こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。待てど暮らせど私たち夫婦にだけ赤ちゃんはやってこない…という気分になってしまう妊活中。終わりのない迷路にハマってしまった ようで、心が折れてしまいそうになることも。そこでそんな妊活中に気が楽になったエピソードを妊活中・妊活を終えたママたちに聞いてみることに。自然妊娠にこだわることをやめたどこかで壁を作っている「自然妊娠」 という言葉。自然妊娠にこだわりすぎていた女性はそのこだわりを捨てたことで妊娠したとのこと。『なかなか子どもを授からず30過ぎてからはタイミング法をトライ。しかしそれでもダメでついに35歳に突入。そんな時母から「体外受精してみれば?」 と勧められた。早い方がいい、と自然妊娠へのこだわりを捨てて体外受精にステップアップ』(30代女性/一児のママ・産休中)自分の後に結婚したのに、その友人たちから次々と妊娠報告。一人だけ置いていかれている気分になってしまうのは妊活中によくあること。その上周りの友人が皆自然妊娠しているのを目の当たりにしていると「自然妊娠するのが当たり前」 と思い込んでしまうことも。またその当たり前が「自然妊娠じゃなきゃダメだ」という縛りを自分の中で作ってしまうこともあるのです。タイミング法も失敗続きなのに、体外受精に踏み出せないと35歳という壁を感じる年齢にいつの間にか達してしまいます。自然妊娠にこだわり続けると、妊娠率は年齢と共に低下してしまうのです。医療の発達した現代は選択肢があるのは幸運なこと。その恩恵を受けるのは何も間違っていません。体外受精は確かに金銭的な負担はありますが、どうしても欲しいというのであればステップアップしてみても。夫からの言葉で楽になる妊活は一人ではできません。夫との二人三脚で頑張るもの。そんな夫に救われたという女性 たち。『結婚4年目の現在も全く妊娠する気配すらない。そんな時旦那から「子どもがいるから幸せ、じゃなくて、二人でも幸せって思えることがまず一番大事 」と言われ、毎日ヒステリックになっていた自分に気付いた。その日から笑顔で過ごすことの方を優先している』(40代女性/会社員)『「世界で一番愛しているのは妻であって、まだ産まれてきてない子どもじゃない。だから今目の前にいる愛しい人が側いるだけで充分」との夫からの言葉。肩の力が抜けたのか、その後すぐに妊娠したのにはびっくり』(30代女性/一児のママ)生理がくるたびに悲しい気持ちになり「私は女として機能してないのかな? 」と自己嫌悪に陥ることも。また「自分のせい?」と夫に対しても申し訳ない気持ちになってしまったり…。いろんな意味で妊活中は情緒不安定になりがちです。そんな時に夫からの優しい言葉はなによりの救いに。初心を思い出させてくれる「子どもが欲しくて結婚したのではなくて幸せになるために結婚した」という想いは二人共同じなはず。それなのに子どもを授かることに必死になりすぎて全然幸せではない、では本末転倒 なのです。また「夫のためにも自分を大切にしよう」と不必要に自分を責めることもやめられます。夫の優しい言葉で子どものいない人生でもいる人生でもどっちでも幸せだな、と思えるようになりその後に妊娠したというママも。妊娠に執着しすぎるのは逆によくないよう。辛い気持ちを思いっきり吐き出してみる辛い時は辛い気持ちを発散しましょう。抑え込むのではなく、ただ辛いと自分を慰めてあげる状況を作ってあげることで楽になったという話も。『不妊治療中に病院で仲良くなった友人。お互いなかなか授からず「でもウチら大変な不妊治療、頑張ってるよね 」と褒め合いっこ』(20代女性/美容部員)『ダメだった時は、我慢せず声をあげておもいっきり泣く。気持ちを発散させることでその後ポジティブな気持ちで頑張ろうと思える』(30代女性/金融)同じ妊活で頑張っている友人との会話は心をほぐしてくれます。妊活の辛さは当事者でないとなかなか他人にはわかってもらいにくいのです。自然妊娠した友人からは「私なんて大丈夫と思っていた日にできちゃって、予定外でさー」なんてサラリと言われるだけで傷つくことも。不妊治療中は孤独で誰からも褒めてもらえない寂しさもあるけれど、共感し合える人と時間を共有するだけで大きな励み に。同じ苦労をしている者たちで集まって話すとそれだけで辛さも半分になったような気分に。またそういう友人がいなくとも、悲しい時は思いっきり泣いたり、夫に愚痴ったりと気持ちを押し殺さず発散させることは重要。辛い時は辛いで大丈夫、と現状を否定せず受け入れることで、次へのポジティブな気分を引き出してくれます。ふさぎ込みがちになってしまう妊活中だからこそ、リセットする方法を実践してみてはいかがでしょうか?気持ちの持ち方を変えることで妊活に悔いなく取り組みたいですね。●ライター/とも●モデル/杉村智子
2018年07月03日「1人目を妊娠してるから2人目もすぐできる…」と考えていたら、なかなかできない、タイミングがない、など、2人目の不妊で悩んでいるママは多い もの。早くから対策をしておくことで防げるものもある ので、きちんと2人目不妊について知っておくことが重要です。今回は、2人目不妊に悩むママのエピソードと、2人目不妊の対処方法をご紹介します。意外と多い2人目不妊エピソード・エピソード1**********「一人目は順調に授かったため、二人目もすぐ授かるだろう、と自然にまかせた妊活をしようと思っていました。しかし、一人目が卒乳して半年以上たってもなかなか生理が再開せず、産婦人科を受診。しばらく不妊治療をしていましたが、子育てしながらの不妊治療は大変ですしなかなか二人目は授かれず…。しばらく悩みましたが、新しいやりがいのある仕事を見つけて、しばらくは二人目の事を忘れて仕事に専念することにしています。」**********こちらのママは、長期授乳をしていていたため、ほかのママより生理が再開するタイミングが遅かったとのことです。通常授乳をしている間は、体がまだ妊娠をしなくてもいいよ、という認識でプロラクチンという排卵を抑えるホルモンが出ているため、生理が再開しにくい と言われています。通常なら、授乳をやめれば半年以内に生理がくるものですが、なかなか来ない場合婦人科系の病気にかかっている可能性もあります。早めに婦人科の受診をしましょう。・エピソード2**********うちは、1人目も時間がかかりましたが、2人目は夫婦生活が減少してタイミングが合わなかったり、育児などのストレスの生理が不安定で余計妊娠しづらい状況になってしまっていました。周りからの二人目コールもしんどくて、やっとの思いで授かった命も8週で流産。2人目の妊娠がどんどん遅れてしまうたびに、自分の年齢も重ねていくので余計妊娠しづらくなってしまうので焦る一方。悪循環ですね。あきらめてしまいたい気持ちと、あきらめたくない気持ちがせめぎ合っています。**********こちらのママは、元々妊娠しにくいタイプのママですが、1人目の育児による疲れ、ストレス、そして加齢により・夫婦生活が減少し、タイミングが合わせづらい・妊娠率そのものが下がるとなり、2人目不妊の悪循環に陥ってしまって います。2人目不妊の対処法①2人目を早く欲しいママは計画的な断乳も視野に入れて生理再開が遅れ、2人目不妊になってましまうことを防止するには、計画的な断乳をすることをおすすめ。2人目妊娠を加齢や仕事復帰のタイミングなどの事情で少し焦っている、というママは産後半年~1年での早めの断乳を視野に入れて ください。赤ちゃんのためには1歳以上まで授乳を続けてあげるのが理想的ですが、2人目妊娠への起こさせるには授乳を、ストップするのが1番の近道。筆者も授乳しながら妊娠できないかと試みましたが、やはり1人目より妊娠までに時間がかかりました。②ママのストレス、疲れを軽減するためにパパ、に協力を仰ぐ子育てのストレスにより2人目不妊になってしまうことを防ぐには、妊活のキーマンであるパパとのコミニュケーションを密に図ることが重要。子育てをし始めるとママ側の負担が増えるため、パパとのコミュニケーションはどうしても不足 しがち。ママの負担が多くなることからパパとのコミュニケーションもどんどん億劫になってしまう傾向も。すると会話が減って、スキンシップが減って、妊活どころではなくなってしまいます。1歳を過ぎて大人と同じご飯が食べられるようになって、夜中のグズグズも減ってくると、少しだけママの余裕ができる時期があります。その余裕を少しだけパパに向けてあげてください。久しぶりにパパの好物を作ってあげる、マッサージをし合う、労いの言葉をかけあうなど、最近してあげてないなーと思うことをしてみてください。そしてもうひとつ重要なのが育児に関してパパへのサポートを仰ぐ こと。子育ては本当に大変な偉業ですから、本来1人ではとてもこなせるものではありません。まして子供を2人、3人と望むなら、パパの献身的なサポートは必須となります。夫婦間で、その情報をシェアするためにはこのような記事をパパに読んでもらったり、婦人科でパパに医師から話をしてもらったりなどして意識を向上させてあげましょう。----------以上、いかがでしたでしょうか?第二子以降を授かるには、早めの家族計画を立て、夫婦間のコミュニケーションを密にしておくことに越したことはありません。第一子を妊娠できたから、第二子もすぐ授かるもの、という観念を持ってしまいがちなのですが、それも根拠があるものではありません。第一子の妊娠、出産の年齢が高かった、というママは、きちんと第二子以降についてどうするか、ということをしっかり夫婦で共有 しておくようにしましょうね。●ライター/ましゅまま●モデル/大上留依
2018年06月07日こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。妊活をして、めでたく妊娠ということになれば、うれしさもひとしおですね。しかし、同じように妊活中の仲間がいる場合、うれしい反面「伝えた方がいいのか」 、「言わない方がいいのか」 と悩んでしまうことも少なくありません。そのような状況になった際、どのようにすればよいのか、波風を立てずにするための伝え方を経験者の1人としてお話ししたいと思います。妊活仲間で最初に妊娠をしたとき著者も最初の子の時、妊活をしていました。その頃、同じ時期に妊活をしていたのは著者を含め、3人でした。食生活や体調の整え方などさまざまなことを語り合っていたのです。「同じ時期に妊娠したら、同級生になれるね。」 などと話し合っていました。ところがその翌月、著者の妊娠が発覚しました。主人と大喜びをしたのはつかの間、すぐに不安がわき起こりました。「2人に何て言おう…」です。著者は妊活仲間に入って日が浅かったこと、仲間の1人は不妊治療がうまくいかなかったと悲しんでいた矢先のことでしたので、かなり気まずさがありました。つわりがひどかったため、休むことが続き、もう隠しておけないと思いました。なので、出社した際に、先に妊活仲間に「ごめん、妊娠した。」 とはっきり自分の口から告げました。妊活仲間だった2人は、少しの沈黙の後に「おめでとう、謝らないでよ。」と笑顔で言ってくれましたが、やはり気まずさを感じていたようです。その後、妊娠のことは極力話さないでいました。聞かれたときにだけ手短に答える程度にしておきました。なぜなら、彼女たちは妊娠できない自分を責めたり不甲斐なく思ったりしているかもしれないと感じていたからです。職場では妊娠していることをそれほど態度に出さないようにしました。大事なことは…妊娠の報告を伝える時に重視したい点は、相手の気持ちを思いやること です。理由は、相手に劣等感を抱かせないためと、怒りや憎しみといった感情を持たせないためです。自分が望む物を手に出来ないのに、他の人が手に出来ているという状況を目の当たりにすると、劣等感を抱いてしまうことがあります。その際に、「どうして自分には…」 という感情がわき起こり、怒りや悲しみといった感情を持ちます。これはどのような場合にも感じるものです。妊娠という授かり物に関しては、自分を責めてしまうことに繋がります。「自分は妊娠できないかもしれない」という恐怖、周りからの視線や言動など多くを感じるためにです。だから、伝えるときは相手の気持ちを思いやることを優先させましょう。そして、おめでた報告は、できるだけ自分の口からすることをおすすめ します。人づてに聞くことほどつらく不安に感じることはないからです。「隠された」 と憤慨する場合もあるでしょう。手放しに大喜びしたい気持ちを抑えて、「妊娠した」という事実を伝えることがポイントです。おめでた報告の伝え方おめでた報告で注意したいのが伝え方です。相手は、自分が妊娠できない不甲斐なさと、悲しみや不安が入り混じっている状態です。ですから、「妊娠した」という事実のみ を伝えて、余計なことはなるべく言わないようにした方がよいでしょう。NGワードを紹介します。・「つわりがひどくて大変」・「大丈夫だよ、みんなもすぐできるって」・「私はこういう風にしてみたよ。試してみて」・「いざ妊娠すると思うように動けないよ」これらの言葉は、どれも自慢している ようにしか聞こえないと思った方がいいでしょう。妊娠した事実のみを話したら、後は相手が聞いてきたことにだけ答えるようにした方がいいです。相手からの質問であれば、「妊娠をひけらかしている」とはとられず、波風が立ちにくくなるからです。----------以上いかがだったでしょうか?妊娠はおめでたいことですが、妊娠を望んでいるのにできないと感じている人にとっては、本当につらいことです。家に帰って泣いている人 も実際にいます。(妊活仲間だった1人が最近になってそう話してくれました。)だから、相手の気持ちを思いやり、聞かれたことにだけ答えるようにすることで乗り越えられると思います。妊娠中は、不安な気持ちが強いと体調を崩しやすくなります。だから余計に思いやりと余計なことを言わないことが自分自身をも助けることになると考えてください。【参考書籍】人間関係の心理と臨床監修:高橋正臣●ライター/桜井涼●モデル/杉村智子
2018年06月01日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。赤ちゃんを授かるための活動を「妊活」と呼びますね。妊活の最も難しいポイントのひとつ は、「結果が出ないとき、区切りをどこに設定するか」です。妊活を続ければ必ずいつかは赤ちゃんを授かることができる、という保証があるわけではありません。妊活を続ければ続けるほど経済的負担も増えます。今回は、筆者の経験も踏まえて「妊活の区切りのつけ方」 について述べていきます。夫婦が同じ目標を持てなくなった妊活におけるひとつの区切り、つまりゴールの考え方としては、「夫婦、またはパートナー同士が同じ目標を持てなくなったとき」があります。筆者が積極的な妊活をやめたのは40歳になったときでした。筆者はまだ子供を授かることをあきらめきれないでいたのですが、主人と考え方が分かれてしまった のです。主人は筆者の年齢が40代になったことで、妊娠することもこれからの子育ても負担が大きいと考えたようで「もう(子どもは)無理だね」と言われました。筆者と主人の場合、身体的に問題があったのは筆者のほうでした。筆者がその気になれば積極的な妊活を続けることは不可能ではなかったでしょう。しかし、妊活においてパートナーの協力は必要不可欠 です。タイミング法でも人工授精でもそれ以外の方法でも、独りで妊活はできません。その現状があるとき、パートナーと同じ方向を向いて進めない現状では、妊活に区切りをつけるしかありませんでした。それまで同じ方向を見ていた夫婦が、同じ目標に向かって進めなくなったとき、ひとつの区切りとして妊活をやめるタイミングかもしれないですね。産む立場の女性の年齢高齢出産といわれる35歳を超えても妊活を続けようとする場合、40歳がひとつの区切り になるのではないかとおもいます。20歳で子どもを産むことができる人に比べたら2倍も年齢を重ねているわけです。年齢を経るごとに女性の身体は妊娠する能力が落ちることは妊活をしたことのある方ならすでにご存じでしょう。妊活をしている女性の中には「40歳にならないうちに妊娠したい」と考えている人は少なくないのではないでしょうか。その状況にあって妊活の結果が出ないまま40歳を迎えたとき、筆者は妊活に「疲れている自分」 に気がつきました。結果が出ない「戦い」に費やすお金やエネルギーや時間について疑問に感じることが増えてきました。妊活のために病院に通うことが心身ともに負担 になっていたことに気がついたのです。40歳になる前ですら結果の出なかった妊活が、今後結果を出すことができるのだろうかと毎日のように考えていました。これでは妊活を続けること自体が苦痛でしかありませんよね。妊活を続けることそのものに疑問を感じることが増えてきたら、妊活を終えるひとつのタイミングを迎えているといえるでしょう。ずるずると惰性で治療を続けることだけはお金も時間も無駄にするだけなので避けるべきですね。----------以上、いかがでしたでしょうか。家庭のあり方は千差万別です。子どもがいようといまいと、一人っ子だろうと4人の子どもがいようと、その家庭ごとのあり方を誰も否定はしない でしょう。時折、無責任な政治家が「産めよ増やせよ」という趣旨のことを発言して世間の批判を浴びていますが、それこそ余計なお世話です。子どもがいようといまいと、夫婦が幸せならばそれで良い はずです。子どもがいない夫婦に対して、他人は面白おかしく勝手なことをいうかもしれません。しかしそれは、子どもがいては味わえない「自由さ」や「経済的負担の軽さ」などへの妬みの裏返しとも考えられます。自分と配偶者なりの家庭の形を夫婦で描いていけば、他人から何をどう言われても一切気にすることはないでしょう。「他人の家庭のことにまで首を突っ込む暇な人」くらいに考えて、雑音は聞き流しましょう ね。●ライター/マエジマシホ●モデル/杉村智子
2018年05月25日こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。「なんで自分ばかり」「どうして自分だけ妊娠できないの?」とつ自分を責めたり他人を羨んだりしがちの妊活中。不妊治療の辛さもそうですが、つい精神的にもネガティブに陥ってしまいます。その上妊活はいつまで続くかわからないため、息抜きは必須。ママがストレスまみれ…では上手くいくことも上手くいかなくなってしまうのです。そこでポジティブになれるような妊活を楽しむ方法 を、妊活中や妊活経験がある女性に聞いてみました。毎日お風呂に入る『毎晩お風呂は夫が帰宅するまで待って、必ず一緒に入るようにしていました。お風呂でイチャイチャしながら一日の出来事を話すことでラブラブ度もアップ。』(20代女性/二児のママ)『入浴剤を使ったりと、お風呂グッズは大活躍。妊活前は「お風呂は面倒くさい…」とシャワーだけの日も多かったけれど、今は「今日はどの香りにしよう」と湯船につかるのが楽しみの一つに』(30代女性/会社員)「温活」という言葉もあるように、体を温めることは女性の身体にとってとても重要 なこと。体温を上げると妊娠力も高まります。そして手軽で簡単な方法と言えばお風呂。お風呂の時間を「楽しい時間」に 代えてしまえばこっちのもの。夫と一緒に入ったり、入浴剤のバリエーションを増やしてみるだけで特別な空間に。生薬エキス入り、バスソルト、ハーブ入浴剤…と日替わりで体を温める効果を謳っている入浴剤をチョイスするのも楽しいですよね。食塩と炭酸ガスが温浴効果を高める「きき湯」はコスパもよくてオススメです。ただ入るだけでなく一工夫するだけで楽しくリラックスもでき体もポカポカをキープ。授かる美味しいレシピの研究『基本のことだけど妊娠するためには栄養バランスは必須だと思っていた。旬の食材を使って料理するだけで栄養はたっぷり。特に根菜中心の料理は体も温まり妊娠力もアップ』(30代女性/美容師・一児のママ)『妊活のためにコンビニを一切やめ、ついでに皿もお洒落なものに買い替えカフェの真似をしてウチカフェに。どう美味しくて見栄えもするレシピを作れるか考えるのが日課になった。妊活楽しいじゃんって思える時』(30代女性/自営)美味しいものを食べると幸せになれる…というのは妊活中でなくても同じ。「妊活のために作るご飯」という考えでなく「美味しいご飯が妊活に役に立った」 というレシピを研究してみましょう。見栄えがよいカフェ風の料理をテーブルに並べるだけでテンションも上がります。デザートは目にも楽しい涼し気な果物を使ったプルプルゼリー。夕飯は鉄や亜鉛が豊富なラム肉のバルサミコソースのステーキ…と、代謝もあがるヘルシー肉をたっぷり使うと巡りのよい体に。また冷や奴にタレにつけたニラをのせるだけでも彩り豊でスタミナ満点。美味しくてお洒落なレシピを食べるだけで授かり体質へ導いてくれる のです。もっとやる気を出すならSNSを活用して料理好きの仲間と繋がるのもいいでしょう。「妊活だから」と固執せず「健康によい美味しいものを楽しく食べよう」と意識するといいよう。可愛いお守りグッズを集める『困った時の神頼み…ということで、神社巡りやネットやショップで購入したお守りグッズを集めている。子宝に恵まれるパワーストーンはカラフルで可愛い。またぬいぐるみのかたちをしたお守りもあって選ぶだけで幸せに。』(20代女性/メーカー勤務)やはり妊娠はタイミングが大事…つまり運気を上げることも同じくらい大事 なのです。そしてせっかくなら楽しみながら運気を上げたもの勝ち。今は乙女心をくすぐるような可愛すぎる縁起のいい子宝お守りグッズもたくさん 販売されています。選ぶだけでも興奮して、ついつい買いすぎてしまうことも…。購入した人が実際に子宝に恵まれたという噂のお守りもあり要チェック。また夫とお揃いにしてみるとカップル気分が再燃 しちゃうかも?----------以上、いかがでしたでしょうか。妊活は辛いもの…と悲壮感に浸っていてはもったいない。ポジティブになれるところはポジティブに、楽しめることは楽しんで。それが妊活の成功の鍵 かもしれません。妊娠力アップのためにも楽しく妊活は乗り切りたいですね。●ライター/とも(こじらせ美容オタク家)●モデル/貴子
2018年05月24日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。赤ちゃんを授かるための活動をいつしか「妊活」 と呼ぶようになりましたね。それより以前に使われていた「不妊治療」という言葉にはどうしてもネガティブなイメージがあった だけに喜ばしい変化のひとつです。ただ、呼び方が「妊活」に変わったからといっていわゆる不妊治療における厳しい現実が変化したわけではありません。筆者自身も息子を授かるまでに断続的に「妊活」を行いました。今回は筆者の「妊活」経験を踏まえて、不妊治療における重要になる「病院選び」のポイント を述べていきます。不妊治療における病院選びの難しさ不妊治療をするとき、まずは病院を選ぶことになりますね。口コミや評判を調べるところからスタートするでしょう。ただ、不妊治療は毎月、あるいは毎週病院に通うことになるため、交通アクセス も病院選びには重要なポイントになります。いくら治療方針が自分の考えに合致しているからといって、新幹線はともかく飛行機での移動を強いられる病院を選ぶことは経済的にも時間的にも肉体的にも不可能 でしょう。そこで必然的に病院は絞られることになってしまいます。さらには、治療方針が自分の考えに合致している病院であっても、検査してみたら自分の身体に治療方針が合致していなかった という事態も充分にあり得ます。また、医師ごとに治療方針が異なる病院で合った場合、医師との相性もひとつの「縁」 になってしまうのです。良い「縁」とは限らないこともあります。いったん検査や診察を受けてからでないと病院や医師との「縁」を見極められないところ が、不妊治療における病院選びのひとつの難しさだな、と実感しました。病院選びの難しさをクリアするためにはでは、病院選びの難しさをクリアするためにはどうしたらいいのでしょうか。ひとつには、セカンドオピニオンを求めて病院を変えることです 。そのためには、不妊治療について治療する本人と配偶者が知識を蓄えておく必要 があります。なぜなら、知識がなければ、現在受けている不妊治療の治療方針が自分たちの希望に沿ったものなのか、検査結果からみる自分の身体に合致したものなのか、素人ながらでも判断できないからです。筆者も1年ほど治療している間に合計4回ほど病院をかえました 。結果が出なかったことと、素人の浅薄な知識ではありますが、治療に疑問を感じてセカンドオピニオンが欲しくなったためです。不妊治療において最も大切で最も価値が高いのは、「時間」 です。特に年齢の高いご夫婦、特に女性にとって「時間」はお金に代えがたいものです。セカンドオピニオンを迷っている時間はありません。そして病院を変えるときに現在治療を受けている医師に相談する必要はありません。すべて自己責任、自己判断で行いましょう。現在治療を受けている医師に「セカンドオピニオンが欲しいので病院を変えます」といったところで、「ではどうぞ」とあっさり言われるか、説得されて納得できない治療を続けるかのどちらかになるからです。個人的にはどちらも時間の無駄だとおもいますね。素人でも知識を得ることでメリットがあった実話中には素人が不妊治療の勉強をしたところで何になるのか、と考える人もいるかもしれません。しかし筆者が不妊治療において素人が知識を得ることを強く勧めるのには実体験に基づいた理由があります。それは筆者が中断していた不妊治療を新たな病院で再開させたときのことです。その時筆者はすでに35歳で高齢出産 といわれる年齢でした。筆者の不妊の原因の一つに「高プロラクチン血症」 がありました。これは何らかの原因によって妊娠・出産していないのに母乳が出たり、母乳を出すためのホルモンである「プロラクチン」が高くなったりする症状です。プロラクチンには子宮を収縮させたり着床を妨げたりする働きがあるため、プロラクチンの値が高いと不妊の原因となってしまいます。妊娠するためのプロラクチンの値は15ng/ml以下が望ましい、ひと桁であればなお良し、という知識が筆者にはありました 。果たして血液検査の結果、筆者の血中プロラクチンの値は「14.9」でした。通常であれば、ボーダーぎりぎりセーフなので、プロラクチンの値を下げる薬は処方されなかったでしょう。しかし、筆者は「ボーダーぎりぎりなのは理解しています。しかしひと桁であるほうが妊娠しやすいと勉強しました。年齢も年齢ですし、薬を処方してください」と強く医師に迫りました 。すると、医師は「よく勉強しているようだし、熱心だし、年齢もあるしね」ということでプロラクチンの値を下げる薬を処方してくれました。そして筆者は薬を処方されたその周期に無事妊娠することができたのです。妊娠を告げてから初めて健診に行ったとき、医師からは「(プロラクチンを下げる薬である)カバサール妊娠 だね!」と笑われたのもいい思い出です。----------不妊治療は他人任せでは成功しません。女性も男性も自分の身体を妊娠に向けて適している状態に整える努力をしなければいけなくなることもあります。医師任せでもいけません。たった一つのサンプルではありますが、素人が知識を得たことで医療の専門家も耳を傾けてくれることもあります。その結果、不妊治療を終えられることもあるのです。不妊治療の険しい道は自分で、あるいはパートナーとふたりで切り開いていくしかありません。まだ結果が出ていない人でも、まだできることはあるかもしれません。今の周期に結果が出なくても次のチャンスはすぐきます。不妊治療についての知識を蓄え、知識を武器に 道を切り開いていってくださいね。【参考リンク】プロラクチンとは?正常値はどれくらい?妊娠への作用は? こそだてハック()●ライター/マエジマシホ
2018年05月07日「いつか子供が欲しい」と、未来を想像している女性はやはり多いもの。しかし、その“いつか”のために今のうちから妊活準備をしている女性はかなりの少数派でしょう。まだ妊娠する可能性がないとしても、将来の妊娠のときのために準備しておくに越したことはありません。そこで今回は、今のうちからはじめるべき“妊活準備”についてご紹介します。生理周期を把握しておく出典:Shutterstock自分の生理周期を毎回チェックできていますか?自分の生理のことを深く把握しておくことで、将来の妊活に非常に役立ちます。また、妊活だけでなく、生理は女性の心身をゆらがせる期間。そんな自分の体調と、精神状況を向き合うためにも、生理周期を把握しておくことが大切なのです。いくら生理周期が一定の人でも、そのときの心身の調子によって、いつ周期が乱れるか分かりません。どんな人でも、スケジュール帳やアプリで毎月管理するようにしておきましょう。食生活を正す出典:Shutterstockいつかの妊娠をのぞむ女性であれば、妊婦にとって食事がどれだけ大切なのかは、なんとなくでも知っている人が多いのではないでしょうか。妊娠するためにも、妊婦になってお腹で子供を育てているときでも、自分と子供は食事で大きく左右されます。まだ妊娠するつもりがないとしても、いつか子供を産みたいと考えているのであれば、今のうちから食生活を見直してみましょう。一番良いのは、炭水化物やたんぱく質、食物繊維などバランス良く栄養素を補える食事です。しかし、妊活をより意識するのであれば、その中でも”葉酸”と”ビタミン”を意識して摂るようにしましょう。野菜や果物で補うもよし、手軽に摂取するのであれば良質なサプリでもよしです。仕事で忙しいと、外食やコンビニ食になりがちなので、将来の妊活のためにも出来るだけ体をいたわる食事を選ぶようにしましょう。規則性のある生活を送る出典:Shutterstockこれは今の自分の体調をいたわるためにも大切なことですが、規則性のある生活を心がけましょう。「早寝早起き」、「1日3食」、「適度な運動」を行うことが出来れば完璧なのですが、毎日仕事などで忙しいとなかなか実現できないもの。しかし、規則正しい生活をする努力は必要です。例えば早寝早起きはできないとしても、「毎日起きる時間と寝る時間は決めておく」、「睡眠時間は7~8時間は必ず確保する」など、規則性を意識した生活であれば実現しやすいはずです。人によって生活スタイルはさまざまなので、自分の生活スタイルに合っていて、なおかつ規則性を実現できるように努力することが大切です。いくら忙しくても、誰もが1日の中で行う「睡眠」、「食事」、「運動」だけは規則を作って、その他の仕事やプライベートの時間は自分の好きなように使うようにすれば、規則性に縛られること無くストレスフリーな毎日を送れるはずです。自分なりのストレス解消法を知っておく出典:Shutterstockストレスは、心身の不調をきたす厄介者です。それが妊活中となったら、なおさら避けたいものです。体調だけでなく、精神状態によって妊活の妨げになることもあります。「ストレスを溜めないように!」とはいっても、ストレスの溜まらない生活はほとんどないと思います。いくら充実した生活をしていても、いつの間にか多少なりともストレスが溜まっているものなのです。そのストレスで不調をきたす前に、自分なりのストレス解消法を知っておくことが大切です。イライラしたときはカラオケで大声で歌ってみたり、辛いなと感じたときは映画を観て思いっきり泣いてみたり。自分が一番楽で、一番手軽に行える方法を見つけてみましょう。そうすれば、万が一ストレスが溜まったとしても、すぐに対処することができます。将来の妊活のために基盤づくりをしておこう出典:Shutterstockいかがでしたか?仕事や遊びにまっしぐらな時期であれば、妊娠や妊活について考えることはないかもしれません。しかし、今すぐではなくても、「いつか妊娠して子供を産みたい」という希望があるならば、今のうちから基盤づくりをしておくことが大切なのです。実際に妊活を始めてから生活などを見直そうとしても、なかなか取りかかれないものです。5年先だとしても10年先だとしても、今のうちから基盤づくりをしておけば、時が来たときに落ち着いて対応することができます。まだ妊活のことすら考えていない人も、現在妊活中の人も、ぜひ参考にしていただいて、充実した妊活を行えることを願っています!
2018年04月21日妊娠をするための活動である「妊活」。妊娠に関する知識をつけたり、基礎体温を測ったり、食べ物に気を使ったり、病院に通ったりと、その内容はさまざまです。妊活には夫の協力が不可欠ですが、実は「妊活中に夫にやってほしくないNG行動」があるのをご存知でしょうか。今回は調査結果をもとにしたNG行動のご紹介やその理由、夫の振る舞いかたなどをまとめてみました。妊活中の夫婦必見です。 1. 「夫にやってほしくない」NG行動WEBメディア「こそだてハック」の運営会社である株式会社エバーセンスは、20代~40代の妊活経験者を対象に、「妊活」の実態調査を実施しました。その調査で「妊活の前後でパートナーとの仲が悪くなった」と回答した人のエピソードを5つご紹介します。『排卵日なのに深夜までゲームをされ、チャンスを逃した。一人で頑張っているようで悲しくなった』『生理が来てしまい落ち込んでいるときに、”またダメだったのか“と軽く言われた』『排卵日なのに飲みに行ってしまう夫にイライラしてしまった』『毎月タイミングを合わせる日を伝えると、露骨に嫌な顔をされた』『性行為に義務感を感じたため、”ストレスだ“と伝えてしまった』これらをまとめると、妊活中に夫にやってほしくないNG行動は以下のとおり。排卵日に趣味優先妊娠しなかったときにフォローしない排卵日に無関心妊活を一緒に頑張ろうとしない性行為が義務のようになる妊活は夫婦で一丸となって取り組むもの。そのバランスが崩れることで、夫婦仲が悪くなってしまう原因になるようです。どうしてイラッとするのか?それではどうしてイラっとしてしまうのでしょうか。同調査で「妊活中ストレスを感じましたか?」と質問したところ、ストレスを感じた女性は87.3%、ストレスを感じた男性は61.1%という結果に。ほとんどの女性が妊活中にストレスを感じているのに対して、男性はそれほどではない様子。女性のストレスの原因は何なのでしょうか。こちらも同調査の結果をご紹介します。1位:なかなか妊娠しない焦り2位:周囲の人の妊娠報告や子どもの話を聞くこと3位:毎月タイミングを合わせての性行為4位:仕事との両立5位:毎日妊活のことばかり考えるやはり「妊娠しない焦り」が最も多いようです。焦っているときに周囲の人の妊娠報告を聞くのは辛いですし、月に1度のチャンスを逃さないようにすることへのプレッシャー、仕事との両立や妊活の悩みで、どんどんストレスが溜まっていくのでしょうね。 2. 夫がするべき行動とは?ストレスはホルモンのバランスを乱してしまうため、妊活中の妻はなるべく穏やかに過ごしたいもの。それでは夫はどんなふうに行動し、妻を支えていけばよいのでしょうか。同調査で、「妊活の前後でパートナーとの仲がよくなった」と回答した人のエピソードをご紹介します。『“2人でも人生の楽しみ方がある。一生そばにいるよ”と寄り添ってくれた』『悩んでいるとき、悲しんでいるとき”僕にできることがあったら何でも言って“と全面的に協力してくれた』『男性不妊の検査に自らすすんで行ってくれた』『毎月の排卵日のタイミングを最優先にして動いてくれた』『妊娠しやすい方法を調べてくれたり、協力的で嬉しかった』上記をふまえたポイントは以下のとおり。妊娠がうまくいかないときのフォロー妊活に協力的妊活に積極的排卵日を最優先とした行動妊活中の妻に寄り添った行動や、女性主体になりがちな妊活に積極的に動いてくれることが、妊活中の夫婦仲を良くする秘訣のようです。ただ、夫がもともとそういった性格なら良いのですが、あまり乗り気でないと妻はどうしたら良いのかわかりませんよね。夫に上記のような行動をしてもらうための、「女性側の行動」について考えてみました。素直な気持ちを伝える男性はやはり「察する」ということが苦手です。妊活中の不安な気持ちやストレスを、夫に直接伝えてみてはいかがでしょうか。正直に「妊娠できなくて焦ってる」と言えば、夫も「実は俺も……」と自分の気持ちを打ち明けてくれたり、妻の心情を知って協力的になってくれるかもしれません。妊活アプリを入れてみる夫に妊活のことを知ってもらうために、手っ取り早いのが「スマホアプリ」。妊活の情報や状況を簡単に共有できますし、スキマ時間に見ることができるので手間もかかりません。・ペアリズム> Google Play(女性用)> Google Play(男性用)生理日や排卵日、気分の不調などを予測してくれるアプリ。専門家による妊活の情報も充実しています。現在Android版しかありませんが、女性用と男性用があります。・コウノトリ> App Store> Google Play排卵日や妊娠の可能性が高い日、子どもの性別の産み分け目安日までもお知らせしてくれます。口では言いにくい「夜のお誘い」もアプリで伝えることができます。 妊活中は、妊娠しない焦りがストレスとなって女性を苦しめている様子。夫からの行動や声掛け次第で、女性のストレスや夫婦仲は変わります。男性は、妊活中の妻に寄り添った行動・声掛けを心がけてくださいね。女性は夫に自分の心境を言い、支えてほしいことを伝えましょう。また、妊活アプリなどの力を借りるのもおすすめ。夫にも妊活に対する知識や自覚を持ってもらうようにすると、協力的になってくれるかもしれません。 参考:妊活中87.3%の女性がストレスを感じているのに対し、男性は61.1%!ストレス原因は「なかなか妊娠しない焦り」が第1位
2018年04月14日エムティーアイが運営する健康情報サービス「ルナルナ」はこのほど、「妊娠準備~妊活の実態」についての調査結果を明らかにした。同調査は2017年12月25日~28日、10代~50代以上の女性8,382名を対象にインターネットで実施したもの。現在子どものいない人に「将来的に子どもを望んでいるか」と尋ねたところ、86.5%が「望む」と回答した。「望まない」は4.5%、「わからない」は9.0%だった。「子どもを望む」と回答した人に対し、どのようなときに妊娠・出産を意識するかを聞くと、最も多い回答は「結婚をしたとき・結婚を意識したとき」(62.7%)だった。2位は「親戚や友人など身近な人の妊娠・出産を知ったとき」(52.2%)となっている。「妊活」(今すぐに妊娠したい場合だけではなく、将来、妊娠しやすい体をつくるための行動も含む)を行ったことはあるか尋ねると、34.4%が「現在行っている」、22.1%が「過去に行っていた」と回答した。何らかの行動をおこしていると回答したうちの8割以上が既婚女性だった。妊活を始めたときの自身の年齢を聞くと、28歳がピークでその前後3歳に過半数が集中している。日本女性の第1子出産年齢の平均が30.7歳(厚生労働省/平成29年「我が国の人口動態」より)であるため、それ以前に多くが妊娠に向けた準備を始めていることがわかった。具体的な妊活の内容を尋ねると、最も多かったのは「基礎体温の記録」(71.4%)で、「妊娠についての基礎知識などの情報収集」(70.3%)、「パートナーとの妊娠・出産についての話し合い」(60.0%)が続いた。妊活中に苦労したこと・つらかったことを聞いたところ、「周囲からの妊娠・出産報告」(39.7%)が最も多かった。2位は「努力と結果が報われない」(36.5%)、3位は「忙しかったりでタイミングを合わせるのが困難」(36.1%)だった。つらかったときの対処法を聞くと、1位は「パートナーに相談する」(46.2%)で、2位は「ネット、SNSなどの掲示板をみる」(31.2%)、3位「知人・友人に相談する」(28.2%)だった。自由回答では、妊活を行う際に工夫していたこととして「アプリが知らせてくれる排卵日をパートナーと共有」「一緒に通院すると、本腰を入れて考えてくれた」「お互いがどのくらいの気持ちで子どもがほしいのか、そのための改善点は何かを共有」「定期的に話し合いをする」などのコメントが寄せられた。
2018年03月22日深田恭子&松山ケンイチ演じる五十嵐夫婦の妊活を中心に、多様な家族について描かれてきた『隣の家族は青く見える』。不妊治療についても丁寧に描くことで共感を得てきた物語が、いよいよ最終回を迎える。3月15日に放送された第9話では、奈々の妊娠から流産までが描かれ、涙する視聴者が続出。妊活をする五十嵐夫婦がぶち当たった壁、さらには奈々の心情の変化を追うことで、あらためて見えてきたものとは?■妊活は妻のため? 不妊治療で感じる夫婦の温度差第1話で「念のため」という気持ちで不妊治療専門クリニックを受診したにもかかわらず、早々に「不妊症」という言葉を告げられてしまった五十嵐夫婦。「子どもはいずれできる」と悠長に構える大器(松山)は治療に難色を示すが、年齢的なリミットも鑑みて奈々(深田)は前向きに治療(タイミング法)をスタートする。終わりの見えない治療の始まりではあるが、このときは“治療をすれば、きっと子どもはできる”という思いが強く、希望に満ちていた。とはいえ大器は、アルコールを控える奈々の横で平然とビールを飲んだり、精子に異常がなければ“ガッツポーズ”をしたり…。このような夫婦の温度差は、不妊治療をする際に大きく立ちはだかる壁ではなかろうか。本来、妊活は夫婦ともに同じ立場で行うものだが、命が宿るのは女性の体であるゆえ、夫は妻に「協力している」、一方の妻も「夫に協力してもらっている」という考え方に至ってしまいがち。このためどうしても女性が率先して治療を行うことで、その状況次第で落ち込んだり、考え込むことも少なくない。だが五十嵐家の妊活は、夫が不妊治療について“知ること”で、道が開けていく。大器は「知らないから怖い」という奈々の言葉に刺激を受けて自主学習し、良い精子を提供すると高らかに宣言。ここから、奈々と大器は足並みをそろえて妊活に取り組むこととなったのだ。■不妊ストレスが起こるとき…親プレッシャー、他人の幸せ子どもはいらないと考える人もいれば、子どもがほしくてもかなわない人もいる。人生には当たり前なんて存在しないのだが、結婚したら子どもができてあたり前と考えている人がまだまだ多いのが実情。なかでも妻にとって一番の脅威は、夫の母ではないだろうか。孫見たさに、義実家に行けばその話ばかり、あげくにはお守りやら健康食品やらを送りつける…。大器の母・聡子(高畑淳子)もまた悪意のない「孫はまだか」攻撃も凄烈だった。そして義妹の琴音(伊藤沙莉)の妊娠によって、奈々の「どうして私だけ…」という気持ちが募っていく。人の幸せを素直に喜ぶことができない感情は当然ともいえるが、「それで喜んでたら、お人よし通り越してバカだよ」と言う大器に、「だったらバカのほうがいい」とつぶやいた奈々。不妊治療の最中に起こる自分のマイナス感情を受け入れられない姿が印象的だった。第5話ではタイミング法から人工授精へステップアップするが、リセットを繰り返してしまう奈々。さらには琴音の出産に立ち会うという精神的に厳しい状況に置かれるが、「妊娠できないわけじゃなく、まだ妊娠していないだけ」と、自分の中の嫉妬心を乗り越えようとする。一方、奈々の不妊治療を知った聡子は自分の言動を猛省。自分の発言や態度を何度も謝る聡子だったが、おそらく自分の失態をすなおに謝ることができる人はほぼいない。何気ない一言が人を傷つけることもある。思いも寄らないことに悩んでいる人は意外と近くにいるのかもしれない。そして自分の気持ちを言葉に表せばわかってくれる人もいる。ドラマはそんな一言の大切さにも気づかせてくれた。■不妊治療と仕事を両立させことの厳しい現実不妊治療を始めるときに、女性にとって大きなネックとなるのが仕事。治療のスケジュール次第では仕事を休む必要が出てしまうが、会社に「不妊治療」をしていること自体を言い出すことができない。それは女性として恥ずかしさもあるし、病気の治療という必然性もないから。ダイビングスクールで働く奈々は、治療スケジュールの都合で急な休みが増え、「ヤル気がないならやめてもいい」とまで言われてしまう。体外受精へのステップアップを機に、職場に不妊治療の事実を伝えることになるのだが、不妊治療経験者の上司を除く同僚の目はとにかく冷たかった。“子どもがほしい”という気持ちは尊重されて然るべきなのに、働きながら子どもを産むこと、育てることは、どうしてこんなにも窮屈なのだろうか。かといって、子どもを産まなければ産まないで文句を言う人も出てくるのだから弱ってしまう。大器は「今日は人工授精終わってから出勤します」と言える世界を望んでいた。しかし、女性は不妊治療を理由に仕事を辞めざるを得ない状況に陥ることも珍しくない。奈々の同僚の態度から、そんな悲しい現実をひしひしと感じるのだった。■妻だけがつらい? 不妊治療で疲れていく夫の存在不妊治療は女性ばかりがつらくなるもの。そう思い込んでいる人も多いだろう。そのとき夫はどうなのだろうか。態度や言葉に表さないから、「妻だけ苦しんで、夫は何も考えていない」と思っていないだろうか。第7話では、大器がじつは精神的に追い込まれ、カウンセリングに通っていたことが明かされる。治療が長くなることで、気づけば奈々に腫れ物に触るかのごとく接するようになっていたのだ。不妊治療を「もうやめよう」という大器に対して、奈々は「諦めたくない」と本音でぶつかり合う。相手の気持ちを思うことも大切だが、やはり本心は伝えなければわからないもの。これによって、奈々と大器は夫婦の絆を再認識することとなり、晴れて迎えた体外受精で、ついに妊娠することになる。■幸せの光を一瞬で奪う、流産の残酷さマタニティマークをつけ、母子手帳をもらい、妊娠の喜びをかみしめていたのも束の間。奈々は腹痛で倒れ、そのまま流産してしまう。「一生子どもはできないかもしれない」という不安に駆られながら、「大器を父親にしてあげたい」という一心で頑張ってきた努力の賜が、一瞬にして奪い去られてしまう残酷さ。奈々の気持ちを思うと胸が締め付けられ、涙を流さずにはいられなかった。『隣の家族は青く見える』が一貫して描いてきたのは、多様性を認めることの大切さ。もちろん他人に対してだけでなく、自分自身に多様性を認めることで新たに生まれる幸せもあるのだが、自分のことだからこそ、やすやすと受け入れられないのが現実である。岐路に立たされた五十嵐夫婦は、どんな選択をし、どんな展開を迎えるのか…? どのようなカタチであれ、二人が“幸せ”だと思える結末を祈りたい。『隣の家族は青く見える』第10話は、3月22日夜10時から放送。木曜劇場『隣の家族は青く見える』ドラマ公式サイト:
2018年03月21日今までないリアルな妊活ドラマという触れ込みで始まった、フジテレビ系木曜10時の「隣の家族は青く見える」。 「生々しい」「リアル」という声があるいっぽうで、多くの不妊治療経験者からは「ピンとこない」などという意見が数多く上がっている。 ■ピンとこない理由1「周囲の人々のデリカシーがない」 妊活は経験した人にしかわからない精神的なつらさがつきもの。ゆえに不妊治療者や周囲の人々は、言動には慎重になっているはずだが……。 「私は今まで3つのクリニックに通いましたが、どの先生も『不妊症』という言葉を使わずに症状を説明してくれました。わかっていても、もし目の前で先生に言われたら、ショックだろうな」(20代女性) 1話で深田恭子さん演じる主人公の奈々にクリニックの医師が「検査するまでもなく不妊症です」と告げるシーンがある。 病院によってはズバリ現実を提示する医師もいるものの、この宣告に違和感を覚える方も多いようだ。 「マツケンよぉ、会社の同僚に不妊治療していることを喋らないでーーー」(30代女性) 松山ケンイチ(33)演じる夫・大器は時折、会社の後輩に夫婦の不妊治療について話している。だが同じ悩みを持つ友人や家族ならまだしも、若い後輩に他人に夫婦のデリケートなことを軽々しく話すのは妻にとって気持ちのいいものではないはず。 奈々が苦しいときに寄り添ったり「いつか俺たちの所にも絶対(赤ちゃん)来てくれる」と元気づけたりしていても、このディテールのおかげで大器がどこか軽薄に感じてしまうようだ。 ■ピンとこない理由2「主人公たちに本気さが感じられない」 「医師の指示でいちいち戸惑いすぎ。タイミング法だけで簡単にできると思うなよ」(40代女性) 一般にはなじみの薄い不妊治療をドラマで扱う性質上、奈々がどこか無知であったり医師の指示にいちいち戸惑ったりするのはドラマ的に仕方のないこと。しかし本気で妊活について学び、大きな決意をもって治療院の門を叩いた人たちからすると、軽い意識と感じてしまう部分もあるようだ。 「生理予定日3日過ぎて気づくなんて、本当に妊活してるの?」(30代女性) 3話で奈々が、「アレ(生理)もう3日も来てない!」と驚くシーンがある。 妊活中は生理日・排卵日に一喜一憂するもの。アプリなどでカウントダウンしながら、その日をドキドキして待っている人が多い。奈々も毎日基礎体温をつけているほどの妊活中のはずだが……??? ■ピンとこない理由3「成功が見えているから萎えてしまう」 不妊治療で一番つらいのは、先が見えないこと。そして頑張った人が頑張っただけ報われるものでもないことだ。 「挫折や苦悩がありつつも、最終的にめでたく授かるラストが見えてる」(40代女性) 「困難に見えるけど、実際はこんなすんなりいかないんだよなあ」(30代女性) 奈々夫婦は親の反対や夫婦間の意志の相違などはあるものの、双方特に問題なく治療が進んでいく。 それはそれで不妊症の厄介なところだが、治療を受ける夫婦の半数以上は検査や治療の過程で子宮筋腫や無精子症などの問題が発見されるという。また金銭上の困難などにぶつかり、回り道を余儀なくされているというのだ。 治療は順調に進んでも成功せず、別の新しい未来を選ぶことになった方も数多くいるとのこと。終わりの見えない中でもがいていた治療経験者からするとラストが想像できるスムーズなドラマ展開はどこか他人事に思え、歪んだ見方になってしまうのかもしれない。 ただ、直近放映の9話で奈々は初めての体外受精によって妊娠判定を得たものの初期流産という結果を迎えてしまっている。果たして多くの予想通りめでたく授かるのか、それとも別の未来が描かれるのか。最終回が見ものだ。 ■「不妊治療」扱う貴重なドラマ、今後に期待 とはいえ、このドラマの妊活手順(結婚1年で妊娠せず→病院行く→検査する→タイミング法→人工授精→体外受精)がわかりやすいストーリーや「クロミッド(排卵誘発剤)とは〜」「不妊治療の助成金は〜」などと医師や奈々の口から説明される不妊治療のあれこれは、非常に勉強になるとの声も。 世の中の大部分である『不妊治療は自分とは縁のないものだ』と思っている人たちにとって、それが身近に感じる大きなきっかけになっているだろう。 現に実年齢より若く見える深田恭子さんが不妊に悩んでいる役というのは、多くの視聴者に衝撃を与えているようだ。今回、実際に話を聞いた治療経験者たちも「このドラマで一番リアルだ」と口を揃えていた部分だった。 不妊は他人事ではないということ。たとえ経験者がピンと来なくとも「隣の家族は青く見える」は、これから多くの人々の不妊治療に対する考え方を変える役割も担っているのではないだろうか。 <小政りょう>
2018年03月19日ドコモ・ヘルスケアはこのほど、「男女の妊活の知識に関する調査」の結果を明らかにした。同調査は2月24日~25日、20~40代の妊活経験者男女618名を対象にインターネットで実施したもの。妊活を希望したのは女性・男性のどちらであるか尋ねたところ、最も多いのは「お互いに」(51.3%)だった。次いで「女性から希望」(41.4%)となっている。「男性から希望」「パートナーに伝えずに妊活を行っている」はそれぞれ3%台で少数派だった。夫婦間で妊活に対する温度差はどのように感じるか聞くと、女性は51.8%、男性は9.4%が「自分の方が温度は高い」と回答した。「相手の方が温度は高い」と感じる女性は4.2%、男性は28.8%となっており、女性の方が温度が高い傾向が見られた。妊活で重要だと思うことについて聞くと、男女ともに最も多いのが「夫婦生活のタイミング」、2位が「健康的な体づくり」、3位が「年齢」だった。男女別でみると、男性は「夫婦生活のタイミング」「年齢」「生理周期の把握」など直接的なものを女性より重視している。一方、女性は「ストレスを溜めないこと」「体を温めること」など、間接的なことに関して男性より重視していることがわかった。排卵日前が最も妊娠しやすいタイミングであることを知っているか聞くと、82.4%が「知っている」と答えた。 女性は87.7%、男性は77.0%が「知っている」と答えている。女性の卵子は年齢が上がると老化して数が減っていくということを知っているか尋ねたところ、男女とも認知率は85%以上だった。女性は95.8%が、男性も87.7%が「知っている」と回答している。男性の精子は毎日新しく作られることを知っているか聞くと、79.3%の男性が知っていたのに対し、女性の認知率は73.8%だった。不妊の原因の約半数は男性にあることを知っているか尋ねたところ、女性の30.1%、男性の32.0%が「知らない」と答えた。産婦人科専門医で医学博士の宋美玄先生によると、妊活中、温度差のあるカップルは多いという。しかし、男女で温度差が出てしまうのは仕方がないとのことで、男性には「温度差を感じさせない努力」が必要で、「妊活中の女性は心も体も負担になりやすい。そんなときは、男性が女性に共感してあげることが一番です」とコメントしている。
2018年03月17日エバーセンスはこのほど、「妊活」の実態調査の結果を明らかにした。同調査は2017年12月13日~2018年2月18日、20代~40代の妊活経験をした男女1,089名を対象にインターネットで実施したもの。妊活を始めた年齢について尋ねたところ、最も多い回答は「25~29歳」(37.0%)、次いで「30~34歳」(36.0%)だった。「20~24歳」(9.9%)を合わせると、20代で妊活をした人が46.9%と約半数を占めた。「妊活を始めよう」と伝えたのは女性・男性のどちらからか尋ねると、78.2%が「女性から」と答えた。「男性」は11.8%だった。妊活として取り組んだことを聞くと、「排卵日に合わせて性行為をする」(87.1%)、「基礎体温を測る」(72.5%)、「葉酸の摂取」(59.0%)が上位を占めた。「不妊治療」(42.1%)という回答は、「食生活の改善」「適度な運動」など生活習慣の見直しをした人よりも多くなっている。妊活を始めて妊娠するまでどれくらいかかったか尋ねたところ、「1年未満」と回答した割合は、20~24歳では85.7%、20~29歳では72.4%だった。30代後半では妊活を始めて1年未満に妊娠した人は40.4%、40歳以上になると24.0%と年齢が上がるにつれ減っている。一方、3年以上の妊活を経て妊娠したという人は、30代後半から割合が増加し、4人に1人は3年以上の妊活を経て妊娠していることがわかった。妊活中にストレスを感じたか尋ねたところ、女性の87.3%、男性の61.1%が「感じた」と答えた。「ストレスは感じなかった」という回答は、男性で38.9%、女性で12.7%と、男性の方が女性の約3倍ストレスを感じていないことがわかった。ストレスを感じている原因について聞くと、女性は「なかなか妊娠しない焦り」(73.9%)、「周囲の人の妊娠報告や子供の話を聞くこと」(59.8%)という回答が多かった。男性は「毎月タイミングを合わせての性行為」(43.9%)や「配偶者・交際相手の態度」(17.5%)が原因として多く挙げられている。妊活の前後で「パートナーとの仲」がどうなったか尋ねたところ、55.1%は「変わらなかった」と答えた。37.2%は「仲がよくなった」と答えている。「仲が悪くなった」という回答はわずか7.7%だった。
2018年03月11日六本木レディースクリニックはこのほど、「妊活に関する調査」の結果を明らかにした。同調査は1月23日~25日、全国の20~40代の妊活・不妊治療経験者と未経験者女性900人を対象にインターネットで実施したもの。20歳のときに思っていた想定妊活開始年齢を尋ねたところ、全体の平均は27.35歳だった。しかし、不妊治療を経て子どもを授かった女性に実際の妊活開始年齢を聞くと、全体平均より2歳高い29.4歳となった。妊活開始の理想的な年齢は「26.3歳」で、実際に出産を経験した女性でも、想像と現実に約3年の開きがあることがわかった。不妊治療経験のある人に対し、妊活を開始してから不安を感じるまでの期間を尋ねたところ、子どもがいる人は平均8.66カ月、子どものいない人は平均8.55カ月だった。実際に不安を感じてから病院を受診するまでの期間は、子どもがいる人は2.25カ月、子どものいない人は3.35カ月で、子どもがいる人の方が約1.1カ月受診が早かった。実際に妊活として取り組んだことを尋ねたところ、「身体面」「生活習慣」「情報収集」という回答が上位を占め、「経済面」は後回しになっていることがわかった。しかし、不妊治療において最も大変なこと聞くと、1位の「精神的な負担・ストレス」(37.3%)に次いで、「金銭的な負担」(13.3%)が多くなっている。不妊治療経験のある人に対し、実際に不妊治療にかかった金額(総額)を聞くと、平均は93万円だった。許容できる金額を聞いたところ、不妊治療を経験ありの人は平均118万円で、中には500万円以上という回答もあった。一方、妊活経験ありの人は平均61万円、不妊治療・妊活も経験ない人は66万円だった。パートナーが妊活に対し積極的か(妊活を経験したことがない人は、自分が経験した場合を想定して回答)尋ねたところ、不妊治療を経て子どもを授かった女性は80.3%が「積極的」と回答した。子どもがいない既婚女性は62.0%が「積極的」と答えている。不妊治療で頼りになった人について聞くと(不妊治療を経験したことがない人は、自分が経験した場合を想定して回答)、不妊治療を経て子どもを授かった女性の60.3%、子どもがいない既婚女性の47.0%は「配偶者」と答えた。独身女性の場合、「配偶者が頼りになりそう」と回答したのは34.3%にとどまっている。不妊治療を経て子どもを授かった女性に妊娠を希望する女性へのアドバイスを聞いたところ、「望んでもすぐに妊娠するわけではないということを知っておく」(32.3%)が最も多かった。次いで、「ストレスを溜めない」(32.0%)、「貯蓄を増やす」(27.7%)となっている。不妊治療を経て子どもを授かった女性に妊活・不妊治療を経験してよかったことを尋ねると、48.3%が「子どもをさらに愛おしく思えた」と回答した。「同じような境遇の人に気をつけるようになった」(40.0%)や、「パートナーとの仲が深まった」(25.7%)という回答も多かった。
2018年02月20日婚活と聞いてどんなイメージを持ちますか?おそらくプラスのイメージよりも、大変そう、疲れそう、と言ったどちらかと言うとマイナス要素を含んだイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?結婚出来るのか不安で仕方ない、頑張っても確証がない、努力の仕方がもうわからない・・・。婚活経験者なら一度は感じたことのある虚無感。いっそのこと婚活なんてやめてしまい…だけど、そう簡単には割り切れないですよね。でも、そんな風に婚活疲れしていたら、成功するものも成功しなくなってしまいます。少しでも婚活を楽む為にはどうしたらいいのか、一例をご紹介します。出会い探しは一旦お休みして趣味に没頭する出会いの王道の場所は合コンや飲み会です。確かに出会う率が高いしお酒も入るので親密になりやすいのですが、良い出会いを見つけようとして気持ちが疲れていませんか?それに、どこか必死さが滲み出てしまうと男性は好意的にとらえないことが多いです。そんな時は、一度お誘いを断り何か趣味を見つけてみましょう。これからは趣味を生きがいに、と言う訳ではありません。目的は「精神面の安定と視点を変える」です。例えばスポーツジムに入会するとしましょう。スポーツジムは身体を鍛えたり、運動する場所ですが出会いもあります。同じように通う会員や、その知り合いを紹介される可能性もあるしトレーナーやスタッフと仲良くなることも。身体を動かすことは精神面の安定にも繋がります。普段とは違う環境に身を置くことで新たな発見も期待できます。婚活のマイナス要素をゼロにする婚活が辛い、大変、うまくいかない・・・といったマイナスイメージがあると、いざ行動に移しても潜在意識の中で、婚活しても良いことがない自分から抜け出せません。いきなりプラスのイメージにもっていくのは難しいと思うので、まずはマイナスイメージをゼロにもっていけるようにしましょう。その為には、どうしたら自分が心地良くなるか考え、本当に望んでいることをイメージしてみて下さい。妄想でもいいのです。イメージが具体化すればするほど行動に移しやすくなり結果もついてきやすくなります。辛くて大変だった婚活の概念が変わることでしょう。未来を具体的に想像する婚活をしている多くの大人女子には魅力が沢山あります。魅力がないから結婚してないことは決してないはずです。まずは肩の力を抜き、いつもと違う環境に触れてみたり、本当に望んでいる婚活の結末、未来を具体的に想像してみてください。きっと今までより楽しくなるでしょう。
2018年02月16日結婚して、子どもを望み、子作り(妊活)すれば子どもはできる。多くの女性が、それも若ければ若いほどそう思っているのではないでしょうか? 私もそうでした。でも、現実はそうでないこともあるのです。20代で始まった私の不妊治療をお伝えしようと思います。文・mimi【20代からはじまった不妊治療】vol. 4(最終回)タイミングと体外受精、努力は報われない前回までのお話はこちらをどうぞ。クリニックでタイミング法をしてもらうも、一度も妊娠することがなかったので20代最後の29歳から再びKクリニックで体外受精にトライすることにしました。このころは生理がくるたびに、ヒステリックをおこし心身共に疲弊しきっていました。仕事はやめずに働きながら治療をすることにしました。不妊治療はなんとなくスケジュールが予想できるものの、病院が指定する日時は絶対です(●月●日朝●時と指定されます)。その度に、遅刻・早退をしなければなりません。毎回仕事が休みの日であればよいのですが、そううまいこといきません。自分が不妊治療をしていることをカミングアウトしたくありませんでしたが、上司に報告し、通院の際に遅刻早退しながら治療を続けました。私の仕事は担当制の事務職で早退や遅刻しなければならない日の前後に早出・残業することで周りのメンバーへの負担は最小限に抑えることができました。また周りからの、なんであの人はいつも特別に遅刻早退しているのだろう?という疑問も公表することでモヤモヤは少なかったと思います。3回目の移植で、妊娠結果8回採卵をし、ありがたいことに3回目の移植で子どもを授かることができました(受精卵を体にもどす移植は無痛です)。治療費は100万円を軽く超え、金銭的にも辛いので移植は一年に3回までと決めていた中での妊娠でした。不妊治療は妊娠というゴールに向かって進もうとしても何度も「ふりだしにもどる」でスタート地点に突き返される感覚でした。妊娠がわかった後、嬉しい気持ちとともにいつふりだしに戻されるかわからない恐怖が無事に出産できるまで常にありました。20代で不妊ということは、おそらく稀なほうではないかと思います。でも思えば結婚前、万が一子どもができてもいいよね!ということで避妊していませんでした。しかし妊娠することはありませんでした。もしかしたら私は結婚前から「不妊」だったのかもしれません。誰もがみな母親から生まれてきているので、女性は小さい頃から当たり前のように「大きくなったら私も子どもを産むんだ!」と思っている方が多いと思います。あの頃はいとも簡単に妊娠できる、なんなら赤ちゃんはコウノトリが運んでくると思っていたのではないでしょうか? だから自分が「不妊症」ということがわかったら、幼い頃から信じてきたことが覆されるからショックが大きいのだと思います。妊娠って奇跡の結晶です。「妊娠できなくてかわいそう」と思っているのは自分だけ生理が来ている=妊娠できるというわけではありません。子どもが欲しいけどなかなかできない。でも生理が来ているから大丈夫なんて思ったら、一度病院にいって検査をしてほしいです。問題がなければそれでよし、万が一問題があってもきっと解決策があります。また、不妊治療はひとりで抱え込まないが鉄則です。私は殻に閉じこもりがちで自分自身のことを「不妊治療をしている私ってとってもかわいそう」と思っていました。しかし治療を終え「かわいそう」と思っていたのは自分だけだと思いました。本当にあなたのことを想ってくれる人であれば全力で応援してくれるはずです。実際に心無い言動で傷ついたこともありました。だけど、そういう人はもう金輪際関わらなければよいんです。人間関係の断捨離をしました。まだ30数年しか生きていませんが、20代で不妊治療を経験し、自分の努力だけではどうにもならないことがあるのを痛感しました。#体にいいコト 記事を、もっとみる。#恋愛 記事、#占い 記事、#セックス 記事も読んでみる。※ 【恐怖! 年々目立つ…】毛穴、たるみ、くすみ。肌トラブル対策を教えて!(C)poplasen/Gettyimages(C)Marjan_Apostolovic/Gettyimages(C)paylessimages/Gettyimages(C)shapecharge/Gettyimages
2018年02月06日深田恭子、松山ケンイチ主演の木曜ドラマ『隣の家族は青く見える』。深田、松山の夫婦をはじめとした、コーポラティブハウスに集う4つの世帯のそれぞれの悩みや価値観の相違を描く。まっすぐなストーリーがあるわけではなく、深田、松山の夫婦の不妊治療を中心に、それぞれのお話がクロスする群像劇だ。だから気軽に見られる反面、ネットやSNSでの議論をそのまま聞かされている気分にもなる。■「他人の生活に踏み込むなっつーの」まず、明らかになっている4つのカップル(家族)がそれぞれ抱えている問題(秘密)を整理してみよう。五十嵐奈々(深田恭子)と五十嵐大器(松山ケンイチ)はラブラブ(死語)の夫婦だが、子どもができないため、不妊治療を開始したばかり。川村亮司(平山浩行)と杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)は入籍していないカップル。ちひろは子ども嫌いを公言している(でも、結婚はしたい)。一方、亮司はちひろに内緒で前妻との子・亮太(和田庵)に会いに行っている。広瀬渉(眞島秀和)と青木朔(北村匠海)は男性同士のカップル。渉は自分がゲイだということをひた隠しにしており、奔放な朔に頭を痛めている。小宮山真一郎(野間口徹)と小宮山深雪(真飛聖)はふたりの娘を持つ幸せな家族。しかし、多忙すぎる会社を早期退職してしまった真一郎は、深雪から冷たい目で見られている。誰だって、人に知られたくない悩みをひとつやふたつぐらい持っているもの。しかし、彼らが住んでいるコーポラティブハウスは境界線が非常に薄く、それぞれが関わりながらコミュニティを形成していくことになる。「隣の芝生は青く見えるっていうけど、ホントそれ。他人の生活に踏み込むなっつーの」とは、コラボCMに登場するちひろのセリフだが、そうはいかないのがコーポラティブハウスなのだ。そして、それは視聴者にとっても他人事ではない。■「次はできるよ。大丈夫」の罪「今日、夜もタイミングとりたいです」「え~~」不妊治療を始めたものの、奈々と大器の意識にはかなり差がある。タイミングとは、不妊治療の一種である「タイミング法」のこと。排卵日、あるいは排卵日の前後に性交を行うことで妊娠の確率を上げる、多くの妊活カップルが最初に行う方法だ。しかし、それでも奈々は妊娠しない。「次はできるよ。大丈夫、大丈夫」と気楽な大器。しかし、この言葉、妻にとっては嬉しくないらしい。むしろプレッシャーになる。そういえば、1話で精液検査を行って問題なかったと判明したときにガッツポーズをしていたが、あれも妻にプレッシャーをかける仕草だと思う。もちろん、喜んでしまう気持ちもわからないわけではないのだが。また、大器は日にちを指定されて性交することに、あからさまに嫌気がさしている模様。1話では精液検査について先進的な考えを披露していた部下の矢野(須賀健太)も、大器に理解を示しているようだ。「男はそういうところ、繊細ですからね。でも、奥さんも難しく考えすぎずに、今までどおり楽しんだらいいと思いますけど」「そうそれ!子作り意識しはじめてから、ぜんぜん楽しくなくなったんだよなぁ」楽しみながらできるほど、不妊治療は生易しいものではない。実際、奈々は体に負担がかかる子宮卵管造影検査をこなしている。不妊治療に関する男女の意識の溝は深い。■このドラマは『スカッとジャパン』ではない亮司が息子の亮太に会いに行っていたのは、別れた妻が急死したからだ。妻の老母は体調が不安定で小学生の息子の面倒みきれない。亮司はいつか亮太を引き取りたいと考えていた。しかし、子ども嫌いのちひろが、亮司が亮太と一緒にいるところを目撃してしまう。ショックを受けたちひろがコーポラティブハウスに帰ってくると、各ファミリーが揃ってバーベキューの真っ最中。ここで深雪のデリカシーレスな発言が火を噴く。「おふたりとも、そろそろ真剣に子作りしたほうがいいと思うのよねぇ。どんなに見た目年齢が若くても、子宮や卵巣は若作りできないじゃない?」かつてアーティストの倖田來未はラジオで「35歳を過ぎると羊水が腐る」と発言して大バッシングを受けたことがある。深雪の言っていることは、それほど変わらない。カッチーンと来たちひろは、真正面から反論する。「子ども作んないと、なんかマズいんですか?小宮山さんの言うことを聞いてると、子どもを作らない女は価値がないみたいだから」「そんなこと言ってないわよ。女性はその存在だけで十分に価値があると思ってる。だけど、その価値を最大限に使って社会に貢献しないと、もったいないじゃない」言ってたよ!先週「女は子どもを産んでこそ一人前だもの」「子ども欲しい、っていうのは女性共通の願いよ」って言ってたよ!深雪の発言に怒りが爆発するちひろ。しかし、彼女の攻撃の矛先は、深雪の娘たちにも向く。「私は子どもなんか嫌いだし、母親になんか絶対なりたくない!」。子どもは大人の怒鳴り合いには敏感に反応する。おまけにその矛先が向けられるなんて、本当に可哀想だ。「自分のものさしだけで、他人を測るなっつってんだよ!」というちひろの啖呵は正論だが、視聴者はスッキリしない。このドラマは『スカッとジャパン』にはなってくれない。その場を収めようとしたのは、奈々だ。「子どもがいる人もいない人も、働いている人も働いていない人も、いろんな人がいていいじゃないですか。どうしてみんな同じじゃないといけないんですか?みんな違ってていいじゃないですか」彼らの様子を面白がっているのは朔だ。さまざまな価値観を隠してお互いが穏便に生きるのではなく、ぶつかり合ったほうが新しい何かが生まれる可能性がある。ゲイの朔は、そのことを察知しているのだろう。そして、渉と朔がキスしているところを奈々が目撃してしまう!コーポラティブハウスって、本当に秘密が守れないんだね……。■お互いに何も干渉しないのがベストなの?『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』も手がけた中谷まゆみの脚本は、とてもわかりやすい反面、ちょっとストレートすぎる部分がある。議論の材料になるドラマだが、ちょっと視聴者は疲れるかもしれない。朔はこんなことを言っていた。「きれいなものをきれいって言うのは、すごくいいことだと思いますけど。でも今って、いいことも悪いことも、言っちゃいけないって風潮があって。息苦しくないですか?」お互いの生き方や価値観を大切にするには、お互いに何も干渉せずに黙っているのがベストなんだろうか?そうではないんじゃないかというのが、朔の考え方だ。自分の思ったことを正直に言い、それが相手を傷つけたなら素直に謝る。摩擦が起こったら、なぜ摩擦が起こったかを考え、解決に導く。このドラマは、そんなことをさりげなく訴えているような気がする。また、物語の途中には、大器が開発したおもちゃで子どもが怪我をするというエピソードが挿入される。幸いなことにたいした怪我ではなかったが、孫におもちゃを買い与えた祖母は辛い気持ちになっているだろうと想像して落ち込む大器。このエピソードが示しているのは、「よかれと思って」やったことが裏目に出てしまうという悲しさと、それでも「よかれと思って」という気持ちは悪いものではない、ということなんじゃないだろうか。深雪がお節介でちひろたちに配ったマフィンはたいそう美味しかったという。
2018年02月01日ドラマ「隣の家族は青く見える」で、妊活に励む妻を演じる女優・深田恭子の好演が話題だ。不妊治療という極めてデリケートな問題に切り込みながらも、トーンが決して重くならないのは、深田さん自身のふわりとした魅力が大きなカギとなっているように感じる。■作品を支える深田恭子の“癒し力”とは?子どもがほしい夫婦の奈々(深田さん)と大器(松山ケンイチ)の2人を中心に、それぞれに悩みを抱えた家族たちの葛藤と成長を描く本ドラマ。深田さん演じる奈々は、なかなか子どもができないことに不安を抱える35歳の女性だ。ものすごくいい人だけれど、「不妊治療!? 大丈夫でしょ!」とのんきに構えている夫、孫がほしいと口にしてしまう姑、周囲ではどんどん子どもが生まれているのに、置いていかれているような焦燥感…。1話から同世代の女性にとってはドキリとするほどリアルな描写が満載だ。さらには通い始めた不妊治療クリニックでの医師とのやりとり、治療の難しさも描かれるなど、近しい人でも避けがちな話題にしっかりと向き合おうとしている本ドラマ。実年齢も35歳である深田さんが等身大の女性を演じることで、共感度も倍増。深刻な問題をきちんと提起しているが、軽やかなエンターテインメントとして楽しめるのがうれしい。視聴後には、奈々が夫を好きでたまらないことや、夫とともに悩みを乗り越えようとする一生懸命な姿が心に残り、ほっこりできる内容となっているのだ。そう、とにかく奈々がかわいい。奈々と深田さんの持つピュアな魅力が見事に重なったからこそ、ふわりとした“癒し力”として結実しているのだろう。■“ほんわか”と“大胆さ”…神がかった共存が醸す魅力作品群をふり返ってみても、ほんわか&ふわりとした役柄を演じさせたら、ナンバーワンとも思えるのが深田さんだ。2005年のドラマ「富豪刑事」で演じた神戸美和子役は、世間知らずで天然系のお嬢様。おっとりとした雰囲気が深田さんのイメージとぴったりで、彼女の当たり役となった。そして2016年のドラマ「ダメな私に恋してください」のドSな元上司に恋するダメ女役も、同じく天然系の役どころ。その愛らしさにキュン死した人も多いことだろう。また、大胆さとセクシーさも深田さんの持ち味。大胆さという意味では、16歳にして一躍脚光を浴びることとなった1998年のドラマ「神様、もう少しだけ」の熱演は、いまでも鮮烈な印象を残す。たった一度だけのつもりだった援助交際のためにHIVに感染してしまった女子高生を演じた深田さん。援助交際やHIVを取り上げたセンセーショナルな作品だったが、深田さんが体現した一途さと情熱的な愛が多くの反響を呼び、大ヒットを記録した。2009年の映画『ヤッターマン』のセクシーなドロンジョ姿も忘れがたい。近年はインスタグラムでもセクシーボディを披露しており、ファンを喜ばせている。“ほんわか&ふわり”としていつつ、“大胆でセクシー”。このギャップがたまらなく刺激的なのが深田さんだが、それが嫌味にならないのがまた、すごいところ。つねに内面からピュアな魅力を放ち、男女問わずに支持を集めている。しかしながら「隣の家族は青く見える」で必要となるのは、ギャップではなくリアル。本ドラマのヒット祈願では「妊活を行う女性を演じますが、自分自身は本当に母親になりたいのか、なりたくないのか、撮影の合間につねに考えていますが、答えは出ていません」と語るなど、彼女自身、女性としての生き方を考えるきっかけをもらっている様子。持ち前の“癒し力”を発揮するとともに、大人の女性のリアルをどのように演じきってくれるのか。とても楽しみだ。(text&photo:Orie Narita)
2018年01月31日結婚して、子どもを望み、子作り(妊活)すれば子どもはできる。多くの女性が、それも若ければ若いほどそう思っているのではないでしょうか? 私もそうでした。でも、現実はそうでないこともあるのです。20代で始まった私の不妊治療をお伝えしようと思います。文・mimi【20代からはじまった不妊治療】vol. 3初の体外受精は失敗。もう一度タイミング法に前回までのお話はこちらをどうぞ。初めての体外受精は「採卵数ゼロ」という残念な結果になり、薬が合わず救急車で運ばれたショックや金銭的な面、そしてやはり20代で不妊ということが受け入れられず、体外受精はいったんお休みにして、1年間を限度に近所のレディースクリニック(以下Aクリニック)で排卵誘発剤を処方してもらいながらタイミングをみてもうらうことにしました。同時に妊娠しやすい体作りが大切だと思い、ウォーキング、ヨガ、怪しいマッサージ、温かいものしか飲まない、骨盤矯正など、妊娠によいとされたものをとことん試し続けました。基礎体温に振り回される生理周期は相変わらず35日前後。生理3日目から5日間排卵誘発剤を服用し、生理12日目に卵胞の大きさ等をチェックしにAクリニックに行きました。タイミングを指示されるのはだいたい生理19〜21日目。基礎体温をつけ続けていたのですが、タイミングを取った後体温が高くなるとテンションが上がり、しかし生理予定日になるとバッチリ下降するのです(妊娠していれば生理予定日を過ぎても高温のまま)。基礎体温が低く検出された日は何度も体温を測り直し(基礎体温は朝イチに体をほとんど動かさずベッドの中で計らないといけません。)、仕事中に「体温下がったけど陽性」「妊娠超初期症状」「着床出血」「茶オリ 妊娠」このような単語を何度も何度も調べました。知識がドンドン増えていきます。1日予定日を過ぎただけでひとりで妊娠検査薬を使い、陰性反応に凹みつつも心のどこかですっごく期待し、その後生理になり撃沈する。体温ってすごく正直なんです。生理になるたびに主人に「ごめんね。」と泣きながら謝りました。その度に「また頑張ろう。」と慰めてくれるのがまた辛く……。初めのうちは泣いてばかりでしたが、次第に生理がくるたびにヒステリックを起こすようになり、毎回夫婦喧嘩をするようになりました。友人がどんどん妊娠していく……Aクリニックでタイミングを見てもらい始めて、3か月ほどしたころから既婚友人の「妊娠ラッシュ」が始まりました。しかも、生理1日目で凹んでいる時など「なんで今日に限って」という時に報告があって、そういう時は正直辛かったです。SNSをみればマタニティライフを楽しんだり、育児に奮闘している友人がおり、その姿が羨ましく、辛く、そんな自分が嫌になっていきました。芸能人のおめでたニュースでさえ辛く感じるようになりました。器が小さいと思われてもしょうがないけど、どうして私たち夫婦は子どもが授からないんだというなんとも言えない冴えない気持ちになったり、みな努力をしないで妊娠しているのに私はどうして努力をして妊娠しなければならないのかとか、そもそも子どもって授かりものなのにどうして努力をしなければならないのか、友人の妊娠というおめでたい話を心からおめでたいと思えず嫉妬している自分が嫌でたまらず、辛かった。そんな時に救われたのは小学校からの親友のひと言。「○○(私)は友だちが多いから、それだけ報告が多いんだよ」。辛い時は友人のこの言葉を思い出し、また同じ悩みを抱えている方たちのブログなどをみて励まされましたが、Aクリニックでタイミング法を続けても、妊娠によいとされるものをいろいろ試しても、私が妊娠することはありませんでした。#体にいいコト 記事を、もっとみる。#恋愛 記事、#占い 記事、#セックス 記事も読んでみる。※ 【恐怖! 年々目立つ…】毛穴、たるみ、くすみ。肌トラブル対策を教えて!(C)kieferpix/Gettyimages(C)Blair_witch/Gettyimages(C)bee32/Gettyimages
2018年01月30日深田恭子、松山ケンイチ主演のドラマ『隣の家族は青く見える』がスタートした。フカキョンと松ケンは妊活に励む若い夫婦役を演じる。妊活をテーマにしたドラマが始まると聞いたとき、反射的に「難しいドラマだな……」と思った。筆者もかつて妊活を経験している。妊活というか、ひらたく言えば不妊治療だ。夫婦の妊活をテーマにしたドラマを作るとき、妊娠の成功(出産)をゴールにすると、登場人物たちはハッピーエンドで終わるが、同時に観ている多くの妊娠・出産がかなわなかった人たちが傷ついてしまうおそれがある。妊娠できなかった、というゴールになると、それはそれで悲しい。それだけデリケートなテーマなのだ。そのあたりをどうするんだろう……と思いながら第1話を視聴してみた。■いろいろな事情のある4組のカップル登場人物は、主に4組の夫婦(カップル)。まず、スキューバダイビングインストラクターの五十嵐菜々(深田恭子)と玩具メーカー勤務の大器(松山ケンイチ)の夫婦。結婚5年目。お互いに子どもが欲しいと思っているが、子宝には恵まれていない。次に、バツイチのスタイリスト、川村亮司(平山浩行)とネイリストの杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)。彼らはまだ結婚していない。そして、ちひろは一生子どもを持つ気がない。三組目が一級建築士の広瀬渉(眞島秀和)と渉の恋人のバーテンダー、青木朔(北村匠海)。彼らはゲイカップルだ。広瀬は自分がゲイであることを周囲に頑なに隠している。そして最後が、商社マンの小宮山真一郎(野間口徹)と専業主婦の深雪(真飛聖)夫婦。彼らにはふたりの娘がいるが、真一郎は失業してしまう。この4組のカップルがお話の舞台となるコーポラティブハウスを作ろうとするところから物語が始まる。このドラマは、彼ら4組がそれぞれのカップルが抱える問題や、お互いの価値観の違いに直面するシーンを通して、それぞれの幸せをつかむ様子を描く。妊活だけのドラマではなかったのだ。筆者の勘違いだった。コーポラティブハウスとは、さまざまな家族が自分たちの意見を出し合いながらデザイナーとともに作り上げる集合住宅のこと。共有スペースもあり、第1話のサブタイトルでは「ひとつ屋根の下」と表現が使われていた。それだけ密接な関係になるというわけだ。どうでもいい話だが、コーポラティブハウスはオシャレさを追求するあまり、外付けの急な階段がついている建物が多く、この前みたいな雪の日はすごく危なかったりする。■「女は子どもを産んでこそ一人前」!?「みなさんもいずれはお子さん作られるでしょうし!ね!」「お仕事お忙しいのはわかるけど、子どもは絶対作ったほうがいいわよ!」「あら、いろいろな考え方があっても、子ども欲しい、っていうのは女性共通の願いよ」「女は子どもを産んでこそ一人前だもの。ねぇ~?」「少しでも少子化に歯止め、かけなきゃね!」目を剥いてマシンガンのようにまくしたてる深雪。夫・真一郎の制止も聞かずに話し続ける。この発言のヤバさはDRESSを読んでいるみなさんならよくおわかりだと思う。サクラ先生なら「それは違うと思います」と言うだろうし、四宮先生なら「何言ってんだ、お前」と突っ込んでくれるだろう。まるでどこかの田舎のおっさんのような発言と価値観だが、これがこれからコーポラティブハウスに入ろうとするアーバンな40代女性によるものだったりする。こういうことを悪意なくカジュアルに言ってしまう人は、どこにでもいるということなのだろう。もちろん「悪意なく」というところもヤバイ。離れた場所で放たれる「あーっ、ムカつくーっ!」というちひろの怒りはよくわかる。パートナーの亮司はちひろの怒りを「見かけによらず常識的なところ、好きだよ」と鷹揚に受け止めて、話を重くしない。だが、しっかりと「常識的」と言っている。深雪の発言が非常識なことぐらい、誰だって承知なのだ。似たようなことを言う人が、もうひとりいる。大器の母・聡子(高畑淳子)だ。聡子はうれしそうにこう話しかける。「あっちのほうも、そろそろ、ねぇ?」「子作りに決まってるでしょ!」聡子に釘を刺すのは、大器の妹・琴音(伊藤沙莉)だ。「言っとくけど、それ、セクハラだからね!」「女の人に結婚してるの?とか、子どもいるの?って聞くのですら、デリカシーがないって思われちゃう時代なんだから、気をつけたほうがいいよ」ときっちり言ってくれる。「何がセクハラよ!息子夫婦に孫が見たいって言って何が悪いのよ?」と抵抗する聡子には、こうトドメを刺す。「それ、お兄たちにセックスしろ、って言ってるのと同じだから!」脚本の中谷まゆみは、近年では『ラスト・シンデレラ』『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』などでヒットを飛ばした人。『校閲ガール』などを見ると、戯画化されたキャラクターを使ってわかりやすくメッセージを伝える人という印象がある。ハートフルなエンターテイメント作品が得意で、深刻なシーンの後には小さな笑いを挿入する。デリケートなテーマをどう料理するか、注目だ。■リアルな不妊治療の描写さて、子作りを始めて1年経った菜々と大器の夫婦だが、妊娠の兆候は見られなかった。菜々は病院で診てもらおうとするが、大器は「子どもは授かりもの」と否定的だ。菜々は35歳、大器は32歳。菜々は妊娠の年齢的なリミットを感じていた。一緒に検査を受けるよう誘う菜々に、あからさまに嫌な顔で応える大器。それでも精液検査を受けることに同意した大器に、会社の部下・矢野朋也(須賀健太)はサラッと自分も受けたことを告げる。「主任、もしかして原因の大半は女性にあると思ってないですよね?」丁寧に不妊のシステムを説明する朋也。「不妊治療だっていまだに根強い偏見とかありますからね。あ、僕はそれを無知から来ていると思ってます。無知こそいらぬ偏見や差別を生むんですよ」うーん、偉いぞ、朋也。このドラマ、安心して観ていられる。まぁ、安心してばかりもいられないのだが。菜々と大器が訪れた不妊治療のクリニックの描写はリアルだ。クリニックに来ているのは、ほとんど女性だけで男性はほとんどいない。そしてものすごく混んでいる。クリニックによっては朝7時から行列ができる。採精室も筆者が入った部屋そのまんま(もうちょっと広かった)。診察の結果、「その気になればいつでもできるなんて考えは、ものすごく甘い考えだったんじゃないかって」と落ち込む菜々。だけど、思い出話に花を咲かせ、一緒に料理を作ることで気分を取り戻す。それぞれのカップルが抱える問題がテンポ良く描かれたが、それぞれにちゃんと救いとなる幸せな部分も描いている。シリアスな問題を扱うからといって、シリアスなムード一辺倒になることもない。むしろ、明るく、楽しく、問題点を見つめて、それぞれの幸せを探そうよ、と呼びかけているようだ。第2話は今夜10時から。
2018年01月25日1月18日、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)第1話が放送された。描かれたのは、深田恭子と松山ケンイチが演じる五十嵐夫妻をはじめ、コーポラティブハウスに住む4組の家族。妊活という繊細なテーマに挑んだ革新的なドラマが、私たちにもたらすものとは?■知っているようで知らない“不妊症”の定義主人公は、スキューバダイビングのインストラクターをしている五十嵐奈々(深田)。おもちゃメーカーに勤める夫・大器(松山)と1年3ヶ月前から子作りを始めるも、なかなか妊娠に至らず、夫婦で不妊治療専門クリニックを訪れることになる。そこで映し出されたのは、座るイスがないほどに混雑した待合室。基礎体温表を確認するやいなや「検査するまでもなく不妊症と言えます」と理路整然と説明する医師。大器が「ネットカフェみたい」と表現した採精室やそんな大器に対して淡々と注意説明を行う看護師など、不妊治療をしたことのない人にとって初めて触れる世界が広がっていた。調べてみると、日本産科婦人科学会が定める不妊症の定義は「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しない」こと。そしてその一定期間の目安は2015年に2年から1年へと変更されたという。「妊娠は奇跡」といった言葉もよく耳にするだけに、筆者は「1年」という期間の短さに正直驚き、自分の無知さにがく然とした。と同時に、専門クリニックの混雑や「6組に1組は不妊治療をしている」という奈々の話には、納得するしかないのだった。■不妊の原因は妻にある!? 夫の誤まりだらけの認識義母からの「孫の顔が見たい」攻撃が日に日に強みを増していくなか、「念のため」という気持ちでクリニックに出向いたはずが、「不妊症」という現実を突きつけられてしまった奈々。医師からは、「不妊治療を行うことについて、ご夫婦ともに納得されていますか?」と、これから始まる治療への覚悟まで問われてしまう。にもかかわらず帰宅後、奈々が控えると告げたビールを悪気なく飲み干す大器は、「そこまでしなくても」と不妊治療に対して消極的。さらに大器は「不妊の原因は妻にあるもの」と思い込んでいたり、「子どもはそのうちできる」と楽観的に捉えていたりと、日本人男性に多い“誤った認識”を次々と露呈。「だからぁ…」とツッコみたくなる女性は大勢いるはずだが、それが男性のリアルだろう。一方、「私もう35だよ」と話していた奈々のように、女性には年齢的なリミットもあり「そんな悠長なことは言っていられない」と考えるケースが多い。妊活をする上で大きな課題となるのが、このような夫婦の温度差であり、そこをどう歩み寄っていくかが、このドラマの見どころのひとつ。そして、クリニックシーンで描かれる具体的な治療法の説明はもちろん、「こういう人っているよね…」と思わず共感してしまう大器の成長を通すことで、妊活がより身近に感じられる物語となりそうだ。■隣の家族は、幸せに見える?五十嵐夫婦の他にも、ドラマには広瀬渉(眞島秀和)と青木朔(北村匠海)の同性カップル、夫・真一郎(野間口徹)が失業するも妻・深雪(真飛聖)がそれをひた隠しにする小宮山夫婦、子どもは作らないと決めている杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)と訳ありバツイチの川村亮司(平山浩行)カップルなど、さまざまな事情を抱えた家族たちが登場する。タイトルの語源となっている「隣の芝は青い」は、“他人のものはよく見えるもの”といった意味のことわざであることは言うまでもなく、五十嵐夫婦は子どものいる小宮山夫婦に憧れ、深雪は華やかな生活を送るちひろを嫉み、自分が同性愛者であることを隠そうとしない朔は、家の外でも仲むつまじい五十嵐夫婦をうらやましく思っているのかもしれない。けれども、どんなに隣の芝生が青く見えても、なかに飛び込んでみれば悩みや繕いだらけかもしれないし、周囲から見れば、自分の家族が青々と豊かな芝生に見えるもの。他人が輝いて見えて当然の世の中で、どのように自分なりの幸せを見つけていくか。自分の幸せとは一体なんなのか。妊活といったテーマを追う一方で、ドラマはそんなことも問いかけていくのだろう。ちなみに本作は、中谷まゆみ氏によるオリジナル脚本。中谷氏は過去に『ラスト シンデレラ』『ディア・シスター』(ともにフジテレビ系)、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)といった作品で、外見だけではない女性の美しさや強さを描いてきただけに、今後、奈々をはじめとする登場人物たちがどう輝いていくのかにも注目したい。いよいよ五十嵐夫婦の不妊治療開始となる『隣の家族は青く見える』第2話は、1月25日夜10時から放送。木曜劇場『隣の家族は青く見える』ドラマ公式サイト: <参考サイト>日本産科婦人科学会: 公式HP
2018年01月24日結婚して、子どもを望み、子作り(妊活)すれば子どもはできる。多くの女性が、それも若ければ若いほどそう思っているのではないでしょうか? 私もそうでした。でも、現実はそうでないこともあるのです。20代で始まった私の不妊治療をお伝えしようと思います。文・mimi【20代からはじまった不妊治療】vol. 2認めたくなかった「不妊」前回の記事はこちらをどうぞ。不妊専門の病院で20代で「不妊」のレッテルを貼られた私。医師によっていろいろと考え方はあるようですが、生理周期が35日ということは、排卵日がだいたい生理21日前後と推定され卵子の質がよくないとのことでした。またホルモン値については、全てにおいてあまりよくなかったのですが、体の中にあとどのくらい卵子が残っているかを示すAMHというホルモンの値がなんと40代半ばの数値でした。女性は生まれながらに卵子の数が決まっていて、加齢とともに減少していくのですが、私の卵子は20代後半にして卵子の数は残りわずかなものでした。どうしてこうなったのか、原因は不明です。それなのに自分が「不妊」であることを信じられない、認めたくない、という気持ちでいっぱいでした。でも、やっぱり子どもは欲しい。そしてこのモヤモヤした状態から早く抜け出したいと思っていました。夫婦の決断は「体外受精」不妊治療は次のような方法があります。STEP1タイミング法排卵誘発剤を服用しエコーでタイミングを指導してもらう。費用は1回あたり数千円。レディースクリニック・婦人科等で診察可能。STEP2人工授精採精し、排卵しそうなタイミングで体に精子を戻す。費用は1回あたり3万円前後。STEP3体外受精採精&採卵し、受精卵になったものを体に戻す。費用は1回あたり数十万円。このようにステップアップしていきます。徐々に進めてもいいし、STEP1からSTEP3にいってもよいし、いきなりSTEP3にしてもいいのです。私はすでにタイミング法を試しており、人工授精も厳しいと言われていたので体外受精をすることになりました。「とりあえず」と簡単にできる治療ではありません。膨大なお金がかかります。でも子どもを授かるためなら……という思いでチャレンジすることにしました。一刻も早く妊娠することだけが目標でした。私が行った体外受精のざっくりとした流れは、排卵誘発剤で排卵を誘発し、排卵する前に採卵し、精子と受精させて培養し、その受精卵を再び体に戻す(移植する)というものでした。不安もありましたが、体外受精をすれば妊娠に近づけると心の中では大いに期待をしていました。妊娠してもしなくても膨大な費用がかかるので、ある意味ギャンブルです。体に異変! 救急車で搬送しかし、初めての体外受精で使用した排卵誘発剤は今まで服用していたものと異なり、副作用で倒れてしまったのです。朝食後薬を飲んで会社へ行き、業務をこなしていたのですが、夕方ごろ急激にだるくなったのです。軽い貧血かな?と思ったのですが、ちょっと様子がおかしく医務室で休むことにしました。一時間ほど眠り、目が覚めたら心臓が異常にバクバクします。初めての経験でした。もう少し休んだら治るかな?と思い横になってもバクバクは治らず、救急車で運ばれました。脈拍は130を超え、救急車の中では何度もアラート音がなりました。病院に到着し検査をした結果心臓には異常なく、血液検査で肝臓の数値が異常に高く、排卵誘発剤を服用したことが原因とわかりました。点滴をして、体調が少し落ち着いたところで、迎えに来てくれた主人と家へ帰りました。初めてトライ。結果は……Kクリニックに連絡をするとすぐに薬の服用中止が指示されました。このタイミングは諦めて次月に別の排卵誘発剤で体外受精をするという選択肢もありましたが、生理は来ているから排卵はするだろうと夫婦で判断し、そのまま体外受精を進めることにしました。とにかく早く妊娠したかったのです。そして、いよいよ初めての採卵の日。緊張しながらも、妊娠に一歩近づけるという期待を胸に夫婦で病院に行きました。採卵は膣の中に器具をいれ、卵胞に針をさして卵胞液を吸うという方法です。Kクリニックでは採卵は無麻酔で行われます。10数台ある採卵のための待合ベッドは全てカーテンで閉められ、呼ばれるとひとりずつ歩いて手術室へ向かいます。手術室の中は薄暗く、その真ん中に内診台のような手術台がありました。手術台に乗ったら足を広げ、動かないようにベルトで巻かれて、消毒、採卵、消毒という流れです。カチャンカチャンという金属機器の音が怖く、採卵の痛みは我慢できるとはいえ体の中を針で刺されているので気持ちが悪い痛みです。採卵数にもよりますがだいたい5分程度。意識があり、嫌な痛みがあるので長く感じます。初めての採卵後、痛くて辛かったけどまた妊娠に一歩近づけた! 次は移植だ! とベッドで休みながら期待していたら看護師さんがやって来て紙を渡されました。「今回の採卵数は0です。」救急車で運ばれて、痛い思いをしたのに採卵数ゼロって……。次に進めるという期待から我慢できていた痛みが我慢できなくなりました。そして、早朝から一緒に来てくれた主人に申し訳ない、どんな顔をあわせれば良いのか、私たちには子どもができるのか……。不安になってきてベッドの上で泣いてしまいました。意を決して体外受精をすることに決めたものの、その前段階の採卵さえできず、初めての体外受精ではいきなり奈落の底に突き落とされたのでした。#体にいいコト 記事を、もっとみる。#恋愛 記事、#占い 記事、#セックス 記事も読んでみる。※ 【恐怖! 年々目立つ…】毛穴、たるみ、くすみ。肌トラブル対策を教えて!(C)bee32/Gettyimages(C)HPCPHOTO/Gettyimages(C)Hin255/Gettyimages
2018年01月23日六本木レディースクリニックは2月27日、「不妊治療net」を運営するF Treatmentと共同で「手おくれにならないための! 妊活セミナー」をスルガ銀行東京支店2F(東京都中央区)で開催する。時間は19:00~20:30。参加費は無料。現在、ライフスタイルの変化により、女性の晩婚化や高齢出産が増えている。妊娠準備をしないまま年月が過ぎた結果、1年間妊活しても妊娠できない不妊が増加。不妊治療netが2017年8月に行った調査によると、30~40代の妊活中女性の5人に1人は「不妊治療中」であることがわかったという。同セミナーは「いつかは子どもが欲しい」と思っている人こそ知っておいてほしい、妊活で苦労しないための備えについて解説する。専門家や不妊治療を経験した人が登壇し、身体面はもちろん、経済面や仕事との両立など、さまざまな角度でトークセッション形式で進行する。セミナーは、F Treatment代表取締役の白正寛氏がファシリテータを務める。そのほか、不妊治療専門医師で六本木レディースクリニックの院長・小山寿美江医師、スルガ銀行で不妊治療サポートローンを担当する臼井麻都加氏、4年におよぶ不妊治療の末に妊娠したタレント・矢沢心さんも登場する。現在、セミナーの参加者を募集しており、対象となるのは18歳以上で将来子どもが欲しいと考えている人(未既婚不問)や妊活中の人、2人目を考えている人70名。夫婦はもちろん、カップルや女性同士の参加もできる。申し込みは「不妊治療net」内の申し込みフォームにて受け付ける。
2018年01月22日1月18日(木)にスタートする木曜劇場『隣の家族は青く見える』(フジテレビ)で、妊活という壁にぶち当たる夫を演じる松山ケンイチさん。自身の結婚観、家庭観について率直に語ってくれました。■松山ケンイチ、妊活での夫の関わり合いとは?――今回のドラマの役柄を教えてください 僕の演じる大器は、妻の奈々(深田恭子)に対する愛情を忘れない人。妊娠しないことで落ち込んだり悩んだりする菜々に対し、夫としてどう接していけばいいのか。難しいけれど、どんなときも妻に対する愛情は絶対に持っていたいなと思います。たとえば、奈々が落ち込んでいるときは大器が引き上げてあげる。逆に大器がへこんでいるときは奈々が…というように、そのときで役割が変わるのが夫婦なのかもしれませんね。そうして2人で妊活に向き合い、ちゃんと同じところにいられればいい。両方ともへこんでしまったりすると大変ですが…。家庭というものは夫婦のどちらかががんばりすぎてしまったら失敗で、ふたりで生活していくうちに、うまくでき上がっていくものではないかと思います。――妊活する夫婦を演じる今の心境はいかがでしょうか? 僕には、経験はないことのですが、だからといって関わりのないことではないですよね。もしかしたら、自分もそういう問題を抱えることになるのかもしれない。ドラマでは、役柄をとおしてちゃんと妊活に向き合い、それが新しい形に見えればいいと思います。そして、実際に妊活されている人たちの背中を後押しするようなものを表現したいですね。■松山ケンイチの考える夫婦の形とは――松山さんは、理想のパートナーシップとはどんな形だと思われますか? 夫婦の関係でいえば、触れ合いを忘れないなど、ちゃんとコミュニケーションが取れていることが大切。そもそも結婚するときは、夫婦として一生続いていくと思いながら結婚しているわけだから、そこはちゃんと続くように努力しなければならない。それがお互いにできる関係が理想かなと思います。妊活する夫婦もひとつの形だけれど、ちがった形の幸せがあることも忘れてはいけない。『子供ができるイコール幸せ』というのは単純すぎるでしょう。このドラマにはいろんなパートナーシップの組み合わせが出てくるので、さまざまな形の幸せがあるということを表現できればと思っています。――松山さんにとって大器とはどんな男性なのでしょうか? 僕自身は妊活をしなかったんですが、子どもが3人います。だからそのままの感覚で大器を演じたらダメだと思うので、『妊活するとしたら…』と想像しました。ただ、大器という役を演じるのも、現実の家庭生活と通じるものがあるんです。夫であること、父親であることも、ある意味、一生をかけて役作りをしていくようなものでしょう。その役作りは現実でもやらなきゃいけないし、一回したら終わりではなくて、止まらずにずっと続けなくてはと思いますね。――松山さんが、家庭生活で大事にしていることを教えてください 仕事にかまけて家族とのコミュニケーションを怠ってしまうことが一番残念だと思います。どんなに仕事がうまくいっても、何のために働いているのかがわかっていなければ、本当の幸せには届かない。それは僕自身の課題でもありますね。■子どもを持つか持たないか、妊活する夫婦とは結婚したら夫婦で話し合わなければならないことはたくさんあります。その中でも、「子どもを持つか持たないか」はもっとも重要なテーマ。新しい連続ドラマ『隣の家族は青く見える』で深田恭子さんと松山ケンイチさんが演じるのは、住宅を購入し、いざ子供を作ろうと思ったら、なかなか授からずに“妊活”を始める30代の夫婦です。そんな夫婦の機微をリアルに描くこのドラマ。夫の大器(だいき)を演じる松山ケンイチさんは、ご存じのとおり既婚者で3児のパパ。その境遇はこの役柄とは正反対なのですが、インタビューで語ってくれた言葉から、現役のイクメンパパであり、誠実な夫であることが伝わってきます。どんな夫婦にも他人からはわからない事情がいくつも隠されています。そのなかでも「妊活」で悩んでいる人たちは多くいるでしょう。松山さんは、「夫婦は触れ合いを大切にするべき」、「父親とは一生をかけて役作りしていくもの」などの名言を聞かせてくれました。30代に入ったばかりでこれだけ家庭人としての自覚ある発言ができる男性もなかなかいませんよね。まさに理想の夫でありパパ! そんな松山さんが演じるリアルな夫の姿、楽しみです。木曜劇場『隣の家族は青く見える』1月18日 木曜スタート よる10時ドラマ公式サイト:
2018年01月17日結婚して、子どもを望み、子作り(妊活)すれば子どもはできる。多くの女性が、それも若ければ若いほどそう思っているのではないでしょうか? 私もそうでした。でも、現実はそうでないこともあるのです。20代で始まった私の不妊治療をお伝えしようと思います。文・mimi【20代からはじまった不妊治療】vol. 1すぐ妊娠できると思っていた私が結婚したのは24歳になってすぐの頃。周りからは「結婚早いね〜」と言われ、自分自身でもこんなに早く結婚するなんて思っていませんでした。でもずっと好きだった相手だし、全てがトントン拍子で進んで決まったのでなんの迷いもありませんでした。結婚後は夫婦ともに「新婚生活は3年くらい楽しみたいね!」と考えていて海外旅行へ行ったり、お互い仕事にプライベートに充実した時を過ごしていました。結婚丸3年を迎え、「そろそろ子どもを」と考えていた頃に主人の転勤が決まりました。それに伴い、私は仕事をやめて新天地で転職。この時私は27歳でした。転職してすぐに妊娠がわかるのもなんかいやらしいと思い、転職から2か月ほどして妊活を開始。当初3か月くらい頑張ればできるのではないかと軽く考えていました。生理予定日が近づくと「妊娠してるかな〜?」とワクワクし、生理がくると「また来月がんばろ〜!」と前向きに考えていました。しかし、妊活開始から3か月をすぎた頃から夫婦間で「なんかおかしい」と感じるように。生理前のイライラは毎月あるけど、ほぼ35日周期で生理も来ているのに赤ちゃんができない。「なぜ?」と思うようになりました。もしかして私って……。この「……」の部分、妊活後生理が3回来た時点でうっすら感じ始めていました。でも、まだ20代だしそんなことあるわけがない、認めたくないと思っていました。医師から告げられた「自然妊娠はしにくい」仕事中や通勤中に時間を見つけては「妊娠・不妊」についていろいろと調べるようになり、基礎体温をつけ始めました。また、排卵誘発剤というものがあることを知り、レディースクリニックで処方してもらいエコーで卵胞の大きさなどをみてタイミング指導をしてもらいました。しかし、妊娠検査薬で陽性が出ることなく、次第に毎月の生理開始日が辛いものになっていきました。妊娠できない理由がわからず、私たち夫婦はとても焦りはじめました。たまたま、主人の会社の先輩が体外受精で子どもを授かっており、とりあえず検査だけして問題がないかだけ見てももらおうかという気軽な気持ちで不妊専門病院へ行くことにしました。病院には「子どもを授かりたい」というただひとつの共通の願いをもった夫婦が何組もいました。みな同じ向きに座り、会話はなく、どんよりとした重い空気で占められていました。血液検査・内診・旦那の精液検査などを行い、3時間近く待ってやっと先生との診察。私たちが椅子に座るなりいわれたのは「自然妊娠はしにくいですね」のひと言。理由は、先生曰く次のようなことでした。・生理周期が35日は長い・ホルモン値がよくないちなみに主人には問題はなし。診察室を出た途端、なんとなく感じていたけど認めたくないことを先生に指摘されて、だけどやっぱりそれを認めたくない・信じたくない・信じられない……いろいろな思いと不安な気持ちが波のように襲ってきて病院で号泣。専門病院で検査をして先生に「大丈夫ですよ。じきに妊娠できますよ」と言われることを期待していたのに……。こうして20代で不妊治療が始まりました。#体にいいコト 記事を、もっとみる。#恋愛 記事、#占い 記事、#セックス 記事も読んでみる。※ 【恐怖! 年々目立つ…】毛穴、たるみ、くすみ。肌トラブル対策を教えて!(C)Dash_med/Gettyimages(C)artisteer/Gettyimages(C)va103/Gettyimages
2018年01月16日CURUCURUが運営するWebメディア「妊活ボイス」はこのほど、「妊活・不妊治療」に関する調査結果を明らかにした。同調査は10月11日~30日、10年以内に妊活経験のある20~49歳までの女性300名を対象にインターネットで実施したもの。妊活全般にかかった費用を尋ねたところ、全体の平均は約35万円だった。ただし、人工授精・体外受精・顕微授精のいずれかを経験した人に限定すると、平均費用は約134万円まで上昇した。また、不妊治療の中でも高額となる高度不妊治療(体外受精・顕微授精)の経験者だけに絞ると、その治療費の平均は193万円となった。中には「300万円以上」という回答も16.1%あった。妊活費用の捻出方法について聞くと、56.0%は「夫婦の収入・貯金」と回答した。「夫のみの収入・貯金」(23.7%)、「自分のみの収入・貯金」(20.0%)も多い。一方、「親などからの援助」は5.3%にとどまった。高度不妊治療に進むにあたり金銭面はネックとなったか尋ねたところ、高度不妊治療経験者の62.0%が「ネックになった」と回答した。「ネックとなった」と回答した人に、料金が安かった場合、高度不妊治療に変化があったか尋ねると、53.3%が「もっと早く治療に進んだ」、35.6%が「治療の回数が増えた」と回答した。自由回答には「少子化と言われている日本だからこそ、妊活にかかる費用の助成などをもっと大々的にやってもらいたい」(30代前半)など国の助成金制度の拡充を求める声のほか、「保険適応にしてもらいたい」(20代後半)といった保険内診療を求める声も多かった。病院の利用タイミングについて聞くと、48.7%が「すぐに通えば良かった(18.7%)」「もう少し早く通えば良かった」(30.0%)と受診のタイミングが遅かったと感じていることがわかった。病院・クリニック選びで重視したことを聞くと、「アクセス」(53.4%)、「口コミ」(51.4%)、「先生・スタッフの雰囲気」(40.9%)が上位を占めた。病院・クリニックを変えた人にその理由を尋ねると、「良い結果が出なかった」(36.5%)、「治療内容を変えるため」(34.9%)、「先生と合わなかった」(30.2%)が多くなっている。病院・クリニック受診者の転院回数を見ると、全体では約30%であるのに対し、高度不妊治療の経験者では、64.5%と3人に2人が転院を経験している。また、約4人に1人は3軒以上のクリニックに通院していることもわかった。
2017年12月06日妊娠前デトックスラボは12月1日、赤ちゃんを望む夫婦を対象とした保証付の妊活サポートプログラム「妊活のコタエはここ! 」を開始する。事前エントリーは11月下旬から受け付ける。同社では、これまでにない妊活の概念で妊娠を望む夫婦をサポートし、高い妊娠率を実現しているという。40代の妊娠率は約5%と言われているが、同社のサロンを利用した40歳以上の妊娠率は78.5%になっているとのこと。今回提供するプログラムは、6カ月間で妊娠を目指す体質改善プログラム。125項目の体質チェックを行い、不妊要因になりうる全要因を明らかにするとのこと。そのうえで、同社が独自調査した「100発100中の奥様に学ぶ体つくり」を実施する。期間中に授からなければ、授かるまで無料でサポートするとのこと。トライアルの結果では極めて高い妊娠率となっており、平均妊娠期間は4.5カ月であるという。価格は6カ月間の夫婦それぞれの施術費、妊活サポートグッズの費用込みで1,080,000円(税込)。期間中に妊娠した場合は、残金すべてが返金されるという。なお、同プログラムは「妊娠を保証するプログラム」ではなく、「授かるまでのサポートを保証する」プログラムであるとのこと。
2017年11月26日バイエル薬品はこのほど、「妊活・妊娠と夫婦に関する実態調査」の結果を明らかにした。同調査は9月19日~22日、既婚者かつ妊活中(開始から3カ月以上)の30歳~39歳の男女400名を対象にインターネットで実施したもの。妊活を助けるために重要な栄養素である「葉酸」について尋ねたところ、49.8%が「重要である理由まで知っている」と回答した。38.3%は「理由までは知らないが重要であることは知っている」と回答しており、合わせると88.1%が葉酸の重要性を認知していることがわかった。葉酸をいつから摂取するのがよいか聞くと、41.0%が「妊娠の3カ月前から」、13.5%が「妊娠の1カ月前」からと回答した。正しくは「妊娠前(1カ月~3カ月前)」であるため、正答率は54.5%となる。正解者の内訳を男女別にみると、男性41.5%、女性67.5%で女性の方が正解率が高かった。妊活を始めるにあたり、夫婦どちらから妊活を提案したか尋ねたところ、75.3%が「妻から」と回答した。女性を対象にパートナー(結婚相手)は妊活に協力的だと感じるか聞くと、全体の84.5%が「夫は妊活に協力的である」と回答した。妊活中、性交渉以外で妊活のために意識的に取り組んでいることを具体的に聞くと、男性の44.5%は「医師や妊活経験者からの情報収集」、女性の44.5%は「葉酸を含むマルチビタミンの摂取」と回答した。「その他(男性1.0%/女性5.0%)」の回答では、「基礎体温の把握」「禁酒」「タイミング法」「冷え対策」などもあった。妊活中の悩みについて尋ねると、全体の約77%が「悩んだことがある」と回答した。男性で最も多いのは「妊娠や性交渉の義務感によって感じるストレス」(40.0%)、女性で最も多いのは「妊娠しないこと」(60.5%)で、男女ともに焦りが悩みの原因となることがわかった。悩みを相談する相手は誰か尋ねたところ、53.0%が「パートナー(結婚相手)」と回答した。次いで多かったのは「心から相談できる人はいない」(25.0%)、「友人」(24.7%)だった。妊活中、パートナー(結婚相手)のどのような言動でイラっとすることがあるか尋ねると、「パートナーの言動についてイラッとした経験はない」という回答が多かった。男女別でみると、女性で最も多かったのは「妊娠に対して楽観的である」(35.5%)、男性は「妊娠についてプレッシャーをかける」(27.5%)だった。
2017年10月20日「妊活をしたことがありますか?」このアンケートに、回答してくれたママたち149人。みなさんの経験談をまとめてみました。基本的な妊活~基礎体温、体作り、サプリや漢方、ストレス対処も~回答者の約7割が妊活の経験者でした。ほとんどの人が基礎体温測定や生活習慣改善など、まず家庭でできることから始めるようです。具体的にどのようなことをしたのでしょうか。「基礎体温を測り、体を冷やさないように。規則正しい生活をこころがけた」(ぴよこさん36歳)、「基礎体温を測り、次に食生活の改善、サプリの服用、適度な運動を実施、継続しました」(雪ん子さん36歳)、「体を温めると良いと知り、冷たい飲み物はなるべく避け、冬は首、手首、足首が出ないような格好をしていた」(ひーさん37歳)、「妊娠しやすいからだ作りとして葉酸を摂取したり、代謝をあげるように意識した」(レミリカさん44歳)。「基礎体温を測り、排卵予想アプリを活用」(ぷさん31歳)のように、基礎体温の管理に、アプリを使っている人もちらほら見られました。妊活にはストレスも大敵。その回避方法は?「ストレスをためないように自分の癒やしの時間を作りました。体を温めることが良いので、岩盤浴や週1回温泉に入ってリフレッシュも」(はなさん36歳)、「ヨガをして体の調子を整えて、ストレスをためないようにする」(mizuさん 34歳)、「姑のせいで精神的に不安定なため、夫の実家に行かないように、連絡を取らないようにした」(おこちゃんさん34歳)。中には「基礎体温に一喜一憂する日々で、ストレスになってきたので測ることをやめた。通院もストレスになりそうだったので、排卵日検査薬を使用。排卵がわかり、不安やストレスがなくなった」(はれのまるさん35歳)というママも。ストレスをためないようにすること、またストレスの原因がわかっている場合には、上手にその原因を取り除くことも大切なんですね。基礎体温を測り、排卵日を予想してタイミングを合わせたとしても、なかなか結果がついて来なくて、通院を考える人も。「自己流のタイミング法に限界を感じて不妊治療専門病院へ行くことに決めた」(ちいこうさん34歳)という人や、「病院に通う前は、ただただ授からないことに一喜一憂して、生理がくるたびに泣いていたこともあったけれど、割り切って通院してからは気持ちも楽になり、前向きに妊活できました!」(こあらさん36歳)という声もありました。不妊治療専門病院への通院は妊活経験者の半数不妊治療専門病院へ通ったのは5割です。「生理がこなかったので婦人科に」(きのこのこのこさん31歳)、「結婚して丸2年、普通に性生活をしていても子宝に恵まれず、まずは漢方薬と基礎体温排卵日チェックなど、できることから始めた。半年経っても妊娠せず、大きな総合病院の婦人科へ」(れのママさん36歳)、と通い始めるタイミングはそれぞれ。「基礎体温を3年つけましたが、セックスレスなこともあり、なかなかタイミングがとれずに、不妊治療をはじめました」(いち2さん32歳)。また、ともさん(32歳)は、1人目を不妊治療で授かり、2人目も自然にはできないことがわかっていたので再び基礎体温をはかり、その後不妊治療の病院へ通ったそう。そのほか、結婚が遅かったり、40歳になったのを機にクリニックに通い始めたというママもいました。長期治療~体外授精、人工授精~専門病院に通った人に、治療内容や期間を聞きました。「1人目、2人目は基礎体温を測り、産婦人科でホルモン誘発剤、排卵誘発剤を使用して妊娠できました」(さやさん35歳)、「タイミング、人工授精、フーナーテスト※(ヒューナーテスト)、血液検査をしましたが、原因不明でした。鍼治療にも通いました」(ちいこうさん34歳)「タイミングから顕微鏡受精までひと通りやりました。最終的に人工授精に戻して授かりました。今は2人目を妊活中です」(mikaさん46歳)、「一般産婦人科でタイミング療法、人工授精をしてもダメで、不妊治療専門病院にて、体外受精で1人目を妊娠し出産。2人目は顕微鏡受精で妊娠し、出産。現在は凍結受精卵で3人目を妊娠中」(ゆきさん39歳)。長期におよぶ治療を経験された人も。「転勤族なので、2つの病院にお世話になり、それぞれの病院で4回、計8回の人工授精をしました」(けんけんさん36歳)、「IVF(体外受精)を足かけ4年。鍼灸や漢方、食生活、生活習慣改善などを試しながら43歳で出産」(ひなさん46歳)、「不妊治療を6年間やりました。人工授精も8回。子どもを授かるまで大金がかかりました」(こきちゃんさん54歳)。一度は妊活をストップしたれのママさん(36歳)は、さまざまな検査の結果、黄体機能不全が判明。その後の治療の結果、無事に妊娠することができました。「妊娠確定した時に、担当医師が泣いて喜んでくれたのはうれしかった」と教えてくれました。妊活には、経験した人にしかわからない辛さがあるもの。みなさん、貴重な経験談をありがとうございました。※フーナーテスト(性交後試験):フーナーテストとは、性交後の子宮頚管粘液の中にある精子の状態を見る検査です。(引用元:e-にんしん)<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年10月09日AMH普及協会とジネコは10月7日、12月2日、2018年2月10日、セミナー「患者さんのための正しい不妊治療とは? 」を開催する。日本は現在、5.5組に1組のカップルが不妊に悩んでいるが、妊娠の仕組みや不妊治療に関する正しい知識は浸透していないという。多くのカップルがインターネット上の口コミやエビデンスに乏しい情報に振り回されている状態であるとのこと。そこで、不妊治療についての正しい知識を分かりやすく解説するセミナーを3回に分けて開催する。女性の体や妊娠の仕組み、最も重要な卵子の真実について、科学的見地から正しい知識を解説する内容となっている。また、プロゴルファーの東尾理子さん、女優・タレントの矢沢心さんなど、実際に不妊治療を経験した著名人や不妊治療に詳しいジャーナリストをゲストに迎え、これから妊娠出産を考える人や、実際に不妊に悩んでいる人、すでに不妊治療を受けている人にも役立つ情報を提供する。第1回は10月7日に開催。「人も卵から生まれるの? ~卵子の神秘を知ることから始めよう~」をテーマに、医療法人浅田レディースクリニック・理事長の浅田義正先生や矢沢心さんによるセミナーやトークセッションを行う。会場は品川フロントビル会議室。第2回「不妊治療を考えたら知っておきたいこと」は、12月2日に開催する。ゲストは出産ジャーナリストの河合蘭さん。浅田先生のセミナーや、浅田先生と河合さんのトークセッションを行う。会場は品川シーズンテラスカンファレンス。第3回「不妊治療とポジティブに向き合う」は、2018年2月10日に開催する。浅田先生による講義のほか、東尾理子さん、NPO法人Fine理事長の松本亜樹子さんとのトークセッションも予定している。会場は品川フロントビル会議室。参加費は無料で定員は100名。申し込みは、女性の為の健康生活ガイド「ジネコ」の、お知らせ・イベント・特集ページで受け付けている。
2017年09月07日