私は、4歳の娘と2歳の息子を育てています。シングルマザーになる前は、子どもたちを幼稚園から通わせようと思っていました。しかし、離婚したことにより、子どもたちを保育園へ入園させて働くことを決意。これで生活が少しはラクになる! そう思っていたのですが、シングルマザーの会社勤めが、こんなにも大変だとは思いませんでした……。 シングルマザーになって初めての就職シングルマザーになってから初めての就職先が決まって、ひと安心していました。しかし、子どもたちの体調不良や、保育園で新型コロナ感染者が出たことによる10日間の休園などで、仕事を休むことが多々ありました。 体調不良の場合、病児保育を利用することもありますが、場合によっては預けられないこともあります。そんなときは、私が休みをとって自宅で子どもをみるしかありませんでした。 退職することに…「子どもがいても働きやすい!」「時短OK!」という求人にひかれて、この会社に就職した私。 実際は、勤務先の従業員に子どもがいる人がおらず、休みが続くことや急な休みに対してあまり理解されている印象はありません。私自身、会社に迷惑をかけているという気持ちから、会社にいづらくなってしまいました。 結局、会社は辞めてしまいましたが、シングルマザーとして働くことの大変さを知りました。しかし、この件で育児と仕事について考える良い機会になったと思っています。今後は、病児保育を利用する以外にも、振替などがしやすいよう平日だけでなく、土曜日も保育園へ預けて仕事をしたりして、育児と仕事のバランスを取りながら過ごしたいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:本田りか
2023年05月26日シングルマザーのハナさんが運営するYouTubeチャンネル「なないろfamily」。ハナさんは1LDKの家で、娘のメイちゃん(6歳)と独身アラフォーのお姉さんと、3人で暮らしています。普段は、3人で仲良く暮らす様子を配信している「なないろfamily」。今回はハナさんがシングルマザーになるまでの経緯についてご紹介します。 娘が2歳のときに離婚 ハナさんが離婚したのは、メイちゃんが2歳のとき。メイちゃんに、パパの記憶はないそうです。離婚後に、元旦那さんはうつ病で他界しました。 お金はすべて元夫が管理、厳しい倹約生活結婚前の元旦那さんは、穏やかで誠実。「真面目」という言葉がぴったりの人だったそう。金銭面も倹約家で、コツコツと貯金するタイプだったそうです。 対して、ハナさんはどちらかというとズボラで面倒くさがり。金銭面でも計画性のないタイプでした。 2人の夢は「マイホームを建てること」。結婚前から話し合いをして、ハナさんが浪費しないように通帳を元旦那さんに預けていました。結婚後、お金はすべて元旦那さんが管理し、厳しい倹約生活をしていたそうです。 妻が妊娠中、転職を繰り返す元夫結婚してから、約1年でメイちゃんを妊娠。幸せいっぱいと思った矢先、つわりで水すら飲めずに体重が減ってしまい、入院することになりました。ほぼ寝たきりの状態が続いたハナさんは、当時勤めていた会社を退社。 そんな中、元旦那さんが急に転職を繰り返すようになってしまったのです。ハナさんに、事前に相談はありませんでした。何度、相談して欲しいとお願いしても、同じことを繰り返す元旦那さん。 経済的にも不安を抱える中で、無事に出産。産後も体調が優れなかったハナさんは、しばらく育児に専念することになりました。 そんな中、また元旦那さんが突然会社を辞めてしまいます。 出産後、勝手に起業!?ある日、元旦那さんは「起業して店を始める。もう場所は借りている」と言い出しました。びっくりして固まるハナさん。当時のハナさんは、妊娠中からの体調不良に加えて、娘さんが早産&未熟児だったため、毎日NICUに通っていました。 娘さんが退院してからも、夜泣きや慣れない育児でノイローゼ気味に……。自分が1日を無事に過ごすのがやっとの状態で、夫のことは何も考えられない状況だったそう。 元夫がうつ病に……お店を始めた当初は、ハナさんもビラを配るなどできる範囲で手伝いました。その後、お店が繁盛しはじめ、ハナさんの体力も少しずつ回復。順調だと思った矢先、元旦那さんがうつ病を発症したのです。 元旦那さんは、自営業の重圧や先の見えない不安にかられて「なんで会社を辞めてしまったのだろう」と頭を抱え、悩むようになりました。情緒不安定になり、夜は眠れず、食欲は減り「何もかも怖い。消えてしまいたい」と、泣きながらつぶやくようになりました。 ハナさんは、嫌がる元旦那さんを無理やり病院へ連れて行くと、症状が重く、そのまま緊急入院となりました。 高額セミナーに生活費をつぎ込んでいたことが発覚元旦那さんの入院中に、ワンオペ育児、片道1時間かけてのお見舞い、お店を畳む準備をするハナさん。当時2歳になったメイちゃんと税理士事務所へ手続きに行くなど、毎日大変でした。 しんどい日々を送る中で、元旦那さんのパソコンのメールや書類、すべての通帳をチェックしていると、とんでもないものを発見! 元旦那さんは、ハナさんに内緒で高額な起業セミナーに通っていたことが発覚したのです! 総額で、車を1台買えるくらいの金額をつぎ込んでいました。 ジュース1本を自動販売機で買うことすらためらうような夫が、こんな高額セミナーに!? 衝撃事実を知り、冷や汗をかきながら、急いで解約。元旦那さんにお金の管理を完全に任せていたことを反省しつつ、趣味やささやかな娯楽まで我慢して、マイホームやメイちゃんのために貯めていたお金をこんなことに使ったの? と、怒りがわいてきました。 この一件で、元旦那さんに対する気持ちが、急激に冷めてしまったハナさん。しばらくして、元旦那さんは退院しましたが、退院後も体調が優れなかったため、お互い自分の実家で暮らすことに。 怒涛の店じまいもひと段落したため、ハナさんは就職活動を始めました。 義両親からの衝撃的な言葉 それから、程なくして元旦那さんの実家へ行き、離婚の話をしました。義父母は「息子を捨てるのか」と言わんばかりにハナさんを叱責したそう。ハナさんは「もう夫を信頼することはできない」と正直に話しました。 メイちゃんもまだ小さく手がかかる時期で、元旦那さんの面倒を見ながら、ハナさんがひとりで家計を支えていける状態ではありませんでした。 「養育費は元気になって働けるようになってから、少しずつ支払ってくれたら良い」と、伝えると、義父母はとんでもないことを言い出します。 「養育費なんて払う必要はない。ひとり親になれば手当も出るだろう。子どもは女の子なんだから大学に行く必要もない。そんなにお金もいらないはずだ」 信じがたい考えと言葉に衝撃を受けたハナさん。その後もいろいろ言われたものの、なんとか離婚が成立しました。 元夫が他界したと知り……ハナさんは、就職先とメイちゃんの保育園が決まり、実家で暮らしながら忙しい日々を過ごしていました。メイちゃんのことで元旦那さんに連絡をしましたが、連絡は繋がらず音信不通。 離婚してから半年以上たったころ、共通の知人から元旦那さんが1カ月前に亡くなったことを知ったハナさん。義父母からは、何の連絡もなかったそうです。 元夫の他界を知り、自分を責めて泣き明かしたハナさん。お姉さんに電話すると、すぐに駆けつけて抱きしめてくれました。 このころから、実家で両親と折り合いが悪くなったハナさんは、お姉さんに相談すると「うちにおいで。一緒にメイちゃんを育てよう」と言ってくれてたそう。そして、3人での生活が始りました。 今思うことハナさんは、今だに「あのときこうすればよかった」という後悔があるそう。 「ただ、当時は自分なりに精いっぱい過ごしていました。自分の行動や選択が正しかったとは思いません。でも、どんなに悔やんでも過去は変えることができません。目の前のことに向き合って、少しずつ進んで行くしかないのかなと思います」と、語っています。 離婚、元夫の他界、義父母の理解しがたい対応……これまでたくさんつらいことがあったハナさんですが、素敵なお姉さんがいてくれてよかったですね。子育てを一緒にしてくれる人がいるだけで、すごくありがたいと思います。 この動画には、励ましのコメントや、同じような境遇の方から「勇気づけられました」とのコメントが多数寄せられていました。 ハナさん・お姉さん・メイちゃんの3人が出演するYouTubeチャンネル「なないろfamily」では、和やかな日常の動画がメインで投稿されています。こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。 【離婚した理由】私がシングルマザーになるまでの壮絶な過去前編|なないろfamily 著者:ライター 廣瀬尚子
2023年05月26日私は新社会人1年生、娘は小学校1年生。新生活の始まりに気合いを入れ、当時シングルマザーだった私は「ひとりでも、実母に頼らず全部がんばるぞ!」と意気込んでいました。ですが、娘を泣かせてしまう結果となってしまい……。 まさかの突然の残業現在中学校2年生の娘が、小学校に上がったばかりのときの話です。私は、娘の小学校入学と同時に新しい職場に入職したので、娘は学童保育を利用していました。学童保育の最終下校時刻は、19時。その時間には、必ずお迎えに行けると思っていたので、近くに住む実母から「学童にお迎えに行くのを手伝うよ」と言われても、私は「自分でお迎えいけるから大丈夫」と断っていました。 入職し、最初の1週間ほどは定時で上がることができ、娘の学童保育のお迎えにも間に合っていました。ですが、研修が終わって現場に入った2日目、なんといきなり2時間の残業が! 実母の支援は、一度断っていたのと直前だったため頼みにくく、当然、学童保育のお迎えに間に合わず、娘は突然ひとりで学童保育から自宅に帰ることに……。 私が仕事を上がり、学童保育の最寄り駅で降りて娘の姿を探すと、ちょうど学童保育から自宅までの道を、ひとりで歩く娘の後ろ姿を見つけました。小さな体で、大きなランドセルを背負ってとぼとぼと歩いている娘……。私は大きな声で娘の名前を呼び、かけつけて「急にひとりで帰ることになってごめんね」と抱きしめました。娘は「周りも暗いし、こわかったよ」とうっすらと涙目に。 娘に無理をさせるくらいなら、最初から実母に頼っておけばよかったと思いました。8年経った今でも、私はあのときの娘の後ろ姿を忘れることができません。この出来事以来、私が仕事で残業になりそうなときは、お迎えをお願いするなど、実母に頼るようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年05月22日子どもを育てながら懸命に働き、遂に夢のマイホームを手に入れたシングルマザーが思いも寄らぬ不運に見舞われたと、FOX系列のKDVRなどが報じている。KDVRによると、アンバー・ホールさん(42)はこの4月、米コロラド州デンバーのセンチネルに一軒家を購入し、2人の子どもたちと引っ越した。4つのベッドルーム、バスルームを2つ備えたこの家を買うために、ホールさんはずっと働きづめだったという。シングルマザーはついに夢を叶えたのだ。しかし、新居での楽しい暮らしは、ある時を境に悪夢と変わった。荷ほどきをしている最中、飼い犬が何かに気づき、部屋の隅に向かってゆっくり歩き出した。ホールさんはKDVRの取材に、「“どうしたんだ、相棒?”という感じでした。クモか何かを見つけたのかなと思ったんです。見に行ってみると、ヘビが壁をスルスルと登っていくところでした」と語る。ヘビが入っていった壁に穴をあけてみると、巨大なヘビが塊になってうごめいていたという。先月23日に最初のヘビを発見してから9匹も見つけたというホールさんは、仲介した不動産業者とも連絡が取れなくなっており、彼女は仕方なく自費で専門家に駆除を依頼しなければならなかった。専門家によると、彼女の家に巣食っているのはアメリカに分布するガータースネークの一種で、毒はないという。しかし、ホール家のヘビはその道のプロでも驚くほど巨大で、ガータースネークとしては異常な大きさだと話していたそうだ。Daily Mailによるとヘビは壁の中だけではなく床の下からも見つかり、専門家も一体何匹潜んでいるか見当がつかないという。その数の多さから、ヘビの巣穴の上に家が建てられたのではないかと推察している。ホールさんはどこからヘビが出てくるかわからないという恐怖から、荷ほどきを全く進められないという。
2023年05月08日2023年4月1日に、白百合女子大学に入学したことを報告した、タレントの小倉優子さん。同月24日に、自身のYouTubeで入学式当日の様子を公開し、大学生活への思いを語りました。小倉さんは同年2月頃に、早稲田大学など計6校の大学受験に挑戦し、白百合女子大学に合格。タレントと3児のシングルマザー、そして受験勉強を両立させながら、ひたむきに努力する姿には称賛の声が集まりました。小倉優子、39歳で大学生になって…入学式当日に撮影された動画では、この日のために新調したというスーツ姿の小倉さんが登場。「みなさんよりかなり年上だから引かれないかなとか、馴染めるかなとドキドキしています」と緊張している様子を見せていました。無事入学式を終えて帰宅すると「当たり前ですけど、みんな若い!かわいい」と興奮した様子。「私の子供でもおかしくない年齢、『お友達』でいいんですかね」とかなりの年齢差があることに迷いつつも、笑顔を見せていました。また部活動については、ラクロス部やチアリーディング部などがあるのだそう。スタッフにチアリーディング部への入部をすすめられると「いいかも、私の性格もはつらつとするかな」と前向きな様子で答えました。子育てとの両立は「想像以上に大変かも」一方で、子育てと大学生活の両立に対する不安も打ち明けた小倉さん。思っていたよりも遅い時間まで授業があることに驚いたといいます。6限授業で19時終了の日には「子供のお迎えに行けない」と話し、続けてこう語りました。子育て、仕事もしてるし、大学生活がどうやったら成り立つのかを考えて、これは大変だなって。キャンパスライフは楽しみだけど、でもやっぱり大変だと思った。ゆうこりんチャンネルーより引用履修科目については、子供たちを送ってから出席ができる1限の授業をとったり、1日に授業をまとめるなど、時間の使い方を工夫していく考えのようで、「しっかりしないと」と覚悟を決めた様子の小倉さん。今後も自身のYouTubeで、リアルな大学生活について発信していきたいと視聴者に明るく話しました。3人の子供を育てながら、新たな挑戦をする小倉さんの姿には多く人が勇気付けられ、応援するコメントが寄せられています!・子育てと仕事をしながら学ぶ姿勢は尊敬します。応援しています!・いくつになっても、学ぶ機会があるのは素晴らしいことだと思います。無理のない範囲で頑張ってください!・今まで頑張った分、キャンパスライフを楽しんでください!子育てと仕事をこなしながらの大学生活は、想像以上に忙しく大変な日々になることでしょう。しかし、強い意志をもって受験を乗り越えてきた小倉さんにとっては、やっとたどり着いた『スタートライン』。自分の目標に向かって努力しながら、充実したキャンパスライフを送っていくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年04月27日春といえば、大きな決断とともに新たな一歩を踏み出す人も多い季節。そこで、今回オススメする1本は、夫の裏切りによってシングルマザーとして生きていくことになった女性の生き方を描いた話題作です。『午前4時にパリの夜は明ける』【映画、ときどき私】 vol. 5701981年、パリ。夫から結婚生活の終わりを告げられ、突然ひとりで子どもたちを養うことになったエリザベート。これまでほとんど働いた経験のなかった彼女は、焦りを覚えつつも何とか深夜放送のラジオ番組の仕事に採用される。そんななか、エリザベートが出会ったのはスタジオゲストとして訪ねてきた少女タルラ。彼女が家出をして外で寝泊まりしていることを知ると、自宅へと招き入れる。エリザベートは、一緒に暮らすなかで自身の境遇を悲観していたこれまでを見つめ直していくのだった…。昨年のベルリン国際映画祭ではコンペティション部門に出品され、高い評価とともに絶賛の声が上がった本作。そこで、作品の制作過程などについてこちらの方にお話をうかがってきました。ミカエル・アース監督2018年の前作『アマンダと僕』でさまざまな賞に輝き、フランス映画界でも注目の存在となっているアース監督。今回は、世界の名匠たちから愛される俳優シャルロット・ゲンズブールを主演として迎えた理由や現場で感じた魅力、そして作品を通して伝えたい思いなどについて語っていただきました。―本作は、なぜ1980年代を舞台にしようと思ったのですか?監督この映画を撮る一番のきっかけは、80年代を描くことでした。というのも、当時の私はまだ子どもでしたが、80年代のティーンエイジャーを体験することをずっと夢見ていたからです。人は子ども時代によって形成されるとよく言いますが、実際に私自身も80年代によって作られているように感じています。とても抽象的に聞こえるかもしれませんが、本作ではノスタルジックな視点ではなく、自分のなかに残っている時代の雰囲気や色味、質感といったものをつかみ取りたいと思っていました。あとは、中年の世代に入った女性が夫と別れる状況になってしまう展開と今回撮影したパリ郊外の街、そして深夜ラジオといった以前から映画に取り込みたいと考えていたいくつかの要素をこの作品ではすべて加えています。―なるほど。エリザベートの人物像を形成するうえでは、何かを参考にされたのでしょうか。監督自分が知っている人のなかにモデルがいたとか、そういったことは特にありませんでした。ただ、自分の周りにもエリザベートと同じくガンを経験した女性や夫と別れた女性を知っています。なので、そういったいろんな情報を混ぜ合わせてキャラクターを作り上げていきました。あと、当時の日本がどうだったのかはわかりませんが、80年代のフランスでは離婚がひとつの社会現象となっており、パリでは約2組に1組が離婚していたと言われているほど。それが80年代の象徴的な出来事だったので、設定にも取り入れていますが、それ以外は時代を越えて通じる女性像だと思っています。シャルロットは、崇高なプロ意識を持っている俳優―そして、そのリアルな女性の姿をシャルロット・ゲンズブールさんが見事に演じていますが、この役を彼女にお願いしたいと思った理由を教えてください。監督正直に言うと、実は私はシャルロットの作品をそこまで観ていたわけではありませんし、彼女のこともよく知りませんでした。でも、あるとき彼女のインタビューを見ていて、センシティブであると同時にとても重心がしっかりとある方だなと思い、彼女が持っている二面性にインスピレーションを受けたのです。エリザベートという女性も、ひと言では説明できないくらい複雑で、いろんな側面を持っている人物。勇気を持って行動しているかと思えば内気なところがあり、もろいようで意外と決断力があるような女性なので、シャルロットに演じてもらいたいなと。実際、初日から彼女はこの役をとても優美に演じてくれました。―では、彼女と現場をともにしてみて、驚いたことや感銘を受けたことはありましたか?監督一緒に仕事をしてみて、私はますます彼女に魅了されました。現場でも、ずっと彼女に見入ってしまったほどです。彼女はシナリオを細かく分析するのではなく、自然に理解して演じるタイプなので、どちらかというとアメリカの俳優たちに近いと感じました。彼女は知性があって寛容で、愚痴を言ったりすることもなく100%この映画に捧げてくれたので、崇高なプロ意識を持っている俳優。さらに、人工的な美しさではなく、年代に合った自然な美しさを兼ね備えている方でもあると思いました。日本との間には、つながりを感じている―確かに、自然体なところが魅力的ですよね。それでは、日本についてもおうかがいしたいのですが、監督はどのような印象をお持ちですか?監督ありきたりな言葉に聞こえるかもしれませんが、私はつねに日本には魅了されています。そして、世界中で自分の映画が公開されるなかでも、フランスの次に理解してくれていると感じるのが日本。フランスと日本では文化がまったく違うので、なぜそうなのかはうまく説明できませんが、日本との間には絆のようなつながりを感じています。私の映画にとって、日本は“第二の家”なのです。―うれしいお言葉をありがとうございます。監督ご自身が日本の文化などで興味を持っていることはありますか?監督私は音楽が大好きなのですが、数年前からハマっているのは日本で発売されているレコードジャケットを集めることです。音楽に関してはイギリスやスコットランド、アイルランドから影響を受けているのですが、日本で作られているそれらのアルバムは非常に美しく、ほかの国ではなかなか出会えないようなものばかりだと思っています。人とは対立するのではなく、共有することが大事―今後も監督の作品を楽しみにしている映画ファンは多いと思いますが、映画作りで大切にしていることは?監督1つのプロジェクトに取り掛かる場合、私は初めに“小さな石ころ”しかもたらしていません。にもかかわらず、そこに多くの人が集まり、一緒に共有できるのは素晴らしいことだと考えています。そのときに私が意識しているのは、お互いに対する信頼と優しさ。誰かと対立する必要はまったくなく、他人と同じ思いを共有することが何よりも原動力になると思っています。それから、映画を作っているときにいつも感じるのは、映画自体が私を選んでくれているということ。「この物語を書きなさい」と言われているような感覚に毎回陥るのです。これからも、私は自分の日常や人生からインスピレーションを得て映画を作っていきたいと考えています。―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。監督今回の作品では、生きるうえでの難しさやいろんな悩みを抱えている人物たちの不安や心の傷を包み隠さず見せていますが、私はそれらを美しく描きたいと思って作りました。そして、そういった日常に起こり得ることについて知ることにも意味があるので、知ったうえでもっと深いところにまでいっていただけたらいいかなと。映画のなかではそれらを感覚的に表現している部分もありますが、映画を観て、みなさんに感じていただくことが重要なことだと思っています。誰にでも壁は乗り越えられる!多くの葛藤を抱えて生活している私たちの背中をそっと押してくれるのは、さまざまな困難に傷つきながらも自分の力でたくましく生きようとする主人公たちの姿。パリでも日本でも、「明けない夜はない」と希望を感じさせてくれるはず。取材、文・志村昌美心に響く予告編はこちら!作品情報『午前4時にパリの夜は明ける』4月21日(金)より、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国順次公開配給:ビターズ・エンド️(C) 2021 NORD-OUEST FILMS – ARTE FRANCE CINÉMA
2023年04月19日映画『To Leslie トゥ・レスリー』が、2023年6月23日(金)に公開される。宝くじの賞金を酒に使い果たしたシングルマザー、人生の再起へ映画『To Leslie トゥ・レスリー』は、ある日、宝くじに高額当選したシングルマザーのレスリーを主人公に据えた物語。「人生大逆転よ!」と歓喜するレスリーだったが、宝くじの賞金をアルコールに使い果たし、息子や昔からの友人からは見切られ、行き場を失ってしまう。しかし、モーテルでの“出会い”をきっかけに人生の再起を決意。過去の人生を見つめ直し、再び息子と会うために立ち上がる。主演はアンドレア・ライズボロー主演を務めるのは、『オブリビオン』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などに出演してきたアンドレア・ライズボロー。不安定でありながらも、まっすぐ突き進んでいくシングルマザーのレスリーを演じた。その圧巻の演技で広く称賛を集め、単館上映から、第95回アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた。主人公・レスリー…アンドレア・ライズボローテキサス州西部のシングルマザー。宝くじに高額当選するが、賞金は酒に消え、友人や息子からも見放されてしまう。モーテル従業員のスウィーニーとの出会いをきっかけに、人生の再起を図る。スウィーニー…マーク・マロン孤独なモーテル従業員。「いつだって人生はやり直せる」とレスリーを励ます。ナンシー…アリソン・ジャネイダッチ…スティーヴン・ルートレスリーのかつての友人。レスリーの息子…オーウェン・ティーグアメリカの懐かしい風景と音楽にも注目また、ストーリーに加え、モーテル 、 ダイブバー、コインランドリー、 ダイナー、クロスカントリーバスなど、どこか懐かしいアメリカの風景や、彩りを添える音楽にも注目だ。映画の風景描写は、1950年代から1960年代のアメリカのストリート写真からインスパイアされたという。加えて、4ノン・ブロンズ(4 Non Blondes)のメンバーであり、P!nk 、アデル、クリスティーナ・アギレラなどへの楽曲提供でも知られるリンダ・ペリーが楽曲を提供。グラミー賞受賞の音楽スーパーバイザー、バック・デイモンと共に、オリジナル楽曲「Angels Keep Falling」を書き下ろした。この他『To Leslie トゥ・レスリー』では、ドリー・パートン、ウェイロン・ジェニングス、ウィリー・ネルソン、ジョージ・ジョーンズ、ハイウェイメンによる楽曲が収録されている。映画『To Leslie トゥ・レスリー』あらすじシングルマザーのレスリーは、宝くじに高額当選するが数年後には酒に使い果たしてしまい、失意のどん底に陥る。6年後、行き場を失ったレスリーは、かつての友人ナンシーとダッチのもとへ向かうが、やはり酒に溺れ呆れられてしまう。そんな中、スウィーニーというモーテル従業員との出会いをきっかけに、後悔だらけの過去を見つめ直し、母親に失望した息子のためにも、人生を立て直すセカンドチャンスに手を伸ばしはじめる。【詳細】映画『To Leslie トゥ・レスリー』公開日:2023年6月23日(金)監督:マイケル・モリス出演:アンドレア・ライズボロー、マーク・マロン、オーウェン・ティーグ、アリソン・ジャネイ2022/英語/119分/シネスコ/カラー/5.1ch/原題:To Leslie/日本語字幕:松浦美奈
2023年04月16日結婚せず自らがシングルマザーという生き方を選ぶ「選択的シングルマザー」として生きるレイさんは、「精子バンク」で愛する娘を授かりました。まだ社会では認知度の低い「精子バンク」を利用しての出産。レイさんの選択には、過去に受けた実母からの虐待や、性別不合(体と心の性が一致しないこと)、人に対して性的欲求が湧かない無性愛など、といった複雑な背景がありました。さまざまな苦悩を乗り越え、娘とともに自分らしく生きる道を見つけたレイさんの、実際にあったお話です。 性別の固定概念に苦しめられ…私は幼いながら、自分の心が「男の子」ではないかと感じていました。しかし母が望む「女の子」でいなければ叱られてしまうと、自分の気持ちにフタをしていたのです。 テレビで性別不合について目にすることもありましたが、母によって着飾られた私はどう見ても女の子でしかなく、それとは違うと思い込んでいました。 そして着せ替え人形のように好きでもないスカートを履き、かわいい女の子を演じ続けていたのですが、中学生になったころ、あることがきっかけで突然声が出なくなりました……。 レイさんは男友だちに遊ぼうと声を掛けましたが「女子のくせに男子に話しかけんなよ!!」と拒まれてしまいます。 その場面を見た教師が「女の子なんだから、女の子と遊びなさい」とレイさんに声をかけました。 この出来事がきっかけで、レイさんは本当の自分と演じている自分のどちらで人と接すればいいのかわからなくなり、声を発することができなくなってしまったのです。 返事もままならないレイさんを、教師たちは大人に反抗する問題児だとみなしました。次第に学校から足は遠のき、このころには母もレイさんへの関心をなくし、父との関係も希薄なものに。 「ああ……つらいな……」レイさんは誰にも助けを求めることができず、暗い押し入れの中で、2年もの月日を過ごすのでした……。 教師はレイさんの境遇を知らなかったにせよ、学校という小さな社会でこそ、多様性を認めることが大切なのではないでしょうか。 昨今、ジェンダー平等を目指す世の中の動きがありますが、まだまだ悩みを抱える人が多いのも事実。 子どもも大人も、性にとらわれず本当の自分をさらけ出せる、そんな社会が少しでも早く来るといいですね。 作画:上村秀子マンガ家。著書に、機能不全家族での実体験を語るコミックエッセイ『親ガチャにハズれたけど普通に生きてます』(KADOKAWA)がある。 著者:ライター 華京院レイ性別違和者。アセクシュアル。母親からの虐待を受けた経験を持つ。幼い頃から自身の性別に疑問を持ち、現在FTM(Female to Male)よりのFTX(Female to Xgender)として暮らす。選択的シングルマザーとして育児中。
2023年04月09日結婚せず自らがシングルマザーという生き方を選ぶ「選択的シングルマザー」として生きるレイさんは、「精子バンク」で愛する娘を授かりました。まだ社会では認知度の低い「精子バンク」を利用しての出産。レイさんの選択には、過去に受けた実母からの虐待や、性別不合(体と心の性が一致しないこと)、人に対して性的欲求が湧かない無性愛など、といった複雑な背景がありました。さまざまな苦悩を乗り越え、娘とともに自分らしく生きる道を見つけたレイさんの、実際にあったお話です。 本当の自分は男の子? 女の子らしく生きるって苦しい…私は幼いころ、パソコン好きの寡黙な父と秋葉原で電子部品を見たり、静かにドライブをするのが好きでした。 しかし父とは対照的に、おしゃれ好きの母は着飾った私を連れて銀座を歩きたがり、ピアノやバレエを習わせて、私が「お嬢様」であることを求めました。 母はやさしいときもあるのですが、私が何か失敗すると「ダメな子」と叩いて叱り、ときには首を絞められたことも……。 そのときは、やさしい母が怒るのは、期待に応えられない自分が悪いからだと思っていましたが、今思えば、私は物心ついたころから男の子として生きたかったのかもしれません……。 自分のことを本当は活発な「男の子」ではないかと感じていた、幼いころのレイさん。 しかし母の望む「女の子」でいなければいけないと錯覚していたレイさんは、自分の気持ちにフタをして、女の子であることを必死に演じるしかありませんでした。 「昔からボーイッシュな見た目をしていました」とテレビで話す性別不合の人を見ても、レイさんは「自分とは違う」と思い、どこからどう見ても女の子である自分はやはり女の子らしくあるべきなのだと、レイさんをますます苦しめました。 そして次第に体と心の性の不一致は溝を深め、母からのプレッシャーも加わり、レイさんは中学生になったある日、突然声が出なくなってしまったのでした……。 抱える悩みを誰にも言えない状況は、大人でも耐えがたいものです。 たったひとりで性の不一致に対する葛藤を抑えてきたレイさんは、自分が思っているより心身ともに強い負担がかかっていたのではないでしょうか。 性別だけで分けへだてるのではなく、子どもがその子どもらしく成長できる環境を整えていける世界でありたいですね。 作画:上村秀子マンガ家。著書に、機能不全家族での実体験を語るコミックエッセイ『親ガチャにハズれたけど普通に生きてます』(KADOKAWA)がある。 著者:ライター 華京院レイ性別違和者。アセクシュアル。母親からの虐待を受けた経験を持つ。幼い頃から自身の性別に疑問を持ち、現在FTM(Female to Male)よりのFTX(Female to Xgender)として暮らす。選択的シングルマザーとして育児中。
2023年04月08日結婚せず自らがシングルマザーという生き方を選ぶ「選択的シングルマザー」として生きるレイさんは、「精子バンク」で愛する娘を授かりました。まだ社会では認知度の低い「精子バンク」を利用しての出産。レイさんの選択には、過去に受けた実母からの虐待や、性別不合(体と心の性が一致しないこと)、人に対して性的欲求が湧かない無性愛など、といった複雑な背景がありました。さまざまな苦悩を乗り越え、娘とともに自分らしく生きる道を見つけたレイさんの、実際にあったお話です。 どんな人にも「子どもを愛する権利」はある私は無性愛の持ち主で、誰かとパートナーになることなく「精子バンク」を利用して娘を出産しました。 女性の体を持っていたけれど、男性の心を持っている私。悩んだ末に男性ホルモンを打ち、今では性別にとらわれることなく、ありのままの自分で娘と幸せな日々を過ごしています。 ですが私は、過去にうけた母からの虐待で、「普通の家庭」を知るのに時間がかかりました……。 寡黙な父と華やかな母のもとに生まれたレイさんは、幼いころからパソコンが趣味の父に連れられて、電子部品を見たり、無言で過ごすドライブが好きでした。 一方で母はレイさんを着飾り、ピアノやバレエなどたくさんの習い事をさせ、お嬢様でいることを求めました。 「なんてダメな子なの!!」などと母はレイさんが失敗をすると、頬を叩いたり、首を絞めたりとひどい叱り方をする日も……。 普段厳しい母でしたがやさしい顔を見せるときもあり、レイさんは余計に自分がダメな人間だと思い込んでしまうのでした……。 親が無抵抗な子どもに手をあげるなど、言語道断。家庭という小さな世界に生きる子どもにとっては、身近な大人から言われたことを拒んだり、疑問に思ったりするのは難しいでしょう。 このようなお話を読んで、「もしかしたら自分は親から虐待を受けているかもしれないと」気づいてもらえるきっかけになれればいいですよね。 作画:上村秀子マンガ家。著書に、機能不全家族での実体験を語るコミックエッセイ『親ガチャにハズれたけど普通に生きてます』(KADOKAWA)がある。 著者:ライター 華京院レイ性別違和者。アセクシュアル。母親からの虐待を受けた経験を持つ。幼い頃から自身の性別に疑問を持ち、現在FTM(Female to Male)よりのFTX(Female to Xgender)として暮らす。選択的シングルマザーとして育児中。
2023年04月07日ベビーカレンダー公式YouTubeでは、「新しい家族のカタチ」をテーマにさまざまな方の家族のカタチをご紹介しています。今回は、シングルマザーと生後4カ月の赤ちゃんとの1日をご紹介します。ベビーカレンダー公式YouTubeでは、「新しい家族のカタチ」をテーマにさまざまな方の家族のカタチをご紹介しています。今回はシングルマザーと生後4カ月(2022年4月現在)の赤ちゃんとの1日をご紹介します。まだまだ授乳回数もねんねの回数も多い、4カ月の赤ちゃんの子育てに密着です。ママの育児に奮闘している姿など、シングルマザーのワンオペ育児のルーティンをぜひご覧ください! ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声をご紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 シングルマザーと4カ月赤ちゃんの1日とは? 今回は、ママのRenaさんと生後4カ月のKaiくん2人の日常をご紹介します。 まずはお着替えからスタート!まだまだねんねの時期なので、ママがKaiくんのお着替えをしていきます。1回目の着替えを終えたばかりでしたが、吐き戻してしまったようで早速2度目のお着替えです。 少しご機嫌斜め…ママは気晴らし作戦で対応! この日はまだうんちが出ていなかったり…と少しご機嫌斜めのKaiくん。ママは抱っこをしたり、鏡で遊んでみたりとKaiくんをあやしてみます。鏡ごしに目が合うとにっこり♪ ようやくお昼寝☆ママも束の間の休息タイム カメラが部屋にあるのも気になっているようで、いつものようになかなかお昼寝もできなかったKaiくんですが、ようやくすやすやとお昼寝タイムに。 ※大人用のベッドやソファで赤ちゃんを寝かせる場合には、大人が近くで見守り目を離さないようにしましょう。 ママもやっと一息つけますね。 Kaiくんが大きな音で起きてしまわないよう注意しながら、洗濯や朝食の準備などの家事をこなしていきます。 ご機嫌なうちに、鼻のお掃除も行います。まだまだ家事も残っているので、ママは大忙し! 子守唄を歌ってKaiくんをあやしながら、洗濯物を干したり、部屋の片付けもこなしていきます。 ママの優しい子守唄を聞いて喜んでいるKaiくんの姿は、動画でぜひご覧くださいね。 大好きな絵本でコミュニケーションタイム! Kaiくんは絵本が大好きなんだとか。 生後2カ月頃から、ママはよく絵本を読んであげているそうです。絵本の読み聞かせの時間は、親子のコミュニケーションタイムになりますね。 ママの抱っこで少しベランダに出てみます。 お散歩になかなか行けない時にも、外の風に当たるだけで気分転換になりますね! このままもう一度、ねんねの時間を取りたいママですが…Kaiくんがちょっとぐずつきモードになってしまいました。授乳をしてみたりママとの時間を満喫したらようやくお昼寝。 午後もまだまだワンオペ育児は続きます ようやくお昼の時間に。ママは簡単にランチを済ませます。 手軽に食べることができる、パンやうどんを食べることが多いんだとか。ランチを済ませたら、授乳をしたり一緒に遊んだりして過ごします。 ママの抱っこがいい! Kaiくんはママの抱っこがお気に入り。ベッドに置かれるのは嫌なようで、ぐずつきます。こんな日もありますよね!ママは抱っこしたり、近くに寄り添うなどしてKaiくんのご機嫌が良くなるのを待ちます。 いつの間に忙しい夕方に…あっという間に夕方になりました。Kaiくんが寝ている間にそろそろ夕飯の準備を始めるママ。 Kaiくんの様子をみながら少しずつ準備を進めます。 なるべく音を立てないように…とそっと準備をしているママの姿はぜひ動画でご覧くださいね。 夕飯を食べてKaiくんのおむつを替えたら、次はお風呂の時間です。お着替えなどの事前の準備をばっちりしてから、いざ、お風呂へ! ワンオペでの赤ちゃんとのお風呂は目も離すことができないし、とっても大変ですよね。 特にまだ小さな赤ちゃんの頃は、ママがやることもたくさん! 赤ちゃんの服を脱がせて体を洗って…さらにお風呂後にはお着替えも素早く済ませなくてはいけないので、バタバタ…。ママは、自分がお風呂に入っている時は、お歌を歌ってKaiくんの気を紛らわせるなど色々と工夫しています! お風呂を終えたら、ママとのコミュニケーションの時間を楽しみながらKaiくん就寝です。ママも1日お疲れ様でした。 いつでもKaiくんの存在がママの元気の源! シングルマザーのRenaさん。1人で子どもを育てていくのは不安もあるし大変ですが、妊娠中からずっとKaiくんの存在が支えになっているそう。家族や周りの人の協力も得ながら、ワンオペ育児を頑張っています!基本的には、Kaiくんのタイミングに合わせて、ニコニコ穏やかにいられるようにと過ごしているそうです。 YouTubeではシングルマザーになった経緯なども詳しくお話ししてくれています。ママとKaiくん2人で過ごす1日もぜひご覧くださいね。 ベビーカレンダー公式YouTubeでは、他にもママの出産動画なども公開中。感動する出産動画をぜひチェックしてみてくださいね。
2023年04月06日2023年2月頃、早稲田大学など計6校を受験していた、タレントの小倉優子さん。早稲田大学と津田塾大学、学習院大学、成蹊大学は落ち、学習院女子大学は当初補欠合格でしたが、後に不合格が判明しました。しかし、白百合女子大学には見事合格!泣きながら喜ぶ姿を見せていました。3児シンママ小倉優子『早稲田他6校』に大学受験結果に「尊敬する」「本当にすごい!」同年4月1日にInstagramを更新した小倉さんは、白百合女子大学に入学したことを報告。4年間、同大学で勉強することに対し、このように想いをつづっています。今日は、入学式でした息子の入学式ではなく私の大学の入学式です笑子育て、仕事、大学生活大変なことも沢山あると思いますが、学べることに感謝し頑張るぞ〜ogura_yuko_0826ーより引用 この投稿をInstagramで見る 小倉優子 ☆ゆうこりん☆(@ogura_yuko_0826)がシェアした投稿 シングルマザーとして子育てをしながら、タレントの仕事も行っている小倉さん。同年の春からは大学に通い、勉学に励むことになりますが、子育てと仕事も合わせて頑張りたいと決意しています。小倉さんが入学式に出席した姿に、多くのファンからエールが届きました。・子育てに学校生活と大変なことが多いかと思いますが、周りを頼って頑張りすぎないでくださいね。・同じシングルマザーとして、尊敬しています!・小倉さんの前向きな気持ちと、一歩踏み出す姿から、勇気をもらいました!子育て、仕事、学業をこなすのは並大抵のことではないはず。やることの多さから小倉さんはこれまで以上に、忙しさに追われる日々かもしれません。それでも、受験勉強で合格をつかみ取った時のような努力をしながら、新たな生活にいそしんでいくことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年04月02日ハッピーが広がるあの人のSDGsアクション。誰もがワクワクできる場所を目指して、こども食堂から温かい繋がりを創出している、木津明子さんに話を聞きました。様々な出会いがこどもを守り、成長するきっかけにも繋がる。2021年8月に「こども食堂レインボー」を開店したスタイリストの木津明子さん。多くの女性から支持される売れっ子スタイリストで、2児のシングルマザーとして毎日多忙な生活を送る中で、木津さんがこども食堂を開こうと思ったのは、ひとり親世帯がもらえる手当があると知人から聞き、地元の役所に行った帰り道だった。「児童扶養手当という制度なんですが、国や自治体のサイトを調べてみてもよくわからなかったので、実際に役所に行って話を聞いてみたんです。すると自治体によって制度の内容は異なると思いますが、私が住む地域では当時、月収が19万円以下でないと受給できないと言われたんです。その時に、シングルマザーの厳しい現状を知り、『日本は大変なことになっているぞ!』と、率直に驚いた。そこで少しでもひとり親の助けができることをしたいと、こども食堂を開くことを決めたんです」「何かしなければ!」と危機感を抱いた木津さん。しかしスタイリストである彼女が、なぜこども食堂を?「ごはんを作って振る舞うことは昔から好きだったし、それに毎日忙しくても料理をする時間はなぜか無心になれたので、とりあえず今の私にできることは、こども食堂だと思ったんです。役所の帰り道に決意し、次の日には周りの人にこども食堂をやることを宣言し、その4か月後に開店しました。最初は、周りに頼らずにひとりで開こうと思っていたので、簡単に作れそうな豚汁とおにぎりを提供しようと考えていたのですが、周りの人に宣言したことで、支援金や物資を支援したい、食堂を手伝いたいと賛同してくれる人がありがたいことに多くいて、それならちゃんとお金を生み出しながら運営したほうが持続可能なこども食堂が開けると思い、一般社団法人にしました」メインスタッフは木津さんのほかに3人。さらに12人の運営スタッフがいて、お給料を支払い、シフト制で月2回のこども食堂を開店している。「ボランティアでお手伝いしたいと言ってくれる方もいましたが、みんなに気持ちよく働いてもらうためにもしっかりと給与を支払うことでフェアな関係が築けると思ったんです。それにそのほうが、ひとりひとりが個の力を活かしやすくなるし、責任がある良い仕事ができる。毎回、こどもたちにおいしいごはんをお腹いっぱい食べてもらいたいから、料理を一度にたくさん作るのは本当に大変ですが、一品一品こだわって作りたいので、給料制にしたのは正解でした。表参道にあるフリースクールでこどもたちに食事を提供する活動を行っている料理研究家の寺本りえ子さんにも相談。こどもが食べやすいメニューを教えてもらい、栄養バランスを考慮して毎回献立を考えています。食材は、仕事の関係でたくさんの人と話す機会があるので、その繋がりで生産者の方々に出会い、野菜は送っていただいています。もちろん足りない分は購入してまかなっています」繋がりを育んでいくために、支援チケットを導入。こども食堂の運営費や人件費をはじめ、持続的にこどもたちに食事を無料で提供するため、支援チケットというシステムを導入しているのもユニーク。「今現在、自治体や企業の援助を受けていないので、みなさんからの支援金でこども食堂を運営しています。支援金は、こどもたちの食事のチケットを購入していただく形です。支援者の方々のお名前をチケットに『さん』と書き、食堂の入り口に並べています。こどもたちはそのチケットから1枚選んで、それによって1食食べることができます。このシステムを採用したのは、何だかわからないけど無料でごはんが食べられるという夢みたいなことじゃなく、人に助けてもらっていると感じてほしかったから。会ったことがない人でも名前が書いてあると、その人の思いを感じて心から感謝することができる。するとそこに繋がりができて、笑顔の連鎖が生まれるんです。だから私も支援してくださる方のためにもSNSを通して、活動をできる限り伝えていくようにしています」木津さんがこども食堂を運営していく中で心がけていることは、明るくて誰もが来たいと思える場所にすること。その思いが伝わり、今では毎回多くのこどもたちが遊びに来るようになった。「閉鎖された場所にしてしまうと、誰も来てくれないし、本当にこの場所を必要としている家庭にも届かない。でもあそこに行けば、美味しいものが食べられて、楽しいことがたくさんあると思えるオープンな場になれば、自然とこどもたちは集まってくれる。今ではこどもスタッフもいて、いろんなコミュニケーションが生まれています。地域の人たちが繋がることで、こどもを守る人の目が増えて、犯罪に巻き込まれにくくなるし、この場を通して、こどもと大人が交流を持つことで、様々な気づきや成長が生まれると思っています。それにこども食堂を利用することで、保護者もごはん作りから一回解放されてハッピーになれる。ママパパがご機嫌だと、こどももうれしい。これも笑顔の連鎖に繋がっていますよね。目標は、寺子屋みたいなこども食堂にすること。今でもスタイリストや編集者、カメラマンなど私の仲間がたくさん来てくれているから、いろんな職業の人と触れ合うことができるので、こどもたちの可能性を広げることにもなると思っています。もっといろんな学びを提供する場にしていきたい。私たちの活動が、こどもたちを救えることに繋がっているかと聞かれればわからないけれど、私が今できることは、みんなが毎回来たいと思えるような場所を提供し続けること。こども食堂は全国各地に増えていますが、なかなか支援が集まらず、運営し続けていくのが困難になり、道半ばでやめてしまうケースも多々あります。だからこそ支援チケットは大きな支えになっているし、さらに継続的に支援していただけるよう、企業のパートナーシップを探している最中です。この事業の成功モデルが構築されれば、全国各地にもこういう楽しい場がどんどん増えていき、新たな雇用を生み出すことにも繋がり、多くのこどもたちを笑顔にすることができると思っています」栄養バランスを考慮してレシピを考案。昼はどんぶりと味噌汁、夜は魚・肉の2品のメインに3品の副菜をのせたワンプレートごはんと味噌汁を提供。これまでに100人以上が支援チケットを購入。食事を提供するだけでなく、ヘアメイクアップアーティストがこどものヘアアレンジをしたり、みんなで紙芝居を読んだりと、毎回楽しい交流が生まれている。写真・中川真人こども食堂レインボー月2回土曜日開催。支援チケットは¥1,500(食券3枚分)~。単発、月額の定期便から選べる。神奈川県横浜市磯子区洋光台2‐1‐11洋光台北団地1街区11号棟ラウンジ12:00~14:00、17:00~19:00こども無料、おとな¥500。Instagramは@kodomorainbowきづ・あきこスタイリスト、「こども食堂レインボー」主宰。2007年に独立し、本誌のほか、『otona MUSE』(宝島社)など、ファッション雑誌や広告を中心に活躍。多くの俳優、モデル、タレントのスタイリングを手がける。12歳の長女、7歳の長男と3人暮らし。※『anan』2023年4月5日号より。イラスト・かりた取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2023年04月01日ベビーカレンダー公式YouTubeでは、「新しい家族のカタチ」をテーマに様々な方の家族のカタチをご紹介しています。フルタイムで働くシングルマザーと2歳の子どもの1日に密着した本編では、動画を見た多くの人から共感のコメントが寄せられました。シングルマザーのMaiさんは、過去にモラハラ気質の夫から度重なる暴言を放たれ、別居を決意。その後、夫婦関係修復のきっかけになれば…と第2子を身ごもるも、死産してしまいます。悲しい過去を抱えながら、息子と2人で強く生きるシンママのワンオペ育児ルーティンをぜひご覧ください。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声をご紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 笑顔のときも涙のときも、いつも一緒!本編で密着しているのは、ママのMaiさんと2歳の息子Taketanくん。Maiさんは、過去に元夫から暴言を吐かれたり、物を投げつけられたりして、精神的に追い込まれていました。そんなとき、夫婦関係の修復の期待も込めて第2子を身ごもるも、突然に別れの日が訪れてしまいます。自分を強く責めながら、元夫との2度目の別居、そして離婚を決意。現在、Maiさんはひとりで息子を育てるため、看護師としてフルタイム勤務しています。 朝はいつもママが先に起きて、職場に持っていくお弁当を包みます。中身は前日の夕食の残りや冷凍食品を詰めるだけ。さらに、朝のスキンケアとメイクは時短アイテムでシンプルに。Taketanくんが起きてくる前にササっと身支度を済ませます。 6時30分過ぎにTaketanくんが起床してから朝食タイム。Taketanくんはもともと食が細め。好きなものをストックしておいて、ここぞというときに出すように。イヤイヤ期なのもあり、無理強いはしないようにしているそう。 保育園登園前に体温計測をしてお着替えタイム。イヤイヤ期のTaketanくんには、着たい洋服を自分で選んでもらっているそう。お着替えが済んだら歯磨き♪ 出かける前に、フローリング用ワイパーで簡単にお掃除。基本的にはTaketanくんが寝た後に片付けをおこないますが、またすぐに散らかるので基本的にはしない、というかできません! 7時45分過ぎ、保育園・仕事へ子ども乗せ電動自転車で出発! 朝のゴミ出しもTaketanくんがお手伝い。保育園に送り届けてからMaiさんも出勤します。 仕事の帰りにTaketanくんを迎えに行ってから18時過ぎに帰宅。すぐに夕食準備に取りかかります。 今日のメニューはうどんと麻婆豆腐。Taketanくんはうどんが大好き! 昨晩の残りのチキンもシェアします。 夕食後は洗濯をしてお風呂の準備。お湯がたまるまで、Taketanくんの保湿や着替え準備、夕食のあと片付けを済ませます。 Taketanくんがイヤイヤ期なのもあり、お風呂を嫌がることもしばしば。この日、お風呂に入りたいMaiさんと遊びたいTaketanくんの攻防戦は、24分間にもおよびました! お風呂のあとはスキンシップタイム♪ 忙しい毎日でも、しっかりと甘えさせてあげる時間を大事にしています。 そんな部屋の片隅には、死産してしまった子どもの生きた証とも言える「天使届」が置かれています。同じような経験をしたママの心のケアに役立ててほしいと、自身の半生をSNSで発信することも。 寝る前はTaketanくんの読みたい絵本を選んでもらい、Taketanくんのタイミングで寝室へ。 絵本を読んだり、スマホのライトを使って影絵で遊んだりすることも。この日、Taketanくんはぐっすり眠りましたが、生後5カ月くらいから夜泣きが多く、今でも夜に2~3回起きてしまうこともあるそう。 今日も1日お疲れさまでした!フルタイムで働きながらワンオペで息子を育てるMaiさん。悲しい過去と向き合いながら、愛するわが子と笑顔で強く生きようとする姿を見て、「勇気をもらいました」「毎日のルーティン、もっと見たくなりました」「応援しています」といった多くの共感コメントが届きました。 モラハラ夫との離婚に至った経緯や第2子との別れについては、動画で詳しくお話しています。下記のYouTube動画からぜひチェックしてみてくださいね!
2023年03月31日株式会社リンクリンク(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:大津 たまみ)は、シングルマザーの子どもに向けたもしものことがあったときのための「万が一ノート」を日本で初めて開発し、ドネーション形式で配布します。プレゼントには、目に見えるプレゼントもありますが目に見えないプレゼントもあります。日々不安を抱えているシングルマザーのお母さんたちが笑顔になることによって子どもたちが笑顔になる、そんな思い出に残るようなノートを個人サポーター・法人サポーターのそれぞれサポーターからドネーションとして募集をさせていただきます。 「万が一ノート」●ノート開発へ至るまでのきっかけ生前整理普及協会の代表理事も務めるリンクリンクの代表取締役 大津 たまみもシングルマザーの経験者であり、シングルマザーとしてのこれまでの経験と今まで培ってきた生前整理の知識を、全国のシングルマザーの子どもの為に活かしたい!という想いから「万が一ノート」の作成を決意し、コロナ禍で更に想いが強くなった事もあり配布を決めました。「万が一ノート」はもしもの事があった場合に子ども達の生きる指針になるように、生活に必要な事柄から子どもたちへのメッセージまで、幅広く自由に書けるような内容となっております。子どもが大きくなった時に思い出ノートとして活用することができます。一般社団法人生前整理普及協会とは ●万が一への備え、できていますか?自分にもしものことがあったとき、子ども達の為の備えをしっかりと準備できているご家庭はどれくらいいるのでしょうか?スライド1スライド2(2022年6月実施 シングルマザー350名へのアンケート結果:リンクリンク調べ)上記を見ると分かるように、子どもたちの預け先や将来等の生活面や金銭面を不安に思っているママが大多数であるにも関わらず、8割以上のご家庭が万が一への備えができていないことが分かります。また、アンケート結果を見ると、「預け先である祖父母が高齢であり、ずっと見ていけるわけではない為心配。」「父親へ親権を取られてしまわないか心配。」「頼れる家族や親戚がおらず、施設に預けることになると精神面が心配。」など、未成年者や幼い子どもが直面するには難しい問題を不安に思っているご家庭が多くいることがわかりました。万が一の備えとして、子ども達向け、または預かり先であるご家族や施設の方向けに書き残した物があると、残された側の助けになることが分かります。また、このノートは子どもが大人になった時に、「思い出ノート」として残しておくこともできます。●「万が一ノート」を作成したシングルマザーからの声仕事に出勤する時に車を運転しながら、今何かあってもおかしくはないと心配し、不安な日々を過ごしています。息子が産まれた日のことや名前の由来など、いつか息子に話せばいいと思っていました。しかし、明日私に万が一の事があった場合は、息子はどれだけの人に愛されながら生まれてきた命なのかということを知らないままになってしまいます。10歳になった息子、18歳になった息子、成長と共に伝えたいことをすべて書き出しました。また、私自身が葬儀の手配方法など、しらないことが多い現実をつきつけられました。きっとこのままでは幼い息子は、一人になった時とてつもない不安に襲われてしまう…。少しでも息子の安心材料になれたら、そう思いながら丁寧に時間をかけて書き出しました。万が一のためのノートではありますが、大きくなった息子へプレゼントもできるノートですね。このノートを見て笑いながら思い出を語りあえる日がくるように、毎日を大切にして生きたいと強く感じました。●株式会社リンクリンクについてシングルマザーの子ども達に夢と希望の未来を!を理念に、シングルマザーの子どもの「孤独」と「貧困」を減らすため設立された、ムハマド・ユヌス氏が提唱する「ソーシャルビジネス7原則」を遵守する非営利団体です。会社名 : 株式会社リンクリンク所在地 : 愛知県名古屋市中村区名駅南1丁目19-27オルバースビルディング名古屋5階代表 : 代表取締役 大津 たまみ(鈴木 珠美)設立 : 2016年6月事業内容 : シングルマザー向けシェアハウスの企画・居住支援・子育て支援サービス・物品支援サービス経済支援サービス・就業紹介・イベント開催等ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月31日シングルマザーで、3歳の娘を育てている私。ある日、仕事の精神的な疲労が重なり、「ママ、ママ」と呼びかけてくる娘に対し、ストレスが爆発してしまいました。忙しさに追われてつい子どもに対して感情的になることがあるのですが、そんなときでも子どもは……。親だけじゃない!子どもから無償の愛を感じた出来事 普段から家事が苦手な私。最近は仕事での精神的疲労から、ますます家事がおっくうになっていました。そんな疲れがたまっている私には、毎日元気と体力が有り余っている3歳の娘がいます。シングルマザーである私と娘の生活は、毎日2人きり。家事の間も、娘は「ママみて! ママ!」と呼んできます。「ちょっと待ってね〜」と呼びかけをかわしていた私ですが、ついに怒った娘が、私に自分のスリッパを投げつけました。その瞬間、私のイライラも爆発。「待っててって言ってるじゃん!」と、怒鳴ってしまったのです。その後、自己嫌悪に陥りすぐさま娘に「こんなママでごめんね」と謝りました。 すると娘は、「なんで謝るの?」とキョトン。「ママはいつも怒ってばっかりだし、ごはんも手抜きだしさ、だからごめんね」と返すと、「ママが大好きだから。謝んないの!」とひと言。私は、その言葉で救われたような気持ちになりました。 「親は子どもに無償の愛を注ぐ」と言われますが、親も子どもから無償の愛をもらっていると、私は気づかされました。だからと言って子どもに対して怒っていい、待たせていい、手を抜いてもいいということではないと痛感。私にとって娘が大切な存在であるのと同じく、娘も私を大切な母親と認めてくれているのです。娘がくれる愛情、満面の笑顔に対して、精いっぱい応えられるよう、これからも奮闘していかないと! と心改める出来事でした。 作画/mosu著者:渡辺莉子食いしん坊でお調子者、最近女子力が芽生えてきた3歳児の娘を育てるシングルマザー。
2023年03月23日『不思議ちゃん』なキャラクターと『ゆうこりん』の愛称で親しまれている、タレントの小倉優子さん。2022年7月に二度目の離婚を決意し、2022年に生まれた幼い子供を含む、3人の男児を育てるシングルマザーになったことを明かしています。タレントとしての活動と、3児のシングルマザーとしての生活の両立が容易ではないのは、きっと誰にでも想像できるでしょう。2023年3月現在、39歳の小倉さん。そんな小倉さんが決意した新たな挑戦に、日本全国から称賛の声が相次いでいます。3児シンママ・小倉優子、大学に合格!「子供たちを育てていきたい」という強い想いから、2022年2月に小倉さんが決意したのは、大学を受験すること。幼い3人の子供たちを育て、タレントの仕事をこなしながら勉強に励み、411日間にわたって努力を積み重ねてきたといいます。2023年3月6日に放送されたバラエティ番組『月曜の蛙、大海を知る。』(TBS系)では、ついにやってきた小倉さんの大学受験本番に密着。小倉さんは早稲田大学や学習院女子大学などの計6校を受験した結果、白百合女子大に合格を果たしました。合格発表を終えた小倉さんは、スタジオでこのようにコメントをしています。私、本当に勉強とか全然できなくて、あと一般教養…常識とかが全然分からなかったので。「こんなんじゃダメだよな」とか「母親なのにな」とか、なんかそういうのもずっと思っていたので。「そういうの(不安)もなくなったら嬉しいな」と思ったんですよね。月曜の蛙、大海を知る。ーより引用ほか、早稲田大学と津田塾大学、学習院大学、成蹊大学は不合格だったものの、学習院女子大学は補欠合格という結果に。高校生の頃に芸能界デビューをしたため、小倉さんは学業に対するコンプレックスを長年抱えてきたのだとか。現に、受験勉強を始める前は、中学生レベルの問題でつまずいていました。しかし、子育てをする上で「この子たちを1人で育てていくためにも、大学に通って勉強をしたい」と強く願うようになり、受験を決意したといいます。子供が起こる前の早朝や、家事の合間、仕事のスタンバイ時間など1年以上にわたって、勉強に励む生活を続けられたのは、我が子への愛や強い信念あってのものでしょう。子育てと家事、仕事、勉強を同時にこなし、ひたむきに努力をしてきた小倉さんの姿に、多くの人が称賛する声を上げました。・この歳で受験するのもすごいし、3児シングルマザーで受験するのもすごい。本当にかっこいい!・その勇気と努力を心から尊敬します。何事も挑戦するのに「遅すぎる」なんてことはないんだね。・これも、ゆうこりんが強い意志を持って努力してきたからだと思う。合格通知が届いた時は、嬉し涙を流しながら3人の我が子と一緒に大喜びしていた、小倉さん。今回の挑戦を終え、「これはゴールではなく、スタート」と前向きなコメントしています。今後も大切な我が子たちに囲まれながら、目標に向かって努力し、理想の自分の姿に近付いていくのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年03月07日私はシングルマザーですが、元夫と関わりながら子育てをしています。2人目出産直後に別居し、約1年後に離婚成立。どん底な気分を味わったときもありましたが、子どもが両親に愛されて成長していく環境を作ってあげたいと思っていました。そこで、離婚したあと、私は元夫と子育てを協力していくことに……。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=『新しい家族のカタチ』について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 離婚後も子育ては2人で離婚した元夫は、アメリカ人です。離婚した元夫婦が子育てで協力するという状況を実現できたのは、元夫の文化的な背景もあるかもしれません。アメリカでは州ごとで法律が違うのですが、離婚しても共同親権を選択するのが一般的のようです。 離婚=離別という構図が、そもそも彼の考えの中にはないように見受けました。実際、離婚してからも日本に留まり、職場と私たちの家の中間にある場所に住み始めました。 元夫の休みが日曜日なので、基本毎週日曜には、子ども2人と、元夫、私の4人で過ごすことが多いです。動物園や遊園地に出かけたり、近所の公園でピクニックをしたりします。ときには元夫に子どもたちのお世話を任せて、私だけリフレッシュのため出かけることも。 頻度は少ないものの、子どもたちが元夫の家にお泊りすることもあります。私にとっては、好きなときに寝起きできる、貴重な機会となっています。 はっとさせられた長女の言葉来年小学生になる長女は、いろいろなことを理解し始めています。先日長女が、「ごめんだけど、ママよりパパのほうが好きかな。だって、パパと遊ぶとき、お菓子買ってくれるから」と言っていました。 毎日お世話している私よりパパが好きなのね、と少しがっかりしたのはたしかです。でも、子どもがパパを好きだと素直に発言できるということは、パパからの愛情を感じているからこそかもしれない、とうれしく思いました。 夫婦の都合で離婚したとしても、親であることは変わりなく、可能な限り子どもが両親それぞれから愛されていると感じながら育つことが理想的だと私は考えています。幸いにも元夫とそうした認識が合致していました。ときには議論がヒートアップすることもありましたが、お互いの気持ちや考えを共有しつつ、現在があると思っています。 著者:渡辺くるみ2人の女の子を育てるシングルマザー。毎日楽しく、をモットーに、自分も周りも大切にするよう心がけています。
2023年02月27日株式会社美光写苑(本社:東京都千代田区、代表取締役:佐藤 龍彦)では、この春「子どもがご入園・ご入学を迎えるシングルマザー&ファザーを応援」するため、国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」を活用したプロジェクトを開始。2023/2/28(火)まで支援を募っています。クラウドファンディングサイト: 拡散とご支援をお願いします■企画背景:一生に一度の記念写真。撮りたいのに撮れない親子がいます。初めてランドセルを背負った姿。初めて制服に袖を通したときのまなざし。我が子の誇らしげな、ふだんよりすこし大人っぽい表情を、記念写真として残しておきたい。親御さんなら誰しも思うはずです。一方で、それが難しい方もおられます。認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむの調査では、コロナ禍でシングルマザーの約6割が収入減、さらに収入がなくなったひとり親が12%いたという結果が出ています。参考:「ひとり親家庭への新型コロナウイルスの影響に関する調査」(認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ、2020年5月) 記念写真どころではありません。こうした実情を先の認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむの理事からお聞きして知ったのは昨年2月のことです。早速、写真撮影を生業とする私ども株式会社美光写苑では、お子さまがご入園・ご入学を迎えるシングルマザー&ファザーを応援するため、認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむと協力し、しんぐるまざあず・ふぉーらむ会員にメルマガで告知。昨年3月から4月にかけて全国7つのホテル写真室で無料撮影会を実施し、200組以上の親子の入園・入学記念写真を無料で撮影させていただきました。参考:昨年実施した無料撮影キャンペーンページ ■一生の記念だから!無料撮影に加え、プリントし、額装してお渡ししたい。私ども株式会社美光写苑では、子どもがご入園・ご入学を迎えるシングルマザー&ファザーを、記念写真を無料で撮影することで応援することを企業使命の一つとし、今後も続ける所存です。では、なぜ、今回初めてクラウドファンディングに挑戦するのでしょうか?二つの事由からです。一つは、昨年、参加された親御さんからいただいた声がありました。「スマホで見るだけでなく、プリントして、いつも見える場所に飾っておきたい」と。毎日の生活のなかで、いつもそこにいてくれる。幸せな歴史のある一日として変わらずに微笑んでいる。ときには励ましてくれたり、分かち合ってくれたり……。それは家族写真ならではのチカラでしょう。ですので、撮影した写真をデータだけでなく、プリントし、額装してお渡ししたい。そのプリント費や額装の実費を皆さまにご支援いただけないかと考えました。額装のイメージです■より多くの親子の撮影を目指して。そしてもう一つは、ひとり親に向けた写真での支援活動をもっと大きなムーヴメントにしたいという思いがあります。昨年は、認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむのメルマガ会員のみの告知でした。それでも200組を超える親子にご参加いただきました。もちろんひとり親は同フォーラムの会員だけではありません。クラウドファンディングに挑戦することで本キャンペーンが広く知れわたり、他の団体の会員の方はもとより、団体に属していない方からのご応募が想定できます。その一方で、懸念があります。私どものカメラマンや技術スタッフだけで、希望者全員を果たして撮影できるのだろうか、ということです。無料撮影に併行して本業の撮影があり、実際、昨年はかなりいっぱいいっぱいでした。今回は、撮影期間を3月~5月と拡大し、またクラウドファンディングサイトで広く告知することによって、想定撮影組数を前回の2倍である400組と想定しています。私どもは撮影スタジオと照明機材を無償で提供し、出来得る限り私どものカメラマンや技術スタッフを起用しますが、撮影希望日が本業とバッティングすることも十二分に起こり得ます。そこで、撮影ヘルプ要員を確保することにしました。1日1人20,000円で20日分を想定しています。昨年撮影した実例(1)■プロジェクト概要シングルマザー、シングルファーザーで、ご入園・ご入学を迎えるお子さまの記念撮影を実施クラウドファンディング期間:2023年2月3日(金)~2月28日(火)●応募人数 :400組●撮影応募期間:2023年3月1日(水)~5月24日(水)●撮影期間 :2023年3月7日(火)~5月31日(水)●撮影場所 :下記当社担当ホテルスタジオ・八戸プラザホテル(青森県八戸市)・第一ホテル東京(東京都港区新橋)・ホテルメトロポリタンエドモント(東京都千代田区飯田橋)・ホテルルポール麹町(東京都千代田区平河町)・東武ホテルレバント東京(東京都墨田区錦糸)*提携スタジオ・ホテル ザ・マンハッタン(千葉市美浜区)・ウェスティンホテル大阪(大阪市北区大淀)■目標金額と集めた資金の使途●目標金額 1,000,000円・六切りプリント費:@450×400枚=180,000円・六切り台紙またはフレーム代金:@750×400個=300,000円・撮影ヘルプ要員人件費:@20,000/人×20日分=400,000円・クラウドファンティング手数料(税込13.2%):116,160円・その他送料等:3,840円■寄贈について・対象 :シングルマザー、シングルファーザーの方で、この春ご入園・ご入学を迎えるお子さまがいらっしゃる方・募集方法 :webによる公募・人数や対象数など:400組の親子・決定方法 :先着順・適切に寄贈先を決定出来る理由:昨年、同様の無料撮影キャンペーンを実施しており、適切な判断が可能。※なお、プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)により記念撮影が開催できなかった場合は、来年の入園・入学シーズンに延期することとします。■プロジェクトの展望・ビジョン昨年の実績から撮影期間を増やし、クラウドファンディングによるキャンペーンの認知度アップを行い、より多くの参加者を撮影することによって親子の絆を深める機会を創出するとともに、その記念写真が人生の節目節目に豊かな感情を湧きあがらせ、幸せな人生を歩む一助になると信じます。シングルマザーならびにシングルファーザーさまの日々の忙しさ、さらにコロナ禍による経済のダメージなどから大切な記念日が忘れ去られてしまわないような社会にして行きたい考えております。■プロジェクト概要と集めた資金の使途5月31日までにシングルマザーならびにシングルファーザーさまの入園、入学を迎えるお子さまの記念写真撮影を行い、8月31日までにセレクト・レタッチを施したデータより写真プリントを作成し納品いたします。※リスク&チャレンジ:プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について必要金額と目標金額の差額は自己資金にて補填いたします。万が一自己資金でも確保できなかった場合は、プロジェクトが大きく変わらない範囲で規模を縮小するなどして対応し、返金はいたしかねます。<リターン1>5,000円+システム利用料・感謝状及び活動報告書感謝状及び活動報告書をメールにて送付いたします。発送完了予定月:2023年8月<リターン2>10,000円+システム利用料・スタジオ撮影1回50%off クーポン券(有効期限:発行日から6ヶ月内)感謝状及び活動報告書とスタジオ撮影1回50%off クーポン券(有効期限:発行日から6ヶ月内)をメールにて送付いたします。発送完了予定月:2023年8月<リターン3>30,000円+システム利用料・スタジオ撮影1回 無料クーポン券(有効期限:発行日から6ヶ月内)感謝状及び活動報告書とスタジオ撮影1回 無料クーポン券(有効期限:発行日から6ヶ月内)をメールにて送付いたします。発送完了予定月:2023年8月<リターン4>100,000円+システム利用料・100,000円+システム利用料スタジオ撮影永久無料の権利(年に1回無料)感謝状及び活動報告書とスタジオ撮影永久無料の権利(年に1回無料)を示すカードを送付いたします。発送完了予定月:2023年8月※権利に有効期限はなく無期限です。譲渡・換金はできません。ただし、将来的に事業の運営が難しくなった場合でも、支援者さまへの返金はいたしかねますのでご了承ください。実施方式:All or Nothing目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All or Nothing方式)。支援募集は2/28(火)午後11:00までです。クラウドファンディングサイト: ■会社概要会社名 : 株式会社美光写苑本社所在地 : 東京都千代田区神田紺屋町11番地 岩田ビル8F代表取締役 : 佐藤龍彦創業 : 大正12年12月設立 : 昭和32年11月1日事業内容 : スタジオ・スナップ・竣工写真の撮影・製作並びにビデオ各種映像関連業事業所 : 全国16ヶ所全国のスタジオ所在地: 【本キャンペーンに関するお客さまからのお問い合わせ先】株式会社美光写苑Tel:03-6384-0540(平日10時~19時) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月08日離婚が特別なことではなくなった昨今。シングルマザーだって新しい恋をしたい! しかし「母親の恋」は子どもがいない女性と同じわけにはいきません。子どもに細心の注意を払うことが必要です。思春期の子どもがいるシングルマザーの恋について私の体験談を紹介します。★関連記事:「夫の顔色をうかがう毎日…」モラハラ気味の夫と離婚して私らしく生きる人生を【体験談】シングルマザーの私に彼氏ができて…お母さんに彼氏!? 子どもたちの反応は?38歳で離婚後、しばらくは自由を謳歌していました。しかし、休日に外出すれば、家族連ればかり目につきます。子どもの同級生の母親にシングルマザーだと告げれば、気まずそうな空気に。さらに、つらいことがあっても私はひとり……。だんだん孤独感が募り、パートナーが欲しいと思うようになりました。マッチングアプリにこっそり登録したところ、多くの男性からリアクションをいただき、その中から「この人!」という男性と実際に会い、お付き合いすることになりました。背が高く、たくましい体付きの人で、寡黙で誠実な人でした。私に思春期の子どもがいることを理解し、ゆっくりと子どもたちとなじもうとしてくれました。子どもたちと一緒に出かけたり、食事に行ったり。中学2年生の娘はうれしそうでした。一方で、高校2年生の息子は少し複雑……。自分の家族に他人が入ってくることに抵抗があるけれど、お母さんにパートナーができて寂しくなくなるのは歓迎しているようでした。子どもたちはいつの間にか娘が考えたあだ名で彼を呼ぶようになっていました。半年ほど時間をかけて子どもたちと会う機会を増やし、週末には彼も一緒に家で食卓を囲むことが当たり前になりました。娘に異変! 必死で娘と向き合う日々彼が家になじんだと思ってから1年後。突然、娘に異変が起こりました。意識をなくしてばたっと倒れ、手が震えて止まらない。慌てて救急車で緊急病院に連れて行きました。しかし、検査結果は異常なし。翌日以降に精密検査をすることにして帰途に着きました。足に力が入らずに歩けないので、大きくなった娘をおんぶし、タクシーを拾える大通りまで歩きました。久しぶりにおんぶされた娘はうれしそうで、2人でケラケラ笑い合いながら家に帰りました。手の震えや足の脱力が治らないので、娘はしばらく学校を休んで車椅子で過ごしました。何回も病院に連れて行って精密検査を受けましたが、異常なし。元気だけれども介護状態が続き、私は仕事を休まざるを得ませんでした。病院通いや介護を続ける私を見て、娘が「あのね」と言いだしました。娘の告白は衝撃でした。同級生の彼氏に体の関係を求められて応じたけれど嫌だったこと。同級生から「あいつは経験済みだ」とからかわれるのがつらかったこと。学校に行くのが嫌で、夜中に家を飛びだして先輩と一晩中何度もドライブに行っていたこと。パパ活をしていたこと。「非行」と呼ばれる行為を娘がしていたのでした。私は娘の「気持ち」を見ていなかった!娘の行為がショックで受け入れられなくて、子どもの非行について検索しました。出てくるのは「子どもの非行の原因は親」という内容ばかり。そして、娘をカウンセリングに連れて行ったときに別室からカウンセラーの声が聞こえてきました。「お母さんがあなたを認めてくれなかったのがつらかったんだね……」。離婚して後ろ指を刺されないように、仕事も家事も子育ても精一杯踏ん張ってきたのに。全部私のせいだったのだ! どん底に落とされた気分でした。私が恋人を作ったのが悪かったのかと悩みました。娘のために男と別れられないなんて、母親失格だ。でも、また孤独になるのは嫌だ……。自分を責める日々。そんな中、愛着障害や非行に関する本を読みあさり、私自身もカウンセリングを受けました。そして1つの答えを見出しました。私は頑張り過ぎて、娘の気持ちを見ていなかったのです。シングルマザーだからと後ろ指を指されたくなくて「あれができていない、お母さんは頑張っているのに」と娘にも努力させようとしていたのが娘の負担になっていたようでした。私は娘を見ずに、世間ばかりに目を向けて、娘を否定してしまっていたのです。まとめ娘は私を好きだからこそ、非行という形で悲しく叫んでいたのです。本当に申し訳ないと思いました。それから、私は娘の話を決して否定せず、聞くことに徹しました。彼と子どもたちをなじませようとするのをやめました。大学生になった息子が家を出てからは、母娘2人で寄り添うように生活しました。娘は次第に落ち着き、毎日が穏やかに過ぎていっています。現在、彼は時々家に来て、私と娘と一緒に過ごしています。シングルマザーが恋をしてもいいと思います。ただ、条件はあります。子どもに自分の価値観を押し付けないこと。子どもを一人前として認め、子どもの心を尊重すること。それを守れば、シングルマザーが自分の幸福を求めることは良いことだと、今は自信を持って言えます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/きびのあやとら著者/SN(46歳)38歳のときに離婚。 大学2年生と高校1年生の子どもがいる。今は高校生の娘とチワワと暮らしている。ブラックな仕事を退職したいと考えているが、住宅ローン・子どもの学費が重くのしかかっており、踏み切れないでいる。40代に入り、人生最大のモテ期に突入。
2023年01月28日シングルマザーで娘と2人暮らしの私。仕事が終わって保育園に娘を迎えに行ったあとは、帰宅して急いでごはんを作って娘に食べさせていました。そして娘が食べている間に、私は家事を進めるというのがわが家のいつものパターンでした。しかし、ある日、いつものように1人で食べさせて、家事が終わってから娘のところに戻りました。すると、娘は……!帰宅後は時間との闘いこれは、現在中学2年生の娘が6歳だったときの話です。当時の私はシングルマザーで娘と2人暮らし。夕方に仕事を終えてからは急いで保育園へ娘を迎えに行き、帰宅後もまた急いで食事の支度を済ませて娘にひとりで食べてもらっていました。 私はその間に洗濯ものをたたんだり、次の日の食事の仕込みをしたり、せわしなく動いていました。私の夕食はというと、家事の合間で台所で立って食べたり、娘が寝たあと夜に済ませることが日課になっていたのです。 寝たふり?ある日、いつものように娘を保育園へ迎えに行って帰宅後、夕食を作って娘にひとりで食べてもらっていました。私は、翌日分の夕食の仕込みをしたあと寝室に行き、洗濯物をたたんで洗い終わったシーツを布団にかけ、娘のところへ戻りました。 娘は夕食もそこそこに、椅子に座ったままで上を向いて口を開け、目をつぶった状態。寝ているフリをしていると思ったので、「こらこら、寝たふりしていないで食べなよ~」と声をかけましたが、反応はなく、よく見ると寝息をたてて本当に眠ってしまっていました。 娘の姿に涙寝ている娘の姿を見て、「こんな小さい子にひとりでごはん食べさせて、しかも途中で寝ちゃって……。ただでさえ、平日は保育園と仕事でコミュニケーションの時間が少ないのに」と娘に申し訳なく思い、涙が出てきました。 そして、娘が前に「ごはん食べながらママとお話しする時間、私好きなんだぁ」と言ってくれたことを思い出しました。それからは、どんなに家事がたまっていても、必ず夕食は娘と一緒にとることに。その日あった出来事を2人で話したり、コミュニケーションをとる時間として有意義に過ごすようになりました。 家事を少しでも早く終わらせたくて、夕食は娘にひとりで食べてもらっていましたが、娘が夕食中に寝落ちしてしまった姿と過去の娘の言動から、「夕食の時間、娘に今まで寂しい思いをさせていたのかな……ごめんね」と思いました。この出来事があってからは、どんなに忙しくても一緒に食卓につき、娘との食事の時間を楽しんでいます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年01月17日2022年に大阪アジアン映画祭で「来るべき才能賞」を受賞したのをはじめ、韓国やアメリカなど海外の映画祭でも注目を集めている話題作『世界は僕らに気づかない』。いよいよ日本での劇場公開を迎えます。そこで、こちらの方々にお話をうかがってきました。堀家一希さん & ガウさん【映画、ときどき私】 vol. 549異なる文化を持つフィリピン人の母親と高校生の息子を描いた本作で、主人公の純悟を演じたのは、『東京リベンジャーズ』のパーちん役などで知られる堀家さん。そして、タレントとしても活躍しているガウさんは、フィリピンパブに勤める母親のレイナを演じています。今回は、現場の裏話や作品を通して気づいた愛の在り方などについて、おふたりに語っていただきました。―堀家さんは映画初主演となりましたが、フィリピンと日本のハーフというだけでなく、母子家庭でゲイでもあるという複雑なバックグラウンドを持つ役で、難しさを感じた部分もあったのではないでしょうか。堀家さんそれは、かなりありました。最後までずっとプレッシャーを感じていたので、「明日のシーンはどうしようか、こうしようか」みたいなことを毎日繰り返しながら、ようやく終わったという感じです。そんななかでも監督や当事者の方と話したり、本を読んで勉強したりというのを積み重ねながら何とか作品として成立するところまでいくことができました。―役作りのために、撮影で使っていた家に1か月間寝泊まりしていたそうですね。堀家さんドアの位置に慣れていないとか、そういう細かいところが役に影響してしまうと思ったので、部屋の感じをつかむためにも撮影期間中は住むことにしました。それも役を演じるうえでは、助けになったと思います。役作りのために、あえて距離を取っていたこともあった―ガウさんは本格的な演技に初挑戦ということですが、初めてにしては非常に難しい役どころだったのではないかなと。オファーがあったときは、いかがでしたか?ガウさん実は、最初にお話をいただいたときは、「私ではなくてフィリピンの方を紹介しますよ」とお答えしました。というのも、私はスコットランドとフィリピンのハーフなので、役に説得力がなくなって作品全体が嘘っぽく見えてしまったら嫌だと思ったからです。でも、脚本はすごく面白かったですし、私のお母さん世代が日本に来たときに味わってきたようなことも描かれていると思ったら、自分で演じてみたいなと。監督からも「ガウさんでお願いしたい」と言っていただいていたので、自分の愛する母国であるフィリピンの人たちの声を伝えられるように、レイナに魂を込めて演じることを決めました。―現場では堀家さんがあえてガウさんと距離を取って役作りをしていたそうですが、ご自身も何か意識されていたことはありましたか?ガウさん純悟が堀家くんじゃなかったらあんなふうにレイナを演じられなかったと思うほど、今回は堀家くんに引き出してもらった感じでした。私は実生活でお母さんになったことはありませんが、堀家くんが息子としての思いをぶつけてくれたので、息子への接し方や子どもを愛おしく思う母性を理解することができました。でも、最初は「堀家くん、すっごい冷たいじゃないの!」って思っていたんですよ(笑)。私はいつも番組とかで共演すると、みなさんとプライベートトークをしますが、それが全然できなかったので……。正直に言うと、「これから1か月以上、この人とどうしよう」と悩んでいました。堀家さん確かに、嫌でしたよね(笑)。ガウさん特に、堀家くんは周りが心配するくらい役に入り込んじゃうタイプですから。でも、いま振り返ると、最初からそうしてくれたからこそ、途中で変な照れが出ることもなかったですし、思いっきり向き合えたんじゃないかなと。なので、最後にわかりあえた瞬間は、心の底からよかったなと思えました。最後には、本当のお母さんのような素直な気持ちになれた―ガウさんと距離を取ったのは、監督からのアドバイスだったのでしょうか。堀家さん実は、監督は仲良くしてほしかったみたいです……。でも、僕自身にとっては純悟として1か月間生きていくなかで、僕たちのコミュニケーションは邪魔になってしまうんじゃないかなと思ったので、排除しようと決めました。「邪魔」とか言ってすみません!そういう意味じゃないですよ(笑)。ガウさんすごくわかるから大丈夫だよ。でもね、最初は絶対に仲良くなれないと感じていましたし、「もうカットかかっているんだから、元に戻ってよ!」って思っていました(笑)。堀家さんあの、これって褒めてくれているんですよね?ガウさんめちゃめちゃ褒めてるよ!堀家くんに甘えがないからこそ現場の空気もガラッと変わりましたし、そういうところもスクリーンを通してみなさんに伝わると思います。堀家くんは、古き良きタイプというか、ストイックで“昭和の俳優”という感じがしました。―堀家さんは子どもの頃はお笑い芸人になりたかったそうなので、人を笑わせたい気持ちをこの現場では封印していたのでは?堀家さんそうですね。人と話すのは大好きですし、普段は「これを言ったら面白いかな」みたいなことをいつも頭のなかで考えているほうです。でも、今回はそれも全部消していました。ガウさん本当に、かなり近寄りがたかったんですよ。堀家さんいまになって、すごい言うじゃないですか(笑)。ガウさんだって、みんなでワイワイしていたときも、別の部屋で1人だけ暗い感じだったでしょ?こんなにコミカルな部分があることは、最近になって知りました。でも、ラストシーンでカットがかかった瞬間、「イエーイ!」と言ってハグしてくれたのは印象的でしたね。いきなりだったので、私のほうが逆にオドオドしちゃいましたが(笑)。堀家さんあはははは!そうなりますよね。ガウさんただ、私のことを認めてくれたんだなと思ったら、「心を開いてくれてありがとう!」って本当にお母さんのような気持ちで素直に受け入れることができました。愛にはいろんなカタチがあると改めて気づいた―この作品ではさまざまな愛のカタチも描かれていますが、この作品と出会ったことで、愛に対する見方に変化はありましたか?堀家さん自分のなかにある愛というよりは、周りからの愛に気がつくことができました。「自分の両親がしていたあの行動は、僕を愛してくれていたからなんだな」とか、いままで関わってきた人たちとの間にある根本的な部分について理解することができるようになったと思います。―結婚を決意するレイナと同じく、ガウさんも1年半ほど前にご結婚されたばかりなので、共感するところもあったのでは?ガウさんそれはありましたね。撮影していたときはちょうど結婚式の前でしたし、現場のことをいろいろと聞いてくれたのも彼だったので。そんなふうに、静かに見守ってくれる愛に助けられた部分は大きかったです。今回の作品で、愛にはいろんなカタチがあると改めて感じました。純悟みたいにまだ愛が何かわからない年齢の子にとって、愛は重たくてうっとうしいものかもしれません。でも、どう表現していいかわからないだけで彼にも彼なりの愛はあるんですよね。だから、相手が自分を突っぱねてしまったとしても、それだけで「アイツはかわいくない」と思うのは違うなと。誰もが日々いろんな戦いをしているので、愛に対して決めつけるのはよくないと知りました。人間の根本に愛があることは変わらないと感じた―なるほど。また、本作ではいくつかのマイノリティについても描かれていますが、演じてみて気づいたことがあればお聞かせください。堀家さんこの問題も、非常に難しいことだと改めて痛感しました。特に、僕は当事者ではないので、いくら掘り下げてもその方々が経験している感情には絶対たどり着くことはできませんから。でも、結局は同じ人間で、根本に愛があることは変わらないというふうに思っています。ガウさん友達にマイノリティの問題を抱えている人がいると、私たちはつい「わかっているよ」と言いがちですが、わかっているつもりでいちゃいけないんだなと強く感じました。なぜなら、みんなが本音を言っているわけではなく、心の奥では違う思いを抱えていることもあるからです。『世界は僕らに気づかない』というタイトルの通り、みんなが気づくのは難しいかもしれませんが、大事なのは知っている振りをしないこと。それがこの映画においても大切なメッセージだと思いました。―確かにそうですね。2022年はおふたりとも新しいことに挑戦した1年だったと思いますが、今年はどんなことをしたいですか?堀家さん海外旅行をたくさんしたいですね。あとは、車の免許を取りたいです!原付で日本横断みたいなのもいいかなと。一緒に行きます?ガウさん楽しそうだけど、いまは親子みたいな関係だから「モタモタするなよ、置いていくぞ!」とか怒られそうじゃない?堀家さんそれは純悟の話ですよね。僕の印象ってどうなっちゃってるんですか(笑)。ガウさんあはははは!でも、『東京リベンジャーズ』のイメージもあるからバイクを乗り回しているのかと思ったら、まさかの自転車派だったとは。堀家さん高校生のときなんて、学校まで毎日往復17キロを自転車で通ってましたよ。しかも、放課後はサッカーもしていました。ガウさんすごいね!現場では、こういう話が全然できなかったので貴重です。堀家さん(笑)。日本とフィリピンの架け橋になっていきたい―ちなみに、いまだから聞いてみたいことはありますか?ガウさん役作りの話に戻りますが、入り込んでいるときって、自分に戻る瞬間ってあるの?堀家さんみんなから入り込んでいるって言われて恥ずかしかったんですけど、そもそも僕は入り込んでいないんですよ!ガウさんそうだったの!?堀家さんただ、台本はずっと離さないまま「純悟だったらどう感じるかな」とか「純悟だったどう行動するかな」ということはつねに考えていました。入り込むというよりも、洗脳させている感じだったと思います。ガウさんなるほど。それが全部終わった次の日、最初に何をしたの?堀家さんラーメンを食べに行きました(笑)。撮影中も行ってましたが、やっとラーメンのことだけを考えて食べることができたという感じでしたね。―では、ガウさんはいましたいことはありますか?ガウさん私はこの映画をきっかけに、日本とフィリピンの架け橋になりたいなと思っています。お互いの国のいいところをもっと知ってもらい、つなげていけたらいいなと。プライベートでは、キックボクシングでフィジカルの面をもっと整えていきたいです。たまに、「試合にも出てみたら?」と言われることもあるんですけど、痛いと泣いちゃうし、そこまでの根性はないですね(笑)。自分自身と照らし合わせながら観てほしい―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。堀家さん僕自身の内面を使って演じたような役どころだったので、そういう意味では僕自身を一番知っていただけるような作品だと思っています。といっても、純粋な思いをシンプルに出しているということであって、普段からあんなに怒っているわけではありません(笑)。この映画には、誰にでも当てはまる愛のカタチがどこかにありますし、「どうしてお母さんにあんなこと言っちゃったんだろう」とか、自分の過去を解決してくれる点も散らばめられているはずです。そういうところも含めて、ご自身と照らし合わせながら観ていただけたらいいなと思っています。ガウさんいまはSNSがすごく盛んになっているので、世界の誰かに気づかれたいという願望のなかで毎日を過ごしている方は多いと感じています。実際、私自身もフォロワーが増えたり減ったりすることに影響されてしまいがちですから。でも、いまはなるべくそういうことに気持ちが左右されないように心がけています。それに「誰かのようになりたい」とか、「人にウケるからやってみよう」ということばかりに気を取られていると、あとになって「あれは自分じゃなかったな」と思うときが来ることもあるかもしれません。そうならないためにも、まずは自分を忘れずに、自分ありきで行動をしたうえで、世界に気がついてもらえたらいいんじゃないかなと思っています。インタビューを終えてみて……。現場で話していなかったのが嘘のように、絶妙なやりとりを繰り広げていた堀家さんとガウさん。本物の親子さながらの激しいぶつかり合いは、カメラの裏でそれぞれの苦労があったからこそ生まれたものだったのだと納得しました。ぜひ、そんなおふたりの熱演ぶりにも注目してください。自分にとっての愛とは何かに気づかされる多様性が叫ばれているいまなお、無くならない差別のなかで生きづらさを抱えながらも必死で生きようとする母と息子の姿を描いた本作。胸を締め付けるような葛藤とともに、愛の持つ圧倒的な力強さに心が震えるのを感じるはずです。写真・安田光優(堀家一希、ガウ)取材、文・志村昌美ストーリーフィリピンパブに勤めるフィリピン人の母親レイナと2人で暮らしている高校生の純悟。父親のことは何も聞かされておらず、毎月振り込まれる養育費だけが父親との唯一のつながりだった。純悟には同級生の恋人・優助がいたが、パートナーシップを結ぶことを望まれても、自分の生い立ちが引け目となり、決断できないまま苛立ちを抱えてしまう。そんなある日、レイナが再婚したいと言って恋人を家に突然連れて来る。見知らぬ男と一緒に暮らすことを嫌がった純悟は、実の父親を探そうとするのだが……。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『世界は僕らに気づかない』1 月 13 日(金) 新宿シネマカリテ、Bunkamura ル・シネマほか全国公開配給:Atemo©「世界は僕らに気づかない」製作委員会写真・安田光優(堀家一希、ガウ)
2023年01月12日無職のままシングルマザーになり、看護師になるべく看護学校の受験にまっしぐらだった私。当時2歳にもなっていない娘に、たくさん寂しい思いをさせてしまいました。表に出さないだけで、娘はずっと寂しいと感じていたはず。これからの育児の教訓にしようと思った出来事です。無職のままシングルマザーになりました私は娘が1歳のときに離婚して、シングルマザーになりました。元夫からDV被害を受けていたので離婚準備がしっかりとできないまま離婚し、当時は無職。娘を出産したときに助産師という職業を初めて知り、女性でこんなに活躍できる仕事があるんだ!と強く憧れを持ちました。 しかし「まぁ子ども育てながら学校通って国家資格受験って無理だよね……その前に学校受験と学費と生活費って問題山積みだし」とすぐに諦め、何か資格をとらなくては!とワードやエクセル、医療事務の資格を取ってみましたが就職活動がまったくうまくいきませんでした。 母からの提案「看護師になってみたら?」そんなとき、母親から「助産師になるには看護師の資格も必要だし、看護師どう? このまま実家に住んでていいし、学費なんかのお金は出世払いでいいよ」と提案がありました。「いやいやそんなに簡単に言わないでよ」と思いましたが、看護師は国家資格。給料も高い。 もし娘が将来大きくなって、行きたい学校にお金の問題で通わせられなかったら……と心配になり、看護師の一般的な給料や働き方について調べてみるとどんどん興味がわいてきました。そして一大決心し、看護学校を受験することに。 しっかりと確保したい勉強時間看護学校を受験するには独学では難しそうだったので、看護学校受験専門の予備校に通い始めました。朝娘を保育園に送って予備校に行き、夕方また保育園に迎えに行くサイクル。家に帰ってからも、娘を寝かせたあとはまた勉強。 看護学校は滑り止めも含めて4校受験し、受験1カ月前は最後の追い込みでさらに勉強時間を増やしました。保育園のお迎えから寝かしつけまでの娘のお世話を両親に依頼し、私は予備校が終わった時間からそのままファミレスに行き日付が変わるまで勉強の日々。 受験最終日の子どもの様子当時1歳10カ月だった娘は大のママっ子でしたが、看護学校受験前の追い込み時期で夜に私がいないことにまったくぐずったりしなかったそうです。ですが4校目の受験を終えた日の夜、娘を寝かしつけるときに、娘があお向けになった私の体の上に乗ってシクシクと泣いていました。 娘が眠りについたので体から下ろそうとすると、泣きわめいて起きてしまうので娘を体の上に乗せたまま朝を迎える、ということが1週間続いたのです。「表に出さないだけでずっと寂しい思いをさせていたんだね、ごめんね」と何度も娘に謝りました。 娘の立場になって考えると、明らかに寂しいと感じる状況だったのに看護学校の受験のことで頭がいっぱいで、娘のことを十分に構ってあげられなかったことに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。その後は看護学校に合格して国家資格も無事取得し、現在は看護師として働いています。多忙な毎日ですが、あのときの後悔を忘れずに娘との時間を大切にしていこうと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな12歳女の子と2歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2022年12月21日■前回のあらすじ義母と元夫に責められる冬子の元へ駆けつけたのは、浩之をはじめとする幼なじみたちだった。法的措置も宣言してくれる頼もしい仲間たちの反撃に、義母と元夫は…。 >>1話目を見る お義母さんと元夫からは連絡はありません。もしまたヒカルに何かしてくるようなら、徹底的に戦うつもりです。そのために、盗撮の証拠は残しておきました。あの後、職場の野上さんと話をしました。野上さんがいつも言う「母親なんだから」という言葉に、私は勝手に傷ついていましたが、悪気があって言っているわけではないことはわかっていました。私とヒカルのことを想ってくれているからこそ、そのためにはこれが正しいはず!と心配して言ってくれていたのです。「理解してと強要するつもりはありませんが、私たちは私達なりの家族の形があります。そっとしておいてくれると嬉しいです」と言うと、野上さんはブツブツ言ってはいたものの、私に価値観を押し付けることはなくなりました。「シングルマザーが恋愛なんて」という空気があるこのも理解できます。私だって息子のことを考えたら、恋愛も結婚も、簡単には踏み切れません。でも、勇気ある選択をする女性たちが、祝福される世の中になるように。母親であってものびのびと、自由に自分らしく生きられるように……。私はそんな未来の到来を願っています。※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月19日■知らないママ友を家に連れてくるママにモヤモヤ真由美は明るくて話しやすい佳乃のことが嫌いではないのですが、度々モヤモヤすることがありました。そして、この後も気になる佳乃の行動は続くことになるのです。■遊園地にいく約束をしたら彼氏を連れてきて…そして、ママ友家族と遊園地に行く日―。真由美は、佳乃が彼氏にお金を渡してるところを目撃してしまいました。それって本当に彼氏なの? シングルマザーの恋愛を否定はしないけれど、あまりに怪しい彼氏と付き合う佳乃が心配になる真由美。さて、このあと二人の関係はどうなるのでしょうか?こちらは投稿されたエピソードを元に2022年6月17日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■佳乃が非常識すぎ! これは社交的ではない!まずは、冒頭の真由美の家に知らないママ友を連れてくるシーンにコメントが殺到。「これは非常識すぎる」「ついてくるママ友もどうかとおもう」などの意見が。・この「よく知らない人を連れて来る人」って割といると思うんですが、相手が気を遣ってしまうということを考えない、配慮できない人なんだと思います。 他のことでもあんまり配慮できないことがあったりして、まあ人それぞれの価値観の違いなので責めたりはできませんが、お付き合いは距離をおきたいなあ。・これは非常識。誘われていくママも非常識!だって知らないママさんでしょう? しかも手土産もなしって。・怒っていいと思う! 最初が肝心。勝手に人を連れてきた時は玄関で「え、二人分しかお菓子準備していないから、今日は子どものお菓子出さないね、喧嘩になるから」でいいんじゃない? ・私が誘われたママ友なら、「急に行っても大丈夫? 手土産持っていこうよ。あと、本当に行っていいか聞いてくれる?」と言います。 次に、ママ友との付き合い方についての意見が寄せられました。読者の皆さんは、ある程度ママ友と距離を保って付き合っている人が多い模様。ママ友が始まりで友だちになることもあるかもしれませんが、ママ友はあくまで子どもで繋がっている関係のようです。・ママ友って期限付きの友だちと思った方がいい。子どもの成長に伴いだんだんと疎遠になっていくもの。その中で長い付き合いが出来る人もいるけれど、大体お互いが対等にものを言い合える間じゃないと無理。・他人の家で遊ぶのはよくて、わが家では遊んだら絶対ダメという人ってけっこういる。 他人の家はいくら汚れてもいいけど、自分の家は汚されるのが嫌ってどうなの? 他人の家のゲームを使えば、わが家は電気代が安いとか言って、家に他人を入れさせなかったり、ママ友も家に呼ばない人もいます。最後にご紹介するのは、佳乃の行為が虐待の始まりになるのでは、と心配する声。もちろん、このまま行きすぎてしまえば…ということではありますが、心配する気持ちもわかる気がします。・今後は子どもを預かってと言われても、決して預からないことです。もしもお子さんがデートの邪魔になると置き去りにされているようだったら児相に相談するのが一番です。・こういう方の子どもが、ママ彼の虐待の犠牲になるんだなと思って読みました。シンママへの育児補助を狙った悪質な詐欺、たかり行為とはっきり言ってほしいです。こういう方を「明るい」といって、もてはやす周りもどうかしています。単に頭が悪く下品な人です。どれだけ親しくなっても礼儀や距離感は大切ですし、距離感を保ちつつそれなりに広い人間関係を築いている人が、本当の意味で社交的と言えるのだと思います。▼漫画「社交的すぎるママ友」
2022年12月18日■前回のあらすじ冬子の前に現れた義母と元夫。盗撮写真を材料に義母は親権を手放すように言い、元夫は冬子に「どうしてもって言うならまた結婚してやってもいい」とせせら笑う元夫に冬子は…。 >>1話目を見る お義母さんから嫌なメッセージが来ても、「ヒカルの祖母にあたる人だし」とブロックまではしないでいました。どこまでも私を見下すお義母さんと元夫は、私が弁護士をつけたり法的措置を取るなど考えてもいなかったのだと思います。だから証拠を揃えて戦うと言えば、ヒカルを引き渡すだろうと考えていた…。混乱していた私を、冷静な対応で助けてくれた幼なじみたちには、感謝してもしきれません。でも、こうして助けられていることが「ちゃんとした母親」じゃないのではないか、という気持ちもあって…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月18日■前回のあらすじ義母の影に怯える冬子は、浩之たちとのキャンプも断ってしまった。そんな冬子を心配した浩之は「何かあったんだろ?俺ができること…ない?」そう言ってくれたのだが、「普通の母親」に悩む冬子は簡単に頼ることができなくて…。 >>1話目を見る 元夫は結婚するまでとても優しく、尽くしてくれるいい人だと思っていました。しかし結婚して子どもが産まれると「女のくせに」「母親だろ?」といった発言が増えてきて…。それでも子どものためにと耐えてきましたが、度重なる浮気癖に愛想がつき、ほぼ逃げるような形で離婚しました。だからお義母さんには「突然息子を置いて家を出た嫁=他に男がいる男好きの嫁」として映っているようです。もし「男好きの元嫁が、大事な孫を育てている!男好きの証拠もこんなにある!」と弁護士を立てて戦われたら、何の証拠もない私に勝ち目はあるのか。裁判費用も私だけでまかなえるのか…。不安は尽きませんでした。私が「ちゃんとした母親」じゃないから、ヒカルを取られてしまうのか…。そんな思いでぐちゃぐちゃになっていました。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月17日■前回のあらすじ冬子のスマホに、大量の隠し撮り写真が送られてくる。義母はそれを証拠にヒカルの親権を奪い取ろうとしているようだった。しかも写真は冬子の勤め先にまで送りつけられて…。「母親なんだから」そうたしなめる同僚に冬子は…。 >>1話目を見る お義母さんが職場にも盗撮写真を送りつけてきてから、私はヒカルが連れていかれてしまうのではないかと、気が気ではありませんでした。そのため、ヒカルにはGPSを持たせ、仕事で学童まで迎えに行けない日には実家で預かってもらっていました。母には心配をかけたくないので、特に相談していませんでした。何も聞かずに協力してくれた優しさに感謝しています。離婚して実家に戻っていた浩くんは家も近いことから私の母と話す機会もあったらしく、心配して会いに来てくれたようです。その優しさが嬉しくはあるものの、義母に盗撮された事実が頭をよぎり、今頼るわけにはいかないと思っている自分もいて…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月16日■前回のあらすじ息子のヒカルも一緒に遊ぼうと浩之が言ってくれたことで、幼なじみたちが冬子の家へ遊びに来ることに。家へ来たのは浩之だけではなかったのに、そこを義母のカメラが狙っていて…!? >>1話目を見る 離婚してから家も職場も変えていたのに、盗撮された写真を見るとお義母さんはずいぶん前から私たちの居場所を特定していたようでした。それでも嫌味のメッセージのみだったのが、今になってこうして動き出したというのは、証拠が揃ったということなのでしょうか…。だとしても、私は何も悪いことも、恥ずべきこともしていない。そう思っていたのに…「普通の母親」はそんなことしないと野上さんに言われ、私は「普通」じゃない、そこまで言われるほどダメな母親なのかと思い始めてしまったのです…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月15日■前回のあらすじ幼なじみの浩之から「みんなで飲みに行こう」とメッセージが。ふたりきりで会うわけではないけれど、周囲に知られたら何を言われるのか…。そう悩みながらもOKする冬子。楽しい時間を過ごすことができたが、それだけでは終わらなくて…。 >>1話目を見る 先日の楽しい時間が忘れられず、今度は私の家でヒカルも一緒に遊ぶことに。何度か集まりヒカルもみんなとすっかり打ち解けていたところで、事件は起きました。お義母さんから送られてきたのは、浩くんと私とヒカルだけに切り取られた写真。あたかも私の家に浩くんだけが遊びにきていたかのような…。他の幼なじみたちが先に出ていってから、まるでそのタイミングを狙っていたかのように撮られたその写真は、何枚も何枚も送られてきました。私を非難するメッセージと一緒に…。次回に続く(全11話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・谷村/イラスト・ ニタヨメ
2022年12月14日