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早産で低出生体重児で生まれたわが子。4歳になってからも身長がなかなか伸びず、幼稚園でいじめられないかと私は心配していました。そしてある日、クラスの子に突き飛ばされる事件が起きました。しかし、その真相は私の想像とはまったく違っていたのです……。体の小さいわが子息子は妊娠36週に生まれ、2,300g程度と少し小さめの低出生体重児でした。幼稚園に入園してからも、身長はあまり伸びず平均を下回っていたため、背の順ではいつも1番前。そのうえ大人しい性格のため、心配性な私は「お友だちとうまくやっていけるんだろうか? もしかしたらいじめられてしまうのでは……」と心配していました。 そして年中になってから半年ほど経ったころ、いつものように幼稚園へ息子を迎えに行くと、先生から「〇〇(息子)くんのことで少しお話があります」と告げられたのです。 ショッキングな報告息子を園庭で遊ばせている間に話を聞くと、先生は少し気まずそうに「今日、みんなで遊んでいるときにAくんが〇〇(息子)くんのことを突き飛ばし、足を怪我させてしまいました。申し訳ありません」と謝られました。えっ?と思い息子を見てみると、たしかに足に絆創膏が。 Aくんはクラスの中でも背が大きく、息子との体格差は歴然でした。私は「やはり背が小さく、大人しい性格の息子はいじめの対象になってしまうのか……」と思うと同時に、怪我をさせたAくんに少し憤りを感じていました。 驚きの真相が明らかにしかし、次に先生の口から出たのは「お母さんすみません、実は先に手を出したのは〇〇(息子)くんなんです……」という衝撃の事実でした。先生曰く、息子がAくんと車のおもちゃで競争して、だんだんヒートアップした息子がAくんを叩いたことが始まりだったとのこと。 勝手にAくんがいじめたと勘違いした私は、慌てて先生とAくんのママに謝罪をしました。帰宅後息子にも話を聞くと、競争に負けて悔しかった様子。しかしいくら悔しくてもお友だちに手をあげるのはいけないよと言い聞かせると、息子も悪いことをしたんだと納得したようでした。 その後2人は仲直りをして、今では以前より仲良しになったみたいですと先生から聞きました。あのとき、Aくんはきっと息子が小さいからいじめたんだろうと考えた自分を、とても恥ずかしく思います。これからは私の先入観よりまずきちんと事実確認をし、息子の意見を聞いてから行動しようと思った出来事でした。 著者:森千春/女性・主婦。1児の母。自身の体験をもとに、妊娠や出産、子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年09月09日息子の幼稚園でできたお友だちのAくんは、自分に不都合があるとかんしゃくを起こし、手が出てしまいます。しかし、それも成長過程の1つだと思うので、特に気にせず付き合ってきました。しかし、Aくんのママのとったある言動が、疎遠になろうと思ったきっかけになったのでした。突然息子につかみかかったママ友の子どもトラブルが起きた日、Aくんを含む数人のお友だちと公園で遊んでいました。息子が水分補給の休憩をしに私の元にいるとき、背後から視線を感じたので振り向くと、Aくんがすごい形相でにらみながら駆け寄り、息子につかみかかりました。 止めてもAくんは息子の服を離さず、すごい力で息子を叩いたり振り回したのです。やっとの思いで引き離したところ、かんしゃくを起こしたAくんは、今度は自分のママを蹴ったりぶったりしていました。 事実確認より先に、にらんできたママ友ママ友は蹴られ続けながら、やさしく「どうしたの? 大丈夫だから言ってごらん?」とAくんに言ったあと、私をにらみ「あなたの子どもに悪いところがあったのかもしれないしね」と言ってきたのです。しかし、私は息子とAくんが遊んでいた様子を見ていましたし、遊ぶ子どもたちを見守っていたほかのママ友も「それは違うよ」と言ってくれました。 何よりも手を出したAくん本人から、息子が使っていた遊具を使いたかったけれど、先に使っていたので、カッとなってしまったと落ち着いてから説明があり、息子は悪くなかったことが証明されました。 冷静に対応し、売り言葉を買わない幼児がつい言葉よりも先に、手が先に出てしまうトラブルはよくあることだと思います。しかし、自分の子どもがほかの子どもに暴力をふるった際、すぐに売り言葉を言うのは親として許されることではありません。 ママ友の言動には内心頭に血が上りましたが、冷静でいることを心がけました。ママ友は、自分の子どもに非があったことがわかるとムスッとしながら「ごめんなさいね」と言い、ほかのママ友たちに見られていてバツが悪かったのか、そそくさと帰っていきました。 このママ友とは、関係を続けてもこの先もトラブルが続くと思い、無理に話し合いはせず、距離を取ることに。子どものトラブルが起きたときは、状況を把握しないまま、真っ先に自分の子どもだけを信じて、相手をいきなり悪者扱いするのは危険です。何が起きたのか事実確認を取り、公平な目で見ることが大切だとこの経験から学びました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:大井絵衣5歳男児の母。「楽しく子育てがしたい!」がモットー。台所育児を実践中で、息子が1歳のころから毎日夕飯を一緒に作るのが日課。自身の育児経験を中心に、子育て関連の記事を多く執筆中。
2022年09月08日私たち家族は、北海道の田舎在住。両実家から車で2~3時間ほど離れた場所に住んでいます。月に一度帰省できれば良いほうで、近くに親戚がおらず、夫と2人で現在3歳の娘を育てています。友だちもおらず寂しく育児をしていると、同じアパートに赤ちゃんがいるのを発見! 赤ちゃんのママに声をかけてみると……、なんと娘と同じ誕生日だったのです。現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 同じアパートに同じ誕生日の赤ちゃんがいた娘が生後3カ月のころ、住んでいたアパートの2つ隣の部屋に、娘と同じくらいの赤ちゃんがいることを知りました。その親子が外に出ているタイミングを見つけて、赤ちゃんのママに声をかけたところ、なんと娘と同じ誕生日でびっくり! 出産した場所は違ったものの、娘と生まれたときの時間や体重が近い男の子ということが判明しました。私はその男の子のママと連絡先を交換し、連絡を取り合うようになったのです。 同じく“孤育て”をしているママ友ができた男の子のママは別の日に、「よかったらうちで遊ばない?」と自宅に私と娘を招いてくれて、娘と男の子が落ち着いている隙にコーヒーを淹れ、おもてなしをしてくれました。また娘が寝転ぶためのバスタオルやおむつ、おしりふきを準備してくれて、男の子のママの細やかな気づかいに感動! 私は感謝の気持ちでいっぱいでした。 男の子のママはもともと本州に住んでいたそうですが、旦那さんの転勤で北海道に引っ越し、周りに親戚がいないと話しており、私は孤独な育児の大変さに共感し頷くばかり。周りに頼れる人がいない“孤育て”をしているママ同士で悩みを話しながら、一緒においしいコーヒーを飲んでいると、慌ただしい時間を忘れるくらい癒やされました。 娘が一番信頼できる友だちができたその後も連絡を取り合い週1回ほど遊ぶようになり、娘が初めて覚えたお友だちの名前が、その男の子でした。娘はその男の子と赤ちゃんのときから遊んでいるおかげか、他のお友だちと遊ぶときよりもリラックスしています。小さなうちに娘にとって信頼できる友だちができてひと安心。 男の子のママは、いつも私の育児に関するたわいない話を、否定せず真剣に聞いてくれるので、私は会える時間を楽しみにしていました。周りに親戚も友だちもいない環境で、偶然にも同じような子育てをしているママに出会えて、孤独な気持ちを和らげてくれたことを感謝しています。 私も娘も友だち親子と同じ境遇だからこそ、お互いに理解しやすく悩みを相談でき、深い仲を築くことができました。忙しいなか自宅でおもてなしをしてくれたママ友に心から感謝しています。私も男の子のママのように、さりげなくコーヒーを振る舞える素敵な人になろうと思いました。 著者:渡邊なつ2歳女の子のママ。実家が遠方で頼れない、友達がいない、夫は夜勤あり。トラブル満載な育児体験記を執筆中。
2022年09月07日ある日、4歳の娘と1歳の息子を連れて家の近くの公園へ出かけました。そこにいたのが娘の幼稚園のお友だちとその姉弟。しかし見渡しても保護者の姿がありません。こちらの心配をよそに遊び始める子どもたち。次第にお友だちに振り回される事態になっていき……。公園にお友だち……でもママとパパは?ある日、子どもたちと公園に出かけると娘が「あ! Nちゃん!」と幼稚園のお友だちを見つけました。そこにはNちゃん(4歳)とNちゃんの姉(6歳)、Nちゃんの弟(3歳)の姿が。「こんにちはー」と挨拶し、小さい公園を見渡しましたがママとパパの姿がありません。 思わずNちゃんに「ママかパパは?」と聞くと「お家にいるよ」とのこと。私が思わず「え?」と言ったときには、娘はNちゃんたちと遊び始めていました。お家はすぐ近くで、いつも子どもたちだけで公園に来て遊んでいるのだということでした。 きょうだいに振り回され娘と遊べない!小さい子どもだけで遊んでいることに不安を覚えながらも、子どもたちの遊びを見守ろうとしたとき、一番下の弟くんが「遊ぼう」と誘ってきました。「うん、いいよ」と返事をしてからが怒涛の忙しさに……! 3人のきょうだいたちは私と遊びたいようで、Nちゃんが「ブランコ押して!」と私をひっぱり、ブランコを押しているとお姉ちゃんが「一緒に砂場する!」と手をぐいぐい引っ張ります。 私は動き回ってしまう1歳の息子を降ろすこともできません。「順番ね!」「娘ちゃんもみんなで遊ぼう!」という私の主張も空しく、弟くんもそれに加わって私の引っ張り合い。私は娘と遊びに来たのに……。そして娘は3人の勢いに圧倒されて、ひとりぽつんとブランコに乗っていました。 家まで送るも……撃沈しばらく忙しく遊んでいると、弟くんが「おしっこ出た」と言いに来ました。確認するとパンツがびしょ濡れです。これは仕方がないと、家の場所を確認すると、公園からは少し離れた場所でした。「まだ一緒に遊ぶ!」と渋る子どもたちを連れ、なんとか家に行きインターホンを押しました。 出てきたのは部屋着のママ。「すみません、同じ幼稚園の○○です。今公園で遊んでいたんですが、お子さんがおしっこしちゃったので連れてきたんです」というと、私には目もくれず「早くない?」とお姉ちゃんに一言。お姉ちゃん2人は「家でゲームするし!」と言い、弟くんも引き連れ家に入っていきました。ママは「どーも」と言い、玄関はパタンと閉められました。 遊んでいた時間は約30分。娘と満足に遊べなかったお詫びで帰りにコンビニでアイスを買って帰りました。ただ家に帰ってからもあのきょうだいたちが子どもだけで公園で遊んでいたことが頭から離れず、モヤモヤが消えませんでした。また同じ状況を見かけたら児童相談所に報告するなどの選択肢も考えなければと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年09月04日私の娘は1歳1カ月のころに初めて歩けるようになりました。その後娘は歩くことが大好きになり、特に外をお散歩するととてもうれしそうな笑顔に。娘と一緒に歩くのは、1日の中で一番楽しい時間でした。ある日、娘と2人でいつものように歩いていると、突然女性が話し掛けてきて……。たくさん歩きたい娘とお散歩私の娘は1歳半を過ぎたころ歩くことに慣れてきて、とにかくたくさん歩きたい、あちこち歩き回りたいという時期でした。家の中では狭いので、私と娘は毎日のように公園や児童館などへ行きお散歩。広いところを歩く娘は本当に楽しそうで、私も成長を感じうれしくなりました。 なるべくいろいろな景色を見せてあげたいと思い、次はどこへ行こうかと考えることも楽しみのひとつに。そんなある日、近くの駅の広場を歩いていると、突然40~50代ぐらいの女性に話しかけられました。 お友だちいないんでしょ?その女性は1枚のチラシを私に差し出し、「ひと駅向こうでやっているから、よかったら来てみてね」と言いました。チラシに書かれていたのは、とある子育てサロンの案内。私はその子育てサロンのことを知らなかったので、「初めて知りました、ありがとうございます」と言ってしばらくそのチラシを見ていました。 するとその女性は、「こんなところで遊んでるなんて、お友だちいないんでしょ? ここに来たらお友だちいっぱいできるからね」と言ったのです。 見知らぬ人の言葉に驚いた私は……「お友だちいないんでしょ?」という言葉を向けられたのは、娘なのか私なのか、もしかしたら両方だったのかもしれません。たしかに友だちと呼べる人は少ないけれど、公園や児童館でよく一緒に遊ぶ人たちや、お互い子連れでよく会う学生時代からの友人もいました。 私たちがいたのは遊具も何もない広場で人通りも少ないところでしたが、安全な場所を選び歩くことを楽しんでいただけ。何より、今ここで初めて会ったばかりの人にそんなことを言われるなんて、と驚き、返す言葉が見つからず……。私は「そうですね、ありがとうございます」と言って娘とその場を去りました。 街で子どもと一緒にいると、本当にさまざまな人に話しかけられます。この女性は子育てサロンの良さを伝えるために何気なく言っただけかもしれませんが、私はとても嫌な気持ちになりました。結局その子育てサロンへは行っていません。私も誰かと話すときは言葉に気をつけようと思った出来事でした。 著者:斉藤 ひかり7歳女児、4歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2022年09月01日保育士の中田馨さんが、お友達の家での子どもの遊ばせ方やマナーついて教えてくれました。長期休みや休日に、子ども連れでお友達の家にお邪魔する機会もありますよね。仲が良いから……とやってしまっている何気ないことが、もしかしたらお友達を困らせてしまっているかも!? 中田先生が先輩ママとして思ったことや、保育園のママたちから聞いた体験談をもとにお話ししてくれていますよ。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。夏休みにお子さんを連れて友達の家に遊びに行く機会も多いかもしれませんね。子どもが小さければ小さいほど自宅で集まるという機会は多いのではないかと思います。楽しみな反面、失礼のないように心配りもしなければいけないですよね。今回は、私の経験も交えつつ、友達の家での遊ばせ方や付き合い方などについてお話しします。 手土産はいる?「何もいらないよ」と言われても、やはりちょっとした手土産がある方がよいのかなと思います。手土産というと食べ物が多いと思うのですが、その際に気をつけたいのが内容です。 特に乳幼児期は、お子さんの口に入れるものを慎重に選んでいるご家庭も多いものです。「みんなで食べよう」と、まだそのご家庭のお子さんが食べたことがないものを持っていくと、困ってしまうこともありえます。また、高価すぎるものは、逆にお友達に気を遣わせてしまいかねませんので注意が必要です。 いろいろ考えていると、とっても難しく感じるのですが私の経験上、スイカやいちご、ぶどうなどの果物は大人も子どもも喜んで食べてくれたかなと思います。 遊ばせ方は?気の知れたお友達であっても、何度もお家にお邪魔している仲であっても、やはり適度な遠慮は必要です。子どもも慣れてくると、自分の家のようにふるまうこともありますので、その都度「○○ちゃんに貸してって言ってからよ」「○○ちゃんのママに聞いてからにして」などの声かけが必要です。決して、子どもを野放しにしてはいけません。万が一、お家のものやおもちゃを壊してしまった場合は、子どもと一緒にきちんと謝りましょう。 以前、私の家に遊びに来ていた息子の友達が、クリスマスツリーテントの土台を壊してしまいました。その子のママは、それを見て笑っているだけだったので、私はとってもショックを受けました。どんな物であっても、そのおうちの大切な物だということを、子どもに伝えるようにしてください。 人のうわさ話はしない方がよい人が集まるとどうしてもしてしまいがちな話題が「うわさ話」です。「△△ちゃんのお家では……」「××先生は……」なんて話になったときが困りますね。公園だったりしたら、「もうすぐ宅配が来るから」のようにその場から離れやすいのですが、お家に入ってしまうとそうはいきません。困ったときは、「そうだったんだ」などの相槌程度に留めそれ以上話が膨らまないようにするといいでしょう。 私は基本的に噂話からは逃げるのですが、それでも遭遇することがあるので、「××先生は……」みたいな話になると「私、結構その先生のこと好きやで。実は、うちの子のときにこんなこともあってね~」なんて言ったります。このように言うのがおすすめですよ、というわけではありませんが、これを言うと、それ以上話が進まないこともあります。 滞在時間は?ゆったりとした雰囲気の中、子どもたちが遊んでいて、その横でママたちもたわいもない話に大笑い。なんて、楽しい時間は、大人にとっても子どもにとっても、あっという間に過ぎてしまうものです。お友達の家にいる時間は、あらかじめきちんとラインを引いて決めておきましょう。「5時に帰る」と決めているなら、子どもにも「5時に帰るよ」と前もって伝えます。 もしかすると友達が、「うちは、6時まで大丈夫よ」と言うかもしれません。それはその時々の都合によって合わせればよいと思いますが、他にもお友達がいてその人が帰りづらくなっているのなら潔く5時に帰った方がよいかもしれません。予定時刻にスパッと帰宅する方が、今後もお付き合いしていくうえで気持ちがよいでしょう。 私も、今まで何組ものママたちと子どもを含めて遊ばせてもらってきましたが。その中でも、親友と呼べる人とも出会えました。今では、子ども抜きでお茶やランチをして楽しんでいますよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年08月25日現在6歳の娘は、幼稚園に入園してから知り合った同じマンションに住むAちゃんと大の仲良し! 年少のころはAちゃんとばかり遊んでいました。年中になり、ほかのお友だちとの交流もさせたいなと考えていたところ、近所に住むBちゃんのママから家に遊びにおいでと誘っていただき、幼稚園が終わったあとに遊ぶ約束をしていました。そのときに起こったヒヤヒヤのお友だちトラブルをお伝えします。先約がある日にAちゃんに誘われてその日娘はいつものように、同じマンションに住むAちゃんと一緒にバスで帰ってきました。当時はバスで帰ってくると、そのあとAちゃんと遊んでもらうことが多かったのですが、その日はBちゃんとの約束があったので、娘には朝そのことを伝えてありました。 しかしバスを降りたあと、いつものようにAちゃんが「一緒に遊ぼう」と誘ってくると、「Aちゃんと遊びたいから、Bちゃんの家には行かない」と言い出した娘。しかし、Bちゃんの家には帰宅後すぐにお邪魔する約束だったので、Bちゃんのママもすでにいろいろ準備などをしてくれているだろうと考えると、ドタキャンするのは申し訳なく、とても困った事態になりました。 Bちゃん宅に訪問中の娘の言動にヒヤヒヤ「今日はBちゃんと約束しているから」と、先約優先であることを伝えましたが、娘はまったく聞き入れません。Aちゃんも娘と遊びたいため、2人してBちゃんとの約束をつぶそうとしてきます。仕方なくBちゃんの家から帰ってきたあとに、Aちゃんと遊ぶ約束をしてなんとかBちゃんの家を訪問しました。 しかし、もともとBちゃんとそれほど仲が良いわけではない娘は、遊んでいる最中にも私のところへきて、「あとどれくらいで帰るの?」「早くAちゃんと遊びたい」と終始ソワソワしており、私も娘が「Aちゃんと遊ぶから帰る」などと言い出さないか気が気ではありませんでした。 やっぱりAちゃんと遊ぶのが一番そして、少し早めにBちゃんとの約束を切り上げて帰宅しようとすると、Bちゃんが「家まで送ってあげる」と言って自宅マンションまでついてきてくれました。しかし、マンションの入口ではAちゃんが待っており、Aちゃんの姿を見つけると娘はBちゃんのことなどそっちのけで、Aちゃんと遊び始めてしまったのです。 一緒についてきてくれたBちゃんのママにもとても申し訳ない思いでしたが、Aちゃんと娘は2人の世界に入ってしまい、とてもBちゃんが入ってみんなで一緒に遊べる雰囲気ではありませんでした。 当時、ほかの子をまったく寄せ付けない雰囲気でAちゃんとばかり遊ぶ娘の交友関係に少し不安を感じていました。しかし、この一件で親がいろいろと画策して友だちの輪を広げようと思っても、空回りするだけなのだと実感しました。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2022年08月15日1歳の次男と平日によく出かけるのが、市の子育て支援センターです。近所に知り合いが少ない私にとって、同世代のママたちと気軽におしゃべりができる場所は本当にありがたい存在なのですが……。1人のママの言動にモヤモヤが止まらなかった出来事がありました。ママ友ではないママとの距離感子育て支援センターで出会った、ママ友ではないけれど顔見知りのママと、1歳の息子Aくん。人懐っこい子だったので、いつもすぐお友だちの近くに寄っていき、ちょっかいをかけていました。私の息子と仲良く遊べたらよかったのですが、自分が使っているおもちゃを人に貸してあげたり、ひとつのおもちゃを一緒に使ったりすることが年齢的にもなかなか難しい息子。 Aくんにちょっかいをかけられた息子が泣いて終わる、というのが定番になっていました。Aくんのママはあまり他のママたちと話し込んでいる様子もなく、いつもAくんの後を付いて回っている印象でした。私とそのAくんのママとは、会ったらあいさつをする程度の仲。笑顔もあまり見せない方なので、ちょっと避けてしまっている自分がおり、仲が深まることはありませんでした。 ショック! 息子の髪の毛を……Aくんはどうやら同じ1歳後半の息子の髪の毛が気になる様子。息子の髪の毛を触りだしたと思ったら、次の瞬間ものすごい勢いで髪の毛を5、6本一気に引っこ抜いたのです。当然息子は痛くてギャン泣き。髪の毛を引っ張るというのは子ども同士ではよくあることだと思うのですが、そのママはAくんに「引っ張らないよ」と言うだけ。 子どもがしたことだから仕方ないと思ったのか、息子に対しての謝罪がまったくなかったのです。Aくんはその後も何もなかったかのように、泣いている息子をよそにおもちゃで遊んでいました。私はこの状況にモヤモヤが止まりませんでした。 先生がいなかったら謝罪なしだった!?運よく、離れたところからその様子を先生が見てくれていました。Aくんもママも謝る様子がなかったからか、しばらくすると先生が近づいてきて「大丈夫? 痛かったね」と息子に声をかけてくれました。「Aくん、お友だちの髪の毛は引っ張らないよ。一緒にごめんねって言おうか」とAくんをやさしく諭す先生。 それを聞いたAくんママは「Aくん、ごめんねは? 」と発言。やっと、泣きじゃくる息子に謝罪の言葉をかけてくれました。先生が来てくれなかったら、ずっと謝罪はされないままだったのか……と悪い想像もしてしまい、また私はモヤモヤしてしまいました。 私がAくんのママの立場だったら、言葉が話せないわが子の代わりに、相手の子どもとその親御さんにすぐさま謝罪をしていたと思います。考え方は人それぞれですが、人に痛い思いをさせてしまったとき、わが子には自ら「ごめんなさい」を言える子になってほしい、と心から思った出来事でした。 著者:鬼頭いちか5歳と2歳の男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。貿易関連の資格を多数保有。
2022年08月13日ブラジル人と結婚し、ブラジルで出産と子育てをしています。日本とブラジルでは生活習慣や文化が違うように、学校のイベントにも違いがたくさんあり、時々戸惑うことがあります。私がブラジルの習慣を理解していなかったために、娘に悲しい思いをさせてしまい、とても後悔しています……。イベントがたくさんある娘の幼稚園 娘は保育園を卒園し、4歳のときに併設されている幼稚園へ入園しました。娘が通う幼稚園はとにかくイベントが盛りだくさん。ブラジルはキリスト教徒の多い国なので、キリスト教関連のイベントはもちろん、ちょっとした節目節目にも催しをおこないます。 お姫様やスーパーヒーローなどの恰好をして食べ物や飲み物を持ち寄ったり、イベントに関した服装に扮して楽しんだりと、少なくとも月に1回はイベントがある印象です。 泣きながら帰ってきた娘そんなある日、幼稚園の連絡帳に「来週金曜日にLanch comunitárioとamigo doceをおこないます。あなたの娘はケーキを持ってきてください」と書いてありました。Lanch comunitárioとは食べ物の持ち寄りのことで、よくあるイベントの形態です。 このときamigo doceってなんだろう?と思ったものの、amigo=友だち・ doce=甘いという名前から、今回のイベントはみんな甘い食べ物をもってくるんだろうな……と勝手に思い込んでいました。 イベント当日、幼稚園から指定された食べ物を持たせて通園させました。ところが娘を幼稚園に迎えにいったところ、娘が泣きながら幼稚園から出てきたのです。 amigo doceって?娘に聞いたところ「私だけプレゼントを用意してなかった! 恥ずかしかった!」と泣きながら私に怒ってきました。そこで知ったのが、amigo doceとはプレゼント交換のイベントだということ。 1人1つプレゼントを用意して、クラス全員の名前が入ったくじを引き、引いたくじに名前が書かれたお友だちに用意しておいたプレゼントを渡すのが一般的だそうです。プレゼント交換のイベントなのに、娘だけがプレゼントを用意していなかったのです……。 ちゃんと聞けばよかったと後悔娘がプレゼントを用意していないことに気づいた先生は、学校にあったノートや鉛筆、チョコレートを簡単に包んで娘に持たせてくれ、娘が恥ずかしい思いをしないように気をつかってくれました。ですが、やはり簡易的なものなので他の子が持ってきたようなきれいにラッピングされたものではなく、お友だちにあげるのが恥ずかしかったそうなのです。 私の確認不足のために娘に恥ずかしい思いをさせてしまい、娘にごめんね……という気持ちでいっぱいでした。 娘から話を聞き、学校にも娘がプレゼントしたお友だちにもお詫びの電話をしました。両者とも「よくあることよ」と笑って言ってもらえましたが、このとき以来少しでもわからないことがあれば、夫なりブラジル人の友人なりにちゃんと聞くようにしています。この失敗を自分への教訓としていきたいです。 著者:レイトン 愛加/5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も! ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
2022年08月12日ある日、娘がママ友が飼っている犬に噛まれ病院へ行くことに。しかし、相手のママ友からは「不注意で犬が噛んでしまいました。手当てをしようとしたけど、大丈夫と言ったのでしませんでした」というメッセージ1通だけ。その後、わが家来たママ友に「お互いに気をつけましょうね」と話すと、ママ友は「週末に夫ときます」となぜか怒って帰ってしまいました。 被害者は娘なのに…娘に怪我をさせた犬を飼っているママ友は、ご近所のママ友グループと異常なほど仲が良く、わが家に来たあとに、集まって娘の出来事を話していたようで、すぐに話が広まりました。ママ友のいいように話を広められ、私は平気だけど、娘は痛い思いをして、さらに嫌な目にあうのは許せない……。と思いました。夫は、相手夫婦との話し合いの前に、弁護士の友人に相談をして助言をもらったようでした。 週末になり夫婦で訪れたママ友。私は子どもたちといて、すべて夫ひとりで対応することに。ママ友の夫は平謝りで、好印象でした。ママ友の夫がひたすら謝っていたので、夫は「あなたの謝罪は受け入れます。ただ奥さんは納得がいかないのか、うちの妻がメッセージではなく直接事故のことを聞きたかったと言ったら気分を悪くされましたよね? それはどういう意味だったのでしょうか?」と尋ねました。 ママ友の夫は、寝耳に水なのか、無言になったと思ったら、ママ友が反論してきました。私の夫が間髪入れずに「それは謝る人の態度ですか?」と言うと、ママ友は「こちらが何か悪いことをしましたか?」と、笑いながら発言したのです。 まったく反省の色が見えないママ友私とママ友の夫は冷や汗ものでしたが、ママ友は言い訳ばかり。夫は「普通は怪我をさせてしまったら、すぐに状況報告しにきませんか? それをメッセージで済ますのは僕には信じられません。そしてこれはあなたの家とわが家の問題なのに、あなたは他の人に話してますよね? もし妻と娘に不利益なことが耳に入ったら今度は許しませんから」と伝えましたが、驚くことにこれもママ友は笑って聞いていたのです。 ママ友の夫はもう無言で何も言えずに震えていたそうですが、ママ友は私たちに怒っていたようで、夫は「万が一、今回の件で、噂などがたち、妻や娘が嫌な思いをするようなことがあれば、弁護士に相談済みなのでよろしくお願いします」と言ってくれました。 噂好きのママ友。私たちは弁護士や家族以外に話していないのに、部外者が話を知っているという状況は釘をささなければずっと負のループ。そんな状況を夫は断ち切ってくれたました。 その後、ママ友とは…ママ友の夫は菓子折りを手にしましたが、夫は拒否し「そういうものが欲しくて話したわけじゃないので」と断りました。 私たちとしては、すぐに謝罪をすることが誠意じゃないのかなと思いました。私たちならそうしたと思います。その後はコロナ禍のおかげでママ友家族と顔を合わせることも減り、今ではまったく関わることはなくなりました。 私にとって、ママ友と深く付き合うことは、とても難しく、我慢の連続でした。それを断ち切ってくれた夫に感謝の気持ちでいっぱいです。そして娘には、人を傷つけてしまったときには、きちんと謝るように教えています。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/ohana
2022年08月09日長男が幼稚園に入園。初めてお友だちができました。長男と同姓で同じクラス。家も近いことがわかり、親子で喜んでいました。しかし、そのお友だちは少し激しいところがあり、長男が泣かされることも多く……。対応に迷った体験談を紹介します。初めてのお友だち!年少になった3歳の長男が幼稚園で初めてできたお友だちは、とても活発で明るい子でした。クラスも同じで家も近かったので、頻繁に遊ぶように。しかし、そのお友だちは少々活発すぎるところがあり、遊びに夢中になると興奮しておもちゃを投げたり、長男を理由もなく突き飛ばしたりすることも……。 そのたびに長男は泣き、お友だちのママはその子を叱るのですが、なかなか改善されません。しかし、長男はそのお友だちが大好きでよく遊びたがります。 距離を取ろうか悩む正直、長男がケガでもしたらどうしようと心配で、遊ぶときはいつもハラハラしていました。わが子が叩かれたり泣かされたりする姿を見ると、私もついお友だちに「そんなことしないで!」と強い口調で言ってしまうことも。長男が遊びたがっても、無理にでも離したほうがよいのではないかとも考えました。 しかし、お友だちが乱暴なことをすると、いつもお友だちのママは真剣にお子さんに向き合って叱り、なぜダメなことなのかを言い聞かせていました。その姿を見て、私もしばらく見守ることに……。もちろん、遊ぶときはお互いケガをしないよう常に目を光らせて付き添っていました。 お互い成長その後、お友だちはみるみる成長していき、6歳の年長に上がるころには、しっかり者でリーダーシップのとれる子に成長しました。心配だった乱暴な行動もおさまり、お友だちを気づかえるやさしい子に成長しました。気弱だった長男も、お友だちの影響か、自分の意見をしっかりと言えるように成長。 2人は今でも仲良しの親友です。あのとき、無理に距離を取らなくて本当によかったと思います。また、子どもの成長の可能性と、目覚ましさを実感しました。また、お友だちのママとも、2人を見守っていく過程で子どもの育て方や悩みを本音で共有できる仲になりました。 わが家の場合は、相手のママの行動や長男がケガをすることがなかったので、2人を見守ることにしました。「距離を取るか・取らないか」の2択ですぐに結論を出そうとせず、しばらく子どもの関係を見守ることも、時には大切だと感じた出来事でした。 監修/助産師REIKO作画/やましたともこ 著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年08月07日家の近所の公園に1歳半の息子とよく遊びに行きます。公園のすぐ隣には池があり、そこまで深くはありませんが、足を滑らせると溺れる危険性があります。雨が降った次の日には水かさも増すため、子どもをひとりで遊ばせるのは危険だなと思っていました。他のママたちも同じ考えのようで、自分の子どもは自分で見るのが暗黙のルールのような公園でした。しかしある日、子どもだけで遊ばせるママ友が現れたのです……。え!?子どもだけで公園にある日、小学校低学年らしき女の子と未就学児の男の子の2人だけで公園で遊ぶ姿を発見。周りを見渡しても、ママらしき人は見当たりません。6月の蒸し暑い日で、小学生のお姉ちゃんが弟に「お茶飲む?」と聞くなどママの代わりにお世話をしているような状態でした。 私は自分の子どもを見ることで精一杯でしたが、他のママ友たちは自分の3~5歳のお子さんを見ながら、その子たちが池に近付かないよう一緒に遊んであげていました。しかし、よその子の面倒を見ている隙に自分の子どもが池に近づいてしまい、他のママ友がフォロー。さらにフォローしたママ友の子どもが危険な遊びをしてしまい他のママ友がフォロー……と、いつも平和な公園が負のループに陥ったのです。 私はよその子どものお世話係?次の日、いつものように息子と公園に行くと、ママ友Aさんと会いました。公園のお友だちで唯一同い年の子を持つ同士ということもあり、特に仲良しのママ友です。Aさんと話しているとき、前日子どもたちだけで遊んでいた子2人を連れて、とてもおしゃれなキラキラママがAさんのところへ。どうやらキラキラママのBさんは、最近引っ越してきた方で、Aさんと友人になったそう。Bさんの子どもは、小学校2年生と年中さんでした。 軽く話したあとみんなで遊んでいると、突然AさんとBさんはトイレに行きたいと、子どもを置いて2人で行ってしまったのです。私は自分の子どものことで精一杯で困っていると、見兼ねた他のママ友が助けにきてくれました。AさんとBさんはすぐ戻って来ましたが、開口一番「この子たちはママが居なくても大丈夫な子だから」と言われ、「そんなことなかったけど」と伝えても、まったくピンときていないような反応でした。 関わらないことを決心!帰宅後、夫にその出来事を話すと「相手の子どもが万が一けがをしたときに責任とれないから、関わらないほうがいい。何より息子が一番の被害者になり兼ねない」と言われ、AさんとBさんとは関わらないようにしようと決心。 次の日、2人にあいさつはするものの、一緒に遊ぶことは極力避けました。しかし、自意識過剰かもしれませんが、2人は自然と私のところに寄ってくるのです。このままだと、またよその子の面倒を見ることになってしまうかもしれないと思い、持参していたボールを遠くへ転がし息子に追いかけさせ、自然とその場からフェードアウト。 また次の日は、息子が乗った手押し車を押して一周してくると言い、その場から離れました。そんなことを何日も続けていると、ママ友2人との交流は自然と減っていったのです。 その後、息子と同い年の子を持つママ友Aさんが、Bさんの子どもたちの面倒も見ているのを見かけて驚きました。もちろんBさんは公園に居ません。しかし、私も他のママ友たちもBさんの子どもたちの面倒を見ないようになったからなのか、最近はBさんも親子で公園へ来るようになりホッとしています。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年07月31日幼稚園に入園してから同じバス停の仲良しグループの友だちと遊ぶのが大好きになった娘。バスで帰ってくると毎日毎日一緒に遊びたがり、私もできる限り娘の遊びを優先するようにしていました。すると自然に「子どもの友だち遊び」を尊重する方針をとっているほかの家庭の友だち数人と仲良くなり、親密になっていきました……。] 毎日でも友だちと遊びたい娘娘はバスで幼稚園から帰ってくると必ずと言っていいほど友だちと遊びたがり、週に3、4日は一緒に遊んでいました。 同じバス停の家庭のなかには子どもが遊びたいと言っても、家の方針や都合で頻繁には遊ばせない家庭もありました。しかし、良い友だち関係を育んでほしいという思いもあり、わが家はできる限り、遊びたいという娘の思いを優先するようにしていたのです。自然に「子どもの友だち遊び」を尊重する方針をとっているほかの家庭の友だち数人と仲良くなり、親密になっていきました。 娘の友だち遊びを優先するために…バスから降りると娘と友だちは、そのままバス停やマンションのキッズルームで、ときには、一度家に帰ってから公園や誰かの家で遊んでいました。一度遊び始めればたやすく帰ることはできず、夕方まで帰れないこともしょっちゅう。そのため、娘が帰ってくる14時半ごろまでにはすべての家事を終わらせる日々でした。 帰りが遅くなっても大丈夫なように夕飯も最後のひと手間を加えれば食べられる状態にして、用事も極力入れないようにしていました。いつも一緒に遊ぶメンバーのほかのご家庭もそうしていたようなので、仲間意識もあり、わが家もそうしなければという思いもありました。 習い事を始めてもそんなふうに過ごすうち、子どもたちはものすごい仲間意識を持ち、次第に友だちと過ごすことが最優先になっていきました。年中になると習い事をする子も増えましたが、帰宅後と習い事までの隙間時間にも遊び、習い事が終わったあとにも遊ぶような毎日。また、夕方そろそろ帰る時間かなというころに、習い事を終えた子が遊びに加わると、その子がかわいそうだからともう30分~1時間延長して遊ぶ流れになるのです。 帰る時間が遅くなれば夜はバタバタで、時間的余裕がなく私がイライラしてしまうこともしょっちゅうでした。当時まだ1歳に満たない息子がいたわが家には、その生活を負担に感じることも多くあったのです。 「遊びたい」を優先してぐったりの私ここまでして娘の遊びを優先する必要があるのかと感じることもよくありました。息子が生まれたばかりで娘も不安定な時期だったので、なるべく娘の要望には応えてあげたいと努力していましたが、週4で長い降園後の友だち遊びに付き合うのは正直ハード。 休みの日に家族で出かけようという場面でも、駅への道で友だちの誰かに会えば、友だちと遊びたがる娘を優先して予定を変更するということも。友だち遊びが週4以上になる週も多々あり、そんなときには私はもうぐったりでした。 成長とともに友だちと遊びたい熱は落ち着き、小学校に上がった今は、娘はバランスよく友だちと遊べるようになりました。当時を振り返ると、遊びのスケジュールがとてもハードな毎日で、母親がストレスを溜めてまで優先させる必要はなかったのではないかと感じます。しかし、多くの時間を友だちと共有し唯一無二のような友人関係が築けたことは娘にとってはよかったと思います。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2022年07月25日何もかもが初めての第1子。ママ友の付き合い方やご近所付き合い、それによってできた家族の絆のお話をします。当時、娘は8歳。近所には娘と同い年の子がたくさんいて、娘が5歳のときに引っ越したときは、お友だちもできるかなと、とても楽しみにしていた記憶がありました。すぐ隣の家も娘と同い年の女の子がいて、ご夫婦も感じがよかったので、この地域に家を建ててよかったと本気で思っていました。ただし、異常なほど、そのママたちのママ友付き合いが盛んなことを知るまでは……。できあがったグループに入るのは難しく…最初は娘のためにも親同士、仲良くしなきゃと私は必死でした。けれど、もうできあがっているグループに入るのは、子どもも私も簡単なことではありませんでした。なぜなら、みんな上の子が同級生で、私たちが加わる数年前から彼女たちは仲良しママ友だったからです。 ママ友の集まりもどこか入っていけない内容だったり、子どもならなおさら、できあがったグループに入るのは難しいもので、しょっちゅうひとりで遊んでいる娘を目にしていました。娘に理由を聞くと、みんなが入れてくれないと言っていました。 親の私が行くと娘を仲間に入れてくれますが、いなくなると仲間はずれにされてしまっていました。私も娘と同様、ママ友の中にいても知らない話ばかりでついていけませんでした。私は大人なので我慢はできますが、まだ子どもの娘には苦痛だったと思います。家が近所なこともあり、どこかの家に集まればすぐわかりますし、それに誘われていないとなるとやはり気になりました。 娘の仲間はずれについてママ友に聞いてみると…娘が小学生になり、最初はできあがっていたグループの子たちと一緒に学校へ行ったり、遊んだりしていました。そのため、ママたちとの交流もあり、私もできるだけ仲良くしていましたが、やはり娘は仲間はずれになることが多く、他の近所の方から娘がいつもひとりで歩いているところを目にしていたことを知らされました。 わが家にはみんなで迎えに来るのにいつひとりになるのか? 娘も何も言わないので気付きませんでした。娘に聞くと、「毎回私の家が見えなくなる通りに出ると、みんな走っていっちゃうし、道が狭いからと私だけ入れてもらえない」と言うのです。娘に「何で言ってくれなかったの?」と聞いたら、「もう慣れたし、つらくない」と言われ、なんで気づいてあげられなかったのだろうと、自分を責めました。 そして翌日、私は娘が家を出てからあとをつけました。すると、本当にわが家が見えなくなる通りに出たあたりで、急に娘のお友だちたちがコソコソ話しているそぶりをし、娘を置いて走って行ってしまいました。娘は慣れているのか普通にひとりで歩いていて、こちらがすごく悲しい気持ちになったことをよく覚えています。その後も数日見守りましたが、その日と同じで私の目の前では仲良く、通りに出ると娘はひとりぼっちでした。 女子あるあるなのか、幼い低学年でこんなに意地悪なことをするのかと信じられなかったですが、このままではいけないと私は思いました。私は娘を仲間はずれにする子のママたちに、嫌味のないように娘が置いてかれたり、仲間に入れてもらえなかったりする理由が何かあるのか聞きました。すると「子どもにきいてみるねー」と言ってくれましたが、返ってきた言葉は「うちの娘が歩くのが遅いから」とひと言。毎日コソコソ話したり、通りに出た瞬間に置いていかれたりしているのに……と思いましたが、そのときは反論をしませんでした。 娘に伝えたアドバイスその後、娘に「みんなと学校に行くの楽しい?」と聞くと、「楽しくない」と当然の答え。「みんなと一緒に行かなくてもいいんだよ?」と私が言うと、娘は少し考えたあとに、「もうみんなと行かない」と言いました。でも、いきなりだとよくないから明日一緒に行ったときに、「『明日からひとりで行くから、もう迎えにこなくていいよ!』って言おうね」と伝えました。 すると、娘に「うん、わかった、でも『なんで?』って聞かれたらなんで答えたらいい?」と聞かれたので、「もし聞かれたら正直に、『いつも仲間に入れてもらえないし置いていくでしょ?』って言っていいんだよ」と伝えました。私は娘を思ってママ友と付き合い仲良くしていたけど、娘は私を思ってみんなと仲良くしなきゃと思っていたようで、2人で決意しました。私は娘に「学校でも仲良くしている友だち、話していて楽しいなと思う友だちいるよね? その子と仲良くしていたほうが楽しいなら、無理に近所の子たちと仲良くしなくてもいいんだよ。合う合わないは絶対にあるし、ママも本当に仲良くしている友だちは少ないし、大人になったらそんなものだよ」と伝え、娘はその翌日からひとりで学校に行くようになりました。 登校中以外にも、たくさん仲間はずれにされたことがありましたが、娘も私ももう我慢して付き合う必要はないと思ったら、とても気がラクになりました。ただ娘には、「別に喧嘩したわけじゃないから、あなたが遊びたいときは遊べばいいし、自由にしていいんだよ」と伝え、私はママ友たちとの距離をおいて、娘を見守ることにしました。 著者:ohana
2022年07月22日4歳の長男が通っている英会話教室。お迎えのときに先生から、息子がお友だちのかばんを踏んでしまい、中に入っていたプラスチック製の筆箱が割れてしまったことを知らされました。故意ではなかったようですが、親としては冷や汗もの。お友だちにけががなかったのでひとまず安心しました。息子本人はというと、「わざとじゃないし」と言う始末。ちょうどお友だちのママがお迎えにきたので謝罪をしました。するとそのママの対応が……。 とにかくまず、謝罪ちょうどお友だちのママもお迎えに来られたので、先生から再度状況を説明してもらい、謝罪しました。それまでは、会ったらあいさつと軽くお話をする程度の仲だったママ。とても理解のある方で、「わざとではないですし、本当に気になさらないで」と言ってくださいました。 初めての破損事件だったこともあり、そのときは、息子と一緒に口頭でただ謝罪することしかできませんでした。息子は、常に元気が有り余っているタイプの男の子。教室でも暴れていたのでしょう。本当に申し訳ない気持ちになりました。 誠意を見せなければ帰ってきた夫に事件を報告。現金を渡す? 文具券を渡す? 何が正解かわからない私たちは、保育士の友人たちに相談しました。気持ち程度のお菓子で良い、同じ物を買って返せば良いという意見。「確かに……。」と思いましたが、気が動転して、「弁償します」という簡単なひと言が出てこなかった私。お相手の連絡先もわからず、今さら同じものを入手することはできません。となると、お菓子が妥当なのか。 息子とは、ベッドの上で事件のことを振り返りました。お友だちの物を踏んではいけないこと、大切な筆箱を割られてしまったお友だちの気持ちを考えてみること、などを話しました。自分の好きなおもちゃを壊されたらどう? と聞くと、本人も自分がしてしまったことの重大さに気が付いたようでした。 有名店の焼き菓子を手に悩んだ結果、やはり現金はやり過ぎという考えに至り、次のレッスンまでに有名店の焼き菓子を調達。子どもの好きそうなクマのクッキーなどを選びました。レッスン終了後、お友だちのママを呼び止め、2度目の謝罪とよく言い聞かせたことも報告しました。 ママは、「逆に気を遣わせてしまってすみません。壊れる物を入れておかないほうが良いですね」と、なんとこちらのフォローまでしてくれました。とても素敵な方で、いつかもし逆の立場になったとき、私もこうしたいと思う程の神対応。勉強になりました。 お友だちの物を壊してしまったり、お友だちにけがをさせてしまったり。子育てをしていくなかで故意ではないにせよ、わが子が加害者になる可能性があるということを改めて思い知らされました。親も子どもも誠意を持って対応することが大切だと実感。一歩一歩、共に成長していこうと心に決めたのでした。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:鬼頭いちか4歳と1歳の男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。夫は単身赴任中。貿易関連の資格を多数保有。
2022年07月20日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けた聞き学校へ。話し合い中に、お友だち・モリオくんが「そういえば今日フミヤに転ばされたんだよ」言い出します。けれど、それは悪いのはモリオくんだと担任の先生が諌めてくれました。息子のフミヤは傷付けたことは悪いことだとわかっているのに頑なに謝らない。もっと何か深いものがあるのかもしれないとフミヤの母は思います。息子に向き合うためにも、モリオくんのお父さんの、空気に飲まれちゃダメだ!! と決意するのですが……。 モリオくんの父親が口を開いて… 「そんなことより、鉛筆で刺した話に戻しませんかぁ?」 モリオくんの父親の人をバカにしたかの態度。 この人本当になんなの? フミヤの母は怒りに震えながらも冷静に切り出しました。 「私には刺した傷には見えなかったです、でもフミヤが傷付けたのは事実ですし、ご足労ですが病院で診ていただき、診断書と領収書をお願いしてもよろしいですか?」 すると、その言葉を聞いたモリオくんの母親が突然泣き始めたのです。 あくまで刺したと言い張るモリオくんの父親。フミヤの母は診断書をもらってもらうようにお願いしましたが、皆さんだったらどう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年07月18日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けたと聞き学校へ。お友だち・モリオくんの父親は息子がモリオくんを刺したと言い出しますが、実際に傷を見せてもらうと刺した傷とは確実に違いました。そして、「あっ、そうそう!!そういえば俺、今日フミヤに転ばされたんだよ」とモリオくんが思いついたかのように言い出して……。「はあああ!? まさかほかにもやられてたのか!?」とまたもやモリオくんの父親が暴走を始めて……。 モリオくんの話を聞いて発言したのは… 「モリオくん、その話、先生何も聞いてないよ」 担任の先生は、それはいつの話で、今日の話し合いと関係あるのかとモリオくんに聞きました。 モリオくんの話では、モリオくんが友だちと走りながら体育館に向かっていたところ、前を歩いていたフミヤとぶつかったとのこと。 「思いっきりぶつかって転ばされたんだよね」「後ろに転んだから本当に危なかったよ」 まるで、自分が被害者であるかのような口ぶりで話すモリオくん。 先生は、それはモリオくんが悪いと諌めます。 先生がちゃんと言ってくれたからよかったけれど……。なんだろう、全てに違和感がある。 息子のフミヤは傷付けたことは悪いことだとわかっているし、怖い思いをしているのに、それでも頑なに謝らない。 もっと何か深いものがあるのかもしれない、だとしたら息子としっかり向き合わなければ、とフミヤの母は思います。 そして、そのためにもモリオくんのお父さんの、空気に飲まれちゃダメだ!! と決意したのです。 頑なな息子の態度を見て、何かほかの原因があるのではと感じたフミヤの母。皆さんだったらどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年07月17日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けた聞き学校へ。お友だち・モリオくんの父親は息子がモリオくんを刺したと言い出し、フミヤの母は怒りが込み上げますが、「ちょっと待ってください!」と制止します。「すみませんが、傷もまだ見ていませんでした」「私たちに傷、見せてくれるかな?」フミヤの母が、モリオくんに傷を見せてもらうようにお願いしたところ……。 気になっていたお友だちの傷はまさかの… モリオくんは、「うん、いいよ」と言いながら、「あれ?どこだっけ?」「あ、反対の腕だった」と傷の場所を探し始めて……。 「これだよ。コレコレ」言われてみたら少し引っかいたような、かすかに赤いような感じに見えますが、刺した傷とは確実に違うとフミヤの母は思います。 すると……。 「あっ、そうそう!!」「そういえば俺、今日フミヤに転ばされたんだよ」 モリオくんが思いついたかのように言い出して、えっ!? と思った瞬間……。 「はあああ!? まさかほかにもやられてたのか!?」 またもやモリオくんの父親が暴走を始めたのでした。 新たなトラブルの火種となるようなことを突然言い出したモリオくん。本来の話し合いとは違う方向に行き始めてしまったら……皆さんだったらどう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年07月16日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けた聞き学校へ。お友だち・モリオくんのしつこい言動に耐えかねての行動だったようですが、理由はどうであれ、傷付けてしまったことを謝るよう促しますが、息子・フミヤは首を横に振って拒否します。「理由があるなら話して」かたくなに謝罪を拒否するフミヤに、フミヤの母が再び話しかけても、フミヤは涙を流しながらうつむいてしまって……。 何も言おうとしない息子の態度にしびれを切らしたのか… 「おい、このやり取りなんなんだよ」「ケガしたのは、モリオのほうなんだぞ」 バンッ!と机を叩き、モリオくんの父親はさらに息子を責め立て始めます。 「どんな理由であれ手を挙げたほうが悪い!!」「モリオが怖い思いして学校に行けなくなったりでもしたら、どうしてくれるんだよ!!」「しかもあの傷は振り回した傷じゃないぞ!!」 「刺しただろ!!」 えっ……!? 刺したと言い張るモリオくんの父親の言い分に、フミヤの母は衝撃を受けたのです。 理由はどうであれフミヤが悪いと、キツく責め立てるモリオくんの父親。もし皆さんがモリオくんのような保護者と話し合いうことになったら……どう対処しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年07月14日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けた聞き学校へ。息子が傷付けてしまったお友だち・モリオくんのしつこい言動に耐えかねての行動だったようですが、理由はどうであれ、親としてモリオくん家族に謝罪をしました。「鉛筆でモリオくん傷付けてしまったこと、どう思ってる?」息子・フミヤに尋ねると「……悪いことだとは思ってる」と答えたのですが……。 お友だちに謝るよう息子を促すけれど… 「モリオくんに謝ろうか」 理由はどうであれ、傷付けてしまったことを謝るよう促しますが、息子・フミヤは首を横に振り……。 「まさかの拒否!?」 フミヤの両親は息子のかたくなな態度に驚きます。 「相手を傷付けるということはね、大人の世界では逮捕されるような大きなことなんだよ」 「痛い思いをさせてしまった相手に謝ることはできないの?」 フミヤの母が諭すと、フミヤは泣き出してしまい……。 そんなフミヤに対し、フミヤの父は「人を傷付けることはよくないよな。でも…もしフミヤだって謝れない理由があるなら話してごらん」と話しかけます。 もしかしたら、モリオくんに謝れない理由があるの? 「理由があるなら話して」 フミヤの母が再び話しかけても、フミヤは涙を流しながらうつむいてしまったのです。 お友だちに謝れない理由があっても、子ども本人の口から伝えるのは難しいこともありますよね。皆さんが同じ状況になったら、お子さんにどのように話しかけますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年07月13日息子は年少クラスから幼稚園に入園しました。親から見てもマイペースな息子。また、おもちゃの貸し借りでは思い通りにならないとかんしゃくを起こす始末。私は息子が初めての集団生活にうまく馴染めるのかが気がかりでした。入園して半年が経ったころ、異年齢保育がはじまりました。3学年まとめてクラス分けをするというものです。すると息子は……。 入園当時はとにかくマイペース息子が幼稚園に入園する前に私が抱えていた心配事は、初めての集団生活でお友だちとうまく馴染めるのか? ということでした。入園前までの1年間は新型コロナウイルスの影響により自粛生活が続いていたこともあり、同世代のお友だちとコミュニケーションをとる機会も少なかったのです。 もちろんみんな同じ状況下ではありましたが、息子の性格はかなりマイペース。おもちゃの貸し借りも思い通りにならないと、かんしゃくを起こすことも……。幼稚園で集団生活を学ぶことで、成長に繋がればいいなと思っていました。 少しずつ息子に変化が…入園して半年が過ぎたころ、それまで幼稚園のことを聞いても様子をあまり話してくれなかった息子の口から、お友だちの名前がよく出てくるようになりました。そして通わせている幼稚園では、このころから異年齢保育という3学年まとめてクラス分けをし、きょうだいのように接するという保育が始まりました。 すると息子は「お兄ちゃんと手をつないでお散歩したの」「お兄ちゃんはこんなことができたの」と、幼稚園での様子を楽しそうに話してくれるようになったのです。 その変化は習いごとでも幼稚園の生活で少し心の成長があったことをうれしく思っていたころ、その変化は習いごとのスイミングでも見られたのです。さまざまな年齢の子どもたちがコーチと一緒にレッスンを受けているなか、自分よりも小さな女の子の手をひいて歩く息子の姿が……。 レッスンが終わったあとに話を聞くと、プールサイドで準備をするときに自ら小さい子の手を引き、やさしく話しかけていたとのことでした。コーチから「今日はお兄ちゃんとして頑張っていたね!」と褒められ喜んでいる息子を見て、自分がしてもらってうれしかったことを、今度は自分がやろうと思ってくれていることに大きな成長を感じました。 幼稚園でお友だちにうまく馴染むことができるのか? と心配していたことは取り越し苦労だったなと感じるほど、半年の間に息子はたくさん学び成長していました。もちろんまだまだ子育ての不安は尽きないけれど、息子の心の成長をしっかり見届けて、良いところはたくさん褒めてあげたいと感じた出来事でした。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2022年07月09日都会での子育てを前提に、産後の楽しいことばかりを考えて過ごしていた妊婦時代。出産予定日まで残り2カ月を切ったとき、転勤族の夫に出た辞令はまさかの「地方転勤」でした。知り合いなし! ママ友なし! ペーパードライバー! 里帰り出産を終えて地方入りした私を待っていたのは、孤独な毎日でした。 地方転勤なんて聞いていないよ!私は出産するまで都市にしか住んだことがなく、妊娠中も都市での子育てを前提に近くの支援センターを見学したり、先輩ママとの交流を深めたりしていました。夫は転勤族でしたが当面は転勤の予定もなく、仮に転勤があったとしても主要都市だと言う夫の言葉を信じて疑いませんでした。 しかし出産予定日まで残り2カ月となったとき、夫から1本の電話が。「ごめん。転勤になった! しかも地方だった」という夫の言葉を聞いて、私は目の前が真っ暗になりました。 夫の転勤予定の地は夫の会社内でも「陸の孤島」と噂されていて、都会からのアクセスが非常に悪く、車がないと身動きの取れないような場所。ペーパードライバーの私にとって、交通手段を断たれたようなものでした。 想像していた以上に孤独な地方での子育て幸いにも里帰り出産することが決まっていたので、里帰り先での生活は不自由なく過ごすことができました。地方に行くことが恐怖にしか思えず、ずっと実家にとどまっていたいとさえ思うことも……。子どもが生後3カ月になり、私たち親子も夫の待つ地方に向かう時が来ました。 地方での生活は想像していた以上に孤独で、車社会であったことから町を散歩していても人が歩いている姿はほとんどありませんでした。私は長年のペーパードライバーなので、泣き続ける子どもを乗せて運転の練習をする勇気もなく、孤独な生活に耐える毎日。誰もいない道をベビーカーに子どもを乗せて散歩していると、寂しさから不意に涙が流れることもありました。 運命を変えた! 同じ境遇のママとの出会い子どもが生後5カ月のころ、私は孤独な毎日を変えたいと思い、支援センターやママの集まりなどを必死で探しましたが、どこも遠くて車で通うことが前提の場所ばかり。唯一、近所の公民館で「0歳児親子向けのリトミック教室」が新規開催されることを知り、即座に参加希望の連絡をしました。 ドキドキしながら教室に参加すると、そこにいたのは私と同じ転勤族のママたち。境遇が似ていることもあり、すぐにみんなと打ち解け、たくさんのママ友ができました。毎週リトミック教室に通う時間がとても楽しみで、レッスンを受けているときは孤独を忘れることができました。 地方育児もなかなか楽しいママと育児の悩みを共感しあったり、気分転換に一緒にランチをしたりできるまでになり、孤独だった育児が楽しい毎日へと変わっていきました。そして、今まで知らなかった地方のグルメやおすすめスポットを、ママ友たちと一緒に開拓するようになりました。 地方育児の良いところは、なんといっても自然がいっぱいでのんびりと子育てができるところ。毎日泥んこで元気に遊んで、家の玄関にカブトムシが止まっていたことも! もっと地方育児を楽しみたいという思いから、勇気を出して運転の練習もして行動範囲が広がり、ますます地方育児が楽しくなりました。 地方で育児を始めた当初は、地方の悪い面ばかりに目が行き、地方育児をまったく楽しめませんでした。当時、孤独な生活から私たち親子を救ってくれたママ友たちには感謝してもしきれないほどです。自然たっぷりの地方環境でママ友たちと協力し合いながら子育てできたことは、自分にも子どもにとっても良い経験となりました。 イラストレーター/ちひろ著者:斉藤菜々子4歳と2歳の男の子のママ。夫は転勤族で3回の引っ越し経験有り。「子育て」「ファッション」ジャンルを中心にライターとして活動中。ワンオペでの子育てに悩み、解決の糸口になればと保育士資格を取得。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年07月07日娘が幼稚園の年長クラスだった年の7月、娘が落ち込んで泣いたり怒ったりするようになりました。あるときは怒って私をたたいたり、おもちゃを投げつけて物にあたったり……。原因がわかっていたので私はとても申し訳ない気持ちになりました。仲良しのお友だち娘が年長クラスだったころ、年中クラスのときから大の仲良しだったお友だちがいました。幼稚園では何をするにもそのお友だちと一緒で、帰宅後や休みの日はお互いの家で遊ぶことも。 娘とそのお友だちは学区が違ったため、小学校は別々になることがわかっていましたが、卒園までは毎日一緒に遊べるはずでした。ところが、あと半年で卒園というときに、夫の転勤辞令が! 引っ越しと転園をすることになってしまったのです。 娘の反応は…娘に引っ越すことを伝えると、最初は新しい街や新しい家へ行けることに喜んでいました。しかし、お友だちとお別れしなければならないとわかると、「お引っ越ししたくない」「○○ちゃんとお別れしたくない」と言うように。 その後も、新居や転園先を探すときは楽しそうにしているものの、急にお別れが寂しくなって落ち込み泣いてしまうなど、娘は情緒不安定気味になっていきました。泣きながら怒って私をたたいたり、おもちゃなどを投げつけて物にあたったりする日もありました。 引っ越しまでにしたこと私は娘の様子を見て、転勤族でごめんねと申し訳ない気持ちになり、なるべく娘がスムーズにお友だちとお別れできるようにサポートをしようと思いました。まず、楽しみにしていた幼稚園の行事に参加できるよう、当初の予定より引っ越しの日を延期。そして、お友だちのお母さんにも早めに引っ越すことを伝え、その日までたくさん一緒に遊ばせてあげようと協力してもらうことに。 お友だちの家や、普段はあまり利用しない延長保育で、たっぷり遊んでもらいました。娘はとてもうれしそうにしていて、私は引っ越し作業がはかどるし一石二鳥。家で遊ばせてくれたり、一緒に延長保育を利用してくれたり、協力してくれたお友だちのお母さんには、感謝の気持ちでいっぱいでした。 その後、幼稚園でのお別れ会や、プレゼントや手紙の交換をしたことで、娘は少しずつお別れすることを受け入れていったようでした。新しい街では、幸いすぐにお友だちもできて元気に暮らしていますが、たまに「○○ちゃん元気かなぁ」と少し寂しそうに話すことも。これからも同じように誰かとお別れをすることがあるかもしれませんが、一緒に乗り越えて娘の成長を見守りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:斉藤 ひかり6歳女児、3歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2022年06月30日保育士の中田馨さんが、2歳頃の子どものお友だちとの関わり方について教えてくれました。「お友だちと遊んでほしいのに、うちの子いつも1人で遊んでる気がする……」とお悩みのママやパパもいることでしょう。そんな親御さん方はぜひチェックしてくださいね。こんにちは!保育士の中田馨です。2歳ごろになると、保育園でも友だちと関わっている子どもたちの姿を見られるようになってきます。でも自分の子がお迎えに行ったときに一人で遊んでいたり、友だちが嫌がることをしたりする場面に遭遇すると「もしかして、うちの子、友だちとうまく遊べていないのでは?」と思ってしまうかもしれません。今回は、2歳ごろの子どもの友だち関係についてお話しします。 2歳ごろの子どもの遊び自分の子どもが、一人で遊んでいることが多いとしても、この時期に心配することはありません。なぜなら、この時期の子どもは「並行あそび」をする時期だからです。並行あそびとは、友だちと並んで遊んでいてもそれぞれが自分の遊び(一人遊び)をしていることを言います。 友だちと一緒に遊んでいるように見える子どもの様子をよく見てください。一緒にブロックで遊んでいるように見えて、それぞれがそれぞれの作品を作っているはず。協力し合って遊んではいないはずです。一緒に走っていたとしても、競争や鬼ごっこをしているわけではなく「なんだか楽しいから、それぞれが走ってる!」という感じです。「せっかくなので友だちと遊んでほしい!」と思うのが親心だと思いますが、並行あそびをしながら少しずつ友だちへの意識が強くなっていきますので、今は「一人遊び」をしている姿を見守ってください。 4歳ごろになると、社会的ルールへの理解ができるようになってくるので友だちと関わって遊ぶこともスムーズになってきます。 友だちが嫌がることばかりしている場合は?2歳ごろの子どもによくあるのが、おもちゃの取り合いなどのトラブルです。これらのトラブルは、友だちの持っているおもちゃや遊びが楽しそうで、「ボクも遊んでみたい!」と思う素直な気持ちから起きています。決して「意地悪してやろう!」なんて思っていませんので「あなたはいつも意地悪ばっかりして!」と言わないであげてほしいです。 もし、お子さんのトラブルの場面に遭遇したら、「ボクも遊んでみたい」という気持ちを代弁してあげてください。「○○ちゃんのおもちゃで遊びたかったのね」という風に。そこから「じゃあ、貸してって聞いてみようか?」とお友だちに聞いたり「取ってごめんねってママと言おう」などそのときの状況によって言葉かけをしてみましょう。これを繰り返していくうちに、子どもは人とのコミュニケーション方法を学んでいきます。 この時期に親ができること(遊び編)2歳ごろは、身近な大人(親や保育園の先生など)との遊びがまだまだ大切な時期です。子どもが好きな遊びを、一緒に遊んでみましょう。例えば、ごっこ遊びは最高に楽しいですね。ままごとセットでお料理してもよいですし、お人形を使ってお医者さんごっこ、ブロックや積み木を使って見たてあそびも楽しいでしょう。このときのあそびの主導権は子どもです。ごっこ遊びで、社会のルールや言葉のやり取りを学ぶことができます。 また、絵本の読み聞かせもよいでしょう。絵本は数ページの中で、しかも簡単な言葉で人物の気持ちなどが描かれています。絵本を読みつつ、「シロクマちゃん、悲しかったんだね」なんて、ただ読むだけでなくシロクマちゃんの気持ちに共感するなどの声かけもしてみましょう。 この時期に親ができること(関わり編)友だちでも家族でも、人と人が関わり合うためのコミュニケーションは同じです。おうちでの普段のかかわりの中で、「これをすると、嬉しい(悲しい)」と相手がどう思うかを伝えていくようにしましょう。例を2つ挙げましょう。 ①うれしい気持ちを言葉で伝える子どもがじゃがいもを洗うなど簡単なお手伝いをしたとしたら、「ママ、助かった。うれしいわ」と言葉でうれしいことを伝えます。 ②悲しい気持ちを言葉で伝えるイヤイヤ期ですので、かんしゃくを起こして親を叩いてくることもあるでしょう。そんなときは「叩いたらダメ!」だけではなく「叩かれたら、ママとっても悲しい!」と伝えます。 どちらも、必ず子どもと目を合わせてしっかりと伝えます。このような喜怒哀楽の感情が人にはあって、自分がしたことに対して相手がどう思うか。ということをこの時期から少しずつ伝えていくことが大切。ただし、1回で分かることではないので根気よく伝えていきましょう。 自分の言葉で自分の気持ちをうまく伝えられないこの時期だからこそ、ママの心配事もあると思いますが、子どもは大人が思っている以上に周りのことを見ています。慌てず、焦らず、子どものコミュニケーションの成長を見守っていきましょうね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年06月28日私は6歳と2歳の息子を持つ父親です。長男は家ではとてもおしゃべりで活発なのですが、人見知りで外に出ると、家にいるときとは別人のようになり、感情を出さずしゃべりません。そんな長男は保育園でどうしているのだろうと心配して、私は先生に聞いてみることにしました。すると、驚く返答があったのです……。典型的な内弁慶で保育園生活が心配家ではとてもおしゃべりで常に何か話している長男。しかし、外ではびっくりするほどおとなしく、ほとんど話しません。家族以外の人と話すのが恥ずかしいようです。 保育園での生活はどうしているのか心配になって先生に聞いたところ、家にいるときのように感情を出して自分から話すことは少ないようでした。誰でも家と外での違いはありますが、長男の場合、差が大きいので私と妻は心配していました。 何も話さない長男に保育園での生活を見る機会があり、長男には内緒で行きました。長男からバレないように教室をのぞくと、友だちの輪からはずれてひとりで遊んでいる姿が見えました。 やっぱり輪に入れずにいるのか……とショックを受けつつそのまま見ていると、やがてひとりの子どもが何も話さない長男に話しかけてくれていました。しばらく見ていましたが、その後も友だちに声をかけられたりしていてどうやら信頼関係はある様子。しゃべらないのになぜだろうと思い先生に聞くと、思いがけない答えが返ってきて驚きました。 思わず涙が…先生のお話では、長男はとても気が利いてやさしい面を持っているとのことでした。保育園でプール遊びをしたある日、具合が悪くてプールに入れず先生と過ごす子がいたそうです。そのとき、長男もプールへ入らずにその子と遊んで一緒に過ごしたと先生は言っていました。 また、給食の時間にひとりでテーブルに座って食べている子がいたときも、その子がひとりにならないように自分もそのテーブルに移動して一緒に食べたそうです。人見知りでおしゃべりできない長男が、なぜ友だちから信頼を得ているのかがわかり、涙が出ました。 私は外で話せないことを叱ったときもありましたが、長男なりにコミュニケーションを図っていたことがわかり、叱ったことを反省しました。思い返してみると私も幼いころは人見知りで内弁慶だったため、長男も似たのだなと感じています。家にいるときと保育園にいるときのギャップはいまだに大きいですが、人見知りなのは長い目で見守ろうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:佐藤 稜6歳と2歳の2児の父。サラリーマンとして働きながら副業としてライターを目指す他にブログ記事も執筆中。
2022年06月16日「うちの子は友だちとうまくやっているのかな……」と、子どもの友だち関係を心配する親御さんは少なくないでしょう。だからといって、「友だちできた?」「クラスの子と仲良くしてる?」など、過剰な声かけをしてしまうのはNGなようです。まずは、「友だちがいないこと」への偏見を捨ててみませんか。親自身が「無理して友だちをつくらなくてもいいんだ」と考えることで、子どもへの対応も変わってくるかもしれませんよ。今回は、「子どもの友だち付き合い」について考えてみましょう。「新しい友だちができるかどうか」を心配する親は多い入園・入学などで環境が変わる時期、子どもの新しい人間関係を心配している親御さんは多いようです。2016年にヤフー株式会社が実施した保護者1,804名を対象にしたアンケートによると、「お子さまが幼稚園・保育園の入園前に心配だったことはなんですか?」という項目で、「嫌がらずに登園できるか(996人)」に次いで多かった回答は「お友だちができるか(966人)」でした。また、セキュリティサービス会社の綜合警備保障株式会社(ALSOK)が2020年に行なったアンケートでも、「お子さまの小学校入学時にどのようなことに不安を感じたか」という問いに対して、「安全に通学できるか(72.4%)」に続き、「友だちはできるか(66.9%)」が上位に挙がるなど、子どもの友だち関係について不安を抱える親は多いようです。さらに、国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」が行なった、「入園・入学で不安に思うことに関するアンケート」(2022年)では、以下の回答がありました。「子どもが園や学校などで集団行動に馴染めるか」(入園時 47%・入学時 53%)「子どもに新しく仲のいい友だちができるか」(入園時 39%・入学時 54%) この調査結果から、入園時に比べて小学校入学時のほうが、子どもの友だち関係を心配している保護者が多いことがわかります。もしみなさんが「うちの子、友だちができるかな……」「仲間はずれになったらどうしよう」と考えているのなら、次にご紹介するアドバイスを参考にしてください。【未就学児】発達段階ごとに「友だちとの遊び方」は変わる未就学児の場合、親目線では「いつもひとりで遊んでいるように見える」かもしれません。しかし、子ども自身は、友だちと遊んでいるつもりだということもあるようです。詳しく見ていきましょう。■幼児は年齢や発達段階ごとに遊び方が変わります発達心理学の専門家である法政大学文学部心理学科教授の渡辺弥生氏は、幼児は年齢や発達段階ごとに遊び方が変わると話します。2~3歳頃・・・「並行遊び」が多い。近いところで遊んでいても、それぞれ黙々と自分のやりたいことをしていて、会話はあまりない。3歳頃から・・・ケンカをした経験などが生きてきて、「貸して」「どうぞ」といった簡単なルールを理解できるようになり、誰かと一緒に遊ぶ「連合遊び」に移行し始める。4歳頃から・・・相手が自分とは違う気持ちや考えをもっていると理解し始める。5歳頃から・・・相手を思いやりながら「ごっこ遊び」などができるようになる。 このように、年齢や発達段階によって、子ども自身の「遊ぶ」ことに対する認識は大きく変化していきます。たとえお子さんが友だちとうまく遊べていないように見えても、「いまは並行遊びを楽しんでいる段階なのね」「少しずつお友だちとコミュニケーションをとりながら遊び始めたみたい」と、わが子の成長をおおらかに見守ってあげましょう。■「誰と遊ぶか」より「なにでどうやって遊ぶか」が大切な時期折り紙や積み木、お絵描き、砂場遊びなど、ひとりで集中して遊んでいるわが子の様子を見て、「お友だちと “一緒に” 遊べばいいのに」「ひとりで遊んで寂しくないのかな」などと考えていませんか?青山学院大学教育人間科学部教授の坂上裕子氏は、「夢中になっているものに対してじっくり楽しむことに一生懸命な時期は、まわりの人にあまり目が向きません。それも子どもにとってはとても大事な遊びの時間」と言っています。また、さまざまなメディアで大人気のカリスマ保育士・てぃ先生によると、「乳児期から幼児期は、『誰と遊ぶか?』より、『なにを使ってどうやって遊ぶか?』のほうに興味をもつ時期」とのこと。ひとりで集中して遊び込むことで、想像力や集中力、思考力などが身につくのです。「友だちと声をかけ合いながらしっかり遊べるのは5歳くらいから。それまでは焦らず、ひとり遊びをじっくり楽しめるようにしてあげましょう」と、てぃ先生がアドバイスするように、親が勝手に不安になって「ほら、お友だちと一緒に遊びなさい」と促すよりも、集中して遊べる環境をつくってあげることが大切です。■好きなことに集中していれば、友だちは寄ってくる!てぃ先生はまた、「好きなことに熱中していると、それが魅力的であったら友だちも自然に集まってくる」と言います。つまり、子どもが楽しく遊ぶ→興味のある子が寄ってくる→一緒に仲良く遊ぶ→友だちになるということ。「友だちは遊んでいるうちにだんだんできるものです」と、保育施設の代表を務める柴田愛子氏も指摘するように、友だちとは「つくる」ものではなく「できる」もの。おもしろい遊びをしている子は、まわりの子どもからも魅力的に映ります。「ひとりでいても、楽しそうならそれでOK!」と考えてみてくださいね。親は、必要以上に心配したり不安になったりせずに、「うちの子はいま、なにに興味があるのかな?」「なにをしているときに集中力を発揮しているのだろう」と注意深く見守ってあげましょう。【小学生】ひとり遊びが好きな子もいる。「みんな仲良く」はNG小学校に入学すると友だち関係の問題はより複雑化することから、心配になる親御さんも多いことでしょう。しかし、友だちは親が用意してあげるものでも、親が口出しすべきものでもありません。ではどのようなスタンスで、子どもの友だち問題に向き合っていけばよいのでしょうか?■ひとりで遊ぶことが好きな子もいる数々の革新的な教育改革で注目を集めた千代田区立麹町中学校校長を経て、2020年より横浜創英中学・高等学校の校長を務める工藤勇一氏は、「ひとりで遊ぶことが好きな子どももいる」とし、「親の『友だちがいない人はダメなんだ』という価値観が、子どもたちを不幸にしている」と厳しく指摘しています。工藤氏はさらに、「友だちがいるかいないかはたいした問題ではない。大人が必要以上に気にすると、『友だちがいない自分はダメだ』と、子どものほうも気にするようになってしまう」と注意を促します。また教育学者で明治大学教授の齋藤孝氏は、「ひとりがつらい、寂しい、と思うのは『受動的なひとりぼっち』だから。自分の意思でひとりになる『能動的ひとりぼっち』になれば寂しくはない」と述べています。「好きな〇〇に熱中したい」などで、子ども自身がひとりの時間を選んでいるのなら、親が余計な心配をすべきではないのです。■友だちの「多さ」には意味がない!「最近は『友だち』という言葉が重みをもちすぎて、『友だちはよいもの』ということがもてはやされすぎている」と齋藤氏が苦言を呈するように、老若男女かかわらず、「友だちの多さ=人間的に優れている」と認識する傾向が強いようです。齋藤氏は、その原因を「インターネットやSNSの影響で、友だちの数が可視化されやすくなったから」と見ています。ですが、友だちの多さよりも「ひとりひとりの相手とどれだけいい関係が築けているか」のほうが重要なのだそう。「子どもの頃にひとり遊びが好きだったり、友だちが少なかったりするからといって、大人になってから苦労するということはない」と工藤氏が述べるように、友だちの有無で将来を案じることは意味がありません。■「みんなと仲良くしなさい」はNGワード工藤氏はさらに、「『みんな仲良く』という言葉に、多くの子どもたちが苦しめられてきた」とも述べています。大人たちはつい、子どもに「みんなと仲良くしなさい」と言ってしまいますが、実際に自分たち大人だって誰とでも仲良くはできませんよね。前出のてぃ先生も同様に、「『誰とでも仲良く遊ばなければならない』という考え方は、子どもにとってプレッシャーになる」と指摘し、「みんなと仲良くできない→(まわりの子が)お子さんのことを嫌っている→だから離れていく」と、親の思考がネガティブに陥っていないかと苦言を呈しています。わが子がみんなと仲良くすることを強制したり、仲良くできないと「うちの子は嫌われている」と不安になったりするのは、子どもにとって大きな負担になると同時に、親自身も余計なストレスを抱える原因になるそうです。もしお子さんが「自分には嫌いな子がいる」と悩んでいるようなら、次の工藤氏のアドバイスを参考にしてください。「お父さんにもお母さんにも嫌いな人はいるよ。だからといってその人に意地悪はしないし、きちんと挨拶もするし、本人に嫌いだと言わないよ」と、心と行動を切り離すこともときには必要であることをきちんと教えたうえで、「人と仲良くすることは難しいものだけど、仲良くできたら素敵だね」というメッセージを伝えてあげましょう。きっとお子さんも、「無理してみんなと仲良くしなくてもいいんだ」ということがわかるはずです。【齋藤孝氏のベストセラー『友だちってなんだろう?』】齋藤氏による『友だちってなんだろう?』には、子どもの「人間関係の悩み」を解決するヒントがたくさん詰まっています。「みんな仲良く」という呪縛にとらわれて無理をしてしまう子、学校のなかにしか自分の居場所がないと思っている子、ひとりでいることが不安でたまらない子――人間関係に悩んでいるすべての子どもたちに読んでほしい一冊です。大人が読んでもためになりますよ! ***友だちづくりについて、プレッシャーに感じているお子さんや親御さんも多いかもしれません。ですが、「うちの子、ひとりで寂しい思いをしていないかな?」と心配するよりも、「ひとりで遊ぶのが好きなのね」「数は少なくても気が合う友だちがいてくれてよかった」と考えたほうが、ぐっと心が軽くなるはず。まずはお子さんが好きなことに打ち込める環境を整えてあげましょう。(参考)ベネッセ 教育情報サイト|保育園、幼稚園の入園前に心配したことは?ALSOK|【ALSOKアンケート】いまどき小学生のお留守番事情~小学校入学時の子どもへの不安~いこーよ|入園・入学で不安に思うことに関するアンケート~入園・入学前の不安トップ3は「登園・通学のグズり」「朝の支度」「担任の先生」~PHPのびのび子育て 2020年9月号, PHP研究所.NHK すくすく子育て情報|どうする?子どもの友だちづくりFQ Kids|てぃ先生の 子育てお悩み相談室【第8回】お友達との関係が心配……てぃ先生(2020),『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の 子育てで困ったら、これやってみ!』, ダイヤモンド社.PHPオンライン衆知|友達は少なくてもいいのに…子どもを追い詰める「みんな仲良く」の呪縛タウンワークマガジン|友達がいないあなたへ。ひとりであることは悪くない。齋藤孝さんに聞く“友達”という存在について
2022年06月10日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けた聞き学校へ。傷付けてしまったお友だち・モリオくんの父親が一方的に息子を責め始めますが、担任の先生が「ちょっと待ってください!!」と制してくれました。先生によると、教室である男の子がふざけて椅子をグラグラさせて座っていたところ、たまたまその後ろを通った息子・フミヤがその子に当たってしまい、その子が椅子から転げ落ちてしまったことが発端だったようで……。 椅子から落ちたお友だちに、息子・フミヤがした対応は… 息子・フミヤは、椅子から落ちたお友だちにすぐに謝り、その場で解決したそう。 でも、その一連のやり取りを見ていたモリオくんの一言で空気が一変します。 「今の見てたけど……わざとだろ!!」 思いもしなかったことをモリオくんから言われたフミヤ。 「え?」 戸惑っているとモリオくんは再び「わざと転ばせたな!!」と言いがかりをつけ、「そんなことするわけないじゃないか!!」と否定するフミヤをさらにあおり立てたのです。 椅子から落ちてしまったお友だちとはすんなりと解決したのに、当事者でもないお友だちに「わざとだろ!!」と言われたらとても傷つきますよね。皆さんのお子さんも、同じようなトラブルに遭ったことはありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年06月08日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けたと聞き、話し合いをしに学校へ。傷付けてしまったお友だち・モリオくんの父親は教室に入るなり、一方的に息子を責め始めました。「モリオをやったのはお前か?」「俺はお前がやらかしたことを、お前にわからせるために来たんだよ!!」脅しとも取れるような言葉でどなりつけられ、息子・フミヤは何も言えず泣き出してしまい……。 あまりにもひどすぎる! 我慢できずに話をいったん切ろうとすると… 「ちょっと待ってください!」 担任の先生が、モリオくんのお父さんにストップをかけてくれました。 「フミヤくんのご両親はまだ詳細を知りません。説明からさせてください」 そして、ようやく詳細を聞けることに。 先生の話によると、教室である男の子がふざけて椅子をグラグラさせて座っていたところ、たまたまその後ろを通った息子・フミヤがその子に当たってしまい、その子が椅子から転げ落ちてしまったとのこと。 担任の先生が教室に不在のときに起きてしまった事件で、椅子から落ちたクラスメイトはモリオくんではなかったのです。 椅子から落ちた子どもはモリオくんではなかったのに、2人の間に何があったのでしょうか? 小学生になると、先生のいないところで起こるトラブルも起こりがちですよね。皆さんのお子さんも、同じような経験はありますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年06月07日小学2年の息子・フミヤが、小学校でお友だちを傷付けたと連絡が。 夫と一緒に学校に行くと、担任の先生と傷付けてしまったお友だち・モリオくんの両親が待っていました。「あの、この度はフミヤが……」謝罪しようとした途端、モリオくんのお父さんは鋭い眼光で舌打ちをして、モリオくんのお母さんに「教室に入るぞ!」と言い、教室に入って行ってしまい……。 うつむく息子に対し、容赦なく乱暴な言葉で責め立て始めて… 教室に入ると、息子・フミヤはうつむいて座っていました。 一体何があったの?なんでお友だちを傷付けてしまったの? そう思っていると、担任の先生に席に座るよう促されました。そして、席についた瞬間……。 「モリオをやったのはお前か?」「自分がしたこと、ちゃんとわかってんのか!?」「おい、聞いてんのかよ!!」 モリオくんのお父さんが、容赦なくフミヤを責め立て始めたのです。 「え? いきなり!?」 なぜこんなことになったのか、まだ何も説明を受けていないうちから一方的に話が進み困惑していると、さらに脅しとも取れる酷い言葉が続いて……。 「俺はお前がやらかしたことを、お前にわからせるために来たんだよ!!」「わかってんのかよ!! おい!!あぁ!?」 ショックと恐怖で、息子・フミヤは何も言えず泣いてしまったのです。 事情がわからないうちから、いきなり自分の息子を責め立てられたらびっくりしますよね。もし同じようなことになってしまったら…皆さんはどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人中学生の長女、小学生の長男、アラフォー夫婦の4人家族です!日常のクスッとした笑いやホロリと涙するエピソードをInstagram(@aisubekiutyu_jin)からお届けしています。
2022年06月06日うちの娘は発達障害グレーゾーン。言葉の発達から運動面まで平均で1年以上の遅れがあり、就学前の発達評価では“軽度知的障害”とも言われるほどでした。■発達グレーゾーンの娘の入学は不安だらけ保育園でも一緒に遊ぶのは、発達具合が同程度の下のクラスの子どもたち。慣れない場面ではパニックを起こしやすく、運動会や発表会は毎年、一生懸命、練習を重ねた娘が取り乱して大泣きする姿を見るしかできないのがお決まりのことでした。そんな娘は就学前健診でもパニックを起こして泣き出し、ほかのみんながひとりで健診を受ける中で、うちの娘だけは母親である私同伴。「あの子、なんだろう?」「どうしたんだろう?」というクラスメイトになる子どもたちの視線は、母親である私でも痛いくらいでした。そんなわけなので…。娘の入学はとってもとっても心配なものでした。中でも心配だったのが、“友だちつきあい”。今まで年下の子たちとばかり遊んでいた娘が、同じ年のクラスメイトの中で、やっていけるのか…。周りの子たちから、孤立したりしないだろうか…。特に娘が入学したその年は、新型コロナウイルスで学校生活が大きく変化した年でした。そんな中で娘が楽しく学校に通えているかどうかは、入学から1年たっても、私の心配の種になっていました。 ■息子とともに、お姉ちゃんを迎えにいくことに!そんなある日…。その日は息子の幼稚園の都合で、息子の帰りと娘の下校時間が珍しく重なった日でした。「一緒に帰る子がいるから来なくていいよ」なんて言われて、しばらくお迎えもしていないし…。たまにはいいかと、私は息子を連れて、小学校の正門まで娘をお迎えにいくことにしました。息子は大好きなお姉ちゃんに会えると、覚えたばかりの言葉でお姉ちゃんを呼び続けます。そして、しばらく待っていると…。きたーーーー!!し、しかも…。集団で…!?娘は私たちの姿に気付くと、恥ずかしそうに笑って友だちの陰に隠れます。え…。え…!?一緒に帰る友だちって、ひとりくらいだと思っていたのに…!?勇気を出して挨拶すると、そのお友だちたちは笑顔で私たちを迎えてくれました。そして娘は、「えー…じゃあ、帰るね」そう言って、私たちのもとへ歩みを進めると…。「えーー!! やだーー!!」「一緒に帰る!!」そんな娘に抱きついて引き留めるお友だち。学校とわが家は目と鼻の先。どうやら、娘たちはちょっと遠回りしておしゃべりしながら帰るのが定番らしく、お友だちは娘をそちらに誘っています。えっ…。え…。ママ…もしかして邪魔だったーーー…!?ショックでした。でも、それは決して悲しいショックではありませんでした。むしろ、うれしかった。娘に、こんなお友だちができていたんだ…。 ■不安だらけの入学でも、娘はステキなお友だちに出会えた普通級のグレーゾーン児として先生が配慮してくださって、この子たちも、もしかしたら娘のフォローをしてくれている子たちなのかもしれない。でも、それでも、帰り際にこうして引き留めてくれるんだ。もっと一緒に話したいって、そばにいてくれるんだ…。私は、胸にこみ上げるものを抑えることができませんでした。泣くのは、我慢しました。ギリギリでした。そして、少しだけお友だちと会話を交わした後、この場は譲ることにして、息子とともに、一足先に帰路につくことにしました。確かに、親がいると話しづらいこと、あるよな…!なんて、ほほえましく思いながら…。不安だらけの娘の入学でしたが、こうして娘のお友だち付き合いを目の当たりにすることができて、私の心配性も、少しだけ軽くなったような気がします。まだまだ不安なことはたくさんありますし、学年が上がるにつれて逆に難しくなることもあるかもしれない。でも、娘もたくさん頑張って、学校を楽しんでいるんだ。そう実感することが、ものすごーくできた、出来事でした。ちなみに息子は、小さくなっていくお姉ちゃんの背中に向かい、壊れたおもちゃのように、ずっと名前を呼び続けていましたとさ…。
2022年05月27日