パズルにハマり中の三男。台紙にはめていくタイプのパズルで遊んでいる途中で『お腹すいた~!』のコールが。「まだ途中のパズルを完成させて、お片付けしてからごはんにしようね」と言うと、元気よく返事をして。一生懸命パズルを完成させました。よしよし。じゃあごはんにしよう…と思ったら。なぜか完成させたパズルを全てひっくり返した三男。母、困惑(笑)そして、再び『お腹すいた』コール。なんでなん…じゃあなんでまたひっくり返したん…。単純にまた遊びたくなったから?? でもお腹すいたんじゃないの????この謎の行動、このあと3ターンしました(笑)相変わらず謎多き3歳児・三男でした。
2018年05月16日はじめまして。shirokumaと申します。 当時3歳になったばかりの幼稚園児の娘と、0歳の息子のお話です。 ある日、息子がおなかを空かせて泣いていると… 娘なりのギャグ? それとも天然? そんな、弟のことが大好きな世話好き「おねーちゃん」と、お姉ちゃんの少々荒っぽい可愛がり方にときどき動揺している「おとーと」を、どうぞよろしくお願いします。 著者:イラストレーター イラスト作家 shirokuma2児の母。第一子の娘が1歳になった頃から子どもの日常を描きはじめる。第二子の息子が生まれた現在も、娘と息子との日常を描き続けている。
2018年05月01日最近、なかなかの生意気っぷりを発揮してきている三男。先日の夕飯前。おもちゃを片付けるようにいうと…この態度(笑)イラッとする気持ちを抑えつつ、「今日は唐揚げやけど、もう食べないでずっと遊んでてください」と言うと態度が一変(笑) それでも「もう絶対片付けないでいいですから」と伝えると… 「いしょげ! いしょげ!」と大慌てで片付けはじめました。やっぱりまだまだ単純で可愛い三男なのでした。
2018年04月25日今年の冬はとっても寒いですね。インフルエンザも猛威をふるっているし、外は雪がチラチラ、こんな日はこたつでみかんを食べながらゴロゴロしていたい気持ちです。でも、どれだけ寒くても子どもは元気モリモリ! 家で遊んでばかりでいてくれるわけがありません。というわけで、今日も靴下二重履きして、毛布のような裏起毛インナーに身を包み、腰には貼るカイロを忍ばせつつ、震えながら公園へGOです。う~さむ。公園の大変なところ。それは、一緒に遊ぶことよりも、寒いことよりも…「すんなり帰ってくれないこと」でした。息子が絶賛イヤイヤ期中なのも大いにあるのですが、公園やプレイルームなど、子どもにとって楽しいところから帰る時は、いつも大泣きして抵抗するので、毎回この帰る時間が憂鬱なのでした。しまいには、「そもそも公園に行かなければ、こんなことにもならないのでは?」と、一時期公園から遠のいていた頃もありました。が、まったく行かないわけにも行かず…いろいろやってきて、効果があった方法を共有します。月齢によって声掛けは変わってくると思いますが、少し数字が読める3歳児にはある程度有効なんじゃないかなと思います。「今日はどれだけ遊べるのか」を把握させ、それを子ども自身も納得させるのが大事なのかなと思いました。ただ、遊びに夢中になってくると時間のことなんか忘れてしまうので、節目節目で都度残り時間を示すことで、子ども自身もだんだん心の帰る準備ができてくるのかもしれません。そうはいっても、やっぱり帰る段になると「帰りたくない」となることも多々あります…というか、うちはほぼ毎回なります。そんな時は、回数や時間を決めて少しだけ遊ばせてあげる。すると子どもも、要求を受け入れてもらえたという喜びから、終わった後案外すんなり帰ってくれることが多いです。子どもが10人いたら10通りあると思うので、これはあくまでうちの息子の場合ですが、少しでも参考になりましたらうれしいです。
2018年02月16日先日第3子の次男が産まれた我が家。第2子の長男にとっては初めて、自分より小さい弟が登場したわけなのですが…。ということで、今回のテーマは「赤ちゃん返り」です。では、どうぞ!!第1子の長女の赤ちゃん返りは、妊娠中は大したことなく、産まれてからは本当に激しかった(笑)。いったん癇癪(かんしゃく)を起こすと、何を言っても無駄で、ただ嵐が過ぎるのを待つ心境でした(これがなかなかつらい!!)。上の子にとっては、今まで自分だけのものだった両親を突然現れた赤ん坊に持って行かれたような気がして、世界がひっくり返るような衝撃なんでしょうね…。さて、今回第3子が生まれて一番影響を受けた長男はというと…。今までは家族でいちばん小さい存在だった…。なんだかんだで一番目をかけられて可愛がられていた…。それなのに、小さな弟の登場によって、そのポジションを取られてしまう!!!…と、本人が思ったかどうかは定かじゃないのですが、赤ちゃん用に友人から借りたバウンサーに誰よりも早く乗ってゆらゆらしていたのは、ほかならぬ長男でした(笑)そんな長男の姿がなんだかいじらしくて、グッとくるものがあります。新米お兄ちゃん、頑張れ…!!
2018年01月23日子どもといると、その場その場で瞬間的に選択しないといけない場面が多々あるように思います。朝ご飯にパンを出せば「ご飯がいい!」と言われたり、さっきおやつを食べたばっかりなのに「おやつ食べたい!」と言われたり、お店の入り口に置いてあるガチャポンを「やりたい!」と言われたり……。理不尽でむちゃくちゃな要求をポンポン私に投げてくるんです。そのたびに私はいつも、どこまで子どもの言うことを聞いてあげたらいいのか悩みます。 なぜなら……「甘え(させ)る」のと「甘やかす」のとは違います!という言葉が頭をよぎるからです。よく聞きますよね。「叱ると怒るは違います」とか「褒めるとおだてるは違います」といったこの手の理論。子どもの「こうしたい!」という意志がこちらの意図してるものと違った場合、それを「自己主張」と捉えるか、「ワガママ」と捉えるか、その境界線がよくわかりません。一体どこまでが自己主張で、どこからがワガママなんでしょう。ましてや、子どもの主張することをこちらが飲んだ場合、それが「甘やかし」になるのか、子どもの心に「寄り添う」ことになるのかもよくわかりません。朝ご飯にパンを出したのに「ごはんがよかった!」と泣かれて、「わかった、ご飯にするね!」ってご飯を出し直したら甘やかしてることになるのでしょうか。習い事を「やめたい!」といって泣いて嫌がるのでやめさせたけど、それじゃぁすぐに折れちゃう根気のない子どもになるんでしょうか。子どもの主張も聞いてあげたいと思うけれど、どこまで聞いたらいいのか、先が見えないからこそ、ひとつひとつの選択がこれで大丈夫なのかと不安になっちゃうんですよね。「どこまで聞いてあげればいいのか問題」は、長らく私の悩みどころだったのですが、去年ピーンと来たことがあったんです。次男の6歳のお誕生日、おもちゃ屋にプレゼントを買いに行った時のことです。次男はプレゼントにラジコンを欲しがっていたので、三男も連れて幼稚園の帰りにオモチャ屋さんに買いに行きました。しかし、プレゼントを選ぶ次男の姿は、3歳の三男からしたら納得がいかないわけです。お兄ちゃんは買ってもらえて、自分だけが買ってもらえないことが理解できず、「お誕生日とはそういうものだ」ということがまだ分からないお年ごろの三男。「俺のも買って〜〜!!」と泣きわめきました。なんとか説得してなかば引きずるようにしてオモチャ屋をあとにしたのですが、その後もラジコンで遊ぶ次男を見ては泣き、ケーキのロウソクを消す次男を見ては泣き、三男にとっては終始涙涙の一日となりました。結局この日私は三男に「次男のお誕生日だから」と言い聞かせ、三男にはなにも買わずおもちゃ屋を去りましたが、私がこの選択した理由は、「ここで折れたら三男を甘やかすことになる」と思ったのと、心のどこかにある「子どもを甘やかしてる親だと思われたくない」という自己防衛でした。片方は満面の笑みだけれど、もう片方は号泣。幼い兄弟がいるとお誕生日会もなかなか難しいと思った出来事をブログに書いたんです。そしたら、この記事に集まったコメントが意外だったんです。てっきり「それで正解! 甘やかしはよくない!」という賛成コメントが集まるかと思っていたのですが、意外にも「実は私も……」派が存在したのです。同じように、下の子に泣かれて困ったママが「実は私、モメるのが嫌だから下の子たち用にも小さいプレゼント用意してます(もしくはしてました)」と白状してくださったり。はたまた「実は私小さいころ、姉のお誕生日にゴネて自分もプレゼント買ってもらってました」という元当事者まで現れたんです!私、この方たちの出現に救われたんです! ホッと肩の力が抜けたんですよね。「なぁぁぁんだ!!」って。しかも、元・ゴネてプレゼントを買ってもらった当事者の方たちに共通していたのは、兄弟の誕生日にゴネてプレゼントを買ってもらった思い出が「温かい思い出」として胸に残っていることでした。もちろんそれが「本当はダメなのに聞き入れてもらえたこと」も理解しています。また下の子たちにもプレゼントを用意しているママたちも、きっと公言したら「甘い親だと思われるだろうなぁ〜」と思いつつも「ま、泣かれるより小さいプレゼント渡したっていいじゃん!」と笑い飛ばす姿に不思議と元気をもらえました。リアルタイムで子育てをしている私たちからしたら、一事が万事。「今この瞬間のコレを聞き入れてしまったら……」とか「泣けばなんでも通用すると思われるちゃいけない」とか色々と先のことを心配して迷ってしまいがちです。しかし、仮に泣いてゴネて買ってもらったとしても、それが子どもの長い人生において重要な支障をきたすこともないような気がしてきました。要は「トータルで見てどうか」なのかなと思うのです。「過ぎてみればいい思い出」ってたくさんありませんか?少なくともブログにコメントをくださった方にとっては、ゴネて買ってもらっちゃったお誕生日の経験が温かい思い出となって心に残っていました。となると、なんだかもう私は甘やかしと甘えさせるの違いがよくわからなくなってきました。そして、あまり頭で考える子育てをしなくてもいいような気もしてきました。子どもたちが大きくなったときの思い出が「ママはいっつも俺の言うことを聞いてくれなかった」という思い出で埋まっているよりも、「あのとき、今考えるとむちゃくちゃだったよな〜」って家族で笑えるエピソードで詰まってるほうがいいなと思いました。もちろんこれは「何かを買う」「買わない」のことを指しているわけではありません。ただこのことをきっかけに、私はゆる〜くその場その場で選択することに後ろめたさを感じなくなりました。「その場の雰囲気」や「子どもの様子」または「母親である私の気分次第」などその時その時で「いいよ」と言うも「ダメ」と言うも選択がブレたとしても「自分は甘い親だ」と不必要に罪悪感を感じる必要はないと思うのです。そして、こう思ったのにはもうひとつ理由があります。その話は次回に……。
2018年01月11日我が家は、実家が遠方で、夫が単身赴任なので、何かの時に子どもを預ける先がありません。ですので、基本的に幼稚園行事などは3歳の息子も同伴させてもらって参加しています。先日も、幼稚園で娘のはじめての音楽会がありましたので、息子連れで参加したのですが…。暑くて暗くて人のたくさんいる会場で、息子が大人のようにまじめに音楽鑑賞なんてできるはずもありませんでした。いったん会場を後にし、次の娘の出番(3時間後)まで、園庭で遊んで待つことにしました。本来は親の事は気にせず行事に集中するべきですが、娘にとってははじめての音楽会だったので、しっかりやっている姿を見せたくてはりきっていたのでしょう。最後まで私の姿を見つけられなかった娘は、もぬけの殻のような顔をして演奏していました。なんだか、娘にも息子にもかわいそうなことをしてしまったなと思いました。これまでは一緒に連れていくしか選択肢がないように思っていましたが、場合によっては一時預かりなどを利用した方が、・娘のためにも(こちらの姿を確認して、演奏に集中できる)・息子のためにも(静にじっとしていなくてもいいし、会場でもみくちゃにならずにも済む)・夫のためにも(しっかりビデオに記録でき、離れていても子どもの成長を感じられる)・自分のためにも(娘の行事に集中できる)よかったのかぁと思いました。ただ、まだ一度も預かり保育を経験したことのない息子なので、またいつか来るであろう「預けた方がいい状況」になる前に、何度かお試しお預けをやっておこうと思いました。また、最後になりましたが、スペースがあるならば三脚があるとすごく重宝しますので、これから発表の場に行かれる方にはぜひとも持って行っていただきたいアイテムです(もちろん、禁止されていない場合は、です)!私は初めての音楽会だったので持っていきませんでしたが、みんな当然のように持参していました。三脚があれば、ビデオの画面揺れのストレスからも開放されるし、下の子にも構えるので、一緒に発表会に集中できますよ。
2018年01月05日前回、私たち子育て中のママたちがなぜ漠然とした窮屈さを感じているのかを自分なりに考えてみました。その結果、これまで推し量ることしかできなかった「周囲の人」の本音が、SNSの普及によってブワッと表面化したことで、いままでになかったためらいや心配が増えたからじゃないかというところに行き着きました。私はブログをやっていることもあり、いままでに何千、いや、何万もの感想や意見を受け取ってきています。おそらく普通に生活してるだけでは考えられないほどのたくさんの意見にさらされ続けているのですが、これだけたくさんの意見を受け取っていると、そのうち意見の本質や、何を言おうとしているか、何を装っているのかが見抜く力が備わったように思います。なぜ、この話を持ち出したのかというと、おそらく、どのママも大なり小なり私と同じような経験をしたことがある、もしくはいまその真っ最中なんじゃないかな? と思うからです。SNSだけじゃなく実際の生活においても、「誰かの意見」に心揺さぶられたり「誰かの子ども」と比べてしまうことってありませんか?私もたくさんの誰かの意見にブワァァァァ~~~ッとさらされて色々ともがいてきたタイプなので、「自分がどうしたいのか」「自分はどう思うのか」よりも、誰かの意見に引っ張られて「自分の考えは間違ってるのかな?」とよくわからなくなっしまうことがありました。私は自分の子育てが正解かどうかなんてわかりませんし、きっと多くのママがそうだと思います。いま一生懸命子どもたちを育てていますが、究極のところ子どもたちが大きくなってみないと分かりません。自分の子育てに絶対の自信がないからこそ、誰かの意見って心を揺さぶられるんですよね。■母の心を揺さぶる「もう◯歳」「まだ◯歳」たとえば、母親の心を揺さぶるキーワードに「もう」と「まだ」があります。この2文字って本当によく出てくるんです。たとえばうちの三男は現在3歳なのですが、同じ3歳でも「まだ3歳」「もう3歳」2通りの意見があるわけです。先日、9歳の長男がおやつを食べている時に、3歳の三男が横からパッと横取りをしたんです。一瞬の出来事だったので私も長男も止めることができなかったのですが、横取りされた長男がキレて、三男の顔をグーパンチしたんですよね。続けざまにガンガンと鼻頭を叩いたため、三男の鼻から鼻血がブーー!と出てしまいました。私は3歳に容赦なく手をあげた長男を叱りました。横取りされて腹が立つ気持ちはわかりますが、やはり鼻血が出るほど3歳の小さな弟を叩いちゃいけないし、社会ではいかなる理由があろうと最初に手を出してしまった方が結局は負けになってしまうと思うからです。ですが、ここでも人それぞれによって「私ならどう対応するか」が分かれてくるわけです。寄せられた意見は3つに分かれました。私と同じ手を出した方をまずは叱る派、そもそも先におやつを横取りした三男をまずは叱るべき派、どっちもどっちだから静観する派。そしてここで、「まだ」と「もう」にも分かれてきます。「もう3歳なのだからおやつを横取りしちゃいけないって分からないといけない年」だという意見もあれば、「まだ3歳だから横取りしちゃうこともあるよね」という意見もあります。また、「もう3歳なんだからきちんと教えればできます」という意見もあれば、「まだ3歳だから何回同じことを言ってもなかなか…」という意見もあります。これ、どちらも間違っていないと思います。しかし、どっちが正しいともいえないことを、どうしてこんなに言い切れるのかというと、あくまで「自分はそう思うから」なだけです。これは私も含めて、自分がそう思うからそう言ってるだけのことです。■「◯歳はこうあるべき」正しい基準なんてない「もう3歳ならこれができなくちゃおかしい」とか「まだ3歳なんだからこれはできなくても仕方がない」なんて明確に決められているわけではありません。歩行や言語など発達面では臨界期が決まっていますが、おやつを横取りしちゃダメとか、ちょーだいと言えないとおかしいとかなんかはどこにも基準がありませんよね。私は「まだ3歳派」なのか「もう3歳派」なのかといわれれば、「まだ3歳派」です。もちろん一概には言えませんけど全体的にこの世に生まれてまだ3年しか生きてないんだから、同じ失敗をしても仕方がないと思っています。何回も何回も何回も言い続けていずれ徐々に改善していくこともたくさんあると思っています。ただ、私はこういう考えで育てていますが、そこに「もう3歳なんだから言えば分かる歳ですよ」という意見も当然あるわけですし、そこを否定してはいけません。その逆も同じです。このように普段交わらないで済む自分と違う考え方が関わってきたとき、ぐらぐらと心が揺らぐわけです。私も、昔はそうでしたが、いまは違います。たくさんの意見にさらされてさらされてさらされまくって、行き着いたところは、これでした。「私とあなたは違う」と思うようにすることです。■「私とあなたは違う人間」と思えば楽になるえ? そんなこと? って思うかもしれませんね。でーーーも。すごく当たり前の答えに思うかもしれませんが、これが簡単なことのように思えて実は難しい。自分のことならまだしも、母親は子どものことが絡むとちょっと理性から離れてしまう面がありますから。「私とあなたは違う人間」こう思えるようになるまでにはすごく体力を使いましたし、いろんな失敗もしました。そして、こう思えるようになれたら、すごく楽になりました。たとえば「うちの子は同じ3歳だけど、もう◯◯できますよ。言えばきちんとわかりますよ」って言われたとしたらやっぱり落ち込みますよね。でも一方で相手側からすれば「あの子はうちの子と同じ3歳なのに○○ができてないなんて、甘やかしてるからじゃないの」と一種の不快感を抱いてることになるわけです。結局、どちらにせよサンプルは「自分の子ども」かせいぜい「自分の周りで知ってる子ども」ぐらいしかいないわけです。こういう場合私は「あなたのおうちの3歳はできるのかもしれないけれど、できない3歳だっている」と思うようにしてます。こう書くと開き直りだと捉えられがちなのですが、それとはちょっと違います。だって同じように教えたとしても習得できるまでどれぐらい時間がかかるかって本当に人それぞれなんですもん。あなたのお子さんがおとなしく静かに座っていられる3歳だったとしても、うちの子はまだそれができないんです。年齢なんてひとつの数字にすぎません。そわそわしちゃう3歳もいれば、奇声をあげちゃう3歳もいれば、眠くなって寝ちゃう3歳もいます。同じ子は1人としていませんよね。こういう類いのことは、実の親や義理の親との間にも起こりうることかな? と思います。たとえば、うちの母は自分たちの子ども、つまり私たち兄弟が(姉・姉・弟)手がかからず3人とも静かなタイプだったんです。だから孫の3兄弟がとにかくチョロチョロ動き回るのをみて、「あんたたちはこんなんじゃなかった!」と私に嘆いていましたが(笑)。まぁそりゃ当然ですよね。だって同じ3人の子どもでも同じ人間なわけじゃないですから。そこで「私の育て方が悪いのかな」なんて悩む必要ないと私は思います。一生懸命子育てしていると、よくも悪くも、自分の子どもを中心に見てしまいます。自分の子どが(もしくは誰々さんちの何々くんが)3歳の時にはこれができていたから、3歳になればできるようになるもんだ。と思いがちなのですが、決してそんなことはありません。1回言えば分かる3歳もいれば、2万回言ってようやく分かる3歳もいます。1人1人違うんだ、違って当然なんだということを、頭においておけば不用意に心が揺らぐことはずいぶんと減ります。よく考えたら、「もう」だの「まだ」だのってものすごくあやふやだと思いませんか?「もう3歳」「まだ3歳」の境界線って誰が決めたんでしょう。たかだかその人の身の回りで起きた出来事や、どこかの本で仕入れた知識や、ひとつの体験や主観でしかないような気がします(もちろん「この時期を過ぎたら習得が難しい」とされる発達上においての臨界点はありますが今回に話題はそのことを指していません)。いろんな情報や意見が溢れかえっているいまだからこそ、「よそはよそ」「うちはうち」「あなたと私は違うんだ」ということをもう一度自分に言い聞かせるととても楽になりますし、逆も然りです。「自分はこうだからあなたもこうあるべき」と押し付けることが、より自分を窮屈にしてしまっているということに気づけたら、もっと楽になるんじゃないかなと私は思っています。
2018年01月04日今年も残りあとわずか。来年度から幼稚園の入園準備をしているママも多いのではないでしょうか。そんなお母さんたちから「入園時にオムツが外れていることが必須と説明会で言われたんですがどうしたらいいですか?」という焦りの声をよく耳にします。そんなお母さんのために今回は3歳からはじめるトイレトレーニングの3つのポイントをご紹介します。■1.生活のリズムを正す排泄は生活のリズムに大きく左右されます。食事の時間や遊びの時間、そして就寝時間など、生活のリズムをしっかりと正してあげることで排泄のリズムを正すことができます。生活のリズムのなおしかたは簡単。「寝ない、食べない! 子どもの生活習慣はどうやって直したら良いの?」でお伝えした通り、今の生活を時計に書いてみましょう。そうすることで、何がズレていて、どうなおせばいいのか一目瞭然です。■2.家にあるオムツを捨てる「オムツがあるからオムツが外れない」といっても過言ではありません。潔く全て処分するか、必要なひとにプレゼントしましょう。ただ、捨てる前に「もうすぐ幼稚園にいくからオムツとはバイバイしようね」「これからはおしっこがしたくなったらママやパパに教えてね」と声をかけ、オムツとバイバイしてください。■3.排尿のリズムを知るトイレトレーニングで一番やってはいけないことは、おもらしをしてからトイレに連れて行くことです。よくお漏らしをした後にトイレに連れていき「まだでるでしょ」と長い間座らせているお母さんを目にしますが、それは逆効果です。おもらしは、もう完全におしっこが出ている状態なのでおしっこが終わったのにトイレにいく、出せと言われるのは子どもにとっては苦痛なこと。そういったことを防ぐためにパパ・ママが「排泄のリズム」を知ることから始めましょう。■4排泄表を作ろう排泄表はおしっこをした時間、場所を記録していく表です。実際に保育園の現場で使っているところも多いと思います。○…おむつのなかでおしっこが出た(出ていた)◎…オマルでおしっこがでた△…うんちが出た(出てた)□…オマルでうんちが出たこのように、エクセルなどを使って表をつくるのも良し、裏紙に箇条書きにするのも良し。表の形式に決まりはありませんが、排泄後は必ず記録してください。この記録を続けることで、排泄のタイミングが手に取るようにわかります。タイミングが分かったら、あとはそのタイミングにトイレに連れていき、排泄ができたらしっかりと褒めて、認めてあげること。これを続けることで、確実に子どもはオムツを外すことができるよううになります。最後に、幼稚園に入る前の子どもはもう自分の気持ちをしっかりとお母さんやお父さんに伝えられるはず。排泄は人生で最初の自立です。「もう赤ちゃんじゃないんだ」という気持ちをしっかりとご両親が持ってくださいね。
2017年12月19日「うんこ!」「ちんこ!」「おなら」「おしりブリブリ~!」2歳ごろになると子どもたちはどこから仕入れたのか、普段使ってほしくない言葉を言うようになります。「保育園で覚えてきたんだろうな…」と思う方がほとんどだと思いますが、保育士は「家か出先で覚えてきたんだろうな」と思っていることも…。しかし、そういった言葉を連呼したとき「やめなさい!」や「汚い言葉は使わないで」と叱るのは無意味です。叱れば叱るほど「困らせるにはこれが1番いいんだな…しめしめ」と心の中で彼らは笑っているはずです。言葉の意味を改めて考えさせようしかし、黙ってみているわけにはいきませんよね。公共の場やおじいちゃんやおばあちゃんの前でこんな言葉を連呼されたらひとたまりもありません。以前、担任だったクラスの男の子3人が、私を祭りの社に見立てて「ちんちん!」「ちんこ!」と言いながら盆踊りのようにぐるぐる回っていました。「静かにしてほしい…」と心から思ったので「ちんちんとちんこの違いを教えて」と聞いてみました。すると3人はピタッと止まって「えーっと…」と考え始めたのです。「ちんちんってなんだ?」「ちんこって言うとお姉ちゃんは絶対怒るんだよ…」「ぼくのお父さんはちんこって言うな…」「え、僕のお父さんはちんちんだよ…」「なんで同じ呼び方じゃないんだよ!」この会議は30分~40分ほど続きました。言葉は考えることで使い方がわかる会議の結果は「ちんちんは英語でちんこは日本語」。2歳児の思考回路に驚きました。彼らはいくつもの意見を出し合い、精査しながらこの回答を導き出したのです。子どもならではの発想と行動がユニークですよね。その後、子どもたちが汚い言葉を繰り返し言う回数が格段に減りました。子どもは毎日色々なことを頭に入れています。だからこそ、意味が無く、他人が反応する言葉を連呼することが楽しいのです。今回は大人にとっては公共の場で連呼して欲しくないワードですが、このように言葉には意味と役割があることを発見することで、「大人が反応するからおもしろい、困らせたい」という理由だけで言っていた言葉が、子どもたちの中で意味のある言葉に変わったのです。その発見を自らすることで、言葉には使うために必要なタイミングがあることを知ります。例えば、目の前にメガネがあるから「メガネ」という単語を使いますよね。突然「めがね!」と言っても何も起きないし意味はありません。自ら導き出すことが何よりも大切もちろん、私が子どもたちに聞いた質問の正解なんてありません。だからこそ、子どもたちが一生懸命考えて導きだしたことを、大人も「そういことだったのか! 知らなかった」と笑顔で真正面から受け止めてあげることが大切です。もしも、間違ったまま覚えてしまうと困ってしまう答えであれば、その時に大人がちゃんと導いてあげればいいのです。「やめなさい!」と叱るのは簡単ですが、その言葉はどういう意味なのか、似た言葉にどんな違いがあるのか、なぜ今発言したのか、子どもに考えさせることもひとつのコミュニケーションであり、大人が考えるきっかけを与えるチャンスでもあります。
2017年08月18日おもちゃ売り場に行くと女の子向けのおもちゃと男の子向けのおもちゃがはっきり分かれています。メルちゃんは戦隊ヒーローグッズと一緒には並んでいないし、プリンセスはトミカと一緒に並んではいません。そこで、なんのために子どもがおもちゃで遊ぶのか、根本的なところから考えてみましょう。■おもちゃは出力するためのツール通常、女の子のおもちゃと男の子のおもちゃをはっきりと区切る保育園や幼稚園は少ないと思います。それは子どもの好奇心が何よりも大切だからです。子どもたちは、毎日たくさんの情報を吸収しているので、子どもは遊びを通して頭のなかを整理するのです。そのため、おままごとをしているとき、男の子でもお母さん役をするし、女の子でもお父さん役をします。昨日あったできごとや自分がなりたい自分に、おもちゃや遊びを通してなりきります。そうしたことで積み重なった頭の中のことを発散し、整理するのです。一言で説明するとおもちゃは子どもにとって「出力ツール」なのです。秩序が芽生えた時期に大活躍するおもちゃ3歳ごろになると「秩序」が芽生えます。例えば道路は端っこを歩かなければいけない、ご飯を食べながらスマホやテレビを見てはいけない、靴は脱いだら揃えなければいけないなど、保育園やご両親から得たルールを人に求める時期です。それはもう赤ちゃんではない証拠です。彼らは「僕だってちゃんと見てるんだぞ」と正義の塊になります。以前、担任をしていたクラスに秩序の塊のような男の子がいました。誰かが順番を守らなかったり、食事中におしゃべりしたり、脱いだ靴をすぐにしまわなかったりすると一目散に飛んできて注意するんです。気づけば同級生に「○○くん、うるさい」「こないで!」なんて言われるようになり、少し可愛そうでした。そんなとき個人面談でお母さんから「電車のなかやスーパーなどで見知らぬ人を注意するようになって困ってる」と相談を受けました。これは彼が今まで教わった秩序のアウトプットが足りていないと解釈した私は、メルちゃんを買うことを勧めました。すると、彼はメルちゃんという自分でお世話しなければいけない人形=今まで教わったことをアウトプットする対象を得ました。そして、数日後から彼は保育園で友だちに注意することをやめ、公共の場で見知らぬ人に注意することもやめました。こういった例があるように、おもちゃは男女関係なく子どもたちに寄り添います。子どもが、なにかしらの理由を元におもちゃを求めることはよくあることです。頭ごなしにダメ、というよりも子どもの遊んでいる様子を観察してから考えてみてください。
2017年08月16日すっかり夏ですね~!夏と言えば水遊びに出かけるご家庭も多いかと思います。今回は我が家の次女(現在19歳)が水が苦手だった幼少期のエピソードです。毎日のお風呂ですらこんな感じでした。頭を洗うのなんてもう大変!この方法はなんてことないようですが、水が顔にかかる感覚が嫌な娘にとってはとても有効でした。とはいえ、水のある場所でいつもこの方法が使えるとは限らない…。それに、頭から水をかけられるようにならないと先々娘が困るだろうな~と思い、どうしようか考えた結果、とにかく「水で遊んで楽しい体験が増えればなんとかなるっしょ!」とうことで~いろいろやってみました!他にも空いた洗剤容器とかシャボン玉とかいろいろなものを使ってお風呂タイムを楽しく過ごしました。そうこうしてるうちに少しずつ水に慣れた娘、幼稚園入るころには潜れるようになりました!でも特に目に水が入るのが怖かったようで、そこだけは苦手感は残っていましたが、泳ぎを習う小学校ではゴーグル着用できるので問題なしでした。そんな娘を現在は私が…平気で目ん玉触ってます(笑)あ~んなに大騒ぎして大変だったのは夢…!?ってくらいです。 今同じようにお子さんの水への苦手感で困ってる親御さん、日々のお風呂もですが、暑い日の外での水遊びなら「水が気持ちいい」ので、怖さが軽減され積極的に遊んだりすることも。水の事故にだけは気を付けて、この夏を楽しみましょう~!
2017年07月29日僕はただ今、虫歯の治療中。何度目かの治療の日、息子の定期検診も一緒に予約して連れて行った。息子の検診は特段の問題無くブラッシングとフッ素塗布であっという間に終わった。「がんばったから好きなの選んで良いよ〜」息子は歯科助手さんからご褒美のミニチュア消しゴムをもらっている。続いて僕の番、右上奥歯の治療が始まった。僕の後の患者がキャンセルになり時間があるからということで時間をかけて一気に治療を進めるということになった。息子が退屈しないかが気がかりだったが、早く治したかったのでお願いすることにした。息子は診療室から5メートルくらい離れたキッズルームで遊んでいる。壁があるので様子は見えないが、「良い子で遊んでますよ〜」と歯科助手さんが声をかけてくれたので僕は安心して治療を受けていた。しかし、その直後「おとーさーん!」という声がキッズルームから聞こえてきた。ペタペタペタっと息子のスリッパ音が近づいてくる。息子「おと〜さーん、これ開けて〜」何のためらいも無く治療中の父に包装されたミニチュア消しゴムを差し出す息子。僕「りま、まっへ(今は待って)」主治医「田渕さん、口は開けたままで!」息子「おと〜さーん、早く開けて〜」僕「りょっほ、まっへ(ちょっと待って)」息子「開けてよ!」僕「はひへ(かして)」主治医「ちょっと閉じないで!」僕「はひ」開けろ開けろのカオス診療室で何とか口を開けたまま、消しゴムの包装も開けて息子に中身を渡すことが出来た。主治医「ここ見えますか?」と先生が治療中の歯の経過を指し示す。息子「ここ見えますか?」主治医と息子が一緒に僕の右上6番(第一大臼歯)を覗いている。僕「はい。あ〜(屈辱)」僕の口内チェックに飽きた息子は再びキッズルームに引っ込んだ。治療終了後、キッズルームにいる息子を迎えに行くと「ちゃんと歯磨きしないと虫歯になるからね〜」と言いながらぬいぐるみのワニの歯を丁寧にブラッシングしていた。息子が選んだミニチュア消しゴムは虫歯の父への当てつけなのか歯ブラシセットだった。<下請けパパ日記は毎週火曜日更新中!ぜひ来週もご覧ください!>
2017年07月21日「月齢は上がっているのに、お昼寝の時間が変わっていないし、そう言えば、最近なかなか子どもが夜寝てくれない…」「夕食も全部食べてくれない時が増えてきたけど、どうしたらいいの?」という疑問をお持ちのママたちへ、今回は簡単な生活リズムの見直し方をお伝えします。■1.生活のリズムを円グラフに書いてみようまずは、時計の図を描いてみましょう。そこに起きる時間、幼稚園にいく時間、お昼寝の時間、など生活のリズムを記入していきます。すると、このような感じで、時間ごとに、子どもがどんな生活をしているのかが見えてきます。上記は、幼稚園から帰宅後の生活リズムを例として記入してみました。幼稚園から帰ってきて、おやつを食べる。それからお昼寝をして、夕食を済ませて21時過ぎに就寝…ちょっと遅いですね。■2.就寝時間を基準にリズムを見直そう時間ごとの区分が見えてきたら、こんな風に生活のリズムを変えてみるのはいかがでしょうか。ポイントは就寝時間を中心に考えることです。幼稚園卒園までは19時〜20時までにお布団に入り20時30分には寝ている状態がベストです。もしこれ以上遅くなっているのなら、それはお子さんの体力がついてきた証拠。お昼寝しなくても大丈夫だというサインです。それでは、睡眠時間から逆算してみましょう。すると…「あれ、もしかしてもうお昼寝カットしてもいいかも」、「夜ご飯の時間を早めにしよう」、「おやつ食べたら先にお風呂入れちゃうのもアリかも」なんて生活のリズムを整えるアイディアが浮かんできますね。■3.壁に貼って子どもと一緒に確認しよう完成した図はお子さんと一緒に確認しましょう。改定前後を一つずつチェックして「お昼寝をなくして夜いっぱい寝よう!」と声をかけてあげてください。年中さん、年長さんであれば時計の読み方を覚えるきっかけにもなります。■おまけの「おやつ編」ママたちと話をすると、夜ご飯をなかなか食べてくれないことに悩んでいるケースが多いようです。そんなときまず夕食の時間帯と食べる量を確認してみましょう。先程、例としてお見せした図をもう一度みてください。15時おやつを食べて20時に夜ご飯を食べています。これではちょっと夕食の時間が遅いですね。そこで、15時におやつを食べて、18時に夕食を食べるように変更してみました。おやつと夕食を天秤にかけた際、優先すべきは夕食の時間。夕食までの時間が長ければ、お腹にたまるものを、短ければゼリーなどお腹にたまりにくいものがよいでしょう。おやつ>夕食はNG。おやつは主食ではなく補助食です。そのため、夕食を食べる量が少なければおやつを減らしたり無くすことも大切です。このように、ちょっとした工夫で子どもの生活習慣は整います。お子さんが小さなうちは何かと手がかかるので、意図的に早寝早起きをさせたり、食事の量を調整したりと大変ですが、お子さんが大きくなった時に、自ら早寝早起きをし、食事もしっかりと食べてくれる子になってもらうためにも、幼少期の生活習慣は大切です。ぜひできることから実践してみてください。
2017年07月19日乳児から幼児になり、“できること”も“できて当たり前”なことも増えてくる頃。立っただけで「すごい!」、トイレでおしっこできたら「やったね!」と褒めていた乳児期と比較すると、ある程度は“できて当たり前”になり、褒めることよりも叱ることのほうが増えてきます。でも、3歳〜6歳の幼児期も褒めることは大切です。「それはわかっていても、なかなか褒めるタイミングが見つからない!」方も上手に褒められるようになるコツをご紹介します。幼児期の子どもの褒め方とは?3歳〜6歳の幼児期の子どもにとっても、褒められるのは嬉しいことです。でも、「できるだけ褒めてあげたい」という親心に反して、叱らなければならない場面に遭遇することのほうが多いのが幼児期。叱るのをグッと我慢して褒めようとしたり、褒めるところはないか一生懸命探そうとしたりすると、ママやパパも疲れてしまいます。そこでこの時期は、褒めレベルを下げるようにしてみましょう。たとえば、朝の支度がスムーズにできたとき。いつもはなかなかパッと家を出ることができなくて、叱ってばかりではありませんか? 我が家もキリキリしてしまう日が多いです。でも、スムーズに出られるときは「できて当たり前」と思ってしまい、褒めることはなかなかしませんよね。ここで、褒めレベルを下げて「できて当たり前なことでも、できたら褒めよう」と思って褒めてあげられるようになると、褒めることも増えてくるはずです。また、大人の気持ちや考えが読めるようになってくる時期でもあるため、「褒めなきゃ!」と意気込んでなんでもかんでも褒めてしまうと、「ママ/パパ、どうしたの?」と見透かされてしまうことも。心から褒められるように、笑顔を忘れず、ここぞ! という場面でしっかり褒めてあげられるようにするのがポイントです。年齢別子どもにかける褒め言葉・タイミング例幼児期になると、乳児期よりも年齢による差が少なくなってくるとはいえ、まだまだ成長が著しい時期です。褒め言葉やタイミングはそれぞれの年代別にチェックしていきましょう。■3〜4歳(年少)褒めるポイント何かができるようになったとき:「やったね!◯◯ができるようになったね!」(例:ハサミ、カバンの開け閉めなど)元気よくあいさつができたとき:「あいさつできたね、“おはよう”(さようなら)ってすると気持ちがいいね」自分でやろうという気持ちがでてきたとき:「(できていなくても)自分でやろうとしてえらいね。」(しばらく見守っていてもできなかったときは、やり方を教えてあげるようにするとなおGOODです!)▼3〜4歳(年少)褒めるコツ保育所であれば、幼児クラスにあがって最初のクラス。幼稚園なら初めての集団生活である年少さん。やらせてもらえることも増えて、できることの幅が一気に広がるこの時期は褒めるタイミングもたくさん見つかります。日常生活を送るための行動が自分でできるようになったり、自分でやろうとしている姿が見られたりした時は、褒めるベストタイミングです。■4〜5歳(年中)年少のときよりも成長が見られたとき:「すごいね、年少さんのときは◯◯だったけど、今は△△だね!」(靴を下駄箱にしまう、じゃんけんをする、支度を自分でできるなど、日常の小さなところに褒めタイミングは隠れています)何かができるようになったとき:「できるようになって嬉しいね!頑張ったね!」▼3〜4歳(年少)褒めるコツ年中になるとできるようになることも多くなりますが、“できたこと”ではなく、できるようになって嬉しい気持ちに共感したり、できるようになった過程を褒めたりするのがコツです。また、年少のときにはできていなかったことができるようになっていたら、「大きくなったから当然」ではなく、見つける度に褒めタイミング! と声をかけてあげると褒める回数が増えていきます。■5〜6歳(年長)(年長になりたての頃):「さすが年長さん!」公共の場で静かにできたとき:「静かにできてえらかったね」何かを達成できたとき:「頑張ったね!一生懸命やってえらかったよ」▼3〜4歳(年少)褒めるコツ年長になると、まだまだ小さいながらも保育所や幼稚園では一番上の学年になり、本人にとってもそのことを誇らしく感じる気持ちが芽生えてきます。年長になりたての頃に、「さすが年長さん!」と言って褒めてあげると、とても喜び、「また頑張ろう!」という意欲にもつながっていきます。ただ、長く言い過ぎてしまうと効果が薄れてしまうため、夏頃までを目安に違う褒め言葉に変えていくのがおすすめです。性別によって褒め方は変わる?幼児期になると性別による差も目立つようになってきます。基本的な褒め方は、男女に違いはありませんが、注意しておきたいポイントがそれぞれ異なります。■褒め方:男の子の場合特に男の子の場合には、できるだけ「すごいね」「えらいね」という言葉よりも、「◯◯ができたね」「よかったね」という言葉をかけてあげるほうがいいと言われています。これは、「すごい」「えらい」という言葉が“できたこと”などの結果に焦点をあてているため、“できない自分”を否定するようになってしまうためだそうです。そうなると、できないことに挑戦できなくなってしまったり、人との比較ばかりして上に立つことにばかり気を取られてしまったりするようになってしまう可能性があります。確かに、男の子は女の子と比べて、単純な子が多く、言われたままを受け取ってしまいがちではありますよね。絶対に「すごい」「えらい」という言葉がけをしてはいけないわけではありませんが、なるべく“結果”ではなく“がんばった過程”を褒めるような言葉で褒めてあげるようにしましょう。また、男の子は「かっこいいね」「さすが!」とヨイショされると喜びます。タイミングを逃さずに、その場その場で褒めてあげることが男の子の場合には大切です。■褒め方:女の子の場合女の子の場合には、他の子と比較して自分を評価する傾向が強い子が多いので、褒めるときの鉄則「他者との比較はしない」を徹底するようにしましょう。目標をもたせるつもりで、ついつい「◯◯できたね。でも●●ちゃんは△△ができていたから、次は△△ができるようにしようね」と伝えてしまうと、ますます他者と比較するようになってしまいます。「〜ちゃんは◯◯ができないけど私はできた(だからえらい)」と考えるようになってしまわないように、褒めるときはその子自身の成長に焦点を当てて「去年はできなかったけど、今はできるようになったね」と伝えるようにするのがコツです。また、「〜ちゃんはできるのに私はできない」と子どもが落ち込んでしまっているときには、「お友だちに優しくできるし、できないことも頑張ってやっていてえらいな、ってママ/パパは思ってるよ。」と、その子自身に焦点を当てて褒めてあげるのがおすすめです。褒めることには、“子どもに自信をつけさせる”という目的もあります。段々と褒める機会も少なくなってきてしまう3歳〜6歳の幼児期ですが、褒めるタイミングを見つけてなるべく褒めてあげることで、“いい自信”が子どもについていくようになります。自信をつけた子どもはさまざまなことに挑戦していくようにもなっていくので、褒めるタイミングも増えていきます。ついつい、悪いことをしているところばかり目についてしまう時期ではありますが、褒めレベルを少し下げて、笑顔で褒めてあげるようにすると、ママやパパも気持ちよく過ごせるようになりますよ!
2017年07月05日3歳になり、できることやわかることが増えてきたはずなのに、どうしてイヤイヤ期が終わらないのかという方や、3歳からイヤイヤ期が始まってしまったという方もいるでしょう。そんな方のために、3歳のイヤイヤ期をうまく乗り切る対処法をご紹介します。3歳児のイヤイヤ期とは3歳児のイヤイヤ期は、2歳児に比べ、“パパ・ママの意識が違う”という大きな特徴があります。2歳児は言葉の発達も未熟で、まだまだできないことがあり、助けの手が必要なことも多いでしょう。そして、親もそのような気持ちで向き合っていますよね。それが、3歳児になってくると、「もうできるでしょ」「もうわかるでしょ」という気持ちが親に芽生えてくるのです。しかし、じつはまだ、子どもが伝えようとしていることを親が理解できていない場合がたくさんあります。その“理解されない気持ち”を、癇癪、泣く、手が出る、物を投げるという行動で伝えているのでしょう。それは自分を理解してほしい、甘えたいという気持ちの表れなのです。また、言葉で伝えられるようになりますので「キライ! イヤ!」とハッキリ言ってしまい、パパ・ママも頭ではわかっていても、傷ついたり、つい叱ってしまうのではないでしょうか。時には、ご飯を食べないという抵抗を見せるケースもありますし、保育園へ行くのを嫌がったり、保育園から帰りたがらなかったり。これは、甘えたい気持ちや家で一緒に過ごしたいという気持ちが、受け入れられないことに対して、反抗している現れとも捉えられます。家に帰っても気持ちが満たされないなどの理由で、保育園から帰りたがらないということもあるかもしれません。3歳児のイヤイヤ期は、親と子どもの意見のぶつかり合いです。子どもは自分の気持ちを伝えたいという思いから「自己主張」します。親は「できるでしょ」「わかるでしょ」という思いから「反抗」だと思ってしまうのです。しかし、悪いことばかりではありません。親子ともに労力を必要とするイヤイヤ期ですが、この気持ちのぶつかり合いを通して、子どもは自己主張とコミュニケーションの方法を学んでいるのです。気持ちが通じ合わず、ケンカや言い争いになるとどんな気持ちになるのか、我慢や相手の気持ち思いやることの大切さなど、多くを学んでいます。3歳児のイヤイヤ期がひどいと感じる特徴3歳児のイヤイヤ期が成長過程だとわかっていても、やっぱり親としてはイライラしてしまいます。3歳児に知恵がついてきたからこそ、時には親がその言動に悩まされてしまうかもしれません。例えば、「やる」「やらない」を瞬時に繰り返すちぐはぐな行動で親が振り回されてしまうことがあります。言葉が発達し、理解力もついてきますので、子どもが親の行動を評価することもあるでしょう。子どもによっては「ママだってやってるじゃん」「私はダメでママはいいの?」「それはしちゃダメなんでしょ!」など屁理屈を言ってくることも。そんな3歳の子どもの言動に、「いい加減にして!」という気持ちになったり、イライラが募って叱りつけてしまったりすることがあるでしょう。この3歳児のイヤイヤ期は、親にとっても子どもにとっても大変な時期です。しかし、成長のための経験とポジティブにとらえ、次にご紹介する対処法を参考に、乗り越えていきましょう。イヤイヤ期の子どもと上手に関わるための対処法それでは、3歳のイヤイヤ期はどう乗り越えればよいのでしょうか。先ほども言いましたが、3歳児のイヤイヤ期は、親と子どもの意見のぶつかり合いです。大人でも自分の気持ちや意見を理解してもらえないと、決して良い気持ちはしません。それは子どもも同じです。子どもは自分の気持ちや意見を伝えていますので、その気持ちを理解し、意見を受け入れてあげることが重要になります。▼共感し、気持ちを受けとめ、理由を聞く「嫌だよね」「やりたくないよね」などと、子どもの気持ちに共感し、その気持ちを受けとめてあげることから始めます。そして、どうしてそう思ったのか、理由をしっかりと聞いてあげましょう。子どもが首を縦や横に振って答えられるように「~だからさみしかったの?」など、子どもの気持ちを想像しながら質問しても良いでしょう。子どもは親が自分を理解しようとしてくれているとわかると、心が満たされた気持ちになります。▼スキンシップ子どもの本音は、「親に甘えたい」です。ギュっと抱きしめてあげたり、頭を撫でてあげたりするなど、スキンシップをたくさんしてあげましょう。そうすると、子どもは親が受け入れてくれたと感じ、安心します。▼満足できるまでやらせてみる親にしてみればやめてほしいと思うようなことを、どうしてもやりたいときが子どもにはあります。例えば、雨の日、水たまりにわざと入ってびしょ濡れになってしまうまで遊ぶなどです。しかし、時には子ども自身が納得できるまでやらせてみることも必要です。そうすると満足感が得られますので、時期が来れば自然とやらなくなります。▼好きなものへ興味を持っていく何をやっても泣き止まないなど、うまくいかないというときがあります。そんなときは、子どもが好きな物や好きなものに興味を移せるように手助けをしましょう。気持ちが切り替わり、落ち着くようになるでしょう。▼自分で選ばせる洋服や外食で食べたいものなど、親が「これにしなさい」と選ぶのではなく、子ども自身に選ぶように声をかけます。子どもは認められた気持ちになり、自分で選んだものに責任感が生まれます。▼ポジティブな言葉表現「ダメ」「いけない」と叱るのではなく、「~しようね」とやってほしい行動を伝えます。子どもは否定された気持ちにならずに、意欲的に行動できるでしょう。▼その場で褒めるどんな小さなことでも良いので、その場で褒めるようにします。朝「おはよう」と言えたら褒める、ひとりで靴がはけたら褒めるなど、できて当たり前だと思っていることでもその場でしっかりと褒めましょう。子どもは褒められると嬉しさを感じ、認められた気持ちになり、次への意欲にもつながります。▼絵本の読み聞かせ絵本の読み聞かせでは、子どもがその話の中に入り込み、主人公の気持ちになって物語を体験できます。その体験を通して、自分自身や相手の気持ちを理解できるようになりますので、伝えたいメッセージのある絵本を選んで読んであげましょう。▼家族で一緒に過ごす時間を増やすイヤイヤ期には、甘えたい、自分のことをわかってほしいといった気持ちが理解されないさみしさを抱いています。家族で一緒に過ごし楽しい経験を増やすし、さみしさをなくしてあげましょう。3歳のイヤイヤ期、パパママが前向きになるための乗り越え方イヤイヤ期は、パパママにとっても心を悩ませる大変な期間です。しかし、親自身が気持ちに余裕を持つとスムーズに乗り越える力をつけることができます。そのためにも、無理をしないようにすることも大切です。家族や友だち、先生など、身近な人に相談したり、手伝ってもらったりなど、周りの意見も聞きながら自分の気持ちを整理しましょう。家族にも協力してもらい、時には自分だけの時間をつくることも大切です。また、子どもと二人でいるとぶつかり合いが増えてしまうかもしれません。たまにはママ友とその子どもを含めて、みんなで一緒に遊ぶ時間をつくりましょう。意外とそのときは、子どもは素直だったりします。親が気持ちに余裕を持つと、子どもとの関わり方も変わり、3歳児イヤイヤ期を上手に乗り越えていけるでしょう。
2017年06月27日歩いたり言葉を覚えたり、さまざまなことをグングン吸収して成長していく1歳〜3歳の時期。叱ることも多くなってくるけれど、できるだけたくさん褒めてあげたいですよね。でも、まだあまり言葉を理解できないこの時期に、どう褒めてあげたらいいのか迷ってしまうことはありませんか?今回は、1歳〜3歳児の上手な褒め方をご紹介します! 「いい子だね〜」ばかり使ってしまう…という方もぜひチェックしてみてください。“いい”褒め方とは?“いい”子どもの褒め方は、「自信をつけてあげる褒め方」です。いい褒め方をされて育つと、自分に自信をもって行動できる子どもになっていくといわれています。1歳〜3歳の時期は、「まだよく理解できないだろう」と受け答えも適当になりがちですが、大人が思う以上に子どもは多くのことを感じているので、きちんと対応してあげるのが理想です。そんな、新しいことをどんどん吸収していく1歳〜3歳児を褒めるときのポイントは3つあります。■ポイント1:とにかく一緒になって喜ぶまだ言葉を覚えている途中の小さな子どもには、言葉で褒めるよりも態度や表情で示してあげることが大切です。何かできたときには、“一緒に喜ぶ”。これだけで十分“いい”褒め方につながっていきます。この時期に「嬉しい」という感情を共有することで、もう少し大きくなってきたときにも「褒められると嬉しい」「一緒に喜んでもらえることが嬉しい」と思えるようになっていくのです。■ポイント2:「いい子だね」よりも「頑張ったね」「いい子だね」という言葉かけをしたときのことを振り返ってみると、大人の都合に合わせて、静かにできたりじっとしていられたりしたときが多いのではないでしょうか?“いい子”の定義を今一度考えてみて、本当に“いい子”だと褒める場面なのか、それとも“頑張って”くれていたのかを判断して、褒め方を変えるようにしましょう。■ポイント3:同じ言葉も年齢に合わせて進化させていく何かができたときに伝える「できたね」「頑張ったね」の言葉も、1歳台には言葉よりも態度や表情重視で伝え、3歳の言葉がわかるようになってくる頃には、具体的に何が褒められているのかを伝えるといったように、進化させていくのがポイントです。1歳と3歳では、理解できる言葉に大きな差があるため、少しずつ子どもの成長に合わせて切り替えていくようにしましょう。年齢別子どもにかける褒め言葉例■子どもにかける褒め言葉例:1歳何かができたとき:「やったね!」「できたね!」挑戦したけどできなかったとき:「頑張ったね」【コツ】子どもにとって最大のご褒美となるのが、ママやパパの笑顔です。褒めるときには、満面の笑顔で「やったね!」「頑張ったね」と少し大げさなくらいに褒めてあげると子どもにもしっかり伝わります。褒めるときは、短くパッと伝えられる言葉がおすすめです。■褒め言葉例:2歳“自分で”何かが達成できたとき:「できたね!」「よく頑張ったね」静かにしてほしい場面で静かにできた、など大人の言うことが聞けたとき:「ありがとう」【コツ】イヤイヤ期真っ只中の2歳児は、あれこれ自分でやりたがるものの、結局できなくて親子ともにイライラしてしまう場面も多いですが、何かを自分で達成できた時には目一杯褒めてあげると喜びます。また、静かにしてほしい・じっとしていてほしい、という大人の都合に合わせて我慢してくれたときには「いい子だね」よりも、「ありがとう」とお礼を伝えるようにしましょう。「ありがとう」という言葉も、ママやパパから笑顔で言われれば、ステキな褒め言葉になりますよ。■褒め言葉例:3歳上手にできたとき:「上手にできたね!頑張ったんだね」お友だちに親切にできたとき:「◯◯できてえらかったね」【コツ】いろいろなことが上手に自分でできるようになっていく時期には「“上手に”できたね」と褒めてあげるのもおすすめです。同時に、「できた」という結果だけでなく、できるようになるまで頑張ってきた経過に着目してあげると、「できないことも頑張って挑戦してみよう」という意欲につながっていきます。また、言葉も覚えてくる頃なので、具体的に何について褒めているのかを言葉にして、「どの行動が褒められているのか」をしっかり伝えることも大切です。性別によって褒め方に違いはあるの?「男の子だから◯◯」「女の子は△△」といった決めつけはよくありませんが、まだ小さい1歳〜3歳でも男女の性別による違いが見られることも多くあります。ここでは、よく見られる傾向から、男女別の褒め方のコツをご紹介します。■男の子に見られる傾向興味や関心の方向があちこちにいってしまう男の子の場合、褒めたい場面ですぐに褒めてあげることがポイントです。また、かける言葉も「すごいね」「頑張ったね」「えらいね」など一言にまとめて、褒められても嬉しそうにする姿が見られなくても気にしないことも大切です。男の子は、褒められたそばから違うことに興味がいっていて、褒められた余韻に浸る間もなく次のことに集中している様子もよく見られます。でも聞いていないようで、褒めてもらえているとちゃんとわかっています。反応が薄くてもできるかぎり褒めてあげるようにしましょう。■男の子に見られる傾向実は女の子の場合は、基本的な褒め方を押さえておくだけでも十分対応ができるため、女の子特有の褒め方パターンなどはあまり紹介されていません。言葉が出てくるのが早い子が男の子と比較すると多いため、しっかりお話できるようになってきたな、と思ったら2歳頃から「◯◯ができたね、頑張ったね」など具体的に伝えてみるようにしましょう。また、「“わたし”を見て!」という欲求が強い子も多いので、「◯◯ができた〜ちゃん」「△△を頑張った〜ちゃん」というように“できたこと”“頑張った経過”とともに、存在そのものを褒めてあげるのも女の子を褒めるときのコツのひとつです。1歳〜3歳頃は、できることも増えてくる時期ではありますが、イヤイヤ期でもあるため、「どう褒めたらいいかわからない」と悩むことも多いものです。「褒めなきゃ」と気負わず、一緒に成長を喜び、笑顔で接してあげるだけでも十分伝わります。「できたこと」「できるようになった過程」「できなくても挑戦したこと」それぞれのポイントで褒めてあげられるように、子どもの様子を見てあげるようにしましょう!
2017年05月28日わたしの兄夫婦は、5歳♂3歳♂0歳♀の3人の子育てに奮闘中。産まれる度に進化する子育てアイテムたち、毎回買い替えたり買い足したり…しているそう。そこで、子育てアイテム好きの義姉に、3人の子育てにおすすめのベビーカー&抱っこひもを教えてもらいました!ベビーカーは5台持ち…!3人目が産まれて購入したベビーカーの数は、気づくと5台目…!上の子二人で使い果たしたベビーカーたちは卒業したそう。「3人の子育てに一番適している!」と教えてくれたのは、4台目に購入したbugaboo bee plus。二人目が産まれてから購入したそう。たくさん子どもがいると、とにかく走行性と機能性がいいことに重点がおかれるそう。こちらは片手でもスイス〜イと押せて、二人乗っていても問題なし。ワンタッチでフラットにも出来てリクライニングも簡単だそうです。また、バガブーはカスタマイズがたくさん出来るのも魅力のひとつ。カップホルダー、ホイールボード、イスにパラソル、シートライナーとフットマフもばっちり揃えたのだとか。その他にも純正で様々なアクセサリーがでているので、とっても便利!!!パラソルは向きや角度が自由自在に変えられるので、視界は遮らず、日光だけ防げます。小さなパラソルがついているのも、とってもかわいい!また、二人乗りにした時にだって、他のものに比べてコンパクト◎簡単に自分で乗り降りが出来るから、ママが手をかけなくても大丈夫だそう。二人乗りシートはどちら向きにも設置可能で、対面にすると、二人でおやつを食べたりお話ししたりと楽しそう。海外性のベビーカーの中ではコンパクトで、改札も問題なく通れます◎実は5台目として、仕事復帰するにあたって保育園の送り迎え用に、荷物がたくさん乗せられるグレゴのデュオグライダーを購入。けれど、押すのにも一苦労で、結局バガブーにお世話になっているとのこと。デメリットを敢えてあげるとすれば、折り畳んだときに自立しないこと。そしてやはり重量があること。あとはフロントカバーがありません。でも、安全面を考えても、純正のアイテムがこれだけ揃っているのは安心!これから二人乗りベビーカーを探している人には是非おすすめしたいベビーカーです。エルゴやビョルンを使った果てに…3人目の抱っこひもはこれ2人目まではベビービョルンとエルゴを使用していました。2つとも文句なしの抱っこひもでしたが…ふたりが乗ったベビーカーを押してひとりを抱っこしてとなると、やはり体力的にキツイ。もっと楽な抱っこひもを求めて出会ったのが「ヒップシートキャリア」!椅子に座っている感じだから、締め付け感もなく、赤ちゃんの態勢がとても楽そう!また、ママと赤ちゃんの間に適度なゆとりがあるから、股が飽きすぎることもないです◎ベルトが太くて安定感も抜群。太ももに食い込むこともなく、本当に肩に負担がないのが驚きです。前向きに抱っこできるのもメリットのひとつ。ママの膝に座っているような感覚だから、電車で座るときも赤ちゃんの脚が横に出ることなく、隣の人に気を使うこともないのだとか。周りに興味を持ち始めたら前向き抱っこでお出掛け時もご機嫌♪前向きであれば、上の子ふたりが遊んでいる姿を見て、自分も参加している気分に!さらに、ヒップシート単体でも使用できるため、上の子ふたりの抱っこ攻撃にも使えます。デメリットと言えば…嵩張る。ヒップシート部分が大きいから、コンパクトには収納不可能。あとは腰ベルトが主にマジックテープ(最後にバックル)での調整なので、抱っこ後の調整が不可能。でも、とにかくママの負担減を考えるのなら、最適なアイテムなのではと思います。3人の子育てとなると、楽できるところでいかに楽するかが大事!体力、時間、心の余裕を確保するために、自分に合ったより良い子育てアイテムに出会えれば、子育ての余裕にも繋がります。鼻水吸引機、使い捨て哺乳瓶のステリボトルなど、無くても大丈夫なんだけど、あったら便利なアイテムたちに力を借りつつ、毎日の子育てを全力で楽しんでいるようです◎パワフルな義姉の子育て事情、楽しく聞かせてもらいました!
2017年02月14日子どもの成長を祝い、幸せを願う七五三。うれしいイベントである反面、着物を着せたり記念写真を撮ったりと、なにかと準備も大変です。とくに子どもが小さいうちは、予期しないハプニングも起こりがち。当日慌てないためにも、見落としがちなポイントをチェックしておきましょう。■当日の持ち物をチェック! あると便利なお役立ちアイテムお参り当日は、着つけの用意や初穂料など、持ち物がたくさん。貸衣装を利用する場合は、当日必要なものをリストで渡されることも多いようです。それ以外にも、子ども用に準備しておくと役立つアイテムがあります。持ち物リストに加えて、いざというときに慌てないようにしておきましょう。・履きなれた靴慣れない草履で歩くのは、子どもにとって大変なこと。足が痛くなってご機嫌ななめに…ということにもなりかねません。履きなれた靴やサンダルを用意して、移動の際には履きかえるようにしましょう。・飲み物はストローで着物を着る前には必ずトイレをすませ、お参り中は水分をとりすぎないようにしましょう。飲み物を衣装にこぼしてしまわないようストローを忘れずに。100円均一ショップでも売っているペットボトル用ストローが便利です。・おやつはひと口で食べられるものを気分転換のためのおやつも、着物にこぼさないようひと口で食べられるものを。おすすめはアメやグミ。チョコやガムは汚れやすいため、避けた方が無難です。・食事会は着替え持参でお参りのあとに親戚そろって食事会、というケースも多いもの。長い時間着物でいると子どもも疲れてしまうため、着替え持参がベストです。着物のまま食事をする場合は、汚れ対策のための大きめのハンカチやタオル、袖をとめるための洗濯バサミやひもを用意しておきましょう。・女の子にはヘアピンやスプレーを用意せっかくかわいくヘアセットしても、当日動いているうちに乱れてしまうことも。ヘアピンやスプレー、ムースなどを用意して、髪が崩れそうなときはサッと直してあげましょう。■両家の親戚への事前確認も忘れずに意外と忘れがちなのが、一緒にお参りする親戚への事前連絡です。当日の朝、忙しいさなかに、急に祖父母から「迎えに来てほしい」と言われるのは避けたいもの。あらかじめ、集合場所や交通手段の確認をしておきましょう。両家の祖父母が参列する場合は、ドレスコードを決めておくと◎。片方は正装で片方はカジュアルだと、記念写真もちぐはぐな印象になってしまいます。服装の希望がある場合は、前もってお願いをしておくとよいでしょう。■ぐずり防止はどうすればいい? 子どもの気分を盛りあげるコツ動きづらい着物や慣れないヘアメイクは、子どもにとっては窮屈なもの。とくに3歳のお参りの場合は、「疲れた」とぐずってしまうことも多くあります。できるだけ子どもが楽しく過ごせるよう、上手に気分を盛りあげたいですね。お参りの前には、「○○ちゃんがお兄さん(お姉さん)になったから、神様に見てもらおうね。これからもいっぱい幸せになれますようにって神様にお願いしようね」と、子どもにもわかるように七五三の意味を教えてあげるといいでしょう。着つけがすんだら、「かっこいい!」「お姫様みたい!」などとその気にさせるのもコツです。お気にいりのぬいぐるみやおもちゃなどがある場合は、一緒にお参りするのもひとつの手です。普段は外に持ちださないぬいぐるみと一緒なら、スペシャル感もよりアップするはず。また、お参り当日は、時間がたつほど、着物が着くずれたり子どもの機嫌が悪くなったりする可能性があります。スナップ写真は、着つけが終わり次第、早めにたくさん撮っておくとよいですよ。
2016年10月29日寒くなる前に子どものトイレトレーニングを完了させたいと思っているママは多いと思います。でもつまづきやすいのが「うんちのトイレトレーニング(トイトレ)」です。我が家もトイトレ真っ最中。おしっこは徐々にトイレでできるようになってきて、調子がよければ一日中オムツを汚さない日もあります。しかし、うんちとなると話は別。じつは、うんちがトイレでうまくできないのには、子どもなりの理由があるのだとか。それを知っているだけで、トイトレの壁が少し低くなりそうです。■「うんちトイトレ」はおしっこのトイトレが終了後うんちトイトレの失敗の原因は、おしっことうんちのトイトレを一緒に行おうとした開始時期に問題があったかもしれません。うんちの回数や時間には個人差があっても、うんちをコントロールする力の成長過程はどの子どももだいたい同じ。その成長段階を理解しておくと、「うんちができない理由」がわかります。<うんちをコントロールする力の成長メカニズム>・新生児期~生後6ヶ月までうんちをためておくことができず、ゆるいうんちをひんぱんにする・生後6ヶ月~1歳すぎうんちがたまる感覚がわかり始める・1歳すぎ~3歳ごろうんちがたまる=「うんちがしたい」という感覚を認識する・3歳~5歳ごろうんちをトイレまで我慢することができるようになる・5歳ごろ~就学前うんちの習慣が身につく成長段階をみていくと、おしっこのトイトレを開始する人が多い1歳すぎ~3歳ごろは、うんちについての感覚はまだまだ発達途中ということがわかります。うんちのトイトレは、我慢ができるようになる3歳から5歳にはじめて、就学前までに習慣化させるとよいようです。 ■うんちをトイレでできない理由うんちをコントロールできるようになり始めてからも、「うんちをトイレでしたくない」と嫌がる子どもは多いみたいです。拒否するのは、こんな理由があるそう。<子どもがトイレでうんちをするのを嫌がる理由>・うんちをする場所が決まっている・便器だと足がつかずにうまくいきめない・うんちをトイレでする認識がない・うんちをするスタイルが決まっているトイトレ中のママには、思いあたる点が多いのでは。私もトイトレを始めてから気がついたのですが、子どもがいきむスタイルはだいたい同じ。カーテンに隠れてする子やテーブルの下など場所にこだわりのある子も多いようです。嫌がる理由がわかったら、さっそく対策を練りましょう。■うんちトイトレの準備うんちトイトレは、おしっこのときよりも、少しだけ準備期間が必要。始めるための準備とトイトレの流れをまとめます。●心の準備:うんちをトイレですることを認識させる絵本でうんちの仕組みや、トイレですることを教えてあげるのがオススメ。ちょっと恥ずかしいですが、ママがトイレに行くときに、一緒に連れて行くのもよいかもしれません。おしっこのトイトレのときにも、「うんちもトイレでするんだよ」と教えてあげてください。●環境の整備:トイレに足場を設置する足が床についていないと、不安定でいきめない子も多いようです。おしっこトイトレで補助便座を使っている家庭は多いと思いますが、さらに足場を設置してあげると両足が置けて、いきみやすくなります。100円ショップで売っている踏み台など活用している家庭も多いそうです。心の準備と環境が整ったら、徐々に声かけから開始。うんちをする合図を見逃さずに、「今だ!」と思ったらトイレに誘ってみましょう。「大丈夫~」「出ない~」と子どもが言っているうちは、そのままオムツにさせてOK。毎日声かけすることで、ある日、突然トイレでできるようになることもあるそうです。■ママはおおらかな気持ちでトレーニングが進まなくても、親が焦ったりイライラしたりするのは禁物。不安やストレスは、排泄におおきく影響します。トイトレのプレッシャーから「トイレ嫌い」になることもあるようなので注意して。先日、トイトレを完了したママ友は、親が真剣に取り組んでいるときは「トイレに行きたくない」と言っていたとか。子どもがおしっこを失敗するたびにイライラして「もう無理! オムツに戻す」とトイトレを中断したとたん、「お兄さんパンツ(布パンツ)にする~」と、子どもが自ら『脱・オムツ宣言』をしたと教えてくれました。その子は、宣言してから一度も失敗していないのだとか。トイトレは、失敗するたびに部屋が汚れ、洗濯物が増えるので、ママにとってもとても大変。余裕があるときは布パンツ、忙しいときはオムツといったようにママが楽になる方法でチャレンジすることも大事です。子どものタイミングに任せると、かえってスムーズに進んでしまうことも。親にできることは、「準備」と「声かけ」。そこをしっかり押さえていれば、失敗しても「まぁ、いっか」とおおらかな気持ちで、子どもを見守れるかもしれませんね。
2016年10月29日離乳期の赤ちゃんや小さな子どもには、何でもよく食べる子もいれば、なかなか食べてくれない子がいますよね。昨日はパクパク食べていた食べ物なのに、今日は一口も食べてくれない、なんてことも。3歳くらいまでは言葉も未発達な時期なので、本人から理由を聞くこともできず、悩んでしまうママは多いはず。そこで、私自身や周囲のママの経験を元に、考えられる原因を紹介します。■おかゆはイヤ!離乳期の赤ちゃんの主食であるお米のおかゆ。アレルギーの心配が少ないことから離乳食のファーストステップとされているため、これを食べてくれないとママはなかなか次のステップに進めません。ところが中には、おかゆの食感が嫌いな赤ちゃんがいます。我が子もそうでした。炊き方や水の分量を変えたり、炊いたご飯を煮てみたり、塩味を付けても食べてくれず…。ところが、1歳を過ぎてから試しに大人と同じごはんを与えてみると、茶碗一杯分をみるみる完食。我が子の場合、お米以外の野菜や果物も、すりつぶしてベチャッとしたものはあまり好きではないようで、固形の食べ物を与え始めるとよく食べるようになりました。■味付け、料理のしすぎ離乳食本のレシピを見ると、白身魚のグラタンや豆腐入りのチキンナゲット、とうもろこしのポタージュなど、離乳食とは思えないほどおいしそうなメニューがたくさん載っています。実際に作ってみると、薄味だけど味もばっちり。それなのに子どもは、ちょっとかじっただけでプイ。ちらっと見た後、まったく手を付けないことも…。その場合は、もしかしたら、味付けや料理のしすぎが原因かもしれません。小さな子どもには、ただの塩味やダシだけなどシンプルな味を好む子が多く、大人にはおいしい洋風のバター味や甘辛醤油味は、薄味でも口に合わないことがあるようです。また、いろいろな食材や調味料を混ぜ合わせた複雑な味わいが苦手で、野菜なら茹でただけ、魚なら焼いただけの方が、食が進む場合もあります。 ■同じ果物でも酸味が強いとダメ果物や野菜は、ものによって食べたり食べなかったりすることがあります。イチゴが大好きだからせっかく買ってきたのに、一口で口からベーッと出してしまった、という場合は、買ってきたイチゴがちょっとすっぱかったのではないでしょうか?赤ちゃんや小さな子どもの味覚は、一般的に、大人よりずっと鋭いといわれています。大人は気にならない程度の酸味や苦味でも、子どもには思わず口から出してしまうほど強い味に感じられるのかもしれません。■冷たすぎるものは苦手大のうどん好きだったのに、夏場になったら急に食べなくなったという場合は、うどんが嫌いになったわけではなく、冷やしたうどんが苦手な可能性があります。子どもの舌は敏感なので、熱さだけでなく、過剰な冷たさも嫌がることがあります。冷やしうどんやそうめんを食べさせる場合は、氷を使わずに水だけで冷やすと食べてくれるかもしれません。もちろん、あくまで温かいうどんが好きで、うどんは温かくないと食べないという子もいます。子どもにも大人同様に好みがあり、味覚や嗅覚の敏感さもその子によって違います。誰にでも当てはまるわけではありませんが、子どもが食べてくれないときは、上記を参考に、一度、味付けや調理法を工夫してみましょう。
2016年07月23日幼稚園入園ごろの年齢になってくると気になる「習い事」。2歳ごろまでは、ママと遊びながらいろいろな経験をする「育児サークル」のような習い事も多くありますが、3歳を過ぎると、ママと離れて、子どもだけで行う習い事が増えてきますよね。「なるべく多くの経験をさせてあげたいけれど、母子分離でわが子がきちんとやれるか不安…」「みんなは何歳ごろから母子分離の習い事をさせているの?」そんな疑問を、あんふぁん読者のママたちにアンケート形式で聞いてみました(196人が回答)。約半数が3歳までに母子分離の習い事を体験母子分離の習い事を体験した年齢は、3歳未満が24%、3歳は29%、4歳では23%、5歳以上は14%という結果に。約半数のママが、3歳までに母子分離の習い事を子どもに経験させていることがわかりました。体験をした教室の内容は、「めばえ」や「公文」などの幼児教育や英語教室などの学習系や、体操、スイミング、ダンスなどの運動系、工作教室や美術教室などの芸術系など様々。そのときの子どもの興味や関心に合わせてママが選んでいたり、友だちとおでかけ感覚で体験を楽しんでいるケースもあるようでした。しかし、まだまだ甘えたい時期の子どもたち。慣れない環境での習い事に、きちんと参加できるか不安なママも多いのではないでしょうか?実際に体験した子どもたちの反応を聞いてみました。最初から楽しめたのは過半数初めて母子分離の習い事体験をした子どものうち、最初から楽しんでいたのは35%、最初は様子を見ていたが、途中から楽しめた子は20%と、楽しめたと答えたのは過半数を占めました。ほか、表情は硬いが泣かずに参加したのは25%、ママと一緒なら大丈夫でも、離れると泣いてしまったのは13%、ママがいても環境の変化で泣いてしまった子は6%でした。やはり、初めての場所で体験する初めてのこと。子どもの中にも戸惑いはあるようですね。では、子どもが泣いてしまったとき、ママはどのような対応をすればよいのでしょうか?体験したママの、実際の対応を聞いてみました。「明るく励ます」「厳しく諭す」が半数ずつに割れ、一部は「あきらめる」子どもが泣いてしまったとき、明るく励ますママは45%、厳しく諭すと答えたママも45%。意見が2つに割れる結果になりました。その他、あきらめて退出したというママも5%いました。(残り5%は「まだ習い事をさせていない」と、未回答)わが子が泣いているとき、明るく励ますとやる気が出るタイプなのか、厳しく諭した方が奮起するタイプなのかにもよりますが、ママの対応はどちらが正解、ということではないようです。最終的には8割が「泣き止んだ」習い事の体験で泣いてしまった子(63人)のうち、約40%の子はすぐに泣き止み、41%の子は最後には泣き止んでいたそう。最初は戸惑いもあり涙が出てしまった子どもたちも、最後には習い事の内容に興味が出たり、楽しさを感じられるようになったようですね。しかし、約1割強の子どもたちは、最後まで涙が止まらず…。3%のママは、あきらめて退出したのだそうです。その場に慣れるまでの時間は子どもにより個人差がありますよね。体験した習い事に入会したのは約7割母子分離の習い事を体験させたママのうち、入会を決めたのは約74%。しないと答えたのは18%、検討中は8%という結果になりました。「体操教室の見学後、絶対やる!と言うので入会」(くるみさん3歳)という力強い子どもの感想を聞いて入会させたママもいますが、実際には子どもの体験の様子を見て慎重に判断するママが多い結果でした。子どもが体験を楽しめた場合は、ママも前向きに考えられるケースが多いようですが、最後まで泣いていたり、本人が行きたくないと言う場合には、体験はしても入会はしないという選択をするママもいます。「5日間のスイミング体験。結局5日間とも始めはぐずぐずで、あまり楽しんでいるように見えなかった。本人にやる気がないなら今無理矢理やらせる必要はないかな…と入会をやめた」(ゆかさん4歳)という声も。親が気になる習い事と、子どもの性格に合う・合わないはギャップがあるもの。また、本人がやりたいと言った習い事でも、行ってみると本人のイメージとギャップがあることもあり、習い事は、体験をしてから決定するのがベストなようです。入会後は8割が「楽しんでいる」と回答また、入会後の感想として「子どもが楽しんでいる」と答えたママは80%。楽しんでいない・どちらとも言えないと答えたのが20%でした。最初に泣いていたと答えた人の中にも「英語の体験で、ママから離れられず、みんなの輪に入れず…。でも私が英語をやらせたかったので、入会させました。入会後は楽しく通ってます!」(ななさん3歳)という、入会後に楽しめるようになったという体験談もありました。母子分離での習い事は、子どもにとってはもちろん大きな経験ですが、見守る親にとっても「入会させるのか」「本人は楽しめるのか」を見極めることは大きな課題。わが子にとって良い経験になり、本人が大きくなってからも「やっていて良かった」「楽しかった」と思える習い事を、一緒に選んでいきたいですね。<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年05月23日わが家の長男は3月生まれ。妊娠中、予定日を告げるたびによく言われたのが「3月生まれなの? 大変ね~」という言葉。では、3月生まれは本当に損なのか? 3月&早生まれの子を持つママたちに聞いてみました。■メリット(1) 3月生まれは早く手が離れる3月生まれが大変と言われるのは、ほかの子どもたちよりも小さいうちに幼稚園や小学校に入らなくて行けないから。でもそれは見方を変えれば、ほかの子よりも早く幼稚園や小学校に行くことができ、早く手が離れるということでもあります。4月生まれの子が4歳近くなるまで幼稚園に入れないのに対し、3月生まれの子は3歳ちょっとで幼稚園に入れる。仕事を持つママや2人目がいるママたちにとって、この約1年の差はかなり大きいそう。■メリット(2) 「3月生まれだから」と大目に見てもらえる幼稚園に入ってみると、「体格や成長に差を感じることは実はまれ。月齢よりも個人差」という印象を持つママが多いよう。また、何かできないことがあった場合でも「3月生まれだから」と、先生から大目に見てもらえるケースも。(1月、2月生まれのママからは「ずるい!」との声も)とはいえ、できないことが多くてイライラし、幼稚園嫌いになってしまわないためにも、事前の準備や練習は大切。服を脱ぎきしやすいものにしたり、お弁当のふたやカバンの開け方を練習したりしておくといいかもしれません。 ■デメリット(1) プレに入れるには少し小さい幼稚園や小学校になると3月生まれでもあまり差を感じませんが、プレだとさすがにその差は歴然。プレ開始時、すでに3歳近くになっている4月~5月生まれの子はいろんなことを話して、おむつが外れている子もいるのに、まだ2歳になったばかりの3月生まれの場合は言葉も片言。早生まれのママたちの中には「幼稚園入園に有利なのは知っているけれど、さすがに小さいのでプレは見合わせた」という人が何人か見られました。■デメリット(2) 運動能力には差がある?生まれ月の話のときによく出てくるのが、「サッカーや野球の選手には早生まれの選手が少ない」というデータ。小さいうちから始めるサッカーや野球などのスポーツではどうしても発育のいい4月~5月生まれの子がレギュラーになることが多く、早生まれの子は興味を失っていくからなんだとか。ただし、もちろん例外も多数存在し、高校生ぐらいから始める柔道やラグビーでは早生まれの選手のほうが多いというデータもあるので、それほど悲観することはなさそう。デメリットもあるけど、メリットも多い3月生まれ。のんびり構えてお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
2016年04月22日「怒る」ことと「叱る」ことは、まったく違います。子どもは怒られても、何について怒られているのか、実はわかっていません。どうしたら子どもにわかってもらえるでしょうか? 感情に任せることのない、上手な叱り方について考えていきましょう。■子どもを怒っていますか? 叱っていますか?(A)「うちの子ったら、何度言っても同じことを繰り返すし、言うことをぜんぜん聞いてくれない」。そんなママはもう、イライラは頂点に達して、大声で怒鳴りつけるばかり。スーパーでも、公園でも。そういった光景を昔から見かけることがあります。(B)いつも元気な子がしょんぼりしてうなだれていたり、はしゃいでいた子が急に何かを思い出したように神妙な態度をしてみたり。よくよく事情を聞いてみると、お母さんに叱られた…と。この違いは大きいですよね。(A)のお母さんは怒っています。(B)の子どもは叱られました。では、(A)の子どもはどうでしょうか?小さな子なら泣き叫んでしまいますし、ある程度成長し、怒られることに慣れている子なら、嵐が通り過ぎるのを待つように、黙って下を向いていたり。(B)のお母さんはどうでしょう?恐らく、けっして大声を上げることなく子どもに反省を促し、二度と間違ったことを繰り返さないようにしっかりと言い聞かせたのではないでしょうか。■怒っても子どもの心には響かない子どもは親の感情にとても敏感です。特に接触する時間、一緒に過ごす時間が長い母親に対して、その傾向が強くなります。小さな子ほど母親への依存が強いですし、その顔色をうかがって、感情を推し量る知恵も備わってきます。母親が感情をむき出しにして怒った場合、子どもは「自分が怒られている」ことよりも「母親が怒っている」ことを認識します。そうなると、なぜ怒られているのかがわからなくなってしまうのです。人は、強い怒りの感情を向けられると、パニック状態に陥ってしまいます。耳には届いていても、その言葉をなかなか理解することできません。子どもが怒られて泣くのは、怒られることが不快か、大きな声に驚いたか、怒りの矛先から逃避するかのどれかです。「怒り」を「暴力」に置き換えてみれば明らかです。しつけと称して子どもに手をあげる人がいますが、論外です。子どもは殴られたことで理解するのではありません。理解はしていないけれども、殴られたくないから言うことに従っているだけなのです。■叱っていることを理解させる叱る場合は、子どもに「どこが間違っているのか」をきちんと理解させましょう。そのとき、母も子もお互いに冷静でなければなりません。真っ直ぐに向き合って、きちんと話をするという場を設定しましょう。できれば声を低めにして、なるべくゆっくり話してみてください。そのほうが、いつもと違う状況であることを子どもが察しやすくなります。そして、しっかり話を聞こうとします。そのような状態になってから、何がいけないのか、何が間違っているのかをわかりやすく、かみ砕いた平易な言葉を使い、ゆっくりと説明していきます。ときどき質問を交え、確実に理解をしているかどうかを確認してみてください。しっかり理解してくれたと判断すれば、くどくならないように、そこで打ち切ります。ただし、十分な理解をしていないうちに途中で止めるべきではありません。わかるまで粘り強く話していくしかないのです。世の中に完ぺきな親などいません。その子が最初の子(第一子)であれば、あなたは初めて親になったのです。初心者なのですから、間違うことがあって当たり前です。思い通りにならないことなどいくらでもありますが、これから親子ともども学んでいけばよいのです。けっして子どもを怒ってはいけないのではありません。叱ることと混同しないということです。むしろ感情をぶつけ合うからこそ、親子関係が深く築かれていくものでもあるのです。(DENT.たいろう<フォークラス>)
2016年04月09日■目下の悩みは子どもの「食べムラ」と「ながら食べ」子どもとの食事の時間、どのように過ごしていますか?私の娘は、先日2歳になりました。おしゃべりも上手になり、ごはんも自分で食べてくれて、赤ちゃんからすっかり「子ども」という感じになってきましたが、食事の悩みは尽きないものですね。私の目下の悩みは、「食べムラ」と、「食べながらテレビを見たがってしまう」こと。娘は、主食のごはんだけ食べて、おかずを食べないことが多々あります。しかし、日によってはごはんもおかずもしっかり食べてくれることもあり、食べる量や内容にムラがあるのが悩みです。毎食、試行錯誤しながら食事を作っています。そして、その食べムラともつながってくるのが、「ながら食べ」です。食事が始まってすぐは、調子良くパクパクしているのですが、ごはんを食べて終えてしまうと、「テレビ見たい~」と、グズることもしばしば。「テレビは食べ終わってからね~」と言い聞かせてもダメなときは、根負けしてテレビを見ながら食べさせてしまうこともありますます。おそらく、同じような悩みを抱えているママさんは決して少なくないでしょう。そこで今回は、私自身の反省+「少しずつでも良い食習慣を子どもに身につけさせていきたい」という目標の意味を込めて、「心と体のためになる食べ方」についてお伝えします。■「何を食べるか」と同じくらい「どのように食べるか」は重要食事では「何を食べるか」という栄養面と同じくらい、「どのように食べるか」という、食事の仕方も大切です。これは、子どもだけでなく、大人にとっても言えること。「人は脳で食べている」とも言われます。 食べ物を体に取り入れるの、食事の第1段階。そこから、咀嚼して、胃や腸といった消化器官を働かせ、体にとって本当の栄養になるように、しっかり消化吸収していかなくてはなりません。このときに大切なのが、「きちんと意識して食べる」こと。そして、「楽しく、おいしく、豊かな気持ちで食べる」ことです。食べることに意識を集中させると、唾液が分泌されて消化も良くなります。テレビを見たり、スマートフォンをいじったり、考え事をしたりしながら食べると、十分に唾液が分泌されません。また、こうした「ながら食べ」は、噛む回数も少なくなりがちです。しっかり食事に集中して、よく噛んで食べることで、唾液も分泌され、脳も消化モードに入って、食べ物をきちんと栄養にすることができます。■嫌いな食べ物を無理に食べても身にならないさらに、「おいしいなぁ」とか「ごはんの時間が楽しいなぁ」といった、リラックスした豊かな気持ちで食事をすることもポイントです。楽しい気持ちでおいしく食べると、体の消化機能もしっかり働かせることができますし、食事による満足感も得られます。たとえば、いくら「健康に良い」と言われる食べ物でも、食べる本人が好きでなければ、あまり唾液が分泌されず、消化不良を起こしてしまうそうです。無理に食べても、脳と体がしっかり反応して消化し、栄養にするということができないのですね。もちろん、極端な偏食はよくありません。しかし、まだまだ味覚や食経験が発達中の子どものうちは、嫌いなものを無理強いし過ぎたり、食べないことを叱ったりするよりも、食べられたときに褒めてあげたり、パパやママがおいししそうに食べる姿を見せたりして、苦手な食材にも興味を持たせてあげることのほうが大切です。「いろいろな食べ物があっておいしそうだな」とか、「食べてみたいな」という気持ちをなくさないよう、「食事は楽しく味わう!」という習慣をつけてあげられたらいいですね。楽しくおいしく、しっかり味わい、食べ物に感謝する。シンプルで当たり前のことですが、それが何よりも、心と体を強くする食事になります。私も、「せっかく作ったのに食べてくれなかったなぁ…」などと、あまり気に病み過ぎず、娘と一緒にモグモグおいしくごはんを食べよう!と、リラックスして食事の時間を楽しんでみようと思います。
2016年04月05日子どもの情緒を育てるために、また親子のコミュニケーションとして、積極的に行いたい「読み聞かせ」。でも、いざやってみようとすると、本選びに迷ったり、子どもが興味を示さなかったり、とうまくいかないことも。絵本の読み聞かせは、子どもに非常に大きな幸福感を与えると言われています。コツをおさえて、親子の時間をもっと楽しみたいですね。■読む絵本はどうやって決めればいい?「子どもに読み聞かせをしよう」と思ったとき、まず悩むのがこの問題。とくに赤ちゃんのうちは、どんな絵本を読んだらいいのか迷ってしまいますよね。まだ言葉を覚える前や、おしゃべりが上手にできないうちは、絵や色がはっきりしているもの、リズミカルな言葉で表現されているもの、シンプルな繰り返しが出てくるもの、などを中心に選んでみましょう。絵本に記載されている対象年齢を参考に、大きくなるにつれてストーリーのある絵本に移行していきます。子どもの年齢が上がってくると、徐々に本人の好みもあらわれてきます。でも、「この本は好きそうだな」と思って買ったのに、あまり喜ばなかった…というケースも。書店で何を買うか迷ったら、まずは図書館を利用してみましょう。子どもは、気に入った本があれば、何度も読みたがるはず。そうやって、お気に入りを見極めてから購入するようにすれば、子どもが本当に好きな本を与えてあげることができます。また、親が与えたい本と子どもが欲しがる本が食い違った場合は、交互に買うというルールを作るのもよいですね。■読み聞かせは膝の上で読み聞かせをするときに多いのが、子どもと向かい合って本を広げるスタイル。何人もの子どもを相手に読むときは、このような紙芝居スタイルになりますが、親子での読み聞かせは膝の上にすわらせて行うのがおすすめです。読み聞かせとは、ただ本の内容を伝えるだけでなく、子どもと本の世界を共有するということ。触れ合いながら、同じ目線で読み聞かせをすることで、絵本の世界により入り込めるはずです。■説明やアドリブを加えない少し難しい言葉が出てきたり、ストーリーがわかりにくそうだと感じたりしたとき、つい「これはこういう意味なのよ」と説明を加えたくなりますよね。子どもの理解を深めようとしてやりがちなこの行動、実はNG。話を中断することで、本の世界への感情移入や集中力を途切れさせてしまうのです。同じように「これはどういう意味だと思う?」「登場人物はどう思ったかな?」などと質問を投げかけるのも避けて。子どもから質問がない限りは、大人が先回りして働きかけをしないようにしましょう。もし子どもがわからなさそうな言葉が出てきた場合は、本を読み聞かせながら、その言葉があらわす絵を指差しましょう。こうすることで、話を中断せずに子どもの理解を促すことができます。そして、読み聞かせのもっとも大切なポイントは、自分も楽しむことです。子どもは「ママと一緒に楽しむ」ことが大好き。そして、ママの気持ちをとても敏感に感じ取ります。絵本の世界を親子で一緒に楽しみながら、素敵な時間を過ごしてくださいね。
2016年04月05日「ネイティブ並みの英語力が身につく」と人気のインターナショナル・プリスクール(以下プリスクール)。実際、どんな雰囲気で、どんなことをしているのでしょう? 日本の幼稚園とはどんな違いがあるのでしょう。プリスクールで英語が身につく理由プリスクールとは、主に英語で保育を行う施設のことです。0歳から小学校に入る前までの子どもが通い、英語で生活をします。「プレスクール」「プリ」「プレ」「キンダーガーテン」「インター」などいろいろな呼び方があります。英語力を早く確実に身につけるには、英語イマージョン教育がいいと言われています。イマージョンとは「浸す」という意味で、文字通り「英語漬け」の状態で学習することです。ただし、単に1日中英語を勉強するのではなく、英語で何かを体験したり別の教科などを勉強したりすることを指します。プリスクールは、日本にいながらにして英語イマージョン教育を実践できるため、英語が身につくと人気なのです。実際、プリスクールではどんなことをするの?幼稚園や保育園が園ごとに特色があるように、プリスクールも施設によって指導方針やカリキュラムがそれぞれ違います。一例として、ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールについて、学長の山田日弓さんにお話をお聞きしました。「当スクールは、コアタイムが10:00~14:00。朝8:30から夜18:00まで延長可能です」ほかのプリスクールでも、コアタイムは4~5時間というところが多いようです。「朝、スクールに来てから、子どもたちは遊びもレッスンも先生とのコミュニケーションもすべて英語で行います」まさに、英語イマージョン教育ですね。「当スクールでは、子どもたちが楽しく英語を学べる環境を用意しています。楽しく学べることは、とても重要です」脳科学的にも「好きなことや楽しいと思うことは身につくのが早い」と言われています。「リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングをていねいに伸ばしつつ、サイエンスの要素を取り入れたテーマ学習や、算数、ミュージック、アート・クラフト、外遊びや運動もバランスよく取り入れたカリキュラムを用意しています。野外授業もあるんですよ。自然に触れて、いろんなことを体験しながら学びます」1日の過ごし方(ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールの場合)10:00 Circle time サークルタイム(朝の挨拶と歌など)10:15-11:45 Learning Program 学習11:45-12:00 Lunch preparation ランチの準備12:00-12:30 Lunch time ランチタイム12:40-13:40 Outside play 外遊び13:45-14:00 Story time 絵本の読み聞かせこうして見ると、時間の過ごし方は日本の幼稚園と似ています。ただし、すべてがネイティブの先生との英語で進められること、少人数制でアットホーム、自由で開放的な雰囲気などが日本の幼稚園との違いとして感じられました。(※スクールや園によります)気になる授業料は?(ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールの場合)●週1回コース 月謝3万2,000円●週2回コース 月謝4万8,000円●週3回コース 月謝7万2,000円●週4回コース 月謝9万6,000円●週5回コース 月謝10万円※延長1時間1,000円(月極めの長時間の延長は割引あり)※スクールランチ1回500円(お弁当持参可)上記のほか、15:00から16:30までのアフタースクール(放課後授業)もありますので、日本の幼稚園に通いながらプリスクールで英語を学ばせることも可能です。また、多くのプリスクールで、体験コースを用意しています。お子さんが英語に興味を持つかどうか、まずは体験コースやアフタースクールなどを利用してみてはいかがでしょう。お子さんが英語を好きになって楽しんでいるうちに、いつの間にか英語を話せるようになるといいですね。(佐々木月子)今回取材に協力してくださったのは山田 日弓(やまだ ひゆみ)さんソレイユインターナショナルスクール学長。東大法学部卒。米国デューク大学ロースクール修士。米国コロンビア大学プロフェッショナルフェロー。外資系企業(GE)などを経て現職に。自身の経験や、バイリンガル研究の成果を元に、バイリンガル育児コンサルタントとして活躍中。■0歳からのバイリンガル育成スクール Soleilis(ソレイユインターナショナルスクール) ■ブログ「 年収3000万円以上の子供を育てる方法 」
2016年03月04日小さい頃は素直だったのに、大きくなるにつれてだんだん親の言うことを聞かなくなってきた…。それはもしかすると、親の気持ちがうまく伝わっていないために、子どもの心が閉じかけている状態なのかもしれません。子どもに声をかける前に思い出して欲しい、たった1つのこと振り返って考えてほしいことがあります。それは「子どもをちゃんと1人の人間として尊重しているかどうか?」ということ。そういうと「子どもを尊重? 甘やかすってこと?」と誤解されがちなのですが、そうではありません。しつけもろくに行わない「甘やかし」ではなく、子どもの素質そのものを認める「尊重」のすすめなのです。子どもには小さな頃から好き嫌いや「自分はこうしたい」という意志、人を思いやる気持ちがちゃんと備わっています。それは子どもと生活していく中で実感することが多いでしょう。それらは「教えたことなんてないのに」と親が首をひねるような、周囲の誰にも似ていないものもあります。生まれつきの子ども独自の人格、とでも考えなければ説明はつきません。生まれたての赤ちゃんをよく、純粋無垢のたとえにすることがありますが、生まれたてとはいえ意志は備わっているので「まっさらで何もない」と捉えるのは、ちょっと違うかもしれません。わが子は「異国から来た大切な取引先」と捉えてみる子どもには生まれたときからすでに、1人前の人格があります。そう考えると、子どもの悪いところを直そうとか、自分が思う通りの人間に育てようという試みは無謀であるとわかります。親ができることはせいぜい、世の中のルールを教えること。そして、子どもの優れたところをみつけて、習い事をさせて伸ばす方法を提供すること、くらいかもしれません。そこでひとつ、提案したい方法があります。それは、子どもを「異国から来た大切な取引先」と思って接してみることです。子どもを「異国ですでに成功している1つの完成されたカンパニー」と考えてみましょう。「わが国では家に上がるときは靴を脱ぐのです」と日本の常識を教えつつ(しつけ)、相手の長所をほめたたえながら、わが社に力を貸してほしいと説得(長所をみつけてほめ、やる気を引き出す)します。親は異国の取引先の優れた能力を、わが国(社会)に貢献してもらえるように、橋渡しとなり力を尽くすというイメージです。すると、子どもは親を「自分の能力を認めてくれている」と理解し、心を開いてくれるようになります。親が困っていれば、普段自分にしてくれているのと同じように、子どもなりに力を貸してくれるようになり、親が自分を叱っても「自分のために言ってくれているのだろう」と理解し、耳をかたむけるようになってくれるのです。子どもの力を信じる子どもの力を評価し尊重して接すれば、子どもはとても嬉しくなって親の期待に応えたい気持ちでいっぱいになり、よりいっそう励むようになります。子どもは生まれつき素晴らしい素質をたくさん持っています。親はそれらを見つけ出し「いいね、すごいね」とスポットライトを当てるだけでいいのです。そうすることで、子どもはどんどん伸びていきます。親が態度を変えれば、子どもも敏感に変化を察知して徐々に心を開いてくれます。イソップ童話『北風と太陽』にたとえるとわかりやすいでしょうか。子どもの年齢が低いほど効果が現われるのも早いですよ。今日から子どもに声をかける前に、その言葉は子ども自身の力を信じているものか、せっかくの素質を押さえつけるものでないかを考えてみてはいかがでしょう。(あとりゆうか<フォークラス>)
2016年03月03日ムスメちゃんとオコメちゃん
うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし
イヤイヤ期真っ最中の娘を育てながら、正社員として働くりささんは、現在第2子を妊娠中。平日はワンオペ育児でヘトヘトでした。さらに妊娠4カ月を迎えて会社の上司に報告をしたところ、参加していたプロジェクトのメンバーからも外されてしまいました。そして休日は義実家で家事を押し付けられ、まったく休む暇がありません。自由気ままに過ごす夫が羨やましく思え、りささんは夫に「入れ替わりたい」と非現実的なことを言ってしまいました。すると、なんと本当に入れ替わってしまい、夫はりささんとして過ごすことに。覚悟を決めたものの、ひどいつわりに耐えながらの家事や育児は想像以上に大変でした。そんななか、初めて参加したママ友会。しかし、自分勝手なママ友の発言に我慢できず、夫はつい言い返してしまいました。保育園に預けられ、習い事をしていない娘を「かわいそう」だと決めつけたママ友の発言が、りささんの頑張りを否定するものだと感じた夫は、その場でママ友に言い返してしまいました。すると、まわりはドン引き……。でも、1人のママ友から「驚いたけど、スッキリした」と言われ、夫は救われたような気になったのでした。仕事も子育ても全力ですごい! ママ友からワンオペがつらくないかと聞かれた夫。どうやら、りささんは以前からこのママ友に、いろいろと話していたよう。「うちの旦那は家事育児を実際に1人でやってないから、いざというときどうしていいかわからない」というママ友の言葉が、夫の過去の自分の姿と重なってしまいます……。 そこで思い切って、友だちの立場から見ると、りささんがどんな風に見えるかと聞いてみました。ママ友は「仕事も子育ても全力で頑張っていてすごい」と言ってくれたあと、母親も亡くなっていて夫も忙しい状況を「頼れるところがあるのか心配」と続けました。 思い返してみると、娘が産まれたときも、自分は何もせずにただ会社に行っていただけだった……と申し訳ない気持ちになった夫。そして、この前の事故に遭って旦那の意識が戻っていないため、次の出産はさすがに義実家のお世話になろうと思っていると話すと、ママ友はそんな状況であることを隠していたことに驚いていました。 りささんは、夫が思っていたとおり、友だちから見てもとても頑張り屋さんだったようですね。ただ、頼れるところがないというのは、たしかに心配です。またママ友も言ってように、妻と夫での家事・育児の認識が違うというご家庭も多いのではないでしょうか。みなさんは、夫婦間で認識の差があった際、どのように解決しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター しろいぬしろ 著者:原作者 中澤夕美恵
2024年05月04日結婚10年を迎える夫婦に訪れた離婚危機。離婚すべきか、我慢すべきか、そもそも離婚して生活できるのか―。さまざまな思いが交差するお話です。妻の留守中を狙って荷物を運び出し、不倫相手の家に転がり込んだ夫。「女たちで解決してくれないかな」と身勝手なことを考えていた夫に、実母から呼び出し電話が!実家に帰ると、両親と妻のほか、兄と兄嫁までズラリと勢ぞろい! すでに妻・景子さんから事の顛末を聞かされている両親と兄・兄嫁は、そろって夫のことを問い詰め始め…。 娘より不倫相手を取る夫に、義兄夫婦からまさかの提案!? 義父も義母も、離婚して景子さんと結菜ちゃんが家族でなくなってしまうことには大反対でした。それでも、不倫相手の言いなりになって娘を手放そうとする夫に、義姉が「人として最低のことをしている」「妻子を捨てて家を出て、戻らない父親をどう思っているでしょうね」と言うと、青ざめる夫。景子さん自身も、娘よりも不倫相手を選ぼうとしている夫に、嫌気がさしました。土下座をして謝るように促す義父でしたが、義姉は「それは酷。景子さんは早く離婚をした方がいい」と言い、続けて「最善策を思いついた」「離婚したら、結菜ちゃんは私たちが引き取って養子にする」と、まさかの提案をしてきたのです。 子どもは手放したくないと言いながらも、不倫相手が「子どもが苦手」と言えば、子どもを手放すことを決断してしまう夫。景子さんも「どうしてこんな人と結婚しちゃったんだろう」と言っていますが、本当に信じられませんよね。こうなると、どんなことがあったって、夫とは復縁できませんし、夫に子どもを渡す選択なんて絶対にできませんよね。 紙屋束実さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
2024年05月04日