結婚生活に経済的な不満を抱えていると、金銭目的で不倫を始める女性もいるようです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、パパ活不倫によって人生が大きく狂った30代女性のエピソードをご紹介します。贅沢に憧れて、知らない男性とデート30代の朝美さん(仮名)は、独身の友人がパパ活をしていたことに影響され、父親よりも年齢が上の男性と不倫を始めてしまったとのこと。しかし、その不倫によって人生を大きく転落させてしまう結末に見舞われます。「結婚して3年目にパパ活不倫を始めました。同い年の夫の収入は平均的な家庭よりも下。私も働いていますが、住宅も買えなければハイブランド品やデパコスも気軽に買えず、毎日節約をしないと生活が成り立たないような家計でした。独身の友人のなかには夜の仕事やパパ活で気ままに贅沢な生活をしている人もいて、友人たちのSNSを見ていると『なんで私は、お金のない男性と結婚してしまったんだろう』と思うようになったんです」高校時代から「かわいい」と言われ続けてきたという朝美さんは、容姿には自信があり、いつも若く見られていたそう。ある日、SNSを通じて知り合った父親よりも年上の男性から食事に誘われ、魔がさしたように出かけてしまったと振り返ります。「その男性は、私がずっと行きたいと思っていた流行りの高級レストランの名前を出して、『食事に行こう』と誘ってくれたんです。節約生活に疲れていた私は“食事くらいなら…”と思い、すぐに誘いに応じました」デートと引き換えに不倫がスタート実際にその男性と会ってみると、年齢よりも若く見えたうえに話も面白くて、あっという間に時間が過ぎていったとのこと。高級レストランでの食事が嬉しくて浮かれていた朝美さんは、その男性とこれからも継続して会いたいと感じてしまったそうです。「食事が終わる頃に、相手から『毎回このくらいのデートをプレゼントするから、僕と月に何度か会ってもらえないか』と提案がありました。もちろん、彼は私が既婚者であることを知っています。彼のほうは、ずいぶん前に離婚をしていて今は独身とのこと。リッチなデートに夢中になってしまった私は、その提案に二つ返事でOKし、翌週も彼と会う約束をしてその日は別れました」その日以来、毎日欠かさずに男性から連絡が入り、他愛もない話を楽しんだという朝美さん。もともと年上の男性が好きだったこともあり、夫にはない大人の魅力に惹かれていったと言います。「会えばお寿司や鉄板焼きなど高価な食事をご馳走してくれて、食事のあとはラグジュアリーホテルの部屋でゆっくり過ごすのがデートの定番でした」そして朝美さんは、家では節約、外では優雅なデートというふたつの生活を送るようになったといいます。当然ながら、家計や結婚生活に不満があったとしても、不倫をする正当な理由にはなりません。安易な気持ちで不倫を始めるべきではないことは言うまでもないでしょう。©maru54/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月20日義母が夫にお金を無心していた事実を知った30代の沙耶さん(仮名)。義母は年下の男性と不倫をしており、不倫相手に貢ぐためにお金を要求していたと発覚します。息子夫婦にバレてもなお不倫を続ける義母に対して、沙耶さんは直談判をする決意をしました。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、義母の不倫問題と向き合った30代女性のエピソードをお届けします。不意打ちで義実家に突撃!「夫はもう義母にお金を渡さなくなりましたが、だからといって問題が解決したわけではありません。夫はもう匙を投げてしまったので、私が詳しく話を聞くしかないと思いました。事前にアポイントメントをとってしまうと、義母は私を避けるかもしれないと思ったので、不意打ちで義実家に突撃。義母は最初こそ驚いたような様子でしたが、やがて観念してポツリポツリと事情を話し始めました」義母の話によると、年下の男性とは近所の集まりで出会い、不倫関係になったそう。その男性には借金があり、日々の暮らしは義母がお金などを渡してあげていることがわかったのです。義父に知られないように、最初はパート代から引いたお金を渡していましたが、だんだんと不倫相手が求める金額が上がり、息子に頼るしかなかったと義母は涙ながらに語ったそうです。「義母は義父と離婚して、その男性と再婚したいと考えるほど入れ込んでいました。だけど私は、義母がその男性に利用されているだけなんじゃないかという気がして仕方ありませんでしたね。けれど義母にそう言っても認めないし、これからも息子からお金をもらわないと生活していけないと泣くばかり…。これでは埒があかないと思い、私は義母の不倫相手に直談判するしかないと覚悟を決めました」義母を尾行し不倫現場に突入「義母に『不倫相手に会わせてほしい』と言っても受け入れてもらえなかったので、義母に気づかれないように不倫現場を押さえるしかないと思いました。義父が不在で義母のパートが無い日、私は不倫相手とのデート現場まで尾行することに成功したのです」密会現場に突入し、不倫相手に対して“義母とどういうつもりで付き合っているのか”と、問いただした沙耶さん。不倫相手は、その場で「本気ではない」とハッキリ告げたそう。「既婚者の暇つぶしに付き合ってあげているだけだ」と言い放ち、沙耶さんは怒りしか湧かなかったと振り返ります。それならば今すぐに義母と縁を切ってもらいたいと迫ると、あっけないほど不倫相手は即答で了承したそうです。「一連の会話を横で聞いていた義母は、静かに涙を流していましたね。でも私の思った通り、相手の男性は義母を利用しているだけだったので、手遅れになる前に真実がわかって良かったと思います。さらに、結婚当初から私たち息子夫婦に無関心だったのは、不倫相手と駆け落ちをする目標に夢中で、家族のことはどうでもよくなってしまっていたと告白されました。義父には義母から正式に謝罪をしたようで、一旦は丸く収まったようです。義母がどこまで話したのか、さすがにそこまでは介入しませんでしたが…。でも、あのとき私が面倒がって義母の不倫について見て見ぬふりをしていたら、今頃はもっと深刻な問題を抱えていたかもしれません」義実家の問題に介入するだけでも勇気が必要なのに、不倫問題に切り込むとなれば、その覚悟はなおのことでしょう。しかし沙耶さんのように勇気をもって関与することで、今後起こったかもしれない深刻な問題を未然に防ぐ術につながるはずです。義実家の問題は「お節介かもしれない」とためらってしまいがちですが、必要に応じて介入すべきシーンもあると言えるのでしょう。©buritora/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月17日結婚後、義実家との関係性に悩む人は少なくないでしょう。そこにお金の問題が絡んでくると、さらにトラブルが大きくなってしまうことも…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、“夫にお金を無心する義母”と30代妻の間に起こったエピソードをお届けします。息子夫婦に無関心な義母沙耶さん(仮名)は、3歳年上の夫と交際半年で結婚しました。結婚の挨拶のために義実家を訪れたときから、沙耶さんは義母に対して違和感を抱いていたと振り返ります。「初めて義実家に行ったとき、急な仕事で義父には会えず、まずは義母に挨拶することになりました。義母に結婚をすることを伝えても『あぁ、そう』と言うだけで、息子をお願いしますとか、これからよろしくねという会話すらなくて。私はおろか息子である夫に対しても、一定の距離をとっている感じがして、すこし心配になりましたね」結婚後の義実家との関係性に不安を抱いたと話す沙耶さん。結婚の準備に関してもまったく関与してくることがなく、結婚式や新生活の準備も相談をする機会すらなかったそうです。息子にお金を無心していた事実が発覚「結婚式や新生活への義実家からの援助は1円もなく、私の実家からのお祝いと二人の貯金で新生活をスタートさせました。借金があるわけでもないし、慎ましく暮らしていけばなんとかなると思っていたのですが…。あるとき共通の友人の結婚式が重なった時期があって、夫に生活費がキツイという相談をしたら、夫は夫で『家に入れる分のお金がない』と言い出して…。その理由を聞いてみたら、義母からお金を無心されていたことがわかったのです」義母はパート、義父も働いているにも関わらず、そこまで生活に困窮しているのだろうか?と不可解に思った沙耶さん。夫を通じて義母の周囲を探ってみたところ、なんと義母は年下の男性と不倫をしていたのだそう。その不倫相手のために、お金を無心していたことが発覚したのです。「両親の生活を心配してお金を渡していた夫も、さすがに激怒していましたね。夫が義母を問い詰めて、不倫の事実を明らかにしました。義母は年下男性に捨てられたくなくて、必死にお金やプレゼントを渡していたようです。その後、義母が夫にお金を要求することはなくなりましたが、不倫相手との関係は切れていないようで…。私は義母に不倫をやめさせようとしましたが、夫は匙を投げて『放っておけばいいんじゃない?』と言うんです」結婚して早々に義母の不倫に巻き込まれてしまい、沙耶さんは「結婚する前にきちんと話し合っておけばよかった」と後悔したといいます。義実家が金銭的な問題を抱えていると、息子夫婦に影響が及ぶ場合も少なくありません。その理由が不倫となれば、息子の妻は納得いかない気持ちが強いことでしょう。義実家の話に介入するのは面倒な面もありますが、放置をして問題が大きくなる前に対処できれば、トラブルを最小限に抑えることに繋がるはずです。©kei907/Adobe Stock ©sakura/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月17日璃子さん(仮名・33歳)はある日、噂話好きで陰口の多い同僚・南川さん(仮名)に、夫の不倫疑惑について明かされます。南川さんによると、社内結婚した夫・武司さん(仮名)は同じ部署の女性と不倫しているそうですが、真相は不明。南川さんが面白がって首を突っ込んでいるように感じ、璃子さんは腹立たしさをおぼえたと言います。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか…。同僚のタレコミに嫌気がさし…「南川さんとの食事中に、夫の不倫の話を聞かされ、さらにその不倫相手の女性社員の男性関係にまで話が及びました。私が夫のLINEを覗いたとき、見た限りではその女性の名前はありませんでした。もし不倫をしているなら、分かりやすい位置に出てくるはず。適当なことを言っているんじゃないかという思いと、ずかずかと夫婦関係に踏み込んでくるような物言いに、私も苛立ってしまって。そこで私は、“夫に興味があるのはあなたなのでは?”と言い、“不倫しているのはあなたなんじゃないの?”と訴えました」不倫の真相「私の訴えに、南川さんは顔を真っ赤にして、怒りを滲ませました。そして、“なに言ってるの!”とヒステリックにわめき始めたので、これはもう収拾がつかないと思い、いったんその場は解散せざるを得ない状況に。私は夫とちゃんと話すべきだと思い、家に帰ってから、南川さんとの会話を夫に包み隠さず伝えました。すると夫は、“ごめん”と謝りました。なんと、不倫を認めたのです。南川さんの言ったとおり、相手は営業部の女性社員でした。しかし夫が言うには、関係を持ったのは“一年前に一度だけ”とのこと。職場の飲み会でかなり酔ってしまい、ホテルに行ってしまったとのことでした。それ以来お互いに距離を取っていて、一切何もないと…。確かに、それならばLINEの履歴に残っていないのも頷けました」「もう関わらないで欲しい」と断言「南川さんになぜ伝わってしまったのかというと、その女性社員が彼女に口をすべらせてしまったからだそう。情報を仕入れた南川さんが、夫に対して、“不倫したんでしょ?”とちょっかいをかけるように。冗談半分ではあるものの、“璃子さんに言っちゃうよ?”と脅されていたそうです。そして私は、別の友人を通じて不倫相手の女性社員にも連絡を取り、事実を確認。彼女の謝罪を受け入れ、それ以上追及することはしませんでした。不倫疑惑の全貌が明らかになったところで、今度は私のほうから南川さんを誘い、食事に行きました。そこで、これまでの経緯を伝えました。そして、“私たち夫婦は大丈夫だから、もう関わらないで欲しい”とハッキリと伝えました。南川さんの反応はというと、“むしろ感謝してほしい”と言ってきました。“私が不倫について教えてあげたからでしょ”と平然と言ってのける様子に、私は呆れましたね」同僚の異動が決まり…「南川さんに夫婦関係について話したことで、噂を立てられるのは覚悟していました。しかし、同僚たちのなかには南川さんを嫌っている人が多く、むしろ私の味方をしてくれる人が多かったです。南川さんが私たち夫婦について何か話をしても、冷たくあしらってくれたようでした。ほどなくして、南川さんの異動が決まりました。どうやら、人事には南川さんについての相談がたくさん寄せられていたよう。業務にも差し障りがあると、クレームが入っていたようです。当然、夫に対して監視の目を光らせていますが、一旦は平穏な日々を取り戻すことができました。ちなみに南川さんは、早速異動先でも煙たがられていると噂を耳にしています」“嫌われている同僚に夫の不倫を告げられた妻の告白”をご紹介しました。噂好きの同僚によって、危うく夫婦関係を壊されるところだったようです。やはり、噂を鵜呑みにするのではなく、しっかり相手と向き合って話し合うのが大切でしょう。©kapinon/Adobe Stock ©taka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月13日職場などで、噂話を耳にすることもあると思います。そのなかで、自分もしくは、とても近しい人の噂話が耳に入ることもあるかもしれません。璃子さん(仮名・33歳)もかつて、苦手意識のある同僚から夫の不倫疑惑を聞いてしまい、大きなショックを受けたそう。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。社内恋愛の末に結婚「夫の武司(仮名)は、同じ職場の2つ上の先輩です。お互い新卒で入社。夫はバリバリの営業マンで、仕事もできて容姿も良く、部署は違ったものの私も彼の存在はかねてから知っていました。直接知り合ったのは、4年前に部署合同でおこなわれた職場の忘年会でした。そこで初めて連絡先を交換して、交際に至り、2年ほど付き合って結婚。周囲から、“安泰だね”と言われるほど、夫は仕事面だけではなく、人柄も評価されていました。夫婦関係は良好でしたが、そこに影が差し始めたのが、結婚して2年目のときでした」噂話好きの同僚に食事に誘われ…「同じ部署に勤める同僚に、南川さん(仮名)という女性がいます。仕事もできて要領も良く、上司からも気にいられている人でしたが、同僚たちからの評判はあまり良くありませんでした。というのも、南川さんは噂話が好きで、口が軽く、なんでも話してしまう人だったからです。たとえば誰かから相談などを受けたとき、その内容をすぐに周囲に漏らしてしまうんです。陰口も多くて、いつもそれを聞かされる同僚たちからは煙たがられる存在となっていました。私も少し距離を取りつつ付き合っていたんですが、ある日彼女に食事に誘われ、出かけたことがありました」夫の不審な行動に…「食事をしながら、最初はいつものように社内の噂話などを聞かされていたのですが、次第に私たち夫婦の話題になりました。“うまくいってるの?”と聞いてくるんですね。食事はどうしているとか、休みの日は何をしているのかとか、さらに夜の生活のほうにまで話題は及びました。かなりしつこく夫について聞いてきたので、もしかしたら気があるのかな…と思いました。夫は結婚前は女性社員から人気があったので、かつて狙っていたとか…。食事を終え、家に帰り、南川さんと食事をしたことを夫に伝えました。すると、南川さんの名前を出したところで、夫がビクッと反応したんです。どうも挙動不審な様子が気になりました」同僚からの密告「しばらく、夫の反応が頭から離れませんでした。ある夜、あまりに気になってしまい夫のスマホを見てしまいました。すると、LINEのメッセージ履歴の中に、南川さんの名前がありました。開いてみると、“不倫、バラされたくないでしょ?”とメッセージがありました。まさか二人が不倫関係に!?と驚いて、メッセージを少し遡りましたが、デートの約束をしている様子もなく、不倫相手とのやり取りにしては冷めていて、少し違和感があったんです。明確なことは分からず、モヤモヤとした感情を抱えていると、再び南川さんに食事に誘われました。そこでついに、“あなたの夫は不倫している”と言ってきたのです。しかもその相手が、夫の同僚である営業部の女性だと。さらにその女性社員は、“ほかの男性社員とも二股をかけている”とも言いだして、最終的には彼女の陰口に。情報が飛躍しすぎて、こっちはもうついていけませんでした。夫に関しても、情報がうやむやで、ただ面白半分に首を突っ込まれているような感じでした。今までのこともあって、南川さんの言葉には信頼がないですし、本当にウンザリしましたね」“嫌われている同僚に夫の不倫を告げられた妻の告白”をご紹介しました。噂話の好きな同僚に振り回され、夫に対する不倫疑惑が湧き上がってしまったわけですね。同僚女性としては、アドバイス程度のつもりなのかもしれませんが、下手に首を突っ込むべき問題ではないのは確かでしょう。©ocean_nikonos/Adobe Stock ©ocean_nikonos/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月13日結婚して子どもが生まれる前まで、男性アイドルの追っかけをしていた真琴さん(仮名・32歳)。ママ友たちとカフェに行った際、かつてアイドルをしていたという5歳年下のイケメン、芳樹さん(仮名)と出会い不倫関係になります。美容好きの芳樹さんのために、美顔器やエステ代を出してあげるなど、次第に貢ぐようになっていったそうです。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか。アイドル時代の話をしない彼「芳樹くんとの交際は、まるで男性アイドルを追いかけていた頃の自分を思い出すようで楽しかったですね。今は活動していないとはいえ、まるでアイドルを一人占めをしているような感覚でした。ただ、何度聞いても、アイドルをしていた頃の話をしてくれなくて。“恥ずかしいから”といって、活動していたときの名前やグループ名などを教えてくれないんです。ある日、追っかけ時代から親しくしている友人・絢子ちゃん(仮名)と会い、芳樹くんの話になりました。絢子ちゃんは私よりも断然アイドルに詳しく、幅広い世代に精通しています。もしかしたら、芳樹くんのことを知っているかもしれないとも思ったんですが、“知らない”と言われました。“気になるから調べてみるね”とのことでした」彼に浮上した疑惑「後日、絢子ちゃんから連絡が来ました。周辺の人たちから情報を集め、“芳樹くんについて詳しいことが分かった”と言うのです。芳樹くんは、ある地下アイドルグループの一員でしたが、加入して1か月ほどで辞めていたそう。その理由は、ファンに手を出したから。しかも一人ではなく、数人に。おまけに金銭トラブルも起こしていた疑惑まであり、脱退を余儀なくされたようでした。ほかにも、年齢を詐称しているのでは?とも言われていたとか。絢子ちゃんからは、“気を付けたほうがいいかも”と言われてしまいました」疑惑の真相「絢子ちゃんからの情報を聞いて、私も少し疑いの目を持つようになりました。ただ、本人に直接真相を聞くことはできません。そこであるとき、二人でホテルに行ったとき、芳樹くんがシャワーを浴びている隙にバッグから財布を取り出し、中身を覗いてみました。入っていた運転免許証を見ると、聞かされていた生年月日と違いました。私の5歳年下と言っていたはずが、実際は5歳年上。なんと、10歳もサバを読んでいたのです」普通の主婦に戻ろうとしたが…「私よりも5歳年上で、あの若々しい見た目とは、ちょっと驚きでした。とはいえ、こうなると絢子ちゃんの言っていたファンとのトラブルや金銭問題も事実なのかもしれないと思い始めて…アイドルの頃の話を避けるのも合点がいきました。そこからは何もかもが怪しく思えて、不信感が湧き上がりましたね。次第に、アイドルのように見ていた芳樹くんのことも普通の一般人と変わらないように思えて、気持ちも離れ、連絡を取らなくなりました。交際期間は半年間程度。早く過ちに気付いてよかった、普通の主婦に戻ろう…と思っていたときでした。夫から、“不倫してるだろう”と言われたのです。夫は、私が美容グッズなどをいくつも購入していることに気付いたようでした。でもそれは芳樹くんへのプレゼント用。自分で使っている様子もなく、家にも見当たらないことから、何かがおかしいと感じたのでしょう。そして、興信所に依頼して調べたところ、不倫がバレてしまったのです。その後、私たちは離婚。子ども親権も失い、独り身です。なぜあんな風に燃え上がってしまったのか…今思えば後悔しかありません」“アイドル風の彼と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。かつての趣味が災いし、家庭を失ってしまったようです。当然ながら、“推し活”と不倫はまったくの別物。安易な行動により、取り返しのつかない事態になることは避けるべきでしょう。©buritora/Adobe Stock©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月10日思わぬ相手と不倫関係に堕ちてしまうこともあります。真琴さん(仮名・32歳)はかつて、“アイドル風”のイケメン男性と不倫関係になってしまったそう。当時いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。カフェで出会ったアイドル風の彼「私には娘がいます。まだ幼稚園に通っていたころ、そこで知り合ったママ友たちと、たまにランチやお茶をすることがありました。あるとき、ママ友たちでカフェに入ったんです。オシャレな雰囲気で、働いているスタッフたちも、今どきの小綺麗な印象を受けました。そのスタッフのなかにいた一人の男性に、私は心惹かれました。彼は小柄で細身で、色白で目がクリクリッとしていて、まさに美青年という印象。実は私は、かつてアイドル好きで、追っかけをしていたこともあり、そういう雰囲気の男性に弱いところがありました」一人でカフェに通うようになり…「私は昔から男性アイドルが全般的に好きだったのですが、出産をして子どもができると、頻繁にライブに行くこともなくなりました。毎日が忙しくて、アイドルに目を向けることもなくなっていったんです。でも、娘が幼稚園に入り、少し時間に余裕が持てるように。そのタイミングで、まるでアイドルのような出で立ちの彼と出会ったわけです。彼のことが気になった私は、何度か個人的にカフェを訪れ、思い切って声をかけました。彼の名前は芳樹くん(仮名)。会話も交わすようになり、年齢は私よりも5歳下であることが分かりました」二人で食事に出かけたあと…「SNSを検索し、芳樹くんのアカウントを発見。見てみるとやはりオシャレでカッコよく、アングルなども凝った写真が多かったです。以前、好きなアイドルのSNSを必死にチェックしていた頃を思い出してドキドキしました。私はたまらず、DMを送りました。“いつもカフェで見かけています”と、丁寧な挨拶を添えると、“嬉しいです”と返信が来ました。さらにLINEのIDを聞き出し、そちらで連絡を取るように。そして、“いつも元気をもらっているからお礼がしたい”という名目を添えて、食事に誘いました。初めて二人で会い、今までできなかった話をしました。するとなんと、芳樹くんは、かつてアイドル活動をしていた時期があると言うのです。それを聞いて、一気にテンションが上がりました。そして勢いのまま、私のほうからホテルに誘ってしまったんです」彼にプレゼントを捧げて「芳樹くんとは、それからも関係を続けました。芳樹くんの仕事が休みで、娘が幼稚園に行っているあいだの限られた時間しか会えませんでしたが、とても幸せでした。かつて追いかけていたアイドルを、一人占めしているような気分でしたね。そんなある日、芳樹くんと美容の話題になりました。そこで芳樹くんが、“欲しい美顔器がある”と言うので、私がプレゼントしてあげることにしたんです。ほかにも、いくつかの高級美容器具をプレゼント。さらに、“エステも行ってみたい”と言うので、私がお金を出してあげました。私としては、芳樹くんが可愛くキレイでいてくれることがとても嬉しかったので、お金を出すことに対してまったく抵抗はありませんでした。まるで“推し活”の延長線のような感覚で、罪悪感もなく不倫にハマってしまったんです…」“アイドル風の彼と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。かつて自分が追い求めていたような男性と出会い、関係を深めることになるとは思いもよらなかったのでしょう。しかし、それは幸せなことではなく、不倫は決して許されないことであると認識しなければなりません。©kapinon/Adobe Stock©ocean_nikonos/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月10日李奈さん(仮名・31歳)は、実家が裕福な春幸さん(仮名)と結婚し、義両親と同居を始めました。義弟の妻である彩芽さん(仮名)とも親しくしていましたが、あるとき義弟の不倫を告白されたそう。それを義母に相談したところ、義父も不倫をしていたことが判明。「この一族は女性問題を起こしやすい」とまで言われ、耐えるように諭されてしまいました。さらに、夫からも不倫をしていた事実を聞かされ、悪気のない様子に唖然とした李奈さん。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか…。夫の女性関係「夫も不倫をしていたという事実を知ってから、私は気になって仕方なくなり、あるとき夫のスマホを覗いてしまいました。LINEのやり取りを見ると、確かに不倫相手と思われる女性の存在が。その人は、義父が経営する飲食店で働く女性社員のようでした。やり取りをさかのぼると、夫の言う通り、すでに関係は終わっているように見えました。しかし、夫がやり取りをしているのはその女性だけではなかったんです。ほかにも数名を食事に誘っており、今にも不倫関係が始まりそうな雰囲気が漂っていました。ここまでくると、もう不倫を食い止めるのは正直難しいと思いましたね。夫の女性関係を完全に清算することは無理だろうと判断したんです」夫の家族への復讐「私は状況を彩芽さんに伝えました。彩芽さんも、義弟が不倫をやめる気配がなくて胸を痛めているようでした。再び義母に相談をしても、義母の姿勢は変わらず。“耐えるしかない”“毅然としているべきだ”と言うばかりです。そこで私は、離婚を決意しました。ただ、このまま別れてしまうのはどうも納得がいきません。なんとかして、義実家にひと泡吹かせてやりたいと思いました。私の思いを彩芽さんに相談すると、彩芽さんも離婚を考えているとのこと。そこで、二人で協力して義実家に制裁を与えようという話になりました」復讐の実行「彩芽さんと私は、この一家の男性たちが不倫をしているという事実を公表しようと考えました。近所の人たちと挨拶をする際に少し会話を交わし、“悩んでいることがある”と言うと、だいたい話を聞いてくれました。そこで、夫が不倫をしているということをそれとなく匂わせたんです。特にゴシップ好きの人には、一家の内情を詳しく報告。すると、またたく間に噂は広まりました。噂は義母の耳にも入ったらしく、一度注意を受けました。ですが、こちらはもう覚悟を決めています。“今の状況には耐えられない”と伝え、“離婚しようと思っています”と明言しました」最後に得をしたのは…「夫とも話し合い、離婚が決まりました。慰謝料やそのほかの手続きを済ませたあと、同居を解消して家を出て、私は独りの身となりました。その後も、私たちが広めた噂がさらに飛躍してしまったようで、義実家の人たちは近所から白い目で見られるようになり、肩身の狭い思いをしているそうです。彩芽さんはというと、なんと離婚せずに結婚生活を続け、私が義実家を出たあと代わりに義実家に住み始めたそう。そして、一家の面々が意気消沈するなか、むしろ堂々と振る舞うようになったようです。結局、大人しいと思っていた彩芽さんが一番肝が据わっていたのでしょう…。」“義両親と同居したあとに夫の不倫が発覚した妻の告白”をご紹介しました。不倫は人を傷つける行為です。何があっても許されるはずがなく、それを受け入れるように促すことは大きな間違いと言えます。李奈さんの元夫やその家族が恨みを持たれて復讐を受けたのは、当然の報いなのでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©oka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月08日結婚したのち、相手の家族と一緒に暮らす選択をする人もいるでしょう。李奈さん(仮名・31歳)も、かつて結婚後に相手家族と同居した経験があるそう。同居によって義実家の異常さを知り、ある悲劇に見舞われたと言います。当時の状況を詳しく伺いました。実家が裕福な彼と結婚「夫の春幸(仮名)とは、独身時代に友人が開いた飲み会で知り合い、交際を始めました。彼の父親は数店舗の飲食店を経営する会社の社長。いずれは自分がそれを引き継ぐと言っており、いわゆるお金持ちのボンボンでした。付き合ってからはトントン拍子に進み、結婚に向けて準備を進めることに。ある日、結婚後の住まいについて話していたときのこと。マンションを買うという選択肢もありましたが、“よかったら実家で暮らさないか”と夫が提案してきたんです」同居を決意した理由「結婚前、初めて夫の実家を訪問した際に、義父母が出迎えてくれました。義父は、経営者らしく頭が切れる印象で、穏やかで紳士的な人でした。義母も柔和でとても優しく、一方で芯が通っているような印象を受けました。最初は一緒に住むことに若干抵抗はあったものの、義両親に対して悪い印象がまったくなかったですし、住宅ローンの心配がないことにもメリットを感じたので、私は同居の提案を受け入れることにしたんです。義実家の近所には夫の弟夫妻も住んでいました。私は義弟の妻の彩芽さん(仮名)とも親しくしていたので、彩芽さんが近くにいると思うと心強かったですね」義妹からの告白「彩芽さんは可愛らしい女性で、姉妹のように仲良くなりました。義実家に引っ越してきてからしばらく後、二人でランチに出かけたとき、彩芽さんからある相談を受けたんです。彼女は、“夫が不倫している”と言いました。既に事実は確認済みで、義弟も不倫を認めているとのこと。私はとても腹が立ち、“お義母さんに相談しよう”と持ちかけました。義母から注意してもらうことを提案したのです。そして、彩芽さんと一緒に義母のもとへ向かい、事情を話しました。すると義母は、“そのくらいで動揺していちゃダメよ”と、諭すように言いました。そして義母は“私も経験済みだから”、と。ようするに、義父も不倫をしていたというわけです。挙句の果てに、“この一族は女性問題を起こしやすい”“だからあなたたちも耐えなさい”と、彩芽さんだけでなく私まで義母から注意を受けたのです」不倫を“当たり前”だと思っている一家「夜に夫が帰ってきて、その日にあったことを伝えました。おかしくない?と尋ねると、“そうかな”と意に介していない様子で、“まぁ不倫なんて皆してるんじゃない?”と言ったのです。私は唖然としました。そこで、“もしかして…?”と恐る恐る尋ねると、夫は“したことないって言ったら噓になるかな”と答えたんです。さらに問い詰めると、“少し前までしていたけど、今はしていない”と、不倫の事実をあっさりと認めました。そのときにハッキリと、この一家はおかしいのだと気付きました。不倫する男性陣に、それを受け入れるよう促す義母。義実家の異常さに気付いた途端、結婚は失敗だったのかもしれない…と思いましたね」“義両親と同居したあとに夫の不倫が発覚した妻の告白”をご紹介しました。男性が不倫をすることは仕方ないという、歪んだ考えがまかり通った家族。結婚する際は、相手だけでなく、相手の家族についても慎重に見極めなくてはいけないようです。©arc image gallery/Adobe Stock ©maru54/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月08日友人からのタレコミによって夫の不倫が発覚し、幸せだった結婚生活が一変した真由さん(仮名)。必死に謝る夫に免じて「離婚はしない」と決めたものの、夫のスマホやSNSを詳しく調べるうちに、衝撃の事実が発覚したそう。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫の不倫に苦しんだ30代妻の壮絶体験をご紹介します。夫の不倫相手のSNSを発見!真由さんが夫のSNSからたどると、すぐに不倫相手のアカウントが見つかったそうです。二人は仕事関係で知り合ったらしく、不倫相手が夫より年下であることも判明。真由さんは「見ないほうがいいのかな」と迷いつつも、「でも、私には事実を知る必要がある」と考え、不倫相手のSNS投稿を遡ってすべてチェックすることにしたそうです。「不倫相手のSNSを見てみると、夫とのデートやプレゼントを匂わせる最近の投稿を見つけました。既に夫との関係は切れているはずですが、SNSを見ているとまだ続いているような投稿もあって、そのときから私は夫に不信感を持ち始めました」モヤモヤを晴らすためにSNSをチェックしたのに、不倫相手のSNSを見つけたことによって、さらにモヤモヤが募ってしまったそう。そこで真由さんは、夫の不倫を知らせてくれた友人のAさんに相談してみることに。すると、Aさんからは「絶対に離婚したほうがいい」と強く言われ、真由さんの心は大きく揺らいできたそうです。信じていた友人の裏切りを知り人間不信に「ですが、その時点では離婚する勇気も気力もなかったので、とりあえず夫と不倫相手の関係がまだ続いているのかを探偵に調べてもらうことに決めました。2週間後に届いた報告書によると、実は夫と不倫相手の関係はまだ切れていなかったことが発覚したんです…」真由さんが夫を再び問い詰めると、夫から「自分は出来心からの遊びだったが、彼女のほうが本気になっていて、なかなか切れないでいる」と打ち明けられたとのこと。そこで真由さんは、不倫相手の女性も交えての話し合いを夫に提案し、きっぱり関係を解消させることにしました。「私と夫、不倫相手の3人で話し合いを行い、その場で不倫相手には夫との関係を断ち切る旨の念書にサインをさせました。その後、ようやく夫は不倫相手と縁が切れたようでした。すべてが終わってから、後日ほかの友人たちに顛末を話すと、驚くことにみんなすでに知っていたと言うんです。なぜ?と思ったら、なんとAさんが共通の友人たちに面白おかしく話していたことがわかりました…」周囲の人たちから、「『早く離婚をすればいいのにだらしない』とAさんが笑っていた」と聞かされ、「Aさんとも縁を切ったほうがいい」と助言を受けて愕然としたそうです。「私がAさんに嫌われていたのか、Aさんが夫を狙っていたのか…理由まではわかりませんが、この件をきっかけに、私は夫のことも友人のことも信用できなくなってしまいました。とりあえず今は育児と仕事に集中していますが、もう少し子どもの手が離れたら離婚も考えたいと思っています」夫の不倫を知るだけでも大きな負担となるのに、さらに周囲の人間関係にも問題を抱えれば、妻のストレスは計り知れません。デリケートな話題を相談するときには、親身になってくれる身内や親友にだけ打ち明けるなどして、無用な噂話の対象にならないように注意すべきでしょう。©kei907/Adobe Stock ©健二 中村/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月06日愛妻家で子煩悩な夫でも、妻に隠れて不倫をしているケースがあります。30代の真由さんも夫の不倫を知り、心の底から驚いたひとり。不倫を反省する夫に免じて一度は「離婚はしない」と決めたと話す真由さんの壮絶な体験を、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。友人からのタレコミで夫の不倫を知り…真由さん(仮名)は、結婚5年目で夫の不倫が発覚。夫との共通の友人であるAさんから「あなたの夫、不倫しているみたい」と予想外のタレコミがあり、衝撃を受けたと振り返ります。「夫が不倫をしていると聞いても、驚きしかありませんでした。というのも、うちの夫は家庭をないがしろにしたことはなく、私や子どもへの愛も感じていたので、とにかく『まさか』という心境だったんです。タレコミをきっかけに夫を問い詰めてみると、残念なことに夫の不倫は事実でした。ですが、ほんの出来心なのだろうと思い、離婚は考えませんでした。それに、不倫がバレたときに夫は必死に謝り続けていたので、そんな夫に免じて今回は不問にすることに決めたんです」その後、夫の不倫について知らせてきた友人のAさんに、「夫を許すことにした」と伝えたとのこと。まわりの人たちに心配をかけたくないという思いと、真由さんの“ちょっとしたプライド”もあって、「別にこれくらいなんともない」と、他人の前ではまったく傷ついていないふりをしたと言います。「今思えば、随分と強がっていたなぁと自分でも思います。Aさんの前では、『うちの夫に不倫できる度胸があったとは、びっくりだよね』などと冗談を言って、私は必死にプライドを保っていましたね。けれど、心の中ではずっとスッキリしないものを抱えていました」平気なふりをしてもモヤモヤは晴れなくて…夫の不倫を知ってから、真由さんは夫をもう一度信じようとするものの、内心はモヤモヤが晴れない日々を送っていたとのこと。そして、不倫発覚時は怖くて調べていなかった夫のスマホやSNSが妙に気になり始めてしまい、夫の女性関係を詳しく調べるようになったそうです。「当時の私は平気なふりをしていましたが、内心ではかなり混乱していて、正常な判断ができていなかったように思います。『離婚はしない』と決めたのなら見て見ぬふりをすべきだったのか、それとも、夫の不倫についてもっと早く調べるべきだったのか…。今でもどの選択が最善だったのかはわかりません」夫の不倫が発覚したとき、自分のプライドや周囲への強がりから平気なふりをしてしまう人は少なくありません。しかし、あとになってから「もっと素直に周囲の助けを借りればよかった」となれば、一生忘れられない後悔を生むことに…。配偶者の不倫を知ったときは、自分が納得できるやり方で解決を図るほうが、モヤモヤとした気持ちを早く収束させられるのかもしれません。©kei907/Adobe Stock ©garage38/Adobe Stock文・並木まき
2023年09月06日彩音さん(仮名・32歳)は、娘の通っている幼稚園の水野先生(仮名)と不倫関係に。土日は娘が習いごとのため、夫の将司さん(仮名)が車で送り迎えをしており、その時間を利用して密会を繰り返していたと言います。水野先生とのツーショット写真を娘に見られてしまいますが、夫にバレないようにごまかしながら、密会を重ねた彩音さん。その後、いったいどんな結末を迎えたのでしょうか。夫と娘が出かけている隙に「以前から、娘がずっと行きたがっていたテーマパークがあったんですね。そこで次の土曜日に、娘の習いごとが終わったあと、夫が娘をテーマパークへ連れて行くという話になりました。となると、私が一人になる時間がいつもよりも長くなることに。それを水野先生に伝えると、ドライブに行こうという話になったんです。車で出かけた先で、ホテルで少し休んで帰ってくるというプラン。デート当日、待ち合わせの場所に指定されていた駅前で、私は水野先生が来るのを待っていました」気付かなかった重大なミス「しばらくして水野先生がやってきたんですが、車じゃなかったんです。レンタカーを借りる予定だったものの、寝坊してしまい、とりあえず待ち合わせ場所に来たそう。今から一緒にレンタカーを借りに行こうという話になりました。少し先の駅に二人で向かい、レンタカーを借りて乗り込みました。近くにあったコンビニで食べものなどを購入し、いざドライブがスタート。しかし、私は大きなミスをおかしていることにまだ気付いていませんでした。その場所は、娘の習いごとであるバレエ教室からほど近い場所にあったのです…」夫に嘘を見破られ…「水野先生とのドライブを終えて帰宅すると、すぐに夫たちも帰ってきました。娘は夫におんぶされていて、遊び疲れてクタクタの状態。私は娘をベッドに寝かせて、何か軽く料理でも作ろうと立ち上がりました。すると夫が、“今日一緒にいたの、誰だよ”と言ってきたんです。その瞬間、私の鼓動は一気に早くなりました。娘がレッスンを受けているあいだ、夫は外に出て待っていたようなんです。そこで、コンビニで車に乗る私の姿を見かけたようでした。“大学時代からの知り合い”と答え、“急に連絡がきて、出かけることになったの”と言い、伝えていなかったことを謝りました。ところが夫は、“それは嘘だね”と言い返してきたんです」妻の誤算「夫はスマホを取り出し、画面を私に見せました。画面に映されていたのは、水野先生と私の姿でした。夫が娘に写真を見せると、“ママと仲良しの水野先生だよ”と言われたそうです。そこで、夫のなかでいろいろなことが繋がり、状況をすべて理解したようでした。夫は、“水野先生が男性だったとは…”と言い、先生と不倫してるとは、と呆れたように呟きました。この一件は幼稚園にも伝わって、やがて水野先生はほかの園に移ることに。そして、私の娘も転園を余儀なくされました。夫とは話し合いの末に離婚することになり、当然ながら夫は私に対して慰謝料を請求。貯金がなかったので、実家に借金をして支払いました。さらに私は長いあいだ専業主婦で、すぐには収入を得る術がないということもあり、親権は夫側に委ねられてしまいました。娘には月に1回会えることになっているものの、だいぶ間隔が空くようになってしまい、今はほとんど会えていない状況です。今は不倫したことを後悔する毎日を過ごしています」“幼稚園の先生と不倫をしていた妻の告白”をご紹介しました。一度の過ちにより、大事な娘と会うことすらままならなくなってしまったようです。多くのものを失い、大きな代償を支払ったことでしょう。もうかつての日々が戻ってくることはないでしょうが、この件を機に、まっとうな道を歩んでほしいものです。©Mai/PIXTA(ピクスタ) ©takeuchi masato/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年09月03日不倫に発展する出会いのなかには、意外な場所での出会いもあるでしょう。彩音さん(仮名・32歳)もかつて、ある出会いによって不倫関係に堕ちてしまった一人です。当時何があったのか、詳しく話を伺いました。幼稚園の先生に惹かれ…「娘が通う幼稚園の先生が気になるようになったのは、ひょんなことがきっかけでした。私の娘がママ友の子どもに借りたクレヨンをなくしてしまったことがあり、トラブル解決のために対応してくれたのが、水野先生(仮名)という若い男性の先生。物腰が柔らかく優しくて、娘もよくなついていました。水野先生が丁寧に対応してくれたおかげで、ママ友とのトラブルも穏便に解決。その一件から私は、なんとなく水野先生を意識するようになったんです」教室で二人きり「幼稚園のクラスで保護者会がおこなわれた日のこと。終わって帰宅している途中、私は忘れものをしていることに気付き、教室に引き返しました。するとそこには、片付けをしている水野先生がいました。話をしてみたいという思いがあったので、私にとっては願ってもないチャンス。片付けを手伝いながら会話を交わしました。10分程度でしたが、年齢が私の3つ下であること、出身地や家族構成などプライベートなことも知ることができました。そして、何かあったときのためにと電話番号を交換。水野先生のことがいっそう気になるようになりましたが、電話をかけることはできず、とりあえずその日はメールだけ送りました」先生と密会を重ねる不倫関係に「何度かメールでやり取りを交わし、思い切って食事に誘ってみました。水野先生の返事は、まさかのOK。土日は娘が習いごとをしていて、夫の将司(仮名)がいつも送り迎えをしてくれていたので、そのタイミングを狙って水野先生と食事に出かけました。食事での席では会話が弾み、水野先生から“彩音さんのような女性が好みのタイプ”だと打ち明けられました。私は嬉しくてたまらず、食事のあとで流されるままホテルに行ってしまったんです……。そして、その日以降は土日を利用して密会を重ねました。そんな日々を続けていたある日のこと。娘が私のスマートフォンをいじっていたとき、アルバムにある水野先生との2ショット写真を見られてしまったんです。“先生とママは仲良しなんだね”と無邪気に言う娘に対し、“パパには内緒ね”と優しく釘を刺しました」娘に写真をバラされたものの…「ある日の家族団らん、幼稚園の話題になり、夫が“幼稚園で誰と仲がいいの?”と娘に尋ねました。娘は何人かの友だちの名前を挙げたあと、“水野先生とも仲がいいよ”“ママも先生と仲良しだよね”と言ったのです。さらに、“ママと先生の写真もあるんだよ”とまで。娘の思わぬ爆弾発言に、私は心臓がバクバクするほど焦りました。ですが、夫は幼稚園の状況に詳しくありません。水野先生という名前だけでは、男性とは気付いていなかったようなんです。私は適当に話をはぐらかし、“話が合って意気投合したんだ”と、どうとでも捉えられるような言葉を返しました。夫は特に疑っている様子はありませんでしたが、しばらくはドキドキする日々が続きました。私はそのスリルすらも楽しむようになり、水野先生との密会を続けてしまったのです…」“幼稚園の先生と不倫をしていた妻の告白”をご紹介しました。写真の存在がバラされたタイミングで関係を解消していればよかったものの、スリルを求めて密会を続けた彩音さん。人間の欲望は果てしなく、本当に痛い目を見るまで罪をおかし続けてしまうのですね。©siro46/PIXTA(ピクスタ) ©shimi/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年09月03日不倫をしていることがパートナーにバレれば、大変な状況になるでしょう。なんとかしたいと考え、周囲に助けを求めることもあるようです。今回は“不倫している友人からの助けを求めるLINE”について、経験のある男女に話を聞きました。「昨日会ってたことにして!」「あるとき、既婚者の友人から急に、“昨日会ってたことにして!”とLINEが届きました。彼女に理由を尋ねると、昨日男性と会っていたそう。帰りが遅くなり、夫からの連絡も無視していたため、不倫を疑われていると……。言い逃れるために、私と会っていたことにしてしまったそう。私は仕方なく、彼女のお願いを聞き入れました。彼女から、あとで私に電話がかかってきました。おそらく彼女の夫は近くで聞いていたのでしょう。昨日会っていたような話をされ、その内容に合わせて返事をしていました」ミカ(仮名)/29歳アリバイ作りに加担させられたわけです。不倫の片棒を担いているような気持ちになったことでしょう。「このLINEは夫に見られてる」「不倫をしている友だちから、“このLINEは夫に見られてる”とメッセージが届きました。さらに、“しばらく連絡取れないかも”と。それに対して返信をしたけど、応答なし。しばらくして彼女に会う機会があり、当時の状況を聞きました。すると思った通り、彼女の夫に不倫を疑われ、LINEを覗かれそうになったそう。そこで、危険なLINEはすべて削除してしまったようでした。そのせいで、しばらく連絡が取れなくなったわけです。私も、変なLINEを送らなくて良かったです」マイ(仮名)/31歳不倫のバレそうなLINEをすべて消去して、証拠隠滅を図ったんですね。とりあえず親しい友人だけには、状況を伝えておきたかったのでしょう。「証言して欲しい」「僕には、親しくしている友人夫婦がいたのですが、ひょんなことから夫のほうが不倫をしている事実を知ってしまいました。あるとき、彼が妻に不倫を疑われてしまったようで、僕にLINEが来ました。“誤解だと証言して欲しい”と言うのです。僕から伝えれば信じてくれるだろうと……。ただ、僕は2人とも知り合いだし、嘘はつきたくなかった。だから、“それはできない”と断ってしまったんです。以来、音信不通に。あのときの決断は間違っていたのかと、今でも悩みます」ケン(仮名)/33歳夫婦2人ともが知り合いだと、どちらか一方の肩を持つということも難しいはず。非常に悩ましい立場ですね。「やめたいけどやめられないの…」「私の友人の女性が、数年前に不倫をして、それが彼女の夫にバレました。一度は許してくれたものの、“次はない”と言われていたそう。にもかかわらず、彼女はまた同じ過ちを繰り返してしまったようで、“どうしよう”と相談するようなLINEが届きました。まだ夫にはバレていなかったので、私は不倫をやめるようにLINEで伝えました。すると彼女から、“やめたいけどやめられないの……”と悲痛なLINEが。とりあえず今もバレてはいないようですが、時間の問題でしょうね」エミリ(仮名)/29歳不倫が常習化してしまっているのでしょうか。友人にLINEで相談して、解決するような問題でもなさそうです。“不倫している友人からの助けを求めるLINE”をご紹介しました。自分が始めた不倫に関して、助けを求められても対処に困るもの。片棒を担げば、自分の信頼があやうくなってしまう可能性もあるでしょう。せめて巻き込まないでもらいたいものですね。©perfectlab/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年09月01日元カレと再会して復縁し、結婚を見据えた真剣交際をしていたはずの30代・実里さん(仮名)。しかし彼の妻を名乗る女性から電話がかかってきたことで、状況は一変します。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、実は既婚者だった元カレとの復縁で不倫に足を踏み入れてしまった女性のエピソードをお届けします。彼の妻が会社の前で待ち伏せ「彼の妻(Aさん)を名乗る女性からの留守電を聞いてみると、『話し合いがしたい』『夫が不倫しているのはわかっている』『穏便に済ませたいので、今日あなたの会社の前で待っているから時間を作ってほしい』という内容が残っていました。まさか彼に妻がいるなんて思ってもいなかったのでびっくりしてしまい、すぐに彼に電話やLINEをしました。でも、まったく連絡がとれなくて…。Aさんは私の職場も知っている様子。待ち伏せをしてまで話をしにくると言っている以上、逃げないほうがいいなという気がしたので、彼女が指定した時間に会社の前に行ってみたんです」彼の妻から聞いた衝撃的な真実実里さんは、Aさんと勤務先近くの喫茶店で話をすることに。そこでAさんから、彼にまつわる衝撃的な真実を聞いたと振り返ります。「彼とAさんは結婚5年目に入っていました。私と別れたあと、すぐに付き合って結婚したのがAさんだったようです。Aさんによると、彼は不倫の常習犯だったそう。仕事も安定せずに転職を繰り返し、年に何度か不倫の兆候がある夫に対して、Aさんは離婚をするか迷った時期があったそうです。迷っているうちに妊娠がわかり、ひとまず子どもが生まれてくるまでは離婚をしない方向で頑張っていたと話していました。ですが私との不倫がわかり、Aさんはかなり動揺したらしいです」Aさんは、彼が既婚者であることを実里さんが知らなかったと理解してくれたそう。そして「慰謝料の請求はしない。ただし、二度と彼とは連絡を取らないでほしい」と念を押され、実里さんは了承したそうです。「Aさんは私を罵るわけでもなく淡々とした様子で、『出産前に家庭内の揉めごとは避けたいから協力してほしい』というスタンスでした。話をしていて、Aさんも被害者だと思いましたし、私自身が不倫に加担していたことも忘れて同情していまいました。そしてAさんからは、『慰謝料を請求しない代わりに、今後彼と離婚の話を進めるにあたって、不倫の証拠が必要になったときには協力してほしい』とお願いされたんです。彼が妻の出産前に不倫をするような人だったんだとわかった途端、私の気持ちはスーッと冷めていましたし、不誠実すぎる彼に対して許せない気持ちが強くなっていたので、私はAさんの申し出を受け入れることにしました」そして今、出産を終えたAさんは離婚に向けて準備を開始したそうです。彼の不倫の証人になる話について、今のところ具体的な依頼はきていないそうですが、いつでも動けるように実里さんはAさんと連携を続けているそうです。「想定外の結末でしたが、不倫をするような男性は絶対に許せません。今回はAさんが理解ある人だったので私への慰謝料請求はありませんでしたが、相手が違えばもっとドロ沼になっていたかもしれませんよね。彼にはしっかりと償いをしてもらいたいと思っています」実里さんのように、妻が不倫相手とタッグを組む話は極めて稀でしょう。隠れ既婚者と交際し、既婚だと知ったあとも関係を続けてしまってドロ沼へと進む話は後を絶ちません。交際している相手に少しでもおかしな点や不可解な行動が見受けられれば、きちんとチェックをしてから交際を進めたほうが安心です。©ノンタン/PIXTA(ピクスタ) ©USSIE/PIXTA(ピクスタ)文・並木まき
2023年08月27日昔の恋人と再会し、よりを戻すこともあるでしょう。相手が独身であれば何の問題もありませんが、相手が既婚者であることを伏せているケースも…。実里さん(仮名)も、相手が既婚者だと知らずに復縁してしまったそう。思いがけず不倫へと足を踏み入れてしまった30代女性の悲惨なエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。旧友が主催したプチ同窓会で元カレと再会30代の実里さん(仮名)は、旧友が主催した同窓会で昔の恋人と再会。未練があったわけではなかったのに、「やっぱりいいかも」とときめいてしまい、その日のうちに関係を持ってしまったそうです。「彼と再会したのは、旧友がノリで開いた15人程度のプチ同窓会でした。彼と付き合っていたのは、別れた理由も忘れてしまうほど昔のことです。それまで特に思い出すこともありませんでしたが、同窓会で再会した彼はキラキラしていて、『こんなにイケてる男性だったっけ?』と不覚にもときめきました。彼も私に懐かしさを感じたようで、同窓会ではずっと隣の席を死守してくれていました。そして二次会の途中に、『このまま二人で抜けて、飲み直そうよ』と誘ってきたんです。彼の誘いに乗り、二人きりでたくさんお酒を飲んで、そのままホテルに行ってしまいました」結婚も視野に入れた復縁交際だったはずが…当時、実里さんは婚活をしていたわけではなかったものの、「いい人がいれば結婚したい」という思いは常にあったそう。元カレと復縁してからは、「この人となら結婚してもいいかもしれない」と感じたそうです。交際2か月目には、将来の結婚も視野に入れたお付き合いをしていたと話します。「二人のあいだで結婚の話題も出るようになっていたし、行動圏が似ていたこともあって、デートもかなり頻繁にしていました。だいたいは食事をしてそのままホテルに行き、翌日の仕事に備えて宿泊はせずに解散というパターンでしたね。毎週末ではないですが、休日もプチ遠出のデートをしたりしていて、お付き合いはかなり順調だと思っていました」ところが、そんな実里さんの幸せにかげりが見え始めます。「ある日、スマホに知らない番号から着信があったんです。私はスマホを仕事で使わないので、知らない番号から電話がかかってくることは滅多にありません。最初は間違い電話かと思いましたが、着信は一度だけではなく何度もかかってきていて、さすがに怖くなりました。そのまま放置していると、留守電は残っているものの、何かメッセージが入っているわけではなく…。誰かにストーカーされる覚えもなかったですし、相手が誰なのかまったく見当がつかなくて不気味でした」ある日、いつものように知らない番号から電話がかかってきて、実里さんが出ずに放置をしていると、初めて留守番電話にメッセージが残っていたそう。そのメッセージを聞いた実里さんは、驚きの真実を知ることになったのです。「留守電のメッセージは、“彼の妻”を名乗る人からでした。そこで初めて、私は彼が既婚者だと知ったんです。“夫が不倫しているのはわかっている”という言葉に唖然としました…。将来を見据えた交際だと思っていたのは、私だけだったんです。」既婚者であることを伏せて、昔の恋人に近づく男性もいます。共通の友人との交流が途絶えている場合は、相手が結婚したことに気づかないこともあるでしょう。少しでも「変だな」と感じるところがあれば、見過ごさずに身辺をチェックしたほうが安心です。©jessie/PIXTA(ピクスタ) ©プラナ/PIXTA(ピクスタ)文・並木まき
2023年08月27日恋人に浮気をされたら大きなショックを受けるだけでなく、もう二度と同じ目に遭いたくないと思うはず。明奈さん(仮名・31歳)もかつて恋人に裏切られ、さらに結婚後も同じような体験をしてしまったそうです。当時どんな様子だったのか、詳しく話を伺いました。元カレの裏切り「私は結婚する前、元カレと2年ほど付き合っていました。彼は容姿がいいこともあり、かなりモテる人で、いつも女性の影がチラついていました。私もある程度は寛容に構えていたんですが、1年ほどして浮気が発覚。ただ、そのときは彼も反省していて、すぐに謝ってくれたので乗り越えることができたんです。その1年後、やがて結婚も考えるようになったころ、また浮気が発覚しました。今度は彼も開き直っていて、“別れろと言うなら別れる”という態度をとられました。私は、本当に悩んで悩んで別れを決断しました」長い付き合いの男友だちからの告白「失意の底にいる私を救ってくれたのは、友人たちでした。学生時代から付き合いのあるメンバーで、いろいろと励ましてもらいました。すると、そのなかの一人の男友だち、祐介(仮名)が食事に誘ってくれたんです。二人だけで出かけるのは初めてだったかもしれません。そこでなんと、“好きだ”と告白を受けました。まだ失恋の痛手から立ち直っておらず、しかも長い付き合いの友だちからの告白に戸惑い、答えは保留に。でも、そのことを共通の友人に相談すると、“祐介は以前からそう言っていた”というので、気持ちに嘘はないんだと思いました。そして、2度目に二人で会ったとき、“俺は絶対に浮気なんてしない”と告白されて交際することに。その1年後に結婚しました」夫からの昇進報告「夫は営業職で仕事は忙しかったものの、なるべく早く退社をして、いつもまっすぐ家に帰って来てくれていました。あるとき、“主任を任されることになった”と昇進の報告が。夫の誠実さが仕事でも評価されたのだと、私もとても嬉しかったです。でも、そのぶん忙しさが増したようでした。以前よりも残業が増え、休日も接待のために毎週のようにゴルフへ。夫は、“もう少しすれば落ち着くから”と言うものの、なかなか忙しい日々からは解放されませんでした」宅急便の伝票に違和感をおぼえ…「夫は車を持っていたんですが、ゴルフに出かける際はお酒を飲むことも多かったようで、電車を利用したり友人の車に乗せてもらうことがよくありました。そういう場合、ゴルフバッグを予め宅急便で現地に送るんですね。あるとき、私が家にいるときに現地から送られてきたゴルフバッグの対応をしました。でも、伝票を見て違和感をおぼえました。送り先が、夫の言っていたゴルフ場の場所とだいぶ違ったんです。都内の、しかも繁華街のコンビニから送られていました。おかしいとは思ったんですが、そのときは何も聞きませんでした。ただ後日、同じことがもう一度ありました。よく考えると、確かに不審な点が多いなと。ゴルフの回数も、残業も多すぎる…。それから、夫の行動を注意深く見るようになりましたが、確固たる証拠は掴めませんでした。でも、やはり他に女性がいるようだという確信は強まるばかり。かつて元カレに浮気をされ、裏切られ苦しんだ記憶が蘇り恐怖しました。もう二度と、あんな思いはしたくなかったのに…」“誠実なはずの夫に裏切られた妻の告白”をご紹介しました。最初から誠実ではなかったのか、それとも月日が経つとともに考え方が変わってしまったのか…。いずれにしても、妻は心の底から夫を信じていただけに、そのショックは大きかったことでしょう。©Pangaea/MsKim/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年08月16日夏といえば、様々なイベントがあります。普段とは違う場所に出かけて、思いがけない出会いをすることもあるでしょう。涼花さん(仮名・33歳)も、かつてそんな出会いをして、不倫に走ってしまった経験があるそう。当時の状況を詳しく伺いました。ビアガーデンでの出会い「息子が小学校にあがり、習いごとなども始めて、少し時間の余裕ができるようになりました。そこで、学生時代の友人たちと4人で、ビアガーデンに出かけたんです。夏の夜風を浴びながらのビールは最高。とても楽しく気分良く過ごしていると、隣のテーブルに座っている男性グループに声をかけられました。私たちのなかには未婚の友だちもいたので、そういった出会いもあるかと寛容に受け止め、自然と交流をしていました。そのビアガーデンは、自分でサーバーにビールをつぎに行くタイプ。私がサーバーのコーナーにいると、さっきの男性グループのひとりが声をかけてきました。LINEを聞かれたので、深く考えずに連絡先を交換しました」夫と息子がキャンプへ行くことに「男性の名前は、大輝くん(仮名)と言い、年齢は私の2つ下で独身。爽やかなスポーツマンタイプで、好みのタイプでした。何度か、“飲みに行きましょう”と誘われましたが、タイミングが合わず…。息子が夏休みに入り、家にいる時間も増えるので、もうチャンスはないと思っていました。そんなとき、私の夫の裕則(仮名)が“家族でキャンプに行こう”と提案してきました。夫は仕事が忙しく、休日出勤などもよくあるため、普段は子どもと遊ぶ時間がとても少なかったんです。でも、私はアウトドアが苦手。その結果、夫と息子の水入らずで、二人でキャンプに行こうという話になったのです。二人が家をあける2泊3日のあいだ、突然私に自由な時間ができました」葛藤しつつもホテルへ…「夫と息子がキャンプに出発。私はというと、連絡を取っていた大輝くんと飲みに行くことになりました。家に誰もいないと思うと、気分がとても楽。大輝くんとの会話も楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。夜の11時ごろになり、彼が“旦那さんと子どもが待ってるよね?”と聞いてきました。そこで私は、今日は二人ともキャンプに出かけていて、家にいないことを告げました。すると大輝くんから、“ホテルに行こう”と誘われました。葛藤はありましたが、こんな機会はもう二度と訪れないかもしれません。私は、彼の誘いを受け入れました」声をかけてきた男性の正体「翌日、お昼前にホテルをチェックアウトしました。このまま別れるのも寂しく感じた私の様子を察したのか、大輝くんが“映画でも見に行く?”と言ってくれて、映画館へ向かうことに。上映まで少し時間があったので、併設されているカフェでランチをしました。途中で、彼がトイレへ。こんなにのんびり過ごすのは何年ぶりだろう……と考えていると、突然とある男性に声をかけられました。なんとその男性は、私が結婚前まで3年間付き合っていた元カレでした。私は、元カレに不倫現場を目撃されてしまったのです。あのときは、本当に頭が真っ白になりましたね……」“夫と息子のキャンプ中に不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。滅多にない機会だからと、羽目を外しすぎてしまったようです。その結果、知り合いに不倫現場を目撃されてしまうことに。悪事を働けば、何らかの形で返ってくるのです。©Graphs/ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年08月09日自分の夫が不貞行為をはたらいていたとしたら、許せるはずがありませんよね。相手を突き止めたり、証拠を掴まずにはいられないでしょう。麻沙美さん(仮名・32歳)もかつて夫に不倫をされ、徹底的に追い詰めようとしたそう。当時、いったいどんな状況だったのか詳しく話を伺いました。仕事復帰をきっかけにベビーシッターを利用「夫の幹人(仮名)は私の4歳上です。3年の交際を経て、結婚しました。きっかけは、私の妊娠でした。私は仕事が好きだったので、出産後に育休を経て職場に復帰。子どもは1歳になったばかりのころで、最初はお互いの両親に預けていました。でも、どうしても預けることができない日に、スポットでベビーシッターを利用することになったんです。とても助かったのと、子どももなついていたので頻繁に利用するようになりました。ベビーシッターは、藤島さん(仮名)という女性でした。私より2歳上で、大人しい感じの穏やかな雰囲気の人でした」リビングで談笑する二人「それからベビーシッターを利用するときは、藤島さんを指名するようになりました。最初の利用から、5~6回お願いして、1か月ほど経ったころです。私が仕事から帰ると、リビングのほうから話し声が聞こえてきました。夫が珍しく早く帰ってきていて、藤島さんと楽しそうにお茶をしていました。夫が、“俺が引きとめちゃったんだ”と言い、子どもも寝かしつけてくれたあとだったので特に不快には感じず、そのときは怪しいなんてこれっぽっちも思いませんでしたね」寝室の長い髪の毛「でも、その日をきっかけに、何度か同じことがありました。私が家に帰ると、夫と藤島さんが楽しそうに話をしているんです。なんとなく、違和感をおぼえ始めて…。そんなとき、床に藤島さんのものと思われる髪の毛が落ちていたのを見つけました。私はショートヘアで藤島さんがロングだったので、違いは明らか。それを枕元に置いてみたんです。夜になり、あたかも今見つけたかのように、“長い髪がベッドに落ちてたよ”と夫に見せました。そしたら、ビックリするぐらい夫が動揺を見せたんです。“藤島さんが子どもと一緒に遊んでいるうちに寝室に入っちゃったのかな”と、あたふたしながら言っていました」夫を尾行して…「髪の毛でカマをかけてからは、夫と藤島さんがリビングで話をしている姿を見かけなくなりました。ピタッとなくなったところが、さらに怪しかったです。それに、夫がスマホを触る時間が増えたように感じました。使用する際も、どことなく私に見られないようにしている素振りもあって。藤島さんと不倫をしているのではないかと、強く疑いました。そこで私は、休日に出かけていく夫のあとをつけてみました。でも、やっぱり尾行は難しい…。バレないように距離を取ろうとすると、すぐに見失ってしまうんです。何度か挑戦しましたが、うまくいきませんでした。そこで、また夫にカマをかけてみることに。“友だちに別のベビーシッター会社を勧められたから、変えてみようと思う”と伝えてみました。すると、“そんな必要ないだろう”と、“子どももなついてるんだし”と強く否定。やはり、不倫相手は藤島さんだと思いました。」“不倫夫を追い詰めた妻の告白”をご紹介しました。どんどんボロを出していく夫に、妻は確信を深めていったのでしょう。とはいえ状況が落ち着くわけではありません。たとえ不倫の証拠を掴んだとしても、傷ついた心が報われることはないのでしょう。©maroke/polkadot_photo/shutterstock文・塚田牧夫
2023年08月06日ひょんなことから、“推し”のバンドマンとLINEを交換することになり、やがて不倫関係となってしまった新婚の里奈さん(仮名)。夫に知られないように密会を重ねていましたが、事態は里奈さんの予想もしなかった展開へと進みます。推し活をきっかけに不倫へ堕ちた30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。推しからお金を要求され…「彼との密会はいつもホテルでした。はじめは相手がホテル代を払ってくれていたのですが、いつからか私が支払うように。今思えば、その頃の私は“推し”と会えることが嬉しくて、お金をいくら使っても気にならないほど浮かれていたんですよね。さらに彼が『機材が必要だから、ちょっとだけ助けてくれない?』と、お金の相談をしてくることも増えて、そのたびに私は、彼のためにお金を用意しました」推しから要求される額は里奈さんの月々の収入だけでは足りず、貯金を崩してお金を用意していたそう。しかしその貯金も底をつきはじめます。里奈さんから「もうお金を貸すのは無理」と伝えたところ、彼に激怒されたといいます。「『お金が出せないなら、もう会わない』と言われてしまい、その日から彼とは音信不通になりました。もともとバンドマンとファンの関係なので、金の切れ目が縁の切れ目みたいになっても仕方ないんだろうなって、自分を無理やり納得させましたね。夫に不倫を知られなかっただけでもラッキーですし、ひとときの良い夢だったと思うようにしました」突然突きつけられた不倫の証拠彼に会えなくなって失意の日々を送っていた里奈さんは、ある日突然夫から不倫の証拠を突き付けられてしまいます。「LINEの通知を見られた日から、夫は私を疑い、探偵を雇っていたそうです。反論できないほどの多くの証拠を突きつけられて、同時に夫からは離婚と慰謝料の支払いを主張されました。すでに彼との関係は終わっていたので、当初は『離婚したくない』と夫に許しを求めたのですが、夫の離婚意思は固く、結局は離婚することになりました」不倫相手への援助によって里奈さんの貯金はほぼなくなっていたため、今は実家に帰って働きながら慰謝料を分割で支払い続けているとのこと。推し活から不倫へと足を踏み入れたことにより、人生が大きく狂ったと後悔しているそうです。「推しのことは遠くから応援しているくらいでちょうどよかったんだと思います。愛されているつもりでいたけれど、彼はお金目当てで私に近づいていただけ。大事なものを失ってしまった今、なんであのとき不倫関係となってしまったのか、悔やんでも悔やみきれません」配偶者にバレないまま不倫を終えたつもりでいても、配偶者が不倫の証拠を掴んでいた場合は、離婚話へと発展することもあります。安易な気持ちで配偶者以外の相手と親密な関係になってしまえば、人生が大きく狂うきっかけとなるのは間違いありません。©RichLegg/Wiphop Sathawirawong/gettyimages文・並木まき
2023年08月02日“推し活”が、不倫のきっかけとなってしまった人もいるようです。ずっと応援していたバンドマンと不倫関係に至った女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫婦で憧れのバンドマンのライブへ30代の里奈さん(仮名)は、昔解散した“推し”のバンドが復活すると聞き、夫とライブに行くことにしたそう。里奈さんと夫は新婚で、夫も同じバンドのファンだったつながりで交際が始まり、ゴールインしました。「復活ライブは最高でした。ライブが終わって会場を出ると、しばらく歩いたあとに、夫が席に忘れ物をしたと言い出したのです。仕方がないので会場に引き返し、人が少なくなった会場の裏口あたりで私は夫を待っていました。すると、なんと推しのバンドマンが裏口が出てきて…。学生時代からずっと好きだったこともあって、私はその場の勢いで思わず声をかけてサインと写真をお願いしたんです」これまで里奈さんは熱心にそのバンドのライブに通っていたため、相手はなんとなく顔を覚えていた様子だったそう。サインをもらい、記念写真を撮ったあとも、少しの間バンドの昔の話などで盛り上がったのだとか。「そして、流れでLINEを交換することになりました。推しとLINE交換ができるなんて夢みたいな話で、本当に嬉しくて…。その日から私は推しとのLINEに夢中になってしまいました」推しからの誘いでふたりきりで会ってしまい…LINEで連絡を頻繁に取り合っていたある日、いきなり彼に「食事でもしない?」と呼び出された里奈さん。食事のあとに流れでホテルに行き、関係を持ってしまったのだとか。そしてその日から密会が増え、会うたびに体の関係を持ってしまう仲になったといいます。「推しと不倫を始めて1か月ほど経ったときに、家で夫とテレビを見ていたら私のスマホに彼からLINEが届いたんです。ディスプレイに名前が表示されていたので、夫がその表示を見て不審がりました。私は焦って『推しバンドの公式LINEだよ!』と咄嗟にごまかしたんです。その日のうちにLINEの通知設定を名前が表示されないように変更して、夫にバレないようにしなければと注意を払うようになりました。そのときは推しと繋がれたのが夢のようで、不倫している罪悪感よりも、彼との関係を諦めたくないという気持ちのほうが強かったのです……。」憧れていた人から食事に誘われれば、自分が既婚である立場も忘れて舞い上がってしまうこともあるでしょう。しかし、食事だけでなく肉体的な関係を持ってしまった時点で不倫であることには変わりません。©kokouu/Jena Ardell/gettyimages文・並木まき
2023年08月02日千穂さん(仮名・30歳)は同僚とのキャンプに参加した際、後輩社員の湯原さん(仮名)と急接近してキスをしてしまいます。千穂さんは既婚者、湯原さんは彼女のいる立場で、不倫関係へ堕ちることに…。その後、2人の関係はいったいどうなっていったのでしょうか。結末までを詳しく伺いました。隠し撮りをされて不倫発覚「湯原君との関係は、職場には知られないよう細心の注意を払いました。普段の接し方も変えないように気を付けていたんです。キャンプから3週間ほどして、上司から“ビアガーデンに行こう”と提案があり、部署のみんなで出かけました。そこで、酔った上司が私に絡んできました。“お前たちチュウしたんだろう?”と私と湯原君に言ってきて…かなり焦りました。慌てて否定すると、“ほら”と上司がスマホを見せてきたんです。そこには、焚火の前でキスをする私と湯原君の動画が映っていました。キャンプに参加した誰かが、隠し撮りをしていたのです」会社を辞めることに「その動画を見せられ、すぐにでも決断しなければならないことを悟りました。職場内に、湯原君との不倫関係が広まるのも時間の問題です。そうなると、夫へも伝わりかねませんから。私は湯原君との関係を断ち、職場も辞めることを決めました。そのことを湯原君に伝えると、“別れるのは仕方ないにしても、仕事を辞める必要はないのでは”と言われました。しかし、私の決意が固いことを伝えると、“それなら自分が辞める”と言ったのです。本気で言っているのが伝わってきて、ありがたくはあったのですが、自分の意志を貫くことにしました」夫に疑いの目を向けられ…「夫にも仕事を辞めることを伝えると、職場の環境が良くいい会社だと言っていたので驚いていました。そしてこのとき、私が職場で何かあったのではと感じていたらしいです。実は夫は、そのころの私の行動に不信感を抱いていたようで…。自分では気付きませんでしたが、男性の影を感じさせるような行動があったらしいのです。そこに今回の件が重なり、相手は職場の人間に違いないと思ったのだとか。夫は、自分なりに私の職場の人間関係について調べ始めました。SNSなどを検索したり信頼できる友人に相談したりして、情報を集めていたようです」キスの画像「数日後、夫に“これはなんだ”とスマホを見せられました。そこにはあの、私と湯原君がキスをしている画像が…。あの動画の一部が切り取られた画像で、私の顔にはモザイクがかかっていたものの、夫が見れば私だとすぐに分かります。実はそれは、湯原君の彼女が流出させたものでした。どういうルートかは分かりませんが、彼女は入手した動画を見て湯原君の浮気を知ったそう。激怒して、動画を加工してSNSに投稿したのです。それを夫と私の共通の友人が見つけ、夫にリーク。不倫の証拠として突きつけられてしまいました。私も観念して、不倫を認めました。話し合いの末に、私たちは離婚することに。職場を辞める話も進んでいたので、止めることはできませんでした。私は、出来心の不倫により多くのものを失う結果となりました」“後輩社員と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。動画を撮られていなかったとしても、いずれ不倫は発覚していたかもしれません。ひとつの過ちにより、順調な人生も一気に転落してしまうのです。©somethingway/Colin Anderson Productions pty ltd/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月26日職場の人たちとは毎日のように顔を合わせるので、気心も知れてくるでしょう。すると、特別な感情を相手に抱くこともあると思います。千穂さん(仮名・30歳)も以前の職場でそんな経験をしたのち、不倫に堕ちてしまったそう。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。後輩からの思いがけない告白「私の職場に、後輩の湯原君(仮名)という4歳下の男性社員がいました。あるとき、職場の飲み会で隣の席になり、初めてしっかりと話をすることに。彼女がいるとは聞いていたので、“どんな彼女なの?”と尋ねると、“あまりタイプではない”と言うんです。そこで、どういうのがタイプなのかを尋ねると、“千穂さんみたいな人がいい”と。なんとなく慕ってくれているのは分かっていたんですが、それは仕事上のものだと思っていました。面と向かって言われ、女性として見ていたんだと知り、かなりドキッとしてしまって。とはいえ、私は既婚者です。職場の雰囲気も壊したくはないので、ほどよい距離を保って付き合っていました」職場でキャンプを企画「湯原君はキャンプが趣味らしく、ときどきソロキャンプにも出かけるそう。そんな話題が職場のなかでも出ました。うちの部署の上司は、よくボーリング大会やバーベキューなどのイベントを企画することが多いのですが、上司から“今年の夏はみんなでキャンプに行こう”と提案されました。宿泊になるので参加者も少なめとなり、私を含めて6人が集まりました。ところが、言い出した上司が家庭の事情のため参加できなくなり、結局参加者は男女5人。当日は、車2台に乗り合わせて向かいました」車で2人きりになり…「場所は湯原君の知っている穴場スポットで、キャンプ場としては人も少なめ。川が近くに流れていて、自然も豊かで空気も澄んでいる素敵なところです。テントを張ったんですが、湯原君が慣れているのでスムーズに完成しました。途中で買い込んだ肉や海鮮を網で焼いてバーベキューを楽しみ、大満足の時間となりました。ただ、用意していたお酒が残り少なくなってしまったんです。すると、湯原君が“車で買ってきます”と言うんです。なぜかお酒を飲んでいなかったみたいなんですね。そこで、“私も一緒に行く”とついていくことに。車のなかで、何でお酒を飲んでいなかったのか尋ねると、“もし何かあったときに車が出せるように”と言うので、しっかりしているなと感心しました」キャンプ終了後にホテルへ「夜もふけてくると、みんなテントに入り寝始めました。残ったのは、私と湯原君。少し寒くなってきていたので、焚火の前に並んで座り、炎を眺めていました。すると、会話をしながら、お酒もまわってきてだんだん頭がボーッとしてきました。また湯原君の彼女の話になったんですが、“別れようと思っている”と言うんです。そして、“やっぱり千穂さんみたいな人がいい”と…。そこで、吸い寄せられるようにキスをしてしまいました。とはいえ、職場の人たちがいますから、そこまで。お互いに別々のテントに入って寝ました。翌日、片付けをして車で帰宅することになりました。湯原君の車には、私ともうひとり男性社員が乗り合わせました。その男性を家の近くまで送り届けたあと、2人きりになりました。湯原君が、“もう少し一緒にいたい”と言うので、私も“うん”と頷き返すと、車を少し走らせてホテルへ。私たちは、深い関係となってしまったのです」“後輩社員と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。職場内の雰囲気も良く、親しくなりやすい状況だったようですね。しかし、一線を越えてしまってはアウトです。夫婦の絆のみならず、社内の信頼まで失ってしまいかねないでしょう。©Drazen_/kokouu/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月26日経済的な理由から、義実家での同居生活を送ることとなった香織さん(仮名)。息子を溺愛する義母は、香織さんの夫が社内不倫をしていた事実を知っても息子をかばい続けたそうです。家庭内で孤立した30代妻の壮絶なエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。離婚もやむを得ないと腹をくくり親族に相談「夫の不倫がわかってから、私のストレスは限界に達していたのですが、私の実家は飛行機に乗らないと帰省できない距離だったので、すぐに頼れる人が近くにいませんでした。それでも現状をなんとか変えなければいけないと思い、それまでに何度かLINEで会話をしていた夫の従姉妹に連絡をして、夫と義母との問題を相談することにしたんです」香織さんの話を聞いた従姉妹は、香織さんに全面的に同情し、「おばさん(香織さんの義母)は、昔から息子を溺愛しすぎていると親戚の間でも有名だったのよ」と教えてくれたそうです。そして「香織ちゃんがあまりにもかわいそう。私が力になれることはなんでもする」と、心強い申し出もあったとのこと。親戚の集まりで夫と義母の醜態を暴露!「従姉妹の提案で、次の親族の集まりのときに夫と義母の醜態をみんなに暴露することになりました。私はそのあと離婚をする覚悟で臨んだのですが、従姉妹は『経済的なことがあるだろうから、すぐに離婚せずにひとまずは別居をして、生活費は夫から貰えばいいよ』とアドバイスをくれました。新生活の基盤ができるまでは離婚しないほうが私もありがたかったので、従姉妹に相談をしながら、別居計画を進めることにしたんです」従姉妹との計画通りに、親族が集まった席でこれまでの醜態を暴露したという香織さん。夫と義母は唖然としつつも、証拠があるため香織さんの主張を否定はできませんでした。すると、夫側の親族であるにもかかわらず、多くの人が香織さんに同情し、夫や義母をその場で責めてくれたそうです。「その後すぐに、私は夫に別居を申し入れました。別居中の生活費も、裁判所の婚姻費用算定表に基づいて請求して、しっかりと払ってもらいました。別居をしてから私は就職先を探して、きちんと新生活の基盤ができたところで離婚をしました。あのとき、従姉妹や夫の親族が私の味方をしてくれなかったら、今でも義実家で悩みながら暮らしていたか、突発的な離婚をして路頭に迷っていたかのどちらかだと思うので、冷静にアドバイスをしてくれた従姉妹にはとても感謝をしています。従姉妹の話によると、私をいじめていた義母や身勝手な不倫をしていた夫に対して、親戚からの目がさらに厳しいものに変わったそう。親戚の中でも、もはや二人はかなり孤立しているらしいです」義実家で同居生活を送る場合、家庭内で孤立を強いられると居場所がなくなってしまうでしょう。一人で解決が見込めないときには、自分の実家や友人、夫側の信頼できる親族など、誰か一人でも話を聞いてくれそうな人に相談してみることも、有効な打開策のひとつかもしれません。©Kayoko Hayashi/gettyimages©buritora/PIXTA(ピクスタ)文・並木まき
2023年07月23日義実家と同居をするだけでも大きな負担になるケースが多いのに、そのうえ夫が不倫をしていたとなれば妻の心労は計り知れません。そんな状況に陥った末に、家庭内で孤立したという30代の香織さん(仮名)の壮絶なエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。結婚3年目から義実家で同居「結婚3年目のとき、夫の経済的な事情から義実家での同居が始まりました。義母は息子である夫をものすごく溺愛する人だったので、同居をする前から不安は大きかったんですよね……。お金の問題があるのでやむをえず同居を了承しましたが、同居前に抱いていた嫌な予感は的中。同居を始めた直後から、義母はとにかく夫だけを可愛がり、私を敵視するような態度で接してきました」義母は、息子にだけ高級な食材を使った料理を作って香織さんには食べさせなかったり、息子のものだけを買ってきたりと、香織さんに対してあからさまな嫌がらせをし続けたとのこと。そんな生活にうんざりしていた矢先に、なんと香織さんの夫の不倫が発覚したそうです。必死に息子をかばう義母に辟易「夫は職場の既婚女性とダブル不倫をしていました。不倫相手の配偶者が不倫に気付き、その相手を突き止めたら私の夫だったとのこと。不倫相手の配偶者から連絡があり、私は夫の不倫を知りました。ところが、不倫について夫を問い詰めると、『経費が出ない接待費をその女性に払ってもらっていて、代わりに体の関係を持っている。だから不倫関係は仕事の一環だ』と意味不明な理屈を主張し始めたのです。夫は営業職をしており、会社の業績がそこまで良くないので接待にあまり経費が使えないという話は以前から聞いていました。ですが、接待費が出ないからといって、そのお金を捻出するために女性と関係を結ぶなんて滅茶苦茶ですよね」しかし義母は、このトンデモない屁理屈を疑うどころか、全面的に支持。そして不倫を許さない香織さんに対して、「我慢が足りない。家計のために仕事と割り切って不倫をしている息子の立場にもなりなさい!」と、さらにトンデモない指導をしてきたそうです。「あまりにも理不尽な親子がそばにいるので、あの頃の私は頭が変になりそうでした。母親がそんなふうに不倫をかばうものだから、夫も調子に乗って反省する様子はゼロ。不倫相手の家庭にバレたあと、夫は相手の配偶者から100万円の慰謝料を請求されたのですが、それも義母が肩代わりして払ったようでした」息子が何をしてもかばう義母が近くにいると、夫婦関係にも悪い影響を与えやすいでしょう。本人たちで解決できる問題も、義母が介入することによって複雑化するケースは珍しくありません。©itakayuki/kumikomini/gettyimages文・並木まき
2023年07月23日異性と結婚を前提とした恋愛をするのではなく、軽いお付き合いをしたいと望む人もいるでしょう。有香さん(仮名・31歳)もかつて、既婚者でありながらある男性とそんな関係を続けていたそうです。どういった経緯でそのような状況になったのか、当時の話を詳しく伺いました。大切な友人の存在「私には、大学時代から付き合いのある紘奈(仮名)という友人がいます。紘奈は容姿が良く、周りにはいつも男性がいるような状況。だから、一緒にいると賑やかで楽しかったんです。卒業後はお互いに就職しましたが、紘奈は途中で退職し、フリーランスとしてWEB関連の仕事をしていました。その後はお互いに結婚して少し疎遠になる時期があったものの、また定期的に会うように。紘奈は私にはない感性を持っていて、話をしているといつも新鮮な感覚を与えてくれるんです。私にとって紘奈は欠かせない存在でしたし、紘奈の言うことならなんでも信じてしまうくらい、絶対的な信頼を置いていました」既婚者飲み会への参加「あるとき紘奈から、“取材を兼ねた飲み会があるから参加しない?”というお誘いがありました。なんでも既婚者の男女が集まるらしく、その様子をちょっとした記事にしたいとのこと。“私の知っている人ばっかりだし、変な人はいないから”と言うので、私も恐る恐る参加させてもらうことにしたんです。場所はオシャレな居酒屋の個室で、男女の人数はそれぞれ5人ずつ。飲み会が始まると、紘奈が“ああいう人、好きでしょ?”と言って、色白でヒョロッとした体型の男性を指さしました。紘奈の言うとおり彼は私のタイプで、誠実そうな印象の男性です。さすが付き合いが長いだけあって、私の好みをよくわかっているなと思いました。まあ、既婚者飲み会に参加している時点で、誠実とは言い難いんですが…」不倫ではなく“セカンドパートナー”「その男性は渉さん(仮名)という名前で、金融系の会社で働いているとのこと。少し会話をして、連絡先を交換しました。すると後日、渉さんから食事のお誘いのLINEが。私は返答に困り、紘奈に相談したところ、“カラダの関係になるわけじゃないんだし、そんなに重く考える必要はない”と言われました。さらに、“もしカラダの関係になったとしても、不倫ではなくセカンドパートナーと考えればいい”と。もともと紘奈に対する絶対的な信頼があったので、話を聞くうちに“そのとおりだな”と思うようになり、渉さんからの誘いを受けることにしたんです」結局は肉体関係に…「渉さんとの食事は、とても楽しかったです。夫以外の男性と親しく話す機会がしばらくなかったので、新鮮さもありましたね。“食事に行くだけ”と決めていたのに、見た目がタイプな男性と楽しい時間を過ごしたからか、結局ホテルへ行ってしまいました…。その後も、渉さんと何度か会う日々が続きました。紘奈に渉さんとのことを伝えていなかったので、“伝えるべきかな”と渉さんに相談したんです。すると彼は、“紘奈ちゃんならもう知ってるよ。俺から伝えちゃったんだ”と言いました。さらに、“どうせ伝わると思うから先に言うけど、実は紘奈ちゃんに謝礼も払った”と言うのです。なんでも、あの会に参加した男性たちは、女性との関係が成立すると紘奈に謝礼を払っているそう。冷静に考えるとおかしな状況ですが、そのときは渉さんとの関係に夢中になっていたので、“そうやってお金を稼いだりもするんだな”と、特に不思議には思わなかったんです…」“既婚者飲み会で知り合った男性と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。セカンドパートナーと捉えることで気持ちが軽くなり、気ままな不倫生活を楽しんでいたようです。しかし、不倫は不倫。いずれはその代償を払うことになるのでしょう。©kokouu/itakayuki/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月19日専業主婦の有紗さん(仮名)は、結婚2年目で夫の不倫が発覚。問い詰めたところ、「何不自由ない生活ができているんだから、その代償として不倫くらい我慢しろ」と言われて、夫との離婚を決意します。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代妻がモラハラ不倫夫への制裁をくだしたエピソードをお届けします。不倫とモラハラの証拠を集めて…「夫の不倫がわかったあとも、私は今まで通りの生活を続けました。夫の“今の生活と引き換えに不倫を容認する妻になれ”という、とんでもない主張を受け入れたように見せかけて、夫のモラハラや不倫の証拠を集めることにしたんです。私の演技がバレることはなく、夫は本当に私が生活費と引き換えに夫の不倫を受け入れたと勘違いしていたみたいですね。証拠が集まったので、それらを夫に突きつけて『不倫だけじゃなくモラハラの証拠も集めたので、これをもとに調停をして離婚をする』『調停で話がまとまらなければ裁判もするつもりだ』という意思を伝えました。すると、それまでずっと強気だった夫の態度が急に変わり『頼むから、調停や裁判だけはやめてくれ!』と懇願してきたのです」それまで有紗さんを小馬鹿にしたような言動が多かった夫は、自分の不倫とモラハラの証拠を第三者に開示されることをよほど避けたかったのか、その日を境に有紗さんに対して腫れ物に触るような態度に変わったとのこと。すでに離婚の意思を固めていた有紗さんは、夫の態度に驚きながらも「それならばこちらの条件を受け入れる形での協議離婚でお願いしたい」と静かに伝えたといいます。世間体を守りたい夫と好条件で離婚「夫は見栄っ張りな性格だったので、離婚になったとしても世間体を守りたかったみたいですね。12歳年下の妻から不倫とモラハラで調停を起こされて離婚というのは、プライドが許さなかったんだと思います。こちらから離婚の条件をまとめて、慰謝料などを計算して要求したところ、夫はあっさりと要求をのんで合意してくれました。離婚の話し合いを始めてから離婚成立までは2か月ほどでしたが、別居中の生活費もきちんと受け取れましたし、不倫の慰謝料も相場より少し多めにもらうことができたので、ひとまずはそれを新生活の資金にすることができました」有紗さんは離婚の際に受け取った金銭をもとに、夢だったアクセサリーショップを始めたとのこと。事業は順風満帆とはいかないものの、好きなことをしながらストレスのない毎日を送ることができ、今はとても幸せだと語っています。有紗さんの場合、離婚に向けて淡々と行動できたのが良かったのかもしれません。スムーズに離婚を成立させるために、冷静に証拠を集め、論理的に離婚の条件を出すのは大切なことでしょう。©polkadot_photo/aijiro/shutterstock文・並木まき
2023年07月16日夫を病気で亡くした知佳さん(仮名・33歳)。しかし1年も経たないうちに同僚の斎藤さん(仮名)と関係を持つことになります。しかも斎藤さんは既婚者であり、まぎれもなく不倫関係。夫への罪悪感を抱えながら社内不倫を続けた先に、どんな結末が待っていたのでしょうか……。亡き夫の妹と遭遇「夫を亡くして心細かった私にとって、斎藤くんの存在はありがたくもありました。関係を続けるうちに、夫への罪悪感も次第に薄れていきましたね。ある日、斎藤くんと二人で出かけていたときに、“知佳さん”と声をかけられたのです。相手は、亡き夫の妹の沙紀(仮名)でした。沙紀と私は仲が良く、かつては夫と3人で出かけることも。とっさに“沙紀ちゃん久しぶり”と返事をしましたが、隣には斎藤くんがいるので、どうしようかと焦りましたね。ところが、沙紀はなんだか嬉しそうな表情を浮かべていました。当然、沙紀は斎藤くんが既婚者だとは知らないので、私が不倫しているとは思わなかったようです」義妹からの優しいメッセージ「その夜、久しぶりに沙紀からLINEが来ました。どうやら、私が気まずそうにしていたのを見て、心配してくれたようです。“お兄ちゃんに気を遣わないで、新しい幸せを見つけて”というメッセージが届き、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。“ありがとう”というひと言がなかなか返せず、ずいぶん時間が経ってから返信しました。それからしばらくは穏やかな生活が続きましたが、夫の一周忌法要を境に、事態は急変したんです」一周忌法要のあとに呼び出され…「一周忌法要には多くの親戚が集まり、私は忙しなく動いていました。沙紀も気を遣ってくれているようでしたが、どうも態度がよそよそしかったんです。そして参列者のほとんどが帰ったあと、沙紀に“ちょっといい?”と呼ばれ、斎藤くんについて尋ねられました。“一緒にいた人って既婚者だよね?”と。沙紀は、私のSNSから斎藤くんのアカウントを見つけ、投稿の内容から既婚者だと気付いたそうです。“不倫だよね?”と迫られ、“絶対に別れるべき”と注意されました。不倫がいけないことは私も十分わかっていましたが、独り身になって心細い日々が続き、どうしようもなかったのも事実です。そんな言い訳があったからか、不倫はだめだと責められて腹が立ち、つい“沙紀ちゃんには関係ない”と言ってしまいました…」知らない番号からの電話「沙紀にひどいことを言ってしまった数日後。夜に知らない番号から着信があり、電話に出ると“斎藤の妻です”と告げられました。“話はすべて聞きました”と言われ、私はすべてバレてしまったと頭が真っ白に。沙紀の件で気分が沈んでいたこともあり、あまり考えず、“申し訳ありません”と謝ってしまったんです。ところが、斎藤くんの妻はLINEを見て怪しいと思った程度で、確たる証拠はなかったようでした。ですが、私が認めてしまったため、確信に至ったようです。“それなりの処置を取らせてもらう”と告げられ、後日慰謝料に関する書面が届きました。私はやむなく、夫の保険金から慰謝料を支払いました。その後、斎藤くんと妻は離婚したそうです。私は仕事を辞めて、斎藤くんとの関係も終わりました。沙紀やほかの親戚とも疎遠になり、今は一人でひっそりと暮らしています」“夫の死後に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。自分を慕ってくれていた妹から親戚まで、すべての関係が断たれてしまったようです。不倫は、周囲との関係や過去の思い出すらも台無しにしてしまうのでしょう。©chaponta/shutterstock©Boy_Anupong/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月09日不倫はあってはならない行為ですが、ふと心細くなったときに誰かを頼ってしまい、そこから不倫関係になってしまうケースもあるでしょう。知佳さん(仮名・33歳)もかつてそんな経験をしたことがあるそうです。当時いったいどんな状況だったのか、詳しい話を伺いました。夫の死「私は28歳のときに結婚。夫は6歳上で、営業マンとしてバリバリ働いている人でした。あるとき、夫が健康診断を受け、再検査を勧められました。でも、当時の夫は忙しくてなかなか時間がとれず、再検査を受けたのは半年後。そこでガンが見つかりました。だいぶ進行してしまっていて、すぐに入院となり闘病生活が始まったんです。私は仕事をしながら、会社と病院と家を往復する日々。しかし、発覚から1年ほどして夫は亡くなりました」同僚からのお誘い「葬儀と四十九日法要を終え、身辺のバタバタもおさまり、私は職場に復帰しました。その後3か月ほどして、同僚の斎藤くん(仮名)に食事に誘われたんです。実は、斎藤くんのことは、夫が生前の頃から気になっていました。二人で食事に出かけたこともあります。ただ、斎藤くんも既婚者なので、同僚の域を超えない付き合いをしていました。そのうちに夫の闘病生活が始まり、斎藤くんとは徐々に会わなくなっていたんです。関わりがなくなってからしばらく経っていましたし、もうそんな気もないだろうと思っていたので、誘ってくれたのは素直に嬉しかったですね」二人で食事をした帰りに…「斎藤くんは夫の葬儀にも参列してくれて、私のことを心配してくれているのが伝わってきました。“息抜きに”と食事に誘われ、私もいろいろと話したいことがあったので、久しぶりに二人で出かけることにしました。そして二人で食事をしたあと、駅に向かう途中で斎藤くんが私の手を握ってきたんです。正直、夫を亡くして心細くなっていたこともあり、彼に身を委ねたい…と思ってしまいました。ただ、夫が亡くなってまだ半年ほど。やはり夫の顔がちらつき、罪悪感をおぼえました。私は彼の手をそっと払い、名残り惜しさを感じながらも一人で家に帰りました」喪服姿に惹かれて「食事から1か月後、再び斎藤くんからお誘いが。前回のことがあって、私のなかでも彼の存在が大きくなりつつありました。その頃には、私は自分に言い訳をするようになっていました。“夫は亡くなり、自分は独り身となったのだから、男性と出かけても何も悪いことはない”と。そう言い聞かせるようにして、斎藤くんからのお誘いにOKしました。食事に出かけると、斎藤くんは前回よりもかなり積極的。妻とうまくいっていないという話をされ、離婚も考えているとまで言うんです。どこまで本当かは分かりませんでしたが、私を強く求めているのは確かでした。そして、店を出たところでまた手を握られ、今度は振り払うことができず、手を引かれるままホテルに行ってしまったんです…。その後、彼がなぜ私を積極的に誘ったのかを話し始めました。彼は以前から私のことが気になっていたそうですが、葬儀に参列したときに私の喪服姿を見て、気持ちが膨れあがったのだそう。その姿があまりに頼りなく、“俺が守らなければいけないと思った”と言われました」“夫の死後に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。夫を亡くして独り身になったとはいえ、関係を持った相手が既婚者であればそれは不倫です。辛い時期であっても、誰かを傷つける行為は慎むべきでしょう。©Kiwis/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月09日出会いからプロポーズまで順調に進んでいるように思えても、相手が素性を明かしていない場合にはとんでもないトラブルへと発展することがあります。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、20代女性に降りかかった災難なエピソードをご紹介します。理想の男性と奇跡的な出会い! 交際早々にプロポーズも広告会社で働く婚活中の沙耶香さん(仮名)は友人に誘われた合コンに参加し、そこで同業界の40代男性と知り合ったそうです。「私が20代で彼が40代なので、ちょっと年齢差はあったのですが、見た目も話し方もかなりタイプでした。初対面でいいなと思っていたら相手も同じように思ってくれていたみたいで、出会ってすぐにデートに誘われたんです。そして2回目のデートで正式に交際を申し込まれて、付き合うことになりました」沙耶香さんは大人の雰囲気がある彼に急速に惹かれていき、「この人と結婚したい」と思うようになるまでさほど時間はかからなかった、と振り返ります。「実は、付き合って早々にプロポーズの言葉があったので、すごく舞い上がってしまいました。もともと、結婚するなら同業の男性が良いなと思っていたんです。彼は私よりもキャリアを積んでいるので、将来的に夫婦で独立することになっても、仕事の面でもいい関係が築けそうだなという期待もありましたね」しかし彼と付き合うなかで、沙耶香さんは次第に違和感を覚え始めます。それは、沙耶香さんを家に呼んでくれないうえに、土日に連絡が取れない頻度が多いこと。そのうち、平日も連絡が取りづらくなっていく彼に対して、沙耶香さんの心配は募る一方だったとか…。不意に知ってしまった彼の秘密に動揺「ある日、私の部署に彼の会社から出向してきた男性がやってきたんです。それで、なにげなくその社員さんに彼のことを知っているか聞いてみたところ、驚くような答えが返ってきて…。『あぁ、知っていますよ。あの子煩悩なパパですね』と言われてしまって。それとなく聞きだしたところ、彼が子持ちの既婚者であることを知ったんです…」自分にプロポーズをしてきた男性が、まさか既婚者でさらには子どももいるなんて思ってもいなかったという沙耶香さん。しかしこの男性の話を聞き、自宅に呼んでくれないことや、連絡が取りにくいことに合点がいったそうです。出会いからとんとん拍子に関係が進んでも、相手の行動に違和感があるときには、何か良くない真実が隠されている可能性も。少しでも違和感があれば、モヤモヤとした気持ちを抱え続けずに、本人だけでなく周囲にも尋ねたほうが安心かもしれません。©metamorworks/kei907/shutterstock文・並木まき
2023年07月05日