北川悦吏子が脚本を務める平成30年度前期連続テレビ小説「半分、青い。」。先日女優・永野芽郁がヒロインに決定したことが話題になったが、この度、追加キャストに佐藤健、松雪泰子、滝藤賢一らが出演することが22日(火)の会見で明らかになった。大阪万博の翌年、1971(昭和46)年。岐阜県東濃地方のとある町の小さな食堂に、鈴愛(すずめ)という女の子が生まれた。毎日野山を駆け回る元気な子だったが、小学生のとき、病気で片耳を失聴してしまう。そんな彼女を励ましたのは、わが子を愛してやまない両親と、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみだった。高校卒業後、彼女は少女漫画家を目指し、バブル真っただ中の東京に出る。師匠にしごかれアシスタント仲間と切磋琢磨して修業に打ち込むが、挫折。結婚して一人娘を授かるものの、家計は火の車。ついには夢追い人の夫から離婚されてしまう。バブルはいつの間にか終わり、世は低成長時代。度重なる失敗の末、シングルマザーとなって故郷に戻った鈴愛は、そこで思わぬ転機を迎えることになる…。今回、永野芽郁演じるヒロイン・鈴愛の冒険を彩るキャストに、佐藤健、松雪泰子、滝藤賢一、上村海成、中村雅俊、原田知世、谷原章介、風吹ジュン、余貴美子、矢本悠馬、奈緒、計11名が発表。鈴愛の母・楡野晴に朝ドラ初出演となる松雪さん、父・楡野宇太郎に滝藤さん、鈴愛の祖父・楡野仙吉に中村さん、祖母・楡野廉子に風吹さん、鈴愛の弟に上村さん。そして鈴愛の幼なじみ萩尾律に朝ドラ初出演となる佐藤さん、律の母・萩尾和子に原田さん、父・萩尾弥一に谷原さん。そのほか町医者・岡田貴美香に余さん、鈴愛の同級生・西園寺龍之介に矢本さん、同じく同級生・木田原菜生に奈緒さんが岐阜・故郷編に出演する。連続テレビ小説「半分、青い。」は2018年4月2日(月)~2018年9月29日(土)全156回放送予定。(text:cinemacafe.net)
2017年08月22日女優の真矢ミキが、オトナの土ドラ枠にて放送される10月スタートの新ドラマ「さくらの親子丼」で、フジテレビ系列の連続ドラマ初主演を果たすことがこのほど分かった。東京・大田区。羽田空港にほど近い下町とも言える雑多な雰囲気の中、ぽつんと一軒の古本屋「九十九堂」がある。漫画を中心に揃え、幅広い世代が訪れる店の主人・九十九さくらは、 少し変わった毎日を送っていた。古本屋の奥には「たまりば」と呼ばれる一室が。そこには、どこからともなく“行き場を無くした人々”が集まる。すると、主人のさくらは深く詮索するでもなく「親子丼」を出す。相手が誰であろうと無料。それがうまい。お腹を満たすだけでなく、心まで温めてくれるような。空腹が満たされた“行き場のない人”は、少しずつ自分のことをさくらに話し始めるのだ。それをさくらは聞く。あるときは笑顔で励まし、あるときは共に涙を流しながら。「泣きたいときは泣けばいい。落とした涙の粒だけ幸せの花が咲くんだから」それがさくらの口癖。そして今日もまたひとり、ふたりと、現代社会からはみ出してしまいそうな人間が、九十九堂を訪れる――。少年院出所後、妹の夢のために貧乏ながらも明るく懸命に生きる少年。 「この子さえいなければ…」と日々悩み続けるシングルマザー。複雑な家庭環境から摂食障害に悩む女性教諭。会社で居場所を失った自閉症の男性。いまを生きる人々の、様々な事情、リアルな感情が浮き彫りになっていく。そんな中、さくら自身もまた、悲しい過去と向き合うことに。さくらが親子丼を無料で振る舞うキッカケになった、16年前の出来事とは。ある日、九十九堂を訪れた一人の少女・二宮あざみが時計の針を巻き戻していく…。今回真矢さんが演じる主人公・九十九さくらは、「空腹の人に無料で親子丼を食べさせてくれる」という噂が都市伝説のように広まっている古本屋「九十九堂」を営む店主。行き場を失い腹を空かせて訪れる人に無料で親子丼をふるまい、彼らのお腹だけでなく心も満たしていく。また、さくらは結婚し、1男1女に恵まれ、平凡で幸せな毎日を送っていたが、長男がある少女の起こした事件に巻き込まれて死亡。夫とも離婚し、心に深い傷を負っているという役どころだ。脚本を手掛けるのは、連続テレビ小説「あぐり」「すずらん」、「3年B組金八先生」などの清水有生。リアルな社会問題について全国で取材し、それをもとに“現代に生きる不器用な人々”を描いていくオリジナル・社会派人情ドラマとなっている。現在真矢さんは「TOKIO」国分太一と共に「ビビット」にてMCを務めており、今回の主演決定には「朝の情報番組と走れるのか!?と思いましたが、嬉しい限りです」とコメント。また「前向きに前進する役が多い私ですが、今回のさくらさんは立ち止まっています。いつも心揺らして考えています。色んな人が葛藤を隠して普通に過ごそうと走る1週間。土曜の夜は、そんな方々に美味しい親子丼を食べていただきたいです」と話している。オトナの土ドラ「さくらの親子丼」は10月7日より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送(全8話予定)。(cinemacafe.net)
2017年08月18日『セシルのもくろみ』第5話のレビュー・あらすじ■『セシルのもくろみ』第6話のあらすじ(ネタバレあり)奈央(真木よう子)は読者モデル企画の廃止に伴い、『ヴァニティ』を卒業した。一方、『ヴァニティ』の顔であるハマユカこと由華子(吉瀬美智子)は、離婚後シングルマザーとしての生活を開始した。数カ月後、江里(伊藤歩)が奈央の元に現れる。『ヴァニティ』の専属モデルとして奈央を起用することになったため、奈央を迎えにきたのだ。読者モデル企画廃止後、『ヴァニティ』の売り上げ部数は少しずつ落ちていた。洵子(板谷由夏)は打開策として奈央を専属モデルにと、編集長の南城(リリー・フランキー)に申し出る。毎月の読者アンケートで、奈央がいなくなったことを惜しむ声が届いていたことも、奈央を押した理由のひとつだった。専属モデルとなった奈央は、6月号のワンピース特集に参加することとなった。モデルとしてまだまだ未熟な奈央を成長させようと、江里やトモ(徳井義実)は特訓に協力する。しかしいざ撮影となるとうまくいかず、奈央はカメラマンや専属モデルのレイナ(芦名星)をイライラさせてしまった。奈央が落ち込んでいるなか、『ヴァニティ』が有名海外ブランド「フェローニ」の日本上陸50年を記念した3誌限定のタイアップ企画に選ばれる。「フェローニ」は江里にとって思い入れの強いブランドであったため、江里はいつも以上に気合いを入れて企画に取り組んだ。モデルはレイナになるかと思いきや、「フェローニ」は「イメージが合わない」としてレイナを起用せず、代わりに無名のモデルを求めた。南城と洵子は、奈央を推薦することにしたが――。■『セシルのもくろみ』第6話の感想読者モデルの奈央が、いよいよ専属モデルとして登場しました。「おめでとう!」と言いたい気持ちでいっぱいです。……とはいえ、喜んでばかりはいられません。読者モデルとは段違いの厳しさが漂う現場で、素人同然の奈央がプロのモデルとして仕事をするなんて、かなり厳しいことです。江里は緊張している奈央をかばうように「今日が初めての撮影で……」と弁解しますが、カメラマンは「だから?」の一言。そう、初めてだろうとなんだろうと、プロを名乗る以上そんな言い訳は通用しません。それはモデルに限らず、どの業界でもそうでしょう。見ている側は、もう「プロ」として見ていますからね。プロ意識といえば、江里が奈央に放った言葉が印象的でした。「基礎を学ばずにオリジナリティを出そうなんてずうずうしいんだよ」です。奈央はファッション雑誌に登場するモデルたちを、以前から「この人たち、絶対自分のことキレイだって思ってるじゃん」と言い、真似することは拒否していました。奈央のように、ファッション雑誌のモデルの真似をするのが嫌という人もきっといるでしょう。私は私らしくいたい、というのもわかります。しかし江里が言うように、基礎を学ばずしてオリジナリティというのは無茶もいいところ。プロである以上、このあたりも奈央にはしっかり学んでもらいたいです。ということで、身近な超・プロといえばハマユカこと由華子です。由華子のような大物と気軽に会話できるのが奈央のいいところ。奈央は由華子からモデルとしての動き方やポーズを学び、どんどん成長していきました。「ゼロ」の状態だからこそ、伸び代もあり、おまけに素直に学びとる姿勢が、彼女を伸ばしていったのだと思います。由華子の指導と奈央の努力により、不安要素の強かったフェローニの撮影では、「今までの奈央はどこへいったの?」と思うくらい見事なモデルっぷりを発揮しました。おかげで撮影は大成功。ここまではよかったのですが……何ごともスムーズにはいかないものです。この後、女の怖い攻撃が待ち受けていました。フェローニに起用されなかった専属モデルのレイナが、奈央のふりをして、奈央のインスタにフェローニを批判する投稿をしてしまいました。そのせいでフェローニの企画はなくなり、フェローニに思い入れのあった江里は退場を余儀なくされました。本来ならここで諦めてしまうところですが、そうはさせないのが奈央。「諦めるな!」と江里に活を入れ、フェローニ企画の記事を書かせて洵子に提出。その記事のクオリティが高く、見事に認められました。あぁ、諦めなくてよかった……そう思えた瞬間です。江里と奈央のハイタッチが力強くてなんとも眩しい。大人になると物分りもよくなって、「仕方がない」で済ませてしまうことが多いと思うんです。企画が潰れたから仕方ない、ミスしたから仕方ない……。でも、諦めなければ夢が叶うことだってあります。もちろんどうしても無理なことはありますが、だからといって諦めるのももったいない。どうしても、というときは必死に食いつくくらいがちょうどいいと思います。今回は奈央の専属モデルデビュー、そして江里・奈央の友情が見ものでした。いい話だった……と余韻にひたる暇もなく、ラストでハマユカが『ヴァニティ』を卒業すると告げてきました。モデルの大先輩・憧れの存在だったハマユカの卒業に、奈央はどう思うのでしょうか……。来週も目が離せない展開となりそうです。■『セシルのもくろみ』作品概要おしゃれから程遠い、ごく平凡な主婦があるきっかけで読者モデルデビューを果たす。専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど、それぞれの生き方をする女性たちが嫉妬や葛藤し、そして何かをもくろみながら幸せを探し求めていく――。人から幸せそうだと思われることは幸せなことなのか?幸せに見られたいか?ファッション誌の世界を舞台に展開される女性たちの物語。第6話8月17日(木)22時〜放送分■『セシルのもくろみ』キャスト真木よう子吉瀬美智子伊藤歩板谷由夏長谷川京子金子ノブアキ徳井義実リリー・フランキーほか
2017年08月18日SPEEDメンバーである今井絵理子議員の不倫が報じられ、大きな話題を集めました。さらに時期を同じくして、上原多香子さんのショッキングな不倫報道があり、SPEEDのメンバー2人に同じタイミングで注目が集まることとなっています。デビュー後、数々のヒット曲を生み出し輝きを放っていたメンバーたちですが、このような形で再び注目を集めることになるとは誰も予想していなかったでしょう。人気が高かっただけに、ショックを受けたという人も多いはず……。そこで、パピマミ読者のみなさまに8月11日〜16日にかけて「上原多香子と今井絵理子、不倫報道がショックだったSPEEDメンバーはどっち?」 という二択アンケートを実施し、301人の方々から回答を得ましたので、その結果を発表したいと思います!●上原多香子vs今井絵理子! 不倫報道がショックだったSPEEDメンバーはどっち?・上原多香子……87%(263人)・今井絵理子……13%(38人)※有効回答者数:301人/集計期間:2017年8月11日〜2017年8月16日(パピマミ調べ)●上原多香子さんを選んだ理由『あまりにもショッキングな内容過ぎて、全然笑えない。自分の不倫が原因で夫が亡くなったというのに、のうのうと芸能活動をしていたとか信じられないです』(40代女性/主婦)『大人しい子だと思っていただけに、今回の不倫はショックでしたね。本人はどう思っているか知りませんが、不倫のあとも他の男性と熱愛報道があったし、男好きの悪魔にしか見えなくなりました』(30代女性/事務)SPEED内で一番のルックスを持つとも言われており、女優としても活躍していた上原多香子さん。2012年にET-KINGのTENNさんと結婚した上原さんですが、わずか2年後にTENNさんが自死するという出来事に見舞われ、当時は同情の声が集まっていました。しかしその後、上原さんの不倫をほのめかす遺書が公開 され、世間のバッシングを受けることに。遺書では、俳優・阿部力さんとの不倫のほか、TENNさんが子どもができない体であることを謝罪する言葉などもありました。単なる不倫にとどまらず、それが一因となって一人の命が失われることになっていたということが発覚し、世間が受けたショックは計り知れないものとなっています。今回の件について上原さん本人はまだ口を開いていませんが、たびたび不倫が報じられる芸能界においても最大の衝撃を与えたと言っても過言ではないかもしれません。●今井絵理子さんを選んだ理由『SPEEDではボーカルとして目立ってたし、議員にまでなって本当に期待していたぶん、残念な気持ちが大きいですね。新幹線で撮られた写真も、だらしなさ過ぎて失望しました』(30代女性/アパレル)『国会議員が仕事もせずに不倫っていうのが許せません。しかも子どもを使って当選したといってもいいぐらいなのに、その子どもをないがしろにして遊んでたと思うと余計に腹が立ちますね』(40代女性/飲食店)SPEEDではメインボーカルを務めて華々しくデビューした今井絵理子さん。不倫の報道とともに公開された無防備な寝姿写真 は世間に大きなインパクトを与え、国会議員としての資質を問われることになりました。「一線は越えていない」という言葉で不倫関係を否定した今井さんですが、その言葉を信じる人は多くはないでしょう。また、お相手の橋本市議が不誠実な釈明をしたことで、さらなるバッシングを受けることに。シングルマザーで障がいを持つ子どもを育てるという面があったことが当選を後押ししたとも言えるため、より「裏切られた」と感じた人が多いようです。すでに政治生命は終わってしまったと言えるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?どちらも世間に大きなショックを与えたことに違いありませんが、人の生死にまで影響を与えることとなった上原さんに対するショックはやはり大きい様子。解散後、数度の再結成をへて活動を続けていたSPEEDですが、再び4人が集まる姿を見ることはできるのでしょうか。【参考リンク】・【二択アンケート・結果】上原多香子vs今井絵理子! 不倫報道がショックだったSPEEDメンバーはどっち?()●文/ぶるーす(芸能ライター)●モデル/SAYA、ゆみ
2017年08月17日(写真提供:TBS) ポジティブな働くママを描く『カンナさーん!』(TBS系・火曜22時〜)で、渡辺直美(29)が主演に大抜てき。同時間帯に放送されていた『逃げ恥』の初回視聴率を超える12.0%を記録した。その後も視聴率は上昇、8月1日放送の第3話では10.1%とダウンしたものの、2ケタ台をキープしている。『カルテット』や『あなたのことはそれほど』に続き、「火10枠」の話題を呼ぶ力は健在だ。 同ドラマの千葉行利プロデューサーはこれまで、『Mother』(’10年日本テレビ系)、『Woman』(’13年日本テレビ系)でシングルマザーを主人公にした名作を手がけてきた。シリアスな過去2作とは一転、明るい雰囲気に仕上がっている『カンナさーん!』。千葉プロデューサーは、今作にこめた思いを次のように語る。 「以前、多くのシングルマザーに取材でお会いしたんです。皆さん大変な中、一人で育てることを決意し、離婚してふっきれた分、明るく元気な女性が多かった。このドラマでは、働く主婦の大変さは描きつつも、ピンチを笑顔で跳ね返すヒロインを見て、母である女性たちに元気になってもらいたいと思っています」 そんな『カンナさーん!』の撮影秘話を千葉さんが教えてくれた。カンナさんの姑役を演じているのは斉藤由貴(50)。1話で息子の浮気がばれた後、「あなたにも悪いところがあったんじゃない」とカンナさんにせまる場面でーー。 「ショートケーキを、いきなり大口でパクッと食べるとき、喉の奥深くまでケーキを押し込んで食べて……そのひょうひょうとした顔が何ともいえないほどコミカルで。直美さんも演じていて『なんだか面倒くさい姑だなぁ』という気持ちが自然に出てくるような“ちょうどよいウザさ!”と絶賛。嫁姑バトルの撮影中も、斉藤さんの演技に笑いをこらえるのが大変そうでした」 円満な家庭が少ない時代だからこそ、カンナさんのような女性を描きたかったと千葉さんは言う。 「パーフェクトじゃないヒロインが、思い込みで突っ走り失敗もする。そのつどカンナさんは反省する。その反省を生かし、周りの人たちを幸せにしようとする素敵な女性がカンナさんです。彼女を通して、家族間にちょっとした隙間ができても、思いやりと愛と勇気でやり直せるのでは、と感じてほしいです」
2017年08月15日成田凌がドラマ「コード・ブルー」の自信なさげな研修医役とは一転、赤髪モヒカン姿を披露していることでも話題の井浦新・主演映画『ニワトリ★スター』。本日8月11日よりクラウドファンディングがスタートすることに合わせ、登場人物たちの様子が伝わる新たな場面写真が公開。さらに井浦さん&成田さんより、クラウドファンディングに向けた動画メッセージも到着した。本作は、主人公のくたびれた大麻の売人・草太役を井浦さん、全身タトゥーの赤髪モヒカン色欲狂いの若者・楽人役を成田さんが演じ、映画初出演&初ヒロインとなるモデルの紗羅マリーがDVを受けるシャブ中毒のシングルマザー・月海という、全員が新境地に挑むバイオレンスラブファンタジー。東京の片隅にある“ギザギザアパート”で自堕落な共同生活を送る草太と楽人の秘密は、大麻の密売で生活していること。目標もなく中途半端に生きてきた2人は、次第に予測不能な事態に巻き込まれていく。オープニングの衝撃と観賞後の感動が、かつてない感覚を刺激する異色の日本映画が誕生した。このたび、そんな本作から5枚の新場面写真が初公開に。東京の片隅にある奇妙な“ギザギザアパート”で共同生活を送る草太(井浦さん)と楽人(成田さん)の自堕落な様子や、気を許した大きな笑顔を見せるシングルマザーの月海(紗羅さん)と楽人との2ショット。草太と大阪でお好み焼き屋を営む父(奥田瑛二)、“爬虫類型”ヤクザの八田(津田寛治)と、その部下の爬部井(阿部亮平)のまがまがしい2ショット。そして、いったい何があったのか、号泣する草太のショットと、気になる写真ばかり。追加キャストとして、山田スミ子、海原はるか・かなた(漫才師)らも決定している。また、本作のクラウドファンディングもスタート。開始時から、プロジェクト制作側の応援者からのコメントが180名を超えているのは異例で、日本のクラウドファンディング史上最多とか。主演の井浦さんを始め、成田さん、LiLiCo、津田寛治、阿部亮平、かなた狼監督たちも応援を呼びかけており、井浦さん&成田さんからは特別メッセージ動画が到着。本作の製作会社Gentle Underground Monkeysでは、「設定の金額は100万円、従来の映画プロジェクトの規模としてはかなり少額にも関わらず、リターンをご覧頂ければ分かる通り、内容をかなり充実させております」とコメント。「映画公開日を1つのイベントの開催日として感じていただけるよう、クラウドファンディングの持つ、応援者との一体感をムーブメントにしていきたいと思っています。映画は見る前から楽しむことができる。そして、公開日が最大のお祭りである。“一体感を生む”これが、クラウドファンディングのもう1つの重要な要素であると思っています」と、本プロジェクトへの思いを寄せている。金額に応じて、劇場前売券やメイキング映像DVDから、本編映画エンドロールでの名前クレジット、完成披露試写会時のキャストを交えた集合写真撮影参加、サイン入り台本をキャストから直接手渡しなどの豪華なリターンがつく。『ニワトリ★スター』は2018年3月よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月11日『セシルのもくろみ』第4話のレビュー・あらすじ■『セシルのもくろみ』第5話のあらすじ(ネタバレあり)奈央(真木よう子)は突然、『ヴァニティ』の卒業を余儀なくされた。読者モデルの企画そのものを考え直すことになったと、読者モデル担当の洵子(板谷由夏)は話す。江里(伊藤歩)は「ミヤジをちゃんと卒業させたい」と思い、ラストの「ミヤジ改造計画」企画を懸命に練り直す。なんとか洵子からOKを得られた企画は、奈央が寺修行をするというものだった。しかし、掲載されるかどうかはあくまで仕上がり次第。奈央、江里はカメラマンの山上(金子ノブアキ)を連れて、修行先の寺へと向かった。テーマは「内面を磨く」。モデルは見た目だけでなく、内面も磨き、美しくあろうというものだった。一方、『ヴァニティ』の顔・ハマユカこと由華子(吉瀬美智子)が晴海書房のスタジオで撮影待ちをしていたところ、雅美(小野ゆり子)から新たな専属モデル・レイナ(芦名星)を紹介される。レイナはハマユカの大ファンだと言い、お互いに笑顔であいさつを交わした。レイナが去ったあと、ハマユカは洵子に読者モデルの企画をやめるというのは本当か確認をとる。洵子は頷きつつ、「ヴァニティも変わっていかなければいけない」と答えた。その後、奈央は2016年11月号をもって『ヴァニティ』を卒業。これで終わりだと奈央が実感していた頃、マスコミを大きく騒がせる記者会見が行われ――。■『セシルのもくろみ』第5話の感想まさか、今日が最終回?と思わせるような展開でした。『ミヤジ改造計画』の最終回は寺修行。山登りや掃除などの修行をこなしていく奈央でしたが、私が一番印象に残ったのは奈央と江里が住職と会話するシーンです。奈央の読者モデル、江里のフリーライターという仕事に対し、住職は「多くの方に夢を見させる仕事」と言いました。えぇ、まさにそう。特にモデルは読者の憧れの対象といえる仕事だと思います。しかし、江里は「自分の仕事は消費行動をあおっているようなこと」だと思っており、どこか後ろめたい気持ちもあるよう。住職はそれを聞いて、「あなたがたのおかげで助かっている人もいる」「皆さんの心を豊かにするお手伝い」だと諭します。それで江里の心もすっきり晴れたようで、ホッしたような笑顔を浮かべました。物事の捉え方ひとつで、気持ちって大きく変わりますよね。後ろめたい気持ちで仕事はやりたくないもの。自分の仕事に自信と誇りを持てるように、ネガティブな気持ちになったときは、物事を違う角度から見てみる。他者の視点から見てみる。そんな風に心がけたいものです。寺修行が終わったあと、江里と奈央はお別れモードへと切り替わりました。仕事じゃなくても会っていいのでは?と思うのですが、このふたりは仕事以外で会うようなことはしないそう。せっかくいいコンビだったのに……。ふたりが目をうるませながら河原で抱きしめ合うシーンは、ただの仕事仲間というよりも、”女の友情”という一面のほうが強く感じられました。さて、今回は奈央と江里のお別れ以外にも、胸を熱くするシーンがありました。それは奈央の家族が、読者モデルを卒業した奈央のためにケーキを用意していたことです。クラッカーを鳴らして「お疲れさま!」という夫と息子。目の前にはホールのケーキ。この温かい家族を見て、なんて素敵なの!と叫ばずにはいられません。奈央、いい家族を持っているなぁ……としみじみ思います。家族といえば、今回はラストで大きな出来事が起きました。ハマユカの離婚です。これからはシングルマザーとして生きるというハマユカ。「ハマユカ、第二章」の幕開けでしょう。洵子は「ヴァニティも変わっていかなければいけない」と言っていましたが、『ヴァニティ』の顔であるハマユカまで変わってしまうなんて……!読者モデルの廃止、ハマユカの離婚など、『ヴァニティ』は怒涛の変化を起こしています。おまけに、ラストに登場した『ヴァニティ』元No.2モデルの舞子も、なんだか良からぬことを考えていそうな雰囲気。激動していくストーリーのなか、次回も気になる展開となっています。奈央が読者モデルを卒業して普通の主婦に戻ったと思ったら、今度は専属モデルに昇格するのです。ハマユカだけでなく、奈央のモデル人生も第二章に突入です。ますます目が離せない展開になってきました。■『セシルのもくろみ』作品概要おしゃれから程遠い、ごく平凡な主婦があるきっかけで読者モデルデビューを果たす。専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど、それぞれの生き方をする女性たちが嫉妬や葛藤し、そして何かをもくろみながら幸せを探し求めていく――。人から幸せそうだと思われることは幸せなことなのか?幸せに見られたいか?ファッション誌の世界を舞台に展開される女性たちの物語。第5話8月10日 (木)22時〜放送分■『セシルのもくろみ』キャスト真木よう子吉瀬美智子伊藤歩板谷由夏長谷川京子金子ノブアキ徳井義実リリー・フランキーほか
2017年08月11日女優の内山理名(35)と岡野真也(24)が、映画『ゆらり』(11月公開)でW主演することが9日、発表された。本作は、石川県の老舗旅館「赤木箱」を舞台に、宿を営む家族や宿泊客らが時を超えて家族の絆を取り戻していくヒューマンファンタジー。岡野は現在のシーンで旅館の女主人・泉凛香役を、内山は未来のシーンで凛香の娘でシングルマザーとして一人息子を育てる木下ゆかり役を演じる。脚本の西条みつとし氏は、お笑い芸人として活躍後、放送作家に転向。バイきんぐ、我が家、フォーリンラブなどのコントを手掛ける一方、自身の劇団「TAIYO MAGIC FILM」を主宰。13年、15年に上演して好評を博した同劇団の代表作を、同氏による脚本で映画化した。監督は、本作が劇場映画初監督作となる横尾初喜氏。「最初、本を読んだ時、涙が止まりませんでした」と打ち明ける内山。「どの世代にもきっと響く」と確信したのは、「身近な人にこそ本当に伝えたい事を伝えていないことありませんか?」という思いが芽生えたからだ。西条氏の台本について「トリックのようになっており、1ページ進んでは1ページ戻り…と、とても楽しく読ませていただきました」と振り返り、「きっとそんな風に西条さんマジックにかかりながらいつの間にか涙があふれているのでは」と自己分析する。一方の岡野も「大変照れくさいことですが、正直に告白します」と前置きし、「撮影前に娘・岡野真也のことを母にたずね、ロケ先には家族の写真と、母からの手紙を持参していました。つまり、今回演じた役は母と二人で創りました」と特別な作品だったことをかみしめる。「お話をいただいてから撮影が終わるまで、ずっと自分の家族のことを考えていました」と胸の内を明かし、「私にとって『ゆらり』は、家族への感謝の手紙のような作品です」と本作に込めた思いを伝えている。(C)2017映画「ゆらり」製作委員会
2017年08月09日『セシルのもくろみ』第3話のレビュー・あらすじ■『セシルのもくろみ』第4話のあらすじ(ネタバレあり)『ヴァニティ』の新専属モデル2名のうち、1名は手島レイナ(芦名星)に決定した。読者モデルから専属モデルへの昇格を夢見る奈央(真木よう子)と江里(伊藤歩)だったが、もうひとりとして選ばれたのは葵(佐藤江梨子)だった。葵に決まったのは、葵が発案したメイク企画が読者アンケートで反応が良かったからだと説明されたが、江里は副編集長の石田(眞島秀和)と葵が抱き合っているところを目撃し、葵の抜擢に疑問を持つようになる。江里はこの件を編集部に告げ口しようと考えるが、奈央は「そんなやり方で専属になんかなりたくない」と言って江里を止めた。一方、読者モデル担当の洵子(板谷由夏)の元に、差出人不明で石田と葵がホテルに入っていく様子が撮られた写真が送られてくる。と同時に、江里からも連絡が入り不倫のことを報告された。洵子は編集会議の場で石田と葵の不倫を報告。編集長の南城(リリー・フランキー)は、洵子を副編集長代理に任命し、石田にはしばらく有給をとるように勧めた。その後、奈央は新企画として、夫とデートをすることになった。江里や由華子(吉瀬美智子)と一緒にデート服を選んで楽しんでいた奈央だったが、撮影当日に急な仕事で夫がドタキャンしてしまう。夫不在の状態だが、とにかく撮影現場へと急ぐ奈央。現場には夫の代役が待っていて――。■『セシルのもくろみ』第4話の感想さぁ、待ちに待った(?)女同士のバトルが勃発しました。不倫を告発された葵は、現場を見ていた江里が犯人だと決めつけて、怒鳴りつけてきました。葵は江里のスマホに証拠写真が残っているはずだと言い、江里のスマホを勝手に見ようとしますが、もちろん江里はそれを必死に止めようとします。画像があろうとなかろうと、スマホを見られるなんて嫌ですよね。江里に平手打ちをした葵は、続いて迫ってきた奈央も押し倒してしまいました。奈央は倒れた拍子に、そばにあったクーラーボックスの水を運悪くかぶってしまいびしょ濡れに。その様子をみて仲介に入ったのは同じ読者モデル仲間の萌子。セレブでかわいらしい女性ですが、葵に「インスタババア!」と言われてしまいました……。どうやら萌子のインスタフォロワー10万人は、萌子がお金で買ったフォロワーとのこと。そのことを罵られ、萌子の怒りも頂点に。取っ組み合いながら「えせセレブ!」「尻軽!」と罵り合う姿は本性というか、素が出ていて迫力満点でした。もしも目の前であんなケンカが起きたら、フリーズしてしまいそうです……。女を使って専属モデルにのし上がることも、お金を使ってフォロワーを増やすことも、他人に認められたい、そして自分の存在価値を得たいという承認欲求が招いてしまったことなのでしょう。葵たちとは違い奈央は承認欲求と無縁に思えていましたが、実はそうではないよう。街で「モデルですか?」と訊かれたときに自分のことだと勘違いしたこと、バイト先の惣菜屋で奈央特製のポテトサラダが人気なこと……そういったことで、奈央はだんだん承認欲求について理解を深めてきたようです。そして、今回最大の見どころだと思ったシーンは、奈央がモデルとして覚醒した瞬間です。夫とデートというコンセプトの撮影では、奈央は珍しく女性らしいワンピースを着用。濃紺のシンプルなワンピースと琥珀色のストールが、普段の元気はつらつな奈央をエレガントな雰囲気に変えています。とはいえ、服装が変わっても中身は少年っぽい奈央のまま。撮影でも相変わらずの様子でしたが、変化が訪れたのは奈央を見ていた一般人の言葉がきっかけです。「モデルさんだ!」「きれい!」など、奈央をモデルとして認め、憧れの視線と賞賛の言葉をつぶやいていました。それを聞いた奈央は、ゆっくりと背筋を伸ばしていきました。そしてストールを脱ぎ、大胆に開いている背中を披露します。それからの奈央はまるで別人。やんちゃなイメージは消え去り、姿勢がよく、愛しい人へ向けて微笑むような自然な笑顔をするようになりました。カメラに向けて楽しそうに笑う姿には、いままでになかった上品さが漂っています。いったい、奈央になにがあったの……!?と思うくらい、一瞬のうちに起きた出来事でした。人から見られること、きれいと言われること、モデルとして認識されること……きっと、奈央のなかにあった承認欲求が刺激されたのでしょう。承認欲求がいい方向に動いた瞬間だと思います。今回は前半が承認欲求ゆえのトラブル、後半が承認欲求からの成長のストーリーでした。これからモデルとして承認欲求を満たしていくのか?それとも、承認欲求にとらわれて破滅してしまうのか……?と期待し始めた途端に、洵子からヴァニティ卒業のお達しがきました。いったい、どういうことなのか?せっかく開花した奈央のモデル意識はいったいなんだったのか?いろいろな疑問が沸き起こり、次回が待ち遠しくてたまらない気持ちになっています。■『セシルのもくろみ』作品概要おしゃれから程遠い、ごく平凡な主婦があるきっかけで読者モデルデビューを果たす。専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど、それぞれの生き方をする女性たちが嫉妬や葛藤し、そして何かをもくろみながら幸せを探し求めていく――。人から幸せそうだと思われることは幸せなことなのか?幸せに見られたいか?ファッション誌の世界を舞台に展開される女性たちの物語。第4話8月3日 (木)22時〜放送分■『セシルのもくろみ』キャスト真木よう子吉瀬美智子伊藤歩板谷由夏長谷川京子金子ノブアキ徳井義実リリー・フランキーほか
2017年08月04日斎藤工が主演を務め、2011年1月期に放送された連続ドラマの特別編、ドラマスペシャル「最上の命医 2017」が8月23日(水)に放送されることが決定。主演の斎藤さん、ゲスト出演する草刈正雄に続き、大塚寧々、志田未来ほか、さらに連ドラ時代のレギュラー出演者の比嘉愛未、泉谷しげるの豪華キャストが明らかになった。西條命(みこと)は、アメリカの最優秀若手医師賞を受賞するほどの技術を持ち、患者を救うために困難な手術にも挑む小児外科医。一時は肝臓がんからの多発的転移で手の施しようのない状態に陥ったが、アメリカで最先端医療の治験者となり、奇跡的に生命をつなぐことができた。いまでは病院を転々としながら小さな生命を救い続けている。ある日、命は呼吸困難に陥った中学生・萩尾萌絵(桃果)の応急処置を施すが、原因が妊娠高血圧症だと気づき、近くの病院に飛び込む。そこはアメリカで命と師弟関係にあった小児外科の権威・手塚義富(草刈正雄)が勤める星稜病院だった。術後、手塚に「うちで働け」と誘われた命は、萌絵の担当を条件に承諾する。実は萌絵のある症状が引っかかっていた。一方、命は手塚の娘・里香(志田未来)と出会う。視覚に障がいを持つ里香は、アメリカで障がい者支援の技術を研究中だが、父のある変化が気になって日本へやって来たのだった――。現在、俳優業のみならず映画監督としても活躍する斎藤さんが、初めてゴールデン連続ドラマ単独主演を務めた、思い入れある小児外科医・西條命に扮する本作。今回のスペシャルで、命が出会う女子中学生・萌絵の厳格な母親・萩尾一路を演じるのは、大塚さん。父親不明の子を宿した萌絵を厳しく追及する名門私立中学の教頭で、自身もシングルマザーである。そして、草刈さん演じる、命の恩師の小児外科医・手塚義富の1人娘で、視覚障がいを持つ大学生・手塚里香役には、志田さん。初めて視覚に障がいを持つ役柄に挑戦する。そのほか、星稜病院・小児外科医でオペで手塚の第一助手を務める千葉哲雄役に松尾諭、同じく星稜病院の新人小児外科医で、同僚から“おじゃまだ”と揶揄される小山田治役には遠藤雄弥、14歳の中学生ながら妊娠が判明する萩尾一路の娘・萌絵には桃果、手塚を担ぎ上げ、病院のブランドイメージ向上に奔走する星稜病院院長・浦沢多茂津には大和田伸也と個性豊かなキャストがずらり。さらに、2011年に放送した連ドラからのキャストも再び集結!命を尊敬し、淡い恋心を抱いていた小児外科医・瀬名マリア役には、「この役を再び演じたかった」という比嘉さん。そして、連ドラ、昨年放送のスペシャルに続き、斎藤さんと共に「最上の命医」シリーズ全作品に出演してきた泉谷さんが、命のいのちの恩人・神道護役で帰ってくる。神道は先天性心臓疾患を抱えて生まれてきた命を救い、命が医師として目標に掲げる存在でもある。大塚さんは、娘・萌絵役を演じる雑誌「ニコ☆プチ」専属モデルでもある桃果さんに「本当にかわいくて、こんな娘がいたらいいな、と思います」とコメント。しかし、今回の役どころは「激動な感じなので、演じていて感情が本当に揺さぶられました」とふり返って語る。また、初めて視覚に障がいを持つ役柄に挑んだ志田さんは、演じた里香について「すごく前向きで明るくて、それでいて自立した女性だなと最初に台本を読んだときに思ったので、どのシーンでも、あまりしおらしくならないように、意識して演じました」と語る。父親役の草刈さんとは「今回初めてご一緒させていただいたのですが、とても緊張しました」というが、「『すごく上手だね』って言っていただけて、それがすごく自信につながりました」と明かした。そして、本作に連ドラから6年ぶりの出演、現在は「コード・ブルー」(フジテレビ系)でも好演を見せる比嘉さんは、「またこうやって帰ってくることができて素直に嬉しかったです。前回のスペシャル(2016年2月放送)のときは出演できず、私は忘れられたのではないかとずっと思っていたので(笑)、よかった、忘れられてない! と思って」とコメント。斎藤さん演じる命との関係については、「マリアは命先生大好きですからね。ずっと、切ない淡い恋心を抱きつつ、最初は尊敬から入って、後半は割と恋心になっていたんですけれど、今回もどうなっているかというと、そこは観てのお楽しみにしていただければ…」と意味深発言。「恋愛にいききらない、この歯がゆいところがもどかしくて私は好きなので、あの絶妙な距離感がそのまま続けば、素敵だと思うんです」と明かし、「あんな風に優しくて、いざというときに助けてくれる、そんな先生がそばにいたら、誰だって惚れちゃうと思います」と語っている。連ドラからスペシャルに続いての出演の泉谷さんは、「ありがたいことに、泉谷がこの神道という役をやることで、あいつ(斎藤工)の二枚目がよくでるという。…どういう意味だよ、この野郎と!ま、そういうことです(笑)」と泉谷節を展開。息もぴったりの様子の斎藤さんに、「演技をしようとのめり込むよりは、離れているほうが自然にできるというか。それをすでに持っているところが彼のいいところではないですかね」と絶賛を贈る。さらに「共演はすごく久しぶり」という草刈さんには、「懐かしいというか、楽しいというか。草刈さんもやっぱり変なところでブレイクしていたりするんで。写真集かこの野郎!…それもまたいいですね(笑)」とエール(!?)を贈っていた。ドラマスペシャル「最上の命医 2017」は8月23日(水)21時~テレビ東京系列にて放送。2011年1月クールに放送された連続ドラマ「最上の命医」は配信サイト「ネットもテレ東」ほかにて全10話、一挙無料配信中。(text:cinemacafe.net)
2017年08月02日「週刊新潮」で橋本健・神戸市議会議員(37)との不倫を報じられた、自民党の今井絵理子参院議員(33)。橋本市議は妻帯者。政治活動のかたわら、5年前には歯科医院も開業。将来の国政進出も噂される自民党兵庫県連のホープだ。 報道を受けて2人は口をそろえて不倫を否定したが、「週刊新潮」では2人が3日間にわたり“お泊まり”した様子も詳しく報じられている。だがそのとき東京・国分寺市内の今井議員の自宅では、長男(12)が母の帰りを待っていた――。永田町関係者が話す。 「2人が知り合ったのは、昨年の参院選前の4月。7月に今井さんが当選すると、2人の距離はぐんと縮まったようです」 彼女には当時、橋本議員とは別の恋人がいた。今井議員と同じ沖縄出身の恋人Aさんだ。2人は今井の自宅で同棲。Aさんは、聴覚障害のある今井の長男の世話や学校への送迎も熱心にこなしていた。Aさんの知人が話す。 「彼は今井さんの中学時代の初恋の人。3年前に沖縄から上京してシングルマザーの彼女を助ける生活を送っていたのですが、今井さんは議員になると“朝から勉強会が”などと理由をつけて家にほとんど帰らなくなってしまったんです。それでも“議員は大変な仕事だから”と、Aさんは今井さんの帰らない家で長男の世話をがんばっていました。ところが『週に1回は帰ってくる』という約束が守られないどころか、帰宅は2週間に1回、3週間に1回とひどくなっていったそうです。そのことで何度も口げんかになりましたが、今井さんは『忙しいからしょうがないでしょう』の一点張り。当時の彼は本当に悩んでいました」 2人の関係が終わったのは昨年暮れ。今井議員が発表した“釈明コメント”では、Aさんとは2人で話し合いの末に別れを決めたと書かれていた。だが真相はまったく違ったという。 「何度言っても態度を改めない今井さんに、Aさんは“もう無理だ”と突然、夜逃げをするように彼女の家を飛び出したそうです。Aさんは『(同居していた)今井さんのお母さんと付き合っているみたいだったよ』と自嘲していました。“俺はシッターじゃない”という憤りもあったと思います」(前出・知人) 今井と別れてから7カ月。いま都内でひとり暮らしするAさんを7月下旬の朝、直撃した。 ――Aさんと別れる前から橋本議員とは知り合っていたようですが、彼のことは知っていましたか? 「いや、知らなかったです。とにかく僕は何も知らないんで、すみません」 知人によると、自分がいなくなった今井の自宅で、長男が寂しがってないか、Aさんはいまも心配しているという――。
2017年08月02日シングルマザーの子育ての大変さを訴えて政治に打ち込んでいるかと思いきや、イケメン市議会議員との不倫が発覚した、自民党の今井絵理子参議院議員(33)。 相手の橋本健・神戸市議会議員(37)には妻子がいるが、2人とも「お互いに好意を持っていた」と認め、「一線は越えてない」と主張している。 だが“恋人気分”にうつつを抜かす2人は「まったく周りが見えていなかった」と話すのは、2人をよく知る知人。 「橋本議員は2月16日生まれ。今年の彼の誕生日も、2人は夜を一緒に過ごしたそうです。今井議員が用意したバースデーケーキのメッセージプレートには『LOVE』と書かれていたと聞きました」 じつは今回の不倫報道で、もう1人の“恩人”が今井のもとを去った。初当選以来、議員活動を支えてきた議員秘書のB氏が、今回の報道を受けて辞職したのだ。 「Bさんは、今井が所属していた芸能事務所から転身して、秘書として彼女の政治活動を支えてきました。でも、橋本議員との関係について、まったく知らされてなかったんです。かねがね今井議員に、身辺関係については注意をしていたそうで、“裏切られた”という思いが強いのでしょう。『もう支えられない』と辞表を出したと聞きました」(自民党関係者) 政治評論家の有馬晴海氏は、今井の今後をこう心配する。 「シングルマザーの子育てや障がい者支援の大変さなど、訴えてきたことが全部この不倫疑惑で吹っ飛んでしまった。今後、何を言っても“今井さんは自分の人生のほうが大切なんだ”と思われてしまいます。このままでは発言に信憑性が問われますね」 国会議員になってしまった重大さを、今井議員はいま初めて身に沁みて感じているかもしれない――。
2017年08月02日■映画『ターシャ・チューダー静かな水の物語』あらすじー花と動物に囲まれた心豊かなライフスタイルと創作の世界©YUMIMOROTOアメリカで最も愛される絵本作家ターシャ・チューダーをご存知でしょうか?自然に寄り添った手作りの暮らしで”スローライフの母”と称される絵本作家です。古代中国の思想家老子の言葉で最も理想的な生き方(上善)は、水のようなものだという「上善は水如し」という言葉がありますが、ターシャ・チューダーもまた「私は静かな水のようでありたい」と映画の中で”静かな水”としての生き方が理想だと語っています。私もまた常々「水のように生きたい」と思っているのですが、心洗われる素晴しい映画でした。ターシャ・チューダーは19世紀の農村の暮らしに憧れ、22歳のときに、同じ思いのトマス・L・マクリーディーと結婚。ニューハンプシャー州にて農場生活の傍らガーデニングを楽しみ、季節の年中行事や遊びを通して4人の子どもたちを育てました。結婚と同時に手作りの小型絵本が出版社に受け入れられ、絵本作家としてデビューします。コーギー犬が主人公の『コーギービルの村祭り』がベストセラーを記録。児童書の普及に貢献した人物に贈られる、レジャイナ・メダルなど数々の賞に輝きました。その後も日々の暮らしをモチーフにした多数の絵本を手がけるなか、農業に興味を失った夫と42歳で離婚。絵本の仕事のほか、たくさんの動物のいる大きな農場をひとりで運営しながら、シングルマザーとして生活を担いました。1971年、56歳の時に長年の夢だった季節の彩りの美しいバーモンド州の山奥に土地を購入。長男のセスが建てた18世紀風の農家に移り住み、2008年に92歳でこの世を去るまで家族や植物、動物たちをこよなく愛し、絵本やイラストレーションの制作のほか美しい庭作り、編み物、裁縫、人形作り、料理など手仕事の暮らしを楽しんだのです。生きていれば楽しいばかりでなく、つらいこと悲しいこと、いろいろなことがあります。ターシャのモットーは、“Take Joy!” ――どんなときでも目の前の喜びを見出し、静かな水のように生きました。ターシャが作り上げた天国のように美しい庭は、アメリカのコテージガーデンの見本と称えられ、彼女のライフスタイルそのものが今もなお世界中の人々に愛されています。ぜひ、機会がございましたらご鑑賞くださいませ!■映画『ターシャ・チューダー静かな水の物語』誰でも思い通りの人生を送ることができるのよ映画『ターシャ・チューダ 静かな水の物語』の見どころのひとつには、心に響く言葉の素晴しさがあります。例えば、「何かをやりたいと思ったらまず始めなさい」「夢は語るものでなく実現するもの」「何かに夢中になるのは大事なことです。何でもいいの。それが人を前に進ませます」「私は静かな水のようでありたい」「人生は短いから不幸になってる暇なんてないのよ。幸せは自分で創り出すのよ」「人生は短いのよ。好きなことをしなくちゃ。私は庭仕事が好きだからやってるの。美しい庭は喜びを与えてくれるわ。満天の星と同じよ」「すべての瞬間を楽しみなさい。五感のすべてで命を感じなさい」「人生は選択の積み重ねでできている。何をして何をしないか。誰と会って誰と会わないか。選ぶことの大切さ。すべての選択を真剣に行なって自分の世界を築く」「わたしは社会通念より自分の価値観に従って生きる方を選びました。だから、面白くて充実した人生を歩んできたのだと思います」「あの頃夢中になった本のお陰で生き方を学んだの。本で出会った作家たちが人生の師匠」「心は一人ひとり違います。その意味では人はいつも”ひとり”なのよ」「この美しい世界を謳歌しないなんて馬鹿げてるわ」「想像するだけでどんな世界も創り出せる」「幸せに生きる場所を自分で見つけることができる」「必要なものを全部自分の手で作るなんて素敵じゃない」「私にとって、人生で一番大切なことは、心の充足です。与えられた運命、自分が置かれた環境に、満足して生きることです」「せっかく女性に生まれたのなら、なんでエレガントな装いを楽しまないの」「今が人生で一番幸せよ」などなど……私自身、私の師匠であるイラストレーターで作家、アートディレクターの安西水丸さんも同じようなことを仰っていたことを思い出し、とても感銘を受け「水のように生きたい」と改めて思いました。花と動物に囲まれた自由な精神溢れるライフスタイルと心に沁みる言葉の数々を未来に伝えるドキュメンタリー映画『ターシャ・チューダー 静かな水の物語』。”スローライフの母”から人生を幸せに生きるヒントを受け取ってくださいね。■ターシャ・チューダーの世界がより楽しめる関連本の紹介絵本や書籍、レシピや美しい庭作り、ライフスタイル本など生涯に渡り、数多くの作品を創り出したターシャ・チューダー。家族を愛し、季節の行事を楽しみ、周りに流されることなく穏やかに前進する「静かな水(Stillwater )」としての前向きな生き方や、自分らしい暮らしを大切にするライフスタイルは、現代を生きる私たちに多くのことを教えてくれます。ここではターシャ・チューダーの世界がより楽しめる関連本を数冊、ご紹介させていただきます。ご興味のある方は、本もあわせてお楽しみいただければ幸いです。『夢を叶えるターシャ・チューダー』ターシャ生誕100年記念限定版。生涯で5つの夢を叶えたターシャ・チューダー。夢を実現するプロセスを貴重な写真やスケッチ画と共に紹介。13大特典付。本体9000円+税。『生きていることを楽しんで』ターシャが、自らの価値観をあますことなく書き下ろした特別編。文:ターシャ・チューダー写真:リチャード・w・ブラウン訳:食野雅子本体1600円+税『ターシャの庭』ターシャが作り上げた敷地30万坪の美しい庭は、自然と寄り添いアメリカのコテージガーデンの手本と称えられています。ガーデニングの夢と憧れを実現させた庭の全容を紹介する決定版。文:ターシャ・チューダー写真:リチャード・W・ブラウン訳:食野雅子本体2800円+税『ターシャ・チューダー手作りの世界暖炉の火のそばで』日常生活のあらゆるものを自分で作るターシャ。木工に裁縫、人形やぬいぐるみ作り、乳搾りからはじまるチーズやバターを使った料理まで楽しいハンドメイドの世界の数々をご紹介。文:トーパ・マーティン写真:リチャード・W・ブラウン訳:食野雅子本体3495円+税絵本『輝きの季節ターシャ・チューダーと子どもたちの一年』家族を愛し季節や年中行事を楽しんだターシャ。インテリアの飾り付けやゲーム、料理など子どもたちと準備して楽しんだ様子を記録した絵本。訳:食野雅子本体1600円+税絵本『コーギビルのいちばん楽しい日』ターシャ・テューダーが、87歳で描きあげた絵本。コーギビル・シリーズ三部作の完結編。ターシャ自身が幼い頃に経験したクリスマスの大切な思い出を、コーギビルの仲間に託して描いています。訳:食野雅子本体:1600円+税■映画『ターシャ・チューダー 静かな水の物語』作品紹介公式ホームページ©2017映画『ターシャ・チューダー』製作委員会製作年:2017年製作国:日本映倫区分:G配給:KADOKAWA上映時間:105分監督:松谷光絵助監督:深谷純企画:鈴木ゆかりプロデュース:鈴木ゆかりプロデューサー:坂野かおり、高尾順子共同プロデューサー:木之内安代撮影監督:高野稔弘ビデオエンジニア:佐藤隆彦、石上正治録音:熊内直美編集:大泉渉音楽:sions、world`s end girlfriend、mio-sotido、ハチスノイト、良原リエ■映画『ターシャ・チューダー静かな水の物語』キャストターシャ・チューダーセス・チューダーウィンズロー・チューダーエイミー・チューダー
2017年08月01日全20作品がそろった2017年の夏ドラマ。今回もドラマ解説者の木村隆志が、全作品の初回放送をウォッチ。俳優名や視聴率など「業界のしがらみを無視!」したガチンコでオススメ作品を探っていく。別記事(夏ドラマ、男優主演が増えた理由は? 「定番と奇策」両極に迷い - 傾向をドラマ解説者・木村隆志が徹底分析)において、夏ドラマの主な傾向を[1]定番と奇策の両極に各局の迷い[2]主演ドラマが急増!クールな男たちの夏[3]社会風刺と業の深さの3つと分析。おすすめドラマとして、『僕たちがやりました』(フジテレビ系火曜21時)、『あいの結婚相談所』(テレビ朝日系金曜23時15分)、『黒革の手帖』(テレビ朝日系木曜21時)、『下北沢ダイハード』(テレビ東京系金曜24時12分)、『ハロー張りネズミ』(TBS系金曜22時)の5本を選んだ。本記事では、それらの作品を含む、今クール全作品のひと言コメントと採点(3点満点)を紹介していく。○『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』月曜21時~フジテレビ系出演者:山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香ほか寸評:7年ぶりの続編と脚本家の変更が不安視されたが問題なし。救命のスリリングさと患者を取り巻く人間ドラマがきっちり踏襲されていた。ステレオタイプなフェローの描写は気になるが、成長を見込んでのものであり許容範囲。今後はキャリアとプライベートをどう見せるか。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆】○『僕たちがやりました』火曜21時~フジテレビ系出演者:窪田正孝、永野芽郁、新田真剣佑ほか寸評:まずエロと暴力で叩かれることを承知で挑んだスタッフの気合いが素晴らしい。二転三転する連ドラとしての奥行きはもちろん、今後の主演クラスをそろえた若手キャストのみずみずしい演技にも期待が集まる。学園モノなき今、高校生の物語を描くだけでも価値値は高い。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『カンナさーん!』火曜22時~TBS系出演者:渡辺直美、要潤、斉藤由貴ほか寸評:渡辺のカメラ映りは圧巻で演技派俳優を凌駕。ネット上の影響力も含め、文句なしの主演と言える。反面、シングルマザーの奮闘物語は昼ドラ『愛の劇場』シリーズを思わせる平たんさで、特筆すべき点はなし。ヒロインのポジティブ語録と子役のかわいさで引っ張りたい。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『刑事7人』水曜21時~テレビ朝日系出演者:東山紀之、高嶋政宏、北大路欣也ほか寸評:第3弾で視聴率は安定しているが、コンセプトなき脚本の不安定さは変わらず。前シリーズ同様7人を使いこなしていないのも気になる。シリアスで救いのない展開は前期の『CRISIS』を思わせるが、一貫性がないため消化不良に。視聴者のモヤモヤを解消できるか。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆期待度☆】○『過保護のカホコ』水曜22時~日本テレビ系出演者:高畑充希、黒木瞳、竹内涼真ほか寸評:遊川和彦らしい特異なキャラと社会への皮肉をベースにしているが、世界観はほのぼの。視聴者を“過保護あるある”で楽しませているほか、中盤以降に大きな展開でアッと言わせてくれそう。やはり高畑の演技は素晴らしいが、佐藤二朗のアドリブが見られないのは残念。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆】○『わにとかげぎす』水曜23時56分~TBS系出演者:有田哲平、本田翼、光石研ほか寸評:孤独な中年の有田、感情の欠如した美女の本田、ヤバイ香りしかしないコムアイ……今期最もキャストがフィットしている作品かもしれない。人生が狂わされる主人公の行く末を無責任に楽しめるほか、セクシーショットも多く、深夜ドラマとしてのパッケージ性は十分。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆】○『遺留捜査』木曜20時~テレビ朝日系出演者:上川隆也、栗山千明、段田安則ほか寸評:枠移動とともに、作品内の場所も人も変更。しかし、新鮮味はなく、むしろ味を薄めていくような展開に。20時台だからか、説明セリフが多く、ミステリーとしての楽しみは減った。残念ながら、まだ「斉藤由貴がいないから……」という視聴者の不満を解消できていない。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆】○『黒革の手帖』木曜21時~テレビ朝日系出演者:武井咲、江口洋介、伊東四朗ほか寸評:「若すぎる」「貫録がない」なんて声をはね飛ばす武井の役作りは圧巻。1話で米倉涼子とは異なる悪女像を打ち出して、今後に期待を持たせた。江口と伊東、仲里依紗と高畑淳子、奥田瑛二と真矢ミキが対峙するシーンの見応えも十分。過去作を上回る可能性を見せている。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『セシルのもくろみ』木曜22時~フジテレビ系出演者:真木よう子、吉瀬美智子、伊藤歩ほか寸評:ネット全盛の時代に、ファッション誌を頂点とするストーリーのセレクトは疑問。編集やライターなどの描写も粗く、リアリティは放棄されている。せめて『ファーストクラス』のような新奇性がほしかったが、真木のツイッターPRも含め、方向性を間違えている感が。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆期待度☆】○『脳にスマホが埋められた!』木曜23時59分~日本テレビ系出演者:伊藤淳史、新川優愛、岸谷五朗ほか寸評:鈴木おさむの企画らしい「もしも」ベースの物語だが、脚本はしっかり。読売テレビ制作の同枠らしく、最後はほっこりさせてくれる。さえない男を演じる伊藤、不思議な存在感の新川と安藤なつなど、キャストもピッタリ。スマホがモチーフだけに10代にも見てほしい作品。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『警視庁ゼロ係 生活安全課なんでも相談室』金曜20時~ テレビ東京系出演者:小泉孝太郎、松下由樹、大杉漣ほか寸評:隠れファンの多い同作。小泉演じる超マイペースな主人公を筆頭に、周囲のキャラがバラエティ豊かで楽しい。第2弾も松下のツッコミと、安達祐実の皮肉が効いている。スタートを2週に分けた物語にしたのも、事件解決を見応えあるものにするためで、好感が持てた。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『ハロー張りネズミ』金曜22時~TBS系出演者:瑛太、深田恭子、森田剛ほか寸評:プライム帯の作品で、全話の脚本・演出を1人で手がけることはほぼないだけに、大根仁の意気込みは凄まじい。1シーン1カットに、試行錯誤と選択の跡が見えるが、脚本の重厚さは感じず。今後、超常現象や歴史ミステリーなどの変化球テーマがあるようなので楽しみ。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『あいの結婚相談所』金曜23時15分~テレビ朝日系出演者:山崎育三郎、高梨臨、鹿賀丈史ほか寸評:発声、歌、踊り、昆虫マニア……すべてが育三郎の一人舞台。「成婚率100%」という明快さもあわせて、夏らしくスカッとした仕上がりに。ミュージカルそのままの歌って踊るシーンは好き嫌いがあって当然だが、ネット上でバズるのは間違いなく、やったもの勝ち。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『下北沢ダイハード』金曜24時12分~テレビ東京系出演者:古田新太、小池栄子ほか寸評:当企画を実現できた時点でテレビ東京の勝ち。そう言い切れるほど、斬新かつ画期的であり、週替わりの脚本家と俳優が他の回に負けじとしのぎを削っている。関和亮らが手がける映像もスタイリッシュで遊び心十分。懸念は小劇場にありがちな全裸ネタが多いことくらい。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆☆】○『悦ちゃん』土曜18時5分~NHK出演者:ユースケ・サンタマリア、平尾菜々花ほか寸評:昭和初期が舞台でもユースケの役作りは変わらず。しかし難なくフィットしてしまうのが凄い。おかっぱ頭の悦ちゃんが愛らしく、タイプの異なる美女をそろえた女優陣も華を添えている。人情モノの上手い櫻井剛の脚本も巧みで、土曜夕方の作品として最適なさじ加減。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆】○『ウチの夫は仕事ができない』土曜22時~日本テレビ系出演者:錦戸亮、松岡茉優、佐藤隆太ほか寸評:テーマは面白いが、「仕事ができない」=「いい人すぎるから」に特化した筋書きは疑問。健気にサポートする妻が熱血ではなく、どこか能天気なところが現代らしさか。イモトアヤコ、壇蜜、江口のりこにふだんと異なる役を与えているが、今のところフィットしていない。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆】○『居酒屋ふじ』土曜0時20分~テレビ東京系出演者:永山絢斗、飯豊まりえ、大森南朋ほか寸評:演技から脚本、セット、音楽、鉄拳のイラストまで、丁寧に作り込まれていた大人のドラマ。余白と余韻に思いをはせられる人であれば、画面には映らない「おやじ」の存在も含め、楽しむことができる。大森のほか、本人役で登場するゲストもノリノリなのがほほ笑ましい。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆期待度☆☆】○『ごめん、愛してる』日曜21時~TBS系出演者:長瀬智也、吉岡里帆、大竹しのぶほか寸評:存在感あふれる長瀬と大竹、伸び盛りの吉岡と坂口健太郎とキャストの魅力は十分。演出陣の技術も申し分ない。しかし、肝心の物語が「韓流純度100%」では見る人を限定してしまう。荒唐無稽な展開を好む人にはたまらないが、『日曜劇場』ファンとのかい離は否めない。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆】○『警視庁いきもの係』日曜21時~フジテレビ系出演者:渡部篤郎、橋本環奈、浅野温子ほか寸評:『マルモのおきて』の成功を思い出したかのような「動物+アイドル」の癒し路線で、安心して家族で見られる作品に。渡部と橋本のかけ合いは脱力感であふれ、随所に映り込む動物たちとも調和。豆知識に加え、事件解決の手がかりにもなるなど、動物好きにはたまらない。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『愛してたって、秘密はある。』日曜22時30分~日本テレビ系出演者:福士蒼汰、川口春奈、遠藤憲一ほか寸評:弁護士と検事、医者と看護師、刑事など、命と事件を取り巻く職業を集めて、「タイトな人間関係を描こう」という手法は、いかにも秋元康の企画らしい。主人公を見守るタイプのサスペンス作だが、1話から追い詰められていただけに、最後まで興味を引きつけられるか。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】■著者プロフィール木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組にも出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技84』など。
2017年08月01日「逃げるは恥だが役に立つ」「カルテット」に続く火曜22時枠ドラマとして大ヒットしている、渡辺直美主演ドラマ「カンナさーん!」。この度、8月1日(火)今夜放送の第3話にて、カンナさんたちは海へ!そこでキャストも「斬新な発想」と太鼓判をおす、ありえない展開が繰り広げられるという。原作は2001年から2007年まで連載された深谷かほる氏の同名コミック。主演の渡辺さんが超ポジティブな働くママを演じるほか、カンナのイケメン夫にして浮気が発覚する鈴木礼役を要潤、礼の母親・柳子役を斉藤由貴、カンナが働くアパレル会社の先輩・片岡美香役を山口紗弥加、カンナのゲスな夫・礼の不倫相手にシシド・カフカ、さらに工藤阿須加、トリンドル玲奈、「シソンヌ」じろうらが出演している。「逃げ恥」「カルテット」と、ここ最近大ヒットを記録する同枠ドラマとあって、放送前から注目を浴びた本作。視聴率は、初回12.0%、2話12.6%と、超好調!(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)そんな話題のドラマは、さらなる衝撃の展開へ突き進む!愛息子・麗音の幸せを一番に考えたカンナは、大好きだった夫・礼と離婚に踏み切った。バツイチのシングルマザーとなったカンナ。家事に育児に仕事、孫を引き取りたがる姑・柳子(斉藤由貴)からの攻撃…。あらゆる困難が次々とカンナに襲い掛かるが、職場の仲間らの助けもあり、持ち前のハッピーオーラで前向きに乗り越えてきた。そんな中、カンナはついに礼の浮気相手・真理(シシド・カフカ)と、衝撃の対面を果たす。真理は涼しい顔で、麗音と手をつなぎ現れた…。なんと礼は、保育園に麗音を迎えにいった後、そのまま麗音と真理を引き合わせていたのだ。怒りに震えるカンナとは裏腹に、半笑いで相変わらず頼りない礼…。無邪気な麗音は、「今度の日曜、パパと海へ行く!」という。しかも、カンナも真理も皆で行こうというのだ!衝撃の展開に、ただオロオロするだけの礼だったが、カンナは勢いにまかせて「みんなで行こう」と言ってしまう…。そのころ、カンナの勤めるアパレルブランドではファッション界のカリスマとのコラボ企画が進行していた。近頃は成績が振るわず、思うように仕事ができていなかったカンナだったが、世界的なクリエイティブディレクター・ニック難波(加藤雅也)の目に留まったのは、そんなカンナの作品で…!またとないチャンスを手にしたカンナは、麗音との海の約束を気にしながらも、仕事に打ち込むのだった。そして日曜。仕事の都合もついて、みんなと海へ行けることになったカンナ。腹を決めてこの日を迎えたが、まさか当日の朝、柳子とその夫・徹三(遠山俊也)も同行することになるとは思ってもいなかった…!“逃げない女”のハートフルエンターテインメントの第3話をお見逃しなく!「カンナさーん!」は毎週火曜日22時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月01日7月27日発売の『週刊新潮』に不倫疑惑を報じられた今井絵理子参院議員(33)。不倫相手と指摘されたのは兵庫県神戸市の橋本健市議(37)で、妻との間に2人の子供がいる。まだまだ波紋を呼びそうな今回のスキャンダル。実は、この不倫報道の直前に本誌は今井の“ある異変”を報じていた――。 今井が橋本氏と出会ったのは、昨年4月の講演会。それ以降2人は急速に親しくなったというが、その裏で今井は約3年間交際した恋人と“極秘破局”していた。 「今井さんが参院選の目玉候補として注目されていた16年2月、一般男性のAさんと都内で半同棲中だと報じられました。Aさんと今井さんは沖縄の中学時代の同級生で、3年ほど前に再会。Aさんは今井さんにとって初恋の人だったということもあり、ほどなく交際に発展しました。しかしそろそろ結婚も近いのではと言われていた矢先、破局してしまったのです。今年の5月ごろだったと聞いています」(今井の知人) 今井は04年にロックバンド『175R』のSHOGO(37)と結婚。04年に長男を出産するも07年に離婚している。聴覚障害の息子を抱えるシングルマザーとして奮闘していた彼女をずっと支えてきたのがAさんだったのだ。 「付き合い始めてから今井さんの長男もAさんに懐いて、父親のように慕っていました。彼は本当に“イクメン”で、同居する今井さんのお母さんと協力しながら、多忙な彼女の育児や家事を手伝ってきたんです。Aさんは国分寺にある今井さんの自宅から、よく長男の送り迎えをしてあげていました。そんなラブラブだった2人が破局してしまって、疑問に思っていたのですが……」(前出・知人) 献身的に今井をサポートしてきたAさんだが、当の本人は長男の待つ家に帰れない日々が続いていたという。このことで一部では“育児放棄”という口さがない陰口まで囁かれていたのだが――。 「28日の謝罪会見で橋本市議は、『女性自身』の記事に触れた上で“育児放棄なんてことはない”と今井さんをかばうような発言をしていました。できるだけ息子さんと一緒にいられる時間を大切にされていたということです」(芸能関係者) “不倫関係”も“育児放棄”も完全否定した今井だが、果たして――。
2017年07月29日“SPEED離職”はあるのか?ダンスユニット元SPEEDで活躍し、今やシングルマザー議員として活動する今井絵理子衆議院議員(34)。その不倫疑惑が、今週発売の週刊新潮でスクープされました。 お相手は神戸市議の橋本健氏(37)。2人は報道を受けてそれぞれコメントを発表。今井さんは「政治家として付き合う立場から個人的に好感を持つようになりました」としており、さらに橋本市議から交際の申し込みがあったことを認めました。しかし橋本市議が妻帯者であることから“一線は超えていない”としており、略奪不倫については強く否定しています。 たしかに交際のタイミングで結婚生活が破綻していると見なされれば不倫による慰謝料請求はできず、法的に不貞行為とみなされないことはあります。しかし彼女の今回の説明については、“おバカさ”と“ジャイアン気質”を感じずにはいられないのです。 ■そもそも「離婚調停」とはなんなのか? 当初2人の交際がスクープされた際、関係者の声として「橋本氏は別居状態であり、4~5年前から離婚調停中だとも言っている」という記述がありました。そして今回の橋本市議のコメントを読んだとき「あれ?」と思った方もいることでしょう。 意味がよくわからない方のためにご説明します。離婚というのは当人同士の話し合いで解決する場合、「離婚協議中」と呼びます。いっぽう「離婚調停中」と表現する場合は、家庭裁判所に申し立てを行っていることを意味します。 昨日付けで公表された橋本市議側のコメントでは「昨年の8月に別居を開始し、3月に調停を申し立て、3回目ほど離婚調停」となっています。そこからも離婚の意志は明確であり、結婚生活は破綻しているといえるのでしょう。しかし今井議員の当選が昨年7月で、橋本市議の別居スタートが昨年8月。離婚調停が今年3月に始まり、交際申し込みが6月って早すぎやしないでしょうか。 ■“一線を超える”とはなんなのか? 議員当選当時から政治家らしからぬコメントが物議を呼んでいた今井議員。今回の不倫謝罪のなかにも、読み返すほど首をかしげるコメントが潜んでおりました。眉を潜めたのは、筆者だけではないでしょう。 彼女のブログでは「法律上はまだ妻帯者なので“一線を越えてはいけない”と思い(中略)今日までこの約束を守ってもらっています。」とあります。彼女のいう“一線”とは、性行為ということでしょうか?回りくどく体の関係について示唆すると、逆に生々しさや胡散臭さを感じてしまいます。 そもそも一線を超えていないとしても、一晩男女が同じ部屋ですごすことの重大さについてどう思っているのでしょう。あえて“一線は超えていない”と表現を入れるあたりに、彼女の“トンチンカンさ”がにじみ出ているといえます。■「略奪不倫ではない」とあえて表現する意図とは また「略奪不倫では断じてありません」と表現している点にも、違和感を覚えます。「略奪」の定義は曖昧です。彼の離婚が成立していない以上、奪ったと認識をする人がいるのは予想できます。少し考えれば「略奪」という表現が物議を呼ぶことくらいわかりそうですが、それをあえて使って否定する彼女のブログからは「私が正義!」とでも言いたげな“ジャイアン気質”を感じるのです。 また申し訳ないとは書きつつも、橋本市議との関係については「皆さまの信頼回復を優先に行動を律してまいります」と書いています。別れるとか一からやり直すとか明言していない点にも真っ直ぐすぎる自我の強さがあるような……。 その意志の強さは、恋ではなく政治の世界で生かして欲しかった今井議員。「恋も政治もBody&soul!」といわんばかりの発想は嫌いじゃありません。でも“おバカさ”を感じる今井さんは多分、政治に関わっちゃいけないと思うのです。
2017年07月29日神戸市議との不倫騒動の渦中にある今井絵里子議員(33)が、騒動に対する謝罪と釈明を表明し、大きな波紋を呼んでいます。『デイリースポーツ』によると、今井議員は2017年7月27日に報道各社へFAXで謝罪文を送ったとのこと。謝罪文の冒頭には『私の軽卒な行動により多大なご迷惑とご心配をおかけしたことに対しまして、深くお詫び申し上げます』と謝罪の言葉が書かれ、その後不倫騒動についての説明をしています。今井議員の“釈明”によれば、不倫相手とされる神戸市議会の橋本健市議(37)には『個人的に好感を持つようになりました』と告白し、橋本市議からも『最近になって橋本氏から交際を申し込みがありました』と好意を寄せられており、“両想い”であったことを認めました。しかし、橋本市議の離婚がまだ成立していないことから、『きちんとけじめをつけてから考えましょう』と交際の申し込みを断わったとのこと。また、世間で言われているような“略奪不倫”では決してないと語気を強めて主張しています。この今井議員の“釈明”に対し、ネットでは多くの批判の声が殺到しています。●今井絵里子議員、不倫騒動を釈明するも逆効果!?今井議員の謝罪文を読んだ人たちからは、『略奪ではないかもしれないけど、不倫に変わりはないよね?』『あの写真を撮られて「不倫じゃない」は無理だよ。正直に認めてください』『同じシングルマザーとして応援してましたが、ガッカリです。子どもがかわいそう』『不倫じゃないのに妻子持ちの男性とホテルに泊まるんですか?公衆の面前で手をつなぐんですか??』『3日間も同じ部屋にいたら、たとえそういう行為がなかったとしても不倫だよ。奥さんの立場になって考えろよ』『あまりにも自分勝手。「きちんとけじめをつけてから」?既婚男性と一緒のホテルに泊まってる時点でアウトでしょ』『とにかく、子どもがかわいそうです。たとえシングルマザーで寂しくても、子どもを第一に考えるべき』『この3日の間、子どもはどうしてたの?ほったらかしで何やってたの?不倫じゃないなら子どもに堂々と言えるよね?』『略奪不倫かどうかは妻や世間が決めること。あなたが決めることではない』『今井絵里子好きだったのに……。これ以上嘘を重ねないでよ』など、批判の声が相次ぎました。シングルマザーで一生懸命子どもを育てている姿が支持されていた今井議員。不倫が事実であれば致命的なイメージダウンは免れないでしょう。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年07月28日『セシルのもくろみ』第2話のレビュー・あらすじ■『セシルのもくろみ』第3話のあらすじ(ネタバレあり)『ヴァニティ』の専属モデルふたりが解雇されてしまった。空いた穴を埋めるため、読者モデルが専属モデルになれる可能性が出てきた――奈央(真木よう子)と江里(伊藤歩)はこのチャンスを逃さないよう、奈央の企画である「ミヤジ改造計画」のアイデアを考え続けた。その矢先に、『ヴァニティ』の顔であるハマユカこと由華子(吉瀬美智子)がものもらいになってしまい、予定していた1週間分の撮影がすべて延期となってしまう。編集長の南城(リリー・フランキー)は、編集部員たちを集めて由華子が抜けた場合の代案を練り始めた。読者モデル担当の洵子(板谷由夏)は、由華子が抜けたページを読者モデルに任せてほしいと提案。在籍読者モデル15名、さらに街頭スカウトなどでモデルを追加すればカバーできると主張する。南城はその案を採用し、洵子は江里や早紀(石橋けい)など各ライターにモデル探しを依頼した。一方、奈央は由華子を心配し、葉山にある由華子の家を訪れた。出迎えた由華子は眼帯をして片目を隠していたが、奈央は眼帯を強引に外し、ものもらいではなくケガだと確認する。それも、由華子の夫・和真(神尾佑)のDVによるケガだった。奈央は警察に行くことを勧めるが、由華子はそれをきっぱりと拒否。奈央は警察へ行くことを諦め、代わりに由華子と夕飯作りをすることに決めた。その後、『ヴァニティ』にとってもハマユカにとっても大きな影響を与え兼ねない事件が発生し――。■『セシルのもくろみ』第3話の感想『ヴァニティ』の顔として10年がんばってきたハマユカこと由華子。そんな彼女のプライベートは実際どんなものだったのか。モデルとして世間に顔を晒しているわけで、街中でもヴァニティのモデルらしくない行動はできないかもしれません。きっとプライベートで過ごしているときも、ヴァニティのモデルとして、優雅で魅力的な女性でいたことと思います。だって世間は、由華子をヴァニティのハマユカとして見ているのですから。そう考えると、とても息苦しい。ヴァニティの顔である以上は、ヴァニティのイメージに反する言動ができないのです。そして今回、ハマユカに事件が起きてしまいました。夫がアル中でDV男だということが週刊誌に取り上げられそうになったのです。もちろんヴァニティ編集部は騒然。ハマユカがヴァニティの顔でいられるのももうないかも……という雰囲気が漂います。とはいえ最終的に記事にはならず、ハマユカの秘密は世間に流れずに済みました。奈央は「いっそのこと雑誌に真実が掲載されて、離婚したほうがいいのでは?」と考えますが、それがハマユカにとっての幸せかどうかはわかりません。もしもハマユカが一般人なら、アル中でDV夫なんてさっさと離婚したほうがいいでしょうし、そうしたと思います。でも、ハマユカは家庭もヴァニティも手放すつもりはないと断言する女性。離婚するとヴァニティのモデルとしてのイメージを損なってしまう、と考えているからです。「ハマユカなしに浜口由華子はないの」「幸せで完璧な女性として憧れられる存在であることが……私が選んだ道」と言うハマユカは、どれだけの覚悟を持って「ハマユカを演じている」のかと考えさせられます。現代はSNSで「幸せな私」を演出することに否定的だったり、笑いの対象にしたりすることがあると思います。でも、幸せな私を演出することで誰かが憧れてくれたり、誰かの目標にされたりすることは、悪いことではない。奈央がハマユカに憧れるように、誰かの希望になるかもしれませんから。さて今回はハマユカのほかに、奈央のモデルとしての姿が印象に残るシーンがありました。撮影現場で軽快な音楽が流れ、それに合わせて奈央が身体を動かして撮影するシーンです。奈央は撮影時、いつもぎこちない動きばかりでした。ポーズもとれず、表情もいまいち。それが今回、スタッフが音楽をかけた途端にノリノリで動き始めたのです。カメラに向かって楽しそうに笑う姿は、素の奈央そのものです。そのときに撮れた写真は本当にいい表情をしています。ちょっとしたことをするだけでこんなにも大きな変化が出るのなら、なにか悩み事ができたときも工夫次第で乗り越えられるのかなぁ……なんて希望を持てました。来週は女同士のバトルがいよいよ始まるようです。予告映像に流れる女同士のケンカの数々……。モデルたちは、そして奈央はどうなるの?次回も目が離せない展開となりそうです。■『セシルのもくろみ』作品概要おしゃれから程遠い、ごく平凡な主婦があるきっかけで読者モデルデビューを果たす。専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど、それぞれの生き方をする女性たちが嫉妬や葛藤し、そして何かをもくろみながら幸せを探し求めていく――。人から幸せそうだと思われることは幸せなことなのか?幸せに見られたいか?ファッション誌の世界を舞台に展開される女性たちの物語。第3話7月27日 (木)22時〜放送分■『セシルのもくろみ』キャスト真木よう子吉瀬美智子伊藤歩板谷由夏長谷川京子金子ノブアキ徳井義実リリー・フランキーほか
2017年07月28日「アンフェア」の原作を手掛けた秦建日子が脚本・監督を務める、宇都宮が舞台のラブコメディ映画『キスできる餃子』の製作が決定。女優・足立梨花と「BOYS AND MEN」の田村侑久をメインキャストに迎え、今夏に撮影を行い、2018年公開予定となった。バツイチ子持ちのシングルマザーが地元の宇都宮に帰ってきた。実家の餃子屋の再建と子育てに奮闘するさなか、イケメンの新聞配達青年に出会ってしまう。しかし、彼の正体はいまをときめくプロゴルファーだった…。果たして、彼女の新たな恋は実るのか?そして餃子屋は再建できるのか…!?本作は、バツイチ子持ちの出戻りシングルマザーが、実家の餃子屋の再建に奮闘しながらも、謎のイケメンに恋をするラブコメディ。小説家・劇作家・演出家・作詞家としてもマルチに活躍し、昨年公開の『クハナ!』につづき、本作が2作目の監督作品となる秦監督がメガホンをとり、「最後の弁護人」「ドラゴン桜」「そして、誰もいなくなった」など数々の大ヒットドラマの脚本を手掛けてきた秦監督自身が、完全オリジナルとなる本作の脚本も担当する。主演は、「人は見た目が100パーセント」や『傷だらけの悪魔』などドラマや映画に出演し、またバラエティー番組でも幅広く活躍する足立さん。相手役には、昨年の日本レコード大賞新人賞受賞、今年日本武道館でのワンマンライブを大成功させ、大ブレイク中のエンターテイメント集団「BOYS AND MEN」の田村さんが務める。藤田陽子役の足立さんは、「台本を読ませていただいてまず最初に思ったのが、普段気軽に食べている餃子も皮からひとつひとつ作るなんて考えたこともなく、とても大変そう(笑)」と感想を話し、本格的に子どものいる母親役は初めてだと言う彼女は「自分にできるのかという不安がありました。でも宇都宮の皆さんの力を借りながら精一杯演じたいと思います!」と意気込み。岩原亮役の田村さんは「イケメンのプロゴルファー役ということで、初めてゴルフに挑戦することになりました。頑張って役作りに励みたいと思います。そして、ふたりの結末はどうなるのか…ぜひ楽しみにしていただければと思います!」とコメント。そして秦監督は、「映画にするなら、餃子から一番遠いイメージの題材と組み合わせたいなと考え、“ロマンチック・コメディ”で勝負しようと決めました。最高のキャストが揃い、すでに成功を確信しています」と自信を見せている。『キスできる餃子』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年07月25日現在フジテレビ系にて放送中のドラマ「セシルのもくろみ」。主演の真木よう子ら豪華女優陣が出演し、専業主婦、独身、共働き、シングルマザーなど様々な立場の女性たちが嫉妬や見栄、女同士の友情など互いの正義をもとにぶつかり合っていく様子を描いているが、この度、本ドラマから派生した“イケメン版”のスピンオフ「セシルボーイズ(CECILEBOYS)」が7月26日(水)より放送&FOD配信されることが決定した。劇中に登場する人気女性ファッション誌「ヴァニティ」。今回のスピンオフでは、この「ヴァニティ」の編集部の隣に存在している男性ファッション誌「MEN’S VANITY」に所属する若手イケメンモデルたちの日常の一コマをコミカルかつドキュメンタリックに描いていく。監督は、『MATSUMOTO TRIBE』『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』などの衝撃作で映画界に新風を巻き起こしている若き鬼才・二宮健。そして中田圭祐、遠藤史也、水石亜飛夢、井上翔太、宮沢氷魚らが出演し、人気メンズモデルを取り上げるドキュメンタリー番組「セシルボーイズ」を担当するクセモノ番組ディレクターが、毎回ひとりのモデルの生活を取材、その中から浮かび上がる彼らの魅力と悩みを掘り下げていく。撮影を終え、出演者たちは「初めてのドキュメントドラマ体験でした。本当に詰められ方が尋常じゃなく焦りました。ちゃんとした台本もないのでおかしいなとは思いましたが、次から次へと不意打ちが来て、現実なのかドラマなのかわからなくなり、正直戸惑いを隠せなかったです。終わった後は声を荒げました(笑)」(中田さん)、「演技初挑戦の上、演じさせていただく役が自分にないキャラクターだったので、ものすごく考えました。ディレクター役の小村さんからの答えづらい数々の質問には正直困惑しました(笑)」(遠藤さん)、「今回、撮影内容は当日までほとんど知らされませんでした。筋書きがない、その場で起きるリアクションと予想のできない展開に心が揺らされっぱなしでした」(水石さん)、「とても新鮮で楽しかったです。一番、自分の“陰の部分”を出しました。“はめられたとき”の怒りです」(井上さん)、「かなりドキドキしました。でも、実際始まったらものすごく楽しくて、かなりのめり込みました」(宮沢さん)とそれぞれ戸惑いもありつつの撮影だったとコメント。また遠藤さんは「監督の斬新な演出により、色々な感情を引き出していただきました。決してフェイクとは思えない、共演者の方々とのリアルなやりとりを楽しんでいただけるとうれしいです」と語り、井上さんは「浮気性な人に必見です!是非、見ていただければと思います」、宮沢さんも「普段見ることのできないモデルの仕事風景やプライベートが丸裸に。華々しいイメージからはなかなか想像出来ないモデルの悩みやウラ事情が描写されているので、ぜひ観ていただきたいです。でもフィクションなので、半信半疑で楽しんで見てくださいね!」と見どころを明かしている。「セシルボーイズ(CECILEBOYS)」は7月26日(水)より、毎週水曜日深夜27時5分~全5話にて放送。また、FOD配信にて9月20日(水)まで配信。木曜劇場「セシルのもくろみ」は毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年07月24日ここ数年の視聴率低迷を打開できないフジテレビ。6月に宮内正喜社長(73)の新体制が発足して迎え、7月クールのドラマがスタートした。 ここ最近は視聴率1ケタを連発。すっかり勢いを失っていた看板ドラマ枠の「月9」だが、山下智久(32)主演の「コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命― 3rd season」が初回16.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。見事に“復権”を果たした。 そのいっぽう、真木よう子(34)主演の「セシルのもくろみ」は初回から5.1%と大コケ。第2話ですでに4.5%にダウンしてしまったのだ。 「真木さん演じる平々凡々な主婦がモデルとしてファッション業界で成り上がるシンデレラストーリー。いまだに“バブル感覚”が抜けないフジ制作サイドお得意のドラマだが、まったく視聴者に受け入れられなかったようです。ここ数年のフジの連ドラだと、15年の『HEAT』が全話平均4.1%で大爆死。決まっていた映画化も白紙になったといいますが、このままだと真木さんのドラマも……」(放送担当記者) 視聴率が低迷しているものの、特に目立った番宣などはなし。それどころか、すでに万策が尽きたようす。PRも真木が孤軍奮闘しているような状態なのだ。 「真木さんには、ツイッターのフォロワーが14万人います。その発信力を最大限に活用。ドラマ放送中は“実況ツィート”をしたり、撮影現場の写真を掲載するなどしています。シングルマザーとして子育てをしながらのPRは大変なはず。ほかの事務所からは『もしうちのタレントがあんなことをやらされたらたまらない』と厳しい声も出ています。でも真木さんにそこまでさせておいて、ドラマは大コケ。そんな窮地に、今後は役者陣の“フジ離れ”が加速することが懸念されています」(芸能プロ関係者) それでも真木は第2話の視聴率を受け「仲間達よ、聞いて下さい! 2話の視聴率、4.5%だったよ!!!! 関東圏のみ。地方では、8.9%出てるらしいですけどねぇ」とポジティブな書き込み。果たして、いつまでポジティブでいられるのだろうか?
2017年07月24日『セシルのもくろみ』第1話のレビュー・あらすじ■『セシルのもくろみ』第2話のあらすじ(ネタバレあり)雑誌『ヴァニティ』の読者モデルとなった宮地奈央(真木よう子)は、フリーライターの沖田江里(伊藤歩)が奈央のSNSを勝手に開設・運用していたことに激怒した。奈央は自ら企画を放棄したが、カリスマメイクの安原トモ(徳井義実)からの説得もあり、自分の正義を貫き通すため、周囲に認めてもらおうと決意する。ある日、奈央は“ハマユカ”の愛称で知られる人気モデルの浜口由華子(吉瀬美智子)と遭遇。由華子から「自宅に遊びにきて」と言われ、奈央は遠慮なく誘いに乗った。葉山にある由華子の家はセレブそのもので、奈央は豪邸や広い庭に圧倒される。しかし生活環境がまるで違っても息子同士が同じ学校ということもあり、ふたりは仲良くおしゃべりを楽しむことができた。帰る前に奈央は由華子からたくさんの洋服をもらう。由華子への憧れを強めた奈央は、「ハマユカになる!」と張り切り始めた。そんな中、『ヴァニティ』の専属モデルふたりが大げんかをする。けんかは殴り合い寸前までいったため、ふたりは解雇される可能性が出てきてしまった。編集デスクで読者モデルの担当である黒沢洵子(板谷由夏)は、解雇された場合に備えて読者モデルを専属モデルとしてひとり推薦しようと検討中だと、江里たちライターに話した。前代未聞のことに江里たちは驚くが、江里はチャンスだと奈央に伝える。奈央は巡ってきたチャンスを手に入れようと気合いを入れるが……。■『セシルのもくろみ』第2話の感想誰かに憧れて、その人になりたくて、その人の真似をする……これは珍しいことではないでしょう。奈央も由華子に憧れて真似を始めました。由華子からもらった服を身につけ、由華子が飲んだドリンクを飲み、エステにも通い、それらをSNSにアップする……。喜々として由華子の真似をする奈央のがんばりは微笑ましくもありますが、そこに奈央らしさはまったく感じられません。奈央は体育会系のおてんばな女性、由華子はセレブで上品な女性です。ここまでタイプが違うと、奈央がどれだけ由華子の真似をしても、活発なイメージはなかなか覆せないでしょう。由華子になるには無理があります。案の定、洵子から「奈央らしさがない」「SNSのフォロワーも減っている」とダメ出しを受けました。どれだけ由華子になりたくても、由華子以外の人間が由華子になることはできません。その代わり、奈央には奈央の良さがあるんです。無理して憧れの人になろうとしなくても、自分の持ち味を活かして自分らしく振る舞うほうが、本来の魅力が開花していくはずなのに。洵子に怒られてからは、やっと活発でおてんばな奈央らしさが戻りました。自分らしくありつつ、かといって由華子への憧れは消えていません。由華子から盗めるものは盗もうと、由華子の撮影にまで顔を出して研究を怠らないところは、奈央の愚直なまでの真面目さであり、長所だと感じられます。さて、完璧に見える由華子ですが、物語の最後では不穏な空気を漂わせていました。奈央が由華子宅へ二回目の訪問をしてみると、門の前には泥酔した由華子の夫が……由華子が介抱しようにも、姑から拒否されてしまいます。由華子が人気モデルとして世間への露出が増えれば増えるほど、家にいられる時間は減ってしまいます。それは家庭としてはよくなかったのでしょう。由華子と姑の間には明らかに溝があります。姑は由華子の仕事に理解がないのかもしれません……。人気モデルとして完璧な女性だと思える由華子でも、見方を変えれば不安定な家庭環境に悩むひとりの主婦なのです。こういう姿を見てしまうと、実は私の憧れているあの人も完璧ではないのかも……?なんて思えてきます。人間ですから、見えていない部分に暗い面もあるのだと、由華子を通して改めて実感させられました。由華子はモデルとしては成功、家庭面では問題が……と考えると、奈央はまさにその逆です。モデルとしてはいまいちでも、家庭は円満。性格といい家庭といい、奈央と由華子は対照的です。次回は由華子の家庭環境について、より詳しいことがわかりそう。憧れの由華子の暗い部分を知った奈央はどう思うのでしょうか……?来週も待ち遠しくてたまりません。■『セシルのもくろみ』作品概要おしゃれから程遠い、ごく平凡な主婦があるきっかけで読者モデルデビューを果たす。専業主婦・独身・共働き・シングルマザーなど、それぞれの生き方をする女性たちが嫉妬や葛藤し、そして何かをもくろみながら幸せを探し求めていく――。人から幸せそうだと思われることは幸せなことなのか?幸せに見られたいか?ファッション誌の世界を舞台に展開される女性たちの物語。第2話7月20日 (木)22時〜放送分■『セシルのもくろみ』キャスト真木よう子吉瀬美智子伊藤歩板谷由夏長谷川京子金子ノブアキ徳井義実リリー・フランキーほか
2017年07月21日7月15日(日本時間16日)にスペイン・マドリードにて開催された「第6回マドリード国際映画祭」で最優秀外国映画主演女優賞を受賞したタレントの鈴木紗理奈(40)。19日に都内で会見を行い、喜びを語った。 鈴木は主演映画「キセキの葉書」(監督ジャッキー・ウー、8月19日公開)の演技が評価され、同賞を受賞。すでにデビュー26年目だが、映画主演は初。演技に挑戦するのは約10年ぶりで、このところはフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」などのバラエティ番組が主戦場となっていた。 それだけに会見では「女優さん扱いが新鮮だった」と照れ笑い。今後については「等身大で今の自分で、欲張らずにありのままで頑張りたい」と謙虚だった。 「彼女は『これまで何度も芸能界をやめようと思うほど挫折を繰り返してきた』と周囲にも相談していました。それだけに、本人のみならずこれまで彼女といっしょに仕事をしたスタッフにとっても嬉しい戴冠となりました」(民放キー局のバラエティ班担当者) もともと鈴木は92年、米倉涼子(41)や上戸彩(31)らが所属する「オスカープロモーション」主宰の「全日本国民的美少女コンテスト」部門賞を受賞して芸能界入りした。しかし2年ほどでオスカーから現在の事務所に移籍している。 当時は鈴木が事務所の看板。女優として売り出そうと脇役から徐々にこなし、00年に「OLヴィジュアル系」(テレビ朝日)でついに連ドラ初主演をつとめたのだが……。 「なかなか関西弁が抜けず、標準語にしようとするとうまくセリフが読めない。彼女はかなり葛藤していました。見た目がヤンキー風なので、役も限られた。しかしそのうちバラエティで芽が出て、演技よりもバラエティに進出していったのです」(ベテラン芸能記者) その後はレゲエ歌手としてデビューし、ミュージシャンとの結婚・離婚も経験。今では一児のシングルマザーとして、仕事と子育てを両立している。 「『キセキの葉書』は自身の境遇と重なる母親役。これまでの挫折や人生経験が演技に生かされ、映画祭の審査員たちの心に響いたようですね」(映画ライター) 本人は謙遜するが、今後、女優業のオファーが殺到しそうだ。
2017年07月21日渡辺直美がゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初主演を務める「カンナさーん!」の第1話が7月18日、TBS系で放送され、渡辺直美演じるカンナの姿に共感と感動が集まる一方、要潤演じるカンナの夫の“クズ”ぶりには怒りの声がネットに続々投稿された。原作は2001年から2007年まで連載された深谷かほる氏の同名コミック。パワフルで豪快、思い込んだら一直線の鈴木カンナを渡辺さんが、そのイケメン夫・鈴木礼を要さんが演じ、礼の母親・柳子を斉藤由貴が、カンナが働くアパレル会社の先輩・片岡美香を山口紗弥加が、同僚・境川翔子をトリンドル玲奈が、カンナの息子・麗音の保育園の保育士・青田壮介を工藤阿須加が、礼の不倫相手・草壁真理をシシド・カフカがそれぞれ演じる。雇われファッションデザイナーとして働くカンナはイケメン夫・鈴木礼と一人息子の麗音とともに毎日楽しく暮らしていたが、ラブラブだったはずの夫・礼の浮気が発覚。「冗談じゃない!」とゲス夫を追い出したものの大量の仕事やマザコン息子に過保護な姑の来襲、そして泣き虫で甘えん坊な4歳児の子育て、そのほかさまざまなハードルがひとりぼっちのカンナに襲いかかる…というストーリーで、第1話では礼を追い出したものの保育園で父親参加イベントが行われることになり、不倫相手との仕事で間に合わない礼に代わりカンナが参加。ドッジボール対決に勝利。そしてカンナは礼に離婚を告げる…という展開だった。放送後のネットの反応を見ると圧倒的に多いのがカンナに対する「共感」と「元気づけられた」という反応。「終始泣いてしまった」「カンナさんまじ号泣」「めっちゃ感情移入した」という“泣いた”という声と同時に「私も同じ状況だからこそ参考にして進んでいこう」「母子家庭で同じくらいの息子がいます、なので泣きながら見てました」といった似た境遇の視聴者からの“共感”も数多く見られた。また「特に『2時間後には笑い話にしてやる!』が激アツ。」「『二時間後には笑い話にしてやるぜ』ってかっこよすぎやろ。」というカンナのセリフに感動したというツイートも。「旦那をぴしゃりと突き放す原作通りのカンナさん泣きました」「カンナさんみたいに生きたい!」「強いなぁ。笑顔が素敵だった」「眩しかった。まだ涙止まんない」などといった、カンナの奮闘が自分の励みになったというツイートも相当数タイムラインに溢れていた。もちろん要さん演じる“ダメ夫”への怒りのツイートも多数。「夫がクズすぎて殴りたくて仕方なかった」「カンナさんの旦那が本間にクズすぎて引く」「息子の誕生日に浮気とかありえなさ過ぎでしょ」「文句言いながらずっと見てました」「張り倒してやりたい」など辛辣な声も多数。また「カンナさんコメディ系かと思った」「こんな重い話だとは」といった予想外にシリアスな展開に驚いたという声や、カンナと礼の子ども、麗音に対する「息子の『エスオーエスッ』がかわいい」「子どもって無敵可愛い。癒される」という投稿もちらほらと見られた。第2話ではシングルマザーになったカンナにピンチが…次回の展開も気になる「カンナさーん!」は毎週火曜日22時~TBSにて放送。(笠緒)
2017年07月19日映画『アリーキャット』が7月15日(土)に公開を迎え、主演の窪塚洋介をはじめ、市川由衣、品川祐、高川裕也、岡本拓真、川瀬陽太、榊英雄監督が舞台挨拶に登壇した。窪塚さんと「Dragon Ash」の降谷建志が共演していることでも話題の本作。元ボクサーで、いまは警備員の仕事をして暮らすマルは、リリィと名乗る不思議な男と出会う。とある仕事でシングルマザーの冴子のボディガードを務めることになったマルだが、現場にに偶然、リリィが居合わせたことで、事件は意外な方向へと向かうことに…。この日は、降谷さんはツアーのため舞台挨拶は欠席となったが、窪塚さんは「kjはツアーで『Dragon Ash』に戻ってるけど、いまだに僕を『マル』って呼んでくれる。撮影から1年、2年と経っても役名で呼ばれると、そのたびにドキッとします。kjはこの先、『Dragon Ash』として、『アリーキャット』という映画を背負って進んで行くんだなと感じる」と語り、降谷さんとの熱い友情をうかがわせる。市川さんは、印象深いシーンとしてクランクインの日の品川さんとの撮影を挙げたが、榊監督はこの日、品川さんが「遅刻してきた」と明かし、市川さんも「酒臭かった」と暴露!共演陣からは「ひどいな」「サイテー」といった声が飛ぶ。だが、そんな品川さんは、自分の撮影がない日にも現場に足を運び、手作りの鳥汁を大鍋で差し入れたそうで、市川さんは「本当に優しかった」とニッコリ。窪塚さんも「21年間この仕事してて、そんなことする人は初めて」と語った。子役の拓真くんも、母親役の市川さんを執拗に追い詰める役を演じた品川さんが怖くなかったか?との質問に「映画を観るときは怖かったけど、撮影ではすごく優しくて、肩車してくれて嬉しかった」と語り、品川さんは「ありがとう。おじさん、世間では好感度が低いから…ありがとうね」と感激していた。その後のトークでは、ここにいないキャストも含めて、現場での裏エピソードが次々と暴露される。窪塚さんは、火野正平を迎えての降谷さんも一緒のシーンについて「火野さんが建志くんに『お前の親父(=古谷一行)、こないだ年賀状をくれたけど、火野の“ひ”の字が“日”になってた』ってクレームを入れてて、その後、ご飯を食べに行って撮影だったんですけど、『監督、もうちょっと蹴りを入れようかと思うんだけど』って、ちょっと逆恨みが入ってる感じで(笑)。蹴られるのは建志くんだけど、実際、一発か二発、入れられてますね。あれは、ちょっとした事故ではないと思います(笑)」と告白。また、榊監督についても窪塚さんは「みんなの話(アイディア)を聞いてくれる監督」とポジティブな意味で語っていたが、品川さんは「美術さんが持ってきた、僕が使う(小道具の)怪文書を、普通は監督が選ぶけど、『品川くん、決めといて』って言ってトイレに行っちゃった」と“丸投げ”状態だったと語る。一方で、市川さんは、セクシーなシーンに関しては「下着の色をどうするか?とか、そういうところでは張り切りボーイでした!」と告発。劇場には監督の家族も来場していたそうで、思わぬ暴露合戦に、榊監督は苦笑していた。『アリーキャット』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年07月15日TVで注目された昔から、“他と違う何か”があり、オーラを放っていた窪塚洋介さん。卍LINEの名でミュージシャンとしても活躍し、自分の道を軽やかに飄々と歩み続ける窪塚さんにお話を伺いました。「矛盾」を受け入れたことで、武器が増えた気がします。撮影のために控室を出てきた窪塚洋介さん、その手には小さな天むすが。もぐもぐしながら「今日はよろしくお願いします」とにっこり。カメラの前に出てもまったく気負わない窪塚さんの自由な存在感は、かなり稀有。ちょっと羨ましいと思うほど、軽やかです。――外で撮影してるとき、通りすがりの女の子が「キャー!」って言ってましたよ?窪塚:マジですか?なんか、この年になったからなのか、カッコイイとか言ってもらうとね、ホント照れるんですよ(笑)。そもそも女性誌に出るの久しぶりですし。――じゃあ「かわいい」って言われるのはどうですか?窪塚:いやいや、まぁ(笑)。それもテレますけど、あざーすって感じです(笑)。――今月公開される映画『アリーキャット』を拝見しました。窪塚さんとDragon Ashの降谷建志さんのお二人がメインで、世の中からちょっとはみ出しちゃった男性2人のやりとりが、切ないんですがかわいらしくて、愛おしい映画でした。窪塚:男のバディムービーなんですが、ピュアな二人ですよね。俺が演じたマルという男は、不器用で、生きることに貪欲じゃないというか。正直、窪塚洋介本人から見たら、もったいない生き方をしてるなって思うような男。時間の使い方とか、一日の過ごし方とか…。――マルには隠された過去があり、後遺症に苦しみつつ世の中の片隅でひっそり生きている。彼の日々は自堕落ですが、窪塚さん自身は、そういう経験ありますか?窪塚:う~ん、俺、16歳から俳優の仕事をしているんですけれど、なんていうか、“自堕落な日”はあっても、“自堕落な季節”はないですね。そういう意味では、マルにシンパシーを感じたりってことはないです。ただ、基本的に自分は強欲なんで(笑)、こういう人生ってどんな感じなんだろう?と想像して演るのは楽しいですよ。演じることで、彼の人生を追体験できるから。そして俺が死んだ後も、マルはフィルムの中で生き続けるわけで。芝居って、自分とは違う“もう一つの人生”を刻む、みたいな感覚がある。そういう意味では、マルとしての人生を、作品にちゃんと焼き付けることはできたかな、と思います。――スコセッシ監督の大作『沈黙‐サイレンス‐』に、重要な役柄で出演して話題になりましたが、一方で今回のような作品にも出演される。出演する作品は、どういう基準で選ぶんでしょうか?窪塚:直感ですね。これはおもしろそうだな、楽しめそうだなって思う作品に出たいです。――『アリーキャット』に関しては、どこにピンときた?窪塚:(共演の)降谷建志くんです。そこが一番の引力でした。――お二人は、もともと友人関係でした?窪塚:いや、違ったんですけれども、それが不思議なもんで。ある人の結婚式に呼ばれて行ったら、同じテーブルで、席が隣だったんですよ。で、「おっすー」とか言って挨拶して、ふと、「あれ、俺ら初対面だよね?」って。で、楽しい時間を過ごした2週間後に、この映画の話を頂いたんです。あぁこれはなんか、そういう流れだったんだなぁと思って、受けました。もともと俺の中には日本人のロックスターって2人いて、一人はRIZEのジェシーで、もう一人が建志くんだったんです。そういう意味でも、一緒に作品作りができて、すごく嬉しかったですね。――降谷さんにとって、映画での大役ははじめてですよね。現場の雰囲気はどんな感じでした?窪塚:共演者の品川祐さんや監督の榊(英雄)さんが、「おい新人!お前はここではDragonAshじゃねぇからな!」とかふざけて言ってて、それに対して建志くんも、「ハイ、分かりました、頑張ります!」とか返してました(笑)。建志くん自身は本当にすごくピュアでストイックで、俺に対しても、「胸を借りるつもりでいくよ」って言ってくれてましたね。がむしゃらに、真っすぐに役を演じようとしていた。だからこそ、俺は座長として、いい現場にしていこうって思って動いてました。結果、すごくいい2週間になったと思っています。どんな役も演じられるよう役者としてはゼロでいたい。――そもそもですが、俳優になろうと思ったのは、何かきっかけがありましたか?窪塚:小さい頃からの夢ではあったんです。“テレビの中の人たち”になりたかった。『太陽戦隊サンバルカン』とかを見て、“赤いのも黒いのもカッコイイなぁ、あれになりたいな”って思ったのが、最初じゃないですかね。――その夢を16歳で叶えて、デビューして。今年で俳優生活22年目と伺いましたが、今のご自身は、どんな俳優ですか?窪塚:う~ん…。ピュアでストイックなところももちろんまだありますし、いい加減なところもあるし…。でも役者としては、“なんでもあり”なところにいたいと思います。ゼロでありたい。――何の役でもできる、的なことですか?窪塚:そう。わかりやすく言うと、俳優って、王様の役もやるし、物乞いの役もやるわけじゃないですか。そのレンジは無限にあるわけで。何の役でも演じられるためにはゼロでいたいし、思想とか考えとか、ないほうがいいと思ってたんですよね、昔は。でも、なんかそれで行き詰まっちゃったところがあって。それがちょうど、マンションから落っこっちゃった時期だった。そのあとに、“卍LINE”って名前でレゲエミュージシャンの活動を始めたんですけど、卍LINEとしての俺には、伝えたいメッセージがある。“ゼロ”の状態でありたい役者の俺と、メッセージを持つ卍LINEは別モノなんだけど、でも一人の人間でもあるっていう、捻くれた状態というか。ただ、人には矛盾があって当然だし、おもしろいし、それを認めちゃったほうが、自分にとって武器が増えると思った。そして、その両方を全うしたいと思ってるのが、今の自分です。Dragon Ashのフロントマン・降谷建志がバディを務めた映画『アリーキャット』が7/15よりテアトル新宿ほかでロードショー。タイトルが意味する“野良猫”がきっかけで知り合ったマル(窪塚)とリリィ(降谷)が、シングルマザーのヒロイン(市川由衣)を守るべく、古い車で旅に出る。共演に品川祐、火野正平ら。くぼづか・ようすけ1979年生まれ、神奈川県出身。’95年にドラマで俳優デビュー。’01年には日本アカデミー賞新人賞、主演男優賞を受賞。現在は映画と舞台を中心に活動『沈黙 -サイレンス-』に出演したことも話題に。また卍LINE名義でレゲエDeeJayとしても活躍している。※『anan』2017年7月19日号より。写真・伊藤元気(symphonic)ヘア&メイク・佐藤修司(by anan編集部)
2017年07月12日真木よう子を始め、豪華女優陣が出演する作家・唯川恵原作の新ドラマ「セシルのもくろみ」。いよいよ7月13日(木)に放送スタートとなるが、今回この第1話のスペシャルゲストに、作家の阿川佐和子、美容家の君島十和子、元サッカー日本女子代表キャプテンの澤穂希、ファッション雑誌「STORY」カバーモデルの稲沢朋子ら著名人がドラマ冒頭に華を添える“語り部”として登場することが決定した。本ドラマはファッション雑誌業界を舞台に、専業主婦、独身、共働き、シングルマザーなど、様々な立場の女性たちがぶつかり合いながらも、幸せを探していくオトナの女性たちの物語。主演を務める真木さんが、ある日ファッション誌の読者モデルにスカウトされたことから人生が一変、これまで読んだこともなかったファッション誌の世界に足を踏み入れる宮地奈央役を演じるほか、吉瀬美智子、伊藤歩、板谷由夏、長谷川京子、徳井義実、リリー・フランキーら豪華キャストたちが顔を揃えている。そして今回初回放送に出演が決定した著名人たちは、それぞれが本人として登場し、ドラマのテーマである「女性としての生き方」「女性が輝く瞬間」などについて、それぞれの人生観を自らの言葉で語る。キャスターとしてテレビで活躍するかたわら、ミリオンセラーの「聞く力」を始めエッセイや小説など多数の著書を出版し、今年5月に結婚を発表し話題を集めた阿川さんは、ドラマ内で「理想の女性像」を打ち明ける。また、なでしこジャパンのドイツワールドカップ優勝とロンドン五輪での銀メダル獲得に貢献し、FIFA女子最優秀選手賞を受賞した日本を代表する元アスリートの澤さん。2015年に結婚し現役を引退、現在1児の母でもある澤さんは、「私は決して人と比べることはしなかった」と自らを輝かせるための「オンナの生き方」を語る。さらにモデル・女優業を経て、芸能界を引退後は自身の化粧品ブランドを立ち上げるなど、多くの女性たちから支持されるカリスマ美容家の君島さんは、「女性の“美”」について。一般主婦から読者モデルを経て、専属モデルへと羽ばたいていく本作のストーリーをそのまま体現した実在のモデル・稲沢さんからは、「女性としての“人生の岐路”」が語られる。異なるステージで活躍する4人の女性たち。“オンナとしての生き方”をいかに語り、どのようなメッセージを届けるのだろうか?木曜劇場「セシルのもくろみ」は7月13日(木)より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年07月11日「ボスの政治、忖度の政治が横行してきた古い議会を、新しい議会に変えていく――」 7月2日投開票の東京都議会議員選挙期間中、都民ファーストの会代表を務めていた小池百合子東京都知事(64)は街頭演説でこううったえ続けてきた。“大勝”をあげた都民ファーストの会は、候補者の3割以上が女性。本誌は、都議選を戦い抜いた女性候補たちを追った――。 「私はこの4月まで6年間、小池前代表の自宅でいっしょに住んでいました。’13年には小池さんと二人三脚で介護し、お母さん(小池恵美子さん)をみとった。家族同然に過ごさせてもらったんです」 こう語るのは、中野区から出馬した荒木千陽さん(35)。小池都知事の公設第一秘書を6年務めてきた彼女だが、都知事との出会いはユニークだ。小池都知事に憧れ、’11年に熊本から上京、議員会館を訪ねて思いを告げると、都知事は笑って『あなた面白いわね、明日からいらっしゃい!』と声をかけたという。公私の境なく接してくれたことに「恩返ししたい」思いが高まり、立候補を決めた。 「古い議会を象徴する中野区で『出馬したい』と伝えたとき、小池代表は神妙な面持ちで『よく決断してくれたね』とおっしゃったんです」 “旧体制を壊す”――そんな“特命”を、小池代表から受けたのだと語る。 小池都知事が登場すれば数千人も聴衆が集まるが、通勤ラッシュの時間帯に足を止めて聞いてくれる人はまばら。選挙戦終盤の夕刻、東京メトロ東高円寺駅前で枯れた声を振り絞るのは杉並区で出馬した茜ヶ久保(あかねがくぼ)嘉代子さん(41)。 「日本IBMに勤務後、’15年にキャリアアドバイザーとして独立した私は、’09年に長女(7)を出産した“働くママ”の1人です。働きながら子育てできる社会をつくります」 期間中ずっと「休職して手伝ってくれている」という外資系コンサル会社社員の夫・友人さん(41)の愛のサポートで乗り切った選挙戦での、小池前代表からの言葉とは――。 「『仕事をしている立場で、子育ても頑張っている。そんな女性の活躍できる社会作りをしましょう』とおっしゃってくれました。選挙に初めて出馬した私に『最後まで気を抜かないようにね!』と激励も。“待機児童ゼロ”は、ただ単に保育施設を増やせばいいわけではない。公園や児童施設などの地域コミュニティも充実して、育児の仕方にも多様性を持たせたいですね」 渋谷区で出馬した元・テレビ朝日アナウンサーの龍円愛梨さん(40)は、選挙戦をこう振り返る。 「選挙期間中は1人でも多くの方に会いに行きましたし、立ち止まって会話してもらえるように、極力マイクは使いませんでした。“マイクを置いたアナウンサー”ですかね(笑)」 彼女はダウン症がある長男・ニコくん(4)を育てるシングルマザーでもある。障害のある方たちの当事者目線で活動してほしい。アナウンサーとしてのわかりやすい発信力と、記者としての正確な取材力を活かしてほしい――そう龍円さんに声をかけていたという小池代表。新人候補たちへ送っていた“激励メール”の中身を龍円さんが明かしてくれた。 「《最後にグリコのガッツポーズをしている自分を想像して頑張りなさい》と。心が折れそうなときも、その言葉で闘い抜くことができました」 フジテレビ社員として子ども向け番組や親子イベントを手掛けてきた入江伸子さん(55)は、こう語る。 「都議会全体で女性は2割に満たなかったんですが、私が出馬した港区はなんと、24年間も女性都議がいなかったんです。小池代表からは『働きながら子どもふたりを育て上げた経験を活かし“女性活躍”推進に力を入れてください』との言葉をもらいました」 ’87年に、フジテレビ記者の入江敏彦さんと結婚し、長男、二男に恵まれるが、’94年12月、夫はPKO取材中の飛行機事故で32歳の若さで還らぬ人に。しかし悲しみから立ち上がり、二児を育て上げ、長男(28)は研究者、二男(23)はフジテレビ社員として活躍している。 「小池代表は応援演説で『子供を立派に育て上げて社会に送り出し、自身は女性管理職にもなったんです』と声をあげてくださって……。代表の『苦しくても、最後にグリコ、グリコ!』というメールと、亡き夫の『前へ、前へ!』という精神に励まされ続けた選挙戦でした」 同会派の現職都議としては、江戸川区から上田令子さんが出馬した(52)。 「自民党に離党届を出し、退路を断った小池さん。そんな代表から、『リーダーシップを発揮して、女性の新人議員たちにしっかりと教えてほしい』と指示を受けました」 ’07年に江戸川区議、13年に都議に当選した二児の母は、会派の中でも経験豊富で頼れる存在だ。都議選が終わった今こそ、「真価が問われる」と兜の緒を締める。 「選挙期間だけ有権者の方に頭を下げて、当選すれば“先生”と言われてふんぞり返っている“古い都議”など要らない。私たち『都民ファーストの会』は、新人都議も民間人として、社会経験が豊富な人ばかりですから、みんなで初心を失わず、地に足をつけて“都民ファースト”を実行していきたい」 都民ファーストの会の女性たちの挑戦は、いま、始まったばかりだ――。
2017年07月06日明石家さんまと強烈キャラクター評論家軍団とパネラーたちによる爆笑トークが人気のバラエティー番組「ホンマでっか!?TV」。7月5日(水)の放送はこの夏放送がスタートするドラマの出演者たちをゲストに迎えた2時間スペシャルでお届けする。人の見分け方を学びつつ人間性を理解していこうという「ホンマでっか!?人間性診断」コーナーには、7年ぶりの新シリーズとなる月9ドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」から山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介が登場。「嫌いな人が同じ空間にいるときに、その場所から離れずにそこを我慢してとどまるか?」という質問では意見が大きく分かれ、ある人間性が明らかに。さらに山下さんと浅利さんが初対面した約9年前の意外なエピソードも披露され、山下さんから思わず“本音”が漏れる場面も。「寝るときに抱き枕や布団など、何か抱きながら寝ますか?」という質問に対しては、山下さんだけほかのメンバーと違う回答。この質問から「恋愛に関するあること」がわかるというのだがそれは一体!? そのほか「桃太郎の悪口をできるだけ多く書いてください」の答えから将来のあることがわかるというが、診断を聞いたスタジオではさまざまな意見が飛び交い激論が巻き起こる。山下さんら豪華俳優陣の意外な“心の内”をお楽しみに。また「ホンマでっか!?ランキング“モテ仕草”」コーナーでは「コード・ブルー」チームに加え、火曜ドラマ「僕たちがやりました」から窪田正孝、永野芽郁。新木曜劇場「セシルのもくろみ」から真木よう子、吉瀬美智子。日曜ドラマ「警視庁いきもの係」から渡部篤郎、橋本環奈も参加。「夏に使える男性を落とす女性のモテ仕草ランキング」では、女優陣が男性が“ドキドキ”するモテ仕草を次々と実演。山下さんが思わずドキッとしたという戸田さんの“モテ仕草”とは!?また「ある決め顔」に苦戦している永野さんにはさんまさんが直接指導。窪田さんも大テレした永野さんの“とっておきモテ顔”もお見逃しなく。さらに真木さんがみせるオトナの色気あふれる演技や、さんまさんも思わず悩殺された新垣さんの“モテ仕草”など、今回のスペシャルならではの女優・俳優たちの“モテ仕草”をお楽しみに。「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」は7月17日(月・祝)より毎週月曜日21時~放送開始。おなじみの「コード・ブルー」メンバーが7年ぶりに集結。それぞれの道を歩みだした彼らの新たな活躍が描かれる。「僕たちがやりました」は7月18日(火)より毎週火曜21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送(初回15分拡大)。イタズラ心からの復讐計画が爆破事件に発展、突然逃亡者となった彼らの姿をハラハラドキドキの展開で描く青春逃亡サスペンスとなる。「セシルのもくろみ」は7月13日(木)より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送(初回15分拡大)。作家・唯川恵の小説を原作に、ファッション雑誌業界で専業主婦、独身、共働き、シングルマザーなど、様々な立場の女性たちがぶつかり合いながらも、幸せを探していくオトナの女性たちの物語となる。「警視庁いきもの係」は7月9日(日)より毎週日曜日21時~フジテレビ系にて放送(初回15分拡大)。渡部さん演じる警視庁総務部総務課・動植物管理係の須藤友三と、橋本さん演じる新米巡査・薄圭子が動物の生態をもとに事件を解決するコミカル・アニマル・ミステリーとなり、フジテレビ連続ドラマ初主演の渡部さんと、連続ドラマ初ヒロインを務める橋本さんの初共演&コミカルなバディぶりと、毎週登場するゲスト動物も見どころだ。「ホンマでっか!?TV豪華新ドラマ俳優、女優陣禁断モテテク披露スペシャル」は7月5日(水)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年07月04日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
義父母がシンドイんです!