マンションから戸建に自力で引っ越す事を決めた我が家。引っ越し日が目の前に迫ったある日、保育園から感染者が出たという知らせを受け…家庭内感染→職員の先生の陽性反応か出て急遽休園となり、濃厚接触者に該当する園児には15時までに直接連絡というシステムでどうにもこうにも生きた心地がしない!感染した方が特定されない様、園も最善の配慮あってのことだと思うし、こればかりは仕方ない。静かに待つしかないのだけど、ダンボールだらけの部屋を無駄にウロウロして突き当たりで方向転換するマンボウみたいになりながら15時が過ぎるのを待ちました。我が子が、もしかしたら自分が、感染しているかもしれないという不安が今まで以上に膨れ上がり、感染したご家族や先生の容態は大丈夫かも気にもなり、莫大な闇に包まれる私。業者に頼んではいないものの、水道電気ガスなどの立ち合いや冷蔵庫の搬入もある…全員無症状だけど、濃厚接触者になったら検査結果出るまで引っ越しどころではない!コ〜ロ〜ナ!!!(憎)ソワソワしながら15時を迎え、ロスタイムあるんじゃないかとまだドキドキしていたところ園から一斉メールが届き…うちの子どもたちは該当せず!!そして数日後には濃厚接触でPCR検査をした園児や先生からは陽性反応が出なかった連絡をもらいました。土壇場でヒヤヒヤしたけれど、無事に引っ越せることになり、あっという間に引っ越し前夜を迎えました。長男妊娠中に引っ越してきたこのマンションともお別れ。余韻に浸っていると一本の電話がかかってきました。それは冷蔵庫を買った電気屋からで…続く
2021年01月28日新型コロナウイルスが世界中で感染拡大を始めてから約1年。日本では昨年4月に最初の緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出自粛が呼びかけられると、繁華街や観光地から人が消えた。その影響を受け、宿泊施設、飲食店、食品卸売業者、生産者など広い業種で売り上げが激減。さらに昨秋の感染拡大の第3波にともないGo To トラベルが一時停止されるなど、苦境に立たされる事業者は増加の一途をたどっている。こうした状況を背景に、ふるさと納税では被害を受けた自治体や事業者を支援する動きが拡大中。ふるさと納税サイト「さとふる」広報の谷口明香さんはこう話す。「支援を目的にしたふるさと納税として、今もっとも注目されているのは、新型コロナ感染拡大の影響を受けた事業者の返礼品です。飲食店や宿泊施設、お土産店からの発注が途絶えたり、物産展などのイベントが中止になったことにより、行き場を失った食品や食材が『緊急支援品』として登場しています」同社が昨年3月末に返礼品事業者にアンケートを行ったところ、「新型コロナウイルスの感染拡大で事業に影響は出ていますか」という質問に対して、事業者の7割以上が「影響が出ている」と回答した。具体的な影響としては、「売り上げの減少」をトップに、「来客数の減少」「予定していた販売、宿泊などのキャンセル」が続く。「北海道むかわ町の返礼品として人気のししゃもを提供する、本ししゃも専門店『カネダイ大野商店』では、春の物産展で多くの売り上げを見込んでいたところ、新型コロナの影響で全国40カ所以上の物産展が中止になり、売り上げが約7割も減少したと聞いています」(谷口さん・以下同)影響を受けたのは、食品を扱う事業者だけではない。昨年2月に実施された全国一斉休校により、衣料品製造業も深刻な打撃を受けたという。埼玉県羽生市で学校ジャージなどを生産する「株式会社カネマス」では、一斉休校の影響によりジャージの売り上げが約7割減となり、多数の在庫を抱える事態に陥った。「学校再開後も、体育祭や林間学校などの行事が減り、影響は続いているそうですが、ジャージの特性を生かした新素材でマスクを開発するなど奮闘しています。伸縮性、通気性に長け、撥水機能、UVカット機能を持つマスクは返礼品としても人気です」「女性自身」2021年2月2日号 掲載
2021年01月27日まだまだ終息の見通しがつかないコロナ騒動。その影響により、人々の美容に対する意識も変化しているようです。今回は、美容メディアmira(ミラ)が、365名の女性(15歳-49歳)を対象に実施した「美容に関するアンケート調査」の結果をもとに、美容ニーズの変化をご紹介します。コロナ禍で、女性たちは美容とどのように向き合っているのでしょうか?化粧品を購入する「場所」が変化。オンラインショップ需要が拡大!まず大きく変化が見られたところに、化粧品の購入方法の変化が挙げられます。実際にコロナ禍によって「化粧品の購入方法が変わった」と答えた方は、4割以上を占めました。PR TIMES化粧品の購入方法については、コロナ以前だと「ドラッグストアで購入している」と回答した人が全体の9割近くを占めていました。一方で、「購入方法が変わった」と答えた4割のうち、8割以上はEC(オンラインショップ)で購入するようになったと答えています。PR TIMESちなみにコスメ好きな筆者も、コロナウイルスの流行を機にオンラインショップで購入することが増えました。デパートやショップに行ってもテスターを使用しにくい状況ですし、都心のコスメショップに足を運ぶこと自体、ハードルが高く感じられます。初めは、高価なデパコスだと現品を見ずに購入することに抵抗がありましたが、今となっては好きなだけ吟味できる通販の快適さにハマりました!カラーやテクスチャーに関しては、SNSのリアルな口コミがとても参考になります。「デパートやショップで購入しにくくなった」と感じる人が多数!オンラインショップの利用者が増えたという結果からも分かるように、対面での化粧品販売にコロナの影響を感じている方は多いようです。PR TIMES「2020年はデパートやショップの化粧品のカウンセリングなどでコロナの影響を感じましたか?」という質問に対しては、7割以上もの人が「はい」と回答。PR TIMES具体的には「コスメのお試しがしにくく購入の機会が減った」「対面接客に制限ができて不便を感じた」といった回答が目立ち、衛生面によるコスメの試しにくさや接客の制限などによって、化粧品をショップで買いづらくなっている傾向が見られました。コスメショップによっては、使い捨てのチップや洗い場を設置するなど、衛生的にコスメを試せる配慮が見られますが、アイライナーなど直塗りでこそ試したいアイテムも多いことから、テスターがしにくくなったことは否めません。fam8_js_async(’’, ’_site=7202&_mloc=33117’);2021年は「国内」での美容医療ニーズが高まる…!?続いて、今後のトレンドについて見ていきましょう。PR TIMES2020年、『国内』の美容医療を利用した人は全体の27%。これまで美容整形においては、韓国で施術を受ける方も多くいましたが、2021年はまた少し変わってきそうです。PR TIMES実際に「2021年は国内の美容医療・美容クリニックを利用したい」と回答した方は、75%にものぼります。コロナ禍によって海外渡航が難しくなった今、国内での美容医療や、美容整形ニーズが高まっていきそうですね。美容医療で人気の施術といえば、体や顔の脱毛や、美肌ケア、歯の矯正、目元の整形などが挙げられます。なかでも、やはり脱毛は根強い人気。脱毛と言えば両脇がメジャーなイメージですが、近年は「顔」を気にする方も増えているようですね。美肌や二重まぶたなどの美容整形は、在宅ワークによって整形後のダウンタイムがをとりやすいことからも、ニーズが高まっているのかもしれません。ショップに行けずとも楽しめる「美容との向き合い方」を模索してみて!新作コスメが羅列したデパートでのお買い物はとても楽しいですよね。だからこそ、店頭でコスメを購入しにくくなって気分が落ち込んだ、という方も少なくないはず。しかし、ショップへのお出かけやテスターのハードルが上がった現状だからこそ、コスメ情報を自分で調べて通販で購入する楽しさも知ることができました。まだまだ混沌とした状態が続いていますが、今こそ楽しく美容と向き合っていく方法を探していきましょう!参考:PR TIMES
2021年01月23日「今年の経済は、世界的に見れば多少持ち直すようですが、それは昨年、著しく悪化した反動です。一昨年の『コロナ禍前』と比較すれば、国内では軒並みマイナスになってしまうでしょう」こう話すのは経済評論家である加谷珪一さんだ。’21年の国内経済は全般的に落ち込みが予想され、前年比マイナスになる可能性も。「よって、積極的に『増やす』対策を立てて実行に移す必要があると考えます」と加谷さん。「貯金を続けるための鉄則は、『天引き』と同様の縛りを課すことです。まずは、給料の一定割合を支給日に強制的に貯金する意識を。給与の3割が理想ですが、継続可能なラインを考えて、最低2割を貯蓄に回しましょう」そのためにも「銀行口座を2つ」持つべきだと加谷さんはいう。「給与の振り込みがあり次第、もう1つの口座に、給料の2〜3割を入金します。そして、その口座には絶対に手をつけないように。2つの銀行の組み合わせは『メガと地銀』でもいいと思います。ただ、地銀は『数が多すぎる』と菅首相が再編を明言しているので、地域で最も規模が大きく、生き残れそうなところを選ぶべきです」また、“支出を減らす”方法として加谷さんは「細かい出費にこだわらず、大きな出費を抑える」ことを勧める。「コロナ禍でマスクなどの衛生用品や日用品などの『小規模な出費』が増えていると思いますが、これは致し方ないところ。それより、たとえば毎月の収入から貯蓄に回す額を『天引き』したお金が30万円だとして、その1割=3万円以上の支出は『大きな出費』として厳しくチェックします」該当しそうなものとして食費、自動車関連費、保険料、通信費、教育費があるがーー。「まず食費は、あまり削ると貧相になってしまい、コロナ禍にさらに気持ちが落ち込みます。教育費もなかなか削りづらい。すると、見直しを考えるべきは『車』『保険』『通信費』あたり。この3つが『大きな出費』のボーダーラインにかかるでしょう」とくに車は、ないと生活できない地域以外、税金や駐車場代とも照らし合わせて考えるべきだそう。「今後、原油価格の上昇で、ガソリンの値上がりが予想されますが、たとえ原油価格が下落しても、ガソリン価格はあまり下がらないという、日本の特殊な事情も考慮すべきでしょう。また、世界的な“脱ガソリン” へのシフトから、ガソリンスタンドが減少していくということも。マイカーを持ち続けるのはデメリットという考え方もあるのです。タクシーを使ったほうが安い場合もありますし、必要に応じてカーシェアを利用するのも経済的です」保険商品の購入・継続も見直す余地がありそうだ。「高額療養費制度を利用すれば一定額以上の窓口負担は還元されるので、貯蓄が100万円ほどあればなんとかなるでしょう。高い掛金でいくつも民間の保険に入っている必要はないとも考えられます」通信費も見直せそうな項目だ。「NTTドコモやソフトバンクが新料金プランを発表しましたが、提供開始となる3月に契約満了が近い場合には、切り替えを検討してもいいかもしれません」「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月13日「今年の経済は、世界的に見れば多少持ち直すようですが、それは昨年、著しく悪化した反動です。一昨年の『コロナ禍前』と比較すれば、国内では軒並みマイナスになってしまうでしょう」こう話すのは経済評論家である加谷珪一さんだ。’21年の国内経済は全般的に落ち込みが予想され、前年比マイナスになる可能性も。「よって、積極的に『増やす』対策を立てて実行に移す必要があると考えます」と加谷さん。「お金への意識を『銀行で増やす』から『自分で運用する』に改める必要があります。銀行の勧めるままに金融商品を買うのはとても危険ですし、自分で比較検討し、選ぶ習慣をつけるべきです。理想的には貯蓄の半分、少なくとも3割を目安に『継続的な投資』をする準備をしましょう」初心者には「ハイリスク・ハイリターン」商品は禁物だ。「日経平均株価やダウ平均株価に連動する『インデックス型』の投資信託を選ぶのが安心な方法です」節税メリットがあるiDeCo(個人型確定拠出年金)を利用する手もある。「自分で金融商品を選び、毎月一定の金額を積み立てて運用するiDeCoは、60歳以降に年金、または一時金として受け取ることができる制度です。iDeCoの口座を開設し、日経平均とダウ平均それぞれに連動する2つの商品を選択して、毎月一定額を買いつけるのもいいでしょう」このiDeCoで積み立てながら、慣れて資産額も増えてきたところで、個別株への投資に挑戦するのもありだろう。「株式投資をする会社は、各企業のウェブサイトでIR情報を見て『名前を知っている優良企業』『5年間増収・増益を続けている企業』を選ぶべきです。それらは、たとえばコロナ禍で一時的に株価が下がっていても、景気が回復すればいずれ盛り返してきます」「主婦の方は可能であれば、『自分の得意なスキル』を生かして、お金を増やしましょう」加谷さんが、まず挙げるのは、家事代行サービス。「私も一人暮らしの父のために、家事代行サービスを頼むことがありますが、スタッフさんによって仕上がり、気配りなどが雲泥の差です。当然、素晴らしいと思える方にはリピーターがつきます」ただ、スキルはあっても「どう収入に結びつけるのか」がわからなければ、受注には結びつかない。そのヒントは「デジタル化」としつつも「難しい知識などいらないんです」と加谷さんは続ける。「メールやLINE、SNSが使える程度で十分。『自分は何ができて、どんな役に立つのか』を、ツールを使って“顧客視点で発信できる人”が勝ち組となります」コロナ禍だからこそ「主婦のデジタル化」はチャンスを生む。「デジタル化すれば、移動頻度も低くなり交通費が削減できます。家で完結できることも増えるので、不要不急の外出にもなりません。店舗とネット通販では、後者のほうが安いことが多いですよね。その逆と考えれば、店舗を持たず、ネット上で仕事を受けるほうが、経費も人件費も削減されて、同じ商品でも安く売れる=買い手に選ばれるメリットとなるんです」お金を増やすためには「夫のご近所デビュー」も重要だ。「在宅ワークで給与減になってしまっている場合もあるでしょうし、早期退職も今後、考える必要があるかもしれません。そんな夫には近所の知り合いを紹介して『ご近所デビュー』をしてもらいましょう。会社一筋で“対面コミュ力”の低い夫のサポートができるのは、『ご近所力』にたけた主婦です」夫の“対面コミュ力”が上がれば、夫婦で新しいチャレンジをする可能性も広がる。「たとえば、『クラウドキッチン』といって、時間貸しの厨房などを利用し、店舗を持たずに料理をデリバリーするサービスが、いま伸びています。設備投資がいらないので、リスクが最小限です。料理に限らずスキルを生かすためには、時代に合わせたやり方を研究することも忘れずに」「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月13日「今年の経済は、世界的に見れば多少持ち直すようですが、それは昨年、著しく悪化した反動です。一昨年の『コロナ禍前』と比較すれば、国内では軒並みマイナスになってしまうでしょう」こう話すのは経済評論家である加谷珪一さんだ。’20年は多くの業種で経済活動が制限され、国民1人10万円の特別定額給付金の支給をはじめ、国や行政の支援策も多く打ち出された。“家計”をベースに考えた場合、’20年にはどれだけ「収入・支出」があったのか、’21年はどんな見通しとなりそうなのか、年頭によく比較・検討しておくべきだろう。まずは、’19年までを「例年並み」と捉え、多くの世帯で深刻な家計状況に陥った’20年が「実際にどんな経済状態だったのか」から加谷さんに検証してもらった。「’19年に『年収500万円(月収約41.6万円)だった3人世帯で見てみましょう。コロナ禍が発生した’20年の年収は491万円(月収約40.9万円)に減ってしまったのですが、全国民に特別定額給付金の支給があったため、3人世帯ですと30万円が加算され、収入自体は『521万円』に増えたことになります。ところが、将来への不安から支出が抑制され、収入に対する消費支出の割合は低下しているのだという。「’19年の支出が年間300万円(月平均25万円)だったのに対して、’20年は271万円(月平均約22万6,000円)と、『年間29万円』抑えられたことになるんです」しかし今年の夏までに、もしもコロナが一時的であれ収束し、7月には東京五輪が予定どおり開催という流れになった場合、私たちの出費は「気の緩み」も手伝って、増えてしまうのではないか?「’20年は夏前に一度、コロナの感染拡大は落ち着きました。その後、第2波、第3波が到来して、飛躍的に新規陽性者が増えていってしまいましたが……。完全収束は難しいとしても、今年も夏にかけて、新規陽性者が減る可能性はあるのではないでしょうか」政府のGo Toキャンペーンが6月まで延長され、その後、すぐに五輪開幕となればーー。「やはり『消費せよ』という世の雰囲気に押され、コロナに対しても楽観的なムードが広がると、財布のひもも緩んでしまう傾向となるでしょう。その場合、『貯金が減って、支出が増える』という図式となり、’21年の支出は297万円(月平均24万7,500円)程度に増えると予測されます」つまり、’19年の300万円より3万円くらい減るものの、昨年の271万円より26万円ほど年間支出が増えてしまうことになる。前年比で年収が「26万円」下がるにもかかわらず、支出が「26万円」も増え、そのぶん貯金に充てるお金が減ってしまうことになるのだ。「コロナで落ち込んだ雰囲気を、お金を使って盛り上げたい気持ちはあるでしょうが、ベースが上がりませんので、支出はほどほどに。住宅や車の買い替えなど大型支出は、よほどの必要性がある場合に、吟味してすべきでしょう。まずは、貯蓄にどれだけ回せるかを念頭に、支出の計算を立てるべきだと思います」「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月13日10代から40代の女性356人が回答!美容メディア「mira(ミラ)」を運営するKINDLER株式会社が、「美容に関するアンケート調査」を実施。結果を2021年1月7日付けのプレスリリースで公表しました。調査は2020年12月28日から2021年1月5日にかけて実施。15歳から49歳の女性356人が対象となっています。調査結果によると、回答者の42パーセントが新型コロナウィルス(COVID19)の影響で化粧品の購入方法に変化があったと回答。そのうち81パーセントがオンラインショップ(ECサイト)での購入に切り替えたと回答しています。化粧品の対面販売でコロナの影響を感じたかどうかという質問には74パーセントが「はい」と回答。理由としては「コスメのお試しが難しいため、購入機会が減った」(79.7パーセント)が最多でした。国内の美容医療については75パーセントが「利用したい」と回答。医療内容では「体の脱毛」(56.1パーセント)、「美肌」(45.5パーセント)などが人気でした。自分に合った美容法が1分で見つかる!「mira」は、自分に合った美容法を1分で購入できる美容メディア。iPhone、Androidのほかウェブ版でも利用可能です。フェイスタイプやコンディションを診断できる「フェイススキャナー」のほか、髪・肌・ボディなどのパーツに応じたおすすめアイテムの紹介記事、地域で検索できる美容医療施設情報、恋愛コラムなどを閲覧できます。(画像はプレスリリースより)(画像はKINDLER株式会社より)【参考】※KINDLER株式会社
2021年01月10日「薬局でも在庫がなくなっていたり、なくなりかけたりしている薬が増えています。コロナ禍のせいで、インドや中国で原薬(医薬品の有効成分)の製造が滞っているそうで、今後は内科系の持病のある患者さんの薬も処方できなくなるのではないかと心配しています。もちろんできる限り、代替可能な薬もおすすめしますが……」そう不安を漏らすのは、東京都内の開業医。’20年にマスクを求めて人々が列をなしたこともまだ記憶に新しいが、実はいまも現場の医療関係者は“薬品不足”を懸念しているというのだ。医療ジャーナリストによれば、「いわゆるジェネリック医薬品では原薬の約6割を韓国、中国、イタリア、インドなどからの輸入に頼っています。それが’20年3~5月ごろには海外でロックダウンが頻発し、工場の操業が止まったり、航空便が減少したりして、輸入が滞るという緊急事態が勃発しました。当時、大阪府のある医薬品メーカーは、“インドのロックダウンの影響により、抗生物質など数十の製品の出荷制限を行っている”と、コメントしています」’19年に抗菌薬の供給困難を機に発足した「医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議」(以下、厚労省の有識者会議)もコロナ禍の影響を注視しているという。会議のメンバーである神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科の坂巻弘之教授はこう語る。「マスクも安定的に供給できるようになるまで半年ほどかかりました。それが化学合成を積み重ねた薬となると、さらに供給が安定するまで時間がかかります。海外、特に1国や1社に頼りすぎるのはリスクが高いのです。昨年のインドの輸出停止は一時的なもので、外務省や大使館の奔走で、チャーター機により原薬を確保することができました。いまは、かなり落ち着いてきている状態だと認識しています」また同じくメンバーの「一般社団法人日本薬業貿易協会」の藤川伊知郎会長は、「医薬品は旅客便の下の貨物室に積んで輸送することが多いのです。当時は、たとえ原薬があっても、旅客機が飛ばない、空港職員が足りないといった理由などで、輸送できない状況でした。現在(12月下旬時点)はおおむね解消していますが、まだ100%医薬品の物流が回復したということではありません。フライトのブッキングには時間もかかりますし、運賃も値上がりしています」状況は回復しているというのだが、なぜ現場の医療関係者たちは不安を覚えているのだろうか?昨年、医薬品メーカーにより出荷調整が公表された薬品のなかには、高血圧治療薬や認知症治療薬などもあった。その後、出荷調整が解除されたものもあったが、いまだ継続中という薬品も残っているのだ。東京都内にある大学病院の薬剤部関係者はこう語る。「原薬不足による供給停止は減少しているようですが、’20年は薬品のリコール(回収)が急増し、それも痛手となりました。それぞれの企業の内部事情はこちらにはわからないのですが、コロナ禍の影響でマンパワーが不足しているなど、製造ラインがうまく機能していないのではないかという印象は受けています」このリコール問題について、浅草薬剤師会理事を務める田中雪葉さんは、「“出荷調整中”とされる薬も多く、現場は“大変”の一言につきます。原薬が不足している以外にも、最近では製造過誤による回収も起こっています」現場での情報は入り乱れているようだ。たとえば、ビタミンB2を補給するフラビタン錠は、原薬製造会社が業務改善命令の行政処分を受けた影響で出荷調整が続いているが、薬局のHPによっては、“コロナの影響により”と説明されていた。「吸入薬のオルベスコのように、“コロナに有効”という情報が流れたことで、一部の医療機関が在庫を保持してしまい、本来使用していた、ぜんそくの患者さんのもとに回らなくなってしまったというケースもあります。また1つの製品が回収されてしまったあおりで、品薄になってしまうこともあります。いまはお子さんが風邪をひいても、コロナ感染を防ぐために、市販の薬で対処しようという親御さんも増えているのです。ある会社の子供用シロップが回収されてしまったのですが、別の会社のシロップの供給が追いついていないという状況も起こっています」(前出・田中さん)またNPO法人「医療ガバナンス研究所」理事長の上昌広さんは、「コロナ禍のせいで世界的に薬剤の供給が滞っている状況はいまも続いています。日本でもふだんでは考えられないようなリコールが続いているのも、コロナ禍の影響と言えるでしょう」さらに今後の“薬品流通全体に関わる不安材料”もあるという。前出の有識者会議メンバーの日本薬業貿易協会の藤川会長によれば、「薬品に関する物流は改善していますが、今年3月以降にコロナワクチンの輸送が始まれば、マイナス70度という温度管理が必要となります。そのため薬品輸送に使用していた冷蔵コンテナが不足してしまう可能性もあり、物流のスケジュール調整もかなりタイトになるでしょう」そして前出の坂巻教授もこう語る。「感染力が1.7倍という変異種の感染者が日本でも確認されました。これからいつ世界のどこがロックダウンするかは予測できません。昨年4月ごろのように、一気に薬品の物流が止まってしまう危険性もあるのです」“いつものお薬はお出しできません”、そんな言葉にも慌てないように、持病薬や常用薬のストックを常に確認するとともに、代替薬のリサーチも進めておきたい。「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月08日2021年1月現在も、流行している新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。人の多いところへの外出などは避けるよう、呼びかけられています。しかし、新年早々ずっと家にこもっているのは健康的に少し心配なところ。「食べて寝てを繰り替えす『寝正月』では、体重も増えていく一方では」と考えた筆者は、普段は行かないような少し離れた街を散歩することにしました。散歩中目にした、これまでにはなかった光景自由気ままに歩き、ある寺にたどり着くと、そこには何やらたくさんの看板が。迫力のある字で掲げられていたのは、コロナウイルス対策のために「分散して初詣をしてほしい」という呼びかけでした。なんとしてでも、参拝者からコロナウイルス感染者を出したくないという寺の必死な想いが伝わってくる看板。例年、各地の寺や神社では多くの人が初詣に足を運ぶことでしょう。しかし、一斉に初詣に人が集まれば感染の危険性は高まります。そのため、ここの寺では1月中の参拝を初詣として、時期をずらすよう呼びかけていたのです。時間が遅かったこともあり、寺には数組しかおらず密集することはありませんでした。また、お参りする際にも、このようなソーシャルディスタンスを保てるような工夫が。これまでとは違った正月の風景でした。ごみ収集所で見つけた温かい思いやり普段行かない場所には新たな発見がたくさんあります。しかし、時は正月。素敵なカフェを見つけても休業中だったり、そもそも行きかう人が少なかったり…。ゴミの収集も年末年始は休みです。ある住宅街を歩いていると、何もゴミが出ていない収集所に貼り紙がありました。その写真がこちら。おそらく、ごみ収集に来た作業員への感謝の気持ちとして住人が貼ったのでしょう。貼り紙を読んで作業員ではないものの、新年から心が温まる気持ちになりました。仕事始めでゴミの収集に来た作業員も、この貼り紙を見たら嬉しいはずです。感染が拡大するコロナ禍において、自由に遊びに行くこともできずつまらないと感じることが多いかもしれません。ですが、少し足をのばすと普段は見られない光景に出会うことができます。新たな発見を探しに、散歩をしながら健康にも気を付けて楽しんでみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2021年01月04日「今の状況は戦時下とよく似ています」……夏に行ったインタビューでも、そう語っていた美輪明宏さん(85)。第3波が猛威を振るい、相変わらず収束が見えないコロナ禍のなか迎える新年を、私たちはどう生きればいいのだろう?美輪さんからの新しい1年に歩み出す希望の提言ーー。’20年は、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され続ける1年となりました。ここにきて国内では東京、大阪、北海道、兵庫など各地で、一日での新規感染者数が過去最多を記録するなど、第3波の猛威は、すでに第1波、第2波を超える危険な状態だと感じております。コロナによって、社会は一気に激変しました。それまでは、仕事があること、買い物をすること、食事や旅行に行くことなど、皆さん日常生活の一部として、当たり前のように過ごされていたと思います。毎日ご飯を食べること1つ取っても、それほど深く考えることはなかったのではないでしょうか。私たちがご飯を食べるまでの過程には、大勢の人たちが関わっています。まず生産者。そこでお米や野菜などが作られるわけです。そして収穫された農産物を運搬する人や仲卸人。さらにその先には店舗で商品を販売する人たちがいます。飲食店に行けば、それらの食材を料理人が調理して提供します。このように何人もの人の手によって、毎日のご飯がいただけるわけです。これは食以外のすべてのことにも言えます。今まで当り前だと思っていたさまざまな日常生活が、コロナによって奪われました。しかし、それが逆に、当たり前の日常に感謝するというきっかけを作りました。これまで自分の力だと思っていたことも、じつは多くの人に支えられていることに気づいたり……。長引く自粛生活の中で、忘れかけていた“人への感謝の気持ち”を思い出させたのは、コロナの功績かもしれません。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2021年01月01日『ろくでなし』を歌いながら鼻にグリーン豆を詰めて客席に飛ばす芸を得意とする、もっともコロナ禍に向かない芸人・梅垣義明(61)。そんな芸風の梅垣がコロナ禍に『梅ちゃんの新春シャンソンショー2021』を開催する。どんなネタを披露するのか?梅垣と今回ショーの構成・演出を手掛ける作家のすずまさ氏(60)に、インタビューマン山下が話を聞いた。ーーコロナ禍での開催となりますがどんなネタをやろうと考えているんですか?梅垣「いつものショーだったら客席に降りて鼻に詰めた豆を飛ばしたりするんですけど、飛沫感染の恐れがあるので今回はできないんですよ。だからネタを再構築しようと思って過去30年のネタのVTRを見直しました」ーー前回8月にもライブをやってますが、その時の対策はどうしたんですか?すずまさ「舞台と客席に透明のビニールシートで仕切りを作って完全に分けちゃいました。それを刑務所の面会という設定にしてやりました」ーー今回もビニールシートはあるんですか?梅垣「今回はないですが客席には降りません」すずまさ「後はお客さんに安心して見てもらうためにショーが始まる前にPCR検査を毎回やろうと思ってます。それで『今回検査して梅垣義明は陰性でしたので安心して見てください』とお客さんに伝えようかなと思っています」ーー今回『鼻から豆飛ばし』を見られないのは残念ですね。梅垣「豆飛ばしをやるとしても、違う見せ方をしないと……」ーー梅垣さんのネタで吹くと伸びるピロピロ笛を鼻に刺して吹くネタがありますが、あれは飛沫に関しては大丈夫じゃないですか?すずまさ「鼻笛は大丈夫でしょうね(笑)。お客さんに届かないので」梅垣「でもはっきり言って鼻笛はたいしたネタじゃないから、恥ずかしいから記事に書くのを止めてください(笑)」ーーいや面白いじゃないですか! 客席に降りるネタは今回できないですからね。すずまさ「そういうネタが80%から90%なんですよ」ーーほぼできないじゃないですか! 例えば物干し竿に掛けた布団を梅垣さんが背負って、布団たたきでたたくと布団から粉が舞うネタがあるじゃないですか。粉は問題ないと思うので粉もんのネタはやれるんじゃないですか?梅垣「粉もん? うどんじゃないんですから(笑)。あのネタは客席に降りるからできないんで違った形で粉もんは考えます」ーーお願いします。後はペニスケースを付けるネタはできますね。すずまさ「何、ネタを選別してるんですか(笑)。あれは飛沫はないので確かにできますけど」梅垣「とにかく客席に降りないでも自己完結できるネタを新しく作ったり、昔のネタを変えてみたりしようと考えてますね」ーーコロナ禍でもできるネタを選んだり、作ったりするのは大変ですね。梅垣「そうなんですよ。例えば『ラ・ヴィ・アン・ローズ』という曲を歌いながらお客さんの顔にサランラップを巻いて僕がお客さんにキスをするネタがあるんです。あれって飛沫は大丈夫なんですが、見ている方は『この時期にこんなことをするの?』っていうのが心理的にあると思うんですよ。『だったらやめよう』と。やっぱりお客さんがリラックスして楽しんでもらえる状況を作りたいので」ーーそもそも歌いながら豆を飛ばすネタはどうやってできたんですか?梅垣「最初は歌だけだったんですよ。でも誰も聞きやしませんから。それで演出家の喰始さんが『歌が歌えるし、シャンソンが好きだったらシャンソン歌いながら、なんかやってみたら』って。だから歌いながら何かネタをやるという形を作ったのはうち(ワハハ本舗)の喰始です。豆のネタも喰さんが『鼻に豆を詰めて飛ばすネタができるんじゃないの?』と言われたんですよ。最初、俺は『そんなに面白くないな』と思ったんだけど、やったらウケたもんだからやり始めたんです」ーー最初は梅垣さんはピンと来てなかったんですね(笑)。過去にネタで大変だったことはありますか?梅垣「『豆飛し』のネタは豆を左右の鼻の穴に4個ずつ入れて、それをいっぺんに飛ばすんですけど、豆が鼻の中に残ることもあるんです。鼻の中にも階段でいう踊り場みたいなところがあって、そこに豆が入っても呼吸はできるんですよ。1週間後ぐらいに出て来たこともあってネタじゃなくて、本当にグリーン豆が真っ白になってました。後は『徹子の部屋』(テレビ朝日)に出た時に徹子さんから『あなたは豆を飛ばす鼻のプロなんですから』ってよくわからないことを言われて。『小銭は鼻に何枚入りますか?』って。『そんなこと振ってくんのか』とびっくりしましたね(笑)」ーー豆と比べて小銭はかなり大きいので大変だったんじゃないですか。梅垣「最初に50円玉を入れて、次に10円玉と順番に入れると徹子さんが『素晴らしい。プロですね』って拍手してくれて。それで小銭を出してトークに入ろうと思ったら、1番奥の50円玉が入って取れないんですよ。だからしょうがないからそのままトークしてたんですけど、僕が笑うと50円は穴が開いてるからピーと音がするんですよ(笑)」ーー駄菓子のフエガムみたいなことですね。梅垣「その音に徹子さんが反応してくれなくて、何にも拾ってくれないんですよ。結局、最後まで鼻に50円が入ったままやって『今日はありがとうございました。ピー』ってなってました(笑)」ーー今後やりたいことなどありますか?梅垣「舞台は皆さん年をとるとやらなくなるじゃないですか。時間も労力もかかりますから。でも僕は舞台が好きなんで、ずっと続けて行きたいなと。後、豆も鼻から飛ばし続けます!」【INFORMATION】『梅ちゃんの新春シャンソンショー2021〜客席が恋しくて、冬〜』大阪:松下IMPホール1/9(土)開演18:00、1/10(日)開演14:00東京:シアターサンモール2/27(土)開演18:00、2/28(日)開演14:00詳細はWAHAHA本舗:03-3406-4472【PROFILE】取材・文:インタビューマン山下1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・お笑いジャーナリスト
2020年12月31日’20年はコロナで明けて、コロナで暮れる、まことに暗い1年になってしまいました。私がいちばん残念に思うのは、コロナで人が集まれないために、法話の会ができなくなったことです。立派な会場でする講演会と違って、ここでは本音の法話ができるし、来てくださった人々もざっくばらんに相談してくれます。寂庵で皆さんと会って、お互いの顔を見ながら一人ひとりの悩みを聞いているうちに、今の社会が見えてくる。次に何を話そうか、あるいは何を書こうかというアイデアやエネルギーも、人と話すうちに湧いてくるのです。人は顔を合わせないと、慰め合うこともできません。コロナのせいで人と会えなくなったのは、非常につらい、寂しいことでしたね。その寂しさを救ってくれたのは、私の66歳年下の秘書・瀬尾まなほが産んだ赤ちゃんでした。その赤ちゃんが本当にかわいい。もちろん私の孫ではないのですけど、かわいい子がそばにいるだけで、気持ちが明るくなります。まなほの赤ちゃんと廊下に寝転んで遊んでいると、自分が子どもにかえったような気持ちになる。そのおかげなのでしょうか。年が明けると私は数えの100歳になるのに、自分ではその実感がまったくない。もっとおばあさんになってヨボヨボになるかなと思ったらそうでもないのです。いつも若い人といっしょにいることが、私の元気と長寿の秘訣かもしれません。長寿の秘訣といえば、今から400年ほど前、徳川家康に長寿法を尋ねられた天台宗の天海僧正は、こう教えていらっしゃいます。気は長くつとめは堅く色うすく食細うして心広かれ今も昔も、短気は短命のもとなのですね。「気を長くしてゆったりとした心を持ち、自分の仕事はなまけないでしっかり勤め、色ごとはほどほどにして、大食しないように。心は常に広く持ち、何かにつけ、かっかと怒らないようにしなさい」という意味です。あまり面白味のない生活になりそうですけど(笑)、皆さんも天海僧正の教えどおりになさると、もっともっと長生きできると思います。寂庵の外の出来事に目を転じると、長引く自粛生活によって正社員と契約社員の収入格差、お金持ちの子どもと貧しい家庭の子どもの教育格差などが拡大するとともに深刻な差別社会に進んでいます。安倍さんと代わった菅首相は、国民に「自助・共助・公助」を呼びかけました。つまり「生活苦も病気も老親の介護も自分でしなさい。できなければ地域や仲間で助け合いなさい。どうしてもだめなときだけ国が助けてあげますよ」ということです。実家が貧しく、奨学金とアルバイトだけで都会の大学に通っている大学生や、パートで子どもを養育していた母子家庭のお母さんたちが、コロナで働く場所を失いました。ごはんが食べられない。家賃も光熱費も払えない。保育園や幼稚園にも入れられない。世界的規模のコロナ禍を乗り切るためにはもう「自助」や「共助」の領域を超えています。“公助=国の政治がどう機能するか”、が問われているのです。鎌倉時代の仏教僧で日蓮宗の宗祖・日蓮上人は、こう説いています。国家の安危(あんき)は政道の直否(じきひ)に在り国家が安泰であるか否かは、政治が正しく行われているかどうかにかかっています。私たちの国の運命を左右するのは政治です。政権に不正や混乱が多発して国政を誤れば、日本の将来は危ない。国の危機イコール国民の悲劇です。私たち国民は、政権の動きにたえず関心を持って、悪い政治には反対の声をあげましょう。安倍政権のとき、安保法案や原発再稼働に多くの国民が反対して、私も車いすで反対集会やデモに参加しましたけど、政権はその声を無視しました。菅政権も同じかもしれませんけれども、自分たちの払った税金で行われている政治なのですから、国民は意見を言うべきだし、そうしなければ、不幸になるのは私たち国民なのです。とりとめのない話が続きましたから、新年を迎えるにあたってのミニ法話を一つしましょう。皆さんは、室町時代の禅僧の一休禅師をご存じでしょうか。とんちが得意だった子ども時代のことは昔、『一休さん』というアニメになりました。その一休さんが24歳のとき、こんな歌を残しています。有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)へ帰る一休み雨降らば降れ風吹かば吹け「漏」とは、煩悩をいいます。「有漏路」は「煩悩の有る、私たちが生きているこの世」の意味。「無漏路」は「死んで煩悩が消え去ったあの世」のことです。現代語に訳せば、こんなふうです。「人の一生とは、この世からあの世へ行く短い旅の途上にすぎない。その旅の途上で一休みしているのが今の私だ。雨も風も、好きなだけ降りつけよ、吹きつけよ。豪雨も暴風も旅の途上のほんの一休みの間の出来事にすぎず、たいしたことではない」若くしてこの世の諸行無常を悟った一休さんの、清々しい風貌が目に見えるようです。深夜の寂庵で一人原稿用紙に向かっていると、屋根や雨戸に激しい雨があたる音が聞こえてきたりします。そんなとき私は万年筆を置いて、口ずさみます。「雨降らば降れ、風吹かば吹け」そうすると、不思議に気持ちが落ち着くのです。お釈迦さまは「この世は苦の世の中だ」とおっしゃいました。この世に生きているかぎり、私たちには悲しいことやつらいことが、次から次に押し寄せてきます。いちいちそれに惑わされて右往左往していたら、生きていけません。人間のいちばん大切なことは、優しくあること。優しいというのは、他人が持っている苦しみと悲しみ、怯えと憂いを察して、それを慰めてあげることです。私たちの一生は、長生きしたってたかが100年です。たとえこの世に何が起こっても、皆さんは一休さんのようにドンと腹を据えていてください。心に余裕ができれば人間として優しくなる。人が慰め合い、いたわり合えば、今のようにどっちを向いてもつらい世の中が、きっと和やかになると、私は信じています。少しは、コロナの年の新春法話らしくなったかしら(笑)。コロナがおさまったら、また寂庵でお会いしましょう。コロナの一日も早い収束と、皆さんの健康と幸せを私はここで切に祈っています。(談)
2020年12月31日「今の状況は戦時下とよく似ています」……夏に行ったインタビューでも、そう語っていた美輪明宏さん(85)。第3波が猛威を振るい、相変わらず収束が見えないコロナ禍のなか迎える新年を、私たちはどう生きればいいのだろう?美輪さんからの新しい1年に歩み出す希望の提言ーー。’20年は、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され続ける1年となりました。ここにきて国内では東京、大阪、北海道、兵庫など各地で、一日での新規感染者数が過去最多を記録するなど、第3波の猛威は、すでに第1波、第2波を超える危険な状態だと感じております。この状況で、多くの命を守るためには、まず“自分が感染しないようにする”ことが大事。そして“自らが感染を広げないように行動する”ことーー。私はこれを徹底しながら、不要不急の外出は控えています。やはりクラスターが怖いですからね。テレビの収録などのお仕事以外は家の中で過ごす。もちろん、ただじっとしているわけではありません。読書を中心に、歴史や文学、芸術など、家で学べるさまざまな勉強や情報収集は欠かさずやっております。同時に、外出しないことで、体力や筋力が落ちることのないように、体操やトレーニング、ウオーキングなどを毎日続けながら、コロナ収束後の生活に備えています。幸いなことに、日本は陸続きのEU諸国、あるいは広大な面積を持つアメリカ、ロシアといった国々と違い、国土が狭いので、世界の中でも、感染者数はまだまだ少ないほうです。コロナ禍を収束させる救いの神は、効果的なワクチンと特効薬が開発されること。今はそれを頼りに、じっと耐えるしかないと思っております。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月30日コロナ禍で迎える新年ーー。お正月には、家族の健康と幸せな一年を寺社で祈る「初詣で」が“当たり前”だったが、今年は鉄道各社も、大みそかの終日運転を見合わせており、例年どおりの参拝というわけにはいかなそうだ。しかし、全国の神社やお寺では、安全にお参りできるよう、感染対策を講じているという。本誌は、例年100万人以上が初詣でに参拝するところをはじめ、人気20寺社の取り組みを調査。さっそく、どんな対策が行われているか見て行こう。■「6つの基本」埼玉県神社庁をはじめとする30の都府県神社庁は、「変わらない祈りのために」というキャンペーンを展開し、専門家の指導のもとに作成したコロナ対策の「ガイドライン」を内閣府にも提出。安心してお参りするための6つのお願いをしている。(1)マスクを着用しよう、(2)参拝時期をずらそう、(3)距離を保とう、(4)混雑をさけよう、(5)事前に状況を確認しよう、(6)団体の場合は、日程や人数を調整しよう。「近くの氏神様へのお参りなら、三が日でも人の多い時間を避けてお参りをしていただきたい。混雑が予想される神社へは、日にちをずらしてお参りされてはいかがでしょうか?」(埼玉県神社庁参事・武田淳さん)参拝者が例年300万人を超える明治神宮と成田山新勝寺をはじめ、各寺社が参拝の時期をずらす「分散参拝」を推奨している。12月からの「幸先詣」(広島護國神社)をはじめ、初詣でについては、1月末まで(川崎大師)や2月2日の節分まで(住吉大社、鶴岡八幡宮、鹿島神宮、神田神社)と、期間を延ばす寺社も多い。■ライブカメラで混雑状況を確認成田山新勝寺では、成田市の観光協会が混雑状況をライブカメラで配信。自宅でも混雑状況を確認できるようになっている。「さらに成田市での取り組みとして、参道から境内まで“3密”を回避するため、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが注意喚起する録音音声を流しています」(成田山新勝寺企画課・松本温さん)全国の寺社は新旧の知見からコロナ対策を講じている。だからこそ、参拝する側も基本の対策は守りたい。くれぐれも密を避けて、幸せを祈りに参りましょう!「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月30日「今の状況は戦時下とよく似ています」……夏に行ったインタビューでも、そう語っていた美輪明宏さん(85)。第3波が猛威を振るい、相変わらず収束が見えないコロナ禍のなか迎える新年を、私たちはどう生きればいいのだろう?美輪さんからの新しい1年に歩み出す希望の提言ーー。’20年は、世界中が新型コロナウイルスに翻弄され続ける1年となりました。ここにきて国内では東京、大阪、北海道、兵庫など各地で、一日での新規感染者数が過去最多を記録するなど、第3波の猛威は、すでに第1波、第2波を超える危険な状態だと感じております。それは第2波以降、政府が規制を緩め、街には多くの人があふれるようになったから。おそらく、長期にわたるコロナ禍の生活に慣れてしまい、“自分が死ぬことはない”と考える人が増えてきたからでしょう。とくに若い世代の人たちは、高齢者の方々と比べて、重症化するリスク、死亡率も低い。“自分たちは大丈夫”だと、楽観的な人たちの多いことが、感染拡大に歯止めがかからない要因の1つになっていると思います。私はコロナの収束が見えない今の状況は、戦時下と同じだと思っています。この状況ではとても怖くて出歩く気にはなれません。きっと戦争体験のある人なら、そう感じているはずです。戦時中は、爆弾よけの防空壕を一軒一軒が造ったり、山の陰に横穴式に掘ったりして、いざというときに備えていました。都会の場合はそういう場所がないから、家の床を剥がして防空壕を床下に造っていたのです。そして敵機来襲のサイレンが鳴ると、みんな防空壕に逃げ込んで、外には一切出ない。警戒警報の解除を知らせるサイレンが鳴るまでは、じっと息を殺して、その時を待つ。私たちはそういう体験をしてきたのです。敵がいつ襲ってくるかわからない……。今は、そのときと同じようなことが起きている、そう実感しております。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月29日朝起きると首や肩が凝っている。顎が痛むなどの症状があったら歯ぎしりを疑ったほうがいいかも。いまコロナ禍のストレスで歯ぎしりの症状を訴えている人が増えているというーー。「コロナ禍において、歯ぎしりなど、歯に強い力が加わっている患者さんが増えています。虫歯や歯周病と同様、歯ぎしり、食いしばりも歯を失う大きな要因。早めの対応が求められます」こう注意喚起をするのは、小林歯科医院(東京都)の歯科医師・小林友貴さん。夜中、ギリギリといやな音を出す歯ぎしり。なぜコロナ禍と関連するのだろうか。「歯ぎしりはストレスが原因の一つと考えられています。たとえばコロナ流行の第3波のなか、再びリモートワークに切り替わった夫と、一日中、顔を合わせることがストレスであれば、歯ぎしりの原因になり得ます。こうした明確なストレスがなくても、漠然とした感染に対する不安でも、リスクになるはずです」日々のストレスがほかの不調につながらないよう、歯ぎしりという形で発散しているのだという。その力は、起きているときでは出せないほど、大きなものだ。「人間は、意識的に強くかみしめようとしても、歯にかかる力は50キロ程度です。しかし寝ているときは、潜在的な力が出て、115キロもの力がかかることもあります。これは、ご飯を食べているときの8倍ほどの力です。また、起きている12時間のうち、力をこめて上の歯と下の歯があたっている時間は30分ほどしかありません。でも、寝ているときの歯ぎしりは、たった1時間で40分も続くことがあります」歯への負担が大きいが、やっかいなのは、寝ているときの症状なので、本人が気づきにくいことだ。「ギリギリと音が鳴るような歯ぎしりや、タッピングといって口を開けたり閉じたりしてカチカチと音が鳴る症状は、家族が気づくチャンスがあります。でも、食いしばりの場合は気づけません。朝、起きたときに顎が疲れている、こめかみが痛い、肩凝りが気になる人は、疑ってみてください。また、起床時に舌や頬の裏の粘膜に、歯の圧痕がある場合も、要注意です」そこで、次のチェックリストで確認を。1つでも心当たりがあれば、歯科を受診しよう。□ 日々、ストレスを感じていて、歯も痛い□ 起床時に首や肩の凝りがある□ 起床時の顎の不快感、疲労、痛み、口が開きにくい□ 舌や頬の内側に歯の跡がついている□ 顔に左右差が出たり、エラが張ってきた□ 犬歯などが平らになってきた。歯がすり減っている□ 歯の詰め物の周辺にヒビが入っている「顎関節症などを訴える人も多い。放置すれば口が大きく開かなくなったり、強くかみしめるために、咬筋(奥歯を合わせたときに膨らむ筋肉)が発達して、エラが張ったり、左右差が生じるケースもあります」歯が削れた結果、かみ合わせの位置が変わって、ほうれい線が深くなり、実年齢以上の老け顔になってしまう可能性もあるという。「女性自身」2020年12月22日号 掲載
2020年12月27日2019年の出生数は86万5,239人で、「86万ショック」とも呼ばれ、少子化の問題はより一層深刻となりました。少子化の原因はさまざまありますが、2020年は新型コロナウイルスが影響していると言わざるを得ない状況となっています。 日本産婦人科学会が緊急調査日本産婦人科学会では、「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査」「妊婦・出産後女性のコロナ禍における不安に関する WEB調査」をおこない、結果を公表しました。 「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査」は、回答を得られた576施設の2019年10月〜2020年3月までの月別分娩数を2020年10月〜2021年3月までの月別分娩予約数で割り、各都道府県の減少率を調べたものです。その結果、都市部(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪)で約24%、地方(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪以外の都道府県)で約37%減少しており、地域の減少率は有意に減少しているということでした。 「妊婦・出産後女性のコロナ禍における不安に関する WEB調査」では、2020年9月1日〜30日にWEBアンケ―トをおこない、回答時に妊娠している人約5,000人、今年出産した育児中の人約3,000人の回答を分析したものです。その結果、里帰り分娩を予定している、あるいは実際に里帰り分娩をおこなった妊婦さんは各々約20%にとどまり、里帰り分娩を自主的に断念した妊婦さんは約10%だったそうです。そして、新型コロナウイルスの罹患者が多い都道府県の在住者に、不安尺度が高い傾向が見られたとのことでした。 新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)された2020年日本で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されたのは2020年1月。新規感染者の増加に伴い、妊娠・出産の場においても妊婦健診の回数を減らす、母親学級などの産前教室の休止、立ち会い出産・面会の制限など、さまざまな対応がなされてきました。そのなかで不安を抱えながらも出産している方もいらっしゃいます。 その一方で、ベビーカレンダーがおこなった調査でも、新型コロナウイルス流行前に第2子以降を希望していたママのうち約32%が妊娠を延期または諦めたという結果が出ているように、妊活や不妊治療を休⽌・延期した、および妊娠を諦めたという人も少なくありません。全国的な分娩数の減少に新型コロナウイルスが影響した可能性は少なからずあると考えられます。 また、地方での分娩数が減少した背景には、里帰り出産の減少もあると考えられています。これらの調査は、第3波と言われる現在の状況になる前におこなわれたものですが、やはり移動による感染リスクの回避したことも要因にあるのではないでしょうか。また、晩産化により妊婦さんの親も高齢となっており、里帰り出産をしたいけれど高齢者への感染リスクも考慮した結果も影響していたかもしれません。 新型コロナウイルスの影響がじわじわと2019年に続き2020年も少子化には歯止めがかかっておらず、現在厚生労働省が公表している10月までの出生数を見ても、2019年より1,700人余り減少しています。 「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査」からもわかるように、今後も出生数が上がるような状況にはないようです。さらに、現在全国的に蔓延し、日々過去最高を更新している新型コロナウイルスの陽性者数や重症患者数をみても、2つの調査がおこなわれた時期よりもよりいっそう不安な状況になっており、妊娠・出産を控えるという方がさらに増えると考えられています。 今年、5月に緊急事態宣言が発出されたときに比べて、人々の認識も変化しており、なかなか感染が抑えられない状況にあります。海外ではワクチン接種が開始されたところもありますが、日本ではもう少し時間がかかりそうです。ワクチンが承認された場合の優先接種の対象者についても議論されていますが、妊娠中の女性については安全性や有効性に関する明確なデータがないことから現時点では対象にしない方針となりました。まだまだ収束の兆しが見えない状況ですが、1日でも早く、お子さんを希望される方々が少しでも安全な環境で不安なく妊娠・出産・子育てができるようになることを願うばかりです。 【参考】日本産婦人科学会:「新型コロナウイルス感染症蔓延による分娩数減少の緊急調査;結果」「妊婦・出産後女性のコロナ禍における不安に関する WEB 調査(速報)」 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年12月25日コロナ禍によって劇場は客数を制限され、超大作は軒並み公開となり、映画業界にとってかつてない試練の年となった2020年。我々の映画との向き合い方も、また大きな転換点を迎えようとしている。昨今、サブスクリプションビデオオンデマンド(以下SVOD)と呼ばれる定額制動画配信サービスで配信されるまでのスパンが短くなっているのだ。たとえば7月3日に公開された長澤まさみ(33)の主演映画『マザー』は11月3日に、8月21日に公開された洋画『ブックスマート卒業前夜のパーティデビュー』は12月21日にNetflixで独占配信を開始。ともにDVDやBlu-rayといったフィジカルメディア(物理的なメディア)での発売はおろか、配信サイトでの単品レンタルも行われていない。そんな状況下での“サブスク解禁”には、多くの映像ファンが驚きを隠せずにいた。単純な比較にはならないが、今年1月24日に公開された蒼井優(35)と高橋一生(40)の出演映画『ロマンスドール』のNetflix配信日が7月24日だったことを考えると、この1年でスパンが短くなっていることがうかがえる。着実に早まる“サブスク解禁”について、『ネットフリックスの時代』(講談社刊)といった著作も持つITジャーナリストの西田宗千佳氏に話を聞いた。まず、昨年9月からわずか1年で200万人もの新規会員(日本)を獲得し、計500万人もの会員数を誇るNetflixの躍進について、西田氏は「コロナ禍は前提」としつつ次のように語る。「日本で伸びた要因としてはコンテンツが揃ってきたことと、認知が揃ったという両方があります。サービス開始当初の15年は洋ドラや映画ファンにしか知られてなかったが、昨年『全裸監督』が配信されたあたりから、日本中の人々がNetflixのことを知るようになった。そのタイミングで、コロナ禍が今年きて多くの人が見るものを探していた時に、コストと内容的にも見合っていたのがNetflixに代表されるSVOD。なんとなく知っていたところで、『愛の不時着』や『鬼滅の刃』といった興味をひく配信作品があったということなんだと思います」Netflixが背中を追いかけるのが日本での会員数が500万~800万(正式な数は非公表)といわれるAmazon Prime。こちらは日本に特化したサービス展開で、会員数を伸ばしているようだ。「Amazon Primeは通販サービスも含むので、どのくらいの人がPrime Video(Amazon Prime内の動画配信サービス)を使用しているかは判断がわかれるところ。しかし、映画会社やアニメの制作会社に話を聞くと、収入を見れば1位はAmazon Primeで2位がNetflixということになるそうです。Netflixは日本だけでなく、全世界で受けるコンテンツを強化している。しかしAmazon Primeは『ドキュメンタル』などのように、日本に向けたオリジナルコンテンツを作っている。それは日本で成功するためには日本のバラエティなどが重要だから、という判断なんです。さらにいえば、映画やアニメの調達も基本的には日本に合わせてやっています。日本に最初から特化しているので、日本で伸びるのは当たり前なんですね」NetflixとAmazon Primeといった当たり前になってきた日本。そんななか起きた劇場公開作品の早期“サブスク解禁”には、コロナ禍による“弊害”が影響していると西田氏はいう。「2014年ごろからアップルストアや様々な場所でDVD、Blu-ray販売に先駆けて映像配信されるようになってきています。それは、端的にそうしないと魅力を感じてくれないから。ただ、最近ではSVODでの配信に比重が傾いていて、劇場公開がサブになっているという状態だと思います。映画の興行という観点からみると、重要なのは映画館が開いているかだけでなく、マーベル作品や『ワイルドスピード』シリーズといった明らかに興行収入が見込める大作があるかどうか。そうした作品は、かなり前から公開時期が決まっていて、そこに合わせる形でサテライト的に細かい作品の公開時期も決められているんです。ただ、コロナ禍によって大作の公開時期がどんどん後ろ倒しに。そうなると、細かい作品は、公開時期を決められなくなります。本当に劇場公開できるのか、公開してもお客さんが入るのかという状態が続いたわけです。また、公開を遅らせて来年にしても、後ろ倒しとなった大作がばんばん控えている。そうすると、細かい作品は割を食うことになります。仮に細かい作品が11月に劇場公開できるとなっても、公開期間や前後の大作の公開状況も見えず、儲かるかどうかもわからない。であるならば、これまでみたいに劇場公開から半年空けるといったことはせず、公開されて記憶が新しいうちに配信して見てもらえるようにせざるを得ないわけです。従来のプロモーションができない状態となったことで、SVODでの解禁が早くなったのだと思います」映画・映像エンタテイメント関連のマーケティングを行うGEM Partnersによると、昨年SVODの利用率がDVDやBlu-rayのレンタル、販売を上回るという調査結果が。この流れは今後も加速していくと、西田氏は分析する。「日本の場合、収益面ではまだDVDやBlu-rayのフィジカルがSVODより多いですが、勢いはSVODのほうが強い。作品によってはすでに抜いている。日本はレンタルビデオ店がそれなりにありますが、アニメなんかはレンタル店にほとんど置いてないわけです。すると、フィジカルの購入もしくはSVODかということになりますが、見逃し配信やまとめ見の比率もあがっているので、SVODが配信を凌駕し始めているといえるでしょう。最近では劇場公開されなかった映画が、単品で配信販売されることも増えてきました。映画やドラマはSVOD中心になっていくと思います」
2020年12月23日こんにちは!はなうさです。今回は引っ越しのお話です。2020年、我が家はマイホームを購入して引っ越しをしました。これまで、旦那と同棲〜結婚までに引っ越した回数は10年強で4回。4回ってまぁまぁ多い方だと思います。なんでそんなに引っ越ししていたかというと私たち、引っ越しが大好き。環境を変えることでリセットされる感じがして、色々が溜まって爆発すると「よし、次の更新のタイミングで引っ越そう」ってなってました。とはいえ、敷金礼金などなかなか痛い出費ではあります。2人暮らしということもありそんな荷物もなく(荷物のほとんどが私の服)ありがたいことに毎回引っ越しは旦那の友だちが手伝ってくれていたので、4回とも引っ越しは業者を頼まず自分たちでやりました。そんな私たちもとうとう家を購入することになり、子どもを2人連れての(多分)最初で最後引っ越しをすることになりました。家族も4人になり、膨れ上がった荷物。とうとう業者を頼もう下調べしていたところそんな中、旦那から突然提案されたのは…本気なのか?子連れでの引っ越しを自分たちだけでやろうと言い出した旦那。旦那さんにはある考えがあったようで…次回に続きます!
2020年12月20日文/RKRK2020年12月7日(月)のオンライン表彰式にて、2020年度『チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞』が発表されました。今年は、コロナ禍で社会変革に奮闘する女性リーダー5名が入賞しました。本賞へ協賛するティファニーから、入賞者にティファニー製ボウルが贈られました。社会問題や課題解決にチャレンジする女性に向けて『チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞』とは、ボストン在住の日本人女性、厚子・東光・フィッシュさんの提案により創設されました。フィッシュさんは、日本人女性に対するリーダーシップ育成活動や、東日本大震災の被災地支援活動が評価され、オバマ元大統領の発案で、2013年から始まった“Champion of Change”賞を受賞。そもそも“Champion of Change”賞とは、地域の社会問題の解決に向けた取り組みや、社会貢献活動を行なっている市民に贈られる賞です。フィッシュさんが“Champion of Change”賞を受賞したことがきっかけとなり、日本人女性の活躍を願い、また女性のロールモデルを示すことに役立ちたいという思いのもと、フィッシュさん自身で2017年に『チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞』を創設しました。ティファニーは、フィッシュさんの思いに賛同するとともに、変化に向けて努力を怠らない女性たちに敬意を表し、本賞に協賛しています。今年度は第4回目で、全国各地から、過去最多の164件の他薦による応募がありました。厳正な審査のもと、コロナ禍でも自らアクションを続け、強い想いで変化に取り組んだ5名の女性リーダーの入賞が決定しました。【大賞】・西 クレオニセさん(愛知県)エスコーラネクター校長『25年にわたって日本で暮らすブラジル人児童の教育を担う』【入賞者】※50音順・岡田 沙織さん(東京都)特定非営利活動法人若者メンタルサポート協会理事長『生きづらさを抱え、居場所のない若者たちに24時間寄り添い続ける』・染矢 明日香さん(東京都)特定非営利活動法人 ピルコン理事長『人生の選択肢を広げ、豊かな人生を送れるように、性について正しい知識を伝えたい』・寺原 真希子さん(東京都)一般社団法人MarriageForAllJapan -結婚の自由をすべての人に 代表理事/「結婚の自由をすべての人に」訴訟東京弁護団訴訟東京弁護団・弁護団長『性のあり方に関わらず、誰もが結婚するかしないかを自由に選択できる社会へ』・渡部 カンコロンゴ 清花さん(東京都)特定非営利活動法人WELgee代表『日本にやってきた難民の若者たちとともに、誰もが活躍できる未来を作る』【選考委員長】・厚子・東光・フィッシュ氏(フィッシュ・ファミリー財団 共同創設者・理事)【選考委員】・鵜尾雅隆氏(認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 代表理事)・ダニエル・ペレル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク 社長)・山田泰久氏(一般財団法人非営利組織評価センター 業務執行理事)・吉岡マコ氏(認定特定非営利活動法人マドレボニータ代表理事)・龍治玲奈氏(日本マイクロソフト株式会社 政策渉外・法務本部 社会貢献担当部長)男性だけでなく女性も社会の変革を率先して行っていく時代!『チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞』の今後の盛り上がりにも注目です!【参考】2020年度「チャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞 」コロナ禍で社会変革に奮闘する女性リーダー5名が入賞、 12月7日(月)に開催されたオンライン表彰式にて大賞を発表 - PR TIMES©︎ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
2020年12月19日新型コロナウイルス流行後、経済面で不安になるようなニュースをよく見かけます。実際に大変な思いをしている方もいらっしゃるでしょう。とはいえ、節約しようと思っても、なかなかうまくいかないもの。そこで今回は、20~30代女性の集まるアンアン総研メンバー約200人に、リアルな金銭事情を調査しました。節約術も募ったので、ぜひご参考に!文・西田彩花【アンアン総研リサーチ】今後に不安を感じている人が半数…!アンケート対象の女性が、経済的にどのくらい変化を感じたのか、まずは聞いてみました。「Q.新型コロナウイルス流行後、金銭面ではどのように変わりましたか?」という質問の回答は下記のようになりました。何も変わっていないし、今後に不安はない 31%今のところ変わっていないけれど、今後が不安だ 50%今現在、金銭面で苦しい思いをしている 9%その他 10%今後に不安を抱いている人が半数を占めました。今現在苦しいという人も…。みんなはどんな状況なの?大変な時期が続く今、なかなか人に聞きづらいこともありますが、ひとりで抱え込まないようにしましょう。アンケートで聞こえたリアルな声は…。何も変わっていないし、今後に不安はないと回答した人「士業なので今のところ影響はないし、もし影響が出て転職となっても、たぶん転職先がないということはない(仕事がハードになるなどは考えられますが…)。ある程度の金額はもらえるだろうという目処があります」(32歳・専門職)「コロナ流行により新しいアイディアが生まれ、新しい事業を始める予定です。親の会社も影響があるかなと思っていたけど、売り上げが伸びて安心しています」(31歳・自由業)今のところ変わっていないけれど、今後が不安だと回答した人「今のところ影響は少ないですが、歪みが時間差で押し寄せてきそうで怖いです。備えあれば憂いなしなので、いざというとき困らないよう貯蓄しています」(34歳・主婦)「仕事の取り組み方は変わったけれど、今だから増えた需要もあります。だけど、さまざまな職種で企画が止まった話や解雇の話を聞くと、安心はできないと実感します」(33歳・自由業)「会社の業績が心配で転職を視野に入れているが、市場がどうなるかわからず、それも不安です」(33歳・会社員)「現時点で苦しいわけではないのですが、フルタイムの仕事の契約が突然解除になりました」(34歳・自由業)今現在、金銭面で苦しい思いをしていると回答した人「イベントの仕事が決定した後、企業側の都合でキャンセルになることも。予定を空けていたのに急に仕事がなくなり、非常に不安定です。キャンセルフィーが出ないことも」(33歳・自由業)「いろいろなイベントが中止になったり、規模が縮小されたりして収入が落ちました。副業を考えています」(35歳・その他)コロナ禍による不安は、いろいろなところで出ています。貯蓄に力を入れたり、副業を考えたりする人も実際にいました。節約を意識するようになった人が60%近く!それでは、新型コロナウイルス流行の影響で、節約するようになった人はどのくらいいるのでしょうか。節約するようになった 59%特に節約していない 41%節約するようになったと回答した人が、そうでない人を上回る結果に。あなたは節約を意識するようになりましたか?金銭管理で困っていることは?実際に節約を始めようとしても、なかなかうまくいかないというのが実情。金銭管理をするうえで、実際にはどんなことで困っているのかを聞いてみました。「あるある!」と、共感できることもあるかも。家計簿が続かない!「自分の支出内容を全く把握できておらず『何でこんなにお金がギリギリなんだろう』と思っているのに、家計簿をつける気が全く起こりません。LINE Payを利用していると『LINE家計簿』で勝手にデータ化してくれるので、それを見て少し把握する程度…」(28歳・会社員)「家計簿をつける習慣がなかなかつかないです」(31歳・会社員)電子マネーで管理が複雑化…「カードやペイ系、現金など、いろいろな決済方法があるため、1か月の支出を計算できない」(25歳・会社員)「キャッシュレスの種類が増えてきたので、管理する媒体が違って大変。うまくまとめるアプリもあるようですが、情報流出で怖い思いをしたことがあるので、以前のように使えていません」(35歳・専門職)「基本キャッシュレスなので、自分が使っているものと家族用で使っているものが把握できていないです」(31歳・自由業)「キャッシュレスになってからお金の管理が全然できていません。なるべく使わずにと思っていますが、ポイントがつくと言われると、つい余計なものを買ってしまう…」(33歳・会社員)「キャッシュレス生活により、ATMに行くことが少なくなったので、口座残高を確認する頻度が減りました。ときどきネットバンキングで確認しますが、使いすぎ防止のために確認頻度を増やしたいです」(34歳・専門職)こんなお悩みも…「夫婦で財布がバラバラなので、正直世帯の支出が把握できていないです…」(34歳・主婦)「食材を腐らせることが多く、食費が無駄になっています」(30歳・自営業)「ストレス発散のためにお酒を飲むようになりました。缶ハイボールを毎日買うようになって、意外と出費するんだなと痛感…」(30歳・自営業)筆者自身、頷くような悩みがたくさん。お金の管理の難しさを、改めて考えさせられます。私の節約術はこれ!悩む声がたくさん挙がるなかでも、うまく節約している人もいました。参考になる節約術があれば、取り入れてみてはいかがでしょうか?ステイホームで節約!「レストランに行く回数が減りました。誕生日も記念日もステイホーム!」(29歳・自営業)「在宅ワークなので、スーパーの安売りに行けるようになりました。時間に余裕があるタイミングで安売りを利用しています」(26歳・会社員)お買い物時に工夫!「こまめに買い物をする。実はこの方法だと、買いすぎないんです。本当にほしいものをじっくり検討して買うようにしています。また、ネットショッピングでは、念には念をと検索して調べることで、衝動買いしないようになりました」(35歳・自由業)「ポイ活をやるようになって、いろいろなサイト経由でものを買ったり、お得情報を日々ゲットしたりしている。また、家計簿アプリとその他のアプリを連携させまくって、クレジットカード、銀行口座、ポイントサイト、キャッシュレスサービスなど、すべての資産を可視化しています」(31歳・会社員)「サブスク系は本当に必要なもの以外を解約し、固定費を減らしました。また、通勤用の服がいらないのも結果的に節約になっています」(32歳・専門職)「無駄なついで買いをしないよう事前に予算を決めて、必要リストに書いたもの以外は買わないようにしています」(32歳・会社員)その他こんな工夫も…「コロナ禍以前はほとんど社食で済ませていましたが、自炊することが増えました。野菜やお肉を安いときにまとめ買いして冷凍し、少しずつ使っています」(35歳・その他)「空き時間になんとなくカフェに寄るのをやめました。あとは、マイボトルを持ち歩いてペットボトル飲料を買う頻度を減らしています」(34歳・自由業)「株や積立NISA、iDeCoの仕組みを勉強するようになりました」(30歳・自営業)さまざまな面で、不安な思いが続きます。金銭面で困っている方は、参考にしてみても良いかもしれません。そしてなにより、一刻も早いコロナの収束を願っています。文・西田彩花©eternalcreative/Gettyimages©Doucefleur/Gettyimages©damircudic/Gettyimages
2020年12月18日新型コロナウイルスはさまざまな職業の人の人生に大きな影響を与えた。それはお笑い芸人も例外ではない。コロナ禍で仕事が減り、いつの間にか3,070キロのマラソンを走る危機に直面している芸人の今をお伝えする。■コロナで舞台が減り、さらにバイトにまで……「元カノて、会いたないときに、おうてしまいますなぁ」居酒屋で女の子を必死に口説いているとき、注文をとりに来た店員が元カノの“あけみ”だった。すごい偶然ではあるが、ありそうといえばありそうなシチュエーションからこのショートコントは始まる。その後、元カノといたるところで出くわすことに。新しい彼女と行った温泉で、自販機で、番組の収録中にも、そして最後は……。みんなのたかみち(36)という芸人の持ちネタだ。他にも、一緒にいた人間がとんでもないタイミングで消えていく「帰ったん?」や、寝てしまう「寝てたん?」など、シュールなピン芸を持っている。テレビに出る機会はあるものの、主戦場はやはり舞台。コロナ禍によって、予定されていたライブの多くが中止になり、舞台に立つ機会は著しく減少した。また、子供向けのお笑い番組「わらたまドッカ〜ン」(NHK Eテレ)の初代「わらたま芸人マスター」という顔も持つたかみちは、保育園や幼稚園に呼ばれてネタを披露したり、子供向けのイベントを開催したりしていた。だが、こちらも激減……。さらに影響は芸能活動だけではなかった、とたかみちは語る。「豊洲市場のお寿司屋さんでアルバイトをしてたんですよ。築地にあったときから、3年くらい。僕は渋谷区に住んでるんですけど、市場は朝早いから、始発でも間に合わなくて、自転車で1時間半くらいかけて……。でもコロナでお客さんが来なくなったら、『ごめん、もう雇えない』となってしまって。幸いご厚意で豊洲にある海鮮丼屋さんに移ることはできました。結局、1時間半かかるのは変わらんのですけど(笑)」ここまでは、コロナ禍の芸人にとっては珍しい話ではないのかもしれない。さらに、たかみちが仕事の機会を失うことになった。“パラスポーツ大好き芸人”として活動していたためだ。「車椅子を作っている会社の社長さんと仲良くて、その方を通じて、もともとパラスポーツの選手たちと交流がありました。夏季も冬季も、五輪に出るような選手を5人くらい知っていて。その縁もあって、パラスポーツについて広めてくれないかと頼まれて、本格的に勉強を始めたんです。そしたら、ほんま奥が深くて、ハマりましたわ」競技の魅力だけではなく、選手の普段の生活についても話せるたかみちは重宝された。ラジオでパラスポーツを紹介し、関連のイベントで盛り上げ役をしてきたが、3月20日に東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まると、イベントもキャンセルに。「競技者の方々の無念と比べると……」と言うたかみちだが、コロナ禍で露出の機会を失い、収入も例年に比べて大きく落ち込んだ。客と対面して活動する機会を制限されたため、ネットでの活動に力を入れることに。子供向けの歌を自作し、インスタグラムのライブ配信で毎日歌った。そんななか、百獣の王でおなじみの武井壮(47)のYouTubeチャンネルに出る機会に恵まれる。「武井さんがみんなのお願いを叶える、というコーナーに出さしてもらったんです。なかなか売れへんし、バイトの場所が遠いって悩みを話したら、原付スクーターを買ってくださった。しかも、宣伝になるように、僕の名前と写真のラッピングまで入れてくれた。ほんまありがたい」たかみちは自分のYouTubeチャンネルは持っていたがほとんど更新していなかった。武井はたかみちにYoutubeの活動にももっと力を入れるようにアドバイスした。「それで、年内にチャンネル登録者が3,070人にいかへんかったら、3,070キロのマラソンを走るという約束を武井さんとしました。3,070人をこえたら、武井さんが“ビッグボーナス”をくれるけど、届かへんかったらマラソンという企画です。3,070は『みんなの』に由来するんですが、3,070キロって東京大阪間を三往復分あるんですよ(笑)」企画をスタートした11月時点での登録者数は500人ほど。12月も残りわずかだが、まだまだ道のりは遠いという。草野球仲間の俳優の武田航平(34)も出演して、チャンネルを盛り上げてくれている。コロナ禍で、多くの仕事を失ったみんなのたかみち。そんな彼を支えているのは交際5年になる彼女の存在だ。「『売れたら結婚しよう』という話はしてるんです。待たせて申し訳ないなぁと思うんですけど、彼女は『あんたは絶対売れるから大丈夫。1年であろうが、2年であろうから、必ず売れるってわかってるから待ててる』と、ずっと言ってくれて。めっちゃええコです」コロナさえ来なければ、仕事もあったし、結婚するチャンスも早まったかもしれない。3,070キロマラソンをかけたチャレンジもしなかっただろう。「走るなら、1年間とかで考えなあかん。これでお笑いの仕事とかおろそかにしたら意味ないから、どこをどういう風に走ろうか……。仕事があるときは何日間か東京に飛行機とかで帰ってきて、また戻って続きを走る。でも、そしたら交通費はどうすんやろ……。いやいや、諦めてはいませんて!3,070人集めて、なんとか回避せんと!YouTubeでいろいろ始めてみましたんで、ぜひ一度チャンネル観てください。おもろいなって、なんか刺さるもんあったらでいいんで登録してくれたら嬉しいです。でも、交通費はどないしましょかね……」多くの人が生き方の変更を余儀なくされた2020年ーー。それでも、腐らず、嘆かず、たくましく生きている人間がここにもいる。【PROFILE】みんなのたかみち(プリンセス金魚)ワタナベエンターテインメント所属。本名・高道淳史。1984年5月30日、京都生まれ。京都産業大学在学中に、大前りょうすけとプリンセス金魚を結成。趣味は少女漫画鑑賞で、蔵書は1千冊を超える。自分のYouTubeチャンネルで2020年内に登録者3,070(みんなの)人に届かなければ3,070kmマラソンを走るという企画にチャレンジ中。
2020年12月18日こんにちは! 甥&姪大好きおばバカ平八です!今回は「新型コロナウイルスで大変だった1年を振り返って」のお話です。新型コロナウイルスが流行し始めた頃、4歳になりたての甥と1歳の姪は、一緒に仲良く過ごすのが難しい状態でした。甥は大人を独占して遊ぶのが好きでしたが、姪はまだ目が離せない年齢。甥は姪に対して愛情半分・ヤキモチ半分で、可愛がるつもりが怒らせたり、意地悪して泣かせたり…穏やかに過ごすことができませんでした。その上、夏休みに入る頃には太陽光が恐ろしくてなかなか外には出られず、屋内施設へは感染予防のため出かけられず、ほとんど家に缶詰状態に。家にこもりっきりの生活は甥のストレスを増幅させ、そのストレスの矛先は妹である姪に向かいました。甥は姪をつぶし、跳ねのけ、おもちゃを奪い…。狭い家の中で兄妹が一緒にいればトラブルだらけで、とても気がめいったのを覚えています。いつまでこんなことが続くのか…。憂鬱な日々でしたが、「今この瞬間が一生続くわけではない、必ず夏は終わる!」「諸行無常…諸行無常…」と、ブツブツ呪文のようにつぶやき、なんとか夏を乗り切りました。そうして、夏が終わりすっかり秋に変わった頃。いつの間にやら兄妹の関係は全く変わっていました。一緒にグルグル回って遊んでみたり、泥団子を作って遊んだり、同じ本を読み聞かせたり、一緒に遊んで楽しめるようになったのです。甥は姪に乱暴な振る舞いをすることが減り、一方的に姪のおもちゃを取るのではなく交換の相談をするようになったりと、姪の意思を尊重する振る舞いが増えてきました。2歳になった姪も甥と対等に付き合えるほど自己主張をしっかりするようになり、やられっぱなしではなくなりました。夏の期間は、早くこの時が終わらないかとすがるように「諸行無常」と唱えていましたが、今は変わっていく兄妹の様子をしみじみと眺めています。終わりが見えない間は本当に毎日泣きそうでしたが、ひとつの季節の終わりとともに、成長の早い子ども達も大きく変化し、いつの間にか厳しい時期は過ぎていました。今年は新型コロナウイルスによって辛いことの多い年でしたが、この状況も刻一刻と変化をしています。来年は大人も子どもも皆が笑顔で過ごせる時が戻って来るよう祈っています。
2020年12月17日文/RKRKコロナ禍での“おこもり美容”で、花王の『クリアクリーン プレミアム ホワイトクリアパック』が注目されています。『クリアクリーン プレミアム ホワイトクリアパック<ハミガキ>』は、歯にシートを貼って約10分後に仕上げのブラッシングをする、歯の集中ケアパックです。コロナ禍で自宅でのセルフケアが注目される中、2020年3月の発売から累計出荷数量30万箱を突破するという大ヒット商品となりました。今回は、歯にシートを貼ってホワイトニングができるという、手軽でユーモアのある同アイテムの特徴や使い方までご紹介します!歯にもパックする時代!おうち美容が楽しく『クリアクリーン プレミアム ホワイトクリアパック<ハミガキ>』歯をパックするシートは、米ぬかから抽出された、天然由来のホワイトクレンジング成分(フィチン酸)を含んだ透明なフィルムです。薄型なので歯の凸凹にしっかりと密着し、成分が濃いままにじっくりと溶けていきます。このパックを約10分間することで、歯の着色汚れなどを落としやすくし、その後のブラッシングにより本来の白い歯に導いてくれるのだそう。使い始めは、1日1回を3日間連続して使用し、その後は1週間ごとに2日間連続で使用するのがおすすめですよ。【商品概要】『クリアクリーン プレミアム ホワイトクリアパック<ハミガキ>』販売名:クリアクリーンプレミアム 濃密美歯パックハミガキA内容量:7回分(個装)※口腔化粧品自宅で簡単に美白ケアができるのは嬉しいですね。コロナ禍に入り、実は自宅でホワイトニングをしている人が増えているようです。気になる方は、年末年始のおうち時間にぜひトライしてみてください。【参考】“おこもり美容”におすすめの歯の集中ケアパック『クリアクリーン プレミアム ホワイトクリアパック<ハミガキ>』累積出荷数量が30万箱を突破! - PR TIMES©︎花王©︎MJTH/shutterstock
2020年12月11日株式会社明治は、オンラインイベント「オンラインチョコレートフォーラム2020」を開催。「コロナの環境における菓子と健康観に関する調査」の結果や、コロナ禍にある今、オススメしたい菓子「高カカオチョコレート」の魅力、健康効果について専門家による講演が行われた。コロナで健康意識が高まった人の4割が食べる「高カカオチョコレート」明治が全国の10代〜60代の男女600人を対象に行った「コロナの環境における菓子と健康観に関する調査」の結果が、監修を努めた商品ジャーナリストの北村森氏により紹介された。北村氏によれば、コロナの感染拡大を経て身近な贅沢品である食、とりわけおやつを重要視する人が増え、家でのおやつ時間を楽しむようになった人が過半数を超えるという。また「コロナによって健康意識が高くなった」と回答した人が6割に上り、その内4割が高カカオチョコレートを好んで食べているという結果も明らかになった。その理由として、外出自粛による運動不足やコロナ太りが気になる人が「罪悪感なく食べられるから」、あるいはせっかく食べるのならば「健康にいいと言われているものを食べたい」傾向があるのだという。「チョコレートには癒しの効果が高いが、それに健康をプラスしたいという願望がコロナによって高まってきたのではないか」と北村氏は締め括った。コロナの流行で注目される「高カカオチョコレート」の抗酸化作用慶應義塾大学医学部化学教授、医学博士、理学博士である井上浩義氏からは、「コロナの今、注目のおやつ高カカオチョコレート」の発表があった。肥満がコロナを重篤化する因子であることが判明しているが、これはその先に高脂血症・高血圧・糖尿病などの様々な疾患があり、酸化ストレス(その人が持っている過剰な活性酸素を抑える能力を上回るほど過剰に活性酸素が発生された状態)が大きくなっているからだという。この酸化ストレスを防御する酸化防御系を人間は元々持っているが、年齢と共に低下。具体的に何歳頃から低下するのか井上氏に伺ったところ、「ライフスタイルなどの個人差が大きいが、大体40歳を過ぎると下がってくる」とのこと。またコロナ禍の自粛生活により運動不足が進むと、より一層酸化ストレスが増えていく傾向にあると井上氏は指摘。これには減った分の酸化防御系を抗酸化物質で補うことが重要。中でも抗酸化成分を豊富に含む高カカオチョコレートはおすすめの食品だという。人は起床して1時間ほどで酸化ストレスがピークに達することがわかっており、摂取のタイミングとしては朝がより効果的だそうだ。コロナ太り対策に有効な低GI食品の間食「高カカオチョコレート」を「血糖値の乱高下を繰り返すと太りやすく、さらには糖尿病にもつながる。コロナ太りやコロナの重症化を防ぐためには間食を上手に取り入れ、選ぶことがwithコロナ時代の鍵となる」そう語るのは、東京慈恵会医科大学附属柏病院 栄養部課長で日本Glycemic Index研究会幹事でもある管理栄養士の湯浅愛氏。血糖をコントロールすることが大切であり、その指標となるのがGI値だ。血糖値の上昇が穏やかな低GI食品を間食に取り入れ、欠食を無くしてバランスの良い食事を心がけることが血糖値を安定させ、コロナ太りを防ぐことに繋がるのだという。低GI食品で湯浅氏がおすすめなのが、高カカオチョコレート。軽くて携帯もしやすく、食べる時に音が出ないため、シーンを選ばず手軽に食べることができる。さらに食物繊維やカカオプロテインによる便通改善、カカオポリフェノールによる動脈硬化予防や血圧低下も望めるという。1日25グラム、大体3~5かけらを目安に毎日コツコツと食べることが何よりも大事という高カカオチョコレート。withコロナの新しい生活様式を楽しみながら健康に導いてくれる間食として、取り入れてみてはいかがだろうか。
2020年12月10日一時期、減少傾向にあった新型コロナウイルス感染症ですが、寒くなりまた増加しています。そんな中、乳幼児がいる家庭では「乳幼児健診はどうなるのか」「さらにコロナが流行した場合、病院へ行くのも躊躇してしまう」という心配の声も出ていると聞きます。現在、2歳2か月のわが家の次男も1歳半検診が延期になり、2歳直前まで健診が受けられませんでした。今後延期や中止になった場合はどのようにすればいいか、作業療法士として子どもの発達に携わっている専門家の意見もまじえてお伝えしたいと思います。延期と中止で焦りと不安の日々わが家の次男は、今年の3月に1歳半検診予定でしたが、コロナの影響で集団検診は延期になったと連絡がきました。その後、緊急事態宣言が発令され、当分集団検診は延期ということに。「個人病院へ行ってもいいものか、コロナ禍の中で行って大丈夫だろうか」とモヤモヤしながらも、どうすることもできないまま行政からの連絡を待ちました。ようやく「個人で受診を」とのお知らせがきたのはそれから半年後の2歳直前。とにかく2歳になる前にとバタバタ小児科と歯科に駆け込んで1歳半検診を終えました。わが家は第2子の健診でしたが、なかなか連絡がなく焦りと不安を覚えました。第1子の家庭はさらに不安だったことでしょう。再び延期・中止の危機!?専門家に聞いてみたインフルエンザと新型コロナの同時流行が危ぶまれている今年の冬、同じような状況になる可能性もあると思います。実際に、「病院でコロナになってしまったら怖いから」「子どもの発達が不安な人だけが行けばいい」という声があるのも事実で、未受診の家庭も多いのだそうです。そのような時どうするべきか、子どもの発達やリハビリを担当している作業療法士に話を聞きました。乳幼児健診を受ける意味は「現在、予防接種や乳幼児健診を集団から個別に、保健指導を対面から電話による指導に極力切り替えています。乳幼児健診の実施は各自治体でも対応を急いでおり、オンライン上で相談を受け付ける活動なども行われています」とのこと。また、「感染リスクなどを考えて、乳幼児健診は未受診のままでもいいですか?と聞かれることがありますが、やはりきちんと受けていただきたいと思います。まず、乳幼児健診の目的の1点目は、発達の遅れがないか、病気の可能性はないかをスクリーニングすること。そして2点目はそれぞれの家庭の心配ごとの解消です。これは、“うちの子はなかなか話さないし、発達が遅れているのではないか”、“上の子やまわりのお友達はできているのに、この子はまだできていない”などの不安を解消する機会となります。何事においてもそうですが、ひとりで悩むことは子育てを担う人の心身の健康を害することもあります。専門家と話ができる機会を有効に活用してほしいと思います」と話します。もし健診が延期になってしまったら?健診が延期になった場合について聞いてみると、「現在の母子保健法では1歳半、3歳の健診が義務づけられています。そのほかにも育児相談の場や、発育確認で集団検診が設けられています。それが医療機関で個別実施になったり、感染予防対策を講じた上で集団検診を実施したりしています。今後の感染状況によって延期や中止を余儀なくされる地域も出てくることも考えられますが、行政の対応を待っていたら健診本来の時期を逃す可能性もあるため、健診のための時間を設けている小児科で受けるのをおすすめしています」とのこと。ちなみにわが家の次男はかかりつけの小児科が健診や予防接種の時間を設けているので、その時間に受けることができました。歯科は保育園の歯科検診でお世話になっている歯科に行き、無事に済ませました。集団よりも時間も短くなり、子どももいつもの場所なので落ち着いていたように感じました。自費での健診費用の助成についてなお、私が住んでいる地域では医療機関で自費で健診を受けた場合、上限はあるものの償還払い(利用者が医療サービス提供事業者に費用をいったん全額支払い、その後申請して払い戻しを受けること)という形で助成を受けることができます。市区町村のホームページからダウンロードした健康診査助成金交付申請書と費用がわかる領収書、通帳のコピーと母子手帳のコピーを郵送すればよいので、直接行政機関に行くことなく受け取れます。お住まいの各市区町村のホームページに記載があると思いますので、確認してみてください。健診で子育ての不安を解消この状況下ではママ同士の集まりも少なく、子育てに関しての不安や辛さを話したり、共有することが難しいと思います。そんなそれぞれの状況を健診の場でならゆっくり話すことができます。健診の時期がそろそろの家庭は、かかりつけ医や行政に相談して、健診を安全な場所で受けられるように準備し、見送ることがないようにしたいですね。<文・写真:ライターmayuru>
2020年12月08日コロナ禍によって、あらゆる業界のあり方が変わってしまった2020年。テレビ界ではアクリル板やマスク姿でのロケなど撮影手法が大きく変化するなか、バラエティ番組でもある地殻変動が起こっていた。今年に入ってネタ番組が急増しているのだ。20年に立ち上がった主なネタ番組(単独の特番も含む)を挙げると、『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)、『ザ・ベストワン』(TBS系)、『NETA FESTIVAL JAPAN』(日本テレビ系)、『爆笑問題VS霜降り明星第七世代と真剣勝負せよ!ネタジェネバトル2020』(テレビ朝日系)、『お笑い二刀流MUSASHI』(テレビ朝日系)。これら以外のものも合わせると今年だけですでに10本近くのネタ番組が立ち上がっている、まさにブームといえる状況だ。しかし、なぜ20年に入ってネタ番組が隆盛を誇っているのか。お笑い評論家のラリー遠田氏に話を聞くと、まずテレビで見ない日はない霜降り明星、EXIT、ミキ、四千頭身などに代表される“お笑い第7世代”の活躍があるという。「第7世代の若手芸人が注目されているというお笑いのトレンドがありますよね。そういう人たちのネタをまとめて見せる番組として、ネタ番組が機能しているという側面があると思います」また、テレビ局側の思惑も影響しているようだ。「これまでは世帯視聴率が重視されていたので、視聴率を取るには高齢者に向けた番組を作るというのがセオリーでした。しかし、近年は世帯視聴率よりも個人視聴率が重視されるようになりました。高齢世代はCMを見ても積極的に購買行動をとらないので、20~30代といった若い世代に受ける番組を作ったほうが、スポンサーの受けもいい。そこで、若い世代に向けたお笑い番組やネタ番組の需要が以前よりも高まっているのでしょう」2000年代中盤には『エンタの神様』(日本テレビ系)をはじめとする、『笑いの金メダル』(テレビ朝日系)、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)といった数々のネタ番組が誕生。そこから火がついた今も活躍するお笑い芸人が多数誕生するお笑いブームが起こっていた。ラリー氏は、現状のネタ番組ブームにも当時に近い勢いを感じるという。「少なくとも、第7世代のような形で若手の芸人がまとめて何組か注目される現象は、ここ数年なかったことです。これは一つのブームといってもいいでしょう」またコロナ禍によって暗い話題が続いたことも、ネタ番組ブームを後押ししているようだ。「今は情報番組や報道番組などでは連日、コロナの話題ばかり。どうしても見ているだけで気が滅入ってしまう。そのような状況では、バラエティの枠ではもうちょっと明るく、何も考えず笑える番組のほうがいい。テレビ局の編成としてはそういう思惑もあるのかもしれません」また、まもなく放送される漫才大会の代表格である『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)も時代とともに変化。昨年からは準決勝をライブビューイングで配信するなど、より大きなムーブメントを起こす存在となっている。「2015年から出場資格が従来の結成10年以内から15年以内に変わり、比較的芸歴が長い人も出場できるようになりました。また、大会を続けているうちに出場者が切磋琢磨していくということもあって、年を追うほど大会のレベルは上がっています。また、かつては予選の動画配信などもほとんど行われていなかったのですが、最近では予選のネタ動画がどんどんネットでも公開されています。それがSNSなどで取り上げられることで、大会全体が盛り上がっていけばいいという主催者の思惑があるのでしょう」若い世代の活躍と時代の要請も受けて、まだまだ盛り上がりを見せるネタ番組。来年はどんな潮流がお笑い界に生まれるのだろうかーー。
2020年12月07日1児のママでもあるライター・かわむらあみりがお届けするコラム【ママライフばんざい!】連載第22回は、今年に入りコロナの影響で、結婚にまつわる行事を中止にせざるをえない人たちや結婚式場が苦境に喘いでいるエピソードを3つご紹介します。1.「結婚式ができない」と嘆く新婚さん【ママライフばんざい!】vol. 222020年に入ってからというもの、新型コロナウイルスのことを意識しない日はありませんよね。全世界で猛威を振るうコロナがはやく収束することを祈るばかりです。そんなコロナの影響を受ける今日この頃ですが、まずは結婚式が延期になったエピソードからご紹介しましょう。都内のIT関連会社に勤務する20代後半のAさんは、かねてからお付き合いしている恋人と今夏結婚式を挙げる予定にしていました。結婚式場を決めるときは、まず式場もそうですが、日取りを気にすることも多いもの。式を挙げるのは「大安」など縁起の良い日に希望が殺到するため、人気のある式場だとさらに予約待ちとなり、1年前から申し込んでおくことも珍しくありません。Aさんの場合、昨年から式場を予約して着々と準備を進めていたのですが、今年に入りこのコロナ禍となって「結婚式ができない」と判断し、やむなく結婚式を延期することに決めました。Aさんカップルはふたりとも地方の出身で、現在東京に住んでいるため、結婚式には高齢のご両親や親戚に上京してもらう必要がありましたが、さすがに多くの人たちを呼び寄せる状況ではなくなったのです。コロナ禍のいまは、リアルに招待客を呼ばずに、割り切ってリモートで参加してもらう“オンライン結婚式”のサービスもできているようですが、Aさんのようにやはり目の前で結婚を誓いたいというカップルは、コロナ禍が明けるのを待つ選択となるようです。2.「新婚旅行がお預けになった」と残念がる夫婦OLで30代前半のBさんは、長く付き合う恋人とそろそろけじめをつけようということで、今年結婚式と新婚旅行を計画していました。しかし、コロナ禍となり、結婚式と新婚旅行の予定を再考せざるを得ない状態に。Bさんはそれほど結婚式にはこだわりがなかったため、式は小規模にしてささやかなお披露目会に変更するか、式自体を延期しようとすぐに決めたそうです。ただ、Bさんがずっと楽しみにしていたのは、新婚旅行。お互いに忙しくて、旅行自体ほとんど行っていなかったようで、晴れて結婚式のあとの旅行ということを心待ちにしていたのだとか。当初海外旅行の予定を立てていましたが、コロナ禍となり、せめて国内旅行にとも考えたようですが、どこに行ってもそれほどのびのびとできないかもしれないと旅行も断念。「新婚旅行がお預けになった」と切ない気持ちになっていました。ただ、世界的に影響を受けているコロナ禍の状況を過ぎてから、正々堂々とのびのび海外旅行を満喫するという、新たな目標ができたと考えると、楽しみがまだ先にあっていいのかもしれません。3. コロナ禍で大打撃を受けるブライダル業界コロナの影響が大きいのは、イベント事業や飲食業など、多岐にわたっている状況ですが、ブライダル業界もそうなんです。これまでご紹介してきたように、人が集まる結婚式などは、3密状態となってしまうため、結婚式の中止や延期を余儀なくされるカップルが増加中。自営業でアラフォーのCさんは、すでに入籍もして結婚式も挙げていました。新婚当時のラブラブな気持ちを忘れないようにと、「毎年結婚記念日にはここで食事をしよう!」と決め、結婚式場にあるレストランで毎年、アニバーサリーディナーをとることを楽しみにしていたんです。それが今年に入り、久しぶりに式場のレストランに予約を取ろうとすると、なんと「閉館のお知らせ」が。もともとその式場は閉館を計画していたという噂もありながらも、やはり今年になってから式のキャンセルが相次いだうえ、延期されるなどで影響を受けたようで、Cさんはとても残念がっていました。ブライダル業界にかかわらず、実際に仕事もリモートワークに切り替わっている方が多いなか、withコロナやアフターコロナの時代は、いろいろなことが変化していくものなのかもしれません。影響を受けることは多々ありますが、またきっとうれしい時間が戻ってくるはずだと信じて、前向きに過ごしていきたいものですね。文・かわむらあみり©Denkou Images/Gettyimages©urbazon/Gettyimages©TaPhotograph/Gettyimages
2020年12月02日「今年は、海老蔵さんにとって大変な1年となりました。新型コロナウイルスの影響で5月の親子同時襲名披露興行が延期となり、11月の福岡・博多座から1年かけて行われる予定だった地方公演の日程も練り直しに。その損失は30億円ともいわれていました。自身の團十郎襲名延期はもちろんショックだったでしょう。しかしそれ以上に、長男・勸玄(7)の新之助襲名ができなかったことに心を痛めていたそうです。そのため、最近は子どもたちのケアにも苦心していると聞きました」(梨園関係者)コロナ禍で、各方面への対応に追われる市川海老蔵(42)。11月3日には大阪で行われた「日本の劇場文化復活祈願祭」に長男・勸玄くんや長女・市川ぼたん(9)と出席。11月16日にはハイドロ銀チタンマスクの新CMで親子3人初共演を果たすなど、家族そろっての露出が相次いでいる。「劇場文化復活祈願祭は、『未来の世代、子供たちを元気にしたい』という海老蔵さんの思いから成立したもの。その親子愛に、スタッフたちも感動していました。娘のぼたんさんはかなり緊張していて、会見前まで無口になっていました。いっぽうで勸玄くんは久々の公の場にもかかわらず、よく喋っていましたね。終始やんちゃな感じで、大阪に来たことがよほど楽しかったのでしょう」(前出・梨園関係者)ステイホーム期間が長かったこともあり、勸玄くんも力を持て余しているという。芸能関係者はこう語る。「コロナでなかなか外出できず、ストレスもたまっているのでしょう。子供たちが騒いだり壁を叩いたりして、海老蔵さんも困っているみたいです。また今年は勸玄くんがクワガタやカブトムシにハマり、家の中がクワガタとカブトムシだらけになってしまったとこぼしていました。でも、子どもは飽きっぽいですからね。最終的には、海老蔵さんが面倒をみることになったそうです(笑)」梨園でのドタバタだけでなく、パパとしての奔走も続く海老蔵。来年こそは、家族で晴れ舞台に立つことができるのだろうか。
2020年12月02日新型コロナウイルスの感染が収束しないまま、本格的な冬がまもなく訪れます。これからの時期に心配な感染症の一つが、インフルエンザ。今年は特にどのような対策をとる必要があるのでしょうか。今回は、インフルエンザの対策や予防対策について、書籍 『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』 からご紹介します。■インフルエンザの症状とは?インフルエンザは、年齢を問わず冬に大流行する呼吸器の感染症です。熱は4〜5日続くことが多く、合併症を引き起こすこともあって、重症化しやすいのが特徴。子どもの場合は、いったん解熱した後、数日後に再び発熱することもありますが、ほとんどはその後自然に解熱します。インフルエンザの主な症状には、発熱やだるさ、喉の痛みや頭痛があります。さらに、腹痛やおう吐などの症状が出る場合もあります。■インフルエンザによる合併症インフルエンザは、脳炎や脳症、気管支炎や肺炎など の合併症を引き起こすことがあります。日本では、小児の脳炎の原因としてインフルエンザが最多であり、毎年200〜500人が発症 しています。脳炎は、発熱してから2日以内に起こりやすく、治療しても死亡や後遺症を残してしまう場合があります。また、インフルエンザは、時に異常行動を引き起こすこともあるため、家の中では子どものそばで注意深く見守りましょう。■インフルエンザのおうちケアもし子どもがインフルエンザにかかってしまったら、おうちで下記のようなケアをしてあげましょう。【インフルエンザのおうちケア】1、自宅で水分をしっかりとって安静にする2、抗インフルエンザ薬(タミフルなど)を内服後はおう吐や下痢などの副作用に注意する3、インフルエンザの合併症で、異常行動を起こすこともあるので、注意して見守るインフルエンザは、自然経過で治ることがほとんどなので、安静にすることが一番の治療です。タミフルなどの抗インフルエンザ薬は、発熱後48時間以内に飲めば、1〜2日早く熱を下げる効果がありますが、重症化や脳症を予防できるわけではないとも言われています。内服後は、おう吐や下痢などの副作用にも注意が必要です。■予防接種の効果は?インフルエンザの予防法としては、予防接種があります。予防接種をすることで、病気に対する免疫(抗体)を獲得できます。インフルエンザにかかりにくくなることで、結果的に肺炎や脳症などの合併症の予防効果が期待できます。赤ちゃんは生後6ヶ月以降で接種できるようになり、13歳未満は原則2回接種が必要です。接種後は、2週目から5ヶ月程度効果があります。■【インフルエンザ】教えてドクターQ&A最後に、「教えて!ドクタープロジェクト」にインフルエンザにまつわる悩みにお答えいただきました!――毎年どうしても家族感染してしまいます。防ぐ方法はありませんか?インフルエンザの流行の中心は子どもです。子どもも大人も、できるだけインフルエンザワクチンを接種することが大事です。インフルエンザワクチン接種の有効率は46%とされています(*)。これは、例えばワクチンを打たなければ100人発生した患者数が、ワクチンを打てば54人で済むということです。ゼロにはなりませんが非常に有効なことがわかると思います。なお、ワクチンは、生後6ヶ月から効果があるとされています。また、卵アレルギーがあってもインフルエンザワクチンの接種は可能ですよ。――なるほど、予防接種の重要性がよくわかりますね。それ以外の予防法はありますか?ワクチン以外の予防としては、手洗いと外出時のマスク、すなわち新型コロナ対策はそのままインフルエンザ予防策になります。手洗いは、石けんをつけて20秒かけて、親指やてくび、手のひらなどすみずみまでしっかりと洗うことが大切です。そして洗った後はしっかりと乾かして、夜寝る前にはクリームなどで保湿してくださいね。――インフルエンザと風邪、新型コロナウィルスについて、親が見分けられるでしょうか?医者であっても見分けるのは難しいです。インフルエンザは急激な発熱を伴います。普通の風邪程度では、小中学生にもなるとあまり高熱を出すことはありませんので、風邪との区別はつきやすいかもしれません。ただ、新型コロナウイルス感染症の場合、発熱することもありますので、見分けることは難しいです。今年はインフルエンザの発熱でも、最初は「新型コロナかもしれない」と慌てることがあるかもしれません。だからこそ今年はよりインフルエンザにかかるリスクを減らして、発熱リスクを下げておくことが大切なのですね。※本連載で紹介する情報は、2020年11月時点のものです。(*)PLoS One.2015;10(8):e0136539. 『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』 (佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム/KADOKAWA ¥1,430)赤ちゃん・子どもの病気、ケガ、事故…突然の「どうしよう」この1冊があれば安心!病院に行く? 行かない? こういう時は様子を見ても大丈夫など、子どもの体の心配ごと、 マンガと解説でわかります。突然起こる子どもの病気、ケガで不安になるときに、親が慌てずに対処するための常備本。●「教えて!ドクタープロジェクトチーム」とは?長野県佐久医師会・佐久市による、子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクトチーム。地域の子育て力向上事業としてだけでなく、SNS発信により「医師による確実な情報」を、リアルタイムで全国に発信している。公式HP: 教えて!ドクタープロジェクトチーム
2020年12月01日