あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは新たに「パートナー(夫婦関係)」「進学、受験」などを追加しました!その他「祖父母や親戚関係(帰省含)」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」「自傷」「学習」「不登校」なども引き続き募集中です。パートナーなどとの意見の相違、受験や進学での予期せぬトラブル、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年10月05日NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)が提供するクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」の申し込みID数(※1)が400万IDを突破しました。現在、「まなびポケット」は「GIGAスクール構想」を実現するプラットフォームとしての活用に加え、「MEXCBT」(※2)の入り口となる「学習マネジメントシステム」(以下 学習eポータル(※3))としての用途においても全国の多くの自治体に採用いただいております。NTT Comは、引き続き児童・生徒の特性に応じた個別最適な学びを支援し、保護者の方々がお子さまの学びをサポートできる機能、教職員のワークスタイル変革を後押しする機能などを提供し、より多くの教育現場で利活用いただく取り組みを続けていきます。1.背景「まなびポケット」は児童・生徒、教職員が一人ひとつのアカウントを持ち、さまざまな学習コンテンツを利用できるクラウド型教育プラットフォームです。インターネットとブラウザーがあれば、どこからでもアクセスできるクラウド上で、提携するさまざまなサービス(授業支援・協働学習支援ツール、個別学習支援教材、英語やプログラミングの学習教材など)を提供しています。2017年からサービス提供を開始し、2022年3月時点では300万IDのお申し込みをいただいておりました。また、2021年12月には文部科学省が推進する「MEXCBT」と接続し、活用時の入り口となる「学習eポータル標準モデル(※4)」に準拠したプラットフォームとしてもご利用いただいております。2.400万ID突破このような背景の中、「まなびポケット」は2022年9月時点で全国の800以上の自治体、10,000校以上の学校よりお申し込みいただき、400万IDを突破しました。300万ID突破から半年という短い期間での100万ID増加には、「学習eポータル」として多くの自治体・学校に選ばれていることに加え、出欠連絡や学校から保護者への連絡など、無償で使える保護者向け機能が評価され、保護者IDが増加したことが大きな要因となっています。今後も継続的に保護者向け機能などを追加して、より多くの方々に利活用いただくことをめざします。3.学習eポータルとして4割以上のシェアを獲得2021年度に続き、2022年度においても文部科学省にて「MEXCBT(機能拡充版)の活用募集」が実施され、昨年度からの累計として学校設置者(※5)数で約1,200、学校数で約14,300校(うち実証用の学習eポータルは約290の学校設置者、学校数約1,900校)のお申し込みがありました。「まなびポケット」は、そのうちの422の自治体、5,554校に採用いただいています。実証用の学習eポータルを除いた、商用の学習eポータルとして4割を超える学校設置者に導入いただいており、トップクラスのシェアを獲得しています。4.さらなる利活用に向けた機能拡充「まなびポケット」はさらなる利活用の促進に向け、学校現場や保護者向けにあらたな機能を提供していきます。2022年度はすでに「教育委員会向け活用レポート」(※6)、「ポータルブックマーク機能」(※7)を追加しましたが、さらに今後、以下の機能のリリースを予定しています。(1)保護者からの出欠連絡の自動集計・出力 (2022年度 第3四半期予定)保護者向け機能として提供中の出欠連絡機能に、あらたに自動集計・出力機能を追加します。保護者がスマートフォンやブラウザーから登録した出欠連絡を自動で集計、出力することにより、校務支援システムへの登録や連携を効率化し、学校現場における事務処理稼働の負担を軽減します。(2)統合認証サービス (2022年度 第3四半期予定)2022年3月に文部科学省「情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」が改訂され、アクセス制御によるセキュリティ対策が認められました。「まなびポケット」では、同ガイドラインに準拠した多要素認証・リスクベース認証を実現する統合認証サービスをご提供します。これにより教職員が、自宅からインターネット経由で校務支援システムを利用することが可能となるため、教職員のワークスタイル変革を促進します。また、これまで独立していた校務システムと学習システムとの連携が可能となるため、両システム間のデータ連携や、より高度なデータ活用にもつながります。(3)WEBQU(学級状態)×CBT(学力)によるクロス分析の可視化機能 (2022年度 第3四半期予定)「まなびポケット」上で提供している2つのコンテンツ、「WEBQU」と「まなびポケットCBT」をクロス分析し、可視化する機能を提供します。学級の経営状態がわかる「WEBQU」と、学力の状態がわかる「まなびポケットCBT」を組み合わせることにより、児童・生徒の心理状態や学級の経営状態が学力向上にどのような影響を与えているかを可視化することが可能です。これにより児童・生徒、教職員による一人ひとりにあった個別最適な指導の実現をサポートします。NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、新ドコモグループとして法人事業を統合し、新たなブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。 NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。 (※1):ID数には、まなびポケットを利用する教職員、児童・生徒、保護者のIDが含まれます。(※2):「学びの保障オンライン学習システム(「MEXCBT」(メクビット))」は文部科学省が開発を進める、児童・生徒が学校や家庭において、国や地方自治体などの公的機関などが作成した問題を活用し、オンライン上で学習やアセスメントができるCBT(Computer Based Testing)システムです。CBTは問題用紙やマークシートなどの紙を使わずコンピューターを利用した試験をさします。(※3):学習eポータルは、GIGAスクール構想で整備された一人一台環境と高速ネットワークを活かし、ソフトウェア間の相互運用性を確立してユーザーにとっての操作性を向上させるとともに、教育データをより良く活用するために構想された、日本の初等中等教育向けのデジタル学習環境のコンセプトのことです。(※4):「学習eポータル標準モデル」は一般社団法人ICT CONNECT 21がまとめた、学習eポータルのコンセプトに関する概要、技術仕様をさします。(※5):「学校設置者」は学校を直接運営する国(国立学校)、地方公共団体(公立学校)、学校法人(私立学校)のことです。(※6):「教育委員会向け活用レポート」は各学校での「学習コンテンツの利用状況」や「研修会実施後の活用状況の変化」をグラフ形式で表示するレポート機能のことです。(※7):「ポータルブックマーク機能」は「まなびポケット」ポータルサイトのトップページに、各学校が独自に利用するWEBサイトやWEBアプリケーションのURLリンクをブックマークできる機能のことです。■関連リンク・報道発表「小金井市、東京学芸大学、NTT Comによる、「GIGAスクール構想による個別最適化された深い学び等の実現に関する連携協定」の締結について」(2021年4月) ・報道発表「クラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」が文部科学省が推進する「MEXCBT」との連携を開始」(2021年11月) ・報道発表「「まなびポケット」の申し込みID数が300万を突破」(2022年3月) ・まなびポケットサービスサイト ・まなびポケットたんぽくん 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月03日学習障害がなくても、聴覚過敏が原因で学習に困難を感じている子どもは多くいる?勉強に集中できない、勉強をしているとなぜかすぐに疲れてしまう…など、子どもの学習に関連する困りごとがあると、「限局性学習症(学習障害・LD)」があるのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、そのほかの発達障害の特性から、限局性学習症がなくても学習に困難を感じる場合もあります。特定の領域の学習ができない限局性学習症とは異なり、環境に左右される原因によって学習困難が起こることがあります。このコラムでは「聴覚過敏がある子どもの学習の悩み」について、原因や解決方などを解説します。Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホン聴覚の過敏さによる困りと対処法聴覚が過敏だと、意識しなくても小さな音まで聞こえやすかったり、特定の音に対するつらさが強まったりすることがあります。また、必要な情報だけ音を拾って感知するという情報の選択ができず、たくさんの音が同時に耳に入ってきて、肝心な情報がかき消されてしまう場合もあります。教室の中がうるさいと集中できない場合があります。聴覚過敏の場合、たとえば先生が話していることに集中したくても、そこに誰かの話し声、衣擦れの音、窓の外の音や空調の音などが重なり合って、どの音に集中したらいいのかが分からなくなってしまいます。また、椅子と床がこすれる音や、特定のお友達の話し声など、苦手な音がつらく、疲れやすくなることもあります。解決策:教室の雑音は多くの子どもにとって気が散る原因となります。椅子の脚にカバーをつける(使い古しの硬式テニスボールを切って脚にかぶせるなど)といった工夫をしましょう。また、イヤーマフや耳栓をうまく活用するのもよい方法です。大きな音が苦手な場合があります。急に大きく響きわたるような音、たとえば陸上競技のスタートのピストル空砲、避難訓練のサイレンなどが鳴ると、誰でもびっくりするものです。元々、その音自体や音量に対する苦手さがあり、それに加えて予告なく音が鳴るような状況だと、周囲の想像以上につらく感じている場合があります。その結果としてその音に対する過敏さが強まってしまい、そのあといつまでも気持ちの切り替えができなくなってしまう場合があります。解決策:学校でも家庭でも、予測できない音はしかたありませんが、大きな音が出る場合にはこれから何が起こるのかを説明しましょう。説明を受けてもやはりその音を聞くのがつらい、という場合には我慢をせずに、大きいサイレンの音が鳴る避難訓練の時間だけ休む、運動会のピストルを旗に変えてもらうなどの配慮をしてもらうことを検討しましょう。また、イヤーマフや耳栓をうまく活用することもつらさの軽減に有効です。たくさんの音が全て聞こえてしまって疲れてしまう場合があります。自分が必要な情報に集中してほかの音を小さくするような脳の機能がうまく働かないと、教室のさまざまな音を聞き取ってしまいます。そんな状況でも特定の音声、授業中なら先生の声だけになんとか集中して聞こうとすることで、疲れてしまう場合があります。また、聞き取ることに努力が必要な子どもの場合、疲れてぼんやりしてしまうことで、集中していないという誤解を受けることがあります。解決策:生活音などの騒々しさが原因の場合は、ノイズキャンセリングイヤホン/ヘッドホンが有効です。耳栓、イヤーマフなども一定の効果があります。音に対する直接的なアプローチだけではなく、帰りのホームルームで明日の持ち物を口頭だけではなく黒板にも書いてもらうなど、聞きとりにくさを前提とした視覚的なサポートを受けられると困りごとが減るでしょう。イラスト/taeko
2022年09月29日千葉県児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報てらぴぁぽけっと 新浦安教室は教室の窓からは境川と遊歩道が見え、海まで約1キロののんびり穏やかな街並みにある児童発達支援事業所です。「言葉がでない」「急に走り出してしまう」「椅子にすわっていられない」「大声をあげてしまう」「手をつないで歩けない」「ほかのお子さんと遊べない」などの悩みに、さまざまな分野の資格を持った職員がABA(応用行動分析学)による科学的アプローチを用いて、一人ひとりのお子さんに合わせた療育プランを提案し、必要なことをひとつずつ確実に習得していけるよう、お子さんの成長を見守っています。千葉県の児童発達支援事業所をもっとみる愛知県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報五感脳トレーニングは10月金山駅近くにオープン予定の児童発達支援・放課後等デイサービスです。思考力・判断力・想像力・文章力・表現力・記憶力などをゲーム感覚で取り組むことができる五感脳トレーニングや、リトミック、アート、クッキング、英語、体幹トレーニングを、療育の研修を受けた専門の講師が楽しく行っています。一つひとつできたことを褒めて認め自己肯定感を高め、お子さんが一斉に同じことをするのではなく、選択をしてもらい、自分で考えて行動出来る10の力を育てることを大切にしています。愛知県の放課後等デイサービスをもっとみる大阪府放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報Pitago Labは事業所名の由来である、数学者で哲学者であるピタゴラスから「ヒラメキ」や「発想」を連想し、子どもが本来持っている「柔軟で独創的な発想」をサポートし、育むことを目的としている児童発達支援と放課後等デイサービスを提供している多機能型事業所です。生活習慣の自立と習得を目指した生活面での支援や、協調性や挨拶、ルールを守ることなど社会性での支援を行っています。また、学習支援や土日祝日を利用して、プログラミングや運動、料理、制作、外出支援などのさまざまな支援を行っています。大阪府の放課後等デイサービスをもっとみる大阪府児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報ステラ幼児教室 新大阪校は関西地方初出店10月開講予定の児童発達支援事業所です。自閉スペクトラム症・学習障害・ADHDなどの発達障害や発達の遅れが気になる未就学のお子さんに対し、1コマ50分のマンツーマン授業・小集団授業を提供し、お子さんの「できた!」につながる支援をしています。療育方法や支援方法などの研修を受けた専門のスタッフが丁寧にアセスメントし、一人ひとりの発達に合わせた個別の支援計画を作成し、完全オーダーメイドのカリキュラムで授業を進めます。Upload By 発達ナビ施設情報2022年2月にオープンしたBEAR KIDSはお子さんが少しでも楽しく社会で生きていけるよう一人ひとりにパーソナライズされた療育を提供している児童発達支援と放課後等デイサービスの多機能型事業所です。就学前トレーニングや、応用行動分析(ABA)をベースとした個別療育、小・中・高、その先に待つ長い社会生活、将来を見据えた学習支援・集団療育のほか、未就学のお子さんも、簡単に遊びながら指先や脳に良い刺激を得られる、レゴ社が提供している教材「LEGO SPIKE」を使用した支援を行っています。大阪府の児童発達支援事業所をもっとみる兵庫県放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報きらきら放課後等デイサービスは2022年8月にオープンした、就労準備型放課後等デイサービスです。SST(ソーシャルスキルトレーニング)やパソコン、学習、習字、制作活動などのプログラムのほか、基本的マナーの取得や子どもの自立、進学のサポートを行っています。SSTではワークシートやゲームなどを用いてコミュニケーション能力の向上を目指し、作業訓練では個人の特性に合った職業を一緒に考え、就労準備にむけてのサポートを行っています。また、自己表現や余暇活動の一環として水墨画などにも挑戦しています。兵庫県の放課後等デイサービスをもっとみる「もっと施設の情報を詳しく知りたい!」「見学をしてみたい!」と思ったら、WEBからもお問い合わせが可能です。施設情報ページでは、掲載されている施設の情報を地域ごとに検索して見ることができますよ。
2022年09月29日脳には「発達黄金期」があるのをご存じですか?じつは、脳の発達は能力によってピーク期が異なります。親がその発達黄金期に合わせたアプローチをすることで、お子さまの脳はどんどん刺激されていくようです。脳医学者で東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之氏は、脳の成長段階の黄金期をふまえた子育て法を「脳育て」と呼んでいます。今回は、脳の発達黄金期について考えてみましょう。脳の発達ピーク1:オキシトシンの分泌量は1歳頃に “ほぼ決まる”!?脳の発達ピーク2:「おりこうさん脳」が育つのは1~18歳脳の発達ピーク3:指先は第二の脳!「巧緻性」は3~5歳に高める脳の発達ピーク4:脳の成長の原動力「知的好奇心」は3〜6歳頃に伸ばす!脳の発達ピーク5:絶対音感は4~5歳まで。聴覚は8歳までに完成する脳の発達ピーク6:運動神経が伸びる黄金期は12歳頃まで!?脳の発達ピーク7:13歳までに「脳をつくる栄養素」をしっかりとろう!脳の発達ピーク1:オキシトシンの分泌量は1歳頃に “ほぼ決まる”!?身体心理学者で桜美林大学教授の山口創氏の研究から、「スキンシップが子どもの脳を育てる」ということがわかっています。スキンシップをすると、脳内にはオキシトシンというホルモンが分泌されます。「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンは、ストレスへの反応をやわらげ、情緒を安定させる働きがあるのです。たとえば、子どもが不安を感じているとき、親が抱きしめてあげると、泣き止んだり、安心した様子を見せたりすることがあると思います。これはオキシトシンが分泌されている証拠です。山口氏は、幼児期に「添い寝などを通じて肌にたくさん触れられて育った子どもは、成長してからも情緒が安定しており、社交性が高く、他人を攻撃する傾向も低い」としています。一方、スキンシップ不足で育った子どもは、「人間不信や自閉的傾向が高く、自尊感情も低い」のだそう……。そしてなんと、オキシトシンの分泌量は脳の発達が著しい1歳頃に “ほぼ決まる” とのこと。でも、ご心配なく!山口氏は、1歳を過ぎても、スキンシップの効果は大いにあると話していますよ。「ハグをする」「手をつなぐ」など、子どもとしっかりスキンシップをとるよう心がけましょう。脳の発達ピーク2:「おりこうさん脳」が育つのは1~18歳青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長の中村真樹氏は、日本人の睡眠時間は世界的に短いとし、「寝不足の子どもは前頭葉の働きが低下する」と述べています。前頭葉は、思考、感情、コミュニケーションなど社会性に関わる脳の部位です。そこが未発達だと、集中力・意欲の低下、認知能力の遅れ、イライラしやすい、落ち着きがない、周囲に対して攻撃的になるなどの弊害があるのだそう。睡眠の専門家で文教大学教授・成田奈緒子氏も、慢性的な睡眠不足が子どもたちの脳に悪影響を及ぼしていると危惧するひとり。子どもの脳をきちんと育むために、親は以下の「脳の発達3段階」と、それぞれの「発達ピーク」を知っておいたほうがいいと話します。第1段階(発達ピーク→0~5歳頃):【体の脳(脳幹、間脳、小脳)】「起きる、寝る、食べる、体を動かす」といった、生きていくために最低限必要な機能第2段階(発達ピーク→1~18歳頃):【おりこうさん脳(大脳新皮質)】「言葉、微細運動、知識、スポーツ」などをつかさどる第3段階(発達ピーク→10歳以降):【心の脳(主に前頭葉)】「感情のコントロール、思考、判断」などの機能 そして一番重要なこととして成田氏は、「これらの発達は1~3の順番でしか進まない」と断言しています。どういうことかと言うと、「体の脳」が育たないと「おりこうさん脳」は育たず、「おりこうさん脳」が育たないと「心の脳」が育たないので、結果的に自分の感情をコントロールして生きていくことができなくなってしまうのです。まずは、「体の脳」を育てるため、5歳までの睡眠には特に気を使いたいですね。脳の発達ピーク3:指先は第二の脳!「巧緻性」は3~5歳に高める巧緻性とは、指先の器用さ。ハサミやヒモなどを使った工作がテストに取り入れられるなど、小学校受験でも重要視されている能力です。長年、指と脳の関係性を研究している医学博士の長谷川嘉哉氏も「指先は第二の脳」と言うほど、巧緻性は脳と密接な関わりがあります。前出の瀧氏によると、巧緻性は脳の頭頂葉の運動野がつかさどっており、その部分の発達のピークは3~5歳。積み木やお絵かき、楽器の演奏などの指先を使う遊びが、巧緻性の発達に効果的とされています。また、巧緻性が育まれ、指先を自由に使えるようになると、自分でできることが増えるため、なんと学習効果にも好影響を及ぼすとのこと。埼玉大学教育学部教授・川端博子氏の調査で、巧緻性テストで上位だった子どもは、学力テストの結果でも上位だったことがわかったのです。脳の発達ピークに向けて、どんどん指先を鍛えていきましょう!脳の発達ピーク4:脳の成長の原動力「知的好奇心」は3〜6歳頃に伸ばす!「知的好奇心は、脳の成長の原動力になる」と明言するのは、瀧氏。知的好奇心が高いとポジティブな感情になりやすく、そのポジティブな感情は、記憶力や集中力を高め、考えたり判断したりする情報処理能力をも向上させるそうなのです。たしかに、イヤイヤやったことよりも、ワクワクしながら取り組んだことのほうが、はかどるし、記憶に残りますよね。では、子どもの知的好奇心を伸ばす最適な時期はいつなのでしょう?瀧氏によると「3〜6歳頃の未就学時期は知的好奇心を伸ばすのに最適」とのこと。そして嬉しいことに、6歳を過ぎてしまったとしても、刺激を与え続ければ人間の脳は成長すると、瀧氏は言います。何歳になっても、大人であっても、脳は成長するのです。ですから、子どもの知的好奇心を伸ばしたいのであれば、親御さん自身も「大人だからできない」と思わずに、子どもと一緒にさまざまな活動にチャレンジしてみてくださいね。脳の発達ピーク5:絶対音感は4~5歳まで。聴覚は8歳までに完成する日本こども音楽教育協会によると、絶対音感とは「音を聞いて即時にドレミの高さが判別できる力」のこと。絶対音感がある人は、生活音も正確に言い当てられるのだそう。すごいですね。絶対音感は、脳の発達を促すことがわかっています。ドイツのハインリッヒ・ハイネ大学の研究で、絶対音感をもつ人と、絶対音感をもたない人の脳を比較したところ、絶対音感がある人のほうが、左脳にある側頭平面(言語の理解や数学的能力に深く関係していると考えられている箇所)が約2倍大きく発達していたのです。「先天的に絶対音感がある人は20万人に1人」と日本こども音楽教育協会ウェブサイトにはありますが、幼少期に適切なトレーニングをすれば誰でも絶対音感を身につけることができるようです。脳科学者で『ピアニストの脳を科学する』著者の古屋晋一氏は、特に4~5歳の時期に絶対音感は獲得しやすいと述べています。8歳までに人間の聴覚は完成してしまうようなので、音感トレーニングはできるだけ早く始めたほうがよさそうです。脳の発達ピーク6:運動神経が伸びる黄金期は12歳頃まで!?「運動神経とは運動の指令が脳から筋肉まで送られるときの “情報の通り道” 」と定義するのは、日本女子体育大学学長の深代千之氏。そしてなんと、運動神経の伝導速度に生まれつきの個人差はないと話します。大切なのは、幼少期の「運動環境」。多種多様な動きを経験すればするほど、脳の神経回路が発達して運動神経がよくなるのだそう。また深代氏は、運動神経を伸ばすには「最適な時期」があるとしています。3~5歳頃の「プレゴールデンエイジ」と6~8歳の「ゴールデンエイジ」です。しかし、ゴールデンエイジ期の定義には、専門家によってばらつきがあるようです。『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』著者・髙橋宏文氏は、プレゴールデンエイジを5~9歳、ゴールデンエイジを9~12歳としています。とはいえ、どの専門家も「12歳までに神経系の発達が完了する」としていることから、運動神経を伸ばすには、12歳までの運動経験が大切だと言えるでしょう。■以下の記事で【プレゴールデンエイジ期】【ゴールデンエイジ期】におすすめの運動遊びを詳しく紹介しています!↓↓↓『子どもの運動能力が上がる!ゴールデンエイジとプレゴールデンエイジの過ごし方』『「運動神経のいい子」特徴6つ。12歳までに運動神経はもっと伸ばせる!』ゴールデンエイジは一生に一度の「運動神経が伸びる黄金期」。この時期は、動きがすぐ身につき、覚えた動作は一生忘れないそう。貴重な成長期をしっかり活かして、運動経験を積ませてあげたいですね。脳の発達ピーク7:13歳までに「脳をつくる栄養素」をしっかりとろう!「育脳レシピ」を開発する管理栄養士・小山浩子氏は、遺伝子の影響が表れる13歳頃までに “脳をつくる・働かせる・動かす栄養素” をしっかりとることを強くすすめています。脳も体の一部です。小山氏の言うように、脳が食事の影響を受けるのは当然ですね。では、 “脳をつくる・働かせる・動かす栄養素” を摂取するために、子どもには何を食べさせたらよいのでしょう?小山氏がすすめる食材を紹介します。「脳をつくる」栄養素:DHADHAは脳にとっての最重要栄養素。小山氏が「DHAの摂取量が十分な子どもとそうでない子どもでは、脳の神経回路の発達に違いがある」と言うほどです。また、DHAは体のなかでつくることができません。サバやイワシなどの青魚、サバの水煮缶やツナ缶、魚肉ソーセージを積極的に摂取しましょう。アマニ油やエゴマ油にもDHAは含まれているので、ドレッシング代わりに使うのも◎ですよ。「脳を働かせる」栄養素:レシチン小山氏によると、IQが高い子どもの脳には、脳を「働かせる」アセチルコリンという神経伝達物質が多いそう。このアセチルコリンの材料となるのが、卵や大豆に含まれる栄養素のレシチン。卵は「子どもには1日1個食べさせてほしい!」と小山氏が言うほどなので、毎日食べさせてあげましょう。豆腐や油揚げ、枝豆などの大豆製品が苦手なお子さまには、ヨーグルトやトーストにきな粉をプラスするのもひとつの手です。「脳を動かす」栄養素:炭水化物炭水化物(ブドウ糖)は脳を「動かす」ガソリンです。小山氏によると、「脳が消費するエネルギーは、体全体の消費量のなんと20%」とのこと。脳のために、エネルギーとなる炭水化物をしっかり食べることが大切です。特にエネルギーが必要となる朝は、ご飯やパン、麺類などをきちんと食べさせてください。カリウムや食物繊維を含む、野菜や果物、ヨーグルトと一緒に食べましょう。***能力ごとの発達ピークを意識すると、子どもの脳はもっと発達することでしょう。お子さまが18歳以下であれば、まだまだ能力が伸びる可能性がありますよ!(参考)瀧靖之(2016),『「賢い子」に育てる究極のコツ』, 文響社.クレア・ルウェリントン 著, ヘイリー・サイラッド 著, 上田玲子 監修, 須川綾子 翻訳(2019), 『人生で一番大事な最初の1000日の食事』, ダイヤモンド社.深代千之(2018),『子どもの学力と運「脳」神経を伸ばす魔法のドリル』, カンゼン.高橋宏文(2018),『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』, メディア・パル.九州電力 キレイライフプラス|子どもを伸ばす「脳育て」新興出版社|頭のよさにつながる幼児期の遊ばせ方ふとん・寝具の西川|「寝る子は育つ」は本当︎睡眠専門医に聞く「眠りと発育・成績」の関係性致知出版社|「スキンシップ」が子どもの脳と心を育てるー山口創が語る最新科学が明らかにした子育のヒントSony life|特集「子ども脳も大人脳も『好奇心』で成長する脳に効く習い事」ベネッセ たまひよ|3~6才ごろの未就学時期が「知的好奇心」を伸ばすのに最適!その理由と上手な伸ばし方は【脳科学者】ベネッセ教育情報サイト|脳の成長の原動力とは?保護者に何ができる?ヤマハ音楽教室|久保純子さんがナビゲート 4・5歳が分かれ道。幼児期に音楽を始めると獲得できる様々な能力とは?NKO 一般社団法人 日本こども音楽教育協会|プログラムについてSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|子どもの脳をきちんと育てる「正しい睡眠」STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|子どもの脳は“親の愛情”と“食事”で育つ!「育脳」に効く食材の選びかたSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“パン&〇〇”で最高の朝食になる!脳が育つ食べ合わせ「5つの黄金ルール」アイ・シー・イー幼児教室|【無料動画配信】小学校受験対策講座「制作」「生活巧緻性」J-STAGE|小学生の手指の巧緻性に関する研究―遊びと学習面からの一考察―
2022年09月29日「インクルーシブ教育システム」のよいところインクルーシブ教育とは、障害のある子どもと障害のない子どもに別々の教育を行うのではなく、全員が共に学べるような形で教育を行うことを意味しています。文部科学省では、障害のある子どもと障害のない子どもが共に学べる環境と、障害のある子どもが個別に学べる環境をどちらも整備し、すべての子どもがどちらの環境も活用できるようにしていこうと提唱しています。これは合理的な考え方で、そのような環境設定をすることに対して、私は全面的に同意しています。学校に多様な学習環境が用意されていて、子どもたちが自分の状態に合わせて環境を選べるようになれば、誰もが学びやすくなるでしょう。「一度しか言わないから」は多様性を否定する指導方法文部科学省はインクルーシブ教育システムの確立に向けてさまざまな取り組みを実施していますが、現在の学校教育にはまだ課題もあります。例えば、学校で先生が子どもたちに「いいですか、一度しか言わないからよく聞いてくださいね」と呼びかけることがあります。これは、インクルーシブ教育システムの定義にある「人間の多様性の尊重」を否定する指導方法です。このような指導では、「口頭の指示を一度で完全に理解できる」という子どもしか学習できません。それ以外の子どもは、学習する機会を失います。現在の学校教育にはまだ課題がある人間には、口頭の指示を理解するのが得意な子どももいれば、聞くことよりも視覚的な文字などの指示を理解するのが得意な子どももいます。それ以外の方法が得意な子どももいるでしょう。どのようなタイプの子どもも学習できるように指導方法を工夫するのが、先生の仕事であるはずです。指導が上手な先生は、口頭で一度指示するだけではなく、黒板に同じことを書いて示したり、指示を繰り返したり、手本を見せたりして、子どもたち全員が学習できるように工夫しています。そのようなちょっとした工夫で、学習環境を整えていくことは大切なことです。「学校の標準」をゆるやかにして、みんなが学びやすい環境をつくっていくのです。出典 : 「学校の標準」が狭すぎるのではないか?発達の特性がある子どもは学校生活において、何かと困りごとに直面しがちです。ほかの大多数の子どもよりも、困難が多いように感じます。それはなぜでしょうか。私はその要因の一つに「学校の標準が狭すぎること」があると考えています。いまの日本の学校には、子どもが「標準的にやるべきこと」が多すぎます。私は、いまの学校では子どものやるべきこと、守るべきことが多すぎて、「標準」が狭くなっているように感じます。その「標準」をこなせる子どもはよいのですが、発達の特性がある子どもは、すべての活動を「標準」に合わせるのは難しい場合もあります。ローカルルールは少ないほうがいい学校には多くの子どもたちが集まっています。集団で活動するためには、一人ひとりが一定のルールを守ることが欠かせません。ですからなんらかの「標準」は必要です。子どもたちが学校で集団行動のルールを学ぶことには、意味があると思います。しかし、ルールが細かくなりすぎると、それがいじめの温床になることもあります。例えば「校舎内の廊下は左側を歩きましょう」という決まりをつくることは、衝突を避け、人の流れをスムーズにするためには有効です。しかし、それを破ったら罰を与えるような厳しいルールにしてしまうと、ある子どもが右側を歩いたときに、ほかの子どもがそれを強く注意したり、先生に言いつけたりすることが出てきます。ルールから少しはずれただけで、非難するような風潮ができていくわけです。私は、学校内のローカルルールは、少なければ少ないほどよいと思っています。「学校の標準」に苦しむ子どもたち「学校で、みんなと同じようにできない」ということに悩み、登校できなくなった子どもたちを、私は大勢みてきました。私は「学校の標準」が狭いこと、大人たちが学校をきっちりとつくりすぎてしまったことが、一部の子どもたちを苦しめているのではないかと思っています。また、学校のように大勢で集まって活動する場所では、「一緒に遊ぶと楽しいよ」「全員一丸となってやれば、必ずうまくいく」というふうに、「みんなで一緒にやるのがいいこと」という価値観を強く押し出し、しかもそれを目標にしてしまうことがあります。出典 : 学校で「みんなで一緒に」を目標にしないグループをつくってお互いに協力し、それぞれの長所を生かして一人ではできないことをするというのは、よいことだと思います。しかし、そこで大事なのは「なんらかの成果を上げる」ということであって、「みんなで一緒に」「全員一丸となって」行動することではないはずです。集団に対して「みんなで一緒に」という目標を立てると、その集団に「標準」が生まれ、そこから外れることをよしとしない風潮ができていきます。学校のように、子どもたちが一人ひとりのびのびと学習していく場には、そぐわないものだと思います。学校を小さな「共生社会」にするために私は社会全体が、多種多様な人たちが共存できる「共生社会」になっていくことを願っています。学校も一つの小さな共生社会になっていってほしいと思います。ただし、私が共生社会としてイメージするのは、先ほど述べたような「みんなで一緒に」を目標とする社会ではありません。世の中には「みんなで仲良くできるように努力しよう」「立場が違っても分かり合える」と考える人もいますが、私は現代の社会をそんなに甘いものではないと思っています。「相性が最悪の人とも共存できる社会」に私が思う共生社会とは、「相性が最悪の人とも共存できる社会」です。そのくらいのことができないと、本当の意味での共生社会はつくれないと思います。人間誰しも、「この人とは合わないな」という相手がいます。見るのも嫌だという相手もいるわけです。共生社会をつくるためには、きれいごとではなく、そういう相手とどうやって共存できるかを考えていくことが必要です。自分とは違う人への恐怖心や攻撃心を認めたうえで、その人とも共存できる仕組みを、理性的な社会の枠組みとしてつくっていく。それが、共生社会をつくる道です。「理解しきれない相手もいる」という現実多くの場合、人は他人のことを理解しようとするとき、過去のさまざまな経験から相手の立場や考えなどを想像します。しかし、人のあり方は多様です。自分が「ふつう」だと考えていることが、相手にとっては「ふつう」ではないこともあります。だからこそ、人が分かり合うのは難しいわけです。「世の中には、自分には理解しきれない相手もいる」という現実をきちんと認識し、そういう相手がいることを認めたうえで、その人とどうやって共存するのかを考えること。それが共生社会をつくるということだと思います。「みんなで一緒」よりも「お互いにリスペクト」私は、共生社会をつくるために必要なのは「みんなで一緒に」ではなく、「お互いにリスペクト」という姿勢だと考えています。相手の考えをすべて理解できるわけではないけれど、認めてはいる。けっして無視をしない。そのような関係性をつくっていけば、どのような相手とも共存していけるのではないでしょうか。学校のように大勢が集まる場でも、発達障害のある子どものような少数派の論理を認め、けっして軽視しないこと。その姿勢が共生社会や真のインクルーシブ教育の実現へとつながっていくはずです。
2022年09月28日学習障害がなくても、視覚過敏が原因で学習に困難を感じている子どもは多くいる?ノートが上手く取れない、計算や漢字の書き取りが不得手、授業に集中できない…など、子どもの学習に関連する困りごとは、「限局性学習症(学習障害・LD)」が原因なのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、限局性学習症とは異なる特性が理由で学習に困難を感じている子どももいると考えられています。特定の領域の学習ができない限局性学習症とは異なり、環境に左右される原因によって学習困難が起こることがあります。今回は「視覚過敏」が原因で起こる学習困難についての原因や解決方法などをイラストと共に分かりやすく解説します。Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホン目の感覚、視覚が過敏な場合は光を過度にまぶしく感じることがあります。視覚の過敏さがある子どもの場合、ノートをまぶしく感じる場合があります。一般的にノートの紙は明るい白のためノートが照明の光を反射して、まぶしくて板書がしにくかったり、書いた字が読みにくかったりすることがあります。また、タブレットを学習に活用している場合、明るさの調節をしないと、画面がまぶしすぎることがあります。解決策:ノートの紙にほんのりと色がついているものを選ぶだけでもまぶしさは軽減します。色つきのクリアファイルや下敷きを重ねることで見やすくなることもあります(※)。また、机の配置が照明の真下にならないようにしましょう。タブレットについては、画面照度を子どもが見やすく感じる明るさに調整しましょう。機種によってはアクセシビリティの機能によって色つきの画面に設定できることもありますので、こうした機能を活用することもおすすめです。(※)子どもによって見やすい色合いや彩度は異なります窓が近い日当たりのいい席は、黒板や先生の姿だけでなく、教科書が日光を反射して見づらくなる場合があります。また、照明の種類や光が当たる角度によっては、同じような状況になります。また、本を読んでいる最中に文字が追えなくなる、ズレたりにじんだりして見える、文字がチカチカと光るように見える、文字が流れてしまうなど、光の感受性が高いために起こる視知覚の困難は一見、ディスレクシア(読み書き障害)と症状が似ているように見えますが、異なるメカニズムで起きる可能性が指摘されています。解決策:窓辺を避けた席や、照明の真下を避けるなどの机配置をしてあげましょう。もし、あまりにもまぶしい場合には、色つきメガネやサングラスの使用を検討してください。また、カラーレンズやフィルムを通してみることで、目に入る光の量を調節することができ、文字が見やすくなる場合もあります。蛍光灯の光のチラつきが気になる場合があります。蛍光灯は、実は常に光っているわけではなく、通常は人の目で感知できない速さの周期で点滅を繰り返して光っています。蛍光管が古くなると、この速度が落ちてくるためにチカチカ光って見えるようになりますが、視覚過敏がある場合には新品の蛍光灯の光でもチカチカしているのを感じてしまうことがあります。解決策:家庭ではできるだけ蛍光灯をやめて、白熱電球に替えたり、蛍光灯カバーをつけたりといった対応が効果的です。視覚情報が多いと気が散って集中できない場合があります。例えば、黒板のまわりなどに掲示物がたくさん並んでいると、掲示物が気になって肝心の授業の内容に集中できなくなることがあります。また、ADHDがある場合も、不注意の特性から揺れるカーテンや校庭の様子など、注意が逸れやすいことが理由で集中できないこともあります。単に集中できないだけでなく、情報過多になって気持ち悪くなるなど体調に影響してしまうケースもあります。解決策:黒板の周りに授業と関係のない掲示物がたくさんある状態は、学習困難がなくても気が散る原因となるので、片づけたり視界に入らない後ろの方に置くようにしたりしましょう。家庭では、学習するときには関係ないものはできるだけ片づけるのもよいでしょう。使わないものには布をかけて隠しておいたり、パーテーションを利用したりするのも有効です。イラスト/taeko
2022年09月28日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田 英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。2022年10月に第2回速読解力検定が開催されます。速読解力検定とは、年に2回実施される、速読解力講座TERRACEを受講している生徒が読み解く速さと正確さ、読み解くうえでの読解技能のバランスや傾向を確認できる検定です。合格基準を満たすと、段や級が認定され、認定証書・個人成績表が発行されます。日々のトレーニングの成果やより効果的な学習に向けて、今後の取り組み方の改善や目標設定に活用していきます。【受検期間】10/1(土)~10/31(月)※期間内に自宅でオンライン実施【受検内容】速解力 :検定1 速解力(横書き) 検定2 速解力(縦書き)基礎的読解力 : 検定3 基礎的読解力(短文) 検定4 基礎的読解力(中・長文)※推奨学年 : 小学校高学年以上【受検時間】各15分◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学 ] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/ Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各ラボで無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月27日もしコウが「学校に行きたくない」と言い出したらどうする?Upload By 丸山さとこ息子のコウは小学4年生で診断を受けましたが、3歳児健診の時点で神経発達症(発達障害)の可能性は指摘されていました。そのころはASDの可能性が高いと言われており、実際に保育園での様子などを見ていると、社会性の低さを感じることはしばしばありました。小学校に入学してから人間関係などのトラブルが起こりそうな予感もあったため、小学校入学前には「もしコウが『学校に行きたくない』と言い出したらどうする?」と不登校についての話し合いを夫としていました。「学校に行きたくない」とコウが言うときは、まずは理由を聞いて対応するように努めています。ですが、「難しい状況が長く続くなどして見通しが持てないようであれば、コウの心身の状態を見つつ不登校を選ぶ可能性はあるだろう」と、夫と私は考えました。学校に通うことで得られるものは、大雑把に分けて二つあると思います。一つは学習の機会。もう一つは他者と関わり社会性を育む機会です。小学校の時間割や教科書を見ると、小学生は本当に忙しいなと感じます。これだけの密度を家庭で再現したら、バトルに次ぐバトルで生傷が絶えない毎日になりそうなのでそこはあきらめるとして、近いものを用意することはできるかと考え、いくつか案を用意しました。学校に行かないことを選んだとしたら?まず、学習は通信教育(タブレット学習アプリ)と簡単なドリルを利用すると、親子共々負担が少なく続けやすいのではないかと考えました。通信教育であれば全教科通塾するより費用が抑えられます。授業動画は停止したり繰り返し視聴したりすることが可能なため、コウもマイペースに理解を進められそうです。Upload By 丸山さとこ候補としていたいくつかのタブレット学習アプリでは、回答の答え合わせが自動で行なわれるのもよい点だなと思いました。私もコウも負担が減りますし、答え合わせのミスもなくなります。また、コウは視線を往復させて物を見たりノートに字を書いたりすることが苦手なのですが、その点でもタブレット学習は助けになると感じました。苦手なことをさせようとすると毎日バトルが絶えなくなるだろうことは予想がついたので、学習に関してはとにかく『コウも私も無理なく、できる範囲で』をモットーに進めていこうと思いました。もしコウと私に余力があれば、通信教育と合わせて1教科だけ個別指導の塾に行くのもよいかと思い、数か所で体験授業を利用してみました。自習室がある塾の場合は、手の空いている先生がいらっしゃれば質問もできるため、自宅学習で分からなかったことも聞けるのがよいなと思いました。比較的手段が数多く用意されている学習機会に比べると、『同世代の子どもの中でコミュニケーションなど社会性を学ぶ機会』は用意するのが難しいなと感じました。集団の中にいたとしても、集団塾のような環境では横の繋がりが生まれにくいかもしれません。かといって、テーブルゲームなどを通じてコミュニケーションを学ぶ場のようなものは通える範囲にありませんでした。そのため、コウが好きなことの中で比較的ほかの子どもとの関わりも生まれそうな、プログラミング教室や英語教室を候補としました。Upload By 丸山さとこまた、『登下校での徒歩移動や体育の授業がなくなることで運動不足になるのではないか』と思ったことから、当時通っていたスイミングスクールも継続して通うとよいのではないかという話になりました。もし「同級生に会うから嫌だ」ということであれば、やや遠方のスイミングスクールに週1で通おう…と決めました。定期的に通える習い事の場を用意することで、私とコウが離れる時間を持つことも大事だろうなと思っていたのもあります。Upload By 丸山さとこまた、社会科見学や家庭科などの主要5教科以外の学習や体験については、レジャー施設やイベント会場へ行くほか、家事の手伝いをするなど日常生活を通じて補うことにしました。優先したいことは何だろう?私は小学生のころ、いじめやからかいなどのトラブルにより学校へ行くのがつらいときがありました。両親はそんな私を見て「しばらく学校お休みする?」と言ってくれましたが、「学校は行くものだから」と言って通い続けました。当時の私は登校することの苦しさと同時に、学校を休むことへの不安も抱えていました。「もし休んだとしてその間の学習はどうする?休んでいる間に問題が解決する手立てもないのに休んで、事態は良い方に変わるのかな…」という不安や疑問を解消できないまま不登校を選ぶことは、そのときの私にはできませんでした。Upload By 丸山さとこそのため、コウが学校生活でつらそうなときには『しばらく学校お休みしてみる?』の提案ができるよう、「安心して学校を休むための対処」について大まかに案を出しておきたいなと考えています。それらの案が、親子共に安心材料になればいいなと思います。コウは小学校中学年のころに行き渋りが続いたことがありました。朝からあまりにも暗い顔をしてぐったりしている日は、「熱はありませんが疲れが溜まっているようなので、今日は休養させたいと思います」と学校に電話してお休みすることもありました。そうしてたまに休んだりしつつもゆるっと登校を続けたコウは、現在中学生になりました。今のところ「中学は楽しい!」と言い毎日元気に通っていますが、いつ調子を崩すか分からないなと思っています。場合によっては『元気だけど学校は合わないので行きたくない』というケースもあるかもしれません。Upload By 丸山さとこ学習アプリ・習い事・体験施設・家事など、『不登校を選んだとき』を想定して候補にあげた活動は学校に通いながら行えるものがほとんどです。そのため、学校に通っていた今までの間にもいくつか生活に取り入れています。今後コウが不登校を選んだ際は、学校に通わない日常を「今の生活の延長上にあるもの」として移行していけるといいなと思います。そして、もしその選択が「学校に通えないほどコウが疲れた結果」なのだとしたら、まずはゆっくり休むことを優先できたらいいのかな?と思っています。執筆/丸山さとこ(監修:鈴木先生より)不登校のお子さんのほとんどは音に対する不安があります。特に自閉スペクトラム症で音過敏のあるお子さんは教室がうるさいとそこにいるだけで苦痛なのです。学校の先生と相談してイヤーマフや耳栓など音に対する工夫をするといいときもあります。さらに喘息・アトピー性皮膚炎のようなアレルギーや、朝起き不良・立ち眩み・車酔いなどの症状がある起立性調節障害を併存している場合は不登校になる率が高くなります。これらは投薬によってコントロールできるのでかかりつけ医に相談して早めに対処することをおすすめします。自閉スペクトラム症に対して先生や生徒が無理解だと学校へ行く楽しみがなくなるばかりか、いじめのターゲットにもなりうるので、校長先生や教育委員会とも連携して早めの対策が必要です。不登校の初期はなるべく行かせるようにしますが、慢性的になった場合は無理やり行かせずオンラインや習い事でサポートし、できるだけ学習をおろそかにしない工夫が必要となります。高校へ入学できて最終的に自立・就職できればいいわけですから…。
2022年09月21日「娘は話せるようにならないの?」娘に先天性の重度障害があると宣告されて「一生意味のある言葉を話せるようにはならないでしょう」「歩けるようになるかも分かりません」大学病院で、娘に先天性の重度障害があると宣告されたのは、2歳になる少し前のことでした。突然の診断に、母である私はなかなか受け入れることができませんでした。そのころの娘は、地域の保育園に通っていました。障害が分かったころに思ったことの一つに「運動会に出るのが嫌だな」ということがありました。娘の通っていた保育園は、一人ひとりに見せ場をつくるとても素敵な運動会を行う園でした。それゆえに、上手く歩けるようになるかも分からない娘が、たくさんの保護者の前で見世物にされるような気持ちになってしまったからです。Upload By ユーザー体験談保育園でのあたたかい対応。だんだんと心に変化がそんな否定的な気持ちになっていた私ですが、障害が分かったあとも、保育園で分け隔てなくあたたかく育てていただいている中で少しずつ思いが変わってきました。同じ疾患のお友達の中には「運動会に出ないでほしい」「遠足には連れていけない」と園から拒否されてしまうとか、幼稚園などでは「階段を一人で登れない子どもは受け入れられません」と入園自体拒否されてしまったという話しを聞くこともありましたが、娘の通っていた園は「どうすれば娘も一緒に参加できるか」を考えて遠足や宿泊学習の行き先も調整してくれました。例えば、園では幼児クラスになると山登りに行くのが恒例でしたが、山道を歩くのが難しい娘のことを考えて、ケーブルカーのある山に行き先を変えてくれたので、車いすでも参加できました。クラスのお友達とは山頂で待ち合わせて一緒にお弁当を食べたり散策ができました。睡眠障害があるので宿泊学習はいけないのではないか、と思っていたのですが「お母さんは付き添わないで大丈夫です」と断言され、安心して預けることができました。時には、担任の先生の何気ない「娘には無理だろう」という考えが前提の行動に対して、ほかの保護者が保護者会で問題提起をするなど…ママ友たちにも恵まれました。意味のある言葉は話せず喃語だけの娘に対し、仲良しのお友達は、娘が「ままままま」というと「ままままま」と逆模倣をしてくれ、なんだか楽しいらしく笑いあっていたりもしました。特別支援学校に入学後は、発語自体あまりしなくなってしまいましたので、保育園時代、逆模倣をしてくれるお友達に恵まれていたころが一番宇宙語を話していた気がします。Upload By ユーザー体験談数年前の気持ちが嘘のように。年長になった娘の運動会を見て娘の障害が分かって4年、年長さんの運動会のときは、数年前に「運動会に出したくない」と思っていたことが嘘のように楽しみにしている私がいました。リレーに出場するのは(歩行が安定しないので)難しい娘には、「白と赤のバトンを第1走者に渡す」係を与えてくれ、娘が渡したのを合図にリレーがスタートするという演出!年長組の徒競走は100メートル走のコーナーありのコースなのですが、娘は特別に50メートル走の直線コースにしてもらい、(一度自分の回は走り終えたあと)一緒に走りたいと言ってくれたクラスメート数名と走り(歩き)、一緒にゴール。観客の保護者からも園児からも盛大な拍手をもらい、ニコニコの娘の姿が輝いて見えました。Upload By ユーザー体験談現在の気持ちと支えになった園長先生の言葉今は、すっかり図太くなった私。障害が分かってすぐのいちばん落ち込んでいた時期に、たくさんの人が支えてくれ、一緒に育ててくれたからこそ、闇におちることなくすぐに浮上し、ゆっくりだけど愛しい娘の成長を味わえるようになったのだと思います。保育園の園長先生に言われた「一緒に育てていきたい」という言葉。勤務先の人事の人から言われた「私たちは〇〇さん(私)の応援団です」という言葉。そして、言葉だけでなく、行動でも実践し、支えてくれたこと。その恩に報いるよう、これからも前向きに、そして人に役立つことをしながら生きていきたいな、と日々思っています。Upload By ユーザー体験談イラスト/taekoエピソード参考/あっきー(監修:井上先生より)医師から診断を告げられたことはとてもショックだったと思います。しかし、園の先生方を中心にさまざまな配慮や工夫の中で子どもさんの可能性を引き出してくれたことがクラスメイトの関わり方にも周りの保護者たちにもそして何より親御さんたちに前向きな気持ちと勇気を与えてくれたのだと感じました。子どもの障害をどう捉えるかによって周りの人たちが大きく変わっていくことを実感されてこられたのだと思います。娘さんがクラスにおられたことが娘さん自身にも、そして周りの子どもたちにもお互いに大きな成長に繋がったのではないでしょうか。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは新たに「パートナー(夫婦関係)」「進学、受験」などを追加しました!その他「祖父母や親戚関係(帰省含)」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」「自傷」「学習」「不登校」なども引き続き募集中です。パートナーなどとの意見の相違、受験や進学での予期せぬトラブル、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年09月18日株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ(本社:東京都港区、代表取締役:大竹 健、以下 SCP)はつむぱぱが挿絵を担当した思考力をテーマにした幼児教育本『3~6歳 考える力がぐんぐん伸びるおしゃべりゲーム』が2022年9月15日に株式会社小学館クリエイティブより発売されることを発表いたします。表紙『3~6歳 考える力がぐんぐん伸びるおしゃべりゲーム』著/かたばみ塾絵/つむぱぱ発売日 :2022年9月15日ISBNコード:978-4-7780-3584-6本体価格 :1,540円(税込)発売 :株式会社小学館発行 :株式会社小学館クリエイティブ<小学館クリエイティブ内商品ページ> 【かたばみ塾考案の遊びながら思考力をはぐくむ画期的なメソッドをつむぱぱのイラストで紹介】「考える力」=思考力は、2020年度改訂の学習指導要領に明記されて以降、これからの時代に必要なスキルとして重視されており、思考力をテーマにしたドリルや通信教育も近年増えています。本書は「対話」に注目し、親子の会話だけで考える力をはぐくめるように工夫した、画期的なメソッドを紹介する本です。書籍内容一部例(1)特別な道具はいらない「おしゃべりゲーム」を紹介。【思考力を育てるおしゃべりゲームが100問収録】本書で紹介する「おしゃべりゲーム」は合計100問。どれも毎日のちょっとした会話のなかで楽しく取り組めます。考案したのは、「考える力を身につけること」を重視している学習塾のかたばみ塾(東京都江東区)です。思考力を身につけるためには、幼児期から「考えること」をクセづけしていく必要があります。それには、親子の会話を利用することがいちばん効果的で簡単ですが、ただ会話をしているだけでは「考える力」は身につきません。「ポイントは親の問いかけ力」だと塾長の岩瀬 政行氏は言います。子どもが考えやすいように具体的に質問したり、答えを急かさずに最後まで聞いてあげたりと、少しの工夫で、より効果的に「考える力」をはぐくむことができます。その一連のメソッドを“おしゃべり”を使ったゲームに落とし込みました。人気クリエイターつむぱぱのほっこりした挿絵が多数掲載されており、つむぱぱファミリーがおしゃべりゲームを楽しむ様子が描かれています。書籍内容一部例(2)ほっこりしたイラストでゲームを解説。■つむぱぱパンが大好きな「つむぎ」、車と電車が大好き「なお」、「ママ」、そして猫の「はじめ」と一緒に暮らしている「つむぱぱ」。つむぱぱは、家族との何気ない日常をInstagramでほっこりとしたイラストで表現し子育て世代を中心に幅広い人気を誇るクリエイター。好きなものは古い家具とDIYで、自宅の家具やつむぎちゃんのおもちゃを作ることも。そんなつむぱぱのInstagramアカウントフォロワーは、約76万人。つむぱぱつむぱぱオフィシャルサイト: つむぱぱ公式Instagram : つむぱぱスタッフInstagram : つむぱぱスタッフTwitter : ■かたばみ塾「考える力」を重視した1対1の個別指導を行う学習塾(東京・江東区)。常に「なぜ」という問いかけをすることで、生徒が自ら考えることを促す。思考力養成コースでは、パズルや推理問題、かたばみ塾オリジナル思考力問題などを用い、楽しみながら試行錯誤して生徒の「考える力」を向上させる。授業のコースは他に、トライ&エラーを繰り返し問題解決能力や発想力を養うロボットプログラミングコース、問題を解く方法よりも解く過程における考え方を重視する受験・試験対策コースがある。『10歳までの算数ひらめきトレーニング』『10歳までの国語よみときトレーニング』(ともに成美堂出版)を監修。ホームページ ●ご掲載に関してのお願い下記のクレジットを表記ください。(C)TSUMUPAPA Inc. 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月15日30年以上受験指導に携わってきた吉本 笑子が主宰する花マル笑子塾を運営している有限会社 育英(本社:東京都千代田区、代表取締役:吉本 笑子、以下 育英)は、受験を目指すお子さんをお持ちの父母向けに独自のメソッドを教える会員制サロンを実施しています。利用者からの好評にお応えして、令和5年2月新学期会員募集を開始しました。「花マル先行体験」具体例専用サイトURL: さあ、はじめましょう!■「花マル先行体験」について子どもは知っていることに出合うと、「あっ、これ知っている!」と、やる気スイッチがオンになります。また、できると思ったことは粘り強く挑めるものです。その「挑む力」を育み、「子どもたちの25歳を輝かせたい」。テストの点数や成績だけにとらわれず社会に出て伸びる子を育てたい、と「体験」重視の独自のメソッドで受験を目指す子どもたちのサポートを行ってまいりました。「花マル先行体験」とよぶメソッドは、子どもたちの身の回りのものや家事などを通してできる体験ばかりです。そこに、長年現場で培ったもの(受験出題頻度・苦手意識への対策)や、これから必要な考える力(問題を発見する力)を育成できるよう工夫した逆算プログラムになっています。体験はこんなにワクワク吉本 笑子著 過去の先行体験関連書籍■サービスの特徴*専用サイトで先行体験具体例のご紹介たった1本の牛乳のパッケージには小学生履修漢字の約14%がふくまれています。日々の生活の中で牛乳を飲みながら、親子の会話をちょっと工夫するだけで国語算数理科社会が体験できるのです。学習の前段階である家庭生活の中で、子どもたちがイメージしやすい身の回りのものを使った具体的な体験をご紹介しています。*会員制サロン(web版座談会)先行体験の具体例をサロン形式でご紹介しています。親がちょっと知っているだけで、「子どもの学び方がこんなに違うのか」を体験いただきます。また、サイトでご紹介している具体例とはひと味ちがったもの、たとえば、たった1冊の市販の問題集も使い方次第でたくさんの知識と出合えたり、1時間もあれば地図などを使って親子で全国をプチ旅行。その中で国語算数理科社会を体験することができます。季節の歌を口ずさんで親子の思い出づくりをしたり、語彙力、イメージ力の育成を図るなど、さまざまな工夫をご紹介しています。*CAS(キャス)システム「教えられる」「指示される」ことが続く子どもたちです。花マル笑子塾では長年の独自の調査から、授業は受け取る側の状況で大きく成果がちがうという理解しています。また、「体験」や圧のかかり過ぎない継続的な「家庭学習」が「教わる」より、のちに大きな成果を上げることもわかっています。そこで、CASは学習の仕方を改善したり、お子さんと一緒に弱点を洗い出し、補強し、わからないものは質問し、「わかる」から「できる」を体験し積み上げていきます。■会員募集の流れ専用サイトにて、まずは無料会員登録をお願いします。その後、マイページ内に表示される指定ページの視聴が完了すると、サロン聴講のご招待状が発行されます。サロン内の雰囲気や、ご紹介する先行体験を実践してみてください。楽しい体験は得るものも多く、お子さんの吸収力も違うことを確認いただけると思います。■サービス概要サービス名: 花マル先行体験 サロン会員空席状況 : 無料会員は受付中料金 : 無料会員:会費はナシ、サロン会員:3,300円(税込)/月申込方法 : 会員詳細( )URL : サービス名: 花マル CAS空席状況 : 令和5年2月からの仮予約をしてお待ちください。料金 : 個別カウンセリング後、33,000円(小4)~44,000円(小6)(税込)/月URL : サービス名: 花コベ(難関中対策個別指導)/親子参加型講座空席状況 : 満席料金 : 花コベ(10,000円/時間~)親子講座(11,000円/1講座1回)■会社概要商号 : 有限会社 育英代表者 : 代表取締役 吉本 笑子所在地 : 〒102-0072 東京都千代田区九段南1-5-6-5F設立 : 1991年2月事業内容: 学習支援・予備校・塾資本金 : 300万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】花マル笑子塾 お客様相談窓口TEL : 03-6869-1170お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月14日10月10日「世界メンタルヘルスデー2022」、アスリートやピアサポーターによるYouTube配信決定Upload By 発達ナビニュース「世界メンタルヘルスデー」についてご存知ですか?1992年、世界精神保健連盟により、メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として、10月10日が「世界メンタルヘルスデー」として定められました。現在は、世界保健機関(WHO)も協賛し、正式な国際記念日とされています。厚生労働省では、今年の10月10日に「つながる、どこでも、だれにでも」をテーマにしたイベント「世界メンタルヘルスデー2022」を開催し、メンタルヘルスに関するYouTube配信などを行います。※クリックすると、発達ナビのサイトから世界保健機関(WHO)の公式サイトへ遷移します。※クリックすると、発達ナビのサイトから厚生労働省の公式サイトに遷移します。10月10日当日は、アスリートなどによるメッセージ動画が公開されるほか、著名人やピアサポーターなどによるYouTube配信も行われます。<詳細>第1部 アスリートなどによる対談(約45分)10月10日(月・祝) 午前10時 YouTube配信開始予定第2部 ピアサポーターなどによる対談(約45分)10月10日(月・祝) 午前10時 YouTube配信開始予定詳細は公式サイトからご確認ください。※クリックすると発達ナビのサイトから厚生労働省の公式サイトへ遷移します。こころの病気は誰でもかかる可能性があり、近年では生涯を通じて5人に1人がこころの病気にかかるともいわれています。こころの不調は、周囲の人に気づかれにくく、自分からも伝えづらいため、回復に時間がかかってしまうこともあります。厚生労働省では、こころの病気、支援、サービスについてのウェブサイト「みんなのメンタルヘルス」を公開しています。こころの調子をくずしてしまったときは、ひとりで抱え込まずに身近な人や専門機関に相談しましょう。※クリックすると発達ナビのサイトから厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」サイトに遷移します。厚生労働省電話相談窓口一覧厚生労働省SNS相談窓口一覧※クリックすると、発達ナビのサイトから厚生労働省「まもろうよこころ」の公式サイトへ遷移します。特異な才能のある子ども「ギフテッド」に多様な学びの場を、文部科学省が提言素案を公開文部科学省は、2023年度から、特定の分野に特異な才能のある子どもの支援に乗り出すことを示し、来年度予算の概算要求に盛り込む方針を固めています。特異な才能のある子どもの支援、いわゆる「ギフテッド」支援に向けて、文部科学省では、2021年6月から有識者会議を設置し、議論が進められてきました。今年7月に開催された第12回有識者会議では、具体的な施策の方針について、提言素案がまとめられました。詳細はこちらからご確認ください。※クリックすると発達ナビのサイトから、文部科学省「特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議」ページに遷移します。特異な才能のある子どもは、「ギフテッド」ともいわれ、小学生にして大学レベルの学問を理解するなど、「同年齢の児童生徒の中で、知能や創造性、芸術、運動、特定の学問の能力(教科ごとの学力等)等において一定以上の能力を示す者」と定義されています。しかし、特異な才能のある子どもは、機能間の発達水準に偏りがあるなど、その特性によって環境になじめない、同級生との関係構築が難しい、といった困難を抱えていることが示されています。また、特異な才能と学習困難を併せもつ「2E(twice-exceptional)」といわれる子どもの存在も指摘されています。文部科学省では、今後の学校教育において、「全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」を目指すとしており、今回の提言素案でも、特異な才能のある子どもの支援については、あくまで「多様な一人一人の子どもへの、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実による教育の在り方をいかに実現していくのか」という議論の一環として考えていくことを基本的なスタンスとしています。また、有識者会議では、特異な才能のある子どもたちが異質な存在として捉えられないよう、何らかの特定の基準や数値によって才能を定義することは行わないことを示しています。今回の提言素案では、今後取り組まれる施策として以下の5つが示されています。① 特異な才能のある児童生徒の理解のための周知・研修の促進② 多様な学習の場の充実等③ 特性等を把握する際のサポート④ 学校外の機関にアクセスできるようにするための情報集約・提供⑤ 実証研究を通じた実践事例の蓄積特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議審議のまとめ(素案)※クリックすると発達ナビのサイトから文部科学省「特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議審議のまとめ(素案)」に遷移します金子書房主催「発達障害のある女の子・女性の支援(2022)」が10月8日(土)に開催Upload By 発達ナビニュース発達障害のある女の子・女性は、意識的・無意識的に周囲に合わせようとする「カモフラージュ」の結果、心身共に疲労してしまうだけでなく、新たな困難さが生じることが最近の研究から分かってきているそうです。今回の講演では、そんな発達障害のある女の子・女性が抱えやすいとされている「カモフラージュ」についての悩みを取り上げ、周囲に合わせることと、自分らしく生きることの狭間で生じる葛藤について理解を深め、適切な支援の方向性について検討することが目的とされています。講師は、山口大学教育学部附属教育実践総合センター教授であり、『発達障害のある女の子・女性の支援:「自分らしく生きる」ための「からだ・こころ・関係性」のサポート』などの著者である木谷秀勝先生。9月13日には、新刊「続・発達障害のある女の子・女性の支援: 自分らしさとカモフラージュの狭間を生きる」が発売されます。発達障害のある女の子・女性が、自分も周りも気づかないうちに疲弊してしまわないよう、周囲が理解を深めていくことも重要かもしれません。教育・発達支援領域でお仕事をされている方、心理に関わるお仕事をされている方、こういったテーマに関心のある学生の方、さまざまな方におすすめのイベントです。<詳細>【日時】2022年10月8日 (土) 14:00~16:00【場所】オンライン開催【受講料】リアルタイム視聴:3,000円(税込) リアルタイム視聴+録画視聴(期限付き):4,000円(税込)※録画視聴は配信から14日間までとなります。※ 一般の方もご参加できますが、専門家向けの内容となりますことをご承知おきください。※クリックすると発達ナビのサイトからpeatixのイベント詳細ページに遷移します。社会課題の解決を目指すimperfect、パッケージデザインに障害者アーティストの作品を使用した「アート&カカオ」を9月1日より発売Upload By 発達ナビニュースウェルフードマーケット&カフェ「imperfect(インパーフェクト)」は、障害があるアーティストの所得支援を目指す「アートビリティ」と協業し、9月1日(木)より、パッケージデザインに障害者アーティストの作品を使用した「アート&カカオ」を表参道店とECサイトにて販売しています。パッケージデザインに使用されているのは、アートビリティの登録作家である澁田大輔さんの「勇気」という作品。澁田さんは、動物が好きで、水族館や動物園から作品のインスピレーションを受けているそうです。今回使用されている「勇気」という作品は、澁田さんが、動物の中でも特に好きな「ペンギンが飛び込む姿が描きたい!」という熱い思いから描かれた作品であり、タイトルも、ご家族がいくつか提案された候補の中から、自ら「勇気」という言葉を選ばれたそうです。imperfectでは、世界の食と農を取り巻く社会課題の解決に取り組む「Do well by doing good.」(=いいことをして、世界と社会をよくしていこう)活動が展開されています。「実業を通じた社会課題の解決」を掲げ、社会や生産地・生産者にもよい、Well Food(ウェルフード)の提供が目指されており、「アート&カカオ」でも、森の保全に取り組みながら生産されたカカオが使用されています。※クリックすると発達ナビのサイトからimperfectの公式サイトへ遷移します。澁田さんのいきいきとした力強い作品を楽しむと共に、食を取り巻く社会課題に貢献できる、そんなチョコレートをこの機会に味わってみるのもおすすめです。<商品概要>商品名:アート&カカオ内容:クランチチョコレート3種類×3粒 計9粒 入り販売価格:1,800円(税込)詳しくは公式サイトをご確認ください。※クリックすると発達ナビのサイトからimperfectの公式オンラインショップの商品ページに遷移します夢育て農園、10月から“人を育てる畑コース”開講。第一期生の募集がスタート!Upload By 発達ナビニュースNPO法人ユメソダテは、2022年10月、世田谷区桜丘に新たに開園する“夢育て農園”において、知的障害のある方々を対象に、畑作業をしながら、認知・身体機能を高める“人を育てる畑コース”を開講します。それに伴い、第一期生の募集がスタートしました。ユメソダテでは、誰もが持つ「こういう人になりたい」「こういうことがしたい」といった「ユメの種」を育て、そのユメを実現できる環境を作るための活動が行われています。現状、障害がある方や何らかの生きづらさを抱えた方は、人間関係が限定、固定化されていたり、個人の意思がないがしろにされてしまうことも少なくありません。ユメソダテでは、本人の思いを大切にし、それぞれのユメの実現に向けて伴走するという活動によって、多様性を重視する包括的な社会づくりを目指しています。このコースでは、畝立て、間引き、剪定、収穫などの畑作業や野菜の食べ比べ、料理などを通して、以下のような基本的な認知身体機能の向上を図ることが目指されています。① 直線、平行、直角、左右、 東西南北といった基本的な空間認知機能② 比較・ 分類といった認知機能(特に複数基準での分類)③ 抽象度の高い表現力④ 身体機能”人を育てる畑コース”で、普段なかなか体験することのできない畑作業に参加し、認知機能や身体機能の向上を目指すと共に、夢を実現するための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。※クリックすると発達ナビのサイトから「ユメソダテ」の公式サイトへ遷移します。※クリックすると発達ナビのサイトから「夢育て農園」の公式サイトへ遷移します。<詳細>【募集対象】知的障害のある10代、20代の方で以下の条件を満たす方・畑に自力(家族、支援者同伴でも可)で通うことのできる方・就労移行支援事業所、B 型事業所に通っている方(それ以外でご希望の方はご相談に応じます)。※区立公園内で開講しますので、応募締切後、世田谷区民を優先的に選定します【募集人数】3名(最大5名)【締切】2022年9月23日(木)【開講日】10月6日(木)~半年間/原則として毎週木曜日の午後(木曜日が休日の場合等、一部、月曜日または火曜日の午前中に振り替え予定)【開講時間】13:30~15:30【場所】夢育て農園 東京都世田谷区桜丘 4-19-10 桜丘農業広場内(小田急電鉄小田原線「千歳船橋駅」から徒歩で約 10 分)【費用】一期生は授業料免除・半年コースの前後で、認知身体機能のアセスメントを行います・交通費、保険費用、教材等の実費はご負担下さい※クリックすると発達ナビのサイトから「夢育て農園人を育てる畑コース一期生応募フォーム」に遷移します。
2022年09月14日幼児教室「キッズスクール アップル富ヶ谷」を運営する特定非営利活動法人フィールホーム(所在地:東京都渋谷区、代表理事:宮武 直也)は、教育評論家・子育て評論家の石川 幸夫 先生の監修のもと、業界初(※当社調べ)となる幼児教育専門の研修サービスを2022年10月1日(土)よりスタートいたします。「キッズスクール アップル富ヶ谷」URL: ■提供背景これまで石川 幸夫 先生が代表を務める株式会社石川教育研究所が40年以上に及ぶ研究実績から述べ6万名を超える先生に研修指導を行ってきました。教育界では月刊私塾界などの連載に加えて、幼児・小学生の基礎教育の教材開発や指導法・理論の研究等を行い、幼児・小学生教育の第一人者と言われています。今回リリースする研修サービスは、これまで成績という評価がなかった幼保の教育が、2023年度より小学校入学時の学力差をなくすべく、文科省主導で「5歳児共通教育プログラム」が展開されます。これは文科省管轄の幼稚園だけでなく、厚労省管轄の保育園、内閣府管轄の認定こども園まで対象範囲が及びます。これまで小学校のような教科的指導がなかった保育園、認定こども園では子どもたちが進学後、園によって学力の差が生まれてきてしまいます。小学校教諭も同様に「5歳児共通教育プログラム」が実施されることへの対策が充分でないという調査結果から、幼児期と学童期の接続期を重要視した本サービスをリリースすることを決定しました。研修の様子(1)■サービスの特徴*話題の認知・非認知能力の体系的指導多重知性理論、躾と学習の関係など*最新の脳科学、認知心理学を取り入れた理論脳科学から学習の仕組みを理解する、集中と記憶*保育×教育の最新教育プログラム運動能力の発達、言葉と心、シングルエイジ(0~9歳まで)の発達過程*小学校教育にも関係する最大40単元に細分化されたカリキュラム性教育、現在の教育と学力差など*これから幼児教室・学習塾のビジネスをしたいという個人・法人にもおすすめ授業の進め方、授業環境と準備、小学校受験と幼児教育など研修の様子(2)■ご利用の流れ*公式サイトよりお問い合わせ「特定非営利活動法人フィールホーム」URL: 「メニュー」より「お問い合せ」のページへ。フォームへ必要事項を入力して送信。折り返し、担当者より打ち合わせのご連絡をいたします。*研修内容の打ち合わせ体系化された研修をプラン別に選択するのもOK。課題を感じている内容をヒアリングして内容をカスタマイズすることもできます。例)職員の指導の質を上げたい、定期的な研修など。予算やスケジュール、オンライン等のご都合に合わせて、最適な研修を提案いたします。*契約研修内容を確認後、研修サービスの契約を書面にて行います。契約に係る約款は契約書類にてご確認頂き、同意の上、1ヶ月以内に契約金をお支払い頂きます。*サービス料金のお支払い研修日の1ヶ月前までにサービス料金をお支払い頂き、研修を実施いたします。*研修開始新型コロナウイルス感染症等の対策として、料金のお支払い後に日程の変更を承ります。*アフターフォローご契約内容に応じて研修後もアフターフォローとして追加研修を実施いたします。※内容によって別途料金が発生する場合がございます。■サービス概要サービス名: 「幼児教育研修」提供開始日: 2022年10月1日(土)料金 : 応相談申込方法 : 「特定非営利活動法人フィールホーム」URL( )にて専用フォームへの入力URL : ■関係者プロフィール石川 幸夫 (株式会社石川教育研究所 代表取締役/教育研究家)現在、幼児教育と小学生教育の第一人者と言われている。幼児教育のパイオニアである 故 水野 茂一 先生、故 七田 眞 先生と共に活動、我が国の幼児教育界をリード。40年に及ぶ実績と研究から研修指導を受けた先生は6万名を超える。塾の専門誌「月刊私塾界」において18年と長期にわたり連載中。教育に関する報道においてメディア出演等でも活躍中。石川 幸夫 先生宮武 直也 (特定非営利活動法人フィールホーム 代表理事/保育士)専門学校で幼稚園教諭、保育士の資格を取得。卒業後は幼稚園教諭として3年、保育士として1年、独立してベビーシッターとして3年。ベビーシッターとしては神奈川売上No.1となり、特定非営利活動法人フィールホームを設立。認可外保育施設「クレッシュ富ヶ谷」、幼児教室「キッズスクール アップル富ヶ谷」を設立し、講師として石川メソッドを実践中。宮武 直也 先生■会社概要屋号 : 特定非営利活動法人フィールホーム代表者 : 代表理事 宮武 直也所在地 : 〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷2-9-15設立 : 2019年5月事業内容: 認可外保育施設「クレッシュ富ヶ谷」の運営幼児教室「キッズスクール アップル富ヶ谷」の運営子育て支援イベントの企画・運営幼児教育・保育の研修資本金 : 0円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】特定非営利活動法人フィールホーム 事務局TEL : 03-4361-3562お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月12日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田 英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。先日、2022年6月に実施された速読解力検定に挑戦した生徒たちの結果が返却されました。プログラミング教室で速読解力も鍛える理由と、生徒の成長、講師のサポートについてお知らせします。中央出版株式会社Kicks講座では、プログラミングの力と同時に、「文章を速く、正しく読み解く力」を養えるよう、速読解力講座TERRACEも提供しています。文章を速く、正しく読むことで、思考の時間を確保できるため、中央出版株式会社Kicks講座に限らず、理数系の学習をしている子どもたち、ご家族の皆様から注目が集まっている講座です。速読解力講座TERRACEを受講している生徒は、半年に一度行われる速読解力検定での昇級を目標に、日々トレーニングに励んでいます。先日、2022年6月に開催された検定の結果が返却されました。今回は、受験者の内、45%の生徒が昇級できました。全体の54%の生徒は、学年平均よりも読書速度が速いという結果でした。長く続けている生徒が多く、速読に慣れてきたことがわかりました。今後は、速読のコツである視読(1文字ずつ読む音読・黙読とは違い、単語・文章を塊で読む方法)に慣れてきたので、次のステップである「正しく読む・記憶する力」につなげられるよう、講師から生徒たちに結果のフィードバックを行い、取り組むべきトレーニングを確認していきます。また、速読解力向上のトレーニングは、1年以上の継続が推奨されており、「文章を速く、正しく読み解く力」の習得には時間がかかります。講師は月に1度、生徒とトレーニング状況を確認し、安心して受講できる環境を整えています。◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学 ] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/ Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各ラボで無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月06日家庭での教科学習まずはわが家の学習について…なのですが「学習」と言ってもさまざまな「学習」があり、子どもは何をしても学びに繋がると私は考えているので、ここでは少し言い方を変えて「教科学習」についての話をしてみようかと思います。わが家は学校へ行かない選択をした当初から家庭での教科学習を続けています。子どもの心の状態によって教科学習を家庭で続けるかどうか、慎重な判断が必要なケースもあるかと思うのですが、むっくんの場合は教科学習を続けたいという本人の強い希望があったこと。また教科学習を続けることが本人の安心感に繋がると判断できたことから、毎日短時間ですがゆる~く母と一緒に学習を続けることに決めました。しかし親子での教科学習はただでさえ難しいものです。その上、むっくんにはもともと得意と苦手の大きな差、感情のコントロールの難しさ、完ぺき主義などのこだわりもあり、間違えるとキレる、難しいとキレる、苦手だとキレる。初めて習う事に対しては不安からキレる。私がイラっとすれば共鳴してキレる!これは本当のほんとうに難しい!!学習支援に関して私は素人なので、家庭教師など外部の力に頼りたいものの「先生」に対してよいイメージがないむっくんは外部の人を怖がって絶対に嫌だと拒否。仕方がないので私が頑張るのですが、当然うまくできず、何度もぶつかり、やめたくなることもありました、投げ出したこともあります。それでもむっくんは泣きながら、キレながら、おれは絶対勉強する!と頑張ろうとするのです。あるとき「おれがキレても暴れても、お母さんだけは諦めないで!」と言われ私も腹をくくりました。Upload By ウチノコ本気で教科学習と向き合ってみると、本人のWISCなどから見えてくる数値の凸凹、聴覚や視覚言語などの認知特性、同時処理や継次処理などの認知処理様式、情報の入出力方法の情報処理過程など、さまざまなことを考慮して行う必要があることが見えてきました。そういった視点を私が持てたことで、最近では教科や単元の得手不得手に合わせて教材を変えるなどの工夫ができるようになりました。さらにその日の調子で変わる取り組める分量の見極めや苦手な部分をカバーするさまざまな方法や道具。それらを考えて学習プログラムを組めるようになったことで、2年目にしてようやく学習ペースが安定しキレることも減ってきたように感じています。当初の教科学習の目的は「むっくんの心の安定」でしたが、元気になった今は「本人の特性を考慮した学習スタイルの確立」に変わりました。学びたい気持ちが強いのに、自分に合う方法が多数のあり方と違うことがむっくんの苦しさの一つだと私は感じています。だからむっくんに合う学習方法を見つけ出すこと。そしてむっくん自身が自分に合う学習方法を模索する力をつけること。それがとても大切なことのように思うのです。むっくんはそれさえ確立できれば一人で歩いていける子だから、その日まで私がそばで伴走を続けていけたらと考えています。Upload By ウチノコ家庭外との繋がり私たちの場合、学校へ行かない選択後も本が好きなむっくんの希望で図書の授業に私と一緒に参加する学校の部分利用をしていました。それなりに楽しく通っていましたが、一年経ったころからむっくんが「不登校を選んだ友達が欲しい」と言うようになり、フリースクールの利用を開始。そこではいろいろな経験ができるうえ私の付き添いも不要だったので、むっくんと少し離れる時間が欲しい私の気持ちも考慮して、完全不登校に切り替えてフリースクールを優先することに決めました。現在は週に1~2日楽しそうに通っています。あまりに楽しそうなので「もっと通う?」と聞くと「おれは毎日行くと疲れてしまって楽しいとこも楽しくなくなっちゃうから、今のペースがちょうどいい」と話してくれて。彼の想いを尊重しながらちょうどいいペースを模索しています。Upload By ウチノコまた、1度離れた学校ですが今年度の先生が熱心な方だったことから、現在は週に1度担任の先生とタブレット通話の時間を取って繋がりを保っています。むっくんが学校へ行きたいと言うことはありませんが、現在の先生との信頼関係が育っている様子が見られ親以外の大人との関係性が作られていくことをとてもうれしく感じています。さらに、オンラインで好きなことの習い事も始めました。怖がっていた外部の人から学ぶことになり私はハラハラしましたが、こちらも理解ある先生と繋がることができ、とても楽しそうに取り組んでいます。むっくんが不登校を選んだ最終的なきっかけが運動会の練習への不信感だったこともあり、むっくんは「先生」に対して良いイメージを持っていませんでした。それが今、さまざまな大人と関わる中で「先生」にもいろんな人がいること、いろんな教え方があり、いろんな学び方ができることを体験することができています。この経験は今後、彼の視野を広げることに繋がっていくようにも感じています。Upload By ウチノコ過去を振り返って現在、私たちはとても穏やかな日々を送っています。家庭という安全基地に身を置き、頑張れそうなときに自分のタイミングで外の世界と繋がるホームエデュケーションを選択したことで、これまでの私やむっくんの困り感やしんどさが噓のようになくなりました。むっくんに集団生活を強いていたころの困り感は、フィットしない環境に無理に適応させようとしたために起こった部分もあったのだと痛感しています。合わない場にどうやってフィットさせるかばかりではなく、何故フィットしない環境に身を置かねばならないのかという視点の転換も大切なことなのかもしれません。毎日楽しそうに生き生きと暮らすむっくんを見ていると、決まったカリキュラムで、年齢に合わせて一律に進めていくよりも、本人の成長を待ち、本人が進めると感じたタイミングで次のステップに進んでいく現在のスタイルの方がむっくんは幸せを感じられることがよく分かります。関わりに難しさのある子どもだからこそ、これからもたくさんの人の手を借り、たくさんの場所へ行き、彼のペースや気持ちを尊重しながら大切に関わっていこうと思っています。執筆/ウチノコ(監修:初川先生より)ホームエデュケーションを組み立てるまでの試行錯誤、工夫、そして穏やかな生活に至ったプロセスのシェアをありがとうございます。家庭で教科学習を進めるのはなかなか難しいものです。保護者が教えると、お子さんも学習と日頃の仲良しな関係との切り替えも難しく、「分からないからやりたくない」となり、一生懸命教えてくれる保護者からすると「せっかく頑張って教えてるのに!」となり、もめてしまう話を相談場面でもよく聞きます。ウチノコさんがそうされたように、知能検査などで認知発達の特徴が分かっている場合にはそれを活かすのがまずは得策だと思います。検査を施行した心理士などに、検査結果を学習に活かす方法をぜひ聞いてみてください。図書の時間やフリースクールなど、むっくんの意見を聞きながら柔軟に体制を変化させたのも素敵ですね。そして担任の先生とのやりとりや、オンラインでの習い事など、当初では考えられなかったような展開も起きているようですね。人との出会いが何かを変えることがある、「好き」は苦手を超えることがある(興味のあるものなら「先生」に習うことも耐えられる)。これはむっくんだけではなく、いろいろなお子さんにも通じるところですね。さまざまな経験を通じて、むっくんが「いろいろな大人がいる」など世界が広がっていること、何よりだなと感じます。
2022年09月06日レデックス株式会社(本社:東京都町田市、代表取締役:五藤 博義)は、放課後等デイサービス(以下、放デイ)や児童発達支援サービス(以下、児発)の施設向けに、簡単に学習支援機能を施設で始められる教材『ほうかごエジソンボックス』を業務提携によりプロデュースし、製作元の株式会社エジソンクラブが2022年9月5日(月)から販売します。発達に困りごとをもつ子どもを放課後や土曜日にあずかって支援を行う放デイと児発では、当初、あずかり機能のみが求められました。施設数が増えた近年では、一人ひとりの子どもに合わせた個別支援計画の充実が、他施設と差別化するために重要になってきました。さらに、家庭の悩みの種の一つである学校の勉強への対応が、施設に求められるようになってきました。一方、これまで子どものケアを重視してきた施設には、保育士資格保有者が多い反面、教員資格免許をもつ支援者は数少ないといってよいでしょう。そういった施設が、学年の違いだけでなく、一人ひとりの学習進度に合わせた教材を用意することは困難でした。それに対応することを目的として開発されたのが、今回の『ほうかごエジソンボックス』です。レデックスはこれまで、子どもの認知機能のアセスメントを行う「脳バランサーキッズ」を施設に提供し、個別支援計画の作成支援を行ってきました。今回の『ほうかごエジソンボックス』の提供で、放デイと児発の、利用者の新規獲得と利用継続を強力に応援していきます。また、その2つの支援機能を施設の方々に知っていただくために、全国14か所で「放デイのための利用者獲得セミナー」を9月から10月にかけて実施します。■施設で簡単に学習支援が始められる『ほうかごエジソンボックス』『ほうかごエジソンボックス』は、株式会社エジソンクラブ※が開発した400種類以上の教材の中から82種類を選んで構成した「国語の読み」と「算数の概念」を、一人ひとりの発達状況に合わせて身につけていける無学年個別支援教材群です。「国語の読み」は「よみかたえほん」「よみかた練習帳」「文章題」で構成されます。文章題では、読みと算数の概念の両方を複合的に使う力が育成されます。「算数の概念」では、数や量を扱う「れんしゅうちょう・ようじ」「同・入門」「同・A~C」と図形を扱う「パズルA~D」と2種類の教具で構成されます。すべての冊子教材は、学習内容が構造化、細分化されたページごとに取組めるようになっています。教材を順に取組めば自然に学力が身につく構成に加えて、並行して用いる脳バランサーキッズで自動測定される認知機能バランスに基づいて、一人ひとりの子どもに対する、きめ細やかな支援方法が示唆されることで、教員資格を持たない支援者でも安心して取り扱えるものとなっています。各冊子の価格は200円から500円なので、実際に使う教材分だけ、毎月のおやつ代などと一緒に徴収しやすい点も、施設に負担なく導入できるポイントとなっています。※業務提携先:株式会社エジソンクラブ代表の新村 一臣氏が2000年10月に設立した本社:東京都板橋区の教材開発会社。これまで多数の教材を開発し、主に個人と学習塾に販売してきました。今回は、レデックスとの業務提携に基づき、同社の顧客である放デイと児発向けに、セット商品である『ほうかごエジソンボックス』(放デイ向け)「同プレップ」(児発向け)及びその構成要素である冊子教材等を販売していきます。ほうかごエジソンボックスほうかごエジソンボックス・プレップ■よりきめ細やかな個別支援を実現する「脳バランサーキッズ」「脳バランサーキッズ」は、レデックスが2017年に発売し、かわさき基準(KIS)認証福祉製品に選ばれるなど、全国500施設以上の放デイや児発で使われているデジタルコンテンツです。子どもが10数分間ゲームに取組むだけで、世界標準の認知テストWISC-IVと極めて高い相関を示す、発達指数が算出されます。子どもの取組結果は自動的に保存されるため、任意の2つの時点の認知機能バランスを比較することで例えば、4月に放デイを利用開始してから7月にはどのように認知機能が発達したかをグラフと表で示したレポートを作成し、保護者に送ることができます。■全国14か所の「放デイのための利用者獲得セミナー」2022年9月6日から10月4日の間の、主に火曜日から金曜日午前10時から11時30分まで、全国14か所の政令指定都市の会議室で開催します。セミナーでは、レデックス代表の五藤が、認知テストの解説から子どもの認知機能バランスを測定し、支援に活かす方法を解説します。さらに、今回開発した『ほうかごエジソンボックス』で、放デイと児発にどのように学習支援機能(幼保や学校の勉強のサポート)を盛り込むかを紹介します。開催場所: 福岡、小倉、広島、札幌、川崎、東京、神戸、大阪、名古屋、新宿、横浜、大宮、千葉、静岡(開催順)講師 : 五藤 博義複数の自治体で特別支援教育担当教員研修の講師や都立特別支援学校の外部専門員(アセスメント)を務める。ベネッセコーポレーション ニューメディア研究所長などを経て現在、レデックス株式会社代表取締役、主幹研究員申込方法: 下記Webページに記載のこくちーずから ■教材概要名称 : ほうかごエジソンボックス(放デイ用)価格 定価30,641円(税込33,705円) 小学1年生から3年生名称 : ほうかごエジソンボックス・プレップ(児発用)価格 定価20,607円(税込22,667円) 幼保の年中から年長※含まれる教材はすべてばら売り可 1冊約200円~500円販売元 : 株式会社エジソンクラブ購入方法等: 下記Webページからお申込みください。 ■レデックス株式会社概要本社 : 〒194-0002 東京都町田市南つくし野1-3-6代表 : 代表取締役 五藤 博義設立 : 2005年7月資本金 : 2,200万円主要事業内容: 認知機能関連コンテンツの企画・開発、教材ソフトの企画・開発、教育機関・療育施設・高齢者施設等へのコンサルティングURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月05日悩ましい…学校・学級選び親御さんと学校・学級の選び方について話をしていると、「通常学級にするか、通級指導教室や特別支援学級にするかを迷っています」と言われることがよくあります。小学校入学前に受ける就学相談で「通級指導教室や特別支援学級が適当」という判断が出た場合に、決断に悩む人が非常に多いのです。判断は難しいのですが、私は基本的に、発達障害・知的障害のあるお子さんは、特別支援学校・特別支援学級・通級指導教室といった「特別な場」を利用したほうがよいと思っています。学校・学級選びについては、「一人ひとりの教育的ニーズ」によって、次のように大きく4タイプに分けられます。1.特別支援学校障害のある子どもを対象として、学習面・生活面の困難の解消を目指した教育が実施されている学校。一般の学校とは別に設置されていて、多くは小学部から高等部まであります(一部、幼稚部も設置されています)。一般の学校とは教育課程が異なり、生活面の学習が充実しています。2.特別支援学級(支援級)一般の小・中学校の中に設置されている学級。一般的に「支援級」とも呼ばれます。特別支援学校と同様に、障害のある子に対して学習面・生活面の教育が行われています。特別支援学級では、在籍している子どもが通常学級の授業に交流という形で参加することもあります。3.通級指導教室(通級)一般の小学校や中学校、高校の中に設置されている教室。一般的に「通級」とも呼ばれます。通級指導教室は、通常学級に在籍している子どもが一定時間利用する教室です。子どもは普段は通常学級で授業を受け、週に数時間程度、通級指導教室に通います。通級では学習面・生活面のさまざまな課題の中で、本人が個別の指導を必要としている部分の教育が実施されます。4.通常学級(通常級、一般級)一般の学校に設置されている通常の学級です。一般的に「通常級」「一般級」などとも呼ばれます。通常学級でも、子どもの障害に配慮した支援が行われています。ただし、通常学級は子どもの人数が多いため、特別支援学校や特別支援学級、通級指導教室などの少人数教育に比べると、支援は少なくなりがちです。「小1の4月」から支援を受けるのがいいと思う理由通級指導教室でも特別支援学級、特別支援学校、いずれかの形で、個別の支援を受けられるようにしておくことをおすすめします。なぜなら、支援の選択肢を増やしておくことが、子どもにとって「保険」になるからです。こうした場を利用しないという判断をする場合は、通常学級の中でどのような合理的配慮がしてもらえるかを確かめておきましょう。親御さんや学校の先生の中には、「最初は特別な配慮をせずに通常学級に通ってみて、支援が足りないと感じたら、通級指導教室や特別支援学級を検討すればよいのでは」と考える人もいます。そのように対応することもできるのですが、私はおすすめしていません。理由は2つあります。1.子どもの自己肯定感を損なう可能性があるまず一つは、子どもに一度失敗させてから環境を調整する方法では、「子どもの自己肯定感を損なう」ということがあります。あとから検討するのでは遅いということです。発達障害のある子どもの中には記憶力が強く、つらい体験を鮮明に覚えてしまう子どももいます。そういう子どもにとっては、小1のときの挫折がトラウマ体験のようになってしまうこともあります。子どもにわざわざトラウマ体験を植えつけるようなことは、避けたほうがよいと考えます。2.特別な場の調整は簡単ではないそしてもう一つの理由は、「特別な場の調整は簡単ではない」ということです。通常学級に通わせてから、やはり難しいと判断した場合、年度の途中で特別な場の利用を検討することになります。しかし学校側は、年度始めにスタッフの配置を決めています(通級指導教室には「児童13人に先生1人」、特別支援学級には「児童8人に先生1人」など)。いまは各地の学校が人員不足に悩んでいることもあり、子どもに対して先生の人数がギリギリというケースも多いです。そのため、先生の人数が足りなくて、すぐには支援を受けられないという場合もあるのです。早く支援を受けた子どもは「その後」の社会適応がよい傾向にある発達障害や知的障害の専門家の間では、何十年も前から「教育的な支援を受けた人のほうが、社会に出たときの適応がよい」と言われています。子どもたちを見ると、小学校から特別支援学校や特別支援学級に通って支援を受けていた子どもは、身のまわりのことなどを行う生活スキルが高いことが多いです。着替え、片づけ、掃除、家事などを自分なりのやり方で、一人でできたりします。これは、特別な場での教育によって、その子どもに合った方法で身辺自立が身につくように学べているからでしょう。それに対して、小・中学校ともに通常学級だけで過ごしてきた子どもには、生活スキルが十分に身についていない子どもが多い印象があります。勉強はある程度してきているけれど、生活に即した知識やスキルが十分ではないという場合が多いのです。また、メンタルヘルスが損なわれていて、自己肯定感が低いという子どもも見られます。子どものその後をどう考えるかという二択特別支援教育を受けるかどうかという二択は、子どものその後をどう考えるかという二択でもあると、私は思っています。きつい言い方になってしまいますが、それは次のような二択です。1.小学校で特別扱いせず、たくさんの友達の中に入っていい思い出をつくらせたいと親が願い、その代わりに、子どもはその後の人生で生活する力をうまく身につけられず、つらい思いをする可能性がある。2.小学校で特別な教育の場を確保し、将来、社会人として地域でしっかり生活できるようにしていく。子どもの学校生活の「その後」を見越して、社会に出ていくための土台づくりができる環境を選ぶのか。それとも、とにかく学校生活を標準的に送っていけるようにするのか。そのどちらを選ぶのが、子どもの長い人生にとってよい選択になるのかを、考えてほしいと思います。
2022年09月04日学習塾「スタディファイブ」を岡山県倉敷市で3校運営している塾學ワクワク実践会(所在地:岡山県倉敷市、代表 兼 塾長:松浦 淳介)は、中学生・高校生に向けて個別コーチングに重きをおいた、オンラインでの学習指導を新しく開始しています。▼学習塾「スタディファイブ」 スタディファイブ外観_1■学習塾「スタディファイブ」について岡山県倉敷市にある学習塾「スタディファイブ」は、小学1年生~高校までの幅広い生徒が在籍しており、60人程度の在籍人数です。スタディファイブは集団授業をメインとした自立型学習塾です。システム上は、自立学習の要素を全て取り入れた授業ですが、やはり生徒それぞれ学力や得意不得意が異なるため、ライブ感を大切にした集団授業に加え、各々の個性に沿った個別指導にも重点をおいています。■学習塾「スタディファイブ」の使命当塾の“使命”は「自ら目標を持ち全力で努力できる人の育成」です。学習塾での滞在時間は限られてくるため、それに伴い提供できるサービスには限りがありますが、当塾を選んでいただいた方々に成績だけではなく「人間としての成長」を提供したいと考えています。塾長_松浦 淳介■オンライン学習指導をはじめようと思ったきっかけ教育の現場で「今」感じること。それは、コロナ禍が長引いたことにより、ジワジワとご家庭の収入が減り、「教育費のカット」という形で子どもたちの学習機会が失われつつあるという現実です。また今は「より高品質な教育サービス」が求められている時代でもあります。何とか「高品質でリーズナブルな教育サービス」を提供できないものかと思案を重ね「やる気を上げ、学習習慣をつけるオンライン授業」を思いつきました。■オンライン学習指導の特徴・お子様のやる気を引き出す個別教育コーチング・お子様との定期的なZOOM面談とオーダーメイドカリキュラム作成(月2回)・既存のコースと比較して安価に利用可能・リアルの教室で生徒の成績を上げてきた当塾の指導ノウハウをご家庭で再現■オンライン学習指導 ご利用(入塾)の流れ下記手順に沿って、入塾までのご対応をしております。まずは、無料の学習カウンセリングをお申込みください。(1) お問合せ(公式LINE) 公式LINE(2) 動画で「お子様のやる気を上げる3つの秘策」を予習(無料)(3) 無料学習カウンセリング(ZOOM)(4) 体験入塾(1週間)(5) 正式入塾※ご自宅での学習は当塾でも使用している「学習アプリ」を無償でご登録■公式LINEに登録した際の特典について当塾の公式LINEにご登録で、下記特典をご案内しています。・「お子様が無気力を脱却!最上質の学習習慣を手に入れるスタートアップ動画」(3時間分)を無料配布・「成績の爆上がりする勉強法大全」(PDFファイル)・「お子様の頭の中を整理する中高生用エッセンシャル思考の極意」(PDFファイル)■会社概要商号 : 塾學ワクワク実践会代表者 : 松浦 淳介所在地 : 岡山県倉敷市東富井862-1設立 : 2021年10月1日事業内容: 学習塾塾長向けの実践会URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月31日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田 英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。現在Kicks講座では、10月開講クラスの新規生徒募集を行っています。それに併せて、レッスンを無料でおためしできる体験会を開催中です。体験会ではレゴ(R)ブロックで扇風機を作成し、プログラミングで動かします。仕組みを学んだり、羽根の改良を行ったり、親子で一緒に考えて楽しめるイベントです。Kicks講座やプログラミング学習に対する疑問にもお答えします。さらに、これまで中央出版株式会社Kicks講座ではレッスンをオンラインで提供していましたが、教室で対面授業を受けられる「クラス学習」も10月からスタートします。オンライン受講の「おうち学習」と教室受講の「クラス学習」の2つの受講スタイルから、各ご家庭の状況に合った方を選択していただけるようになります。10月時点では「クラス学習」は愛知県のアピタ長久手ラボ、リーフウォーク稲沢ラボで実施する予定です。(他エリアは順次展開予定)◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学 ] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/ Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各ラボで無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月30日通常学級入学後、勉強につまずくことが多くなった娘わが家の小2娘。普段は明るくてお友達も多いのですが、小学校の通常学級に入学し、ほどなくして勉強でつまずくようになってきました。その内容はと言うと…まずは書きとり。書きとりの内容が間違っている、丁寧に書けていない…など最高で5回程学校で訂正をさせられたそうです。次に算数。ケアレスミスでなどでひっ算を10の位から先に引いてしまったりして間違えることが多かったようでした。娘は自分が思い描いている字がかけなかったり、回答が間違っていて指摘されたりなどが重なりいつもイライラしているようでした。担任の先生に相談をしたところ、丁寧に指導はしてくれてましたが少し内容を簡単にしてほしいとお願いしても、特別扱いはできませんの一点張りでした。なので、宿題などは家で回答を確認し、間違えを修正していたのですがそれもまた娘の癇癪の引き金となり…。Upload By ユーザー体験談宿題の間違い訂正が娘の癇癪の引き金となり…宿題は私の母(娘にとっての祖母)が見てくれていたのですがここ間違ってるよと言うと、鉛筆を折り、泣いて寝転がり、母を蹴飛ばすようになってしまいました。3歳の妹に他害も見られるようになり…。基本は力加減を見て落ち着くのを待っているようにしていたのですが、あまりにに酷いときは仲裁に入り、少し別の部屋でクールダウンさせたり、頓服を飲ませたりしました。親としてもそんな娘を見るのはとてもつらく、癇癪を起こして暴れる娘を見るたびに穏やかだったころの娘はもう戻ってこないのかなと思い悲しい気もちになりました。Upload By ユーザー体験談癇癪は酷くなる一方…児童精神科受診を決意して娘の癇癪は酷くなる一方…とうとう毎日祖母を叩くようになったのを見て、私は娘を児童精神科へ受診させることを決めました。幼稚園や学校では指摘されることはなかったのですが、元々落ち着きがなく娘が小さなころからADHDがあるのではないかと思っていたこと、あとは診断が出ないと、担任も変わってくれないだろうという思いがありました。診断の結果、娘にはASDとADHD、反抗挑発性症、統合失調症(疑い)の診断がおりました。ASDは想定外だったので正直驚きました。ただIQが高いので10歳代で落ち着いてくるだろうと言われました。その後私は教育委員会が行っている相談機関に相談し、学校との間に入っていただき、先生に宿題の緩和や、過度の書き直しや間違い訂正などはなるべく控えてもらうようになどの対応ををお願いしました。相談したのは市が運営している子ども支援室。担当の方が学校まで出向き、担任と校長とにお話をしてくださり、難航はしましたが学校も診断がおりたことも加味して対応をしてくれました。Upload By ユーザー体験談ASD、ADHDなどの診断がおりた娘。宿題問題はどうなった?娘も小2になり、担任も変わったということもあり、書き取りは漢字だけを書くプリントと送り仮名だけを書くプリントのどちらかを選べるようにしてくれました。算数は、計算カードなどの場合はカードだけでなくプリントに計算を印刷してくれたものも渡してくれて、どちらかを選べるようになり、どうしても気分が乗らず、宿題が途中になってるときは免除してもらえるようになりました。家での宿題は相変わらず癇癪が起きますが、同時期に通いだした放課後等デイサービスでは、量を少なくしたりなどの配慮をしてもらいながらですが、少しずつ宿題ができるようになりました。放課後等デイサービスは娘に合っているらしく、今は週に4回楽しく通っており、娘の心の安定にも繋がっているのか親としてもとても安心しています。また、学習障害の疑いもあるとのことで、近々詳しく診断をしてくれる病院を受診する予定です。娘の件で担任とも何度も面談を行い、たくさん話をし、とにかく娘にいい方法を一緒に考えていきましょうという話になりました。学校、放課後等デイサービス、家庭と連携をして娘の特性に寄り添っていけるような環境をつくっていければと思っています。Upload By ユーザー体験談イラスト/taekoエピソード参考/みんみ(監修:三木先生より)お子さんに合った対応をしてもらえるようになるまで、いろんなご苦労をされたのですね。学校とも緻密なコミュニケーションが取れるようになって、過ごしやすくなったのではないでしょうか。環境調整をするためにしないといけないことが多くて大変かもしれませんが、その努力が実を結んで良かったです。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年08月28日学校大好きなのに…突然の行き渋りUpload By ゆきみ自閉スペクトラム症と診断を受けている長男けんとは、今年度より小学校の特別支援学級1年生。本人の希望により、大好きな算数は必ず、ほかの科目もほとんどの授業を交流級で受けています。7月のある日の朝、急に「学校に行きたくありません」と言い出しました。初めての学校行き渋りにビックリ。話を聞いてみると「体育したくないんだ」「算数もイヤ!」とのことでした。体育に関しては思い当たることがあったので驚きはしなかったのですが、数字と共に生きてきたといってもいいほど数字が大好きで、毎日、算数の授業を楽しみにしていた子だったので驚きました。さらにじっくり理由を聞いてみると「待つんだー」と。構音障害があって上手く言葉で説明できないので、詳しい状況がつかめません。あとで先生にお聞きすることにしました。そして学校は様子見でお休みさせていただくことに。体調は良く、元気だし、お休みだからといって家で好きに遊んでいたら「家は遊べて楽しい」と思うかも…と思い、学校の時間割通りに、ママと少しずつ家庭学習をしました。数日前の予兆!まさかの行き渋りの原因Upload By ゆきみこの数日前の朝「今日は体育はありますか?」と、悲しそうな顔で質問してきました。理由を聞くと「保健室の前の貼り紙が怖くて、前を通れないから、その先にある体育館やプールに行きたくない」とのこと。学校に到着して先生にお伝えすると、実際の貼り紙を見せてくださいました。その内容は…まさかのニコちゃんマーク。「これが怖いの?」とビックリ。自分の感覚では全く怖いと感じないけれど、前を通りたくないほど怖いと感じるのだと分かりました。授業のときに自分で「前を通りたくない」と訴えたらしく、ご配慮くださり、すでに保健の先生が貼り紙を外してくださったとのこと。けんとも貼り紙がないのは分かっているけれど、トラウマで怖がってしまっている様子でした。行き渋りの理由の1つは、この話だろうなと思いました。もう1つの「算数を待つのがイヤ」について電話で先生にお聞きしたら…「算数のプリントなど、解くスピードが速く、すぐに終わるので、みんなが終わるまで待つのがつらいのかもしれない」とのこと。確かに「待つ」のが苦手なので、理由が判明しました。回避方法を選択式で質問してみましたUpload By ゆきみほかの人からすると小さなことかもしれないけれど、きっとけんとにとっては大きなことに感じて行き渋りをしたのだなと思い、回避策・解決策を考えることにしました。「貼り紙が怖い」は先生がすでに取ってくださり、本人も貼り紙がないことを分かっているので、時間をかけて安心感を得ていくしかないだろうなと思い、回避する案をけんとに提案してみました。1.外を通って(保健室の前を通らないで)体育館やプールへ行く2.ママが体育の時間に学校へ行かせていただいて、抱っこして保健室の前を通るけんとは、2を選択。その後、先生に相談させていただいたら、サポートの先生が抱っこしてくださることになりました(けんとも了承してくれました)。続いては「算数の待つ時間」。こちらは先生にご相談する前に私だけで考えられる選択肢を提案してみました。1.特別支援教室で勉強する2.交流級で勉強して、我慢して待つこれは1を選ぶのかな?と予想しましたが、けんとは2を選択。どうしても交流級でお勉強したかったようです。学校側の配慮に感謝待つ時間の過ごし方Upload By ゆきみけんとには「先生とお話をさせてもらうね」と約束をして「明日は学校に行く?」と質問してみると「行く!」と元気いっぱいのお返事が聞けました。少しでも解決策があることが分かり、自分でも納得してくれたのか…理由は分かりませんが「行く」と言ってくれて少し安心しました。その後、保健室の前を無事、歩いて通れるようになったそうです。そして「算数の待つ」問題は…以前からミニホワイトボードを持参させていただいているのですが、先生の提案により待ち時間はそれにお絵描きをさせてくださっているそうです。初めての行き渋りにビックリしましたが、学校もできる範囲の中で対応してくださり、子どもだけでなく私も心強く感じました。始まったばかりの小学校生活。これからも、けんとにとっての困りごとが出てくると思いますが、その都度、学校の先生方やけんととも相談しつつ、行き渋りや不登校、家庭学習することも視野に入れ、受け入れる心の準備もしていこうかなと思っています。執筆/ゆきみ(監修:三木先生より)ご本人がうまく説明できないなか、タイミングを待ちつつも生活を崩さないように対応されたのはとても良い方法だったと思います。また学校の対応も柔軟かつ丁寧で素晴らしいですね。引き続き楽しい学校生活が送れると良いですね。
2022年08月26日積水ハウス株式会社は、本日発表の「第16回キッズデザイン賞」において、「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」で4作品「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」で3作品、計7作品の「キッズデザイン賞」を受賞しました。キッズデザイン賞は、キッズデザイン協議会(本部:東京都港区虎ノ門)主催の子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度です。キッズ・ファースト企業である積水ハウスは、第1回キッズデザイン賞から16年連続、累計107作品を受賞しています。子育て家族の幸せな大空間「ファミリー スイート」■受賞作品一覧<子どもたちを産み育てやすいデザイン部門>カテゴリ :アプリケーション・サービス受賞作品名:「PLATFORM HOUSE touch」カテゴリ :建築・空間受賞作品名:・子育て家族の幸せな大空間「ファミリー スイート」・エルミタージュクールカテゴリ :コミュニケーション受賞作品名:“自由な子ども達の居場所” こども発達支援センターひゅーるぽん<子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門>カテゴリ :建築・空間受賞作品名:WALL BOXカテゴリ :コミュニケーション受賞作品名:・みんなの家!未来の家! 積水ハウスの住育 家づくりから学ぶプログラミング・アート と ともだち積水ハウスは“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンのもと、今後も人生100年時代における「幸せ住まい」を追求し続けてまいります。キッズデザイン賞 公式サイト: ■受賞作品詳細〈子どもたちを産み育てやすいデザイン部門〉~PLATFORM HOUSE touch【アプリケーション・サービス】~PLATFORM HOUSE touchは、間取り図と鍵・エアコン・照明などの機器を連携させた、業界初の視覚的に直感操作できるスマートフォンアプリです。アプリ1つで、子どもや家族の帰宅・外出の通知や、家の今の状態を確認し操作ができるなど、いつでもどこからでも「住まい」と「家族」を見守り安心を提供します。公式サイト: PLATFORM HOUSE touch~子育て家族の幸せな大空間「ファミリー スイート」【建築・空間】~ファミリー スイートは、家族を中心とした住まいの新しいリビングの設計コンセプトです。現代の家族の暮らし方・子育て・子育ちニーズの調査に基づき、家族がつながりを感じながら思い思いに過ごせる・子どもの成長に合わせて柔軟に住みこなせる新しい住まいの形を提案しています。公式サイト: 子育て家族の幸せな大空間「ファミリー スイート」~エルミタージュクール【建築・空間】~子育て世代の「もしこんな住まいがあったら…」を叶える賃貸住宅をつくりました。乳児期~児童期の子を持つ世帯に特化した間取りのほか、安心して子どもを遊ばせることができる中庭、親同士で子どもの預かり合い等を想定したキッズラウンジ、子どもの学びを手助けするterakoya(寺子屋)など、子育てを支援する要素を多数備えています。公式サイト: エルミタージュクール 外観エルミタージュクール 中庭~“自由な子ども達の居場所” こども発達支援センターひゅーるぽん【コミュニケーション】~※特定非営利活動法人 コミュニティリーダーひゅーるぽん様と共同応募発達につまずきのある子どもたちと出逢い、ボランティア活動開始から41年間広島県安佐南地区にこだわり活動し、約10年前に建築した発達支援センターは地域に必要な家庭や学校以外の子ども達の育ち合いの場として常設されています(日本初民設民営)。行政の福祉以上の豊かな体験により子ども達の自発的な成長を支援し、日常的な相互関係の延長線上で地域に溶け込むようにしています。公式サイト: ひゅーるぽん〈子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門〉~WALL BOX【建築・空間】~子どもの成長に合わせて、住まいをフレキシブルに活用するための戸建住宅商品です。大空間の住まいの中にWALL BOXという箱を配置し、その周囲の空間や中の空間を子どもの成長に合わせて自由に使い方を工夫したり、箱自体にDIYで棚等を打ち付けてカスタムしたり、子ども達が普段の暮らしの中で創造力を高められる暮らしの提案です。公式サイト: WALL BOX~みんなの家!未来の家! 積水ハウスの住育 家づくりから学ぶプログラミング【コミュニケーション】~“家”という身近な題材を用いて“プログラミング×家づくり”をテーマに総合的な学習の時間における指導案を作成し、学びの場を提供しています。事前学習・施設見学・グループ学習の3部構成による学習指導案を現役の小学校教諭の監修により作成し、子どもたちは本カリキュラムを通してICTを活用して主体的に課題を解決する経験を得ることができます。公式サイト: プログラミング~アート と ともだち【コミュニケーション】※国立大学法人 大阪教育大学様と共同応募~子どもたちがアートに触れる機会を増やし、鑑賞を通じて多様性理解の力を養うことをコンセプトに、学校教員が子どもたちと美術館を訪れ実施する『“対話型”での芸術鑑賞授業』をサポートする教材です。シーン毎の4部構成で、鑑賞に対してのワクワク感を高め、対話を促すたくさんの仕組みが子どもたちの創造力や感性、コミュニケーションデザイン能力を育みます。WEB公開しており、全国どこの教育現場・美術館でも利用可能です。公式サイト: アート と ともだち 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月24日言語聴覚士(ST)の役割の一つとして子どもの発達支援がある発達障害のあるお子さんは、発語の遅れやコミュニケーションが難しい場合があります。そんなときに相談したいのが、コミュニケーションと聴こえ、摂食嚥下の専門家である言語聴覚士(ST)です。今回は日本言語聴覚士協会理事の西野将太さんに、言語聴覚士の役割や支援内容を伺いました。ーー初めに、言語聴覚士の担う役割について教えてください。西野:言語聴覚士は、コミュニケーションや聴こえ、食べ物や飲み物を飲み込む嚥下機能に障害がある方、高次脳機能の低下がある方をサポートする専門家です。生まれたばかりの赤ちゃんの聴こえや哺乳、言葉や発音の発達に課題があるお子さん、事故や病気で高次脳機能障害になった方のリハビリ、高齢者の聴こえの支援や摂食嚥下機能の回復のサポートなど、幅広い世代が支援の対象です。現在、日本には3万8,000人を超える国家資格保有者がおり、主に医療機関、福祉施設、保健所、教育機関などで仕事に当たっています。ーー子どもの発達支援分野を中心に活動する方はどれくらいでしょうか?西野:子どもの支援をメインにする言語聴覚士は日本言語聴覚士協会に属する会員を対象領域ごとにまとめると、全体の8%ほどです。言語聴覚療法を必要とする子どもたちが、早期にサポートを受けられる体制をつくるためにも、発達障害分野への知見を持つ言語聴覚士を養成していくことや、医療に加え福祉や学校教育の場でも言語聴覚士とつながれるように整備していくことが課題です。現在、子どもを対象とする言語聴覚士が働いているのは下記のような機関です。療育センター、医療機関児童発達支援事業所・放課後等デイサービス保健所・保健センター教育機関近年では、医療分野や福祉分野との学校連携に加え、言語聴覚士として学校に勤務している言語聴覚士や教員として学校に勤務する言語聴覚士も少しずつ増えてきています。言語聴覚士(ST)は、家族のように子どもの成長に関わる存在ーー子どもの発達支援では、どんな障害や困りごとが多いですか?西野:新生児期では聴こえの問題に対し、早期から医師や他職種と連携していきます。哺乳の問題についても医師や他職種と連携します。口唇口蓋裂といって、まだ唇や上顎が十分に形成されていない状態で生まれてきたお子さんは、おっぱいやミルクを吸うことが難しい状況です。赤ちゃんの吸う力に合わせ、哺乳瓶の乳首の形、かたさを調整するところにも、言語聴覚士は関わっています。そして、幼児期になると多くなってくるのが、「言葉が出ない」という相談です。赤ちゃんが意味のある言葉を話し始めるのは、だいたい1歳〜1歳6ヶ月ごろが目安になります。そのころから「目が合わない」「コミュニケーションがうまくとれない」といった心配から、相談に来られる方が増えますね。ーー1歳すぎになると保育園に行き始める子も多く、周りのお友達と比べる機会も増えますね。西野:そうですね。さらに3歳、4歳、5歳と年齢があがってくると、発音の相談も増えてきます。たとえば「サ行やカ行がうまく発音できない」「発音が不明瞭で何を言っているか分からない」といった悩みです。そして小学校入学のころには、読み書きに困難を感じるお子さんも。言葉、発音、読み書きや学習と、子どもの年齢、成長に合わせて、言語聴覚士が支援する内容も少しずつ変わっていきます。ーー保護者は療育の必要性を感じていなくても、保育園や幼稚園の先生から問題を指摘されることもあるようです。西野:私も保育園、幼稚園を訪問したときに、園の先生方から相談を受けることがあります。このときに大事なポイントは、「先生が困っているのか、子どもが困っているのか」を整理することです。先生は困っているけれど、子ども自身は困っていないのであれば、それはどのような状況でどのような行動がみられるのか整理していくことで対応を一緒に考える機会になります。たとえば「先生に伝えたいことがあるのに、言葉がうまくでないイライラから手が出てしまう」という子どもがいたとしたら、それは先生も困るし、子どもも困っている状況です。園での生活や活動といった集団生活への適応の難しさがあるときは、療育での支援も一つの選択肢になりうると考えます。保護者は普段の保育園や幼稚園での生活を実際にみることは少ないでしょうし、突然の報告に驚くことも多くあります。子どもの行動の形だけでなく、それに対して先生はどのように考え、関わったのかを知ることは、ご家庭での関わりや園での様子を知るきっかけになるかもしれません。ーー1歳半児健診、3歳児健診などで言葉の遅れを指摘された、という声も聞かれます。発語や発達に遅れがみられる場合、早めに療育を始めたほうがいいのでしょうか?西野:早期療育には、子どもの発達をサポートし、できることや子ども自身の「できた」を実感できる機会を増やしていくという目的のほかに、保護者のケアという意味合いも大きいと考えています。療育の場につながることで、わが子を客観的に見る時間がつくれたり、新しい視点での関わり方に気づけたり、そして何より悩みを打ち明ける場所ができますね。保護者の笑顔で、子どもも安心します。核家族化や家族の形が多様化している現代だからこそ、家族以外にも子どもを一緒に見る人、子育てを共にできる人がいることが安心につながります。私たち言語聴覚士も、子育てを一緒にお手伝いする立場。心配ごとがあれば、遠慮なく相談してほしいと思います。ーー保護者が安心して子育てができるようになることも、早期療育のメリットの一つなんですね。西野:その通りです。また就学などの節目を迎えたあとも、移行支援といった継ぎ目のない支援を受けられる、ということも早期療育のポイントです。療育に関わってきた言語聴覚士は、就学前からのお子さんの成長を見守ってきていますから、その成長過程を学校の先生にもしっかり伝えることができる。言語聴覚士には、なるべく早く支援体制をつくって、新しい環境に適応できるようにと支えていく「橋渡し」の役割もあると考えています。ステップを踏みながら発達支援を行い、コミュニケーションの幅を広げる出典 : ーー発達障害の可能性を感じながらも診断を受けていないご家庭や、グレーゾーンと診断されたお子さんなど、家族だけで困りごとを抱えてしまっているケースもあります。療育を受ける目安となる症状や困りごとはありますか?西野:以下のような困りごとがあったら、一度、各都道府県にある言語聴覚士会に相談してみてください。言葉が出ない・遅れている発音がはっきりしない吃音があるコミュニケーションが成立しにくい聞こえていないかもしれない読み書きが難しい食べ物や飲み物をうまく飲み込めない医療の分野ではまず医師による診断が必要ですが、療育に関しては必ずしも医師の診断は必須ではない自治体もありますし、医師による診断や支援の見立てを必要とする自治体もあります。診断の有無にかかわらず、子どもの行動や困りごとに対してスピーデイに対応できるのが、療育をはじめとした福祉、教育分野の強みでもあります。ーー療育では、どんなことを行うのですか?西野:まずは、検査と行動観察によって、子どもの力がどのくらいあるかを見ていきます。これらは、「アセスメント」とも言われますね。その子に合った療育プランを立てるためには、まず一人ひとりのお子さんのことをより深く知ることが大切です。たとえば「どんな遊びが好きなのか」「どんな遊び方をするのか」、その子自身を見ることが最初のステップです。ーーいきなりテストをされると、戸惑ってしまうお子さんもいますよね。遊び方などを見ながら、お子さんの様子を観察していくんですね。西野:ええ。そのうえで言語聴覚士の専門分野であるコミュニケーションについて、その子がどんな手段をもっているか、どんな場面でどんなコミュニケーション方法をとるか、ということに着目します。たとえばASD(自閉スペクトラム症)のあるお子さんのコミュニケーションの特徴の一つに、「クレーン現象」があります。言葉が出ないので、動作で自分の気持ちを伝えようとするんですね。ジュースがほしかったら、お母さんの手をとって冷蔵庫を開けさせる、というような行動です。クレーン現象が見られるということは、そのお子さんは「手がやってくれる」ということは理解し、自身の目的を達成するための手段として学習していると考えます。次のステップは、手が単独でやってくれるのではなく、人がやってくれるんだ、ということを認識し、コミュニケーション手段として使用することです。ーーASDのある子どもは、目を合わせたがらず、保護者もコミュニケーションに困難を感じることが多いですね。西野:そうですね。だからこそ、大人が意識して、自分の顔を子どもの視界に入れることが大切!たとえばおもちゃを渡すときをイメージしてみてください。お母さんが立ったまま「はい」と手渡すのでは、子どもには手とおもちゃしか見えていないかもしれません。それをお母さんが子どもの目線にしゃがんで、自分の顔の近くで、「はい、ミニカーだよ」と渡したら、おもちゃといっしょにお母さんの目が見え、また口が動くのが見えます。目は動くものに注目する習性がありますから、自然と口の動きが目に入る。これが、言葉の理解の第一歩になり、模倣にもつながっていきます。ーー発語の前には、目や口を認識するというステップが重要なんですね。西野:その通りです。「指差し」もコミュニケーションとして重要な意味を持ちます。定型発達の子どもも、初語が出る前の9ヶ月ごろから指差しをするようになります。ここで大事なのが、目と手の協調と共同注意。たとえば、子どもに何かを見てもらいたいとき、お母さんの指に子どもの手を重ねて動かしてみるんです。「あ、パトカーが止まってるよ」というときにも、お子さんといっしょに指差しをしてみる。すると、手が動くほうに目も動くので、自然と子どもは指が指し示すモノを一緒に見る。これが共同注意が成立するきっかけになります。こうして、指差しでもいろいろなコミュニケーションがとれることを学んでいくんですね。「言葉が出ない」ということで、保護者自身も発達が遅れているのではないか?と考えてしまうことが多いです。それによって不安も大きくなります。そこで、まず知っておきたいこととして、言葉はたくさんあるコミュニケーション手段のうちの一つ。言葉のほかにも、指差し、ジェスチャー、絵カードなど、さまざまなコミュニケーション手段がある。まずはお子さんとコミュニケーションができている手段や、楽しさを共有している手段はなんだろう?と考えてみることもよいと思います。コミュニケーションが育つことは言葉も育てていくことにつながります。言語聴覚療法の効果を上げるための親の関わりのポイントは?ーーまずお子さんとコミュニケーションができた、ということが親にとっては大きな喜びになりますね。西野:療育をスタートした保護者の方からは、「子どもの要求が分かるようになった」「気持ちが通じ合えた」という喜びの声をたくさんいただきます。指差しができるようになると、次は単語が出て、そして二語文が出てと、言葉の発達も徐々に進んでいくことを実感しています。ーー療育の場でのやりとりには、家庭でも応用できるものがたくさんありそうですね!西野:ええ。ぜひ保護者の方には、療育中の言語聴覚士を観察して、「どんな目的があるのか」「何のためにやっているのか」をどしどし質問してほしいです。「なんでカードを使っているんだろう?」「どうしておもちゃを渡すとき、顔の近くにおもちゃを持っていくんだろう?」など、きっと不思議に思うことがたくさんあると思うんです。私たちも保護者のかたへのていねいな説明を心がけていますが、つい目の前のお子さんに集中してしまうこともあると思うんですね。言語聴覚士の視点や行動の「根拠」を知ると、きっとご自宅でも応用できると思います。ーーほかにも、療育の際に保護者が意識するとよいことはありますか?西野:言語聴覚士からのアドバイスを家庭で実践してみたら、ぜひそのフィードバックを伝えてみてください。おうちでもうまくいったなら、方向性は間違っていなかったということになりますし、もし思ったような効果が出ないようなら、別の方法を考えたほうがいいということになります。家庭での様子を教えてもらえると、よりお子さんのリアルな日常生活に即したセッションにもつなげていけると思います。ーー最後に、発達ナビの読者のみなさんに向けてのメッセージをお願いします。西野:子育てのサポート役としての言語聴覚士がもっと身近になり、保護者の方が笑顔で子育てができる環境をつくっていきたいと考えています。日本言語聴覚士協会では、全国の教育委員会や小中学校にむけてリーフレットをつくるなど、啓発活動にも力を入れています。学校教育啓発用リーフレット「言語聴覚士にご相談ください」※クリックすると発達ナビのサイトから日本言語聴覚士協会のサイトに遷移します。また、発達障害をはじめとした現代のニーズに寄り添える、質の高い言語聴覚士を輩出していくために、言語聴覚士養成に関するカリキュラムの改定が検討されています。言語聴覚療法に興味をもった方は、各都道府県の言語聴覚士会や、地域の言語聴覚士の養成校などに問い合わせをしてみてください。ーーありがとうございました。Upload By 専門家インタビュー重度の知的障害と自閉スペクトラム症のある弟の「きょうだい児」として、小学生のころから率先して弟の世話をしてきた経験から、言語聴覚士に。医療機関での勤務をへて、訪問リハビリ、幼稚園や保育園、小中学校、児童養護施設などへの訪問、療育などに携わる。一般社団法人 日本言語聴覚士協会※クリックすると発達ナビのサイトから日本言語聴覚士協会のサイトに遷移します。
2022年08月23日無料の参加登録受付中!不登校のお子さまやご家族へ届けたい、オンラインセミナーが9/10(土)に開催決定Upload By 発達ナビアライアンス プログラム学校へ行きたがらない。家にずっと引きこもっている。勉強もしないまま過ごして大丈夫だろうか、今後はどうすれば…。2学期になり、長い夏休みも終えて学校へ行きづらくなってしまったお子さまへどう向き合ったらいいのか、今後のことをどうしたらいいのか、ご不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。発達ナビでは不登校のお子さまとそのご家族に、ご自宅で情報を得られる機会をお届けするために「不登校サポートセミナー」を開催します。・日時:9/10(土)13:00~16:25(予定)・参加費:無料・形式:Zoomウェビナー配信・参加方法:事前申込必須。下記ボタンよりお申し込みください。・内容:専門家講演、不登校のお子さまを応援する企業によるセミナー※企画調整中のため、今後変更となる場合もございます不登校サポートセミナーの内容をご紹介不登校のお子さまと過ごす中で、どう関わったらいいのか、そしてこの先どうなっていくのか、不安な気持ちでいる方もいらっしゃると思います。サポートのゴールは、お子さまによってさまざま。また、お子さまとの関わり方も状況によって変化していきます。まずはお子さまの心の状態を理解し、見通しを持って適切なサポートとつながっていくことが大切です。今回は、公立の学校でスクールカウンセラーを務める臨床心理士の初川久美子先生にご登壇いただき、不登校のお子さまの心の状態に合わせた関わり方やサポート方法についてお話しいただきます。講演中にチャットで質問も可能。セミナー後半の回答コーナーで初川先生にお答えいただきます。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム講師:初川 久美子先生臨床心理士・公認心理師/東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム文科省が定めている「出席扱い制度」をご存じですか?自宅学習の努力を認めることで、いつかまた学校に行きたいと思ったときのために、学習の遅れを最小限にしておけるようつくられた制度です。この制度を活用すれば、不登校で学校を休んでいても、家庭学習を出席扱いにして、その先の進路などの選択肢を広げていける可能性があります。制度を利用するには、いくつかの条件を満たした上で、在籍する学校と交渉・連携していくことが重要です。本セミナーでは、のべ700名以上が出席扱いになった実績のある、無学年式オンライン学習教材「すらら」の担当者が、 本制度利用の具体的なルールや、すららを使って出席扱いとなった事例、最新情報などをご説明します。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム「学校の仕組みが合わない」「夏休み明けで行き渋りになっている」そんなお子さまにむけて、「オンラインフリースクールSOZOW」をご紹介。子ども一人ひとりの「好き」を起点に、自己肯定感を育む学校外の居場所としていま注目されています。代表は、LITALICOの元・執行役員。LITALICOワンダーで、デジタルを通して、不登校や発達特性のある子どもの可能性を解き放ってきた経験者です。当日は代表に加え、現場担当者も登壇して「ゲームばかりしている」「感受性が強くて新しいことに取り組むことが苦手」など実際にあったお子さま事例も含めてお話しします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム不登校や引きこもりがちなお子さまがいるご家庭向けの勉強会です。復学や居場所など、学校に行かない選択をした子へのサポートや、中学以降の進路の選択肢について解説します。・不登校支援の選択肢フリースクールや訪問教室など、不登校のお子さまへの支援の選択肢や選ぶ際のポイントを解説します。・中学以降の進路の選択肢義務教育以降の高校進学の選択肢として、通信制・サポート校や高等専修学校、チャレンジスクールなど、不登校に理解のある進路を幅広く知ることができます。・教育にまつわる準備教育資金やお子さまの自立後に必要になってくる費用など、現実的な準備についても解説します。講師:井上欣永大学在学中は教職課程にて教師を目指しながら、特別支援学校にて知的障害・自閉症・ダウン症児の自立支援活動に従事。個人・組織のコンサルティング業界で培った心理学の考え方をベースに、人生に安心を提供できるLITALICOライフへ。たくさんの方のご参加を、心よりお待ちしております。
2022年08月19日小中学生対象の夏休み自由研究企画「センサリーマップコンテスト2022」開催Upload By 発達ナビニュース感覚過敏研究所SDI推進室(センサリーダイバーシティ&インクルージョン推進室)主催の小中学生対象「センサリーマップコンテスト2022」が開催されます。Sensory Map (センサリーマップ)とは、光や音、ニオイなどの五感情報をマップに表示させたもので、感覚過敏や感覚特性がある人は、その感覚情報を見て、苦手な場所を回避したり、対策を考えたりすることができます。感覚過敏研究所では、「感覚過敏を理由に「今」をあきらめなくていい社会へ」をビジョンに、感覚過敏のある人が暮らしやすい社会をつくるため、1. 感覚過敏の啓発活動、2. 感覚過敏に関する商品、サービスの企画、制作、販売、3. 感覚過敏の研究が行われています。詳細は公式ページでご確認ください。※クリックすると発達ナビのサイトから「感覚過敏研究所」の公式サイトへ遷移しますセンサリーマップをつくることで、自分の快適な環境と不快な環境を可視化し、苦手なニオイや音がする場所を事前に回避したり、対策したりできるようになるかもしれません。夏休みも残りわずかですが、お子さんの感覚への理解を深める一つの手段として、センサリーマップつくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。※クリックすると発達ナビのサイトから「センサリーマップコンテスト2022」の詳細ページに遷移します〈詳細〉「センサリーマップコンテスト2022」募集内容:自身のセンサリーマップ対象:小中学生申込方法:googleフォームにて応募応募締め切り:2022年9月1日(木) 23:59表彰:・最優秀賞(小学生部門:1名、中高生部門:1名、副賞:騒音計と照度計セット)・優秀賞(小学生部門:1名、中高生部門:1名、副賞:騒音計または照度計のいずれか1つ)・入賞(10名程度、副賞:五感シール)発表:2022年10月15日 感覚過敏研究所SDI推進室ホームページ上にて発表審査員:感覚過敏研究所SDI推進室メンバー主催:感覚過敏研究所SDI推進室一般公開WEBイベント「青年期・成人期における発達障害のある人を誰一人取り残さない社会に向けて」9月4日(日)に開催Upload By 発達ナビニュース筑波大学准教授、佐々木銀河先生主催の「青年期・成人期における発達障害のある人を誰一人取り残さない社会に向けて」が2022年9月4日(日)にオンラインにて開催されます。発達障害のある人は、青年期・成人期に、「教育や就労環境にアクセスすることが難しい」「生きづらさを抱えたまま孤立してしまう」などの課題に直面してしまうことがあります。このイベントでは、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」社会に向けて、青年期・成人期における発達障害のある人を取り巻く現状や課題、そして、私たちが取り組めることについて議論が行われます。発達ナビにも寄稿いただいている信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授の本田秀夫先生による講演のほか、行政、学生相談、就労支援、当事者それぞれの立場からのパネルディスカッションも行われます。当事者の方だけでなく、保護者の方、専門職の方など、青年期・成人期の発達障害者支援に関心のある方におすすめのイベントです。※クリックすると発達ナビのサイトから「青年期・成人期における発達障害のある人を誰一人取り残さない社会に向けて」の詳細ページに遷移します〈詳細〉「青年期・成人期における発達障害のある人を誰一人取り残さない社会に向けて」日時:2022年9月4日(日)13:00〜16:30会場:ウェビナー形式(Web会議システムZoom)※一か月間の見逃し配信が予定されています。参加:無料対象者:一般公開(青年期・成人期の発達障害者支援に関心のある方)申込方法:「青年期・成人期における発達障害のある人を誰一人取り残さない社会に向けて」の申込フォームからお申し込みいただけます。主催:筑波大学人間系 准教授佐々木銀河先生(JST- RISTEX SOLVE for SDGs令和2年度採択シナリオ創出フェーズ 研究代表者)共催:筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター申込みはこちらから※クリックすると発達ナビのサイトから「青年期・成人期における発達障害のある人を誰一人取り残さない社会に向けて」の申込フォームに遷移します飲みこんでも安全な歯磨き粉オーラルピースの新商品「宇宙歯磨き オーラルピース」が2022年7月7日に世界同時発売Upload By 発達ナビニュース体と環境に優しいオーラルケア製品オーラルピースの新商品「宇宙歯磨き オーラルピース」が2022年7月7日に世界同時発売されました。「オーラルピース」とは、うがいや吐き出し・口腔ケアが困難な方でも簡単に使用できる、飲み込んでも安全な食品成分100%・ケミカルフリーのオーラルケア製品です。医療・介護現場のニーズに応え、日本の国立研究機関の産学官連携による先端乳酸菌バイオテクノロジー研究をベースに、10年以上の研究期間を経て2013年に開発されました。現在では、医療現場や介護現場にとどまらず、家族の健康を気遣う方、乳幼児や妊婦、授乳中の方や、水の使用が限られる災害被災地や登山などの場面での有用性も認められ、世界15カ国に輸出されています。2021年11月には、JAXAにより国際宇宙ステーション(ISS)への搭載品として選定されました。また、オーラルピースでは、商品の梱包作業や出荷作業、卸売販売や学会・展示会に関するお仕事に障害のある方が携わっており、事業を通して障害者の雇用創出が目指されています。詳細は公式ページでご確認ください。※クリックすると発達ナビのサイトから「オーラルピース」の公式サイトに遷移します※クリックすると発達ナビのサイトから「宇宙歯磨きオーラルピース」の紹介ページに遷移しますオーラルピースでは、ほかにも天然由来の成分で作られた口腔ケアアイテムやスキンケアアイテムが多数販売されています。うがいや吐き出しが苦手なお子さんもこの商品を使うことで、日々の歯磨きがより楽しく、簡単にできるようになるのではないでしょうか。詳細は公式ページでご確認ください。※クリックすると発達ナビのサイトから「オーラルピース」のオンラインストアに遷移します子ども用のリーディングトラッカー「楽よみ!しおり」、図書館や公共施設での導入相談受付中Upload By 発達ナビニュース子どもの学習支援教材を展開する「できるびより」が、佐賀県佐賀市の小学生と協力して、子ども用のリーディングトラッカー「楽よみ!しおり」を開発しました。読書や音読が苦手な子どもたちの中には、読み飛ばしが多い、何度も同じ行を読んでしまうなどの悩みがあることが多いといわれています。「楽よみ!しおり」を使うと、読みたい行が強調され、どこを読んでいるのか一目で分かるようになり、目で文章を追うのが楽になるそうです。「楽よみ!しおり」は、・大きな文字でも読める・次の行が見えるので見通しを付けながら読める・裏面のザラザラ加工ですべり過ぎず適度に動かせる:メディアユニバーサルカラーが採用されているなど子どもが使いやすい工夫がたくさん。※クリックすると発達ナビのサイトから「楽よみ!しおり」の商品紹介ページに遷移します現在、「楽よみ!しおり」は、図書館や公共施設での貸し出し備品としての導入相談が受け付けられており、公共図書館、小中学校、特別支援学校、 高校、大学の図書館・図書室などで貸し出されているところもあります。できるびよりではほかにも、運筆力をサポートするザラザラな下じきや、図形や文字の輪郭に凹凸加工が施されたひらがなドリル、凹凸マス目シート、語彙力を育てる絵カードなど、さまざまな商品が販売されています。こうした商品を使用することで、学習への抵抗感が少しでも解消されるかもしれません。詳細は公式ページでご確認ください。※クリックすると発達ナビのサイトから「できるびより」の商品紹介ページに遷移しますLITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2022年08月18日むっくんが不登校を選ぶまで――これまでの経緯私たちは小1の秋から不登校を選びました。不登校に踏み切るまでのお話は以前のコラムにまとめています。当時のむっくんは大人に気持ちを伝えることが難しく、私たちも本人の様子を観察することで気持ちを汲み取る必要がありましたが、最近では当時感じていたいろいろな気持ちを言葉にして教えてくれることが増えてきました。「学校はとてもうるさくて疲れること」「学習で理解できていることを何度もやらなければならないつらさ」「上級生にからかわれた嫌な思い出」「友達に対する先生の学習指導が納得いかなかったこと」「突然予定が変わる不安」「いろんなことをじっと待たなければいけない不快感」「自分の発言や行動を周囲の人たちがどう感じているのか分からないという不安」「ほかの生徒が叱られている様子を見たこと。次は同じように自分が怒られるのではないかと心配で仕方なくなること」「何故これをやるのか教えてもらえないこと。質問しても納得する答えがもらえないこと」「なにもかも、勝手に決められてしまうこと」そういうものすべてひっくるめて「学校は怖い」ということ。むっくんの当時の心境は?むっくんがぽつり、ぽつりと話す当時の思いからは、彼は私たちが思うよりずっと繊細に周囲の様子を見聞きし、感じ取り、彼なりに考え、彼なりの努力をしながら、小さな心を痛めていたことを改めて知らせてくれます。学校へ行かない理由は単純なものではなく、ちいさな綻びがたくさんたくさん積もった結果だということが感じ取れます。話を聞けば聞くほど「彼には学校というシステム自体が合わない。どれだけ配慮があろうとつらさを感じてしまうだろう。だから行かない選択が彼の心を守ることにつながるのだ」と潔く思えているのが現在の親としての正直な気持ちです。休校があった年の新1年生なので、むっくんが小学校へ通った時間は約2ヶ月半。本人は学校へ通っていたころを振り返り「少しだけ行ったから、学校がどんなところか知ることができた。行ったから、知れて。知ったから行かないって決めることができた。だから少しだけど行ってよかったんだよ」と話しています。Upload By ウチノコ不登校選択後の家庭での様子むっくんは不登校を選んだ当初、精神的に不安定で私から離れられない、外出を嫌がる、夜眠れない様子などが見られました。そのため初期のころはとにかく無理せずゆっくりと、心と体が休まるように過ごしました。むっくんの周囲の大人は、私や夫をはじめ祖父母に至るまで彼の不登校を肯定的に捉えているので、家庭や家族が安全基地として機能することができました。また、学校へ行きたくないと話してから不登校の決断までも早かったので、無理をさせた時間が短かったことも幸いしたのか、むっくんは半年程度でそれなりに元気を取り戻すことができました。元気を取り戻してくると「暇だな~、なんかすることない?」と活動を求めることが増えていきました。そのため、私たちは学校が担っていた役割を今後どう担保していくか、ということを考えるようになりました。学校へ行ってくれたら正直な話、私は楽に過ごせます。だけど、再び学校へ戻ることを求めると、むっくんはまた心を壊してしまうと感じていました。そこでここからはホームエデュケーション(家庭を拠点に、子どもを尊重しながら、社会の資源を生かして学ぶこと)を目指していくことに決めたのです。Upload By ウチノコ家庭での体験学習最初に家庭をベースに取り組んでいくことにしたのが【体験学習】になります。【体験学習】といっても、なにか特別なことをするわけではありません。本人がやりたがることができるように、環境を整えたり、一緒に活動したりするだけです。普段の過ごし方は以前まとめたコラムがあるので参照してみてください。もともとむっくんはとても好奇心旺盛な人なので、次から次へいろいろと手を出していろんなことを楽しんでいます。中途半端感は否めませんが、楽しそうにくるくる動くむっくんを見ていることはうれしくもあります。特に料理に関するスキルが良く伸びていて、最近では私にお昼ご飯をつくってくれたり、弟のおやつを手作りしてくれたり。毎日好きなことをして過ごすうちに、こんなことを知っているんだ、こんなことできるようになってたんだと驚かされることもあり、何をしても学習になり、いろいろなことをどんどん吸収して成長していくのだなぁと感じています。さらに最近では、公営施設が行う子ども向けのイベントや公開講座などにも参加できるようになり体験の幅も広がってきました。子ども向けの講座は探せばたくさんあるので、本人の「好き」を大切にいろんな体験を積むことはそう難しくないのだと感じています。Upload By ウチノコ執筆/ウチノコ(監修:初川先生より)むっくんにとって、学校というシステムが合わない。本人の語りや様子をふまえ、ウチノコさんがご決断されたこと、さまざまな考えが逡巡したことと思いますが、ご家族みなさんが今はむっくんの不登校という選択を肯定的に捉えていらっしゃるとのこと何よりです。不登校になった当初は精神的に不安定になるお子さんは多くみられます。まずは休養を取られたこと、とてもよかったと思います。「暇」と言い始めるのが元気が回復してきた証拠なのはその通りです。体験学習を中心に過ごしているのもいいですね。むっくんは公営施設での子ども向けイベントに参加できるのですね(それは何よりです!)。家庭の中だけでは経験しづらいこともあるので、そうした催しをうまく利用できるといいですね。また、学校というシステム(セッティング)には合わなかったということですが、学校教育は膨大な内容を提供してくれる装置である側面もあります。学校ではどんなことを扱っているのかという視点も、大人の側は持っておくのもよいと思います。自分の生きるこの世界にはさまざまなもの・こと・不思議があるのだということを、さまざまな観点・視点から提示し、その中でお子さんが興味関心を持つものを見つけられるといいなと思います。
2022年08月18日10代の子どもたちに知ってほしい法律の知識ーー『こども六法ノベルその事件、こども弁護士におまかせ!』「法律は、難しくてどこか冷たいイメージがある」「法律でなんでも解決できる」…法律に対してどのような印象を持っているでしょうか。法律は、決して万能ではありませんが、正しく学ぶことでさまざまな理不尽な問題に対抗するための武器になります。この本は、中学1年生の主人公・久家祐樹(くげ ゆうき)と「こども弁護士」である高校2年生の姉・智紘(ちひろ)が「くげ法律事務所」に訪れるさまざまな相談者と関わり、法律の知識や思考力を駆使し、事件解決に向けて奮闘するという話です。いじめ、ブラックバイト、デートDVなど、10代の子どもたちが知っておきたい大事なテーマが盛り込まれています。10代の子どもたちが理不尽な問題に巻き込まれてしまう機会が増えている近年、自分や友達の身を守るためにも、法律に関する正しい知識を身に着け、ときには「法律家を頼る」という選択肢を持つことも大切です。夏休みにお子さんと一緒に、「もしこういう問題が起きたときはどう対処しよう」と考えてみるのもいいかもしれません。当事者の視点から「なぜできないのか」を知るーー『発達障害 「できないこと」には理由がある!』「集団行動ができない」「危険な遊びがやめられない」「運動や細かい作業ができない…」発達障害のある人は、得意なこともたくさんある反面、その特性から「苦手なこと、できないこと」がいくつかあります。この本の著者は、発達ナビで連載を持つ、かなしろにゃんこさん。かなしろさんの息子さんのリュウ太くんにはADHDがあります。20代になったリュウ太くんが、小学生のころのことを思い出して「なぜできなかったのか」「できないためにどう感じたのか」を語ってくれた内容がこの本にまとめられています。この本を通して、当事者の視点を少しでも知ることができれば、お子さんの行動や言動への理解がより深まるかもしれません。保護者の方だけでなく、発達障害に関わるさまざまな職業の方におすすめの一冊です。悩んでいるのは自分だけじゃないーー『マンガで読む 学校に行きたくない君へ: 不登校・いじめを経験した先輩たちが語る生き方のヒント』夏休み明けは不登校になりやすい時期であるといわれています。勉強や友人関係など何らかの問題でつまづいてしまったり、環境に適応できなくなったりしてしまうことで、突然学校に行けなくなってしまうこともあるかと思います。この本の著者は、自身も不登校の経験がある漫画家の棚園正一さん。数々の著名人に不登校当事者がインタビューを行った前作に引き続き、今作ではキンタロー。さん、宮本亜門さん、サヘル・ローズさんなど、実際に不登校やいじめを経験した著名人の体験談が紹介されています。テレビで明るい姿を見せてくれるあの方々にも過去にはさまざまな葛藤や悩みがあったことが分かります。「こんな悩みを抱えているのは、学校に行きたくないと思うのは、自分だけじゃない」と知ることで少しでも気持ちが楽になったり、これからの人生を生きる上でのヒントを得られるかもしれません。この時期におすすめの一冊です。多様な子どもたちが受け入れられる保育とは?を考えるーー『「インクルーシブな保育」導入のススメ』多様性やインクルーシブという言葉が当たり前になってきた近年。しかし日頃の生活の中で本当に多様性は実現されているのでしょうか。本当に多様な子どもたちが受け入れられる社会を作るためにはどうしたらよいのでしょうか。この本の著者は、玉川大学教育学部乳幼児発達学科の教授であり、学校法人育愛学園の理事長、式の森幼稚園の園長も務める若月芳浩先生。この本では、法律や歴史、障害観、保育の課題など幅広い視点から、「多様な子どもたちを受け入れるインクルーシブな保育とはどのように実現されるのか」について述べられています。低賃金、業務の多さ、長時間労働などによる保育士の人材不足といった現場の課題が可視化されつつある中で、多様な子どもを受け入れる体制をつくりつつ、保育者にとっても働きやすい現場をつくるにはどうしたらいいのか、そのヒントをこの本が与えてくれるかもしれません。就学前に学習の基礎となる力をはぐくみたいーー『ひらがなコグトレ』「小学校に入学したら勉強についていけるのだろうか…」そんな悩みを抱えている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。この本では、就学してから必要になるひらがなを用いた、小学校での学習に必要な力をはぐくむことを目的としたトレーニングが紹介されています。てんつなぎ、かがみひらがな、ひらがなつなぎなど、文字や記号の形を正確にとらえるための力をはぐくむトレーニングにより、ひらがなを書く力や学習の基礎となる「知覚力」「想像力」「注意力」を高めることが期待できます。もちろん、子どもに適した学習方法はその子の特性などによりさまざまですが、「ひらがなコグトレ」はその一つの選択肢になるかもしれません。小学校に入る前の準備運動として、お子さんとこの本のトレーニングに楽しく挑戦してみてはいかがでしょうか。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2022年08月17日運動が苦手で不器用なグレーゾーン(境界知能)娘おっとりした性格で、インドア派、発語や言葉の理解などもゆっくりだった娘。そんなグレーゾーンの娘に境界知能の診断がおりたのは小4のころです。娘は不器用(発達性協調運動症)なことも合わさり、運動が大の苦手!鉄棒は前回りは可能ですが、逆上がりはできません。跳び箱も踏切るタイミングが取れずに3段以上は飛べず、跳び箱の前で立ち止まってしまいます。プールも25m泳げず、バタ足で最高20m程度泳げるくらいです。うまく身体の力が抜けないのか、泳いでいるとお尻が出っ張ってしまい背浮きができず、クロールをすると、どんどん水に潜っていってしまいます。小4、小6のときの担任がこのような娘の特性への理解があまりなかったこともあり、無理にクロールで25m泳がせようとして溺れそうになったこともあります。Upload By ユーザー体験談そんな娘なのでもちろん自転車にも乗れません。出かけたい場合は私の運転する車に乗りますし、中学は徒歩通学ということもあり自転車に乗る必要もないので、娘も私も乗れないことを気にしていませんでした。補助輪をつけて練習していたころもあったのですが、進んで練習したがるようなこともなく、補助輪を取ってから土手を転げ落ち、田んぼに突っ込んだ経験などがトラウマになっているのか、「上手く乗れないので嫌になった」という気持ちもあると思います。中1になったある日…娘に試練が!ですが先日、授業の一環として秋に自転車に乗り近隣の特別支援学校へ交流に出かけることになったというのです。担任の先生から「自転車に乗れない人はいますか?」と聞かれ、娘はクラス全員の前で挙手をすることになり…さらには先生から「練習しておくように」と言われました。みんなの前で挙手させられ、恥ずかしい思いをしたそうです。ただ、「練習しなくてはいけない」という強い気持ちはそこで芽生えたようです。Upload By ユーザー体験談さらには、入部した美術部でも自転車に乗りスケッチに出掛けたり、体育祭&文化祭の看板や横断幕を作成するために学校外へ自転車で出かける可能性もあります。娘は早速自転車の練習を始めました。Upload By ユーザー体験談自転車の練習を始めたけど…前途多難でしかし、練習してもやはり不器用さや身体の使い方の下手さにより公道を走行できるレベルに達さず…。こぎ出してしまえば何とかなるのですが、肝心のこぎ出しが上手くいかないことや、ブレーキ操作が上手くいかず、危険な思いをする度に、自転車=難しい・怖い・練習が嫌だ…と負のループに。久しぶりに大きな運動公園に連れて行き、練習した際も、サッカー場の周囲を1周はできましたが、やはりこぎ出しとブレーキ操作、シフト(ギア)チェンジがうまくいかずに、2周目で土手から転げ落ちてしまい、やる気がなくなってしまいました(そしてフェンスに激突し、自転車の前輪を交換する羽目になりました…)。Upload By ユーザー体験談家の近くの公道(アスファルト)を50mくらい、往復するときは実際は片道25mくらいしかこげていない状態ですが、30分程度練習すると娘ももう練習をやりたくなくなってしまうようでした。ですが、交流授業までになんとか乗れるようになりたいという思いはある…。私が仕事から帰った土日は声掛けをすると30分程度は自転車の練習に取り組むようになりました(平日は部活や宿題、習い事などもありやる気にならないそうです)。練習の結果、なんとかサッカー場の周囲1周だけは走れるようになりました。娘もそれが自信につながったようですが、公道を走るとなるとまだまだ不安です。自転車に乗れなくても…母の想い結局、現在もまだ自転車に完全に乗れていません。特別支援学校との交流授業までに乗れるようになれたらとは思いますが、母としては絶対に乗れないといけないとは考えていません。娘はおっとり、まったりした性格ですが、自己肯定感が低い訳ではありません。そこは変わりなく成長してほしいです。苦手なこと(他者に言葉で困りごとを伝えるなど)は、娘に合う方法を試行錯誤しながら良い対応方法などを見つけられるようにサポートをしたり、アドバイスをしていけたらと思います。また、娘の得意なこと(物の場所の記憶や人と違う着眼点を持っていること、黙々と同じ作業に飽きずに取り組めること)もたくさんあるので、そのような部分を伸ばしていき、上手く社会で自立した生活をしていってほしいと願っています。イラスト/taekoエピソード参考/ヒヨコ(監修:三木先生より)一生懸命頑張っておられるんですね。苦手なことでも繰り返し取り組めるのは、自己肯定感が維持されているからかもしれません。学校の先生の提案にもくじけずに前向きに取り組んでいる姿勢は、ぜひ評価してあげたいですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「反抗期・思春期」「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「パートナーや両親(義両親)、親族間トラブル」「冠婚葬祭」のお悩みも追加募集!パートナーなどとの意見の相違、冠婚葬祭でのルールが分からない、反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年08月07日教育用アプリの企画・開発を行うSemiosis株式会社(愛知県名古屋市)は、日本語学習アプリ教材「マジックポケットシリーズ」のコンテンツを2022年7月にリニューアルしました。マジックポケットシリーズ詳細: マジックポケットの教材例■マジックポケットシリーズとは外国人に日本語を教えている現場の教師は、宿題チェックや小テストの採点に多くの時間を取られています。また、学習者はその場で正答などを確認することができません。マジックポケットを使えば、教師の添削・採点の手間が大幅に軽減でき、学習者がその場で答えを確認でき、学習効果を高めることができます。サブスクリプション方式なので、契約期間中はどの教材も使い放題です。■コンテンツの特徴(1) 学習者のメリット「楽しく勉強できる!」かわいいイラストや音声での問題提示など、日本語を楽しく学習できる工夫がこらされています。また、解答後すぐに答えを確認し、間違えなくなるまで繰り返し練習ができるので、学習項目をしっかり身につけることができます。スマートフォンでいつでもどこでも手軽に学習できるので、机に向かって問題集を開くのと違い、気軽に勉強に取り組めます。(2) 教師のメリット「添削・採点の手間から解放される!」教師は宿題の配布・回収・添削・返却...という手間のかかる作業ややり取りから解放されます。これにより、余裕ある授業準備の時間を確保できるようになります。また、学習者が取り組んだ回数、正答率、正答率の推移などは集計された形でレポートされるので、学習者の取り組み状況がしっかり把握できます。学習レポートの例■リニューアルのポイント練習問題が学習項目や文型単位に分割された状態で使用できるようになりました。内容もそれに合わせてパワーアップしています。これにより、教科書とセットの副教材として使用しやすくなりました。また、学習者の苦手な部分などを個別に練習させるのにも役立ちます。■無料おためし申し込み無料おためしは下記URLからお申し込みいただけます。 ■教材の概要教材名 : マジックポケットシリーズ利用料金 : 1,500円/3ヶ月(税込) (サブスクリプション方式)対応機種 : iPhone、iPad、Android端末詳細URL : 運営・企画: Semiosis株式会社■会社概要商号 : Semiosis株式会社代表者 : 代表取締役 都築 鉄平事業内容: 語学学習用アプリケーションの企画、開発及び販売等URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月03日うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々