こんにちは、金融ライターの齋藤惠です。1歳の息子の母親でもあります。子どもが活発な年頃になってくると、一日中家の中で過ごすことはとても困難になります。また、イヤイヤ期に突入するとママ一人では解決できない子育ての悩みも出てくることでしょう。今回は自治体の広報の利用術をご紹介しながら、ママが子育てをもっと楽にするための方法 をご提案したいと思います!●子育て支援施設でイベント情報をリサーチまずは身近なところで情報収集を。よく行く児童施設や近所の公民館にさまざまなイベントやサークルの広告 が置いてありませんか?子育てサークルのお知らせやバザーの開催など、時間や場所の都合が合うものがあればぜひ積極的に参加してみましょう。特に保育園に通っていない子どものママは情報や交流の範囲が限定されがちです。不定期でもいいので地域の催しに参加すれば、何もしないよりもママ友ができやすくなりますし、子育て中に悩み事ができたときに相談できる先輩とも出会えるかもしれません。●あなたの自治体にも子育て専用サイトがあるかも!?まだ子どもが外で遊べないような年頃のママなら、ネットをフル活用して子育てが楽になるための情報を集めましょう!具体的には各自治体に設けられている子育て専用サイト を利用してみるのです。東京都なら『とうきょう子育てスイッチ』という、役場のサイトとは独立のものがあります。そこには東京都内で開催される子どもやママ向けのイベント情報、保育園の空き情報、NPO法人の活動紹介などを見ることができます。さらに、子育てに悩んだときにアクセスできる電話番号やリンク集もついています。電話相談は私も子どもが新生児のころに何度も利用しました。どれも深刻な悩みではなく些細な疑問程度だったのですが、専門の職員さんが優しく聞いてくれる ので自分の心がとても軽くなったことを覚えています。このような子育て情報に特化したサイトは多くの自治体にありますから、家にいながら息抜き時間にのぞいてみましょう。●身近なママ友が一番知っていることも仲良しのママ友がいるなら、知っている地元の情報をお互いに交換できるので心強いかもしれません。先に子育てサロンに参加している人がいれば、一緒に参加すれば安心ですしね。まだママ友がおらずこれから作りたいという人も、大丈夫!ママ友づくりテクとして近くの遊べる施設を教えてもらったり、イベントを誘い合ったりと、情報交換をきっかけに仲良くなれる ことが多々あります。かくいう私も、初対面のママから自治体主催の離乳食教室に誘ってもらったことがきっかけで、ママ友といろいろなイベントに積極的に参加するようになりました。どこにどんなイベントのチラシやポスターが貼ってあるかなども、ママ友との何気ない会話から知ることが多いんです。やはり持つべきものは、ママ友なんですかね?----------みなさんも今できる方法で積極的に自治体の子育て支援情報などを集めてみましょう。もっともっと子育てが楽しく、余裕を持ってできるようになるかもしれません。【参考リンク】・東京で子育てするあなたを応援します! | とうきょう子育てスイッチ()●ライター/齋藤惠(金融ライター)●モデル/坂井由有紀(央将くん)
2017年06月12日1歳のお誕生日イベント、と言われたら何を思い浮かべますか?古くからあるのは、一升餅のお祝いですね。赤ちゃんに一升ぶんのお餅を背負わせて「一生幸せであるように」と願う習わしです。また、選び取り占いもメジャーです。赤ちゃんの前に、筆、お金、そろばんを並べ、どれを手にするかで子どもの将来を占うというもの。さて、これらの中に颯爽と登場したニューカマーがあります。その名も「ケーキスマッシュ」。最近、Instagramを愛用しているママたちのあいだで話題になっているんです。このイベント、いったいどんなものなのでしょうか。体験談も合わせて紹介していきましょう!●ケーキスマッシュとはケーキスマッシュは、アメリカを中心に流行している1歳の誕生日イベントです。1歳を迎え、いろいろなものが食べられるようになった子どもに、初めて“自分専用”のケーキを与えるというもの。ただ、その食べさせ方に特徴があります。普通のお誕生日ケーキのように切り分けてお皿にとり、ママが食べさせてあげるのではないんです。赤ちゃんの目の前にケーキをまるまる1個、ポンと置くだけ……子育て経験のあるママなら、その後どうなるかはお分かりですよね。そう、赤ちゃんはケーキをわし掴みにし、グシャっとつぶしながら 口にもっていきます。手も顔も、そこらじゅうがケーキのクリームだらけ。ケーキはまさにスマッシュ(粉砕)されてこっぱみじんになってしまいます。いいの?いいんです!これこそまさに、ケーキスマッシュの正しい姿。だって、初めて食べるケーキの味に、赤ちゃんはニコニコなんですもの。この愛くるしい姿を写真におさめるのが、ケーキスマッシュというイベントなんですね。●かわいくて笑える! ケーキスマッシュの体験談続いて、実際にケーキスマッシュをやってみたママたちの体験談を聞いてみましょう。『すっごくかわいかったですよ! 1歳ごろって、食べ物に強い興味を示す時期。少し前から、大人のケーキやクリームを物欲しそうに見てたんですよね。だから、自分用のケーキがあるって発見したときの息子の顔といったら……マンガみたいに、パァ〜って明るくなってね。ケーキめがけて必死でハイハイ。で、最後興奮しすぎて顔からグシャってケーキに直撃(笑)。私もパパも、ジジババたちも大笑いでした!』(20代女性/男の子ママ)これは想像しただけでもキュートな姿ですね。まだ1歳、大人が想像もしないような面白いことをたくさんしてくれる時期です。このころならではの魅力を思う存分に堪能できるのが、ケーキスマッシュなんですね。続いては、写真館でおトクに撮影できたというママの声です。『私たちは、子ども専用の撮影スタジオでケーキスマッシュを行いました。何よりよかったのが、撮影代金に衣装クリーニング代も含まれていたことです。レンタルしたのは海外製のキャミソールとシフォンスカート。どれだけ汚してもOKと言ってもらえたので、クリームがベッタリついても安心して見守っていることができましたよ』(30代女性/女の子ママ)確かに、ケーキスマッシュで気になるのが衣装なんですよね。写真に残すことを考えると、ふだん着はイヤ。でも、フォーマルウェアは汚せないし、このためだけに服を買うのはもったいない……。この方のように、衣装代つきのプランを提供してくれるスタジオを選ぶのは非常に賢いといえます。●ケーキはどのように用意する?さて、ケーキはどのように用意したらいいのでしょうか。ママたちの声を聞いてみましょう。『ケーキスマッシュ用のケーキを作ってくれるお店を見つけたので、ネットで注文しました。届いた箱を開けてみてビックリ。自分ではとても作れないような、カラフルでかわいいケーキだったんです。ケーキにつけるプチガーランドもセットだったし、プロだけあってケーキのサイズ感もバッチリ。とてもインスタジェニックな写真 を取ることができました。その写真をアップしたあとは、ママ友から「真似したい!」ってコメントが殺到したほどです』(30代女性/女の子ママ)なるほど、今は専門店まであるんですね。もちろん、手作り派のママだっています。『アットホームなイベントにしたかったので、ケーキは手作りしました。レシピサイトを見ると、1歳のお誕生日用ケーキの作り方がたくさん載ってます。私が作ったのは、ヨーグルトとホットケーキミックス を使ったケーキです。上にベリーを飾り付けしたり、動物クッキーを乗せたりと自分なりにデコるのは楽しかったですよ』(20代女性/男の子ママ)1歳のお誕生日ケーキの作り方って、実はいろいろあるんですよね。この方が言うように、ヨーグルトは一晩水切りすると固くなるので生クリームの代わりとして使えます。スポンジ部分はホットケーキミックスや、赤ちゃん用のカップケーキの素、サンドイッチ用のパンなどでも作れますね。お子さんの好きな素材で作ってあげると、より激しいスマッシュを見せてくれるかもしれませんよ。----------いかがでしたか?ケーキスマッシュは非常にSNS映えするイベント。1歳のお誕生日イベントとして、これからメジャーになっていくかもしれませんね。これから1歳を迎える赤ちゃんをお持ちのママたち、要チェックですよ!●文/パピマミ編集部●モデル/杉村智子(まさとくん)
2017年05月31日歩いたり言葉を覚えたり、さまざまなことをグングン吸収して成長していく1歳〜3歳の時期。叱ることも多くなってくるけれど、できるだけたくさん褒めてあげたいですよね。でも、まだあまり言葉を理解できないこの時期に、どう褒めてあげたらいいのか迷ってしまうことはありませんか?今回は、1歳〜3歳児の上手な褒め方をご紹介します! 「いい子だね〜」ばかり使ってしまう…という方もぜひチェックしてみてください。“いい”褒め方とは?“いい”子どもの褒め方は、「自信をつけてあげる褒め方」です。いい褒め方をされて育つと、自分に自信をもって行動できる子どもになっていくといわれています。1歳〜3歳の時期は、「まだよく理解できないだろう」と受け答えも適当になりがちですが、大人が思う以上に子どもは多くのことを感じているので、きちんと対応してあげるのが理想です。そんな、新しいことをどんどん吸収していく1歳〜3歳児を褒めるときのポイントは3つあります。■ポイント1:とにかく一緒になって喜ぶまだ言葉を覚えている途中の小さな子どもには、言葉で褒めるよりも態度や表情で示してあげることが大切です。何かできたときには、“一緒に喜ぶ”。これだけで十分“いい”褒め方につながっていきます。この時期に「嬉しい」という感情を共有することで、もう少し大きくなってきたときにも「褒められると嬉しい」「一緒に喜んでもらえることが嬉しい」と思えるようになっていくのです。■ポイント2:「いい子だね」よりも「頑張ったね」「いい子だね」という言葉かけをしたときのことを振り返ってみると、大人の都合に合わせて、静かにできたりじっとしていられたりしたときが多いのではないでしょうか?“いい子”の定義を今一度考えてみて、本当に“いい子”だと褒める場面なのか、それとも“頑張って”くれていたのかを判断して、褒め方を変えるようにしましょう。■ポイント3:同じ言葉も年齢に合わせて進化させていく何かができたときに伝える「できたね」「頑張ったね」の言葉も、1歳台には言葉よりも態度や表情重視で伝え、3歳の言葉がわかるようになってくる頃には、具体的に何が褒められているのかを伝えるといったように、進化させていくのがポイントです。1歳と3歳では、理解できる言葉に大きな差があるため、少しずつ子どもの成長に合わせて切り替えていくようにしましょう。年齢別子どもにかける褒め言葉例■子どもにかける褒め言葉例:1歳何かができたとき:「やったね!」「できたね!」挑戦したけどできなかったとき:「頑張ったね」【コツ】子どもにとって最大のご褒美となるのが、ママやパパの笑顔です。褒めるときには、満面の笑顔で「やったね!」「頑張ったね」と少し大げさなくらいに褒めてあげると子どもにもしっかり伝わります。褒めるときは、短くパッと伝えられる言葉がおすすめです。■褒め言葉例:2歳“自分で”何かが達成できたとき:「できたね!」「よく頑張ったね」静かにしてほしい場面で静かにできた、など大人の言うことが聞けたとき:「ありがとう」【コツ】イヤイヤ期真っ只中の2歳児は、あれこれ自分でやりたがるものの、結局できなくて親子ともにイライラしてしまう場面も多いですが、何かを自分で達成できた時には目一杯褒めてあげると喜びます。また、静かにしてほしい・じっとしていてほしい、という大人の都合に合わせて我慢してくれたときには「いい子だね」よりも、「ありがとう」とお礼を伝えるようにしましょう。「ありがとう」という言葉も、ママやパパから笑顔で言われれば、ステキな褒め言葉になりますよ。■褒め言葉例:3歳上手にできたとき:「上手にできたね!頑張ったんだね」お友だちに親切にできたとき:「◯◯できてえらかったね」【コツ】いろいろなことが上手に自分でできるようになっていく時期には「“上手に”できたね」と褒めてあげるのもおすすめです。同時に、「できた」という結果だけでなく、できるようになるまで頑張ってきた経過に着目してあげると、「できないことも頑張って挑戦してみよう」という意欲につながっていきます。また、言葉も覚えてくる頃なので、具体的に何について褒めているのかを言葉にして、「どの行動が褒められているのか」をしっかり伝えることも大切です。性別によって褒め方に違いはあるの?「男の子だから◯◯」「女の子は△△」といった決めつけはよくありませんが、まだ小さい1歳〜3歳でも男女の性別による違いが見られることも多くあります。ここでは、よく見られる傾向から、男女別の褒め方のコツをご紹介します。■男の子に見られる傾向興味や関心の方向があちこちにいってしまう男の子の場合、褒めたい場面ですぐに褒めてあげることがポイントです。また、かける言葉も「すごいね」「頑張ったね」「えらいね」など一言にまとめて、褒められても嬉しそうにする姿が見られなくても気にしないことも大切です。男の子は、褒められたそばから違うことに興味がいっていて、褒められた余韻に浸る間もなく次のことに集中している様子もよく見られます。でも聞いていないようで、褒めてもらえているとちゃんとわかっています。反応が薄くてもできるかぎり褒めてあげるようにしましょう。■男の子に見られる傾向実は女の子の場合は、基本的な褒め方を押さえておくだけでも十分対応ができるため、女の子特有の褒め方パターンなどはあまり紹介されていません。言葉が出てくるのが早い子が男の子と比較すると多いため、しっかりお話できるようになってきたな、と思ったら2歳頃から「◯◯ができたね、頑張ったね」など具体的に伝えてみるようにしましょう。また、「“わたし”を見て!」という欲求が強い子も多いので、「◯◯ができた〜ちゃん」「△△を頑張った〜ちゃん」というように“できたこと”“頑張った経過”とともに、存在そのものを褒めてあげるのも女の子を褒めるときのコツのひとつです。1歳〜3歳頃は、できることも増えてくる時期ではありますが、イヤイヤ期でもあるため、「どう褒めたらいいかわからない」と悩むことも多いものです。「褒めなきゃ」と気負わず、一緒に成長を喜び、笑顔で接してあげるだけでも十分伝わります。「できたこと」「できるようになった過程」「できなくても挑戦したこと」それぞれのポイントで褒めてあげられるように、子どもの様子を見てあげるようにしましょう!
2017年05月28日こどもが生まれてからというもの、わたしが一番我慢していたこと。それは海外旅行である。独身時代から、時間さえあればコツコツ貯めた貯金を使って、飛行機に飛び乗り海外へ一人旅に出かけてきた。ひとり旅はわたしの原動力。仕事にもプライベートにも大きな影響を与えてくれる特別な時間。こどもができたって行けないことはないだろうと、息子が1歳になる前に、インドネシア行きのチケットを購入したら、「ヤブ蚊に刺されて、伝染病になったらどうする!!」と、両親に大反対され泣く泣く中止に…。しかしながら、諦めきれない海外旅行。行きたい場所はいっぱいあるが、アジア圏なら近いし飛行機に乗っている時間も短く済む。すでに国内旅行で飛行機には何度か乗っているし、そこまで大変ではないような気もする。飛行機のチケットは2、3歳を過ぎるとこども料金が追加されるとのこと。ならば、2歳になるまでに一度くらいは海外旅行へ行っておきたい。1歳を過ぎたら少しは安心ということで、息子が1歳半になるころ、わたしは勢いで飛行機のチケットを手配した。行き先は”タイ・チェンマイ”。わたしが21歳のころ、初めての一人旅で訪れた土地だ。10年以上が経ち、今では夫も息子もいる。あの土地を旅したら、昔の自分に出会えるかもしれない。息子にも、わたしの好きだった旅を知ってほしい。そんなことを考えて行き先を決めた。あのころの自分を思い出すと、本当に危なっかしい旅ばかりしていたなと思う。あえてローカルな土地を目指し、舗装されていない道をボロボロのバスで移動したり、宿泊先もその場でその場で探しながら決めていた。いわゆるバックバッカーだった20代。親になった今、あのころ、両親がどんな思いでわたしの帰りを待っていたか。想像するだけで胸が痛む。毎日心配をかけていたのだなあ。昔の思い出に浸りながら、いよいよ出発の時が来た。息子、1歳6ヶ月。今回は息子との初めての旅なので、ちょっと余裕のある旅にしようと、チェンマイでも評価の高い、タマリンドビレッジというリゾートホテルに宿泊することにした。今回は9日間の旅! 時間の許す限り、ゆっくりしようと思う。この1年半、わたしも夫もよく働いたし、わたしたちへのご褒美としよう。旅の準備で一番驚いたのは、荷物の量の多さ。全部で9泊10日の旅、国内旅行に比べると普段の量の2倍と言っても過言ではない。オムツは1パック、離乳食も最悪現地で何も食べなかったことを想定し、1日3食分×日数でえらい数になっている。それにプラスして子どもの着替えは大人の枚数の倍になり、スーツケースの半分以上が子ども用品になってしまった…。そして、子連れ旅の第一関門、それは飛行機の移動。飛行中、泣きやしないか…。泣いたら周りのお客さんに迷惑になるし、心苦しい。いつだって子連れになると、世間の目を気にしてしまう。「泣いてもいいよ~だって、みんなも赤ちゃんだったんだからねぇ」と心の優しい人が叫んでくれないものか。電車にも女性専用車両があるように、飛行機にも「赤ちゃん専用シート」があったらいいのに…。バンコクまで6時間、その後国内線に乗り継いで2時間。合計8時間の移動。過去最長時間となる移動距離に、息子は耐えられるのだろうか?出発は午後の便を選んだ。帰りは夜中発の便。どちらもどうか、眠っておくれ~!登場時刻が近づくとインフォメーションから「2歳以下のお客さま、優先的にご案内します~」とアナウンスが! いつもならダラダラと長蛇の列に並ばなければならないのに、わたし達はなんと一番乗りで機内に案内していただいた。しかも座席はエコノミーの中でも一番ゆとりのある最前列で、好きなだけ足を伸ばせる! 子連れであることでデメリットばかり考えていたけれど、ありがたいことに快適!出発前に、きちんと昼食を食べさせていたのが効いたのか、息子は出発して2時間もすると眠くなり、ウトウトとわたしの膝の上で眠り始めた。思っていた以上に飛行機移動は苦労が少ないのかも。それから6時間もの間、到着まで何度か寝たり起きたりを繰り返しつつ、無事一度も泣かずに、あっという間にチェンマイに到着。空港に降り立つと、ムワッと蒸し暑い空気が辺りを包み、タイ特有のナンプラーの香りが漂ってきた。この香りを嗅ぐと、タイに来たんだなぁ、と実感する。あのころと何ひとつ変わらない香り。若かりしころのわたしが降り立った場所に、今こうして夫がいる、息子がいる。ずっとずっと夢見ていた、家族ができたら一緒に旅をすること。夢が叶って嬉しい。まだ始まったばかりの旅なのに、わたしは胸がいっぱいだった。つづく
2017年04月21日4歳の次男と2歳の三男。喧嘩もするけどとっても仲良し。いつも転げ回って遊んでいます。この日もお布団にダイブして遊んでいました。 しばらくは二人してゲラゲラ大はしゃぎで遊んでいたんですが途中から弟が飽きはじめ…(笑) 別の遊びを始めてしまい、まだ一緒に遊びたい兄。一生懸命誘うのですが聞いて貰えず。 とうとう泣き出してしまいました(笑)実は長男が幼い頃も、妹と弟が遊んでくれず泣いてしまったことがあったので、ああ…懐かしいな~と思いながら見守っていた母なのでした(笑)(結局、別の遊びでまた一緒に遊んでました(笑))
2017年04月18日子どもの機嫌が直らないときはどう対処すればいい?思い通りにならなかったり怒られたりすると、すぐにふてくされる4歳の息子。機嫌を取っても放っておいても直りません。登園前など時間に追われているときも頑として動こうとしないので困っています。[埼玉県・杏]illustrationHAYASHI Yumi気持ちに共感して普段通りの対応をふてくされているときは穏やかにあっさり対応するに限ります。子どもの気持ちに共感して、「本当はこうしたかったね」「パンよりご飯が食べたかったんだね」と代弁すると落ち着きやすくなります。時間があるときに「ご機嫌を直すにはどうしたらいいかな?クマさんを抱っこしてみる?」と、機嫌を直す方法を一緒に話し合っておくといいですね。子どもの機嫌に左右されたりイライラしてしまったりせず、お母さんが普通にしていると、子どもはいつものペースに戻りやすくなります。登園前も普段通りに支度をして、「さあ、出かけるよ」と言ってあげてください。結局、自分の機嫌を直すのは子ども自身の課題なんですよね。子どもにも機嫌を悪くする権利はあるけれど、機嫌を直す責任もあるよ、ということを親の態度から学んでいけば、少しずつ感情をコントロールできるようになっていきます。アドバイザー 中垣俊子さん認定心理士。保育士。女性のためのカウンセラー「コルネット」主催。民間学童保育「アドラーこども学校」校長。著書に「子どもが伸びるいいわがまま 心を荒らすわるいわがまま」(PHP研究所)。
2017年04月13日子育て中の大きな悩みとなることも多い“おねしょ”。兄弟・姉妹でも、スッと夜おしっこをしなくなる子もいれば、なかなかうまくいかず、“おねしょ”との付き合いが続いてしまう子もいるほど個人差の大きいものです。そこで今回は、「何歳までおねしょはOKなの?」「おねしょにうまく対処する方法はある?」などの“おねしょ”にまつわる疑問を解消するお話をまとめました。おねしょしてしまった子にはどう対応したらよいのか、おねしょ布団のケア方法など気になるあれこれもご紹介します。おねしょとは?寝ている間におしっこをしてしまうことを“おねしょ”といいます。排泄のコントロールがまだうまくできないうちは、寝ている間におしっこを膀胱に溜めておくことができないため、常におねしょをしているような状態ですが、身体の発達が追いついていない時期には“おねしょ”とは呼びません。それが段々と、成長とともに寝ている間におしっこをせずに過ごせるようになっていき、膀胱におしっこを溜めておけるようになっても、寝ている間におしっこをしてしまうと“おねしょ”と言うようになります。日中のお漏らしがなくなっても、夜間のおねしょがなかなか卒業できないのは時間にも関係があります。日中は2〜3時間ごとにトイレに行くことでお漏らしせずに過ごせるようになりますが、夜間は8〜10時間の睡眠時間中、ずっとおしっこを溜めておかなければなりません。夜のおむつはずしは昼間よりも時間がかかって当然なのです。そのため、日中はすっかりパンツで過ごせるようになっても、夜はおねしょをしてしまうケースも多く見られます。ある程度大きくなると“夜尿症”の疑いも出てきますが、就学前であれば基本的には「おねしょはするもの」と考えていてよいとされています。夜尿症との違いって?夜、寝ている間におしっこをしてしまうおねしょが長く続くと“夜尿症”という泌尿器疾患が疑われることがあります。大人にも見られることがある症状で、1週間に1回以上のおねしょが続いていると「夜尿症」として診断されるケースが多いです。夜尿症かどうかの判断基準は、昼間のおしっこの回数やにおい、夕方以降の水分摂取量などで、保護者にそれらの状況をヒアリングすることで医師が診断します。もし、子どものおねしょが気になったら、かかりつけの小児科や泌尿器科、泌尿器科を專門とする小児科などで診察を受けるようにしましょう。単なるおねしょとの違いは、日本泌尿器科学会によると以下のように定義されています。子どものおねしょ(夜尿症)は、「5歳を過ぎて週に2回以上の頻度で、少なくとも3か月以上の期間において夜間睡眠中の尿失禁を認めるもの」と定義されます引用元: 日本泌尿器科学会-The Japanese Urological Association (JUA) こんな症状があったら - 『おねしょ』(夜尿症)が治らない - 一般のみなさま向けサイト ただし、就学前(小学校に上がる前)の子どもであれば、夜尿症と安易に判断せずに様子を見ることが多く、小学生以上になると夜尿症も疑って診察されることが多いようです。夜尿症と診断されても、基本的には生活習慣の改善によって変化をゆっくり見ていくスタイルがとられることが多いようです。おねしょは何歳までOK?夜尿症と診断される年齢は“5歳”というのがひとつの目安となっているようです。しかし、5歳というと年中〜年長児の年齢で、排泄機能が未完成の場合も多く、「おねしょ」である可能性もあるので、小学校に上がった年齢頃から治療等を進めることが多いようです。また、5歳になる頃には「おねしょをすると恥ずかしい」「おねしょのためにおむつをして寝るのはイヤだ」という気持ちも芽生えはじめる時期です。なるべく本人の気持ちを尊重してあげながら、子ども心を傷つけない形でおねしょ対策をしていくようにしましょう。おねしょが気になるときは…子どものおねしょが気になり始めたら、まずは以下の5つのポイントを軸に対策してみましょう。1.水分補給は寝る2〜3時間前までにおねしょが多いなと思ったら、まずは寝る前の水分補給量をチェックしてみましょう。おねしょが気になる子の場合、できれば寝る2〜3時間前までに水分補給を済ませ、そこから寝るまでの間には最低限の水分補給のみで過ごします。たとえば、寝る時間が20時であれば、夕飯は遅くとも18時までに済ませ、お風呂上がりの水分補給も子ども用の小さいコップに1杯程度にして様子を見てみましょう。ただし、「寝る前2〜3時間は絶対に水分を補給してはいけない!」というわけではないため、お風呂上がりなど水分補給が必要なタイミングでは、しっかり飲ませるようにしてくださいね。2.寝る前のトイレを習慣づける寝る前には必ずトイレに行くという習慣を作りましょう。子どもが「出ないから行きたくない」と言っても、トイレに行かせるとしっかり出ることも多いものです。“寝る前は歯磨きをしてトイレに行って布団やベッドに入る”など、寝る前にやるべきことをルーティン化して、毎日同じように過ごさせることで習慣づけることができますよ。3.おねしょをしてしまっても怒らないおねしょ対策で大切なことは「起こさないこと・怒らないこと・焦らないこと」です。おねしょをされると、片づけや洗濯も大変になるのでついつい「またなの!」と怒りたくなってしまうものですが、本人もおねしょをしたくてしているわけではないので、グッと堪えて怒らないようにしてあげましょう。おねしょをする度に怒られていると「またおねしょをしてしまって怒られるかも」という不安感やストレスからおねしょをしてしまう悪循環に陥ってしまう可能性もあります。4.成功したらほめてあげよう朝起きたときにおねしょをしていなかったら…。「それが当たり前だ」という対応をせずに思いっきりほめてあげましょう。子どもはほめられると嬉しくなって、寝る前のトイレ習慣や水分補給を最低限にしておくことなど、嫌がりそうなこともすんなり受け入れてやってくれるようになっていきます。「よかったね、すごいね」と一緒に喜びを分かち合うような気持ちで声をかけてあげるとより効果的です。5.対策グッズの使い方片づけや洗濯が大変でイライラしてしまうときには、おねしょをされても大丈夫なように布団やベッドまわりに対策をすることで、怒らずに対応できるような環境を作っておくのがおすすめです。おねしょ対策グッズとして、布団の上に敷くシートや防水のパジャマなどさまざまな物が販売されています。片付けや洗濯の手間がかからなくなるため、ママやパパにとってはとてもありがたいグッズですが、子ども心を傷つけてしまう可能性もあるため、利用の際は注意が必要です。シーツの下にこっそり敷いておいたり、「新しいパジャマだよ」とおねしょグッズであることを告げずに着させたりなど対策グッズを使うときにも子どもの気持ちに寄り添ってあげるようにしましょう。ただ、本人がおねしょを兄弟や姉妹に知られたくないと思っているようなときには、「これでおねしょしてしまっても周りにはわからないから安心だね」とママやパパと本人だけの秘密という形で取り入れるのもひとつの手です。おねしょ布団の洗濯方法を知っておこう子どもにおねしょをされてしまった布団は、自宅の洗濯機には入りませんし、ベッドの場合には干すのも難しく、どう対処していいかわからず困ってはいませんか。 おねしょ布団やおしっこ汚れのついたベッドのマットレスはそのままにしてしまうとニオイがキツくなってしまい泣く泣く捨てなければならなくなることも。できるだけ、その日の朝にサッと対応して汚れを落とせるようにしておきましょう。■布団の洗い方布団におねしょをされてしまったときの効果的な洗い方は“ぬるま湯をかける”です。熱湯はNGです。熱湯をかけるとおしっこの中のタンパク質が固まってしまうため、繊維に固着し、落ちにくくなってしまいます。おねしょをされた部分にだけぬるま湯をかけ、そのまま天日干しをするだけでニオイが取れ、キレイになります。床が濡れてしまうのが心配なときにはその部分にタオルを敷いておき、上から多めにぬるま湯をかけるようにしましょう。雨の日や布団を干しても共働きで夜までしまえないようなときには、緊急対策として重曹を撒いてそのままにして、夕方帰宅したときに掃除機で重曹を吸い取ることでニオイや水分を取ることができます。ただし、緊急対策の方法となるので、時間が取れたときにぬるま湯をかけて天日干しをして、スッキリキレイにする機会を設けるようにしましょう。雨の日で布団が天日干しできない場合は、布団乾燥機や浴室乾燥、ドライヤーなどを使って乾かすとよいでしょう。■ベッドの場合ベッドのマットレスにおねしょをされてしまうと、洗うことも干すこともできないため困ってしまいますよね。ベッドにおねしょをされてしまったときは、紙おむつやペットシート、タオルなどでおしっこを吸い取り、クエン酸水(または酢水)や布用消臭スプレーなどをかけて乾燥させる方法がおすすめです。ポイントは、おしっこをしっかり吸い取ってから、クエン酸水などをスプレーすることです。紙おむつなどを置いた上に乗って足踏みするとしっかり吸い取ることができます。また、その後、防水シートをシーツの下に敷いておくなど、できるだけマットレスを濡らさないようにしておくと安心です。ママやパパが心がけておきたいことおねしょが気になるときの対策方法に「怒らないこと」というものがありましたが、子どもは気にしていないようで、意外とおねしょを気にしています。むしろ、おねしょが気にならない年齢のうちは、おねしょというよりも「夜間のおしっこは生理現象で仕方がないこと」であるため、ママやパパも気にしないことが多いです。「おねしょが気になる年齢=本人も気にしている」と考えて対応してあげましょう。■イライラしてしまうときは…それでも、やはり布団やベッドでおしっこをされてしまうと洗濯物が増えてしまい、イライラしてしまいがちです。一緒に寝ていると夜中におねしょで冷えた布団に気がついて、眠いなか対応しなければならなくなることもあり、余計にイライラが募ってしまうこともあると思います。それでも、怒らないで対応してあげたいのが“おねしょ”。起こされてしまってイライラするのはなかなか止められませんが、本人に「どうしておねしょが治らないの!」と言わないように気をつけて、寝室から出たところで深呼吸をするなどの対処法を身につけていくようにしましょう。また、洗濯物が増えることでイライラしてしまうようなら、なるべく洗濯物が出ないように対策グッズなどを積極的に取り入れて、気軽に対応できるようにしておくことをおすすめします。朝からイライラするのは、ママやパパにとっても気持ちのいいものではありません。しかし、「イライラしないようにしなきゃ!」と自分を責めてしまっても毎日の生活がつらくなっていってしまいます。イライラする原因はどこにあるのか、その理由を改善できる方法はないのかと前向きに考えて対策を取るようにしていきましょう。「昼間のおむつははずれたのに、いつまでも夜のおむつが取れない」「すっかりパンツ生活になっているのに、おねしょだけはしてしまう」そんなときには、ついつい子どもを怒ってしまいがちですが、生活を見直して対策しながらゆっくり見守ってあげましょう。また、おねしょが小学校にあがる頃まで続くようなら、一度かかりつけの小児科などで相談してみるのもおすすめです。“おねしょ”対策は、家族みんなが笑顔で気持ちよく朝を迎えられるように、根を詰めすぎずゆったりとした気持ちをもって取り組むようにしましょう!
2017年03月31日赤ちゃんとこどもの境目はなんなのか? 卒乳したら、もうこども? それとも、しっかり歩くようになったら?わが家の息子は1歳を過ぎてもなかなか歩かなかった。まだまだ赤ちゃんという感じ。区の1歳児検診に出かけたとき、待合室で一緒になった同じ月齢のこどもたちを見て驚いた。7割程度の子がしっかりと一人で立ち、歩いているではないか。うちの子、まだハイハイしてますけれど…はて?こどもたちは歩くのが楽しくて仕方ないのか、あっちにバタバタ、こっちにバタバタ。あんなにしっかり歩けると”赤ちゃん”というより、もうすっかり”子ども”という言葉がハマっている。同じ月齢のはずなのに、なぜ。ここまで差が出るのか!「うちの息子はいつ歩くんだろう……?」誰かと比較したって、その子はその子なりの育ち方がある。成長に差があるのは仕方がないと育児書にも書いてある。以前、友達から「健康に生まれて2歳になっても歩けない子なんていないよ。だから心配ご無用だよ!」と言われたことを思い出す。そうだった、そうだった。歩き出したら大変。追いかけ回す日々が始まるのだから、歩くまでゆっくりでもいいか。友人の言葉はわたしを励ました。母親という生き物は、誰かと比較したり、何かと心配することが多い。わたしも親になってから、子どものこととなると色々と心配することが多くなった。今まで能天気で、割とポジティブだった独身時代と比べると信じられないが、これも血筋なのか。子どものこととなると、何かと心配してしまうのだった。わたしの母はかなりの心配性で、30代の娘に「もし今日外に出かけるなら傘を持って行きなさいねえ」などと、メールをしてくる程だ。天気予報士か!孫が風邪でも引こうものなら、毎晩のように電話を入れてくる。昔だったら面倒くさいなぁ。と思った母の心配性も、今なら愛おしく思えるのだからわたしもちょっとは成長しただろうか。ありがたいと思うようにまでなった。昔、母はどのようにわたしを育ててくれたのだろう? 1歳のころの記憶はなく、全く思い出せない。わたしはいつから一人で歩くようになったのか。そんなことを考えながら、日々は過ぎていく。息子はもうすぐ1歳半を過ぎるころ。未だに歩くことのない息子を連れて、ある日、吉祥寺のデパートへ出かけた。買い物を終え、休憩がてら息子を遊ばせようとキッズスペースへ。そこには小さな滑り台と、ボルダリングができるコーナーがあり多くのこどもがこぞって遊んでいた。息子もこどもたちのはしゃぐ声に刺激され、ハイハイで中心部に突進していった。周りでバタバタと走るこどもたち。息子はとても嬉しそう。やっぱりこどもは、こどもが集まる場所が好きなんだろう。とびきりの笑顔を見せてこちらを向いている。そろそろ歩かないかな?と、ちょっとした期待を胸に「かんちゃーん!こっちだよ~!」と大きく手をあげ声をかけると息子がすくっと立ち上がり、一歩大きく前に進んだのである。ダンダンダンダン!!1歩、2歩、3歩、4歩!! なんと勢いよく歩いた!「わぁ!やったあ!」歓びのあまり、思わず大きな声が出てしまった。息子が歩いた! 赤ちゃんからこどもへ!初めて息子の歩く姿を目の当たりにし、嬉しさで目頭が熱くなる。周りに多くの親子がいたので、分からないように涙を拭いた。母の心配をよそに、こどもはきちんと成長していたのだった。息子は自分の力で歩けたことがとても嬉しかったようで、ピカピカの笑顔を見せた。こうした一つひとつの成長をきちんと見届けたい。これからの子どもの健やかな成長を切に願った一日だった。
2017年03月23日甘えが出るのはママとの良い関係ができているということ。子どもの望みを見極め、気持ちを満足させてあげることを一番に考えてほしいと言う石川洋子さんにお話を聞きました。Q.料理をしようとすると泣いて怒るので困っています1歳4カ月の息子は、私がキッチンに入ると泣いて怒ります。前はベビーゲートを付けていましたが、柵にかみついたので外してみたところ、私の足にへばりついて泣くように。話し掛けたり、足元におもちゃを持ってきたりしても、どうしても嫌がります。どうしたらいいのでしょう?[神奈川県・さわ]illustrationATFT GRAPHICS.A.家に帰ったらまず抱っこして甘えさせてあげて「保育園にママがお迎えに来てくれてうれしかったのに、どうしてまた僕に背を向けちゃうの?」。こんな拒否されたような気持ちをお子さんが強く感じているようです。ですから帰宅したらまずはお子さんを抱っこして、「保育園は楽しかった?」「今日は何をしたの?」とおしゃべりする時間をつくり、気持ちを落ち着かせてあげましょう。おなかがすいているようなら小さなおにぎりをあげてもいいですよ。一息ついたら「これからご飯を作るから一緒に食べようね」と言ってキッチンに行き、「今日は◯◯ちゃんの好きなお肉がいっぱいだよ」「ニンジンも食べようね」など話しながら、抱っこしてキッチンの上の様子を見せてあげましょう。ママがキッチンで何をしているのかが分かると気持ちが落ち着いて、少し待てるようになってきます。平日は作り置きの冷凍のおかずを温めたり、総菜を一品買ってきたりして時短を心掛け、時間にゆとりのある休日は子どもと一緒にご飯を作ってもいいですね。私も自分の子どもが1歳のときには、シンクの上に座らせて、一緒に果物や食器を洗ったり、野菜をちぎったりしました。「◯◯ちゃんが洗ってくれたリンゴ、おいしいね」「手伝ってくれてありがとう」と声を掛けると子どもが喜びますし、食育にもつながります。
2017年03月22日こんにちは、ライターのNANARUKAです。授乳や離乳食がやっと落ち着いてきて少しはラクになったかな~とホッとしていると、じきにやってくるのがイヤイヤ期。家の中でイヤイヤされるならまだしも、買い物途中のスーパーで、お出かけ中の車内で、さっきまで楽しく遊んでいた公園で、イヤイヤは突然始まります。それが毎日のように続く子の場合は、ママもイライラとヘトヘトが募って参ってしまいますよね。けれど、自我の現れや反抗心は正常な発達のしるし。その子の性格や親の接し方によっても時期や程度には違いはあるようですが、子どものペースにのまれてしまわず、前向きな発想で乗り切りましょう。そこで今回は、現在イヤイヤ期のお子さんと格闘中のママさんへ、同じようにイヤイヤと何度も格闘してきたという先輩ママからの言葉を集めました。●発想を転換してみよう『イヤイヤ期は正常に成長している証』(40歳/8歳男の子、6歳女の子のママ)『赤ちゃんだった子が意志を持ち始めているということ』(35歳/5歳女の子、3歳女の子のママ)『この子は自分の気持ちをうまく伝える手段をまだ知らないだけ……と考えてみて』(38歳/9歳男の子、5歳女の子のママ)『泣いて眠るだけの赤ちゃん期を過ぎ、人間らしく順調に成長してきている ということ』(35歳/4歳男の子、0歳女の子のママ)『徐々に話せばわかるようになってくる。その過程を楽しもう』(42歳/11歳男の子、8歳女の子のママ)●多角的にとらえてみよう『終わってみればあっけないもの』(38歳/9歳男の子、6歳男の子、3歳女の子のママ)『イヤイヤも甘えの一種。そういうときはいっぱい抱きしめてあげましょう』(40歳/9歳男の子、7歳女の子のママ)『これからさらに深い親子の関わりを楽しめる ということ』(41歳/12歳女の子、10歳男の子のママ)『この世に出てきてほんの1、2年しか経っていないのに、そんなふうに抵抗できるようになるなんて素晴らしい!と思ってみる』(45歳/15歳女の子、10歳女の子のママ)『みんなこういう時期を過ごしてきた。あの子も、その子も、あなたも』(44歳/15歳女の子、12歳男の子のママ)『悩む必要は全くなし!もう少しお喋りができるようになれば自然とおさまります』(40歳/11歳女の子、9歳男の子のママ)『子どもはイヤイヤしながら、我慢したり納得したりして感情をコントロールすることを覚えていきます。たくさんイヤイヤさせてあげましょう』(39歳/3歳男の子、9歳女の子、5歳男の子のママ)●こんなふうに行動してみよう『そういう時期は諦めも必要。買い物やお出かけも最低限に留めて気持ちに余裕を!』(38歳/9歳女の子、7歳女の子、3歳男の子のママ)『今日も1日中イヤイヤグズグズされるものだと思って、事前にできることはやっておく。そういう日に限っていい子だったりするのですが……』(38歳/9歳男の子、7歳男の子、4歳男の子のママ)『目標を立てない 。イヤイヤ期の子どもと一緒だと、なかなかその通りにはいかないから』(42歳/9歳男の子、7歳女の子、5歳女の子のママ)『喧嘩腰になったりやり合ってしまったりしてはダメ。冷静になってイヤイヤの理由を認めて受け入れてあげる ことが大事です』(45歳/11歳男の子、9歳女の子のママ)----------いかがでしたか?イヤイヤ期に向き合っている真っ最中は、どうしても些細なことでイライラしてしまったり、これがこの先もずっと続いていくような気がしてドンヨリしてしまったり……なんて日もあることでしょう。けれど、多少の差はあれど、たいていの人たちはこの道を通って今に至っているのです。ぜひ正しい知識を得て、長い目で、広い目でお子さんを見守ってあげられると良いと思います。●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年03月21日こんにちは、ライターの齋藤惠です。日本の平均寿命の伸びは目覚ましく、ついに100歳時代(=100歳以上の高齢者が当たり前の時代)に突入したと言われるまでになりました。それ自体は大変喜ばしいことですが、 長生きによりある種のリスクが起こりやすくなる ことも見逃せません。そこで今回は、次世代を生きるパピマミ世代の大人たちとその子どもたちへ向けて、100歳時代をよりよく生きるための対策をご提案いたします!●100歳時代に想定される2大リスク平均寿命が伸びていても健康寿命が伸びていなければ意味がありません。さらに、生活が貧困状態ではどんなに長生きしたところで有意義な人生を送ることはできないでしょう。そのため100歳時代には、以下のようなリスクへの対策が必要だと考えられます。1.病気やケガによるリスク2.年金減少や貯金不足によるリスクこれら2つのリスクは現代社会でもすでに問題視されていますが、平均寿命の伸びとともに今後ますます深刻化するだろう と言われています。●リスク1への対策:日々の健康管理と医療保険の見直し病気やケガに備えるためには、根本的に病気やケガをしにくい体質と環境づくりが最優先です。健康は日々の生活習慣の積み重ねによって結果が枝分かれしますから、若いうちから不摂生なことは改善していかなくてはなりません。たとえば、タバコを吸う人であれば禁煙、デスクワークが主な人は軽運動など、新鮮さがなく面白味がないことばかりですが、早めに取り組んでおかないと先々の健康に大きな影響を及ぼす かもしれませんよ。また、万が一病気やケガをしてしまった場合も想定し、その際に十分な治療が受けられるよう医療保険などは更新の都度、保障内容の見直しをおすすめします。入りっぱなしは厳禁ですよ!●リスク2への対策:給与+αの所得を確保残念ながらこの先、パピマミ世代やその子どもたちが老後の生活に足りるだけの年金を受給できるかが怪しい世の中になりつつあります。国や行政に流され、会社の給与だけに頼っていてはいけないのかもしれません。人生80年と言われていたころは、定年退職を60歳と想定しても約20年分の貯蓄があれば十分でした。しかし時代は今や100歳!ここからさらに20年分の生活費を確保するためには一体いつまで働かなくてはならないのでしょう!?そこですでに始めている人も多いのが、投資信託や株式などによる資産運用 です。当然、資金を損失するリスクを伴うので最初から高額な商品はおすすめできません。しかし今や自分の資産は自分でつくる時代。少額から始められる積立方式の投資信託などを利用して、まずは資産運用に関して勉強するところからスタートしてみましょう。ちりも積もれば山となるように、20年後、30年後にそれまでコツコツ蓄えてきた運用の知恵と実績がわが身を助ける日もやってくるかもしれません。----------いかがでしたか?まだ早いとのんびり構えずに、できるところから実践してみましょう!【参考リンク】・高校生が知っておくべき将来の話 | 厚生労働省(PDF)()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)●モデル/坂井由有紀(央将くん)
2017年03月20日一般的に、1歳半~2歳頃までに「おむつはずれ」ができるようになり、2~3歳頃で「トイレトレーニング」が完了すると言われてます。…が、我が家はまだまだオムツが取れる気配がありません。あまり無理やりやってしまうと、逆に時間がかかってしまったり、トイレに行くのが嫌になる子もいますし…。そうなってはママも困ってしまいますよね。まだ完了してないですが、我が家で行っているトイレトレーニングをご紹介します。トイレトレーニングを始めるサインって?・ひとりで歩いたり、座っていられる。・「ちっち」や「うんち」という言葉を理解して「うんちしたよ!」とで教えてくれる。・起きた時にオムツがぬれていない時がある。おしっこの間隔が2時間~3時間くらいあく。そろそろトイトレを始めようかな、と思ったら、おしっこが出ているときや、出たときのサインを見つけてあげてみてください。動きが止まったり、股間に手を当てたり、もじもじしたり…など子どもによってサインは様々。その時に「ちっちしたんだね」などと声をかけたりすると子供もより、意識するようになるのだとか。我が家のトイレトレーニングの流れSTEP1:1歳半~2歳は、トイレをイメージさせるオムツを替える時に「スッキリしたね」、ウンチをしたら「気持ち悪いから変えようね」など声をかけたり、トイレをイメージさせる絵本を読んだりしていました。この頃は、息子もだんだんトイレに興味を示して、私やパパがトイレするときには一緒にトイレに行くように。STEP2:2歳~3歳は、補助便座に慣れていこう2歳になってからは、トイレに好きなキャラクターを貼ったり、補助便座を購入。息子はうんちする時に、よく隠れて踏ん張ってたので、そのタイミングにトイレに誘ってましたが、トイレに座るとなかなかうんちがでない…。実際座ると出ないって子は多いのでは?「うんちでなかったねーまた、したくなったら教えてね」と部屋に戻ってしばらくすると、「ママうんちしたよ!」の繰り返しでした。たまに小さいのがコロンとでたり、タイミング良くおしっこがでる事もありましたが、いつの日からか「おトイレさん行かない!」と一時トレーニングを中断することに…。STEP3:3歳~は、パンツがカッコイイ!「今年の目標はオムツ卒業!!」と気合いを入れ直し、息子には「おトイレさんでできるようになって、オムツバイバイして、かっこいいトーマスパンツ履こうね!」とおNEWのパンツを見せて気合い注入。トイレ=楽しいって思ってもらえるように、カレンダーの後ろとかについてる晴雨表を使って、トイレ成功表を作ってみました。まずはトイレに行けたこと、座れたことを褒めまくります。初めはおしっこがでなくても、トイレに行ったら・座れたら◎!トイレに行けるようになってきたら、おしっこやうんちがでたら◎と、やっているうちに、夜寝る前のおトイレには行けるようになりました。トイトレ完了まであとすこし!次の目標は、朝起きたらおトイレに行けることです。だんだんおトイレに行ける回数を増やして、おしっこやうんちをおトイレで成功させていけたらと計画中です。トイレトレーニングは、子供によっていろいろ。焦らずに子どもの成長に合わせて進めてあげて下さいね。そして、ママもトイレトレーニングがストレスにならないよう、共に根気強く頑張りましょう!
2017年03月16日発達障害の娘は、2歳半になっても言葉を発することがなく…Upload By SAKURA娘の発達に初めて遅れが見られたのは2歳半の頃。「ママ きて」などの単語をつなげた二語文はおろか、単語さえほとんど話さない状態でした。このことを相談したカウンセラーの先生からは「たくさん話しかけて、たくさんの言葉に触れさせるようにしてください」と言われます。この言葉を聞いて、「私の普段の話しかけが足りないのかもしれない…」と思った私は、毎日、たくさん娘に話しかけました。この状況をなんとか変えたい一心で、娘を毎日外に連れ出し、いろんな刺激が得られるようにしました。Upload By SAKURAしかし、私がいくら話しかけても反応なし。娘が話すことはありませんでした。何をしても無駄なのでは…?疲れ果てた私に先生がかけてくれた言葉。Upload By SAKURA私の必死な話しかけは全く効果を見せず…。もう毎日の努力に疲れてしまいました。そんな時、言語の先生に「何をしても無駄な気がしてきました…。」と、今の正直な気持ちを打ち明けたのです。すると先生は、「響いてないように感じるかもしれないけど、ちゃんと届いてるから、話しかけることをやめないで!」「水と一緒でね、今は溜めてる時期なの。そのうちにあふれてくる時期が来るから。水を止めてしまったら溜まらないから、こぼれないでしょ?だから水を出すこと(話しかけること)をやめないでね!」と言ってくれました。この言葉に励まされ、私は考え方を変えることができたのです。「すぐに効果が出なくてもいい」と思えるように。Upload By SAKURA私は、すぐに結果を求めようとすることをやめました。そして、「今やっていることは、何年も先に響いてくるんだ!」と自分に言い聞かせ、反応がなくても、とにかく娘に話しかけ続けました。花を見て…「お花、きれいだね~」と言い、毎日毎日、娘に「大好きだよ」と言い続けました。そして、3年がたった今では…Upload By SAKURAたくさん話しかけることを始めてから3年が経った現在。娘は花を見ると必ず「おはなきれいね~」と言い、1日に何度も何度も「ママだいすき」と言ってくれるようになりました。あの時、たくさん話しかけるのをやめないで、あきらめないで本当に良かったと思います。そして、今も続けている言語の訓練。この訓練もきっと、3年後、4年後につながると思いながら、気長に続けています。
2017年03月15日「落ち着きがない」というレッテルを貼ると、子どもがその方向に育っていくだけでなく、子どもの良さが見えなくなってしまいます。困った行動に対する見方を変えてみましょう。Q.ジャンプしたり踊ったり、手足をバタバタする息子5歳の息子は落ち着きがありません。テレビを見ながらジャンプし、朝の支度前は必ずひと踊り。ふと見ると手足をバタバタさせているので「おしっこ?」と聞くのですが、違うと言います。発達専門の先生には様子を見ましょうと言われましたが、何か問題があるのではないかと心配です。[埼玉県・noeru]illustrationATFT GRAPHICS.A.子どもを肯定的に捉えて、気持ちを代弁してみましょう4、5歳になると、見た物を模倣する傾向が特に男の子に強くなります。朝の支度前のひと踊りも、前に見たヒーローもののアニメを思い出してまねしているのなら、知的な能力がアップしている証拠です。手足をバタバタさせているのも、子どもなりに何か理由があるのかもしれません。「あれ?」と思う行動だけでなく、その前後の行動も含めて、子どもの一連の様子をもう少しよく見てあげると何か分かるかもしれません。「おしっこ?」と尋ねるのはとてもいいことです。さらに「おなかがすいているからバタバタしてるの?」「どこかかゆいの?」「楽しいから踊ってるのかな?」など、思い付く限り子どもの気持ちを代弁してみましょう。当たっていれば、「じゃあ急いで朝ご飯を作るね」「かゆい所に薬を塗ろうか」といった解決法が見えてきますね。こうしたやりとりで子どもは今の気持ちにぴったりな言葉を覚え、次第に言葉で表現できるようになっていきます。落ち着きがないと言うとネガティブに聞こえますが、見方を変えればアクティブ、積極的、好奇心が旺盛ということ。これを心理学ではリフレーミングと言いますが、子どもを肯定的に捉えていけば、関わり方の幅が広がっていきますよ。。
2017年03月15日次男とはちょっと違う、長男の遊び方…もしかして自閉症なの?1歳になる前の長男は、まだ自閉症だとわかっていませんでしたが、定型発達の双子の次男に比べると変わった行動をとっていました。突然テーブルに頭をゴンゴンと打ち付けたり、重ねて遊ぶコップのおもちゃを回し続けたりするのです。Upload By シュウママいずれは次男のように積み木で遊ぶようになる…私は長男の行動が気になりつつも、成長すれば変わっていくだろうと思っていました。けれど、3歳を迎える頃になっても行動に変化はありません。飽きることなく、むしろ執拗といっていいほどに繰り返される遊びに不安を抱き、私はパソコンでこの行動について検索しました。そして浮かんできたのは自閉症という文字…。思い当たることはありました。Upload By シュウママUpload By シュウママ「おいで」と長男を呼んでも目をそらされ、抱きついてくるのはいつも次男だったこと。Upload By シュウママ呼びかけに反応せず、触れることを嫌がり、たまに目があってもガラス玉のような瞳で私を見ていたこと。そこに母への甘えや愛着といった感情は一切読み取れなかったのです。3歳になってすぐ、こども病院の保健発達課を受診しました。結果自閉症であると診断され、お医者さんからは療育へ通うことをすすめられました。悲しみにくれる間もなく、市役所で療育への入園手続を済ませた時、これからどうなるのか――という不安が押し寄せてきたのを覚えています。初めてひとりで療育に行く日も、淡々としている長男。ママに甘えてくれる日は来ないのかな?Upload By シュウママ不安な気持ちを抱えたまま数ヶ月がたち、やっと療育に通えるようになりました。桜の舞う4月の入園日、どうかこの子がママと言って甘えてくれますように、そう願いました。もし言葉が出なくても、せめて嫌がることなく抱きしめさせてほしいと思いました。けれど長男は初めて一人で通園するというのに、お母さんと別れて悲しい、嫌だというそぶりも見せず、淡々とした表情でバスに乗り込みました。長男を見送りながら、そんな日がくることはないのかな……と悲しい気持ちになりました。それほど当時の長男は、感情というものがみえにくい子どもだったのです。療育に通うことで表情が少しずつ変わり始めた!けれど療育に1年2年と通ううち、長男の表情が目に見えて明るくなっていきました。ふれあい遊びという時間では、先生方は音楽に合わせて長男のお腹をくすぐったり、リラックスさせて顔や手足に触れたりします。お友達と手をつないだり人同士が《触れ合う》練習をさせていくことで、次第に長男は触られることを嫌がらなくなりました。そして少しずつ笑顔も増え、表情が豊かになっていったのです。Upload By シュウママ後追いすらしなかった長男が、初めて母の私に見せてくれた表情は…療育に通って3年目の時だったと思います。その日は親子で通園する日だったのですが、父兄の懇談会が重なっていました。私はクラスで一緒に過ごした後、長男と別れ、懇談会のあるホールへ移動しました。懇談会が終わった後、私はもう一度長男のいる教室を覗きました。給食を取りにいこうとする長男の姿が見えました。特に私の姿を探しているようには見えません。普段から私を後追いしたり求めたりしない長男です。Upload By シュウママたぶん反応しないだろうなと思いながらも、私は先生の後ろに隠れ、ぱっと現れて声をかけてみました。すると長男はビックリした顔をして突然手で顔をおおい、その場にしゃがみこみました。えっ?と思って見ていると、長男はぱっと立ち上がりました。覆っていた手をはずしたその顔には満面の笑みが浮かんでいました。Upload By シュウママこんなに嬉しそうな長男の顔をはじめて見た――そう思ったとき、長男が私の元に走りより腰にしがみついたのです。Upload By シュウママ「ママ、帰ってきてくれた。もう離れちゃだめだよ!」私にしがみつく息子の強い力を感じながら、私は初めて療育へ来たときの願いが今、叶ったのだと涙がでました。自閉症児の親だからこそ、子どもの小さな変化が大きな幸せになる長男が私に体を寄せてきたり、膝に乗って甘えたり、目に見える形として愛情を示してくれるまで、長い長い時間が流れていました。この子が自閉症でなければよかったのに、何度も何度も思いました。けれど甘えてきたり、言葉を話したりすることが生まれつきの障害ゆえ、すぐにできない子どももいるのだということを療育へ通ううちに知り、決して私は一人ではないんだと多くの親子さんとの交流の中で気付きました。そして親子通園でたくさんの子ども達を見ながら、どんどん成長して変わっていく様子も見させていただきました。そのたびに思ったのが、発達がゆっくりな子どもの初めての瞬間に立ち会えることは、とてつもなく幸せだということ。例えば「お母さん」というたった一言の言葉を投げかけてくれるそれだけでも……定型のお子さんが自然に身に付けたことを、何倍も時間をかけてできるようになったとき、ほんとうに大きな大きな喜びを運んでくれるのです。おそらく、当時の私のように感情を示さないお子さんに不安を抱えている方がいらっしゃると思います。けれどその暗闇はずっと続くわけじゃないんです。いつかその子だけにしかできない、大きなご褒美をお母さんに届けてくれる日がくるということをどうか、知っていただければと思います。
2017年02月28日1歳過ぎた頃からお昼寝しなくなってきた我が家の娘。お昼寝をしないと夕方の変な時間から寝てしまったり、夜になるにつれて眠くて機嫌も悪くなるので、我が家ではなるべくお昼寝をさせるようにしています。今回は、子どもにお昼寝をさせるメリットや、なかなかお昼寝してくれないとお困りのママにオススメな「我が家のお昼寝お誘い術」などをご紹介します。お昼寝するといい事が…大人でも、お昼ごはんを食べた後って眠くなりますよね?!お昼ごはんを食べて、お腹いっぱいになると、 心が落ち着いて眠気を誘う「セロトニン」ホルモンが増え、 脳は自然と働きが鈍くなるそうです。大人も子どももお昼寝をすることで、夜に深くて良質の睡眠がとれると言われています。また、お昼寝すると午前中の疲れを取り除くことができ、気分もスッキリして午後からまた元気に遊べるんです。元気に遊べれば、お腹も空いて夕食もしっかり食べてくれますよね!そして、知ってましたか?睡眠中に脳は「情報整理」をしているため、お昼寝後に勉強する方が良い結果が出やすいと言われています。お昼寝って、とても大切な時間!だから我が家も、小さなうちはできれば昼寝をしてもらうようにいろいろ工夫しています。お昼寝はいつまでさせたらいいの?特に何歳までとかはなく、2歳を過ぎて、夜に10時間以上寝ていれば、お昼寝は必要ないという意見もあるようです。体力や生活ペースはその子によって違いますし、ママがお仕事をしてたりして、夕食やお風呂の時間、就寝時間が遅くなる場合などもありますよね。無理にお昼寝させる必要はないし、子どもにあったリズムで生活させてあげたいですね。我が家の1日と、お昼寝お誘い術いろいろ我が家の1日はこんな感じ(娘1歳)7:30 起床8:00 朝食8:50 上のお兄ちゃんを保育園に送る9:15 天気が良ければ、公園で遊ばせる(しっかり体を動かしてるとすんなり寝てくれます)11:30 昼食13:00~15:00 お昼寝(その日によって数十分〜数時間)朝早起きして、できたら午前中に公園やお外でしっかりと元気に遊ばせます。昼食は少し早めにとるように。しっかりご飯を食べて、お昼寝は昼食後の午後1~2時頃がオススメ。起きたらまた元気に遊んで、3時にはおやつ食べて、また遊ぶといった流れになります。我が家のお昼寝お誘い術は、昼食後少し遊ばせてから、テレビや音楽などを消して部屋を静かにします。その後、電気を消して寝やすい雰囲気に。真っ暗とかではなく自然にお日様の光だけに。最近はこの流れを娘もわかってきたよう。私が先にごろんと横になって「絵本読もう♡ どの絵本がいい?」と聞くと、絵本を選んで持ってきてくれるので、何回か読み聞かせています。そのまま寝てしまうこともありますが、なかなか寝てくれない時は、寝たふりをします。大体これで寝ます。たまに私が寝てしまって、娘は1人で遊んでることも(笑)あと、我が家の娘はちょっと変わってるのかもしれませんが、自分の腕を私の背中の下に潜り込ませるながら寝るのが好きで、良くこの体制で寝てます。手を繋いだり、腕まくらしたり、トントンしたりとその子の好きな寝かしつけ方も大切です。最終兵器は、これ!そして、我が家の最終兵器は…綿棒!綿棒で耳の外側をなでたり、耳の穴の手前部分をくりくりしていると、目がだんだんとろ~んとしてきて、その後自然と寝てくれます。お耳の掃除が好きな子ならこれは有効ですよ!ただし、やり過ぎは禁物です。お昼寝中に、子どもと一緒寝てしまう事もありますが、雑誌や本を読みながらゆっくりお茶したり、子どもたちが起きていると出来ないアイロンがけや、夕飯の準備などをしてます。少しの時間ですが、ママもリフレッシュできるし一石二鳥。お昼寝タイム、子供もママも大事にしたいですね♪
2017年02月27日3歳の息子と1歳の娘が、今これに夢中以前おばあちゃんから、プレゼントされた"LeapFrog "の「マイオウンリープトップ」。3歳の息子と1歳の娘が一緒に遊べるおもちゃってなかなか少ないのですが、2人ともこれは大のお気に入り。遊びながらアルファベットだけでなく、簡単な単語や動物の鳴き声、リズム、音程を学べちゃう、大人顔負けのパソコン型おもちゃ。「知育玩具」ってどういうものがいいだろう…と思っているママにぜひおすすめです!どんな学習機能がついてるの?「マイオウンリープトップ」には4つの学習機能がついています。・ABCモード文字と音とその単語がでてきます。アルファベット(ABC)に合わせた動物などの単語がでてきます。 息子は良く「B」ビー「bumblebee」バンブルビーと叫んでます。しめしめ(笑)びっくりしたのが、絵も音もはっきりしていること。できればきちんとした発音で覚えてほしいというママの願いもクリアしてくれます。・音楽モード16曲のメロディーが搭載。息子たちのお気に入りは「123song」と「ABCsong」です♪英語の意味はまだわかっていませんが、兄妹で音楽にのって歌ったり踊ったりしてます。・メッセージモードLeapFrogキャラクターのワンちゃんの「スカウト」や「バイオレット」から、様々なメールが届きます。メールに返信もできるので、そのうち自然と、パソコンの使い方学べるのではないかと更に期待してます。・ゲームモードA~Zまでのアルファベットから始まる動物の名前を当てるゲーム。動物の特徴や鳴き声のヒントもくれますよ。ギフトにとってもオススメ!"LeapFrog "シリーズは、フォニックス重視、きれいな音質、優れた機能で遊びながら英語のつづりや、発音を身に付けられるよう、世界で幅広く愛されてる知育玩具です。この「マイオウンリープトップ」は2歳~のギフトにとってもぴったり!英語を学ぶというよりは英語を耳に慣らして、音を楽しむことができます。長く使えるおもちゃとしても、2人目の出産後祝いなどにも、オススメのおもちゃです。あと、バッテリーの持ちがいいのもポイント高いところ。この手のおもちゃは電池切れになるのが早いですが、これはバッテリーの持ちがよく、長く遊べます。我が家の英語は…目と耳で慣れろ!我が家の英語教育のモットーは、「目と耳で慣れろ!」ほかにもこんな工夫してます。最近ではインテリア向きにブラウンなどのジョイントマットを購入する方が多いですが、我が家のオススメは断然、アルファベットのジョイントマット。カラフルで、0から9までの数字やAからZまでのアルファベットが並んだアルファベットジョイントマットは、パズルとしても遊べるし、自然と赤ちゃんの頃から数字や英語に親しむきっかけにもなります。せっかくなら、これからできて当たり前の時代がくるであろう「英語」を、普段から楽しみながら学べるおもちゃを選んでみませんか?
2017年02月18日わたしの兄夫婦は、5歳♂3歳♂0歳♀の3人の子育てに奮闘中。産まれる度に進化する子育てアイテムたち、毎回買い替えたり買い足したり…しているそう。そこで、子育てアイテム好きの義姉に、3人の子育てにおすすめのベビーカー&抱っこひもを教えてもらいました!ベビーカーは5台持ち…!3人目が産まれて購入したベビーカーの数は、気づくと5台目…!上の子二人で使い果たしたベビーカーたちは卒業したそう。「3人の子育てに一番適している!」と教えてくれたのは、4台目に購入したbugaboo bee plus。二人目が産まれてから購入したそう。たくさん子どもがいると、とにかく走行性と機能性がいいことに重点がおかれるそう。こちらは片手でもスイス〜イと押せて、二人乗っていても問題なし。ワンタッチでフラットにも出来てリクライニングも簡単だそうです。また、バガブーはカスタマイズがたくさん出来るのも魅力のひとつ。カップホルダー、ホイールボード、イスにパラソル、シートライナーとフットマフもばっちり揃えたのだとか。その他にも純正で様々なアクセサリーがでているので、とっても便利!!!パラソルは向きや角度が自由自在に変えられるので、視界は遮らず、日光だけ防げます。小さなパラソルがついているのも、とってもかわいい!また、二人乗りにした時にだって、他のものに比べてコンパクト◎簡単に自分で乗り降りが出来るから、ママが手をかけなくても大丈夫だそう。二人乗りシートはどちら向きにも設置可能で、対面にすると、二人でおやつを食べたりお話ししたりと楽しそう。海外性のベビーカーの中ではコンパクトで、改札も問題なく通れます◎実は5台目として、仕事復帰するにあたって保育園の送り迎え用に、荷物がたくさん乗せられるグレゴのデュオグライダーを購入。けれど、押すのにも一苦労で、結局バガブーにお世話になっているとのこと。デメリットを敢えてあげるとすれば、折り畳んだときに自立しないこと。そしてやはり重量があること。あとはフロントカバーがありません。でも、安全面を考えても、純正のアイテムがこれだけ揃っているのは安心!これから二人乗りベビーカーを探している人には是非おすすめしたいベビーカーです。エルゴやビョルンを使った果てに…3人目の抱っこひもはこれ2人目まではベビービョルンとエルゴを使用していました。2つとも文句なしの抱っこひもでしたが…ふたりが乗ったベビーカーを押してひとりを抱っこしてとなると、やはり体力的にキツイ。もっと楽な抱っこひもを求めて出会ったのが「ヒップシートキャリア」!椅子に座っている感じだから、締め付け感もなく、赤ちゃんの態勢がとても楽そう!また、ママと赤ちゃんの間に適度なゆとりがあるから、股が飽きすぎることもないです◎ベルトが太くて安定感も抜群。太ももに食い込むこともなく、本当に肩に負担がないのが驚きです。前向きに抱っこできるのもメリットのひとつ。ママの膝に座っているような感覚だから、電車で座るときも赤ちゃんの脚が横に出ることなく、隣の人に気を使うこともないのだとか。周りに興味を持ち始めたら前向き抱っこでお出掛け時もご機嫌♪前向きであれば、上の子ふたりが遊んでいる姿を見て、自分も参加している気分に!さらに、ヒップシート単体でも使用できるため、上の子ふたりの抱っこ攻撃にも使えます。デメリットと言えば…嵩張る。ヒップシート部分が大きいから、コンパクトには収納不可能。あとは腰ベルトが主にマジックテープ(最後にバックル)での調整なので、抱っこ後の調整が不可能。でも、とにかくママの負担減を考えるのなら、最適なアイテムなのではと思います。3人の子育てとなると、楽できるところでいかに楽するかが大事!体力、時間、心の余裕を確保するために、自分に合ったより良い子育てアイテムに出会えれば、子育ての余裕にも繋がります。鼻水吸引機、使い捨て哺乳瓶のステリボトルなど、無くても大丈夫なんだけど、あったら便利なアイテムたちに力を借りつつ、毎日の子育てを全力で楽しんでいるようです◎パワフルな義姉の子育て事情、楽しく聞かせてもらいました!
2017年02月14日わが家の5歳の息子は、とにかくふざけて笑うことが大好き。それはわが家だけに限らないようで、保育園にお迎えに行くと、変顔や変な言葉でケラケラ笑っているのはやっぱり男子たち!今回はそんな愛すべきおふざけ男子が夢中になる4冊の絵本を紹介します。どの絵本も「笑える」のですが、ニヤニヤしたり、プーッと吹いたり、ゲラゲラと声を出したり、ニコニコしたり、その笑いの種類はさまざまです!ニヤニヤが止まらない!ヨシタケシンスケ『もう ぬげない』『もう ぬげない』作:ヨシタケシンスケブロンズ新社バンザイをした状態で洋服がひっかかってしまい、脱げなくなった男の子。このまま服が脱げなくなったらどうしよう!?工夫しながら生きていく?それとも脱げないお友だちを見つけて楽しく生きる?とあれこれ妄想を膨らませる物語。わが家の息子も下着とトレーナーを一気に脱ごうと横着をして、よく『もう ぬげない』状態になるので、この主人公にはシンパシーを感じたよう。「脱げなかったらどうするんだろう?」と心配しつつ、男の子の壮大な空想と、ずっと脱げない姿にニヤニヤが止まらない様子。ちなみに、絵本のなかの男の子のママの対応に、筆者は「プーッ」と吹き出し、尊敬の念を抱きました。怖くておもしろい世界!長 新太『ブタヤマさんたらブタヤマさん』『ブタヤマさんたらブタヤマさん』作・絵:長 新太文研出版ブタのブタヤマさんは虫とり網を持って、ちょうとりに夢中です。後ろから、おばけや大きなイカ、ヘビなどが呼びかけて追いかけてくるのですが、ブタヤマさんは気づきません。ちょっと怖いけれど楽しい物語。息子ははじめ「なんで気づかないんだよぉ」と少し不満気でしたが、ブタヤマさんがとてものんびりしているので次第に面白くなったよう。ブタヤマさんに呼びかけてくる生き物たちが奇妙だったり迫力があるので、ページをめくるたびに笑顔で「えー!!」。怖くておもしろい世界の虜になったようでした。親子で大笑い!岩田明子『とんねるとんねる』『とんねるとんねる』文・絵:岩田明子大日本図書「とんねる、とんねる、くぐってくださーい」と呼びかけると「はーい!」と元気な返事が。ヘビくん、タコくん、カエルくん、みんな次々楽しそうにとんねるをくぐります。でも最後にやってきたのはモグラ。みんなのとんねる遊びの物語。言葉は優しくリズムも楽しくてほんわかしているのに、ドキドキする展開とユニークなイラストが子どもの心をがっちりキャッチする絵本です。登場する動物たちの表情がクセになるし、クライマックスのモグラのトンネルは、親子で「これすごい〜!」と大笑いでした。読み聞かせにぴったり!あきやま ただし『へんしんとびばこ』『へんしんとびばこ』作・絵:あきやま ただし金の星社声に出して読んでみるといろんなものが変身しちゃう不思議な言葉遊び絵本。読み聞かせはもちろん、子どもが読んでも楽しめます。「ぞうさんぞうさん……」と読んでとびばこをとぶと「さんぞうさんぞう」となって三蔵法師に変身!といった具合です。言葉の不思議、リズムのおもしろさが絶妙で、やっとひらがなが読めるようになった息子はニコニコしながら自慢気に弟に読み聞かせています。手のかかるおふざけ男子とは、笑いを共有するのが一番!一緒に笑って、楽しい時間を過ごしてください!ブロンズ新社 文研出版 大日本図書 金の星社 <文・写真:フリーランス記者飯作紫乃>
2017年02月14日こんにちは。ママライターのamuです。20歳の半分である10歳を祝う、『2分の1成人式 』。これを経験しているかどうかが若者の証と思えるくらい、私のころには全く存在しなかった行事ですが……。最近は、授業の一環で授業参観日に行う学校が多いようです。さまざまな配慮が必要になる行事という側面もありつつ、イベント大好きな私としては、ぜひ乗っかりたい!そこで、ママ友といろいろ計画してみたので、ご紹介いたします。●(1)未来の自分への手紙成人式に10歳の自分から手紙が届く よう、未来の自分や家族に宛てた手紙を書いてもらい、私たちママからの手紙や、家族、友達、愛犬、近所の風景などの写真などを同封して保管します。成人式の朝、ポストに入れて任務完了!どれくらい覚えているかな?変わっているかな?それはママも同じなので、一緒に開けて盛り上がれたらいいなと思います。●(2)10歳の写真撮影公園、思い出の場所(幼稚園や小学校など)で並んで手を繋いだ写真を撮り、成人式の日も同じ場所で写真を撮るというもの。今の反応を見るのも、将来の反応を予想するのも楽しいものです。写真スタジオでもプランがあるそうなので、袴やドレスを着た立派な写真を撮りに行くのもいいですね。●(3)成人式お祝い貯金成人式まで友情が続くことを願って、友達とここから10年かけて貯金箱にこつこつ貯金していくというもの。全員集まれた日に、お小遣いの中から100円、500円など成長に合わせた金額を入れていき、貯まったお金で初めてのお酒を飲みに行く計画 です。いくら貯まるかな?●(4)スペシャルデーみんなでしたいこと、食べたいものなど、話し合いで決めてもらい、大人はなるべく願いを叶えられるようにします。たとえば「テーマパークに行って、泊まって、好きなものを食べて、ほしい物を買って……」「キャンプをして、星空を見て、花火とキャンプファイヤー」というように、贅沢でスペシャルな、思い出に残る1日を作ってあげるのもいいと思います。----------ちなみに、先輩ママに学校でお子さんが何をしたか聞いてみると、『教室で一人ずつ、親への感謝の手紙を読む。結構泣いているママも多かった』(30代・中1女の子のママ)『体育館で将来の夢を大声で言う。恥ずかしそうな子もいたけど、なかなかない機会だったと思う』(40代・小6女の子のママ)『誕生から10歳までの写真でオリジナルアルバムを作る。写真がない!なんてことにならないよう、早めにピックアップやプリントアウトしておくのがおすすめ。うちは三男で写真があまりなくて焦った』(40代・小5男の子のママ)幼少期の写真をスライドで流すというのも聞いたことがあるそうです。『給食が豪華だったみたい』(30代・小5女の子のママ)『名前の由来など、自分史を書いたと言っていた』(30代・小5女の子のママ)『お楽しみ会のような感じだったとか』(30代・小5男の子のママ)合同誕生会みたいで、これもいいですね。そういえば……。40歳を祝う『ダブルバースデー 』なるものもあるそうです。うーん!あまりめでたくないけど、こちらもぜひ楽しく盛大に祝いたいものです。●ライター/amu(ママライター)
2017年02月04日離乳食が始まり、いよいよ本格的に子どもの食生活がスタート。そこで気になるのが、どの時期にどんな食べ物を食べさせれば良いんだろう…ということ。たとえば“1歳から食べられる”というお菓子があるけれど、それを一般的なお菓子に切り替えてもよいタイミングまでは意外とわからないですよね。そんな疑問を解決すべく、管理栄養士・幼児食アドバイザーで、「管理栄養士ママが教える!子どものからだとこころが育つ! 6歳までの食事のホント」の著者でもある山口真弓さんにインタビュー。私たちがふだん口にする機会の多い食材について、食べてもOKの正しい時期を教えてもらいました!■そもそもなぜ、子どもは大人と同じものを食べてはいけないの!?咀嚼、アレルギーなどの問題もありますが、基本的に子どもは消化機能が未熟なため、適切な時期に与えなければお腹をこわすなど体にかかる負担が大きくなります。さらに、初めから味の濃いものばかりを食べてしまうと、脳がそれを覚えてしまい、さらに味の濃いものを欲するようになってしまうのです。味覚が正しく発達しないと、大人になってからも塩分の摂り過ぎなど栄養バランスが乱れやすく、さまざまな病気のきっかけにも。子どもの将来のためにも、親として正しい食事を心がけましょう。■食べ物別に調査 ◯◯は何歳から食べていいの?刺身は2歳から生魚は食中毒の恐れがあり、アレルギーを引き起こしやすい食材。腸の機能が整う2歳頃からにしましょう。食べさせる際には、なるべく新鮮な刺身を選ぶのもポイントです。家族で回転寿司などに出かけた場合には、ツナやたまごなど加熱調理されたものなら1歳くらいからOKです。生卵は3歳から「たまごかけごはん」として手軽に食べられる便利な食材ですが、3歳まではNG。実は、生卵はたんぱく質の中でもっとも消化の悪い食材なんです! 3歳までは加熱した卵料理を食べさせるようにしましょう。牛乳(飲料)は1歳から牛乳を飲料として飲ませるなら、必ず1歳を過ぎてから。「カルシウムを摂らせたい」と、たくさん飲ませたくなりますが、牛乳には糖分・脂質も含まれており体に良いことばかりではありません。お水やお茶の代わりに牛乳を飲ませるという習慣はやめましょう。ハンバーガー・フライドポテトは1歳から子どもは大好きなファーストフードですが、食べさせる目安は早くて1歳頃から。塩分やカロリーが高く、栄養バランスが偏った食事になってしまうので、食べる量と頻度には注意しましょう。ポテトは「塩をかけないで」とお願いしたり、ペーパーナプキンで油を拭いてから食べさせたりするなどの工夫も大切です。チョコレートは3歳から油分や糖分が非常に多く含まれ、虫歯にもなりやすいので3歳以降に。チョコレートといっても種類は様々なので、できるだけ添加物の少ないシンプルなものを選ぶようにしましょう。食べる量には注意し、板チョコであれば3カケくらいを目安にしてください。スナック菓子は3歳から大人でもやみつきになるスナック菓子は、当然子どもも大好き。油分はもちろん、糖分も含むので3歳までは避けましょう。それまでは「1歳からOK」などと表記されたノンフライのものを選ぶように。3歳を過ぎても食べ過ぎは禁物で、ポテトチップスなら20g、15枚程度が目安です。あめ・グミは2歳から誤飲や虫歯の恐れがあるため、食べさせるのは2歳以降に。あめは、すぐに噛んでしまうことや、誤飲予防のためにも棒が付いているタイプを選ぶようにしましょう。グミは、食事において大切な「噛む」という行為が必要と考えれば、悪い面ばかりではありません。ただし、量の取り過ぎはNG。合成甘味料や着色料などの添加物にも注意しましょう。アイスクリームは1歳から食べやすく栄養価も高いので、食欲のない体調不良時などに限って1歳からOKですが、おやつとして食べるのは2歳頃からにしましょう。油分や糖分も多いため、量の目安は子どもの握り拳1つ分程度。なるべく添加物の少ないものを選びましょう。ケーキは2歳からスナック菓子などと比べると食べる機会が少ないものなので、イベントの際に楽しく食べるということを考えれば2歳頃からOK。「みんなで同じものを食べて楽しむ」ことも、食事の大切な役割のひとつです。ただし食べ過ぎは禁物。カットされたケーキなら1/2程度にしましょう。ジュースは1歳から子ども用のジュースなども販売され、中には飲料として日常的に与えている人もいますが、それは絶対にNG。野菜100%といっても、野菜と同等の栄養価が摂れるわけではなく、糖分などの取り過ぎに繋がってしまいます。与えるなら1歳を過ぎてから、薄めて飲ませるなどの配慮も必要です。3歳以降も、日常的に飲ませることは避けましょう。子どもの発達には、それぞれ個人差があるものです。「○歳になったから今日から食べて大丈夫!」ということではなく、上記の年齢を参考に、歯やあご、体の発達などに合わせて、ひとり一人に合った時期に与えるようにしてくださいね。取材協力/山口真弓さん ブログ「 管理栄養士ママの三食健美 」
2017年02月04日優しいけれど自己主張もできて、積極的で…。親というものは欲張りですが、完璧な子どもはいません。おとなしい子のママの悩みに小崎恭弘さんが答えますQ.優しい息子ばかりが我慢しているみたいで複雑4歳の息子には、「おもちゃは順番に使う」「嫌なことがあっても人をたたかない」など厳しくしつけてきました。でも最近、お友達と遊んでいると息子ばかり我慢していることが目に付き、「たたかれたらやり返しなさい」と言ってしまいます。「そんなことできない」と泣く息子に対して、ただの自己主張ができない子なのかと思ってしまうように。私が息子に言っていることは間違っていますか?[東京都・ススママ]illustrationATFT GRAPHICS.A.嫌なことは嫌と伝える表現方法を教えましょうこういう悩みを抱えているお母さんは意外と多いようですね。間違っているとは言いませんが、子育てに対する姿勢がブレていませんか?急激な方向転換は子どもを戸惑わせるだけですよ。どんな子どもに育ってほしいのかをいま一度確認してみてください。最近の子育てを見ていると、子どもに完璧を求め過ぎる傾向があるように感じます。子どもにしてみたら、優しい子になりなさいと言われる一方で、やられたらやり返す強い子になりなさいとも言われるわけです。もちろん周りの状況によって親の姿勢が変わるのは仕方がないし、この世の中は優しさだけで生きていくのは難しい。かといって強さだけで生きるのもしんどい。大事なのは、優しさと強さのバランスを考えて育てることです。「やられて嫌なことがあったら、自分の口で言わないと伝わらないよ」と言って、自分の気持ちを伝える適切な表現方法や手段を教えてあげたり、「ママと一緒に言いに行こうね」と優しく促してあげてください。そうして友達と仲良くやっていく方法をお母さんと考えながら、コミュニケーションのスキルを育てていってほしいなと思います。
2017年02月02日2歳に近づいてくるころからはじまる「アレやだ」「コレもいやだ」「やだ・やだ・やだ」のイヤイヤ期。第一次反抗期といわれることもある2歳児は“魔の2歳児”とも呼ばれています。まさにイヤイヤ期真っ盛りのお子さんをもつ方もこれから始まるイヤイヤ期にドキドキしている方も必見の、2歳児のイヤイヤ期を上手に乗り越えるためのコツを6つご紹介します。2歳児のイヤイヤ期とは? 子どもは、2歳前後から、「○○しようね」と促しても「イヤだ」と自己主張するようになってきます。それまでは、素直にママやパパなど周りの大人の言うことを聞いていたのに、反抗しているような様子を見せてくるのが、イヤイヤ期と呼ばれる状態です。▼なんでも自分でやりたがるまだうまく自分でできないことでも、自分でやりたがるようになります。たとえば、“靴下を履く”“お茶をコップに注ぐ”など、これまで大人がやってあげていたようなことを「自分でやる!」と主張しはじめるのはイヤイヤ期の大きな特徴です。主張はするものの、まだまだできないことも多いため、挑戦したもののうまくいかずにイライラして泣いたり、暴れたりします。それでも、自分でやらないと気が済まないのが2歳頃のイヤイヤ期なのです。▼まずイヤがるママやパパから何か提案されると、本当はやりたいことであったとしても、まずは「イヤ」と否定してしまうのもこの時期の特徴です。「お散歩に行こう」「ヤダ」、「ごはん食べようか」「イヤ」と何を聞いても、最初に返ってくる答えは「ヤダ」や「イヤ」なので、一緒にいて疲れてしまうというママやパパも多いのではないでしょうか。「イヤ」と言ったものの、本当はやりたかったことである可能性も高いため少し経ってから「やっぱり行く/やる」と言い出すこともしばしば起こります。そんなときにも「そういう時期だから仕方ない」と割り切った対処法にするようにしましょう。▼夜泣きをすることも授乳することもほとんどなくなり、離乳している子も多い2歳のイヤイヤ期に突然夜泣きがはじまることがあります。2歳過ぎからはじまる夜泣きは、怖い夢を見たり、昼間にあったことを思い出していたりすることが理由だと言われています。特にイヤイヤ期は、日中に「イヤイヤ!」と激しく興奮したことで、夜中にその気持ちを思い出して泣いてしまい、夜泣きしやすくなる時期です。ひどいときには、一度起こして「大丈夫だよ」と安心させてあげると収まることがあるため、試してみてくださいね。▼イヤイヤ期って結局どんなものなの? 早い子で1歳半頃からその兆候が見られるようになってくることがありますが、2歳を過ぎ2語文(2つの単語を組み合わせること)以上の長い文を話せるようになってくると、より主張する機会が増えてきます。それは、それまで「こうしたい」という自我がなかったり、自分の思いを言葉で表現したりできなかった状態から、「ぼく/わたしは、こうしたい」という思いが芽生え、言葉で言い表せられるようになってきた証拠でもあります。イヤイヤ期の様子を“魔の2歳児”と表現し、「言うことを聞かなくなる手のかかる時期」だとする見方も多くありますが、これは“自我の芽生え”という大事な成長過程のひとつです。「イヤイヤ」が出てきたら「自我が芽生えてきたな」「順調に成長している証だ」と考えて受け止めてあげましょう。イヤイヤ期はいつから始まっていつ終わるのかイヤイヤ期は「この日からはじまって、○週間で終わる」という決まった期間はありません。個人差も大きいため、同じ兄弟でもイヤイヤ期があっとう間に終わってしまう子もいれば、「まだ終わらないの」と長く感じてしまう子もいます。一般的に、自我が芽生え、言葉が出てくる2歳頃からはじまり、3〜4歳頃にかけて徐々に収まっていくといわれています。終わるタイミングも、ある日突然「イヤイヤ」と言わなくなるのではなく、徐々に自分でできることが増えていき、自分の思いとそのときしなければならないことの折り合いを心のなかでつけることができるようになっていくことで、少しずつ変化が現れるようになっていきます。「いつかはイヤイヤとの格闘も終わる」と気長に構えておくと、ママやパパの気持ちもラクになっていきます。それまでは、コツを押さえた対処法で乗り切るようにしましょう。2歳児のイヤイヤ期にしつけは必要? 「2歳児のイヤイヤ期でのしつけがその後にかかってくる」と言われることもありますが、2歳の自己主張をすべてわがままと捉えて叱ってしまうと、ママやパパも疲れてしまいます。家庭のルールを決め、主張している内容によって必要なときにはしつけをするスタイルを取れるように、まずはママとパパとで話し合っておくのがおすすめです。具体的には、「自分で何かしたい」という欲求から、大人がやってあげようとしたことを「自分でやる」と主張しているときにはできるだけ聞いてあげるようにしても、夜寝る時間になっても「○○したいから寝ない」という主張を通そうとするのは「いけない」こととして言い聞かせるようにするなどです。イヤイヤ期の自己主張は、成長の過程においては重要なポイントとなるものです。ただのわがままなのか、成長のために必要な自己主張なのかの判断は難しいところもありますが、「言うことを聞かせたいのは、ママやパパの思い通りにしたいからではないか」「家のルールに沿えていないことなのか」を常に意識しながら対応し、必要なときにしつけをするようにしていきましょう。2歳児のイヤイヤ期に上手に対応する6つのコツ2歳児のイヤイヤ期にも上手に対応するためのコツを押さえておくことで、ママやパパも笑顔で気持ちよく過ごすことができるようになっていきます。まずは、そのコツを知り対処法を変えてみるようにしましょう。1.時間に余裕をもつと心のゆとりが生まれる イヤイヤ期に、大人がイライラさせられてしまう原因のひとつが“時間”です。特に朝は、サッと準備をして家を出たいのに「靴下や靴を自分で履きたい!」と主張し、やってあげようとするとイヤイヤされてしまうと、待っている間中、大人はイライラしてしまいます。このイライラを解決するコツは大人が“時間に余裕をもつこと”です。家を出るには15分かかると見込んで計画を立てておけば、スムーズに準備ができて5分で出られたらラッキーと思えるようになります。さまざまな場面で想定の倍以上の時間がかかると予想し行動していると、大人がイライラしてしまう回数も減っていき、心のゆとりができるため笑顔で対応してあげることができます。イヤイヤ期には、とにかく時間に余裕をもてるようにすることを最優先にして考えておくのがおすすめです。2.“急がばまわれ”で気の済むまでまずやらせる 急いでいるときほど、「自分でやる!」と言われても「時間がないからママ/パパがやるね」と、自分でやらせずに手を出したくなってしまいます。自分でやりたいと思っているのに、手を出されると子どもは泣いて暴れることもありますよね。結局、やってあげることもできず時間だけがどんどん過ぎてしまったり、無理やりやってあげてしまったことでその後ずっと子どもが不機嫌になっていつもならできることもできなくなったりというパターンも多く見られます。急いでいるときに、「自分で」と主張されたら、まずは気の済むまでやらせてみましょう。まだ自分でうまくできないことであっても、まずはやりたいという気持ちを受け入れてやらせてあげ、途中で「手伝ってもいい?」と声をかけてから手をだすようにします。子どもが自分から「ママやパパにやってもらいたい」という気持ちになるよう、うまくできなくてイライラしてきそうなタイミングを見計らうのがコツです。 “急がば回れ”と心でつぶやきながら、まずは見守るようにしてみましょう。3.選択肢を提示して”選ばせる”「○○して」と声をかけると「イヤだ」という答えが返ってきてしまいます。そのため、何かをやらせたいときには、「自分でやるのと、ママ/パパがやってあげるの、どっちがいい?」と視点を“すべきこと”をするかしないか、ではなく“だれがやるのか”に変えた質問するようにしましょう。イヤイヤ期の子どもにとって大切なことは「自分で選んだ」という事実です。「○○しなさい」「ママ/パパがやってあげる」と伝えてしまうと、「イヤだ/いいよ」の2択から選ぶことになってしまい、多くの子どもは「イヤ」を選んでしまいます。ところが「自分でやるか、やってもらうか」の2択を提示されると、“自分でママやパパにやってもらうことを選んだ”ことに満足してくれるため、無理やりやってあげようとするよりも、スムーズに受け入れてくれることも多くなるのです。選択肢はどちらも“やってほしいこと”にするか、“自分でやるかやってもらうか”にしておくと失敗せずに促すことができます。4.イライラしたら深呼吸あれこれ対策をたてていても、イヤイヤ期にはどうしてもイライラしてしまうものです。特にひどいイヤイヤ状態に陥って、どこでも寝そべってイヤイヤしてしまうようなときには、イライラも増していきます。イヤイヤ期の子どもと接していて、イライラしてしまったときにはまず深呼吸をするようにしましょう。特に、鼻から息を吸い、口からゆっくり吐き出す深呼吸方法がおすすめです。子どもが危なくない状況であれば目を閉じて深呼吸するのも効果的です。5.多少泣かせてもひとりになって落ち着く時間をつくる家のなかでイヤイヤされてイライラして怒ってしまいそうになったときには、多少泣かせたままにしても、トイレや別の部屋に行って、ひとりになる時間をもちましょう。何十分も離れてしまうのは危険ですが、5分程度であれば安全性を確保している部屋に置いておいても大丈夫です。思わず手が出そうになってしまったときにも落ち着く時間をもつことは効果的です。息が詰まりそうだと感じたときには、別室でひとりになるようにしましょう。6.イヤイヤは大事な成長過程だと理解するイヤイヤ期は、心の成長にとってとても大事な成長過程のひとつです。自己主張をし、自分でやろうとする気持ちが育ってきた証拠でもあり、“自分の気持ちとすべきこととの折り合いをどうつけていくか”や“我慢を覚える”ということにもつながっていきます。イヤイヤ期真っ盛りには、とにかく早く終わってほしいと願うものですが、面倒な時期ではなく、子どもの成長を強く感じられる期間だと考えを変えて対応するようにしてみましょう。イヤイヤしている姿を見て、「自己主張できるようになってきたなんて順調に成長しているな」と思えるようになったら、ママやパパにとってもこの時期が楽しいものとなっていくはずですよ。イヤイヤ期にパパにしてほしいこと子どもと接している時間はママのほうが長いというケースも多く、イヤイヤ期に対応するのもママであることは多いものです。何もかもが一筋縄ではいかないイヤイヤ期には、ママもイライラしたり、フツウに過ごすだけでもぐったり疲れてしまったりします。そんなときに、パパにしてほしいことは「大変だということを理解する」「ママと話し合って家庭のルールを認識しておく」の2つです。まずは、どうしてママがそこまで疲れているのかイヤイヤ期の大変さを理解してあげましょう。子どもと一緒に過ごすことで大変さを知ることもできますが、まずはママの話を聞いてあげるのがおすすめです。日々どんな大変なことがあったのかを聞いておくことで、子どもの姿をイメージしやすくなります。話を聞くときにはアドバイスしようとするよりも、ただママの話を聞いてあげるようにすることもポイントです。また、ママを休ませてあげたいと子どもと一緒に過ごすときに、パパがママとは違った対応をしてしまうと子どもは「どちらが正しいのか」がわからず混乱してしまうことがあります。ママと話し合って家庭のルールを把握し、イヤイヤ期の接し方を身につけておきましょう。2歳児なのにイヤイヤ期がない!? 2歳を過ぎてしばらく経ってもイヤイヤ期が一向にやってこないように思える子もなかにはいます。「イヤイヤ期がなくていい子だな」と思っていたら自己主張がうまくできない子だったということもあるため、まったくないときには注意して見てあげることも必要です。しかし、なかには、ママやパパの自然な対応が子どもに合っていて、自己主張はしっかりしているものの、いわゆるイヤイヤ期と言われる状態になっていなかったり、それをイヤイヤ期だと認識していなかったりするケースも見られます。イヤイヤ期は、絶対あるものでも必ず大変になるものでもありません。「イヤイヤ期がないかも?」と思ったときには、「自分はこうしたい」「自分でやってみたい」という自我がしっかり芽生えているかを見てあげ、問題なく成長している様子が見られれば心配ありません。「ないと思っていたら突然はじまった」ということもあるので、「そのうちはじまるかもしれない」とおおらかな気持ちで構えておくことをおすすめします。イヤイヤ期の子どもと接していると、イライラしたり、つい叱りすぎてしまったりとママやパパも疲れてしまいがちです。今回ご紹介した6つのコツを押さえて上手に乗り越えて、家族みんな笑顔で過ごせるようにしていきましょう!<参考>『乳児保育の実践と子育て支援』榊原洋一・今井和子編著/ミネルヴァ書房/2007年4月20日初版第4刷発行
2017年02月01日こんにちは。子育て専門の臨床心理士をしている今井千鶴子です。「子育ては楽しい、でも大変です……」多くのママからこんな言葉を聞きます。特に、お子さんの“イヤイヤが強いとき”に悩んでいるママが多いです。そこで今日は、お子さんのイヤイヤに困っているママにオススメの方法をご紹介します。●お子さんのイヤイヤへの心理学的な対応:モデリングお子さんのイヤイヤに困っているママには、『モデリング』という心理学の方法がオススメです。モデリングとは、子どもに手本となる姿を見せてマネをしてもらうことです。たとえば、離乳食をあげるときのイヤイヤ場面を想像してみてください。ママが「あーん」と言ってスプーンで離乳食を口元に近づけても、顔をそむけて断固拒否。当然ママも困惑しています。そこで、ママには、離乳食をおいしそうに食べるママ友のお子さんとのランチを提案しました。お友達がおいしそうに食べる様子を見て、いつもは断固拒否の離乳食をペロリと完食したそうです。また、モデリングはトイレトレーニングを嫌がるお子さんにもオススメです。あと数か月で入園を控えているのに、トイレの便器に座るのを泣いて拒否。ママはホトホト困り果てています。そこで、ママには、トイレトレーニングが完了しているお友達と遊ぶことを提案しました。お友達がトイレに行く様子を見てからは、泣きながら拒否していたのが嘘のように、自分からトイレに行くようになったそうです。このように、お手本となるモデルを観察するだけでも行動に変化が見られることがあります。年齢が近いモデルほど効果が期待できるとも言われます。ただ、身近に実在のモデルがいないこともあるかもしれません。そんなときは、ビデオや絵本の「こうなったらいいな」というモデルを用いてみましょう。子どもは基本的にマネが大好きなので、楽しく学べるのもいいですね!●モデリングの効果を高めるポイントモデリングにはいくつかのポイントがあります。その1つは、先ほどご紹介したように“良いモデル”を見てマネをしてもらうことです。このモデリングは、悪いこともモデリングしてしまうため慎重に行う必要があります。もう1つは、ママからお子さんへの“褒め”です。お子さんが苦手なことにチャレンジしたときには、多少大げさなぐらいに褒めましょう。“褒め”の科学的研究でも、頑張った「すぐ後」と「褒めの強さ」がよいと実証されています。最後にもう1つのポイント。それは、お子さんが“機嫌のよいとき”にチェレンジすることです。お子さんの機嫌が悪いときに無理に身につけた行動は、後々難しい状況になってしまうこともあります。ぜひ、お子さんの機嫌がよいときに“ママも一緒に楽しみながら”を心がけましょう。いかがでしたか?今回はイヤイヤへの対処法としてモデリングをご紹介しました。楽しく育児をするために、モデリングも1つのアプローチとして活用してみてください。●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年01月24日成人後に、障害者として生きるということ出典 : 私は娘の診断をきっかけに、42歳のときにアスペルガー症候群と診断を受けました。その後、45歳の時に仕事先で障害をカミングアウトしたところ、大失敗。失意の中で退職するにあたって、「もう、一般就労でこれ以上傷つくのは無理。これからは障害者就労を目指して障害者として生きよう」と決意しました(このときのエピソードは、以下関連記事をご参照下さい)。しかし、アスペルガー症候群と診断されてからまだ3年目です。まさか自分に障害があるなんて思ってもみなかった私が、障害者として生きていくことは、想像以上に苦しみを伴うものでした。大人になってから発達障害と診断された方の中には、私のような体験をする方もいらっしゃるかもしれません。「こんな気持ちになることもあるんだ…」と、心の片隅に置いていただければ幸いです。障害福祉サービスを申請するステップ、それは自分自身と向き合うことだった出典 : 診断後、障害者向けのサービスにはどんなものがあるのか?調べてみることにしました。障害福祉サービスを受けるためには、いろいろな機関とつながる必要があります。まず私が頼ったのは、障害者自立生活センターでした。このセンターを知ったのは、娘の不登校でお世話になっていた親の会がきっかけでした。親の会で出会ったのが、障害者自立生活センターの相談員さんだったのです。もしこのご縁がなければ、まずどこに相談したらいいのかわからなかったかもしれません。後で知ったのですが、各市町村には相談支援事業所があり、そこが最初の窓口になることが多いようです。障害のある人に対する相談支援について出典 : 障害者自立生活センターの相談員に付き添われ、ハローワークに障害者として登録し、地域の障害者就業・生活支援センターに相談に行きました。そして、障害者就業・生活支援センターの相談員と一緒に障害者職業センターに行き、ジョブスキルトレーニングを受けつつ、合間にカウンセラーと一緒に自分の障害特性をまとめました。障害特性の中でも、仕事に就く上で困難さにつながるものについては、自分でどう対処するのか?企業にはどのような配慮を求めるのかを、まとめるのですが、この作業は心理的にとても苦しかったです。それはまるで、「自分はこんなにもできない人間だったのか」と突き付けられている感覚で、今までの人生を否定されたような気持ちになったこともありました。訪問調査では、自分の家事能力まで明るみにされ…出典 : あちこちに足を運ぶ生活をしながら、障害福祉サービスを受けるために訪問調査も受けました。訪問調査では、何度も相談に乗ってもらっていた障害者自立生活センターの相談員が担当だったので、安心していました。しかし、ホッとしたのも束の間。長時間の面談の中、自分の弱点を見つめざるを得なかったことは、精神的にかなり堪えました。ぐちゃぐちゃの冷蔵庫や押入れには、目をつぶって生きてきた私。働く主婦として、なんとか子どもも育ててきたけれど、自分の家事能力の無さに今更ながら愕然とし、落ち込みました。医師にも「今まで、よく頑張ってこられましたね」と言われましたが、まさにそういう気分だったのです。あきらめる人が多いと聞く、「障害年金」。その理由に納得Upload By ヨーコそんな日々の中、相談員さんと「え、障害年金もらってないんですか?」「え、もらえるんですか?」というやり取りがあり、障害年金の手続きをすることになったのですが…その手続きも、私にとっては地獄の苦しみでした。障害年金の手続きには初診証明が必要なのですが、私のように40歳を過ぎて発達障害と診断された場合、精神科に初めてかかったのが20年前というケースもザラにあります。病院が廃業している・カルテも無い、ということも多く、 初診証明を取るのが大変なのです。また、成人の発達障害についてきちんと理解している医師も少ないので、適切な診断書を書いてもらうのにも一苦労。こうした現実に、諦めてしまう人が多いのも納得です。私は最初に社会保険事務所に行ったときに「これはダメだ…」と思い、手続きを社労士さんに依頼したので、まだ苦労はしていないのかもしれませんが、昨年の5月に依頼し、度重なる打ち合わせを繰り返したものの、未だ受給の目途はついていません。ちょっと心が折れそうです。7ヶ月続いた、"障害者になる"ための手続き。その結果…出典 : こうして、障害者として生きていくための手続きに奔走した生活が、7ヶ月程続いたあたりから、日常的に微熱が出るようになり体が動かず、寝てばかりの日々が続くようになりました。頭痛・吐き気といった、私がストレスを受けると現れる症状も頻繁に出てきました。今振り返ると、あのときの状態は鬱そのものだったような気がします。薦められた発達障害専門の就労移行事業所も、「行かなくては」とは思うのですが、「本当は行きたくない」「もうイヤ」という気持ちがあり、結局体調不良ということで1度も正式には通うことはありませんでした。「就労移行の話は白紙に戻したので、ゆっくりしてください」と支援者に言われてから、だんだんと体調も気持も立ち直っていったような気がします。初めて自分の発達障害と向き合ってみて、わかったこと出典 : 支援を受けるようになってから、私は自分の発達障害特性が強くなったような気がしていました。だけどそれは、初めて「発達障害である自分」としっかり向き合ったからではないかと思います。先にご紹介した障害福祉サービスを受けるための聞き取り調査や、障害者職業センターでカウンセラーと振り返った自分の特性のまとめ、そして自分への理解を深めるために発達障害について学習したこと、そうしたことが重なって「これも自分の発達特性だったんだ」と意識するようになったのだと思います。診断がつく前は、無意識に「人並みに頑張ろう」と無理を重ねて頑張り、結局空回りしていたような気がするのです。そして、「どうして私はいつも上手くいかないのだろう…」と悩み続けていたのですね。"障害者になる"ための作業を進めるにあたって、辛いこともいっぱいありましたが、自分はどれくらいのことなら無理なくできるのか、休んだ方がいいという心や体のサインにも気づくことができました。それはまるで、等身大の自分と出会い直している気分です。娘のために、幸せになることをあきらめない出典 : 現在、本格的に福祉の支援を受けるようになりましたが、まだ就労の問題は全く進んでいませんし、年金の行く末も不安です。だけど、私は幸せに生きる権利がある。そして、娘のためにも幸せに笑っていたい。いつか同じ障害を持つ娘も歩むだろう道を、照らせる存在でありたい。だから私は、あきらめません。
2017年01月20日こんにちは、イラストレーターの栗生ゑゐこです。「魔の2歳」という言葉があるように、イヤイヤ期と言えば2歳児の印象が強いですよね。しかし、赤子の面影を残す1歳児もその片鱗をチラつかせつつあり、なかなか油断なりません。今回は、わが家で観測された1歳児のイヤイヤポーズをご紹介いたします。1歳児のイヤイヤその1 伸びちぢみする小さい子が、抱っこされたくないときにこんな姿勢をとることはありませんか? わが子は湯船から出されたくないとき、全身をまっすぐにし、こんなイヤイヤ体勢をとります。あまりにも体がまっすぐになるので笑っていたら、どうやら味を占めたらしく、2回目以降はわざとやっているフシがあります。もはや様式美ですね。着地は体を「く」の字に折りたたんで抵抗するか、バレエダンサーのようにつま先を伸ばし、そのまま床に置かれないような工夫を施したりしています。そこそこ重量があるので、いつか腰がやられそうでドキドキしています。1歳児のイヤイヤその2 反り返る自転車や車のチャイルドシート、飲食店のベビーチェアの上で見られるイヤイヤポーズ。「バネが入っているのかな?」と思うほど勢いよく反り返るのですが、時間が差し迫っている時などにこれが始まると「…チッ!」と心の中で舌打ちしてしまう私がいます。1歳児のイヤイヤその3 全力死守先が尖っているペンのような、持って欲しくないものを取り上げようとすると全力で死守しようとします。取り上げようとしていることを気づかれたり、もみ合いになるとかえって危ないので、刺激しないよう優しく説得しつつ、油断した瞬間さっと取り上げます。人質をとって立て篭り中の犯人にスピーカーで語りかける母親と、裏から突撃する機動隊を頭に思い描きつつ…。1歳児のイヤイヤその4 横になるこちらはイヤイヤ期のお手本のようなごろ寝ポーズ。仰向けのまま上方へずりあがってみたり、もも上げ運動のように両足をバッタンバッタンさせるなどのアレンジを観測したこともあります。面白いのが、「えーん えーん」とわざとらしい泣き声をあげながら親の様子をチラチラとうかがっている時。バリエーション豊かなイヤイヤフォームに1歳児の成長を感じずにはおれません。イヤイヤは子どもの成長の証。とは言え、実際接する人間としては「そんな悠長なこと言っていられないわ!」という場合がほとんどです。じっくり鑑賞できるくらいの余裕を持ちたいなと思うこのごろです。
2017年01月18日発達障害の娘(5歳)がおねだり。でもお菓子は1個だけの約束で…広汎性発達障害がある5歳の娘。ある日の買い物中、お菓子をねだってきました。しかし、この日はすでにお菓子を1個買ってあげていました。「お菓子は1個だけ」と約束していたので、娘に考えさせてみることにしました。Upload By SAKURAお菓子を見つめながら、何やら考え始めた様子の娘。さぁ、どうする…?娘が考えに考えて出した結果は…?Upload By SAKURA娘が考え抜いて出した結論は、「お菓子を戻してくる」ということではなく…「ママを褒めて、お菓子を買ってもらおう!」という「見え透いたお世辞作戦」でした(笑)。ちなみに、どんなに褒められてもお菓子は買いませんでしたよ!!
2017年01月11日カミングアウトって必要?一般就労で障害者が働くということ出典 : 発達障害の診断を受けている方は、職場でカミングアウトしているのでしょうか?一般就労で働く方の中には、周囲に黙っているケースも多いようです。私も42歳までは自分が発達障害とは知らなかったので、一般就労で普通に働いていました。いえ、普通とはいえませんね。というのも、私は勤めては1年くらいで辞める、ということをずっと繰り返してきたのです。いつも理由はわからないのですが、周囲の人にだんだん嫌われ、「仕事の覚えが悪い」「やる気あるの?」と責められ、心身ともに限界になってやめるというパターンを繰り返してきました。これからご紹介するお話は、私が障害のカミングアウトに失敗し、結局退職に追い込まれた体験談です。一人でも同じ思いをする人が減ることを祈りながら書きます。障害を隠したまま仕事に就いた私。思わぬ展開で上司に障害を知られることに出典 : 私が当時働いていたのは、派遣会社に登録して応募したデータ登録の仕事です。ここは私が診断を受けてから、初めて職場でカミングアウトした勤務先です。応募時には障害のことは一切伝えませんでした。その後あっさりと採用された私は、出勤して間もなく指導係の上司に、納税関係の書類を書くよう指示を受けました。その書類には障害者かどうか書く欄がありました。「どうしよう…。」思い悩んだ私は上司に正直に伝えることにしたのです。私「あの、私、障害者手帳を持ってるんですが」上司「マジか。何の障害があるの?」私が「アルペルガー症候群です。」上司「何それ?」私はアスペルガー症候群を知らなかった上司に、自分の障害の説明をすることに。知られたときはどうなることかと思いましたが、脳性まひの妹さんがいるとのことで、私の障害にも理解を示してくれました。黙って普通に働くつもりでしたが、こうして私の障害は管理職全員と仕事のチームリーダーに知られることとなったのです。上司が教えてくれた私の個性。ショックだったけれど…出典 : その後、入社して2ケ月が経過した頃です。障害者手帳のことを打ち明けていた指導係の上司は、そのまま私の上司になりました。その日は上司との個人面談がありました。私「この頃なんだかAさんに避けられているような気がするんですよね。いつもそうなんです。気がついたら嫌われているんです」上司「君に言ったら傷つくかもしれないけど、はっきり言わせてもらうよ。君は動作が1つひとつ大げさで、『あっ!』『やってしもた』とか大きな声で独り言を言うよね。それが子どもっぽく見える。そうした振る舞いは日本の社会では異質なものとみられる。日本人は小学生の頃から横へ倣えの精神を叩きこまれるでしょ。異質なもの、変わった人は嫌われてしまう。僕も最初は君のことを『変わった人だな』と思ったよ。だけどアスペルガー症候群と聞いていたし、受け入れようという思いがあったからずいぶん違った。君のバックグランドを知らない人は、嫌ってしまうこともあると思う。知っているから受け入れられるという保証はないけれど、打ち明けてみるという選択肢もある。ちなみにAさんは逆に、『ヨーコさんに避けられてるみたいなんです』って気にしてたよ。」と言われました。これには正直ショックでしたが、「なぜか人に嫌われる」という長年の謎が解けたようでスッキリもしました。スタッフの誤解を解きたかった私は、困りごとを説明することに出典 : 上司との面談の数日後、上司抜きでスタッフとミーティングをする機会がありました。メンバーはいつも一緒に仕事している派遣社員たちです。その場で私は、普段から気になっていたことを聞いてみることにしました。私「私が質問しようとすると『何言ってるのかわからない』とBさんは仰いますが、どうしてなんですか?」Bさん「普通、自分で十分調べてからここがわからないと聞いてくるのに、あなたはそれもせず、やたら焦って聞いてくるから、何を聞きたいのかこちらもわからない」私「私にはちょっと人と違った特性があって、まず騒がしい環境で呼ばれても聴き取ることができません。それから、言葉で次々と説明されると理解が追い付かなくてパニックを起こしてしまうことがあります。あと空気が読めません。いろいろと失礼なことをしてしまうかもしれませんが、申し訳ありません。」このとき、「アスペルガーだ」とは言えませんでした。引かれるのが、偏見を持たれるのが、変に遠慮されるのが怖かったからです。Bさん「そんなこと言われても困る。まるで私がいじめているみたいじゃない」私は、「違うんです」とどれだけ説明しても、その後話を聞いてもらえませんでした。次の日から職場の空気が明らかに変わりました。ものすごく冷たいのです。後に聞いたことですが、みんなは「ヨーコさんはみんなの前でBさんに失礼な態度を取った」と思っていたそうです。そして、私の説明を「そんな私だから優しくして下さい」と訴えてきたと受け止めたようでした。もうこれ以上隠すことはできない…上司の勧めで障害を伝えることに出典 : そのミーティングからしばらく経ったある日、上司から声をかけられました。「スタッフが『ヨーコさんが何度も同じことを質問してくるから困っている』『ヨーコさんが目を合わせてくれなくなった』と訴えてきたよ」このときの私は、すっかり職場の人と接するのが怖くなり、最低限しかコミュニケーションをとらなくなっていたのです。明らかに私の雰囲気が変わったことに気付いた上司は「あのミーティングで何があった?」と聞いてきました。ミーティングでの出来事をそのまま伝えたところ、上司は「それは中途半端なカミングアウトでタイミングも悪かったね。もう、ちゃんとカミングアウトしないとやっていけないと思う。」と言いました。そこで、アスペルガー症候群についての基本的な説明と、医者から言われていた私の特性をプリントにまとめ、上司からみんなに説明してもらうことになったのです。出典 : 説明を受けた一部のスタッフは、私に妙に優しくなりました。一方でこれまでの態度と一切変わらない人や、「いろいろな個性があっていいじゃない。言ってくれてよかったと思うよ」といいながら、これまでよりも距離が遠のいたスタッフもいました。スタッフから言われた言葉の中で「ああ、わかってもらえないんだな…」と思った一言があります。「子どもの頃は学校でやってこれたんでしょ。個性の問題よ。みんな一緒。」どれだけ説明しても、「頑張っているのにできない」「努力ではカバーしきれない問題」だと、理解してもらうことは難しいな…と思った瞬間でした。また、「私がいじめているみたいじゃない」と言っていたBさんは、私の障害について「そんなこと言われても理解できない」と繰り返していたそうで、その後挨拶もしてくれなくなりました。それからしばらくして、出社拒否症のような状態になり限界を迎えた私は、会社を去りました。どうか私と同じ失敗をしないでほしい。カミングアウトするときに気を付けたいこと出典 : この会社を辞めてから、障害者相談機関でこのときの話をしました。すると、「カミングアウトはとても難しいんです。最初からジョブコーチや支援者に入ってもらって、その人から話してもらうことをお勧めします。」と言われました。今回のケースでは、私も最初は隠し通す気だったし、カミングアウトも場当たり的で失敗しても無理はなかったと思います。障害者職業センターでは、自分の特性をまとめ、「知っておいてほしいこと」「それについて会社に配慮してほしいこと」「自分ではどう努力するか」を表にする作業を一緒にしてもらいました。言いっぱなしでは誤解を招くだけになりかねません。しっかり準備して「会社や周りはどうすればいいのか」「自分でも努力すること」などを明示し、十分に計画を練ってカミングアウトすることをお勧めします。
2017年01月06日愛するわが子と一緒に過ごせる時間は、ママたちにとって幸せなもののはず。でも、時おりちょっぴり息苦しく、苦痛に感じてしまうことはありませんか?特に子どもが3歳を迎えるころ、限界を迎えるママたちが増えてくるようです。それを裏付けるかのように、3歳から入園できる“3年保育”の幼稚園は大人気。倍率が高く、定員オーバーで入園できないこともよくあるのだとか。2年保育の園まで待てない。少しでも早く子どもと離れ、自分の時間を持ちたい……悲鳴にも似たママたちの本音が垣間見えますね。「子どもと一緒にいすぎてツラい」。今回は、そんなママたちの思いをじっくり聞いてきました。●(1)いつでも子どもが第一。自分のことは全部後回しとても多かったのが、「子ども優先の毎日がツラい」という声でした。『出産してからというもの、何をするのも全部子どものペースです。朝起きてから夜寝るまで、自分の考えや意思は二の次。自分のことは全部後回しが当たり前。ちょっとでもグチをこぼせば、「親になったんだから頑張らなきゃダメよ」と言われてしまう。そんなこと分かってるし、自分でもそう思うから必死でやってるんです。うまくやれた日は達成感があり、子どものことも愛おしく思えます。でも、思うように行かなかった日は最悪。母親失格だと自分を責め、子どもを産んだのは間違いだったかも とすら感じてしまいます。ママ友たちはみんな、おおらかで幸せそう。子育てを心から楽しんでいる様子をSNSなどで見ると、どうして自分はこうなんだろうと絶望します』(30代女性/3歳男の子のママ)●(2)全力すぎる愛情表現が重いクール系のママからは、こんな話がありました。『子どもが私のことを好きなのはよく分かるのですが、その愛情が濃密過ぎてツラいです。100%の全力で「大好き」をぶつけてくるので、重すぎるというか、ちょっと疲れてしまう というか……。受け止めきれないときがあるんですよね。ちょっと前にも、家の中でずっとベタベタくっついてきたことがありました。「ママ大好き〜!うちのママが世界一かわいい!あったかくて気持ちいい〜!くっついて取れなくなっちゃった〜!」なんてことをいい続けていたので、正直ちょっと鬱陶しかったです』(30代女性/5歳女の子、3歳女の子のママ)大人どうしの世界では、そこまで全身全霊で愛情を表現されることはあまりないものですよね。強く求められるのは嬉しい半面、ちょっぴり困惑してしまうのかもしれません。●(3)子どもの失敗を許せず、責め立ててしまう『娘と1対1で顔を突き合わせ続けてきたせいか、彼女のちょっとした失敗や欠点を、どうしても見過ごすことができなくなってしまいました。飲み物をこぼしたり、おしゃべりが過ぎて着替えや歯磨きの手が止まっていたりすると、猛烈に腹が立ち、冷酷な言葉をぶつけて突き放してしまいます。娘がシュンとしたり、取り入ろうとしてきたりすると更にイライラして、底意地の悪い対応をしてしまうんです 。こんなの私もツラいし、娘にも悪影響ですよね。早く幼稚園に入れたい……』(40代女性/3歳女の子のママ)成長には失敗がつきものだと分かっていても、どうしても許すことができずキレてしまう。子育てをしていればよくあることですが、やはりツラいものですよね。●(4)これ以上どこに連れて行ったらいいの?「いいママでいなければ」と思うあまりに、子どもとの時間が苦痛になってしまうこともあるようです。『私自身は共働き家庭で、わりと放任されて育ちました。日中はテレビやビデオを見て過ごすことが多かったので、子どもなんてみんなそんなものだと思っていたんです。でも、自分が親になってみてビックリ。ママ友たちの中に、そういった意見の人がほとんどいなかったんです。テレビに頼らず、子どもに寄り添い、よく語りかけ、創造的な遊びを提供し続けるのが“いいママ”。子どもをDVD漬けにしたり、スマホを握らせておくのは“ダメなママ” 。だから私も、休日はあらゆるところへ子どもを連れていき、刺激を与えるように努力し続けました。育児サークル、リトミック、ベビーマッサージ、スイミング、公園、水族館、動物園、図書館の読み聞かせ会……。だけど、それが私にとって楽しいことなのかといわれれば決してそうではありません。子どもの機嫌が悪い日は、苦労してでかけてもすぐにグズり出してしまい、がっかりすることもあります。更にいえば、もうネタ切れです。これ以上、どこに行ったらいいのか分かりません。先日は寒空の下、駅のベンチに子どもと座って、発着する電車を延々ずっと見て過ごしました』(20代女性/3歳男の子、1歳男の子のママ)----------ママだってひとりの人間です。子どもと顔を突き合わせ、息が詰まる暮らしを続けていればストレスが溜まるのは当たり前。できれば一時預かりを使うなどして物理的に離れる時間をとるのがベストでしょう。それが難しいなら、できるだけこまめに心の電源をオフにしてみては。“自分ひとりの世界”をキープすることこそが、子育てを楽しく乗り切るコツなのかもしれませんよ。●文/パピマミ編集部●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)
2016年12月26日こんにちは。ママライターのなかやまあぽろです。先日娘が2歳の誕生日を迎え、予防接種の際に小児科の医師に子どもの健康面を相談する機会がありました。特に2歳前後のママに共通する心配ごとは、子どもの食生活について。ご飯をたくさん食べてくれる日と、なかなか進まない日とムラがあったり、おやつをほしがって泣きわめき、根負けしてつい与えてしまったり……。一生のうちで最も成長が早い“乳幼児期”に食事で摂る栄養は、子どもの今後の成長にとても重要な役割を果たすので、食生活の見直しを勧められました。今回は、2歳から特に見直したい子どもの食生活のポイントを3つにまとめてみましたので、参考にしてください。●(1)おやつは午前と午後に1回ずつ食事は1日3回、おやつは午前と午後の2回に分けることが理想だそう。おやつを与えるときのポイントは、時間を決めて、ダラダラ食べさせないことです。おやつの摂取量の目安として、2歳前後の子どものおやつで取りたいエネルギーは、1日に必要なエネルギーの10~20%で、約100kcal です。午前のおやつはお昼ご飯に影響しないよう量や与えるものを考え、午後は腹持ちのよいおにぎりや蒸かした芋などをおやつとして与えるといいそう。2歳になると長時間の外出の機会も増えてくるので、グズったときなど、どうしても甘いおかしを頼りにしてしまうこともありますよね。しかし、そんなときもチョコレートや飴、ジュースなどはできるだけ避け、小さく握ったおにぎりや、持ち運びに便利な糖分の少ないドライフルーツがオススメです!●(2)外食をするときは、なるべく和食系を子どもが成長するにつれ、お出かけの際の外食の機会も増えてきます。レストランでは、子どもが喜ぶお子様ランチやセットを選択するパパやママも多いと思いますが、実は大人の料理を取り分けてあげる 方が、栄養バランス面で安心なことも。一般的に外食は塩分や糖分、油分が多く含まれた料理が多いですが、お子様セットは特に揚げ物が多く考えものです。外食の際は、なるべくパパやママが注文した和食系のメニューから、子どもの分を取り分けることがポイントだそう。家庭での食事は、脂肪分を控えたうす味を心がけ、素材本来のおいしさを教えてあげる機会を作りましょう。●(3)牛乳の飲み過ぎに注意2歳を過ぎると、ほとんどの子どもが離乳を完了し、牛乳に切り替えるママも多いと思います。そして、子どもたちは牛乳が大好き。牛乳をたくさん飲ませて、元気いっぱいな子に!と、筆者も当初は思っていたのですが、2~3歳で1日に取りたい牛乳、乳製品の目安は、料理に使う乳製品も含んで約200~300ml だそうです。牛乳は、一日コップ1~2杯程度に留め、栄養の偏りに注意しながら与えることがポイントです。----------2歳ごろになるとイヤイヤ期も始まり、食事での好き嫌いもはっきりしてくるころなので、ママは一苦労。成長が著しい乳幼児期なので、できるかぎり栄養面はしっかり管理していきたいですね!【参考文献】・『最新月齢ごとに「見てわかる!」育児新百科』/ベネッセコーポレーション・編【参考リンク】・子どもの成長・発達 | 公益財団法人母子衛生研究会(PDF)()●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)
2016年12月25日ドイツDE親バカ絵日記
yopipiのプチプラコーデ〜ときどき育児日記〜
発達障害と診断された息子の中学高校生活