2020年から続いている新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。医療現場では、医師や看護師をはじめとする医療従事者が、日々命がけで治療にあたっています。『B’z』の松本孝弘が紺綬褒章を受章!そんな医療従事者に対し、多くの人から感謝の気持ちが表明されている昨今。2022年4月6日、音楽ユニットの『B’z』はTwitterで、メンバーである松本孝弘さんが公益のために私財を寄付したとして、個人に贈られる『紺綬褒章(こんじゅほうしょう)』を受章したと発表しました。松本さんは、自身が名誉市民を務めている大阪府豊中市に対し、「コロナ禍の中、最前線で闘っている医療従事者への支援に役立ててほしい」との思いから私財を寄付したとのこと。これが紺綬褒章の受章理由につながったそうです。【NEWS】松本孝弘・紺綬褒章受章松本孝弘が、公益のために私財を寄付した個人や団体に贈られる「紺綬褒章」を受章いたしました。松本自身が名誉市民である、大阪府豊中市に「コロナ禍の中、最前線で戦っている医療従事者への支援に役立てて欲しい」との願いから私財を寄付し今回の受章に至りました。— B'z (@Bz_Official) April 6, 2022 日頃、コロナウイルスの治療に励んでいる医療従事者に対し、松本さんは感謝の気持ちでいっぱいだったのでしょう。感謝の気持ちを寄付という形で表明し、紺綬褒章を受章した松本さんに、ファンから称賛の声が上がっています。・言葉にならないほどの、尊敬の念を抱きました。『B’z』のファンであることを恥じない行動を心がけようと思います。・音楽家としてはもちろんのこと、1人の人間としても尊敬します。ファンでよかったと心から感じました。・私もできる範囲で寄付をしていきます!感動の言葉ではいい表せないほど、素敵な行動ですね。刻一刻と変化するコロナウイルスの感染状況の中、医療従事者が患者一人ひとりに向き合うのは並大抵のことではありません。「自分も感染してしまうかもしれない」という恐怖の中で治療にあたっているはずです。松本さんのように、行動で医療従事者への感謝の気持ちを伝えていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年04月06日一般社団法人WOMAN EMPOWERMENT PLATFORM(WEP)は、2022年3月26日(土)、岐阜市文化センターにてZ世代を対象としたサステナブルな設計コンペ「Generation→Z Style ART PRIZE 2022」の最終選考および授賞式を開催いたしました。最終審査には5作品の発表者によるプレゼンテーションの他、多種多様なゲストの方によるトークセッションなどご来場いただいた150名以上のお客様にZ世代の豊かな発想、新たな価値観に触れていただく機会となりました。発表者によるプレゼンテーション【受賞結果】■グランプリ作品タイトル:マザー・アース発表者 :楠見 ニコル、長岡 光評価点 :人間と地球の本来の関係性という単純かつ重要なキーワードがストレートで分かりやすく、実現後の未来の姿が想像し得た■準グランプリ作品タイトル:ALL岐阜県産材で自然と調和した暮らしを!小さな公園は「地域の庭」発表者 :林 真帆、石榑 桃子評価点 :岐阜という地域の特徴を最大限に活用した発想で、地域に住む人の生活をより充実させる工夫が多数あった■特別賞タイトル:身近でできる地球温暖化対策発表者 :サガエ ルカスタイトル:庭から始めるサステナブルライフ発表者 :坂井 愛タイトル:レゴブロックのように組み替えることができ、エネルギーの心配のない家発表者 :荻野 悠太受賞者集合写真後列左から:平松 亜希子様(司会)、高木 祐樹(事務局)、田中 信之様(モデレーター)永田 薫(ゲスト審査員)、眞木 健一様(ゲスト審査員)、石渡 伸太郎様(ゲスト審査員)ハジ→様(ゲスト審査員)前列左から:サガエ ルカスさん、坂井 愛さん、長岡 光さん、楠見 ニコルさん、石榑 桃子さん林 真帆さん一般社団法人WOMAN EMPOWERMENT PLATFORM(WEP) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月31日沢の鶴『SHUSHU Light』は、2022年1月25日~1月26日の2日間、若者世代がどのような価値観を持ち、また、どのようなコミュニケーションを取っているのかを探るため、全国の20歳~39歳の男女を対象に「若者世代の『価値観』と『コミュニケーション』に関する調査」を実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)なお、本ニュースリリースでは20歳~25歳を『Z世代』、26歳~39歳を『ミレニアル世代』と定義しています。[調査結果]●若者世代(20代・30代)の「価値観」について● 若者世代の価値観 失敗や無駄を避けたい若者が多数派「”失敗を恐れずチャレンジしたい“より、”絶対に失敗したくない”」73%「”人生に無駄なことはない“より、”無駄なことはしたくない”」68%● 「”他人から認められたい“より、”自分らしくいたい”」54%、「”人には負けたくない“より、”競争はしたくない”」58%● 「”自分さえよければいい“より、”周囲に迷惑をかけたくない”」78%● 「”なるべく誰かと一緒にいたい“より、”なるべくひとりでいたい”」69%● いまどきの若者は堅実志向が多数派 「”今が楽しければいい“より、”しっかりと将来に備えたい”」63%全国の20歳~39歳の男女1,000名(全回答者)に、自身の価値観について質問しました。まず、全回答者(1,000名)に、価値観に関する考え方を2つずつ提示し、それぞれどちらにあてはまるか聞いたところ、【”絶対に失敗したくない“と”失敗を恐れずチャレンジしたい”】では『絶対に失敗したくない(計)』(「非常に」と「どちらかといえば」の合計、以下同様)が73.0%、『失敗を恐れずチャレンジしたい(計)』が27.0%となり、【”無駄なことはしたくない“と”人生に無駄なことはない”】では『無駄なことはしたくない(計)』が68.0%、『人生に無駄なことはない(計)』が32.0%となりました。若者世代には、安定性や効率性を重視する傾向があるためか、失敗や無駄を避けたい人が多いようです。【”他人から認められたい“と”自分らしくいたい”】では『他人から認められたい(計)』が46.4%、『自分らしくいたい(計)』が53.6%となり、【”人には負けたくない“と”競争はしたくない”】では『人には負けたくない(計)』が41.7%、『競争はしたくない(計)』が58.3%となりました。競争は好まず、いかに自分らしくいられるかということに意識を向けている若者が多い結果となりました。【”周囲に迷惑をかけたくない“と”自分さえよければいい”】では『周囲に迷惑をかけたくない(計)』が78.3%、『自分さえよければいい(計)』が21.7%となり、【”なるべくひとりでいたい“と”なるべく誰かと一緒にいたい”】では『なるべくひとりでいたい(計)』が68.7%、『なるべく誰かと一緒にいたい(計)』が31.3%となりました。【”今が楽しければいい“と”しっかりと将来に備えたい”】では『今が楽しければいい(計)』が37.4%、『しっかりと将来に備えたい(計)』が62.6%となりました。若者世代には、将来に向け準備や備えをすることの必要性を実感している人が多いようです。● 堅実志向が多いのはZ世代よりミレニアル世代「”今が楽しければいい“より、”しっかりと将来に備えたい”」Z世代56%、ミレニアル世代69%自身の価値観を世代(Z世代・ミレニアル世代)別にみると、”今が楽しければいい“より”しっかりと将来に備えたい”と思う人の割合は、Z世代56.4%、ミレニアル世代68.8%と、ミレニアル世代のほうが12.4ポイント高くなりました。万が一の場合に困ることがないよう、将来に向けた備えをしっかりと行いたいと考えている人は、Z世代よりミレニアル世代に多いことが明らかになりました。男女・世代別にみると、”今が楽しければいい“より”しっかりと将来に備えたい”と思う人の割合は、ミレニアル世代の女性(70.4%)が最も高くなりました。● 「買い物が好き」若者世代の83%● 若者世代の消費特性 「”タムパ“より”コスパ”重視で買い物をしたい」76%● お金をかけるなら?「”他人から羨ましがられるもの“より”自分が納得できるもの”」85%、「“新商品”より“定番商品”」66%● 「“コト消費”より“モノ消費”をしたい」59%続いて、全回答者(1,000名)に、消費に関する考え方について質問しました。【”買い物が好き“と”買い物は好きではない”】ではどちらにあてはまるか聞いたところ、『買い物が好き(計)』(「非常に」と「どちらかといえば」の合計、以下同様)が82.5%、『買い物は好きではない(計)』が17.5%となりました。消費に関する考え方を2つずつ提示し、それぞれどちらにあてはまるか聞いたところ、【”タイムパフォーマンス重視で買い物をしたい“と”コストパフォーマンス重視で買い物をしたい”】では『タイムパフォーマンス重視で買い物をしたい(計)』が23.8%、『コストパフォーマンス重視で買い物をしたい(計)』が76.2%となりました。かけた時間と得られた効果を比較する“タムパ”(時間対効果)よりも支払った費用と得られた効果を比較する“コスパ”(費用対効果)を重視している人が多いようです。【”他人から羨ましがられるものを買いたい“と”自分が納得できるものを買いたい”】では『他人から羨ましがられるものを買いたい(計)』が14.8%、『自分が納得できるものを買いたい(計)』が85.2%となり、【“新商品を買いたい”と“定番商品を買いたい”】では『新商品を買いたい(計)』が33.6%、『定番商品を買いたい(計)』が66.4%となりました。若者世代は消費において、他人からの評価より自分の納得感、目新しいものよりオーソドックスなものを重視していることがわかりました。また、【“モノを所有するためにお金を使いたい”と“体験や経験をするためにお金を使いたい”】では『モノを所有するためにお金を使いたい(計)』が58.8%、『体験や経験をするためにお金を使いたい(計)』が41.2%となりました。サブスクサービスの拡大などモノを持たない消費が増えているものの、若者世代の大半は“コト消費”より“モノ消費”を重視しているようです。● 若者世代にとっては“推し”がいることは当たり前! 若者世代の66%が「推しがいる」と回答若者世代の“推し”TOP5は「アニメ・マンガキャラ」「アイドル」「歌手・ミュージシャン」「YouTuber」「ゲームキャラ」Z世代1位は「アイドル」、ミレニアル世代1位は「アニメ・マンガキャラ」全回答者(1,000名)に、推し(好きなアイドルやキャラクターなど)がいる・あるか聞いたところ、「推しがいる・ある」は65.7%、「推しはいない・ない」は34.3%となりました。若者世代の大半には、応援しているアイドルや気に入っているキャラクターがいたり、熱中しているものがあったりするようです。世代別にみると、「推しがいる・ある」と回答した人の割合は、Z世代では72.8%と、ミレニアル世代(58.6%)と比べて14.2ポイント高くなり、男女・世代別ではZ世代の女性(76.4%)が最も高くなりました。推しがいる・ある人(657名)に、自身の推しは何か聞いたところ、1位「アニメ・マンガのキャラクター」(39.7%)、2位「アイドル」(36.8%)、3位「歌手・ミュージシャン」(29.2%)、4位「YouTuber」(22.8%)、5位「ゲームのキャラクター」(20.7%)となりました。注目しているキャラクターが登場するアニメ・マンガを欠かさず観たり、コラボ商品などを買ったりして推し活をしている若者が多いのではないでしょうか。世代別にみると、Z世代(364名)では「アイドル」(40.1%)が1位、ミレニアル世代(293名)では「アニメ・マンガのキャラクター」(39.6%)が1位でした。また、Z世代では「ボーカロイド」と「TikToker」(いずれも11位)がTOP15入りし、ミレニアル世代では「神社仏閣」(13位)と「城」(15位)がTOP15入りしました。● 若者世代の情報収集ツール1位は「YouTube」、ミレニアル世代の女性では「Twitter」「テレビ」が1位SNSや検索エンジンの情報収集ツールとしての利用率「YouTube」Z世代80%、ミレニアル世代64% 「Yahoo!」Z世代24%、ミレニアル世代46%若者世代は、普段の生活でどのようなものを使って情報を集めているのでしょうか。全回答者(1,000名)に、普段、情報収集の際に利用しているものを聞いたところ、「YouTube」(72.0%)が最も高くなり、「Twitter」(66.4%)、「Google」(51.2%)、「Instagram」(49.2%)、「テレビ」(47.9%)、「Yahoo!」(35.2%)が続きました。若者世代には、検索エンジンではなくSNSが主な情報収集ツールになっているようです。世代別にみると、Z世代では「YouTube」が80.0%、「Twitter」が74.6%、「Instagram」が57.6%と、ミレニアル世代(順に64.0%、58.2%、40.8%)と比べて15ポイント以上高くなった一方、ミレニアル世代では「Yahoo!」が46.4%と、Z世代(24.0%)と比べて20ポイント以上高くなりました。SNSや検索エンジンの情報収集ツールとしての利用率において、世代差が顕著にあらわれる結果となりました。男女・世代別にみると、Z世代の男性、Z世代の女性、ミレニアル世代の男性では「YouTube」(順に79.2%、80.8%、71.6%)が1位だったのに対し、ミレニアル世代の女性では「Twitter」と「テレビ」(いずれも59.2%)が1位でした。●若者世代の「コミュニケーション」について● 若者世代がコミュ力を自己評価 100点満点で何点? 平均点は43点普段の生活におけるコミュニケーションについて質問しました。全回答者(1,000名)に、自身の”コミュニケーション力“に点数をつけるとすると、100点満点で何点くらいになるか聞いたところ、「50点」(17.0%)が最も高くなり、平均点は43.2点でした。● 若者世代は同世代との連絡先交換で何を最も使う? 「LINE」がダントツ、Z世代の女性では87%● LINEばかりじゃない!? 「連絡先交換で最も利用するのは電話番号」ミレニアル世代の男性では10%全回答者(1,000名)に、同世代の友人・知人と連絡先を交換する際に、最も利用しているものを聞いたところ、「LINE」(80.0%)がダントツでした。QRコードの読み取りで連絡先を交換できる手軽さのためか、連絡先を交換するときはLINEがよく使われているようです。また、「Twitter」が5.8%、「Instagram」が4.2%、「電話番号」が4.0%、「フリーメール」が2.6%となりました。男女・世代別にみると、女性では「LINE」がZ世代86.8%、ミレニアル世代86.4%と、男性(Z世代76.4%、ミレニアル世代70.4%)と比べて高くなりました。他方、ミレニアル世代の男性では「電話番号」(10.0%)が他の層と比べて高くなりました。● 最近、若者世代がSNSで流行していたと思うコトバ 1位「○○しか勝たん」2位「ぴえん」3位「ひよってる奴いる?」Z世代では4位「はにゃ?」6位「○○してもろて」9位「アセアセ」、ミレニアル世代では4位「それな」9位「さーせぇん」全回答者(1,000名)に、最近1年間に、SNSで流行していたと思うコトバを聞いたところ、Z世代・ミレニアル世代とも、自分のなかで最高であることを意味する「○○しか勝たん」(順に45.4%、32.4%)が1位、泣いている様子を指す「ぴえん」(35.6%、25.2%)が2位、人気マンガ『東京卍リベンジャーズ』で登場するコトバで、困難に陥った仲間を鼓舞するときに使われる「ひよってる奴いる?」(27.0%、16.0%)が3位となりました。4位以下に挙がったコトバをみると、Z世代では疑問を感じたときなどに発する「はにゃ?」(22.4%)が4位、お願いをするときに使う「○○してもろて」(17.6%)が6位、慌てている様子を意味する「アセアセ」(7.8%)が9位となり、ミレニアル世代では賛同や同意を示すときに使う「それな」(14.6%)が4位、謝罪の気持ちをおどけて言うときに使う「さーせぇん」(4.4%)が9位となりました。また、Z世代9位の「アセアセ」はミレニアル世代では15位圏外、ミレニアル世代11位の「八尺様」はZ世代では15位圏外でした。● 若者世代の飲み会に関する意識 「同世代との飲み会が好き」45%● 飲み会では「先輩や上司と本音で話したい」34%、「先輩や上司の考えを聞きたい」41%全回答者(1,000名)に、飲み会に関する意識や考えについて質問しました。同世代との飲み会が好きか聞いたところ、「非常にそう思う」が12.1%、「どちらかといえばそう思う」が32.4%で、合計した『そう思う(計)』は44.5%、先輩や上司との飲み会が好きか聞いたところ、「非常にそう思う」が6.0%、「どちらかといえばそう思う」が15.4%で、合計した『そう思う(計)』は21.4%となりました。“若者の飲み会離れ”といわれることが多いですが、実際は飲み会好きの若者は少なくないようです。飲み会では先輩や上司と本音で話したいか聞いたところ、『そう思う(計)』は34.1%となり、飲み会では先輩や上司の考えを聞きたいか聞いたところ、『そう思う(計)』は40.5%となりました。普段とは異なった環境での本音で語り合うコミュニケーションを希望する若者は多いのではないでしょうか。世代別にみると、飲み会では先輩や上司の考えを聞きたいと思う人の割合は、Z世代では43.8%と、ミレニアル世代(37.2%)と比べて6.6ポイント高くなりました。● 職場の飲み会に関する経験「プライベートを優先させるために断ったことがある」61%、「気が進まなかったために断ったことがある」60%● 「先輩や上司と本音で話せたことがある」40%、「仕事に役立つ情報が得られたことがある」48%● 「職場の飲み会で先輩や上司との距離感が縮まったことがある」51%先輩や上司と本音で話せた経験がある若者世代では91%が「距離感が縮まったことがある」と実感次に、学生アルバイトを含む有職者(703名)に、職場の飲み会での経験について聞きました。経験率(「ある」と回答した人の割合)をみると、【プライベートを優先させるために断ったこと】では61.0%、【気が進まなかったために断ったこと】では60.3%、【先輩や上司と本音で話せたこと】では39.5%、【仕事に役立つ情報が得られたこと】では47.7%となりました。先輩や上司との距離感が縮まったことがあるか聞いたところ、「ある」と回答した人の割合は50.5%となりました。職場の飲み会で先輩や上司と本音で話せたことがある人についてみると、先輩や上司との距離感が縮まったことがあると回答した人の割合は91.4%となりました。● 若者世代が参加したい飲み会1位「気配りをしなくてもいい」2位「自分のペースで飲める」3位「あまりお金がかからない」4位「落ち着いて飲める」● 若者世代が参加したい職場の飲み会1位「あまりお金がかからない」2位「説教する人がいない」3位「短時間で終わる」4位「気配りをしなくてもいい」若者世代が参加したい飲み会はどのようなものなのでしょうか。全回答者(1,000名)に、プライベートの飲み会ではどのような飲み会に参加したいと思うか聞いたところ、1位「気配りをしなくてもいい」(44.4%)、2位「自分のペースで飲める」(42.0%)、3位「あまりお金がかからない」(39.1%)、4位「落ち着いて飲める」(35.7%)、5位「説教する人がいない」(31.1%)となりました。飲み会では、過度な気配りをしないで、お酒や料理、会話などを楽しみたいと考えている人が多いのではないでしょうか。世代別にみると、Z世代では「自分のペースで飲める」(39.6%)が1位、ミレニアル世代では「気配りをしなくてもいい」(50.4%)が1位でした。有職者(703名)に、職場の飲み会ではどのような飲み会に参加したいと思うか聞いたところ、1位「あまりお金がかからない」(40.1%)、2位「説教する人がいない」(39.4%)、3位「短時間で終わる」(36.7%)、4位「気配りをしなくてもいい」(35.1%)、5位「自分のペースで飲める」(31.3%)となりました。世代別にみると、Z世代(309名)では「あまりお金がかからない」「説教する人がいない」(いずれも36.6%)が1位、ミレニアル世代(394名)では「あまりお金がかからない」(42.9%)が1位でした。●飲み会とコミュニケーション×芸能人とアニメ・マンガキャラ● 飲み会の幹事をしてほしい芸能人 1位「明石家さんまさん」Z世代2位「櫻井翔さん」3位「大泉洋さん」、ミレニアル世代2位「タモリさん」3位「大泉洋さん」● 飲み会の幹事をしてほしいアニメ・マンガキャラ 1位「ドラえもん」Z世代2位「モンキー・D・ルフィ」3位「五条悟」「竈門炭治郎」、ミレニアル世代2位「モンキー・D・ルフィ」3位「竈門炭治郎」最後に、全回答者(1,000名)に、”飲み会・コミュニケーション“をテーマに、イメージに合う芸能人、アニメ・マンガキャラについて質問しました。飲み会の幹事をしてほしい芸能人を聞いたところ、1位は「明石家さんまさん」となりました。明石家さんまさんが幹事だったら、キレのあるトークで飲み会を盛り上げてくれそうだとイメージしている人が多いのではないでしょうか。次いで、2位「大泉洋さん」、3位「櫻井翔さん」、4位「タモリさん」、5位「ムロツヨシさん」となりました。世代別にみると、Z世代・ミレニアル世代とも1位は「明石家さんまさん」となり、Z世代では2位「櫻井翔さん」、3位「大泉洋さん」、ミレニアル世代では2位「タモリさん」、3位「大泉洋さん」と続きました。また、飲み会の幹事をしてほしいアニメ・マンガのキャラクターを聞いたところ、1位「ドラえもん(ドラえもん)」、2位「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」、3位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、4位「五条悟(呪術廻戦)」、5位「坂田銀時(銀魂)」となりました。世代別にみると、Z世代・ミレニアル世代とも1位は「ドラえもん(ドラえもん)」となり、Z世代では2位「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」、3位「五条悟(呪術廻戦)」「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、ミレニアル世代では2位「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」、3位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」と続きました。● お酒の席で愚痴を聞いてほしい芸能人 「マツコ・デラックスさん」がダントツZ世代2位「ムロツヨシさん」3位「松本人志さん」、ミレニアル世代2位「タモリさん」「明石家さんまさん」● お酒の席で愚痴を聞いてほしいアニメ・マンガキャラ 「ドラえもん」がダントツZ世代2位「竈門炭治郎」3位「モンキー・D・ルフィ」、ミレニアル世代2位「竈門炭治郎」3位「ナミ」「モンキー・D・ルフィ」お酒の席で愚痴を聞いてほしい芸能人を聞いたところ、「マツコ・デラックスさん」がダントツでした。不満や愚痴を口に出しても、親身になって聞いてくれ、的確なアドバイスをもらえそうだとイメージしている人が多いのではないでしょうか。次いで、2位「明石家さんまさん」、3位「タモリさん」、4位「天海祐希さん」「有吉弘行さん」「櫻井翔さん」となりました。世代別にみると、Z世代・ミレニアル世代とも「マツコ・デラックスさん」がダントツ、Z世代では2位「ムロツヨシさん」、3位「松本人志さん」、ミレニアル世代では2位「タモリさん」「明石家さんまさん」となりました。また、お酒の席で愚痴を聞いてほしいアニメ・マンガのキャラクターを聞いたところ、「ドラえもん(ドラえもん)」がダントツ、2位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、3位「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」、4位「サンジ(ONE PIECE)」「ナミ(ONE PIECE)」と続きました。世代別にみると、Z世代・ミレニアル世代とも「ドラえもん(ドラえもん)」がダントツ、Z世代では2位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、3位「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」、ミレニアル世代では2位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、3位「ナミ(ONE PIECE)」「モンキー・D・ルフィ(ONE PIECE)」となりました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月08日2月1日でデビュー10周年を迎えたA.B.C-Z。10周年当日には、彼らにとって初のベストアルバム『BEST OF A.B.C-Z』が発売された。そんな彼らが仲よし座談会を開催!テーマは「メンバーに今だから言える話」です♪戸塚祥太(35・以下、戸塚):デビューする少し前に、Jr.のコンサートで俺と河合がMCをやるコーナーがあったのね。河合郁人(34・以下、河合):あったね!戸塚:俺、1回出るのを忘れたことがあって。すぐに気付いたんだけど、河合が1人で話を回してる姿に見入っちゃって、そのままずっと裏にいたの(笑)。あのときはごめんね。河合:気付いてたのに出なかったっていうのは初耳だわ(笑)。五関晃一(36・以下、五関):俺もコンサートでミスしたことある。仮面を使ったパフォーマンスのとき、間違えて2枚一緒にめくっちゃった。この10年を振り返って言っておきたいことはそれくらいだけど、やっと言えてすっきりした(笑)。橋本良亮(28・以下、橋本):去年、塚ちゃんに寒いって言ったらコート貸してくれて、そのまま正式にいただいたでしょ。あれ、自転車に乗ったときに破けちゃった。ちゃんと直してもらって着てるけどね!塚田僚一(35・以下、塚田):僕もね、河合からもらったのになくしちゃったものがある。砂時計なんだけど、覚えてる?河合:ああ!あの大きいやつか!塚田:ずっと実家に置いておいたんだけど、久しぶりにお母さんに聞いてみたら捨てちゃったみたいで……。ごめん!河合:正直、なんであれをプレゼントしたのか自分でも覚えてないよ(笑)。俺はね、メンバーだけじゃなくて、ファンのみなさんにも言わないといけないことがあるね。橋本:なになに?河合:5年前の舞台の公演中、ものすごい痔になって。ずっと我慢しながらやってました(笑)。軽トラから飛び降りるシーンがヤバかった……。戸塚:こうやってみんなで話すとやっぱり楽しいよね。デビュー直後はよく忘年会をやってたけど、状況が落ち着いたらまた復活させよう!
2022年02月07日1995年以降に生まれたニュージェネレーション“Z世代”のリアルな人生の選択を追ったドキュメンタリー番組「Zの選択」。この度、新シリーズとなる<Z世代×仕事>が3週連続で放送されることが決定した。女優で歌手の上白石萌歌がナレーションを務める初回は、好きなことを仕事にした靴磨き職人と、職場が好きで働く酒造り職人の2人にフォーカスをあてた「#この仕事が好きな理由」を放送。“仕事”について上白石さんは「仕事を始めたのは12歳くらいで、周りの子はみんなランドセルを背負って学校に行っているくらいの時から働いているので、『自分が生きるためにある』、『それ無しでは生きられないもの』だと思っています」と語り、「この仕事によっていろんな表情を引き出してもらっている、人間的に成長させてもらっている、と感じています」とコメントしている。続いては、連続テレビ小説「おかえりモネ」、『朝が来る』などに出演する蒔田彩珠が、2回目放送の「#地元で働く理由」でナレーションを担当。地元・気仙沼で働き続けることを決めた、漁師とローカルアイドルの2人を追いかけた。仕事が楽しいと話す蒔田さんは「これからもずっと、楽しむためにお芝居をしたい」と語るとともに、「高校を卒業し来年は20歳になる今、自分が楽しんでしている仕事が、誰かを励ましたり、勇気づけることができたり、誰かの心が温かくなって幸せな気持ちになったり。もしかしたら私、人の役に立ててる?もしそうだったら嬉しい。そんな風に感じるようになりました」と話している。蒔田彩珠最後は、お金のために働きたい、セミリタイアするために働きたい…そんな2人を追った「#何のために働きますか」を八乙女光(Hey! Say! JUMP)のナレーションで放送。「『人を笑顔にするため』に今は仕事をしています」と語り始めた八乙女さんは、「仕事を始めた当初は『CDデビューをしたいから』、CDデビュー後は『もっと人気になりたいから』と考えていました」とふり返り、「仕事とは関わる人から叱咤激励を受けることができるもの、そしてその結果関わった人たちとさまざまな関係値を築けるものだと思っています」と自身にとっての“仕事”について明かした。八乙女光「Zの選択」は1月12日(水)、19日(水)、26日(水)22時25分~Eテレにて放送。(cinemacafe.net)
2022年01月05日日本最大級のメンズ美容サイトMOTEO(モテオ)を運営するカッコイイ株式会社(代表取締役社長:川口 健作、本社:東京都港区)はミレニアル世代とZ世代に対してメンズ美容の意識調査を行いました。ミレニアル世代とZ世代に対してメンズ美容の意識調査 髪型の好みに大きな差が出る高いデジタルスキルを有し、その政治観から、キャリア選択、さらには商品選びから購入に至る方法まですべてが目新しいものと話題になったミレニアル世代。しかし今、ミレニアル世代が占めていたポジションに、新たな消費者層として注目されるのがZ世代です。1981~95年生まれのミレニアル世代と、1996~2012年生まれのZ世代。今回は、そんな2世代間における調査の第2弾。メンズ美容に関する意識格差を明らかにしていきます。【調査内容】●1981~95年生まれのミレニアル世代(n56)と、1996~2012年生まれのZ世代(n57)を対象とする調査●アンケート回答対象は女性のみ●同一設問の一斉アンケート調査【設問内容】(1)男性のメイクについて印象を選んでください(2)男性にまずは最初にチャレンジしてほしいメイクを1つ選んでください(3)男性に実践してほしいメイクを1つ選んでください(4)男性で好印象のヘアスタイルを1つ選んでください(5)印象が悪い男性の肌について1つ選んでください(6)自分より肌の綺麗な男性を許すことはできますか?【調査結果における注目トピックス】男性のヘアスタイルに関して大きな意識の差が現れる結果となりました。Z世代については、あまり偏らずマッシュヘア、センター分け、ツーブロック、ショートヘアに好みが別れる結果となりました。一方のミレニアル世代は、半数近くがショートヘアを支持する形となりました。(1)男性のメイクについて印象を選んでください男性のメイクについて印象を選んでください選択肢 Z世代 ミレニアル世代好印象 21.05% 8.93%やや好印象 45.61% 48.21%やや好印象ではない 22.81% 32.14%好印象ではない 10.53% 10.71%Z世代の66%強がメンズメイクを支持する一方、ミレニアル世代は57%の支持と10%近く差が出る形となりました。特に、「好印象」の一番良い評価について大きく差が出ており、Z世代の方がミレニアル世代に比べて2倍以上の方が好印象と評価しました。(2)男性にまずは最初にチャレンジしてほしいメイクを1つ選んでください男性にまずは最初にチャレンジしてほしいメイクを1つ選んでください選択肢 Z世代 ミレニアル世代ベースメイク 42.11% 32.14%眉 56.14% 55.36%アイメイク 1.75% 0.00%チーク 0.00% 0.00%リップ 0.00% 8.93%ネイル 0.00% 3.57%両世代でほとんど差が出ず、ベースメイクと眉の支持が9割前後という結果になりました。(3)男性に実践してほしいメイクを1つ選んでください男性に実践してほしいメイクを1つ選んでください選択肢 Z世代 ミレニアル世代韓国系メンズメイク 12.28% 8.93%ジェンダーレス系メンズメイク 7.02% 5.36%ビジュアル系メンズメイク 1.75% 0.00%ホスト系メンズメイク 3.51% 1.79%爽やか系メンズメイク 75.44% 83.93%両世代で意識の差にそこまで大きく乖離はありませんが、Z世代の方がややメイクの価値観に多様性がある印象をうける結果となりました。(4)男性で好印象のヘアスタイルを1つ選んでください男性で好印象のヘアスタイルを1つ選んでください選択肢 Z世代 ミレニアル世代マッシュヘア 21.05% 10.71%センター分け 29.83% 8.93%ツーブロック 17.54% 23.21%ショートヘア 19.30% 44.64%ウルフヘア 8.77% 8.93%オールバック 1.75% 0.00%坊主 1.75% 0.00%ソフトモヒカン 0.00% 3.57%髪型については、ミレニアル世代がショートヘアの支持に偏る一方、Z世代についてはミレニアル世代より偏りが少ない結果となりました。(5)印象が悪い男性の肌について1つ選んでください印象が悪い男性の肌について1つ選んでください選択肢 Z世代 ミレニアル世代ニキビ肌 47.37% 44.64%開いた毛穴 12.28% 17.86%日焼けした肌 5.26% 3.57%濃いひげ 28.07% 28.57%シミやシワ 7.02% 5.36%両世代ともニキビ肌の印象が一番悪いという結果になりました。その他の項目についても大きな差はあらわれておりません。(6)自分より肌の綺麗な男性を許すことはできますか?自分より肌の綺麗な男性を許すことはできますか?選択肢 Z世代 ミレニアル世代許せる 65.2% 56.1%許せない 4.5% 3.5%どちらでも良い 30.3% 40.4%両世代とも半数以上が肌の綺麗な男性を許せるという結果になりました。その他の項目についても大きな差はあらわれておりません。【MOTEO】◆メンズ美容ケア薄毛・脱毛・EDに関する、お役立ちコラムやおすすめ店舗を紹介する日本最大級※のメンズ美容ポータルサイト「MOTEO」は、新ジャンル「メンズスキンケア」を開設します。メンズスキンケアの総合TOPページでは、メンズのスキンケアからファッション、メイクまで、さまざまなおすすめ商品やお役立ち情報などを発信するコラムを公開予定です。イケてるメンズを目指すための美容の悩み解消にお役立てください。※日本最大級は店舗掲載数を根拠としています【男を磨くみんなの情報サイト「MOTEO」】MOTEO「MOTEO」は、【日本男子が世界でモテモテになる】を本気で目指す、メンズ美容の総合情報サイトです。AGA治療やメンズ脱毛、ヒゲ脱毛からED治療までイケてるメンズに必要な“すべて”の情報が集まるサイト作りを目指しています。「MOTEO」を利用すれば、あなたに適したメンズ美容法、お得なクリニック情報、メンズ美容のトレンドなどがわかります。メンズ美容クリニックやサロンの掲載数も、日本最大級の規模!どうぞ、「MOTEO」の圧倒的な情報量から、比較・検討してください!◆薄毛・AGA治療 ◆メンズ脱毛・髭脱毛 ◆ED治療 New!◆メンズスキンケア ◆本調査のダイジェストURL ◆運営会社【運営会社】会社名 : カッコイイ株式会社代表取締役社長 : 川口 健作 本社所在地 : 東京都港区高輪1-19-11設立 : 2019年4月1日コーポレートURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月22日日本最大級のメンズ美容サイトMOTEO(モテオ)を運営するカッコイイ株式会社(代表取締役社長:川口 健作、本社:東京都港区)はミレニアル世代とZ世代に対してメンズ美容の意識調査を行いました。ミレニアル世代とZ世代それぞれに聞いたメンズ脱毛に関する意識調査高いデジタルスキルを有し、その政治観から、キャリア選択、さらには商品選びから購入に至る方法まですべてが目新しいものと話題になったミレニアル世代。しかし今、ミレニアル世代が占めていたポジションに、新たな消費者層として注目されるのがZ世代です。1981~95年生まれのミレニアル世代と、1996~2012年生まれのZ世代。今回は、そんな2世代間における調査の第3弾。メンズ脱毛に関する意識格差を明らかにしていきます。【調査内容】●1981~95年生まれのミレニアル世代(n56)と、1996~2012年生まれのZ世代(n57)を対象とする調査●アンケート回答対象は女性のみ●同一設問の一斉アンケート調査【設問内容】(1)男性に脱毛して欲しい部位を1つ選んでください(2)男性の全身脱毛について好みを教えてください(3)男性のVIO脱毛について好みを教えてください(4)男性の髭脱毛について好みを教えてください【調査結果における注目トピックス】脱毛して欲しい部位や毛の薄さについてはZ世代、ミレニアル世代の両世代においてほぼ変わらない結果となりました。しかし、髭脱毛に関してだけZ世代の方がミレニアル世代よりもツルツル肌を肯定するという結果となり、世代間の価値観に差が出ることがわかりました。(1)男性に脱毛して欲しい部位を1つ選んでください男性に脱毛して欲しい部位を1つ選んでください選択肢 Z世代 ミレニアル世代髭 26.32% 26.79%胸毛 54.39% 53.57%腕毛 1.75% 1.79%お腹 7.02% 7.14%VIO 1.75% 3.57%足 8.77% 7.14%ミレニアル世代とZ世代でほぼ同一の結果となりました。脱毛してほしい部位は胸毛が圧倒する形となり、ついで髭が選ばれる形となりました。メンズ脱毛の部位に関しては世代間の特徴がないという結果が得られました。(2)男性の全身脱毛について好みを教えてください男性の全身脱毛について好みを教えてください選択肢 Z世代 ミレニアル世代ツルツルが良い 12.28% 12.50%ツルツルは嫌だが薄いくらいが良い 73.68% 67.86%脱毛しない方が良い 14.04% 19.64%こちらについても、両世代においてほぼ近しい結果となりました。やや、ミレニアル世代の方がメンズ脱毛に否定的な結果となっています。(3)男性のVIO脱毛について好みを教えてください男性のVIO脱毛について好みを教えてください選択肢 Z世代 ミレニアル世代ツルツルが良い 10.53% 7.14%ツルツルは嫌だが薄いくらいが良い 61.40% 62.50%脱毛しない方が良い 28.07% 30.36%やはり同様に、両世代においてほぼ近しい結果となりました。部位、毛の濃さなどについては世代間の価値観があまり変わらないことがわかります。(4)男性の髭脱毛について好みを教えてください男性の髭脱毛について好みを教えてください選択肢 Z世代 ミレニアル世代ツルツルが良い 49.12% 30.36%ツルツルは嫌だが薄いくらいが良い 36.84% 48.21%脱毛しない方が良い 14.04% 21.43%髭脱毛については、世代間で結果がやや異なりました。Z世代の方がツルツル肌を求める傾向にあり、一方のミレニアル世代については薄めの髭が好まれる結果となりました。Z世代の方が中性的な顔が好まれる可能性の示唆とも言えるでしょう。【MOTEO】◆メンズ美容ケア薄毛・脱毛・EDに関する、お役立ちコラムやおすすめ店舗を紹介する日本最大級※のメンズ美容ポータルサイト「MOTEO」は、新ジャンル「メンズスキンケア」を開設します。メンズスキンケアの総合TOPページでは、メンズのスキンケアからファッション、メイクまで、さまざまなおすすめ商品やお役立ち情報などを発信するコラムを公開予定です。イケてるメンズを目指すための美容の悩み解消にお役立てください。※日本最大級は店舗掲載数を根拠としています男を磨くみんなの情報サイト「MOTEO」「MOTEO」 「MOTEO」は、【日本男子が世界でモテモテになる】を本気で目指す、メンズ美容の総合情報サイトです。AGA治療やメンズ脱毛、ヒゲ脱毛からED治療までイケてるメンズに必要な”すべて”の情報が集まるサイト作りを目指しています。「MOTEO」を利用すれば、あなたに適したメンズ美容法、お得なクリニック情報、メンズ美容のトレンドなどがわかります。メンズ美容クリニックやサロンの掲載数も、日本最大級の規模!どうぞ、「MOTEO」の圧倒的な情報量から、比較・検討してください!◆薄毛・AGA治療 ◆メンズ脱毛・髭脱毛 ◆ED治療 New!◆メンズスキンケア ◆本調査のダイジェストURL 【運営会社】会社名 : カッコイイ株式会社代表取締役社長 : 川口 健作 本社所在地 : 東京都港区高輪1-19-11設立 : 2019年4月1日コーポレートURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月16日日本最大級のメンズ美容サイトMOTEO(モテオ)を運営するカッコイイ株式会社(代表取締役社長:川口 健作、本社:東京都港区)はミレニアル世代とZ世代に対してメンズ美容の意識調査を実施しました。ミレニアル世代とZ世代それぞれに聞いた、メンズの眉に関する意識調査。大きく意識の違いが出たのはアートメイクへの印象高いデジタルスキルを有し、その政治観から、キャリア選択、さらには商品選びから購入に至る方法まですべてが目新しいものと話題になったミレニアル世代。しかし今、ミレニアル世代が占めていたポジションに、新たな消費者層として注目されるのがZ世代です。1981~95年生まれのミレニアル世代と、1996~2021年生まれのZ世代。今回は、そんな2世代間におけるメンズの眉に関する意識格差を明らかにしていきます。【調査内容】● 1981~95年生まれのミレニアル世代(n56)と、1996~2021年生まれのZ世代(n57)を対象とする調査● アンケート回答対象は女性のみ● 同一設問の一斉アンケート調査【設問内容】- 眉毛の形で男性の印象は大きく変わると思いますか?- 男性の眉毛の形で印象がいいものを1つだけ選んでください- 男性の眉アートメイクの印象について1つだけ選んでください- 眉毛の濃さについて印象を教えてください- 眉毛の太さについて印象を教えてください【調査結果における注目トピックス】眉毛が印象に影響することについては、概ね回答内容が一致しつつも好まれる形や濃さについては差がつきました。また、眉のアートメイクに関する印象は大きく差が出ておりZ世代の方が全体的に肯定的(80.70%が肯定的)であることがわかりました。(1)眉毛の形で男性の印象は大きく変わると思いますか?眉毛の形で男性の印象は大きく変わると思いますか?選択肢 Z世代 ミレニアル世代そう思う 73.68% 69.64%ややそう思う 22.81% 30.36%ややそう思わない 3.51% 0.00%そう思わない 0.00% 0.00%ミレニアル世代においては、なんと100%で印象への影響があると回答。一方のZ世代に関しても96.49%と高い水準で印象への影響があると回答しています。以上から、男性の眉毛のお手入れの重要さが伝わる結果となりました。(2)男性の眉毛の形で印象がいいものを1つだけ選んでください眉毛の形男性の眉毛の形で印象がいいものを1つだけ選んでください選択肢 Z世代 ミレニアル世代直線型 33.33% 16.07%アーチ型 12.28% 23.21%並行型 31.58% 51.79%シャープ型 22.81% 8.93%Z世代よりもミレニアル世代の方が偏りのある結果となりました。全体的には並行型や直線型といった力強さや自然なイメージを与える形が好印象となっています。特にミレニアル世代ではその傾向が強く、半数型以上が並行型を支持する形となりました。また、アーチ型とシャープ型についてはZ世代とミレニアル世代で意見が逆転しており、2つの形を比較した際にZ世代はシャープ型、ミレニアル世代はアーチ型を好印象と回答しています。(3)男性の眉アートメイクの印象について1つだけ選んでください男性の眉アートメイクの印象について1つだけ選んでください選択肢 Z世代 ミレニアル世代好印象 22.81% 8.93%やや好印象 57.90% 41.07%やや好印象ではない 17.54% 44.64%好印象ではない 1.75% 5.36%アートメイクへの印象に関する回答では、Z世代とミレニアル世代で大きく差がついています。Z世代の80.70%が肯定的な回答である一方、ミレニアル世代では肯定的な意見と否定的な意見が半数ずつとなっています。特に、ミレニアル世代では好印象と回答する女性が少ない結果となり、本調査時点ではまだまだミレニアル世代の女性に男性のアートメイクが受け入れられていないことがわかりました。(4)眉毛の濃さについて印象を教えてください眉毛の濃さについて印象を教えてください選択肢 Z世代 ミレニアル世代濃い眉毛の方が良い 42.11% 55.36%薄い眉毛の方が良い 57.89% 44.64%Z世代、ミレニアル世代ともに拮抗する結果となっています。注目すべき点としてはミレニアル世代の方が薄い眉毛を支持する割合が多く、一方のミレニアル世代では濃い眉毛の指示が多く結果が逆転する形となっています。(5)眉毛の太さについて印象を教えてください眉毛の太さについて印象を教えてください選択肢 Z世代 ミレニアル世代太い眉毛の方が良い 50.88% 67.86%細い眉毛の方が良い 49.12% 32.14%眉毛の太さでは、ミレニアル世代の方が偏りが大きくなる結果となりました。Z世代については、太い眉毛も細い眉毛も同率程度の結果となりましたが、ミレニアル世代に関しては太い眉毛の方が好まれる形となっています。【MOTEO】◆メンズ美容ケア薄毛・脱毛・EDに関する、お役立ちコラムやおすすめ店舗を紹介する日本最大級(※)のメンズ美容ポータルサイト「MOTEO」は、新ジャンル「メンズスキンケア」を開設します。メンズスキンケアの総合TOPページでは、メンズのスキンケアからファッション、メイクまで、さまざまなおすすめ商品やお役立ち情報などを発信するコラムを公開予定です。イケてるメンズを目指すための美容の悩み解消にお役立てください。※日本最大級は店舗掲載数を根拠としています男を磨くみんなの情報サイト「MOTEO」MOTEO 『MOTEO』は、【日本男子が世界でモテモテになる】を本気で目指す、メンズ美容の総合情報サイトです。AGA治療やメンズ脱毛、ヒゲ脱毛からED治療までイケてるメンズに必要な”すべて”の情報が集まるサイト作りを目指しています。『MOTEO』を利用すれば、あなたに適したメンズ美容法、お得なクリニック情報、メンズ美容のトレンドなどがわかります。メンズ美容クリニックやサロンの掲載数も、日本最大級の規模!どうぞ、『MOTEO』の圧倒的な情報量から、比較・検討してください!◆薄毛・AGA治療 ◆メンズ脱毛・髭脱毛 ◆ED治療 New!◆メンズスキンケア ◆本調査のダイジェストURL ■会社概要会社名 : カッコイイ株式会社代表取締役社長: 川口 健作URL : 所在地 : 東京都港区高輪1-19-11設立 : 2019年4月1日事業内容 : メディア運用・Webコンサルティング事業・Webサイト制作事業・イベント事業 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月14日オフィス月天心 主催による『豊楽演芸会~Z世代特集~』が2021年12月16日 (木) ~2021年12月17日 (金)に古石場文化センター(東京都江東区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて11月30日(火)より発売開始予定です。カンフェティで11月30日(火)よりチケット発売開始予定 Z世代の落語家とマジシャンが夢の競演!!豊楽演芸会~Z世代特集~開催決定大阪府内や東京都内で放送のテレビ番組に出演、さらにSNSドラマの監修も務め、自身の落語会には、高齢者のみならず沢山の若者が訪れるなど、世代・地域・メディアの枠を超えて大人気な落語家桂枝之進と、今年8月のファミリー向けマジック教室とショーが好評だったことをうけて、今年の12月から1月にかけて、1都3県で再演することが決まるなど、勢いのあるマジシャン マジカルおじさんが夢の競演をする。未来を担うZ世代の落語家とマジシャンがどんな科学反応を起こすのか?ぜひ会場でご覧ください。プロフィール桂枝之進2001年 神戸市出身5歳から落語を聴き始め、9歳から演り始める。15歳で6代文枝一門桂枝三郎に入門2017年 天満天神繁昌亭、枝三郎六百席にて初舞台全国の寄席やイベント、メディアで活動するほか、2020年 落語クリエイティブチームZ落語を立ち上げ、渋谷を拠点にZ世代の視点で落語を再定義、発信するプロジェクトを主宰テレビTOKYO MX「堀潤モーニングFLAG」準レギュラーNHK大阪「上方ルーキーズ」ラジオTOKYO FM「ON THE PLANET」J-WAVE「SHIBUYA DESIGN」SNSドラマ「対決落語」supported by Yay! 監修マジカルおじさん1996年 札幌市出身高校在学時に第3回北海道マジックコンベンションで優勝 高校卒業後にマジックを学ぶため上京し、渚晴彦氏、スピリット百瀬氏に師事した後、芸名月天心としてプロデビュー2020年11月にマジカルおじさんに改名公演・(株)クリーク・アンド・リバー社舞台芸術事業部主催「キッズ学園祭 勝浦2018」・(株)クリーク・アンド・リバー社舞台芸術事業部主催「月天心に親子でマジックを教わろう!夏休みに覚えるマジック教室&SHOW」・北本市文化センター主催「月天心のあちらこちらでマジックショー」・立川市幸学習館・児童館主催「月天心の今日もどこかでマジックショー」雑誌美少女図鑑インタビューライセンスKOTO街角アーティスト(江東区)開催概要オフィス月天心「豊楽演芸会~Z世代特集~」公演期間:2021年12月16日 (木) ~2021年12月17日 (金)会場:古石場文化センター(東京都江東区古石場2-13-2)■出演桂枝之進 / マジカルおじさん■公演スケジュール12月16日 (木)11時開演・ 14時30分開演12月17日 (金)11時開演・ 14時30分開演※開場は、開演の30分前■チケット料金全席自由:1,500円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月25日“いまどき男子”とは、どんな男子なのか。エンターテインメントの世界からスポーツやファッションに至るまで、これまでの流れとは違う新しい価値観、生き方で脚光を浴びている“いまどき男子”たちを、エンタメやカルチャーの有識者が分析します。子どもの頃からカルチャーと身近に接し、引き出しが豊富。「Z世代はネットを介して多様なカルチャーに気軽にアクセスするのが当たり前。文芸の世界では、血肉化してきたカルチャーを全部盛りにした“現代エンタメ”の機運が高まっています。たとえば波木銅(なみきどう)さんの『万事快調(オール・グリーンズ)』は、ヒロイン3人に音楽(ラップ)・映画・文学への愛と知識を振り分けた青春群像劇。出来上がった作品も音楽的で映画的で、なおかつきっちり文学的なんです」(ライター・吉田大助さん)また、YouTuberの中からユニークな書き手も現れているという。「YouTuberの動画は基本的にドキュメンタリーですが、『kouichitv』のコウイチさんはフィクション=短編コメディ動画をアップしている。初の著書『最悪な一日』でもショートショート=超短編小説を執筆。面白かったです」(吉田さん)見た目だけでの勝負は卒業。専門知識を自分の強みに変える。SNSは、いまどき男子にとっても大事な自己アピールのツール。なかでも、時代の流れを敏感に読み取るインフルエンサーたちは、次なるフェーズへ。「インフルエンサーは拡散力の高い人気者という立ち位置ですが、それよりも専門性の高い『KOL』という概念がいま広がっています。これはキーオピニオンリーダーの略で、たとえば美容男子の中でも、見た目を磨くだけではなく、美容の情報や知識を発信する人のこと。美容男子のKevinさんは、TikTokで自分がいいと思ったコスメを紹介。メイクの過程などを公開しています。とくに男性の場合、自分の個性を強みに変えようとする傾向が強いんです」(N.D.Promotion代表取締役・金丸雄一さん)ルールや規則に縛られず、のびのびと才能を発揮。いまどきは、10代で起業をするなど、一般的な進路にとらわれず、早いうちからチャレンジをする男性も出てきているが、それはスポーツ界に顕著。「学生時代のスポーツは部活を基本とした“スポ根”的な練習になりがちなので、トップアスリートはそこからの脱却を図る意味でも、型にはまらない進路を選択する傾向に。近年多いのは、通信制の高校を選ぶケース。日本の高校に籍を置きながらも海外に拠点を移すなど、より競技に集中し、自分の能力を伸ばすため。卓球の水谷隼選手は、その一人です」(スポーツライター・小林信也さん)勝ち負けにこだわるよりも、自己表現を追求する。東京2020オリンピックのスケートボードが象徴的だったように、勝ち負けではなく、自分が納得できるかどうかに重きを置くのも、いまどき男子らしい。「こうした精神は、もともとエクストリームスポーツ全般にあるものですが、いまの時流と合ったため、まぶしく映ったのでしょう。スケートボードで金メダルを取った堀米雄斗選手はもちろん、“ゴン攻め”などの解説で話題となった瀬尻稜選手は、より自己表現に重きを置いているタイプです。オリンピックで金メダルを期待される実力がありながらも、スケボーを純粋に楽しみたいからと出場を辞退。さらに、もはやスケートボードのコンテストにも意識が向いておらず、彼の一番のプライオリティは、いいライディングをSNSにアップすること。ランキングより、SNSのアクセス数のほうを重視しているんです」(小林さん)吉田大助さんライター。弊誌をはじめ、小説誌やカルチャー誌などで、文芸作品の書評や作家インタビューを行う。紙媒体14 誌+αの書評情報をTwitter(@readabookreview)で発信中。金丸雄一さんN.D.Promotion代表取締役。Z世代を対象としたシンクタンク組織「Z 総研」発足やZ世代をターゲットとしたプランニング、インフルエンサーのキャスティングなどを行う。小林信也さんスポーツライター。雑誌、ウェブなどにて執筆中。著書に『大谷翔平「二刀流」の軌跡―リトル・リーグ時代に才能を見出した指導者と野球愛風土』(マガジンランド)など。※『anan』2021年11月3日号より。イラスト・WALNUT取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年10月27日エンターテインメントの世界からスポーツやファッションに至るまで、これまでの流れとは違う新しい価値観、生き方で脚光を浴びている“いまどき男子”たちをフィーチャー。そもそも“いまどき男子”とは、どんな男子なのか。エンタメやカルチャーの有識者が、注目の男性や時代背景から、その実像を分析します。個人の幸せを決めつけない。人生の選択肢が多種多様に。いまどき男子に迫るには、時代を映す鏡ともいえるテレビドラマでの男性の描かれ方も一つの手がかりに。「いまは王道の胸キュンラブコメがある一方で、恋愛成就はもちろん、仕事の成功など男性に顕著だった“これが人生の幸せ”と思われてきたようなゴールを安易に描かないドラマも増えています。それは男女ともに価値観が多様になっているからでは。今年春に放送された『コントが始まる』は、男性の若手お笑いトリオを中心とした物語でしたが、ブレイクするか否かがすべてではなく、挫折しても互いを思いやるという彼らの姿勢に、いまどきの男性像を感じました」(早稲田大学演劇博物館館長・岡室美奈子さん)現実社会でも、旧来的な幸せではなく、独自路線を行く男性が増えているそう。「Z世代(’90年代後半~’00年代生まれ)は高級品で自己顕示欲を満たそうと考える人が減り、収入の高さが最優先ではなくなっている。それより誰かの役に立つなど意義ある仕事をしたい人が多い。たとえば、最近サステナブルな食料として注目されている昆虫を使ったレストランを経営する’94年生まれの篠原祐太さんなどは、その一人だと思います」(N.D.Promotion代表取締役・金丸雄一さん)社会に対する問題意識を持ち、発信する。今年上半期、ルッキズムをテーマとしたNHKのドラマ『きれいのくに』が話題となったが、その脚本を手がけたのが、’93年生まれの加藤拓也さん。「このドラマは、美容整形が禁止された近未来をおもな舞台としたSFですが、外見至上主義による問題を、これほど真正面から扱った作品は、かつてなかったと思います。しかも、美容整形が悪いという結論でもないんです」(岡室さん)単純に白黒つけないことで、一人ひとりがこの問題を考えるきっかけになる、ともいえるだろう。作品に社会的なメッセージを込めるのは、音楽にも共通する。「なかでもBTSは、これまであまり男性が話題にしてこなかった、セルフケアや自分を愛することの大切さを発信している。国連総会では若者に向けたスピーチも行っていますが、世界的な共感を得ているのは、自身の経験も踏まえて偽りのない言葉で伝えているからだと思います」(音楽ジャーナリスト・柴那典さん)繊細な気持ちがあるからこそ、相手に寄り添える。「ドラマ史を遡ると、昭和の時代は心身ともに力強い男性が魅力的とされましたが、平成になると『東京ラブストーリー』のカンチのような優柔不断でありつつも優しい男性が人気になります。平成の終わりには『逃げるは恥だが役に立つ』で聞く力を持つ平匡が登場し、圧倒的な支持を集めました。そして“いま”の男性観が投影されていると感じるのは、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の菅波先生です」(岡室さん)菅波先生は、聞く力があるのはもちろん、ヒロインの百音の気持ちや立場を理解し、寄り添おうとする男性。「彼が百音に『あなたの痛みは僕にはわかりません。でも、わかりたいと思っています』と言うシーンが象徴的。わからなさを正直に言葉にするところに、繊細さと誠実さが表れている。生きづらさを抱える女性が多いいま、こうして親身になってくれる男性が、時代的にも求められているのだと思います」(岡室さん)女性の生きづらさを、自分ごととして理解しようとする。いまどきは、女性自身だけでなく、男性も女性の生きづらさに言及するように。「文芸の世界では、ジェンダーをテーマに取り入れた若手男性作家の小説が注目されています。たとえば君嶋彼方さんの『君の顔では泣けない』は、高校1年生の男女の心が入れ替わり、その後15年間元に戻らないという物語。語り手は、女性の体に入った男性です。妊娠や出産など女性の人生に起こりうる出来事を、男性の視点から見つめ返している点が圧倒的に新しい。個々の描写がとてもリアルで、“書き手は女性なのでは?”と話題を呼びました」(ライター・吉田大助さん)この作品では、同時に、男性の生きづらさにもフォーカスを当てている。「『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の大前粟生(あお)さんも、そのテーマを追求し続けている。ジェンダー意識のアップデートを小刻みに経験し、男女どちらの生きづらさも自分ごととして捉えている若い世代ならではといえます」(吉田さん)無理に格好つけず、“嘘のない自分”を大事にする。かつては男性たるもの、強がってしかるべしとの価値観もあったが、いまは自分らしさを大事にする男性が増えている。「マッチョなイメージもあったヒップホップも最近は多様化してきていて、センチメンタルなリリックを書くラッパーのLEXさんなども人気です。また、Adoさんの『うっせぇわ』の作詞作曲で知られるボカロPのsyudouさんは、嫉妬や悪意、苛立ちなど、誰の心にもありつつあまり表に出したくないような感情を歌詞にし、むしろ共感を得ています」(柴さん)また、SNSでも等身大の自分を発信する男性が支持される傾向に。「大学生でTikTokerの修一朗さんは、飾らない日常を発信してフォロワー数が200万超え。日常とはいえ自分とは違う毎日を見られる面白さがあり、“映え”に疲れた人たちが安心してアクセスできるコンテンツでもあります」(金丸さん)岡室美奈子さん早稲田大学演劇博物館館長、早稲田大学文化構想学部教授。「テレビ史」などを担当。毎日新聞夕刊放送面にて、コラム「私の体はテレビでできている」を4週に一回連載中。金丸雄一さんN.D.Promotion代表取締役。Z世代を対象としたシンクタンク組織「Z 総研」発足やZ世代をターゲットとしたプランニング、インフルエンサーのキャスティングなどを行う。柴 那典(とものり)さん音楽ジャーナリスト。ミュージシャンへのインタビューやレビューの執筆などをさまざまな媒体で多数行う。著書に『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)など。吉田大助さんライター。弊誌をはじめ、小説誌やカルチャー誌などで、文芸作品の書評や作家インタビューを行う。紙媒体14 誌+αの書評情報をTwitter(@readabookreview)で発信中。※『anan』2021年11月3日号より。イラスト・WALNUT取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年10月27日ロックユニット・B’zのコンセプト・ライブ「B’z presents LIVE FRIENDS」(11月16日・17日開催)が、12月24日にエンターテインメントサイト・uP!!!ほかで配信されることが決定した。同ライブは、25年ぶりとなるコンセプト・アルバム『FRIENDS III』の今冬リリースに先がけて、11月16日と17日の2日間にわたり、東京ガーデンシアターにて開催。アルバム収録曲が今回のライブで初披露となることに加え、これまでステージでほぼ未演奏だった『FRIENDS』(92)、『FRIENDS II』(96)収録曲の披露も期待される。ステージでは、B’z・サポートメンバーのほか、ホーンセクション・ストリングス・パーカション・コーラス隊が登場。総勢20名以上が一堂に会するクラシックスタイルで演奏し、33年目にして新たなB’zのライブスタイルが確立される。視聴チケットは一般4,500円、auスマートパスプレミアム会員であれば4,000円で購入可能となっている。
2021年10月18日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「Z世代」です。最近、よく耳にする(ananでも特集が組まれているのを読みました)Z世代というワード。1990年代中盤から2012年生まれ、現在9~25歳くらいの方を指すそうです。ちなみに僕は1989年生まれなので、その前の世代であるミレニアル世代に当てはまるそうです。僕としてはゆとり教育を受けた「ゆとり世代」っていう言葉のほうが耳馴染みがありますが…。ミレニアル世代は、検索エンジンを使い始めたり、スマホができたりというネットの台頭を目の当たりにしたデジタルパイオニア。一方でZ世代は、そんなデジタルインフラがあって当たり前のデジタルネイティブだそう。なるほど確かに違うなと思いますし、次の世代がめちゃくちゃ新しい価値観を生み出しているな、というのはひしひしと感じています。感じていないミュージシャンはいないのではないでしょうか。僕はテレ東系列の朝の子ども向けバラエティ『おはスタ』に出演していますが、共演者のおはガールたちなど10代のキャストたちと感覚の違いを感じることがあります。レイザーラモンHGさんの真似をして「フォーーー!」とギャグをしても通用しません。ジェネレーションギャップを感じます。そうなんです。ジェネレーションギャップって、これまでは僕にとっては大人たちが言うことがわからないことだったのですが、去年くらいからジェネレーションギャップの上世代側=伝わらない側に立つことがあり、ああ、自分はおっさんなんだな…というのを実感しています。僕たちとZ世代の違いはなにかと考えると、デジタルネイティブならではの情報の取り扱い方ではないでしょうか。先ほどのジェネレーションギャップがある事柄についても、僕なんかは大人が言っていることでわからないことがあると、意味を知りたいので調べていました。ずん飯尾さんがギャグで「ポンセ」と言えば「ポンセってどんなやつ?」とネットで調べたり(大洋ホエールズに所属していた野球選手のカルロス・ポンセ氏でした)。でも今の世代はそういうソースは必要としていない感じがします。ネットが発達してあらゆる情報が多すぎる分、取捨選択の仕方が僕たちとはまるで違うんだと思います。ゆえにアウトプットの仕方も違うので、想像もつかない新しい令和カルチャーやコンテンツがたくさん生まれているのだと思います。おかざきたいいく10月20日(水)に約2年9か月ぶりとなる4枚目のオリジナルアルバム『FIGHT CLUB』が発売に。11月23日(火)、横浜アリーナでワンマンライブ「めっちゃめちゃおもしろライブ」を開催。※『anan』2021年9月29日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年09月24日Z世代の男女から絶大な支持を集め、SNSだけではなく様々なメディアで活躍しタレントとしても活躍中のなえなの、ファッション雑誌『Ray』の専属モデルで女優としても活躍している中村里帆、モデル・俳優として着実に実績を積み上げている宇佐卓真が全く新しいドラマに出演する。実在する通話型SNS“Yay!”で発信していたことがきっかけで出会った若い男女が「対決落語」という競技に挑戦することになり、新しい経験をし、成長していくSNS配信ドラマ「対決落語」。3人に本作に挑戦してみて見えたことや、Z世代の本音、実態についても聞いた。初めて触れた落語の世界日本の文化を知るきっかけにも――みなさんは7月28日(水)からTwitterで、そしてアーカイブはYouTubeでも配信されるSNSドラマ「対決落語」でメインキャストを務めます。Yay!で人気のあった若者たちが集められ、落語で対決するというストーリーですが、落語に触れたことは今まであったのでしょうか。なえなの落語のことはあまり知らなくて、聞いたこともなかったので、最初に抱いたのは堅苦しくて、古いイメージでした。自分たちの世代とはかけ離れた、江戸時代のもの、みたいなイメージで。そこにヒップホップとかも組み合わせて落語で対決をするというお話と聞いて、どういう作品になるんだろう?と思いました。中村里帆(以下、中村)私は落語をテーマにしたドラマを観たことがあったので、落語に挑戦できる!とワクワクしながら脚本を読みました。脚本の内容がただ落語で対決するというだけではなくて、落語の中に登場人物たちが自分の思いを込めていたりして、すごくカッコいいものになっていたので、ますますワクワクしました。宇佐卓真(以下、宇佐)僕は落語に触れたことが今までなかったので、最初にお話をいただいたときは、自分は日本人なのに日本の文化をあまり知らないんだな、改めて思いました。YouTubeなどで落語を学んでみて、すごく奥深いものだと知り、若い人たちにもこの「対決落語」の作品を通して、落語や日本の昔からの芸術についてもっと知ってもらいたいと思うようになりました。――実際に作品の中で落語を話してみて、いかがでしたか?なえなの落語を覚えるのは難しくて大変でした。セリフが長いですし、ただしゃべるのではなく、リズムにのせて話さないとならなかったので。しかもそれをワンカットで撮ったので緊張もしました。対決のシーンは台本読みのときから、実際に対戦チームの人たちと向き合って読みあったんですけど、毎回、私たち「海猫堂チーム」が順番が後なんですよ。前半は相手の落語を聞いていることになるんですけど、相手チームがすごく上手に思えて、自分は大丈夫なのかな、っておどおどしちゃって、そのせいでセリフが飛んでしまうことがよくありました。本物のバトルみたいな緊張感が感じられて、とても難しかったです。中村実際の対決落語のシーンはテンポも速かったですし、動きもつけないといけなかったので、思っていた以上に難しかったです。でもやり終えたあとの爽快感がすごくて。本当にこういう競技があったらいいのに、今活躍されている落語家さんたちがやってくれたらいいのにって思いました。宇佐僕は対決相手が波田陽区さんだったんです。もうオーラがすごくて、彼の目の前で落語をやるのが怖くて、絶対に失敗できないって思いました。そのプレッシャーもあってか、本番はあまり時間がかからずにOKを出せたんですけど…。台本があって撮り直しもできる撮影でもこんなに緊張するなら、本当に「対決落語」という競技があったら、すごくやりがいがあって楽しいだろうなって思いました。もっと新しい挑戦をしてみたい!と思うきっかけに――それぞれの役柄についてはいかがでしたか?平凡だなと思っていた日常が、対決落語を知って変わっていくわけですけど。なえなの私が演じた凛花は本当に平凡女子で、可もなく不可もない、がいいタイプなんですけど、それはSNSでちょっと有名だというのがあるからなんだなと思って。それがあるから、他に何かチャレンジしなくてもいいやって思っているところが、自分と重なりました。私もSNSでの活動をしていて、それで満足してしまっているところがあるなと思って。新しく冒険に出て、いろんなことに触れて、可もなく不可もなく、以上のいいことがあると知った凛花を演じてみて、すごく自分も刺激になりました。もっといろんなことに挑戦してみようかなと思えて。もともと、やったことがないことに対して、やりたいと思うことがあまりないタイプなんです。今まで自分が興味が沸いたことにしかチャレンジしないできたんですけど、凛花は落語に興味がなかったけど、真剣にやってみたら新しい人に出会ったり、いろんなものを得ることができたので、やったことがないけど頑張ってみる、という経験をしてみるのはいいことなんだなと、役から学びました。――ご自身に凛花ちゃんは近かったんですね。なえなのはい。テンション感が一緒でした。感情の上げ下げがあまりない感じでずっと一定なのが、すごくそっくりで。普段、感情のアップダウンがあまりなくて、人と一緒にいてもそうなんです。中村私が演じた基子はきっちり三つ編みをしていて、一見すごく大人しそうな女の子なんですけど、落語と師匠のためならストーカーもしちゃうような熱いところもあって、みんなの前でボケたりとか、そういうことも率先してできちゃう。すごくチャーミングだなと思ったので、クラスの委員長をイメージして演じました。真面目だけど暗くはなくて、みんなを引っ張っていく女の子なので、騒ぐときは思いっきり声を張ったり、元気な部分も見せるようにして基子を作っていきました。宇佐僕が演じた卓郎はどこにでもいるような普通の人なんですけど、最近、普通じゃない役を演じることが多かったので、すごくやりやすかったです。自分と重なる部分も多くて、監督と話しながら細かい部分を作りこんでいきました。SNSドラマなので、1話が7分~10分くらいなんですよ。その短い尺の中で、卓郎の成長を見せたかったので、最初のほうはちょっと暗くて、あまり人を信用していない、内にこもっているイメージで演じました。それが徐々に個性を出していけるようになるところがひとつの見どころでもあり、観てくださる方に気づいてほしいところです。上京したことが、自分の人生をぴょんっとリセットするきっかけに――劇中でみなさんが「対決落語」に出会ったように、実際にひとつの出来事で変われた、といった経験はありますか?なえなの上京かもしれないです。ずっとこの仕事をすることを両親にも学校にも反対されていて、地元でこのままアパレルブランドの店舗スタッフをやっていこうかなって思っていたんですけど、思い切って仕事を辞めて、東京に出てきてから、本当にたくさんのお仕事をいただけるようになりましたし、自分自身のモチベーションも上がりました。人生をぴょんって一回リセットして、頑張るぞ!って思えたのが上京です。中村私はモデルしかやらない!って決めて上京してきたんですけど、数年前に受けたお芝居のオーディションが変わるきっかけになりました。モデル志望でお芝居はやらないって思っていたんですけど、そのオーディションで最後のほうまで残ったんです。そしたらいつの間にかお芝居の虜になっていて。そのオーディションは結局上手くいかなかったんですけど、それを機にお芝居をやりたい!というスイッチが入ったし、この世界でちゃんと勝ち残っていきたいという思いが強くなった出来事です。――お芝居のどのあたりが特に面白かったんでしょうか。中村そのときは面白いというよりも、悔しいって気持ちがすごく強くて。この悔しい思いを浄化するぞって気持ちでお芝居を始めてみたら、魅力に気づいて、今続けられています。宇佐これをきっかけに変わった!という経験はないかもしれません。でもいろいろな役をやる中で、それぞれに影響を受けてきたとは思います。僕もなえなのさんとちょっと似てて、あまり感情の起伏がないほうなので、そんなに落ち込むこともないし、特別、嬉しいと思う感情もなくて、人間らしくないなあってたまにそのことで落ち込みます(笑) たとえば忙しかった毎日の中でオフがぽつんとできたら、人と会う予定もなく、家でひとりでぼーっとしていたりして、何してるんだろうなって思うときがあります。だから、この作品のように自分を変えてくれる何かに出会えるっていうのは幸せなことだと思うし、出会いたいなって思います。――今のZ世代の方々はそういうテンションの人が多いんでしょうか。中村そうかもしれません。まわりにも多いです。――撮影現場は同世代の方々が多かったと思いますが、休憩中はみなさんとどんなお話をされていたんですか?なえなのおしゃべりするっていうよりはバラバラに思い思いに過ごしてました。歌を歌っている宇佐くん、目のマッサージをしている中村さん、とか(笑)宇佐目のマッサージやってたね!なえなの今日の朝もスマホで調べながらやってたよ。中村私、本当にむくみやすくて(笑)怖かった?宇佐目線がすごかった。Z世代の3人が最近夢中になっているものは?――「対決落語」は、落語に挑戦してみて平凡だった日常が楽しくなるというお話なので、最後に、みなさんが最近夢中になっていることを教えてください。宇佐絵を描くことです。さっきお話したような雑念を忘れて無になれるのがすごくいいんです。紙の上のことしか考えない時間です。なえなの最近は女友達と夜、寝る前に電話するのにハマっています。ベッドで寝ながら、共通の友達の誕生日に何をあげよう、とか、たわいもないことをダラダラしゃべっているとあっというまに1時とか2時になっていて。そういう時間が心地いいです。中村私は昭和歌謡です。今はカラオケにも行きにくいから、家で昔のベストテンとかの音楽番組を観ながら振り付けも覚えてます。中森明菜さんや山口百恵さん、あと尾崎豊さんとか。衣装も持っているものでコピーしていて、尾崎さんの白Tとジーンズを真似して着て、部屋で歌ったりしています。いつか友達の前とかで披露できたらいいな。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントなえなのさん、中村里帆さん、宇佐卓真さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!公開先:Nom de plume公式Twitterアカウント公式TwitterアーカイブYouTubeオフショット・サブコンテンツInstagram対決落語 supported by Yay!毎週水・日曜日 20時00分〜OA第1話 7月28日(水) 20時00分第2話 8月1日(日) 20時00分第3話 8月4日(水) 20時00分第4話 8月8日(日) 20時00分第5話 8月11日(水) 20時00分第6話 8月15日(日) 20時00分撮影/杉映貴子、取材・文/藤坂美樹
2021年08月05日あらゆる役を縦横無尽に行き来して、観る人を作品に引き込む俳優の鈴鹿央士さん。Z世代写真家・吉川然さんと臨む、表現の戯れ。鈴鹿央士さんの演じる役は、どこか親しみやすさがある。『ドラゴン桜』では「藤井くん」、『MIU404』では「成川くん」。架空の人物なのに、なぜか「くん」付けで呼びたくなるのだ。「うれしいです。一応、芸能人という括りにはいますけど、僕、芸能人ぽくないじゃないですか。僕らが演じる役は、一般的な生活をしている人たち。あんまり芸能人然とした生活をしていると、役を演じるのに一段階ギアを変えなきゃいけない気がして。それをなくすためにも、なるべく普通の人でいたいというか。一般の感覚を持っていたい、という思いはあります」あなたにとって表現とは。そう尋ねると、少し照れた後、一つひとつフィットする言葉を探すようにして、鈴鹿さんは話し始めた。「まだ少しですけど、いろんな作品に携わって、いろんな役を経験して。その中で思うことは、役をいただいたからには、僕が演じる意味を常に探したい。自分のエゴなんですけどね」多くの人が共感した『ドラゴン桜』の藤井くんにも、自分だからできる表現があった。「『ドラゴン桜』の最終回で桜木先生に東大の理科一類を受験したいと伝えるシーンがあるんですけど、台本では呼び方が『あんた』だったんです。でも、もうあの時点で藤井にとって桜木先生は大きな存在。『あんた』とは呼べないなと思って、本番で『先生』に変えさせてもらいました。そしたら、監督もオッケーをくださって。呼び方なんて些細なことかもしれないですけど、そこで表現できるものがある。だから、できる限り大切にしたいなって」2019年に俳優デビュー。この世界に入るまでは表現欲求なんて微塵もない少年だった。「人前に立つことが恥ずかしくて。体育館の壇上に立った経験は、卒業式で卒業証書をもらったときくらい(笑)。絵を描くとか歌を歌うとか、別の方法で気持ちを発散することもなかった。表現というものからかけ離れた人生でした」事務所で初めて台本を読んだときは「『国語の朗読よりひどい』と言われました」と苦笑いする。それでも、いつしか演じることは「この道しかない」と恋い焦がれるものとなった。「『蜜蜂と遠雷』を観て、『ピアノを始めました』と言ってくれる人がいたり。その頃、ちょうど『おっさんずラブ‐in the sky‐』のオンエアも始まって、『見ているだけで幸せになれた』と感想をもらえたり。そんなふうにいろんな人の人生に関われたり、影響を与えられたりしたことで、この仕事の楽しさを知ったというか。現場も楽しかったし、自分も頑張れた気がしたし、だけど満足できなくて、もっと頑張りたいとも思った。そういういろんな感情が自分の中で生まれた瞬間、『この道しかない』って気持ちが決まったんです」たくさんの熱い反響が、シャイだった心を動かした。以降、鈴鹿さんの表現には、いつもその先にいる「受け手」の存在がある。「観てくれる人が0人になったらこの仕事は辞める。そう決めていて。でも1人でも誰かに何かを届けられる限りは続けたい。岡山の田舎で育った普通の人が誰かの心を動かせるなんて夢みたいな話。それができる今はすごく幸せです」思い描くこれからの未来も、普通を大切にする鈴鹿さんらしい答えが返ってきた。「普通の生活に根づいた作品がやりたいです。生活って一番人間が出るところだと思うので。僕、工藤祐次郎さんの歌が好きで。ほぼギターと声だけ。すごく普通なんですけど、生きているなあって感じがするんですよね。僕もそんな普通の人を演じられる俳優になりたいです」OUJI SUZUKA2000年1月11日生まれ、岡山県出身。’19年、俳優デビュー。同年、映画『蜜蜂と遠雷』で数々の賞を受賞。単独初となる主演映画『星空のむこうの国』公開中。『メンズノンノ』専属モデル。ジャケット¥86,900パンツ¥42,900(共にscye/マスターピースショールーム TEL:03・5414・3531)シャツ¥26,400(SCYE BASICS/マスターピースショールーム)その他はスタイリスト私物ZEN YOSHIKAWA2002年生まれ、京都市在住。写真家。小学生の頃から写真を始める。初個展「さがしもの」が8月19日~9月13日リコーイメージングスクエア東京で開催。写真集『Water.』(bookshop M)発売中。※『anan』2021年8月4日号より。写真・吉川然スタイリスト・丸山 晃ヘア&メイク・ 阿部孝介(traffic)取材、文・横川良明(by anan編集部)
2021年08月03日憂いある存在感で異彩を放つ俳優・青木柚さんと、新世代写真家として脚光を浴びる石田真澄さん。夏の海辺の公園で、レンズが捉える心地いい距離感。出演する度に印象をガラリと変えてみせる俳優、青木柚。ステージで輝くアイドルに憧れていた9歳の頃、自らの意思で演技のレッスンを受け始めた。演技は好きでもまだ遊んでいたかった16歳の頃、俳優としての転機となる映画『14の夜』(’16)と出合う。「当時は自分に自信がなくて。華も背丈もないし、良くも悪くも尖った部分がなく、無個性だと思っていた時に、当時のマネージャーさんが『柚は映画がいい』とアドバイスをくれて、それを信じて挑戦したのが『14の夜』です。あの作品をきっかけに、感想をもらったり、オーディションにも呼んでもらえるようになった。自分という人物像が、他者の中では違って映るんだということを知って、力をもらいました」以降、『アイスと雨音』(’18)や『暁闇』(’19)、などで確固たる存在感を見せてきた彼は、役に対してどんなアプローチをするのだろう。「役をいきなり自分に憑依させるような効率的なことができなくて。どこか自分の中にも見覚えのあるものを手繰り寄せて、それを培養させながらちょっとずつ近づいていく感覚です。自分の外にあるものをそのまま取り付けるというのが僕にはできないというか、映像として映った時に嘘にならないかなとも思うんですよね」俳優を仕事としてやりたいと自覚した18歳の頃から、現場に対する姿勢も変わってきた。「もちろん完成を意識してはいるんですが、みんながひとつの作品の完成の向こう側を向いているということが、目や空気から感じる瞬間がすごく美しいなと。その瞬間がやりがいだし、どんな成功にも代えられないものです」2021年春、彼の名を知らしめた作品が、NHKよるドラ『きれいのくに』だろう。「最近は時代に合いつつもわかりやすさを意識したドラマが多い中、曖昧な会話のつながりだけで作品を成立させることができるんだ!と新鮮に感じましたし、あの現場での経験は大きかったです。テレビは関わっている人の数が多くスピードも速いので、ベストなものを生み出す瞬発力という足腰の強さにつながりました」この夏公開を控える、浅野いにお原作の映画化『うみべの女の子』では、残酷な“恋”と“性”に悩みもがく少年、磯辺を漫画から飛び出てきたかのように演じ、ジョニー・デップ主演の映画『MINAMATA‐ミナマタ‐』でも、キーとなる少年として作品に爪痕を残す彼。尊敬しているのは、加瀬亮、柄本佑、若葉竜也、仲野太賀、そして所属事務所ユマニテの俳優陣だ。「作品の規模や役の大小を問わず、その人が演じるだけで“生きている”ことが感じられる。どれだけ存在が大きくなっても、考えることをやめない誠実な姿勢があって、人間の複雑な面を持ち合わせている俳優さんに憧れます」今年2月に20歳を迎えたが、成人としての実感はあまりないそう。プライベートの性格は、一度心を開けばお喋りで少々面倒くさがり。Z世代であっても、SNSは得意ではないとか。「喋ることはストレス発散になるけど、家を出るまでの足取りが重くて(笑)。一人旅がしたいので、最近はYouTubeで自然の動画を見ながら意識を遠くに飛ばしてます。SNSは正直苦手で、傷つきたくないし、弱いなって思うけど、適度な距離感で付き合っていければ」と強がることにこだわらないところも魅力だ。「昔はもっと細かったので、『いっぱい食べろよ、男だろ!』と言われたりすると、自分らしくできないんだと窮屈に感じる時期はありました。でも僕は別に強くなくていいかなって。きっと、みんなそんなものじゃないですかね」YUZU AOKI2001年2月4日生まれ、神奈川県出身。俳優。主演映画『うみべの女の子』が8月20日より公開。9月23日公開のジョニー・デップ製作・主演『MINAMATA‐ミナマタ‐』にも出演。パンツ¥26,400(トゥモローランド TEL:0120・983・522)その他はスタイリスト私物MASUMI ISHIDA1998年生まれ、埼玉県出身。写真家。2017年に初の個展「GINGER ALE」開催。’18年に作品集『light years‐光年‐』刊行。カロリーメイトの広告写真で注目を集め、雑誌や広告など幅広く活躍。※『anan』2021年8月4日号より。写真・石田真澄スタイリスト・稲垣友斗(TRON)ヘア&メイク・ 橋本裕介(TRAPEZISTE)取材、文・小川知子(by anan編集部)
2021年08月02日新しい価値観を持つと期待されるZ世代。社会問題にためらわず「NO」を言い、解決できる方法を模索する頼もしいアクティビストが増えています。なぜ彼らは社会のために行動を起こせるのか?その輪郭を探ります。より良い社会を目指して互いを理解することから。今、違和感に率直に声を上げるZ世代と呼ばれる若年層が注目を集めています。生まれた時からすでに国内の経済成長は止まり始め、社会に出る頃にはメンタルヘルスが社会問題となって働き方改革が提唱され、異常気象などの気候変動はもはや身近な問題となり、SDGsが叫ばれる――そんな時代を生きているZ世代。社会の仕組みに限界も感じ、SNSなどを通して発言するアクティビストも増えているようです。Z世代とは…1996~2015年頃に生まれた世代を指す、アメリカで生まれた区分。’65~’80年頃生まれのX世代、’81~’95年頃生まれのY世代(ミレニアル世代)に次ぐ世代。SNSやデジタルツールを使いこなし、ソーシャルネイティブ、テックネイティブなどとも呼ばれる。ジャーナリスト・堀潤さんと一緒に考えるZ世代のリアル。社会問題に関心が高く、積極的にアクションを起こし、存在感を増しているZ世代。そんな彼らが生まれるのには歴史的・社会的背景があった!堀潤さんが解説してくれました。社会のニーズとマッチ。技術と実行力がある世代。メディアに携わる立場から、Z世代が注目される理由を考えると、経済の価値観が大きく変わったという社会背景がまずあると思います。SDGsが叫ばれ、ESG投資が始まり、環境や人権に感度の高い企業でなければ投資家は相手にしませんし、そういう企業を持つ国でなければ、グローバルな経済活動がままならなくなりました。そこで求められるのがZ世代。新しい価値観を持っており、デジタルネイティブでもある。気候変動や紛争など、長年解決できなかった問題にようやく世界が本腰を入れて取り組もうとしている中で、それを仕事にできる世代です。具体的なニーズに対して新しいサービスやアプローチを提示できる、実行力もテクノロジーもモチベーションも併せ持っています。これまでの社会運動は理念先行でした。しかし、今は実利を伴うため、賛同を得られやすい。だからこそ、社会はZ世代に期待をし、Z世代のアクティビストも安心して行動を起こせるのだと思います。Z世代のアクションを後押しする世界の現象。1、経済界の変化経済界でもSDGsがスタンダードに。環境や人権問題に敏感な企業でなければ投資をしないというESG投資が始まり、これまでは理念にとどまっていたことが、実行に繋げなければ経済が回らなくなってしまった。結果、SDGsへの社会的理解を後押しする形に。深掘POINT:『ヴィクトリアズ・シークレット』がリブランドを発表。ブロンドの白人モデルを使い、ブランドイメージを作ってきたアメリカの老舗下着メーカーが6月に劇的なリブランドを発表。トランスジェンダーや有色人種のモデルを起用し、多様性を謳う企業であることをアピールした。2、社会的価値観の転換待ったなしの気候変動や経済格差。地球温暖化により各所で大きな自然災害が起こり、甚大な被害をもたらしている。またグローバル化で、富む者はさらに富み、貧困層は貧困から抜けられないという連鎖が加速。既存の価値観による不都合が露わになり、世界的危機に。深掘POINT:トランプ氏の経済政策よりも支持されたバイデン氏の「Green New Deal」気候変動対策や再生可能エネルギーに国が財政支援を行うことで、新たな雇用を生み、格差問題も解決しようという「Green New Deal」が強く市民に支持された。環境に配慮しない経済優先の価値観にストップがかかった。3、リベラルな価値観の醸成SNSで日常的に世界の情勢に触れている。ネットの登場で、どこにいても世界の出来事を時差なく知ることができる時代。マララ・ユスフザイさんの人権運動や、グレタ・トゥーンベリさんの地球温暖化の弊害の訴えが世界に広がったのもSNSなくしては語れない。深掘POINT:SNSを中心に盛り上がった#BlackLivesMatterや#MeToo。人種問題や男女差別などの長年の問題も、SNSのハッシュタグを掲げることで、賛同者の横の連携がなされ、世界的なムーブメントに。日常の中で世界が直面する問題に触れることで、リベラルな意識を高めるZ世代が増えた。4、ツールの多様化インターネットが浸透し、テクノロジーも進化。電子決済やドローン、自動運転等々、AIやテクノロジーの進化により、これまで難題と思われていた社会問題も解決策が見えてきた。アイデアとツールを使いこなす技術があれば、インパクトのあるイノベーションが起こせる時代に。深掘POINT:資金集めのハードルにはクラウドファンディングが登場。これまでは個人の活動には経済的にも限界があった。しかし、賛同者を得れば目的達成のための資金を広く集められるクラウドファンディングのシステムが生まれ、若くても無名でも活動実現が可能になっていった。堀 潤さんジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX)に出演中。著書に『わたしは分断を許さない』(実業之日本社)など。Z世代を中心としたU‐29のコメンテーターを迎え、堀さんと語るニュースショー。硬軟おりまぜた人選が見どころ。『堀潤モーニングFLAG』TOKYO MX平日朝7:00~放送。※『anan』2021年8月4日号より。写真・土佐麻理子イラスト・くどうすみか(by anan編集部)
2021年08月01日トラックの上を軽やかに舞うようなメロディ、まるでコラージュのように色鮮やかで楽しい言葉遊び。この7月に18歳になったばかりの諭吉佳作/menさんがクリエイトする既存のJ‐POPの枠にはまらない予測不能な音楽世界は、いつだって自由だ。中学生の時にiPhoneで楽曲制作を始めたことでも大きな注目を集めた。オタク的な妄想力で音楽を作ってるかも。「ピアノを多少習っていたのは土台としてあるのかもしれないですが、楽譜は読めないので全てを打ち込みで作れたら何の制約もないなって。学校にうまく通えなかったので、いわゆる普通に学校に行って生活している子とはズレがあったかもしれません。人との関わりがなかったから、バンドをやるよりも一人で音楽をやった方が早いと思ったんですよね」’19年に、でんぱ組.incへ楽曲提供を行った「形而上学的、魔法」「もしもし、インターネット」でも抜群の音楽センスを発揮。「お話をいただいた時に、単純にファンだったので戸惑いました(笑)。不登校だった時に、でんぱ組も頑張ってるから頑張ろう、と思わせてくれた存在でしたから。ファンをやっているグループに関わるってどういうことか、大丈夫なのか?と今も思っています」今年の5月に、脚本家・坂元裕二の朗読劇『坂元裕二 朗読劇2021』主題歌を含む全て書き下ろしのEP『からだポータブル』と、崎山蒼志や長谷川白紙、根本凪(でんぱ組.inc/虹のコンキスタドール)らとのコラボ曲をまとめたEP『放るアソート』の2枚同時リリースでのデビューも華々しい。何故こんなに、時に奇抜なアイデアでリズムもメロディも自在に操るような音楽を生み出せるのだろう。「裏付けが何もない、音楽理論がわからないからこその自由もあるにはあるのかもしれないですね。知らないことの怖さもあるので、これからはわからないですけど。それに昔からオタクでアニメやボカロが好きだったこともあって、常にオタク的な思考の組み立て方をしています。オタクの妄想力で音楽を作っているのかもしれないです」撮影時の凜とした雰囲気も、取材時の受け応えも十分に大人っぽい。18歳ならではのエピソードってある?と聞くと「思春期だからいつも悩んでます!」と笑った。ゆきちかさくめん2003年生まれの音楽家。中学生の時に出場した「未確認フェスティバル」で審査員特別賞を受賞。iPhoneのみで楽曲制作をスタートさせ、次世代の新たな感覚と唯一無二の楽曲センスが話題を呼ぶ。執筆活動やイラストなどクリエイティブの幅は多岐にわたる。※『anan』2021年8月4日号より。写真・川村恵理取材、文・上野三樹(by anan編集部)
2021年07月30日日本語、英語、韓国語を操り、3か国語をミックスした曲作りを行うシンガーソングライターのNOAさん。’20年1月のデビュー以来、日本のみならず、韓国、タイやインドネシアなど、ファン層はグローバルに広がっている。音楽の国境はそこまで高くないと思っている。「海外の方にも僕の曲を聴いてもらいたいという想いから、日本語だけでなく、英語、ハングルも使って詞を書いているんです。もともと洋楽が好きなので、曲作りにはそういった普段から聴いている音楽の影響もあると思います」デビュー以前、12歳の時に韓国に渡り、大手事務所で7年間、練習生をしていたという経歴を持つNOAさん。その時に得たことが、今の活動にもつながっている。「作詞作曲は、韓国の事務所に入ってから本格的に始めました。周りにも曲を作っている練習生がいたので、共同制作みたいな感じで毎日やっていたんです。ファンの方とのコミュニケーションの仕方も、韓国でたくさん学びました。インスタライブで質問に答えるなどのフランクな交流は、自分がリスナーだった頃、アーティストさんにしてもらって嬉しかったことでもあるので、今は僕がそれをお返ししているような感覚です」そんな彼が’20年6月にリリースした楽曲「TAXI feat. tofubeats」が、タイのバイラルチャートで1位を獲得。これを好機にタイのラッパー・Twopee Southsideさんをフィーチャーした「Too Young」を発表するなど、国境を軽やかに超えている印象だ。「タイのバイラルチャートで1位を獲った時は、僕自身すごく驚きました。ただ、インターネットがある今は、世界にアクセスすることが、そこまでハードルの高いことではないのではと思っているんです。僕の知らないところで、ファンの方が僕の曲を拡散してくれていることもあります。それに言語が違っても、いい曲であれば聴いてもらえるし、歌詞が気になる人は、翻訳サイトで調べてくれたりもしているんです」曲作りはもとより、ダンスの振り付け、動画編集も自身で行う。今後挑戦したいことを聞くと、「ライブですね。デビューしてすぐにファンミーティングで数曲歌って、その後はコロナ禍だったので…。落ち着いたら、海外のみなさんにも会いに行きたいです」ノア2000年3月13日生まれ、東京都出身。’20年、デジタルシングル「LIGHTS UP」でデビュー。「Too Young」も収録されている1st EP『Too Young』が、各種音楽配信サービスなどで配信中。公式YouTubeチャンネルでは、MV、オンラインライブなどが視聴できる。※『anan』2021年8月4日号より。写真・小笠原真紀取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年07月29日「生きる。それが最終目的」の命題を掲げ、2021年に始動した命の謳歌メディアミックスプロジェクト「Zoo-Z(ズーズ)」。「Zoo-Z」とは、キャラクターソングCD、舞台を皮切りに、さまざまな動物たちを元にしたキャラクターたちのドラマ、歌で世界を広げていく新プロジェクト。その第一弾となる舞台「Zoo-Z the STAGE -コンクリート・ジャングル-」が、2021年7月7日(水)、東京ドームシティ シアターGロッソにて開幕した。企画・原案・脚本は、「IdentityV STAGE」シリーズや音楽劇「白と黒」シリーズなどを手がける山田一郎氏が担当する。物語の舞台はコンクリート・ジャングルと呼ばれる東京・新宿。警視庁きっての厄介者の集団「警視庁生活安全総務課 生活安全対策特別捜査隊」、通称「動物園」に、正義感に燃える巡査長・新城大輔が移転配属されたことでストーリーは動き出す。「動物園」とは、動物たちの因子を持ち、人とは違う進化を遂げた「化人」たちの事件を捜査する特殊部署。ブチハイエナの本能が覚醒したばかりの新城と、気怠さの中に愛情をひめたバーバリライオンの化人で警視正の藤堂礼央を筆頭に、新宿で横行する謎の暴力・失踪事件に立ち向かっていく。メインキャストは、化人、人間合わせて総勢20名。「動物園」の刑事たち、新宿に集う若者グループ「Squad」、新宿の街を仕切る「虎狼会」、化人たちのオアシス「喫茶キバタン」、正体不明の何でも屋などが、動物の本能や各々の運命に翻弄されながらも、必死に命に向き合う姿が感動を呼ぶ。劇中に流れるオリジナルソングが名シーンを熱く盛り上げ、また高低差を活かした巨大な舞台装置も見ものである。メインステージ、下段、そして仰ぎ見るほど上空にある最上段の3つの階層でドラマが次々と展開されることで、舞台でありながら映画にも似たテンポの良いシーン展開と、新宿の街に差迷い込んでしまったかのような臨場感を叶えている。人間には理解できない「本能」を秘めているがゆえに、社会不適合者の烙印を押され、生きずらさを抱えて新宿へと流れ着いた化人たち。「普通になりたい」「どうして私だけが一人なの…」「死んでしまいたい」。そんな叫びは、厳しい現代社会に生きる我々人間の嘆きにも重なり、「命の物語」として展開していく。初演に先立って行われたゲネプロの最後、藤堂礼央を演じた五十嵐圭輔は、深々と頭を下げ、カンパニーを代表してコメントを残した。「みんなケガなどをせず、大切な物語を届けていきたいと思います」生きることへの勇気と渇望が押し寄せる感動作「Zoo-z」。今後の展開が楽しみでならない。公演は7月11日(日)まで、東京ドームシティ シアターGロッソにて。チケット発売中。取材・文:浅水美保
2021年07月09日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はシンガーソングライターの當山みれいさんです。「パンダやナマケモノの自由な姿を見て癒されています」と話す當山さんの素顔に迫りました。リアルな歌詞が共感を呼び、サブスク総再生回数1億回超え!Z世代の等身大の姿を歌い、アンサーソングも大人気。「原曲で描かれている人物像を大切に、自分たちの世代がリアルに感じられるワードを入れてアレンジしています」。歌詞には力強いメッセージも。「自分らしさの表現が難しいと思っている人も個性を解き放っていいんだよって伝えたいです」。自粛期間中もSNSなどでファンと深く交流中。「オンラインファンミーティングで一対一のフリートーク。何年も応援してくれている方々とお話しできて嬉しかった~!生配信ライブも増やしたい」“ながら”でできる宅トレで体型キープ。バンドやダンベルを使って、お尻と内ももの裏を中心に鍛えています!見た目もおいしいランチを開拓中。味よし見た目よしのランチを巡るのが趣味!特にタイ料理が好きです!一日の半分、弾き語りする日も。ハモリや弾き語りをすると、曲作りのインスピレーションにもなるんです。とうやま・みれい1998年生まれ。ティーンから圧倒的な支持を誇る“サブスク世代の歌姫”。8月から全国ツアー開催予定。詳細は公式ホームページをチェック。※『anan』2021年6月9日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・菅沼 愛(TRON)ヘア&メイク・KOBA(PUNCH)文・松下侑衣花(by anan編集部)
2021年06月06日アンリアレイジ(ANREALAGE)は、展覧会「AとZ」を、福岡市の三菱地所アルティアムにて2021年5月22日(土)より開催する。アンリアレイジ展覧会「AとZ」、"言葉"からつくられたコレクションアンリアレイジは、デザイナー森永邦彦が手掛けるファッションブランド。"日常の中で見落とした非日常"をすくい取るようなテーマを設定し、一着の服に落とし込むことによって、固定概念を覆すコレクションの数々を提案してきた。アンリアレイジのコレクションはすべて、一つの言葉から服づくりがスタートしている。そこで、今回の展覧会「AとZ」では、デザイナー・森永邦彦の言葉で壁一面を埋め尽くし、“言葉と服”の関係性を色濃く反映した。鑑賞者は“言葉の壁”に配されたスリットのような隙間から、展示されたコレクションを覗き見ることができる。コレクション展示、初期「パッチワーク」から最新「グラウンド」まで会場では、ひとつの言葉=テーマから製作された、18年に渡るコレクションの数々が展示される。例えば、記憶にも新しい2021-2022年秋冬シーズンのパリファッションウィークで発表された「グラウンド(GROUND)」。デジタル形式でのコレクション発表を逆手に取り、天地が逆転した世界を表現している。2016年春夏に発表の「リフレクト(REFLECT)」は、ショーに訪れる人々がスマートフォン越しの鑑賞に夢中になることに目を付けたコレクションだ。フラッシュ撮影による反射によって模様が浮かび上がる服は、スマートフォンの中の"画像"と肉眼で見る"実像"を一つの服の中で両立させ、リアルとバーチャルの垣根を取り払った。ブランド初期のコレクションである「パッチワーク(PATCHWORK)」は、ブランド理念"神は細部に宿る。"を象徴した作品。アンリアレイジの手仕事へのこだわりを感じることができる。■展示内容グラウンド(GROUND) 2021-22年秋冬ホーム(HOME) 2021年春夏ブロック(BLOCK) 2020-21年秋冬ディテール(DETAIL) 2019-20年秋冬クリア(CLEAR) 2019年春夏リフレクト(REFLECT) 2016年春夏◯△□ 2009年パッチワーク(PATCHWORK) 2005年バイオデグラデーション(BIODEGRADATION) 2019年【詳細】アンリアレイジ展覧会「AとZ」期間:2021年5月22日(土)~2021年7月4日(日)会場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)住所:福岡市中央区天神1-7-11イムズ8F開館時間:10:00~20:00※休館日:2021年6月15日(火)入場料:一般400(300)円(税込)、学生300(200)円(税込)、高校生以下無料、再入場可※()内は前売料金(チケットぴあ)。※アルティアムカード会員・三菱地所グループCARD(イムズカード)会員は無料※当面の間、団体入場割引きはなし。※入場制限を行う場合がある。
2021年05月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「Z世代」です。世界中で抱える問題。解決の鍵となるZ世代。バブル世代と氷河期世代は「X世代」、‘80~‘90年代半ばに生まれたゆとり世代は「Y世代」、‘90年代半ば~2010年代初めに生まれた若者たちは「Z世代」と呼ばれています。Z世代に注目が集まるきっかけとなったのは、人権運動家のマララ・ユスフザイさんや環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんの登場でしょう。ティーンエイジャーが、人権や地球環境が脅かされている窮状をSNSを通じて訴え、それらを守ろうとするアクションは世界で同時多発的に起こりました。そうして、経済至上主義とは別の新しい幸福の価値観を広げていきました。日本のZ世代は、小学生~中高生の多感な時期に東日本大震災や原発事故を体験しています。義務教育課程で環境や人権、SDGsについて学び、働き方は会社員ベースから、フリーランスベースに移行しつつあります。国や集団に属さずに、強い個として生き抜く新自由主義者がフィーチャーされた時代を経て、人々は戦いに疲れてしまいました。さらに自然災害が頻繁に起こり、景気は回復せず、格差は広がるばかり。個人の力ではどうしようもない状況に陥っています。そんな背景のもと、多様な個が足りない部分を補填し合い、困難を共に乗り越えようとする「コミュニタリアニズム(共同体主義)」がZ世代に広がっていきました。社会環境は目まぐるしく変化しています。人権や環境部門に積極的でない企業は投資の対象にならなくなり、SDGsというゴールを目指さねばなりませんが、大人たちは策がなく困っています。以前、ベンチャー企業と大手企業をマッチングさせる取り組みを取材したとき、大企業の社員はZ世代の新しい感性や価値観をサービスに取り入れようと、熱心に若い起業家たちの意見を聞いていました。これまでは若者の意見といえば、流行物やギャル語など、トレンドとして取り上げられる程度でした。しかし、今後は、デジタルネイティブのZ世代から新しい知見を学び、大人は資本やマーケットを若者に提供するなど、ウィンウィンの関係を築く必要があると思います。互いに協力しなければ乗り越えられそうにない問題が世界に山積みなのです。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年5月26日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年05月21日アイドルグループ・A.B.C-Zが昨年12月に開催したコンサート『A.B.C-Z 1st Christmas Concert 2020 CONTINUE?』のBlu-ray&DVDが、6月23日に発売されることが明らかになった。12月22日~26日まで有観客で、27日の最終日は配信限定で開催された同コンサートから27日の模様が収録される。初回盤特典映像にはマルチアングル3曲(終電を超えて〜Christmas Night/ GAME OVER!!!/ささいなことが)、そして初企画となるもしもシリーズ動画「もしもあの時、歓声を出してコンサートをしていたらこんな感じなんじゃないかダイジェストムービー!(約10分)」を、通常盤特典映像には22日〜26日公演の裏側や、撮り下ろしメンバーコメントを加えたボリューム満点のドキュメンタリー映像(約100分)を収める。■本編収録楽曲Overture終電を超えて~Christmas NightDAN DAN Dance!!A.B.C-Z LOVEFantastic RideNever My LoveTwinkle Twinkle A.B.C-Z忘年会! BOU! NEN! KAI!JOYしたいキモチ雪が降るVR LoverMr. DAZZLINGBlack SugarSpiritさぁ生きまくれ! wonderful life!MC夜空ノムコウYou...空I DoGET DOWN BABYチートタイムGAME OVER!!!BAD GAMEOnly One!頑張れ、友よ!ささいなことがCrazy Accel花言葉
2021年05月12日ヘアカラーをしている人は6割以上資生堂プロフェッショナル株式会社が、年間4回以上美容室を利用しているZ世代(25歳未満)の女性1111人を対象に「Z世代のお財布事情」に関する調査を2020年9月に実施。2021年1月28日に結果を公開しました。調査結果によると、新型コロナウイルスの影響で美容室の利用回数が変わったかという質問に対しては55.8パーセントが「減った」と回答。1回にかける金額については「変わらない」という回答が73.6パーセントで最多という結果となりました。ヘアカラーをする頻度についての質問では、32.1パーセントが「毎回ヘアカラーをしている」と回答。2回に1回はヘアカラーをしているという人(29パーセント)と合わせて6割以上の人がヘアカラーをしていることがわかりました。また、ヘアカラーに求めるものは「色持ちの良さ」(55パーセント)、あきらめていることは「髪のダメージ」(38.1パーセント)が最多となりました。人気メニューは髪質改善トリートメント知っている施術メニューについての質問では「インナーカラー」が69.9パーセントで最多。実際にやったことがある施術メニューでは「髪質改善トリートメント」(50.6パーセント)となりました。美容室でのサロントリートメントに関する質問では「たまにしている」(43.6パーセント)という回答が最多。美容師とのカウンセリングで出せる金額については「1000円未満」(25.9パーセント)が最多となりました。(画像はプレスリリースより)(画像は資生堂プロフェッショナル株式会社より)【参考】※資生堂プロフェッショナル株式会社
2021年02月01日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル、デザイナーの長谷川ミラさんです。「K-POPが好き!オタクの領域です(笑)」と語る長谷川さんの素顔に迫りました。Z世代が社会に目を向けるきっかけを作りたい。環境や社会問題について発信するインフルエンサーでもある長谷川さん。「留学先のロンドンで、同世代の子たちの社会的意識の高さにカルチャーショックを受けて。“日本のZ世代もみんなでレベルアップしよう”という気持ちで、ファッションの話題と同じ温度感で発信しています。目を向ければ行動したくなるはず。だから興味の入り口を作りたい」。昨年からJ-WAVEのナビゲーターも務める。「ラジオのライブ感が大好き。韓国語を勉強してK-POPアイドルにインタビューするのが、今年の目標!」日用品はできるだけ繰り返し使えるものを。マイボトルなど、いつものバッグの中身。気分がアガるものを選びます。毎週濃ゆい3時間半を過ごしています。J-WAVEの『START LINE』を担当。生放送のドキドキ感がたまりません。去年ゴルフを始め、どハマリしています。自然の中でカラダを動かすのは最高。おばあちゃんになってもやりたい!※『anan』2021年1月20日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2021年01月17日1990年代中盤以降に生まれた世代の総称“Z世代”(ジェネレーションZ)。シネマカフェでも幾度となく紹介してきたティモシー・シャラメやフローレンス・ピューもその一人で、環境問題やフェミニズムなど社会課題への意識・関心も高い若者が多く、SNSなどを通して自身の言葉で発信している姿を目にしたことがある人も多いはず。シネマカフェではZ世代を含む1990年以降生まれの俳優に注目し、映画ライターのSYOさん、映画とファンをつなぐメディア「uni」を運営しているDIZさんをお招きして、気になっている俳優について、そしてその俳優の情報をどのように得ているかについて、とことん語っていただきました。Z世代とは?アメリカで名づけられたジェネレーションZ:Z世代と呼ばれる1990年代後半~2000年生まれの若者たち。生まれたときからインターネットが存在していたデジタルネイティブであり、SNSや音楽・動画配信などは物心ついたときから身近な存在で、その影響力も承知している。個性を磨きつつお互いを尊重し合い、環境問題やフェミニズム、BLM運動などへの意識・関心も高い傾向があるという。注目しているZ世代の俳優は?SYO:『マローボーン家の掟』っていう映画があって、作品としてもすごく面白いんですけど、その映画がいわゆるZ世代の面白い役者がガッと集結した作品なんですね。それに出てるのが、『1917』主演のジョージ・マッケイ、リメイク版『サスペリア』とかに出てるミア・ゴス。『ウィッチ』とか『ミスター・ガラス』に出てるアニャ・テイラー=ジョイ、あと「ストレンジャー・シングス」のチャーリー・ヒートンが出てるんです。この4人でしょうか。そういう意味では映画が好きな人であれば、見たことあるっていう人たちなんじゃないかなと思います。あとZ世代の代表的なところで言うとエル・ファニングもいますよね。あとバリー・コーガンが最近面白いなと思っています。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』とか『ダンケルク』とか『アメリカン・アニマルズ』に出演していました。今、マーベルの『エターナルズ』とロバート・パティンソン版の『バットマン』の出演が決まっているんですよね。なので、彼は注目株かなと思っています。編集部:ちなみにDIZさんは『マローボーン家の掟』は観たことありますか?DIZ:観たことないんですけど、アニャ・テイラー=ジョイをおすすめしようかと思っていました!編集部:私はアニャ・テイラー=ジョイは『サラブレッド』の印象がすごく強いです。個人的には次回作の『Emma.(原題)』がいつ日本に来るのかなと楽しみにしています。SYO:そうそう、『Emma.』にミア・ゴスも出るんですよ。共演も結構被っていたりするのでいまZ世代の子たちが来てるなと感じますね。DIZ:あとアニャさんはNetflixで10月23日から配信される「クイーンズ・ギャンビット」というドラマにも出演しますよね。天才チェスプレイヤーの役で、とても楽しみです。SYO:DIZさんはアニャのどういうところに魅力を感じたんですか?DIZ:もともとモデルから俳優になられたというところで、レッドカーペットとかに出てきた時から華やかさが全然違うなと思って、映画との印象と全然違うのも魅力的に感じました。メットガラに出てきたときは本当に別人みたいでした。SYO:メットガラ、面白いですよね。ゼンデイヤがジャンヌダルクのような恰好で登場したり、シンデレラ風のドレスも印象的だったな。DIZ:あと私が注目しているのはエミリー・アリン・リンドという方。『ドクター・スリープ』のスネークバイトという女の子を演じた俳優さんなんですけど、次の「ゴシップガール」スピンオフ作品で主役を演じるらしくて、これからどんどん伸びていくと思うんですよね。6歳から俳優活動していて、今ハリウッドで活躍しているのでこれから頑張ってほしいなと思っています。最近だと『ザ・ベビーシッター キラークイーン』という作品に出演していますね。あと日本も好きみたいでよくインスタにジブリとか上げていてすごく可愛いし…日本人のファンが増えてくれたら嬉しいなと思っています。あと個人的に好きなのがジョーイ・キング。「キスから始まるものがたり」がシーズン3まで決まっていて、日本でもブレイクすると思います。『ダークナイト ライジング』とか『死霊館』とかにも出演していたので日本でも見たことある人、多いんじゃないかな。SYO:確かに。ジョーイ・キングだとApple TV+で観られる「見せかけの日々」という作品がとてもよかった。スキンヘッドで演じたんですよね。実際に起きた事件を基にしていて結構衝撃的な作品ですけど、あれでエミー賞にノミネートされていましたね。編集部で注目している方はいますか?編集部:私は「好きだった君へのラブレター」のノア・センティネオが好きで、最近だと『チャーリーズ・エンジェル』にも少し出ていました。共演者のラナ・コンドルとチャリティー活動をしたり、携帯の番号を開放してファンと連絡できるようにしたりコロナ禍でもファンを楽しませようとしている姿を見て、今っぽいなと思って注目しています。それから『チャーリーズ・エンジェル』を観て以来、エラ・バリンズカも気になっています。いまは日本語を勉強しているみたいで、最近SNSにも「おやすみなさい」「お元気ですか?」と投稿していて、早く来日してほしいなと!あと個人的にダニエル・ラドクリフが主演の『ガンズ・アキンボ』に出演しているナターシャ・リューが気になっています。この作品は来年2月に日本公開が決定したので今から楽しみです。SYO:アジア系の俳優だと「梨泰院クラス」のキャストの今後も注目ですよね。『パラサイト』に出演しているパク・ソダムとかも。編集部:パク・ソダムはNetflixドラマシリーズ「青春の記録」で『パラサイト』とは違った役柄を見せていますよね。「愛の不時着」のソン・イェジンと『パラサイト』のイ・ソンギュンはハリウッド作品でオファーも受けているそうですし、アジアから世界に羽ばたいていってほしいなーという気持ちです。DIZ:ちなみに日本の俳優さんだといかがですか?編集部:すでに色々な作品に出演していますが、清原果耶さんは役によって見せる表情がガラッと変わるので注目しています。SYO:清原さん朝ドラもありますもんね。清原さんが演じる役の妹役に抜擢された蒔田彩珠さん、気になりますね。是枝裕和監督の作品に多数出演しているし、最近では『朝が来る』とか『星の子』にも出演していて、結構シリアスで演技力が必要な役どころが多いんですよね。それで言うと横浜流星さんとかも今映画やドラマで主役を務めるのって結構Z世代の俳優さんが多いんだなと思いますよね。編集部:そうですよね。最近は志尊淳さんや、川口春奈さんのようにインスタやYouTubeで発信している方も多いですよね。俳優さんって距離感があるイメージだったのが今、このようなサービスを通して身近に感じたり、共感できたり…というのが増えてきているなと感じます。気になっている俳優さんをどうやって深堀りしている?編集部:話が少し戻りますが海外の俳優さんで気になる方を見つけたら、どのように情報を得ていますか?SYO:僕は、ベースは映画なので何本かに同じ方が出てきたら「おや?」と思ってIMDb()とかを見てその人の次回作をチェックする。なので、ファッションの部分とかプライベートに関しては、僕はまだ全然追いついてないところがあります。編集部:なるほど。IMDb、参考になりますよね!DIZさんはいつも情報収集が早いイメージがあります。DIZ:結構インスタとか、私生活見るのが好きなんですよね。作品を観るのも好きなんですけど、その人自身がどのような人なのかを知りたいタイプなので海外のインタビュー記事とか読むかな。こういう考えで作品に出演しているんだな、とかそういうことを知るのが楽しい時間ですね。編集部:どんな海外メディアが好きですか?SYO:「Vanity Fair」とか「Entertainment Weekly」とかは有名ですよね。DIZ:私はパパラッチのサイトとかも見ます。編集部&SYO:パパラッチのサイトがあるんですか!DIZ:「Just Jared」というサイトなんですけど結構私生活を覗いているような感じ(笑)。わりと昔からあるんですよね。ゴシップ系なので苦手な方もいるかもしれないけど。SYO:僕「Indiewire」というサイトが好きで、インディーズ映画の情報がたくさん載ってるんです。情報が早いわけではないんですが、結構切り口が面白くてよく見てます。編集部:私はTwitterとかで国内外問わず映画好きの人たちの個人アカウントをフォローして、ミームとか見るのが好きですね。DIZ:あれ、面白いですよね~。編集部:そうなんですよね。ファンの盛り上がりとかを見るのも好きです。DIZ:最近はNetflixとか世界同時に作品が観れることが増えているので、世界中の映画ファンと一緒に盛り上がれるのが楽しいんですよね。SYO:それも新しい映画の楽しみ方ですよね。SYO1987年福井県生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌の編集プロダクション、映画WEBメディアでの勤務を経て、独立。映画・アニメ・ドラマを中心に、エンタメ系全般のインタビュー、レビュー、コラム等を各メディアにて執筆。映画作品の推薦コメント・劇場パンフレットの寄稿や、トークイベント・映画情報番組への出演も行う。カフェ巡りと猫をこよなく愛する。DIZ『映画とファンを繋ぐ、新しい出会い』を作り出すuniのクリエイティブディレクターを務める。映画ファンによる映画ファンのためのイベント企画やレコメンドコメント寄稿、テーマに合わせた映画セレクト記事などの執筆を中心に、一人でも多くの人に映画の魅力を伝えるため、日々SNSを中心に活動をしている。(text:cinemacafe.net)
2020年10月23日ティモシー・シャラメやゼンデイヤ、フローレンス・ピュー、ルーカス・ヘッジズら、いまハリウッドを席巻する【Z世代:ジェネレーションZ】の俳優たち。ティモシーはゼンデイヤと共演する『DUNE/デューン 砂の惑星』や豪華キャストが大集結するウェス・アンダーソンの『The French Dispatch』(原題)が2021年に公開を控え、フローレンス・ピューの活躍が楽しみな『ブラック・ウィドウ』は約1年の延期を経て2021年4月29日公開が決まったばかり。ルーカス・ヘッジズはミシェル・ファイファーと親子役を演じる『French Exit』(原題)の演技が絶賛されており、再び賞レースを賑わせることになるかもしれない。先行き不透明なコロナ禍ながら、彼らの輝きをスクリーンで目にすることは映画ファンにとって希望そのもの。今回は、そんな彼ら以外にも注目の待機作品が控える、いまからチェックしておきたいZ世代のネクストスター候補にフォーカスした。エマ・マッキー『ナイル殺人事件』で重要キャラクターに12月18日(金)全国にて公開ガル・ガドットにアーミー・ハマーらが豪華共演、ケネス・ブラナーの名探偵ポアロが帰ってくる『ナイル殺人事件』。ナイル川をめぐる豪華客船で大富豪の娘が殺害され、彼女の結婚を祝うために集まった乗客全員に疑いがかかる。本作でガル演じるリネットの親友ジャクリーンに大抜擢されたのが、Netflixのヒットシリーズ「セックス・エデュケーション」で一躍ブレイクしたエマ・マッキー(1996年生まれ)。また、『ブラックパンサー』のレティーシャ・ライト(1993年生まれ)も乗客のひとり、ロザリー役で出演している。マーゴット・ロビーに似ている!?カリスマ的な演技力やセクシーさが魅力「セックス・エデュケーション」で“マーゴット・ロビーに似ている”と話題となったエマ・マッキーは、まさにトリッキーな色気と悲哀を漂わせる演技力を持ち合わせる若き逸材。1989年のパリ博覧会を舞台にした『Eiffel』ほか、キリアン・マーフィー共演『The Winter Lake』、作家エミリー・ブロンテを演じる『Emily』、イングランド王チャールズ2世の寵姫ネル・グウィンを演じる「ワーキング・タイトル」製作作品など主演作が続々と決まっている(英題はいずれも原題)。チャーリー・プラマー『WORDS ON BATHROOM WALLS』に主演『荒野にて』のチャーリー・プラマー(1999年生まれ)が統合失調症を患う青年アダムを演じるヒューマン・ドラマ『WORDS ON BATHROOM WALLS』(8月21日全米公開)。同じ学校に通うマヤとの出会いをきっかけに自分を受け入れられるようになったアダムは、マヤとの恋や家族のサポートのもと料理人になる夢を目指して様々な困難と奮闘していく。EDMのDJデュオ「ザ・チェインスモーカーズ」が初めて映画音楽を監修したことでも話題で、オリジナル・サウンドトラックはすでに日本でもリリースされている。マヤ役を演じるのは、『WAVES/ウェイブス』でケルヴィン・ハリソン・Jrの妹を演じたテイラー・ラッセル(1994年生まれ)。ヴェネチア国際映画祭で新人賞を受賞した期待の新星『荒野にて』『ゲティ家の身代金』で注目を集め、Z世代の性的暴行を描いたA24×HBO『シェア~私に何が起こったか~』に出演。「ゴシップガール」製作陣による新作「Looking For Alaska」、「13の理由」キャサリン・ラングフォード(1996年生まれ)と共演するSFラブコメディ『Spontaneous』などの日本上陸も待たれ、Z世代の青春映画にも欠かせない存在となっている(英題はいずれも原題)。ノア・センティネオ、『Black Adam』でロック様と共演ドウェイン・ジョンソン主演のDC映画『Black Adam』(原題)はコロナの影響により2021年12月の全米公開から公開未定となってしまったが、ドウェイン演じるアンチヒーロー、ブラックアダムを中心に新たなDCのスーパーヒーローチームが結成されるという。そこに加わるのが、Netflix映画『好きだった君へのラブレター』や新『チャーリーズ・エンジェル』に出演したノア・センティネオ(1996年生まれ)だ。ブラックアダムの“親友”で、身体の耐久性を増強させたり、サイズを自在に変えたりできる能力を持つアトムスラッシャーを演じる。思わず笑みがこぼれるポジティブなエネルギーが魅力ラナ・コンドル(1997年生まれ)共演『好きだった君へのラブレター』シリーズや、『シエラ・バージェスはルーザー』『パーフェクト・デート』などで、すっかりNetflix青春映画の顔となったノア。ジャッキー・チェン監督&脚本の『Diary』、1987年の『マスターズ/超空の覇者』のリメイクなどが控えているが、ティモシーやルーカスらの憂い系とはまた異なる“陽”のエネルギーが溢れるキャラクターが人気となっている。マヤ・ホーク、ジア・コッポラ監督『Mainstream』出演フランシス・フォード・コッポラの孫で、ソフィア・コッポラの姪であるジア・コッポラ監督&脚本のコメディドラマ『Mainstream』が先日のヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、話題となった。「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン3でブレイクしたマヤ・ホーク(1998年生まれ)はアンドリュー・ガーフィールドやジェイソン・シュワルツマン、ナット・ウルフらと同作で共演。Z年代にとっては空気のようなインターネット文化に切り込み、三角関係の男女が自らのアイデンティティーのために奮闘する。なお、ジア監督が「ユーフォリア/EUPHORIA」を見てオファーしたという『mid90s ミッドナインティーズ』『WAVES/ウェイブス』のアレクサ・デミー(1994年生まれ)も出演している。両親の魅力と多才ぶりを受け継ぐサラブレッドユマ・サーマンを母に、イーサン・ホークを父に持つマヤは「ストレンジャー・シングス」シーズン4でもロビン役を続投するほか、イタリア映画『人間の値打ち』 のリメイク『Human Capital』、チャーリー・プラマー共演『Please Baby Please』でも主要キャラクターに起用されている。俳優業のみならず、シンガーやモデルとしての才能も注目されているところだ(英題はいずれも原題)。キキ・レイン『Don’t Worry, Darling』オリヴィア・ワイルドの監督2作目、フローレンス・ピュー主演の『Don’t Worry, Darling』(原題)にはクリス・パイン、ハリー・スタイルズ、ジェンマ・チャンらとともにキキ・レイン(1991年生まれ)が名を連ねている。1950年代のカリフォルニア、砂漠地帯にある孤立した理想郷を舞台にした夫婦のサイコスリラーになるという本作。キキはスケジュールの都合で降板したダコタ・ジョンソンに代わって抜擢された。『オールド・ガード』で新境地に挑戦!『ビール・ストリートの恋人』のヒロイン役で注目を浴びると、Netflix映画『オールドガード』では一転、シャーリーズ・セロンを相手にアクションまで披露したキキ。エディ・マーフィ主演『星の王子 ニューヨークへ行く』の32年ぶりの続編『Coming 2 America』(原題)にも参加しており、次なる世代を担う黒人女優のひとりとなるはず。同作は劇場公開が断念され、12月18日よりAmazon Prime Videoで配信される予定となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2020年12月18日より全国にて公開
2020年10月16日アメリカで名づけられたジェネレーションZ:Z世代と呼ばれる1990年代後半~2000年生まれの若者たち。生まれたときからインターネットが存在していたデジタルネイティブであり、SNSや音楽・動画配信などは物心ついたときから身近な存在で、その影響力も承知している。個性を磨きつつお互いを尊重し合い、環境問題やフェミニズム、BLM運動などへの意識・関心も高い傾向があるという。いまハリウッドでもZ世代の若手俳優たちは活躍目覚ましく、確かにそれぞれが確固としたスタイルを持っているように思う。そんなZ世代のニュースター6人に注目した。次世代の牽引者ティモシー・シャラメ『DUNE/デューン 砂の惑星』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督から「1920年代のサイレント・スターの様な、類稀なるカリスマ性があり、見る者にロマンスを感じさせる」と言われたティモシー。どこか儚げで、観る者をうっとりとさせる稀有な色気を表情や仕草、そして演技から魅せることのできるZ世代の牽引者のひとり。2019年「最も影響力のあるドレッサー」で2位に選ばれたり、アカデミー賞授賞式のファッションにに“サステナブル”(持続可能)素材を取り入れたことも話題となった。1995年12月27日、ニューヨークのマンハッタン生まれ。海外ドラマ「ロイヤル・ペインズ 救命医ハンク」や「HOMELAND/ホームランド」のゲスト出演を経て、クリストファー・ノーラン監督『インターステラー』(2014)で注目を浴び、2017年の『君の名前で僕を呼んで』で大ブレイク。年上の男性オリヴァーに恋い焦がれる少年エリオを鮮烈に演じて当時21歳でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。同作のヒットと、さらにグレタ・ガーウィグの初監督作『レディ・バード』への出演もあり、『シークレット・チルドレン禁じられた力』(2015)、『マイ・ビューティフル・デイズ』(2016)、『荒野の誓い』『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』(ともに2017)ほか、ブレイク以前の過去作も次々に日本上陸。ドラッグ依存症の青年を熱演した『ビューティフル・ボーイ』(2018)も大きな注目を集め、Netflix映画『キング』(2019)では初の歴史ドラマに挑むなど、ファンを魅了し続けている。もっと知りたい必見作:『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『レディ・バード』のグレタ監督とシアーシャ・ローナンの主演コンビで現代的アップデートをさせた「若草物語」。マーチ家の4姉妹に関わり、大きな影響を及ぼしていく隣人ローリーは、ジョー役がシアーシャならばティモシーしか思いつかない。こっそりダンスのシーンやプロポーズのシーンなど、この2人だからこそ生まれた情感を確かめてみて。ゼンデイヤ、史上最年少でエミー賞受賞『DUNE/デューン 砂の惑星』でティモシー演じる主人公ポールの予知夢に登場し、運命的に出会うチェイニーを演じているのが、ゼンデイヤ。子役から活躍してきた演技力はもちろんのこと、ファッションアイコンとしての注目度も高くレッドカーペットでも存在感抜群。1996年9月1日、カリフォルニア州オークランド生まれ。モデルやCM出演を経て、ディズニー・チャンネルのコメディ「シェキラ!」(2010~2013)のロッキー・ブルー役でブレイク、サントラにも参加した。同じく「ティーン・スパイ K.C.」(2015~2018)では主演とプロデューサーを兼ね、2015年には「タイム」誌が選ぶ「最も影響力のあるティーン30人」に選出された。トム・ホランド主演『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)でピーター・パーカーの友人MJ役に起用され、さらにファン層を拡大。これまでのスパイダーマン作品とは違う、ちょっとシャイでドライなMJは好評を博し、トムとは交際報道も出たほど。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)でもMJ役を続投。『グレイテスト・ショーマン』(2017)では空中ブランコ乗りのアン・ウィーラー役を演じ、「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロンとディズニー・チャンネルOB共演を果たした。もっと知りたい必見作:「ユーフォリア/EUPHORIA」Z世代俳優やインフルエンサーが集結し、それぞれの悩みや葛藤を描いたA24×HBO制作の海外ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」では、ある事情からドラッグに溺れる主人公ルーを熱演、アイドル的なイメージを一新させた。第72回エミー賞ではドラマ部門主演女優賞を初ノミネートで初受賞。同部門の史上最年少にして、アフリカ系にルーツを持つ女優として史上2人目の快挙となった。名匠や気鋭監督が名指しするルーカス・ヘッジズ2020年劇場公開作品が限られた中で、ジョナ・ヒル監督『mid90s ミッドナインティーズ』(2018)、トレイ・エドワード・シュルツ監督『WAVES/ウェイブス』(2019)、アルマ・ハレル監督の『ハニーボーイ』(2019)と3本の出演作が相次いで公開されたルーカス・ヘッジズ。いずれも作品のカギを握る重要な役柄ばかりで、監督からの厚い信頼を感じさせる。もちろん映画ファンにとっても、彼の名があればグッと期待値が上がる若き実力派だ。1996年12月12日、ニューヨークのブルックリン生まれ。父は『アバウト・ア・ボーイ』でアカデミー賞にノミネートされた監督・脚本家のピーター・ヘッジズ。ウェス・アンダーソン監督『ムーンライズ・キングダム』(2012)のボーイスカウト役で本格デビューし、テリー・ギリアム監督『ゼロの未来』やジェイソン・ライトマン監督『とらわれて夏』(ともに2013)、アンダーソン監督『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)に参加。2016年の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で主人公の甥を演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされる。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の彼の演技を見たグレタ監督が『レディ・バード』(2017)で“娘が家に連れてきてほしい理想のボーイフレンド”役に起用、『スリー・ビルボード』(2017)でもフランシス・マクドーマンドの息子役を好演し、20代前半にしてアカデミー賞作品常連に。父が監督・脚本を手掛けた『ベン・イズ・バック』(2018)ではジュリア・ロバーツの息子役で、ドラッグ依存に苦しむ青年を演じた。もっと知りたい必見作:『ある少年の告白』『レディ・バード』ではゲイを周囲に隠す役どころだったが、俳優ジョエル・エジャトンが製作・監督・脚本・出演を担った『ある少年の告白』(2018)では、大学で辛い経験をした上に信心深い家族によって“同性愛を治す”転向療法の施設に強制入所させられる青年を熱演。同作には、趣旨に賛同したグザヴィエ・ドランやトロイ・シヴァンも出演した。夏至の女王からマーベルヒーローへ!フローレンス・ピューずば抜けた表現力とその作品選びから、“芯の強さ”を感じさせるフローレンス・ピュー。日本でも話題騒然となったアリ・アスター監督の『ミッドサマー』のダニー役、ティモシーも出演した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(ともに2019)の4女エイミー役で知名度、人気ともに急上昇中だ。1996年1月3日、イングランド・オックスフォード生まれ。「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズと共演した学園ホラー『The Falling』(2014/原題)でデビュー。その後、幽閉生活で不倫の恋に溺れ豹変していく『レディ・マクベス』(2016)で英国インディペンデント映画賞主演女優賞を受賞するなど絶賛を浴び、アスター監督の目にも止まることに。その後、Netflix映画『アウトロー・キング~スコットランドの英雄~』『呪われた死霊館』、『トレイン・ミッション』(いずれも’18)と出演。『ファイティング・ファミリー』(2019)では黒髪となって実在の女子プロレスラーに。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』では最も幼いエイミーが大人の女性へと成長していく姿を繊細に演じ分けてアカデミー賞助演女優賞に初ノミネート。『ミッドサマー』後の同作の撮影は「セラピーになった」と語るなど、素の飾らないキャラも魅力。2021年4月29日に公開が決まった『ブラック・ウィドウ』ではエレーナ役に抜擢された。もっと知りたい必見作:「リトル・ドラマー・ガール愛を演じるスパイ」韓国の鬼才パク・チャヌク監督が製作総指揮、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ原作の「リトル・ドラマー・ガール」は『レディ・マクベス』と共に要チェックの作品。フローレンスの唯一無二の美しさ、激しくも繊細な感情表現、演じることへの姿勢までも伝わってくる熱演。現在U-NEXTにて吹替版、本国再編集版のみの配信。主演作が相次いで公開!ケルヴィン・ハリソン・Jrアフリカの紛争国からの移民でナオミ・ワッツ&ティム・ロス演じる夫婦の養子を演じた『ルース・エドガー』、失意から道を踏み外していく『WAVES/ウェイブス』(ともに2019)と、“完璧”なアフリカ系の高校生を演じた2作品が今年連続公開。洗練されたカリスマ性がスクリーンに映える。1994年7月23日生まれ、ルイジアナ州ニューオリンズ出身。地元の名門音楽学校でジャズを学んでいたが、ミュージカル出演を機に演技に目覚める。『それでも夜は明ける』『エンダーのゲーム』(ともに2013)で端役をつかみ、ヒストリーチャンネルのミニシリーズ「ROOTS/ルーツ」で主役を得ると、サンダンス映画祭グランプリ『バース・オブ・ネイション』(2016)に抜擢。2017年には、『WAVES/ウェイブス』シュルツ監督の前作『イット・カムズ・アット・ナイト』(2017)で注目されゴッサム・インディペンデント映画賞にノミネート、Netflix映画『マッドバウンド 哀しき友情』にも出演した。『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』(2018)ではクリステン・スチュワート扮する“リロイ”の交際相手を演じた。もっと知りたい必見作:『イット・カムズ・アット・ナイト』『イット・フォローズ』の製作陣と「A24」がタッグ、シュルツ監督の才能にほれ込んだジョエル・エジャトンが製作総指揮と主演をつとめた終末スリラー。夜にやってくる“それ”の感染から逃れるため、サバイバル生活を強いられる一家はまるで現在のコロナ禍!?隔離生活の中、悪夢にうなされ続けるケルビンの迫真の演技は見逃せない。4歳から子役として活躍!キャスリン・ニュートンハリウッド実写映画『名探偵ピカチュウ』で、コダックをパートナーに連れていたルーシー・スティーヴンス役で知られるキャスリン・ニュートン。4歳から子役としてTVシリーズ「オール・マイ・チルドレン」に出演、近年も映画や、Netflixシリーズ「ザ・ソサエティ」(2019)、HBOの「ビッグ・リトル・ライズ」(2017~2019)などに意欲的に参加してきた。1997年2月8日、フロリダ州オーランド生まれ。TVシリーズや短編映画出演を経て、2011年に公開されたキャメロン・ディアス主演のコメディ映画『バッド・ティーチャー』で長編映画デビュー。『パラノーマル・アクティビティ4』(2012)で主人公のひとりアレックス・ネルソンとして出演、注目を集めるように。映画『レディ・バード』『スリー・ビルボード』(ともに2017)、『ベン・イズ・バック』(2018)にも参加。「ビッグ・リトル・ライズ」ではリース・ウィザースプーン演じる母の秘密や両親の不仲に心を痛める多感な娘を繊細に演じた。主演ドラマ「ザ・ソサエティ」も好評を得ていたが、残念ながらコロナ禍の影響でシーズン2がキャンセルされている。もっと知りたい必見作:『ベン・イズ・バック』『スリー・ビルボード』では出演シーンはわずかながらフランシス・マクドーマンドを相手に印象に残る演技を見せたキャスリン。弟役のルーカス・ヘッジズとは縁があり、その後『ベン・イズ・バック』ではルーカス演じるドラッグ依存の兄を案じる妹役を好演、存在感を発揮した。(text:Reiko Uehara)
2020年10月09日世界に飛躍するZ世代の若い才能に注目!Z世代とは、1990年代後半~2010年に生まれた世代のことで、彼らは幼い頃からネットを通じて海外コンテンツに親しみ、リアルタイムで世界のトレンドに触れてきており、グローバルな視点を持っている。既存のルールにとらわれない。発想も柔軟で、とにかく独創的な世代なのです。そんな世代の一人、水沢林太郎さんをご紹介。「最年少メンノンモデルとして、記録をたくさん作りたい」俳優としてのみならず、『MEN’S NON-NO』の専属モデルとしても活躍する水沢林太郎さん。そもそも、芸能界を目指したのは、モデルになるためだった。「成長期に背が伸びて着られる服がなくなり、服をたくさん着る仕事がしたいと思ったんです(笑)。でも、最初は俳優のレッスンばかりで、しかも、お芝居が好きじゃありませんでした。でも、初めてのドラマの時に撮影の裏側を知り、もっと現場に行ってみたいと思えたことで演技にも力が入るように。今では、めちゃめちゃ楽しいです。特に、変化を自覚したのは、ドラマ『俺の話は長い』の撮影中。あんなに怒られた現場は初めてでした。何もできないことの悔しさを知り、いい意味で砕けて、監督には感謝しかありません。これからもきっと何度もそういう瞬間が訪れるはず。怖いけど楽しみだし、チャレンジしていきたいです」俳優とモデルには違う魅力があるそう。「自分じゃない人を演じるのがお芝居、いろいろな自分を演じさせてもらうのがモデル、という感覚です。モデルのお仕事をするたびに、こんな表情があったんだと気付かされますね。現役のメンノンモデルでは最年少だから、最年少ならではの記録をたくさん作りたい。最近は先輩たちとの撮影も増え、お話を聞くうちに、いつかは自分も表紙を飾りたいと思うようになりました。まずは、目の前の仕事に必死で取り組んで、20歳までに一つ大きなことをやり遂げたいです」【発掘秘話】モデルになりたいと思いたち、12歳の時に家族の協力もあって自ら事務所に応募。事務所に入って初めて撮った宣材写真がこちら。活躍の場が広がる、YouTubeのドラマに出演。“若手俳優たちが活躍する場を”と開設されたYouTubeドラマチャンネル『僕等の物語』に出演。新しいメディアへも積極的に挑戦。オーディションに合格しメンノンモデルに決定!昨年12月から、『MEN’S NON-NO』専属モデルとしての活動を始めたことでも話題に。誌面では、さまざまな着こなしを披露する。MEN’S NON-NO 6月号©横山創大みずさわ・りんたろう2003年2月5日生まれ埼玉県出身モデル、俳優。ドラマ『探偵・由利麟太郎』や『俺の話は長い』『奥様は、取り扱い注意』、映画『ブラック校則』など、さまざまな作品に出演し、独特な存在感を発揮している。※『anan』2020年8月5日号より。写真・大内香織取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2020年08月08日