毎日の食事のメニューを考えるのには、頭を悩ませてしまいますね。ついつい子どもの好物を作ってしまうというママもいるかも。株式会社オールアバウトが運営する「生活トレンド研究所」が首都圏在住の20~69歳の男女1,118名に行った「肉」に関するアンケート調査の結果を見てみましょう。■「お肉」は好きだけど、あまり食べられていない?たんぱく質を含む主な食品の嗜好度について聞いたところ、「好き」(「とても好き」+「好き」)と回答した人が多かったのは、「豚肉」79.7%、「牛肉」76.7%、「鶏肉」76.1%と、肉類が上位に。一方で、喫食頻度について、「2~3日に1回以上食べる」(「毎日」+「2~3日に1回」)と回答した人が多かったのは、「鶏肉」61.7%、「乳製品」56.6%、「豆腐」44.1%などが上位を占め、肉類については「豚肉」が一番高く42.5%で、「牛肉」は嗜好度が高いにも関わらず17.3%と、喫食頻度が惹くことが明らかに。All About「バランス献立レシピ」ガイドの小沼 明美さんは、この結果について、「肉料理は年代を問わず好まれ、さまざまな味付けや調理法で日々の食卓に取り入れられています。肉と同様に、動物性たんぱく質の主格である卵や乳製品も日常の生活の中で高い頻度で摂取されています。調理しなくてもそのまま食べられること、調理したとしても簡便で味付けもしやすいということが大きい魅力でしょう」とコメントしています。■年を取ると「牛肉」が食べられない!?また、挙げている食品について、「昔(30~60代は20代の頃、20代は学生時代を想定)はよく食べたが今は食べていない・食べられない食品」について聞くと、「牛肉」(33.6%)、「肉加工品」(30.4%)、「豚肉」(25.7%)と、肉系の食品が多いという結果に。中でも一番多かった「牛肉」について、その理由を年代別で聞いてみると、50代と60代は「健康を考えて」が一番多く、20~40代は「値段が高いから」が一番多い結果となりました。また、20代では5人に1人が「太りそう」と回答。 All About「バランス献立レシピ」ガイドの小沼 明美さんはこの結果を、「暑い夏にはスタミナをつける、という意味で焼き肉やステーキなどを連想する方も多いでしょうが、一方で『お肉=太る』というイメージがあり、こってりした肉料理は特に女性からは敬遠されがちです。また牛肉については“ご褒美”的な感じで日常的に食べるものではない、とされているように見受けられます」と見ています。■外食予算はファストフードのときもそれ以外のときも2,000円未満!さらに、外食についてその頻度と平均予算について年代別で聞いたところ、ファストフードもそれ以外についても、年代が若くなるにつれて頻度が高くなる傾向があるようです。また、平均予算については、どの年代についてもファストフードもそれ以外も、2,000円未満と回答した人が多いという結果に。All About「焼肉」ガイドの小口 綾子さんは、「7割以上の消費者が牛肉、豚肉ともに好きと答えているのに対して、実際食べる頻度はどの年代においても豚肉の方が高くなっています。これは、ファストフード以外の外食においても、各年代ともに予算が、2,000円以下の消費者が半数以上を占めていることから分かるとおり、牛肉よりも豚肉の方が安価であることが理由だと考えられます」とコメントしています。ご自分の家庭の食卓と比較していかがでしたでしょうか。動物性たんぱく質を含む食材として、価格も考慮しつつ、上手にお肉を食卓に取り入れていきたいですね。■調査概要・調査期間:2014年7月9日(水)~7月11日(金)・調査対象:首都圏(東京、埼玉、神奈川、千葉)の20~69歳の男女・割付 :20代・60代男性 112名、30代・50代男性 111名、40代男性 113名 20代・50代・60代女性 111名、30代女性 112名、40代女性 114名・調査方法:インターネット調査引用元: @Press
2014年08月09日連載コラム『あなたの家計簿見せて! "給料減少時代"の家計診断』では、相談者のプロフィールと実際の家計簿をもとに、5人のFPが順番に、相談者の家計に関する悩みについての解決策をアドバイスします。【相談内容】9月から夫が静岡へ転勤することになりました。上の息子が中学3年生で高校受験なので、転勤には付いていかず、夫には単身赴任をしてもらおうと思っています。夫の仕事が転勤が伴う転勤族なので、なかなか家も買えません。転勤先に特に社宅などがあるわけでもなく、会社からの家賃補助はあるにしろ、別々に生活するとなると家賃が2つ分かかってしまいます。今後子どもたちの教育費もかかってきますし、これから先の家計をどのようにやりくりしていったらいいか、アドバイスお願いします。【プロからの回答です】5年毎の転勤、せっかく慣れたと思ったら新天地へ。引っ越しもうんざり。あちこち移動する生活ではなく、腰を落ち着けて、家を買ってしまいたいと、同じ転勤族の友人が話していたことがあります。そんな引っ越しも多い中、堅実に貯蓄も貯められていて立派ですね。支出も旅行やレジャーなどしっかり押さえつつ、堅実に生活されていると思います。二重になる生活費、増えていく学費……、見通しが立たないときは、お金の流れを時系列に見ていくと、頭の中が整理されてきますのでおすすめです。(※詳細は以下をご覧ください)○出費の増加たとえば、ご主人は60歳まで単身赴任するとして、家賃3万円、食費3万円、水光熱費1万円増加したとします。その間、残った家族の生活費は全体で1万円安くなると仮定します。60歳以降は収入が4割下がるものの65歳まで継続雇用。車は60歳までの間に2回中古の軽自動車を諸経費込み100万円で購入し、単身赴任終了時に手放します。メインの車は3回目の車検時に250万円で購入し、70歳過ぎたら買い替えせず、77歳で手放します。お子さんたちは高校までは公立、私立の4年制大学に自宅から通学……と現状から将来を推測して、イメージをどんどん金額に落とし込んでいきます。以上の前提でお金の流れを見ていくと、心配されている通り、"二重生活"と教育費の増加が響いて、65歳の退職時から赤字の生活に突入、ご主人が74歳になると貯蓄も底をついてしまいます。退職金が300万円以上出れば、貯蓄が底を尽きることはなくなりますので、どんな制度になっているのか、いくら出る計算になるのか確認してみましょう。退職金がなければ、老後用の貯蓄を始める必要があります。○赤字の解消法赤字を解消するには、支出を抑える、貯蓄を運用して増やす、収入を増やす、のどれかしかありません。支出はこれ以上増えることがあっても減らすのは厳しいでしょうから、現状維持を頑張りましょう。貯蓄の運用には、食品や飲みものなどの優待品が来る「家計に助かる優待品があるところ」や、化粧品やレジャー施設など「プチ贅沢できる優待品がもらえるところ」という観点から運用先を検討してみるのもおすすめです。株式投資もされているようですのでわかっていることとは思いますが、「気に入った優待品をもらえる会社」の中からご自身の投資基準に合った会社を探すのが前提です。また運用ではありませんが、最近はやりの「ふるさと納税」も面白いかもしれません。ふるさと納税とは、ざっくりいうと自分で住んでいる地域外の自治体に税金を寄付することで、所得税や住民税が安くなる制度です。確定申告が必要ですが、その地域の特産品がもらえる自治体に寄付する人が増えてブームになっています。加熱しすぎとの批判も出てきていますが、株式と同じく、応援したい地域に寄付をする視点で利用するは悪くない考えだと思います。退職金が(思ったより)ない場合、収入を上げるには理恵子さんが働く必要が出てきます。長男が大学へ通う間、月6万円の収入を4年間続けるだけで、将来的にも普段の生活にも余裕が出てきます。○どこに住むか? 住みたいか?また、家を購入したいとのことでしたが、教育費準備のため400万円、万が一の生活防衛のため300万円(生活費の6カ月分)とっておくことを考えると、購入に使えるお金は残り500万円。諸経費に200万円かかると仮定すると頭金に充てられるのは300万円になります。現在の住居費が収入の25%程度ですので、それ以上返済額を増やすのは得策とは言えません。月々9万円を返済額として、75歳までローンを組んだとしたら、借りられるお金は2400万円程度になります。マンションを買う予定なら、修繕積立金や管理費などもかかってきますので、返済金額をもう少し下げる必要があります。ちなみに月7万円の返済だとすると、上記の前提で借りられる金額は2000万円程度になります。実家から援助をもらえたり、理恵子さんが働くのであれば、その分家の予算も上げていくことができますが、上記の予算で希望の物件があるか確認してみましょう。ご主人のご実家は義兄さんが住んでいて、ご両親との同居はないのであれば、理恵子さんの実家のそばだとか、転勤してきた知識を生かして、子どもの手が離れた後、住みやすかった地域に、夫婦だけで住む家を検討するとか、お金を貯めておいて「現金で購入する」という手もあります。現在の生活を続けながら「現金で買う」には理恵子さんが働いて、その分を丸々住宅購入用として貯めていく必要があります。お金があれば家を買うにしても賃貸を続けるにしても選ぶことができますので、焦らず堅実にお金を貯めていきましょう。○万が一の備え入院時の保障は入られているようですが、「死亡」した場合の保障は備えられていますか? 会社の団体保険で加入しているとか、ご両親が備えてくれていたりしているなら良いのですが、太一さんが万が一事故などでなくなってしまった場合、保障が全くないのは心配です。年間200万円くらいの収入が入るような保険をご主人が70歳になる年までかけておきましょう。それこそ家をお持ちではないので、家を購入できる金額分の死亡保障か家賃分の保障も必要です。(※画像は本文とは関係ありません)<著者プロフィール>(株)プラチナ・コンシェルジュ ファイナンシャルプランナー 内田まどか「万が一」のためだけではない、生きていくための保険の入り方から、住宅取得、転職、早期退職など、夢や希望を叶えるためのライフプランニングなど、シミュレーションを活用してアドバイス。個人相談を中心に活動している。
2014年08月06日消費税が8%になってから、はや4ヶ月。いつの間にか払うのに慣れてしまう一方で、じわじわその重みが厳しく感じられるようになっているかも。大きな支出であればなおさらですよね。この消費税の増税は、みなさんの今年の夏休みの過ごし方にも影響しているでしょうか?そこで、株式会社マネースクウェア・ジャパンが、消費税8%導入後、初の夏休みを迎えるにあたり、全国20~59歳の社会人男女300名を対象に「どんな夏休みを過ごす予定なのか」調査した結果を見てみましょう。■夏休みを過ごすにあたって、消費税アップが最も影響している費用は?最も大きく影響したのは「交通費」で、半数近い42.7%。マイカー派の場合、ガソリン代が高くなると遠出を避けたり、高速の割引もなくなって、予定の金額より2~3万円アップしたという人も。第2位は、「宿泊費」の28%で、単価が高いことや家族の人数が多いことが強く影響するようです。そして、第3位が「飲食費」、第4位が「土産代」となりました。■今年の夏休みの計画を立てたのは、いつ?増税以前の昨年も、増税後の今年も、「1ヶ月ぐらい前」という回答が最多という結果に。けれども、その数字は、過半数超えの56.7%から、過半数割れの49.3%へと変化していて、その分だけ前倒しで計画している人が増えています。「半年ぐらい前」と答えた人は、4.9%から8.3%に増加していて、消費税アップの影響で、レジャーの予定や予算をより計画的に考える傾向にあると言えそうです。■夏休みの過ごし方の「理想」と「現実」今年の夏休みの連続休暇数の平均日数は「5.84日」で、昨年比プラス0.17日と微増にとどまりましたが、理想の平均日数は「11.10日」で、現実のギャップはかなり大きいよう。平均予算については、昨年よりも1万円アップの「4.9万円」との結果になり、平均日数に大きな変化はないので、消費税アップを見通したうえで、予算に余裕を持たせていると言えそうです。また、理想の予算の平均については「10.6万円」との回答で、現実の約2倍の予算を望んでいることもわかりました。■今年の夏休みの過ごし方第1位は昨年と同様、「帰省」でした。理想の過ごし方では第4位のため、かなり現実とのギャップがあるよう。第2位は、「温泉」で、こちらは理想と同じランキング。理想の過ごし方の第1位は、「海外旅行」ですが、現実においてはトップ5にもランクインしていないという残念な結果に。「理想の過ごし方=海外旅行」にかかる予算は、「理想の平均予算=10.6万円」にかなり近いと言えるかも。3%の増税と言っても、夏休みにかかる費用ともなれば、さまざまな影響があるようですね。消費税は避けられないものなので、上手く計画を立てたり、工夫をして、増税に負けず、楽しい夏休みを過ごしたいものです。■調査概要調査方法 :インターネットリサーチ調査対象 :全国20歳~59歳の男女調査時期 :2014年6月26日(木)~7月1日(火)有効回答数:300サンプル公開URL :引用元: @Press
2014年08月01日消費税率が上がってから数ヶ月が経過し、8%の計算にもなんとなく慣れてきた方も多いのではないでしょうか。とはいえ、今後また10%にあがればじわじわと家計への影響が…。そんな消費税について、改めて整理してみましょう。■なぜ税率が上がったの?ずばり「少子高齢化」が原因です。現在の年金や医療、介護を支える制度は社会保険料に支えられています。それを納める現役世代が減っていて給付を受ける高齢者が増えているため、このままだと制度を維持できなくなってしまいます。そこで、足りない分を「国債」という借金でまかなっています。家庭に例えると月収30万円なのに、借金が5,143万円あって、さらに毎月23万円借り入れをし続けている(実際にはそんなに借金があったらもう借りられません!)状態です。親への仕送り(社会保障)は止められず、自分の返しきれない借金を子供たちに残したくない。そのためには収入を増やさなくては、ということで景気に関係なく安定している税収といわれる消費税の税率が上げられることになったわけです。(図は政府広報オンラインより)■消費税が上がった分は何に使われるの?いままで消費税は高齢者への保障に使われていましたが、増収分は「社会保障4経費」といってより広い範囲、特に子育ての充実にあてると約束されています。ママとしては嬉しいのですが、今までの子育て政策は「子ども手当」のようにころころ変わってきたことも事実。増税分の予算がきちんと意味のある使われ方をしているかをしっかりチェックしたいものです。■もっとあがる可能性があるの?平成27年10月から10%に上げることが法律で定められていますが、それでも国の収支はマイナスです。今後の税率も経済状況をふまえ検討をおこなうことが決まっています。つまり買い控えによる景気悪化や更なる少子化で、税率は更にあがる可能性もあるのです!■では、私たちにできることは?私が、子育て中の方に実践して欲しいと願っていることは2つ。まずは、「不必要なものを見極め、でも必要なものをしっかり手に入れる力」。節約だけでは消費が落ち込み、景気が悪化してしまいます。かといって使いすぎては意味がありません。具体的にどのように浪費を防ぐかを、このサイトでどんどん発信したいと思います。そしてもう1つは「主体的な子どもを育てること」。一見お金とは関係ないことに思われるかもしれません。ですが、それなりに厳しい将来を担う子供たちには、自ら考え行動する力が必要とされるはず。勉強を強いるだけではなく、その子の強み、適正を見極めて道を指し示すことも親の役割ではないでしょうか。私たちが消費税アップを憂うだけではなく、さらに賢い家計管理と子育てを意識し実践したときに、日本の未来はもっと良くなるはず!
2014年07月31日家計簿をつけている人のほうが、つけていない人よりも平均貯蓄額が71万円多いというデータがあります。家計簿で支出の中の無駄を把握することは節約につながっているのでしょう。でも、家計簿をつけなければ「家計を管理」できないのでしょうか?私がファイナンシャル・プランナーとしてご相談を受ける中で、家計簿を完璧につけている方でも家計を管理できているとは限らないと感じています。毎月の集計までしていても、年単位での収入・支出・貯蓄ペースを聞くと、即答できなかったりします。また、これからの家族のライフイベントに「いつ、いくら」かかるのかを把握している方は実はごくわずかです。■そもそも家計の管理とは?家族にとって本当に必要なことにお金を使えるよう、計画的に準備することです。会社と違ってつぶれることの出来ない家計にこそ、管理するという考え方が必要です。家計簿をじっくり見たところで、未来の支出やそのための準備がどれくらい出来ているかはわかりません。では、どうしたらそれを把握できるのでしょうか? 実際のファイナンシャル・プランニングとは異なりますが、まずは自分で簡単にできる方法をお伝えしたいと思います。STEP 1:貯蓄残高とペースを把握するまずはメモでもかまいません。名義や口座ごとに預金残高を書き出します。そして、毎年どんなペースで増えているか(あるいは減っているか)を把握します。STEP 2:ライフイベントを書き出す住宅購入やリフォーム、子どもの教育費、レジャーや起業など、今後のライフイベントを起こる(であろう)時期の順番に書き出しましょう。私のFP相談では老後の費用も考慮し90歳まで(!)のイベントをお伺いしますが、自分で書くなら支出がイメージしやすい時期まででかまいません。(子どもの教育が終わるタイミングやリタイアまでなど)そして、その間にかかる費用もざっくりで良いので書き出してください。教育費は このサイト で簡単シミュレーションが出来ます。住宅はローンを組む場合、頭金(物件の2割以上が理想!)で計算します。STEP 3:貯蓄目標を立てるライフイベントにかかる費用と今の貯蓄残高、毎年の貯蓄の増え方を照らし合わせてみましょう。今のペースだと高校卒業まではいいけど、大学の時期が…とか、あれれ? 2年後の住宅購入に向けてこのペースではまずいな、とか色々見えてきませんか?そのギャップを知った上で貯蓄の目標額を設定しましょう。STEP 4:予算を立てる手取り収入から貯蓄目標額を引いた額を月々の予算に振り分けます。実際はボーナスがある方、収入が毎月変動する方など個別の状況があると思いますが、上手に工夫して月の予算を立ててみてくださいね。現状の支出の見直しが必要な場合、すでに家計簿をつけていれば項目を見つけやすいでしょう。でも家計簿をつけていなくても、まずはここをおさえられそう、というところにアタリをつけてやってみる→うまくいかなければまた違う手を考える、という手順は一緒です。まずは家計簿よりもこのステップを優先してください。かなりざっくりではありますが、これを実行し、最低年に1回見直していただくと将来の支出への準備が出来てきている実感がわくと思います。そう、それが「家計の管理」です。どうしても自分で上手く出来ないという場合はプロのFPに相談するのもおすすめですが、上記を行っておくと相談の際もスムーズになるので、ぜひお試しください。
2014年07月30日“夫婦のお財布”どうしてる?みんなの家計管理の実態を調査!「家計のやりくり、みんなはどうしているんだろう」と、ふと気になるときってありますよね。「生活費は折半でいいの?」「貯金はどうやってする?」「旅行代はどこから出す?」などなど、気楽な独身生活に比べて複雑で、悩みがつきない結婚後の家計管理。そこで今回は、読者の家計管理についてアンケートを実施!その結果を発表しちゃいます。●昔も今も、家計管理は妻の役目?今回の読者アンケートには、短期間にもかかわらず100人を超える方から回答が寄せられました。やはり「家計管理」というのは、それだけ大切なことであり、多くの方が興味を持っている話題のようです。まず、「夫・妻どちらが、家計のやりくりをしていますか?」という質問では、・妻……71.8%・夫婦2人……22.2%・夫……6.0%と、「家計管理は妻の役目」という家庭が7割以上と圧倒的。20代から50代まで幅広く回答をいただきましたが、どの年代でも「やりくりは妻」という回答が7割近くに上りました。意外にも(?)昔から変わらぬスタイルを選んでいる人が多いようです。続いて、「今の夫婦間の家計管理に満足していますか?」という質問では、・はい……68.4%・いいえ……31.6%と、3分の2以上の方が「満足している」との答え。さらに分析してみると、いちばん満足度が高かったのは「夫婦2人で」やりくりしている家庭で75%。次が「夫」で71.4%、「妻」は66.3%という結果になりました。夫婦で家計管理をしている家庭の満足度が高いのは、2人で話し合いながら決めているからでしょうか。一方、満足度がいちばん低かったのが、「妻が家計管理をしている」という家庭。自分が家計を握っているのに、不満を感じる人が多いのは、なぜなのでしょう。分析は続きます。●「夫の暴走をどう抑えるか」が家計管理のカギ!?コメントを見てみると、「妻が家計を管理する」という昔ながらのスタイルはやはり安定感があるようで、満足している人も多いようす。「私がすべて管理しているので家計が透明(はなちゃん/38歳/結婚3~4年目)」「2人で話し合ってお互いにとっていい方法を決めたので(あさじ/33歳/結婚1年未満)」「貯金ができているので、安心感がある(きち/32歳/結婚3~4年目)」…など、生活費と支出とのバランスをしっかり妻側で管理できるメリットがうかがえます。ただ、このスタイルは「夫の小遣い」という部分が時に波乱の原因となることも。「お小遣いが足りないのか、ガソリン給油時に割引率が高いので使って、と渡したクレジットカードでガソリン以外を勝手に買い物してくる(かれん/39歳/結婚10年以上)」「旦那が無駄使いをするためキャッシュカードとクレジットカードを取り上げた。すると口座振込みでネットショッピングしていることが発覚!もちろんあとから大喧嘩!(tomatogate/37歳/結婚2~3年)」おいおい…とツッコミたくなりますが、これはまだまだカワイイほう。「私が実家に帰省している間に夫が保険の積み立て部分を引き出してしまった。あとで通知が来てビックリ(ここあうさぎ/46歳/結婚10年以上)」「夫の会社に給料振込の第2口座があるのを最近知った。もちろん喧嘩になったが、俺のへそくりだと開き直られた(健康母/39歳/結婚10年以上)」このように、あの手この手で妻の目をかいくぐろうとする夫もいるようです。このあたりが、「妻が家計管理をする家庭」での不満の原因になっているのかもしれません。家計のためには、夫への監視の目はゆるめないほうが、あとで大喧嘩にならずに済みそうですね。●「夫婦共有のお財布」を用意している家庭はほぼ半数結婚生活では、生活費をどのように分担するかが難しい問題の1つ。仕事をしているのがどちらか一方ならシンプルですが、共働き夫婦の場合はよく相談して決める必要がありますよね。2人の収入をすべてまとめて管理するのか、食費や光熱費などの費目別に分担するのか、それともそれぞれ一定額を出し合って「共有のお財布」をつくるのか…?「夫婦共有のお財布はありますか?」という質問では、「はい」が54.7%、「いいえ」が45.3%と、ほぼ半々の結果になりました。その割合を結婚してからの年数別に見てみると、「結婚1年未満」では52.6%、「2~5年目」では57.5%と、半数以上が「共有のお財布」を用意していました。ところが、5~10年目」では一転して34.6%、「10年以上」39.4%と激減。結婚して間もない夫婦は共有のお財布を用意していますが、結婚5年目あたりからその率が下降しているようです。ある程度お互いの支出パターンがつかめてきたために共有の財布をやめるといったパターンや、子供ができて余裕がなくなったなど、いろいろな状況が考えられます。理想の家計管理方法は、夫婦によって、またその時々の事情によって変わっていくのでしょう。ただ、今回のアンケートでわかったのは、現状の家計管理に満足している人は、やはり2人で話し合っている傾向があるということ。お金のことは夫婦であっても話しにくいものですが、きちんと向き合うことが“理想の家計管理”に近づく第一歩なのかもしれません。※アンケート実施期間:2014/6/11~6/25、有効回答数:121、シティリビングWeb調べ<文:関谷知生>
2014年07月30日ふるさと納税制度を知っていますか。好きな自治体に寄付をしたら、寄付をした金額のほとんどが税金から戻ってくる制度なのです。寄付をした自治体からは、米やお酒などの特産品が送られてくるという嬉しい特典もあるので、2011年から利用する人が激増しています。人気の自治体は、今年の受付を終了しているほどの加熱ぶり。楽しく納められるふるさと納税制度について一緒におさらいしてみましょう。■ふるさと納税とは?ふるさと納税制度とは、都道府県や市区町村などの自治体へ寄付をすると、寄付金の2,000円を超える部分の額が所得税と住民税から戻ってくる仕組みです。納める所得税や住民税が減るわけではないのですが、米やお酒などの特産品が送られてきたり、優待券が発行されたりといった特典分だけお得感がありますし、寄付した自治体へ使い道を指定できるところも魅力です。コンビニやネット上で寄付が完了してしまう自治体も増えていますので、とってもお手軽に始められます。年収や家族構成によって税金が控除される限度額が違ってきますが、年収500万円のご家庭なら、30,000円が限度額になります。この限度額を超えた部分は税金が戻ってこないので、限度額以内で自治体へ寄付をするといいでしょう。■ふるさと納税:魅力的な特産品の自治体TOP3まずは、個人的にお気に入りの特産品が魅力的過ぎる自治体トップ3をお教えしたいと思います。3位 長野県野沢温泉村5,000円以上の寄付で「村民証」が発行され、指定の公共施設を村民と同等の料金で利用することができるようになり、野沢温泉スキー場リフト1日券引換券1枚プレゼント。30,000円以上寄付すると、さらに、野沢菜セット、きのこセット、お米から1つ特産品を選ぶことができます。2位 群馬県草津町10,000円以上の寄付で大滝の湯10回券、20,000円以上で草津国際スキー場リフト券4枚がもらえます。寄付金が増えるにつれもらえるリフト券が増えていきます。昨年までは50,000円以上の寄付でスキー場シーズン券をゲットできるという嬉しい特典があったのですが、今年から廃止になりました。 1位 長野県飯山市寄付をした人すべてに市内の美術館や湯滝温泉利用券などが送られるという太っ腹ぶりに加え、5,000円以上の寄付で幻の米5kgももらえます。寄付額ごとに特典が細かく設定されていて、20,000以上の寄付なら、幻の米10kgに市内宿泊券4,000円分とリフト券1枚が付きます。平成25年度の寄付金額は70,442,203円とのことです。スノーボードが大好きなので、ちょっと偏ったランキングとなっておりますが、実質2,000円の負担でここまですごいおまけがついちゃうなんて、楽しく節税できるよい方法だと思いませんか。自治体選びに迷ってしまった時は、とりあえずお米をもらえるところをオススメします。必ず消費するものなので、ムダにしませんよ。平成25年度のふるさと納税の寄付金の総額は、約130億円。多くの人が利用していますね。■ふるさと納税に確定申告は必須最後に注意点が2つあります。ふるさと納税制度を利用したら、確定申告をしないと税金は戻ってきません。そして、住宅ローン控除を受けていてほとんど税金を納めていない人には当然ながら節税メリットはありません。納める税金が戻ってくるしくみなのですから。確定申告の簡単な方法については、確定申告シーズンにご案内します。 ・総務省 ふるさと納税制度
2014年07月19日家族や友人と自然の中で過ごすのが気持ちのよい季節になりましたね。アウトドアの魅力はなんといっても安くても楽しめる点ですよね。とはいえ、ホテル宿泊並みにキャンプ代が掛かってしまったという失敗談はよく聞きます。キャンプインストラクター資格も持っているほどアウトドアにハマっている私が、お得に夏のファミリーキャンプを楽しむ方法をご紹介します。■キャンプ道具はいきなり買っちゃダメあるあるシリーズ1つ目は、はりきってパパがキャンプ道具一式を揃えてしまうパターンです。キャンプ道具って安くありません。テントの予算は3万円からですし、外に宿泊するわけですから、ライト、調理器具、寝袋など必要品が数多くあるのです。キャンプ道具をすべて買い揃えるには、最低でも5万円程度の予算が掛かってきます。年に何度もキャンプをするならすぐに元が取れますが、家族がキャンプ好きになるという保証はどこにもありません。最初はレンタルでスタートすることを強くオススメします。今は全レンタルできるキャンプ場も増えています。それに、キャンプデビュー時に「いいな」と思った道具は、アウトドアに慣れて目が肥えてくると物足りなさを感じてしまって全部買い直したくなるものなのです。お友達でも1年後には全部リニューアルしてしまった人が結構いますよ。■まるごとレンタル可能なオススメ・キャンプ場キャンプデビューは、道具一式をレンタルできるキャンプ場がいいですよ。実際に体験することで、必要な物を厳選する目も養われるので、お買い物の失敗リスクが軽減します。 無印良品キャンプ場 無印良品はキャンプ場まで運営しているってご存じでしたか?無印良品のコンセプトがそのままアウトドアに生かされていて、とっても居心地の良いキャンプ場です。アウトドアプログラムも豊富なので、お子さまも自然を十分に満喫できることでしょう。アウトドア用品でのコアなファンの多いスノーピーク製品をレンタルできるので、購入前のトライアル利用としてもいい場所といえます。昨年訪れたカンパーニャ嬬恋では、朝にキャベツ狩りができました。採れたてキャベツのみずみずしさと甘さは忘れられない思い出です。予約は利用日の3ヶ月前の第1営業日から受付開始で、インターネットで場所まで指定できます。人気のキャンプ場なので、現時点で予約がいっぱいかもしれませんが、キャンセルで突然区画に空きが発生する可能性も少なくありません。諦めずにチェックしてみてくださいね。夏のアウトドアは、虫の声、風の気持ちよさ、水遊びなど自然をめいっぱい楽しめる絶好の機会です。楽しくおトクにアウトドアを楽しんでくださいね。安さが魅力のキャンプ場情報も次の機会にご紹介します。
2014年07月17日「子どもが小さくて働けない」「お仕事はしているけど、副業でもうちょっとだけ収入UPしたい」など家計のお悩みがあるかと思います。今日のコラムは私自身も実際に利用しているスキマ時間にお小遣い稼ぎができるサイトを2つご紹介します。どちらも無理なく好きな時にできるので、時間のない方でも続けられるサービスですよ。■ IT好きにおすすめの副業まずは、テストサイト「UIScope」です。こちらは、スマートフォンやタブレット、パソコンを使って新しいサービスやアプリのテストをするサービスになります。例えば、新しいアプリを操作している様子を録画して、アンケートと一緒に提出すると報酬がもらえたりします。どのテストも20分程度で終わってしまうものが多いので、子どものお昼寝中にテストを申し込んで完了させていました。子ども向けのアプリを子どもに体験させるテストもあり、子どもと一緒に楽しみながらお小遣いゲットできることもありましたよ。しかもリリース前のアプリを事前に試すことができるので、IT好きな方にはたまりません。録画に必要な Webカメラとスタンドを郵送してもらえるので、道具を揃える必要もナシ。このお仕事を始めてから、動画撮影や動画変換などにも詳しくなり、メインのお仕事にも活かせていたりします。■新しい出会いもある、選べるアルバイトもう1つはアンケートサイトの「マクロミル」です。「モニターって一度やってみたかった」というママも多いのではないでしょうか。実は私も座談会が憧れでした。いろいろなモニターサイトに登録をして、何度か座談会に参加させていただきましたが、やっぱり座談会は楽しいです。新しいママと出会える場ですし、商品やサービスをよりよくするために自分の意見が役に立てる喜びはプライスレスです。マクロミルに登録すると、アンケートや座談会情報が受け取れます。毎日たくさんの案件がありますが、気になるものだけ、時間のあるときだけアンケートに答えればいいので、無理がありません。通勤電車の中でアンケートに答えていることが多いです。1つだけ注意点です。最初の設定だとアンケート案件の度にメールがあり、大量のメールが送られてきて落ち着かないので、メール受信の設定をオフにしたり、メーラーの設定を受信トレイをスキップするように変えたりしておくことをオススメします。毎月、数千円程度の収入アップですが、何事もちりも積もれば山となると信じることが大切。月5000円でも1年だと60,000円、5年だと300,000円になります。コツコツが大事なのです。ちなみに、このお小遣いは全て投資信託に回していたりします。1000円から購入できる投資信託を購入することで、将来受け取る額が大きくなってくれることを夢見て続けています。お仕事や育児に悪影響のないよう、無理ない範囲で始めてみてくださいね。・ UIscope ・ マクロミル
2014年07月09日連載コラム『あなたの家計簿見せて! "給料減少時代"の家計診断』では、相談者のプロフィールと実際の家計簿をもとに、5人のFPが順番に、相談者の家計に関する悩みについての解決策をアドバイスします。【相談内容】子どもが年子で只今育ち盛りです。今年長男が高校受験で、塾代もかかります。できれば公立にいってほしいのですが、私立に行くとなると次に来年次男も高校受験を控えているので家計が厳しくなりそうです。これから高校、大学ともっともっと教育費がかかるかと思うのですが、下の子が大学卒業までの約10年間どのようにやりくりしていけばいいでしょうか?【プロからの回答です】年子のお子様2人が高校、大学に進むこれからの10年間は、厳しい家計になることが予想されます。お子様が私立高校に進学する場合も見据えて、今のうちに家計を見直し、対策を立てて乗り切りましょう。(※詳細は以下をご覧ください)○高校受験塾にかかるお金育ちざかりの年子のお子様が2人いらっしゃるものの、現在は公立中学に通い教育費の負担は比較的少なく済んでいますね。ただ、高校受験の進学塾に通うことになると急に出費が増えます。現在通っている英語塾を辞めて予定している月謝が2万5千円の進学塾に通う場合の費用ですが、9月から2月までの月謝合計15万円、他に入塾費、教材費、冬期講習、模試代など半年間で別途10万円ほど見込んでおきましょう。そうすると、長男の方の塾にかかるお金は、現在の英語塾代5か月分と進学塾代の合計で年間約29万円になります。文部科学省の「子どもの学習費調査」(平成24年度)によると、公立中学校3年生の学校外活動費は年間約36万5千円ですから、他の受験を控えた中学3年生を持つ家庭でもこの程度の塾代を負担していると考えられます。○公立高校と私立高校はどのくらいかかるお金が違うのかこれから進学する高校が公立か私立かによって、かかるお金はどの程度違うのでしょう。前出の「子どもの学習費調査」によると、授業料などの学校教育費と、塾などの学校外活動費を合わせて、公立高校は3年間で約116万円、私立高校は約290万円という結果が出ています。私立に進学すると教育費は公立の2.5倍もかかることになりますね。また、大学に進学すると、国公立でも約250万円、私立大学でしたら学部にもよりますが450万円以上(どちらも4年間合計金額)の入学金、授業料等が必要になり、年子という滝澤様のご家庭には苦しい状況です。ただ、現在の貯蓄が1千万円ありますし、学資保険でも教育費の準備をされていますので、私立医歯薬学系など特別にお金のかかる大学でなければ、現在の貯蓄で賄えます。高校は公立に進学してほしいという親の希望はあるものの、お子様がどうしても私立に行きたいと希望することも考えられます。もしお子様が2人とも私立高校に進学されたとすると、在学期間が重なる2年間の年間収支は最大20万円程度の赤字になる計算です。大学進学資金は貯蓄で補わなければ仕方無い部分もありますが、高校までは毎月の家計の中でやりくりしていけるよう、今から対策を立てておきましょう。○子供の成長とともに減らせる出費もある家計データを拝見しますと、食べ盛り、育ち盛りのお子様が2人いらっしゃる割には、しっかりやりくりをされていると思います。毎月の食費や光熱費を減らすことも大切ですがお子様の年齢を考えると難しい部分もあるでしょう。安い食材をまとめ買いする、買い物の回数を減らすなどの工夫で食費を減らせないか検討してみましょう。通信費はお子様が成長して家族全員スマホとなると通信費が今後3万円以上に膨れ上がることも考えられます。最近は端末代と利用料を合わせても月3,000円以下で使える格安スマホも登場しています。プランの見直しも併せて検討し、これ以上通信費を増やさないようにしましょう。また、保険料などの固定費を月払いにしているなら、年払いに変更することで支払う金額を減らすことができます。普通預金に計500万円も預けていらっしゃいますが、お子様名義のものなど、すぐに使わないお金は少しでも金利の良い定期預金に預け替えましょう。お子様が成長すると支出が増えるばかりではありません。削減可能な支出もあります。例えば、お子様が受験期に入るとレジャー・旅行に出かける機会も減少すると考えられますので、その費用を自然に減らせるのではないでしょうか。それに伴い、これから車を買い替える場合は、燃費の良い小型車を選ぶことでガソリン代や車の税金、保険代等の維持費を減らすことも可能です。また、お子様が大学生になったら自分が使うスマホの通信費やお小遣いはアルバイトをして負担してもらう方法もあります。年子で教育費の負担が一度に来るのは大変ですが、見方を変えれば、苦しい時期が短く済み、その後の老後資金を貯めやすいとも言えます。お子様の教育費に目途が付いたら住宅ローンの繰り上げ返済を行うことでその後の家計状況も改善されます。気を緩めずに頑張ってください。(※画像は本文とは関係ありません)<著者プロフィール>(株)プラチナ・コンシェルジュ ファイナンシャルプランナー 福島佳奈美金融系SE(システムエンジニア)からファイナンシャルプランナーに転身。Webサイト中心にマネーコラム執筆を行うほか、教育費やライフプランニング、保険、家計見直しなどのセミナー講師、個人相談などの活動を行っている。
2014年07月04日株式会社ゲインは全国の父親500名に聞いた「父の日に関するアンケート調査」の結果を発表した。世のお父さんたちは父の日に何を期待しているのだろうか?■お父さんが父の日に期待することは?父の日に期待することは何かという質問に対し、「家族だんらんの時間」と回答した父親は54.8%に上った。年代別に注目すると、最も家族だんらんの時間を期待しているのは20代(65.0%)という結果に。また次点には「おいしいものを食べること」(34.0%)が上り、プレゼントなどのモノよりも、家族全員でできることを期待する父親が多い傾向にあることがわかった。■父の日に行きたい外食は?父の日に家族そろって外食に行くなら何を食べたいかという質問に対し、約6割の父親が「寿司・回転寿司」と回答している。次いで「焼肉」(39.2%)、「ファミリーレストラン」(18.0%)という結果になった。父の日に家族と行くお店選びで特に重視する点は、「家族の好きな食べ物がある」(53.4%)「自分の好きな食べ物がある」(48.2%)と、幅広い年代の食の好みをカバーする飲食店が選ばれる傾向にある結果となった。■今年の「父の日」の出費は?今年の「父の日」を家族と過ごす際の出費についてという質問に対して、「できる限り出費を抑えたい」(23.2%)、「できれば出費を抑えたい」(37.2%)と、約6割の父親が出費を抑えたいと回答している。家族だんらんを期待しながらも、家族行事に満足にお金を掛けられない父親の経済的な実情がうかがえる結果となっている。■調査概要調査方法 :インターネットリサーチ調査対象 :全国20~60代の既婚男性(子供有)調査時期 :2014年5月30日~6月2日集計対象社:500名(20代100名、30代100名、40代100名、50代100名、60代 100名)引用元: PRTIMES
2014年06月14日育児休業を取得するにあたって、育児休業給付金が支給されることは既報の通り。しかし、実際に受け取れるまでには出産してから4~5カ月もかかり、それまで家計のやりくりをどうすべきかを考える必要がある。今回は、ファイナンシャル・プランナーの伊藤亮太さんに、産休・育休前に貯めておきたい目標貯蓄額を教えていただいた。○のしかかる住民税の支払い旦那さんの収入だけで十分生活ができ、旦那さんが育休を取得されないのであれば、特に家計のやりくりを考えなくともなんとかなるといえます。ただし、その際にも注意しなければいけないのは、奥さんにかかってくる住民税ではないでしょうか。住民税は、前年の収入に対してかかるものなので、出産や産休・育休にかかわらず、どうしても支払いを行う必要がでてきます。そうなると、「毎月数万円の出費、困った」と思われるかもしれません。しかしながら、特例があり、育児休業期間中1年以内に限り、住民税の徴収が猶予される仕組みがあります。これは、育休を取得する本人が居住する各市町村にて申請、適用されれば、職場復帰してからの支払いで済むようになります(ただし、職場復帰後に延滞金とともに納税することになります)。その他、健康保険や厚生年金保険に関しては、事業主が申し出ることによって育休中は支払いが免除になりますので、特に考える必要はありません。このように見ていくと、旦那さんの収入のみで十分な場合には、特に生活に困ることはないでしょう。一方、2人で育休を取得する場合。男性は奥さんの出産日当日より育休取得が可能であるため、この場合には奥さんよりも2カ月早く給付金を受け取ることが可能となります。そうなると、最初の2~3カ月間をどう乗り切るかがやはり重要となってきます。一般に、育児休業の時のみならず、何かあった場合にそなえて貯蓄をしておきたい金額は、毎月の給料の手取り金額×6カ月分になります。これは失業や万一に備えた金額ともいえますが、手取り金額の6カ月分あれば育休中も乗り切ることは可能といえます。2人で休む場合にはそれぞれの金額を算出し、貯蓄しておくべきでしょう。ただし、自営業や専業主婦で国民健康保険に加入している場合は、育児休業給付金は支給されません。旦那さんの収入ではカバーが難しい場合に備えて、さらに多い金額、できれば毎月のおおよその手取り金額×1年分は貯蓄をしておくべきといえます。
2014年06月11日皆さんは消費税増税前に、何か意識的に購入したものがあっただろうか?インターワイヤード株式会社は、自社運営するネットリサーチのDIMSDRIVEにて「消費増税前の買い物」についてアンケートを行い、買いだめ・買い替え状況など、消費増税前の、2014年3月の買い物状況についてまとめ、結果を発表している。皆さんは消費税増税前に、何か意識的に購入したものがあっただろうか? 調査結果の内容を確認してみよう。■消費税がアップする前の、「買いだめ」と「買い替え」状況普段の買い物について、“消費税が8%にアップする前(3/31まで)”に増税を意識して買いだめや買い替えをしたかどうかを尋ねている。 大量に買った商品が「あった」と回答した人は24.6%。買いだめまではいかないが、いつもより多めに購入したと回答した人は51.2%。新しく買い替えをした商品があったと回答した人は18.9%となっている。量に買いだめ、または多めに購入、いずれかをした人の割合は54.6%となり、半数以上が増税を意識して多めに買ったり、買いだめをしたことが分かった。■意識的に買いだめした商品とは? 消費増税を意識して「大量に買いだめ」・「少し多めに購入」をした、と回答した人の“最も増税を意識して買いだめ・多く購入したアイテム”は下記のようになっている。1位「トイレットペーパー」371票、2位「タバコ」341票、3位「米」325票、4位「洗剤」267票、5位「シャンプー」208票と続いた。■便乗値上げを疑った人の24.7%が、「別の銘柄を購入」 便乗値上げでは?と疑った商品があった、またはサイズ・量の縮小では?と疑った商品があった人に、その商品を購入したかどうかを尋ねている。便乗値上げを疑った商品について、その商品を買った人は48.1%、違う銘柄を買った人は24.7%、購入を諦めた人:27.2% の割合であった。また、内容量・サイズ縮小を疑った商品について、その商品を買った人は65.9%、違う銘柄を買った人は17.0%、購入を諦めた人は17.1% の割合であった。「迷ったが、その商品を購入した」人が39.4%でダントツに多く、量の縮小に関しては、迷ったが結局購入した…という人が多いようである。便乗値上げを疑われたケースの方が、その商品の購入から遠ざかる・・・という事が伺える結果となった。内容量が減った・サイズが小さくなったと思われた商品や、そのメーカーについての印象を尋ねたところ、「『価格を上げない』企業努力は感じるが、サイズ縮小は残念」という人が最も多く32.6%であった。サイズ縮小に好意的かどうかはともかく、“価格を上げない”という事を“企業努力だ”と感じている人の割合は64.7%で、多くの人は価格を上げずに量を減らした商品について「企業努力の一環」と捉えている事が伺える。一方で23.2%の人が、「企業努力ではなく、安易な対策を講じたという、良くない印象」と感じていた。■価格アップ派? サイズ縮小派? 仮に、ふだん購入する商品の改定が行われることになった場合、「価格アップ」と、「内容量・サイズ縮小」では、どちらのほうが好ましいか、と尋ねたところ、『価格アップ派』24.5%、『サイズ縮小派』26.8%で拮抗しているが、やや『サイズ縮小派』の方が多いという結果になっている。しかし「どちらともいえない」という人が48.7%でほぼ半数を占めている。男女別では、男性は『価格アップ派』25.8%、『サイズ縮小派』24.3%で 『価格アップ派』の方がやや多い。女性は『価格アップ派』22.8%:『サイズ縮小派』30.0%で 『サイズ縮小派』の方が多いという結果に。女性は男性よりも”価格が変わること”にシビアである、という事が伺える。 ■調査概要調査方法 : インターネットを利用した市場調査調査期間 : 2014年4月4日~4月18日有効回答数 : “アンケート回答の1か月以内に店舗で買い物をした”DIMSDRIVE登録モニター男女6,726人記事引用元: PRTIMES
2014年05月29日4月に消費税も5%から8%へ増税され、3%分の負担増がジワジワとボディブローのように効いてきている頃ではないでしょうか。さらに、今年のゴールデンウィークは4連休があり、ついついお金を使い過ぎてしまったご家庭も多いことでしょう。毎年のことですが、スノーボードをこよなく愛している我が家では、シーズン終わりのGW明けが1年で最も家計が苦しい時期になります。冬にトコトン滑り、GWで最後までしつこく滑りに行くと、家計を圧迫してしまうのです。「ファイナンシャルプランナーなのだから、もっと計画的にしているはずでは?」という疑問の声も多く聞こえてきそうですが、人様の家計管理はできても、自分のことはなかなか難しいものです。という言い訳はほどほどに、家計がピンチに陥るこの時期ならではの節約のポイント3つをご紹介します。1、思いきった模様替え過ごしやすい気温であるこの季節は、水道光熱費を大幅にダウンできるはずです。肌寒い日にエアコンやこたつなどの暖房器具を気軽に使ってしまわないよう、冬は終わったのだと気持ちにもケジメをつけておきたいですね。強制的に暖房器具を片付けてしまい、家電やインテリアを春夏仕様に模様替えすると効果倍増です。2、朝風呂にしてみるパパの帰宅時間が遅いご家庭なら、気温が高めの日はシャワーで済ませ、お風呂の追い焚き機能の利用回数をなるべく減らすようにするのも1つの手です。ただし、シャワーの流しっぱなしは厳禁。以前、株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵さんの講演会にて、家族の入浴時間を朝にしているというお話を伺った時は目からうろこが落ちる思いでした。1度追い焚きをするのに約2.8円も掛かるという試算もあります。お風呂には、家族続けて入れる工夫をしてみましょう。朝風呂も気持ちいいものですよ。3、「必要な分だけ」を心がける電気ポットや炊飯器などの保温もゼロを心がけましょう。お湯は必要な時に必要な分だけ沸かせばいいのです。ウォーターサーバーも電気代だけでなく、毎月の水代と維持費が意外と掛かる金食い虫です。本当に必要なのか見直してみましょう。水道光熱費の他にも、この季節は抑えられる家計項目はいろいろあります。賢く節約すれば、お弁当セットとレジャーシートを持って、気持よく休日を楽しみたいですね。使い過ぎた分は、節約で早めに取り戻しておきましょう。
2014年05月28日なかなか収入は増えないのに、消費税増税や保険料の値上がりなど、今後も手元に残るお金を減らす予定は目白押し。そこで、効果が高くてラクにできる節約方法を2つご紹介します。目をつけるポイントは、変動しやすい食費などから見直すのではなく、通信費や保険料など継続的に発生する固定費から見直しをするのが王道です。固定費は一度削減してしまうと効果が持続するので、トータルでの節約効果が大きく見込めます。早速、固定費の見直しポイントを一緒にチェックしていきましょう。1、毎月の新聞代は本当に必要?毎日何気なく読んでいるその新聞、本当に払った分だけ読めていますか? 隅から隅まできちんと読めていて、その情報を生活やお仕事に活用されているのなら、新聞代は浪費ではなく投資になります。そのまま購読を続けて問題ありません。反対に、決まったページしか読んでいない方、見出し程度しか読めていない方は、新聞をやめる方向で検討してみてはいかがでしょうか。新聞を契約していなくてもニュースをキャッチする方法はいくらでもあります。証券会社の口座をもっているのなら、日経新聞の記事が無料で読めてしまう証券会社もありますし、スマートフォンやタブレットをご利用の方なら、アプリでニュースが無料で読めます。代表的なニュースアプリには『エキサイトニュース』や『Smart News』、『Gunosy』などがあります。通勤電車の中や、リビングなどで、いつでもどこでもサッとニュースがチェックできちゃいます。2、現代の5大支出の1つになる勢いの通信費を見直す住宅資金、教育資金、老後資金、保険料が「人生の4大支出」と言われています。そこに最近では通信費が加わり「5大支出」として、家計を圧迫する原因の1つとなっている家庭も少なくありません。携帯電話代、インターネット代に有料チャンネル代など、月々の金額は許容範囲だと安心していませんか? そこで、毎月の通信料の35年分の金額を算出してみましょう。ご家庭によっては、高級車やマンションが購入できる金額になってしまうのではないでしょうか。生活を便利にしてくれる通信費ですが、目に見えず、手元に何も残らない儚い支出でもあります。そこまで払う必要があるのか、携帯電話プランの見直し、不要な有料サービスの整理をシーズンごとに行っていきたいですね。新聞代に通信費の見直しで、1ヵ月1万円ほどの節約効果が見込める場合もあります。本当に必要なもの、好きなものにお金を掛けていけるよう、見直ししてみましょう。
2014年05月27日毎月のお給料日前にはお財布の中がピンチ! なんてことになっている人はいませんか? 家計簿をつけてきっちり家計を管理して、少しは貯金もしたいと思っている人は多いはず。でも、毎日いちいち家計簿をつけるのはやっぱり面倒ですよね。そこでとっても便利なのが、家計簿アプリ「ReceReco(レシレコ)」。これはレシートを撮影するだけで、日付やお店はもちろん、品目から値段まで全てをデータ化して記録してくれるというもの。家計簿をつけるのが面倒になるのは、レシートを見ていちいち支出の内容を記録していくところだから、それが一回のシャッターで済んでしまうのだから画期的。これなら簡単に続けられそうですよね。品目は、食費や日用品費、被服費、交際費、美容健康費といった費目で細かく分類できるうえ、それをグラフにしてくれるので、何にお金を使っているかが一目瞭然。これで無駄使いが防げそう!?また品目には写真も入れられるので、カフェに行ったときなどはスイーツの写真を入れてみるのも楽しそう。ただの家計簿ではなく、お買い物の思い出を記録するツールとしても便利です。他にも、CSVファイルに出力することができるので、EXCELで編集できたり、Evernoteにも出力可能。Web家計簿&資産管理サービス「マネーフォワード」、「MoneyLook®」とも連携しています。そして何よりも簡単で、カメラで撮って記録するという点が楽しめるので、飽きずに続けられるのかも。既にiPhoneで120万ダウンロードを記録し、家計簿アプリで初めて国内App Storeの無料総合ランキング1位を獲得したというのもうなずけます。そのアプリのAndroid版がいよいよスタート。Android版では、Woman.exciteでプロの料理家が考案した料理レシピを提供する「E・レシピ」や、あなたの街のチラシが検索、閲覧できるデジタルチラシのポータルサイト「Shufoo!」との連携も始まります。「E・レシピ」が提供する料理のプロが栄養バランスを考えた主食からデザートまでの4品からなる献立を毎日提供してくれるから、「ReceReco」のレシピコーナーからレシピを見ながら「Shufoo!」を参考にお買い物をして、そのお買い物の内容を「ReceReco」に記録するという、とってもスムーズな流れを実現。他にも、キャンペーン応募機能などとの連携も加わったほか、利用頻度の高いグラフ機能では、月別の推移が一目で分かる全体グラフ、大費目グラフのタップによる小費目表示など、大幅にバージョンアップ。これらのAndroid版に先行導入した新機能は、来年2月にiOS版でもスタート予定。今すぐ「ReceReco」をダウンロードして、今日のお買い物からレシートは必ずもらうようにしましょう。あとはそれを撮影するだけ。それだけで、賢いお買い物女子に変身! もう毎月貯金するのも夢じゃない!?【アプリ概要】アプリ名:ReceReco価格:無料ダウンロードはこちら (Android版) (iOS版)
2013年12月20日貯蓄が苦手。でも、子どもの頑張りを応援したい!そんなあなたにこっそり教える「やりくりの極意」です。教育資金は先が読めるもの。教育費の無駄遣いを防ぐ仕組みをつくることで、私立入学後のゆとりを築くことができます。私立受験を乗り切るために、今すぐに始めたい3つのことをご紹介します。これからかかる教育費をシミュレーションする夢は具体的にイメージして行動計画を立てることで、実現していきます。私立校に子どもを通わせるとどれだけのお金が必要になるのか、というお金の流れを整理しましょう。私立受験の場合、受験対策の塾に入るというのが一般的です。小学校受験の場合は年中児の10月頃から、中学受験なら小学4年生頃から入塾することが多いようです。まずは、下記表「教育費シミュレーションシート(PDFファイル)」をプリントアウトして子どもの年齢を書き、近所の進学塾の費用を調べて書き込みましょう。金額は千円以下を切り上げて、万円単位で記載してください。次に、志望校の学費を調べて、「何歳のとき」に「どれだけのお金がかかるのか」を整理していきます。学費情報はグーグル等の検索エンジンで「○○中学?学費」等で検索するとわかりますし、東京都等の一部の地域では「私立中学校の初年度納付金」「私立高校の初年度納付金」等の名称で、都道府県内の私立校の学費一覧を掲載している自治体もあるので、参考にされると良いでしょう。 ★ 平成25年度?都内私立中学校の学費の状況 ★ 平成25年度?都内私立高等学校(全日制)の学費の状況 将来の進学先の希望が固まっている場合は、その志望校の学費を書き込みます。明確な希望がない場合は、当コラム『No.2 家計に占める「学費・習い事」のボーダーラインはありますか?』の表2「学年別 教育費の推移(子ども1人にかかる1年間の教育費の平均)」を参考にしてください。収入を3つの専用口座に分ける私立受験を目指すご家庭に今すぐしていただきたいのが、「教育費口座」の開設です。そして、教育費の予算として「収入の15%(住居費と合わせて年収の40%以下が上限)」を毎月「教育費口座」に振り分け、学費、塾、習い事、部活動にかかる費用をそちらから支払うようにしてください。「教育費」と「生活費」、「教育費以外に使う貯蓄」を分けて管理することで、計画的に教育費を貯めることができます。普段の生活費と分けて管理するのは、教育資金として使えるお金を明確にしておくためです。教育費は、他の支出に比べて財布の紐が緩みやすいもの。成績が下がったら塾に行かせたくなりますし、私立や公立の中高一貫校を狙える学力があれば、受けさせてあげたいと思うでしょう。有名進学塾は完全実力主義なので、上位校を目指すクラスに入るために家庭教師を雇ったり、塾のテスト対策のための個人塾に通ったりすることもあるようです。こういったことを考えても、予算をしっかり立てておくことが重要です。面白いデータがあります。国の教育ローンを利用している家庭の高校・大学に支払った教育費(日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果?平成24年度」)と一般的な教育費データ(文部科学省「子どもの学習費調査(学習費総額、私立)」「私立大学初年度納付金(私立文系)」)を比較したものです。※私立大学(文系)の場合は学校外学習費を含みませんこれをみると、教育ローンを借りている世帯の教育費支出は私立高校、大学における実費を上回っており、教育費の支出のコントロールは難しいようです。予算を立てて、余裕のあるうちにしっかり蓄え、私立入学後のスクールライフの基盤を作りましょう。予測年間教育費と収入の15%、過不足を計算する最後に、教育費シミュレーションシートに書き出した金額が、年収の15%以下に収まっているかを確認しましょう。そして、教育費の予算オーバーが私立入学後にわかった場合は、教育費以外の生活費を見直したり、年収を上げる行動をとるなど、収支を改善する策を検討していきましょう。経済面を考えての志望校の見直しや特待制度の活用等に関しても、親子で話し合って決めてください。筆者のコンサルティングを受けたご家庭のなかには、実際にどれくらいの費用がどのタイミングで必要になるかを理解できたことで、夢を実現された親子もいらっしゃいますし、別の夢を追いかけられるようになった親子もいらっしゃいました。いずれのケースも現実を正しく直視することで、教育に使える費用(予算)が明確にわかってよかったとおっしゃっていました。将来の教育費を予測し、早い段階から年収の15%を教育費口座に振り分け、無理のないよう計画的に教育費を準備していきましょう。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2013年12月19日勉強、運動、ダイエットは、続けたいけど続けられない三大習慣ですが、家計簿に関してもそう思っている人は多いのではないでしょうか。家計簿を続けられなかったり、記帳しているけど効果がなかったりするスマホユーザーにオススメなのが、「家計簿アプリ」です。家計簿は本来、毎日付けて支出をコントロールすることや、自分のお金の使い道を知ることが目的ですが、そのツールとして家計簿アプリを活用するのです。あなたの浪費のクセを知り、それに基づいた予算を立てることで、日々のお金の使い方が変わります。今回は、家計簿アプリを使ったカンタン家計管理術をお話しします。レシートを集めて、レシートのない支出だけを入力するこれからお伝えするスマホを使った家計管理のルールは、次の5つです。 家計簿アプリ「おカネレコ」(無料)をダウンロードする※レシートの自動認識機能があるものであれば他のアプリでもOKです。ただ、私が試した中でもっとも使い勝手が良かったのはこのアプリです。レシートをとっておき、封筒に入れるレシートのない支出は手入力する空いている時間にレシートの写真を撮る3ヵ月続けるたったこれだけです。レシートの出る買い物をしていれば、手入力する必要はありません。レシートの出ない買い物をするほうが少ないと思うので、大半はレシートを集める作業と思ってください。意識してレシートをとっておくと、お財布がレシートでいっぱいになってしまうので、家に帰ったらお財布からレシートを取り出す習慣を付けておくといいですね。レシートいっぱいのお財布は、お金が逃げていってしまいますよ~(笑)。スイカ等の電子マネーに関しては、チャージの領収書をとっておいてください。使った分を手入力する必要はありません。クレジットカードで払ったときはお店からレシートがもらえるので、問題ないですよね。とっておいたレシートは空いた時間にアプリを立ち上げて、スマホで写真を撮ります。すでに設定されているカテゴリーの1つを選んでレシートを撮影するだけで、自動認識機能で「いつ」「どんな商品を」「いくら使ったか」がアプリに入力される仕組みです。たまに誤認がありますが、手入力で修正することは可能です。友達と行った居酒屋のレシート等、レシートが長い場合は手入力に切り替えたほうが簡単です。お金の使い方は人それぞれ。それを知ることが大切家計簿アプリを使ったこの作業の目的は、「あなたのお金の使い方を、あなた自身が理解する」こと。お金が貯まらない人の大半は、贅沢はしていないのになぜかお金が消えていく、というもの。数多くの家計診断を行いましたが、8~9割のお客さまがこのタイプです。一見無駄なことはしていないように見えるご家庭も、お金の流れを整理していくことで問題点が透けて見えるようになります。よくあるケースが、「こんなに食費がかかっていたっけ?」というものです。共働き夫婦に多いのは、「自炊しようと食材を買い置きしていたけど、疲れちゃって外食しちゃった」というケース。このために、食費が10万円以上かかっている家庭もあるかと思います。なんとなく続けていることが、家計を圧迫しているのです。こういった「家計のクセ」をあぶり出して、適切な予算設定に修正し、家計管理の習慣を立て直すことが今回の目的なのです。ちなみに、私が仕事で行っている個人コンサルティングは、「1,本人申告(家計簿等を付けている場合)」「2,通帳と給与明細」「3,家計簿アプリ(相談申し込み後に行っていただいています)」のいずれかのデータをもとに“家計の見える化”を行っています。あなたが改善したい「浪費のクセ」を見つけよう3ヵ月間この作業を続けたら、集計を出します。そうすると、自分の感覚とズレている部分があるはずです。それが家計改善の糸口。「こんなに使いたくない」という部分を、使わないで済むような仕組みを考えていきます。たとえば、日用品費や食費が多いという家庭に話を聞くと、チラシをくまなくチェックして、毎日買い物に行っている、という話をよく聞きます。このような場合は、チラシを見ないで、必要な分を必要なだけ買う生活をアドバイスしています。お店には、訪問者に1つでも多くの商品を手に取り、買ってもらうための創意工夫が溢れています。そんな魅惑的な場所に行く回数を減らすというのも、効果的だったりします。自分がたくさんお金を落としているところはどこかを知り、それが必要なものかを考えてください。必要なものであったら、それ以外の支出を減らす工夫をすればいい。もっと支出を減らしたいと思ったら、浪費につながる習慣を断ち切り、お金を大事に使える仕組みを取り入れればいいのです。これで、「なぜか貯まらない」は解消していきます。まずは3ヵ月。レシートを集めることから始めましょう。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2013年11月28日お子さまの将来を考えて、習い事や幼児教育、塾への加入を検討されているパパ、ママによく聞かれるのが「教育費の目安」。現状の家計では問題なく払っていけるけれど、5年後、10年後の生活は大丈夫なのか、長期的な視点でアドバイスをしてほしいというものです。相談現場では各家庭の状況に応じたキャッシュフローを作って確認するのですが、「ざっくりと、いますぐ知りたい!」という人のために要点をまとめてみました。習い事等をスタートする前に、親として押さえておきたいお金のチェックポイントです。家計に占める教育費は15%以下にする日々の相談現場等をもとに私が独自に検証したところ、家計のやりくりに無理がなく、コンスタントに貯蓄を続けられている家計支出は下記の表1の通りです。年収500万円であれば教育費を75万円までかけてよいというのは、金額が高すぎるのではないかと思う人もいるかもしれませんね。子どもが生まれたばかりの家庭だとピンとこないかもしれませんが、教育費には大きな波(家計への負担が重くなる時期)と小さな波(そうでもない時期)があります。小さな波の時期(0歳~幼稚園に通うまでと、小学1~4年生くらいまで)にビッグウェイブに備えて基礎体力(資産)を蓄えておき、大きな波がやってきたときにそれまでの備えと知恵で華麗に乗り切る。それができるかどうかが、将来のゆとりにかかっています。幼稚園時代をいかに乗り切るかが鍵第一の波は「幼稚園」に通うタイミングです。幼稚園には公立と私立がありますが、公立幼稚園がほとんどない地域も少なくありません。多くのご家庭では、幼児1人あたり月額3万円程度の負担を強いられることが多いようです(表2)。(単位:円)資料:文部科学省「平成22年度 子どもの学習費調査」より執筆者作成資料:文部科学省「平成23年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果について」、国立学校の標準授業料(平成25年度)、日本政策金融公庫「平成24年度教育費負担の実態調査」(仕送りの平均値使用)より執筆者作成この時期に「仲良しの●●ちゃんが通っているから、同じ教室に…」等と安易に習い事を増やしてしまってはいけません。幼児のうちに才能を伸ばしたい親心はわかりますが、子どもの習い事は一度やり始めると経済的な理由ではやめにくくなります。また、2人目、3人目のお子さまを予定されている場合は、その子どもたちも同じ習い事を始める可能性が高くなることも覚悟する必要があるでしょう。対策は大きく2つじゃあ、どうしたらいいの?というところですが、家計に占める教育費負担を軽減する方法は大きく2つあります。1つは、収入を上げる方法です。幼稚園ではなく保育園に預けて、ママが働く(または働く時間を延ばす)ことで世帯年収を上げ、家計に占める教育費割合を抑えます。実例を紹介しましょう。神奈川県横浜市在住のAさん一家(年収500万円※前年度に納めた所得税額11万7,500円)は4人家族。パパ35歳、ママ32歳、長男5歳、次男3歳です。専業主婦だったママが年収100万円程度のパートを開始して、2人の子どもを保育園に預けた場合の収支の変化は次の通りです(保育園は平成25年度の保育料を、幼稚園はAさんが実際に通っていた幼稚園の保育料を記載しています)。家計収入:(Before)年収500万円(パパ500万円+ママ0円)→(After)年収600万円(パパ500万円+ママ100万円)学校教育費:(Before) 長男月2万4,000円+次男月2万9,000円=月5万3,000円→(After)長男月2万6,800円+次男月9,400円=月3万6,200円世帯年収が100万円アップするので、教育費のボーダーラインが年75万円から90万円に増えます。一方、学校教育費は年63万6,000円から43万4,400円に下がるので、1人あたり月1万9,400円の習い事に通っても、年収の15%以下の範囲で収まるようになりました。喜んだAさんは、夫婦の希望であったアクティブイングリッシュを学べる教室に子どもたちを週2日通わせることができるようになりました。積立も年収の10%以上のペースで続けられています。保育園は居住地域、子どもの年齢、世帯が納めた前年度の所得税、預かり時間(延長保育の有無)、その保育園に通っている子どもの人数等によって料金が異なります。一方、幼稚園は学校と子どもの年齢、スクールバス利用の有無等によって料金が変わります。ママの年収を100万円以下にすれば、世帯が納める住民税・所得税、社会保険料は変わりません。ママが働くことで外食や衣服費等の出費が少し増えましたが、それを上回る余裕を生み出すことができました。もう1つの方法は「お金をかけずに子どもの能力を伸ばす工夫をする」。習い事は小学生になってから、と決めてしまうのです。お金がかかる幼稚園時代は第三者の指導ではなく、親主導で本人の能力を伸ばしていくことになります。絵本の読み聞かせやお買い物ごっこ等の遊びを通じて、さまざまな情緒を育てることができます。テレビやラジオの子ども英会話を親子で聞くのもいいですね。ママも英語が上達して一石二鳥です。私のお客さまの中には、インターネットで幼児向けのプリントを無料ダウンロードしたり、通信教育の会社から送られてくる無料DMを使ったりして勉強ごっこをしているご家庭もありました。教育費を年収の15%以下に抑えると決めると、さまざまな工夫が生まれます。収入を増やす道もお金をかけずに子育てをする道も、いずれも尊い行為です。あなたの教育方針にあった方法で第一の波を乗り切ってください。そして、公立校に通っている期間にしっかりと教育資金を貯めましょう。10歳までにどれだけ貯蓄を増やすことができるかが、将来のゆとりの1つのバロメーターになります。私立受験を検討しているときは表2でわかるように、小・中・高校・大学の学校教育費は公立と私立で大きな格差があります。小学校から私立に入れたい場合は、表2の年間学習費総額(学校教育費+給食費+学校外教育費)が子育て期間中ずっと年収の15%以下になっているかがポイントになります。その際、塾の費用も織り込むことと、子どもが複数いる場合はいずれも私立に行くと仮定して確認することが重要です。第二子、第三子は、第一子が歩む道を歩もうとする傾向が高いからです。学費がかかるすべての期間を通じて年収の15%以下に収まっていて、貯蓄もできていれば、受験に挑める家計状況といえます。キビシイ場合は中学受験に照準を変え、中学、高校、大学時の貯蓄取り崩し部分を10歳までに貯めるマネープランをつくる、または将来の教育費負担に備えて年収アップの道を探る取り組みを行っていきましょう。教育費を理由に子どもに進路を選択させてみよう余談ですが、友人B子の長女で、私立中学に通うか、幼い頃から続けてきたバイオリンをとるかの二択を迫られたCちゃんがいました。Cちゃんは悩んだ末「バイオリン」と答え、年1回の海外演奏旅行に出かけるために、費用の安価な通信教育中心に受験を乗り切り、有名公立進学校に入学しました。大学入試も一発で決め、いまや素敵な女子大生です。小学校の高学年位になると、適切な情報を与えさえすれば、彼女のように将来を左右する決断ができるようになります。「わが家で負担できる教育費はここまで」とはっきり打ち出すことによって、子ども自身が工夫して生活するようになります。そういった経験なしに親に言われるがままに奨学金を借り、社会人になって返済の通知が届いて事の重大さに気付く人が後を絶ちません。結婚・出産を経てなお奨学金の返済を続けるのは、想像以上にたいへんなことです。夫婦で奨学金を借りていた友人は、貯金がなかなかできないと嘆いていました。教育費のボーダーラインを設け、習い事や塾の費用を親子で話し合うことは、将来のゆとりの面からも、子どもの金銭感覚を育てる意味でも価値のある行為です。将来の教育費負担を見据えながら、計画的に習い事・塾の費用をコントロールしてくださいね。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2013年11月14日家計簿はつけ始めたものの、「このお金、どう記帳しよう?」と、迷うコトはないだろうか。それを放置していると家計簿をつけるのは、ジ・エンドとなってしまう。これが、“家計簿が3日坊主”の王道だと考える。私自身、家計簿をつける上で迷うことは多々ある。 「3日坊主にならない家計簿術その1」 に続き、実際の記帳をする際、どう考え対処したか、について今回はご紹介したい。■費目で迷ったら「日用品」に記帳「これ、何費につけたらいいんだろう?」と迷うのが、家計簿つけの最初の壁。そこで止まってしまっては、家計簿は続かない。私は「費目で迷ったら、日用品に記帳しよう」と決めた。理由は、そう決めておけば、家計簿つけがストップしないと思ったから。しばらくそれで続けてみたら、自分がどんな費目つけに迷うかが見えてきた。我が家の場合は、子供関係のお金が迷いどころだった。文房具や衣類、月謝、医療費、子供関係のお付き合い…。これらの費目分けして記帳するのが面倒になったので、すべて一括して書き込める「こども費」という項目を新設することで対処した。■家計簿は、現金出納帳だと割り切る水光熱費や新聞代といった銀行口座から引き落としされるお金を、私は家計簿に記帳しない。最初はカード明細や銀行の通帳から転記していたが、ある時「これをリファーすればいいじゃん」と思った。以後、引き落とし分は、半年毎にカードの明細表や通帳から数字を拾い、エクセルで管理している。「家計簿は現金出納帳だ」と割り切ることで、日々の記帳はかなり簡略化される。引き落としされるお金は、専用口座を作り、月に一回一定額を入金する。最初は目安がわからないかもしれないので、我が家の水光熱費の年平均を紹介しておく。「電気1万3千円、ガス7,000円、水道5,000円」。■水光熱費は節約しないちなみに水光熱費というと、節約するものの代名詞のようだが、私は節約を気にしていない。金額を見て欲しい。電気代は洋服を1着、ガスや水道代は外食を1回我慢する程度のお金だ。それでのびのびと、たっぷりした気持ちで1ヶ月家族過ごせるのなら、金銭的な意味での節約は不要と考えている。(エコ的視点でエネルギーは大切にすべきだとは思っているけれど)■修繕積立金を積み立てる「大きな買い物」。これも家計簿つけのペースを狂わす大きな要因だ。そもそも。「金額いくらからが、大きな買い物なのか?」という話から始めなければならない。我が家の場合は、1週間2万5千円の現金で暮らすことにしているので、3千円以上は、「大きな買い物」として日常の生活費とは別処理をしている。別処理とは何か? それは「修繕積立金」という積立を毎月1万円して、そこから支払うのである。貯蓄と違うのは、このお金は使うことを前提に貯めている点。このお金を上回って「大きな買い物」をしてしまった場合は、貯蓄から補填する。貯蓄から補填した分は、次のボーナス時には補填するよう心がけている。文章/楢戸ひかる
2013年10月29日【2013年度版 女性の再就職特集】・[第1回] 「扶養の範囲」で注意すべき2つのライン ・[第2回] 実際に試算! 扶養の範囲内で働くのは本当にオトク? ・[第3回] データで検証! 母の理想の再就職適齢期は? の続きです。「再就職の第1歩は、とらぬ狸の皮算用から!?」 時給1,000円で働くと、手取りはどれくらいになる? お話は税理士の羽田リラ先生に試算伺いました。(この記事は2013年8月現在の法律、情報に基づいて書いています)■時給1,000円、これくらい働いたら手取りはいくら?再就職を後押しするのは、実際に貰えるお金の計算をしてみることに限る! では、時給1,000円で働いた場合、手取り額はどれくらいになるのだろう? 概算見込み額を羽田先生に試算頂いた。■働き方別メリット・デメリット上記でおおまかな賃金目安がついたのなら、次は「どうやって稼ぐか?」を考えてみよう。今は正社員、パートの区別だけでなく、在宅ワークやフリーランス、派遣社員など働き方は選択肢増えている。家庭とのバランスをとるために、今の自分に合った働き方を考えてみることはとても大事なこと。それぞれの働き方のメリットとデメリットを考えてみよう。■家庭を持つ女性が働き続けるための3ヶ条最後に家庭を持つ女性が働き続けるための3ヶ条を羽田先生伺った。1 ひとりでがんばりすぎない「日本はお母さんに厳しいですよね」と羽田先生。「お母さんだから」という理由で、家事と育児も、そして仕事まで母が全てをちゃんとやる必要はない。それは先生がオーストラリアに住んで実感したことだそう。「手の抜きどころを見つけて(笑)、上手に息抜きをしましょう」。2 家族の協力は不可欠!「母が働くためには、夫や子どもの協力は不可欠」。羽田先生は、忙しい時期には実家からお総菜の冷凍便を送ってもらってとても助かったそう。母が働くためには、夫や子ども、実家の協力は必要不可欠! 母が働くことについて、家族や実家との話し合いをしてみよう。3 働く理由や目的を明確にする「家族の協力を得るためには、働く理由や目的を明確にしましょう」と羽田先生。 女性が働くことに関するデータ を見せたりなど客観的事実を踏まえつつ、妻が働きに出る理由を相手(家族)にきちんと説明できるように整理しよう。ちなみに羽田先生の働く理由は「経済的な理由はもちろんありましたが、二人の娘に“これからの時代は女性も働くのよ”ということを自分が働くことで見せたかった」とのことだ。取材/楢戸ひかる【2013年度版 女性の再就職特集】・[第1回] 「扶養の範囲」で注意すべき2つのライン ・[第2回] 実際に試算! 扶養の範囲内で働くのは本当にオトク? ・[第3回] データで検証! 母の理想の再就職適齢期は?
2013年08月31日先行き不透明な時代、妻が働くことで、家族の将来の選択肢は広がります。お話はご自身も再就職ママである税理士の羽田リラ先生に伺いました。(この記事は2013年8月現在の法律、情報に基づいて書いています)■「扶養の範囲」のメリットは、大きくわけて二つ妻が働くことを考える時、まず気になるのが「扶養の範囲」のことだ。そこで最初に整理しておきたいのは、「扶養の範囲」と一口にいっても、メリットは大きくわけてふたつあるということ。一つ目のメリットは、税金が安くなる点。二つ目は、サラリーマンの妻の場合、社会保険料が免除になる点。ちなみに自営業者の妻の場合は、もともと個人で独立して社会保険料を支払っているので二つ目の話は残念ながら関係がない。「税金が安くなること」、「社会保険料が免除になること」のための、妻側の収入ラインは、税金・社会保険料それぞれ違ってくる。■税金は103万円以下がライン税金面は、妻の年収が103万円以下だと「 配偶者控除 」が受けられて夫の税金が少なくなる。たとえば夫の年収が500万円で妻が専業主婦の場合は、年間7万1千円ほどの税金が安くなる。妻の収入が100万円を超えると(※)と妻は住民税を払うことになるが、年収102万円なら6,000円程度。つまり、妻の年収が103万円以下なら、妻の年収のほぼ全額が世帯収入にプラスされることになる。また、夫の会社の家族手当などの支給要件が、「年収103万円以下」というところも多いので、こちらも一度確認してみよう。妻の年収が103万円から141万円の間は、「配偶者控除」にかわり「 配偶者特別控除 」が受けられるので、税金が妻の所得に応じて段階的に安くなる。妻の年収の額によって、「妻が支払う税金」、「夫の税金の控除」がどうなっていくのかは下記の表にまとめてみた。※自治体によって異なるので、お住まいの市町村に確認を!■社会保険は130万円未満がライン実はサラリーマンの妻が「扶養の範囲で働きたい」と考える場合、一番気をつけなければならないのは、社会保険の130万円のラインだ。なぜなら妻の年収が130万円以上になると、妻が自分で社会保険料を支払わなければならないからだ。(ただし、年収130万円未満でも正社員の3/4以上働いた場合、妻が社会保険料を支払う必要がある)。妻の公的年金を国民年金にした場合、月々の保険料は15,040円(平成25年度)、この他に健康保険料も支払わなければならないので、出費は大きい。勤め先で健康保険や厚生年金に加入できる場合でも、それなりの負担額となる。■妻の年収130万円以上160万円未満は注意!では妻の年収が130万円を超えた場合、世帯年収はどうなるのだろう? 羽田さんに試算して頂いた。たとえば夫の年収が500万円で、妻の年収が140万円の場合、妻は社会保険料も負担する(※)ことになるため、世帯収入は約113万6千円増となる。これは世帯年収としてみると妻の年収が120万円時の試算結果より少ない。つまり、妻の収入が130万円以上になると、一時的に妻の年収が130万円未満の時よりも世帯年収が少なくなるゾーンがある。妻が入っている社会保険、夫の年収にもよるが、目安としては、妻の年収130万円以上160万円未満あたりだ。妻の年収が160万円を超え出せば、世帯収入は約124万6千円増で、120万円の時よりも多くなる。妻の年収が130万円を超えそうならば、いっそ160万円を目指す!?※130万円を超えるパートの場合、勤め先の社会保険に加入する場合も多いので試算は妻が勤め先で社保に加入した場合で計算取材/楢戸ひかる
2013年08月29日連載コラム『あなたの家計簿見せて! ”給料減少時代”の家計診断』では、相談者のプロフィールと実際の家計簿をもとに、5人のFPが順番に、相談者の家計に関する悩みについての解決策をアドバイスします。【相談内容】長男が再来年小学校に入学します。中学受験が大変だという話を聞き、小学受験をさせて、小学校から私立に行かせたいと考えていますが、小学校から私立に行く場合と、中学校から私立に行く場合とお金的にはどちらが親の負担が少ないのか教えてもらいたいです。【プロからの回答です】お子様の進学に関しては、親であればどなたも悩むことかと思います。なるべく苦労をかけずに大学まで行かせたいのが親心でしょう。しかし、エスカレーター式ですべて私立の学校に行けばお金がかかります。反対にすべて公立の学校であればお金はかかりませんが受験という苦労が待ち構えています。教育に関して、早くから考えることは非常に大切なことですので、詳しくみていきましょう。(※詳細は以下をご覧ください)幼稚園から高等学校までにかかる教育費(出展:文科省「子どもの学習費調査平成22年度」)大学入学から卒業までにかかる費用の目安(出展:朝日新聞デジタル版)教育費総額の公立と私立の差については、最も差が大きいのが小学校で私立が公立の4.8倍、次いで中学校の2.8倍となっています。幼稚園3歳から高等学校3年生までの15年間においてすべて公立に通った場合では、約504万円、すべて私立に通った場合では、1,702万円となり、約3.4倍の差があります。もし、お子様が2人とも高校まですべて私立の学校を選択すると、3,404万円もかかります。さらに私立大学(お子様が男子なので理系と仮定)の費用も加算すると、なんと4,386万円にもなります。首都圏のマイホーム1軒分と同じですね。特に村田様の場合考えて欲しいのは、ご主人の病気や事業がうまくいかなくなった時に収入がすぐに途絶えてしまうことです。そうなると、せっかく私立に入ったのに途中で公立に変わらなければいけなくなり、お子様に心の負担をかけることになるかもしれません。あらかじめ4,000万円くらい貯金をしてそれを取り崩していくのであれば問題ありませんが、そんな貯金は若い時にはあるはずもありません。また、お子様の教育費でお金を使ってしまい、老後の資金がないということもよく聞く話です。初めにも書きましたが、私立と公立の費用の差が一番大きいのが小学校です。私立小学校では、月々約10万円の費用がかかります。これが2人ですと月々20万円。果たしてこの費用を賄うことが可能でしょうか? 今の家計から考えるとお子様が2人とも私立の小学校に通った場合、報酬の半分が消えてしまいます。これでは、本来重要な生活費が不安です。どこにも行けず、おしゃれもできず、家でじっとしている生活が浮かんできます。そこで、お子様を私立の学校へと考えるのであれば、中学校からがベストかと思います。奥様もフルタイムで働けますので、家計への負担が少ないのです。確かに小学校受験と中学校受験を比較した場合、中学校の方が難しいのは事実です。しかし、勉強をするのはお子様です。お子様が、○○中学へ入学する強い意志を持っていれば合格するでしょうし、公立でもいいと考えていれば無理かもしれません。中学校受験であれば勉強をする本人の意思を尊重すべきでしょう。自営業の場合サラリーマンと異なり、毎月決まった給与がなく、いつ収入がダウンするかわかりません。また、個人の自営業であれば厚生年金もなく老後が不安ということも考えられます。自営には自営のメリットがありますが、重要なことは何が起きてもいいようにある程度貯金をすること。その意味では毎月7万円を貯金していることはいいことですのでこれを今後も続けて下さい。また、お子様の教育費として一人毎月1万円ずつ貯金をしているとのことですが、1万円×12ヶ月×18年=216万円(低金利なので、利息分は考えていません)。この金額では、大学入学時の2年分にしかなりません。できればお子様が中学生になるまでは、もう少しこの金額を増やしてみてはいかがでしょうか。奥様がパートで働けば十分可能かと思います。学校に関しては、大きな負担となる小学校ではなく、中学校から私立の学校がいいかと思います。無理をして小学校から私立に入学させれば、収入が安定していない自営業であれば今後お金のやりくりで大変なことが増えていくかと思われます。それよりも近くの公立の小学校で近所の友達と遊ばせ、その間に貯金に励み、中学校から本人に意志を確認して私立に通わせてはいかがでしょうか。案外、しっかりしたお子様に育ち、ずっと公立に行きたいとなるかもしれません。そうなれば、老後は悠々自適でのんびり過ごせことになるでしょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年08月29日連載コラム『あなたの家計簿見せて! ”給料減少時代”の家計診断』では、相談者のプロフィールと実際の家計簿をもとに、5人のFPが順番に、相談者の家計に関する悩みについての解決策をアドバイスします。【相談内容】今年の春就職したばかりの社会人1年目ですが、仕事で就任早々、配属先が名古屋で東京から名古屋に転勤になってしまいました。一人暮らしも初めてで家計管理もまだうまくできていません。また、彼女とは遠距離恋愛のため、通信費と交通費がかさみ、お金がなかなか貯まりません。どのようにやりくりしていけば、貯蓄ができる家計になっていくでしょうか?【プロからの回答です】慣れない場所で社会人生活を送ることになり大変でしょうが、きちんと家計管理をしていけば遠距離恋愛の彼女との結婚資金も貯めることができます。「先取り貯蓄」や「我慢いらずの節約」で、貯蓄ができる家計を目指しましょう。(※詳細は以下をご覧ください)まだ就職したばかりなのに転勤になってしまい戸惑っていらっしゃるようですが、スムーズに新生活を始められたのは、学生時代の貯金が一役買ったのではないでしょうか? 山下様は、すでに貯蓄できる力をお持ちのようですので、これからしっかり家計管理をすれば、結婚資金もうまく貯められそうです。当面は、一人暮らしをしながら結婚資金をどうやって貯めるかが課題ですね。「ゼクシィ結婚トレンド調査2012」によると、結婚にかかるお金の総額は444万円(※1)。その内訳は結納・婚約、結婚式、新婚旅行などです。その他、新生活の準備金として、住居を借りるための敷金や礼金、家具や電化製品をそろえるためのお金も必要です。結婚費用の大部分を占めるのは挙式・披露宴・披露パーティーの費用ですが、友人からのご祝儀で賄える部分も大きいものです。同調査によると挙式・披露宴・披露パーティーにかかる費用は約344万円(※1)、ご祝儀の総額は約226万円(※1)ですが、どのようなスタイルで行うのかによって費用も大きく異なります。彼女や両家のご両親の意向はどうなのか時期がきたら相談し、早く結婚したいならあまりお金をかけない方法を考えても良いでしょう。当面は、結婚資金として300万程度を目標に貯蓄していきましょう。余ったお金は、そのまま新生活の予備資金に回します。結婚資金として5年後に300万円を目標に貯蓄するならば、毎月いくらずつ貯蓄すればよいでしょうか? まだ、ボーナスがまだ支給されていませんし、いくら支給されるかもわかりませんので、毎月の給料だけで計算すると月に5万円の貯蓄が必要になります。どんな場合でも、貯蓄目標を達成するには「先取り貯蓄」が有効です。「余ったら貯金する」というスタイルですと、ついつい使いすぎてしまいます。給料から天引きできる財形貯蓄制度があればぜひ利用しましょう。なければ、銀行から自動で引き落としされる積立貯金を利用するとよいでしょう。給料が振り込まれる口座とは別の口座に貯蓄していくことで使い込みを防ぎ、お金をうまく管理できます。貯蓄をしたあとの給料でうまく家計をやりくりするには、先に予算別にお金を振り分けるのがコツ。光熱費や通信費は口座引き落としにし、彼女とのデートで使う交通費やレジャー費も別にしておきます。手元で管理するお金は、食費や被服費、日用品費などの生活費だけにし、さらに、5等分して1週間に使える金額を決めます。最後の週は日数が少ないのでお金が余る計算ですが、お金が足りなくなった時の予備資金とし、家計をうまくコントロールしましょう。現在は35,000円の貯蓄ができていますので、あと15,000円を捻出すれば目標の貯蓄額を達成できます。家計データを拝見しますとやはり交通費と通信費がかさんでいますね。新幹線のチケットはJR東海の会員制ネット予約サービス「エクスプレス予約」がお得です。東京~名古屋間の普通車指定席がEX-ICサービスなら片道9,820円、3日前までの予約等の条件付きのIC早得なら片道9,500円になります。エクスプレスカードの年会費1,050円が必要ですが、月に一度の利用で2,000円~3,000円を節約できますので利用を検討してみてはいかがでしょうか。また、格安チケットショップの回数券を購入することでも少し安くできます。次に通信費ですが、最近はスマートフォンの方が通話アプリを利用したり、定額料金を払って特定の相手と無制限で話せるプランを付けたりすることで携帯電話より料金を安くできる場合があります。現在、携帯電話を利用しているならスマートフォンへの変更を検討してみましょう。以上のような見直しで交通費、通信費は、8,000円程度節約できると思います。このように、毎月決まって出ていくお金を安くすることはできないか最新の情報をチェックすることで、あまり「我慢」することなく支出を減らすことができますのでうまく利用していきましょう。残りの7,000円程度は、食費や雑費などを少しずつ節約することで捻出します。こちらは、自炊したり、安い物を探したりといった手間がかかりますが、「結婚資金を貯める」という目標を達成するために頑張りましょう。一人暮らしに慣れてくるうちに、必要なものを買い足すことも少なくなり、支出も落ち着いてくると思われます。ボーナスが支給されたら、なるべく貯蓄に回すようにすれば、それだけ早く目標金額に到達できます。結婚後も、子どもができたりマイホームを取得したりといったライフイベントごとにお金のかかることが続きます。今のうちにうまく家計管理できる力をつけ、結婚後の生活につなげていけるように頑張りましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年07月26日節約が苦手で家計簿も続かない。家計ベタの上大岡トメ・47歳がようやくお金に向き合った・・・!『ずさんな家計を整えました。~ずぼらさんのためのお金安心塾~』は、著者の上大岡トメさんが「家計簿も節約も大の苦手」と言い切るファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんに出会い、一念発起してずさん過ぎる家計の立て直しをスタート!思わず「わかる、わかる!」とうなずいてしまうようなトメさんのお金の悩みを、ポイントごとにすっぱりと解決してくれる畠中さんとの掛け合いが楽しいコミックエッセイ。 >>「おうちスタイル」マネーコラムでの特集記事はこちら! これを読めば、誰でもずぼらさんを脱出できるはず!トメさんと同じく悩める家計ベタさんへ、おうちスタイル編集部もおススメの一冊です。■ずさんな家計を整えました ずぼらさんのためのお金安心塾・著者:上大岡トメ・監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子・定価:950円(税別)・発行:メディアファクトリー【応募要項】 ・応募期間:2013年5月28日~2013年6月18日・当選発表:商品の発送をもって、当選のご連絡とさせていただきます。 >>応募はこちらから
2013年05月28日前回から始まった連載コラム『あなたの家計簿見せて! ”給料減少時代”の家計診断』。相談者のプロフィールと実際の家計簿をもとに、5人のFPが順番に、相談者の家計に関する悩みについての解決策をアドバイスします。【相談内容】昨年第2子が生まれたので、自分の生命保険を見直したいと思っています。生命保険は友達のお母さんに加入を勧められ、言われるがままに入ってしまったので、実際のところ自分がどんな内容の保険に入っているのか、把握しきれていません。自分に何かあった場合、家族は大丈夫でしょうか?【プロからの回答です】保険を見直す際は、現在どのような保障内容になっているか把握した上で、必要な保障額がどれくらいなのかを知ることが大切です。一家の大黒柱である健太郎さんにもしものことがあった場合、実際どれくらいの死亡保障が必要なのでしょうか。計算の結果、中田家の「夫死亡後の収入」は約10,600万円、「夫死亡後の支出」は約13,050万円となり、必要保障額は2,450万円となりました。現在の健太郎さんの死亡保障は総額3,595万円で、必要な保障額よりも大きい保障となっています。その分高い保険料を支払っているともいえます。年金部分はそのままにして、一時金で受け取れる保険金額を減らすなど検討してみてもいいでしょう。(※詳細は以下をご覧ください)健太郎さんと尚子さんの加入されている保険はアカウント型といわれ、支払った積立金で必要な保障を組み立てて買っていく仕組みとなっています。現在の健太郎さんの主な保障内容は、以下のようになっています。死亡・高度障害状態の時、一時金1,795万円、年金120万円が15年間(総額1,800万円)けがや病気で2日以上継続入院の時、日額5,000円、手術の際一時金50万円災害や病気で通院の時、日額3,000円、災害での特定損傷の時5万円がんと診断の時、一時金25万円、入院した時日額5,000円7つの生活習慣病で入院したとき、日額1万円(120日まで)要介護2以上になった時、一時金200万円、年金120万円(終身)では、一家の大黒柱である健太郎さんにもしものことがあった場合、実際どれくらいの死亡保障が必要なのでしょうか。必要な死亡保障額は、「夫死亡後の支出-夫死亡後の収入」で算出することが出来ます。「夫死亡後の支出」は、残された家族の生活資金・子どもの教育資金・子どもの結婚資金・死亡時整理金・その他予備費などを合計したものです。「夫死亡後の収入」は遺族年金・老齢年金・死亡退職金・妻の収入・その他収入(学資保険や養老保険など)・現在の貯蓄の合計です。中田様の家計データをもとに、以下の前提で必要な保障額を算出してみましょう。夫死亡後の主な収入遺族年金:尚子さん38歳時から65歳まで総額約5,200万円(38歳から53歳:年間約176万円、53歳から55歳:年間153万円、55歳以降111万円)老齢基礎年金:尚子さん65歳から87歳まで総額約1,700万円夫死亡後の主な支出生活費:生活費は{現在の月間支出-(住居費+教育費+夫保険料)}×12月+旅行代+車両保険代=年間約290万円 妻・末子(22歳まで)21年間は×7割・妻のみ28年間は×5割で計算すると総額8,350万円教育費:保育園(月3万円)、小学校から高校までは公立、大学は私立文系とすると総額約2,300万円(※その他の収入・支出の前提は文末に記載してあります)計算の結果、中田家の「夫死亡後の収入」は約10,600万円、「夫死亡後の支出」は約13,050万円となり、必要保障額は2,450万円となりました。現在の健太郎さんの死亡保障は総額3,595万円で、必要な保障額よりも大きい保障となっています。その分高い保険料を支払っているともいえます。年金部分はそのままにして、一時金で受け取れる保険金額を減らすなど検討してみてもいいでしょう。また現在の保険は48歳の時に更新となりますが、同じ保障額の場合、年齢が上がるため保険料も上がると考えられます。必要保障額はお子様の成長とともに減っていくため、更新の時には、保障額を減額して見直しをしてください。別の保険を考える場合の見直し例も一つ挙げてみます。必要保障額より少し多めになりますが、500万円分を定期保険で、残りを収入保障保険で補うと考えた場合、41歳・男性では以下のようになります。A社定期保険500万円(10年) : 月額保険料1,910円B社収入保障保険(年金月額10万円・60歳まで・受取総額2,280万円) : 月額保険料3,180円保障総額は2,780万円で、月額保険料A・B社合計5,090円となります。現在支払っている月額保険料8,748円(定期保険と長期生活保障保険の合計)と比べ、大幅に保険料を減らすことが出来ます。次に尚子さんの死亡保障も確認していきましょう。死亡保障に関しては、尚子さんにもしものことが起こった場合は一時金として500万円が支払われます。月保険料が障害特約を付けて1,540円で、60歳時更新ですので、このままお持ちになってはいかがでしょうか。60歳時には下のお子様も大学を卒業する年になっているので、その後は更新の必要はありません。医療保障に関しては、健太郎さんは現在、月6,104円の保険料を支払っておられますが、入院日額を同条件とした場合、七大生活習慣病120日入院、先進医療、がん診断治療給付金が付いて、41歳・男性・終身払いで月保険料2,500円程度というものもあります。医療保障に関しては健太郎さんだけでなく尚子さんも一度見直してみてはいかがでしょうか。ライフステージが変われば必要保障額や保障内容も変わっていきますので、その時々に合った保険を選ぶことが大切となります。(※必要保障額算出の前提)38歳時の女性の平均余命48.78歳(23年度簡易生命表より)より87歳まで生きることとし、49年間分として計算遺族厚生年金額は平均標準報酬額:40万円、平成24年度価格にて算出死亡退職金:500万円とする尚子さんは38歳から60歳まで年100万円で働くこととする(総額2,200万円)その他収入:学資保険約200万円、現在の貯蓄800万円住居費:固定資産税年間20万円、管理費年間10万円とすると総額約1,500万円(ローンは支払う必要がなくなるため計上しない)結婚援助金2人分200万円、死亡時整理金200万円、一時金(リフォーム代・予備費など)500万円とする【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月20日東京海上日動あんしん生命保険は9日、病気による就業不能や要介護となった場合の生活費を支援する「家計保障定期保険 就業不能保障プラン(家計保障定期保険 重度5疾病・重度介護保険料払込免除特則、重度5疾病・重度介護家計保障特約付加)」を15日に発売すると発表した。顧客のニーズが死亡保障から生存保障へシフトしつつあるなか、家計(収入)保障保険分野においても、病気が原因で従来のように働けなくなった場合や交通事故などにより介護が必要となった場合の収入減をカバーする生存保障への期待が高まっている。新商品「就業不能保障プラン」は、こうしたニーズに応えるため、従来の「死亡・高度障害保障」に加えて、5つの疾病(悪性新生物(がん)・急性心筋梗塞・脳卒中・肝硬変・慢性腎不全)により就業不能状態となった場合や所定の要介護状態に該当した場合でも、毎月一定の金額を支払う。また、給付金を支払う場合、以降の保険料の払込も不要とすることで、顧客の負担を極力、軽減するようにしたという。死亡時に加えて就業不能になった場合でも、保険期間を通じて家計を保障する保険は業界初とのこと(2012年9月同社調べ)。死亡・高度障害保障に加え以下の場合でも、給付金を毎月支払う重度5疾病・重度介護家計保障特約…被保険者が一旦、5疾病(悪性新生物(がん)・急性心筋梗塞・脳卒中・肝硬変・慢性腎不全)により所定の就業不能状態が60日を超えて継続したと医師により診断された場合、またはベッド周辺の歩行・衣服の着脱・入浴が自分ではできないなど約款所定の要介護状態に該当し、要介護状態が180日を超えて継続したと医師により診断された場合に該当した場合、重度5疾病・重度介護給付金を保険期間中、毎月支払う給付金を支払う場合、以降の保険料の払込は不要同プランでは重度5疾病・重度介護保険料払込免除特則(新特則)も同時に付加されるため、給付金の支払事由に該当した場合、以降の保険料(主契約+特約)の払込が不要【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日家計管理といえば、「家計簿」をつければよいと考えがち。でも、クレジットカードの利用や株式や投資信託への投資、住宅ローンや教育ローンを組む場合、現金収支を基本としている単式簿記の家計簿で実態をつかむのは難しいのが現状です。こんなときに役に立つのが、複式簿記を活用した「バランスシート(BS、貸借対照表)」と「損益計算書」(PL)。本来は企業の財政状況やその年の経営成績を明らかにするためのツールですが、家計に応用して使うと、大きな買い物をするときや借り入れをするとき、投資体力を測るときなどに役に立ちます。バランスシートと損益計算書は、企業が作成を義務付けられている財務諸表の1つです。期末時点の資産・負債・資本の額はどうなっているのか(バランスシート)、1年間でどれだけ儲けたか、損したか(損益計算書)を把握し、株主や融資先などの利害関係者に報告するために作成する報告書なのです。2つの財務諸表を照らし合わせることで、経営効率や支払能力などを確認することができるようになっています。<図表1>をご覧ください。家計向きにアレンジしたバランスシート(家計バランスシート)は左側に資産(1~4)、右側に負債(5~7)を書き込み、資産から負債を差し引いたのが「正味財産」となります。目指すは正味資産のプラスです。正味資産はあなたが持つすべての資産・負債を清算した時に残るもの。これがマイナスであればあるほど、アクシデントに弱い家計を意味します。地震などの自然災害が起きた時、会社の業績不振などで手取り収入が減ったり、リストラにあったりした時、不況で株式投資で時価が大幅に目減りした時etc…、私たちの周りには自分の力ではコントロールできない出来事があります。そんなときに心の平静を保ちながら、好機が巡ってくるまで暮らしていけるかどうか。それを図る指標の1つとして、家計バランスシートはあります。<家計バランスシートの費目>(1)現金…手持ちの現金(2)金融資産…預金、有価証券、保険の解約返戻金などの時価(3)不動産…土地、建物の時価(4)その他資産…車、絵画、骨董品、ピアノ、宝飾品、敷金、会員権などの時価(5)クレジットカード…未払い残高(6)住宅ローン…未払い残高(元本)(7)その他ローン…無担保ローン、マイカーローン、教育ローン等の未払い残高作成のコツは細かいことを気にしないこと。時価はざっくりとした金額で構いません。それよりも表を早く仕上げることに力を注ぐことが重要です。これらが役に立つのは、家や車の購入のためにローンを組んだり、投資額を増やすなどの決断をする時に、「本当にこれをやって問題ない?」を調べるためのものです。表を作ることが目的ではなく、適切な判断ができる材料づくりとして取り組んでください。マイホームを建てる、車を買う、株や投資信託に投資するなどの場合、単なる支出ではなく、購入したものは資産となります。家計バランスシート上では金融資産などが他の資産に変化した扱いになります。支出にはならないので、家計の損益計算書の「生活費」には計上しません。また、ローンを組んで購入した場合、借入金の元金部分はバランスシート上の「負債」に、利息部分に関してのみ家計の損益計算書上の「生活費」に計上します。ちなみに、クレジットカードの場合は先に消費が行われ、お金の支払いは後になります。購入代金がどこに計上されるかは買ったものが資産かどうかによって違います。口座引き落とし前の元金は家計バランスシート上の(5)に記載してください。リボ払いを利用している場合は未払い残金を書き込みます。あといくら残っているかがわからないときは、カード会社に電話をすれば教えてもらえます。同様に、家計の損益計算書もざっくりと算出します(<図表2>)。1年間の「(8)収入」から「(9)税金・社会保険料」と「(10)生活費」を差し引き、「年間消費損益」を算出すればOKです。投資に向かない家計とは正味財産がマイナスの家計です。借金がなければ生活できない状態というわけですから、まずはそれを改善した上で投資にチャレンジすること。マイナスではないが、プラスの額が少ない場合も同様です。資産の内訳にもよりますが、不動産などの換金に時間がかかる資産が大半を占めている場合は生活防衛資金(不測の事態に備えた預貯金)として生活費の1~2年分を用意するか、時価変動の影響の少ない積立投資から始めましょう。年間消費損益がマイナスになった場合、その理由がなんであるかが重要です。車の買い替えやリフォーム費用など、大きな買い物を行った年のマイナスでそれがなければプラスになるというのであればよいのですが、普通に暮らしている状態でマイナスというのは早急に改善する必要があります。お金の使い方(予算配分や管理方法)を見直したり、収入を増やす工夫をすることが大切です。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して”快適”マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第8回では、無料オンライン家計簿『@家計簿』を取り上げます。これまで紹介してきたオンライン家計簿には、ブログや健康管理などさまざまな機能が付加されているタイプが多かったですよね。このようなタイプは利用していて確かに楽しいのですが「余分な機能は要らない」と感じることはありませんか? 今回紹介する「@家計簿」は、そんな「家計簿機能だけを利用したい」と考えている人に最適な、家計簿機能に特化したオンライン家計簿となっています。「@家計簿」のコンセプトは「簡単!」&「続けられる!」で、入力方法も非常にシンプル。ログインすると、まず「基本画面(今日の家計簿)」ページが表示されます。初期設定では、「現在の現金資産残高」の欄に、手元にある現金と普通預金口座にある現金の合計額を入力し、「残高調整」のボタンをクリックして、「現金資産残高」の設定を行うようになっています。ただ手元の現金を管理するだけなら、「現金資産残高」のみを設定しておけばいいのですが、金融口座やクレジットカードなどを利用する場合などは、それぞれの項目をあらかじめ設定しておくと使い勝手がよくなります。例えば、定期預金や投資信託、株式などの金融資産を管理する場合は、「金融資産口座管理」機能から行います。初期設定は、「金融資産口座」ページから、現在所有している金融資産の「取引内容」「商品名」などを入力するだけ。取引日付は、家計簿開始日以前であればいつでも構いません。最後に残高調整を行って完了となります。なお、給与振込口座、クレジットカード引き落とし口座・証券会社のMRFといった決済性のある口座については、現金資産として管理するため、口座登録の必要はありません。カードローンや口座貸付など現金の借入残高がある人は、「キャッシュローン管理」機能を利用すればいいでしょう。初期設定は、「キャッシュローン管理」ページにて、「新規借入」として現在の借入項目を入力して行います。日付設定および残高調整の入力は、「金融資産口座管理」と同様です。家のローンや給料など、毎月決まった日に支出・収入がある費目については、「固定入力項目設定」機能を使って、前もって登録しておくと便利です。この機能を利用すれば、登録日になると基本画面に入力項目が自動的に表示され、クリックするだけで入力が行えるようになります。金額が決まっていない費目も、日付と費目名だけでも登録しておけば、当日は金額を入力するだけで済みますよ。毎日の収支は、「基本画面」から行います。入力フォームにて「内容」「費目」「金額」「メモ」を登録すると、ページ下段に当日入力した項目と当月の収支、および現金資産残高が表示されます。また、消費税の「自動計上機能」を利用すると、レシートからの入力も簡単に行うことができます。もちろん携帯電話にも対応。i-modeおよびJ-skyからの利用が可能で、買い物したその場で入力することができます(入力機能のみ使用可能)。買い物の際にクレジットカードを利用した時は、入力フォームのカード利用欄にチェックを入れて記帳します。返済内容の入力方法を説明すると、「クレジットカード管理」ページを開いて、日付を確認。その後、全額返済の場合は「全額支払い」欄にチェックを入れる、また、分割払いの場合は「支払い金額指定」欄に今回支払う金額を入力して設定します。きっちりと予算管理を行いたい人は、「今月の予算と実績」ページで月ごとの予算を設定しておくことをお勧めします。予算設定は、「予算」欄に費目別の予算金額を入力し、一番下の欄で予算を設定する年月を選択して、「予算として登録」ボタンをクリックして入力します。予算と実績の差額も現時点のものが表示されるので、当月の残り予算を一目で確認することも可能です。また、「今月の予算と実績」ページは「家計診断システム」と連動しており、家計簿上から直接家計診断を受けることもできます。家計診断では、支出グラフと家計の健全度に関するアドバイスが表示されます。ところで皆さんは、家計簿をつけていて残高が合わなくなった経験はありませんか? 「@家計簿」では、どうしても残高が合わない場合、「現在の現金資産残高」欄を書き換えて帳尻を合わすことが可能です。簡単に修正できるので、めんどくさがりの人にも向いている機能だと思いますよ。余分な機能を省いた「@家計簿」は、初心者でも簡単に使うことができるオンライン家計簿です。これまで家計簿をつけた経験が無い人も今日から始めてみませんか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日家計のやりくりを頑張るママへプレゼントインターネット販売専門の生命保険会社、ネクスティア生命では11月1日~12月20日まで「がんばるママを応援!家計見直しキャンペーン」を行っている。長引く不況の中で家計のやりくりを頑張っているママたちを応援しようというキャンペーンだ。ネクスティア生命のホームページ上で保険料シミュレーションを行った方の中から、抽選で85名の方へ豪華商品がプレゼントされる。保険料シミュレーションの結果を保存することで自動的にキャンペーンに参加できる仕組みだ。インターネットに絞って保険料を最大限抑えるネクスティア生命はインターネットを最大限に活用してコスト削減を行い、保険料を最大限まで抑える努力をしている。ネクスティア生命に加入して保険料を削減できたと答えた加入者は69%、平均月7650円削減できたそうだ。この保険料シミュレーション、一度やってみるのも良いかもしれない。
2010年11月04日私、「サレ妻予備軍」になりました。
兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい