発達障害のある息子。疲労がピークに達したとき、何が起きるかと言うと…発達障害の息子は、周囲の刺激に敏感で疲労がたまりやすいです。そのため、疲労や不安がピークに達する前に刺激から遠ざけることが大切です。疲労と不安が限界値を超えてしまうと、パニックに繋がってしまうからです。疲労や不安がそこまでたまっていない状態の息子はこんな感じです。Upload By モビゾウ・目がきちんと合う・会話が成り立つ。こちらの問いかけに対して、適切な答えを返すことができる。・身体の芯がしっかりとして、私と手をつなぎながら普通に歩くことができる。当たり前のことばかりのように聞こえるかもしれません。しかし、周囲の刺激によって息子に限界値以上のストレスがかかり、体調が悪くなると…Upload By モビゾウ息子は突然、ぜんまいの壊れたおもちゃのように、ぴょんぴょんと飛び跳ね続けるようになります。足はひたすらぴょんぴょん。手はフラフラと脱力気味になり、お化けの手になります。Upload By モビゾウこうなると周りが見えていませんから、近くにあるいろいろな物や人に次々にぶつかってしまいます。そして、パニックに陥ってしまうのです。「落ち着きがない子」と呆れていたけれど…飛び跳ねるのは理由があった。出典 : かつては目の焦点が定まらず飛び跳ね続ける息子を見て、「なんて落ち着きのない子なんだろう…」と呆れていました。けれども、息子に聞いてみると、飛び跳ねているときは、自分の手や足がどう動いているのか、よく分からなくなっているのだそうです。発達障害の子どもはボディイメージが弱いとよく言われます。自分の手足がどこにくっついていて、どんな風に動いているのか、頭で把握しづらいのです。これが疲労や不安が限界値を超えてしまうと、全く何が何だか分からなくなるのだそうです。手はどこだ、足はどこだ、と混乱して、頭がフラフラになっていくのだそうです。跳ねているのは、自分の混乱を少しでも収めようとする必死の動きなのです。決して、ふざけて落ち着きがなくなっているわけではないのです。つらいのは誰よりも本人。息子の場合の対処法はUpload By モビゾウ息子の場合、体調が悪くなったときにそのままにしていると事態は悪化する一方です。限界値を超えてしまうまえに、刺激の少ない静かな部屋や空間に連れていき、大好きな車のおもちゃで遊ばせるようにします。息子も、お尻を突き出して車を下から覗き込みながら、無我夢中で車を並べていきます。そのうちに、疲れた頭も少しクールダウンし、パニックという最悪の事態は避けることができます。ただ、お出かけ先によっては必ずしもクールダウンできる場所が用意されているわけではありません。よって、我が家ではまず以下のことを徹底しています。・発達障害児が刺激に弱いということを十分考慮し、大きな音や過度の光はないか確認して、本人の限界値を超えないように環境設定する・予測できない状況で不安になると、一気に体調が悪化するため、事前予告はしっかりと。・人とのコミュニケーションは強要しない。挨拶ひとつでも、息子には大変な負担になることを忘れない。しかし上記のような配慮を徹底しても、体調が悪くなって飛び跳ねてしまうときもあります。そのようなときのために、下記のような対策もしています。・お気に入りのおもちゃを必ずいくつか持参する(部屋の隅っこでそれをいじっているだけで落ち着くため)・紙と色鉛筆を持っていく(手をひたすら動かすと身体の動きが落ち着くことがあるため)・YouTube動画をしばらく見させる多動対策のポイントは、「動きを止めさせる」のではなく「別の行動をさせる」ようにするということです。疲れが限界に達して身体がバラバラになるような感覚は、叱っても治るものではありません。「静かにしなさい!」「じっとしなさい!」と言えば言うほど、息子はどうしたら良いのか分からなくなるのです。ですから私は、おもちゃやYouTube動画などをフル活用しながら、「これなら動かしても良いよ」と促します。まずは環境設定、それでもダメならクールダウンできる場所を探すこと、それもダメなら別の行動を促してみると良いかもしれません。
2017年03月16日「ママ、靴下脱いでもいい?」私の許可を求め続ける、アスペルガーの娘出典 : 「ママ、お茶飲んでもいい?」「ママ、このおもちゃで遊んでもいい?」「ママ、工作でセロテープ使ってもいい?」「ママ、靴下を脱いでもいい?」春から小学4年生になるアスペルガーの娘。毎日何度もこのような「許可」を母親である私に求めてきます。私「あなたはどう思うの?」娘「お茶は飲むためにあるから、別に飲んでもいいと思う」私「ママもそう思うよ。みんなが飲むためにお茶を沸かしてあるんだから、いちいち聞かなくても好きなときに飲めばいいんじゃないかな?」そんなやり取りをすると、娘もその時は納得するのですが、また「ねえママ、喉が渇いたからお茶飲んでもいい?」が始まります。挙句の果てには「靴下を脱ぐ」という行動にまで許可を求めてくるので、いちいち対応しなければならないこちらの神経もすり減ってきます。一体どうして娘は執拗に「許可」を求めるのでしょうか?そこにあったのは、「もう2度と傷つきたくない」という娘の切実な思いだった出典 : 疲れ果てた私は、娘と話し合ってみました。「ねえ、どうして『ママの許可』が必要なの?」「もう自分でいろんな事をしっかりと考えられるようになっているんだから、許可を取る必要はないんだよ?」「自分で考えて行動して、もし失敗しちゃったら、その時にどうすればいいのか一緒に考えてみようよ」すると、娘から思いがけない答えが返ってきました。「私も考えてみれば、靴下を脱いじゃいけない理由なんてないと思う」「でも、前に勝手に靴下を脱いでママに怒られたことがあってすごく悲しかった」「もうあんな辛い思いをするのは絶対に嫌だから、先に聞いて安心してから脱ぎたいの」確かに4~5年前、娘がまだ幼稚園生の頃、ピアノのレッスンを先生のお宅でしてもらっている最中に娘が靴下を脱いだことがありました。その時私は、「汗いっぱいの靴下を触った手でピアノを弾くと汚れて迷惑でしょ!」「どうしても脱ぎたかったらママが脱がせてあげるから、今度からママに言いなさい」と叱ったのです。あの時の叱責が娘を傷つけたのでしょう。娘は「靴下を脱ぐ」という行動を起こそうとするたびに辛い感情が胸をよぎり、「もう二度とあんな思いをしたくない」という強い思いから、私の許可を求めるようになったのです。同様のことがいろんな場面であったのだと思います。セロテープを床に貼りまくって叱られたこと、自分でお茶を飲もうとしてこぼしてしまったこと、好きなおもちゃを出して遊んでいたらお出かけ前だったので「ダメでしょ」と注意されたこと…。それに加えてアスペルガーの娘は、つらい記憶をいつまでも忘れられないという特性を持っています。他の子どもだったら遠い記憶として消えていくはずの数々の出来事が、娘の中では消化されずに燻り続けます。その結果、「また叱られるかもしれない」という恐怖心と人知れず戦っていたのです。自分のことは、自分で決められるようになってほしい。我が家で採用したのは…出典 : 娘と話し合っているうちに、「もう許可は取らなくていいんだよ」と諭すだけでは不十分だと気付きました。娘の「また怒られるかもしれない」という不安を取り除かなければ意味がありません。そこで、「許可を取る」という行動を別の行動に置き換えてみることにしました。私「今度からママは、『〇〇してもいい?』って聞かれたら、『ダメ』って言うことにするね」娘「えっ!?どうして?」私「許可を取るっていうことは、相手に自分の行動を委ねるっていうことでしょ?それは『ダメ』でも受け入れますっていうことじゃないかな?」娘「確かにそうだけど…。じゃあお茶を飲みたいときや靴下を脱ぎたいとき、どうしたらいいの?」私「そうねぇ。これからは、許可を取るんじゃなくて『提案と確認』にしてみたらどうかな?」娘「提案と確認?」私「そう!例えば『今から〇〇で遊ぼうと思うんだけど、お出かけの予定はなかったかな?』とか、自分が不安だと思っていることをママに確認してみるの。それだと、ママはあなたが何に不安を感じているかが分かるし、あなたは自分の行動を自分で決めることができるようになると思うの。」娘「自分で決めるの?」私「そりゃそうだよ!自分の時間は自分のもの。自分の人生も自分のもの。誰かの許可を取らなきゃ生きていけないなんて、そんなのおかしいよ。自分で考えて行動する。誰かに手伝ってもらったり、予定を変更してもらう時は、それをきちんと確認したり伝えたりする。そうやって、自分の人生は自分の足で歩いて行かなきゃ楽しくないよ!」娘「そっか!なるべくがんばってみる!」こうして、わが家では『許可』制度の変わりに、予定の変更を提案したり、自分の選んだ行動で不都合が起きないかの確認をしていくシステムを採用することになりました。少しずつだけど…これが「自立」への第一歩!出典 : もちろん、すんなりと今までの行動が改善されるわけではありませんので、まだまだ娘が「許可」を求めてくることはよくあります。娘「今日の夜、映画を観てもいい?」私「ダ~メ!」娘「えっ!?あ、そっか!えっとえっと、今日の夜、映画を観ようと思うんだけど、何かやらないといけないことが残ってなかったかな?」私「やらないといけないことは全部終わったよ!後は映画の時間を逆算して、お風呂を済ませれば自由に過ごしていいと思うよ」娘「そっか!そうだよね!じゃあ、8時までにお風呂から出てきて映画を観ようっと!ママ、ありがとう!」はじめの頃、娘は「ダメ」と言われると傷ついた顔をしていました。でも段々とこのやり取りに慣れてきて、少しずつ「私はこうしようと思う。不都合はない?」という確認ができるようになってきました。今は私への提案と確認になっていますが、この思考回路が定着すれば、大きくなったときに『自分自身への提案と確認』という形にスムーズに移行できるのではないかと思っています。そして、なによりも自分の行動を自分で決めるという自立への第一歩を踏み出せたのではないかと思います。子どもたちが何度もしつこく確認を行ったり、許可を求める背景には、外から見ただけではわからない大きな不安や恐怖が隠れている場合があります。「何度言ったらわかるの!」と声を荒げる前に、少しでもその不安を取り除ける方法をお子さんと見つけ出せるといいですね。
2017年03月14日こんにちは、佐原チハルです。少し前、“ライダーベルトを欲しがる女の子”の動画が話題になりましたね。仮面ライダーのベルトのおもちゃで遊びたい女の子が、その気持ちを訴えるのですが、「女の子だから」という理由で親に断られる一幕を捉えた動画です。おもちゃに限らずとも、赤ちゃん・子ども向けアイテムの販売コーナーが“ピンクと水色だらけ”であることの是非についても、時々話題になることがありますよね。そこで今回は、“子どもの性別によっておもちゃを決める”ことについて、ママたちの声を集めてみました。●「性別で決めつけない方がいい」と思うママたちの声『好きなもので遊べばいいよね。わざわざ制限する意味がわからない』(30代/2人の子のママ)『私も昔、“男の子向け”みたいなおもちゃが大好きな子どもだったから、あの動画を観てすごく悲しくなった。自分の子どもには、男の子だから女の子だからって言っておもちゃを取り上げないようにしようって、あらためて思った』(30代/1歳の子のママ)上記のほか、『男の子だからって、ピンクの服を選んでも否定しない』『戦隊モノが大好きな娘は遊び方が乱暴すぎるけど、「女の子なんだから」って理由では怒らないようにしている』などの声も聞かれました。“子どもの気持ちを制限しない”ことに気をつけている というママさんは少なくないようです。●「性別で決めてもいい」と思うママたちの声一方、性別によって遊びやおもちゃをわけることについて反対ではない、という声も聞かれました。『あの動画みたいに、子どもの言い分を雑に扱うのは酷いと思うけど、男の子と女の子とでは違いがあって当然。売り場を分けたり、“男の子向け”とかでおもちゃ作ったりとかは、別に不思議じゃない。効率化とかの問題では?』(30代/1歳の子のママ)『男女で分かれてた方が、選ぶ方が便利なんですよね。お友達の子どもにお土産でおもちゃを選ぶときは、やっぱり目安があったほうが助かるし』(20代/2歳の子のママ)『うちの子、男の子なのに人形が好きで、時々女の子言葉でおままごとするんですよ。今は別にいいけど、もう少し大きくなったら、からかわれるようになるんじゃないかと不安です。男の子らしい遊びも好きになってほしいなと思うので、休日は時々“男の子向けのおもちゃ”コーナーに行っています』(20代/3歳の子のママ)上述のママさんは、女の子用のおもちゃで遊びたがること自体ではなく、それを周囲にどう受け止められるかが不安 、ということでした。●“性別にこだわらずに遊べる”機会は増えている?「性別を気にせず、自分が好きなおもちゃで遊んで欲しい」と思っても、周囲からの目が気になり、不安になってしまうことは、やはりあるのでしょう。けれど筆者のまわりでは、性別を気にせず遊べる環境も増えてきているのでは、と感じられることもあります。たとえば筆者の子どもが通う園では、おままごとで使うエプロンには、いろいろな色があります。ピンクのエプロンをしていた男の子が、次の日には青のエプロンをしていた、ということもありました。知育玩具で有名な『ボーネルンド』のおもちゃは、売り場のスペースが大きく取られているお店を見かけることが増えてきました。カラーリング・PRとも、男女の区別なく選べるようなものが多いですよね。ボーネルンドでは、“STEM”についても女の子が除外されないケースが見られます。“STEM”は、それぞれ「Science」「Technology」「Engineering」「Mathematics」の頭文字で、ざっくりと言ってしまえば“理系”という感じです。これまでは、理系といえば男の子がイメージされることが多かったですよね。性別だけを根拠に分けてしまう考え方は、そろそろ時代遅れになってきているのかもしれません。子どものことを思えばこそ、不安になったり、オススメしたい・したくないおもちゃができたりもしますね。けれどまずは、子どもの可能性や気持ちをつぶしてしまわないことを大切にしたいです。子どもの言葉を“屁理屈”と笑わず、向き合ってあげられるような保護者でいたいですね。●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年03月07日ハイハイをする赤ちゃんの姿は愛らしく、赤ちゃんのイメージのなかにはハイハイをする様子が浮かぶという方も多いのではないでしょうか。首がすわり、身体つきもしっかりしてきて、寝返りが上手になってくると「次は、いよいよハイハイで動き出すかな?」と期待も高まりますよね。今回は、始める時期や順番、練習方法などが気になる“ハイハイ”について解説します!ハイハイとはハイハイは、手と足を使って前後左右、赤ちゃん自身が動きたいと思った方向に移動する運動のことです。四つん這いになって腕と足の力でパタパタと動き回る姿は可愛らしく、赤ちゃんらしい動作のひとつとして知られています。ハイハイは手や足を使って自分の力で移動することを指しているため、お腹を擦ったままで動く「ずりばい」や両手両足を伸ばした状態で動く「高ばい」など種類はさまざまで、個人差のとても大きな発達段階のひとつです。また、ハイハイをまったくせずに次の発達段階に移る子もおり、首すわりやお座りなどのように“絶対に通らなければならない発達段階”ではありません。ハイハイをしないと心配になってしまいますが、「この子はしないタイプなのかもしれない」とおおらかな気持ちで見守ってあげるようにしましょう。ハイハイの時期はいつ頃?早い子で、生後6ヶ月頃からハイハイする様子が見られる子もいます。早くからハイハイが始まる子は、“寝返りがしっかりできて活発に手足を動かす”という姿が見られ、ある時ふと見たらずりばいで移動していた、というパターンも多いようです。その後、生後10ヶ月頃にかけて、ハイハイする子が増えていき、上手に立って歩けるようになる1歳前後までハイハイ時期が続きます。両手両膝をつくハイハイからスタートする子もいれば、ずりばいからいきなり高ばいになる子など、子どもによってさまざまな成長が見られるのがハイハイの特徴です。ハイハイにはステップがあるハイハイには大きく分けて4つのステップがあります。ただし、ハイハイは必ずこのステップにそって成長するわけではありません。いきなりステップアップすることもあるので、焦らずその子なりの成長を喜んであげるようにしてくださいね。■ステップ1:寝返りハイハイの前段階として寝返りがあります。仰向けの状態からゴロンとうつ伏せになれたらハイハイが始まる可能性も。うつ伏せから仰向けに戻れるように(寝返り返り)なる前に、手足をバタバタ動かしていたらずりばいしていた、というケースも見られるため、窒息しないようにだけ注意して見守ってあげるようにしましょう。■ステップ2:ずりばいずりばいとは、腕も両膝も立てずにお腹をずりずりと引きずるように動くハイハイのことです。腕や膝を床につけた状態で、お腹でギュッギュッと床をずらすようにして行きたい方向へ動きます。■ステップ3:いわゆるハイハイ両手をつっぱり、両膝を立てて腕と足の力で移動するいわゆるハイハイの動きは、ずりばいよりも早く動けるため、できるようになると嬉しそうにあちこち移動する姿が見られるようになります。始めの頃は、腕の力がまだ足らず、疲れて腕が曲がってしまい顔を床に打ってしまうこともあるため、床にはなるべく物を置かないようにして安全を確保してあげましょう。■ステップ4:高ばい高ばいはしない子も多いハイハイの最終形態のようなステップです。両手両足をつっぱり、動きます。足の力もついてきている証拠で、歩きだすまでの少しの間だけ見られたり、膝立ちがうまくできずに高ばいになってしまったりする子もいます。ハイハイしないけど練習は必要?なかなかハイハイしないとママやパパは「練習したほうがいいのかな?」と不安になってしまうかもしれませんが、練習してハイハイできるようにならなければいけない! ということはありません。普段一緒に遊ぶなかでハイハイをするときに使う部分を動かしてあげるなど、赤ちゃんと一緒に楽しみながら過ごしてあげるのはもちろんOKですが、「ハイハイするように練習するぞ」と気負う必要はないのです。■ハイハイしない子もいるハイハイはおまけの発達段階として考えられています。確かに多くの赤ちゃんがハイハイする姿が見られるため、ハイハイしないと焦ってしまうかもしれませんが、ハイハイができなくても、寝返りができていて自分で座れていれば問題ありません。また、ハイハイをしないままつかまり立ちをして歩きだすこともあるため、気にせず過ごすようにしましょう。■ハイハイ時期に楽しめる体遊びハイハイをしていても、していなくても、生後6〜10ヶ月くらいの赤ちゃんと遊ぶときには、体全体を使うような体遊びがおすすめです。ハイハイができるようになってきたら、段ボールなどでトンネルを作って、反対側からママやパパが呼んであげるとハイハイで一生懸命通ってきます。また、ハイハイが上手になってきたらクッションでゆるやかな山を作って登れるようにする遊びもいいですね。ハイハイがどんどん上手になってくるとハイハイスピードが上がったり、大きな山を乗り越えられるようになったりと成長も楽しめるようになります。上手にハイハイできない子やハイハイをしない子とは、ママやパパが横になった上に赤ちゃんを乗せてゆらゆらと揺れてバランスをとる楽しさを味わうだけでも、キャッキャと喜びます。仰向けになったママやパパが膝を曲げた状態で足のすねの上に赤ちゃんを乗せてしっかりと肘の当たりを掴んでゆっくり足を浮かせて揺らす“カンタン飛行機”で遊ぶのもおすすめです。ハイハイ時期を楽しめるグッズハイハイの時期を楽しめるグッズには、さまざまなものがあります。動きのあるおもちゃやボールなどがあると、ますますハイハイをするようになったり、追いかけまわすうちにたくさん運動していたり、ママやパパが一緒に遊ぶにもグッズが大活躍します。たとえば、コロコロと動くタイヤがついた車や汽車などのおもちゃ。0歳の子どもが遊んで口に入れても安全な大きさを選ぶ必要がありますが、ハイハイを始めた子にピッタリのグッズです。はじめのうちは、ママやパパが動かして追いかけてくるように促して遊んでいるうちに、自分で動かしながらハイハイができるようになる子も! 成長に合わせて遊び方が変わっていきますが、長い期間遊べるおもちゃになることもあるので、ハイハイを始める前頃から身近なおもちゃのひとつとして取り入れてあげるとよさそうです。■ハイハイ時期の安全を確保するグッズにも注目ハイハイを始めると、それまでは動けなかった部屋のなかのあちこちに移動していき、思いもしない行動を取ることがあります。赤ちゃんは、扉やフタがあれば開けたくなり、穴には何かを差し込みたくなるものです。赤ちゃんに触られたくないものが入っている扉やフタには、しっかり止められるストッパーやロックをつかえるようにしましょう。また、おもちゃが入っている場所であっても低い位置にいる赤ちゃんにとって、大人の腰くらいの高さからでも、おもちゃが落ちると危険です。大人の目が届く範囲で触らせ、危ないと感じる場所には対策を取る必要があります。また、家具の角も赤ちゃんにとっては危険な場所になります。クッション素材でできているカバーなどをつけてぶつかっても大怪我をしないようにしてあげましょう。ハイハイはしないこともありますが、赤ちゃんらしい動作は可愛らしく行動範囲も広がっていき、一緒に遊ぶのも楽しくなる頃です。無理に練習する必要はありませんが、たくさん遊んでいましかない一瞬一瞬を大切に過ごしてくださいね。<参考>『今求められる質の高い乳児保育の実践と子育て支援』ミネルヴァ書房・2007年4月20日初版第4刷発行・榊原洋一、今井和子編著者
2017年03月05日年長さんは4月から小学生。子どもだけで外に出かける機会が増えてきます。親の目の届かない場所でも、マナーを守れるようになってほしいですね。あんふぁん読者へのアンケートで「子どものマナーで困っていること」を聞いたところ、特に多かったのが、下の6つ。皆さん、「いくら言っても直らない」と悩み、「よその子どもでも気になる」と回答しました。子どもがマナーを守れるようになるには、どうやって教えるといいのか、臨床心理士の高木紀子さんに聞きました。お話を聞いたのは:高木紀子さん臨床心理士、清泉女子大学講師。保育園での育児相談をはじめ、小中学校でのスクールカウンセラーなど、親・子ども両方の声を聞き、相談を受けている。2男1女の母。子どもにマナーを教えるのは何のため?マナーはみんなが気持ちよく生活するためのものです。家ではよくても外ではダメなど、マナーにより子どもは〝社会の目〞を意識することになります。もう一つ、子どもにとってマナーを知る大きな意義として、「自信をもって物事を選んだり、判断したりする力の土台が育つ」ということがあります。例えば、「公共の場で静かにするのはいいこと、騒ぐのはいけないこと」など、子どもはマナーを通して、善悪の価値基準を獲得していきます。それは自ら考え、判断や決断をする際の視点や根拠となるものです。小学生になると、自分で考えて行動する場面が増えてきます。子どもが自信をもって学校生活を送るためにも、今からマナーを教えていきたいですね。スマホを見て静かにしている子はマナーのいい子?レストランや電車の中など、子どもを静かにさせておきたいときに、スマホを子どもに渡しっ放しにしているママを見掛けます。「マナーを教える」という点から言うと、子どもがいくら静かにしていても、マナーを教えていることにはなりませんし、当然マナーも身に付きません。極端な例ですが、すごく怖い態度で子どもに接して、静かにさせるという方法がありますよね。恐怖で子どもを支配する方法です。スマホを渡すだけで静かにさせるのは、それと同じ原理だと私は思います。恐怖による支配だと、怖い人がいなくなれば、子どもは騒ぎます。スマホで静かにさせているのはそれと同じことで、スマホがなければ静かにしていられません。絵本やおもちゃとスマホの違いは?「絵本やおもちゃを子どもに与えるのと、何が違うの?」と疑問を感じたママもいるでしょう。絵本やおもちゃは何かしら親が子どもに働き掛ける道具です。絵本を見ながら「クマさんいたね」など、子どもが夢中になるように、親が自然に話し掛けてしまう道具なんですね。でもスマホは子どもに与えたら、もう親は要りません。だから親は子どもの様子を見ないし、声も掛けません。道具に子どもが気を取られるので、その場をしのげるという原理は絵本もスマホも一緒ですが、親子の関わり方が全く違うのです。逆に言えば、絵本であっても子どもに渡すだけで親が何の働き掛けもしなければ、マナーを教えることになりません。スマホを使うなら子どもが達成感をもてるように!マナーを身に付けるためには、「走りたいけど我慢する」というように、欲求をコントロールする力が必要です。それには子どもが「我慢できた」と思える経験の積み重ねが欠かせません。スマホを使うしか手がないなら、渡しておしまいにするのではなく、画面を子どもと一緒に見て会話をすること、「静かにできてるね」と言葉を掛けることを忘れずに。ママが困っている子どものNGマナーお子さんと一緒に絵を見て、どの子がいけないことをしているか、なぜいけないのかを話し合ってみましょう。※2016年11月30日~2017年1月10日、Webアンケート、有効回答数1102店内を走る・人にぶつかる●広いお店に行くと楽しくなるようで、走り回ったり大声を出したり。注意すると大声で泣かれ、周囲から「怖いお母さんね」という目で見られる。[大阪府・年少ママ]商品をむやみに触る●スーパーでよその子が、品物をラップの上から指でムニュムニュ。見てしまったら、それは買う気がしません。[神奈川県・年中ママ]●回転寿司で子どもに取らせるのはいいけど、触ったものを戻させるのはよくないです。[福島県・年長ママ]静かにする場所なのに大きな声で話す●活発で元気な娘は、病院や図書館など静かにしてほしい場所でも大きな声で話します。「しーっ」と注意する回数を減らしたいです。[北海道・年長ママ]思ったことをすぐ口にする●知人に道で会い、あいさつを交わした別れ際に「あのおじさん、歯が黄色かったよ」と子どもが一言。声が聞こえたのではとハラハラしました。[愛知県・年少ママ]●電車内で「座りたい」「疲れた」と大きな声で言います。近くの人が席を譲ってくれると申し訳ない気持ちに。[福岡県・年中ママ]飲食店で自分が食べ終わると騒ぐ●個室の座敷から子どもが5人くらい出てきて、通路を走り回ったり、空いている個室でジャンプしたり。親は何を考えてるんだろう…。[埼玉県・年長ママ]よその家の冷蔵庫を勝手に開ける●家に遊びにきた子が、おなかがすくと勝手にうちの冷蔵庫を開けて食べ物を探すのに困っています。[千葉県・年長&小学生ママ]子どもの心に届くマナーの教え方大人でも新しいことを身に付けるのは簡単ではありません。子どもはなおさらです。高木さんに子どもが理解しやすいマナーの教え方を聞きました。【STEP1】クイズ形式で質問しながら教える親が「お店の中で走っちゃダメだよ。分かった?」と説明すると、子どもは「分かった」と答えますが、実は理解できていないことが多いもの。クイズのように質問すると、子どもは考えて答えるので記憶に残りやすくなります。これは園の先生がよくやっている方法です。【STEP2】「できる」と言わせる子どもに「できる」と答えさせることで「自分がやるんだ」という当事者意識をもたせます。ここがとても大切。もし、「できない」と言ったら、「どうすればできるかな?」と子どもと一緒に考えたり、「これならできるかな?」とハードルを下げたりしてみて。約束は一度に2つまで。【STEP3】マナーを思い出させる家を出るときと、店に入る直前や電車に乗る直前などマナーを実践する前の合計2回、思い出させてあげましょう。このときのママの口調は、厳しく問いただすような口調ではなく、明るく楽しく。これからワクワクすることを始めるような感じにすることが大切です。【STEP4】小まめに“手入れ”をする子どもが成功できるように言葉を掛けていくことを、私は“手入れ”と呼んでいます。1回目の手入れは店に入ったらすぐに。子どもはまだ何もしていませんが、「もうできてる!」と言っていい気分にさせます。そうやってノセながら、維持できる時間を長くしていきましょう。【STEP5】褒めて達成感をもたせる最後までマナーを守れたときはもちろん、途中で崩れてしまっても、それまでできたことを褒めましょう。まず、その場で褒め、家に帰ってからパパに報告しながら褒め、翌日に「昨日は偉かったね」と褒めると、達成感がより高まって、頑張った行動が強化されます。ケース別「こんなときママはどうすればいい?」■約束したマナーを守れなかったとき【NG】叱ったり、否定したりする例えば、レストランに行って子どもが先に食べ終わり、騒ぎ始めた場合。「約束したのに、どうして守れないの!」「もう二度と連れてこないからね!」と言いたくなりますが、その気持ちはぐっと抑えましょう。叱りモードでの対応は、マナーを身に付けるにはマイナス。子どもから「でもー」とか、「いいんだよ、騒いだって」という反応を引き出し、せっかく途中まで頑張ったことがゼロになり、次はまた一から始めることになります。もしドリンクバーなどがあれば一緒に行き、少し息抜きをさせるのも手ですが、この年頃は変化のない状態が10分続くと飽きます。子どもが食べ終わっているのに、大人がいつまでも食べたり、おしゃべりしたりするのは、今は無理と心得ましょう。■子どもの失礼発言が相手に聞こえたとき【OK】子どもに聞こえるように親が謝る「あの人ハゲてるね」など、失礼な発言が相手に聞こえてしまった場合。ママとしては会釈でおわびをして済ませたいところですが、できれば子どもに聞こえるように「失礼しました」と謝り、「あなたが言ったことは、親が謝るほどのことなんだ」と子どもに伝えたいですね。この失敗はマナーを教えるいいチャンスです。家に帰ったら、ぜひ子どもと話をしましょう。「◯◯ちゃんが変な顔って言われたらどんな気持ちがする?」「太ってるとか体のことを言うのは、いいことかな?」「すごく言いたいことがあったら、心に閉まっておいて、後でお話しするんだよ。言っちゃいけないことを(胸に手を当て)ここに閉まえる箱のある人が、お兄さん・お姉さんなんだよ」などと教えてください。■子どもが電車でぐずり、席を譲られたとき【OK】お礼を言って子どもには頑張らせる「電車の中では立っていようね」と約束していても、子どもがぐずりだすと、席を譲られる場合もありますね。子どもに約束は守らせたいけど、せっかくの厚意を断るのも心苦しい。難しい場面ですね。私だったら、「ありがとうございます。今日は『疲れたって言わない。座らない』って約束してきたので、練習させようと思います。あなたからもお礼を言いなさい」と言って頑張らせたいです。ただし、「この距離を立ちっ放しでいるのは無理」など親の〝見積もり〞は必要です。子どもが我慢できるのは10分程度。「頑張ってるね!」など小まめな〝手入れ〞や、小さな絵本やおもちゃを用意するなど親側の工夫も忘れずに!巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationKAWAZOE Mutsumi
2017年03月01日知的障害・自閉症のある人の自傷行動とは出典 : 「自傷行動(自傷行為)」とは、自分で自分を傷つける行動のことです。自分を傷つける行動にはさまざまなケースや要因がありますが、知的障害のある人や、自閉症で知的障害のある人に見られることもあります。この記事では、知的障害や自閉症に関連して起きる自傷行動(以下自傷行動とする)について解説します。知的障害や自閉症に関連して起きる自傷行動は、年齢や特性によってさまざまな行動がみられ、それぞれの場合で原因や対処法が異なります。特によく見られるのはのは、下記のような行動です。・頭を床や壁にぶつける・頭や顔を手でたたく、ひっかく・自分の手をかむ・髪の毛やまゆ毛を抜く・体をかきむしるなどまた自傷行動とまでは言わないまでも「自分の爪を噛んで食べてしまう」こともあります。これらは、思春期以降にみられることのあるリストカットや根性焼き、自殺企図から自分を傷つける行為などのいわゆる「自傷行為」とは意味合いが異なり、原因や対処法も変わってきます。自傷行動の背景にある3つの要因出典 : 知的障害のある人や自閉症の人が自傷行動を起こしてしまう理由は、一人ひとり違うためそれぞれで観察し、把握する必要がありますが、その子どもの刺激に対する過敏さ/鈍麻さ、コミュニケーションの困難さ、そして余暇の過ごし方が乏しいこと(時間の過ごし方が分からない)などが背景にある場合が多いようです。なぜ自傷行動につながっていくのか、それぞれ見ていきましょう。自傷行動を起こす背景の一つに、周囲に気持ちを伝えることが困難ということがあります。気持ちの伝え方を覚えるスピードは一人ひとりに個人差があります。知的障害や自閉症のある人は、言語やコミュニケーションの発達に遅れが認められる場合もあり、発話が困難であったり、身振り手振りでうまく伝えるのが苦手であることで、その伝わらないもどかしさのため、またはその意志や要求を伝えるための手段としてしまうため、自傷行動を含む困った行動を起こしやすくなると言われています。感覚過敏/感覚鈍麻といわれる刺激を感じる感覚の偏りも、自傷行動が起こりやすくなる要因となります。仮に同じ環境であっても、ある人はそこにいて何も感じなくても、別の人はその環境から受ける刺激に強い不快を感じている、ということがありえます。例えば感覚が人一倍敏感だと、日常生活を送る上で強い刺激を受けやすくなってしまいます。周りの物音が大きく聞こえたり、光(太陽やテレビ画面など)が眩しく見えたりするなどにより、疲れたり、不快やイライラを感じやすくなります。逆に感覚が鈍いと、普段の刺激に物足りなさを感じてしまったり、自傷行動の痛みを感じにくくなってしまったりしている可能性があります。やることがなくなった時、暇のつぶし方がわからないことで手持ち無沙汰になってしまう場合があります。自閉症の場合は興味の範囲が狭かったり限定されていたりして、余った時間をどう過ごすかという手段が乏しいことも自傷行動の要因になりえます。なぜ自傷行動をしてしまうの?出典 : この章では知的障害や自閉症のある人の自傷行動の主な原因例を示しますが、このほかにもさまざまな原因があり一人ひとり異なります。そのため個別の評価(アセスメント)と対応が重要です。周囲の人と支障なくコミュニケーションできる子どもであれば、苦痛や拒否、要求などを適切に表現して伝え、助けを求めることができるでしょう。しかし、言葉が出にくかったり、対人関係が苦手な子どもの場合は、泣き叫んだり、暴れたり、周囲からすると困った行動を通してしかコミュニケーションする方法がありません。・注目を引きたい、かまってほしい(注目)・何か物が欲しい、活動をやりたい(要求)・活動をやめたい、場所を避けたい等、いやだという気持ちを伝えたい(拒否)などを伝えたいがために、他の困った行動と同様にコミュニケーションの手段として自傷行動をしている可能性があります。つまり「自分を傷つける」ことによって結果的に要求を叶えたり、嫌なことしなくてすんだりといった経験によってコミュニケーションの手段として自傷行動が習慣化してしまっていることが考えられます。例えば子どもが手持無沙汰のときに、自傷行動をすると母親が駆けつけて抱きしめてくれた(手持無沙汰な状況が解消してかまってもらえた)など、親にとってはやめさせようとしてしたことが、子どもにとっては「自傷行動のごほうび」になっていることもあるのです。自傷行動はそれぞれの子どもの状況において別々の原因がありますが、こうした経験が重なることで、その子の場合、自傷行動がかまってほしいときに行うコミュニケーション行動として学習され、定着してしまっている可能性があります。特に感覚過敏/鈍麻の傾向がある人だと、様々な刺激によって不快を感じやすくなると言われています。自傷行動から生まれる痛みによる刺激は、先に感じていた別の不快な刺激を紛らわせる働きがあるのではないかという仮説もあります。感覚が鈍い子どもの場合や自閉症のある人で興味の範囲が狭いひとの場合、余暇が乏しく手持無沙汰になりがちです。例えば感覚あそびとして、なんでも触って回る、コップの水をうつしかえる、絶えず人や洋服を触っているなどの行動が見られることがあります。それがつめをかんだり、髪の毛を引っ張って抜いたり、腕をかんだりといった自傷行動としてあらわれることもあるのです。刺激を求めて起こす自傷行動は、特に子どもが手持ち無沙汰になっている状況で起こりがちだと言われています。何もすることがない環境、あるいは何をしたらいいのかがわからない環境(余暇の過ごし方が乏しい)で、自傷行動によって引き起こされる強い感覚刺激で暇を潰してしまうということがあると言われています。自傷行動を引き起こす原因は他にも存在しています。・楽しくなって過剰に興奮してしまった……自傷行動は遊びが「楽しすぎる」のような、テンションが上がり過ぎたりポジティブな感情の高まったりした場合にそれが引き金になることもあります。・パニックや発作などの衝動で……パニックや癇癪(かんしゃく)を起しているときに、自制できない衝動的な行為として、自分を傷つけてしまうことがあります。中には、てんかんに起因しているものもあります。「てんかん」といえば、倒れこんでしまうなどの大発作がイメージされやすいですが、てんかん発作には精神的に影響するものもあります。発作により神経細胞が興奮し、パニックになり自傷行動につながる場合があります。てんかんに起因する自傷行動の場合、「点滅する光」や「騒音」などが引き金となりえます。自傷行動を防ぐための3つのステップ出典 : 本人は望んで自傷行動を選んでいるわけではなく、今のところ「他に方法がない」ためにしかたなくやってしまう場合が多いです。周囲に求められることは、子どもが自傷行動をしなくてすむよう、環境を用意したりそれに代わるスキルを学習することです。自傷行動は、してしまう原因も対処法も、子ども一人ひとりのケースによって異なります。そのため、その子がなぜ自傷行動に至るのかを考え、その子に合った自傷行動を防ぐための方法を見つけることが重要なのです。今回は、その方法を3つのステップで紹介します。一人ひとりの子どもの自傷行動の原因を調べるためにはいつ・どこで・だれと・どのような状況で、子どもがどんな自傷行動を起こすのか、その結果として子どもにとってどんな状況が生じているのかを観察することが大切です。着目するのは「状況」「行動」「結果」の3つです。それぞれを紙などに記録し、行動の前後の状況を把握します。・状況……いつ・どこで・だれと・どんな状況だったか(子どもが自傷行動を起こす前に何が起きたか/起きていたか)・行動……どのような自傷行動を起こしたか・結果……自傷行動を起こした結果、状況はどのようになったか例(回避・拒否)・状況……食事中、お母さんが嫌いな食べ物を口に入れた・行動……頭をテーブルに打ち付けた・結果……食べなくて済んだこの例では、「食べたくない」という拒否を伝えるための自傷行動であることがわかります。自傷行動を起こしている理由を推測することで、対応が考えられるようになります。このように、まずはその自傷行動が起きた状況を把握し、記録することが最初のステップです。リンク先に、記入するのに便利な行動観察シートがあるので、活用するとよいでしょう。行動観察シート|井上研究室(鳥取大学井上雅彦教授)ホームページ最初のステップで、自傷行動につながった状況を把握したら、自傷行動をしなくてすむにはどうしたらいいか、考えます。先ほどの、嫌いな物を食べたくなくて自傷行動をしてしまう場合について考えてみましょう。◇自傷行為が起きない工夫・環境調整をする・少し食べたら好きな物を食べられるようにする・お母さんも一緒に同じものを食べる・無理強いはしない・好きなテレビを観ながら食べていいことにする・小さく切る・どうしても食べられないものは出さない◇どうしたらいいか、望ましい行動を教える自傷行動が起きないように工夫する一方で、自傷行動の代わりとなる適切な行動やスキルを教えることも重要です。例えば、拒否の伝え方を教え、食べたくないときテーブルに頭を打ち付けるのではなく、するべき適切なコミュニケーション行動に置き換えます。例えば・「いやだ」のサインを教える・絵カードで拒否を教える・「“いらない”って言おうね」などと、自分の意思を伝えるための言葉を教えるこのように、子ども本人にとってできるだけ負担や我慢することが少ない方法を、家庭でたくさん考えてみましょう。ステップ2で考えた中から家庭で実施しやすい方法を選んで、やった結果どうだったか記録をとりながら一定期間やってみます。家庭でプランを実施する際はその目的を家族や周囲に説明し、共有することが大切です。毎回対応が変わったり人によって対応が変わらないようにします。例えば、頭を床に打ち付けて「母親以外の人だったら要望が通った」ということになると、その行動は繰り返されてしまいます。家族もその周囲も、子どもに対して一貫した対応を心がけましょう。子どもが自傷行動ではない方法でうまく過ごすことができたら、すぐに褒めてあげましょう。「トークンエコノミー」と言われるシールやポイントを使って褒めるのもおすすめです。わかりやすく褒めることで子ども自身がうまくできたことを実感しやすくなり、望ましい行動を増やすことにつながります。考えた計画を実施しても、すぐさま効果が現れないこともあります。一定期間やってみてもうまくいかなかった場合は工夫やプランを見直したり、望ましい行動のレベルを達成しやすいものに下げたりして、もう一度実践してみましょう。自傷行動の原因別対処法出典 : 自傷行動をしなくて済む工夫としては具体的にどのようなものがあるでしょうか。自傷行動が起きなくて済むように環境調整や工夫をするほか、自傷行動をしなくて済むスキルや自傷行動の代わりとなる行動を子どもに教えることも効果があります。以下に自傷行動の原因別に、子どもが取り組みやすい行動、そして自傷行動を防ぐツールを紹介します。◇コミュニケーションスキルをつける注目を引きたい、要望・拒否を伝えたいという時に自傷行動が起きている場合、気持ちを伝えるための別のコミュニケーション手段を使えるよう促します。言葉で気持ちを伝えるのが難しい場合、絵カードやコミュニケーション支援アプリを使って視覚的に気持ちを伝える方法を教えるとよいでしょう。「今、自分は○○という気持ちなんだ」ということが周囲に伝わるだけでも、子どもは楽になることが多いようです。「困ったら相談する」ことを教えることも効果的です。「『困った』って言うんだよ」など、具体的なセリフで教えるとよい場合があります。、iPad用・障害のある人に便利なアプリ一覧 | 東京都障害者IT地域支援センター◇嫌な刺激を避け落ち着く方法を教える感覚過敏が自傷行動につながっている場合、その刺激を避けるスキルを教えるとよいでしょう。イヤーマフやフードをかぶって刺激を遮断したり、別の部屋に行く、その場所に行かないなどの対処法を教えます。人が嫌な音などを出す場合、「やめて」などというコミュニケーションスキルを教えてもよいでしょう。いやな刺激がシャットダウンできる環境があるとよいでしょう。子どもそれぞれにとって落ち着ける方法を考えましょう。また、不安になったときに、落ち着き方を知っていると、子ども一人でも対応しやすくなります。以下に落ち着くための方法の例を挙げます。方法は向き不向きがあるため、子どもと一緒にどんな方法が一番安心できるか考えることができればなおよいでしょう。・子どもが好きな匂い袋を嗅ぐ・つぶやくと落ち着く言葉を覚える(魔法のことば等)・(家庭/園の場合)特定の落ち着く場所を決め、不安になったときに行くようにする・布団や毛布にくるまる◆手持無沙汰のときにできる余暇スキルを教える自傷行動の刺激が子どもにとってプラスに働いている場合、無理やり自傷行動をやめさせることは効果的ではありません。禁止するのではなく、自傷行動とは別の刺激を得られるおもちゃを与える、あるいは不安を感じたときに落ち着く方法を教えることで自傷行動を防ぎます。抱き枕やストレスリリーサーと呼ばれる握るおもちゃ、噛むおもちゃなどもありますので、試してみるとよいでしょう。参考:カラープラスチックパイプ参考:ストレスリリーサー子どもは何もすることがないと不安になったり、イライラしやすくなったりします。その為、「余暇をどう過ごすか」は子どもの生活の質に大きく影響します。時間が空いたときには何をして遊びたいかについて、子どもと一緒に話し合ったり、選択肢を提示することも大切でしょう。・パズル・ぬり絵やホワイトボードでのお絵かき・DVDみる・ゲームなど自傷行動が起きた、その場ではどう対応すればよい?出典 : 自傷行動が起きるタイミングは、予測できるものばかりではありません。子どもが自傷行動を起こした時にどのように接するべきか前もって知っておくことで、焦らずに対応しやすくなります。自傷行動が起きた時は、まずはケガなどをしないように安全を確保します。頭を床や壁にぶつけるなどの自傷行動の場合、クッションや枕を子どもと物の間に挟みケガを防ぐ措置を取りましょう。事前の工夫としても周りに危険な物をおかないようにするなどの配慮をしておくとよいでしょう。自傷行動は感情の高まりがきっかけとなっていることが多いため、なるべく早く止めるためには、子どもの気持ちを落ち着かせることが鍵となってきます。過剰に大きな声で叱ったり、子どもが痛く感じてしまうほど体を押さえつけて止めると感情を更に刺激してしまいます。また、自傷行動をしている最中に、それを止めるためにやさしい言葉をかけたり、抱きしめたり、おやつを上げたりして要求をとおすことは、子どもに「自傷行動をするといいことがある」と思わせてしまうので逆効果です。ここは冷静に、けがなどをしないように安全を確保した上で、先に用意した本人が落ち着けるグッズやリラックスできる場所に誘導し、自傷行動が止まるまで待ちましょう。自傷行動が止まり、子どもが完全に冷静さを取り戻したタイミングで落ち着けたことをしっかり褒めるようにしましょう。「別の部屋に行って落ち着けたね」「我慢できて偉かったね」などと褒めてあげることで子どもは安心感を抱き、更には「自傷行動をやめた方がいいことがあるんだ」と感じやすくなり、予防にもつながります。参考書籍:「発達障害の子をサポートする 「気になる子」の保育実例集」(池田書店, 2015)参考書籍:「ケース別気になる子の保育サポート実例集」(ナツメ社,2014)悩んだら早めに専門家に相談を出典 : 子どもが自傷行動をしている場合、保護者が一人で、しかも継続して解決することは簡単ではありません。また「自傷行動を予測し、予防の方法を考える」ことには、専門性が求められる場合があります。特にプランを見直しながら継続するのは負担が大きいので、専門家と連携しながら取り組むとよいでしょう。また、子どもが自傷行動をしていると、ショックをうけ悩む保護者の方も少なくないようです。もし、いま子どもとの関わり方や自傷行動への対応に一人で悩まれているのでしたら、なるべく早く相談できる味方を見つけることをおすすめします。以下に自傷行動を相談することができる子育ての相談先を紹介します。◇児童発達支援事業所児童発達支援事業所とはいわゆる放課後デイサービスや、療育プログラムなどを実施している施設を指します。事業所にもよりますが、保育士を始め、言語聴覚士や理学療法士、 作業療法士など療育の専門家が発達支援を受けられます。利用までにはお住まいの自治体の福祉担当窓口への申請が必要となりますが「通所受給者証」を取得すると低い自己負担額で利用できます。地域の児童発達支援センターでは相談事業も行っていて、保護者からの相談にものってくれます。◇発達障害者支援センター発達障害の当事者、及びその周囲の関係者(保護者や教師など)を支援する機関です。大人の発達障害や、その関係者の支援が充実している施設ですが、基本的に年齢に関わりなく相談できる場所です。子どもの問題行動について、機能分析の知識がある発達支援の専門家も紹介してもらえる場合もあります。◇医療機関自傷行動によるダメージが身体的、精神的にダメージが大きい場合や、解決に緊急性が求められる場合は医療機関への相談も選択肢の一つです。医療機関に相談する場合、「発達外来」や「小児神経科、「児童精神科」が専門となります。まずはかかりつけの小児科に相談してもよいでしょう。一人ひとりに合わせた工夫で自傷行動をなくしていきましょう出典 : 子どもの自傷行動は、その行動自体が保護者にとって強い不安を生むことに加え、「愛情不足」や、「甘やかしすぎ」が原因ではないかという偏見が重なってしまう場合もあります。自傷行動にどのように対応していけばいいかという点については、個別に考えていく必要があります。専門家のなかでも多少対応方法が分かれているかもしれません。自傷行動の原因は子どもの特性や環境によって異なり、それに応じた対応が必要になるからです。解決に向けては子どもの様子をしっかり観察し、自傷行動をしなくてよいように工夫していくことが重要です。一人で抱えこまず、専門家に相談しながら保護者と子どもが安心できる体制を作っていけるよう努めていきましょう。参考文献:井上 雅彦 /著『家庭で無理なく対応できる 困った行動Q&A: 自閉症の子どものためのABA基本プログラム4 』(学研教育出版 ,2015)参考:頭打ち行為の理解と対応を考える | 北海道こども心療内科氏家医院)参考記事:The functions of deliberate self-injury: A review of the evidence参考文献:発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ(講談社,2013)
2017年02月28日3歳の息子と1歳の娘が、今これに夢中以前おばあちゃんから、プレゼントされた"LeapFrog "の「マイオウンリープトップ」。3歳の息子と1歳の娘が一緒に遊べるおもちゃってなかなか少ないのですが、2人ともこれは大のお気に入り。遊びながらアルファベットだけでなく、簡単な単語や動物の鳴き声、リズム、音程を学べちゃう、大人顔負けのパソコン型おもちゃ。「知育玩具」ってどういうものがいいだろう…と思っているママにぜひおすすめです!どんな学習機能がついてるの?「マイオウンリープトップ」には4つの学習機能がついています。・ABCモード文字と音とその単語がでてきます。アルファベット(ABC)に合わせた動物などの単語がでてきます。 息子は良く「B」ビー「bumblebee」バンブルビーと叫んでます。しめしめ(笑)びっくりしたのが、絵も音もはっきりしていること。できればきちんとした発音で覚えてほしいというママの願いもクリアしてくれます。・音楽モード16曲のメロディーが搭載。息子たちのお気に入りは「123song」と「ABCsong」です♪英語の意味はまだわかっていませんが、兄妹で音楽にのって歌ったり踊ったりしてます。・メッセージモードLeapFrogキャラクターのワンちゃんの「スカウト」や「バイオレット」から、様々なメールが届きます。メールに返信もできるので、そのうち自然と、パソコンの使い方学べるのではないかと更に期待してます。・ゲームモードA~Zまでのアルファベットから始まる動物の名前を当てるゲーム。動物の特徴や鳴き声のヒントもくれますよ。ギフトにとってもオススメ!"LeapFrog "シリーズは、フォニックス重視、きれいな音質、優れた機能で遊びながら英語のつづりや、発音を身に付けられるよう、世界で幅広く愛されてる知育玩具です。この「マイオウンリープトップ」は2歳~のギフトにとってもぴったり!英語を学ぶというよりは英語を耳に慣らして、音を楽しむことができます。長く使えるおもちゃとしても、2人目の出産後祝いなどにも、オススメのおもちゃです。あと、バッテリーの持ちがいいのもポイント高いところ。この手のおもちゃは電池切れになるのが早いですが、これはバッテリーの持ちがよく、長く遊べます。我が家の英語は…目と耳で慣れろ!我が家の英語教育のモットーは、「目と耳で慣れろ!」ほかにもこんな工夫してます。最近ではインテリア向きにブラウンなどのジョイントマットを購入する方が多いですが、我が家のオススメは断然、アルファベットのジョイントマット。カラフルで、0から9までの数字やAからZまでのアルファベットが並んだアルファベットジョイントマットは、パズルとしても遊べるし、自然と赤ちゃんの頃から数字や英語に親しむきっかけにもなります。せっかくなら、これからできて当たり前の時代がくるであろう「英語」を、普段から楽しみながら学べるおもちゃを選んでみませんか?
2017年02月18日こんにちは!2歳になる娘を育児中の、ママライターなかやまあぽろです。冷え込みが激しい日が続いていますね。子どもは風の子、とはいえ、小さなお子さんを長時間お外で遊ばせるのは、ママとしてとても心配です。そのようなママに心強いのは、街にある子育て支援センターや児童館といった、室内の子どもの遊び場です。しかし、施設を利用する際には最低限の“マナー”を守ることが大切です。施設によっては、“手の消毒をしてから入室する”、“施設内を走り回らない”などの簡単な決まりを掲げているところもありますが、細かい“マナー”については自己責任です。知らぬ間に他の親子に迷惑をかけていたり、または嫌な思いをさせていたり……。そんな親子にはなりたくないですよね。そこで今回は、ママたちや施設のスタッフから寄せられた体験談を参考に、保護者が見直したいマナーについてご紹介します。●(1)子どもから目を離さない●ママ同士のおしゃべりに夢中にならない!『ある日娘と遊びに行ったとき、たまたま娘に興味を持った3歳前後の男の子が、娘の遊びの邪魔をするということがありました。はじめは「一緒に遊ぼう」などと私も声をかけていたのですが、次第に娘が持った物を乱暴に取り上げたり、おもちゃの棒で娘の頭を刺したりなど危険な行為を始めました。不安を感じ、「ママはどこにいるの?」と母親を聞くと、男の子の指をさした方向に、4~5人で話に花を咲かせているママさんグループが 。「わたしの子は大丈夫」と思っているのか知りませんが、目を離さないでほしい!』(1歳の女の子のママ)●スマートフォンを操作しない!『子どもを連れてきたと思ったら、隅の方で座り込み、スマートフォンを操作し続けているお母さんたち もよく見かけます。母親が見ていない隙に他の子のおもちゃを横取りしたり、いたずらしたりする子もいるので、苦情も耳にします。たまに取り合いになって、子どもの泣き声でやっと気がつくお母さんもいます』(児童館スタッフ・女性)----------室内で遊ばせることによって、子どもが一人でどこか遠くに行ってしまったり、連れ去られたりなどの危険が及ぶことがないという安心感が生まれますが、なるべく子どもから目を離さないようにするのがマナーですよね。「うちの子に限って迷惑はかけない」というママも多いと思いますが、子ども同士での物の取り合いやケンカは、子どもたちがいる限り、いつでも、誰にでも起こり得ることです。もしケンカが始まってしまっても、しつけのチャンスだと思って!●(2)危ないことをさせない『室内遊具から何度も飛び降りる男の子がいました。小さな子どもが飛び降りようとする男の子に気がつかず、走って遊具の方に行くこともあり、見ているこちらはヒヤヒヤ。それを見ていたその子の母親は遠くの方で「やめなさーい」と声をかける程度。子どもは当然やめません。最終的にスタッフが注意をしに来ましたが、子どもが危険行為をしたときには、何が危ないのか、厳しく言って聞かせることが大切 だと思います』(2歳の男の子のママ)少し大きなお子さんになると、体力があり余って激しい動きをしたくなることもあります。ママは「うちの子がケガを負わなければよい」という考えではなく、他人を巻き込んだ思わぬ事故につながらないよう「みんなで楽しく過ごす場所」として、子どもに言って聞かせましょう。●(3)保護者同士でのフォローやコミュニケーションを怠らない『目についた子のおもちゃを取ったり、手当たり次第に叩いたりする子がいたので、嫌だなあ……と思っていたら、息子のところにやってきて、後ろから息子を突き飛ばしました。その瞬間をその子の母親が見ていたのにもかかわらず、「なにやってるの!」と一喝しただけで、こちらには頭を下げるなどの簡単な謝罪もなし 。未だにモヤモヤしたままです』(2歳の男の子のママ)小さな子どもは、何がよくて何がいけないのか判断が難しかったり、自分の感情をコントロールできなかったりすることもしばしば。そんなときは、双方のママや保護者のフォローが必要です。他の子におもちゃを取られてしまったときには、「○○ちゃんはずっとブロックで遊んでいたから、お姉ちゃんに貸してあげようね。あっちでお買い物ごっこをしようか」など、物を手放す理由を説明したり、別の遊びに誘ってみたりしましょう。また、他の子どものおもちゃを取り上げてしまっていたら、「お友達がまだ遊んでいるから、順番を待っていようね」や、「貸してってお願いしてみようか」などの声かけをしてあげましょう。もし、無理やりおもちゃを奪ってしまったり、他の子を叩いてしまったりする場面に出くわした場合は、必ず先に、相手のママや保護者に一言謝るようにしましょう。保護者同士のフォーローやコミュニケーションは、親子共に気持ちよく遊ぶために非常に大切なことです。●(4)利用し終えたら片付けを『子どもが遊んだおもちゃを、遊びっぱなしで帰宅するママさんたちもいらっしゃいます。「また誰かが使うからいいよね」という声が聞こえてきますが、床に散らばった小さいブロックや先のとがったおもちゃは、子どもが誤って転んだときにとても危険 です。自分の子どもへの示しもつかないと思います』(児童館スタッフ・女性)『なんでも口に持っていってしまう月齢の赤ちゃんは、おもちゃをよだれでベトベトにしてしまうこともよくあります。自分の子どもがまだ乳児だったときは、必ずハンドタオルを持っていき、汚したものは拭きとり、しまうようにしていました』(2歳の女の子のママ)使った物を元の位置に戻すことは、意外と大人でもできていないことが多いです。自分の子どもにお片付けを教えるいい機会でもありますので、きちんと片付けるようにしましょう。●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2017年02月01日同じ動きを繰り返したり、ただ音が鳴るだけだったり。知育玩具の多くは、大人には何が楽しいかわからないものです。しかし、その目的がわかれば、子どもの能力をさらに引き出せるかも? 効果的な遊び方とともに紹介します。■その1、ルーピングルーピングとは、ワイヤーについたビーズや木製の輪を動かすオモチャ。目安としては、生後半年くらいから遊べるようになります。ワイヤーの形状は、コイル状になっていたり、ジェットコースターのコースのように複雑な仕組みだったりとさまざまですが、それに沿ってビーズを行ったり来たりさせて遊びます。単純な動きを繰り返すのみで、大人には何が楽しいのかわからない知育玩具の代表格かもしれません。しかしこれにも、さまざまな目的があるのです。たとえば、目の前で動くものに反応する能力や、自分で見たとおりにものを動かす能力などを養えるといいます。子どもがものをつかんで動かせるようになったら、まずはビーズを動かしてお手本を見せてあげましょう。何度も繰り返すうちに、自分でもやってみようとするはずです。そのときは自由にさせてOK。とくにルールはないので、好きなように遊ばせてあげましょう。このように小さいころから手先を動かすことは、脳の活性化にも役立つそう。また、不器用な子どもが増えているといわれる今、手先を器用にする効果も期待されています。単調なので大きくなるとともに飽きてしまうようですが、そのときはビーズを車に見立てて追いかけっこをしたり、数を数える練習をしたりと、工夫次第で長く遊べるオモチャです。ビーズはワイヤーについているので誤飲の心配はありませんが、指を挟まないように注意してあげましょう。■その2、ガラガラ振ると音が鳴る「ガラガラ」は、乳児をあやすアイテムとして知られています。最近では手足につけて自分で鳴らすことができるタイプの製品もありますが、これは聴覚を刺激するとともに、自分の行動によって何らかの結果が生まれるということを学ぶトレーニングになるのだとか。腕を振れば音が鳴る。そんな当たり前のことでも、赤ちゃんにとっては新鮮であり、はじめはなぜ音が鳴るのか理解していないでしょう。しかし、これを繰り返すことで、「ガラガラをつけているときに腕を振れば音が鳴る」ということを学んでいるようです。こうして楽しみながら、手足の筋力の発達にも効果的。安全な材料を使って、歯固めにも役立つように工夫されている製品もあります。手足につけてあげるときには、ガラガラを振り回してケガしないよう、注意してあげましょう。 ■その3、コップ重ねコップを重ねるだけの単純な遊びは、1歳前後から挑戦できるようになります。タワーのように積み上げることでバランス感覚を、倒れないように慎重に取り組むことで集中力のトレーニングとしても効果的です。お手本を見せようと積み上げても、わざと崩してその様子を楽しむ子もいますが、子どもにとってはこれも遊びのひとつ。「なんで崩すの!」なんて怒ったりせず、やさしく見守ってあげましょう。コップのなかに小さなボールを隠したり、並べたコップをすばやく重ねて競争したりと、自分で遊び方を工夫できるところも魅力です。■その4、プルトイプルトイとは、車などを自分で引っ張って遊ぶオモチャ。ひとりで歩けるようになったら与えてもいいかもしれませんね。手足の運動になるのはもちろん、ものが動く仕組みを学んだり、強く引っ張りすぎると倒れてしまうなど、行動予測の学習にもつながるそう。トラックのようにぬいぐるみなどを乗せられるタイプなら、ごっこ遊びも楽しめるでしょう。倒れてしまえばぬいぐるみがケガしてしまう…そんなことを考えながら遊べば、思いやりの精神も身に付きそうです。最初はバランスを崩して転んでしまうこともありますが、痛い思いをすることも大事なこと。とはいえ、ケガをしてはいけませんので、周囲にものを散らかさないようにするなどの配慮が必要です。定番の知育玩具は、昔から受け継がれているだけあって、子どもの発育に役立つ機能が満載。おしゃれなデザインのものも増えているので、わが子のためにはもちろん、出産祝いとしてもおすすめです。
2017年01月28日こんにちは、ママライターのましゅままです。筆者は姉妹の母親でありますが、よく女の子ママ同士の会話で“女の子ママあるある”が浮上し盛り上がることがあります。子どもがいない方たちや男の子ママからすると「女の子=かわいい」 というイメージを持っていただけることも多いのですが、意外と「そうでもないなあ」と思うシーンも多々。今回は、女の子ママたちから集めた女の子ママあるあるをご紹介します。●女の子ママたちの女の子あるある●(1)お洋服やおもちゃ選びが楽しい『娘のお洋服やおもちゃを選んでいるときが、一番女の子を産んで良かったなーと思います。自分好みのものを着せられたり、自分が好きだったおもちゃや自分が欲しかったおもちゃを買ってあげられたり。ただ、2歳くらいまではすべてママチョイスのものを買えたのですが、4歳の今では買い物でも毎日のお洋服選びでも、好みが娘と合わず喧嘩してます…… 』(4歳女の子のママ)●(2)口が達者過ぎて本気の口喧嘩『女の子はお話が早い子が多いですが、そのぶん生意気になるのもとても早いです。上の娘は反抗期真っ盛りで、毎朝本気の口喧嘩。下の娘も口調がまるでママ。一番下の長男を私と全く同じ口調で注意したりお世話したりしています。かわいいんですが、やけにませてて びっくりしてしまうことも……』(12歳、5歳、3歳のママ)●(3)女の子なのに“やんちゃ”『よく、「女の子はおとなしいし楽でいいでしょ~」なんてことを言われるのですが、ぜんぜんそんなことなくて、女の子なのに落ち着きが全くありません。髪も結ばせてくれないし、かわいいお洋服も嫌いでズボンばっかり履いています。部屋も散らかり放題……。想像していた女の子育児 とはちょっと違いました』(5歳女の子のママ)●(4)女の子ママ友のあいだでファッション対決『リトミックや子育てサークルなどで、よく顔を合わせる女の子ママ同士は、集まるたびに子どものファッションに密かに対抗意識を持っていて、ちょっとお高めのブランドを着せたり、かわいい髪型をさせたり。とにかく毎回違うコーディネートです。SNSでも子どものコーデを載せるのは女の子ママが多いですよね。幼稚園くらいになると子ども同士も何となく対抗意識が芽生えてきている みたい』(6歳、3歳のママ)●(5)バレンタインシーズンは大忙し『毎年バレンタインシーズンは大忙し!男の子に渡すんじゃなくてお友達に配るぶんを一緒に作るんですよね。お友達同士で負けたくない のか、デコレーションやラッピングも凝って年々エスカレートしてます』(10歳女の子のママ)●女の子ママならではの苦悩もいかがですか?「女の子ママ=女性らしく華やか」というイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、実は女の子ママの方が必死になっていることもたくさんあるのです。同性だからこそうれしいこと楽しいことももちろんありますし、同性だからこその苦悩 ももちろんあります。いつまでも純粋に愛してもらえる男の子ママを時にうらやましく思うこともありますが、どうせなら「女の子ママで良かった!」と思えるよう、女の子ママライフを目いっぱい楽しんでいきたいですね。●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)
2017年01月23日こんにちは。元教習指導員の奈都木あやです。ちょっと買い物へ!テーマパークへ!など子連れでの移動時、自動車はあるに越したことのないとても便利な道具です。お子さんの年齢が低ければなおさらですね。 しかし、子連れだからこそ気を付けなければならない運転時の注意点があります。今回は子育て世代のママには、ぜひ意識していただきたいポイント6つをご説明します。●(1)とにかくチャイルドシートに座らせましょう!「前に乗りたい!」「ママのお膝がいい!」など、なかなか子どもが素直に座ってくれないのがチャイルドシート。あまりに嫌がっているときはチャイルドシートに乗せるのを躊躇してしまいがちですが、6歳未満の子どもには、チャイルドシートの着用義務があります。「知ってはいるけど、子どもはぐずって乗ってくれないし……」なんて声が聞こえてきそうですね。では、子どもをチャイルドシートに座らせていない状態で交通事故に遭うとどうなるでしょう。最悪の場合、子どもは空中に放り出され、フロントガラスに激突することもあります。つまり、“命の保証はない” ということです。警視庁が発表したデータでも、それが証明されています。平成27年中の交通事故死者9名中(6歳未満)、チャイルドシートを正しく使用していたにも関わらず死亡した幼児は1名でした。しかし、チャイルドシート不使用だった場合では、8名もの幼児が死亡しています 。チャイルドシートを使用していたら、救われていたかもしれません。近年、喜ばしいことにチャイルドシートの使用率は上がっています。それに伴い致死率は下がっています。つまり、チャイルドシートが被害を軽減してくれているということは明らかですね。子どもがチャイルドシートを嫌がっても、親は根負けしないことです。「車に乗ったらここが自分の席」という習慣づけが大切です。●(2)ドアとウインドウは大人が開け閉めしましょう自動車のドアが子どもにとって危険なことは何となく感じておられる方も多いのではないでしょうか。ドアで起きやすい事故にはこのようなものがあります。・指を挟む……爪を損傷、骨折、切断など・降車時に周りの状況を確認せずにドアを開けて接触事故・駐車場で、勢いよくドアを開けて、隣の車を傷つける(横開きドアの場合)・坂道や突風でスライドドアが勝手に閉まる(電動ではない場合)次に、ウインドウについての事故です。・体を挟まれ、重傷や死亡に至る(パワーウインドウの場合)平成22年12月、駐車中の自動車内で、保育士が目を離した際に、幼児が車のパワーウインドウに首を挟まれ重傷を負う事故が発生しています(政府広報オンライン)。他にも、小さな子どもがパワーウインドウに手指を挟まれ、骨折したり切断するなどの事故が起きています(総務省消防庁)。そもそも、パワーウインドウが閉まる力はどれぐらいあるのでしょう。国民生活センターによると、平均34.1kgf と発表しています(※kgf……“力を表す単位。日常生活ではkgと等しいと理解して差し支えない)。つまり、地面と窓ガラスの間に、指や首を差し入れ、その上から体重34kg程度の人間が乗るようなもの です。考えただけでぞっとしますね。以下は、そんな恐ろしい事故を防ぐポイントです。1.パワーウインドウのロック機能を必ず使用する。2.自動車購入時に、挟み込み防止機能がついているかどうかも検討する(ただし、その機能については絶対ではありませんし、作動する条件も車種によって異なります。過信は禁物です)。3.チャイルドシートを使用する(やっぱりここでも!)。子どもは何でも自分でやりたがりますが、そこは子どもも親も我慢。ドアもパワーウインドウも大人が慎重に操作しましょう。●(3)乗車定員は子ども3人を大人2人と計算してさあ!ママ友親子とお出かけ。「うちが車出すわよ」とは言ってみたものの、実は定員オーバーだった……。なんてことにならないように、問題です。あなたの車は乗車定員5人です。あなたとママ友1人の他に、子どもは何人乗せられるでしょう?※12歳未満の子どもは、3人を大人2人として計算します。【乗車定員の計算のしかた】・(乗車定員-乗車した大人の人数)×1.5=乗車できる子どもの数※小数点以下は切り捨て答えは4人です。定員を超えての乗車は、ブレーキのきき具合やカーブでの安定性に影響します。当然のことながら、交通事故の被害も大きくなります。乗車定員は車検証に記載されているので、「実はよく知らないの……」という方はすぐに確認しておきましょう。●(4)おもちゃや飲み物の容器なども交通事故の原因に!ペットボトル、おもちゃ、オーディオのリモコンなどがブレーキペダルの下に入り込めば重大な事故につながります。子連れの移動は何かと荷物が増え、車内も散乱しやすくなります。突然、「ブレーキペダルを踏み込めない!」という事態を避けるため、車内はこまめに整頓しましょう 。そして、缶やペットボトルなど、転がりやすいものの扱いにはくれぐれもお気を付けください。●(5)子どもを車内に置き去りにしない子どもの車内放置の危険としては、「何が起こるか分からない」という一言に集約されます。まずは、熱中症ですね。毎年、夏になれば必ずと言っていいほどニュースで報じられています。実験では、8月の炎天下での車内温度が55度を超える という結果も出ています(JAF日本自動車連盟、2015年発表)。他にも考えられる危険はあります。先にも述べたように、子どもが体を挟まれていたという事故。それから、自分でドアロックを開けて外に出てしまえば、交通事故に遭う危険や連れ去りなども考えられます。小さいお子さんはとにかく手がかかります。しかし、幼いからこそ、車内に放置するべきではありません。●(6)脇見運転にご注意!ぐずり。車酔い。ジュースこぼしちゃった!「ねえ、あれ見て!」などなど。子どもを乗せて運転していると、とかく集中力を遮られるものです。お気に入りのおもちゃを持たせたり、音楽を聞かせたり、可能であればDVDを見せておくというのも一つの手かもしれません。しかし、それらの方法もいずれ限界が訪れます。子どもの様子が芳しくなければ、早めに、安全で違反にならない場所に駐停車して対応しましょう 。そのためには、まず、早めに出発することが大切です。心の余裕が、安全運転の秘訣、にこにこママの秘訣です。----------小さなお子さん連れの車移動では、「そんなこといちいち守ってられないよ!」という場面が少なからず出てくると思います。しかし、その誤った判断が悲劇を起こしています。ルールをきっちりと守る親の姿は、お子さんへの最高のお手本にもなるはずです。これまで、そんなこと意識していなかった、実は守っていなかったという方、ぜひ、実践してみてください。【参考文献】・『学科教本』中部日本自動車学校・発行・『運転教本』中部日本自動車学校・発行【参考リンク】・チャイルドシート関連統計 | 警視庁(PDF)()・もしものときに身を守るシートベルトとチャイルドシート | 政府公報オンライン()・子どもがパワーウインドに挟まれる事故に注意! | 政府公報オンライン()・パワーウインドウの安全性 | 独立行政法人 国民生活センター(PDF)()・晴天下のクルマの室内はどのくらい温度が高くなりますか?夏編 | JAF日本自動車連盟()●ライター/奈都木あや(元教習指導員)●モデル/倉本麻貴(和くん)
2017年01月17日首がすわっていない赤ちゃんの沐浴や、小さな子どもとのお風呂は、不安だらけ。とくに冬場のお風呂は時間との勝負!湯冷めして風邪をひかないように、我が家の湯冷め対策4つご紹介します。万全の準備で湯冷めしらず!①せっかくお風呂で温まった体を急に冷やさないために、部屋や脱衣所を温めておきます。②体が冷えないように、浴室内で体や頭を拭いています。③脱衣所では、保湿→パジャマ→ドライヤーを一気にこなします。髪は濡れたままのだと、水分が蒸発して体の熱をどんどん奪っていくため、脱衣所で早めに乾かしてあげましょう。④お風呂後は温かい飲み物(我が家はホットミルク)で湯冷め対策!あと、とっても大事なこと!お風呂で体が温まった状態のままお布団に入ると、かえって湯冷めの原因になるそうです。体が入浴前の体温に戻るまで、少し時間を置いてから寝るようにしましょう。なので、お風呂は寝る直前にではなく、寝る1時間ほど前までに済ませておくのがベストです。余談ですが…我が家のお兄ちゃん(3歳)の食欲アップの為、最近夕食→お風呂を、お風呂→夕食に切り替えました。お風呂に先に入ることで、夕食時間を30分~1時間ぐらい遅くして、お腹を空かせる作戦!まだ検証中ですので、また別の記事でお伝えする予定です。子どもの成長や季節に応じて、お風呂の時間や入れ方を工夫していくことも大事なんだなぁと思います。赤ちゃんのお風呂、これはいいこと?ダメなこと?まだまだある、お風呂の素朴な疑問に先輩ママがお答えします。沐浴やお風呂の時間は毎日バラバラでも大丈夫?→✖️新生児の赤ちゃんは昼夜の区別なく、寝たり起きたりの繰り返し。しかし大きくなるつれてだんだんと朝起きて夜眠るという生活リズムをつけていくためにも、沐浴やお風呂の時間をある程度決めておくと良いです。沐浴ってした方がいいの?→◯生後1ヶ月くらいの新生児と呼ばれる頃までは沐浴してあげましょう。新生児期はお肌の抵抗力が弱く細菌に感染しやすいため、湿疹などの皮膚トラブルを防ぐためにも、1日1回は沐浴します。1ヶ月検診で医師の許可が下りたら、入浴に切り替えてOK!でも、首が座ってない赤ちゃんとのお風呂はいろいろと大変ですよね。我が家はお座りが1人でできるようになる頃までは、パパがいるときなどに限定してました。兄弟がいたり、ママひとりでのお風呂の際は、新生児を過ぎてもベビーバスを使用しているという赤ちゃんも多いよう。ストッケのフレキスバスは、折りたたみ式のベビーバス。新生児期はニューボーンサポートをつけて安全に、大きくなったらそのまま小さな湯船として使えます。ペタンと折りたたむことができるので、収納も楽。旅行などにも持ち運びできるサイズです。大きくなったら、おもちゃや衣類などの収納ボックスとしても使用できるそうです。沐浴は短い期間ですが、長い間使えるアイテムとして持っておいてもいいですね!毎日お風呂に入れるべき?→◯新陳代謝が良い赤ちゃんは、とにかく良く汗をかきます。あまり動かないから汚れてないんでは…と思いがちですが、肌と肌が重なる腕や足・首回りなどは汗が溜まりやすいです。特に新生児のお肌は弱く、汗疹や湿疹ができやすかったりするので、毎日のお風呂はとても大事です。特に寒い季節は、体の芯からあたたまって入眠をサポートしたいですね。熱があるときってお風呂入れていいの?→✖️熱があったり体調が良くないときは、基本的にお風呂は控えた方がよいと思います。我が家では、風邪などでお風呂に入らない日は、温かいお湯につけたタオルやガーゼなどで、優しく全身を拭いてあげています。おっぱい直後のおふろって良いの?→✖️おっぱい直後の赤ちゃんの胃は活発に働いているため、おふろに入れるとお乳を吐いてしまうことがあります。授乳後1時間くらいは入浴を避けたほうがいいす。ご飯を食べ終わったあとも、少し時間をおいてから入れるとよいですね!楽しく&長い時間お風呂に浸かるには…お風呂の中で子どもが楽しめるアイテムやおもちゃがあると、楽しくお湯に浸かることができます。ベビーの時期に断然人気なのは、スイマーバ!首につける浮き輪で、ぷかぷか浮きながら運動&入浴できるアイテム。大きくなってからは、脇の下に装着するボディリングというアイテムもあるそう。我が家は兄妹のふたりなので使用できませんでしたが、ママとゆっくりバスタイムを楽しめる方は、いいかもしれませんね♪▶︎スイマーバの装着イメージでいい画像があれば入れてください(スイマーバの記事いくつかあるのでかぶらないものがあれば)寒い季節のお風呂はいろいろと気を使いますが、湯冷めに注意してぽかぽか温かなバスタイムを過ごせますように!ママも風邪をひかないように、気をつけてくださいね♡
2017年01月17日赤ちゃんは、泣くのがお仕事とは良く言いますが、なかなか泣き止まないとママも困ってしまいますよね。今回は、我が子たちを例に、赤ちゃんの泣き止まない訳や月年齢別の対応方法などをご紹介します。少しでも新米ママのお助けになれたらと思います。そもそも、赤ちゃんはなんでこんなに泣くの?言葉が話せない赤ちゃんは、泣いて自分の要求を伝えます。泣きながら、ママにして欲しいことをお話をしているのです。泣く=ママが来てくれるという毎日のやりとりの積み重ねによって、赤ちゃんとママのコミュニケーションの基礎となります。初めは分からなくても、いくつかの対応に当てはまると、満たされた赤ちゃんは自然に泣きやみます。その対応を繰り返してくうちに、「今はオムツが濡れて気持ち悪いんだな」とか「寝る前のサインだな」など、不思議とママは赤ちゃんの要求が分かるようになってくるものです。泣いたら、まずはチェックしてみて!①お腹空いてない?授乳から時間が経っていたら、お乳やミルクを飲ませてみて。月年齢のうちは授乳間隔も短いので、あまり細かい時間を気にせずに欲しがる時にはあげてOK。私は授乳時間などをメモして、大体何時間おきにお腹ぎ空くかを目安にしていました。②おしっこやうんちしていない?我が家の場合は、おしっこやうんちをした後は良く泣いたりしてました。オムツかぶれを防ぐためにも、こまめにオムツは替えてあげましょう。③寒かったり、暑かったりしてない?背中に手を入れて、汗ばんでいる場合は暑い。手足が冷たく感じるときは寒い。というのを目安に衣類や寝具を調整してあげてみてくださいね。赤ちゃんの体温は大人よりも高いので、ママより一枚少ないくらいがちょうど良いと言われています。寒いからといって着せすぎないようにしましょう。④体調の変化はない?発熱や鼻づまりなど、苦しそうにてないですか?体に傷や湿疹はないかなども、服を脱がせて全身をチェックしてみましょう。何か不調があればすぐに小児科を受診してくださいね。⑤あくびや目をこすって眠そうにしてない?眠くなると急に機嫌が悪くなったり、ぐずりだすことがあります。特に乳児~3歳くらいまでの子供で“お腹もオムツも平気なのに泣いている”って場合に多いそう。我が家の下の妹(1歳)はよく、眠いけれど姿勢が定まらなかったり、兄ちゃんにちょっかい出されたりなどで、なかなか寝つけない時にぐずって泣いたりします。こんな時は、眠りやすいように環境を整えたり、抱っこやトントンなどで安心させてあげましょう。先輩ママのお助けアドバイス!月年齢別の対応方法0~2ヶ月:違う環境に、まだ不安を感じる頃→ママの優しい声で話しかけたり、抱っこで赤ちゃんを安心させてあげましょう。3~5ヶ月:空腹や、うんちなどの単純な不快感が多い頃→こまめに授乳したり、赤ちゃんが満足するまで抱っこしたり、トントンなどあやしたりしてあげましょう。6~8ヶ月:泣く原因が多様化する頃→この頃から「夜泣き」や「抱っこ~」など泣く理由が複雑になってきますので、生活リズムを整えてあげるようにしましょう。我が家では、日中に児童ホームに行ったり、家の中でもおもちゃなどでたくさん遊ばせると、割と夜はぐっすり寝てくれました。夜泣きに悩まさせれているママは、是非試してみてくだい!9~11ヶ月:要求の内容によって、泣き声や泣き癖が変わってくる頃→「かまって~」など、要求の内容が更に増え、赤ちゃんの泣き癖も変わってきて、だんだん大変になってきます。ママは試行錯誤しながら、泣いてる原因を理解してあげましょう。この頃は、泣いたらちょっと外に出てみたり、音楽やおもちゃ、絵本などいろんな手を試してみてください。ママも赤ちゃんも、気分転換は大事ですね♪赤ちゃんが泣く=コミュニケーション。ママもあまり神経質にならず、お互いにゆっくりと学びながらいい親子関係を築いていきたいですね。
2017年01月15日ウチの子、母親以外に興味ないの?興味の幅が狭かった乳幼児期出典 : 発達障害の診断を受けている長男は、赤ちゃんの時からとにかくぐずりっぱなしでした。落ち着いているのは抱っこでおっぱいを吸っているときか、胸を触っているときかのどちらかで、テレビも「いや!」、おもちゃにも興味を示しません。食事作りの間はおんぶしていましたが、だんだん重くなってくると足元で遊ばせつつ、「これはニンジン、今からお母さん、ニンジンを切るからちょっと待っててね」と見せたりし、なんとかこなしていました。そのうちふと、「野菜を触っているときは静かにしている」ということに気がつきました。母と過ごすこと以外に興味を示さなかった長男です。これは大発見かも!?と思った私は、キャベツや白菜を長男にどんどんむいてもらい、それを味噌汁や煮物にしていました。活かせるならば、どこまでも!野菜と歩んできた成長出典 : その後、長男は野菜と触れあうことが大好きなんだ!ということがわかりました。色とりどりの野菜を並べたり、分類したり、「野菜アート」づくりに熱中する長男。野菜フィーバーの始まりです。絵本で1番気に入っていたのは『やさいのおなか』。夫が「喜ぶかなと思って」と、大人向けの『野菜の便利帳』という野菜図鑑のような本を買うと「ん!(よんで!)」と何度も持ってくるようになりました。言葉の習得も植物の名前からです。「さといもんもんも(さといも)」「ぶろーりー(ブロッコリー)」、その他いろいろなシーンで野菜の力を借りました。・電車などの乗り物に乗るときは「これからにんじん色の電車に乗るよ」と緊張をほぐす・お絵かきでは丸を描けたら、トマトを見せて「トマトかけたね」、線を描いたらゴボウを持ってきて「似てるね」と盛り上げる・ハサミのときは、紙よりも先にネギを切らせるとすぐに上達・どうしても眠れないとき、ニンジンを握りながら就寝・起こすときには耳元で「キャベツ、ハクサイ…」と唱えるとパチっと目を覚ます図書館や子ども広場では緊張でガチガチになる長男でしたが、スタッフの方が野菜の絵本やおもちゃなら喜ぶということを知ってくださったおかげで、少しだけ行きやすくなりました。ありがたかったです。とうとう興味は「野菜作り」へと発展。農業から学んだたくさんのこと出典 : 歳になった頃からマンションの庭スペースで家庭菜園を始めました。1年目は親がリードしていましたが、2年目からは長男が絵本を見ながら、自分で植えるものや配置を決めたがるようになり、任せるようになりました。自己流で失敗も多かったのですが、目をつぶって好きなようにさせました。支柱を立てたり紐を結んだりといった作業も、時にできなくてかんしゃくを起こしながらも、こなすようになってきました。公園にはまったく行きたがらなかったので、屋外の活動の動機として活かしました。土を耕すことでずいぶん腰がしっかりしたと思います。農業を営んでいる祖父母の畑にも、よく長男と遊びに行きました。「よく知ってるなあ」「本当に集中力があるね」と褒めてもらいました。長男も、見事な野菜をつくる祖父母を尊敬。コミュニケーションや人間関係のベースになったと思います。好きなことから広がる世界、それは子どもの成長を信じるきっかけにも出典 : その後受けた3歳半検診では「ごっこ遊びしますか?」と訊ねられ、「八百屋さんごっこなら」と答えました。登園渋りもまれにみる激しさで、気になることは正直ありました。お絵かきについて訊かれたとき、「好きなものは描きます。野菜の絵しか、描かないんです」と相談すれば、もう少し早く発達の凸凹に気づくことができたのかもしれません。しかし家の中では、野菜を育て食べ、本を読んでいればニコニコ、会話も弾み、知識も技術も伸びるのを感じていたので、多少凸凹があってもゆったり構えることができました。小学校に入学し、集団生活になじめなくて大混乱したときは悩みましたが、「好きなこと」があるのはやはりいいことなのだ、と捉えるようになりました。今振り返れば、赤ちゃんのころ知らず知らずのうちにストレスをためていた長男は、野菜で安心を得ていたのかもしれません。9歳の現在、興味は理科、そして社会一般に広がってきています。ただ、野菜を作らない人と人間関係を結ぶのはまだまだかなり苦手、これからです。
2017年01月14日寒い冬の休日は、レジャーもいいけれど、おうちにこもってまったり過ごしたい方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、この時期のおこもりタイムにぴったりな、おうちにいながら子どもと楽しめる3つの遊びをご提案します。■子どもも簡単にできる編みもの「指編み」冬の室内遊びにぴったりなのが、編み物。指だけでできる「指編み」なら、小学校に入る前のお子さんでも楽しむことができます。基本の指編みの方法がこちら。1. 親指に2~3回毛糸を巻き付けたら、人差し指の甲側、中指の手のひら側…と、交互に毛糸をわたしていきます。2. 小指まできたら小指の周囲を一周して、薬指の手のひら側、中指の甲側…と8の字になるように毛糸をわたします。3. 人差し指まできたら毛糸を4本の指を一周するようにひと巻し、人差し指と親指の間に毛糸をたらしておきます。4. その後、小指から順番に輪っかの部分をはずして後ろに回し、人差し指まできたら再度4本の指の周囲に毛糸をまき、輪っかをはずして後ろに回す…を繰り返していきます。小さい子なら、太めの毛糸を使い、ややゆったりめに巻いていくと編みやすいでしょう。編み上がった作品は、ママが髪留めやブローチなど、普段身につけられるものにアレンジしてあげると、子どもは大喜び間違いなしです。■ちくちくするだけ、羊毛フェルトで作品づくり近年大人気の羊毛フェルトは、ふわふわの羊毛を針でちくちくするだけのシンプルな作業なので、小学生低学年くらいの子から楽しめます。材料は、羊毛と専用の針、下に敷く発泡スチロールのみ。100円ショップなどでセットになったものを購入すると、手軽にはじめられます。かんたんなのはボール状ですが、手元が心配な子には、クッキー型などを利用するとよいかもしれません。クッキー型を使う場合は、できるだけ垂直に、まんべんなく針を刺すようにアドバイスしてあげるとよいでしょう。つくったモチーフは、ストラップやアクセサリーにしてもいいですし、糸でつなげれば冬らしいガーランドに早変わり。慣れてきたら、親子でマスコットづくりにチャレンジしてみても楽しそうです。■いくつ覚えられる? 百人一首お正月らしさを味わいたいなら、日本の伝統的な遊び、百人一首にチャレンジしてみてはいかがでしょう。学校によっては授業時間に百人一首を習うところがありますので、長期休暇を利用して慣れ親しんでおくと、授業もより意欲的に取り組めるかもしれません。遊び方はさまざまありますが、最初はかるたのように、ひらがなで書かれている下の句の札(取り札)を数枚並べて、上の句と合うものを探すところからはじめるとよいでしょう。たくさんの句を覚えてきたら、札の数を増やしていくとゲーム性が高まります。とはいえ、百首もある句をすべて覚えるのは、大人でも大変だったりします。ゲームで早く札を取ることに重点を置く場合は、一枚札(最初の字が他とかぶらない句。む・す・め・ふ・さ・ほ・せ、の7枚)、二枚札(最初の字ではじまる句が2首しかない句。う・し・つ・も・ゆ、の10枚)などから覚えるようにするのが、早覚えのひとつのテクニックです。百人一首の無料アプリもたくさんありますので、活用してもよいかもしれません。長期休暇中、子どもがちょっと時間を持て余しているときや、子どもと一緒に夢中になりたいときにぴったりな3つの遊びをご紹介しました。この冬の遊びに、取り入れてみてくださいね。
2017年01月06日一瞬目を離した隙に起こってしまう、子どもの誤飲事故。自宅以外の慣れない祖父母の家などでも誤飲事故は起こってしまうことがあります。気をつけるべきポイントをおさえて、しっかり対策しておきましょう。■部屋の中の小さな飾り赤ちゃんは小さくてキレイなものが大好き。興味があるものは触るだけでなく、口にもっていって舐めて確かめようとします。室内の飾りや、小さな部品などは、子どもが触って取れてしまうと、誤飲事故の原因になることも。棚やテーブルの上など、子どもの手が届く場所に置いていないかチェックしましょう。■宴席のお酒は手の届かない場所にホームパーティや、親戚などのあつまりではお酒を飲む機会も多くなります。アルコールが入って酔っ払うと、つい注意力が散漫になりがち。コップに入ったお酒などは決して子どもの手の届くところに置かないよう、しっかりと注意しておきましょう。とくに日本酒や焼酎は、子どもが水と間違えて飲んでしまうことがあります。集まっている人たちにも、きちんと注意を促しておきたいですね。■ゴミ箱の中も要注意! 魚や鶏の骨食卓の中にも、誤飲のリスクが潜んでいることがあります。骨の多い魚や鶏肉などは、赤ちゃんには食べさせませんよね。でも、大人が食べたあとの骨にも要注意。低い場所にあるゴミ箱に捨てていると、赤ちゃんが取り出して口に入れてしまう可能性があるのです。ゴミ箱はフタ付きのタイプにするか、場所を移動するなどして、子どもの手に触れないような工夫をしておきましょう。■タバコや薬は帰省時での事故も普段赤ちゃんと生活をしていない実家では、子どもの手が届く場所に危険なものを置いているケースも多いものです。とくに気をつけたいのがタバコや薬。実家に帰省すると、ローテーブルなどにタバコや常備薬が無造作に置かれていることもよくあります。ロックのかかっていない引き出しの中も要注意。あらかじめ場所を移動してもらうなどして、誤飲のリスクを防いでおきたいですね。■灯油はポンプにも注意寒い時期に活躍する灯油ストーブ。やけどを防ぐためにも、灯油ストーブの取り扱いには気を配っているママも多いはずです。でも、油断しがちなのが灯油ポンプ。使ったあとの灯油ポンプをそのままにしてしまうと、赤ちゃんが舐めてしまう危険性が。また、灯油タンクのフタの閉め忘れも要注意です。灯油を扱ったあとは、使った道具をその都度きちんと片付けるように習慣づけておきましょう。気をつけていたつもりでも、一瞬目を離した隙に起ってしまうのが誤飲事故です。あらかじめしっかり対策をして、事故を防ぐようにしましょう。
2017年01月04日新しい年が始まる期待感で胸がいっぱいのお正月。久しぶりに会う家族や親せきと楽しい時間を過ごす人も多いですよね。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、読めば盛り上がるお正月絵本を選んでみました。大人数で読むとよりいっそう楽しい時間が過ごせるはずです!おえかきしりとり作:新井 洋行 鈴木 のりたけ 高畠 那生 よしなが こうたく/出版社:講談社 「おえかきしりとり」(絵本ナビ紹介ページ) 絵だけでしりとりが進んでいく物語をつくったのは大活躍中の若手絵本作家4人。全員でストーリーを考え、それぞれが完成させたイラストがしりとりでつながっている、とても豪華な一冊です。前見返しにはルール、最後にはしりとりの答えがちゃんと描いてあります。読んでいくうちに難易度があがっていくので読み応えもあり! ユーモアあふれるしりとりに親子で挑みたい一冊です。ルージュベックのだいぼうけん作:アガット・デモワ ヴァンサン・ゴドー/訳:うちだ さやこ/出版社:アノニマ・スタジオ 「ルージュベックのだいぼうけん」(絵本ナビ紹介ページ) 絵本と一緒についてくる赤いセロファンがはられた「まほうのルーペ」。そこをのぞきながら絵本をめくると、別の世界が見えてくるしかけ絵本シリーズです。のぞかなければ分からない思わぬ出来事、隠されている物語…。不思議なこの絵本は「こんなところにこんなものが!」という驚きをくれ、読んでいる人の想像力をたくましくしてくれます。ウォーリーをさがせ! クイズ&ゲームブック作・絵:マーティン・ハンドフォード/訳:唐沢則幸/出版社:フレーベル館 「ウォーリーをさがせ! クイズ&ゲームブック」(絵本ナビ紹介ページ) ご存じ大人気の絵本シリーズ「ウォーリーをさがせ!」のゲームブックバージョンは、たくさんの人が集まるお正月シーンにぴったり。定番の探し物をみんなで楽しむもよし、迷路やパズル、クロスワードなどのゲームにいそしむもよし! とにかく遊べる絵本なので、飽きるヒマを与えません。永遠の名作と一緒にこちらのゲームブックも手に入れておきたいですね。トントン紙ずもう作・絵:COCHAE(コチャエ)/出版社:コクヨ 「トントン紙ずもう」(絵本ナビ紹介ページ) 紙で人形をつくり箱の上にのせ、トントンとたたきながら相撲させる「トントン相撲」。子どものころに友だちと戦いを繰り広げた人もいるのでは?「トントン紙ずもう」には力士39体が収録され、桃太郎と金太郎など昔話のキャラクター同士、夢の対決をさせることも可能です。たくさんの力士の中からお気に入りの1体を選ぶ作業も楽しく、無地の台紙やシートもついてくるので、自分だけのオリジナル人形をつくることもできますよ。たべものかるた あっちゃんあがつく原案:みね よう/作:さいとう しのぶ/出版社:リーブル 「たべものかるた あっちゃんあがつく」(絵本ナビ紹介ページ) 見るからにおいしそうなイラストが人気の「たべものあいうえお」絵本。その「あっちゃんあがつく」のカルタ版となっているこちらは、取り札・読み札が各69枚。予備の札も3枚ずつあるのでなくしても安心です。50音だけでなく「を」や「ん」の札もあるのはさすが! 絵札だけでなく、読み札もイラスト入りで楽しい工夫が満載です。カルタで遊んだ後は、おなかがすいてしまうかもしれませんね。いかがでしたか? 読めばみんなで盛り上がること間違いなしのお正月絵本をご紹介しました。ずっと家の中にいると子どもたちも退屈してしまいます。そんなときも、みんなで読んで遊んでリフレッシュ! 楽しいお正月を過ごすことができますよ。データ協力: 絵本ナビ
2016年12月29日「スッキリと暮らしたいのに、子どものモノがあふれている」「子どもが片づけをしてくれなくて、イライラしてしまう」というママは、多いのではないでしょうか。整理収納アドバイザーであり、親・子の片づけマスターインストラクターの橋場陽子さんに、わが子を「片づけられる子」に育てる3つのポイントを教えてもらいました。片づけは、子どもの生きる力を育む10歳の男の子のママでもある橋場さんは、主に渋谷区・世田谷区を中心に「片づけ講座」を開いたり、個人の自宅を訪問して片づけのアドバイスをしたり、ママ友グループ向けにレッスンを開催したりしています。「片づけは、子どもの生きる力を育む絶好の機会」だと言う橋場さんによると、片づけによって、育まれる力は主に下記の3つ。1.選択力:自分に必要なモノ、大切なモノを選び取る力2.想像力:自分で考え、先の結果を想像する力3.習慣力:やるべきことを続けていく力(※「親・子の片づけインストラクター講座」より抜粋)とはいえ、親がひたすら「片づけなさい」と怒り続けても、子どもは片づけられませんし、これらの力を育むこともできません。必要なのは、親が子どもに寄り添い、ちょっとした工夫をすること。では、どんな工夫が必要なのでしょうか。橋場さんに、今すぐできる3つのポイントを聞きました。ポイント1.作品やおもちゃなど適量を決める。こっそり捨てはNG橋場さんが、小学校低学年以下のお子さんのママから一番相談を受けるのが、「工作の作品やお絵かきが捨てられない」という悩み。親にとってはゴミのようでも、子どもにとっては宝物。「くれぐれも、こっそり捨てることはやめてください。子どもを傷つけてしまいますし、何より、選択力を鍛える絶好のチャンスを失ってしまいます」と橋場さん。「どんどん増える作品やおもちゃは、『全部は置く場所がないから、箱に入るだけにしようね』と伝えて、増えすぎたら本人に残したい物を選ばせましょう。そして、『ステキなモノが残ったね。きれいに箱に入ったね』と喜びを共感しましょう。あとで本人が『あれは捨てなければよかった』と後悔することもありますが、そうした失敗から学ぶことも多いのです」と橋場さん。でも、子どもはいらないと言うけれど、大人は捨ててほしくないモノ、ありますよね。祖父母からもらったお祝いだったり、高額な物だったり。それはどうすればいいのでしょうか。「子どもが『いらない』と判断したけれど、親が残したい場合、それは子どものスペースからはずし、「親が所有するもの」として、親のスペースに移動してください」。ポイント2.モノの置き場を決めて、ラベリングする家が片づかない原因のひとつは、モノの定位置が決まっていないから。橋場さんは、「子どもと一緒に動線を考えながら、何をどこに置くかを考えるといいですね。『よく使うから、手が届きやすいところがいいかな』など、子どもの想像力を鍛えることにもつながります。モノの定位置が決まったら、それを家族みんながわかるように、ラベリングすることが大事です。おもちゃなどは、写真に撮って、おもちゃ箱に貼れば小さな子でもわかります。ラベルプリンターを使って文字でラベリングしてもいいですし、もちろんラベルシールにママがイラストを手書きしても大丈夫。マスキングテープの色分けで、兄妹のスペースをわかりやすくしても、いいですね」。ポイント3.できたことを褒めながら、少しずつ習慣化橋場さんは、「子どもの片づけの最終ゴールは、自分でできるように自立させること。でも、いきなり100点を求めないで、ひとつのステップができたら、『できたね』と認めてあげてください。できるようになるまでの時間は、子どもによって差がありますが、ほかの子と比較しないで、その子の成長に合わせて、ときには相談してルールを見直しながら、根気強く寄り添ってください。お片づけが、親子が衝突する原因になっているご家庭が多いですが、本当は親子のコミュニケーションの手段のひとつであり、子どもの成長に気づく機会にもなります」。毎日の積み重ねが、生きる力にもつながるそうです。「たとえば掃除、洗濯、ゴミ出しなどは、生きていくうえで必要なことですが、終わりがありません。宿題も、毎日しないといけませんね。片づけは、こうしたルーティーン・ワークをこなしていく習慣力につながります」。私も、毎日のように7歳の息子に向かって、「片づけなさい!」を繰り返していますが、子どもに合わせた片づけルールが必要なのですね。橋場さんの親・子片づけ講座を受けたママたちからは、「子どものいいところを見られるようになった」、「夫にも効果があって、ラベルを見て片づけてくれるようになった」といった感想が多いそうです。片づけがうまくいくと、優しいママ、穏やかな妻になれそうですね。わが家はまずはラベリングから始めてみようと思います。取材協力:親・子の片づけ教育研究所()親・子の片づけマスターインストラクター橋場陽子さん( )<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年12月29日年末が近くなると、帰省の準備に忙しくなるママも多いはず。子どもたちの、お正月の一番の楽しみといえば「お年玉」。親戚の甥や姪たちと会える楽しみもありつつも、絶対忘れてはいけない最大の任務と思い、毎年忘れないように気をつけています。「お年玉」=現金が普通だと思いますが、子どもがまだ小さかったとき、お年玉袋にお札が入っていたのをお金だとわからず、一緒にもらったお菓子セットを、とても喜んでいたのを覚えています。「お年玉」は、もともとはお供えした餅を配っていたのが由来「お年玉」を辞書で調べてみると、「新年をお祝いして、子どもに送るお金や品物」とあります。また昔からのしきたりをまとめた本によると、もともと「お年玉」は「年神様(新年の神様)からの贈り物」を意味し、年神様にお供えした餅を下ろし、年少者に配ったのが始まりとも書かれています。それらを踏まえて、お金以外の「お年玉」を、いろいろ考えてみました。子どもががっかりせず、喜んでくれそうな「図書カード」や「おもちゃ」1つめは、「図書カード」。図書カードは、書店で使える商品券なので、本やまんが、文具などにも使えるので実用的です。自分で欲しいものを選ぶこともでき、小さいお子さんなら、親が書店で絵本を選んであげるのも良いですね。500円、1000円、2000円、3000円、5000円、1万円と価格も幅広いので、年齢に合わせて選びやすいです。2つ目は、「おもちゃ」。これは、あげる子どもの年齢や月齢、好きなものを知っていないと選ぶのが難しいですが、一番喜んでもらえるものかもしれません。知り合いの女性は、(実の兄から)子どものお年玉に現金でなく、直接「○○のおもちゃをお願いします」と言われたことがあるそうで、迷わないのは良いけれど、お年玉よりも高いものをお願いされて、「ちょっと戸惑った」と言っていました。もし、おもちゃを具体的に探すのが大変なら、おもちゃ店などで出している「ギフトカード」もおすすめ。海外から帰省する人は「外国の貨幣」、小さな子には「お菓子」もウケ良し3つ目は、「外国の貨幣」。旅行好きの方や海外から帰省される方などは、ちょうど良いお年玉。小学生であれば、「日本ではいくらぐらいの価値がある」「この紙幣に描かれているのは誰」「どこの国で使える」など、世界の他の国への興味や知るきっかけになるとうれしいですね。小さなお子さんなら、「お菓子」も大アリです。お金の価値がまだわからなかったわが子も小さいとき、とても喜びました。お菓子なら、年齢や興味に合わせたもの、お正月らしいもの、金額も数百円から千円以上まで、幅広く組み合わせを考えられます。気をつけたいのは、アレルギーや、「チョコやキャンディはまだ食べさせていない」など、家によってルールなどもあるので、ある程度事前に把握しておくことが大切です。小学生には、「貯金箱」「目覚まし時計」など新年からがんばってほしいことにちなんだものも小学生のお子さんなら、「貯金箱とおこづかい帳」を渡すというのもおもしろそう。お年玉をきっかけに、おこづかいを管理するというのも良いアイデアかもしれません。また朝起きられない子には、「目覚まし時計」、早起きが日課になるような「日めくりカレンダー」、朝の水やりが楽しくなる「植物」などをあげるのもユーモアがあります。また最近では、お年玉袋も多様化しています。子どもが喜ぶような「シール付き」、「おみくじ付き」のもの、上の写真にあるような最近はやりの顔出しパネルのものを手づくりして、それに入れて渡すのも喜んでくれそうです。あと、「1000円」が「100万円」になる、おもしろいお札のたたみ方もあるので、それで笑いを取るのも良いかもしれませんね。(左が、「1000円」が「100万円」になるたたみ方。右の顔出しパネルのお年玉は、こちらからダウンロードできます)現金を渡すときは、年齢や学年に応じた相場のチェックもお忘れなく最後に、お年玉を現金で渡す場合の相場を、まわりの声とインターネットの掲示板の意見から、以下のようにまとめました。----------------------------------未就学児……硬貨、1000〜2000円小学校中・低学年……2000〜3000円----------------------------------相場とはいえ、親戚同士で金額を決めているケースや、また「お年玉をあげない」と決めるケースもあるようなので、確認をしてから渡すのも安心です。「お年玉」の本来の意味を考え、子どもたちがその年1年、元気に楽しく過ごせるような「お年玉」を選んであげたいですね。<文:フリーランス記者武田由紀子>
2016年12月27日クリスマスイブの夜のこと。枕元にはきちんと靴下を置いて…クリスマスイブの夜。寝る前に靴下を用意して、息子たちのプレゼントへの思いを盛り上げる私。Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナ翌日、クリスマスの朝に…ADHD息子の本領発揮!Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナま、まさかのプレゼントスルー!!(泣)あんなに盛り上げたのに…そんな気持ちを抑えつつ、やっとの思いで息子に聞いてみました。Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナこの目を見張る記憶力の悪さ…(笑)子どもには大イベントではないかと思われるクリスマスにも惜しみなく発揮してくれました。しかしその後、寝室に戻った長男は…Upload By ラム*カナプレゼントを見つけて笑顔で走ってきました!事前にプレゼントリサーチをしたときには、特に何も欲しいものがなかった長男なのですが、実は数日前…Upload By ラム*カナこんな場面に遭遇したのです。おもちゃのCMを見て、こんなことを言うのは珍しかったので、しかとこのおもちゃをサンタさんに伝え、クリスマスに届けてもらったのです。反応は…Upload By ラム*カナ大喜び!!プレゼントまでの道のりが長かった…(笑)クリスマス事情でした。著書『カラフル男子牧場 -ADHD長男とお調子者次男の兄弟物語- 』Upload By ラム*カナ
2016年12月24日明るくてちょっぴりあわてんぼうな小学5年生の女の子「リカちゃん」。2017年には誕生50周年を迎えます。“子どものころリカちゃんで遊んだ”というのは、日本の女の子の多くが持つ共通の思い出。タカラトミーのみなさんに、リカちゃんの歴史や開発への想いを聞きに行ってきました。■背は1cm伸び、瞳のキラキラ感がアップ!リカちゃんの変遷“日本の女の子のための日本の着せ替え人形”として、リカちゃんが誕生したのは1967年のこと。少女漫画の世界観を取りいれたかわいらしい顔立ち、小学5年生の女の子というプロフィールや家族構成をつけたことは、当時の人形としては画期的でした。「当初の商品ターゲットはリカちゃんと同じ小学5年生くらい。お友だちのような存在になれたらと開発された、手の平サイズのお人形です」そう話すのは、ご自身も子どものころリカちゃんで遊んだという広報課課長の村山麻衣子さんです。その後、1972年に2代目、1982年に3代目が登場し、現在のリカちゃんは1987年デビューの4代目。並べてみると、やっぱり少しずつ印象が違います。瞳のなかのハイライトの数は、初代は1つですが、2代目以降は3つ。まつげの位置や本数も変わっています。さらに、鼻の向きや目の位置も時代とともに変化。3代目になるとやや丸顔になって、カールヘアがストレートヘアに。4代目では背が1cm伸びました。■リカちゃんを振り返ればニッポンの歴史がわかるリカちゃんは発売当初から、常にその時代の流行を取り入れてきました。そのため、リカちゃんを振り返ると、流行ファッションから文化まで、当時の日本の様子がよくわかります。「ファッションには1960年代後半にブームだったパンタロンやミニスカートが登場したこともあります。また、ボーリングがブームだったときはボーリング場を作ったり、当時の最先端だったマンションをおうちとして販売したりもしました」(村山さん)ドレスやハウスだけでなく、家族像にも時代の価値観を反映。2014年にはリカちゃんのパパである香山ピエールさんが「イクメンオブ ザ イヤー 2014」(イクメンキャラクター部門)を受賞しました。なにより家族との時間を大切にして、子どもをお風呂に入れたり、料理、掃除をしたりと、子育てや家事にも積極的にかかわる姿をカタログや動画でみせてきたイクメンぶりが評価されたのです。■リカちゃんのTwitterやInstagramも登場電話をするとリカちゃんと話ができる「リカちゃんでんわ」は1968年に登場し、今もなお愛されています。これに加えて、2014年以降は公式Twitter( @bonjour_licca )やInstagram( @bonjour_licca )もスタート。相互コミュニケーションもできるようになりました。オシャレをして人気のスポットへ行ったり、いろいろな人との交流を楽しんだりしている様子が話題に。先日はなんとアメリカの人気シンガー、アリアナ・グランデさんのシングル「フォーカス」ミュージックビデオにも登場していました!Twitter @bonjour_licca Instagram @bonjour_licca ■企画担当に聞く! リカちゃん開発の裏側着せ替え人形であるリカちゃん。ドレスの新作は、なんと年間100着前後にものぼるそうです…! 数々のシリーズを手がけてきたリカちゃん企画部企画開発課主任の深尾千緒子さんは、次のように話します。「ドレスは流行を先取りしすぎていない手の届くおしゃれさがポイント。ヒラヒラしたスカートやレースの服など、特別なときにしか着られない服が多いのもリカちゃんの魅力ですよね。女の子の憧れをドレスのデザインで表現しています」デザインする時は、ファッション雑誌などをチェックし、イメージボードを作成。打ち合わせを重ね、イメージがかたまってきたら、実際にデザイン画を描き、ドレスの材質などを決めていくとか。「品質基準に照らし合わせて、使える素材金属が限られていたり、おもちゃならではの制約もいろいろ。安心安全を考慮しつつデザイン画を描いています」(深尾さん)新しいギミックの開発となると数年かかることもあるそうです。「リカちゃんはその時代にあったリアルなごっこ遊びです。リカちゃんハウスの小物もいまや家電は斜めドラム洗濯機にサイクロン式掃除機。ショッピングモールにはセルフレジもあるなど、社会に合わせてハイテクになっていますが、根本的にお母さんの真似をしているのは変わらないんですよね」(深尾さん)新しい技術やアイテムを取り入れながら、時代にあった商品作りがされているからこそ、リカちゃんは長く愛されているのがよくわかります。■大人も楽しめるリカちゃんが登場「発売当時にリカちゃんで遊んでいた女の子が11歳だとすると、今はもう60代。そこで近年は、すべての世代が楽しめるリカちゃんを目指して、商品開発を進めています」(深尾さん)今年は、子どもだけでなく大人も楽しめるリアルクローズをコンセプトにした新シリーズ「リカビジューシリーズ」が登場。ビジュー(宝石)という名前のとおり、宝石のように特別なおしゃれがコンセプト。素材や色味にもこだわっています。また、「リカ スタイリッシュドールコレクション」は2015年6月に発売以降、人気を集めています。対象年齢は15歳以上で、価格は1万円からという大人向けのハイブランドです。■ごっこ遊びで、協調性や社会性、将来像を獲得子どもたちは“ごっこ遊び”を通して、シチュエーションに応じたやりとりを自然に学んだり、コーディネートを考えながら女の子としての身だしなみを知ったりします。東京学芸大こども未来研究所とタカラトミーの共同研究プロジェクトでは、リカちゃんをはじめとした人形による「ごっこ遊び」は、協調性や社会性、将来像の獲得に効果があるという調査結果も出ているそうです。「「リカちゃん」は昔も今も、日々変化する子どもたちのすぐそばを歩いてきました。これからも日本の女の子の文化を作っているという位の気持ちでリカちゃんシリーズを展開していけたらいいなと思っています」(村山さん)時代とともに変化しつつも、普遍的なかわいらしさを持ち続けるリカちゃん。親子2世代、3世代で一緒に遊んだり、受け継いでいったりするのも素敵ですね。■大人も楽しめる「リカビジューシリーズ」が登場「リカちゃん」の新シリーズとして登場した「Licca Bijou Series(リカビジューシリーズ)」の最新作がデビュー。フランス語で宝石を意味するビジューが名前に付けられたのは、“宝石のように特別なおしゃれ”と、その“質の高さ、本物感、おしゃれへのこだわり”がコンセプト。リカちゃんとともに時代を歩み成長した大人も楽しめる雑貨、服飾にも注目が集まっています。 >>リカビジューシリーズ
2016年12月15日こんにちは。今年こそは年末ジャンボ、当たる気がしてなりません(毎年言っている)。フリーママライターの横山かおりです。今年も残すところあとわずか。年末の大仕事といえばやっぱり大掃除ですよね。とくに子どもの洋服やおもちゃなどは毎日散らかって大変……。今回は整理収納アドバイザーの資格を持つ都内在住30代のママに、“子どもと一緒に上手に片付け ”をするためのポイントを聞いてみましたのでご紹介します。●(1)物を全部出し、いるものといらないものに分ける『まずは片付けたい場所に収納されているものを全部出します。収納に見合った量のものだけを残す ようにしましょう。なかなか物が捨てられない人は、“使えるか使えないか”をまず考えます。使えるものは残してもよし。使えないものでどうしてもとっておきたい物以外は思い切って処分しましょう。なくても困らないものはいりません。洋服もタンスにパンパンにつめるのをやめましょう。子どもが自分で洋服を出し入れできるように、70%ほど入っている状態 を目指しましょう』なかなか断捨離できない人もいると思いますが、子どもが自分で行動するために、物がゴチャゴチャしていない環境をつくりましょう。洋服も2年間着ていないものは処分の対象です。●(2)子どもと一緒に片付ける場所を決める『ママが勝手におもちゃ箱の整理をしてしまうと、子どもは何をどこにしまっていいのか分からなくなってしまいます。おもちゃや本の整理をするときは一緒に行うようにしましょう。おもちゃは、ブロック、戦隊ものやお人形、知育のものなどわかるように分けて収納します。一緒に遊べるようなおもちゃは混ぜてしまっても構いません。絵本は少し手間ではありますが、シリーズや季節ごと など、わかりやすくまとめて並べましょう。表紙を見せて飾るような本棚の場合は、季節やテーマなど、ある一定の期間で本を入れ替える のも子どものお片づけ心をかき立てます』大きめの紙袋の持ち手を切った状態にすると、簡単におもちゃ箱の代用になるそうです。ティッシュの空き箱や牛乳パックなどでしきりをつければ、簡単に手づくりおもちゃ箱ができますよ。●(3)子どもがおもちゃを捨てたくないという場合は……『おもちゃを整理していると、必ず「これは捨てない」というおもちゃが出てきます。でも、ずっと使っていなかったおもちゃや、おまけでついてきたおもちゃは親としては処分したいですよね。そういうときはきちんと理由を説明して、「ありがとうとバイバイしようね 」と言い聞かせると案外すんなりしてくれるものです。それでもどうしても捨てたくないという場合は、熱が冷めて落ち着いたころに、寝ているあいだや見ていないときに捨てるようにしましょう。おもちゃはどんどん増えていくので、どこかできちんと整理していくことが大切です』たしかにおもちゃ箱の整理をしていると、「あれもいる」「これもいる」というものばかりで全然進まなかった経験がある人も多いはず。思い切って処分することも大切ですね。子どもが余計なおもちゃを欲しがらなくするためにもいい経験になるはずです。----------新しい年をスッキリと迎えるためにも、お子さんと一緒に片付けをはじめてみましょう!お片づけの方法をマスターすれば、来年は少し楽に過ごせるかもしれませんよ。●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2016年12月04日こんにちは!ライターのNANARUKAです。ナチュラルやエコが一般家庭にも浸透して久しい今日このごろ。掃除グッズとして重曹や酢、クエン酸などを常備しているお宅も多いのではないでしょうか。重曹や酢は料理にも使え、口に入れても無害 なナチュラルな素材。だったら、子どもグッズにも大いに活用しちゃいましょう!というわけで、子どものいる家庭ならではのシチュエーション別のナチュラル掃除法をご紹介します。●(1)「カーペットにジュースをこぼしちゃった!」こんなときには、重曹・掃除機 を活用!こぼしたジュースがカーペットに完全に染みこむ前に、重曹を振りかけて水分を吸収させます。重曹を振りかける際は躊躇せず、こぼしたジュースが隠れるまで覆い隠すように振りかけます。重曹が完全にジュースを吸い込んだら、掃除機を使ってキレイになるまで吸い取りましょう。●(2)「おねしょで布団を濡らしちゃった!」こんなときには、重曹・酢水(※クエン酸水)・雑巾 を活用!雑巾やタオルで濡れた部分の水分をよく吸い取ってから重曹を振りかけ、軽く押すようにしてさらに水分を吸わせます。重曹が水分を吸収したら掃除機で重曹を吸い取ります。その後、酢水をスプレーして布団を陰干しします。※酢のツンとしたにおいが気になる場合はクエン酸で代用しましょう。酢と似た効果・作用がありながら無臭なので使いやすいアイテムです。●(3)「子どものおもちゃの汚れが気になる!」こんなときには、重曹・スポンジ・タオル を活用!手垢やよだれ汚れが気になる子どものおもちゃは、水で濡らしたスポンジに重曹をつけて拭き取った後、キレイなタオルで乾拭きします。重曹には消毒効果もあるので、気になる前にキレイをキープしておきましょう。ただし、アルミ製品、白木、畳に重曹は変色やシミの原因になるため使えません。●(4)「汚れてきたぬいぐるみ、水洗いできない!」こんなときには、重曹・ビニール袋 を活用!水洗いできないぬいぐるみは、ビニール袋に入れて重曹を加え、袋の口を閉じてよく振って馴染ませた後、取り出して重曹を振り落とします。お気に入りなものほど、よだれや黒ずみが気になるぬいぐるみですが、しっかりケアして長くかわいがってあげたいものです。●(5)「学習机&椅子が黒ずんできた!」こんなときには、重曹・重曹水・雑巾・スポンジ を活用!子どもの机や椅子が手垢や鉛筆汚れで黒ずんできたら、重曹水をスプレーして拭き取ります。さらに頑固な汚れは重曹を直接振りかけてスポンジで擦り洗いし、その後乾拭きします。●(6)「ランドセルの汚れが気になる!」こんなときには、重曹・スポンジ・雑巾 を活用!毎日使うランドセルは、見えない汚れもたくさんついているものです。定期的に、柔らかいスポンジに重曹をつけて優しく擦り、固く絞った雑巾で水拭きした後、乾いた雑巾で乾拭きしましょう。こまめなお手入れで長くキレイを保てます。----------いかがでしたか?散らかりやすい子ども部屋、汚れやすい子どもグッズだからこそ、体にも環境にも優しいナチュラル素材でキレイをキープしてあげたいですよね。重曹や酢、クエン酸なら、いずれ子どもが大きくなって自分で掃除する際も安心して使わせることができるため、子どもの自立も促せます。また、掃除に限らず、ペットやガーデニング、美容アイテムとしても使える素材なので、家族みんなで取り入れて楽しくスッキリ過ごしましょう!【参考文献】・『ナチュラル素材でエコそうじ』土屋書店編集部・編●ライター/NANARUKA(フリーライター)●モデル/いちご姫(いちごショートくん)
2016年12月02日気持ちのよい秋晴れの日、代官山にショッピングへ来ていた栗山さんファミリーをキャッチ!この日はベビーにやさしい人気カフェchano-maでランチをしてきたのだそう。こはるちゃんのお気に入りおもちゃは、みんな大好きOボール!ベビーカーには必ずついているおもちゃと言っても過言ではないくらい、てっぱんのおもちゃですね♪ほかにも、ファミリアのラトルがかわいい♡ママの恵さんは、ジェラートピケやメゾピアノ、アナスイなどかわいいブランドがお好きのよう。代官山に新しくできたファミリアにも今日行ってきたのだとか。いまハマっているのは、かわいいスタイ集め。かわいいクマのモチーフがついたスタイは、ナナンのものです。代官山でお気に入りのショップは、パンパンチュチュ!スイートでキュートな女の子のおしゃれ、これからも楽しんでくださいね♡
2016年11月12日『IKEA』といえば、北欧スウェーデンが発祥というだけあって、オシャレなデザインの家具が多いですよね。しかもかなり安いです。そんなIKEAの人気商品の一つに、『カラックス(KALLAX)』があります。簡単に言うと、四角がたくさん並んだ収納棚なのですが、使い勝手がすごく良いんです!カラックスは1,000円台のものから2万円台までのものが売っており、種類が豊富なことも人気の要因の一つとなっています。今回は、IKEAのカラックス活用術についてご紹介したいと思います。●(1)引き出しを交互に入れてオシャレに出典:引き出しを交互に入れることで、オシャレなインテリアのように変身させることができます。引き出しは大きいものを用意すれば、子どもが簡単に片付けられるおもちゃ箱にもなりますよ。また、引き出しを作ることで外から見られたくない物を隠すこともできます。『わが家にはおもちゃが大量にあるので、それを収納するための引き出しを作っています。ただ引き出しを並べるのではなく、交互に配置することでオシャレな感じに仕上がります』(32歳女性/2児のママ)●(2)収納付きテレビラックに出典:横長のカラックスなら便利な収納付きテレビラックとして活用することもできます。ゲーム機やオーディオ機器などを置くスペースも確保できるのでとても便利です。『うちはカラックスをテレビラック代わりに使っていますが、下手な高級品よりもオシャレで使いやすいです(笑)。DVDレコーダーや子どものゲーム機、スピーカーなどを配置できるので便利です』(36歳女性/1児のママ)●(3)シューズボックスにも最適出典:カラックスはシューズボックスとしても活躍します!収納スペースの中にさらに小さな棚をつけることでオシャレに靴を保管しておくことができます。『私の旦那はスニーカーマニアで大量のスニーカーを持っているのですが、カラックスを活用して展示品のように保管しています。カラックスを買うまではゴチャゴチャしてイライラしていましたが、今では立派なインテリアになっています』(27歳女性/通信業)●(4)レコード入れとしても優秀出典:カラックスはレコードの収納としても相性抜群!ぴったり収まるサイズなんです。レコード収集が趣味という人には欠かせないアイテムとなります。『若い頃から趣味でレコードを集めていましたが、収納場所に困っていました。SNSでカラックスをレコードの置き場所として使っている人を見かけたので、自分も早速カラックスを購入。予想以上にぴったりサイズで驚きました』(41歳男性/広告業)----------いかがでしたか?IKEAのカラックスはアイデア次第で様々な用途に使うことができます。今部屋の収納に困っているという方は、ぜひカラックスを活用してオシャレな部屋にしてくださいね。●文/パピマミ編集部
2016年11月01日赤ちゃんの歯が生え始める前後に必要!?息子は、生後5か月ころからいろいろものを口に入れては噛むようになり、しばらくすると夜中に何度も泣いて起きるようになりました。調べてみると、もしかして歯ぐずりかも?そこで、はじめて「歯固め」を使ってみるとガシガシと夢中で噛み、ぐずりも少なくなるように。出産前はあまり意識していなかったベビーグッズですが、「歯固め」は赤ちゃんにとってもママにとっても助かるもの。なぜ歯固めが必要か、使うべき時期はいつごろか、歯ぐずりについてまとめました。歯固めはなぜ必要?歯が生え始めるころ、赤ちゃんは歯茎がムズムズしてかゆみや痛みを感じ、泣いて不快感をうったえるといい、これを歯ぐずりといいます。歯固めは、噛むことによってその不快感をまぎらわしたり忘れてもらう役割があります。さらに、噛むことを考えて作られているため、歯茎のマッサージになり、健やかな乳歯の成長のサポートをしてくれるそうです。この時期にたくさん噛んであごを強くすることも大切ですし、なんでも口に入れて噛んでしまう赤ちゃんが、変なものを噛んでしまう状況も避けたいですよね。そのためにも歯固めがあると便利!わが家では結局3種類の歯固めを使用しましたが、調べてみるとほかにも工夫がこらされた歯固めがたくさんあったのです。歯固めが必要なタイミングのサインは?いつからいつまで使うべき?歯が生え始める前後に使用を開始するのがよいとされているので、早い赤ちゃんで生後4〜5か月でしょうか。歯ぐずりが始まったらそのサインだといいますが、歯ぐずりなのかただの夜泣きなのか見分けがつかない場合もありますよね。ほかにも、よく指を口の中に入れて噛んでいたり、日中イライラしていることが増えたり、よだれの量が増えたり、よだれを「ブーブーッ」と飛ばしたりする様子がみられたら、歯が生えてくる前兆といいます。わが家の息子の場合は生後6か月のときに下の歯が生えてきましたが、5か月のころに、指をカミカミ、よだれがダラダラの状態になったので歯固めを開始。歯が生える前は、3つある歯固めのうちの一番やわらかめのものを夢中で噛んでいて、下の前歯2本が生え始めてからは硬めの歯固めも噛んで遊ぶようになりました。ただ、私のまわりでは生後4か月で歯が生え始めた赤ちゃんもいれば、9か月でまったく生えていないという赤ちゃんもいます。歯が生える時期はかなり個人差があるので、赤ちゃんの状況に合わせて歯固めを使いたいですね。また、歯の生える時期だけでなく歯固めが必要な期間も赤ちゃんによって異なる印象。下の前歯2本が生えたら歯ぐずりがおさまった赤ちゃんや、上の前歯2本が生えておさまった赤ちゃん、歯がひと通り生えそろうまでむずがゆそうにしていた赤ちゃんもいると聞きます。だいたいの歯固めがおもちゃ感覚で遊べるものなので、「いつまで」と決め込まずに赤ちゃんが自然と手にとらなくなるまでと思っていてよいかもしれません。おすすめの歯固め6選まずは、わが家で使用していたもの3つ。街中でも同じものを使っている赤ちゃんをよくみかけた「ラトル バンブル・パイツ」(Sassy)。感触の違う4種類のリングでできたみつばち型の歯固めで、息子はこのリングを夢中になってカミカミしていました。生後5か月でも、手にうまくおさまってにぎりやすそうな作りもいいのかもしれません。また、リングの1つには水が中に入っていて、冷蔵庫で冷やして使うことで歯茎のムズムズを鎮静してくれるという工夫も。やわらかめのかみごこちが好きな赤ちゃんにオススメです。歯が生え始めてからしばらくして、突然お気に入りになったのは、「しろくまティーザー」(Fisher Price)。硬さや厚みがちょうどしっくりくるのか、今でもあごをよく動かして噛んでいます。振るとカシャカシャと音が鳴るので、ときどき振り回して遊んでいたり。少し重いので、ある程度月齢が進んでいる赤ちゃんにいいと思います。木の歯固めって硬すぎないかな〜と不安だったのですが、意外と息子に好評だったのは「歯固めおしゃぶりおむすびころりん」(木のおもちゃ製作所・銀河工房)。見た目はシンプルですが、プラスチックのおもちゃとはちがう噛みごこちが楽しめるからなのか、飽きることなく噛んで遊んでいます。ブナの木が使われており、有料で名前入れができるのも◎。ほかにも、仲良しママの間で人気だったのは、見た目が可愛いバナナの歯固め「カミカミBabyバナナ」(ハッピィディア)。皮をむいた部分で歯固めがのどに刺さるのを防いでくれます。バナナの形が唇や歯茎に刺激を与え、赤ちゃんは噛む感覚を自然と覚えるのだそうです。カミカミBabyバナナと並んで、「歯固めといえばコレ」という不動の人気があるのが、「純国産お米の歯固め」(ピープル)。材料も製造も純国産で、原料は100%国産米!安心・安全なうえ、ほのかなお米の香りがすることに惹かれて買ったというママ多し。ママもうれしい♡ ナーシングネックレス、いいかも!歯固めだけでなくおしゃぶりの役割も果たす「オーガニック2ビーズ ナージングネックレス」(カンガルーケア)は、ママが身につけられるネックレスタイプ。それってすごいオシャレ!ママに抱っこされたり授乳されているときに何か触りたい赤ちゃんのためのアイテムが、ナージングネックレス。「歯固めジュエリー(smar_スマートマム)」もおしゃれで美しく、宝石のようなTeething Bling(歯固めジュエリー)として、ママが持っていてもうれしいアイテムですね。形や素材、さまざまなものがある歯固め。歯が生えてくる時期は、赤ちゃんのイライラに悩まされるママも多いと思います。歯固めを使うことで、赤ちゃんのストレスを軽くしてあげるとともに、ママの気分も軽くできるといいですね♪
2016年10月20日行ってみて良かった!児童館の魅力をご紹介赤ちゃんとが小さいうちは思うように外出もできず、家にこもりがちなママも多いと思います。そんなママも、地域の児童館に赤ちゃんと思い切って、一緒にお出かけして気分転換してみませんか?芸能人ママのブログを読んでいても、地域の児童館を利用しているというママは多いよう。今回は、私も上のお兄ちゃんの時にとてもお世話になった、児童館の魅力をご紹介したいと思います。児童館ってどんなところ?児童館は、0歳〜18歳未満までの子どもたちが、無料で自由に遊ぶことができる福祉施設。用意されているものや設備は場所によって違いますが、赤ちゃんでも遊べるようなおもちゃやキッズスペースを用意している場所が多く、乳幼児のおでかけ場所としてもとても人気なのです。また、それぞれの年齢を対象としたイベントなどもあるので、是非お家の近くの児童館をチェックしてみてくださいね。さらに、子育てに悩んでいるママや、近所にママ友が欲しいママなどにもぴったり。児童館の職員さんに、いろいろと聞いてみると良いと思います!先輩ママに聞いた、児童館のココが良い♪・プレママのときは、なかなか安心して外出できる場所がないもの。ママのストレス発散だけでなく、乳児・幼児も連れていけるので、生活にメリハリになる。・同じ地域の同年代の子どもを持つママと知り合いになれて、子育てや幼稚園・保育園、小児科などの相談や情報交換もができる!児童館の先生たちは、保育士や教員免許をもっていたりするので、先生たちにも相談できます。・年齢に合わせて、おもちゃがたくさんある。家で遊ばない環境で遊べるので赤ちゃんも楽しそう。また、赤ちゃんと無料でいろいろなイベントに参加できます。(例)手遊び、親子遊び、アスレチック、絵本の読み聞かせなど我が家の近所の児童館では、月に何日か時間限定で、体育館でアスレチックでめーいっぱい遊べる日が。体が動かせてよいですね!大きくなったら…働くママには嬉しい!児童クラブ放課後児童対策として、児童館で(一部児童館を除く) 保護者が就労等で下校後に留守家庭の児童をお預かりしているクラブです。入会基準があって、登録が必要。小学校入学などしたら、またまた児童館にお世話になることもあるかもしれません。ベビー&キッズ、オススメの利用時間は?夕方以降は幼稚園児や小学生の利用が多いので、0歳〜3歳なら午前中がオススメ。我が家は午前中に遊んで、夕食のお買い物しつつベビーカーでお昼寝、というパターンが多かったです。ただ、子どもとゆっくり遊びたい時は、お昼を早めに食べて、午後一番の12時半〜13時ごろに行っていました。赤ちゃんを遊ばせつつ、ママ同士との交流やママの息抜きにも児童館はぴったり。ぜひ地域の児童館を活用してみてくださいね。
2016年10月18日木のおもちゃ、いいですよね!5月に行われた「 森のおもちゃ美術館」があまりにも楽しかったため、その運営母体でもある日本グッド・トイ選考委員会が運営する「東京おもちゃ美術館」へ行ってきました。子どもはもちろん、かつて子どもだったパパママ、おじいちゃんおばあちゃんまで、一緒になって遊べる素敵な施設ですよ!曙橋から10分、四谷三丁目から8分「おもちゃがいっぱいある所に行くよ~」と伝えていたことで、良い子でお支度をしてくれた娘。友達親子と待ち合わせをし、いざ目的地へ!おもちゃ美術館の最寄り駅は2箇所。丸ノ内線の四谷三丁目か、都営新宿線の曙橋駅になります。パンフレットには、四谷三丁目からは徒歩7分、曙橋からは徒歩8分が目安とのこと。はやる子どもたちをおさえつつ、駅からは徒歩で。私たちが行った折には曙橋駅からのルートでしたが、子連れなうえ坂道が多くて、予定時間を5分以上プラスして到着するに至りました。四谷三丁目からだと街中を行くので、平坦な道のりで行くことができます。曙橋からの方は、体力と心の余裕の準備を。めくるめくおもちゃの世界!電柱の広告や通りすがりの方のアシストに助けられつつ、目的地に到着。おもちゃ美術館は、廃校になった小学校をリノベーションして、四谷4丁目界隈のコミュニティーセンターとなっている「四谷ひろば」の一角にあります。四谷ひろばの門を入ってすぐ右手は、元校庭を利用して未就学児向けの公園となっていて、小型の滑り台やシーソーなどがあり、お天気が良ければお外遊びでエネルギー発散もできそうです。おもちゃ美術館の受付は2階。チケットを購入すると入退場が1日自由になります。美術館は3つのフロアで構成されています。1階は、2歳までの小さい子向けの「赤ちゃん木育ひろば」。2階は、グッド・トイに選ばれたおもちゃが実際に遊べる「グッド・トイてんじしつ」、おもちゃにまつわる期間限定の企画展示がされている「きかくてんじしつ」(このときはアジアのおもちゃ)、全身で木のおもちゃを遊びつくせる「おもちゃのもり」。3階は、ワークショップができる「おもちゃこうぼう」、世界各国のゲームおもちゃが遊べる「ゲームのへや」、日本の伝統的なおもちゃが集められた「おもちゃのまちあか」、ごっこ遊びと世界の木製楽器やおもちゃが遊べる「おもちゃのまちきいろ」。パンフレットを見るだけで、盛りだくさんで楽しそう!さっそく奥へと進んでみます。2階・選りすぐりのおもちゃで遊んじゃおう!受付を過ぎてすぐのところにあるのが「グッド・トイてんじしつ」。手始めに入ってみたところ、さすがのグッド・トイ。シンプルながら、子どもたちの心をぐっと掴んで離さないおもちゃばかりで、繰り返し繰り返し遊んでなかなか先に進めません(笑)。ですが、おもちゃ学芸員と呼ばれるスタッフの方が常駐していて、遊び方を教えてくださったり、子どもの遊び相手になってくれたりするので、子どもが没頭する間に大人もそれぞれ展示されたおもちゃで遊んでいました。小さなカラーブロック「クリックス」や、ジャンプ台を叩いて人形を上にくっつける木のおもちゃ「飛んでキャッチ」なんかは、子どもより熱中しちゃうほど面白かったですよ。「てんじしつ」を出て右、廊下の突き当りに行くと本日のメイン(とそれまで思っていた)「おもちゃのもり」があります。靴を脱いで中に足を踏み入れると、そこは木のおもちゃだらけ。卵型をした木製のボールプール、そろばんの玉が10万個も入った小屋、木のドールハウス、さまざまな動物の形をしたマグネット式のつみき……など、どれから遊んでいいか迷ってしまうほど。部屋の中央は2階建てになっており、子どもが全身で遊べる空間になっています。3階で、楽しいワークショップ!階段をのぼって3階の右手にある「おもちゃこうぼう」では、ほぼ毎日午前と午後の2回、無料の工作ワークショップが開催されています。ワークショップは整理券制なので、参加したい方は先に整理券を入手してから遊ぶようにするとベターです。今回体験したのは、ストローで手をパタパタさせるおもちゃ。こどもの想像力と大人の集中力で、楽しい合作が作れます。また、部屋の壁側がレンタルショーケースのようになっていて、有料で不定期開催されるワークショップの講師の方々の作品が展示されています。もちろんこれらも手に触れて遊ぶことができ、手作りのぬくもりと創意工夫がなされたおもちゃの数々に、子どもたちはまたも没頭していました。3階・さらに楽しい木のおもちゃの世界は?「ゲームのへや」では、世界各国のアナログゲームが楽しめます。立ったまま遊ぶテーブルサッカーゲームをはじめとした比較的大きなものが陳列されている隙間に、対面で座って自由に遊べる机と椅子が配置されています。幼稚園くらいのお兄ちゃんとそのお父さんが、腕を組みながら真剣にボードゲームに興じている様子が印象的でした。思わず本気になっちゃうんでしょうね。日本の伝統的なおもちゃが集められた「おもちゃのまちあか」。赤で統一された室内には、お手玉やけん玉、花札といった昔ながらのおもちゃがいっぱいです。その中でも一番目を引いて子どもたちがひっきりなしに集まっていたのが、お茶室。本格的な和建築のお茶室が再現されていて、あまりの出来栄えに感嘆するほど。ただ、子どもたちからすると小さな秘密基地のような感じなのでしょう、出たり入ったり、中ではしゃいだりしていました。そのさらに奥の部屋「おもちゃのまちきいろ」では、ごっこ遊びと世界の木製楽器やおもちゃが遊べます。子どもサイズの木製の野菜を収穫できる畑があったり、昭和のドラマのセットのような居間と台所が一緒になったおままごと遊びの場があったりと、スケールの大きなごっこ遊びを、民族楽器のエキゾチックな音色をBGMに体験することができます。ランチはどうしよう?ひとしきり遊んでおなかがすいてきたところで、ランチタイムに。館内は飲食禁止のため、近隣の飲食店に出向く必要があります。四谷ひろば周辺には素敵なレストランがちらほら。美術館の来場者を視野に入れてなのか、お子様連れOKと謳ったところもあります。ただ、美術館周辺のレストランは月曜日定休のところが多いのでお気をつけあれ。ちょっと歩いて靖国通りや新宿通りに出れば、お店の数も種類もぐっと増えます。とはいえ、界隈はビジネス街。12時になると近隣の飲食店は混雑を極めるので、早めがおすすめです。年に1度の大型イベントが今年も10月に開催!東京おもちゃ美術館の年に1度の大型イベント「東京おもちゃまつり」が今年も開催されます。日本中の遊びのプロが集結し、100組以上の出店者によるワークショップや実演販売が楽しめるんだとか。また、屋内にて木のプロフェッショナルたちと交流できる「森のめぐみの子ども博」と、屋外で木のおもちゃを遊び尽くせる「木育キャラバンIN東京おもちゃまつり」が同時開催されます。☆ 東京おもちゃまつり2016開催日:2016年10月15日(土)16日(日)午前10時~午後4時入場料:子ども700円、大人1000円(おもちゃ美術館の入館料含む)大人も子どももまるっと1日楽しめるおもちゃマイスターさんの話では、美術館のコンセプトの1つに「0歳から99歳まで楽しめる場所」というのがあるんだそうです。確かに、子どもが夢中になるように、自分も目の前のおもちゃに集中して、手先を動かし、小さな達成感や驚きに心踊ることができました。おもちゃを通じて、大人も子どもも、みんな笑顔になってしまう、そんなひとときが体験できるスポット。ぜひ、お出かけしてみてください。東京おもちゃ美術館〒160-0004東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内・開館時間10:00~16:00(入館は15:30まで)・休館日毎週木曜日(祝日を除く)特別休館日(2月・9月の年2回・次回は2017年2月6日(月)~ 10日(金))年末年始(2016年12月26日(月)~ 2017年1月5日(木))入館料こども(6ヶ月~小学生※6カ月未満は無料)500円おとな(中学生以上)800円おとなこどもペア券1,200円
2016年10月12日【ママからのご質問】子どもが生まれてからどんどんものが増え、部屋の中が雑然としているのにすごくストレスを感じます。1日中片付けと家事に追われている感じがしてイライラします。でも、子育て中でも部屋をきれいにしている人っていますよね……。この差は何なのでしょうか。目次 モノの量の違いかも。子どもが生まれたらモノを減らそう3割の力で管理できるモノの量へ収納破産していませんか?●A. モノの量の違いかも。子どもが生まれたらモノを減らそうこんにちは、フリーライターの鈴木ハナコです。私も第一子、第二子と産んでまったく同じ状況に直面しました。似たような状況なのにキレイなおうちはキレイ……なぜ!?子育て中でもきれいにできる人はできるんだな、と衝撃を覚えました。今回はさまざまな断捨離本を読み漁り、汚部屋を卒業した私が子育て中でもすっきりした部屋を保てる秘訣を伝授します。●3割の力で管理できるモノの量へ子どもが生まれるとモノが増えます。反対に掃除や片付けといったモノの管理にかける時間は大幅に減ります。なぜなら子育てに時間を取られてしまうから、きれいな部屋を維持するための手間は、今までのようにはかけられません。極端なたとえになってしまいますが、何もない引っ越ししたてのような部屋と、さまざまな家具や調度品が並ぶ部屋とでは、圧倒的に前者のほうがモノをどかすなどの手間がなく、掃除がしやすくなります。何かをどかして掃除機をかける、何かをどかして棚の上を拭く、それぞれは一瞬一瞬のことかもしれませんが、その一瞬が積み重なるとすっきりした部屋を保つのにとても労力がいるようになります。もともと整理整頓や掃除が好きな人、苦手な人、いろいろな人がいて、その管理能力はさまざまですが、1つの目安として、自分が掃除にかけられる3割の力でキレイな部屋が維持できる くらいのモノの量に持ち物を減らすことが、子育て中でもすっきりした部屋を維持するコツになります。●収納破産していませんか?“収納破産 ”とは、“収納がいっぱいになり、モノがあふれだし、管理不能に陥る こと。管理不能になれば思考が停止して片付けそのものを放棄してしまうので、汚部屋まっしぐらとなります。具体的な例を挙げると、子どものおもちゃがだんだんと増え、おもちゃ箱に収まらなくなり、いつでも溢れ散らばっているというような状態です。子どものものが増えやすい子育て中は、この収納破産に陥りがち。この状況を避けるためには、入りきらないからといって次々収納用品を買わないこと。そして、何かを収納する場合、収納するモノの量は全体の7割程度 にしておくことです。基本的に収納の3割は余白として余裕を残しておかないと、モノの出し入れがしづらくなって、収納機能が十分に発揮されなくなってしまいます。そして何よりも、1つ物を買ったら1つ手放すというつもりでモノのINとOUTをしっかり意識していくことも大切です。子育てに忙しい今はなかなか時間が取れないかもしれませんが、一度自分の管理能力と、自分が持っているモノの量を比べてみることで、雑然とした部屋が変わるかもしれません。【参考文献】・『2週間で人生を取り戻す! 勝間式汚部屋脱出プログラム』勝間和代・著・『持たない ていねいな暮らし』マキ・著・『無印良品とはじめるミニマリスト生活』やまぐちせいこ・著●ライター/鈴木ハナコ(歯科衛生士)●モデル/神山みき(れんくん)
2016年10月02日今や子どもの生活で切っても切りはなせないゲーム。自分たちは親世代に「ゲームはダメ!」と頭ごなしに言われてきたかもしれませんが、今ではゲーマー世代が親に。楽しさを知っているだけに、子どもにどんなルールを作るべきか、頭を悩ませている親が続出しています。Q.お子さまのゲーム時間、どれくらい?1.30分未満 13.1%2.30分以上1時間未満 28.2%3.1時間以上1時間30分未満 23.1%4.1時間30分以上 25.4%5.ゲームをしない・その他 10.1%1回のゲーム時間について調査したところ、「30分以上1時間未満」「1時間以上1時間30分未満」「1時間30分以上」がほぼ同じ割合に。多くのママたちがゲームとの付き合い方について迷っているようです。■制限をしなければずっとやってしまう怖さ子どもにとっては中毒性のあるゲーム。親がルールや制限をもうけなければずっとやり続けてしまうのが現実です。「ほっておいたら何時間でもやっています。困っています。」(美付県 40代女性)「ゲームをするときの決まりはありますが、時間を見て声かけをしないと夢中になっているのでいつまでもやっているので難しいですね」(茨城県 40代女性)「外食に行くと家族で座っている中に子どもがゲームに夢中になっている姿をよく見かけます。ここまで持ってこなくでもよくない?と端から見て思うのですが。そのうち欲しがるのかと思うと、そのときが怖い気がします」(千葉県 40代女性) ■ルールは家庭でそれぞれ。時間以外の考え方も単純に時間で決めるというだけでなく、やるべきことが終わっていればOKという考えも。子どもとゲームのルールについて話し合ってみるのも効果的なようです。「うちでは小学生の子には宿題や支度がしっかり終わったら夕方5時までならOKとしています」(神奈川県 50代女性)「うちも暇さえあればしていました。でも、時間をお互いで決めてから守れないときには1週間没収しました。そうしたら最近では守れるようになってきました。一方的に決めるより、一緒にルールを決めるといいかもしれません」(大阪府 40代女性)「自分がゲーム世代なのでゲームの楽しさも知っているため、子どもに強くは言えません。メリハリがつくようにやらせてあげています。ガミガミ言うのは逆効果なので、やることをちゃんとやったらゲームもさせてあげています」(千葉県 30代女性)■IT関係者にはゲーマーが多い!?IT企業がこれだけ成長しており、小学校でのプログラミングの必修化も目前の今、ゲームを全くさせないというのも時代錯誤かも。将来役に立つこともあるのかもしれません。「IT関係にお勤めの友人が『周りの人はみんな小さいころからゲームしてばっかりだった人たち』という話を聞いてから少しゆるくなりました」(鳥取県 40代女性)Q.お子さまのゲーム時間、どれくらい?集計期間:2016.05.19〜2016.05.26アンケート回答数:11154件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年09月29日猫の手貸して~育児絵日記~
うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々