長男が幼稚園に入園。初めてお友だちができました。長男と同姓で同じクラス。家も近いことがわかり、親子で喜んでいました。しかし、そのお友だちは少し激しいところがあり、長男が泣かされることも多く……。対応に迷った体験談を紹介します。初めてのお友だち!年少になった3歳の長男が幼稚園で初めてできたお友だちは、とても活発で明るい子でした。クラスも同じで家も近かったので、頻繁に遊ぶように。しかし、そのお友だちは少々活発すぎるところがあり、遊びに夢中になると興奮しておもちゃを投げたり、長男を理由もなく突き飛ばしたりすることも……。 そのたびに長男は泣き、お友だちのママはその子を叱るのですが、なかなか改善されません。しかし、長男はそのお友だちが大好きでよく遊びたがります。 距離を取ろうか悩む正直、長男がケガでもしたらどうしようと心配で、遊ぶときはいつもハラハラしていました。わが子が叩かれたり泣かされたりする姿を見ると、私もついお友だちに「そんなことしないで!」と強い口調で言ってしまうことも。長男が遊びたがっても、無理にでも離したほうがよいのではないかとも考えました。 しかし、お友だちが乱暴なことをすると、いつもお友だちのママは真剣にお子さんに向き合って叱り、なぜダメなことなのかを言い聞かせていました。その姿を見て、私もしばらく見守ることに……。もちろん、遊ぶときはお互いケガをしないよう常に目を光らせて付き添っていました。 お互い成長その後、お友だちはみるみる成長していき、6歳の年長に上がるころには、しっかり者でリーダーシップのとれる子に成長しました。心配だった乱暴な行動もおさまり、お友だちを気づかえるやさしい子に成長しました。気弱だった長男も、お友だちの影響か、自分の意見をしっかりと言えるように成長。 2人は今でも仲良しの親友です。あのとき、無理に距離を取らなくて本当によかったと思います。また、子どもの成長の可能性と、目覚ましさを実感しました。また、お友だちのママとも、2人を見守っていく過程で子どもの育て方や悩みを本音で共有できる仲になりました。 わが家の場合は、相手のママの行動や長男がケガをすることがなかったので、2人を見守ることにしました。「距離を取るか・取らないか」の2択ですぐに結論を出そうとせず、しばらく子どもの関係を見守ることも、時には大切だと感じた出来事でした。 監修/助産師REIKO作画/やましたともこ 著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年08月07日家の近所の公園に1歳半の息子とよく遊びに行きます。公園のすぐ隣には池があり、そこまで深くはありませんが、足を滑らせると溺れる危険性があります。雨が降った次の日には水かさも増すため、子どもをひとりで遊ばせるのは危険だなと思っていました。他のママたちも同じ考えのようで、自分の子どもは自分で見るのが暗黙のルールのような公園でした。しかしある日、子どもだけで遊ばせるママ友が現れたのです……。え!?子どもだけで公園にある日、小学校低学年らしき女の子と未就学児の男の子の2人だけで公園で遊ぶ姿を発見。周りを見渡しても、ママらしき人は見当たりません。6月の蒸し暑い日で、小学生のお姉ちゃんが弟に「お茶飲む?」と聞くなどママの代わりにお世話をしているような状態でした。 私は自分の子どもを見ることで精一杯でしたが、他のママ友たちは自分の3~5歳のお子さんを見ながら、その子たちが池に近付かないよう一緒に遊んであげていました。しかし、よその子の面倒を見ている隙に自分の子どもが池に近づいてしまい、他のママ友がフォロー。さらにフォローしたママ友の子どもが危険な遊びをしてしまい他のママ友がフォロー……と、いつも平和な公園が負のループに陥ったのです。 私はよその子どものお世話係?次の日、いつものように息子と公園に行くと、ママ友Aさんと会いました。公園のお友だちで唯一同い年の子を持つ同士ということもあり、特に仲良しのママ友です。Aさんと話しているとき、前日子どもたちだけで遊んでいた子2人を連れて、とてもおしゃれなキラキラママがAさんのところへ。どうやらキラキラママのBさんは、最近引っ越してきた方で、Aさんと友人になったそう。Bさんの子どもは、小学校2年生と年中さんでした。 軽く話したあとみんなで遊んでいると、突然AさんとBさんはトイレに行きたいと、子どもを置いて2人で行ってしまったのです。私は自分の子どものことで精一杯で困っていると、見兼ねた他のママ友が助けにきてくれました。AさんとBさんはすぐ戻って来ましたが、開口一番「この子たちはママが居なくても大丈夫な子だから」と言われ、「そんなことなかったけど」と伝えても、まったくピンときていないような反応でした。 関わらないことを決心!帰宅後、夫にその出来事を話すと「相手の子どもが万が一けがをしたときに責任とれないから、関わらないほうがいい。何より息子が一番の被害者になり兼ねない」と言われ、AさんとBさんとは関わらないようにしようと決心。 次の日、2人にあいさつはするものの、一緒に遊ぶことは極力避けました。しかし、自意識過剰かもしれませんが、2人は自然と私のところに寄ってくるのです。このままだと、またよその子の面倒を見ることになってしまうかもしれないと思い、持参していたボールを遠くへ転がし息子に追いかけさせ、自然とその場からフェードアウト。 また次の日は、息子が乗った手押し車を押して一周してくると言い、その場から離れました。そんなことを何日も続けていると、ママ友2人との交流は自然と減っていったのです。 その後、息子と同い年の子を持つママ友Aさんが、Bさんの子どもたちの面倒も見ているのを見かけて驚きました。もちろんBさんは公園に居ません。しかし、私も他のママ友たちもBさんの子どもたちの面倒を見ないようになったからなのか、最近はBさんも親子で公園へ来るようになりホッとしています。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年07月31日幼稚園に入園してから同じバス停の仲良しグループの友だちと遊ぶのが大好きになった娘。バスで帰ってくると毎日毎日一緒に遊びたがり、私もできる限り娘の遊びを優先するようにしていました。すると自然に「子どもの友だち遊び」を尊重する方針をとっているほかの家庭の友だち数人と仲良くなり、親密になっていきました……。] 毎日でも友だちと遊びたい娘娘はバスで幼稚園から帰ってくると必ずと言っていいほど友だちと遊びたがり、週に3、4日は一緒に遊んでいました。 同じバス停の家庭のなかには子どもが遊びたいと言っても、家の方針や都合で頻繁には遊ばせない家庭もありました。しかし、良い友だち関係を育んでほしいという思いもあり、わが家はできる限り、遊びたいという娘の思いを優先するようにしていたのです。自然に「子どもの友だち遊び」を尊重する方針をとっているほかの家庭の友だち数人と仲良くなり、親密になっていきました。 娘の友だち遊びを優先するために…バスから降りると娘と友だちは、そのままバス停やマンションのキッズルームで、ときには、一度家に帰ってから公園や誰かの家で遊んでいました。一度遊び始めればたやすく帰ることはできず、夕方まで帰れないこともしょっちゅう。そのため、娘が帰ってくる14時半ごろまでにはすべての家事を終わらせる日々でした。 帰りが遅くなっても大丈夫なように夕飯も最後のひと手間を加えれば食べられる状態にして、用事も極力入れないようにしていました。いつも一緒に遊ぶメンバーのほかのご家庭もそうしていたようなので、仲間意識もあり、わが家もそうしなければという思いもありました。 習い事を始めてもそんなふうに過ごすうち、子どもたちはものすごい仲間意識を持ち、次第に友だちと過ごすことが最優先になっていきました。年中になると習い事をする子も増えましたが、帰宅後と習い事までの隙間時間にも遊び、習い事が終わったあとにも遊ぶような毎日。また、夕方そろそろ帰る時間かなというころに、習い事を終えた子が遊びに加わると、その子がかわいそうだからともう30分~1時間延長して遊ぶ流れになるのです。 帰る時間が遅くなれば夜はバタバタで、時間的余裕がなく私がイライラしてしまうこともしょっちゅうでした。当時まだ1歳に満たない息子がいたわが家には、その生活を負担に感じることも多くあったのです。 「遊びたい」を優先してぐったりの私ここまでして娘の遊びを優先する必要があるのかと感じることもよくありました。息子が生まれたばかりで娘も不安定な時期だったので、なるべく娘の要望には応えてあげたいと努力していましたが、週4で長い降園後の友だち遊びに付き合うのは正直ハード。 休みの日に家族で出かけようという場面でも、駅への道で友だちの誰かに会えば、友だちと遊びたがる娘を優先して予定を変更するということも。友だち遊びが週4以上になる週も多々あり、そんなときには私はもうぐったりでした。 成長とともに友だちと遊びたい熱は落ち着き、小学校に上がった今は、娘はバランスよく友だちと遊べるようになりました。当時を振り返ると、遊びのスケジュールがとてもハードな毎日で、母親がストレスを溜めてまで優先させる必要はなかったのではないかと感じます。しかし、多くの時間を友だちと共有し唯一無二のような友人関係が築けたことは娘にとってはよかったと思います。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2022年07月25日何もかもが初めての第1子。ママ友の付き合い方やご近所付き合い、それによってできた家族の絆のお話をします。当時、娘は8歳。近所には娘と同い年の子がたくさんいて、娘が5歳のときに引っ越したときは、お友だちもできるかなと、とても楽しみにしていた記憶がありました。すぐ隣の家も娘と同い年の女の子がいて、ご夫婦も感じがよかったので、この地域に家を建ててよかったと本気で思っていました。ただし、異常なほど、そのママたちのママ友付き合いが盛んなことを知るまでは……。できあがったグループに入るのは難しく…最初は娘のためにも親同士、仲良くしなきゃと私は必死でした。けれど、もうできあがっているグループに入るのは、子どもも私も簡単なことではありませんでした。なぜなら、みんな上の子が同級生で、私たちが加わる数年前から彼女たちは仲良しママ友だったからです。 ママ友の集まりもどこか入っていけない内容だったり、子どもならなおさら、できあがったグループに入るのは難しいもので、しょっちゅうひとりで遊んでいる娘を目にしていました。娘に理由を聞くと、みんなが入れてくれないと言っていました。 親の私が行くと娘を仲間に入れてくれますが、いなくなると仲間はずれにされてしまっていました。私も娘と同様、ママ友の中にいても知らない話ばかりでついていけませんでした。私は大人なので我慢はできますが、まだ子どもの娘には苦痛だったと思います。家が近所なこともあり、どこかの家に集まればすぐわかりますし、それに誘われていないとなるとやはり気になりました。 娘の仲間はずれについてママ友に聞いてみると…娘が小学生になり、最初はできあがっていたグループの子たちと一緒に学校へ行ったり、遊んだりしていました。そのため、ママたちとの交流もあり、私もできるだけ仲良くしていましたが、やはり娘は仲間はずれになることが多く、他の近所の方から娘がいつもひとりで歩いているところを目にしていたことを知らされました。 わが家にはみんなで迎えに来るのにいつひとりになるのか? 娘も何も言わないので気付きませんでした。娘に聞くと、「毎回私の家が見えなくなる通りに出ると、みんな走っていっちゃうし、道が狭いからと私だけ入れてもらえない」と言うのです。娘に「何で言ってくれなかったの?」と聞いたら、「もう慣れたし、つらくない」と言われ、なんで気づいてあげられなかったのだろうと、自分を責めました。 そして翌日、私は娘が家を出てからあとをつけました。すると、本当にわが家が見えなくなる通りに出たあたりで、急に娘のお友だちたちがコソコソ話しているそぶりをし、娘を置いて走って行ってしまいました。娘は慣れているのか普通にひとりで歩いていて、こちらがすごく悲しい気持ちになったことをよく覚えています。その後も数日見守りましたが、その日と同じで私の目の前では仲良く、通りに出ると娘はひとりぼっちでした。 女子あるあるなのか、幼い低学年でこんなに意地悪なことをするのかと信じられなかったですが、このままではいけないと私は思いました。私は娘を仲間はずれにする子のママたちに、嫌味のないように娘が置いてかれたり、仲間に入れてもらえなかったりする理由が何かあるのか聞きました。すると「子どもにきいてみるねー」と言ってくれましたが、返ってきた言葉は「うちの娘が歩くのが遅いから」とひと言。毎日コソコソ話したり、通りに出た瞬間に置いていかれたりしているのに……と思いましたが、そのときは反論をしませんでした。 娘に伝えたアドバイスその後、娘に「みんなと学校に行くの楽しい?」と聞くと、「楽しくない」と当然の答え。「みんなと一緒に行かなくてもいいんだよ?」と私が言うと、娘は少し考えたあとに、「もうみんなと行かない」と言いました。でも、いきなりだとよくないから明日一緒に行ったときに、「『明日からひとりで行くから、もう迎えにこなくていいよ!』って言おうね」と伝えました。 すると、娘に「うん、わかった、でも『なんで?』って聞かれたらなんで答えたらいい?」と聞かれたので、「もし聞かれたら正直に、『いつも仲間に入れてもらえないし置いていくでしょ?』って言っていいんだよ」と伝えました。私は娘を思ってママ友と付き合い仲良くしていたけど、娘は私を思ってみんなと仲良くしなきゃと思っていたようで、2人で決意しました。私は娘に「学校でも仲良くしている友だち、話していて楽しいなと思う友だちいるよね? その子と仲良くしていたほうが楽しいなら、無理に近所の子たちと仲良くしなくてもいいんだよ。合う合わないは絶対にあるし、ママも本当に仲良くしている友だちは少ないし、大人になったらそんなものだよ」と伝え、娘はその翌日からひとりで学校に行くようになりました。 登校中以外にも、たくさん仲間はずれにされたことがありましたが、娘も私ももう我慢して付き合う必要はないと思ったら、とても気がラクになりました。ただ娘には、「別に喧嘩したわけじゃないから、あなたが遊びたいときは遊べばいいし、自由にしていいんだよ」と伝え、私はママ友たちとの距離をおいて、娘を見守ることにしました。 著者:ohana
2022年07月22日4歳の長男が通っている英会話教室。お迎えのときに先生から、息子がお友だちのかばんを踏んでしまい、中に入っていたプラスチック製の筆箱が割れてしまったことを知らされました。故意ではなかったようですが、親としては冷や汗もの。お友だちにけががなかったのでひとまず安心しました。息子本人はというと、「わざとじゃないし」と言う始末。ちょうどお友だちのママがお迎えにきたので謝罪をしました。するとそのママの対応が……。 とにかくまず、謝罪ちょうどお友だちのママもお迎えに来られたので、先生から再度状況を説明してもらい、謝罪しました。それまでは、会ったらあいさつと軽くお話をする程度の仲だったママ。とても理解のある方で、「わざとではないですし、本当に気になさらないで」と言ってくださいました。 初めての破損事件だったこともあり、そのときは、息子と一緒に口頭でただ謝罪することしかできませんでした。息子は、常に元気が有り余っているタイプの男の子。教室でも暴れていたのでしょう。本当に申し訳ない気持ちになりました。 誠意を見せなければ帰ってきた夫に事件を報告。現金を渡す? 文具券を渡す? 何が正解かわからない私たちは、保育士の友人たちに相談しました。気持ち程度のお菓子で良い、同じ物を買って返せば良いという意見。「確かに……。」と思いましたが、気が動転して、「弁償します」という簡単なひと言が出てこなかった私。お相手の連絡先もわからず、今さら同じものを入手することはできません。となると、お菓子が妥当なのか。 息子とは、ベッドの上で事件のことを振り返りました。お友だちの物を踏んではいけないこと、大切な筆箱を割られてしまったお友だちの気持ちを考えてみること、などを話しました。自分の好きなおもちゃを壊されたらどう? と聞くと、本人も自分がしてしまったことの重大さに気が付いたようでした。 有名店の焼き菓子を手に悩んだ結果、やはり現金はやり過ぎという考えに至り、次のレッスンまでに有名店の焼き菓子を調達。子どもの好きそうなクマのクッキーなどを選びました。レッスン終了後、お友だちのママを呼び止め、2度目の謝罪とよく言い聞かせたことも報告しました。 ママは、「逆に気を遣わせてしまってすみません。壊れる物を入れておかないほうが良いですね」と、なんとこちらのフォローまでしてくれました。とても素敵な方で、いつかもし逆の立場になったとき、私もこうしたいと思う程の神対応。勉強になりました。 お友だちの物を壊してしまったり、お友だちにけがをさせてしまったり。子育てをしていくなかで故意ではないにせよ、わが子が加害者になる可能性があるということを改めて思い知らされました。親も子どもも誠意を持って対応することが大切だと実感。一歩一歩、共に成長していこうと心に決めたのでした。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:鬼頭いちか4歳と1歳の男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。夫は単身赴任中。貿易関連の資格を多数保有。
2022年07月20日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けた聞き学校へ。話し合い中に、お友だち・モリオくんが「そういえば今日フミヤに転ばされたんだよ」言い出します。けれど、それは悪いのはモリオくんだと担任の先生が諌めてくれました。息子のフミヤは傷付けたことは悪いことだとわかっているのに頑なに謝らない。もっと何か深いものがあるのかもしれないとフミヤの母は思います。息子に向き合うためにも、モリオくんのお父さんの、空気に飲まれちゃダメだ!! と決意するのですが……。 モリオくんの父親が口を開いて… 「そんなことより、鉛筆で刺した話に戻しませんかぁ?」 モリオくんの父親の人をバカにしたかの態度。 この人本当になんなの? フミヤの母は怒りに震えながらも冷静に切り出しました。 「私には刺した傷には見えなかったです、でもフミヤが傷付けたのは事実ですし、ご足労ですが病院で診ていただき、診断書と領収書をお願いしてもよろしいですか?」 すると、その言葉を聞いたモリオくんの母親が突然泣き始めたのです。 あくまで刺したと言い張るモリオくんの父親。フミヤの母は診断書をもらってもらうようにお願いしましたが、皆さんだったらどう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年07月18日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けたと聞き学校へ。お友だち・モリオくんの父親は息子がモリオくんを刺したと言い出しますが、実際に傷を見せてもらうと刺した傷とは確実に違いました。そして、「あっ、そうそう!!そういえば俺、今日フミヤに転ばされたんだよ」とモリオくんが思いついたかのように言い出して……。「はあああ!? まさかほかにもやられてたのか!?」とまたもやモリオくんの父親が暴走を始めて……。 モリオくんの話を聞いて発言したのは… 「モリオくん、その話、先生何も聞いてないよ」 担任の先生は、それはいつの話で、今日の話し合いと関係あるのかとモリオくんに聞きました。 モリオくんの話では、モリオくんが友だちと走りながら体育館に向かっていたところ、前を歩いていたフミヤとぶつかったとのこと。 「思いっきりぶつかって転ばされたんだよね」「後ろに転んだから本当に危なかったよ」 まるで、自分が被害者であるかのような口ぶりで話すモリオくん。 先生は、それはモリオくんが悪いと諌めます。 先生がちゃんと言ってくれたからよかったけれど……。なんだろう、全てに違和感がある。 息子のフミヤは傷付けたことは悪いことだとわかっているし、怖い思いをしているのに、それでも頑なに謝らない。 もっと何か深いものがあるのかもしれない、だとしたら息子としっかり向き合わなければ、とフミヤの母は思います。 そして、そのためにもモリオくんのお父さんの、空気に飲まれちゃダメだ!! と決意したのです。 頑なな息子の態度を見て、何かほかの原因があるのではと感じたフミヤの母。皆さんだったらどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年07月17日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けた聞き学校へ。お友だち・モリオくんの父親は息子がモリオくんを刺したと言い出し、フミヤの母は怒りが込み上げますが、「ちょっと待ってください!」と制止します。「すみませんが、傷もまだ見ていませんでした」「私たちに傷、見せてくれるかな?」フミヤの母が、モリオくんに傷を見せてもらうようにお願いしたところ……。 気になっていたお友だちの傷はまさかの… モリオくんは、「うん、いいよ」と言いながら、「あれ?どこだっけ?」「あ、反対の腕だった」と傷の場所を探し始めて……。 「これだよ。コレコレ」言われてみたら少し引っかいたような、かすかに赤いような感じに見えますが、刺した傷とは確実に違うとフミヤの母は思います。 すると……。 「あっ、そうそう!!」「そういえば俺、今日フミヤに転ばされたんだよ」 モリオくんが思いついたかのように言い出して、えっ!? と思った瞬間……。 「はあああ!? まさかほかにもやられてたのか!?」 またもやモリオくんの父親が暴走を始めたのでした。 新たなトラブルの火種となるようなことを突然言い出したモリオくん。本来の話し合いとは違う方向に行き始めてしまったら……皆さんだったらどう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年07月16日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けた聞き学校へ。お友だち・モリオくんのしつこい言動に耐えかねての行動だったようですが、理由はどうであれ、傷付けてしまったことを謝るよう促しますが、息子・フミヤは首を横に振って拒否します。「理由があるなら話して」かたくなに謝罪を拒否するフミヤに、フミヤの母が再び話しかけても、フミヤは涙を流しながらうつむいてしまって……。 何も言おうとしない息子の態度にしびれを切らしたのか… 「おい、このやり取りなんなんだよ」「ケガしたのは、モリオのほうなんだぞ」 バンッ!と机を叩き、モリオくんの父親はさらに息子を責め立て始めます。 「どんな理由であれ手を挙げたほうが悪い!!」「モリオが怖い思いして学校に行けなくなったりでもしたら、どうしてくれるんだよ!!」「しかもあの傷は振り回した傷じゃないぞ!!」 「刺しただろ!!」 えっ……!? 刺したと言い張るモリオくんの父親の言い分に、フミヤの母は衝撃を受けたのです。 理由はどうであれフミヤが悪いと、キツく責め立てるモリオくんの父親。もし皆さんがモリオくんのような保護者と話し合いうことになったら……どう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年07月14日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けた聞き学校へ。息子が傷付けてしまったお友だち・モリオくんのしつこい言動に耐えかねての行動だったようですが、理由はどうであれ、親としてモリオくん家族に謝罪をしました。「鉛筆でモリオくん傷付けてしまったこと、どう思ってる?」息子・フミヤに尋ねると「……悪いことだとは思ってる」と答えたのですが……。 お友だちに謝るよう息子を促すけれど… 「モリオくんに謝ろうか」 理由はどうであれ、傷付けてしまったことを謝るよう促しますが、息子・フミヤは首を横に振り……。 「まさかの拒否!?」 フミヤの両親は息子のかたくなな態度に驚きます。 「相手を傷付けるということはね、大人の世界では逮捕されるような大きなことなんだよ」 「痛い思いをさせてしまった相手に謝ることはできないの?」 フミヤの母が諭すと、フミヤは泣き出してしまい……。 そんなフミヤに対し、フミヤの父は「人を傷付けることはよくないよな。でも…もしフミヤだって謝れない理由があるなら話してごらん」と話しかけます。 もしかしたら、モリオくんに謝れない理由があるの? 「理由があるなら話して」 フミヤの母が再び話しかけても、フミヤは涙を流しながらうつむいてしまったのです。 お友だちに謝れない理由があっても、子ども本人の口から伝えるのは難しいこともありますよね。皆さんが同じ状況になったら、お子さんにどのように話しかけますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年07月13日息子は年少クラスから幼稚園に入園しました。親から見てもマイペースな息子。また、おもちゃの貸し借りでは思い通りにならないとかんしゃくを起こす始末。私は息子が初めての集団生活にうまく馴染めるのかが気がかりでした。入園して半年が経ったころ、異年齢保育がはじまりました。3学年まとめてクラス分けをするというものです。すると息子は……。 入園当時はとにかくマイペース息子が幼稚園に入園する前に私が抱えていた心配事は、初めての集団生活でお友だちとうまく馴染めるのか? ということでした。入園前までの1年間は新型コロナウイルスの影響により自粛生活が続いていたこともあり、同世代のお友だちとコミュニケーションをとる機会も少なかったのです。 もちろんみんな同じ状況下ではありましたが、息子の性格はかなりマイペース。おもちゃの貸し借りも思い通りにならないと、かんしゃくを起こすことも……。幼稚園で集団生活を学ぶことで、成長に繋がればいいなと思っていました。 少しずつ息子に変化が…入園して半年が過ぎたころ、それまで幼稚園のことを聞いても様子をあまり話してくれなかった息子の口から、お友だちの名前がよく出てくるようになりました。そして通わせている幼稚園では、このころから異年齢保育という3学年まとめてクラス分けをし、きょうだいのように接するという保育が始まりました。 すると息子は「お兄ちゃんと手をつないでお散歩したの」「お兄ちゃんはこんなことができたの」と、幼稚園での様子を楽しそうに話してくれるようになったのです。 その変化は習いごとでも幼稚園の生活で少し心の成長があったことをうれしく思っていたころ、その変化は習いごとのスイミングでも見られたのです。さまざまな年齢の子どもたちがコーチと一緒にレッスンを受けているなか、自分よりも小さな女の子の手をひいて歩く息子の姿が……。 レッスンが終わったあとに話を聞くと、プールサイドで準備をするときに自ら小さい子の手を引き、やさしく話しかけていたとのことでした。コーチから「今日はお兄ちゃんとして頑張っていたね!」と褒められ喜んでいる息子を見て、自分がしてもらってうれしかったことを、今度は自分がやろうと思ってくれていることに大きな成長を感じました。 幼稚園でお友だちにうまく馴染むことができるのか? と心配していたことは取り越し苦労だったなと感じるほど、半年の間に息子はたくさん学び成長していました。もちろんまだまだ子育ての不安は尽きないけれど、息子の心の成長をしっかり見届けて、良いところはたくさん褒めてあげたいと感じた出来事でした。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2022年07月09日都会での子育てを前提に、産後の楽しいことばかりを考えて過ごしていた妊婦時代。出産予定日まで残り2カ月を切ったとき、転勤族の夫に出た辞令はまさかの「地方転勤」でした。知り合いなし! ママ友なし! ペーパードライバー! 里帰り出産を終えて地方入りした私を待っていたのは、孤独な毎日でした。 地方転勤なんて聞いていないよ!私は出産するまで都市にしか住んだことがなく、妊娠中も都市での子育てを前提に近くの支援センターを見学したり、先輩ママとの交流を深めたりしていました。夫は転勤族でしたが当面は転勤の予定もなく、仮に転勤があったとしても主要都市だと言う夫の言葉を信じて疑いませんでした。 しかし出産予定日まで残り2カ月となったとき、夫から1本の電話が。「ごめん。転勤になった! しかも地方だった」という夫の言葉を聞いて、私は目の前が真っ暗になりました。 夫の転勤予定の地は夫の会社内でも「陸の孤島」と噂されていて、都会からのアクセスが非常に悪く、車がないと身動きの取れないような場所。ペーパードライバーの私にとって、交通手段を断たれたようなものでした。 想像していた以上に孤独な地方での子育て幸いにも里帰り出産することが決まっていたので、里帰り先での生活は不自由なく過ごすことができました。地方に行くことが恐怖にしか思えず、ずっと実家にとどまっていたいとさえ思うことも……。子どもが生後3カ月になり、私たち親子も夫の待つ地方に向かう時が来ました。 地方での生活は想像していた以上に孤独で、車社会であったことから町を散歩していても人が歩いている姿はほとんどありませんでした。私は長年のペーパードライバーなので、泣き続ける子どもを乗せて運転の練習をする勇気もなく、孤独な生活に耐える毎日。誰もいない道をベビーカーに子どもを乗せて散歩していると、寂しさから不意に涙が流れることもありました。 運命を変えた! 同じ境遇のママとの出会い子どもが生後5カ月のころ、私は孤独な毎日を変えたいと思い、支援センターやママの集まりなどを必死で探しましたが、どこも遠くて車で通うことが前提の場所ばかり。唯一、近所の公民館で「0歳児親子向けのリトミック教室」が新規開催されることを知り、即座に参加希望の連絡をしました。 ドキドキしながら教室に参加すると、そこにいたのは私と同じ転勤族のママたち。境遇が似ていることもあり、すぐにみんなと打ち解け、たくさんのママ友ができました。毎週リトミック教室に通う時間がとても楽しみで、レッスンを受けているときは孤独を忘れることができました。 地方育児もなかなか楽しいママと育児の悩みを共感しあったり、気分転換に一緒にランチをしたりできるまでになり、孤独だった育児が楽しい毎日へと変わっていきました。そして、今まで知らなかった地方のグルメやおすすめスポットを、ママ友たちと一緒に開拓するようになりました。 地方育児の良いところは、なんといっても自然がいっぱいでのんびりと子育てができるところ。毎日泥んこで元気に遊んで、家の玄関にカブトムシが止まっていたことも! もっと地方育児を楽しみたいという思いから、勇気を出して運転の練習もして行動範囲が広がり、ますます地方育児が楽しくなりました。 地方で育児を始めた当初は、地方の悪い面ばかりに目が行き、地方育児をまったく楽しめませんでした。当時、孤独な生活から私たち親子を救ってくれたママ友たちには感謝してもしきれないほどです。自然たっぷりの地方環境でママ友たちと協力し合いながら子育てできたことは、自分にも子どもにとっても良い経験となりました。 イラストレーター/ちひろ著者:斉藤菜々子4歳と2歳の男の子のママ。夫は転勤族で3回の引っ越し経験有り。「子育て」「ファッション」ジャンルを中心にライターとして活動中。ワンオペでの子育てに悩み、解決の糸口になればと保育士資格を取得。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年07月07日娘が幼稚園の年長クラスだった年の7月、娘が落ち込んで泣いたり怒ったりするようになりました。あるときは怒って私をたたいたり、おもちゃを投げつけて物にあたったり……。原因がわかっていたので私はとても申し訳ない気持ちになりました。仲良しのお友だち娘が年長クラスだったころ、年中クラスのときから大の仲良しだったお友だちがいました。幼稚園では何をするにもそのお友だちと一緒で、帰宅後や休みの日はお互いの家で遊ぶことも。 娘とそのお友だちは学区が違ったため、小学校は別々になることがわかっていましたが、卒園までは毎日一緒に遊べるはずでした。ところが、あと半年で卒園というときに、夫の転勤辞令が! 引っ越しと転園をすることになってしまったのです。 娘の反応は…娘に引っ越すことを伝えると、最初は新しい街や新しい家へ行けることに喜んでいました。しかし、お友だちとお別れしなければならないとわかると、「お引っ越ししたくない」「○○ちゃんとお別れしたくない」と言うように。 その後も、新居や転園先を探すときは楽しそうにしているものの、急にお別れが寂しくなって落ち込み泣いてしまうなど、娘は情緒不安定気味になっていきました。泣きながら怒って私をたたいたり、おもちゃなどを投げつけて物にあたったりする日もありました。 引っ越しまでにしたこと私は娘の様子を見て、転勤族でごめんねと申し訳ない気持ちになり、なるべく娘がスムーズにお友だちとお別れできるようにサポートをしようと思いました。まず、楽しみにしていた幼稚園の行事に参加できるよう、当初の予定より引っ越しの日を延期。そして、お友だちのお母さんにも早めに引っ越すことを伝え、その日までたくさん一緒に遊ばせてあげようと協力してもらうことに。 お友だちの家や、普段はあまり利用しない延長保育で、たっぷり遊んでもらいました。娘はとてもうれしそうにしていて、私は引っ越し作業がはかどるし一石二鳥。家で遊ばせてくれたり、一緒に延長保育を利用してくれたり、協力してくれたお友だちのお母さんには、感謝の気持ちでいっぱいでした。 その後、幼稚園でのお別れ会や、プレゼントや手紙の交換をしたことで、娘は少しずつお別れすることを受け入れていったようでした。新しい街では、幸いすぐにお友だちもできて元気に暮らしていますが、たまに「○○ちゃん元気かなぁ」と少し寂しそうに話すことも。これからも同じように誰かとお別れをすることがあるかもしれませんが、一緒に乗り越えて娘の成長を見守りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:斉藤 ひかり6歳女児、3歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2022年06月30日保育士の中田馨さんが、2歳頃の子どものお友だちとの関わり方について教えてくれました。「お友だちと遊んでほしいのに、うちの子いつも1人で遊んでる気がする……」とお悩みのママやパパもいることでしょう。そんな親御さん方はぜひチェックしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。2歳ごろになると、保育園でも友だちと関わっている子どもたちの姿を見られるようになってきます。でも自分の子がお迎えに行ったときに一人で遊んでいたり、友だちが嫌がることをしたりする場面に遭遇すると「もしかして、うちの子、友だちとうまく遊べていないのでは?」と思ってしまうかもしれません。今回は、2歳ごろの子どもの友だち関係についてお話しします。 2歳ごろの子どもの遊び自分の子どもが、一人で遊んでいることが多いとしても、この時期に心配することはありません。なぜなら、この時期の子どもは「並行あそび」をする時期だからです。並行あそびとは、友だちと並んで遊んでいてもそれぞれが自分の遊び(一人遊び)をしていることを言います。 友だちと一緒に遊んでいるように見える子どもの様子をよく見てください。一緒にブロックで遊んでいるように見えて、それぞれがそれぞれの作品を作っているはず。協力し合って遊んではいないはずです。一緒に走っていたとしても、競争や鬼ごっこをしているわけではなく「なんだか楽しいから、それぞれが走ってる!」という感じです。「せっかくなので友だちと遊んでほしい!」と思うのが親心だと思いますが、並行あそびをしながら少しずつ友だちへの意識が強くなっていきますので、今は「一人遊び」をしている姿を見守ってください。 4歳ごろになると、社会的ルールへの理解ができるようになってくるので友だちと関わって遊ぶこともスムーズになってきます。 友だちが嫌がることばかりしている場合は?2歳ごろの子どもによくあるのが、おもちゃの取り合いなどのトラブルです。これらのトラブルは、友だちの持っているおもちゃや遊びが楽しそうで、「ボクも遊んでみたい!」と思う素直な気持ちから起きています。決して「意地悪してやろう!」なんて思っていませんので「あなたはいつも意地悪ばっかりして!」と言わないであげてほしいです。 もし、お子さんのトラブルの場面に遭遇したら、「ボクも遊んでみたい」という気持ちを代弁してあげてください。「○○ちゃんのおもちゃで遊びたかったのね」という風に。そこから「じゃあ、貸してって聞いてみようか?」とお友だちに聞いたり「取ってごめんねってママと言おう」などそのときの状況によって言葉かけをしてみましょう。これを繰り返していくうちに、子どもは人とのコミュニケーション方法を学んでいきます。 この時期に親ができること(遊び編)2歳ごろは、身近な大人(親や保育園の先生など)との遊びがまだまだ大切な時期です。子どもが好きな遊びを、一緒に遊んでみましょう。例えば、ごっこ遊びは最高に楽しいですね。ままごとセットでお料理してもよいですし、お人形を使ってお医者さんごっこ、ブロックや積み木を使って見たてあそびも楽しいでしょう。このときのあそびの主導権は子どもです。ごっこ遊びで、社会のルールや言葉のやり取りを学ぶことができます。 また、絵本の読み聞かせもよいでしょう。絵本は数ページの中で、しかも簡単な言葉で人物の気持ちなどが描かれています。絵本を読みつつ、「シロクマちゃん、悲しかったんだね」なんて、ただ読むだけでなくシロクマちゃんの気持ちに共感するなどの声かけもしてみましょう。 この時期に親ができること(関わり編)友だちでも家族でも、人と人が関わり合うためのコミュニケーションは同じです。おうちでの普段のかかわりの中で、「これをすると、嬉しい(悲しい)」と相手がどう思うかを伝えていくようにしましょう。例を2つ挙げましょう。 ①うれしい気持ちを言葉で伝える子どもがじゃがいもを洗うなど簡単なお手伝いをしたとしたら、「ママ、助かった。うれしいわ」と言葉でうれしいことを伝えます。 ②悲しい気持ちを言葉で伝えるイヤイヤ期ですので、かんしゃくを起こして親を叩いてくることもあるでしょう。そんなときは「叩いたらダメ!」だけではなく「叩かれたら、ママとっても悲しい!」と伝えます。 どちらも、必ず子どもと目を合わせてしっかりと伝えます。このような喜怒哀楽の感情が人にはあって、自分がしたことに対して相手がどう思うか。ということをこの時期から少しずつ伝えていくことが大切。ただし、1回で分かることではないので根気よく伝えていきましょう。 自分の言葉で自分の気持ちをうまく伝えられないこの時期だからこそ、ママの心配事もあると思いますが、子どもは大人が思っている以上に周りのことを見ています。慌てず、焦らず、子どものコミュニケーションの成長を見守っていきましょうね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年06月28日私は6歳と2歳の息子を持つ父親です。長男は家ではとてもおしゃべりで活発なのですが、人見知りで外に出ると、家にいるときとは別人のようになり、感情を出さずしゃべりません。そんな長男は保育園でどうしているのだろうと心配して、私は先生に聞いてみることにしました。すると、驚く返答があったのです……。典型的な内弁慶で保育園生活が心配家ではとてもおしゃべりで常に何か話している長男。しかし、外ではびっくりするほどおとなしく、ほとんど話しません。家族以外の人と話すのが恥ずかしいようです。 保育園での生活はどうしているのか心配になって先生に聞いたところ、家にいるときのように感情を出して自分から話すことは少ないようでした。誰でも家と外での違いはありますが、長男の場合、差が大きいので私と妻は心配していました。 何も話さない長男に保育園での生活を見る機会があり、長男には内緒で行きました。長男からバレないように教室をのぞくと、友だちの輪からはずれてひとりで遊んでいる姿が見えました。 やっぱり輪に入れずにいるのか……とショックを受けつつそのまま見ていると、やがてひとりの子どもが何も話さない長男に話しかけてくれていました。しばらく見ていましたが、その後も友だちに声をかけられたりしていてどうやら信頼関係はある様子。しゃべらないのになぜだろうと思い先生に聞くと、思いがけない答えが返ってきて驚きました。 思わず涙が…先生のお話では、長男はとても気が利いてやさしい面を持っているとのことでした。保育園でプール遊びをしたある日、具合が悪くてプールに入れず先生と過ごす子がいたそうです。そのとき、長男もプールへ入らずにその子と遊んで一緒に過ごしたと先生は言っていました。 また、給食の時間にひとりでテーブルに座って食べている子がいたときも、その子がひとりにならないように自分もそのテーブルに移動して一緒に食べたそうです。人見知りでおしゃべりできない長男が、なぜ友だちから信頼を得ているのかがわかり、涙が出ました。 私は外で話せないことを叱ったときもありましたが、長男なりにコミュニケーションを図っていたことがわかり、叱ったことを反省しました。思い返してみると私も幼いころは人見知りで内弁慶だったため、長男も似たのだなと感じています。家にいるときと保育園にいるときのギャップはいまだに大きいですが、人見知りなのは長い目で見守ろうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:佐藤 稜6歳と2歳の2児の父。サラリーマンとして働きながら副業としてライターを目指す他にブログ記事も執筆中。
2022年06月16日「うちの子は友だちとうまくやっているのかな……」と、子どもの友だち関係を心配する親御さんは少なくないでしょう。だからといって、「友だちできた?」「クラスの子と仲良くしてる?」など、過剰な声かけをしてしまうのはNGなようです。まずは、「友だちがいないこと」への偏見を捨ててみませんか。親自身が「無理して友だちをつくらなくてもいいんだ」と考えることで、子どもへの対応も変わってくるかもしれませんよ。今回は、「子どもの友だち付き合い」について考えてみましょう。「新しい友だちができるかどうか」を心配する親は多い入園・入学などで環境が変わる時期、子どもの新しい人間関係を心配している親御さんは多いようです。2016年にヤフー株式会社が実施した保護者1,804名を対象にしたアンケートによると、「お子さまが幼稚園・保育園の入園前に心配だったことはなんですか?」という項目で、「嫌がらずに登園できるか(996人)」に次いで多かった回答は「お友だちができるか(966人)」でした。また、セキュリティサービス会社の綜合警備保障株式会社(ALSOK)が2020年に行なったアンケートでも、「お子さまの小学校入学時にどのようなことに不安を感じたか」という問いに対して、「安全に通学できるか(72.4%)」に続き、「友だちはできるか(66.9%)」が上位に挙がるなど、子どもの友だち関係について不安を抱える親は多いようです。さらに、国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」が行なった、「入園・入学で不安に思うことに関するアンケート」(2022年)では、以下の回答がありました。「子どもが園や学校などで集団行動に馴染めるか」(入園時 47%・入学時 53%)「子どもに新しく仲のいい友だちができるか」(入園時 39%・入学時 54%) この調査結果から、入園時に比べて小学校入学時のほうが、子どもの友だち関係を心配している保護者が多いことがわかります。もしみなさんが「うちの子、友だちができるかな……」「仲間はずれになったらどうしよう」と考えているのなら、次にご紹介するアドバイスを参考にしてください。【未就学児】発達段階ごとに「友だちとの遊び方」は変わる未就学児の場合、親目線では「いつもひとりで遊んでいるように見える」かもしれません。しかし、子ども自身は、友だちと遊んでいるつもりだということもあるようです。詳しく見ていきましょう。■幼児は年齢や発達段階ごとに遊び方が変わります発達心理学の専門家である法政大学文学部心理学科教授の渡辺弥生氏は、幼児は年齢や発達段階ごとに遊び方が変わると話します。2~3歳頃・・・「並行遊び」が多い。近いところで遊んでいても、それぞれ黙々と自分のやりたいことをしていて、会話はあまりない。3歳頃から・・・ケンカをした経験などが生きてきて、「貸して」「どうぞ」といった簡単なルールを理解できるようになり、誰かと一緒に遊ぶ「連合遊び」に移行し始める。4歳頃から・・・相手が自分とは違う気持ちや考えをもっていると理解し始める。5歳頃から・・・相手を思いやりながら「ごっこ遊び」などができるようになる。 このように、年齢や発達段階によって、子ども自身の「遊ぶ」ことに対する認識は大きく変化していきます。たとえお子さんが友だちとうまく遊べていないように見えても、「いまは並行遊びを楽しんでいる段階なのね」「少しずつお友だちとコミュニケーションをとりながら遊び始めたみたい」と、わが子の成長をおおらかに見守ってあげましょう。■「誰と遊ぶか」より「なにでどうやって遊ぶか」が大切な時期折り紙や積み木、お絵描き、砂場遊びなど、ひとりで集中して遊んでいるわが子の様子を見て、「お友だちと “一緒に” 遊べばいいのに」「ひとりで遊んで寂しくないのかな」などと考えていませんか?青山学院大学教育人間科学部教授の坂上裕子氏は、「夢中になっているものに対してじっくり楽しむことに一生懸命な時期は、まわりの人にあまり目が向きません。それも子どもにとってはとても大事な遊びの時間」と言っています。また、さまざまなメディアで大人気のカリスマ保育士・てぃ先生によると、「乳児期から幼児期は、『誰と遊ぶか?』より、『なにを使ってどうやって遊ぶか?』のほうに興味をもつ時期」とのこと。ひとりで集中して遊び込むことで、想像力や集中力、思考力などが身につくのです。「友だちと声をかけ合いながらしっかり遊べるのは5歳くらいから。それまでは焦らず、ひとり遊びをじっくり楽しめるようにしてあげましょう」と、てぃ先生がアドバイスするように、親が勝手に不安になって「ほら、お友だちと一緒に遊びなさい」と促すよりも、集中して遊べる環境をつくってあげることが大切です。■好きなことに集中していれば、友だちは寄ってくる!てぃ先生はまた、「好きなことに熱中していると、それが魅力的であったら友だちも自然に集まってくる」と言います。つまり、子どもが楽しく遊ぶ→興味のある子が寄ってくる→一緒に仲良く遊ぶ→友だちになるということ。「友だちは遊んでいるうちにだんだんできるものです」と、保育施設の代表を務める柴田愛子氏も指摘するように、友だちとは「つくる」ものではなく「できる」もの。おもしろい遊びをしている子は、まわりの子どもからも魅力的に映ります。「ひとりでいても、楽しそうならそれでOK!」と考えてみてくださいね。親は、必要以上に心配したり不安になったりせずに、「うちの子はいま、なにに興味があるのかな?」「なにをしているときに集中力を発揮しているのだろう」と注意深く見守ってあげましょう。【小学生】ひとり遊びが好きな子もいる。「みんな仲良く」はNG小学校に入学すると友だち関係の問題はより複雑化することから、心配になる親御さんも多いことでしょう。しかし、友だちは親が用意してあげるものでも、親が口出しすべきものでもありません。ではどのようなスタンスで、子どもの友だち問題に向き合っていけばよいのでしょうか?■ひとりで遊ぶことが好きな子もいる数々の革新的な教育改革で注目を集めた千代田区立麹町中学校校長を経て、2020年より横浜創英中学・高等学校の校長を務める工藤勇一氏は、「ひとりで遊ぶことが好きな子どももいる」とし、「親の『友だちがいない人はダメなんだ』という価値観が、子どもたちを不幸にしている」と厳しく指摘しています。工藤氏はさらに、「友だちがいるかいないかはたいした問題ではない。大人が必要以上に気にすると、『友だちがいない自分はダメだ』と、子どものほうも気にするようになってしまう」と注意を促します。また教育学者で明治大学教授の齋藤孝氏は、「ひとりがつらい、寂しい、と思うのは『受動的なひとりぼっち』だから。自分の意思でひとりになる『能動的ひとりぼっち』になれば寂しくはない」と述べています。「好きな〇〇に熱中したい」などで、子ども自身がひとりの時間を選んでいるのなら、親が余計な心配をすべきではないのです。■友だちの「多さ」には意味がない!「最近は『友だち』という言葉が重みをもちすぎて、『友だちはよいもの』ということがもてはやされすぎている」と齋藤氏が苦言を呈するように、老若男女かかわらず、「友だちの多さ=人間的に優れている」と認識する傾向が強いようです。齋藤氏は、その原因を「インターネットやSNSの影響で、友だちの数が可視化されやすくなったから」と見ています。ですが、友だちの多さよりも「ひとりひとりの相手とどれだけいい関係が築けているか」のほうが重要なのだそう。「子どもの頃にひとり遊びが好きだったり、友だちが少なかったりするからといって、大人になってから苦労するということはない」と工藤氏が述べるように、友だちの有無で将来を案じることは意味がありません。■「みんなと仲良くしなさい」はNGワード工藤氏はさらに、「『みんな仲良く』という言葉に、多くの子どもたちが苦しめられてきた」とも述べています。大人たちはつい、子どもに「みんなと仲良くしなさい」と言ってしまいますが、実際に自分たち大人だって誰とでも仲良くはできませんよね。前出のてぃ先生も同様に、「『誰とでも仲良く遊ばなければならない』という考え方は、子どもにとってプレッシャーになる」と指摘し、「みんなと仲良くできない→(まわりの子が)お子さんのことを嫌っている→だから離れていく」と、親の思考がネガティブに陥っていないかと苦言を呈しています。わが子がみんなと仲良くすることを強制したり、仲良くできないと「うちの子は嫌われている」と不安になったりするのは、子どもにとって大きな負担になると同時に、親自身も余計なストレスを抱える原因になるそうです。もしお子さんが「自分には嫌いな子がいる」と悩んでいるようなら、次の工藤氏のアドバイスを参考にしてください。「お父さんにもお母さんにも嫌いな人はいるよ。だからといってその人に意地悪はしないし、きちんと挨拶もするし、本人に嫌いだと言わないよ」と、心と行動を切り離すこともときには必要であることをきちんと教えたうえで、「人と仲良くすることは難しいものだけど、仲良くできたら素敵だね」というメッセージを伝えてあげましょう。きっとお子さんも、「無理してみんなと仲良くしなくてもいいんだ」ということがわかるはずです。【齋藤孝氏のベストセラー『友だちってなんだろう?』】齋藤氏による『友だちってなんだろう?』には、子どもの「人間関係の悩み」を解決するヒントがたくさん詰まっています。「みんな仲良く」という呪縛にとらわれて無理をしてしまう子、学校のなかにしか自分の居場所がないと思っている子、ひとりでいることが不安でたまらない子――人間関係に悩んでいるすべての子どもたちに読んでほしい一冊です。大人が読んでもためになりますよ! ***友だちづくりについて、プレッシャーに感じているお子さんや親御さんも多いかもしれません。ですが、「うちの子、ひとりで寂しい思いをしていないかな?」と心配するよりも、「ひとりで遊ぶのが好きなのね」「数は少なくても気が合う友だちがいてくれてよかった」と考えたほうが、ぐっと心が軽くなるはず。まずはお子さんが好きなことに打ち込める環境を整えてあげましょう。(参考)ベネッセ 教育情報サイト|保育園、幼稚園の入園前に心配したことは?ALSOK|【ALSOKアンケート】いまどき小学生のお留守番事情~小学校入学時の子どもへの不安~いこーよ|入園・入学で不安に思うことに関するアンケート~入園・入学前の不安トップ3は「登園・通学のグズり」「朝の支度」「担任の先生」~PHPのびのび子育て 2020年9月号, PHP研究所.NHK すくすく子育て情報|どうする?子どもの友だちづくりFQ Kids|てぃ先生の 子育てお悩み相談室【第8回】お友達との関係が心配……てぃ先生(2020),『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の 子育てで困ったら、これやってみ!』, ダイヤモンド社.PHPオンライン衆知|友達は少なくてもいいのに…子どもを追い詰める「みんな仲良く」の呪縛タウンワークマガジン|友達がいないあなたへ。ひとりであることは悪くない。齋藤孝さんに聞く“友達”という存在について
2022年06月10日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けたと聞き、話し合いをしに学校へ。傷付けてしまったお友だち・モリオくんの父親は教室に入るなり、一方的に息子を責め始めました。「モリオをやったのはお前か?」「俺はお前がやらかしたことを、お前にわからせるために来たんだよ!!」脅しとも取れるような言葉でどなりつけられ、息子・フミヤは何も言えず泣き出してしまい……。 あまりにもひどすぎる! 我慢できずに話をいったん切ろうとすると… 「ちょっと待ってください!」 担任の先生が、モリオくんのお父さんにストップをかけてくれました。 「フミヤくんのご両親はまだ詳細を知りません。説明からさせてください」 そして、ようやく詳細を聞けることに。 先生の話によると、教室である男の子がふざけて椅子をグラグラさせて座っていたところ、たまたまその後ろを通った息子・フミヤがその子に当たってしまい、その子が椅子から転げ落ちてしまったとのこと。 担任の先生が教室に不在のときに起きてしまった事件で、椅子から落ちたクラスメイトはモリオくんではなかったのです。 椅子から落ちた子どもはモリオくんではなかったのに、2人の間に何があったのでしょうか? 小学生になると、先生のいないところで起こるトラブルも起こりがちですよね。皆さんのお子さんも、同じような経験はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年06月07日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けたと連絡が。 夫と一緒に学校に行くと、担任の先生と傷付けてしまったお友だち・モリオくんの両親が待っていました。「あの、この度はフミヤが……」謝罪しようとした途端、モリオくんのお父さんは鋭い眼光で舌打ちをして、モリオくんのお母さんに「教室に入るぞ!」と言い、教室に入って行ってしまい……。 うつむく息子に対し、容赦なく乱暴な言葉で責め立て始めて… 教室に入ると、息子・フミヤはうつむいて座っていました。 一体何があったの?なんでお友だちを傷付けてしまったの? そう思っていると、担任の先生に席に座るよう促されました。そして、席についた瞬間……。 「モリオをやったのはお前か?」「自分がしたこと、ちゃんとわかってんのか!?」「おい、聞いてんのかよ!!」 モリオくんのお父さんが、容赦なくフミヤを責め立て始めたのです。 「え? いきなり!?」 なぜこんなことになったのか、まだ何も説明を受けていないうちから一方的に話が進み困惑していると、さらに脅しとも取れる酷い言葉が続いて……。 「俺はお前がやらかしたことを、お前にわからせるために来たんだよ!!」「わかってんのかよ!! おい!!あぁ!?」 ショックと恐怖で、息子・フミヤは何も言えず泣いてしまったのです。 事情がわからないうちから、いきなり自分の息子を責め立てられたらびっくりしますよね。もし同じようなことになってしまったら…皆さんはどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年06月06日うちの娘は発達障害グレーゾーン。言葉の発達から運動面まで平均で1年以上の遅れがあり、就学前の発達評価では“軽度知的障害”とも言われるほどでした。■発達グレーゾーンの娘の入学は不安だらけ保育園でも一緒に遊ぶのは、発達具合が同程度の下のクラスの子どもたち。慣れない場面ではパニックを起こしやすく、運動会や発表会は毎年、一生懸命、練習を重ねた娘が取り乱して大泣きする姿を見るしかできないのがお決まりのことでした。そんな娘は就学前健診でもパニックを起こして泣き出し、ほかのみんながひとりで健診を受ける中で、うちの娘だけは母親である私同伴。「あの子、なんだろう?」「どうしたんだろう?」というクラスメイトになる子どもたちの視線は、母親である私でも痛いくらいでした。そんなわけなので…。娘の入学はとってもとっても心配なものでした。中でも心配だったのが、“友だちつきあい”。今まで年下の子たちとばかり遊んでいた娘が、同じ年のクラスメイトの中で、やっていけるのか…。周りの子たちから、孤立したりしないだろうか…。特に娘が入学したその年は、新型コロナウイルスで学校生活が大きく変化した年でした。そんな中で娘が楽しく学校に通えているかどうかは、入学から1年たっても、私の心配の種になっていました。 ■息子とともに、お姉ちゃんを迎えにいくことに!そんなある日…。その日は息子の幼稚園の都合で、息子の帰りと娘の下校時間が珍しく重なった日でした。「一緒に帰る子がいるから来なくていいよ」なんて言われて、しばらくお迎えもしていないし…。たまにはいいかと、私は息子を連れて、小学校の正門まで娘をお迎えにいくことにしました。息子は大好きなお姉ちゃんに会えると、覚えたばかりの言葉でお姉ちゃんを呼び続けます。そして、しばらく待っていると…。きたーーーー!!し、しかも…。集団で…!?娘は私たちの姿に気付くと、恥ずかしそうに笑って友だちの陰に隠れます。え…。え…!?一緒に帰る友だちって、ひとりくらいだと思っていたのに…!?勇気を出して挨拶すると、そのお友だちたちは笑顔で私たちを迎えてくれました。そして娘は、「えー…じゃあ、帰るね」そう言って、私たちのもとへ歩みを進めると…。「えーー!! やだーー!!」「一緒に帰る!!」そんな娘に抱きついて引き留めるお友だち。学校とわが家は目と鼻の先。どうやら、娘たちはちょっと遠回りしておしゃべりしながら帰るのが定番らしく、お友だちは娘をそちらに誘っています。えっ…。え…。ママ…もしかして邪魔だったーーー…!?ショックでした。でも、それは決して悲しいショックではありませんでした。むしろ、うれしかった。娘に、こんなお友だちができていたんだ…。 ■不安だらけの入学でも、娘はステキなお友だちに出会えた普通級のグレーゾーン児として先生が配慮してくださって、この子たちも、もしかしたら娘のフォローをしてくれている子たちなのかもしれない。でも、それでも、帰り際にこうして引き留めてくれるんだ。もっと一緒に話したいって、そばにいてくれるんだ…。私は、胸にこみ上げるものを抑えることができませんでした。泣くのは、我慢しました。ギリギリでした。そして、少しだけお友だちと会話を交わした後、この場は譲ることにして、息子とともに、一足先に帰路につくことにしました。確かに、親がいると話しづらいこと、あるよな…!なんて、ほほえましく思いながら…。不安だらけの娘の入学でしたが、こうして娘のお友だち付き合いを目の当たりにすることができて、私の心配性も、少しだけ軽くなったような気がします。まだまだ不安なことはたくさんありますし、学年が上がるにつれて逆に難しくなることもあるかもしれない。でも、娘もたくさん頑張って、学校を楽しんでいるんだ。そう実感することが、ものすごーくできた、出来事でした。ちなみに息子は、小さくなっていくお姉ちゃんの背中に向かい、壊れたおもちゃのように、ずっと名前を呼び続けていましたとさ…。
2022年05月27日気になる男性と仲良くなっても、いつも友だち止まりになってしまう……。こんな悩みを持っている女性は多いと思います。しかし実際に、友だちから恋愛関係になるカップルも存在します。今回は、友だちから卒業し、恋愛対象として見てもらうために意識するべきポイントをご紹介します。■ 色っぽさアピールする友だち関係から恋愛に発展させたいのなら、トキメキは必須。色っぽい見た目やしぐさを意識することで、彼をドキッとさせましょう。今まで普通に接してきたのに、いきなり色っぽさを出すのは恥ずかしいと思うかもしれません。しかし男性は、友だちだと思っていた相手の色っぽい一面を見ることでギャップを感じ、一気に恋愛のスイッチが入ることも。また、仮に恋愛対象となるまでは至らなかったとしても、女友だちに色っぽさを感じたからといって、男性が引くことはないはず。勇気を出して、少しだけでも色っぽい格好や仕草をしてみてください。■ 一度距離を置いてイメチェンする友だち関係が長く続いている場合は、関係に変化をつけてみましょう。もしも定期的に会っている場合は、一度距離を置いてみて。彼と会わない間に自分磨きをし、再開したときに彼を驚かせましょう。きれいになった姿や久しぶりに会ったことによる新鮮さが相まって、彼があなたを見る目は変わるはず。会わない期間としては、1〜2ヶ月がおすすめ。仕事の同僚やクラスメイトなど、距離を置くのが難しい場合は、イメチェンするだけでも効果的ですよ。■ 大きな経験を共有する困難や、なにか大きな出来事を共に乗り越え、強い感情を共有することで愛情や恋心が芽生えることがあります。仕事や学校で困難なことに遭遇したら、相談し合い、支え合える関係を築くことで恋愛関係に発展するでしょう。また一緒にテーマパークに行って、全力で楽しんでいるときなどに、一体感が生まれることもあります。気になる彼と友だち関係から恋愛関係になりたいのなら、とにかく楽しいことや困難など、印象に残る経験をたくさん共有しましょう。■ 関係を進展させるために!友情を恋愛関係に進展させるには、現状を抜けだす行動が必要です。じつは女性よりも男性の方が、異性の友だちを、ひそかに恋愛対象として考えがち。少しのきっかけを作ることで、男性に気持ちの変化が訪れるはずです。ぜひ参考にして、友だちという関係を卒業しましょう!(美佳/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年05月11日アジア人がいないブラジルのとある地域で、日本人である私とイタリア系ブラジル人である夫から生まれた娘の子育てをしています。ある日、母親である私が外国人であるために、娘が幼稚園で友だちからからかわれてしまいました。そのときとった娘の行動に私は驚きました……。アジア人がいない地域に暮らして私はブラジル人と結婚し、ブラジルで子育てをしています。ブラジルには異なる人種、異なる民族の間に生まれた子どもがたくさん住んでいます。さまざまな外見をした人がいるためアジア人だから差別されるということはありません。 しかし、私が生活している市は白人種が9割を超えるところで、アジア人はおそらく私以外いないところ。差別ではありませんが、娘も私も道を歩けば人からジロジロ見られることが珍しくありません。 幼稚園で娘がからかいにあうそんな地域で、私は5歳の娘を育てています。ある日娘を幼稚園に迎えに行ったときのこと。娘のクラスの担任の先生が「今日お友だちと喧嘩してしまって……」と教えてくれました。聞けば娘のクラスの男の子が、釣り目ポーズをしながら日本人なまりがある私のポルトガル語の発音をまねして娘をからかったとのこと。 住んでいるのは外国人がほぼおらず、アジア人への釣り目ポーズが侮辱的意味をもつと知らない人が多い地域。娘をからかった男の子も、たいした意味もなくしたのだろうと思いました。 しっかり言い返した娘先生によると、そんな男の子に対し娘はこう言い返したそうです。「私のママのポルトガル語はなまってる。だけどポルトガル語だけじゃなく、日本語も英語も話せる! あなたが話せるのはひとつだけでしょ? それでなんで私のママがからかえるの?」と。 ただ怒ったわけではなく、しっかりと言い返したのです。ちょっと前までからかわれたらプンプン怒るか泣くか程度しかしていなかった娘の堂々とした振る舞いに、娘の成長を感じました。 相手のお母さんからの電話その日の夜、娘をからかった男の子のお母さんから電話が。男の子が釣り目ジェスチャーをしたのは、家でそのポーズをしながらアジア人のことを話していた(親である)自分たちの責任であること、そのポーズが侮辱と受け取られるとは思わなかったこと、からかったことを男の子にしっかり注意したことを話してくれました。娘をからかった男の子自身もそのご家族も、しっかり何がダメだったのか理解し、謝罪してくれたのでとても安心しました。 今回のことを通して、娘が自分の意見をしっかりと言える強さをもっていることに感動を覚えました。アジア人がいない地域で育っている娘は、これからもからかいを受けることがあるかもしれません。これからも娘が強く生きていけるように、娘が自信を持てるような子育てをしていきたいと思いました。 監修/助産師REIKO著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!
2022年05月09日仲良しのママ友と公園へ遊びに行ったときのことです。私が3歳の娘、ママ友が3歳と1歳後半の男の子を連れていました。その公園はちょっとしたレジャースポットで、休日ともなれば老若男女多くの利用客が集まります。そんな公園で問題になったのがママ友が使っていた子ども用ハーネスでした。子ども用ハーネスを使うママ友ママ友の子ども2人はとっても元気な子たちです。ただ、元気がよすぎて広い場所があれば走るし転ぶし止まらないし、注意しても3秒後には忘れていることも多々。道路に飛び出して怒られることもしょっちゅうです。 さらにママ友はそのとき妊娠8カ月。妊娠していないときのように走って子どもたちを捕まえることができない可能性があるので、弟くんのほうに子ども用ハーネスをつけていました。 子育ての先輩からのアドバイス?公園でママひとりで動き回る子ども2人を見るのはとにかく大変。私も協力していましたが、近くに大きな道路があり危険なため、弟くんは途中からハーネスをつけた状態でしばらく遊んでいました。すると、散歩中のおばさん2人組が私たちに接近。そしてハーネスを見るや否や、「これ、はずしてあげたら?」と言ったのです。 ママ友が「いえ、危ないのでつけてるんです」と言うと、「ここは子どもを自由に遊ばせる場所じゃないの?」とのこと。今度は私が「もしものときのお守りです」と言うと、「私たちの時代は、おなかが大きくたって何だって子どものために走ったけどね」とのこと。おばさんたちの言葉に「えぇ……」とげんなりしたとき、救世主が現れたのです! 救世主! 子育ての大先輩登場!ずっと近くのベンチに座っていた腰の曲がったおばあちゃんが近づいてきて、「懐かしいねぇ、私は6人子どもを育てたけどねぇ、昔はね、さらしでこんなふうに結んだんだよ。今はこんなにかわいらしいのがあるんだねぇ。ぼくは大事にされてるねぇ」とニコニコしながら弟くんに話しかけてきました。 予想外なところからの育児大先輩のお言葉。おばさんたちは言葉を失い、私は思わず心の中で「おばあちゃんナイス!」と思ってしまいました。気づくとおばさんたちはいなくなっており、私たちはみんなでおばあちゃんを囲んでお話し。最後には「こんな小さい子たちとお話できて楽しかったよ、ありがとう」と去っていき、最後まで素敵なおばあちゃんでした。 おばあちゃんが私たちの会話を聞いて助けてくれたのかはわかりません。ただあまりにもナイスタイミングだったので、本当に「救世主が来た!」と驚きました。子ども用ハーネスに対する考えがそれぞれなのはわかっています。ただ、否定したり批判したりするより、少しでも理解してほしいと思ってしまった出来事でした。 監修/助産師REIKO著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年04月17日現在8歳の娘が幼稚園のころのお話です。年少で初めて娘と仲良くしてくれたAちゃん。幼稚園では喧嘩をしたり、口をきかない時期があったり、まったく遊ばない時期もありました。しかし小学校が離れた今でも大の仲良しです。今回はその経緯についてお話しします。幼稚園で初めてヘコむ娘Aちゃんはリーダータイプ、娘は受け身タイプでしたが、どことなく2人の雰囲気は似ているように感じていた私。娘は自分から声をかけるのが苦手なので、グイグイ引っ張って遊んでくれるAちゃんが合っているようでした。幼稚園で初めて仲の良いお友だちができたので私はほっとひと安心していました。 ところがある日、幼稚園にお迎えに行くと娘に元気がなかったので、幼稚園での様子を娘に尋ねてみることに。すると娘が「何かわからんけどAちゃんが○○(娘)に怒ってて『ごめん』してもずっとしゃべってくれない」と悲しそうに言うのです。 実は似た者同士心配になった私は翌日先生にその話を伝えると、「Aちゃんは敏感なので、大好きな娘ちゃんに遊びを提案して反応が良くないと、否定されたと思ってしまい、とても不機嫌になってしまうんです」とのこと。先生のお話を聞いて私は驚きました。というのは、Aちゃんの様子は、家での娘とまったく同じだったのです。 娘も敏感なほうで、家では私や夫が少し注意しただけで全否定されたと思うのか、一気に機嫌が悪くなり、手がつけられません。「やはり2人は似ているんだな~、そしてAちゃんは娘のことを好いてくれているんだな~」と感じました。 喧嘩するほど仲が良い先生のお話を聞いて私は納得できましたが、年少の娘には難しいのでひとまず様子を見ることにしました。それからも「Aちゃんが怒ってた」という日もありましたが、受け身の娘もだんだんAちゃんに気持ちを出せるようになってきたようで、口喧嘩をすることも増えていきました。 「もうAちゃんとは遊ばない!」と言うので私は心配していましたが、数日経つとまた遊んでいるのです。そのように喧嘩と仲直りを繰り返して、いつの間にか娘とAちゃんは大親友になっていました。 子ども同士の喧嘩は親からするとやはり気になりますし、心配になります。お友だちとは穏やかに遊んでほしいと思ってしまいますが、感情を出して喧嘩をしても仲が良い友だちというのはとても貴重な存在です。娘にはこの出会いをずっと大切にしてほしいと私は願っています。 監修/助産師REIKO著者:石井ゆうき8歳と0歳の女の子のママ。長女の反抗期に悩まされながらも、姉妹の戯れに日々癒され中。秘書として働いており、現在は育休中。1人目出産直後に夫が転職に失敗し、夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2022年03月29日幼稚園のクラス替えで、仲良しのお友だちと離れてしまった娘。しばらくして新しいお友だちができたことに、私は安心していました。しかし、いつもと違う娘の様子が気になっていたところ、幼稚園のお友だち関係で嫌な思いをしていたことを知り……。その後、どのように解決し、円満に遊べるようになったのかをお伝えします。 仲良しのお友だちとはなればなれわが家の8歳の娘は、マイペースでのんびりやさん。慎重なところもあるので、見ていてもどかしいときもあります。そんな娘が年少から年中に上がるときのクラス替えで、それまでいつも一緒に遊んでいた仲良しのお友だちグループと、ひとりだけクラスが離れてしまいました。 娘以上に不安でいっぱいになった私でしたが、その不安は的中。もともと人見知りな娘はポツンとひとりで過ごす時間が増えてしまい、担任の先生に遊んでもらうことが多くなりました。 新しいお友だちができたけれど…しばらくすると、娘から新しいお友だち、Aちゃんの名前をよく聞くようになりました。毎朝幼稚園に行くと、早く着いているAちゃんが娘のことを待っていて、娘を見つけると必ず、「なんでそんなに遅かったのー?」と、駆け寄ってきてくれるのです。 仲良しの子ができたんだな、よかったなとホッとしていたのですが……。やがて娘は、「早く幼稚園に行かないと怒られちゃう」と、朝ソワソワとするようになりました。どうやらAちゃんは強めの性格で、娘はAちゃんに怒られないように遊んでいるようなのです。 そんなこともできないの?それでもAちゃんと遊ぶこと自体は楽しいようで、娘はそれからもよく一緒に遊んでいました。心配しながらも様子を見ていたのですが、そんな矢先に幼稚園のママ友から、「娘ちゃん大丈夫?」と言われました。 それは、娘がAちゃんから、「そんなこともできないの?」と言われて泣きそうになっているのを見た、というのです。しかも、このような話を別の2人のママ友からも聞いたので、どうやら真実のようです。悩んだ末ひとまず娘には、「嫌なことは嫌と言っていいんだよ」ということを伝えました。 体操の時間に起こったこと幼稚園の課外レッスンの体操の時間でのこと。その日は縄跳びのレッスンでした。娘は縄跳びは苦手なので、それまでもAちゃんからは心ない言葉を繰り返し言われていたようなのですが、その日の娘は練習の甲斐あって、Aちゃんよりもたくさん跳べたのです。 そのときの娘が小さな声で私に言った「Aちゃんより跳べたよ!」という言葉と、満面の笑みは忘れられません。娘はやはり、ずっと我慢をしていたのです。 娘はその後、少しずつではありますが、Aちゃんに言いたいことを言えるようになり、トラブルなく遊べるようになりました。また、そのような思いを経験したことで、自分より上手にできないお友だちがいたとしてもバカにしたり、下に見るようなことはありません。自分がされて嫌なことを人にはしないようにする、という、大切なことを学べたのだと思います。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/市田スナオ ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年03月19日お友だちとのおもちゃの貸し借りでの子どものトラブル、経験したことがあるという方も多いのでは…!? 今回は保育士の中田馨さんが、お友だちとのおもちゃトラブルを招く、実はNGな声かけについて教えてくれました。こんにちは。保育士の中田馨です。私は0~2歳児が対象の保育園を運営しています。日々、子どもたちと過ごしていてよくあるのが「お友だちとのおもちゃトラブル」です。おもちゃを取られてしまった時や、逆に相手のおもちゃをとってしまった時に「どう声掛けをするべきか?」と悩むところだと思います。今回は、低年齢児の子どもたちの「お友だちとのおもちゃトラブル」についてお話しします。 お友だちにおもちゃを取られた場合はどうすればいい?公園や児童館で遊んでいて、同じくらいの年齢のお友だちにおもちゃを取られる場面があると思います。相手の親御さんは見ているのに何も言ってこない。さて、こんなときどうすればいいか? このような場合、まず大切にしたいのがご自身のお子さんの「遊びを保証」することです。きっとその遊びを楽しんでいたと思います。ですので「今、遊んでいるからおもちゃ返して欲しいな」と伝えましょう。そしてお子さんには「お友だちも遊びたいみたいだから、終わったら渡そうね」と伝えます。 お友だちも返そうとはしないかもしれません。そんなときは、相手の親御さんにも協力してもらえるとベストですが「うちの子も使いたいのに、なんで貸してくれないのよ」と思っているかもしれません。そうなると、なかなか難しいですよね。 でも、私は「すぐに貸せることがえらい」とは思いません。子どもがその遊びに満足し「もう、貸せるよ!」という気持ちになるまで周りの大人が待つことも大切だと思います。まずは「この子の遊びが終わるまで、待ってもらえますか?」とお願いしてみましょう。 お友だちのおもちゃを取ったときはどうすればいい?逆に、ご自身のお子さんがお友だちのおもちゃを取ったときはどうしましょう?これはまずは、返さなければいけませんね。「このおもちゃで遊びたかったの?」と遊びたかったことに共感し、「でも、これはお友だちのだから返そうね」と伝えます。 低年齢児は、自分から返すことがなかなかできませんので「返しなさい」と何度も言うのではなく「ママと一緒に返そうね」と一緒に返すといいでしょう。このとき、お子さんが泣いても返します。そして「あのおもちゃで遊びたかったんだね」と遊びたかった気持ちに共感します。 また、こんな場面は「貸して」と伝えることを学ぶ機会でもあります。「貸してもらえるかママと聞いてみよう!」と一緒に聞いてみましょう。「いいよ」と言われれば「やった!!」ですし、もし「イヤ」と言われても「今、お友だち、楽しく遊んでいるみたい。じゃあ、あっちでママと遊ぼうか!」と気持ちを切り替えることも大切な経験です。 「お友だちと仲良く遊ぶ」ことはとても大切なこと。でもね、実は「お友だちとモノの取り合いやケンカする」ことも大切なんです。「こうしたら友だちは嫌がる」「こうなったら悲しい」「これをされたら嬉しい」なんて喜怒哀楽の感情を沸き立たせる経験は、友だち関係だからこそできること。今、子どもたちは親以外の人間関係を学んでいる時です。むやみに止めるのではなく、安心して友だちと過ごせる場を提供することも、私たち大人の役目なのですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年02月12日こんにちは! あん子です。新しい年を迎え、小学校入学を心待ちにしているご家庭も多いと思います。今回は、長女が入学した当時、「小学生のお友だちに物を盗まれた」話と、そのとき私がどのように対応したのかを書きたいと思います。■引っ越してきたばかりの地で、娘は小学校入学新しい土地に引っ越してきた私たち家族。知り合いや友達もいない中での小学校入学を迎えました。友だちはすぐにできるだろうか…通学は大丈夫だろうか…と多少の不安もありましたが、楽しそうに学校に行く娘をみて安心したことを覚えています。入学してから1ヶ月ほどたったある日のこと。娘が一つ年上の女の子を家に連れて来ました。家が近く、下校中に仲良くなったと言っていました。私があいさつをするもその子からのあいさつはなく…。人見知りで恥ずかしがりやなのかな? 程度に思っていたのですがそのお友だちが帰ったあと、娘が「ストラップがなくなった」と言い出しました。「えぇ? どこに置いたの?」と聞いてもよく覚えていない様子の娘。「探しているときは見つからないけれど、諦めてしばらくしたらひょっこり出てくるかもよ」と、そのときはあまり気にしていなかったのですが…それからです。そのお友だちが遊びに来たあとに「学校につけていく“名札”をなくした」「物がなくなった」と娘が言うようになったのは…。「ちゃんと決めた場所に置いておかないからなくしちゃうんだよ。今度からは、なくさないように決めた場所に置こうね」と話したのですが、「ちゃんと机の上に置いたよ。でもないの」と言う娘。その後もたびたび「名札をなくした」と言う娘。少しずつでも「自分の管理は自分ですること」を目標に考えていたのですが、これではな…と、名札は私が管理するようにしました。■お友だちが名札を持っていた?ある日の夕方、お友だちがうちに遊びに来ました。娘の部屋に入ってすぐのこと。娘が後ろを向いた瞬間のことです。ポケットから何かを取り出し、勉強机の下に投げ捨てたところを目撃した私は、その投げ捨てたものを確認しました。するとそこには、娘の名札がいくつも…!名札がなくなっていたのは、このお友だちがとっていたのです。すぐに「今投げ捨てたのって、娘の名札だよね? なんであなたが持っているの?」と聞くとというお友だち。「私、見たんだよ。どんなものでも人の物をとることはよくないことなんだよ。もうこんなことしないでね」と伝えました。お友だちに直接言ったのは、今後、同じことを繰り返さないでほしいから。盗む行為がエスカレートしていけば、お友だちの家の高価なものを盗んでしまったりお店で万引をしてしまう…そんなことになると、本人自身が周囲の信用を失い悲しい思いをするとわかるからです。お友だちが帰ったあと、娘にも「人の物は絶対とらないこと」ということを強く話しました。それから…とも伝えました。トラブルの原因となるのであれば、家の中で遊ぶ必要性がないと思ったからです。あとから人に相談すると、こういったことはよくある話だそうです。盗んだこと自体は悪いことですが、物を盗んだ背景に目を向けると何らかの悩みを抱えていたり、相手をちょっと困らせたかった、悪意はないが衝動的にやってしまったなど、理由はほんのささいなものだったりすることも…。こういうことは、まだまだ成長過程の子どもであれば誰にでも起こりうることなのかもしれないと思ったりもしました。もしかしたら自分の娘も誰かにご迷惑をかけることがあるかもしれない…。娘もとられた側の気持ちを体験することができ、相手から気づきを与えてもらい良い経験になったと思います。その後、娘とお友だちの関係性は変わらず外でよく遊び、そのお友だちも物をとることはなくなりました。
2022年01月26日キレミカQ&A皆様に安心して、不安なく通って欲しい‼ということで、これ気になる!とよくいただくご質問をピックアップしてお答えしていきます♪Q1.キレミカの脱毛って他のサロンと比べても安いと思うんですけどなぜ?A.美肌脱毛の効果の高さと、わかりやすく明確な料金表示の安心感が人気で口コミやご紹介で来店いただくケースが実は多いんです。過剰に広告費をかけずに済んでいるので、その分皆様にお安くサービスを提供させていただているのが安さの秘密です。Q2.どのくらいのペースで通えますか?A.当サロンでは少しでも早く結果を出したいお客様のため、2週間に1回のペースで通えるプランになっています。※お支払方法により施術ペースが変わりますQ3.未成年でもできますか?A.キレミカでは、15歳から脱毛施術を受けていただけます。未成年の方のご契約は、親権者の同意書が必要になります。Q4.カウンセリング時に必要な持ち物はありますか?A.ご本人様確認ができる身分証明書をお持ちください(運転免許証、パスポート、健康保険証など)。ただし、カウンセリング当日にご契約いただく場合は「ご決済に必要なもの(クレジットカード、キャッシュカードなど)」、通院中の方は「医師承諾書」、未成年の方は「保護者様ご記入の未成年同意書」をご用意いただくとスムーズに契約を進めることができます。他にも分からないことや不安なことがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。毛抜きは危険!?お肌を守ろう!正しいムダ毛処理とはムダ毛の処理と聞いて1番に思い浮かぶものと言えば、“カミソリ”と“毛抜き”ですよね!手軽に購入でき、処理も簡単なので一般的な処理方法として認識されているかと思います。しかし!“カミソリ”や“毛抜き”は使えば使うほどお肌に負担をかけてしまうのです‼カミソリは、ムダ毛と一緒に角質も削られてしまうため毛穴が目立ち、肌がブツブツになったり乾燥肌の原因になってしまいます。また、ピンセットでの毛抜き処理は毛穴を傷めやすく、雑菌が入り込んで炎症を引き起こす恐れがあります。その傷を修復しようと毛穴の角質が厚くなり、毛穴が塞がってしまう場合もあります。そうすると、次に生えてくる毛が皮膚の中で丸まる埋没毛になることも…。手軽にできる自己処理ですが、お肌トラブルに繋がってしまう恐れがあります。全身脱毛することで“カミソリ”や“毛抜き”によるお肌の負担を減らし、きれいなお肌を保つことができるんです♪お肌トラブルでお悩みの方は、脱毛にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?キレミカでは無料でカウンセリングを行っていますので気になる方は、ぜひ一度お越しくださいませ。
2022年01月26日ある日、「幼稚園へ行きたくない」と泣き出した4歳の息子。息子は泣きながら理由を説明してくれて、お友だちに言われた言葉に傷ついていることが分かりました。しかし、同時にその原因は息子にあることが分かったのです……!!友だちから遊ばないと言われた理由は…!夏休み中ごろ、突然息子が「幼稚園へ行きたくない」と泣き始めました。夏休みは息子と一緒に自宅で過ごしていたのですが、急にそんなふうに泣き出すなんて、何か理由があるに違いないと私は思いました。 理由を聞くと「△△くんから、よだれが出てるから〇〇とはもう遊ばない、ごめんねって言われたんだ」と涙ながらに訴える息子。夏休みに入ってから約2週間、息子はずっとこんな悲しい気持を抱えていたのかと考えると、私も思わず涙が出てきました。 4歳でもよだれが出続けている息子たしかに、息子は4歳でも集中したり、笑いすぎたりすると口が大きく開いてしまってよだれが出てきてしまうタイプです。これまで、「よだれゴックンしようね~」と声かけはしてきましたが、なかなか直すことができずにいました。 コロナ禍で飛沫に気を使っている家庭の子どもからしたら、とても不潔なものに思えたのかもしれません。どのように対応すればよいのか、考えました。 よだれを出さない練習をすることに親子でしっかり向かうことで、息子は「よだれを出さないよう意識すること」と「友だちに嫌なことを言われたときの対応」を学ぶ良い機会だと感じました。 「よだれが出てるから遊ばないって言われたなら、よだれを出さない練習をしよう、遊べない理由がなくなるでしょ?」と息子に言うと「わかった!」と息子本人もよだれを出さないように意識することに前向きな反応を見せました。 息子に起きた変化は…前向きになったとはいえ、実際には「よだれを出さないように意識すること」は、息子にとってはとても難しいことのようでした。息子はテレビやブロック遊び、本を読んでいるときなど、なにかに集中しているとどうしても口が開いてしまって、よだれが出てしまいます。 よだれを出さないように意識させるために、私が息子を見てよだれが出そうなタイミングで「よだれ、ゴックンしようね」と、その都度息子に伝えるという地道なトレーニングを続けました。そして徐々にですが、息子は集中しているときでもよだれを飲み込めるようになってきたのです。 「友だちに嫌なことを言われたときの対応」に関しては、自分の気持ちと相手にどうしてほしいのかを言葉で伝える練習をしました。始業式の日は、息子に「△△くんに、遊んでくれるか自分で聞いてきてね、応援してる」と伝えました。 始業式の日、私は息子が自分で問題に対処できたかドキドキしながら自宅で待ちました。息子は帰宅すると「△△くん、これからずっと一緒に遊んでくれるって!」と満面の笑みで私に教えてくれました。ひとつのつらい経験を自分で乗り越えられた自信が表情に出ているような気がして、私も誇らしい気持ちになりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:石垣 まり4歳男児のママ。大学病院で4年間助産師として勤務し、現在は筆耕業務をおこなっている。副業として、妊娠・出産・育児・芸能などの記事を執筆中。
2022年01月20日ママ友と聞くと、悪口や噂話などのトラブルがつきものというマイナスなイメージしかなく、私はなかなかママ友をつくることができませんでした。しかし、出会ったあるママ友が、ママ友のイメージ、そして私の幼稚園生活、人生を大きく変えました。ある日公園でバッタリ…息子と公園で2人で遊んでいたある日、後ろから「あっ、○○君とママさん!」と声をかけられました。振り向くと、幼稚園の同じクラスの子どもとそのママのAさんが立っていました。 突然声をかけられたことに動揺していると、「お会いできてうれしいです。前からお話ししてみたくて。よかったら一緒に遊んでもらえませんか?」とニッコリ笑いながら話してくれました。 共通の趣味が判明し意気投合!Aさんはいつもニコニコしていて、幼稚園の先生のお手伝いなどもさりげなくされているのが印象的だった方。そして今回、話すうちに好きな芸能人が一緒であることがわかり、一気に意気投合! 連絡先を交換し、好きな芸能人情報の連絡をとり合ううちに、ママ友というより昔からの友だちのような関係に。その後、Aさんは私がほかのママたちとも仲良くなれるように、自然な形でママ友の輪のなかに入れてくれました。 ママ友Aさんが魅力的な理由ママ友同士で話をしていると、誰かの悪口になったり、誰かの噂話になったりという展開になりがちでしたが、Aさんは絶対に悪口を言わず、噂話もしません。私の子どものことはもちろん、幼稚園にいる子どもたちや先生の良いところ、おもしろかった話など、いつも明るい話題を振ってくれます。 そのため、私はもちろん、同じクラスのママの多くがAさんのことを信頼して好感を持っています。また、自分の子どものことについて自慢することはありませんが、他人から褒められたときは謙遜しすぎず「褒めてくれてありがとう!」と素直に喜んでくれるのも素敵だなと思います。 マイナスなことを口にせず、気さくに話してくれるAさんの周りは、いつも明るい雰囲気が漂っています。ほかのママさんたちもAさんがいないところで「Aさんといると何だか元気になるよね」と話しているほど。私はママ友というと何かとトラブルがつきものというイメージがありましたが、こんなに素晴らしいママ友と出会えたことでママ友っていいなと思うようになり、また幼稚園生活、そして人生がいっそう楽しくなりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:大井絵衣5歳男児の母。「楽しく子育てがしたい!」がモットー。台所育児を実践中で、息子が1歳のころから毎日夕飯を一緒に作るのが日課。自身の育児経験を中心に、子育て関連の記事を多く執筆中。
2022年01月07日わが家の長女は幼稚園の年中さんです。ある日の夜、急に「嫌なことがあった」と悲しげに言い出した長女。何があったのか尋ねてみると、長女が体験したある出来事を話してくれました。その出来事を聞いて私はビックリ……。長女が悲しそうに話した嫌な出来事とは…ある日夕ごはんを食べているときに、長女が急に「今日ね、幼稚園で嫌なことがあったんだ……」と言いました。どうしたのか尋ねてみると、クラスのお友だちが急に叩いてきて、やめてと言ってもなかなかやめてくれなかったとのこと。 そのときの長女の表情がとても悲しそうで今にも泣きそうだったので、それほど嫌だったのだろうなと思いました。あんなに悲しそうに幼稚園の話をすることは初めてだったので少し驚きましたが、ちゃんと嫌だったことを私に話してくれたことはすごくうれしかったです。 娘がとった対応に感動叩かれてなかなかやめてくれなかったとき、どのようにしたのか聞いてみると、友だちに言ってもやめてくれなかったから、隣のクラスの先生に言いに行ったらやめてくれたとのことでした。そのときちょうど担任の先生は不在だったようです。 自分で解決しようとしたこと、うまくいかなくて周りに助けを求められたことはとても良かったよ!と長女に話しました。親としては、娘が叩かれたことは悲しいけれど、自分で対応しようとした姿に成長を感じました。 幼稚園は小さな社会!長女は引っ込み思案で、なかなか自分の思ったことを周りに言えないタイプだと思っていたので、集団生活をするなかでそこが一番気になっていた点でした。しかし、親から離れてお友だちや先生と過ごすなかでたくさん成長し、自分でしっかりSOSが出せるようになったことは、とても大きな成長だなと思います。 見えないけれど、親から離れて自分なりの社会で生活していくなかで、これからも多くの経験をして、人として成長してほしいと願うばかりです。 幼稚園に通う前はいつも一緒にいたので、娘がどんな経験をしているかほぼ把握していました。そのときとは違って幼稚園に行っている間は娘がどうしているのか見えません。親としては不安な気持ちはあるものの、親と離れた場所だからこそ子どもにとって新しい経験に出会え、成長する機会でもあるのだと考えれば、うれしくも思います。これから親から離れて過ごす時間が多くなりますが、幼稚園という集団生活で自分が生き抜く力をつけていってほしいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:北川なつみ4歳、2歳、0歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。
2022年01月04日