睡眠がしっかり取れていると出典:byBirth睡眠は、脳や体を休める為に大切なことですが、心のエネルギーチャージにも欠かせません。質の良い睡眠を取ることは、「脳が活性化」「気持ちが前向きに」「免疫力UP」「美肌効果」など嬉しい役割に繋がります。睡眠時には成長ホルモンが多く分泌されるので、細胞の修復や新陳代謝を促進します。その為、美肌作りやエイジングケアとしても睡眠はとても大切なのです。睡眠と美容の関係性よく耳にする「シンデレラタイム」。一般的には22時から午前2時の間をいいます。ですが実は、眠る時間帯よりも寝てからの3時間がとても大切なのです。この3時間の間で天然の美肌成分と言われる成長ホルモンが多く分泌されるので、寝てからすぐにぐっすり眠れることが大切。睡眠中に分泌されるメラトニンは抗酸化作用が高いので、エイジングケアにも効果的です。この3時間でぐっすりと質の良い睡眠をとることは、心身の健康以外に美肌や老け防止にも欠かせません。睡眠はダイエットに欠かせない出典:byBirth睡眠不足でいると、自律神経やホルモンバランスが崩れます。そうすると食欲増進するホルモンが増え、暴飲暴食の原因に。体脂肪を減らしたり、燃焼する役割の成長ホルモンの分泌が減ってしまい、基礎代謝も下がるので痩せにくくなってしまいます。質の良い睡眠は、ダイエットや美しい体作りにも欠かせない存在なのです。質の良い睡眠をする為には?快適な空間を作る「睡眠五感」というものがあり、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、温熱感覚の5つを整えることで快眠に繋がります。特に大切なのは視覚。就寝1時間前には部屋の電気を暗めにしたり、寝具周りは自分のリラックスできる色で揃えるのもオススメです。ルーティーンを決める毎日寝る前に行うルーティーンがあると脳や体に癖がつくので、「そろそろ寝る時間だな」と体も反応し、睡眠モードに切り替わりやすくなります。温かいハーブティーでリラックスしたり、ストレッチをするのもオススメです。より快適な眠りができるように、心地のいい習慣を見つけてみてください。食事は3時間前まで人は消化に3時間前後かかってしまいます。胃に食べ物が入った状態で、消化しきれないまま寝てしまうと、睡眠時に脳や身体を休めることができません。その為、睡眠の質が低下してしまいます。食事は寝る3時間前には終わらせておくことがオススメです。もし遅い時間でしか食事が摂れない場合は、1回の量を食べすぎないように量の調節を心がけてみてください。そうする事によって寝起きも良くなり、1日のスタートも軽やかになります。目に入る光に気をつけて出典:byBirth寝る1時間前には、出来るだけスマホはオフ状態に。ついつい寝るまでスマホやテレビを見てしまう楽しみもありますが、これをするとしないとでは脳や身体の疲労の取れ具合が変わってきます。また、ブルーライトの光はお肌にも影響を与える為、寝る1時間前には、スマホを出来るだけ見ないことを心がけましょう。そして、起きた時は太陽の光を取り入れましょう。太陽光を15秒ほど浴びることでビタミンDが生成され、前向きな気持ちに。寝る時は光を落とし、起きた時に光を取り入れる。このメリハリをつけることで、毎日を明るく過ごしていきましょう。朝ごはんを食べよう朝ご飯を食べることは、1日のスタートでとても大切とも言われています。睡眠中も脳や内臓を動かす為にエネルギーが使われています。そのエネルギーを補う為や、身体のリズムを整える為にも、朝食を食べることは大切です。特に、朝取り入れて欲しいのは「タンパク質」。タンパク質に含まれるトリプトファンはセロトニンの材料に。セロトニンを朝に摂ることで、夜の快眠にも繋がります。身体も心も目覚めさせ、良い1日に繋がる朝食を習慣化していきましょう。ですが、なかなか朝しっかり食べることができないという方にオススメしたいのは「プロテインドリンク」です。簡単に取り入れることができて、良質なタンパク質が摂取できます。特に大豆から作られている「ソイプロテイン」は、筋トレやトレーニングをしていない方でも、女性らしい体やツヤのある健康的な髪・肌・爪を作る手助けとなる為オススメです。睡眠の質を高めること出典:byBirth睡眠の質を上げることで、疲れをリセットしたり、健康維持、美容やダイエットの促進などの様々な効果をもたらしてくれます。「明日の為に今に目を向ける」。まずは眠る時の習慣を見直してみましょう。
2021年05月20日良質な睡眠には結局何が重要なの?出典:byBirth「眠り」「疲労回復」専門家の福田英宏さんが提唱する良質な睡眠に必要な10の掟があります。世の中では色々と睡眠の仕方は語られていますが、まずはこの10の掟を意識することからはじめてみて。在宅勤務中&忙しい現代人のための「睡眠不足」解消10カ条仕事に家事に…忙しい方だからこそ上質な「睡眠」をとり、起きている時間をアクティブに過ごしてほしい。そのためにもまず実践してほしい睡眠不足解消10の掟を紹介します。出典:byBirth1.眠る環境作りを整える2.寝室とトイレの照明を「暖色系」に変える3.スマートフォンは就寝1時間前にOFF、スマホを目覚まし代わりにしない4.就寝90分前に効果的な入浴をする。5.熱帯夜には、冷房をうまく活用する。6.「安眠&疲労回復アイテム」を活用し、「副交感神経」を優位にする7.朝に光を浴びる。そしてコップ一杯の水を飲む。8.朝食は必ずとる。バナナ、ヨーグルト、牛乳、豆腐、納豆等を摂取するのがオススメ9.15時前に昼寝をうまく取り入れる10.珈琲(カフェイン)は1日2~3杯までにし、15時以降は飲まないそれでは1つ1つ説明していきます。眠る環境作り出典:byBirth在宅勤務が主流になった今、働く時間と眠る時間の境界線が以前より曖昧になりました。それは時間だけでなく場所にも同じことが言えますよね。ついついベッドの上で仕事をしてしまったりすると、身体が寝る場所と働く場所の区別を曖昧にしてしまいます。「寝る場所」「在宅勤務の仕事場所」を分け、「寝室=寝る場所」として何も置かないことをおすすめします。寝室とトイレの照明を「暖色系」に変える出典:byBirth暖色系の照明はリラックス効果がとても高いです。逆に一般的な白い光は緊張感が高まります。ムーディーな暖色系の照明で、就寝前のリラックス効果を高めて。スマートフォンは就寝1時間前にOFF、スマホを目覚まし代わりにしない出典:byBirthスマートフォンのブルーライトは、睡眠を安定させるメラトニンという神経ホルモンにダメージを与えるのだとか。ついつい見てしまうスマートフォンは寝室には持ち込まないほうが良く、本当に眠くなったらベッドに入る習慣をつけると、良質な睡眠へと繋がります。就寝90分前に効果的な入浴をする出典:byBirth効果的な入浴とは、38~40度の湯船に10~15分浸かることです。そして、深部体温が下がるタイミングで布団に入れば、寝付きもよく、眠りも深くなります。就寝90分前に入浴するのがベストタイミングです。熱帯夜には、冷房をうまく活用する出典:byBirth就寝時は26~28度、湿度50~60%がオススメです。快適な環境で寝ることで、暑すぎる or 寒すぎる等の理由で夜中に目が覚めることもなくなるでしょう。「安眠&疲労回復アイテム」を活用し、「副交感神経」を優位にする出典:byBirth筆者もたくさん紹介してきているように、副交感神経に上手にアプローチできるアイテムがたくさんあります。ぜひ積極的に有効活用していきましょう。まず試すのにおすすめの商品は「リフランススリープマスクコンフォート」(税込4,950円)です。かなり高品質で、こういったアイテムとしてはかなりリーズナブル。ぜひチェックしてみてください。朝に光を浴びる、そしてコップ一杯の水を飲む出典:byBirth朝、太陽に向かって歩くのが一番理想的。太陽の光を浴びるだけでも、かなりすっきりと目覚めモードになれますよ。筆者の体験だと、一回外で歩いてしまえば半ば強制的に目が覚めます。起きた時には「二度寝したいなぁ」と思っていたのに、一度太陽の光を浴びれば「もう二度寝なんてできない!」と思ってしまうほどです。朝食は必ずとる。バナナ、ヨーグルト、牛乳、豆腐、納豆等を摂取するのがオススメ出典:byBirthなぜこの食材がおすすめかというと、これらの食材にはすべて「トリプトファン」が含まれているからです。「トリプトファン」は日中身体が動きやすくなる「心拍数・血圧の上昇」を促す「セロトニン」に変化します。そのセロトニンは夜になると眠気を促す「メラトニン」へと変化します。そのため、日中の行動はしやすくなり、就寝時には快眠へと繋がるので、一石二鳥の効果が期待できるのです。15時前に昼寝をうまく取り入れる出典:byBirth昼寝に良いイメージを持っていない方も多いかもしれません。しかし、方法を間違えなければ、昼寝は最高のライフハックになるんです。在宅勤務だとどうしてもダラダラしがちになりますよね。そんなとき、15時前に昼寝をうまく取り入れると、午後のパフォーマンスがグッと良くなります。昼寝時間は20~30分以内におさめましょう。また15時以降の昼寝は夜の睡眠に影響を及ぼすため、15時以前に寝るというのも大事なポイントです。珈琲(カフェイン)は1日2~3杯までにし、15時以降は飲まない出典:byBirthカフェインってどんなときに飲みますか?おそらく目を覚ますために飲む方が多いのではないでしょうか。しかし、カフェインは眠る前に飲むと眠りの質が低下してしまいます。カフェインは摂取すると5~8時間体内に残ります。なので、摂取するのは午後3時までにしましょう。良質な睡眠で健康と美を手に入れよう出典:byBirth美しい顔も健康な身体も、1日ですぐに手に入れられるものではありません。毎日のちょっとした積み重ねが、気づいたら大きな進歩へと繋がります。今日できることから、10の掟のうちの1つでもいいのでトライしてみてください。続けていくことできっと、美しく健康な身体を手に入れられるでしょう。
2021年05月07日「日本人の40〜50代の女性は世界で最も睡眠時間が短く、平均して5〜6時間程度ですが、短い睡眠時間は肥満の要因にもなります。睡眠をコントロールすることが、体重コントロールの鍵でもあるといっても過言ではありません」こう話すのは、睡眠学会認定医で青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長の中村真樹先生だ。一般的に理想的な睡眠時間は7〜8時間とされているが、睡眠時間が短くなると、グレリンという食欲増進作用のあるホルモンが多くなり、さらにレプチンという満腹感をもたらすホルモンが減少してしまう。つまり、グレリンとレプチンの二重の作用で、睡眠不足になるほど、多く食べすぎてしまう傾向になるというわけだ。睡眠不足が糖尿病や高血圧を招くというデータもある。太らないため、またやせるためにも、まずは睡眠を見直すことが重要だ。そして、しっかり睡眠時間を取るだけでなく、睡眠の質も確保するように心がけたい。そこで、快眠、睡眠時間確保のためのポイントをクイズ形式で紹介!【Q1】足先が冷えているので寝るときに靴下を着用する。○か×か?「睡眠中に体から熱を放射させることは体温調節、そして快適な睡眠のためにも大切です。冷え防止の目的であっても、靴下をはくことで足裏からの熱の放射が妨げられると、体温調節が適切にできず、睡眠の妨げに。足の冷えを予防したいならレッグウオーマーや湯たんぽを」→正解×【Q2】寝るときに少し寒く感じた。このときA:着込んで寝る、B:薄くてもパジャマ1枚、どちらがよい?「厚着をすると寝返りがうちにくく、睡眠の妨げになることがあります。一方、パジャマは通気性がよく、快眠に導いてくれるように作られています。寒く感じるのであれば、布団を重ねる、室温の調節をするなど、環境のほうを整えてください。室温は18〜25度前後が目安です」→正解B【Q3】就寝前のスマホはNG。では、起床直後のスマホは○それとも×?「人の眠りは光でコントロールされており、夕方以降にブルーライトを見ると目が覚めて眠れなくなったりと睡眠トラブルの要因に。朝のスマホは太陽光ほどの効果はないものの、光の刺激による覚醒だけでなく、スマホに注意を向けることで、脳が刺激されて目覚めやすくなります」→正解○【Q4】寝室の香りや寝る前に飲むハーブティーで適している香りは?A:カモミールB:ジャスミン「カモミールの香りには鎮静作用があります。ほかにも、ラベンダー、スギ、ヒノキも鎮静作用のある香りです。寝る前にカモミールティーを飲んだり、アロマオイルの香りとして寝室に備えておくと、リラックスや快眠につながります。一方、ジャスミンは覚醒促進作用があります」→正解A【Q5】夜型の人は無理してでも朝型に変えたほうがよい。○か×か?「朝型夜型は体質です。夜型体質の人が無理に朝型に変えようとしても、日中、眠気が生じて集中できず、かえってパフォーマンスが下がると報告されています。食欲が増進されて太りやすくなることも。ただ、夜型体質は時差ボケと同じ現象ですから、少しずつ調整すれば改善は可能です」→正解×良質な睡眠を取るために、クイズの答えを役立てよう。「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年05月06日睡眠時間が短くなると、食欲増進作用のあるホルモンが多くなるという。40〜50代の日本女性の睡眠時間は世界でも短い。きっちり眠ってしっかりやせようーー!「日本人の40〜50代の女性は世界で最も睡眠時間が短く、平均して5〜6時間程度ですが、短い睡眠時間は肥満の要因にもなります。睡眠をコントロールすることが、体重コントロールの鍵でもあるといっても過言ではありません」こう話すのは、睡眠学会認定医で青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長の中村真樹先生だ。一般的に理想的な睡眠時間は7〜8時間とされているが、睡眠時間が短くなると、グレリンという食欲増進作用のあるホルモンが多くなり、さらにレプチンという満腹感をもたらすホルモンが減少してしまう。つまり、グレリンとレプチンの二重の作用で、睡眠不足になるほど、多く食べすぎてしまう傾向になるというわけだ。睡眠不足が糖尿病や高血圧を招くというデータもある。太らないため、またやせるためにも、まずは睡眠を見直すことが重要だ。そして、しっかり睡眠時間を取るだけでなく、睡眠の質も確保するように心がけたい。そこで、快眠、睡眠時間確保のためのポイントをクイズ形式で紹介!【Q1】昼食の後、眠くてしかたがないとき、我慢するのは○か×か?「昼食後に眠くなるのは体内時計による生理現象の一種で、睡眠の波があるからです。軽い昼寝をすることで、その後の作業効率が上がりますが、寝すぎると夜の睡眠のリズムが崩れますから、昼寝は20分程度で、15時くらいまでにすませましょう」(中村先生・以下同)→正解×【Q2】効果的な昼寝(パワーナップ)をするため、昼食の後、コーヒーを飲むのは○か×か?「カフェインが効き始めるのは、コーヒーを飲んでからおよそ20〜30分後です。ちょうど、昼食後にパワーナップをすると、寝ている間に体内に吸収されたカフェインの覚醒効果があらわれ、起きやすいのと、昼寝をして脳がスッキリすることの相乗効果で仕事の効率でよくなることが期待できます」→正解○【Q3】夜に筋トレをしてもよいが、軽く汗ばむ程度で、寝る○時間前までにすませておきたい。○に入る数字は?A:5B:2「軽く汗ばむ程度であれば、夜でも運動はおすすめします。体を動かすことで体の深部が温まりますが、人の体は汗が引くころに副交感神経が優位になって入眠しやすく、熟睡できるようになっています。そう考えると、就寝の2時間くらい前までには運動をすませておきたいですね」→正解B【Q4】ぐっすり眠るための入浴。どちらがベター?A:ぬるめのお湯で30分間半身浴B:熱いお湯に首までつかって10分「ぬるめのお湯にじっくりつかり、軽く汗をかくくらいで深部体温が上がりますが、体温が下がるときに副交感神経が優位になり、入眠しやすくなります。熱いお湯は心臓や脳の血管に負担がかかりやすいのでおすすめしません。入浴が難しい場合は、足湯でも十分効果が期待できます」→正解A良質な睡眠を取るために、クイズの答えを役立てよう。「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年05月06日エンタメユニット「すとぷり」が4月3日、メンバー全員揃って初の全世界同時配信ライブ『すとろべりーめもりー in バーチャル!』を自身のYouTube公式チャンネル「すとぷりちゃんねる」、TikTok、bilibilにて生配信した。Twitterでは生配信開始前から世界トレンド1位になり、大盛況に終わった本公演のオフィシャルレポートをお届けする。『すとろべりーめもりー in バーチャル!』よりYouTube、TikTok、ツイキャスなどの生放送や動画配信で、絶大な人気を誇る6人組のエンタメユニット・すとぷり。これまでのリアルライブは生身、コロナ禍の影響で行った春と夏の無観客配信は生身&キャラクター映像でリスナーを魅了してきた彼ら。昨年末から今年にかけて、莉犬、ななもり。ころん、さとみ、ジェルと、メンバーソロでのバーチャルライブを行ってきたが、今回は、るぅとも初登場。ついにバーチャルでメンバー全員が勢揃いした。さらに、これも初の試みで、YouTube、bilibili、TikTokでの全世界同時無料配信。開始前からTwitterで関連ワードが世界トレンド1位になり、開演後はYouTube同時視聴者数最大17万人超えなど話題をさらった。バーチャル空間に設けられた会場は、正面に巨大なメインモニター、両サイドに円柱モニターを3本づつ配置した本格的なライブステージ。たくさんのサイリウムが揺れる客席は、ドーム並みの収容規模だ。開始前からリスナーコメントが滝のように流れ、カウントダウンに期待が高まる。一瞬の暗転後、姿を表したメンバーは、揃いの白ジャケットの3Dモデル。3rdフルアルバム『Strawberry Prince』収録で、ツイキャスのキャンペーンソングにもなった「Streamer」で幕を開けた。カメラワークもアクティブで、アップになったり俯瞰になったり、メンバーのヘアの揺れや、莉犬のシッポのふさふさ具合など、お馴染みのキャラクター姿がリアルに動く様子に、「可愛い」「尊い」とリスナーも大興奮。初のバーチャルライブだけに、メンバーも「めちゃくちゃテンションあがってる」、「初の取り組みもいっぱい」と紹介されたのが、コメントにメンバーの名前を書くと、そのメンバーの“あにまるぬいぐるみ”がステージ上に降ってくる仕掛け。あっと言う間にぬいぐるみでメンバーが埋もれてしまう事態に。さらに「どんどんスクショを撮って」とそれぞれお題をだして全員でポーズを決めるなど、楽しい構成で盛り上がった。すとぷりらしいのは、こうした“動き”や“絡み合い”にも遊び心がたっぷりなこと。バーチャルライブで、6人もの動きを個別にトレースし3Dモデルに反映するには、高い処理能力や技術が必要。素早い動きや、突拍子もないポーズは、体のパーツがズレたりヘンな形で再現されることがあって通常は避ける。それを“あえて”ブリッジしたり逆立ちしたり、動きでしりとりするなど「バーチャルライブの限界に挑戦」。これまでにないバーチャルライブの楽しみ方をみせた。さとみ×ころん、ななもり。×ジェル、莉犬×るぅとの2人組でのコラボパートから、全員登場の後半になってもテンションはあがりっぱなし。楽曲は、3rdフルアルバム『Strawberry Prince』収録曲のほか、ころんのソロアルバム『アスター』収録曲「パンピじゃないのよッ!!」や、ジェルのソロアルバムの「Believe」を全員で歌うなど、ライブならではの聞きごたえも。エンディングは、昨年末に初3DモデルMVを公開した「Feel Free!」。新しいエンタメに次々と挑戦し続けるすとぷりらしい、華麗で楽しいバーチャルライブだった。<メンバーコメント>さとみ:最初から最後までコメントがすごくて、こんなにたくさんの人が応援してくれていることを、実感できてました。春は楽しかったですか?やろうと思ったことができなくなったり悔しい思いもあったけれど、こうやって、バーチャルライブを届けることができました。みんなと直接会って笑いあえる、そういう時がきたら、またみんなの目をみてありがとうと伝えさせてください。るぅと:バーチャルライブは今日が初めてで、実際、どういう感じなのかわからなくて。ちょっとコワかったんですけど、無事にできて良かったです。僕自身も楽しかったし、みんながリアルタイムで反応してくれるのが、僕たちの力になります。1年近くリアルで会えなくて、さみしい気持ちでいっぱいですが、これから先また必ず会える場を作れるよう、がんばって努力していきますので、これからもよろしくお願いします。ころん:みんなのコメントがすごくアクティブに動いててびっくりしちゃって。この春休み、個人の活動もがんばったし、すとぷりの活動も一番がんばったといえるくらいやって、みんなも一緒に楽しんでくれて、めちゃめちゃ大満足。とてもいい春休みでした、すてきな思い出をみんなと作っていけたし、これからもいろいろなことに挑戦していくので、また楽しんでもらえるとうれしいです。莉犬:今日、るぅとくんとコラボの時に歌った「エンキョリクライ。」は、1年前のナゴヤドームが中止になって、さみしい気持ちを込めて歌詞を書きました。会いたいな、またいつか会えるかなという気持ちを込めた曲を、新しい挑戦のバーチャルライブで歌うことができました。会えなくてさみしいけど、いつか会えたねと、そんな日が迎えられるようにがんばっていきますので、みなさんも楽しみに待ってて。またいつか会える日を祈っています。ジェル:みんなのすごく好きなところは、声をあげて楽しい、好きだよと伝えてくれるところ。いろいろなことが中止になって、一番悲しいのはリスナーさんなのに、それでもうれしいよって伝えてくれる。だからこの春も、頑張ることができました。明けない夜はない、止まない雨はない、キレイごとな言葉かもしれないけど、おれは信じたい。会えなかった分、悔しい思いをした分、次に会えた時、一番幸せな笑顔で喜べる。その日を信じて進んで行きたいと思います。ななもり。:みんな良く「すとぷりがいろいろな活動をしてくれるからがんばれる」って言ってくれるけど、逆なの。みんながそうやって声をあげてくれるから、おれたちもがんばろうと思える。そんな思いのこもったバーチャルライブでした。新たな挑戦で、不安や大変なこともいろいろあったけど、みんなにこの思いを届けることができました。楽しかった思い出を忘れないでほしい。おれも、忘れません。これからもすとぷりをよろしくお願いします!セットリスト1. Streamer2. スキスキ星人3. パンピじゃないのよッ!!4. Very5. 恋はJust In Me(さとみ×ころん)6. レベリング(さとみ×ころん)7. スピール(ななもり。×ジェル )8. 空想エレクティカ(ななもり。×ジェル )9. エンキョリクライ。(莉犬×るぅと)10. 行け!僕らのスクールフロント!(莉犬×るぅと)11. ストロベリー・レボリューション12. Prince13. マブシガリヤ14. Believe15. Feel Free!関連リンクYouTube公式ちゃんねる『すとぷりちゃんねる』公式Twitter@StPri_info()公式ECサイト『いちごのおうじ商店』公式LINE公式TikTok公式Instagramすとぷり 公式サイト株式会社STPR 公式サイト
2021年04月04日在宅ワークが当たり前になって久しくなりました。そうなると多くの人に出てくる悩みが「睡眠の質の低下」。室内にいる時間が圧倒的に多くなると、その分睡眠の質も低下してしまいます。そんなことを防ぐために、今回は睡眠の質をアップしてくれる私の手放せない眠りのビューティーアイテムを紹介します。上質な睡眠で心も体も綺麗になりましょう。上質な睡眠は美容にマスト出典:byBirth深くて上質な睡眠がとれないと、もちろん美容にも影響が出てきます。良い睡眠ができないと肌が荒れたりくすんだり、はたまたごわついたり…肌トラブルが頻出!また、睡眠不足は太りやすくなるという残念なことにもなりかねないのです…。そんな残念なビューティートラブルを防ぐためにも、睡眠の質をアップさせることが大切です。美睡眠のおたすけアイテム出典:byBirthアイテムを上手に使うことで、睡眠の質がさらにアップするかも。美睡眠を助けてくれるお助けアイテムを2つ紹介します。リフランス「スリープマスクコンフォート」「魔法?」と思ってしまったくらい感動したのが、リフランスの『スリープマスクコンフォート』(4,950円・税込)。私は夜の寝つきが悪く悩んでいたのですが、このアイテムを使用するようになってから、嘘かのように「スッ」と眠りに入れるようになったのです。3月から新発売!去年からずっと愛用しているアイマスクですが、この3月に新登場。ますますグレードアップします。血流を促しクマ対策にも肌に当たる内側の生地に、鉱石をコーティングした特殊な素材を使用。これが目の周りの筋肉をほぐし血流を促すので、血行不良による目の下のクマのケアが叶います。くすんだ目元より、パッと明るい目元のほうが、普段のメイクも映えますよね。こだわりの素材でアイマスク特有の不快感をゼロに出典:byBirth「アイマスクは光を遮ることができるけど、あのつけ心地だけがどうも苦手…」という方も多いのではないでしょうか?私もずっとそうでした。しかし、スリープマスクコンフォートでは素材にとてもこだわっているので心配無用。綿80%の肌当たりの優しい生地を使用。さらに、顔に触れる目の周りと鼻当て(ノーズパット)部分には、クッション性の高い柔らかい素材を詰めています。快眠のために工夫された設計鼻と眼球周りに特に工夫を感じます。ノーズパットは鼻のラインに沿うように設計されており、目の下から入りやすい光を遮断してくれます。また、眼球に直接生地が当たらないように、目の部分にくぼみが入った作りになっています。このおかげで長時間使用しても疲れが出にくいのです。今までアイマスクが苦手だった人でも快適に使えるつくりなので、ぜひ試してみてほしいです。Francfranc「ペリグリ キャットフェイス アイピロー」出典:byBirth眠る前や、在宅ワーク中など、目元に疲れを感じた時につけているのがFrancfranc(フランフラン)の『ペリグリ キャットフェイス アイピロー』です。これを使って目の疲れをほぐすと、スムーズに入眠することができます。オールシーズン使える便利さ出典:byBirthこちらのアイピローは電子レンジで10秒温めて目周りをあっためるために使うか、冷蔵庫で冷やして使う、温冷2通りの使い方ができます。目にストレスがかからない設計目の部分が開いているので、テレビを見ながらでも目のケアができます。ながら美容ケアが一番続きますよね。遊び心のあるデザイン猫ちゃん好きにはたまらない大人かわいいデザインも魅力的。在宅でマンネリ化しているスタイルに、猫ちゃんスパイスを投入してみませんか。眠る前に目周りケアを眠りに着く前にアイピローで目周りケアをすることで目の疲れがとれ、「ホッ」と一息つくことができるかも。目周りケアで質の高い眠り美人に出典:byBirth目周りをケアすると、不思議と凝り固まった頭もリラックスしていくもの。これを機に、まずは目周りケアをはじめて睡眠の質をアップさせてくださいね。
2021年04月02日睡眠は脳やカラダを休めて、明日への活力を蓄えます。よく眠ったはずなのに、何となくだるくてやる気が起きない・・・という人は、睡眠の質に問題があるのかもしれません。質の良い睡眠をとることで、朝スッキリと目覚められ、カラダや心にも良い効果があります。そこで、質の良い睡眠をとると、どのような効果があるのかご紹介します。 睡眠の種類睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠の2種類があります。この2つはセットになっていて、一晩に4〜5回、一定のリズムで繰り返しています。レム睡眠カラダは眠っていても、脳は覚醒に近い状態で活動している浅い眠りです。レム睡眠時に夢を見ており、目覚めの準備段階なので、レム睡眠時に目覚めると脳がスッキリとします。ノンレム睡眠大脳もカラダも熟睡している深い眠りで、この時期に起きると目覚めが悪くなります。この2つの睡眠をバランスよく取ることができれば、ぐっすりと眠ることができ、質の良い睡眠だと言えます。 質の良い睡眠がもたらす効果6つ疲労回復睡眠時に分泌される成長ホルモンが、カラダの細胞の新陳代謝を促し、日中の活動で傷ついた皮膚や筋肉などの機能を修復します。脂肪燃焼成長ホルモンには、脂肪を燃焼させる効果があります。しっかりと深い眠りに入ることで、成長ホルモンが分泌されて、脂肪が燃焼・分解されます。しかし、睡眠時間が少なかったり、眠りが浅かったりすると、脂肪が燃焼されずに蓄積してしまいます。免疫力アップ睡眠を促すホルモンのメラトニンには、免疫力を向上させる効果があります。睡眠時に白血球・赤血球・リンパ液が作られ、カラダの免疫力を高める働きがあります。また、成長ホルモンには体組織を修復・再生する働きがあり、古くなったり傷ついた細胞を治す効果があります。集中力や学習能力などの脳機能アップ睡眠中に脳は、その日の出来事や学習したことを整理して記憶する働きがあると考えられています。この効果はノンレム睡眠のときに発揮します。寝入りから3時間ほどが特に質の良い眠り(ノンレム睡眠)となるので、少なくても3時間以上は睡眠をとる必要があります。また、人間の行動を決めて指令を出す「大脳」は、起きているときにはフル活動しているので、睡眠をしっかりとり、十分に休ませることで、集中力が高まり、さらに脳機能の向上につながります。ストレス緩和不安感や不快感などのイライラは、大脳のニューロンが過度に興奮して起こると考えられています。睡眠により脳を休ませることで、ニューロンの興奮を抑えて修復されるので、ストレス緩和に効果があります。美肌効果成長ホルモンには、肌のターンオーバーを促す働きがあります。新陳代謝がよくなるため、肌荒れなどが改善され、美容効果が期待できます。特に、午後10時から午前2時頃までは「肌のゴールデンタイム」と呼ばれており、成長ホルモンが最も多く分泌されている時間帯です。 睡眠の質を向上させるための心得睡眠の質を向上させるために、下記のことを意識しましょう。・寝る直前のスマートフォンやパソコンの閲覧を控える・食事は寝る3時間前までに済ます・入浴はぬるめのお湯で1時間前までに終える・寝る前のカフェインは控える 睡眠に関わる代表的なホルモンの1つが「成長ホルモン」と言われています。この成長ホルモンは、眠りに落ちてからまず初めに訪れるノンレム睡眠時に多く分泌されています。最初の3時間にぐっすりと眠る習慣をつけることが、熟睡できたと実感できる質の良い睡眠へとつながります。睡眠の質を高め、活動的な毎日を過ごしましょう。 衞藤敬子管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2021年03月14日30代後半で出産し、夜は授乳で細切れ睡眠、昼寝で睡眠不足をカバーするのが当たり前だった私。子どもが朝まで寝てくれるようになったおかげで、40代になった私もまとまって6時間ほど眠れるように。ところが一晩しっかりと寝ているはずなのに、朝起きるとなんだか疲れが取れていない……。昼間も猛烈な眠気に襲われ、昼寝をしないと夜まで体力が持ちません。睡眠時間が足りていない? 昼寝が癖になってしまった? それとも加齢のせい? 私がたどり着いた解決法は寝具を変えることでした。たっぷり寝ているのに疲れが取れないのはなぜ朝起きたときに疲れが取れていない、体のあちこちに筋肉痛のような痛みがある、昼間に眠気が襲って来て子どもと一緒に昼寝をせずにはいられない。40歳を過ぎたころからこのような状態が慢性的に続いていたので、最初は睡眠不足なのかな?と思っていました。そこで、1日平均5~6時間だった睡眠時間を8時間に増やすことに。それまでは夜、子どもを寝かしつけたあとに布団の中でだらだらスマホを見たりして就寝時刻が0時を過ぎてしまうことがあったのですが、8時間の睡眠時間を確保するために、必ず22時には寝て6時に起きることにしました。1日8時間も眠れば疲れも取れて翌朝はすっきり目覚めるだろう。そう思っていたのに、睡眠時間を長くしたにもかかわらず、やはり朝起きたらだるくて疲れが取れていないのです。昼間も眠くてたまりません。そこで、目覚めたときの体の疲れや昼間の眠気の原因は、睡眠の“長さ”ではなく“質”が問題なのかもしれないと感じ始めました。体の疲れが取れないのは寝具のせいかも?そこで睡眠の質についてネットで調べてみました。すると、十分な睡眠時間を取っているのにもかかわらず疲れが取れないのは、寝具が体に合っていないからだという情報を発見。たしかに私が寝ているのは、いつ購入したのかも覚えていないほど年季の入った量販店の安い敷布団です。結婚当初は夫とベッドで寝ていたのですが、出産をきっかけにベッドを処分し、押し入れから古い敷布団を引っ張り出して来て使うようになったのでした。私の眠気や疲れが取れないのは、もしかして布団が合っていないからかもしれない。新しい布団に買い替えようかな……。そう悩んでいたとき、たまたま夫が夜勤で留守に。夫が寝ているのは布団ではなくマットレスです。腰痛持ちの夫は、ベッドを処分した際に布団よりマットレスのほうが寝やすいと言って、シングルのマットレスを新しく購入したのでした。せっかくの機会なので、試しに夫のマットレスで一晩寝てみました。すると……「あれ? マットレスのほうが寝やすい」。驚くほどよく眠れたのです! 20~30代のころは布団のほうがやわらかくて好きでしたが、40代になった今の私はマットレスの硬さが体にしっくりくると感じました。布団をやめてマットレスに変えた結果今の自分の体にはマットレスのほうが合うのかもと思った私は、思い切って布団からマットレスへの買い替えを決意。寝具専門店に赴き、低反発や高反発のマットレス数種類に実際に横になり、自分に合った硬さや寝心地を確かめました。そして、私が一番寝心地がしっくりきたのは、アイリスオーヤマの「エアリーマットレス」という高反発のマットレスでした。床に直接敷いても底付き感がないように、ボリューム感のある9cmの厚さのものを選びました。これまで使っていた古い布団を捨て、和室に新しく買ったマットレスを敷いて寝るようになってから半年以上がたちます。マットレスで寝る生活に変えてから感じていることは・朝起きたときの疲労感・体の痛みがなくなった。・眠りが深くなったのか、昼間に眠くなることがなくなった。・夜の寝付きが良くなった。寝具を変えたことで睡眠の質が改善されたのか、朝目覚めたときのスッキリ感が格段にアップしました。まとめこれまで寝具について特にこだわりがなく、寝られればいいやと家にある寝具を適当に使っていました。加齢とともに自分の体に合う寝具選びが重要なのだと改めて思い知りました。マットレスは3万円ほどと私には少し奮発しないと出せない金額でしたが、睡眠の質の改善に役立ったので決して無駄な買い物ではなかったと感じています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年11月02日連日の熱帯夜で眠れず、日照時間が長い分、睡眠時間が短くなるなど、睡眠の問題が頻発する夏。眠りの問題点を解消して、疲れを取りきるベッドタイムを実現。カリスマ睡眠コンサルタント・友野なおさんが解説してくれました。見直すべきは…「エセショートスリーパー」問題悲報!憧れのショートスリーパーにはなれません。睡眠時間が短い分、活動時間が増えるショートスリーパーは、多くの人にとって憧れ。「私も、羨ましいです(笑)。しかし、本物のショートスリーパーは人口の5%未満しかおらず、3時間睡眠でも心身健康で過ごせるショートスリーパーになれるかどうかは、遺伝的要因が大きいのです。朝食を食べる意欲が湧かない、出掛けるまでに排便がない、午前中眠くなる、夜はバタンキューで寝てしまうという項目に1つでも当てはまれば、短時間睡眠であっても、エセショートスリーパー。トレーニングでなれると謳う本もありますが、無理をすると、ボディブローのように心身にダメージが効いてくるので要注意!」POINTショートスリーパーは人口の5%未満で、ほぼ遺伝。午前中、眠いのは、真のショートスリーパーにあらず。見直すべきは…「寝間着」問題暑いから薄着というのは短絡的。パジャマで肌を覆って。暑さをしのぐために、真っ先にやりがちなのが薄着。「どれだけ暑くても、七分袖&七分丈のパジャマで肌を覆ってください。というのも、就寝中は体温が下がりますし、先ほどの冷房問題でお話しした通り、一晩中冷房をつけている状態であればなおさらです。肩が出るタンクトップに短パン、ましてや裸で寝るのは絶対にやめて」。パジャマの素材に適しているのは、シルクやコットン。「シルクは非常に軽く、吸保湿性に優れ、夏はサラッと着られます。コットンは吸汗性に優れた素材。肌触りがよく、耐久性もあります。麻も涼しくておすすめ。ただ、着てみて、気持ちいいと思えるかどうかが、一番のポイント!」POINT暑くても、肩出しタンクトップ&脚出し短パンはNG!パジャマは、シルクや綿、麻など心地よい素材で選ぶ。見直すべきは…「寝返り」問題起床後に感じる痛みは、寝返りが打てていないサイン。寝起きにカラダが痛いのは、寝返りが原因かも。「寝返りには、血液の循環を促す、レム睡眠とノンレム睡眠のスイッチを切り替える、カラダのバランスを整えるなど、重要な役割があり、軽視できません。カラダの片側だけに痛みを感じたり、腰がつらいのであれば、寝返りを上手く打てていない可能性を疑って。寝間着問題とも繋がりますが、実は適切に寝返りを打てる人は、パジャマを着ているのが特徴。パジャマはカラダの動きを妨げない設計なので、楽に寝返りが打てるんです」。顎が痛いのも、寝返りが原因?「食いしばりによって、顎に圧がかかっているのかも。歯科でマウスピースを作ってもらいましょう」POINT起床後の痛みは、寝返りが打てていない可能性大!顎の痛みには、マウスピース着用が有効。見直すべきは…「昼寝」問題健康効果がある昼寝は、積極的に取り入れたい習慣。在宅勤務では、ベッドがすぐそばに。誘惑に勝てず、ランチ後にはついウトウト…。「お腹が満たされる食事後は一時的に体温が下がり、オレキシンという覚醒を維持するホルモンの分泌が減るため、眠くなるのはごく自然です。しかも、20分程度の昼寝は、健康効果があることがわかっており、起きた後のパフォーマンスも上がりますので、許される環境ならば、取り入れてほしい習慣です。眠くなくても、目を閉じるだけで脳が休まりますよ。ただ、ベッドでは寝ないで。横になると眠りが深くなってしまうので、座ったまま眠りましょう。そして、昼寝は15時までに。それ以降は、夜の睡眠に影響が出ます」POINT昼寝は15時までに、20分程度ですませること。ランチ後の眠気は生理現象なので問題なし。友野なおさん睡眠コンサルタント。日本睡眠学会、日本睡眠環境学会正会員。著書に『眠れないあなたを救う 睡眠ファースト』(主婦の友社)など。※『anan』2020年9月9日号より。写真・中島慶子イラスト・小迎裕美子取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年09月06日熱帯夜続きで熟睡できない。朝、スッキリ起きられないなど、悩みが尽きない睡眠。そこで、睡眠コンサルタントの友野なおさんに、夏から秋にかけて、そして、このコロナ禍に起きがちな問題の数々を解決してもらいます。夏の睡眠で溜まった疲れは今、リセット!連日の熱帯夜で眠れず、日照時間が長い分、睡眠時間が短くなるなど、睡眠の問題が頻発する夏。「睡眠は、量と質から考えることが大切ですが、この時期は量を確保しづらく、質も落ちがちです。9月に入ると、真夏並みに暑い夜もあれば、肌寒いこともあり、寒暖差が激しくなります。季節の変化に対応できるように、夏に起きた睡眠問題は今のうちに解決し、ぐっすり眠れる秋を迎えて」と睡眠コンサルタントの友野なおさんは、夏と秋の変わり目で、夏に溜まった疲れを取る重要性を強調する。「量は、米国国立睡眠財団によると7~9時間が適切で、質は、朝、熟睡感があってスッキリ起きられるかどうかで判断を。今年は、新型コロナが睡眠に及ぼす影響も考える必要があります。働き方や生活様式が激変し、睡眠リズムも乱れがちな上、将来への不安などによって不眠に悩む方も増加傾向にありますので、ぜひ、自分の睡眠習慣や環境を見直してください」見直すべきは…「冷房」問題“一晩中つけっぱなし”を基準に、寝具で調整を。まだまだ暑さが残る秋口。冷房をタイマー設定にすると、途中で起きてしまう…。「以前は、『睡眠中の冷房はタイマー設定に』が定番でしたが、これほどまでに暑くなった今は『一晩中つけっぱなしでOK 』とアドバイスしています。人は、室温が28度を超えると寝苦しさを感じることがわかっていますので、27度を目安に、自分にとって最適な室温を探ってください。快適な湿度は、50~55%。ベッドの高さに温湿度計を置いてチェックしてみて。つけっぱなしだと寒すぎる人は、室温を調節するのではなく、ブランケットなど軽い寝具を1枚、寒さを感じたらすぐに掛けられるように足元に用意しておきましょう」POINT冷房はタイマーではなく、一晩中つけっぱなしが新常識。室温よりもブランケットなど“プラス1枚”で調整を。見直すべきは…「活動量不足」問題就寝時刻の19時間後を狙って、自宅でも運動して体温をUP!コロナ禍で生活リズムが崩れ、睡眠に影響が出ている人も少なくない。「まずは、起床時刻は一定に保ちましょう。出勤時間のない在宅勤務と出勤する日との差や、平日と休日との差は2時間以内にとどめてください。また、肉体的な疲れを感じないと、寝つきは悪くなります。今は外出が減り、どうしても活動量が減りがちですが、エクササイズ動画などを利用して、家でも意識的にカラダを動かして。特に、就寝時刻の19時間後、つまり0時に寝るなら19時が、一日で最も体温が高まり運動に最適な時間帯。ここで体温を上げれば、就寝時刻に向けて体温が下降しやすくなり、カラダが寝る準備にスムーズに入れます」POINT良質な睡眠には、カラダを疲れさせる必要アリ。運動で体温を上昇させると、睡眠に入りやすい。友野なおさん睡眠コンサルタント。日本睡眠学会、日本睡眠環境学会正会員。著書に『眠れないあなたを救う 睡眠ファースト』(主婦の友社)など。※『anan』2020年9月9日号より。写真・中島慶子イラスト・小迎裕美子取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年09月06日「寝ることがダイエットにつながるなら、こんなにラクでうれしいことはない」と思いませんか? 実はプレ更年期、更年期世代は良質な睡眠が取れていなくて、睡眠不足から太りやすい体になっていることも考えられます。では良質な睡眠ってどんな睡眠なのでしょうか? 産婦人科の善方裕美先生にダイエットにもつながる良質な睡眠の取り方を聞きました。睡眠時間が短いと太るの?ただ眠るだけでもカロリーは消費されるものですが、寝ている時間が短いとカロリーがあまり消費されず、そのまま蓄積されていきます。7時間以上の睡眠が適切ですが、プレ更年期、更年期世代以降は量より質ともいわれており、良質な睡眠が求められます。翌朝、すっきりとした熟睡感があり、倦怠感や意欲減退、食欲低下などの不眠症の症状がないようなら良眠と思って良いでしょう。しかし、睡眠不足(4時間未満)の場合、食欲増進のグレリンというホルモンが増え、高カロリーの食べ物を食べたくなる傾向があり太りやすくなることがわかっています。睡眠は体を休めるだけではなく、基礎代謝を高め、心身をリセットし、自律神経のバランスも整えるという働きがあります。このような体の修復がされやすいといわれているのが22時~2時。この時間に眠っているのが理想的です。良質な睡眠でやせやすい体づくり良質な睡眠を得るためには、夕食は消化に時間がかかる脂質や糖質を控えめに、寝る2~3時間前まで済ませましょう。寝る直前に食べると眠っている間も内臓で消化活動がおこなわれるため、眠りの質を下げてしまいます。入浴は寝る30分から1時間前に済ませ体を温めておきます。体が温まった状態からだんだん冷えていくことでスムーズに睡眠モードに入れます。また、寝る直前はスマホやパソコンのブルーライトを浴びるのはNG。光の刺激は体が夜になったことを認識できず目が覚めてしまいます。睡眠前にはストレッチをストレッチは日中の凝り固まった筋肉をほぐし、体をリラックスさせます。寝る前は腕を回したり伸ばしたりする簡単なストレッチを、布団に入ってからは深呼吸をしながら両足首の曲げ伸ばしをおこなってみましょう。副交感神経が優位になり気持ちよく寝られます。まとめ睡眠の質も加齢とともに低下する傾向があります。だからこそ就寝前の生活習慣を見直して、スムーズに入眠し熟睡感がある良質な睡眠を手に入れるのが大切です。毎日のちょっとした心がけで続けられることもあると思いますので、早速実践して、やせやすい体を手に入れませんか。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年08月05日普段の生活や仕事をする中で、睡眠時間を確保することは自身の健康を維持するためにも、とても重要なことです。睡眠時間は人それぞれですが、睡眠をきちんととることで日中しっかりと過ごせるようになります。しかし忙しい現代人にとって、睡眠不足に悩まされている方も多く、深い睡眠をとりたいと悩んでいる方も多いことでしょう。そこで今回は『整体院 和』の院長の迫田和也先生と、副院長で睡眠栄養指導士の中川 裕幸先生がおすすめする、睡眠を深くするためのセルフマッサージをご紹介します。中川先生によると、睡眠不足の状態が続くと、日々のストレスや緊張によって身体がこわばり、頭皮が硬くなってしまうそうです。そのため頭皮をマッサージし緩めることによって、全身の緊張をとることができ、睡眠不足の解消にも繋がるのだそう。頭皮を最終地点として、睡眠を深くするためのマッサージでは、次の3か所を刺激します。1.耳2.目の周り3.頭皮まず耳を痛くない程度に引っ張りながら、深呼吸を行います。次に目の周りを人差し指と中指を使って、小さく円を描くように軽くマッサージをしていきます。最後に頭皮は、側頭部・後頭部・頭頂部をそれぞれ10秒ずつマッサージ。詳しくは『今夜からできる!睡眠を深くする頭のマッサージとは?』の動画でご覧ください。頭皮をマッサージする時のポイントは、両手で頭を挟み込むように圧をかけながら行うこと。私も早速試してみましたが、耳、目の周り、頭皮をマッサージすることで全身が温かくなり、疲れが取れるような気がしました。睡眠不足やなかなか寝付けない方などは、ぜひ試してみてくださいね。気になる方はぜひ!動画を作成している迫田和也先生が院長を務める整体院『整体院 和-KAZU-』。気になる方は、こちらの公式ウェブサイトで詳しい情報をご覧ください。『整体院 和-KAZU-』公式ウェブサイト[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年07月30日「新型コロナウイルスの影響により、先行きが見えない不安で眠れなくなった、睡眠のリズムが狂った、運動不足になったなど、ここ数カ月の急激な状況の変化が多くの人の睡眠に影響しているようです」こう話すのは、睡眠コンサルタントの友野なおさんだ。「特に、中高年の女性は、家事の負担が増えています。その結果として、やむなく睡眠時間を削った人も少なくないでしょう」(友野さん・以下同)緊急事態宣言は解除されたものの、これから迎える高温多湿の気候は、多くの人にとって寝苦しい季節であり、いかに良質な睡眠をとれるかが、この夏を乗り切る鍵となりそうだ。そんな今、友野さんがおすすめするのがオリジナルの「快眠メソッド」。「緊張状態が続いたことで、とにかく筋肉が凝り固まっています。それに比例して呼吸も浅くなっているはずなので、深い呼吸を意識して、筋肉をほぐすのが目的です」「快眠メソッド」をすることで、段階的にリラックスモードに入ってゆくことができるのだそう。「胸を開き、深く呼吸をし、胸と背中の筋肉、下半身のストレッチ、と全身の緊張を解きます。筋肉がほぐれると体がリラックスし、深い呼吸で自律神経のバランスが整うと入眠しやすくなるのです」また、コップ1杯の水を飲むのも忘れないでほしい。「就寝中、寝汗をかいたり、呼吸で水分が減ります。水分不足から熱中症を招きかねませんから、常温以上の水でおなかを冷やさないようにしましょう」「女性自身」2020年6月23・30日合併号 掲載
2020年06月24日ダイエットしても痩せないのは睡眠不足が原因かも出典:byBirth好きな食べ物を我慢しながら食事制限をして、忙しいながらも時間をつくって運動もしている。こんなに頑張ってダイエットをしているのに、なかなか痩せないと感じている人はいませんか?もしかしたら、それは睡眠不足が原因かもしれません。夜更かしすることでムダな食欲が出てしまい、カロリーを摂りすぎてしまうこともあるのではないでしょうか?また、睡眠不足になるとホルモンバランスが乱れ、食欲を増加させたり、代謝が低下したりしてダイエットに悪影響を及ぼしてしまうのです。では、睡眠とダイエットの関係について、もう少し詳しく見ていきましょう。良質な睡眠が痩せやすい体をつくる理由睡眠不足を解消し、良質な睡眠をとることで痩せやすい体をつくることができます。では、なぜ睡眠が痩せやすい体をつくるのか、その理由について見ていきましょう。睡眠中もカロリーが消費されているから出典:byBirth良質な睡眠を十分とることで、一晩あたり約300キロカロリー消費すると言われています。睡眠不足だとこの300キロカロリーを消費できないので、これだけでも単純に太りやすくなります。睡眠中もカロリーを消費するために、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。食欲を抑えるホルモンが分泌されるから出典:byBirth睡眠中はいくつかのホルモンが分泌されていますが、その中でも重要なのが、食欲を抑えるホルモンである「レプチン」です。しっかり睡眠をとることでレプチンが分泌され、満腹中枢を刺激して食べすぎを予防してくれます。ここでもう一つ注目したいホルモンが「グレリン」です。睡眠不足になるとレプチンの分泌が減るだけでなく、食欲を増すグレリンの分泌が増えてしまうのです。これらのホルモンの分泌が、ダイエットに大きく関係しています。睡眠をしっかりとることでホルモンの分泌が正常になり、食欲をコントロールしやすくなります。自律神経が整うことでさらに良質な睡眠がとれるから良質な睡眠をとると、自律神経のバランスを整えることができます。自律神経のバランスが整うと、良質な睡眠をとれるサイクルが完成するのです。朝起きてから夕方までは交感神経が優位になることで活動的になり、夕方以降は副交感神経が優位になることでリラックス効果が高まります。このサイクルが整うことで、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の分泌が正常になり、ちょうど良い時間に眠くなってくれます。自律神経は私たちがコントロールできないものなので、生活リズムを整えたりすることでバランスを保つしか方法がありません。では、自律神経を整えるためにも有効な睡眠のポイントについて見ていきましょう。ダイエットに効果的な睡眠のポイント痩せやすい体をつくるには、ダイエットに効果的な睡眠をとることが大切です。では、ダイエットに効果的な睡眠のポイントについてご紹介します。7時間以上は眠る出典:byBirth睡眠不足になると太りやすくなってしまうため、十分な睡眠時間を確保することが大切です。ある研究データによると、7時間を目安に睡眠時間を確保することで、痩せやすい体をつくれると言われています。毎日7時間を目安に眠ることで、ホルモンの分泌が正常になり、徐々に痩せやすい体をつくっていくことができるでしょう。眠りはじめて3時間は起きない美容や健康に欠かせない「成長ホルモン」は、眠りはじめて3時間で分泌がピークになると言われています。成長ホルモンが分泌されると新陳代謝が正常になり、ムダに太りやすくなることがなくなります。ダイエット効果を高めるには、成長ホルモンを分泌させることが大切です。そのため、眠りはじめてから3時間は起きないようにしましょう。良質な睡眠をとるための準備をする出典:byBirth良質な睡眠がダイエット効果をもたらしてくれるなら、良質な睡眠をとるための準備を整えましょう。良質な睡眠をとるためには、以下のようなことに気をつけた生活を送ることが大切です。起きたら朝日を浴びる良質な睡眠をとるためには、朝起きたら朝日を浴びるようにしましょう。朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、自律神経を整えることができます。また、自律神経を整えるには、毎朝決まった時間に起きることも大切です。睡眠リズムを整えて、睡眠の質を高めていきましょう。夕方に軽めの運動良質な睡眠をとるためには、体を疲労させることも大切です。睡眠には疲労回復の作用があるため、体が疲れることで夜に眠くなるメカニズムなのです。しかし、寝る直前に運動をすると交感神経が優位になり、興奮して眠れなくなってしまいます。そのため、夕方までに軽めの運動をして、適度に疲労感をつくることが大切ですよ。寝る前はリラックス良質な睡眠をとるためにもっとも大切なことは、寝る前にリラックスすることです。リラックスすることで副交感神経が優位になり、安眠へといざなってくれます。リラックス方法としておすすめなのは、ぬるめのお風呂に入る・部屋を暗めにする・ゆったりとした音楽を聴く・アロマを嗅ぐ・ストレッチをするなどです。美ボディのために快眠しよう!ダイエットに効果的な睡眠のポイントについてご紹介しました。眠りながら痩せやすい体をつくるには、朝起きたときから寝るまでの行動や習慣が重要になります。睡眠や生活のリズムを整えることでホルモンバランスを整え、美ボディのための快眠を習慣にしましょう!
2020年05月27日小さい頃からなかなか眠ることができなかった娘いっちゃんは、赤ちゃんの頃から眠りが浅く、小さな音で驚いてすぐに目を覚ましてしまっていました。しかも、目を覚ますとなかなか寝付かず、両親とも眠れない日々が何ヶ月も続きました。一般的に夜泣きがおさまると言われる9〜10ヶ月頃になっても夜中に起きて泣くのは変わらず、寝付きの悪さがますます際立ってきました。眠いのに眠れず、顔を真っ赤にしてひたすら泣き続ける娘を車に乗せて、幾度となく深夜のドライブに出かけたものです。この頃、「子どもが寝ないので車に乗せている」と人に話すと、「お母さんが抱っこしてあげたら?」とか「おんぶして仕事をしていたらいつの間にか寝ているものよ」などとアドバイスをしていただいたのですが、どうもそういう問題ではないらしい...と薄々感じていました。Upload By 寺島ヒロ幼稚園に行くようになっても寝付きの悪さは変わらず、毎日のように遅刻を繰り返していました。しかしその中でも、月に数日は夜8頃に寝て、朝6〜7時に起きる日があるのです。今思えばその頃から既に睡眠時間が安定しない傾向は出ていたのだと思います。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロ小学校時代、「眠れない」と泣く娘をみるのがつらかった小学生になると、遅刻こそ少なくなりましたが、睡眠の問題はいよいよ顕著になってきました。娘も少し成長したので、眠れないことを自分でも気にするようになり、また小学生になると出席を加味して成績がつくようにもなるので、祖父祖母や先生たちも遅刻をしないようにと厳しく言うようになりました。夜中に虚な目で起きてきて「眠れないんだけど…どうやったら眠れるの…。」「遅刻したら怒られる…。」と泣く娘を見ていると、私まで泣きそうになりました。いっちゃんはASDということもあり、性格はとても真面目で、なんでもきちんとやりたい方なのですが、学校では「いつもサボる子」「甘やかされて我がままな子」という扱いをされがちで、そのギャップに傷つくこともしばしば。でも、心掛けや睡眠導入剤では早く眠ることはどうしてもできませんでした。しかも、ここからがもっと重大な問題なのですが、一度寝付くと、今度はどうやっても起きないのです。気を失うというほど瞬間的ではありませんが、「眠くなってきた…」と言って布団に入ると、次に見たときには寝ています。そして一気にすごく深く眠ってしまうのです。くすぐっても間違って踏んでも微動だにしません。本人に聞いたところ、ほとんど夢も見ていないと言います。Upload By 寺島ヒロ中学校では先生たちにも理解してもらい...中学校に入る頃には、発達障害と睡眠障害の診断が出ていましたので、入学前に学校の方に相談して、"少しずつ改善はしているものの、自分のタイミングで起床、就寝をするため登校が難しいときがある"ということを伝えました。学校からは、娘の事情を理解していただいた上で「できるだけ登校はしたほうがいい。起こして連れてきてもらえれば、学校にはスタッフもいるし、どうしても眠いときには保健室登校ということもできる。」「お家だったら甘えも出るけど、学校でお友達に囲まれていればそうそう寝ないだろうし、昼間起きていればいずれ夜寝るようになるのでは。」と言われました。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロ思惑通りにはいかない・・・。解決に向けて頑張るよりも、心身の健康を優先に残念ながら、今でもいっちゃんの睡眠障害はあまり改善されてはいません。しかし、周囲の人が「これは仕方ない」と納得してくれたことでずいぶんストレスが軽減されたようで、眠れなくて不安になるようなことはなくなりました。ちょっと言いにくいことではあるのですが、最近は新型コロナウイルス感染症の影響で、学校が休校になっているため、ずっと自分のタイミングで寝起きすることができており、大変ご機嫌です。体調が良いので宿題のプリントもサクサク進めており、趣味のMMDもモデルを自作できるまでになりました。本人は「人生のボーナスタイムだ」と言っています。私たちはつい、充分な時間眠っていれば、朝から夜までは起きていられるはずだと考えてしまいます。だから、充分な時間眠らせるために寝かしつけを頑張ってしまうのですが、たとえ薬などを使って夜寝ていたとしても、娘の場合は『自分のタイミング』が昼間にきたらやっぱり寝てしまうようなのです。この体内時計がずれたままになってしまうタイプの睡眠障害は、今のところまだ原因もメカニズムも分かっていないそうです。なので、あまり働きかけなどはせず、子どもの体調維持を最優先に考えて過ごした方が良いのかもしれません。発達障害と睡眠障害に関係があるのかどうかも、まだはっきりしていない部分が多いのだそうです。しかし私の印象ですが、発達障害のある人で睡眠の問題を抱えていらっしゃる人はかなり多いように思います。寝付きが悪いだけではなく、子どもの頃寝相がすごく悪かったという話も聞きます。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロ分からないことが多いのですから、どんなに良かれと思っての働きかけも、後でやってはいけないことだったと分かるかもしれないですよね。何かができていない!足りない!と感じるときはどうしても最短距離を探しがちです。だって遅れてるんですから。でも、そういうときこそ冷静になり、性急に解決法を求めない、という心構えも大事なのかもしれないと思う今日この頃です。
2020年05月25日睡眠は、脳やカラダにたまった疲れを癒します。質の良い睡眠とは、「寝入りがよく、深く眠ることができ、目覚めたときにスッキリしていること」です。短時間でも爽快に目覚める人もいれば、長時間寝ても眠りが浅い人がいます。睡眠には個人差はありますが、質の良い睡眠は栄養や生活習慣にも関係しています。質の良い睡眠を助ける栄養素と多く含む食品トリプトファントリプトファン(アミノ酸の一種)は、セロトニンという脳内の神経伝達物質を作り出します。セロトニンは、 いくつかの過程を経て、睡眠を誘うホルモン「メラトニン」に変化します。(※1)(※2)〈多く含む食品〉大豆・バナナ・はちみつ・牛乳・マグロ・サンマ・ナッツ類ビタミンB1疲労回復や精神を安定させるのに効果があります。玉ねぎ、ニラ、長ネギなどに含まれる硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を高めるので一緒にとるようにしましょう。〈多く含む食品〉豚肉・大豆・ナッツ類・玄米・ゴマ気持ち良く眠りにつくための心得5つまた気持ちよく眠りにつくためには、その前の準備も大切。心身ともにリラックスし、睡眠を促すホルモンを分泌させることが必要です。1.寝る部屋は暗くする眠りのホルモンといわれるメラトニンは暗くなると分泌されます。夜は明るい光を浴びないようにしましょう。2.寝る直前のスマホやパソコン閲覧は控えるスマホやパソコンなどの光は、脳を覚醒させてしまいます。部屋を暗くすると同様、カラダと脳が寝る準備をできるような環境を整えましょう。3.ぬるめのお風呂でリラックスぬるめのお湯につかることで血行が良くなり、リラックス効果があるので、良い眠りへの準備ができます。逆に、寝る前の熱いお風呂や長風呂は、神経を興奮させてしまうので控えましょう。4.夕食は、就寝3時間前にすませる消化によりカラダに負担がかかるため、安眠できません。どうしても無理な場合は油っこいものは避け、うどんやおにぎりなど消化の良いものを。5.コーヒー・紅茶・タバコ・飲酒は厳禁。神経を高ぶらせ、眠りを妨げます。 以上のことを実践して、質の良い睡眠で明日への活力を養いましょう。 【参考・参照】(※1)e-ヘルスネットセロトニン〈〉(最終閲覧日2017/01/17)(※2)e-ヘルスネットメラトニン〈〉(最終閲覧日2017/01/17) 衞藤敬子管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2020年05月10日ちゃんと眠れてる?出典:byBirth肌のターンオーバーを活発にし、新しい肌に生まれ変わらせることが美肌の秘訣。そのターンオーバーを活発にするポイントは、良質な睡眠なんです。さて、あなたはちゃんと眠れていますか?まずは、睡眠を十分にとれているかここでチェックしてみましょう。寝る時間・起きる時間がだいたい決まっている朝の目覚めが良い午前中に眠気を感じることはない朝起きたらお腹が空いているすべてに「YES」と答えられる人は、良質な睡眠がとれている証拠。睡眠は長く寝れば良いわけではなく、睡眠の質を高めることが美肌効果につながります。では、睡眠と美肌の関係について見ていきましょう。高価な化粧品よりスゴイ!睡眠による美肌効果出典:byBirth毎日遅くまで仕事をしている女性や、家事や育児で寝る暇がない女性は、今すぐ睡眠習慣を見直してみて。睡眠不足は美肌の大敵です。睡眠不足になると疲れやストレスが改善されず、自律神経のバランスが乱れてしまいます。自律神経を整えることは、睡眠の質を高める上で外せないポイント。美肌づくりには、良質な睡眠が必要なのです。では、なぜ良質な睡眠が美肌をつくるのでしょうか?良質な睡眠をとると、寝ている間に「成長ホルモン」が分泌され、肌トラブルを改善したり、肌のターンオーバーを活発にしたりすることで美肌効果を高めてくれます。高価な化粧品でスキンケアをするよりも、良質な睡眠をとることのほうが美肌づくりに有効な場合もあるのです。睡眠は、まさに「最高の美容法」といえるでしょう。美肌&アンチエイジングに効く睡眠習慣良質な睡眠をとることは、美肌だけでなくアンチエイジング効果も期待できます。いつまでも美しさを保っている女性は、睡眠習慣が整っている可能性が高いのです。では、どのような睡眠習慣が美肌効果を高めてくれるのか解説していきます。睡眠時間の目安は7時間美肌やアンチエイジング効果を高める睡眠習慣は、何といっても十分な睡眠時間を確保すること。目安としては、7時間くらいの睡眠をコンスタントにとっていく必要があります。睡眠不足は蓄積されていくので、毎日できるだけ十分な睡眠をとることが大切です。「平日は4時間程度の睡眠だけど、休日だけお昼まで寝ている」という不規則な睡眠習慣は自律神経のバランスが乱れやすく、睡眠の質が下がる原因になります。毎日は無理でも、2~3日に1回はしっかりと7時間寝るように調整するようにしてくださいね。もし休日に睡眠不足を解消する場合には、遅くまで寝ているのではなく、昼寝をするのがオススメです。できるだけ毎日決まった時間に起きる習慣が大切です。入眠から3時間がゴールデンタイム出典:byBirth美肌のためには、22~2時の間のゴールデンタイムに眠っていることが大事だと言われていましたが、この情報は古くなってきています。最近では、入眠から3時間がゴールデンタイムだと言われているので、入眠直後が重要なポイント。とくにコアな時間帯が、入眠から90分間。この90分間に成長ホルモンや女性ホルモンが多く分泌されると言われているため、しっかりと良質な睡眠をとるように心がけましょう。たとえば、パートナーが寝るときに起こされないよう工夫するなど、90分間は目が覚めないようにすることが大切です。寝る2時間前に入浴出典:byBirth美肌づくりのために睡眠の質を高めるには、寝る2時間前に入浴することが効果的です。入浴によって体が温まった後、少しずつ深部体温が下がっていくときに眠気を感じます。このタイミングでベッドに入ることが、睡眠の質を高めるポイントの1つ。38~40℃くらいのぬるめのお風呂に15分くらい浸かり、じっくり体を温めましょう。冬だけでなく、夏でも湯船で温まることが安眠効果を高めます。就寝前はアロマでリラックス出典:byBirth寝る直前までスマホやパソコンをいじっていると、ブルーライトによって安眠効果を妨げてしまいます。そのため、就寝前はスマホやパソコンの使用を控え、リラックスして過ごすようにしましょう。アロマオイルの香りでリラックスすれば、安眠効果もアップすることでしょう。リラックス効果のあるアロマは、バレリアンやオレンジスイートがおすすめです。睡眠環境を整える質の高い睡眠をとるには、寝室の環境を整えることが大切です。快適な睡眠環境に整えることで、自然と安眠効果が高まります。快適な寝室の温度は21~23℃と言われ、湿度は50~55%が快適だと言われています。また、清潔で肌ざわりの良い寝具にもこだわってみると、上質な睡眠をとることができるでしょう。美肌をつくる睡眠習慣をはじめよう!美肌と睡眠の関係についてご紹介しました。睡眠時間だけでなく、睡眠の質を高めることが美肌効果につながります。睡眠中の「成長ホルモン」の分泌を増やし、ターンオーバーを活発にさせて美肌をつくっていきましょう。美肌づくりには、睡眠習慣を見直すことが大切ですよ。
2020年04月12日ストレスやスマホなどの電子機器に囲まれた生活を送る現代人の多くが質の良い睡眠が取れていないと言われています。質の良い睡眠がとれると心や体に嬉しいメリットを体感できるんです。今回は質の良い睡眠のために、快眠習慣を身につける方法をご紹介していきます。睡眠の質が下がるとどうなる?交感神経と副交感神経のスイッチがうまく切り替わらない、もしくは副交感神経がうまく優位に働かない状態になると、寝ても疲れが取れなかったり、途中で何度も目覚めてしまい翌日の昼間にボーッとしてしまうなど、日中のパフォーマンスに影響を及ぼします。それだけでなく、睡眠の質が悪い状態が慢性化すると、糖尿病などの生活習慣病にかかるリスクが非常に高くなる他、途中で何度も目覚めたり寝つきが悪く寝不足の状態が続くことで、食欲を増加させるホルモンが分泌され太りやすい体になってしまいます。関連記事ツボ押しでぐっすり安眠!ツボの場所や押し方を専門家が解説睡眠の質が上がると得られるメリット睡眠の質が上がることによって得られるメリットはたくさんあります。まず、翌日の仕事や勉強のパフォーマンスが大幅にアップ。その日の疲れを翌日に持ち越さないということはもちろんですが、質の良い睡眠がとれていると人とそうでない人とでは翌日の集中力や判断力に決定的な違いが生まれます。他にも、22時〜2時の成長ホルモンが多量に分泌される時間に良質の睡眠がとれていると、細胞が修復されて筋肉の成長・維持、皮膚のターンオーバーが促進し、艶っとした美肌が手に入りやすいです。体の細胞自体が元気になるので、血流促進、便秘改善、肩凝り解消などの効果も期待できます。この22時〜2時に分泌される成長ホルモンは〝若返りホルモン〟とも言われているので、特に女性は22時〜2時にしっかりと良質の睡眠を取れるように心がけると良いでしょう。快眠のための5つの習慣良質の睡眠をとるために、快眠習慣を5つご紹介します。日々のちょっとした意識で、美容にも健康にも効果抜群の睡眠がとれる体に変えていきましょう。快眠スパイスミルク快眠チャイは良質な睡眠へ誘うための牛乳とスパイスを使った飲み物です。スパイスは、睡眠の質を上げてくれるナツメグや体を温めてくれるシナモンがおすすめです。寝る前に、カップに温めたミルクを入れ、ナツメグとシナモンをひとつまみ入れて飲むだけで、寝付きが悪い方も眠りにつきやすくなります。※ナツメグは多量に摂取すると幻覚症状を起こすことがありますので、必ず〝ひとつまみ〟程度の量に留めておいてください。快眠ストレッチ寝る前にその日に使った、もしくは動かさなかった体の筋肉をほぐし血流を巡らせることで、体を副交感神経が優位なリラックス状態へ導くことができます。特に股関節周辺や肩周りなどの血流が滞りやすい箇所を、念入りにストレッチしてからベッドに入ると良いです。快眠食快眠のためにはバランスの取れた食事を摂ることは特に大切です。バランスの良い食事を考慮した上で、特に意識して摂取して欲しい食材は、チーズなどの乳製品、ナッツ類、納豆などになります。これらには睡眠の質を上げるために必要な必須アミノ酸であるトリプトファンという成分が多く含まれている食材のため、食事の時はちょっとだけでも快眠を意識した食事にしてみましょう。快眠のための瞑想日中にたかぶった交感神経を落ち着けて、眠りのための副交感神経を優位にするために、寝る前5分の瞑想時間を作りましょう。頭の中に様々なことが浮かび、とてもじゃないけどリラックスできないという場合でも、ただただ、今息を吸っている、今息を吐いているということに意識を向けると良いです。楽な姿勢で座り、ただ目を閉じて呼吸に集中する5分間で、深くリラックスすることができます。快眠浴快眠のための入浴方法ですが、入浴は熱すぎない38度程度の湯温で就寝する1〜2時間前までには済ませておいた方が効果的です。入浴の際には精神を落ち着かせる効果のある、ラベンダーの精油を数滴垂らして入浴すると良いでしょう。ラベンダー精油は比較的手に入りやすい精油ですので、アロマデビューの方も気軽に試すことができておすすめです。快眠習慣で睡眠の質を上げよう睡眠の質が上がると、翌日の脳の回転具合、体がサクサク動く感覚の違いをはっきりと体感できます。睡眠の質に着目し改善するだけで、心身にさまざまな効果を得ることができます。しっかり寝ているはずだけど、翌日体や頭がだる重いというような方は一度、睡眠の質を見直してみてはいかがでしょう。Hikaruヨガインストラクター
2020年01月16日食事や運動の効果を感じにくく痩せないとお悩みの方は、まず土台設計を整えることが大切です。それは、質の良い睡眠。質の良い睡眠は、一晩で47分のランニング1回分(約300kcal)のカロリー消費も期待できます 今回は質の良い睡眠の取り方を紹介します。「質の良い睡眠」が太りにくい体を作る理由成長ホルモンがしっかり分泌される質の良い睡眠は入眠〜3時間までに深く眠れるかが肝です。深く眠れると、脳の疲労物質がクレンジングされることで成長ホルモンがしっかりと分泌されます。成長ホルモンは1日で破壊された細胞の修復、代謝促進、新たな細胞作りの役目があり、その他にも脂肪燃焼を促進する力も上がることで、ダイエット効果にも繋がっていきます。食欲を抑えられる深く眠れることで、食欲をコントロールする役目のホルモン【レプチン】の分泌量が上がります。眠りが浅く睡眠時間が短くなると、この逆である食欲増進のホルモン【グレリン】の分泌量が勝り、満腹中枢に刺激が入りにくくなりドカ食いを引き起こす元となります。深い眠りは疲れを取るだけではなく、食欲を抑える役目まであるのです。関連記事良質な睡眠は美肌も作る!幸せホルモンで快適な眠りを手に入れよう質の良い睡眠を取れるようになるには?朝に太陽光を浴びる朝に太陽光を浴びるのは、睡眠ホルモンのメラトニンをつくる元となるからです。メラトニンには体内時計の役目があり、夜になると分泌量が増えて眠気が促進され、太陽光を浴びると分泌が抑制されます。太陽光に30分〜1時間当たるのが良いですが、難しい場合は通勤路で日差しの当たる場所を歩く、電車ではまどに近い所に立つようにすることだけでも効果的です。カフェイン飲料を飲むのは14時までにするカフェインの覚醒作用は飲んだ後、6時間〜8時間の持続があります。14時に飲むと22時まで影響することで、深い眠りの妨げとなるのです。14時以降のブレイクは、ノンカフェインのハーブティー、またはどうしてもと言う場合はカフェインレスコーヒーに変えてみましょう。睡眠の質を下げる夜のNGな日課就寝前の寝酒寝酒は名前とは全く逆です。寝酒を飲むとすぐに眠れても、その後はアルコールの影響で交感神経が優位になり、途中覚醒や利尿作用で夜中のお手洗いの原因にもなり、返って睡眠の質を下げます。シャワーだけで済ます日中に酷使した筋肉や神経の緊張は、シャワーだけでは取れません。体の緊張は交感神経が優位になり、眠りが浅くなります。深く眠るには体が緩んだ状態あってこそです。夜は37度〜39度の少しぬるい湯船に浸かるようにしましょう。帰り道でコンビニに寄る・寝る前のスマホブルーライトは脳に刺激が入り、目が冴えてしまう原因にもなります。スマホの他、テレビやパソコン等の電子機器は、就寝1時間までに済ませましょう。またコンビニのライトはLEDがほとんどです。もし部屋の電気がLEDなら、就寝1時間前からオフにして小さな豆電球にすることをおすすめします。質の良い睡眠をしっかり取ってダイエットを成功させよう質の良い睡眠を取る方法はいつもの日常生活を少し気をつけるだけで変わります。枕やパジャマなどを良いものにしても、質の良い睡眠を取るための習慣を変えなければ効果を感じることはありません。まずは自分にNGな日課がある場合はそれを見直し、質を良くする方法を取り入れるようにすると更に効果的ででしょう。内藤 絢睡眠専門家、ヨガインストラクター
2019年10月31日睡眠がダイエットに関係すると何となく知っていても、その理由を知らない方も多いのでは?睡眠時の体のメカニズムを理解すると、眠りが健康や痩身に役立つワケがわかります。今回は睡眠専門家である内藤絢先生に、理由や効果を上げるコツなどを伺いました。睡眠がダイエット効果につながるのはなぜ?快眠時は300kcalを消費する深い眠りは成長ホルモンの分泌を高めるため、ぐっすり眠れた時は一晩で300kcal分の脂肪燃焼の効果があると言われています。一方、よく眠れない場合は3分の1の100kcalしか消費されません。食べ過ぎを抑えてくれる深く眠ることで脳内クリーニングができ、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。ぐっすり眠ると、脳の疲労物質を洗い流す役目のある「脳脊髄液」が出て、脳内をクリーニング。これにより満腹中枢に刺激が入りやすくなり、食べ過ぎを抑えてくれるほか、味覚が敏感になり味の濃い物を欲しにくくなります。昼寝にもダイエット効果が期待できる?昼寝のダイエット効果では、夜の睡眠以外に昼寝などにもダイエット効果は期待できるのでしょうか。できるかできないかと言えば、できます。ただし、昼寝の仕方によっては逆効果になるため、以下のポイントを抑えましょう。昼寝をするなら14時まで14時以降に昼寝をすると夜の睡眠に響き、眠りの質を下げる原因になります。昼寝の時間は30分以内30以上眠ると脳が休息し過ぎてしまい、返って夜の睡眠の妨げに。夜に深く眠ることで得られるダイエット効果が期待できなくなってしまいます。昼寝前にホットコーヒーを飲む眠気防止作用のあるカフェインが体内に吸収されるのは、摂取してから約20分後と言われています。コーヒーなどカフェインを含む飲み物を昼寝前に飲むと、ちょうど起きる時間にその作用が発揮され、昼寝での寝すぎを防げます。関連記事【効率のよい昼寝とは?】午後からの仕事が捗る上手な休み方痩せるために適切な睡眠の時間帯ダイエット効果をねらう場合は、明け方2時までに就寝することを心がけてください。睡眠のゴールデンタイムは22時〜2時と言われているため、「2時まででいいの?」と思う方もいるかもしれません。これは、就寝中に出る成長ホルモンは“早く寝るから出るわけではない”ということに関係しています。22時に就寝しても、眠りが浅ければホルモンの分泌量は上がりません。例えば23時〜明け方2時にしっかり深く眠ったほうが、ホルモン分泌量は高まり、代謝の促進・脂肪を減らす・骨密度を高めるといった成長ホルモンの恩恵を受けることができるのです。睡眠ダイエットの効果を上げるためのコツ朝食を抜かない朝食を食べることで体内時計をしっかり起動させることができ、眠りの質向上に役立ちます。とはいえ、朝食をとる時間や食欲がないという方も多いことでしょう。そんな方に、これを摂れば良いというものをお伝えすると、「大豆製品・バナナ・米」といった食品や食物です。これらには、睡眠ホルモンの生成に必要な栄養素が豊富に含まれています。例えば、「バナナ+無調整豆乳」「白米または雑穀米+味噌汁」「納豆ご飯+卵」などの簡単でシンプルな組み合わせのもので十分です。朝に太陽光を浴びる太陽光は睡眠ホルモンを作る大切な材料です。朝に60分〜90分、太陽光を浴びるようにしましょう。60分〜90分も太陽光を浴びるのは難しく感じるかもしれませんが、通勤中は日の当たる場所を歩く、地下道より地上を選ぶ、電車・バスを待つ時は日の当たる場所に立つなど工夫することで、日常生活内で太陽光を浴びる時間を増やすことは可能です。湯船に浸かる湯船に浸かることで、日中で受けたストレスにより高まった交感神経を鎮静させることができます。これにより副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まって深い眠りにつなげることができます。寝室の温度設定を就寝前に行う快適に眠るためには温度管理も大切です。例えば寒い時期であれば、就寝前に電気毛布のスイッチを入れて布団に入る際にスイッチを切る、暑い時期であれば冷房を24〜25度にセットして就寝時に1度上げるなど、自分が心地よく眠れる環境を作っていきましょう。睡眠を大切にすることで得られるメリットに注目しよう質の高い睡眠がダイエットに効果的な理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。普段おざなりにしがちな睡眠に注目することで、思わぬ健康効果やダイエット効果が期待できます。今回ご紹介したコツを、少しずつでもよいので取り入れみてくださいね。内藤 絢睡眠専門家、ヨガインストラクター
2019年10月25日妊娠してから「眠気が強くなった」「ぐっすり眠れなくなった」と悩む妊婦さんのために、今回は妊娠中の睡眠についてお話しします。 妊娠各期の睡眠パターンについて妊娠すると、妊娠を維持するためのホルモン(プロゲステロン、エストロゲン)の影響や、体の変化、自律神経のアンバランスによって、睡眠不足や疲労感に悩むことがあります。睡眠に関する悩みに個人差はありますが、妊娠各期の一般的な睡眠パターンは以下の通りです。 妊娠初期(0〜15週)の睡眠妊娠初期(0〜15週)は主にプロゲステロンの作用で、日中の眠気が強くなる過眠の状態が起きる一方で、夜間は寝つきが悪くなったりします。妊娠した喜びと同時に、戸惑いや不安があり、ちょっとしたできごとにも敏感になり、つわりの時期と重なるため、心身の疲労感が強く、「たくさん寝ても眠い」「寝ても寝足りない」など強い眠気に悩むことがあります。 妊娠中期(16〜27週)の睡眠妊娠中期(16〜27週)は、つわりから解放され、初期に比べて心身の疲労感が和らぐことで、安定した睡眠をとれるようになります。妊娠後期が近づいてくると、エストロゲンの作用で眠りが浅くなる妊婦さんもいます。これは産後に夜間の授乳などの赤ちゃんのお世話に対応するための準備として、眠りが浅くなると考えられています。 妊娠後期(28週以降)の睡眠妊娠後期(28週以降)は、おなかが大きくなるために起こる頻尿や腰背部痛、こむら返り、息切れ、腹部のかゆみなどの不快な症状が重なったり、胎動や不規則なおなかの張りを感じたり、出産に対する不安が増すことで、なかなか寝付けなかったり、夜間に目覚めてしまうことがあります。妊娠中期と同じように、エストロゲンの作用で眠りが浅くなりやすい時期です。 過眠や睡眠不足が起こす心身への影響睡眠には、脳や神経、内分泌、免疫系などを調整して心身を健康に保つ役割があります。妊婦に限らず、人間は十分に良い睡眠が得られないと、脳や体の休息や回復を妨げることになります。脳の機能が低下すると記憶力、判断力、問題解決力などが低下し、感情のコントロールがうまくできず、精神的に不安定になりやすい状態です。 妊婦さんは妊娠経過や赤ちゃんのことだけでなく、身の回りのできごとに対して敏感になり、不安を抱えやすいため、よい睡眠を得られるように心がけることが大切です。眠くて仕方がない、あるいは睡眠不足でどう対処したらいいかわからない場合は、妊婦健診のときに医師や助産師へ相談しましょう。 妊娠中に良い睡眠を得るための過ごし方良い睡眠によって疲労を回復させることは、妊娠中に揺らぎやすい心を安定させるためにとても重要です。人間の体内時計は24時間よりも少し長いので、眠ることで身体のリズムを24時間に合わせるために、規則正しい生活や太陽の光を浴びることが必要です。下記の項目を参考に、生活のなかで実行できそうなものを取り入れてみましょう。 ・決まった時間に起床する睡眠と覚醒のリズムが乱れると、日中の眠気がとても強くなり、夜寝つく時間が遅くなります。人間は寝だめができませんので、平日と休日の起床時刻の差は2時間以内にしましょう。 ・太陽の光を浴びる太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされます。曇り空でも自然光であれば効果はあります。 ・規則正しく食事をする朝食を食べないと、体温が上がりきれず、基礎代謝量が減り、脂肪が燃焼しにくいです。妊娠中の体調管理のためにも、朝食は欠かさないように心がけましょう。 ・睡眠は自分に合った睡眠時間を規則的にとる一般的に6~8時間睡眠が良いとされていますが、適正な睡眠時間には個人差があるので、時間にこだわらなくても大丈夫です。ぐっすりと眠るために、日中にしっかりと起きていることが大切ですので、睡眠時間が規則的になるように心がけましょう。 ・睡眠時間以外に昼寝や休憩を取り入れて、疲労を残さないようにする夕方以降に居眠りや仮眠をとると、夜間の睡眠に影響します。昼寝をする場合は、午後1〜3時の間で30分以内にしましょう。 ・就寝前に、ぬるめの湯(38~40℃)でゆっくり入浴する就寝前は、脳と心身をリラックスできる環境で過ごすことが大切です。体温を下げて眠りの準備をするために、寝る1〜2時間前にぬるめの湯船につかって体温をちょっと上げるのは効果的です。湯船につかる習慣がない妊婦さんや、上のお子さんとお風呂に入るためにゆっくりしていられないという妊婦さんもいるので、必ずしもこの入浴方法をすすめるものではありませんが、他の方法を取り入れてもなかなか眠れないという妊婦さんは試してみてもいいかもしれません。 ・就寝前1時間はTVやパソコン、携帯電話・スマホの使用を控える夜間に明るい光を浴びたり、明るい場所で眠ったりすると、眠るためのホルモンであるメラトニンの分泌を妨げます。特に電子機器のディスプレーから放つブルーライトはメラトニンの分泌を減らすため、就寝前1時間は使用を控えましょう。部屋の照明もLEDを使用せず、暖色系の照明や間接照明を活用しましょう。 ・寝床で悩みごとは考えない寝ようと思っているときや疲れているときに悩んでも、良い考えは浮かびにくいものです。眠れないのに眠ろうとすることもストレスになって睡眠不足になることもあります。眠れないときは気分転換することも大切です。その代わり、翌日は決まった時間に起床して、睡眠のリズムを少しずつ整えるように心がけましょう。 まとめ妊娠中は心身の変化が起こりストレスを感じやすいので、睡眠時間を意識的に確保して、心身ともにリラックスできる時間をもつことが大切です。出産後は赤ちゃんに合わせた生活となり、睡眠ペースをつかむのはとても大変です。妊娠中から自分の体と向き合い、その時期や状況に応じた睡眠サイクルを整えられるように工夫していきましょう。睡眠リズムは、産まれた赤ちゃんが成長していく過程でも関係して生活にも関わってきますので、妊娠中から早起きと朝食を食べる習慣を整えていきましょう。 ■参考・助産師基礎教育テキスト妊娠期の診断とケア編集:森恵美日本看護協会出版2018年版・日本睡眠学会HP睡眠に関する基礎知識・NATIONAL SLEEP FOUNDATION RECOMMENDS NEW SLEEP TIMES・神山潤オフィシャルWEBサイト 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2019年10月22日良質な睡眠が取れないと、お肌の不調も招きます。睡眠の質を上げる方法は一見とても難しそうにも感じますが、毎日の生活習慣をちょっと変えることで改善していくことが可能です。今回は、そんな良い睡眠をとるための方法をご紹介していきます。睡眠の曲がり角は肌より早い?睡眠の曲がり角はお肌よりもかなり早く、10歳で迎えます。理由は、睡眠ホルモンのメラトニン分泌量が10歳でピークとなるため。そこから段々と下がるので対策が必要となります。睡眠ホルモンのメラトニンを作る方法朝に太陽光を浴びる太陽光を浴びると脳からメラトニンの元となる、通称幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され、これが、浴びた16時間後にメラトニンに変わります。太陽光を浴びることで体内時計がリセットされると共に、メラトニンは体内時計によってコントロールされています。もし、通勤中以外で直射日光を直接浴びるのが難しい時はカーテンを開け、明るい光を浴びるだけでも効果的です。太陽光を浴びる時間は1日30分を目安にし、曇りの時にも行いましょう。朝食に大豆製品・卵・バナナを食べる大豆製品や卵、バナナには、メラトニンの原材料となるトリプトファンが多く含まれています。それらを朝食べる理由としては、摂取の16時間後に睡眠ホルモンのメラトニン分泌量が高まります。ですので、23時に寝る場合は朝食を7時に食べるのが理想的です。朝に食欲が出ないと言う時は、豆乳カフェラテ、ミネラルウォーター+バナナ、ゆで卵など、軽めのものから始めてみるとよいでしょう。関連記事寝るときの姿勢で体の不調を整える!お悩み別おすすめの寝方睡眠の質を上げて美肌も手に入れよう肌をケアする様に睡眠のケアをすると、眠りの質も上がって美肌効果やメイクのノリが更にアップ。ぐっすり眠れることで成長ホルモンの分泌量も増え、太りにくく痩せやすい体も手に入れやすくなります。ぜひ、これをきっかけに睡眠のケアも行っていきましょう。内藤 絢睡眠専門家、ヨガインストラクター
2019年10月20日昼間、眠くなるのは単に睡眠時間が足りてないだけ?それとももっと深刻な病気?いつも月曜日の朝ツライのはなぜ…?読者アンケートであがった睡眠の悩みと疑問について、睡眠学の第一人者の先生に伺ってきました!Q. 睡眠時間は足りていると思いますか?A. はい…29.3%、いいえ…51.3%、どちらともいえない…19.4%Q. 睡眠の悩みは何?A. 1位…寝ても疲れが取れない、2位…寝つきが悪い、3位…眠りが浅い、4位…朝、なかなか起きられない、5位…日中、眠くなる、6位…夜中に何度か目が覚める、7位…予定より早く目が覚める、8位…寝相が悪いアンケートの結果をご覧の通り、自分の眠りに満足している、という人は3割以下。でも、現代人は睡眠に理想を求めすぎる眠り至上主義に陥っている、と内山真先生。「睡眠が安らぎの時間と認識されるようになったのは、250年前の産業革命以降のこと。それまでの自然を相手にして生きていた時代は、夜は動物に畑を荒らされたり家畜が食べられたりするので、いつでもパッと起きる必要があり、朝までぐっすり眠れるということはなかったのです」夜中に安心して眠れるようになったからこそ、眠りの重要性と健康との関わりに気づくことができた。ところが、これが逆に現在の睡眠に対する過剰な期待や誤った思い込みを招くことに。「睡眠は翌日、私たちが充実して頭や体を働かせるためのもの。長い目で見れば、体と心の健康を保つために必要なものであって、ただ長く眠ることだけに価値を求める必要はありません」重要なのは眠りのために眠るのではなく、生き生きと活動するためには、どう眠るかということ。そのため睡眠についてよく理解し、これまでの考え方や睡眠習慣を見直すべき。第一歩として、よくある悩みや疑問に、眠りの第一人者のアドバイスをいただこう。いびきがひどくて、家族から苦情が…。先生の回答:いちど病院で相談してみましょう。睡眠時無呼吸症候群かもしれません。眠ると体の筋肉はリラックスして緩みます。舌のまわりの筋肉も緩んで舌が落ち込み、気道が狭くなります。この状態で空気が出入りするときに喉のあたりが振動する音が“いびき”。気道がもっと狭くなると喉が詰まって無呼吸に。これが睡眠時無呼吸症候群です。睡眠が深まらないので起きたときに熟睡した感じが持てない、日中眠くなるといった症状も出てきます。高血圧や心臓病といった病気を引き起こすことも。できるだけ早く呼吸器科や耳鼻科に相談を。眠っているときの喉の状態健康な人でも眠っているときは筋肉が緩み、舌が後ろに落ち込み上気道が狭くなるが、睡眠時無呼吸症候群の人は上気道が塞がり窒息状態に。主な原因は肥満、顎が細いことなど。『睡眠学の権威が解き明かす 眠りの新常識』(内山真著 KADOKAWA)より、一部改変最近、睡眠薬がないと眠れなくなってきました。先生の回答:慢性的なら、医師に相談を。睡眠習慣の見直しと睡眠薬の処方も。夜眠れないとき、人は孤独を感じます。眠れないと、何かに襲われるのではと思うほど心細い気持ちになります。それで眠れない夜が続くようなら睡眠薬を使ってみてもいいと思います。昔の不眠治療は睡眠薬でうまく眠らせることが目的でしたが、現在は生活指導が主で、睡眠薬は従。睡眠薬を使っている人の中には実は薬で寝すぎている場合もあるので、少しずつ睡眠時間を短くしていけば、睡眠薬は意外と簡単にやめられます。睡眠薬を飲んでいますか?ほぼ毎日飲む…4.7%、ときどき飲む…4.0%、以前飲んだことがある…15.7%、飲んだことがない…69.3%、答えたくない…6.3%睡眠薬の種類と違いは?睡眠のために使う薬剤には薬局で買えるものと医師が処方するものがある。薬局で買えるのは睡眠改善薬で、主成分のジフェンヒドラミンは乗り物酔い薬の主成分でもある抗アレルギー薬。すぐに慣れがくるので不眠症の改善には不向き。医師が処方する睡眠薬のなかで、よく使われる「マイスリー」や「ルネスタ」は、比較的常習性が低く、安全性の高い不眠症治療薬。他に体内時計に働きかける「ロゼレム」という薬や、覚醒レベルを下げる「ベルソムラ」という薬もあり、患者の症状に合わせて生活指導の補助として処方される。睡眠薬代わりのお酒がやめられなくなってしまいました。先生の回答:お酒はあくまで気分転換に。不眠対策には向きません。寝酒をすることで眠れる理由は、アルコールが脳の活動を抑えてくれるからです。でも、アルコールは大体2~3時間で分解されるので、その後、急に脳の活動が活発になって、睡眠後半の眠りが浅くなってしまいます。中途覚醒の原因となることも。また、舌の沈下が起こりやすいので、いびきや睡眠時無呼吸が促され、こちらも不眠の原因に。さらに、睡眠薬と比べて癖になりやすいのがアルコール。お酒はリラックスのために。睡眠薬代わりの飲用はダメです。うちやま・まこと日本大学医学部精神医学系主任教授。日本睡眠学会理事長を務める。著書に『睡眠学の権威が解き明かす 眠りの新常識』(KADOKAWA)、『睡眠のはなし』(中公新書)など。アンケート:25~39歳の女性338人に調査※『anan』2019年9月11日号より。イラスト・SANDER STUDIO取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2019年09月08日睡眠は、意識を変えるだけで、誰でもお金をかけずにできる健康法。美肌やダイエット効果、仕事のパフォーマンスまで左右します。睡眠を犠牲にして頑張るのはもう卒業!上質な睡眠で、健康な体と健やかな心を取り戻そう。仕事にプライベートに忙しいと、つい削ってしまいがちな睡眠時間。でも、睡眠こそ見直すべき、と睡眠コンサルタントの友野なおさん。「睡眠不足が肌の不調を招くことは女性なら体感したことがあると思いますが、それ以外にも太りやすくなったり、病気のリスクが高くなったりと、美容や健康を損なう原因に。私自身、睡眠を改善したことで、暴食がおさまり体重が15kgダウン、長年悩まされていたアトピーやパニック障害、生理不順も改善したんですよ」きちんと眠るだけで、心身ともに健やかになれるなら実践してみて損はなし。女子にうれしいご利益が待っています。病気のリスクが減る。免疫力が強化される。風邪をひきにくくなる。抗アレルギー力が高まる。高血圧や糖尿病などの生活習慣病、うつ病などのリスクが低くなる。病気を寄せつけないためには、体の中に入ってくる異物と戦うための免疫力を高めることが大切。「睡眠力とは免疫力と言ってもいいくらい、免疫力は眠っている間に強化されます。しっかり眠ると、体がメンテナンスされ、免疫機能を高めて自然治癒力を引き上げてくれるので、病気にかかりにくくなるんです。たとえば風邪をひきにくくなり、アレルギーへの抵抗力も高まります。若いうちはピンとこないかもしれませんが、日々の充足した睡眠は、将来心配になってくる、高血圧や糖尿病、心臓病や脳卒中などの生活習慣病のリスクも減らしてくれます」また、睡眠は体だけでなく、心の病気とも関係してくる。「睡眠不足だとイライラや落ち込みなど精神的不調を招きますが、この状態が続くと、うつ病になるリスクが高くなることも判明しています」メンタルが整う。不安感やイライラをリセット。精神的なストレスが軽減。気持ちが穏やかになり、感情のコントロールができる。睡眠は体の疲れを取るだけではなく、心の健康も守ってくれる。「私たちはさまざまな感情とともに毎日を生きているので、ポジティブな感情だけでなく、不安感やイライラなどのネガティブな気持ちもあって当然です。そしてそんなマイナスの感情をリセットしてくれるのが睡眠。一晩眠って気分が切り替えられた経験はありませんか?」心が元気になるメカニズムとは?「睡眠中は、それぞれ異なる役割を持ったレム睡眠とノンレム睡眠が交互に現れます。睡眠後半にかけて増えるレム睡眠中には、感情や思考を整理する作用があるので、ぐっすり眠れば心配事などがリセットされ、気持ちが落ち着きますよ」痩せる。食欲中枢のホルモンバランスが整う。糖質や脂質への欲求が低下。基礎代謝がアップして太りにくくなる。消費カロリーが上がる。しっかり眠ることで、痩せやすい体を手に入れることもできる。「質の良い睡眠がとれると、食欲をコントロールするホルモンのバランスが整うことが理由です。私たちの脳には、食欲を増加させるホルモンと満腹中枢を刺激して食欲を抑えるホルモンがあるのですが、寝るとこれら2つのホルモンバランスが整うため、食べすぎなくなります。また、糖質や脂質に対する欲求も低下し、お菓子やジャンクフードを食べたくなくなるので、我慢することなく自然と痩せ体質になれるんです」適切な睡眠は、エネルギー代謝のいい体へのチェンジを促してくれる。「成長ホルモンが出て筋肉の合成が行われるので、新陳代謝が活発になって基礎代謝が上昇。さらに気持ちが前向きになるため、活動意欲も高まって積極的に動くようになり、消費カロリーもアップします!」便秘が改善される。腸の働きをコントロールする副交感神経が優位になる。大腸の蠕動運動が活発になり、不要なものが押し出される。ぐっすり眠れば、毎日しっかり排泄されやすくなるのも、女子にうれしいポイントのひとつ。「睡眠と便秘にも深い関係があります。私たちの体は、自律神経によって24時間コントロールされていますが、自律神経には2種類あり、それが、昼間や活動中に活発になる交感神経と、夜の休息時に活発になる副交感神経です。大腸の蠕動運動によって便の排泄が促されるのですが、この蠕動運動が活発になるのは副交感神経が優位なとき。私たちが眠っている間に腸が働き、自動的に便を肛門側に運び、押し出してくれるようになっています。なので、毎朝スッキリ出すためには、質の高い睡眠タイムが欠かせません」ともの・なお睡眠コンサルタント。眠りに関する講演会や商品開発などを行う。著書に『毎朝、目覚めるのが楽しみになる 大人女子のための睡眠パーフェクトブック』(大和書房)など。※『anan』2019年9月11日号より。イラスト・いとうひでみ取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2019年09月07日巷にあふれる「睡眠神話」の数々。本当に正しいのかどうかチェックしてみましょう!最先端の睡眠研究を行う櫻井武先生にお聞きしました。睡眠には必ず寝るべき「ゴールデンタイム」がある。これってホント?ウソ?×:大事なのは時間帯ではなく、深い睡眠を得ることです。22時~2時とされている睡眠のゴールデンタイム。その間に肌のターンオーバーを促したり、髪を美しくする成長ホルモンが分泌されるといわれている。「成長ホルモンが睡眠中に分泌されることは正しい知識。ただし、22時~2時にしか出ないと思い込んでいるなら、それは完全な間違いです。成長ホルモンは時間帯ではなく、ノンレム睡眠の深いステージで多く分泌されるもの。3時に寝たとしても、眠りはじめに深い睡眠に入れさえすれば出るのです」夜間に眠ったときと、徹夜して翌日の日中に眠ったときの成長ホルモンの分泌量を比較。22時に寝た日、眠りはじめの3時間に大量に分泌されている。翌日、徹夜すると分泌は低下。その後、日中に眠ると大量に分泌。時間帯は関係ないことがわかる。Van Cauter et al, 1999; Karimi et al, 2010より一部抜粋正しい睡眠の基本は「早寝早起き」。これってホント?ウソ?×:今は、遅寝遅起きでOK。それより睡眠不足に注意を。小さいころから刷り込まれている早寝早起きのススメ。実はそれほどこだわる必要はないそう。「今の社会では、むしろ逆です。昔に比べて就寝時間が遅くなっている現代では、起床時間も調整しないと寝不足になります。体内時計をずらさないため毎日同じ時間に起きるべきですが、早起きを意識するより、十分な睡眠時間を確保するほうが大事です。就寝や起床は自分の生活に合わせて、通勤電車で寝ずに済み、休日に寝だめしないでいい量の睡眠を!」毎日7時間寝る人がいちばん長生きをする。これってホント?ウソ?:相関関係はアリ。ただし、誰でもそうとは限りません。睡眠時間と死亡リスクを調べた多くの研究で、7時間前後の睡眠をとっている人のリスクが最も低い。となると7時間眠るべき?「研究結果はあくまで広い年齢層の人々の平均値。7時間睡眠の人がいちばん病気にかかりにくいからといって、すべての人の最適な睡眠時間が7時間とは言えません」。では、自分にとっての最適な睡眠時間は?「個人ごとに適正時間があります。昼間眠くならずに起きていられたかを目安に、ベストな時間を見極めてください」アメリカで1982年~1988年にわたって30歳~102歳までの男女110万人超を対象に、睡眠時間と6年後の死亡危険率の関連を検証。6.5~7.4時間睡眠の人が最もリスクが低い結果に。睡眠時間が増えても減ってもリスクは上がる。Kripke DF. et al:Arch Gen Psychiatry 59:131-36, 2002さくらい・たけし筑波大学医学医療系教授。国際統合睡眠医科学研究機構副機構長。著書に『最新の睡眠科学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!』(山と渓谷社)など。※『anan』2019年9月11日号より。イラスト・中根ゆたか取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年09月06日人は人生の4分の1以上を眠って過ごす。睡眠は、私たちの体と心の健康はもちろん、美容との関係も深い。正しい知識があれば、睡眠がもたらす数々の恩恵にあずかれる!まずは、睡眠研究の専門家に基本を教わろう。誰もが毎日とっている睡眠。その精密なメカニズムにはまだまだ謎が多いのも事実。では一体、睡眠とは何のためにあるのだろう?「シンプルに言うと睡眠とは、起きている間に脳や体を働かせるためのメンテナンスだということ」と、筑波大学教授の櫻井武先生。眠らないと人は生きられず、不足すれば肥満や病気を引き起こすとも。それほど重要な睡眠だけど、実は「こだわりを持たない」ことが良質な睡眠につながるのだとか。「眠ることだけに関心を寄せると、眠れないときに不安が生まれ、眠りの質を低下させる原因になることも。睡眠は、起きているときのパフォーマンスを高めるために必要なもの。長く眠ることが目的にならないように注意しましょう」Q. 人が眠る理由とは?A. 翌日に備えて脳と体を休め、点検や整備をしています。睡眠には、脳も体も休んでいるノンレム睡眠と、体は動かず脳が活発に働いているレム睡眠の2つの状態がある。そしてそれぞれの状態で、異なるメンテナンスが行われている。たとえば、脳内では情報の整理や記憶の強化、体内では免疫機能のアップ、そして、精神機能の維持など、極めて重要なものばかり。ただの休息ではないのだ。「昼間使ったことで機能が低下した脳をリセットすることで、起きている間、脳のパフォーマンスを上げ、心身の状態を健やかに保ち活動できます。生きる上で睡眠は不可欠なのです」ノンレム睡眠とレム睡眠の違いレム睡眠:脳の活動…活発に活動、感覚(脳への入力)…遮断されている、筋肉の活動…ほとんどゼロ、行動…ほとんどなし、自律神経…交感神経、副交感神経ともに変動、体の機能…心拍数、呼吸数、血圧が大きく変動ノンレム睡眠:脳の活動…眠りが深くなるほど活動が低下、感覚(脳への入力)…伝わっているが処理機能が低下、筋肉の活動…低下するがゼロではない、行動…寝返りなど、必要に応じて動ける、自律神経…副交感神経が優位になる、体の機能…心拍数、呼吸数、血圧など低下ノンレム睡眠時は眠りが深くなればなるほど、脳も体も休息状態に。レム睡眠時は、脳と体の間の情報交換をカットした状態で、脳は活発に活動。このように、2つの睡眠はまったく異なる。Q. なぜ夜に眠くなって、朝に目が覚める?A. 体内時計と睡眠負債の2つが関係しています。人の体は、個人差はあるが、平均して24時間+約10分周期の体内時計が刻むリズムによってコントロールされている。「朝、光を浴びることで体内時計がリセットされ、覚醒度が高まり、14~16時間後に眠くなるように毎日セットされます。一方、起きている間、一種の睡眠物質のようなものが脳内に溜まり続けます。この睡眠負債は夜眠ることで返済されます」。体内時計による一日のリズムと、覚醒することで溜まる睡眠負債によって、自然と夜眠くなるようになっている。体内時計(覚醒出力)と睡眠負債の関係朝、光を浴びてリセットされる体内時計によって高まる覚醒の強さは、午後に中だるみがあるものの、増え続ける睡眠負債に対抗して、就寝の2~3時間前にピークに。ここは眠くならない「睡眠禁止帯」と呼ばれる時間帯。眠らないと睡眠負債はどうなる?上の図は、規則正しく眠った場合。眠ることで負債は減る。下の図は一日徹夜した場合。睡眠負債は増え続け、翌日、長く眠らないと返済できない。Q. 睡眠と覚醒は、どうやって切り替わる?A. 睡眠と覚醒はシーソーの関係。起き続けられるのにも理由が。睡眠と覚醒のタイミングを決めるのは、体内時計や睡眠負債だけでなく、脳内の2つのシステムとオレキシンという物質も大きく関係している。「脳には睡眠と覚醒を作り出す別々のシステムがあり、拮抗しあうシーソーのような関係です。どちらかの活動の強さがあるレベルに達するとシーソーが傾き、スイッチが切り替わります。覚醒したあと、起きた状態を維持し続けられるように覚醒システムを後押ししている脳内物質が、オレキシンです」通常は睡眠システム側にシーソーは傾いているが、覚醒が必要なときに切り替わり、オレキシンが覚醒側に傾いたシーソーを固定する。食事や仕事など、人は生きるために覚醒し、行動しないといけないのだ。さくらい・たけし筑波大学医学医療系教授。世界的な研究機関である国際統合睡眠医科学研究機構副機構長。著書に『睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか』(講談社)など。グラフと表は『睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか』(櫻井武著 講談社)より作図※『anan』2019年9月11日号より。イラスト・中根ゆたか取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年09月05日近年、睡眠に関するダイエットが増えてきています。睡眠不足はホルモンバランスを乱すため、痩せにくくなることが分かってきたためです。今回ご紹介する「3・3・7睡眠ダイエット」もホルモンに関係しています。その根拠や、ダイエットの方法について、解説します!睡眠とダイエットの関係とは?出典:byBirth朝、起きた時に疲れがとれていない…そんな人は多いのではないでしょうか?そんな場合は、もしかしたら痩せにくい状態になっているかもしれません。では、なぜ睡眠とダイエットが関係しているのでしょうか?成長ホルモン3・3・7睡眠ダイエットで鍵となるのは、成長ホルモンです。夜、寝ている間に分泌されるホルモンで、体脂肪を分解するはたらきがあります。体の細胞の成長を促したり、組織を修復するはたらきもあります。そのはたらきから、海外のセレブの間で「アンチエイジングホルモン」とも言われているようです。ダイエットだけでなく、美容にも嬉しいホルモンですね。成長ホルモンは、体が成長する時期である思春期に増加しますが、その後は分泌量が減っていきます。30代でピーク時の約50%、70代でピーク時の約30%以下の分泌量になってしまいます。レプチンとグレリン出典:byBirth食欲に関係するホルモンです。レプチン(食欲抑制ホルモン):食欲を抑えるグレリン(食欲増進ホルモン):食欲を強めるこの2つのホルモンがバランスよく分泌されることで、食欲はコントロールされています。睡眠不足でレプチンが低下し、グレリンが増えるという報告があります。また、2つのホルモンの乱れから、食欲がコントロールしづらくなり肥満になりやすいとのこと。いかに睡眠が大切か、よく分かりますね。実はこんなことも睡眠不足が原因かも…?肌荒れ、肌のくすみ、しわ、筋肉量の低下、睡眠が浅い、脂肪がつきやすくなった…。これらの原因も、睡眠不足による成長ホルモンの分泌低下によるものかもしれません。日本人の5人に1人は睡眠不足!?出典:byBirth厚生労働省の報告では、成人の5人に1人が慢性的な不眠である、とのことです。仕事のストレスや、家事・育児で寝る時間が取れない…、そんな人が多いのかもしれません。次のような症状がある場合、睡眠に問題があるもしれません。朝、起きる時間になっても、なかなか起きられない朝、起きたときに頭がぼーっとする朝起きてから4時間以内にあくびが出る日中、すぐに寝てしまいそうになる休みの日は休日より2時間以上長く寝るいくつ当てはまりましたか?自分ではしっかり睡眠をとっているつもりでも、体は疲れている場合も。いま一度、睡眠について見直してみてはいかがでしょうか。3・3・7睡眠ダイエットとは?出典:byBirth睡眠とダイエットの関係について知ったところで、本題の3・3・7ダイエット法についてです!このダイエット法のポイントは3つ!1. 寝始め3時間は連続して寝る成長ホルモンは、寝始めてから3時間に集中的に分泌されるためです。2. 午前3時には寝ていること夜10時~午前3時の間に成長ホルモンは活発に分泌されます。何かと夜更かししがちですが、この時間内には眠る・せめて午前3時までには寝る習慣をつけましょう!3. 睡眠時間は1日にトータル7時間を目指す7時間というと長く感じますよね。夜の睡眠+通勤中にウトウトする時間もあわせて7時間でOKとされています。出典:byBirth海外の調査では、睡眠時間が短くなると太りやすい、ということが分かっています。長すぎても短すぎても「良い睡眠」がとれないことから、3・3・7睡眠ダイエットが考えられたのですね。しっかり睡眠をとるためにすべきこと3選!出典:byBirth寝室はしっかり掃除する加湿器を置く場合、水の交換はこまめにおこなう敷布団や枕は、寝た時に自分が「S」の字となるようなものにする寝室の環境を整えることは、とても大切です。例えば加湿器の水など、雑菌が繁殖すれば空気も汚れます。日頃から掃除機をかけ、加湿器の掃除も怠らないようにしましょう。快適な睡眠には、寝具もとても重要です。寝づらさを感じていても、そのままにしている、なんてことありませんか?寝る環境を整えるための小さな積み重ねが、質の良い睡眠を作り出します。まとめ出典:byBirthいかがでしたでしょうか。ダイエットを頑張っているのに痩せない人も、睡眠を見直してみると良いかもしれません。ポイントとなるのは成長ホルモン。組織を修復したり、美肌効果もあるアンチエイジングホルモンです。しっかり睡眠をとり、ダイエット効果を感じてみましょう!
2019年07月24日幼稚園から毎日遅刻...原因は睡眠障害…!?わが家のASD兄妹は、2人とも幼い頃から睡眠に問題がありました。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロ現場の先生方のご協力と家族の送迎で、何とか休みながらも登校していた兄タケルでしたが、8歳のとき「アスペルガー症候群」の診断がつき、小学3年生から気持ちを安定させる薬を飲み始めました。夕方の気分の落ち込みを防いで20時〜21時には眠ってもらい、十分な睡眠をとることができるようにするのが目的でした。直接的な影響がどのくらいあったのかは不明ですが、結果的にタケルは21時台には眠るようになり、朝早く起きてくるようになりました。服薬は1年程でやめたのですが、タケルに限って言えばこれ以降もそのリズムを崩すことなく過ごせるようになり、日常生活への支障が少なくなりました。その結果、季節による不調などはありつつも中学・高校も何とか通い切ることができました。現在中学1年生の妹いっちゃん。睡眠の問題を抱えながら、学校生活は体調優先でUpload By 寺島ヒロ「キタキタキターー!!」って思いました。なぜなら私もこのタイプだから。概日リズム睡眠障害といって、寝る時刻と起きる時刻が毎日少しずつ遅れていく症状があります。私自身もこの症状があるため、私の生活時間につられて子どもたちが生活リズムを壊すことを恐れ、実は私は子どもたちが幼い頃は睡眠薬を飲んで生活リズムを無理やり朝型にしていました。でも、ちょっとした風邪でも寝込むほど体調を崩してしまってとてもきつかった上に、朝型の生活リズムが習慣化することもなく、睡眠薬を飲まなければ翌日からまた1時間ずつ体内時間がずれていく…。私にはこの方法はあっていないことに気づき、妹いっちゃんの睡眠傾向がはっきりしてきたあたりで、私自身も朝型の生活にこだわることはやめました。参考:概日リズム睡眠障害 |厚生労働省 e-ヘルスネットUpload By 寺島ヒロ中学1年生になったいっちゃんですが、今でも起きられた時に登校するスタイルは変わっていません。毎朝決まった時間に起きようと試みて体調を崩した自分自身の経験からも、1時間目から登校することにこだわるあまりに健康を損ねては本末転倒…。中学校の先生にもご理解いただいています。ただ、月の3分の2は学校に行けておらず、不登校状態になっているいっちゃん。授業を受けられなかった分の全ての勉強を家庭や支援教室でカバーできるわけではないので、今後の進学などのことも考えると睡眠をはじめとした生活リズムについてはフォローしていかなければならないですよね。その辺りが今後の課題だと思っています。
2019年07月12日肌荒れがなかなか治らない、肌がくすみがちという方は、もしかしたら睡眠不足が原因かもしれません。美しい健やかな肌を目指すには、睡眠は必要不可欠。ただ寝るだけではなく、良質な睡眠が必要です。良質な睡眠をとるための習慣についてお伝えします。美肌は寝ている間に作られる!美肌のカギは睡眠習慣睡眠不足になるとニキビができたり、肌がくすんだり、むくんだりしませんか?それは肌と睡眠は密接に関係しているからです。美肌にとって欠かせない睡眠は、ただ眠るだけでなく「良質な睡眠」をとることが大切。美肌が目指せる睡眠習慣についてお伝えします。肌は寝ている間に作られる?出典:byBirth日中、紫外線・PM2.5・ホコリ・乾燥などのさまざまな外部刺激にさらされた私たちの肌は、ダメ―ジを受けています。ダメージを受けたということは、皮膚の細胞が傷ついたということと同じです。しかし、皮膚の細胞は睡眠中に細胞分裂を行い、再生することで、日中受けたダメージを修復すると言われています。皮膚の細胞分列・再生は成長ホルモンの分泌によって促されます。この成長ホルモンは1日のうちで、入眠時に最も分泌されると言われています。眠らないと成長ホルモンは分泌されず、細胞づくりも行われないので、睡眠はとっても重要なのです。寝るときには副交感神経を優位にする出典:byBirth寝るときに重要なのは、自律神経の一つである副交感神経を優位にすること。自律神経には、交感神経と副交感神経があります。普段、私たちが生活しているときに優位に働いているのは交感神経、リラックスしたときや寝ている間に優位になっているのが副交感神経です。このことからもわかるように、入眠時に副交感神経を優位にすることで、良質な睡眠をとることができます。反対に交感神経が優位のまま寝てしまうと、眠りが浅くなったり、夜中に起きたりしてしまい、睡眠不足の原因となりますので気を付けましょう。良質な睡眠をとるためのおすすめ習慣出典:byBirth良質な睡眠は眠りやすい環境を整えることで、誰でもとることができます。全てのことを実践しなくても、自分に合った方法、続けられるものを選び、お試しください。就寝3時間前に食事を終える入眠時、胃の中に食べ物が残っている状態だと、体は消化活動を優先します。すると内臓が休息する時間が短くなり、普段と同じ睡眠時間でも眠りが浅くなったり、疲れが取れにくかったりします。そのため、就寝時には消化活動が終わっている3時間前に食事を終えていることが理想です。仕事の終了時間が遅く、夜ご飯がどうしても寝る直前にしか摂れないという方は、消化の良いものを少量摂るだけにとどめるのがベスト。ぬるめのお湯でゆっくり入浴入眠をスムーズに行い、良質な睡眠を得るためには、体の奥の体温である深部体温を下げる必要があります。それは、眠気は体温が下がるときに生じるからです。そこで有効なのが入浴です。体温は一度高くすると冷えやすいという特徴を利用します。入浴は寝たい時間の90分前に済ませます。それは90分ほどで深部体温が下がって、睡眠の質が良くなるからです。また入浴する際に気を付けたいのが、お湯の温度です。熱めのお湯に長く入ると体の覚醒を促してしまううえに、体の負担にもなるおそれがあります。そのため、38℃ほどのぬるめのお湯に入り、深部体温を上げましょう。時間をかけて体温を上げることで緊張をほどき、リラックスすることができます。寝るときはパジャマを着用寝るとき、ジャージやTシャツを着用して寝ている方は多いのではないでしょうか?しかし化学繊維の含まれている衣服は、吸湿性・吸水性が落ちるため寝るときにはあまり向いていません。寝ている間には、コップ1杯分の汗をかくと言われています。吸湿性・吸水性が悪いと、不快感から眠りが浅くなるおそれがあります。おすすめなのは、綿100%やシルクのパジャマ。吸湿性・吸水性に優れ、睡眠を阻害することがありません。リラックスできる空間を作る良質な睡眠のためには、リラックスすることが大切。室内の湿度・照明・香り・音楽などで、リラックスできる環境を整えましょう。暑すぎたり寒すぎたりすると体温調節が上手くいかず、寝つきが悪くなることがあります。また、蛍光灯などの明るい照明を寝る直前まで付けていると、脳が活性化してしまうので、間接照明など少し暗めの照明をつけることがおすすめ。香りはお気に入りのものを炊いたり、音楽はゆったりとしたものを聴くと良いでしょう。スマホ・テレビ・PCは見ないスマホ・テレビ・PCからはブルーライトが放出しています。ブルーライトは脳を活性化したり、交感神経を優位にさせたりする働きがあると言われているため、寝る直前まで見ていると眠りが浅くなるおそれがあります。そのため、スマホ・テレビ・PCを見るのは寝る1時間前にやめ、あとは寝る準備期間としてリラックスする時間にしましょう。毎日同じ時間に寝る寝る時間が不規則な生活を続けるとどうなるのでしょうか?寝る時間がバラバラだと生体リズムが崩れ、免疫力の低下や自立神経の乱れにつながります。それだけでなく、肌にもさまざまな影響を及ぼします。まずは、肌の生まれ変わりが乱れることであらわれるのがくすみです。他には、男性ホルモンの分泌が促進されることから、皮脂が過剰になり、ニキビの原因にもなり得ます。また、成長ホルモンは体内時計に影響されやすいため、毎日一定の時間に睡眠を取ることが大切です。睡眠習慣を見直して美肌に出典:byBirth良質な睡眠をとって、美しい肌を目指しましょう。良質な睡眠は普段の生活習慣を少し変えるだけで得られます。生活リズムも整い、肌もキレイになれる習慣をぜひ取り入れてみてください。一気に生活が変わると負担になるので、一つずつ試し、慣れたら次のものを試すのがおすすめです。自分に合った方法で継続をすることで、美肌へと導いてくれます。
2019年06月20日仕事や家事に忙しい女性にとって、睡眠の時間をしっかりと確保するのは難しいですよね。時間のない中で質の良い睡眠をとることは、ストレス社会で生き抜くうえで、とても重要です。また、しっかりと休息時間をとることは、美容にとってもとても大切なことなんです。そこで今回は、質の良い睡眠がもたらす美容への影響と、リラックスするためのコツを美容ライターがご紹介します。質の良い睡眠は美肌づくりのカギだった!?出典:byBirthしっかりとした睡眠が仕事のパフォーマンスを上げてくれたり、健康上とても良い効果をもたらすことは、経験柄わかる、という方も多いのではないでしょうか。実は、睡眠は美容とも密接な関わりがあるのです。睡眠中には、「成長ホルモン」が多く分泌されるといわれており、美肌づくりや、ダイエットにとってもとても重要な成分です。この「成長ホルモン」は30歳前後から分泌される量が減るともいわれているため、アラサー女子は、質の良い睡眠を意識することがとても大切なのです。上質な睡眠をとるためのおすすめの方法とは?それでは、具体的に上質な睡眠をとるのに必要なポイントを3つ、ご紹介していきます。1. 太陽の光をしっかりあびる出典:byBirth質の良い睡眠をとるためには「成長ホルモン」がカギだということはお伝えしましたが、この「成長ホルモン」をつくるためには、「メラトニン」をきちんと分泌させることが必要だそう。この「メラトニン」という成分は、夜になると分泌され、身体に夜がきましたよ、ということを伝え、睡眠モードに入るのを手伝ってくれる働きがあります。また、さらに「メラトニン」を分泌させるには「セロトニン」という日中につくられる成分も重要で、これは日中の太陽の光をあびることでつくられます。そのため、午前中の間に外に出かける、通勤で一駅多く歩くなどを心がけましょう。また、同じ原理で、スマートフォンやPCのブルーライトなどの強い光を就寝前にあびてしまうと、良質な睡眠を妨げてしまいます。ネットサーフィンは寝る1時間前には切り上げて、睡眠モードに入ることを心がけてみてくださいね。2. 食事は寝る3時間前までにすませましょう出典:byBirth実は、食べたものを消化するのは、身体にとってはけっこうな負担がかかります。そのため、寝る直前に食事をしてしまうと、そのあと身体は消化に集中してしまうため、しっかりと睡眠時間を確保したのに「なんだか疲れがとれていない」「寝た気がしない……」ということにもなりかねないのです。そのため、寝る3時間前には食事を終えるのがベスト。胃に食べ物が無い状態で眠りにつくことが大切なのです。しかし、仕事が忙しくて、どうしても遅くなってしまう、勤務時間が不規則など、難しい人も多いはず。そんな時は、消化の良い味噌汁、豆腐、雑炊のような身体を温める脂肪分の少ない食事メニューがおすすめです。反対に脂肪分が多いなど、消化にエネルギーが多く必要なものは、なるべく避けることがベター。なるべく消化に良いものを取り入れることを意識すると、身体がエネルギーをたくさん使わずにすみ、その分睡眠の質を高めることにつなげることができます。くれぐれも腹八分目を心がけてくださいね。3. 寝酒はNG!飲酒は控える出典:byBirth「お酒を飲むと寝つきが良くなる」と思っている人も多いのではないでしょうか。実はそれは大きな間違い。お酒を飲んでから眠りにつくと、夜間に何度も目覚めてしまったり、眠りが浅くなってしまうのです。結果、睡眠の質を下げてしまうことにつながるため、基本的にはNGです。寝酒に頼った生活を続けていると、そのうち2杯、3杯と飲まないと眠れなくなり、アルコール依存につながることも……。温かいホットミルクを少し飲むなど、身体に優しい飲み物に切り替えましょう。また、コーヒーなどに含まれるカフェインは、神経を高ぶらせるとも言われているので、こちらも就寝前には控えましょう。さいごにいかがでしたでしょうか。忙しい女性にとって睡眠は、健康面でも美容面でも重要な問題です。そのほかにも寝具にこだわる、好きな香りに包まれて眠る、など自分に合った快眠方法をみつけてみてくださいね。みなさんも、睡眠美容を始めてみませんか。
2019年04月24日