ替える というのもおすすめです。数を減らしたら、種類をざっくりと分けてみます。絵本、乗り物系(電車と車)、ぬいぐるみ、お料理セット、お絵描き道具などと大きめのジャンル分けをして、それぞれ専用のバスケットなどを用意します。遊んだあとはそのバスケットにポイポイと放り込むことがお片付けです。簡単で楽しいと、子どもも自分でやりたいという意欲がわくでしょう。または、カラーボックスにピッタリ収まる引き出しを用意して、その引き出しの中にしまう方法も非常にスッキリと片づくのでオススメです。引き出しを選ぶときのポイントは、同じシリーズのものがサイズ違いでいくつも販売されているメーカーのもので揃えるということです。またシンプルで、飾りがないもの。おもちゃ収納が必要でなくなっても別の用途に使うことができ、無駄になりません。●(3)わかりやすいシンプルな収納普段おうちにいる時間が少ないご主人。休日に子どもと遊んでくれるのは大変うれしいのですが、遊んだ後っていつもよりお部屋がぐちゃぐちゃになってしまうんですよね……。片付ける場所と方法がわからないから、というのが理由でしょうから悪気はないようです。(1)(2)のポイントを押さえてシンプルでざっくりとグループ分けしておくことで、そんなパパでも簡単に片付けることができますし、今はざっとまとまっていればよしとしませんか?小さいお子さんのお世話に忙しい時期ですから、パパが片付けた大雑把な状態でもオッケーというように、ひとつひとつのバスケットの大きさはゆとりのあるものを選んでください。物が中で動くくらい がちょうどいいですよ。----------いかがでしたか?簡単な方法ばかりですが、経験上とても役に立っているものばかりです。上のお兄ちゃんは、忙しいママの味方にきっとなってくれると思いますよ。褒められてママがうれしそうだと「よーし、もっと頑張ろう」と思ってくれるものですし、自分でなんでもやってみたい、それをママに見ていてほしいという子どもの発達成長段階に合っている方法です。ぜひ参考になればうれしいです。【参考リンク】・整理と収納に関する意識調査 | 株式会社フェリシモ(PDF)()●ライター/あしださき(元モデル)
2016年04月25日【パパからのご相談】平日はあまり子どもに構えないので、休日は率先して子どもの面倒を見るようにしています。しかし、なぜか妻はいつもイライラしており、何を求めているのか全く分かりません。どうしてママはいつもイライラしているのでしょうか?●A. 言いたいけど言えない。パパママの本音を聞いてみました!こんにちは!ママライターのmomoです。ご相談ありがとうございます。自分の思い通りにならない育児には、ストレスやイライラがつきものです。そのため、育児を手伝おうとしているパートナーにも「本当はこうしてほしいのに!」と不満に思ってしまいがち。今回は、「言いたいけど言えない」という現役パパママの不満を聞いてきましたので、ご紹介いたします。●ママからパパへの不満『外出のときだけ抱っこをしてイクメン気取り。家では全然しないくせに!』(2歳、4歳女の子のママ)『「子どもたちを見てて」って頼んだらスマホを見ながら本当にただ見ているだけ。一緒に遊んだりしたほしいのに!』(0歳、4歳女の子のママ)『料理をしてくれるのはうれしいけど、片付けは絶対しない。楽しいことだけじゃなくて面倒なこともやって欲しい 』(0歳女の子、4歳男の子のママ)ママからの意見としては、「パパが面倒なことをしてくれない」というものが多いようです。ママからしてみれば、むしろ面倒なことこそやってほしいものです。パパたち、育児や家事は楽しいことばかりじゃないんですよ!●パパからママへの不満『「今夜は飲み会だから」というと、いつも嫌みを言われる。こっちだってつきあいなんだから普通に送り出して欲しい』(0歳、3歳男の子のパパ)『育児も家事も何をしてどうしたらいいかわからない。やって欲しいことがあるならハッキリ言って欲しい 』(0歳女の子のパパ)パパからの不満もさまざま。飲み会のときなどは「パパの分のごはん作らなくてラッキー!」とポジティブにとらえましょう。男性は女性の要望にイマイチ気がつかないもの。ママは素直にやって欲しいことをお願いしてみましょう。●夫婦円満の秘訣とは?『子どものフォローをしてくれる以上に、私のフォローをしてくれる夫に日々感謝です』(2歳女の子と0歳男の子のママ)『何かを頼むときは必ず笑顔で断れないように言う。「掃除と洗濯、どっちがいい?」 という究極の選択肢で迫る』(2歳男の子のママ)夫婦円満の秘訣は、パパはママのフォローに徹底する、ということ。ママが求めていることをきちんとこなせば必ずうまくいくはずです。わからないときは直接聞いてみましょう。そして、ママたちはうまーくパパに家事や育児をサポートしてもらえるようにすること。頼み方、表情でパパの対応も変わってきます。育児をするために夫婦の結束はなくてはならないもの。どちらかが大変な思いをしすぎないように、夫婦で協力しあって生活していきましょう!●ライター/momo(ママライター、元モデル)
2016年04月16日こんにちは。教育コンサルタントの佐藤理香です。4月になり、気持ちも新たに新生活をスタートされたところではないでしょうか。中には4月からシングルになり子育ては自分一人でする!というママ、パパもいるかもしれません。 実は、3月は離婚がもっとも多い月 なのです。さて、一般的にはシングルマザー、シングルファザーは“ひとり親”と呼ばれています。ひとり親の多くは、生活のために働いて子どもの世話もして、とにかく自分のことは後まわしで頑張っています。今、このひとり親に対する支援が拡充してきています。今回は、その背景と支援の概要をお伝えしたいと思います。●ひとり親への支援〜拡充の背景〜ひとり親への支援が拡充してきているのには主に2つの理由があります。●(1)母子世帯の増加厚生労働省の「全国母子世帯等調査」によると、母子世帯は約123万世帯、父子世帯は約22万世帯となっています。これが増加傾向なのか否かを見たいので、1983年と1998年、2011年で比較してみます。まずは、父子家庭の結果です。予想に反し、父子家庭はすべての年でほぼ一貫して約20万世帯前後を推移しています 。一方、母子家庭の結果は1983年で約70万世帯でした。それが1998年には90万世帯を超え、2011年には120万世帯を突破しています。1983年と2011年をくらべると、たった30年ほどで2倍近く増加している ことがわかりました。ちなみに、ひとり親になった要因として8割は離婚でした。●(2)ひとり親の就労が難しい母子世帯の平均総所得は、年間約235万円であることが同省の2014年調べでわかりました。父子世帯は400万円弱でした。これは、遺族年金や児童扶養手当などを含んだ総所得でもこの状態です。子どもを持つ世帯の平均が696万円であることと比べると、ひとり親の収入は少ないことが明らかだと思います。ひとり親の場合、育児の負担がすべて一人にかかるため、どうしても仕事をセーブする必要がでてくる ことが大きな要因です。育児のために、パートやアルバイト、非正規雇用が多くなりますし、そもそも就業自体が難しい場合もでてくるのです。●支援は大きく4つある!2012年に「母子家庭の母及び父子家庭の父の就業の支援に関する特別措置法」が成立した後、2014年には改正され、より充実した支援を求められるようになりました。国の動きの活発化にともない、各自治体では具体的な施策の実行が進んでいるところです 。支援の内容は、大きく4つに分けられます。●(1)子育て・生活支援これは、専門家である母子・父子自立支援員による相談支援、ヘルパーの派遣、保育所などへの優先入所、子どもの学習支援ボランティア派遣、母子生活支援施設の機能拡充などがあげられます。●(2)就業支援母子・父子自立支援プログラムの策定やハローワークとの連携による就業支援、能力開発等のための給付金の支給などがあります。特に最後の能力開発は、介護・福祉系の就労を後押しするために専門の資格をとろうとする場合に取得費を貸与できる仕組み など、2016年4月からスタートする支援が充実しています。●(3)養育費確保支援ひとり親にとって、安定して養育費を確保できることは子育てに大きな支援になります。そのため、養育費に関する啓蒙活動や説明、相談支援体制が整っています。●(4)経済的支援児童扶養手当などの給付金や、母子父子寡婦福祉資金、就職のための技能習得や児童の修学など12種類の福祉資金を貸付するような支援があります。基本的には、国の方針を受けて各自治体が具体策を実行しています。「こんなことでもいいのかな……」と思わずに、近くの役所に問い合わせてみてください。それぞれの自治体独自の支援もあります。ぜひ活用して、よりよい生活にしてくださいね!【参考リンク】・「離婚に関する統計」の概況 | 厚生労働省()・母子家庭等関係 | 厚生労働省()●ライター/佐藤理香(教育コンサルタント)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年04月07日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。昨今、イクメンがもてはやされていますね。しかし、仕事が忙しくてなりたくてもなれないという男性が多いという話を、ちらほら耳にする機会があります。イクメンになるのは大変です。無理をすると、ママを怒らせてしまったり、ケンカになってしまったりとややこしいことがたくさん出てきます。乳幼児を抱えたママにとって、パパが手伝ってくれることがどんなに心強い か知っていますでしょうか。パパが知っていたら実践できることや、何をしたらママが喜んでくれるか、男女間の考え方の違いなどをまとめてみました。イクメンの第一歩が踏み出せる参考になればと思います。●ママが喜ぶねぎらいとお手伝い5選●(1)子どもと遊ぶパパが子どもと遊んでくれているあいだに、家事を終わらせたり自分の時間を持ったりすることができます。ママはかなりストレスを減らすことができます! それと同時に子どもに関わってくれることを喜ぶでしょう。●(2)子どもと入浴これも上記と同じ理由です。自分の身一つなら動きやすいので、さっと済ませることができます。パパが積極的に子どもと関わりを持ってくれることにうれしさを感じます。●(3)オムツ交換普段はママしかしないことをパパがやってくれたらうれしいものです。ただし、しっかりお尻をふくなどの大事なことをおろそかにしないようにしましょう 。●(4)話を聞く「こっちの話を聞いてほしいよ」と思われるかもしれませんが、ママは日中誰にも話せずにいることが多いです。それに、自分たちの子どものことなど夫婦でしか共有できない悩みもあるでしょう。否定せず、結論を急がず、相づちとねぎらいの言葉(ありがとう、お疲れ様など)をお願いします!●(5)片付け・皿洗いなどの家事地味ですけど、これが本当に助かるんです。子どもを寝かしつけてから、皿洗いがあったり部屋が散らかっているのを片付けたりするのは結構しんどい もの。それを代わりにやってくれたら感謝ですね。●パパが勘違いしてしまいがちな“ねぎらい”男女のあいだでは、ねぎらいの方法や「してほしい、やってあげたい」の思いがすれ違ってしまうことがあります。ママの場合、それがねぎらいと捉えることができず、イライラをぶつけてしまうこともあるのです。たとえば、映画や旅行などの外出に誘うこと。これは勘違いのねぎらい になります。気分転換になっていいと思われるでしょうが、ママの気持ちは気分転換にはなりません。“子どもを置いてきてしまった罪悪感”や“子どものことが心配になる不安感”を抱いてしまいます。だから、せっかく連れ出しても楽しむことができません。奥さんが楽しそうな顔をしていないと、「なんだよ!せっかく連れてきてやったのに!」という思いが湧いてきて、お互いがイライラしケンカになってしまうこともあるでしょう。ここが子を持った後の男女間の違いです。同じ外出でも、近くの公園などに子どもと一緒に散歩に出かける というのは大正解です!子どもが目の届くところにいていつでもお世話ができますし、パパが育児を手伝ってくれているという感じをママは感じることができます。そして何より、外の空気を吸うことでママの気分転換になります。勘違いのねぎらいをしてケンカにならないように、最初に「こんなのはどう?」と相談をしてみるといいですね。●何をすればいいかわからないときは……しっかり者のママの場合、自分のやり方とちょっとでも違うやり方をされるとイライラしてしまって、「もう何もしないで!」となってしまうことがあります。そう言われれば、せっかく手伝おうと思ってもやりたくなくなってしまいますよね。しかし、乳幼児がいる時期はママのストレスは相当なものです。精神的にまいってしまうママもいるくらいですから、配慮が必要だとあらかじめ思っておきましょう。何をすればいいかわからないときは、「何を手伝ったらいい?」「何か手伝わせて」と聞いてあげてください。これが一番です。そうすれば、本当にお願いしたいことを頼んできてくれる でしょう。もし、手伝いをしていたときに「やり方が違う!」と注意されることがありましたら、そのときは「ごめん、やり方を教えてくれる?」と素直に言うだけで丸く収まります。●おわりに出産を終えて、慣れない育児・泣きやまない赤ちゃん・自分の時間が取れないストレスなどが想像以上の早さでママを襲ってきます。しっかり者のママでさえ大変だと感じるのですから、パパの支えは必要不可欠です 。無理してイクメンになる必要はありませんが、子どもと関わりを持つことや、ママを助けることはできるはずです。子どもは二人で作って、二人で育てていくものですからね。少しずつでいいので、ママに寄り添って支えてあげましょう。そうすれば、心に大きな負担を抱えすぎてしまうことやうつの手前なんてことにならなくて済みます。全国の乳幼児がいるパパには、この時期にぜひママとお子さんにたくさん関わっていただきたいと思います。【参考文献】・『子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻』吉崎達郎/明橋大二・著●ライター/桜井涼(フリーライター)
2016年04月06日2016年3月29日、女優の三船美佳さん(33)とミュージシャンの高橋ジョージさん(57)の離婚が成立したことが発表されました。2人が離婚に至った背景として、高橋さんのモラハラがあったことなどが伝えられていましたが、 それに加え娘さんからの証言が決定的なものになったと日刊ゲンダイが報じています。当初、高橋さんはモラハラについて真っ向から否定していたようですが、三船さん側が提出した資料として娘さんが父親に二度と会いたくないという旨の発言をしたとのことです。娘さんは高橋さんのことを「怖かった」と証言したようで、これを聞いた高橋さんが一気に気持ちを萎えさせてしまい決着へと至ったということです。離婚後の会見で高橋さんは、『パパに会いたい、と思ってもらえるようなパパになるのが今の目標』と答えており、娘さんの証言も本当なのではないかと伺わせます。●「モラハラじゃない」と思っていたのは高橋本人だけ?当初から一貫して妻・娘に対するモラハラはなかったと主張している高橋さんですが、三船さんの要望を全て飲んだ形となった結末に「出されたくない情報があったのでは」という憶測はやみません。今回新たに娘からの証言があったとの報道に対しネット上では、『結局一番の被害者は娘だったってことか』『夫婦仲が悪くても子どもにだけは優しいと思ってたらこれかよ。「怖い」って相当だぞ』『ジョージにはとことん闘ってもらって、家庭内の実情をもっと暴露してほしかったけどな』『まぁこれで三船美佳に同情するかって言われると、そうでもないけど』『11歳だったら自分で判断できそうだけど、三船美佳も娘にあることないこと吹き込んでそうじゃない?』『三船美佳の腹黒さが余計に際立ったと思ったのは俺だけじゃないはず』『さすがに娘から否定的な言葉を突きつけられたら黙るしかなくなるよな』『ジョージの髪おろした写真ただのおじさんwww』『慰謝料なしってのが引っかかる。三船の方にも何かやましいことがあったんじゃないのかね』など、娘の証言に心折れた高橋さんに納得しつつ、三船さんの言動にも違和感を持った人が多いようです。最終的には親権は三船さんが持つこととなり、慰謝料などはなしという結末に落ち着いた今回の離婚騒動。高橋さんは娘への面会も認められず、今後は年に2回、カラー写真を受け取ることになっているようです。離婚会見後に出演した『サンデー・ジャポン』では、離婚について神妙な面持ちで話した高橋さん。三船さんの笑顔での会見に対しては理解を示しているようでしたが、期待していた結末が迎えられず不満に思うところはまだまあるのではないでしょうか。【画像出典元リンク】・高橋ジョージ(@THETRABRYU1)(Twitter)/(文/パピマミ編集部・豊田)
2016年04月04日【ママからのご相談】先日、幼稚園でイベントが行われたのですが、そこに来ていたパパたちがかなり仲良くしているところを見て驚きました。パパ同士ってどういうキッカケで仲良くなるのでしょうか?●A. パパたちをつなげたママたちに、詳しく聞いてみました。こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。ママ同士が仲良くしているのはよく見かけますが、いまではパパ同士・家族ぐるみ で交流している人も多いようです。今回は、「なぜパパたちはそんなに仲良くなったのか」をママたちに聞いてみましたので、ご紹介します。●パパ会『幼稚園のクラスで、ママ会ならぬパパ会が計画され、クラスの約半数ほどのパパたちが集まりました。そこでかなり打ち解けて次の約束まで取りつけてきましたよ』(4歳の女の子のママ)『以前から偶然知り合いだったパパたちが、“パパ会”を計画してどんどん輪が増えていきました』(4歳と0歳の女の子のママ)なんと今は、ママ会ならぬパパ会が存在する とのこと!そこでどんな話が繰り広げられているのかかなり気になりますが、とても盛り上がるようです。「クラスのパパたちともっと馴染みたい!」という人はパパ会を計画してみてはいかがでしょうか?●共通の趣味『運動会でなんとなく体育会系っぽいパパたちが意気投合し、フットサルチームを結成しました。月1で練習して集まっています』(4歳の男の子のママ)『カメラが趣味の夫が、同じくカメラが好きそうなパパに発表会で声をかけ、いまでは情報交換をしています』(4歳と2歳の男の子のママ)運動会や生活発表会などのパパも見に来るイベント。そこで趣味などの話が盛り上がり、関係性が深まることもある ようです。パパも他のパパのことを結構見ているんですね。●家族ぐるみで交流『家族で大きな公園に行ったら仲良しのお友達家族とバッタリ。その日を2家族で過ごしていたらパパ同士も仲良くなり、ちょこちょこ家族ぐるみで遊んでいます』(5歳の男の子と2歳の女の子のママ)『クリスマスに、子ども同士が仲良しの家族とホームパーティーをして仲良くなりました。パパ同士の職種も似ていたので、そこからは毎年恒例のイベントになっています』(9歳の女の子と4歳の男の子のママ)やはり家族ぐるみの付き合いはパパ同士も仲良くなりやすいとのこと。家族みんなで交流できるのもうれしいですね。----------「パパ同士の付き合いなんて必要ない」と思う人もいるかもしれません。しかし、実際に仲良くなってみると、普段は言えない悩みや愚痴も同じ立場のパパには相談しやすい そうです。もしも「パパ友が欲しい」なんていう人がいたら、ママが一肌脱いであげるのもいいかもしれませんね。●ライター/momo(ママライター、元モデル)
2016年04月03日パパライターの矢山ユースケ@育休中です。2015年8月、第一子となる娘の誕生と同時に開始した私の育児休業。3月末をもって、いよいよ終了します。思えば「育休を取りたい」と同僚に告げたのがちょうど2015年の春だったので、準備開始から起算すると、なんだかんだ1年になろうとしています。今回は「育休を取って、良かったこと、残念に感じたこと」をお送りしたいと思います(いくつでも挙げることができてしまうので、項目はそれぞれ3つずつとします)。●パパが育休を取って残念に感じたこと3つ先に悪いことを書いてしまいましょう(笑)。●(1)男性の育休そのものの認知度の低さ男性の育休の認知度については、取得率2%台 であることを考えれば、不思議ではありません(残念ですが、それが現実です)。私の場合、職場の理解を得ることは比較的スムーズでしたが、プライベートでは、「ああ、男性の育休は、まだまだ認知されていないんだなあ」と感じることが多々ありました。●(2)パパの育児参加の重要性への理解の低さパパの育児参加の重要性への理解も、認知度と同様に、まだまだだなと感じました。女性の中でも 、パパの育休や育児参加については、意見が分かれていました。----------上記2点に共通して、東京など都市部では徐々に浸透してきている気配があるので、今後は都市部以外の地域にも広がっていくよう、官民ともに努力が必要なのかなと思いました。●(3)復職の難しさと、転職には精神的なハードルの高さ現状、産育休前の部署やポジションへの復帰を希望しても、その通りにいかないケースが少なくないという、非常に残念な状況です。こちらは企業側の問題でもあるため、私たち個人の努力だけではどうにもなりません。ただ、Googleが『Women Will』という働く女性のための運動を立ち上げたり、株式会社メルカリが産育休中の給与の100%保証を打ち出したりするなど、明るい兆しも見えてきました。このような動きが拡散して、「子育てと育児の両立」が理想論で終わらない社会 にできれば、と強く感じます。●パパが育休を取って良かった点3つそれでは、良かった点です。●(a)娘が日々成長していく様子を体感し、共有できたなんと言っても、“一番かわいい時期”と言われている、生後数か月間の日々に寄り添うことができた ことが、最大最高のポイントです。これだけで十分すぎるくらいです。ささいなことで一喜一憂し、またその瞬間瞬間を妻と共有できたことは、とても素晴らしいことだと思います。●(b)ママにはかなわないが、わが家の“育児の2番手”になれた“育児の2番手”という単語は、この原稿を書きながら思いつきました(笑)。良い意味で、パパはママに絶対にかないません 。それは、ママには母乳があるからです。母乳は赤ちゃんに対して“最後の切り札”であり“必殺技”です。パパが何をしてもどうにもならないときでも、ママが母乳をあげたら解決してしまうという場面は、それこそ毎日のように訪れます。しかし、それでいいのです。落ち込む必要なんてありません。育児について、パパはママに勝つ必要はありません。勝ち負けではありませんし、勝ち負けなんてどうでもいいのです。大事なのは自分がきちんと“2番手”であること 。ママが安心して子どもを任せられる相手であることが大切なのかな、と、個人的には思っています。もちろん、2番手には2番手のプライドもあります。私の場合ですと、うんちの処理は私の方が上手だと思っていますし、寝かしつけも負けてはいないと思います。早い段階で得意分野を持つことができると、「ここはオレのほうがうまいぜ!」と、パパも楽しみながら育児ができるかもしれません。そういった意味でも、男性の育休がもっと普及したらいいのにな、と思います。●(c)仕事について、職場から離れた位置で意識をリセットして考えることができ、今後の方向性を見定めることができた自分の仕事について、職場にいて考えるのと、物理的にも精神的にも離れた位置から考えるのでは、まるで違います。第三者的な視点 で考えることもできますし、“自分”や“家庭”を軸にした視点 で考えることもできます。そのような視点で考えたとき、私の場合は、残念ながら所属していた会社に復職して働き続ける価値を見いだすことができず、育休から復職せず、そのまま退職することとなりました。●これから育児休業を取ろうとしているパパへひと言で言ってしまえば、「どんどん取って!」に尽きます。多くの場合、育休を取得するまでは大変だと思います。取れたら取れたで、思ったより育児の序盤は大変です(笑)。そのうえ、元通りの職場に戻れるかどうかもわからないという状況では、「そんな危ない橋は渡れないよ……」と諦めの気持ちが芽生ええてしまうのは、おかしなことではありません。しかし、それでも私は、声高々に言います。「パパよ、育休を取ろう!」----------それでは、一人でも多くのパパが育休を取得して、ママと一緒に生まれてきた赤ちゃんと大切な時間を過ごせますように!またお会いしましょう!【参考リンク】・育児休業取得者割合 | 厚生労働省(PDF)()●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)●モデル/TOYO
2016年03月31日とあるママのブログ記事「保育園落ちた日本死ね」から発展した騒動によって明るみに出た、深刻な待機児童問題。地域によっては保育園の入園審査がとても厳しく、 落ちたママは仕事を辞めなければならない状況に陥ることもあります。少子化問題が叫ばれて久しいにも関わらず、なぜ待機児童問題が起きてしまうのでしょうか。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに「待機児童問題が起こる理由」について意識調査してみました!●待機児童問題はなぜ起こると思いますか?・1位:待遇の悪さから保育士が不足しているから……28%(68人)・2位:景気の悪化で共働き世帯が増えたから……21%(50人)・3位:核家族化が進んで託児する相手がいなくなったから……18%(42人)・4位:育児に対する社会の理解が不十分だから(有給・育休が取れない、時短勤務や早退がしづらいなど)……16%(41人)・5位:保育園が不足しているから……9%(23人)・6位:安倍政権が対策を怠っているから……7%(17人)※有効回答者数:233人/集計期間:2016年3月16日〜2016年3月17日(パピマミ調べ)●全体の約3割は「保育士の不足」が原因だと回答!待機児童問題と関連して必ず取り上げられるのが、“保育士の不足”。保育士の平均収入は月20万円程度と言われており、全産業の平均給与と比べると約10万円ほど安い ことが分かっています。保育士の低賃金問題については、2015年10月の末に現役保育士が投稿した、「恥を承知で言います。」という言葉から始まるツイートで一気に注目を集めました。そのツイートには、24歳・2年目で手取り11万4,000円、28歳・6年目で手取り約14万円 と記載されており、保育士の低賃金ぶりが明るみに出るきっかけとなりました。さらに、保育に過干渉なモンスターペアレントの増加、サービス残業が多いことなどから、「きつい・給料安い・帰れない」の3Kで表されることもあるようです。このような保育士の過酷な労働環境を見て、保育士の夢を諦めたという人も少なくありません。また、保育園の運営には、各自治体が定めた保育士の人数の確保が必要不可欠であり、保育士が不足すると園の数も減少します 。つまり、保育士の不足は保育園の不足へつながり、保育園の不足は待機児童の増加につながっていくのです。政府は2001年から「待機児童ゼロ」を掲げてさまざまな取り組みを行ってきましたが、いまだにその目標は達成できていません。「保育園落ちた日本死ね」騒動を受けて、政府は『平成28年度補正予算案』で待機児童対策をメインに盛り込む考えを示していますが、早急に保育士の待遇改善を図ることが求められます。●共働き世帯の増加で、社会の“育児への理解”が重要課題に他にも、今回の意識調査では、“共働き家庭の増加”を待機児童問題の原因と考えている人が多いことが判明しました。“共働き家庭の増加=待機児童の増加”という公式には、「両親・義両親と離れて暮らしているため、子どもを預ける相手がいない」 という理由や「会社が育休を認めてくれない」 などの理由が背景にあり、さまざまな社会問題が複雑に絡み合っていることが分かります。とくに社会の“育児への不寛容さ”に悩まされている人は多く、『産休を取る際にクビにされた』『男が育休を取るのはありえないと言われた』『子どもの発熱で早退を繰り返していたら、周囲から無視されるようになった』など、理不尽な対応を取られることもあるようです。政府は現在、「育休を3年まで延ばす」という方針を決めていますが、こうした問題をまず解決しないと、「3年も休むなら戻ってくる場所はないよ」と一蹴されて終わることは目に見えています。待機児童問題の解決には、保育士の待遇改善とともに、社会の“育児への理解”を促す政策を取る ことも重要と言えるでしょう。----------いかがでしたか?待機児童問題に悩むパパママは数多く、仕事を辞めなければならない場合は収入やキャリアにも大きな影響が出てしまいます。匿名のブログから国会での討論にまで発展させた「保育園落ちた日本死ね」からも分かるように、一人ひとりが声を上げることは大切です。決して他人事と思わずに、真摯に向き合っていきたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜6位)】待機児童問題はなぜ起こると思いますか?()(文/パピマミ編集部・上地)
2016年03月22日【パパからのご相談】育休中のパパです。復職面談時に「元のポジションには戻せない。こちらが指定した部署以外には戻るところがない」と一方的に言い渡されました。産育休に入ったママたちの話を聞いていたので、ある程度は予測していましたが、想像以上でした。転職も視野に入れていますが、一度は会社と戦ってみるべきなのでしょうか。●A. 戦ったところで、その会社で、ストレスなく働き続けられますか?パパライターの矢山ユースケ@育休中です。半年を超えるような長い育休を取得できた場合に顕著なのが、この“復職問題”です。ご相談者さまのように、「元のポジションに戻せないと言われた」「育休前より低い職位や賃金を提示された」「社内待機を命じられた」など、育休取得者に対して不利益な条件を突きつける事業者が、残念ながらまだまだ存在するのです。これは誠に遺憾な状況なのですが、働くママの間では過去より常態化している出来事であり、私たちパパ陣はまたひとつ、「働くママの復職とは、こんなに大変なことだったのか」と身をもって知ることになりました。●育休取得者を元のポジションに戻すことは企業の“努力義務”育児介護休業法では、必ずしも法律で原職での復帰が義務付けられているわけではありません。ただ、育児休業取得後の配置その他の雇用管理等に関し、必要な措置を講ずるように努力義務を課しています。また、育児休業をしたことを理由とする不利益な取扱いを禁止しています。しかし、原職への復帰が義務付けられていない以上、復職後に別の部署や職位への異動を言い渡すことも、違反ではない のです。あくまで“努力義務”なので、「努力したができなかった」ということであれば、“仕方ない”と見ることも可能です。とはいえ、「違法でないから」という理由で、原職復帰を果たせないような会社と戦い居残ることは、長い目で見たときにプラスになるのでしょうか。●従業員満足なくして、顧客満足なし企業はよく“お客様第一”と言い、顧客満足度(CS)に力を入れているとアピールします。私は常々、「従業員がその会社や仕事に満足していなかったら、お客様を満足させることなどできるわけがない」と考えています。つまり、「従業員満足なくして、顧客満足なし」ということです。考えてもみてください。常に不満を内に抱えている人が、他人を幸せな気持ちにできますか?もちろん、「仕事だから」とにこにこしながら接客や交渉もできるでしょう。しかし、心からの笑顔をもって対応ができるでしょうか?不満を抱えつつ、その不満を押し込めて働くことが、メンタル面によい影響を及ぼすとも考え難いです。そんな環境で働き続ることでたまったストレスが、本人の心身をむしばみ、さらにはママやお子さんにも悪い影響を与えてしまう可能性さえ考えられます。そう考えると、従業員のことをきちんと考えられないような会社に、戦ってまで居残ることはないように思えます。●育休から転職・退職をするのは必ずしも“悪”ではないもちろん、会社にも事情はあります。半年以上も不在でいると、よほど密に連絡を取り合っていないと、内情は見えてきません。復職前の事前面談で、原職復帰できないことへの理由や、復職・異動後のサポートなどについての説明がきちんとあり、それが納得できる内容なのであれば、復職しても問題ないでしょう。ここでのポイントは、会社側の説明に対して“納得できるかどうか”ということです。もやもやしたまま復職することなく、すっきりした気持ちで戻れるのかどうか、です。ご相談者さまのように、会社側から一方的に想定外の条件を突きつけられて、納得のいく結果が得られなかった場合は、転職を視野に入れてもよい と思います。会社の制度として、「育休中の給与保障」などのサポート制度があった場合は別ですが(そのような従業員思いの会社であれば、一方的な通告などしてこないと思いますが)、そういった制度がなかったとしたら、育休中の転職や退職は、別に悪いこととは思えません。----------家庭で良いパパとして過ごすためにも、余分なストレスを感じることのない選択を心がけましょう。【参考リンク】・育児・介護休業法のあらまし | 厚生労働省都道府県労働局雇用均等室(PDF)()●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年03月17日こんにちは、ママライターの木村華子です。まだまだ冬の名残の去りやらぬ時期ですが、公園や役所の桜にはちらほらと淡いピンク色が見えてきました。あと数週間もすれば、いよいよお花見シーズンの到来です。お花見といえば、「お酒!」という方も多いでしょうが、子育て世代のお花見はピクニック色が強め……。夜桜はもちろん、車で出かけてしまうとビールを飲むこともままなりません。「子連れなんだから、仕方ない……子どもが楽しんでくれれば、もういいか」と、“桜+お酒”というゴールデンコンビから足を洗っているママも少なくはないはずです。そんなパパやママたちへ!ノンアルコール飲料は試しましたか?「あんなの、お酒じゃない!」と侮ってはいないでしょうか?今回は、昨今めきめきとクオリティを上げ、バリエーションを増やし続けているノンアルコール飲料についてお話しします。●ビール党以外の皆様も! そうでない皆様も! ノンアル飲料は、おいしくなったし種類も増えてるんです!お酒や清涼飲料水でおなじみの『サントリー(Suntory)』は2015年5月、ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態調査『サントリー ノンアルコール飲料レポート2015』の調査結果を公開しました。その結果、月に1回以上ノンアルコール飲料を飲んでいる方の67.6%が「3年前よりもノンアル飲料をたくさん飲むようになった」と答えていることが明らかに。さらに、「これから先、まだまだ飲用量がアップしそうだ」と答えた方は52.9%もいらっしゃる様子です。かくいう私も、その一人。数年前の妊婦時代(1人目)、元来ビール党だった私はノンアルビールに挑戦するも、当時のクオリティは正直「何だコレ……ビール好きをバカにしてるのか!」 としか思えないものでした。そこで一旦は飲酒を諦めるのですが、2人目の授乳を始めたころ(約5〜6年前)に再び飲んでみると……、「おいしい!これビールじゃん!」 とビックリ。それ以降、飲みたいけれど飲めないシーンではすっかりノンアルコール飲料のお世話になっている状態です。また、サントリーによる同アンケートでは、80.7%の方々が「最近、ノンアル飲料の種類が増えたと感じる」と答えています。バリエーションが増えたことが、私のようなビール党以外の方たちのノンアルデビューを促しているのではないでしょうか。●子育て世代におすすめ! ノンアルコール飲料のメリット5つ●(1)車でお出かけできる!ノンアルコール飲料最大のメリットといえば、飲んだ後も運転ができる こと!お花見やBBQにお出かけした際は、パパかママのどちらかがハンドルキーパーにならなくてはいけません。「パパ飲んでいいよ」「ママ飲んでいいよ」と遠慮しあって、結局どちらも飲めずじまい……という経験はありませんか?自分がお酒を飲んでるのに、相方がシラフなのは申し訳ない気持ちになってしまいますよね。ノンアルなら、そんな不満も解消です!●(2)酔わないから、後片付けも楽!たとえ外で楽しくお酒が飲めたとしても、酔っ払った後の片付け ほど面倒なものはありませんね。ノンアルコール飲料であれば、楽しく飲んだ後も頭はスッキリ!後片付けもスムーズに済ませることができます。●(3)酔わないから、子どもの相手だっていつもどおり!酔っ払うと、妙に機嫌が悪くなるパパ。お酒が入ると、自分の話ばかりになっちゃうママ。夫婦にとって楽しくても、これでは子どもたちにしわ寄せが来てしまいます。酔っ払うことのないノンアルコール飲料なら、飲みながら子どもたちと楽しい時間が過ごせる はず。誰にも損のない選択肢です。●(4)二日酔いナシ!飲み過ぎてもノンアルコールです。二日酔い に悩まされることはありません。次の日のお仕事や家事に響く心配もゼロ!●(5)ダイエット効果がある!アルコールを飲むと、ついつい箸が進みがち……。お酒のカロリーにプラスして、おつまみ太りも“お酒あるある”の一つですね。ノンアルコール飲料であれば、ぽっちゃり化リスクも軽減されます。それどころか、ノンアルビールの中には生活習慣病を予防する『特定保健用食品(トクホ)』として消費者庁に認められているものも登場しています。行楽シーズンの体重アップ を食い止めるためにも、ノンアルコール飲料を賢く利用したいですね。●ノンアルを持って家族でお花見へ行こう!一雨ごとに春めく季節。日に日に暖かくなると、「桜は咲いたかな?」と、ソワソワ……日本人の性ですね。満開のシーズンには、ノンアルコール飲料を持ってお花見に出かけませんか?【参考リンク】・サントリー ノンアルコール飲料レポート2015 | サントリー()●ライター/木村華子(ママライター)
2016年03月09日【ママからのご相談】結婚3年目。6か月の娘を持つママです。このところ夫が帰宅するなりスマホを手にし、話しかけても上の空。適当な返事しか返ってきません。腹が立って怒れば、寝室にこもってやはりスマホをしています。浮気を疑いましたが、スマホでゲームをしているだけのようです。話を聞いてほしいのに、どうしたらいいのかわかりません。もう離婚もちらついています。たかがこんなことで離婚なんて大袈裟かもしれませんが、限界です。●A. “家族”も“自分”も大事。時間のメリハリを有効に使って!こんにちは、ママライターの広瀬まおです。「夫がスマホに夢中になって困っている」という話はよく耳にしますが、これは奥さんにとってとてもツラいことですよね。ましてご相談者さんは小さなお子さんもいらっしゃいます。お子さんの日々の変化を分かち合いたいパートナーが現実を見ない。それで追い詰められるというのも、大袈裟ではありません。実際に、ご相談者さんのようにパートナーがスマホばかりをいじって、夫婦の会話が減り、やがて離婚へ……というパターンも少なくないようです。コミュニケーションが減ることで、ささいな行き違いが起きるようになってしまうんですね。●多い? 少ない? 1日のスマホ使用時間株式会社博報堂DYメディアパートナーズの調査によると、2014年の時点でスマホを持っている人は59.1%、1日あたりの接触時間は74.0分 だそうです。74分は1時間14分。24時間の中では短く感じるかもしれませんが、これを帰宅した夫が家の中で、と考えるとほとんど夫婦の時間がなくなってしまいます。また、スマホのゲームに終わりはありません。次々とクエストが出てきて、“終わらないように”できているのです。だから「次、次」と進んでしまい、夢中になってしまうのです。夢中になると時間を忘れますよね。多分本人はそんなに時間を費やしている自覚はないのだと思います。●一歩譲って、ダメなら「さよなら」もやむなし?自分が楽しんでいることを拒絶されると、人はその相手へ嫌悪感を抱きます。そのため、「スマホばっかり!話ぐらい聞いてよ!」と頭ごなしに言うのは避けましょう。妻の小言を聞くよりは、怒られることのないゲームの世界へと逃げてしまいます。「いつもお疲れさま。帰ってから30分は、家族の時間にしてほしいな」という提案型をお勧めします。コツは30分という“区切り”があることです 。「あなたの自由時間は確保していますよ」と伝えるのも大切なことです。こっちだって育児で忙しいのに何言ってるんだと思われるかもしれません。が、そこから徐々に延ばしていけばいいのです。「もうすぐ立つよ」「もうすぐしゃべるようになるよ」「たくさん話しかけたら、先にパパって言うかもね」お子さんの成長をイベントにして、この先の見通しが立ちやすいよう声かけしていきましょう。それでも変わらなかったらそれまでの夫です。悩んだ時間を無駄にせぬよう、バイバイの準備も忘れずにしておくと良いかもしれません。【参考リンク】・メディア定点調査2014 | 博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所(PDF)()●ライター/広瀬まお(コピーライター)
2016年03月09日【パパからのご相談】4月にパパになる予定です。育休を取ることになりました。以前、「運動不足になる」と書かれていましたが、その他体調面で気をつけたほうがよいことがあれば、教えてください。●A. 各種の体調不良に注意しましょう。相変わらず運動不足な、パパライターの矢山ユースケ@育休中です。コラム『ジム通い必須!? 育休中のパパが「運動不足」になるワケ』をお読みいただき、ありがとうございます!さて、冒頭で“相変わらず運動不足”と書きましたが、子どもが成長するに連れて、徐々に運動量も増えてはいます。娘はちょうど6か月になりますが、重さで言えば倍以上に育ったので、だいぶ重くなりました。近頃はバランスボールの揺れがお気に入りのため、“抱っこして一緒にバランスボール運動”をすることが増えました。これで体幹が鍛えられると良いのですが……。●パパママが育児で発症/悪化した不調とはさて、先輩パパママたちは、育児によってどのような不調を体験したのでしょうか。●フィジカルの不調『けんしょう炎。ひどいときは包丁を握るのも大変で、パパに晩ごはんの支度を手伝ってもらいました』(38歳・ママ)『子どもが重くなるにつれて、肩こりがひどくなって大変でした』(32歳・ママ)『もともと腰痛持ちなのですが、子どもが重くなっていくにつれて、悪化する一方です。ぎっくり腰っぽくなることも増えました』(パパ・38歳)いずれも、“子育てあるある” な症状です。それぞれ常態化しやすい症状なので、続くようならば専門機関の受診を考えましょう。運動不足による血行不良が原因の場合、運動することで改善することも。●メンタルの不調『夜泣きと夜中の授乳が続いて、うまく眠れなくなりました。子どもは最近だいぶ落ち着いたのですが、私は相変わらず眠れません。疲れやすいし、不眠症なのかなと思っています』(ママ・28歳)不眠症状は、うつ病の第一歩 です。産後うつや育児ノイローゼにつながりかねないので、改善が見られない場合は専門医などのカウンセリングを検討しましょう。また、産後うつはママのみならず、パパにも発症することがありますので、夫婦ともに注意が必要です。●内臓などの不調『子どもが生まれてから、今までみたいにゆっくりご飯を食べていられなくなり、早食いを繰り返すうちに、胃を悪くしてしまいました』(パパ・35歳)『日中ひとりで子どもを見ているため、なかなかトイレに行くタイミングがつかめずにいたところ、ある日急に高熱が出て、病院に行ったら腎盂炎と言われてしまいました』(30歳・ママ)子どもをひとりで見ているママがトイレに行けなくなり、ぼうこう炎や腎盂炎、腎盂腎炎を患ってしまうことが珍しくありません。子どもが泣いてしまっても、できるだけトイレは我慢せず行く ようにしましょう。胃腸不良は早食いのみならず、ストレスが原因の場合もありますので、こちらも続く場合は専門家へ相談しましょう。●育児はカラダが資本!なんと言っても、育児はカラダが資本 です。育休に入られるとのことなので、ママと上手に連携・分担して、お互いを労わりながら育児を楽しんでくださいね。●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年03月03日パパライターの矢山ユースケ@育休中です。年明けからミュージシャンとタレントの不倫や、芸人と元グラビアアイドル(?)の浮気がワイドショーやインターネットメディアなどで大きく取り上げられました(後者は、私からするとあからさまな売名行為にしか思えませんでしたが……)。いずれの件でも、連絡を取り合うツールとしてLINEが用いられていました。世代によってはスマートフォン所持者のほぼ100%が使用しているというアプリなので、「LINEだから悪い」「LINEのせい」ということにはならないでしょう。しかし、LINEをはじめとするSNSを用いて、これまでとは違った形で不倫や浮気が行われている のは事実です。●SNSによる“つながり”まだ主な連絡手段が携帯のE-mailだったころ、「メールアドレスを変更しました」という、いわば“メアド変更メール”が届くことがありました。みなさんも一度や二度は受信、もしくは送信したことがあるかと思います。メアド変更の理由は人それぞれですが、「携帯会社ごと携帯を変えた」以外の理由だと、「彼氏/彼女と別れた」「離婚した」「浮気がバレて、夫/妻に変えさせられた……」というパートナー間の問題や、友人同士のトラブルなど、“対人関係の変化(悪化)”が大半を占めていたように思えます。しかし、今ではこのような“メアド変更メール”が届くことは、かなり減ったのではないでしょうか。私自身、この1年間に“メアド変更メール”を受信していません。さかのぼってみたところ、2年前の秋を最後にメールアドレス変更の知らせは受けていませんでした。しかもその連絡も、メールではなくLINEで届きました。「LINEならメアドより簡単に交換できる。何かあればブロックすればいいし」。SNS全盛の時代になり、“メアド変更”の連絡が減ったのには理由があります。多くのSNSには、“ブロック機能”が備わっています。連絡を取りたくない相手や、自分の投稿を見せたくない相手を“ブロック”することにより、その相手との関係を遮断できます。もしそのSNSでしか連絡を取り合えない相手であれば、“ブロック=関係断絶” ということも可能です。このブロックを用いれば、旧来のE-mailのように、メールアドレスやSNSのアカウントそのものを変更する必要がなく、相手と距離を置くことができるのです。また、こんな話を聞いたことがありませんか?「LINEをインストールしたら、最初から友達がたくさんいた」。多くのSNSで、“連絡先から友達を見つける” という機能があります。これは、ご存じの通り“スマートフォンなどに登録されている連絡先の中で、そのSNSを使っている人を自動的に友達登録する”という機能です。私はこの機能があまり好きではなく、基本的にはオフにしているのですが、スマートフォンを変更した際などに“どうしても”オンにしなくてはならないタイミングがあります(回避する方法はありますが、最初から意識していないと“スマートフォンの初期設定やり直し”が必要になり、いささか面倒です)。すると、その時点で連絡先に登録されていた人が“友達”や“友達かも”に表示されてくることになります。また、自分がその機能をオフにしていても、相手がオンにしていて相手の連絡先に自分が登録されていれば、相手側に“友達”として表示されそこから連絡を……ということが可能になるのです。●能動的な“つながり”の復活さらに、あなたの周りでこんな話を聞いたことはありませんか?「Facebookで元カレのアカウントを偶然見つけてしまった」。連絡先の連携をしない場合でも、“友達検索”の機能で相手の名前を検索して探すこともできます。“連絡先から〜”と比べると、こちらは一段階上の能動的な“つながり” を求める行為と言えるでしょう。では、次の場合はどうでしょう。「久々にmixiにログインしたら、当時仲が良かった人がまだ頻繁にログインしていた。懐かしかったからメッセージを送って、連絡を取り合うようになった」。この“以前に使用していたアカウントを思い出して久々にログインして、そのころの人々とネット上で再会する”というパターンも、少しずつ聞くようになりました。私の周囲では、「実名登録のFacebookに疲れて、仮名登録可能だったmixiに戻った」というパターンをいくつか聞きます。今後はそういったパターンの“つながり”の復活も発生していくかもしれません。●パートナーがSNSを使って不倫や浮気をしていたら……?もちろん、“つながり”を否定するわけではありません。オンであれオフであれ、大切な友達には変わりないでしょう。長年使用していたアカウントであれば、それだけの“つながり”がそこには存在します。“オンだから”“オフだから”という区分けはむしろナンセンスです。しかしながら、そういった“つながり”が不適切な関係に発展してしまう可能性も否定できません 。SNSが発達していなかったら知り合うことも再会することもできなかった相手とつながることができるわけです。その分、不倫や浮気の“種”はたくさん蒔かれていると言わざるを得ないでしょう。そこで今回は、「パートナーがSNSを使って不倫や浮気をしていたらどうする?」という質問を投げかけてみました。『当然、離婚!』(26歳・プレママ、30歳・パパ、その他大勢)『貸しひとつかな。私がもし何かやらかしても、1回はOKみたいな』(34歳・ママ)『証拠を押さえて、相手を訴えると思います』(32歳・パパ)『LINE禁止ですね。スマホも没収かな?』(27歳・ママ)『他の女にかける金があるんだから、ずいぶん余裕があるってことですよね。じゃあ、お小遣いカットで!』(35歳・ママ)いずれも“ごもっとも”なご意見ですね。SNSはもはや生活必需品。無益なわき道にそれることなく、便利なツールは便利なまま活用していきましょう。【参考リンク】・平成27年版 情報通信白書 SNSの利用率 | 総務省()●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年02月29日【ママからのご相談】こんにちは。先日妊娠していることが分かりましたが、出産に恐怖を感じています。というのも、わたしの姉が先月出産したのですが、難産で大変だったという話を母から聞かされました。それからというものの、出産が怖くて仕方ありません。安産のために普段から準備できることがあれば教えてください。●A. 妊娠中はできるだけリラックスして、神経質になりすぎないで!こんにちは。ママライターのなかやまあぽろです。ご妊娠おめでとうございます!ご相談者様のお母様も、第二のお孫さんの誕生を待ちわびているでしょうね。一般的に『安産』とは、母体にとってはもちろん、おなかの赤ちゃんにとっても苦しみが少ないお産のことを言うそうです。一方『難産』と一口に言っても、陣痛が長時間であったり、予測がつかない胎盤の早期剥離といった危険と隣り合わせのトラブルであったりと、さまざまなケースがあります。妊娠中から安産のために努力することはとてもいいことですが、神経を使ってストレスをためこんだら逆効果 です。出産まで、なるべくリラックスして過ごすことが安産への近道ですよ。今回は、産院の助産師の方のアドバイスを元に、安産につながるポイントをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね!●安産のために普段から心がけたいポイント5つ●(1)仕事や家事のペースを落とす妊娠中はエネルギーや酸素の消費量が多くなり、体にかかる負担も大きく疲れやすくなる ものです。日ごとに体調が変わりやすくなるので、しっかり自分の体の声を聞いてください。気持ちも行動もゆっくりすることで、心と体がリラックスした状態が生まれやすいだとか。仕事や家事は妊娠前と同じペースでやろうと思わず、周りや旦那さまにできるだけ頼ってみてくださいね!●(2)妊婦健診を必ず受ける『飛びこみ出産』という言葉を聞いたことはあるでしょうか。飛び込み出産とは、妊娠してから一度も妊婦健診を受けないまま出産に至るケースのことを指します。以前、このようなケースの妊婦さんが出産時に受け入れ先の産院がなく、死産してしまうという事件 がありました。飛びこみ出産は、母体にとっても産院にとってもリスクがとても大きいので、妊娠が分かったら早めにかかりつけ医を見つけましょう。ママがおなかを触ったりしても、赤ちゃんの様子は詳しく分かりません。気付かないうちに異変が起きている可能性もあります。トラブルを早期発見するために、必ず妊婦健診を受けるようにしましょう。また現在は一昔前より妊娠、出産をサポートする公費助成が幅広くあります。住んでいる自治体に確認して、妊婦健診費用受給券や出産育児一時金などをうまく利用することがポイントです。●(3)体重のコントロールをする急激な体重増加は妊娠高血圧や妊娠糖尿病などになることも。つわりが治まったら、食生活を見直して体重のコントロールを心がけ、安産につなげましょう!ママの食べた物が赤ちゃんの栄養になることを忘れないで。1日3食バランスよくとることから始めて、食事全体のバランスを考える といいそうです。簡単でいいので、食事のメニューをノートにメモしておくことがポイントです!●(4)体力がおちてしまう風邪などに感染しないように、対策を念入りに!妊娠中は、なるべく薬の服用を避けたほうがいいと言われています。特に外出する際は人ごみを避け、風邪やインフルエンザなどの感染対策を怠らないで、しっかりと体調管理をしましょう。また、外出している時間の長いパパから感染してしまう可能性もあります。パパにもマスクをしてもらう、予防接種を打ってもらうなどの対策 もお願いしましょう。●(5)安定期に入ったら、適度な運動をする安産に必要なのは、なんといっても体力。妊娠中はなにをするにも慎重になってしまいがちですが、安定期に入ってからは適度に体を動かして、体力を徐々につけていくことも肝心 です!無理のない程度にウォーキングしたり、早歩きをしたりと日常からすぐ始められます。また、ストレス解消にも一役買うので一石二鳥ですね!----------上記のどれも日常から心がけることによって、安産への道に少しずつ近づけることばかりです。出産は大昔から繰り返されてきたもの。女性には“産む力”がしっかり備わっているので、あまり怖がらないでご自分の力を信じてくださいね!【参考文献】・『安産のために今すぐできること』学研パブリッシング・編集●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年02月27日【パパからのご相談】もうすぐ里帰り出産を終えた妻が戻ってきます。職場の先輩や子どものいる友人たちから、家事の分担はきっちり決めたほうが良いとアドバイスを受けました。これまで特に分担せずやってきてしまったのですが、 子どもができたらやっぱり決めたほうがよいのでしょうか?●A. 最初にガチガチに決めすぎず、日々を過ごすうちに決めるのもアリです。パパライターの矢山ユースケ@育休中です。先日、「家事育児を『やっているつもり』の旦那へ見せた執念の分担図」という画像が話題になりましたが、家庭での家事・育児の分担 はもはや“永遠のテーマ”と言えますよね。子どもが産まれると、なおさら重要になってきます。しかしながら、「がっつり分担すべき」「分担なんて必要なし」と、けっこう意見が真っ二つに分かれるのも、このテーマの特徴でもあります。ということで、分担派・非分担派のそれぞれのパパママよりコメントをいただきました。●分担派のコメント『パパができることはパパの分担にしています。ありがちですが、家事だったらゴミ捨てとお風呂掃除、育児だったら子どものお風呂、みたいな感じです』(33歳・2児のママ)分担派でもっともポピュラーな意見がこの「パパができることはパパに」 ですね。“できることからやってもらって、徐々に増やしていく”場合もあれば、“できることだけやってくれればいい”という場合もあります。『うちはどちらも放っておくとなにもしないので、小学校の係決めレベルで決めましたよ。玄関掃除とか庭の水まきとか、いくつかのことは月決めで持ち回りにしています。子どもが大きくなったら、持ち回りメンバーに加えてもいいかなとか思いますね』(35歳・1児のパパ)お子さんが大きくなったときに、持ち回りメンバーに加えるのは、いいアイディアかもしれません。『最初は特に何も決めていませんでしたが、お互いの得意分野を引き受けていたら、自然と分担が決まった感じですね。トイレ掃除は僕、風呂掃除は妻、みたいな』(30歳・1児のパパ)無理やりではなく自然に、というのが良いですね。お互いに苦手なことがあった場合、どうするのかが気になりますが……、『結婚当初、お互いの収入差や残業を含めた勤務時間を考慮して、家事の分担を決めました。妻が妊娠して体調の変化があったので、負担割合を調整しました。出産後、実家から戻ってきて今度は育児を追加した新しい分担を決めました。今は妻が育休中なので、彼女が復職したタイミングでまた調整が必要だと思っています』(34歳・2児のパパ)かなりきちんと考えてるご様子。収入差 や勤務時間 など、分かりやすい指針を基準にするのもよさそうです。●非分担派のコメント『気がついたときに気がついた方がやる ようにしています。決まりごとってなんか好きじゃないので』(29歳・2児のママ)非分担派のメジャー意見はこちらでした。「わざわざ家でまでルールに縛られたくない!」という声も。『面倒臭いと思うことは相手も同じように思っているだろうから、率先してやるようにしています。思いやりが大切ですよね』(37歳・1児のパパ)ステキな心がけですね。お互いがこのように思っていれば、家庭円満、家事育児もスムースに行えそう。『分担を決めてしまうと、何かの理由でそれができていなかった場合に、文句言っちゃいそう なのであえて決めませんでした』(32歳・1児のママ)確かに、「なんでゴミ捨ててないの?」「なんで洗い物してないんだよ!」などと夫婦で言い合ってる姿は、子どもに悪影響を与えそうですね。●お互いに無理がかからないようにわが家の場合、基本的には“非分担派”に属すると思います。ですが、朝食の主な担当は私で、夕食は妻が主に作ります。お風呂の準備はもともと私がメインでしたが、最近は妻がすることのほうが多いです。コーヒー豆をひくことが趣味のひとつなので、コーヒーは私の担当です。逆に、紅茶や日本茶の場合は妻がいれています。これらは、“なんとなく”過ごしてきた結果です。“はじめにルールありき”でももちろん良いとは思いますが、“結果的にルールっぽくなってきた”でも、“ルールはないけど、問題なく過ごせている”でも、別に構わないと思うのです。たとえ文句のつけどころのない素晴らしいルールでも、守ることが苦痛となってしまっては、本末転倒になってしまいます。一番大切なのは、家族みんなが無理なく過ごせること です。それを忘れずに、がんばってくださいね。●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年02月25日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!