有村架純が婚約者がいながらも10歳年下の教え子に惹かれていく女性教師役を演じる火曜ドラマ「中学聖日記」が10月9日から放送開始。有村さんの相手役に抜擢された新人・岡田健史に「横顔が綺麗」「表情が好きすぎ」などネットが騒然としている。本作はフランス在住の漫画家・かわかみじゅんこによる同名コミックのドラマ化作品。有村さん演じる主人公・末永聖は大学卒業後、国語の非常勤講師を経て、片田舎の町・子星平にある子星中学校に赴任してくる。聖の大学時代からの恋人で現在は大阪で働く川合勝太郎を町田啓太が、聖と“禁断の恋”に落ちる生徒の黒岩晶を1年にわたるオーディションで選ばれた岡田健史がそれぞれ演じる。また勝太郎の上司でバリキャリ帰国子女、バイセクシャルの原口律役には吉田羊。晶の母・愛子役も夏川結衣。子星中学校の教頭・塩谷三千代役に夏木マリ。聖のよき相談相手でもある教師・丹羽千鶴役に友近。愛子が営むアジア雑貨輸入販売会社の部下・上布茂役にマキタスポーツといった俳優陣が脇をかためている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。物語は現在の聖が3年前、2015年を振り返る形でスタート。聖が子星中学校に赴任して晶と出会い。当初は声をかけても無視され、さらにはぶたれるなど拒絶されるも、その後晶が徐々に聖に惹かれていく様子。同時に遠距離恋愛を続けていた勝太郎と上司の律の距離が近づいていく様と、聖が教師を目指し赴任するまでの経緯や、晶の生い立ちと家族関係などが描かれた。ラストは晶が聖に向かって告白する場面で1話は終了した。その設定、キャスティングともに大きな注目を集めるなかスタートした本作だけに、放送中からタイムラインには大量のツイートが殺到。「黒岩くん役の岡田くんめちゃめちゃかっこいい」「あーこういう男の子はモテるわ!」など岡田さんにときめいた視聴者が続出している模様。特に「横顔が綺麗」「横顔が素晴らしい」と横顔に惚れたという声が多数寄せられている。本作が演技初挑戦、テレビも初出演の岡田さん。「いかにも初心者っぽい演技に不慣れな感じが大柄な彼をぎりぎり中学生に見せている」「初々しい感じ」「晶くんの表情が好きすぎた、、これから楽しみ」と“まっさら”の新人である彼ならではの演技に注目している視聴者も多い様子だ。(笠緒)
2018年10月10日女優の樹木希林さんが15日に75歳で亡くなったことを受け、女優の夏木マリ(66)が17日深夜、ブログを更新。樹木さんへの思いをつづった。夏木は「私が仕事を始めた頃、ジーンズで結婚式をしたお二人に驚かされ、お名前を売ったことにも驚かされ、数々の演技に驚かされ、名言に驚かされ、病気との共存に驚かされ、死生観に驚かされ」と樹木さんの語り継がれるエピソードを回顧。「そしていつしかファンになり目標でした」と大きな存在だったようで、「一度ご一緒させていただきたかった」と心残りも。「安らかにお眠りください。合掌」と追悼している。
2018年09月17日9月5日の正午過ぎ、都内の神社である結婚式が執り行われていた。神社の職員やスーツを着た関係者が境内を見回る物々しい雰囲気のなか、現れたのは松田翔太(33)・秋元梢(31)夫妻だ。松田は紋付き袴の凜々しい姿で、隣に立つ秋元は美しい白無垢姿。二人は嬉しそうな笑みを浮かべながらも、少し緊張している様子だったという。「境内には外国人観光客と参拝客が数人いるだけでひっそりとしていたのですが、突然のビッグカップル登場に皆さん騒然としていました。厳戒態勢だったのでちらっとしか見られませんでしたが、2人ともとても幸せそうでした」(居合わせた参拝客)台風21号の縦断から一夜明けたこの日、空は青々と晴れ渡っていた――。伝説の名優・松田優作(享年40)を父に持つ松田と、「ウルフ」の愛称で親しまれた先代九重親方(享年61元横綱・千代の富士)を父に持つ秋元。“最強の2世カップル”とあって、披露宴は驚くほどの超豪華ぶり!宴が行われたのは東京・日比谷にある帝国ホテル。実に、5百人以上が出席したという。「芸能界、スポーツ、ファッション業界などの様々な著名人が顔をそろえました。司会を務めたのは芸人の小藪千豊さん(45)。彼が座席を回っての友人挨拶では、北島康介さん(35)や寺島進さん(54)、佐藤浩市さん(57)、佐野史郎さん(63)、夏木マリさん(66)、などがお祝いのコメントをしていました」(ホテル関係者)そんな出席者たちの中でも大きな注目を浴びたのは、05年に放送されたドラマ『花より男子』(TBS系)で松田と共演した嵐の松本潤(35)、小栗旬(35)、阿部力(36)ら『F4』の面々。この日の“再集結”には、会場も沸いた。「松本さんは『おめでとうございます!』と2人を祝福。小栗さんも『花男のときからずっと見てきたけど、本当に立派な役者になった!』と絶賛していました。席次の組み合わせが面白くて、F4のテーブルには瑛太さん(35)や木村カエラさん(33)、永山絢斗さん(29)らが。川谷絵音さん(29)のいるテーブルにはBUMP OF CHICKENの藤原基央さん(39)や米津玄師さん(27)がいっしょ。綾野剛さん(36)と同じテーブルには浅野忠信さん(44)や中村獅童さん(45)、市原隼人さん(31)らが同席していました。北島康介さんと吉田秀彦さん(49)が向かい合うスポーツ選手枠のテーブルもありました」(前出・ホテル関係者)さらに、豪華ミュージシャンによる歌のサプライズも!「松田さんとCMで共演した桐谷健太さん(38)が『海の声』を熱唱。その他にもAIさん(36)が『Story』を、RADWIMPSのボーカル・野田洋次郎さん(33)が『告白』を熱唱。フェスでも見られないような超豪華ライブに、秋元さんも目を潤ませていました」(披露宴出席者)二度と見られない豪華メンバーが集まった今回の挙式。“平成最後の大披露宴”と語り継がれることだろう――。
2018年09月11日マリオジェラテリアの限定メニュー「七色のジェラートパフェ」が、2018年9月4日(火)より、マリオジェラテリアおよびプレミアム マリオジェラテリア全店舗で発売される。昔ながらの製法にこだわりながら、日本人の好みに合うように調整した味わいのジェラートを提供し続けているマリオジェラテリア。今回、創業20周年を記念して考案された「七色のジェラートパフェ」は、7種のジェラートを一度に味わえる欲張りな限定メニュー。仕上げにトッピングするのは、同じくレインボーカラーの米菓子“おいり”。西讃地方では婚礼時の定番菓子とされている縁起の良い“おいり”が、カラフルなパフェをより一層華やかに彩る。いつも同じフレーバーを注文しているコアなファンも、初めて来店するビギナーも、是非この機会にお気に入りのフレーバーを探してみてはいかがだろう。【商品情報】「七色のジェラートパフェ」販売期間:2018年9月4日(火)〜9月30日(日)※イートインのみ。価格:580円(税込)フレーバー:■マリオジェラテリアトリプルベリー・葡萄・ラムネソーダ・ピスタチオナッツ・アルフォンソマンゴー・シチリアの塩キャラメル・苺ミルクの7種■プレミアム マリオジェラテリアトリプルベリー・葡萄・トリプルミントチョコ・プレミアム グリーンピスタチオ・マンゴーマンゴー・ブラッドオレンジ・ベリーストロベリーの7種【店舗情報】■マリオジェラテリア銀座店所在地:東京都中央区銀座1-13-10 OPPEN GINZA BLDG.1FTEL:03-3562-2381営業時間:12:00~17:00定休日:日・祝日■マリオジェラテリア渋谷ヒカリエShinQs店所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ ShinQs B2FTEL:03-6434-1692営業時間:10:00~21:00■マリオジェラテリアみなとみらい店所在地:神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7 コレットマーレ2F デッキ通路側TEL:045-323-9310営業時間:11:00~20:00■プレミアム マリオジェラテリア新宿伊勢丹店所在地:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 B1FTEL:03-3351-2881営業時間:10:30~20:00■プレミアム マリオジェラテリア立川伊勢丹店所在地:東京都立川市曙町2-5-1 伊勢丹立川店 B1FTEL:042-595-7767営業時間:10:00~19:30
2018年09月03日この夏開催中東京都品川区の東京マリオットホテルは、ハワイの空気を満喫できるイベント「Aloha Marriott Experience 2018(アロハ マリオット エクスペリエンス)」を、2018年8月31日(金)まで開催中。8月26日(日)には特別なウェルネスプログラムも予定されています。さわやかにハワイの1日を実施予定のプログラムは、「バレトン ヨガ & ハワイアンブランチ サポーテッド バイ アディダス」。隣接された庭園において、朝からバレエとヨガをミックスしたエクササイズを楽しめます。自然の中で身体をすっきりとさせた後は、ハワイアンブランチの時間。スーパーフードを使ったホテル特製のメニューで、ハワイのライフスタイルを感じることのできる優雅なひとときを楽しめます。プログラム開催概要2018年8月26日(日)9時30より開催予定で、定員は30名、料金は7,000円です。イベントページから予約が可能。(画像はプレスリリースより)【参考】※イベントページ※プレスリリース
2018年07月05日ロックバンド・ゲスの極み乙女。のドラマー"ほな・いこか"としても活動する女優のさとうほなみが、7月15日にTBSラジオで放送される『さとうほなみの 今夜、一杯ご一緒していただけませんか?』(20:00~21:00)に出演することが決定した。ゲスの極み乙女。メンバーの一員としてはラジオ出演経験があるさとうだが、ソロでのラジオ番組は初となる。さとうは東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『いつまでも白い羽根』に出演するなど、女優として活動の場を広げている。この番組はお酒が大好きだというさとうが、普段なら緊張して話すことができない人物をゲストに迎えて、一緒に酒を飲みながらトークし、親交を深めるというものだ。さとうが会いたかったゲストは、女優の夏木マリ。酒の力を借りつつ、音楽やトークを展開していく。
2018年06月29日■「らしくないこと」をしない女性たち米倉涼子さんに石田ゆり子さん、小泉今日子さん、夏木マリさん……。「スタイルがある女性」というと、皆さんが思い浮かぶ女性ですね。彼女たちはなぜ、自分のスタイルを持っているように見えるのでしょう。それは「らしくないことをしないから」だと思います。例えば米倉涼子さんは、多くの人が憧れる美点である、長く美しい脚を出すひざ上スカートを着ています。しかも少しもいやらしいところがなくイメージはクールでクリーン。米倉涼子さんが頭にリボンをのせたところは見たことがないですよね。同様に夏木マリさんがコンサバスーツ、石田ゆり子さんがロックなスタッズつきライダースを着ているところも、役柄は変わってもおそらく目にすることはないでしょう。自分の個性にふさわしくないものは身につけない。これがスタイルを持つことにつながることは前回のコラムにも書きました。そして「ふさわしくないことはしない」のは、言葉使いや振る舞い、生き方そのものにも言えることだと思います。それらがすべて「自分のスタイル」というひとつの方向性を示しているから、彼女たちはいつも輝いて見えるのではないか、と私は思っています。■型を絞るだけで、スタイルのある人に自分のスタイルやイメージをファッションで一定に保つ、ごく簡単な方法があります。それは「自分の定番ボトムスの型を絞る」こと。トップスは顔に近い場所にあるため、手っ取り早く「印象を変える」効果があります。一方で、ボトムスは「印象を整え、コーデに統一感を持たせる」効果があるのです。例えば自分の定番ボトムスをリーバイス501のデニムにしたとしましょう。トップスを白シャツ、ジャケット、ニット……と変えていっても、その方の全身を見たときのイメージは、なんとなく統一感があるように見えます。逆にボトムスを、ある日はピンクのフレアスカート、またある日はクールなレザーのタイトスカートとくるくる変えると、「イメチェン?キャラ変?」と人に言われるほど印象がガラリと変わってしまいます。どちらが良い悪いということではありませんが、あなたのスタイルを一定に保ちたいなら、だんぜん「ボトムスの型を数種類に絞りこんでしまう」のが効果的です。ボトムスの型を絞ることによる利点はもうひとつあります。それはあなたの体が一番美しく見える状態をいつも保つことができる、ということ。私の場合は、学生時代にバスケットをやっていたせいでふくらはぎがパンパンに太く、加齢と共に筋肉が足首方向に落ちてきたので、ひざ下がなんともカッコ悪いのです。そこでボトムスは足首丈を死守。扁平なヒップと寸胴なウエストすべてを包み込んでスッキリ見せる「細身パンツ」がマイ定番ボトムスです。写真はステラマッカートニーの定番、トラウザー。シンプルで穿きやすく、私の脚の欠点を目立たなくしてくれます。今は色違いで3枚持っていますが、ボトムスはヒップの下に敷かれて消耗も激しいので、毎年1枚セールなどを利用して買い足すようにしています。あなたも、それを着ていると「ちょっと痩せた?」と言われるボトムスをお持ちではありませんか?その型はどんなものか、なぜ褒められるのかをぜひ研究してみてはいかがでしょうか。■「軸女」のススメ「そうは言っても、インスタやブログで誰かがおすすめしていたり、雑誌に載っていたりすると、つい欲しくなっちゃうの」わかります。その気持ち。例えばあなたが回転寿司屋に行ったとします。流れてきた皿のお寿司をはじから全部食べてしまったら、本当に食べたかったものが食べられなくなるかもしれませんよね。今日はマグロが食べたいとなったら、イカをスルーしてまずはマグロの皿だけに手を伸ばすはずです。就職にしてもパートナー探しや住まい探しにしても、「これは譲れない」という自分の軸を持たないと、目指すものには永遠にたどり着けないかもしれません。生き方にもファッションにも「軸」があって、ぶれない。「軸女(ジクジョ)」が清々しくかっこいいのは、不要なものまで欲しがらない潔さがあるからではないでしょうか。
2018年06月15日●山守としての心得も永瀬が伝授世界中で高い評価を受ける河瀨直美監督が、生まれ故郷である奈良を舞台に撮った最新作『Vision』が6月8日から公開される。奈良・吉野の森を舞台に、フランスを代表する女優ジュリエット・ビノシュ演じるフランスの女性エッセイスト・ジャンヌが、幻の薬草”Vision”を探し、永瀬正敏演じる山守の智(とも)と心を通わせていく。森の中で繰り広げられる物語は、幻想的なモチーフに彩られ、寓話のように観る人の心を突き刺していく。作品の鍵を握るのは、後半で智が出会う鈴(りん)という青年で、岩田剛典が演じた。独特の撮影手法で知られる河瀨組常連となった永瀬と、初参加となった岩田に、作品についてインタビューした。○岩田はリバー・フェニックスのよう――永瀬さんと岩田さんのシーン、とても雰囲気が良くて印象的でしたが、互いに印象的な出来事などはありましたか?永瀬:河瀨組ってなかなか特殊で、現場で役者同士話すことが出来ないんですよ。違う部屋で支度をして、現場で初めて会うようにセットされます。監督は役者の私語がダメなので、智と鈴として接していました。でもあとから見ると、岩田くんの笑ってる目の奥に感じる寂しさのようなものが、ちょっとリバー・フェニックスのようだなと思いました。岩田:カメラが回っているシーンが本当に「はじめまして」で、ご挨拶できなかったんですよね。永瀬さんは河瀨組を何度も経験されていて、僕は撮影手法も役への取り組み方もやったことがないことばかりでしたので、たくさん助けていただきました。監督には森に至るまでのバックボーンも考えて作ってきてね、と言われて、おばあちゃん役の方と2人で、東京の公園でピクニックもしました。クランクイン初日には永瀬さんと一緒に散歩をしてお参りをして、紐の結び方や、山守としてのスタンスなど、「河瀨組で撮影していく日常とはこういう感じだよ」と、示していただいたと思います。演じるのではなく、役を生きていくという現場だよ、と。監督からの指示もほとんどなかったですし、奈良に行った瞬間から「鈴」と呼ばれ、本名で話しかけられることはありませんでした。永瀬:「岩ちゃん」って、呼ばれないよね。岩田:呼ばれないです。河瀨組のイロハを永瀬さんに教わって、腹を据えました。――永瀬さんが山守としてのアドバイスもされていたんですか!永瀬:監督が「先生ではなく、智が道具の使い方や薪の割り方を教えて」と指示を出してくれました。でも岩田くんは、すぐに上達しましたよ。普通は先生から教わるんですけど、山守として世代を紡いでいくことを監督は大事になさってるんですね。――それでは、本当に智と鈴としてしかやりとりをされていないんですね。撮影後の印象はいかがでしょうか。永瀬:国民的歌番組に出ている方ですからね(笑)。クランクアップして初めて、「年末、出るんだよね?」という話が出ました。岩田:そうでしたね(笑)。永瀬:「俺、ちゃんと見て応援するから」と言ったし、本当に「見たよ」とメールをしました。そうしたらすぐに「本当ですか!有り難うございます!」ってちゃんと返信くれて。撮影が全部終わった後も真っ先にお礼のメールをくれて、鈴としてだけでなく、岩田くんもとても礼儀正しい青年。先日は一緒にご飯も食べに行きました。岩田:智の時と雰囲気は違いますけど、永瀬さん自身もとても優しい方です。僕は不安な気持ちも大きかったですし、なかなか不安を共有できる現場でもなかったので、撮影が終わってから現場の話を永瀬さんとするのが楽しくて。永瀬:言えない裏話ね(笑)。岩田:言えない話ばかりなんですけど(笑)。大先輩ですが、包み込むような優しさで向き合ってくださいました。●岩田くんがかわいくてしょうがない○100時間のOKテイクを2時間に――河瀨監督はカットもスタートもかけないと伺ったんですが、そういう撮り方ならではの魅力や大変さを教えてください。永瀬:撮影期間中はずっとその役で生きていかなきゃいけなくて、どこを撮られているのかもわからない。それはすなわち“人を演じる”という役者の原点にピュアに戻らせていただける。全てを永瀬から智に入れ替えて、持続しなければならないので、それは大変なことですが。岩田くんとの出会いも鈴として初めて映画の中で出会うんですね。90時間くらいOKテイクがあって、風景も入れると100時間弱にもなるところを、2時間にするのだから、作品に映っていないところの細かいニュアンスも、河瀨さんの世界観につながるのだとも思います。岩田:100時間は、すごいですね。永瀬:「その場で生きてくれ」という監督さんなので、最初はみなさん戸惑うんです。僕も最初に『あん』という作品に出演したとき、一番はじめのシーンでカットがかからないので、口もとが動かないようにしながら樹木希林さんと「これまだ回ってるのかな」「回ってると思いますね」と言いながら撮影を続けました(笑)。――完成作を観るまで、全体像がわからないですか?永瀬:そうですね。いや、今回もびっくりしました。意外なところだらけです。すごいなと思いました。岩田:僕も「こういう作品になるんだ」とびっくりしました。自分が出演していないシーンはもちろんのこと、全体の作品としての構成も脚本も変化していて。仕上がりも、映像美や音楽と相まってアートのような、すごく美しい映画だなと思いました。あとは、登場人物それぞれに2時間で描ききれないほどの思いや背景があるので、ラストシーンに至るまでの人生が伝わるといいなと思います。○森の強さと怖さを感じた――吉野の森の撮影で、大自然で暮らすことについては、どのような印象を持たれましたか?永瀬:生活していくと、綺麗事ですまないこともいっぱいあります。死に直結する部分もあるし、自然の強さや怖さを感じました。実際に失われつつあるものもある。しかし数百年もの間、守り続けられている歴史も刻まれている。ちょうど台風の時期だったので、スタッフの宿泊施設ギリギリまで土砂崩れが起こったこともありましたし、僕らの大好きな犬のコウが定期検診で病院に行ったら、あっという間に畑が害獣に荒らされたこともありました。起きたら胸のところにムカデがいるなんてこともありましたけど、それらを差し引いても、森からいただくものは多かったと思います。岩田:役に入っていくときのリアリティは、すごかったです。携帯電話も繋がらないし、否が応でも下界とシャットダウンされる。俳優目線で見たら、幸せなことなのかなと思います。森の中で寝泊まりする経験も初めてでしたので、鈴のリアルな体験として自分の中に入ってきました。寝ているときも、鹿が鳴いている音、虫がカサカサ来る音や川の音、都会だったら聞こえないような音がたくさん聞こえてくる。小さな変化かもしれないけど、監督は画面に切り取ってくださっているので、経験が生きていればいいなと思います。――それだけ役に入り込むと、役が抜けるのも大変なのではないかなと思いますが……。永瀬:こうやって喋ったり、観たりするとダメなんですよね。忘れたつもりが、また復活してくる(笑)。岩田:僕はツアー中だったので、撮影中に東京に戻ったんですけど、他のグループのメンバーからは結構「大丈夫?」と言われました。僕はわかっていないんですけど、「森からきたみたいになってる」と言われたんです。撮影期間は終わるまでずっと抜けなかったですね。永瀬:河瀨監督作品の場合は、次の作品に行くのが大変なんです。みんな作品に魂を置いてきちゃうんで。藤竜也さんが監督は「魂の盗人だ」とおっしゃってましたけど、次に行くときがものすごく大変です。他の現場で「スタート」「カット」がかかるんだ、ということすら驚いてしまうんです(笑)。でも現場には嘘がないので、濃厚な経験はなかなかできないのかもしれません。――河瀨監督作品の永瀬さんは「一見近寄りがたいけど、心を開くと……」というところがあるきがするのですが、永瀬さんご自身も反映されているのでしょうか?永瀬:境目がわからなくなってくるんですよね。気持ちとしては100%、智であったらいいので、自分とは違うのかなと思います。自分が入り込む隙はあまりないですし、撮影がある日、ない日に関わらず、お参りに行く、犬の散歩をする、と色々なミッションがあるんです。予定のない時に急に呼ばれたりすることもあるし、常に智でないと追いつかない現場でした。――それでは、作中で愛を持って接してる周りの人への愛情も生まれてしまいそうですね。永瀬:もう、岩田くんもかわいくてしょうがないです。多分、ずっと応援するだろうなと思います。「頑張れ、鈴!」って(笑)。●新しい世界に触れるきっかけに○「ラブシーンで泣いたのは初めて」と言われた――印象的な場面がたくさんあったと思いますが、お二人が自分が演じてないところで印象に残っているシーンを教えてください。永瀬:僕は、画面に映っていないところを想像するのが、楽しみでした。鈴とコウがいなくなった場面も、何かが通じていたのかなと想像して。そういうことで膨らんでいく作品だと思いますし、バックグラウンドを想像しながら観ていただければ。ジャンヌの過去も美しかったですね。――永瀬さんとビノシュさんのラブシーンも素敵で印象的でした。永瀬:最初の方のラブシーンは、音楽を担当された小曽根真さんが見にいらしてました。遠慮されて、撮影ではなくプレビューを見られていたんですが、泣いてしまったそうなんです。「ラブシーンで泣いたのは初めてです」とおっしゃっていて、心に響きました。岩田:僕は、夏のロケシーンに参加してなかったのですが、夏木マリさんの役柄と僕の役柄がリンクするようなシーンがいくつかあったことが印象的でした。同じシチュエーションだったり、同じ場所を歩いて同じ木を触っていたり、そういう部分もお客さんに伝わるといいなと思いました。勘を研ぎ澄ませて拾い集めてみてください。年月は経っても、すべて森の中で起きていることを感じて観てもらえると、より理解が深まるのだと思います。永瀬:何回も観て欲しいね!岩田:1回じゃわからないかもしれないですし。永瀬:結末を知って観ると、また違うと思います。――岩田さんのファンの方も今回たくさん映画を観られると思いますが、何か作品を楽しむ上でのポイントはありますか?岩田:僕のファンの方で、こういうタイプの映画を観る方は少ないかもしれないと思うんですけど、映画を観るよりはアートを観る感覚で受け入れてもらえたらと思います。映画の結末を知った時に、胸にくるものがあってくれたら、と思います。――普段触れない作品に触れるきっかけになるかもしれないですよね。岩田:フランス映画みたいな作りですよね。もしかしたら、好みは分かれるかもしれないですけど、新たな世界が広がる一つのきっかけになる作品になってくれたら嬉しいです。■永瀬正敏1966年7月15日生まれ、宮崎県出身。1983年の相米慎二監督の映画『ションベン・ライダー』でデビュー以来、『ミステリー・トレイン』(89)、『息子』(91/日本アカデミー賞最優秀助演男優賞他)、『毎日かあさん』(11/日本映画批評家大賞主演男優賞)など国内外の100本近くの作品に出演、数々の賞を受賞。台湾映画『KANO ~1931 海の向こうの甲子園~』(15)では、金馬映画祭史上初の中華圏以外の俳優で主演男優賞にノミネートされる。カンヌ国際映画祭ある視点部門オープニング作品『あん』(15)では国内外の男優賞多数受賞。近年は『64-ロクヨン- 前篇/後篇』(16)、『後妻業の女』(16)、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『パターソン』(17)と『光』(17 ※本部門へは日本より唯一選出)等に出演。また平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞を映画部門で受賞。写真家としても活動し、現在までに多数の個展を開いて20年以上のキャリアを持つ。■岩田剛典1989年3月6日生まれ、愛知県出身。EXILE / 三代目 J Soul Brothersのパフォーマー。2013年の舞台で俳優として本格始動。豊田利晃監督の『クローズEXPLODE』(14)で映画初出演を果たす。15年からはドラマ、映画と展開した『HiGH&LOW』シリーズに3年に渡り参加。『植物図鑑運命の恋、ひろいました』(16)では第40回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、数々の映画賞を受賞。18年には映画初主演作品『去年の冬、きみと別れ』をはじめ、『ウタモノガタリ‐CINEMA FIGHTERS project‐』(6月22日公開)『パーフェクト・ワールド 君といる奇跡』(10月5日公開)に出演。4月からはドラマ初主演「崖っぷちホテル!」(NTV毎週日曜22:30~)が放送。
2018年06月08日全編日本を舞台にしたウェス・アンダーソン監督のストップモーション・アニメーション『犬ヶ島』が現在公開中。この度、スカーレット・ヨハンソン演じる美人犬ナツメグの登場によって、ブライアン・クランストン演じる野良犬チーフに恋の予感が訪れる本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。“ドッグ病”の大流行によって、犬ヶ島に隔離されてしまった愛犬を探す少年アタリと、5匹の個性的な犬たちの壮大な旅と冒険を描く本作。ボイスキャストには、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、日本人ボイスキャストとして「RADWIMPS」野田洋次郎、村上虹郎、夏木マリらも名を連ね、先日開催された第68回ベルリン国際映画祭では、銀熊賞(監督賞)を受賞した。今回シネマカフェがいち早く入手した映像には、ブライアン演じる根っからの野良犬気質で、5匹の中で最も闘争心に溢れたチーフが、スカーレット演じる美人犬のナツメグに出会うワンシーンが収録。水を飲んでいる途中、突然上からナツメグに話しかけられ動揺したチーフは、「フェリックスの女だな?」と以前デュークに聞かされたナツメグとほかの犬との熱愛のうわさを直撃。そのデリカシーのなさにカチンときたナツメグは、くしゃみをしてその場を去ろうとするが、チーフは「待ってくれ!」と引き留め、ナツメグとの会話を続けようと試みる様子も。ほかの4匹の犬といるときの荒々しい言葉遣いとは違い、今回のチーフはナツメグの顔色を伺う様子が垣間見え、まるで別人…別犬のよう。人間に一度も愛されたことがないという過去を持ち、人間やほかの犬たちに心を開くことがなかった、独立心の強い迷い犬チーフ。果たして、ナツメグとの恋の予感をきっかけに変化が訪れるのか…?そんなチーフとナツメグの関係性について、スカーレットは「彼女はチーフの中に生き残る強さを見つけたのだと思うわ。戦う精神とリーダーの資質をね」とコメント。犬ヶ島に住み着いていながら、美貌を維持しているナツメグの美の秘訣については、「古いコーヒー豆の缶に集めた生ゴミの灰を毛に塗っているのだと思うわ」と分析している。個性豊かなキャラクターたちが魅力的な本作は、彼らの大冒険はもちろん、チーフとナツメグの愛くるしい恋の行方にもぜひ注目して欲しい。『犬ヶ島』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月25日より全国にて公開©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年06月03日ダイニングバーの常連客「ナインティナイン」岡村隆史と店主「ロンドンブーツ1号2号」田村亮が、有名人から“ここだけ”の話を引き出すシチュエーショントークバラエティー「おかべろ」。6月2日(土)放送回には、女優・夏木マリと、映画監督の河瀬直美が出演する。御年66歳、芸能生活45年を迎えるが、そうとは思えぬ若々しさや美貌を保ち続けている夏木さん。そんな美の秘訣について問われると、「女は朝が勝負!」「寝る前にパックするのは普通!」と断言。また、毎朝必ず食べている果物についてや、シャンパンにも合うおススメのおつまみを披露する。さらに、59歳のときに一緒にバンドを組んでいた男性と結婚した夏木さん。それまでは「一人でいる方が本当は楽だし、誰かが自分の部屋に入ってくるのも嫌だった」と結婚の選択肢はなかったそうだが、夫には自分からアプローチしたという結婚までのウラ話も暴露!独り身の楽さに共感する岡村さんは、「結婚は何がいいですか?」と直球質問。果たして、夏木さんの答えとは――?今回ゲストに出演した2人は、もうすぐ公開となる映画『Vision』に出演する役者と監督。河瀬監督が生まれ故郷の奈良県を舞台に、フランスの名女優ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏をW主演に迎えた本作は、世界中を旅しながら紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌ(ジュリエット・ビノシュ)は、とあるリサーチのためアシスタントと共に奈良の吉野を訪れ、杉の木立が連立する山間で生活をしている山守の男・智(永瀬正敏)と出会う。2人は言葉や文化の壁を超え、次第に心を通わせていく…というストーリー。夏木さんが本作で演じているのは、山で生き、古くから伝わる薬草を作り、自然と共存しながら静かに暮らしている老女・アキ。ほかにも、「EXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」岩田剛典、森山未來、田中泯らが参加している。番組では、夏木さん自身も憧れていたという河瀬映画の独特の撮影方法について、岡村さんも思わず「しんど~い!」と言った“俳優同士の私語厳禁”、夏木さんがしんどかったという「○○しか食べない生活」と、超過酷な撮影現場の様子が明かされる。「おかべろ」は6月2日(土)14時27分~(関西地区)、5日(火)深夜0時40分~(関東地区)カンテレ・フジテレビにて放送。『Vision』は6月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:Vision 2018年6月8日より全国にて公開©2018“Vision”LDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.
2018年06月02日期間限定!「Afternoon Tea ~Summer Experience~」琵琶湖のほとりに建つ「琵琶湖マリオットホテル」。12Fにお店を構えるレストラン「Grill & Dining G」では、期間限定のアフタヌーンティー「Afternoon Tea ~Summer Experience~」を提供します。夏の陽射しを受けてキラキラと輝く“夏の琵琶湖”をイメージし、夏らしく爽やかなスイーツやセイボリーをラインナップ。期間は2018年6月1日(金)~9月2日(日)まで。“夏の琵琶湖”を堪能するアフタヌーンティー夏らしい色鮮やかな「スイーツプレート」「スイーツプレート」には黄色・赤色・水色など色鮮やかなスイーツ6種類がラインナップしました。上段には、涼しげな水辺をイメージした「レモンジュレとスイカのコンカッセ」、ひまわり畑を表現した「マンゴーのタルト」、ビビッドな赤色が映える「マリオットシューアイス」。下段にある「パッションフルーツのムース」の中には桃のコンポートとフランボワーズが隠れている遊び心も。「冷たいフルーツのアフォガード」「マリオットスコーン」など、地元産の旬のフルーツをつかったスイーツを堪能できます。涼しさを感じる爽やかな「セイボリー(軽食)」冷たいトマトとオレンジのかき氷をかけていただく「カッペリーニ」は楽しいシャリシャリ食感。琵琶湖産レインボートラウトをつかった「スライダーバーガー」や、「ピタパンサンド」、「クロックムッシュ」など合計4種類がセイボリーとして登場。好きな飲み物を好きなだけ「ティーセレクション」mighty Leaf社ティーセレクション9種、中国茶3種、コーヒー5種の中から好きなものを好きなだけいただくことができます。紅茶の中にはアサイーやトロピカルパッションなど夏ならではのフレーバーを楽しめるものも。紅茶好きの方はぜひ試してみてください。無料送迎バスを利用してJR湖西線「堅田駅」より無料送迎バスで約15分。JR琵琶湖線「守山駅」より無料送迎バスで約40分(要事前予約)。“夏の琵琶湖”を堪能しに足を運んでみてはいかがでしょうか?イベント情報イベント名:Afternoon Tea ~Summer Experience~催行期間:2018年06月01日 〜 2018年09月02日住所:滋賀県守山市今浜町十軒家2876 琵琶湖マリオットホテル 12F 「Grill & Dining G」電話番号:077-585-6100
2018年06月01日2017年に実写邦画No.1のヒットとなった『銀魂』の続編『銀魂2(仮)』に、新キャストとして、名女優・キムラ緑子がお登勢役で出演していることが明らかになった。このキャスティングに、SNSでは期待の声が多く寄せられている。坂田銀時役の小栗旬をはじめ、菅田将暉、橋本環奈、佐藤二朗、岡田将生、長澤まさみ、ムロツヨシら続投キャストが続々発表される中での新キャスト発表となった今回。キムラさんが演じる「スナックお登勢」のママで、銀時が営む“万事屋銀ちゃん”に部屋を貸す大家のお登勢は、原作&アニメ共に高い人気を誇っているだけあって、今回の発表にTwitterでは「キムラ緑子さんがお登勢さん!!!!!!!やったーーーーー!」「ピッタリだと思ってた!」「銀魂2にキムラ緑子が出ると聞いてワクワクしてる」「銀魂の実写化、お登勢さんがキムラ緑子さんとか、ハマり役過ぎるww」「お登勢さんにキムラ緑子さんだって!カッコいいよww」「お登勢さん!異議なし!違和感なし!」と反響が。また、発表に先んじて披露されたお登勢のシルエット写真が解禁されると、ファンの間ではキャラクター&キャスト予想が飛び交い、キャラクターはお登勢だと予想する人が多くいる中、「日輪か…?」「西郷か」という人も。さらに重要なキャストについては「銀魂2のお登勢さん、夏木マリさん説もいいんだけど…ドス声に深み持たせるなら、かたせ梨乃もいいなぁ」「お登勢なら夏木マリさん一択だよなぁ。それか宮本信子さん」「お登勢さんは夏木マリやろって思ってたけど誰かな」「お登勢が出るなら夏木マリにやってほしい」と夏木マリをはじめ様々な予想がたてられていた。しかし、そんなファンも「キムラ緑子さんもしっくりくる」と納得の様子。今回の出演に関して「アニメも原作も人気ですので、皆様のイメージのお登勢さんを壊さないようにしないと、とプレッシャーでした」と話していたキムラさん。発表と同時に公開されたビジュアルを見たファンからは、「違和感、無さすぎ!」「お登勢さんキムラ緑子さん完璧すぎて最高」「キムラ緑子さんのお登勢さんそのまんまで凄いっ!!」「お登勢さん!!!なんという完成度!!これは期待しかない…!!」とその姿を絶賛する人たちで溢れている。そして、今回の発表でまた新たに「銀魂実写動乱篇なのでは…?」「お登勢さんでる長編だとやはり吉原炎上篇かねぇ それかかぶき町四天王か…」とストーリー予想も止まらない!続く明日のキャスト解禁は一体誰なのか?ネットではほぼ真選組の“ゴリラ”近藤一択。果たして…こちらも期待したい。『銀魂2(仮)』は8月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:銀魂2(仮) 2018年8月17日より全国にて公開©空知英秋/集英社 ©2018 映画「銀魂2(仮)」製作委員会
2018年05月23日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルの福士マリさんです。クールさと愛らしさが同居する期待の中学生モデル!14歳という若さながら、数々のファッション誌で活躍。世界で活躍するモデルの姉・福士リナさんの背中を見て、この世界に入ることを決めたそう。「お姉ちゃんは私の憧れ。ポージングの参考にするのはお姉ちゃんの写真だし、アドバイスをもらうこともよくあります。夢は海外のショーに出ることと、雑誌のカバーを飾ること。バラエティ番組が好きなので、タレント活動にも興味があります」。クールに見えるけど、中学生らしい一面も。「友達と遊ぶ時は、サッカーや鬼ごっこ。外で遊ぶのが好き」足元は断然スニーカー派!最近のスタメンたち。プライベートでヒールはほとんど履きません。お姉ちゃんの愛犬“ポン酢”にぞっこん!ポン酢の写真専用インスタアカウント(@ponzaburo)もあるんです!パーカ×デニムが私の定番スタイル。ネイビーのはお姉ちゃんから、ほかはお父さんからのおさがりです。ふくし・まり2003年生まれ。『GINZA』や『ELLE JAPON』、『装苑』などのファッション誌や東京ガールズコレクションなどで活躍。近況はインスタグラム(@marimi1012)でチェック。※『anan』2018年5月23日号より。写真・土佐麻理子ヘア&メイク・石川ユウキ文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年05月22日近未来の日本を舞台にした最新作『犬ヶ島』を引っ提げ、ウェス・アンダーソン監督が13年ぶりに来日!本作の声優を務めるコーユー・ランキン、ジェフ・ゴールドブラムとともに5月22日(火)、都内で行われた来日記念舞台挨拶に登壇した。■今年ナンバー“ワン”候補!『犬ヶ島』ってどんな映画?近未来の日本。犬インフルエンザの感染拡大を理由に、すべての犬が“犬ヶ島”と名付けたゴミ集積場に追放してしまう。愛犬のスポッツを救おうと、単身犬ヶ島に上陸した12歳の少年アタリ(ランキン)は、そこで出会った勇敢な犬5匹と一緒に、スポッツ探しを始めるが…。なんと445日もの時間をかけて、14万枚以上の静止画を撮影したストップモーション・アニメーションで、第68回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)に輝いている。■日本愛が炸裂!黒澤明、宮崎駿、そして高畑勲にリスペクト示す本作について、「黒澤明から強いインスピレーションを受けた」と公言しているアンダーソン監督。日本のファンを前に「(構想から)6年間の間、ずっと日本のことしか考えていなかったし、今日という日を心待ちにしていた。すでに各国で公開されているけれど、僕にとっては、真の意味でのワールドプレミアなんだ」と感無量の面持ちだった。さらに「この作品を作る上で、考えたことはただひとつ…。(日本語で)黒澤さんなら、どうするだろうか?」とメッセージを読み上げると、客席からは大きな拍手が。黒澤監督に加えて、「インスピレーションの源」として宮崎駿、高畑勲、庵野秀明、今村昌平、北野武、仲代達矢、三船敏郎、志村喬、香川京子、大友克洋といった日本が世界に誇るクリエーターの名前を挙げて、リスペクトの念を示していた。■豪華日本人ボイスキャストも集結!アフレコはiPhoneで?アンダーソン監督の呼び込みで、ステージには本作のボイスキャストを務めた野村訓市、夏木マリ、村上虹郎、伊藤晃、池田エライザが登場!村上さんは劇中に登場する“火の玉”がモチーフになった浴衣姿で登場し、「この浴衣、実はウェス監督にいただいたんです」。アフレコは主にiPhoneのボイスメモで行われたそうで、「監督にお会いしたのも、ついさっきで。やっと今日、実感が湧きました」と喜んでいた。「こんなに長く日本を思ってくださり、それを形にしてくださる監督さんがいることが幸せ」(池田さん)、「ウェスの世界の一部になれて感激している」(夏木さん)と女性陣も感激しきりだった。『犬ヶ島』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月25日より全国にて公開©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年05月22日日本を舞台に、離れ離れになった愛犬を探す少年と犬たちの旅と冒険をストップモーション・アニメで描いた『犬ヶ島』がまもなく公開される中、監督のウェス・アンダーソンほか主要キャストが来日し、トークイベントが実施された。5月21日(月)に実施された「公開記念スペシャル・ナイトイベント」に登場したのは、『ライフ・アクアティック』以来、約13年ぶりとなるウェス・アンダーソン監督ほか、本作でウェスに見初められ、主人公アタリの声を務めた美少年コーユー・ランキンや、ウェス組として数々の作品に参加してきたジェフ・ゴールドブラム、そして声の出演だけでなく、製作としても参加した野村訓市がトークイベントに参加した。■念願の日本を舞台にしたウェス・アンダーソンの日本愛が炸裂本作の製作期間は、およそ6年。長い年月をかけて作られたが、実はインスペレーションが沸いたのはさらに前だとウェス監督は語る。「2004年にはじめて来日したとき、本当に日本が大好きになったよ。その時は絶対に日本を舞台に映画を撮りたいという気持ちで日本を離れたんだ」と初来日のときから日本に大きな影響を受けたとコメント。また「この映画の日本は、僕のイマジネーションで出来ていて、日本の文化や日本の方々、そして何より日本の映画に影響を受けている。日本人のみんなからすると慣れ親しまない部分もあるかもしれないけれど、とにかくみんなには楽しんで欲しいと思っているよ」と、自身の集大成ともいえる作品に熱いコメントを残した。■日本人ボイスキャストはどのように決まっていった?「RADWIMPS」の野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリといった錚々たる日本人ボイスキャストも出演している本作。キャスティングした野村さんは「日本のキャストを集めるとき、どこかお互いを知っていて、監督と決めたキャラクターの年齢や背格好にマッチしていて、さらに、僕の言うことを聞いてくれそうな人を集めて声を掛けました(笑)」とお茶目にコメント。さらに「ウェスは秘密主義だから彼らに細かい情報を与えてあげられなくて、簡単な役と台詞だけ話してもらって、録音した音を毎回ウェスに聞いてもらいOKをもらうって感じでした」と収録の流れも告白。「例えば、洋次郎は、ウェスに声を聞かせたら『彼はニュースキャスターだ』って言うんで、『君はニュースキャスターになった』って洋次郎の声を録り直したりもして(笑)映画を観てもわかりにくいかもしれませんが、この声は誰かなって見つけながら観るのも楽しいかなって思います」と明かした。■完成した作品を見たキャスト陣は?ジェフは当時のアフレコを「ウェスは6年この映画に関わったけど、僕がレコーディングに参加した時間は2時間だけ。しかも、監督はNYにいたからアフレコの演出も遠距離で演出されたんだよ(笑)」とユーモアたっぷりにコメント。そんなジェフを含めたキャスト陣たちが、完成した映画を観たのはベルリン国際映画祭のオープニング上映。ジェフは「僕はほかの犬たちとは一緒に収録ができなかったんだけど、映画を観たら、僕らの音やキャラクターがジグソーパズルのようにぴったりとはまっていて嬉しいショックを受けたんだ!」と圧倒された様子。続けて、主人公に大抜擢されたコーユーも「2月のベルリンで初めて見たときは感動しました。ストップモーションと思えないくらい色や音もすごくて素晴らしいです」と太鼓判。また、自身のアフレコ収録をふり返って「ウェス監督はとっても優しくて落ち着いている人。僕は本当に緊張していて、アフレコも難しかったけど、落ち着いたウェスと過ごすと、僕も落ち着いた気持ちでアフレコすることができました」と、隣のウェスとアイコンタクトしながらコメント。苦労した点を聞かれると「全部です」と困った様子で即答し、その可愛らしさに会場は和やかな空気に包まれた。最後にウェス監督は「日本が好きで作った映画だから、皆さんがこの作品を観て楽しんでくれれば本当に嬉しいな。日本の文化や日本の人々への敬愛を感じ取ってもらえれば幸せです」と、作品にあわせて、この場を皆で共有できたことを大いに喜んだ。『犬ヶ島』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月25日より全国にて公開©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年05月22日5月22日(火)、『銀魂2(仮)』の公式SNSにて、ムロツヨシが続投していることが発表された。ムロさんは前作同様、平賀源外役で出演。「続編でも源外の役があるか分かりませんでしたが、例え源外の役がなかったとしても違う役で出るつもりでいました(呼ばれてなくても、ね)」とコメントしている。本作は空知英秋による「銀魂」を原作に、福田雄一監督が実写化した『銀魂』の続編。すでに、前作から主人公・坂田銀時役の小栗旬をはじめ、志村新八役の菅田将暉、神楽役の橋本環奈、“役柄不明”の佐藤二朗。そして先日、長澤まさみと岡田将生(とエリザベス)の続投が発表された。そんな中、今回出演していることが発表されたムロさんが演じる平賀源外は、江戸一番の発明家を自称するカラクリ技師。「2の出演についてはなんら驚きはなかった」と話すムロさんは、「僕が悔しくなるくらいみんな楽しそうにやっております。今回も完全なる悪ふざけですが怒られないギリギリのところを攻めております。怒られたらすぐ謝る心積もりも出来ておりますので、ぜひ楽しみにしていてください」と撮影現場での様子を少し明かしている。この発表を受け、「今回も何かやってくれそうな予感」「たーのしみー」「ムロ源外!やっと発表で嬉しい。楽しみしかないです」と続投を喜ぶファンはもちろん、中には「カッコよすぎ」「超イケメンで誰かと思った」「かっこい、、いや、美し、、!!!!」「源外じいさんイケメンすぎます!」と、発表と共に公開されたムロさん源外のピースポーズビジュアルに反応する声も。また、今週は銀魂WEEKとして一部のキャスト情報を毎日発表。Twitterでは「次に解禁されるのは一体誰なのか!?」というコメントと共に、明日23日(水)に発表されるであろうキャラクターのシルエットを解禁!ファンからは「お登勢?!?!?」「日輪か…?」「西郷かお登勢さんっぽい」「お登勢さん!!夏木マリさんでありますように(笑)」と予想が飛び交っている。『銀魂2(仮)』は8月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:銀魂2(仮) 2018年8月17日より全国にて公開©空知英秋/集英社 ©2018 映画「銀魂2(仮)」製作委員会
2018年05月22日映画『Vision』の完成披露試写会が18日、都内で行われ、永瀬正敏、夏木マリ、岩田剛典、美波、森山未來、河瀬直美監督が出席した。同作は、世界中で高い評価を受ける河瀨監督が、生まれ故郷の奈良県を舞台に、世界三大映画祭すべてで女優賞を獲得したフランスの名女優ジュリエット・ビノシュと、俳優・永瀬正敏をW主演に制作する。フランスの女性エッセイスト・ジャンヌ(ピノシュ)が訪れた奈良・吉野を訪れ、山守の男・智(永瀬)は、ジャンヌと次第に心を通わせていく。完成した同作について、河瀬監督は「神話、ファンタジーとかのようなことだよね、と言うこともいる」と説明し、「主演の永瀬君でさえ、『えっ』と言ってたから、何が届くのかわからない作品でもあります」と明かした。「森に入っていくということは、旅の途中で何かがあって何を得るのかはわからないけど、帰ってきたときには違う自分がいるのではないかと思う。みなさんの変化を楽しんでほしいです」と観客に語りかけた。初めて見たときは興奮して眠れなかった、という永瀬は「また興奮して寝れないかもしれないですね。みなさんそうだと思うんですけど、驚いたんですよね。監督は多分異次元からいらしてる」と紹介。また、1000年生きているという女性・アキを演じた夏木は「もう山と一体化。もう、山です」と自分の役について表し、観客を笑わせる。フランスと日本を行き来している美波は、フランスでの河瀬作品人気について「侘び寂びが伝わってるんだなという実感は、目の当たりにして感じました」と明かした。撮影で特殊伐採に挑んだ岩田は「特殊伐採という……特殊な伐採なんですけど」と天然発言で会場の笑いを誘う。「意外と上達が早くて、1日2日くらいで馴染んでくる。意外とと向いてるのかな。もし転職するなら次は山守になりたいなという新しい発見がありました」と語った。主演のジュリエット・ビノシュは今回来日していないが、河瀬は男性陣に「ジュリエットは"ジャンヌ"として生きてたんです。ジャンヌに、惹かれた理由を役柄として答えて」と急な無茶振り。最初に指名された森山は動揺しながらも、「獣同士ってイメージがありました」と答え、河瀬から「匂い?」とさらに確認される。岩田は「シーンの中で目が会うと、不思議と、僕もビノシュさんも初めて会った気がしない感覚があった」と振り返り、「ビノシュさんからもそういう連絡をもらったり、そう思って生きていたので。目に惹かれましたね」と語る。永瀬は「ハートの先を見られてる。いろいろなものを抱えている智なので、それを最初から見てくれた、寄り添ってくれた」と、智がジャンヌに惹かれた理由を分析した。河瀬監督は「これらはきっとこの男性陣の惹かれる女性像かもしれません」とニヤリ。さらに「まぐわいがないと命をつないでいけないんだけど、"まぐわい"って、目が会うというのが語源。目が合えば、まぐわうんです」とたたみ掛ける。その言葉に永瀬が「岩田くんが正解だな」と言うと、岩田は右手を掲げてガッツポーズ。河瀬監督は改めて「映画の中でのそれぞれの役割として、目、心、匂い、そういうもので表現しました。彼らは存分にまぐわっていた」と出演者陣を称えた。
2018年05月17日『あん』『光』に次ぐ河瀬直美監督の最新作『Vision』完成披露イベントが5月17日(木)、丸の内ピカデリーにて行われ、河瀬監督のほか、出演する永瀬正敏、夏木マリ、岩田剛典、美波、森山未來が登壇した。『Vision』は、奈良・吉野にある山深い神秘的な森とともに生きる智(永瀬さん)が、紀行文を執筆しているフランスのエッセイスト・ジャンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と出会い、心を通わせていく様子を描く。夏木さんは森に住む女アキを、岩田さんは智が山で出会う青年・鈴を演じた。岩田剛典「僕もビノシュさんも初めて会った気がしない」劇中、ジャンヌに惹かれる様子も見受けられるとのことで、役として「ジャンヌのどこに惹かれたか、男性陣に理由を聞きたい」と河瀬監督が思いつきで質問をぶっこんだ。森山さんは、「う~ん」と悩んだ末、「理由があって惹かれたというより、獣動というか、理性も働くけど本能的に惹きつけられて出会うべくして出会うと思う」と答え、永瀬さんは、「ここ(ハート)の先を見られているようなところ。ちゃんと最初から見てくれた心です」と役どころに沿った答えを出す。そして、岩田さんは「シーンの中で目が合うと、僕もビノシュさん(ジャンヌ)も初めて会った気がしないというか。撮影期間中に不思議な感覚があった」と伝え、「クランクアップをした後、ビノシュさんからもそういう連絡をもらいました。そういう経験はあまりない。だから目ですね」と意外なやり取りも明かした。全員の答えを聞いた河瀬監督は「それは、惹かれる女性像かもしれませんね」と、ほくそ笑み、場内からは興奮気味とも取れるが、納得のような、何とも呼べない息が漏れた。「人生でもう一度会いたい大切な人は誰?」の答えは…本作は大切な人に会いたくなる愛と絆の物語でもある。内容にかけて「人生でもう一度会いたい大切な人は誰?」と聞かれた登壇陣。夏木さんは、「相当遠い先祖にルンがいて、ルンに会いたい。あと、ジュリエット・ビノシュさんに会いたい。河瀬組は現場で私語厳禁なんです。おはようございます、もない。大女優と日常会話してみたい!」と希望を語った。そのほか、キャスト陣の回答は「ひいおじいちゃん」(森山さん)、「あえて会うなら過去の自分」(美波さん)、「おじいちゃん」(岩田さん)、「弟とおじいちゃん」(永瀬さん)、だった。『Vision』は6月8日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:Vision 2018年6月8日より全国にて公開(C)2018『Vision』LDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.
2018年05月17日5月25日(金)に全国ロードショーとなるウェス・アンダーソン監督の最新映画『犬ヶ島』。このたび、日本人ボイスキャストの「RADWIMPS」野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリらの声が詰まった特別映像が解禁された。全編にわたり日本を舞台にした物語とあって、劇中でもたくさんの日本語があふれ、我々日本人にとっても非常に幸せな作品となっている本作『犬ヶ島』。すでに発表されている野村訓市、ヨーコ・オノ、「RADWIMPS」野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリ、伊藤晃、高山明に加え、さらにとても個性豊かな面々が日本人ボイスキャストとしてキャラクターたちに息吹を与えていることが発表され、その活躍に大きな注目が集まっている。ウェス監督は「この作品は日本についての作品にしたかったので、作品内でもこれらが自然に描けていたらいいなと思います。本作は様々な要素をひとまとめに混ぜ合わせて完全にファンタジーとなっていますが、実際の日本文化、特に日本映画に惹かれたファンタジーとして、日本人の皆さんが日本らしさを感じてもらえる作品になっていたらと願っています」と、日本への大いなる愛を本作に込めたことを明かしている。■この声はもしかして!?耳を澄ませてリピート必至の特別予告映像その”日本愛”に応えるに相応しい超豪華ボイスキャストたちが、愛らしいキャラクターたちとともに”日本らしさ”をたっぷりと吹き込んでいることが垣間見られる、この特別予告映像。何度も何度も繰り返し聞きなおしてしまうほど、響き渡る色とりどりの豪華ボイスには「いったい、誰の声?」と魅了されるばかり。スクリーンを所せましと駆け回る犬たちに声を吹き込んだハリウッドを代表する豪華キャストたちと、日本人ボイスキャストたちとの掛け合いにも期待が高まる仕上がりだ。本映像に登場する豪華ゲストの声を、あなたは何人、聞き分けることができるだろうか?その全容は映画のエンドロールで確かめてみて。『犬ヶ島』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月25日より全国にて公開©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年05月15日河瀬直美監督が生まれ故郷の奈良県を舞台に、フランスの名女優ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏をW主演に迎えた最新作『Vision』の完成報告会見が4月26日(木)に行われ、永瀬さんをはじめ、夏木マリ、「EXILE/三代目J Soul Brothers」岩田剛典、美波、そして河瀬監督らが登壇した。昨日、今作が誕生したと明かす永瀬さんは、「毎回河瀬監督とご一緒すると見た後すぐに立ち上がれなかったり、樹木希林さんや監督を抱きしめたりということがあったのですが、今回は帰ってから心がドンと震えてきてしまってと、結局寝れず、ここまで来てしまいました」と感想を語り、また夏木さんも、「永瀬さんもおっしゃった通り、昨日初めて観まして、ストーリーがめちゃくちゃ新鮮でございました。台本と全く違っておりましたので(笑)」と打ち明けた。今作で記念すべき劇場映画10本目となった河瀬監督は、「千年は生きていないのですが、10本も長編映画を撮ってきた30年の歴史の中で、この時代にこの映画を誕生させたことを誇りに思っています。そしてこの映画ができあがり、今日みんなとここでもう一度会えたそのことが、私にとっての宝物です。この映画をみなさんと共に運んでいきたいと思っております」と挨拶。そして、『あん』『光』と続いて今回3作品目のタッグとなった永瀬さんは、「毎回違います。たぶん異次元からいらっしゃったんだと思います」と監督について明かし、「本当に毎回違うので、新しい発見があり、新しい宝物を頂いている気がします」と参加できる喜びを語っていた。また、森の中での生活について「河瀬組のメソッドといいますか、実際に撮影で出てくる家にクランクインの2週間くらい前から、可愛い犬のコウと一緒に暮らして。智として血液を入れ替える、心を入れ替える作業を丁寧にやらせて頂く、その過程で山守の方にチェーンソーの使い方などを教えて頂いたり、彼(岩田さん)は特殊伐採の工具を使いこなし、スルスルスルっとカッコよく木を登って行って、あっと言う間に2日くらいでやっていましたね」とエピソードも披露。すると、監督は「芸能人辞めたら、山守になったらいいじゃん」とすかさずツッコむも、「すごく筋肉痛でしたよ」と岩田さん。鋭い感覚を持つ女アキを演じた夏木さんも、アキとして約2週間吉野の山で過ごしたそうで、「智がヨモギ団子を食べているというシーンが劇中にあるんですが、ヨモギ団子のディテールは映っていないのですが、みなさん、聞いてください!そのヨモギ団子、ヨモギを摘むところから始まります」と言いながらその工程を説明。続けて「私は監督から色々決まりを頂きまして、ノルマを頂きまして、そのアキの住んでいるお家から1時間かけて、毎日お地蔵さんの花と水をかえるようにということで、撮影がない日もお地蔵さんのところに行って、暮らして、薪でおかゆを作って、全部1週間やらせて頂いて、山で少し暮らせるような感じになったんです。だから本当に演じるというより暮らしていた感じです」とも。また「2週間、i-phoneを取り上げられ、SNSも止めて、もう商売あがったりでした」とジョークを飛ばしつつ、「でもすごくいい経験」とふり返った。一方、謎の青年役として河瀬監督作品に初参加を果たした岩田さんは、「撮影の中で色んな洗礼を受けました。鈴として森の中で演じるのではなく、生きるということを監督から教えて頂きました。とても美しい映画になっています。観ている方が森の中に迷い込んだような錯覚に陥るくらい臨場感のある自然の描写だったり、深く美しい作品に参加できたこと、誇りに思います」と思いを語る。また、河瀬組独特の撮影方法についても語った岩田さん。「演じるではなくて生きる、暮らすということで、衣装合わせのときから会場に夏木さんや森山さんがいらっしゃってもご挨拶にいけないんです。役の中でお会いする機会がない方とは一切口も聞くな、眼も合わせてはいけない、という取り組み方は初めてでした」と言い、「自分は自分の出ているシーンしか知らないですし、ジュリエット・ビノシュさんと永瀬さんとしかお会いしていないので、昨日初号で初めてお会いしたんですよ。作品に対する監督の徹底したこだわりとか、ほかの組に絶対ないものでしたし、演じるのではなくて、その地に根付いて暮らしているところを切り取って撮影するというのは、神秘的な瞬間でしたね」とふり返った。さらに岩田さんもクランクインする1か月くらい前から森に住んでとお願いされていたそうだが、ツアー中だったため断念。しかし、「劇中に出てくるジュリエット・ビノシュさんも暮らしている設定の納屋に住ませていただき、寝起きと共に、顔にカメムシが3匹ほどついているような、虫と共存してましたね」と明かし、撮影終了後、グループのメンバーに心配されたようで、「大丈夫?って言われましたね。顔つきが違ったみたいで。本当に森の人になっているよ。と言われました」といったエピソードも披露していた。『Vision』は6月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:Vision 2018年6月8日より全国にて公開(C)2018『Vision』LDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.
2018年04月26日6月8日公開の映画『Vision』の完成報告会見が26日、都内で行われ、永瀬正敏、夏木マリ、岩田剛典、美波、河瀬直美監督、小曽根真が出席した。後列左から永瀬正敏、河瀬直美監督、夏木マリ、小曽根真、前列左から美波、岩田剛典河瀬直美監督の最新作となる本作は、生まれ故郷でもある奈良県を舞台にした長編10作目となる記念すべき作品。フランスの名女優ジュリエット・ビノシュ、そして『あん』(2015年公開)や『光』(2017年公開)と河瀬監督作品に2作連続で主演を務めた永瀬正敏のダブル主演。幻の薬草"Vision"を探し求めるフランスの女性エッセイスト・ジャンヌ(ジュリエット・ビノシュ)が、吉野の山間で生活をする山守の智(永瀬)と出会い、言葉や文化の壁を越えて心を通わせていく命の物語となっている。ジュリエット・ビノシュと永瀬のほか、永瀬演じる山守・智の目の前に突然現れる山守・鈴に岩田剛典、ジャンヌのアシスタントに美波、自然と共存しながら森で暮らす女・アキに夏木マリが演じている。会見が行われたこの日は、主演の永瀬らキャスト陣と河瀬監督が登壇。前日の試写で本作を初めて見たという永瀬は「帰ってから心が震えてしまって、結局寝ずに徹夜でここに来ました」と興奮が冷めやらぬようで、3回目のタッグとなった河瀬監督との撮影は「毎回違います。多分、異次元からいらっしゃったんだと思います」と独特の表現で絶賛。「脚本を読んで役を積んでいく過程で最後の最後まで監督と見ている到達点は一緒だと思いますが、昨日見たら遙かに深く遙かに遠くから見ていらっしゃった監督の目線が作品になっていました。これはまだまだだなと思いましたし、もっと頑張らなければと思いましたね」とキャリアの長い永瀬にとっても河瀬監督との仕事は毎回刺激を受けるようだった。永瀬扮する智のもとにやってきた謎の男・鈴を演じたのが岩田剛典。岩田にとって、本作が河瀬組初参加となる。河瀬監督から「芸能人辞めればいいのに」と毒のある言い回しで褒めれるなど、役として森林の特殊採伐が上手だったようだが、河瀬監督との仕事では「洗礼をたくさん受けました。演じるのではなく、生きるというところで、役の中でお会いする機会のない方とは一切口を聞くなと(笑)。永瀬さんにご挨拶したかったんですが、本番が回っているところで最初の初対面を撮りたいという監督の思いもあって、そういう部分を大事にされる監督さんだと思いました」とコメント。また、河瀬監督から「クランクイン前の1カ月前から森に住んで」とという要求があったそうだが、それには「ツアー中だったので物理的に難しかったですね」と苦笑いだった。映画『Vision』は、6月8日より全国公開。
2018年04月26日『2つ目の窓』『光』など、国内だけでなくカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されるなど、海外からも高い評価を得る河瀬直美監督。この度、監督待望の新作『Vision』から予告編とメインビジュアルが解禁された。奈良県吉野にて全編ロケを敢行し、圧巻の映像美で描く神秘的な森を舞台に描かれた今作。この度解禁された本予告では、苦悶の表情を浮かべながら涙する鈴(岩田剛典)に「なんでだよ?答えろよ…」と智(永瀬正敏)が必死に問いかける意味深なシーンから始まる。森の異変を感じ取っていた山守の智のもとに、フランスから幻の薬草「Vision」を探しにやってきたジャンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と、智のいる森に迷い込んできた青年・鈴。さらにジャンヌの前に現れるアキ(夏木マリ)は「やっと会えたな…」と、以前から彼女を知っていたかのように、優しく語りかける。その包み込むような語りかけに呼応するようにジャンヌが流す一涙の意味とは…。予告のラストでは、炎に包まれながら得も言えぬ表情を浮かべる鈴の姿を見ることができる。あわせて公開されたメインビジュアルでは、神秘的な吉野の森の中にそびえ立つ1本の大木に寄り添うように、ジャンヌ、智、鈴、アキが連なり、自然と共存する様と命の連鎖を想像させてくれる、壮大なものとなっている。彼らはなぜこの森で出逢ったのか?様々な感情を様々抱えながら神秘の森に集ってきた彼らが繋ぐ、サスペンスフルかつ心揺さぶる壮大なストーリーに注目したい。『Vision』は6月8日(金)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Vision 2018年6月8日より全国にて公開(C)2018『Vision』LDH JAPAN, SLOT MACHINE, KUMIE INC.
2018年04月26日先日開催された第68回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞し、日本の映画ファンのみならず、世界中から注目を集めるウェス・アンダーソン監督が贈る『犬ヶ島』。本作の日本公開日が5月25日(金)に決定し、日本オリジナル版本予告映像がお披露目された。近未来の日本を舞台にしたストップモーション・アニメーションとなる本作。オスカー女優のフランシス・マクドーマンド、常連のビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートンらに加え、新たにスカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、ブライアン・クランストンらも集結。ベルリン国際映画祭には、日本からのボイスキャスト「RADWIMPS」野田洋次郎と夏木マリが駆けつけたことも話題となった。架空都市“メガ崎”市から犬ヶ島へ!1人と5匹の冒険が始まる今回解禁された待望の予告映像に映し出されているのは、ウェス・アンダーソン監督の独特の視点によってストップモーション・アニメーションで見事に描き出された近未来の日本。架空都市“メガ崎” 市という地名はもちろん、東京駅を彷彿とさせるドーム型の建物や下町風の商店街、相撲や和太鼓、浮世絵といった伝統的な日本のカルチャーが切り取られ、日本をこよなく愛するアンダーソン監督の熱烈な思い入れが見てとれる。主人公の少年・小林アタリは捕われた愛犬スポッツを探すため、日本列島にあるメガ崎市から1人で小型機に乗り込み、ある島へと向かう。その島こそ、犬インフルエンザの蔓延により隔離された犬たちが暮らす犬ヶ島。アタリはそこで出会った5匹の犬たちともに壮大な旅へと足を踏み出すことに。言葉が通じないながらも、スポッツを探して少しずつ絆を深めていく1人と5匹。やがて、その冒険はメガ崎市の住人を巻き込み、「戦いです!」と大騒動へと発展していくことに。果たして、少年アタリは無事、スポッツと再会することができるのか?彼らの前に待ち受けるものは何なのか?日本が舞台の“ワンダフル”・アドベンチャーに期待していて。『犬ヶ島』は5月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:犬ヶ島 2018年5月、全国にて公開
2018年03月16日未曽有といわれた大災害でさえ、記憶は時間の経過とともに薄れていく。3.11をテーマにした映画『生きる街』(公開中)で主人公を演じた夏木マリは、出演の理由をこう話した。 「理由は2つあります。1つは時が経ち、震災を忘れかけたころに見ていただけるであろうこの映画に出る意味があると思ったこと。2つ目は、千恵子が普通の女性だったんですね。妖怪(の役)とかが多いものですから、わりとこういう役がない。演じてみたいと思いました」(夏木・以下同) 撮影は宮城県沿岸の集落で、’16年に行われた。いまだ震災の爪痕が色濃く残る被災地の様子を振り返る。 「津波の被害に遭われなかった高台には住宅が残っていて、被害に遭った浜のほうは平地で、トラックが砂利をなめしているような状態。景色が2つに分かれていたのをとても覚えています」 本作は、民泊を営んでいる主人公・千恵子の日常を描く。千恵子は明るく元気な女性ではあるけれど、“あの日”から帰ってこない夫がいた。 「ふだんから明るくふるまっているおばちゃんだけど、津波という大きな経験をして思うことはいろいろある。彼女の切なさを感じましたね」 千恵子との共通点を聞くと「私はこんなに強くないと思う」と意外とも思える返事が。多くの人々が夏木に抱くのは、生きざまのかっこよさ。そこには強さも感じられるからだ。 「強く見えるんですね。そういう役が多いから。でもわりとくよくよもしますし、女々しい。落ち込んだときはおいしいものを食べて寝る(笑)。それが解決法です」 ’73年に歌手としてデビューし、今年で芸能生活45年。その間に肩書は俳優、声優、演出家……と増えていった。 「あっという間の45年で、何が身についているだろう?という感じ。いろんなアプローチをしながらいろいろなことを楽しんできたという実感はあるんだけれど。アドバイスですか?頭でいろいろと考えるより、行動すること。『とにかく行動せよ』『動け』というところでしょうか」 ファッショナブルな着こなしと裏腹な物腰の柔らかさ。本作はかっこいい大人・夏木マリの10年ぶりの主演作だ。 「いろんな愛を感じてもらって、生きることがすてきだと思ってもらえたら」
2018年03月12日河瀨直美による映画『Vision』が2018年6月8日(金)に全国で公開される。河瀨直美が奈良・吉野を舞台に描く河瀨直美が初めて手がけた映画『萌の朱雀』が、最年少でカンヌ映画祭の新人監督賞にあたるカメラ・ドールに選ばれたのが1997年。そこから約20年をへて、生まれ故郷である奈良県を舞台に映画を制作する。そのタイトルは『Vision』。2016年5月に開催されたカンヌ映画祭のディナーで、プロデューサーであるマリアン・スロットとたまたま河瀨と席を同じくし、“映画への愛"を共通語に話が盛り上がったそう。そのスロットが河瀨にジュリエット・ビノシュを引き合わせた。二人は意気投合し、ビノシュは出演に意欲を見せ、映画の出演が決定した。そこから河瀨は奈良・吉野を舞台にオリジナル脚本を執筆していく。杉、檜の植林地として500年の歴史を誇る土地だ。あらすじ『Vision』世界を旅しながら紀行文を執筆するフランス人の女性エッセイスト、ジャンヌ。彼女はアシスタントの花と共に奈良の吉野を訪れる。とあるリサーチが目的だ。杉の木立が連立する山間で生活をする山守の男・智(とも)は、ジャンヌと出会い、文化の壁を超え、次第に心を通わせていく。智と同様、山守の鈴(りん)、猟師である岳(がく)、源(げん)もまた、山に生き、山を守る。それぞれの運命は思いもよらぬ形で交錯していく。ジャンヌはなぜ自然豊かな神秘の地を訪れたのか。山とともに生きる智が見た未来とは…。主演ジュリエット・ビノシュ×永瀬正敏主人公はフランスの女性エッセイスト・ジャンヌ。彼女は、とあるリサーチのために吉野を訪れる。物語はここから始まる。ジャンヌを演じるのはジュリエット・ビノシュ。カンヌ、ヴェネツィア、ベルリンと世界三大映画祭のすべての女優賞を受賞したフランスの名女優だ。もう1人の主人公は、吉野の山間で生活している山守・智。杉の木立が連立する山間で生活をする。永瀬正敏が演じる。有名なのはジャームッシュ監督の『ミステリー・トレイン』だが、以降、役30年にわたって映画の重要なパートを担ってきた。主演2人に加え、劇中の登場人物には、豪華俳優勢の顔ぶれが揃う。鈴(リン)役‐岩田剛典岩田剛典が演じる鈴(リン)は、永瀬演じる智と同じ“山守"として山で生きている人。実際にケヤキの木に登るなど、危険な撮影にも自ら挑んだという。岩田はエグザイル/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEで活躍しながらも。2016年公開の出演した『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』がヒットし、日本アカデミー新人賞までもを受賞。その後も映画、テレビドラマ、舞台と幅広い活動を続けている。河瀨監督作品に出演するのは初めて。撮影について次のように話す。「撮影期間中は、ずっと奈良・吉野の大自然に囲まれて住み込みで生活していたのですが、一度もホテルや民宿には泊まらず、撮影現場で寝泊まりしたり、民家の一部屋をお貸し頂いたりして過ごす経験は初めてでした。」花役- 美波美波が演じる花は、ジュリエット・ビノシュ演じるフランス人エッセイストのアシスタント。深作欣二監督作『バトルロワイヤル』デビューし、現在はフランスに拠点を置きながら、映画、テレビドラマ、舞台などで活躍。『Vision』では得意のフランス語も披露している。岳(ガク)役 - 森山未來森山未來が演じる岳(ガク)は猟師。山守とは違う形ながら彼もまた、山に生き、山を守る。森山未來は、2016年公開の『怒り』で日本アカデミー優秀助演男優賞を受賞。ダンサーとしての活動も幅広く、舞台「プルートゥ PLUTO」で主演を務めている。源(ゲン)役 - 田中泯田中泯が演じるのは猟師の源(ゲン)。田中泯はもともと舞踊家として活躍していたが、山田洋二の『たそがれ清兵衛』(2002年)に俳優として映画に出演したことがきっけで現在では映画&ドラマで大活躍。日本を代表する舞踊家の新たな挑戦は、期待せずにはいられない。作品詳細監督・脚本:河瀨直美エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIROプロデューサー:マリアン・スロット宮崎聡河瀨直美出演:ジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏、岩田剛典、美波、森山未來、田中泯、夏木マリ公開:2018年6月8日(金) 全国ロードショー配給:LDH PICTURES
2018年02月24日テレビ朝日では、この4月より日曜編成を大改革し、日曜よる9時からの新枠「日曜プライム」を設けることを発表。さらに今回、本枠での第1回の内容も明らかになり、斎藤工、二階堂ふみを主演に迎えたドラマスペシャル「探偵物語」を放送することが分かった。■赤川次郎原作小説を34年ぶりに映像化「日曜プライム」枠では、ドラマ、映画、バラエティーなど多彩なコンテンツを総合的に編成。新作ドラマスペシャルや人気連続ドラマの特別編、国内外の大ヒット映画を放送するという。そんな新枠で最初に放送するのは、1983年に映画化、翌年にはドラマ化もされた赤川次郎の小説「探偵物語」のドラマ化。物語は、ドジの連続で崖っぷち状態の探偵・辻山秀一と、彼がボディーガード兼お守りを請け負うことになったオテンバお嬢様・新井直美が織りなす5日間のミステリー&ラブロマンス。■斎藤工、“お嬢様”二階堂ふみの“BG”に!探偵・辻山秀一役を務めるのは、現在放送中のドラマ「BG~身辺警護人~」でボディガード役で出演する斎藤工。今作でもお嬢様・新井直美のボディーガードを引き受け、とことん振り回されながらも、甘酸っぱい恋模様を繰り広げていくドジなオジサン探偵に扮する。そんな辻山を振り回すお嬢様・新井直美を演じるのは、主演映画『リバーズ・エッジ』が公開中の二階堂ふみ。少女から大人へと成長する過程を繊細かつ軽やかに演じていく。映画版を観たという斎藤さんは「ラストシーンがとても強烈で印象深く、僕自身も大好きな作品」と言うも、それがゆえ複雑な気持ちにもなったそう。しかし、「ふと、今回再び映像化することで、皆さんに映画版をまた見ていただける可能性もあるんじゃないかな、と思ったんです。シェイクスピアしかり、普遍的なテーマは設定をどんどん現代に置き換えて継承していくべきだという考えも相まって、今回は“進行形の『探偵物語』”を生み出そうという思いで参加しました」とオファーを受けた理由を明かしている。さらに、「撮影前には、映画版で辻山を演じた松田優作さんの墓前にご報告に伺うと同時に、奥様の松田美由紀さんにもご連絡し、自分の等身大の芝居を出したいと伝えました」と話し、撮影では「『辻山には2枚目な瞬間が極力ない方がいい。唯一、自分より誰かを優先するときに、まっとうな何かが見えたらいいな』と思い、“抜け感”を意識しました」とコメントしている。一方、二階堂さんも映画を視聴し、さらに小説も読んだほど大好きな作品だそう。撮影には自然体のままで臨んだと言う彼女は、印象的だったのは衣装チェンジの回数だと話し、「今回はお嬢様役ということで、いろんなお洋服を着させていただいたので、着替えるたびに皆さんをお待たせして申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも、衣装が変わるとまた新鮮な気持ちにもなりますし、斎藤さんにも華やかだとおっしゃっていただき、光栄です」と語っており、二階堂さんのファッションも注目どころのようだ。■主演の2人を取り囲むキャストも決定さらに2人のほかにも、豪華で個性的なキャストたちが集結!直美を厳しくも温かく見守る家政婦・長谷沼君江を夏木マリ、刑事・高峰清人を吹越満、「国崎興産」の取締役・岡野祐司を正名僕蔵、辻山の元妻で殺人事件の重要参考人・本宮幸子を長谷川京子、そして幸子の命を狙う大物フィクサー・国崎成道を國村隼が演じる。日曜プライム「探偵物語」は4月、テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年02月23日『あん』『光』の河瀬直美監督が、生まれ故郷である奈良県を舞台に描く『Vision』。フランスの名女優ジュリエット・ビノシュと永瀬正敏をW主演に迎えた本作から、この度特報映像が初解禁された。全編奈良で撮影を敢行する本作は、世界中を旅して紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌと、自然豊かな神秘の地・吉野の山々を守る山守の男・智が出会い、言葉や文化の壁を超え、心を通わせていく物語。到着した特報では、木立の狭間から差し込む光と水のせせらぎ、美しい自然が映し出されたかと思えば、突如銃声が響き渡る。そしてスリリングな旋律と共に、エッセイスト・ジャンヌ役のジュリエット、山守の男・智役の永瀬さんをはじめ、同じく山守の鈴役の岩田剛典、ジャンヌのアシスタント役の美波、猟師役の森山未來と田中泯、老女役の夏木マリと、各キャストの劇中での姿が確認出来る。『Vision』は6月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月21日現地時間2月15日(木)に第68回ベルリン国際映画祭が開幕し、ウェス・アンダーソン監督最新作『犬ヶ島』が上映。レッドカーペットには、日本のボイスキャストを代表し「RADWIMPS」野田洋次郎と女優・夏木マリが登場した。日本を舞台に、“犬インフルエンザ”の大流行によって犬ヶ島に隔離されてしまった愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険を、ストップモーション・アニメーションで描く本作。公式記者会見で、今作における日本のアニメーションとの関係について聞かれたアンダーソン監督は、黒澤明監督と宮崎駿監督から最も強く影響を受けていると言い、「『千と千尋の神隠し』で声優を務めた夏木マリさんが本作にも出ているくらいですからね。本作でも素晴らしい声を披露してくださいました」と夏木さんについて触れ、「ディテールと沈黙という点で、宮崎監督では自然があり、静寂があり、アメリカのアニメーション伝統には見られないリズムです。その点でとてもインスピレーションを受けました」とコメント。会見中は、ビル・マーレイがおとぼけ発言を連発し笑いを誘い、主人公を演じたランキン君が11歳のバースデーを迎えたことで皆で歌を歌ったり、終始笑いの絶えない、アットホームな雰囲気に包まれた。また、一面に敷かれた真っ赤なカーペットに粉雪が舞い、幻想的な雰囲気のなか行われたレッドカーペットでは、入口に日本を舞台として描く本作をイメージしてか和太鼓のアンサンブルが登場。そこへアンダーソン監督、ティルダ・スウィントン、ビル、ジェフ・ゴールドブラム、そしてシックな黒のタキシードを華麗に着こなした野田さん、漆黒色の留袖風の着物に筆で“犬”と書かれた帯を合わせたスタイルの夏木さんらが登場すると、会場からは悲鳴にも似た歓声が沸き起っていた。さらになんと、監督がビルを連れて和太鼓のアンサンブルに参戦する場面も!そんなレアなパフォーマンスに会場は大興奮。そして本作の上映には、各国のジャーナリストたちがおしかけ、開場の1時間半以上前から長蛇の列が。満員御礼となった会場では、映画の冒頭から笑いが起こり、上映後はスクリーンへ向け大きな拍手が送られていた。『犬ヶ島』は2018年5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月16日『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『ウォレスとグルミット』といった“マスターピース”の登場から10年以上。CGアニメ隆盛のいま、2017年から2018年上半期は、注目のストップモーション・アニメが続々と公開されている。静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かして撮影し、連続で投影することによってその物体がまるで動いているかのように見せる映画の撮影技法、ストップモーション・アニメ。昨年度の米アカデミー賞長編アニメ賞&視覚効果賞ノミネート作『KUBO/クボ 二本弦の秘密』が日本でも話題を呼んだばかりだが、今年はアカデミー賞短編アニメ賞に日本人の桑畑かほるが夫マックス・ポーターと共同監督を務めた『Negative Space』(原題)がノミネートされたことで、さらに注目を集めている。■Negative Space予告さらに、『ぼくの名前はズッキーニ』『村田朋泰特集ー夢の記憶装置』、5月にはウェス・アンダーソン監督最新作『犬ヶ島』とストップモーション・アニメが続々と公開される。映像作家・村田朋泰の特集上映!3月17日(土)より順次公開村田朋泰の新作『松が枝を結び』の完成を記念し、『村田朋泰特集ー夢の記憶装置』が公開に。村田氏といえば、NHKプチプチ・アニメ「森のレシオ」や、「Mr.Children」のMV「HERO」などを手がけ、細やかで情感あふれる造形と、奇天烈で、温かさと哀しさが同居する唯一無二の世界観で多くの人々を魅了し続けている映像作家。コマ撮りで風や雨などの自然現象や繊細な動きを表現する制作手法は、映画監督・山下敦弘に「変態」とまで言わしめるほどの徹底ぶり。このたびの特集上映では、最新作のほか、15年におよぶキャリアのなかから選りすぐりの7作品を一挙上映する。『KUBO』と賞レースを席巻『ぼくの名前はズッキーニ』2月10日(土)より公開その村田氏も絶賛コメントを寄せているのが、昨年度の第89回アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート作『ぼくの名前はズッキーニ』。アナログで素朴な味わいと、ティム・バートンを思わせる個性あふれるキャラクターに加え、孤独な子どもたちが織りなすドラマの素晴らしさが最大の魅力。新たなストップモーション・アニメの傑作がまた1つ、日本に上陸する。ベルリン映画祭オープニングを飾る!『犬ヶ島』5月公開さらに、満を持して登場するのが、ウェス・アンダーソン監督による『犬ヶ島』。日本の架空の都市・“メガ崎市”を舞台に、“犬インフルエンザ”の大流行によって犬たちが隔離された島を描く長編ストップモーション・アニメで、声優陣には超豪華ハリウッド俳優ほか、「RADWIMPS」の野田洋次郎、夏木マリ、村上虹郎、渡辺謙ら日本人キャストも多数起用。第68回ベルリン国際映画祭のオープニング作品に決定しており、コンペティション部門に出品されている話題作だ。いずれの作品もアナログとオリジナリティにこだわり、膨大な時間と情熱をかけ、人の手で作り上げられたものばかり。リアルな世界を追求するCGを用いたアニメとはまた異なり、独特の味わいや温もり、制作者の息遣いのようなものまで感じられるのが、ストップモーション・アニメの一番の魅力だろう。子どもから大人までが楽しめる、ストップモーション・アニメは、いま必見だ!(text:cinemacafe.net)
2018年02月11日「RADWIMPS」の野田洋次郎と、女優・夏木マリがボイスキャストを務めることでも話題のウェス・アンダーソン監督最新作『犬ヶ島』。この度、野田さんと夏木さんが「第68回ベルリン国際映画祭」に日本人ボイスキャストを代表して参加することが決定した。カンヌ、ベネチアと並んで世界三大映画祭のひとつとして数えられるベルリン国際映画祭。「第68回ベルリン国際映画祭」では、オープニング作品として上映&コンペティション部門への正式出品もすでに決定している本作。今回2人は、そんな盛大な祭典のオープニングで開催されるレッドカーペットに初参加!野田さんは、「ひょんな流れから出演のお話をもらい、まさか映画祭にまでお邪魔できるとは想像もしていませんでした。せっかくなのでまだ出会っていない共演者、監督たちと共に楽しんできたいと思っています」と参加が楽しみと話し、一方夏木さんは、「ある日、私がiPhoneで録音した声がベルリン国際映画祭のオープニングになるなんて、ビックリ仰天!!!!!」喜びのコメントを寄せている。さらに発表にあわせて、アンダーソン監督独特の世界観を感じられる場面写真も到着。愛犬を探す主人公の少年と、首輪、服、犬種から個性的際立つ犬たちの姿が公開。風変りな性格を持つキャラクターたちを数々生み出してきた監督だが、今作での犬たちはそれぞれどんなキャラクター性を持ち合わせているのだろうか?『犬ヶ島』は2018年5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月09日体調悪い詐欺夫
義父母がシンドイんです!
うちのダメ夫