新型コロナウイルス感染症拡大防止のためロックダウンされていたロンドンで、ウィリアム王子が“秘密のボランティア活動”を行っていたことを明らかにした。先週が「ボランティア週間」だったことを受け、ケンジントン宮殿のSNSがウィリアム王子とキャサリン妃がボランティアについて語る動画を公開。ウィリアム王子は「ちょっとした秘密をみんなと共有する。実は『Shout』でボランティアをしていたんだ」と明かした。「Shout」とは、2019年にウィリアム王子、キャサリン妃、ヘンリー王子、メーガン妃が共同で設立したイギリス初の年中無休のメール相談サービス。訓練を受けたボランティアたちが、精神的な不安を抱える人や危機的状況にある人からのメール相談に応じている。「BBC」によると、ウィリアム王子は仮名を使い、ボランティアに混ざって参加していたとのこと。「Shout」のツイッターによると、設立以来30万のメールが届いており、その3分の2が25歳以下の人たちから寄せられたものだという。ボランティアといえば、4月、シャーロット王女が自主隔離中の高齢者たちにフードのパッキングや自ら配達する姿が話題となった。そのときにキャサリン妃が撮影したという新たな家族写真が公開された。ウィリアム王子が傘を持ち、ジョージ王子とシャーロット王女が横並びで歩く後ろ姿の写真。コメント欄は一家に対する称賛の声であふれている。(Hiromi Kaku)
2020年06月08日2019年12月以降、世界は新型コロナウィルスの大流行に直面しており、これには前例のない社会的および経済的危機が伴っています。 その状況を受け2019年からラコステのクリエイティブ・ディレクターを務めるルイーズ・トロッターは、限定ポロシャツ「L.12.12 Polo Merci」をデザインしました。行動を起こしてこの危機を乗り越えるという重要な状況に直面し、ラコステはボランティアへのコミットメントのしるしとしてこの商品を展開します。ラコステのポロシャツの胸元には、ブランドを象徴するワニがいます。今回、販売する限定ポロシャツはボランティアの方々への感謝を表し、ブランドのアイコンであるエンブレムをハートの刺繍で包みました。これはこの危機的状況の中で、他者に手を差し伸べる人々への敬意そのものです。ラコステ工場でマスクを製造するボランティア、力強い団結心を発揮し、助けを必要とする人々を支援するために前線で粘り強く活動する人々。今回の新型コロナウィルス感染症の危機でもっとも大きな打撃を受けた人々へ支援提供をしているすべての人々など。販売収益はすべてラコステ基金を介し、国際赤十字・赤新月社連盟の欧州全域での活動、およびその他の世界中の機関を支援するために利用されます。この活動は、ラコステとしてこの世界的なパンデミックや、新型コロナウィルス感染症に関連する取り組みに参加する前向きな姿勢を表すものです。3月以降、ボランティア従業員の献身的協力により、ラコステはフランスとアルゼンチンの工場で20万枚以上の布マスクを製造してまいりました。製造されたマスクはほぼすべて、地域の自治体および関係者に提供しています。「”L.12.12 Polo Merci”は、この前例のない健康危機においてラコステが継続してきたコミットメントに沿っています。この連帯活動には、今回の危機でもっとも影響を受ける人々をファッションがどのように支援できるかを示しています」とラコステCEOのティエリー・ギベールは述べています。<L.12.12 Polo Merci詳細>価格:1万6,000円(税別)サイズ:XXS,XS,S,M,L(UNISEX展開)L.12.12 Polo Merciは6月4日より、LACOSTE渋谷店、銀座店、京都店、心斎橋店、福岡天神店 及びLACOSTEオンラインブティック(www.lacoste.jp)にて展開ラコステ基金についてラコステ基金は2020年に設立されました。ラコステ基金はラコステの社会的な連帯活動を展開し体系化しています。数ヶ月にわたり設立準備を進めてまいりましたが、その役割を果たす時期を前倒しし、この前例のない状況に関連する課題に重点的に取り組むこととなりました。ラコステ基金の本来のミッションは、若者がより結束した責任ある未来を共に築き、誰もが公私ともに充実した生活を実現できる未来に向けて前進できるよう支援することです。この健康危機の終息後は本来のミッションに立ち返ることを予定しております。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月03日●ボランティアで“芸人の強み”を実感お笑いコンビ・次長課長の河本準一が、2012年より地元の岡山でひっそりと続けているボランティア。月に1回程度、地元・岡山の介護施設や養護施設を訪れ、笑いを届けている。「継続が大事。1回なら誰でもできる」。強い信念で続ける中で、「ありがとう」という言葉に自身も力をもらい、また、「笑いの力」「芸人の強み」を再確認できたという。今年に入り、自身がプロデュースしたお米「準米」の発売も始めたが、これもボランティアにつなげている。介護施設・養護施設の現場で実際に必要とされているのはお米だと知り、支援したいと考えている人たちと施設を「準米」を通じてつなげられるような流れを作り出したのだ。河本に、ボランティアへの思い、そして「準米」誕生までの経緯を聞いた(※取材は緊急事態宣言の発令以前に行ったもの)。○■「足が動くうちは、なんとしてでも続けよう」ボランティアを始めたきっかけは、2012年に発覚した母親の生活保護受給問題。「自分の勉強不足、至らなさがあって、いろいろな方々から叱咤激励をいただいた。母親も岡山の役所の方にお世話になり、その恩返しができればというところからボランティアを始めました」と説明し、「ボランティアは継続が大事。1回なら誰でもできますが、一生続けるとなると難しくなってくる。自分は『足が動くうちはなんとしてでも続けよう』と決め、8年経ちました」と継続への強い思いを語る。河本のボランティア活動が知られるようになったのは、約1年前に後輩芸人コンビのレギュラーが、河本に施設訪問を誘われたことをきっかけに自分たちもボランティアを始めたと明かしたから。河本は「訪れた施設の人たちが喜んでくれることを望んで活動している。それ以外の人に発信するのはただのエゴだと思い、自分の口からは言わないようにしていました」と、自分から発信しなかった理由を明かした。月に1回程度、後輩たちを誘って地元・岡山の介護施設・養護施設を訪問しているという河本。具体的な活動を尋ねると「老人ホームの場合、軽度の方から重度の方までいろいろな方がいて、劇場に来るお客さん相手のようなしゃべりをしたところで伝わらない。手品を見せたり、体を動かすことをやったり。一番響くのは、じいちゃんばあちゃんは歌。歌を歌ったり、笛を吹いたりすると泣かれる方もいて、歌ってすごいなって思います」と話し、「みんな笑ってくれて、『来てくれてありがとう』って喜んでくれると自分もうれしいですし、僕らが行っている時間だけは介護士の方が休憩できたらと思っています」と笑顔を見せた。児童養護施設の場合はまた違い、「子供たちはテレビを見ているから、僕たちが行くだけで喜んでくれる」という。「虐待を受けて育っている子も多く、最初は警戒してこっちを見ているんですけど、徐々に慣れてきて、袖を引っ張って『帰らないでほしい』と言われるとグッときます。大人への抵抗がハンパないので、ケアがものすごく重要なんですけど、毎日対応している先生たちを少しでも休憩させてあげられたらという気持ちもあります」と語った。○■「芸人は全部笑いに変えることができる」ボランティアを通じて学ぶことも多いそうで、「テレビでは生のリアクションは見られない。生で、目が合うところでやるのはすごく重要で、こんなに感動してくれるんだなって改めて感じるんです。続けていく中で、生で触れ合うことがどれだけ重要かわかりました」としみじみ。「劇場になかなか足を運ぶことができない人たちなので、心から『来てくれてありがとう』って言ってくれる。その言葉にこっちも救われます。『これで死ねる』って笑いながら言ってくれることもあってグッときます」と加えた。また、「腫れ物に触らないようにしようという、昔ながらの偏見のある文化を芸人は払しょくできる」と芸人の強みを改めて実感。「知的障害を持った方や認知症が進行している方は、びっくりするようなことを言うときがあるんですけど、それを全部ボケにしてあげるとみんな笑うんです。この人には触れないようにしようってなりがちなところを、芸人は全部笑いに変えることができるので、そこはかなり強みだなと思います」と力強く語った。続けて、「じいちゃんばあちゃんが僕と後輩に花束を渡してくれるという場面で、介護士さんから花束を渡されて、僕に渡さずに『ありがとうございます』ってそのまま部屋に戻ったじいちゃんがいて、『俺の俺の!』ってツッコむとウケるんですよ。『あーー』ってなってしまう空気を一瞬で変えることができる」とエピソードを披露。「笑いに変えてあげれば、みんなも笑いとして認識できる。笑いの力をボランティアで再確認できました」と語り、「まれに劇場でも、酔っぱらったおじさんが大きな声でしゃべりかけてきたりすることがあって、無視することはできるんだけど、こっちが大人になって笑いにして返してあげれば、みんな笑えるんですよね」と話した。●施設と支援したい人をつなぐ「準米」○■田植えから収穫まで参加「とにかくしんどい」今年1月には、自身がプロデュースした大分の朝来米「準米」の発売を開始。大分出身の友人から「地元で採れたお米がおいしい!」と聞いて食べさせてもらったときに、そのおいしさに驚いたと同時に「このお米をもっと多くの人に食べてほしい」と思ったという。そして、「自分が宣伝部長としてプロデュースすれば、全国に大分のお米が届くのではないか」と立ち上がり、大分の農家の協力を得て「準米」が誕生した。河本も大分の現地で作業を手伝い、6月に田植えと手植え、7月、8月は追肥、そして、10月の収穫にも参加。「とにかく、しんどいんです。お米を作ることは大変なことだなと感じました。教えてくれた僕より20歳上の師匠はひょうひょうとやるんですけど、慣れてない人は田んぼにハマったら足が抜けなくなってしまう。また、追肥のときは肥料を20キロ背負ってまいていく。そもそも、水の出し入れがあるから毎日必ず田んぼを見ないといけない。米作りは88工程あるみたいですね。『米』という漢字は「八十八」と書く。師匠から88工程かかるんだぞと教えてもらいました」と米作りの大変さを身をもって体感した。お米を主食とする日本人でも、米作りを体験したり、その知識を持っている人は少ない。河本は「何にも知らずに当たり前のように米を食べていたなと。もっとみんなが知っていてもいいことだなと感じました」と、お米について深く知ってもらいたいという思いも芽生えたようだ。○■「『準米』が全国の施設の人に行きわたるように」また、ボランティアで介護施設・養護施設の訪問している中で、お米が必要とされていることも知り、それも「準米」プロデュースのきっかけに。「施設長から、寄付してもらっても不要なものは送り返すこともあると教わり、僕たちのエゴだけで寄付してもいけないんだなと。それで必要なものを尋ねたら、『子供が育ち盛りなので、お米があると助かります』と聞き、『準米』とつなげられると感じました」そして、「僕は寄付を募っている企業や支援したいという知り合いの方がたくさんできたので、『準米』を購入していただいて、そのお米をそのまま寄付しませんかと。僕が『準米』を無償提供するだけでは資金が尽きてしまいますが、その仕組みができれば長期的に施設に提供できる」と、施設と支援したいという人をつなぐシステムを検討。すでに「寄付したい」という申し出があるそうで、「お米なら施設の方が喜んでくれる。支援したいという人と双方の意見が合致していて、そのつながりができて良かったです。これからもっと広げて全国の施設に届けられるようにしたい」と語った。最後に、今後挑戦してみたいことを尋ねると、「『準米』が全国の施設の人に行きわたるようになるということ。あと、大分の農家さんが人手不足で、僕が教わっている師匠も60歳過ぎていて、跡継ぎがいないのでいずれはやめようかなって話しているので、田んぼを預かろうかと考えたり。また、手話も勉強もしていますし、パラスポーツも力を入れて応援しているので、スポーツにも携わっていけたらと考えています」と、今後もさまざまな挑戦を考えているようだ。■河本準一1975年4月7日生まれ、岡山県出身。1994年にNSC大阪校13期生として入学。井上聡とお笑いコンビ・次長課長を結成。バラエティ番組のほか、ドラマや映画にも出演。2018年12月には、アイドルグループ・吉本坂46のメンバーとしてデビュー。キャプテンを務めている。
2020年04月30日もし、今までまったく学校活動に参加してこなかったママが、突然PTA役員になってしまったら?人生とは、時に思いもよらないことが起こるようで、クラス委員さえほとんどやってこなかった私が、2年間PTA役員として活動することになりました。2人の子どもが2年生と6年生だった時のことです。がむしゃらだった1年目、そしてもっとこうしたら有意義な活動になるのではないかと考え、動いた2年目。今回の記事では、その2年間で私なりに感じたことをお伝えできればと思います。PTA活動に一番やりがいを感じた点は「PTA」は、【Parents and Teachers’s Association】の略です。学校では先生からの発信によって、保護者が動くことが多いかと思いますが、PTAがあることによって先生も親も一緒に、家庭・学校・地域社会のための様々な活動をよりクリーンに行うことが可能になります。つまり、保護者からの発信を行う代表が、PTA役員という位置づけではないでしょうか。■PTAの提案で変えられることがある私が一番、活動にやりがいを感じたのは、「PTAの提案が受け入れられ、変えられることがある」という点でした。学校側から言われたことは決定事項であり、受け入れることしかできないと思っていたのですが、「こうした方がいい!」「こうするのはどうか?」とPTAから提案することによって、絶対変わらないと思っていたことが案外変えられたりするのです。それは、運動会の見回りの場所であったり、お祭りのカレーの作り方であったり、保護者会の運営方法であったり、一つ一つは小さなことですが、保護者がより参加しやすいように、子ども達がより安全なようにという思いが、提案によって変えていけると知ったことは大きな事実でした。■自分の居場所があるという喜びまた、会社に所属しているように、大きな組織に属することで、自分の居場所を見つけられたのも嬉しかったです。PTAでは自分の役割が明確であり、与えられた仕事には責任があります。もちろん大変なことも多いですが、やり遂げる達成感も存分に感じることができました。引き受けたのは、魅力的なポイント制度と「子どものため」にそれまで関わってこなかったPTA役員を引き受けた理由は2点。学校によって違いがありますが、私の子どもが通う学校ではポイント制が導入されています。PTA役員になると、他の委員にはないポイントがつく制度です。子どもの小学校では、きょうだい両方にポイントがつく、6年間有効、またその後入学する子どもにも適用されるなど、それはそれは魅力的で。私もその文言にのってしまった一人です(笑)。もはや、「仕事をしている」「小さい子どもがいる」は、辞退の理由にはなりません。地域柄、働いている保護者がほとんどですし、小さいお子さんを連れて活動しているママもいるからです。また、電話、面接、また電話…と長期間に渡る勧誘の末、その時の会長の「子どものための活動である」「あくまでボランティア活動なのでできることだけすればよい」という言葉に負けて、引き受けることを決意しました。その時点で、2人の子どもが小学校に通っていたので、1年の任務で、その後何年も活動をしなくていいのも効率的で、大きな魅力だと感じたのです(結局2年やりましたが)。PTAとして活動する中で忘れがちなのが、この時に聞いた「子どものための活動」という点です。大人ばかりの中で意見交換や、文書作りをしているとどうしてもこの原点を忘れそうになってしまいます。意見が割れてしまった時には、この「子どものため」には何が一番大切なのかを考えることで、進むべき道がズレなかったような気がします。時短をキーワードに活動を効率化1年目は初めてのことばかりでほとんど覚えていないのですが、2年目は1年目で感じたデメリットを変えていくことをより考えて活動しました。まず「時短」です。今までの活動では、毎月の全体会合に加え、週1~2回の活動日と呼ばれる作業日など、学校で集まる時間が多くありました。■オンライン会議やカレンダーアプリで予定を把握しかし、8人ほどいる役員の予定を合わせるのはとても大変ですし、仕事を持つ人も多くいます。また子どものために活動しているのに、放課後子どもを家に残して学校に行くことにも、少し違和感がありました。そこで、ITを活用して、ZOOMでオンライン会議を行ったり、TimeTreeというカレンダーアプリを使って、役員の動きを把握したり、全員で集まらなければいけない状況をできる限り減らしました。学校側にも協力してもらい、家庭数で配布していた文書はHP上に掲載してもらう、また保護者に対しても、例えば親睦会の出欠などをオンライン上で行うなど、紙の発行を減らし、印刷作業の分量を少なくしていきました。このことで時間を制約されることがだいぶ減り、ストレスも軽減されたのではないかなと思います。2年間の活動では叶わなかったのですが、マンネリ化してしまっている親睦行事やお祭りなどを、もっと魅力あるイベントにアップデートしたいという野望もありました。毎年同じような内容の行事は年々参加者が減り、盛り上がりに欠ける部分がありました。ママの中には多彩な才能や資格を持っている方も多く、そういったママたちを講師に招いて講座を開催するなどの構想もあったので、ぜひ次年度に引き継いでいきたいと思います。私が考えるPTA役員のなり手を増やす方法実際に活動してみて、PTA活動をやりたくないと感じる一番の原因は、「何をやっているか分からない」「とりあえず大変そう」というイメージが先行していることだと感じました。■活動内容を明確にして動画で配信もっと活動内容を明確にして、どのくらいの時間を取られるのか、こんなことができる!など実際の活動内容を保護者が知ることができれば、なりたいという人も増えるのはないでしょうか。CMのように、活動を動画にして配信してもいいなと思いました。■PTA役員に謝礼を支払う、得意分野を生かすまた、うちの学校ではPTA会費を全校生徒から徴収するのですが、その中から給料、とまではいかなくても活動費として謝礼を支払うのも、なり手を増やす一案かと思います。作業を細分化して、それぞれ得意分野が異なる保護者にお願いするというのも効率化につながります。PC作業、内職、ハンドメイド、集計など自宅でできる作業は分散して、もっと多くの保護者に関わってもらい、一人一人の負担を軽くできれば、「それくらいならできるかな」という気持ちを産むかもしれません。英語本来のvolunteer(ボランティア)は「自ら志願して行う」という意味があり、日本で使われている言葉と若干ニュアンスが異なります。2年間の活動の中でこの言葉の重さを感じ、心構えを考えました。あくまで自分の意思で、前向きに行う本来のボランティア精神を持って、PTA活動を担う人が増えるといいなと感じています。<文・写真:ライターよこも>
2020年04月16日被災地に足を運んで炊き出しや支援物資を届けたり、児童養護施設や地元に根差す農家・畜産家の支援を行ったり、そんなボランティア活動を約10年間続けている、モデル、タレント、女優・紗栄子さんのエシカル論とは?エシカルとは“愛のある選択”のこと。「最近は“エシカル”とか“サステナブル”という言葉が認知されつつありますが、私自身はその言葉を知らない頃から自然と意識していたと思います」有事の際、被災地域を訪れ、被災者に向けて積極的にボランティア活動を行っている紗栄子さん。その精神は物心がついた時からあったという。「愛情を持って、道徳を教え育ててくれたおかげと両親に感謝していますが、それこそ子供の頃、身近にあった赤い羽根共同募金やベルマークを集めることだって、エシカルな行動の一環ともいえますよね。一方で親元を離れて社会に出たり、海外に目を向けるようになると、さらにたくさんの社会問題・環境問題などを目の当たりにして、私たち人間が自然からの恩恵を受けることが当たり前ではないということを知り、何もせずにはいられなくなりました」一個人として初めてアクションを起こしたのは、約10年前に、彼女の出身地でもある宮崎県で起こった口蹄疫の被害。「当時子供が小さかったし、畜産農家の方々が困っているニュースを見てどう動けばいいのかわからなくて、個人的に義援金を新聞社に直接届けに行きました。その後、日本に毎年のように台風による土砂災害や水害が増えていく中で、被害に直面した農家さんの販売支援や、親元から離れて暮らす子供たちやお年寄りの方が入居する施設への支援などをできる範囲から始めるようになったんです」災害時に何が最も大事なのか、SNSなどを使ってどう呼びかけていったらいいのかなどを学びながら、手探りで進んできた10年間。時には心ないコメントを書き込んでくる人もいたが、「心ある厳しいご指摘にはしっかり耳を傾けてきたが、ただただ傷つけたいだけの言葉には耳を傾けずに、自分の信念を貫いてきた」と話す。そんな彼女の活動が大きくクローズアップされたのは、昨年、東日本を襲った台風19号の災害時。寄付を募る彼女の呼びかけや行動は、SNSを通して発信された。「青山の一角で支援物資の受け付けを始めたら、たくさんの人が駆けつけてくれて、予想をはるかに超える量が集まり、結果4tトラック15台分にもなったんです。誰かのためになりたいと考えている人が日本にはこんなにたくさんいるんだと実感しました」ただ物やお金をたくさん集めて届ければいいわけではない。被災地では個人的な寄付を受け付けていない場合も多く、ボランティアに駆けつけたところで被災者が見ず知らずの人間に簡単に心を開いてくれるとも限らない。「職業柄、大勢の方に知っていただいていたことが幸いして、その時は物資を受け入れてもらえましたが、この時のことがきっかけで、災害地で困っている人たちと、誰かのために何かをしたいと思っている人たちの思いをつなげるプラットフォームを作りたいと思い、昨年、一般社団法人『Think The DAY』を立ち上げました。何かが起こってから呼びかけて動くのではなく、備えとしての支援物資や寄付金を募って、何かが起こった時にできる限り早い段階から人々の力になれる体制を整えておく。いま、この日を生き抜くために必要なものを、必要としている人の元へ迅速にお届けするのが目的です」個人ではなく社団法人にすることで現地への連絡がとりやすくなったり、同じ気持ちを持つ仲間が増えたのも利点の一つだ。ちなみに、“倫理的な”という意味のエシカルという言葉については「私は“愛のある選択”と解釈しています」と紗栄子さん。「慈善活動だけではなくたとえば、子供たちの口にも入る野菜や肉は誰がどういうふうに作り、どのようなルートで運ばれてくるのか、過酷な労働条件など誰かの不幸せの下に作られたものではないか…など、一つずつ調べて選択することだってエシカルやサステナブルの根本。それに、環境問題に配慮して商品開発に取り組んでいるアパレルブランドの服を選んで着ることも、立派なエシカル消費だと思う。“絶対に”ではなくできる人ができる時に、できることをすればいい。エシカルという言葉によって多くの人たちが認識するのはいいことですが、いつかそんな言葉がなくても愛のある選択が当たり前にできる世の中になることが、私の望む未来です」私のエシカルな活動支援活動では各企業との連携も!「炊き出しの際のキッチンカーを探していた時にお声がけいただいた吉野家さん。いま作ろうとしている災害キット作りにも素敵な形でご協力いただいています」被災者と支援者をつなぐプラットフォームに。「一般社団法人『Think The DAY』。私たちみたいな団体がロールモデルとなることで、何から始めたらいいかわからない人たちの手助けができればいいと思います」炊き出しは被災したその日から必ず必要になるもの。「災害を受けた被災者の方がその日から必要になるものは、お水と温かいごはん。これは、昨年、台風19号で被害を受けた宮城県丸森町で行った炊き出しの様子です」SNSでの呼びかけにたくさんの人たちが!「千葉県の台風被害で支援物資を募った時は、大勢の方々が集まってくれてありがたかった。ハッピーの輪は、みんなで大きくしていきたいって考えています」さえこ1986年11月16日生まれ、宮崎県出身。2001年にテレビドラマで女優デビュー、バラエティ番組などでも活躍。また、『sweet』(宝島社)などのファッション誌でモデルを務める。2児の母でもある。ワンピース¥140,000(エブール TEL:03・5412・1871)ネックレス¥250,000(エナソルーナ/エナソルーナ神宮前本店 TEL:03・3401・0038)※『anan』2020年4月8日号より。写真・中村和孝(まきうらオフィス)スタイリスト・安西こずえヘア&メイク・石川ユウキ(Three PEACE)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年04月03日絵本とスチームクリームを”物々交換”98%以上が天然由来成分、自然の恵みと蒸気の力で全身をしっとり潤す保湿クリームブランド「スチームクリーム」は、アジアの子どもたちに教育の機会を届けるシャンティ国際ボランティア会の活動に賛同。2019年11月27日(水)から11月29日(金)までの3日間、東京・品川駅にて絵本とスチームクリームを交換するイベントを開催します。子どもたちに笑顔を届けようイベント期間中使わなくなった絵本を持参すると、全身用保湿クリーム「スチームクリーム」(30g)と交換。集められた絵本はその後シャンティ国際ボランティア会の活動費に当てられ、アジアの子どもたちの教育支援などに役立てられます。場所は品川駅港南口の2Fコンコース前。3日間とも午前8時から11時まで、先着順で無くなり次第終了となります。絵本の冊数に関わらず、「スチームクリーム」との交換は1人1回、1缶のみです。また破損しているものや蔵書シールが貼ってあるものなど、受付ができない絵本もありますので注意が必要です。詳細はプレスリリースおよびSonotasフリーコール(0120-936-916)にて確認可能です。自宅で眠っている本で、子どもたちに笑顔を届けるプロジェクトに参加してみてはいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)Sonotas【参考】※Sonotas株式会社のプレスリリース※「スチームクリーム」公式サイト
2019年11月20日ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIが24日、自身のSNSを更新し、台風15号の被害を受けた故郷・千葉でボランティア活動を行ったことを報告した。YOSHIKIは、ボランティア活動をしている写真を公開し、「日本に来ました。今日、千葉にボランティアに行ってきました」と報告。「まだ助けを必要としている地域が多く存在します。1日も早い復興祈っています」とつづった。今月18日には、千葉県の被災者支援のため、自身の運営する米国非営利公益法人 501(c)(3)「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じ、日本赤十字社に対し1000万円を寄付したことを発表していた。
2019年09月24日アシックス(ASICS)は、第32回オリンピック競技大会(2020/東京)、東京 2020 パラリンピック競技大会に関する大会スタッフや都市ボランティアの提供ユニフォームを製作する。これらのアイテムは競技が行われる会場や選手村、その他大会関連施設で使用される。ユニフォームは、ポロシャツ、パンツ、シューズ、ハット、ジャケット、ソックス、バッグ、持ち帰りバッグの計8点を展開。いずれも、暑さ対策、持続可能性、多様性をテーマに開発。着用者が快適に活動できるように暑さ対策を重視しながら、可動性を高めたパターン設計や通気性を考慮したシルエットを採用した。素材には、再生ポリエステル材や植物由来材を多く取り入れ、製品の包装材には焼却時にCO2を吸収する、環境に配慮したものを使用している。大会スタッフのデザインは、大会カラーであり日本の伝統食である“藍色”を用いて、東京 2020 大会のコアグラフィックである「さかねの色目」をモチーフにした清涼感あるグラデーションを描いた。また、都市ボランティアのデザインには、大会エンブレムである市松模様を濃紺と白のコントラストで配置している。
2019年07月22日娘さんの泳ぐ姿が見たくて申し込んだ、プール見守りボランティア。暑さを覚悟しながら向かったものの、想像していなかったサービスが沢山あり……!?■初めてのプール見守りボランティアへ!前に 「プールの見守りボランティア」に関する記事 を描いたんだけど、ボランティア活動も無事終わりました。で、最初の日はこんな感じだったよ。 ■想像以上に、いいことづくめでした!プールサイドでギンギンに日に照らされるのを想像してたけど、日陰がたくさんあり、テントも張ってあったし「アッヂ~~!」って叫ぶほどじゃなかったです。(終わった後はかなり疲労してたけど)炎天下の中プール入ってるんだろうなと思ってたのでまさかこんな涼しいとは…やっぱ想像だけで会話せず、実際足を運ぶのって大事ですね(^^)椅子に座れるしお茶も飲めるし、ちょっと贅沢な参観日みたいなイメージでした(笑)そしてこどもたちがたくさん話しかけてくれたのも嬉しかったなぁ。参観日と違って自由時間もあり、いろんな子と話せたし…ただみんな帽子にゴーグルで誰が誰だかわかんなかったけど(笑)来年も絶対行こう。
2019年07月13日娘が泳ぐ姿を見たいと思い、初めてプール見守りボランティアに申し込んだぐっちぃさん。しかし決まった後から、対策が必要なことに気づき…。どなたか経験済みの方、プール見守り員をするのに対策はありませんかね?(日焼け対策とかの)何かあったときに即動けるように身軽な格好でいかねば…。楽しみだな~晴れるといいな~( ^)o(^ )
2019年06月01日子どもの学校生活では、登下校時の交通安全が心配だという家庭もあるでしょう。また、すでに学校に通っているという子どもたちについても、ニュースなどの事故や事件を見ると、登下校時の交通安全対策が不安になったりします。子どもたちが安心して通学するために、どのような安全対策が必要なのか、親たちの声から考えてみたいと思います。■8割近くが地域の交通安全対策が「ある」と回答アンケートでは、登下校時の交通安全について、地域の取り組みがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が約8割で、多くの地域では交通安全の取り組みが行われているようです。ただ、「ない」や「わからない・どちらとも言えない」と答えた人も2割近くいて、地域間で取り組みの有無は異なるようです。Q.登下校時の交通安全、あなたの地域の取り組みは?ある 79.6%ない 7.6%わからない・どちらとも言えない 12.8%■ボランティアによる見守り活動とは「ある」と答えた人の声を見ると、登下校時に子どもたちを見守るボランティアが多く存在するようです。どのような活動をしているのでしょうか。「下校時に、高齢者のボランティアさんで構成される“地域の見守り隊”が、交通量が多くて見通しの悪い場所に立って注意してくれています。よく言い聞かせてくれているようで、この間息子に“自転車乗っている時は並列しちゃダメ”と私が注意されました」(千葉県 40代女性)「町内会の人や、学校の生活の委員会、先生たちが月に1~2回交差点に立ってくれています。あとは毎日みどりのおばさん、おじさんも立ってくれています。雨の日、雪の日、風の日も毎日感謝です」(北海道 40代女性)「毎朝、学校がある日は車の通りが多い場所に、ボランティアのおじさんが毎日立ってくれています。奥さんも亡くなって、それが生きがいなんだとお聞きしたことがあります」(福島県 40代女性)「私の住んでいる町は、小学校1〜2年生の下校時には、必ず見守り隊という大人の方が、家まで送って下さいます」(島根県 40代女性)ほかにも、「ボランティアが生徒の名前を覚えていてくれて安心できた」という意見など、その存在に心から感謝する親の声は多く寄せられていました。一方で、ボランティアが高齢者で構成されていることも多いため、その体力を心配する声も。活動があくまでボランティアである以上、継続可能な取り組みかどうか、懸念する人もいるようです。たしかに、地域の子どもたちのために、無償で通学ルートの見守り活動を行うというのは、なかなか簡単にできることではありませんよね。多くの地域では、そういった人たちの善意によって、安全な登下校が可能になっていて、パパやママたちは感謝の声を寄せていました。■保護者による見守り活動、負担に感じる声も…また、保護者自身による取り組みがあると答えた人も多くいました。「保護者の“パトロール当番”がある。登校時は、危ないところなどで旗を持って立ちます」(茨城県 30代女性)「小学校のお母さんの役が毎年選出されて、朝と下校時に立ってくれています」(神奈川県 40代女性)「登校班で親が当番で引率しています」(神奈川県 40代男性)旗を持って危ない道に立つ、登校時に引率するなど、保護者による当番制で子どもの登下校時の安全を守る取り組みをしている地域も多いようです。同じエリアに住む子どもたちをまとめて、代表の親が見守ることで、協力体制が取れているようで、「子どもとの触れ合いを楽しみながらやっている」という前向きな意見も寄せられていました。ただ、一方でその当番を負担に感じる人も少なからずいるようです。「朝は保護者が順番で旗振り、帰りは週三日、保護者が順番で学校の門から子どもたちのあとについて指導しながらついていきます。自分はシングルで頼れる家族もなく、仕事は休みをもらわなければならない。月に1回だけど、年間にすると10万以上収入が減る。だれが決めたか知らないが、保護者が過保護になり過ぎていないか?」(茨城県 40代男性)「保護者、教員、地域の見守り隊が、登校する道の各所に点々と立って、生徒の登校を見守る。必要なのはわかるが、寒いなか、乳児を抱えてまるで雪だるまのようになって、1時間近く立つのは正直つらかった。ほかの小学校は、ほとんどがボランティアと教員。同じ市内にあって、この差は何だ?と思ってしまう」(愛知県 40代女性)「PTAで毎週見守りをしていて、家から微妙な場所に立たなくてはならない。仕事にも行かないといけないので、毎週は負担が大きすぎます」(広島県 40代女性)どれも切実な声で、保護者が自分の仕事や育児など、多くのタスクに追われている様子がわかります。同じ市内でも、保護者の当番の有る無しが異なるという意見も多く、「なぜうちの子どもの学校だけ?」と思ってしまう気持ちも理解できますよね。「自分たちの子どもは自分たちで守らなければ」と思う気持ちはあるものの、現実ではなかなか難しいということがわかります。■「登下校が心配」という切実な声「取り組みがない」と答えた人たちをはじめとして、登下校に関するさまざまな心配の声も多く寄せられました。「一応見守り隊の人がいますが、車で通るだけで危ないところに立ってくれないので意味があるとは思えない。同じ町の違う地域ではちゃんと横断歩道や下校時についてくれているのに、残念です」(島根県 30代女性)「登下校を見守るボランティアを募集しているが、うちの地区は協力をしてくれる人がいない。隣の地区は協力をしてくれる人がたくさんいて、地域の温もりを感じる」(静岡県 30代女性)「団地に囲まれていて高齢者が多く人通りが少ないので、不審者などの連絡は頻繁にあります。ただ、個々の家庭で“1人で出歩かない”などと子どもたちに言うしかないのが現状です」(千葉県 40代女性)「小学校の立地周辺にスクールゾーンがない学校です。大きなトラックが子どもスレスレに通っています。登校時間の20分だけでも通行止めにしてほしい。事故が起きないと改善されない現実がもどかしいです」(埼玉県 40代女性)ほかにも、「人の少ない地域に引っ越したら、見守り活動をしていなかったので驚いた」という意見も。登下校の安全対策が、どうしても地域の高齢者や保護者によるボランティアに頼りがちとなっているため、地域ごとの取り組みの格差が出てしまうようです。■小学校への親の送り迎えは過保護なのか?子どもの通学は毎日のことなので、保護者の心配は募ります。なかには、みずから送り迎えをしているという人もいるようです。「3km近い山道を一人で帰ってくるので、お迎えにいっています」(島根県 30代女性)「歩道がないところがあり、道幅も狭く危険な場所が多いので、毎朝見守りのために途中まで一緒に登校します。『過保護かな?』と思うときもありますが、同じ班の子どもたちもみんなかわいいし、大人の目線で危険を察知して未然に防いであげることが大事かなと思います」(神奈川県 40代女性)「最近圏央道が学校の近くを通ってますが、歩道橋ができただけで、とくにガードレールもない道を30分かけて登下校しています。朝も帰りも集団登下校なので 娘が一人になる所まで迎えに行っています」(茨城県 30代女性)ほかにも「ひとりで下校してくる時もあるので、GPSを付けて途中まで迎えに行っている」という声もありました。筆者も4月から小学1年生になる長男が通う小学校では、人ひとりが通れるかどうかという狭い通学路を使うため気になっています。子どものギリギリ横を大きなトラックが通ることもあり、大人でもヒヤヒヤする場所なので、しばらくは筆者も送迎する予定。ただ仕事との両立もあるので、いつまで続けるかは悩みのタネです。■子どもの安全を守るために親にできることは?地域の取り組みがある人もない人も、それぞれ子どもたちの登下校について悩み、考えていることがわかりました。そんな私たち保護者に、できることとは一体なんなのでしょうか。▼子どもに普段からしっかり交通ルールを教えるとくに多かったのは、子どもにしっかりと交通ルールを教えることの重要性を訴える声でした。「うちの娘には、『横断歩道の信号機が青になってもすぐ渡らないで、まず車が来ないか、来たにしてもちゃんと停まってから渡るように』と言って聞かせています」(北海道 40代女性)「大切なのは親がきちんとしつけているかどうか。広がって歩いたりとか道に走って飛び出たりとかは、普段から親が注意して諭さないとダメだと思います」(愛媛県 30代女性)「子ども本人の意識が大事だと思います。学校だけでなく普段から家庭での教育が欠かせないと感じています」(徳島県 50代女性)ほかにも、「登下校ルートの危険な場所を口をすっぱくして教えるしかない」という意見もあり、親の方も努力が必要だということがわかります。子どもが1人で登下校するとき、危険なルートを通りそうになったときに、「はっ」と親の声を思い出せるよう、根気強く注意喚起することが必要そうです。▼親自身がしっかりと行動して教えるさらに、親自身が行動で示すことも大切だという声も。「子どもの安全は親の仕事だと言いますが、横断歩道のない所を子どもの手を引いて渡っている親はどうなんでしょう。歩道を歩いていても、事故に巻き込まれるこのご時世です、少しでも減らせていけたらと思います」(愛媛県 40代男性)「朝の旗降りなど面倒だとは思いますが、やっぱり子どもの安全を思うと仕方ないことだと思います。子どもたちにも『道で広がらない、ふざけない、何かあったら助けを求める』ように言い聞かせています」(神奈川県 30代女性)親自身が交通ルールをきちんと守ったり、交通安全活動に参加したりして、子どもたちに対して行動で示すことが大切だという意見もありました。筆者自身、急いでいるときに信号が点滅してから慌てて走って、子どもに「信号が赤になるよ」と諭されて恥ずかしい思いをしたことがあります。言葉では「右左を見てから道を渡ろうね」などと簡単に言えますが、もしかして子どもの心に一番響くのは、親の立ち居振る舞いなのかも。普段からみずからが行動で示して、子どものお手本となるのが大切なのかもしれませんね。ここまで、登下校時の地域の取り組みと、親にできることについて考えてきました。交通の状況や、地域の人口や世代など、それぞれに特徴があるため、なかなか一概に答えを出すことは難しいテーマだと思います。地域ボランティアの減少や共働きが多くなり親の登下校見守りが難しくなるなか、最近では不審者情報がメールやSNSを使って情報が入ったりします。今後はもしかしたらスクールバスなども日本でも導入されるかもしれません。国でも「登下校防犯プラン」として対策をまとめ出しています。国、警察、学校などの取り組みも期待したいところです。ただどんな状況であれ、交通安全について親が子に伝え、さらに行動で示すことが、まずは基本の第一歩となるだろうと思います。口で交通ルールを守るように言ったとしても、自身が信号を無視したり、スマホ片手に歩いていては、子どもにも伝わらないでしょう。ほかにも一緒に通学路を歩いて危険場所を確認する、車移動の激しい場所をチェックする、不審者への対応方法などを教えるなども必要となってきます。多くの子どもが持っている防犯ブザーもいざというときに使えるように練習するなど、親にできることは多くあるだろうと思います。筆者を含め、不安な気持ちを抱えながら登下校させているパパやママもいるでしょう。それでも自分自身にできることを小さなことから積み重ねて、子どもの登下校を見守っていきたいですね。<参考>内閣府: 登下校防犯ポータルサイト 警察庁: 登下校防犯プラン Q.登下校時の交通安全、あなたの地域の取り組みは?アンケート回答数: 8469件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月17日「自分にできることを無理のない範囲で」――そんな気持ちで始めるのも実はありな「ボランティア」活動。今回は、その現場を見てきました。【子ども食堂】IKEBUKURO TABLE「IKEBUKURO TABLE」は、代表の國井紀彰さんのもと、大学生が主体となって活動している子ども食堂。経済的に困っていたり、何らかの問題を抱える世帯の子どもの居場所作りとして、月に2回、食事の提供と学習支援を行っている。この日は10名の大学生と、仕事帰りの男性も後から合流。先輩に誘われてこの日初参加の人も。普段の倍くらいの人数が来ていた。いつも16時に集合し、地域の店やお寺から寄付された食材をもとに献立を考え、足りないものは買い足して作る。監修役として、近くに住む子育てを終えた杉田さんが立ち会っているので、安心感がある。17時くらいになると三々五々子どもたちがやって来て、慣れた調子で、座敷で食事ができるのを待つ。ゲームをする子、受験の面接試験の練習や宿題をする子など過ごし方は様々だ。18時ごろ食事が完成し、ボランティアと子どもたちが一緒に食卓を囲み、いただきます!話もしながらで楽しそう。とにかく賑やかで、やっぱり食事は大勢で摂るものだと実感。食後も、片付ける人、子どもの相手をする人など、皆、手際よく自分の仕事を見つけて働いていた。「学校や会社では、役割が決まった代替可能な存在になってしまいますが、こういう第三の場所で、ボランティアにとっても自分が自分でいられる、自分を見つめる場所になるといいなと思っています」(國井さん)現場の声を聞きました!大学で食育を学ぶなか、子ども食堂に興味を持ったという日本女子大学3年の飯田瑠夏さんと、もともと子どもが好きで、仕事以外で子どもと関われる場所をと、子ども食堂のボランティアに関わるようになった立教大学1年の山口華乃さん。「ここに来る前は、子ども食堂って、食事を作って出してそれで終わりなのかと思っていました。でも始めてみたら、思っていたよりも子どもとのコミュニケーションも盛んで、すごく楽しいです」と、笑顔で語る飯田さん。山口さんもそれに頷きながら、「いろいろな子どもたちに会えますし、しんどいと思ったことはありません。あまり話さない子に対して、どうやったら話してくれるかなと考えたり、たくさん刺激を受けています」と続ける。普段の生活では会う機会のない、いろいろな年代、タイプの子たちと接することで、コミュニケーション力も鍛えられているよう。「子どもたちが悩みを相談してくれたり、学生ボランティアに心を開いてくれるのを感じたときはうれしかったです。あと、おいしいと言ってもらうとやっぱりうれしい」(飯田さん)。「まずいとは誰も言いませんよね?(笑)」(山口さん)。「味、薄い!と言われたことはあるよ(笑)」(飯田さん)ボランティアは、アルバイトのような強制力はないので、自分の好きなタイミングで来ることができ、融通をつけられるから続けやすいのだとか。「そう言いながらも、ここが楽しいので、どんな用事よりも優先させちゃいます(笑)」(山口さん)。自分が変わるきっかけにもなるので、興味がある人には勧めたいそうだ。飯田瑠夏さん(右)ボランティア歴5か月、山口華乃さん ボランティア歴9か月「IKEBUKURO TABLE」 2015年、大学院在学中に國井さんが立ち上げた。池袋駅から徒歩15分の一軒家で、毎月2回開催。現在ボランティアは15~16人。子どもの貧困に取り組む団体との交流会も。ボランティアについての問い合わせはサイトから。※『anan』2019年3月13日号より。写真・大澤千尋(by anan編集部)
2019年03月09日ボランティア活動に興味はあるけれど、何をどこから始めたらいいかわからない。そんな悩める人に、始め方をガイド。ボランティアは、問題意識の高い人が取り組むもので、軽い気持ちで参加してはいけないのでは?と思いがち。でも結論から言うと、決してそんなことはない。「何かに困っている人に対し、自分でできるアクションを起こせば、それがボランティアです」と、東京ボランティア・市民活動センター(TVAC)の河村暁子さん。道路を渡るのに苦労している車椅子の人に手を貸すことと、何ら変わらない。“自発的”で“見返りを求めず”、“協力し合う”行為なのだ。定期的に通わないといけない、団体に所属しなければならないなどの束縛もなし。また、専門の知識は必ずしも必要ではなく、“思いやり”があれば大丈夫。ボランティアを通して、趣味やビジネススキルを活かせたり、未経験の興味のある分野に足を踏み入れるきっかけになったり、社会課題を考える機会を得られたり。なにより、自分のしたことが誰かの役に立つという喜びは、何ものにも代え難い体験になるはず。【自分に何ができるか考える。】ボランティア活動でできることは、こんなにいろいろなバリエーションがあります。「そんなこともボランティアになるの!?」と驚くほど、活動の種類は多岐にわたる。子どもや高齢者、障がい者などへの福祉系から、環境保護、国際支援、災害・防災、文化・芸術、NPOの運営支援など分野も様々。コミュニケーションが得意な人、苦手な人、それぞれに向いた活動があり、趣味や特技も活かせる。ここにあるのはほんの一例。誰に対してどんなことをしたいか、想像してみて。話し相手になる高齢者向けのデイサービスや介護施設で多く求められているのが、「傾聴」ボランティア。施設に出向いたり、団体主催のお茶会に参加して、ただ話の聞き役になるだけでOK。留学生や在住外国人の日本語の会話の相手をするボランティアの募集も急増している。日本語教師の資格がなくても可。コミュニケーション好きにおすすめ。(ランニングの)伴走をする走ることが趣味であれば、週末に公園で、視覚障がい者や知的障がい者と伴走し、ランニングのサポートをするというボランティアがある。伴走方法は教えてもらえるので特別な資格はいらない。また、障がい者へのサポートとしては、施設での活動のほか、障がい者が働いている店の菓子やパンを食べることもボランティアになる。森で草刈りをする持ち主の高齢化が進み、山の管理が行き届かなくなったため、山崩れや洪水などの被害が大きくなっている問題が日本の各所で起きている。そこで、週末に森や里山に行き、草刈りなど森林の手入れをするボランティアが、自然・環境保護系の団体により開催されている。アウトドアが好きな人が、レジャーを兼ねて参加している。炊き出しをする災害・防災の分野でのボランティア活動は、炊き出し、泥かき、瓦礫運びから、避難所のサポート、避難者たちへの傾聴など幅広い。ニーズは刻一刻、変化するので、災害ボランティアセンターの情報をまめにチェックすることが必須。参加可能なのは近隣住民のみなど、条件があることも。被災地に行かずに支援できる活動もある。趣味を役立てるそのほか、捨て猫や捨て犬を保護するNPOで動物の世話をしたり、里親を探すボランティア。博物館や美術館、動物園にて、館内をガイドしたり、手助けが必要な観客の補助、イベント・講演会の受付やお手伝いスタッフなどのボランティアも多種ある。動物好きや文化・芸術に興味のある人は、趣味と実益を兼ねられそう。河村暁子さん東京都社会福祉協議会東京ボランティア・市民活動センター(TVAC)主任。多様な団体の活動を知るエキスパート!CSRの一環で、企業からのボランティア研修の相談も増えているとか。※『anan』2019年3月13日号より。写真・大澤千尋イラスト・別府麻衣(by anan編集部)
2019年03月09日想像以上に幅広いボランティアの世界。踏み込んでみると、自分の新たな世界もぐんと広がっていきそう!「自分に何ができるか」を考えた後は、「どこで活動できるか」「ボランティアについて理解する」にすすみましょう。【どこで活動できるか探す。】ボランティア活動の募集先を見つけるなら、まず各地のボランティアセンターへ!ボランティア情報を探すなら、まずは全国各地にある「ボランティア(市民活動)センター」にアクセスしてみよう。センターには、ボランティアの募集やイベントなどのチラシがたくさん置かれている。地域によって情報量に差はあるが、都市部は比較的種類も豊富。「定年退職された方や主婦向けの、平日の活動が多めなのですが、受け入れ側は常にボランティアを歓迎しています。興味のあるところが見つかれば、『週末なら行けるのですが』『こういうことならできるのですが』と提案してみると、募集が出ていなくても、ぜひ!ということが」と、東京ボランティア・市民活動センター(TVAC)の河村暁子さん。また、ボランティアには相性があるので、一度見学や体験をしてから始めるといい。募集先が安心できるところかどうか、HPなどをよくチェックしてか ら参加を決めるように。また、年間数百円で加入できるので、対人対物の賠償責任が付加されているボランティア保険には入っておくと安心。「イベントやセミナーなどに参加して、興味のある団体を見つけるのもひとつの方法です」民間のポータルサイトでも見つけられる。Yahoo! ボランティア3万件以上の全国のボランティア情報を掲載。環境、地域・人権、医療・介護など9つのカテゴリーや地域から選べて便利。ボランティアプラットフォーム海外支援活動をしているNGOが運営する、海外のボランティアプログラムを紹介するサイト。短期から長期、国や予算で選べる。「東京ボランティア・市民活動センター」ボランティアや市民活動に関する相談事業を行う。夏には体験ボランティアのキャンペーンを開催。東京都新宿区神楽河岸1-1飯田橋セントラルプラザ10FTEL:03・3235・11719:00~21:00(日曜~17:00)月・祝日休河村暁子さん東京都社会福祉協議会東京ボランティア・市民活動センター(TVAC)主任。多様な団体の活動を知るエキスパート!CSRの一環で、企業からのボランティア研修の相談も増えているとか。【ボランティアについて理解する。】ボランティアとは?詳しい2人に聞きました。「知ることだけでもボランティアです。」特定非営利活動法人「両育わーるど」理事長・星野勝太さん線維筋痛症って聞いたことありますか?原因不明の激しい痛みが起こる難病で、日本では59人に1人いるといわれていますが、あまり知られていません。ボランティアって、まずこういうことを“知る”ことからスタートするのだと思います。僕は8年ほど知的・発達障がい児の福祉施設でボランティアをしています。障がいのある子どもたちは、様々な人と接することが成長に繋がる。でも実は、出会う機会は少ない。健常者には、“福祉ボラ”って縁遠いですよね?だから、“障がいってこんなに身近なんだよ”と知ってほしくて、〈THINK UNIVERSAL〉という活動を始めました。みんなにとって居心地のいい社会にするために、興味を持ってくれたらうれしいです。星野勝太さん知的・発達障がい児と育成者が共に学び合える社会作りを目指す、特定非営利活動法人「両育わーるど」理事長。「ボランティアに参加する動機って?」ジャーナリスト・堀 潤さんボランティアを始めるきっかけや目的は、有名になりたい、実績を積みたい、評価されたい、そんなエゴまみれでも何でもいいんです。なぜなら、例えばそういうモチベーションで災害ボランティアに参加して、成果を上げるためにすごく頑張ったとしますよね。その結果、被災地では誰かが救われるんですから。要は“ウィンウィン”の関係です。僕はこれができる。君は僕にこれをくれた。お互いにとっていい関係ができあがることに意味があるんです。自発的に関わるということをボランティアと呼んでいるだけで、決して無償の愛ではないですから。だから、誰かの役に立つことも重要かもしれませんが、自分のためになる、成長に繋がるアクションを大切にしてください。堀 潤さんジャーナリスト。「GARDEN」CEO。NPO法人「8bitNews」代表理事。TOKYO MX『モーニングCROSS』キャスターほか、様々なメディアで活躍中。ウェブサイト「GARDEN Journalism」でもボランティア情報を発信中。※『anan』2019年3月13日号より。写真・大澤千尋(by anan編集部)
2019年03月08日全国で200人以上が亡くなった昨夏の西日本豪雨。定期的にボランティア活動を続けているのは、お笑い芸人や俳優として活躍するTKO・木下隆行(47)だ。被災地の岡山県倉敷市を訪れ、昼食やデザートの提供、小学校訪問などで被災者らを元気づけている。その活動は木下の友人や後輩芸人などにも声を掛け、継続的な支援を目指しているという。そんなボランティア活動を通して木下は何を感じたのか。そこには嬉しさ、悲しさ、そして不満まで混在していた――。(インタビュー後編はこちら)――西日本豪雨災害の支援のきっかけを教えて下さい。「阪神淡路大震災も東日本大震災は経験しておりまして、そういった経験からずっと震災というものは切っては切れないもだと感じていたんです。それで、なにかできないかなと考えていた時に、僕の兄から『熊本県に元気づけに行こうや!』と誘われまして。それでちょうど誘われた日が休みだったので熊本県に行ったら、現地の状況を目の当たりにしてびっくりしました。そこで炊き出しをさせてもらったんですけど、カレーうどんを約3,000食、差し入れたら皆さん喜んでくださいました。被災された方々は体育館で過ごされていて大変だと思うんですけど、みんなすごい元気で『ありがとうありがとう』とか『頑張ってください!』と言うてくれて。いや僕が『頑張って!』という気持ちで来たのに、逆にこっちが元気をもらったんです。同じ日本人で、たまたま僕じゃなくてその人たちが被災された場所で震災が起こって、“何でこんな不平等なのだろう”と考えさせられました。それで、何か力になれないかと考え、自分ができることは笑顔にさせることだと思い、松竹芸能でも“ボランティアライブをやろう”ってみんなで立ち上げたのが一番のきっかけでした」――そのボランティアライブをした後は心境の変化などはありましたか?「小さな塊を大きな塊にできればいいなと思います。ほんとに小さいものでも大きくできるんだという、そういう心境の変化がありました。やればやるほど皆さんに感謝してもらって僕らもその感謝を実感しましたので。そういうちょっとした意識が人に伝わったのか、友人であり『エコ革』という会社のIさんからお話をいただきまして、今回の西日本豪雨支援につながったんです」――被災地では大人、子供関係なく接してこられたと思うんですけど、現地の子供達に一番ウケたモノマネとかはありましたか?「せんとくんとかもやりましたけど、一番リクエストされたのは(笑福亭)鶴瓶師匠のモノマネでしたね。物凄いウケましたよ。何度も何度もやって、写真も全員と撮りましたね。鶴瓶師匠って凄いんだなって改めて思いました。本物の鶴瓶師匠が来たらとんでもないことになるんだろうなとも思いましたよ。でも僕としては特別扱いすることなく、普通に子供たちと接することを心がけてましたね。みんな都内にいる子よりもテンションが高くて元気でしたよ。ほんと楽しかったですし、盛り上がりましたね」――現地に行かれて様々な現場を見られてきたと思いますが、一番驚かれたことは何でしたか?「震災があったその瞬間で“歴史が終わった”という感覚を体感したことが一番ですかね。断片的にしか見えてないとは思うんですけど、民家や実家がなくなる、その瞬間に過去の歴史がなくなってしまうというのは本当にゾッとしましたね。作られてきた大事な宝物や引き継がれてきたものとか、本当に燃えたらなくなるんですよね」
2019年02月27日全国で200人以上が亡くなった昨夏の西日本豪雨。定期的にボランティア活動を続けているのは、お笑い芸人や俳優として活躍するTKO・木下隆行(47)だ。被災地の岡山県倉敷市を訪れ、昼食やデザートの提供、小学校訪問などで被災者らを元気づけている。その活動は木下の友人や後輩芸人などにも声を掛け、継続的な支援を目指しているという。そんなボランティア活動を通して木下は何を感じたのか。そこには嬉しさ、悲しさ、そして不満まで混在していた――。(インタビュー前編はこちら)――ボランティア活動をいろいろとされているなかで、特に印象に残っていることは何ですか?「僕は涙なんか流すもんかと思って支援活動してるんですけど、一度泣いてしまったのが、おばあちゃんが冷たい手を差し伸べて、泣きながら『来てくれてありがとう』って、ずっと僕の手を握りしめてこられた時はかなりグッときましたね。おばあちゃんの涙を見て、僕の仕事は安心とか癒しとかを与えられているのかなと感じました」――ボランティアで、まだまだ足りないと感じた事、また、現場で感じたツラかったことは何ですか?「現地に行って一番ツラかったことは、どんどん“自分達の存在を忘れられていっている”ということを本人達も気づいてしまっているということが一番ツラかったですかね。行ってみたらわかるんですけど、ボランティアの数が、時が経つにつれて少なくなっていって、まだまだ足りないんですよ。だから僕の娘にも話したんですけど、若い人にはぜひ行ってほしいと思いますね。人が足りなくて『どこどこ行ってやー』とか言われましたもん」――SNSなどで芸能人の支援活動に賛否が飛び交っている件についてはどう思われますか?「僕が日本人のあかんところやなぁと思うのは、正義が叩かれるということ。叩かれ慣れているので僕は気にしてないんですけど、現地に行ったら“偽善者”と名指しされたり。現地に行ってへん奴が言うなよって、ダサいなって思ってしまいます。ボランティアに行ってない人より、行ってる人はいろいろ現場を見てきてますので言える権利がある気はします。ボランティアをSNS上で批判する風潮なんていらないですよね。行ってないからそういう言葉が出てくるんだなと思ってしまいますね。もしも自分の親がとんでもない大変なことになってたらどうするんだということをちゃんと目の当たりにして考えて欲しいから、体感してほしいから僕は現地に行って欲しいんですよね。もっとこの状況を、引きの目で見ないといけないなと思います」――炊き出し以外にも何か現地の方々に好評だったことはありますか?「デザートを配りました。アイスをたくさん差し入れましたね。授業中にいきなり行って学校にサプライズしたりとか。でも震災被害の影響で、教室の廊下とか床とか汚れたままの状態だったのが心苦しかったです。学校というより、一時的に造られた簡易的な場所って感じでしたね。でもなんとか明るい考え方にシフトチェンジしていかなきゃいけないと思ったので、“大人になったら話のネタに出来るぞ”とか“この出来事で自分は以前より強くなったんだと考えていこう”とかって子供達に話をしました」――現在も支援を続けているとお聞きしましたが、今後はどういった活動をしていきたいと考えていますか?「僕らの出来るかぎりのことは今後も続けていきたいですね。僕たちが無理して背伸びしても相手に嘘を届けることになってしまうので、やっぱり今後も西日本豪雨で被災された方を忘れないでいることを継続していくことですかね。自分の足がつらない程度に、出来る範囲のことを継続していけたらなと思っています。僕が現地に行って出来ることなんて、一緒に写真撮って、食べて、喋って、笑ってということなんですけどね。でもこういう人たちがいるんだよっていう安心を与えてあげることができるし、忘れずに来てるよっていうのを伝えられているかなとは思いますね。あと芸人だけでなくK-1選手の城戸康裕さんや武尊さんにも協力してもらっておりまして、そういった他ジャンルの方にも積極的にボランティア活動に取り組んでくださるのはいい流れだなと思っています」
2019年02月27日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「災害支援とボランティア」です。確実な支援には、的確なニーズを知るのが肝要。熊本地震の経験をふまえ、西日本豪雨では、安倍政権は「プッシュ型支援」を取り入れました。災害が起きたとき、これまでは地元の自治体からの要請を受けて、必要物資を送っていましたが、自治体や職員が被災した場合、どうしても後手に回ってしまいます。そこで今回は、要請を受ける前に、国のほうから業務用エアコンやスポットクーラー、簡易トイレ、無線機などを必要と思われるところに送りました。ただ、愛媛県大洲市では、送られてきた仮設トイレの管理方法が決まらず使われなかったなど、一部ミスマッチが生じました。こういう問題は試行錯誤しながら徐々に整備していくものなので、多少の齟齬は仕方ないと思います。今回は、自衛隊も現地の情報収集・連絡専門要員を約200人派遣。災害直後は混乱していますから、具体的なニーズを把握することがとても大変です。専門要員がいたことで的確、迅速な支援につなげることができました。ニーズを把握することは、ボランティアをする上でも重要です。「なにか助けになれば!」と災害発生直後に駆けつける方がいらっしゃいますが、被災地側はまだ指示できる状況ではなく、手持ち無沙汰になることも。もしもボランティアをしたいと思ったら、まず地元の災害ボランティアセンターか、社会福祉協議会に問い合わせましょう。現状を知り、ボランティア保険に入り、心構えのレクチャーを受け、県外の人も募集しているかなど条件を確認してください。ボランティアは誰でも歓迎されるとは限りません。駐車場の確保の問題もありますし、「地域の人のみに限る」というところもあります。ボランティアの車が渋滞を引き起こし、自衛隊や救急車両が入れなくなるというトラブルも起きます。また、泥かき要員だったら、基本的には道具は持参しなければいけません。不衛生な環境もあるため、マスクやゴーグルも必須です。社会福祉協議会では、ボランティアの作業マニュアルを作り、道具や服装について明記していますので、ぜひ参考にしてください。善意の押し付けにならないためにも、被災地に迷惑をかけないボランティアのあり方を知る必要がありますね。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年9月26日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年09月19日「’20年の東京五輪では、11万人ものボランティアが駆り出されます。この数は、’16年のリオ五輪で動員されたボランティアの数、約7万人の1.5倍。五輪史上最高です。にもかかわらず、ボランティアの条件は、とんでもなくブラック。応募される方は、十分注意してほしい」そう警鐘を鳴らすのは、『ブラックボランティア』(角川新書)の著者で、著述家の本間龍さんだ。’20年7月24日~8月9日、8月25日~9月6日に開催される東京五輪。この運営を手伝うボランティアの募集が9月中旬から始まる。ボランティアは、大会の運営に直接関係する「大会ボランティア」(8万人)と、競技場が所在する自治体で、交通案内などを行う都市ボランティア(3万人)の2種類ある。公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下・組織委)のホームページには、参加を呼びかける文言が並ぶ。「これが、まるで“やりがい詐欺”と批判されているんです」本間さんは、’20年東京五輪のボランティアがブラックである理由として、次のことを挙げる。【1】交通費・宿泊費は自己負担【2】1日8時間、10日以上の参加は必須。でも報酬はナシ【3】心構えにまで注文を付けるこうしたボランティアのターゲットにされているのが、比較的時間に融通がつきやすい主婦や学生なのだ。だが、組織委のホームページにアップされている『役員及び評議員の報酬並びに費用関する規程』という書類には、最高月額200万円という役員報酬が設定されていた。「ボランティアだけ無報酬はおかしい。リオ五輪(ボランティア数・約7万人)では有償ボランティアも存在しましたし、平昌五輪(ボランティア数・約2万人)では宿泊費や交通費、3食の食事が支給されました」(本間さん)毎日新聞の報道によると、現在インドネシアのジャカルタで開催されている『第18回アジア競技大会』(ボランティア数・約1万5,000人)では、ジャカルタの最低賃金の約3倍の30万ルピア(日本円で約2,300円※交通費と食費を含む)が日当として、ボランティアに支給されているという。本間さんは、組織委が売りにする“やりがい”も満たされない可能性が大きいと予測する。「会場で熱気を分かち合えるのは、ほんの一握り。多くの人が、会場周辺で観客や関係者を案内する係や、手荷物検査をするセキュリティチェックなどに回されるでしょう。しかもボランティアが、熱中症で命の危険にさらされる、非常に過酷な現場です」こうした悪条件下でボランティアは集まるのか。文科省は7月末、全国の大学と高等専門学校に対し、’20年東京五輪の開催期間中は授業や試験を避け、学生にボランティア参加を求めるような通知を出した、との報道があった。文科省のこうした動きに対し、東京大学東洋文化研究所教授の安冨歩さんは厳しく批判する。「各大学は、いまでも授業日数が足りなくて始業式の前から授業を始めているのに、どうしろと言うのか。国がお達しを出してまで五輪に学生や子どもを動員する構図は、まるで戦時中の学徒出陣です」本誌は組織委に、ボランティアの“雇用条件”に対する批判と対策を尋ねた。無償であることの批判については、「五輪では、これまでも多くの方がボランティアとして活躍している。参加してこられた方からは、好意的な意見をうかがっているので、多くの方に応募いただきたい」とのこと。熱中症対策については「一人ひとりが正しい知識を身につけることで重症化の予防につながるため、コンディション管理に関する研修などを行うほか、休憩をとれる管理体制をとり連続屋外活動の上限を設定するなど、環境整備に努めていきます」との回答だった。これに対し、青木クリニック院長で災害医療詳しい青木正美医師は、健康管理の認識が甘い、と次のように批判する。「熱中症対策の研修を行っても、実際、会場で観客の誘導や、試合のサポートを行っていたら、自分のペースで給水や休憩をとることはむずかしい。熱中症で倒れる人が続出しても、8月は夏季休暇をとっている医師が多いので医療体制も手薄。大量の熱中症患者が出るという最悪の事態を想定して、いまから医療体制を万全に整える必要があります」そもそも、開催時期の決定の仕方から問題があった。「開催時期は、夏季に視聴率が低迷するアメリカのテレビ局の意向。日本オリンピック委員会は、『この時期の東京は雨が少なく温暖』とウソを並べて招致したんです。そのせいでマラソン開催時には高温になった道路の表面温度を下げる路面剤を敷き直すとか、会場の外にミスト装置を並べるなどの猛暑対策案が出ています。テロ対策費用も含めると、東京五輪にかかる総額は当初見込んでいた約7,300億円から大きく増えて、3兆円規模になるのでは」(本間さん)善意の悪利用の結果、高い役員報酬と、かさむ対策費のシワ寄せは、“タダ働き”のボランティアに回ってくるのだ。
2018年08月30日女優の広瀬すずが、2年後の2020年7月24日より開幕する東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたボランティア募集のTV-CMに起用され、体育館で見事なフリースローシュートを披露している。■CMストーリーとある中学校の体育館。誰もいない体育館の真ん中で、バスケットボールを抱えた広瀬さんが、ゴールに向かってゆっくり歩いているところから映像はスタート。「みなさん、青春のど真ん中にオリンピック・パラリンピックがやってきます」とカメラ目線で力強く宣言した後、フリースローラインからシュートを放つ広瀬さん。美しい放物線を描いたボールが見事ゴールネットに吸い込まれると、どこからともなく現れた生徒たちが、一斉に広瀬さんの横を駆け抜けていく…。■サプライズ登場からフリースローを決める!東京都立三鷹中等教育学校の体育館で行われた今回の撮影。まず、先生から「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のボランティア募集の映像の撮影に協力していただきます」という説明がなされた直後、生徒たちの前にサプライズで現れた広瀬さん。体育館は一瞬にして歓喜の声に包まれた。興奮冷めやらぬ生徒たちの視線を一身に浴びながら、バスケットボールのフリースローのシーンでは本番1発目でシュートを決める見事なパフォーマンスを披露した。■広瀬すずのコメントこんにちは、広瀬すずです。2020年、いよいよ東京にオリンピック・パラリンピックがやってきます。今回、そんな東京2020大会を支えるボランティアの募集を、お手伝いさせていただきます。世界中から、東京にやってくるアスリートや観客のみなさんをおもてなしする。ボランティアは、私たちのオリンピック・パラリンピックをつくりあげていく上で本当に欠かせない、そしてその分やりがいのある活動だと思っております。2020年に向けて、必要なボランティアの数は11万人です。少しでも多くの方が東京2020大会のボランティアに興味をもっていただき、そして実際に応募していただけるとうれしいなと思います。2020年に向けて、みなさんのご協力、ぜひよろしくお願い致します。広瀬すずでした。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会ボランティア募集TV-CMは9月下旬より放映。(text:cinemacafe.net)
2018年07月24日新しいことに挑戦したくなる春。「今年度は子どもに何かスポーツをさせたい」と考えているパパママも多いのではないでしょうか?わが家では、昨春に地域のミニバスケットボールチームに小学3年生の次女が入会しました。小学生の地域スポーツは親の手が必要な場合が多く、わが家の日常も子どものチーム加入をきっかけに一変。「親が大変なのはPTAだけではないんだ」と思い知らされた1年を振り返ってみました。■コーチはボランティア、だから親もボランティアが求められる通っている学校を活動拠点としているミニバスケットボールチームに次女が入ったきっかけは、仲良しのお友だちがすでにチームに入っていたことでした。今ひとつ勉強もパッとせず、何事にも自信を持てない次女が珍しく自分から「やりたい」と言ってきたので、親としては応援してあげたいという気持ちになり、「親が大変」というウワサを聞いていたもののチームに入れてみたのです。一般的に「地域スポーツ」と呼ばれるチームは、野球やサッカー、バスケットボールなどの種目が多く、小学校や公園など地域の公共性の高い場所で活動し、コーチなどの指導者が営利目的ではなくボランティアで活動しているのが特徴でしょう。娘のチームも5人いるコーチは全員がボランティア。交代で平日週2回と土日の練習や試合で指導をしてくれます。地域スポーツの一番のメリットは、民間の事業者でスポーツを習うより、一般的には費用が安く抑えられること(娘のチームも週4日練習や試合をして、会費は月に4000円程度)でしょう。また、地域で活動するので通いやすく、同じ地域の子どもと仲良くなれることもメリットです。その反面、もちろんデメリットもあります。コーチはプロではないので、その力量はチームによって偏りがあるのも事実です。そして何よりも一番のデメリットは「コーチにボランティアで指導してもらうから、保護者もボランティアで運営を手伝うことが求められる」ことでしょう。■練習当番から試合の付き添いまで多種多様な「親の仕事」コーチの中には、仕事を終えて平日の夕方に指導してくださる方や、自分にも子どもがいるのに土日も練習や試合に1日費やしてくださる方もいます。「中学生になった自分の子どもの試合には、全然応援に行けない」などの話をコーチから聞くと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。とはいえ、感謝の気持ちはもちろんあるものの、当番がくると親の負担にもがく然として「続けられるのか」と弱気になります。次女が所属するチームの場合、親の仕事は定期的に回ってくる「当番」と、1年を通して担当する「係」の2種類があり、その両方に対応が必要で、容赦なく仕事は振り分けられてきます。筆者の場合、フリーランスで時間に融通がきくということから、平日の練習時に行う体育館の「かぎ開け当番」が回ってきます。それ以外に土日の1日練習の時にはコーチへのお茶やお昼を用意する「お弁当当番」、そのほか試合の時に付き添う「試合当番」などさまざまな当番があります。一つ一つは大した仕事ではなくても、いろいろ回ってくるとボディブローのように負担感が効いてきて重くのしかかってきます。「係」は、ユニフォームを管理する係、スケジュールを管理する係、練習試合の係、公式戦の係など「1人1係」が義務となっていて、係としての仕事を覚えて責任を持たなければいけません。次女のチームは幸い練習場所が確保されているから必要ありませんが、サッカーや野球のチームでは、練習や試合の場所を確保する係があるチームも。 ■早朝から1日がかり! 一番つらい「試合の付き添い」正直に言うと、最初の頃は土日に早起きをして、お弁当を持たせて子どもを送りだすだけでも大変だと思っていました。しかし、子どもが試合に出るようになると、さらに試合の付き添い当番が回ってきて、自分も同じ時間に家を出なければならなくなります。集合時間が早い日は、土日でも朝6時より前に起きてお弁当を作り、子どもに準備をさせながら、自分も出かける支度をします。「土日くらいゆっくり寝たい」という思いでいっぱいでした。試合の付き添い当番は、月に1~2回ほど回ってきますが、朝から夕方まで1日がかりで試合会場にいることになります。子どもの引率、荷物運び、スポーツドリンクの補充、子どもの脱ぎすてたユニフォームをたたむ…。高校生の部活だったらマネジャーがやるような仕事も、小学生のチームは親がやるのです。原稿の締切に追われていて本当は仕事をしたい日も、試合会場で1日拘束され、「こうしている間に仕事をしたい」とイライラすることもありました。また、時間が取られること以外に心理的な負担を感じたのは、「気がきく人が先回りして働いている」という状態。気のきかない筆者にとっては「何をすればいいの?」と周囲をいつも気にしなければいけません。さらに、子どもが試合に出る、出ないにかかわらず、試合の付き添い当番は回ってきます。親は1日中働いたけれど、わが子の試合出場時間はわずか…などの状況にも耐えなければならないこともあります。■「やっぱり無理」辞める子ども、あきらめる親もいる親のボランティア仕事が負担なのは事実で、途中で辞めていく親子も見てきました。特に子どものモチベーションが低くなっている時は、親の負担感も倍増するようで、「子どももそんなに楽しんでいないのに、なんでこんなにやらなければいけないんだろう…という気持ちになる」と話すチームメイトのママもいました。また、いくら子どもが「バスケを続けたい」と言ってもどうしてもママが「YES」と言わず、やめていく子どももいました。チーム参加者を観察していると、やはり親もスポーツ好きだったり、スポーツ経験者だったりすることが多く、なんとなく「体育会」的な雰囲気を感じます。例えば、母親8人が大部屋で寝た夏合宿。高校、大学でスポーツをしていた筆者はなんとも感じませんでしたが、そういった環境への適応に負担を感じる親もいるのではないでしょうか。ママが苦手な場合は、パパが奮闘する家庭もありますが、そうでなければ親の事情でやめる親子も存在するのです。■親も「青春を再び謳歌」が一番大きなメリット!?しかし、口では「大変だ、大変だ」と言いながらも、意外に楽しそうな親もいることにある日、気がつきました。子どもの試合の応援に必ずくるバスケパパは、「初めて子どもが夢中になっているから全力で応援したい」と話してくれました。子どもの頑張る姿は、親のモチベーションにもつながるようです。あるサッカーママは「子どもたちのPK戦の時は、親たちみんなで肩を組んで祈って、自分たちも本当に青春しているようで楽しかったよ」と学生時代のような体験が再びできた喜びを語っていました。バスケのママからは「なんであまり仲良くない人たちと合宿などで寝食をともにしなければいけないのか…と考えた時期もあったけど、逆にいうと大勢と密にかかわる体験なんてなかなかできないから、楽しむことにした」というポジティブな発言が出ました。また多くのママの口から出たのは「親がこんなに一緒にやっている気持ちになれるのは小学生までだから。中学からは部活で手が離れるから」という言葉。話を聞いているうちに、親同士も仲良くなれる、子どもの頑張る姿や成長を目にできるなど、子どものスポーツに伴走するからこそ味わえる体験もあることに気がつきました。筆者自身は、「負担が増えた」と感じながらも、とにかくバスケットボールが好きで楽しみにしている次女の姿を見ると、現在は「もう少しだけ自分も頑張ろうかな」という心境に変化しました。*この記事は筆者の体験を元にしています。親の仕事や負担度合は、チームの方針などでさまざまです。
2018年05月08日デートのときに「おごられ方がなってない」とダメ出しする男子は少なからず存在します。「おごられ方ってなんだよ!」とツッコミたくなるわけですが、決して「おごられ上手」になろうということではなく、そこに秘められた男子の深層心理を眺めつつ、男子の「〜してあげたのに!」欲求の本質について考えてみたいと思います。■「おごられ方」を求めるのは自分勝手?自分が好きでごちそうしておきながら、相手にも自分が満足するだけの誠意や感謝を求めようというのは、なんだか勝手ですよね。ボランティアをしておきながら、してあげた相手に対して「なんでお礼の品とかをくれないんだよ!」と怒っているみたいで、かなり違和感があります。恋愛がボランティアなんだとしたら、女子に対して「おごられ方」なんていうものを求めるのは、完全にルール違反、失格な行動なわけです。■なぜ男子は「なってない」女子におごるのか「おごられ方」なんてよくわからないものを求めるくらいなら、はじめからおごらなきゃいいだけです。それでもどうして、男子は「おごられ方がなってない」女子におごるのでしょうか。それはやっぱり、そこに恋愛感情があるからです。好きだから、相手に何かをしてあげたい。そしてその気持ちは、決して見返りを求めない感情じゃありません。男子としては、彼女や気になる女子にごちそうをして、「かっこいい」と思われたい(おごるだけでかっこいいと思われると考えていることは安直かもしれませんが)、そして、もっと好きになってもらいたい。だからこそ、男子はおごるし、おごった結果、相手の女子の反応が、イマイチ(おごってもらえることが当たり前と思ってそうとか)だと、イラっとするわけです。■恋愛≠ボランティアたしかに自分がしたいことを自分の意思でしているけれども、それが功を奏しないと、凹んでしまう。場合によっては、相手に当たってしまう。先のとおり、ボランティアだったら一発退場なこの態度も、恋愛だったら、正直、当然のもので、むしろ健全です。恋愛は、相手にご奉仕する慈善事業などでは全くなく、むしろ、相手から愛情という見返りを常に求めているもの。はじめから、本当になんの見返りもなく相手に尽くせるのだとしたら、それは、もう恋愛感情ではなく単なる親心です。たしかに、お母さんは息子から「ありがとう。ママもっと好き!」って言われることなんてハナから期待してません。もちろん、言われたら言われたで嬉しいのでしょうけど。私たち女子だって、おごることはなくとも、例えば好きな男子にご飯を作ってあげたとき、最初はただ単に「おいしいものを食べて元気になってほしい」という気持ちでも、いざ彼氏が寝っ転がりながら、「まあまあだねー」なんて言って食べたら、絶対に悲しいわけですが、これこそが、恋愛がボランティアとは違う証拠。**ここでは、「おごる」という切り口で考えてみましたが、ひいては、これは恋愛全般に言えることです。■恋愛は、必ず、最初のうちはギブアンドテイクで成り立ちます。「見返りを求める恋愛」なんていうと聞こえは悪いですが、「もっと好きになってもらいたい」という気持ちを否定できる人なんて、それこと本当の恋愛を知らないだけです。相手に何かをしてあげて、それを相手が喜んで受け取って、そして、お互いがハッピーになっていく。この繰り返しが恋愛の基本。そして、「最初のうちはギブアンドテイク」と言いました。この繰り返しを経て、そこからやがて、何かをしてあげるという行為ではなく、お互いの存在自体が相手にとってのギブであり、テイクになっていくのだと思いますし、そこまでいってはじめて、「無償の愛」を語る資格のあるステージなのだと思います。そして、逆にそのステージに行くまでは、相手のギブに対しては、しっかりとリアクションをして、こちらからの愛情をテイクさせてあげるべきでしょうし、それこそが、相手に何かをしてあげようという次へのモチベーションになります。たしかに、「おごられ方」に注文をつける男子は、間違いなく自分勝手です。でも、自分が別のシチュエーション(例えばさっきの手料理の例)で、反対の立場に置かれたときに、全く無感情でいられる自信がある人なんてそうそういないはず。彼氏や気になる男子から、「〜してあげたのに!」と逆ギレのようなダメ出しを受けたときには、「はいはい」と受け流しつつも、心の中で、相手が自分にしてくれた「ギブ」を、「もらって当たり前」と思ってしまっていた面がないかどうか、もう少しだけ、「ごちそうさまって言いながらスマホいじってたかもしれない・・・・・・。ごめん」とか「せっかく予約してくれて、ごちそうしてくれたのに、『このお店、あんまりおいしくなかったねー』とか平気で言って、ごめんね」とか、ちょっとだけでも反省要素が見つかるのなら、次からは気をつけてあげるだけでも、きっと無用なギスギス感なくスムーズなギブアンドテイクができるようになっていくんだと思います。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年11月17日上智大学で、2017年3月17日(金)に「 カンボジアデー 」が開催されます。「カンボジアデー」では、実際にカンボジアで活動している上智大学生が、現地で行なっている活動を紹介するほか、学生団体ごとの個別ブース形式で、質問・交流コーナーも設けられ、海外での活動やボランティアに興味がある学生にとっては貴重な時間になりそう。また併せて夏休みに催行される「アンコールワット修復応援ボランティアツアー」の案内も実施。参加費は無料です。 上智大学は、1979年にカンボジア難民救済募金を開始して以来、1980年代にアンコール遺跡国際調査団の派遣、1996年にカンボジアの文化復興と平和構築を目指した「アジア人材養成研究センター」を建設する等、カンボジアとのかかわりが深く、「アンコール・ワット遺跡」の保存・修復を、国際協力(Sophia Mission)の哲学に掲げ、人材養成を行っています。 上智大学カンボジアデー ●日時2017年3月17日(金)開場9:00、開始9:30~12:00●場所上智大学2号館17階 国際会議場 (四谷キャンパス)●対象者・カンボジアに興味・関心のある、高校生及びご父兄・上智大学学生、教職員・一般のどなたでも●内容<第一部>・上智大学生達がカンボジアで行なっている活動を紹介。・夏休みに行われる、カンボジアでのアンコールワット遺跡修復応援ツアーの案内。 主催:(株) 地球の歩き方T&E<第二部>・カンボジアで活躍している学生団体ごとの個別ブース形式で、質問・交流コーナーを開催。
2017年03月10日みなさんは、ボランティアにどんなイメージを持っているだろうか?「真面目そうでちょっと近寄りがたい…」「時間があればやるのもいいかも…」そんな風に感じている人がいるのではないだろうか?ファッションの町ニューヨークでは、そんな人のためにある若者たちが立ち上がった。 積極的に地域のボランティアに参加していたNYネイティブのDeevee Kashi(上記写真一番左)はある日、食べ物もタクシーも、そして泊まる場所さえ今時はアプリで簡単に見つかるのに、ボランティアのためのアプリは存在していないことに気がついた。(参照元:DEED)社会貢献であるボランティアだからこそ、他のどんなサービスよりも多くの人が簡単に参加できるシステムが必要だと、友人のAnthony Yoonの力を借り試行錯誤の上、2015年に二人でボランティア専用アプリDEEDを立ち上げた。このアプリは近くで“今すぐできるボランティア”とユーザーをつなげる。フェイスブックのイベントの「参加予定」のように、他の参加者が見えるようになっているため、社会貢献に熱意を持った若者同士が集まるコミュニティとしての役割も果たしているのだ。いわば、「社会貢献版の出会い系」。DEEDのボランティアの参加をきっかけに交際を始めたカップルもいるそうだ。 まさに、この「コミュニティの役割」がDEEDの注目すべきところ。助けが必要な人だけでなく、“助ける側”も救っている。デジタルネイティブである現代の若者は、現実世界での人との関わりが難しくなっていると言われている。(参照元:Global Journal of Health Science)ボランティアはそんな若者に「出会い」と「人生への充実感」を与えているのだ。実際に、ボランティア活動は参加者に良い影響を与えることが判明している。UNITEDHEALTH GROUPの調査によると、ボランティアに参加した人の78%がボランティア後にストレスが減ったと報告し、96%がボランティア前よりも生きがいを感じると述べたそうだ。(参照元:UNITEDHEALTH GROUP)DEEDは、従来のボランティアの真面目で近寄りがたいイメージを払拭し、若者ならではのスタイリッシュなデザインやプロモーションで着実に名を広げ去年、権威あるファッション誌VOGUEに「2016年1番のアプリだ」と言わしめた。2016年10月以来は60以上の非営利団体と契約を決め、これからは若者によるスタートアップ企業などを中心に拡大を続けていく予定だそうだ。Click to view slideshow.人気モデルのDani Seitzや『ハングオーバー!』シリーズなどに出演している人気女優のJamie Chungも利用するこのアプリ。社会貢献を「カッコイイ」に変え、若者のコミュニティを生み出すクリエイティブさは感度が高いニューヨークらしい。現在はまだ米国内に止まっているが、すでにオランダやオーストラリアからリクエストが届いているので世界進出もそう先ではないだろう。今後日本の上陸も考えられるこのクールな社会派アプリは日本の若者にもぜひ注目してもらいたい。All photos by DEEDText by Noemi MinamiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!NY発。ゴミ箱“直前”の食品が買えるアプリ「PareUp」登場! 毎年、世界の3分の1の食品が廃棄されているのをご存知だろうか?アメリカだけでも年間「3000万トン(700億パウンド)」の食べ物が『未使用』、『未開封』、『未食』の...
2017年02月23日サイズアウトした子ども服や、まだ着られるのに衣替えで不要になった衣類はありませんか? あなたのひと手間を加えるだけで、「学びの機会」や「衣食住」が十分でない子どもたちや、発展途上国の子どもたちの医療や教育、紛争や災害で困っている人のためなどに役立てることができます。捨てるにはもったいない衣類やかばん、靴、子ども服やぬいぐるみなどを全国から集めて、貧困の状況にある子どもたちや、発展途上国の人たちを支援する方法をまとめました。■こども服みらいファンドサイズアウトした子ども服を送ると、査定された金額がキャリーオンを通じて「子供の未来応援基金」に寄付されます。貧困の状況にある子どもが貧困の連鎖から抜け出す、子どもの未来を応援するための活動をしているNPOの支援などに使われます。【受付品目】次に着る方が気持ちよく着られる状態の子ども服【回収方法】発送キット(無料)を取寄せて着払いで送付 ■国際協力NGOジョイセフ×キャリーオンサイズアウトした子ども服を送ると、査定された金額がキャリーオンを通じてジョイセフに寄付されます。ジョイセフの開発途上国のプロジェクトを通じて、妊産婦死亡や乳幼児死亡を減らすための活動に使用されます。【受付品目】次に着る方が気持ちよく着られる状態の子ども服【回収方法】発送キット(無料)を取寄せて着払いで送付 ■ブリッジ エーシア ジャパン フルクル −古着リサイクルプログラム−回収した古着を古着業者に販売。その収益はミャンマーの学校建設や井戸掘り、ベトナムの環境保全、収入向上支援などの活動資金にあてられます。【受付品目】衣類、バッグ、靴、毛布、ベルト、マフラー、ぬいぐるみなど【回収方法】元払いで送付 ■WE21ジャパン回収した衣類や雑貨を東京、神奈川にある「WEショップ」で販売。その収益からアジア地域の災害復興やコーヒーの森を再生など、民際協力(市民と市民との協力)を行っています。【受付品目】状態の良い衣類や靴、バッグ、和服、服飾雑貨、台所用品、日用雑貨、文具、インテリア小物、おもちゃなど【回収方法】最寄りのWEショップに直接持ち込み、または元払いで送付 ■日本救援衣料センター 回収した衣料品は、貧困や自然災害、紛争からの避難で衣類を必要とする世界各地の人たちへ寄付しています。【受付品目】大人の衣類、子ども服は身長80cm以上の上下別れた物、新品の下着やタオル、企業制服(ブラウス、カーディガン)、新品作業着など【回収方法】元払いで送付 ■グッドネーバーズ・ジャパン −リサイフク−アジア・アフリカの8ヶ国を対象に支援活動を行う団体。回収した衣類は協同事業の株式会社ベクトルが買い取り、その収益が世界の子どもたちの給食、医療、教育などの支援活動にあてられます。【受付品目】衣類や靴、かばん、ベルト、帽子、着物、アクセサリー、新品未開封の靴下やタイツなど。【回収方法】着払い(佐川急便のみ)で送付(元払いも可) ■古着deワクチン 赤すぐnet回収品を発展途上国に安価で輸出販売することで、現地ではビジネスが生まれて新しい雇用促進にも役立っています。さらに「古着deワクチン」を注文するだけで、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」を通じて開発途上国の子どもたちにポリオワクチンが届けられます。1口につき5人の命を救うことができるそう。特典として、赤すぐnetで利用できる1,000円分のクーポンがもらえます。【受付品目】衣類全般、バッグ、靴、スタイ、帽子、ベルト、ネクタイ、サングラス、ヘアアクセサリーなど【回収方法】赤すぐnetで「古着deワクチン」を購入し専用着払い伝票で送付 ■JFSA回収品は、国内のJFSA古着ショップ(千葉店・柏店)とパキスタンで販売。その収益は、パキスタンのカラチ市内のスラム地域にある学校の運営費に使われています。【受付品目】男性用の半袖、毛布、ハンカチ、タオル類、バッグ、新品の靴下や下着(ブラジャー、ガードル、ボディスーツは中古も可)など【回収方法】元払いで送付 思い出のつまった子ども服や、使わなくなったバッグなど、捨てたくはないけれど家にしまっておくスペースもない。そんなアイテムたちが世界中の誰かの役に立つチャンスです。ぜひ活動に参加してみましょう!
2016年09月19日こんにちは、ライターの佐原チハルです。一昔前は“特別なもの”扱いされていた印象もある「ボランティア」。今では、随分と身近なものになってきています。メリット・デメリットともありますが、行政の行っている数々の政策でも、はじめから「ボランティアの協力」が労働力として見込まれているようなケースも少なくありません。「ボランティア」の力は今、当たり前のように求められているのです。その一方で、『モンスターボランティア 』の存在や問題点について話題になることも増えてきました。●『モンスターボランティア』ってなに?「ボランティア」は、一般的には“有志で・自発的に、社会的・支援的・奉仕的な活動に参加すること”という意味で使われています。多くの場合は“無償であること”も一緒にイメージされていますね。ボランティア活動は、基本的には“いいこと”とされています。しかし、最近では“迷惑になるボランティアの人たち ”の存在も知られるようになってきました。『モンスターボランティア』と呼ばれているのは、そうした人たちです。●『モンスターボランティア』、具体的にはどういう人たちなの?“震災時のモンスターボランティア”として有名なものだと、・無料の宿泊所や食事などを要求する、被災者のための物資を消費してしまう・危険地域に足を踏み入れたり、危険な作業を勝手に行ったりして、“助けられる側 ”になってしまう・専門的な支援者の邪魔をしてしまう・活動内容が自己満足的で、実際のニーズが置き去りにされてしまう……などが挙げられることが多いです。「苦労してがんばることに意味がある、つらいときこそ笑顔でいるべき、などの価値観を押し付けてくる」「感謝されることを期待し、被災者にそれを要求してくる」「“同情すべきかわいそうな人たち”扱いして、“支援者である優しい自分”演出のために消費されてしまう」など、目に見えにくい害 を及ぼしてくる人たちもいるそうです。●モンスターボランティアにならないために守るべきポイント4つ『社会福祉法人全国社会福祉協議会』のホームページでは、災害時のボランティア活動についての基本的な注意事項が紹介されています。紹介されている項目は10ほどあり、すべて遵守する必要のあるものとなっていますが、概要をまとめるなら・自発的な意思と責任を基本とし、行くか行かないかも含め、情報収集から責任を持って行う・現地のボランティアセンターに事前確認を行った上、活動の際もボランティアセンターの指示に従う・自分の健康・安全は自分で守るよう心がけ、自分の生活必要品は自分で用意し、持って行く・被災者の感情・プライバシーを守るの4点が重要と言えそうです。これらは震災時ボランティアについて書かれたものですが、重要基礎と呼べるポイントばかりです。あらゆるボランティア活動における必須の条件 として覚えておいていいでしょう----------ボランティアを行うことは、当然、悪いことではありません。「まずは挑戦してみる」というのもまたいいでしょう。しかし、支援される側にとっては、モンスターボランティアがいても抗議しにくかったり、迷惑行動を拒むのが難しかったりすることがあります。予期せず、悪意もなく相手を踏みにじってしまう事態は起こりえますし、迷惑をかけてしまうようでは本末転倒。十分に注意して臨みたいですね。【参考リンク】・災害時のボランティア活動について | 全国社会福祉協議会()●ライター/佐原チハル(フリーライター)
2016年05月13日東京都武蔵野市を中心に、市と協働で活動する地域猫の会「むさしの地域猫の会」では、現在、保護猫を自宅で預かる「一時預かりボランティア」を募集している。○むさしの地域猫の会とはむさしの地域猫の会は2006年9月に発足。ボランティアと武蔵野市環境政策課との協働で、猫によるトラブルをなくし、人と猫が快適に共存できる街づくりを目標にしている。具体的な活動としては、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の助成、飼い主のいない猫のTNR(一時保護・不妊去勢手術・リターン)活動、里親募集、飼い猫の適正飼育の普及など。○一時預かりボランティア同会が募集している「一時預かりボランティア」は、保護した猫たちに新しい家族が見つかるまで、自宅で預かるボランティア活動。同会には、猫シェルターのような保護施設はないため、保護した猫たちは会員が自宅で預かっている。預かりボランティアが増えることで保護できる猫も多くなり、たくさんの猫を新しい里親のもとに送り出すことができるとのことだ。詳細は、「むさしの地域猫の会」公式サイトで案内している。
2014年02月20日東京マラソン財団は、2013年2月24日に開催する「東京マラソン2013」のボランティア1万人を募集している。先着順に受け付け、定員に達し次第、募集を終了する。このほど募集するボランティアの主な活動は、2月21日~23日の東京マラソンEXPO2013でのランナー受付。また、大会当日(2月24日)のコース(沿道)整理、給水・給食、荷物預かり・返却、完走メダル配布などが予定されている。これまでのボランティア参加者からは「ランナーからの感謝の声が励みになった」、ランナーからは「ボランティアの方々の温かい応援や笑顔に助けられた」などの声が寄せられている。ボランティア受付は、公式サイトでは11月22日の10時30分より開始。先着順で受付する。募集定員は1万人。そのほか、郵送でも受け付ける。詳細は東京マラソン2013公式サイトで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日一般社団法人ワカツクは、日本財団および日本財団学生ボランティアセンター東北支部とともに、ボランティアバスツアー「鎮守の森復活プロジェクト」を開催する。このバスツアーは、東日本大震災からの復興に関わる学生やリーダーたちの体験談を聞き、参加学生や地域住民と交流し、植樹ボランティアを体験できるツアー。失われた鎮守の森を再生し、住民の心のふるさとと、地域のコミュニティーの復活を目指す。鎮守の森は、災害の際は人々の避難地として、都市部では防災森として大きな力を発揮する。今回のツアーでは、宮城県亘理郡山元町八重垣神社周辺でボランティア体験を行う。開催概要は以下の通り。■「鎮守の森復活プロジェクト」開催概要 開催日時:6月24日9:30~17:00(雨天決行)9:00受付開始 集合場所:東北大学川内北キャンパスマルチメディア教育研究棟206 活動場所:宮城県亘理郡山元町八重垣神社 活動内容: ・被災地で活動する社会起業家および学生ボランティアリーダーの講演 ・山元町にある八重垣神社の鎮守の杜復活のためのセレモニー参加 ・植樹体験によるボランティア活動 主たる対象・定員:宮城県内や東北の大学生200名 参加費:無料 持ち物:昼食、雨具(レインコート)、汚れてもいい服装(長袖、長ズボン着用) 参加方法:必要事項を記入の上、メールにて申し込み。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月20日生活者の意識・実態に関する調査機関・トレンド総研は、海外ボランティアの経験がどのような影響を与えるのかを調べるため、1ヶ月以上の海外ボランティアを経験した男女310名に、「海外ボランティアに関する実態調査」を実施した。「海外ボランティアを経験した期間はどれくらいか?」との設問に対しては、「1ヶ月以上~3ヶ月未満」との回答が42.3%と一番多く、次いで「1年以上~」が21.9%と続く。「海外ボランティアに参加した理由」については、「視野を広げたかった」が最も多く、61.9%。「自分が人として成長したかった」(61.3%)、「困っている人の役に立ちたかった」(45.2%)と続き、海外ボランティアを通じて「自分を高めたい」というのが参加の動機として強いようだ。「海外ボランティアを経験した事で身に付いたと感じる能力」について聞いたところ、「コミュニケーション能力」(75.5%)、「異文化適応能力」(74.5%)、「語学能力」(53.2%)、「忍耐力」(42.6%)などが挙がった。海外ボランティアを経験する事で、現地の語学力だけでなく、文化や習慣の違う他国の人と関係を築く能力や、組織の中で仕事を進めていくのに必要な能力が身に付けられるといえる。また、72.3%が「海外ボランティアの経験は就職活動や転職活動で役に立った」という意見だった。「海外ボランティアの経験は人間的な成長につながったか?」との問いに対しては、94.8%の人が「そう思う」と回答し、「他人とのコミュニケーションの中で、意見の相違と人格の相違を混同しなくなったため、議論から口論になることがなくなった」(39歳・男性)、「自分自身がいろいろな人の助けを得ていると感じることができた」(44歳・女性)などの声が寄せられた。今回の調査の結果から、海外ボランティアの経験が、その人の人生に大きく影響を与えているといえそうだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月22日自分にできるところから支援を!未曾有の被害規模となった東日本大震災。被災地でのボランティアや芸能人のチャリティーイベントなどの様子も、メディアで取り上げられました。被災地への支援は募金やチャリティーグッズの購入など、現地に行かなくてもできますよね。そこでどのような支援を行ったのか、20代女性593名にお聞きしました。>>男性編も見るQ.東日本大震災後行ったボランティアや心掛けを教えてください(複数回答)1位募金68.3%2位節電56.5%3位特にしたことはない10.6%4位被災地の名産物などを積極的に購入した9.3%5位チャリティーグッズなどを購入した8.4%■募金……・「募金というか、ネット上でたまっていたポイントを寄付した」(26歳/医薬品・化粧品/販売職・サービス系)・「震災直後、コンビニや道端での募金活動を見かけたときは、少しでも必ずお金をいれるようにしていた」(24歳/機械・精密機器/事務系専門職)・「会社で募金箱が置かれていたので、みんなで募金した。募金なら簡単にすぐ協力できる」(24歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「日本赤十字社に義援金を送った。会社の仙台支店への募金をした」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「新聞で義援金を受け付けていたから。新聞社に家族で集めた義援金を持っていった」(25歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■節電……・「被災地に行って何かすることができないので、自宅でもできる節電を心がけました。エアコンの温度を上げるなど」(24歳/医療・福祉/専門職)・「去年の実績から-40%の電気削減に成功」(26歳/機械・精密機器/営業職)・「節電は東京に住む人たちが一番しなければいけないことだと思った。また、東京の電機が福島で作られていることを初めて知り、脱原発のために協力できればと思った」(28歳/不動産/秘書・アシスタント職)■特にしたことはない……・「何かしなければと思いながら、何もできていません」(26歳/金融・証券/専門職)・「節電はもともと行っているので、とにかく私たちが普通の生活をし、経済活動を行うことが復興につながると思ったので」(24歳/通信/秘書・アシスタント職)・「特には何もしていません。ただ、震災がおきたからといって自重ムードには流されないようにしました。こんな時こそ、皆がお金を使って経済が停滞しないようにすることが復興への一番の寄与だと思っていました」(26歳/生保・損保/営業職)■被災地の名産物などを積極的に購入した……・「会社の納涼祭で、社員に配る景品をすべて東北関連のものにしました。東北のお酒など、社員にも喜ばれました」(25歳/電機/事務系専門職)・「手軽にできる。近くのスーパーでその県の野菜などを買う」(25歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「実際に東北三県に旅行に行って、現地で名産物やおみやげをたくさん買いました」(28歳/商社・卸/事務系専門職)■チャリティーグッズなどを購入した……・「会社で開催されたチャリティーバザーに参加した」(27歳/建設・土木/秘書・アシスタント)・「最近では義援金切手を買いました」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「好きなバンドがチャリティーグッズを作り、収益金のすべてを募金に充てることになったので購入した」(25歳/金融・証券/販売職・サービス系)総評1位「募金」は7割近く、2位「節電」は6割近くを占めました。二つをともに挙げる人も少なくありません。3位「特にしたことはない」が約1割ですから、圧倒的な差が分かります。「募金」については、コンビニや街頭の募金箱だけでなく、「ネット上で募金した」という声が多く聞かれます。また、「まとまった金額を送りたかったので、社員旅行の積立金を寄付しました。会社も、そうするよう奨励していました」、「できるだけ手数料や経費が差し引かれない団体を選びました」など、少しでも多くのお金を役立てられるよう工夫している人も目立ちます。「節電」についても、「夏、エアコンの設定温度を高めにした」、「電化製品のコンセントをこまめに抜く」など、さまざまな工夫が見られました。中には、「テレビをほとんど見なかった」という人も。「まずは自分にできるところから、被災地支援に協力したい」。今回のアンケートからは、そうした思いが伝わってくるのではないでしょうか。(文・ペンダコ)調査時期:2011年9月9日~9月26日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性593名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】東日本大震災の後、町から消えて困ったもの【ランキング女性編】節電に効果がありそうなアイテム【コラム】あなたの学校の"一風変わった委員会"教えてください完全版(画像などあり)を見る
2011年11月03日