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1961年からNHKで放送されている『朝ドラ』こと連続テレビ小説。いつも、誰が主人公を演じるのかが常に注目の的ですよね。2025年5月29日に俳優の石橋静河さんがInstagramを更新し、2026年度後期の主演俳優に決定したことを報告。投稿には「おめでとうございます」といった声が数多く寄せられました!石橋静河、2026年後期『朝ドラ』の主演に決定!第115作目の『朝ドラ』となる『ブラッサム』(NHK)は、明治・大正・昭和の時代を駆け抜けた作家の、宇野千代さんをモデルとした物語です。本作品で石橋さんは、主人公の葉野珠を演じることとなります。今回の主演決定に、石橋さんはあふれる思いをInstagramで打ち明けました。 この投稿をInstagramで見る Shizuka Ishibashi(@shizuka_isbs)がシェアした投稿 なんてこったーーー!!!2026年度後期 連続テレビ小説『ブラッサム』主人公の葉野珠(はの たま)を演じることなりました。はのたまちゃんは明治から平成までを生きた、宇野千代さんがモデルです。放送開始までまだ少し先ですがよろしくお願いします。shizuka_isbsーより引用「なんてこったー!」というストレートな言葉から、喜びと驚きが伝わってきますね。大役を射止めた石橋さんに、ネット上では祝福の声が相次ぎました。・本当にすごい!おめでとう!・嬉しすぎる投稿に疲れが吹っ飛びました。・毎朝見られるなんて幸せすぎる。また、石橋さんは主演に決まり、このように心の内を明かしています。◆石橋静河さん コメントこのたび『ブラッサム』の主人公、葉野珠(はの・たま)を演じさせていただくことになりました。声をかけていただいたときはびっくりして、「青天の霹靂(へきれき)とはこのことか!」と思いました。いまだにびっくりしています。宇野千代さんは本当にたくさんのエッセイや小説を残されている方で、読み切れないぐらいの量があるんですが、いろんな本を読んでいくうちに「なんて素敵な方なんだ!」と思うようになりました。こんな素敵な方をこれから1年以上、長い時間をかけて、キャスト・スタッフの方と掘り下げていけるのかと思うと、とてもうれしいです。先日読んだ本にあった秘書の方の言葉ですが、宇野さんに毎朝「きょうの調子はいかがですか」と聞くと、「最高です!」と答えていたそうです。私もまずはそこから、毎朝起きたら「最高です!」と言おうかなと思っています。朝、全国の皆さんが、テレビを見て「きょうもいいもの見たな、よし!」と思ってもらえる作品にしたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。2026年度後期 連続テレビ小説「ブラッサム」制作・主演発表 – NHKーより引用謙虚な人柄が垣間見える、石橋さんのコメント。『朝ドラ』の主人公のように、思わず応援したくなりますね!過去にいくつも受賞歴がある、石橋静河石橋さんは、2015年に俳優デビューをしました。2017年に公開された初主演作の映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』では、新人賞を多数受賞。また2018年公開の映画『きみの鳥はうたえる』では、『第28回日本映画批評家大賞』で主演女優賞を受賞しました。2019年5月31日に更新されたInstagramで、石橋さんは「嬉しい!」と喜びを露わにしています。 この投稿をInstagramで見る Shizuka Ishibashi(@shizuka_isbs)がシェアした投稿 そのほか、2020年の配信ドラマ『東京ラブストーリー』や、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)をはじめ、舞台や映画でも幅広く活躍。そして、出演したテレビドラマ『燕は戻ってこない』(NHK)の演技が評価され、2024年10月には『東京ドラマアウォード2024』の主演女優賞を受賞しました。同月29日、Instagramで「あー!嬉しい。ありがとうございました!」とつづった石橋さんは、笑顔で写るショットを披露しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Shizuka Ishibashi(@shizuka_isbs)がシェアした投稿 なお、石橋さんの『朝ドラ』への出演は、2018年度の『半分、青い。』(NHK)以来2回目となります。ドラマの放送はまだまだ先ですが、放送を楽しみに待ちたいですね。[文・構成/grape編集部]
2025年05月30日NHK大阪放送局は29日、来秋に放送する2026年度後期(大阪制作) 連続テレビ小説のヒロインを石橋静河が務めると発表した。同放送局で会見に出席した石橋は「このたび、ブラッサムの主人公・葉野珠(はのたま)を演じさせていただきます。お声をかけていただいたと来たときはびっくりして、”青天の霹靂とはこのことか!”と。未だにびっくりしている。宇野千代さんについて、いろんな本を読み漁っていくうちになんて素敵なひとなんだって。長い時間かけてスタッフと掘り下げていけるんだなと思うと、とてもうれしいです」とあいさつした。同作は明治・大正・昭和を駆け抜けた作家・宇野千代をモデルとする物語。タイトルは花の開花を意味する。「咲き誇れ!」という思いを込めて付けたという。主人公が自分を肯定し奮い立たせる言葉だという。脚本は櫻井剛が務める。連続テレビ小説は、今田美桜が主演の『あんぱん』が放送中。26年度前期の『風、薫る』では見上愛が主演。W主演でもうひとりはオーディションで決定する。■物語明治三十年(1897年)、主人公・葉野珠(はの・たま)は山口県の岩国に生まれた。実母は珠が2歳の時に亡くなり、父と後妻である継母によって育てられた。女学校を卒業後、代用教員として働き始めるが解雇され、故郷の岩国を追われることになる。親戚を頼って上京したことで、珠は幼き日の夢を強く意識し、小説の懸賞応募から、作家の道を切り開く。しかし、世の中は価値観が大きく揺れ動く時代。大正から昭和にかけて、関東大震災と戦争、結婚と離婚、倒産そして借金…と、珠は、さまざまな困難にのみ込まれながらも、作家として生きることに向き合う。そうした中で、小説家として花を咲かせる。時には敵を作り誤解され、傷つけ傷つきながらも、自由を求めて生きることに正直であり続けた珠は、小説に思いを忍ばせることで、読む人に「幸せ」を運んでいく。
2025年05月29日CS衛星劇場では、中国ドラマ「永夜星河(原題)」を、5月22日(木)午後9時より日本初放送します。© Shenzhen Tencent Computer Systems Company LimitedCS放送「衛星劇場」では、中国ドラマ「永夜星河(原題)」を、5月22日(木)午後9時より日本初放送します。Weibo(微博)ユーザー評点で驚異の9.3をマークするなど、中国で圧倒的人気と高評価を獲得した異世界トリップファンタジーが日本上陸。「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」のユー・シューシンと、「七時吉祥~エンドレスラブ~」のディン・ユーシーが再共演。小説の世界に入り込んだヒロイン&物語に登場するツンデレ男子とのジレキュンラブや、妖怪ハンターの仲間たちとの冒険と友情など、見どころ満載の作品です。ぜひご覧ください!© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited永夜星河(原題)★CS衛星劇場にて、5月22日(木)日本初放送スタート!毎週(木)午後9:00~他 ※2話連続放送2024年/中国/全32話[監督]ジャオ・イーロン(趙一龍)[脚本]バイ・ジンジン(白錦錦)[出演]ユー・シューシン(虞書欣)、ディン・ユーシー(丁禹兮)、ジュー・シューダン(祝緒丹)、ヤン・シーゾー(楊仕沢)「蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~」の制作陣が贈る壮大な愛の物語!ユー・シューシン&ディン・ユーシー待望の再共演!心優しいヒロインとある秘密を隠したツンデレ男子のじれキュンの恋はドキドキとハラハラの連続!小説の世界と現実がクロスオーバーし、誰も予想できない癒しと感動のエンディングが待ち受けるラブコメ時代劇!2021年の「月光変奏曲~君とつくる恋愛小説~」以来、続々とヒットを飛ばしている若手スター、ユー・シューシンとディン・ユーシーが再共演。大好きな作家の小説の世界に入り込んでしまったヒロインが物語の主人公であるツンデレ男子を攻略しながら冒険とロマンスを綴る。魅力的なキャラクター、予想外のストーリー展開、中国の伝統美を活かした幻想的な映像美が多くの視聴者の心を掴み、Weibo(微博)ユーザー評点で驚異の9.3をマークした2024年の大ヒット作。【キャスト】凌妙妙(リン・ミアオミアオ)/林虞(リング)役:ユー・シューシン(虞書欣)慕声(ボセイ)/子期(シキ)役:ディン・ユーシー(丁禹兮)慕瑶(ボヨウ)役:ジュー・シューダン(祝緒丹)柳拂衣(リュウフツイ)役:ヤン・シーゾー(楊仕沢)【あらすじ】会社員・凌妙妙は休日も働かせられてヘトヘト。しかも大好きな作家・浮舟の新作小説「捉妖」がネガティブな内容で失望してしまう。そんな彼女がなぜか「捉妖」の物語世界にトリップ!悪役女子・林虞のキャラとなって妖怪ハンターたちと旅をすることになる。道連れとなるのは慕家を滅ぼした宿敵・怨女を追う凄腕の慕瑶、そんな師姉だけを信頼するへそ曲がりの慕声、品行方正な貴公子の柳拂衣。そこで妖怪たちとの戦いに巻き込まれた凌妙妙はさらに慕声を攻略して彼の100%の愛をゲットするミッションも達成しなければならないことになる。彼らの愛と復讐の物語は世界を救う冒険へと発展し驚きと感動のクライマックスが訪れる!© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited★「永夜星河(原題)」詳細はこちら<中国ドラマ>「永夜星河(原題)」5月22日(木)午後9:00放送スタート! | 衛星劇場 : ★「永夜星河(原題)」予告動画はこちら※スカパー!でご視聴の方は、スマホ、タブレット、PCでご視聴いただける「スカパー!番組配信」でご覧いただけます。★CS衛星劇場ご視聴はこちらから視聴方法 | 衛星劇場 : ★ご視聴に関するお問い合わせはこちら衛星劇場カスタマーセンター:0570-001-444※受付時間10:00~20:00(年中無休)IP電話のお客様は 03-6741-7535 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年05月13日女優の遼河はるひが22日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】元JRA騎手の細江純子、遼河はるひが馬券的中も自身のハズレに「あー」と嘆く「今シーズン初観戦!」と綴り、4枚の写真をアップした。東京ドームで開催された巨人と中日の試合を観戦したことを報告した遼河は続けて「結果は、残念でしたが。。。中田翔選手のバースデーアーチが観られました!おめでとうございます!」と綴った。最後は「さぁー!明日は勝利です!」と、ポジティブな言葉で締めくくった。 この投稿をInstagramで見る 遼河はるひ HARUHI RYOUGA 료가하루히(@haruhi_ryouga)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「明日はビシッとですね!」「はるひさんお疲れ様です」といったコメントが寄せられている。
2025年04月23日CS衛星劇場では、中国ドラマ「永夜星河(原題)」と「流水舞花~遥かなる月落城~(原題:流水迢迢)」の第1話を、4月18日(金)に第1話先行放送&衛星劇場Youtubeチャンネルにてリアルタイム配信!CS放送「衛星劇場」では、中国ドラマ「永夜星河(原題)」と「流水舞花~遥かなる月落城~(原題:流水迢迢)」の第1話を、4月18日(金)に第1話先行放送。さらに、衛星劇場Youtubeチャンネルにて、2作品連続で第1話をリアルタイム無料配信します。「永夜星河(原題)」はユー・シューシン&ディン・ユーシー共演作。「蒼蘭訣」の制作陣が贈るラブコメ時代劇です。「流水舞花~遥かなる月落城~(原題:流水迢迢)」はアレン・レン×リー・ランディー×シュー・ジェンシーが豪華共演を果たした時代劇。どちらも2024年に中国で大ヒットした話題作です。ドラマ関連グッズやQUOカードが当たるキャンペーンも実施いたしますので、あわせてお楽しみください!「衛星劇場」You Tubeにて、4月18日(金)午後9:00~2作品続けて第1話無料配信!永夜星河(原題)「永夜星河(原題)」© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited★CS衛星劇場にて、4月18日(金)午後9:00~第1話先行放送!※スカパー!、J:COMは、無料でご視聴頂けます。※ひかりTV及び一部CATVでは、未実施の場合がございます。※5月22日(木)より日本初放送スタート2024年/中国/全32話[監督]ジャオ・イーロン[脚本]バイ・ジンジン[出演]ユー・シューシン、ディン・ユーシー 他「蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~」の制作陣が贈る、ユー・シューシン、ディン・ユーシー共演作。小説の世界と現実がクロスオーバーする壮大な愛の物語。Weibo(微博)ユーザー評点で9.3をマークした大ヒット作。流水舞花~遥かなる月落城~(原題:流水迢迢)「流水舞花~遥かなる月落城~(原題:流水迢迢)」© Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited★CS衛星劇場にて、4月18日(金)午後10:00~第1話先行放送!※スカパー!、J:COMは、無料でご視聴頂けます。※ひかりTV及び一部CATVでは、未実施の場合がございます。※5月21日(水)より日本初放送スタート2024年/中国/全40話[監督]ジョウ・ジンタオ、チー・シアオフイ、リアン・バオチュエン[出演]アレン・レン、リー・ランディー、シュー・ジェンシー 他アレン・レン×リー・ランディー×シュー・ジェンシー豪華共演!男女の策謀とロマンスが絡み合う感動の時代劇大作。中国で各ドラマランキング1位を記録した話題作が日本上陸。中国の伝統美を活かした衣装や美術などビジュアル面にも注目。「永夜星河(原題)」缶バッチセット(2名様)・アクリルカード(2名様)・マウスパッド(1名様)&QUOカード 2000円分(5名様)が当たる! ハッシュタグキャンペーン「#衛星劇場で永夜星河」もしくは「#衛星劇場で流水舞花 #流水迢迢」でXに投稿したら、プレゼント応募ページ( )へ★応募には、衛星劇場X公式アカウントのフォローが必要となります。★応募対象のハッシュタグ投稿期間(2025/4/18(金) 0:00~23:59)※詳しくは衛星劇場ホームページ( )をご覧ください。放送でご覧になる方は、本編終了後に放送される応募キーワードで応募できます。★中国ドラマ「永夜星河」「流水舞花」先行放送 詳細はこちら<中国ドラマ>衛星劇場Youtubeチャンネルにて、中国ドラマ「永夜星河(原題)」「流水舞花~遥かなる月落城~(原題:流水迢迢)」を4月18日(金)午後9:00より第1話<無料>先行配信決定! | 衛星劇場 : ★中国ドラマ「永夜星河」「流水舞花」先行放送 予告動画はこちら※スカパー!でご視聴の方は、スマホ、タブレット、PCでご視聴いただける「スカパー!番組配信」でご覧いただけます。★CS衛星劇場ご視聴はこちらから ★ご視聴に関するお問い合わせはこちら衛星劇場カスタマーセンター:0570-001-444※受付時間10:00~20:00(年中無休) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年04月14日俳優の成河が、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督の新作映画『ミッキー17』の日本語版で主人公ミッキーの声を演じている。長年にわたってポン・ジュノ作品を愛してきた彼は、本作を演じる上で “ポン・ジュノ作品らしさ”を損なうことなく演じることを心がけたようだ。『ミッキー17』(C)2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.本作で成河が声を演じた主人公ミッキーは、何度死んでも生き返る使い捨てワーカー。ある日、17番目のミッキー17の前に、18番目のミッキー18が出現したことから、ふたりはこの状況を抜け出すべく逆襲を開始する。成河は日本を代表する舞台俳優のひとりで、映像の世界でも活躍している。本作は厳正なオーディションによって役が決まったそうで、その段階からミッキー17と18に近づいていったようだ。「オーディションを受けさせていただく中で監督さんからいろいろな提案をしていただきました。舞台ですと稽古をしながら考えていくわけですけど、映像や声のお仕事は瞬発力の世界なので、監督さんのイメージしているものにパッと近づくことができるかが大事になります。僕はあまり“役づくり”という言葉を使うことはしないのですが、今回はオーディションの段階で監督さんから厳密に指示をいただけたので、その段階でスッと役に入っていくことができました」舞台ではその空間を掌握するかのようなダイナミックな演技が魅力の成河。その集中力、繊細さ、大胆さは現代の演劇界でトップクラスの実力を誇るが、声だけの演技は「中華料理と和食ぐらい違うもの」と笑う。「使う鍋も違うし、料理も違う。でも、どっちも食べることに関しては大好き、という感じですね(笑)。舞台では最終的には自分の演技がすべてになってしまう。だからこそ演出家の方と信頼関係を築くために稽古が必要になるのですが、映像や声の仕事は、出来上がったものを見てくださる監督の判断がある意味すべてになります。だから自分の“こだわり”に囚われすぎないことが大事。映像や声の仕事は多くはないですが、すごく好きです」その上、本作はずっと好きで観てきたポン・ジュノ監督の新作だ。「そうなんですよ!僕はポン・ジュノさんの『殺人の追憶』を学生時代からバイブルのようにずっと観てきましたから、今回のオーディションは本当にうれしかったですね。本作もポン・ジュノ的な世界がちゃんと描かれているのに、ハリウッド映画的な爽快感もある。とても不思議で、本当に見事な映画でした」成河は、ポン・ジュノ監督にしか描けない世界をこう分析する。「ポン・ジュノさんの作品は、すごく壮大な話をしているときにも、すごく小さくて“些細なこと”を大事にする。そのことでちょっと笑っちゃいそうになったり、人間のちっぽけさを感じたりするんです。物語に没入させようとしたかと思えば、フッとドライな目線になったりもする。その手つきがポン・ジュノさんなんでしょうね。この映画でも、死んでもまた新しい自分がプリンターから出てくるわけですから、笑えるんですけど、同時にすごく恐ろしい話でもある。この映画ではどちらか一方に振ることなく、常に居心地の良いような、恐ろしいような場所を行き来する。『パラサイト…』もそうでしたよね。考え方によってはとても社会的で真面目な題材を扱っているのに、どこか笑ってしまったり、あっちこっちに振り回される感覚があるんです」シリアスなドラマも、クスッと笑える要素も、ダークコメディの恐ろしさも同居する『ミッキー17』。日本語版でもその“絶妙なバランス”はしっかりと保たれている。「ロバート・パティンソンさんがどうやって演じられたのか、聞いてみたくなります。題材との距離感をちゃんと取りながら、没頭する場面もあれば、ドライに演じている場面もある。声を演じる上では監督の指示を受けながら、ほんの小さな加減ですよね。小さじスプーン1/2を1/3にするぐらいの細かいさじ加減をしていきました。舞台ではここまでの繊細さは扱わないので、そこは声の仕事の面白さでしたね」取材・文:中谷祐介(ぴあ編集部)撮影:源賀津己<作品情報>『ミッキー17』3月28日(金) 公開(C)2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2025年03月13日元宝塚歌劇団月組の男役スターで女優の遼河はるひが13日、自身のインスタグラムを更新。【画像】元JRA騎手の細江純子、遼河はるひが馬券的中も自身のハズレに「あー」と嘆く「井戸田さんと。。。番組収録前に井戸田さんの楽屋に挨拶に伺ったら。。私の顔を見るや否や…このポーズをしてきて。。。笑なので、このポーズでツーショット✨!」と綴り、1枚の写真をアップした。お笑いコンビ「スピードワゴン」の井戸田潤との「謎ポーズ」でのツーショットにファンの注目が集まっている。 この投稿をInstagramで見る 遼河はるひ HARUHI RYOUGA 료가하루히(@haruhi_ryouga)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「遼河さんと井戸田さん共にポーズ決まっていますね」といったコメントが寄せられている。
2025年02月14日2024年10月28日、東京都港区にある東京プリンスホテルで開催された、『東京ドラマアウォード2024』。作品の質の高さだけではなく、市場性、商業性にスポットを当て『世界に見せたい日本のドラマ』をコンセプトに、世界水準で海外に売れる可能性が高いテレビドラマを表彰しています。主演男優賞は『デフ・ヴォイス法廷の手話通訳士』(NHK)に出演した草彅剛さん、助演男優賞は『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ系)に出演した若葉竜也さんが表彰されました。助演女優賞を受賞したのは、『燕は戻ってこない』(NHK)に出演した内田有紀さん。喜びの気持ちを語る前に、「この空気を吸いたいと思います」と、壇上で深呼吸をしました。そして、「助演女優賞という言葉を感じております。助けて演じること、この意味ってなんだと思われますか」と、司会で脚本家の三谷幸喜さんに振った内田さん。しかし、この後の台本チェックに忙しかった三谷さんは半ば聞いていなかったようで、内田さんは思わず「聞いてますか?」とツッコミを入れます。三谷さんの胸を借りて受賞の喜びを語るつもりが、想定外の展開になってしまったようです。内田さんは、続けてこのように語りました。本当に主役の石橋静河ちゃんはじめ、現場のスタッフ一丸となって作り上げた『燕は戻ってこない』という代理出産をテーマにしたドラマでした。血や骨や肉、すべてこの私が演じた女性に染み込ませなければ向き合いきれなかった作品だと思っております。そして、桐野夏生さんが書かれた原作は、どのキャラクターも人として決して美化せずに、そのまま感情をむき出しにした姿を描いてくださった、非常にリアリティのある作品でした。読むのと演じるのとでは随分違っているなと、私自身、最初は不安に思ったり悩んだりもしました。でも、監督の田中健二さん、それからプロデューサーの方々、脚本の長田育恵さん、スタッフの方々、みなさん心強く私を支えてくださって、揺れながら、呼吸しながら、日々撮影に向き合えたと思っています。そして今日、この素敵な賞をいただけて、改めてこの賞をいただけるように、これからも自分がこの役とともに寄り添って生きていける女優であるように、俳優であるように、一歩一歩大切に進んでいきたいと思います。改めて、この賞をいただけたことで、信じてスタッフのみなさんと今日来れたこと、認めていただけたんだなと感じています。そして、それを評価してくださったみなさん、本当にどうもありがとうございました。主演女優賞に輝いたのは、同作品に出演した石橋静河さん。受賞の喜びをあらわにしました。今回、私は大石理紀という、貧困だったり社会格差だったり差別だったり、そういうものに苦しむ女性を演じたんですけれども、この作品の中で、そういう理紀をかわいそうな人という小さな枠に収めない描き方をされていて、それがすごく私は好きでした。この原作を書いてくださった桐野夏生さん、ドラマ化するにあたって、素晴らしい役者が、身体が思わず動いてしまうような脚本を書いてくださった長田さん、スタッフ、キャストのみなさん。本当に素晴らしい方々で、感謝しています。最後に、この企画を立ち上げから最後まで引っ張ってくださった板垣麻衣子プロデューサーに感謝申し上げたいと思います。grapeでは、ほかにも草彅剛さん、若葉竜也さん、正門良規さんのコメントを紹介しています。こちらもチェックしてみてくださいね!若葉竜也、『アンメット』で助演男優賞を受賞クランクイン時の杉咲花の言葉を実現草彅剛、主演男優賞を受賞三谷幸喜が明かした、舞台中に地震が起きた時のエピソードとは正門良規、オール京都ロケで挑んだ『京都のお引越し』ローカル・ドラマ賞を受賞[文・構成/grape編集部]
2024年10月29日Bリーグ三河のシェーファーアヴィ幸樹が5日、自身のXを更新した【画像】「シーズンが楽しみやー」渡邊雄太がBリーグの盛り上がりに感動「昨シーズン999本で終わってたんでやっと達成出来ましたこれからもっと取れるように頑張ります!」と綴り、球団公式Xのポストを引用。通算1000リバウンドを達成したことを綴った。今季はまだ開幕したばかり。記録はまだまだ通過地点だ。昨シーズン999本で終わってたんでやっと達成出来ましたこれからもっと取れるように頑張ります! — シェーファーアヴィ幸樹 Avi Schafer (@avi_schafer) October 5, 2024 この投稿にファンからは「記録と新たなスタートが開幕なんてっワクワクがまた1つ増えました」「おめでとうございます」とコメントが届いた。
2024年10月06日シンガーソングライター優河の企画ライブ『In Other Words』が6月21日、渋谷WWW Xで開催された。出演アーティストは優河 with 魔法バンド、折坂悠太(band)。優河、折坂の言葉とメロディ、そして、豊かで奥深いバンドのアンサンブルが交差する、特別なステージが繰り広げられた。最初に登場したのは、折坂悠太(band)。バンドメンバーのsenoo ricky(ds)、宮田あずみ(cb)、山内弘太(eg)とともに、「春」からライブをスタートさせた。穏やかなで切実なメロディとともに〈確かじゃないけど / 春かもしれない〉というフレーズが広がっていく。5拍子のリズムとゆったりと漂う歌声のコントラストが美しい。続いては6/8拍子の「スペル」。静かに立ち上がり、少しずつ高揚感を増していくこの曲は、折坂の現在地を端的に示していた。折坂悠太(band)「ツーマンというのは、もうひとつの歌とぶつかって“こうでなきゃ”という感じがあって。すごい歌がある、でも俺だってかんばりたいんだ!というか。今日は優河さんと一緒にできること、ご褒美の時間だと思って一生懸命、演奏します」そんな言葉に続いたのは、「スペル」と同じく、新作アルバム『呪文』に収められた新曲。匂い立つような夜の情景を想起させる「夜香木」、そして、折坂のギターリフを軸にした「凪」では、後半でミニマルテクノのような雰囲気に。この2曲からは、彼の音楽世界が自由に広がっていることが伝わってきた。その後も折坂悠太の色彩豊かな音楽を体感できる場面が続いた。ボサノバ的なグルーヴを中心にきらびやかな音像が描かれた「抱擁」、歪んだギターサウンド、骨太のビートが響き合い、〈今私が歌うことは / 針の穴を通すようなこと〉と叫ぶように歌った「針の穴」。そして「努努」では躍動するビート、エフェクティブなエレキギターやソウルフルな歌声が絡み合い、観客が気持ちよさそうに体を揺らし始める。折坂がマンドリンを演奏し、フォーキーな佇まいのなかでドラマティックな歌を響かせる「さびしさ」も強く心に残った。最後は、アルバム『呪文』に収められた「ハチス」。70年代のニューソウルを思い起こさせるサウンド、この時代に対する思いを込めた歌詞が会場を包み込む。特に「きみのいる世界を『好き』ってぼくは思っているよ昔とちがう風の中で」「しいて何か望むなら全ての子供を守ること」というフレーズは、すべての観客の胸にしっかりと刻まれたはずだ。続いては、優河 with 魔法バンド。岡田拓郎(g)、千葉広樹(b)、谷口雄(key)、神谷洵平(ds)に続いてステージに登場した優河は、エレピの音色とともに〈雨に濡れた道を行けば〉というラインを紡ぎ出し、一瞬にして会場をシックな色合いに染め上げる。オープニングは「June」。この季節にぴったりな湿度を感じさせるバンドサウンドに乗って、観客が体を揺らし始める。さらにミニマルファンクのテイストを反映した音像、憂いを帯びたメロディが溶け合う「夜になる」を披露。バンドメンバーを紹介し、「優河 with 魔法バンドです」と挨拶した後は、配信リリースされたばかりの新曲「Sunset」へ。優河、岡田のコライトによるこの曲は、フォークとヒップホップをつなぐチルな楽曲。夕暮れを映し出しながら、〈このままでいたいないられたらな〉という思いを綴った歌詞も印象的だ。優河「折坂悠太さん、私も後ろで観てました。地球に生まれてきてくれてありがとう、という感じで。最後まで楽しんでください」という言葉に連なった「fifteen」はブルースの色合いが濃いミディアムチューン。さらに蜃気楼のような儚さが伝わる「夏の窓」、アンビエンス的なサウンドのなかで“あなた”の不在を描いた「手紙」、心地よい揺らぎを感じさせるコーラスからはじまり、穏やかで力強い旋律が流れていく「WATER」。特筆すべきはやはり、優河の歌だ。現代的なR&B、フォーク、ソウルのエッセンスを取り込んだバンドアンサンブルと共鳴しながら、感情の機微をナチュラルに映し出すボーカルはここにきてさらに深みを増していた。リズムの取り方、ちょっとした所作を含めて、楽曲の世界観を表す身体表現も魅力的だ。未発表の楽曲も、この日のライブの大きなポイントだった。シンプルなギターリフを中心に置きながら、時間の経過とともにゆっくりと歌の匂いが変化していく「香り」、レゲエとソウルがナチュラルに溶け合う「Don’t Remember Me」はいずれも彼女の新機軸と言っていいだろう。夏らしい爽やかさを感じさせるグルーヴと切ない感情が交差する「遠い朝」、そして〈あの夜に消えた/あなたとの魔法〉というラインを持つ名曲「魔法」で本編は終了。鳴りやまない拍手に応え、優河はひとりでステージに登場。さらに折坂悠太を呼び込んだ。「〈In Other Words〉私は私の言葉で世界を歌っていて、折坂さんは折坂さんの言葉で世界を描いていて。違う言葉で歌ってるけど、同じ世界で生きてるということを感じられました」(優河)という言葉を挟んで届けられたのは、「灯火」。優河のアコースティックギター、そして、優河と折坂が声を重ねる光景は、このライブの素晴らしさを象徴していたと思う。9月4日にニューアルバム『Love Deluxe』をリリース。さらに本作を携えた東名阪ツアー『Love Deluxe Tour 2024』も決定している。音楽性、ステージングを含め、さらなる飛躍を遂げようとしている優河に、ぜひ注目してほしい。Text:森朋之Photo : 廣田達也【セットリスト】■折坂悠太(band)1. 春2. スペル3. 夜香木4. 凪5. 抱擁6. 針の穴7. 努努8. さびしさ9. ハチス■優河 with 魔法バンド1. June2. 夜になる3. Sunset4. fifteen5. 夏の窓6. 手紙7. WATER8. 香り9. Don’t Remember Me10. 遠い朝11. 魔法■アンコール灯火(優河&折坂悠太)<リリース情報>優河 4thアルバム『Love Deluxe』2024年9月4日(水) リリース●CD only:3,300円(税込)【収録内容】「遠い朝」「Sunset」含む全10曲収録※詳細は後日発表予約リンク:<ツアー情報>優河『Love Deluxe Tour 2024』2024年9月17日(火) 大阪・Music Club JANUS開場18:00 / 開演19:002024年9月18日(水) 愛知・今池Tokuzo開場18:00 / 開演19:002024年9月20日(金) 東京・WWW X開場18:00 / 開演19:00【チケット情報】一般:5,800円(税込)学割:3,500円(税込)※ドリンク代別途必要オフィシャル先行:6月30日(日) 23:59まで()優河公式サイト:
2024年06月25日シンガーソングライターの優河が、9月4日(水) にニュー・アルバム『Love Deluxe』をリリースする。6月12日にデジタル・シングル「Sunset」を配信リリースした際、9月にアルバムを発売することを発表していた優河。『Love Deluxe』はオリジナル・アルバムとしては自身4枚目の作品で、2022年発売の『言葉のない夜に』以来約2年半ぶりのアルバムとなる。現在魔法バンドとともに鋭意制作中とのことで、「遠い朝」「Sunset」以外の収録曲など、詳細は追って発表される。また、ニュー・アルバムを携えた東名阪ワンマンツアーの開催も決定。久しぶりとなるバンド編成のワンマンツアーで、9月17日(火) に大阪・心斎橋Music Club JANUS、9月18日(水) に愛知・今池Tokuzo、9月20日(金) に東京・渋谷WWW Xで行われる。6月30日(日) までチケットの先行受付を実施中。<リリース情報>4thアルバム『Love Deluxe』2024年9月4日(水) リリース●CD only:3,300円(税込)【収録内容】「遠い朝」「Sunset」含む全10曲収録※詳細は後日発表予約リンク:<ツアー情報>Love Deluxe Tour 20242024年9月17日(火) 大阪・Music Club JANUS開場18:00 / 開演19:002024年9月18日(水) 愛知・今池Tokuzo開場18:00 / 開演19:002024年9月20日(金) 東京・WWW X開場18:00 / 開演19:00【チケット情報】一般:5,800円(税込)学割:3,500円(税込)※ドリンク代別途必要オフィシャル先行:6月30日(日) 23:59まで()<配信情報>デジタル・シングル「Sunset」配信中優河「Sunset」(Official Visualize)Director:VideotapemusicCinematographer:Tatsuhiko Nakahara配信リンク:公式サイト:
2024年06月21日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:降籏邦義)は、中国ドラマ「星河長明(せいがちょうめい) 運命の妃と不滅の帝」を6月7日(金)あさ7時~放送開始します。本作品にどうぞご期待ください。ⓒ 2022 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.1.番組概要『蘭陵王』の監督と ウィリアム・フォンが再タッグ!『星河長明 運命の妃と不滅の帝』は、『海上牧雲記~3つの予言と王朝の謎』『鳳星の姫~天空の女神と宿命の愛~』『斛珠<コクジュ>夫人~真珠の涙~』と同じ、“九州シリーズ”に連なるドラマ。広大な大陸に存在する9つの州を舞台に、様々な種族や文化が入り乱れ、いくつもの王朝の栄枯盛衰を描く。本作の主人公の1人・彧修明(いく・しゅうめい)に扮するのは、ドラマ『蘭陵王』『明蘭~才媛の春~』『永楽帝〜大明天下の輝き〜』などのドラマのみならず、映画『刺客』『王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン』でも活躍するスター俳優 ウィリアム・フォン。ヒロインは『東宮~永遠の記憶に眠る愛~』でブレイクし、『九齢公主~隠された真実~』でも主演を務めたポン・シャオランが演じている。■番組HP: ■画像クレジット:ⓒ 2022 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.2.あらすじⓒ 2022 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.ⓒ 2022 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.晁(ちょう)王朝に従わぬ夜北(やほく)の地に、“厄病神”と呼ばれる1人の娘がいた。その名は葉凌霜(よう・りょうそう)。凶事を予見する力を持つ彼女は、不吉な存在であるとされ、恐れと好奇の対象となっていたのだ。凌霜が唯一心を許せるのは、夜北7部族の首領である七海震宇(しつかい・しんう)の娘・蕊(ずい)だけだった。ある秋のこと、大祭の最中に巨大な狼・雪狼王が現れる。恐怖で身動きできずにいる蕊を、身を挺して守った凌霜。足がもつれて倒れてしまった彼女に、雪狼王が襲いかかる。「危ない」という蕊の声が響き渡った時、疾風のごとき速さで飛び出した何者かが、凌霜を救い…。ⓒ 2022 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.3.放送スケジュール6月7日(金)放送スタート<日本初放送>毎週月~金曜あさ7時~(全25話/中国語・日本語字幕)4.キャスト役名:キャスト彧修明(いく・しゅうめい):ウィリアム・フォン(馮紹峰)『明蘭~才媛の春~』葉凌霜(よう・りょうそう)/白露(はく・ろ):ポン・シャオラン(彭小苒)『九齢公主~隠された真実~』翼無憂(よく・むゆう)/羽臨空(う・りんくう):ジュー・ジョンティン(朱正廷)『プロジェクトV』七海怜(しつかい・れい)/青蘅(せいこう):チョン・シアオモン(程小蒙)『鶴唳華亭<かくれいかてい>~Legend of Love~』七海蕊(しつかい・ずい):リウ・モンルイ(劉夢芮)『琉璃~めぐり逢う2人、封じられた愛~』5.スタッフ総監督:チョン・シューガイ(鍾澍佳)『蘭陵王』■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年05月30日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。戸惑いながらも療育センターで発達検査を受けると、「発達障害の特性をお持ちです」との結果に。その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。そして、卒園を数カ月後に控えた夏。教育委員会との就学面談が行われ、特別支援学級の見学を提案されました。通常学級を望むばよさんの心は揺れ動きますが、その気持ちを諦めきれないまま、就学先を見極めるための就学相談会の日を迎えます。それから1カ月後、教育委員会から届いた報告書の結果は「特別支援学級への就学が望ましい」。結果を受けても悩みに悩み、ついにばよさんはタロくんを支援学級に通わせることを決断。それでもなお、気持ちは晴れきらずにいましたが、自分の決断を身内や友人に伝えるごとに、心が軽くなっていったのです。タロくんを特別支援学級に通わせるという決断を周囲に打ち明け、心が軽くなるのを実感していた、ばよさん。間近に迫った小学校入学に向け、ばよさん親子は就学先を決めた以降も、療育教室に通っています。 以前ほど、一喜一憂することもなくなって… 保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられたのは、タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは小学校入学までの日々を振り返り、ばよさん親子に関わり、サポートしてくれた人たちのことを感謝の気持ちとともに思い出します。 そして、タロくんは小学5年生に! 時に行きしぶることがありながらも、のびのびとした学校生活を送っているのでした。 小学生になったタロくんが放課後に通っている「放課後等デイサービス」。これは臨床心理士の先生の説明にもあったように、障害のある子どもや発達に特性のある子どもをサポートする福祉施設です。例外が認められるケースもありますが、6〜18歳の小学生・中学生・高校生を対象に、放課後だけでなく、休日や夏休み・冬休みの長期休業にも利用できる施設が多いようです。小児神経専門医の松井先生によると、放課後等デイーサービスに通うことで、子どもはさまざまな自立支援を受けて、成長することができるとのこと。一方で、学校はストレスを感じやすい場所なので、無理せずに時々は休むことも良いそうです。 放課後等デイサービスの制度が始まったのは2012年4月のこと。比較的、新しい福祉サービスです。 このように、子どもの成長を支援する取り組みは、少しずつ進化しています。お子さんの特性にかかわらず、子育てに不安になったときは、あらゆる支援のかたちに目を向けてみる——。そうしたら、育児に悩むママやパパも、少しは“自分はひとりじゃない”と思えるかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年12月24日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。戸惑いながらも療育センターで発達検査を受けると、「発達障害の特性をお持ちです」との結果に。その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。そして、卒園を数カ月後に控えた夏。教育委員会との就学面談が行われ、特別支援学級の見学を提案されました。通常学級を望むばよさんの心は揺れ動きますが、その気持ちを諦めきれないまま、就学先を見極めるための就学相談会の日を迎えます。それから1カ月後、教育委員会から届いた報告書の結果は「特別支援学級への就学が望ましい」。結果を受けても就学先を決めきれず、再び、教育委員会との面談を受けると、決断までに残された期間は約1カ月……。ばよさんは悩みに悩みますが、ついにタロくんを支援学級に通わせることを決断したのです。タロくんを特別支援学級に通わせることを決断した、ばよさん。 そのことを臨床心理士の先生に伝えた後の帰り道。ばよさんは、何か自分の心に変化が起きているのを感じ取ります。 その週末、弟家族が遊びにやってきて… 「心から信頼する人に打ち明けて、相手がそれを受け止めてくれる……」。 タロくんに発達障害があること、特別支援学級に通わせると決めたこと。そのことを弟家族や友人に打ち明けるごとに、ばよさんの心は軽くなっていったのでした。 自分の中にため込み、ずっと悩んでいたことを誰かに打ち明けた瞬間、不思議と心が軽くなる……。そうした経験のある人は少なくないはずです。そんなとき、心が軽くなるのを感じるのと同時に、自分の打ち明けたことを受け入れてくれた相手に対し、感謝の気持ちでいっぱいになりますよね。 一方、ばよさんがそうであったように、人に話す前には悩みに悩み、苦しんだ期間があったはず。ひとりで抱え込まないためには人に相談することも大切ですが、悩みを乗り越えたときには受け止めてくれた人に感謝するだけでなく、悩みを乗り越えた自分自身を褒め、労ることも大事なのではないでしょうか? >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年12月23日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。戸惑いながらも療育センターで発達検査を受けると、「発達障害の特性をお持ちです」との結果に。その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。そして、卒園を数カ月後に控えた夏。教育委員会との就学面談が行われ、特別支援学級の見学を提案されました。通常学級を望むばよさんの心は揺れ動きますが、その気持ちを諦めきれないまま、就学先を見極めるための就学相談会の日を迎えます。それから1カ月後、教育委員会から届いた報告書に書かれていたのは「特別支援学級への就学が望ましい」という言葉……。ばよさんの心は支援学級に通わせることに傾きつつありましたが、決めきるには至らず、「あと一押しが欲しい」という気持ちを抱えながら、教育委員会の人との面談日を迎えたのです。「特別支援学級への就学が望ましい」という報告を受けてからおこなわれた、教育委員会の人との面談。しかし、息子のタロくんを通常学級に通わせるのか、それとも支援学級に通わせるのか、ばよさんは決めきることができずにいます。 「いかがですか?」と聞かれても… ※訂正:(誤)選択肢なかった→(正)選択しなかった 通常学級か、それとも特別支援学級か——。悩みに悩み、ついに決断できたばよさん。報告を聞いた臨床心理士の先生は、目に涙を浮かべます。その様子に少し戸惑いながらも、これまで見守り続けてくれた先生に、深く、心から感謝するのでした。 ばよさんを決断に導いたのは、悩みに悩んだ先にあった“シンプルな思考”。また、教育委員会の人から伝えられた「12月中旬くらいまでに決めてください」という期限も後押しになったようです。 そして、子ども本人と保護者の意見が最大限に尊重されることを前提に、最終的には各市町村の教育委員会が児童の就学先を決定することになります。これは文部科学省によって定められており、就学する年の1月31日までに、各家庭に最終的な通知がされるそうです。 こうした就学先決定の流れについては、文部科学省のほか、各自治体でも細かに公表されています。気になっている方は、まずは調べてみることから始めても良いかもしれません。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年12月22日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。戸惑いながらも療育センターで発達検査を受けると、「発達障害の特性をお持ちです」との結果に。その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。そして、卒園を数カ月後に控えた夏。教育委員会との就学面談が行われ、特別支援学級の見学を提案されました。通常学級を望むばよさんの心は揺れ動きます。普段のタロくんの様子を知るために保育園に見学に行ったところ、そこにはひとり絵本を読む息子の姿が……。それでも通常学級への望みを諦めきれないまま、ばよさん親子は子どもの就学先を見極めるための就学相談会の日を迎えます。その1カ月後、教育委員会から届いた報告書には「特別支援学級への就学が望ましい」と書かれていたのです。報告書に書かれた「特別支援学級への就学が望ましい」の一文を読んだ、ばよさん。結果を予想してはいたものの、落胆を隠しきれません。 この結果を予想してはいたけれど… 「あと一押し」——。 タロくんには特別支援学級のほうが合っているとは感じつつも、支援学級の実態が明確にはつかみきれず、ばよさんは誰かに背中を押してもらいたい気持ちになるのでした。 特別支援学級の実態がつかみきれずにいるものの、ばよさんの気持ちを支援学級に傾かせた1つの要因が、見学先の教頭先生の「主に国語と算数は“なないろ”(支援学級)で、それ以外の教科や給食のときは交流級でおこないます」という説明です。 交流級は「交流学級」とも呼ばれ、特別支援学級に在籍しながら一部の教科やホームルーム、給食といった時間に通常学級に参加することを指します。一方、通常学級に在籍しながら子どもの特性に応じた指導を受けられる「通級指導教室(通称・通級)」という教育のかたちもあるようです。 このように、支援や教育のかたちはさまざま。それだけに、かえって実態がつかみづらい側面もあるかもしれませんが、こうした就学に関する予備知識は無駄にはならないはず。また、実際の経験に基づいたばよさんのマンガが、当事者ママやパパの助けになるはずです。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月21日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。戸惑いながらも療育センターで発達検査を受けると、「発達障害の特性をお持ちです」との結果に。その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。そして、卒園を数カ月後に控えた夏。教育委員会との就学面談が行われ、特別支援学級の見学を提案されました。通常学級を望むばよさんの心は揺れ動きます。普段のタロくんの様子を知るために保育園に見学に行ったところ、そこにはひとり絵本を読む息子の姿が……。ばよさんは肩を落としますが、保育園の先生の「タロくんが頑張れるのは、お母さんという心のよりどころがあるから」という言葉に、救われたような気持ちになったのです。保育園の先生の言葉を受け、ばよさんはタロくんの発達障害を受け入れるきっかけをつかみ始めていました。 そして、教育委員会との就学面談から数カ月後、ばよさん親子は就学相談会の日を迎えます。 ついに迎えた就学相談会の日… 就学相談会から1カ月後に届いた書類に目を通し、ばよさんは、そこに書かれた報告の数々に納得します。そして、肝心の通常学級か、それとも特別支援学級かについての結果は「特別支援学級への就学が望ましい」だったのでした。 ちなみに、ばよさん親子が参加した就学相談会は「行動観察」に当たるようです。これは就学先を決定するための判断材料として、専門家が文字どおり、子どもの行動を観察する機会ですが、ばよさん親子のように参加者が1つの場所に集まっておこなわれるケースのほか、専門家が保育園や幼稚園を訪れておこなわれるケースもあるようです。 就学相談とはそもそも、障害のある子どもや発達に心配のある子どもの就学先を決めるためにおこなわれる、相談の機会のこと。行動観察だけでなく、面談や相談、専門家による診察・診断、就学検討先の見学・体験も就学相談のプロセスの1つです。ただし、就学相談の流れや方法は自治体によって異なり、一概には言えないようです。 いずれにしても、就学相談は保護者による申し込みが基本だとか。気になる方は、各自治体に問い合わせてみてください。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年12月20日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんは戸惑いながらも療育センターを訪れ、タロくんは発達検査を受けることになります。すると、結果は「発達障害の特性をお持ちです」。保育園には加配の先生が配置されることになり、その後、年長さんになったタロくんは、小学校入学を見据えた療育教室に通い始めます。卒園を数カ月後に控えた夏には教育委員会との就学に関する面談が行われますが、通常学級への望みを抱くばよさんとは裏腹に、特別支援学級の見学を提案されます。そして、ばよさん親子と同様に支援学級を見学したママ友に話を聞くと、「うちは通常学級にするよ!」との返事。通常学級か、それとも特別支援学級かに迷うばよさんは焦りを感じますが、その年の秋に行われた運動会でのタロくんを見て、息子の成長を実感できたのです。小学校入学を数カ月後に控えた、保育園最後の運動会。一生懸命に頑張るタロくんの姿に、ばよさんは息子の成長を実感。 それだけに「通常学級で大丈夫なのでは?」と期待を抱きます。 普段の息子を知りに、保育園へ見学に行くと… 「タロくんが頑張れるのは、お母さんという心のよりどころがあるからではないでしょうか?」。 保育園の先生の言葉から、タロくんの発達障害を受け入れるきっかけをつかんだばよさん。もちろん、悩みや迷いが消えたわけではないはずです。しかし、以前よりも前向きな気持ちで、就学相談会の日を迎えたのでした。 保育園の先生の素敵な言葉かけに、心が洗われるようですね。時には保育園の先生とのコミュニケーションに戸惑い、不安になる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。それでも保育園や幼稚園という場所において、何よりも大切なのは子どもの存在。「子どもの様子を知りたい!」と思うなら、ばよさんのように率直に、見学を申し出るのも1つの方法なのかもしれません。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2023年12月19日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。結果を受け、保育園には加配の先生が配置されることとなり、ばよさん親子は月に1度、療育センターに通い始めます。その後、年長さんになったタロくんは小学校入学を見据えた療育教室に通うことになりますが、卒園を数カ月後に控えた夏のこと、教育委員会との就学に関する面談が行われます。「通常学級でも大丈夫でしょう」と言われることを期待していたばよさんでしたが、その言葉はもらえず、特別支援学級の見学を提案されます。実際に見学に訪れたものの、そこで出会った先生は驚くほどに冷たい態度……。ばよさんは、より悩みを深めてしまうのです。特別支援学級を見学し、余計に悩みを深めてしまったばよさん。 見学に訪れた翌日、発達障害の子どもを持つママ友に、そのことを打ち明けます。すると……。 ママ友に見学の感想を伝えると… 療育センターに通ってはいるものの、タロくんになかなか変化が見られず、一時は通い続けることに疑問を持つこともあったばよさん。しかし、一生懸命に頑張り、楽しそうに競技をするタロくんの姿を見たことで、周囲のサポートに心から感謝の気持ちを持てたのでした。 通常学級か、それとも特別支援学級か……。タロくんの就学先を選択するときが近づきつつあっただけに、ばよさんの心は疲弊していたはずです。それでも、ばよさんの疲れた心を癒やしたのはタロくんの頑張る姿であり、療育センターや加配の先生に心から感謝の気持ちが持てたのも、タロくんの成長した姿を目の当たりにしたからに違いありません。 子育てに悩み、疲れ、ヘトヘトになっていても、お子さんの姿に心癒やされ、不思議と疲れも吹き飛ぶ。皆さんにも、そんな経験があるのではないでしょうか? >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月18日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。結果を受け、保育園には加配の先生が配置されることとなり、ばよさん親子は月に1度、療育センターに通い始めます。その後、年長さんになったタロくんは小学校入学を見据えた療育教室に通うことになりますが、卒園を数カ月後に控えた夏のこと、教育委員会との就学に関する面談が行われます。「通常学級でも大丈夫でしょう」と言われることを期待していたばよさんでしたが、その言葉はもらえず、特別支援学級の見学を提案されます。それでもばよさんは通常学級への入学を諦めきれず、息子の発達障害を受け入れられない自分を恥じ、責めてしまうのです。どんなに悩んでいても、時間は進んでいきます。そして、ばよさんは夏のある日、家族一緒にとある場所を訪れます。 小学校入学は、すぐそこまで迫っているんだ… 以前、おこなわれた教育委員会との面談を経て、特別支援学級の見学に訪れたばよさん夫婦。しかし、支援学級の先生の態度に困惑し、通常学級か、それとも特別支援学級かの選択に、より深く悩んでしまうのでした。 特別支援学級の見学に訪れたばよさん夫婦ですが、特別支援学級だけでなく、通常学級の見学も可能なようです。障害のある子どもの就学先を検討するための学校見学は、文部科学省も「学校見学や体験入学の機会を活用した保護者への情報提供や面談等」というように位置づけています。学校見学は、保護者が情報を知るための重要な手段なのです。 学校の先生も十人十色のため、ばよさんのように悩みを深めてしまうこともあるかもしれません。ただ、見学は学級の雰囲気を実際に体感できる機会。 先輩ママやパパの経験談を見てみると、なかには子どもが実際に授業に参加したり、より就学時のイメージを膨らませるため、学区外を含めた複数の特別支援学級を見学したりした人もいる様子。やはり何事も、百聞は一見にしかず、なのかもしれません。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月17日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。結果を受け、保育園には加配の先生が配置されることとなり、ばよさん親子は月に1度、療育センターに通い始めます。その後、タロくんは小学校入学を見据えた療育教室に通うようになりますが、ばよさんは同じ教室に通う子どもたちとタロくんのことを比較してしまい、ひどく落ち込んでしまいます。しかし、それから数カ月後……。療育教室の一環として行われた懇談会に参加したばよさんは、同じ教室に通うママさんたちが抱える悩みを知り、「自分はひとりじゃないんだ」と思うことができたのです。前向きな気持ちと不安な気持ち、ばよさんは両方を抱えながら、日々を過ごします。 そして、大事な約束のあったとある日、タロくんの弟が発熱してしまい……。 次男が発熱。でも、市役所に行かなくちゃ… 「この子は何も変わってない……変わらなきゃいけないのは、私だ……」。 ばよさんの気持ちは一進一退。同じ療育教室に通うママたちの悩みを知り、一度は「私はひとりじゃない」と思えたのもつかの間、通常学級か、それとも特別支援学級かの選択に、心が揺れ動きます。 そして、「ママ、大好き」というタロくんの言葉に、息子が発達障害であることに戸惑い続ける自分を恥じ、責めてしまうのでした。 ばよさんが向き合うことになった、通常学級か、特別支援学級かという選択。どちらに進むべきなのか提案されることはあるにせよ、文部科学省は「本人・保護者の意見を最大限尊重し」としています。また、通常学級に入学し、途中から特別支援学級に転籍することも、反対に特別支援学級から通常学級に転籍することも可能な様子。一方、なかには特別支援学級のない学区もあるとか……。 さまざまなケースがあるだけに、かえって戸惑ってしまいますが、ばよさんの経験が描かれたこのマンガをはじめ、先輩ママやパパたちの経験談がきっと参考になることでしょう。子どもが過ごしやすい環境を第一に考えて、じっくり検討したいものですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月16日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。結果を受け、保育園には加配の先生が配置されることとなり、ばよさん親子は月に1度、療育センターに通い始めます。療育センターに通い始めた当時、タロくんは保育園の年中さん。翌年には年長さんを迎えるにあたり、センターの人から「小学校入学を見据えた療育教室が始まります」との話が。しかし、療育教室の初日を迎えたタロくんは最後まで気分がのらず、その様子を見守っていたばよさんは、ショックと疲れを隠しきれません。療育教室からの帰宅後、ばよさんはあまりのショックから寝つくことができず、朝を迎えてもベッドから出ることができずにいます。 うちの子が一番できない… 誰かに話せたらラクになるはずなのに、なかなか話せない——。お子さんの成長に悩みがあると、ついつい周囲と比較してしまい、かえって話しづらくなってしまいますよね。 自分の子どもと他人の子どもを比較してしまうのは、お子さんが発達障害かどうかにかかわらず、誰しもが経験することではないでしょうか。しかし、ばよさんが経験したように、「うちの子はできない……」と思っていても、ばよさんの息子であるタロくんのことを好きな子がいるのです。 となれば、お悩みの種であるお子さんも、“誰かにとっての特別な存在”であるかもしれません。そんなふうに考えると、心が少し軽くなり、あたたかい気持ちになれるのではないでしょうか。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月15日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れました。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。結果を受け、保育園には加配の先生が配置されることとなり、ばよさん親子は月に1度、療育センターに通い始めます。療育センターに通い始めた当時、タロくんは保育園の年中さん。翌年には年長さんを迎えるにあたり、センターの人から「小学校入学を見据えた療育教室が始まります」との話が。どんどんと進んでいく現実に戸惑うばよさんでしたが、それでも加配の先生や療育センターの人たちのサポートにより、少しずつ前を向けるようになっていたのです。月に1度、療育センターに通う、ばよさんとタロくん。 ばよさん親子が通う療育センターでは、子どもの課題活動が終わると、臨床心理士の先生と親との面談時間が設けられています。 保育園には息子専用の席が設けられていて… 療育教室の初日。タロくんは最後まで気分がのらず、その様子を見守っていたばよさんは、どっと疲れを感じてしまうのでした。 ばよさん親子が参加を始めた療育教室。しかし、“療育教室”という取り組みに、決まったひとつの定義はないようです。自治体が運営している機関もあれば、民間が運営している施設もあり、必ずしも「小学校入学を見据えた活動」という前提があるわけではなく、教室でおこなう活動の内容もそれぞれ。 ただ、多くの場合、療育教室に通うために必要になるのが「通所受給者証」です。これは、福祉サービスを利用するために市町村から交付される証明書。医療機関から発達障害の診断を受けていない、いわゆるグレーゾーンの場合でも、療育の必要性が確認できる書類(医師の意見書など)があれば申請可能なので、気になる方は自治体に問い合わせてみてもいいかもしれません。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月14日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。結果に動揺すると同時に、ばよさんは「保育園に報告したら、私自身がタロの発達障害を認めることになる……」と葛藤します。それでも勇気を振り絞って保育園に伝えると、タロくんのために加配の先生が配置されることになったのです。発達検査を受け、その結果を保育園に報告したばよさん。以来、ばよさんとタロくんは月に1度、療育センターに通うようになります。 最初のうちはやる気があるけれど… 「その場にいられるだけでもいいんです。いられない日があってもいいんです」。 臨床心理士の先生もソーシャルワーカーの方も、保育園の先生も、ばよさん親子のことをあたたかく、前向きにサポート。タロくんの発達障害をなかなか受け入れることのできなかったばよさんですが、当時を振り返り、少しずつ、でも着実に、自身の心が溶けつつあったことに気づいたのでした。 ばよさんが「皆さんが少しずつ、私の心を溶かしていってくれた」と振り返るように、何事も一歩ずつ変化していくのかもしれません。自分ゴトとして考えてみても、特に人との信頼関係は、ゆっくりと築かれていくものですよね。 不安なときは気持ちが急いでしまいますが、皆さんにも「振り返ってみれば、少しずつ変化していたのかも?」と思えるような経験があるのではないでしょうか? 小児神経専門医の松井先生によると、今回のタロくんのように、早い時期から療育をおこなうことで徐々にいろいろなことができるようになりますが、これを“早期介入”と言うそうです。発達障害においては、早期発見、早期介入が重要とされています。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月13日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。ばよさんはショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。涙を浮かべながらセンターを後にすると、同じ育児の悩みを抱えたママ友に遭遇。互いに共感し合うのもつかの間、ママ友から「センターには行かず、民間の療育施設に通ってる」と打ち明けられ、ばよさんはまたも心細くなってしまったのです。ママ友との会話のひとときを終え、帰宅したばよさん。仕事から帰ってきた夫に、検査の結果を伝えます。 発達検査の結果は出たけれど… 保育園に検査結果を伝えるということは、自分自身がタロくんの発達障害を認めることになると葛藤するばよさん。「特性にあった関わり方が重要」という療育センターのソーシャルワーカーさんの言葉を思い出し、勇気を出して、担任の先生に検査結果を伝えました。 園長先生や主任先生の態度にはデリカシーのなさを感じつつも、ばよさんは発達検査の報告を前向きに捉えることができたのでした。 一方、ばよさんは加配の先生が配置されたことに対し、申し訳なさを感じてしまいます。「自分の子どものためだけに……」と思うと、ついつい萎縮してしまうのは、親のサガなのかもしれませんが、引け目を感じる必要はありません。 保育園や幼稚園における加配制度は、国や自治体が支援する取り組みのひとつ。厚生労働省は昭和49年、つまりは50年近くも前から、加配の推進に努めてきた歴史があります。決して“自分の子どもだけ”ではなく、多くの人たちが利用してきた制度なのです。 小児神経専門医の松井先生によると、加配制度によって子どもへのよりきめ細かい保育、対応が可能になるそうですよ。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月12日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。自分の息子に発達障害の可能性があるとは思いもせず、ばよさんは大きなショックを受けますが、保育園の提案を受けてから1カ月が経ち、ついにタロくんを連れて療育センターを訪れます。そして、心理士による発達検査の結果は「発達障害の特性をお持ちです」。療育センターの人はサポートを約束してくれましたが、ばよさんの心は追いつきません。発達検査の結果の中でも、特にばよさんを困惑させたのが「言葉の遅れ」に関する指摘。目に涙を浮かべながら療育センターを後にすると、その帰り道に、とある人に遭遇します。 言葉が遅れているなんて、まったく気づかなかった… 同じ悩みを抱えたママ友と遭遇し、抱えていた気持ちを打ち明けられたのもつかの間、ばよさんは、ひとり取り残されたような心細さを感じてしまったのでした。 それでも自分たちの進む道を決めたママ友に対し、「ありがとう」の気持ちが持てたのは、ママ友がかけてくれた「葛藤するのも、そこに愛があるから」という言葉があったからではないでしょうか? 子どもの発達だけでなく、育児に悩みは付き物。心に迷いが生じ、自分のことを責めてしまいそうなときにこそ、ばよさんのママ友が言った言葉を思い出してみる……。そうしたなら、少しは心がラクになるかもしれません。 小児神経専門医の松井先生によると、発達障害の支援施設には民間の施設もあり、遊びや運動を通して発達を伸ばしていく発達支援をおこなってくれるそう。小学生になると放課後等デイサービスを利用するお子さんが多いようです。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月11日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。自分の息子に発達障害の可能性があるとは思いもせず、大きなショックを受けますが、同時に療育センターに行く必要があるのか、すぐには信じられません。しかし、タロくんの祖母2人にそのことを話すと実母も義母も取り乱すことなく療育センターに行くことを勧め、ばよさんはより孤独を深めてしまいます。そして、ついに覚悟を決め、療育センターに電話をかけたのです。電話をかけることができたのは、保育園から「療育センターに行ってみますか?」と告げられた1カ月後のこと。後日、ばよさんはタロくんと共に療育センターを訪れます。 息子を連れ、療育センターを訪れると… 「保育園と連携を取って、タロくんのサポートをしていきたいと思います」。 療育センターの方の真摯な言葉にありがたさと心強さを感じながらも、どんどんと進んでいく現実に、ばよさんの心は追いつかずにいたのでした。 ばよさんがそうであったように、子どもの発達障害と向き合うことに心が追いつかず、戸惑う親御さんは少なくありません。そうした状況を受けてか、今、厚生労働省が普及を進めようとしているのが「ペアレント・プログラム」。これは子育てに困難さを感じる保護者を対象とした支援プログラムで、各自治体での実施が呼びかけられています。 お子さんの特性にかかわらず、子育ては大変。戸惑いの連続です。しかし、時代を経るごとに支援のかたちが多様化してきていることも確か。ひとりで抱え込まないためにも、そのことを心の片隅に置いておいてください。 >>次の話 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月10日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。自分の息子に発達障害の可能性があるとは思いもせず、大きなショックを受けますが、同時に療育センターに行く必要があるのか、すぐには信じられません。ばよさんは長男が2歳まで通っていた保育園の先生やママ友に相談しますが、それでも答えは見つからず、枕を濡らす毎日を過ごしていたのです。「なんで、どうして? 本当に?」——。 息子のタロくんが発達障害である可能性を信じきれず、療育センターに足を運ぶかどうか、ばよさんは悩み続けます。 孫の発達障害の可能性を伝えると… ばよさんの実母も義母も、タロくんの祖母2人は驚きはしても取り乱すことはなく、療育センターに行くことを勧めます。ばよさんは安堵する反面、「悩んでいるのは私だけ……」と、孤独を深めてしまいました。 しかし、出口の見えない孤独と苦しさがかえって後押しとなり、療育センターに電話をかけることができたのでした。 “療育”とは「医療」と「教育」をおこなうこと。“発達支援”とも呼ばれ、何かしらの障害が認められた場合のみならず、障害の可能性や心配のあるお子さんにも広がりを見せている教育のかたちであり、支援のかたちです。 そして、ばよさんが電話をかけた“療育センター”は、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、臨床心理士、臨床発達心理士といった専門家が客観的に子どもの特性を把握し、その子に合った療育を提供する機関です。 療育センターは各自治体に設置されているため、お子さんの特性にかかわらず、ひとつの知識として、その存在を知っておくことも無駄ではないはず。何かのときに、助けになるかもしれません。 >>次の話※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月09日星河ばよさんの長男・タロくんが3歳だったころのこと。ばよさんは保育園の先生から「療育相談センターに行ってみますか?」と告げられます。保育園でのタロくんは、ほかの園児と同じ行動ができず、自分の興味のあることしかやらない、すぐに自分の世界に浸ってしまい、集中力が続かないというのです。それは暗に、タロくんが発達障害であることを示すような内容でした。自分の息子に発達障害の可能性があるとは思いもせず、ばよさんは大きなショックを受けます。そこに追い打ちをかけるように保育園の主任先生は、ばよさんとタロくん自身が療育センターに足を運ぶのか、それともセンターの人に保育園に来てもらうのか、畳み掛けるように決断を迫ります。 ショックに打ちひしがれるばよさんは、さらに混乱してしまうのです。 家では、そんな様子はないのに… 答えの出ない理由を探してはネット検索を続け、夜になっても考えることをやめられない……。ばよさんは、枕を濡らす毎日を過ごしていたのでした。 悩みの種は違ったとしても、ばよさんと同じような経験のある人は、決して少なくないはずです。ましてや、ばよさんにとって、息子に発達障害の可能性があるとは思ってもみなかったこと。発達障害とは何なのか、療育センターとはどのような場所なのか、あらゆる情報が氾濫したネット上に答えを求めてしまうのも仕方ありません。 しかし、ひと口に「発達障害」といっても、その特性には個人差があります。また、お子さんの発達障害に気づいたり、その可能性を告げられたりするタイミングやきっかけもさまざまなようです。 先輩ママたちの経験談は、発達障害と向き合おうとする親御さんの強い味方。一方、特性には個人差があることを忘れず、医師をはじめとする専門家が監修した情報に目を通すことも大切です。 小児神経専門医の松井先生によると、軽度の発達障害のお子さんは保育園や幼稚園で「ちょっと気になる」お子さんとして見つけられることが多いそう。発達障害の可能性があると気づいた際には、療育センター・小児科・保健師さん等に相談するのが良いとのこと。療育センターで検査を受け、療育をおこなうことで、弱い部分があっても、発達が伸びていきます。また、お子さんの苦手なところ、得意なところがわかり、家族も子どもへの関わり方がより具体的になっていくことでしょう。 >>次の話※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年12月08日小学校に入学した発達障害の息子を持つママ・つくさんは、フルタイムで働いていたため、周りの保護者と交流を持つ時間がなく、ママ友作りに苦戦していました。そして、発達障害の息子が同級生とうまく関わっていけるのか不安があり、「周りにどう思われるか……」と、そればかりを気にしていました。交流が苦手なつくさんですが、学童に通う息子をお迎えに行った際は、すれ違う保護者に必ずあいさつをしていました。保護者たちが快くあいさつを返してくれる中、毎日会うあるお母さんは、なぜかいつも冷たい反応……。つくさんが苦手なイメージを持っていたその保護者は、息子と同じ学年のNくんのお母さんでした。親同士はなんとも言えない空気が流れていたものの、子どもたちは大の仲良し。息子とNくんはよく遊ぶ間柄だったのです。ある日、ふたりが公園で遊んでいたとき、転んだ拍子に歯を折ってしまったNくん。息子は急いでNくんのママを呼びに行き、帰宅後、つくさんに公園での出来事を報告しました。 Nくんが心配になり、Nくんの家へ足を運ぶことにしたつくさん。息子と遊んでいた際の事故のため、「もし難癖つけられたらどうしよう」と不安もある中、Nくんのママと顔を合わせました。Nくんを気遣う言葉をかけると、「わざわざ来てくれて、ありがとうございます……!」と、つくさんの予想とは裏腹に、申し訳なさそうに深く頭を下げるNくんのママ。 折れた歯は、抜けかけていた乳歯だったそうで、つくさんが安心していると……。 冷たい反応だった原因は…!? 「それより……息子さんがわざわざ家まで呼びに来てくれて、とてもありがたかったです」。 ニコッとほほ笑むNくんのママ。 「Nくんのママが笑ったところ、初めて見た……。今まで勝手に冷たいイメージを持っていてごめんなさい……」と、心の中で謝るつくさん。 Nくんのママは、お友だち作りが苦手なNくんを心配していたそう。 「だけど、息子さんがお友だちになってくれて、本当によかった……」 Nくんのママの話を聞き、「学童で冷たい雰囲気だったのは、心配と不安のせいだったのかな……」と感じたつくさん。 それから、Nくんのママとは“ママ友”になりました。 そして、お友だちが転んでしまったとき、とっさにお友だちの家に連絡した息子に、つくさんは感心していました。まだまだ心配することも多いですが、「私がもっと、息子を信じてあげなきゃ」と、つくさんにとっても気づきのある出来事となりました。 思わぬハプニングにより、息子の成長を感じたつくさん。ついつい心配になり手を差し伸べてしまいがちですが、子どもは親が思っている以上に成長していたり、できることが増えていたりするのかもしれませんね。 つくさんが気づきを得たように、「子どもを信じて見守る姿勢」が、子どもが成長するきっかけの一つになるのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター 星河ばよ
2023年08月13日