「このところ、今井さんは東京都議選の応援で都内を飛び回っていました。でも、演説では明るい笑顔を見せていましたが、選挙直前の5月に恋人と別れてしまったようなんです」(今井の知人) 昨夏の参院選で自民党から出馬し、初当選した今井絵理子参院議員(33)。そんな今井の熱愛が発覚したのは、16年2月。参院選の目玉候補として注目されていた今井が、沖縄の中学校時代に同級生だったという男性・Aさんと都内で半同棲中と報じられたのだ。今井は04年にロックバンド『175R』のSHOGO(37)と結婚。04年に長男を出産するも07年に離婚している。長男に聴覚障害があることから、シングルマザーとして奮闘しつつ、障害児福祉に強い関心を抱くように。それが、出馬の動機になったという。離婚から7年が経った3年ほど前、今井はAさんと再会。ほどなく交際に発展した。 「Aさんは徳重聡さん似のイケメンで、今井さんの初恋の人なんです。付き合い始めてから、今井さんの長男も彼に懐いて、父親のように慕っていました。もう2年近く、Aさんが今井家に頻繁に寝泊まりする“半同棲状態”が続いていたんですが……」(前出の知人) Aさんは半同棲するだけでなく、長男の育児や家事を献身的にサポートしてきた。昨年12月の朝にも、Aさんが東京・国分寺市内にある今井の自宅から、長男を車に乗せて学校まで送る姿が週刊誌で報じられている。今井自身も週刊誌のインタビューに答え、「息子も再婚を望んでいる」と話していた。じつは、Aさんがここまでがんばっていたのには理由がある。議員になって以後、今井は長男が待つ家に帰れない日々が続いていたのだ。一部では“育児放棄”という口さがない陰口まで――。 「今井議員の自宅から永田町まで、1時間半はかかります。そのため、朝の勉強会や朝食会にマメに顔を出して勉強に励んでいる彼女は、そうした予定がある前の晩は、都心のホテルに泊まっているんです。しかたないこととはいえ、“母子別居”状態になることが多く、Aさんは彼女のためにと、今井議員のお母さんとも協力して、育児や家事をサポートしていたんです」(前出の知人) そんな彼女が“献身恋人”のAさんと別れるとはなにがあったのだろうか。 「今井議員にはすでに新しい恋人がいるようです。関西在住の政界関係者と聞きました。今井さんは、仕事で尊敬できる男性に恋心を抱きやすいタイプ。参院議員になってから、政界で“憧れの人”を見つけてしまったのかもしれません」(永田町関係者)当事者に話を聞こうと、都内で仕事帰りのAさんを直撃した。Aさんはすでに今井の自宅を出て、ひとり暮らしを始めていた。 ――今井さんと破局されたそうですね? 「ええ、まあ……」 戸惑いながらも、破局を認めたAさん。「自分からは何も言えない」と断ったが、今井の“育児放棄”については、きっぱり否定した。 「彼女は、母親としてしっかりやっていました。それは間違いありません。僕に子供を押し付けていたわけでもない。忙しいながらも、彼女は頑張っていました。今でも彼女を好き?そうです、はい。嫌いになって別れたわけではないです」 ――今井さんには、すでに新しい恋人がいるという話があります。 「えっ……それは知りませんでしたが、僕がどうこう言うことではないです」 いまも今井のことを応援していると、記者に話した。それならば、なぜ2人は別れたのか。今井の議員事務所に問い合わせると、こんな回答が返ってきた。 「Aさんと別れたことは事実です。どちらも仕事が忙しく、すれ違いが多くなった結果、話し合いの末、円満に別れたと聞いています。今井が勉強会などで家に帰れないことが多いのも事実です。でも帰れるときは自宅に帰って夕食を共にしたりと、なんとか時間を作っています。長男も中学生になって、自立心が強い子なので母親の仕事も理解し、応援してくれていますよ」 だが新恋人については「よく食事などして相談にも乗っていただいているのは事実ですが、お付き合いはしていません」と答え、この男性の存在が理由となってAさんと別れたわけでもないと否定した。議員の私生活に詳しい政治ジャーナリストはこう語る。 「1年生議員が、東大卒の官僚や大臣、マスコミといった人たちに囲まれるようになって、いままでの世界が色あせて見えてしまうことはよくあるんです。今井議員も、Aさんに感謝しつつ、何か物足りなさを覚えるようになったのかも……。ただ、彼女はよくがんばっていますよ。3月に国会で初質問に立ちましたが、1年生議員の中でもかなり早いほうです。緊張しながらも、ライフワークの障害児教育について熱心に質問していました。勉強熱心で頭もいいと評判です。女性議員はみんな同じですが、子育てとの両立はとても大変なんです。そのなかで、彼女は必死にがんばっていますよ」 長男を育てながらの奮闘の日々を、“献身恋人”を失った今井議員は乗り切っていくことができるのか――。
2017年07月04日女優の真木よう子、吉瀬美智子、伊藤歩、板谷由夏、長谷川京子が2日(日)、都内で行われたフジテレビ系連続ドラマ「セシルのもくろみ」の制作発表会見に出席した。ファッション誌業界を舞台に、専業主婦・独身・共働き・シングルマザーら様々な立場のオンナたちが“もくろみ”、ぶつかり合いながらも幸せを探していくストーリー。嫉妬を感じる瞬間を聞かれた真木さんは「女性に対して嫉妬することはない」というも「媚びを売れる人は羨ましい。そういうすべを知っている人。私はそういうのが全然できないので、器用な人がうらやましい」と告白。また一児の母親でもある真木さんは、同じく一児の母親である演じた主人公に「愛している人間が幸せで生きていることが一番の幸せ、というところは共感する。同じようなセリフが一話にあるけれど、元のセリフが伝わりにくいと思ったので、私が考えてちょっとだけ変更してわかりやすくしました」と母親としての思い入れを明かした。また真木さんは二児の母である吉瀬さんから「真木ちゃんが結構なお腹具合で、それを見てカッコいいと思った。どういう風に腹筋を作っていったのか、撮影現場で検証したい。そのくらい凄い。見事」と美ボディ絶賛。それに真木さんは「腹筋は前からずっとある。腹筋も50回連続で出来るので。中学の陸上3年間が効いているのかな?いま現在何をしているわけでもない」と淡々と解説していた。最後に真木さんは「これだけの美人女優が揃い、『またこのパターンね』と思われている方もいるかもしれないけれど、その想像の斜めの斜めの斜めの斜めの斜めの上を行く、ぶっ飛んだ面白いドラマ。最初から最後まで見てもらえればわかってもらえるはず」と自信を口にした。「セシルのもくろみ」は、7月13日より毎週木曜22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年07月02日作家・唯川恵の小説を原作に、真木よう子、吉瀬美智子、伊藤歩、板谷由夏、長谷川京子ら豪華キャストを迎えドラマ化する新木曜劇場「セシルのもくろみ」。この度、本作に登場する男性キャストが決定。金子ノブアキ、「チュートリアル」徳井義実、リリー・フランキーが、主人公をそれぞれサポートしていく役どころで参加することが分かった。本ドラマは、ファッション雑誌業界を舞台に専業主婦、独身、共働き、シングルマザーなど、様々な立場の女性たちがぶつかり合いながらも、幸せを探していくオトナの女性たちの物語。主演を務める真木さんが、ある日ファッション誌の読者モデルにスカウトされたことから人生が一変、これまで読んだこともなかったファッション誌の世界に足を踏み入れる宮地奈央役を演じるほか、奈央の憧れにして最大のライバルとなる「ヴァニティ」のカバーモデル・浜口由華子役を吉瀬さん、「ヴァニティ」のライターとして奈央とタッグを組む沖田江里役を伊藤さん、奈央をスカウトする「ヴァニティ」の編集部デスク・黒沢洵子役を板谷さん、「ヴァニティ」の元No.2モデルで、現在はテレビコメンテーターとして活躍する安永舞子役を長谷川さんが扮する。そしてこのほど発表された3人が演じるのは、“オンナのもくろみうごめく”ファッション誌業界で、一般主婦から読者モデルへと羽ばたき成長していく奈央をそれぞれサポートしていく役どころ。まず、人気ロックバンド「RIZE」のドラマーとしてだけでなく、「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」や先日放送終了した「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」クライマックスで、“最強の敵”として登場した金子さんが演じるのは、女性ファッション誌「ヴァニティ」の専属カメラマン・山上航平。イケメンで乗せ上手にして、プロ意識の高いモテ男という役どころだ。また、お笑い芸人として活躍する一方、バラエティ番組のMCや、俳優としても活動する徳井さんが演じるのは、奈央の良き理解者である“ジェンダーレス”のカリスマヘアメーク・安原トモ。奈央にとって絶対的な味方であり、現場で絶大な信頼を寄せる特殊な存在。そして、エッセイスト、デザイナー、俳優など様々な肩書を持つリリーさんが、女性ファッション誌「ヴァニティ」の編集長・南城彰役を。「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-2nd season」「最後から二番目の恋 2012秋」に出演してはいるものの、フジテレビ系連続ドラマにレギュラー出演するのは今回が初となる。今回の出演に関して「本当に楽しみです」と心境を語る金子さんは、「いろいろな場面で素晴らしいカメラマンと幾度も出会ってきました。いいキャラクターを作り上げることで、彼らへの敬意を表すことができればと思っています」とコメント。実は“シェンダーレス”な役は前からやってみたかったと言う徳井さんは、取材で「演じたい役柄は?」と聞かれたときは“オネエの殺人鬼”と答えたと話し、今回は「うっすらそこに近づいたかなと。面白そうな役だと思います」と期待。これまでにもコントで女装をすることも多かったと言う徳井さんは、「女性的な身のこなしなどはこれまでにも意識はしてきました。そういった部分を生かしてやっていきたいですね。女性の身のこなしの演技も嫌いではないので、もう準備はできているかもしれません(笑)」と気合十分だ。また、これまで様々な作品に参加してきているリリーさんだが、「これまでフジの連続ドラマには少しの出演はあるものの、全話を通して出ることがなかったもので、今回のドラマは自分の中では新しい経験です。また、出演者に女性がこんなに多いのも今回が初めてですね」と心境を語り、「編集長役はこれまでにも何度かやらせていただいていますが、変わった編集長役が多かったので、今回のようなしっかりした役は初めてですね。女性誌の編集部で“世渡りの上手い毒気の抜けたオジサン編集長”として、“男”を強く出さないように演じていきたいですね」と役作りについてコメントしている。そのほか、「ヴァニティ」の編集部員役に小野ゆり子、リリーさん演じる編集長の言動に右往左往する副編集長役に眞島秀和、セレブ主婦ライター役に石橋けい、安原と共に主人公を支えるスタイリスト役に伊藤修子、奈央の同期で“美脚美人”な新人主婦モデル役に佐藤江梨子、“セレブ風美人”な読者モデル役に藤澤恵麻、奈緒の夫役に宇野祥平、中学生の一人息子役に佐藤瑠生亮、奈央と学生時代からの地元の友達役に加藤雅人の出演も決定した。木曜劇場「セシルのもくろみ」は7月13日より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年06月22日女優・永野芽郁が、北川悦吏子が脚本を務める連続テレビ小説第98作目「半分、青い。」のヒロインに決定したことが、本日6月20日(火)に行われた会見で明らかになった。大阪万博の翌年、1971年。岐阜県東濃地方のとある町の小さな食堂に、鈴愛(すずめ)という女の子が生まれた。元気な子だったが、小学生のとき、病気で方耳を失聴してしまう。そんな彼女を励ましたのは、両親と同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみの男の子だった。高校卒業後、持ち前のユニークな感性を生かして少女漫画家を目指し、鈴愛はバブル真っ只中の東京に出る。やがて結婚してひとり娘を授かるも、離婚。シングルマザーとして故郷に戻った鈴愛は、思わぬ転機を迎えることになる――。「あすなろ白書」「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」などで90年代を席巻し、近年では『ハルフウェイ』『新しい靴を買わなくちゃ』で脚本兼監督も担当する北川さんが、今回満を持してNHK連続テレビ小説へ挑戦。今回のヒロインは、高度成長期の終わりに岐阜県東濃地方に生まれた鈴愛。彼女は子どものころ、病気で左耳を失聴するが、雨音が片側しか聞こえないことをおもしろがり、雨上がりの青空を見て「半分、青い。」とつぶやくような、ユニークな感性の持ち主である。高校卒業後、上京して漫画家になるという大志を抱くも、夢は瞬く間に破れ、結婚して娘を授かるも離婚され、シングルマザーとなって故郷に戻る。失敗だらけの人生だが、ヒロインはそのたび「やってまった」(=「やってしまった」)と明るくつぶやきながら、生き抜いてくというキャラクター。そんなヒロインを演じるのは、モデルで女優の永野さん。『俺物語!!』『ひるなかの流星』「こえ恋」などにメインキャストで出演し、現在公開中の『帝一の國』や『ピーチガール』にも参加。さらに、秋公開予定の『ミックス。』にも出演決定しているなど、いま注目の若手女優だ。永野さんは、昨日の夜、合格した報告を聞いたそうで、「なんか全然実感はなくて、なんでいまここでこんなに写真を撮っていただいているんだろう、みたいな気持ちもあったりもするんです」と心境を告白。そして「ただ、いま出てくる直前にこう全体的に青い感じとか、あとマイクも青だね、半分青いね、みたいな話をしていたら、なんか私本当にやれるんだっていう、いまになって少しずつ実感がわいてきたりしています」と率直な思いをコメントした。本作は岐阜県と東京を舞台に、ちょっとうかつだけれど失敗を恐れないヒロインが、高度成長期の終りから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまで、およそ半世紀の物語を紡ぎだしていく。何かを半分失っても、ほかのやり方で前に進めばいい――。あぶなっかしくもバイタリティーあふれるヒロインの冒険が誕生する。平成30(2018年)度前期 連続テレビ小説 「半分、青い。」は2018年4月2日(月)~2018年9月29日(土)全156回放送予定。(cinemacafe.net)
2017年06月20日真木よう子が主演を務め、吉瀬美智子、伊藤歩、板谷由夏、長谷川京子ら豪華女優陣が共演する新木曜劇場「セシルのもくろみ」。この度、本作のポスタービジュアルが完成。人気イラストレーター・maegamimami(マエガミマミ)のイラストとコラボし、独創的なビジュアルに仕上がっている。本ドラマは、ファッション誌「STORY」で2008年から2010年にかけて連載され、多くの共感を呼んだ唯川恵の同名小説が原作。ファッション雑誌業界を舞台に、専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど様々な立場の女性たちが、ぶつかり合いながらも幸せを探していくオトナの女性たちの物語。主演の真木さんが、日々の小さな幸せに満足していた体育会系の主婦だったが、ある日ファッション誌の読者モデルにスカウトされたことから人生が一変、これまで読んだこともなかったファッション誌の世界に足を踏み入れる宮地奈央役を演じるほか、奈央の憧れにして最大のライバルとなる「ヴァニティ」のカバーモデル・浜口由華子役を吉瀬さん、「ヴァニティ」のライターとして奈央とタッグを組む沖田江里役を伊藤さん、奈央をスカウトする「ヴァニティ」の編集部デスク・黒沢洵子役を板谷さん、「ヴァニティ」の元No.2モデルで、現在はテレビコメンテーターとして活躍する安永舞子役を長谷川さんが扮する。このほど公開されたポスタービジュアルには、赤い衣装を身にまとった真木さんら女優陣5人が写り、そのバックにはイラストで描かれた5人の女性が。このイラストは、いま若い女性を中心に人気を集めるイラストレーター・maegamimamiさんが担当。2013年よりmaegamimamiの名で活動を開始し、女性をモチーフにしたイラスト作品を数多く手掛け、女性誌、ウェブ、広告、ブランドとのコラボレーションを中心に活躍。さらに、その独創的なセンスを生かし、クッションなどの刺繍作品の制作や店頭ディスプレイを行うなど活躍の場を広げているmaegamimamiさん。近年では、ドラマ「カルテット」のポスタービジュアルのイラストデザイン及び、主題歌「おとなの掟」のジャケットの制作も手掛けている。“いい匂いのしそうな女の子が描きたい”というmaegamimamiさん本人のこだわりと、“女性としての生き方”を描いたドラマのテーマがマッチングし実現した今回のコラボポスター。女性ならでは嫉妬や策略、幸せそうに見られたいという虚栄心などがmaegamimamiさんの独創的かつ繊細でしなやかなペンタッチによって表現。美と欲望を体現した豪華女優陣の背景に大胆で毒気のある女性たちのイラストが描かれることで、密かにうごめく“オンナたちのもくろみ”が見え隠れしたポスタービジュアルとなっている。maegamimamiさんは、「いまや多くの女性たちが憧れてやまない“読者モデル”という存在。彼女たちが生きるファッション雑誌業界の中で繰り広げられる世界は、それを手に取る女性たちの目にどう映り、そして影響するのだろうかと興味が湧きました。作品に参加でき、光栄です」と今回の参加を喜び、「嫉妬も野心も、独占欲も好奇心も。ゴチャゴチャうごめく女の本性は、欲深くて時に残酷。誰の中にも潜んでいるであろうこの残酷さを“セシル”という架空の5人の存在に託しました」と思いを語る。また「架空の(イラストの)セシルという存在が、アートディレクター・吉良氏のセンスで見事に実写と絡み合い、素敵なビジュアルに仕上がりました。ドラマと共に、この夏の記憶の一部になっていただければ幸いです」とコメントした。また、本作のPRスポット動画では、maegamimamiさんが描く“一人の女性”が、真木さんら5人の女優たちと共演。ビジュアルとはまた違った、動きのあるmaegamimami作品も一緒に覗いてみて。木曜劇場「セシルのもくろみ」は7月13日(木)より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年06月20日ベルギーのアカデミー賞「マグリット映画賞2016」で3冠を獲得するなど、アツい支持を集めているファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の最新作『地獄愛』。デビュー作『変態村』で世界を騒然とさせたヴェルツ監督による「ベルギーの闇3部作」、その2作目に当たる本作は、『ハネムーン・キラーズ』(米/’70)の題材にもなった実在の殺人鬼カップルをモデルに、出会い系サイトで知り合った結婚詐欺師・ミシェルとシングルマザー・グロリアの狂気的な恋愛模様を映し出す。女の嫉妬が渦巻く、共感必至(!?)のラブストーリーだ。本作では、主人公グロリアが嫉妬ゆえの猟奇的殺人に至るまで、運命の男と深く愛し合う姿がエモーショナルに描き出されているが、実は今年は、ヒロインが劇中で“本当の私”を覚醒させる映画が目白押し。狂気の中にも女としての本気が垣間見える3作に注目した。●“最強の殺し屋”に覚醒…『バッド・バディ!私とカレの暗殺デート』(公開中)伝説のヒットマンの彼氏と出会ったことをきっかけに、自分の中の“最強の殺し屋”の素質に目覚める女性を描く。ダメ男ばかりに惹かれてしまう主人公マーサ(アナ・ケンドリック)が瞬時に恋に落ちた相手は、依頼主を殺してしまうという少し変わったくせを持つ殺し屋(サム・ロックウェル)。彼に腕試しされた彼女は、いきなり投げつけられたナイフを全てキャッチするという隠された特技を披露。その本能は彼を思えば思うほど、グングン覚醒し、敵のアジトに拘束されても、自分の身を自分で守り生還を果たす。その姿は、ユーモアの中にどこか狂気も感じるほど頼もしく、“本当の私デビュー”に成功している。●レイプ犯に迫る危険な女に覚醒…『エル ELLE』(8月公開)フランスの至宝イザベル・ユペールが、自分を襲った犯人の正体を突き止めようと周囲の男たちを追及していく内に、自分自身に潜んでいた欲求がむき出しになっていく女性ミシェルを怪演。自分のペースを崩さず日常生活を送ろうとするも、襲われた記憶がフラッシュバックするミシェル。自分をもてあそんだ犯人の正体を自ら突き止めるべく、隣人や同僚など周囲に探りを入れていくが、その行動はどんどんエスカレートしていく。主人公の真の姿が目覚めていくその衝撃に、第69回カンヌ国際映画祭では7分間にわたるスタンディングオベーションが巻き起こり、ユペールはオスカーにも初ノミネートされた。●愛と嫉妬に翻弄され狂気を覚醒…『地獄愛』(7月1日公開)娘のためにも再婚をと、出会い系サイトで出会った男と一夜を共にし、ドップリと恋の沼に堕ちた主人公グロリア。しかし、その男は百戦錬磨の結婚詐欺師だった。そんな稼業も全てを受け入れると誓い、男と共に詐欺を重ねていく彼女だったが、ある日、自らの嫉妬心を制御できず結婚詐欺のターゲットを殺めてしまう事態に。それからというもの、嫉妬心と彼を愛する気持ちに火がつくと、彼女の暴走は止まらなくなる。愛と嫉妬に翻弄され、みるみる内にその狂気を曝け出していく…。いつもは穏やかなシングルマザーが、己の正義を振りかざし愛のために覚醒していく姿が鮮烈に映し出された本作。ヴェルツ監督が「普通の人間が世間から孤立していくステップを、良心の呵責なども踏まえてリアルに描こうと思った」と語るように、一歩間違えれば明日は我が身か!?と思わず背筋が凍る、愛の奈落に落ちた2人のラブストーリーとなっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バッド・バディ!私とカレの暗殺デート 2017年5月13日より新宿シネマカリテほか全国にて公開(C) 2016 Right Productions, LLC
2017年06月17日「何よりもうれしかったのは、健康になれたこと。血管年齢が28歳に若返り、体の中から変化が起きているんだなって」 こう話すのは、昨年放送のバラエティ番組で始めたダイエットを、200日間続け、“やせるおかず”を食べるだけで12キロの減量に成功した伊藤かずえ(50歳)。やせるおかずのレシピをまとめた『伊藤かずえが12キロやせたレシピ』(小学館刊)が発売されたばかりだ。ダイエットのおかげで、今では、だるい、冷える、といった更年期の症状もすっかりなくなったという。そんな彼女が、50代を迎えた心境を語ってくれた。 『高校聖夫婦』(’83年)に始まり、『不良少女とよばれて』『スクール☆ウォーズ』(ともに’84年)などに出演。ツッパリ少女からお金持ちの令嬢まで幅広い役柄を演じ、大映ドラマの看板女優だった伊藤。 「当時はフィルムでしたから、NGが許されなくて。本番で笑っちゃったりすると、『フィルムを無駄にするな!』って叱られてしまうんですけど、なにせ劇画みたいな世界でしょう(笑)。ヒロインに恋のアドバイスをする場面で、『恋は壊れやすいのよ、ビタミンCのようにね』なんてセリフ、少年院の鉄格子越しに言うことじゃないぞ、と(笑)。監督に『一字一句変えずに読め』と言われるし、本当に、恥ずかしかったですね」 初めての主演作は、『ポニーテールはふり向かない』(’85年)。 「エキストラ時代から目標だった主役ができた、思い入れのある作品です。ドラマー役だったので、両手両足が違うリズムをきざめるようになるまで練習して」 20代、30代を経て、40代を迎え、また大きな目標がかなった。 「『人造人間キカイダー』(’72年)などで子役エキストラをやっていたので、いつかアクションがやりたかったんです。それが41歳で実現して、まさか40歳をすぎてワイヤアクションをやらせてもらえると思ってもみなかった(笑)。50代になって、お母さん役ももちろんやりたいですけど、やっぱりアクションかなあ。本気で戦えるおばあちゃんってカッコいいですよね(笑)。そのためには健康は不可欠。50歳という人生の大きな節目で、若さを取り戻せたことは本当によかったなあと思います」 やせてキレイになったら、やはり、次は新しい恋では? 「いい出会いがあればまた考えますけど、今はまだいいのかなぁと思っていて。シングルマザーとして子どもをきちんと育てながら、ママ友と一緒に旅行したり、と今は女子会が楽しくて(笑)」
2017年06月17日再ブームの予感がする韓国ドラマ。そんな“韓ドラ”の凄ワザを、『定年後の韓国ドラマ』(幻冬舎新書)の著書もある、韓国ドラマを15年間で500作品見た、作家・藤脇邦夫が読み解く! 【第9回】『パパはスーパースター!?』。韓国ドラマにおける子役の存在について 普通の配役以上に子役が輝くのは、子どもの設定のままでありながら、大人の役柄の特徴を出す時だ。通常、子役とは、主人公の小学生〜中学生前後の役柄が多いが、それとは別に、子役自体が重要な配役の一人になる場合がある。その典型的な最近の好例が『パパはスーパースター!?』(’15年)で、この作品を推奨するのは、単なる家族の中での子どもではなく、ドラマにおいて不可欠な構成要素としての子役だからだ。韓国ドラマの最良の部分がよく出た作品の一つだと思う。 病のため命に限りがあることに気付いたシングルマザーである女医(イ・ユリ)は、残された子どものために、その父親役にするためかつての恋人(イ・ドンゴン)とヨリを戻す決断をする。その事情を知らない元恋人はもちろん、一人娘もその再婚理由を訝しがる。 元恋人は将来を嘱望された野球選手だったが、全盛期を過ぎた今はリハビリコーチとして、何とかチーム内に留まっているものの解雇寸前の不安定な立場にいる。だが、主人公は娘の将来を考えて、自分が丈夫なうちに娘とこの元恋人が家族となるための舞台建てを用意しておこうとする。その行為のすべてがコミカルに、しかも悲しみを秘めて描かれていて、このドラマを貫くトーンの一つだが、10歳になった小生意気な小学生の娘はそう簡単に母親の言う通りにはならないし、初めて会う母の元恋人にもなかなか心を開かない(折に触れてドラマのポイントに出てくる、娘が飼っている愛犬の存在が見逃せない。必見!)。 この10歳という年齢設定は、もう子どもではないが、かといって思春期に至っているわけでもない、小学校後半の自我も芽生えてくる時期にあたる。疑似親子になるのを成立させるためには、おそらくこの年齢設定しかない。 シングルマザーである母親と相手の父親役が30代半ばという設定がここで初めて意味を持ってくる。娘は少し小憎らしい大人びた言動も取るし、いつまでも子どもだと思っているとそれなりに反抗もする。要するに親の言うことを素直に聞かなくなる寸前の年齢だが、実はこの年齢設定がこのドラマのコンセプトには絶対に必要だったわけで、日本ではなかなかいないと思われる娘役の子役(イ・レ)の存在が何といっても絶妙であり、この作品の一番の見どころである。
2017年06月12日“映画並みのクオリティのドラマ”という表現が、古めかしく聞こえてくるようになって久しい昨今。いえ、古めかしく聞こえるのは、いまに始まったことではありません。HBOのミニシリーズ「エンジェルス・イン・アメリカ」にメリル・ストリープとアル・パチーノが出演し、それぞれがエミー賞とゴールデン・グローブ賞の受賞トロフィーを2本とも貫禄たっぷりに受け取ったのは2004年のこと。そう考えると、アカデミー賞受賞スター出演の新作ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」も、ドラマのスタンダードから外れた作品とは決して言えません。「ビッグ・リトル・ライズ」の製作総指揮を務め、出演も果たしているのはリース・ウィザースプーンとニコール・キッドマン。補足するまでもなく、リースは『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』で、ニコールは『めぐりあう時間たち』で主演女優賞に輝いたアカデミー賞受賞スターです。そんな2人がタッグを組み、共に惚れ込んだ同名ベストセラー小説(リアン・モリアーティ著)の映像化企画に着手。プロジェクトの争奪戦が繰り広げられる中、NetflixやShowtimeを退け、HBOが放送権を獲得しました。物語の舞台は、カリフォルニア州のシーサイドにある高級エリア、モントレー。登場人物いわく「年収1,500万円以下は負け組」の街で、ある死亡事件が発生します。事件にかかわるのは、同じ小学校に通う子どもを持つ母親たちのよう。誰の身に何が起きたのか?事件の鍵を握るのは誰か?誰が被害者かも明かされない“現在”を挟みつつ、物語は“事件の始まりとなる日”からスタート。この日は小学校の新入生説明会当日であり、何にでも首を突っ込みがちなマデリン(リース・ウィザースプーン)と年下のハイスペック夫を持つセレステ(ニコール・キッドマン)のママ友コンビが、引っ越してきたばかりのシングルマザー、ジェーン(シェイリーン・ウッドリー)に初めて出会った日でもあります。ミステリーの格好を取る全7話の脚本を手掛けたのは、「アリー my Love」などのヒットメイカー、デイビッド・E・ケリー。共感度たっぷりの人間ドラマとスリリングな法廷劇のミックスなどに定評のあるケリーが、女性たちの抱える問題を徐々に浮き彫りにしていきます。2人の娘の母親であり、元夫やその後妻(ゾーイ・クラビッツ)との関係に緊張を走らせるマデリンの胸の内にあるものは何か?年下夫(アレクサンダー・スカルスガルド)とラブラブなセレステの密かな事情とは?そして、ジェーンはなぜモントレーにやって来たのか?事件の真相以上に、彼女たちのドラマに興味をかき立てられます。そんな彼女たちのドラマを描き上げたのは、『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ。リース・ウィザースプーンとは『わたしに会うまでの1600キロ』で組んでいるヴァレが全7話すべてを監督し、美しくもどこか滑稽で、ときにエモーショナル、ときに思わせぶりな映像世界へと導きます。ちなみに、『わたしに会うまでの1600キロ』でリースの母親を演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたローラ・ダーンも小学生の娘を持つ母親役で出演。ジャン=マルク・ヴァレ組の再集結とも言えます。1人の監督が全話を手掛けた作品と言えば、スサンネ・ビアの「ナイト・マネジャー」やキャリー・ジョージ・フクナガの「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」などが記憶に新しいところ。冒頭で触れた「エンジェルス・イン・アメリカ」も、故マイク・ニコルズが全6話の監督を務めています。監督にとって、映画は2時間で描きたいものを描く手段、ドラマは長い時間をかけて描きたいものを描く手段。彼らのように、描きたい物語を数時間、あるいはそれ以上をかけたドラマとしてたっぷりしっかり描く監督は、今後も増えてくるのではないでしょうか。(text:Hikaru Watanabe)
2017年06月01日15歳という年ごろを迎えた息子とシングルマザー、さらに2人の個性的な女性たちの夏の交流を描く『20センチュリー・ウーマン』。本作で描かれる“20世紀の女性たち”について、マイク・ミルズ監督やグレタ・ガーウィグ、エル・ファニングらが語る特別映像が到着した。『人生はビギナーズ』で自身の父をモデルにしたミルズ監督が、今回は自身の母をテーマに作りあげた本作。第89回アカデミー賞にて監督が手がけたオリジナル脚本が脚本賞にノミネート、第74回ゴールデン・グローブ賞ではミュージカル/コメディ部門作品賞と主演女優賞(アネット・ベニング)にノミネートされた。1979年、カルフォニア州サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期真っただ中の息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育方針に悩み、ジェイミーの幼なじみジュリー(エル・ファニング)、ルームシェアをする20代のパンクな写真家アビー(グレタ・ガーウィグ)に協力を依頼する。「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」というドロシア。15歳の少年と、彼女たちの特別な夏がはじまった――。このたび到着した映像で、ミルズ監督は「舞台となる1979年はいまの時代と共通点が多い」と話し始める。続いて登場するのは、パンキッシュな写真家アビーを演じたグレタ。「20世紀は女性にとって変革の時代だった」と語る彼女が演じるアビーは、『地球に落ちてきた男』のデヴィッド・ボウイに影響されたという真っ赤なショート・カットとロックなファッションが印象的だが、子宮頸がんと診断されニューヨークから戻ってきたというキャラクター。監督の実姉がモデルとなっているという。さらに、「避妊が合法化された。女性が人生を選ぶ権利を求めて団結したからよ」と語るのは、「プランド・ペアレントフッド」(全米家族計画連盟)代表のセシル・リチャーズだ。「マイクは女性のリアルな物語を分かりやすく描いてくれた」と語り、監督の手腕とそれを体現したキャストたちに称賛を贈っている。70年代後半の空気感を鮮やかにとらえた映像とともに、愛情深いシングルマザー、挫折を抱えた姉貴のような存在、大人びた同級生と3人の女性キャラクターたちが、ミルズ監督の分身である少年に影響を与えていく本作。この映像から見えてくる女性たちの姿に、注目してみて。『20センチュリー・ウーマン』は6月3日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:20センチュリー・ウーマン 2017年6月3日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年05月27日北川景子が天才的不動産屋を演じ、想像を超えた方法で家を売りまくる様をコメディタッチで描いた人気ドラマ「家売るオンナ」がスペシャルドラマで復活。5月26日(金)今夜「金曜ロードSHOW!」特別ドラマ企画として放送される。昨年夏に放送された同作は、北川さんのほか、工藤阿須加、千葉雄大、イモトアヤコ、仲村トオル、臼田あさ美、梶原善らが出演。テーコー不動産新宿営業所を舞台に北川さんが演じる三軒家万智が「わたしに売れない家はない」「わたしは家を売るのが仕事」と言い切り、数々の難客相手に想像を超えた方法で家を売りまくる様と、最初は無表情で謎だらけだった万智の素性が次第に明かされていくなかで、テーコー不動産の同僚たちに徐々に心を開いていく様子。そして彼女なりの正義感、使命感を貫くさまが感動を呼んで大きな話題となったのは記憶に新しい。今回のスペシャルドラマでは連続ドラマ終了から2年後を舞台に、期間限定アルバイトとして再びテーコー不動産に返ってきた万智がおなじみの面々や新たな難客たちを相手に大活躍する。万智(北川さん)と屋代課長(仲村さん)がテーコー不動産を去って2年。テーコー不動産新宿営業所はライバル不動産の台頭による売り上げ不振から閉鎖の危機に瀕していた。助けを求めるために万智が社長を勤める「サンチー不動産」を訪ねた庭野(工藤さん)は、夫婦のごとく海岸を歩く万智と屋代の姿、そして万智の腕に抱かれた赤ん坊の姿を目にする。再び期間限定アルバイトとして営業課に戻った万智は、早速立て続けに家を売り健在ぶりを見せ付けるが、万智に子どもがいる事実を受け入れきれない庭野は酒に溺れる。さらに営業課の宣伝バイトをしていた謎の有閑老人・一ノ瀬定男(笑福亭鶴瓶)が、メゾネットマンションの現地販売イベントでの万智の手腕を目の当たりにして「自分が買いたい」と言い出す。実はバイトを装って優秀な営業マンを見極めていたと言う。しかし何故か万智は家を売らないと宣言。しかも営業課には、有名子役の葉山蓮(五十嵐陽向)と父の友明(要潤)。極貧の中慎ましい住まいを探すシングルマザー(芦名星)。親の金で犬専用の家を買うセレブ女子大生(古畑星夏)も来店。またまた物件を巡って万智と足立のバトルが勃発!?…というストーリー。鶴瓶さん、要さん、芦名さんら豪華なゲストに加え、「超特急」のメンバー・草川拓弥がテーコー不動産のわがままKY新人・鍵村洋一役で出演。「ウルトラマンギンガ」や映画『サイドライン』で俳優としても高いポテンシャルを感じさせる演技をみせ、『兄に愛されすぎて困ってます』の公開も控える草川さんの新入社員ぶりにも注目。金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画「帰ってきた家売るオンナ」は5月26日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年05月26日女優・真木よう子が、フジテレビ7月クールの木曜劇場「セシルのもくろみ」で主演を務めることがこのほど決定。真木さんのほかにも豪華女優陣が集結し、ファッション雑誌業界を舞台に専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど様々な立場の女性たちがぶつかり合いながらも幸せを探していく女性たちの物語を描いていく。本ドラマは、ファッション誌「STORY」で2008年から2010年にかけて連載され、多くの共感を呼んだ唯川恵の同名小説。運命のいたずらで読者モデルとなった女性が、一流のモデルとして成功の階段を駆け上っていく物語だ。タイトルにある“セシル”とは、フランスの小説家フランソワーズ・サガンの名作「悲しみよこんにちは」の主人公・セシルが由来。原作では、かわいい顔をして恐ろしい“もくろみ”をもった少女が抱く女性の悩み、葛藤、思惑など女性自身の中に潜む“オンナ”という意味で使われている。また、劇中では作家などの文化人やスポーツ選手ら様々な分野で活躍する実在の女性たちが複数出演し、ドラマのテーマである“女性としての生き方”、“人から幸せそうに見られることの虚栄心”など、視聴者へ問いかけ投げ掛けるシーンが登場する。今回主演の真木さんが演じるのは、金型仕上げ工の夫と中学1年生の息子との3人暮らしの生活をしている、“美”から遠ざかっていた専業主婦・宮地奈央役。しかしある日、人気女性ファッション誌「ヴァニティ」の編集デスクにたまたま読者モデルとしてスカウトされたことから、生活が一変。これまで読んだこともなかったファッション誌の世界に足を踏み入れることになる…という役どころ。真木さんは、「自身がやりたい仕事に挑む野心。愛する我が子を笑顔で幸せにしたい親心。これを両立させるが故に発生する、苦悩、葛藤。本(台本)には非常に共感いたしました。しかしながら、私はこの作品を通し、男女関わらず、本当に美しく格好の良い人間とはどういった姿勢で己の道を歩んでいくのか。その様な姿を多くの方に微力ながらもお見せできればと思っております」とコメントしている。また、奈央の憧れにして最大のライバルとなる「ヴァニティ」のカバーモデルで、女性のすべての要素を兼ね備えたパーフェクトな女性・浜口由華子役を吉瀬美智子、「ヴァニティ」のライターとして半信半疑で読者モデルの奈央とタッグを組むことになる沖田江里役を伊藤歩、奈央をスカウトし、ファッション業界へと引き込む「ヴァニティ」の編集部デスク・黒沢洵子役を板谷由夏、「ヴァニティ」の元No.2モデルで、現在はテレビコメンテーターとして活躍する個性の強い安永舞子役を長谷川京子と豪華女優陣が扮する。吉瀬さんは、「リアリティーのあるお話に期待感が膨らみました。モデル・雑誌業界の裏側が描かれ、モデル経験者としても楽しみです」と話し、経験を生かして演じていきたいとコメント。豪華共演陣との撮影にいかまら楽しみと期待を抱く伊藤さんは、「恋愛やキャリアが崖っぷちであっても、好きな仕事や信念は貫き通す。そんな沖田江里の諦めない情熱をこの夏!精一杯演じ切りたいと思います!」と意気込み、板谷さんは「女たちのこころを知りたい!と欲を出す夏になりそうです。欲深く役を満喫したいです」と語り、後半戦の“鍵を握る役”を演じる長谷川さんは、「私自身どのように皆さんと絡んでいくのか楽しみであり、また、作品のラストスパートを一気に加速させる起爆剤になれたら良いなと思います」と話している。木曜劇場「セシルのもくろみ」は7月より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年05月24日ココリコの田中さんの離婚、ご事情はいろいろと詮索されておりますけれど、これはご本人たちにしかわからないことでしょう。夫婦の離婚というものは、率直に申しますと、どんな状況であろうと、五分五分の責任があると私は思います。しかし、お子さんがいる場合ちょっと厄介です。とくに日本の場合、親権はどちらかが持つという「わけのわからない法律」があるからです。養育権というのであればわかりますけど、親権を選ぶという発想が時代遅れじゃありません?フランス式の離婚は両親が親権を半々持つことになるので、私はフランス式の離婚を強く推奨しておりました。けれども、フランスでの離婚は調停に半年以上の時間がかかります。離婚を急ぐ方々は日本式を選んでいるようです。田中さんの場合は日本で離婚されておりますから、親権はどちらかが取得しなければなりません。親権を取得という表現もおかしくないですか?親権の前に子の権利じゃないでしょうか。 お、ということは田中さんもシングルファザー?お仲間ですね(笑)。冗談はさておき、昔はシングルマザーがほとんどでした。でも、最近、世界的にシングルファザーが増えています。これも時代なんですかね。女性が自由な離婚意識を持ったということかもしれません。個人的な意見ですが、シングルファザーは悪くないです。子供と仕事を両立することで、得られるものが大きい。それは生きることへのハリ。田中さんも離婚後のコメントで「もう頑張るしかないと思っています」と言われてましたが、あの気持ち、自分とまったく一緒です。3年半前、10歳の息子をフランスで育てることになった私は、頑張るしかない、と自分に言い聞かせておりました。 当時、事情を知らないマスコミに叩かれましたからね(笑)。生きるためには、耳を塞ぎ、子供を立派に育て上げることしかなかったのです。子供を育てる生活の中で自分を保ち、苦しみや批判を払いのけようと必死でした。でも、そういう姿を周囲はちゃんと見ています。私の周りの友達、学校の先生や保護者の皆さん、ツイッターのフォロワーの皆さん、『女性自身』編集部とか読者の皆様、少しずつ応援者が増え、気が付けば私は生きる自信、子供を育てる自信を獲得しておりました。今はもちろん幸せ。小さかった息子も今は170㎝ほどに成長しました。シングルファザーのお父さん方、頑張るんだ!(笑) じゃあ、今日は育ち盛りのお子さんのおやつに最適「海老天ロール」を一緒に作ろうじゃないですか。海老天といっても天ぷらじゃありません。海老の海苔巻きごとフライするという大胆な一品。天ぷらと寿司を一緒に食べたい、がその発想です。 材料(2本分):ゆで海老適量、アボカド半個、とびこ適量、米1合、寿司酢大さじ2、海苔適量、天ぷら粉50g、水80㏄、ごま・めんつゆ適量。特製辛口マヨネーズソース:マヨネーズ、ラー油(食べるラー油がベスト)をお好みの配分で、タバスコ数滴、豆板醤またはアリッサなど少々。 まず、炊き上がったご飯に寿司酢を適量加え、酢飯を作り冷まします。巻き簀を広げ、海苔を1枚置き、うすめにご飯を敷く(ご飯を敷く時に上手1㎝ほどをあけておく。米粒を糊がわりに間隔をあけて4カ所くらいに配置)。ゆで海老、アボカドを載せ、全体にとびこを散らせる。辛口マヨネーズソースをかけ、巻く。ボウルに天ぷら粉、水を入れ、必ず菜箸で混ぜる。混ぜすぎないことがコツ。ちょっとダマが残ってるくらいが最適。海苔巻きを天ぷら粉液に満遍なく絡め、180度の油でさっと揚げる。油をきり、適当なサイズにカットして、ごまをふりかけ、完成。めんつゆか天つゆなどお好きなソースにつけて食べてください。 ボナペティ! 本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2017年05月23日旅とグルメをテーマに、出演者たちが様々な場所でロケするバラエティ「火曜サプライズ」の5月23日(火)放送回に、今週26日(金)に放送されるスペシャルドラマ「帰ってきた家売るオンナ」から千葉雄大とイモトアヤコがゲスト出演する。2人は、番組メインMCのウエンツ瑛士がゲストと共に各地に繰り出し、出演者自らロケをするお店に撮影交渉する「アポなしグルメ旅」で神奈川県川崎市の二子新地へ。前回「アポなし旅」に出演した際は、ロケで全く店に入れず史上最悪の結果に終わったイモトさんだが、今回はウエンツさんに変わり、イモトさんと仲良しのDAIGOさんが加わってのロケ。しかし最初に街の人に聞いたお店を訪ねると開店前で、前回の悪夢が頭をよぎるが、もう1人のゲストである“アポなし王子”千葉さんの活躍で奇跡が連発。またDAIGOさんが2人をよく知る事情通から聞いた千葉さんとイモトさんの意外な素顔を暴露する。今回の放送ではもう1つの企画「隠れ家で待つ怪しい女」もオンエア。こちらは間もなく出産を控えた山口もえが登場。夫である爆笑問題の田中裕二との結婚生活などについて語る。千葉さん、イモトさんが出演する「帰ってきた家売るオンナ」は、北川景子演じる天才的不動産屋・三軒家万智が難客相手に想像を超えた方法で家を売りまくる様をコメディタッチで描いて好評を博した「家売るオンナ」のスペシャル版。前作に引き続き北川さんが主演、千葉さん、イモトさんはじめ工藤阿須加、仲村トオルらおなじみのキャストも続投。さらに笑福亭鶴瓶、要潤、芦名星らがゲスト出演する。三軒家万智(北川さん)と屋代課長(仲村さん)がテーコー不動産新宿営業所を去って2年。再び売り上げ不振の窮地に立たされた新宿営業所を救うため、庭野(工藤さん)が「サンチー不動産」社長となった万智の元を訪ねると、そこにはまるで家族水入らずといった風情で海岸に佇む万智と屋代、そして万智の腕に抱かれた赤ん坊の姿が…ショックを受ける庭野。翌日営業課に期間限定バイトとして現れた万智は、早速クセのある客に鮮やかに家を売ってみせる。営業課のバイトを装って信頼できる不動産屋を見極めていたという一ノ瀬定男(鶴瓶さん)や、生意気な有名子役と頼りない父親(要さん)、極貧シングルマザー(芦名さん)らに対し、万智が思いついたエキセントリックな解決法とは!?謎に包まれた万智と屋代の関係、赤ん坊出生の秘密とは!?再び三軒家万智が家を売りまくる「帰ってきた家売るオンナ」は、5月26日(金)21時~日本テレビ系で放送。「火曜サプライズ」は5月23日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年05月23日前作『人生はビギナーズ』(’10)で、75歳でゲイであることをカミングアウトした自らの父親と自分自身の関係を描いたマイク・ミルズ監督。6年ぶりの新作『20センチュリー・ウーマン』は、自身が生まれ育った故郷カリフォルニア・サンタバーバラを舞台に、今度は自らの母親をモデルに“母と息子”の物語を完成させた。本作で、赤髪のパンキッシュな写真家アビーを演じるグレタ・ガーウィグに注目した。お互いを必要としているのに、うまく表現できない、愛情深いシングルマザーと反抗期の15歳の息子。そんな母と息子の関係と、彼らを助ける2人の個性的な女性たちとの特別な夏を、パンク・ロックなどの当時のカルチャーと共にユーモアを交えて爽やかに描き出す本作。『フランシス・ハ』で注目され、今年『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』など出演作が続くグレタが演じるのは、アネット・ベニング演じるシングルマザー、ドロシアの家でルームシェアをする20代の写真家アビー。『地球に落ちてきた男』でデヴィッド・ボウイが演じた宇宙人トーマス・ジェローム・ニュートンに影響されたという真っ赤なショート・カットとロックなファッションが印象的なキャラクターで、ミルズ監督の実姉がモデルとなっているという。15歳の少年ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)に、初めてのロックやフェミニズム、恋の教訓を教えるカッコイイ姉貴である一方、子宮頸がんと診断され、ニューヨークから戻ってきた挫折感を抱えている複雑な女性だ。自身もアートや音楽が好きでニューヨークに上京し、演劇界に飛び込んだグレタは、「カリフォルニア出身者がニューヨークのアートシーンに加わりたいと思う気持ちはよく分かるの。私がそうだったから。でも、アビーは、彼女の持つスピリット、闇、エッジィさが収まる場所がカリフォルニアにはないと感じて脱出したのに、病気で挫折し、戻らなければならなくなった。それはとてもつらいことだったと思う」と深い共感を語り、撮影では演じながら泣いてしまったこともあったという。ミルズ監督とグレタは、アビーというキャラクターに影響を与えたであろう人物についても話し合った。たとえば、セクシーで中性的な魅力を持つ「トーキング・ヘッズ」のベーシスト、ティナ・ウェイマス、「ブロンディ」のシンガーでロック界のピンナップガール、デボラ・ハリー。また、写真家シンディ・シャーマン、フェミニストの芸術家バーバラ・クルーガー、パンク詩人で歌手のパティ・スミスもグレタが自主的に参考にした。「パンク・ガールがとてもセクシーだったのは、『私はホットよ。でも、あんたのためじゃない』という言葉」とグレタは言う。「彼女たちの魅力は、デンジャラスな部分にあったと思う」。さらに、グレタは年代物のカメラを何か月も持ち歩き、1978年以降に録音されたいかなる音楽も聴かないというルールを自分に課し、1977年に登場した女性パンクのための初めてのヘアカラー“マニックパニック”で髪も染めるなど、徹底したこだわりを見せた。劇中では、「LOU REED」(ルー・リード)「DEVO」(ディーヴォ)とロゴが入ったハンドメイド風のロックTシャツや、赤や黄色の原色のシャツとパンツ、カラータイツをあわせ、アクセサリーは着けないマニッシュでパンクなスタイルでアビーというキャラクターを見事に表現したグレタ。パンク・ロックにあわせて激しく踊る彼女の姿も、鮮烈な印象を与えている。『20センチュリー・ウーマン』は6月3日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:20センチュリー・ウーマン 2017年6月3日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年05月21日ビームス(BEAMS)が、マイク・ミルズ監督の最新作「20センチュリー・ウーマン」の公開を記念して、5月27日(土)にコラボレーションアイテム等を発売する他、6月2日(金)からは、監督が2017年春の来日時に撮り下ろした初公開の写真展を実施する。前作「人生はビギナーズ」から早6年、マイク・ミルズ監督の最新作「20センチュリー・ウーマン」が6月3日(土)より全国で公開される。この作品は監督自身の母親をテーマに描いた、母と息子のラブストーリーで、第89回アカデミー賞脚本賞にもノミネートされた話題作。映画の公開に先駆けて、5月27日(土)より本作と<BEAMS BOY>のコラボレーションTシャツとトートバッグを、全国のBEAMS各店およびBEAMS公式オンラインショップにて発売。グレダ・ガーウィグが演じるパンクな写真家アビーが、劇中で撮影した写真をフィーチャーしたTシャツ3型とトートバッグ2型がラインナップ。写真下には、“I’m going to need a story.(私たちには物語が必要なの)”という印象的なアビーのセリフがレイアウトされている。また、同日より「ビームス ウィメン 渋谷」では、コラボレーションアイテムに加えて、映画のサウンドトラックCDとBEAMS限定のポスターも展示販売する。サウンドトラックCDは、原宿「ビームス レコーズ」およびBEAMS公式オンラインショップでも購入可能。映画公開前日の6月2日(金)からは、原宿の「トーキョー カルチャート by ビームス」にて、マイク・ミルズ監督が今春の来日時に撮り下ろした東京の風景写真をエキジビション形式で紹介。そして、岡本仁氏が編集し<TOKYO CULTUART by BEAMS>が発行するフリーペーパー『ART FOR ALL』には今回、マイク・ミルズ監督のインタビューが掲載される。コラボレーションアイテム発売日:2017年5月27日(土)取り扱い店舗:全国のビームス各店(一部店舗を除く) / BEAMS公式オンラインショップ■Tシャツ(ウィメンズ) 各¥5,800(税抜)■トートバッグ各¥4,500+税関連イベント1:POP UP SHOP『20センチュリー・ウーマン』ポップアップショップ開催期間:2017年5月27日(土)〜6月11日(日)開催場所:ビームス ウィメン 渋谷東京都渋谷区神南1-14-7 2F TEL 03-3780-550 11:00〜20:00 会期中無休コラボレーションアイテムのTシャツとトートバッグに加え、限定ポスター(全8種類各¥8,000+税)とサウンドトラックCD(¥2,400+税)も販売。2:EXHIBITION写真展「I WANT TO SEE THIS MODERN WORLD. TOKYO PHOTOS BY MIKE MILLS」開催期間:2017年6月2日(金)〜6月7日(水)開催場所:トーキョー カルチャート by ビームス東京都渋谷区神宮前3-24-7 3FTEL 03-3470-325111:00〜20:00会期中無休プロモーションのために6年ぶりに来日したマイク・ミルズ監督。彼が写した東京の風景を展示し、フリーペーパー『ART FOR ALL』を配布します。また、サウンドトラックCD(¥2,400+税)を販売。写真は展示のみで販売はございません。サウンドトラックCD発売日:2017年5月24日(水)価格:¥2,400(税抜】取り扱い店舗:・ビームス レコーズ東京都渋谷区神宮前3-25-15 1FTEL 03-3746-078911:00〜20:00不定休・BEAMS公式オンラインショップ関連イベント開催中は、「ビームス ウィメン 渋谷」および「トーキョー カルチャート by ビームス」でも販売。映画「20センチュリー・ウーマン」1979年のサンタバーバラを舞台に、15歳のジェイミーが母親でシングルマザーのドロシアと、「息子の教育を手伝って欲しいの」とドロシアから頼まれた写真家のアビー、幼なじみのジェリーという3人の女性と過ごしながら成長していくひと夏を描く。第89回アカデミー賞脚本賞ノミネート作品。6月3日(土) 丸の内ピカデリー/新宿ピカデリーほか全国公開。監督・脚本:マイク・ミルズ出演:アネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ2016年/アメリカ/英語/119分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/原題:20TH CENTURY WOMEN/ 日本語字幕:髙内朝子/PG-12/ 配給:ロングライド
2017年05月21日(撮影/松蔭浩之) 「数日前、小池百合子東京都知事(64)と東京都議選の広報用の撮影でお会いしたときのこと、都知事はこうおっしゃいました。『力を合わせて頑張りましょうね!やるからには全力で。選挙は大変だけど、最後に“グリコポーズ”のようなガッツポーズをしている自分の姿を描きながら、頑張ってね!!』。このお言葉で、『ああ、ついに勝負が始まったんだな』と、思いました」 大きな瞳と、とびきりのスマイルでこう話すのは、元・テレビ朝日アナウンサーで1児の母・龍円愛梨さん(40)。4月末、小池都知事の会派「都民ファーストの会」(野田数代表)が東京都議会議員選挙(7月2日投開票)の公認候補予定者として、龍円さんを渋谷区選挙区で抜擢することを発表したのだ。 ’77年3月、スウェーデン生まれの龍円さんは’12年に局を退職後、米国に渡り、現地で活動する実業家と結婚。’13年5月5日に待望の第1子・ニコくん(4)を出産したが、生後1カ月でダウン症があることがわかる。龍円さんはもちろん、四六時中離れずにニコくんの育児に専念。幸いニコくんは大きな手術をすることなく順調に育ってきた。そして’15年、互いのライフスタイルの変化から離婚を選び、シングルマザーになった龍円さんは、帰国して、高齢の両親のいる都内の実家で、ニコくんと暮らしてきた。 そんな彼女に再びスポットが当たったのは、今年1月、小池都知事の政治塾「希望の塾」が東京都議選の候補者を絞り込むための試験を開催し、龍円さんも受験していたことによる。その龍円さんが、わずか2カ月足らずのあいだに、都議選に出馬することを決めた。つまり一般の市民から“政治家”になる決意をしたのだ。本誌はさっそく、東京都内の同会派の事務所に龍円さんをたずね、その“翻意”の経緯を確かめた--。 「2月の初めのことになります。『都民ファーストの会』の野田代表から『お話があります』と呼ばれたんです。都議選の行方などが報道され始めた時期でしたので、『もしや出馬の打診?』と思ったのですが、『希望の塾』に入ったときの私の気持ち=政策面で意見をお伝えすることで都知事をお手伝いしたい、ということを申し上げるチャンスだと思い、お会いしたんです」(龍円さん・以下同) 龍円さんがそこで話したことは、スペシャルニーズ、つまり特別な支援を必要とする子の、保育や学習に関する行政のサポート体制の向上についてだった。それを話すと、野田代表に「やりたいことがあるのなら、自分でやってはどうですか」と言われる。龍円さんはできない理由を「子どもがいるので、帰らなければいけない。公務を全うできそうもないんです」と伝えた。すると代表は「やりたいことが明確にあることが素晴らしい。できる範囲でやってみたらいいのではないでしょうか――」と話してくれたという。とりあえずその日は、態度を保留して持ち帰ることに。 そして、3月のある日、野田代表と飲食店の個室で打ち合わせしているときのことだ。店員の「到着されました」という声に振り向くと、あのスマイルをたたえた女性――いまや東京都だけでなく、日本中の女性の関心をあつめる――小池都知事が、さっそうとあらわれたのである。 「もう、私は直立不動ですよね(笑)、都知事は『こんにちは』とおっしゃったあと、お座りになって、私の目をじっと見ていただいて……。『龍円さん、やりたいことがあるんだったら、自分の手でやるのがいちばん早いわよ。都政はスピード感があるから、具体的に、実際に、早く変えていけるわよ。私は都知事になってよかったと思っています。東京が変われば、日本が変わるよ!』と」 それまでは、ダウン症をはじめ、さまざまな障害のある人に対する施策について、行政機関などに「やってください」と訴える立場だった龍円さんに、「やるのは自分なのだ」というモチベーションが生まれた瞬間だった--。 「当選できたら、まずは待機児童問題に着手したい。制度としてはあるけれど、あまり活用されていないシステムに『保育ママ』というものがあります。保育士などの資格のある方が、自宅などでお子さんを預かるサービスです。ただ、これを活用できるのが、現状では『3歳未満』なので、せめて『未就学児』までに引き上げたい。これがもっと普及すれば、お金をかけて新たな施設を建設する必要も少なくなると思うんです」 その瞳は、都政を変える熱い思いで満ちていた。
2017年05月19日「オンエア直前のディーンさんは非常に表情が硬く、担当コーナーの資料を何度も読み返していて、周囲もあまり声をかけられない雰囲気でした。相当に緊張しているのが伝わってきました」(テレ朝関係者) 4月22日からスタートした新番組『サタデーステーション』(テレビ朝日系)で、報道番組という新しい舞台に挑戦しているディーン・フジオカ(36)。 初回の放送で彼が挑んだテーマは“フードバンク”。家庭や企業で余っている食品を持ち寄り、シングルマザーや高齢者などで、十分に食事がとれていない人たちを支援していく活動のことだ。 ディーンはスタジオで「困っている人たちが、引け目なくこういうサービスを利用できるようになってほしい」と訴えた。 「これはディーンさん自身の企画です。日本ではまだ馴染みの薄いフードバンクですが、その現状と食の大切さを、彼自身の言葉で伝えていて、心に響くものがありました」(番組制作関係者) それだけに思い入れが強かったのだろう。冒頭の緊張ぶりとなったわけだが、じつはこの日、ディーンは生放送中に“窮地”に立たされていた。 「事前の打ち合わせで、司会の高島彩さんとのやりとりを細かく決めてあったのですが、オンエア中にその一部をディーンさんが飛ばしてしまったんです。それを、機転をきかせて完璧にフォローしたのが高島さんでした。番組終了後、ディーンさんは『高島さんに助けられました!ありがとうございました!』と頭を下げていましたが、最後は大役を終えて安堵の“ディーン・スマイル”を見せていました」(前出・制作関係者) 次回の出演が楽しみだ。
2017年05月12日俳優の窪塚洋介と「Dragon Ash」の降谷建志という、同年代のカリスマ性あふれる2人がバディを組むことでも話題の映画『アリーキャット』。このほど、2人がなぜ“マル”と“リリィ”なのか、なぜバディを組むことになったのかにも触れた予告編が解禁となった。元ボクシングの東洋チャピンオン・朝秀晃。試合中の頭の怪我で引退に追い込まれ、いまは頭の後遺症に悩みながらも、ひっそり警備会社のアルバイトをしている。唯一、心を通わせていた野良猫の失踪をきっかけに、自動車の整備工場で働く梅津郁巳に出会う。あるとき、秀晃は個人的な理由によりシングルマザーの女・土屋冴子にボディーガードのアルバイトを頼まれる。たまたまその場に居合わせた郁己は、女をストーカーしていた男・玉木敏郎を殴ってしまい、一緒に行動するはめに。秀晃と郁巳は、共に冴子を守るため東京へ向かうことになるが…。マーティン・スコセッシ監督の渾身作『沈黙-サイレンス-』でハリウッド進出を果たした窪塚さんと、結成20年を迎えた日本を代表するバンドの1つ「Dragon Ash」のフロントマン、Kjこと降谷さん。この2人の胸躍るような顔合わせが実現した本作。また、シングルマザーの冴子役には市川由衣、彼女の元恋人で凶悪なストーカーには品川祐、そして、主人公のボクサー時代のパトロンだったヤクザの幹部を火野正平が演じ、異彩を放つ。そのほか、三浦誠己、高川裕也、柳英里紗、川瀬陽太、森岡豊、馬場良馬ら存在感のある面々が脇を固め、監督を『捨てがたき人々』『木屋町DARUMA』などの榊英雄が務める。今回解禁となったのは、本作待望の初映像となる予告編。マル(窪塚洋介)がリリィ(降谷建志)と出会ったきっかけは、ある野良猫(alley cat)だった。やがて、謎めいたシングルマザーの登場により、面倒なことに“ドミノ倒し”のように巻き込まれていくなかで、マルがこれまで逃げていたものにアツく挑んでいく様子が描かれていく。闇社会に絡んだクライムサスペンスの要素を持ちつつも、人生につまずいた者たちの再生の物語であることが伝わってくる。公私ともにリスペクトしあう、窪塚さんと降谷さんの息はぴったり。劇中の空気感を一足先に感じられる予告編となっている。『アリーキャット』は7月15日(土)より テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月12日ひとりだけど、ひとりじゃないを叶える場所誰にも責任を追わない、気ままなおひとりさま。だけどちょっと怖いのは、体調を崩したときや、とてつもなくさみしさが襲ってきたときです。普段は自由を満喫ししたいけど、何かの時には、誰かにいて欲しい……。そんなワガママを叶える場所があります。数十人~100人規模の住人がいる大型のシェアハウスです。やはりシェアハウスというと、まだまだ「20代の若者が住むところ」というイメージがありますね。ちょっと豪華な賃貸を何人かで分け合って住んで、家賃を安く済ませるというような。だけど大型シェアハウスの家賃は、それほど安くはありません。光熱費込みですが、月に5万~10万円くらいします。企業の独身寮や学生寮をリノベーションして作られることが多く、共用部分がゴージャスなのも特徴です。大型テレビやソファーの置いてあるラウンジ、シアタールームやジムの設備があったり。個人ではとうてい買えない家電や備品があるところも魅力のひとつです。こうした大型シェアハウスは、個室がきちんと確保されています。部屋に入れば、誰にも邪魔されずに自分だけの空間でくつろぐことができます。これは普通のひとり暮らしと同じですね。キッチンやお風呂、トイレといった水回りは共同のことが多いようです。大型シェアハウスのいいところは、干渉されることもなく、ハウスの仲間と仲良く騒いだりもできること。つまり、自分のライフスタイルに合わせて生活できるんです。ハウス自体は住人同士の交流を勧めていて、毎月ホームパーティはあるし、誰かが退所するときには有志でラウンジに集まりパーティを開いています。住人同士でレンタカーして遊びに行く人もいるようだし、ハウス内恋愛も活発なようです。ここでおひとりさまから脱出してシェアハウスを卒業する人もいそうです。和久井は大型シェアハウスに住んで1年になりますが、ハウスには特に親しくしている人はいないので、公のホームパーティ以外は呼ばれません。一番おしゃべりするのはお掃除に来る女性です。その代わり、面倒な人間関係もありません。共用部分で誰かに会ったら挨拶はしますが、深入りしないし、されません。払拭されつつあるイメージとライフスタイルに合わせた多様化1年住む間に、だんだんと住人の年齢層が幅広くなってきたな、と感じます。40代、もしかしたら50代の方も見かけるようになりました。大型シェアハウスの認知度が高まり、「若者の住む家賃の安い部屋」というイメージが払拭されてきたのでしょう。今、都市部では次々とシェアハウスが作られています。古い独身寮や空室率の高い賃貸がシェアハウスへとリノベーションされています。こうしてある程度飽和状態になったら、次は差別化が始まるでしょう。女性のみの物件はいくつもありますし、最近では、ペット可のシェアハウスができたと聞きます。近い将来、ユニバーサルデザインが施された物件やシングルマザー専門、LGBTなど、さまざまな特色を持つシェアハウスできていくでしょう。老人ホームとの境目がないような物件もできてくるかもしれません。ひとりだけど、ひとりじゃない。ひとりの不便さを払拭して、美味しいとこだけをいただける。苦しいとき、辛いときにはラウンジに行けば誰かがいる。シェアハウスは「若者の仮住まい」から「終の棲家」まで、さまざまな形に多様化していくことでしょう。こうした環境を利用して、より楽しいおひとりさまライフを過ごせたら、と思います。Text/和久井香菜子特集「おひとりさまのあたらしい住処」もあわせてご覧ください!・なぜ“誰かがいる空間” で暮らしたいのか?/東京大学・松村秀一教授・「ひとり」と「ふたり」と「みんなで」を、行ったり来たりする人生が理想
2017年05月11日井浦新が主演する映画『ニワトリ★スター』が、来春よりヒューマントラストシネマ渋谷をメインに全国にて順次公開されることが決定。また、俳優・成田凌とヒロイン役には映画初出演となる紗羅マリーが参加していることも分かった。なお、5月17日(水)より開催される「第70回カンヌ国際映画祭」のマーケットにてプレミア上映されることも決定した。物語は、裏社会の住人とも呼べない場末の生活を送る草太と同居人の楽人の姿を軸に展開されていく。深夜のバーでアルバイトをしている2人の秘密は、大麻の密売で生活していること。目標もなく中途半端に生きてきた2人が巻き込まれる“あいつら”の恐怖、街の不良たちを影で操り暴力団の新たな形態を構築するヤクザ・八田、DVの恐怖にさらされながらも愛を支えに耐える未婚の母子、知っているつもりで何も知らなかった親友の内面…。草太と楽人が迎える運命の先には、予測不能な結末が待ち構えていた――。井浦さんが『ジ、エクストリーム、スキヤキ』以来の映画主演を務める本作は、井浦さんがくたびれた大麻の売人・草太役を演じるバイオレンスラブファンタジー作品。『殴者NAGURIMONO』の原作や『ハブと拳骨』の原案・音楽(田中雄一郎名義)を手掛けているかなた狼が、本作で初監督を務める。「草太は、監督であるかなた狼、かなた狼である田中雄一郎(監督の本名)という一人の男が投影された役なので、ずっと自分の中には田中雄一郎という存在があって…」と自身の役柄を語る井浦さんは、「田中雄一郎という人間をとにかく食っていこう。喰らい続けて全部喰い散らかした後に、残りカスが出て来る。その残りカスが出てきた頃に自由になるんだと信じて準備をしていました。撮影が始まる頃には、生活と現場の境界線はなくなり、雨屋草太として撮影地の大阪でズブズブと生きている姿を記録されてるような、どこかドキュメントの感覚で芝居していました。そういう意味でこの映画へのモチベーションは、監督である『田中雄一郎』と言う一人の男をとにかく喰らい尽くしてやろうという挑戦でもありました」と語っている。また、草太とともに裏社会に接しながらも、その日暮らしで2人で共同生活を送る、全身タトゥーで赤髪モヒカン色欲狂いの楽人役を、男性ファッション誌「MEN’S NON-NO」の専属モデルとして活躍し、『君の名は。』『キセキ ーあの日のソビトー』「逃げるは恥だが役に立つ」、現在放送中の「人は見た目が100パーセント」などに出演する成田さん。本作のヒロイン役には、13歳からモデルとして活動を始め、歌手デビューも果たした人気モデルの紗羅さん。ブロードウェイミュージカル「RENT」に出演も決まっており、女優としても活動の幅を広げている彼女は、映画初出演ながらDVを受ける薬物中毒のシングルマザーという難役に挑戦する。成田さんは、「体、時間、人間関係、感情、欲、全てをこの作品に持っていかれてしまいたい、捧げたいと思い、必要のないものは排除し、必要なものは求め、染み込ませ、受け入れ、生活にし、大阪という街に、人に、生かされた、2016年の夏でした。俳優として、この上のない贅沢な時間、全てが挑戦であり、全てが“星野楽人”という人間を生かすためのものでした」と撮影をふり返る。紗羅さんは、「何もかも、台本というものを開いたことも、自分以外の人間の名前を名乗る、ということも全てが初めての挑戦でした。私のファンでいて下さってる方々に、見たこともない私を、姿をみてもらえると思います」とコメントし、「愛というものは、自由自在に変化するものだと思います。なので、私は愛と言う言葉があまり得意ではありません。でも、この世の中で、変わらない愛がちゃんとあるんだということ。生を受けてから死ぬまでの中に、必ず変わらない愛をプレゼントしてくれる人がいるから、見失わないように。この映画を観て、いろんな愛を感じてください」とメッセージを寄せた。そのほか、ヤクザの組長役に津田寛治、草太の父親役に奥田瑛二、主人公2人が暮らす個性的なアパートの管理人役にLiLiCoがそれぞれ出演。LiLiCoさんは劇中で大胆演技にも挑戦しているようで、「映画で成田凌くんの童貞を奪えたのは一生の自慢!たまに成田くんがいまでも夢に出てきますよ(笑)」と話し、津田さんは「骨太な作品で僕が挑んだ役は、爬虫類のようにガリガリに痩せたKICHIGAYヤクザ。13kg減量して現場に臨んだのですが、監督の優しく熱い男気にかなり助けられました」と役作りで減量にも挑んでいたことを明かしている。『ニワトリ★スター』は2018年春、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開予定。(cinemacafe.net)
2017年05月09日モデルの紗羅マリー(30)が、井浦新の主演映画『ニワトリ★スター』(2018年春公開)のヒロイン役でスクリーンデビューを果たす。本作は、場末の生活を送る雨屋草太(井浦)と同居人・星野楽人を中心に展開。大麻の密売で生計を立てる中、目標もなく中途半端に生きていた2人には予測不能な結末が待ち受けていた。紗羅が演じるのは、楽人と深い縁を持つ沖縄県出身の女性・知花月海(ちばな・つきみ)。未婚のシングルマザーとして夜の仕事をしながら生きているが、心が弱くなった時に手を出した覚せい剤の依存症に苦しみ、DVで疲弊する日々を送る難役だ。今回の出演に際し、紗羅は「私のファンでいてくださっている方々に、見たこともない私を、姿をみてもらえると思います」とアピール。本作が初監督作となるかなた狼監督は、紗羅について「演技指導に対しての反応が早く、撮影初日が1番過激なシーンであるのにも関わらず動揺も見せず、その時に紗羅に対する不安が確信へと変わりました」とコメントを寄せている。紗羅は13歳の時からモデルとして活動をはじめ、数々の女性ファッション誌やファッションショーに出演。今年7月から上演されるブロードウェイミュージカル『RENT』で舞台初出演するなど、近年は女優としても活動の幅を広げている。○紗羅マリーのコメント「何もかも、台本というものを開いた事も、自分以外の人間の名前を名乗る、ということも全てが初めての挑戦でした。私のファンでいてくださっている方々に、見たこともない私を、姿をみてもらえると思います。お話をいただき、やりたいです!と言った日から、決定もしていないのにダイエットを始めました(笑)。撮影が始まってからは、全く何が正解なのかわからず、自分との戦いでしたが、監督も、俳優さんも、スタッフのみなさんもみーーーんな一緒に戦ってくれたので輝くことが出来たと思います。愛というものは、自由自在に変化するものだと思います。なので、私は愛と言う言葉があまり得意ではありません。でも、この世の中で、変わらない愛がちゃんとあるんだという事。生を受けてから死ぬまでの中に、必ず変わらない愛をプレゼントしてくれる人がいるから、見失わないように。この映画をみて、いろんな愛を感じてください」(C)Gentle Underground Monkey
2017年05月09日「琴音は、唯一えん罪で入る囚人ですが、私自身これからの展開がわからない部分もあるんです。そのなかで、しゃべる場面と無言の場面が極端に分かれていたりするから、テンションの付け方が難しいですね。一見ひたすら腹黒そうでつかみどころのない琴音だけど、思いを吐き出す瞬間は共感してもらえたらうれしいです。見たらスカッとしてもらえるドラマだと思います」 こう語るのは、4月21日スタートの新ドラマ『女囚セブン』(テレビ朝日系・金曜23時15分〜)で、壮絶な獄中生活にも負けない強さを持つ主人公・琴音を演じる剛力彩芽(24)。物語は、刑務所を舞台に、無実の罪で服役した琴音と、ひとクセもふたクセもある女囚たちとの戦いが描かれる。獄中マウンティングバトルの末に琴音が行き着く先は果たして?濃すぎるキャラの女囚、それを演じる共演者たちを剛力が解説してくれた。 ■楠瀬司役・山口紗弥加 政治資金規正法違反および詐欺罪で服役中の政治秘書。 「演じているのは普通に見えて内面はかなりぶっ飛んでるギャップが激しいタイプですが、ふだんの山口さんは“女囚”イチ美容に詳しくて、アドバイスもしてくださるかわいい女性です。それでも役に入るとクールな感じに一変。その瞬間が鮮やかです」(剛力・以下同) ■市川沙羅役・トリンドル玲奈 夫を殺した罪で刑務所入りしたシングルマザー。雑居房では最年少だが、刑務所歴はかなり長く、琴音に対するいじめも率先して開始する。キレると怖い。 「ふだんはおとなしくて、ボーッとしているのをよく見かけます(笑)。そんな彼女が演じるブチギレも必見です!年齢がいちばん近いから話も合うんです」 ■津田桜子役・平岩紙 遺産目当てに色仕掛けで男を殺した毒婦で後妻業。無期懲役。「キャキャキャキャ」という笑い声がなんとも耳障りで、ケンカに勝っては相手をバカにして高笑い。 「特に個性的な役を演じていらっしゃる平岩さんは関西の方。琴音は京都弁を話すので、細かいイントネーションを教えてもらっています」 ■矢島千鶴香役・橋本マナミ “全身整形サイボーグ”の有名美容整形外科の看護師。不倫にハマった末、業務上過失致死罪で服役中。ヒステリックで被害妄想癖アリ。 「セクシーだけど暗い役だからギャップが面白い!雑居房で着ているワンピースは私と同じ形なのに、橋本さんが着るとすんごいセクシーなコスチュームに一変しちゃう(笑)」 ■平塚うめ役・木野花 雑居房で最年長の老女。顔つきは優しいが、老老介護の末に夫を殺し、刑務所入り。琴音へのいじめには関与せず、粛々と労務をこなしている。ちょっと耳が遠い。 「木野さんは手相が見られるらしくて、私も見てもらいました。そこから人生相談もしてもらって、いいお言葉を頂きました!内容はヒミツで」 ■坂本奈津役・安達祐実 無銭飲食を繰り返していた、刑務所内いちばんの情報屋。琴音に刑務所内でのルールを教えるなどあれこれ世話を焼くも、その優しさは実はウソ!? 「安達さんは陰のムードメーカーだと思います。劇中、奈津がツッコミを入れるシーンがよくあるんですけど、安達さんの間の取り方は、見ていてとても勉強になります」
2017年04月21日人種、年齢、セクシュアリティを越えた普遍的な感情を描き、観る者の心を大きく揺さぶる『ムーンライト』。本作で主人公の母親を演じ、アカデミー賞助演女優賞に初ノミネートされたのは、インディペンデント映画から『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『007』シリーズなどハリウッド大作で重要な役を演じ、幅広く活躍する英国女優のナオミ・ハリス。本作の撮影と『007 スペクター』のプレスツアーの時期が重なり、わずか3日間の撮影期間ながら、強烈な印象を残したナオミのインタビューがシネマカフェに到着した。第89回アカデミー賞にて、『ラ・ラ・ランド』を抑え作品賞を獲得した本作。劇中でナオミが演じるポーラは、息子シャロンを愛する気持ちはもちろんありながらも、麻薬中毒に陥り、育児放棄をしてしまう母親。息子が偶然出会い、父のように慕っているフアンから麻薬を買っている。ナオミは、問題を抱えた複雑な役柄を熱演し、アカデミー賞はじめ各賞で助演女優賞にノミネートされた。そんなポーラの役柄について、ナオミは「シングルマザーで1人で息子を育てている彼女はドラッグ中毒を隠しているの。でも次第にドラッグのせいでひどく自身を見失っていく。それでも最終的に自分を取り戻して立ち直るのよ」と語る。そもそも多忙を極める中、本作に出演したきっかけは、「エージェントから持ち込まれた台本を読んで、ものすごくきれいな物語に深く感動したの。バリー・ジェンキンスの初監督作品もすばらしく、ぜひ参加したいと思ったの」と言う。「まず思ったのは、愛を探し求める物語で、愛を切に求める人間が美しく描かれていることよ。そして、登場人物たちが自分たちの居場所を探し求め、他人を通してそれを見出していく過程もとても美しく描いているの」と、ジェンキンス監督が紡いだ物語の美しさに大きく惹かれたことを告白する。また、主人公がもがきながら生きていく様子を3つの時代で綴った本作は、少年期・青年期・成人期で主人公を演じる俳優が変わっている。ナオミは1人で3つの時代の母親を演じており、3人の息子役と共演しているが、「皆とても素晴らしかった、そのうち2人は演技が初めてだったのに。3人とも賢くて献身的だったわ。お互いよく分かりあえるほど時間がない中、たったの3日間だけ撮影に入った私によく付き合ってくれたわ」と、3人の“子どもたち”アレックス・ヒバート、アッシュトン・サンダース、トレバヴァンテ・ローズの献身と柔軟性を称えている。麻薬中毒者という難しい役柄ではあったが、「役のためにたくさんリサーチをしたわ。まずは、ドラッグ中毒から調べて、コカイン依存症を描いたドキュメンタリーをネットで何本も見て、ポーラのような女性を調べていて、だんだん役への糸口が見えてきたの」と語り、ドラッグはもちろんのこと、アルコールもタバコもやらない彼女なりの真摯な役作りの秘訣を明かした。さらに、ナオミ自身が台本を読み、ぜひこの人と仕事がしたいと思ったというジェンキンス監督については、「バリーは才能のある監督で美しい作品を作る人よ。ただの才能のある監督ではなくて、本物の紳士なの。自分の目指すものや明確なビジョンをしっかり持ってブレずに追及する強さがあって、やさしく穏やかに話してくれるからセットにいて安心感があるの。だから、バリーとの仕事はのびのびできるわ。そういう環境だと俳優たちは奇跡を起こせるの。ベストの力が発揮できるから」と、若き監督を大絶賛。本作を見事にアカデミー賞作品賞に導いた監督の才能と俳優たちの力を引き出す力に、絶大な信頼を寄せていたことを語っている。『ムーンライト』はTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 A24 Distribution, LLC
2017年04月15日2014年公開されたベルギー・フランス合作の映画『地獄愛』が、7月より日本公開が決定。本作は、アメリカに実在した殺人鬼カップル、レイ&マーサをモデルに、出会い系サイトで知り合った結婚詐欺師・ミシェルとシングルマザー・グロリアの狂気的な恋愛模様を映し出した物語。この度、本作の予告編と場面写真が到着した。シングルマザーのグロリアは、出会い系サイトを通じてミシェルという男に出会う。ミシェルは寂しい女性を夢中にさせ、女性の性的欲求を満たすことで生計を立てる結婚詐欺師であった。グロリアはミシェルに出会った途端深い恋に落ち、ミシェルが結婚詐欺師だと知ってもその恋は冷めることはなく、娘を放棄するほどミシェルを付け回し、2度と自分から離れないように強要。最初はそんなグロリアを恐れていたミシェルも、いつしかその異常な愛を心地よく感じ、兄妹と偽り共に結婚詐欺をする道を選ぶ。しかし、そんな2人の歪んだ愛は、やがて未亡人を次々と殺す狂気へと変わっていく――。「オースティン・ファンタスティック映画祭2014」にて最優秀作品賞など4冠を果たし、ベルギーのアカデミー賞といわれる「マグリット映画賞2016」で3部門を受賞した、狂気のラブストーリー『地獄愛』。『ネオン・デーモン』のニコラス・ウィンディング・レフン監督が審査員長を、『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督が審査員を務めた「第6回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」では、見事審査員賞を獲得している。監督を務めたのは、デビュー作『変態村』でカンヌを始め全世界に騒然と熱狂を以ってその名を轟かせたファブリス・ドゥ・ヴェルツ。監督は、そんな『変態村』と本作『地獄愛』を含めた「ベルギーの闇3部作」を製作予定で、「魅力的な文脈と俳優たちと戯れ、罪深く、不気味で詩的な映画を作り上げたい」と語っている。このほど公開された予告編では、殺人鬼カップルへと化す2人の出会いからスタート。徐々にミシェルに惚れ込み、嫉妬と寂しさに苦しみ、狂気が芽生えるまでのグロリアの表情が印象的な仕上がりに。また、最後にはテーブルの上に横たわる裸体をのこぎりで…というシーンで終了するという、何とも衝撃的な予告編となっている。『地獄愛』は7月1日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年04月12日俳優・窪塚洋介と「Dragon Ash」の降谷建志がバディを組み、『捨てがたき人々』『木屋町 DARUMA』など野心作を手掛ける榊英雄が監督を務める映画『アリーキャット』。この度、本作の世界観を伝えるポスタービジュアルと場面写真が解禁された。主人公の朝秀晃(通称:マル)は、元ボクシングの東洋チャピンオン。試合中の頭の怪我で引退に追い込まれ、いまは頭の後遺症に悩みながらも、ひっそり警備会社のアルバイトをしている。唯一、心を通わせていた野良猫の失踪をきっかけに、自動車の整備工場で働く梅津郁巳(通称:リリィ)に出会う。あるとき、秀晃は個人的な理由によりシングルマザーの女・土屋冴子(市川由衣)にボディーガードのアルバイトを頼まれる。たまたまその場に居合わせた郁己は、女をストーカーしていた男・玉木敏郎(品川祐)を殴ってしまい、一緒に行動するはめに。秀晃と郁巳は、共に女を守るため東京へ向かうことになるが…。本作は、野良猫(=alley cat)の様に街の片隅でひっそり生きる男が、ひょんなことからバディとなった男と一緒に、一人の女を守るために奮闘し、アツイ想いを取り戻していく物語。闇社会に絡んだクライムサスペンスの要素を持ちつつも、人生に躓いた人間の再生が描かれている。キャストには、主演の窪塚さんがマルこと朝秀晃役を演じ、そのバディでリリィこと梅津郁巳役を降谷さんが演じる。そのほか、シングルマザーとしてひたむきに生きるヒロイン・土屋冴子役に市川由衣、ヒロインの元恋人で凶悪なストーカーを品川祐、主人公のボクサー時代のパトロンだったヤクザの幹部を火野正平。また三浦誠己、高川裕也、柳英里紗、川瀬陽太、森岡豊、馬場良馬らが脇を固めている。このほど解禁されたのは、前を真っ直ぐ見据える 主人公のマルと、様子を伺うリリィの2人が写し出されたモノクロなポスタービジュアル。また、劇中で使用された車(グロリア)をモチーフにロードムービーを連想させつつ、これから2人に待ち受けるエキサイティングな物語を予感させる一枚となっている。『アリーキャット』は7月15日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年04月07日ある時は“トレンディ”な俳優たちの恋模様にヤキモキし、またある時は両親を失った6人きょうだいたちの強い絆に涙を流し……。移り変わりの激しいテレビ業界で、つねに話題を提供してきたフジテレビのドラマ枠「月9」が’17年4月に30周年を迎える。 30年にわたるその歴史のなかでは、驚くべきエピソードもたくさん生まれている。そんなトリビアを、『月9101のラブストーリー』(幻冬舎新書)の著者・中川右介さんとともに振り返っていこう。 ■スタート当初は撮影優先の鉄則から、ゲリラ撮影がひんぱんに行われていた 『君の瞳をタイホする!』(’88年)では、陣内孝則の演じる沢田刑事がシングルマザー役の浅野ゆう子にプロポーズし、彼女の娘が「空いっぱいを風船にして」というシーンがあった。 「風船を飛ばすロケは目黒の西郷山公園で行われたのですが、許可を取らずに撮影していたため、職員が止めにやってきたそうです。スタッフともめている間に撮り終えてしまうという離れ業でした」(中川さん・以下同) ■ドラマで初めて専属スタイリストを起用した ’88年当時、ドラマの衣装は衣装部がそろえていた。しかし、月9の大多亮プロデューサーは『最先端のブランド物を着せたい』という発想から外部のスタイリストを起用。その最初の作品が『君の瞳をタイホする!』だった。 「陣内扮するヒラの刑事が高級ブランド・ヴェルサーチの洋服を着用。『刑事の薄給でありえない』との声も出ましたが、それがトレンディドラマの王道になっていきます」 ■「月9」のライバルはドラマではなくNHKのニュースだった いまでもそうだが平日9時はNHKのメインニュース枠。当然、世の中を騒がすような事件が起きると、ドラマよりニュースを見る人が増えてしまう。それは月9といえども例外ではなく、NHKニュースが、視聴率アップのための最大のライバルだったというのだ。 「’95年には、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件など、大きなニュースが立て続けに起きましたから、少なからず影響はあったはずです。ただ’85年から『ニュースステーション』(テレビ朝日系)がスタート。ニュースは10時からそちらを見ればいいという空気が生まれてきたのも、『月9』にとっては追い風になったと思います」 ■主題歌でいちばん売れたのは『君がいるだけで』 大多プロデューサーはトレンディドラマのスタイルとして「ロケ地・衣装・音楽」の重要さを挙げている。 「トレンディドラマの最高峰ともいうべき『東京ラブストーリー』で、盛り上がる場面ではこれでもかと流された小田和正の『ラブ・ストーリーは突然に』に代表されるように、主題歌も大ヒットが相次ぎました」 ■『ロングバケーション』と『SMAP×SMAP』の初回放送日は同時だった ’96年4月、フジテレビは14年ぶりといわれる大幅な番組改編を行った。その柱の1つが月曜夜10時からの新番組『SMAP×SMAP』。人気絶頂のSMAPと月9を連動することで、若い女性層を2時間、くぎ付けにしたいという思惑だった。 「もちろん月9でもそれに合わせて木村拓哉主演の『ロングバケーション』を放送。初回の『ロンバケ』が30.6%、『スマスマ』が22.4%という高視聴率を上げ、フジテレビのもくろみはズバリ当たったというわけです」 ■平均視聴率トップ3はすべて木村拓哉と松たか子の共演作 月9の平均視聴率のトップ3は『HERO』34.3%、『ラブジェネレーション』30.8%、『ロングバケーション』29.6%となっている。 「松たか子は『ロンバケ』では木村拓哉演じる瀬名の音大の後輩で典型的なお嬢さまの役を好演しました。当時はまだ無名に近かったのですが、歌舞伎役者・松本幸四郎(当時)の娘で、リアルな“お嬢さま”だったことが報じられると、さらに人気が。そして『ラブジェネ』『HERO』では、木村の相手役に。視聴率の絶頂期だったこともありますが、役者としての2人の相性がよかった。そのため視聴者の好感度も抜群でしたね」 近年、若い女性のドラマ離れが指摘されるが、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)のように、まだまだテレビドラマには社会現象を巻き起こすだけの力がある。ぜひ次の「月9」に期待したい。
2017年04月02日「4月から、パート勤務の社会保険への加入対象がさらに広がります。もともと昨年10月、従業員501人以上の企業で、週20時間以上働き、年収が106万円以上などの条件を満たす方に、社会保険の加入が義務化されました。これが今年4月からは、従業員500人以下の企業でも、労使(企業と労働組合など)が合意すれば、社会保険に加入できるようになります」 そう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。社会保険に加入するかどうかの境界線は“106万円の壁”と呼ばれる。4月以降は、パートなら誰もが直面するかもしれない壁となった。 「とはいえ、社会保険料は、企業と働く人が折半で支払います。負担を増やしたくない企業もあり、ただちに社会保険の加入を迫られる方は、それほど多くないと思います。ですが、いざというときのために、加入した場合の保険料などを試算してみましょう」 そこで、荻原さんがパート勤務で年収106万円を得ているAさんを例に解説してくれた。 「パート勤務で年収106万円を得ているAさん。夫は会社員で、Aさんの年収は130万円以下ですから、社会保険は夫の扶養に入り、Aさんは保険料を払っていませんでした。昨年10月、Aさんは40歳から社会保険に加入しました。保険料は月々、厚生年金が8,000円と、健康保険が4,400円。40歳以上なので介護保険が750円かかり、合計1万3,150円です」 手取り月収は8万8,000円から、7万4,850円に減った。痛いマイナスだ。 「ですが、メリットもあります。まず、老後の年金額が増えること。Aさんが60歳までの20年間、年収106万円のまま加入し続けたとすると、厚生年金を国民年金に上乗せして毎月9,700円受け取れます。20年間に払った厚生年金保険料の総額は192万円。保険料アップも年金カットも物価上昇もなければ、82歳からは“もらい得”になるでしょう。次に、企業の健康保険に加入すると、病気やけがで働けないときに『傷病手当金』がもらえます。月収の3分に2相当が最長1年半支給されるので、大きな備えになります。目先の保険料負担と、将来の年金額アップなどを比べ、それぞれ考えてみてください」 いっぽう、社会保険に加入場合には。 「社会保険に加入すると、自営業者の妻やシングルマザーなど、現在、国民年金・国民健康保険に加入している方は得になります。社会保険は先述のとおり、企業が保険料の半分を負担しますから、個人の負担は今より減ります。おまけに、将来の年金も手厚くなるので、迷わず加入するといいでしょう」 しかし、最近、女性が働く環境は目まぐるしく変わっており、もはや「103万円以下が得」「社会保険加入は損」などと一律に語れる時代ではないと荻原さんは言う。 「それぞれ個別の条件で考え、結論を出しましょう。ただ、社会保険の財政は逼迫しています。政府のねらいは、加入者を増やし、保険料徴収を増やすこと。社会保険の加入対象は今後も広がると予想されています。それなら、働けるうちはどんどん働き、現金と、勤務実績を蓄えることが、私は大切だと思います」
2017年03月29日2児のシングルマザーのケイト・ハドソンに新恋人が出現。ダニー・フジカワとニューヨークデートを楽しむ姿が目撃された。「ETonline」に目撃者が語ったところによると、ケイトとダニーはニューヨークのレストラン「トゥット・イル・ジョルノ」で2時間ほどのロマンティックなディナータイムを過ごした。ディナーを終え外に出ると、レストランの目の前でキスし始め、止めたかと思うとちょっとおしゃべり、そしてまたキス…というのを10分ほど繰り返したという。「まるで世界に2人しか存在していないようなアツアツぶりだった」そうだ。ケイトはとても幸せそうで、ダニーの目を見つめたり、クスクス笑ったりと、始まったばかりの新しい恋に夢中な雰囲気に包まれていたとのこと。ダニーは2013年にレコード会社「ライトウェイブ・レコード」を立ち上げたシンガーソングライターで、以前はバンド「Chief」でギターを弾いていたこともあるミュージシャン。ケイトは過去、やはりミュージシャンのクリス・ロビンソンと結婚してライダーくんを出産し離婚、「ミューズ」のボーカル・マシュー・ベラミーと婚約し、ビンガムくんを出産するも破局。好みがミュージシャンであることは一貫しているようだ。(Hiromi Kaku)
2017年03月28日アネット・ベニング、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグら各世代の実力派女優たちを迎え、『人生はビギナーズ』のマイク・ミルズ監督が自身の母親をテーマに描く6年ぶりの新作『20センチュリー・ウーマン』。その待望の予告編とメインビジュアルが解禁となった。1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシアは、思春期を迎える息子ジェイミーの教育に悩んでいた。ある日、ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビーと、近所に住むジェイミーの幼なじみで友達以上恋人未満の関係である、ジュリーに「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」とお願いする。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった――。本作。第89回アカデミー賞では、脚本賞でマイク・ミルズが初ノミネートされたことも話題となった本作。前作『人生はビギナーズ』では自身のゲイの父親を描き、絶賛を受けたミルズ監督は、今度は、激動の70年代末期を舞台に自身の母親をテーマにする。自由奔放な母親役を演じるのは、第74回ゴールデン・グローブ賞において主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされたアネット・ベニング。また、ルームシェアをしているパンクな女性カメラマンには、『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』など出演作が続くグレタ・ガーウィグ、そして『ネオン・デーモン』のエル・ファニングが大人びた幼なじみのジュリーに、新人の美少年ルーカス・ジェイド・ズマンが監督の分身ともいえる少年ジェイミーを鮮烈に演じ、『スポットライト 世紀のスクープ』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のビリー・クラダップも名を連ねている。今回解禁した予告編では、アメリカのロックバンド「トーキング・ヘッズ」による1978年リリースの楽曲「The Big Country」をバックに、アネット演じるシングルマザーが思春期の息子の“教育”を2人の女性に依頼する。音楽、性…思春期のひと夏の日々を、彼女たちと過ごしたシーンが盛り込まれ、アネット演じる息子を育てる母親として思いも…。エルが演じる、ジュリーの“魔性すぎる幼なじみっぷり“にも要注目。また、本日3月28日(火)にはミルズ監督がプロモーションとしては『サムサッカー』以来、実に11年ぶりとなる来日を果たし、イベントなどに登壇する。『20センチュリー・ウーマン』は6月3日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:20センチュリー・ウーマン 2017年6月3日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 MODERN PEOPLE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年03月28日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
義父母がシンドイんです!