制約がありつつも日常生活は徐々に戻ってきているけれど、まだまだどうなるのかわからないのがライブエンターテインメントの分野。しかし、そんな逆境のなかでもへこたれないのが演劇魂。観劇文化を消すものかと多くの演劇人たちが新たな上演スタイルを模索し始めている。こんな時代だからこそ生まれた新しい演劇に注目。賀来賢人さん、岡田将生さんらが劇団を結成し、ビデオ通話を使った作品をYouTubeで配信したり(現在は配信終了)、ムロツヨシさんが呼びかけてヨーロッパ企画の上田誠さんらと作品を生配信したり。近藤芳正さんら俳優陣が三谷幸喜さん作のセリフ劇の傑作『12人の優しい日本人』をリモート朗読劇で披露する企画も。当初は、会うことがかなわなくなった人と人とのコミュニケーションを描いた作品が主流だったけれど、ビデオ会議システムの分割された画面を使いこなし、映像的な作品に進化中。さまざまなアイデアが投入され多様化してきているうえ、なかにはリモートでの稽古の様子が公開されている作品もあり興味深い。ここから新たな演劇の1ジャンルとして、さらに発展しそうな予感。演劇の臨場感と映像の面白さが融合。演劇にデジタルの要素も加え、世界から注目される山本卓卓さん。「場の共有こそが演劇の根源的なアイデンティティ」として、オンラインを活動の場のひとつにしていくことを表明。作品は、主人公・穴蔵の腐ったバナナが、マッチングサイトで女を装った男と知り合うところから始まる連作。複数の部屋をマルチアングルで見せる映像的な面白さと一発撮りによる演劇的な臨場感が味わえる。範宙遊泳むこう側の演劇 『バナナの花』#1作・演出/山本卓卓出演/埜本幸良、福原冠イラスト/たかくらかずき無料(ドネーションシステムあり)公開中#2は7月上旬公開予定ネットコミュニケーションの不確かさを描く。劇団・MONOを主宰、脚本・演出の土田英生さんが、Zoomを使った作品を発表中。第1弾の『ともだち』は、女友達2人のビデオ通話によるセリフ劇で、カメラに映らない部屋の向こう側を想像させる作品に。第2弾の『受難カウンセラー』も配信スタート。こちらはオンライン上でのカウンセリングが舞台。いずれも画面越し、ネット越しで繋がる不自由さや不確かさを、皮肉を交え描いている。短編ドラマ『ともだち』脚本/土田英生出演/高橋明日香、立川茜無料公開中コロナ禍を受けて生まれたフルリモート劇団。野外での没入型イベントの制作をおこなっていた広屋佑規さん、映画プロデューサーの林健太郎さん、劇作家で演出家の小御門優一郎さんにより立ち上げられたフルリモート劇団。長編1作目の『門外不出モラトリアム』は、大学生活4年間をフルリモートで過ごした学生たちを。夏に上演予定の2作目ではオンライン上のコミュニケーションが進化した世界が描かれる。劇団ノーミーツ第2回長編公演『むこうのくに』を7月23~26日に上演予定主宰/広屋佑規、林健太郎、小御門優一郎カメラワークを駆使し詩的な映像で魅せる。毎年静岡でGWに開催されていた演劇祭の代わりに、オンラインで開催された「くものうえせかい演劇祭」で発表された作品。分断された人と人との繋がりをテーマに3話を制作。家にひとりこもる日々の孤独と、それでも誰かと繋がれているかもしれない希望を詩的に描いた作品。映画の長回しのイメージで制作したそうでカメラワークや照明などに工夫があり、リモートの可能性を感じさせる。劇団SRAC~渡辺組~『ツナガル…』作・演出/渡辺敬彦出演/佐藤ゆず、三島景太無料公開中YouTubeチャンネル「World Theatre Festival on the Cloud」個性的なスパイたちによる笑えるミステリー。芸人としても活躍するA・ロックマン(シャカ大熊)さんが関西を拠点に活動する劇団Patchとタッグを組み、日本に潜伏しながら活動する、愛すべきザンネンなスパイたちの笑えるミステリーを制作。人気作家・高殿円さんが脚本を手掛けており、回を追うごとに謎が解き明かされていく展開に。メンバーが、小さな画面のなかクセの強いキャラクターを熱演。ライブ配信の緊張感も演劇的で楽しい。劇団PatchZoom生演劇『ロックダウンスパイ』脚本/高殿円演出/A・ロックマン出演/中山義紘、松井勇歩、竹下健人、三好大貴、星璃、吉本考志、尾形大吾、藤戸佑飛1話につき888円(税込み)5話は6月26~28日22:00~配信開始配信時代に合わせ、劇場もリニューアル。劇場は再開できても客席を100%埋めての上演はまだまだ先になりそう。そんななか、浅草九劇がいち早くオンライン配信に対応した設備とスタッフを常備することを発表。カメラ8台を備え、アップや引きなど切り替えられるので単調にならずに楽しめる。現在、配信のみの主催公演が上演中。『タンスのゆくえ』は、今日で同棲を解消する男女の物語。ふたり芝居『タンスのゆくえ』6月24~26日19:30~作・演出/田村孝裕出演/中村まこと&藤間爽子ver.山口森広&町田マリーver.2000円(税込み)※『anan』2020年7月1日号より。文・望月リサ(by anan編集部)
2020年06月30日・不器用だけど、本当に誠実な人なんだな、と感じました。・瞬時に判断して、自分の間違いを訂正できるのはすごい。・人にいじられる痛みを知っているからこそなのかな…。ネット上で、お笑いコンビ『アンジャッシュ』の児嶋一哉さんの人柄に、そんな絶賛のコメントが寄せられています。2020年6月10日、渡部建さんが不倫問題で活動自粛をしたことで、これまで以上に世間の注目を浴びるようになった児嶋さん。同月12日には、渡部さんの代打として出演したラジオ番組内で相方の不倫問題を謝罪し、その真摯な姿勢や発言は、視聴者の涙を誘いました。アンジャッシュ児嶋、渡部の不祥事を涙ながらに謝罪「相方から見ても気持ち悪い」そして今回、話題になっているのは、カジサックさんのYouTubeチャンネルに児嶋さんが出演した動画『【神回】アンジャッシュ児嶋さんがオモシロすぎた』での発言。動画自体は2019年に公開されたものですが、渡部さんの不倫問題を受け、当時の動画内での発言に再び注目が寄せられています。児嶋一哉、「児嶋だよ」のネタに訂正動画内で、児嶋さんの父親の話題になった時のこと。カジサックさんからは「お父さんも『児嶋さん』でよろしいですか?」とのボケが。児嶋さんの鉄板ネタの1つである、名前を間違えられて「児嶋だよ!」とつっこむやり取りを引き出すためにいったのでしょう。しかし、児嶋さんからは「当たり前だよ!」とのツッコミが。すると児嶋さんは、即座に自らそのツッコミを否定。ツッコミを訂正した理由は、視聴者の心を打つものでした。当たり前ってことはないけど、いろんな人がいるから。ややこしい!「当たり前だよ」っていうのは、ちょっとおかしい。カジサック KAJISACーより引用苗字が違うけれど親同然の人、血がつながっていないけれど戸籍上は家族の人、父親や母親がいない人…家族の在り方はさまざまです。それを児嶋さんは理解しているからこそ、自身のツッコミに対して「当たり前ってことはない」と否定したのでしょう。また、なぜ自らツッコミを否定したのかを理解し「今のは僕が悪かったですね」と謝るカジサックさんに対し、児嶋さんはすかさず「難しいね」とフォロー。児嶋さんの配慮や思慮深さに心を打たれる人が多くいたからこそ、その人柄を絶賛する声が多く寄せられていたのでした。渡部さんの活動自粛を受け、応援の声が多く寄せられている児嶋さん。今回の児嶋さんの人柄がよく伝わるエピソードを受け、その応援の声はより一層高まるかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2020年06月14日2020年5月現在も世界中で猛威をふるっている、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。感染した人の命を救うため、今も日本国内ではマスクや防護服が不足する中、自らも感染のリスクを負って医療従事者たちが懸命に闘っています。ヒカキンが『コロナウイルス医療支援募金』を立ち上げ同月21日、YouTuberのHIKAKIN(以下、ヒカキン)さんが動画を公開し、新たな取り組みについて発表。ヒカキンさんはYahoo!Japanの運営する『Yahoo!基金』の協力を得て、『コロナ医療支援募金』を立ち上げたといいます。今回の基金を立ち上げるにあたって、ヒカキンさんは1億円の寄付を行いました。募金は東京都などの自治体を通じて、医療現場へのマスクや消毒液、防護服などの配布や、NPOへの支援などに使われるそうです。九州北部豪雨や平成30年7月豪雨、2019年の台風19号など、これまでも日本で多くの人が被害を受けた時、多額の寄付を行い募金を呼びかけてきた、ヒカキンさん。今回、募金を設立した理由について「僕自身が募金するだけでなく、この輪を広げることができるのが僕の価値だと思っているので、今回は募金設立という形にした」とコメントしています。影響力の高い人が行動することで『支援の輪』が広がるでしょう。ヒカキンさんは若いファンが多いため、子供たちも「困っている時は助け合う」という考えを持つようになるかもしれません。募金サイトでヒカキンさんはこのようにメッセージを送っています。いま、世界中の人たちが新型コロナウイルスの危機に直面しています。そのなかで、僕にも何かできることはないかと、小池都知事との対談をはじめ、できる限りの発信を行ってきました。皆さまの頑張りによって、日本国内では少しずつ感染者数が減少してきました。以前の生活に戻りつつある人も多いでしょう。しかし、新型コロナウイルスが依然脅威であることには変わりありません。そして、この脅威のなかで僕たちの命を守ってくれている医療関係者の方々は、必要な医療器具が足りず、マスクを何日も繰り返し使いまわしたり、不十分な防護服で対応にあたったり――様々な不安のなかで、僕たちの命を、生活を、守り続けてくれています。そんな方々に対し、僕は僕のできることで、すこしでも僕たちの生活を守ってくれている人を守りたいと思い、この度「コロナ医療支援募金」を立ち上げました。そして、まずは具体的なアクションとして、自分が寄付をすることを決めました。僕ひとりにできることは、決して大きいことではありません。もし、この想いに共感していただける方がいたら、力を貸してくださるとうれしいです。僕たちを守ってくれる人を、僕たちでも支えましょう。Yahoo!ネット募金ーより引用動画内で「僕と一緒に募金してください」といいながら頭を下げたヒカキンさん。その真摯な姿を見て、きっと多くの人が心打たれたのではないでしょうか。21日14時現在、1万7千人以上から寄付が行われています。これらの優しさはたくさんの人を救うことでしょう。命を守る人を支えたい コロナ医療支援募金 - Yahoo!ネット募金[文・構成/grape編集部]
2020年05月21日編集部:学研キッズネット編集部合同会社Art&Artsは、「法学」を学ぶ予定のないすべての人に楽しくてわかりやすい法律の基本を学んでもらうことを目的とし、「こども六法(弘文堂)」著者による「法律って何だろう?」講座の配信を、2020年4月21日よりYouTube上で開始しました。親子で学べる、すべての日本人が知っておきたい法律の基本講座■外出自粛期間も、その後も楽しめる「学校では教えてくれない必要知識」を対象は小学校高学年から中学生、そしてその年代のお子様を持つ父親・母親が一緒に学べることを想定しており、「そもそも法律って何のためにあるんだろう?」という根本的な問いから、身近な問題や知っておいた方がいい法律の基礎知識などを扱います。動画内では「こども六法」の本文を殆ど参照しないため、こども六法をお持ちでない方もご覧いただけます。また、本講座の内容は法教育の基礎講座ですので、外出自粛期間はもちろん、学校が再開された後もお楽しみいただけるコンテンツとなっております。講師の山崎聡一郎は法律学の専門家ではなく、弁護士でもないため、動画のエンターテイメント性と内容の正確性を担保するため、監修・動画編集に法律系VTuberのじゃこにゃー氏、監修に弁護士の飯田亮真氏にご協力いただきます。また、講師の著書である「こども六法」が「法教育を通じたいじめ問題解決」という著者の研究テーマの中で生まれた書籍であることを踏まえ、今後はいじめに関連するコンテンツも順次アップロードすることを予定しています。尚、本講座は「教育研究者」と「ミュージカル俳優」という2つの顔を持つ著者のYouTubeチャンネル上で展開されるため、チャンネル上では法教育の講座と音楽の演奏動画が共存する形となるのが特徴です。講義動画は毎週火曜日公開予定2020年4月21日にはガイダンス動画を公開し、4月28日には講座の第一回となる「法律って何のためにあるの?1」動画を公開しました。本講座の到達点としては、まずは「日本で生活するすべての人が最低限理解しておきたいこと」を理解してもらうこと、そして法律に興味を持っていただき、「もうちょっと詳しく調べてみようかな」と自発的に法律を学ぶようになって頂くことを最終的な目標としています。今後は毎週火曜日を基本として講義動画の公開を行っていきます。■山崎 聡一郎プロフィール教育研究者、写真家、俳優。合同会社Art&Arts代表。慶應義塾大学SFC研究所所員。慶應義塾大学総合政策学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。修士(社会学)。2013年より「法教育といじめ問題解決」をテーマに研究活動と情報発信を行う。劇団四季「ノートルダムの鐘」に出演するなど、ミュージカル俳優としての顔も持つ。【法律系VTuberのじゃこにゃー氏チャンネルURL】【アレグロ法律事務所HP】■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月30日2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症の影響で多くの学校が休校となっています。早稲田大学教育学部出身のお笑いタレント、小島よしおさんは、自身のYouTubeチャンネルで授業を開始。小島さんは「だけどもだっけど、教員免許は持ってねぇ!でもそんなの関係ねぇ!」と持ちネタを披露しつつも、塾の監修のもと分かりやすい説明がネット上で話題となりました。子供からも現役教師からも反響小学5年生は、授業についていけず勉強が嫌いになったり、中学受験で塾に通ったりする子供が多いという理由から、『5年生の壁』と呼ばれることがあります。そのため小島さんは、小学5年生の算数をメインに授業動画を投稿しました。小学6年生の、『線対称・点対象』を教える授業では、身体を張って線対称を教える場面もありました。同月8日からひっそりと始められていた小島さんの授業動画は、Twitterで拡散され多くの人から注目を集めるようになりました。授業動画のコメントには、子供たちにはもちろん現役の教員からも称賛の声が寄せられています。・分かりやすい上に面白い!大人でも楽しめる内容です。・珍しく子供が教科書を開き出しました。ありがとうございます。・多くの子供に見てもらいたい。こういう先生がいたら素敵!・どうやったら子供が興味を持って授業に取り組むか勉強になる。小島さんの授業動画は、休校中の子供たちの勉強の支えになることでしょう。少しでも勉強が楽しいと感じる子供が増えてくれるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月14日押切もえのYouTubeチャンネル「Moe Oshikiri.」モデルの押切もえは、2020年1月22日、YouTubeチャンネル「Moe Oshikiri.」を開設したことを発表。インスタグラムで質問が多かった料理のことや、健康・美容面で意識していること、子育てのことなどを動画で紹介していく。押切は、「料理も素人で、動画撮影は本当に初心者ですが、いつも応援してくださるみなさんに身近に感じていただきながら観てもらえたら嬉しいです」とし、やっていほしい企画や質問を募集している。インスタグラムのフォロワーからは「チャンネル登録しました」「楽しみにしてます」「おめでとー!観るの楽しみ」などの声が寄せられている。多彩な才能をもつ押切もえ押切もえは1979年12月29日生まれ。千葉県出身。「CanCam」と「AneCan」の専属モデルを務めた経験をもつ。現在は株式会社パールに所属し、モデルとして活動。デザインや執筆活動、絵画など芸術分野でも活躍している。インスタグラムのフォロワー数は10万人以上。ワインエキスパート、アスリートフードマイスターの資格を保有し、趣味には料理、読書、体を動かすことを挙げている。(画像は押切もえオフィシャルブログ「moe mode」より)【参考】※押切もえオフィシャルブログ「moe mode」※押切もえオフィシャルインスタグラム※株式会社パール
2020年01月29日チャンネルの総登録者数、約303万人。ゲーム実況系YouTuberの赤髪のともさんの謎に満ちた素顔を、ちょっとだけ覗かせてもらいました。――早速ですが、赤髪のともさんがゲーム実況を始めたきっかけから教えていただけますか?ぼくよりも先にゲーム実況をしている人がいて、その動画がとても面白かったんです。それで真似しようと思ったんですが、そもそも自分の高い声がコンプレックスで。だから、最初は録音した声を聞き直すのが本当につらかったんです。でも、その動画を見た視聴者さんから「声が良い」と褒めてもらうことが多くて、コンプレックスも消えていきました。そこから動画投稿にもどんどんハマっていって、HIKAKINさんとコラボしたことによって、爆発的に視聴回数が増えたんです。結果的に3年で登録者数100万人を達成することができました。数字だけを見るとあまり実感が湧かないんですけど、視聴者さんからコメントをいただくと、「こんなにたくさんの方が見てくださってるんだ」とうれしくなりますね。――プラスのことが重なっていったんですね。ゲーム自体は、幼い頃から好きだったんですか?ゲーム好きの姉がふたりいて、いつも横に座って彼女たちがゲームをプレイするのを眺めていたんです。姉の権力が大きかったので、ぼくにはプレイさせてくれなかったんですけどね(笑)。本格的に遊び始めたのは、小学校に上がる頃。ぼく専用のスーパーファミコンを買ってもらって、マリオやロックマンでひたすら遊んでいました。――投稿されている動画を見ていると、仲間とワイワイ遊んで盛り上がっている様子が印象的です。いまの話の続きにもなるんですが、仲良しのイトコがいて、小学生の頃に一緒にロックマンで遊んでたんです。ミスをしたら交代で、ステージをクリアしていく。そのとき感じた「誰かと一緒にプレイする」という楽しさが忘れられなくて。メインチャンネルでは、8人のゲーム仲間と遊んでいる様子をアップしているんですけど、もしかしたら幼少期の思い出が根っこにあるのかもしれないですね。――いまでは売れっ子YouTuberとしての立ち位置を確立されていますが、当初から動画で食べていこうと考えていましたか?いやいや!ぼくが動画投稿を始めた頃は、まだ収益化の仕組みすらなかったんです。だから、完全に趣味のつもりでした。もちろん、他にお仕事もしていましたよ。実は、板前をしていたんです。食に携わる仕事に就くのが夢だったので。でも、YouTuberという言葉が生まれて、それで収益が得られるようになってからは、動画投稿一本に絞りました。――趣味としてスタートした動画投稿が予想外に「仕事」になったことで、心境としてなにか変化はあるのでしょうか?うーん…。動画投稿でごはんを食べていますけど、あまり“仕事”という感覚がないんです。楽しんでやっていることの延長という感じなので、全くつらくもなくて。もちろん、大変なこともありますけど、ずっとこんな毎日が続けばいいなぁって思います。――いま若者を中心にYouTubeが熱狂を集めていますが、その理由をどう分析しますか?みんながYouTubeにハマるのって、“手軽”だからだと思うんです。誰もがスマホを持っている時代で、いつでもどこでも動画が見られるようになった。それがなによりも魅力ですよね。しかも、YouTuberって、良い意味で“素人っぽい”んです。そこに親近感を持たれているんじゃないかな、と。一昨年、昨年とリアルイベントも開催したんですけど、2000人もの人たちが集まってくださって、凄まじい熱狂を感じました。同時に、こんなに大勢の方がぼくの動画を楽しんでくださっているのなら、もっともっと頑張らなきゃって思いましたね。――ここ最近は芸能人でYouTubeを始める人も珍しくなくなりました。新規のYouTubeユーザーが増え、今後もますます盛り上がりそうですよね。おっしゃる通り、続々と芸能人の方がYouTubeに参入してきているように、今後はテレビ側の人たちが押し寄せてくると思うんです。だからこそ、それに負けないように、テレビの映像は常に参考にしています。テロップの出し方、効果音やBGMの付け方など、やはり歴史の古いメディアにはかないませんから。でも、素人っぽさは忘れずにいたいですね。――人気にともなって、これからも競争は激しくなっていくと思いますが、将来的な目標があれば教えてください。もっと大勢の方に楽しんでいただける動画を作っていくのはもちろんなんですが、個人的なことを言うと、いまの仲間たちとの関係がいつまでも続けばいいなって願っているんです。小学生の頃、イトコとずっとゲームをしていたみたいに、彼らとの時間がこの先も続いていけば理想ですね。赤髪のとものゲーム実況チャンネル!!“赤髪のとも”が誕生したメインチャンネル。仲間と賑やかにゲームをプレイする様子が微笑ましく、登録者数200万人も!?赤髪のともの実写チャンネル!!キャンプや釣り、サバゲーなど、アウトドアな趣味を満喫する姿が見られる。元板前という経歴を活かし、料理の腕を披露する動画も。赤髪のとものサブチャンネルメインチャンネルにアップされなかったオフショットなどが楽しめるチャンネル。素の姿を見せたいと、ライブ配信も定期的に行う。あかがみのともゲーム実況系YouTuber。2009年よりゲーム実況を開始し、その後、実写、サブチャンネルを開設。今年で10周年を迎え、3チャンネルの総登録者数は約303万人と、トップレベルの人気を誇る。趣味の釣りなど、アウトドアが好きという意外な一面も。常にマスクを着用し、その素顔は謎に包まれている。ジャケット¥15,800パンツ¥11,800(共にスーパーサンクス/バンプロ TEL:03・6455・4131)シャツ¥33,000(ヨウジヤマモト/ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03・5463・1500)靴¥32,000(アシックスウォーキング/アシックスジャパン株式会社お客様相談室 TEL:0120・068・806)靴下はスタイリスト私物※『anan』2019年12月18日号より。写真・来家祐介(aosora)スタイリスト・後藤仁子ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)インタビュー、文・五十嵐 大(by anan編集部)
2019年12月17日情報収集やコミュニケーションをいつでもどこでも行える時代。追い風に乗るYouTubeはいま、さらに魅力的なメディアとして人々を掴んで離さない!一体なにがみんなをそこまで駆り立てているのか。YouTubeのトレンドを、徹底分析しました。様々なニーズに応える各ジャンルの動画が増加。いまや若者のカルチャーのひとつとして根付いたYouTube。どうして彼らは、こうも熱狂しているのか。その理由は、若者特有の“時間意識”にあるという。「いまは情報過多な時代です。ネットの普及により情報量が爆発的に増え、それを取捨選択しなければいけなくなりました。現代に生きる若者たちは、想像以上に忙しい。だからこそかける時間と得られるメリットとを天秤にかけ、判断するようになりました。そんななか、任意のタイミングで好きなコンテンツに触れられるYouTubeは、彼らのライフスタイルにマッチしたといえるでしょう。それがここ数年の爆発的な広がりの一因です」(電通若者研究部プランナー・古橋正康さん)しかもYouTubeにはレコメンド機能もある。好きな動画を見ていれば、次から次へと好みの類似コンテンツが表示され、自ら探しにいく手間すら省けるのだ。「費用対効果を“コストパフォーマンス”と表現するように、我々の間では時間対効果を“タイムパフォーマンス(略して、タイパ)”と表現しています。若者の間では、この意識が強く、YouTubeはまさにタイパのいいメディアというわけです」(古橋さん)また、一昔前に比べ、投稿される動画にバリエーションが出てきたことも熱狂の理由だという。「HIKAKINさんやはじめしゃちょーさんが出始めの頃は、いわゆるお笑い系が全盛期。2017年頃からはメイクなどのハウツー系をはじめ、ジャンルの広がりが加速しました。そこで熱狂ぶりがよりセグメント化されたんだと思います。さらに双方向のメディアとして、YouTuberとファンがより一体化してきたのも一因です。昔は話題重視の振り切ったネタが多かったけれど、いまはファンのニーズに合ったコンテンツも提供する方向にシフト。それにより、根強い支持を獲得する人たちが目立つようになりました」(インプリメント株式会社取締役社長・木村博史さん)そして、若者たちの“検索の仕方”の変容も関係している。「いまは“動画検索”の時代です。なにかを知りたいときはまず動画を探す。その方がわかりやすいですから。そういった動きも、YouTubeが支持される理由なのでしょう」(木村さん)プラスαの価値を提供するチャンネルが人気上昇中!YouTubeに投稿される動画には、より専門性やオリジナリティが求められるようになった。なかでも人気を集めているのは、楽しみながらなにか知識を得られるような、“一石二鳥”のコンテンツ。これもまた、タイパ意識が高まった結果なのだろう。「いまの若者は、情報に確かな価値があるかどうかという“情報確実性”を重視する傾向が強い。だから、娯楽として楽しみながら、ちょっとした情報も得られるハウツー系のような動画が支持されているんです」(木村さん)知的エンタメ日々時間に追われる生活のなかで、タイパの高さから厚い支持を集めているのがこのジャンル。バラエティ番組を見るような感覚で楽しみながらも、様々な知識や雑学を仕入れることができる。はなお微分積分をカジュアルに!理系ってこんなに面白い。「文系でも楽しめる理系動画」がメインのチャンネル。微分積分や円周率の計算とバラエティを融合させ、笑いながら知識を身につけられる。チャンネル登録者数は約148万人。QuizKnock(くいずのっく)テレビでも活躍する東大生。頭脳を駆使して難問に挑む。チャンネル登録者数は100万人を突破。人気テレビ番組『東大王』(TBS系)に出演する伊沢拓司さんが中心となり、様々なクイズや入試問題に挑戦する動画を公開している。NEOバラエティ“素人っぽさ”がウケるYouTubeで、テレビ番組と肩を並べるくらいハイクオリティな動画も出現。CGなどの特殊効果を駆使したり、テレビ級の企画力を発揮したりと、技術力の高いものが続々。だいにぐるーぷずば抜けた企画規模。一度見たらやみつきに。チャンネル登録者数は約51万人。中学校からの友人6人組で結成され、心霊スポットや無人島を舞台にするなど、手の込んだ企画を番組化。企業協賛も入るほど本格的で、注目度も高い。れーと先生ゲームの世界を完全再現。VFX技術で日常が壮大に。日常生活を映し出した動画にCGを合成した、ダイナミックかつクスッと笑えるチャンネル。短い制作期間で、技術を活かした動画を投稿している。チャンネル登録者数は約125万人。YouTubeが生み出すのは“より身近なスター”。ファンにとって、YouTuberの魅力のひとつは“距離の近さ”だ。ゆえに視聴者はより親近感を抱きやすく、それが彼らの人気を支えているのだという。「ときに失敗した姿も見せてしまうYouTuberは、その身近さで若者たちの心を掴んでいます。でも、映像が持つ近寄りがたいスターのようなオーラも兼ね備えている。いわば、彼らは“身近なスター”。新しい時代に誕生したカリスマですよね」(木村さん)また、ここ最近はテレビの第一線で活躍するような芸能人も続々とYouTubeに参戦してきている。持ち前のタレント力を活かしてあっという間に登録者数を増やし、生配信やイベントなども開催。それもまた、普段テレビでは見せないようなフランクな姿を垣間見られるとして、人気を博しているスタイルだ。「元々フォロワー数を持つ芸能人が入ってきて、一気に視聴者との距離を近づければ、人気が出るのは当然のことでしょうね。彼らはたった一度の配信で100万を超える再生回数を記録したりもします。その事実に戦々恐々とするYouTuberも少なくないとは思いますが、結果的にYouTube全体が盛り上がることにもつながっていくと思いますよ。今後も、芸能人がどんどんYouTubeを始める可能性は高いのではないでしょうか」(古橋さん)ジャンルが細分化され、専門性が高まり、芸能人も参加するようになったYouTube。より多くの人が楽しめるメディアとして、今後さらにどんな進化をしていくのか、要注目!古橋正康さん電通若者研究部(電通ワカモン)プランナー。若者の新しい感性や価値観の潮流をいち早く捉え、企画・プランニングを行っている。木村博史さんインプリメント株式会社取締役社長/COO。動画プロモーションのサポートなどを行い、YouTubeに関する著書も出版している。※『anan』2019年12月18日号より。イラスト・黒猫まな子取材、文・五十嵐 大(by anan編集部)
2019年12月13日こんにちは、まりげです。わたしたち夫婦は3年前から【 岡山八朗兵衛商店(通称:オカハチ)】という名前で活動しています。一年目は古民家リノベーションと牡蠣のネット通販を開始。二年目は海産加工品の販売と書籍の発売。そして三年目となる今年のチャレンジは…内容としては、先日購入した中古物件のセルフリノベーションの様子や家具や雑貨のDIYです。夫が「 YouTubeをやろう。」と決断したことはわたしのとって意外なことでした。どこまでもロジカル!しかし【 やらない理由 】を考え出したらキリがない中で【 やるべきことだからやる。 】を選択した人間のことは全力で応援したい!結局わたしが誰かに言ってもらいたかった言葉を、吐き出していただけかもしれません。オカハチリノベーションの YouTubeチャンネルはこちら からよかったら見てみてくださいね!
2019年12月13日YouTubeやTikTokで活躍する“発信系男子”は、今の時代が生んだ人気者として注目の存在。そんないまどき男子である彼らの人気の理由やその未来について、SHOWROOM代表の前田裕二さんに解説してもらいました。発信系男子とは…YouTubeやSHOWROOMなどのネットサービスを中心に、作成した動画の投稿やライブ配信を行うクリエイター。歌やゲーム実況、日常を切り取ったVlogなど、その内容は多岐にわたる。トップクリエイターの影響力はすさまじく、企画・撮影・編集など、ほぼ全ての工程を自身で行うため、マルチな能力の持ち主が多い。発信系男子誕生の契機はスマホの登場にあり。発信系男子の人気の背景には、ハードとソフトの2つの側面があります。ハード面はスマホの登場。スマホが定着する中で、多くの人が外出時だけでなく家の中でも使用し、多くの時間をスマホに割くように。そのため、小さい画面でも見やすいコンテンツの人気が上昇。画面に登場するのが1~2人で、スマホで見ても個が立つ作りになっている動画が支持されるようになっていきました。スマホ画面に合う個が立つスタイルの動画の人気が加速。次にソフト面。すなわち、コンテンツの内容です。ネット動画で人気を博すには親しみやすさや極端さが大事だといわれており、なかでもカギを握るのが“身近さ”。身近さとは偶像性の度合い。見る人にとっての“手に届きそうな度合い”です。マスメディアの人気者が100%偶像であるのに対し、発信系男子の偶像度は少し低くなります。実際には会えないけれど、動画で素がのぞけたり、コメントに“いいね”をくれたりと友達のようなリアリティを感じるのです。実はこの“偶像性”に対するファンの意識は男女によって異なり、男性の方がより“身近さ”を求める傾向があります。アイドルの握手会などがそれにあたり、男性のファン心理には“近くで触れ合いたい”という願望がある。一方、女性はどちらかといえば偶像派で好きな人には遠くで輝いていてほしいと願う特徴があると感じます。あまりに遠いと寂しいけれど、身近になりすぎると憧れの対象になり得ない。発信系男子の“程よい身近さ”は女性ファンにとって絶妙な距離感といえます。発信するプラットフォームによっても身近さは変わり、SHOWROOMなどでライブ配信をする場合はリアルタイムでファンが交流できるため、さらに身近度が上がります。一方、YouTubeはいつでもアクセスできるけれど、リアルタイムではなくファンとの交流も少ない分、身近でありながらも偶像度はやや高めに。更新頻度も重要で、テレビは多くても週1ペースですが、YouTuberは毎日動画をあげる人が多く、接触密度が濃厚になる。この身近さと密度の濃さが見る側の熱量につながって、ファンという限られた範囲の中で熱狂的支持につながります。“ファンの数×熱量=影響力”であることから次第に大きな影響力を生み出すようになり、今までになかった新しい人気者の形を構築していったのです。テレビにはできない濃厚なコンテンツで熱狂的な支持を獲得。発信系男子の中でもトップといえる存在には、様々な共通点があります。それが、熱意やモチベーションの高さであり、ストーリーの共有。視聴者は猛烈な更新頻度や動画内の空気感から熱量を感じ、その背景にあるストーリーや成長していく姿に惹かれます。複数人で発信している場合は関係性もストーリーの重要な要素であり、特に女性はその部分に心を動かされやすい傾向があります。互いに支え合う男同士の友情や共に目標へと進んでいく過程で生まれる絆に女性ファンは尊さを感じ、熱量を上げていきます。人気YouTuberであるスカイピースの二人も、まさにそれらを備えたクリエイターだと感じます。毎日更新を続けている誠実さに加えて、一緒に暮らしているという仲の良さ。動画の内容だけでなく、彼らの特性そのものが発信者としての魅力に繋がっていると思います。動画の裏側にある物語や関係性が人の心を動かす。さらに、セルフプロデュースや戦略性も発信系男子にとって重要な要素に。例えば、あるユーチューバーは再生回数で視聴者が好む髪型や衣装を研究し、キャラを設定しているそう。また、人気クリエイターの多くは市場の動向をチェックしながら動画を制作しているといいます。YouTubeのような群雄割拠の世界でトップを狙うのであれば、全体把握と個別戦略の構築を高いレベルで遂行できる、卓越した戦略性が必要です。彼らがこういった綿密な戦略立てや検証を実践できるようになった理由には、発信コストがほぼゼロであるという背景があります。今の時代は基本的にスマホさえあれば動画の作成も発信もできてしまうので、様々な可能性を気軽に検証することができるのです。マーケティングから動画制作までを基本的に自身でやっているわけですから、トップクリエイターは本当に頭のいい人が多いと感じます。ただし、戦略やストーリーはビジュアル要素があってこそ。テレビの人気者のように圧倒的である必要はないけれど、やはり何らかの方向性で“見心地”が良い方が好まれ、影響力もそれに比例します。そういったビジュアル面を含む様々な制約を取り払うものとして誕生したのがバーチャルキャラクターです。キャラを乗せることで表現の自由度が広がることから、今では発信系男子に様々な可能性を与える技術として注目されるように。僕らが取り組んでいるバーチャルジャニーズというプロジェクトがありますが、これもキャラがあることで成立しているもの。本人ではなくキャラクターを通して発信することで、ジャニーズとして革新的な挑戦である“身近さ”を取り入れながらも、適切な距離感を保つことができるのです。コスト不要の手軽さから綿密な検証が可能。発信系男子は新しい形の人気者ですが、今後さらに影響力を強めるカギとなるのが“身近と偶像の行き来”。最近はHIKAKINさんのようにテレビ出演する人や、東京ドーム公演が決定したまふまふさんのように偶像側で活躍する人も増加。彼らのようにネットの枠を超えた活動をすることで、クリエイターとしての偶像性やステイタスは高まっていきます。とはいえ、そこにとどまってしまうと、今までのファンは“遠くに行ってしまった”と感じて離れてしまうことも。だからこそ、テレビなどの活動をしつつファンとの交流を続けることが必要です。双方を行き来することで“テレビに出ている人なのに、身近に感じる”というプレミア感が生まれてファンが熱量をさらに高めていくのです。また、今後は発信者だけでなくコンテンツの面でも“身近と偶像”というキーワードが重要に。現状ではネット=身近、テレビ=偶像に偏りすぎているため、それぞれが逆側の挑戦(今、身近にいるなら偶像、偶像なら身近)の比重をますます増やしていく時代がくるのではないでしょうか。まえだ・ゆうじ1987年6月23日生まれ、東京都出身。SHOWROOM代表として、同名のライブ配信サービスを主宰。著書に『メモの魔力』(幻冬舎)など。※『anan』2019年11月6日号より。写真・小笠原真紀取材、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2019年11月01日数年前に比べて、最近はYouTubeもより身近なものになりました。わが家もYouTubeが好きで観ています!好きなYouTuberは、すしらーめんりくさんやヒカキンさん、himawariチャンネルさん…他にも面白いYouTuberはたくさんです。私も一緒に観ているのですが、その理由にタッチするだけでいろいろな動画に飛べるので心配になることも。 一緒に観るようにしたけど、最初は食わず嫌いもあり、何がこんなに子どもたちの興味を湧かせるのか不思議でした。正直、何が面白いのかわかりませんでした。でも、だんだんと面白くなって新しい動画が楽しみになるように。(単純)何時間も何日もかけてひとつの動画を作り、観る人を楽しませたいというクリエイターさんが多くイメージが大きく変わりました。 今では子どもたちが寝たあとも楽しく観ています。笑●ライター/ニタヨメ
2019年10月07日新進気鋭の映像制作団体「INDIEZ」がYouTubeドラマ『主人公』を制作。制作費はクラウドファンディングで集めたことも話題を呼んでいる。主人公の原純太を演じたのは、これがドラマ初主演だという神尾楓珠さん。ドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』では、自殺したクラスメイトの澪奈が所属していた水泳部のマネージャーという重要な役どころを演じた。「ものづくりと深く関われる。初主演ドラマがこの作品でよかった」「クランクインの日、スタッフは監督、助監督、カメラマン、音声の4人しかいなくて、これまでのドラマ現場とは違いすぎてびっくりしました。監督の自宅アパートをロケの楽屋として使ったり、監督自らセットチェンジをしたりととにかく斬新で、僕ら出演者も協力し合って撮影しました。でも、そんなアットホームな現場がすごく心地よかったし、初主演がこの作品でよかったなって思いました。僕が提案したことに対しても『じゃ、それ一回やってみよっか』ってみんな乗ってくれて。自分もちゃんとものづくりに関われていると実感できました」就活中の大学生・純太は“エンパス”という共感能力を抱えた青年。「エンパスは、日本人の5人に1人が持っているといわれているんですが、純太は結構重度で、人の悩みをそのまま吸収し、自分のことのように悩んで苦しんでしまうタイプ。全6話の中には、若者たちのいろんな悩みが出てくるので、きっと視聴者の方にも共感していただける部分があるはず。純太の、苦しみを乗り越えて成長していく姿も見どころです。ちなみに、僕が持っている人と違う能力は、“カメラアイ”。高校時代、教科書のページをそのまま写真を撮るように暗記していたので、英語のテストは毎回満点でした。ただ台本を覚える時は、文脈や感情を汲み取らなければいけないので、その能力は使えないんですけどね(笑)」『主人公』将来のことや恋愛のこと…大学生たちが抱える様々な悩みに、“エンパス”を持つ原純太が向き合う物語。YouTube内「INDIEZ」チャンネルで、第1話配信中。第2話は9月9日18時配信予定。全6話(各話20分)。かみお・ふうじゅ1999年1月21日生まれ、東京都出身。出演映画『HiGH&LOW THE WORST』が10月4日に、『転がるビー玉』が年内公開予定。出演舞台『里見八犬伝』は10~12月に上演予定。※『anan』2019年9月11日号より。写真・小林真梨子インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2019年09月07日せいやさんが跳びはねてハイテンションでボケて、粗品さんがキラーワードで突っ込む。若さとセンスと笑いへのパッションがまぶしい漫才コンビ。平成生まれ初の『M-1グランプリ』チャンピオン。お笑い界期待値No.1の霜降り明星が『M-1』優勝後の変化や、今後の目標について語ってくれました。――’18年『M-1グランプリ』初の決勝進出にして、優勝となったんですね。せいや:嬉しかったです。去年1年は『M-1』のことだけ考えてふたりで死ぬほど努力したんで。寝る間を削って毎日ネタ考えて、作戦会議もいっぱいしたよなぁ。粗品:自分らの個性とか、『M-1』の性質とか、あらゆること考えて、どの段階でどのネタをするかもかなり話し合いました。――凄い。おふたりともとてもクレバーで、しかも努力家ですね。粗品:でないと、激戦の『M-1』は取れないと思います。――優勝して人生変わりました?粗品:変わりましたね。誇りを持って仕事できるようになりました。家族も喜んでくれたし。――そういえば、粗品さんは1000万円の賞金で親孝行するって宣言されてましたが。粗品:僕、高校時代に父ちゃんが亡くなってるんですけど。お墓買えてなくて、ずっと母ちゃんの部屋にお骨があったんですよ。だから、賞金でお墓を買いました。けど、お墓ってめっちゃ高くて、賞金だけでは足らんかったです(笑)。――優勝してモテるようになったとかは、ないですか?せいや:モテかぁ……。粗品:モテるようになったかどうかはわかりませんけど、女性ファンは増えましたね。ただ、20代のコンビにしては、女性ファンの比率は高くなくて、シブいですけど。せいや:うちはわーきゃー言わず、ネタをしっかり聞いてくれるファンが多いんで、ありがたいですね。――せっかくなので、読者に「相方のここがモテ要素だ」というアピールをしてもらえますか?せいや:粗品はスタイルがいいんで。もっとファッションとか気をつかったらモテると思うんですけどね。はっきり言って“イモい”。しかもオタク気質やから、アニメのTシャツを着たりする、“イモオタ”なんですよ(笑)。粗品:“イモオタ”って言うな!これは理由があんねん。『M-1』優勝してから急にオシャレになったりしたら、気持ち悪いやろ?だから、あえて昔から持ってる服ばっかり着てるんですよ。――対して、粗品さんから見たせいやさんのモテ要素は?粗品:せいやは母性本能をくすぐるところがあるじゃないですか。見た目、ほぼ2歳児ですから(笑)。せいや:2歳児よりは大きいわ。――では、相方より自分のほうがモテるぞと自信のあるところは?せいや:僕は粗品より女性に対して優しいという自信があります。粗品:えー、そうかぁ?せいや:僕は妹が2人いる長男なんで、女の子に優しくするのが当然 と思ってるんです。だから女の子に顔蹴られても、怒らない。粗品:それは怒れよ。っていうか、好きなプレイってだけやろ(笑)。せいや:僕は女性には思いっきり甘えてほしいタイプなんですよ。粗品:それをいうたら、真っ向からかぶるけど。僕は、父ちゃん亡くなってからひとりで、母ちゃんを支えてきたんで。女性ファーストでいったら、僕のほうが意識高いと思う。――どちらも女性に優しいということで。では、最後にこれからの目標を聞かせてください。粗品:テレビやいろんな場で活躍していきたいというのもあるんですけど、劇場でお客さんの前で漫才をすることは、ずっと大切にしていきたいと思っています。どんな時も、漫才は僕らの味方やから。せいや:僕も同じ気持ちです。僕らは出会ったきっかけも漫才、人生を変えてくれたのも漫才。根っこに漫才があって、その上でいろいろな活動があるわけですからね。――本当に漫才が好きなんですね。ひょっとして『M-1』にもう1回出たいと思ってますか?せいや:出られるなら出たいです。あの緊張感の中で漫才するのは好きなんで。でも、難しいのがわかってるから、出ませんけど。その分の熱量を「しもふりチューブ」で燃やしていきたいんです。まだ慣れないメディアですし、また下積みからやっていく覚悟です。粗品:そしてゆくゆくは、劇場でトリを務められて、大きな笑いもとれる“最高峰の漫才師”になりたいというのが、僕らの目標です。しもふりみょうじょう2013年結成。『霜降りバラエティ』(テレビ朝日系)が毎週木曜25:59~放送中。ボケ担当のせいやは1992年東大阪市生まれ。高校時代いじめられた時にお笑いでハネ返した経験があるタフなハートの持ち主。ツッコミ担当の粗品は’93年大阪市生まれ。ピン芸ネタを競う『R-1ぐらんぷり』2019年で優勝した、卓越したセンスとテクを持つ実力派。「しもふりチューブ」という公式YouTubeチャンネルを開設し、毎日18時にアップ中。目標としている「漫才100本」を披露していくほか、オリジナルゲームや、さまざまな企画にも挑戦している。最新情報は、Twitter(@shimofuri_tube)で発信。企画や質問、コメントはメール(shimofuri@omo.jp.net)にて随時受付中。※『anan』2019年9月4日号より。写真・小林真梨子インタビュー、文・伊藤愛子(by anan編集部)
2019年09月01日昨年の若手漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』に史上最年少で王者になり、一気に注目度が高まっている霜降り明星。長身でクールな粗品さんと、丸っこくてキュートなせいやさんのコンビネーションは抜群。新世代の旗手として、新しい笑いにチャレンジし続けています。――今年7月からYouTubeで公式チャンネル「しもふりチューブ」を開設されましたね。粗品:はい。いろんなメディアに興味がある若い世代に向けて、面白いことしたいと思ったので。せいや:「漫才100本アップ」という目標を掲げてるんです。――それって他のお仕事も忙しい中で大変じゃないですか?せいや:時間的には大変ですけど、自由に好きな笑いができることに、ワクワクしてます。漫才だけじゃなく、ものまねやギャグ、いろんな企画をやっていくつもりです。粗品:僕らこれまで滅茶苦茶たくさんネタ作ってきたんで、もったいないなぁと思ってね。今とは逆の、僕がボケて、せいやがツッコミやってる漫才とかもあります。――昔の漫才を今またやってみて、違う感覚はありましたか?粗品:いろいろ思い出して、オモロかったですね。このネタやってた頃、俺ら腐ってたなぁとか。せいや:認められへんでしんどかったなぁとかね。だから、僕ら的には気持ちのこもったひとつひとつの漫才になってると思いますね。――コンビ結成5年目で『M-1グランプリ』を制したおふたりは、すぐに売れっ子になったイメージがありますが、違うんですか?粗品:いやいや、コンビ組んで3~4年ぐらいまでは地獄でしたよ。自分らでは面白いことしてるつもりやのに、認めてもらえなくて。もちろん全然食べられへんし。せいや:ほんましんどかった。うちは、粗品がピン芸人としてひとりで2年ぐらいやった後に僕とコンビを組んだという、変な結成の仕方をしてるんで、他の人とはまた違う苦労があったんです。――そもそもコンビを組んだいきさつを教えていただけますか?粗品:高校時代に別々のコンビで「ハイスクール漫才」というコンテストに出場した時に、初めて会って、「オモロいヤツがおるなぁ」と、連絡先を交換したんが最初です。高校卒業後、僕はピン芸人としてやるようになって、その時からこいつと漫才がやりたいとずっと思ってたんです。せいや:「コンビ組もう」って最初言われた時は、僕は断ったんですよ。大学に進学してから、学生生活のほうが楽しくなって、お笑い活動をやめてたんで。それでもまた、誘ってくれたんですよ。――なぜそこまでして、せいやさんと組みたかったんですか?粗品:せいやが誰よりも面白かったからです。ふたりで漫才やってプロとして通用するのはこいつしかおらん、と思いました。せいや:今の言葉、太字で書いておいてください(笑)。粗品はとにかく熱いんですよ。また誘われた時も、「おまえとやったら3年で売れる」とか、ガーッと語られて。こんなに自分が必要とされてるなら、頑張ってみようかと二十歳の時に決意したんです。ところが、ふたりで活動を始める直前に粗品がピンで評価されてしまって…。――関西で年末に生放送されてる『オールザッツ漫才』の若手コンテストのコーナーで、2012年に粗品さんがピン芸人として、史上最年少で優勝したんですよね。せいや:そうなんです。僕は生でテレビ見ながら、これでコンビ組もうって約束はなくなった、粗品はこのままピンでやっていくやろうなぁと、胸を締め付けられるような思いでいたんです。粗品:でも僕はせいやと漫才がやりたかったんで。せいや:それをテレビで言うてくれたんですよ。それで、年明けてすぐにコンビ結成しました。――すでに評価された粗品さんと組むのはプレッシャーですよね。せいや:そうなんですよ。僕は素人の大学生でしたから、まわりは「なんであんなヤツと組むんや」とか、「粗品ひとりでやってたほうが良かった」とかいう意見がほとんどでした。僕も哀しいし、粗品も悔しかったと思います。――コンビを組んで漫才のネタはすぐにできたんですか?粗品:最初のを作る時も10本作るうちの1本だと思ってたので、どんどん作っていった感じです。せいや:僕ら自分でネタを書いてやってきた経験がありますからね。ファストフード店で何時間も粘りながら、ふたりでゲラゲラ笑いながらネタを考えて合わせていく。それは、最初から今までずっと変わってないですね。粗品:いろいろネタ作って、’14年に『THE MANZAI』で、準決勝までいったのが初めての成果なんですけど。そこから乗り切れなくて。せいや:粗品は「3年で売れる」って綿密に計画たててたのに、その時期になっても全然やったから、焦りは凄かったよね。粗品:’16年に『M-1』で準決勝までいって、次の年に『ABCお笑いグランプリ』取って、やっとノってきましたけど。それまでは本当に腐ってました。しもふりみょうじょう2013年結成。『霜降りバラエティ』(テレビ朝日系)が毎週木曜25:59~放送中。ボケ担当のせいやは1992年東大阪市生まれ。高校時代いじめられた時にお笑いでハネ返した経験があるタフなハートの持ち主。ツッコミ担当の粗品は’93年大阪市生まれ。ピン芸ネタを競う『R-1ぐらんぷり』2019年で優勝した、卓越したセンスとテクを持つ実力派。「しもふりチューブ」という公式YouTubeチャンネルを開設し、毎日18時にアップ中。目標としている「漫才100本」を披露していくほか、オリジナルゲームや、さまざまな企画にも挑戦している。最新情報は、Twitter(@shimofuri_tube)で発信。企画や質問、コメントはメール(shimofuri@omo.jp.net)にて随時受付中。※『anan』2019年9月4日号より。写真・小林真梨子インタビュー、文・伊藤愛子(by anan編集部)
2019年09月01日キーワードで知る!クリエイターの活躍を支えるYouTubeの取り組みとは?Google JapanのYouTubeパートナーマネージャー・ケンモさんが教えてくれます!YouTube Spaceクリエイターが無料で機材やセットを使える!支援や育成のためのコミュニティスペース。LA、パリ、ロンドンなど世界10か所にあるYouTube Space。東京は六本木ヒルズにある。「チャンネル登録者数1万人以上のクリエイターなら、予約すれば撮影機材やセットなどが無料で使えます。有名なクリエイターがワークショップを開いたり、クリエイター同士をつなぐコミュニケーションのハブとなる場所になっています」エントランスにはおなじみのアイコンが迫力満点にお出迎え。キッチンやリビング、コンビニのセットなどを定期的にスタンバイ。YouTube Music Foundry世界のアーティストから選ぶ育成プログラムに、日本からACE COLLECTIONが!期待の音楽アーティストを支援する取り組みで、日本からは唯一、ACE COLLECTIONが選出。「グローバルなファンの獲得方法やプロモーション、マーケティングのサポートを受けて、ファンと密な関係を築きながらコンテンツ開発を行います。MV制作以外にも、YouTubeの新機能を活用して新しいファンと出会う方法などを学びます」YouTube NextUp!!注目クリエイターを発掘し、撮影技術やコンテンツ戦略などをみっちりレクチャー!次世代クリエイターを発掘して支援する取り組みがNextUp(不定期開催)。「基準を満たした申込者の中から12組を選び、プロのCM監督などの講義やコンテンツ戦略、撮影技術などを5日間みっちり勉強していただきます。女性クリエイターにはポージングの指導などもあります」。ここから巣立って人気となったクリエイターも多数!Partner Managerパートナーマネージャーがクリエイターの家庭教師となって活動をサポート!「パートナーマネージャーは、わかりやすく言うとYouTubeクリエイターのための家庭教師。条件をクリアしたクリエイターが対象で、1年後に目指す場所にたどり着くために必要なスキルを、データ分析やワークショップなどでお手伝いします」。クライアントを招いて、企業との働き方や映像制作、コンプライアンスなどもレクチャー。ケンモさんGoogle JapanのYouTubeパートナーマネージャーとして、データ分析や情報提供を通して、クリエイターのサポート業務を行う。※『anan』2019年7月10日号より。写真・内山めぐみ(YouTube Space)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2019年07月09日その勢いが、ますます加速中!過熱するユーチューバーの最前線。人気ユーチューバーが多く所属するUUUMの代表取締役社長CEO・鎌田和樹さんに伺いました。日本YouTube界のパイオニア・HIKAKINが、世界的アーティストとビートボックスで共演を果たした時、当時すでにHIKAKINと知り合いだった鎌田さんは、YouTubeの可能性を感じたという。その後わずか1年の間に、TVCMや人気テレビ番組に出演するまでになったHIKAKINによって、“ユーチューバー”は一気に世の中に広まった。「昔は、情報発信はテレビや新聞、ラジオからがすべて。でも、ネットの普及によりその環境が無限に増え、とくにYouTubeで個人が自由に発信できるようになったことで、それまでスポットが当たらなかったものがクローズアップされるようになりました。例えば、アラスカでナイフを研ぐだけの動画なんて誰が見るの、って思うけど、100万回も再生されている。これも、YouTubeだからできること。自分の好きなコンテンツを自由に世界に発信すれば、世界の誰かが見てくれているんです」ユーチューバーという職業がブームになっている理由について、鎌田さんはこう分析する。「ユーチューバーはプロというよりアマチュア寄りの存在。一般の人との距離が近いし、生み出されるコンテンツも親しみやすい。“いいね”をし合ったり、コメント欄で直接やりとりができるため、親近感を抱きやすいんです。人間は一番接点のある人に憧れますから。例えば、最近は玩具やお菓子のプロモーションにユーチューバーが起用されることが増えていますが、子どもたちがテレビよりYouTubeを見る環境では、そうなるのも当然。時代とともに企業のスタンスも変わり、15~30秒のTVCMよりも実際に商品を使って10分の動画で紹介してもらうほうが消費者もわかりやすい、という意識になっています」チャンネル登録者数が数百万人を超える人気ユーチューバーは、今や小・中学生のヒーローだ。そんな人気ユーチューバーに共通するのは「動画制作が好きなこと」と鎌田さん。「毎日動画を作って投稿するのはすごく大変な作業で、好きだと思える人じゃないと続かない。人気になるほど広告収入などがどんどん入ってお金には困らなくなるはずなのに、それでも毎日動画をアップするって、仕事とは別の次元の感覚ですよね」動画先進国アメリカではユーチューバーはどんな扱いなのか。「アメリカではユーチューバーよりもYouTubeスターと呼ばれることが多いですが、例えばオバマさんが若者の意見を聞きたいとか、ティム・クックが次のデバイスどうしようって悩んでいる時に話を聞くのがYouTubeスター。日本でも次第にそうなっています。ちなみに、世界と比べると、日本は人口の割にコンテンツ天国。漫画、アニメ、和食、オタク…世界に誇れる文化が多いので、YouTubeを通して世界に何かを発信するのに恵まれた環境なんです。ユーザーにとっても、自分が欲しいコンテンツを見つけやすいはずだと思います」はじめしゃちょーの動画が海外で爆発的人気に。おそらく日本初!?再生回数が1億1000万回を超えた伝説の動画が、海外から取り寄せた巨大なグミを1人でひたすら食べるだけのもの。本人もびっくりのこの快挙、今YouTube がブームになっているというインドを含めて、世界各国で動画が再生されたことが理由。YouTubeにとどまらず活躍を広げるクリエイターも!世界的なアーティストとビートボックスによる共演を果たしたHIKAKINや、ミュージックアルバムをリリースした“思い出系ネットパフォーマンス集団”のフィッシャーズなど、YouTube以外のフィールドに出て多ジャンルで活躍する姿も見逃せない。かまだ・かずきHIKAKINやはじめしゃちょーなど、人気ユーチューバーが多く所属するUUUMの代表取締役社長CEO。※『anan』2019年7月10日号より。取材、文・若山あや(by anan編集部)
2019年07月07日約800万人とつながる日本トップクラスのユーチューバー・はじめしゃちょー。静岡を拠点にしながら、日本中、そして世界中の人々に発信を続ける感覚とは?実験動画はじめ、ゲーム実況や体をはった企画、コント仕立てのものまで、バラエティに富んだ斬新な動画をほぼ毎日投稿しているはじめしゃちょーさん。小中高生を中心に、幅広い世代に圧倒的な人気を誇るユーチューバーだ。最近、巨大なグミをひたすら食べるという動画が、海外で“バズり”、1億再生回数を超えたことが話題になったばかり。そんなはじめしゃちょーさんに、動画配信によって世界とつながっている感覚はあるのかをたずねると、「あります」と即答!「最近、日本語でも英語でもない、知らない言語のコメントが増えているんですよ。でも僕、もう7年間ぐらいユーチューバーをやっているので、感覚が狂っているのか、世界とつながっているのが当たり前だと思っているんですよね。むしろ常に見られていてプライベートの感覚がないぐらい(笑)」YouTubeに動画をあげ始めたのは、大学1年生の時。きっかけは、いくつかあるという。「大学でバスケットボールのサークルに入ったら、そこが遊んでばかりのサークルで。バスケしたいのになんでバーベキューとか肝試しをしてるんだろう、と疑問を持ちました。さらに、大学のある静岡で一人暮らしを始めて自由を手に入れたのに、本当に何もせず何も残さずにこのまま社会に出ていいのだろうかと考えたことや、3年間付き合った彼女と遠距離が原因で別れてしまい、その子を見返すために有名になってやる!という野望が生まれたことも、YouTubeを始めたきっかけ。それで、コーラにメントスを入れて飲んだり、1か月分のバイト代すべて使ってコンビニのパンを買い占めたりと、他の人がやらないようなインパクトある動画の投稿を始めました。当時は、まだ“ユーチューバー”という言葉もなかった頃ですね」「新しいことで有名になりたかった」というはじめしゃちょーさんにとって、YouTubeでは、何をやっても真新しかった。「最初は、どれもたったの13回再生(笑)。それでも応援してくれる人がいるのが嬉しかったですね。大学3年の頃、英語教師を目指していた僕は半年間大学を休学してイギリスに留学したんです。その間に日本でYouTubeが急激に流行りだして。だけど僕は勉強に忙しくてその波に乗れず、週に1回の動画投稿がギリギリで…。あの時は本当に歯がゆかったですね。ただその間にネタだけは死ぬほど考えてたから、留学を終えて帰国してからさらに半年間休学して、そこで溜めていたネタをすべて撮って投稿したんです。例えば、家の中でピッチングマシンを試してみたり、綿菓子を作るマシンを借りて筋斗雲を作ったり。そうしたら、チャンネル登録者数がどんどん増えていきました」動画の評判がよかったことで、目指す肩書を英語教師からユーチューバーに変えたが、最初はさすがに怖かったという。「どうやってお金を稼いでいいかわからなかったし、ぶっちゃけコンビニでバイトしていたほうが稼げたなって思いながら撮ってました。それでも毎日投稿していたら、気づけば敵なし状態で。そこから少し経ってお金がもらえるって知った時は、ニヤニヤしました(笑)。そもそも仕事中にゲームやっても怒られないなんて、ユーチューバーという職業はありがたいです!」動画を作る時に参考にしているものは?テロップはテレビがお手本。「ぶっちゃけ似ているネタも多くて、引っ張られちゃうのも嫌なんで、他の人の動画は見ずに、できるだけ自分の世界だけで作ろうと思っています。ちなみにテレビのテロップの出し方はすごい勉強になるので、いつも参考にしています」一日のスケジュールは?10時~22時まで働いてます!「9時半に起床して10時には活動開始。僕、ギリギリまで寝ちゃうタイプなんです。途中遊びながら(笑)、もろもろの作業が終わるのがだいたい22時ぐらいで。そこからはゲームしたり遊んでいるうちに朝になり寝る、という感じですね」はじめしゃちょーさん1993年2月14日生まれ。現在、798万人を超える日本トップクラスのチャンネル登録者数を持つユーチューバー。毎年の恒例企画“1年縛りプレイ”で、昨年の“肉禁止”に続き、今年はスーツ着用で活動中。※『anan』2019年7月10日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・KAZUOMI(メーキャップルーム)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2019年07月06日’14年、第14回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞し、芸能界入りを果たした高橋ひかるさん。女優としてもモデルとしても活躍する万能の美女。「当時は女優さんよりもモデルやアイドルに憧れていたんです。実際にお芝居をやらせていただくことになってからも、“楽しい”より“難しい”という思いが先にきてしまうような状態で。感情を頭では理解しているつもりでも、いざカメラが回ると心が全然動いていなくて、悩むことも多かったです」そんな高橋さんの転機となった作品が、Y!mobile公式YouTubeチャンネルで配信されたドラマ『パラレルスクールDAYS』。「現実とSNSの世界が交錯する複雑な物語だったので、感情の切り替えが難しかったのですが、藤井道人監督がすごく演者に寄り添ってくださる方で。感情が掴めなくて悩むこともなく、逆にここはどうしたらもっと良くなるか聞きたい、とすら思えるようになって。演じることの楽しさを知りました」ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』に出演した際は、放送開始直後から過去最大の反響があったそう。「インスタのフォロワー数が、第2話の放送後に3万人以上増えたんです!とくに同世代の女の子に私の存在を知ってもらえたことが本当に嬉しくて」女優業の傍ら、雑誌『Ray』の専属モデルにも大抜擢。「また一つ夢が叶いました」と嬉しそうに微笑む。「デビュー当時からマルチに活躍することが目標だったので、モデルのほか、ラジオやバラエティのお仕事も頑張っていきたいです。女優としての目標は、心で演じられるようになること。初めて出演させていただいた映画『人生の約束』の石橋冠監督に“心で演じる女優になってほしい”と言われたことがずっと頭の中に残っていて。今はまだその言葉の50%も理解できていないと思いますが、しっかりその人の人生を生きられる女優になりたいです」Q 特技は?昔から記憶力には自信があるんです!ドラマの台本も、何回か読んで寝たらすんなりと頭に入ります。Q 好きな作品は?恋愛モノが得意じゃないと藤井道人監督に相談した時、これが真実の愛と薦められた映画『エターナル・サンシャイン』。Q 休日の過ごし方は?家で好きな音楽を聴いて過ごすことが多いです。ジェニーハイさん、TWICEさん、King Gnuさんが最近のお気に入り。Q 今ハマっていることは?メリハリある体を目指して、動画をお手本に家で毎日1時間筋トレをしています。開始1か月半でお腹にうっすら縦線が!たかはし・ひかる2001年9月22日生まれ、滋賀県出身。TOKYO FM『高橋ひかるのGIRLS LOCK!』でパーソナリティを務める。ブラウス¥22,000(ソブ/フィルム TEL:03・5413・4141)スカート¥25,000(ベルTEL:03・6876・3015)トライアングルイヤリング¥8,500ロングピアス¥12,000(共にアチチュード/ルイールコーポレーション TEL:03・6427・5521)※『anan』2019年7月3日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・稲葉有理奈ヘア&メイク・森川 誠取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年06月27日『ヒプノシスマイク』の世界にもう一歩足を踏み入れたいあなたに、耳寄りな情報をまとめてお届け。ヒプマイ上級者にも、新たな発見があるかも?各所でさらなる展開中広がるヒプマイの世界メディアミックスの多様さも、『ヒプノシスマイク』の特色のひとつ。それぞれのメディア展開をチェックして、いろんなカタチで楽しんで!ニコニコ生放送で月2回配信中。毎回、声優キャストが出演するニコ生配信。視聴者から募集したリリックをラップに乗せてバトルする“リリックマッチ”や、トークを繰り広げる。番組前半までは、無料で視聴可能。ゲームのアプリが年内に配信予定。今年配信開始予定のスマートフォンアプリゲーム「ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-」。ゲームにのみ登場するキャラクターたちも。詳細はWEBで追って発表される予定。コミカライズ3誌同時連載中。漫画雑誌3誌で同時連載中、コミカライズ作品3タイトルの第1巻が、2019年5月30日より、それぞれ順次発売中。限定版には、なんと新規楽曲&ドラマトラック収録CDが付属!視覚的に楽曲を味わえる、リリックビデオは必見。YouTube公式チャンネル「Channelヒプノシスマイク」ではDivision All Starsによる楽曲のMVをはじめ、アルバムに収録各ディビジョン新曲のリリックビデオも無料で配信中。あの「美ー子ちゃん」に聞く!ヒップホップ用語頻出リストよく使われるヒップホップワードだけど、ちゃんとした意味はわからない…。そんな今さら誰にも聞けない用語を「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」が解説!【レペゼン】《represent》、略してレペゼン。「これぞ頻出単語よ。『レペゼン』は『代表』って意味で、地区や出身、所属…、いろんなパターンで使われるわ」【フロウ】「『歌い方、歌いまわし』って意味よ。ちなみに、リリックは『歌詞』で、ライムは『韻』。例えば同じ歌詞・同じ韻でもラッパー個人個人のフロウの違いによって曲が結構変わってくるわけ。ヒプマイの中だけでも早口のフロウ、ポエトリー調のフロウ、歌っぽいフロウ、喋りっぽいフロウ…、いろんなラッパーがいるわよね」【パンチライン】「リリックの中の印象的なフレーズ、破壊力のある言葉のことよ。日本で言うと『俺は東京生まれ ヒップホップ育ち』なんて、超有名なパンチラインよね。あまりに有名だと、リスペクトを込めて他のラッパーが曲に取り入れたりもするの」【ハーコー】《hardcore》ハードコア。「音楽用語で『激しい』って意味なんだけど、ヒップホップの世界では略して『ハーコー』って言いがちよ。ギャングスタなんかの不良ラップを『ハードコアヒップホップ』と呼んだり。ワルくてハードなスタイルのことね」【ワック】《wack》偽者、まがい物。「より『本物』であることがかっこいいとされるヒップホップの世界では、とにかくワックが一番馬鹿にされるの!ダサいラッパーなんかはすぐ『ワックMC』って烙印を押されてしまうわ」【韻が固い】「上手く韻を踏んでいるのを褒めるとき『韻が固い』って言いがちで、結構な褒め言葉よ。ちなみにリリックが上手いラッパーは『リリシスト』。フロウが上手いラッパーは『フロウ巧者』なんて呼ばれたりもするの」【ジャンパラン】《jump around》、「跳びはねろ!」。「日本語ラップのリリックに使われがちなワードよ。House Of Painというグループの『Jump Around』って超有名曲があって、この曲がかかるとフロアの客が跳びはねるの。ヒプマイでも『T.D.D LEGEND』『The Champion』で使われているわ」びーこちゃん日本語ラップを愛する少女で、漫画『日ポン語ラップの美ー子ちゃん』(宝島社)の主人公。作者は漫画家の服部昇大さん。次のライブを語り尽くす! ファン覆面座談会ヒプマイの醍醐味はライブにあり!?9月に行われる4thライブで楽しみにしているポイントをヒプマイファンのM子さん、Y美さん、S子さんの3人がワイワイ語ります。Y:私、ヒップホップはあんまり聴いたことがなくて。『フリースタイルダンジョン』が流行ってたときも、全然興味なかったんです。だけどヒプマイで、突然ヒップホップのよさに目覚めました…!S:私も同じ。ヒップホップに関しては、今もよくわかってないかも(笑)。でも、たまたま運良く3rdライブに行けて。ほぼ最後列からだけど、生でステージを観られて、あのカッコよさに感動!実はライブで見るまで、シンジュクを推そうか、ヨコハマを推そうか迷ってたんですけど、左馬刻サマの不在を埋める2人がいじらしくて。俄然ハマにハマりましたね。Y:あれはグッときましたね~!私はまだ映像でしか見たことないけど、ライブめちゃくちゃ熱いなって。左馬刻と銃兎のシガーキスの演出で、沼に落ちましたから…。M:私は、モニターにリリックが表示されていく演出がかっこよくて好き。ライブビューイングで見たけど、それでも鳥肌モノだった。言葉遊びってオタクの得意分野でもあるかなと。耳で聞くだけじゃ気づかないけど、目で見たらわかる言葉遊びが楽しくて!S:確かに!リリックが目で追えるのって楽しいよね。M:それに、声優さんのライブパフォーマンスがスキルアップしていく様子が感じられるのもたまらないんだよね。今回のアルバムを聴いて、ますますライブが楽しみになった!Y:9月の4thライブは、初めてキャストが全員揃うね。気になる人は、ぜひライブを観てほしい!S:ヒプマイはライブのグッズもいいよね。初めて行く人は、「リングライト」を手に入れてほしい。M:あれつけて両手を思いっきり上げたいよね(笑)自分自身も推しディビの色に染まれるし、ライトの海で一体感もあって楽しそう。Y:3rdの会場では、グッズのパーカとかキャップを装備してるお客さんたちがオシャレだったよ。S:あとはどのディビジョンのファンも仲よく、楽しく、めいっぱい盛り上がれたら最高だね!M子さん元CDショップの販売員。音楽全般に詳しく、アニメやゲームも幅広くチェックする。キュートなオタク女子。Y美さんショートヘアがぴったりの、二次元キャラクターに恋するOL。最近、三次元のアイドルにも目覚めたばかり。S子さんフリーランスPR。二~三次元と幅広く追いかける、カルチャー女子。K-POPやロックバンドのライブも常連。※『anan』2019年6月19日号より。取材、文・尹 秀姫©King Record Co., Ltd.All rights reserved.Illustrator:雪印(HM art Div.)(by anan編集部)
2019年06月17日2017年秋、音楽原作キャラクターラッププロジェクトとしてスタートした『ヒプノシスマイク』。二次元コンテンツが本格的なヒップホップに挑んだことで、大きな話題に。YouTubeでMV「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」が公開されるやいなや、瞬く間に口コミで大流行、一躍人気コンテンツへ成長。昨年には、オリコン週間アルバムランキング1位を獲得した人気ぶりだ。アンアンでは今までに、4つのディビジョンを特集、その魅力を考察してきた。先月、新たに発売された1stフルアルバム『Enter the Hypnosis Microphone』は、なんとオリコン週間アルバムランキングで2位にランクイン、さらに今年9月には大阪城ホールで4thライブ開催決定…と、今後もとどまるところを知らない彼らの快進撃。次なるステージに向かう12人の魅力の正体とは?今再びヒプマイの世界に迫ります!声優たちがガチのラップに挑む。“音楽原作”の最先端コンテンツ。一番の魅力は、声優たちが魅せるラップバトル。キャラクターに声を当てて命を吹き込むプロである声優たちが、キャラクターの個性を表現すべくラップする。その説得力は、他に類を見ないほど。また、キャストのラップスキルも本格的。“ラップバカ”を自称する木村昴さんをはじめとして、今やフリースタイルラップまでお手のものとするキャストも。新曲が発表されるたび、レベルが上がる彼らから目が離せない。コンテンツを支えるのは、豪華なクリエイターたち。二次元ファンだけでなく、ヒップホップ好きにも支持される理由。それは圧倒的なクオリティを誇る楽曲にある。本職のクリエイターが制作に参加するのは、“音楽原作”コンテンツならでは。これまでに、サイプレス上野や(クチロロ)の三浦康嗣、ラッパ我リヤ、山嵐といった著名アーティストが作詞・作曲・編曲に参加。今年2月に発売された麻天狼優勝記念CDの『The Champion』は、あのZeebraが楽曲提供したことでも話題に。武器は「ヒプノシスマイク」。領土をかけたテリトリーバトル!『ヒプノシスマイク』のキャラクターたちが存在するのは、武力が根絶された世界。そこでは“ヒプノシスマイク”という、人の精神に干渉する特殊なマイクを武器に、ラップバトルが繰り広げられている。そんな“言葉が力を持つ”という独特な世界の中で、それぞれのディビジョンを代表する4グループ、総勢12人が、男の威信をかけてラップバトルを行うストーリー。詳しいお話が気になる人は、CD収録のドラマパートをチェックして。※『anan』2019年6月19日号より。取材、文・尹 秀姫©King Record Co., Ltd.All rights reserved.Illustrator:雪印(HM art Div.)(by anan編集部)
2019年06月15日「子どもがYouTubeを気に入って、つい見せすぎてしまう」ということはありませんか?学習要素の高い子ども向け動画も多く、見るのは楽しいYouTubeですが、使い方次第では子どもによくない影響が出てしまうこともあるかもしれません。今回の記事では、わが家の子どもたちの恐怖体験と、そこから辿り着いたわが家なりのYouTubeとの上手なつき合い方をご紹介します。わが家の子どもたちのYouTube恐怖体験記わが家では、語学学習も兼ねて、英語のYouTube動画に限り、時間を決めて見せています。ある日の午後、小学生の娘と3歳の息子が、いつも通りYouTubeを見ていました。すると、突然、小学生の娘だけが泣き出しました!「どうしたの?」と聞いても、恐怖で何も言えません。しばらくしてから、「動画の途中におじさんが出てきて、こっちを見て何かを言っていた。今にも画面から出てきそうで、とても怖かった!」と。実は娘が泣き出した瞬間にYouTubeを切ってしまい、その動画自体を私は確認できなかったのですが、調べてみると「エルサゲート」に当たるものだったと判明。子どもにYoutubeを見せるなら、「エルサゲート」の存在を知っておくべき「エルサゲート」とは、YouTube上の子ども向け動画の中に、暴力的・性的・残虐性が高いなど、子どもが見るにはふさわしくない動画が紛れ込んでいる状態をいいます。2017年頃から欧米を中心に問題になっており、最近では日本の動画にも入っていることがあるようです。※エルサゲートとは、ディズニー映画「アナと雪の女王」の“エルサ”と、事件や不祥事などを表す“ゲート”を組み合わせた造語ですそして、さらに怖かったのが、その動画を見ても、3歳の息子は無反応だったこと。画面から目をそらすことはありませんでしたし、「怖かった?」と聞いても、特に返答はありませんでした。ということは、誰かが気づかなければ、その映像をずっと見続けていたかもしれないのです。今までは、子どもたちも私が指定した英語学習動画を見るだけでした。しかし、何度も見るうちに、3歳児ですらタブレット端末の操作方法を覚え、見たい動画を(英語とはいえ)自由に見られるようにしていました。親として監督不足だったと猛反省です。動画サイト閲覧は家族のルールのもとで!上手につき合おう今回の経験を受けて家族で話し合った結果、わが家ではYouTube Kidsを導入することにしました。YouTube Kidsは、子ども向け動画に特化したアプリで、不適切な動画は(100%ではないですが、高い確率で)自動削除される仕様になっていたり、保護者による視聴体験管理の機能も多数用意されています。そして、この恐怖体験の後、改めて以下のルールを設けました。・YouTube Kidsを見るときは、親の横で見る・視聴時間は1人1日30分のみ(タイマー機能あり)・通常のYouTubeを見るときは、必ず親と一緒に見る(親が検索する)YouTubeでは学習要素の多い優れた動画もたくさんあるので、わが家では「子どもにまったく見せない」という方法はとらないことにしました。ただ、子どもが小さいうちは、家族で一緒に見る、YouTube Kidsなど子ども専用のアプリに限る、有料動画コンテンツの活用で安全性を確保するといった対策をとることも大切だと考えました。エルサゲートなどの不適切な動画によりお子さんが傷つくことがないよう、これを機に家族で視聴ルールを再徹底してみてはいかがでしょうか。<文・写真:ライターnanahi>
2019年05月19日6歳の長女はスクイーズやプニプニした感触の物が大好き。先日、時々見ている玩具紹介のYouTubeチャンネルで、「キラキラスライム」作りの動画を発見。「自分も作ってみたい」とリクエストされたので試してみました。すると、予想以上にゆめかわいい仕上がりに長女も筆者も大満足!できあがったスライムで2歳の次女も遊んでいました。今回は作り方と注意点を紹介します。スライム作りの材料初めてのスライム作りだったのでスライムがどういうものでできているのか、娘と一緒に動画で学びました(笑)。●ホウ砂●洗濯糊●水●スライムに入れたい物(スパンコール、ネイルグリッター、絵の具、ビーズなど)●スライムを入れる仕切りケース●容器2つ●割り箸など混ぜる物ホウ砂は薬局で、それ以外はすべて100円ショップ「ダイソー」商品で購入。簡単に材料が揃えられるのはよかったです。楽しいスライムづくりスライムの硬さはお好みですが、初めてだったので購入したホウ砂の箱に記載されていたスライム作りの分量でまずは作りました。1.水100mlと洗濯糊100mlをボールに入れ、次女と長女が一緒に割り箸で混ぜ混ぜ2.次にホウ砂4グラムを水50mlで溶かしたホウ砂液を入れ、服などに飛び散らないように混ぜ混ぜするとプルンとわらび餅くらいの固さの仕上がりに。伸びがイマイチだったので好みの柔らかさになるまで水を少しずつ足しました。もしゆるすぎてしまったらレンジで約10秒ずつ温めると調節できます。好みの感じの感触になったら、何等分かにしてそれぞれにスパンコールやビーズなどの好きなアイテムを投入。動画では結構たっぷりと入れていたのでマネしてあふれるくらい多めに入れてみました(スライム50グラムに、スパンコール大さじ3~5杯程度)。絵の具は多めだと手にもついて、最初は入れすぎたかな?と思いましたがコネコネしているうちにキレイにまとまりました。種類別に仕切りケースに詰めていって、オリジナルのスライムパレットが完成です♪眺めるだけでも楽しいですし、入れている物によって感触も違うので、娘は時々取り出して触って楽しんでします。次女はできたスライムをおままごとのナイフでカットしたり、空いたプリンカップに詰めたり型どったりして楽しんでいました。粘土よりも手が汚れずにいいなと思いました。スライムの注意点とっても楽しいスライム作りですが注意点が。服やマットなど繊維ものについてしまうとなかなかとれません!わが家でも気をつけていたつもりでしたが、知らないうちに次女が服やベッドのカバーにつけてしまっていました。洗うだけではまったく取れなかったので、調べてみたら「お酢」が効くということが分かりました。キッチンペーパーなどに、適量の水で薄めたお酢を浸して数分スライムの上に置いておきます。その後、そのキッチンペーパーでゴシゴシこするとほとんどキレイに落ちました!この原理は、スライムはアルカリ性なので酸性のお酢で中和されるからだそうです。自由研究にもなりそうですね。この対処法が分かっていれば、スライム作りも臆することなくできます。雨の日などのおうち遊びにもおすすめですよ。<文・写真:フリーランス記者しほこ>
2019年03月25日チャンネル登録者数60万人を超える、YouTuberカジサック公式チャンネル「カジサックの部屋」について、漫才コンビ・キングコングの梶原雄太さんにお話を伺いました。YouTubeは、やっと見つけた自分の居場所です。取材当日、待ち合わせ場所にカメラ機材と三脚を担いで現れた、漫才コンビ・キングコングの梶原雄太さん。「このあと近くのハンバーガーショップで動画の撮影をさせてもらう予定なんですよ」と笑う。動画配信サイトYouTubeに自ら撮影・編集した動画をアップするユーチューバー。梶原さんが“カジサック”としてユーチューバーの活動を開始したのは昨年の10月のことだ。「ユーチューバーに興味を持ったのは1年ほど前ですね。あるイベントで水溜りボンドさん、フィッシャーズさんという人気ユーチューバーとご一緒したんです。2組が登場したときに、客席からえげつない歓声があがって“なんじゃこりゃ”と。これは、自分に関係ない世界だとほっといたらあかんと思って、かたっぱしから動画を見漁りだしたんです」半年ほどYouTube研究を進める中で、ある穴を見つけたという。「有名ユーチューバーと芸人が、がっつりからむ動画って意外とないんですよ。そこからだったらこれもできる、あれもできると、アイデアが次々広がったんです。僕は、『はねるのトびら』終了以降、ずっと自分の居場所がないんじゃないかと悩んでいた。そんな中で、あれ、ここなら、席あいてるんじゃない?と思えたんです。それなら自分のチャンネルを立ち上げるしかないな、と」現在、チャンネル登録者数は60万人を超え、総再生回数は4000万回に迫る。ほかのユーチューバーと同様に企画・出演交渉・演出など、ほとんど梶原さん一人で手がけている。人気ユーチューバーであるラファエルやヒカルらとのコラボや、同期芸人と本音で語らうシリーズ、家族を巻き込んでのハートウォーミングなものまで企画はさまざま。キングコング梶原の芸人としてのプライドや本音が垣間見える企画は、お笑い好きなら必見のものばかりだ。「YouTubeって本当に一人テレビ局みたいなもの。自分が面白いと思うことを発信できる。だから誰でもスターになれる場所なんです。でも、僕は自分だけスターになりたいわけじゃない。できれば、YouTubeとTVの懸け橋になりたいんです。YouTube面白いっていう若い子たちに『TV出てる人らもやっぱオモロいな』と言わせたい。今はその橋を地道にコツコツ作っているつもりなんです」まず見てほしいオススメ3本「音を立てたら即タライ落下!!」音を立てずにポテチの袋を開けられる?チャレンジ企画、奇跡の一本。往年の名作タライ落としはやっぱりシンプルに笑える。「嫁にサプライズ誕生日パーティー!」梶原家が登場するシリーズも人気。なかでも、ほっこりするのがコレ。子どもたちも巻き込んだサプライズに嫁サックも大号泣。「同期の南海キャンディーズ山ちゃんとガチンコトーク」NSCの同期生でありながら19年間共演なし、二人でのトーク経験もないという両者ががっつりトーク。再生数は240万回超。かじわら・ゆうた1980年8月生まれ。1999年9月に西野亮廣と漫才コンビ、キングコングを結成。YouTuberカジサック公式チャンネル「カジサックの部屋」※『anan』2019年1月23日号より。インタビュー、文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年01月17日専門家・プロ:高橋大洋人気のネット動画サービスYouTube。大人向けの動画も出てくるので、安心できないと考える保護者も少なくありません。今回は、そうした保護者のために用意された、子ども専用のYouTubeアプリをご紹介します。YouTubeの利用は13歳からあまり知られていないことですが、YouTubeの利用規約では、13歳未満の子どもの利用は認められていません。児童のプライバシーを守るための米国法への対応が理由で、実は多くのSNSでも同様のルールです。ところが現実には、多くの小学生がYouTubeで動画を楽しんでいます。運営会社もこの矛盾を放置し続けるわけにはいかず、子ども向けのYouTubeアプリ「YouTube Kids」が開発され、米国では一足早く2015年に提供開始となりました。日本でも2017年に、ポケットモンスターやプリキュアなど、人気の動画を多数そろえた日本向けアプリが公開されました。さまざまな配慮がされた子ども専用YouTubeアプリYouTube Kidsを利用するためには、まずタブレットやスマホに専用アプリを追加する必要があります。アプリは無料です。現時点では、ブラウザでの利用はできませんので、パソコンからは見られません。子どもの視聴が前提となっているアプリなので、YouTube Kidsで見られる動画は、アニメや特撮、ドラマ、スポーツ、バラエティなど、子どもに見せても問題ないと思われるテーマやコンテンツが中心です。一部のユーチューバーの番組や学習コンテンツなども視聴可能です。アプリで視聴できる動画は、利用する子どもの年齢設定に合わせてプログラムが自動的に選択します。このほかにも、保護者が期待するようなさまざまな機能が備わっています。たとえば、保護者が目を離したスキに子どもが自分で勝手に動画を探さないように、アプリ内での動画検索機能は、オフにすることが可能です。また、使いすぎを防ぐために、「視聴タイマー」も備わっています。最大60分までの間で、動画視聴の上限時間を保護者がその都度指定します。決めた時間になると、動画が見られなくなるため、「約束した時間になってもやめられない」という、よくある悩みを解決してくれそうです。もちろん、こうした制限に関わる機能や設定は、保護者が決めたパスコード(暗証番号)でロックしておけば、子どもだけでは変更できません。これら制限機能の利用には、保護者のGoogleアカウントが必要になります。YouTube Kidsの操作画面与えっぱなしは禁物このように、保護者にとっては、至れり尽くせりのYouTube Kidsアプリ。子どもが自分ひとりでも操作できるように、アプリの操作方法が通常のYouTubeと比べて簡略化されていることもあり、つい、タブレットやスマホごと、子どもに渡してしまいたくなるところですが、手放しで喜んでばかりはいられません。たとえば、まだキーボード入力ができない子どもでも、音声検索機能を使えば、好みの動画を簡単に見つけることができてしまいます。また、YouTube Kidsで視聴できる動画は、プログラムによって自動的に選定されたものです。人の目で中身を全て確認しているわけではないため、子どもには不適切な動画が表示されてしまう可能性も残っているのです。さらに、動画を1本見終わったあと、それに関連する「おすすめ動画」が表示される点は、大人向けのYouTubeと同様です。利用する時間をまだ自制できない子どもの場合、視聴タイマー機能の助けを借りないと、好みの動画を次々と、長時間見続けてしまうことになりかねません。つまり、YouTube Kidsアプリを使うにしても、一般のYouTube同様、子どもが利用しているようすから、保護者が目を離すことはできないのです。とはいえ、子どもにはふさわしくない動画が表示されないか、ヒヤヒヤしながら使わせるという、保護者の精神的な負担が大幅に下がるのは大きなメリット。このアプリでできること、できないことをよく確かめるためにも、まずは保護者のみなさんが、一度YouTube Kidsを試してみてください。次回は、注意が必要な不適切なネット動画の流通についてご紹介します。【YouTube Kids (Google, Inc.)のダウンロード先】■App Store(iPhone、iPad)■Google Play(Android)高橋大洋(たかはしたいよう)株式会社ミヤノモリ・ラボラトリー 代表取締役。2008年より、「子どもとインターネット」領域での保護者や学校支援に取り組んでいる。「ネットとのつきあい方をオトナにもわかりやすく」をモットーに研修講師、教材開発、執筆、自治体の会議委員など幅広く活動中。子どもたちのインターネット利用について考える研究会(子どもネット研)事務局。ピットクルー株式会社インターネット利用者行動研究室 室長。一般社団法人セーファーインターネット協会 主席研究員。2児の父。
2018年11月05日元吹奏楽っ子(担当:Euphonium)の音楽好きharakoが、大人になってから改めて音楽の楽しみ方を見つける連載です。第14回目は、悩める女子に人気なセンセーショナル・ポップユニット「showmore」のお二人に音楽とキーボードの魅力をお聞きしました。“キレイゴト” で生きられるなら、悩まないでしょ?【大人の音楽LOVER♪】vol. 14「正しい事ばかり言わないで。人は寂しい生き物でしょ」をキャッチフレーズに、アンニュイに揺れ動く心を表現するユニットshowmore(ショーモア)をご存知でしょうか。YouTubeで公開したミュージックビデオが瞬く間に100万回再生を突破し、悩める女子から話題を集めているとか……!! そこで今回は、ヤマハミュージックジャパン新製品発表会のゲストとして登場したshowmoreお二人の音楽に対する想いや、愛用している電子キーボード「Nord」についてお話をうかがいました。「優しいメロディ」× 「独特のリズム」で揺さぶるshowmore(左:根津まなみさん/右:井上惇志さん)harakoまるでジャズやシャンソンを連想させる、語りかけるような歌い方のヴォーカルの根津さんと、トリッキーでリズム感が独特な演奏の井上さんが合わさると、気持ちがざわざわと揺さぶられます……。お二人が音楽表現に込める想いや、日頃意識していることはありますか?根津さん私は日頃、人の寂しさに目を向けている気がします。キャッチフレーズでも言っていますが、人は寂しい生き物だなと。その中での不安、孤独さ、それらを "肯定したい” という想いで音楽表現をしていますね。歌詞とメロディも同様で、常にアンテナを張って、すくいとっていけるように意識しています。同じ日常を生きている人達とリンクしたいので、特に同年代の女子に「好きです」と言ってもらえると、本当に嬉しいです(笑)。私自身も、肯定されたような気持ちになるのかもしれません。井上さん根津の歌詞は人間の割り切れない複雑な部分を肯定してくれるというか、“キレイゴト” ばかりじゃなくて良いんですよね。ダメな恋愛をしている女子に聴いてほしいです(笑)。演奏に関してはリズムが一番重要だと思っていて、そこを常に意識しています。人に楽器を教えるときも、多少音を間違えても自信を持って弾くようにとアドバイスしていますね。モチベーションが上がる楽器を選ぶ大切さharakoヤマハミュージックジャパン新製品発表会のゲストとしてデモ演奏をされていましたが、いかがでしたか? この電子キーボード「Nord Electro」は、日頃から愛用されているとのことですが、これから楽器を始めたい人や購入を考えている人に何かアドバイスはありますか?井上さん「Nord Electro」シリーズは、アコースティック・ピアノ、エレクトリック・ピアノ、オルガンに特化した機種なので、そのぶん操作がシンプルで直感的。「ピアノは昔ちょっと習ってたけれど、シンセサイザーのような複雑なキーボードは使いこなせるか不安……」という方には特にオススメです。鍵盤も弾きやすいですし、ピアノ音色は最高級のコンサートグランドピアノからアップライトピアノまでいろいろ入っていてとても充実しています。また、大人になってから楽器を始める場合に重要なのは、忙しい日々の中でいかにモチベーションを保つかということ。そのためには自分の楽器に愛着が持てることがとても大切ですが、「Nord」の真っ赤なデザインは特別感があるし大人でスタイリッシュですよね。やっぱりお気に入りの楽器だと毎日触りたくなるじゃないですか? そういう意味で、見た目は楽器を選ぶうえで一番重要だと思ってます。また、僕は昔のモデルからずっと使っているのですが、今回新しくバージョンアップして発売される「Nord Electro 6」は音色を切り替えた際に音が途切れない「シームレス・トランジション」という機能や、ボタンひとつでピアノにイコライザーをかけて音色を調整する「ピアノ・フィルター」など非常に便利な機能が追加されています。ピアノ以外に弦楽器や管楽器のサンプル音を出すシンセセクションもより操作しやすくなり、バンドマンやプロのミュージシャンにとっても不足のない一台になっていると思います。harako女性目線で「Nord」の電子キーボードを見たときに、持ち運びや操作で困ったことはありますか?根津さんケースに入れるとだいたい10キロくらいにはなるのですが、私は普段練習や演奏会場まで背負っていきます。女性には大きすぎる、なんてことはないですよ。ちなみに私は、見た目がかわいいからという理由で買いました(笑)。プロとアマチュアの垣根が薄れる時代harako最後に、YouTubeで100万回再生突破ということで、SNSと音楽の関係について感じることはありますか?根津さん・井上さん音楽のプロとアマチュアの垣根は、あってないようなものだと思いますね。というのも、自分たちで音楽を気軽に発信できるツールが現代には揃っています。つまり、多くの人に自分の音楽を聴いてもらうことはハードルが高いことではないのです。そして、自分と相性が良い音楽パートナーだってSNSで探せるかもしれません。自分が音楽を発信できるように、他の音楽もたくさんキャッチすることができます。ひとりでこもって練習するのも良いけれど、情報はたくさんあるので自ら足を一歩踏み出してみる。これが、音楽や楽器を楽しむことができる最大のポイントだと思います。——確かに、昔はCDメジャーデビューがプロの登竜門のような空気がありましたが、showmoreのお二人のようにYouTubeがきっかけで話題になればあっという間に多くのリスナーに届けることができますよね。「プロもアマチュアも垣根がない」というのが、とても印象に残ったインタビューとなりました! 素敵なお話をありがとうございました〜♪今回の音楽LOVERは……♪showmore "circus" (Official Music Video)センセーショナル・ポップユニット:showmore根津まなみ(Vo/作詞/作曲)& 井上惇志(Key/作曲/編曲)ジャズやヒップホップをベースに多彩な表情を持ち、キャッチーな歌詞と旋律で切なくアダルトな世界観をビビッドに描いたセンセーショナル・ポップユニット。結成当初から、りんご音楽祭2016出演やモーションブルー・ヨコハマでのワンマン公演など精力的に活動し、ミュージックビデオ『circus』は瞬く間に100万回再生を突破し一躍話題となる。2018年5月に1stアルバム『overnight』をリリース、同6月には『恋をした/circus』の2曲を7inchアナログ盤としてアルバムからシングルカット。キャッチフレーズ:「正しい事ばかり言わないで。人は寂しい生き物でしょ」〈楽器取材協力〉株式会社ヤマハミュージックジャパン[/hidefeed]★Nord電子キーボードNord Electro 6 piano 4[/hidefeed]
2018年10月01日“天職”に出会ったのはどんなとき?YouTuber、メイクアップアーティストのかじえりさん(25)が教えてくれました。「メイクは人生を変えることができるんです」そう力強く話すかじえりさん。彼女自身、メイクの力で人生を変えてきたひとりだ。憧れの芸能人のいいところを取り入れた、“真似メイク”というジャンルを19歳で確立し、専門学生時代からメイクアップアーティストとしてメディアで活躍。順風満帆に見えた彼女の人生だけれど、待ち受けていたのは、長く辛い挫折期だった。「21歳の頃、ざわちんさんの“モノマネメイク”が話題になり、メディアで比較されるように。本当はそれぞれのコンセプトは全く違って、私は“キレイになる”ことを目標にしたメイクなのに、インパクトが求められました。信念が違う形で伝えられてしまったり比較されたりすることに疲れて、自分を追い詰めてしまい、大好きだったメイクから離れたくなりました」3年もの間、方向性を見失うも、あるYouTuberが、メイクの楽しさを取り戻させてくれた。「韓国のメイクアップアーティストのPONYちゃんの動画を見て、“私のやりたいことはこれだ!”と、初心に戻れたんです」その初心とは、彼女が19歳の時に感動した体験。「私がメディアで真似メイクを紹介することで、メイクに興味を持ってくれる方が増えたんです。それがすごく嬉しくて。ひとりをキレイにするよりも、大勢にキレイを提供できる、発信型のメイクアップアーティストになろうとしていた目標を取り戻しました」好きなメイクを発信するため、試行錯誤しながらYouTubeへの動画投稿を始める。すると、プロダクション会社から声がかかり、昨年、本格的にYouTuberとして始動。「実は、最初はこの職業に不信感を持っていたんです。でも、いざ自分でやってみると立派な職業だと気づけました。最初はもっと簡単にできると思ったのですが(笑)、想像以上に大変で。企画から構成、撮影、編集と、すべて自分でやらないといけない。視聴者さんのコメントが私の原動力になっています。挫折期は、求められることと、自分のやりたいことが矛盾していたけれど、今は100%自分がやりたいメイクの発信ができるようになった。YouTubeという新しい表現方法に出会えたおかげですね」かじえりさんの人生年表2001年(9歳):初めてコスメに興味を持つ。小学3年生の冬、ある化粧品メーカーのルージュのCMに心を奪われてコスメに興味を持つ。恥ずかしくて欲しいとは言えなかったものの、その年のクリスマスプレゼントに口紅をリクエスト。それ以来、コスメへの興味は隠さず、おこづかいでコスメを買い始める。2006年(14歳):初めて人にメイクをして、喜んでもらえたことに感動。中学2年生から本格的にメイクを始める。「プリクラでキレイに写りたい」と、友人が自分のメイクに興味を持ってくれたことをきっかけに、初めて人にメイクする。喜んでもらえたことに感動し、メイクアップアーティストになると決意。メイクが学べる高校に進学。2011年(19歳):事務所に所属し、真似メイクでテレビ出演。意中の彼を振り向かせたくて、彼が好きな芸能人のメイクを研究。これが“真似メイク”の原点。そして見事その恋を実らせることができ、それ以来、タレントの真似メイクをブログで紹介。専門学校に進学後、芸能事務所に所属して、真似メイクをテレビで披露する。2013年(21歳):自分の方向性を見失い、メイクに対する愛が減退。専門学校を卒業後、“モノマネメイク”と“真似メイク”をテレビやネットなどで比較されることが気になり、メイクへの愛情がダウン。ここから3年間は挫折期が続く。時々入る仕事以外は遊んで暮らす日々を送り、メイクが楽しいと思えない辛い時期。2016年(24歳):“天職”タイミング。自分のやりたかったことを実践している人を発見!韓国人YouTuberのPONYさんの動画に感銘を受け、自分の将来像が明確になる。メイクの楽しさを発信したいと再び奮起する。2017年(25歳):YouTuberとして活動をスタート。何もわからないまま動画の世界に。8月にプロダクション会社UUUMから声がかかり、YouTuberとして本格始動。企画構成、撮影、編集を全て担当したメイク動画を配信、再び注目を集める。メイク講師としても活動し、美容業界を盛り上げることが今の目標。かじえりYouTube「KAJIERI MAKEUP」やInstagram(@kajierimakeup)で発信するメイクテクニックが人気で、YouTubeのチャンネル登録数は9万人を超える。SNSでの発信と並行し、現在は美容学校などでメイク講師も務める。※『anan』2018年5月30日号より。写真・土佐麻理子イラスト・長谷川まき文・野村紀沙枝(by anan編集部)
2018年05月27日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「MVとYouTube」です。僕たちが子供のころに観ていたMV(=ミュージック・ビデオ。当時はプロモーション・ビデオなんていわれていました)って、出ている人も作っている人もプロ。流れるのもテレビの中だけのもの。それが今の時代だと誰でも動画を撮影できるし、動画投稿サイトやSNSに簡単にアップロードできる。そして、それを「これが自分のMVだ」と言えばそうなってしまう時代。動画サイトにMVを投稿して全世界に公開するというところまでなら、メジャーもインディーズも垣根がなくなったわけです。もちろんメジャーは予算がたくさんあるから、高価な撮影機材を使い、スタッフも潤沢に用意してクオリティの高い映像を作ることもできる。有名な女優やモデルをキャスティングすることも可能です。ただ、それだけでMVのアクセス数が上がる時代ではないというのも忘れてはいけないところ。インディーズの人たちが寝首を掻けるチャンスかなと思います。僕が作った「MUSIC VIDEO」という曲は、まさにそれを狙ったものでした。MV界に出尽くした演出技法や映像技術を並べて歌にする。世の中にすでにあるものに対して違う角度で見て、逆手にとって新しい視点を投げかける。そういう、コンセプト自体に面白みがないとみんな面白がってくれないんですよね。ミュージシャンにとってMVは最高のプレゼンテーションの場所です。自分たちの存在を世に出していくもっとも身近でやりやすい“広告”だと思うので、ここに力を入れないミュージシャン、アーティストはあかんと思います。だから、僕は自分で考えるということを大切にしています。だって、ユーチューバーの人は全部自分たちでやってるでしょ?彼ら、めちゃめちゃ面白いですから。ミュージシャンにはない発想のセンスや表現力を持っている。この間、地元のお祭りに行ったら、子供たちに「ユーチューバーが来た!」と言われました。子供たちからしたら、YouTubeでなんかやってる人らは全部、ユーチューバー。ミュージシャンも芸人もユーチューバーもみんな横一列で同じなんです。その中で自己表現して頭ひとつ抜けるには、自分のありどころをきちんと模索して考え、先を読んでいかないといけない。メジャーだからって他人に甘えて任せきりで自分の脳みそ動かさないっていうのは、許されない時代なんだと思います。おかざき・たいいく2016年メジャーデビュー。NHKEテレ『天才てれびくんYOU』にレギュラー出演中。3/25より岡崎体育ワンマンツアーがスタート!※『anan』2018年2月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年01月31日最近では、小・中学生のなりたい職業ランキングにも上位に入ってくるYouTuber。時代を表す職業ではありますが、パパママ世代は、この現象をどう思っているのかを調査してみました。Q.お子さんがYouTuberになりたいと言ったらどうしますか?1.賛成する 18.5%2.反対する 53.3%3.その他 28.2%パパママ世代には馴染みのない職業だからなのか、反対するが53.3%と半数以上という結果になりました。子どもの夢は応援してあげたい気持ちがあっても、自分が知らない仕事だと心配になってしまうのが親心のようです。■反対! YouTuberは趣味で仕事じゃない親としてはやはりまっとうな仕事についてほしいと思うもの。YouTuberは遊びで仕事ではないというのが、反対している人の理由のようです。「一生独身なら何をしてもらってもいいですが、家庭を持つなら地道に働いてほしいです」(千葉県 40代女性)「無償化で大学卒業して進む道がコレだとしたら大反対かな。納税者の方々に合わせる顔がないよね…」(神奈川県 40代女性)「反対します。趣味程度なら、まあいいかもしれないけど、できればやめてほしいです。やっている方たちを否定するわけではないんですが、まっとうな人生を歩んでもらいたい」(福島県 40代女性)■芸能人とかと同じで言っているだけでしょ芸能人や歌手と一緒で小さいうちは憧れで言っているだけだから、反対でも賛成でもないという人もいました。とは言え、実際に「YouTuberになりたい!」と言っている子どもがたくさんいることに驚きです。「三男(小6)がなりたいと言ってますよ。反対とも賛成とも言いません」(千葉県 40代女性)「すでに言ってる…。でも言ってるだけだから、相手にしてません。もっと大きくなって本当にやり始めたらやめろと言いますけど」(神奈川県 40台女性)「小2の子どもがすでに言っています。私としては目指す職業というより、気がついたらなっていた芸能人的なものなので『アイデアがあればなれる。でもそれを生み出すにはもっと勉強したり、人生経験がないと無理』と伝えました」(東京都 40代女性)■本人が本気で考えた夢なら応援したい!頭ごなしにダメというのではなく、子どもと夢をいっしょに語りたいという人もいました。本人がしっかり考えた上で、それでもなりたいのであればどんな仕事でも応援したいという人も。「うちの娘もYouTuberになりたいそうです。自分が楽しいことを世界のみんなに配信し、共有したいらしいです。私はそれを否定はしません。子どもはたくさんの夢があり、可能性がありますよね! 頭ごなしに反対するより、一緒に夢を語り共有したいと思います」(北海道 40代女性)「今のところはふーんって感じです。芸能人、歌手になりたい類の話でしょうから。これが就活するころになっての話だったら、本人がしっかり考えた上でのことなら何の職業でもいいです」(埼玉県 40代男性)Q.お子さんがYoutuberになりたいと言ったらどうしますか?アンケート回答数:4811件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年10月25日こんにちは!ライターのいるみです。YouTubeをご存知の方は多いと思いますが、ご覧になったことはありますか?YouTubeは世界中の人たちが気軽にアップした動画を、無料で楽しめるということでさまざまな年代に人気の動画配信サイトです。特に若者に人気が高く、YouTubeで動画を配信する『ユーチューバ―』と呼ばれる職業もでき、子どもたちが将来なりたいあこがれの職業にもあがっている そうです。さて、そんな人気なYouTubeですが、みなさんは自分の子どもに見せたことはありますか?このあいだ、幼稚園の保護者座談会で同じクラスの保護者の方にということを相談されたのです。そのとき話を聞いていた半数以上が「自分もそういう経験がある」と話していました。私自身も最初、長距離の車での移動のときに動画を見せており、その他にたまに子どもが知りたい情報などをYouTubeで見せていました。しかし最近、「スマホに育児をさせるな!」という記事や「子どもの教育に悪い動画が多い」という話や記事を読むたびに、「子どもに動画を見せるのはダメなのではないか……。みんなは見せているのだろうか?」と気になっていました。今回の保護者座談会でも、この話があがったときに「私も周りの家庭が子どもに動画などを見せているのか、気になっていた」という方が多かったので、今回はそのときあがった話とそれを聞いて感じたことを紹介します!●どんなときに見せてる? 動画を見せてよかったこと、後悔したこと『最初は車での移動のときだけ見せていたが、大きくなるにつれて「家でも見たい!」と言うようになり、時間は決めているが日常的に見せてしまっている。子どもが見ている動画は、主に実況動画やレビュー動画が多く、大人目線で見ると果たしてタメになるのか?という動画も多い。また動画によっては口が悪い実況者もいて、確実に影響を受けているので動画を見せるのは良くないと最近すごく感じている……』(小学3年生と年中のママ)『YouTubeで知育系の動画があったので見せてみたら、英語や数字に興味を持ったようで、いつの間にか教えていないのに英語の単語や簡単な計算などができていてビックリしました!動画は、長時間の車での移動時や子どもの機嫌が悪い買い物のときにスマホを使って見せています。世間では「子どもにスマホ育児をさせるな!」という言葉を聞きますが、私は誰にも頼れないときや外出時どうしても泣き止まないときなどに活用してもいいのではないかと考えています。メリハリを付けた活用方法で大人も子どももストレス発散できるのなら、たまにの使用はいいのではないでしょうか?』(年中と1歳児のママ)この他にもたくさん意見があがりましたが、多くが「本当は見せたくない……」と言っていました。その理由は「教育上どうなの?」という動画が多すぎる ということでした。じつは私自身もそう感じた経験が何度かあります。それは“当たりのある商品を大人買いし一気に開封する”という動画を息子が見ていたときの話です……。(今どき何でもかんでも動画にするんですね)確かに「どれくらいの確率で当たるのだろう」とか、そういうワクワク感はあるかもしれませんが……。そして、この動画を見て息子が「ママ、うちも箱でお菓子を買って当たりを当てようよ!」と言い出したのです。そのとき、このような動画を子どもが見ていたら、金銭感覚がおかしくなり、商品を簡単に買える物だと思い込んでしまうのではないかと少し怖くなりました。それ以来、子どもがどんな動画を見ているのか気になるようになりましたが、ずっと一緒に見ているわけにもいかないので、子どもたちだけで見せるとなると何らかの対策を取らなければならない とすごく感じました。●子どもに動画を見せる上で気を付けたいこと最後に、動画を見せる上で私たちができること、気を付けるべきことは、・子ども用にアカウントを作り、視聴制限を親が決め「不適切な動画は表示しない」ことと「動画視聴時間を設定する」こと。これを行うだけで、子どもに有害な動画はグッと少なくなります 。しかし、簡単に制限できる反面、解除も簡単にできるので、子どもが大きくなると解除方法などを知ってしまい解除される恐れがあるので要注意です。動画を子どもに「見せる」「見せない」の意見は分かれると思いますが、動画を利用する人は子どもに見せる以上ちゃんとした利用方法を理解して動画を視聴しましょう!【参考リンク】・保護者向けリソース | YouTube ヘルプ()●ライター/ページェント・いるみ(イラストライター)
2017年08月29日こんにちは!YouTubeチャンネル「日曜×家族」ビデオ編集担当のパパです。先日、大阪のとある小学校で「将来なりたい職業」として、1位「サッカー選手」、2位「医者」に続き、3位に「ユーチューバー」が登場し、ネット上で話題を呼んだことをご存知ですか?そもそもYouTuber(ユーチューバー)って何?YouTuberとは、YouTubeに動画をアップし、その広告収益で生活する人たちのこと。日本には、1日に100万回以上再生されているチャンネルが20以上もあり、そのほとんどが個人で動画を制作し、運営しているチャンネルなのです。実は、個人のチャンネルが人気なのは、世界を見ても珍しく、日本のYouTubeユーザーは個人が作る親しみやすい動画を好む傾向があるようです。必ずしもこった動画がヒットするわけではないので、あなたの作ったチャンネルが人気になることも決して夢ではありませんよ!この連載では、動画制作が初めてのママを対象に、動画制作のポイントを「準備・撮影・編集」の3回に分けてご紹介します。※なお本連載では、みなさんが参加しやすいよう撮影・編集はスマートフォンで完結することを前提に紹介したいと思います。ネタ選定のポイント1-どんな動画を作れば良いの?動画作りの最初の第一歩は「ネタ探し」。この時点で動画の面白さが決まると言っても過言ではありません。でも面白さって、誰にとっての面白さなんでしょう?例えば、あなたが料理を作るとして、家族の晩ごはんを作る場合、週末にホームパーティーを開く場合、小料理屋を開業する場合、それぞれ作るべき料理も変わりますよね。YouTubeの動画を作る場合も同様に、見る人に合わせて動画を作る必要があります。最近のYouTubeで人気のネタは、ターゲット別に大きく3つに分類できます。|幼児向けエンタメ動画(おもちゃ紹介、おままごと etc...)|学生向けエンタメ動画(ゲーム実況、馬鹿なことやってみた系 etc...)|大人向けHowTo動画(メイクアップ、料理、DIY、英会話 etc...)もしYouTubeで人気の動画を作りたいのであれば、ターゲットとなるユーザーの好みを調べる必要がありますが、まずはあなたの身近な人を想定し、その人が「面白い」「役に立った」と言ってくれそうなネタを考えてみましょう。大事なのは「自分ではない誰か」を想像して作るということです。ネタ選定のポイント2-そのネタ、動画に向いてる?YouTubeのユーザーは、当然みな動画を見たい人たちなので、動画に適したネタを選ぶ必要があります。お得なクレジットカードの比較は役に立つネタではありますが、動画で見たいとは思いませんよね?動画向きかどうかについては、以下の3つの”変化”を意識すると良いでしょう。1.状況の変化を作れるか始まりと終わりがある内容。例えば、起承転結のあるストーリーやHowTo動画など、時間の経過とともに状況が変わると続きを見たくなります。2.感情の変化を作れるか喜怒哀楽が表現できるもの。成功⇔失敗、勝ち⇔負けなどのイベントがあり、失敗を笑ったり、負けて悔しがるなど、出演者の感情の変化は見る人の共感をよびます。3.画面の変化を作れるか見た目に動きのある映像。例えば、ジェットコースターの映像やダンスなど、静止画では表現しにくいもの。複数の人や状況が登場し、カットを切り替えながら進行するドラマや音楽ライブなどは、飽きずに見続けやすくなります。動画の長さは3分を目安に!最初の10秒が命!せっかく動画を作るなら、作った動画の最後まで全部見てもらいたいですよね。YouTubeのトップクリエーターでも平均的な動画の再生時間は3分程度と言われています。まずは3分以内を目安に動画を完成させましょう。3分間の中でも最も力を入れたいのが最初の10秒です。動画を再生し始めた人は、最初の10秒、短ければ5秒で「この動画の続きを見るか」「別の動画を見るか」判断してしまいます。最初の10秒には、エンタメ系なら「本編での盛り上がりシーンを2、3カット」、HowTo系なら「動画を見て得られるメリット」などを入れましょう。何だか難しそうだなと感じたら!最終ヒミツ兵器「マネかけ算」いろいろなポイントを上げてみましたが、最初から全部やろうとすると頭が混乱しちゃいますよね。そんな時は自分が面白いと感じた動画をマネしてみましょう!あなたが面白いと感じたものは、すでに上記のポイントをクリアしている可能性が高いです。1つの動画をそのままコピーしても、本物を超えることは難しいので、できれば別の何かとかけ算してみてください。また、かけ算する場合は、できるだけ別のジャンルを組み合わせましょう。YouTube動画をベースにする場合、テレビ、映画、漫画など、なんでもOKです。例えば、私たち日曜×家族が制作した以下の動画は、YouTubeで人気のネタ「節分」と、往年の人気番組「スターどっきりマル秘報告」をかけ算して制作しました。この動画は、今まで学んだポイントもふんだんに盛り込まれています。・YouTubeユーザーが好きな節分ネタ(ターゲットとなるユーザーの好み)・妖怪ウォッチで鬼を呼ぶというHowTo的な流れ(状況の変化)・鬼じゃなく天狗が出た時の"戸惑い"と"恐怖"と"爆笑"(感情の変化)・カメラ2台使った画面作り(画面の変化)・タイトルでオチを言っちゃう(最初の10秒が命)最後に「大成功!」のカンバンを出さなかったことは今でも悔やまれますが、日曜×家族の動画の中でも視聴維持率(動画を最後まで見てもらえた割合)の高い人気の動画となっています。まとめ動画を作る上で一番重要なのは、やはりネタ。ネタが悪いと、撮影や編集をどんなに頑張っても面白い動画にはなりません!日常生活の中でも面白いネタがないか、常にアンテナをはっておきましょう!ネタが見つかったら「マネかけ算」を利用して、動画のあらすじを考えてみてください。次回、撮影編では、スマートフォンを使った具体的な撮影方法についてご紹介したいと思います。日曜×家族「今度の日曜、何して遊ぶ?」をテーマに、家族が休日を楽しく過ごすための情報を紹介するYouTubeチャンネル。2014年1月に開設し、年間約100本のペースでお菓子・おもちゃ・おでかけスポットなどの紹介動画を更新中。2015年2月から約4ヶ月間LINE株式会社が運営する「LINE キッズ動画」アプリにも動画を配信。しっかり者の姉・あんな(5歳)とひょうきん者の妹・このは(2歳)を中心に家族全員が制作に参加。親子横並びのチームでチャンネルを運営し、ともに成長しています!チャンネル登録もお願いします♪日曜☓家族 Sunday*familyチャンネル
2016年07月04日