私は現在2児の母親ですが、実は私の実母が毒親で、機能不全家族のもとで育ちました。3歳のころからしつけと称して暴力や過干渉などを受けてきました。自分が実際に母親となり、どのような過酷な環境で育ったかを考えることがあり、そのたびに胸が締め付けられます。今回はそんな実母のもとで育った私が、出産時に里帰りしたのか、しなかったのか? どんな選択を取ったのかお話しいたします。 妊娠判明……しかし昔の経験から不安が襲う私は人と付き合うのが幼少期からずっと苦手でした。それでも運命的に今の夫と出会うことができ、結婚して1年経ったころに妊娠が判明しました。 私の子どものころのことですが、両親ともに自営業を営んできた共働き家庭でとても忙しく、1日中お店のベビーベットに放置されたままということも日常茶飯事でした。そんな境遇のもとで育ってきたので、妊娠に喜びもあるけれど「本当に私が育てられるのか」という不安も同時に襲ってきました。 里帰りするべきとアドバイスを受けたが妊娠週数が進むにつれて、出産後は里帰りするべきか悩み出しました。ごく親しい友人たちには、私の両親の話などを打ち明けていましたが「たとえ毒親でも、親がいるだけで助かるものだよ。産後は想像以上にしんどいから、せめて1カ月でも里帰りするべき」とアドバイスを受けたのです。 たしかにその友人たちは実際に出産を経験していたので、説得力がありました。けれども果たして本当にそれが自分にとってベストなのか悩みました。 里帰りはせず、産後直後からワンオペ育児結局自分が出した結論は、「里帰り出産はしない」という固い決意でした。なぜそのような選択をしたのかというと、妊娠後期から実母と電話で連絡を取ることがあったのですが、そのたびに大喧嘩をして私自身が高血圧となり、病院から降圧剤を処方されるなど、体調面で危機を感じたからです。 実母といえど、私とはまた違った個性のある人間です。お互いわかり合えないのなら、もうひとりで乗り越えるしかないと腹をくくりました。 結果的には、友人たちのアドバイスは聞き入れなかったことになりますが、私は里帰りしないという選択で本当によかったと感じています。出産後は大変だけれど、合わない実母と過ごすストレスがないので快適でした。もちろん、2人目も里帰りはせずに出産直後からワンオペ育児でした。最終的には人の意見に頼らず自分自身で決断できたのが功を奏したと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:山本加奈子 2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年01月09日「親の介護に直面して初めて自分の親が“毒親”であったことに気づくケースもあります」そう語るのは、家族問題や児童虐待を長く取材してきたジャーナリストの石川結貴さん。今、介護問題の新しい形に言及した新刊『毒親介護』(文藝春秋)が話題を呼んでいる。“毒親介護”とは石川さんの造語で、50代、60代の娘が母親との関係にトラウマを抱えながら、介護を強いられる状況のこと。幼少期から「殴る、蹴る」といった虐待を受けたり、育児放棄状態のまま育つなどした娘たちが、高齢化した親の介護を担うようになった現場を取材し続ける石川さんはこう分析する。「虐待を受けたにもかかわらず介護を続ける娘さんからは、責任感の強さや、『親から一度は認められたい』『感謝の言葉が欲しい』と切望する屈折した動機がうかがえます。はたから見れば『そんな親はさっさと捨てればいいでしょ』と思うような状況でも介護する背景には、長きにわたって醸成された親子の深い闇があるのです」今回、「毒母介護」という闇に陥らないための心得4を石川さんに教えてもらった。【1】「毒親は捨てる」と腹をくくる「“毒親介護”の泥沼に陥っている人たちは、『私がいなければ』と共依存の状態になっていたり、追い詰められて『介護離職してでも』と周りが見えなくなっているケースが目立ちます。本当に親を捨てるかはさておき、『決別する』という選択もあると思うことでメンタルは救われます。そもそも子どものいない高齢者でも、適切な行政サービスを受ければ生活は成り立ちます。具体的には、まず家を出て別居することで、親の施設入所が早まる場合もあります」【2】“親からの”ではなく“自分の”評価を大切に「毒親からの『ありがとう』を求めすぎていたり、必要以上の承認欲求を抱いていたりするケースも。大人になったのだから親からの評価からは解放され、『私なりによく頑張った』と自己肯定し、自分を褒める習慣をつけましょう」【3】“要介護認定”は医者から本人に告げてもらう「要介護認定をかたくなに拒む親は多く、いきなりケアマネジャーさんを呼ぶことはおすすめしません。高齢者の多くは医療機関にお世話になっているので、信頼している医師から『いいサービスがあるから手続きしよう』と促してもらうと『先生がそう言うなら』と素直になるケースが多いです」【4】ケアマネさんに自分の事情や思いを伝える「ケアマネさんの来訪時に見えを張らず、親に苦しめられた事実や心理的に追い詰められている現状を正直に打ち明けておくこと。仕事も辞めたくないなど、置かれた状況を隠さず伝えることで配慮のあるプランを立ててもらえます」ほかにも「身元保証人にはなる」「万が一の時は、葬式だけは出す」など、親とかかわる範囲を決めておくことも泥沼に陥らない対応策になると石川さんはアドバイスする。「うちも危ない!」と思ったら、介護が始まる前にまずはプランを立て、その時に備えよう。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月24日「おいババア、生きてるか!?」。そんな“毒舌”を飛ばすトークが好評を呼び、気づけば50年ーー。人気の秘訣は、まむしさんからお年寄りへの深い“思いやり”だったーー。「開始当時は、午前10時半から放送だった。だから、平日その時間に働いている若い人じゃなくて、たまたま年寄りが来ちゃった。それで50年も続けていたら、いつしか“年寄りのアイドル”とか言われるようになったんだよ」そう語るのは、“まむちゃん”“まむしさん”の愛称で親しまれる、俳優の毒蝮三太夫さん(83)。自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』(毎週金曜日『たまむすび』内・午後2時〜TBSラジオ)は、今年10月で50周年を迎えた。同番組は公開生中継。まむしさんは毎週、商店や工場などさまざまな場所に出向く。番組の名物といえば、まむしさんの“毒舌”を交えたお年寄りとのふれ合い。“ババア、生きてるか?”と歯に衣着せぬまむしさんに、お年寄りは大爆笑なのだ。「『おいババア、汚ねぇな。くたばりぞこない』とか面と向かって言うもんだから、TBSには毎度のようにクレームが届いているみたい。中継現場はどんな人が集まったっていいから、おれにそんなこと言われて怒った人が、いきなり刺しにきてもおかしくないよな。スタッフはヒヤヒヤしているよ(笑)」インタビュー当日も、「ミュージックプレゼント」放送日。まむしさんは、埼玉県草加市で創業90年の歴史を持つファッション雑貨店「フジヤ」を訪れた。まむしさんが下駄を「カラン、コロン」と鳴らして入店するなり、「フジヤ」に集まったお年寄りや子どもたち、そして中継を見にきた草加市の住人たちからは「ワァ〜!まむちゃん!」と大歓声が。「お、草加のオバケ屋敷みたいな顔のババアだなぁ」と言いたい放題のまむしさんに、大勢が手をたたいて笑っていた。昭和、平成、そして令和の時代にまたがってお年寄りと関わってきたまむしさん。「いまのお年寄りは元気だが……」としながらも、令和のお年寄りについて語る。「今日の中継、年寄りが爆笑していたでしょ。でも、番組みたいに人とふれあう場所が減ってきているから、年寄りってふだん笑うことが少ないんですよ。子ども世代と一緒に住んでいても彼らはなにかと忙しいし、自分の介護にもお金がかかることを知っているから、どこか子どもや孫に気を使っていて、会話も弾まない。だからおれは『あなた方がいまの日本をつくったんだから、堂々としていいんですよ』と言ってあげたいの。まぁ、そう言ってる間におれがジジイになっちゃったんだけど(苦笑)」20年以上、聖徳大学の客員教授を務め、介護についても講義しているまむしさん。高齢の親とその子ども世代、そのお互いが元気になれる関わり方とはーー。「まずは3つの“かける”からはじめてみよう。最初は(1)笑顔で話しかける。『あなたに悪意を持っていませんよ』と示すの。それから、(2)肩に手をかける。『私はあなたの味方ですよ』という合図だね。それと最後は(3)気にかける。『こないだは風邪を引いてらしたけど、お元気になられましたね』と気にかけられると、年寄りはうれしいわけよ。でも、年寄りは年寄りで若いコに対して素直に接してあげることが大事だよな。入院しても、お医者さんや看護師に愛されるのは、素直な年寄りだからさ」御年83歳。“健康でチャーミングな老人”を目指し、まむしさん自身は週に2回スポーツクラブに通っているという。「いつも5〜6人のおばさんと一緒にプールに入ってるよ。年を取っても色気は失いたくないからね。若い女のコとだって飲みに行くことも多いんだ。ところがそのスポーツクラブのおばさんたち、おれが変なスキャンダルを起こさないように『マムシを守る会』というのをつくって、おれを見張ってるんだって。厄介なババアだよな(笑)」そう話すまむしさんの笑顔からは、愛情がにじみ出ていた。まむしさんは令和の時代も、“ジジイ&ババア”に寄り添い続ける。(取材:インタビューマン山下)
2019年11月29日「開始当時は、午前10時半から放送だった。だから、平日その時間に働いている若い人じゃなくて、たまたま年寄りが来ちゃった。それで50年も続けていたら、いつしか“年寄りのアイドル”とか言われるようになったんだよ」そう語るのは、“まむちゃん”“まむしさん”の愛称で親しまれる、俳優の毒蝮三太夫さん(83)。自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』(毎週金曜日『たまむすび』内・午後2時〜TBSラジオ)は、今年10月で50周年を迎えた。同番組は公開生中継。まむしさんは毎週、商店や工場などさまざまな場所に出向く。番組の名物といえば、まむしさんの“毒舌”を交えたお年寄りとのふれ合い。“ババア、生きてるか?”と歯に衣着せぬまむしさんに、お年寄りは大爆笑なのだ。「『おいババア、汚ねぇな。くたばりぞこない』とか面と向かって言うもんだから、TBSには毎度のようにクレームが届いているみたい。中継現場はどんな人が集まったっていいから、おれにそんなこと言われて怒った人が、いきなり刺しにきてもおかしくないよな。スタッフはヒヤヒヤしているよ(笑)」インタビュー当日も、「ミュージックプレゼント」放送日。まむしさんは、埼玉県草加市で創業90年の歴史を持つファッション雑貨店「フジヤ」を訪れた。まむしさんが下駄を「カラン、コロン」と鳴らして入店するなり、「フジヤ」に集まったお年寄りや子どもたち、そして中継を見にきた草加市の住人たちからは「ワァ〜!まむちゃん!」と大歓声が。「お、草加のオバケ屋敷みたいな顔のババアだなぁ」と言いたい放題のまむしさんに、大勢が手をたたいて笑っていた。まむしさんは、自身が約40年続けているという“下駄”へのこだわりについてこう語る。「下駄職人のもとを放送でたずねたときに下駄をもらって、履き始めたの。そしたら後日、「まむしさんの下駄の音がラジオから聞こえると、元気が出るんだよ」と言ってくれる職人が増えてさ。ずいぶんと下駄職人の数も減ったけど、浅草の『花川戸靴・はきもの問屋街』の伝統を支え続けようとする彼らの励みになればと思って」しかし10年ほど前、ラジオの中継前に階段を踏み外し、左足の指を3本骨折。中継はそのまま続けたものの、「下駄骨折」と呼ばれる大けがを経験した。「そのことを談志(立川談志さん・享年75)にも話したの。そしたら、談志が『5本中3本て、猛打賞じゃねぇか』って(笑)。これを談志の葬儀で、弟子たちの前で話したら大ウケでさ。だから、談志を忘れないという意味でも、下駄は履き続けようと思う」立川談志さんといえば、まむしさんが『ウルトラマン』(’66年)に出演し、人気俳優として知られていた当時、彼を演芸の世界に引き入れた張本人。学生時代からお互いを知る旧知の仲だ。「談志と出会っていなければ、『ミュージックプレゼント』をはじめることもなかった」とまむしさんは繰り返す。それほど、談志さんには“恩”を感じているのだ。’69年からはじまった「ミュージックプレゼント」では、談志さんが見抜いたまむしさんの“トークの才能”が爆発。放送回数は1万3,000を超え、これまで出会ったお年寄りは数十万人といわれている。「当時は日露戦争で乃木希典将軍を見送ったという人とか、かつての大横綱・双葉山の膝の上に座ったと話す年寄りもいたよ。『明日、乳がんの手術だからまむしさん胸をなでてあげて』と頼んでくる人もいたな。それでなでてあげたら、その2カ月後に『よくなったわよ』って言われてさ。おれのことを“パワースポット”と呼ぶ人もいるんだよ(笑)」(取材:インタビューマン山下)
2019年11月29日私は現在、3歳と生後5カ月の娘をもつ2児の母親です。実は、私の両親はいわゆる毒親。両親ともに自営業で、24時間生活を共にせざるを得ないせいか、いつも夫婦喧嘩がたえず、私自身は暴力や過干渉、ネグレクトを受けて育ってきました。そんな家庭環境に置かれていた私の経験をお話しします。 両親が毒親だと気付いたとき私は物心ついたころから、両親に頭を叩かれる、暴言を吐かれるといった心身面での暴力や、20歳を過ぎるまで門限が20時などの過干渉、両親が仕事中は基本的に経営するお店から出てはいけないなどの決まりに縛られていました。しかし、仕事中なので一切私の相手はしてくれないなど、ネグレクトも受けて育ちました。自分の両親が毒親だと気付いたのは、私が結婚して上の子を妊娠したときでした。妊娠してからさまざまな育児本を読み、自分の子どもを出産して育児をおこなうなかで、これまでの私の家庭環境はおかしいと初めて気付くことができたのです。 なぜ両親が毒親と気付かなかったのか?両親が毒親だと気付くまでかなりの時間がかかったのはなぜなのか? 自分なりに考えた末、こう結論づけました。 「幼少期は両親という絶対的存在がいてこそ、自分の生活(衣食住)が成り立つ。親がいなければ子どもは何もできない。だから、両親のいうことには従わざるを得ないので、強大な存在である両親の価値観こそが一番正しいとずっと思い込んでいた」のだと……。 幼少期からの価値観は生涯引きずるものしかし、普通の家庭で育った方から見ると、さすがに中学生になれば自分自身で毒親かどうかくらい考えられるんじゃないの? と思われるかもしれません。 通常、思春期には反抗期という形で、「自己と他人(両親)は別の個性ある人間である」と自覚する時期がある人が多いと思いますが、私の家庭ではそれができませんでした。学生時代も両親から暴力を受け続け、残念ながら私は反抗期の機会も失ってしまったのです。 現在、両親とは極力距離を置いていて、当たり障りのない付き合いを心掛けています。そして、毒親の元で育った私の育児教訓は“子どもを叩かず、甘えを受け入れてあげる”ということです。普通のことかもしれませんが、歪んだ価値観をすり込まれた私にとっては非常に難しい課題なのです。子どもたちや自分の身を守り、“本来の自分”を取り戻すまでには、もう少し時間がかかりそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身が毒親に育てられた。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年11月26日TBSラジオ『金曜たまむすび』(毎週金曜 13:00~)内で放送中の中継コーナー「毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」が、2019年10月に放送50周年を迎えた。昭和44年(1969年)10月6日のスタート以来、毒蝮三太夫が首都圏の様々な場所を訪問し、「ババァまだ生きてたか!」など人情味あふれるコミュニケーションで放送現場に集まった人々を楽しませてきた。これまでに訪れた現場は1万ヶ所以上、出会ったお年寄りは数十万人とも言われる。長年月曜~金曜の放送だった番組は、2016年4月から週4回になり、2018年4月からは毒蝮の体力面などを配慮して週1回に。しかし、「下駄にマイク1本」というスタイルは変わらず。51年目に突入した11日の中継で、放送回数は1万3001回目を迎えた。毒蝮は「俺のラジオは会えるし、触れられるラジオ!」「年寄りがチャーミングでいるとそこに若い人も集まってくる!」「ジジイ・ババァって言っても俺だと皆が喜んで笑ってくれる!」などと語っていた。
2019年10月12日韓国で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『デッドプール2』を押さえて初登場第1位を記録する大ヒットなった『毒戦 BELIEVER』。10月4日(金)からの公開を前に、主演のチョ・ジヌン、リュ・ジュンヨル、イ・ヘヨン監督が本作の魅力を語るメイキング映像がシネマカフェに到着した。今回到着したのは、姿なき麻薬王“イ先生”を執拗に追い続ける麻薬取締官、“通称マトリ”のウォノ刑事を演じたチョ・ジヌン、麻薬製造工場からの唯一の生存者ラクを演じたリュ・ジュンヨル、さらにメガホンをとったイ・ヘヨン監督が、本作製作のこだわり、そしてキャストたちの魅力などを語ったインタビューやオフショットを含むメイキング映像。イ・ヘヨン監督は、まず本作について「最大の目標はキャラの繊細なディティールや感情・個性を表現することだった」と語り、主人公ウォノ刑事を演じたチョ・ジヌンも「各キャラどのエピソードを切り取っても一つ一つが面白い」と自信をみせるほど。本作のキャラクター全員が「個性的で狂っていて毒々しい」と、監督は言う。さらにチョ・ジヌンをはじめとする実力派ぞろいの先輩俳優たちと撮影を共にすることになった、現在注目ナンバーワンの若手俳優リュ・ジュンヨルが「役者たちが役をどのように解釈し、演技に落とし込むのか興味があった」と答える場面もあり、個性的なキャラクターを俳優陣がどう演じたのかは、本作の大きな魅力の一つともなっている。そのキャスティングについて、イ・ヘヨン監督が「チョ・ジヌンの人間的な魅力が役に説得力を持たせられると思った」と抜擢の理由をふり返り、続けて「リュ・ジュンヨルの無表情は観客を惹きつける。彼の演技は同年代の俳優の中でも群を抜いている」と語っており、本作の中心人物であるウォノ刑事とラクを演じた2人に全幅の信頼を寄せていたことが感じられる。そして、本作で“闇マーケットの王”ハリムを演じ、撮影後の2017年10月に交通事故により突然この世を去った故キム・ジュヒョクについては、「キム・ジュヒョクの演技に、いつも激しい情熱を感じた。彼が本作の品格を高めてくれた」と絶賛。さらに、「観客のハートを一気に掴むような強烈な存在感のある俳優が必要だった」と出演を熱望した残忍なクリスチャン役チャ・スンウォン、“イ先生”との接点を持つオ・ヨノク役キム・ソンリョン、“狡猾なドラッグディーラー”役パク・ヘジュンなど、イ・ヘヨン監督こだわりのキャスティングにより集結した韓国を代表するクセ者俳優陣の“演技合戦”にも期待が高まること必至。また、大掛かりなロケーションや撮影現場での演出風景、チョ・ジヌンとリュ・ジュンヨルのお茶目なオフショットなどもあり、必見のメイキング映像となっている。『毒戦 BELIEVER』は10月4日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月03日つねにその表現を更新しながら、彼らにしかできない演劇で現在を照射する劇団・快快(ファイファイ)が新作『ルイ・ルイ』を9月8日からKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演する。快快の主宰であり脚本を担当する北川陽子に話を聞いた。約2年半ぶりの公演となる今作には、異例な要素がたくさんある。まずキャストにぬいぐるみがいること。「キャストがなかなか決まらないなかで、いちばん最初に決まったのが片岡メリヤスさんのぬいぐるみ。とにかく舞台上に“いろんな存在”を出したいと思っていたときにInstagramで見かけて、快快のみんなに提案したら“いいね!”ってなりました」ぬいぐるみの声を演じるのは、御年83歳のラジオスター・毒蝮三太夫。起用の理由は「シンパシー」だという。「この公演が決まるずっと前、快快メンバー全員で毒蝮さんのラジオ公開生中継を観に行きました。たしか銭湯に来ていたときだったかな。そこで毒蝮さんにめちゃめちゃシンパシーを感じたんです。まず、おじいちゃんおばあちゃんを集めてしゃべって、その人たちに元気を与えているところ。中継が終わってから直接お話ししたんですけど、急に“俺は毒蝮三太夫を演じているんだ”っておっしゃったんですよ」取材時点の脚本を見せてもらったものの、読んだだけではいったいどんな劇空間が広がるのか、全容がつかめない。そのことを伝えると「私も」と笑う北川。いまはキャスト・スタッフ全員で話し合いながら、シーンをつくっている最中だという。「脚本のときから、みんなでとにかくしゃべる。キャスト個人個人の近況はもちろん、最近だったら香港のデモのこととか、みんなが気になっていることも。それを反映させて脚本をつくるし、演出も全員でアイデアを出しあってやります。客演の方たちも、すごく積極的に参加してくれます。最後の調整は私がやるけど、ほんとにみんなでつくるんですよ」つねに「いま、ここ」を観客に強く意識させる作品をつくってきた快快。「本当はもっとお客さんに参加してもらいたい気持ちはある。でも急に参加させられるのって嫌じゃないですか。私も観客だったら嫌だし(笑)。だからいい塩梅を探りつつ、現在性を感じてもらえるようにとは考えています」。音楽や映像も含め、新しさ、若さを爆発させてきた劇団だが、北川は「渋さに憧れている」と言う。「今回もほんとは渋くしたかったんだけど、そうはならなかった」。けれど今作のタイトル『ルイ・ルイ』は1965年にアメリカで発表された楽曲からとられているし、毒蝮三太夫という存在もある。これらのもつ空気が快快と混じり合ったときに生まれるものは、渋いかどうかはわからないが、きっといままで観たことのない面白さをもっているだろう。「この作品は観たあとに“あー、すっきりした~!”って思ってもらえるものになると思います」と北川。もやもやすることの多い今、必要とされているものが9月のKAATに立ち現れる。取材・文:釣木文恵
2019年09月02日ジョニー・トー監督の『ドラッグ・ウォー 毒戦』のリメイク作で、韓国で中毒者が続出、異例の完全版まで公開された驚異のヒット映画『毒戦 BELIEVER』から、日本版予告編が到着した。今回到着した予告編では、『お嬢さん』『工作 黒金星と呼ばれた男』などで日本でも知られるチョ・ジヌン扮する主人公の麻薬取締官・ウォノが、「この操作に命をかけます」と決意の表情を見せるシーンからスタート。そして、組織から捨てられたラク(リュ・ジュンヨル)と手を組み、姿なき麻薬王“イ先生”を追いかけ、麻薬に魅入られた奴らの巣窟“狂人区”に潜入する様子がテンポよく展開。本作が遺作となったキム・ジュヒョク演じる闇マーケットのボスが、銃を片手に狂気の表情を見せるほか、狡猾なドラッグディーラー(パク・ヘジュン)、不敵な笑みをうかべる謎の人物(チャ・スンウォン)など、狂人たちが続々登場。ネクタイピンを取られたり、「お前は誰だ?」と迫られたり、おそらくピンチな様子も伺える。実力派俳優チョ・ジヌンをキャスティングした理由について、イ・ヘヨン監督は「チョ・ジヌンの強烈なエネルギーが、ウォノというキャラクターと共通するところがあると思った」と明かし、「ウォノは自分の標的を無謀に追いかける一方で、人道主義的な側面もある。だからこの役には彼がぴったりだと思った」とコメント。また、話題作への出演が続く気鋭リュ・ジュンヨルは、演じた役について「顔は無表情。でも内側には感情が渦巻いていて」とキャラクターを解説し、「それをどうやって表現するかを考えることで、役作りをした」と語っている。この人気と実力を兼ね備えた2人のほか、韓国最高峰の演技派が集結した本作。その白熱した演技合戦にも注目したい。『毒戦 BELIEVER』は10月4日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2019年08月08日最近よく耳にする「毒親」。毒親とは、名前のとおり子どもにとって毒になる親、害悪になってしまう親、という意味の言葉です。具体的には、子どもに必要以上の圧力を加える親のこと。そうすることによって、子どもが成長してから生きづらさを感じるようになってしまいます。しかし、子どもから毒親と言われてしまう親のほとんどは、自分が毒親であることを認識していません。それどころかむしろ、「子どものために頑張ってきたのに…」という親も多いもの。今回は、オンラインで育児相談なども行っている心理カウンセラーの筆者が、10年後に子どもから「毒親認定」されないために、幼少期から気をつけておきたいポイントを紹介します。子どもの決断を妨げないで「毒親」と呼ばれてしまう親が必ずやっていることがあります。それは、子どもの決断を妨げ、親の決断を押しつける行為です。例えば、子どもに「誕生日だから、あなたの好きなおもちゃを買ってあげる」と言って、おもちゃ屋さんに連れて行きます。子どもはAというおもちゃを選びますが、親がBのほうが良いと思った場合、「AよりもBがいいわよ。頭もよくなるし役に立ちそう。ねえ、Bがいいわよね?」と誘導したり、場合によっては「どうしてAなんて選ぶの!Bのほうがいいに決まっているでしょう!」などと怒ったりして、子どもにBを選ばせる…。これはほんの一例で、生活の中で同様のことはいくらでも起こり得ます。時には進路や友達選びなど、子どもにとって非常に重要な局面で、子どもの選択より、親の選択を優先させることも。このとき親は、子どもにとってよりよいルートを選んであげているつもりなのです。しかしこうしたことが続くと、子どもは「自分自身で決断することは悪いことなのだ」「親の言うことを聞けば、親が自分をほめてくれる、認めてくれるのではないか」と、自らの意志を抑えつけ、相手の顔色を見て生きるようになります。子どもの失敗を恐れないでさきほどのおもちゃの例や、進路、友達選びのように、本来は子どもがするべき選択を親が代わって行ってしまうような時、親には「かわいい子どもに、失敗をさせたくない」という心理が働いています。親にとって、子どもの失敗はかわいそうで、胸が痛むものです。また、親が理想とするような方向にわが子が進んでくれるといいな…という気持ちもあるでしょう。そこで、親は子どもに代わって、よりよいと思われる決断をしてあげるのです。ところが、子どもは失敗によって多くを学ぶものですし、それどころか目の前の失敗を、将来的に大きな成功につなげていくこともよくあります。反対に、幼少期に親が決断を代行することで、子どもが大切な学びの機会を失ったり、自分の決断に自信をもてなくなったりすることのほうが、子どもにとっては大きな失敗であると言えます。長い目で見れば、目の前のことは失敗してもよい、それこそが子どもにとっての成功であると考えなくてはなりません。親の仕事は、目の前の選択を成功させることではなく、子どもを自分の意志と学びとによって、しっかりと選択できる大人に育てることです。ヒステリックに子どもを否定しないで子どもの選択を尊重するといっても、時には子どもを導いてあげなくてはならないことが、確かに存在します。そんな時に心がけたいのは「ヒステリックにならない」ということです。自分は毒親に育てられた…と自覚する人の中には「事あるごとに親がヒステリックになるのがイヤで、自分の気持ちを親に正直に話すことができず、すべてガマンして過ごした」と言う人がたくさんいます。親と子どもは別の人間ですから、親の気持ちと子どもの気持ちが違うのは当たり前です。その時、ヒステリックになって子どもの気持ちを親に従わせれば、子どもは「自分の意見は、主張してはいけないものだ」ととらえるようになり、そのまま自己主張のできない大人に成長していきます。子どもの選択において、子どもの気持ちにしっかりと耳を傾けることは不可欠です。そのうえで、子どもの選択や気持ちを尊重してあげられない理由を話すとよいでしょう。親が声を荒らげ、大きな声で子どもの意志を力任せにつぶすことだけは、絶対にしてはならないのです。常に一歩後ろから、可能性を信じて!目の前の選択肢からひとつを選ぶ、生きることはこの繰り返しです。子どもでも大人でも、間違った選択肢を選ぶことはあります。それによって「これはダメだった!他の選択肢じゃなくちゃ、いけなかったんだ!」と知り、次の選択の機会には、以前とは違う選択をしていけるようになります。子どもには、そうした成長の可能性が常に秘められているもの。親は一歩後ろから子どもの選択を見守り、子どもが転んでしまったら、起きられるように手助けしてあげればよいのです。親が応援してくれている、自分の選択を尊重してくれていると感じれば、子どもはそれだけで自信をもつことができます。反対に、親が自分の選択をまったくアテにしていないと感じれは、子どもは自信を失い、自分のことを「ダメな子」だと思い込み、どんどん自分の可能性をつぶしていきます。子どもがそのことに気づいた時、「うちの親って毒親だったんだ…」と認識するでしょう。一方で、毒親の中にはヒステリックなだけでなく、暴力で子どもの意志を抑えつけたり、育児放棄をすることによって子どもの声をまったく聞かないといったパターンもあります。共通しているのは子どもの気持ちを尊重しないということ。子どもの話を聞き、「そうだよね」と共感することで、親は子どもにとって、安心できる存在でいられます。「あなたのためよ」という言葉で、子どもの意志をむりやりにつぶしていないか、常に親が自省することで、よい親子関係を築いていけることでしょう。<文・写真:ライターあん茉莉安>
2019年07月07日書籍『もうどく水族館 水中&水辺の“毒”生物大集合!』が、2019年3月28日(木)より発売される。サンシャイン水族館が行った「毒」をテーマにした特別展「もうどく展」「もうどく展 2」。累計30万人以上を動員するほどの人気企画は、2018年までに全国に渡りこれまで7都市で開催されてきた。書籍『もうどく水族館 水中&水辺の“毒”生物大集合!』では、特別展「もうどく展」「もうどく展 2」で紹介された生物たちにフォーカス。新たな生物も多数加え、約50種類の有毒生物を写真と解説、コラムを交えて紹介する。本文は5章で構成。水族館スタッフが毒のレベルを5段階分けしたり、「ヘン顔」「小さい」など、生物の特徴に分けて紹介したりと、読んでいて楽しくなる親しみやすい観点で有毒生物たちに焦点が当てられる。毒に関することはもちろん、生物たちの生態、水族館ならではのエピソードなども盛りだくさん。美しい生物たちの写真を眺めているだけでも、そのカラフルな世界に引き込まれてしまうはずだ。【詳細】書籍『もうどく水族館 水中&水辺の“毒”生物大集合!』1,296円(税込)発売日:2019年3月28日(木)仕様:四六変形判 112ページ発行:株式会社 KADOKAWA著者:サンシャイン水族館
2019年03月23日毎週金曜は、TBSラジオ『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント(MP)』の公開放送の日。商店や銭湯、町工場など訪れた場所は1万3,000カ所、今年10月には放送50周年を迎えるという長寿番組で、毒蝮三太夫さん(82)は第1回からパーソナリティを務めてきた。現場で高齢者に呼びかける「ババア」「ジジイ」といった愛ある毒舌も、唯一無二の話芸として今ではすっかり市民権を得ている。MPの放送時間は約30分だが、本番を終えてからのフリートークのほうが長い。政治から介護問題まで鋭く洒脱な説法が1時間以上も続くことも。「年寄りも、健康でいれば医療費の削減につながって、日本全体も元気になるってもんだろう。だからオレは、元気で、チャーミングなババア、ジジイをたくさんつくりたいんだよ」まむしさんの毒舌も痛快なMPが始まったのは、ちょうど50年前の33歳のとき。当初は、もちろん毒舌はなかった。きっかけは、放送4年目に母親のひささんが75歳で亡くなったことだった。自分が愛した母はいないのに、現場に行けば、いつもながら元気印のおばあさんがいる。そんな思いでいたとき、つい口からこぼれたのが、このひと言だった。「オレのお袋は死んだのに、このババアは元気だな」当然、TBSラジオには抗議が押し寄せた。しかし……。「局もスポンサーも、『下町育ちのまむしさんならではの愛ある挨拶です』と味方してくれた。ありがたいと思ってるよ」’86年からは帯番組が『大沢悠里のゆうゆうワイド』となり、月~金までの10時30分から毎日放送され、MPは名物コーナーとして定着していく。やがて、「老いのプロ」としてのまむしさんに各方面から声がかかるようになる。’93年、日本老年行動科学会特別顧問就任、そして’99年に始まった聖徳大学(松戸市)短期大学部社会福祉学科の客員教授の講義は現在も続いている。突然の腸閉塞での入院は、’05年の大みそかのこと。実はこのときS字結腸がんも発見され、7時間もの大手術を受けていた。この入院中、まむしさんは、ある発見をする。「いい患者にならないと損だということ。無愛想だったり、悪態ついてる患者より、感謝の気持ちで接したほうが、お医者さんも看護師さんも、早く治してあげたいと思うのが人情だろ。で、思うんだ。年寄りも同じだって。まわりや若い人から、かまってあげたくなるようなかわいい年寄りにならないと損だと。若い人に嫌われないババア、ジジイになるためには、やさしい気持ちと、服装なんかも清潔にして、あとはとにかく笑顔。これは基本だし、いちばん効く」今から3年前の1月、80歳の誕生日を目前にして、まむしさんは、「終活の第一歩」として事務所の社長を、弟子の千葉潤一さん(54・芸名:はぶ三太郎)に譲った。続いて、ラジオの現場は、月~木の週4日というペースの2年間を経て、昨年4月からは現在の金曜午後だけとなった。まむしさんは、引き際は自分が最初にわかるはず、と語る。「オレは、はっきり言って、運がいい。空襲やチフスもがんも乗り越えられた。仕事も途切れずに続いてる。だけど、いちばんの強運は、カミさん。これは大当たり中の大当たり!だからこそ、その運を返さなきゃとも思うんだ。これは、『幸せの量は決まってるんだよ』と言い続けた、お袋の教え。今の82のオレにできることはなにか。それで、思ったんだ。まずはオレが率先してチャーミングなジジイになって、お手本になることじゃないかってね。だから、お声がかかれば、日本中、どこへでも駆けつけようと思うんだよ。70歳や80歳で気弱になんかなってられねえじゃないか。だって、ババアなんて、ほんとに貫禄が出るのは90過ぎてからだぜ!」
2019年03月22日毎週金曜は、TBSラジオ『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント(MP)』の公開放送の日。商店や銭湯、町工場など訪れた場所は1万3,000カ所、今年10月には放送50周年を迎えるという長寿番組で、毒蝮三太夫さん(82)は第1回からパーソナリティを務めてきた。現場で高齢者に呼びかける「ババア」「ジジイ」といった愛ある毒舌も、唯一無二の話芸として今ではすっかり市民権を得ている。MPの放送時間は約30分だが、本番を終えてからのフリートークのほうが長い。政治から介護問題まで鋭く洒脱な説法が1時間以上も続くことも。20年来の現場の仲間であるTBSラジオの女性チーフディレクターの谷口さん(55)は、こう話す。「常にお元気なまむしさんの活動を支えているのは、ご本人の前向きさと、間違いなく奥さまの存在でしょうね」まむしさん自身からも、また周辺の取材でも、いつも必ず出てくるのが「カミさん」の話題。家庭でも、例の毒舌で、さぞ亭主関白なのだろうと思いきや……。「うちのカミさんには頭が上がらないよ」となると、聞いてみたくなるのは奥さま・みさをさん(83)の話だが、「取材は苦手」とのことだった。「日本橋の三越劇場に出ていたときの楽屋に、三越勤務の友人が、オレより半年ばかり年上のデパートガールの同僚を連れてきた。それが、カミさんのみさを。会った瞬間、『この女性は結婚するのにふさわしい人だ』と直感した」しかし、当のみさをさんにはそのつもりはなかったようだ。「『芸能人は、どうせ遊びでしょ』と思ってたようだよ。2年ほどして意を決して交際を申し込んで、なんとかオッケーをもらえた。次に婚約指輪を渡したら、『これから毎月1万円ずつ定期預金をしてちょうだい』。オレの見込んだとおり、経済観念もしっかりした女だったね」赤坂プリンスホテルでの結婚式は、26歳のとき。仲人は小林桂樹さんご夫妻、司会は盟友・立川談志さん(75)。「結婚後、しばらく仕事がない時期が続いた。でも、カミさんは文句一つ言わず、『私が働いているから』と、デパート勤めを続けてくれた」結婚から4年目には、『ウルトラマン』がスタートし、“アラシ隊員”として日本中の子どもたちのヒーローに。続いて1年後には、国民的人気番組『笑点』の2代目座布団運びに選ばれる。この出演依頼もだが、改名をすすめたのも、『笑点』の初代司会者でもあった談志さんだった。’68年2月、番組内で、本名の「石井伊吉」から「毒蝮三太夫」への改名披露が行われた。半年ほどが過ぎたときだった。「あなた、ヘビになったんですって?」みさをさんが、自宅の茶の間でさりげなく切り出した。「なんで、知ってるの?」「お友達に言われました。『あなたの旦那さん、今度はヘビになったのね』って。なぜ、言ってくれなかったんですか」「いや、君は日曜もデパート勤めだからテレビも見ないし。それに、“毒蝮”に改名なんて、きっと君が悲しむと思って」「あなたの決めたことを、私が反対すると思う?なんでも言い合えるのが夫婦でしょう。それをおもんぱかって内緒にするなんて、その理屈はおかしいです。これからはなんでも言ってちょうだい」まむしさんは、80年以上の人生の中で、あの改名は最大のターニングポイントだったと語る。「自分でも、堂々と“毒蝮”を演じるようになった。なにより、この一件で、カミさんが一枚上手と知ったね。あの度胸には感服したし、それからは、オレたち夫婦は、なんでも話し合っていこうと決めたんだ」突然の腸閉塞での入院は、’05年の大みそかのこと。実はこのときS字結腸がんも発見され、7時間もの大手術を受けていた。「1カ月半の入院中、雪の中でも通ってくれ、下着も替えてくれたのもカミさんだった。年末だったんで、ベッドの上で年賀状を書いていて、カミさんにも病室から感謝の気持ちとともに(年賀状を)出したのを覚えてる」80歳を超え、がんも体験したまむしさんを、妻のみさをさんが支え続ける。「夫婦は、尊敬と我慢。もともと互いにないものに引かれて一緒になったんだから、その相手は尊敬して当然だよな。おっと、それから、気持ちを伝えるときは、ためらわずにな。恥ずかしいと思うのは、半端にやるから。照れずに、全力でぶつかれば伝わるし、相手も気持ちいいもんなんだよ」今から3年前の1月、80歳の誕生日を目前にして、まむしさんは、「終活の第一歩」として事務所の社長を、弟子の千葉潤一さん(54・芸名:はぶ三太郎)に譲った。続いて、ラジオの現場は、月~木の週4日というペースの2年間を経て、昨年4月からは現在の金曜午後だけとなった。「『そろそろ夫婦でゆっくりしたい』というカミさんの気持ちは、痛いほどわかる。うちの夫婦は、子どものいない人生を選んだ。つくらなかったんじゃなくて、できなかった。オレがチフスで高熱を出したとき、医者から『将来、できないかも』とも言われてたようだが、調べたわけじゃないからね。だから、老後の2人の過ごし方は、より重要なテーマ。真剣に、バリアフリーの家に引っ越したり、施設に入るといった話も出ている。それでも週1のラジオの現場や講演を続けているのは、日本中に、こんなオレを待っている人がいてくれるから。つまり、今は人生の軟着陸の仕方を探してる最中」
2019年03月22日毎週金曜は、TBSラジオ『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント(MP)』の公開放送の日。商店や銭湯、町工場など訪れた場所は1万3,000カ所、今年10月には放送50周年を迎えるという長寿番組で、毒蝮三太夫さん(82)は第1回からパーソナリティを務めてきた。現場で高齢者に呼びかける「ババア」「ジジイ」といった愛ある毒舌も、唯一無二の話芸として今ではすっかり市民権を得ている。MPの放送時間は約30分だが、本番を終えてからのフリートークのほうが長い。政治から介護問題まで鋭く洒脱な説法が1時間以上も続くことも。20年来の現場の仲間であるTBSラジオの女性チーフディレクターの谷口さん(55)は、こう話す。「まむしさんは年齢を重ねて、戦争体験などますます伝えたいことが増えているのかなと思います。常にお元気な活動を支えているのは、ご本人の前向きさと、間違いなく奥さまの存在でしょうね」まむしさん自身からも、また周辺の取材でも、いつも必ず出てくるのが「カミさん」の話題。家庭でも、例の毒舌で、さぞ亭主関白なのだろうと思いきや、実は……。「うちのカミさんには頭が上がらないよ。それで月に2回ほど、はがきを出しているんだ。郵便屋さんは、オレのこと、バカだと思ってるだろうな。同じ家に住んでる人に、わざわざ切手代使って町内のポストから出してるんだからさ。内容?どうってことない季節の話題とかなんだけどね」となると、聞いてみたくなるのは奥さま・みさをさん(83)の話だが、「取材は苦手」ということで、そのはがきを拝借。たとえば、2年前の4月の便りにはこうあった。《やっとサクラも咲き、日本でいちばんの季節がやってきました。お互い元気で、これからも、どうぞよろしくお願いします》見事な筆ペンの達筆。この手書きで出し続けている妻へのラブレターに、夫婦円満のヒントが隠されていた――。「ババア、来月まで生きてろよ」まむしさんの毒舌も痛快なMPが始まったのは、ちょうど50年前の33歳のとき。当初は、もちろん毒舌はなかった。きっかけは、放送4年目に母親のひささんが75歳で亡くなったことだった。自分が愛した母はいないのに、現場に行けば、いつもながら元気印のおばあさんがいる。そんな思いでいたとき、つい口からこぼれたのが、このひと言だった。「オレのお袋は死んだのに、このババアは元気だな」当然、TBSラジオには抗議が押し寄せた。しかし……。「局もスポンサーも、『下町育ちのまむしさんならではの愛ある挨拶です』と味方してくれた。ありがたいと思ってるよ」’86年からは帯番組が『大沢悠里のゆうゆうワイド』となり、月~金までの10時30分から毎日放送され、MPは名物コーナーとして定着していく。やがて、「老いのプロ」としてのまむしさんに各方面から声がかかるようになる。’93年、日本老年行動科学会特別顧問就任、そして’99年に始まった聖徳大学(松戸市)短期大学部社会福祉学科の客員教授の講義は現在も続いている。《今年は暑い日が続いておりますが、貴女様も寄る年波なのですから、身体をいとうてお過ごしください。“世田谷の皇太子”より》まむしさんが、ふと思い立ち、みさをさんに暑中見舞いを出したのは還暦を過ぎたころだった。「たまたま暑中見舞いのはがきが1枚余ったんだ。で、本名をそのまま書くのはヤボだから、“世田谷の皇太子”と書いたら、雨で字がにじんでしまったんだな。カミさんが、『あら、世田谷の明太子って誰かしら』なんて言ってる(笑)。『バカヤロー、メンタイコが手紙出すか』『あら、あなただったのね』。そう言いながら、よっぽどうれしかったのか、そのはがきを冷蔵庫のトビラに貼り付けてたよ」そして70代になったころから、月に1~2回のペースで、はがきを出すようになっていく。「正直、この年になると考えるよ。一切、家のことをできないオレだから、カミさんがいなくなったらどうしよう、って。でも、不安や寂しさは積もるものだから、そこはあえて笑顔で、オレはありがとうの気持ちも込めて手紙を書き続ける。メールは一瞬だけど、手紙は残るしな。あるとき、たまたまカミさんが自分のジュエリーボックスを開けるところに出くわしたんだ。そしたら、オレが60年前に渡した手紙が入ってるのが見えたんだ。やっぱり、うれしかったよ。えっ、カミさんからの返事?これが、いまだに一通もないんだけどさ。だって、くれって言うのもヤボだろう」あと10日ほどで83歳の誕生日を迎えると、その先には、新しい時代の幕開けも待つ。今年の年明けの妻へのはがきには、そんな思いを込めた。《平成時代はサイガイ、新時代はサイワイでありますよう。今年ももっともっと世話になります!!》
2019年03月21日人格否定やモラハラなど、精神的に追い詰める親を『毒親』といいますが、同じようなことを恋人にする『毒彼氏』がいます。好きだけど、一緒にいるだけツラくなる毒彼氏を、12星座でランキングしました! まずは、2位から見ていきます。■ 2位:水瓶座(1月20日~2月18日生まれ)付き合っているのに孤独…聡明でクールな水瓶座男性は、「自分は自分。他人は他人」という感覚が強く、すすんで協調するということが少ないはず。彼女と価値観が違っても、積極的なあゆみ寄りは少ないでしょう。彼が隣にいるのに、心は遠く離れているように思えて、つねに寂しさが漂うかもしれません。付き合うほどに、置いてけぼり感が強くなりそう。支配されるという意味での毒要素は少ないですが、精神的に疲れてしまうはず。■ 3位:蟹座(6月22日~7月22日生まれ)口出ししすぎ!面倒見が良く、優しい蟹座男性ですが、彼女との関係が親密になるほど、「自分色に染めたい」願望が湧き上がりそう。本人は、良かれと思ってアドバイスしているとか、彼女にとって必要なダメ出しをしているという感覚でしょうが、チクチク言われる側はたまったもんじゃありません!「アンタは私のお母さんか!」と思わずツッコミたくなるほど、口うるさく彼女にお説教するでしょう。■ 4位:乙女座(8月23日~9月22日生まれ)一緒にいると自信がなくなる勤勉で努力家の乙女座ですが、頑張り屋であるがゆえに、プライドは高め。「頭の良いボクを褒めてほしい」と言わんばかりの武勇伝を語ったり、仕事が忙しい自慢をしたりするでしょう。また、乙女座にはエリート志向が少なからずあり、自分より格下と判断する相手には、態度が大きくなりがち。彼女にできないことがあると、あきれ顔で見下すかも。付き合うほどに自信を失いそうです。■ 5位:蠍座(10月24日~11月21日生まれ)嫉妬という名の束縛蠍座男性は、情熱的に彼女を愛しますが、それだけに嫉妬も激しいタイプ。男友達と世間話をしただけでも、「あれは誰? 何話してたの? なんで二人きりで話すの?」としつこく探ってきそう。うっかり元彼の話なんてしたら、怒り狂って「スマホに入っている男のメモリを全部消せ!」と迫ってくるかもしれません。彼と付き合っていたら世界が狭くなってしまうと、息苦しさを覚えるでしょう。■ 6位:牡牛座(4月20日~5月20日生まれ)こだわりは譲らないけどどちらかというと保守的で堅めな牡牛座男性ですが、温厚でケンカ嫌いなため、彼氏としては付き合いやすいタイプ。自分がこだわりを持つ分野では、頑固な一面を見せても、それ以外は寛容に彼女を受け止めるはずです。二人のこだわる部分が一緒で、ぶつかり合うならまだしも、お互いに譲り合えるなら、『毒彼氏』にはならないでしょう。■ 7位:双子座(5月21日~6月21日生まれ)さっぱりと尊重し合えるさっぱりした人間関係を好む双子座男性は、恋愛もさっぱり。彼女を何が何でも自分色に染めたいとか、頭ごなしに意見を否定するといったことはしないでしょう。たとえ主張が違っても、「キミはそう考えるんだ。ボクとは違うけど、面白いね」と尊重してくれるはずです。ただ、双子座は、彼女であっても無断で心にズカズカ入るようなことは許しません。何もかも共有したいタイプの彼女であれば、少し寂しさを感じる可能性も。■ 8位:牡羊座(3月21日~4月19日生まれ)ガキ大将タイプいつまでも少年の心を忘れない牡羊座男性。やんちゃなタイプだからこそ、「アナタって女心が全然わかってない!」と文句を言いたくなる場面が多いかも。ただ、牡羊座男性は単純なので、結局のところ、彼女の言うなりで扱いやすかったりします。ガサツさはあっても、女性を精神的に追い込むようなことはしません。『毒彼氏』にはならないでしょう。■ 9位:天秤座(9月23日~10月23日生まれ)好きにしていいよ天秤座男性は、自分が見初めた女性をリスペクトするタイプ。男友達に自慢することはあっても、自分色に染めたいとか、束縛して自由を奪うといったことはしないでしょう。「キミには、こんなファッションが似合うんじゃない?」というアドバイスは言っても、基本的に彼女のしたいようにさせてくれるはず。『毒彼氏』要素は低めです。■ 10位:射手座(11月22日~12月21日生まれ)お互い自由にしたい射手座男性は、自分自身が束縛を嫌い、他人にアレコレ口出しされることが苦手なタイプ。彼女に対しても、「自分がされてイヤなこと」はしません。何を着て、誰とどこに出かけても、あまり気にしないでしょう。ただ、射手座は自由人なだけに、彼女を放置してしまう可能性が。「もうちょっと構ってほしい」という不満が溜まりそうです。■ 11位:獅子座(7月23日~8月22日生まれ)女心はわからないから…獅子座男性は、乙女心に鈍感なタイプ。そんな自分をよくわかっていて、彼女のすることにはほとんど口を出さないはず。「女性は男性と考え方が違う」と割り切り、合わないところがあって当たり前、ムリに合わせる必要もないと思うようです。そのため、束縛したり、モラハラをして精神的に追い込んだりする『毒彼氏』とは縁遠いでしょう。彼女の価値観や好みを尊重してくれそうです。では最後に、12位と1位を見てみましょう! 彼女にモラハラや束縛、人格否定といったことを最もしそうなのは、いったい何座?■ 12位:魚座(2月19日~3月20日生まれ)ふんわり彼氏魚座男性は、基本的に女性に優しいタイプ。甘えたがりで要求が多い彼氏ともいえますが、おねだり上手なので、彼女は頼られて悪い気分はしないはず。また、魚座は押しに弱く、彼女からゴリ押しされれば断れないでしょう。「俺の言うとおりにしろ!」なんてモラハラや束縛は、まずあり得ません。彼のほうがむしろ、彼女の言うなりになるのかも。■ 1位:山羊座(12月22日~1月19日生まれ)俺の言うことは絶対!大人しそうに見えて、野心家で芯の強い山羊座男性。しっかり者ですが、彼女を一から十まで管理したい『束縛彼氏』になりそう。山羊座男性は自分の考えがつねに正しいと信じているので、彼女が自分とは違う意見を持つと、「そうじゃない。キミは何もわかっていない」と修正しようとするはず。窮屈で自由がないと、一緒にいるのがツラくなるかも。(沙木貴咲/占い師)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年02月22日数年前から「毒親」という言葉を目にする機会が多くなりましたよね。「毒親」とは文字通り、子どもにとって毒になる親のこと。いわゆる、虐待する親などを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、子ども対して精神的にプレッシャーをかけたり、暴言を吐いたり、気分で振り回したりするのも「毒親」のようです。■あなたの家は大丈夫?家族の問題は、他の家と比べるのが難しいので、傍から見れば「毒親」でも、当の子どもは「これが普通」と思い、気づかないまま大人になるケースも多いもの。また、大人になってからも「毒親」に支配され続けるパターンもあり、そういう女性は恋愛や結婚をするうえで支障が出るという話も……。そんな「毒親」にまつわる本をご紹介しますね。あなたの両親は、毒親ではないでしょうか?■毒親の娘は自己肯定感が低くなる?『母がしんどい』(KADOKAWA)まず「毒親」の本と言えば、漫画家の田房永子さん。「毒親」関連の著書が多く、自身が親になってからも、子どもに対する自分の行動に苦しみます。そんな田房さんの代表作は『母がしんどい』(KADOKAWA)です。かわいい絵柄のコミックエッセイで読みやすいのですが、内容は壮絶。幼少期から社会になるまでの、母親の数々のエピソードが書かれています。個人的に強烈だったのは「ブラジャーを買ってくれない」(要は娘が年頃になることを認めない)というお話。「アルバイトや学校行事を邪魔され、参加できない」「娘の友達と仲良くなろうとする」などもびっくり。でも田房さんは、母親を嫌うなんて自分がいけないんだ、と罪悪感を持ってしまい親から離れられないのです。「バカ」「ブタ」といった暴言を吐かれても自分を責め、自己肯定感が低くなった彼女……。自己肯定感が低い人は「自分には人から愛される価値などない」と思い込む傾向があって、相手の好意を信じられなかったり、素直に愛情表現できなかったりしがち。だから恋愛下手な人が多いと言われています。また、親から認められる異性と結婚しなければ、という強烈なプレッシャーにさらされるようです。自分の親ももしかして?と思っている人にとってこの本は、何らかの気づきを与えてくれるかもしれません。■母娘は女同士だからこそ難しい『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)2冊目は、精神科医・水島広子さんの著書『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)。全8章で構成され、毒親の実態を論理的に説いている本です。症例も豊富で、「毒親」の被害にあっている当事者のケアだけでなく、親サイドの原因も分析。そして「毒親」に育てられた子どもの心のケア方法、問題の手放し方などにも言及しています。第6章の「こじれる母娘問題の『女』について」では、母と娘がまさに「女VS.女」の構図になっていることを解説。ここを読んで、娘の結婚には、少なからず母親が影響を与えていることがわかりました。「毒親」の存在に心を痛めている人は必読。「毒親」とは何かを学ぶのにもおすすめです。■恋愛下手な理由がわかるかも両親が「毒親」とまではいかないまでも、自分の恋愛観や結婚観に親が影響を及ぼしている、と感じる人はぜひ一読を!あなたの恋愛や婚活がスムーズに進まない理由が見つかるかもしれません。
2018年12月11日「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」が、広島パルコにて、2018年12月25日(火)まで開催される。様々な毒を持つ生き物を紹介し、これまで東京・名古屋・大阪で延べ30万人の動員を記録した「もうどく展」。今回は、「刺す」「咬む」「中毒」など様々な“毒”を持つ生き物を展示。毒々しくも美しい色どりで魅力を放つ生き物や、人間が死んでしまうほどの猛毒を持つ危険生物、また毒を持つ生物に擬態して自らの身を守る生き物など、“毒”にちなんだ生物をあらゆる視点から紹介する。“刺す”生き物として展示されるのは、巨大なハサミを持った「ダイオウサソリ」や、毒のある矢型の歯で魚を殺して丸のみにしてしまう「イモガイ」の仲間など。また小さい体ながら一咬みで7人を麻痺・死亡させるといわれる「ヒョウモンダコ」は“咬む”生き物として、ころんとした可愛らしい見た目ながらも猛毒を持つ「スベスベマンジュウガニ」は“中毒”を起こす生き物として紹介される。その他にも、つぶらな瞳がチャーミングながらも、毒を持っている猿「スローロリス」や、日本三大有毒植物のひとつである「トリカブト」など、危険ながらもどこか惹かれてしまう生物が集結。様々な毒をもつ生き物たちを間近で観察できる、スリリングな体験を味わってみてはいかが。【詳細】毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)会期:2018年11月16日(金)~2018年12月25日(火)会場:広島PARCO本館6F パルコファクトリー住所:広島県広島市中区本通10-1営業時間:10:00~20:30※最終入場は終了30分前、最終日は18:00閉場料金:当日 800円 / 前売 700円※3歳以下入場無料※前売券はぴあ、セブンイレブン、サークルKサンクス、ファミリーマートで販売※前売券販売店舗では会期中も前売料金で購入可能TEL:082-542-2288(会期中)
2018年11月22日最近「毒親」本は相次いでベストセラーになり注目を集める「毒親」ですが、毒親はアダルトチルドレンの原因になったり、毒親の子が毒親になったりと長期に渡って影響を与える深刻なものです。毒親になっていないかのチェック方法から、毒親の与える深刻な影響、毒親の子が毒親にならないための方法専門家の意見を伺ったママテナの記事からまとめました。●「毒親」とは?「毒親」という言葉を知ってますか?毒親とは、子どもを自分の思い通りにしようとし、暴力や虐待、過度の干渉などによって支配下に置こうとする親のことです。子どもにとって「毒」になる親ををこう呼ぶそうです。どんなママが毒親になってしまうのか?子供が成長してアダルトチルドレンになってしまう原因も毒親にあるといいます。しかし、毒親は実は子供の時の親の影響を受けた場合が多く、被害者が加害者になるという状況もあります…。▼続きはこちら▼●あなたは毒親になってませんか?良かれと思ってしている子どもへの激励や応援は実は自分自身の思いを押し付け、子どもを追い詰めて負担になっています。あなたの毒親度チェック、6つの質問に答える事で簡単に確認できます。▼続きはこちら▼●毒親が与える深刻な影響とは?毒親に育てられた子供が親になると、自分自身が否定されて育ったため、しあわせでないと感じ同じことをしてしまう、と専門家は指摘します。毒親チェックであてはまる項目が多かった場合、自分の子供を毒親にしないためにも、この毒親連鎖を断ち切る必要があります。その方法とは?▼続きはこちら▼●しつけのポイントは?毒親にならないようにしながらも、子供のしつけはしなくてはいけないママ。具体的なしつけの方法や、両親を見て学んだことなど、しつけにかんする記事です。▼続きはこちら▼
2018年05月27日「毒親」という言葉を目にしたことはありませんか?過干渉や無関心、育児放棄など、子どもにとってつらい存在になってしまう親のことを言います。この毒親の存在は子どもが大きくなってからも、様々なシーンで選択肢やものの捉え方に影響しがちです。たとえば結婚観についても……。■苦しい状況から脱け出すためにテーマとしては少々ヘビーですが、幸せな結婚を目指すにあたり、毒親に悩んでいる方は、ネガティブ思考の脱却のヒントにしてもらえたらいいなと思います。記事作成にあたり、「毒親」にまつわる悩みを抱える女性たちにお話を聞かせてもらいました。■Case1:母の過干渉で破談の経験ありAさんは30代前半の独身女性。保育資格を取得してから、小規模の保育所や病院の院内保育所で働いています。子どもが好きで、いつか自分も家庭を築きたいと思っていると言います。しかしAさんは、成人後も母親の過干渉に悩んでいました。「いつどこで、だれとなにをしているという報告は当たり前。しないとうるさいから連絡してました。それが親と同居中ならまだわかるけど、職場の寮にいても電話で報告しろっていうのは異常ですよね」彼女の母親は、常に娘であるAさんの行動や交友関係を把握していないと、心配でいられないほどでした。勤務後に電話に出ないと何度も着信を残したり、報告なしで友人と映画を観に出かけたときは、寮の前で何時間も待っていたりしたそう。そんなAさんは4年前に、結婚前提でお付き合いしている男性がいました。でも、過干渉な母親ですから、パートナーを紹介するや否や、デートは母子同伴でないとダメだとか、「しばらく実家で同居しなさい、人柄を見極めるから」と言う始末。結果的に当時のパートナーは「義理であっても母になる人があのようではやっていけそうにない」と判断し、破談になったのです。学生時代から窮屈さを感じていたAさんは、保育を学ぶ中で、母親の自立できていない点などを客観的に見られるようになり、物理的に距離を置くことを決めました。現在は母親に内緒で他県へ転居し、新たな職場で結婚したいと思えるパートナーと交際中。結婚観についてはこう語ります。「わたしも子どもを産んだら、愛しさのあまり過干渉になるかもしれません。母は自分が過干渉だと認めないし、自覚もないんです。子どもはそれだけ、人を盲目にするくらいかわいいのだと思います。けど、わたしは子どもの自由や人格を奪いたくないですね」Aさんは母親と同じことを繰り返さないよう、俯瞰的に物事を見つめていこうとしています。■Case2:常に自分が一番でいたい母親20代のBさんの母親も娘いわく「毒親」だそうです。まだ50代前半の母親は、身なりも若く、自分が一番でないと不機嫌になる性格。Bさんは母親のことを「子どものまま」だと言います。気に入らないことがあるとヒステリックになるため、父親もだんまり。娘のことを「よくできたお嬢さん」などとほめられると「あの子はたいしたことない、こんなところがダメだ」と、謙遜を超えた人格否定にまで至るとか。つまり、自分の娘でも自分以外の人がほめられると、悔しくなる性格なのです。子どもの頃、周りの人がほめてくれることも否定され、努力から得た成功も、誰でもできると一蹴されてきたBさんは、自分のことをこう分析しています。「わたしは自己評価がすごく低いって言われます。自分ができることにもっと自信を持ちなよとか。恋愛も、お付き合いしている人はいるけど、いつ嫌われるか心配。そんなネガティブ思考があるから、結婚はもう少し自分の中で自信がついてからがいいなって。結婚が決まったら母とはもう会いません。きっと彼のことも否定するし、生まれた子どもも否定するだろうから」わたしのことを不幸な子だと思って元気に暮らしていればいい、と突き放したように話す姿が印象的でした。■毒親からの脱却と幸せのためには…AさんもBさんも、本当は親に結婚を祝福してほしいけれど、チャチャを入れられるなら報告したくない。結婚後は距離を置くか、最低限の交流のみにしたいと考えていました。自分の親が毒親であることを認めるのは、つらいことだと思います。でも、親の影響で自分の人生をのびのびと過ごせないのは、もっとつらいこと。まずは距離と時間を確保して「自立」することが大事なのではないでしょうか。毒親育ちの女性は、自分も同じことを繰り返すのではないかと考えることがあると言います。でも、第三者目線で見つめられるようになれば、きっと素敵な人生、そして結婚生活を送れるはず。心が落ち着かないときは、専門家に相談するのもおすすめです。ライタープロフィールsakiたまに毒舌なコラムニスト。一度ハマるとどっぷり浸かるB型アラサー。アロマとコーヒーと舞浜の某レジャースポットをこよなく愛しています。
2018年01月18日先日最終回を迎えた2017年10月期のドラマ『明日の約束』(関西テレビ)では、過干渉などにより子どもを支配する「毒親」が登場して話題になりました。「毒親」に悩む人は実の母からの卒業が難しく、離れがたいという現実があるように思います。今回は、「毒親」ついて考えてみたいと思います。「毒親」ドラマが続々と登場した2017年「毒親」という言葉は、医療機関のコンサルタントのスーザン・フォワードが書いた『毒になる親 一生苦しむ子供』からついたもので、子どもを支配する、子どもに罰を与えるなどして、悪影響を与える親を意味しています。2012年に親との確執を記録したコミックエッセイ『母がしんどい』が多くの共感を集め、「毒親」の問題が多くの人に知られることとなりました。最近では書籍だけでなく、映画や漫画、そしてドラマにも多く登場しています。今年のドラマでは、『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK総合)や『過保護のカホコ』(日本テレビ)に登場する母親が「毒親」として話題になりました。どちらの母親も、娘が可愛いがゆえに自分と同じ苦労をさせたくないというような思いから過干渉になり、「毒親」になってしまっているというものでした。どちらのドラマでも母と子の折り合いがつかない現実が描かれ、母からの卒業を遂げるという結末になっています。子どもにとっては重すぎる毒親、その内容とはドラマ『明日の約束』は、井上真央さん演じるスクールカウンセラーの藍沢日向が、教え子の不可解な死を紐解いていくというストーリー。メインストーリーとして、教え子の男子生徒がなぜ死んでしまったのか、学校や部活でのイジメの疑惑や、不穏な交友関係、そして仲間由紀恵さん演じる母親の過保護すぎる行き過ぎた愛情などが描かれました。注目を集めたのは、物語の中に登場する手塚理美さん演じる主人公・日向の母親の毒親っぷり。その一部をご紹介します。母親が日向の小さい頃に強制していた交換日記のタイトルが「明日の約束」。これが子どもにとってはかなり重い内容です。今日も日向はママの言うことを聞けない悪い子でしたね。明日はちゃんといい子になりましょう。明日の約束。その1、ママがいいと言ったお友達以外とは遊ばない。その2、ママに口ごたえしない。その3、ママをイライラさせない。必ず守るように。ママは日向が大好きです。「日向はこれから、ママの言う通りに生きなさい。日向の読む本も、遊ぶ玩具も、お友達も、全部ママが選んであげる。日向にとって、それが一番正しいんだから。明日の約束。ママの言うことを疑わない。必ず守るように。ママは日向が大好きです」。「日向も今日から12歳。小学校も今年で最後ですね。でも、大きくなってもあなたはママの娘です。これからもずっとママの日向でいてね。明日の約束。日向はママを一生、愛し続ける。必ず守るように。ママは日向が大好きです」。出典: ドラマ『明日の約束』 ドラマでは、漫画やおもちゃを捨てさせたり、自分の気に入らない友達が来たら帰ってもらったりする母親の様子が描かれ、その様子には胸が痛くなるほどでした。日向は母親からの重圧に耐えきれず、12歳になった日を最後に、母親への返事を書くことをやめてしまいます。その後、自分を守るために腕を負傷し障がいが残ってしまった母親への罪悪感から、一緒に暮らすことをやめられなかった日向。社会人になっても毒親からの支配は続きます。「あ~いやらしい。ママに隠れてこそこそ恋人作って」。日向に恋人がいることを知らされていなかったと気づいたとき、大きな声で言い捨てた言葉です。母親は娘とは良好な親子関係を築けていると信じており、日向の心の傷については理解がありません。感情の起伏が激しく、気に入らないことがあると、とげのある口調で日向を攻め立てるのです。やっとできた毒親からの卒業は29歳エンディングで日向は、母親の呪縛から卒業を遂げます。12歳でやめた交換日記の返事を29歳になった主人公がようやくできるのですが、その言葉が印象的です。「私は大きくなってもお母さんの娘です。でも、ずっとお母さんのためだけに生きることはできません。……明日の約束 私は、私のために生きていきます」。出典: ドラマ『明日の約束』 ずっと「ママの日向」でいることはできないと、母親に「NO」をつきつけた形になります。このメッセージを告げて、日向は家を出て一人暮らしを始めることになり、物語は終わります。ありあまる愛情が引き金に…。毒親ドラマはまさに反面教師ドラマの主人公・日向は29歳でようやく母親と決別することができますが、おそらく何歳になっても母親との問題に悩む人はいるのではないかと思います。ありあまる愛情ゆえに、子どもたちの人生を知らない間に支配してしまう母親たち。このドラマはそんな母親に悩む人たちに勇気を与えてくれます。母親に支配されて生きるというのは、別の言い方をすると母親に守られて生きるということ。それはとても苦しい反面、安定もしているため、逃げ出しにくいといえるでしょう。卒業するタイミングがなかなか見いだせず、何歳になっても母親に依存してしまう人は少なくありません。母親との関係性は非常に複雑なものです。日向の母親は、自らが子どもにとって「毒親」にならないための反面教師でもあるように思います。筆者も2児の母ですが、愛情を掛けることは、子どもを支配して全部道を作って決めてあげることではないのだなと改めて気づかされました。「私のために生きる」と宣言した主人公のように、子どもが子ども自身のために進んでいける道を応援する母親でありたいものです。【参考リンク】・『明日の約束』公式サイト ※FOD、カンテレドーガで有料配信中
2017年12月28日12月13日放送の「毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」(TBSラジオ)で、毒蝮三太夫(81)がももいろクローバーZのライブ会場に登場。ももクロメンバーに対し毒舌トークを繰り広げた。 ふだんはお年寄りが集まる先頭や公民館を訪れている毒蝮だが、この日は夜からライブ「ももいろクリスマス2017」が開催される、さいたまスーパーアリーナからの公開生放送。午前11時過ぎにもかかわらず大勢のファンが集まるなか、ももクロが待つステージに登場した。 大歓声で出迎えられた毒蝮は、観客に向けていきなり「オス!」と3回コール&レスポンス。ももクロの5人も60歳近く年上の毒蝮を「マムちゃ~ん!」と呼んで歓迎し、すぐ打ち解けた雰囲気に。 ももクロメンバーに1人ずつ自己紹介を求める毒蝮だったが、トークはさらに暴走。有安杏果(22)には「おまえ足短いな!」、佐々木彩夏(21)には「よく六本木のゲイバーこういう顔いるな!」と暴言を連発。さらに有安が日本大学芸術学部の後輩だと知ると日大の校歌を歌い出し、ギャラの話になると「事務所、脱税してねえだろうな!」と叫ぶなど、マイペースな毒舌トークを繰り広げた。 メンバーへの暴言連発にも、Twitter上では会場にいたももクロのファンから歓喜の声が。《ももクロちゃんと毒蝮三太夫さんの共演が目の前で見れて感無量》《生毒蝮さん可愛かったー!》《ありがとう毒蝮三太夫さん》と、会場を盛り上げた毒蝮に感謝の声が上がっていた。
2017年12月14日毎日の子育て、楽しい面もありますが大変なことも多いですよね。子どもは本当に親の思い通りにはなりません。何度言っても同じことの繰り返し、いつになったらできるようになるの! とついカッとなり、子どもをどなったり、つい手が出てしまったというのは、多くのママが経験していることだと思います。ママだって人の子、完璧ではありません。いつも聖母のように優しく子どもと接するのは難しいでしょう。しかし、もしあなたが「なんでこの子は○○できないんだろう、××しないんだろう。なんとかしてやらせなくては!」といった思いが強すぎて、子どもが正反対のことをすると落ち込んでしまったり、必要以上にイライラをつのらせるようなら、一度ここで立ち止まり考えてほしいのです。■仲良しで頼りがいのある親、実はライト毒親だったかも?最近、「毒親」「毒母」という言葉をよく耳にします。親という権威をふりかざして子どもを支配するタイプを、一般的に毒親といいます。子どもの成長や自立を阻むので、虐待やネグレクトを引き起こし、時には社会事件にまで発展することがあります。そう聞くと「うちの親はそんなひどい人達じゃないし、私のことをかわいがってくれたから毒親なんかじゃないわ」と思われる方がほとんどでしょう。しかし、毒親と子どもの関係は、必ずしも悪いわけではありません。愛情という大義名分のもと、自分の思い通りに子どもを育てたいという思いが強いライト毒親も存在します。ライト毒親は、自分が子どものときに果たせなかった夢を自分の子どもを利用してかなえようとしたり、逆に自分が育ったのと同じように子どもを育てることに執着します。例えば、「バイオリンを習わせる」「小学校受験をさせる」など、子どもにとって必ずしも悪い事ばかりではないのが特長です。しかし、そのようにライト毒親からの支配を受けながら育った子どもが、いざ大人になって子育てをしようとしたとき、うまくいかずに悩むということがあります。私が受ける育児のご相談でもこのケースは多いです。相談者は一様に「こんなに子どもの幸せを思って○○したのに、それに応えてくれない。空しいし、子どもに腹が立つ」と口をそろえます。そういった「○○であるべき」「○○であってはならない」という」気持ち、思い込みが強いほど、毒親の影響を受けて、自分も毒親になっている可能性が高いといえるでしょう。 ■親のエゴを叶えるため、がんばってしまう子どもたちライト毒親は往々にして、「自分の理想」を子どもに反映しようとします。それを「あなたのためになるのよ」「あなたのためを思って言ってるのよ」というふうに、自分のエゴを「子どものため」と転嫁し隠してしまいます。子どもは親の期待に応えようと一生懸命になりますよね。そして、その期待に応えられても、応えられなくても、大人になって心の重石として残ることがあります。期待に応えられれば「自分も同じように子どもを育てなければ」と焦りますし、応えられなければ「自分の子どもにリベンジさせよう」と意気込むか「子どもには絶対に同じことはやらせない」という反発心で行動します。そうやって、知らず知らずのうちに毒親の連鎖が続くのです。■自分のエゴに気づく、「本当にそうなの?」という問いかけからもちろん育児には各ご家庭の方針、ポリシーが反映されるものです。しかし、思い通りに子どもが動かず気持ちが落ち込むという時は、以下の質問に対する答えを書き出してみましょう。1.子どものどんなことに対して不満があるのか(例えば、運動をさせているのに走るのが遅い)2.なぜ不満なのか(例えば、速ければリレーの選手に選ばれるのに選ばれないのが悔しい)3.なぜそう感じるのか(例えば、リレー選手は運動会で人気者になれると思うから)4.そうでなければどうなるのか(例えば、子どもが人気者になれなくなってしまうかも)5.それは本当にそうなのか(例えば、よく考えたら自分の親が「リレー選手になれたらかっこいいからがんばれ」と自分に望んでいたからそう思いこんでいるの)6.子どもは楽しんでいるのか(例えば、走ることは楽しんでいる)7.違う形で生かせないか(例えば、タイムは気にせず、体力作りの一環として走ることに取り組ませる)これは、心理カウンセリングをするうえで、実際に質問したり書き出してもらっている項目です。こういった質問に答えるだけではなく、自分が生まれてからこれまでのヒストリーを書き出し、起こったことそれぞれに対する感情を書き出す方法もあります。これは、論理療法という心理療法で、自分の考えは事実か、合理的か、証明できるか、自分が幸せになるかを、自分自身に問い、自分を苦しくさせている思い込みに気づかせる方法です。これをやってみることで、「こうでなければ」と思っていたことがもしかすると「親からの刷り込み」であることに気づき、自分で落ち込みのタネを生み出していただけということに気づくかもしれません。「親からの期待」はなさすぎても寂しいですが、ありすぎても子どもの心を縛ってしまいます。そして良い子ほどがんばりすぎてしまい、自分より他人の価値観を満たすことを優先してしまうようになります。子育てで悩んだら、まず「これは本当に子どものためになっているか?」と自分に問いかけてみてくださいね。
2017年10月24日皆さんは、自分が“毒親”になってしまっていると感じたことはありませんか?毒親とは、子どもにとって“毒”になってしまっている親のことで、具体的には、過保護もしくは育児放棄などで子どもに悪影響を与えている親のことを指します。あなたの周囲にも、子どもに対して過干渉に接していたり放置しすぎていたりという親が一人はいるのではないでしょうか。毒親は子どもの健全な成長を奪ってしまいます。そんな親には絶対になりたくないですよね。しかし、中には子どもを愛しすぎるが故に自分が“毒親”になってしまっているのではないかと悩むママもいます。そこで今回は、ママたちが「自分は毒親かも」と不安になったエピソードをご紹介します。あなたは、自分を“ダメな親”だと感じたことがありますか?●(1)なんでも否定してしまう『私は子どもにちゃんと育ってほしいと思うあまり、いつも否定から入るクセがあります。子どもが将来の夢を語っても「それは現実的じゃないよね?」と言ったり、母の日に「プレゼント何がいい?」と聞かれても「お金がもったいないから貯金しなさい」などと言ってしまったりします。すべては子どもに良かれと思ってやっているのですが、子ども自身はそんな私の態度が気に食わないようで、「ママはいつも僕の言うことを否定するね 」と悲しげな顔で言われることが良くあります。最近は子どもも私とあまり口を利かなくなってきました。私の子育ては間違っているのか、と日々悩んでいます』(38歳女性/小学4年生男児のママ)「否定が多くなってしまう」……子育てをしていれば、多くのママが経験することではないでしょうか。親としては、子どもにとって最善の結果が訪れるように助言しているつもりなのですが、子どもからしてみると「ママに否定された」という感情だけが残ってしまいます。よかれと思ってやっていることなのに、逆に子どもを苦しませている……。そんなジレンマに陥ってしまうのです。自分の言動を否定されて育った子どもは、そのうち自分の考えや行動に対して「どうせダメなんだ」とネガティブに捉えてしまうようになる可能性があります。●(2)いつまでも“子ども扱い”してしまう『うちの息子はもう高校生になりますが、いまだに“子ども扱い”してしまっている自分に嫌気がさします。頭では分かっていても、過保護になってしまうのです。たとえば、門限はいまだに6時 のままですし、この前は受験前の息子に過度のシフトを入れるバイト先にクレームを言ったこともありました。とにかく息子のことが心配で、ちょっとしたことでいてもたってもいられなくなるのです。息子は私に何も言いませんが、私は毒親なのでしょうか?』(41歳女性/高校3年生男子のママ)子どもに対してつい過保護になってしまったという経験は誰もがあるのではないでしょうか。子を持つ親にとってはある程度仕方のないことではありますが、それが度を越してしまうと、子どもをコントロールしようとする毒親になってしまう危険性があります。この方は高校生になる息子さんをいまだに子ども扱いしている自分に悩んでいるそうです。●(3)子どもに進路を強要してしまう『私たち夫婦は某有名大学を卒業しているのですが、自分の中で無意識に「子どもたちもそこに通うだろう」という思い込みがあり、長男が高校生になるまでずっとそう信じていました。ところが、長男は別の大学に行きたいと言い出し、しかも偏差値が比較的低い大学だったので猛烈に反対しました。結局夫に説得されて息子の希望を優先する形で受け入れましたが、冷静に考えるとほとんど無意識的に子どもに進路を強要しようとしていた 自分にゾッとしました。自分がやられていたら相当親を嫌っていたはずですから』(44歳女性/高校3年生男子、高校1年生女子のママ)親の中には自分のたどってきた道を子どもにも歩ませたいと思う人がいます。政治家や医者などの家系はその傾向が強いと言われていますが、子どもの希望をきかずに進路を決めてしまうことには賛否あります。今回お話いただいた方も、ほとんど無意識的に子どもに自分と同じ道を歩ませようと思っていたそうです。しかし、子どもは自分のコピー人間ではありませんから、自分と同じ道を進むとは限りません。この方は夫に諭されて、そのことを受け入れられるようになったそうです。●毒親にならないために子育てをするということは、ニコニコ子どもに笑いかけていればいいというものではありません。時には厳しく叱る必要がありますし、誤った道を歩もうとしていれば、本人の意思を多少無視してでも正しい道へ引き戻すことも必要です。そうした中で、「自分は毒親なのだろうか」と不安になってしまう人も少なくないと思います。毒親にならないために、親が心がけておいたほうがいいことがあります。それは、“子どもの人格を尊重する ”ということです。子どもは親の所有物ではありませんし、一切成長をしない人形でもありません。彼らは私たち親と同じように自分で考え、行動します。また、その自由があります。その権利を奪うことはたとえ親でも許されることではありません。しかし、親も人間ですから失敗もします。子育てをしていて「しまった!」という経験をしたことは数えきれないはず。でも、そんなときは落ち込み過ぎず「次から気をつけよう」とポジティブに考えることが大切です。親は誰だって毒親になる可能性を秘めています。しかし、毒親になるかならないかを分けているのは、“自覚する心”と“改善する心”を持っているかどうかです。失敗しても軌道修正しながら、最終的には親子ともに笑い合えるような関係を築けるといいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年07月05日毒々しさの中の“可愛さ”に思わずハマってしまう女性も多数。そんな毒のある生き物が集まった「もうどく展2」は2017年3月16日(木)から6月25日(日)までサンシャイン水族館で開催中です。毒のある生物が大集合しているのはもちろん、「見る」だけではなく「嗅ぐ」「触れる」といった子供から大人まで楽しいブースも登場。あやしい魅力に中毒にならないよう要注意です!パワーアップした生き物に大注目!おどろおどろしい音楽と照明。魔女の毒薬調合室をイメージした展示室内には、巨大ムカデやヤスデ、水玉模様がキュートな淡水エイがお出迎え。魔女の毒薬調合室、マッドサイエンティストの研究室、そしてレッドゾーンと3つのブースに分かれている本展示会。それぞれの空間にはこだわりの装飾が施されておりちょっと危険で魅惑的なムードで満ちています。そんな会場内にひしめく生き物たち。毒棘や毒牙、毒針を持つアブナイ彼らの魅力に気づけば夢中になっているかも?見て、嗅いで、触って! 締めは甘味を召し上がれ♡もうどく展2の目玉は、何といっても全身で“毒”を感じられることです。強烈な臭いで敵を追い払う、スカンクの刺激臭を体験できるコーナーや、猛毒を持つエラブウミヘビの燻製を触ることのできるコーナーも。勇気を持ってトライしてみて!締めくくりはやっぱり甘いお菓子が外せません。赤、青、黄、紫…一度見たら目に焼き付いてしまうような色のポップコーンは、「もうどく展2」とコラボレーションした限定品。最後まで全身で猛毒を味わい尽くしましょう。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)催行期間:2017年03月16日 〜 2017年09月03日住所:東京都豊島区東池袋3-1サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上電話番号:03-3989-3466
2017年06月08日自分の子供の行動や思考など、すべてを支配・コントロールしたがり、子供に依存してしまう親のことを毒親(毒になる親)と呼ぶのをご存知ですか?毒親に育てられた子供は、精神的にも悪い影響を受けてしまい、将来的に幸せな恋愛ができなくなる傾向があるようです。「私はただ一生懸命なだけなのに、なぜか幸せで安定した恋愛ができない」と悩んでいるあなた。もしかするとそれは「毒親」のせいかもしれませんよ。今回は、毒親育ちの恋愛事情についてご紹介しましょう。子供の自己肯定感を奪い、人生を支配する毒親とは、肉体的な暴力やひどい暴言や否定の言葉をくり返すことで、子供の心を傷つけながら、子供の心も人生も支配しようとする親だそうです。しかし、トラウマになるような大きな虐待などがなかったとしても、親が子供を否定し続けたり、子供の意見を認めてあげなかったりすると、その心の傷が子供の将来に深く大きな影響を与えてしまうことがあります。例えば「あなたはブスね」「あなたって友達に嫌われるタイプね」「あなたはどんくさいから、周りの人に迷惑がられるでしょうね」などと親からネガティブなことばかり言われると、子供は「私はブスで嫌われもので迷惑な存在なのだ」と無意識のうちに思い込むようになり、自分のことを肯定できない大人に成長してしまいます。つまり親の心無い言動によって、子供の自己肯定感は大きく壊れてしまうのです。また毒親は子供を支配したがるため、友達付き合いや趣味、着る服や就職先にまで口を出し、自分の思い通りにしたがるようです。もちろん、娘の恋愛にも口を出します。「医者でないと認めない」「○○大学以下は認めない」「同居してくれる次男でないと許さない」などと条件をつけることもあり「子供の自主性に任せて、見守る」ということはできないのが毒親です。なぜ毒親育ちの女性の恋愛は上手くいかないのか恋愛においても、幼い頃に毒親によって「自己肯定感」をめちゃくちゃに破壊されてしまった女性は、男性に対しても「自分は愛される価値がない」と思い込んでしまいます。ですから常に相手の気持ちが信頼できず、今相手が何をしているのか、本当に自分のことが好きなのかを常に確かめたがるなどの束縛をしてしまい、男性から重たがられて捨てられたりします。また、彼が本当に自分をどこまで愛してくれているのかを確かめるために、彼にモラハラ発言や暴力をして振り回してしまう女性もいるようです。親から無償の愛を貰えずに育った毒親育ちの女性たちは、男性からの「無償の愛」も信じることができず、いつも裏を探ってしまう傾向にもあります。そのままの自分に自信が持てないので、相手に少しでも好かれるよう、見捨てられないようにと、過剰に尽くしてしまったり、相手好みの顔に整形したりするなど、極端な行動に走ってしまうこともあるようです。このように、毒親育ちで、無償の愛や親に認められ、尊重されるという経験がない女性たちは、穏やかで安定した恋愛がしにくくなってしまうというわけです。娘を束縛して、幸せを邪魔することも!毒親は、子供を束縛し、支配していると同時に、子供に依存しています。つまり子離れできていないのです。娘が交際相手と順調に行っていると「私の面倒は見てくれるの」「あなたが出ていったら、誰が家事を手伝うの」「ここまで育ててやった親を置いて、遠くに嫁ぐことはないでしょうね」などと精神的なプレッシャーをかけ、娘に「幸せになることへの罪悪感」を持たせることもあります。毒親は口では「子供の幸せのため」と言っていても、結局は自分の思い通りにしたい、自分を尊重してほしいというエゴのかたまりなのです。自分を大切にすることが幸せな恋愛への第一歩幼い頃から1番身近にいた親が毒親だった場合、子供の未来にどれだけ多くの悪い影響を及ぼすかお分かりいただけましたでしょうか。しかし、いまさら親に「あなたのせいで私はこうなったのよ!」「もっと私を認めてほしかった!」などとクレームを入れても仕方がないかもしれません。そんなあなたの気持ちすら、毒親は否定するかもしれませんから。あなたの過去のトラウマを癒すのは、あなた自身です。親から言われたことは「親が思っていたこと」であって、真実ではありません。あなた自身には、かけがえのない価値があります。自分をもっと大切にしましょう。「こうしたら他人(親)はどう思うだろうか」と考えるのではなく、あなた自身がどうしたいのか、自分の心に聞いて、従ってあげましょう。これをくり返すことで、少しずつ、あなたは自己肯定感を取り戻すことができるのではないでしょうか。自分を大切にできるようになって初めて、他人を大切にでき、幸せな恋愛を出来るようになることを忘れないでくださいね。
2017年05月17日毒レベル:2弱毒 患部に腫れが起こる毒レベル2では触れると腫れなどの症状が現れます。水中をゆらゆらと漂うインドネシアシーネットルももちろん毒を持つクラゲ。毒のある刺細胞に刺されてしまったら猛烈な痛みに襲われます。海では出会いたくないけれど、水の中を漂う姿に、会場では思わず癒やされてしまいそう。毒レベル:3毒 安静にする必要アリ診察または安静にする必要がある毒レベル3。何といっても見逃せないのがネコザメです。面白いフォルムのネコザメは、背中のヒレに毒棘があるほか、強靭な歯で硬い貝殻さえも噛み砕いてしまいます。毒レベル:4強毒 緊急搬送が必要!緊急搬送での治療が必要となるのが毒レベル4。本展示で大人気の、水玉模様がキュートな淡水エイ ポルカドット・スティングレイ。尾びれに鋭い毒針を持っており、毒レベルもなかなかのもの。個体によって模様の濃淡も異なるのだとか。危険だとはわかっていても、ポップなその姿についつい夢中になってしまうかも。毒レベル:5猛毒 人間を襲うこともあるので注意過去に人間の死亡例があるほどの猛毒が毒レベル5です。強力な毒を持つ生物といえば皆さんご存知、ドクウツボ! そのおどろおどろしいフォルムで来場客を待ち受けます。性格も荒っぽく、海で出会ってしまった場合、人間を襲うこともあるのだとか。そんなドクウツボも、ここ会場ではじっくり観察できてしまいます。毒レベル:??? 人体への影響が未知数!未知数の毒レベルがこの「???」の生物たち。チョウセンスズガエルはボコボコとしたまだら模様が印象的な小さいカエル。毒成分は詳しく判明していないため、人体への影響も未知数なのだとか。ミツユビハコガメは陸生の亀の中で唯一毒を持つ種類です。なんとその毒、毒キノコを食べて体内に蓄積したものだそう。しかしその毒を使って攻撃をすることはないので、食べなければ問題ありません。愛嬌たっぷりの顔に思わずにっこり!* 他にも毒レベル1(微弱毒)の生物も展示しています。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)催行期間:2017年03月16日 〜 2017年06月25日住所:東京都豊島区東池袋3-1サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上電話番号:03-3989-3466
2017年04月29日サンシャイン水族館では3月16日(木)~6月25日(日)の期間中、毒を持つ生き物約25種を展示する特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」が開催されます。2014年夏に開催し、94日間で約20万人の来場を数えた「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」は、様々な毒を持つ生き物が紹介され大盛況となりました。今回は展示生物を全て一新してさらにパワーアップしています。さっそく詳細をチェックしましょう!触っただけで死ぬ!?恐怖の生き物たち今回は、「防御するための毒をもつ生物」「毒を利活用する生物」「死亡例のある生物」の3つのコンセプトをベースにゾーン分けをして、毒を持つ生き物たちが紹介されます。●魔女の毒薬調合室~防御するための毒をもつ生物~暗く鬱蒼とした「魔女の毒薬調合室」をイメージした室内には、ヤスデやムカデなどをはじめ、カエルや淡水エイなど外見も毒々しい生き物たちが展示されます。●マッドサイエンティストの研究室~毒を利活用する生物~マッドサイエンティストの研究室をイメージした室内には、毒ヒレや毒牙をもつ魚類や強毒のクラゲ、陸ガメの中で唯一毒をもつハコガメ、刺激臭を放つスカンクなど、様々な生き物たちを展示します。また、ここでは3,000種類の香りを操る女性・匹田愛さん(プロモツール株式会社 調香師)が実際にスカンクの臭腺を嗅いで調香した「スカンクの分泌液の臭い」を体感できる仕掛けも登場しますよ。●レッドゾーン~死亡例のある生物~人を死に至らしめることもある危険な毒生物を展示する「レッドゾーン」には、食中毒の原因となるフグの仲間や触れるだけでも危険なイソギンチャク、毒針を持つエイなど、最恐レベルの毒生物たちが勢揃いします。ほかにも、タンパク毒を持ち体長40cmを超える個体も存在するムカデの最大種「ペルビアンジャイアントオオムカデ」などが展示される予定です。また、サンシャイン水族館本館内のカナロア カフェやショップ アクアポケットでは、見た目が毒々しいメニューや関連商品が販売されるので、こちらもお見逃しなく!今回は「見る」だけでなく、「触(ふ)れる」「嗅ぐ」などの体験があり、五感で『毒』を感じることができる内容となっているので、ぜひ足を運んで楽しみましょう!■イベント詳細名称サンシャイン水族館特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」開催期間3月16日(木)~6月25日(日)10:00~20:00※最終入場は終了30分前会場 サンシャインシティワールドインポートマ-トビル・屋上特別展会場料金 600円※水族館本館利用の方および年間パスポートをお持ちの方、対象施設(*)・イベントを利用の方は400円。※混雑の状況により、整理券を配布する場合がございます。(*)SKY CIRCUS サンシャイン60展望台・コニカミノルタプラネタリウム”満天”・古代オリエント博物館・ナンジャタウン・J-WORLD TOKYOなど■サンシャイン水族館概要所在地:東京都豊島区東池袋3-1サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上営業時間:10:00~20:00(4月~10月)、10:00~18:00(11月~3月)※最終入場は終了1時間前※変更になる場合がございます入場料金:大人(高校生以上)2,000円、こども(小・中学生)1,000円、幼児(4才以上)700円、シニア(65才以上)1,700円問合せ先:サンシャイン水族館03-3989-3466URL:
2017年02月15日約25種の毒を持つ生き物を展示し話題を呼んだ特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」が「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」となって、池袋サンシャイン水族館で3月16日(木)~6月25日(日)の期間に開催されることが分かった。2014年夏に開催し、94日間で約20万人の来場を数えた「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展」では、「刺す」「咬む」「中毒」など様々な“毒を持つ生き物”を展示していたが、今回は展示生物を全て一新!「魔女の毒薬調合室~防御するための毒をもつ生物~」、「マッドサイエンティストの研究室~毒を利活用する生物~」、「レッドゾーン~死亡例のある生物~」の3つのコンセプトをベースに紹介する。「魔女の毒薬調合室」ではヤスデやムカデなどをはじめ、カエルや淡水エイなど外見も毒々しい生き物たちを展示。「マッドサイエンティスト」では、毒ヒレや毒牙をもつ魚類や強毒のクラゲ、陸ガメの中で唯一毒をもつハコガメ、刺激臭を放つスカンクなど、様々な生き物たちを展示するほか、3,000種類の香りを操る調香師・匹田愛氏が実際にスカンクの臭腺を嗅いで調香した「スカンクの分泌液の臭い」を体感できる仕掛けが予定されているとか。そして人を死に至らしめることもある危険な毒生物を展示する「レッドゾーン」には、食中毒の原因となるフグの仲間や触れるだけでも危険なイソギンチャク、毒針を持つエイなど、最恐レベルの毒生物たちが勢揃いする。展示される生き物たちの中には、タンパク毒を持ち体長40cmを超える個体も存在するムカデの最大種「ペルビアンジャイアントオオムカデ」や、観賞魚としての人気も高いがタンパク毒をもつ淡水エイの「ポルカドットスティングレイ」、陸ガメで唯一毒を持つ「ミツユビハコガメ」、刺激臭を噴霧して敵を追い払う「シマスカンク」などを展示予定だ。また、サンシャイン水族館本館内のカナロア カフェやショップ アクアポケットでは、見た目が毒々しいメニューや関連商品を販売することも決定。この春は、五感で“毒”を感じてみては?サンシャイン水族館特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」は、3月16日(木)~6月25日(日)10時~20時、サンシャインシティ ワールドインポートマ-トビル・屋上 特別展会場にて開催。入場料金は600円。(text:cinemacafe.net)
2017年02月09日~口から毒を入れれば病気になる〜 現代の子供が昔の子供に比べて虚弱体質になったと言われて久しいですが、これは食生活の変化が大きく影響しています。人間の細胞の基は食生活にあります。子供の頃から、お水やお茶ではなく、炭酸飲料や人工飲料などを飲み、ジャンクフードやインスタント食品などの不健康極まりない食品や栄養の偏った美味しいものばかりを食していたら丈夫な身体になる筈がありません。大袈裟でも何でもなく、口から毒を入れているのですから、病気や虚弱体質になって当然。子供にはしっかりとした栄養バランスのあるものを食べさせて、ジャンクフードや人工飲料を過剰に与えない。大人も同じく、健康で若く美しく長生きしたいのなら、腹八分目である程度粗食に徹し、フルコースや喫煙を含め、食欲をコントロールできる強い意志が必要です。また、身体に良い物は“良薬口に苦し”と言って、決して美味しくはないけれど、日常的に食していれば健康で長生きができます。苦あれば楽あり、これも正負の法則なのです。
2016年06月30日「あ~もう無理!」仕事から帰ってきて、疲れがどっと溜まっていることが分かると、体内の毒を外へと出したくなりませんか?“デトックス”と呼ばれる方法は、いくつかありますが、その中でも「塩」は、効果が高いといわれていますよね。そこで今回は、お塩を使ったデトックス方法をご紹介してまいります。お腹がスッキリ!「塩水洗浄」お通じの状態があまりよくないと、それだけで身体が重くなって、メンタル的にもずどんと落ち込んでしまったりしますよね。まずはお腹の中に溜まっている便を外へと押し出すためにも、朝起きたら、塩水を飲んでいきましょう。朝起きたら、「塩水」を作ります。用意するものはミネラルウォーターを1000ml、天然塩を10ml、あとはしぼりたてのレモン汁があると飲みやすくなります。これらの材料を全て混ぜて飲むだけ!ポイントは、20分間で1000mlの水を飲み切ること。少し苦しいと感じる人もいるかもしれませんが、くれぐれも体調優先で無理のない範囲で行いましょう。塩水洗浄の効果としては、やはり便秘改善に効果的という点です。塩水を飲み切った後、何回か便意を催すことに。平日ではなく、お休みの日の朝だけに取り組むというのもありかも!1日の疲れもなかったことに!「塩風呂」そして、塩が大活躍する場面といえばバスタイム。「荒塩を入れて、お風呂に入っています」と言っている人が多いですよね。入浴剤ではなく、あえて塩をお風呂に入れることで発汗作用がよくなり、体内の毒素も外へ排出することができます。汗をかくことになるので、代謝も上がって、お肌の調子も整ってくるでしょう。また、お肌の奥深くで詰まっている皮脂や汚れも外に出せるんです。ちなみにスピリチュアル的にも、塩をお風呂に入れて入ることで、身体を清められるともいいますよね。いつもより身体が疲れているときは、塩風呂に入って、しっかりデトックスを行いましょう。ツイていない日は家に入る前に塩をパラパラっと!仕事でもミスをしたし、彼とは喧嘩をするし、家族にもいろいろと言われるし…。「なんだか今日はツイていない!」と思う日は、自宅へ入る前に玄関先で軽くお塩をパラパラっとまき、嫌なものは外で落としてから、お家の中へと入りましょう。塩は、ただ食べるためだけに使うものではありません。自分の体調に合わせた塩のデトックス方法を覚えて、毎日快適に過ごしていきましょうね♪
2016年06月24日